(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-20
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置及びその動作方法
(51)【国際特許分類】
A24F 40/53 20200101AFI20240912BHJP
A24F 40/90 20200101ALI20240912BHJP
【FI】
A24F40/53
A24F40/90
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024520600
(86)(22)【出願日】2022-10-19
(85)【翻訳文提出日】2024-04-03
(86)【国際出願番号】 KR2022015950
(87)【国際公開番号】W WO2023068802
(87)【国際公開日】2023-04-27
(31)【優先権主張番号】10-2021-0140615
(32)【優先日】2021-10-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パク、チュオン
(72)【発明者】
【氏名】キム、テフン
(72)【発明者】
【氏名】チュン、ヒョンチン
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA06
4B162AA07
4B162AA22
4B162AB01
4B162AB12
4B162AB14
4B162AC34
4B162AD06
4B162AD22
(57)【要約】
エアロゾル生成装置及びその動作方法が開示される。本開示のエアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を加熱するヒーターと、前記ヒーターに電力を供給するバッテリーと、前記バッテリーに隣接して配置される温度センサーと、制御部とを含む。前記バッテリーに対する充電が中断される場合、前記制御部は前記温度センサーの検出値をモニタリングする。前記検出値をモニタリングした結果が前記バッテリーに関連した所定の条件を満たす場合、前記制御部は前記温度センサーの検出値を前記バッテリーの温度と決定する。前記検出値をモニタリングした結果が前記所定の条件を満たさない場合、前記制御部は前記温度センサーの検出値を補償した結果値を前記バッテリーの温度と決定する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成物質を加熱するヒーターと、
前記ヒーターに電力を供給して、前記ヒーターが前記エアロゾル生成物質を加熱するようにするバッテリーと、
前記バッテリーに対して配置される温度センサーと、
制御部と、を含み、
前記制御部は、
前記バッテリーに対する充電が中断された後、前記温度センサーの値をモニタリングし、
前記温度センサーのモニタリングされた値が前記バッテリーに関連した所定の条件を満たす場合、前記温度センサーの値を前記バッテリーの所定の温度と決定し、
前記温度センサーのモニタリングされた値が前記バッテリーに関連して決定された条件を満たさない場合、前記温度センサーの値の補償値を前記バッテリーの所定の温度と決定することを特徴とする、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記制御部は、さらに、前記温度センサーの値が増加する第1区間及び前記温度センサーの値が一定に維持される第2区間のうちの少なくとも一つに基づいて、前記決定された条件が満たされると判断することを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記制御部は、さらに、前記バッテリーが電力を前記ヒーターに供給する区間に基づいて、前記決定された条件が満たされると判断することを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記制御部は、さらに、前記温度センサーの値から所定の補償値を差し引くことにより、前記温度センサーの値の補償値を決定することを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記制御部は、さらに、前記バッテリーに対する充電の開始が要請された場合、前記決定されたバッテリーの温度に基づいて前記バッテリーに対する充電の開始可否を決定することを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
ハウジングの一側に結合された電源端子をさらに含み、
前記制御部は、さらに、前記電源端子に電力線が結合される場合、前記バッテリーに対する充電の開始が要請されたと判断することを特徴とする、請求項5に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記制御部は、さらに、前記決定されたバッテリーの温度が所定の第1温度以上の場合、前記バッテリーに対する充電を遮断することを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記制御部は、さらに、前記決定されたバッテリーの温度が前記第1温度よりも高い第2温度以上の場合、前記エアロゾル生成装置に含まれた構成に対する電力の供給を遮断することを特徴とする、請求項7に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記温度センサーは、前記バッテリーに隣接して配置されたプリント基板に結合されるサーミスタを含むことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
温度センサー及びバッテリーを有するエアロゾル生成装置の動作方法であって、
前記バッテリーに対する充電が中断された後、前記温度センサーの値をモニタリングする動作と、
前記温度センサーのモニタリングされた値が前記バッテリーに関連して決定された条件を満たす場合、前記温度センサーの値を前記バッテリーの決定された温度と決定する動作と、
前記温度センサーのモニタリングされた値が前記バッテリーに関連して決定された条件を満たさない場合、前記温度センサーの値の補償値を前記バッテリーの決定された温度と決定する動作と、を含む、エアロゾル生成装置の動作方法。
【請求項11】
エアロゾル生成物質を加熱するヒーターと、
前記ヒーターに電力を供給して、前記ヒーターが前記エアロゾル生成物質を加熱するようにするバッテリーと、
前記バッテリーに対して配置される温度センサーと、
制御部と、を含み、
前記制御部は、
前記バッテリーの充電が中断された後、一定時間区間で前記温度センサーの値を確認し、
前記時間区間で前記温度センサーの確認された値が一定の条件を満たす場合、前記温度センサーの確認された値が前記バッテリーの温度に対応すると判断し、
前記時間区間で前記温度センサーの確認された値が前記条件を満たさない場合、前記バッテリーの温度を前記温度センサーの確認された値及び補償値の組合値と決定することを特徴とする、エアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記制御部は、さらに、前記バッテリーに対する充電の開始が要請された場合、前記決定されたバッテリーの温度に基づいて前記バッテリーに対する充電の開始可否を決定することを特徴とする、請求項11に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記制御部は、さらに、
前記バッテリーの温度が第1温度以上の場合、前記バッテリーの充電を中断し、
