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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-26
(54)【発明の名称】通信方法、及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20230101AFI20240918BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20240918BHJP
   H04W 4/48 20180101ALI20240918BHJP
【FI】
H04W72/04
H04W72/23
H04W4/48
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024513719
(86)(22)【出願日】2022-08-19
(85)【翻訳文提出日】2024-04-10
(86)【国際出願番号】 CN2022113700
(87)【国際公開番号】W WO2023030052
(87)【国際公開日】2023-03-09
(31)【優先権主張番号】202111023885.3
(32)【優先日】2021-09-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100132481
【弁理士】
【氏名又は名称】赤澤 克豪
(74)【代理人】
【識別番号】100115635
【弁理士】
【氏名又は名称】窪田 郁大
(72)【発明者】
【氏名】高 磊
(72)【発明者】
【氏名】全 超
(72)【発明者】
【氏名】程 型清
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD24
(57)【要約】
この出願は、通信方法、及び装置を開示する。方法は、第1のノードが、少なくとも1つのブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のメッセージを送信することであって、第1のメッセージは、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す、ことと、第1のノードが、第1のリソース上で第2のメッセージを送信することであって、第2のメッセージは、第2のリソースを示し、第2のリソースは、要求メッセージを搬送するために利用される少なくとも1つの第3のリソースを含む、ことと、第2のノードが、第1のメッセージ及び第2のメッセージを第1のノードから受信し、少なくとも1つの第3のリソースから第3のリソースを選択し、第3のリソースに基づいて要求メッセージを送信することと、第1のノードが、少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出することとを含む。この出願において、第2のメッセージは、要求メッセージを搬送するために利用される少なくとも1つのリソースを示し、それにより、複数のノードがリソースを選択することができる。このようにして、ディスカバリ/接続のためのリソースをフレキシブルに構成することができ、異なる同時並行シナリオにおけるノードの待ち遅延を効果的に低減することができ、通信効率が改善される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、前記方法は、
少なくとも1つのブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のメッセージを送信するステップであって、前記第1のメッセージは、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す、ステップと、
前記第1のリソース上で第2のメッセージを送信するステップであって、前記第2のメッセージは、第2のリソースを示し、前記第2のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースを含む、ステップと、
前記少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出するステップであって、前記要求メッセージは、ディスカバリ要求メッセージ及び/又はアクセス要求メッセージを含む、ステップと
を含む、通信方法。
【請求項2】
前記第2のメッセージは、前記第2のリソースに含まれる第3のリソースの数量を示す情報を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースをさらに含み、前記少なくとも1つの第4のリソースは、少なくとも1つの応答メッセージを搬送するために利用され、前記少なくとも1つの応答メッセージは、前記少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2のリソースは、伝送機会グループであり、前記伝送機会グループは、少なくとも1つの伝送機会を含み、各伝送機会は、第3のリソースを含む、
請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のメッセージは、前記少なくとも1つの第3のリソースの開始時点、又は、前記少なくとも1つの伝送機会の開始時点をさらに示す、
請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記第2のメッセージは、以下の情報、即ち、
前記伝送機会グループの時間長についての情報、
前記伝送機会グループの開始時点についての情報、
前記伝送機会グループ内の伝送機会の数量についての情報、
前記伝送機会グループ内の少なくとも2つの隣接する伝送機会の開始時点の間のインターバルについての情報、
前記伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点についての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースの周波数ホッピングチャネルについての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースのホッピング周波数についての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースの帯域幅についての情報、
周波数ホッピングランダムシード、
利用可能な周波数ホッピングチャネルについての情報、及び
クロックパラメータ情報
のうちの1つ又は複数のタイプをさらに含む、
請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記伝送機会グループ内の各伝送機会は、前記第4のリソースを含む、
請求項3~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出する前記ステップは、
第1の伝送機会における第3のリソース上の第1の要求メッセージを受信するステップを含み、
前記方法は、
前記第1の伝送機会における第4のリソース上で第1の応答メッセージを送信するステップであって、前記第1の応答メッセージは、前記第1の要求メッセージの受信を示す、ステップをさらに含む、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つの第3のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースに対応し、前記少なくとも1つの第4のリソースは、少なくとも1つの応答メッセージを搬送するために利用され、前記少なくとも1つの応答メッセージは、前記少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つの第3のリソースが、前記少なくとも1つの第4のリソースと一対一に対応する、又は、前記少なくとも1つの第4のリソース内にあり、かつ複数の第3のリソースに対応する1つの第4のリソースが存在する、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出する前記ステップは、
第3のリソース上で第1の要求メッセージを受信するステップを含み、
前記方法は、
前記第3のリソースに対応する第4のリソース上で第1の応答メッセージを送信するステップであって、前記第1の応答メッセージは、前記第1の要求メッセージの受信を示す、ステップをさらに含む、
請求項9又は10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の要求メッセージは、第1のデバイスの識別子を含み、前記第1の要求メッセージは、前記第1のデバイスからのものであり、前記第1の応答メッセージは、前記第1のデバイスの前記識別子を含む、
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第2のメッセージは、前記少なくとも1つの第4のリソースをさらに示す、
請求項3~12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記第2のメッセージは、以下のこと、即ち、
少なくとも1つの第3のリソースが、ディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されること、
少なくとも1つの第3のリソースが、アクセス要求メッセージを検出するために利用されること、又は
前記少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つが第2のノードに対応し、前記第2のメッセージが、前記第2のノードの識別子を含むこと
のうちの1つ又は複数を示す、
請求項1~13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
通信方法であって、前記方法は、
第1のブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のノードから第1のメッセージを受信するステップであって、前記第1のメッセージは、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す、ステップと、
前記第1のリソース上で第2のメッセージを受信するステップであって、前記第2のメッセージは、第2のリソースを示し、前記第2のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースを含む、ステップと、
前記少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つで第1の要求メッセージを送信するステップであって、前記第1の要求メッセージは、ディスカバリ要求メッセージ及び/又はアクセス要求メッセージを含む、ステップと
を含む、通信方法。
【請求項16】
前記第2のメッセージは、前記第2のリソースに含まれる第3のリソースの数量を示す情報を含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第2のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースをさらに含み、前記少なくとも1つの第4のリソースは、少なくとも1つの応答メッセージを搬送するために利用され、前記少なくとも1つの応答メッセージは、前記少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する、
請求項15又は16に記載の方法。
【請求項18】
前記第2のリソースは、伝送機会グループであり、前記伝送機会グループは、少なくとも1つの伝送機会を含み、各伝送機会は、第3のリソースを含む、
請求項15~17のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記第2のメッセージは、前記少なくとも1つの第3のリソースの開始時点、又は、前記少なくとも1つの伝送機会の開始時点をさらに示す、
請求項15~18のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
前記第2のメッセージは、以下の情報、即ち、
前記伝送機会グループの時間長についての情報、
前記伝送機会グループの開始時点についての情報、
前記伝送機会グループ内の伝送機会の数量についての情報、
前記伝送機会グループ内の少なくとも2つの隣接する伝送機会の開始時点の間のインターバルについての情報、
前記伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点についての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースの周波数ホッピングチャネルについての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースのホッピング周波数についての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースの帯域幅についての情報、
周波数ホッピングランダムシード、
利用可能な周波数ホッピングチャネルについての情報、及び
クロックパラメータ情報
のうちの1つ又は複数のタイプをさらに含む、
請求項15~19のいずれか1項に記載の方法。
【請求項21】
前記伝送機会グループ内の各伝送機会は、前記第4のリソースを含む、
請求項17~20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項22】
前記少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つで第1の要求メッセージを送信する前記ステップは、
第1の伝送機会における第3のリソース上で前記第1の要求メッセージを送信するステップを含む、
請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記少なくとも1つの第3のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースに対応し、前記少なくとも1つの第4のリソースは、応答メッセージを搬送するために利用され、前記応答メッセージは、前記少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する、
請求項15又は16に記載の方法。
【請求項24】
前記少なくとも1つの第3のリソースが、前記少なくとも1つの第4のリソースと一対一に対応する、又は、前記少なくとも1つの第4のリソース内にあり、かつ複数の第3のリソースに対応する1つの第4のリソースが存在する、
請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記第2のメッセージは、前記少なくとも1つの第4のリソースをさらに示す、
請求項17~24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
前記少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つで第1の要求メッセージを送信する前記ステップの後、前記方法は、
前記第1のノードからの応答メッセージを第4のリソース上で検出するステップであって、前記第4のリソースは、前記少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つに対応する、ステップをさらに含む、
請求項17~25のいずれか1項に記載の方法。
【請求項27】
前記第2のメッセージは、以下のこと、即ち、
少なくとも1つの第3のリソースが、ディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されること、
少なくとも1つの第3のリソースが、アクセス要求メッセージを検出するために利用されること、又は
前記少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つが第2のノードに対応し、前記第2のメッセージが、前記第2のノードの識別子を含むこと
のうちの1つ又は複数を示す、
請求項15~26のいずれか1項に記載の方法。
【請求項28】
通信装置であって、前記装置は、
少なくとも1つのブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のメッセージを送信することであって、前記第1のメッセージは、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す、ことを行うように構成された送信ユニットであって、
前記送信ユニットは、前記第1のリソース上で第2のメッセージを送信することであって、前記第2のメッセージは、第2のリソースを示し、前記第2のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースを含む、ことを行うようにさらに構成される、送信ユニットと、
前記少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出することであって、前記要求メッセージは、ディスカバリ要求メッセージ及び/又はアクセス要求メッセージを含む、ことを行うように構成された処理ユニット及び/又は受信ユニットと
を含む、通信装置。
【請求項29】
通信装置であって、前記装置は、
第1のブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のノードから第1のメッセージを受信することであって、前記第1のメッセージは、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す、ことを行うように構成された受信ユニットであって、
前記受信ユニットは、前記第1のリソース上で第2のメッセージを受信することであって、前記第2のメッセージは、第2のリソースを示し、前記第2のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースを含む、ことを行うように構成される、受信ユニットと、
前記少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つで第1の要求メッセージを送信することであって、前記第1の要求メッセージは、ディスカバリ要求メッセージ及び/又はアクセス要求メッセージを含む、ことを行うように構成された送信ユニットと
を含む、通信装置。
【請求項30】
通信システムであって、前記通信システムは、第1のノードと、第2のノードとを含み、前記第1のノードは、請求項1~14のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成され、前記第2のノードは、請求項15~27のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成される、通信システム。
【請求項31】
通信装置であって、前記装置は、少なくとも1つのプロセッサと、インターフェース回路とを含み、前記プロセッサは、命令を実行する及び/又は前記インターフェース回路を介してデータ交換を行うように構成され、それにより、前記装置は、請求項1~14又は請求項15~27のいずれか1項に記載の方法を実行する、通信装置。
【請求項32】
コンピュータ命令を含み、
前記コンピュータ命令がプロセッサ上で実行されるとき、請求項1~14のいずれか1項に記載の方法又は請求項15~27のいずれか1項に記載の方法が実施される、
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項33】
第1の装置又は第2の装置のいずれか1つを含む端末であって、前記第1の装置は、請求項28又は31に記載の装置であり、前記第2の装置は、請求項29又は31に記載の装置である、端末。
【請求項34】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品がプロセッサ上で実行されるとき、通信装置は、請求項1~14又は請求項15~27のいずれか1項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は、2021年9月1日に中国国家知的産権局に出願された、「COMMUNICATION METHOD AND APPARATUS」と題された中国特許出願第202111023885.3号の優先権を主張し、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
この出願は、通信分野に関し、特に、通信方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
無線通信技術は、インテリジェントコックピット、スマート家庭、インテリジェント交通、及びインテリジェント輸送などの分野で広く利用されている。無線通信シナリオでは、ノードが、ディスカバリ要求メッセージ及びアクセス要求メッセージを順次利用して他のノードへの通信接続を確立する必要があり、複数のノードの間で複数の通信リンクが確立された後、通信領域が形成されうる。
【0004】
ノード上でのディスカバリ/接続の同時実行性(concurrency)条件は、異なるシナリオにおいて大きく異なる。例えば、バッテリ管理システムでは、多数のノード(バッテリセル又はバッテリモジュールの通信ノード)が、初期スタートアップの際に、バッテリ管理モジュールの管理ノードへの接続を素早く確立することを期待する。この場合、ディスカバリ/接続の同時実行性は高い。しかし、通常の実行シナリオでは、少数のノードが、バッテリ管理モジュールの通信ノードへの接続を確立することを期待する。この場合、ディスカバリ/接続の同時実行性は低い。従って、ディスカバリ/接続の同時実行性が異なる様々なシナリオにおいて、ディスカバリ/接続の遅延、及びリソースの浪費をどのようにして低減するかが、解決すべき緊急の課題である。
【発明の概要】
【0005】
この出願は、ディスカバリ/接続のためのリソースをフレキシブルに構成するための通信方法及び装置を開示する。これは、ディスカバリ/接続の同時実行性が異なるシナリオにおいて、ディスカバリ/接続の遅延及びリソースの浪費を効果的に低減することができ、通信効率を改善することができる。
【0006】
第1の態様によれば、この出願は、通信方法を提供する。方法は、少なくとも1つのブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のメッセージを送信するステップであって、第1のメッセージは、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す、ステップと、第1のリソース上で第2のメッセージを送信するステップであって、第2のメッセージは、第2のリソースを示し、第2のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースを含む、ステップと、少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出するステップであって、要求メッセージは、ディスカバリ要求メッセージ及び/又はアクセス要求メッセージを含む、ステップとを含む。
【0007】
上記の方法は、第1のノードに適用されうる。第1のノードは、車両内無線通信シナリオにおけるプライマリノード、例えば、コックピット領域コントローラ(cockpit domain controller, CDC)、パッシブエントリパッシブスタート(passive entry passive start, PEPS)システム、又はモバイルフォンであってよい。第1のノードは、代替的に、ワイドエリア無線通信システムにおける基地局、又はユーザ機器(user equipment, UE)などであってよい。第1のノードは、代替的に、ローカルエリア無線通信システムにおける基地局、又はアクセスポイント(access point, AP)などであってよい。APは、無線ルータ、無線ゲートウェイ、又は無線ブリッジなどの無線APであってよい。
【0008】
第1の周波数ホッピングチャネルは、共通の周波数ホッピングチャネルであってよい。第2のメッセージは、拡張されたブロードキャストメッセージであってよい。
【0009】
具体的な実装において、要求メッセージは、それらに限定されないが、ディスカバリ要求メッセージ及び/又はアクセス要求メッセージを含む。ディスカバリ要求メッセージは、スキャン要求メッセージ、スキャンメッセージ、又はディスカバリメッセージなどと称されることもある。アクセス要求メッセージは、接続要求メッセージ、接続メッセージ、又はアクセスメッセージなどと称されることもある。
【0010】
