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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-20
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/40 20200101AFI20240912BHJP
   A24F 40/485 20200101ALI20240912BHJP
   A24F 40/30 20200101ALI20240912BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/485
A24F40/30
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024520591
(86)(22)【出願日】2022-10-18
(85)【翻訳文提出日】2024-04-03
(86)【国際出願番号】 KR2022015827
(87)【国際公開番号】W WO2023068733
(87)【国際公開日】2023-04-27
(31)【優先権主張番号】10-2021-0139800
(32)【優先日】2021-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0139806
(32)【優先日】2021-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0014699
(32)【優先日】2022-02-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0018358
(32)【優先日】2022-02-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ、チョンソプ
(72)【発明者】
【氏名】ハン、テナム
(72)【発明者】
【氏名】パク、サンキュ
(72)【発明者】
【氏名】チュン、ウソク
(72)【発明者】
【氏名】チョ、ピョンスン
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA07
4B162AA22
4B162AB01
4B162AB12
4B162AC02
4B162AC10
4B162AC12
4B162AC17
4B162AC18
4B162AC22
4B162AC27
4B162AC41
(57)【要約】
エアロゾル生成装置が提供される。本開示のエアロゾル生成装置は、内壁及び前記内壁を取り囲む外壁を含み、前記内壁と前記外壁との間に液体を収容し、前記内壁は長い挿入空間を形成するコンテナと、一部が前記内壁と前記外壁との間に配置されて液体を吸収する芯と、前記芯の少なくとも一部の周囲に配置されて前記芯を加熱するヒーターと、前記挿入空間と連通する内部空間を形成し、前記挿入空間の長手方向における前記コンテナの一側に配置され、前記ベースの内部空間と連通する流入口を形成する側壁を含むベースと、前記ベースの内側に配置され、前記流入口を覆うフィルターと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長い挿入空間を形成する内壁及び前記内壁を取り囲む外壁を含み、前記内壁と前記外壁との間に液体を収容するコンテナと、
一部が前記内壁と前記外壁との間に配置されて前記液体を吸収する芯と、
前記芯の少なくとも一部の周囲に配置されて前記芯を加熱するヒーターと、
前記挿入空間と連通する内部空間を形成し、前記挿入空間の長手方向における前記コンテナの一側に配置されるベースであって、前記ベースの内部空間と連通する流入口を形成する側壁を含むベースと、
前記ベースの内壁に配置され、前記流入口を覆うフィルターと、
を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記内壁は、一端部が前記エアロゾル生成装置の外部に開放した第1開口を形成し、他端部が第2開口を形成し、
前記ベースは前記内壁の第2開口に隣接したコンテナに結合され、前記ベースは底を含み、
前記側壁は前記底と前記コンテナとの間に配置され、前記底から前記コンテナに向かって延び、
前記流入口は前記底よりも前記コンテナに近くに配置される、
請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記流入口は前記ベースの側壁を水平方向に貫通するように形成される、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記ヒーターに電気を供給して前記ヒーターによって前記芯を加熱する電気供給部を有する本体をさらに含み、
前記ベースは前記本体に着脱可能に結合される、
請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記本体に結合され、前記コンテナを覆うケーシングをさらに含む、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記ベースの側壁の内側面は平坦であり、前記フィルターは前記内側面上に配置される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記ベースは、前記側壁の内側面から突出し、前記流入口の周囲に対して延びるリブを含み、
前記フィルターは前記リブに結合され、前記流入口から離隔している、
請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
挿入空間を形成する長い内壁、及び前記内壁を取り囲み、前記内壁との間に液体を収容する外壁を含むコンテナと、
一部が前記内壁と前記外壁との間に配置される芯と、
前記芯の少なくとも一部の周囲に配置されて前記芯を加熱するヒーターと、
前記ヒーターに隣接して配置され、前記コンテナに結合され、内部が前記挿入空間と連通するベースと、
前記ベースの内部に配置される吸湿体と、
を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記ヒーターは、前記芯の外面の周囲に巻かれ、前記吸湿体を貫通して、前記コンテナの外部に位置する電源と連結されるワイヤーを含む、請求項8に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記吸湿体と前記吸湿体を通過する前記ワイヤーの一部との間に配置され、前記ワイヤーの部分を覆う断熱部材をさらに含む、請求項9に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記ベースの内側面から突出して前記吸湿体を支持するホルダーをさらに含み、
