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特表2024-535068ウインドシールドのワイパブレードアセンブリ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-26
(54)【発明の名称】ウインドシールドのワイパブレードアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   B60S 1/38 20060101AFI20240918BHJP
   B60S 1/40 20060101ALI20240918BHJP
【FI】
B60S1/38 A
B60S1/40 200E
B60S1/38 F
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024517500
(86)(22)【出願日】2022-09-23
(85)【翻訳文提出日】2024-05-16
(86)【国際出願番号】 US2022044561
(87)【国際公開番号】W WO2023049366
(87)【国際公開日】2023-03-30
(31)【優先権主張番号】63/248,275
(32)【優先日】2021-09-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518353968
【氏名又は名称】アルベリー プロダクツ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】ALBEREE PRODUCTS, INC.
【住所又は居所原語表記】4665 Hollins Ferry Road, Halethorpe, MARYLAND 21227, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110004303
【氏名又は名称】弁理士法人三協国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アルバート リー
(72)【発明者】
【氏名】フランツ ジェイ.ブーチェレ
【テーマコード(参考)】
3D225
【Fターム(参考)】
3D225AA01
3D225AC01
3D225AD01
3D225AE11
3D225AE31
(57)【要約】
中央取付ベースの長さに沿って延びる2つのポケットと、2つのポケットの間の間隙とを有する中央取付ベースと、中央取付ベースに取り付けられ、アダプタホルダの第1の側にある第1の凹部およびアダプタホルダの第2の側にある第2の凹部を含むアダプタホルダと、中央取付ベースの前記2つのポケット内に配置された2つのばねとを含む、ワイパブレードアセンブリ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中央取付ベースであって、
前記中央取付ベースの長さに沿って延びる2つのポケットと、
前記2つのポケットの間の間隙と
を含む、中央取付ベースと、
前記中央取付ベースに取り付けられたアダプタホルダであって、前記アダプタホルダの第1の側にある第1の凹部および前記アダプタホルダの第2の側にある第2の凹部を含む、アダプタホルダと、
前記中央取付ベースの前記2つのポケット内に配置された2つのばねと、
を備える、ワイパブレードアセンブリ。
【請求項2】
2つのスポイラをさらに備え、各スポイラが、前記2つのばねを受け入れ、前記アダプタホルダの前記第1の凹部および前記第2の凹部のそれぞれに係合する2つのポケットを含む、請求項1に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項3】
2つのエンドキャップをさらに備え、各エンドキャップが、前記ワイパブレードアセンブリのそれぞれの端部に位置しており、前記2つのばねおよび前記2つのスポイラのそれぞれに係合する、請求項2に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項4】
前記中央取付ベースに係合し、前記中央取付ベースの前記2つのポケットの間の間隙内に設けられた払拭要素をさらに備える、請求項3に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項5】
前記2つのスポイラに取り付けられた2つのエンドキャップをさらに備えており、各エンドキャップが、
凹部と、
前記2つのばねに係合する第1の要素と、
前記第1の要素に係合する第2の要素と
を含む、請求項2に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項6】
各エンドキャップの前記第1の要素が2つのポケットを含み、
各エンドキャップの前記第2の要素が、前記第1の要素のそれぞれの前記2つのポケットに固定された2つのカンチレバーを含む、請求項5に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項7】
各エンドキャップの前記凹部が前記2つのスポイラの外側形状に対応する形状を有する、請求項5に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項8】
各スポイラに、前記スポイラの全長に沿って延び、前記スポイラの前記2つのポケットから離間した円形孔が設けられ、前記スポイラの柔軟性を改善し、前記ワイパブレードアセンブリのフロントガラスへの接触を改善する、請求項2に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項9】
各スポイラの前記2つのポケットが閉じた断面を有する、請求項8に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項10】
前記中央取付ベースが、前記中央取付ベースを汎用のアダプタホルダに固定するためのタブを含む、請求項1に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項11】
中央取付ベースの長さに沿って延びる2つのポケットを含む前記中央取付ベースと、
前記中央取付ベースに取り付けられ、ワイパアームアダプタを受け入れるように構成されたアダプタホルダと、
前記中央取付ベースの前記2つのポケットに取り付けられ、互いに離間した2つのばねと、
を備える、ワイパブレードアセンブリ。
【請求項12】
前記中央取付ベースが、前記中央取付ベースを汎用のアダプタホルダに固定するためのタブを含む、請求項11に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項13】
前記アダプタホルダが、前記アダプタホルダの第1の側にある第1の凹部および前記アダプタホルダの第2の側にある第2の凹部を含み、
前記ワイパブレードアセンブリが、
2つのスポイラをさらに備え、各スポイラが、前記2つのばねのそれぞれを受け入れ、前記アダプタホルダの前記第1の凹部および前記第2の凹部のそれぞれに係合するポケットを含む、請求項12に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項14】
各ポケットが、前記2つのばねのそれぞれを包囲する閉じた断面を有する、請求項13に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項15】
2つのエンドキャップをさらに備え、各エンドキャップが前記ワイパブレードアセンブリのそれぞれの端部に配置されており、前記第1のばねおよび前記第2のばねと、前記2つのスポイラのそれぞれとを受け入れる、請求項13に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項16】
