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特表2024-535110Rhoグアニンヌクレオチド交換因子12(ARHGEF12)阻害剤による緑内障の治療
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  • 特表-Rhoグアニンヌクレオチド交換因子12(ARHGEF12)阻害剤による緑内障の治療 図1A
  • 特表-Rhoグアニンヌクレオチド交換因子12(ARHGEF12)阻害剤による緑内障の治療 図1B
  • 特表-Rhoグアニンヌクレオチド交換因子12(ARHGEF12)阻害剤による緑内障の治療 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-26
(54)【発明の名称】Rhoグアニンヌクレオチド交換因子12(ARHGEF12)阻害剤による緑内障の治療
(51)【国際特許分類】
   A61K 45/00 20060101AFI20240918BHJP
   A61P 27/06 20060101ALI20240918BHJP
   A61K 31/7105 20060101ALI20240918BHJP
   A61K 31/713 20060101ALI20240918BHJP
   A61K 48/00 20060101ALI20240918BHJP
   C12N 15/113 20100101ALI20240918BHJP
   C12N 15/09 20060101ALI20240918BHJP
   C12Q 1/6883 20180101ALI20240918BHJP
   C12Q 1/6869 20180101ALI20240918BHJP
   C12Q 1/6844 20180101ALI20240918BHJP
   C12Q 1/6813 20180101ALI20240918BHJP
   C12N 15/12 20060101ALI20240918BHJP
【FI】
A61K45/00
A61P27/06 ZNA
A61K31/7105
A61K31/713
A61K48/00
C12N15/113 Z
C12N15/09 110
C12Q1/6883 Z
C12Q1/6869 Z
C12Q1/6844 Z
C12Q1/6813 Z
C12N15/12
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024519586
(86)(22)【出願日】2022-09-28
(85)【翻訳文提出日】2024-05-13
(86)【国際出願番号】 US2022077176
(87)【国際公開番号】W WO2023056295
(87)【国際公開日】2023-04-06
(31)【優先権主張番号】63/250,492
(32)【優先日】2021-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】597160510
【氏名又は名称】リジェネロン・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】REGENERON PHARMACEUTICALS, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100152489
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 美樹
(72)【発明者】
【氏名】プラビーン、カビタ
(72)【発明者】
【氏名】コッポラ、ジョバンニ
(72)【発明者】
【氏名】フェレイラ、マヌエル アレン レベズ
(72)【発明者】
【氏名】グルスキ、ローレン
(72)【発明者】
【氏名】バラス、アリス
(72)【発明者】
【氏名】シュールマン、クラウディア
【テーマコード(参考)】
4B063
4C084
4C086
【Fターム(参考)】
4B063QA01
4B063QA13
4B063QA19
4B063QQ08
4B063QQ42
4B063QQ53
4B063QR08
4B063QR42
4B063QR55
4B063QR62
4B063QS24
4B063QS34
4B063QX01
4C084AA02
4C084AA03
4C084AA13
4C084AA17
4C084BA35
4C084NA14
4C084ZA331
4C084ZA332
4C086AA01
4C086AA02
4C086EA16
4C086MA01
4C086MA04
4C086MA52
4C086MA55
4C086NA14
4C086ZA33
(57)【要約】
本開示は、緑内障または眼圧(IOP)上昇に罹患している対象の治療方法、緑内障の発症またはIOP上昇の発症のリスクが高い対象の識別方法、ヒトRhoグアニンヌクレオチド交換因子12(ARHGEF12)バリアント核酸分子及びバリアントポリペプチドの検出方法、ならびにARHGEF12バリアント核酸分子及びバリアントポリペプチドを提供する。
【選択図】図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
緑内障に罹患している対象の治療方法であって、前記方法が、前記対象にRhoグアニンヌクレオチド交換因子12(ARHGEF12)阻害剤を投与することを含む、前記治療方法。
【請求項2】
原発開放隅角緑内障(POAG)に罹患している対象の治療方法であって、前記方法が、前記対象にRhoグアニンヌクレオチド交換因子12(ARHGEF12)阻害剤を投与することを含む、前記治療方法。
【請求項3】
眼圧(IOP)が上昇している対象の治療方法であって、前記方法が、前記対象にRhoグアニンヌクレオチド交換因子12(ARHGEF12)阻害剤を投与することを含む、前記治療方法。
【請求項4】
前記ARHGEF12阻害剤が、ARHGEF12 mRNAとハイブリダイズするアンチセンス核酸分子、低分子干渉RNA(siRNA)、または短ヘアピンRNA(shRNA)を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記ARHGEF12阻害剤が、Casタンパク質と、ARHGEF12ゲノム核酸分子内のガイドRNA(gRNA)認識配列とハイブリダイズするgRNAとを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記Casタンパク質が、Cas9またはCpf1である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記gRNA認識配列が、配列番号1の132,939位、配列番号1の143,698位、配列番号1の141,048位、配列番号1の73,039位、配列番号1の121,307位、または配列番号1の141,978位に対応する位置を含むかまたはこれに近接する、請求項5または請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記gRNA認識配列が、配列番号1の132,939位、配列番号1の143,698位、配列番号1の141,048位、配列番号1の73,039位、配列番号1の121,307位、または配列番号1の141,978位に対応する位置の約1000、約500、約400、約300、約200、約100、約50、約45、約40、約35、約30、約25、約20、約15、約10、または約5ヌクレオチドから位置する、請求項5または請求項6に記載の方法。
【請求項9】
プロトスペーサー隣接モチーフ(PAM)配列が、前記gRNA認識配列の下流の約2~約6ヌクレオチドである、請求項5または請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記gRNAが、約17~約23ヌクレオチドを含む、請求項5~9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記gRNA認識配列が、配列番号84~110のいずれか1つに記載のヌクレオチド配列を含む、請求項5~9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記対象に由来する生体試料中の、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子またはARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子の存在の有無を検出することをさらに含む、請求項1~11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記対象がARHGEF12参照型である場合、前記対象にまた、緑内障またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量で投与する、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記対象がARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子のヘテロ接合型である場合、前記対象にまた、緑内障またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量と同じかまたはそれ未満の用量で投与する、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記対象がARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子のヘテロ接合型である場合、前記対象にまた、緑内障またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量と同じかまたはそれを上回る用量で投与する、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子が、Tyr973Phe、Tyr954Phe、またはTyr870Pheをコードする核酸分子である、請求項12~15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子が、Tyr973Pheをコードする核酸分子である、請求項12~15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子が、Tyr1306Cys、Tyr1287Cys、Tyr1203Cys、Glu1156STOP、Glu1137STOP、またはGlu1053STOPをコードする核酸分子である、請求項12~15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子が、Tyr1306Cysをコードする核酸分子である、請求項12~15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
前記ARHGEF12で予測される機能獲得型バリアント核酸分子が、
配列番号2の132,939位に対応する位置にチミンを含むヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子、
配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、もしくは配列番号23の2,615位に対応する位置にウラシルを含むヌクレオチド配列を有するmRNA分子、または
mRNA分子から生成されるcDNA分子であって、前記cDNA分子が、配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、もしくは配列番号54の2,615位に対応する位置にチミンを含むヌクレオチド配列を有する、前記cDNA分子
である、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
前記ARHGEF12で予測される機能喪失型バリアント核酸分子が、
配列番号3の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7の141,978位に対応する位置にシトシンを含む、ヌクレオチド配列を有する、ゲノム核酸分子、
配列番号24の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37の3,602位に対応する位置にウラシル、もしくは配列番号38の3,163位に対応する位置にウラシルを含むヌクレオチド配列を有するmRNA分子、または
mRNA分子から生成されるcDNA分子であって、前記cDNA分子が、配列番号55の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68の3,602位に対応する位置にチミン、もしくは配列番号69の3,163位に対応する位置にチミンを含むヌクレオチド配列を有する、前記cDNA分子
である、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記検出工程を、in vitroで実施する、請求項12~21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】
前記検出工程が、前記生体試料中の前記ARHGEF12ゲノム核酸分子の前記ヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含み、その場合、前記配列決定される部分が、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置を含み、
その場合、
前記生体試料中の前記ARHGEF12ゲノム核酸分子の前記配列決定される部分が、配列番号2の132,939位に対応する位置にチミンを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12ゲノム核酸分子が、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントゲノム核酸分子であり、
前記生体試料中の前記ARHGEF12ゲノム核酸分子の前記配列決定される部分が、配列番号3の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7の141,978位に対応する位置にシトシンを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12ゲノム核酸分子が、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントゲノム核酸分子である、
請求項12~22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
前記検出工程が、前記生体試料中の前記ARHGEF12 mRNA分子の前記ヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含み、その場合、前記配列決定される部分が、配列番号16もしくはその相補体の3,749位、配列番号17もしくはその相補体の3,191位、配列番号18もしくはその相補体の3,079位、配列番号19もしくはその相補体の3,692位、配列番号20もしくはその相補体の3,046位、配列番号21もしくはその相補体の2,925位、配列番号22もしくはその相補体の3,054位、配列番号23もしくはその相補体の2,615位、配列番号24もしくはその相補体の4,748位、配列番号25もしくはその相補体の4,190位、配列番号26もしくはその相補体の4,078位、配列番号27もしくはその相補体の4,691位、配列番号28もしくはその相補体の4,045位、配列番号29もしくはその相補体の3,924位、配列番号30もしくはその相補体の3,614位、配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置を含み、
その場合、
前記生体試料中の前記ARHGEF12 mRNA分子の前記配列決定される部分が、配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、もしくは配列番号23の2,615位に対応する位置にウラシルを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12 mRNA分子が、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントmRNA分子であり、
前記生体試料中の前記ARHGEF12 mRNA分子の前記配列決定される部分が、配列番号24の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37の3,602位に対応する位置にウラシル、もしくは配列番号38の3,163位に対応する位置にウラシルを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12 mRNA分子が、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントmRNA分子である、
請求項12~22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
前記検出工程が、前記生体試料中のmRNA分子から生成される前記ARHGEF12 cDNA分子の前記ヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含み、その場合、前記配列決定される部分が、配列番号47もしくはその相補体の3,749位、配列番号48もしくはその相補体の3,191位、配列番号49もしくはその相補体の3,079位、配列番号50もしくはその相補体の3,692位、配列番号51もしくはその相補体の3,046位、配列番号52もしくはその相補体の2,925位、配列番号53もしくはその相補体の3,054位、配列番号54もしくはその相補体の2,615位、配列番号55もしくはその相補体の4,748位、配列番号56もしくはその相補体の4,190位、配列番号57もしくはその相補体の4,078位、配列番号58もしくはその相補体の4,691位、配列番号59もしくはその相補体の4,045位、配列番号60もしくはその相補体の3,924位、または配列番号61もしくはその相補体の3,614位、配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置を含み、
その場合、
前記生体試料中の前記ARHGEF12 cDNA分子の前記配列決定される部分が、配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、または配列番号54の2,615位に対応する位置にチミンを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12ゲノム核酸分子が、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントcDNA分子であり、
前記生体試料中の前記ARHGEF12 cDNA分子の前記配列決定される部分が、配列番号55の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68の3,602位に対応する位置にチミン、もしくは配列番号69の3,163位に対応する位置にチミンを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12 cDNA分子が、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントcDNA分子である、
請求項12~22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
前記検出工程が、
a)前記生体試料を、配列番号2の132,939位、配列番号3の143,698位、配列番号4の141,048位、配列番号5の73,039位、配列番号6の121,307位、または配列番号7の141,978位に対応する位置に近接する前記ARHGEF12ゲノム核酸分子の前記ヌクレオチド配列の一部分とハイブリダイズするプライマーと接触させ、
b)前記プライマーを、配列番号2の132,939位、配列番号3の143,698位、配列番号4の141,048位、配列番号5の73,039位、配列番号6の121,307位、または配列番号7の141,978位に対応する前記ARHGEF12ゲノム核酸分子の前記ヌクレオチド配列の位置を少なくとも介して伸長させ、
c)前記プライマーの前記伸長産物が、配列番号2の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6の121,307位に対応する位置にチミン、または配列番号7の141,978位に対応する位置にシトシンを含むかどうかを判定すること
を含む、請求項12~22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項27】
前記検出工程が、
a)前記生体試料を、配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、配列番号23の2,615位、配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、配列番号30の3,614位、配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、または配列番号37の3,602位、配列番号38の3,163位に対応する位置に近接する前記ARHGEF12 mRNA分子の前記ヌクレオチド配列の一部分とハイブリダイズするプライマーに接触させ、
b)前記プライマーを、配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、配列番号23の2,615位、配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、配列番号30の3,614位、配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、または配列番号38の3,163位に対応する前記ARHGEF12 mRNA分子の前記ヌクレオチド配列の位置を少なくとも介して伸長させ、
c)前記プライマーの前記伸長産物が、配列番号16の3,749位に対応する位置にウラシル、配列番号17の3,191位に対応する位置にウラシル、配列番号18の3,079位に対応する位置にウラシル、配列番号19の3,692位に対応する位置にウラシル、配列番号20の3,046位に対応する位置にウラシル、配列番号21の2,925位に対応する位置にウラシル、配列番号22の3,054位に対応する位置にウラシル、配列番号23の2,615位に対応する位置にウラシル、配列番号24の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37の3,602位に対応する位置にウラシル、または配列番号38の3,163位に対応する位置にウラシルを含むかどうかを判定すること
を含む、請求項12~22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項28】
前記検出工程が、
a)前記生体試料を、配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、配列番号54の2,615位、配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、配列番号61の3,614位、配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、または配列番号69の3,163位に対応する位置に近接する前記ARHGEF12 cDNA分子の前記ヌクレオチド配列の一部分とハイブリダイズするプライマーに接触させ、
b)前記プライマーを、配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、配列番号54の2,615位、配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、配列番号61の3,614位、配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、または配列番号69の3,163位に対応する前記ARHGEF12 cDNA分子の前記ヌクレオチド配列の位置を少なくとも介して伸長させ、
c)前記プライマーの前記伸長産物が、配列番号47の3,749位に対応する位置にチミン、配列番号48の3,191位に対応する位置にチミン、配列番号49の3,079位に対応する位置にチミン、配列番号50の3,692位に対応する位置にチミン、配列番号51の3,046位に対応する位置にチミン、配列番号52の2,925位に対応する位置にチミン、配列番号53の3,054位に対応する位置にチミン、配列番号54の2,615位に対応する位置にチミン、配列番号55の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68の3,602位に対応する位置にチミン、または配列番号69の3,163位に対応する位置にチミンを含むかどうかを判定すること
を含む、請求項12~22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項29】
前記検出工程が、前記核酸分子の全体を配列決定することを含む、請求項23~28のいずれか1項に記載の方法。
【請求項30】
前記検出工程が、
a)前記ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードする前記ゲノム核酸分子の少なくとも一部分を増幅し、その場合、前記部分が、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含み、
b)前記増幅した核酸分子を、検出可能な標識で標識し、
c)前記標識された核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む、前記増幅された核酸分子の前記核酸配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
d)前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項12~22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項31】
前記検出工程が、
a)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするmRNA分子の少なくとも一部分を増幅し、その場合、前記一部分が、配列番号16もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にウラシル、配列番号17もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にウラシル、配列番号18もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にウラシル、配列番号19もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にウラシル、配列番号20もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にウラシル、配列番号21もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にウラシル、配列番号22もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にウラシル、配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、配列番号24もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32もしくはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシル、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含み、
b)前記増幅した核酸分子を、検出可能な標識で標識し、
c)前記標識された核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号16もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にウラシル、配列番号17もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にウラシル、配列番号18もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にウラシル、配列番号19もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にウラシル、配列番号20もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にウラシル、配列番号21もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にウラシル、配列番号22もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にウラシル、配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、配列番号24もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32もしくはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシル、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む、前記増幅された核酸分子の前記核酸配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
d)前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項12~22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
前記検出工程が、
a)前記ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするcDNA分子の少なくとも一部分を増幅し、その場合、前記一部分が、配列番号47もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にチミン、配列番号48もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にチミン、配列番号49もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にチミン、配列番号50もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にチミン、配列番号51もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にチミン、配列番号52もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にチミン、配列番号53もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にチミン、配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミン、配列番号55もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63もしくはその相補体の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にチミン、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含み、
b)前記増幅した核酸分子を、検出可能な標識で標識し、
c)前記標識された核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号47もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にチミン、配列番号48もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にチミン、配列番号49もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にチミン、配列番号50もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にチミン、配列番号51もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にチミン、配列番号52もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にチミン、配列番号53もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にチミン、配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミン、配列番号55もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63もしくはその相補体の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にチミン、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む、前記増幅された核酸分子の前記核酸配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
d)前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項12~22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項33】
前記試料中の前記核酸分子がmRNAであり、前記mRNAを、前記増幅工程の前にcDNAへと逆転写する、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記検出工程が、
前記生体試料中の前記ゲノム核酸分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む、前記増幅された核酸分子の前記ヌクレオチド配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項12~22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
前記検出工程が、
前記生体試料中の前記核酸分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号16もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にウラシル、配列番号17もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にウラシル、配列番号18もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にウラシル、配列番号19もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にウラシル、配列番号20もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にウラシル、配列番号21もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にウラシル、配列番号22もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にウラシル、配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、配列番号24もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32もしくはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシル、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む、前記増幅された核酸分子の前記ヌクレオチド配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項12~22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項36】
前記検出工程が、
前記生体試料中の前記核酸分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号47もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にチミン、配列番号48もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にチミン、配列番号49もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にチミン、配列番号50もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にチミン、配列番号51もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にチミン、配列番号52もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にチミン、配列番号53もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にチミン、配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミン、配列番号55もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63もしくはその相補体の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にチミン、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む、前記増幅された核酸分子の前記ヌクレオチド配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項14~22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項37】
緑内障または眼圧(IOP)上昇を治療または抑制する治療剤による対象の治療方法であって、前記対象が、緑内障またはIOP上昇に罹患しており、前記方法が、
前記対象が、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするRhoグアニンヌクレオチド交換因子12(ARHGEF12)の予測される機能喪失型バリアント核酸分子、またはヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子を有するかどうかを、
前記対象から生体試料を採取するか、または採取したことがあり、
前記生体試料に対して遺伝子型解析アッセイを実施するか、または実施したことがあり、前記対象が、前記ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子またはARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子を含む遺伝子型を有するかどうかを判別することによって判定し、
前記対象がARHGEF12参照型である場合、緑内障またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量で前記対象に投与するかまたは投与し続け、さらにARHGEF12阻害剤を前記対象に投与し、
前記対象がARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントのヘテロ接合型である場合、緑内障またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量と同じかそれより少ない量で前記対象に投与するかまたは投与し続け、さらにARHGEF12阻害剤を前記対象に投与し、
前記対象がARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントのヘテロ接合型である場合、緑内障またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量と同じかそれより多い用量で前記対象に投与するかまたは投与し続け、さらにARHGEF12阻害剤を前記対象に投与することを含み、
前記ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードする前記ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子を有する遺伝子型が存在する場合、それは前記対象における緑内障の発症またはIOP上昇の発症のリスクが低いことを示し、
前記ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードする前記ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子を有する遺伝子型が存在する場合、それは前記対象における緑内障の発症またはIOP上昇の発症のリスクが高いことを示す、前記治療方法。
【請求項38】
前記対象がARHGEF12参照型であり、緑内障またはIOP上昇を治療または抑制する前記治療剤を標準用量で前記対象に投与するかまたは投与し続け、さらにARHGEF12阻害剤を投与する、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記対象がARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントのヘテロ接合型であり、緑内障またはIOP上昇を治療または抑制する前記治療剤を標準用量と同じかまたはそれ未満の量で前記対象に投与するかまたは投与し続け、さらにARHGEF12阻害剤を投与する、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
前記ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子が、Tyr973Phe、Tyr954Phe、またはTyr870Pheをコードする核酸分子である、請求項37~39のいずれか1項に記載の方法。
【請求項41】
前記ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子が、Tyr973Pheをコードする核酸分子である、請求項37~39のいずれか1項に記載の方法。
【請求項42】
前記ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子が、Tyr1306Cys、Tyr1287Cys、Tyr1203Cys、Glu1156STOP、Glu1137STOP、またはGlu1053STOPをコードする核酸分子である、請求項37~39のいずれか1項に記載の方法。
【請求項43】
前記ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子が、Tyr1306Cysをコードする核酸分子である、請求項37~39のいずれか1項に記載の方法。
【請求項44】
前記ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子が、
配列番号2の132,939位に対応する位置にチミンを含むヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子、
配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、もしくは配列番号23の2,615位に対応する位置にウラシルを含むヌクレオチド配列を有するmRNA分子、または
mRNA分子から生成されるcDNA分子であって、前記cDNA分子が、配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、もしくは配列番号54の2,615位に対応する位置にチミンを含むヌクレオチド配列を有する、前記cDNA分子
であり、
前記ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子が、
配列番号3の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7の141,978位に対応する位置にシトシンを含む、ヌクレオチド配列を有する、ゲノム核酸分子、
配列番号24の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37の3,602位に対応する位置にウラシル、もしくは配列番号38の3,163位に対応する位置にウラシルを含むヌクレオチド配列を有するmRNA分子、または
mRNA分子から生成されるcDNA分子であって、前記cDNA分子が、配列番号55の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68の3,602位に対応する位置にチミン、もしくは配列番号69の3,163位に対応する位置にチミンを含むヌクレオチド配列を有する、前記cDNA分子である、請求項40に記載の方法。
【請求項45】
前記遺伝子型決定アッセイが、前記生体試料中の前記ARHGEF12ゲノム核酸分子の前記ヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含み、その場合、前記配列決定される部分が、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置を含み、
その場合、
前記生体試料中の前記ARHGEF12ゲノム核酸分子の前記配列決定される部分が、配列番号2の132,939位に対応する位置にチミンを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12ゲノム核酸分子が、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントゲノム核酸分子であり、
