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特表2024-534713gNB-DU装置、gNB-CU-CP装置、AMF装置、UE及び第1のgNB-CU-UP装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-24
(54)【発明の名称】gNB-DU装置、gNB-CU-CP装置、AMF装置、UE及び第1のgNB-CU-UP装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/04 20090101AFI20240913BHJP
   H04W 76/22 20180101ALI20240913BHJP
   H04W 88/08 20090101ALI20240913BHJP
   H04W 88/12 20090101ALI20240913BHJP
【FI】
H04W24/04
H04W76/22
H04W88/08
H04W88/12
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024507998
(86)(22)【出願日】2022-07-27
(85)【翻訳文提出日】2024-02-08
(86)【国際出願番号】 JP2022028883
(87)【国際公開番号】W WO2023032530
(87)【国際公開日】2023-03-09
(31)【優先権主張番号】202111039051
(32)【優先日】2021-08-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【弁理士】
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【弁理士】
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】田村 利之
(72)【発明者】
【氏名】イアネフ イスクレン
(72)【発明者】
【氏名】ティワリ クンダン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA33
5K067DD11
5K067EE10
5K067FF18
5K067LL05
(57)【要約】
【課題】 本開示は、起こり得るノード障害に対するgNB-CUの復元性を提供するためのソリューションを提案する。ノード障害には、予期しないシステムリセット、システム再起動、システムストール、システム輻輳、及び近接ノードとの通信障害が含まれる。
【解決手段】 gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置の方法は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出すること、を含む。前記方法は、gNB-CU-UP装置の障害を検出した場合に、UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信することを含む。UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含む。前記方法は、gNB-CU-CP装置からUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを受信することを含む。前記方法は、前記UEにRRC解放メッセージを送信することを含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出し、
前記gNB-CU-UP装置の前記障害を検出した場合に、UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信し、
ここで、前記UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の前記障害の検出を示す情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含み、
前記gNB-CU-CP装置からUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを受信し、
前記UEにRRC解放メッセージを送信する、
gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置の方法。
【請求項2】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信し、
ここで、前記UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージをアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置に送信し、
ここで、前記UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含み、
前記AMF装置から第1のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを受信し、
ここで、前記第1のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含み、
前記gNB-DU装置に第2のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを送信し、
ここで、前記第2のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含む、
gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置の方法。
【請求項3】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からUE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信し、
ここで、前記UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
前記gNB-CU-CP装置にUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを送信し、
ここで、前記UE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含む、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置の方法。
【請求項4】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置からRRC解放メッセージを受信し、
ここで、前記RRC解放メッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す情報と、無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含み、
前記RRC解放メッセージを受信した後、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを確立する手順を開始する、
ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法。
【請求項5】
gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置の方法であって、
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出し、
前記第1のgNB-CU-UP装置の前記障害を検出した場合に、UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信し、
ここで、前記UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージは、前記第1のgNB-CU-UP装置の前記障害の検出を示す第1の情報と、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)IDを示す第2の情報と、前記DRB IDに対するF1-U接続を再確立する必要があることを示す第3の情報とを含み、
前記gNB-CU-CP装置からUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージを受信し、
ここで、前記UE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージは、前記第2の情報及び第4の情報を含み、
ここで、前記第4の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、前記gNB-DUがアップリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示す、
gNB-DU装置の方法。
【請求項6】
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージを受信し、
ここで、前記UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージは、前記第1のgNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)IDを示す第2の情報と、前記DRB IDに対するF1-U接続を再確立する必要があることを示す第3の情報とを含み、
第2のgNB-CU-UP装置にBEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージを送信し、
ここで、前記BEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージは、gNB-DU ID及び第4の情報を含み、
ここで、前記第4の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、前記第2のgNB-CU-UP装置がダウンリンクパケットを送信する前記gNB-DU装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
前記第2のgNB-CU-UP装置からBEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージを受信し、
ここで、前記BEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージは第5の情報を含み、
ここで、前記第5の情報は、TEIDと、前記gNB-DU装置がアップリンクパケットを送信する前記第2のgNB-CU-UP装置のIPアドレスとを示し、
前記gNB-DU装置にUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージを送信し、
ここで、前記UE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージは、前記第2の情報及び前記第5の情報を含む、
gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置の方法。
【請求項7】
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の方法であって、
第2のgNB-CU-UP装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からBEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージを受信し、
ここで、前記BEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージは、gNB-DU ID及び第1の情報を含み、
ここで、前記第1の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、前記第1のgNB-CU-UP装置がダウンリンクパケットを送信するgNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
前記gNB-CU-CP装置にBEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージを送信し、
ここで、前記BEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージは第2の情報を含み、
ここで、前記第2の情報は、TEIDと、前記gNB-DU装置がアップリンクパケットを送信する前記第1のgNB-CU-UP装置のIPアドレスとを示す、
第1のgNB-CU-UP装置の方法。
【請求項8】
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からPDU SESSION RESOURCE MODIFY INDICATIONメッセージを受信し、
ここで、PDU SESSION RESOURCE MODIFY INDICATIONメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションIDと情報を含み、
ここで、前記情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置がダウンリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージをセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置に送信し、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージは前記情報を含む、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置の方法。
【請求項9】
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からNsmf_PDUSession_UpdateSMContext 要求メッセージを受信し、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージは情報を含み、
ここで、前記情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置がダウンリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
前記UPF装置にN4セッション修正要求メッセージを送信し、
ここで、前記N4セッション修正要求メッセージは前記情報を含む、
セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置の方法。
【請求項10】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出し、
前記gNB-CU-UP装置の前記障害を検出した場合に、UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信し、
ここで、前記UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の前記障害の検出を示す情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含む、
gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置の方法。
【請求項11】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信し、
ここで、前記UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージをアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置に送信し、
ここで、前記PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージは、前記第1の情報及び第3の情報を含み、
ここで、前記第3の情報は、前記UEとのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す、
gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置の方法。
【請求項12】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からPDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージを受信し、
ここで、前記PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージをセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置に送信し、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含み、
前記SMF装置からNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージを受信し、
ここで、Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージは、前記第2の情報及びPDUセッションIDを示す第3の情報を含み、
前記UEにPDUセッション解放命令メッセージを送信し、
ここで、前記PDUセッション解放命令メッセージは、前記第2の情報及び前記第3の情報を含む、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置の方法。
【請求項13】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージを受信し、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
N3トンネル情報を解放するためにN4セッション解放要求メッセージをユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置に送信し、
前記AMF装置にNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージを送信し、
ここで、Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージは、前記第2の情報及びPDUセッションIDを示す第3の情報を含む、
セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置の方法。
【請求項14】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からPDUセッション解放命令メッセージを受信し、
ここで、前記PDUセッション解放命令メッセージは、前記UEとのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す情報と、PDUセッションIDを示す情報とを含み、
前記PDUセッション解放命令メッセージを受信した後、前記PDUセッションを確立する手順を開始する、
UEの方法。
【請求項15】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出する手段と、
前記gNB-CU-UP装置の前記障害を検出した場合に、UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信する手段と、
ここで、前記UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の前記障害の検出を示す情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含み、
前記gNB-CU-CP装置からUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを受信する手段と、
前記UEにRRC解放メッセージを送信する手段と、
を備える、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置。
【請求項16】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信する手段と、
ここで、前記UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージをアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置に送信する手段と、
ここで、前記UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含み、
前記AMF装置から第1のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを受信する手段と、
ここで、前記第1のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含み、
前記gNB-DU装置に第2のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを送信する手段と、
ここで、前記第2のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含む
を備える、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置。
【請求項17】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からUE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信する手段と、
ここで、前記UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
前記gNB-CU-CP装置にUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを送信する手段と、
ここで、前記UE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含む、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置。
【請求項18】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置からRRC解放メッセージを受信する手段と、
ここで、前記RRC解放メッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す情報と、無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含み、
前記RRC解放メッセージを受信した後、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを確立する手順を開始する手段と、
を備える、ユーザ装置(User Equipment)(UE)。
【請求項19】
gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置であって、
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出する手段と、
前記第1のgNB-CU-UP装置の前記障害を検出した場合に、UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信する手段と、
ここで、前記UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージは、前記第1のgNB-CU-UP装置の前記障害の検出を示す第1の情報と、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)IDを示す第2の情報と、前記DRB IDに対するF1-U接続を再確立する必要があることを示す第3の情報とを含み、
前記gNB-CU-CP装置からUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージを受信する手段と、
ここで、前記UE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージは、前記第2の情報及び第4の情報を含み、
ここで、前記第4の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、前記gNB-DUがアップリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示す、
を備える、gNB-DU装置。
【請求項20】
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージを受信する手段と、
ここで、前記UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージは、前記第1のgNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)IDを示す第2の情報と、前記DRB IDに対するF1-U接続を再確立する必要があることを示す第3の情報とを含み、
第2のgNB-CU-UP装置にBEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージを送信する手段と、
ここで、前記BEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージは、gNB-DU IDと第4の情報とを含み、
ここで、前記第4の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、前記第2のgNB-CU-UP装置がダウンリンクパケットを送信する前記gNB-DU装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
前記第2のgNB-CU-UP装置からBEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージを受信する手段と、
ここで、前記BEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージは第5の情報を含み、
ここで、前記第5の情報は、TEIDと、前記gNB-DU装置がアップリンクパケットを送信する前記第2のgNB-CU-UP装置のIPアドレスとを示し、
前記gNB-DU装置にUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージを送信する手段と、
ここで、前記UE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージは、前記第2の情報及び前記第5の情報を含む、
を備える、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置。
【請求項21】
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置であって、
第2のgNB-CU-UP装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からBEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージを受信する手段と、
ここで、前記BEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージは、gNB-DU ID及び第1の情報を含み、
ここで、前記第1の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、前記第1のgNB-CU-UP装置がダウンリンクパケットを送信するgNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
前記gNB-CU-CP装置にBEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージを送信する手段と、
ここで、前記BEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージは第2の情報を含み、
ここで、前記第2の情報は、TEIDと、前記gNB-DU装置がアップリンクパケットを送信する前記第1のgNB-CU-UP装置のIPアドレスとを示す、
を備える、第1のgNB-CU-UP装置。
【請求項22】
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からPDU SESSION RESOURCE MODIFY INDICATIONメッセージを受信する手段と、
ここで、前記PDU SESSION RESOURCE MODIFY INDICATIONメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションIDと情報を含み、
ここで、前記情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置がダウンリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージをセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置に送信する手段と、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージは前記情報を含む、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置。
【請求項23】
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からNsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージを受信する手段と、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージは情報を含み、
ここで、前記情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置がダウンリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
前記UPF装置にN4セッション修正要求メッセージを送信する手段と、
ここで、前記N4セッション修正要求メッセージは前記情報を含む、
を備える、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置。
【請求項24】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出する手段と、
前記gNB-CU-UP装置の前記障害を検出した場合に、UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信する手段と、
ここで、前記UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の前記障害の検出を示す情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含む、
を備える、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置。
【請求項25】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信し、
ここで、前記UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージをアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置に送信する手段と、
ここで、前記PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージは、前記第1の情報及び第3の情報を含み、
ここで、前記第3の情報は、前記UEとのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す、
を備える、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置。
【請求項26】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からPDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージを受信する手段と、
ここで、前記PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージをセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置に送信する手段と、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含み、
前記SMF装置からNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージを受信する手段と、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージは、前記第2の情報及びPDUセッションIDを示す第3の情報を含み、
前記UEにPDUセッション解放命令メッセージを送信する手段と、
ここで、前記PDUセッション解放命令メッセージは、前記第2の情報及び前記第3の情報を含む、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置。
【請求項27】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext 要求メッセージを受信する手段と、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
N3トンネル情報を解放するためにN4セッション解放要求メッセージをユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置に送信する手段と、
前記AMF装置にNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージを送信する手段と、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージは、前記第2の情報及びPDUセッションIDを示す第3の情報を含む、
を備える、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置。
【請求項28】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からPDUセッション解放命令メッセージを受信する手段と、
ここで、前記PDUセッション解放命令メッセージは、前記UEとのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す情報と、PDUセッションIDを示す情報とを含み、
前記PDUセッション解放命令メッセージを受信した後、前記PDUセッションを確立する手順を開始する手段と、
を備える、UE。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、gNB-DU装置の方法、gNB-CU-CP装置の方法、AMF装置の方法、UEの方法、第1のgNB-CU-UP装置の方法、SMF装置の方法、gNB-DU装置、gNB-CU-CP装置、AMF装置、UE、第1のgNB-CU-UP装置及びSMF装置に関する。
【背景技術】
【0002】
NG-RANの全体的なアーキテクチャは非特許文献2に示される。NG-RANには、NGインタフェースを通じて5GCに接続されたgNBのセットが含まれる。gNBは、gNB-CU及び1つ又は複数のgNB-DUを含むものであってもよい。gNB-CUとgNB-DUは、F1インタフェースを介して接続される。1つのgNB-DUは1つのgNB-CUのみに接続される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】3GPP TR 21.905: "Vocabulary for 3GPP Specifications"V17.0.0 (2020-07)
【非特許文献2】3GPP TS 38.401: “NG-RAN; Architecture description”.V16.6.0 (2021-07)
【非特許文献3】3GPP TSG RAN Rel-18 Workshop RWS-210327: “Motivation of Study on Inter-gNB Coordination” (2021-06)
【非特許文献4】3GPP TS 38.472: "NG-RAN; F1 signalling transport".V16.1.0 (2020-09)
【非特許文献5】IETF RFC 4960 (2007-09): "Stream Control Transmission Protocol"
【非特許文献6】3GPP TS 38.473: “NG-RAN; F1 application protocol (F1AP)”.V16.6.0 (2021-07)
【非特許文献7】3GPP TS 38.462: "NG-RAN; E1 signalling transport".V16.1.0 (2020-09)
【非特許文献8】3GPP TS 38.463: “NG-RAN; F1 application protocol (F1AP)”.V16.6.0 (2021-07)
【非特許文献9】3GPP TS 38.412: "NG-RAN; NG signalling transport".V16.1.0 (2020-09)
【非特許文献10】3GPP TS 38.413: “NG Application Protocol (NGAP)”.V16.6.0 (2021-07)
【非特許文献11】3GPP TS 38.422: "NG-RAN; Xn signalling transport".V16.0.0 (2020-03)
【非特許文献12】3GPP TS 38.423: “Xn Application Protocol (XnAP)”.V16.6.0 (2021-07)
【非特許文献13】3GPP TS 23.501: "System architecture for the 5G System (5GS)".V17.1.1 (2021-06)
【非特許文献14】3GPP TS 23.502: "Procedures for the 5G System (5GS)".V17.1.0 (2021-06)
【非特許文献15】3GPP TS 38.474: "F1 data transport".V16.1.0 (2021-01)
【非特許文献16】3GPP TS 29.281: "General Packet Radio System (GPRS) Tunnelling Protocol User Plane (GTPv1-U)".V17.1.0 (2021-06)
【非特許文献17】ETSI GS NFV-MAN 001 "Network Functions Virtualisation (NFV); Management and Orchestration".V1.1.1 (2014-12)
【非特許文献18】3GPP TS 38.300: “NR; NR and NG-RAN Overall Description; Stage 2”.V16.6.0 (2021-06)
【非特許文献19】IETF RFC 792 (1981-09): "INTERNET CONTROL MESSAGE PROTOCOL"
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非特許文献2によれば、異なるPLMN間でのRAN共有シナリオを除き、gNB-DUは1つのgNB-CUのみに接続される。同様に、gNB-DUはデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)ごとのユーザデータ処理のために1つのgNB-CUのみに接続される。
【0005】
このアーキテクチャの原則によると、接続されているgNB-CUに障害が発生した場合、全てのgNB-DUがサービス停止状態となる。このため、接続されているgNB-CUに障害が発生すると、gNB-DUのカバー範囲内にある全てのユーザに大きなサービス中断が発生する可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様では、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置の方法は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出すること、を含む。前記方法は、gNB-CU-UP装置の障害を検出した場合に、UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信することを含む。UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含む。前記方法は、gNB-CU-CP装置からUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを受信することを含む。前記方法は、UEにRRC解放メッセージを送信することを含む。
【0007】
本開示の一態様では、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置の方法は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信することを含む。UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含む。前記方法は、UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージをアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置に送信することを含む。UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含む。前記方法は、AMF装置から第1のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを受信することを含む。第1のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、第1の情報及び第2の情報を含む。前記方法は、gNB-DU装置に第2のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを送信することを含む。第2のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、第1の情報及び第2の情報を含む。
【0008】
本開示の一態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置の方法は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からUE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信することを含む。UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含む。前記方法は、gNB-CU-CP装置にUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを送信することを含む。UE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、第1の情報及び第2の情報を含む。
【0009】
本開示の一態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置からRRC解放メッセージを受信することを含む。RRC解放メッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す情報と、無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含む。前記方法は、RRC解放メッセージを受信した後、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを確立する手順を開始することを含む。
【0010】
本開示の一態様では、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置の方法は、第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出すること、を含む。前記方法は、第1のgNB-CU-UP装置に障害が発生した場合に、UE COTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信することを含む。UE COTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージは、第1のgNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)IDを示す第2の情報と、DRB IDに対するF1-U接続を再確立する必要があることを示す第3の情報とを含む。前記方法は、gNB-CU-CP装置からUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージを受信することを含む。UE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージは、第2の情報及び第4の情報を含む。第4の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、gNB-DUがアップリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示す。
【0011】