各エンドキャップが、前記2つのばねに係合する第1の要素と、前記第1の要素に係合する第2の要素とを含む、請求項15に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項17】
各エンドキャップの前記第1の要素が2つのポケットを含み、
各エンドキャップの前記第2の要素が、前記第1の要素のそれぞれの前記2つのポケットに固定された2つのカンチレバーを含む、請求項16に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項18】
各エンドキャップの前記第2の要素が、前記2つのスポイラのそれぞれに係合する円形凹部を含む、請求項17に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項19】
各スポイラの前記2つのポケットが閉じた断面を有する、請求項13に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項20】
前記中央取付ベースに係合し、前記中央取付ベースの前記2つのポケットの間の間隙内に設けられた払拭要素をさらに備える、請求項11に記載のワイパブレードアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年9月24日に出願された米国仮出願第63/248275号に対する米国特許法第119条(e)に基づく優先権を主張する。
【0002】
本発明は、ばねおよびスポイラをアダプタホルダに取り付けるための新規の中央取付ベースを有するワイパブレードアセンブリ、ならびに空気流を偏向させ、ワイパブレードアセンブリの性能を向上させる空気力学的形状を有するスポイラを対象とする。
【背景技術】
【0003】
先行技術のワイパブレードアセンブリは、本出願におけるように、空気力学を改善するために対応する払拭要素の形状に適合するばねおよびスポイラを取り付けるための中央取付ベースを欠いている。例えば、米国特許第6675434号明細書には、単一のばね弾性支持要素18と、ばね弾性支持体18に接着されたワイパストリップとを有するワイパブレード10が記載されている、第3欄、52~62行および図5を参照されたい。米国特許第6675434号明細書には、ベース本体28が払拭要素320を受けるためのフック状延長部330を含む実施形態も開示されている、第6欄、20~54行および図10を参照されたい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、ワイパブレードのばねおよびスポイラを保持し、ばねをアダプタホルダに取り付けるための改善された中央取付ベースを対象とする。アダプタホルダは、ワイパブレードアセンブリをワイパアームに取り付けるために使用されるアームアダプタを受け入れるように構成される。
【0005】
中央取付ベースは、ばねを受け入れて固定するためのポケットと、中央取付ベースをアダプタホルダに固定するためのタブと、中央取付ベースがアダプタホルダに対して適切に位置合わせされることを保証するための少なくとも1つの位置合わせ孔とを含む。
【0006】
本発明は、第1のスポイラおよび第2のスポイラの薄型形状に一致する連続した薄型形状を提供するように形成された中央取付ベースを利用する。中央取付ベースと第1および第2のスポイラとのこれらの一致した形状により、払拭要素が第1のスポイラの第1の開口部に挿入され、中央取付ベースを通して第2のスポイラの第2の開口部に案内されることが可能になり、または払拭要素が第2のスポイラの第2の開口部に挿入され、中央取付ベースを通して第1のスポイラの第1の開口部に案内されることが可能になる。すなわち、払拭要素は、第1のスポイラまたは第2のスポイラを介して中央取付ベースの2つの対向する端部のいずれかから案内することができる。
【0007】
本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリでは2つのばねが使用され得るが、1つまたは3つ以上のばねが使用されてもよい。2つのばねは、圧着工程によって中央取付ベース内に保持されてもよい。この圧着工程により、2つのばねが適切に離間し、2つのばねが互いに平行であることが確実になる。中央取付ベースは、金属やプラスチックなどの圧着に適した材料で作製されてもよい。
【0008】
本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリを組み立てる方法は、最初に、2つのばねを中央取付ベースのそれぞれのポケット内に摺動させることを含む。2つのばねは、最初に、中央取付ベースの第1の側を通って第1の方向に、または中央取付ベースの第2の側を通って第1の方向とは反対の第2の方向に摺動され得る。第1の方向と第2の方向とはどちらも、ワイパブレードアセンブリの長手方向軸線(例えば、長手方向)に沿うことができる。
【0009】
ポケットは、各ばねの底面の全体および各ばねの上面の少なくとも一部に一致することを含めて、ばねに実質的に一致するように形成される。さらに、ポケットは間隙によって離間しており、中央取付ベースの前記間隙は払拭要素を受け入れるためのものである。中央取付ベースの各ポケットは、それぞれのばねの側面に係合してそれぞれのばねを中央取付ベースに係止するためのリップを含んでもよい。
【0010】
次に、ばねが取り付けられた中央取付ベースは、中央取付ベースの係止タブをアダプタホルダのそれぞれのポケットと係合させることによってアダプタホルダに取り付けられてもよく、それにより、中央取付ベースがアダプタホルダの下方に固定して配置される。中央取付ベースの係止タブは中央取付ベースの上面に設けられてもよく、中央取付ベースの上面は、移動されてアダプタホルダの下面に係合して中央取付ベースの係止タブをアダプタホルダのそれぞれのポケットに押し込み、それによって中央取付ベースをアダプタホルダに係止し得る。
【0011】
次に、第1のスポイラがアダプタホルダの第1の凹部内に配置されるまで、ばねが第1のスポイラの閉じたポケット内に配置されるように、第1のスポイラが両方のばねに沿って第1の方向に摺動される。アダプタホルダの第1の凹部は、第1のスポイラの外側断面形状に対応する断面形状を有し得る。さらに、第1の方向は長手方向であり得る。
【0012】
次に、第2のスポイラがアダプタホルダの第2の凹部内に配置されるまで、ばねが第2のスポイラの閉じたポケット内に配置されるように、第2のスポイラが両方のばねに沿って、第1の方向とは反対の第2の方向に摺動される。アダプタホルダの第2の凹部は、第2のスポイラの外側断面形状に対応する断面形状を有する。第1および第2のスポイラは払拭要素を受け入れるためのチャネルを含み、それぞれ第1のスポイラチャネルおよび第2のスポイラチャネルと呼ばれ得る。さらに、中央取付ベースには、払拭要素を受け入れるための間隙が設けられている。
【0013】
次に、払拭要素が、第1のスポイラチャネルおよび第2のスポイラチャネルの一方を通り、次いで中央取付ベースの間隙を通り、次いで第1のスポイラチャネルおよび第2のスポイラチャネルの他方を通って摺動される。払拭要素は、最初に第1の方向に第1のスポイラチャネル内に、または第2の方向に第2のスポイラチャネル内に摺動させることができる。
【0014】
次に、第1および第2のエンドキャップが、それぞれ、ばねの各々のポケットに係合し、第1および第2のスポイラに当接するように摺動させることによって設置される。具体的には、第1および第2のエンドキャップの各々は、ばねおよび払拭要素を受け入れる第1の要素と、第1のスポイラおよび第2のスポイラのそれぞれを受け入れる第2の要素とを含む、互いに係合する2つの部品から構成され得る。第2の要素は、エンドキャップの第1の要素の2つのポケットに係合する2つのばね固定突起(例えば、ばね固定カンチレバー)を含む。すなわち、各ばね固定突起は、第1の要素のそれぞれの突起に係合する。さらに、2つのばね固定突起は、ばねを固定位置に固定する。第1および第2の要素は、第1および第2のエンドキャップが摺動されてばねならびにそれぞれの第1および第2のスポイラに係合する前に相互接続されてもよい。第2の要素は、第1の要素の上方に配置されてもよい。あるいは、第1の要素と第2の要素とは一体的に形成されてもよい。