前記バッテリーの温度が前記第1温度よりも高い第2温度以上の場合、前記エアロゾル生成装置に含まれた構成に対する電力の供給を遮断することを特徴とする、請求項11に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置及びその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置は媒質又は物質から所定の成分(例えば、エアロゾル)を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/又はコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、バッテリーに隣接して配置される温度センサーを用いてバッテリーの温度を正確に検出することができるエアロゾル生成装置及びその動作方法を提供することである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、バッテリーを充電しているうち、バッテリーの温度によって、必要に応じて充電を中断することができるエアロゾル生成装置及びその動作方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的及び他の目的を達成するために、本開示の一側面によるエアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を加熱するヒーターと、前記ヒーターに電力を供給するバッテリーと、前記バッテリーに隣接して配置される温度センサーと、制御部と、を含む。前記バッテリーに対する充電が中断される場合、前記制御部は前記温度センサーの検出値をモニタリングする。前記検出値をモニタリングした結果が前記バッテリーに関連した所定の条件を満たす場合、前記制御部は前記温度センサーの検出値を前記バッテリーの温度と決定する。前記検出値をモニタリングした結果が前記所定の条件を満たさない場合、前記制御部は前記温度センサーの検出値を補償した結果値を前記バッテリーの温度と決定する。
【0007】
前記目的及び他の目的を果たすために、本開示の一側面によるエアロゾル生成装置の動作方法は、バッテリーに対する充電が中断される場合、前記バッテリーに隣接して配置される温度センサーの検出値をモニタリングする動作と、前記検出値をモニタリングした結果が前記バッテリーに関連した所定の条件を満たす場合、前記温度センサーの検出値を前記バッテリーの温度と決定する動作と、前記検出値をモニタリングした結果が前記所定の条件を満たさない場合、前記温度センサーの検出値を補償した結果値を前記バッテリーの温度と決定する動作と、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、バッテリーに隣接して配置される温度センサーを用いてバッテリーの温度を正確に検出することができる。
【0009】
また、本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、バッテリーを充電しているうち、バッテリーの温度によって、必要に応じて充電を中断することができるので、バッテリーに関連した安全性及び製品の信頼性を高めることができる。
【0010】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本開示の前記及び他の目的、特徴及び他の特徴は添付図面を参照する以降の詳細な説明から明らかに理解可能であろう。
【
図1】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置のブロック図である。
【
図2A】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置についての説明に参照される図である。
【
図2B】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置についての説明に参照される図である。
【
図3】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置についての説明に参照される図である。
【
図4】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置についての説明に参照される図である。
【
図5】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の方向を定義する斜視図である。
【
図6】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の動作方法を示すフローチャートである。
【
図7】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の動作方法を示すフローチャートである。
【
図8】エアロゾル生成装置の動作を説明する図である。
【
図9】エアロゾル生成装置の動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。図面を参照する説明の簡潔さのために、同一又は類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0013】
以下の説明で使用される構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみのためのものであり、特別な意味又は役割を有するものではない。
【0014】
本開示において、当業者によく知られているものは簡潔さのために省略する。添付図面は多様な技術的特徴を容易に理解することができるようにするためのものであり、ここで開示する実施例は添付図面に限定されないことを理解しなければならない。したがって、本開示は、添付図面に具体的に開示したものに加えて、すべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0015】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使用され得るが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使用される。
【0016】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0017】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0018】
図1は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置のブロック図である。
【0019】
図1を参照すると、エアロゾル生成装置100は、通信インターフェース110、入出力インターフェース120、エアロゾル生成モジュール130、メモリ140、センサーモジュール150、バッテリー160、及び/又は制御部170を含むことができる。
一実施例で、エアロゾル生成装置100は本体のみで構成され得る。この場合、エアロゾル生成装置100に含まれた構成要素は本体に位置することができる。他の実施例で、エアロゾル生成装置100は、エアロゾル生成物質を保有するカートリッジと本体から構成され得る。この場合、エアロゾル生成装置100に含まれた構成要素は本体及びカートリッジのうちの少なくとも一つに位置することができる。
【0020】
通信インターフェース110は、外部装置及び/又はネットワークとの通信のための少なくとも一つの通信モジュールを含むことができる。例えば、通信インターフェース110は、USB(universal serial bus)などの有線通信のための通信モジュールを含むことができる。例えば、通信インターフェース110は、Wi-Fi(wireless fidelity)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))、ブルートゥース(登録商標)低電力(BLE)、ジグビー(Zigbee(登録商標))、NFC(near field communication)などの無線通信のための通信モジュールを含むことができる。
【0021】
入出力インターフェース120は、使用者から命令を受信する入力装置及び/又は使用者に情報を出力する出力装置を含むことができる。例えば、入力装置は、タッチパネル、物理的ボタン、マイクなどを含むことができる。例えば、出力装置は、ディスプレイ、発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)などの視覚情報を出力する表示装置、スピーカー、ブザーなどの聴覚情報を出力するオーディオ装置、触覚効果などの触覚情報を出力するモーターなどを含むことができる。