第1のノードは、少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出しうる、ということに留意すべきである。言い換えると、各ノードは、そのノードの要求メッセージを送信するために、少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つを選択しうる。ノードは、他のノードによって選択された第3のリソースを知ることができない。従って、複数のノードは、同じ第3のリソースを選択することがある。言い換えると、同じ第3のリソース上に複数の要求メッセージが存在する。この場合、同じ第3のリソース上の複数の要求メッセージがコンフリクトする。その結果、第1のノードは、第3のリソース上の要求メッセージの1つだけを正しく受信しうるか、或いは、第3のリソース上のいずれの要求メッセージも正しく受信することができない。加えて、第3のリソースがいずれのノードによっても選択されない場合、即ち、第3のリソース上で要求メッセージを送信するノードがない場合、第1のノードは、第3のリソース上で要求メッセージを検出することはない。
【0011】
上記の方法において、第2のメッセージは、要求メッセージを搬送するために利用される少なくとも1つのリソースを示してよく、それにより、ディスカバリ/接続のためのリソースがフレキシブルに構成される。第1のノードは、現在のディスカバリ/接続の同時実行性に基づいてディスカバリ/接続のためのリソースをフレキシブルに構成し、それは、ディスカバリ/接続の遅延を低減することができる。加えて、これは、リソースの浪費をさらに低減し、通信効率を改善する。
【0012】
任意選択で、第2のメッセージは、第2のリソースに含まれる第3のリソースの数量を示す情報を含む。
【0013】
上記の実装では、第2のリソース内の第3のリソースの数量は、第2のメッセージを介して示されうる。言い換えると、第3のリソースの数量を構成することができる。第1のノードは、現在のディスカバリ/接続の同時実行性に基づいてディスカバリ/接続のためのリソースの数量をフレキシブルに構成する。現在のディスカバリ/接続の同時実行性が高い場合、ディスカバリ/接続の遅延を低減するために、より多数のリソースが構成される。現在のディスカバリ/接続の同時実行性が低い場合、リソースの浪費を低減するために、より少数のリソースが構成される。
【0014】
任意選択で、第2のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースをさらに含み、少なくとも1つの第4のリソースは、少なくとも1つの応答メッセージを搬送するために利用され、少なくとも1つの応答メッセージは、少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する。
【0015】
上記の実装では、第2のリソースが、応答メッセージを搬送する第4のリソースをさらに含むことを、拡張されたブロードキャストメッセージが示す。第1のノードが、少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを受信する場合、第1のノードは、第4のリソース上で応答メッセージを送信しうる。それに対応して、要求メッセージを送信するノードは、第4のリソース上で、対応する応答メッセージの結果を検出して、要求メッセージが第1のノードによって受信されているかどうかを決定する。
【0016】
任意選択で、第2のリソースは、伝送機会グループであり、伝送機会グループは、少なくとも1つの伝送機会を含み、各伝送機会は、第3のリソースを含む。
【0017】
伝送機会グループは、伝送グループ又は伝送リソースグループと称されることもある。代替的に、伝送グループは、イベントなどと称されることがある。伝送機会グループは、連続する時間領域リソースのセグメント(又は、時間領域で連続するリソースのセグメント)である。
【0018】
伝送機会グループは、少なくとも1つの伝送機会を含む。伝送機会は、簡潔に伝送と称されることがあり、通信ノードの間の情報伝送のための機会を提供するために利用される。伝送機会は、代替的に、サブイベントと称されることがある。1つの伝送機会は、1つのメッセージ(1つの要求メッセージなど)又は複数の関連メッセージ(1つの要求メッセージ及び1つの応答メッセージなど)を伝送するためのリソースを含む。
【0019】
1つの伝送機会グループ内の異なる伝送機会の伝送パターンは同じである。2つの異なる伝送機会の伝送パターンが同じであることは、2つの伝送機会において、メッセージを伝送するように構成されるリソースの数量が同じであることでありうる。各伝送機会が複数のリソースを含むケースにおいて、伝送機会におけるリソースの機能は異なりうるが、2つの伝送機会における同じ機能を持つリソースは同じ順序で配置される。例えば、2つの伝送機会のそれぞれにおける第1のリソースは、要求メッセージを受信するために第1のノードによって利用される、構成されたリソースであり、2つの伝送機会のそれぞれにおける第2のリソースは、要求メッセージに対応する応答メッセージを送信するために第1のノードによって利用される、構成されたリソースである。メッセージを伝送するために利用されるものであり、かつ、同じ伝送パターンを持つ2つの異なる伝送機会内の、対応する順序にあるリソースの時間長は同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、2つの伝送機会内の第1のリソースの長さは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
【0020】
第2のリソースが伝送機会グループであるとき、伝送機会グループ内の伝送機会の数量は、第2のリソース内の第3のリソースの数量に等しい、ということが理解されうる。
【0021】
任意選択で、第2のメッセージは、少なくとも1つの第3のリソースの開始時点、又は、少なくとも1つの伝送機会の開始時点をさらに示す。
【0022】
上記の実装では、第1のノードが、少なくとも1つの第3のリソースの開始時点又は少なくとも1つの伝送機会の開始時点に基づいて、各第3のリソースにおいて又は各伝送機会において要求メッセージを検出する。
【0023】
例えば、第2のメッセージは、少なくとも1つの第3のリソースのそれぞれの開始時点を含んでもよいし、第2のメッセージは、少なくとも1つの伝送機会のそれぞれの開始時点を含んでもよい。
【0024】
具体的な実装において、少なくとも1つの第3のリソースの開始時点又は少なくとも1つの伝送機会の開始時点は、代替的に、標準プロトコルによって事前定義されてもよい。
【0025】
他の具体的な実装において、少なくとも1つの第3のリソースの開始時点又は少なくとも1つの伝送機会の開始時点は、代替的に、標準プロトコルによって事前定義された情報、及び、第2のメッセージによって示された関連情報を参照して決定されてもよい。例えば、標準プロトコルが、伝送機会グループ内の任意の2つの伝送機会の間のインターバルを定義する、ということが仮定される。その後、伝送機会グループ内の各伝送機会の開始時点は、伝送機会グループの開始時点についてものであり、かつ第2のメッセージによって示される情報、又は、伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点についてのものであり、かつ第2のメッセージによって示される情報を参照して取得されうる。
【0026】
任意選択で、第2のメッセージは、以下の情報、即ち、伝送機会グループの時間長についての情報、伝送機会グループの開始時点についての情報、伝送機会グループ内の伝送機会の数量についての情報、伝送機会グループ内の少なくとも2つの隣接する伝送機会の開始時点の間のインターバルについての情報、伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点についての情報、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースの周波数ホッピングチャネルについての情報、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースのホッピング周波数についての情報、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースの帯域幅についての情報、周波数ホッピングランダムシード、利用可能な周波数ホッピングチャネルについての情報、及びクロックパラメータ情報のうちの1つ又は複数のタイプをさらに含む。
【0027】
第2のメッセージは、伝送機会グループの開始時点についての情報を示す。このようにすると、第1のノードは、よりフレキシブルにリソースを構成し、ディスカバリ/接続及び他のサービスを実施して、よりフレキシブルに時間領域リソースを多重化しうる。さらに、第1のノードは、ノードの処理遅延に基づいて適切なインターバルを設定し、異なる処理能力を有するデバイスに適応しうる。
【0028】
伝送機会グループ内の少なくとも2つの隣接する伝送機会の開始時点の間のインターバルが知られているとき、各伝送機会の開始時点は、伝送機会グループの開始時点についての情報又は伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点についての情報を参照して決定されうる。
【0029】
伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースの周波数ホッピングチャネルについての情報又は、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースの周波数ホッピングチャネルを示す。伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースのホッピング周波数についての情報は、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースのホッピング周波数を示す。伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースのホッピング周波数は、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースの周波数ホッピングチャネルの中心周波数である。伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースの帯域幅についての情報は、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースの帯域幅を示す。伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)の周波数ホッピングチャネル、ホッピング周波数、又は帯域幅は、第2のメッセージに対応する、第1の周波数ホッピングチャネル、ホッピング周波数、又は帯域幅と同じである、ということが仮定される。同じホッピング周波数の干渉条件は、短期間では類似している。従って、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースの周波数ホッピングチャネル、ホッピング周波数、及び/又は帯域幅が変更されない場合、要求メッセージの伝送信頼性を改善することができる。伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースの周波数ホッピングチャネル、ホッピング周波数、及び/又は帯域幅が第2のメッセージに基づいて変更される場合、周波数ホッピングチャネル、ホッピング周波数、及び/又は帯域幅を、よりフレキシブルに利用することができる。加えて、これは、同じ周波数ホッピングチャネルが、過度に長期間占有されることを防止する。
【0030】
周波数ホッピングチャネルは、周波数ホッピングランダムシード及びクロックパラメータ情報に基づいて決定される。周波数ホッピングランダムシードは、異なるデバイス(又は、ノード)の間、又は、異なるリンクの間での周波数ホッピングのランダム化を可能にしうる。これは、異なるデバイス又は異なるリンクが、同じ周波数ホッピング方式でメッセージを伝送することを防止する、即ち、同じ周波数ホッピングチャネルが頻繁に選択されることを防止する。従って、深刻な相互干渉が回避される。
【0031】
クロックパラメータ情報は、第2のメッセージの開始時点に対応するクロックパラメータ、伝送機会グループの開始時点に対応するクロックパラメータ、又は伝送機会の開始時点に対応するクロックパラメータである。クロックパラメータ情報は、時点が属するスロット、サブフレーム、又はフレームなどの時間リソースユニットの番号などを含む。
【0032】
任意選択で、伝送機会グループ内の各伝送機会は、第4のリソースを含む。
【0033】
上記の実装では、伝送機会は、第3のリソースと第4のリソースとを含む。このようにして、第1のノードと、要求メッセージを送信する第2のノードとの間のインタラクションの期間が最小化されうる。従って、第2のノードは、インタラクションが実行されないときに低電力状態に入りうる。これは、第2のノードがエネルギーを節約するのを助ける。
【0034】
任意選択で、少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出するステップは、第1の伝送機会における第3のリソース上の第1の要求メッセージを受信するステップを含む。方法は、第1の伝送機会における第4のリソース上で第1の応答メッセージを送信するステップであって、第1の応答メッセージは、第1の要求メッセージの受信を示す、ステップをさらに含む。
【0035】
上記の実装では、第1のノードが第1の応答メッセージを送信して、第1の要求メッセージが受信されていることを第2のノードに通知する。第1の要求メッセージを送信した後、第2のノードは、同じ伝送機会における第4のリソース上で第1の応答メッセージを受信することによって、第1の要求メッセージが第1のノードによって受信されていると決定する。このようにして、第1のノードと、要求メッセージを送信する第2のノードとの間のインタラクションの期間が最小化される。従って、第2のノードは、インタラクションが実行されないときに低電力状態に入りうる。これは、第2のノードがエネルギーを節約するのを助ける。
【0036】
任意選択で、第1の要求メッセージは、第1のデバイスの識別子を含み、第1の要求メッセージは、第1のデバイスからのものであり、第1の応答メッセージは、第1のデバイスの識別子を含む。
【0037】
上記の実装では、第1の要求メッセージ及び第1の応答メッセージの両方が、第1のデバイスの識別子を含む。具体的には、第1のノードは、第1の要求メッセージを通じて第1のデバイスの識別子を取得し、第1のデバイスの識別子を含む第1の応答メッセージを送信して、第1の要求メッセージが受信されていることを第1のデバイスに通知する。それに対応して、第1のデバイスは、第1のデバイスの識別子を含む第1の要求メッセージを第1のノードに送信し、第1のノードによって送信された第1の応答メッセージを受信する。第1のデバイスは、第1の応答メッセージを通じて第1のデバイスの識別子を取得する。従って、第1のデバイスは、第1の要求メッセージが第1のノードによって受信されていると決定する。
【0038】
任意選択で、少なくとも1つの第3のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースに対応し、少なくとも1つの第4のリソースは、少なくとも1つの応答メッセージを搬送するために利用され、少なくとも1つの応答メッセージは、少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する。
【0039】
少なくとも1つの第4のリソースは、全ての第3のリソースの後ろに配置されてよく、それにより、要求メッセージと応答メッセージとの間に大きなインターバルが存在する。これは、長い処理遅延を有するノードの利用要件に適合し、そのノードによって実施されることを容易にする。
【0040】
任意選択で、少なくとも1つの第3のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースと一対一に対応する、又は、少なくとも1つの第4のリソース内にあり、かつ複数の第3のリソースに対応する1つの第4のリソースが存在する。
【0041】
少なくとも1つの第3のリソースが、少なくとも1つの第4のリソースと一対一に対応することは、少なくとも1つの第3のリソースが、時間シーケンスにおいて少なくとも1つの第4のリソースと一対一に対応することであってよい。
【0042】
加えて、1つの第4のリソースは、複数の第3のリソースに対応する。言い換えると、1つの応答メッセージは、複数の要求メッセージに対応する。これは、応答メッセージのオーバーヘッドを低減し、リソース利用率を改善する助けとなる。
【0043】
任意選択で、少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出するステップは、第3のリソース上で第1の要求メッセージを受信するステップを含む。方法は、第3のリソースに対応する第4のリソース上で第1の応答メッセージを送信するステップであって、第1の応答メッセージは、第1の要求メッセージの受信を示す、ステップをさらに含む。
【0044】
任意選択で、第2のメッセージは、少なくとも1つの第4のリソースをさらに示す。
【0045】
第1のノードは、リソースをよりフレキシブルに構成し、ディスカバリ/接続及び他のサービスを実施して、時間領域リソースをよりフレキシブルに多重化しうる。さらに、第1のノードは、ノードの処理遅延に基づいて、第3のリソースと第4のリソースとの間の適切な最小インターバルを設定し、異なる処理能力を有するデバイスに適応しうる。
【0046】
任意選択で、第2のメッセージは、以下のこと、即ち、少なくとも1つの第3のリソースが、ディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されること、少なくとも1つの第3のリソースが、アクセス要求メッセージを検出するために利用されること、又は少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つが第2のノードに対応し、第2のメッセージが、第2のノードの識別子を含むこと、のうちの1つ又は複数を示す。
【0047】
上記の実装では、異なるリソースの目的又は機能を区別することができる。この場合、ノードが、複数の第3のリソースのうちの1つを選択して要求メッセージを送信するときのコンフリクトを低減することができる。加えて、第3のリソースを利用して要求メッセージを送信するノードが特定され、他のノードがそのリソースを利用することを防止しうる。従って、コンフリクトが回避される。
【0048】
第2の態様によれば、この出願は、通信方法を提供する。方法は、第1のブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のノードから第1のメッセージを受信するステップであって、第1のメッセージは、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す、ステップと、第1のリソース上で第2のメッセージを受信するステップであって、第2のメッセージは、第2のリソースを示し、第2のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースを含む、ステップと、少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つで第1の要求メッセージを送信するステップであって、第1の要求メッセージは、ディスカバリ要求メッセージ及び/又はアクセス要求メッセージを含む、ステップとを含む。
【0049】
上記の方法は、第2のノードに適用されてよく、第2のノードは、要求メッセージを第1のノードに送信する必要がある。第2のノードは、車両内無線通信シナリオにおけるプライマリノード、例えば、コックピット領域コントローラ(cockpit domain controller, CDC)、パッシブエントリパッシブスタート(passive entry passive start, PEPS)システム、又はモバイルフォンであってよい。第1のノードは、代替的に、ワイドエリア無線通信システムにおける基地局、又はユーザ機器(user equipment, UE)などであってよい。第1のノードは、代替的に、ローカルエリア無線通信システムにおける基地局、又はアクセスポイント(access point, AP)などであってよい。APは、無線ルータ、無線ゲートウェイ、又は無線ブリッジなどの無線APであってよい。
【0050】
第1の周波数ホッピングチャネルは、共通の周波数ホッピングチャネルであってよい。第2のメッセージは、拡張されたブロードキャストメッセージであってよい。
【0051】
具体的な実装において、第1の要求メッセージは、第2のノードの識別子を含む。
【0052】
上記の方法において、第2のメッセージは、要求メッセージを搬送するために利用される少なくとも1つのリソースを示しうるし、第2のノードは、第2のメッセージによって示される少なくとも1つのリソースから、要求メッセージを送信するための適切なリソースを選択しうる。これは、高同時実行性シナリオにおいて第2のノードの待ち遅延を低減し、ノード間の通信効率を改善する。
【0053】
第2の態様における第2のメッセージ、第3のリソース、及び第4のリソースなどの関連する内容の有利な効果については、第1の態様における対応する内容の有利な効果の説明を参照されたい、ということに留意すべきである。詳細については、ここでは説明されない。
【0054】
任意選択で、第2のメッセージは、第2のリソースに含まれる第3のリソースの数量を示す情報を含む。
【0055】
任意選択で、第2のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースをさらに含み、少なくとも1つの第4のリソースは、少なくとも1つの応答メッセージを搬送するために利用され、少なくとも1つの応答メッセージは、少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する。
【0056】
例えば、少なくとも1つの第3のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースと一対一に対応する。
【0057】
任意選択で、第2のリソースは、伝送機会グループであり、伝送機会グループは、少なくとも1つの伝送機会を含み、各伝送機会は、第3のリソースを含む。
【0058】
任意選択で、第2のメッセージは、少なくとも1つの第3のリソースの開始時点、又は、少なくとも1つの伝送機会の開始時点をさらに示す。
【0059】
任意選択で、第2のメッセージは、以下の情報、即ち、伝送機会グループの時間長についての情報、伝送機会グループの開始時点についての情報、伝送機会グループ内の伝送機会の数量についての情報、伝送機会グループ内の少なくとも2つの隣接する伝送機会の開始時点の間のインターバルについての情報、伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点についての情報、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースの周波数ホッピングチャネルについての情報、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースのホッピング周波数についての情報、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースの帯域幅についての情報、周波数ホッピングランダムシード、利用可能な周波数ホッピングチャネルについての情報、及びクロックパラメータ情報のうちの1つ又は複数のタイプをさらに含む。
【0060】
任意選択で、伝送機会グループ内の各伝送機会は、第4のリソースを含む。
【0061】
任意選択で、少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つで第1の要求メッセージを送信するステップは、第1の伝送機会における第3のリソース上で第1の要求メッセージを送信するステップを含む。
【0062】
任意選択で、少なくとも1つの第3のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースに対応し、少なくとも1つの第4のリソースは、応答メッセージを搬送するために利用され、応答メッセージは、少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する。
【0063】
任意選択で、少なくとも1つの第3のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースと一対一に対応する、又は、少なくとも1つの第4のリソース内にあり、かつ複数の第3のリソースに対応する1つの第4のリソースが存在する。
【0064】
任意選択で、第2のメッセージは、少なくとも1つの第4のリソースをさらに示す。
【0065】
任意選択で、少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つで第1の要求メッセージを送信するステップの後、方法は、第1のノードからの応答メッセージを第4のリソース上で検出するステップであって、第4のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つに対応する、ステップをさらに含む。