【0015】
さらに、第1および第2のエンドキャップは、アダプタホルダが中央取付ベースに取り付けられる前または後、およびアームアダプタがアダプタホルダに取り付けられる前または後を含む、払拭要素、第1および第2のスポイラ、ならびに第1および第2のばねが中央取付ベースに取り付けられた後の任意の時点に取り付けることができる。あるいは、2つの別々のスポイラの代わりに単一のスポイラを使用することもできる。
【0016】
最初に、各エンドキャップの第1の要素が、2つのばねに沿って摺動されてもよく、完全に係合されると(例えば、ばねがそれぞれのばねポケットの全長にわたって延在すると)、次いで、各エンドキャップの第2の要素が移動されて、第2の要素のばね固定突起を第1の要素の係合ポケットに挿入することによって、第1の要素ならびに第1および第2のスポイラのそれぞれに係合することができる。上述したように、各エンドキャップの第2の要素は、第1および第2のスポイラのそれぞれの外面に係合するように、第1および第2のスポイラのそれぞれの外側断面形状と全く同じであり得るか、または実質的に同じであり得る断面形状を有する内面を含む。各エンドキャップの第2の要素は、第1および第2のスポイラのそれぞれの外面の全体または全体よりも少ない部分に係合するように、第1および第2のスポイラのそれぞれとの圧力ばめ連結部を有し得る。
【0017】
すなわち、各エンドキャップは2つのポケットを含み、各エンドキャップの各ポケットは、エンドキャップをばねに係止するために各ばねのノッチに係合する。さらに、各エンドキャップは、第1および第2のスポイラのそれぞれの断面形状に対応する長手方向の断面形状を含む。さらに、各エンドキャップは、第1および第2のスポイラのそれぞれの断面形状に対応する長手方向の断面形状を有する凹部を含み、凹部は、第1および第2のスポイラのそれぞれを受け入れて、ばねならびに第1および第2のスポイラのそれぞれを所定の位置に係止する。
【0018】
第1および第2のスポイラの各々は、その全長に沿って連続した輪郭を有し得る。
【0019】
さらに、各エンドキャップは、ばねのノッチに係合するための2つの突起を含んでもよい。すなわち、ばねは、それぞれのノッチが反対方向にワイパブレードアセンブリの外側を向くように配置され、各エンドキャップの2つの突起は、2つのばねの2つのノッチに係合してエンドキャップをばねに係止する。
【0020】
第1および第2のエンドキャップがワイパブレードアセンブリに設置された後、アームアダプタが当技術分野で知られた方法でアダプタホルダに設置される。
【0021】
払拭要素は、天然または合成のポリイソプレン、ブタジエン、エチレンプロピレンジエンゴム、ネオプレンまたはそれらの混合物を含む天然および合成ゴムなどの当技術分野で知られた材料から構成されてもよい。
【0022】
各スポイラは、2つの閉じたポケット(例えば、閉じた輪郭を有するポケット)を含む。各スポイラの各閉じたポケットは、それぞれのばねに対してそれぞれのスポイラを摺動させることによって、またはその逆によって、それぞれのばねを受け入れてもよい。
【0023】
ばねは、エンドキャップをばねに取り付けるためにスポイラを越えて延びる長さを有してもよい。スポイラを越えて延びる各ばねの部分は、ノッチを含んでもよい。各ばねは、反対側に形成された2つのノッチを含んでもよく、各ノッチはエンドキャップを固定するように構成される。各ノッチに隣接して、エンドキャップがばね内により容易に挿入されることを可能にする導入角度または面取りがある。ばねのノッチは、同じ第1の側に位置し、第1の側は、ワイパブレードアセンブリの垂直軸線に対して垂直な方向を向いていてもよい。
【0024】
本発明の適用性のさらなる範囲は、以下に記載する詳細な説明から明らかになるであろう。しかしながら、この詳細な説明を読めば当業者には本発明の範囲内の様々な変更および修正が明らかになることから、詳細な説明および具体例は、本発明の実施形態を示してはいるが、単なる例示として与えられていることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本発明は、以下に記載する詳細な説明および例示としてのみ示す添付の図面からより十分に理解されるようになり、よって、本発明の一実施形態に従って限定されるものではない。
【0026】
図1】本発明の一実施形態による、完全な組立て状態にあるワイパブレードアセンブリの上面図である。
【0027】
図2】本発明の一実施形態による、完全に組み立てられた状態にあるワイパブレードアセンブリの側面図である。
【0028】
図3】本発明の一実施形態による、図1のA-Aに関する完全に組み立てられた状態にあるワイパブレードアセンブリの側断面図である。
【0029】
図4図2の断面B-Bに関するワイパブレードアセンブリの断面図である。
【0030】
図5図2の断面C-Cに関するワイパブレードアセンブリの断面図である。
【0031】
図6図2の断面D-Dに関するワイパブレードアセンブリの断面図である。
【0032】
図7】本発明の一実施形態によるばねの上面図である。
【0033】
図8】本発明の一実施形態によるばねの側面図である。
【0034】
図9】本発明の一実施形態によるばねの斜視図である。
【0035】
図10】本発明の一実施形態による中央取付ベースの上面図である。
【0036】
図11】本発明の一実施形態による中央取付ベースの端面図である。
【0037】
図12】本発明の一実施形態による中央取付ベースの側面図である。
【0038】
図13】本発明の一実施形態による中央取付ベースの斜視図である。
【0039】
図14】本発明の一実施形態による中央取付ベースアセンブリに取り付けるために位置合わせされた2つのばねの上面図である。
【0040】
図15】本発明の一実施形態による中央取付ベースに組み付けられた2つのばねの上面図である。
【0041】
図16】本発明の一実施形態による中央取付ベースに組み付けられた/取り付けられた2つのばねの端面図である。
【0042】
図17】中央取付ベースに組み付け/取り付けられた本発明の一実施形態による2つのばねの側面図である。
【0043】
図18】本発明の一実施形態による2つのばねの斜視図である。
【0044】
図19】本発明の一実施形態によるアダプタホルダの上面図である。
【0045】
図20】本発明の一実施形態によるアダプタホルダの端面図である。
【0046】
図21】本発明の一実施形態によるアダプタホルダの側面図である。
【0047】
図22】本発明の一実施形態によるアダプタホルダの斜視図である。
【0048】
図23】本発明の一実施形態によるスポイラの上面図である。
【0049】
図24】本発明の一実施形態によるスポイラの端面図である。
【0050】
図25】本発明の一実施形態によるスポイラの側面図である。
【0051】
図26】本発明の一実施形態によるスポイラの斜視図である。
【0052】
図27】アダプタホルダと、スポイラと、ばねと、中央取付ベースとを含む本発明のワイパブレードアセンブリの上面図である。
【0053】
図28】本発明のワイパブレードアセンブリの端面図である。
【0054】
図29】本発明のワイパブレードアセンブリの側面図である。
【0055】
図30】本発明のワイパブレードアセンブリの底面図である。
【0056】
図31】本発明のワイパブレードアセンブリの上面斜視図である。
【0057】
図32】本発明のワイパブレードアセンブリの底面斜視図である。
【0058】
図33】本発明の一実施形態による各エンドキャップの第1の要素の上面図である。