本開示の一態様では、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置の方法は、第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージを受信することを含む。UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージは、第1のgNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)IDを示す第2の情報と、DRB IDに対するF1-U接続を再確立する必要があることを示す第3の情報とを含む。前記方法は、第2のgNB-CU-UP装置にBEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージを送信することを含む。BEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージは、gNB-DU ID及び第4の情報を含む。第4の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、第2のgNB-CU-UP装置がダウンリンクパケットを送信するgNB-DU装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示す。前記方法は、第2のgNB-CU-UP装置からBEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージを受信することを含む。BEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージは第5の情報を含む。第5の情報は、TEIDと、gNB-DU装置がアップリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示す。前記方法は、gNB-DU装置にUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージを送信することを含む。UE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージは、第2の情報及び第5の情報を含む。
【0012】
本開示の一態様では、第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の方法は、第2のgNB-CU-UP装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からBEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージを受信することを含む。BEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージは、gNB-DU ID及び第1の情報を含む。第1の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、第1のgNB-CU-UP装置がダウンリンクパケットを送信するgNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示す。前記方法は、gNB-CU-CP装置にBEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージを送信することを含む。BEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージは第2の情報を含む。第2の情報は、TEIDと、前記gNB-DU装置がアップリンクパケットを送信する前記第1のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示す。
【0013】
本開示の一態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置の方法は、第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からPDU SESSION RESOURCE MODIFY INDICATIONメッセージを受信することを含む。PDU SESSION RESOURCE MODIFY INDICATIONメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションIDと情報を含む。前記情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置がダウンリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(IP)アドレスとを示す。前記方法は、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージをセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置に送信することを含む。Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージは前記情報を含む。
【0014】
本開示の一態様では、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置の方法は、第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からNsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージを受信することを含む。Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージは情報を含む。前記情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置がダウンリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(IP)アドレスとを示す。前記方法は、UPF装置にN4セッション修正要求メッセージを送信することを含む。N4セッション修正要求メッセージは前記情報を含む。
【0015】
本開示の一態様では、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置の方法は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出すること、を含む。前記方法は、gNB-CU-UP装置の障害を検出した場合に、UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信することを含む。UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含む。
【0016】
本開示の一態様では、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置の方法は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信することを含む。UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含む。前記方法は、PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージをアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置に送信することを含む。PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージは、第1の情報及び第3の情報を含む。第3の情報は、UEとのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す。
【0017】
本開示の一態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置の方法は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からPDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージを受信することを含む。PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit) (PDU)セッションを再確立する必要があることを示す第2の情報とを含む。前記方法は、Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージをセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置に送信することを含む。Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージは、第1の情報及び第2の情報を含む。前記方法は、SMF装置からNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージを受信することを含む。Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージは、第2の情報及びPDUセッションIDを示す第3の情報を含む。前記方法は、UEにPDUセッション解放命令メッセージを送信することを含む。PDUセッション解放命令メッセージは、第2の情報及び第3の情報を含む。
【0018】
本開示の一態様では、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置の方法は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージを受信することを含む。Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す第2の情報とを含む。前記方法は、N3トンネル情報を解放するためのN4セッション解放要求メッセージをユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置に送信することを含む。前記方法は、AMF装置にNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージを送信することを含む。Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージは、第2の情報及びPDUセッションIDを示す第3の情報を含む。
【0019】
本開示の一態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からPDUセッション解放命令メッセージを受信することを含む。PDUセッション解放命令メッセージは、前記UEとのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す情報と、PDUセッションIDを示す情報とを含む。前記方法は、PDUセッション解放命令メッセージを受信した後、前記PDUセッションを確立する手順を開始することを含む。
【0020】
本開示の一態様では、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出する手段を含む。gNB-DU装置は、gNB-CU-UP装置の障害を検出した場合に、UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信する手段を含む。UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含む。gNB-DU装置は、gNB-CU-CP装置からUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを受信する手段を含む。gNB-DU装置は、UEにRRC解放メッセージを送信する手段を含む。
【0021】
本開示の一態様では、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信する手段を含む。UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含む。gNB-CU-CP装置は、UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージをアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置に送信する手段を含む。UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含む。gNB-CU-CP装置は、AMF装置から第1のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを受信する手段を含む。第1のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、第1の情報及び第2の情報を含む。gNB-CU-CP装置は、gNB-DU装置に第2のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを送信する手段を含む。第2のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、第1の情報及び第2の情報を含む。
【0022】
本開示の一態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からUE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信する手段を含む。UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含む。AMF装置は、gNB-CU-CP装置にUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを送信する手段を含む。UE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、第1の情報及び第2の情報を含む。
【0023】
本開示の一態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置からRRC解放メッセージを受信する手段を含む。RRC解放メッセージは、gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す情報と、無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含む。UEは、RRC解放メッセージを受信した後、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを確立する手順を開始する手段を備える。
【0024】
本開示の一態様では、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置は、第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出する手段を含む。gNB-DU装置は、第1のgNB-CU-UP装置の障害を検出した場合に、UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信する手段を含む。UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージは、第1のgNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)IDを示す第2の情報と、DRB IDに対するF1-U接続を再確立する必要があることを示す第3の情報とを含む。gNB-DU装置は、gNB-CU-CP装置からUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージを受信する手段を含む。UE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージは、第2の情報及び第4の情報を含む。第4の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、gNB-DUがアップリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示す。
【0025】
本開示の一態様では、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置は、第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージを受信する手段を含む。UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージは、第1のgNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)IDを示す第2の情報と、DRB IDに対するF1-U接続を再確立する必要があることを示す第3の情報とを含む。gNB-CU-CP装置は、第2のgNB-CU-UP装置にBEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージを送信する手段を含む。BEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージは、gNB-DU ID及び第4の情報を含む。第4の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、第2のgNB-CU-UP装置がダウンリンクパケットを送信するgNB-DU装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示す。gNB-CU-CP装置は、第2のgNB-CU-UP装置からBEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージを受信する手段を含む。BEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージは第5の情報を含む。第5の情報は、TEIDと、gNB-DU装置がアップリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示す。gNB-CU-CP装置は、gNB-DU装置にUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージを送信する手段を含む。UE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージは、第2の情報及び第5の情報を含む。
【0026】
本開示の一態様では、第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置は、第2のgNB-CU-UP装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からBEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージを受信する手段を含む。BEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージは、gNB-DU ID及び第1の情報を含む。第1の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、第1のgNB-CU-UP装置がダウンリンクパケットを送信するgNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示す。gNB-CU-CP装置は、gNB-CU-CP装置にBEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージを送信する手段を含む。BEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージは第2の情報を含む。第2の情報は、TEIDと、前記gNB-DU装置がアップリンクパケットを送信する前記第1のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示す。
【0027】
本開示の一態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置は、第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からPDU SESSION RESOURCE MODIFY INDICATIONメッセージを受信することを含む。PDU SESSION RESOURCE MODIFY INDICATIONメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションIDと情報を含む。前記情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置がダウンリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(IP)アドレスとを示す。AMF装置は、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージをセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置に送信する手段を含む。Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージは前記情報を含む。
【0028】
本開示の一態様では、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置は、第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からNsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージを受信する手段を含む。Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージは情報を含む。前記情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置がダウンリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(IP)アドレスとを示す。SMF装置は、UPF装置にN4セッション修正要求メッセージを送信する手段を含む。N4セッション修正要求メッセージは前記情報を含む。
【0029】
本開示の一態様では、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出する手段を含む。gNB-DU装置は、gNB-CU-UP装置の障害を検出した場合に、UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信する手段を含む。UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含む。
【0030】
本開示の一態様では、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信する手段を含む。UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含む。gNB-CU-CP装置は、PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージをアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置に送信する手段を含む。PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージは、第1の情報及び第3の情報を含む。第3の情報は、UEとのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す。
【0031】
本開示の一態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からPDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージを受信することを含む。PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す第2の情報とを含む。AMF装置は、Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージをセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置に送信する手段を含む。Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージは、第1の情報及び第2の情報を含む。AMF装置は、SMF装置からNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージを受信する手段を含む。Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージは、第2の情報及びPDUセッションIDを示す第3の情報を含む。AMF装置は、UEにPDUセッション解放命令メッセージを送信する手段を含む。PDUセッション解放命令メッセージは、第2の情報及び第3の情報を含む。
【0032】
本開示の一態様では、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージを受信する手段を含む。Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す第2の情報とを含む。SMF装置は、N3トンネル情報を解放するためのN4セッション解放要求メッセージをユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置に送信する手段を含む。SMF装置は、AMF装置にNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージを送信する手段を含む。Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージは、第2の情報及びPDUセッションIDを示す第3の情報を含む。
【0033】
本開示の一態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)は、gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からPDUセッション解放命令メッセージを受信する手段を含む。PDUセッション解放命令メッセージは、前記UEとのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す情報と、PDUセッションIDを示す情報とを含む。UEは、PDUセッション解放命令メッセージを受信した後、PDUセッションを確立する手順を開始する手段を備える。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1図1は、gNB-CU-CPプールを備えた(R)ANアーキテクチャを示す。
図2図2は、UDSF-SIによるシステムデータの取り扱いを示す。
図3図3は、gNB-CU-CPバックアップ備えた(R)ANアーキテクチャを示す。
図4図4は、バックアップgNB-CU-CP関連情報を含むF1セットアップ手順を示す。
図5図5は、バックアップgNB-CU-CP関連情報を含むNGセットアップ手順を示す。
図6図6は、バックアップgNB-CU-CP関連情報を含むGNB-CU-UP E1セットアップ手順を示す。
図7図7は、バックアップgNB-CU-CP関連情報を含むGNB-CU-CP E1セットアップ手順を示す。
図8図8は、バックアップgNB-CU-CP関連情報を含むXNセットアップ手順を示す。
図9図9は、gNB-CU-CPバックアップ方式を含む切替え手順を示す。
図10図10は、UDSFバックアップ方式を含む切替え手順を示す。
図11図11は、リソース分散運用のための配置例を示す。
図12図12は、gNB-CU-UPに障害が発生した場合の、いくつかのgNB-CU-UP障害復旧メカニズムを提案するNG-(R)ANアーキテクチャを示す。
図13図13は、RRC接続の解放によるgNB-CU-UP障害復旧を示す。
図14図14は、代替gNB-CU-UPの選択によるgNB-CU-UP障害復旧を示す。
図15図15は、PDUセッションの解放によるgNB-CU-UP障害復旧を示す。
図16図16は、システム概要を示す。
図17図17は、ユーザ装置(UE)のブロック図である。
図18図18は(R)ANノードのブロック図である。
図19図19は、O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノードのシステム概要を示す。
図20図20は、無線ユニット(Radio Unit)(RU)のブロック図である。
図21図21は、分散ユニット(Distributed Unit)(DU)のブロック図である。
図22図22は、集中ユニット(Centralized Unit)(CU)のブロック図である。
図23図23は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)のブロック図である。
図24図24は、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)のブロック図である。
図25図25は、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)のブロック図である。
図26図26は、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)のブロック図である。
図27図27は、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)のブロック図である。
図28図28は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)のブロック図である。
図29図29は、ネットワークデータ分析機能(Network Data Analytics Function)(NWDAF)のブロック図である。
図30図30は、システム情報非構造化データ保存機能(Unstructured Data Storage Function for System Information)(UDSF-SI)のブロック図である。
図31図31は、ネットワークリポジトリ機能(Network Repository Function)(NRF)のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
本開示は、gNB-DU装置の方法、gNB-CU-CP装置の方法、AMF装置の方法、UEの方法、第1のgNB-CU-UP装置の方法、SMF装置の方法、gNB-DU装置、gNB-CU-CP装置、AMF装置、UE、第1のgNB-CU-UP装置及びSMF装置に関する。
【0036】
以下の詳細な説明では、説明の便宜上、開示された態様を十分に理解できるように、多数の具体的な詳細を記載する。しかしながら、これらの具体的な詳細がなくても、1つ又は複数の態様が実施され得ることは明らかである。他の例では、図面を簡略化するために、周知の構造及び装置が概略的に示されている。
【0037】
当業者であれば、図中の要素は単純化されて図示されており、必ずしも縮尺通りに描かれていない可能性があることを理解されたい。さらに、装置の構造に関して、装置の1つ又は複数の構成要素は、従来の記号によって図に表現されている場合があり、図は、本明細書の説明の利益を有する当業者に容易に明らかになる詳細な図を不明瞭にしないように、本開示の態様を理解するのに適切な特定の詳細のみを示す場合がある。
【0038】
本開示の原理の理解を促進する目的で、次に、図に示された態様を参照し、それらを説明するために特定の言語を使用する。それにもかかわらず、本開示の範囲は、それによって限定が意図されるものではないことが理解されるであろう。図示されたシステムにおけるそのような変更及びさらなる修正、ならびに当業者に通常成されるであろう本開示の原理のそのようなさらなる適用は、本開示の範囲内であると解釈される。
【0039】
用語「comprises」、「comprising」、又はそれらの他の変化形は、非排他的な包含を意図しており、ステップのリストで構成されるプロセス又は方法は、それらのステップのみを含むのではなく、明示的にリストされていない、又はそのようなプロセス又は方法に固有の他のステップを含むものであってもよい。同様に、「comprises… a」で先行する1つ以上の装置又は実体又はサブシステム又は要素又は構造又は構成要素は、より多くの制約なしに、他の装置、サブシステム、要素、構造、構成要素、追加の装置、追加のサブシステム、追加の要素、追加の構造又は追加の構成要素の存在を排除するものではない。本明細書を通じて「ある側面において」、「別の側面において」、及び同様の表現が出現する場合、その全てが同じ側面を指すものであってもよく、しかし必ずしもそうであるとは限らない。
【0040】
別段の定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書で提供されるシステム、方法、及び実施例は、例示に過ぎず、限定を意図するものではない。
【0041】
以下の明細書及び特許請求の範囲において、多くの用語が参照されるが、これらの用語は以下の意味を有するように定義されるものとする。単数形の「a」、「an」、及び「the」は、文脈上明らかにそうでない場合を除き、複数形の言及を含む。
【0042】
データは意味のある情報であり、パラメータに起因する値を表すため、本明細書で使用されるように、情報はデータ及び知識に関連付けられる。さらに知識は、抽象的又は具体的な概念の理解を意味する。この例示のシステムは、開示された主題の説明を容易にするために単純化されており、本開示の範囲を限定することを意図していないことに注意されたい。本明細書に開示される態様を実施するために、システムに加えて、又はシステムの代わりに、他のデバイス、システム、及び構成を使用するものであってもよく、そのような態様は全て、本開示の範囲内として企図される。
【0043】
以下に説明する各態様及び各態様に含まれる要素は、それぞれ独立して実施してもよいし、他の態様と組み合わせて実施してもよい。これらの態様は、互いに異なる新たな特徴を含む。したがって、これらの態様は、互いに異なる目的の達成又は問題の解決に寄与し、互いに異なる利点の獲得に寄与する。
【0044】
<略語>
本明細書の目的上、非特許文献1及び以下に示す略語が適用される。本明細書で定義された略語は、非特許文献1に同じ略語の定義があれば、そちらに優先する。
【0045】
4G-GUTI 4G Globally Unique Temporary UE Identity
5GC 5G Core Network
5GLAN 5G Local Area Network
5GS 5G System
5G-AN 5G Access Network
5G-AN PDB 5G Access Network Packet Delay Budget
5G-EIR 5G-Equipment Identity Register
5G-GUTI 5G Globally Unique Temporary Identifier
5G-BRG 5G Broadband Residential Gateway
5G-CRG 5G Cable Residential Gateway
5G GM 5G Grand Master
5G-RG 5G Residential Gateway
5G-S-TMSI 5G S-Temporary Mobile Subscription Identifier
5G VN 5G Virtual Network
5QI 5G QoS Identifier
ABBA Anti-Bidding-down Between Architectures
AF Application Function
AMF Access and Mobility Management Function
API Application Programming Interface
AS Access Stratum
ATSSS Access Traffic Steering, Switching, Splitting
ATSSS-LL ATSSS Low-Layer
AUSF Authentication Server Function
AUTN Authentication token
BBF Broadband Forum
BMCA Best Master Clock Algorithm
BSF Binding Support Function
CAG Closed Access Group
CAPIF Common API Framework for 3GPP northbound APIs
CHF Charging Function
CN PDB Core Network Packet Delay Budget
CP Control Plane
CU Centralized Unit / Central Unit
DAPS Dual Active Protocol Stacks
DL Downlink
DN Data Network
DNAI DN Access Identifier
DNN Data Network Name
DRB Data Radio Bearer
DRX Discontinuous Reception
DS-TT Device-side TSN translator
DU Distributed Unit
ePDG evolved Packet Data Gateway
EAP Extensible Authentication Protocol
EBI EPS Bearer Identity
EPS Evolved Packet System
EUI Extended Unique Identifier
FAR Forwarding Action Rule
FN-BRG Fixed Network Broadband RG
FN-CRG Fixed Network Cable RG
FN-RG Fixed Network RG
FQDN Fully Qualified Domain Name
GFBR Guaranteed Flow Bit Rate
GMLC Gateway Mobile Location Centre
gNB-CU-CP gNB Central Unit Control Plane
gNB-CU-UP gNB Central Unit User Plane
gNB-DU gNB Distributed Unit
GPSI Generic Public Subscription Identifier
GUAMI Globally Unique AMF Identifier
GUTI Globally Unique Temporary UE Identity
HR Home Routed (roaming)
IAB Integrated access and backhaul
IMEI International Mobile Equipment Identity
IMEI/TAC IMEI Type Allocation Code
IMS IP Multimedia Subsystem
IOWN Innovative Optical and Wireless Network
IPUPS Inter PLMN UP Security
I-SMF Intermediate SMF
I-UPF Intermediate UPF
LADN Local Area Data Network
LBO Local Break Out (roaming)
LMF Location Management Function
LoA Level of Automation
LPP LTE Positioning Protocol
LRF Location Retrieval Function
LTE Long Term Evolution
MAC Medium Access Control
MCC Mobile country code
MCX Mission Critical Service
MDBV Maximum Data Burst Volume
MFBR Maximum Flow Bit Rate
MICO Mobile Initiated Connection Only
MNC Mobile Network Code
MO Mobile Originated
MPS Multimedia Priority Service
MPTCP Multi-Path TCP Protocol
MT Mobile Terminated
MT Mobile Termination
N3IWF Non-3GPP InterWorking Function
N5CW Non-5G-Capable over WLAN
NAI Network Access Identifier
NAS Non-Access Stratum
NEF Network Exposure Function
NF Network Function
NFV Network Functions Virtualization
NGAP Next Generation Application Protocol
ngKSI Next Generation Key Set Identifier
NID Network identifier
NPN Non-Public Network
NR New Radio
NRF Network Repository Function
NSI ID Network Slice Instance Identifier
NSSAA Network Slice-Specific Authentication and Authorization
NSSAAF Network Slice-Specific Authentication and Authorization Function
NSSAI Network Slice Selection Assistance Information
NSSF Network Slice Selection Function
NSSP Network Slice Selection Policy
NW-TT Network-side TSN translator
NWDAF Network Data Analytics Function
O&M Operations & Maintenance
O-RAN Open RAN Alliance
O-DU O-RAN Distributed Unit
O-CU O-RAN Centralized Unit
O-RU O-RAN Radio Unit
PCF Policy Control Function
PDB Packet Delay Budget
PDCP Packet Data Convergence Protocol
PDR Packet Detection Rule
PDU Protocol Data Unit
PEI Permanent Equipment Identifier
PER Packet Error Rate
PFD Packet Flow Description
PLMN Public Land Mobile Network
PNI-NPN Public Network Integrated Non-Public Network
PPD Paging Policy Differentiation
PPF Paging Proceed Flag
PPI Paging Policy Indicator
PSA PDU Session Anchor
PTP Precision Time Protocol
QFI QoS Flow Identifier
QoE Quality of Experience
QoS Quality of Service
RACS Radio Capabilities Signalling optimisation
(R)AN (Radio) Access Network
RG Residential Gateway
RU Radio Unit
RIM Remote Interference Management
RLC Radio Link Control
RQA Reflective QoS Attribute
RQI Reflective QoS Indication
RRC Radio Resource Control
RSN Redundancy Sequence Number
SA NR Standalone New Radio
SBA Service Based Architecture
SBI Service Based Interface
SCP Service Communication Proxy
SCTP Stream Control Transport Protocol
SD Slice Differentiator
SDAP Service Data Adaptation Protocol
SEAF Security Anchor Functionality
SEPP Security Edge Protection Proxy
SMF Session Management Function
SMS Short Message Service
SMSF Short Message Service Function
SN Sequence Number
SN name Serving Network Name
SNPN Stand-alone Non-Public Network
S-NSSAI Single Network Slice Selection Assistance Information
SOR Steering Of Roaming
SSC Session and Service Continuity
SSCMSP Session and Service Continuity Mode Selection Policy
SST Slice/Service Type
SUCI Subscription Concealed Identifier
SUPI Subscription Permanent Identifier
SV Software Version
TAI Tracking Area Identity
TCP Transmission Control Protocol
TNAN Trusted Non-3GPP Access Network
TNAP Trusted Non-3GPP Access Point
TNGF Trusted Non-3GPP Gateway Function
TNL Transport Network Layer
TNLA Transport Network Layer Association
TSC Time Sensitive Communication
TSCAI TSC Assistance Information
TSN Time Sensitive Networking
TSN GM TSN Grand Master
TSP Traffic Steering Policy
TT TSN Translator
TWIF Trusted WLAN Interworking Function
UCMF UE radio Capability Management Function
UDM Unified Data Management
UDR Unified Data Repository
UDSF Unstructured Data Storage Function
UDSF-SI Unstructured Data Storage Function for System Information
UE User Equipment
UL Uplink
UL CL Uplink Classifier
UP User Plane
UPF User Plane Function
URLLC Ultra Reliable Low Latency Communication
URRP-AMF UE Reachability Request Parameter for AMF
URSP UE Route Selection Policy
UU Interface between User Equipment and Radio Access Network