前記生体試料中の前記ARHGEF12ゲノム核酸分子の前記配列決定される部分が、配列番号3の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7の141,978位に対応する位置にシトシンを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12ゲノム核酸分子が、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントゲノム核酸分子である、
請求項37~44のいずれか1項に記載の方法。
【請求項46】
前記遺伝子型決定アッセイが、前記生体試料中の前記ARHGEF12 mRNA分子の前記ヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含み、その場合、前記配列決定される部分が、配列番号16もしくはその相補体の3,749位、配列番号17もしくはその相補体の3,191位、配列番号18もしくはその相補体の3,079位、配列番号19もしくはその相補体の3,692位、配列番号20もしくはその相補体の3,046位、配列番号21もしくはその相補体の2,925位、配列番号22もしくはその相補体の3,054位、配列番号23もしくはその相補体の2,615位、配列番号24もしくはその相補体の4,748位、配列番号25もしくはその相補体の4,190位、配列番号26もしくはその相補体の4,078位、配列番号27もしくはその相補体の4,691位、配列番号28もしくはその相補体の4,045位、配列番号29もしくはその相補体の3,924位、または配列番号30もしくはその相補体の3,614位、配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置を含み、
その場合、
前記生体試料中の前記ARHGEF12 mRNA分子の前記配列決定される部分が、配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、もしくは配列番号23の2,615位に対応する位置にウラシルを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12 mRNA分子が、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントmRNA分子であり、
前記生体試料中の前記ARHGEF12 mRNA分子の前記配列決定される部分が、配列番号24の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37の3,602位に対応する位置にウラシル、もしくは配列番号38の3,163位に対応する位置にウラシルを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12 mRNA分子が、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントmRNA分子である、
請求項37~44のいずれか1項に記載の方法。
【請求項47】
前記遺伝子型決定アッセイが、前記生体試料中の前記ARHGEF12 cDNA分子の前記ヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含み、その場合、前記配列決定される部分が、配列番号47もしくはその相補体の3,749位、配列番号48もしくはその相補体の3,191位、配列番号49もしくはその相補体の3,079位、配列番号50もしくはその相補体の3,692位、配列番号51もしくはその相補体の3,046位、配列番号52もしくはその相補体の2,925位、配列番号53もしくはその相補体の3,054位、配列番号54もしくはその相補体の2,615位、配列番号55もしくはその相補体の4,748位、配列番号56もしくはその相補体の4,190位、配列番号57もしくはその相補体の4,078位、配列番号58もしくはその相補体の4,691位、配列番号59もしくはその相補体の4,045位、配列番号60もしくはその相補体の3,924位、配列番号61もしくはその相補体の3,614位、配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置を含み、
その場合、
前記生体試料中の前記ARHGEF12 cDNA分子の前記配列決定される部分が、配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、または配列番号54の2,615位に対応する位置にチミンを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12 cDNAが、ARHGEF12の予測される機能獲得型cDNA分子であり、
前記生体試料中の前記ARHGEF12 cDNA分子の前記配列決定される部分が、配列番号55の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68の3,602位に対応する位置にチミン、もしくは配列番号69の3,163位に対応する位置にチミンを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12 cDNA分子が、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントcDNA分子である、
請求項37~44のいずれか1項に記載の方法。
【請求項48】
前記遺伝子型決定アッセイが、
a)前記生体試料を、配列番号2の132,939位、配列番号3の143,698位、配列番号4の141,048位、配列番号5の73,039位、配列番号6の121,307位、または配列番号7の141,978位に対応する位置に近接する前記ARHGEF12ゲノム核酸分子の前記ヌクレオチド配列の一部分とハイブリダイズするプライマーと接触させ、
b)前記プライマーを、配列番号2の132,939位、配列番号3の143,698位、配列番号4の141,048位、配列番号5の73,039位、配列番号6の121,307位、または配列番号7の141,978位に対応する前記ARHGEF12ゲノム核酸分子の前記ヌクレオチド配列の位置を少なくとも介して伸長させ、
c)前記プライマーの前記伸長産物が、配列番号2の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7の141,978位に対応する位置にシトシンを含むかどうかを判定すること
を含む、請求項37~44のいずれか1項に記載の方法。
【請求項49】
前記遺伝子型決定アッセイが、
a)前記生体試料を、配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、配列番号23の2,615位、配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、配列番号30の3,614位、配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、または配列番号38の3,163位に対応する位置に近接する前記ARHGEF12 mRNA分子の前記ヌクレオチド配列の一部分とハイブリダイズするプライマーに接触させ、
b)前記プライマーを、配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、配列番号23の2,615位、配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、配列番号30の3,614位、配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、または配列番号38の3,163位に対応する前記ARHGEF12 mRNA分子の前記ヌクレオチド配列の位置を少なくとも介して伸長させ、
c)前記プライマーの前記伸長産物が、配列番号16の3,749位に対応する位置にウラシル、配列番号17の3,191位に対応する位置にウラシル、配列番号18の3,079位に対応する位置にウラシル、配列番号19の3,692位に対応する位置にウラシル、配列番号20の3,046位に対応する位置にウラシル、配列番号21の2,925位に対応する位置にウラシル、配列番号22の3,054位に対応する位置にウラシル、配列番号23の2,615位に対応する位置にウラシル、配列番号24の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37の3,602位に対応する位置にウラシル、または配列番号38の3,163位に対応する位置にウラシルを含むかどうかを判定すること
を含む、請求項37~44のいずれか1項に記載の方法。
【請求項50】
前記遺伝子型決定アッセイが、
a)前記生体試料を、配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、配列番号54の2,615位、配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、配列番号61の3,614位、配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、または配列番号69の3,163位に対応する位置に近接する前記ARHGEF12 cDNA分子の前記ヌクレオチド配列の一部分とハイブリダイズするプライマーに接触させ、
b)前記プライマーを、配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、配列番号54の2,615位、配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、配列番号61の3,614位、配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、または配列番号69の3,163位に対応する前記ARHGEF12 cDNA分子の前記ヌクレオチド配列の位置を少なくとも介して伸長させ、
c)前記プライマーの前記伸長産物が、配列番号47の3,749位に対応する位置にチミン、配列番号48の3,191位に対応する位置にチミン、配列番号49の3,079位に対応する位置にチミン、配列番号50の3,692位に対応する位置にチミン、配列番号51の3,046位に対応する位置にチミン、配列番号52の2,925位に対応する位置にチミン、配列番号53の3,054位に対応する位置にチミン、配列番号54の2,615位に対応する位置にチミン、配列番号55の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68の3,602位に対応する位置にチミン、または配列番号69の3,163位に対応する位置にチミンを含むかどうかを判定すること
を含む、請求項37~44のいずれか1項に記載の方法。
【請求項51】
前記遺伝子型決定アッセイが、前記核酸分子の全体を配列決定することを含む、請求項45~50のいずれか1項に記載の方法。
【請求項52】
前記遺伝子型決定アッセイが、
a)前記ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードする前記ゲノム核酸分子の少なくとも一部分を増幅し、その場合、前記部分が、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含み、
b)前記増幅した核酸分子を、検出可能な標識で標識し、
c)前記標識された核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む、前記増幅された核酸分子の前記核酸配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
d)前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項37~44のいずれか1項に記載の方法。
【請求項53】
前記遺伝子型決定アッセイが、
a)前記ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするmRNA分子の少なくとも一部分を増幅し、その場合、前記一部分が、配列番号16もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にウラシル、配列番号17もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にウラシル、配列番号18もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にウラシル、配列番号19もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にウラシル、配列番号20もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にウラシル、配列番号21もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にウラシル、配列番号22もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にウラシル、配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、配列番号24もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32もしくはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシル、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含み、
b)前記増幅した核酸分子を、検出可能な標識で標識し、
c)前記標識された核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号16もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にウラシル、配列番号17もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にウラシル、配列番号18もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にウラシル、配列番号19もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にウラシル、配列番号20もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にウラシル、配列番号21もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にウラシル、配列番号22もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にウラシル、配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、配列番号24もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32もしくはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシル、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む、前記増幅された核酸分子の前記核酸配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
d)前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項37~44のいずれか1項に記載の方法。
【請求項54】
前記遺伝子型決定アッセイが、
a)前記ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするcDNA分子の少なくとも一部分を増幅し、その場合、前記一部分が、配列番号47もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にチミン、配列番号48もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にチミン、配列番号49もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にチミン、配列番号50もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にチミン、配列番号51もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にチミン、配列番号52もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にチミン、配列番号53もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にチミン、配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミン、配列番号55もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63もしくはその相補体の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にチミン、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含み、
b)前記増幅した核酸分子を、検出可能な標識で標識し、
c)前記標識された核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号47もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にチミン、配列番号48もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にチミン、配列番号49もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にチミン、配列番号50もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にチミン、配列番号51もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にチミン、配列番号52もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にチミン、配列番号53もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にチミン、配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミン、配列番号55もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63もしくはその相補体の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にチミン、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む、前記増幅された核酸分子の前記核酸配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
d)前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項37~44のいずれか1項に記載の方法。
【請求項55】
前記試料中の前記核酸分子がmRNAであり、前記mRNAを、前記増幅工程の前にcDNAへと逆転写する、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記遺伝子型決定アッセイが、
前記生体試料中の前記ゲノム核酸分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む、前記増幅された核酸分子の前記ヌクレオチド配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項37~44のいずれか1項に記載の方法。
【請求項57】
前記遺伝子型決定アッセイが、
前記生体試料中の前記mRNA分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号16もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にウラシル、配列番号17もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にウラシル、配列番号18もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にウラシル、配列番号19もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にウラシル、配列番号20もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にウラシル、配列番号21もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にウラシル、配列番号22もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にウラシル、配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、配列番号24もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32もしくはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシル、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む、前記増幅された核酸分子の前記ヌクレオチド配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項37~44のいずれか1項に記載の方法。
【請求項58】
前記遺伝子型決定アッセイが、
前記生体試料中の前記cDNA分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号47もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にチミン、配列番号48もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にチミン、配列番号49もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にチミン、配列番号50もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にチミン、配列番号51もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にチミン、配列番号52もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にチミン、配列番号53もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にチミン、配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミン、配列番号55もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63もしくはその相補体の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にチミン、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む、前記増幅された核酸分子の前記ヌクレオチド配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項37~44のいずれか1項に記載の方法。
【請求項59】
前記核酸分子が、前記対象から採取した細胞内に存在する、請求項37~58のいずれか1項に記載の方法。
【請求項60】
前記ARHGEF12阻害剤が、ARHGEF12 mRNAとハイブリダイズするアンチセンス核酸分子、低分子干渉RNA(siRNA)、または短ヘアピンRNA(shRNA)を含む、請求項37~59のいずれか1項に記載の方法。
【請求項61】
前記ARHGEF12阻害剤が、Casタンパク質と、ARHGEF12ゲノム核酸分子内のガイドRNA(gRNA)認識配列とハイブリダイズするgRNAとを含む、請求項37~59のいずれか1項に記載の方法。
【請求項62】
前記Casタンパク質が、Cas9またはCpf1である、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記gRNA認識配列が、配列番号1の132,939位、配列番号1の143,698位、配列番号1の141,048位、配列番号1の73,039位、配列番号1の121,307位、または配列番号1の141,978位に対応する位置を含むかまたはこれに近接する、請求項61または請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記gRNA認識配列が、配列番号1の132,939位、配列番号1の143,698位、配列番号1の141,048位、配列番号1の73,039位、配列番号1の121,307位、または配列番号1の141,978位に対応する位置の約1000、約500、約400、約300、約200、約100、約50、約45、約40、約35、約30、約25、約20、約15、約10、または約5ヌクレオチドから位置する、請求項61または請求項62に記載の方法。
【請求項65】
プロトスペーサー隣接モチーフ(PAM)配列が、前記gRNA認識配列の約2~6ヌクレオチド下流である、請求項61または請求項62に記載の方法。
【請求項66】
前記gRNAが約17~約23ヌクレオチドを含む、請求項61~65のいずれか1項に記載の方法。
【請求項67】
前記gRNA認識配列が、配列番号84~110のいずれか1つに記載のヌクレオチド配列を含む、請求項61~66のいずれか1項に記載の方法。
【請求項68】
緑内障を発症するかまたはIOP上昇を発症するリスクが高い対象の識別方法であって、前記方法が、
前記対象から採取した生体試料中の、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするRhoグアニンヌクレオチド交換因子12(ARHGEF12)の予測される機能獲得型バリアント核酸分子、またはヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子の存在の有無を判定するかまたは判定したことがあることを含み、
その場合、
前記対象がARHGEF12参照型である場合、前記対象が緑内障を発症するリスクが高く、
前記対象がARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子のヘテロ接合型またはホモ接合型である場合、前記対象が緑内障を発症するかまたはIOP上昇を発症するリスクが低く、
前記対象がARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子のヘテロ接合型またはホモ接合型である場合、前記対象が緑内障を発症するかまたはIOP上昇を発症するリスクが高い、前記識別方法。
【請求項69】
前記ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子が、Tyr973Phe、Tyr954Phe、またはTyr870Pheをコードする核酸分子である、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子が、Tyr973Pheをコードする核酸分子である、請求項68に記載の方法。
【請求項71】
前記ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子が、Tyr1306Cys、Tyr1287Cys、Tyr1203Cys、Glu1156STOP、Glu1137STOP、またはGlu1053STOPをコードする核酸分子である、請求項68に記載の方法。
【請求項72】
前記ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子が、Tyr1306Cysをコードする核酸分子である、請求項68に記載の方法。
【請求項73】
前記ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子が、
配列番号2の132,939位に対応する位置にチミンを含むヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子、
配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、もしくは配列番号23の2,615位に対応する位置にウラシルを含むヌクレオチド配列を有するmRNA分子、または
mRNA分子から生成されるcDNA分子であって、前記cDNA分子が、配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、もしくは配列番号54の2,615位に対応する位置にチミンを含むヌクレオチド配列を有する、前記cDNA分子であり、
前記ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子が、
配列番号3の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7の141,978位に対応する位置にシトシンを含むゲノム核酸分子、
配列番号24の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37の3,602位に対応する位置にウラシル、配列番号38の3,163位に対応する位置にウラシルを含むヌクレオチド配列を有するmRNA分子、または
mRNA分子から生成されるcDNA分子であって、前記cDNA分子が、配列番号55の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68の3,602位に対応する位置にチミン、もしくは配列番号69の3,163位に対応する位置にチミンを含むヌクレオチド配列を有する、前記cDNA分子
である、請求項68に記載の方法。
【請求項74】
前記判定工程を、in vitroで実施する、請求項68~73のいずれか1項に記載の方法。
【請求項75】
前記判定工程が、前記生体試料中の前記ARHGEF12ゲノム核酸分子の前記ヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含み、その場合、前記配列決定される部分が、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置、配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置を含み、
その場合、
前記生体試料中の前記ARHGEF12ゲノム核酸分子の前記配列決定される部分が、配列番号2の132,939位に対応する位置にチミンを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12ゲノム核酸分子が、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントゲノム核酸分子であり、
前記生体試料中の前記ARHGEF12ゲノム核酸分子の前記配列決定される部分が、配列番号3の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7の141,978位に対応する位置にシトシンを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12ゲノム核酸分子が、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントゲノム核酸分子である、
請求項68~74のいずれか1項に記載の方法。
【請求項76】
前記判定工程が、前記生体試料中の前記ARHGEF12 mRNA分子の前記ヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含み、その場合、前記配列決定される部分が、配列番号16もしくはその相補体の3,749位、配列番号17もしくはその相補体の3,191位、配列番号18もしくはその相補体の3,079位、配列番号19もしくはその相補体の3,692位、配列番号20もしくはその相補体の3,046位、配列番号21もしくはその相補体の2,925位、配列番号22もしくはその相補体の3,054位、配列番号23もしくはその相補体の2,615位、配列番号24もしくはその相補体の4,748位、配列番号25もしくはその相補体の4,190位、配列番号26もしくはその相補体の4,078位、配列番号27もしくはその相補体の4,691位、配列番号28もしくはその相補体の4,045位、配列番号29もしくはその相補体の3,924位、または配列番号30もしくはその相補体の3,614位、配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置を含み、
その場合、
前記生体試料中の前記ARHGEF12 mRNA分子の前記配列決定される部分が、配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、もしくは配列番号23の2,615位に対応する位置にウラシルを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12 mRNA分子が、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントmRNA分子であり、
前記生体試料中の前記ARHGEF12 mRNA分子の前記配列決定される部分が、配列番号24の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37の3,602位に対応する位置にウラシル、もしくは配列番号38の3,163位に対応する位置にウラシルを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12 mRNA分子が、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントmRNA分子である、
請求項68~74のいずれか1項に記載の方法。
【請求項77】
前記判定工程が、前記生体試料中の前記ARHGEF12 cDNA分子の前記ヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含み、その場合、前記配列決定される部分が、配列番号47もしくはその相補体の3,749位、配列番号48もしくはその相補体の3,191位、配列番号49もしくはその相補体の3,079位、配列番号50もしくはその相補体の3,692位、配列番号51もしくはその相補体の3,046位、配列番号52もしくはその相補体の2,925位、配列番号53もしくはその相補体の3,054位、配列番号54もしくはその相補体の2,615位、配列番号55もしくはその相補体の4,748位、配列番号56もしくはその相補体の4,190位、配列番号57もしくはその相補体の4,078位、配列番号58もしくはその相補体の4,691位、配列番号59もしくはその相補体の4,045位、配列番号60もしくはその相補体の3,924位、配列番号61もしくはその相補体の3,614位、配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置を含み、
その場合、
前記生体試料中の前記ARHGEF12 cDNA分子の前記配列決定される部分が、配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、または配列番号54の2,615位に対応する位置にチミンを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12 cDNAが、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントcDNA分子であり、
前記生体試料中の前記ARHGEF12 cDNA分子の前記配列決定される部分が、配列番号55の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68の3,602位に対応する位置にチミン、もしくは配列番号69の3,163位に対応する位置にチミンを含む場合、前記生体試料中の前記ARHGEF12 cDNA分子が、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントcDNA分子である、
請求項68~74のいずれか1項に記載の方法。
【請求項78】
前記判定工程が、
a)前記生体試料を、配列番号2の132,939位、配列番号3の143,698位、配列番号4の141,048位、配列番号5の73,039位、配列番号6の121,307位、または配列番号7の141,978位に対応する位置に近接する前記ARHGEF12ゲノム核酸分子の前記ヌクレオチド配列の一部分とハイブリダイズするプライマーと接触させ、
b)前記プライマーを、配列番号2の132,939位、配列番号3の143,698位、配列番号4の141,048位、配列番号5の73,039位、配列番号6の121,307位、または配列番号7の141,978位に対応する前記ARHGEF12ゲノム核酸分子の前記ヌクレオチド配列の位置を少なくとも介して伸長させ、
c)前記プライマーの前記伸長産物が、配列番号2の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7の141,978位に対応する位置にシトシンを含むかどうかを判定すること
を含む、請求項68~74のいずれか1項に記載の方法。
【請求項79】
前記判定工程が、
a)前記生体試料を、配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、配列番号23の2,615位、配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、配列番号30の3,614位、配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、または配列番号38の3,163位に対応する位置に近接する前記ARHGEF12 mRNA分子の前記ヌクレオチド配列の一部分とハイブリダイズするプライマーに接触させ、
b)前記プライマーを、配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、配列番号23の2,615位、配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、配列番号30の3,614位、配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、または配列番号38の3,163位に対応する前記ARHGEF12 mRNA分子の前記ヌクレオチド配列の位置を少なくとも介して伸長させ、
c)前記プライマーの前記伸長産物が、配列番号16の3,749位に対応する位置にウラシル、配列番号17の3,191位に対応する位置にウラシル、配列番号18の3,079位に対応する位置にウラシル、配列番号19の3,692位に対応する位置にウラシル、配列番号20の3,046位に対応する位置にウラシル、配列番号21の2,925位に対応する位置にウラシル、配列番号22の3,054位に対応する位置にウラシル、配列番号23の2,615位に対応する位置にウラシル、配列番号24の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37の3,602位に対応する位置にウラシル、または配列番号38の3,163位に対応する位置にウラシルを含むかどうかを判定すること
を含む、請求項68~74のいずれか1項に記載の方法。
【請求項80】
前記判定工程が、
a)前記生体試料を、配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、配列番号54の2,615位、配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、配列番号61の3,614位、配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、または配列番号69の3,163位に対応する位置に近接する前記ARHGEF12 cDNA分子の前記ヌクレオチド配列の一部分とハイブリダイズするプライマーに接触させ、
b)前記プライマーを、配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、配列番号54の2,615位、配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、配列番号61の3,614位、配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、または配列番号69の3,163位に対応する前記ARHGEF12 cDNA分子の前記ヌクレオチド配列の位置を少なくとも介して伸長させ、
c)前記プライマーの前記伸長産物が、配列番号47の3,749位に対応する位置にチミン、配列番号48の3,191位に対応する位置にチミン、配列番号49の3,079位に対応する位置にチミン、配列番号50の3,692位に対応する位置にチミン、配列番号51の3,046位に対応する位置にチミン、配列番号52の2,925位に対応する位置にチミン、配列番号53の3,054位に対応する位置にチミン、配列番号54の2,615位に対応する位置にチミン、配列番号55の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68の3,602位に対応する位置にチミン、または配列番号69の3,163位に対応する位置にチミンを含むかどうかを判定すること
を含む、請求項68~74のいずれか1項に記載の方法。
【請求項81】
前記判定工程が、前記核酸分子の全体を配列決定することを含む、請求項75~80のいずれか1項に記載の方法。
【請求項82】
前記判定工程が、
a)前記ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードする前記ゲノム核酸分子の少なくとも一部分を増幅し、その場合、前記部分が、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含み、
b)前記増幅した核酸分子を、検出可能な標識で標識し、
c)前記標識された核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む、前記増幅された核酸分子の前記核酸配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
d)前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項68~74のいずれか1項に記載の方法。
【請求項83】
前記判定工程が、
a)前記ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードする前記mRNA分子の少なくとも一部分を増幅し、その場合、前記一部分が、配列番号16もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にウラシル、配列番号17もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にウラシル、配列番号18もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にウラシル、配列番号19もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にウラシル、配列番号20もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にウラシル、配列番号21もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にウラシル、配列番号22もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にウラシル、配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、配列番号24もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32もしくはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシル、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含み、
b)前記増幅した核酸分子を、検出可能な標識で標識し、
c)前記標識された核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号16もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にウラシル、配列番号17もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にウラシル、配列番号18もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にウラシル、配列番号19もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にウラシル、配列番号20もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にウラシル、配列番号21もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にウラシル、配列番号22もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にウラシル、配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、配列番号24もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32もしくはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシル、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む、前記増幅された核酸分子の前記核酸配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