前記吸湿体は前記ベースの内側面と前記ホルダーとの間に配置される、
請求項8に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記ベースの内側面から突出して前記吸湿体の内部に挿入される突起をさらに含む、請求項8に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記ベースの内側面は、
前記挿入空間と向き合う第1内面と、
前記第1内面から前記コンテナに向かって延びる第2内面と、
前記第2内面に形成され、前記ベースの内部と外部とを連通させる流入口と、を含み、
前記吸湿体は前記第1内面及び前記第2内面によって支持される、
請求項12に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項14】
前記吸湿体は、
前記ベースの第1内面によって支持される第1外面と、
前記ベースの第2内面によって支持される第2外面と、
前記第2外面に形成され、前記突起を収容する溝と、
を含む、請求項13に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項15】
前記吸湿体は、前記吸湿体の第1外面と前記溝との間に形成された切開部を含む、請求項14に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質又は物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/又はコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、カートリッジの内部で生成されたエアロゾルがカートリッジの外部に漏出することを最少化することである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、カートリッジ及びフィルターが一体に交替される構造を提供することである。
【0006】
本開示のさらに他の目的は、前記カートリッジ及び液滴を吸収する吸湿体が一体に交替される構造を提供することである。
【0007】
本開示のさらに他の目的は、前記吸湿体が前記カートリッジの内部に装着される構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するための本開示の一側面によれば、内壁及び前記内壁を取り囲む外壁を含み、前記内壁と前記外壁との間に液体を収容し、前記内壁は長い挿入空間を形成するコンテナと、一部が前記内壁と前記外壁との間に配置されて液体を吸収する芯と、前記芯の少なくとも一部の周囲に配置されて前記芯を加熱するヒーターと、前記挿入空間と連通する内部空間を形成し、前記挿入空間の長手方向における前記コンテナの一側に配置され、前記ベースの内部空間と連通する流入口を形成する側壁を含むベースと、前記ベースの内側に配置され、前記流入口を覆うフィルターと、を含むエアロゾル生成装置を提供する。
【0009】
上述した目的を達成するための本開示の一側面によれば、挿入空間を形成する長い内壁及び前記内壁を取り囲む外壁を含み、前記内壁と前記外壁との間に液体を収容するコンテナと、前記内壁と前記外壁との間に配置される部分を有する芯と、前記芯の少なくとも一部の周囲に配置されて前記芯を加熱するヒーターと、前記ヒーターに隣接して配置され、前記コンテナに結合され、内部が前記挿入空間と連通するベースと、前記ベースの内部に配置される吸湿体と、を含むエアロゾル生成装置を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、エアロゾル生成装置を小型化することができる。
【0011】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、エアロゾルが生成されるカートリッジの外部にエアロゾルが漏出することを最少化することができる。
【0012】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、カートリッジの内部にフィルターが装着されることにより、カートリッジ及びフィルターを一体に交替することができる。
【0013】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、前記カートリッジの内部に前記吸湿体が装着されることにより、前記カートリッジ及び吸湿体を一体に交替することができる。
【0014】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図2】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図3】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図4】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図5】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図6】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図7】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図8】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図9】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図10】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図11】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図12】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図13】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図14】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図15】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。図面を参照する説明の簡潔さのために、同一又は類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0017】