【0022】
入出力インターフェース120は、入力装置を介して使用者から入力された命令に対応するデータをエアロゾル生成装置100の他の構成要素(等)に伝達することができる。入出力インターフェース120は、エアロゾル生成装置100の他の構成要素(等)から受信したデータに対応する情報を、出力装置を介して出力することができる。
【0023】
エアロゾル生成モジュール130は、エアロゾル生成物質からエアロゾル(aerosol)を発生させることができる。ここで、エアロゾル生成物質は、エアロゾルを発生させることができる液体状態、固体状態、ゲル(gel)状態などの多様な状態のうちのいずれか1種の物質又は2種以上の物質の組合せを意味し得る。
【0024】
液体状態のエアロゾル生成物質は、一実施例によって、揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体であり得る。液体状態のエアロゾル生成物質は、他の実施例によって、非タバコ物質を含む液体であり得る。例えば、液体状態のエアロゾル生成物質は、水、ソルベント、ニコチン、植物抽出物、香料、香味剤、ビタミン混合物などを含むことができる。
【0025】
固体状態のエアロゾル生成物質は、再構成タバコシート、細断タバコ、顆粒タバコなどのタバコ原料を基にする固体物質を含むことができる。また、固体状態のエアロゾル生成物質は、味調節剤、調味料などが含まれた固体物質を含むことができる。例えば、味調節剤は、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、酸化カルシウムなどを含むことができる。例えば、調味料は、ハーブ顆粒などの天然物質、香成分を含むシリカ(silica)、ゼオライト(zeolite)、デキストリン(dextrin)などを含むことができる。
【0026】
また、エアロゾル生成物質は、グリセリン、プロピレングリコールのようなエアロゾル形成剤をさらに含むことができる。
【0027】
エアロゾル生成モジュール130は、少なくとも一つのヒーターを含むことができる。
【0028】
エアロゾル生成モジュール130は、電気抵抗性ヒーターを含むことができる。例えば、電気抵抗性ヒーターは、少なくとも一つの電気伝導性トラック(track)を含むことができ、電気伝導性トラックに流れる電流によって加熱され得る。ここで、加熱された電気抵抗性ヒーターによってエアロゾル生成物質が加熱され得る。
【0029】
電気伝導性トラックは、電気抵抗性物質を含むことができる。一例として、電気伝導性トラックは、金属物質から形成され得る。他の一例として、電気伝導性トラックは、セラミック物質、炭素、金属合金、又はセラミック物質と金属との合成物質から形成され得る。
【0030】
電気抵抗性ヒーターは、多様な形状に形成された電気伝導性トラックを含むことができる。例えば、電気伝導性トラックは、管状、板状、針状、棒状及びコイル状のうちのいずれか一つに形成され得る。
【0031】
エアロゾル生成モジュール130は、誘導加熱(induction heating)方式を用いるヒーターを含むことができる。例えば、誘導加熱式ヒーターは、電気伝導性コイルを含むことができ、電気伝導性コイルに流れる電流を調節することで、周期的に方向が変わる交番磁場(alternating magnetic field)を発生させることができる。ここで、交番磁場が磁性体に印加される場合、磁性体で渦電流損(eddy current loss)及びヒステリシス損(hysteresis loss)によるエネルギー損失が発生することがある。また、損失されるエネルギーが熱エネルギーとして放出されることにより、磁性体に隣接したエアロゾル生成物質が加熱され得る。ここで、磁場によって発熱する客体はサセプタ(susceptor)と言える。
【0032】
一方、エアロゾル生成モジュール130は、超音波振動を発生させることで、エアロゾル生成物質からエアロゾルを生成することもできる。
【0033】
エアロゾル生成装置100は、複数のエアロゾル生成モジュール130を含むことができる。例えば、エアロゾル生成装置100は、液体材料を気化させてエアロゾルを生成する第1エアロゾル生成モジュール131と、シガレットを加熱してエアロゾルを生成する第2エアロゾル生成モジュール132と、を含むことができる。第1エアロゾル生成モジュール131に含まれた第1ヒーター133は、コイルヒーター又はメッシュヒーターであり得る。第1エアロゾル生成モジュール131は、エアロゾル生成装置100の本体とは別個のカートリッジ形態に具現され得る。第1エアロゾル生成モジュール131は、カートマイザー(cartomizer)、噴霧器(atomizer)、気化器(vaporizer)などと言える。第2エアロゾル生成モジュール132に含まれた第2ヒーター134は、電気伝導性トラックを含むフィルムヒーター又は誘導加熱方式で加熱するサセプタであり得る。
【0034】
メモリ140は、制御部170内の各信号処理及び制御のためのプログラムを保存することができ、処理されたデータ及び処理対象のデータを保存することができる。
【0035】
例えば、メモリ140は、制御部170によって処理可能な多様な作業を実行するための目的で設計された応用プログラムを保存し、制御部170の要請の際、保存された応用プログラムのうちの一部を選択的に提供することができる。
【0036】
例えば、メモリ140は、エアロゾル生成装置100の動作時間、最大パフ発生回数、現在パフ発生回数、少なくとも一つの温度プロファイル、使用者の吸入パターンについてのデータなどが保存され得る。ここで、パフは使用者の吸入を意味し得る。吸入は使用者が口や鼻を通して使用者の口腔内、鼻腔内又は肺内に引き込む状況を意味し得る。
【0037】
メモリ140は、揮発性メモリ(例えば、DRAM、SRAM、SDRAMなど)、非揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリー(Flashme mory)、ハードディスクドライブ(Hard disk drive;HDD)、ソリッドステートドライブ(Solid-state drive;SSD)など)のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0038】
センサーモジュール150は、少なくとも一つのセンサーを含むことができる。
【0039】
例えば、センサーモジュール150は、パフ発生を感知するセンサー(以下、パフセンサーという)を含むことができる。ここで、パフセンサーは、圧力センサーなどによって具現することができる。
【0040】
例えば、センサーモジュール150は、パフ発生を感知するセンサー(以下、パフセンサーという)を含むことができる。ここで、パフセンサーは、圧力センサー、ジャイロセンサー、加速度センサー、磁場センサーなどによって具現され得る。
【0041】
例えば、センサーモジュール150は、エアロゾル生成モジュール130に含まれたヒーターの温度、エアロゾル生成物質の温度などを感知するセンサー(以下、温度センサーという)を含むことができる。ここで、エアロゾル生成モジュール130に含まれたヒーターが温度センサーの役割を果たすこともできる。例えば。ヒーターの電気抵抗性物質は抵抗温度係数(temperature coefficient of resistance)を有する物質であってもよい。センサーモジュール150は、温度によって変わるヒーターの抵抗を測定してヒーターの温度をセンシングすることができる。
【0042】
例えば、エアロゾル生成装置100の本体にシガレットが挿入可能な場合、センサーモジュール150は、シガレットの挿入を感知するセンサー(以下、シガレット感知センサーという)を含むことができる。
【0043】
例えば、エアロゾル生成装置100がカートリッジを含む場合、センサーモジュール150は、本体に対するカートリッジの装着/脱着、位置などを感知するセンサー(以下、カートリッジ感知センサーという)を含むことができる。
【0044】
ここで、シガレット感知センサー及び/又はカートリッジ感知センサーは、インダクタンス基盤のセンサー、静電容量型センサー、抵抗センサー、ホール効果(hall effect)を用いたホールセンサー(hall IC)などによって具現され得る。