VID VLAN Identifier
VLAN Virtual Local Area Network
VNF Virtualised Network Function
W-5GAN Wireline 5G Access Network
W-5GBAN Wireline BBF Access Network
W-5GCAN Wireline 5G Cable Access Network
W-AGF Wireline Access Gateway Function
WLAN Wireless Local Area Network
WUS Wake Up Signal
【0046】
<定義>
本明細書の目的上、非特許文献1及び以下に示す用語及び定義が適用される。本明細書で定義された用語は、非特許文献1に同じ用語の定義がある場合は、非特許文献1よりも優先される。
【0047】
<全般>
本開示は、gNB-CUの復元性(resiliency)を改善するためのソリューションを提案する。
後述する態様により、gNB-CUの障害に対して安定したサービスを提供することができる。
【0048】
本開示には以下の解釈が適用できることに注意されたい。
・gNB-CU-CPはgNB-CU制御プレーンと解釈できる。
・CU-CPはgNB-CU制御プレーンと解釈できる。
・gNB-CU-UPはgNB-CUユーザプレーンと解釈できる。
・CU-UPはgNB-CUユーザプレーンと解釈できる。
・DUはgNB-DUと解釈できる。
・F1インタフェースはF1参照点と解釈できる。
【0049】
本開示は主にgNBに対するソリューションを開示しているが、本開示の全ての態様はng-eNBにも同様に適用可能である。これらのソリューションをng-eNBに適用するためには、以下の置き換えが必要である。
・gNB-CU-CP及びCU-CPはng-eNB-CU-CPに置き換えられる。
・gNB-CU-UP及びCU-UPはng-eNB-CU-UPに置き換えられる。
・gNB-DU及びDUはng-eNB-DUに置き換えられる。
・gNB-CU-CPプールはng-eNB-CU-CPプールに置き換えられる。
・F1インタフェースとF1参照点は、W1インタフェースとW1参照点にそれぞれ置き換えられる。
【0050】
<態様1:gNB-CUプールアーキテクチャの導入>
非特許文献2によれば、異なるPLMN間での(R)AN共有シナリオを除き、gNB-DUは1つのgNB-CUのみに接続される。このアーキテクチャの原則によると、接続されているgNB-CUに障害が発生した場合、全てのgNB-DUがサービス停止状態となる。
【0051】
gNB-CU障害によるサービス中断を緩和するために、本開示は、NG-(R)ANアーキテクチャに以下の技術的拡張を加えたgNB-CUプールアーキテクチャをgNB-CU制御プレーン(gNB-CU-Control Plane)(gNB-CU-CP)に対して提案する。
・gNB-CU-CPプールアーキテクチャ
・gNB-DUにおけるgNB-CU-CP選択メカニズム
・UDSF-SI(システム情報非構造化データ保存機能:Unstructured Data Storage Function for System Information)の導入
【0052】
gNB-CUプールアーキテクチャは、gNB-CU障害によるサービス中断を緩和することができる。
【0053】
<態様2:gNB-CUバックアップアーキテクチャの導入>
確立されたPDUセッションのサービス中断を防止するために、本開示は、NG-(R)ANアーキテクチャに対して以下の技術的強化を伴うgNB-CUバックアップアーキテクチャを提案する。
・gNB-CU-CPバックアップアーキテクチャ
・接続ノードへのバックアップ表示
・gNB-CU-CPバックアップ方式による切替えメカニズム
・UDSFバックアップ方式による切替えメカニズム
【0054】
gNB-CUバックアップアーキテクチャは、確立されたPDUセッションのサービス中断を防ぐことができる。
【0055】
<態様3:gNB-CU-UP障害復旧メカニズムの導入>
確立されたPDUセッションのサービス中断を防止するために、本開示は、NG-(R)ANアーキテクチャに対して以下の技術的強化を伴うgNB-CU-UP障害復旧メカニズムを提案する。
・RRC接続の解放によるgNB-CU-UP障害復旧
・代替gNB-CU-UPの選択によるgNB-CU-UP障害復旧
・PDUセッションの解放によるgNB-CU-UP障害復旧
【0056】
gNB-CU-UP障害復旧メカニズムは、確立されたPDUセッションのサービス中断を防ぐことができる。
【0057】
<態様1:全般>
gNB-CU制御プレーン(gNB-CU-Control Plane)(gNB-CU-CP)に対するgNB-CUプールの概念が開示されている。
【0058】
<gNB-CU-CPプールアーキテクチャ>
図1は、gNB-CU-CPプールを備えた(R)ANアーキテクチャを示す。
【0059】
gNB-CU-CP障害によるサービス中断を緩和するための、新しい概念「gNB-CU-CPプール」が開示されている。
【0060】
gNB-CU-CPプールとは、gNB-DUから見て、gNB-DUがgNB-CU-CPに対して複数のF1-C接続を持つ概念である。
【0061】
例えば、gNB-DU6101がgNB-CU-CP62011とgNB-CU-CP62012との2つのF1-C接続を有する場合、gNB-DU6101のgNB-CU-CPプール62001は、gNB-CU-CP62011とgNB-CU-CP62012とを備えるものと考えることができる。gNB-DU6102がCU-CP62011、CU-CP62012及びCU-CP62013の3つのF1-C接続を有する場合、gNB-DU6102のgNB-CU-CPプール62002は、gNB-CU-CP62011、gNB-CU-CP62012及びgNB-CU-CP62013を備えるものと考えることができる。gNB-DU6103は、CU-CP62013によるF1-C接続を有する。この例では、gNB-CU-CP62011及びgNB-CU-CP62012は、gNB-DU6101及びgNB-DU6102の間で共有される。同様に、gNB-CU-CP62013は、gNB-DU6102及びgNB-DU6103の間で共有される。ここで、gNB-CU-CP62011、gNB-CU-CP62012及びgNB-CU-CP62013は、共有gNB-CU-CPと呼ぶことができる。共有gNB-CU-CPは、そのリソースをgNB-DU間で共有することができる。共有gNB-CU-CP62011がgNB-DU6101及びgNB-DU6102間で共有される場合、共有gNB-CU-CP62011は、そのリソースを2つ以上に分割し、1つをgNB-DU6101に使用し、別の1つをgNB-DU6102に使用するものであってもよい。
【0062】
別の例では、gNB-DU間で共有されるgNB-CU-CPは存在しなくてもよい。
【0063】
gNB-CU-CP62011に障害が発生した場合、gNB-DU6101がUEから新しいRRCイニシャルメッセージを受信すると、gNB-DU6101はgNB-CU-CP62012を選択することができる。ただし、障害が発生したgNB-CU-CP62011との既存のRRC接続をgNB-CU-CP62012に移動することはできない。
【0064】
gNB-DU6101がgNB-CU-CP62011の障害を検出した場合、gNB-DU6101内において、gNB-CU-CP62011に関連する全てのリソースがローカルに解放されてもよい。例えば、gNB-DU6101がgNB-CU-CP62011の障害を検出した場合、gNB-DU6101がgNB-CU-CP62011に関連する全てのリソースをローカルに解放してもよい。gNB-DU6101はオプションとして、障害が発生したgNB-CU-CP62011とRRCアソシエーションを持つUEにRRC解放メッセージを送信する。UEへのRRC解放メッセージは、RRC接続の再確立が必要であることを示す原因パラメータを含むものであってもよい。
【0065】
UDSF-SI(システム情報非構造化データ保存機能:Unstructured Data Storage Function for System Information)7701は、gNB-CU-CP62011及びgNB-CU-CP62012に接続されるものであってもよい。UDSF-SI7702は、gNB-CU-CP62013に接続されるものであってもよい。gNB-CU-CP62011は、Xn-Cインタフェースを介してgNB-CU-CP62012に接続されるものであってもよい。gNB-CU-CP62012は、Xn-Cインタフェースを介してgNB-CU-CP62013に接続されるものであってもよい。gNB-CU-CP62011は、Xn-Cインタフェースを介してgNB-CU-CP62013に接続されるものであってもよい。
【0066】
<gNB-DUにおけるgNB-CU-CP選択メカニズム>
UEがUE Initial Accessを実行するときに、どのgNB-CU-CPを選択するかをgNB-DUが決定できるようにするために、gNB-DUにgNB-CU-CP選択メカニズム(及び他の関連メカニズム)が必要となる場合がある。
【0067】
gNB-DUがgNB-CU-CPと複数のアソシエーションを有する場合、すなわちgNB-DUが複数のgNB-CU-CPと複数のF1-C接続を有する場合、gNB-CU-CP選択メカニズムがgNB-DUにおいて必要とされる場合がある。この場合、gNB-DUは、以下の要素を考慮して1つのgNB-CU-CPを選択するものであってもよい。
【0068】
・ライブの(すなわちアクティブな)gNB-CU-CPを選択するために、gNB-DUは、接続されているgNB-CU-CPのステータスを監視するメカニズムを備えるものであってもよい。
【0069】
・・一例では、gNB-DU6101は、gNB-CU-CP62011へのIP接続性(例えば、インターネットプロトコル接続性)及びgNB-CU-CP62012へのIP接続性を監視する。例えば、IP接続性は、非特許文献19に定義されているように、ICMPを使用することによって監視することができる。gNB-CU-CP62011へのIP接続性が失われた場合、gNB-DU6101は、そのgNB-CU-CP62011をgNB-CU-CP選択のためのgNB-CU-CP候補リストから削除する。gNB-DU6101は、gNB-CU-CP候補リストを保存するものであってもよい。例えば、リストにgNB-CU-CP62011及びgNB-CU-CP62012が含まれ、gNB-DU6101がgNB-CU-CP62011へのIP接続性が失われたことを検出(例えば、gNB-DU6101がgNB-CU-CP62011の障害を検出)した場合、gNB-DU6101は、gNB-CU-CP62011をgNB-CU-CP候補リストから削除する。
【0070】
・・別の例では、gNB-DU6101は、接続されたgNB-CU-CP62011とのSCTPアソシエーション状態と、接続されたgNB-CU-CP62012とのSCTPアソシエーション状態を監視する。gNB-CU-CP62011とのSCTPアソシエーションが失われた場合、gNB-DU6101は、そのgNB-CU-CP62011をgNB-CU-CP選択のためのgNB-CU-CP候補リストから削除する。
【0071】
・・別の例では、gNB-DU6101は、HEARTBEAT-HEARTBEAT ACK(ハートビート・ハートビート承認)チャンク及びErrorチャンクに基づいて、接続されたgNB-CU-CP62011及び接続されたgNB-CU-CP62012のSCTPステータスを監視する。HEARTBEAT-HEARTBEAT ACKチャンク及びErrorチャンクが、gNB-CU-CP62011が使用不可能であることを示す場合、gNB-DU6101は、そのgNB-CU-CP62011をgNB-CU-CP選択のためのgNB-CU-CP候補リストから削除する。
【0072】
・接続されたgNB-CU-CP間の負荷を分散するため、gNB-DUはgNB-CU-CPを選択するための内部ロジックを有するものであってもよい。例えば、gNB-DUはgNB-CU-CPの選択にラウンドロビンアルゴリズムを使用する。
【0073】
・接続されたgNB-CU-CP間の負荷を分散するため、gNB-DUは各gNB-CU-CPにおける重み係数を考慮するものであってもよい。例えば、gNB-DU6101は、接続されている全てのgNB-CU-CPのうち、すなわちgNB-CU-CP62011及びgNB-CU-CP62012のうち、重み係数が最も小さいgNB-CU-CP62011を選択する。gNB-CU-CP62011の重み係数は、F1 SETUP RESPONSEメッセージ、GNB-DU CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージ、及びGNB-CU CONFIGURATION UPDATEメッセージによって、gNB-CU-CP62011からgNB-CU-CP62011のステータス情報として提供され得る。
【0074】
・gNB-CU-CPに対する確立されたTNLアソシエーション間の負荷を分散するために、gNB-DUは、各TNLアソシエーションの重み係数を考慮するものであってもよい。例えば、gNB-DU6101は、全ての確立されたTNLアソシエーションのうち、最も低い重み係数を有するgNB-CU-CP62011へのTNLアソシエーションを選択する。gNB-CU-CP62011に対する確立されたTNLアソシエーションの重み係数は、確立されたTNLアソシエーションのステータス情報として、GNB-CU CONFIGURATION UPDATEメッセージによってgNB-CU-CP62011から提供され得る。
【0075】
<UDSF-SI(システム情報非構造化データ保存機能:Unstructured Data Storage Function for System Information)の導入>
gNB-CU-CPは、接続された各gNB-DUにシステム情報を提供する役割を担っているため、同じgNB-CU-CPプールに含まれる全てのgNB-CU-CPは、接続された各gNB-DUごとに同じシステム情報を持つ可能性がある。UDSF-SIは、複数のgNB-CU-CP間でgNB-DUのシステム情報を共有する目的で(R)ANアーキテクチャに導入される。例えば、図1において、同じgNB-CU-CPプール62001内のgNB-CU-CP62011及びgNB-CU-CP62012は、接続されたgNB-DU6101に対して、gNB-DU6101のための同じシステム情報を送信するものであってもよい。
【0076】
各gNB-CU-CPは、1つ又は複数のUDSF-SIに接続される。gNB-CU-CP62011がgNB-DU6101の最新のシステム情報を取得する必要がある場合、gNB-CU-CP62011はgNB-DU IDでUDSF-SI7701に問い合わせを行い、gNB-DU6101の最新のシステム情報を取得する。例えば、gNB-CU-CP62011は、gNB-DU6101のgNB-DU IDでUDSF-SI7701に問い合わせを行い、gNB-DU6101の最新のシステム情報を取得する。
【0077】
UDSF-SIは、1つ又は複数のgNB-DUのシステム情報を管理する。例えば、図1では、UDSF-SI7701がgNB-DU6101及びgNB-DU6102のシステム情報を管理し、UDSF-SI7702がgNB-DU6102及びgNB-DU6103のシステム情報を管理する。
【0078】
システム情報はRRCレベルのシステム情報に限らず、gNB-DUの他のシステムパラメータも含む。gNB-DUの他のシステムパラメータには、例えば、起動セルリスト、gNB-CU TNLアソシエーション、禁止セルリスト、保護されたE-UTRAリソースリスト、及び/又は隣接セル情報リストが含まれる。
【0079】
図2は、UDSF-SIによるシステムデータの取り扱いを示す。
【0080】
UDSF-SIによるシステムデータの取り扱いの詳しい手順は以下の通りである。
【0081】
ステップ1。O&MはgNB-DU6101のシステム情報を更新する。
【0082】
ステップ2。O&MはUDSF-SI7701に、gNB-DU IDに対応するデータ識別子としてDU6101を含み、データとしてgNB-DU6101の更新されたシステム情報を含むNudsf_UnstructuredDataManagement_Updateメッセージを送信する。
【0083】
O&Mが新しいgNB-DU、例えばgNB-DU6102の新しいシステム情報を生成した場合、O&MはUDSF-SI7701に、gNB-DU6102のgNB-DU IDに対応するデータ識別子としてDU6102を含み、データとしてgNB-DU6102の新しいシステム情報を含むNudsf_UnstructuredDataManagement_Updateメッセージを送信する。gNB-DU6102のシステム情報がUDSF-SI7701にインストールされると、UDSF-SI7701は、gNB-DU IDに対応するデータ識別子としてDU6102を含むNudsf_UnstructuredDataManagement_Queryメッセージを受信したときに、gNB-DU6102のシステム情報を提供することができる。
【0084】
ステップ3。UDSF-SI7701は、DU6101に関連付けられたgNB-DU6101の保存されたシステム情報を、受信したgNB-DU6101のシステム情報に更新し、gNB-DU IDに対応するデータ識別子としてのDU6101に関連付けられたgNB-DU6101の更新されたシステム情報を保存し、O&MにNudsf_UnstructuredDataManagement_Update応答メッセージを送信する。
【0085】
ステップ4。gNB-CU-CP62011は、gNB-DU IDに対応するデータ識別子としてDU6101を含むNudsf_UnstructuredDataManagement_QueryメッセージをUDSF-SI7701に送信する。ステップ4は、gNB-CU-CP62011によって定期的にトリガされるものであってもよい。問い合わせの周期性は、オペレータのポリシー又は構成に基づいて、O&Mにおいて設定可能なパラメータとすることができる。
【0086】
ステップ5。UDSF-SI7701は、gNB-CU-CP62011に対して、gNB-DU6101の更新されたシステム情報をデータとして含むNudsf_UnstructuredDataManagement_Query応答メッセージを送信する。
【0087】
ステップ6。gNB-CU-CP62011は、gNB-DU6101内のシステム情報を更新することを決定した場合、受信したシステム情報を含むGNB-CU CONFIGURATION UPDATEメッセージをgNB-DU6101に送信する。ステップ6は、ステップ5でgNB-CU-CP62011がUDSF-SI7701からNudsf_UnstructuredDataManagement_Query応答メッセージを受信した後に、gNB-CU-CP62011によってトリガされるものであってもよい。
【0088】
ステップ7。gNB-DU6101は、GNB-CU CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージをgNB-CU-CP62011に送信する。
【0089】
ステップ8。gNB-DU6101は、ステップ6において、保存しているシステム情報を受信したシステム情報に更新し、受信したシステム情報を保存し、例えば、システム情報のブロードキャストに使用する。
【0090】
<態様2:全般>
gNB-CU-制御プレーン(gNB-CU-Control Plane)(gNB-CU-CP)バックアップアーキテクチャが開示されている。
【0091】
<gNB-CU-CPバックアップアーキテクチャ>
図3は、gNB-CU-CPバックアップを備えた(R)ANアーキテクチャを示す。
【0092】
各gNB-CU-CPは、gNB-CU-CPに障害が発生した場合のサービス継続性を確保するために、1つ又は複数のバックアップgNB-CU-CPを持つものであってもよい。例えば、各gNB-CU-CPは、gNB-CU-CPに障害が発生した場合のサービス継続性を確保するために、1つ又は複数のバックアップgNB-CU-CPに接続するものであってもよい。
【0093】
gNB-CU-CPに障害が発生した場合、バックアップgNB-CU-CPの1つに障害が発生したgNB-CU-CPの役割を引き継ぐため、既存のRRC接続は継続的に提供され得る。
【0094】
2つのバックアップ方式が開示される。1つはgNB-CU-CPバックアップ方式であり、もう1つはUDSFバックアップ方式である。gNB-CU-CPバックアップ方式では、(R)ANにおいてUDSFが必要とされない場合もある。
【0095】
<gNB-CU-CPバックアップ方式>
gNB-CU-CPの障害に対処するために、gNB-CU-CPはオプションとして、接続ノード、例えば、gNB-DU、接続AMF、接続gNB-CU-UP又は接続gNB-CU-CPに対して、バックアップgNB-CU-CP関連情報を提供するものであってもよい。好ましいバックアップgNB-CU-CP関連情報は、以下の手順で説明される。少なくとも1つのバックアップgNB-CU-CPは、関連gNB-CU-CPのバックアップとして機能し、既存のRRC接続を継続的に提供できるように、障害が発生したgNB-CU-CPの役割を引き継ぐ。関連するgNB-CU-CPが、接続gNB-DU、接続AMF、接続gNB-CU-UP、及び接続gNB-CU-CPから利用できなくなった場合、1つのバックアップgNB-CU-CPが使用される。バックアップgNB-CU-CPは、関連gNB-CU-CPのローカル構成に基づいて関連gNB-CU-CPによって選択され、接続ノードに通知されるものであってもよい。関連gNB-CU-CPは、元のgNB-CU-CP又は障害が発生したgNB-CU-CPと呼ばれてもよい。
【0096】
元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合、バックアップgNB-CU-CPに障害が発生したgNB-CU-CPの役割を引き継ぐため、元のgNB-CU-CP内の既存のRRC接続はバックアップgNB-CU-CPによって継続的に提供され得る。
【0097】
元のgNB-CU-CPとバックアップgNB-CU-CPとの間で同じUEコンテキストを共有できるようにするため、「gNB-CU-CPセット」という新しい概念が開示される。
【0098】
gNB-CU-CPセットは、少なくとも1つの所定のUEコンテキストを共有できる少なくとも1つのgNB-CU-CPから構成される。gNB-CU-CPセットは、グループ内でUEコンテキストを共有できるgNB-CU-CPのグループを示す。同じgNB-CU-CPセット内のgNB-CU-CPは、地理的に分散していても、同じUEコンテキストにアクセスできる。
【0099】
同じgNB-CU-CPセット内のgNB-CU-CP間でUEコンテキストの一意性を維持するため、UEコンテキストのRAN UE NGAP ID、NG-RANノードUE XnAP ID、gNB-CU-CP UE E1AP ID、及びgNB-CU UE F1AP IDは、gNB-CU-CPセットごとに一意(unique)である。
【0100】
同様に、P-RNTI(Paging-RNTI:ページングRNTI)、SI-RNTI(System Information-RNTI:システム情報RNTI)、RA-RNTI(Random Access-RNTI:ランダムアクセスRNTI)、TC-RNTI(Temporary C-RNTI:一時的RNTI)、C-RNTI(Cell-RNTI:セルRNTI)、MCS-C-RNTI、CS-RNTI(Configured Scheduling-RNTI:設定スケジューリングRNTI)、SP-CSI-RNTI(Semi-Persistent CSI-RNTI:半永続RNTI)、SFI-RNTI(Slot Format Indication-RNTI:スロット形式指示RNTI)、INT-RNTI(Interruption-RNTI:中断RNTI)、TPC-PUCCH-RNTI、TPC-PUSCH-RNTI、TPC-SRS-RNTI及びI-RNTI(Inactive-RNTI:非動作RNTI)は、gNB-CU-CPセットごとに一意であってもよい。
【0101】
元のgNB-CU-CP内のUEコンテキストは、実装固有の技術によってバックアップgNB-CU-CPにコピーされる。例えば、元のgNB-CU-CP内のUEコンテキストは、低レイヤ技術によってバックアップgNB-CU-CPにミラーリングされるか、元のgNB-CU-CP内で進行中のトランザクションが完了すると、UEコンテキストがバックアップgNB-CU-CPにコピーされる。
【0102】
gNB-CU-CPは、1つ又は複数のバックアップgNB-CU-CPを持つものであってもよい。元のgNB-CU-CPが複数のバックアップgNB-CU-CPを持つ場合、元のgNB-CU-CP内のUEコンテキストは、1つ又は複数のバックアップgNB-CU-CPにコピーされる。
【0103】
<UDSFバックアップ方式>
gNB-CU-CP障害に対処するため、gNB-CU-CPはUDSFにUEコンテキストを保存する。gNB-CU-CPがUDSFバックアップ方式をサポートしている場合、gNB-CU-CPにgNB-CU-CPセットを割り当てる必要がある。
【0104】
元のgNB-CU-CP内のUEコンテキストは、実装固有の技術によってUDSFにコピーされる。例えば、元のgNB-CU-CP内のUEコンテキストは、低レイヤ技術によってUDSFにミラーリングされるか、元のgNB-CU-CP内で進行中のトランザクションが完了すると、UEコンテキストがUDSFにコピーされる。
【0105】
元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合、gNB-CU-CPセットのいずれかのgNB-CU-CPに障害が発生したgNB-CU-CPの役割を引き継ぐため、元のgNB-CU-CP内の既存のRRC接続はそのgNB-CU-CPのいずれかによって継続的に提供され得る。gNB-CU-CPセット内のgNB-CU-CPの1つは、元のgNB-CU-CPのローカル構成に基づいて元のgNB-CU-CPによって選択され、元のgNB-CU-CPに障害が発生する前に接続ノードに通知されるものであってもよい。一例では、元のgNB-CU-CPは、優先順位を持つgNB-CU-CPを含むgNB-CU-CPセットを接続ノードに提供するものであってもよい。この場合、接続ノードは、元のgNB-CU-CPに障害が発生したときに、gNB-CU-CPセットの中で最も優先順位の高いgNB-CU-CPを選択する。gNB-CU-CPセット内のgNB-CU-CPの1つは、選択gNB-CU-CP、選択gNB-CU-CP、バックアップgNB-CU-CP、又はその他のgNB-CU-CPと呼ぶことができる。
【0106】
さらに、gNB-CU-CPセット内のgNB-CU-CPは、例えば、(R)AN内のトラフィックに基づいて、いつでも追加、削除、又は更新することができる。gNB-CU-CPの追加、削除、及び更新は、非特許文献17に定義されているように、ネットワーク機能仮想化(Network Functions Virtualisation)(NFV)管理及びオーケストレーションに基づいて実行するものであってもよい。この場合、gNB-CU-CPは、仮想化ネットワーク機能(Virtualised Network Function)(VNF)とみなすことができる。
【0107】
<接続ノードへのバックアップ表示>
元のgNB-CU-CPに接続されている全てのノードは、元のgNB-CU-CPに障害が発生する前に、バックアップのgNB-CU-CPを知ることができる。接続ノードとのネゴシエーションフローを図4図10に示す。
【0108】
<バックアップgNB-CU-CP関連情報を含むF1セットアップ手順>
図4は、gNB-CU-CPがバックアップgNB-CU-CP関連情報をgNB-DUに通知する際の手順を示す。
【0109】
詳しい手順は以下の通りである。
【0110】
ステップ1。gNB-DU6101は、gNB-DU ID及びgNB-CUバックアップサポートパラメータを含むF1 SETUP REQUESTメッセージをgNB-CU-CP62011に送信する。gNB-CUバックアップサポートパラメータは、gNB-CU-CPバックアップ方式又はUDSFバックアップ方式又はその両方をサポートするgNB-DU能力を示す。gNB-CUバックアップサポートパラメータは、gNB-CU-CP障害時に、gNB-DU6101がサポートするバックアップ方式を示すものであってもよい。gNB-CUバックアップサポートパラメータは、gNB-CU-CPバックアップ方式又はUDSFバックアップ方式又はその両方に設定されるものであってもよい。
【0111】
ステップ2。gNB-CU-CP62011は、F1 SETUP REQUESTメッセージを受信すると、受信したgNB-CUバックアップサポートパラメータに基づいて、バックアップ方式を選択する。例えば、gNB-CU-CP62011は、gNB-CU-CPバックアップサポートパラメータがgNB-CU-CPバックアップ方式をサポートするためのgNB-DU能力を示す場合、gNB-CU-CPバックアップ方式を選択する。例えば、gNB-CU-CP62011は、gNB-CUバックアップサポートパラメータがUDSFバックアップ方式をサポートするためのgNB-DU能力を示す場合、UDSFバックアップ方式を選択する。gNB-CUバックアップサポートパラメータが、gNB-CU-CPバックアップ方式及びUDSFバックアップ方式の両方をサポートするためのgNB-DU能力を示す場合、gNB-CU-CP62011は、gNB-CU-CP62011内のローカル構成に基づいて、gNB-CU-CPバックアップ方式又はUDSFバックアップ方式のいずれかを選択するものであってもよい。gNB-CUバックアップサポートパラメータが、gNB-CU-CPバックアップ方式及びUDSFバックアップ方式のいずれもサポートしないgNB-DU能力を示す場合、又はgNB-CUバックアップサポートパラメータがF1 SETUP REQUESTメッセージに含まれていないとgNB-CU-CP62011が判断した場合、又はgNB-CUバックアップサポートパラメータがnullに設定されている場合、gNB-CU-CP62011は、gNB-CUバックアップ方式及びUDSFバックアップ方式を選択しないものであってもよい。
【0112】
・UDSFバックアップ方式が選択された場合、gNB-CU-CP62011は、gNB-CU-CPセットを含むF1 SETUP RESPONSEメッセージをgNB-DU6101に送信する。gNB-CU-CPセットは、グループ内でUEコンテキストを共有できるgNB-CU-CPのグループを示す。gNB-CU-CPセットは、gNB-CU-CP62011及びgNB-CU-CP62012を含むものであってもよい。F1 SETUP RESPONSEメッセージは、gNB-CU-CP名を含むものであってもよい。例えば、gNB-DU6101は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に、gNB-CU-CPセットによって示されるgNB-CU-CPからバックアップgNB-CU-CPを選択するものであってもよい。gNB-CU-CPセットは、gNB-CU-CPのIPアドレスを含むものであってもよい。
【0113】
・gNB-CU-CPバックアップ方式が選択された場合、gNB-CU-CP62011は、バックアップgNB-CU-CP名、gNB-CU-CP ID、バックアップgNB-CU-CP ID、及びオプションとしてgNB-CU-CPセットを含むF1 SETUP RESPONSEメッセージをgNB-DU6101に送信する。バックアップgNB-CU-CP名は、バックアップgNB-CU-CP名パラメータ又はバックアップgNB-CU-CP名と呼ばれてもよい。バックアップgNB-CU-CP名パラメータは、gNB-DU6101が元のgNB-CU-CPに障害を検出した場合に使用するバックアップgNB-CU-CPを示すことが可能な、FQDN形式又はIPアドレスとすることができる。バックアップgNB-CU-CP名パラメータは、gNB-DU6101が元のgNB-CU-CPに障害を検出した場合に使用するバックアップgNB-CU-CPに使用される、FQDN形式又はIPアドレスであってもよい。バックアップgNB-CU-CP名パラメータは、バックアップgNB-CU-CPの名前であってもよい。バックアップgNB-CU-CP名パラメータは、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPがgNB-CU-CP62012である場合には、gNB-CU-CP62012のFQDN形式又はIPアドレスとすることができる。gNB-CU-CP IDは、gNB-CU-CPの識別子であってもよい。例えば、gNB-CU-CP IDは、gNB-CU-CP62011の識別子であってもよい。バックアップgNB-CU-CP IDは、バックアップgNB-CU-CPの識別子であってもよい。例えば、バックアップgNB-CU-CP IDは、gNB-CU-CP62012の識別子であってもよい。例えば、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPがgNB-CU-CP62012である場合、バックアップgNB-CU-CP IDはgNB-CU-CP62012の識別子であってもよい。F1 SETUP RESPONSEメッセージは、gNB-CU-CP名を含むものであってもよい。例えば、gNB-DU6101は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に、バックアップgNB-CU-CP名又はバックアップgNB-CU-CP IDが示すgNB-CU-CPをバックアップgNB-CU-CPとして選択するものであってもよい。
【0114】
gNB-CU-CP62011が複数のバックアップgNB-CU-CPを持つように構成されている場合、バックアップgNB-CU-CP名パラメータは複数のバックアップgNB-CU-CPのリストとなる。バックアップgNB-CU-CPのリストには優先順位を設定することができる。これは、元のgNB-CU-CP62011に障害が発生した場合、リストの最初のエントリーのgNB-CU-CPがバックアップgNB-CU-CPとして選択されることを意味する。リスト内のgNB-CU-CPの最初のエントリーがサービス停止中又は非常に混雑している場合、リスト内のgNB-CU-CPの2番目のエントリーがバックアップgNB-CU-CPとして選択される。gNB-DU6101は、リストに含まれるgNB-CU-CPからバックアップgNB-CU-CPを選択するものであってもよい。
【0115】
gNB-DUは、元のgNB-CU-CPからステップ2のF1 SETUP RESPONSEメッセージを受信した直後に、バックアップgNB-CU-CPに対して別のF1セットアップ手順を開始するものであってもよい。あるいは、gNB-DUが元のgNB-CU-CPの障害を検出したときに、gNB-DUはバックアップgNB-CU-CPに対してF1セットアップ手順を開始するものであってもよい。
【0116】
・いずれのバックアップ方式も選択されなかった場合、gNB-CU-CP62011は、バックアップgNB-CU-CP名、バックアップgNB-CU-CP ID、及びgNB-CU-CPセットのいずれも含まないF1 SETUP RESPONSEメッセージをgNB-DU6101に送信する。この場合、gNB-CUのバックアップ手順は行われない。
【0117】
バックアップgNB-CU-CP名、gNB-CU-CP ID及びgNB-CU-CPセットもまた、GNB-CU CONFIGURATION UPDATEメッセージ又は他のF1APメッセージによって、gNB-CU-CPからgNB-DUに転送できることに注意されたい。
【0118】
gNB-CU-CPセットは、独立したパラメータ又はgNB-CU-CP IDパラメータのサブセットでありうることに注意されたい。gNB-CU-CP IDは、gNB-CU-CPを識別する新しいパラメータである。
【0119】
例えば、上記処理によれば、gNB-DU6101は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPを知ることができる。例えば、上記処理によれば、gNB-DU6101は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPとしてgNB-CU-CP62012を知ることができる。バックアップgNB-CU-CP関連情報は、F1 SETUP REQUESTメッセージに含まれる情報であってもよい。バックアップgNB-CU-CP関連情報は、F1 SETUP RESPONSEメッセージに含まれる情報であってもよい。F1セットアップ手順は、所定の条件が満たされたときにトリガされるものであってもよい。例えば、F1セットアップ手順は、定期的に、又はgNB-DU6101のローカル構成に基づいてトリガされるものであってもよい。
【0120】
<バックアップgNB-CU-CP関連情報を含むNGセットアップ手順>
図5は、gNB-CU-CPがバックアップgNB-CU-CP関連情報をAMFに通知する際の手順を示す。
【0121】
詳しい手順は以下の通りである。
【0122】
ステップ1。gNB-CU-CP62011は、グローバルRANノードID、RANノード名、バックアップRANノード名及びRANノードセットパラメータを含むNG SETUP REQUESTメッセージをAMF70に送信する。RANノード名は、RANノード名パラメータ又はRANノード名と呼ばれるものであってもよい。バックアップRANノード名は、バックアップRANノード名パラメータ又はバックアップRANノード名と呼ばれるものであってもよい。RANノードセットパラメータは、RANノードセットと呼ばれるものであってもよい。バックアップRANノード名は、バックアップRANノードの名前であってもよい。例えば、バックアップRANノード名は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPの名前又は識別子であってもよい。例えば、バックアップRANノード名は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPがgNB-CU-CP62012である場合には、gNB-CU-CP62012の名前又は識別子であってもよい。バックアップRANノード名は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に使用するgNB-CU-CPを示すことが可能な、FQDN形式又はIPアドレスとすることができる。バックアップRANノード名は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に使用するgNB-CU-CPを示すFQDN形式又はIPアドレスであってもよい。バックアップRANノード名は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPがgNB-CU-CP62012である場合、gNB-CU-CP62012のFQDN形式又はIPアドレスとすることができる。RANノードセットパラメータは、RANノードのグループを示す。RANノードセットパラメータは、グループ内でUEコンテキストを共有できるgNB-CU-CPのグループを示すものであってもよい。RANノードセットパラメータは、gNB-CU-CP62011及びgNB-CU-CP62012を含むものであってもよい。RANノードセットパラメータは、gNB-CU-CPのIPアドレスを含むものであってもよい。バックアップRANノード名は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に使用するバックアップRANノードのFQDN形式又はIPアドレスであってもよい。バックアップRANノード名は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に使用されるgNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPのFQDN形式又はIPアドレスであってもよい。バックアップRANノード名は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPがgNB-CU-CP62012である場合、gNB-CU-CP62012のFQDN形式又はIPアドレスとすることができる。
【0123】
gNB-CU-CP62011が複数のバックアップRANノード(例えば、複数のバックアップgNB-CU-CP)を有するように構成されている場合、バックアップRANノード名パラメータは、複数のバックアップRANノード(すなわち、複数のバックアップgNB-CU-CP)のリストである。バックアップRANノードのリストには優先順位を設定することができる。これは、元のgNB-CU-CP62011に障害が発生した場合、リスト内のバックアップRANノード(例えば、バックアップgNB-CU-CP)の最初のエントリーがバックアップRANノード(例えば、バックアップgNB-CU-CP)として選択されることを意味する。リスト内のバックアップRANノードの最初のエントリーがサービス停止中又は非常に混雑している場合、リスト内のバックアップRANノード(例えば、バックアップgNB-CU-CP)の2番目のエントリーがバックアップRANノード(例えば、バックアップgNB-CU-CP)として選択される。
【0124】
ステップ2。AMF70は、NG SETUP REQUESTメッセージを受信すると、ステップ1で受信したパラメータとAMF70内のローカル構成に基づいてバックアップ方式を選択する。AMF70は、gNB-CU-CP62011に対して、AMF名及びgNB-CUバックアップサポートパラメータを含むNG SETUP RESPONSEメッセージを送信する。AMF名は、AMF名パラメータ又はAMF名と呼ばれるものであってもよい。gNB-CUバックアップサポートパラメータは、gNB-CUバックアップサポートと呼ばれるものであってもよい。gNB-CUバックアップサポートパラメータは、UDSFバックアップ方式、又はgNB-CU-CPバックアップ方式、又はその両方、又はnullとすることができる。例えば、AMF70は、バックアップ方式としてUDSFバックアップ方式を選択し、gNB-CUバックアップサポートパラメータにUDSFバックアップ方式を設定する。例えば、AMF70は、バックアップ方式としてgNB-CU-CPバックアップ方式を選択し、gNB-CUバックアップサポートパラメータにgNB-CU-CPバックアップ方式を設定する。例えば、AMF70がUDSFバックアップ方式及びgNB-CU-CPバックアップ方式をサポートしない場合、AMF70は、gNB-CUバックアップサポートパラメータにnullを設定する。
【0125】
・gNB-CU-CP62011がgNB-CUバックアップサポートパラメータでUDSFバックアップ方式を受信した場合、gNB-CU-CP62011は、UDSFバックアップ方式がバックアップ方式として選択され、したがって、ステップ1のNG SETUP REQUESTメッセージのRANノードセットパラメータがAMF70において重視(respect)されることを認識する。
【0126】
・gNB-CU-CP62011がgNB-CUバックアップサポートパラメータでgNB-CU-CPバックアップ方式を受信した場合、gNB-CU-CP62011は、gNB-CU-CPバックアップ方式がバックアップ方式として選択され、したがって、ステップ1のNG SETUP REQUESTメッセージのバックアップRANノード名及びRANノードセットパラメータがAMF70において重視されることを認識する。
【0127】
・いずれのバックアップ方式も選択されなかった場合(gNB-CU-CP62011がnullに設定されたgNB-CUバックアップサポートパラメータを受信した場合など)、gNB-CUバックアップ手順は実行されない。
【0128】
バックアップRANノード名とRANノードセットパラメータは、RAN CONFIGURATION UPDATEメッセージ、AMF CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージ、又は他のNGAPメッセージによって、gNB-CU-CPからAMFに転送することもできる。
【0129】
RANノードセットは、独立したパラメータ又はグローバルRANノードIDパラメータのサブセットでありうることに注意されたい。
【0130】
例えば、上記処理によれば、AMF70は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPを知ることができる。例えば、上記処理によれば、AMF70は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPとしてgNB-CU-CP62012を知ることができる。バックアップgNB-CU-CP関連情報は、NG SETUP REQUESTメッセージに含まれる情報であってもよい。バックアップgNB-CU-CP関連情報は、NG SETUP RESPONSEメッセージに含まれる情報であってもよい。NGセットアップ手順は、所定の条件が満たされたときにトリガされるものであってもよい。例えば、NGセットアップ手順は、定期的に、又はgNB-CP62011のローカル構成に基づいてトリガされるものであってもよい。
【0131】
<バックアップgNB-CU-CP関連情報を含むE1セットアップ手順>
図6は、gNB-CU-CPがバックアップgNB-CU-CP関連情報を、GNB-CU-UP E1セットアップ手順により、gNB-CU-UPに通知する際の手順を示す。
【0132】
詳しい手順は以下の通りである。
【0133】
ステップ1。gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-UP名及びgNB-CUバックアップサポートパラメータを含むGNB-CU-UP E1 SETUP REQUESTメッセージをgNB-CU-CP62011に送信する。gNB-CUバックアップサポートパラメータは、gNB-CU-CPバックアップ方式又はUDSFバックアップ方式又はその両方をサポートするgNB-CU-UP62021能力を示す。例えば、gNB-CU-UP62021がバックアップ方式としてUDSFバックアップ方式をサポートする場合、gNB-CU-UP62021は、gNB-CUバックアップサポートパラメータにUDSFバックアップ方式を設定する。例えば、gNB-CU-UP62021がバックアップ方式としてgNB-CU-CPバックアップ方式をサポートしている場合、gNB-CU-UP62021はgNB-CUバックアップサポートパラメータにgNB-CU-CPバックアップ方式を設定する。例えば、gNB-CU-UP62021がUDSFバックアップ方式及びgNB-CU-CPバックアップ方式をサポートしない場合、gNB-CU-UP62021は、gNB-CUバックアップサポートパラメータにnullを設定する。例えば、gNB-CU-UP62021がUDSFバックアップ方式及びgNB-CU-CPバックアップ方式の両方をサポートしている場合、gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-UP62021のローカル構成に基づいて、gNB-CUバックアップサポートパラメータにUDSFバックアップ方式又はgNB-CU-CPバックアップ方式のいずれかを設定する。