以下の説明で使用される構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみのためのものであり、特別な意味又は役割を有するものではない。
【0018】
本開示において、当業者によく知られているものは簡潔さのために省略する。添付図面は多様な技術的特徴を容易に理解することができるようにするためのものであり、ここで開示する実施例は添付図面に限定されないことを理解しなければならない。したがって、本開示は、添付図面に具体的に開示したものに加えて、すべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0019】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使用されることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使用される。
【0020】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0021】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0022】
図1は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置1の斜視図である。図2図1のエアロゾル生成装置1の分解斜視図である。
【0023】
図1及び図2を参照すると、エアロゾル生成装置1は、アッパーパート31及びロウワーパート32を含むケーシング30と、アッパーパート31に結合されるキャップ20と、ケーシング30の内部に配置され、エアロゾルを生成するカートリッジ40と、ケーシング30の内部に配置され、カートリッジが装着される本体50と、を含むことができる。スティック10はキャップ20を通してエアロゾル生成装置1に挿入され得る。
【0024】
ケーシング30はキャップ20と一緒にエアロゾル生成装置1の外形をなすことができる。ケーシング30は、アッパーパート31と、ロウワーパート32と、を含むことができる。アッパーパート31及びロウワーパート32はエアロゾル生成装置1の周囲を取り囲むことができる。ケーシング30の内部には、カートリッジ40及び本体50が配置され得る。アッパーパート31の内面はカートリッジ40の外面と結合されることができる。ロウワーパート32の内面は本体50の外面と結合されることができる。アッパーパート31及びロウワーパート32はそれぞれカートリッジ40及び本体50に結合されると、連続する面を形成することができる。使用者はケーシング30の外面を取り囲んでエアロゾル生成装置1を把持することができる。
【0025】
キャップ20はスティック10が挿入されるホールを有することができる。キャップ20はアッパーパート31に結合されることができる。前記キャップ20のホールはスティック10が挿入される挿入空間426(図4参照)と連通することができる。キャップ20は前記スティック10が挿入されるホールを開閉することができる。アッパーパート31はキャップ20とロウワーパート32との間に配置され得る。
【0026】
カートリッジ40の内部ではエアロゾルが生成され得る。カートリッジ40は本体50に着脱可能に結合されることができる。カートリッジ40と本体50とは突起及び溝による強制締結構造で互いに結合されることができる。カートリッジ40は長く延びる形状を有し得る。カートリッジの一端には、スティック10が挿入される開口425(図4参照)を備えることができる。カートリッジ40はケーシング30によってカバーされ得る。
【0027】
本体50の内部には、バッテリー、PCBなどの電子部品が設けられ得る。カートリッジ40が本体50に装着されると、本体50はカートリッジ40と電気的に連結され得る。本体50はカートリッジ40に電気を供給する電気供給部(図示せず)を含むことができる。本体50はカートリッジの長手方向に長く延びる形状を有し得る。本体50はケーシング30によってカバーされ得る。
【0028】
図3はカートリッジ40と本体50との結合関係を示す分解斜視図である。図3を参照すると、カートリッジ40は本体50に装着され、本体50から脱着されることができる。
【0029】
カートリッジ40は外面に形成された溝411を有することができる。本体50は、カートリッジ40の溝411と締結される突起512を外面に有することができる。カートリッジ40は複数の溝411を備えることができる。本実施例とは違って、カートリッジ40に突出部が形成され、本体50には前記突出部が収容される陥没部が形成され得る。
【0030】
カートリッジ40は外面に形成された溝421を有することができる。ケーシング30はカートリッジ40の溝421と締結され得る。カートリッジ40の溝421はケーシング30のアッパーパート31と締結されることもできる。
【0031】
本体50は、外面に形成された突起54を有することができる。ケーシング30は本体50の突起54と締結され得る。本体50の突起54はケーシング30のアッパーパート31と締結され得る。
【0032】
カートリッジ40の長手方向における本体50の外側端には、カートリッジ40が装着される装着部51及び装着部51の一側に配置される中空のコラム52が配置され得る。
【0033】
装着部51は本体50の内側に陥没して、カートリッジ40が挿入及び装着される空間513を定義することができる。装着部51の内側面には突起512が備えられ得る。装着部51の一側にはコラム52が備えられ得る。
【0034】
コラム52はカートリッジ40の長手方向に長く延び得る。コラム52は内部が中空の形状を有し得る。コラム52はカートリッジ40の側面を支持することができる。コラム52は装着部51とともに、カートリッジ40が装着される空間513を定義することができる。
【0035】