【0066】
上記の実装では、第2のノードは、第4のリソース上で応答メッセージを検出する。さらに、第2のノードは、応答メッセージに基づいて、第2のノードによって送信された要求メッセージが第1のノードによって成功裏に受信されているかどうかを決定しうる。
【0067】
任意選択で、第2のメッセージは、以下のこと、即ち、少なくとも1つの第3のリソースが、ディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されること、少なくとも1つの第3のリソースが、アクセス要求メッセージを検出するために利用されること、又は少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つが第2のノードに対応し、第2のメッセージが、第2のノードの識別子を含むこと、のうちの1つ又は複数を示す。
【0068】
第3の態様によれば、この出願は、通信装置を提供する。装置は、少なくとも1つのブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のメッセージを送信することであって、第1のメッセージは、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す、ことを行うように構成された送信ユニットであって、送信ユニットは、第1のリソース上で第2のメッセージを送信することであって、第2のメッセージは、第2のリソースを示し、第2のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースを含む、ことを行うようにさらに構成される、送信ユニットと、少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出するように構成された処理ユニット及び/又は受信ユニットとを含む。
【0069】
任意選択で、第2のメッセージは、第2のリソースに含まれる第3のリソースの数量を示す情報を含む。
【0070】
任意選択で、第2のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースをさらに含み、少なくとも1つの第4のリソースは、少なくとも1つの応答メッセージを搬送するために利用され、少なくとも1つの応答メッセージは、少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する。
【0071】
任意選択で、第2のリソースは、伝送機会グループであり、伝送機会グループは、少なくとも1つの伝送機会を含み、各伝送機会は、第3のリソースを含む。
【0072】
任意選択で、第2のメッセージは、少なくとも1つの第3のリソースの開始時点、又は、少なくとも1つの伝送機会の開始時点をさらに示す。
【0073】
任意選択で、第2のメッセージは、以下の情報、即ち、伝送機会グループの時間長についての情報、伝送機会グループの開始時点についての情報、伝送機会グループ内の伝送機会の数量についての情報、伝送機会グループ内の少なくとも2つの隣接する伝送機会の開始時点の間のインターバルについての情報、伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点についての情報、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースの周波数ホッピングチャネルについての情報、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースのホッピング周波数についての情報、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースの帯域幅についての情報、周波数ホッピングランダムシード、利用可能な周波数ホッピングチャネルについての情報、及びクロックパラメータ情報のうちの1つ又は複数のタイプをさらに含む。
【0074】
任意選択で、伝送機会グループ内の各伝送機会は、第4のリソースを含む。
【0075】
任意選択で、処理ユニット及び/又は受信ユニットは、第1の伝送機会における第3のリソース上で第1の要求メッセージを受信するように特に構成される。送信ユニットは、第1の伝送機会における第4のリソースで第1の応答メッセージを送信するようにさらに構成され、第1の応答メッセージは、第1の要求メッセージの受信を示す。
【0076】
任意選択で、第1の要求メッセージは、第1のデバイスの識別子を含み、第1の要求メッセージは、第1のデバイスからのものであり、第1の応答メッセージは、第1のデバイスの識別子を含む。
【0077】
任意選択で、少なくとも1つの第3のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースに対応し、少なくとも1つの第4のリソースは、少なくとも1つの応答メッセージを搬送するために利用され、少なくとも1つの応答メッセージは、少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する。
【0078】
任意選択で、少なくとも1つの第3のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースと一対一に対応する、又は、少なくとも1つの第4のリソース内にあり、かつ複数の第3のリソースに対応する1つの第4のリソースが存在する。
【0079】
任意選択で、処理ユニット及び/又は受信ユニットは、第3のリソース上で第1の要求メッセージを受信するように特に構成される。送信ユニットは、第3のリソースに対応する第4のリソース上で第1の応答メッセージを送信するようにさらに構成され、第1の応答メッセージは、第1の要求メッセージの受信を示す。
【0080】
任意選択で、第2のメッセージは、少なくとも1つの第4のリソースをさらに示す。
【0081】
任意選択で、第2のメッセージは、以下のこと、即ち、少なくとも1つの第3のリソースが、ディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されること、少なくとも1つの第3のリソースが、アクセス要求メッセージを検出するために利用されること、又は少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つが第2のノードに対応し、第2のメッセージが、第2のノードの識別子を含むこと、のうちの1つ又は複数を示す。
【0082】
第4の態様によれば、この出願は、通信装置を提供する。装置は、第1のブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のノードから第1のメッセージを受信することであって、第1のメッセージは、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す、ことを行うように構成された受信ユニットであって、受信ユニットは、第1のリソース上で第2のメッセージを受信することであって、第2のメッセージは、第2のリソースを示し、第2のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースを含む、ことを行うようにさらに構成される、受信ユニットと、少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つで第1の要求メッセージを送信することであって、第1の要求メッセージは、ディスカバリ要求メッセージ及び/又はアクセス要求メッセージを含む、ことを行うように構成された送信ユニットとを含む。
【0083】
任意選択で、第2のメッセージは、第2のリソースに含まれる第3のリソースの数量を示す情報を含む。
【0084】
任意選択で、第2のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースをさらに含み、第4のリソースは、応答メッセージを搬送するために利用され、応答メッセージは、少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する。
【0085】
任意選択で、第2のリソースは、伝送機会グループであり、伝送機会グループは、少なくとも1つの伝送機会を含み、各伝送機会は、第3のリソースを含む。
【0086】
任意選択で、第2のメッセージは、少なくとも1つの第3のリソースの開始時点、又は、少なくとも1つの伝送機会の開始時点をさらに示す。
【0087】
任意選択で、第2のメッセージは、以下の情報、即ち、伝送機会グループの時間長についての情報、伝送機会グループの開始時点についての情報、伝送機会グループ内の伝送機会の数量についての情報、伝送機会グループ内の少なくとも2つの隣接する伝送機会の開始時点の間のインターバルについての情報、伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点についての情報、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースの周波数ホッピングチャネルについての情報、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースのホッピング周波数についての情報、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースの帯域幅についての情報、周波数ホッピングランダムシード、利用可能な周波数ホッピングチャネルについての情報、及びクロックパラメータ情報のうちの1つ又は複数のタイプをさらに含む。
【0088】
任意選択で、伝送機会グループ内の各伝送機会は、第4のリソースを含む。
【0089】
任意選択で、送信ユニットは、第1の伝送機会における第3のリソース上で第1の要求メッセージを送信するように特に構成される。
【0090】
任意選択で、少なくとも1つの第3のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースに対応し、少なくとも1つの第4のリソースは、応答メッセージを搬送するために利用され、応答メッセージは、少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する。
【0091】
任意選択で、少なくとも1つの第3のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースと一対一に対応する、又は、少なくとも1つの第4のリソース内にあり、かつ複数の第3のリソースに対応する1つの第4のリソースが存在する。
【0092】
任意選択で、第2のメッセージは、少なくとも1つの第4のリソースをさらに示す。
【0093】
任意選択で、少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つで第1の要求メッセージが送信された後、受信ユニットは、第1のノードからの応答メッセージを第4のリソース上で検出することであって、第4のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つに対応する、ことを行うようにさらに構成される。
【0094】
任意選択で、第2のメッセージは、以下のこと、即ち、少なくとも1つの第3のリソースが、ディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されること、少なくとも1つの第3のリソースが、アクセス要求メッセージを検出するために利用されること、又は少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つが第2のノードに対応し、第2のメッセージが、第2のノードの識別子を含むこと、のうちの1つ又は複数を示す。
【0095】
第5の態様によれば、この出願は、通信装置を提供する。装置は、少なくとも1つのプロセッサと、通信インターフェースとを含む。通信インターフェースは、少なくとも1つのプロセッサに対する情報の入力及び/又は出力を提供するように構成される。装置は、チップ又は集積回路であってもよいし、第3の態様による装置であってもよい。装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な実施形態のいずれか1つによる方法を実装するように構成される。
【0096】
第6の態様によれば、この出願は、装置を提供する。装置は、少なくとも1つのプロセッサと、通信インターフェースとを含む。通信インターフェースは、少なくとも1つのプロセッサに対する情報の入力及び/又は出力を提供するように構成される。装置は、チップ又は集積回路であってもよいし、第4の態様による装置であってもよい。装置は、第2の態様又は第2の態様の可能な実施形態のいずれか1つによる方法を実装するように構成される。
【0097】
第7の態様によれば、この出願は、コンピュータ命令を含む、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ命令がプロセッサ上で実行されるとき、第1の態様又は第1の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法が実施される。
【0098】
第8の態様によれば、この出願は、コンピュータ命令を含む、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ命令がプロセッサ上で実行されるとき、第2の態様又は第2の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法が実施される。
【0099】
第9の態様によれば、この出願は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がプロセッサ上で実行されるとき、第1の態様又は第1の態様の可能な実施形態のいずれか1つによる方法が実施される。例えば、コンピュータプログラム製品は、ソフトウェアインストレーションパッケージであってよい。第1の態様の可能な設計のいずれか1つにおいて提供される方法が利用される必要があるとき、コンピュータプログラム製品は、ダウンロードされてプロセッサ上で実行され、第1の態様又は第1の態様の可能な実施形態のいずれか1つによる方法を実施しうる。
【0100】
第10の態様によれば、この出願は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がプロセッサ上で実行されるとき、第2の態様又は第2の態様の可能な実施形態のいずれか1つによる方法が実施される。コンピュータプログラム製品は、ソフトウェアインストレーションパッケージであってよい。第2の態様の可能な設計のいずれか1つにおいて提供される方法が利用される必要があるとき、コンピュータプログラム製品は、ダウンロードされてプロセッサ上で実行され、第2の態様又は第2の態様の可能な実施形態のいずれか1つによる方法を実施しうる。
【0101】
第11の態様によれば、この出願は、通信システムを提供する。システムは、第1の装置と、第2の装置とを含む。第1の装置は、第3の態様又は第5の態様による装置、或いは、第3の態様又は第5の態様の可能な実装のいずれか1つによる装置である。第2の装置は、第4の態様又は第6の態様による装置、或いは、第4の態様又は第6の態様の可能な実装のいずれか1つによる装置である。
【0102】
第12の態様によれば、この出願は、端末を提供する。端末は、第1の装置及び第2の装置のうちの少なくとも1つを含む。第1の装置は、第3の態様又は第5の態様による装置、或いは、第3の態様又は第5の態様の可能な実装のいずれか1つによる装置である。第2の装置は、第4の態様又は第6の態様による装置、或いは、第4の態様又は第6の態様の可能な実装のいずれか1つによる装置である。端末の例は、それらに限定されないが、スマート家庭用デバイス(テレビ、ロボット掃除機、スマートデスクランプ、音響システム、インテリジェントライティングシステム、電気制御システム、ホームバックグラウンドミュージック、ホームシアターシステム、インターコムシステム、又はビデオ監視など)、インテリジェント輸送デバイス(車両、船舶、無人航空機、列車、バン、又はトラックなど)、インテリジェント製造デバイス(ロボット、産業デバイス、インテリジェントロジスティックス、又はインテリジェントファクトリーなど)、又は、インテリジェント端末(モバイルフォン、コンピュータ、タブレット、パームトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ヘッドセット、スピーカ、ウェアラブルデバイス、車載デバイス、仮想現実デバイス、又は拡張現実デバイスなど)を含む。
【図面の簡単な説明】
【0103】
図1】インテリジェントコックピット内の無線通信システムの模式図である。
図2】この出願による通信システムのアーキテクチャの模式図である。
図3】この出願の実施形態による通信方法のフローチャートである。
図4】この出願の実施形態による伝送機会グループの模式図である。
図5】この出願の実施形態による他の伝送機会グループの模式図である。
図6】この出願の実施形態によるリソースの模式図である。
図7A】この出願の実施形態による他のリソースの模式図である。
図7B】この出願の実施形態によるさらに他のリソースの模式図である。
図8】この出願の実施形態による他の通信方法のフローチャートである。
図9】この出願の実施形態による通信装置の機能構造の模式図である。
図10】この出願の実施形態による他の通信装置の機能構造の模式図である。
図11】この出願の実施形態による通信装置の構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0104】
この出願の実施形態において利用される用語は、単に具体的な実施形態を説明するためのものに過ぎず、この出願を限定することは意図されていない。この出願の実施形態において、この明細書及び特許請求の範囲では、「第1の」及び「第2の」などの用語は、異なるオブジェクトの間を区別することを意図しているが、オブジェクトの特定の順序を示すものではない。
【0105】
理解を容易にするために、以下では、まず、この出願の実施形態において利用されることがある関連用語について説明する。
【0106】
(1)伝送機会グループ及び伝送機会
【0107】
伝送機会グループは、特定の伝送目的又は特定の通信リンクのために利用される、事前定義された又は構成された連続する時間リソースのセグメント(又は、時間領域において連続するリソースのセグメント)である。1つの伝送機会グループは、少なくとも1つの伝送機会を含み、1つの伝送機会は、1つ以上のメッセージを伝送するために利用される1つ以上のリソースを含む。1つの伝送機会グループ内の異なる伝送機会の伝送パターンは同じである。2つの異なる伝送機会の伝送パターンが同じであることは、メッセージを伝送するように構成されたリソースの数量が、2つの伝送機会において同じであることを意味する。各伝送機会が複数のリソースを含むケースでは、伝送機会におけるリソースの機能が異なることがあるが、2つの伝送機会において同じ機能を持つリソースは、同じ順序で配置される。例えば、2つの伝送機会のそれぞれにおける第1のリソースは、要求メッセージを受信するために第1のノードによって利用される、構成されたリソースであり、2つの伝送機会のそれぞれにおける第2のリソースは、要求メッセージに対応する応答メッセージを送信するために第1のノードによって利用される、構成されたリソースである。メッセージを伝送するために利用され、かつ、同じ伝送パターンを持つ2つの異なる伝送機会において対応する順序にあるリソースの時間長は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、2つの伝送機会における第1の伝送リソースの長さは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
【0108】
(2)周波数ホッピング
【0109】
ノードは、周波数ホッピング技術を利用して互いに通信する。通信のための周波数帯域を、複数の周波数ホッピングチャネルに分割することができ、各周波数ホッピングチャネルは、中心周波数に対応する。周波数ホッピングチャネルは、時々、ホッピング周波数と称されることもある。周波数ホッピングチャネルは、メッセージが送信及び/又は受信される度にノードによって利用され、周波数ホッピングチャネルは、1つのメッセージを送信及び/又は受信するプロセスにおいて変更されない。ノードが複数のメッセージを送信及び/又は受信するとき、利用される周波数ホッピングチャネルが、時間とともに変化することはあるが、2つのメッセージが同じ周波数ホッピングチャネルを通じて伝送されうることは排除されない。
【0110】
可能な実装において、周波数ホッピングチャネルは、ブロードキャストメッセージ以外のメッセージ(非接続伝送メッセージとも称される)を送信することができるかどうかに基づいて、共通の周波数ホッピングチャネルとブロードキャスト周波数ホッピングチャネルとに分類される。例えば、ブロードキャスト周波数ホッピングチャネルは、ブロードキャストメッセージのみを送信するために利用され、共通の周波数ホッピングチャネルは、ブロードキャストメッセージ以外のメッセージを送信するために利用されうる。
【0111】
メッセージを送信及び/又は受信するためのリソースに対応する周波数ホッピングランダムシード及びクロックパラメータに基づき、ノードは、事前定義された周波数ホッピングアルゴリズムを通じて、メッセージを送信及び/又は受信するための周波数ホッピングチャネルを決定しうる。
【0112】
周波数ホッピングランダムシードは、異なるデバイス(又は、ノード)の間での、又は、異なるリンクの間での周波数ホッピングランダム化に利用され、異なるデバイス(又は、ノード)又は異なるリンクが同じ周波数ホッピング方式でメッセージを伝送することを防止する、即ち、同じ周波数ホッピングチャネルが頻繁に選択されることを防止する。従って、深刻な相互干渉が回避される。
【0113】
メッセージを送信及び/又は受信するとき、ノードは、クロックパラメータに基づいて、利用される周波数ホッピングチャネルを決定する。このようにして、利用される周波数ホッピングチャネルは、複数のメッセージが送信及び/又は受信されるときに時間とともに変化する。クロックパラメータは、通常、メッセージを送信及び/又は受信するためのリソースに対応する、事前定義された又は構成されたクロックパラメータである。例えば、クロックパラメータは、メッセージを送信及び/又は受信するために利用される伝送機会グループの開始時点に対応する、事前定義された又は構成されたクロックパラメータである。代替的に、クロックパラメータは、メッセージを送信及び/又は受信するために利用される伝送機会の開始時点に対応する、事前定義された又は構成されたクロックパラメータである。クロックパラメータは、マイクロ秒、又はミリ秒などの単位で測定される時間に対応する値であってもよいし、スロット(slot)、サブフレーム(Subframe)、又はフレーム(frame)などの時間領域リソースユニットの番号であってもよい。
【0114】
干渉、又はチャネル周波数選択性フェーディングなどのために引き起こされる貧弱な伝送性能を持つ周波数ホッピングチャネルを回避するために、適応型周波数ホッピング技術が、周波数ホッピング通信において発展している。従来の周波数ホッピングアルゴリズムに比べると、適応型周波数ホッピング技術における周波数ホッピングアルゴリズムは、利用可能なチャネルリストを入力パラメータとして追加する。この周波数ホッピングアルゴリズムを通じて得られる周波数ホッピングチャネルが、利用可能な周波数ホッピングチャネルリストに含まれる。適応型周波数ホッピング技術は、利用可能な周波数ホッピングチャネルリストから貧弱な伝送性能を持つチャネルを排除し、それは、周波数ホッピング通信の全体的な伝送性能を改善することができる。
【0115】
(3)ディスカバリ及び接続
【0116】
無線通信シナリオでは、特定の通信エリア又は範囲内に少なくとも1つの通信領域が存在しうる。通信領域は、通信関係を有する通信ノードのグループと、通信ノード間の通信接続関係(即ち、通信リンク)とを含むシステムである。1つの通信領域は、1つのプライマリ通信ノード(簡潔に、プライマリノードとも称される)と、少なくとも1つのセカンダリ通信ノード(簡潔に、セカンダリノードとも称される)とを含む。プライマリノードは、通信領域のリソースを管理する。リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、及び時間-周波数リソースのうちのいずれか1つでありうる。プライマリノードは、通信領域内の通信ノードの間の通信リンクのためのリソースをスケジューリングする機能をさらに有する。
【0117】