【0134】
ステップ2。gNB-CU-CP62011は、GNB-CU-UP E1 SETUP REQUESTメッセージを受信すると、受信したgNB-CUバックアップサポートパラメータに応じて、gNB-CU-CP名、gNB-CU-CP ID、バックアップgNB-CU-CP名、バックアップgNB-CU-CP ID及びgNB-CU-CPセットパラメータを含むGNB-CU-UP E1 SETUP RESPONSEメッセージをgNB-CU-UP62021に送信する。gNB-CU-CP IDは、gNB-CU-CPの識別子であってもよい。gNB-CU-CP IDは、gNB-CU-CP62011の識別子であってもよい。バックアップgNB-CU-CP名は、バックアップgNB-CU-CPの名前であってもよい。バックアップgNB-CU-CP名は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に使用するgNB-CU-CPを示すことが可能な、FQDN形式又はIPアドレスとすることができる。バックアップgNB-CU-CP名は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に使用するgNB-CU-CPのFQDN形式又はIPアドレスであってもよい。バックアップgNB-CU-CP名は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPがgNB-CU-CP62012である場合、gNB-CU-CP62012のFQDN形式又はIPアドレスとすることができる。バックアップgNB-CU-CP IDは、バックアップgNB-CU-CPの識別子であってもよい。バックアップgNB-CU-CP IDは、バックアップgNB-CU-CP62012の識別子であってもよい。例えば、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPがgNB-CU-CP62012である場合、バックアップgNB-CU-CP IDはgNB-CU-CP62012の識別子であってもよい。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CPセットと呼ばれるものであってもよい。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CPのグループを示す。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CPセットを示すものであってもよい。gNB-CU-CPセットパラメータは、グループ内でUEコンテキストを共有できるgNB-CU-CPのグループを示す。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CP62011及びgNB-CU-CP62012を含むものであってもよい。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CPのIPアドレスを含むものであってもよい。
【0135】
・gNB-CU-CP62011は、gNB-CUバックアップサポートパラメータでUDSFバックアップ方式を受信した場合、GNB-CU-UP E1 SETUP RESPONSEメッセージでgNB-CU-CPセットパラメータを送信する。例えば、gNB-CU-UP62021は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に、gNB-CU-CPセットパラメータによって示されるgNB-CU-CPからバックアップgNB-CU-CPを選択するものであってもよい。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CPのIPアドレスを含むものであってもよい。
【0136】
・gNB-CU-CP62011は、gNB-CUバックアップサポートパラメータでgNB-CU-CPバックアップ方式を受信した場合、GNB-CU-UP E1 SETUP RESPONSEメッセージで、gNB-CU-CP ID、バックアップgNB-CU-CP名、バックアップgNB-CU-CP ID、及びオプションでgNB-CU-CPセットを送信する。例えば、gNB-CU-UP62021は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に、バックアップgNB-CU-CP名又はバックアップgNB-CU-CP IDが示すgNB-CU-CPをバックアップgNB-CU-CPとして選択するものであってもよい。
【0137】
gNB-CU-CP62011が複数のバックアップgNB-CU-CPを持つように構成されている場合、バックアップgNB-CU-CP名パラメータはバックアップgNB-CU-CPのリストとなる。バックアップgNB-CU-CPのリストには優先順位を設定することができる。これは、元のgNB-CU-CP62011に障害が発生した場合、リストの最初のエントリーのgNB-CU-CPがバックアップgNB-CU-CPとして選択されることを意味する。リスト内のgNB-CU-CPの最初のエントリーがサービス停止中又は非常に混雑している場合、リスト内のgNB-CU-CPの2番目のエントリーがバックアップgNB-CU-CPとして選択される。gNB-CU-UP62021は、リストに含まれるgNB-CU-CPからバックアップgNB-CU-CPを選択するものであってもよい。
【0138】
・いずれのバックアップ方式も選択されなかった場合(例えば、gNB-CU-CP62011がnullに設定されたgNB-CUバックアップサポートパラメータを受信した場合)、gNB-CU62011は、バックアップgNB-CU-CP名及びgNB-CU-CPセットのいずれも含まないGNB-CU-UP E1 SETUP RESPONSEメッセージをgNB-CU-UP62021に送信する。この場合、gNB-CUのバックアップ手順は行われない。
【0139】
gNB-CU-CPセットは、独立したパラメータ又はgNB-CU-CP IDパラメータのサブセットでありうることに注意されたい。gNB-CU-CP IDは、gNB-CU-CPを識別する新しいパラメータである。
【0140】
例えば、図6の上記処理によれば、gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPを知ることができる。例えば、図6の上記処理によれば、gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPとしてgNB-CU-CP62012を知ることができる。バックアップgNB-CU-CP関連情報は、GNB-CU-UP E1 SETUP REQUESTメッセージに含まれる情報であってもよい。バックアップgNB-CU-CP関連情報は、GNB-CU-UP E1 SETUP RESPONSEメッセージに含まれる情報であってもよい。GNB-CU-UP E1セットアップ手順は、所定の条件が満たされたときにトリガされるものであってもよい。例えば、GNB-CU-UP E1セットアップ手順は、定期的に、又はgNB-CU-UP62021のローカル構成に基づいてトリガされるものであってもよい。
【0141】
図7は、gNB-CU-CPがバックアップgNB-CU-CP関連情報を、GNB-CU-CP E1セットアップ手順により、gNB-CU-UPに提供する際の手順を示す。
【0142】
詳しい手順は以下の通りである。
【0143】
ステップ1。gNB-CU-CP62011は、gNB-CU-UP62021に対して、gNB-CU-CP名、gNB-CU-CP ID、バックアップgNB-CU-CP名、バックアップgNB-CU-CP ID及びgNB-CU-CPセットパラメータを含むGNB-CU-CP E1 SETUP REQUESTメッセージを送信する。バックアップgNB-CU-CP名は、バックアップgNB-CU-CP名パラメータと呼ばれてもよい。gNB-CU-CP IDは、gNB-CU-CPの識別子であってもよい。gNB-CU-CP IDは、gNB-CU-CP62011の識別子であってもよい。バックアップgNB-CU-CP名は、バックアップgNB-CU-CPの名前であってもよい。バックアップgNB-CU-CP名は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に使用するgNB-CU-CPを示すことが可能な、FQDN形式又はIPアドレスとすることができる。バックアップgNB-CU-CP名は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に使用するgNB-CU-CPのFQDN形式又はIPアドレスであってもよい。バックアップgNB-CU-CP名は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPがgNB-CU-CP62012である場合、gNB-CU-CP62012のFQDN形式又はIPアドレスとすることができる。バックアップgNB-CU-CP IDは、バックアップgNB-CU-CPの識別子であってもよい。バックアップgNB-CU-CP IDは、バックアップgNB-CU-CP62012の識別子であってもよい。例えば、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPがgNB-CU-CP62012である場合、バックアップgNB-CU-CP IDはgNB-CU-CP62012の識別子であってもよい。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CPセットと呼ばれるものであってもよい。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CPのグループを示す。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CPセットを示すものであってもよい。gNB-CU-CPセットパラメータは、グループ内でUEコンテキストを共有できるgNB-CU-CPのグループを示す。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CP62011及びgNB-CU-CP62012を含むものであってもよい。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CPのIPアドレスを含むものであってもよい。
【0144】
gNB-CU-CP62011が複数のバックアップgNB-CU-CPを持つように構成されている場合、バックアップgNB-CU-CP名パラメータはバックアップgNB-CU-CPのリストとなる。バックアップgNB-CU-CPのリストには優先順位を設定することができる。これは、元のgNB-CU-CP62011に障害が発生した場合、リストの最初のエントリーのgNB-CU-CPがバックアップgNB-CU-CPとして選択されることを意味する。リスト内のgNB-CU-CPの最初のエントリーがサービス停止中又は非常に混雑している場合、リスト内のgNB-CU-CPの2番目のエントリーがバックアップgNB-CU-CPとして選択される。
【0145】
ステップ2。gNB-CU-UP62021は、GNB-CU-CP E1 SETUP REQUESTメッセージを受信すると、受信したパラメータに基づいて、バックアップ方式を選択する。gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-UP名及びgNB-CUバックアップサポートパラメータを含むGNB-CU-CP E1 SETUP RESPONSEメッセージをgNB-CU-CP62011に送信する。gNB-CUバックアップサポートパラメータはnull、UDSFバックアップ方式、又はgNB-CU-CPバックアップ方式とすることができる。例えば、gNB-CU-UP62021がバックアップ方式としてUDSFバックアップ方式をサポートする場合、gNB-CU-UP62021は、gNB-CUバックアップサポートパラメータにUDSFバックアップ方式を設定する。例えば、gNB-CU-UP62021がバックアップ方式としてgNB-CU-CPバックアップ方式をサポートしている場合、gNB-CU-UP62021はgNB-CUバックアップサポートパラメータにgNB-CU-CPバックアップ方式を設定する。例えば、gNB-CU-UP62021がUDSFバックアップ方式及びgNB-CU-CPバックアップ方式をサポートしない場合、gNB-CU-UP62021は、gNB-CUバックアップサポートパラメータにnullを設定する。例えば、gNB-CU-UP62021がUDSFバックアップ方式及びgNB-CU-CPバックアップ方式の両方をサポートしている場合、gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-UP62021のローカル構成に基づいて、gNB-CUバックアップサポートパラメータにUDSFバックアップ方式又はgNB-CU-CPバックアップ方式のいずれかを設定する。
【0146】
例えば、gNB-CU-UP62021は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に、gNB-CU-CPセットパラメータで示されるgNB-CU-CPからバックアップgNB-CU-CPを選択するものであってもよい。例えば、gNB-CU-UP62021は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に、バックアップgNB-CU-CP名又はバックアップgNB-CU-CP IDが示すgNB-CU-CPをバックアップgNB-CU-CPとして選択するものであってもよい。gNB-CU-UP62021は、バックアップgNB-CU-CPのリストに含まれるgNB-CU-CPからバックアップgNB-CU-CPを選択するものであってもよい。
【0147】
・gNB-CU-CP62011がgNB-CUバックアップサポートパラメータでUDSFバックアップ方式を受信した場合、gNB-CU-CP62011は、UDSFバックアップ方式がバックアップ方式として選択され、したがって、ステップ1のGNB-CU-CP E1 SETUP REQUESTメッセージのgNB-CU-CPセットパラメータがgNB-CU-UP62021において重視されることを認識する。
【0148】
・gNB-CU-CP62011がgNB-CUバックアップサポートパラメータでgNB-CU-CPバックアップ方式を受信した場合、gNB-CU-CP62011は、gNB-CU-CPバックアップ方式がバックアップ方式として選択され、したがって、ステップ1のGNB-CU-CP E1 SETUP REQUESTメッセージのgNB-CU-CP ID、バックアップgNB-CU-CP名、バックアップgNB-CU-CP ID、及びオプションでgNB-CU-CPセットがgNB-CU-UP62021において重視されることを認識する。
【0149】
・いずれのバックアップ方式も選択されなかった場合(gNB-CU-CP62011がnullに設定されたgNB-CUバックアップサポートパラメータを受信した場合など)、gNB-CUバックアップ手順は実行されない。
【0150】
バックアップgNB-CU-CP名及びgNB-CU-CPセットパラメータも、GNB-CU-UP E1 SETUP RESPONSEメッセージ、GNB-CU-CP CONFIGURATION UPDATEメッセージ、GNB-CU-UP CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージ、又は他のNGAPメッセージによって、gNB-CU-CPからgNB-CU-UPに転送できることに注意されたい。
【0151】
gNB-CU-CPセットは、独立したパラメータ又はgNB-CU-CP IDパラメータのサブセットでありうることに注意されたい。gNB-CU-CP IDは、gNB-CU-CPを識別する新しいパラメータである。
【0152】
例えば、図7の上記処理によれば、gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPを知ることができる。例えば、図7の上記処理によれば、gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPとしてgNB-CU-CP62012を知ることができる。バックアップgNB-CU-CP関連情報は、GNB-CU-CP E1 SETUP REQUESTメッセージに含まれる情報であってもよい。バックアップgNB-CU-CP関連情報は、GNB-CU-CP E1 SETUP RESPONSEメッセージに含まれる情報であってもよい。GNB-CU-CP E1セットアップ手順は、所定の条件が満たされたときにトリガされるものであってもよい。例えば、GNB-CU-CP E1セットアップ手順は、定期的に、又はgNB-CU-CP62011のローカル構成に基づいてトリガされるものであってもよい。
【0153】
<バックアップgNB-CU-CP関連情報を含むXNセットアップ手順>
図8は、gNB-CU-CPがバックアップgNB-CU-CP関連情報を他のgNB-CU-CPに通知する際の手順を示す。
【0154】
詳しい手順は以下の通りである。
【0155】
ステップ1。gNB-CU-CP62011は、gNB-CU-CP62012に、グローバルRANノードID、RANノード名、gNB-CUバックアップサポート、gNB-CU-CP ID、バックアップgNB-CU-CP ID、及びgNB-CU-CPセットパラメータを含むXN SETUP REQUESTメッセージを送信する。RANノード名は、RANノードの名前であってもよい。gNB-CU-CP IDは、gNB-CU-CP62011の識別子であってもよい。gNB-CUバックアップサポートは、gNB-CUバックアップサポートパラメータと呼ばれるものであってもよい。gNB-CUバックアップサポートパラメータは、gNB-CU-CPバックアップ方式又はUDSFバックアップ方式又はその両方をサポートするgNB-CU-CP62011能力を示す。
【0156】
バックアップgNB-CU-CP IDは、バックアップgNB-CU-CPの識別子であってもよい。例えば、バックアップgNB-CU-CP IDは、gNB-CU-CP62012の識別子であってもよい。例えば、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPがgNB-CU-CP62012である場合、バックアップgNB-CU-CP IDはgNB-CU-CP62012の識別子であってもよい。gNB-CU-CP62011が複数のバックアップgNB-CU-CPを持つように構成されている場合、バックアップgNB-CU-CP IDはバックアップgNB-CU-CPのリストを含んでもよい。バックアップgNB-CU-CPのリストには優先順位を設定することができる。これは、元のgNB-CU-CP62011に障害が発生した場合、リストの最初のエントリーのgNB-CU-CPがバックアップgNB-CU-CPとして選択されることを意味する。リスト内のgNB-CU-CPの最初のエントリーがサービス停止中又は非常に混雑している場合、リスト内のgNB-CU-CPの2番目のエントリーがバックアップgNB-CU-CPとして選択される。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CPのグループを示す。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CPセットを示すものであってもよい。gNB-CU-CPセットパラメータは、グループ内でUEコンテキストを共有できるgNB-CU-CPのグループを示す。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CP62011及びgNB-CU-CP62012を含むものであってもよい。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CPのIPアドレスを含むものであってもよい。
【0157】
XN SETUP REQUESTメッセージは、バックアップgNB-CU-CP名を含むものであってもよい。バックアップgNB-CU-CP名は、バックアップgNB-CU-CPの名前であってもよい。バックアップgNB-CU-CP名は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に使用するgNB-CU-CPを示すことが可能な、FQDN形式又はIPアドレスとすることができる。バックアップgNB-CU-CP名は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に使用するgNB-CU-CPのFQDN形式又はIPアドレスであってもよい。バックアップgNB-CU-CP名は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPがgNB-CU-CP62012である場合、gNB-CU-CP62012のFQDN形式又はIPアドレスとすることができる。
【0158】
ステップ2。gNB-CU-CP62012は、XN SETUP REQUESTメッセージを受信すると、受信したパラメータに基づいて、バックアップ方式を選択する。gNB-CU-CP62012は、gNB-CU-CP62011に、グローバルRANノードID、RANノード名、gNB-CUバックアップサポート、gNB-CU-CP ID、バックアップgNB-CU-CP ID、及びgNB-CU-CPセットパラメータを含むXN SETUP RESPONSEメッセージを送信する。gNB-CUバックアップサポートパラメータは、gNB-CU-CP62012が選択したバックアップ方式を示す。gNB-CUバックアップサポートパラメータは、gNB-CU-CPバックアップ方式又はUDSFバックアップ方式又は無しとすることができる。RANノード名は、RANノードの名前であってもよい。gNB-CU-CP IDは、gNB-CU-CP62012の識別子であってもよい。バックアップgNB-CU-CP IDは、バックアップgNB-CU-CPの識別子であってもよい。例えば、バックアップgNB-CU-CP IDは、gNB-CU-CP62011の識別子であってもよい。例えば、gNB-CU-CP62012のバックアップgNB-CU-CPがgNB-CU-CP62011である場合、バックアップgNB-CU-CP IDはgNB-CU-CP62011の識別子であってもよい。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CPのグループを示す。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CPセットを示すものであってもよい。gNB-CU-CPセットパラメータは、グループ内でUEコンテキストを共有できるgNB-CU-CPのグループを示す。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CP62011及びgNB-CU-CP62012を含むものであってもよい。gNB-CU-CPセットパラメータは、gNB-CU-CPのIPアドレスを含むものであってもよい。
【0159】
XN SETUP RESPONSEメッセージは、バックアップgNB-CU-CP名を含むものであってもよい。バックアップgNB-CU-CP名は、バックアップgNB-CU-CPの名前であってもよい。バックアップgNB-CU-CP名は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に使用するバックアップgNB-CU-CPを示すことが可能な、FQDN形式又はIPアドレスとすることができる。バックアップgNB-CU-CP名は、元のgNB-CU-CPに障害が発生した場合に使用するバックアップgNB-CU-CPのFQDN形式又はIPアドレスであってもよい。バックアップgNB-CU-CP名は、gNB-CU-CP62012のバックアップgNB-CU-CPがgNB-CU-CP62011である場合、gNB-CU-CP62011のFQDN形式又はIPアドレスとすることができる。
【0160】
XN SETUP REQUESTメッセージとXN SETUP RESPONSEメッセージの両方に、各ピアgNB-CU-CP IDを示すバックアップgNB-CU-CP IDが含まれており、gNB-CU-CPバックアップ方式が選択されている場合、各gNB-CU-CPはピアgNB-CU-CPをバックアップノードとして選択し、相互バックアップが有効になっていることを意味する。例えば、gNB-CU-CP62011が送信するXN SETUP REQUESTメッセージに「gNB-CU-CP62012」に設定されたバックアップgNB-CU-CP IDが含まれ、gNB-CU-CP62012が送信するXN SETUP RESPONSEメッセージに「gNB-CU-CP62011」に設定されたバックアップgNB-CU-CP IDが含まれ、また、XN SETUP REQUESTメッセージと XN SETUP RESPONSEメッセージの両方が、gNB-CU-CPバックアップ方式又はUDSFバックアップ方式に設定されたgNB-CUバックアップサポートを含む場合、gNB-CU-CP62011はgNB-CU-CP62012のバックアップノードであり、gNB-CU-CP62012はgNB-CU-CP62011のバックアップノードである。
【0161】
gNB-CU-CP62011がgNB-CU-CP62013をバックアップgNB-CU-CPとして指定した場合、バックアップgNB-CU-CP62013とgNB-CU-CP62012との間には、ローカル構成に基づくXnインタフェースが確立されているものとする。また、例えば、gNB-CU-CP62013が、gNB-CU-CP62011から、gNB-CU-CP62012に設定されているバックアップgNB-CU-CP IDを含むXN SETUP REQUESTメッセージを受信した場合、gNB-CU-Cp62013は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPがgNB-CU-CP62012であることを知ることができる。
【0162】
ステップ3。gNB-CU-CP62012が、XN SETUP RESPONSEメッセージにgNB-CU-CP62011に設定されたバックアップgNB-CU-CP IDを含める場合、gNB-CU-CP62012は、バックアップ目的で、gNB-CU-CP62011に対するgNB-CU-CP62012内のUEコンテキストの送信を開始する。
【0163】
ステップ4。gNB-CU-CP62011が、gNB-CUバックアップサポートパラメータにgNB-CU-CPバックアップ方式を含む成功したXN SETUP RESPONSEメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62011は、バックアップ目的で、gNB-CU-CP62012に対するgNB-CU-CP62011内のUEコンテキストの送信を開始する。
【0164】
gNB-CU-CPセットは、独立したパラメータ又はグローバルRANノードIDパラメータのサブセットでありうることに注意されたい。
【0165】
例えば、上記処理によれば、gNB-CU-CP62011は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPを知ることができる。例えば、上記処理によれば、gNB-CU-CP62011は、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPとしてgNB-CU-CP62012を知ることができる。例えば、上記処理によれば、gNB-CU-CP62012は、gNB-CU-CP62012のバックアップgNB-CU-CPを知ることができる。例えば、上記処理によれば、gNB-CU-CP62012は、gNB-CU-CP62012のバックアップgNB-CU-CPとしてgNB-CU-CP62011を知ることができる。
【0166】
バックアップgNB-CU-CP関連情報は、XN SETUP REQUESTメッセージに含まれる情報であってもよい。バックアップgNB-CU-CP関連情報は、XN SETUP RESPONSEメッセージに含まれる情報であってもよい。XNセットアップ手順は、所定の条件が満たされたときにトリガされるものであってもよい。例えば、XNセットアップ手順は、定期的に、又はgNB-CU-CP62011のローカル構成に基づいてトリガされるものであってもよい。
【0167】
<gNB-CU-CPバックアップ方式による切替えメカニズム>
gNB-CU-CPに障害が発生した場合、障害が発生したgNB-CU-CPの既存のプロセスは全てバックアップgNB-CU-CPに切り替わる。
【0168】
図9は、gNB-CU-CPに障害が発生した場合の、gNB-CU-CPバックアップ方式による切替え手順を示している。
【0169】
詳しい手順は以下の通りである。
【0170】
ステップ0。gNB-CU-CP62011のRRC_INACTIVE状態及びRRC_CONNECTED状態の両方のUEを処理するための全てのUEコンテキストは、実装固有の技術によってgNB-CU-CP62012に常にバックアップされる。例えば、元のgNB-CU-CP62011内のUEコンテキストは、低レイヤ技術によってバックアップgNB-CU-CP62012にミラーリングされるか、元のgNB-CU-CP62011内で進行中のトランザクションが完了すると、UEコンテキストがバックアップgNB-CU-CP62012にコピーされる。
【0171】
さらに、gNB-CU-CP62011内の他のデータ、例えばシステム情報関連データも、gNB-CU-CP62012にバックアップされるものであってもよい。例えば、元のgNB-CU-CP62011内のUEコンテキストは、図8のステップ4に基づいて、バックアップgNB-CU-CP62012にミラーリング又はコピーされる。
【0172】
ステップ1。gNB-CU-CP62011に障害が発生する。gNB-CU-CP62011の障害には、予期しないシステムリセット、システム再起動、システムストール、システム輻輳、及び接続ノードとの通信障害が含まれる。
【0173】
ステップ2-1。gNB-DU6101は、gNB-DU6101における以下の監視イベントの1つ又は組み合わせに基づいて、gNB-CU-CP62011に障害が発生したことを検出する。
【0174】
・非特許文献4で定義されているように、gNB-DU6101とgNB-CU-CP62011との間のSCTPレイヤに基づいて、gNB-CU-CP62011の正常性を監視することができる。非特許文献5で定義されるSCTPは、ピアエンド間のハートビートメカニズムを提供する。gNB-DU6101が、gNB-CU-CP62011から、ハートビート要求チャンクに対する応答としてハートビート応答チャンクを予め決められた期間受信しない場合、gNB-DU6101は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断することができる。
【0175】
・gNB-DU6101がgNB-CU-CP62011から非特許文献5に定義される、アボートアソシエーションチャンク、シャットダウンアソシエーションチャンク、オペレーションエラーチャンク、又は他の誤った(erroneous)チャンクを受信した場合、gNB-DU6101は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断することができる。
【0176】
・gNB-DU6101が、F1インタフェース上で、非特許文献6に定義されるF1 REMOVAL REQUESTメッセージ、RESETメッセージ、F1 SETUP FAILUREメッセージ、又は他の既存のメッセージ、あるいは新規の誤ったF1APメッセージを受信した場合、gNB-DU6101は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断することができる。
【0177】
・gNB-CU-CP62012から、gNB-CU-CP62011に障害が発生し、gNB-CU-CP62012がgNB-CU-CP62011から全ての処理を引き継いだことを示すF1APメッセージを受信した場合、gNB-DU6101は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断することができる。
【0178】
ステップ2-2。gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-UP62021における以下の監視イベントの1つ又は組み合わせに基づいて、gNB-CU-CP62011に障害が発生したことを検出する。
【0179】
・非特許文献7で定義されているように、gNB-CU-UP62021とgNB-CU-CP62011との間のSCTPレイヤに基づいて、gNB-CU-CP62011の正常性を監視することができる。非特許文献5で定義されるSCTPは、ピアエンド間のハートビートメカニズムを提供する。gNB-CU-UP62021が、gNB-CU-CP62011から、ハートビート要求チャンクに対する応答としてハートビート応答チャンクを予め決められた期間受信しない場合、gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断することができる。
【0180】
・gNB-CU-UP62021が、gNB-CU-CP62011から非特許文献5に定義される、アボートアソシエーションチャンク、シャットダウンアソシエーションチャンク、オペレーションエラーチャンク、又は他の誤ったチャンクを受信した場合、gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断することができる。
【0181】
・gNB-CU-UP62021が、E1インタフェース上で、非特許文献8で定義されるE1 RELEASE REQUESTメッセージ、RESETメッセージ、GNB-CU-UP E1 SETUP FAILUREメッセージ、GNB-CU-CP E1 SETUP FAILUREメッセージ、RESOURCE STATUS FAILUREメッセージ、又は他の既存のメッセージ、あるいは新規の誤ったE1APメッセージを受信した場合、gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断することができる。
【0182】
・gNB-CU-CP62012から、gNB-CU-CP62011に障害が発生し、gNB-CU-CP62012がgNB-CU-CP62011から全ての処理を引き継いだことを示すE1APメッセージを受信した場合、gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断することができる。
【0183】
ステップ2-3。AMF70は、AMF70における以下の監視イベントの1つ又は組み合わせに基づいて、gNB-CU-CP62011に障害が発生したことを検出する。
【0184】
・非特許文献9で定義されているように、AMF70とgNB-CU-CP62011との間のSCTPレイヤに基づいて、gNB-CU-CP62011の正常性を監視することができる。非特許文献5で定義されるSCTPは、ピアエンド間のハートビートメカニズムを提供する。AMF70が、gNB-CU-CP62011から、ハートビート要求チャンクに対する応答としてハートビート応答チャンクを予め決められた期間受信しない場合、AMF70は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断することができる。
【0185】
・AMF70がgNB-CU-CP62011から非特許文献5に定義される、アボートアソシエーションチャンク、シャットダウンアソシエーションチャンク、オペレーションエラーチャンク、又は他の誤ったチャンクを受信した場合、AMF70は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断することができる。
【0186】
・AMF70が、NGインタフェース上で、非特許文献10に定義されるNG RESETメッセージ、ERROR INDICATIONメッセージ、OVERLOAD STARTメッセージ、又は他の既存のNGAPメッセージ、又は新規の誤ったメッセージを受信した場合、AMF70は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断することができる。
【0187】
・gNB-CU-CP62012から、gNB-CU-CP62011に障害が発生し、gNB-CU-CP62012がgNB-CU-CP62011から全ての処理を引き継いだことを示すNGAPメッセージを受信した場合、AMF70は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断することができる。
【0188】
ステップ2-4。gNB-CU-CP62013は、gNB-CU-CP62013における以下の監視イベントの1つ又は組み合わせに基づいて、gNB-CU-CP62011に障害が発生したことを検出する。
【0189】
・非特許文献11で定義されているように、gNB-CU-CP62013とgNB-CU-CP62011との間のSTCPレイヤに基づいて、gNB-CU-CP62011の正常性を監視することができる。非特許文献5で定義されるSTCPは、ピアエンド間のハートビートメカニズムを提供する。gNB-CU-UP62013が、gNB-CU-CP62011から、ハートビート要求チャンクに対する応答としてハートビート応答チャンクを予め決められた期間受信しない場合、gNB-CU-CP62013は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断することができる。
【0190】
・gNB-CU-CP62013が、gNB-CU-CP62011から非特許文献5に定義される、アボートアソシエーションチャンク、シャットダウンアソシエーションチャンク、オペレーションエラーチャンク、又は他の誤ったチャンクを受信した場合、gNB-CU-CP62013は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断することができる。
【0191】
・gNB-CU-CP62013が、Xnインタフェース上で、非特許文献12で定義されるXN SETUP FAILUREメッセージ、NG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE FAILUREメッセージ、RESET REQUESTメッセージ、ERROR INDICATIONメッセージ、XN REMOVAL REQUESTメッセージ、RESOURCE STATUS FAILUREメッセージ、又は他の既存のXnAPメッセージ、又は新規の誤ったメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62013は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断することができる。
【0192】
・gNB-CU-CP62012から、gNB-CU-CP62011に障害が発生し、gNB-CU-CP62012がgNB-CU-CP62011から全ての処理を引き継いだことを示すXnAPメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62013は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断することができる。
【0193】
ステップ3-1。gNB-DU6101は、ステップ2-1の判定に基づいて、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判定した場合、gNB-CU-CP62011宛のメッセージであれば、gNB-CU-CP62011のバックアップとして、全てのF1APメッセージをgNB-CU-CP62012に送信する。例えば、gNB-DU6101は、図4の処理に基づいて、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPとしてgNB-CU-CP62012を知ることができ、gNB-DU6101は、gNB-CU-CP62011のバックアップとしてgNB-CU-CP62012を選択し、gNB-CU-CP62012にF1APメッセージを送信するものであってもよい。gNB-CU-CP62011のgNB-CU UE F1AP ID、C-RNTI、gNB-CU UE F1AP IDを含むUEコンテキストは、ステップ0でバックアップされるため、gNB-CU-CP62012で使用できることに注意されたい。gNB-DU6101は、gNB-CU-CP62012からF1APメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62011から受信したものとして扱ってもよい。gNB-DU6101は、ステップ2-1の後に、gNB-CU-CP62011からF1APメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62011から受信したものとして扱ってもよい。
【0194】
ステップ3-2。gNB-CU-UP62021は、ステップ2-2の判定に基づいて、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判定した場合、gNB-CU-CP62011宛のメッセージであれば、gNB-CU-CP62011のバックアップとして、全てのE1APメッセージをgNB-CU-CP62012に送信する。例えば、gNB-CU-UP62021は、図6又は図7の処理に基づいて、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPとしてgNB-CU-CP62012を知ることができ、gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-CP62011のバックアップとしてgNB-CU-CP62012を選択し、gNB-CU-CP62012にE1APメッセージを送信するものであってもよい。gNB-CU-CP62011用のgNB-CU-CP UE E1AP ID、DRBセットアップリスト、PDUセッションリソースセットアップリストを含むUE用のDRB関連データは、ステップ0でバックアップされるため、gNB-CU-CP62012で使用できることに注意されたい。gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-CP62012からE1APメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62011から受信したものとして扱ってもよい。gNB-CU-UP62021は、ステップ2-2の後に、gNB-CU-CP62011からE1APメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62011から受信したものとして扱ってもよい。
【0195】
ステップ3-3。AMF70は、ステップ2-3の判定に基づいて、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判定した場合、gNB-CU-CP62011宛のメッセージであれば、gNB-CU-CP62011のバックアップとして、全てのNGAPメッセージをgNB-CU-CP62012に送信する。例えば、AMF70は、図5の処理に基づいて、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPとしてgNB-CU-CP62012を知ることができ、AMF70は、gNB-CU-CP62011のバックアップとしてgNB-CU-CP62012を選択し、gNB-CU-CP62012にNGAPメッセージを送信するものであってもよい。gNB-CU-CP62011のRAN UE NGAP ID、PDUセッションリソースセットアップ応答リストを含むUEコンテキストは、ステップ0でバックアップされるため、gNB-CU-CP62012で使用できることに注意されたい。AMF70は、gNB-CU-CP62012からNGAPメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62011から受信したものとして扱ってもよい。AMF70は、ステップ2-3の後に、gNB-CU-CP62011からNGAPメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62011から受信したものとして扱ってもよい。
【0196】
ステップ3-4。gNB-CU-CP62013は、ステップ2-4の判定に基づいて、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判定した場合、gNB-CU-CP62011宛のメッセージであれば、gNB-CU-CP62011のバックアップとして、全てのXnAPメッセージをgNB-CU-CP62012に送信する。例えば、gNB-CU-CP62013は、図8の処理に基づいて、gNB-CU-CP62011のバックアップgNB-CU-CPとしてgNB-CU-CP62012を知ることができ、gNB-CU-CP62013は、gNB-CU-CP62011のバックアップとしてgNB-CU-CP62012を選択し、gNB-CU-CP62012にXnAPメッセージを送信するものであってもよい。gNB-CU-CP62013は、gNB-CU-CP62012からXnAPメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62011から受信したものとして扱ってもよい。gNB-CU-CP62013は、ステップ2-4の後に、gNB-CU-CP62011からXnAPメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62011から受信したものとして扱ってもよい。
【0197】
<態様2の第1の変形例:グレースフル(graceful)gNB-CU-CP削除>
gNB-CU-CP62011がその一部に障害を検出した場合、又はgNB-CU-CP62011がサービス停止予定である場合、gNB-CU-CP62011は、接続ノードに対してサービス停止予定であることを示すことができる。これは、図9を以下のように変更することで実現できる。
【0198】
・ステップ1は、gNB-CU-CP62011の部分的な障害、gNB-CU-CP62011の部分的な輻輳、又はgNB-CU-CP62011の計画的な削除に置き換えられる。これは、gNB-CU-CP62011が現時点ではgNB-CU-CPとして提供されるが、サービスを終了する予定であることを意味する。サービスを終了する予定の一例としては、すぐにシステムリセットを行う予定であることが挙げられる。
【0199】
・ステップ2-1は、gNB-CU-CP62011からgNB-DU6101への、新しい原因値とサービス終了の時間情報を含むERROR INDICATIONメッセージに置き換えられる。新しい原因値は、gNB-CU-CP62011がサービスを終了しようとしていることを示す。時間情報は、サービス終了までの残り時間を示す。時間情報は、絶対時間でも、サービス終了までの残り時間でもよい。gNB-DU6101は、ERROR INDICATIONメッセージを受信すると、ステップ3-1を実行する。時間情報は、gNB-DU6101が内部処理に使用するものであってもよい。例えば、gNB-DU6101は、時間情報により指示された時間が経過すると、gNB-CU-CP62011との連絡を停止する。ステップ2-1におけるERROR INDICATIONメッセージの代わりに、GNB-CU CONFIGURATION UPDATEメッセージ、新規F1APメッセージ又は既存F1APメッセージを用いるものであってもよい。