d)前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項68~74のいずれか1項に記載の方法。
【請求項84】
前記判定工程が、
a)前記ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするcDNA分子の少なくとも一部分を増幅し、その場合、前記一部分が、配列番号47もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にチミン、配列番号48もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にチミン、配列番号49もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にチミン、配列番号50もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にチミン、配列番号51もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にチミン、配列番号52もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にチミン、配列番号53もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にチミン、配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミン、配列番号55もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63もしくはその相補体の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にチミン、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含み、
b)前記増幅した核酸分子を、検出可能な標識で標識し、
c)前記標識された核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号47もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にチミン、配列番号48もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にチミン、配列番号49もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にチミン、配列番号50もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にチミン、配列番号51もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にチミン、配列番号52もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にチミン、配列番号53もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にチミン、配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミン、配列番号55もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63もしくはその相補体の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にチミン、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む、前記増幅された核酸分子の前記核酸配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
d)前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項68~74のいずれか1項に記載の方法。
【請求項85】
前記試料中の前記核酸分子がmRNAであり、前記mRNAを、前記増幅工程の前にcDNAへと逆転写させる、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
前記検出工程が、
前記生体試料中の前記ゲノム核酸分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む、前記増幅された核酸分子の前記ヌクレオチド配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項68~74のいずれか1項に記載の方法。
【請求項87】
前記検出工程が、
前記生体試料中の前記mRNA分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号16もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にウラシル、配列番号17もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にウラシル、配列番号18もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にウラシル、配列番号19もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にウラシル、配列番号20もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にウラシル、配列番号21もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にウラシル、配列番号22もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にウラシル、配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、配列番号24もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32もしくはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシル、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む、前記増幅された核酸分子の前記ヌクレオチド配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項68~74のいずれか1項に記載の方法。
【請求項88】
前記検出工程が、
前記生体試料中の前記cDNA分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ、その場合、前記改変特異的プローブが、配列番号47もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にチミン、配列番号48もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にチミン、配列番号49もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にチミン、配列番号50もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にチミン、配列番号51もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にチミン、配列番号52もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にチミン、配列番号53もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にチミン、配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミン、配列番号55もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63もしくはその相補体の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にチミン、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む、前記増幅された核酸分子の前記ヌクレオチド配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、
前記検出可能な標識を検出すること
を含む、請求項68~74のいずれか1項に記載の方法。
【請求項89】
ARHGEF12参照型である対象に、緑内障またはIOP上昇を治療または抑制する標準用量の治療剤、及びARHGEF12阻害剤を投与することをさらに含む、請求項68~88のいずれか1項に記載の方法。
【請求項90】
ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子のヘテロ接合型である対象に、緑内障もしくはIOP上昇を治療もしくは抑制する治療剤を標準用量と同じかそれより低い用量で投与し、さらにARHGEF12阻害剤を投与し、または
ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントのヘテロ接合型である対象に、緑内障もしくはIOP上昇を治療もしくは抑制する治療剤を標準用量と同じかそれより高い用量で投与し、さらにARHGEF12阻害剤を投与すること
をさらに含む、請求項68~88のいずれか1項に記載の方法。
【請求項91】
ヒトRhoグアニンヌクレオチド交換因子12(ARHGEF12)ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子であって、前記ヌクレオチド配列が、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む、前記ゲノム核酸分子、
ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するmRNA分子であって、前記ヌクレオチド配列が、配列番号16もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にウラシル、配列番号17もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にウラシル、配列番号18もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にウラシル、配列番号19もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にウラシル、配列番号20もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にウラシル、配列番号21もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にウラシル、配列番号22もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にウラシル、配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、配列番号24もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32もしくはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシル、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む、前記mRNA分子、あるいは
ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するcDNA分子であって、前記ヌクレオチド配列が、配列番号47もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にチミン、配列番号48もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にチミン、配列番号49もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にチミン、配列番号50もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にチミン、配列番号51もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にチミン、配列番号52もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にチミン、配列番号53もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にチミン、配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミン、配列番号55もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63もしくはその相補体の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にチミン、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む、前記cDNA分子
を有する対象における緑内障または眼圧(IOP)上昇の治療に使用するための、緑内障またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤。
【請求項92】
ヒトRhoグアニンヌクレオチド交換因子12(ARHGEF12)ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子であって、前記ヌクレオチド配列が、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む、前記ゲノム核酸分子、
ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するmRNA分子であって、前記ヌクレオチド配列が、配列番号16もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にウラシル、配列番号17もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にウラシル、配列番号18もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にウラシル、配列番号19もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にウラシル、配列番号20もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にウラシル、配列番号21もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にウラシル、配列番号22もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にウラシル、配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、配列番号24もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32もしくはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシル、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む、前記mRNA分子、あるいは
ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するcDNA分子であって、前記ヌクレオチド配列が、配列番号47もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にチミン、配列番号48もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にチミン、配列番号49もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にチミン、配列番号50もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にチミン、配列番号51もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にチミン、配列番号52もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にチミン、配列番号53もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にチミン、配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミン、配列番号55もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63もしくはその相補体の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にチミン、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む、前記cDNA分子
を有するヒト対象における緑内障または眼圧(IOP)上昇の治療に使用するためのARHGEF12阻害剤。
【請求項93】
ARHGEF12 mRNAとハイブリダイズするアンチセンス核酸分子、低分子干渉RNA(siRNA)、または短ヘアピンRNA(shRNA)である、請求項92に記載のARHGEF12阻害剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
配列表への参照
本出願は、2022年9月23日に作成された、サイズ2,000キロバイトの381203616SEQという名称のXMLファイルとして電子的に提出された配列表を含む。この配列表は、参照により本明細書に援用される。
【0002】
本開示は、一般に、Rhoグアニンヌクレオチド交換因子12(ARHGEF12)阻害剤による、緑内障を有する対象の治療、緑内障を発症するリスクが増加している対象の識別方法、ARHGEF12バリアント核酸分子及びバリアントポリペプチドの検出方法、ならびにARHGEF12バリアント核酸分子及びARHGEF12バリアントポリペプチドに関する。
【背景技術】
【0003】
緑内障は、眼の視神経を損傷する障害の一群であり、部分的な視力喪失及び失明をもたらし得る。数種類の緑内障が存在し、原発型である開放隅角緑内障では、眼内の液体が蓄積して、視神経を損傷し得るレベルにまで眼内部の圧力が増大する。低眼圧または正常眼圧の緑内障では、眼圧が正常な人々において視神経損傷及び側方視野狭窄が生じる。閉塞隅角緑内障では、前眼の液体が適切に排出できず、急激な眼圧増大を引き起こし得る。先天性緑内障では、小児は生まれつき、液体の正常な排出が遅れるという眼の欠陥がある。緑内障治療としては、薬物療法、レーザー線維柱帯形成術、及び従来手術が挙げられる。これらの治療は残存視力を保存し得るが、緑内障ですでに失われた視力を改善するわけではない。
【0004】
Rhoグアニンヌクレオチド交換因子12(ARHGEF12)は、Gタンパク質共役受容体を介して作用する細胞外刺激によって開始される多数の細胞プロセスにおいて基本的な役割を果たすシグナル伝達タンパク質のRho GTPAseファミリーのメンバーである。ARHGEF12は、ヘテロマーGタンパク質によって(Gα12/13及びGαとの相互作用を介して)活性化され、次にRhoAに結合してGDP/GTP交換反応を促進する。この相互作用は、ROCK経路を活性化し、細胞骨格の再組織化をもたらす。ARHGEF12は、ARHGEF11とホモ二量体またはヘテロ二量体を形成することができ、ARHGEF12の活性を調節することができる。
【発明の概要】
【0005】
本開示は、緑内障を有する対象の治療方法を提供し、本方法は、ARHGEF12阻害剤を対象に投与することを含む。
本開示はまた、原発開放隅角緑内障(POAG)を有する対象の治療方法を提供し、本方法は、ARHGEF12阻害剤を対象に投与することを含む。
【0006】
本開示はまた、眼圧(IOP)が上昇している対象の治療方法を提供し、本方法は、ARHGEF12阻害剤を対象に投与することを含む。
本開示はまた、緑内障またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤による対象の治療方法を提供し、対象は、緑内障またはIOP上昇に罹患しており、この方法は、対象から生体試料を採取するか、または採取しており、対象が、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子またはARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子を含む遺伝子型を有するかどうかを判定することによって、対象が、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子、またはヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子を有するかどうかを判定し、対象がARHGEF12参照型である場合、緑内障またはIOPの上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量で対象に投与するかまたは投与し続け、対象にARHGEF12阻害剤を投与し、対象がARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントについてヘテロ接合性である場合、緑内障またはIOPの上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量と同じかそれより少ない量で対象に投与するかまたは投与し続け、対象にARHGEF12阻害剤を投与し、対象がARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントについてヘテロ接合性である場合、緑内障またはIOPの上昇を治療または抑制する治療剤を、標準用量と同じかまたはそれを上回る用量で対象に投与するかまたは投与し続け、ARHGEF12阻害剤を対象に投与する工程を含み、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子を有する遺伝子型が存在する場合、対象が緑内障を発症するリスクまたはIOP上昇を発症するリスクが低いことを示し、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子を有する遺伝子型が存在する場合、対象が緑内障を発症するリスクまたはIOP上昇を発症するリスクが高いことを示す。
【0007】
本開示はまた、緑内障を発症するリスクまたはIOP上昇を発症するリスクが増加した対象の識別方法を提供し、この方法は、対象から採取した生体試料中のヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子またはヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子の存在の有無を判定するか、または判定していることを含み、対象がARHGEF12参照型である場合、対象は緑内障を発症するリスクが高く、対象がARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子に関してヘテロ接合性またはホモ接合性である場合、対象は、緑内障を発症するリスクまたはIOP上昇を発症するリスクが低く、対象がARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子に関してヘテロ接合性またはホモ接合性である場合、対象は、緑内障を発症するリスクまたはIOP上昇を発症するリスクが高い。
【0008】
本開示はまた、対象におけるヒトARHGEF12バリアント核酸分子の検出方法を提供し、対象から採取した試料をアッセイして、試料中の核酸分子が、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、または配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニンを含むヌクレオチド配列を含むゲノム核酸分子、配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含むヌクレオチド配列を有するmRNA分子、あるいはmRNA分子から生成されるcDNA分子であるかどうかを判定することを含む方法を提供し、その場合、cDNA分子は、配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含むヌクレオチド配列を有する。
【0009】
本開示はまた、ヒトARHGEF12 Glu1156STOPバリアントポリペプチドの存在の検出方法も提供し、本方法は、対象から採取した試料に対してアッセイを実施して、試料中のARHGEF12タンパク質が配列番号81に記載の1,155位に対応する位置で終結するかどうかを判定することを含む。
【0010】
本開示はまた、少なくとも約15ヌクレオチドを含む、単離された改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーを提供し、改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーは、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の一部に相補的なヌクレオチド配列を含み、その部分は、配列番号4もしくはその相補体の141,048位、配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、配列番号38もしくはその相補体の3,163位、配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、配列番号69もしくはその相補体の3,163位、または配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置を含む。
【0011】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むゲノム核酸分子にハイブリダイズした改変特異的プライマーまたは改変特異的プローブを含む分子複合体を提供し、その場合、改変特異的プライマーまたは改変特異的プローブを、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置のチミン、または配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置のアデニンにハイブリダイズさせる。
【0012】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むmRNA分子にハイブリダイズした改変特異的プライマーまたは改変特異的プローブを含む分子複合体を提供し、その場合、改変特異的プライマーまたは改変特異的プローブを、配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置のウラシルにハイブリダイズさせる。
【0013】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むcDNA分子にハイブリダイズした改変特異的プライマーまたは改変特異的プローブを含む分子複合体を提供し、その場合、改変特異的プライマーまたは改変特異的プローブを、配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置のチミンにハイブリダイズさせる。
【0014】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドまたはその相補体をコードするヌクレオチド配列を含む単離された核酸分子を提供し、ポリペプチドは、配列番号81の1,155位、配列番号82の1,136位、または配列番号83の1,052位に対応する位置で終結する。
【0015】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む単離されたゲノム核酸分子を提供し、ヌクレオチド配列は、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、または配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニンを含む。
【0016】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む単離されたmRNA分子を提供し、その場合、ヌクレオチド配列は、配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む。
【0017】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む単離されたcDNA分子を提供し、その場合、ヌクレオチド配列は、配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む。
【0018】
本開示はまた、単離されたヒトARHGEF12ポリペプチドであって、配列番号81と少なくとも約90%同一(ポリペプチドは、配列番号81の1,155位に対応する位置で終結する)、配列番号82と少なくとも約90%同一(ポリペプチドは、配列番号82の1,136位に対応する位置で終結する)、または配列番号83と少なくとも約90%同一(ポリペプチドは、配列番号83に記載の1,052位に対応する位置で終結する)のアミノ酸配列を有する、前記単離されたヒトARHGEF12ポリペプチドを提供する。
【0019】
本開示はまた、i)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む、前記ゲノム核酸分子、ii)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するmRNA分子であって、そのヌクレオチド配列が:配列番号16もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にウラシル、配列番号17もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にウラシル、配列番号18もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にウラシル、配列番号19もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にウラシル、配列番号20もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にウラシル、配列番号21もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にウラシル、配列番号22もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にウラシル、配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、配列番号24もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32もしくはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシル、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む前記mRNA分子、あるいはiii)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するcDNA分子であって、そのヌクレオチド配列が:配列番号47もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にチミン、配列番号48もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にチミン、配列番号49もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にチミン、配列番号50もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にチミン、配列番号51もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にチミン、配列番号52もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にチミン、配列番号53もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にチミン、配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミン、配列番号55もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63もしくはその相補体の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にチミン、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む前記cDNA分子を有する対象における緑内障またはIOP上昇の治療に使用するための、緑内障またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を提供する。
【0020】
本開示はまた、i)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む、前記ゲノム核酸分子、ii)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するmRNA分子であって、そのヌクレオチド配列が:配列番号16もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にウラシル、配列番号17もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にウラシル、配列番号18もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にウラシル、配列番号19もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にウラシル、配列番号20もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にウラシル、配列番号21もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にウラシル、配列番号22もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にウラシル、配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、配列番号24もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号25もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号26もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号27もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号28もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号29もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号31もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32もしくはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシル、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む前記mRNA分子、あるいはiii)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するcDNA分子であって、そのヌクレオチド配列が:配列番号47もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にチミン、配列番号48もしくはその相補体の3,191位に対応する位置にチミン、配列番号49もしくはその相補体の3,079位に対応する位置にチミン、配列番号50もしくはその相補体の3,692位に対応する位置にチミン、配列番号51もしくはその相補体の3,046位に対応する位置にチミン、配列番号52もしくはその相補体の2,925位に対応する位置にチミン、配列番号53もしくはその相補体の3,054位に対応する位置にチミン、配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミン、配列番号55もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニン、配列番号56もしくはその相補体の4,190位に対応する位置にグアニン、配列番号57もしくはその相補体の4,078位に対応する位置にグアニン、配列番号58もしくはその相補体の4,691位に対応する位置にグアニン、配列番号59もしくはその相補体の4,045位に対応する位置にグアニン、配列番号60もしくはその相補体の3,924位に対応する位置にグアニン、配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号62もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63もしくはその相補体の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64もしくはその相補体の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65もしくはその相補体の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66もしくはその相補体の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67もしくはその相補体の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68もしくはその相補体の3,602位に対応する位置にチミン、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む前記cDNA分子を有するヒト対象における緑内障またはIOP上昇の治療に使用するためのARHGEF12阻害剤を提供する。
【0021】
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付の図面は、本開示のいくつかの特徴を説明する。
本特許または出願ファイルは、カラーで作成された少なくとも1つの図面を含む。カラー図面(複数可)を含む本特許または特許出願公開の複写は、要請及び必要な料金の支払いに応じて特許庁より提供される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1A】IOPの増加に関連するARHGEF12のミスセンスバリアント(Tyr973Phe)を示す。
図1B】緑内障のリスク増加と関連するARHGEF12のミスセンスバリアント(Tyr973Phe)を示す。
図2】IOPの低下に関連するARHGEF12の予測機能喪失型バリアントの集合を示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本開示の態様に関する様々な用語は、本明細書及び特許請求の範囲全体を通して使用される。特に指示されない限り、そのような用語には当技術分野における通常の意味を付与するものとする。具体的に定義されている他の用語は、本明細書に示されている定義と一致する形で解釈されるものとする。
【0024】
別段に明示的な定めのない限り、本明細書に示されているいずれの方法または態様も、その工程を特定の順序で行う必要があるものとして解釈するようには決して意図されていない。したがって、工程を特定の順序に限定すべきことが、特許請求の範囲または説明において、方法クレームによって具体的に定められていない場合には、いかなる点においても、順序を定めるようには意図されていない。このことは、工程もしくは作業フローの手筈に関する論理事項、文法構成もしくは句読法に由来する一般的意味、または本明細書に記載されている態様の数もしくは種類を含め、あらゆる考え得る非明示的な解釈基準についても同様である。
【0025】
本明細書で使用する場合、文脈上明らかに別段に示されている場合を除き、「a」、「an」及び「the」という単数形には、複数の参照対象が含まれる。
本明細書で使用される場合、用語「約」とは、引用された数値が概算であり、小さな変動が開示された実施形態の実践に有意に影響を及ぼさないことを意味する。数値が使用される場合、文脈によって別段の指示がない限り、用語「約」とは、数値が±10%変動し、開示された実施形態の範囲内に留まることができることを意味する。
【0026】
本明細書で使用される場合、用語「含む(comprising)」は、特定の実施形態では、所望により、「~からなる(consisting)」または「~から本質的になる(consisting essentially of)」で置き換えられ得る。
【0027】
本明細書で使用される場合、用語「単離された」とは、核酸分子またはポリペプチドに関して、核酸分子またはポリペプチドが、例えば血液及び/または動物組織とは別の、その天然環境以外の状態にあることを意味する。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子またはポリペプチドは、他の核酸分子または他のポリペプチド、特に動物起源の他の核酸分子またはポリペプチドを実質的に含まない。いくつかの実施形態では、核酸分子またはポリペプチドは、高度に精製された形態、すなわち、95%を超えて純粋または99%を超えて純粋であり得る。この文脈において使用される場合、用語「単離された」は、二量体または代替的にリン酸化もしくは誘導体化された形態などの、代替的な物理的形態の同じ核酸分子またはポリペプチドの存在を排除しない。
【0028】
本明細書で使用される場合、用語「核酸」、「核酸分子」、「核酸配列」、「ポリヌクレオチド」、または「オリゴヌクレオチド」は、任意の長さのヌクレオチドのポリマー形態を含み得、DNA及び/またはRNAを含み得、一本鎖、二本鎖、または多重鎖であり得る。核酸の一方の鎖は、その相補鎖も指す。
【0029】
本明細書で使用される場合、用語「対象」は、哺乳動物を含む任意の動物を含む。哺乳動物としては、家畜(例えば、ウマ、ウシ、ブタ)、ペット動物(例えば、イヌ、ネコ)、実験動物(例えば、マウス、ラット、ウサギ)、及び非ヒト霊長類が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、対象はヒトである。いくつかの実施形態では、対象は、医師のケア下の患者である。
【0030】
本開示に従って、対象における緑内障発症及びIOP上昇のリスクの増加に関連するARHGEF12遺伝子のまれなバリアントが同定されている。例えば、ヒトARHGEF12参照型ゲノム核酸分子(配列番号1を参照のこと)の132,939位のアデニンヌクレオチドをチミンに変化させる遺伝子変異が、そのような変異を有するヒトにおいて緑内障発症及びIOP上昇のリスクを増加させ得ることを示すことが観察されている。
【0031】
本開示に従って、対象における緑内障発症及びIOP上昇のリスクの減少に関連するARHGEF12遺伝子の別のまれなバリアントが同定されている。例えば、ヒトARHGEF12参照型ゲノム核酸分子(配列番号1を参照)の143,698位のアデニンヌクレオチドをグアニンに変化させるか、またはヒトARHGEF12参照型ゲノム核酸分子(配列番号1を参照)の141,048位のグアニンヌクレオチドをチミンに変化させるか、またはヒトARHGEF12参照型ゲノム核酸分子(配列番号1を参照)の73,039位のグアニンヌクレオチドをアデニンに変化させるか、またはヒトARHGEF12参照型ゲノム核酸分子(配列番号1を参照)の121,307位のアデニンヌクレオチドをシトシンに変化させるか、またはヒトARHGEF12参照型ゲノム核酸分子(配列番号1を参照)の141,978位のグアニンヌクレオチドをシトシンに変化させる遺伝子改変が観察されており、そのような改変を有するヒトは、緑内障発症及びIOP上昇のリスクが低下し得ることを示している。
【0032】
ARHGEF12予測される機能喪失型バリアントは、IOP低下との関連性は知られていないと考えられる。全体として、本明細書に記載の遺伝子分析は、驚くべきことに、ARHGEF12遺伝子、特にARHGEF12遺伝子のバリアントが、緑内障発症及びIOP上昇のリスクの増加または減少と関連していることを示している。したがって、緑内障発症及びIOP上昇のリスクが高いARHGEF12参照型である対象は、緑内障及び/またはIOP上昇が予防され、その症状が軽減され、及び/または症状の発症が抑制されるように治療され得る。したがって、本開示は、リスクがある対象または活動性疾患を有する対象がそれに応じて治療され得るように、対象におけるそのようなバリアントの識別を利用して、そのような対象における緑内障発症及びIOP上昇のリスクを識別もしくは層別化するか、または対象を、緑内障発症及びIOP上昇のリスクが高いと診断する方法を提供する。また、本開示は、単離されたARHGEF12バリアントゲノム核酸分子、バリアントmRNA分子、及びバリアントcDNA分子を提供する。
【0033】