コラム52は、センシング部53と、通孔521と、522と、を含むことができる。コラム52は中空に形成され、内部にセンサー、PCBなどの電子部品が実装され得る。センシング部53はカートリッジ40と向き合うように配置されることにより、カートリッジ40の内部の液体有無、残量などを感知することができる。通孔521はエアロゾル生成装置1の外部と連通することができる。通孔521、522はコラム52の内部空間を介して互いに連通し得る。エアロゾル生成装置1の外部の空気はコラム52の内部空間、通孔521、522、及び流入口412a(図4参照)を順に通過してカートリッジ40の内部に流入することができる。
【0036】
図4図2に示すカートリッジ40をB-B’線に沿って取った断面図である。図4を参照すると、カートリッジ40は、コンテナ42と、ベース41と、芯61と、ヒーター62と、を含むことができ、カートリッジ40の内部にはフィルター70が配置され得る。
【0037】
コンテナ42は、スティック10が挿入される挿入空間426と、挿入空間426を定義し、長く延びる内壁423と、内壁423を取り囲み、内壁423の長手方向に長く延びる外壁422と、内壁423と外壁422との間に位置し、液体を収容する収容空間424と、を含むことができる。
【0038】
コンテナ42の内壁423及び外壁422は円筒形に形成され得る。外壁422は内壁423を取り囲むことができる。内壁423は外壁422の内側に配置され得る。内壁423及び外壁422はカートリッジ40の長手方向に延び得る。外壁422と内壁423との間には、気化してエアロゾルを形成する液体を収容することができる。コンテナ42の内壁423及び外壁422は半透明又は透明材質で形成され得る。内壁423の内側には挿入空間426が配置され得る。内壁423の内側に挿入空間426が位置するので、コンテナ42の外部に挿入空間426が設けられた場合に比べて、エアロゾル生成装置1を小型化することができる。
【0039】
挿入空間426はカートリッジ40の内側に配置され得る。挿入空間426はコンテナ42の一端に形成された開口425を介してカートリッジ40の外部と連通することができる。挿入空間426は内壁423によって取り囲まれ得る。挿入空間426は円筒状を有し得る。ヒーター62によって気化したエアロゾルは、挿入空間426及び開口425を通してカートリッジ40の外部に流動(b)することができる。
【0040】
ベース41はコンテナ42の一側に備えられ得る。ベース41はカートリッジ40の長手方向にコンテナ42の一側に備えられ得る。ベース41は芯61に隣接した位置に配置され得る。ベース41は、底413と、側壁412と、内部空間414と、を含むことができる。
【0041】
ベース41の底413は芯61に対して挿入空間426と対向することができる。ベース41の底413はコンテナ42の開口425と向き合い得る。ベース41の側壁412は底413からコンテナ42に向かって延び得る。ベース41の側壁412はコンテナ42に連結され得る。ヒーター62はベース41の底413を介して本体50の前記電気供給部と電気的に連結され得る。ベース41の側壁412には流入口412aが備えられ得る。
【0042】
流入口412aはベース41の側壁412を貫通して開口することができる。流入口412aはベース41の内側面に垂直な方向に開口し得る。流入口412aは通孔522と連通することができる。流入口412aを通して流入した空気は芯61に流動aすることができる。
【0043】
流入口412aはカートリッジ40の長手方向において、コンテナ42とベース41の底413との間に形成され得る。流入口412aはベース41の底413よりもコンテナ42に近くに配置され得る。
【0044】
ベース41の内部空間414は芯61の周辺及び挿入空間426と連通することができる。内部空間414には液化したエアロゾルが滞留することができる。内部空間414は、芯61の周辺とカートリッジ40の外部とを連結する流路を提供することができる。
【0045】
芯61はコンテナ42の内部と連結され得る。芯61の一部はコンテナ42の内部に配置され、他部は内壁423と外壁422との間に収容された液体に連結され得る。芯61の一部は収容空間424に挿入され得る。芯61はコンテナ42の内壁423を貫通して収容空間424の内部に連結され得る。芯61は挿入空間426とベース41の内部空間414との間に配置され得る。芯61は収容空間424に収容された液体を吸収することができる。
【0046】
ヒーター62は、長く延び、電気が流れるワイヤーで形成され得る。ヒーター62は芯61の周囲に数回巻かれ得る。ヒーター62は発熱して、芯61に吸収された液体を気化させることができる。ヒーター62はベース41の内部空間414を通してベース41の外面に配置され得る。若しくは、ヒーター62はベース41の内部空間414を貫通してベース41の外部に延び得る。ヒーター62は、本体50の内部に実装された前記バッテリーから電気を受けることができる。
【0047】
フィルター70は、空気中に含まれたエアロゾルを濾過することができる。フィルター70は、エアロゾルがカートリッジ40の外部に漏出することを最少化することができる。フィルター70はベース41の内側面に配置され得る。フィルター70はベース41の内部空間414を流動するエアロゾルgと衝突することができる。フィルター70と衝突したエアロゾルは液化してフィルター70に結ぶことができる。
【0048】
フィルター70はカートリッジ40と一体に本体50から脱着されることができる。フィルター70はカートリッジ40と一体に交替されることができる。多量のエアロゾルを吸収したフィルター70はカートリッジ40と一体に交替されることができる。フィルター70はコンテナ42に収容された液体の量に相応する吸収率を有する材質で製造され得る。
【0049】
図5及び図6はベース41の内部空間414から見たフィルター70を示す図である。
【0050】
図5及び図6を参照すると、フィルター70は複数のストリングを織ることによって形成され得る。例えば、フィルター70は、メッシュ(mesh)状又はネット(net)状を有し得る。フィルター70の前記複数のストリングの間は空気が流動することができる。例えば、前記複数のストリングの間の間隔は1mm~2mmであり得るが、これに限定されない。
【0051】
フィルター70は流入口412aと向き合うように配置され得る。フィルター70は流入口412aの少なくとも一部を覆うことができる。フィルター70とぶつかって液化したエアロゾルは重力によって一側に移動することができる。図6は重力によって液化したエアロゾルが下側に移動することを示す。
【0052】