図1を参照されたい。図1は、インテリジェントコックピット内の無線通信システムの模式図である。図1において、インテリジェントコックピット内の無線通信システムは、3つの通信領域、即ち、通信領域1、通信領域2、及び通信領域3を含む。通信領域1は、プライマリノード、即ち、コックピット領域コントローラ(cockpit domain controller, CDC)と、セカンダリノード、即ち、マイクロフォン、スピーカ、及びモバイルフォンとを含む。CDCは、マイクロフォン、スピーカ、及びモバイルフォンのそれぞれとの無線通信を実行しうる。通信領域2は、プライマリノード、即ち、パッシブエントリパッシブスタート(passive entry passive start, PEPS)システムと、セカンダリノード、即ち、モバイルキー及び車両キーとを含む。PEPSシステムは、モバイルキー及び車両キーのそれぞれとの無線通信を実行しうる。通信領域3は、プライマリノード、即ち、モバイルフォンと、セカンダリノード、即ち、ヘッドセット及びウェアラブルデバイスとを含む。モバイルフォンは、ヘッドセット及びウェアラブルデバイスのそれぞれとの無線通信を実行しうる。
【0118】
通信領域が確立される前、ディスカバリ及び接続プロセスが、通信領域内の任意の2つのノードの間で実行される必要がある。
【0119】
ディスカバリは、ノードが、無線信号の到達可能範囲内の他のノードの存在と、以下の情報、即ち、ノードタイプ、識別子、又は、提供される又は必要とされるサービスなどのうちの1つ以上とを確認するプロセスを指す。具体的には、第1のノードが、ブロードキャストメッセージを送信し、第2のノードが、ブロードキャストメッセージをスキャンしてブロードキャストノードを発見する。このプロセスは、一方向ディスカバリプロセスとも称される。一方向ディスカバリプロセスが実行された後、第2のノードが、ディスカバリ要求メッセージを第1のノードに送信して、ノード識別子、或いは、ノードによって提供される又は必要とされるサービスについての情報などの必要な情報を交換しうる。このようにして、双方向ディスカバリプロセスが実施される。ディスカバリ要求メッセージは、スキャン要求メッセージ、スキャンメッセージ、又はディスカバリメッセージなどと称されることもある。
【0120】
接続は、2つのノードが、ノード能力情報、ノードによって提供される又は必要とされるサービスについての情報、或いは、通信リソース構成情報などの必要な情報を交換することによって安定的な通信接続関係を確立するプロセスを指す。例えば、第1のノードは、ブロードキャストメッセージを送信する。対応するブロードキャストメッセージを検出した後、第2のノードは、アクセス要求メッセージを第1のノードに送信して、第1のノードとの安定的な通信接続関係を確立するように要求する。いくつかの通信システムでは、ディスカバリ及び接続プロセスが結合される。例えば、一方向ディスカバリプロセスが実行された後、第2のノードは、直接、アクセス要求メッセージを第1のノードに送信して、第1のノードとの安定的な通信接続関係を確立するように要求する。アクセス要求メッセージは、接続要求メッセージ、接続メッセージ、又はアクセスメッセージなどと称されることもある。
【0121】
ディスカバリ及び接続プロセスでは、第1のノードが、通常、ディスカバリ要求メッセージ又はアクセス要求メッセージを受信した後に、対応する応答メッセージを送信する。このようにして、応答メッセージを受信した後、第2のノードは、応答メッセージに基づいて、第2のノードによって送信されたディスカバリ要求メッセージ又はアクセス要求メッセージが第1のノードによって受信されているかどうかを決定する。
【0122】
一般に、CDC及びマイクロフォンは、ディスカバリ及びブロードキャストを通じたアクセスを実施するプロセスを説明するために例として利用される。最初に、CDCは、全てのブロードキャストチャネル(ブロードキャストチャネル1、ブロードキャストチャネル2、及びブロードキャストチャネル3など)上でブロードキャストメッセージを順次送信する。ブロードキャストチャネルの占有を低減し、多数のノードがチャネル上でメッセージを送信することに起因する混雑を防止するため、ブロードキャストメッセージは、少量の情報のみを含み、他の情報は、拡張されたブロードキャストメッセージによって搬送されうる。CDCは、ブロードキャストメッセージによって示される(第1のホッピング周波数に対応する)共通チャネルA上で、拡張されたブロードキャストメッセージを送信する。拡張されたブロードキャストメッセージは、ディスカバリ要求メッセージ又はアクセス要求メッセージの送信時点を示しうる。マイクロフォンが、ブロードキャストチャネル2上でブロードキャストメッセージを検出する、ということが仮定される。マイクロフォンは、ブロードキャストメッセージによって示される共通チャネルA上で、拡張されたブロードキャストメッセージを受信し、拡張されたブロードキャストメッセージによって示される事前設定された時点に、ディスカバリ要求メッセージ又はアクセス要求メッセージをCDCに送信する。共通チャネルA上でディスカバリ要求メッセージ又はアクセス要求メッセージを受信した後、CDCは、共通チャネルA上で、対応する応答メッセージを送信して、ディスカバリ要求メッセージ又はアクセス要求メッセージが受信されていることをマイクロフォンに通知する。
【0123】
しかし、1つのブロードキャスト期間において、ディスカバリ又はアクセスは、最大1ペアのデバイス(CDCとマイクロフォンなど)の間で実施されることができる。ディスカバリ又はアクセスがCDCと複数のデバイスのそれぞれとの間で実施される必要があるとき、各デバイスは、長い期間待つ必要がある。加えて、ノード上のディスカバリ/接続の同時実行性条件は、異なる動作環境において異なる。例えば、バッテリ管理システムにおける初期電源オンフェーズでは、バッテリセル又はバッテリモジュールの多数の通信ノード(通常は数十、場合によっては100又は200)が、バッテリ管理モジュールの通信ノードとの接続を確立する必要がある。加えて、全てのこれらの接続が、素早く確立されることが期待され、それにより、ユーザは、長い期間待たない。しかし、通常の動作フェーズでは、時々、偶然に切断される少数のノードのみが再接続される必要がある。従って、異なる同時実行性条件において、どのようにしてノードの待ち遅延を最小化し、リソース浪費を低減するかが、解決すべき喫緊の課題である。
【0124】
この観点において、この出願の実施形態は、ノードが、ディスカバリ/接続のためのリソースの数量をフレキシブルに構成することができるようにするための通信方法を提供する。これは、ディスカバリ/接続における待ち遅延を効果的に低減することができ、高同時実行性シナリオにおける高速アクセスのための要件を満たすことができる。加えて、これは、低同時実行性シナリオにおけるリソース浪費をさらに低減しうる。
【0125】
図2を参照されたい。図2は、この出願の実施形態による通信システムのアーキテクチャの図である。システムは、ノード間のディスカバリ又はアクセスのために利用されうる。システムは、ノード1、ノード2、及びノード3などの少なくとも2つのノードを含む。通信リンクは、2つのノードの間の無線通信を実施するために、ディスカバリ及びアクセスプロセスを通じて3つのノードのうちの任意の2つの間で確立されうる。
【0126】
ノードは、通信能力を有する電子デバイスであり、通信ノードとも称される。例えば、ノードは、ハンドヘルド端末、車両、車載デバイス、ネットワーク側デバイス、ユーザ機器、アクセス端末、サブスクライバユニット、サブスクライバステーション、モバイルステーション、モバイルコンソール、リモートステーション、リモート端末、基地局、無線通信デバイス(無線ルータ、無線ゲートウェイ、又は無線ブリッジなど)、ユーザエージェント、又はユーザ装置などの独立したデバイスであってよい。代替的に、ノードは、独立したデバイスに含まれるコンポーネント(チップ又は集積回路など)であってもよい。ノードは、任意の可能なインテリジェント端末デバイス(モバイルフォンなど)、インテリジェント輸送デバイス(車両又は無人航空機など)、インテリジェント製造デバイス、又はスマート家庭用デバイス(大型スクリーン又はスピーカなど)などであってよい。可能なシナリオにおいて、ノードは、代替的に、車両内のバッテリ管理システムにおける又はバッテリパックにおけるバッテリであってよい。
【0127】
例えば、ノードが車両内デバイスであるとき、ノードは、車両コックピット領域(cockpit domain)デバイス、又は、車両コックピット領域デバイス内のモジュール、例えば、コックピット領域コントローラ、カメラ、スクリーン、マイクロフォン、スピーカ、電子キー、及びパッシブエントリパッシブスタートシステムコントローラなどのモジュールのうちの1つ以上であってよい。
【0128】
具体的な実装では、例えば、ノード1は、(ブロードキャストノードと称されることもある)第1のノードであり、ノード2及びノード3それぞれは、第2のノードであってよい。ノード1は、拡張されたブロードキャストメッセージを送信し、拡張されたブロードキャストメッセージは、少なくとも1つのリソースを示してよく、例えば、リソースの数量を示してよい。拡張されたブロードキャストメッセージは、少なくとも1つのリソースを示す。従って、拡張されたブロードキャストメッセージを受信した後、ノード2及びノード3のそれぞれは、少なくとも1つのリソースから、要求メッセージを伝送するためにノードによって利用されるリソースを選択しうる。ノード2及びノード3のそれぞれは、選択されたリソースに基づいてノード1に要求メッセージを送信する。要求メッセージは、上記のディスカバリ要求メッセージ又は上記のアクセス要求メッセージであってよい。それに対応して、ノード1は、拡張されたブロードキャストメッセージによって示される各リソース上で要求メッセージを検出しうる。いくつかの可能な実施形態では、ノード1がリソース上で要求メッセージを検出する場合、ノード1は、対応するリソースに基づいて、対応する応答メッセージを送信することがある。
【0129】
この出願の実施形態におけるノードは、複数の適用シナリオ、例えば、以下の適用シナリオ、即ち、モバイルインターネット(mobile internet, MI)、産業用制御(industrial control)、無人運転(self-driving)、輸送安全(transportation safety)、モノのインターネット(internet of things, IoT)、スマートシティ(smart city)、又はスマートホーム(smart home)に適用されうる。
【0130】
この出願におけるノードは、複数の通信システムに適用されうる。例えば、ノードは、以下の通信システム、即ち、モバイル通信用グローバルシステム(global system for mobile communication, GSM)、符号分割多元接続(code division multiple access, CDMA)システム、ワイドバンド符号分割多元接続(wideband code division multiple access, WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(general packet radio service, GPRS)、ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)システム、LTE周波数分割複信(frequency division duplex, FDD)システム、LTE時間分割複信(time division duplex, TDD)システム、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(universal mobile telecommunication system, UMTS)、マイクロ波アクセス用ワールドワイドインターオペラビリティ(worldwide interoperability for microwave access, WiMAX)通信システム、第5世代(5th generation, 5G)システム又は新無線(New Radio, NR)システムなどのミリ波通信システム、第6世代(6th generation, 6G)システム、様々な既存の短距離通信システム(車両内無線通信システムなど)、将来展開される短距離通信システム、又はユニバーサル短距離無線システムなどに適用されうる。
【0131】
いくつかの適用シナリオでは、又は、いくつかのネットワークタイプについては、類似の通信能力を有するデバイスが、ノードと称されないことがある。しかし、説明を容易にするため、通信能力を有する電子デバイスは、この出願の実施形態では、まとめてノードと称される。
【0132】
上記の例示的なコンセプトの説明は、以下の実施形態において適用されうる。
【0133】
図2は、単なるアーキテクチャ図の例であり、図2に示した通信システムに含まれるネットワーク要素の数量は限定されない、ということに留意すべきである。図2に示した機能エンティティに加え、図2は、図2に示されていない、他の機能エンティティをさらに含んでよい。加えて、この出願の実施形態において提供される方法は、図2に示した通信システムに適用されうる。もちろん、この出願の実施形態において提供される方法は、代替的に、他の通信システムに適用されてよい。このことは、この出願の実施形態において限定されない。
【0134】
図3を参照されたい。図3は、この出願の実施形態による通信方法のフローチャートである。通信方法は、通信システムに適用される。通信システムは、第1のノードと、第2のノードとを含む。方法は、限定されないが、以下のステップを含む。
【0135】
S101:第1のノードは、少なくとも1つのブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のメッセージを送信する。
【0136】
この出願のこの実施形態では、第1のノードが、少なくとも1つのブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のメッセージを送信する。それに対応して、第2のノードは、第1のブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で、第1のノードから第1のメッセージを受信し、第1のブロードキャスト周波数ホッピングチャネルは、少なくとも1つのブロードキャスト周波数ホッピングチャネルのうちの1つである。
【0137】
この出願のこの実施形態では、第1のメッセージが、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す。第1の周波数ホッピングチャネルは、共通の周波数ホッピングチャネルであってよい。
【0138】
具体的な実装では、第1のリソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、又は時間-周波数リソースでありうる。このことは、ここでは特に限定されない。
【0139】
具体的な実装では、第1の周波数ホッピングチャネルは、少なくとも1つのブロードキャスト周波数ホッピングチャネルとは異なる。
【0140】
具体的な実装では、第1のノードは、少なくとも1つのブロードキャスト周波数ホッピングチャネルのそれぞれで、第1のメッセージを順次送信する。
【0141】
S102:第1のノードは、第1のリソース上で第2のメッセージを送信する。
【0142】
この出願のこの実施形態では、第1のノードが、第1のリソース上で第2のメッセージを送信する。それに対応して、第2のノードは、第1のリソース上で第2のメッセージを受信する。
【0143】
この出願のこの実施形態では、第2のメッセージは、第2のリソースを示し、第2のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースを含む。
【0144】
具体的な実装では、第2のメッセージは、拡張されたブロードキャストメッセージであってよい。ブロードキャストメッセージは、ブロードキャストチャネル(又は、ブロードキャスト周波数ホッピングチャネルと称される)上で送信される。ブロードキャストチャネルの占有を低減し、多数のノードがブロードキャストチャネル上でメッセージを送信することに起因する混雑を防止するため、拡張されたブロードキャストメッセージは、ブロードキャストメッセージによって示される共通の周波数ホッピングチャネルのリソース上で送信される。このようにして、ブロードキャストメッセージは、少量の情報のみを含みうるし、他の情報は、拡張されたブロードキャストメッセージによって搬送されうる。ブロードキャストメッセージ及び拡張されたブロードキャストメッセージは、ブロードキャストされる必要がある情報を搬送するために一緒に利用されてよい、ということも理解されうる。
【0145】
例えば、第2のメッセージは、ブロードキャスト又はマルチキャスト方式で送信されてよい。
【0146】
この出願のこの実施形態では、第2のメッセージは、第2のリソースに含まれる第3のリソースの数量を示す情報を含む。
【0147】
具体的な実装では、第2のリソースは、第1のノードによって決定されうる。例えば、第2のリソースは、動作環境に基づいて第1のノードによって決定されうる。動作環境は、それらに限定されないが、適用シナリオ、又は動作フェーズなどを含む。第2のリソースに含まれる第3のリソースの数量は、第1のノードの動作環境に関連する。この実施形態の詳細については、図8の実施形態におけるS202の関連説明を参照されたい。詳細については、ここでは説明されない。
【0148】
この出願のこの実施形態では、第3のリソースは、時間領域リソース又は時間-周波数リソースであってよい。
【0149】
具体的な実装において、第2のリソース内の第3のリソースの時間長は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。このことは、この出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0150】
具体的な実装において、第3のリソースは、要求メッセージを搬送するために利用される。第1のノードは、第3のリソース上で要求メッセージを検出しうる。具体的には、要求メッセージは、ディスカバリ要求メッセージ又はアクセス要求メッセージであってよい。要求メッセージがディスカバリ要求メッセージであるとき、要求メッセージは、要求メッセージの送信者と第1のノードとの間の無線信号の到達可能性を決定するように、第1のノードに要求するために利用される。要求メッセージがアクセス要求メッセージであるとき、要求メッセージは、要求メッセージの送信者への接続を確立するように、第1のノードに要求するために利用される。
【0151】
いくつかの可能な実施形態では、第2のリソースは、連続する時間領域リソース又は時間リソースのセグメントである。第2のリソースは、少なくとも1つのリソースグループを含み、各リソースグループは、第3のリソースを含む。他の具体的な実装において、第2のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースをさらに含み、第4のリソースは、応答メッセージを搬送するために利用される。この場合、各リソースグループは、第4のリソースをさらに含み、第2のリソース内のリソースグループは、第3のリソース及び第4のリソースを含む。リソースグループ内の各リソースは、リソースグループの子リソースと称されることがある。言い換えると、第3のリソース又は第4のリソースは、第3のリソース又は第4のリソースが属するリソースグループの子リソースと称されることがある。
【0152】
この出願のこの実施形態において、第2のリソースは、伝送機会グループであってよく、伝送機会グループは、少なくとも1つの伝送機会を含み、各伝送機会は、第3のリソースを含む。
【0153】
伝送機会グループは、伝送グループ又は伝送リソースグループと称されることもある。代替的に、伝送機会グループは、イベントなどと称されることもある。伝送機会グループは、連続する時間領域リソースのセグメントである。伝送機会グループの説明については、上記の実施形態における関連説明を参照されたい。
【0154】
伝送機会グループは、少なくとも1つの伝送機会を含む。伝送機会は、簡潔に、伝送と称されることもあり、通信ノード間の情報伝送のための機会を提供するために利用される。伝送機会は、代替的に、サブイベントと称されることもある。伝送機会は、時間領域リソースのセグメントである。1つの伝送機会は、1つのメッセージ(1つの要求メッセージなど)又は複数の関連するメッセージ(1つの要求メッセージと1つの応答メッセージなど)を搬送するために利用されうる。伝送機会の説明については、上記の実施形態における関連説明を参照されたい。
【0155】
伝送機会が第3のリソースを含むことは、第3のリソースが伝送機会内のリソースであることを意味する、ということが理解されうる。伝送機会が1つの第3のリソースのみを含むとき、第3のリソースは、代替的に、伝送機会と称されることがある。
【0156】
この出願のこの実施形態では、第2のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースをさらに含む。少なくとも1つの第4のリソースは、少なくとも1つの応答メッセージを搬送するために利用され、少なくとも1つの応答メッセージは、少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する。具体的な実装において、その少なくとも1つの第4のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースと一対一に対応しうる。
【0157】
この出願のこの実施形態において、各伝送機会は、第4のリソースをさらに含みうる。言い換えると、各伝送機会は、第3のリソース及び第4のリソースを含む。このようにして、第1のノードと、要求メッセージを送信する第2のノードとの間のインタラクションの期間が最小化されうる。従って、第2のノードは、インタラクションが実行されないときに低電力状態に入りうる。このことは、第2のノードがエネルギーを節約するのを助ける。
【0158】
この出願のこの実施形態において、第2のメッセージは、以下の情報、即ち、伝送機会グループの時間長についての情報、伝送機会グループの開始時点についての情報、伝送機会グループ内の伝送機会の数量についての情報、伝送機会グループ内の少なくとも2つの隣接する伝送機会の開始時点の間のインターバルについての情報、伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点についての情報、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースの周波数ホッピングチャネルについての情報、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースのホッピング周波数についての情報、伝送機会グループ又は少なくとも1つの第3のリソースの帯域幅についての情報、周波数ホッピングランダムシード、利用可能な周波数ホッピングチャネルについての情報、及びクロックパラメータ情報のうちの1つ又は複数のタイプをさらに含む。
【0159】
伝送機会グループの時間長についての情報は、伝送機会グループの時間長を示す。伝送機会グループの時間長は、伝送機会グループ内の最後の伝送機会の終了時点と、伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点との間のインターバルである。
【0160】
伝送機会グループの開始時点についての情報は、伝送機会グループの開始時点を示す。伝送機会グループの開始時点は、絶対的な時点又は時間オフセットによって表されうる。例えば、時間オフセットは、第2のメッセージの送信時点に対する伝送機会グループの開始時点のオフセットであってよい。伝送機会グループの開始時点が示され、それにより、リソースをよりフレキシブルに構成することができ、ディスカバリ/接続及び他のサービスを実施することができる、ということが理解されうる。従って、時間領域リソースは、よりフレキシブルに多重化される。さらに、適切なインターバルを、ノードの処理遅延に基づいて設定して、異なる処理能力を有するデバイスに適応することができる。
【0161】
伝送機会グループ内の伝送機会の数量についての情報は、伝送機会グループに含まれる伝送機会の数量を示す。この出願のこの実施形態では、第2のリソースが伝送機会グループである場合、伝送機会グループ内の伝送機会の数量は、第2のリソース内の第3のリソースの数量に等しい。
【0162】
伝送機会グループ内の少なくとも2つの隣接する伝送機会の開始時点の間のインターバルについての情報は知られている、ということが仮定される。この場合、伝送機会のうちの1つの開始時点が知られているとき、その伝送機会に隣接する他の伝送機会の開始時点が得られうる。
【0163】
伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点についての情報は、伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点を示す。伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点は、伝送機会グループの開始時点と同じであってよい。
【0164】
伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)の周波数ホッピングチャネルについての情報は、伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)の周波数ホッピングチャネルを示す。