【0045】
例えば、センサーモジュール150は、エアロゾル生成装置100に備えられた構成(例えば、バッテリー160)に印加される電圧を感知する電圧センサー及び/又は電流を感知する電流センサーを含むことができる。
【0046】
バッテリー160は、制御部170の制御によって、エアロゾル生成装置100の動作に用いられる電力を供給することができる。バッテリー160は、エアロゾル生成装置100に備えられた構成、例えば、通信インターフェース110に含まれた通信モジュール、入出力インターフェース120に含まれた出力装置、エアロゾル生成モジュール130に含まれたヒーターなどに電力を供給することができる。
【0047】
バッテリー160は、充電が可能なバッテリーであるか使い捨てバッテリーであり得る。例えば、バッテリー160は、リチウムイオンバッテリー又はリチウムポリマー(Li-Polymer)バッテリーであり得るが、これに限定されない。例えば、バッテリー160は充電可能な場合、バッテリーの充電率(C-rate)は10C、放電率(C-rate)は10C~20Cであり得るが、これに限定されない。また、安定した使用のために、バッテリー160は、充電/放電が2000回実行された場合には、総容量の80%以上を確保することができるように製作され得る。
【0048】
エアロゾル生成装置100は、バッテリー160を保護するための回路であるバッテリー保護モジュール(Protection Circuit Module、PCM)をさらに含むことができる。バッテリー保護モジュール(PCM)は、バッテリー160の上面に隣接して配置され得る。例えば、バッテリー保護モジュール(PCM)は、バッテリー160の過充電及び過放電を防止するために、バッテリー160と連結された回路に短絡が発生する場合、バッテリー160に過電圧が印加される場合、バッテリー160に過電流が流れる場合などにおいて、バッテリー160に対する電路を遮断することができる。
【0049】
エアロゾル生成装置100は、外部から供給される電力が入力される電源端子をさらに含むことができる。例えば、エアロゾル生成装置100の本体の一側に配置された電源端子に電力線が連結され得る。エアロゾル生成装置100は、電源端子に連結された電力線を介して供給される電力を用いてバッテリー160を充電することができる。ここで、電源端子は、USB通信のための有線端子であり得る。
【0050】
エアロゾル生成装置100は、通信インターフェース110を介して外部から供給される電力を無線で受信することもできる。例えば、エアロゾル生成装置100は、無線通信のための通信モジュールに含まれたアンテナを用いて無線で電力を受けることができる。エアロゾル生成装置100は、無線で供給される電力を用いてバッテリー160を充電することができる。
【0051】
制御部170は、エアロゾル生成装置100の全般的な動作を制御することができる。制御部170は、エアロゾル生成装置100に備えられた各構成と連結され得る。制御部170は、各構成との間に信号を送信及び/又は受信して各構成の全般的な動作を制御することができる。
【0052】
制御部170は、少なくとも一つのプロセッサを含むことができる。制御部170は、プロセッサを用いてエアロゾル生成装置100の動作全般を制御することができる。ここで、プロセッサはCPU(central processing unit)のような一般的なプロセッサであってもよい。もちろん、プロセッサはASICのような専用装置(dedicated device)であるか又は他のハードウェア基盤のプロセッサであり得る。
【0053】
制御部170は、エアロゾル生成装置100の複数の機能のうちのいずれか一つを果たすことができる。例えば、制御部170は、エアロゾル生成装置100に備えられた各構成の状態、入出力インターフェース120を介して受信される使用者の命令などに応じて、エアロゾル生成装置100の複数の機能(例えば、予熱機能、加熱機能、充電機能、掃除機能など)のうちのいずれか一つを実行することができる。
【0054】
制御部170は、メモリ140に保存されたデータに基づいて、エアロゾル生成装置100に備えられた各構成の動作を制御することができる。例えば、制御部170は、メモリ140に保存された温度プロファイル、使用者の吸入パターンなどについてのデータに基づいて、バッテリー160からエアロゾル生成モジュール130に所定の電力を供給するように制御することができる。
【0055】
制御部170は、センサーモジュール150に含まれたパフセンサーを介してパフの発生を判断することができる。例えば、制御部170は、パフセンサーのセンシング値に基づいてエアロゾル生成装置100内の温度変化、流量(flow)変化、圧力変化、電圧変化などを確認することができ、確認した結果によってパフの発生を判断することができる。
【0056】
制御部170は、パフ有無及び/又はパフ発生回数によって、エアロゾル生成装置100に備えられた各構成の動作を制御することができる。例えば、制御部170は、パフが発生したと判断した場合、メモリ140に貯蔵された温度プロファイルによって所定の電力をヒーターに供給するように制御することができる。例えば、制御部170は、メモリ140に保存された温度プロファイルに基づいて、ヒーターの温度が変更されるか又は維持されるように制御することができる。
【0057】
制御部170は、所定の条件の下で、ヒーターに対する電力供給を遮断するように制御することができる。例えば、シガレットが除去され、カートリッジが脱着された場合、パフ発生回数が所定の最大パフ発生回数に到逹した場合、所定の時間以上にパフ発生を感知しなかった場合、バッテリー160の残量が所定値未満の場合などにおいて、制御部170はヒーターに対する電力供給を遮断するように制御することができる。
【0058】
制御部170は、バッテリー160に貯蔵された電力に対する残量を算出することができる。例えば、制御部170は、センサーモジュール150に含まれた電圧センサー及び/又は電流センサーのセンシング値に基づいてバッテリー160の残量を算出することができる。
【0059】
図2A~
図4は本開示の実施例によるエアロゾル生成装置についての説明に参照される図である。
【0060】
本開示の多様な実施例によれば、エアロゾル生成装置100は、本体及び/又はカートリッジを含むことができる。
【0061】
図2Aを参照すると、一実施例によるエアロゾル生成装置100は、ハウジング215によって形成される内部空間にシガレット201が挿入できるように構成された本体310を含むことができる。
【0062】
シガレット201は一般的な燃焼型シガレットと類似していることができる。例えば、シガレット201は、エアロゾル生成物質を含む第1部分と、フィルターなどを含む第2部分とに区分され得る。もしくは、シガレット201の第2部分もエアロゾル生成物質を含むこともできる。例えば、顆粒又はカプセルの形態に形成された香味物質が第2部分に挿入されることもできる。
【0063】
エアロゾル生成装置100の内部には第1部分の全体が挿入され、第2部分は外部に露出され得る。もしくは、エアロゾル生成装置100の内部に第1部分の一部のみが挿入されることもでき、第1部分及び第2部分の一部が挿入されることもできる。使用者は第2部分を口でくわえた状態でエアロゾルを吸入することができる。ここで、エアロゾルは外部空気が第1部分を通過することによって生成され、生成されたエアロゾルは第2部分を通過して使用者の口に伝達され得る。
【0064】
本体310は、シガレット201が挿入された状態で外部空気が本体310の内部に流入することができる構造を有するように形成され得る。ここで、本体310内に流入した外部空気はシガレット201を通過して使用者の口に流動することができる。
【0065】
制御部170は、シガレット201が挿入された場合、メモリ140に貯蔵された電力プロファイルに基づいて、ヒーターに電力を供給するように制御することができる。
【0066】