本開示の目的のために、任意の特定のヒトを、i)ARHGEF12参照型、ii)ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントのヘテロ接合型、iii)ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントのホモ接合型、iv)ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントのヘテロ接合型、またはv)ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントのホモ接合型の5つのARHGEF12遺伝子型のうちの1つを有するものとして分類することができる。ヒトがARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子またはARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント分子のコピーを有さない場合、そのヒトはARHGEF12参照型である。ヒトが単一コピーのARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子を有する場合、そのヒトはARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントのヘテロ接合型である。ヒトが単一コピーのARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子を有する場合、そのヒトはARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントのヘテロ接合型である。本明細書で使用する場合、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子は、部分的機能喪失、完全機能喪失、予測される部分的機能喪失、または予測される完全機能喪失を有するARHGEF12ポリペプチドをコードする、任意のARHGEF12核酸分子(ゲノム核酸分子、mRNA分子、またはcDNA分子など)である。本明細書で使用される場合、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子は、増強された活性を有するARHGEF12ポリペプチドをコードする任意のARHGEF12核酸分子(例えば、ゲノム核酸分子、mRNA分子、またはcDNA分子)であり、構成的活性、疾患を引き起こす能力の増加、疾患に抵抗する能力の低下、阻害剤に対する抵抗性、または治療的介入に対する抵抗性である。部分的機能喪失(または予測される部分的機能喪失)を有するARHGEF12ポリペプチドを有するヒトは、ARHGEF12低形質である。ヒトが2コピーのARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子を有する場合、そのヒトはARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントのホモ接合型である。ヒトが2コピーのARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子を有する場合、そのヒトはARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントのホモ接合型である。
【0034】
ARHGEF12参照型であると遺伝子型決定されるか、または判定された対象の場合、そのような対象は、緑内障を発症するリスク及び/またはIOP上昇を発症するリスクが高い。そのような対象に、緑内障またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量で投与するかまたは投与し続け、及び/またはARHGEF12阻害剤を投与することができる。
【0035】
ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントのヘテロ接合型であると遺伝子型決定されるか、または判定された対象の場合、そのような対象は、緑内障を発症するリスク及び/またはIOP上昇を発症するリスクが高い。そのような対象に、緑内障またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量と同じかまたはそれを上回る量で投与するかまたは投与し続け、及び/またはARHGEF12阻害剤を投与することができる。
【0036】
ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントのヘテロ接合型であると遺伝子型決定されるか、または判定された対象の場合、そのような対象は、緑内障を発症するリスク及び/またはIOP上昇を発症するリスクが低い。そのような対象に、緑内障またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量と同じかまたはそれを下回る量で投与するかまたは投与し続け、及び/またはARHGEF12阻害剤を投与することができる。
【0037】
本明細書に記載されている実施形態のいずれかでは、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子は、部分的な機能喪失、完全な機能喪失、予測される部分的な機能喪失、または予測される完全な機能喪失を有するARHGEF12ポリペプチドをコードする任意のARHGEF12核酸分子(例えば、ゲノム核酸分子、mRNA分子、またはcDNA分子など)である。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子は、ARHGEF12 Tyr1306Cys、Tyr1287Cys、Tyr1203Cys、Glu1156STOP、Glu1137STOP、またはGlu1053STOPをコードする核酸分子である。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子は、ARHGEF12 Tyr1306Cysをコードする核酸分子である。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子は、ARHGEF12 Tyr1287Cysをコードする核酸分子である。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子は、ARHGEF12 Tyr1203Cysをコードする核酸分子である。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子は、ARHGEF12 Glu1156STOPをコードする核酸分子である。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子は、ARHGEF12 Glu1137STOPをコードする核酸分子である。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子は、ARHGEF12 Glu1053STOPをコードする核酸分子である。
【0038】
本明細書に記載されている実施形態のいずれかでは、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子は、機能獲得を有するARHGEF12ポリペプチドをコードする任意のARHGEF12核酸分子(例えば、ゲノム核酸分子、mRNA分子、またはcDNA分子など)であり得る。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子は、ARHGEF12 Tyr973Phe、Tyr954Phe、またはTyr870Pheをコードする核酸分子である。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子は、ARHGEF12 Tyr973Pheをコードする核酸分子である。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子は、ARHGEF12 Tyr954Pheをコードする核酸分子である。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子は、ARHGEF12 Tyr870Pheをコードする核酸分子である。
【0039】
本明細書に記載の実施形態のいずれかでは、ARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドは、部分的機能喪失、完全機能喪失、予測される部分的機能喪失、または予測される完全機能喪失を有する任意のARHGEF12ポリペプチドであり得る。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドは、ARHGEF12 Tyr1306Cys、Tyr1287Cys、Tyr1203Cys、Glu1156STOP、Glu1137STOP、またはGlu1053STOPである。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドは、ARHGEF12 Tyr1306Cysである。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドは、ARHGEF12 Tyr1287Cysである。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドは、ARHGEF12 Tyr1203Cysである。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドは、ARHGEF12 Glu1156STOPである。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドは、ARHGEF12 Glu1137STOPである。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドは、ARHGEF12 Glu1053STOPである。
【0040】
本明細書に記載の実施形態のいずれかでは、ARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドは、機能獲得を有する任意のARHGEF12ポリペプチドであり得る。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドは、ARHGEF12 Tyr973Phe、Tyr954Phe、またはTyr870Pheである。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドは、ARHGEF12 Tyr973Pheである。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドは、ARHGEF12 Tyr954Pheである。いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドは、ARHGEF12 Tyr870Pheである。
【0041】
本明細書に記載の実施形態のいずれかでは、対象は、緑内障を有し得る。本明細書に記載の実施形態のいずれかでは、緑内障は原発開放隅角緑内障(POAG)であり得る。本明細書に記載の実施形態のいずれかでは、対象は、IOP上昇を有し得る。
【0042】
緑内障の症状としては、重度の頭痛、眼痛、悪心及び嘔吐、霧視、光輪視、及び充血眼が挙げられるが、これらに限定されない。
本開示は、緑内障を有する対象の治療方法を提供し、本方法は、ARHGEF12阻害剤を対象に投与することを含む。
【0043】
本開示はまた、原発開放隅角緑内障(POAG)を有する対象の治療方法を提供し、本方法は、ARHGEF12阻害剤を対象に投与することを含む。
本開示はまた、IOPが上昇している対象の治療方法を提供し、本方法は、ARHGEF12阻害剤を対象に投与することを含む。
【0044】
いくつかの実施形態では、ARHGEF12阻害剤は、阻害性核酸分子を含む。いくつかの実施形態では、阻害性核酸分子は、アンチセンス分子を含む。いくつかの実施形態では、阻害性核酸分子は、低分子干渉RNA(siRNA)分子を含む。いくつかの実施形態では、阻害性核酸分子は、短ヘアピンRNA(shRNA)分子を含む。そのような阻害性核酸分子は、ARHGEF12 mRNAの任意の領域を標的とするように設計され得る。いくつかの実施形態では、阻害性核酸分子は、ARHGEF12ゲノム核酸分子またはmRNA分子内の配列とハイブリダイズし、対象の細胞にてARHGEF12ポリペプチドの発現を低下させる。いくつかの実施形態では、ARHGEF12阻害剤は、ARHGEF12のゲノム核酸分子またはmRNA分子とハイブリダイズし、対象の細胞にてARHGEF12ポリペプチドの発現を低下させるアンチセンスRNAを含む。いくつかの実施形態では、ARHGEF12阻害剤は、ARHGEF12のゲノム核酸分子またはmRNA分子とハイブリダイズし、対象の細胞にてARHGEF12ポリペプチドの発現を低下させるsiRNAを含む。いくつかの実施形態では、ARHGEF12阻害剤は、ARHGEF12のゲノム核酸分子またはmRNA分子とハイブリダイズし、対象の細胞にてARHGEF12ポリペプチドの発現を低下させるshRNAを含む。
【0045】
いくつかの実施形態では、ARHGEF12阻害剤は、ARHGEF12ゲノム核酸分子内の認識配列(複数可)または認識配列に結合するDNA結合タンパク質にて1つ以上のニックまたは二本鎖切断を誘導するヌクレアーゼ剤を含む。認識配列は、ARHGEF12遺伝子のコード領域内、または遺伝子の発現に影響を及ぼす調節領域内に配置することができる。DNA結合タンパク質またはヌクレアーゼ剤の認識配列は、イントロン、エクソン、プロモーター、エンハンサー、調節領域、または任意の非タンパク質コード領域に配置することができる。認識配列は、ARHGEF12遺伝子の開始コドンを含むか、またはそれに近接し得る。例えば、認識配列は、開始コドンから約10、約20、約30、約40、約50、約100、約200、約300、約400、約500、または約1,000ヌクレオチドに配置することができる。別の例として、それぞれが開始コドンを含むかまたはそれに近接するヌクレアーゼ認識配列を標的とする2つ以上のヌクレアーゼ剤を使用することができる。別の例として、1つが開始コドンを含むかまたはそれに近接するヌクレアーゼ認識配列を標的とし、もう1つが終止コドンを含むかまたはそれに近接するヌクレアーゼ認識配列を標的とする2つのヌクレアーゼ剤を使用することができ、これらのヌクレアーゼ剤によって切断することにより、2つのヌクレアーゼ認識配列間のコード領域を欠失させることができる。所望の認識配列にニックまたは二本鎖切断を誘導する任意のヌクレアーゼ剤を本明細書で開示されている方法及び組成物において使用することができる。所望の認識配列に結合する任意のDNA結合タンパク質を本明細書で開示されている方法及び組成物において使用することができる。
【0046】
本明細書で使用するのに好適なヌクレアーゼ剤及びDNA結合タンパク質には、ジンクフィンガータンパク質またはジンクフィンガーヌクレアーゼ(ZFN)対、転写活性化因子様エフェクター(TALE)タンパク質もしくは転写活性化因子様エフェクターヌクレアーゼ(TALEN)、またはクラスター化された規則的に散在する短いパリンドローム反復(CRISPR)/CRISPR関連(Cas)システムが挙げられるが、これらに限定されない。認識配列の長さは異なることができるが、例えば、ジンクフィンガータンパク質またはZFN対については約30~36bp、各ZFNについては約15~18bp、TALEタンパク質またはTALENについては約36bp、及びCRISPR/CasガイドRNAについては約20bpである認識配列が挙げられる。
【0047】
いくつかの実施形態では、CRISPR/Casシステムを用いて、細胞内のARHGEF12ゲノム核酸分子を修飾することができる。本明細書で開示されている方法及び組成物は、ARHGEF12核酸分子の部位特異的切断のためにCRISPR複合体(Casタンパク質と複合体化したガイドRNA(gRNA)を含む)を利用することによってCRISPR-Casシステムを採用することができる。
【0048】
Casタンパク質は一般に、gRNAと相互作用することができる少なくとも1つのRNA認識ドメインまたはRNA結合ドメインを含む。Casタンパク質はまた、ヌクレアーゼドメイン(例えば、DNaseまたはRNaseドメインなど)、DNA結合ドメイン、ヘリカーゼドメイン、タンパク質-タンパク質相互作用ドメイン、二量体化ドメイン、及び他のドメインも含み得る。好適なCasタンパク質としては、例えば、野生型Cas9タンパク質及び野生型Cpf1タンパク質(例えば、FnCpf1)が挙げられる。Casタンパク質は、ARHGEF12ゲノム核酸分子にて二本鎖切断を作り出すための完全な切断活性を有することができ、または、ARHGEF12ゲノム核酸分子にて一本鎖切断を作り出すニッカーゼであり得る。Casタンパク質の追加の例としては、Cas1、Cas1B、Cas2、Cas3、Cas4、Cas5、Cas5e(CasD)、Cas6、Cas6e、Cas6f、Cas7、Cas8a1、Cas8a2、Cas8b、Cas8c、Cas9(Csn1またはCsx12)、Cas10、Cas10d、CasF、CasG、CasH、Csy1、Csy2、Csy3、Cse1(CasA)、Cse2(CasB)、Cse3(CasE)、Cse4(CasC)、Csc1、Csc2、Csa5、Csn2、Csm2、Csm3、Csm4、Csm5、Csm6、Cmr1、Cmr3、Cmr4、Cmr5、Cmr6、Csb1、Csb2、Csb3、Csx17、Csx14、Csx10、Csx16、CsaX、Csx3、Csx1、Csx15、Csf1、Csf2、Csf3、Csf4、及びCu1966、ならびにそれらのホモログまたは修飾バージョンが挙げられるが、これらに限定されない。Casタンパク質を、融合タンパク質として異種ポリペプチドに作動可能に連結することもできる。例えば、Casタンパク質を、切断ドメイン、エピジェネティック修飾ドメイン、転写活性化ドメイン、または転写抑制因子ドメインに融合させることができる。Casタンパク質は任意の形態で提供することができる。例えば、Casタンパク質を、タンパク質、例えば、gRNAと複合体化したCasタンパク質の形態で提供することができる。あるいは、Casタンパク質を、Casタンパク質をコードする核酸分子、例えば、RNAまたはDNAの形態で提供することができる。
【0049】
いくつかの実施形態では、Casタンパク質、及びARHGEF12ゲノム核酸分子における標的ゲノム遺伝子座内の1つ以上のgRNA認識配列とハイブリダイズする1つ以上のgRNAに細胞を接触させることによって、ARHGEF12ゲノム核酸分子の標的化された遺伝子組み換えを生成することができる。例えば、gRNA認識配列を、配列番号1の領域内に配置することができる。gRNA認識配列はまた、配列番号1の132,939位、143,698位、141,048位、73,039位、121,307位、または141,978位に対応する位置を含むかまたは近接し得る。例えば、gRNA認識配列を、配列番号1の132,939位、143,698位、141,048位、73,039位、121,307位、または141,978位に対応する位置から約1000、約500、約400、約300、約200、約100、約50、約45、約40、約35、約30、約25、約20、約15、約10、または約5ヌクレオチド離れて配置することができる。gRNA認識配列は、ARHGEF12ゲノム核酸分子の開始コドンまたはARHGEF12ゲノム核酸分子の終止コドンを含むかまたは近接し得る。例えば、gRNA認識配列を、開始コドンまたは終止コドンから約10、約20、約30、約40、約50、約100、約200、約300、約400、約500、または約1,000ヌクレオチド離れて配置することができる。
【0050】
ARHGEF12ゲノム核酸分子における標的ゲノム遺伝子座内のgRNA認識配列は、Cas9ヌクレアーゼが標的とするDNA配列の直後にある2~6塩基対のDNA配列であるプロトスペーサー隣接モチーフ(PAM)配列の近傍に位置する。標準的なPAMは、配列5’-NGG-3’であり、その際、「N」は任意の核酸塩基であり、その後に2つのグアニン(「G」)核酸塩基が続く。gRNAは遺伝子編集のためにCas9をゲノム内のどこにでも輸送することができるが、Cas9がPAMを認識する部位以外の部位では編集を行うことはできない。加えて、5’-NGA-3’はヒト細胞にとって高度に効率的な非標準的なPAMであることができる。一般に、PAMはgRNAの標的となるDNA配列の下流の約2~6ヌクレオチドである。PAMはgRNA認識配列に隣接することができる。いくつかの実施形態では、gRNA認識配列にPAMを3’末端で隣接させることができる。いくつかの実施形態では、gRNA認識配列にPAMを5’末端で隣接させることができる。例えば、Casタンパク質の切断部位は、PAM配列の約1~約10、約2~約5塩基対、または3塩基対上流または下流であり得る。いくつかの実施形態(例えば、S.pyogenes由来のCas9または密接に関連するCas9を使用する場合)では、非相補鎖のPAM配列は5’-NGG-3’であることができ、その際、Nは任意のDNAヌクレオチドであり、標的DNAの非相補鎖のgRNA認識配列の直近の3’側である。したがって、相補鎖のPAM配列は5’-CCN-3’であり、式中、Nは任意のDNAヌクレオチドであり、標的DNAの相補鎖のgRNA認識配列の直近の5’側である。
【0051】
gRNAは、Casタンパク質に結合し、Casタンパク質をARHGEF12ゲノム核酸分子内の特定の位置に標的指向化するRNA分子である。例示的なgRNAは、Cas酵素が、ARHGEF12ゲノム核酸分子に結合するかまたはこれを切断するように誘導するのに有効なgRNAであり、gRNAは、配列番号1の132,939位、143,698位、141,048位、73,039位、121,307位、または141,978位に対応する位置を含むかまたは近接するARHGEF12ゲノム核酸分子内のgRNA認識配列とハイブリダイズするDNA標的化セグメントを含む。例えば、gRNAは、配列番号1の132,939位、143,698位、141,048位、73,039位、121,307位、または141,978位に対応する位置から約5、約10、約15、約20、約25、約30、約35、約40、約45、約50、約100、約200、約300、約400、約500、または約1,000ヌクレオチドに位置するgRNA認識配列とハイブリダイズするように選択され得る。他の例示的なgRNAは、開始コドンまたは終止コドンを含むかまたは近接するARHGEF12ゲノム核酸分子内に存在するgRNA認識配列とハイブリダイズするDNA標的化セグメントを含む。例えば、gRNAを、開始コドンから約5、約10、約15、約20、約25、約30、約35、約40、約45、約50、約100、約200、約300、約400、約500、または約1,000ヌクレオチド離れて位置するgRNA認識配列、または終止コドンから約5、約10、約15、約20、約25、約30、約35、約40、約45、約50、約100、約200、約300、約400、約500、または約1,000ヌクレオチド離れて位置するgRNA認識配列とハイブリダイズするように選択することができる。好適なgRNAは、約17~約25ヌクレオチド、約17~約23ヌクレオチド、約18~約22ヌクレオチド、または約19~約21ヌクレオチドを含むことができる。いくつかの実施形態では、gRNAは、20ヌクレオチドを含み得る。
【0052】
ヒトARHGEF12参照型遺伝子内に位置する好適なgRNA認識配列の例は、配列番号84~110として表1に記載されている。
【0053】
【表1】
【0054】
Casタンパク質とgRNAは複合体を形成し、Casタンパク質は標的ARHGEF12ゲノム核酸分子を切断する。Casタンパク質は、gRNAのDNA標的化セグメントが結合する標的ARHGEF12ゲノム核酸分子に存在する核酸配列の内部または外部の部位で核酸分子を切断することができる。例えば、CRISPR複合体の形成(gRNA認識配列にハイブリダイズされ、Casタンパク質と複合体化されるgRNAを含む)は、gRNAのDNA標的化セグメントが結合することになるARHGEF12ゲノム核酸分子に存在する核酸配列内またはその近傍(例えば、その核酸配列から1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、20、50、またはそれを超える塩基対内など)で、一方または両方の鎖の切断をもたらし得る。
【0055】
そのような方法により、例えば、配列番号1の領域が破壊されているか、開始コドンが破壊されているか、終止コドンが破壊されているか、またはコード配列が破壊または欠失しているARHGEF12ゲノム核酸分子が生じ得る。任意選択で、細胞を、ARHGEF12ゲノム核酸分子の標的ゲノム遺伝子座内の追加のgRNA認識配列とハイブリダイズする1つ以上の追加のgRNAとさらに接触させることができる。細胞を、1つ以上の追加のgRNA(例えば、第2のgRNA認識配列とハイブリダイズする第2のgRNAなど)と接触させることによって、Casタンパク質による切断は、2つ以上の二本鎖切断または2つ以上の一本鎖切断を生成し得る。
【0056】
いくつかの実施形態では、ARHGEF12阻害剤は、小分子を含む。いくつかの実施形態では、ARHGEF12小分子阻害剤は、Y16、CCG-13528、CCG-14631、CCG-7167、CCG-12529、またはRC-063である。
【0057】
いくつかの実施形態では、治療方法はさらに、対象由来の生体試料において、ARHGEF12ポリペプチドをコードする、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子の存在の有無を検出することを含む。本開示全体にわたり使用される場合、「ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子」とは、部分的機能喪失、完全機能喪失、予測される部分的機能喪失、または予測される完全機能喪失を有するARHGEF12ポリペプチドをコードする、任意のARHGEF12核酸分子(例えば、ゲノム核酸分子、mRNA分子、またはcDNA分子など)である。
【0058】
いくつかの実施形態では、治療方法はさらに、対象由来の生体試料において、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードする、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子の存在の有無を検出することを含む。本開示全体にわたり使用される場合、「ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子」は、増強された活性、構成的活性、疾患を引き起こす能力の増加、疾患に抵抗する能力の低下、阻害剤に対する抵抗性、または治療的介入に対する抵抗性を有するARHGEF12ポリペプチドをコードする、任意のARHGEF12核酸分子(例えば、ゲノム核酸分子、mRNA分子、またはcDNA分子など)である。
【0059】
本開示はまた、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤による対象の治療方法を提供し、その場合、対象は、緑内障及び/またはIOP上昇に罹患している。いくつかの実施形態では、方法は、対象から生体試料を採取するかまたは採取しており、その生体試料において、対象がARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子を含む遺伝子型を有するかどうかを判断するための遺伝子型決定アッセイを実施するかまたは実施したことによって、対象がヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子を有するかどうかを判定することを含む。対象がARHGEF12参照型である場合、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量で対象に投与するかまたは投与し続け、さらにARHGEF12阻害剤を対象に投与することができる。対象がARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントについてヘテロ接合性である場合、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量と同じかまたはそれ未満の量で対象に投与するかまたは投与し続け、さらにARHGEF12阻害剤を対象に投与することができる。ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子を有する遺伝子型が存在する場合、それは対象における緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクが低いことを示す。いくつかの実施形態では、対象はARHGEF12参照型である。いくつかの実施形態では、対象は、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントについてヘテロ接合性である。
【0060】
本開示はまた、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤による対象の治療方法を提供し、その場合、対象は、緑内障及び/またはIOP上昇に罹患している。いくつかの実施形態では、方法は、対象から生体試料を採取するかまたは採取しており、その生体試料において、対象がARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子を含む遺伝子型を有するかどうかを判断するための遺伝子型決定アッセイを実施するかまたは実施したことによって、対象がヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子を有するかどうかを判定することを含む。対象がARHGEF12参照型である場合、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量で対象に投与するかまたは投与し続け、さらにARHGEF12阻害剤を対象に投与することができる。対象がARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントについてヘテロ接合性である場合、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を、標準用量を上回る量で対象に投与するかまたは投与し続け、さらにARHGEF12阻害剤を対象に投与することができる。ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子を有する遺伝子型が存在する場合、それは対象における緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクが高いことを示す。いくつかの実施形態では、対象はARHGEF12参照型である。いくつかの実施形態では、対象は、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントについてヘテロ接合性である。
【0061】
ARHGEF12参照型、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントのヘテロ接合型、またはARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントのヘテロ接合型もしくはホモ接合型であると遺伝子型決定されるかまたは判定される対象については、そのような対象を本明細書に記載のようにARHGEF12阻害剤で治療することができる。
【0062】
対象由来の生体試料中のARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子またはARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子の存在の有無を検出し、及び/またはARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子またはARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子を対象が有するかどうかを判定することを、本明細書に記載の方法のいずれかによって実施することができる。いくつかの実施形態では、これらの方法をin vitroで実施することができる。いくつかの実施形態では、これらの方法をin situで実施することができる。いくつかの実施形態では、これらの方法をin vivoで実施することができる。これらの実施形態のいずれかでは、核酸分子は、対象から得られた細胞内に存在し得る。
【0063】
いくつかの実施形態では、対象がARHGEF12参照型である場合、その対象にも緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量で投与する。いくつかの実施形態では、対象がARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントのヘテロ接合型である場合、その対象にも、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量と同じかまたはそれ未満の用量で投与する。いくつかの実施形態では、対象がARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントについてヘテロ接合性である場合、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を、標準用量を上回る量で対象に投与するかまたは投与し続ける。
【0064】
いくつかの実施形態では、治療方法は、対象由来の生体試料中のARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドまたはARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドの存在の有無を検出することをさらに含む。いくつかの実施形態では、対象がARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドを有さない場合、その対象にも、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準的な用量で投与する。いくつかの実施形態では、対象がARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドを有する場合、その対象にも、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量と同じかまたはそれ未満の用量で投与する。いくつかの実施形態では、対象がARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドのヘテロ接合型である場合、その対象にも、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を、標準用量を上回る用量で投与する。
【0065】
本開示はまた、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤による対象の治療方法を提供し、その場合、対象は、緑内障及び/またはIOP上昇に罹患している。いくつかの実施形態では、方法は、対象由来の生体試料を採取するかまたは採取しており、その生体試料において、対象がARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドを有するかどうかを判断するためのアッセイを実施するかまたは実施したことによって、対象がARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドを有するかどうかを判定することを含む。対象がARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドを有さない場合、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量で対象に投与するかまたは投与し続け、さらにARHGEF12阻害剤を対象に投与することができる。対象がARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドを有する場合、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量と同じかまたはそれ未満の量で対象に投与するかまたは投与し続け、さらにARHGEF12阻害剤を対象に投与することができる。ARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドが存在する場合、それは対象における緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクが低いことを示している。いくつかの実施形態では、対象は、ARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドを有する。いくつかの実施形態では、対象は、ARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドを有さない。
【0066】
いくつかの実施形態では、方法は、対象由来の生体試料を採取するかまたは採取しており、その生体試料において、対象がARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドを有するかどうかを判断するためのアッセイを実施するかまたは実施したことによって、対象がARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドを有するかどうかを判定することを含む。対象がARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドを有さない場合、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量で対象に投与するかまたは投与し続け、さらにARHGEF12阻害剤を対象に投与することができる。対象がARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドを有する場合、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を、標準用量を上回る量で対象に投与するかまたは投与し続け、さらにARHGEF12阻害剤を対象に投与することができる。ARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドが存在する場合、それは対象における緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクが高いことを示している。いくつかの実施形態では、対象は、ARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドを有する。いくつかの実施形態では、対象は、ARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドを有さない。
【0067】
対象由来の生体試料中のARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドまたはARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドの存在の有無を検出し、及び/またはARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドまたはARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドを対象が有するかどうかを判定することを、本明細書に記載の方法のいずれかによって実施することができる。いくつかの実施形態では、これらの方法をin vitroで実施することができる。いくつかの実施形態では、これらの方法をin situで実施することができる。いくつかの実施形態では、これらの方法をin vivoで実施することができる。これらの実施形態のいずれかでは、ポリペプチドは、対象から採取した細胞内に存在し得る。
【0068】
緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤の例としては、プロスタグランジン、β遮断薬、アルファ-アドレナリン作動薬、炭酸脱水酵素阻害剤、rhoキナーゼ阻害剤、または縮瞳薬もしくはコリン作動薬が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する薬剤はプロスタグランジンである。いくつかの実施形態では、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する薬剤はβ遮断薬である。いくつかの実施形態では、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する薬剤はアルファ-アドレナリン作動薬である。いくつかの実施形態では、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する薬剤は炭酸脱水酵素阻害剤である。いくつかの実施形態では、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する薬剤はrhoキナーゼ阻害剤である。いくつかの実施形態では、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する薬剤は、縮瞳薬またはコリン作動薬である。
【0069】
いくつかの実施形態では、プロスタグランジンは、ラタノプロス、トラボプロスト、タフルプロスト、ビマトプロスト、またはラタノプロステンブノドである。いくつかの実施形態では、プロスタグランジンはラタノプロスである。いくつかの実施形態では、プロスタグランジンはトラボプロストである。いくつかの実施形態では、プロスタグランジンはタフルプロストである。いくつかの実施形態では、プロスタグランジンはビマトプロストである。いくつかの実施形態では、プロスタグランジンはラタノプロステンブノドである。いくつかの実施形態では、プロスタグランジンは、XALATAN(登録商標)(ラタノプロスト)、TRAVATAN Z(登録商標)(トラボプロス)、ZIOPTAN(登録商標)(タフルプロスト)、LUMIGAN(登録商標)(ビマトプロスト)、またはVYZULTA(登録商標)(ラタノプロステンブノド)である。いくつかの実施形態では、プロスタグランジンはXALATAN(登録商標)(ラタノプロスト)である。いくつかの実施形態では、プロスタグランジンはTRAVATAN Z(登録商標)(トラボプロスト)である。いくつかの実施形態では、プロスタグランジンはZIOPTAN(登録商標)(タフルプロスト)である。いくつかの実施形態では、プロスタグランジンはLUMIGAN(登録商標)(ビマトプロスト)である。いくつかの実施形態では、プロスタグランジンはVYZULTA(登録商標)(ラタノプロステンブノド)である。
【0070】
いくつかの実施形態では、β遮断薬は、チモロールまたはベタキソロールである。いくつかの実施形態では、β遮断薬はチモロールである。いくつかの実施形態では、β遮断薬はベタキソロールである。いくつかの実施形態では、β遮断薬は、BETIMOL(登録商標)、ISTALOL(登録商標)、またはTIMOPTIC(登録商標)(チモロール)もしくはBETOPTIC(登録商標)(ベタキソロール)である。いくつかの実施形態では、β遮断薬はBETIMOL(登録商標)(チモロール)である。いくつかの実施形態では、β遮断薬はISTALOL(登録商標)(チモロール)である。いくつかの実施形態では、β遮断薬はTIMOPTIC(登録商標)(チモロール)である。いくつかの実施形態では、β遮断薬はBETOPTIC(登録商標)(ベタキソロール)である。
【0071】
いくつかの実施形態では、アルファ-アドレナリン作動薬は、アプラクロニジンまたはブリモニジンである。いくつかの実施形態では、アルファ-アドレナリン作動薬はアプラクロニジンである。いくつかの実施形態では、アルファ-アドレナリン作動薬はブリモニジンである。いくつかの実施形態では、アルファ-アドレナリン作動薬は、IOPIDINE(登録商標)(アプラクロニジン)またはALPHAGAN(登録商標)もしくはQOLIANA(登録商標)(ブリモニジン)である。いくつかの実施形態では、アルファ-アドレナリン作動薬はIOPIDINE(登録商標)(アプラクロニジン)である。いくつかの実施形態では、アルファ-アドレナリン作動薬はALPHAGAN(登録商標)(ブリモニジン)である。いくつかの実施形態では、アルファ-アドレナリン作動薬はQOLIANA(登録商標)(ブリモニジン)である。
【0072】
いくつかの実施形態では、炭酸脱水素酵素阻害剤は、ドルゾラミドまたはブリンゾラミドである。いくつかの実施形態では、炭酸脱水素酵素阻害剤はドルゾラミドである。いくつかの実施形態では、炭酸脱水素酵素阻害剤はブリンゾラミドである。いくつかの実施形態では、炭酸脱水酵素阻害剤は、TRUSOPT(登録商標)(ドルゾラミド)またはAZOPT(登録商標)(ブリンゾラミド)である。いくつかの実施形態では、炭酸脱水酵素阻害剤はTRUSOPT(登録商標)(ドルゾラミド)である。いくつかの実施形態では、炭酸脱水酵素阻害剤はAZOPT(登録商標)(ブリンゾラミド)である。
【0073】
いくつかの実施形態では、rhoキナーゼ阻害剤はネタルスジルである。いくつかの実施形態では、rhoキナーゼ阻害剤はRHOPRESSA(登録商標)(ネタルスジル)である。
【0074】
いくつかの実施形態では、縮瞳薬またはコリン作動薬はピロカルピンである。いくつかの実施形態では、縮瞳薬またはコリン作動薬はISOPTO(登録商標)Carpine(ピロカルピン)である。
【0075】
いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントのヘテロ接合型またはホモ接合型である対象について、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤の用量を、ARHGEF12参照型である対象(標準用量が投与され得る)と比較して、約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、または約90%減らすことができる(すなわち、標準用量を下回る)。いくつかの実施形態では、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤の用量を、約10%、約20%、約30%、約40%、または約50%減らすことができる。さらに、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントのヘテロ接合型である対象における緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤の用量を、ARHGEF12参照型である対象と比較して、より低い頻度で投与することができる。
【0076】
いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントのヘテロ接合型である対象について、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤の用量を、ARHGEF12参照型である対象(標準用量が投与され得る)と比較して、約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、または約90%増やすことができる(すなわち、標準用量を上回る)。いくつかの実施形態では、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤の用量を、約10%、約20%、約30%、約40%、または約50%増やすことができる。さらに、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントのヘテロ接合型である対象における緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤の用量を、ARHGEF12参照型である対象と比較して、より高い頻度で投与することができる。
【0077】
緑内障及び/またはIOP上昇を治療もしくは抑制する治療剤、及び/またはARHGEF12阻害剤の投与は、例えば、1日後、2日後、3日後、5日後、1週間後、2週間後、3週間後、1か月後、5週間後、6週間後、7週間後、8週間後、2か月後、または3か月後に反復することができる。反復投与は、同じ用量または異なる用量であることができる。投与は、1回、2回、3回、4回、5回、6回、7回、8回、9回、10回、またはそれ以上繰り返すことができる。例えば、特定の投薬計画によれば、対象は、例えば、6ヵ月、1年、またはそれ以上のような長期間にわたって治療を受けることができる。
【0078】
緑内障及び/またはIOP上昇を治療もしくは抑制する治療剤、及び/またはARHGEF12阻害剤の投与は、非経口、静脈内、経口、皮下、動脈内、頭蓋内、髄腔内、腹腔内、局所、鼻腔内、または筋肉内が含まれるがこれらに限定されない任意の好適な経路で行うことができる。投与用の医薬組成物は、望ましくは無菌であり、実質的に等張であり、GMP条件下で製造される。医薬組成物は、単位剤形(すなわち、単回投与の用量)で提供することができる。医薬組成物は、1つ以上の生理学的及び薬学的に許容される担体、希釈剤、賦形剤または補助剤を使用して製剤化することができる。製剤化は、選択した投与経路に依存する。「薬学的に許容される」という用語は、担体、希釈剤、賦形剤、または補助剤が製剤の他の成分と適合し、そのレシピエントにとって実質的に有害ではないことを意味する。
【0079】
本明細書で使用される用語「治療する」、「治療すること」、及び「治療」ならびに「予防する」、「予防すること」、及び「予防」とは、それぞれ、治療効果及び予防効果のような所望の生物学的応答を引き出すことを指す。いくつかの実施形態では、治療効果には、薬剤、または薬剤を含む組成物を投与した後の、緑内障及び/またはIOP上昇の減少/軽減、緑内障及び/またはIOP上昇の重症度の減少/軽減(例えば、緑内障発症及び/またはIOP上昇の減少または阻害など)、緑内障の症状及びIOP上昇に関連する影響の減少/軽減、緑内障の症状及びIOP上昇に関連する影響の発症の遅延、緑内障の症状及びIOP上昇に関連する影響の重症度の軽減、急性エピソードの重症度の軽減、緑内障の症状及びIOP上昇に関連する影響の数の軽減、緑内障の症状及びIOP上昇に関連する影響の潜時の低減、緑内障の症状及びIOP上昇に関連する影響の改善、二次症状の軽減、二次感染の軽減、緑内障及び/またはIOP上昇の再発の予防、再発エピソードの数または頻度の減少、症候性エピソード間の潜時の増大、持続的な進行までの時間の増大、回復の加速、及び/または代替治療剤の有効性の増大もしくは耐性の減少のうちの1つ以上が含まれる。予防効果は、治療プロトコルの投与後の、緑内障及び/またはIOP上昇の発症/進行の完全または部分的な回避/抑制または遅延(例えば、完全または部分的な回避/抑制または遅延など)を含み得る。緑内障及び/またはIOP上昇の治療には、任意の臨床病期または臨床症状の何らかの形態の緑内障及び/またはIOP上昇を有するとすでに診断された対象の治療、緑内障及び/またはIOP上昇の症状または徴候の発症または進展または増悪または悪化の遅延、及び/または緑内障及び/またはIOP上昇の重症度の予防及び/または低減が包含される。
【0080】
本開示はまた、緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクが高い対象の識別方法も提供する。いくつかの実施形態では、方法は、対象から採取した生物学的試料にて、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子(例えば、ゲノム核酸分子、mRNA分子及び/またはcDNA分子)の存在の有無を判定するかまたは判定したことを含む。対象がARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子を欠く場合(例えば、対象が遺伝子型的にARHGEF12参照型としてカテゴリー化されるなど)、その対象は、緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクが高い。対象がARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子を有する場合(例えば、対象が、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントのヘテロ接合型またはホモ接合型であるなど)、その対象は、緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクが低い。
【0081】
ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子の単一コピーを有することにより、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子のコピーを有さない場合に比べて、対象は緑内障発症及び/またはIOP上昇からさらに保護される。特定の理論または作用機序に限定されることを意図するものではないが、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子の単一コピー(すなわち、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントのヘテロ接合型)は、緑内障発症及び/またはIOP上昇から対象を保護すると考えられ、また、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子の2つのコピー(すなわち、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントのホモ接合型)を有する場合、単一コピーを有する対象と比べて、緑内障発症及び/またはIOP上昇から対象がさらに保護され得ると考えられる。したがって、いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子の単一コピーは、緑内障発症及び/またはIOP上昇から対象を完全に保護しない場合があるが、代わりに、部分的または不完全に保護し得る。いかなる特定の理論にも束縛されることを望むわけではないが、緑内障発症及び/またはIOP上昇に関与する追加の因子または分子が存在し、それがARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子の単一コピーを有する対象に依然として存在しているために、緑内障発症及び/またはIOP上昇の完全な保護に及ばない可能性がある。
【0082】
いくつかの実施形態では、方法は、対象から採取した生物学的試料にて、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子(ゲノム核酸分子、mRNA分子、及び/またはcDNA分子など)の存在の有無を判定するかまたは判定したことを含む。対象がARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子を欠く場合(例えば、対象が遺伝子型的にARHGEF12参照型としてカテゴリー化されるなど)、その対象は、緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクが低い。対象がARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子を有する(すなわち、対象が、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントのヘテロ接合型またはホモ接合型である)場合、その対象は、緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクが高い。
【0083】
ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子の単一コピーを有することにより、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子のコピーを有さない場合に比べて、対象は緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクがより大きい。特定の理論または作用機序に限定されることを意図するものではないが、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子の単一コピー(すなわち、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントのヘテロ接合型)は、対象の緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクを高めると考えられ、また、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子の2つのコピー(すなわち、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントのホモ接合型)を有する場合、単一コピーを有する対象と比べて、対象の緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクをさらに高めると考えられる。したがって、いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子の単一コピーは、対象における緑内障及び/またはIOP上昇の部分的または不完全なリスクとなり得る。いかなる特定の理論にも束縛されることを望むわけではないが、緑内障発症及び/またはIOP上昇に関与する追加の因子または分子が存在し、それがARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子の単一コピーを有する対象に依然として存在しているために、対象の緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクが高まっている可能性がある。
【0084】
対象由来の生体試料中のARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子またはARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子を対象が有するかどうかを判定し、及び/またはARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子またはARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子を対象が有するかどうかを判定することを、本明細書に記載の方法のいずれかによって実施することができる。いくつかの実施形態では、これらの方法をin vitroで実施することができる。いくつかの実施形態では、これらの方法をin situで実施することができる。いくつかの実施形態では、これらの方法をin vivoで実施することができる。これらの実施形態のいずれかでは、核酸分子は、対象から得られた細胞内に存在し得る。
【0085】
いくつかの実施形態では、対象が緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクが高いと識別される場合、その対象を、本明細書に記載されているように、緑内障及び/またはIOP上昇を治療もしくは抑制する治療剤、及び/またはARHGEF12阻害剤でさらに治療する。例えば、対象がARHGEF12参照型であり、それゆえに緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクが高い場合、対象にARHGEF12阻害剤を投与する。いくつかの実施形態では、そのような対象に、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤も投与する。いくつかの実施形態では、対象がARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントのヘテロ接合型である場合、その対象に、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量と同じかまたはそれ未満の用量で投与し、さらにARHGEF12阻害剤を投与することができる。いくつかの実施形態では、対象がARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントのヘテロ接合型である場合、その対象に、緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を標準用量と同じかまたはそれを上回る用量で投与し、さらにARHGEF12阻害剤を投与することができる。いくつかの実施形態では、対象はARHGEF12参照型である。いくつかの実施形態では、対象は、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントについてヘテロ接合性である。
【0086】
本開示はまた、対象由来の生体試料中のARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントゲノム核酸分子、及び/またはARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントゲノム核酸分子、及び/または対象由来の生体試料中のARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントmRNA、及び/または対象由来の生体試料中のARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントmRNA、及び/または対象由来の生体試料中のmRNA分子から産生されるARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントcDNA分子及び/またはARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントcDNA分子の存在の有無の検出方法も提供する。集団内の遺伝子配列、及びそのような遺伝子によってコードされるmRNA分子は、一塩基多型のような多型に起因して異なり得ることが理解される。ARHGEF12バリアントゲノム核酸分子、ARHGEF12バリアントmRNA分子、及びARHGEF12バリアントcDNA分子のための本明細書で提供される配列は、例示的な配列にすぎない。ARHGEF12バリアントゲノム核酸分子、バリアントmRNA分子、及びバリアントcDNA分子のための他の配列も可能である。
【0087】
生体試料は、対象由来の任意の細胞、組織、または生体液に由来し得る。この生体試料は、任意の臨床的に関連する組織、例えば、骨髄試料、腫瘍生検、細針吸引物、または体液の試料、例えば、血液、歯肉溝滲出液、血漿、血清、リンパ、腹水、嚢胞液、もしくは尿を含み得る。いくつかの場合では、試料は、口腔スワブを含む。本明細書で開示されている方法において使用する生体試料は、アッセイ形式、検出方法の性質、及び試料として使用する組織、細胞、または抽出物に基づいて異なり得る。生体試料には、採用されるアッセイに応じて異なる処理を行うことができる。例えば、任意のARHGEF12バリアント核酸分子を検出する場合、ゲノムDNAについて生体試料を単離するかまたは濃縮するように設計された予備処理を採用することができる。この目的のために、様々な技術を使用してよい。ARHGEF12バリアントmRNA分子のレベルを検出する場合、様々な技術を使用してmRNA分子を含む生体試料を濃縮することができる。mRNA分子の存在もしくはレベル、または特定のバリアントゲノムDNA遺伝子座の存在を検出するために様々な方法を使用することができる。
【0088】
いくつかの実施形態では、対象におけるヒトARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子を検出することは、対象から採取した生体試料をアッセイするかまたは遺伝子型決定して、生体試料中のARHGEF12ゲノム核酸分子、及び/または生体試料中のARHGEF12 mRNA分子、及び/または生体試料中のmRNA分子から作り出されるARHGEF12 cDNA分子が、機能喪失(部分的なまたは完全な)を引き起こすか、または機能喪失(部分的なまたは完全な)を引き起こすと予測される1つ以上の変異を含むかどうかを判定することを含む。
【0089】
いくつかの実施形態では、対象におけるヒトARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子を検出することは、対象から採取した生体試料をアッセイするかまたは遺伝子型決定して、生体試料中のARHGEF12ゲノム核酸分子、及び/または生体試料中のARHGEF12 mRNA分子、及び/または生体試料中のmRNA分子から作り出されるARHGEF12 cDNA分子が、機能獲得を引き起こすか、または機能獲得を引き起こすと予測される1つ以上の変異を含むかどうかを判定することを含む。
【0090】
いくつかの実施形態では、対象におけるARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子またはARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子(例えば、ゲノム核酸分子、mRNA分子、及び/またはmRNAから作り出されるcDNA分子)の存在の有無の検出方法は、対象から採取した生体試料にてアッセイを実施することを含む。アッセイは、生体試料中の核酸分子が特定のヌクレオチド配列を含むかどうかを判定する。
【0091】
いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアントをコードするヌクレオチド配列は、配列番号2の132,939位に対応する位置にチミン(ゲノム核酸分子の場合)、配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、または配列番号23の2,615位に対応する位置にウラシル(mRNA分子の場合)、配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、または配列番号54の2,615位に対応する位置にチミン(cDNA分子の場合)を含む。
【0092】
いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントをコードするヌクレオチド配列は、配列番号3の143,698位に対応する位置にグアニン(ゲノム核酸分子の場合)、配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、または配列番号30の3,614位に対応する位置にグアニン、配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、または配列番号61の3,614位に対応する位置にグアニン(cDNA分子の場合)を含む。
【0093】
いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントをコードするヌクレオチド配列は、配列番号4の141,048位に対応する位置にチミン(ゲノム核酸分子の場合)、配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、または配列番号38の3,163位に対応する位置にウラシル(mRNA分子の場合)、配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、または配列番号69の3,163位に対応する位置にチミン(cDNA分子の場合)を含む。
【0094】
いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントをコードするヌクレオチド配列は、配列番号5の73,039位に対応する位置にアデニンを含む(ゲノム核酸分子の場合)。
【0095】
いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントをコードするヌクレオチド配列は、配列番号6の121,307位に対応する位置にシトシンを含む(ゲノム核酸分子の場合)。
【0096】
いくつかの実施形態では、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアントをコードするヌクレオチド配列は、配列番号7の141,978位に対応する位置にシトシンを含む(ゲノム核酸分子の場合)。
【0097】
いくつかの実施形態では、ヌクレオチド配列は、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む。
【0098】
いくつかの実施形態では、ARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、i)配列番号16もしくはその相補体の3,749位、配列番号17もしくはその相補体の3,191位、配列番号18もしくはその相補体の3,079位、配列番号19もしくはその相補体の3,692位、配列番号20もしくはその相補体の3,046位、配列番号21もしくはその相補体の2,925位、配列番号22もしくはその相補体の3,054位、または配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、ii)配列番号24もしくはその相補体の4,748位、配列番号25もしくはその相補体の4,190位、配列番号26もしくはその相補体の4,078位、配列番号27もしくはその相補体の4,691位、配列番号28もしくはその相補体の4,045位、配列番号29もしくはその相補体の3,924位、または配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、あるいはiii)配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む。
【0099】
いくつかの実施形態では、ARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、i)配列番号47もしくはその相補体の3,749位、配列番号48もしくはその相補体の3,191位、配列番号49もしくはその相補体の3,079位、配列番号50もしくはその相補体の3,692位、配列番号51もしくはその相補体の3,046位、配列番号52もしくはその相補体の2,925位、配列番号53もしくはその相補体の3,054位、または配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミン、ii)配列番号55もしくはその相補体の4,748位、配列番号56もしくはその相補体の4,190位、配列番号57もしくはその相補体の4,078位、配列番号58もしくはその相補体の4,691位、配列番号59もしくはその相補体の4,045位、配列番号60もしくはその相補体の3,924位、配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、あるいはiii)配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む。
【0100】
いくつかの実施形態では、生体試料には細胞または細胞溶解物が含まれる。そのような方法はさらに、例えば、ARHGEF12ゲノム核酸分子またはmRNA分子を含む生体試料を対象から採取し、mRNAの場合、任意選択でmRNAをcDNAに逆転写することを含み得る。そのようなアッセイは、例えば、特定のARHGEF12核酸分子のこれらの位置の同一性を決定することを含み得る。いくつかの実施形態では、方法は、in vitroでの方法である。
【0101】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、生体試料中のARHGEF12ゲノム核酸分子、ARHGEF12 mRNA分子、またはARHGEF12 cDNA分子のヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含み、その場合、配列決定される部分は、機能喪失(部分的なまたは完全な)を引き起こすかもしくは機能喪失(部分的なまたは完全な)を引き起こすと予測されるか、または機能獲得(部分的なまたは完全な)を引き起こすかもしくは機能獲得(部分的なまたは完全な)を引き起こすと予測される1つ以上の変異を含む。
【0102】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、i)生体試料中のARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列であって、その配列決定される部分が、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置を含む、前記ARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列、ii)生体試料中のARHGEF12 mRNA分子のヌクレオチド配列であって、その配列決定される部分が、配列番号16もしくはその相補体の3,749位、配列番号17もしくはその相補体の3,191位、配列番号18もしくはその相補体の3,079位、配列番号19もしくはその相補体の3,692位、配列番号20もしくはその相補体の3,046位、配列番号21もしくはその相補体の2,925位、配列番号22もしくはその相補体の3,054位、または配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置を含む、前記ARHGEF12 mRNA分子のヌクレオチド配列、及び/またはiii)生体試料中のmRNAから生成されるARHGEF12 cDNA分子のヌクレオチド配列であって、その配列決定される部分が、配列番号47もしくはその相補体の3,749位、配列番号48もしくはその相補体の3,191位、配列番号49もしくはその相補体の3,079位、配列番号50もしくはその相補体の3,692位、配列番号51もしくはその相補体の3,046位、配列番号52もしくはその相補体の2,925位、配列番号53もしくはその相補体の3,054位、または配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置を含む、前記ARHGEF12 cDNA分子のヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含む。生体試料中のARHGEF12核酸分子の配列決定される部分が、i)配列番号2の132,939位に対応する位置にチミン、ii)配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、もしくは配列番号23の2,615位に対応する位置にウラシル、またはiii)配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、もしくは配列番号54の2,615位に対応する位置にチミンを含む場合、生体試料中のARHGEF12核酸分子は、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子である。
【0103】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、i)生体試料中のARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列であって、その配列決定される部分が、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置を含む、前記ARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列、ii)生体試料中のARHGEF12 mRNA分子のヌクレオチド配列であって、その配列決定される部分が、配列番号24もしくはその相補体の4,748位、配列番号25もしくはその相補体の4,190位、配列番号26もしくはその相補体の4,078位、配列番号27もしくはその相補体の4,691位、配列番号28もしくはその相補体の4,045位、配列番号29もしくはその相補体の3,924位、または配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置を含む、前記ARHGEF12 mRNA分子のヌクレオチド配列、及び/またはiii)生体試料中のmRNAから生成されるARHGEF12 cDNA分子のヌクレオチド配列であって、その配列決定される部分が、配列番号55もしくはその相補体の4,748位、配列番号56もしくはその相補体の4,190位、配列番号57もしくはその相補体の4,078位、配列番号58もしくはその相補体の4,691位、配列番号59もしくはその相補体の4,045位、配列番号60もしくはその相補体の3,924位、または配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置を含む、前記ARHGEF12 cDNA分子のヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含む。生体試料中のARHGEF12核酸分子の配列決定される部分が、i)配列番号3の143,698位に対応する位置にグアニン、ii)配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、もしくは配列番号30の3,614位に対応する位置にグアニン、またはiii)配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、もしくは配列番号61の3,614位に対応する位置にグアニンを含む場合、生体試料中のARHGEF12核酸分子は、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子である。
【0104】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、i)生体試料中のARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列であって、その配列決定される部分が、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置を含む、前記ARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列、ii)生体試料中のARHGEF12 mRNA分子のヌクレオチド配列であって、その配列決定される部分が、配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置を含む、前記ARHGEF12 mRNA分子のヌクレオチド配列、及び/またはiii)生体試料中のmRNAから生成されるARHGEF12 cDNA分子のヌクレオチド配列であって、その配列決定される部分が、配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置を含む、前記ARHGEF12 cDNA分子のヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含む。生体試料中のARHGEF12核酸分子の配列決定される部分が、i)配列番号4の141,048位に対応する位置にチミン、ii)配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、もしくは配列番号38の3,163位に対応する位置にウラシル、またはiii)配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、もしくは配列番号69の3,163位に対応する位置にチミンを含む場合、生体試料中のARHGEF12核酸分子は、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子である。
【0105】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、生体試料中のARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含み、その場合、配列決定される部分は、配列番号5またはその相補体の73,039位に対応する位置を含む。生体試料中のARHGEF12核酸分子の配列決定される部分が配列番号5の73,039位に対応する位置にアデニンを含む場合、生体試料中のARHGEF12核酸分子は、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子である。
【0106】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、生体試料中のARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含み、その場合、配列決定される部分は、配列番号6またはその相補体の121,307位に対応する位置を含む。生体試料中のARHGEF12核酸分子の配列決定される部分が配列番号6の121,307位に対応する位置にシトシンを含む場合、生体試料中のARHGEF12核酸分子は、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子である。
【0107】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、生体試料中のARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含み、その場合、配列決定される部分は、配列番号7またはその相補体の141,978位に対応する位置を含む。生体試料中のARHGEF12核酸分子の配列決定される部分が配列番号7の141,978位に対応する位置にシトシンを含む場合、生体試料中のARHGEF12核酸分子は、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子である。
【0108】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、生体試料中のARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含み、その場合、配列決定される部分は、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置、または配列番号7もしくは相補体の141,978位に対応する位置を含む。生体試料中のARHGEF12核酸分子の配列決定される部分が配列番号2の132,939位に対応する位置にチミンを含む場合、生体試料中のARHGEF12核酸分子は、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子である。生体試料中のARHGEF12核酸分子の配列決定される部分が、配列番号3の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7の141,978位に対応する位置にシトシンを含む場合、生体試料中のARHGEF12核酸分子は、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子である。
【0109】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、生体試料中のARHGEF12 mRNA分子のヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含み、その場合、配列決定される部分は、配列番号16もしくはその相補体の3,749位、配列番号17もしくはその相補体の3,191位、配列番号18もしくはその相補体の3,079位、配列番号19もしくはその相補体の3,692位、配列番号20もしくはその相補体の3,046位、配列番号21もしくはその相補体の2,925位、配列番号22もしくはその相補体の3,054位、配列番号23もしくはその相補体の2,615位、配列番号24もしくはその相補体の4,748位、配列番号25もしくはその相補体の4,190位、配列番号26もしくはその相補体の4,078位、配列番号27もしくはその相補体の4,691位、配列番号28もしくはその相補体の4,045位、配列番号29もしくはその相補体の3,924位、配列番号30もしくはその相補体の3,614位、配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置を含む。生体試料中のARHGEF12核酸分子の配列決定される部分が、配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、配列番号23の2,615位に対応する位置にウラシルを含む場合、生体試料中のARHGEF12核酸分子は、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子である。生体試料中のARHGEF12核酸分子の配列決定される部分が、配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、配列番号30の3,614位、もしくは配列番号31の4,297位に対応する位置にグアニンを含むか、または配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、もしくは配列番号38の3,163位に対応する位置にウラシルを含む場合、生体試料中のARHGEF12核酸分子は、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子である。
【0110】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、生体試料中のmRNA分子から生成されるARHGEF12 cDNA分子のヌクレオチド配列の少なくとも一部分を配列決定することを含み、その場合、配列決定される部分は、配列番号47もしくはその相補体の3,749位、配列番号48もしくはその相補体の3,191位、配列番号49もしくはその相補体の3,079位、配列番号50もしくはその相補体の3,692位、配列番号51もしくはその相補体の3,046位、配列番号52もしくはその相補体の2,925位、配列番号53もしくはその相補体の3,054位、配列番号54もしくはその相補体の2,615位、配列番号55もしくはその相補体の4,748位、配列番号56もしくはその相補体の4,190位、配列番号57もしくはその相補体の4,078位、配列番号58もしくはその相補体の4,691位、配列番号59もしくはその相補体の4,045位、配列番号60もしくはその相補体の3,924位、配列番号61もしくはその相補体の3,614位、配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置を含む。生体試料中のARHGEF12核酸分子の配列決定される部分が、配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、または配列番号54の2,615位に対応する位置にチミンを含む場合、生体試料中のARHGEF12核酸分子は、ARHGEF12の予測される機能獲得型バリアント核酸分子である。生体試料中のARHGEF12核酸分子の配列決定される部分が、配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、もしくは配列番号61の3,614位に対応する位置にグアニン、または配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、もしくは配列番号69の3,163位に対応する位置にチミンを含む場合、生体試料中のARHGEF12核酸分子は、ARHGEF12の予測される機能喪失型バリアント核酸分子である。
【0111】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)生体試料を、ARHGEF12のヌクレオチド配列、すなわち、i)配列番号2の132,939位に対応する位置に近接するゲノム核酸分子、ii)配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、もしくは配列番号23の2,615位に対応する位置に近接するmRNA分子、及び/またはiii)配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、もしくは配列番号54の2,615位に対応する位置に近接するcDNA分子の一部分にハイブリダイズするプライマーと接触させ、b)ARHGEF12のヌクレオチド配列、すなわち、i)配列番号2の132,939位に対応するゲノム核酸分子、ii)配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、または配列番号22の3,054位に対応するmRNA分子、及び/またはiii)配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、もしくは配列番号54の2,615位に対応するcDNA分子の位置を少なくとも介してプライマーを伸長させ、c)プライマーの伸長産物が、i)配列番号2の132,939位に対応する位置にチミン、ii)配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、もしくは配列番号23の2,615位に対応する位置にウラシル、またはiii)配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、もしくは配列番号54の2,615位に対応する位置にチミンを含むかどうかを判定することを含む。
【0112】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)生体試料を、ARHGEF12のヌクレオチド配列、すなわち、i)配列番号3の143,698位に対応する位置に近接するゲノム核酸分子、ii)配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、もしくは配列番号30の3,614位に対応する位置に近接するmRNA分子、及び/またはiii)配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、もしくは配列番号61の3,614位に対応する位置に近接するcDNA分子の一部分にハイブリダイズするプライマーと接触させ、b)ARHGEF12のヌクレオチド配列、すなわち、i)配列番号3の143,698位に対応するゲノム核酸分子、ii)配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、もしくは配列番号30の3,614位に対応するmRNA分子、及び/またはiii)配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、もしくは配列番号61の3,614位に対応するcDNA分子の位置を少なくとも介してプライマーを伸長させ、c)プライマーの伸長産物が、i)配列番号3の143,698位に対応する位置にグアニン、ii)配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、もしくは配列番号30の3,614位に対応する位置にグアニン、またはiii)配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、もしくは配列番号61の3,614位に対応する位置にグアニンを含むかどうかを判定することを含む。
【0113】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)生体試料を、ARHGEF12のヌクレオチド配列、すなわち、i)配列番号4の141,048位に対応する位置に近接するゲノム核酸分子、ii)配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、もしくは配列番号38の3,163位に対応する位置に近接するmRNA分子、及び/またはiii)配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、もしくは配列番号69の3,163位に対応する位置に近接するcDNA分子の一部分にハイブリダイズするプライマーと接触させ、b)ARHGEF12のヌクレオチド配列、すなわち、i)配列番号4の141,048位に対応するゲノム核酸分子、ii)配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、もしくは配列番号38の3,163位に対応するmRNA分子、及び/またはiii)配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、もしくは配列番号69の3,163位に対応するcDNA分子の位置を少なくとも介してプライマーを伸長させ、c)プライマーの伸長産物が、i)配列番号4の141,048位に対応する位置にチミン、ii)配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、もしくは配列番号38の3,163位に対応する位置にウラシル、またはiii)配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、もしくは配列番号69の3,163位に対応する位置にチミンを含むかどうかを判定することを含む。
【0114】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)生体試料を、配列番号5の73,039位に対応する位置に近接するARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列の一部分とハイブリダイズするプライマーと接触させ、b)配列番号5の73,039位に対応するARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列の位置を少なくとも介してプライマーを伸長させ、c)プライマーの伸長産物が、配列番号5の73,039位に対応する位置にアデニンを含むかどうかを判定することを含む。