【0059】
図34】本発明の一実施形態によるエンドキャップの第1の要素の側面図である。
【0060】
図35】本発明の一実施形態による、2つのばねを受け入れるための2つのポケット/溝および払拭要素を受け入れるための2つの長手方向ポケットの間の空間を示す、エンドキャップの第1の要素の端面図である。
【0061】
図36】本発明の一実施形態によるエンドキャップの第2の要素の上面図である。
【0062】
図37】本発明の一実施形態による、図36の断面A-Aに関するエンドキャップの第2の要素の断面図である。
【0063】
図38】本発明の一実施形態によるエンドキャップの第2の要素の側面図である。
【0064】
図39】本発明の一実施形態によるエンドキャップの第2の要素の端面図である。
【0065】
図40】本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの上面図である。
【0066】
図41】本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの側面図である。
【0067】
図42】本発明のワイパブレードアセンブリの端面図である。
【0068】
図43】本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの上面図である。
【0069】
図44】本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの側面図である。
【0070】
図45A】本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの端面図である。
図45B】本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの図44の断面A-Aに関する断面図である。
【0071】
図46】本発明の一実施形態による払拭要素の上面図である。
【0072】
図47】本発明の一実施形態による払拭要素の側面図である。
【0073】
図48】本発明の一実施形態による払拭要素の端面図である。
【0074】
図49】本発明の一実施形態による払拭要素の斜視図である。
【0075】
図50】本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの上面図である。
【0076】
図51】本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの側面図である。
【0077】
図52】本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの斜視図である。
【0078】
図53】本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの上面図である。
【0079】
図54】本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの側面図である。
【0080】
図55】本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの端面図である。
【0081】
図56】本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの斜視図である。
【0082】
図57】本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの斜視図である。
【0083】
図58】本発明の一実施形態によるばねの側面図である。
【0084】
図59】本発明の一実施形態によるばねの上面図である。
【0085】
図60】本発明の一実施形態による中央取付ベース上に設置された2つのばねの上面図である。
【0086】
図61】本発明の一実施形態による中央取付ベース上に設置されたばねの側面図である。
【0087】
図62図61の断面A-Aに関する、本発明の一実施形態による中央取付ベース上に設置されたばねの断面図である。
【0088】
図63図60の断面B-Bに関する、本発明の一実施形態による中央取付ベース上に設置されたばねの断面図である。
【0089】
図64図60の断面C-Cに関する、本発明の一実施形態による中央取付ベース上に設置されたばねの断面図である。
【0090】
図65】本発明の一実施形態によるエンドキャップの側面図である。
【0091】
図66】本発明の一実施形態によるエンドキャップの底面図である。
【0092】
図67】本発明の一実施形態によるエンドキャップの端面図である。
【0093】
図68】本発明の一実施形態によるエンドキャップの底面斜視図である。
【0094】
図69】本発明の一実施形態によるエンドキャップの上面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0095】
次に、本発明を添付の図面を参照して説明する。いくつかの図を通して同じまたは類似の要素を識別するために同じ参照番号が使用されている。本明細書を通じて使用される「may(であってもよい、してもよい)」という用語は、「can(であり得る、することができる)」と交換可能であり、ワイパブレードアセンブリの設計に対する代替案を提供するために使用される。
【0096】
図1図69に示すように、本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリは、アームアダプタ1(例えば、ワイパアームアダプタ)と、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、エンドキャップ4と、中央取付ベース5と、ばね6と、払拭要素7とを含む。払拭要素7は、「スキージ」または任意の公知の名称で呼ぶこともでき、ゴム、合成ゴム、他の合成エラストマー材料、例えば、シリコーン、プラスチック、熱可塑性樹脂などで構成することができる。アームアダプタ1およびアダプタホルダ2は、汎用的に設計されてもよく、そのためこれらは任意の公知のワイパアームに取り付けることができる。さらに、単一のアームアダプタ1、単一のアダプタホルダ2、2つのスポイラ3、2つのエンドキャップ4、単一の中央取付ベース5、2つのばね6、および単一の払拭要素7があってもよい。しかしながら、1つのばね6または3つ以上のばね6が使用されてもよく、2つ以上の払拭要素7が使用されてもよい。
【0097】
図1は、本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの両端部(例えば、長手方向端部)にエンドキャップ4が設置された完全な組立て状態にあるワイパブレードアセンブリの上面図を示している。図2は、エンドキャップ4と、2つのばね6と、払拭要素7と、第1および第2のスポイラと、各エンドキャップ4の第1の要素4.1および各エンドキャップ4の第2の要素4.2と、スポイラ3と、中央取付ベース5と、アダプタホルダ2(例えば、汎用のアダプタホルダ)と、アームアダプタ1とを含む、本発明の一実施形態による完全に組み立てられた状態にあるワイパブレードアセンブリの側面図を示している。図では、第1の要素4.1は#4.1エンドキャップと呼ばれており、同様に、第2の要素4.2は#4.2エンドキャップと呼ばれている。図3は、本発明の一実施形態による、図1のA-Aに関する完全に組み立てられた状態にあるワイパブレードアセンブリの側断面図を示している。図1図3は、本発明の理解を助けるために、同じワイパブレードアセンブリを異なる図で示している。「スキージ」という用語は「ワイパ」と交換可能であり、図3の「スキージ長さ」はワイパの長さを指す。
【0098】
本発明のすべての実施形態によるワイパブレードアセンブリの各構成要素は、プラスチック、熱可塑性樹脂、ゴム、合成ゴム、金属などといった任意の公知の種類の材料で作製することができる。
