(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-26
(54)【発明の名称】回路基板アセンブリ、表示モジュール及びその製造方法、表示設備
(51)【国際特許分類】
H05K 1/14 20060101AFI20240918BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20240918BHJP
H05K 1/02 20060101ALI20240918BHJP
H05K 3/36 20060101ALI20240918BHJP
【FI】
H05K1/14 A
G09F9/00 338
G09F9/00 346D
G09F9/00 346A
H05K1/02 J
H05K3/36 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024505184
(86)(22)【出願日】2021-09-17
(85)【翻訳文提出日】2024-01-26
(86)【国際出願番号】 CN2021119177
(87)【国際公開番号】W WO2023039861
(87)【国際公開日】2023-03-23
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.10 Jiuxianqiao Rd.,Chaoyang District,Beijing 100015,CHINA
(71)【出願人】
【識別番号】511121702
【氏名又は名称】成都京東方光電科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】CHENGDU BOE OPTOELECTRONICS TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1188,Hezuo Rd.,(West Zone),Hi-tech Development Zone,Chengdu,Sichuan,611731,P.R.CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】ジャン チージュン
(72)【発明者】
【氏名】リー ティアンマ
(72)【発明者】
【氏名】リー リアン
(72)【発明者】
【氏名】ジー ビン
(72)【発明者】
【氏名】ジー シュエリアン
(72)【発明者】
【氏名】ワン グオフィ
(72)【発明者】
【氏名】ディン シュエフェン
(72)【発明者】
【氏名】ワン ダク
【テーマコード(参考)】
5E338
5E344
5G435
【Fターム(参考)】
5E338AA16
5E338CC09
5E338CD12
5E338EE60
5E344AA02
5E344AA22
5E344BB01
5E344BB02
5E344BB04
5E344CC23
5E344CD02
5E344DD10
5E344EE30
5G435AA17
5G435EE37
5G435EE38
5G435EE42
5G435HH12
5G435KK03
5G435KK09
5G435LL04
5G435LL07
5G435LL08
5G435LL14
5G435LL17
(57)【要約】
回路基板アセンブリ(100)は、第1回路基板(1)と少なくとも1つの第2回路基板(2)とを含む。第1回路基板(1)は、少なくとも1つの第1バインディングアセンブリ(11)を含み、第1バインディングアセンブリ(11)は、第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロック(111)を含む。少なくとも1つの第2回路基板(2)は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリ(21)を含み、第2バインディングアセンブリ(21)は、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロック(211)を含む。1つの第2バインディングアセンブリ(21)における複数の第2導電ブロック(211)は、1つの第1バインディングアセンブリ(11)における複数の第1導電ブロック(111)と1対1対応でバインディングして接続される。ここで、第1回路基板(1)の膨張率は、第2回路基板(2)の膨張率よりも小さい。第2バインディングアセンブリ(21)における各第2導電ブロックは、それにバインディングして接続される第1導電ブロック(111)と重なって設けられ、且つ第2バインディングアセンブリ(21)の第1方向における重なり状態の変化率は0.102%未満である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの第1バインディングアセンブリを含む第1回路基板であって、前記第1バインディングアセンブリは、第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロックを含む第1回路基板と、
少なくとも1つの第2バインディングアセンブリを含む少なくとも1つの第2回路基板であって、前記第2バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロックを含み、1つの前記第2バインディングアセンブリにおける複数の第2導電ブロックは、1つの前記第1バインディングアセンブリにおける複数の第1導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続される少なくとも1つの第2回路基板と、
を含み、
前記第1回路基板の膨張率は、前記第2回路基板の膨張率よりも小さくて、
同一の前記第2バインディングアセンブリにおいて、各第2導電ブロックは、それにバインディングして接続される第1導電ブロックと重なって設けられ、且つ前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.102%未満である、
回路基板アセンブリ。
【請求項2】
前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.059%未満である、
請求項1に記載の回路基板アセンブリ。
【請求項3】
前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.039%未満である、
請求項1に記載の回路基板アセンブリ。
【請求項4】
前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.028%未満である、
請求項1に記載の回路基板アセンブリ。
【請求項5】
少なくとも1つの前記第2バインディングアセンブリにおける各第2導電ブロックと、それにバインディングして接続される第1導電ブロックとの前記第1方向における重なり幅は、前記第1導電ブロックの幅の3分の2以上である、
請求項1から請求項4のいずれかに記載の回路基板アセンブリ。
【請求項6】
前記第1回路基板は、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された少なくとも2つの前記第1バインディングアセンブリを含み、前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも2つの前記第2バインディングアセンブリを含み、
前記少なくとも2つの前記第2バインディングアセンブリにおける各第2バインディングアセンブリは、前記第1方向における重なり状態の変化率が等しい、
請求項1から請求項5のいずれかに記載の回路基板アセンブリ。
【請求項7】
前記第1回路基板は、少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリをさらに含み、
前記少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリと前記少なくとも1つの第1バインディングアセンブリは、前記第1方向において並列に配置され、前記少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリと前記少なくとも1つの第1バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って、前記第1回路基板の一方側から前記第1回路基板の他方側まで、交互に配置され、
前記第1仮想バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1仮想導電ブロックを含む、
請求項1から請求項6のいずれかに記載の回路基板アセンブリ。
【請求項8】
前記第1導電ブロックの幅は、前記第1バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第1導電ブロック間の中心距離の0.5~0.6倍であり、
前記第2導電ブロックの幅は、前記第2バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第2導電ブロック間の中心距離の0.5~0.6倍である、
請求項1から請求項7のいずれかに記載の回路基板アセンブリ。
【請求項9】
前記第1バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第1導電ブロック間の中心距離は0.3mm~0.4mmであり、
前記第2バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第2導電ブロック間の中心距離は0.3mm~0.4mmである、
請求項1から請求項8のいずれかに記載の回路基板アセンブリ。
【請求項10】
前記第1導電ブロックの幅は0.18mm~0.28mmであり、及び/又は、
前記第2導電ブロックの幅は0.15mm~0.2mmである、
請求項1から請求項9のいずれかに記載の回路基板アセンブリ。
【請求項11】
前記第2バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第2導電ブロック間の中心の距離単位温度における膨張率は、前記第1バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第1導電ブロック間の中心距離の単位温度における膨張率の2~3倍である、
請求項1から請求項10のいずれかに記載の回路基板アセンブリ。
【請求項12】
前記第1バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第1位置合わせ構造をさらに含み、前記第2バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第2位置合わせ構造をさらに含み、1つの第1位置合わせ構造は、1つの第2位置合わせ構造と協働する、
請求項1から請求項11のいずれかに記載の回路基板アセンブリ。
【請求項13】
前記第1回路基板の前記第1方向に沿った寸法は350mm以下であり、
前記第2回路基板の前記第1方向に沿った寸法は200mm以下である、
請求項1から請求項12のいずれかに記載の回路基板アセンブリ。
【請求項14】
表示パネルと、
少なくとも1つの請求項1から請求項13のいずれかに記載の回路基板アセンブリであって、前記回路基板アセンブリにおける全ての第2回路基板は、前記表示パネルの同一の側にバインディングされている回路基板アセンブリと、
を含む、
表示モジュール。
【請求項15】
前記表示パネルは、少なくとも1つの第3バインディングアセンブリを含み、前記第3バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第3導電ブロックを含み、
前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリをさらに含み、前記第4バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第4導電ブロックを含み、1つの前記第4バインディングアセンブリにおける複数の第4導電ブロックは、1つの前記第3バインディングアセンブリにおける複数の第3導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続され、
少なくとも1つの前記第4バインディングアセンブリにおける各第4導電ブロックと、それにバインディングして接続される第3導電ブロックとの前記第1方向における重なり幅は、前記第3導電ブロックの幅の3分の2以上である、
請求項14に記載の表示モジュール。
【請求項16】
表示パネルと、
表示パネルの一方側に位置して表示パネルにバインディングされる回路基板アセンブリと、
を含み、
前記回路基板アセンブリは、
複数の第1バインディングアセンブリを含む第1回路基板であって、前記第1バインディングアセンブリは、第1方向に沿って順に間隔を空けて配置された複数の第1導電ブロックを含む第1回路基板と、
複数の第2回路基板であって、各々の前記第2回路基板は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリを含み、前記第2バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロックを含み、1つの前記第2バインディングアセンブリにおける複数の第2導電ブロックは、1つの前記第1バインディングアセンブリにおける複数の第1導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続される複数の第2回路基板と、
を含み、
前記第1回路基板の膨張率は前記第2回路基板の膨張率よりも小さく、
同一の前記第2バインディングアセンブリにおいて、各第2導電ブロックは、それにバインディングして接続される第1導電ブロックと重なって設けられ、且つ前記第2バインディングアセンブリの中間位置に対応する第2導電ブロックの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.050%未満である、
表示モジュール。
【請求項17】
前記第2バインディングアセンブリの中間位置に対応する第2導電ブロックの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.039%未満である、
請求項16に記載の表示モジュール。
【請求項18】
前記第2バインディングアセンブリの中間位置に対応する第2導電ブロックの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.028%未満である、
請求項16に記載の表示モジュール。
【請求項19】
前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.102%未満である、
請求項16から請求項18のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項20】
前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.059%未満である、
請求項16から請求項18のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項21】
前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.039%未満である、
請求項16から請求項18のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項22】
前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.028%未満である、
請求項16から請求項18のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項23】
前記第2回路基板は、
第1回路基板にバインディングして接続された第1端と、
表示パネルに接続された第2端と
を含み、
前記第1回路基板の二等分面から前記第1回路基板の境界に向かう方向に沿って、全ての前記第2回路基板における前記第1端の中点と前記第2端の中点との前記第1方向における偏差は、徐々に大きくなる、
請求項16から請求項22のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項24】
同一の前記第2回路基板において、前記第1端部の中点は、前記第2端部の中点よりも前記第1回路基板の二等分面に近い、
請求項23に記載の表示モジュール。
【請求項25】
全ての前記第2バインディングアセンブリにおける当該第2バインディングアセンブリの二等分面に近い前記第2導電ブロックは、前記第1方向における重なり状態の変化率が一定である、
請求項16から請求項24のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項26】
前記表示パネルは少なくとも1つの第3バインディングアセンブリを含み、前記第3バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第3導電ブロックを含み、
前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリをさらに含み、前記第4バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第4導電ブロックを含み、1つの前記第4バインディングアセンブリにおける複数の第4導電ブロックは、1つの前記第3バインディングアセンブリにおける複数の第3導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続され、
少なくとも1つの前記第4バインディングアセンブリにおける各第4導電ブロックと、それにバインディングして接続される第3導電ブロックとの前記第1方向における重なり幅は、前記第3導電ブロックの幅の3分の2以上である、
請求項16から請求項25のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項27】
少なくとも1つの前記第2バインディングアセンブリにおける各第2導電ブロックと、それにバインディングして接続される第1導電ブロックとの前記第1方向における重なり幅は、前記第1導電ブロックの幅の3分の2以上である、
請求項16から請求項26のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項28】
前記第1回路基板は、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された少なくとも2つの前記第1バインディングアセンブリを含み、前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも2つの前記第2バインディングアセンブリを含み、
前記少なくとも2つの前記第2バインディングアセンブリにける各第2バインディングアセンブリは、前記第1方向における重なり状態の変化率が等しい、
請求項16から請求項27のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項29】
前記第1回路基板は、少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリをさらに含み、
前記少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリと前記少なくとも1つの第1バインディングアセンブリは、前記第1方向において並列に配置され、前記少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリと前記少なくとも1つの第1バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って、前記第1回路基板の一方側から前記第1回路基板の他方側まで、交互に配置され、
前記第1仮想バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1仮想導電ブロックを含む、
請求項16から請求項28のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項30】
前記第1導電ブロックの幅は、前記第1バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第1導電ブロック間の中心距離の0.5~0.6倍であり、
前記第2導電ブロックの幅は、前記第2バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第2導電ブロック間の中心距離の0.5~0.6倍である、
請求項16から請求項29のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項31】
前記第1バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第1導電ブロック間の中心距離は0.3mm~0.4mmであり、
前記第2バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第2導電ブロック間の中心距離は0.3mm~0.4mmである、
請求項16から請求項30のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項32】
前記第1導電ブロックの幅は0.18mm~0.28mmであり、及び/又は、
前記第2導電ブロックの幅は0.15mm~0.2mmである、
請求項16から請求項31のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項33】
前記第2バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第2導電ブロック間の中心距離の単位温度における膨張率は、前記第1バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第1導電ブロック間の中心距離の単位温度における膨張率の2~3倍である、
請求項16から請求項32のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項34】
前記第1バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第1位置合わせ構造をさらに含み、前記第2バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第2位置合わせ構造をさらに含み、1つの第1位置合わせ構造は、1つの第2位置合わせ構造と協働する、
請求項16から請求項33のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項35】
前記第1回路基板の前記第1方向に沿った寸法は350mm以下であり、
前記第2回路基板の前記第1方向に沿った寸法は200mm以下である、
請求項16から請求項34のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項36】
請求項14から請求項35のいずれかに記載の表示モジュールを含む、
表示設備。
【請求項37】
第2回路基板の単位温度における第2膨張率を取得するステップと、
前記第2膨張率に基づいて、第2予め収縮率を決定することにより、少なくとも1つの第2回路基板を製造するステップであって、前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリを含み、前記第2バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロックを含むステップと、
第1回路基板を提供するステップであって、前記第1回路基板は、少なくとも1つの第1バインディングアセンブリを含み、前記第1バインディングアセンブリは、第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロックを含むステップと、
前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップと、
前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとの間に導電性接着剤を設けるステップと、
前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとを予め設定された温度まで加熱した後、予め設定された圧力強度で前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとを押圧することにより、1つの前記第2バインディングアセンブリにおける複数の第2導電ブロックを1つの前記第1バインディングアセンブリにおける複数の第1導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続するステップであって、同一の前記第2バインディングアセンブリにおいて、各第2導電ブロックは、それにバインディングして接続される第1導電ブロックと重なって設けられ、且つ前記第2バインディングアセンブリの中間位置に対応する第2導電ブロックの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.102%未満であるステップと、
を含む、
表示モジュールの製造方法。
【請求項38】
前記した、第1回路基板を提供するステップは、
第1回路基板の単位温度における第1膨張率を取得するステップと、
前記第1膨張率に基づいて、第1予め収縮率を決定することにより、第1回路基板を製造するステップと、
を含み、
前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.039%未満である、
請求項37に記載の表示モジュールの製造方法。
【請求項39】
前記した、前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップは、
前記第2バインディングアセンブリの二等分面を前記第1バインディングアセンブリの二等分面と位置合わせするステップを含む、
請求項37又は請求項38に記載の表示モジュールの製造方法。
【請求項40】
前記第1バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第1位置合わせ構造をさらに含み、前記第2バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第2位置合わせ構造をさらに含み、
前記した、前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップは、
前記第2バインディングアセンブリにおける少なくとも2つの第2位置合わせ構造を、それぞれ前記第1バインディングアセンブリにおける少なくとも2つの第1位置合わせ構造と位置合わせするステップを含む、
請求項37又は請求項38に記載の表示モジュールの製造方法。
【請求項41】
前記予め設定された圧力強度は0.1MPa~0.4MPaである、
請求項37から請求項40のいずれかに記載の表示モジュールの製造方法。
【請求項42】
第1回路基板の単位温度における第1膨張率を取得するステップと、
前記第1膨張率に基づいて、第1予め収縮率を決定することにより、第1回路基板を製造するステップであって、前記第1回路基板は、少なくとも1つの第1バインディングアセンブリを含み、前記第1バインディングアセンブリは、第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロックを含むステップと、
少なくとも1つの第2回路基板を提供するステップであって、前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリを含み、前記第2バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロックを含むステップと、
前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップと、
前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとの間に導電性接着剤を設けるステップと、
前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとを予め設定された温度まで加熱した後、予め設定された圧力強度で前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとを押圧することにより、1つの前記第2バインディングアセンブリにおける複数の第2導電ブロックが、1つの前記第1バインディングアセンブリにおける複数の第1導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続されるステップと、
を含み、
同一の前記第2バインディングアセンブリにおいて、各第2導電ブロックは、それにバインディングして接続される第1導電ブロックと重なって設けられ、且つ前記第2バインディングアセンブリの中間位置に対応する第2導電ブロックの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.050%未満である、
表示モジュールの製造方法。
【請求項43】
前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリを含み、前記第4バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第4導電ブロックを含み、
前記した、前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップの前に、前記方法は、さらに、
表示パネルを提供するステップであって、前記表示パネルは、少なくとも1つの第3バインディングアセンブリを含み、前記第3バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第3導電ブロックを含むステップと、
前記第3バインディングアセンブリを前記第4バインディングアセンブリと位置合わせするステップと、
前記第3バインディングアセンブリと前記第4バインディングアセンブリとの間に導電性接着剤を設けるステップと、
前記第3バインディングアセンブリと前記第4バインディングアセンブリとを予め設定された温度まで加熱した後、予め設定された圧力で前記第3バインディングアセンブリと前記第4バインディングアセンブリとを押圧することにより、1つの前記第4バインディングアセンブリにおける複数の第4導電ブロックが、1つの前記第3バインディングアセンブリにおける複数の第3導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続されるステップであって、少なくとも1つの前記第4バインディングアセンブリにおける各第4導電ブロックと、それにバインディングして接続される第3導電ブロックとの前記第1方向における重なり幅は、前記第3導電ブロックの幅の3分の2以上であるステップと、
を含む、
請求項42に記載の表示モジュールの製造方法。
【請求項44】
前記予め設定された温度は150℃~250℃であり、前記予め設定された圧力は20N~40Nである、
請求項43に記載の表示モジュールの製造方法。
【請求項45】
前記した、少なくとも1つの第2回路基板を提供するステップは、
第2回路基板の単位温度における第2膨張率を取得するステップと、
前記第2膨張率に基づいて、第2予め収縮率を決定することにより、少なくとも1つの第2回路基板を製造するステップと、
を含み、
前記第2バインディングアセンブリの中間位置に対応する第2導電ブロックの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.039%未満である、
請求項43又は請求項44に記載の表示モジュールの製造方法。
【請求項46】
前記した、前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップは、
中間位置に位置する前記第2バインディングアセンブリの二等分面を前記第1バインディングアセンブリの二等分面と位置合わせするステップを含む、
請求項43から請求項45のいずれかに記載の表示モジュールの製造方法。
【請求項47】
前記第1バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第1位置合わせ構造をさらに含み、前記第2バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第2位置合わせ構造をさらに含み、
前記した、前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップは、
全ての前記第2位置合わせ構造における前記第1方向に沿って最も離れた2つの第2位置合わせ構造を、それぞれ対応する2つの第1位置合わせ構造と位置合わせするステップを含む、
請求項43から請求項45のいずれかに記載の表示モジュールの製造方法。
【請求項48】
前記予め設定された圧力強度は0.1MPa~0.4MPaである、
請求項42から請求項47のいずれかに記載の表示モジュールの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示技術分野に関し、特に回路基板アセンブリ、表示モジュール及びその製造方法、表示設備に関するものである。
【背景技術】
【0002】
表示技術の発展に伴い、各種の表示装置が人々の生活でますます広く使用されている。表示装置は主に表示パネルと主制御ボードとを含んでおり、表示パネルと主制御ボードは1つ以上のフレキシブルプリント回路(Flexible Printed Circuit,FPC)を介してバインディングして接続されている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
一態様では、回路基板アセンブリが提供される。当該回路基板アセンブリは、第1回路基板と少なくとも1つの第2回路基板とを含む。前記第1回路基板は、少なくとも1つの第1バインディングアセンブリを含み、前記第1バインディングアセンブリは、第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロックを含む。前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリを含み、前記第2バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロックを含む。1つの前記第2バインディングアセンブリにおける複数の第2導電ブロックは、1つの前記第1バインディングアセンブリにおける複数の第1導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続される。ここで、前記第1回路基板の膨張率は、前記第2回路基板の膨張率よりも小さい。同一の前記第2バインディングアセンブリにおいて、各第2導電ブロックは、それにバインディングして接続される第1導電ブロックと重なって設けられ、且つ前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.102%未満である。
【0004】
具体的には、前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は、第2回路基板と第1回路基板とのバインディング効果を如実に反映し得る。
【0005】
幾つかの実施例では、前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.059%未満である。
【0006】
幾つかの実施例では、前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.039%未満である。
【0007】
幾つかの実施例では、前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.028%未満である。