【0200】
・ステップ2-2は、gNB-CU-CP62011からgNB-CU-UP62021への、新しい原因値とサービス終了の時間情報を含むERROR INDICATIONメッセージに置き換えられる。新しい原因値は、gNB-CU-CP62011がサービスを終了しようとしていることを示す。時間情報は、サービス終了までの残り時間を示す。時間情報は、絶対時間でも、サービス終了までの残り時間でもよい。gNB-CU-UP62021は、ERROR INDICATIONメッセージを受信すると、ステップ3-2を実行する。時間情報は、gNB-CU-UP62021が内部処理に使用するものであってもよい。例えば、gNB-CU-UP62021は、時間情報により指示された時間が経過すると、gNB-CU-CP62011との連絡を停止する。ステップ2-2におけるERROR INDICATIONメッセージの代わりに、GNB-CU-CP CONFIGURATION UPDATEメッセージ、新規E1APメッセージ又は既存E1APメッセージを用いるものであってもよい。
【0201】
・ステップ2-3は、gNB-CU-CP62011からAMF70への、新しい原因値とサービス終了の時間情報を含むERROR INDICATIONメッセージに置き換えられる。新しい原因値は、gNB-CU-CP62011がサービスを終了しようとしていることを示す。時間情報は、サービス終了までの残り時間を示す。時間情報は、絶対時間でも、サービス終了までの残り時間でもよい。AMF70は、ERROR INDICATIONメッセージを受信すると、ステップ3-3を実行する。時間情報は、AMF70が内部処理に使用するものであってもよい。例えば、AMF70は、時間情報により指示された時間が経過すると、gNB-CU-CP62011との連絡を停止する。ステップ2-3におけるERROR INDICATIONメッセージの代わりに、RAN CONFIGURATION UPDATEメッセージ、新規NGAPメッセージ又は既存NGAPメッセージを用いるものであってもよい。
【0202】
・ステップ2-4は、gNB-CU-CP62011からgNB-CU-CP62013への、新しい原因値とサービス終了の時間情報を含むERROR INDICATIONメッセージに置き換えられる。新しい原因値は、gNB-CU-CP62011がサービスを終了しようとしていることを示す。時間情報は、サービス終了までの残り時間を示す。時間情報は、絶対時間でも、サービス終了までの残り時間でもよい。gNB-CU-CP62013は、ERROR INDICATIONメッセージを受信すると、ステップ3-4を実行する。時間情報は、gNB-CU-CP62013が内部処理に使用するものであってもよい。例えば、gNB-CU-CP62013は、時間情報により指示された時間が経過すると、gNB-CU-CP62011との連絡を停止する。ステップ2-4におけるERROR INDICATIONメッセージの代わりに、NG-RAN-NODE CONFIGURATION UPDATEメッセージ、新規XnAPメッセージ又は既存XnAPメッセージを用いるものであってもよい。
【0203】
<態様2の第2の変形例:サービス停止によるハンドオーバ>
gNB-CU-CP62011がその一部に障害を検出した場合、又はgNB-CU-CP62011がサービス停止予定である場合、gNB-CU-CP62011は、gNB-CU-CP間ハンドオーバを実行する。これは、図9を以下のように変更することで実現できる。
【0204】
・ステップ1は、gNB-CU-CP62011の部分的な障害、gNB-CU-CP62011の部分的な輻輳、又はgNB-CU-CP62011の計画的な削除に置き換えられる。これは、gNB-CU-CP62011が現時点ではgNB-CU-CPとして提供されるが、サービスを終了する予定であることを意味する。サービスを終了する予定の一例としては、すぐにシステムリセットを行う予定であることが挙げられる。
【0205】
ステップ2-1、2-2、2-3、及び2-4の代わりに、gNB-CU-CP62011は、gNB-CU-CP62011内の全てのPDUセッションに対して、非特許文献18に記載されているように、gNB間ハンドオーバ手順を実行する。
【0206】
・ステップ3-1、3-2、3-3、3-4は実行されない。
【0207】
<UDSFバックアップ方式による切替えメカニズム>
gNB-CU-CPに障害が発生した場合、障害が発生したgNB-CU-CPの既存のプロセスは全て、gNB-CU-CPセットの他のgNB-CU-CPに切り替わる。
【0208】
図10は、gNB-CU-CPに障害が発生した場合の、UDSFバックアップ方式による切替え手順を示している。
【0209】
UDSFバックアップ方式による切替え手順の詳細なプロセスは以下の通りである。
【0210】
ステップ0。gNB-CU-CP62011のRRC_INACTIVE状態及びRRC_CONNECTED状態の両方のUEを処理するための全てのUEコンテキストは、実装固有の技術によってUDSF77に常にバックアップされる。例えば、元のgNB-CU-CP62011内のUEコンテキストは、低レイヤ技術によってUDSF77にミラーリングされるか、又はUEコンテキストは、gNB-CU-CP62011内の進行中のトランザクションの完了時にUDSF77にコピーされる。さらに、gNB-CU-CP62011内の他のデータ、例えばシステム情報関連データも、UDSF77にバックアップされるものであってもよい。例えば、元のgNB-CU-CP62011内のUEコンテキストは、所定の条件が満たされたときにUDSF77にミラーリング又はコピーされる。例えば、元のgNB-CU-CP62011内のUEコンテキストは定期的にUDSF77にミラーリング又はコピーされるか、又はミラーリング又はコピーがgNB-CU-CP62011内のローカル構成に基づいてgNB-CU-CP62011によって実行される。
【0211】
ステップ1。gNB-CU-CP62011に障害が発生する。gNB-CU-CP62011の障害には、予期しないシステムリセット、システム再起動、システムストール、システム輻輳、及び近接ノードとの通信障害が含まれる。
【0212】
ステップ2-1。gNB-DU6101は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したことを検出する。gNB-DU6101がgNB-CU-CP62011の障害を検出する方法は、図9のステップ2-1と同様である。
【0213】
ステップ2-2。gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したことを検出する。gNB-CU-UP62021がgNB-CU-CP62011の障害を検出する方法は、図9のステップ2-2と同様である。
【0214】
ステップ2-3。AMF70は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したことを検出する。AMF70がgNB-CU-CP62011の障害を検出する方法は、図9のステップ2-3と同様である。
【0215】
ステップ2-4。gNB-CU-CP62013は、gNB-CU-CP62011に障害が発生したことを検出する。gNB-CU-CP62013がgNB-CU-CP62011の障害を検出する方法は、図9のステップ2-4と同様である。
【0216】
ステップ2-5。gNB-CU-CP62011の障害はO&Mシステムによって検出され、O&MシステムはNRF78に連絡してgNB-CU-CP62011のエントリーを登録解除する。一例では、O&Mシステムは、gNB-CU-CP62011とのIP接続性(例えば、インターネットプロトコル接続性)を監視することによって、gNB-CU-CP62011の障害を検出する。例えば、O&Mシステムが、非特許文献19で定義されているICMPを使用してgNB-CU-CP62011とのIP接続性の喪失を検出した場合、O&Mシステムは、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと結論付けるものであってもよい。
【0217】
O&Mシステムは、この登録解除がgNB-CU-CPの障害によるものであることをNRF78に示すものであってもよい。この登録解除により、障害が発生したgNB-CU-CP62011は、他のNF(Network Function:ネットワーク機能)からの要求に対して選択されなくなる。NRF78は、加入NFが適切な処置を取れるように、gNB-CU-CP62011に障害が発生したことを加入NFに通知するのもであってもよい。
【0218】
例えば、gNB-DU6101、gNB-CU-UP62021、AMF70、及びgNB-CU-CP62013が、gNB-CU-CP62011の障害を通知するためのNRF78に加入している場合、gNB-CU-CP62011の障害の通知は、それぞれ、ステップ2-1、ステップ2-2、ステップ2-3、及びステップ2-4の代わりに、gNB-CU-CP62011の故障検出に使用することができる。
【0219】
ステップ3-1。gNB-DU6101は、ステップ2-1の判定に基づき、又はステップ2-5のgNB-CU-CP62011の障害の通知に基づき、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判定した場合、gNB-CU-CP62012が障害が発生したgNB-CU-CP62011と同一のgNB-CU-CPセットを有するため、gNB-CU-CP62011宛のメッセージであれば、全てのF1APメッセージをgNB-CU-CP62012に送信する。この場合、例えば、gNB-CU-CP62011とgNB-CU-CP62012は同じgNB-CU-CPセットに含まれる。例えば、gNB-DU6101が、図4の処理に基づいて、gNB-CU-CPセットを含むF1 SETUP RESPONSEメッセージを受信し、gNB-DU6101が、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断した場合、gNB-DU6101は、gNB-CU-CPセットからバックアップg-NB-CU-CPとしてgNB-CU-CP62012を選択し、gNB-CU-CP62012にF1APメッセージを送信するものであってもよい。
【0220】
gNB-DU6101は、gNB-CU-CP62012からF1APメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62011から受信したものとして扱ってもよい。gNB-DU6101は、ステップ2-1の後に、gNB-CU-CP62011からF1APメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62011から受信したものとして扱ってもよい。
【0221】
一例では、gNB-DU6101は、gNB-CU-CPのうち、障害が発生したgNB-CU-CP62011と同じgNB-CU-CPセットを共有する任意のgNB-CU-CPを選択する。
【0222】
他の例では、gNB-DU6101は、gNB-DU6101においてgNB-CU-CPの重み係数情報が利用可能である場合、障害が発生したgNB-CU-CP62011と同じgNB-CU-CPセットを共有するgNB-CU-CPのうち、よりビジーでないgNB-CU-CPを選択する。
【0223】
ステップ3-2。gNB-CU-UP62021は、ステップ2-2の判定に基づき、又はステップ2-5のgNB-CU-CP62011の障害の通知に基づき、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判定した場合、gNB-CU-CP62012が障害が発生したgNB-CU-CP62011と同一のgNB-CU-CPセットを有するため、gNB-CU-CP62011宛のメッセージであれば、全てのE1APメッセージをgNB-CU-CP62012に送信する。この場合、例えば、gNB-CU-CP62011とgNB-CU-CP62012は同じgNB-CU-CPセットに含まれる。例えば、gNB-CU-UP62021が、図6の処理に基づいて、gNB-CU-CPセットを含むGNB-CU-UP E1 SETUP RESPONSEメッセージを受信し、gNB-CU-UP62021が、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断した場合、gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-CPセットからバックアップg-NB-CUとしてgNB-CU-CP62012を選択し、gNB-CU-CP62012にE1APメッセージを送信するものであってもよい。例えば、gNB-CU-UP62021が、図7の処理に基づいて、gNB-CU-CPセットを含むGNB-CU-CP E1 SETUP REQUESTメッセージを受信し、gNB-DU6101が、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断した場合、gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-CPセットからバックアップg-NB-CU-CPとしてgNB-CU-CP62012を選択し、gNB-CU-CP62012にE1APメッセージを送信するものであってもよい。
【0224】
gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-CP62012からE1APメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62011から受信したものとして扱ってもよい。gNB-CU-UP62021は、ステップ2-2の後に、gNB-CU-CP62011からE1APメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62011から受信したものとして扱ってもよい。
【0225】
一例では、gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-CPのうち、障害が発生したgNB-CU-CP62011と同じgNB-CU-CPセットを共有する任意のgNB-CU-CPを選択する。
【0226】
他の例では、gNB-CU-UP62021は、gNB-CU-UP62021においてgNB-CU-CPの重み係数情報が利用可能である場合、障害が発生したgNB-CU-CP62011と同じgNB-CU-CPセットを共有するgNB-CU-CPのうち、よりビジーでないgNB-CU-CPを選択する。
【0227】
ステップ3-3。AMF70は、ステップ2-3の判定に基づき、又はステップ2-5のgNB-CU-CP62011の障害の通知に基づき、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判定した場合、gNB-CU-CP62012が障害が発生したgNB-CU-CP62011と同一のgNB-CU-CPセットを有するため、gNB-CU-CP62011宛のメッセージであれば、全てのNGAPメッセージをgNB-CU-CP62012に送信する。この場合、例えば、gNB-CU-CP62011とgNB-CU-CP62012は同じgNB-CU-CPセットに含まれる。例えば、AMF70が、図5の処理に基づいて、RANノードセットを含むNG SETUP REQUESTメッセージを受信し、AMF70が、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断した場合、AMF70は、RANノードセットからバックアップg-NB-CU-CPとしてgNB-CU-CP62012を選択し、gNB-CU-CP62012にNGAPメッセージを送信するものであってもよい。この場合、例えば、gNB-CU-CP62011とgNB-CU-CP62012は同じRANノードセットに含まれる。
【0228】
AMF70は、gNB-CU-CP62012からNGAPメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62011から受信したものとして扱ってもよい。AMF70は、ステップ2-3の後に、gNB-CU-CP62011からNGAPメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62011から受信したものとして扱ってもよい。
【0229】
一例では、AMF70は、gNB-CU-CPのうち、障害が発生したgNB-CU-CP62011と同じgNB-CU-CPセットを共有する任意のgNB-CU-CPを選択する。例えば、AMF70は、gNB-CU-CPのうち、障害が発生したgNB-CU-CP62011と同じRANノードセットを共有する任意のgNB-CU-CPを選択する。
【0230】
他の例では、AMF70は、AMF70においてgNB-CU-CPの重み係数情報が利用可能である場合、障害が発生したgNB-CU-CP62011と同じgNB-CU-CPセットを共有するgNB-CU-CPのうち、よりビジーでないgNB-CU-CPを選択する。たとえば、AMF70は、AMF70においてgNB-CU-CPの重み係数情報が利用可能である場合、障害が発生したgNB-CU-CP62011と同じRANノードセットを共有するgNB-CU-CPのうち、よりビジーでないgNB-CU-CPを選択する。
【0231】
ステップ3-4。gNB-CU-CP62013は、ステップ2-4の判定に基づき、又はステップ2-5のgNB-CU-CP62011の障害の通知に基づき、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判定した場合、gNB-CU-CP62012が障害が発生したgNB-CU-CP62011と同一のgNB-CU-CPセットを有するため、gNB-CU-CP62011宛のメッセージであれば、全てのXnAPメッセージをgNB-CU-CP62012に送信する。この場合、例えば、gNB-CU-CP62011とgNB-CU-CP62012は同じgNB-CU-CPセットに含まれる。例えば、gNB-CU-CP62013が、gNB-CU-CP62011から、図8の処理に基づくgNB-CU-CPセットを含むXN SETUP REQUESTメッセージを受信し、gNB-CU-CP62013が、gNB-CU-CP62011に障害が発生したと判断した場合、gNB-CU-CP62013は、gNB-CU-CPセットからバックアップgNB-CU-CPとしてgNB-CU-CP62012を選択し、gNB-CU-CP62012にXnAPメッセージを送信するものであってもよい。
【0232】
gNB-CU-CP62013は、gNB-CU-CP62012からXnAPメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62011から受信したものとして扱ってもよい。gNB-CU-CP62013は、ステップ2-4の後に、gNB-CU-CP62011からXnAPメッセージを受信した場合、gNB-CU-CP62011から受信したものとして扱ってもよい。
【0233】
一例では、gNB-CU-CP62013は、gNB-CU-CPのうち、障害が発生したgNB-CU-CP62011と同じgNB-CU-CPセットを共有する任意のgNB-CU-CPを選択する。
【0234】
他の例では、gNB-CU-CP62013は、gNB-CU-CP62013においてgNB-CU-CPの重み係数情報が利用可能である場合、障害が発生したgNB-CU-CP62011と同じgNB-CU-CPセットを共有するgNB-CU-CPのうち、よりビジーでないgNB-CU-CPを選択する。
【0235】
ステップ3-5。gNB-CU-CP62012が、gNB-DU6101、gNB-CU-UP62021、AMF70、及びgNB-CU-CP62013からのF1、E1、N2、及びXnインタフェース上の信号をそれぞれ処理するために、例えばUEコンテキストなどの、何らかの情報を必要とする場合、gNB-CU-CP62012は、例えばUEコンテキストなどの、必要な情報をUDSF77からダウンロードする。
【0236】
一例では、関連gNB-DU6101、関連gNB-CU-UP62021、関連AMF70、及び関連gNB-CU-CP62013は、同じgNB-CU-CPセット内で互いにまったく異なるgNB-CU-CPを選択するものであってもよい。
【0237】
<態様2の第1の変形例:グレースフルgNB-CU-CP削除>
gNB-CU-CP62011がその一部に障害を検出した場合、又はgNB-CU-CP62011がサービス停止予定である場合、gNB-CU-CP62011は、接続ノードに対してサービス停止予定であることを示すことができる。これは、図10を以下のように変更することで実現できる。
【0238】
・ステップ1は、gNB-CU-CP62011の部分的な障害、gNB-CU-CP62011の部分的な輻輳、又はgNB-CU-CP62011の計画的な削除に置き換えられる。これは、gNB-CU-CP62011が現時点ではgNB-CU-CPとして提供されるが、サービスを終了する予定であることを意味する。サービスを終了する予定の一例としては、すぐにシステムリセットを行う予定であることが挙げられる。
【0239】
・ステップ2-1は、gNB-CU-CP62011からgNB-DU6101への、新しい原因値とサービス終了の時間情報を含むERROR INDICATIONメッセージに置き換えられる。新しい原因値は、gNB-CU-CP62011がサービスを終了しようとしていることを示す。時間情報は、サービス終了までの残り時間を示す。時間情報は、絶対時間でも、サービス終了までの残り時間でもよい。gNB-DU6101は、ERROR INDICATIONメッセージを受信すると、ステップ3-1を実行する。時間情報は、gNB-DU6101が内部処理に使用するものであってもよい。例えば、gNB-DU6101は、時間情報により指示された時間が経過すると、gNB-CU-CP62011との連絡を停止する。ステップ2-1におけるERROR INDICATIONメッセージの代わりに、GNB-CU CONFIGURATION UPDATEメッセージ、新規F1APメッセージ又は既存F1APメッセージを用いるものであってもよい。
【0240】
・ステップ2-2は、gNB-CU-CP62011からgNB-CU-UP62021への、新しい原因値とサービス終了の時間情報を含むERROR INDICATIONメッセージに置き換えられる。新しい原因値は、gNB-CU-CP62011がサービスを終了しようとしていることを示す。時間情報は、サービス終了までの残り時間を示す。時間情報は、絶対時間でも、サービス終了までの残り時間でもよい。gNB-CU-UP62021は、ERROR INDICATIONメッセージを受信すると、ステップ3-2を実行する。時間情報は、gNB-CU-UP62021が内部処理に使用するものであってもよい。例えば、gNB-CU-UP62021は、時間情報により指示された時間が経過すると、gNB-CU-CP62011との連絡を停止する。ステップ2-2におけるERROR INDICATIONメッセージの代わりに、GNB-CU-CP CONFIGURATION UPDATEメッセージ、新規E1APメッセージ又は既存E1APメッセージを用いるものであってもよい。
【0241】
・ステップ2-3は、gNB-CU-CP62011からAMF70への、新しい原因値とサービス終了の時間情報を含むERROR INDICATIONメッセージに置き換えられる。新しい原因値は、gNB-CU-CP62011がサービスを終了しようとしていることを示す。時間情報は、サービス終了までの残り時間を示す。時間情報は、絶対時間でも、サービス終了までの残り時間でもよい。AMF70は、ERROR INDICATIONメッセージを受信すると、ステップ3-3を実行する。時間情報は、AMFが内部処理に使用するものであってもよい。例えば、AMF70は、時間情報により指示された時間が経過すると、gNB-CU-CP62011との連絡を停止する。ステップ2-3におけるERROR INDICATIONメッセージの代わりに、RAN CONFIGURATION UPDATEメッセージ、新規NGAPメッセージ又は既存NGAPメッセージを用いるものであってもよい。
【0242】
・ステップ2-4は、gNB-CU-CP62011からgNB-CU-CP62013への、新しい原因値とサービス終了の時間情報を含むERROR INDICATIONメッセージに置き換えられる。新しい原因値は、gNB-CU-CP62011がサービスを終了しようとしていることを示す。時間情報は、サービス終了までの残り時間を示す。時間情報は、絶対時間でも、サービス終了までの残り時間でもよい。gNB-CU-CP62013は、ERROR INDICATIONメッセージを受信すると、ステップ3-4を実行する。時間情報は、gNB-CU-CP62013が内部処理に使用するものであってもよい。例えば、gNB-CU-CP62013は、時間情報により指示された時間が経過すると、gNB-CU-CP62011との連絡を停止する。ステップ2-4におけるERROR INDICATIONメッセージの代わりに、NG-RAN-NODE CONFIGURATION UPDATEメッセージ、新規XnAPメッセージ又は既存XnAPメッセージを用いるものであってもよい。
【0243】
・ステップ2-5は、gNB-CU-CP62011からNRF78への、gNB-CU-CP障害による登録解除であることを示す登録解除メッセージに置き換えられる。又は、ステップ2-5が、gNB-CU-CP62011からO&Mシステムへのエラー表示メッセージに置き換えられ、O&Mシステムは、NRF78に対して、gNB-CU-CP障害による登録解除であることを示す登録解除メッセージを送信する。この登録解除により、障害が発生したgNB-CU-CP62011は、他のNF(Network Function:ネットワーク機能)からの要求に対してNRF78によって選択されなくなる。NRF78は、加入NFが適切な処置を取れるように、gNB-CU-CP62011に障害が発生したことを加入NFに通知するのもであってもよい。
【0244】
<態様2の第2の変形例:リソースの分散運用>
図10は、障害が発生したgNB-CU-CP62011の代替としてgNB-CU-CP62012が選択されることを前提としているが、図3によって開示されるアーキテクチャは、gNB-CU-CP内のインタフェースリソース及び処理リソースを、同じgNB-CU-CPセット内の任意のgNB-CU-CPに分散する潜在的な能力を有する。
【0245】
図11は、リソース分散運用のための配置例を示す。この例では、インタフェース資源と処理資源は、3GPPで定義されたインタフェース単位で各gNB-CU-CPに分散される。gNB-DUからのgNB-CU-CP IDを持つ任意のF1APメッセージは、gNB-CU-CP62013にルーティングされ、そのメッセージは、gNB-CU-CP62013のインタフェースリソースとしてNIC(Network Interface Card:ネットワークインタフェースカード)で受信され、gNB-CU-CP62013の処理リソースとしてCPU(Central Processing Unit:中央処理ユニット)で処理される。同様に、AMF70からのグローバルRANノードIDを持つ任意のNGAPメッセージは、gNB-CU-CP62011にルーティングされ、そのメッセージは、gNB-CU-CP62011内のNICで受信され、gNB-CU-CP62011内のCPUで処理される。同様に、gNB-CU-UP62021からのgNB-CU-CP IDを持つ任意のE1APメッセージは、gNB-CU-CP62012内のNICで受信され、gNB-CU-CP62012内のCPUで処理される。gNB-CU-CP62011、gNB-CU-CP62012、及びgNB-CU-CP62013は、UDSF77において同じUEコンテキストを共有するので、gNB-CU-CP62011、gNB-CU-CP62012、及びgNB-CU-CP62013の組み合わせは、gNB-CU-CPの周囲の相互動作ノードから1つのgNB-CU-CPとして見ることができる。
【0246】
さらに、図11には、gNB-CU-CP62013がある場所(例えば横浜)のDUを担当し、関連するUDSF77が別の場所(例えば東京)に配置されている場合の展開シナリオも示されている。この例は、gNB-CU-CPが同じUDSF77と通信できる限り、同じgNB-CU-CPセット内のgNB-CU-CPはあらゆる地理的場所にまたがることができることを示している。1つの態様では、この展開シナリオは、横浜のgNB-CU-CP62013が、例えば横浜地域の地震によって障害が発生した場合に有益であり、横浜のeNB-DUは、図10によって開示されるような切替え手順に基づいて、東京のgNB-CU-CPのいずれかに再接続することによってサービスを継続するものであってもよい。これは、特定の地域で発生する可能性のある自然災害に対する信頼性の高い復元性と考えることができる。
【0247】
態様1、態様2及び態様2の変形例の少なくとも1つは、起こり得るノード障害に対するgNB-CU制御プレーンの復元性を提供するためのソリューションを提案する。例えば、態様1、態様2、及び態様2の変形例の少なくとも1つは、接続されたgNB-CU-CPに障害が発生した場合に、全てのgNB-DUがサービス停止状態になるという問題を解決することができ、接続されたgNB-CUに障害が発生した場合に、gNB-DUのカバー範囲内にある全てのユーザに大きなサービス中断が発生するという問題を解決することができる。例えば、態様1、態様2及び態様2の変形例によれば、gNB-CUに障害が発生した場合、バックアップ(又は代替)gNB-CU-CPが、障害が発生したgNB-CU-CPの代わりに、他のネットワークノード(例えば、gNB-DU、他のgNB-CU-CP、gNB-CU-UP及びAMF)と通信する役割を引き継ぎ、したがって、態様1、態様2、及び態様2の変形例の少なくとも1つは、接続されたgNB-CU-CPに障害が発生した場合に、全てのgNB-DUがサービス停止状態になるという問題を解決することができ、接続されたgNB-CU-CPに障害が発生した場合に、gNB-DUのカバー範囲内にある全てのユーザに大きなサービス中断が発生するという問題を解決することができる。
【0248】
<態様3:全般>
gNB-CU-UP障害復旧メカニズムが開示される。
【0249】
図12は、gNB-CU-UPに障害が発生した場合の、いくつかのgNB-CU-UP障害復旧メカニズムを提案するNG-(R)ANアーキテクチャを示す。
【0250】
<RRC接続の解放によるgNB-CU-UP障害復旧>
RRC接続を解放することで、gNB-CU-UP障害から復旧するためのソリューションを開示する。
【0251】
図13は、ASレイヤにおけるgNB-CU-UP障害時のRRC接続の解放による処理を示す。
【0252】
詳しい手順は以下の通りである。
【0253】
ステップ0。UE3は、少なくとも1つの確立されたPDUセッションを有し、PDUセッションのためにデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)が確立される。gNB-DU6101、gNB-CU-UP62021、及びUPF72は、PDUセッションのユーザデータ処理に使用される。
【0254】
ステップ1。gNB-CU-UP62021に障害が発生する。gNB-CU-UP62021の障害には、予期しないシステムリセット、システム再起動、システムストール、再起動後の復旧、システム輻輳、及び近接ノードとの通信障害が含まれる。
【0255】
ステップ2。gNB-DU6101は、gNB-DU6101における以下の監視イベントの1つ又は組み合わせに基づいて、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを検出する。
【0256】
・gNB-DU6101は、gNB-CU-UP62021に送信したエコー要求メッセージに対する応答であるエコー応答メッセージを予め設定した期間受信できなかった場合、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを検出する。
【0257】
パス管理機能、すなわちエコー要求メッセージ/エコー応答メッセージは非特許文献16で定義されていることに注意されたい。
【0258】
・gNB-DU6101は、gNB-CU-UP62021からエラー表示メッセージを受信した場合、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを検出する。
【0259】
トンネル管理機能、すなわちエラー表示メッセージは非特許文献16で定義されていることに注意されたい。
【0260】
・gNB-DU6101からgNB-CU-UP62021にIPレイヤで到達できない場合、gNB-DU6101は、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを検出する。
【0261】
ステップ3。gNB-DU6101によってgNB-CU-UP62021の障害が検出されると、gNB-DU6101は、障害が発生したgNB-CU-UP62021と関連付けられたgNB-CU-CPとしてのgNB-CU-CP62011にUE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージを送信する。gNB-DU6101は、gNB-CU-CP62011がgNB-CU-UP62021と関連付けられていることを示す情報を保存するものであってもよく、gNB-DU6101は、gNB-CU-UP62021に障害が発生した場合に、その情報に基づいて、関連付けられたgNB-CU-CPとしてgNB-CU-CP62011を選択するものであってもよい。次に、gNB-DU6101は、UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージをgNB-CU-CP62011に送信するものであってもよい。gNB-DU6101は、gNB-CU-UP62021の障害が発生する前に、他のネットワークノードからその情報を取得するものであってもよい。gNB-DU6101は、gNB-CU-UP62021の障害が発生する前に、gNB-CU-CP62011又はgNB-CU-UP62021からその情報を取得するものであってもよい。UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージには、UP障害の値を持つ原因パラメータと、再確立要求パラメータが含まれる。再確立要求パラメータは、RRC解放手順の後にUE3とのRRC接続を再確立する必要があることをgNB-CU-CP62011に示す。原因パラメータは、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを示す値を持つものであってもよい。UP障害は、gNB-CU-UP62021の障害と解釈されるものであってもよい。
【0262】
ステップ4。gNB-DU6101からUE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信すると、gNB-CU-CP62011は、UP障害の値を持つ原因パラメータと、再確立要求パラメータとを含むUE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージをAMF70に送信する。再確立要求パラメータは、RRC解放手順の後にUE3とのRRC接続を再確立する必要があることをAMF70に示す。AMF70に対するUE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、既存の別のNGAPメッセージであり得る。原因パラメータは、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを示す値を持つものであってもよい。UP障害は、gNB-CU-UP62021の障害と解釈されるものであってもよい。
【0263】
ステップ5。gNB-CU-CP62011からUE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信すると、AMF70は、UP障害の値を持つ原因パラメータと、再確立要求パラメータとを含むUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージをgNB-CU-CP62011に送信する。再確立要求パラメータは、RRC解放手順の後にUE3とのRRC接続を再確立する必要があることをgNB-CU-CP62011に示す。原因パラメータは、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを示す値を持つものであってもよい。UP障害は、gNB-CU-UP62021の障害と解釈されるものであってもよい。
【0264】
ステップ6。AMF70からUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを受信すると、gNB-CU-CP62011は、UP障害の値を持つ原因パラメータと、再確立要求パラメータとを含むUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージをgNB-DU6101に送信する。再確立要求パラメータは、RRC解放手順の後にUE3とのRRC接続を再確立する必要があることをgNB-DU6101に示す。原因パラメータは、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを示す値を持つものであってもよい。UP障害は、gNB-CU-UP62021の障害と解釈されるものであってもよい。
【0265】
ステップ7。gNB-CU-CP62011からUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを受信すると、gNB-DU6101は、UP障害の値を持つ原因パラメータと、再確立要求パラメータとを含むRRC解放メッセージをUE3に送信する。再確立要求パラメータは、RRC解放手順の後にRRC接続を再確立する必要があることをUE3に示す。原因パラメータは、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを示す値を持つものであってもよい。UP障害は、gNB-CU-UP62021の障害と解釈されるものであってもよい。
【0266】
ステップ8。gNB-DU6101は、UE CONTEXT RELEASE COMPLETEメッセージをgNB-CU-CP62011に送信する。
【0267】
ステップ9。gNB-DU6101からUE CONTEXT RELEASE COMPLETEメッセージを受信すると、gNB-CU-CP62011は、UE CONTEXT RELEASE COMPLETEメッセージをAMF70に送信する。
【0268】
ステップ10。gNB-CU-CP62011からUE CONTEXT RELEASE COMPLETEメッセージを受信すると、AMF70は、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージをSMF71に送信する。
【0269】
ステップ11。AMF70からNsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージを受信すると、SMF71はUPF72内のN3トンネル情報を解放するためにUPF72に連絡する。N4セッション修正要求メッセージは、UPF72内のN3トンネル情報を解放するために、SMF71からUPF72に送信されるものであってもよい。N4セッション修正応答メッセージは、N4セッション修正要求メッセージに応答して、UPF72からSMF71に送信されるものであってもよい。
【0270】
ステップ12。SMF71は、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext応答メッセージをAMF70に送信する。
【0271】
ステップ13。ステップ7でgNB-DU6101からRRC解放メッセージを受信すると、UE3は、ステップ1でのgNB-CU-UP62021の障害後に必要なPDUセッションを再確立するために、非特許文献14で定義されているように、サービス要求手順を開始する。さらに、UE3はステップ13でRRC接続を再確立するものであってもよい。
【0272】
<態様3の第1の変形例>
一例では、図13のステップ6及び7は、以下のように実行されるものであってもよい。ステップ6では、gNB-CU-CP62011が、UP障害を示す原因パラメータと、再確立が必要であることを示す別のパラメータとを含むRRC解放メッセージをgNB-DU6101に送信する。ステップ7で、gNB-DU6101はRRC解放メッセージをUE3に送信する。このRRC解放メッセージは、F1 DL RRCメッセージ転送又はUE CONTEXT RELEASE COMMANDのいずれかでUE3に送信される。他のパラメータは、RRC解放手順の後にUE3とのRRC接続を再確立する必要があることを示すものであってもよい。原因パラメータは、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを示す値を持つものであってもよい。UP障害は、gNB-CU-UP62021の障害と解釈されるものであってもよい。
【0273】
<代替gNB-CU-UPの選択によるgNB-CU-UP障害復旧>
代替のgNB-CU-UPを選択することで、gNB-CU-UP障害から復旧するメカニズムのソリューションを開示する。
【0274】
図14は、代替のgNB-CU-UPを選択することによる、ASレイヤにおけるgNB-CU-UP障害時の処理を示す。
【0275】
詳しい手順は以下の通りである。
【0276】
ステップ0。UE3は、少なくとも1つの確立されたPDUセッションを有し、DRBはPDUセッションに対して確立される。gNB-DU6101、gNB-CU-UP62021、及びUPF72は、PDUセッションのユーザデータ処理に使用される。
【0277】
ステップ1。gNB-CU-UP62021に障害が発生する。gNB-CU-UP62021の障害には、予期しないシステムリセット、システム再起動、システムストール、再起動後の復旧、システム輻輳、及び近接ノードとの通信障害が含まれる。
【0278】
ステップ2。gNB-DU6101は、gNB-DU6101における以下の監視イベントの1つ又は組み合わせに基づいて、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを検出する。
【0279】
・gNB-DU6101は、gNB-CU-UP62021に送信したエコー要求メッセージに対する応答であるエコー応答メッセージを予め設定した期間受信できなかった場合、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを検出する。
【0280】
パス管理機能、すなわちエコー要求/エコー応答メッセージは非特許文献16で定義されていることに注意されたい。
【0281】
・gNB-DU6101は、gNB-CU-UP62021からエラー表示メッセージを受信した場合、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを検出する。
【0282】
トンネル管理機能、すなわちエラー表示メッセージは非特許文献16で定義されていることに注意されたい。
【0283】
・gNB-DU6101からgNB-CU-UP62021にIPレイヤで到達できない場合、gNB-DU6101は、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを検出する。
【0284】
ステップ3。gNB-DU6101によってgNB-CU-UP62021の障害が検出されると、gNB-DU6101は、障害が発生したgNB-CU-UP62021と関連付けられたgNB-CU-CPとしてのgNB-CU-CP62011にUE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージを送信する。UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージには、UP障害の値を持つ原因パラメータと、DRB ID及びF1-U再確立要求パラメータが含まれる。UP障害の値を持つ原因パラメータは、DRB IDとともに、DRBに関連付けられたgNB-CU-UP62021に障害が発生したことをgNB-CU-CP62011に示す。F1-U再確立要求パラメータは、DRB IDのためのF1-U接続を再確立する必要があることをgNB-CU-CP62011に示す。DRB IDは、DRB Required to Be Modified Item IEsの中にあってもよい。DRB IDは、このDRBを確立する必要があることを示す表示(indication)とともに、DRB Required to be Released List Item IEsの中にあってもよい。DRB IDは、PDUセッションのために確立されるDRBの識別子であってもよい。DRB IDは、gNB-CU-UP62021に障害が発生する前にPDUセッションのために確立されたDRBの識別子であってもよい。DRB IDは、確立が要求されるDRBの識別子であってもよい。
【0285】
原因パラメータは、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを示す値を持つものであってもよい。UP障害は、gNB-CU-UP62021の障害と解釈されるものであってもよい。
【0286】
ステップ4。gNB-DU6101からUE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージを受信すると、gNB-CU-CP62011は、DRB処理に使用する代替gNB-CU-UPとしてgNB-CU-UP62022を選択する。例えば、gNB-CU-CP62011は、代替gNB-CU-UPのリストを示す情報に基づいて、gNB-CU-UP62022を選択する。代替gNB-CU-UPのリストを示す情報は、gNB-CU-CP62011に保存されるものであってもよい。gNB-CU-CP62011は、gNB-CU-UP62021の障害が発生する前に、他のネットワークノードから代替gNB-CU-UPのリストを示す情報を取得するものであってもよい。gNB-CU-CP62011は、gNB-CU-UP62021の障害が発生する前に、gNB-CU-UP62021から代替のgNB-CU-UPのリストを示す情報を取得するものであってもよい。
【0287】
gNB-CU-CP62011は、gNB-DU ID及びDL UPパラメータを含むBEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージをgNB-CU-UP62022に送信する。DL UPパラメータは、gNB-CU-UP62022がDLパケットを送信する先のgNB-DU6101のトンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)とIPアドレスをgNB-CU-UP62022に示す。