【0099】
図4図6は、本発明の一実施形態による、それぞれ、図2の断面B-B、断面C-Cおよび断面D-Dに関するワイパブレードアセンブリの断面図を示している。すなわち、図4は、図2の断面B-Bに関するワイパブレードアセンブリの断面図であり、図5は、図2の断面C-Cに関するワイパブレードアセンブリの断面図であり、図6は、図2の断面D-Dに関するワイパブレードアセンブリの断面図である。
【0100】
図7は、それぞれのエンドキャップ4を固定するためのばね6の第1および第2の端部におけるノッチと、各エンドキャップ4をばね6上により容易に設置することを可能にする各ノッチに隣接した面取り部分とを含む、本発明の一実施形態によるばね6の上面図を示している。各ワイパブレードアセンブリには2つのばね6が使用され、2つのばね6は、ノッチが反対方向を向くように配置されている。
【0101】
第1のばねのノッチは、長手方向に対して垂直な第3の方向を向いており、第2のばねのノッチは、第3の方向とは反対の第4の方向を向いている。より具体的には、第1のばねは第1のノッチおよび第2のノッチを含み、第1のばねの第1のノッチは第1のエンドキャップの第1の突起に係合し、第1のばねの第2のノッチは第2のエンドキャップの第1の突起に係合する。同様に、第2のばねは第1のノッチおよび第2のノッチを含み、第2のばねの第1のノッチは第1のエンドキャップの第2の突起に係合し、第2のばねの第2のノッチは第2のエンドキャップの第2の突起に係合する。
【0102】
図8は、本発明の一実施形態によるばね長さに対するばね高さの視点を提供するための単一のばね6の側面図を示している。
【0103】
図9は、本発明の一実施形態による、第1の端部の第1のノッチおよび第2の端部の第2のノッチを示し、第1のノッチおよび第2のノッチの各々が同じ方向(例えば、第3の方向)を向いているばね6の斜視図である。さらに、各ばね6には、エンドキャップ4を導入するか、またはその容易な(例えば、より容易な)挿入を可能にするための位置合わせ孔および「導入角度」または面取りが設けられている。
【0104】
図10は、アダプタホルダ2のそれぞれのポケットに係合するための中央取付ベース5の上面に形成された突起を含む、本発明の一実施形態による中央取付ベース5の上面図を示している。
【0105】
図11は、本発明の一実施形態による中央取付ベース5の端面図を示しており、2つのばね6を受け入れるための2つの開いたポケットと、そこを通して払拭要素7を受け入れるための2つのポケットの間の間隙と、を示す。払拭要素7は、中央取付ベース5に係合し、間隙内に嵌合する形状を有することによって所定の位置に係止される。
【0106】
図12は、本発明の一実施形態による中央取付ベース5の長さに対する中央取付ベース5の高さを示す、中央取付ベース5の側面図である。さらに、図12は、払拭要素7を保持する中央取付ベース5の下部(例えば、下面)が、フロントガラスの曲率をシミュレーションした(例えば、実質的に一致する)曲率を有する、中央取付ベース5の長手方向軸線に沿った凹形状を示している。図12に示すように、中央取付ベース5の底面は、フロントガラスとの接触を改善するために、最適には、1,700~2,000mmの曲率半径を有する。組立ての後、中央取付ベース5の下部はスポイラ3の下部と一致し、スポイラ3と中央取付ベース5との間に一致する移行部を提供する。中央取付ベース5のこの凹形状は、本発明のワイパブレードアセンブリに不可欠な構成要素である。
【0107】
図13は、本発明の一実施形態による、中央取付ベース5をアダプタホルダ2に固定するためのタブ(例えば、係止タブ)および位置合わせ孔を含む中央取付ベース5の斜視図である。中央取付ベース5の位置合わせ孔は、アダプタホルダ2の対応する位置合わせ孔に位置合わせされている。
【0108】
図14は、中央取付ベース5に取り付けるために位置合わせされた2つのばね6の上面図であり、2つのばね6の各々は、本発明の一実施形態によるエンドキャップ4に取り付けるための反対方向を向いたノッチを有する。
【0109】
図15は、本発明の一実施形態による中央取付ベース5に組み付けられた2つのばね6の上面図である。
【0110】
図16は、本発明の一実施形態による中央取付ベース5に組み付け/取り付けられた2つのばね6の端面図である。図16に示すように、ばね6は、中央取付ベースの対応する溝内に収容され/組み付けられている。図17は、中央取付ベース5に組み付け/取り付けられた本発明の一実施形態による2つのばね6の側面図である。図18は、中央取付ベース5に組み付け/取り付けられた本発明の一実施形態による2つのばね6の斜視図である。中央取付ベース5は、2つのばね6に圧着されて、中央取付ベース5を2つのばね6に係止する。具体的には、中央取付ベース5は、図18に示すように、側部に沿って圧着され、圧着操作を可能にするために、鋼、アルミニウムなどを含む金属などの弾性材料で構成され得る。図18に示すように、中央取付ベース5の長手方向中央部は、中央取付ベース5の長手方向側部に対して高くすることができ、長手方向側部はばね6を収容する。
【0111】
図19は、アダプタホルダ2の幅に対するアダプタホルダ2の長さ、および中央取付ベース5の係止タブを受け入れるためのポケットを示す、本発明の一実施形態によるアダプタホルダ2の上面図である。アダプタ2は、汎用のアームアダプタの容易な位置合わせを可能にする位置合わせ孔を含む。
【0112】
図20は、本発明の一実施形態によるアダプタホルダ2の端面図であり、それぞれのスポイラ3を受け入れるように成形された凹部を示す。アダプタホルダ2の凹部はアダプタホルダ2の外側を向き、アダプタホルダ2は、第1の側の第1の凹部と第2の側の第2の凹部の2つの凹部を含む。第1の凹部は第1のスポイラ3を受け入れて係合し、第2の凹部は第2のスポイラ3を受け入れて係合する。第1のスポイラ3および第2のスポイラ3の各々は、アダプタホルダ2の第1の凹部および第2の凹部に対応した形状を有する(例えば、同じ形状を有するか、または同様の形状を有する)。すなわち、アダプタホルダ2は、丸みを帯びた上部を有することを含めて、第1のスポイラおよび第2のスポイラを所定の位置に係止/固定する形状を有し、(アダプタホルダ2の長手方向に対して垂直な)下方への移動を制限して(または完全になくして)、第1および第2のスポイラ3を所定の位置に係止するのを助ける。
【0113】
アダプタホルダ2の第1および第2の凹部の各々は、第1および第2のスポイラ3の取り付けを助けるために、弾性(例えば、可撓性)材料で構成することができる。弾性材料は、ゴム、合成ゴム、ニトリルゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、ポリエーテルゴム、クロロプレンゴム、エチレン酢酸ビニル(EVA)ゴムなどを含むことができる。あるいは、アダプタホルダ2の第1および第2の凹部の各々は、任意の公知の種類のプラスチック、熱可塑性樹脂、または金属で構成することもできる。
【0114】
図21は、本発明の一実施形態によるアダプタホルダ2の側面図であり、アームアダプタ1を受け入れるための領域(例えば、溝)を有する上面を示し、アダプタホルダ2の長さに対するアダプタホルダ2の高さを示す。
【0115】
図22は、本発明の一実施形態によるアダプタホルダ2の斜視図である。アダプタホルダ2は、中央取付ベース5の係止タブを受け入れるためのポケットを備えて示されている。アダプタホルダ2は、クリップおよびまたは当技術分野で公知の任意の方法を介して、汎用アームアダプタを受け入れて接続するように構築される。
【0116】
図23は、スポイラ幅に対するスポイラ長さを示す、本発明の一実施形態によるスポイラ3の上面図である。
【0117】