【0165】
具体的な実装において、伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)の周波数ホッピングチャネルが、第1の周波数ホッピングチャネルと同じである場合、伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)の周波数ホッピングチャネルについての情報がデフォルトであってよい。言い換えると、伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)の周波数ホッピングチャネルは、デフォルトで第1の周波数ホッピングチャネルと同じである。同じ周波数ホッピングチャネルに対応するホッピング周波数の干渉条件は、短期間において類似している。従って、伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)の周波数ホッピングチャネルが変化しない場合に、要求メッセージの伝送信頼性を改善することができる。
【0166】
他の具体的な実施において、伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)の周波数ホッピングチャネルが、第1の周波数ホッピングチャネルとは異なる場合、即ち、伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)の周波数ホッピングチャネルが変化する場合、周波数ホッピングチャネルを、よりフレキシブルに利用することができる。加えて、これは、同じ周波数ホッピングチャネルが、過度に長期間占有されることを防止する。
【0167】
伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)のホッピング周波数についての情報は、伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)のホッピング周波数を示す。伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)のホッピング周波数は、伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)の周波数ホッピングチャネルの中心周波数である。同様に、伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)のホッピング周波数が、第1の周波数ホッピングチャネルに対応するホッピング周波数と同じである場合、要求メッセージの伝送信頼性を改善することができる。伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)のホッピング周波数が、第1の周波数ホッピングチャネルに対応するホッピング周波数とは異なる場合、ホッピング周波数を、よりフレキシブルに利用することができる。
【0168】
伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)の帯域幅についての情報は、伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)の帯域幅を示す。
【0169】
周波数ホッピングランダムシードは、伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)の周波数ホッピングチャネルを決定するために利用されうる。周波数ホッピングランダムシードは、異なるノード又は異なるリンクの間の周波数ホッピングのランダム化を可能にする。これは、同じ周波数ホッピング方式が、メッセージを送信するために異なるノードによって利用されること、又は、メッセージを伝送するために異なるリンクによって利用されることを防止し、同じ周波数ホッピングチャネルが頻繁に選択されるのを防止する。従って、深刻な相互干渉が回避される。
【0170】
利用可能な周波数ホッピングチャネルについての情報は、伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)に利用可能な周波数ホッピングチャネルを示す。
【0171】
クロックパラメータ情報は、伝送機会グループ(又は、少なくとも1つの第3のリソース)の周波数ホッピングチャネルを決定するために利用されうる。例えば、クロックパラメータ情報は、第2のメッセージの開始時点に対応するクロックパラメータ、伝送機会グループの開始時点に対応するクロックパラメータ、又は、伝送機会の開始時点に対応するクロックパラメータである。クロックパラメータ情報は、時点が属するスロット、サブフレーム、又はフレームなどの時間リソースユニットの番号などを含む。
【0172】
この出願のこの実施形態において、第2のメッセージは、少なくとも1つの第3のリソースの開始時点、又は少なくとも1つの伝送機会の開始時点をさらに示す。
【0173】
例えば、第2のメッセージは、少なくとも1つの第3のリソースのそれぞれの開始時点を含んでよい。代替的に、第2のメッセージは、少なくとも1つの伝送機会のそれぞれの開始時点を含んでよい。
【0174】
具体的な実装において、少なくとも1つの第3のリソースの開始時点、又は少なくとも1つの伝送機会の開始時点は、代替的に、標準プロトコルによって事前定義されてよい。
【0175】
他の具体的な実装において、少なくとも1つの第3のリソースの開始時点、又は少なくとも1つの伝送機会の開始時点は、代替的に、標準プロトコルによって事前定義された情報及び第2のメッセージによって示される関連情報を参照して決定されうる。例えば、標準プロトコルが、伝送機会グループ内の任意の2つの伝送機会の間のインターバルを定義する、ということが仮定される。その後、伝送機会グループ内の各伝送機会の開始時点は、伝送機会グループの開始時点についてのものであり、かつ第2のメッセージによって示される情報、或いは、伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点についてのものであり、かつ第2のメッセージによって示される情報を参照して得られうる。
【0176】
図4を参照されたい。図4は、この出願の実施形態による伝送機会グループの模式図である。伝送機会グループは、要求メッセージを搬送するために利用される複数の第3のリソースのみを含み、各伝送機会は、1つの第3のリソースを含む。
【0177】
図4において、伝送機会グループは、n個の時間領域リソース、即ち、リソース1、リソース2、…、リソースnを含む。リソース1、リソース2、…、リソースnのそれぞれは、要求メッセージを搬送しうる。図4では、上記の第2のリソースが、リソース1、リソース2、…、リソースnを含む、ということが理解されうる。リソース1、リソース2、…、リソースnのそれぞれは、第3のリソースのうちの1つである。
【0178】
図4において、伝送機会グループは、n個の伝送機会、即ち、伝送機会1、伝送機会2、…、伝送機会nを含む(言い換えると、伝送機会の数量はnに等しい)。各伝送機会は、1つのリソースを含む。具体的には、伝送機会1は、リソース1を含み、伝送機会2は、リソース2を含み、…、伝送機会nは、リソースnを含む。言い換えると、1つの伝送機会は、1つの第3のリソースを含む、即ち、伝送機会グループ内の伝送機会の数量は、第2のリソース内の第3のリソースの数量と等しい。
【0179】
図4において、伝送機会グループのホッピング周波数は、周波数1であり、周波数1が配置されるチャネルは、第2のメッセージに対応する第1の周波数ホッピングチャネルと同じであってもよいし、異なっていてもよい。このことは、ここでは特に限定されない。
【0180】
図4において、時点t0は、伝送機会グループ、伝送機会1、又はリソース1の開始時点である。
【0181】
図4において、伝送機会グループ内の伝送機会1の開始時点と伝送機会2の開始時点との間のインターバル(代替的に、伝送機会1と伝送機会2との間の伝送インターバルと称されることもある)は、t1-t0によって表される。時点t1は、時点t0より後にあり、時点t1は、伝送機会2の開始時点又はリソース2の開始時点であり、時点t1は、また、リソース1又は伝送機会1の終了時点である。図4において、全ての伝送機会は、等しい時間長を有することを理解することができる。従って、伝送機会グループ内の任意の2つの隣接する伝送機会の開始時点の間のインターバルは、t1-t0によって表されうる。加えて、全てのリソースは、また、等しい時間長を有し、伝送機会の時間長は、伝送機会におけるリソースのものと等しく、前の伝送機会の終了時点は、また、次の伝送機会の開始時点である、ということを図4から理解することができる。
【0182】
図4において、伝送機会グループの時間長は、Tによって表され、伝送機会グループ内の最後の伝送機会(即ち、伝送機会n)の終了時点と、伝送機会グループ内の第1の伝送機会(即ち、伝送機会1)の開始時点との間のインターバルでありうる。
【0183】
図4は、要求メッセージを搬送するために利用される複数のリソースのみを含む伝送機会グループの単なる例に過ぎない、ということに留意すべきである。要求メッセージを搬送するために利用される複数のリソースのみを含む伝送機会グループは、図4に示された伝送機会グループのみに限定されない。いくつかの可能な実施形態において、全ての伝送機会の時間長は、代替的に、等しくないように設定されてよく、代替的に、前の伝送機会の終了時点と次の伝送機会の開始時点との間にインターバルが存在してよく、伝送機会の時間長が、代替的に、伝送機会におけるものであり、かつ要求メッセージを搬送するために利用されるリソースの時間長と等しくなくてよく、全ての伝送機会におけるリソースの時間長が、代替的に、異なっていてよく、代替的に、前のリソースの終了時点と次のリソースの開始時点との間にインターバルが存在してよい、などである。このことは、この出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0184】
図5を参照されたい。図5は、この出願の実施形態による他の伝送機会グループの模式図である。図4に示した伝送機会グループと比べ、その伝送機会グループは、要求メッセージを搬送するために利用される複数の第3のリソースを含むだけでなく、応答メッセージを搬送するために利用される複数の第4のリソースも含む。加えて、複数の第4のリソースは、複数の第3のリソースと一対一に対応する。各伝送機会は、1つの第3のリソースと、1つの第4のリソースとを含む。
【0185】
図5において、伝送機会グループは、2n個の時間領域リソース、即ち、リソース1、リソース2、…、リソース2n-1、及びリソース2nを含む。リソース1、リソース3、…、リソース2n-1のそれぞれは、要求メッセージを搬送するために利用されてよく、リソース2、リソース4、…、リソース2nのそれぞれは、応答メッセージを搬送するために利用されてよい。図5では、上記の第2のリソースが、リソース1、リソース2、…、リソース2n-1、及びリソース2nを含む、ということが理解されうる。リソース1、リソース3、…、リソース2n-1のそれぞれは、上記の第3のリソースのうちの1つであり、リソース2、リソース4、…、リソース2nのそれぞれは、上記の第4のリソースのうちの1つである。
【0186】
図5において、伝送機会グループは、n個の伝送機会、即ち、伝送機会1、伝送機会2、…、伝送機会nを含む。各伝送機会は、2つのリソースを含む。例えば、伝送機会1は、リソース1及びリソース2を含み、伝送機会2は、リソース3及びリソース4を含み、…、伝送機会nは、リソース2n-1及びリソース2nを含む。加えて、1つの伝送機会は、要求メッセージを搬送するために利用される1つのリソースと、応答メッセージを搬送するために利用される1つのリソースとを含む。伝送機会の数量は、伝送機会グループにおける第3のリソースの数量に等しい、ということを図5から理解することができる。
【0187】
伝送機会1におけるリソース1及びリソース2が、例として利用される。第1のノードが、伝送機会1におけるリソース1上で要求メッセージを検出する場合、第1のノードは、伝送機会1におけるリソース2上で要求メッセージの応答メッセージを送信する。応答メッセージは、伝送機会1におけるリソース1上での要求メッセージの受信を示す。
【0188】
図5において、時点t0は、伝送機会グループの開始時点であり、時点t0は、また、伝送機会1(即ち、伝送グループ内の第1の伝送機会)又はリソース1の開始時点である。伝送機会グループ内の全ての伝送機会が、等しい時間長を有する場合、伝送機会グループ内の任意の2つの隣接する伝送機会の開始時点の間のインターバル(即ち、伝送インターバル)は、t2-t0によって表されうる。時点t2は、時点t0より後にある。時点t2は、伝送機会2又はリソース3の開始時点であり、時点t2は、また、伝送機会1又はリソース2の終了時点である。伝送機会グループの時間長は、Tによって表され、伝送機会グループ内の最後の伝送機会(即ち、伝送機会n)の終了時点と、伝送機会グループ内の第1の伝送機会(即ち、伝送機会1)の開始時点との間のインターバルでありうる。
【0189】
図5において、伝送機会グループのホッピング周波数は、周波数1であり、周波数1が配置されるチャネルは、第2のメッセージに対応する第1の周波数ホッピングチャネルと同じであってもよいし、異なっていてもよい。このことは、ここでは特に限定されない。
【0190】
図5は、要求メッセージを搬送するために利用される複数のリソースと、応答メッセージを搬送するために利用される複数のリソースとを含む伝送機会グループの単なる例である、ということに留意すべきである。要求メッセージを搬送するために利用されるリソースと、応答メッセージを搬送するために利用されるリソースとを含む伝送機会グループは、図5に示した伝送機会グループのみに限定されない。いくつかの可能な実施形態において、全ての伝送機会の時間長は、代替的に、等しくないように設定されてよく、代替的に、前の伝送機会の終了時点と次の伝送機会の開始時点との間にインターバルが存在してよく、伝送機会において、要求メッセージを搬送するために利用されるリソースの時間長と、応答メッセージを搬送するために利用されるリソースの時間長との和は、代替的に、伝送機会の時間長より短くてもよく、伝送機会におけるリソースの時間長は、代替的に、異なってもよく、代替的に、伝送機会におけるリソースの間にインターバルが存在してもよい、などである。このことは、ここでは特に限定されない。
【0191】
いくつかの可能な実施形態において、少なくとも1つの第3のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースに対応し、少なくとも1つの第4のリソースは、応答メッセージを搬送するために利用され、応答メッセージは、少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する。
【0192】
この出願のこの実施形態において、少なくとも1つの第3のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースと一対一に対応してよく、又は、少なくとも1つの第4のリソース内にあり、かつ複数の第3のリソースに対応する1つの第4のリソースが存在する。1つの第4のリソースは、複数の第3のリソースに対応する、ということが理解されうる。言い換えると、1つの応答メッセージは、複数の要求メッセージに応答することがある。これは、応答メッセージのオーバーヘッドを低減し、リソース利用率を改善するのを助ける。
【0193】
いくつかの可能な実施形態において、第2のメッセージは、少なくとも1つの第4のリソースを示してもよい。従って、第1のノードは、よりフレキシブルにリソースを構成し、ディスカバリ/接続及び他のサービスを実施して、時間領域リソースをよりフレキシブルに多重化しうる。さらに、第1のノードは、ノードの処理遅延に基づいて、第3のリソースと第4のリソースとの間の適切な最小インターバルを設定し、異なる処理能力を有するデバイスに適応しうる。
【0194】
具体的な実装において、少なくとも1つの第4のリソースのうちの最初の第4のリソースの開始時点は、少なくとも1つの第3のリソースのうちの最後の第3のリソースの終了時点より前にはない。少なくとも1つの第4のリソースは、全ての第3のリソースより後に配置され、それにより、要求メッセージと応答メッセージとの間に大きなインターバルが存在する、ということが理解されうる。これは、長い処理遅延を有するデバイスの利用要件を満たし、そのデバイスによって容易に実装される。
【0195】
図6を参照されたい。図6は、この出願の実施形態によるリソースの模式図である。図6において、伝送機会グループは、要求メッセージを搬送するために利用される複数の第3のリソースのみを含み、複数の第4のリソースが、伝送機会グループとは独立している。加えて、複数の第3のリソースは、複数の第4のリソースと一対一に対応する。
【0196】
図6において、伝送機会グループは、3つのリソース、即ち、リソース1、リソース2、及びリソース3を含む。リソース1、リソース2、及びリソース3のそれぞれは、要求メッセージを搬送するために利用されうる。図6において、上記の第2のリソースが、リソース1、リソース2、及びリソース3を含む、ということが理解されうる。この場合、第2のリソースは、伝送機会グループである。加えて、リソース1、リソース2、及びリソース3のそれぞれは、上記の第3のリソースのうちの1つである。
【0197】
図6において、リソース3の後に、リソース4、リソース5、及びリソース6がさらに存在する。リソース4、リソース5、及びリソース6のそれぞれは、応答メッセージを搬送するために利用されうる。リソース1は、リソース4に対応してよく、リソース2は、リソース5に対応してよく、リソース3は、リソース6に対応してよい。リソース4、リソース5、及びリソース6のそれぞれは、上記の第4のリソースのうちの1つである、ということが理解されうる。言い換えると、複数の第4のリソースは、複数の第3のリソースと一対一に対応する。
【0198】
リソース1がリソース4に対応することが、図6において例として利用される。第1のノードがリソース4上で要求メッセージを検出する場合、第1のノードは、要求メッセージの応答メッセージをリソース4上で送信し、応答メッセージは、リソース1上での要求メッセージの受信を示す。
【0199】
図6では、任意の2つの隣接する第3のリソースの開始時点の間のインターバルは等しい、ということが仮定される。伝送機会グループにおける任意の2つの隣接する第3のリソースの開始時点の間のインターバルは、t1-t0によって表される。時点t0は、時点t1より前にあり、時点t0は、リソース1又は伝送機会1の開始時点である。時点t1は、リソース2又は伝送機会2の開始時点であり、時点t1は、また、リソース1又は伝送機会1の終了時点である。任意の2つの隣接する第4のリソースの開始時点の間のインターバルが等しく、t3-t2によって表される、ということが仮定される。時点t2は、時点t3より前にあり、時点t2は、リソース4の開始時点であり、時点t2は、また、リソース3又は伝送機会3の終了時点である。時点t3は、リソース5の開始時点であり、時点t3は、また、リソース4の終了時点である。
【0200】
図6において、周波数1は、伝送機会グループのホッピング周波数であるだけでなく、少なくとも1つの第4のリソースのホッピング周波数でもある。周波数1が配置されるチャネルは、第2のメッセージに対応する第1の周波数ホッピングチャネルと同じであってもよいし、異なっていてもよい。このことは、ここでは特に限定されない。
【0201】
図6は、単なる例示的なリソースであり、複数の第3のリソース及び複数の第4のリソースの配置設定は、この出願のこの実施形態において、図6に示された形態のみに限定されない、ということに留意すべきである。この出願のこの実施形態において、第3のリソースの数量は、また、3のみに限定され、第4のリソースの数量は、また、3のみに限定されている。いくつかの可能な実施形態において、伝送機会グループにおける第3のリソースの可能な変形については、図4の実施形態における関連説明を参照されたい。詳細については、ここでは説明されない。図6に示した第4のリソース(即ち、応答メッセージを搬送するために利用されるリソース)については、第4のリソースの時間長は等しくなくてよく、2つの任意の第4のリソースの間にインターバルが存在してもよいなどである。このことは、この出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0202】
図7Aを参照されたい。図7Aは、この出願の実施形態による他のリソースの模式図である。図6図7Aとの間の違いは、図7Aにおいては、応答メッセージを搬送するために利用されるリソースの数量が、要求メッセージを搬送するために利用されるリソースの数量より少ないこと、にある。図7Aでは、3つの第3のリソースと1つの第4のリソースとが存在する。3つの第3のリソースは、リソース1、リソース2、及びリソース3であり、第4のリソースは、リソース4である。リソース4は、リソース1、リソース2、及びリソース3のそれぞれに対応する。言い換えると、1つの第4のリソースが、3つの第3のリソースに対応する。第1のノードが、リソース1、リソース2、及びリソース3のそれぞれで要求メッセージを検出するとき、第1のノードは、リソース4上で応答メッセージを送信する。応答メッセージは、検出された要求メッセージが配置されるリソースを示しうるし、要求メッセージの受信を示しうる。
【0203】
図7Aは、単なる例示的なリソースであり、図7Aに示したリソース設定は、代替的に、他の形態であってもよい、ということに留意すべきである。このことは、この出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0204】
図7Bを参照されたい。図7Bは、この出願の実施形態による、さらに他のリソースの模式図である。図7Bに示したリソースは、1つの第2のリソースと1つの第4のリソースとを含む。具体的には、第2のリソースは、リソース1、リソース2、及びリソース3を含む。リソース1、リソース2、及びリソース3のそれぞれは、要求メッセージを搬送するために利用されうる。従って、リソース1、リソース2、及びリソース3のそれぞれは、上記の第3のリソースのうちの1つである。第4のリソースは、リソース4であり、リソース4は、応答メッセージを搬送するために利用される。
【0205】
図7Bにおいて、第2のリソースの時間長は、t1-t0によって表され、第2のリソースは、連続する時間リソースのセグメントである。時点t0は、第2のリソースの開始時点であり、時点t0は、また、第2のリソースにおける最初の第3のリソース(即ち、リソース1)の開始時点である。時点t1は、リソース1の終了時点であり、時点t1は、リソース2の開始時点である。時点t2は、リソース3の終了時点、又は、第2のリソースの終了時点である。時点t3は、リソース4の開始時点であり、時点t3は、時点t2より後にある。言い換えると、リソース4の開始時点とリソース3の終了時点との間にインターバルが存在する。
【0206】
第1のノードが第2のリソース内のリソース1上で要求メッセージを検出する場合、第1のノードは、リソース1に対応するリソース4上で、対応する応答メッセージを送信して、リソース1上での要求メッセージの受信を示す、ということが理解されうる。
【0207】
図7Bにおいて、周波数1は、第2のリソースのホッピング周波数であるだけでなく、第4のリソースのホッピング周波数でもある。周波数1が配置されるチャネルは、第2のメッセージに対応する第1の周波数ホッピングチャネルと同じであってもよいし、異なっていてもよい。このことは、ここでは特に限定されない。
【0208】
図7Bにおける第4のリソースの数量は、この出願のこの実施形態において1に限定されない、ということに留意すべきである。いくつかの可能な実施形態において、図7Bにおけるリソース4の後に複数の第4のリソースが存在してよく、各第4のリソースの時間長、及び任意の2つの隣接する第4のリソースの間のインターバルも特に限定されない。
【0209】
図7Bは、単なる例示的なリソースであり、図7Bに示したリソース設定は、代替的に、他の形態であってもよい、ということに留意すべきである。このことは、この出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0210】
この出願のこの実施形態において、第2のメッセージは、以下のこと、即ち、少なくとも1つの第3のリソースがディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されること、少なくとも1つの第3のリソースがアクセス要求メッセージを検出するために利用されること、又は少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つが第2のノードに対応し、第2のメッセージが第2のノードの識別子を含むこと、のうちの1つ以上をさらに示してよい。第2のノードは、特定されたノードである、ということが理解されうる。このようにして、異なるリソースの目的又は機能を区別することができる。この場合、ノードが複数の第3のリソースのうちの1つを選択して要求メッセージを送信するときに、コンフリクトを低減することができる。加えて、第3のリソースを利用して要求メッセージを送信するノードが特定され、他のノードがそのリソースを利用するのを防止しうる。従って、コンフリクトが回避される。