図7は本開示の一実施例によるフィルター170及びフィルター170を支持するリブ412bを示す。
【0053】
図7を参照すると、ベース41は、内側面から突出し、流入口412aの周囲に沿って延びるリブ412bを含むことができる。
【0054】
リブ412bはベース41の内側面から突出し得る。例えば、リブ412bはベース41の内側面に垂直な方向に突出し得る。リブ412bは環形に形成され得る。しかし、リブ412bの形状は環形に限定されず、他の形状も適用可能である。リブ412bは流入口412aを取り囲むことができる。リブ412bは流入口412aの周囲から流入口412aの半径方向外側に離隔し得る。リブ412bはベース41の内側面から所定の長さだけ均一に突出し得る。リブ412bは円筒形状を有し得る。
【0055】
フィルター170はリブ412bに装着され得る。フィルター170はリブ412bと接触することができる。フィルター170はリブ412bに接着され得る。フィルター170はリブ412bの外周面に接着され得る。フィルター170は流入口412aから離隔し得る。ベース41の内部空間414で流動するエアロゾルgはフィルター170にぶつかって液化することができ、重力によって下側に移動することができる。
【0056】
フィルター70、170とぶつかって液化したエアロゾルは重力によって下側に移動することができ、ベースの内部空間414に収容され得る。よって、カートリッジ40の内部で生成されたエアロゾルが流入口412aを通してカートリッジ40の外部に漏出することを最少化することができる。
【0057】
図8は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置11の斜視図である。図9図8のエアロゾル生成装置11の分解斜視図である。
【0058】
図8及び図2を参照すると、エアロゾル生成装置11は、アッパーパート131及びロウワーパート132を含むケーシング130と、アッパーパート131に結合されるキャップ120と、ケーシング130の内部に配置され、エアロゾルを生成するカートリッジ140と、ケーシング130の内部に配置され、カートリッジが装着される本体150と、を含むことができる。スティック110はキャップ120を通してエアロゾル生成装置11に挿入され得る。
【0059】
ケーシング130はキャップ120と一緒にエアロゾル生成装置11の外形をなすことができる。ケーシング130は、アッパーパート131と、ロウワーパート132と、を含むことができる。アッパーパート131及びロウワーパート132はエアロゾル生成装置11の周囲を取り囲むことができる。ケーシング130の内部には、カートリッジ140及び本体150が配置され得る。アッパーパート131の内面はカートリッジ140の外面と結合されることができる。ロウワーパート132の内面は本体150の外面と結合されることができる。アッパーパート131及びロウワーパート132は、それぞれカートリッジ140及び本体150に結合されるとき、連続した面を形成することができる。使用者はケーシング130の外面を掴んでエアロゾル生成装置11を把持することができる。
【0060】
キャップ120はスティック110が挿入されるホールを有することができる。キャップ120はアッパーパート131に結合されることができる。前記キャップ120のホールは、スティック110が挿入される挿入空間1426(図11参照)と連通することができる。キャップ120は、前記スティック110が挿入されるホールを開閉することができる。アッパーパート131はキャップ120とロウワーパート132との間に配置され得る。
【0061】
カートリッジ140の内部ではエアロゾルが生成されることができる。カートリッジ140は本体150に着脱可能に結合されることができる。カートリッジ140及び本体150は突起及び溝による強制締結構造で互いに結合されることができる。カートリッジ140は長く延びる形状を有し得る。カートリッジの一端には、スティック110が挿入される開口1425(図11参照)が形成され得る。カートリッジ140はケーシング130によってカバーされ得る。
【0062】
本体150の内部には、バッテリー、PCBなどの電子部品が設けられ得る。カートリッジ140が本体150に装着されると、本体150はカートリッジ140と電気的に連結されることができる。本体150は、カートリッジ140に電気を供給する電気供給部(図示せず)を含むことができる。本体150はカートリッジの長手方向に長く延びる形状を有し得る。本体150はケーシング130によってカバーされ得る。
【0063】
図10はカートリッジ140と本体150との結合関係を示す分解斜視図である。図10を参照すると、カートリッジ140は本体150に装着されることができ、本体150から脱着されることができる。
【0064】
カートリッジ140は溝1411を外面に形成された溝1411を有することができる。本体150の外面には、カートリッジ140の溝1411と締結される突起1512が形成され得る。カートリッジ140は複数の溝1411を有し、本体150は複数の突起1512を有し得る。一方、本実施例とは違って、カートリッジ140に突出部が形成され、本体150に前記突出部が収容される陥没部が形成されることもできる。
【0065】
カートリッジ140は外面に形成された溝1421を有することができる。ケーシング130はカートリッジ140の溝1421と締結され得る。カートリッジ140の溝1421はケーシング130のアッパーパート131と締結され得る。
【0066】
本体150は外面に形成された突起154を有することができる。ケーシング130は本体150の突起154と締結されることができる。本体150の突起154はケーシング130のアッパーパート131と締結されることができる。
【0067】
カートリッジ140の長手方向における本体150の外側端には、カートリッジ140が装着される着座部151、及び着座部151の一側に配置される中空のコラム152が備えられ得る。
【0068】
着座部151は本体150の内側に陥没して、カートリッジ140が挿入及び装着される空間1513を定義することができる。着座部151の内側面には突起1512が形成され得る。着座部151の一側にはコラム152が備えられ得る。
【0069】
コラム152はカートリッジ140の長手方向に長く延び得る。コラム152は内部が中空の形状を有し得る。コラム152はカートリッジ140の側面(lateral surface)を支持することができる。コラム152は着座部151とともに、カートリッジ140が装着される空間1513を限定することができる。