図24は、本発明の一実施形態によるスポイラ3の端面図であり、2つのばね6を受け入れるための2つのポケットと、払拭要素7を受け入れるための2つのポケットの間の領域とを示す。スポイラ3の2つのポケットは、閉じた断面を有する。各スポイラ3には、スポイラ3の柔軟性を改善し、ワイパブレードアセンブリのフロントガラスへの接触を改善し、それによってワイパブレードアセンブリの性能を改善するために、全長に沿って延びる円形孔が設けられている。
【0118】
図25は、スポイラ高さに対するスポイラ長さを示す、本発明の一実施形態によるスポイラ3の側面図である。
【0119】
図26は、本発明の一実施形態によるスポイラ3の斜視図である。スポイラ3は、両側に、連続した輪郭を有することによって空気流を偏向させて空気力学を改善する湾曲形状を有する。さらに、スポイラ3の各々には、2つのばね6を受け入れるためのポケットが設けられている。ポケットの各々は、2つのばね6のそれぞれを完全に包囲する(例えば、完全に囲む)閉じた断面を有することができる。
【0120】
図27は、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5とを含むが、エンドキャップ4が示されていない、本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの上面図である。
【0121】
図28は、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5とを含む本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの端面図である。
【0122】
図29は、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5とを含む本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの側面図である。
【0123】
図30は、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5とを含む本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの底面図である。払拭要素7を受け入れるための連続したチャネルが、各スポイラ3(例えば、各スポイラ3の底面)および中央取付ベース5を通って形成されている。
【0124】
図31は、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5とを含む本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの上面斜視図である。
【0125】
図32は、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5とを含む本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの底面斜視図である。
【0126】
図33は、本発明の一実施形態による各エンドキャップ4(例えば、ワイパブレードアセンブリには2つのエンドキャップ4が使用される)の第1の要素4.1の上面図である。第1の要素4.1は、第1の要素4.1の高さを通って延びて第2の要素4.2の2つの長手方向の突起/カンチレバーを受け入れる2つの垂直ポケット(例えば、垂直に延びるポケット)と、第1の要素4.1の長さを通って延びて、2つのばね6を受け入れる2つのポケット/溝と、を含む。
【0127】
図34は、本発明の一実施形態によるエンドキャップ4の第1の要素4.1の側面図である。図35は、本発明の一実施形態によるエンドキャップ4の第1の要素4.1の端面図であり、2つのばね6を受け入れる2つのポケット/溝と、払拭要素7を受け入れるための2つの長手方向ポケット間の空間と、を示す。
【0128】
図36は、本発明の一実施形態によるエンドキャップ4の第2の要素4.2の上面図である。エンドキャップ4の第2の要素4.2は、スポイラ3の形状と一致し、空気力学を向上させる、湾曲した上面を含む。すなわち、エンドキャップ4の第2の要素4.2の内面は、スポイラ3が第2の要素4.2内に嵌合するように、スポイラ3の上面の形状に対応する形状を有する。
【0129】
図37は、本発明の一実施形態による、図36の断面A-Aに関するエンドキャップ4の第2の要素4.2の断面図である。
【0130】
図38は、本発明の一実施形態によるエンドキャップ4の第2の要素4.2の側面図である。図38は、ばね6の対応するノッチに係合するエンドキャップ突起を示している。すなわち、各第2の要素4.2は、第1の要素4.1のポケット(ポケットは図33に示され、ラベル付けされている)に係合する2つのエンドキャップカンチレバー突起を含む。
【0131】
図39は、本発明の一実施形態によるエンドキャップ4の第2の要素4.2の端面図であり、スポイラ3を受け入れるための凹部と、スポイラ3の形状と一致する外側空気力学的形状と、エンドキャップ4の第1の要素4.1の垂直ポケットに係合するためのばね固定カンチレバーと、を含む。ばね固定カンチレバーの各々は、可撓性(例えば、弾性)材料で構成することができる。さらに、ばね固定カンチレバーの各々は、第1の要素4.1の下面に係合して第1の要素4.1を所定の位置に係止する(例えば、固定する)ために、図39でラベル付けされている係止突起を有する。
【0132】
図40は、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5と、エンドキャップ4の第1の要素4.1とを含む本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの上面図である。ばね孔は、エンドキャップ孔と位置合わせされることになる。
【0133】
図41は、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5と、エンドキャップ4の第1の要素4.1とを含む本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの側面図である。各エンドキャップ4の第1の要素4.1は、最初にばね6上に摺動される。最初に、スポイラ3を対応する溝(例えば、開口、孔など)内に摺動させることによってスポイラ3が中央取付ベース5に組み付けられる。次に、2つのばね6が、図26に示す(1つまたは複数の)スポイラの対応する溝内に摺動されることによって(1つまたは複数の)スポイラ3に組み付けられる。ばね6のノッチは、互いに反対側を向いており、エンドキャップ4をばね6に取り付けることを可能にする。次いで、各エンドキャップ4の第1の要素4.1がばね6上に摺動される。図35は、ばね6を受け入れるための各第1の要素4.1のポケットを示している。
【0134】
図42は、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5と、エンドキャップ4の第1の要素4.1とを含む本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの端面図である。
【0135】
図43は、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5と、第2の要素4.2を有する第1のエンドキャップ4とを含む本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの上面図である。
【0136】
図44は、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5と、第2の要素4.2を有する第1のエンドキャップ4とを含む本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの側面図である。
【0137】