【0008】
幾つかの実施例では、少なくとも1つの前記第2バインディングアセンブリにおける各第2導電ブロックと、それにバインディングして接続される第1導電ブロックとの前記第1方向における重なり幅は、前記第1導電ブロックの幅の3分の2以上である。
【0009】
幾つかの実施例では、前記第1回路基板は、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された少なくとも2つの前記第1バインディングアセンブリを含み、前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも2つの前記第2バインディングアセンブリを含む。前記少なくとも2つの前記第2バインディングアセンブリにおける各第2バインディングアセンブリは、前記第1方向における重なり状態の変化率が等しい。
【0010】
幾つかの実施例では、前記第1回路基板は、少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリをさらに含み、前記少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリと前記少なくとも1つの第1バインディングアセンブリは、前記第1方向において並列に配置される。前記少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリと前記少なくとも1つの第1バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って、前記第1回路基板の一方側から前記第1回路基板の他方側まで、交互に配置される。ここで、前記第1仮想バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1仮想導電ブロックを含む。
【0011】
幾つかの実施例では、前記第1導電ブロックの幅は、前記第1バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第1導電ブロック間の中心距離の0.5~0.6倍である。前記第2導電ブロックの幅は、前記第2バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第2導電ブロック間の中心距離の0.5~0.6倍である。
【0012】
幾つかの実施例では、前記第1バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第1導電ブロック間の中心距離は0.3mm~0.4mmである。前記第2バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第2導電ブロック間の中心距離は0.3mm~0.4mmである。
【0013】
幾つかの実施例では、前記第1導電ブロックの幅は0.18mm~0.28mmであり、及び/又は、前記第2導電ブロックの幅は0.15mm~0.2mmである。
【0014】
幾つかの実施例では、前記第2バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第2導電ブロック間の中心距離の単位温度における膨張率は、前記第1バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第1導電ブロック間の中心距離の単位温度における膨張率の2~3倍である。
【0015】
幾つかの実施例では、前記第1バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第1位置合わせ構造をさらに含み、前記第2バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第2位置合わせ構造をさらに含む。1つの第1位置合わせ構造は、1つの第2位置合わせ構造と協働する。
【0016】
幾つかの実施例では、前記第1回路基板の前記第1方向に沿った寸法は350mm以下であり、前記第2回路基板の前記第1方向に沿った寸法は200mm以下である。
【0017】
別の態様では、表示モジュールが提供される。前記表示モジュールは、表示パネルと、少なくとも1つの上記実施例のいずれかに記載の回路基板アセンブリとを含む。前記回路基板アセンブリにおける全ての第2回路基板は、前記表示パネルの同一の側にバインディングされている。
【0018】
幾つかの実施例では、前記表示パネルは、少なくとも1つの第3バインディングアセンブリを含む。前記第3バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第3導電ブロックを含む。前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリをさらに含む。前記第4バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第4導電ブロックを含む。1つの前記第4バインディングアセンブリにおける複数の第4導電ブロックは、1つの前記第3バインディングアセンブリにおける複数の第3導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続される。ここで、少なくとも1つの前記第4バインディングアセンブリにおける各第4導電ブロックと、それにバインディングして接続される第3導電ブロックとの前記第1方向における重なり幅は、前記第3導電ブロックの幅の3分の2以上である。
【0019】
別の態様では、別の表示モジュールが提供される。当該表示モジュールは、表示パネルと、表示パネルの一方側に位置して表示パネルにバインディングされる回路基板アセンブリとを含む。ここで、前記回路基板アセンブリは、第1回路基板と複数の第2回路基板とを含む。第1回路基板は複数の第1バインディングアセンブリを含む。前記第1バインディングアセンブリは、第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロックを含む。各々の前記第2回路基板は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリを含む。前記第2バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロックを含む。1つの前記第2バインディングアセンブリにおける複数の第2導電ブロックは、1つの前記第1バインディングアセンブリにおける複数の第1導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続される。ここで、前記第1回路基板の膨張率は前記第2回路基板の膨張率よりも小さい。同一の前記第2バインディングアセンブリにおいて、各第2導電ブロックは、それにバインディングして接続される第1導電ブロックと重なって設けられ、且つ前記第2バインディングアセンブリの中間位置に対応する第2導電ブロックの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.050%未満である。
【0020】
幾つかの実施例では、前記第2バインディングアセンブリの中間位置に対応する第2導電ブロックの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.039%未満である。
【0021】
幾つかの実施例では、前記第2バインディングアセンブリの中間位置に対応する第2導電ブロックの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.028%未満である。
【0022】
幾つかの実施例では、前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.102%未満である。
【0023】
具体的には、前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は、第2回路基板と第1回路基板とのバインディング効果を如実に反映し得る。
【0024】
幾つかの実施例では、前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.059%未満である。
【0025】
幾つかの実施例では、前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.039%未満である。
【0026】
幾つかの実施例では、前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.028%未満である。
【0027】
幾つかの実施例では、前記第2回路基板は、第1回路基板にバインディングして接続された第1端と、表示パネルに接続された第2端とを含む。前記第1回路基板の二等分面から前記第1回路基板の境界に向かう方向に沿って、全ての前記第2回路基板における前記第1端の中点と前記第2端の中点との前記第1方向における偏差は、徐々に大きくなる。
【0028】
幾つかの実施例では、同一の前記第2回路基板において、前記第1端部の中点は、前記第2端部の中点よりも前記第1回路基板の二等分面に近い。
【0029】
幾つかの実施例では、全ての前記第2バインディングアセンブリにおける当該第2バインディングアセンブリの二等分面に近い前記第2導電ブロックは、前記第1方向における重なり状態の変化率が一定である。
【0030】
幾つかの実施例では、前記表示パネルは少なくとも1つの第3バインディングアセンブリを含み、前記第3バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第3導電ブロックを含む。前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリをさらに含む。前記第4バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第4導電ブロックを含み、1つの前記第4バインディングアセンブリにおける複数の第4導電ブロックは、1つの前記第3バインディングアセンブリにおける複数の第3導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続される。ここで、少なくとも1つの前記第4バインディングアセンブリにおける各第4導電ブロックと、それにバインディングして接続される第3導電ブロックとの前記第1方向における重なり幅は、前記第3導電ブロックの幅の3分の2以上である。
【0031】
幾つかの実施例では、少なくとも1つの前記第2バインディングアセンブリにおける各第2導電ブロックと、それにバインディングして接続される第1導電ブロックとの前記第1方向における重なり幅は、前記第1導電ブロックの幅の3分の2以上である。
【0032】
幾つかの実施例では、前記第1回路基板は、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された少なくとも2つの前記第1バインディングアセンブリを含む。前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも2つの前記第2バインディングアセンブリを含む。前記少なくとも2つの前記第2バインディングアセンブリにける各第2バインディングアセンブリは、前記第1方向における重なり状態の変化率が等しい。
【0033】
幾つかの実施例では、前記第1回路基板は、少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリをさらに含み、前記少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリと前記少なくとも1つの第1バインディングアセンブリは、前記第1方向において並列に配置される。前記少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリと前記少なくとも1つの第1バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って、前記第1回路基板の一方側から前記第1回路基板の他方側まで、交互に配置される。ここで、前記第1仮想バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1仮想導電ブロックを含む。
【0034】
幾つかの実施例では、前記第1導電ブロックの幅は、前記第1バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第1導電ブロック間の中心距離の0.5~0.6倍である。前記第2導電ブロックの幅は、前記第2バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第2導電ブロック間の中心距離の0.5~0.6倍である。
【0035】
幾つかの実施例では、前記第1バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第1導電ブロック間の中心距離は0.3mm~0.4mmである。前記第2バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第2導電ブロック間の中心距離は0.3mm~0.4mmである。
【0036】
幾つかの実施例では、前記第1導電ブロックの幅は0.18mm~0.28mmであり、及び/又は前記第2導電ブロックの幅は0.15mm~0.2mmである。
【0037】
幾つかの実施例では、前記第2バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第2導電ブロック間の中心距離の単位温度における膨張率は、前記第1バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第1導電ブロック間の中心距離の単位温度における膨張率の2~3倍である。
【0038】
幾つかの実施例では、前記第1バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第1位置合わせ構造をさらに含み、前記第2バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第2位置合わせ構造をさらに含む。1つの第1位置合わせ構造は、1つの第2位置合わせ構造と協働する。
【0039】
幾つかの実施例では、前記第1回路基板の前記第1方向に沿った寸法は350mm以下であり、前記第2回路基板の前記第1方向に沿った寸法は200mm以下である。
【0040】
また別の態様では、上記実施例のいずれかに記載の表示モジュールを含む表示設備が提供される。
【0041】
さらに別の態様では、表示モジュールの製造方法が提供される。前記製造方法は、第2回路基板の単位温度における第2膨張率を取得するステップと、前記第2膨張率に基づいて、第2予め収縮率を決定することにより、少なくとも1つの第2回路基板を製造するステップであって、前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリを含み、前記第2バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロックを含むステップと、第1回路基板を提供するステップであって、前記第1回路基板は、少なくとも1つの第1バインディングアセンブリを含み、前記第1バインディングアセンブリは、第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロックを含むステップと、前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップと、前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとの間に導電性接着剤を設けるステップと、前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとを予め設定された温度まで加熱した後、予め設定された圧力強度で前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとを押圧することにより、1つの前記第2バインディングアセンブリにおける複数の第2導電ブロックを1つの前記第1バインディングアセンブリにおける複数の第1導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続するステップであって、同一の前記第2バインディングアセンブリにおいて、各第2導電ブロックは、それにバインディングして接続される第1導電ブロックと重なって設けられ、且つ前記第2バインディングアセンブリの中間位置に対応する第2導電ブロックの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.102%未満であるステップと、を含む。
【0042】
幾つかの実施例では、前記した、第1回路基板を提供するステップは、第1回路基板の単位温度における第1膨張率を取得するステップと、前記第1膨張率に基づいて、第1予め収縮率を決定することにより、第1回路基板を製造するステップであって、前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.039%未満であるステップとを含む。
【0043】
幾つかの実施例では、前記した、前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップは、前記第2バインディングアセンブリの二等分面を前記第1バインディングアセンブリの二等分面と位置合わせするステップを含む。
【0044】
幾つかの実施例では、前記第1バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第1位置合わせ構造をさらに含み、前記第2バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第2位置合わせ構造をさらに含む。前記した、前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップは、前記第2バインディングアセンブリにおける少なくとも2つの第2位置合わせ構造を、それぞれ前記第1バインディングアセンブリにおける少なくとも2つの第1位置合わせ構造と位置合わせするステップを含む。
【0045】
幾つかの実施例では、前記予め設定された圧力強度は0.1MPa~0.4MPaである。
【0046】
さらに別の態様では、別の表示モジュールの製造方法が提供される。前記製造方法は、第1回路基板の単位温度における第1膨張率を取得するステップと、前記第1膨張率に基づいて、第1予め収縮率を決定することにより、第1回路基板を製造するステップであって、前記第1回路基板は、少なくとも1つの第1バインディングアセンブリを含み、前記第1バインディングアセンブリは、第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロックを含むステップと、少なくとも1つの第2回路基板を提供するステップであって、前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリを含み、前記第2バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロックを含むステップと、前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップと、前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとの間に導電性接着剤を設けるステップと、前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとを予め設定された温度まで加熱した後、予め設定された圧力強度で前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとを押圧することにより、1つの前記第2バインディングアセンブリにおける複数の第2導電ブロックを1つの前記第1バインディングアセンブリにおける複数の第1導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続するステップであって、同一の前記第2バインディングアセンブリにおいて、各第2導電ブロックは、それにバインディングして接続される第1導電ブロックと重なって設けられ、且つ前記第2バインディングアセンブリの中間位置に対応する第2導電ブロックの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.050%未満であるステップと、を含む。
【0047】
幾つかの実施例では、前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリを含む。前記第4バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第4導電ブロックを含む。前記した、前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップの前に、前記方法は、さらに、表示パネルを提供するステップであって、前記表示パネルは、少なくとも1つの第3バインディングアセンブリを含み、前記第3バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第3導電ブロックを含むステップと、前記第3バインディングアセンブリを前記第4バインディングアセンブリと位置合わせするステップと、前記第3バインディングアセンブリと前記第4バインディングアセンブリとの間に導電性接着剤を設けるステップと、前記第3バインディングアセンブリと前記第4バインディングアセンブリとを予め設定された温度まで加熱した後、予め設定された圧力で前記第3バインディングアセンブリと前記第4バインディングアセンブリとを押圧することにより、1つの前記第4バインディングアセンブリにおける複数の第4導電ブロックを1つの前記第3バインディングアセンブリにおける複数の第3導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続するステップであって、少なくとも1つの前記第4バインディングアセンブリにおける各第4導電ブロックと、それにバインディングして接続される第3導電ブロックとの前記第1方向における重なり幅は、前記第3導電ブロックの幅の3分の2以上であるステップと、を含む。
【0048】
幾つかの実施例では、前記予め設定された温度は150℃~250℃であり、前記予め設定された圧力は20N~40Nである。
【0049】
幾つかの実施例では、前記した、少なくとも1つの第2回路基板を提供するステップは、第2回路基板の単位温度における第2膨張率を取得するステップと、前記第2膨張率に基づいて、第2予め収縮率を決定することにより、少なくとも1つの第2回路基板を製造するステップであって、前記第2バインディングアセンブリの中間位置に対応する第2導電ブロックの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.039%未満であるステップとを含む。
【0050】
幾つかの実施例では、前記した、前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップは、中間位置に位置する前記第2バインディングアセンブリの二等分面を前記第1バインディングアセンブリの二等分面と位置合わせするステップを含む。
【0051】
幾つかの実施例では、前記第1バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第1位置合わせ構造をさらに含み、前記第2バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第2位置合わせ構造をさらに含む。前記した、前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップは、全ての前記第2位置合わせ構造における前記第1方向に沿って最も離れた2つの第2位置合わせ構造を、それぞれ対応する2つの第1位置合わせ構造と位置合わせするステップを含む。
【0052】
幾つかの実施例では、前記予め設定された圧力強度は0.1MPa~0.4MPaである。
【図面の簡単な説明】
【0053】
以下、本開示に係る技術案をより明確に説明するために、本開示における幾つかの実施例で使用される図面について簡単に説明するが、以下の説明における図面は、本開示における幾つかの実施例の一部にすぎないことは明らかである。当業者であれば、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。また、以下の説明における図面は、概略図と見なすことができ、本開示の実施例に係る製品の実際の寸法、方法の実際の流れ、信号の実際のタイミングなどを限定するものではない。
【
図1】
図1は、幾つかの実施例に係る回路基板アセンブリの構造図である。
【
図2】
図2は、
図1のE領域内に位置する第1回路基板の部分構造図である。
【
図3】
図3は、
図1のE領域内に位置する第2回路基板の構造図である。
【
図4B】
図4Bは、幾つかの実施例に係る第1導電ブロックと第2導電ブロックの位置関係図である。
【
図5A】
図5Aは、幾つかの実施例に係る別の回路基板アセンブリの構造図である。
【
図5B】
図5Bは、幾つかの実施例に係るさらに別の回路基板アセンブリの構造図である。
【
図6】
図6は、幾つかの実施例に係るさらに別の回路基板アセンブリの構造図である。
【
図7A】
図7Aは、幾つかの実施例に係る表示モジュールの構造図である。
【
図7B】
図7Bは、幾つかの実施例に係る別の表示モジュールの構造図である。
【
図7C】
図7Cは、幾つかの実施例に係るさらに別の表示モジュールの構造図である。
【
図8A】
図8Aは、幾つかの実施例に係る表示パネルの構造図である。
【
図10】
図10は、幾つかの実施例に係る表示設備の構造図である。
【
図11】
図11は、幾つかの実施例に係る表示モジュールの製造方法のフローチャートである。
【
図12】
図12は、幾つかの実施例に係る別の表示モジュールの製造方法のフローチャートである。
【
図13】
図13は、関連技術におけるFPCと主制御ボードがバインディングした後の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0054】
以下、図面を参照して、本開示の幾つかの実施例に係る技術案を明確かつ完全に説明する。説明される実施例はあくまで本開示の実施例の一部に過ぎず、全ての実施例ではないことは明らかである。本開示に係る実施例に基づいて、当業者が得られた他のすべての実施例は、いずれも本開示の権利範囲に含まれるものとする。
【0055】
文脈上別段の解釈を要しない限り、本明細書及び特許請求の範囲全体において、用語「含む(comprise)」及びその他の形式、例えば、第三人称の単数形である「含む(comprises)」及び現在分詞の形式である「含む(comprising)」は、開放、包括的な意味、即ち「含むが、これらに限定されない」と解釈されるべきである。明細書の説明において、用語「1つの実施例(one embodiment)」、「幾つかの実施例(some embodiments)」、「例示的な実施例(exemplary embodiments)」、「例(example)」、「特定の例(specific example)」、又は「幾つかの例(some examples)」などは、その実施例又は例に関連する特定の特徴、構造、材料、又は特性が、本開示の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを示すことが意図される。上記の用語の概略的な表現は、必ずしも同じ実施例又は例を指すわけではない。さらに、記載された特定の特徴、構造、材料、又は特性は、任意の適切な態様で、任意の1つ又は複数の実施例又は例に含み得る。
【0056】
以下、用語「第1」、「第2」は説明の目的だけに用いられ、相対的な重要性を明示又は暗示する、又は示される技術的特徴の数を暗黙的に示すものとは理解されない。従って、「第1」、「第2」で限定されている特徴は、1つ又は複数の該特徴を明示的又は暗黙的に含むことができる。本開示の実施例の説明では、特に説明がない限り、「複数」は、2つ以上を意味する。
【0057】
本開示の説明において、数値範囲x~yは、端点値(xとy)及びその間の全ての数値を含む。
【0058】
幾つかの実施例を説明する際に、「接続」及びそれに由来する表現を使用する場合がある。例えば、幾つかの実施例を説明する際に、2つ又は2つ以上の構成要素が互いに直接的な物理的又は電気的接触していることを示すように、「接続」という用語を使用する場合がある。ここに開示された実施例は、必ずしも本明細書の内容に限定されるものではない。
【0059】
「A及び/又はB」は、Aのみ、Bのみ、及びAとBの組合せの3つの組合せを含む。
【0060】
本明細書において使用されるように、「約」又は「近似」は、記載された値と、特定値の許容可能な偏差範囲内の平均値を含み、ここで、前記許容可能な偏差範囲は、当業者によって検討されている測定及び特定量の測定に関連する誤差(即ち、測定システムの制限)を考慮して決定される。「重なり合い」には、絶対的な重なり合いと近似的な重なり合いが含まれ、ここで、近似的な重なり合いについて、許容可能な偏差範囲は、例えば、絶対的な重なり合いの領域の大きさの5%以内の偏差範囲としてもよい。「AとBが等しい」には、AとBが絶対に等しいことと、AとBがほぼ等しいこととが含まれ、AとBがほぼ等しいことについて、許容可能な偏差範囲は、例えば、Bに記載された数値の5%以内としてもよい。さらに、「約」は、例えば、記載された数値を指してもよく、また、記載された数値の±10パーセントの範囲内に変動してもよい。
【0061】
本明細書では、理想化された例示的な図面である断面図及び/又は平面図を参照して、例示的な実施形態を説明する。図面において、明確的に表示するために、層及び領域の厚さが拡大されている。そのため、例えば製造技術及び/又は公差に起因する図面に対する形状の変動が想定され得る。従って、例示的な実施形態は、本明細書に示された領域の形状に限定されるものではなく、製造などに起因する形状の偏差を含むものとして解釈すべきである。例えば、矩形として示されたエッチング領域は、通常、湾曲した特徴を有する。そのため、図面に示された領域は、本質的に例示的なものであり、且つそれらの形状は、設備の領域の実際形状を示すことを意図するものではないし、例示的な実施態様の範囲を限定することを意図するものでもない。
【0062】
また、本明細書において「二等分面」とは、回路基板のベースに垂直で、導電ブロックの延在方向に平行な平面を指す。例えば、第1導電ブロックの二等分面とは、第1回路基板のベースに垂直で、第1導電ブロックの延在方向に平行な平面を指し、また、第1導電ブロックは当該平面に対して対称である。同様に、第2導電ブロックの二等分面とは、第2回路基板のベースに垂直で、第2導電ブロックの延在方向に平行な平面を指し、また、第2導電ブロックは当該平面に対して対称である。本明細書において「AとBとの中心距離」または「2つのA間の中心距離」とは、上記両者(AとB、または2つのA)の二等分面間の距離を指す。
【0063】
図1を参照すると、本開示の幾つかの実施例では、回路基板アセンブリ100が提供される。当該回路基板アセンブリ100は、第1回路基板1と、少なくとも1つの第2回路基板2を含む。ここで、第1回路基板1の膨張率は、第2回路基板2の膨張率よりも小さい。ここで、第1回路基板1のベースの膨張率が第2回路基板2のベースの膨張率よりも小さいと理解してもよいし、あるいは、第1回路基板1において、第2回路基板2を接続するための領域における全ての膜層の総膨張率が、第2回路基板2において、第1回路基板1を接続するための領域における全ての膜層の総膨張率よりも小さいと理解してもよい。
【0064】
例示的に、第1回路基板1は、表示装置における主制御ボードであり、第2回路基板2は、表示装置におけるFPCであり得る。これは例示的なものに過ぎず、すなわち、本開示で提供される回路基板アセンブリ100における第1回路基板1と第2回路基板2は、異なる膨張率を有しているものであれば、上記の例の主制御ボードとFPCに限定されないことが理解され得る。また、当該回路基板アセンブリ100は、種々の電子設備に適用可能であり、上記の例の表示装置に限定されない。
【0065】
図2を参照すると、第1回路基板1は、少なくとも1つの第1バインディングアセンブリ11を含み、第1バインディングアセンブリ11は、第1方向Xに沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロック111を含む。
図3を参照すると、第2回路基板2は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリ21を含み、第2バインディングアセンブリ21は、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロック211を含む。1つの第2バインディングアセンブリ21における複数の第2導電ブロック211は、1つの第1バインディングアセンブリ11における複数の第1導電ブロック111と1対1対応でバインディングして接続される。
【0066】
ここで、同一の第2バインディングアセンブリ21において、各第2導電ブロック211は、それにバインディングして接続される第1導電ブロック111と重なって設けられ、且つ当該第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.102%未満である。
【0067】
なお、同一の第2回路基板2について、その重なり状態の変化率とは、単位長さでバインディング接続された第2導電ブロック21及び第1導電ブロック11上の同一の特徴点間の相対位置の変化量を意味する。すなわち、2つの第2導電ブロック211上の同一の位置の特徴点(すなわち、第1グループの特徴点)間の距離と、当該2つの第2導電ブロック211にそれぞれ対応する2つの第1導電ブロック111上の同一の位置の特徴点(すなわち、第2グループの特徴点)間の距離との差と、上記第1グループの特徴点間の距離の比は、当該第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率である。
【0068】
図4Aに示すように、第2グループの特徴点のうち、2つの特徴点の2つの第2導電ブロック211上における位置は、第1グループの特徴点のうち、2つの特徴点の2つの第1導電ブロック111上における位置に対応する。例えば、第2グループの特徴点のうち、2つの特徴点(P1、P1’)が、それぞれ2つの第2導電ブロック211の左側縁に位置する場合、第1グループの特徴点のうち、2つの特徴点(Q1、Q1’)も、それぞれ2つの第1導電ブロック111の左側縁に位置する。ここでの「左側縁」とは、図示方向において、対応する導電性ブロックの左側の境界を指すことが理解され得る。また、上記特徴点は、第2導電ブロック211上の任意の位置にあってもよく、当該左側縁に限定されず、例えば、導電ブロックの右側縁や導電ブロックの二等分面上に位置していてもよい。
【0069】
例示的に、第2導電ブロック211上の特徴点は、第2導電ブロック211の接触面(すなわち、第2導電ブロック211と第1導電ブロック111との間の接触面)において、第1方向Xに垂直な一方側縁の第1中点P1であってもよい。この時、第1導電ブロック111上の特徴点は、第1導電ブロック111の接触面(すなわち、第1導電ブロック111と第2導電ブロック211との間の接触面)において、第1方向Xに垂直で第1中点P1に近い一方側縁の第2中点Q1である。
【0070】
また例示的に、第2導電ブロック211上の特徴点は、第2導電ブロック211の接触面において、第1方向Xに垂直な他方側縁の1つの第1端点P2であってもよい。この時、第1導電ブロック111上の特徴点は、第1導電ブロック111の接触面において、第1方向Xに垂直で第1端点P2に近い他方側縁の第2端点Q2であって、第1端点P2に近い第2端点Q2である。