【0115】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)生体試料を、配列番号6の121,307位に対応する位置に近接するARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列の一部分とハイブリダイズするプライマーと接触させ、b)配列番号6の121,307位に対応するARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列の位置を少なくとも介してプライマーを伸長させ、c)プライマーの伸長産物が、配列番号6の121,307位に対応する位置にシトシンを含むかどうかを判定することを含む。
【0116】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)生体試料を、配列番号7の141,978位に対応する位置に近接するARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列の一部分とハイブリダイズするプライマーと接触させ、b)配列番号7の141,978位に対応するARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列の位置を少なくとも介してプライマーを伸長させ、c)プライマーの伸長産物が、配列番号7の141,978位に対応する位置にシトシンを含むかどうかを判定することを含む。
【0117】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)生体試料を、配列番号2の132,939位、配列番号3の143,698位、配列番号4の141,048位、配列番号5の73,039位、配列番号6の121,307位、または配列番号7の141,978位に対応する位置に近接するARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列の一部分とハイブリダイズするプライマーと接触させ、b)配列番号2の132,939位、配列番号3の143,698位、配列番号4の141,048位、配列番号5の73,039位、配列番号6の121,307位、または配列番号7の141,978位に対応するARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列の一部分を少なくとも介してプライマーを伸長させ、c)プライマーの伸長産物が、配列番号2の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7の141,978位に対応する位置にシトシンを含むかどうかを判定することを含む。
【0118】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)生体試料を、配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、配列番号23の2,615位、配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、配列番号30の3,614位、配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、または配列番号38の3,163位に対応する位置に近接するARHGEF12 mRNA分子のヌクレオチド配列の一部分にハイブリダイズするプライマーと接触させ、b)配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、配列番号23の2,615位、配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、配列番号30の3,614位、配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、または配列番号38の3,163位に対応するARHGEF12 mRNA分子のヌクレオチド配列の位置を少なくとも介してプライマーを伸長させ、c)プライマーの伸長産物が、i)配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、もしくは配列番号23の2,615位に対応する位置にウラシル、ii)配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、もしくは配列番号30の3,614位に対応する位置にグアニン、またはiii)配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、もしくは配列番号38の3,163位に対応する位置にウラシルを含むかどうかを判定することを含む。
【0119】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)生体試料を、配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、配列番号54の2,615位、配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、配列番号61の3,614位、配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、または配列番号69の3,163位に対応する位置に近接するARHGEF12 cDNA分子のヌクレオチド配列の一部分にハイブリダイズするプライマーと接触させ、b)配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、配列番号54の2,615位、配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、配列番号61の3,614位、配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、または配列番号69の3,163位に対応するARHGEF12 cDNA分子のヌクレオチド配列の位置を少なくとも介してプライマーを伸長させ、c)プライマーの伸長産物が、i)配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、もしくは配列番号54の2,615位に対応する位置にチミン、ii)配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、もしくは配列番号61の3,614位に対応する位置にグアニン、またはiii)配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、もしくは配列番号69の3,163位に対応する位置にチミンを含むかどうかを判定することを含む。
【0120】
いくつかの実施形態では、アッセイは核酸分子全体を配列決定することを含む。いくつかの実施形態では、ARHGEF12ゲノム核酸分子のみを分析する。いくつかの実施形態では、ARHGEF12 mRNAのみを分析する。いくつかの実施形態では、ARHGEF12 mRNAから得られるARHGEF12 cDNAのみを分析する。
【0121】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードする核酸分子の少なくとも一部分を増幅し(その場合、増幅される部分は、i)配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、ii)配列番号16もしくはその相補体の3,749位、配列番号17もしくはその相補体の3,191位、配列番号18もしくはその相補体の3,079位、配列番号19もしくはその相補体の3,692位、配列番号20もしくはその相補体の3,046位、配列番号21もしくはその相補体の2,925位、配列番号22もしくはその相補体の3,054位、または配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、及び/またはiii)配列番号47もしくはその相補体の3,749位、配列番号48もしくはその相補体の3,191位、配列番号49もしくはその相補体の3,079位、配列番号50もしくはその相補体の3,692位、配列番号51もしくはその相補体の3,046位、配列番号52もしくはその相補体の2,925位、配列番号53もしくはその相補体の3,054位、または配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミンを含む)、b)増幅された核酸分子を検出可能な標識で標識し、c)標識された核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ(その場合、改変特異的プローブは、増幅された核酸分子の核酸配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、核酸配列は、i)配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、ii)配列番号16もしくはその相補体の3,749位、配列番号17もしくはその相補体の3,191位、配列番号18もしくはその相補体の3,079位、配列番号19もしくはその相補体の3,692位、配列番号20もしくはその相補体の3,046位、配列番号21もしくはその相補体の2,925位、配列番号22もしくはその相補体の3,054位、または配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、及び/またはiii)配列番号47もしくはその相補体の3,749位、配列番号48もしくはその相補体の3,191位、配列番号49もしくはその相補体の3,079位、配列番号50もしくはその相補体の3,692位、配列番号51もしくはその相補体の3,046位、配列番号52もしくはその相補体の2,925位、配列番号53もしくはその相補体の3,054位、または配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミンを含む)、d)検出可能な標識を検出することを含む。
【0122】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードする核酸分子の少なくとも一部分を増幅し(その場合、増幅される部分は、i)配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、ii)配列番号24もしくはその相補体の4,748位、配列番号25もしくはその相補体の4,190位、配列番号26もしくはその相補体の4,078位、配列番号27もしくはその相補体の4,691位、配列番号28もしくはその相補体の4,045位、配列番号29もしくはその相補体の3,924位、または配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、及び/またはiii)配列番号55もしくはその相補体の4,748位、配列番号56もしくはその相補体の4,190位、配列番号57もしくはその相補体の4,078位、配列番号58もしくはその相補体の4,691位、配列番号59もしくはその相補体の4,045位、配列番号60もしくはその相補体の3,924位、または配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニンを含む)、b)増幅された核酸分子を検出可能な標識で標識し、c)標識された核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ(その場合、改変特異的プローブは、増幅された核酸分子の核酸配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、核酸配列は、i)配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、ii)配列番号24もしくはその相補体の4,748位、配列番号25もしくはその相補体の4,190位、配列番号26もしくはその相補体の4,078位、配列番号27もしくはその相補体の4,691位、配列番号28もしくはその相補体の4,045位、配列番号29もしくはその相補体の3,924位、または配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、及び/またはiii)配列番号55もしくはその相補体の4,748位、配列番号56もしくはその相補体の4,190位、配列番号57もしくはその相補体の4,078位、配列番号58もしくはその相補体の4,691位、配列番号59もしくはその相補体の4,045位、配列番号60もしくはその相補体の3,924位、または配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニンを含む)、d)検出可能な標識を検出することを含む。
【0123】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードする核酸分子の少なくとも一部分を増幅し(その場合、増幅される部分は、i)配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、ii)配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシル、及び/またはiii)配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む)、b)増幅された核酸分子を検出可能な標識で標識し、c)標識された核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ(その場合、改変特異的プローブは、増幅された核酸分子の核酸配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、核酸配列は、i)配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、ii)配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシル、及び/またはiii)配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む)、d)検出可能な標識を検出することを含む。
【0124】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードする核酸分子の少なくとも一部分を増幅し(その場合、増幅される部分は、配列番号5またはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニンを含む)、b)増幅した核酸分子を検出可能な標識で標識し、c)標識した核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ(その場合、改変特異的プローブは、配列番号5またはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニンを含む、増幅した核酸分子の核酸配列とストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含む)、d)検出可能な標識を検出することを含む。
【0125】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードする核酸分子の少なくとも一部分を増幅し(その場合、増幅される部分は、配列番号6またはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシンを含む)、b)増幅した核酸分子を検出可能な標識で標識し、c)標識した核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ(その場合、改変特異的プローブは、配列番号6またはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシンを含む、増幅した核酸分子の核酸配列とストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含む)、d)検出可能な標識を検出することを含む。
【0126】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードする核酸分子の少なくとも一部分を増幅し(その場合、増幅される部分は、配列番号7またはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む)、b)増幅した核酸分子を検出可能な標識で標識し、c)標識した核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ(その場合、改変特異的プローブは、配列番号7またはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む、増幅した核酸分子の核酸配列とストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含む)、d)検出可能な標識を検出することを含む。
【0127】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするゲノム核酸分子の少なくとも一部分を増幅し(その場合、増幅される一部分は、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニン、または配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシンを含む)、b)増幅した核酸分子を検出可能な標識を用いて標識し、c)標識した核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ(その場合、変異特異的プローブは、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む、増幅した核酸分子の核酸配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含む)、d)検出可能な標識を検出することを含む。
【0128】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするmRNA分子の少なくとも一部分を増幅し(その場合、増幅される部分は、i)配列番号16もしくはその相補体の3,749位、配列番号17もしくはその相補体の3,191位、配列番号18もしくはその相補体の3,079位、配列番号19もしくはその相補体の3,692位、配列番号20もしくはその相補体の3,046位、配列番号21もしくはその相補体の2,925位、配列番号22もしくはその相補体の3,054位、または配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、ii)配列番号24もしくはその相補体の4,748位、配列番号25もしくはその相補体の4,190位、配列番号26もしくはその相補体の4,078位、配列番号27もしくはその相補体の4,691位、配列番号28もしくはその相補体の4,045位、配列番号29もしくはその相補体の3,924位、または配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、あるいはiii)配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む)、b)増幅された核酸分子を検出可能な標識で標識し、c)標識された核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ(その場合、改変特異的プローブは、増幅された核酸分子の核酸配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、核酸配列は、i)配列番号16もしくはその相補体の3,749位、配列番号17もしくはその相補体の3,191位、配列番号18もしくはその相補体の3,079位、配列番号19もしくはその相補体の3,692位、配列番号20もしくはその相補体の3,046位、配列番号21もしくはその相補体の2,925位、配列番号22もしくはその相補体の3,054位、または配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、ii)配列番号24もしくはその相補体の4,748位、配列番号25もしくはその相補体の4,190位、配列番号26もしくはその相補体の4,078位、配列番号27もしくはその相補体の4,691位、配列番号28もしくはその相補体の4,045位、配列番号29もしくはその相補体の3,924位、または配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、あるいはiii)配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む)、d)検出可能な標識を検出することを含む。
【0129】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、a)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするcDNA分子の少なくとも一部分を増幅し(その場合、増幅される部分は、i)配列番号47もしくはその相補体の3,749位、配列番号48もしくはその相補体の3,191位、配列番号49もしくはその相補体の3,079位、配列番号50もしくはその相補体の3,692位、配列番号51もしくはその相補体の3,046位、配列番号52もしくはその相補体の2,925位、配列番号53もしくはその相補体の3,054位、または配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミン、ii)配列番号55もしくはその相補体の4,748位、配列番号56もしくはその相補体の4,190位、配列番号57もしくはその相補体の4,078位、配列番号58もしくはその相補体の4,691位、配列番号59もしくはその相補体の4,045位、配列番号60もしくはその相補体の3,924位、または配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、あるいはiii)配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む)、b)増幅された核酸分子を検出可能な標識で標識し、c)標識された核酸分子を、改変特異的プローブを含む支持体と接触させ(その場合、改変特異的プローブは、増幅された核酸分子の核酸配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、核酸配列は、i)配列番号47もしくはその相補体の3,749位、配列番号48もしくはその相補体の3,191位、配列番号49もしくはその相補体の3,079位、配列番号50もしくはその相補体の3,692位、配列番号51もしくはその相補体の3,046位、配列番号52もしくはその相補体の2,925位、配列番号53もしくはその相補体の3,054位、または配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミン、あるいはii)配列番号55もしくはその相補体の4,748位、配列番号56もしくはその相補体の4,190位、配列番号57もしくはその相補体の4,078位、配列番号58もしくはその相補体の4,691位、配列番号59もしくはその相補体の4,045位、配列番号60もしくはその相補体の3,924位、または配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、あるいはiii)配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む)、d)検出可能な標識を検出することを含む。
【0130】
いくつかの実施形態では、核酸分子はmRNAであり、判定工程は、増幅工程の前にmRNAをcDNAに逆転写することをさらに含む。
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、生体試料中の核酸分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ(その場合、改変特異的プローブは、増幅された核酸分子のヌクレオチド配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、核酸分子は、i)配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、ii)配列番号16もしくはその相補体の3,749位、配列番号17もしくはその相補体の3,191位、配列番号18もしくはその相補体の3,079位、配列番号19もしくはその相補体の3,692位、配列番号20もしくはその相補体の3,046位、配列番号21もしくはその相補体の2,925位、配列番号22もしくはその相補体の3,054位、または配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシル、及び/またはiii)配列番号47もしくはその相補体の3,749位、配列番号48もしくはその相補体の3,191位、配列番号49もしくはその相補体の3,079位、配列番号50もしくはその相補体の3,692位、配列番号51もしくはその相補体の3,046位、配列番号52もしくはその相補体の2,925位、配列番号53もしくはその相補体の3,054位、または配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミンを含む)、検出可能な標識を検出することを含む。
【0131】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、生体試料中の核酸分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ(その場合、改変特異的プローブは、増幅された核酸分子のヌクレオチド配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、核酸分子は、i)配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、ii)配列番号24もしくはその相補体の4,748位、配列番号25もしくはその相補体の4,190位、配列番号26もしくはその相補体の4,078位、配列番号27もしくはその相補体の4,691位、配列番号28もしくはその相補体の4,045位、配列番号29もしくはその相補体の3,924位、配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、及び/またはiii)配列番号55もしくはその相補体の4,748位、配列番号56もしくはその相補体の4,190位、配列番号57もしくはその相補体の4,078位、配列番号58もしくはその相補体の4,691位、配列番号59もしくはその相補体の4,045位、配列番号60もしくはその相補体の3,924位、または配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニンを含む)、検出可能な標識を検出することを含む。
【0132】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、生体試料中の核酸分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ(その場合、改変特異的プローブは、増幅された核酸分子のヌクレオチド配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含み、核酸分子は、i)配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、ii)配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシル、及び/またはiii)配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む)、検出可能な標識を検出することを含む。
【0133】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、生体試料中の核酸分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ(その場合、改変特異的プローブは、配列番号5またはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニンを含む増幅された核酸分子のヌクレオチド配列とストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含む)、検出可能な標識を検出することを含む。
【0134】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、生体試料中の核酸分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ(その場合、改変特異的プローブは、配列番号6またはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシンを含む増幅された核酸分子のヌクレオチド配列とストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含む)、検出可能な標識を検出することを含む。
【0135】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、生体試料中の核酸分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ(その場合、改変特異的プローブは、配列番号7またはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む増幅された核酸分子のヌクレオチド配列とストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含む)、検出可能な標識を検出することを含む。
【0136】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、生体試料中の核酸分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ(その場合、改変特異的プローブは、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミン、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニン、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミン、配列番号5もしくはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニン、配列番号6もしくはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシン、または配列番号7もしくはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む、増幅された核酸分子のヌクレオチド配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含む)、検出可能な標識を検出することを含む。
【0137】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、生体試料中の核酸分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ(その場合、改変特異的プローブは、i)配列番号16もしくはその相補体の3,749位、配列番号17もしくはその相補体の3,191位、配列番号18もしくはその相補体の3,079位、配列番号19もしくはその相補体の3,692位、配列番号20もしくはその相補体の3,046位、配列番号21もしくはその相補体の2,925位、配列番号22もしくはその相補体の3,054位、配列番号23もしくはその相補体の2,615位、または配列番号24もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にウラシル、ii)配列番号25もしくはその相補体の4,190位、配列番号26もしくはその相補体の4,078位、配列番号27もしくはその相補体の4,691位、配列番号28もしくはその相補体の4,045位、配列番号29もしくはその相補体の3,924位、配列番号30もしくはその相補体の3,614位、または配列番号31もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にグアニン、あるいはiii)配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む増幅された核酸分子のヌクレオチド配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含む)、検出可能な標識を検出することを含む。
【0138】
いくつかの実施形態では、判定工程、検出工程、または遺伝子型決定アッセイは、生体試料中の核酸分子を、検出可能な標識を含む改変特異的プローブと接触させ(その場合、改変特異的プローブは、i)配列番号47もしくはその相補体の3,749位、配列番号48もしくはその相補体の3,191位、配列番号49もしくはその相補体の3,079位、配列番号50もしくはその相補体の3,692位、配列番号51もしくはその相補体の3,046位、配列番号52もしくはその相補体の2,925位、配列番号53もしくはその相補体の3,054位、または配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミン、ii)配列番号55もしくはその相補体の4,748位、配列番号56もしくはその相補体の4,190位、配列番号57もしくはその相補体の4,078位、配列番号58もしくはその相補体の4,691位、配列番号59もしくはその相補体の4,045位、配列番号60もしくはその相補体の3,924位、または配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニン、iii)配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む増幅された核酸分子のヌクレオチド配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列を含む)、検出可能な標識を検出することを含む。
【0139】
改変特異的ポリメラーゼ連鎖反応技術を使用して、核酸配列におけるSNPなどの変異を検出することができる。改変特異的プライマーが使用可能な理由は、鋳型とのミスマッチが存在するとDNAポリメラーゼが伸長しないためである。
【0140】
いくつかの実施形態では、試料中の核酸分子はmRNAであり、増幅工程の前にmRNAをcDNAに逆転写する。いくつかの実施形態では、核酸分子は、対象から得られた細胞内に存在する。
【0141】
いくつかの実施形態では、アッセイは、ストリンジェントな条件下で、ARHGEF12バリアントゲノム配列、バリアントmRNA配列、またはバリアントcDNA配列と特異的にハイブリダイズし、対応するARHGEF12参照型配列とはハイブリダイズしない改変特異的プライマーまたは改変特異的プローブなどのプライマーまたはプローブに生体試料を接触させ、ハイブリダイズが生じたかどうかを判定することを含む。
【0142】
いくつかの実施形態では、アッセイはRNAの配列決定(RNA-Seq)を含む。いくつかの実施形態では、アッセイは、例えば、逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)によってmRNAをcDNAに逆転写することも含む。
【0143】
いくつかの実施形態では、方法は、標的ヌクレオチド配列に結合し、ARHGEF12バリアントゲノム核酸分子、バリアントmRNA分子、またはバリアントcDNA分子を含むポリヌクレオチドを特異的に検出し、及び/または識別するのに十分なヌクレオチド長のプローブ及びプライマーを利用する。ハイブリダイゼーション条件または反応条件は、この結果が達成されるように作業者が決定することができる。ヌクレオチド長は、本明細書に記載されているまたは例示されている任意のアッセイを含む、最適な検出方法にて使用するのに十分である任意の長さであってもよい。そのようなプローブ及びプライマーは、高ストリンジェントなハイブリダイズ条件下で標的ヌクレオチド配列と特異的にハイブリダイズすることができる。プローブ及びプライマーは、標的ヌクレオチド配列内の連続ヌクレオチドの完全なヌクレオチド配列同一性を有していてもよいが、標的ヌクレオチド配列とは異なるが標的ヌクレオチド配列を特異的に検出及び/または識別する能力を保持しているプローブを従来の方法によって設計してもよい。プローブ及びプライマーは、標的核酸分子のヌクレオチド配列と約80%、約85%、約90%、約91%、約92%、約93%、約94%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%、または100%の配列同一性または相補性を有することができる。
【0144】
いくつかの実施形態では、生体試料中のARHGEF12核酸分子(ゲノム核酸分子、mRNA分子、もしくはcDNA分子)またはその相補体が、配列番号2の132,939位に対応する位置にチミン(ゲノム核酸分子)、i)配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、または配列番号23の2,615位に対応する位置にウラシル(mRNA分子の場合)、ii)配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、または配列番号54の2,615位に対応する位置にチミン(cDNA分子の場合)を含むヌクレオチド配列を含むかどうかを判定するために、生体試料を、配列番号2の132,939位に対応する位置のチミン、i)配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、もしくは配列番号23の2,615位に対応する位置のウラシル、またはii)配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、もしくは配列番号54の2,615位に対応する位置のチミンに隣接する5’隣接配列に由来する第1のプライマー、及び配列番号2の132,939位に対応する位置のチミン、i)配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、もしくは配列番号23の2,615位に対応する位置のウラシル、またはii)配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、もしくは配列番号54の2,615位に対応する位置のチミンに隣接する3’隣接配列に由来する第2のプライマーを含むプライマー対を使用する増幅方法に供して、配列番号2の132,939位に対応する位置のチミン、i)配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、もしくは配列番号23の2,615位に対応する位置のウラシル、またはii)配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、もしくは配列番号54の2,615位に対応する位置のチミンをコードする位置にSNPの存在を示すアンプリコンを生成する。いくつかの実施形態では、アンプリコンの長さの範囲は、プライマー対に1ヌクレオチド塩基対を加えた長さから、DNA増幅プロトコルによって生成可能なアンプリコンの任意の長さまでに及び得る。この距離は、1ヌクレオチド塩基対から増幅反応の限界、すなわち約2万ヌクレオチド塩基対までの範囲であり得る。任意選択で、プライマー対は、配列番号2の132,939位に対応する位置のチミン、i)配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、もしくは配列番号23の2,615位に対応する位置のウラシル、またはii)配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、もしくは配列番号54の2,615位に対応する位置のチミンを含む位置、及び配列番号2の132,939位に対応する位置のチミン、i)配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、もしくは配列番号23の2,615位に対応する位置のウラシル、またはii)配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046位、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、もしくは配列番号54の2,615位に対応する位置のチミンを含む位置の各側に少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10個、またはそれ以上のヌクレオチドを含む領域に隣接する。
【0145】
いくつかの実施形態では、生体試料中のARHGEF12核酸分子(ゲノム核酸分子、mRNA分子、もしくはcDNA分子)またはその相補体が、配列番号3の143,698位に対応する位置にグアニン(ゲノム核酸分子)、i)配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、もしくは配列番号30の3,614位に対応する位置のグアニン(mRNA分子の場合)、ii)配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、もしくは配列番号61の3,614位に対応する位置のグアニン(cDNA分子の場合)を含むヌクレオチド配列を含むかどうかを判定するために、生体試料を、配列番号3の143,698位に対応する位置のグアニン、i)配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、もしくは配列番号30の3,614位に対応する位置のグアニン、またはii)配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、もしくは配列番号61の3,614位に対応する位置のグアニンに隣接する5’隣接配列に由来する第1のプライマー、配列番号3の143,698位に対応する位置のグアニン、i)配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、もしくは配列番号30の3,614位に対応する位置のグアニン、またはii)配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位に対応する位置のグアニン、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、もしくは配列番号61の3,614位に対応する位置のグアニンに隣接する3’隣接配列に由来する第2のプライマーを含むプライマー対を使用する増幅方法に供して、配列番号3の143,698位に対応する位置のグアニン、i)配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、もしくは配列番号30の3,614位に対応する位置のグアニン、またはii)配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、もしくは配列番号61の3,614位に対応する位置のグアニンをコードする位置でのSNPの存在を示すアンプリコンを生成することができる。いくつかの実施形態では、アンプリコンの長さの範囲は、プライマー対に1ヌクレオチド塩基対を加えた長さから、DNA増幅プロトコルによって生成可能なアンプリコンの任意の長さまでに及び得る。この距離は、1ヌクレオチド塩基対から増幅反応の限界、すなわち約2万ヌクレオチド塩基対までの範囲であり得る。任意選択で、プライマー対は、配列番号3の143,698位に対応する位置のグアニン、i)配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、もしくは配列番号30の3,614位に対応する位置のグアニン、またはii)配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、もしくは配列番号61の3,614位に対応する位置のグアニンを含む位置、及び配列番号3の143,698位に対応する位置のグアニン、i)配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、もしくは配列番号30の3,614位に対応する位置のグアニン、またはiii)配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、もしくは配列番号61の3,614位に対応する位置のグアニンを含む位置の各側に少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10個、またはそれ以上のヌクレオチドを含む領域に隣接する。
【0146】