図45Aは、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5と、第1の側およびエンドキャップ4が設けられていない第2の側における第1の要素4.1と第2の要素4.2の両方を有する第1のエンドキャップ4と含む本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの端面図であり、図45Bは、該ワイパブレードアセンブリの図44の断面A-Aに関する断面図である。
【0138】
図46は、払拭要素7の幅に対する払拭要素7の長さを示す、本発明の一実施形態による払拭要素7の上面図である。
【0139】
図47は、払拭要素7の長さに対する払拭要素7の高さを示す、本発明の一実施形態による払拭要素7の側面図である。
【0140】
図48は、本発明の一実施形態による払拭要素7の端面図である。払拭要素7は、スポイラ3を通し、汎用アダプタホルダ2を通して払拭要素7を摺動させることによって、スポイラ3に組み付けられる。図24に示すように、各スポイラ3は、払拭要素7を受け入れるための領域を含み、払拭要素7は、図48に示すように、スポイラ3のこの領域に係合させる2つの対向する溝を含む。払拭要素7の上部は、スポイラ3の各々の表面(例えば、内面)に係合して、払拭要素7を所定の位置に固定することができる。
【0141】
図49は、本発明の一実施形態による払拭要素7の斜視図である。
【0142】
図50は、本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの上面図であり、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5と、ワイパブレードアセンブリの第1の端部に設置された第1のエンドキャップ4と、第2のエンドキャップ4を受け入れるためのワイパブレードアセンブリの第2の端部と、を含む。
【0143】
図51は、本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの側面図であり、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5と、ワイパブレードアセンブリの第1の端部に設置された第1のエンドキャップ4および第2のエンドキャップ4を受け入れるためのワイパブレードアセンブリの第2の端部と、払拭要素7と、を含む。
【0144】
図52は、本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの斜視図であり、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5と、払拭要素7と、ワイパブレードアセンブリの第1の端部に設置された第1のエンドキャップ4および第2のエンドキャップ4を受け入れるためのワイパブレードアセンブリの第2の端部と、を含む。
【0145】
図53は、本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの上面図であり、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5と、払拭要素7と、ワイパブレードアセンブリの第1の端部に設置された第1のエンドキャップ4と、第2のエンドキャップ4の第1の要素4.1を有するワイパブレードアセンブリの第2の端部と、を含む。
【0146】
図54は、本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの側面図であり、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5と、払拭要素7と、ワイパブレードアセンブリの第1の端部に設置された第1のエンドキャップ4と、第2のエンドキャップ4の第1の要素4.1を有するワイパブレードアセンブリの第2の端部と、を含む。
【0147】
図55は、本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの端面図であり、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5と、払拭要素7と、ワイパブレードアセンブリの第1の端部に設置された第1のエンドキャップ4と、第2のエンドキャップ4の第1の要素4.1を有するワイパブレードアセンブリの第2の端部と、を含む。
【0148】
図56は、本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの斜視図であり、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5と、払拭要素7と、ワイパブレードアセンブリの第1の端部に設置された第1のエンドキャップ4と、第2のエンドキャップ4の第1の要素4.1を有するワイパブレードアセンブリの第2の端部と、を含む。第1の要素4.1のばね6上への挿入方向を指示するために矢印が示されている。
【0149】
図57は、本発明の一実施形態によるワイパブレードアセンブリの斜視図であり、アダプタホルダ2と、スポイラ3と、ばね6と、中央取付ベース5と、払拭要素7と、ワイパブレードアセンブリの第1の端部に設置された第1のエンドキャップ4と、ワイパブレードアセンブリの第2の端部に設置された第2のエンドキャップ4と、を含む。図57は、第1の要素4.1上に設置された第2の要素4.2を示している。
【0150】
図50図57は、ワイパブレードアセンブリの最終組立てを示している。図50図52に示すように、第1のエンドキャップ4は、ワイパブレードアセンブリの第1の端部に取り付けられて設置され、払拭要素7は、スポイラ3に挿入され、第1のエンドキャップ4に係合するまで摺動される。その後、図54および図56に示すように、第2のエンドキャップ4の第1の要素4.1から開始して、第2のエンドキャップ4が設置される。すなわち、第2のエンドキャップ4の第1の要素4.1が2つのばね6に挿入される。次いで、図57に示すように、第2のエンドキャップ4の第2の要素4.2が第2のエンドキャップ4の第1の要素4.1に挿入されて組立てを完了する。
【0151】
図58は、本発明の一実施形態によるばね6の側面図である。図58は、単一のばね6の湾曲を示しており、ばね6は、車両に組み付けられた後に組み立てられたフロントガラスブレードアセンブリが載置されることになるフロントガラスの曲率に一致するか、または少なくとも部分的に一致するように湾曲している。
【0152】
図59は、ばね6の中心に対して対称に位置する2つのノッチおよび2つの離間した孔を示す、本発明の一実施形態によるばね6の上面図である。ただし、孔はばね6から省略されてもよい。
【0153】
図60は、本発明の一実施形態による、中央取付ベース5に設置された2つのばね6の上面図である。
【0154】
図61は、本発明の一実施形態による中央取付ベース5に設置されたばね6の側面図である。
【0155】
図62は、図61の断面A-Aに関する、本発明の一実施形態による中央取付ベース5に設置されたばね6の断面図である。
【0156】
図63は、図60の断面B-Bに関する、本発明の一実施形態による中央取付ベース5に設置されたばね6の断面図である。
【0157】
図64は、図60の断面C-Cに関する、本発明の一実施形態による中央取付ベース5に設置されたばね6の断面図である。
【0158】