【0071】
さらに例示的に、第2導電ブロック211上の特徴点は、第2導電ブロック211の接触面において、第1方向Xに平行な一方側縁の第3中点P3であってもよい。この時、第1導電ブロック111上の特徴点は、第1導電ブロック111の接触面上において、第1方向Xに平行で第3中点P3に近い一方側縁の第4中点Q3である。
【0072】
以下、第2導電ブロック211上の特徴点をP1、第1導電ブロック111上の特徴点をQ1として、本開示の幾つかの実施例について説明する。
【0073】
引き続き
図4Aを参照すると、上記2つの第2導電ブロック211上の第1グループの特徴点間の第1方向Xにおける距離を、隣接する2つの第2導電ブロック211上の第1グループの特徴点(すなわち、P1とP1’)間の第1方向Xにおける距離m2とすると、2つの第1導電ブロック111上の第2グループの特徴点間の第1方向Xにおける距離は、隣接する2つの第1導電ブロック111上の第2グループの特徴点(すなわち、Q1とQ1’)間の第1方向Xにおける距離m1である。この時、上記2つの第2導電ブロック211に対応する第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率ρは、
【数1】
である。なお、
図4Aにおける特徴点を選択する方法は、重なり状態の変化率の意味を容易に説明するためのものであり、実際の測定においては、誤差要因を考慮して、このような方式での測定は一般的には採用されていない。
【0074】
図4Bを参照すると、2つの第2導電ブロック211上の第1グループの特徴点間の第1方向Xにおける距離が、間隔を空けて配置された複数の第2導電ブロック211(例えば、第2バインディングアセンブリ21における第2導電ブロック211の数の半分)のうちの2つの第2導電ブロック211上の第1グループの特徴点(すなわち、P1とP1’)間の第1方向Xにおける距離m4とすると、2つの第1導電ブロック111上の第2特徴点間の第1方向Xにおける距離は、間隔を空けて配置された複数の第1導電ブロック111(例えば、第2バインディングアセンブリ21における第2導電ブロック211の数の半分)のうちの2つの第1導電ブロック111上の第2グループの特徴点(すなわち、Q1とQ1’)間の第1方向Xにおける距離m3である。この時、上記2つの第2導電ブロック211に対応する第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率ρは、下記式1で求められる。このように計算すると、第1回路基板1と第2回路基板2とがバインディングして接続される過程において、一部の領域に大きな歪みや変形が生じ、実測値(重なり状態の変化率)に大きな偏差が生じる問題を回避するのに有利である。他の実施例では、例えば、測定結果をより正確にするために、より多くの導電ブロックを間隔を空けて配置することができる。また、特徴点が位置する導電ブロックの選択については、例えば、最外側の導電ブロックの大きな歪みや変形に起因する大きな測定誤差の問題を回避するために、バインディングアセンブリにおける最外側の導電ブロック以外の導電ブロックを選択することができる。
【数2】
【0075】
重なり状態の変化率は、1つの第2回路基板2と1つの第1回路基板1との間のバインディング効果を反映しており、重なり状態の変化率の絶対値が小さいほど、第1回路基板1と第2回路基板2との間のバインディング効果が良好であることを示している。なお、重なり状態の変化率は、同一の回路基板2であれば、理論的には一定であるが、特徴点を選択する方式がプロセス上の理由により変動する可能性があり、例えば、2つのグループの特徴点の位置が、隣接または近接している場合、測定される重なり状態の変化率は、第1回路基板1と第2回路基板2とのバインディング効果を反映することができない。
【0076】
実際の応用では、同一の第2回路基板について、一般に、第2導電ブロック21の数は15以上である。測定された重なり状態の変化率が正確であることを保証するために、第1グループの特徴点および第2グループの特徴点は、以下の方式で選択される。第1グループの特徴点として、第2回路基板2上の左側に近い第2導電ブロック21と、右側に近い第2導電ブロック21とを選択する。これに基づいて、第2グループの特徴点として、第1回路基板1上の上記2つの第2導電ブロック21にバインディングして接続される2つの第1導電ブロック11を選択する。ここで、「左側に近い第2導電ブロック211」を選択するという用語は、最も左側の第2導電ブロック21の右側から4つの第2導電ブロック21を隔てる第2導電ブロック21を選択することを意味してもよい。「右側に近い第2導電ブロック211」を選択するという用語は、最も右側の第2導電ブロック21の左側から4つの第2導電ブロック21を隔てる第2導電ブロック21を選択することを意味してもよい。このように特徴点を選択すると、境界上の導電ブロックが境界に近づきすぎると、重なり状態が急激に変化する可能性があるため、重なり状態の変化率の測定に影響を与えることを回避することができる。このように特徴点を選択すると、第2回路基板2と第1回路基板1とのバインディング効果を如実に反映した重なり状態変化率を得ることができる。
【0077】
関連技術では、膨張率の異なる2つの回路基板(例えば、主制御ボードとFPC)がバインディングして接続された後、任意の回路基板の二等分面から離れた部位の接続構造(それぞれ2つの回路基板に配置され、且つバインディングして接続される2つの導電ブロックを含む)には、位置ずれ、低いバインディング信頼性などの問題がありやすい。また、任意の回路基板の二等分面から離れるほど、接続構造の位置ずれが深刻になる。
【0078】
例えば、第2回路基板2の単位温度における膨張率は、3/437500であり、第1回路基板1の単位温度における膨張率は、1/437500である。当該第2回路基板2と第1回路基板1とをバインディングする過程において、その温度を常温(例えば、25℃)から予め設定された温度(例えば、250℃)まで加熱する必要がある。この時、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.102より大きい。その計算方法は下記式2を参照できる。
【数3】
【0079】
なお、本開示における「単位温度における膨張率」という用語は、1つの単位温度(例えば、1℃)における隣接する2つの第2導電ブロック211(または隣接する2つの第1導電ブロック111)間の中心距離の膨張の大きさを意味する。
【0080】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.102%未満である。すなわち、本開示で提供される回路基板アセンブリ100における第2バインディングアセンブリ21は、予め収縮されている(例えば、1つの第1回路基板と1つの第2回路基板とを含み、且つ第1回路基板の二等分面が第2回路基板の二等分面と重なり合う場合、少なくとも膨張率が比較的に大きい第2回路基板におけるの第2バインディングアセンブリ21は、予め収縮されている。また例えば、1つの第1回路基板と少なくとも2つの第2回路基板を含み、且つ少なくとも1つの第2回路基板の二等分面が第1回路基板の二等分面と重なり合わない場合、当該少なくとも1つの第2回路基板における各第2バインディングアセンブリ21と第1回路基板上の第1バインディングアセンブリ11は、いずれも予め収縮されている)。このように設計することにより、第2バインディングアセンブリの第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.102%未満にすることができ、これにより、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも比較的に良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【0081】
なお、幾つかの例では、理想的には、重なり状態の変化率は0であってもよく、お互いにバインディングした2つの導電ブロックを完全に重なり合わせることができる。無論、一般的に、バインディング誤差により、重なり状態の変化率は、0ではなく、例えば、上記(0,0.102%)の範囲内である。
【0082】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.059%未満である。
【0083】
なお、幾つかの実現方法では、第2回路基板2の単位温度における膨張率は1/175000であり、第1回路基板1の単位温度における膨張率は1/437500である。当該第2回路基板2と第1回路基板1とをバインディングする過程において、その温度を常温(例えば、25℃)から予め設定された温度(例えば、250℃)まで加熱する必要がある。この時、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.059%より大きい。その計算方法は下記式3を参照できる。
【数4】
【0084】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.059%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0085】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.039%未満である。
【0086】
第1回路基板1の材料の等級はFR-4であってもよい。第2回路基板2は、PI(Polyimide、ポリイミド)ベースと、PIベース上に配置された金属配線層とを含む。ここで、FR-4は難燃性材料グレードコードであり、樹脂材料が燃焼状態になった後に必ず自然消火できることを意味しており、材料名ではなく材料の等級であるため、一般の回路基板に使用されるFR-4等級の材料には多くの種類があるが、多くの等級はいわゆるテラファンクション(Tera-Function)のエポキシ樹脂にフィラー(Filler)とガラス繊維を加えた複合材料である。
【0087】
この時、常温(25℃)から(150℃~250℃)まで加熱した後、第1回路基板1上の第1バインディングアセンブリ11における隣接する2つの第1導電ブロック111間の膨張割合は、約0.04%であり、第2回路基板2上の第2バインディングアセンブリ21における隣接する2つの第2導電ブロック211間の膨張割合は、0.08%~0.12%である。
【0088】
上記の例に基づいて、上記の膨張割合をそれぞれ温度変化量(例えば、175℃)で除算すると、第1回路基板1の単位温度における膨張率は1/437500となり、第2回路基板2の単位温度における膨張率は1/218750となり得る。
【0089】
以上のことから、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.039%よりも大きいことが分かる。その計算方法は下記式4を参照できる。
【数5】
【0090】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.039%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれもより良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0091】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.028%未満である。幾つかの実現方法では、第2回路基板2の単位温度における膨張率は約1/218750であり、第1回路基板1の単位温度における膨張率は1/437500である。当該第2回路基板2と第1回路基板1とをバインディングする過程において、その温度を常温(例えば、25℃)から予め設定された温度(例えば、250℃)まで加熱する必要がある。この時、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.028%より大きい。その計算方法は下記式5を参照できる。
【数6】
【0092】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.028%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.014%未満である。
【0093】
この時、本開示で提供される回路基板アセンブリ100は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.014%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【0094】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.005%未満である。
【0095】
この時、本開示で提供される回路基板アセンブリ100は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.005%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【0096】
幾つかの実現方法では、第1回路基板1の第1方向Xに沿った寸法は、350mm以下、例えば、250mm~300mmの範囲内であってもよいし、または、第2回路基板2の第1方向Xに沿った寸法とほぼ同じであってもよい。第2回路基板2の第1方向Xに沿った寸法L1は、200mm以下、例えば、40mm~80mmの範囲内であってもよい。
【0097】
上記の幾つかの実施例に基づいて、例示的に、引き続き
図4Aを参照して、全ての第2バインディングアセンブリ21における少なくとも1つの第2バインディングアセンブリ21について、当該第2バインディングアセンブリ22における各第2導電ブロック211と、それにバインディングして接続される第1導電ブロック111との第1方向Xにおける重なり幅a1は、前記第1導電ブロック111の幅d1の3分の2以上である。すなわち、下記式6のようなものである。
【数7】
【0098】
ここで、導電ブロック(例えば、第1導電ブロック111)の幅とは、第1方向Xにおける当該導電ブロック(すなわち、第1導電ブロック111)の距離を指す。
【0099】
また、
図4Aは、第2導電ブロック211と第1導電ブロック111との間の重なり部分と、第1導電ブロック111の幅の相対位置合わせ関係のみを示しており、2つの導電ブロックのそれぞれの寸法や形状を限定するものではない。
【0100】
なお、膨張率の異なる2つの回路基板(例えば、主制御ボードとFPC)がバインディングして接続された後、少なくとも1つのグループの接続構造間には、ひどい位置ずれ、低いバインディング信頼性などの問題がある。この場合、一方では、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロックの接触面積が小さくなりすぎることを容易に招き、例えば、その後電気的接続障害の問題が容易に発生する。他方では、それぞれ隣接する2つのグループの接続構造に位置し、且つそれぞれ2つの回路基板間に位置する2つの導電ブロック間の絶縁面積が小さくなりすぎることを容易に招き、例えば、接続されるべきではないこの2つの導電ブロック間で短絡が発生することを容易に招く。
【0101】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、全ての第2回路基板2における1つ以上の第2回路基板2について、当該第2回路基板2の第2バインディングアセンブリ22における各第2導電ブロック211と、それにバインディングして接続される第1導電ブロック111との第1方向Xにおける重なり幅a1は、前記第1導電ブロック111の幅d1の3分の2以上であり、これにより、同一のグループの接続構造において、バインディングして接続される2つの導電ブロック(すなわち、第1導電ブロック111と、それに接続される第2導電ブロック211)との間の接触面積が比較的に大きいので、2つの導電ブロック間に、電気的接続障害の問題が容易に発生しない。また、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロックの位置合わせが正確であるため、隣接する2つのグループの接続構造にそれぞれ位置し且つ2つの回路基板上にそれぞれ位置する2つの導電ブロック間で短絡が発生ことを改善できる。
【0102】
例示的に、
図5Aを参照すると、回路基板アセンブリ100が1つの第2回路基板2を含み、当該場合第2回路基板2が1つの第2バインディングアセンブリが含む場合、位置合わせとバインディングの前に、第2バインディングアセンブリ21における全ての任意の隣接する2つの第2導電ブロック211間の中心距離の設計値を低減することにより、バインディングと位置合わせの後の第2導電ブロック211と第1導電ブロック111との第1方向Xにおける重なり幅a1を前記第1導電ブロック111の幅d1の3分の2以上にする。
【0103】
例えば、第2バインディングアセンブリ21と第1バインディングアセンブリ11とをバインディングする過程において、まず、第1バインディングアセンブリ11の二等分面と第2バインディングアセンブリ21の二等分面とが重なり合うように、第2バインディングアセンブリ21を第1バインディングアセンブリ11と位置合わせする。次に、第1バインディングアセンブリ11と第2バインディングアセンブリ21との間に導電性接着剤を設ける。そして、第1バインディングアセンブリ11及び第2バインディングアセンブリ21を予め設定された温度(例えば、150℃~250℃)まで加熱し、この時、第2バインディングアセンブリ21における任意の隣接する2つの第2導電ブロック211間の中心距離は、上記低減された設計値から、第1バインディングアセンブリ11における任意の2つの隣接する第1導電ブロック111の拡張後の中心距離と等しい値か、または近い値まで、膨張される。最後に、第1バインディングアセンブリ11と第2バインディングアセンブリ21を予め設定された圧力強度(例えば、0.1MPa~0.4MPa)で押圧することにより、1つの第2バインディングアセンブリ21における複数の第2導電ブロック211は、1つの第1バインディングアセンブリ11における複数の第1導電ブロック111と1対1対応でバインディングして接続されることができる。
【0104】
ここで、第1バインディングアセンブリ11の二等分面とは、第1回路基板1のベースに垂直で、第1導電ブロック111の延在方向に平行な平面を指し、また、当該第1バインディングアセンブリ11は、当該平面に対して対称である。同様に、第2バインディングアセンブリ21の二等分面とは、第2回路基板2のベースに垂直で、第2導電ブロック211の延在方向に平行な平面を指し、また、当該第2バインディングアセンブリ21は、当該平面に対して対称である。
【0105】
第1バインディングアセンブリ11と第2バインディングアセンブリ21とを押圧した後、第1バインディングアセンブリ11と第2バインディングアセンブリ21とが共に冷却されるにつれて、第2バインディングアセンブリ21における隣接する2つの第2導電ブロック211間の中心距離と、第1バインディングアセンブリ11における隣接する2つの第1導電ブロック111間の中心距離とが共に小さくし、最終的に上記のような回路基板アセンブリ100が得られることが理解され得る。当該回路基板アセンブリ100において、バインディングと位置合わせ後の第2導電ブロック211と第1導電ブロック111との第1方向Xにおける重なり幅a1は、前記第1導電ブロック111の幅d1の3分の2以上である。
【0106】
また例示的に、回路基板アセンブリ100が少なくとも1つの第2回路基板2を含み、当該少なくとも1つの第2回路基板が少なくとも2つの第2バインディングアセンブリ21(例えば、1つの第2回路基板2は2つの第2バインディングアセンブリ21を含み(
図6に示すように)、または、2つの第2回路基板2の各々は1つの第2バインディングアセンブリ21を含む)、且つ1つの第1回路基板1が少なくとも2つの第1バインディングアセンブリ11を含む場合、少なくとも2つの第2バインディングアセンブリ21における各第2バインディングアセンブリ21は、第1方向Xにおける重なり状態の変化率が等しい。つまり、本開示で提供される回路基板アセンブリ100における第1回路基板1と全ての第2回路基板2は、予め収縮されていてる。このように、各第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を等しくすることができる。この時、各第2バインディングアセンブリ21における各々の第2導電ブロック211と第1導電ブロック111との重なりの変化傾向は同じであるので、第2バインディングアセンブリ21と第1バインディングアセンブリ11とのバインディング歩留まりを制御し、回路基板アセンブリ100の製造歩留まりを向上させることに有利である。
【0107】
これに基づいて、位置合わせとバインディングの前に、第1バインディングアセンブリ11における隣接する任意の2つの第1導電ブロック111間の中心距離の設計値と、第2バインディングアセンブリ21における隣接する任意の2つの第2導電ブロック211間の中心距離の設計値とを同時に低減し、且つ第1バインディングアセンブリ11におけるの隣接する任意の2つの第1導電ブロック111間の中心距離の設計値の縮小量を、第2バインディングアセンブリ21におけるの隣接する任意の2つの第2導電ブロック211間の中心距離の設計値の縮小量よりも小さくすることにより、バインディングと位置合わせの後の第2導電ブロック211と第1導電ブロック111との第1方向Xにおける重なり幅a1を、前記第1導電ブロック111の幅d1の3分の2以上にすることができる。
【0108】
例えば、少なくとも2つの第2バインディングアセンブリ21と少なくとも2つの第1バインディングアセンブリ11とをバインディングする過程において、まず、各第1バインディングアセンブリ11の二等分面と対応する第2バインディングアセンブリ21の二等分面とが重なり合うように、各第2バインディングアセンブリ21を対応する第1バインディングアセンブリ11と位置合わせする。次に、各第1バインディングアセンブリ11と対応する第2バインディングアセンブリ21との間に導電性接着剤を設ける。そして、全ての第1バインディングアセンブリ11及び全ての第2バインディングアセンブリ21を予め設定された温度(例えば、150℃~250℃)まで加熱し、この時、各第2バインディングアセンブリ21における隣接する任意の2つの第2導電ブロック211の膨張後の中心距離は、対応する第1バインディングアセンブリ11における隣接する任意の2つの第1導電ブロック111の膨張後の中心距離と等しい。最後に、1つの第2バインディングアセンブリ21における複数の第2導電ブロック211が、1つの第1バインディングアセンブリ11における複数の第1導電ブロック111と1対1対応でバインディングして接続されるように、第1バインディングアセンブリ11と第2バインディングアセンブリ21を予め設定された圧力強度(例えば、0.1MPa~0.4MPa)で押圧する。
【0109】
ここで、各第1バインディングアセンブリ11と、それぞれ対応する第2バインディングアセンブリ21を押圧後に、各第1バインディングアセンブリ11と、それぞれ対応する第2バインディングアセンブリ21とが共に冷却されるにつれて、各第2バインディングアセンブリ21における隣接する2つの第2導電ブロック211間の中心距離と、それぞれ対応する第1バインディングアセンブリ11における隣接する2つの第1導電ブロック111間の中心距離とが共に小さくし、最終的に上記のような回路基板アセンブリ100が得られることが理解され得る。当該回路基板アセンブリ100において、バインディングと位置合わせの後の第2導電ブロック211と第1導電ブロック111との第1方向Xにおける重なり幅a1は、前記第1導電ブロック111の幅d1の3分の2以上である。
【0110】
上記の第1バインディングアセンブリ11における第1導電ブロック111の数が奇数である場合、当該第1バインディングアセンブリ11の二等分面は、中央に位置する1つの第1導電ブロック111の二等分面と重なり合うことができる。上記の第1バインディングアセンブリ11における第1導電ブロック111の数が偶数である場合、当該第1バインディングアセンブリ11の二等分面は、中央に位置する2つの第1導電ブロック111との間の対称面と重なり合うことができ、すなわち、中央に位置する2つの第1導電ブロック111は、当該第1バインディングアセンブリ11の二等分面に対して、対称である。
図5Aに示すように、第1バインディングアセンブリ11における第1導電ブロック111の数は26個であり、この時、第1方向Xに沿った13番目と14番目の第1導電ブロック111は、当該第1バインディングアセンブリ11の二等分面に対して、対称である。
【0111】
なお、第1導電ブロック111の二等分面とは、第1回路基板1のベースに垂直で第1導電ブロック111の延在方向に平行な平面を指し、且つ当該第1導電ブロック111は、当該平面に対して対称である。
【0112】
同様に、上記の第2バインディングアセンブリ21における第2導電ブロック211の数が奇数である場合、当該第2バインディングアセンブリ21の二等分面は、中央に位置する1つの第2導電ブロック211の二等分面と重なり合うことができる。上記の第2バインディングアセンブリ21における第2導電ブロック211の数が偶数である場合、当該第2バインディングアセンブリ21の二等分面は、中央に位置する2つの第2導電ブロック211との間の対称面と重なり合うことができ、すなわち、中央に位置する2つの第2導電ブロック211は、当該第2バインディングアセンブリ21の二等分面に対して、対称である。
図5Aに示すように、第2バインディングアセンブリ21における第2導電ブロック211の数は14個であり、この時、第1方向Xに沿った7番目と8番目の第2導電ブロック211は、当該第2バインディングアセンブリ21の二等分面に対して、対称である。
【0113】
なお、第2導電ブロック211の二等分面とは、第2回路基板2のベースに垂直で第2導電ブロック211の延在方向に平行な平面を指し、且つ当該第2導電ブロック211は、当該平面に対して対称である。
【0114】
幾つかの実施例では、少なくとも1つの第2回路基板2と第1回路基板1とをバインディングする過程において、各第2バインディングアセンブリ21の二等分面の位置は変化せず、第1回路基板1の二等分面の位置は変化しない。ここで、第1回路基板1の二等分面は、第1回路基板1のベースに垂直で、且つ第1導電ブロック111の延在方向と平行な平面であり、また当該第1回路基板1は、当該平面に対して対称である。ここで、第1回路基板1の二等分面は、第1回路基板1上の1つの第1バインディングアセンブリ11の二等分面と重なり合うことができる。
【0115】
幾つかの実施例では、
図1と
図2を参照すると、第1回路基板1は、少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリ12をさらに含む。当該少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリ12と前記少なくとも1つの第1バインディングアセンブリ11は、第1方向Xにおいて並列に配置される。少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリ12と少なくとも1つの第1バインディングアセンブリ11は、前記第1方向Xに沿って、第1回路基板1の一方側から第1回路基板1の他方側まで、交互に配置される。前記第1仮想バインディングアセンブリ12は、前記第1方向Xに沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1仮想導電ブロック122を含む。
【0116】
このように設計することにより、第1回路基板1上に区間を分けて第1バインディングアセンブリ11を設けることによって引き起こしたバインディング不良を改善することができ、第2バインディングアセンブリ21が第1バインディングアセンブリ11にバインディングされた後、各グループの接続構造の圧力が均一になり、接続が確実になり、電気信号の伝送がより安定する。
【0117】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の二等分面に最も近い第2導電ブロック211と、当該第2導電ブロック211にバインディングして接続される第1導電ブロック111との第1方向Xにおける中心位置合わせ偏差は、0.01mm以下である。
【0118】
ここで、中心位置合わせ偏差とは、第1方向Xにおける2つの導電ブロックの二等分面間の距離を意味する。
【0119】
なお、幾つかの例では、第2回路基板2は少なくとも1つの第2仮想バインディングアセンブリを含んでもよい。当該少なくとも1つの第2仮想バインディングアセンブリと前記少なくとも1つの第2バインディングアセンブリ21は、第1方向Xにおいて並列に配置される。少なくとも1つの第2仮想バインディングアセンブリと少なくとも1つの第2バインディングアセンブリ21は、前記第1方向Xに沿って、第2回路基板2の一方側から第1回路基板1の他方側まで、交互に配置される。例示的に、第2回路基板2は1つの第2バインディングアセンブリ21を含み、第2仮想ダミーバインディングアセンブリは1つのグループを設け、且つ第2バインディングアセンブリ21の一方側に位置する。別の例では、第2回路基板2は1つの第2バインディングアセンブリ21を含み、第2仮想バインディングアセンブリは2つのグループを設け、且つそれぞれ第2バインディングアセンブリ21の両側に位置する。
【0120】
第2回路基板2に少なくとも1つの第2仮想バインディングアセンブリが設けられている場合、上記の中心位置合わせ偏差は、第2仮想バインディングアセンブリによって影響されない。
【0121】
また、第2仮想バインディングアセンブリは、例えば、前記第1方向Xに沿って間隔を空けて順に配置された複数の第2仮想導電ブロックを含んでもよい。
【0122】
なお、回路基板アセンブリ100が、1つの第2バインディングアセンブリ21及び1つの第1バインディングアセンブリ11のみを含み、且つ当該1つの第1バインディングアセンブリ11の二等分面と、それが位置する第1回路基板1の二等分面とが重なり合う場合、
図5Aに示すように、第2バインディングアセンブリ21がその平面から両側に膨張し、第1バインディングアセンブリ11もその平面から両側に膨張し、第1回路基板1の膨張率が前記第2回路基板2の膨張率よりも小さいので、第2バインディングアセンブリ21を予め収縮するか、または、第1バインディングアセンブリ11及び第2バインディングアセンブリ21を同時に予め収縮することのみによって、第2バインディングアセンブリ21の二等分面に最も近い第2導電ブロック211と、当該第2バインディングアセンブリ21にバインディングして接続される第1導電ブロック111との第1方向Xにおける中心位置合わせ偏差は、0.01mm以下になることを実現できる。
【0123】
なお、上記の第1バインディングアセンブリ11の二等分面と、それが位置する第1回路基板1の二等分面とが重なり合う場合、当該「重なり合い」には、一定の許容誤差範囲内の重なり合い(すなわち、略重なり合い)も含まれる。
【0124】
回路基板アセンブリ100が、1つの第2バインディングアセンブリ21及び1つの第1バインディングアセンブリ11のみを含み、且つ当該1つの第1バインディングアセンブリ11の二等分面と、それが位置する第1回路基板1の二等分面とが重なり合わない場合、
図5Bに示すように、第2バインディングアセンブリ21がその平面から両側に膨張し、第1バインディングアセンブリ11もその平面から両側に膨張するので、各第2バインディングアセンブリ21を予め収縮し、且つ第1方向Xに沿って第1回路基板1の全体を予め収縮する(すなわち、第1回路基板1上の全ての第1バインディングアセンブリ11を予め収縮している)ことによって、第2バインディングアセンブリ21の二等分面に最も近い第2導電ブロック211と、当該第2バインディングアセンブリ21にバインディングして接続される第1導電ブロック111との第1方向Xにおける中心位置合わせ偏差は、0.01mm以下になることを実現できる。
【0125】
幾つかの実施例では、第1回路基板1は、第1方向Xに沿って間隔を空けて順に配置された少なくとも2つの第1バインディングアセンブリ11を含む。前記少なくとも1つの第2回路基板2は、少なくとも2つの第2バインディングアセンブリ21を含む。
【0126】
各第2バインディングアセンブリ21について、各第2導電ブロック211と、それにバインディングして接続される第1導電ブロック111との第1方向Xにおける重なり幅は、第1導電ブロックの幅の3分の2以上である。
【0127】
ここで、各第2バインディングアセンブリ21を予め収縮し、且つ第1方向Xに沿って第1回路基板1の全体を予め収縮する(すなわち、第1回路基板1上の全ての第1バインディングアセンブリ11を予め収縮している)ことによって、各々の第2バインディングアセンブリ21における各第2導電ブロック211と、それにバインディングして接続される第1導電ブロック111との第1方向Xにおける重なり幅は、第1導電ブロックの幅の3分の2以上になることを実現できる。
【0128】
これに基づいて、例示的に、各々の第2バインディングアセンブリ21について、第2バインディングアセンブリ21の二等分面に最も近い第2導電ブロック211と、当該第2導電ブロック211にバインディングして接続される第1導電ブロック111との第1方向Xにおける中心位置合わせ偏差は、0.01mm以下である。
【0129】
ここで、各第2バインディングアセンブリ21を予め収縮し、且つ第1方向Xに沿って第1回路基板1の全体を予め収縮する(すなわち、第1回路基板1上の全ての第1バインディングアセンブリ11を予め収縮している)ことによって、各々の第2バインディングアセンブリ21における任意の1つの第2バインディングアセンブリ21の二等分面に最も近い第2導電ブロック211と、当該第2導電ブロック211にバインディングして接続される第1導電ブロック111との第1方向Xにおける中心位置合わせ偏差は、0.01mm以下になることを実現できる。
【0130】
幾つかの実施例では、引き続き
図1を参照すると、第1回路基板1は3つの第1バインディングアセンブリ11を含む。ここで、1つの第1バインディングアセンブリ11の二等分面は、第1回路基板1の二等分面と重なり合う。他の2つの第1バインディングアセンブリ11は、それぞれ、第1回路基板1の第1方向Xにおける二等分面の両側に位置する。この時、例示的に、第2回路基板2の数は3つであり、各々の第2回路基板2は、1つの第2バインディングアセンブリ21を含む。
【0131】
幾つかの実施例では、
図4Aを参照すると、第1導電ブロック111の幅d1は、第1バインディングアセンブリ11における隣接する2つの第1導電ブロック111間の中心距離c1の0.5~0.6倍である。第2導電ブロック211の幅d2は、第2バインディングアセンブリ21における隣接する2つの第2導電ブロック211間の中心距離b1の0.5~0.6倍である。
【0132】
このように設計することにより、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロック(すなわち、第1導電ブロック111と、それに接続される第2導電ブロック211)との間の接触面積を増大させるのに寄与し、よって、当該2つの導電ブロック間に電気的接続障害の問題を起こしにくくなる。
【0133】
幾つかの例では、第2導電ブロック211の幅d2は、第1導電ブロック111の幅d1の3分の2以上、且つ第1導電ブロック111の幅d1の6分の5以下である。すなわち、下記式7のようなものである。
【数8】
【0134】
このように設計することにより、第1導電ブロック111の幅d1は、第2導電ブロック211の幅d2よりも大きく、第2導電ブロック211が位置する第2回路基板2を第1回路基板1にバインディングして接続することにも有利である。
【0135】