制御部170は、パルス幅変調(pulse width modulation、PWM)方式および比例-積分-微分(Proportional-Integral-Differential、PID)方式のうちの少なくとも一方式でヒーターに電力を供給するように制御することができる。
【0067】
例えば、制御部170は、PWM方式で、所定の周波数およびデューティー比を有する電流パルスをヒーターに供給するように制御することができる。ここで、制御部170は、電流パルスの周波数およびデューティー比を調節して、ヒーターに供給される電力を制御することができる。
【0068】
例えば、制御部170は、温度プロファイルに基づいて、制御の目標となる目標温度を決定することができる。ここで、制御部170は、ヒーターの温度と目標温度との差値、差値を時間の経過によって積分した値、および差値を時間の経過によって微分した値によるフィードバック制御方式であるPID方式で、ヒーターに供給される電力を制御することができる。
【0069】
一方、ヒーターに電力を供給する制御方式として、PWM方式、およびPID方式を例として説明したが、本開示がこれに限定されるものではなく、比例-積分(Proportional-Integral、PI)方式、比例-微分(Proportional-Differential、PD)方式などの多様な制御方式を使用することができる。
【0070】
ヒーターは、シガレット201が本体310に挿入されたときのシガレット201の位置に対応する本体310内の位置に配置され得る。この図面では、ヒーターが針状の電気伝導性トラックを含む電気伝導性ヒーター220として示されているが、本開示がこれに限定されるものではない。
【0071】
ヒーターは、バッテリー160から供給される電力を用いてシガレット201の内部及び/又は外部を加熱することができ、加熱されたシガレット201でエアロゾルが生成され得る。ここで、使用者はシガレット201の一端を通して口で吸入して、タバコ物質を含むエアロゾルを吸入することができる。
【0072】
一方、制御部170は、所定の条件の下で、シガレット201が挿入されない場合にもヒーターに電力を供給するように制御することができる。例えば、入出力インターフェース120を介して使用者から入力された命令に従って、シガレット201が挿入される空間を掃除する掃除機能が選択された場合、制御部170はヒーターに所定電力を供給するように制御することができる。
【0073】
制御部170は、シガレット201が挿入された時点から、パフセンサーのセンシング値に基づいてパフ発生回数をモニタリングすることができる。
【0074】
制御部170は、挿入されたシガレット201が除去された場合、メモリ140に保存された現在パフ発生回数を初期化することができる。
【0075】
図2Bを参照すると、一実施例によるシガレット201は、タバコロッド202及びフィルターロッド203を含むことができる。
図2Aを参照して上述した第1部分はタバコロッド202を含み、第2部分はフィルターロッド203を含むことができる。
【0076】
図2Bにはフィルターロッド203が単一セグメントとして示されているが、これに限定されない。言い換えれば、フィルターロッド203は、複数のセグメントから構成されることもできる。例えば、フィルターロッド203は、エアロゾルを冷却する第1セグメント、及びエアロゾル内に含まれた所定の成分をフィルタリングする第2セグメントを含むことができる。また、必要に応じて、フィルターロッド203には他の機能を果たす少なくとも一つのセグメントをさらに含むことができる。
【0077】
シガレット201は、少なくとも一つのラッパー205によって包装され得る。ラッパー205には、外部空気が流入するか内部気体が流出する少なくとも一つの孔(hole)が形成され得る。一例として、シガレット201は、一つのラッパー205によって包装され得る。他の例として、シガレット201は、2枚以上のラッパー205によって重畳して包装されることもできる。例えば、第1ラッパーによってタバコロッド202が包装され、第2ラッパーによってフィルターロッド203が包装され得る。そして、個別ラッパーによって包装されたタバコロッド202及びフィルターロッド203が結合され、第3ラッパーによってシガレット201全体がさらに包装され得る。タバコロッド202又はフィルターロッド203のそれぞれが複数のセグメントから構成されている場合、それぞれのセグメントが個別ラッパーによって包装され得る。個別ラッパーによって包装されたセグメントが結合されたシガレット201の全体が他のラッパーによってさらに包装され得る。
【0078】
タバコロッド202は、エアロゾル生成物質を含むことができる。例えば、エアロゾル生成物質は、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、及びオレイルアルコールのうちの少なくとも1種を含むことができるが、これに限定されない。また、タバコロッド202は、風味剤、湿潤剤及び/又は有機酸(organic acid)のような他の添加物質を含むことができる。また、タバコロッド202には、メントール又は保湿剤などの加香液がタバコロッド202に噴射されることによって添加され得る。
【0079】
タバコロッド202は多様に製作可能である。例えば、タバコロッド202は、シート(sheet)から製作され、ストランド(strand)から製作されることもできる。また、タバコロッド202は、タバコシートが細かく切られた細断片から製作されることもできる。例えば、タバコロッド202は、熱伝導物質によって取り囲まれることができる。例えば、熱伝導物質は、アルミニウムホイルのような金属ホイルであり得るが、これに限定されない。一例として、タバコロッド202を取り囲む熱伝導物質はタバコロッド202に伝達される熱を均一に分散させて、タバコロッドへの熱伝導率を向上させることができ、これにより、タバコ味を向上させることができる。また、タバコロッド202を取り囲む熱伝導物質は誘導加熱式ヒーターによって加熱されるサセプタとしての機能を果たすことができる。ここで、図面に示されていないが、タバコロッド202は、外部を取り囲む熱伝導物質の他にも、追加のサセプタをさらに含むことができる。
【0080】
フィルターロッド203はセルロースアセテートフィルターであってもよい。一方、フィルターロッド203の形状には制限がない。例えば、フィルターロッド203は、円柱型(type)ロッドであり、内部に中空を有するチューブ型(type)ロッドであってもよい。また、フィルターロッド203はリセス型(type)ロッドであってもよい。フィルターロッド203が複数のセグメントから構成された場合、複数のセグメントのうちの少なくとも一つが他の形状に製作されることもできる。
【0081】
フィルターロッド203は香味を発生させるように製作されることもできる。一例として、フィルターロッド203に加香液が噴射されることもでき、加香液が塗布された別途の繊維がフィルターロッド203の内部に挿入されることもできる。
【0082】
また、フィルターロッド203は少なくとも一つのカプセル204を含むことができる。ここで、カプセル204は、香味を発生させる機能を果たすことができる。カプセル204は、エアロゾルを発生させる機能を果たすこともできる。例えば、カプセル204は、香料を含む液体を被膜で包んでいる構造を有することができる。カプセル204は球形又は円筒形を有することができるが、これに限定されない。
【0083】
仮に、フィルターロッド203にエアロゾルを冷却させるセグメントを含む場合、冷却セグメントは高分子物質又は生分解性高分子物質から製造され得る。例えば、冷却セグメントは、純粋なポリ乳酸のみから製作され得るが、これに限定されない。もしくは、冷却セグメントは、複数の孔が形成されたセルロースアセテートフィルターから製作され得る。しかし、冷却セグメントは、上述した例に限定されず、エアロゾルを冷却させる機能を果たすことができるものであれば、制限なしに製作され得る。
【0084】
一方、