いくつかの実施形態では、生体試料中のARHGEF12核酸分子(ゲノム核酸分子、mRNA分子、もしくはcDNA分子)またはその相補体が、配列番号4の141,048位に対応する位置にチミン(ゲノム核酸分子)、i)配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、または配列番号38の3,163位に対応する位置にウラシル(mRNA分子の場合)、ii)配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、または配列番号69の3,163位に対応する位置にチミン(cDNA分子の場合)を含むヌクレオチド配列を含むかどうかを判定するために、生体試料を、配列番号4の141,048位に対応する位置のチミン、i)配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、もしくは配列番号38の3,163位に対応する位置のウラシル、またはii)配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、もしくは配列番号69の3,163位に対応する位置のチミンに隣接する5’隣接配列に由来する第1のプライマー、及び配列番号4の141,048位に対応する位置のチミン、i)配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、もしくは配列番号38の3,163位に対応する位置のウラシル、またはii)配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、もしくは配列番号69の3,163位に対応する位置のチミンに隣接する3’隣接配列に由来する第2のプライマーを含むプライマー対を使用する増幅方法に供して、配列番号4の141,048位に対応する位置のチミン、i)配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、もしくは配列番号38の3,163位に対応する位置のウラシル、またはii)配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、もしくは配列番号69の3,163位に対応する位置のチミンをコードする位置にSNPの存在を示すアンプリコンを生成する。いくつかの実施形態では、アンプリコンの長さの範囲は、プライマー対に1ヌクレオチド塩基対を加えた長さから、DNA増幅プロトコルによって生成可能なアンプリコンの任意の長さまでに及び得る。この距離は、1ヌクレオチド塩基対から増幅反応の限界、すなわち約2万ヌクレオチド塩基対までの範囲であり得る。任意選択で、プライマー対は、配列番号4の141,048位に対応する位置のチミン、i)配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、もしくは配列番号38の3,163位に対応する位置のウラシル、またはii)配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、もしくは配列番号69の3,163位に対応する位置のチミンを含む位置、及び配列番号4の141,048位に対応する位置のチミン、i)配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、もしくは配列番号38の3,163位に対応する位置のウラシル、またはii)配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、もしくは配列番号69の3,163位に対応する位置のチミンを含む位置の各側に少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10個、またはそれ以上のヌクレオチドを含む領域に隣接する。
【0147】
いくつかの実施形態では、生体試料中のARHGEF12核酸分子(ゲノム核酸分子、mRNA分子、もしくはcDNA分子)、またはその相補体が、配列番号5(ゲノム核酸分子)の73,039位に対応する位置にアデニンを含むヌクレオチド配列を含むかどうかを判定するために、生体試料を、配列番号5の73,039位に対応する位置のシトシンに隣接する5’隣接配列に由来する第1のプライマー、及び配列番号5の73,039位に対応する位置のシトシンに隣接する3’隣接配列に由来する第2のプライマーを含むプライマー対を使用する増幅法に供して、配列番号5の73,039位に対応する位置のシトシンをコードする位置でのSNPの存在を示すアンプリコンを生成することができる。いくつかの実施形態では、アンプリコンの長さの範囲は、プライマー対に1ヌクレオチド塩基対を加えた長さから、DNA増幅プロトコルによって生成可能なアンプリコンの任意の長さまでに及び得る。この距離は、1ヌクレオチド塩基対から増幅反応の限界、すなわち約2万ヌクレオチド塩基対までの範囲であり得る。任意選択で、プライマー対は、配列番号5の73,039位に対応する位置にアデニンを含む位置、及び配列番号5の73,039位に対応する位置にアデニンを含む位置の各側に、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10個、またはそれ以上のヌクレオチドを含む領域に隣接する。
【0148】
いくつかの実施形態では、生体試料中のARHGEF12核酸分子(ゲノム核酸分子、mRNA分子、もしくはcDNA分子)、またはその相補体が、配列番号6(ゲノム核酸分子)の121,307位に対応する位置にシトシンを含むヌクレオチド配列を含むかどうかを判定するために、生体試料を、配列番号6の121,307位に対応する位置のシトシンに隣接する5’隣接配列に由来する第1のプライマー、及び配列番号6の121,307位に対応する位置のシトシンに隣接する3’隣接配列に由来する第2のプライマーを含むプライマー対を使用する増幅法に供して、配列番号6の121,307位に対応する位置のシトシンをコードする位置でのSNPの存在を示すアンプリコンを生成することができる。いくつかの実施形態では、アンプリコンの長さの範囲は、プライマー対に1ヌクレオチド塩基対を加えた長さから、DNA増幅プロトコルによって生成可能なアンプリコンの任意の長さまでに及び得る。この距離は、1ヌクレオチド塩基対から増幅反応の限界、すなわち約2万ヌクレオチド塩基対までの範囲であり得る。任意選択で、プライマー対は、配列番号6の121,307位に対応する位置にシトシンを含む位置、及び配列番号6の121,307位に対応する位置にシトシンを含む位置の各側に、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10個、またはそれ以上のヌクレオチドを含む領域に隣接する。
【0149】
いくつかの実施形態では、生体試料中のARHGEF12核酸分子(ゲノム核酸分子、mRNA分子、もしくはcDNA分子)、またはその相補体が、配列番号7(ゲノム核酸分子)の141,978位に対応する位置にシトシンを含むヌクレオチド配列を含むかどうかを判定するために、生体試料を、配列番号7の141,978位に対応する位置のシトシンに隣接する5’隣接配列に由来する第1のプライマー、及び配列番号7の141,978位に対応する位置のシトシンに隣接する3’隣接配列に由来する第2のプライマーを含むプライマー対を使用する増幅法に供して、配列番号7の141,978位に対応する位置のシトシンをコードする位置でのSNPの存在を示すアンプリコンを生成することができる。いくつかの実施形態では、アンプリコンの長さの範囲は、プライマー対に1ヌクレオチド塩基対を加えた長さから、DNA増幅プロトコルによって生成可能なアンプリコンの任意の長さまでに及び得る。この距離は、1ヌクレオチド塩基対から増幅反応の限界、すなわち約2万ヌクレオチド塩基対までの範囲であり得る。任意選択で、プライマー対は、配列番号7の141,978位に対応する位置にシトシンを含む位置、及び配列番号7の141,978位に対応する位置にシトシンを含む位置の各側に、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10個、またはそれ以上のヌクレオチドを含む領域に隣接する。
【0150】
同様のアンプリコンを、mRNA配列及び/またはcDNA配列から生成することができる。PCRプライマー対は、例えば、Vector NTIバージョン10(Informax Inc.,Bethesda Md.)、PrimerSelect(DNASTAR Inc.,Madison,Wis.)、及びPrimer3(Version 0.4.0.COPYRGT.,1991,Whitehead Institute for Biomedical Research,Cambridge,Mass.)におけるPCRプライマー解析ツールなど、その目的を意図したコンピュータープログラムを使用することにより、既知の配列から得ることができる。さらに、配列を視覚的にスキャンし、既知のガイドラインを使用してプライマーを手動で同定することができる。
【0151】
核酸配列決定技術の説明に役立つ実例としては、連鎖停止剤(Sanger)配列決定及びダイターミネーター配列決定が挙げられるが、これらに限定されない。他の方法には、精製DNA、増幅DNA及び固定細胞標本に対する標識プライマーまたは標識プローブの使用を含めて、配列決定以外の核酸ハイブリダイズ法(蛍光原位置ハイブリダイズ(FISH))が含まれる。いくつかの方法では、検出の前にまたは検出と同時に標的核酸分子を増幅してもよい。核酸増幅技術の説明に役立つ実例としては、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、リガーゼ連鎖反応(LCR)、鎖置換型増幅法(SDA)、及び核酸配列に基づく増幅法(NASBA)が挙げられるが、これらに限定されない。他の方法としては、リガーゼ連鎖反応、鎖置換型増幅法、及び好熱性SDA(tSDA)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0152】
ハイブリダイズ技術では、プローブまたはプライマーがその標的と特異的にハイブリダイズするように、ストリンジェントな条件を採用することができる。いくつかの実施形態では、ストリンジェントな条件下のポリヌクレオチドのプライマーまたはプローブは、他の非標的配列よりも検出可能に高い程度で、例えば、バックグラウンドの10倍超を含む、バックグラウンドの少なくとも2倍、少なくとも3倍、少なくとも4倍、またはそれ以上高い程度でその標的配列とハイブリダイズする。いくつかの実施形態では、ストリンジェントな条件下のポリヌクレオチドのプライマーまたはプローブは、他のヌクレオチド配列よりも検出可能に高い程度でその標的ヌクレオチド配列と少なくとも2倍ハイブリダイズする。いくつかの実施形態では、ストリンジェントな条件下のポリヌクレオチドのプライマーまたはプローブは、他のヌクレオチド配列よりも検出可能に高い程度でその標的ヌクレオチド配列と少なくとも3倍ハイブリダイズする。いくつかの実施形態では、ストリンジェントな条件下のポリヌクレオチドのプライマーまたはプローブは、他のヌクレオチド配列よりも検出可能に高い程度でその標的ヌクレオチド配列と少なくとも4倍ハイブリダイズする。いくつかの実施形態では、ストリンジェントな条件下のポリヌクレオチドのプライマーまたはプローブは、他のヌクレオチド配列よりも検出可能に高い程度でその標的ヌクレオチド配列とバックグラウンドの10倍超でハイブリダイズする。ストリンジェントな条件は、配列に依存し、異なる状況では異なる。
【0153】
DNAのハイブリダイズを促進する適当なストリンジェントな条件、例えば、約45℃での6×塩化ナトリウム/クエン酸ナトリウム(SSC)、その後の50℃での2×SSCの洗浄は、公知であるか、またはCurrent Protocols in Molecular Biology,John Wiley & Sons,N.Y.(1989),6.3.1-6.3.6に見いだすことができる。通常、ハイブリダイズ及び検出のためのストリンジェントな条件は、塩濃度が、pH7.0~8.3において約1.5M未満のNaイオン、通常、約0.01~1.0MのNaイオン濃度(または他の塩)であり、温度が、短いプローブ(例えば10~50ヌクレオチド)では少なくとも約30℃、それよりも長いプローブ(例えば50ヌクレオチド超)では少なくとも約60℃の条件である。ストリンジェントな条件は、ホルムアミドなどの不安定化剤を添加することによって達成してもよい。任意選択で、洗浄緩衝液に約0.1%~約1%のSDSを含ませてもよい。ハイブリダイズの持続期間は、一般に約24時間未満、通常、約4~約12時間である。洗浄の持続期間は、少なくとも平衡に達するのに十分な長さの時間である。
【0154】
本開示は、対象から採取した生体試料においてアッセイを実施して、対象におけるARHGEF12ポリペプチドが、そのポリペプチドに機能喪失(部分的または完全な)もしくは予測される機能喪失(部分的または完全な)または機能獲得(部分的または完全な)もしくは予測される機能獲得(部分的または完全な)を引き起こす1つ以上の変異を含有するかどうかを判定することを含む、ヒトARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドまたはヒトARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドの存在の検出方法も提供する。ARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドは、本明細書に記載するARHGEF12バリアントポリペプチドのいずれかであり得る。いくつかの実施形態では、本方法は、ARHGEF12 Tyr973Phe、Tyr954Phe、またはTyr870Pheの存在を検出する。いくつかの実施形態では、本方法は、ARHGEF12 Tyr973Pheの存在を検出する。ARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドは、本明細書に記載するARHGEF12バリアントポリペプチドのいずれかであり得る。いくつかの実施形態では、本方法は、ARHGEF12 Tyr1306Cys、Tyr1287Cys、Tyr1203Cys、Glu1156STOP、Glu1137STOP、またはGlu1053STOPの存在を検出する。いくつかの実施形態では、本方法は、ARHGEF12 Tyr1306Cysの存在を検出する。
【0155】
いくつかの実施形態では、方法は、対象から採取した試料についてアッセイを実施して、試料中のARHGEF12ポリペプチドが、配列番号74の973位、配列番号75の954位、配列番号76の870位、または配列番号77の870位に対応する位置にフェニルアラニンを含むかどうかを判定することを含む。いくつかの実施形態では、方法は、対象から採取した試料についてアッセイを実施して、試料中のARHGEF12ポリペプチドが、配列番号78の1,306位、配列番号79の1,287位、または配列番号80の1,203位に対応する位置にシステインを含むかどうかを判定することを含む。いくつかの実施形態では、方法は、対象から採取した試料についてアッセイを実施して、試料中のARHGEF12ポリペプチドが、配列番号81の1,155位、配列番号82の1,136位、または配列番号83の1,052位に対応する位置で終結するかどうかを判定することを含む。
【0156】
いくつかの実施形態では、検出工程は、配列番号74もしくは配列番号70の973位、配列番号75もしくは配列番号71の954位、配列番号76もしくは配列番号72の870位、または配列番号77もしくは配列番号73の870位に対応する位置を含むポリペプチドの少なくとも一部分を配列決定することを含む。いくつかの実施形態では、検出工程は、配列番号78もしくは配列番号70の1,306位、配列番号79もしくは配列番号71の1,287位、または配列番号80の1,203位に対応する位置を含むポリペプチドの少なくとも一部分を配列決定することを含む。いくつかの実施形態では、検出工程は、配列番号81もしくは配列番号70の1,156位、配列番号82もしくは配列番号71の1,137位、または配列番号83もしくは配列番号72の1,053位に対応する位置を含むポリペプチドの少なくとも一部分を配列決定することを含む。
【0157】
いくつかの実施形態では、検出工程は、配列番号74もしくは配列番号70の973位、配列番号75もしくは配列番号71の954位、配列番号76もしくは配列番号72の870位、または配列番号77もしくは配列番号74の870位に対応する位置を含むポリペプチドの存在を検出するためのイムノアッセイを含む。いくつかの実施形態では、検出工程は、配列番号78もしくは配列番号70の1,306位、配列番号79もしくは配列番号71の1,287位、または配列番号80もしくは配列番号72の1,203位に対応する位置を含むポリペプチドの存在を検出するためのイムノアッセイを含む。いくつかの実施形態では、検出工程は、配列番号81もしくは配列番号70の1,156位、配列番号82もしくは配列番号71の1,137位、または配列番号83もしくは配列番号72の1,053位に対応する位置を含むポリペプチドの存在を検出するためのイムノアッセイを含む。
【0158】
いくつかの実施形態では、対象がARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドを有さない場合、対象は、緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクが高い。いくつかの実施形態では、対象がARHGEF12の予測される機能喪失型ポリペプチドを有する場合、対象は、緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクが低い。いくつかの実施形態では、対象がARHGEF12の予測される機能獲得型ポリペプチドを有する場合、対象は、緑内障発症及び/またはIOP上昇のリスクが高い。
【0159】
本開示はまた、ARHGEF12バリアントゲノム核酸分子、ARHGEF12バリアントmRNA分子、及び/またはARHGEF12バリアントcDNA分子(例えば、本明細書に開示されるゲノムバリアント核酸分子、mRNAバリアント分子、及びcDNAバリアント分子のいずれか)にハイブリダイズする単離された核酸分子を提供する。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号2の132,939位、配列番号16の3,749位、配列番号17の3,191位、配列番号18の3,079位、配列番号19の3,692位、配列番号20の3,046位、配列番号21の2,925位、配列番号22の3,054位、配列番号23の2,615位、配列番号47の3,749位、配列番号48の3,191位、配列番号49の3,079位、配列番号50の3,692位、配列番号51の3,046、配列番号52の2,925位、配列番号53の3,054位、または配列番号54の2,615位に対応する位置を含むARHGEF12核酸分子の一部分にハイブリダイズする。
【0160】
いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号3の143,698位、配列番号24の4,748位、配列番号25の4,190位、配列番号26の4,078位、配列番号27の4,691位、配列番号28の4,045位、配列番号29の3,924位、配列番号30の3,614位、配列番号55の4,748位、配列番号56の4,190位、配列番号57の4,078位、配列番号58の4,691位、配列番号59の4,045位、配列番号60の3,924位、または配列番号61の3,614位に対応する位置を含むARHGEF12核酸分子の一部分にハイブリダイズする。
【0161】
いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号4の141,048位、配列番号31の4,297位、配列番号32の3,739位、配列番号33の3,627位、配列番号34の4,240位、配列番号35の3,594位、配列番号36の3,473位、配列番号37の3,602位、配列番号38の3,163位、配列番号62の4,297位、配列番号63の3,379位、配列番号64の3,627位、配列番号65の4,240位、配列番号66の3,594位、配列番号67の3,473位、配列番号68の3,602位、または配列番号69の3,163位に対応する位置を含むARHGEF12核酸分子の一部分にハイブリダイズする。
【0162】
いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号5の73,039位に対応する位置を含むARHGEF12核酸分子の一部分にハイブリダイズする。
いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号6の121,307位に対応する位置を含むARHGEF12核酸分子の一部分にハイブリダイズする。
【0163】
いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号7の141,978位に対応する位置を含むARHGEF12核酸分子の一部分にハイブリダイズする。
いくつかの実施形態では、そのような単離された核酸分子は、少なくとも約5、少なくとも約8、少なくとも約10、少なくとも約11、少なくとも約12、少なくとも約13、少なくとも約14、少なくとも約15、少なくとも約16、少なくとも約17、少なくとも約18、少なくとも約19、少なくとも約20、少なくとも約21、少なくとも約22、少なくとも約23、少なくとも約24、少なくとも約25、少なくとも約30、少なくとも約35、少なくとも約40、少なくとも約45、少なくとも約50、少なくとも約55、少なくとも約60、少なくとも約65、少なくとも約70、少なくとも約75、少なくとも約80、少なくとも約85、少なくとも約90、少なくとも約95、少なくとも約100、少なくとも約200、少なくとも約300、少なくとも約400、少なくとも約500、少なくとも約600、少なくとも約700、少なくとも約800、少なくとも約900、少なくとも約1000、少なくとも約2000、少なくとも約3000、少なくとも約4000、または少なくとも約5000ヌクレオチドを含むか、またはそれからなる。いくつかの実施形態では、そのような単離された核酸分子は、少なくとも約5、少なくとも約8、少なくとも約10、少なくとも約11、少なくとも約12、少なくとも約13、少なくとも約14、少なくとも約15、少なくとも約16、少なくとも約17、少なくとも約18、少なくとも約19、少なくとも約20、少なくとも約21、少なくとも約22、少なくとも約23、少なくとも約24、または少なくとも約25ヌクレオチドを含むか、またはそれからなる。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、少なくとも約18ヌクレオチドを含むか、またはそれからなる。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、少なくとも約15ヌクレオチドを含むか、またはそれからなる。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、約10~約35、約10~約30、約10~約25、約12~約30、約12~約28、約12~約24、約15~約30、約15~約25、約18~約30、約18~約25、約18~約24、または約18~約22ヌクレオチドからなるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、約18~約30ヌクレオチドからなるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、少なくとも約15ヌクレオチド~少なくとも約35ヌクレオチドを含むか、またはそれからなる。
【0164】
いくつかの実施形態では、そのような単離された核酸分子は、ストリンジェントな条件下でARHGEF12バリアント核酸分子(例えば、ゲノム核酸分子、mRNA分子、及び/またはcDNA分子)とハイブリダイズする。そのような核酸分子は、例えば、本明細書に記載または例示されているようなプローブ、プライマー、改変特異的プローブ、または改変特異的プライマーとして使用することができ、プライマー、プローブ、アンチセンスRNA、shRNA、及びsiRNAを含むがこれらに限定されず、それらの各々は、本明細書の他の箇所でさらに詳細に記載されており、本明細書に記載される方法のいずれかで使用され得る。
【0165】
いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、ARHGEF12バリアントゲノム核酸分子、ARHGEF12バリアントmRNA分子、及び/またはARHGEF12バリアントcDNA分子と少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、少なくとも約99%、または100%同一である核酸分子の少なくとも約15連続ヌクレオチドにハイブリダイズする。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、約15~約100ヌクレオチド、または約15~約35ヌクレオチドからなるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、約15~約100ヌクレオチドからなるか、またはそれを含む。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、約15~約35ヌクレオチドからなるか、またはそれを含む。
【0166】
いくつかの実施形態では、単離された改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーは、少なくとも約15ヌクレオチドを含み、その場合、改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーは、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の一部分に相補的なヌクレオチド配列を含み、その部分は、i)配列番号2もしくはその相補体の132,939位、ii)配列番号16もしくはその相補体の3,749位、配列番号17もしくはその相補体の3,191位、配列番号18もしくはその相補体の3,079位、配列番号19もしくはその相補体の3,692位、配列番号20もしくはその相補体の3,046位、配列番号21もしくはその相補体の2,925位、配列番号22もしくはその相補体の3,054位、または配列番号23もしくはその相補体の2,615位、及び/またはiii)配列番号47もしくはその相補体の3,749位、配列番号48もしくはその相補体の3,191位、配列番号49もしくはその相補体の3,079位、配列番号50もしくはその相補体の3,692位、配列番号51もしくはその相補体の3,046位、配列番号52もしくはその相補体の2,925位、配列番号53もしくはその相補体の3,054位、または配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置を含む。いくつかの実施形態では、改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーは、i)配列番号2もしくはその相補体の132,938~132,940位、ii)配列番号16もしくはその相補体の3,748~3,750位、配列番号17もしくはその相補体の3,190~3,192位、配列番号18もしくはその相補体の3,078~3,080位、配列番号19もしくはその相補体の3,691~3,693位、配列番号20もしくはその相補体の3,045~3,047位、配列番号21もしくはその相補体の2,924~2,926位、配列番号22もしくはその相補体の3,053~3,055位、または配列番号23もしくはその相補体の2,614~2,616位、及び/またはiii)配列番号47もしくはその相補体の3,748~3,750位、配列番号48もしくはその相補体の3,190~3,192位、配列番号49もしくはその相補体の3,078~3,080位、配列番号50もしくはその相補体の3,691~3,693位、配列番号51もしくはその相補体の3,045~3,047位、配列番号52もしくはその相補体の2,924~2,926位、配列番号53もしくはその相補体の3,053~3,055位、または配列番号54もしくはその相補体の2,614~2,616位に対応する位置を含むヌクレオチド配列の一部分に相補的なヌクレオチド配列を含む。
【0167】
いくつかの実施形態では、単離された改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーは、少なくとも約15ヌクレオチドを含み、その場合、改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーは、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の一部分に相補的なヌクレオチド配列を含み、その部分は、i)配列番号3もしくはその相補体の143,698位、ii)配列番号24もしくはその相補体の4,748位、配列番号25もしくはその相補体の4,190位、配列番号26もしくはその相補体の4,078位、配列番号27もしくはその相補体の4,691位、配列番号28もしくはその相補体の4,045位、配列番号29もしくはその相補体の3,924位、または配列番号30もしくはその相補体の3,614位、及び/またはiii)配列番号55もしくはその相補体の4,748位、配列番号56もしくはその相補体の4,190位、配列番号57もしくはその相補体の4,078位、配列番号58もしくはその相補体の4,691位、配列番号59もしくはその相補体の4,045位、配列番号60もしくはその相補体の3,924位、または配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置を含む。いくつかの実施形態では、改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーは、i)配列番号3もしくはその相補体の143,697~143,699位、ii)配列番号24もしくはその相補体の4,747~4,749位、配列番号25もしくはその相補体の4,189~4,191位、配列番号26もしくはその相補体の4,077~4,079位、配列番号27もしくはその相補体の4,690~4,692位、配列番号28もしくはその相補体の4,044~4,046位、配列番号29もしくはその相補体の3,923~3,925位、または配列番号30もしくはその相補体の3,613~3,615位、及び/またはiii)配列番号55もしくはその相補体の4,747~4,749位、配列番号56もしくはその相補体の4,189~4,191位、配列番号57もしくはその相補体の4,077~4,079位、配列番号58もしくはその相補体の4,690~4,692位、配列番号59もしくはその相補体の4,044~4,046位、配列番号60もしくはその相補体の3,923~3,925位、または配列番号61もしくはその相補体の3,613~3,615位に対応する位置を含むヌクレオチド配列の一部分に相補的なヌクレオチド配列を含む。
【0168】
いくつかの実施形態では、単離された改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーは、少なくとも約15ヌクレオチドを含み、改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーは、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の一部分に相補的なヌクレオチド配列を含み、その部分は、i)配列番号4もしくはその相補体の141,048位、ii)配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位、及び/またはiii)配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置を含む。いくつかの実施形態では、改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーは、i)配列番号4もしくはその相補体の141,048~141,050位、ii)配列番号31もしくはその相補体の4,297~4,299位、配列番号32もしくはその相補体の3,739~3,741位、配列番号33もしくはその相補体の3,627~3,629位、配列番号34もしくはその相補体の4,240~4,242位、配列番号35もしくはその相補体の3,594~3,596位、配列番号36もしくはその相補体の3,473~3,475位、配列番号37もしくはその相補体の3,602~3,604位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163~3,165位、及び/またはiii)配列番号62もしくはその相補体の4,297~4,299位、配列番号63もしくはその相補体の3,739~3,741位、配列番号64もしくはその相補体の3,627~3,629位、配列番号65もしくはその相補体の4,240~4,242位、配列番号66もしくはその相補体の3,594~3,596位、配列番号67もしくはその相補体の3,473~3,475位、配列番号68もしくはその相補体の3,602~3,604位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163~3,165位に対応する位置を含むヌクレオチド配列の一部分に相補的なヌクレオチド配列を含む。
【0169】
いくつかの実施形態では、単離された改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーは、少なくとも約15ヌクレオチドを含み、改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーは、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の一部分に相補的なヌクレオチド配列を含み、その部分は、配列番号5またはその相補体の73,039位に対応する位置を含む。
【0170】
いくつかの実施形態では、単離された改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーは、少なくとも約15ヌクレオチドを含み、改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーは、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の一部分に相補的なヌクレオチド配列を含み、その部分は、配列番号6またはその相補体の121,307位に対応する位置を含む。
【0171】
いくつかの実施形態では、単離された改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーは、少なくとも約15ヌクレオチドを含み、改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーは、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の一部分に相補的なヌクレオチド配列を含み、その部分は、配列番号7またはその相補体の141,978位に対応する位置を含む。
【0172】
いくつかの実施形態では、改変特異的プローブ及び改変特異的プライマーは、DNAを含む。いくつかの実施形態では、改変特異的プローブ及び改変特異的プライマーは、RNAを含む。
【0173】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているプローブ及びプライマー(改変特異的プローブ及び改変特異的プライマーを含む)は、本明細書で開示されている核酸分子のいずれかまたはその相補体と特異的にハイブリダイズするヌクレオチド配列を有する。いくつかの実施形態では、プローブ及びプライマーはストリンジェントな条件下にて本明細書で開示されている核酸分子のいずれかと特異的にハイブリダイズする。
【0174】
いくつかの実施形態では、改変特異的プライマーを含めて、プライマーを、第2世代シーケンシングまたはハイスループットシーケンシングにおいて使用することができる。いくつかの例では、改変特異的プライマーを含めて、プライマーを修飾することができる。特に、プライマーは、例えば、大規模並行シグネチャーシーケンシング(Massive Parallel Signature Sequencing)(MPSS)、Polonyシーケンシング、及び454パイロシーケンシングの様々な工程で使用される様々な修飾を含み得る。クローニング工程におけるビオチン化プライマー、ならびにビーズ負荷工程及び検出工程にて使用される蛍光標識プライマーを含む、修飾されたプライマーを、プロセスのうちのいくつかの工程で使用することができる。Polonyシーケンシングは一般に、DNA鋳型の各分子が長さ約135bpであるペアエンドタグライブラリを使用して行われる。ビオチン化プライマーは、ビーズ負荷工程及びエマルジョンPCRにおいて使用される。蛍光標識された縮重ノナマーオリゴヌクレオチドは、検出工程で使用される。アダプターは、ストレプトアビジン被覆ビーズにDNAライブラリを不動化するための5’-ビオチンタグを含有することができる。
【0175】
本明細書に記載されているプローブ及びプライマーを使用して、本明細書で開示されているARHGEF12バリアントゲノム核酸分子、ARHGEF12バリアントmRNA分子、及び/またはARHGEF12バリアントcDNA分子のいずれかの範囲内でヌクレオチド変異を検出することができる。本明細書に記載のプライマーは、ARHGEF12バリアントゲノム核酸分子、ARHGEF12バリアントmRNA分子、もしくはARHGEF12バリアントcDNA分子、またはその断片を増幅するために使用することができる。
【0176】
本開示はまた、上記のプライマーのいずれかを含むプライマーの対も提供する。例えば、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号1の132,939位に対応する位置でアデニンと(チミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型ゲノム核酸分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号2の132,939位に対応する位置でチミンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントゲノム核酸分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号2の132,939位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号8の3,749位に対応する位置におけるアデニンと(3,749位におけるウラシルではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号16の3,749位に対応する位置におけるウラシルと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号16の3,749位に対応する位置におけるウラシルに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号9の3,191位に対応する位置におけるアデニンと(3,191位におけるウラシルではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号17の3,191位に対応する位置におけるウラシルと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号17の3,191位に対応する位置におけるウラシルに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号10の3,079位に対応する位置におけるアデニンと(3,079位におけるウラシルではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号18の3,079位に対応する位置におけるウラシルと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号18の3,079位に対応する位置におけるウラシルに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号11の3,692位に対応する位置におけるアデニンと(3,692位におけるウラシルではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号19の3,692位に対応する位置におけるウラシルと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号19の3,692位に対応する位置におけるウラシルに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号12の3,046位に対応する位置におけるアデニンと(3,046位におけるウラシルではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号20の3,046位に対応する位置におけるウラシルと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号20の3,046位に対応する位置におけるウラシルに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号13の2,925位に対応する位置におけるアデニンと(2,925位におけるウラシルではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号21の2,925位に対応する位置におけるウラシルと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号21の2,925位に対応する位置におけるウラシルに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号14の3,054位に対応する位置におけるアデニンと(3,054位におけるウラシルではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号22の3,054位に対応する位置におけるウラシルと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号22の3,054位に対応する位置におけるウラシルに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号15の2,615位に対応する位置におけるアデニンと(2,615位におけるウラシルではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号23の2,615位に対応する位置におけるウラシルと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号23の2,615位に対応する位置におけるウラシルに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号39の3,749位に対応する位置におけるアデニンと(3,749位におけるチミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号47の3,749位に対応する位置におけるチミンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号47の3,749位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号40の3,191位に対応する位置におけるアデニンと(3,191位におけるチミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号48の3,191位に対応する位置におけるチミンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号48の3,191位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号41の3,079位に対応する位置におけるアデニンと(3,079位におけるチミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号49の3,079位に対応する位置におけるチミンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号49の3,079位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号42の3,692位に対応する位置におけるアデニンと(3,692位におけるチミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号50の3,692位に対応する位置におけるチミンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号50の3,692位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号43の3,046位に対応する位置におけるアデニンと(3,046位におけるチミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号51の3,046位に対応する位置におけるチミンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号51の3,046位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号44の2,925位に対応する位置におけるアデニンと(2,925位におけるチミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号52の2,925位に対応する位置におけるチミンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号52の2,925位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号45の3,054位に
対応する位置におけるアデニンと(3,054位におけるチミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号53の3,054位に対応する位置におけるチミンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号53の3,054位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号46の2,615位に対応する位置におけるアデニンと(2,615位におけるチミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号54の2,615位に対応する位置におけるチミンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号54の2,615位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。
【0177】