例示的に、第1バインディングアセンブリ11における隣接する2つの第1導電ブロック111間の中心距離c1は、0.3mm~0.4mmである。第2バインディングアセンブリ21における隣接する2つの第2導電ブロック211間の中心距離b1は、0.3mm~0.4mmである。
【0136】
好ましくは、第1バインディングアセンブリ11における隣接する2つの第1導電ブロック111間の中心距離c1は、第2バインディングアセンブリ21における隣接する2つの第2導電ブロック211間の中心距離b1と等しくてもよい。このように、第1バインディングアセンブリ11が第2バインディングアセンブリ21にバインディングされた後、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロック(すなわち、第1導電ブロック111と、それに接続される第2導電ブロック211)の位置合わせが正確になり、隣接する2つのグループの接続構造にそれぞれ位置し且つ2つの回路基板上にそれぞれ位置する2つの導電ブロック間で短絡が容易に発生することを改善できる。
【0137】
幾つかの例では、前記第1導電ブロック111の幅d1は、0.18mm~0.28mmである。
【0138】
幾つかの例では、前記第2導電ブロック211の幅d2は、0.15mm~0.2mmである。
【0139】
このように、第1バインディングアセンブリ11が第2バインディングアセンブリ21にバインディングされた後、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロック(すなわち、第1導電ブロック111と、それに接続される第2導電ブロック211)の位置合わせがより正確になり、また、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロックとの間の接触面積を増大させるのに寄与し、よって、当該2つの導電ブロック間に電気的接続障害の問題を起こしにくくなる。
【0140】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21における隣接する2つの第2導電ブロック211間の中心距離の単位温度における膨張率は、第1バインディングアセンブリ11における隣接する2つの第1導電ブロック111間の中心距離の単位温度における膨張率の2~3倍である。
【0141】
なお、本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100において、第2バインディングアセンブリ21における隣接する2つの第2導電ブロック211間の中心距離の単位温度における膨張率が、第1バインディングアセンブリ11における隣接する2つの第1導電ブロック111間の中心距離の単位温度における膨張率の2~3倍である場合、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリ21における各第2導電ブロック211と、それにバインディングして接続される第1導電ブロック111との第1方向Xにおける重なり幅a1は、依然として、前記第1導電ブロック111の幅d1の3分の2以上になることが実現できる。これに基づいて、幾つかの例では、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリ21について、さらに、前記第2バインディングアセンブリの二等分面に最も近い前記第2導電ブロックと、当該第2導電ブロックにバインディングして接続される第1導電ブロックとの前記第1方向における中心位置合わせ偏差が、0.01mm以下であることを満たしてもよい。
【0142】
幾つかの実施例では、
図2を参照すると、第1バインディングアセンブリ11は、少なくとも2つの第1位置合わせ構造112をさらに含む。例示的に、少なくとも1つの第1位置合わせ構造112は、第1バインディングアセンブリ11の両端にそれぞれ設けられ、すなわち、少なくとも1つの第1位置合わせ構造112は、第1バインディングアセンブリ11に対応する複数の第1導電ブロック111の両端にそれぞれ設けられる。例えば、引き続き
図2を参照すると、上記の複数の第1導電ブロック111の両端にそれぞれ1つの第1位置合わせ構造112が設けられる。第1回路基板1に第1仮想バインディングアセンブリ12がさらに設けられる場合、上記の複数の第1導電ブロック111は、1つの第1位置合わせ構造112によって1つの仮想バインディングアセンブリ12から間隔を空けて配置される。
【0143】
図3を参照すると、第2バインディングアセンブリ21は、少なくとも2つの第2位置合わせ構造212をさらに含む。選択的に、第2位置合わせ構造212の形状及び数量は、いずれも第1位置合わせ構造112の形状及び数量に対応する。隣接する2つの第1位置合わせ構造112(例えば、第1バインディングアセンブリ11の両端に位置する第1位置合わせ構造112)間の距離は、対応する隣接する2つの第2位置合わせ構造212間の距離よりも小さい。
【0144】
幾つかの例では、引き続き
図3を参照すると、第2位置合わせ構造212は正方形構造である。第2位置合わせ構造212は十字構造または円形構造などであってもよいが、これに限定されない。
【0145】
第1バインディングアセンブリ11の両端にはそれぞれ第1位置合わせ構造112が設けられ、当該第1バインディングアセンブリ11に対応する第2バインディングアセンブリ21の両端にもそれぞれ第2位置合わせ構造212が設けられる場合、第1バインディングアセンブリ11と第2バインディングアセンブリ21とをバインディングする過程において、CCD(Charge-coupled Device、電荷結合素子)カメラなどの撮像装置を用いて、上記の隣接する2つの第2位置合わせ構造212及び上記の隣接する2つの第1位置合わせ構造112の位置を撮影し、隣接する2つの第2位置合わせ構造212の位置と隣接する2つの第1位置合わせ構造112の位置とを1対1対応で位置合わせする(例えば、第2位置合わせ構造212を、それに対応する第1位置合わせ構造112上の特徴位置に位置合わせする)。次に、第1バインディングアセンブリ11及び第2バインディングアセンブリ21を予め設定された温度まで加熱し、その後、予め設定された圧力強度で第1バインディングアセンブリ11及び第2バインディングアセンブリ21を押圧すればよい。加熱前、上記の隣接する2つの第1バインディングアセンブリ11間の距離は、隣接する2つの第2バインディングアセンブリ21間の距離と等しいが、加熱後、同じ条件下で第2バインディングアセンブリ21の膨張率が大きいため、最終的には、隣接する2つの第1位置合わせ構造112間の距離は、対応する隣接する2つの第2位置合わせ構造212間の距離よりも小さい。幾つかの他の実施例では、第1バインディングアセンブリ11及び第2バインディングアセンブリ21が予め設定されたバインディング温度まで加熱される際に、第2位置合わせ構造212を、それに対応する第1位置合わせ構造112上の特徴位置と位置合わせすることにより、最終の隣接する2つの第1位置合わせ構造112間の距離が、対応する隣接する2つの第2位置合わせ構造212間の距離と等しいか、またはほぼ等しくなるようにする。
【0146】
図7Aを参照すると、本開示の幾つかの実施例では、表示モジュール200が提供される。当該表示モジュール200は、表示パネル3と、上記実施例のいずれかに記載の少なくとも1つの回路基板アセンブリ100とを含む。回路基板アセンブリ200における全ての第2回路基板2は、表示パネル3の同一の側にバインディングされる。
【0147】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示モジュール200は、上記の回路基板アセンブリ100を含むため、上記の回路基板アセンブリ100の全ての有益な効果を有する。
【0148】
幾つかの実施例では、引き続き
図8Aを参照すると、表示パネル3は、少なくとも1つの第3バインディングアセンブリ31を含む。第3バインディングアセンブリ31は、第1方向Xに沿って間隔を空けて順に配置された複数の第3導電ブロック311を含む。
【0149】
図3を参照すると、少なくとも1つの第2回路基板2は、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリ22をさらに含む。例示的に、全ての第2回路基板2は、いずれも少なくとも1つの第4バインディングアセンブリ22を含む。
【0150】
ここで、第4バインディングアセンブリ22は、間隔を空けて順に配置された複数の第4導電ブロック221を含む。1つの第4バインディングアセンブリ22における複数の第4導電ブロック221は、1つの第3バインディングアセンブリ31における複数の第3導電ブロック311と1対1対応でバインディングして接続される。
【0151】
幾つかの例では、
図9を参照すると、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリ22における各第4導電ブロック221と、それにバインディングして接続される第3導電ブロック311との第1方向Xにおける重なり幅a2は、第3導電ブロック311の幅d3の3分の2以上であり、すなわち、下記式8のようなものである。このように設定することにより、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロック(すなわち、第4導電ブロック221と、それにバインディングして接続される第3導電ブロック311)間の接触面積を大きくすることができ、よって、当該2つの導電ブロックとの間の電気的接続障害の問題が発生しにくくなる。また、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロックの位置合わせが正確であるため、隣接する2つのグループの接続構造にそれぞれ位置し且つ2つの回路基板上にそれぞれ位置する2つの導電ブロック間で短絡が容易に発生することを改善できる。
【数9】
【0152】
幾つかの実施例では、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリ22について(例えば、全ての第4バインディングアセンブリ22について)、各々の第4バインディングアセンブリ22の二等分面に最も近い第4導電ブロック221と、当該第4導電ブロック221にバインディングして接続される第3導電ブロック311との第1方向Xにおける中心位置合わせ偏差は、0.01mm以下である。
【0153】
幾つかの例では、第2回路基板2は、少なくとも1つの第4仮想バインディングアセンブリをさらに含んでもよい。当該少なくとも1つの第4仮想バインディングアセンブリと前記少なくとも1つの第4バインディングアセンブリ22との間の配置方式は、前記少なくとも1つの第2仮想バインディングアセンブリと前記少なくとも1つの第2バインディングアセンブリ21との間の配置方式を参照することができるが、ここでは繰り返さない。第4仮想バインディングアセンブリの設定について、上記の第4導電ブロック221と第3導電ブロック311との間の中心位置合わせ偏差に影響を与えない。
【0154】
幾つかの例では、第2回路基板2の膨張率は、表示パネル3の第2回路基板2に接続される一端の膨張率よりも大きい。例えば、第2回路基板2がFPCである場合、加熱後の膨張度は比較的大きい。これに基づき、第3バインディングアセンブリ31における複数の第3導電ブロック311を第4バインディングアセンブリ22における複数の第4導電ブロック221に1対1対応でバインディングして接続する前に、第4バインディングアセンブリ22における任意の隣接する2つの第4導電ブロック221間の中心距離の設計値を縮小することにより、第3バインディングアセンブリ31と第4バインディングアセンブリ22は、熱により膨張後に、第4バインディングアセンブリ22の二等分面に最も近い第4導電ブロック221と、それにバインディングして接続される第3導電ブロック311との第1方向Xにおける中心位置合わせ偏差は、0.01mm以下になることを実現できる。
【0155】
幾つかの実施例において、
図3、
図7A、及び
図8Aを参照すると、表示パネル3は、第1方向Xに沿って間隔を空けて順に配置された少なくとも2つの第3バインディングアセンブリ31を含む。第2回路基板2の数は少なくとも2つであり、各々の第2回路基板2は1つの第4バインディングアセンブリ22を含む。
【0156】
例示的に、引き続き
図7Aを参照すると、表示パネル3は、第1方向Xに沿って間隔を空けて順に配置された3つの第3バインディングアセンブリ31を含む。第2回路基板2の数は3つであり、各第2回路基板2における第4バインディングアセンブリ22は、表示パネル3上の各第3バインディングアセンブリ31と1対1に対応する。
【0157】
幾つかの実施例では、第3導電ブロック311の幅d3は、隣接する2つの第3導電ブロック311間の中心距離b2の1.1~1.3倍である。第4導電ブロック221の幅d3は、第4バインディングアセンブリ22における隣接する2つの第4導電ブロック221間の中心距離c2の0.5倍である。
【0158】
このように設計することにより、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロック(すなわち、第3導電ブロック311と、それに接続される第4導電ブロック221)間の接触面積を増大させるのに寄与し、よって、当該2つの導電ブロックとの間に電気的接続障害の問題を起こしにくくなる。
【0159】
例示的に、第3バインディングアセンブリ31における隣接する2つの第3導電ブロック311間の中心距離b2は、0.1mm~0.3mmである。第4バインディングアセンブリ22における隣接する2つの第4導電ブロック221間の中心距離c2は、0.1mm~0.3mmである。このように、第3バインディングアセンブリ31が第4バインディングアセンブリ22にバインディングされた後、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロック(すなわち、第3導電ブロック311と、それに接続される第4導電ブロック221)の位置合わせが正確になり、それぞれ隣接する2つのグループの接続構造に位置し、且つ2つの回路基板上にそれぞれ位置する2つの導電ブロック間で短絡が容易に発生することを改善できる。
【0160】
幾つかの例では、第3導電ブロック311の幅d3は、0.055mm~0.195mmである。
【0161】
幾つかの例では、第4導電ブロック221の幅d4は、0.05mm~0.15mmである。
【0162】
このように、第3バインディングアセンブリ31が第4バインディングアセンブリ22にバインディングされた後、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロック(すなわち、第3導電ブロック311と、それに接続される第4導電ブロック221)の位置合わせがより正確になり、また、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロックとの間の接触面積を増大させるのに寄与し、よって、当該2つの導電ブロック間に電気的接続障害の問題を起こしにくくなる。
【0163】
幾つかの実施例では、
図8Aと
図8Bを参照すると、第3バインディングアセンブリ31は、少なくとも2つの第3位置合わせ構造312をさらに含む。
図2を参照すると、第4バインディングアセンブリ22は、少なくとも2つの第4位置合わせ構造222をさらに含む。隣接する2つの第3バインディングアセンブリ31間の距離は、対応する隣接する2つの第4バインディングアセンブリ22間の距離よりも小さい。第3位置合わせ構造312及び第4位置合わせ構造222の配置方式は、第1位置合わせ構造112及び第2位置合わせ構造212の配置方式を参照することができるが、ここでは繰り返さない。第3位置合わせ構造312及び第4位置合わせ構造222の設定により、位置合わせとバインディング過程において、第3バインディングアセンブリ31及び第4バインディングアセンブリ22の位置合わせを正確にすることが実現できる。
【0164】
図7Bを参照し、且つ
図2~
図4と組み合わせて、本開示の幾つかの実施例では、さらに、表示モジュール200’が提供される。当該表示モジュール200’は、表示パネル3と、表示パネル3の一方側に位置して表示パネル3にバインディングされる回路基板アセンブリ100とを含む。
【0165】
回路基板アセンブリ100は、第1回路基板1と、複数の第2回路基板2とを含む。ここで、第1回路基板1の膨張率は、第2回路基板2の膨張率よりも小さい。
【0166】
第1回路基板1は、複数の第1バインディングアセンブリ11を含む。第1バインディングアセンブリ11は、第1方向Xに沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロック111を含む。
【0167】
各々の第2回路基板2は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリ21を含む。第2バインディングアセンブリ21は、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロック211を含む。1つの第2バインディングアセンブリ21における複数の第2導電ブロック211は、1つの第1バインディングアセンブリ11における複数の第1導電ブロック111と1対1対応でバインディングして接続される。
【0168】
第2バインディングアセンブリ21における各第2導電ブロック211は、それにバインディングして接続される第1導電ブロック111と重なって設けられ、且つ第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.050%未満である。
【0169】
幾つかの例では、第2バインディングアセンブリ21における第2導電ブロック211の数Rが奇数である場合、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211は、中間位置(すなわち、(R+1)/2の位置)の第2導電ブロック211である。第2バインディングアセンブリ21における第2導電ブロック211の数Rが偶数である場合、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211は、中央の2つの第2導電ブロック211のうち、第1回路基板1の二等分面から最も離れた第2導電ブロック211である。第1回路基板1の二等分面からの距離が等しい第2導電ブロック211が、2つあれば、そのうちのいずれかの1つを選択できることが理解され得る。
【0170】
これに基づいて、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211について、その重なり状態の変化率は、例えば、次のようにして計算される。
【0171】
第2バインディングアセンブリ21における第2導電ブロック211の数Rが奇数である場合、当該第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、中間位置に位置する第2導電ブロック211における隣接する2つの第2導電ブロック211によって、計算されてもよい。そして、第2バインディングアセンブリ21における第2導電ブロック211の数Rが偶数である場合、当該第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、中央の2つの第2導電ブロック211のうち、第2バインディングアセンブリ21の二等分面に最も近い方を選択することによって、計算されてもよい。上記2つの場合の計算方法について、いずれも上記の幾つかの実施例における第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率ρの計算方法を参照することができるので、ここでは繰り返さない。
【0172】
関連技術では、第1回路基板1の単位温度における膨張率は1/437500である。第2回路基板2と第1回路基板1とをバインディングする際には、温度を常温(例えば、25℃)から予め設定された温度(例えば、250℃)まで加熱する必要がある。この時、第1回路基板1及び第2回路基板2の両方は、熱によって、膨張する。また、第1回路基板1及び第2回路基板2の膨張過程において、それぞれの二等分面の位置は変化しない。この場合、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.050%よりも大きい。その計算方法は下記式9を参照できる。
【数10】
【0173】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示モジュール200’では、複数の第2回路基板2が設けられ、且つ複数の第2回路基板2がいずれも表示パネル3にバインディングされている場合、第2バインディングアセンブリ21を第1バインディングアセンブリ11とバインディングし、第2バインディングアセンブリ21において、中間位置に位置する第2導電ブロック211の位置は変化しない。したがって、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.050%未満であり、すなわち、本開示で提供される表示モジュール200’における第1回路基板1は、予め収縮されている。このように設計することにより、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.050%未満にすることができ、よって、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とが比較的に良好な位置合わせとバインディング状態となることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【0174】
なお、幾つかの例では、理想的には、重なり状態の変化率は0であってもよく、互いにバインディングされた2つの導電ブロックが完全に重なり合わせることができる。無論、一般的には、バインディング誤差により、重なり状態の変化率は、0ではなく、例えば、上記(0,0.050%)の範囲内である。
【0175】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.039%未満である。
【0176】
第1回路基板1の材料の等級はFR-4であってもよい。第2回路基板2は、PI(Polyimide、ポリイミド)ベースと、PIベース上に配置された金属配線層とを含む。ここで、FR-4は難燃性材料グレードコードであり、樹脂材料が燃焼状態になった後に必ず自然消火できることを意味しており、材料名ではなく材料の等級であるため、一般の回路基板に使用されるFR-4等級の材料には多くの種類があるが、多くの等級はいわゆるテラファンクション(Tera-Function)のエポキシ樹脂にフィラー(Filler)とガラス繊維を加えた複合材料である。
【0177】
この時、常温(25℃)から(150℃~250℃)まで加熱した後、第1回路基板1上の第1バインディングアセンブリ11における隣接する2つの第1導電ブロック111間の膨張割合は、約0.04%であり、第2回路基板2上の第2バインディングアセンブリ21における隣接する2つの第2導電ブロック211間の膨張割合は、0.08%~0.12%である。
【0178】
上記に基づいて、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.039%よりも大きい。その計算方法は下記式10を参照できる。
【数11】
【0179】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示モジュール200’では、第1回路基板1は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.039%未満にすることができる。そのため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とは、良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0180】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.028%未満である。
【0181】
なお、幾つかの実現方法では、第2回路基板2の単位温度における膨張率は約1/218750であり、第1回路基板1の単位温度における膨張率は1/437500である。当該第2回路基板2と第1回路基板1とをバインディングする過程において、その温度を常温(例えば、25℃)から予め設定された温度(例えば、150℃)まで加熱する必要がある。この時、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.028%より大きい。その計算方法は下記式11を参照できる。
【数12】
【0182】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、第1回路基板1は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.028%未満にすることができる。そのため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とがより良好な位置合わせとバインディング状態となることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0183】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.014%未満である。
【0184】
この時、本開示で提供される表示モジュール200’における第1回路基板1は、予め収縮されていて、且つ第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.014%未満にすることができるため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とは、良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0185】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.005%未満である。
【0186】
この時、本開示で提供される表示モジュール200’における第1回路基板1は、予め収縮されていて、且つ第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.005%未満にすることができるため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とは、より良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【0187】
幾つかの実現方法では、第1回路基板1の第1方向Xに沿った寸法は、350mm以下であってもよい。例えば、250mm~300mmの範囲内である。第2回路基板2の第1方向Xに沿った寸法L1は、200mm以下、例えば、40mm~80mmの範囲内であってもよい。
【0188】
図7Bを参照し、且つ
図3と組み合わせて、第2回路基板2は、第1回路基板1にバインディングして接続される第1端T2と、表示パネル3に接続される第2端T2とを含む。
【0189】
ここで、第1回路基板1の二等分面から第1回路基板1の境界に向かう方向に沿って、全ての第2回路基板2における第1端の中点M1と第2端の中点M2との第1方向Xにおける偏差は、徐々に大きくなる。
【0190】
なお、第1端の中点M1と第2端の中点M2との第1方向Xにおける偏差は、第1方向Xにおける第1端の中点M1と第2端の中点M2との間の距離である。
【0191】
幾つかの例では、
図7Cを参照すると、第1回路基板1が1つ設けられ、第2回路基板2が4つ設けられ、且つ各々の第2回路基板2に1つの第2バインディングアセンブリ21が設けられることを一例とする。当該4つの第2回路基板2は、いずれも表示パネル3にバインディングされているので、当該4つの第2回路基板2の第2端の中点M2の位置は、いずれも変化しない。当該4つの第2バインディングアセンブリ21を第1回路基板1上の4つの第1バインディングアセンブリ11とそれぞれバインディングする過程において、全てのバインディングアセンブリ上の導電ブロックは、いずれも予め設定された温度(例えば、150℃~250℃)で位置合わせとバインディングを完了する。第1回路基板1は、予め収縮されているので、加熱後、第1バインディングアセンブリ11上の全ての第1導電ブロック111と、第2バインディングアセンブリ21上の全ての第2導電ブロック211とがそれぞれ位置合わせを完了する。バインディングが完了した後、第1回路基板1は、冷却により収縮し、この時、第1回路基板1は、それに接続される第2回路基板2を第1回路基板1の二等分面に向かって引っ張る。また、二等分面から離れるほど、第2回路基板2における第1端の中点M1の収縮が顕著になる。したがって、第1回路基板1の二等分面から第1回路基板1の境界に向かう方向に沿って、全ての第2回路基板2における第1端の中点M2と第2端の中点M1との第1方向Xにおける偏差は、徐々に大きくなる。
【0192】
幾つかの実施例では、同一の第2回路基板2において、第2端の中点M2は、第1端の中点M1よりも第1回路基板1の二等分面から離れている。
【0193】
第2回路基板2は、いずれも表示パネル3にバインディングされているので、第2回路基板2の第2端の中点は固定されている。第1回路基板1と第2回路基板2とをバインディングする過程において、第1回路基板1は、予め収縮されているので、加熱後、第1バインディングアセンブリ11上の全ての第1導電ブロック111と、第2バインディングアセンブリ21上の全ての第2導電ブロック211とがそれぞれ位置合わせを完了する。バインディングが完了した後、第1回路基板1は、冷却により収縮し、この時、第1回路基板1は、それに接続される第2回路基板2における第1端の中点を第1回路基板1の二等分面に向かって引っ張る。したがって、同一の第2回路基板2において、第1端の中点M1は、第2端の中点M2よりも第1回路基板1の二等分面に近い。このように設計することにより、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とが良好な位置合わせとバインディング状態となることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【0194】
幾つかの実施例では、全ての第2バインディングアセンブリ21において、当該第2バインディングアセンブリ21の二等分面に近い第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、変化しない。
【0195】
なお、第2バインディングアセンブリ21において、当該第2バインディングアセンブリ21の二等分面に近い第2導電ブロック211は、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211であるが、ここでは繰り返さない。
【0196】
図7Cを参照すると、第2回路基板2の数は3つ以上である。各第2回路基板2における第2バインディングアセンブリ21の二等分面の位置は、加熱中に相対的に変化せず、且つ第1回路基板1の全体は予め収縮されているため、任意の2つの第2回路基板2における第2バインディングアセンブリ21を用いて、重なり状態の変化率を測定する際に、当該第2バインディングアセンブリ21の二等分面に近い第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、いずれも同じである。無論、ここでわずかな偏差が生じる可能性もある。このようなわずかな偏差は、バインディングのエラーや、導電ブロックがバインディングアセンブリの中心に位置していないことによって、引き起こされる可能性がある。
【0197】
幾つかの例では、第1回路基板1の二等分面の両側に位置し、且つ第1回路基板1の二等分面からの距離が等しい2つの第2バインディングアセンブリ21のうち、各第2バインディングアセンブリ21の二等分面に近い第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率の絶対値は等しい。
【0198】
幾つかの実施例では、
図8Aを参照すると、表示パネル3は、少なくとも1つの第3バインディングアセンブリ31を含む。第3バインディングアセンブリ31は、上記の第1方向Xに沿って間隔を空けて順に配置された複数の第3導電ブロック311を含む。
【0199】
図3を参照すると、少なくとも1つの第2回路基板2は、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリ22をさらに含む。例示的に、全ての第2回路基板2は、いずれも少なくとも1つの第4バインディングアセンブリ22を含む。
【0200】
ここで、第4バインディングアセンブリ22は、間隔を空けて順に配置された複数の第4導電ブロック221を含む。1つの第4バインディングアセンブリ22における複数の第4導電ブロック221は、1つの第3バインディングアセンブリ31における複数の第3導電ブロック311と1対1対応でバインディングして接続される。
【0201】
図9を参照すると、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリ22における各第4導電ブロック221と、これにバインディングして接続される第3導電ブロック311との第1方向Xにおける重なり幅a2は、第3導電ブロック311の幅d3の3分の2以上であり、すなわち、下記式12のようなものである。このように設定することにより、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロック(すなわち、第4導電ブロック221と、それに接続される第3導電ブロック311)との間の接触面積を大きくすることができ、よって、当該2つの導電ブロック間に電気的接続障害の問題を起こしにくくなる。また、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロックの位置合わせが正確であるため、隣接する2つのグループの接続構造にそれぞれ位置し且つ2つの回路基板上にそれぞれ位置する2つの導電ブロック間で短絡が容易に発生することを改善できる。
【数13】
【0202】
また、第3バインディングアセンブリ31及び第4バインディングアセンブリ22は、上記の表示モジュール200で提供される方式を参照して設置することもでき、それによって実現される効果は同じであるため、ここでは繰り返さない。
【0203】
幾つかの実施例では、全ての第2回路基板2における1つ以上の第2回路基板2について、当該第2回路基板2の第2バインディングアセンブリ22における各第2導電ブロック211と、それにバインディングして接続される第1導電ブロック111との第1方向Xにおける重なり幅a1は、前記第1導電ブロック111の幅d1の3分の2以上である。
【0204】
このように設計することにより、同一のグループの接続構造において、バインディングして接続される2つの導電ブロック(すなわち、第1導電ブロック111と、それに接続される第2導電ブロック211)間の接触面積が比較的に大きいので、当該2つの導電ブロックとの間に、電気的接続障害の問題が容易に発生しない。また、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロックの位置合わせが正確であるため、隣接する2つのグループの接続構造にそれぞれ位置し且つ2つの回路基板上にそれぞれ位置する2つの導電ブロック間で短絡が容易に発生することを改善できる。
【0205】