【0070】
コラム152は、センシング部153と、通孔1521、1522と、を含むことができる。コラム152は中空に形成され、内部にセンサー、PCBなどの電子部品が実装され得る。センシング部153はカートリッジ140と向き合って配置されることにより、カートリッジ140の内部の液体有無、残量などを感知することができる。通孔1521はエアロゾル生成装置11の外部と連通することができる。通孔1521、1522はコラム152の内部空間を介して互いに連通することができる。エアロゾル生成装置11の外部の空気は、コラム152の内部空間、通孔1521、1522、及び流入口1412a(図11参照)を順に通過してカートリッジ140の内部に流入することができる。
【0071】
図11図9に示すカートリッジ140をA-A’線に沿って取った断面図である。図12図11のベース145及びベース145の内部を示す斜視断面図である。図11を参照すると、カートリッジ140は、コンテナ142と、ベース141と、芯161と、ヒーター162と、を含むことができ、カートリッジ140の内部には吸湿体270が配置され得る。
【0072】
コンテナ142は、スティック110が挿入される挿入空間1426と、挿入空間1426を定義し、長く延びる内壁1423と、内壁1423を取り囲み、内壁1423の長手方向に長く延びる外壁1422と、内壁1423と外壁1422との間に位置し、液体を収容する収容空間1424と、を含むことができる。
【0073】
コンテナ142の内壁1423及び外壁1422は円筒形に形成され得る。外壁1422は内壁1423を取り囲むことができる。内壁1423は外壁1422の内側に配置され得る。内壁1423及び外壁1422はカートリッジ140の長手方向に延び得る。外壁1422と内壁1423との間には、霧化してエアロゾルを形成する液体が収容され得る。コンテナ142の内壁1423及び外壁1422は半透明又は透明材質で形成され得る。内壁1423の内側には挿入空間1426が配置され得る。内壁1423の内側に挿入空間1426が形成されるので、コンテナ142の外部に挿入空間1426が形成された場合に比べて、エアロゾル生成装置11を小型化することができる。
【0074】
挿入空間1426はカートリッジ140の内側に形成され得る。挿入空間1426はコンテナ142の一端に形成された開口1425を介してカートリッジ140の外部と連通することができる。挿入空間1426は内壁1423によって取り囲まれ得る。挿入空間1426は円筒状を有し得る。ヒーター162によって霧化したエアロゾルは、挿入空間1426及び開口1425を通してカートリッジ140の外部に流動(d)することができる。
【0075】
ベース141はコンテナ142の一側に備えられ得る。ベース141はカートリッジ140の長手方向におけるコンテナ142の一側に備えられ得る。ベース141は芯161に隣接した位置に配置され得る。ベース141は、底1413と、側壁1412と、内部空間1414と、流入口137と、ホルダー190と、突起180と、を含むことができる。
【0076】
ベース141の底1413は芯161に対して挿入空間1426の反対側に配置され得る。ベース141の底1413はコンテナ142の開口1425と向き合い得る。ベース141の側壁1412は底1413からコンテナ142に向かって延び得る。ベース141の側壁1412はコンテナ142に連結され得る。ヒーター162はベース141の底1413を介して本体150の前記電気供給部と電気的に連結され得る。例えば、コンタクトピン(contact pin)構造により、ヒーター162と本体150とが互いに接触して電気的に連結され得る。
【0077】
ベース141の側壁1412には流入口1412aが形成され得る。流入口1412aはベース141の側壁1412を通して開口し得る。流入口1412aはベース141の内側面に垂直な方向に開口し得る。流入口1412aは通孔1522と連通することができる。流入口1412aを通して流入した空気は芯161に流動(c)することができる。
【0078】
流入口1412aは、カートリッジ140の長手方向において、コンテナ142とベース141の底1413との間に形成され得る。流入口1412aは、コンテナ142及びベース141の底1413のうちでコンテナ142により近くに配置され得る。
【0079】
ベース141の内部空間1414は芯161の周辺空間及び挿入空間1426と連通することができる。内部空間1414には液化したエアロゾルが滞留することができる。内部空間1414は芯161の周辺の空間とカートリッジ140の外部とを連結する流路を提供することができる。
【0080】
吸湿体270はベース145の内部空間148に配置され得る。吸湿体270はヒーター162によって霧化し、ベース145の内部空間148で流動するエアロゾルを吸収することができる。例えば、吸湿体270は綿素材又はスポンジ素材で形成され得る。本開示の実施例による吸湿体270は立方体の形状を有し、ベース145の内側に挿入されるが、吸湿体270の形状は立方体に限定されない。
【0081】
吸湿体270は芯161から離隔し得る。吸湿体270と挿入空間143との間に芯192が配置され得る。吸湿体270の外面は芯192と向き合い得る。吸湿体270は芯192から落下した液滴を吸収することができる。
【0082】
吸湿体270はベース145の内部に固定され得る。吸湿体270のベース145の内部での移動はホルダー190及び突起180によって制限され得る。ホルダー190及び突起180により、吸湿体270と芯192との間の離隔距離を維持することができる。よって、吸湿体270がヒーター191の熱によって溶けることを防止することができる。
【0083】
ホルダー190はベース145の内側面1461上に備えられ得る。ホルダー190はベース145の内側面1461から突設され得る。吸湿体270がベース145の内側に挿入されると、ホルダー190は吸湿体270の外側に配置され得る。ホルダー190は吸湿体270の外面を支持することができる。ホルダー190は吸湿体270の外面と接触することができる。ホルダー190は吸湿体270の外面を押圧することができる。複数のホルダー190がベース145の内周に沿って配列され得る。ホルダー190は屈曲した端部を有するので、吸湿体270との摩擦を最少化することができる。