【0211】
具体的な実装において、対応するリソースの目的又は機能を示すために、フラグビットが利用されうる。フラグビットの値が第1の値であるとき、それは、リソースがディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されることを示す。フラグビットの値が第2の値であるとき、それは、リソースがアクセス要求メッセージを検出するために利用されることを示す。フラグビットの値が第3の値であるとき、それは、リソースが第2のノードによって利用されることを示す。フラグビットの値が第4の値であるとき、それは、リソースが、第2のノードによって送信されるディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されることを示す。フラグビットの値が第5の値であるとき、それは、リソースが、第2のノードによって送信されるアクセス要求メッセージを検出するために利用されることを示す。フラグビットの値が第6の値であるとき、それは、リソースが、ディスカバリ要求メッセージ及びアクセス要求メッセージの両方を検出するために利用されうることを示す。フラグビットの値が第7の値であるとき、それは、リソースの目的が限定されないことを示す。加えて、フラグビットの値は、代替的に、リソースの他の目的を示すための他の値であってよい。このことは、この出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0212】
他の具体的な実装において、フラグビットは、代替的に、ビットを利用して表されうる。例えば、第1のビットは、リソースが第2のノードに対応するかどうかを示すために利用され、第2のビットは、リソースがディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されるかどうかを示すために利用され、第3のビットは、リソースがアクセス要求メッセージを検出するために利用されるかどうかを示すために利用される。例えば、「100」は、リソースが第2のノードに対応することを示し、「010」は、リソースがディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されることを示し、「001」は、リソースがアクセス要求メッセージを検出するために利用されることを示す。次いで、「011」は、リソースが、ディスカバリ要求メッセージ及びアクセス要求メッセージの両方を検出するために利用されうることを示し、「101」は、リソースが、第2のノードによって送信されるアクセス要求メッセージを検出するために利用されることを示し、「110」は、リソースが、第2のノードによって送信されるディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されることを示す。
【0213】
表1を参照されたい。表1は、伝送グループにおけるリソースと、目的との間のマッピングテーブルの例を提供する。フラグビットが上記のビット方式で表されることを通信パーティの両方が事前に合意している、ということが仮定される。リソース1のフラグフィールドが「101」の値をとり、それは、リソース1が、第2のノードによって送信されるアクセス要求メッセージを検出するために利用されることを示し、第2のノードのデバイス識別子がAであり、リソース2のフラグフィールドが「010」の値をとり、それは、リソース2がディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されることを示し、リソース3のフラグフィールドが「010」の値をとり、それは、リソース3がディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されることを示し、…、リソースnのフラグフィールドが「001」の値をとり、それは、リソースnがアクセス要求メッセージを検出するために利用されることを示す、ということを表1から理解することができる。
【0214】
【表1】
【0215】
いくつかの可能な実施形態において、表1に示したマッピングテーブルは、代替的に、表2に示した形態で表されてもよい。表1内のリソース2のフラグビットと、表1内のリソース3のフラグビットとは同じであり、従って、表2において結び付けることができる、ということを理解することができる。具体的には、フラグビット「010」は、リソース2及びリソース3の両方が、ディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されることができる、ということを示しうる。他のリソースと表2内のフラグビットとの間の具体的なマッピング関係については、表1内の関連する説明を参照されたい。詳細については、ここでは説明されない。
【0216】
【表2】
【0217】
表1及び表2は、リソースとフラグビットとの間の対応関係、又は、リソースと、フラグビットと、デバイス識別子との間の対応関係を反映させるために利用される単なる例である、ということが理解されうる。実際の適用において、対応関係のテキストコンテンツ及びストレージ方式は、代替的に、他の形態であってもよい。このことは、ここでは特に限定されない。
【0218】
S103:第2のノードは、少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つで、第1の要求メッセージを第1のノードに送信する。
【0219】
この出願のこの実施形態において、第2のノードは、第1のノードからの第2のメッセージを受信し、第2のメッセージに基づいて、少なくとも1つの第3のリソースから第3のリソースを選択し、そのリソースに基づいて、第1の要求メッセージを第1のノードに送信する。
【0220】
具体的な実装において、第1の要求メッセージがディスカバリ要求メッセージであるとき、第2のノードによって選択される第3のリソースは、以下の条件、即ち、
(1)第3のリソースがディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されること、
(2)第3のリソースが第2のノードに対応すること、即ち、第2のメッセージが、第3のリソースの識別子と、第2のノードのデバイス識別子との間のマッピング関係を示すこと、
(3)第3のリソースが、第2のノードによって送信されるディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されること、又は
(4)第3のリソースが、ディスカバリ要求メッセージ及びアクセス要求メッセージの両方を検出するために利用されうること、のうちのいずれか1つを満たす必要がある。
【0221】
上で列挙した4つの条件に加え、他の条件、例えば、第2のノードによって選択される第3のリソース上に課される制限がないこと、が存在してもよい、ということに留意すべきである。このことは、この出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0222】
具体的な実装において、第1の要求メッセージがアクセス要求メッセージであるとき、第2のノードによって選択される第3のリソースは、以下の条件、即ち、
(1)第3のリソースがアクセス要求メッセージを検出するために利用されること、
(2)第3のリソースが第2のノードに対応すること、即ち、第2のメッセージが、第3のリソースの識別子と第2のノードのデバイス識別子との間のマッピング関係を示すこと、
(3)第3のリソースが、第2のノードによって送信されるアクセス要求メッセージを検出するために利用されること、又は
(4)第3のリソースが、ディスカバリ要求メッセージ及びアクセス要求メッセージの両方を検出するために利用されうること、のうちのいずれか1つを満たす必要がある。
【0223】
上で列挙した4つの条件に加え、他の条件、例えば、第2のノードによって選択される第3のリソース上に課される制限がないこと、が存在しうる、ということに留意すべきである。このことは、この出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0224】
この出願のこの実施形態において、少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つで、第2のノードが第1の要求メッセージを第1のノードに送信することは、第2のノードが、第1の伝送機会における第3のリソース上で、第1の要求メッセージを第1のノードに送信すること、であってよい。
【0225】
図5が例として利用される。第2のノードが、第1のノードから第2のメッセージを受信する、ということが仮定される。第2のノードは、伝送機会2におけるリソース3を選択し、リソース3上で、第1の要求メッセージを第1のノードに送信する。具体的には、第2のノードが、リソース3の開始時点で第1の要求メッセージを送信する。
【0226】
図6が例として利用される。第2のノードが、第1のノードから第2のメッセージを受信する、ということが仮定される。第2のノードは、伝送機会2におけるリソース2を選択し、リソース2上で、第1の要求メッセージを第1のノードに送信する。具体的には、第2のノードは、リソース2の開始時点で、第1の要求メッセージを送信する。
【0227】
S104:第1のノードは、少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出する。
【0228】
この出願のこの実施形態において、第1のノードが、少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出することは、第1のノードが、第1の伝送機会における第3のリソース上で第1の要求メッセージを受信することであってよい。この場合、第1のノードは、第1の伝送機会における第4のリソース上で第1の応答メッセージをさらに送信してよく、第1の応答メッセージは、第1の要求メッセージの受信を示す。
【0229】
図5が例として利用される。第1のノードが、伝送機会2におけるリソース3上で第1の要求メッセージを受信する、ということが仮定される。第1のノードは、伝送機会2におけるリソース4上で第1の応答メッセージを送信し、第1の応答メッセージは、リソース3上での第1の要求メッセージの受信を示す。
【0230】
この出願のこの実施形態において、第1のノードが、少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出することは、第1の要求メッセージが、第3のリソース上で受信されることであってよい。この場合、第1のノードは、第3のリソースに対応する第4のリソース上で、第1の応答メッセージをさらに送信してよく、第1の応答メッセージは、第1の要求メッセージの受信を示す。
【0231】
図6が例として利用される。第1のノードが、リソース2上で第1の要求メッセージを受信する、ということが仮定される。リソース4は、リソース2に対応する。従って、第1のノードは、第4のリソース上で第1の応答メッセージを送信し、第1の応答メッセージは、リソース2上での第1の要求メッセージの受信を示す。
【0232】
図7Aが例として利用される。第1のノードが、リソース1上で第1の要求メッセージを受信する、ということが仮定される。リソース4は、リソース1に対応する。従って、第1のノードは、リソース4上で第1の応答メッセージを送信し、第1の応答メッセージは、リソース1上での第1の要求メッセージの受信を示す情報を含む。
【0233】
具体的な実装において、第4のリソースの数量は、第3のリソースの数量より小さく、第3のリソースの数量はLであり、第4のリソースの数量はMであり、L及びMの両方は正の整数であり、Lは、Mより大きい、ということが仮定される。この場合、第1のノードが、p番目の第3のリソース上で第1の要求メッセージを検出するとき、第1のノードは、q番目の第4のリソース上で応答メッセージを送信してよく、応答メッセージは、p番目の第3のリソース上で第1の要求メッセージが受信されていることを示す情報を含む。pは、L以下の正の整数であり、qは、M以下の正の整数であり、pとqとの間の関係は、以下の式(1)を満たしうる。もちろん、式(1)は、代替的に、他の形態に変更されてもよい。このことは、ここでは特に限定されない。
【0234】
【数1】
【0235】
qは、pとMとの積をLで割って得られる値を切り上げたものであってよい。
【0236】
例えば、第3のリソースの数量は8であり、第4のリソースの数量が3であり、第1のノードが、6番目の第3のリソース上で第1の要求メッセージを受信する、ということが仮定される。式(1)に基づき、qが3に等しいこと、を得ることができる。具体的には、6番目の第3のリソースは、3番目の第4のリソースに対応する。従って、第1のノードは、3番目の第4のリソース上で応答メッセージを送信する。
【0237】
他の例について、第3のリソースの数量が8であり、第4のリソースの数量が3である、ということが仮定される。1番目の第4のリソースは、8個の第3のリソースのうちの1番目の3つの第3のリソースに対応し、2番目の第4のリソースは、8個の第3のリソースのうちの4番目、5番目、及び6番目の第3のリソースに対応し、3番目の第4のリソースは、8個の第3のリソースのうちの7番目及び8番目の第3のリソースに対応する、ということが事前設定される。この場合、第1のノードが、6番目の第3のリソース上で、第1の要求メッセージを受信する場合、第1のノードは、2番目の第4のリソース上で応答メッセージを送信する。
【0238】
各ノードが、少なくとも1つの第3のリソースから選択された第3のリソース上で、対応する要求メッセージを送信するとき、複数のノードは、同じ第3のリソースを選択することがあり、即ち、複数の要求メッセージが同じ第3のリソース上に存在する、ということに留意すべきである。これは、あるノードが、他のノードによって選択された第3のリソースを知ることができないためである。この場合、同じ第3のリソース上で複数の要求メッセージがコンフリクトする。その結果、第1のノードは、第3のリソース上で要求メッセージの1つのみを正しく受信しうる、又は、第3のリソース上のいずれの要求メッセージも正しく受信することができない。加えて、第3のリソースが、いずれのノードによっても選択されない場合、即ち、ノードが第3のリソース上で要求メッセージを送信することがない場合、第1のノードは、第3のリソース上で要求メッセージを検出することがない。
【0239】
この出願のこの実施形態において、第1のノードは、要求メッセージを伝送するために利用されるリソースの数量を構成し、拡張されたブロードキャストメッセージで搬送される情報を通じて、要求メッセージを搬送するために利用されうる複数のリソースを示してよく、それにより、複数のノードが、リソースを選択することができる、ということを理解することができる。さらに、拡張されたブロードキャストメッセージは、複数のノードが、より正確に適切なリソースを選択するのを助ける。このようにして、各ノードは、高同時実行性シナリオでは高速に第1のノードに接続することができ、低同時実行性シナリオではリソースの浪費を効果的に低減することができる。
【0240】
図8を参照されたい。図8は、この出願の実施形態による他の通信方法を示す。図3における実施形態とは対照的に、関連するメッセージを第1のノードから受信する複数のノードが存在する。例えば、複数のノードは、ノード1、ノード2、…、ノードmを含む。図8における実施形態は、図3における実施形態とは独立であってよい。方法は、限定されないが、以下のステップを含む。
【0241】
S201:第1のノードは、少なくとも1つのブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のメッセージを送信する。このステップの詳細については、図3における実施形態内のS101の関連説明を参照されたい。詳細については、ここでは説明されない。
【0242】
S202:第1のノードは、第2のリソースを決定する。
【0243】
第2のリソースの詳細については、図3における実施形態内のS102の関連説明を参照されたい。詳細については、ここでは説明されない。
【0244】
この出願のこの実施形態において、第1のノードが第2のリソースを決定することは、特に、第1のノードが、動作環境に基づいて第2のリソースを決定することである。動作環境は、動作シナリオ、及び動作フェーズなどのうちの少なくとも1つを含む。動作シナリオは、例えば、無線通信に基づくものであるバッテリ管理シナリオ、無線通信に基づくものであるコックピット領域コントローラ制御シナリオ、無線通信に基づくものである家庭用デバイス制御シナリオ、又は、無線通信に基づくものである輸送チーム管理シナリオであってよい。動作フェーズは、始動フェーズ、動作中フェーズ、又は、終了フェーズなどを含む。
【0245】
第1のノード上での要求メッセージの同時実行性は、異なる動作環境において異なる。要求メッセージの同時実行性は、要求メッセージの数量によって測定されうる。要求メッセージの数量が大きいほど、第1のノード上での要求メッセージの同時実行性が高いことを示す。言い換えると、動作環境が異なることは、動作環境に対応する要求メッセージの数量が異なることを示す。例えば、バッテリ管理シナリオに対応する要求メッセージの数量は、コックピット領域コントローラ制御シナリオに対応する要求メッセージの数量より大きい。他の例として、始動フェーズに対応する要求メッセージの数量は、動作中フェーズに対応する要求メッセージの数量より大きく、動作中フェーズに対応する要求メッセージの数量は、終了フェーズに対応する要求メッセージの数量より大きい。
【0246】
具体的な実装において、動作環境に対応する要求メッセージの数量が事前設定された閾値より大きいと推定するとき、第1のノードは、構成された第2のリソースにおける第3のリソースの数量を、第1の閾値として設定してよい。動作環境に対応する要求メッセージの数量が、事前設定された閾値以下であると推定するとき、第1のノードは、構成された第2のリソースにおける第3のリソースの数量を、第2の閾値として設定してよい。第2の閾値は、第1の閾値より小さい。第1のノードは、第1のノードが置かれる異なる動作環境に基づいて、第3のリソース(即ち、要求メッセージを搬送するために利用されるリソース)の数量をフレキシブルに構成しうる、ということを理解することができる。言い換えると、複数のノードが要求メッセージを送信するとき、多数のリソースが、複数のノードが利用するために構成されうる。少数のノードが要求メッセージを送信するとき、リソースの浪費を低減するために、少数のリソースが構成されうる。
【0247】
他の具体的な実装において、第1のノードは、動作環境の履歴データに基づいて、第2のリソースを決定しうる。履歴データは、過去の期間における動作環境内での対応する要求メッセージの平均数量、最大数量、及び最小数量などのパラメータのうちの少なくとも1つを含む。第1のノードは、動作環境の履歴データに基づいて、第2のリソースに含まれる第3のリソースの数量を適切に構成しうる。
【0248】
バッテリ管理システム(Battery Management System, BMS)が例として利用される。初期の電源オンフェーズでは、バッテリ管理モジュールの管理ノードは、多数のノードが管理ノードに接続される必要があると推定する。この場合、バッテリ管理モジュールの管理ノードは、ノードディスカバリ/接続のために多数のリソースを構成しうる。動作中フェーズでは、バッテリ管理モジュールの管理ノードは、1つ又は2つのノードのみがオフラインであり、かつ再接続される必要があることを検出する。この場合、バッテリ管理モジュールの管理ノードは、ノードディスカバリ/接続のために2つのリソースなどの少数のリソースを構成する。
【0249】
S202は、S201の後に実行されうる、ということに留意すべきである。いくつかの可能な実施形態において、S202は、代替的に、S201の前に実行されてよい。S201及びS202の実行順は、この出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0250】
S203:第1のノードは、第1のリソース上で、第2のメッセージを複数のノードのそれぞれに送信する。
【0251】
具体的な実装において、第1のノードは、ブロードキャスト又はマルチキャスト方式で第2のメッセージを送信しうる。例えば、第1のノードは、1つの第2のメッセージを、第1のリソース上で複数のノードのそれぞれに送信する。それに対応して、複数のノードそれぞれは、第1のリソース上で第2のメッセージを受信しうる。
【0252】
第2のメッセージの具体的な説明については、図3における実施形態内のS102の関連説明を参照されたい、ということに留意すべきである。詳細については、ここでは説明されない。
【0253】
S204:複数のノードそれぞれは、少なくとも1つの第3のリソース上で、第1の要求メッセージを第1のノードに送信する。
【0254】
この出願のこの実施形態において、複数のノードのそれぞれは、第1のノードから第2のメッセージを受信する。各ノードは、少なくとも1つの第3のリソースから第3のリソースを選択してよく、各ノードは、ノードによって選択された第3のリソースに基づいて、第1の要求メッセージを第1のノードに送信する。言い換えると、複数のノードのそれぞれは、要求メッセージを第1のノードに送信する必要がある。
【0255】
各ノードによって第3のリソースを選択する具体的なプロセスについては、図3における実施形態内のS103の関連説明を参照されたい、ということに留意すべきである。詳細については、ここでは説明されない。
【0256】
例えば、複数のノードのうちのノード1及びノード2が、図5に基づいて、説明のための例として利用される。ノード1及びノード2のそれぞれは、第2のメッセージを受信する。図5において、ノード1は、複数の第3のリソースからリソース1を選択し、ノード2は、複数の第3のリソースからリソース3を選択する。この場合、ノード1は、リソース1に基づいて、要求メッセージ1を第1のノードに送信する。具体的には、ノード1は、リソース1の開始時点t0で、周波数1が配置されるチャネル上で、要求メッセージ1を第1のノードに送信する。ノード2は、リソース3に基づいて、要求メッセージ2を第1のノードに送信する。具体的には、ノード2は、リソース3の開始時点t2で、周波数1が配置されるチャネル上で、要求メッセージ2を第1のノードに送信する。要求メッセージ1又は要求メッセージ2は、ディスカバリ要求メッセージ又はアクセス要求メッセージであってよい、ということに留意すべきである。
【0257】
いくつかの可能な実施形態において、いくつかの第3のリソースは、特定のノードによって利用されることに限定されず、又は、いくつかの第3のリソースによって搬送される要求メッセージは、特定のタイプのものに限定されない(例えば、ディスカバリ要求メッセージ及びアクセス要求メッセージに限定されない)。ノードは、他のノードによって選択された第3のリソースを感知しない。従って、複数のノードは、同じ第3のリソースを選択することがある。
【0258】
例えば、複数のノード内のノード1、ノード2、及びノード3が、図6に基づいて、説明のための例として利用される。ノード1、ノード2、及びノード3のそれぞれは、第1のノードから第2のメッセージを受信する。図6において、ノード1は、複数の第3のリソースからリソース1を選択し、リソース1上で要求メッセージ1を送信する。ノード2は、複数の第3のリソースからリソース1を選択し、リソース1上で要求メッセージ2を送信する。ノード3は、複数の第3のリソースからリソース2を選択し、リソース2上で要求メッセージ3を送信する。従って、ノード1及びノード2が同じ第3のリソース、即ち、リソース1を選択する、ということを理解することができる。
【0259】
S205:第1のノードは、少なくとも1つの第3のリソース上で第1の要求メッセージを検出し、少なくとも1つの第4のリソースに基づいて、応答メッセージを複数のノードに送信する。
【0260】
具体的な実装において、要求メッセージを搬送するために利用される第3のリソースと、応答メッセージを搬送するために利用される第4のリソースとが交互に配置される場合。例えば、伝送機会グループにおいて、図5に示すように、各伝送機会は、1つの第3のリソースと、1つの第4のリソースとを含む。この場合、第1のノードが、第3のリソース上で第1の要求メッセージを検出又は受信する度に、第1のノードは、第3のリソースが配置される伝送機会における第4のリソースに基づいて、第1の応答メッセージを送信し、ここで、第1の応答メッセージは、第1の要求メッセージの受信を示す。
【0261】