幾つかの実施例では、回路基板アセンブリ100が少なくとも1つの第2回路基板2を含み、当該少なくとも1つの第2回路基板が少なくとも2つの第2バインディングアセンブリ21を含み、且つ1つの第1回路基板1が第1方向Xに沿って間隔を空けて順に配置された少なくとも2つの第1バインディングアセンブリ11を含む場合、少なくとも2つの第2バインディングアセンブリ21における各第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は等しい。すなわち、本開示で提供される回路基板アセンブリ100における第1回路基板1及び全ての第2回路基板2は、予め収縮されている。このように、各第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を等しくすることができ、この時、各第2バインディングアセンブリ21における各々の第2導電ブロック211と第1導電ブロック111との重なりの変化傾向が同じであるので、第2バインディングアセンブリ21と第1バインディングアセンブリ11とのバインディング歩留まりを制御し、回路基板アセンブリ100の製造歩留まりを向上させることに有利である。
【0206】
幾つかの実施例では、
図1と
図2を参照すると、第1回路基板1は、少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリ12をさらに含む。当該少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリ12と前記少なくとも1つの第1バインディングアセンブリ11は、前記第1方向Xにおいて並列に配置される。少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリ12と少なくとも1つの第1バインディングアセンブリ11は、前記第1方向Xに沿って、第1回路基板1の一方側から第1回路基板1の他方側まで、交互に配置される。前記第1仮想バインディングアセンブリ12は、前記第1方向Xに沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1仮想導電ブロック122を含む。
【0207】
このように設計することにより、第1回路基板1上に区間を分けて第1バインディングアセンブリ11を設けることによって引き起こしたバインディング不良を改善することができ、第2バインディングアセンブリ21が第1バインディングアセンブリ11にバインディングされた後、各グループの接続構造の圧力が均一になり、接続が確実になり、電気信号の伝送がより安定する。
【0208】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の二等分面に最も近い第2導電ブロック211と、当該第2導電ブロック211にバインディングして接続される第1導電ブロック111との第1方向Xにおける中心位置合わせ偏差は、0.01mm以下である。
【0209】
幾つかの実施例では、
図4Aを参照すると、第1導電ブロック111の幅d1は、第1バインディングアセンブリ11における隣接する2つの第1導電ブロック111間の中心距離c1の0.5~0.6倍である。第2導電ブロック211の幅d2は、第2バインディングアセンブリ21における隣接する2つの第2導電ブロック211間の中心距離b1の0.5~0.6倍である。
【0210】
このように設計することにより、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロック(すなわち、第1導電ブロック111と、それに接続される第2導電ブロック211)間の接触面積を増大させるのに寄与し、よって、当該2つの導電ブロックとの間に電気的接続障害の問題を起こしにくくなる。
【0211】
幾つかの例では、第2導電ブロック211の幅d2は、第1導電ブロック111の幅d1の3分の2以上、且つ第1導電ブロック111の幅d1の6分の5以下である。すなわち、下記式13のようなものである。
【数14】
【0212】
このように設計することにより、第1導電ブロック111の幅d1は、第2導電ブロック211の幅d2よりも大きく、第2導電ブロック211が位置する第2回路基板2を第1回路基板1にバインディングして接続することにも有利である。
【0213】
例示的に、第1バインディングアセンブリ11における隣接する2つの第1導電ブロック111間の中心距離c1は、0.3mm~0.4mmである。第2バインディングアセンブリ21における隣接する2つの第2導電ブロック211間の中心距離b1は、0.3mm~0.4mmである。
【0214】
好ましくは、第1バインディングアセンブリ11における隣接する2つの第1導電ブロック111間の中心距離c1は、第2バインディングアセンブリ21における隣接する2つの第2導電ブロック211間の中心距離b1と等しくてもよい。このように、第1バインディングアセンブリ11が第2バインディングアセンブリ21にバインディングされた後、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロック(すなわち、第1導電ブロック111と、それに接続される第2導電ブロック211)の位置合わせが正確になり、隣接する2つのグループの接続構造にそれぞれ位置し且つ2つの回路基板上にそれぞれ位置する2つの導電ブロック間で短絡が容易に発生することを改善できる。
【0215】
幾つかの例では、前記第1導電ブロック111の幅d1は、0.18mm~0.28mmである。
【0216】
幾つかの例では、前記第2導電ブロック211の幅d2は、0.15mm~0.2mmである。
【0217】
このように、第1バインディングアセンブリ11が第2バインディングアセンブリ21にバインディングされた後、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロック(すなわち、第1導電ブロック111と、それに接続される第2導電ブロック211)の位置合わせがより正確になり、また、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロック間の接触面積を増大させるのに寄与し、よって、当該2つの導電ブロック間に電気的接続障害の問題を起こしにくくなる。
【0218】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21における隣接する2つの第2導電ブロック211間の中心距離の単位温度における膨張率は、第1バインディングアセンブリ11における隣接する2つの第1導電ブロック111間の中心距離の単位温度における膨張率の2~3倍である。
【0219】
幾つかの実施例では、
図2を参照すると、第1バインディングアセンブリ11は、少なくとも2つの第1位置合わせ構造112をさらに含む。
図3を参照すると、第2バインディングアセンブリ21は、少なくとも2つの第2位置合わせ構造212をさらに含む。1つの第1位置合わせ構造112は、1つの第2位置合わせ構造212と協働する。選択的に、第2位置合わせ構造212の形状及び数量は、いずれも第1位置合わせ構造112の形状及び数量に対応する。
【0220】
図10を参照すると、本開示の幾つかの実施例では、表示設備300が提供される。当該表示設備300は、上記実施例のいずれかに記載の表示モジュール200を含む。
【0221】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示設備300は、上記の表示モジュール200を含むため、上記の表示モジュール200の全ての有益な効果を有する。
【0222】
例えば、表示モジュール200は回路基板アセンブリ100を含む。当該回路基板アセンブリ100は、第1回路基板1と少なくとも1つの第2回路基板2を含む。第1回路基板1の膨張率は、第2回路基板2の膨張率よりも小さい。ここで、第1回路基板1は、少なくとも1つの第1バインディングアセンブリ11を含む。第1バインディングアセンブリ11は、第1方向Xに沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロック111を含む。
図3を参照すると、第2回路基板2は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリ21を含む。第2バインディングアセンブリ21は、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロック211を含む。1つの第2バインディングアセンブリ21における複数の第2導電ブロック211は、1つの第1バインディングアセンブリ11における複数の第1導電ブロック111と1対1対応でバインディングして接続される。
【0223】
同一の第2バインディングアセンブリ21において、各第2導電ブロック211は、それにバインディングして接続される第1導電ブロック111と重なって設けられ、且つ当該第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.102%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0224】
上記の回路基板アセンブリ100では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.102%未満である。すなわち、本開示で提供される回路基板アセンブリ100における第2バインディングアセンブリ21は、予め収縮されていて、つまり、本開示で提供される回路基板アセンブリ100における第2バインディングアセンブリ21及び第1バインディングアセンブリ11は、いずれも予め収縮されている。このように設計することにより、第2バインディングアセンブリの第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.102%未満にすることができ、よって、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも比較的に良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【0225】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.059%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0226】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されていて、且つ第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.059%未満にすることができるため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0227】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.039%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0228】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されていて、且つ第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.039%未満にすることができるため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0229】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.028%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0230】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.028%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【0231】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.014%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0232】
この時、本開示で提供される回路基板アセンブリ100は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.014%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【0233】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.005%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0234】
この時、本開示で提供される回路基板アセンブリ100は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.005%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【0235】
引き続き
図10を参照すると、本開示の幾つかの実施例では、表示設備300’が提供される。当該表示設備300’は、上記いずれかの実施例で説明した表示モジュール200’を含む。
【0236】
表示モジュール200’において、含まれる回路基板アセンブリ100は、第1回路基板1と複数の第2回路基板2とを含む。ここで、第1回路基板1の膨張率は、第2回路基板2の膨張率よりも小さい。
【0237】
第1回路基板1は複数の第1バインディングアセンブリ11を含む。第1バインディングアセンブリ11は、第1方向Xに沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロック111を含む。
【0238】
各々の第2回路基板2は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリ21を含む。第2バインディングアセンブリ21は、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロック211を含む。1つの第2バインディングアセンブリ21における複数の第2導電ブロック211は、1つの第1バインディングアセンブリ11における複数の第1導電ブロック111と1対1対応でバインディングして接続される。
【0239】
第2バインディングアセンブリ21における各第2導電ブロック211は、それにバインディングして接続される第1導電ブロック111と重なって設けられ、且つ第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.050%未満である。
【0240】
この例では、複数の第2回路基板2が設けられ、且つ複数の第2回路基板2がいずれも表示パネル3にバインディングされている場合、第2バインディングアセンブリ21を第1バインディングアセンブリ11にバインディングし、第2バインディングアセンブリ21において、中間位置に位置する第2導電ブロック211の位置は変化しない。したがって、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.050%未満であり、すなわち、本開示で提供される表示モジュール200’における第1回路基板1は、予め収縮されている。このように設計することにより、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.050%未満にすることができ、よって、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とが比較的に良好な位置合わせとバインディング状態となることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【0241】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.039%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0242】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示モジュール200’では、第1回路基板1は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.039%未満にすることができる。そのため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とは、良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0243】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.028%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0244】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、第1回路基板1は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.028%未満にすることができる。そのため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とがより良好な位置合わせとバインディング状態となることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0245】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.014%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0246】
この時、本開示で提供される表示モジュール200’における第1回路基板1は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.014%未満にすることができる。そのため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とは、良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0247】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.005%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0248】
この時、本開示で提供される表示モジュール200’における第1回路基板1は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.005%未満にすることができる。そのため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とは、より良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【0249】
幾つかの実施例では、同一の第2バインディングアセンブリ21において、各第2導電ブロック211は、それにバインディングして接続される第1導電ブロック111と重なって設けられ、且つ当該第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.102%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0250】
上記の回路基板アセンブリ100では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.102%未満である。すなわち、本開示で提供される回路基板アセンブリ100における第2バインディングアセンブリ21は、予め収縮されていて、つまり、本開示で提供される回路基板アセンブリ100における第2バインディングアセンブリ21と第1バインディングアセンブリ11は、いずれも予め収縮されている。このように設計することにより、第2バインディングアセンブリの第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.102%未満にすることができ、よって、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも比較的に良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【0251】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.059%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0252】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.059%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0253】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.039%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0254】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.039%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれもより良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0255】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.028%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0256】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されているため、且つ第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.028%未満にすることができるため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【0257】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.014%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0258】
この時、本開示で提供される回路基板アセンブリ100は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.014%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【0259】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.005%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0260】
この時、本開示で提供される回路基板アセンブリ100は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.005%未満にすることができるため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【0261】
本開示の上記の幾つかの実施例で提供される表示装置300’は、上記の表示モジュール200’を含むため、上記の表示モジュール200’の全ての有益な効果を有する。
【0262】
上記の表示装置300(または表示装置300’)は、動いている(例えば、ビデオ)、又は静止している(例えば、静止画像)ことに関係なく、且つテキストや画像に関係なく表示する任意の装置であり得る。当該表示装置300(または表示装置300’)は、携帯電話、無線装置、パーソナル・データ・アシスタント(PDA)、ハンドヘルドまたはポータブル・コンピュータ、グローバルポジショニングシステム(GPS)レシーバー/ナビゲーター、カメラ、MP3プレーヤ、ビデオカメラ、ゲーム・コンソール、腕時計、時計、電卓、テレビ・モニター、フラット・パネル・ディスプレイ、コンピュータ・モニター、カーディスプレイ(例えば、速度・距離メーターディスプレイなど)、ナビゲーター、コックピットコントローラー及び/又はディスプレイ、カメラビューのディスプレイ(例えば、車両におけるリアビューカメラのディスプレイ)、電子写真、電子看板または標識、プロジェクター、建築構造、パッケージング及び美的構造体(例えば、1つの宝石の画像のディスプレイ)などであってもよい。
【0263】
図11を参照すると、本開示の幾つかの実施例では、表示モジュール200の製造方法が提供される。当該製造方法は、ステップS10~S60を含む。
【0264】
S10:第2回路基板2の単位温度における第2膨張率を取得する。
【0265】
S20:第2膨張率に基づいて、第2予め収縮率を決定し、少なくとも1つの第2回路基板2を製造し、ここで、少なくとも1つの第2回路基板2は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリ21を含み、第2バインディングアセンブリ21は、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロック211を含む。
【0266】
当該ステップにおいて、第2予め収縮率は、第2回路基板2の単位温度における第2膨張率と温度差との積であってもよく、温度差は、予め設定された温度と常温との差である。
【0267】
予め収縮後の第2バインディングアセンブリ21の長さ=予め収縮前の第2バインディングアセンブリ21の長さ×(1-第2予め収縮率)。
【0268】
S30:第1回路基板1を提供する。第1回路基板1は少なくとも1つの第1バインディングアセンブリ11を含み、第1バインディングアセンブリ11は、第1方向Xに沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロック111を含む。
【0269】
S40:第1バインディングアセンブリ11を第2バインディングアセンブリ21と位置合わせする。
【0270】
S50:第1バインディングアセンブリ11と第2バインディングアセンブリ21との間に導電性接着剤を設ける。
【0271】
S60:第1バインディングアセンブリ11と第2バインディングアセンブリ21とを予め設定された温度まで加熱した後、予め設定された圧力強度で第1バインディングアセンブリ11と第2バインディングアセンブリ21とを押圧することにより、1つの第2バインディングアセンブリ21における複数の第2導電ブロック211を1つの第1バインディングアセンブリ11における複数の第1導電ブロック111と1対1対応でバインディングして接続される。ここで、同一の第2バインディングアセンブリ21において、各第2導電ブロック211は、それにバインディングして接続される第1導電ブロック111と重なって設けられ、且つ第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.102%未満である。
【0272】
上記の本開示の幾つかの実施例で提供される製造方法により製造される表示モジュール200では、バインディングアセンブリ21は、予め収縮されている(例えば、1つの第1回路基板と1つの第2回路基板とを含み、且つ第1回路基板の二等分面が第2回路基板の二等分面と重なり合う場合、第2回路基板における少なくとも膨張率が大きい方の第2バインディングアセンブリ21は、予め収縮されている。また例えば、1つの第1回路基板と少なくとも2つの第2回路基板を含み、且つ少なくとも1つの第2回路基板の二等分面が第1回路基板の二等分面と重なり合わない場合、当該少なくとも1つの第2回路基板における各第2バインディングアセンブリ21と第1回路基板上の第1バインディングアセンブリ11は、いずれも予め収縮されている)ため、第2バインディングアセンブリの第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.102%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも比較的に良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては第1回路基板1と第2回路基板2との間のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【0273】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.059%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0274】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.059%未満にすることができる。そのため、各グループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0275】
幾つかの実施例では、S30における第1回路基板1を提供するステップは、S301~S302を含む。
【0276】
S301:第1回路基板1の単位温度における第1膨張率を取得する。
【0277】
S302:第1膨張率に基づいて第1予め収縮率を決定することにより、第1回路基板1を製造する。
【0278】
当該ステップにおいて、第1予め収縮率は、第1回路基板1の単位温度における第1膨張率と温度差との積であってもよく、温度差は、予め設定された温度と常温との差である。
【0279】
予め収縮後の第1バインディングアセンブリ11の長さ=予め収縮前の第1バインディングアセンブリ11の長さ×(1-第1予め収縮率)。
【0280】
当該実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.039%未満である。
【0281】
第1回路基板の材料の等級はFR-4であってもよい。第2回路基板は、PI(Polyimide、ポリイミド)ベースと、PIベース上に配置された金属配線層とを含む。ここで、FR-4は難燃性材料グレードコードであり、樹脂材料が燃焼状態になった後に必ず自然消火できることを意味しており、材料名ではなく材料の等級であるため、一般の回路基板に使用されるFR-4等級の材料には多くの種類があるが、多くの等級はいわゆるテラファンクション(Tera-Function)のエポキシ樹脂にフィラー(Filler)とガラス繊維を加えた複合材料である。
【0282】
この時、常温(25℃)から(150℃~250℃)まで加熱した後、第1回路基板1上の第1バインディングアセンブリ11における隣接する2つの第1導電ブロック111間の膨張割合は、約0.04%であり、第2回路基板2上の第2バインディングアセンブリ21における隣接する2つの第2導電ブロック211間の膨張割合は、0.08%~0.12%である。
【0283】
上記の例に基づいて、上記の膨張割合をそれぞれ温度変化量(例えば、175℃)で除算すると、第1回路基板1の単位温度における膨張率は1/437500となり、第2回路基板2の単位温度における膨張率は1/218750となり得る。
【0284】
以上のことから、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.039%よりも大きいことが分かる。その計算方法は下記式14を参照できる。
【数15】
【0285】
本開示の幾つかの実施例で製造される表示モジュール200では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.039%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれもより良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては第1回路基板1と第2回路基板2との間のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0286】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.028%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0287】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.028%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【0288】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.014%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0289】
この時、本開示で提供される回路基板アセンブリ100は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.014%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【0290】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.005%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0291】
この時、本開示で提供される回路基板アセンブリ100は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.005%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【0292】
幾つかの実施例では、S40における第1バインディングアセンブリ11を第2バインディングアセンブリ21と位置合わせするステップは、S401を含む。
【0293】
S401:第2バインディングアセンブリ21の二等分面を第1バインディングアセンブリ11の二等分面と位置合わせする。
【0294】
このように、中心位置合わせにより、第2バインディングアセンブリ21における各第2導電ブロック211と、第1バインディングアセンブリ11における各第1導電ブロック111との間の位置合わせを良好に行うことが実現でき、よって、第1回路基板1と第2回路基板2との間のバインディング歩留まりを確保することに有利である。
【0295】
幾つかの実施例では、第1バインディングアセンブリ11は、少なくとも2つの第1位置合わせ構造112をさらに含む。第2バインディングアセンブリ21は、少なくとも2つの第2位置合わせ構造212をさらに含む。
【0296】
これに基づいて、上記S40における第1バインディングアセンブリ11を第2バインディングアセンブリ21と位置合わせするステップは、S402を含む。
【0297】
S402:第2バインディングアセンブリ21における少なくとも2つの第2位置合わせ構造212を、それぞれ第1バインディングアセンブリ11における少なくとも2つの第1位置合わせ構造112と位置合わせする。
【0298】
このように、位置合わせマークを用いて位置合わせを行うことにより、第2バインディングアセンブリ21における各第2導電ブロック211と、第1バインディングアセンブリ11における各第1導電ブロック111との間の位置合わせを良好に行うことができるので、第1回路基板1と第2回路基板2との間のバインディング歩留まりを確保することに有利である。
【0299】
幾つかの実施例では、上記の予め設定された圧力強度は0.1MPa~0.4MPaである。これにより、良好な押圧効果が実現できるので、バインディング歩留まりの向上に寄与する。
【0300】
図12を参照すると、本開示の幾つかの実施例では、表示モジュール200’の製造方法が提供される。当該製造方法は、ステップS10’~S60’を含む。
【0301】
S10’:第1回路基板1の単位温度における第1膨張率を取得する。
【0302】
S20’:第1膨張率に基づいて、第1予め収縮率を決定することにより、第1回路基板1を製造する。ここで、第1回路基板1は少なくとも1つの第1バインディングアセンブリ11を含み、第1バインディングアセンブリ11は第1方向Xに沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロック111を含む。