【0288】
一例として、UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージにおいてF1-U再確立要求パラメータが受信されない場合、gNB-CU-CP62011は、QoS、PDUセッション属性に基づいて、ユーザプレーンを再確立することを自ら決定する。
【0289】
ステップ5。gNB-CU-UP62022は、UL UPパラメータを含むBEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージをgNB-CU-CP62011に送信する。UL UPパラメータは、gNB-DU6101がULパケットを送信する先のgNB-CU-UP62022のTEID及びIPアドレスをgNB-CU-CP62011に示す。
【0290】
ステップ6。gNB-CU-UP62022からBEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージを受信すると、gNB-CU-CP62011は、DRB ID及びUP Transport Layer Informationパラメータを含むUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージをgNB-DU6101に送信する。UP Transport Layer Informationパラメータは、gNB-DU6101がULパケットを送信する先のgNB-CU-UP62022のTEID及びIPアドレスをgNB-DU6101に示す。UP Transport Layer Informationパラメータは、UL UP Transport Layer Informationパラメータと呼ばれるものであってもよい。DRB IDは、ステップ3で受信したDRB IDと同じであってもよい。
【0291】
ステップ7。gNB-CU-CP62011からUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージを受信すると、gNB-DU6101は、UE CONTEXT MODIFICATION RESPONSEメッセージをgNB-CU-CP62011に送信する。
【0292】
ステップ8。UE CONTEXT MODIFICATION RESPONSEメッセージをgNB-DU6101から受信すると、gNB-CU-CP62011は、PDUセッションID及びDL UPパラメータを含むPDU SESSION RESOURCE MODIFY INDICATIONメッセージをAMF70に送信する。DL UPパラメータは、UPF72がDLパケットを送信する先のgNB-CU-UP62022のTEID及びIPアドレスをAMF70に示す。PDUセッションIDは、PDUセッションの識別子であってもよい。PDUセッションIDは、UEのために確立されるPDUセッションの識別子であってもよい。
【0293】
ステップ9。gNB-CU-CP62011からPDU SESSION RESOURCE MODIFY INDICATIONメッセージを受信すると、AMF70は、gNB-CU-UP62022のTEID及びIPアドレスを含むNsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージをSMF71に送信する。gNB-CU-UP62022のTEID及びIPアドレスは、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージのDL UPパラメータに含まれるものであってもよい。Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージに含まれるgNB-CU-UP62022のTEID及びIPアドレスは、PDU SESSION RESOURCE MODIFY INDICATIONメッセージに含まれる、UPF72がDLパケットを送信する先のgNB-CU-UP62022のTEID及びIPアドレスと同じであってもよい。
【0294】
ステップ10。AMF70からNsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージを受信すると、SMF71はUPF72内のN3トンネル情報を解放するためにUPF72に連絡する。SMF71からUPF72に送信されるN4セッション修正要求メッセージには、UPF72がDLパケットを送信する先のgNB-CU-UP62022のTEID及びIPアドレスをUPF72に示すためのTEID及びIPアドレスが含まれる。N4セッション修正要求メッセージは、UPF72内のN3トンネル情報を解放するために、SMF71からUPF72に送信されるものであってもよい。N4セッション修正応答メッセージは、N4セッション修正要求メッセージに応答して、UPF72からSMF71に送信されるものであってもよい。
【0295】
ステップ11。SMF71は、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext応答メッセージをAMF70に送信する。
【0296】
ステップ12。SMF71からNsmf_PDUSession_UpdateSMContext応答メッセージを受信すると、AMF70は、PDU SESSION RESOURCE MODIFY COMFIRMメッセージをgNB-CU-CP62011に送信する。その後、UE3、gNB-DU6101、gNB-CU-CP62011、AMF70、SMF71及びUPF72は、確立されたPDUセッションを維持し、障害が発生したgNB-CU-UP62021の代わりにUEのサービスを維持するために、gNB-CU-UP62022を使用する。
【0297】
<PDUセッションの解放によるgNB-CU-UP障害復旧>
PDUセッションを解放することで、gNB-CU-UP障害から復旧するためのソリューションを開示する。
【0298】
図15は、NASレイヤにおけるgNB-CU-UP障害時のPDUセッションの解放による処理を示す。
【0299】
詳しい手順は以下の通りである。
【0300】
ステップ0。UE3は、少なくとも1つの確立されたPDUセッションを有し、DRBはPDUセッションに対して確立される。gNB-DU6101、gNB-CU-UP62021、及びUPF72は、PDUセッションのユーザデータ処理に使用される。
【0301】
ステップ1。gNB-CU-UP62021に障害が発生する。gNB-CU-UP62021の障害には、予期しないシステムリセット、システム再起動、システムストール、再起動後の復旧、システム輻輳、及び近接ノードとの通信障害が含まれる。
【0302】
ステップ2。gNB-DU6101は、gNB-DU6101における以下の監視の1つ又は組み合わせに基づいて、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを検出する。
【0303】
・gNB-DU6101は、gNB-CU-UP62021に送信したエコー要求メッセージに対する応答であるエコー応答メッセージを予め設定した期間受信できなかった場合、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを検出する。
【0304】
パス管理機能、すなわちエコー要求/エコー応答メッセージは非特許文献16で定義されていることに注意されたい。
【0305】
・gNB-DU6101は、gNB-CU-UP62021からエラー表示メッセージを受信した場合、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを検出する。
【0306】
トンネル管理機能、すなわちエラー表示メッセージは非特許文献16で定義されていることに注意されたい。
【0307】
・gNB-DU6101からgNB-CU-UP62021にIPレイヤで到達できない場合、gNB-DU6101は、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを検出する。
【0308】
ステップ3。gNB-DU6101によってgNB-CU-UP62021の障害が検出されると、gNB-DU6101は、障害が発生したgNB-CU-UP62021と関連付けられたgNB-CU-CPとしてのgNB-CU-CP62011にUE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージを送信する。gNB-DU6101は、gNB-CU-CP62011がgNB-CU-UP62021と関連付けられていることを示す情報を保存するものであってもよく、gNB-DU6101は、gNB-CU-UP62021に障害が発生した場合に、その情報に基づいて、関連付けられたgNB-CU-CPとしてgNB-CU-CP62011を選択するものであってもよい。次に、gNB-DU6101は、UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージをgNB-CU-CP62011に送信するものであってもよい。gNB-DU6101は、gNB-CU-UP62021の障害が発生する前に、他のネットワークノードからその情報を取得するものであってもよい。gNB-DU6101は、gNB-CU-UP62021の障害が発生する前に、gNB-CU-CP62011又はgNB-CU-UP62021からその情報を取得するものであってもよい。UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージには、UP障害の値を持つ原因パラメータと、再確立要求パラメータが含まれる。再確立要求パラメータは、UE3とのDRB接続を再確立する必要があることをgNB-CU-CP62011に示す。再確立要求パラメータは、UE3に関連するDRBを再確立する必要があることをgNB-CU-CP62011に示す。再確立要求パラメータは、UE3とのPDUセッションを再確立する必要があることをgNB-CU-CP62011に示すものであってもよい。原因パラメータは、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを示す値を持つものであってもよい。UP障害は、gNB-CU-UP62021の障害と解釈されるものであってもよい。
【0309】
ステップ4。gNB-DU6101からUE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信すると、gNB-CU-CP62011は、UP障害の値を持つ原因パラメータと、再確立要求パラメータとを含むSESSION RESOURCE NOTIFYメッセージをAMF70に送信する。再確立要求パラメータは、PDUセッションが解放された後にUE3とのPDUセッションを再確立する必要があることをAMF70に示す。AMF3に対するPDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージは、別の既存のNGAPメッセージであってもよい。原因パラメータは、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを示す値を持つものであってもよい。UP障害は、gNB-CU-UP62021の障害と解釈されるものであってもよい。
【0310】
ステップ5。gNB-CU-CP62011からPDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージを受信すると、AMF70は、UP障害の値を持つ原因パラメータと、再確立要求パラメータとを含むNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージをSMF71に送信する。再確立要求パラメータは、PDUセッションが解放された後にUEとのPDUセッションを再確立する必要があることをSMF71に示す。原因パラメータは、gNB-CU-UP62021に障害が発生したことを示す値を持つものであってもよい。UP障害は、gNB-CU-UP62021の障害と解釈されるものであってもよい。
【0311】
ステップ6。AMF70からNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージを受信すると、SMF71はUPF72内のN3トンネル情報を解放するためにUPF72に連絡する。N4セッション解放要求メッセージは、UPF72内のN3トンネル情報を解放するために、SMF71からUPF72に送信されるものであってもよい。N4セッション解放応答メッセージは、N4セッション解放要求メッセージに応答して、UPF72からSMF71に送信されるのもであってもよい。
【0312】
ステップ7。SMF71は、AMF70に対して、PDUセッションIDと、PDUセッション再確立要求の値を有する原因パラメータとを含むNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージを送信する。PDUセッション再確立要求の値を持つ原因パラメータは、AMF70に対して、UE3とのPDUセッションを再確立する必要があることを示すものであってもよい。PDUセッションIDは、PDUセッションの識別子であってもよい。PDUセッションIDは、UE3のために確立されるPDUセッションの識別子であってもよい。PDUセッションID及び原因パラメータは、PDUセッション解放命令メッセージに含まれるものであってもよく、PDUセッション解放命令メッセージは、Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージに含まれるものであってもよい。
【0313】
ステップ8。SMF71からNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージを受信すると、AMF70は、PDUセッションIDと、PDUセッション再確立要求の値を有する原因パラメータとを含むPDUセッション解放命令メッセージをUE3に送信する。PDUセッション再確立要求の値を持つ原因パラメータは、UE3に対して、UE3とのPDUセッションを再確立する必要があることを示すものであってもよい。PDUセッションIDは、PDUセッションの識別子であってもよい。PDUセッションIDは、UE3のために確立されるPDUセッションの識別子であってもよい。ステップ8のPDUセッションIDは、ステップ7で受信したPDUセッションIDと同じであってもよい。
【0314】
ステップ9。UE3は、PDUセッション解放完了メッセージを含むUL NAS TRANSPORTメッセージをAMF70に送信する。
【0315】
ステップ10。UE3からUL NAS TRANSPORTメッセージを受信すると、AMF70は、PDUセッション解放完了メッセージを含むNsmf_PDUSession_UpdateSMContextメッセージをSMF71に送信する。
【0316】
ステップ11。PDUセッション再確立要求の値を持つ原因パラメータを含むPDUセッション解放命令メッセージを受信すると、UE3は、PDUセッションを再確立するために、非特許文献14に定義されているとおり、サービス要求手順を開始する。UE3がPDUセッション解放完了メッセージを含むUL NAS TRANSPORTメッセージを送信する場合、UE3はPDUセッションを再確立するために非特許文献14で定義されているサービス要求手順を開始するものであってもよい。
【0317】
態様3及び態様3の変形例の少なくとも1つは、起こり得るノード障害に対するgNB-CUユーザプレーンの復元性を提供するためのソリューションを提案する。例えば、態様3及び態様3の変形例のうちの少なくとも1つは、接続されたgNB-CU-UPに障害が発生した場合に全てのgNB-DUがサービス停止状態になるという問題を解決することができ、接続されたgNB-CUに障害が発生した場合にgNB-DUのカバー範囲内にある全てのユーザに大きなサービス中断が発生するという問題を解決することができる。例えば、態様3及び態様3の変形例の少なくとも1つによれば、gNB-CU-UPに障害が発生した場合に、バックアップ(又は代替)gNB-CU-UPが、障害が発生したgNB-CU-UPの代わりに、他のネットワークノード(例えばgNB-DU、AMF、SMF及びUPF)との通信する役割を引き継ぎ、したがって、態様3及び態様3の変形例の少なくとも1つは、接続されたgNB-CU-UPに障害が発生した場合に、全てのgNB-DUがサービス停止状態になるという問題を解決することができ、接続されたgNB-CUに障害が発生した場合に、gNB-DUのカバー範囲内にある全てのユーザに大きなサービス中断が発生するという問題を解決することができる。例えば、態様3及び態様3の変形例の少なくとも1つによれば、gNB-CU-UP障害後にRRC接続又はPDUセッションが再確立される手段によって、サービス中断の復旧を試みることができる。
【0318】
<システム概要>
図16は、上記の態様が適用される移動体(セルラー又はワイヤレス)装置(ユーザ装置(UE)として知られる)用の電気通信システム1を概略的に示している。
【0319】
通信システム1は、エンドツーエンド通信が可能なシステム概要を表すものである。例えば、UE3(又はユーザ装置、「モバイルデバイス」3)は、それぞれの(R)ANノード5及びコアネットワーク7を介して、データネットワーク20内の他のUE3又はサービスサーバと通信する。
【0320】
(R)ANノード5は、5G無線アクセス技術(5G radio access technology)(RAT)、E-UTRA無線アクセス技術、beyond 5G RAT、6G RAT、及び米国電気電子工学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers)(IEEE)によって定義された無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network )(WLAN)技術を含む非3GPP RATを含む任意の無線アクセスをサポートする。
【0321】
(R)ANノード5は、無線ユニット(Radio Unit)(RU)、分散ユニット(Distributed Unit)(DU)及び集中ユニット(Centralized Unit)(CU)に分割することができる。いくつかの態様では、各ユニットは互いに接続され、オープンラン(Open RAN)(O-RAN)アライアンスによって定義されたアーキテクチャを採用することによって(R)ANノード5を構成するものであってもよく、上記ユニットはそれぞれO-RU、O-DU及びO-CUと呼ばれる。
【0322】
(R)ANノード5は、1つ以上の制御プレーン機能と1つ以上のユーザプレーン機能に分割することができる。さらに、通信をサポートするために複数のユーザプレーン機能を割り当てることができる。いくつかの態様では、ユーザトラフィックは複数のユーザプレーン機能に分散されるものであってもよく、各ユーザプレーン機能上のユーザトラフィックは、UE3と(R)ANノード5の両方で集約されるものであってもよい。このスプリットアーキテクチャは、「デュアルコネクティビティ」又は「マルチコネクティビティ」と呼ばれることがある。
【0323】
また、(R)ANノード5は、衛星アクセスを使用した通信をサポートすることもできる。いくつかの態様では、(R)ANノード5は衛星アクセスと地上アクセスをサポートするものであってもよい。
【0324】
さらに、(R)ANノード5は、非無線アクセス用のアクセスノードと呼ぶこともできる。非無線アクセスには、ブロードバンドフォーラム(Broadband Forum)(BBF)が定義する固定回線アクセスや、革新的な光と無線のネットワーク(Innovative Optical and Wireless Network)(IOWN)が定義する光アクセスが含まれる。
【0325】
コアネットワーク7は、通信システム1内の通信をサポートするための論理ノード(又は「機能」)を含むものであってもよい。例えば、コアネットワーク7は、特に、制御プレーン機能及びユーザプレーン機能を含む5Gコアネットワーク(5G Core Network)(5GC)であってもよい。論理ノード内の各機能は、ネットワーク機能とみなすことができる。ネットワーク機能は、サービスベースアーキテクチャ(Service Based Architecture)(SBA)を適応させることにより、別のノードに提供されるものであってもよい。
【0326】
ネットワーク機能(Network Function)(NF)は、欧州電気通信標準化機構(European Telecommunications Standards Institute)のネットワーク機能仮想化(Network Functions Virtualization)(ETSI NFV)で定義されたネットワーク仮想化技術を適用することで、複数の拠点からサービスを提供し、各拠点で複数の実行インスタンスを持つ分散型、冗長型、ステートレス、スケーラブルなものとして展開することができる。
【0327】
コアネットワーク7は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0328】
よく知られているように、UE3は、通信システム1によってカバーされる地理的領域内を移動する際に、(R)ANノード5によってサービスされる領域(すなわち無線セル)に出入りするものであってもよい。UE3を追跡し、異なる(R)ANノード5間の移動を容易にするために、コアネットワーク7は、少なくとも1つのアクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function)(AMF)70を備える。AMF70は、コアネットワーク7に結合された(R)ANノード5と通信する。一部のコアネットワークでは、AMF70の代わりに、モビリティ管理本体(mobility management entity)(MME)又は5Gを超えるためのモビリティ管理ノード又は6Gのためのモビリティ管理ノードを使用するものであってもよい。
【0329】
また、コアネットワーク7は、特に、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)71、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)72、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)73、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)74、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)75、及びネットワークデータ分析機能(Network Data Analytics Function)(NWDAF)76を含む。UE3が訪問先の公衆移動体通信網(visited Public Land Mobile Network)(VPLMN)にローミングしている場合、UE3のホーム公衆移動体通信網(home Public Land Mobile Network)(HPLMN)は、UDM75、及びローミングアウトするUE3のためのSMF71、UPF72、及びPCF73の機能の少なくとも一部を提供する。
【0330】
UE3とそれぞれのサービング(R)ANノード5とは、適切なエアインタフェース(例えば、いわゆる「Uu」インタフェース及び/又はそれと類似するもの)を介して接続される。隣接する(R)ANノード5は、適切な(R)ANノード5間インタフェース(いわゆる「Xn」インタフェース及び/又はそれと類似するもの)を介して互いに接続される。各(R)ANノード5はまた、適切なインタフェース(いわゆる「N2」/「N3」インタフェース等)を介してコアネットワーク7のノード(いわゆるコアネットワークノード及び/又はそれと類似するもの)に接続される。コアネットワーク7からは、データネットワーク20への接続も提供される。データネットワーク20は、インターネット、パブリックネットワーク、外部ネットワーク、プライベートネットワーク、又はPLMNの内部ネットワークであってもよい。データネットワーク20がPLMN事業者又は仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator)(MVNO)によって提供される場合、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サービスは、そのデータネットワーク20によって提供されるものであってもよい。UE3は、IPv4、IPv6、IPv4v6、イーサネット、又は非構造化データタイプを使用してデータネットワーク20に接続できる。
【0331】
「Uu」インタフェースは、制御プレーンとユーザプレーンを含むものであってもよい。
【0332】
Uuインタフェースのユーザプレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5との間でユーザトラフィックを伝送する役割を担う。Uuインタフェースのユーザプレーンは、物理接続上にSDAP、PDCP、RLC、及びMACサブレイヤを持つレイヤ構造を持つものであってもよい。
【0333】
Uuインタフェースの制御プレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5との間の接続の確立、変更、及び解放を行う。Uuインタフェースの制御プレーンは、物理接続上にRRC、PDCP、RLC、及びMACサブレイヤを持つレイヤ構造を持つものであってもよい。
【0334】
例えば、ASシグナリングをサポートするために、以下のメッセージがRRCレイヤ上で通信される。
【0335】
・RRCセットアップ要求メッセージ:このメッセージは、UE3から(R)ANノード5に送信される。本開示のいくつかの態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータのいくつかがRRCセットアップ要求メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・確立原因とue識別子。ue識別子の値はng-5G-S-TMSI-Part1又はランダム値であってもよい。
【0336】
・RRCセットアップメッセージ:このメッセージは、ANノード5から(R)UE3に送信される。本開示のいくつかの態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータのいくつかがRRCセットアップメッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・マスターセルグループ及び無線ベアラコンフィグ
【0337】
・RRCセットアップ完了メッセージ:このメッセージは、UE3から(R)ANノード5に送信される。本開示のいくつかの態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータのいくつかがRRCセットアップ完了メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・guami-Type、iab-NodeIndication、idleMeasAvailable、mobilityState、ng-5G-S-TMSI-Part2、registeredAMF、selectedPLMN-Identity
【0338】
UE3及びAMF70は、適切なインタフェース(例えば、いわゆるN1インタフェース及び/又はそれと類似するもの)を介して接続される。N1インタフェースは、NASシグナリングをサポートするために、UE3とAMF70との間の通信を提供する役割を果たす。N1インタフェースは、3GPPアクセス上でも、非3GPPアクセス上でも確立できるものであってもよい。例えば、以下のメッセージがN1インタフェースを介して通信される。
【0339】
・登録要求メッセージ:このメッセージは、UE3からAMF70に送信される。本開示のいくつかの態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータのいくつかが登録要求メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・5GS登録タイプ(5GS registration type)、ngKSI、5GS移動ID(5GS mobile identity)、非現行ネイティブNASキーセット識別子(Non-current native NAS key set identifier)、5GMM能力(5GMM capability)、UEセキュリティ能力(UE security capability)、要求されたNSSAI(Requested NSSAI)、最終訪問登録TAI(Last visited registered TAI)、S1 UEネットワーク能力(S1 UE network capability)、アップリンクデータステータス(Uplink data status)、PDUセッションステータス(PDU session status)、MICO表示(MICO indication)、UEステータス(UE status)、追加GUTI(Additional GUTI)、許可されたPDUセッションステータス(Allowed PDU session status)、UEの使用設定(UE's usage setting)、要求されたDRXパラメータ(Requested DRX parameters)、EPS NASメッセージコンテナ(EPS NAS message container)、LADN表示(LADN indication)、ペイロードコンテナタイプ(Payload container type)、ペイロードコンテナ(Payload container)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、5GS更新タイプ(5GS update type)、移動局クラスマーク2(Mobile station classmark 2)、サポートされるコーデック(Supported codecs)、NASメッセージコンテナ(NAS message container)、EPSベアラコンテキストステータス(EPS bearer context status)、要求された拡張DRXパラメータ(Requested extended DRX parameters)、T3324値(T3324 value)、UE無線能力ID(UE radio capability ID)、要求されたマッピングされたNSSAI(Requested mapped NSSAI)、要求された追加情報(Additional information requested)、要求されたWUS支援情報(Requested WUS assistance information)、N5GC表示(N5GC indication)、及び要求されたNB-N1モードDRXパラメータ(Requested NB-N1 mode DRX parameters)。
【0340】
・登録受領メッセージ:このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示のいくつかの態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータのいくつかが登録受領メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・5GS登録結果(5GS registration result)、5G-GUTI、等価PLMN(Equivalent PLMNs)、TAIリスト(TAI list)、許可されたNSSAI(Allowed NSSAI)、拒否されたNSSAI(Rejected NSSAI)、設定されたNSSAI(Configured NSSAI)、5GSネットワーク機能サポート(5GS network feature support)、PDUセッションステータス(PDU session status)、PDUセッション再活性化結果(PDU session reactivation result)、PDUセッション再活性化結果エラー原因(PDU session reactivation result error cause)、LADN情報(LADN information)、MICO表示(MICO indication)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、サービスエリアリスト(Service area list)、T3512値(T3512 value)、非3GPP登録解除タイマ値(Non-3GPP de-registration timer value)、T3502値(T3502 value)、緊急番号リスト(Emergency number list)、拡張緊急番号リスト(Extended emergency number list)、SOR透過コンテナ(SOR transparent container)、EAPメッセージ(EAP message)、NSSAI包含モード(NSSAI inclusion mode)、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義(Operator-defined access category definitions)、ネゴシエートされたDRXパラメータ(Negotiated DRX parameters)、非3GPP NWポリシー(Non-3GPP NW policies)、EPSベアラコンテキストステータス(EPS bearer context status)、ネゴシエートされた拡張DRXパラメータ(Negotiated extended DRX parameters)、T3447値(T3447 value)、T3448値(T3448 value)、T3324値(T3324 value)、UE無線能力ID(UE radio capability ID)、UE無線能力ID削除指示(UE radio capability ID deletion indication)、保留中のNSSAI(Pending NSSAI)、暗号化キーデータ(Ciphering key data)、CAG情報リスト(CAG information list)、切り捨てられた5G-S-TMSI構成(Truncated 5G-S-TMSI configuration)、ネゴシエートされたWUSアシスタンス情報(Negotiated WUS assistance information)、ネゴシエートされたNB-N1モードDRXパラメータ(Negotiated NB-N1 mode DRX parameters)、及び拡張拒否NSSAI(Extended rejected NSSAI)。
【0341】
・登録完了メッセージ:このメッセージは、UE3からAMF70に送信される。本開示のいくつかの態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが登録完了メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・SOR透過コンテナ(SOR transparent container)。
【0342】
・認証要求メッセージ:このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示のいくつかの態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータのいくつかが認証要求メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・ngKSI、ABBA、認証パラメータRAND(5G認証チャレンジ)(Authentication parameter RAND (5G authentication challenge))、認証パラメータAUTN(5G認証チャレンジ)(Authentication parameter AUTN (5G authentication challenge))、及びEAPメッセージ(EAP message)。
【0343】
・認証応答メッセージ:このメッセージは、UE3からAMF70に送信される。本開示のいくつかの態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータのいくつかが認証応答メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・認証応答メッセージのID(Authentication response message identity)、認証応答パラメータ(Authentication response parameter)、及びEAPメッセージ(EAP message)。
【0344】
・認証結果メッセージ:このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示のいくつかの態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータのいくつかが認証結果メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・ngKSI、EAPメッセージ、ABBA。
【0345】
・認証失敗メッセージ:このメッセージは、UE3からAMF70に送信される。本開示のいくつかの態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータのいくつかが認証失敗メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・認証失敗メッセージのID(Authentication failure message identity)、5GMMの原因(5GMM cause)、及び認証失敗パラメータ(Authentication failure parameter)。
【0346】
・認証拒否メッセージ:このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示のいくつかの態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが認証拒否メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・EAPメッセージ。
【0347】
・サービス要求メッセージ:このメッセージは、UE3からAMF70に送信される。本開示のいくつかの態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータのいくつかがサービス要求メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・ngKSI、サービスタイプ(Service type)、5G-S-TMSI、アップリンクデータステータス(Uplink data status)、PDUセッションステータス(PDU session status)、許可PDUセッションステータス(Allowed PDU session status)、NASメッセージコンテナ(NAS message container)。
【0348】
・サービス受領メッセージ:このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示のいくつかの態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータのいくつかがサービス受領メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・PDUセッションステータス(PDU session status)、PDUセッション再活性化結果(PDU session reactivation result)、PDUセッション再活性化結果エラー原因(PDU session reactivation result error cause)、EAPメッセージ(EAP message)、T3448値(T3448 value)。
【0349】
・サービス拒否メッセージ:このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示のいくつかの態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータのいくつかがサービス拒否メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・5GMM原因(5GMM cause)、PDUセッションステータス(PDU session status)、T3346値(T3346 value)、EAPメッセージ(EAP message)、T3448値(T3448 value)、及びCAG情報リスト(CAG information list)。
【0350】
・構成アップデート命令メッセージ:このメッセージは、AMF70からUE3に送信される。本開示のいくつかの態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータのいくつかが構成アップデート命令メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・構成更新指示(Configuration update indication)、5G-GUTI、TAIリスト(TAI list)、許可NSSAI(Allowed NSSAI)、サービスエリアリスト(Service area list)、ネットワークのフルネーム(Full name for network)、ネットワークのショートネーム(Short name for network)、ローカルタイムゾーン(Local time zone)、ユニバーサルタイムとローカルタイムゾーン(Universal time and local time zone)、ネットワーク夏時間(Network daylight saving time)、LADN情報(LADN information)、MICO指示(MICO indication)、ネットワークスライシング指示(Network slicing indication)、構成済みNSSAI(Configured NSSAI)、拒否されたNSSAI(Rejected NSSAI)、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義(Operator defined access category definitions)、SMS表示(SMS indication)、T3447値(T3447 value)、CAG情報リスト(CAG information list)、UE無線能力ID(UE radio capability ID)、UE無線能力ID削除表示(UE radio capability ID deletion indication)、5GS登録結果(5GS registration result)、切り捨てられた5G-S-TMSI構成(Truncated 5G-S-TMSI configuration)、追加構成表示(Additional configuration indication)、及び拡張拒否されたNSSAI(Extended rejected NSSAI)。
【0351】
・構成アップデート完了メッセージ:このメッセージは、UE3からAMF70に送信される。本開示のいくつかの態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータが構成アップデート完了メッセージに一緒に含まれるものであってもよい。
・・構成アップデート完了メッセージのID(Configuration update complete message identity)。
【0352】
図示された全てのネットワーク機能及び/又は(R)ANノード5は、必要に応じてUDSF-SI、UDSF及びNRFと相互作用することができる。
【0353】
<ユーザ装置(UE)>
図17は、UE3(モバイルデバイス3)の主な構成要素を示すブロック図である。図示されるように、UE3は、1つ又は複数のアンテナ32を介して、接続ノードに信号を送信し、接続ノードから信号を受信するように動作可能な送受信回路31を含む。さらに、UE3は、外部から情報を入力したり、外部に情報を出力したりするためのユーザインタフェース34を含むものであってもよい。図には必ずしも示されていないが、UE3は、従来のモバイルデバイスの通常の機能を全て備えるものであってもよく、これは、ハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアのいずれか1つ又は任意の組み合わせによって適宜提供されるものであってもよい。ソフトウェアは、メモリにプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(例えば取り外し可能なメモリ装置(removable memory device)(RMD))からダウンロードされるものであってもよい。コントローラ33は、メモリ36に格納されたソフトウェアに従ってUE3の動作を制御する。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム361と、少なくとも送受信制御モジュール3621を有する通信制御モジュール362とを含む。通信制御モジュール362は(その送受信制御モジュール3621を使用して)、UE3と、(R)ANノード5及びAMF10などの他のノードとの間のシグナリング及びアップリンク/ダウンリンクデータパケットの処理(生成/送信/受信)を担当する。このようなシグナリングには、例えば、(UE3に対する)アクセス及びモビリティ管理手順に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ及び関連する応答メッセージ)が含まれるものであってもよい。コントローラ33は、1つ又は複数のユニバーサル加入者IDモジュール(Universal Subscriber Identity Module)(USIM)35と相互動作する。複数のUSIM35が装備されている場合、コントローラ33は、1つのUSIM35のみをアクティブにしてもよいし、複数のUSIM35を同時にアクティブにしてもよい。
【0354】
UE3は、例えば、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0355】
UE3は、例えば、生産又は製造のための設備及び/又はエネルギー関連機械(例えば、以下のような設備又は機械:ボイラー;エンジン;タービン;ソーラーパネル;風力タービン;水力発電機;火力発電機;原子力発電機;バッテリー;原子力システム及び/又は関連機器;重電機;真空ポンプを含むポンプ;コンプレッサー;ファン;送風機;油圧機器;空気圧機器;金属加工機械;マニピュレーター;ロボット及び/又はその応用システム;工具;金型又はダイ;ロール;搬送装置;昇降装置;マテリアルハンドリング装置;繊維機械、ミシン、印刷機械及び/又は関連機械、紙工機械、化学機械、鉱業機械及び/又は建設機械及び/又は関連機器、農林水産機械及び/又は器具、安全装置及び/又は環境保全装置、トラクター、精密ベアリング、チェーン、歯車、動力伝達装置、潤滑装置、バルブ、管継手、及び/又は前述の装置又は機械などのアプリケーションシステム)であってもよい。
【0356】
UE3は、例えば、輸送機器(例えば、鉄道車両、自動車、オートバイ、自転車、列車、バス、荷車、人力車、船舶、その他の水上機、航空機、ロケット、人工衛星、ドローン、気球などの輸送機器)であってもよい。
【0357】
UE3は、例えば、情報通信機器(例えば、電子計算機及び関連機器、通信及び関連機器、電子部品などの情報通信機器)であってもよい。