図65は、本発明の一実施形態によるエンドキャップの側面図である。図66は、本発明の一実施形態によるエンドキャップの底面図である。図67は、本発明の一実施形態によるエンドキャップの端面図である。図68は、本発明の一実施形態によるエンドキャップの底面斜視図である。図69は、本発明の一実施形態によるエンドキャップの上面斜視図である。図65図69は、エンドキャップが、前述の第1および第2の要素とは異なり単一の単体部品からなる、本出願の代替の実施形態によるエンドキャップ4を示す図である。図66に示すように、エンドキャップ4は、各側(例えば、エンドキャップの底部内面の対向する水平側に位置し、ばね6とエンドキャップ4との間に恒久的な接続を提供する長手方向軸線に沿って位置する係止機構(例えば、係止タブ/係止タップ)を有する。係止機構は、ばね6の中心から離れる方を向く側に位置するばね切欠きに係合する突起を利用する。すなわち、各突起は、それぞれのばね6のばね切欠きに係合する。ばね切欠きは、図59および図60に示されている。
【0159】
図66は、本発明のワイパブレードアセンブリの有用性を高める払拭要素7の取外しおよび設置を可能にする孔をさらに示している。すなわち、孔は、ユーザが払拭要素7を物理的に掴み、払拭要素7をエンドキャップ4から引き出すことを可能にし、また、新たな払拭要素7がエンドキャップ4を通り、スポイラ3および中央取付ベース5を含むブレードアセンブリの残りの部分を通って挿入されることを可能にするような大きさである。図68は、払拭要素7がエンドキャップを通ることを可能にするチャネルを示しており、実質的に「T」字形状を有することによって払拭要素7をエンドキャップに固定するように成形されており、エンドキャップ4のチャネルの上部が、払拭要素7をエンドキャップに保持/固定する。図68および図69は、払拭要素7のワイパブレードアセンブリへの確実な取付けを保証するために、エンドキャップ4から離れるように延びて払拭要素7を保持する突起を示している。
【0160】
本発明はこのように説明されているが、本発明が多くの方法で変更され得ることは明らかであろう。そのような変形は、本発明の精神および範囲からの逸脱とみなされるべきではなく、当業者に明らかであるようなすべてのそのような修正は、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されている。
図1
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図3
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図45A
図45B
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【手続補正書】
【提出日】2023-03-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中央取付ベースであって、
前記中央取付ベースの長さに沿って延びる2つのポケットと、
前記2つのポケットの間の間隙と
を含む、中央取付ベースと、
前記中央取付ベースに取り付けられたアダプタホルダであって、前記アダプタホルダの第1の側にある第1の凹部および前記アダプタホルダの第2の側にある第2の凹部を含む、アダプタホルダと、
前記中央取付ベースの前記2つのポケット内に配置された2つのばねと、
2つのスポイラと、
前記2つのスポイラに取り付けられた2つのエンドキャップと、
を備え、
各スポイラが、前記2つのばねを受け入れ、前記アダプタホルダの前記第1の凹部および前記第2の凹部のそれぞれに係合する2つのポケットを含み、
各エンドキャップが、
凹部と、
前記2つのばねに係合する第1の要素と、
前記第1の要素に係合する第2の要素と、を含む、
ワイパブレードアセンブリ。
【請求項2】
エンドキャップが、前記ワイパブレードアセンブリのそれぞれの端部に位置しており、前記2つのばねおよび前記2つのスポイラのそれぞれに係合する、請求項に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項3】
前記中央取付ベースに係合し、前記中央取付ベースの前記2つのポケットの間の間隙内に設けられた払拭要素をさらに備える、請求項に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項4】
各エンドキャップの前記第1の要素が2つのポケットを含み、
各エンドキャップの前記第2の要素が、前記第1の要素のそれぞれの前記2つのポケットに固定された2つのカンチレバーを含む、請求項に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項5】
各エンドキャップの前記凹部が前記2つのスポイラの外側形状に対応する形状を有する、請求項5に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項6】
各スポイラに、前記スポイラの全長に沿って延び、前記スポイラの前記2つのポケットから離間した円形孔が設けられ、前記スポイラの柔軟性を改善し、前記ワイパブレードアセンブリのフロントガラスへの接触を改善する、請求項に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項7】
各スポイラの前記2つのポケットが閉じた断面を有する、請求項に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項8】
前記中央取付ベースが、前記中央取付ベースを汎用のアダプタホルダに固定するためのタブを含む、請求項1に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項9】
ワイパブレードアセンブリであって、
中央取付ベースの長さに沿って延びる2つのポケットを含む前記中央取付ベースと、
前記中央取付ベースに取り付けられ、ワイパアームアダプタを受け入れるように構成されたアダプタホルダと、
前記中央取付ベースの前記2つのポケットに取り付けられ、互いに離間した2つのばねと、
を備え、
前記アダプタホルダが、前記アダプタホルダの第1の側にある第1の凹部および前記アダプタホルダの第2の側にある第2の凹部を含み、
前記ワイパブレードアセンブリが、
2つのスポイラと、
2つのエンドキャップと、
をさらに備え、
各スポイラが、前記2つのばねのそれぞれを受け入れ、前記アダプタホルダの前記第1の凹部および前記第2の凹部のそれぞれに係合するポケットを含み、
各エンドキャップが前記ワイパブレードアセンブリのそれぞれの端部に配置されており、前記第1のばねおよび前記第2のばねと、前記2つのスポイラのそれぞれとを受け入れ、
各エンドキャップが、前記2つのばねに係合する第1の要素と、前記第1の要素に係合する第2の要素とを含む、ワイパブレードアセンブリ。
【請求項10】
前記中央取付ベースが、前記中央取付ベースを汎用のアダプタホルダに固定するためのタブを含む、請求項に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項11】
前記中央取付ベースの各ポケットが、前記2つのばねのそれぞれを包囲する閉じた断面を有する、請求項に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項12】
各エンドキャップの前記第1の要素が2つのポケットを含み、
各エンドキャップの前記第2の要素が、前記第1の要素のそれぞれの前記2つのポケットに固定された2つのカンチレバーを含む、請求項に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項13】
各エンドキャップの前記第2の要素が、前記2つのスポイラのそれぞれに係合する円形凹部を含む、請求項12に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項14】
各スポイラの前記2つのポケットが閉じた断面を有する、請求項に記載のワイパブレードアセンブリ。
【請求項15】
前記中央取付ベースに係合し、前記中央取付ベースの前記2つのポケットの間の間隙内に設けられた払拭要素をさらに備える、請求項に記載のワイパブレードアセンブリ。
【国際調査報告】