【0303】
当該ステップにおいて、第1予め収縮率は、第1回路基板1の単位温度における第1膨張率と温度差との積であってもよく、温度差は、予め設定された温度と常温との差である。
【0304】
予め収縮後の第1バインディングアセンブリ11の長さ=予め収縮前の第1バインディングアセンブリ11の長さ×(1-第1予め収縮率)。
【0305】
S30’:少なくとも1つの第2回路基板2を提供する。少なくとも1つの第2回路基板2は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリ21を含み、第2バインディングアセンブリ21は、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロック211を含む。
【0306】
S40’:第1バインディングアセンブリ11を第2バインディングアセンブリ21と位置合わせする。
【0307】
S50’:第1バインディングアセンブリ11と第2バインディングアセンブリ21との間に導電性接着剤を設ける。
【0308】
S60’:第1バインディングアセンブリ11と第2バインディングアセンブリ21を予め設定された温度まで加熱した後、予め設定された圧力強度で第1バインディングアセンブリ11と第2バインディングアセンブリ21を押圧することにより、1つの第2バインディングアセンブリ21における複数の第2導電ブロック211を1つの第1バインディングアセンブリ11における複数の第1導電ブロック111と1対1対応でバインディングして接続される。ここで、同一の第2バインディングアセンブリ21において、各第2導電ブロック211は、それにバインディングして接続される第1導電ブロック111と重なって設けられ、且つ第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.050%未満である。
【0309】
本開示の幾つかの実施例で提供される製造方法により製造される表示モジュール200’では、第1回路基板1は予め収縮されている。このように設計することにより、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.050%未満にすることができ、よって、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とが比較的に良好な位置合わせとバインディング状態となることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【0310】
幾つかの実施例では、前記予め設定された圧力強度は0.1MPa~0.4MPaである。これにより、良好な押圧効果が実現できるので、第1バインディングアセンブリ11と第2バインディングアセンブリ21とのバインディング歩留まりを向上させることに寄与する。
【0311】
幾つかの実施例において、少なくとも1つの第2回路基板2は少なくとも1つの第4バインディングアセンブリ22を含む。第4バインディングアセンブリ22は、間隔を空けて順に配置された複数の第4導電ブロック221を含む。
【0312】
S40’における第1バインディングアセンブリ11を第2バインディングアセンブリ21と位置合わせするステップの前に、製造方法は、さらにS301’~S304’を含む。
【0313】
S311’:表示パネル3を提供する。表示パネル3は、少なくとも1つの第3バインディングアセンブリ31を含み、第3バインディングアセンブリ31は、第1方向Xに沿って間隔を空けて配置された複数の第3導電ブロック311を含む。
【0314】
S312’:第3バインディングアセンブリ31を第4バインディングアセンブリ22と位置合わせする。
【0315】
S313’:第3バインディングアセンブリ31と第4バインディングアセンブリ22との間に導電性接着剤を設ける。
【0316】
S314’:第3バインディングアセンブリ31と第4バインディングアセンブリ22を予め設定された温度まで加熱した後、予め設定された圧力で第3バインディングアセンブリ31と第4バインディングアセンブリ22とを押圧するこれにより、1つの第4バインディングアセンブリ22における複数の第4導電ブロック221が、1つの第3バインディングアセンブリ31における複数の第3導電ブロック311と1対1対応でバインディングして接続される。ここで、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリ22における各第4導電ブロック221と、それにバインディングして接続される第3導電ブロック311との第1方向Xにおける重なり幅は、第3導電ブロック31の幅の3分の2以上である。
【0317】
このように設定することにより、バインディングと位置合わせの後の第3導電ブロック311と第4導電ブロック221との第1方向Xにおける重なり幅が、前記第3導電ブロック311の幅の3分の2以上であることをより確実に保証することができ、よって、2つの導電ブロック間に、電気的接続障害の問題が容易に発生しない。また、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロックの位置合わせが正確であるため、隣接する2つのグループの接続構造にそれぞれ位置し且つ2つの回路基板上にそれぞれ位置する2つの導電ブロック間で短絡が容易に発生することを改善できる。
【0318】
以上により、本開示の幾つかの実施例で提供される製造方法により製造される表示モジュール200’では、複数の第2回路基板2が設けられ、且つ複数の第2回路基板2がいずれも表示パネル3にバインディングされている。この時、第2バインディングアセンブリ21を第1バインディングアセンブリ11とバインディングし、第2バインディングアセンブリ21において、中間位置に位置する第2導電ブロック211の位置は変化しない。したがって、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.050%未満であり、すなわち、本開示で提供される表示モジュール200’における第1回路基板1は、予め収縮されている。このように設計することにより、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.050%未満にすることができ、よって、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とが比較的に良好な位置合わせとバインディング状態となることができ、ひいては第1回路基板1と第2回路基板2との間のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【0319】
幾つかの実施例では、予め設定された温度は150℃~250℃であり、予め設定された圧力は20N~40Nである。これにより、良好な押圧効果が実現できるので、第3バインディングアセンブリ31と第4バインディングアセンブリ22とのバインディング歩留まりの向上に寄与する。
【0320】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.039%未満である。
【0321】
本開示の幾つかの実施例で提供される製造方法により製造される表示モジュール200’では、第1回路基板1は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.039%未満にすることができる。そのため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とは、良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては第1回路基板1と第2回路基板2との間のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0322】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.028%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0323】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、第1回路基板1は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.028%未満にすることができる。そのため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とがより良好な位置合わせとバインディング状態となることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0324】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.014%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0325】
この時、本開示で提供される表示モジュール200’における第1回路基板1は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.014%未満にすることができる。そのため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とは、良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0326】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.005%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0327】
この時、本開示で提供される表示モジュール200’における第1回路基板1は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.005%未満にすることができる。そのため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とは、より良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【0328】
幾つかの実施例では、S30’における少なくとも1つの第2回路基板2を提供するステップは、S301’~S302’を含む。
【0329】
S301’:第2回路基板2の単位温度における第2膨張率を取得する。
【0330】
S302’:第2膨張率に基づいて、第2予め収縮率を決定することにより、少なくとも1つの第2回路基板2を製造する。
【0331】
当該ステップにおいて、第2予め収縮率は、第2回路基板2の単位温度における第2膨張率と温度差との積であってもよく、温度差は、予め設定された温度と常温との差である。
【0332】
予め収縮後の第2バインディングアセンブリ21の長さ=予め収縮前の第2バインディングアセンブリ21の長さ×(1-第2予め収縮率)。
【0333】
これに基づいて、同一の第2バインディングアセンブリ21において、各第2導電ブロック211は、それにバインディングして接続される第1導電ブロック111と重なって設けられ、且つ当該第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.102%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0334】
上記の回路基板アセンブリ100では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.102%未満である。すなわち、本開示で提供される回路基板アセンブリ100における第2バインディングアセンブリ21は、予め収縮されていて、つまり、本開示で提供される回路基板アセンブリ100における第2バインディングアセンブリ21及び第1バインディングアセンブリ11は、いずれも予め収縮されている。このように設計することにより、第2バインディングアセンブリの第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.102%未満にすることができ、よって、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも比較的に良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【0335】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.059%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0336】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.059%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0337】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.039%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0338】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.039%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれもより良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【0339】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.028%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0340】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.028%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【0341】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.014%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0342】
この時、本開示で提供される回路基板アセンブリ100は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.014%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【0343】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.005%未満である。ここで、重なり状態の変化率の定義及び測定方法については、上記を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0344】
この時、本開示で提供される回路基板アセンブリ100は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.005%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【0345】
幾つかの実施例では、S40’における第1バインディングアセンブリ11を第2バインディングアセンブリ21と位置合わせするステップは、S401’を含む。
【0346】
S401’:中間位置に位置する第2バインディングアセンブリ21の二等分面を第1バインディングアセンブリ11の二等分面と位置合わせする。
【0347】
このように、中心位置合わせにより、第2バインディングアセンブリ21における各第2導電ブロック211と、第1バインディングアセンブリ11における各第1導電ブロック111との間の位置合わせを良好に行うことが実現でき、よって、第1回路基板1と第2回路基板2との間のバインディング歩留まりを確保することに有利である。
【0348】
幾つかの実施例では、第1バインディングアセンブリ11は、少なくとも2つの第1位置合わせ構造112をさらに含む。第2バインディングアセンブリ21は、少なくとも2つの第2位置合わせ構造212をさらに含む。
【0349】
これに基づいて、上記S40における第1バインディングアセンブリ11を第2バインディングアセンブリ21と位置合わせするステップは、S402’を含む。
【0350】
S402’:全ての第2位置合わせ構造212における第1方向Xに沿って最も離れた2つの第2位置合わせ構造212を、それぞれ対応する2つの第1位置合わせ構造112と位置合わせする。
【0351】
複数の第2回路基板2が、いずれも表示パネル3にバインディングされているので、複数の第2回路基板2の二等分面の相対位置は変化しない。このように、複数の第2回路基板2の最端部の位置合わせマークを用いて位置合わせを行うことにより、第2バインディングアセンブリ21における各第2導電ブロック211と、第1バインディングアセンブリ11における各第1導電ブロック111との間の位置合わせを良好に行うことができるので、第1回路基板1と第2回路基板2との間のバインディング歩留まりを確保することに有利である。
【0352】
図13を参照すると、
図13は、関連技術におけるFPCと主制御ボードがバインディングした後の構造図を示す。なお、関連技術では、FPC2’の膨張率は主制御ボード1’の膨張率よりも大きいため、FPC2’が主制御ボード1’にバインディングされた後、お互いにバインディングされる2つの導電ブロックとの間の位置ずれは、FPC2’の二等分面からFPC2’の両端に向かう方向に沿って徐々に顕著化する。
【0353】
なお、関連技術では、
図13においてお互いにバインディングされる2つの導電ブロックの位置は、通常、完全に重なるように図示される。しかしながら、本願の上記の改良がなければ、両者は実際には
図13に示すような誤差(すなわち、両者の間には比較的に明らかな位置ずれがある)を有することが理解され得る。
【0354】
したがって、本願の上記の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、第2バインディングアセンブリ21は、予め収縮されている(例えば、1つの第1回路基板と1つの第2回路基板とを含み、且つ第1回路基板の二等分面が第2回路基板の二等分面と重なり合う場合、第2回路基板における少なくとも膨張率が大きい方の第2バインディングアセンブリ21は、予め収縮されている。また例えば、1つの第1回路基板と少なくとも2つの第2回路基板を含み、且つ少なくとも1つの第2回路基板の二等分面が第1回路基板の二等分面と重なり合わない場合、当該少なくとも1つの第2回路基板における各第2バインディングアセンブリ21と第1回路基板上の第1バインディングアセンブリ11は、いずれも予め収縮されている)。このように設計することにより、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.102%未満にすることができ、よって、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも比較的に良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【0355】
また、幾つかの例では、理想的には、重なり状態の変化率は0であってもよく、お互いにバインディングされた2つの導電ブロックが完全に重なり合わせることができる。無論、一般的に、バインディング誤差の存在により、重なり状態の変化率は、0ではなく、例えば、上記(0,0.102%)の範囲内である。
【0356】
上記は、本開示の具体的な実施形態に過ぎず、本開示の保護範囲はこれに限定されず、本開示の技術的範囲内で当業者であれば容易に想到できる変更又は置換は、すべて本開示の技術的範囲内に包含するものである。従って、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲に記載された範囲を準拠するものとする。
【手続補正書】
【提出日】2024-09-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの第1バインディングアセンブリを含む第1回路基板であって、前記第1バインディングアセンブリは、第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロックを含む第1回路基板と、
少なくとも1つの第2バインディングアセンブリを含む少なくとも1つの第2回路基板であって、前記第2バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロックを含み、1つの前記第2バインディングアセンブリにおける複数の第2導電ブロックは、1つの前記第1バインディングアセンブリにおける複数の第1導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続される少なくとも1つの第2回路基板と、
を含み、
前記第1回路基板の膨張率は、前記第2回路基板の膨張率よりも小さくて、
同一の前記第2バインディングアセンブリにおいて、各第2導電ブロックは、それにバインディングして接続される第1導電ブロックと重なって設けられ、且つ前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.102%未満である、
回路基板アセンブリ。
【請求項2】
前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.059%未満である、
請求項1に記載の回路基板アセンブリ。
【請求項3】
前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.028%未満である、
請求項1に記載の回路基板アセンブリ。
【請求項4】
少なくとも1つの前記第2バインディングアセンブリにおける各第2導電ブロックと、それにバインディングして接続される第1導電ブロックとの前記第1方向における重なり幅は、前記第1導電ブロックの幅の3分の2以上である、
請求項1から請求項
3のいずれかに記載の回路基板アセンブリ。
【請求項5】
前記第1回路基板は、少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリをさらに含み、
前記少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリと前記少なくとも1つの第1バインディングアセンブリは、前記第1方向において並列に配置され、前記少なくとも1つの第1仮想バインディングアセンブリと前記少なくとも1つの第1バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って、前記第1回路基板の一方側から前記第1回路基板の他方側まで、交互に配置され、
前記第1仮想バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1仮想導電ブロックを含む、
請求項1から請求項
4のいずれかに記載の回路基板アセンブリ。
【請求項6】
前記第1バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第1導電ブロック間の中心距離は0.3mm~0.4mmであり、
前記第2バインディングアセンブリにおける隣接する2つの前記第2導電ブロック間の中心距離は0.3mm~0.4mmであ
り、
前記第1導電ブロックの幅は0.18mm~0.28mmであり、及び/又は、
前記第2導電ブロックの幅は0.15mm~0.2mmである、
請求項1から請求項
5のいずれかに記載の回路基板アセンブリ。
【請求項7】
前記第1回路基板の前記第1方向に沿った寸法は350mm以下であり、
前記第2回路基板の前記第1方向に沿った寸法は200mm以下である、
請求項1から請求項
6のいずれかに記載の回路基板アセンブリ。
【請求項8】
表示パネルと、
少なくとも1つの請求項1から請求項
7のいずれかに記載の回路基板アセンブリであって、前記回路基板アセンブリにおける全ての第2回路基板は、前記表示パネルの同一の側にバインディングされている回路基板アセンブリと、
を含
み、
前記表示パネルは、少なくとも1つの第3バインディングアセンブリを含み、前記第3バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第3導電ブロックを含み、
前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリをさらに含み、前記第4バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第4導電ブロックを含み、1つの前記第4バインディングアセンブリにおける複数の第4導電ブロックは、1つの前記第3バインディングアセンブリにおける複数の第3導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続され、
少なくとも1つの前記第4バインディングアセンブリにおける各第4導電ブロックと、それにバインディングして接続される第3導電ブロックとの前記第1方向における重なり幅は、前記第3導電ブロックの幅の3分の2以上である、
表示モジュール。
【請求項9】
表示パネルと、
表示パネルの一方側に位置して表示パネルにバインディングされる回路基板アセンブリと、
を含み、
前記回路基板アセンブリは、
複数の第1バインディングアセンブリを含む第1回路基板であって、前記第1バインディングアセンブリは、第1方向に沿って順に間隔を空けて配置された複数の第1導電ブロックを含む第1回路基板と、
複数の第2回路基板であって、各々の前記第2回路基板は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリを含み、前記第2バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロックを含み、1つの前記第2バインディングアセンブリにおける複数の第2導電ブロックは、1つの前記第1バインディングアセンブリにおける複数の第1導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続される複数の第2回路基板と、
を含み、
前記第1回路基板の膨張率は前記第2回路基板の膨張率よりも小さく、
同一の前記第2バインディングアセンブリにおいて、各第2導電ブロックは、それにバインディングして接続される第1導電ブロックと重なって設けられ、且つ前記第2バインディングアセンブリの中間位置に対応する第2導電ブロックの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.050%未満である、
表示モジュール。
【請求項10】
前記第2バインディングアセンブリの中間位置に対応する第2導電ブロックの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.028%未満である、
請求項
9に記載の表示モジュール。
【請求項11】
前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.102%未満である、
請求項
9又は10に記載の表示モジュール。
【請求項12】
前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.028%未満である、
請求項
9又は10に記載の表示モジュール。
【請求項13】
前記第2回路基板は、
第1回路基板にバインディングして接続された第1端と、
表示パネルに接続された第2端と
を含み、
前記第1回路基板の二等分面から前記第1回路基板の境界に向かう方向に沿って、全ての前記第2回路基板における前記第1端の中点と前記第2端の中点との前記第1方向における偏差は、徐々に大きくなる、
請求項
9から請求項
12のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項14】
同一の前記第2回路基板において、前記第1端の中点は、前記第2端の中点よりも前記第1回路基板の二等分面に近い、
請求項
13に記載の表示モジュール。
【請求項15】
前記表示パネルは少なくとも1つの第3バインディングアセンブリを含み、前記第3バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第3導電ブロックを含み、
前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリをさらに含み、前記第4バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第4導電ブロックを含み、1つの前記第4バインディングアセンブリにおける複数の第4導電ブロックは、1つの前記第3バインディングアセンブリにおける複数の第3導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続され、
少なくとも1つの前記第4バインディングアセンブリにおける各第4導電ブロックと、それにバインディングして接続される第3導電ブロックとの前記第1方向における重なり幅は、前記第3導電ブロックの幅の3分の2以上である、
請求項
9から請求項
14のいずれかに記載の表示モジュール。
【請求項16】
第2回路基板の単位温度における第2膨張率を取得するステップと、
前記第2膨張率に基づいて、第2予め収縮率を決定することにより、少なくとも1つの第2回路基板を製造するステップであって、前記少なくとも1つの第2回路基板は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリを含み、前記第2バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロックを含むステップと、
第1回路基板を提供するステップであって、前記第1回路基板は、少なくとも1つの第1バインディングアセンブリを含み、前記第1バインディングアセンブリは、第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロックを含むステップと、
前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップと、
前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとの間に導電性接着剤を設けるステップと、
前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとを予め設定された温度まで加熱した後、予め設定された圧力強度で前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとを押圧することにより、1つの前記第2バインディングアセンブリにおける複数の第2導電ブロックを1つの前記第1バインディングアセンブリにおける複数の第1導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続するステップであって、同一の前記第2バインディングアセンブリにおいて、各第2導電ブロックは、それにバインディングして接続される第1導電ブロックと重なって設けられ、且つ前
記第2導電ブロックの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.102%未満であるステップと、
を含む、
表示モジュールの製造方法。
【請求項17】
前記した、第1回路基板を提供するステップは、
第1回路基板の単位温度における第1膨張率を取得するステップと、
前記第1膨張率に基づいて、第1予め収縮率を決定することにより、第1回路基板を製造するステップと、
を含み、
前記第2バインディングアセンブリの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.039%未満である、
請求項
16に記載の表示モジュールの製造方法。
【請求項18】
前記した、前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップは、
前記第2バインディングアセンブリの二等分面を前記第1バインディングアセンブリの二等分面と位置合わせするステップを含む、
請求項
16又は請求項
17に記載の表示モジュールの製造方法。
【請求項19】
前記第1バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第1位置合わせ構造をさらに含み、前記第2バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第2位置合わせ構造をさらに含み、
前記した、前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップは、
前記第2バインディングアセンブリにおける少なくとも2つの第2位置合わせ構造を、それぞれ前記第1バインディングアセンブリにおける少なくとも2つの第1位置合わせ構造と位置合わせするステップを含む、
請求項
16又は請求項
17に記載の表示モジュールの製造方法。
【請求項20】
第1回路基板の単位温度における第1膨張率を取得するステップと、
前記第1膨張率に基づいて、第1予め収縮率を決定することにより、第1回路基板を製造するステップであって、前記第1回路基板は、
複数の第1バインディングアセンブリを含み、前記第1バインディングアセンブリは、第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロックを含むステップと、
複数の第2回路基板を提供するステップであって、少なくとも1つの
前記第2回路基板は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリを含み、前記第2バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロックを含むステップと、
前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップと、
前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとの間に導電性接着剤を設けるステップと、
前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとを予め設定された温度まで加熱した後、予め設定された圧力強度で前記第1バインディングアセンブリと前記第2バインディングアセンブリとを押圧することにより、1つの前記第2バインディングアセンブリにおける複数の第2導電ブロックが、1つの前記第1バインディングアセンブリにおける複数の第1導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続されるステップと、
を含み、
同一の前記第2バインディングアセンブリにおいて、各第2導電ブロックは、それにバインディングして接続される第1導電ブロックと重なって設けられ、且つ前記第2バインディングアセンブリの中間位置に対応する第2導電ブロックの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.050%未満である、
表示モジュールの製造方法。
【請求項21】
少なくとも1つの
前記第2回路基板は、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリを含み、前記第4バインディングアセンブリは、間隔を空けて順に配置された複数の第4導電ブロックを含み、
前記した、前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップの前に、前記方法は、さらに、