【0084】
突起180はベース145の内側面1461上に備えられ得る。突起180はベース145の内側面1461から突設され得る。突起180は吸湿体270の内部に挿入され得る。突起180はホルダー190とベース145の内側面1462との間に配置され得る。
【0085】
突起180はホルダー190と同じ方向にベース145の内側面1461から突出し得る。突起180の突出長はホルダー190の突出長と異なり得る。突起180の突出長はホルダー190の突出長よりも大きくてもよい。
【0086】
本開示による実施例はホルダー190及び突起180の両者を備えるが、他の実施例も提供可能である。すなわち、ホルダー190を除いて突起180のみを備えるか、又は突起180を除いてホルダー190のみを備えることもできる。
【0087】
芯161はコンテナ142の内部と連結され得る。芯161は一部がコンテナ142の内部に配置され、一部が内壁1423と外壁1422との間に収容された液体に連結され得る。芯161の一部は収容空間1424に挿入され得る。芯161はコンテナ142の内壁1423を貫通して収容空間1424の内部に連結され得る。
【0088】
芯161は挿入空間1426とベース141の内部空間1414との間に配置され得る。芯161は収容空間1424に収容された液体を吸収することができる。芯161はコンテナ142の内壁1423の内側に配置され得る。芯161はカートリッジ140の長手方向における内壁1423の一端に配置され得る。
【0089】
ヒーター162は、長く延び、電気が通過するワイヤーで形成され得る。ヒーター162は芯161の周囲に数回巻かれ得る。ヒーター162は発熱して、芯161に吸収された液体を気化させることができる。ヒーター162はベース141の内部空間1414を通してベース141の外面に配置され得る。若しくは、ヒーター162はベース141の内部空間1414を貫通してベース141の外部に延び得る。ヒーター162は本体150の内部に実装された前記バッテリーから電気を受けることができる。
【0090】
図12を参照すると、エアロゾル生成装置11は、ヒーター162を取り囲む断熱部材1621を含むことができる。
【0091】
断熱部材1621はヒーター162の一部を取り囲むことができる。断熱部材1621は、吸湿体270を貫通するヒーター162の一部を取り囲むことができる。吸湿体270は、内部に断熱部材1621が配置されるホール271を含むことができる。ヒーター162はホール271を貫通し、断熱部材1621はホール271の内部に配置されてヒーター162を覆うことができる。断熱部材1621は、ヒーター162で発生した熱が吸湿体270を溶かすことを防止することができる。
【0092】
断熱部材1621はホール271の直径方向におけるホール271の内部に配置され得る。断熱部材1621はホール271の内側面からホール271の内側に離隔し得る。ヒーター162で発生した熱は、断熱部材1621、及びホール271と断熱部材1621との間に形成された空気層を介して吸湿体270に伝達されるので、吸湿体270がヒーター162で発生した熱によって溶けることを防止することができる。
【0093】
図13は吸湿体270の斜視図である。図13を参照すると、吸湿体270は、ホール271と、溝272と、第1外面273と、第2外面274と、を含むことができる。
【0094】
ホール271は吸湿体270の内側に形成され得る。ホール271は一対が備えられ、ヒーター162のワイヤーが挿入/引出され得る。ヒーター162の一部及び断熱部材1621はホール271の内部に配置され得る。ホール271は直線形に形成され得る。ホール271はカートリッジ140の長手方向に延び得る。長く延びるホール271はトンネル(tunnel)又はチャネル(channel)と言える。
【0095】
溝272は吸湿体270の外側に形成され得る。溝272は複数の突起180に対応するように、複数個が備えられ得る。複数の溝272のそれぞれには複数の突起180がそれぞれ挿入され得る。溝272は吸湿体270の側面(lateral surface)に形成され得る。溝272は切開部165(図14参照)と連結され得る。
【0096】
吸湿体270の外面は第1外面273及び第2外面274を含むことができる。吸湿体270の第2外面274は吸湿体270の第1外面273からコンテナ142に向かって延びてコンテナ142に連結され得る。吸湿体270の第1外面273にはホール271が形成され得る。吸湿体270の第2外面274には溝272が形成され得る。
【0097】
吸湿体270の第1外面273はベース145の内側面1462によって支持されることができる。吸湿体270の第2外面274はベース145の内側面1461によって支持されることができる。吸湿体270の第1外面273及び第2外面274はベース145の内側面1461、1462によって支持されるように、ベース145の内側面1461、1462に対応する形状を有し得る。吸湿体270の外面273、274はベース145の内側面1461、1462に挿入され得る。
【0098】
図14及び図15は吸湿体270の切開部275を示す斜視図である。
【0099】
図14及び図15を参照すると、切開部275は、吸湿体270の第1外面273と第2外面274とが交わる領域に備えられ得る。切開部275は溝272と第1外面273との間が切開される(cut-off)ことによって形成され得る。切開部275は吸湿体270と一体に形成され得る。切開部275は外圧によって変形され得る。すなわち、切開部275は外圧によって図14及び図15に示す形態に変形され得る。
【0100】
吸湿体270がベース145に設置されるとき、吸湿体270は図14に示す形態を有する。切開部275をベース145の内部に向かうように配置した後、吸湿体270をベース145の内側に挿入すると、切開部275が突起との接触によって図15に示す形態に変形される。吸湿体270がベース145の内側に挿入され、吸湿体270の外面273、274がベース145の内側面1461、1462に接触すると、突起180は溝272の内部に収容され、図15に示す形態を有していた吸湿体270は自体弾性によって図14に示す元の状態に復元することができる。
【0101】