【0358】
UE3は、例えば、冷凍機、冷凍機応用製品、貿易及び/又はサービス産業設備、自動販売機、自動サービス機械、事務機械又は設備、民生用電子及び電子機器(例えば、オーディオ機器、ビデオ機器、大音量スピーカー、ラジオ、テレビ、電子レンジ、炊飯器、コーヒーメーカー、食器洗い機、洗濯機、乾燥機、電子ファン又は関連機器、クリーナーなどの民生用電子機器)であってもよい。
【0359】
UE3は、例えば、電気応用システム又は装置(例えば、X線装置、粒子加速器、ラジオアイソトープ装置、音波装置、電磁応用装置、電子電力応用装置などの電気応用システム又は装置)であってもよい。
【0360】
UE3は、例えば、電子ランプ、照明器具、測定器、分析器、テスタ、又は測量・検知機器(例えば、煙警報器、人体警報センサ、人感センサ、無線タグなどの測量・検知機器)、腕時計又は置時計、実験器具、光学機器、医療機器及び/又はシステム、武器、刃物、手工具などであってもよい。
【0361】
UE3は、例えば、無線機能を備えたパーソナルデジタルアシスタント又は関連機器(他の電子機器(例えば、パーソナル・コンピュータ、電気測定機)に取り付けるか、又は他の電子機器(例えば、パーソナル・コンピュータ、電気測定機)に挿入するように設計された無線カード又はモジュールなど)であってもよい。
【0362】
UE3は、様々な有線通信技術及び/又は無線通信技術を使用して、「モノのインターネット(internet of things)(IoT)」として後述するアプリケーション、サービス、及びソリューションを提供するデバイス又はシステムの一部であってもよい。
【0363】
モノのインターネット装置(又は「モノ」)は、適切な電子機器、ソフトウェア、センサ、ネットワーク接続性及び/又はそれと類似するものを備えているものであってもよく、これらの機器が互いに、また他の通信機器とデータを収集し交換することを可能にする。IoT装置は、内部メモリに格納されたソフトウェア命令に従う自動化された機器を備えるものであってもよい。IoT装置は、人間の監督や相互作用を必要とせずに動作するものであってもよい。また、IoT装置は、長期間静止したまま、及び/又は不活発なままであってもよい。IoT装置は、(概して)静止した装置の一部として実装されるものであってもよい。IoT装置はまた、非定常装置(車両など)に組み込まれたり、監視/追跡対象の動物や人に取り付けられたりするものであってもよい。
【0364】
IoT技術は、データを送受信するために通信ネットワークに接続できる通信機器であれば、そのような通信機器が人間の入力によって制御されるか、メモリに格納されたソフトウェア命令によって制御されるかにかかわらず、どのような通信機器にも実装できることを理解されたい。
【0365】
IoT装置は、マシンタイプコミュニケーション(Machine-Type Communication)(MTC)デバイス、マシンツーマシン(Machine-to-Machine)(M2M)通信機器、又はナローバンドIoT UE(Narrow Band-IoT UE)(NB-IoT UE)とも呼ばれることがあることを理解されたい。UE3は、1つ又は複数のIoTアプリケーション又はMTCアプリケーションをサポートするものであることを理解されたい。
【0366】
UE3は、スマートフォンであってもよいし、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートグラス、スマートウォッチ、スマートリング、又はヒアラブルデバイス)であってもよい。
【0367】
UE3は、自動車、又はコネクテッドカー、又は自律走行車、又は車両デバイス、又はオートバイ、又はV2X(Vehicle to Everything)通信モジュール(例えば、車両間通信モジュール、車両インフラストラクチャ間通信モジュール、車両人間間通信モジュール、及び車両ネットワーク間通信モジュール)であってもよい。
【0368】
<(R)ANノード>
図18は、好ましい(R)ANノード5、例えば基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、5G以降の基地局、6Gの基地局)の主な構成要素を示すブロック図である。図示されるように、(R)ANノード5は、1つ又は複数のアンテナ52を介して接続されたUE3に信号を送信し、UE3から信号を受信し、ネットワークインタフェース53を介して他のネットワークノードに信号を送信し、他のネットワークノードから(直接的又は間接的に)信号を受信するように動作可能な送受信回路51を含む。コントローラ54は、メモリ55に格納されたソフトウェアに従って(R)ANノード5の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリにプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(removable data storage device)(例えばRMD)からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム551と、少なくとも送受信制御モジュール5521を有する通信制御モジュール552とを含む。
【0369】
通信制御モジュール552は(そのトランシーバ制御サブモジュールを使用して)、(R)ANノード5と、UE3、別の(R)ANノード5、AMF70及びUPF72などの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を(例えば、直接的又は間接的に)担当する。シグナリングは、例えば、(特定のUE3に対する)無線接続及びコアネットワーク7との接続に関連する、特に、接続の確立及び維持(例えば、RRC接続確立及び他のRRCメッセージ)、NGアプリケーションプロトコル(NG Application Protocol)(NGAP)メッセージ(すなわち、N2参照点によるメッセージ)、及びXnアプリケーションプロトコル(Xn application protocol)(XnAP)メッセージ(すなわち、Xn参照点によるメッセージ)などに関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージを含むものであってもよい。このようなシグナリングには、例えば、送信ケースにおけるブロードキャスト情報(マスター情報やシステム情報など)もまた含まれるものであってもよい。
【0370】
コントローラ54はまた、実装される場合、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連タスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成される。
【0371】
(R)ANノード5は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0372】
<O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5のシステム概要>
図19は、(R)ANノード5の態様が適用されるO-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5を概略的に示す。
【0373】
O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5は、(R)ANノードが無線ユニット(RU)60、分散ユニット(DU)61及び集中ユニット(CU)62に分割されるシステム概要を表す。集中ユニットは中央ユニットと呼ばれるものであってもよい。いくつかの態様では、各ユニットを組み合わせたものであってもよい。例えば、RU60は、統合/結合ユニットとしてDU61と統合/結合することができ、DU61は、別の統合/結合ユニットとしてCU62と統合/結合することができる。ユニット(例えば、RU60、DU61及びCU62のうちの1つ)についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合ユニットに実装することができる。さらに、CU62は、CU制御プレーン(CU Control plane)(CU-CP)及びCUユーザプレーン(CU User plane)(CU-UP)のような2つの機能ユニットに分離することができる。CU CPは、(R)ANノード5における制御プレーン機能を有する。CU UPは、(R)ANノード5におけるユーザプレーン機能を有する。各CU CPは、適切なインタフェース(いわゆる「E1」インタフェース及び/又はそれと類似するもの)を介してCU UPに接続される。
【0374】
UE3とそれぞれのサービングRU60とは、適切なエアインタフェース(例えば、いわゆる「Uu」インタフェース及び/又はそれと類似するもの)を介して接続される。各RU60は、適切なインタフェース(いわゆる「フロントホール」、「オープンフロントホール」、「F1」インタフェース及び/又はそれと類似するもの)を介してDU61に接続される。各DU61は、適切なインタフェース(いわゆる「ミッドホール」、「オープンミッドホール」、「E2」インタフェース及び/又はそれと類似するもの)を介してCU62に接続されている。各CU62はまた、適切なインタフェース(いわゆる「バックホール」、「オープンバックホール」、「N2」/「N3」インタフェース及び/又はそれと類似するもの)を介してコアネットワーク7のノード(いわゆるコアネットワークノード等)に接続される。さらに、DU61のユーザプレーン部分も、適切なインタフェース(いわゆる「N3」インタフェース及び/又はそれと類似するもの)を介してコアネットワークノード7に接続することができる。
【0375】
RU60、DU61、及びCU62の間で分割される機能に応じて、各ユニットは、(R)ANノード5によって提供される機能の一部を提供する。例えば、RU60は、エアインタフェースを介してUE3と通信する機能を提供し、DU61は、MACレイヤ及びRLCレイヤをサポートする機能を提供し、CU62は、PDCPレイヤ、SDAPレイヤ及びRRCレイヤをサポートする機能を提供するものであってもよい。
【0376】
<無線ユニット(RU)>
図20は、好ましいRU60、例えば基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、5G以降の基地局、6Gの基地局)のRU部分の主な構成要素を示すブロック図である。図示されるように、RU60は、1つ又は複数のアンテナ602を介して接続されたUE3に信号を送信し、接続されたUE3から信号を受信し、ネットワークインタフェース603を介して他のネットワークノード又はネットワークユニットに信号を送信し、他のネットワークノード又はネットワークユニットから(直接的又は間接的に)信号を受信するように動作可能である送受信回路601を含む。コントローラ604は、メモリ605に格納されたソフトウェアに従ってRU60の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリにプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(例えば取り外し可能なメモリ装置(removable memory device)(RMD))からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6051と、少なくとも送受信制御モジュール60521を有する通信制御モジュール6052とを含む。
【0377】
通信制御モジュール6052は(そのトランシーバ制御サブモジュールを使用して)、RU60と、UE3、別のRU60及びDU61などの他のノード又はユニットとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を(例えば、直接的又は間接的に)担当する。シグナリングは、例えば、無線接続及び(特定のUE3に対する)RU60との接続に関連する、特にMACレイヤ及びRLCレイヤに関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージが含まれているものであってもよい。
【0378】
コントローラ604はまた、実装される場合、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連タスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成される。
【0379】
RU60は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0380】
上述したように、RU60は、統合/結合ユニットとしてDU61と統合化/結合化することができる。RU60に関する説明における任意の機能は、上記の統合/結合ユニットに実装することができる。
【0381】
<分散ユニット(DU)>
図21は、好ましいDU61、例えば基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、5G以降の基地局、6Gの基地局)のDU部分の主な構成要素を示すブロック図である。図示されるように、装置は、ネットワークインタフェース612を介して他のノード又はユニット(RU60を含む)に信号を送信し、他のノード又はユニット(RU60を含む)から信号を受信するように動作可能な送受信回路611を含む。コントローラ613は、メモリ614に格納されたソフトウェアに従ってDU61の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ614にプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(例えば取り外し可能なメモリ装置(removable memory device)(RMD))からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6141と、少なくとも送受信制御モジュール61421を有する通信制御モジュール6142とを含む。通信制御モジュール6142は(その送受信制御モジュール61421を使用して)、DU61と、RU60などの他のノードやユニットとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を担当する。
【0382】
DU61は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0383】
上述したように、DU61は、統合/結合ユニットとしてRU60又はCU62と統合化/結合化することができる。DU61に関する説明における任意の機能は、上記の統合/結合ユニットの1つに実装することができる。
【0384】
gNB-DUは、DU61と同じ構成要素を有するものであってもよい。
【0385】
<集中ユニット/中央ユニット(Central Unit)(CU)>
図22は、好ましいCU62、例えば基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、5G以降の基地局、6Gの基地局)のCU部分の主な構成要素を示すブロック図である。図示されるように、装置は、ネットワークインタフェース622を介して他のノード又はユニット(DU61を含む)に信号を送信し、他のノード又はユニット(DU61を含む)から信号を受信するように動作可能な送受信回路621を含む。コントローラ623は、メモリ624に格納されたソフトウェアに従ってCU62の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ624にプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(例えば取り外し可能なメモリ装置(removable memory device)(RMD))からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6241と、少なくとも送受信制御モジュール62421を有する通信制御モジュール6242とを含む。通信制御モジュール6242は(その送受信制御モジュール62421を使用して)、CU62と、DU61などの他のノードやユニットとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を担当する。
【0386】
CU62は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0387】
上述したように、CU62は、統合/結合ユニットとしてDU61と統合化/結合化することができる。CU62に関する説明における任意の機能は、上記の統合/結合ユニットに実装することができる。
【0388】
gNB-CU-CPは、CU62と同じ構成要素を有するものであってもよい。
【0389】
gNB-CU-UPは、CU62と同じ構成要素を有するものであってもよい。
【0390】
<AMF>
図23は、AMF70の主な構成要素を示すブロック図である。図示されるように、装置は、ネットワークインタフェース702を介して他のノード(UE3を含む)に信号を送信し、他のノード(UE3を含む)から信号を受信するように動作可能な送受信回路701を含む。コントローラ703は、メモリ704に格納されたソフトウェアに従ってAMF70の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ704にプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(例えば取り外し可能なメモリ装置(removable memory device)(RMD))からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7041と、少なくとも送受信制御モジュール70421を有する通信制御モジュール7042とを含む。通信制御モジュール7042は(その送受信制御モジュール70421を使用して)、AMF70と、UE3(例えば、(R)ANノード5を介して)及び他のコアネットワークノード(UE3がローミングインしている場合、UE3のHPLMN内のコアネットワークノードを含む)などの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を担当する。このようなシグナリングには、例えば、(UE3に対する)アクセス及びモビリティ管理手順に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ及び関連する応答メッセージ)が含まれるものであってもよい。
【0391】
AMF70は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0392】
<SMF>
図24は、SMF71の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインタフェース712を介して他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノードから信号を受信するように動作可能な送受信回路711を含む。コントローラ713は、メモリ714に格納されたソフトウェアに従ってSMF71の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ714にプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なメモリ装置(removable memory device)(RMD)からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7141と、少なくとも送受信制御モジュール71421を有する通信制御モジュール7142とを含む。通信制御モジュール7142は(その送受信制御モジュール71421を使用して)、SMF71と、UPF72及び他のコアネットワークノード(UE3がローミングインしている場合、UE3のHPLMN内のコアネットワークノードを含む)などの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を担当する。このようなシグナリングは、例えば、(UE3に対する)セッション管理手順に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースのインタフェースに基づくハイパーテキストトランスファプロトコル(Hypertext Transfer Protocol)(HTTP)レストフルメソッド)を含むものであってもよい。
【0393】
SMF71は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0394】
<UPF>
図25は、UPF72の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインタフェース722を介して他のノード(SMF71を含む)に信号を送信し、他のノードから信号を受信するように動作可能な送受信回路721を含む。コントローラ723は、メモリ724に格納されたソフトウェアに従ってUPF72の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ724にプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(例えば取り外し可能なメモリ装置(removable memory device)(RMD))からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7241と、少なくとも送受信制御モジュール72421を有する通信制御モジュール7242とを含む。通信制御モジュール7242は(その送受信制御モジュール72421を使用して)、UPF72と、SMF71及び他のコアネットワークノード(UE3がローミングインしている場合、UE3のHPLMN内のコアネットワークノードを含む)などの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を担当する。このようなシグナリングは、例えば、(UE3に対する)ユーザデータ処理に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、ユーザプレーン用のGPRSトンネリングプロトコル(GPRS Tunneling Protocol)(GTP))を含むものであってもよい。
【0395】
UPF72は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0396】
<PCF>
図26は、PCF73の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインタフェース732を介して他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノードから信号を受信するように動作可能な送受信回路731を含む。コントローラ733は、メモリ734に格納されたソフトウェアに従ってPCF73の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ734にプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(例えば取り外し可能なメモリ装置(removable memory device)(RMD))からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7341と、少なくとも送受信制御モジュール73421を有する通信制御モジュール7342とを含む。通信制御モジュール7342は(その送受信制御モジュール73421を使用して)、PCF73と、AMF70及び他のコアネットワークノード(UE3がローミングインしている場合、UE3のHPLMN内のコアネットワークノードを含む)などの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を担当する。このようなシグナリングは、例えば、(UE3に対する)ネットワークデータ分析機能手順に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースのインタフェースに基づくHTTPレストフルメソッド)を含むものであってもよい。
【0397】
PCF73は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0398】
<NEF>
図27は、NEF74の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインタフェース742を介して他のノード(UDM75を含む)に信号を送信し、他のノードから信号を受信するように動作可能な送受信回路741を含む。コントローラ743は、メモリ744に格納されたソフトウェアに従ってNEF74の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ744にプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(例えば取り外し可能なメモリ装置(removable memory device)(RMD))からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7441と、少なくとも送受信制御モジュール74421を有する通信制御モジュール7442とを含む。通信制御モジュール7442は(その送受信制御モジュール74421を使用して)、NEF74と、UDM75及び他のコアネットワークノード(UE3がローミングインしている場合、UE3のHPLMN内のコアネットワークノードを含む)などの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を担当する。このようなシグナリングは、例えば、(UE3に対する)ネットワーク露出機能手順に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースのインタフェースに基づくHTTPレストフルメソッド)を含むものであってもよい。
【0399】
NEF74は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0400】
<UDM>
図28は、UDM75の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインタフェース752を介して他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノードから信号を受信するように動作可能な送受信回路751を含む。コントローラ753は、メモリ754に格納されたソフトウェアに従ってUDM75の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ754にプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(例えば取り外し可能なメモリ装置(removable memory device)(RMD))からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7541と、少なくとも送受信制御モジュール75421を有する通信制御モジュール7542とを含む。通信制御モジュール7542は(その送受信制御モジュール75421を使用して)、UDM75と、AMF70及び他のコアネットワークノード(UE3がローミングアウトしている場合、UE3のVPLMN内のコアネットワークノードを含む)などの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を担当する。このようなシグナリングには、例えば、(UE3に対する)モビリティ管理手順に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースのインタフェースに基づくHTTPレストフルメソッド)が含まれるものであってもよい。
【0401】
UDM75は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0402】
<NWDAF>
図29は、NWDAF76の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインタフェース762を介して他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノードから信号を受信するように動作可能な送受信回路761を含む。コントローラ763は、メモリ764に格納されたソフトウェアに従ってNWDAF76の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ764にプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(例えば取り外し可能なメモリ装置(removable memory device)(RMD))からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7641と、少なくとも送受信制御モジュール76421を有する通信制御モジュール7642とを含む。通信制御モジュール7642は(その送受信制御モジュール76421を使用して)、NWDAF76と、AMF70及び他のコアネットワークノード(UE3がローミングインしている場合、UE3のHPLMN内のコアネットワークノードを含む)などの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を担当する。このようなシグナリングは、例えば、(UE3に対する)ネットワークデータ分析機能手順に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースのインタフェースに基づくHTTPレストフルメソッド)を含むものであってもよい。
【0403】
NWDAF76は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0404】
<UDSF-SI>
図30は、UDSF-SI77の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインタフェース772を介して他のノード(gNB-CU-CP、gNB-CU-UP及びgNB-DUを含む)に信号を送信し、他のノードから信号を受信するように動作可能な送受信回路771を含む。コントローラ773は、メモリ774に格納されたソフトウェアに従ってUDSF-SI77の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ774にプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(例えば取り外し可能なメモリ装置(removable memory device)(RMD))からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7741と、少なくとも送受信制御モジュール77421を有する通信制御モジュール7742とを含む。通信制御モジュール7742は(その送受信制御モジュール77421を使用して)、UDSF-SI77と、gNB-CU-CP、gNB-CU-UP、gNB-DU及び他のコアネットワークノード(UE3がローミングインしている場合、UE3のHPLMN内のコアネットワークノードを含む)などの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を担当する。このようなシグナリングは、例えば、(UE3に対する)ネットワーク露出機能手順に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースのインタフェースに基づくHTTPレストフルメソッド)を含むものであってもよい。
【0405】
UDSF-SI77は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0406】
UDSFは、UDSF-SI77と同じ構成要素を有するものであってもよい。
【0407】
<NRF>
図31は、NRF78の主な構成要素を示すブロック図である。図示のように、装置は、ネットワークインタフェース782を介して他のノード(gNB-CU-CP、gNB-CU-UP及びgNB-DUを含む)に信号を送信し、他のノードから信号を受信するように動作可能な送受信回路781を含む。コントローラ783は、メモリ784に格納されたソフトウェアに従ってNRF78の動作を制御する。ソフトウェアは、メモリ784にプリインストールされているものであってもよく、及び/又は、例えば、通信ネットワークを介して、又は取り外し可能なデータ記憶装置(例えば取り外し可能なメモリ装置(removable memory device)(RMD))からダウンロードされるものであってもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7841と、少なくとも送受信制御モジュール78421を有する通信制御モジュール7842とを含む。通信制御モジュール7842は(その送受信制御モジュール78421を使用して)、NRF78と、gNB-CU-CP、gNB-CU-UP、gNB-DU及び他のコアネットワークノード(UE3がローミングインしている場合、UE3のHPLMN内のコアネットワークノードを含む)などの他のノードとの間のシグナリングの処理(生成/送信/受信)を担当する。このようなシグナリングは、例えば、(UE3に対する)ネットワーク露出機能手順に関連する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースのインタフェースに基づくHTTPレストフルメソッド)を含むものであってもよい。
【0408】
NRF78は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートするものであってもよい。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であってもよい。
【0409】
<修正と代替案>
以上、態様の詳細について説明した。当業者であれば、その中に具体化された開示の恩恵を受けつつ、上記の態様に対して多数の修正及び代替を行うことができることを理解されたい。例示のために、これらの代替案及び修正案のうちのいくつかを説明する。
【0410】
上記の説明では、UE3及びネットワーク装置は、理解を容易にするために、多数の個別モジュール(通信制御モジュールなど)を有するものとして説明されている。これらのモジュールは、例えば、既存のシステムが本開示を実装するために修正された場合など、特定の用途ではこのように提供される場合があるが、他の用途、例えば、当初から本発明の特徴を念頭に置いて設計されたシステムでは、これらのモジュールは、全体的なオペレーティングシステム又はコードに組み込まれる場合があり、そのため、これらのモジュールは、個別の本体として識別できない場合がある。また、これらのモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらのミックスで実装されることもある。
【0411】
各コントローラは、例えば、1つ又は複数のハードウェア実装コンピュータプロセッサ、マイクロプロセッサ、中央演算処理装置(central processing units)(CPU)、算術論理演算装置(arithmetic logic units)(ALU)、入出力(input/output)(IO)回路、内部メモリ/キャッシュ(プログラム及び/又はデータ)、処理レジスタ、通信バス(例えば、制御バス、データバス及び/又はアドレスバス)、ダイレクトメモリアクセス(direct memory access)(DMA)機能、ハードウェア又はソフトウェア実装カウンタ、ポインタ及び/又はタイマ、及び/又はそれと類似するものを含む(ただし、これらに限定されない)任意の適切な形態の処理回路を備えるものであってもよい。
【0412】
上記の態様では、多数のソフトウェアモジュールについて説明した。当業者であれば理解されるように、ソフトウェアモジュールは、コンパイル済み又は未コンパイルの形態で提供されるものであってもよく、コンピュータネットワーク上の信号として、又は記録媒体上でUE3及びネットワーク装置に供給されるものであってもよい。さらに、このソフトウェアの一部又は全部によって実行される機能は、1つ又は複数の専用ハードウェア回路を使用して実行されるものであってもよい。しかし、ソフトウェアモジュールを使用することは、UE3及びネットワーク装置の機能を更新するために、それらの更新を容易にするため、好ましい。
【0413】
上記の態様では、3GPP無線通信(無線アクセス)技術が使用される。しかしながら、任意の他の無線通信技術(例えば、WLAN、Wi-Fi、WiMAX、Bluetoothなど)及び他の固定回線通信技術(例えば、BBFアクセス、ケーブルアクセス、光アクセスなど)もまた、上記の態様に従って使用されるものであってもよい。
【0414】
ユーザ装置のアイテムには、例えば、携帯電話、スマートフォン、ユーザ装置、パーソナルデジタルアシスタント、ラップトップ/タブレットコンピュータ、ウェブブラウザ、電子ブックリーダ及び/又はそれと類似する通信機器が含まれる。このようなモバイル(あるいは、概して据え置き型の)機器は、通常、ユーザによって操作されるが、いわゆる「モノのインターネット(Internet of Things)」(IoT)機器や同様の機械型通信(machine-type communication)(MTC)機器をネットワークに接続することも可能である。簡略化のため、本明細書では、モバイルデバイス(又はUE)に言及するが、説明する技術は、データの送受信のために通信ネットワークに接続できる任意の通信機器(モバイル及び/又は概して据え置き型)に実装でき、そのような通信機器が人間の入力又はメモリに格納されたソフトウェア命令によって制御されるかどうかに関係ないことを理解されたい。
【0415】
他の様々な変更は当業者には明らかであり、ここではこれ以上詳しくは説明しない。
【0416】
本開示は、その好ましい態様を参照して特に示され、説明されてきたが、本開示は、これらの態様に限定されるものではない。本明細書によって定義される本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、その中で形態及び詳細における様々な変更がなされるものであることは、当業者によって理解されるであろう。例えば、上記の態様は5GSに限定されるものではなく、態様は5GS以外の通信システム(例えば6Gシステムや5G以降のシステム)にも適用可能である。
【0417】
上記に開示した態様例の全部又は一部は、以下の付記のように記述することができるが、これらに限定されるものではない。
【0418】
付記1。gNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置の方法であって、
ユーザ装置と通信し、
複数のgNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置と通信する、ことを含む。
【0419】
付記2。付記1の方法において、
前記複数のgNB-CU-CP装置のうちの第1のgNB-CU-CP装置からシステム情報を受信し、
前記複数のgNB-CU-CP装置のうちの第2のgNB-CU-CP装置から前記システム情報を受信する、ことをさらに含む。
【0420】
付記3。付記1の方法において、
前記複数のgNB-CU-CP装置のうちの第1のgNB-CU-CP装置の障害を検出し、
前記第1のgNB-CU-CP装置の前記障害を検出した場合に、前記複数のgNB-CU-CP装置のうちの第2のgNB-CU-CP装置と通信する、ことをさらに含む。
【0421】
付記4。gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置の方法であって、
複数のgNB-CU-CP装置のうちの第1のgNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置の障害を検出し、
前記第1のgNB-CU-CP装置の前記障害を検出した場合に、前記複数のgNB-CU-CP装置のうちの第2のgNB-CU-CP装置と通信する、ことを含む。
【0422】
付記5。アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置の方法であって、
複数のgNB-CU-CP装置のうちの第1のgNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置の障害を検出し、
前記第1のgNB-CU-CP装置の前記障害を検出した場合に、前記複数のgNB-CU-CP装置のうちの第2のgNB-CU-CP装置と通信することを含む。
【0423】
付記6。第1のgNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置の方法であって、
複数のgNB-CU-CP装置のうちの第2のgNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置の障害を検出し、
前記第2のgNB-CU-CP装置の前記障害を検出した場合に、前記複数のgNB-CU-CP装置のうちの第3のgNB-CU-CP装置と通信する、ことを含む。
【0424】
付記7。gNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置であって、
ユーザ装置と通信する手段と、
複数のgNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置と通信する手段と、を備える。
【0425】
付記8。付記7のgNB-DUにおいて、
前記複数のgNB-CU-CP装置のうちの第1のgNB-CU-CP装置からシステム情報を受信する手段と、
前記複数のgNB-CU-CP装置のうちの第2のgNB-CU-CP装置から前記システム情報を受信する手段と、をさらに備える。
【0426】
付記9。付記7のgNB-DUにおいて、
前記複数のgNB-CU-CP装置のうちの第1のgNB-CU-CP装置の障害を検出する手段と、
前記第1のgNB-CU-CP装置の前記障害を検出した場合に、前記複数のgNB-CU-CP装置のうちの第2のgNB-CU-CP装置と通信する手段と、をさらに備える。
【0427】
付記10。gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置であって、
複数のgNB-CU-CP装置のうちの第1のgNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置の障害を検出する手段と、
前記第1のgNB-CU-CP装置の前記障害を検出した場合に、前記複数のgNB-CU-CP装置のうちの第2のgNB-CU-CP装置と通信する手段と、を備える。
【0428】
付記11。アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置であって、
複数のgNB-CU-CP装置のうちの第1のgNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置の障害を検出する手段と、
前記第1のgNB-CU-CP装置の前記障害を検出した場合に、前記複数のgNB-CU-CP装置のうちの第2のgNB-CU-CP装置と通信する手段と、を備える。
【0429】
付記12。第1のgNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置であって、
複数のgNB-CU-CP装置のうちの第2のgNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置の障害を検出する手段と、
前記第2のgNB-CU-CP装置の前記障害を検出した場合に、前記複数のgNB-CU-CP装置のうちの第3のgNB-CU-CP装置と通信する手段と、を備える。
【0430】
付記13。gNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置の方法であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出し、
前記gNB-CU-UP装置の前記障害を検出した場合に、UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信し、
ここで、前記UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含み、
前記gNB-CU-CP装置からUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを受信し、
前記UEにRRC解放メッセージを送信する、ことを含む。
【0431】
付記14。gNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置の方法であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信し、
ここで、前記UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージをアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置に送信し、
ここで、前記UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含み、
前記AMF装置から第1のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを受信し、
ここで、前記第1のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含み、
前記gNB-DU装置に第2のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを送信し、
ここで、前記第2のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含む。
【0432】
付記15。アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置の方法であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からUE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信し、
ここで、前記UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
前記gNB-CU-CP装置にUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを送信し、
ここで、前記UE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含む。
【0433】
付記16。ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置からRRC解放メッセージを受信し、
ここで、前記RRC解放メッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す情報と、無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含み、