図2Bには示されていないが、一実施例によるシガレット201は、前端フィルターをさらに含むこともできる。前端フィルターは、タバコロッド202において、フィルターロッド203と対向する一側に位置する。前端フィルターは、タバコロッド202が外部に離脱することを防止することができ、使用者の吸入中に使用者の吸入中にタバコロッド202から液体材料化したエアロゾルがエアロゾル生成装置100に流入することを防止することができる。
【0085】
図3を参照すると、一実施例によるエアロゾル生成装置100は、カートリッジ320を支持する本体310と、エアロゾル生成物質を保有するカートリッジ320とを含むことができる。
【0086】
カートリッジ320は、一実施例によって本体310に装着/脱着可能に構成され得る。カートリッジ320は、他の実施例によって、本体310と一体に構成され得る。例えば、カートリッジ320の少なくとも一部が本体310のハウジング215によって形成される内部空間に挿入されることで、カートリッジ320が本体310に装着され得る。
【0087】
本体310は、カートリッジ320が挿入された状態で外部空気が本体310の内部に流入することができる構造を有するように形成され得る。ここで、本体310内に流入した外部空気は、カートリッジ320を通過して使用者の口に流動することができる。
【0088】
制御部170は、センサーモジュール150に含まれたカートリッジ感知センサーを介してカートリッジ320の装着/脱着有無を判断することができる。カートリッジ感知センサーは、例えば、カートリッジ320と連結される一端子を介してパルス電流を伝送し、他の端子を介してパルス電流が受信されるかによってカートリッジの連結有無を感知することができる。
【0089】
カートリッジ320は、エアロゾル生成物質を保有する貯蔵部321及び/又は貯蔵部321のエアロゾル生成物質を加熱するヒーター323を含むことができる。例えば、エアロゾル生成物質を含浸(含有)している液体伝達手段が貯蔵部321の内部に配置され得、ヒーター323の電気伝導性トラックは液体伝達手段を巻く構造を有するように形成され得る。ここで、ヒーター323によって液体伝達手段が加熱されるのに伴い、エアロゾルが生成され得る。ここで、液体伝達手段は、綿繊維、セラミック繊維、ガラス繊維、多孔性セラミックのような芯(wick)などを含むことができる。
【0090】
カートリッジ320はマウスピース325を含むことができる。ここで、マウスピース325は使用者の口腔に挿入される部分であり、パフ発生の際、エアロゾルが外部に排出される排出孔を有することができる。
【0091】
図4を参照すると、一実施例によるエアロゾル生成装置100は、カートリッジ420を支持し、内部空間415にシガレット401が挿入できるように構成された本体410と、エアロゾル生成物質を保有するカートリッジ420とを含むことができる。
【0092】
エアロゾル生成装置100は、カートリッジ420に貯蔵されたエアロゾル生成物質を加熱する第1ヒーターを含むことができる。例えば、使用者がシガレット401の一端を通して口で吸入する場合、第1ヒーターによって生成されたエアロゾルがシガレット401を通過することができる。ここで、エアロゾルがシガレット401を通過するうち、他ボコ物質が提供され、タバコ物質が提供されたエアロゾルはシガレット401の一端を通して使用者の口腔に吸入され得る。
【0093】
一方、他の実施例によって、エアロゾル生成装置100は、カートリッジ420に貯蔵されたエアロゾル生成物質を加熱する第1ヒーターと、本体410に挿入されたシガレット401を加熱する第2ヒーターとをそれぞれ含むこともできる。例えば、エアロゾル生成装置100は、第1ヒーター及び第2ヒーターを介して、カートリッジ420に貯蔵されたエアロゾル生成物質とシガレット401とをそれぞれ加熱してエアロゾルを生成することもできる。
【0094】
図5は本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の方向を定義する斜視図である。
【0095】
直交座標系を基準に、エアロゾル生成装置100の方向を定義することができる。直交座標系で、x軸方向はエアロゾル生成装置の左右方向と定義することができる。ここで、原点を基準に、+x方向は右側方向、-x方向は左側方向であり得る。y軸方向はエアロゾル生成装置100の前後方向と定義することができる。ここで、原点を基準に+y方向は前方向、-y方向は後方向であり得る。z軸方向はエアロゾル生成装置100の上下方向と定義することができる。原点を基準に、+z方向は上方向、-z方向は下方向であり得る。
【0096】
図5を参照すると、エアロゾル生成装置100のハウジング500の上端には、シガレット501が配置される挿入空間520が形成され得る。
【0097】
挿入空間520は、シガレット501の少なくとも一部が挿入できるように、ハウジング500の内部に向かって所定の深さだけ陥没して形成され得る。挿入空間520の深さは、シガレット501においてエアロゾル生成物質が含まれた領域の長さに対応し得る。例えば、エアロゾル生成装置100が
図2Bのシガレット201を使用することができる機器の場合、挿入空間520の深さは、シガレット201のタバコロッド202の長さに対応し得る。
【0098】
エアロゾル生成装置100のハウジング500の内部には、バッテリー160、ヒーター530、プリント基板540などの構成が配置され得る。
【0099】
ヒーター530は、挿入空間520に隣接して配置され得る。ヒーター530は、バッテリー160から供給される電力を用いて、挿入空間520に配置されるシガレット501を加熱することができる。
【0100】
プリント基板540の一面及び/又は他面には、エアロゾル生成装置100に備えられた各構成が実装され得る。プリント基板540に実装された構成は、プリント基板540の配線層を介して互いに信号を送信するか又は受信することができる。
【0101】
プリント基板540は、バッテリー160に隣接して配置され得る。例えば、プリント基板540は、一面がバッテリー160と向き合うように配置され得る。
【0102】
プリント基板540の一面には、温度センサーが実装され得る。温度センサーは、温度によって抵抗が変わる性質を用いた素子であるサーミスタ(thermistor)などによって具現され得る。例えば、温度センサーは、温度が上昇すると抵抗が減少する性質を有する負温度係数サーミスタ(Negative Temperature Coefficient thermistor、NTC thermistor)を含むことができる。
【0103】
制御部170は、プリント基板540に実装され得る。制御部170は、温度センサーの検出値をモニタリングすることができる。例えば、制御部170は、温度センサーを構成するサーミスタの抵抗値に対応する検出値をモニタリングすることができる。
【0104】
制御部170は、温度センサーの検出値に基づいて、バッテリー160の温度を判断することができる。例えば、制御部170は、温度センサーの検出値をバッテリー160の温度によって決定することができる。例えば、制御部170は、所定の基準によって温度センサーの検出値を補償した結果値をバッテリー160の温度によって決定することができる。
【0105】
エアロゾル生成装置100のハウジング500の一側には、電源端子550が配置され得る。電源端子550は、USBなどの有線通信のための有線端子であり得る。
【0106】
バッテリー160と電源端子550との間には、電源供給回路(図示せず)が配置され得る。電源供給回路は、電源端子550を介して外部から供給される電源をバッテリー160に伝達することができる。
【0107】
電源端子550には、電源供給する電力線560が連結され得る。例えば、電源端子550は電力線560のコネクタ565と結合され得る。
【0108】
制御部170は、電源端子550に電力線560が連結されるかを判断することができる。例えば、制御部170は、電源端子550と電力線560の連結に対応して生成される信号によって、電源端子550に電力線560が連結されるかを判断することができる。
【0109】