表示パネルを提供するステップであって、前記表示パネルは、少なくとも1つの第3バインディングアセンブリを含み、前記第3バインディングアセンブリは、前記第1方向に沿って間隔を空けて順に配置された複数の第3導電ブロックを含むステップと、
前記第3バインディングアセンブリを前記第4バインディングアセンブリと位置合わせするステップと、
前記第3バインディングアセンブリと前記第4バインディングアセンブリとの間に導電性接着剤を設けるステップと、
前記第3バインディングアセンブリと前記第4バインディングアセンブリとを予め設定された温度まで加熱した後、予め設定された圧力で前記第3バインディングアセンブリと前記第4バインディングアセンブリとを押圧することにより、1つの前記第4バインディングアセンブリにおける複数の第4導電ブロックが、1つの前記第3バインディングアセンブリにおける複数の第3導電ブロックと1対1対応でバインディングして接続されるステップであって、少なくとも1つの前記第4バインディングアセンブリにおける各第4導電ブロックと、それにバインディングして接続される第3導電ブロックとの前記第1方向における重なり幅は、前記第3導電ブロックの幅の3分の2以上であるステップと、
を含む、
請求項
20に記載の表示モジュールの製造方法。
【請求項22】
前記予め設定された温度は150℃~250℃であり、前記予め設定された圧力は20N~40Nである、
請求項
21に記載の表示モジュールの製造方法。
【請求項23】
前記した、
複数の第2回路基板を提供するステップは、
第2回路基板の単位温度における第2膨張率を取得するステップと、
前記第2膨張率に基づいて、第2予め収縮率を決定することにより、
前記複数の第2回路基板を製造するステップと、
を含み、
前記第2バインディングアセンブリの中間位置に対応する第2導電ブロックの前記第1方向における重なり状態の変化率は0.039%未満である、
請求項
21又は請求項
22に記載の表示モジュールの製造方法。
【請求項24】
前記した、前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップは、
中間位置に位置する前記第2バインディングアセンブリの二等分面を前記第1バインディングアセンブリの二等分面と位置合わせするステップを含む、
請求項
21から請求項
23のいずれかに記載の表示モジュールの製造方法。
【請求項25】
前記第1バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第1位置合わせ構造をさらに含み、前記第2バインディングアセンブリは、少なくとも2つの第2位置合わせ構造をさらに含み、
前記した、前記第1バインディングアセンブリを前記第2バインディングアセンブリと位置合わせするステップは、
全ての前記第2位置合わせ構造における前記第1方向に沿って最も離れた2つの第2位置合わせ構造を、それぞれ対応する2つの第1位置合わせ構造と位置合わせするステップを含む、
請求項
21から請求項
23のいずれかに記載の表示モジュールの製造方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0067】
なお、同一の第2バインディングアセンブリ21について、その重なり状態の変化率とは、単位長さでバインディング接続された第2導電ブロック211及び第1導電ブロック111上の同一の特徴点間の相対位置の変化量を意味する。すなわち、2つの第2導電ブロック211上の同一の位置の特徴点(すなわち、第1グループの特徴点)間の距離と、当該2つの第2導電ブロック211にそれぞれ対応する2つの第1導電ブロック111上の同一の位置の特徴点(すなわち、第2グループの特徴点)間の距離との差と、上記第1グループの特徴点間の距離の比は、当該第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0068】
図4Aに示すように、第2グループの特徴点のうち、2つの特徴点の2つの第
1導電ブロック211上における位置は、第
2グループの特徴点のうち、2つの特徴点の2つの第1導電ブロック111上における位置に対応する。例えば、第
1グループの特徴点のうち、2つの特徴点(P1、P1’)が、それぞれ2つの第2導電ブロック211の左側縁に位置する場合、第
2グループの特徴点のうち、2つの特徴点(Q1、Q1’)も、それぞれ2つの第1導電ブロック111の左側縁に位置する。ここでの「左側縁」とは、図示方向において、対応する導電性ブロックの左側の境界を指すことが理解され得る。また、上記特徴点は、第2導電ブロック211上の任意の位置にあってもよく、当該左側縁に限定されず、例えば、導電ブロックの右側縁や導電ブロックの二等分面上に位置していてもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0074】
図4Bを参照すると、2つの第2導電ブロック211上の第1グループの特徴点間の第1方向Xにおける距離が、間隔を空けて配置された複数の第2導電ブロック211(例えば、第2バインディングアセンブリ21における第2導電ブロック211の数の半分)のうちの2つの第2導電ブロック211上の第1グループの特徴点(すなわち、P1とP1’)間の第1方向Xにおける距離m4とすると、2つの第1導電ブロック111上の第2特徴点間の第1方向Xにおける距離は、間隔を空けて配置された複数の第1導電ブロック111(例えば、第
1バインディングアセンブリ
11における第
1導電ブロック
111の数の半分)のうちの2つの第1導電ブロック111上の第2グループの特徴点(すなわち、Q1とQ1’)間の第1方向Xにおける距離m3である。この時、上記2つの第2導電ブロック211に対応する第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率ρは、下記式1で求められる。このように計算すると、第1回路基板1と第2回路基板2とがバインディングして接続される過程において、一部の領域に大きな歪みや変形が生じ、実測値(重なり状態の変化率)に大きな偏差が生じる問題を回避するのに有利である。他の実施例では、例えば、測定結果をより正確にするために、より多くの導電ブロックを間隔を空けて配置することができる。また、特徴点が位置する導電ブロックの選択については、例えば、最外側の導電ブロックの大きな歪みや変形に起因する大きな測定誤差の問題を回避するために、バインディングアセンブリにおける最外側の導電ブロック以外の導電ブロックを選択することができる。
【数2】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0075】
重なり状態の変化率は、1つの第2回路基板2と1つの第1回路基板1との間のバインディング効果を反映しており、重なり状態の変化率の絶対値が小さいほど、第1回路基板1と第2回路基板2との間のバインディング効果が良好であることを示している。なお、重なり状態の変化率は、同一の回路基板2であれば、理論的には一定であるが、特徴点を選択する方式がプロセス上の理由により変動する可能性があり、例えば、2つのグループの特徴点のうちの1つのグループの特徴点に含まれる2つの特徴点の位置が、隣接または近接している場合、測定される重なり状態の変化率は、第1回路基板1と第2回路基板2とのバインディング効果を反映することができない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0076】
実際の応用では、同一の第2バインディングアセンブリ21について、一般に、第2導電ブロック211の数は15以上である。測定された重なり状態の変化率が正確であることを保証するために、第1グループの特徴点および第2グループの特徴点は、以下の方式で選択される。第1グループの特徴点として、第2バインディングアセンブリ21上の左側に近い第2導電ブロック211と、右側に近い第2導電ブロック21とを選択する。これに基づいて、第2グループの特徴点として、第1バインディングアセンブリ11上の上記2つの第2導電ブロック211にバインディングして接続される2つの第1導電ブロック111を選択する。ここで、「左側に近い第2導電ブロック211」を選択するという用語は、最も左側の第2導電ブロック211の右側から4つの第2導電ブロック211を隔てる第2導電ブロック211を選択することを意味してもよい。「右側に近い第2導電ブロック211」を選択するという用語は、最も右側の第2導電ブロック211の左側から4つの第2導電ブロック211を隔てる第2導電ブロック21を選択することを意味してもよい。このように特徴点を選択すると、境界上の導電ブロックが境界に近づきすぎると、重なり状態が急激に変化する可能性があるため、重なり状態の変化率の測定に影響を与えることを回避することができる。このように特徴点を選択すると、1つの第2バインディングアセンブリ21と1つの第1バインディングアセンブリ11とのバインディング効果を如実に反映した重なり状態変化率を得ることができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0078
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0078】
例えば、第2回路基板2の単位温度における膨張率は、3/437500であり、第1回路基板1の単位温度における膨張率は、1/437500である。
第2回路基板2が予め収縮されていない場合、当該第2回路基板2と第1回路基板1とをバインディングする過程において、その温度を常温(例えば、25℃)から予め設定された温度(例えば、250℃)まで加熱する必要がある。この時、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.102
%より大きい。その計算方法は下記式2を参照できる。
【数3】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0083】
なお、幾つかの実現方法では、第2回路基板2の単位温度における膨張率は1/175000であり、第1回路基板1の単位温度における膨張率は1/437500である。
第2回路基板2が予め収縮されていない場合、当該第2回路基板2と第1回路基板1とをバインディングする過程において、その温度を常温(例えば、25℃)から予め設定された温度(例えば、250℃)まで加熱する必要がある。この時、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.059%より大きい。その計算方法は下記式3を参照できる。
【数4】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0089】
以上のことから、
第2回路基板2が予め収縮されていない場合、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.039%よりも大きいことが分かる。その計算方法は下記式4を参照できる。
【数5】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0091】
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.028%未満である。
幾つかの実現方法では、第2回路基板2の単位温度における膨張率は約1/218750であり、第1回路基板1の単位温度における膨張率は1/437500である。
第2回路基板2が予め収縮されていない場合、当該第2回路基板2と第1回路基板1とをバインディングする過程において、その温度を常温(例えば、25℃)から予め設定された温度(例えば、250℃)まで加熱する必要がある。この時、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.028%より大きい。その計算方法は下記式5を参照できる。
【数6】
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0092】
本開示の幾つかの実施例で提供される回路基板アセンブリ100では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.028%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
幾つかの実施例では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.014%未満である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0093
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0093】
この時、本開示で提供される回路基板アセンブリ100における少なくとも1つの回路基板は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.014%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0095】
この時、本開示で提供される回路基板アセンブリ100における少なくとも1つの回路基板は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.005%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0116
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0116】
このように設計することにより、第2バインディングアセンブリ21が第1バインディングアセンブリ11にバインディングされた後、各グループの接続構造の圧力が均一になり、接続が確実になり、電気信号の伝送がより安定する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0119
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0119】
なお、幾つかの例では、第2回路基板2は少なくとも1つの第2仮想バインディングアセンブリを含んでもよい。当該少なくとも1つの第2仮想バインディングアセンブリと前記少なくとも1つの第2バインディングアセンブリ21は、第1方向Xにおいて並列に配置される。少なくとも1つの第2仮想バインディングアセンブリと少なくとも1つの第2バインディングアセンブリ21は、前記第1方向Xに沿って、第2回路基板2の一方側から第2回路基板2の他方側まで、交互に配置される。例示的に、第2回路基板2は1つの第2バインディングアセンブリ21を含み、第2仮想ダミーバインディングアセンブリは1つのグループを設け、且つ第2バインディングアセンブリ21の一方側に位置する。別の例では、第2回路基板2は1つの第2バインディングアセンブリ21を含み、第2仮想バインディングアセンブリは2つのグループを設け、且つそれぞれ第2バインディングアセンブリ21の両側に位置する。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0124
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0124】
回路基板アセンブリ100が、1つの第2バインディングアセンブリ21及び1つの第1バインディングアセンブリ11のみを含み、且つ当該1つの第1バインディングアセンブリ11の二等分面と、それが位置する第1回路基板1の二等分面とが重なり合わない場合、
図5Bに示すように、第2バインディングアセンブリ21がその平面から両側に膨張し、第1バインディングアセンブリ11もその平面から両側に膨張するので、第2バインディングアセンブリ21を予め収縮し、且つ第1方向Xに沿って第1回路基板1の全体を予め収縮する(すなわち、第1回路基板1上
の第1バインディングアセンブリ11を予め収縮している)ことによって、第2バインディングアセンブリ21の二等分面に最も近い第2導電ブロック211と、当該第2バインディングアセンブリ21にバインディングして接続される第1導電ブロック111との第1方向Xにおける中心位置合わせ偏差は、0.01mm以下になることを実現できる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0142
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0142】
幾つかの実施例では、
図2を参照すると、第1バインディングアセンブリ11は、少なくとも2つの第1位置合わせ構造112をさらに含む。例示的に、少なくとも1つの第1位置合わせ構造112は、第1バインディングアセンブリ11の両端にそれぞれ設けられ、すなわち、少なくとも1つの第1位置合わせ構造112は、第1バインディングアセンブリ11に対応する複数の第1導電ブロック111の両端にそれぞれ設けられる。例えば、引き続き
図2を参照すると、上記の複数の第1導電ブロック111の両端にそれぞれ1つの第1位置合わせ構造112が設けられる。第1回路基板1に第1仮想バインディングアセンブリ12がさらに設けられる場合、上記の複数の第1導電ブロック111は、1つの第1位置合わせ構造112によって1つの
第1仮想バインディングアセンブリ12から間隔を空けて配置される。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0145
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0145】
第1バインディングアセンブリ11の両端にはそれぞれ第1位置合わせ構造112が設けられ、当該第1バインディングアセンブリ11に対応する第2バインディングアセンブリ21の両端にもそれぞれ第2位置合わせ構造212が設けられる場合、第1バインディングアセンブリ11と第2バインディングアセンブリ21とをバインディングする過程において、CCD(Charge-coupled Device、電荷結合素子)カメラなどの撮像装置を用いて、上記の隣接する2つの第2位置合わせ構造212及び上記の隣接する2つの第1位置合わせ構造112の位置を撮影し、隣接する2つの第2位置合わせ構造212の位置と隣接する2つの第1位置合わせ構造112の位置とを1対1対応で位置合わせする(例えば、第2位置合わせ構造212を、それに対応する第1位置合わせ構造112上の特徴位置に位置合わせする)。次に、第1バインディングアセンブリ11及び第2バインディングアセンブリ21を予め設定された温度まで加熱し、その後、予め設定された圧力強度で第1バインディングアセンブリ11及び第2バインディングアセンブリ21を押圧すればよい。加熱前、上記の隣接する2つの第2位置合わせ構造212間の距離は、隣接する2つの第1位置合わせ構造112間の距離と等しいが、加熱後、同じ条件下で第2バインディングアセンブリ21の膨張率が大きいため、最終的には、隣接する2つの第1位置合わせ構造112間の距離は、対応する隣接する2つの第2位置合わせ構造212間の距離よりも小さい。幾つかの他の実施例では、第1バインディングアセンブリ11及び第2バインディングアセンブリ21が予め設定されたバインディング温度まで加熱される際に、第2位置合わせ構造212を、それに対応する第1位置合わせ構造112上の特徴位置と位置合わせすることにより、最終の隣接する2つの第1位置合わせ構造112間の距離が、対応する隣接する2つの第2位置合わせ構造212間の距離と等しいか、またはほぼ等しくなるようにする。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0146
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0146】
図7Aを参照すると、本開示の幾つかの実施例では、表示モジュール200が提供される。当該表示モジュール200は、表示パネル3と、上記実施例のいずれかに記載の少なくとも1つの回路基板アセンブリ100とを含む。回路基板アセンブリ
100における全ての第2回路基板2は、表示パネル3の同一の側にバインディングされる。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0151
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0151】
幾つかの例では、
図9を参照すると、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリ22における各第4導電ブロック221と、それにバインディングして接続される第3導電ブロック311との第1方向Xにおける重なり幅a2は、第3導電ブロック311の幅d3の3分の2以上であり、すなわち、下記式8のようなものである。このように設定することにより、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロック(すなわち、第4導電ブロック221と、それにバインディングして接続される第3導電ブロック311)間の接触面積を大きくすることができ、よって、当該2つの導電ブロックとの間の電気的接続障害の問題が発生しにくくなる。また、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロックの位置合わせが正確であるため、隣接する2つのグループの接続構造にそれぞれ位置し且つ
第4バインディングアセンブリ22と第3バインディングアセンブリ31上にそれぞれ位置する2つの導電ブロック間で短絡が容易に発生することを改善できる。
【数9】
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0157
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0157】
幾つかの実施例では、第3導電ブロック311の幅d3は、第4導電ブロック221の幅d4の1.1~1.3倍である。第4導電ブロック221の幅d4は、第4バインディングアセンブリ22における隣接する2つの第4導電ブロック221間の中心距離c2の0.5倍である。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0162
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0162】
このように、第3バインディングアセンブリ31が第4バインディングアセンブリ22にバインディングされた後、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロック(すなわち、第3導電ブロック311と、それに接続される第4導電ブロック221)の位置合わせがより正確になり、また、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロックとの間の接触面積を増大させるのに寄与し、よって、当該2つの第4バインディングアセンブリ22と第3バインディングアセンブリ31間に電気的接続障害の問題を起こしにくくなる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0163
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0163】
幾つかの実施例では、
図8Aと
図8Bを参照すると、第3バインディングアセンブリ31は、少なくとも2つの第3位置合わせ構造312をさらに含む。図
3を参照すると、第4バインディングアセンブリ22は、少なくとも2つの第4位置合わせ構造222をさらに含む。隣接する2つの
第3位置合わせ構造312間の距離は、対応する隣接する2つの
第4位置合わせ構造222間の距離よりも小さい。第3位置合わせ構造312及び第4位置合わせ構造222の配置方式は、第1位置合わせ構造112及び第2位置合わせ構造212の配置方式を参照することができるが、ここでは繰り返さない。第3位置合わせ構造312及び第4位置合わせ構造222の設定により、位置合わせとバインディング過程において、第3バインディングアセンブリ31及び第4バインディングアセンブリ22の位置合わせを正確にすることが実現できる。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0168
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0168】
第2バインディングアセンブリ21における各第2導電ブロック211は、それにバインディングして接続される第1導電ブロック111と重なって設けられ、且つ第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.050%未満である。
第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率とは、単位長さを経た後、各第2バインディングアセンブリ21の中間位置に位置する第2導電ブロック211と、それにバインディング接続された第1導電ブロック111上の同一特徴点との間の相対位置変化量を意味する。前記相対位置変化量は、異なる第2バインディングアセンブリ21の中間位置の第2導電ブロック211間で比較することにより得られる。例えば、各第2バインディングモジュール21の中間位置の第2導電ブロック211と、それにバインディング接続された第1導電ブロック111上の同一位置の特徴点との相対距離差と、各第2バインディングモジュール21の中間位置間の距離とを抽出し、重なり状態の変化率を得る。例えば、各第2バインディングアセンブリ21の2つを任意に選択し、第1番目の第2バインディングアセンブリ21の中間位置に位置する第2導電ブロック211と、第2番目の第2バインディングアセンブリ21の中間位置に位置する第2導電ブロック211上の同一位置の特徴点間の第1方向Xにおける第1距離を測定し、前記第1番目の第2バインディングアセンブリ21の中間位置に位置する第2導電ブロック211にバインディング接続された第1導電ブロック111と、第2番目の第2バインディングアセンブリ21の中間位置に位置する第2導電ブロック211にバインディング接続された第1導電ブロック111上の同一特徴点間の第1方向Xにおける第2距離を測定し、第1距離と第2距離の違い、および計算に用いられる2つの第2バインディングアセンブリ21の中間位置の距離に基づいて、重なり状態の変化率を得る。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0169
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0169】
幾つかの例では、第2バインディングアセンブリ21における第2導電ブロック211の数Rが奇数である場合、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211は、中間位置(すなわち、(R+1)/2の位置)の第2導電ブロック211である。第2バインディングアセンブリ21における第2導電ブロック211の数Rが偶数である場合、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211は、中央の2つの第2導電ブロック211のうち、第1回路基板1の二等分面から最も近い第2導電ブロック211である。第1回路基板1の二等分面からの距離が等しい第2導電ブロック211が、2つあれば、そのうちのいずれかの1つを選択できることが理解され得る。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0171
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0171】
第2バインディングアセンブリ21における第2導電ブロック211の数Rが奇数である場合、当該第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、中間位置に位置する第2導電ブロック211によって、計算されてもよい。
そして、第2バインディングアセンブリ21における第2導電ブロック211の数Rが偶数である場合、当該第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、中央の2つの第2導電ブロック211のうち、第2バインディングアセンブリ21の二等分面に最も近い方を選択することによって、計算されてもよい。上記2つの場合の計算方法について、いずれも上記の幾つかの実施例における第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率ρの計算方法を参照することができるので、ここでは繰り返さない。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0178
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0178】
上記に基づいて、
第1回路基板1が予め収縮されていない場合、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.039%よりも大きい。
その計算方法は下記式10を参照できる。
【数11】
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0181
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0181】
なお、幾つかの実現方法では、第2回路基板2の単位温度における膨張率は約1/218750であり、第1回路基板1の単位温度における膨張率は1/437500である。
第1回路基板1が予め収縮されていない場合、当該第2回路基板2と第1回路基板1とをバインディングする過程において、その温度を常温(例えば、25℃)から予め設定された温度(例えば、150℃)まで加熱する必要がある。この時、第2バインディングアセンブリ21の
中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.028%より大きい。その計算方法は下記式11を参照できる。
【数12】
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0182
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0182】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示モジュール200’では、第1回路基板1は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.028%未満にすることができる。そのため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とがより良好な位置合わせとバインディング状態となることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0188
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0188】
図7Bを参照し、且つ
図3と組み合わせて、第2回路基板2は、第1回路基板1にバインディングして接続される第1端T
1と、表示パネル3に接続される第2端T2とを含む。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0191
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0191】
幾つかの例では、
図7Cを参照すると、第1回路基板1が1つ設けられ、第2回路基板2が4つ設けられ、且つ各々の第2回路基板2に1つの第2バインディングアセンブリ21が設けられることを一例とする。当該4つの第2回路基板2は、いずれも表示パネル3にバインディングされているので、当該4つの第2回路基板2の第2端の中点M2の位置は、いずれも変化しない。当該4つの第2バインディングアセンブリ21を第1回路基板1上の4つの第1バインディングアセンブリ11とそれぞれバインディングする過程において、全てのバインディングアセンブリ上の導電ブロックは、いずれも予め設定された温度(例えば、150℃~250℃)で位置合わせとバインディングを完了する。第1回路基板1は、予め収縮されているので、加熱後、第1バインディングアセンブリ11上の全ての第1導電ブロック111と、第2バインディングアセンブリ21上の全ての第2導電ブロック211とがそれぞれ位置合わせを完了する。バインディングが完了した後、第1回路基板1は、冷却により収縮し、この時、第1回路基板1は、それに接続される第2回路基板2を第1回路基板1の二等分面に向かって引っ張る。また、二等分面から離れるほど、第2回路基板2における第1端の中点M1の収縮が顕著になる。したがって、第1回路基板1の二等分面から第1回路基板1の境界に向かう方向に沿って、全ての第2回路基板2における第1端の中点M
1と第2端の中点M
2との第1方向Xにおける偏差は、徐々に大きくなる。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0201
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0201】
図9を参照すると、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリ22における各第4導電ブロック221と、これにバインディングして接続される第3導電ブロック311との第1方向Xにおける重なり幅a2は、第3導電ブロック311の幅d3の3分の2以上であり、すなわち、下記式12のようなものである。このように設定することにより、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロック(すなわち、第4導電ブロック221と、それに接続される第3導電ブロック311)との間の接触面積を大きくすることができ、よって、当該2つの導電ブロック間に電気的接続障害の問題を起こしにくくなる。また、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロックの位置合わせが正確であるため、隣接する2つのグループの接続構造にそれぞれ位置し且つ2つの回路基板上にそれぞれ位置する2つの
第4バインディングアセンブリ22と第3バインディングアセンブリ31との間で短絡が容易に発生することを改善できる。
【数13】
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0203
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0203】
幾つかの実施例では、全ての第2回路基板2における1つ以上の第2回路基板2について、当該第2回路基板2の第2バインディングアセンブリ21における各第2導電ブロック211と、それにバインディングして接続される第1導電ブロック111との第1方向Xにおける重なり幅a1は、前記第1導電ブロック111の幅d1の3分の2以上である。
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0205
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0205】
幾つかの実施例では、回路基板アセンブリ100が少なくとも1つの第2回路基板2を含み、当該少なくとも1つの第2回路基板が少なくとも2つの第2バインディングアセンブリ21を含み、且つ1つの第1回路基板1が第1方向Xに沿って間隔を空けて順に配置された少なくとも2つの第1バインディングアセンブリ11を含む場合、少なくとも2つの第2バインディングアセンブリ21における各第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は等しい。すなわち、本実施例で提供される回路基板アセンブリ100における第1回路基板1及び全ての第2回路基板2は、予め収縮されている。このように、各第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を等しくすることができ、この時、各第2バインディングアセンブリ21における各々の第2導電ブロック211と第1導電ブロック111との重なりの変化傾向が同じであるので、第2バインディングアセンブリ21と第1バインディングアセンブリ11とのバインディング歩留まりを制御し、回路基板アセンブリ100の製造歩留まりを向上させることに有利である。