前記RRC解放メッセージを受信した後、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを確立する手順を開始する、ことを含む。
【0434】
付記17。gNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置の方法であって、
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出し、
前記第1のgNB-CU-UP装置の前記障害を検出した場合に、UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信し、
ここで、前記UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージは、前記第1のgNB-CU-UP装置の前記障害の検出を示す第1の情報と、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)IDを示す第2の情報と、前記DRB IDに対するF1-U接続を再確立する必要があることを示す第3の情報とを含み、
前記gNB-CU-CP装置からUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージを受信し、
ここで、前記UE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージは、前記第2の情報及び第4の情報を含み、
ここで、前記第4の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、前記gNB-DUがアップリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示す。
【0435】
付記18。gNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane) (gNB-CU-CP)装置の方法であって、
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージを受信し、
ここで、前記UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージは、前記第1のgNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)IDを示す第2の情報と、前記DRB IDに対するF1-U接続を再確立する必要があることを示す第3の情報とを含み、
第2のgNB-CU-UP装置にBEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージを送信し、
ここで、前記BEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージは、gNB-DU ID及び第4の情報を含み、
ここで、前記第4の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、前記第2のgNB-CU-UP装置がダウンリンクパケットを送信する前記gNB-DU装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
前記第2のgNB-CU-UP装置からBEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージを受信し、
ここで、前記BEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージは第5の情報を含み、
ここで、前記第5の情報は、TEIDと、前記gNB-DU装置がアップリンクパケットを送信する前記第2のgNB-CU-UP装置のIPアドレスとを示し、
前記gNB-DU装置にUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージを送信し、
ここで、前記UE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージは、前記第2の情報及び前記第5の情報を含む。
【0436】
付記19。第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置の方法であって、
第2のgNB-CU-UP装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からBEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージを受信し、
ここで、前記BEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージは、gNB-DU ID及び第1の情報を含み、
ここで、前記第1の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、前記第1のgNB-CU-UP装置がダウンリンクパケットを送信するgNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
前記gNB-CU-CP装置にBEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージを送信し、
ここで、前記BEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージは第2の情報を含み、
ここで、前記第2の情報は、TEIDと、前記gNB-DU装置がアップリンクパケットを送信する前記第1のgNB-CU-UP装置のIPアドレスとを示す。
【0437】
付記20。アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置の方法であって、
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からPDU SESSION RESOURCE MODIFY INDICATIONメッセージを受信し、
ここで、前記PDU SESSION RESOURCE MODIFY INDICATIONメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションIDと情報とを含み、
ここで、前記情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置がダウンリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージをセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置に送信し、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージは前記情報を含む。
【0438】
付記21。セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置の方法であって、
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からNsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージを受信し、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージは情報を含み、
ここで、前記情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置がダウンリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
前記UPF装置にN4セッション修正要求メッセージを送信し、
ここで、前記N4セッション修正要求メッセージは前記情報を含む。
【0439】
付記22。gNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置の方法であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出し、
前記gNB-CU-UP装置の前記障害を検出した場合に、UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信し、
ここで、前記UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の前記障害の検出を示す情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含む。
【0440】
付記23。gNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane) (gNB-CU-CP)装置の方法であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信し、
ここで、前記UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージをアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置に送信し、
ここで、前記PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージは、前記第1の情報及び第3の情報を含み、
ここで、前記第3の情報は、UEとのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す。
【0441】
付記24。アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置の方法であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からPDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージを受信し、
ここで、前記PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージをセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置に送信し、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含み、
前記SMF装置からNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージを受信し、
ここで、Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージは、前記第2の情報及びPDUセッションIDを示す第3の情報を含み、
前記UEにPDUセッション解放命令メッセージを送信し、
ここで、前記PDUセッション解放命令メッセージは、前記第2の情報及び前記第3の情報を含む。
【0442】
付記25。セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置の方法であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージを受信し、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
N3トンネル情報を解放するためにN4セッション解放要求メッセージをユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置に送信し、
前記AMF装置にNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージを送信し、
ここで、Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージは、前記第2の情報及びPDUセッションIDを示す第3の情報を含む。
【0443】
付記26。ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からPDUセッション解放命令メッセージを受信し、
ここで、前記PDUセッション解放命令メッセージは、前記UEとのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す情報と、PDUセッションIDを示す情報とを含み、
前記PDUセッション解放命令メッセージを受信した後、前記PDUセッションを確立する手順を開始する。
【0444】
付記27。gNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出する手段と、
前記gNB-CU-UP装置の前記障害を検出した場合に、UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信する手段と、
ここで、前記UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の前記障害の検出を示す情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含み、
前記gNB-CU-CP装置からUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを受信する手段と、
前記UEにRRC解放メッセージを送信する手段と、を備える。
【0445】
付記28。gNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信する手段と、
ここで、前記UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージをアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置に送信する手段と、
ここで、前記UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含み、
前記AMF装置から第1のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを受信する手段と、
ここで、前記第1のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含み、
前記gNB-DU装置に第2のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを送信する手段と、を備え、
ここで、前記第2のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含む。
【0446】
付記29。アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からUE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信する手段と、
ここで、前記UE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
前記gNB-CU-CP装置にUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを送信する手段と、を備え、
ここで、前記UE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含む。
【0447】
付記30。ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置からRRC解放メッセージを受信する手段と、
ここで、前記RRC解放メッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す情報と、無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含み、
前記RRC解放メッセージを受信した後、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを確立する手順を開始する手段と、を備える。
【0448】
付記31。gNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置であって、
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出する手段と、
前記第1のgNB-CU-UP装置の前記障害を検出した場合に、UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信する手段と、
ここで、前記UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージは、前記第1のgNB-CU-UP装置の前記障害の検出を示す第1の情報と、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)IDを示す第2の情報と、前記DRB IDに対するF1-U接続を再確立する必要があることを示す第3の情報とを含み、
前記gNB-CU-CP装置からUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージを受信する手段と、を備え、
ここで、前記UE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージは、前記第2の情報及び第4の情報を含み、
ここで、前記第4の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、前記gNB-DUがアップリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示す。
【0449】
付記32。gNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置であって、
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージを受信する手段と、
ここで、前記UE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージは、前記第1のgNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)IDを示す第2の情報と、前記DRB IDに対するF1-U接続を再確立する必要があることを示す第3の情報とを含み、
第2のgNB-CU-UP装置にBEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージを送信する手段と、
ここで、前記BEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージは、gNB-DU ID及び第4の情報を含み、
ここで、前記第4の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、前記第2のgNB-CU-UP装置がダウンリンクパケットを送信する前記gNB-DU装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
前記第2のgNB-CU-UP装置からBEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージを受信する手段と、
ここで、前記BEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージは第5の情報を含み、
ここで、前記第5の情報は、TEIDと、前記gNB-DU装置がアップリンクパケットを送信する前記第2のgNB-CU-UP装置のIPアドレスとを示し、
前記gNB-DU装置にUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージを送信する手段と、を備え、
ここで、前記UE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージは、前記第2の情報及び前記第5の情報を含む。
【0450】
付記33。第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置であって、
第2のgNB-CU-UP装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からBEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージを受信する手段と、
ここで、前記BEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージは、gNB-DU ID及び第1の情報を含み、
ここで、前記第1の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、前記第1のgNB-CU-UP装置がダウンリンクパケットを送信するgNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
前記gNB-CU-CP装置にBEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージを送信する手段と、を備え、
ここで、前記BEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージは第2の情報を含み、
ここで、前記第2の情報は、TEIDと、前記gNB-DU装置がアップリンクパケットを送信する前記第1のgNB-CU-UP装置のIPアドレスとを示す。
【0451】
付記34。アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置であって、
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からPDU SESSION RESOURCE MODIFY INDICATIONメッセージを受信する手段と、
ここで、前記PDU SESSION RESOURCE MODIFY INDICATIONメッセージは、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションIDと情報とを含み、
ここで、前記情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置がダウンリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージをセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置に送信する手段と、を備え、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージは前記情報を含む。
【0452】
付記35。セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置であって、
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からNsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージを受信する手段と、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージは情報を含み、
ここで、前記情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置がダウンリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
前記UPF装置にN4セッション修正要求メッセージを送信する手段と、を備え、
ここで、前記N4セッション修正要求メッセージは前記情報を含む。
【0453】
付記36。gNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出する手段と、
前記gNB-CU-UP装置の前記障害を検出した場合に、UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信する手段と、を備え、
ここで、前記UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の前記障害の検出を示す情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含む。
【0454】
付記37。gNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB-Distributed Unit)(gNB-DU)装置からUE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信し、
ここで、前記UE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージをアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置に送信する手段と、を備え、
ここで、前記PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージは、前記第1の情報及び第3の情報を含み、
ここで、前記第3の情報は、前記UEとのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す。
【0455】
付記38。アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB-Centralized Unit-Control Plane)(gNB-CU-CP)装置からPDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージを受信する手段と、
ここで、前記PDU SESSION RESOURCE NOTIFYメッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージをセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置に送信する手段と、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージは、前記第1の情報及び前記第2の情報を含み、
前記SMF装置からNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージを受信する手段と、
ここで、Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージは、前記第2の情報及びPDUセッションIDを示す第3の情報を含み、
前記UEにPDUセッション解放命令メッセージを送信する手段と、を備え、
ここで、前記PDUセッション解放命令メッセージは、前記第2の情報及び前記第3の情報を含む。
【0456】
付記39。セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージを受信する手段と、
ここで、前記Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext要求メッセージは、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す第2の情報とを含み、
N3トンネル情報を解放するためにN4セッション解放要求メッセージをユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置に送信する手段と、
前記AMF装置にNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージを送信する手段と、を備え、
ここで、Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContext応答メッセージは、前記第2の情報及びPDUセッションIDを示す第3の情報を含む。
【0457】
付記40。ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB-Centralized Unit-User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置からPDUセッション解放命令メッセージを受信する手段と、
ここで、前記PDUセッション解放命令メッセージは、前記UEとのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す情報と、PDUセッションIDを示す情報とを含み、
前記PDUセッション解放命令メッセージを受信した後、前記PDUセッションを確立する手順を開始する手段と、を備える。
【0458】
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0459】
この出願は、2021年8月28日に出願されたインド仮特許出願第202111039051号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【符号の説明】
【0460】
1 通信システム
3 UE
5 (R)ANノード
7 コアネットワーク
20 データネットワーク
31 送受信回路
32 アンテナ
33 コントローラ
34 ユーザインタフェース
35 USIM
36 メモリ
51 送受信回路
52 アンテナ
53 ネットワークインタフェース
54 コントローラ
55 メモリ
60 RU
61 DU
62 CU
70 AMF
71 SMF
72 UPF
73 PCF
74 NEF
75 UDM
76 NWDAF
77 UDSF
78 NRF
361 オペレーティングシステム
362 通信制御モジュール
551 オペレーティングシステム
552 通信制御モジュール
601 送受信回路
602 アンテナ
603 ネットワークインタフェース
604 コントローラ
605 メモリ
611 送受信回路
612 ネットワークインタフェース
613 コントローラ
614 メモリ
621 送受信回路
622 ネットワークインタフェース
623 コントローラ
624 メモリ
701 送受信回路
702 ネットワークインタフェース
703 コントローラ
704 メモリ
711 送受信回路
712 ネットワークインタフェース
713 コントローラ
714 メモリ
721 送受信回路
722 ネットワークインタフェース
723 コントローラ
724 メモリ
731 送受信回路
732 ネットワークインタフェース
733 コントローラ
734 メモリ
741 送受信回路
742 ネットワークインタフェース
743 コントローラ
744 メモリ
751 送受信回路
752 ネットワークインタフェース
753 コントローラ
754 メモリ
761 送受信回路
762 ネットワークインタフェース
763 コントローラ
764 メモリ
771 送受信回路
772 ネットワークインタフェース
773 コントローラ
774 メモリ
781 送受信回路
782 ネットワークインタフェース
783 コントローラ
784 メモリ
3621 送受信制御モジュール
5521 送受信制御モジュール
6051 オペレーティングシステム
6052 通信制御モジュール
6141 オペレーティングシステム
6142 通信制御モジュール
6241 オペレーティングシステム
6242 通信制御モジュール
7041 オペレーティングシステム
7042 通信制御モジュール
7141 オペレーティングシステム
7142 通信制御モジュール
7241 オペレーティングシステム
7242 通信制御モジュール
7341 オペレーティングシステム
7342 通信制御モジュール
7441 オペレーティングシステム
7442 通信制御モジュール
7541 オペレーティングシステム
7542 通信制御モジュール
7641 オペレーティングシステム
7642 通信制御モジュール
7741 オペレーティングシステム
7742 通信制御モジュール
7841 オペレーティングシステム
7842 通信制御モジュール
60521 送受信制御モジュール
61421 送受信制御モジュール
62421 送受信制御モジュール
70421 送受信制御モジュール
71421 送受信制御モジュール
72421 送受信制御モジュール
73421 送受信制御モジュール
74421 送受信制御モジュール
75421 送受信制御モジュール
76421 送受信制御モジュール
77421 送受信制御モジュール
78421 送受信制御モジュール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
【手続補正書】
【提出日】2024-02-08
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出する手段と、
前記gNB-CU-UP装置の前記障害を検出した場合に、前記gNB-CU-UP装置の前記障害の検出を示す情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含むUE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信する手段と
前記gNB-CU-CP装置からUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを受信する手段と、
前記UEにRRC解放メッセージを送信する手段と、
を備える、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置。
【請求項2】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置から、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含むUE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信する手段と
前記第1の情報及び前記第2の情報を含むUE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージをアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置に送信する手段と
前記AMF装置から、前記第1の情報及び前記第2の情報を含む第1のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを受信する手段と
前記gNB-DU装置に、前記第1の情報及び前記第2の情報を含む第2のUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを送信する手段と
を備える、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置。
【請求項3】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置から、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)との無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す第2の情報とを含むUE CONTEXT RELEASE REQUESTメッセージを受信する手段と
前記gNB-CU-CP装置に、前記第1の情報及び前記第2の情報を含むUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージを送信する手段と
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置。
【請求項4】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置から、前記gNB-CU-UP装置の障害の検出を示す情報と、無線資源制御(Radio Resource control)(RRC)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含むRRC解放メッセージを受信する手段と
前記RRC解放メッセージを受信した後、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを確立する手順を開始する手段と、
を備える、ユーザ装置(User Equipment)(UE)。
【請求項5】
gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置であって、
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出する手段と、
前記第1のgNB-CU-UP装置の前記障害を検出した場合に、前記第1のgNB-CU-UP装置の前記障害の検出を示す第1の情報と、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)IDを示す第2の情報と、前記DRB IDに対するF1-U接続を再確立する必要があることを示す第3の情報とを含むUE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信する手段と
前記gNB-CU-CP装置から、前記第2の情報及び第4の情報を含むUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージを受信する手段と
を備え
前記第4の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、前記gNB-DU装置がアップリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示す、
gNB-DU装置。
【請求項6】
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置から、前記第1のgNB-CU-UP装置の障害の検出を示す第1の情報と、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)IDを示す第2の情報と、前記DRB IDに対するF1-U接続を再確立する必要があることを示す第3の情報とを含むUE CONTEXT MODIFICATION REQUIREDメッセージを受信する手段と
第2のgNB-CU-UP装置に、gNB-DU IDと第4の情報とを含むBEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージを送信する手段と
前記第4の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、前記第2のgNB-CU-UP装置がダウンリンクパケットを送信する前記gNB-DU装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
前記第2のgNB-CU-UP装置から、第5の情報を含むBEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージを受信する手段と
前記第5の情報は、TEIDと、前記gNB-DU装置がアップリンクパケットを送信する前記第2のgNB-CU-UP装置のIPアドレスとを示し、
前記gNB-DU装置に、前記第2の情報及び前記第5の情報を含むUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージを送信する手段と
を備える、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置。
【請求項7】
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置であって、
第2のgNB-CU-UP装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置から、gNB-DU ID及び第1の情報を含むBEARER CONTEXT SETUP REQUESTメッセージを受信する手段と
前記第1の情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、前記第1のgNB-CU-UP装置がダウンリンクパケットを送信するgNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
前記gNB-CU-CP装置に、第2の情報を含むBEARER CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージを送信する手段と
を備え
前記第2の情報は、TEIDと、前記gNB-DU装置がアップリンクパケットを送信する前記第1のgNB-CU-UP装置のIPアドレスとを示す、
第1のgNB-CU-UP装置。
【請求項8】
第1のgNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、gNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置から、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションIDと情報を含むPDU SESSION RESOURCE MODIFY INDICATIONメッセージを受信する手段と
前記情報は、トンネル端点識別子(Tunnel Endpoint Identifier)(TEID)と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)装置がダウンリンクパケットを送信する第2のgNB-CU-UP装置のインターネットプロトコル(Internet Protocol)(IP)アドレスとを示し、
前記情報を含むNsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求メッセージをセッション管理機能(Session Management Function)(SMF)装置に送信する手段と
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置。
【請求項9】
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置の障害を検出する手段と、
前記gNB-CU-UP装置の前記障害を検出した場合に、前記gNB-CU-UP装置の前記障害の検出を示す情報と、ユーザ装置(User Equipment)(UE)とのデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer)(DRB)接続を再確立する必要があることを示す情報とを含むUE COTEXT RELEASE REQUESTメッセージをgNB集中ユニット制御プレーン(gNB Centralized Unit Control Plane)(gNB-CU-CP)装置に送信する手段と
を備える、gNB分散ユニット(gNB Distributed Unit)(gNB-DU)装置。
【請求項10】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、
gNB集中ユニットユーザプレーン(gNB Centralized Unit User Plane)(gNB-CU-UP)装置に障害が発生した場合に、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function)(AMF)装置から、前記UEとのプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)(PDU)セッションを再確立する必要があることを示す情報と、PDUセッションIDを示す情報とを含むPDUセッション解放命令メッセージを受信する手段と
前記PDUセッション解放命令メッセージを受信した後、前記PDUセッションを確立する手順を開始する手段と、
を備える、UE。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0003】
【非特許文献1】3GPP TR 21.905: "Vocabulary for 3GPP Specifications"V17.0.0 (2020-07)
【非特許文献2】3GPP TS 38.401: “NG-RAN; Architecture description”.V16.6.0 (2021-07)
【非特許文献3】3GPP TSG RAN Rel-18 Workshop RWS-210327: “Motivation of Study on Inter-gNB Coordination” (2021-06)
【非特許文献4】3GPP TS 38.472: "NG-RAN; F1 signalling transport".V16.1.0 (2020-09)
【非特許文献5】IETF RFC 4960 (2007-09): "Stream Control Transmission Protocol"
【非特許文献6】3GPP TS 38.473: “NG-RAN; F1 application protocol (F1AP)”.V16.6.0 (2021-07)
【非特許文献7】3GPP TS 38.462: "NG-RAN; E1 signalling transport".V16.1.0 (2020-09)
【非特許文献8】3GPP TS 38.463: “NG-RAN; F1 application protocol (F1AP)”.V16.6.0 (2021-07)
【非特許文献9】3GPP TS 38.412: "NG-RAN; NG signalling transport".V16.1.0 (2020-09)
【非特許文献10】3GPP TS 38.413: “NG Application Protocol (NGAP)”.V16.6.0 (2021-07)
【非特許文献11】3GPP TS 38.422: "NG-RAN; Xn signalling transport".V16.0.0 (2020-03)
【非特許文献12】3GPP TS 38.423: “Xn Application Protocol (XnAP)”.V16.6.0 (2021-07)
【非特許文献13】3GPP TS 23.501: "System architecture for the 5G System (5GS)".V17.1.1 (2021-06)
【非特許文献14】3GPP TS 23.502: "Procedures for the 5G System (5GS)".V17.1.0 (2021-06)
【非特許文献15】3GPP TS 38.474: "F1 data transport".V16.1.0 (2021-01)
【非特許文献16】3GPP TS 29.281: "General Packet Radio System (GPRS) Tunnelling Protocol User Plane (GTPv1-U)".V17.0.0 (2021-03)
【非特許文献17】ETSI GS NFV-MAN 001 "Network Functions Virtualisation (NFV); Management and Orchestration".V1.1.1 (2014-12)
【非特許文献18】3GPP TS 38.300: “NR; NR and NG-RAN Overall Description; Stage 2”.V16.6.0 (2021-06)
【非特許文献19】IETF RFC 792 (1981-09): "INTERNET CONTROL MESSAGE PROTOCOL"
【国際調査報告】