制御部170は、電源端子550に電力線560が連結される場合、バッテリー160に対する充電を開始することができる。制御部170は、電源端子550に電力線560が連結される場合、電力線560を介して供給される電力がバッテリー160に伝達されるように、エアロゾル生成装置100に備えられた各構成の動作を制御することができる。例えば、制御部170は、ハウジング500にシガレット501が挿入された状態で電源端子550に電力線560が連結される場合、エアロゾル生成モジュール130に対する電力供給を遮断し、バッテリー160に対する充電を開始することができる。
【0110】
エアロゾル生成装置100の構造は、
図5に示すものに限定されず、実施例によってバッテリー160、挿入空間510、ヒーター530、電源端子550などの配置が変わり得る。
【0111】
図6及び
図7は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の動作方法を示すフローチャートである。
【0112】
図6を参照すると、エアロゾル生成装置100は、S610動作で、バッテリー160に対する充電を中断することができる。例えば、エアロゾル生成装置100は、電源端子550と電力線560とが互いに分離される場合、バッテリー160に対する充電を中断することができる。
【0113】
エアロゾル生成装置100は、S620動作で、バッテリー160に隣接して配置される温度センサーの検出値をモニタリングすることができる。例えば、制御部170は、温度センサーを構成するサーミスタの抵抗値に対応する検出値をモニタリングすることができる。
【0114】
エアロゾル生成装置100は、S630動作で、温度センサーの検出値をモニタリングした結果がバッテリー160に関連した所定の条件を満たすかを判断することができる。ここで、バッテリー160に関連した所定の条件は、温度センサーの検出値の変化に影響を及ぼす要因に対応し得る。
【0115】
バッテリー160が充電されるうちには、バッテリー160の内部の電解液の反応などによってバッテリー160の温度が上昇し得る。また、バッテリー160の温度が上昇する場合、バッテリー160の周辺の温度も上昇することにより、温度センサーの検出値が変わり得る。ここで、温度センサーがバッテリー160と接触せず、所定の距離だけ離隔して配置される場合、バッテリー160の温度と温度センサーの検出値との間に差が発生し得る。例えば、バッテリー160が充電されるうち、バッテリー160の発熱だけでなく制御部170のプロセッサなどの他の構成で発生する熱によって、温度センサーの検出値はバッテリー160の温度よりも所定の温度だけ高くなり得る。
【0116】
一方、バッテリー160の充電ではない他の原因によって温度センサーの検出値が変わる場合、バッテリー160の温度と温度センサーの検出値とが同一であるか又は類似することがある。例えば、ヒーター530によってシガレット501が加熱される場合、又は、エアロゾル生成装置100の周辺温度が変わる場合、バッテリー160及び温度センサーが温度変化の影響を等しく受けることにより、バッテリー160の温度と温度センサーの検出値との間の差は一定のレベル未満に小さくなり得る。
【0117】
本開示の一実施例によれば、エアロゾル生成装置100は、バッテリー160に対する充電が中断された後、バッテリー160に対する充電の開始が要請されると、バッテリー160の温度に基づいてバッテリー160に対する充電の開始可否を決定することができる。例えば、エアロゾル生成装置100は、電源端子550に電力線560が連結される場合、バッテリー160に対する充電の開始が要請されたと判断することができる。
【0118】
バッテリー160に関連した所定の条件を満たすかに対する判断に関連して、
図7を参照して説明する。
【0119】
図7を参照すると、エアロゾル生成装置100は、S710動作で、温度センサーの検出値をモニタリングするうち、温度センサーの検出値が増加する区間及び/又は温度センサーの検出値が維持される区間をモニタリングするかを確認することができる。例えば、エアロゾル生成装置100は、温度センサーの検出値をモニタリングした全体時間に対応する区間(以下、全区間という)の少なくとも一部に、温度センサーの検出値が増加する区間及び/又は温度センサーの検出値が維持される区間が含まれるかを判断することができる。
【0120】
図8に示す温度センサーの検出値に対するグラフ810を参照すると、バッテリー160が充電されるt1時点まで、温度センサーの検出値は増加することができる。すなわち、バッテリー160が充電されるうちに、バッテリー160の発熱によって温度センサーの周辺温度が上昇することができる。
【0121】
一方、バッテリー160の温度の他に、温度センサーの検出値の変化に影響を及ぼす要因がいない場合、バッテリー160に対する充電が終了するt1時点からt2時点までの時間に対応する全区間Pで、温度センサーの検出値は減少することができる。例えば、バッテリー160に対する充電が終了するt1時点から、温度センサーの検出値は、エアロゾル生成装置100の周辺温度に相応する温度まで減少することができる。ここで、バッテリー160の温度も、温度センサーの検出値と同様に、時間の経過によって減少することができる。
【0122】
一方、
図9に示す温度センサーの検出値に対するグラフ910を参照すると、
図8に示すグラフ810と同様に、温度センサーの検出値は、バッテリー160が充電されるt1時点まで増加することができる。また、温度センサーの検出値は、バッテリー160に対する充電が終了するt1時点から減少することができる。
【0123】
一方、t1時点からt2時点までの時間に対応する全区間Pに、温度センサーの検出値が維持される区間P1及び/又は温度センサーの検出値が増加する区間P2を含むことができる。例えば、温度センサーの検出値がエアロゾル生成装置100の周辺温度に相応する温度に到逹する場合、温度センサーの検出値が維持され得る。例えば、エアロゾル生成装置100がヒーター530を介してシガレット501を加熱する場合、温度センサーの検出値が増加することができる。例えば、シガレット501に対する加熱が終了する場合、温度センサーの検出値が再び減少することができる。
【0124】
エアロゾル生成装置100は、S720動作で、温度センサーの検出値をモニタリングするうち、バッテリー160の電力を使用する区間がモニタリングされるかを確認することができる。例えば、エアロゾル生成装置100は、温度センサーの検出値をモニタリングした全区間のうちの少なくとも一部に、バッテリー160の電力を使用する区間を含むかを判断することができる。
【0125】
エアロゾル生成装置100は、温度センサーの検出値をモニタリングするうち、エアロゾル生成装置100の電源がオン(on)になるかによって、バッテリー160の電力を使用する区間をモニタリングすることができる。ここで、エアロゾル生成装置100の電源がオン(on)になる場合、制御部170のプロセッサなどが動作することにより、バッテリー160以外の他の構成で発熱が発生し得る。また、バッテリー160ではない他の構成での発熱は温度センサーの検出値の変化に影響を及ぼすことができる。
【0126】
エアロゾル生成装置100は、S730動作で、温度センサーの検出値が増加する区間、温度センサーの検出値が維持される区間、及びバッテリー160の電力を使用する区間がモニタリングされない場合、バッテリー160に関連した所定の条件が満たされないと判断することができる。
【0127】
エアロゾル生成装置100は、バッテリー160に関連した所定の条件が満たされない場合、バッテリー160の温度の他に、温度センサーの検出値の変化に影響を及ぼす要因がないと判断することができる。ここで、エアロゾル生成装置100は、全区間で、バッテリー160の温度と温度センサーの検出値との間の差が一定に維持されると判断することができる。
【0128】
一方、エアロゾル生成装置100は、S740動作で、温度センサーの検出値が増加する区間、温度センサーの検出値が維持される区間、及びバッテリー160の電力を使用する区間のうちの少なくとも一つがモニタリングされる場合、バッテリー160に関連した所定の条件が満たされたと判断することができる。
【0129】