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0224
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0224】
上記の回路基板アセンブリ100では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.102%未満である。すなわち、本開示で提供される回路基板アセンブリ100における第2バインディングアセンブリ21は、予め収縮されていて、つまり、本開示で提供される表示設備300における第2バインディングアセンブリ21及び第1バインディングアセンブリ11のうちの少なくとも1つは、予め収縮されている。このように設計することにより、第2バインディングアセンブリの第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.102%未満にすることができ、よって、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも比較的に良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【手続補正36】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0226
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0226】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示設備300では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されていて、且つ第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.059%未満にすることができるため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【手続補正37】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0228
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0228】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示設備300では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されていて、且つ第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.039%未満にすることができるため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【手続補正38】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0230
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0230】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示設備300では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.028%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【手続補正39】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0232
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0232】
この時、本開示で提供される表示設備300における回路基板アセンブリ100における少なくとも1つの回路基板は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.014%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【手続補正40】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0234
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0234】
この時、本開示で提供される表示設備300における回路基板アセンブリ100における少なくとも1つの回路基板は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.005%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【手続補正41】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0240
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0240】
この例では、複数の第2回路基板2が設けられ、且つ複数の第2回路基板2がいずれも表示パネル3にバインディングされている場合、第2バインディングアセンブリ21を第1バインディングアセンブリ11にバインディングし、第2バインディングアセンブリ21において、中間位置に位置する第2導電ブロック211の位置は変化しない。したがって、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.050%未満であり、すなわち表示モジュール200’における第1回路基板1は、予め収縮されている。
このように設計することにより、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.050%未満にすることができ、よって、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とが比較的に良好な位置合わせとバインディング状態となることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【手続補正42】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0242
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0242】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示設備300では、第1回路基板1は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.039%未満にすることができる。そのため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とは、良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【手続補正43】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0244
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0244】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示設備300では、第1回路基板1は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.028%未満にすることができる。そのため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とがより良好な位置合わせとバインディング状態となることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【手続補正44】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0246
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0246】
この時、本開示で提供される表示設備300における第1回路基板1は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.014%未満にすることができる。そのため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とは、良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【手続補正45】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0248
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0248】
この時、本開示で提供される表示設備300における第1回路基板1は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.005%未満にすることができる。そのため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とは、より良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【手続補正46】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0250
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0250】
上記の表示設備300の回路基板アセンブリ100では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.102%未満である。例えば、本開示で提供される回路基板アセンブリ100における第2バインディングアセンブリ21と第1バインディングアセンブリ11は、いずれも予め収縮されている。このように設計することにより、第2バインディングアセンブリの第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.102%未満にすることができ、よって、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも比較的に良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【手続補正47】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0252
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0252】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示設備300では、第2バインディングアセンブリ21及び第1バインディングアセンブリ11はいずれも予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.059%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【手続補正48】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0254
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0254】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示設備300では、第2バインディングアセンブリ21及び第1バインディングアセンブリ11はいずれも予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.039%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれもより良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【手続補正49】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0256
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0256】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示設備300では、第2バインディングアセンブリ21及び第1バインディングアセンブリ11はいずれも予め収縮されているため、且つ第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.028%未満にすることができるため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【手続補正50】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0258
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0258】
この時、本開示で提供される表示設備300の回路基板アセンブリ100は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.014%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【手続補正51】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0260
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0260】
この時、本開示で提供される表示設備300の回路基板アセンブリ100は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.005%未満にすることができるため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【手続補正52】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0267
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0267】
第1方向Xにおいて、予め収縮後の第2バインディングアセンブリ21の長さ=予め収縮前の第2バインディングアセンブリ21の長さ×(1-第2予め収縮率)。
【手続補正53】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0271
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0271】
S60:第1バインディングアセンブリ11と第2バインディングアセンブリ21とを予め設定された温度まで加熱した後、予め設定された圧力強度で第1バインディングアセンブリ11と第2バインディングアセンブリ21とを押圧することにより、1つの第2バインディングアセンブリ21における複数の第2導電ブロック211を1つの第1バインディングアセンブリ11における複数の第1導電ブロック111と1対1対応でバインディングして接続される。ここで、同一の第2バインディングアセンブリ21において、各第2導電ブロック211は、それにバインディングして接続される第1導電ブロック111と重なって設けられ、且つ第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.102%未満である。
【手続補正54】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0272
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0272】
上記の本開示の幾つかの実施例で提供される製造方法により製造される表示モジュール200では、第2バインディングアセンブリ21は、予め収縮されている(例えば、1つの第1回路基板と1つの第2回路基板とを含み、且つ第1回路基板の二等分面が第2回路基板の二等分面と重なり合う場合、第2回路基板における少なくとも膨張率が大きい方の第2バインディングアセンブリ21は、予め収縮されている。また例えば、1つの第1回路基板と少なくとも2つの第2回路基板を含み、且つ少なくとも1つの第2回路基板の二等分面が第1回路基板の二等分面と重なり合わない場合、当該少なくとも1つの第2回路基板における各第2バインディングアセンブリ21と第1回路基板上の第1バインディングアセンブリ11は、いずれも予め収縮されている)ため、第2バインディングアセンブリの第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.102%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも比較的に良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては第1回路基板1と第2回路基板2との間のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【手続補正55】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0274
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0274】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示モジュール200では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.059%未満にすることができる。そのため、各グループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【手続補正56】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0279
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0279】
第1方向Xにおいて、予め収縮後の第1バインディングアセンブリ11の長さ=予め収縮前の第1バインディングアセンブリ11の長さ×(1-第1予め収縮率)。
【手続補正57】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0287
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0287】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示モジュール200では、少なくとも1つの回路基板は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.028%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【手続補正58】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0291
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0291】
この時、本開示で提供される表示モジュール200の回路基板アセンブリ100における少なくとも1つの回路基板は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.005%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【手続補正59】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0302
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0302】
S20’:第1膨張率に基づいて、第1予め収縮率を決定することにより、第1回路基板1を製造する。ここで、第1回路基板1は複数の第1バインディングアセンブリ11を含み、第1バインディングアセンブリ11は第1方向Xに沿って間隔を空けて順に配置された複数の第1導電ブロック111を含む。
【手続補正60】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0304
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0304】
第1方向Xにおいて、予め収縮後の第1バインディングアセンブリ11の長さ=予め収縮前の第1バインディングアセンブリ11の長さ×(1-第1予め収縮率)。
【手続補正61】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0305
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0305】
S30’:複数の第2回路基板2を提供する。少なくとも1つの第2回路基板2は、少なくとも1つの第2バインディングアセンブリ21を含み、第2バインディングアセンブリ21は、間隔を空けて順に配置された複数の第2導電ブロック211を含む。
【手続補正62】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0309
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0309】
本開示の幾つかの実施例で提供される製造方法により製造される表示モジュール200’では、第1回路基板1は予め収縮されている。このように設計することにより、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.050%未満にすることができ、よって、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とが比較的に良好な位置合わせとバインディング状態となることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【手続補正63】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0316
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0316】
S314’:第3バインディングアセンブリ31と第4バインディングアセンブリ22を予め設定された温度まで加熱した後、予め設定された圧力で第3バインディングアセンブリ31と第4バインディングアセンブリ22とを押圧するこれにより、1つの第4バインディングアセンブリ22における複数の第4導電ブロック221が、1つの第3バインディングアセンブリ31における複数の第3導電ブロック311と1対1対応でバインディングして接続される。ここで、少なくとも1つの第4バインディングアセンブリ22における各第4導電ブロック221と、それにバインディングして接続される第3導電ブロック311との第1方向Xにおける重なり幅は、第3導電ブロック311の幅の3分の2以上である。
【手続補正64】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0317
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0317】
このように設定することにより、バインディングと位置合わせの後の第3導電ブロック311と第4導電ブロック221との第1方向Xにおける重なり幅が、前記第3導電ブロック311の幅の3分の2以上であることをより確実に保証することができ、よって、2つの導電ブロック間に、電気的接続障害の問題が容易に発生しない。また、同一のグループの接続構造における2つの導電ブロックの位置合わせが正確であるため、隣接する2つのグループの接続構造にそれぞれ位置し且つ第4バインディングアセンブリ22と第3バインディングアセンブリ31上にそれぞれ位置する2つの導電ブロック間で短絡が容易に発生することを改善できる。
【手続補正65】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0318
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0318】
以上により、本開示の幾つかの実施例で提供される製造方法により製造される表示モジュール200’では、複数の第2回路基板2が設けられ、且つ複数の第2回路基板2がいずれも表示パネル3にバインディングされている。この時、第2バインディングアセンブリ21を第1バインディングアセンブリ11とバインディングし、第2バインディングアセンブリ21において、中間位置に位置する第2導電ブロック211の位置は変化しない。したがって、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は、0.050%未満であり、すなわち、表示モジュール200’における第1回路基板1は、予め収縮されている。このように設計することにより、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.050%未満にすることができ、よって、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とが比較的に良好な位置合わせとバインディング状態となることができ、ひいては第1回路基板1と第2回路基板2との間のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【手続補正66】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0323
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0323】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示モジュール200’では、第1回路基板1は予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.028%未満にすることができる。そのため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とがより良好な位置合わせとバインディング状態となることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【手続補正67】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0327
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0327】
この時、表示モジュール200’における第1回路基板1は、予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.005%未満にすることができる。そのため、第2バインディングアセンブリ21の中間位置に対応する第2導電ブロック211と、それに対応する第1導電ブロック111とは、より良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【手続補正68】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0328
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0328】
幾つかの実施例では、S30’における複数の第2回路基板2を提供するステップは、S301’~S302’を含む。
【手続補正69】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0330
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0330】
S302’:第2膨張率に基づいて、第2予め収縮率を決定することにより、複数の第2回路基板2を製造する。
【手続補正70】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0332
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0332】
第1方向Xにおいて、予め収縮後の第2バインディングアセンブリ21の長さ=予め収縮前の第2バインディングアセンブリ21の長さ×(1-第2予め収縮率)。
【手続補正71】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0334
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0334】
上記の表示モジュール200’では、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率は0.102%未満である。例えば、表示モジュール200’の第2バインディングアセンブリ21及び第1バインディングアセンブリ11は、いずれも予め収縮されている。このように設計することにより、第2バインディングアセンブリの第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.102%未満にすることができ、よって、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも比較的に良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【手続補正72】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0336
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0336】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示モジュール200’では、例えば、表示モジュール200’の第2バインディングアセンブリ21及び第1バインディングアセンブリ11は、いずれも予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.059%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【手続補正73】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0338
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0338】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示モジュール200’では、例えば、表示モジュール200’の第2バインディングアセンブリ21及び第1バインディングアセンブリ11は、いずれも予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.039%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれもより良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをさらに向上させることができる。
【手続補正74】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0340
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0340】
本開示の幾つかの実施例で提供される表示モジュール200’では、例えば、表示モジュール200’の第2バインディングアセンブリ21及び第1バインディングアセンブリ11は、いずれも予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.028%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【手続補正75】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0342
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0342】
例えば、、本開示で提供される表示モジュール200’における回路基板アセンブリ100における第2バインディングアセンブリ21及び第1バインディングアセンブリ11は、いずれも予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.014%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【手続補正76】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0344
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0344】
例えば、本開示で提供される表示モジュール200’における回路基板アセンブリ100における第2バインディングアセンブリ21及び第1バインディングアセンブリ11は、いずれも予め収縮されているため、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.005%未満にすることができる。そのため、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりをより効果的に向上させることができる。
【手続補正77】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0354
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0354】
したがって、本願の上記の幾つかの実施例で提供される表示モジュール200’では、第2バインディングアセンブリ21は、予め収縮されている(例えば、1つの第1回路基板と1つの第2回路基板とを含み、且つ第1回路基板の二等分面が第2回路基板の二等分面と重なり合う場合、第2回路基板における少なくとも膨張率が大きい方の第2バインディングアセンブリ21は、予め収縮されている。また例えば、1つの第1回路基板と少なくとも2つの第2回路基板を含み、且つ少なくとも1つの第2回路基板の二等分面が第1回路基板の二等分面と重なり合わない場合、当該少なくとも1つの第2回路基板における各第2バインディングアセンブリ21と第1回路基板上の第1バインディングアセンブリ11は、いずれも予め収縮されている)。このように設計することにより、第2バインディングアセンブリ21の第1方向Xにおける重なり状態の変化率を0.102%未満にすることができ、よって、各々のグループの接続構造における2つの導電ブロックは、いずれも比較的に良好な位置合わせとバインディング状態になることができ、ひいては回路基板アセンブリ100のバインディング歩留まりを向上させることができる。
【国際調査報告】