例えば、S204において、図5の例について、それに対応して、第1のノードが、伝送機会1におけるリソース1上で、ノード1によって送信された要求メッセージ1を受信する。伝送機会1におけるリソース2は、伝送機会1におけるリソース1に対応する。この場合、第1のノードは、伝送機会1におけるリソース2上で、応答メッセージ1を送信し、応答メッセージ1は、要求メッセージ1の受信を示す。加えて、第1のノードは、伝送機会2におけるリソース3上で、ノード2によって送信された要求メッセージ2を受信する。伝送機会2におけるリソース4は、伝送機会2におけるリソース3に対応する。この場合、第1のノードは、伝送機会2におけるリソース4上で応答メッセージ2を送信し、応答メッセージ2は、要求メッセージ2の受信を示す。第1のノードは、リソース1上で要求メッセージ1のみを受信し、リソース3上で要求メッセージ2のみを受信する、ということに留意すべきである。
【0262】
具体的な実装において、少なくとも1つの第3のリソースに対応する少なくとも1つの第4のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースの後に配置される。第1のノードが第3のリソース上で第1の要求メッセージを検出する度に、第1のノードは、第3のリソースに対応する第4のリソースに基づいて第1の応答メッセージを送信し、ここで、第1の応答メッセージは、第1の要求メッセージの受信を示す。
【0263】
例えば、図7Aにおいて、第1のノードは、リソース1上で、ノード1によって送信された要求メッセージ1を受信し、リソース2上で、ノード2によって送信された要求メッセージ2を受信するが、リソース3上で第1の要求メッセージを検出しない、ということが仮定される。リソース1は、リソース4に対応する。従って、第1のノードは、リソース4上で1つの応答メッセージを送信する。応答メッセージは、リソース1上での要求メッセージ1の受信と、リソース2上での要求メッセージ2の受信とを示す。応答メッセージは、ノード1のデバイス識別子と、ノード2のデバイス識別子とを搬送しうる。
【0264】
例えば、S204において、図6の例について、それに対応して、ノード1がリソース上で要求メッセージ1を送信し、かつノード2がリソース1上で要求メッセージ2を送信するため、リソース1上で要求メッセージ1及び要求メッセージ2がコンフリクトする。この場合、第1のノードは、要求メッセージの1つを正しく受信しうる。例えば、要求メッセージ1が受信される場合、第1のノードは、リソース1に対応するリソース4上で応答メッセージ1を送信し、ここで、応答メッセージ1は、リソース1上での要求メッセージ1の受信を示す。さらに、応答メッセージ1は、ノード1のデバイス識別子を搬送しうる。他の具体的な実装において、リソース1上で要求メッセージ1と要求メッセージ2とがコンフリクトし、第1のノードが、リソース1上で、いずれの要求メッセージも正しく受信しない場合、第1のノードは、リソース1に対応するリソース4上で応答メッセージを送信する必要がない。加えて、第1のノードが、リソース2上でノード3から要求メッセージ3を受信する場合、第1のノードは、リソース2に対応するリソース5上で応答メッセージ2を送信し、ここで、応答メッセージ2は、リソース2上での要求メッセージ3の受信を示す。
【0265】
いくつかの可能な実施形態において、第1のノードが、各第3のリソース上で第1の要求メッセージを検出することがない場合、第1のノードは、応答メッセージを送信する必要がない。
【0266】
S206:複数のノードは、少なくとも1つの第4のリソース上で応答メッセージを検出する。
【0267】
この出願のこの実施形態において、複数のノードが、少なくとも1つの第4のリソース上で応答メッセージを検出することは、以下のようになる:複数のノードのそれぞれが、選択された第3のリソースに基づいて、第1の要求メッセージを送信した後、ノードは、第3のリソースに対応する第4のリソース上で応答メッセージを検出し、応答メッセージに基づいて、ノードからの要求メッセージが、第1のノードによって成功裏に受信されているかどうかを決定する。
【0268】
複数のノードのうちのノード1が例として利用される。図5において、ノード1が、伝送機会1におけるリソース1上で要求メッセージ1を送信する場合、ノード1は、伝送機会1におけるリソース2上で応答メッセージを検出する。ノード1がリソース2上で応答メッセージ1を受信する場合、ノード1は、応答メッセージ1に基づいて、第1のノードによって送信された要求メッセージ1が、第1のノードによって成功裏に受信されていると決定し、ここで、応答メッセージ1は、応答メッセージ1の受信を示す。ノード1が、リソース2上でいずれの応答メッセージも受信していない場合、ノード1は、第1のノードが要求メッセージ1を受信していないと決定する。
【0269】
複数のノードのうちのノード1が例として利用される。図7Aにおいて、ノード1が、リソース1上で要求メッセージ1を送信する場合、ノード1は、リソース1に対応するリソース4上で応答メッセージを検出しうる。ノード1が、リソース4上で応答メッセージ1を検出し、応答メッセージ1は、要求メッセージ1が受信されていることを示す情報を含むか、又は、応答メッセージ1がノード1のデバイス識別子を搬送する、ということが仮定される。この場合、ノード1は、応答メッセージ1に基づいて、ノード1によって送信された要求メッセージ1が、第1のノードによって成功裏に受信されていると決定する。ノード1が、リソース4上でいずれの応答メッセージも受信していない場合、ノード1は、第1のノードが要求メッセージ1を受信していないと決定する。
【0270】
この出願のこの実施形態において、第1のノードは、動作環境の同時実行性の違いに基づいて、ディスカバリ/接続のためのリソースの数量をフレキシブルに構成し、拡張されたブロードキャストメッセージ(即ち、第2のメッセージ)を利用してリソースを示してよく、それにより、複数のノードが、リソースを選択することができる、ということを理解することができる。これにより、ノードの待ち遅延を低減することができる。加えて、これは、高同時実行性シナリオにおいて、各ノードが高速に第1のノードに接続されることを可能にし、低同時実行性シナリオにおいて、リソースの浪費を効果的に低減することができる。さらに、これは、リソース時間分割多重化を効果的に実現し、リソース利用率を改善する。
【0271】
上記では、この出願の実施形態における方法について詳細に説明しており、以下では、この出願の実施形態における装置について説明する。
【0272】
図9を参照されたい。図9は、この出願の実施形態による通信装置の機能構造の模式図である。通信装置30は、送信ユニット310と、処理ユニット312と、受信ユニット314とを含む。通信装置30は、ハードウェア、ソフトウェア、又は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実装されうる。
【0273】
具体的には、送信ユニット310は、少なくとも1つのブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のメッセージを送信するように構成され、第1のメッセージは、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す。送信ユニット310は、第1のリソース上で第2のメッセージを送信するようにさらに構成され、第2のメッセージは、第2のリソースを示し、第2のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースを含む。処理ユニット312及び/又は受信ユニット314は、少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出するように構成され、要求メッセージは、ディスカバリ要求メッセージ及び/又はアクセス要求メッセージを含む。処理ユニット及び受信ユニットは、別々に又は共同でメッセージ検出を実施することができる、ということに留意すべきである。
【0274】
具体的な実装において、受信ユニット314は、第1の伝送機会における第3のリソース上の第1の要求メッセージを受信し、送信ユニット310は、第1の伝送機会における第4のリソース上で第1の応答メッセージを送信するようにさらに構成され、第1の応答メッセージは、第1の要求メッセージの受信を示す。
【0275】
他の具体的な実装において、受信ユニット314は、第3のリソース上で第1の要求メッセージを受信するように構成され、送信ユニット310は、第3のリソースに対応する第4のリソース上で第1の応答メッセージを送信するようにさらに構成され、第1の応答メッセージは、第1の要求メッセージの受信を示す。
【0276】
この場合、通信装置30は、第1のノード側であり、かつ図3の実施形態において説明されている方法を実施するように構成されてよい。図3の実施形態において、送信ユニット310は、S101及びS102を実行するように構成されてよく、処理ユニット312及び/又は受信ユニット314は、S104を実行するように構成されてよい。代替的に、通信装置30の機能モジュールは、第1のノード側であり、かつ図8の実施形態において説明されている方法を実施するように構成されてよい。この明細書の簡潔化のために、詳細については、ここでは説明されない。
【0277】
図9に示した実施形態におけるユニットのうちの1つ又は複数のみが、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせによって実装されてよい。ソフトウェア又はファームウェアは、それらに限定されないが、コンピュータプログラム命令又はコードを含み、ハードウェアプロセッサによって実行されうる。ハードウェアは、それらに限定されないが、中央処理ユニット(CPU, Central Processing Unit)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP, Digital Signal Processor)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA, Field Programmable Gate Array)、及び特定用途向け集積回路(ASIC, Application Specific Integrated Circuit)などの様々な集積回路を含む。
【0278】
図10を参照されたい。図10は、この出願の実施形態による通信装置の機能構造の模式図である。通信装置40は、受信ユニット410と、送信ユニット412とを含む。通信装置40は、ハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実装されうる。
【0279】
具体的には、受信ユニット410は、第1のブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のノードから第1のメッセージを受信するように構成され、第1のメッセージは、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す。受信ユニット410は、第1のリソース上で第2のメッセージを受信するようにさらに構成され、第2のメッセージは、第2のリソースを示し、第2のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースを含む。送信ユニット412は、少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つで第1の要求メッセージを送信するように構成され、第1の要求メッセージは、ディスカバリ要求メッセージ及び/又はアクセス要求メッセージを含む。受信ユニット410は、第4のリソース上で、第1のノードからの応答メッセージを検出するようにさらに構成され、第4のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つに対応する。
【0280】
この場合、通信装置40は、第2のノード側であり、かつ図3の実施形態において説明されている方法を実施するように構成されてよい。図3の実施形態において、受信ユニット410は、S101及びS102を実行するように構成されてよく、送信ユニット412は、S103を実行するように構成されてよい。代替的に、通信装置40の機能モジュールは、複数のノードが配置される側にあり、かつ図8の実施形態において説明されている方法を実施するように構成されてよい。この明細書の簡潔化のために、詳細については、ここでは説明されない。
【0281】
図10に示した実施形態におけるユニットのうちの1つ又は複数のみが、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせによって実装されてよい。ソフトウェア又はファームウェアは、それらに限定されないが、コンピュータプログラム命令又はコードを含み、ハードウェアプロセッサによって実行されうる。ハードウェアは、それらに限定されないが、中央処理ユニット(CPU, Central Processing Unit)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP, Digital Signal Processor)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA, Field Programmable Gate Array)、及び特定用途向け集積回路(ASIC, Application-specific Integrated Circuit)などの様々な集積回路を含む。
【0282】
図11を参照されたい。図11は、この出願の実施形態による通信装置の構造の模式図である。図11に示すように、通信装置50は、プロセッサ501と、通信インターフェース502と、メモリ503と、バス504とを含む。具体的な実装において、プロセッサ501、メモリ503、及び通信インターフェース502は、バス504を介して互いに通信する。通信装置50内のプロセッサの数量及びメモリの数量は、この出願において限定されない、ということを理解するべきである。
【0283】
可能な設計において、通信装置50は、図3又は図8の実施形態において第1のノードであってよい。他の可能な設計において、通信装置50は、図3の第2のノード、又は、図8に示した複数のノードのうちのいずれか1つであってよい。具体的には、第1のノード又は第2のノードは、車両内無線通信シナリオにおけるプライマリノード、例えば、コックピット領域コントローラ(cockpit domain controller, CDC)、パッシブエントリパッシブスタート(passive entry passive start, PEPS)システム、又はモバイルフォンであってよい。第1のノード又は第2のノードは、代替的に、ワイドエリア無線通信システムにおける基地局、又はユーザ機器(user equipment, UE)などであってよい。第1のノード又は第2のノードは、代替的に、ローカルエリア無線通信システムにおける基地局、又はアクセスポイント(access point, AP)などであってよい。APは、無線ルータ、無線ゲートウェイ、又は無線ブリッジなどの無線APであってよい。第1のノード又は第2のノードは、代替的に、車両、オンボードユニット(On-board Unit, OBU)、インテリジェントウェアラブルデバイス(スポーツリストバンド又はウォッチなど)、ポータブルモバイルデバイス(モバイルフォン又はタブレットなど)、或いは、チップ又はポータブルモバイルデバイス内のコンポーネントなどの、他のノードと通信することができる他のセンサ又はデバイスであってよい。このことは、この出願の実施形態において特に限定されない。
【0284】
バス504は、周辺コンポーネントインターコネクト(peripheral component interconnect, PCI)バス、又は拡張型産業標準アーキテクチャ(extended industry standard architecture, EISA)バスなどであってよい。バスは、アドレスバス、データバス、又は制御バスなどのようにカテゴリ分けされうる。表示の容易化のために、バスは、図11において1本の線のみを利用して示されている。しかし、それは、1つのバスのみ又は1つのタイプのバスのみが存在することを示すものではない。バス504は、通信装置50のコンポーネント(メモリ503、プロセッサ501、及び通信インターフェース502など)の間で情報を伝送するためのパスを含んでよい。
【0285】
プロセッサ501は、中央処理ユニット(central processing unit, CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor, MP)、又はデジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor, DSP)などのプロセッサのいずれか1つ又は複数を含みうる。
【0286】
メモリ503は、ストレージ空間を提供するように構成され、ストレージ空間は、オペレーティングシステム及びコンピュータプログラムなどのデータを格納しうる。メモリ503は、ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(erasable programmable read-only memory, EPROM)、リードオンリーメモリ(read-only memory, ROM)、又はコンパクトディスクリードオンリーメモリ(compact disc read-only memory, CD-ROM)などのうちの1つ又は1つ以上の組み合わせであってよい。メモリ503は、独立して存在してもよいし、プロセッサ501に統合されてもよい。
【0287】
通信インターフェース502は、プロセッサ501に対して情報の入力又は出力を提供するように構成されうる。代替的に、通信インターフェース502は、外部から送信されるデータを受信する及び/又は外部にデータを送信するように構成されてよく、イーサネットケーブルなどの有線リンクのインターフェースであってもよいし、無線リンク(Wi-Fi、Bluetooth、ユニバーサル無線伝送、又は車両内短距離通信技術など)のインターフェースであってもよい。代替的に、通信インターフェース502は、インターフェースに結合されたトランスミッタ(無線周波数トランスミッタ又はアンテナなど)、又はレシーバなどをさらに含んでもよい。
【0288】
具体的な実装において、通信装置50が上記の第1のノードであるとき、通信装置50内のプロセッサ501は、メモリ503に格納されたコンピュータプログラムを読み出して、第1のノード側であり、かつ図3又は図8の実施形態において説明されている方法を実行するように構成される。
【0289】
可能な設計において、通信装置50は、図3に示した方法を実行する第1のノード内の1つ以上のモジュールであってよく、プロセッサ501は、メモリ503に格納された1つ以上のコンピュータプログラムを読み出して、以下の処理、即ち、送信ユニット310を利用して、少なくとも1つのブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のメッセージを送信することであって、第1のメッセージは、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す、ことと、第1のリソース上で第2のメッセージを送信することであって、第2のメッセージは、第2のリソースを示し、第2のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースを含む、ことと、処理ユニット312及び/又は受信ユニット314を利用して、少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出することであって、要求メッセージは、ディスカバリ要求メッセージ及び/又はアクセス要求メッセージを含む、ことと、を実行するように構成されてよい。
【0290】
他の具体的な実装において、通信装置50が上記の第2のノードであるとき、通信装置50内のプロセッサ501は、メモリ503に格納されたコンピュータプログラムを読み出して、第2のノード側であり、かつ図3の実施形態において説明されている方法、又は、複数のノードが配置される側であり、かつ図8の実施形態において説明されている方法を実行するように構成される。
【0291】
可能な設計において、通信装置50は、図3に示した方法を実行する第2のノード内の1つ以上のモジュールであってよく、プロセッサ501は、メモリ503に格納された1つ以上のコンピュータプログラムを読み出して、以下の処理、即ち、受信ユニット410を利用して、第1のブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のノードから第1のメッセージを受信することであって、第1のメッセージは、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す、ことと、第1のリソース上で第2のメッセージを受信することであって、第2のメッセージは、第2のリソースを示し、第2のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースを含む、ことと、送信ユニット412を利用して、少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つで第1の要求メッセージを送信することであって、第1の要求メッセージは、ディスカバリ要求メッセージ及び/又はアクセス要求メッセージを含む、ことと、を実行するように構成されてよい。
【0292】
この出願の実施形態は、通信システムをさらに提供する。通信システムは、第1のノードと、第2のノードとを含む。通信システムは、この出願の上記の実施形態、例えば、図3又は図8において説明されている方法を実行するように構成される。
【0293】
第1のノード又は第2のノードは、車両内無線通信シナリオにおけるプライマリノード、例えば、コックピット領域コントローラ(cockpit domain controller, CDC)、パッシブエントリパッシブスタート(passive entry passive start, PEPS)システム、又はモバイルフォンであってよい。第1のノード又は第2のノードは、代替的に、ワイドエリア無線通信システムにおける基地局、又はユーザ機器(user equipment, UE)などであってよい。第1のノード又は第2のノードは、代替的に、ローカルエリア無線通信システムにおける基地局、又はアクセスポイント(access point, AP)などであってよい。APは、無線ルータ、無線ゲートウェイ、又は無線ブリッジなどの無線APであってよい。第1のノード又は第2のノードは、代替的に、車両、オンボードユニット(On-board Unit, OBU)、インテリジェントウェアラブルデバイス(スポーツリストバンド又はウォッチなど)、ポータブルモバイルデバイス(モバイルフォン又はタブレットなど)、ポータブルモバイルデバイス内のコンポーネント、或いは、チップ又はポータブルモバイルデバイス内のコンポーネントなどの、他のノードと通信することができる他のセンサ又はデバイスであってよい。このことは、この出願の実施形態において特に限定されない。
【0294】
この出願の実施形態は、端末をさらに提供する。端末は、第1の装置及び第2の装置の少なくとも1つを含む。第1の装置は、図9に示した通信装置30であってよく、第1のノード側であり、かつ図3又は図8の実施形態において説明されている方法を実行するように構成されうる。第2の装置は、図10に示した通信装置40であってよく、第2のノード側であり、かつ図3の実施形態において説明されている方法、又は、複数のノードが配置される側であり、かつ図8の実施形態において説明されている方法を実行するように構成されうる。
【0295】
端末の例は、それらに限定されないが、スマート家庭用デバイス(テレビ、ロボット掃除機、スマートデスクランプ、音響システム、インテリジェント照明システム、電気制御システム、ホームバックグラウンドミュージック、ホームシアターシステム、インターコムシステム、又はビデオ監視など)、インテリジェント輸送デバイス(車両、船舶、無人航空機、列車、トラック、又はトラックなど)、インテリジェント産業デバイス(ロボット、産業デバイス、インテリジェントロジスティクス、又はインテリジェント工場など)、インテリジェント端末(モバイルフォン、コンピュータ、タブレット、パームトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ヘッドセット、スピーカ、ウェアラブルデバイス、車載デバイス、仮想現実デバイス、又は拡張現実デバイスなど)を含む。
【0296】
この明細書における上記の実施形態において、各実施形態の説明は、各々の焦点を有する。実施形態において詳細に説明されていない部分については、他の実施形態における関連説明を参照されたい。
【0297】