エアロゾル生成装置100は、バッテリー160に関連した所定の条件が満たされた場合、バッテリー160の温度の他に温度センサーの検出値の変化に影響を及ぼす要因が存在すると判断することができる。ここで、エアロゾル生成装置100は、全区間で、バッテリー160の温度と温度センサーの検出値との間の差が一定のレベル未満に小さくなったと判断することができる。
【0130】
また、
図6を参照すると、エアロゾル生成装置100は、S640動作で、バッテリー160に関連した所定の条件が満たされない場合、所定の基準によって温度センサーの検出値を補償することができる。エアロゾル生成装置100は、温度センサーの検出値から所定の補償値(例:5℃)を差し引いた値を、温度センサーの検出値に対する補償の結果値と決定することができる。
【0131】
エアロゾル生成装置100は、S650動作で、バッテリー160の温度を決定することができる。
【0132】
エアロゾル生成装置100は、バッテリー160に関連した所定の条件が満たされた場合、温度センサーの検出値をバッテリー160の温度と決定することができる。一方、エアロゾル生成装置100は、バッテリー160に関連した所定の条件が満たされない場合、温度センサーの検出値を補償した結果値をバッテリー160の温度と決定することができる。
【0133】
一方、エアロゾル生成装置100は、バッテリー160の温度によって、バッテリー160を充電するかを決定することができる。ここで、エアロゾル生成装置100は、バッテリー160を充電するかを決定する場合、温度センサーの検出値又は温度センサーの検出値を補償した結果値によってバッテリー160の温度を決定することができる。
【0134】
一実施例によれば、エアロゾル生成装置100は、電源端子550に電力線560が連結される場合、バッテリー160の温度が充電に関連した所定の温度範囲(以下、第1温度範囲という)に含まれるかを判断することができる。ここで、バッテリー160の温度が第1温度範囲に含まれない場合、エアロゾル生成装置100は、バッテリー160に対する充電を遮断することができる。例えば、
図8及び
図9を参照すると、バッテリー160が充電されるうち、温度センサーの検出値が第1温度範囲の最高温度に対応する検出値T0以上の場合、エアロゾル生成装置100は、バッテリー160に対する充電を遮断することができる。
【0135】
一方、エアロゾル生成装置100は、バッテリー160の温度によって、バッテリー160に貯蔵された電力を使用するかを決定することができる。ここで、エアロゾル生成装置100は、バッテリー160に貯蔵された電力を使用するかを決定する場合、温度センサーの検出値によってバッテリー160の温度を決定することができる。
【0136】
一実施例によれば、エアロゾル生成装置100は、エアロゾル生成装置100の電源がオン(on)になった状態で、バッテリー160の温度が放電に関連した所定の温度範囲(以下、第2温度範囲という)に含まれるかを判断することができる。ここで、バッテリー160の温度が第2温度範囲に含まれない場合、例えば、第2温度範囲の最高温度以上の場合、エアロゾル生成装置100は、バッテリー160に貯蔵された電力の使用を遮断することができる。一方、第2温度範囲の最高温度は第1温度範囲の最高温度よりも高い温度であり得る。
【0137】
前記のように、本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、バッテリー160に隣接して配置される温度センサーを用いて、バッテリー160の温度を正確に検出することができる。
【0138】
また、本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、バッテリー160を充電するうち、バッテリー160の温度によって必要に応じて充電を遮断することができ、バッテリー160に関連した安全性及び製品に対する使用者の信頼を高めることができる。
【0139】
図1~
図9を参照すると、本開示の一側面によるエアロゾル生成装置100は、エアロゾル生成物質を加熱するヒーター133、134と、前記ヒーター133、134に電力を供給するバッテリー160と、前記バッテリー160に隣接して配置される温度センサーと、制御部170と、を含むことができる。前記バッテリー160に対する充電が中断される場合、前記制御部170は前記温度センサーの検出値をモニタリングすることができる。前記検出値をモニタリングした結果が前記バッテリー160に関連した所定の条件を満たす場合、前記制御部170は前記温度センサーの検出値を前記バッテリー160の温度と決定することができる。前記検出値をモニタリングした結果が前記所定の条件を満たさない場合、前記制御部170は前記温度センサーの検出値を補償した結果値を前記バッテリー160の温度と決定することができる。
【0140】
また、本開示の他の側面によれば、前記検出値が増加する第1区間及び前記検出値が維持される第2区間のうちの少なくとも一つがモニタリングされる場合、前記制御部170は前記所定の条件が満たされると判断することができる。
【0141】
また、本開示の他の側面によれば、前記バッテリー160の電力を使用する区間がモニタリングされた場合、前記制御部170は前記所定の条件が満たされると判断することができる。
【0142】
また、本開示の他の側面によれば、前記制御部170は、前記温度センサーの検出値から所定の補償値を差し引いた値を前記結果値と決定することができる。
【0143】
また、本開示の他の側面によれば、前記バッテリー160に対する充電の開始が要請された場合、前記制御部170は、前記決定されたバッテリーの温度に基づいて前記バッテリーに対する充電の開始可否を決定することができる。
【0144】
また、本開示の他の側面によれば、ハウジング500の一側に配置される電源端子550をさらに含むことができる。前記電源端子550に電力線560が連結される場合、前記制御部170は、前記バッテリー160に対する充電の開始が要請されたと判断することができる。
【0145】
また、本開示の他の側面によれば、前記決定されたバッテリー160の温度が所定の第1温度以上の場合、前記制御部170は、前記バッテリー160に対する充電を遮断することができる。
【0146】
また、本開示の他の側面によれば、前記決定されたバッテリー160の温度が前記第1温度よりも高い第2温度以上の場合、前記制御部170は、前記エアロゾル生成装置100に含まれた構成に対する電力の供給を遮断することができる。
【0147】
また、本開示の他の側面によれば、前記温度センサーは、前記バッテリー160に隣接して配置されたプリント基板540に実装されるサーミスタ(thermistor)を含むことができる。
【0148】
一方、本開示の一側面によるエアロゾル生成装置100の動作方法は、バッテリー160に対する充電が中断される場合、前記バッテリー160に隣接して配置される温度センサーの検出値をモニタリングする動作と、前記検出値をモニタリングした結果が前記バッテリー160に関連した所定の条件を満たす場合、前記温度センサーの検出値を前記バッテリー160の温度と決定する動作と、前記検出値をモニタリングした結果が前記所定の条件を満たさない場合、前記温度センサーの検出値を補償した結果値を前記バッテリー160の温度と決定する動作と、を含むことができる。
【0149】
前述した本開示の特定の実施例又は他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素又は全ての要素は構成又は機能が他の要素と組み合わせられるか互いに組み合わせられることができる。
【0150】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合わせられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0151】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/又は配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/又は配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。
【国際調査報告】