図1図7を参照すると、本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置1は、内壁423と前記内壁423を取り囲む外壁422との間に液体を収容するコンテナ42と、前記コンテナ42の内壁423の内側に配置され、長く延びる挿入空間426と、一部が前記コンテナの内部に連結されて前記液体を吸収する芯61と、前記芯61を加熱するヒーター62と、前記挿入空間426と連通する内部空間414を形成し、前記挿入空間426の長手方向における前記コンテナ42の一側に形成されるベース41と、前記内部空間414と連通し、前記ベースの側壁412に形成された流入口412aと、前記ベース41の側壁412の内側面に配置され、前記流入口412aを覆うフィルター70と、を含むことができる。
【0102】
本開示の他の側面によれば、前記挿入空間426は外部に開放した開口425を含み、前記ベース41は、前記芯61に対して前記挿入空間426の開口425の反対側に配置される底413と、前記底413と前記コンテナ42との間に配置され、前記底413から前記コンテナ42に向かって延びる前記側壁412と、を含み、前記流入口412aは前記底413よりも前記コンテナ42に近くに配置され得る。
【0103】
本開示の他の側面によれば、前記流入口412aは前記ベース41の内側面に垂直な方向に前記ベース41の側壁412を貫通して開口し得る。
【0104】
本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置1は、前記ヒーター62に電気を供給する電気供給部を備える本体50をさらに含み、前記ベース41は前記本体50に着脱可能に結合されることができる。
【0105】
本開示の他の側面によれば、前記ベース41及び前記コンテナ42は一体に前記本体50から脱着されることができる。
【0106】
本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、前記本体50に結合され、前記コンテナ42を覆うケーシング30をさらに含むことができる。
【0107】
本開示の他の側面によれば、前記ベース41の側壁412の内側面は平坦に形成され、前記フィルター70は前記内側面上に配置され得る。
【0108】
本開示の他の側面によれば、前記ベース41は、前記側壁412の内側面から突出し、前記流入口412aの周囲に沿って延びるリブ412bを含み、フィルター170は前記リブ412bに装着され、前記流入口412aから離隔し得る。
【0109】
図8図15を参照すると、本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置11は、長く延び、内側に挿入空間1426を形成する内壁1423、及び前記内壁1423を取り囲んで前記内壁1423との間に液体を収容する外壁1422を含むコンテナ142と、前記コンテナ142の内部に配置され、一部が前記内壁1423と前記外壁1422との間に収容された液体に連結される芯161と、前記芯161の周囲に配置されて前記芯161を加熱するヒーター162と、前記ヒーター162に隣接して配置され、前記コンテナ142に結合され、内部が前記挿入空間1426と連通するベース141と、前記ベース141の内部に配置される吸湿体270と、を含むことができる。
【0110】
本開示の他の側面によれば、前記ヒーター162は、前記芯161の外面の周囲に巻かれ、前記吸湿体270を貫通して外部電源(図示せず)と連結されるワイヤーを含むことができる。
【0111】
本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置11は、前記吸湿体270と前記ワイヤーとの間に配置され、前記ワイヤーを覆う断熱部材1621をさらに含むことができる。
【0112】
本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置11は、前記ベース141の内側面から突出して前記吸湿体270を支持するホルダー190をさらに含み、前記吸湿体270は前記ベース141の内側面1415、1416と前記ホルダー190との間に配置され得る。
【0113】
本開示の他の側面によれば、前記ホルダー190は前記吸湿体270の外面を押圧することができる。
【0114】
本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置11は、前記ベースの内面1415から突出して前記吸湿体270の内部に挿入される突起180をさらに含むことができる。
【0115】
本開示の他の側面によれば、前記ベースの内側面1415、1416は、前記挿入空間1426と向き合う第1内面1416と、前記第1内面1416から前記コンテナ142に向かって延びて前記コンテナ142に連結される第2内面1415と、前記第2内面1415に形成され、前記ベース141の内部と外部とを連通させる流入口1412aと、を含み、前記吸湿体270は前記第1内面1416及び前記第2内面1415によって支持されることができる。
【0116】
本開示の他の側面によれば、前記吸湿体270は、前記ベース141の第1内面1416によって支持される第1外面273と、前記ベース141の第2内面1415によって支持される第2外面274と、前記第2外面274に形成され、前記突起180が挿入される溝272と、を含むことができる。
【0117】
本開示の他の側面によれば、前記吸湿体270は、前記吸湿体270の第1外面273と前記溝272との間に形成された切開部275を含むことができる。
【0118】
本開示の他の側面によれば、前記吸湿体270は前記ベース141の内側面1415、1416に接着され得る。
【0119】
前述した本開示の特定の実施例又は他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素又は全ての要素は構成又は機能が他の要素と組み合わせられるか互いに組み合わせられることができる。
【0120】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合わせられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0121】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/又は配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/又は配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【国際調査報告】