当業者は、上記の実施形態の各方法におけるステップの全部又は一部は、関連するハードウェアに命令するプログラムによって実装されうる、ということを理解しうる。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されうる。記憶媒体は、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory, ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable Read-only Memory, PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable Programmable Read-only Memory, EPROM)、ワンタイムプログラマブルリードオンリーメモリ(One-time Programmable Read-Only Memory, OTPROM)、電気的消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory, EEPROM)、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(Compact Disc Read-Only Memory, CD-ROM)又は他の光ディスクメモリ、磁気ディスクストレージ、磁気テープストレージ、或いは、データを搬送又は記憶するように構成することができる任意の他のコンピュータ可読媒体を含む。
【0298】
この出願の技術的解決策は本質的に、又は従来技術に寄与する部分、又は技術的解決策の全部又は一部は、ソフトウェア製品の形態で実装されうる。コンピュータプログラム製品は、記憶媒体に格納され、デバイス(パードナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス、ロボット、シングルチップマイクロコンピュータ、チップ、又はロボットなどであってよい)に命令して、この出願の実施形態において説明された方法のステップの全部又は一部を実行するための、いくつかの命令を含む。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2024-04-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、前記方法は、
少なくとも1つのブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のメッセージを送信するステップであって、前記第1のメッセージは、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す、ステップと、
前記第1のリソース上で第2のメッセージを送信するステップであって、前記第2のメッセージは、第2のリソースを示し、前記第2のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースを含む、ステップと、
前記少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出するステップであって、前記要求メッセージは、ディスカバリ要求メッセージ及び/又はアクセス要求メッセージを含む、ステップと
を含む、通信方法。
【請求項2】
前記第2のメッセージは、前記第2のリソースに含まれる第3のリソースの数量を示す情報を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースをさらに含み、前記少なくとも1つの第4のリソースは、少なくとも1つの応答メッセージを搬送するために利用され、前記少なくとも1つの応答メッセージは、前記少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する、
請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記第2のリソースは、伝送機会グループであり、前記伝送機会グループは、少なくとも1つの伝送機会を含み、各伝送機会は、第3のリソースを含む、
請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のメッセージは、前記少なくとも1つの第3のリソースの開始時点、又は、前記少なくとも1つの伝送機会の開始時点をさらに示す、
請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記第2のメッセージは、以下の情報、即ち、
前記伝送機会グループの時間長についての情報、
前記伝送機会グループの開始時点についての情報、
前記伝送機会グループ内の伝送機会の数量についての情報、
前記伝送機会グループ内の少なくとも2つの隣接する伝送機会の開始時点の間のインターバルについての情報、
前記伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点についての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースの周波数ホッピングチャネルについての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースのホッピング周波数についての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースの帯域幅についての情報、
周波数ホッピングランダムシード、
利用可能な周波数ホッピングチャネルについての情報、及び
クロックパラメータ情報
のうちの1つ又は複数のタイプをさらに含む、
請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記伝送機会グループ内の各伝送機会は、前記第4のリソースを含む、
請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出する前記ステップは、
第1の伝送機会における第3のリソース上の第1の要求メッセージを受信するステップを含み、
前記方法は、
前記第1の伝送機会における第4のリソース上で第1の応答メッセージを送信するステップであって、前記第1の応答メッセージは、前記第1の要求メッセージの受信を示す、ステップをさらに含む、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つの第3のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースに対応し、前記少なくとも1つの第4のリソースは、少なくとも1つの応答メッセージを搬送するために利用され、前記少なくとも1つの応答メッセージは、前記少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する、
請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つの第3のリソースが、前記少なくとも1つの第4のリソースと一対一に対応する、又は、前記少なくとも1つの第4のリソース内にあり、かつ複数の第3のリソースに対応する1つの第4のリソースが存在する、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出する前記ステップは、
第3のリソース上で第1の要求メッセージを受信するステップを含み、
前記方法は、
前記第3のリソースに対応する第4のリソース上で第1の応答メッセージを送信するステップであって、前記第1の応答メッセージは、前記第1の要求メッセージの受信を示す、ステップをさらに含む、
請求項に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の要求メッセージは、第1のデバイスの識別子を含み、前記第1の要求メッセージは、前記第1のデバイスからのものであり、前記第1の応答メッセージは、前記第1のデバイスの前記識別子を含む、
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第2のメッセージは、前記少なくとも1つの第4のリソースをさらに示す、
請求項に記載の方法。
【請求項14】
前記第2のメッセージは、以下のこと、即ち、
少なくとも1つの第3のリソースが、ディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されること、
少なくとも1つの第3のリソースが、アクセス要求メッセージを検出するために利用されること、又は
前記少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つが第2のノードに対応し、前記第2のメッセージが、前記第2のノードの識別子を含むこと
のうちの1つ又は複数を示す、
請求項に記載の方法。
【請求項15】
通信方法であって、前記方法は、
第1のブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のノードから第1のメッセージを受信するステップであって、前記第1のメッセージは、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す、ステップと、
前記第1のリソース上で第2のメッセージを受信するステップであって、前記第2のメッセージは、第2のリソースを示し、前記第2のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースを含む、ステップと、
前記少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つで第1の要求メッセージを送信するステップであって、前記第1の要求メッセージは、ディスカバリ要求メッセージ及び/又はアクセス要求メッセージを含む、ステップと
を含む、通信方法。
【請求項16】
前記第2のメッセージは、前記第2のリソースに含まれる第3のリソースの数量を示す情報を含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第2のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースをさらに含み、前記少なくとも1つの第4のリソースは、少なくとも1つの応答メッセージを搬送するために利用され、前記少なくとも1つの応答メッセージは、前記少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する、
請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記第2のリソースは、伝送機会グループであり、前記伝送機会グループは、少なくとも1つの伝送機会を含み、各伝送機会は、第3のリソースを含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記第2のメッセージは、前記少なくとも1つの第3のリソースの開始時点、又は、前記少なくとも1つの伝送機会の開始時点をさらに示す、
請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記第2のメッセージは、以下の情報、即ち、
前記伝送機会グループの時間長についての情報、
前記伝送機会グループの開始時点についての情報、
前記伝送機会グループ内の伝送機会の数量についての情報、
前記伝送機会グループ内の少なくとも2つの隣接する伝送機会の開始時点の間のインターバルについての情報、
前記伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点についての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースの周波数ホッピングチャネルについての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースのホッピング周波数についての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースの帯域幅についての情報、
周波数ホッピングランダムシード、
利用可能な周波数ホッピングチャネルについての情報、及び
クロックパラメータ情報
のうちの1つ又は複数のタイプをさらに含む、
請求項15に記載の方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正書】
【提出日】2024-05-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、前記方法は、
少なくとも1つのブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のメッセージを送信するステップであって、前記第1のメッセージは、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す、ステップと、
前記第1のリソース上で第2のメッセージを送信するステップであって、前記第2のメッセージは、第2のリソースを示し、前記第2のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースを含む、ステップと、
前記少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出するステップであって、前記要求メッセージは、ディスカバリ要求メッセージ及び/又はアクセス要求メッセージを含む、ステップと
を含む、通信方法。
【請求項2】
前記第2のメッセージは、前記第2のリソースに含まれる第3のリソースの数量を示す情報を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースをさらに含み、前記少なくとも1つの第4のリソースは、少なくとも1つの応答メッセージを搬送するために利用され、前記少なくとも1つの応答メッセージは、前記少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2のリソースは、伝送機会グループであり、前記伝送機会グループは、少なくとも1つの伝送機会を含み、各伝送機会は、第3のリソースを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のメッセージは、前記少なくとも1つの第3のリソースの開始時点、又は、前記少なくとも1つの伝送機会の開始時点をさらに示す、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第2のリソースは、伝送機会グループであり、前記伝送機会グループは、少なくとも1つの伝送機会を含み、
前記第2のメッセージは、以下の情報、即ち、
前記伝送機会グループの時間長についての情報、
前記伝送機会グループの開始時点についての情報、
前記伝送機会グループ内の伝送機会の数量についての情報、
前記伝送機会グループ内の少なくとも2つの隣接する伝送機会の開始時点の間のインターバルについての情報、
前記伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点についての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースの周波数ホッピングチャネルについての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースのホッピング周波数についての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースの帯域幅についての情報、
周波数ホッピングランダムシード、
利用可能な周波数ホッピングチャネルについての情報、及び
クロックパラメータ情報
のうちの1つ又は複数のタイプをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のリソースは、伝送機会グループであり、前記伝送機会グループは、少なくとも1つの伝送機会を含み、前記伝送機会グループ内の各伝送機会は、前記第4のリソースを含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出する前記ステップは、
第1の伝送機会における第3のリソース上の第1の要求メッセージを受信するステップを含み、
前記方法は、
前記第1の伝送機会における第4のリソース上で第1の応答メッセージを送信するステップであって、前記第1の応答メッセージは、前記第1の要求メッセージの受信を示す、ステップをさらに含む、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つの第3のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースに対応し、前記少なくとも1つの第4のリソースは、少なくとも1つの応答メッセージを搬送するために利用され、前記少なくとも1つの応答メッセージは、前記少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つの第3のリソースが、前記少なくとも1つの第4のリソースと一対一に対応する、又は、前記少なくとも1つの第4のリソース内にあり、かつ複数の第3のリソースに対応する1つの第4のリソースが存在する、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記少なくとも1つの第3のリソース上で要求メッセージを検出する前記ステップは、
第3のリソース上で第1の要求メッセージを受信するステップを含み、
前記方法は、
前記第3のリソースに対応する第4のリソース上で第1の応答メッセージを送信するステップであって、前記第1の応答メッセージは、前記第1の要求メッセージの受信を示す、ステップをさらに含む、
請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の要求メッセージは、第1のデバイスの識別子を含み、前記第1の要求メッセージは、前記第1のデバイスからのものであり、前記第1の応答メッセージは、前記第1のデバイスの前記識別子を含む、
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第2のメッセージは、前記少なくとも1つの第4のリソースをさらに示す、
請求項3に記載の方法。
【請求項14】
前記第2のメッセージは、以下のこと、即ち、
少なくとも1つの第3のリソースが、ディスカバリ要求メッセージを検出するために利用されること、
少なくとも1つの第3のリソースが、アクセス要求メッセージを検出するために利用されること、又は
前記少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つが第2のノードに対応し、前記第2のメッセージが、前記第2のノードの識別子を含むこと
のうちの1つ又は複数を示す、
請求項1に記載の方法。
【請求項15】
通信方法であって、前記方法は、
第1のブロードキャスト周波数ホッピングチャネル上で第1のノードから第1のメッセージを受信するステップであって、前記第1のメッセージは、第1の周波数ホッピングチャネル上の第1のリソースを示す、ステップと、
前記第1のリソース上で第2のメッセージを受信するステップであって、前記第2のメッセージは、第2のリソースを示し、前記第2のリソースは、少なくとも1つの第3のリソースを含む、ステップと、
前記少なくとも1つの第3のリソースのうちの1つで第1の要求メッセージを送信するステップであって、前記第1の要求メッセージは、ディスカバリ要求メッセージ及び/又はアクセス要求メッセージを含む、ステップと
を含む、通信方法。
【請求項16】
前記第2のメッセージは、前記第2のリソースに含まれる第3のリソースの数量を示す情報を含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第2のリソースは、少なくとも1つの第4のリソースをさらに含み、前記少なくとも1つの第4のリソースは、少なくとも1つの応答メッセージを搬送するために利用され、前記少なくとも1つの応答メッセージは、前記少なくとも1つの第3のリソースからの要求メッセージに対応する、
請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記第2のリソースは、伝送機会グループであり、前記伝送機会グループは、少なくとも1つの伝送機会を含み、各伝送機会は、第3のリソースを含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記第2のメッセージは、前記少なくとも1つの第3のリソースの開始時点、又は、前記少なくとも1つの伝送機会の開始時点をさらに示す、
請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記第2のリソースは、伝送機会グループであり、前記伝送機会グループは、少なくとも1つの伝送機会を含み、前記第2のメッセージは、以下の情報、即ち、
前記伝送機会グループの時間長についての情報、
前記伝送機会グループの開始時点についての情報、
前記伝送機会グループ内の伝送機会の数量についての情報、
前記伝送機会グループ内の少なくとも2つの隣接する伝送機会の開始時点の間のインターバルについての情報、
前記伝送機会グループ内の第1の伝送機会の開始時点についての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースの周波数ホッピングチャネルについての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースのホッピング周波数についての情報、
前記伝送機会グループ又は前記少なくとも1つの第3のリソースの帯域幅についての情報、
周波数ホッピングランダムシード、
利用可能な周波数ホッピングチャネルについての情報、及び
クロックパラメータ情報
のうちの1つ又は複数のタイプをさらに含む、
請求項15に記載の方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0260
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0260】
具体的な実装において、要求メッセージを搬送するために利用される第3のリソースと、応答メッセージを搬送するために利用される第4のリソースとが交互に配置される例えば、伝送機会グループにおいて、図5に示すように、各伝送機会は、1つの第3のリソースと、1つの第4のリソースとを含む。この場合、第1のノードが、第3のリソース上で第1の要求メッセージを検出又は受信する度に、第1のノードは、第3のリソースが配置される伝送機会における第4のリソースに基づいて、第1の応答メッセージを送信し、ここで、第1の応答メッセージは、第1の要求メッセージの受信を示す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0264
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0264】
例えば、S204において、図6の例について、それに対応して、ノード1がリソース上で要求メッセージ1を送信し、かつノード2がリソース1上で要求メッセージ2を送信するため、リソース1上で要求メッセージ1及び要求メッセージ2がコンフリクトする。この場合、第1のノードは、要求メッセージの1つを正しく受信しうる。例えば、要求メッセージ1が受信される場合、第1のノードは、リソース1に対応するリソース4上で応答メッセージ1を送信し、ここで、応答メッセージ1は、リソース1上での要求メッセージ1の受信を示す。さらに、応答メッセージ1は、ノード1のデバイス識別子を搬送しうる。他の具体的な実装において、リソース1上で要求メッセージ1と要求メッセージ2とがコンフリクトし、第1のノードが、リソース1上で、いずれの要求メッセージも正しく受信しない場合、第1のノードは、リソース1に対応するリソース4上で応答メッセージを送信する必要がない。加えて、第1のノードが、リソース2上でノード3から要求メッセージ3を受信する場合、第1のノードは、リソース2に対応するリソース5上で応答メッセージ2を送信し、ここで、応答メッセージ2は、リソース2上での要求メッセージ3の受信を示す。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0295
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0295】
端末の例は、それらに限定されないが、スマート家庭用デバイス(テレビ、ロボット掃除機、スマートデスクランプ、音響システム、インテリジェント照明システム、電気制御システム、ホームバックグラウンドミュージック、ホームシアターシステム、インターコムシステム、又はビデオ監視など)、インテリジェント輸送デバイス(車両、船舶、無人航空機、列車又はトラックなど)、インテリジェント産業デバイス(ロボット、産業デバイス、インテリジェントロジスティクス、又はインテリジェント工場など)、インテリジェント端末(モバイルフォン、コンピュータ、タブレット、パームトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ヘッドセット、スピーカ、ウェアラブルデバイス、車載デバイス、仮想現実デバイス、又は拡張現実デバイスなど)を含む。
【国際調査報告】