本開示はまた、上記のプライマーのいずれかを含むプライマーの対も提供する。例えば、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号1の132,939位に対応する位置でアデニンと(グアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型ゲノム核酸分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号3の143,698位に対応する位置でグアニンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントゲノム核酸分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号3の143,698位に対応する位置におけるグアニンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号8の4,748位に対応する位置におけるアデニンと(4,748位におけるグアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号24の4,748位に対応する位置におけるグアニンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号24の4,748位に対応する位置におけるグアニンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号9の4,190位に対応する位置におけるアデニンと(4,190位におけるグアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号25の4,190位に対応する位置におけるグアニンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号25の4,190位に対応する位置におけるグアニンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号10の4,078位に対応する位置におけるアデニンと(4,078位におけるグアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号26の4,078位に対応する位置におけるグアニンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号26の4,078位に対応する位置におけるグアニンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号11の4,691位に対応する位置におけるアデニンと(4,691位におけるグアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号27の4,691位に対応する位置におけるグアニンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号27の4,691位に対応する位置におけるグアニンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号12の4,045位に対応する位置におけるアデニンと(4,045位におけるグアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号28の4,045位に対応する位置におけるグアニンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号28の4,045位に対応する位置におけるグアニンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号13の3,924位に対応する位置におけるアデニンと(3,924位におけるグアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号29の3,924位に対応する位置におけるグアニンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号29の3,924位に対応する位置におけるグアニンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号15の3,614位に対応する位置におけるアデニンと(3,614位におけるグアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号30の3,614位に対応する位置におけるグアニンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号30の3,614位に対応する位置におけるグアニンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号39の4,748位に対応する位置におけるアデニンと(4,748位におけるグアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号55の4,748位に対応する位置におけるグアニンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号55の4,748位に対応する位置におけるグアニンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号40の4,190位に対応する位置におけるアデニンと(4,190位におけるグアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号56の4,190位に対応する位置におけるグアニンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号56の4,190位に対応する位置におけるグアニンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号41の4,078位に対応する位置におけるアデニンと(4,078位におけるグアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号57の4,078位に対応する位置におけるグアニンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号57の4,078位に対応する位置におけるグアニンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号42の4,691位に対応する位置におけるアデニンと(4,691位におけるグアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号58の4,691位に対応する位置におけるグアニンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号58の4,691位に対応する位置におけるグアニンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号43の4,045位に対応する位置におけるアデニンと(4,045位におけるグアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号59の4,045位に対応する位置におけるグアニンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号59の4,045位に対応する位置におけるグアニンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号44の3,924位に対応する位置におけるアデニンと(3,924位におけるグアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号60の3,924位に対応する位置におけるグアニンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号60の3,924位に対応する位置におけるグアニンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号46の3,614位に対応する位置におけるアデニンと(3,614位におけるグアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号61の3,614位に対応する位置におけるグアニンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号61の3,614位に対応する位置におけるグアニンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’端にあり得る。
【0178】
本開示はまた、上記のプライマーのいずれかを含むプライマーの対も提供する。例えば、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号1の132,939位に対応する位置でアデニンと(チミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型ゲノム核酸分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号4の141,048位に対応する位置でチミンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントゲノム核酸分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号4の141,048位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号8の4,297位に対応する位置におけるグアニンと(4,297位におけるウラシルではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号31の4,297位に対応する位置におけるウラシルと(グアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号31の4,297位に対応する位置におけるウラシルに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号9の3,739位に対応する位置におけるグアニンと(3,739位におけるウラシルではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号32の3,739位に対応する位置におけるウラシルと(グアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号32の3,739位に対応する位置におけるウラシルに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号10の3,627位に対応する位置におけるグアニンと(3,627位におけるウラシルではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号33の3,627位に対応する位置におけるウラシルと(グアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号33の3,627位に対応する位置におけるウラシルに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号11の4,240位に対応する位置におけるグアニンと(4,240位におけるウラシルではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号34の4,240位に対応する位置におけるウラシルと(グアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号34の4,240位に対応する位置におけるウラシルに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号12の3,594位に対応する位置におけるグアニンと(3,594位におけるウラシルではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号35の3,594位に対応する位置におけるウラシルと(グアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号35の3,594位に対応する位置におけるウラシルに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号13の3,473位に対応する位置におけるグアニンと(3,473位におけるウラシルではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号36の3,473位に対応する位置におけるウラシルと(グアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号36の3,473位に対応する位置におけるウラシルに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号14の3,602位に対応する位置におけるグアニンと(3,602位におけるウラシルではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号37の3,602位に対応する位置におけるウラシルと(グアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号37の3,602位に対応する位置におけるウラシルに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号15の3,163位に対応する位置におけるグアニンと(3,163位におけるウラシルではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型mRNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 mRNA分子における配列番号38の3,163位に対応する位置におけるウラシルと(グアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントmRNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号38の3,163位に対応する位置におけるウラシルに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号39の4,297位に対応する位置におけるグアニンと(4,297位におけるチミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号62の4,297位に対応する位置におけるチミンと(グアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号62の4,297位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号40の3,379位に対応する位置におけるグアニンと(3,379位におけるチミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号63の3,379位に対応する位置におけるチミンと(グアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号63の3,379位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号41の3,627位に対応する位置におけるグアニンと(3,627位におけるチミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号64の3,627位に対応する位置におけるチミンと(グアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号64の3,627位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号42の4,240位に対応する位置におけるグアニンと(4,240位におけるチミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号65の4,240位に対応する位置におけるチミンと(グアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号65の4,240位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号43の3,594位に対応する位置におけるグアニンと(3,594位におけるチミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号66の3,594位に対応する位置におけるチミンと(グアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号66の3,594位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号44の3,473位に対応する位置におけるグアニンと(3,473位におけるチミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号67の3,473位に対応する位置におけるチミンと(グアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号67の3,473位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号45の3,602位に
対応する位置におけるグアニンと(3,602位におけるチミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号68の3,602位に対応する位置におけるチミンと(グアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号68の3,602位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。また、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号46の3,163位に対応する位置におけるグアニンと(3,163位におけるチミンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型cDNA分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12 cDNA分子における配列番号69の3,163位に対応する位置におけるチミンと(グアニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントcDNA分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号69の3,163位に対応する位置におけるチミンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。
【0179】
本開示はまた、上記のプライマーのいずれかを含むプライマーの対も提供する。例えば、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号1の132,939位に対応する位置でアデニンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型ゲノム核酸分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号5の73,039位に対応する位置でアデニンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントゲノム核酸分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号5の73,039位に対応する位置におけるアデニンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。
【0180】
本開示はまた、上記のプライマーのいずれかを含むプライマーの対も提供する。例えば、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号1の132,939位に対応する位置でアデニンと(シトシンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型ゲノム核酸分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号6の121,307位に対応する位置でシトシンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントゲノム核酸分子の存在を示すであろう。いくつかの実施形態では、配列番号6の121,307位に対応する位置におけるシトシンに相補的なプライマーのヌクレオチドは、プライマーの3’末端にあり得る。
【0181】
本開示はまた、上記のプライマーのいずれかを含むプライマーの対も提供する。例えば、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号1の132,939位に対応する位置でアデニンと(シトシンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12参照型ゲノム核酸分子の存在を示すであろう。逆に、一方のプライマーの3’末端が特定のARHGEF12核酸分子における配列番号7の141,978位に対応する位置でシトシンと(アデニンではなく)ハイブリダイズする場合、増幅断片の存在は、ARHGEF12バリアントゲノム核酸分子の存在を示すであろう。
【0182】
本開示に関して、「特異的にハイブリダイズする」とは、プローブまたはプライマー(例えば、改変特異的プローブまたは改変特異的プライマー)が、ARHGEF12参照型ゲノム核酸分子、ARHGEF12参照型mRNA分子、及び/またはARHGEF12参照型cDNA分子をコードする核酸配列とハイブリダイズしないことを意味する。
【0183】
いくつかの実施形態では、プローブ(例えば、改変特異的プローブなど)は、標識を含む。いくつかの実施形態では、標識は蛍光標識、放射性標識、またはビオチンである。
本開示はまた、本明細書で開示されているプローブのいずれか1つ以上が結合している基材を含む支持体も提供する。固体支持体は、本明細書で開示されているプローブのいずれかのような分子が会合することができる固体状態の基材または支持体である。固体支持体の形態はアレイである。固体支持体の別の形態はアレイ検出器である。アレイ検出器は、複数の異なるプローブが、アレイ状、グリッド状、または他の組織化されたパターンで結合している固体支持体である。固体状態の基材の形態は、標準的な96ウェル型などのマイクロタイターディッシュである。いくつかの実施形態では、通常1ウェル当たり1つのアレイを含有するマルチウェルスライドグラスを用いることができる。
【0184】
本開示はまた、本明細書に記載のARHGEF12核酸分子(ゲノム核酸分子、mRNA分子、またはcDNA分子)のいずれか、またはその相補体、及び本明細書に記載の改変特異的プライマーまたは改変特異的プローブのいずれかを含むか、またはそれからなる分子複合体を提供する。いくつかの実施形態では、分子複合体におけるARHGEF12核酸分子(ゲノム核酸分子、mRNA分子、またはcDNA分子)、またはその相補体は、一本鎖である。いくつかの実施形態では、ARHGEF12核酸分子は、本明細書に記載されているゲノム核酸分子のいずれかである。いくつかの実施形態では、ARHGEF12核酸分子は、本明細書に記載されているmRNA分子のいずれかである。いくつかの実施形態では、ARHGEF12核酸分子は、本明細書に記載されているcDNA分子のいずれかである。いくつかの実施形態では、分子複合体は、本明細書に記載のARHGEF12核酸分子(ゲノム核酸分子、mRNA分子、またはcDNA分子)のいずれか、またはその相補体、及び本明細書に記載の改変特異的プライマーのいずれかを含むか、またはそれからなる。いくつかの実施形態では、分子複合体は、本明細書に記載のARHGEF12核酸分子(ゲノム核酸分子、mRNA分子、またはcDNA分子)のいずれか、またはその相補体、及び本明細書に記載の改変特異的プローブのいずれかを含むか、またはそれからなる。
【0185】
いくつかの実施形態では、分子複合体は、ARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むゲノム核酸分子とハイブリダイズする改変特異的プライマーまたは改変特異的プローブを含むかまたはそれからなり、改変特異的プライマーまたは改変特異的プローブを、配列番号4に記載の141,048位に対応する位置におけるチミン、またはその相補体とハイブリダイズさせる。
【0186】
いくつかの実施形態では、分子複合体は、配列番号4に記載の141,048~141,050位に対応する位置におけるTAAコドンにハイブリダイズする改変特異的プライマーまたは改変特異的プローブを含むかまたはそれからなる。
【0187】
いくつかの実施形態では、分子複合体は、配列番号4を含むゲノム核酸分子を含むかまたはそれからなる。
いくつかの実施形態では、分子複合体は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むmRNA分子にハイブリダイズした改変特異的プライマーまたは改変特異的プローブを含むかまたはそれからなり、その場合、改変特異的プライマーまたは改変特異的プローブを、配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置のウラシルにハイブリダイズさせる。
【0188】
いくつかの実施形態では、分子複合体は、配列番号31の4,297~4,299位、配列番号32の3,739~3,741位、配列番号33の3,627~3,629位、配列番号34の4,240~4,242位、配列番号35の3,594~3,596位、配列番号36の3,473~3,475位、配列番号37の3,602~3,604位、または配列番号38の3,163~3,165位に対応する位置におけるUAAコドンにハイブリダイズする改変特異的プライマーまたは改変特異的プローブを含むか、またはそれからなる。
【0189】
いくつかの実施形態では、分子複合体は、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36、配列番号37、または配列番号38を含むmRNA分子を含むか、またはそれからなる。
【0190】
いくつかの実施形態では、分子複合体は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むcDNA分子にハイブリダイズした改変特異的プライマーまたは改変特異的プローブを含むかまたはそれからなり、その場合、改変特異的プライマーまたは改変特異的プローブを、配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置のチミンにハイブリダイズさせる。
【0191】
いくつかの実施形態では、分子複合体は、配列番号62の4,297~4,299位、配列番号63の3,739~3,741位、配列番号64の3,627~3,629位、配列番号65の4,240~4,242位、配列番号66の3,594~3,596位、配列番号67の3,473~3,475位、配列番号68の3,602~3,604位、または配列番号69の3,163~3,165位に対応する位置におけるTAAコドンにハイブリダイズする改変特異的プライマーまたは改変特異的プローブを含むか、またはそれからなる。
【0192】
いくつかの実施形態では、分子複合体は、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65、配列番号66、配列番号67、配列番号68、または配列番号69を含むcDNA分子を含むか、またはそれからなる。
【0193】
いくつかの実施形態では、分子複合体は、標識を含む改変特異的プローブまたは改変特異的プライマーを含む。いくつかの実施形態では、標識は、蛍光標識、放射性標識、またはビオチンである。いくつかの実施形態では、分子複合体は、非ヒトポリメラーゼをさらに含む。
【0194】
本開示はまた、ヒトARHGEF12バリアントポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む単離された核酸分子を提供する。いくつかの実施形態では、ARHGEF12バリアントポリペプチドは、配列番号81またはその相補体の1,155位に対応する位置で終結する。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号81に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有し、かつ配列番号81の1,155位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号81に対して少なくとも約90%の配列同一性を有し、かつ配列番号81に記載の1,155位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号81に対して少なくとも約92%の配列同一性を有し、かつ配列番号81に記載の1,155位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号81に対して少なくとも約94%の配列同一性を有し、かつ配列番号81に記載の1,155位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号81に対して少なくとも約96%の配列同一性を有し、かつ配列番号81に記載の1,155位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号81に対して少なくとも約98%の配列同一性を有し、かつ配列番号81に記載の1,155位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、核酸分子は、配列番号81を含むARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、核酸分子は、配列番号81からなるARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。
【0195】
いくつかの実施形態では、ARHGEF12バリアントポリペプチドは、配列番号82またはその相補体の1,136位に対応する位置で終結する。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号82に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有し、かつ配列番号82の1,136位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号82に対して少なくとも約90%の配列同一性を有し、かつ配列番号82に記載の1,136位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号82に対して少なくとも約92%の配列同一性を有し、かつ配列番号82に記載の1,136位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号82に対して少なくとも約94%の配列同一性を有し、かつ配列番号82に記載の1,136位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号82に対して少なくとも約96%の配列同一性を有し、かつ配列番号82に記載の1,136位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号82に対して少なくとも約98%の配列同一性を有し、かつ配列番号82に記載の1,136位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、核酸分子は、配列番号82を含むARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、核酸分子は、配列番号82からなるARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。
【0196】
いくつかの実施形態では、ARHGEF12バリアントポリペプチドは、配列番号83またはその相補体の1,052位に対応する位置で終結する。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号83に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有し、かつ配列番号83の1,052位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号83に対して少なくとも約90%の配列同一性を有し、かつ配列番号83に記載の1,052位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号83に対して少なくとも約92%の配列同一性を有し、かつ配列番号83に記載の1,052位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号83に対して少なくとも約94%の配列同一性を有し、かつ配列番号83に記載の1,052位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号83に対して少なくとも約96%の配列同一性を有し、かつ配列番号83に記載の1,052位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、単離された核酸分子は、配列番号83に対して少なくとも約98%の配列同一性を有し、かつ配列番号83に記載の1,052位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有するARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、核酸分子は、配列番号83を含むARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、核酸分子は、配列番号83からなるARHGEF12バリアントポリペプチドをコードする。
【0197】
ARHGEF12参照型ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列は、配列番号1に記載されている。配列番号1に示されるように、132,939位はアデニンである。配列番号1に示されるように、143,698位はアデニンである。配列番号1に示されるように、141,048位はグアニンである。配列番号1に示されるように、73,039位はグアニンである。配列番号1に示されるように、121,307位はアデニンである。配列番号1に示されるように、141,978位はグアニンである。
【0198】
132,939位のアデニン(配列番号1に示されるように)がチミンに置き換えられたARHGEF12バリアントゲノム核酸分子が存在する。このARHGEF12バリアントゲノム核酸分子のヌクレオチド配列は、配列番号2に記載されている。
【0199】
143,698位のアデニン(配列番号1に示すように)がグアニンに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントゲノム核酸分子が存在する。このARHGEF12バリアントゲノム核酸分子のヌクレオチド配列は、配列番号3に記載されている。
【0200】
141,048位のグアニン(配列番号1に示すように)がチミンに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントゲノム核酸分子が存在する。このARHGEF12バリアントゲノム核酸分子のヌクレオチド配列は、配列番号4に記載されている。
【0201】
73,039位のグアニン(配列番号1に示すように)がアデニンに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントゲノム核酸分子が存在する。このARHGEF12バリアントゲノム核酸分子のヌクレオチド配列は、配列番号5に記載されている。
【0202】
121,307位のアデニン(配列番号1に示すように)がシトシンに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントゲノム核酸分子が存在する。このARHGEF12バリアントゲノム核酸分子のヌクレオチド配列は、配列番号6に記載されている。
【0203】
141,978位のグアニン(配列番号1に示すように)がシトシンに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントゲノム核酸分子が存在する。このARHGEF12バリアントゲノム核酸分子のヌクレオチド配列は、配列番号7に記載されている。
【0204】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなる、単離されたゲノム核酸分子を提供する。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号81の1,155位に対応する位置で終結するARHGEF12短縮型バリアントポリペプチドをコードする。いくつかの実施形態では、ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列は、配列番号4またはその相補体の141,048位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列は、配列番号4の141,048~141,050位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0205】
いくつかの実施形態では、ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列は、配列番号5またはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニンを含む。
いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号4に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、かつ配列番号4またはその相補体の141,048位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号4に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号4またはその相補体の141,048位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号4に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号4またはその相補体の141,048位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号4に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号4またはその相補体の141,048位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号4に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号4またはその相補体の141,048位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号4に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号4またはその相補体の141,048位に対応する位置にチミンを含む。
【0206】
いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号5に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号5またはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号5に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号5またはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号5に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号5またはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号5に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号5またはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号5に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号5またはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号5に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号5またはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニンを含む。
【0207】
本明細書において、配列同一性の割合について言及される場合、より高い配列同一性の割合は、より低い配列同一性の割合よりも好ましい。
いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号4に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、かつ配列番号4またはその相補体の141,048~141,050位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号4に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号4またはその相補体の141,048~141,050位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号4に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号4またはその相補体の141,048~141,050位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号4に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号4またはその相補体の141,048~141,050位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号4に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号4またはその相補体の141,048~141,050位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号4に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号4またはその相補体の141,048~141,050位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0208】
本明細書において、配列同一性の割合について言及される場合、より高い配列同一性の割合は、より低い配列同一性の割合よりも好ましい。
いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号4を含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号4からなる。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号5を含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、配列番号5からなる。
【0209】
いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、ゲノムDNA配列全体よりも少ない配列を含む。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、本明細書に開示されるARHGEF12ゲノム核酸分子のいずれかの少なくとも約15、少なくとも約20、少なくとも約25、少なくとも約30、少なくとも約35、少なくとも約40、少なくとも約45、少なくとも約50、少なくとも約60、少なくとも約70、少なくとも約80、少なくとも約90、少なくとも約100、少なくとも約200、少なくとも約300、少なくとも約400、少なくとも約500、少なくとも約600、少なくとも約700、少なくとも約800、少なくとも約900、少なくとも約1000、少なくとも約2000、少なくとも約3000、少なくとも約4000、少なくとも約5000、少なくとも約6000、少なくとも約7000、少なくとも約8000、少なくとも約9000、または少なくとも約10000連続ヌクレオチドを含むか、またはそれからなる。いくつかの実施形態では、単離されたゲノム核酸分子は、本明細書に開示されるARHGEF12ゲノム核酸分子のいずれかの少なくとも約1000~少なくとも約2000連続ヌクレオチドを含むか、またはそれからなる。いくつかの実施形態では、これらの単離されたゲノム核酸分子は、配列番号4の141,048位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、これらの単離されたゲノム核酸分子は、配列番号5の73,039位に対応する位置にアデニンを含む。
【0210】
ARHGEF12参照型mRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号8に記載されている。配列番号8に示されるように、3,749位はアデニンである。配列番号8に示されるように、4,748位はアデニンである。配列番号8に示されるように、4,297位はグアニンである。
【0211】
別のARHGEF12参照型mRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号9に記載されている。配列番号9に示されるように、3,191位はアデニンである。配列番号9に示されるように、4,190位はアデニンである。配列番号9に示されるように、3,739位はグアニンである。
【0212】
別のARHGEF12参照型mRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号10に記載されている。配列番号10に示されるように、3,079位はアデニンである。配列番号10に示されるように、4,078位はアデニンである。配列番号10に示されるように、3,627位はグアニンである。
【0213】
別のARHGEF12参照型mRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号11に記載されている。配列番号11に示されるように、3,692位はアデニンである。配列番号11に示されるように、4,691位はアデニンである。配列番号11に示されるように、4,240位はグアニンである。
【0214】
別のARHGEF12参照型mRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号12に記載されている。配列番号12に示されるように、3,046位はアデニンである。配列番号12に示されるように、4,045位はアデニンである。配列番号12に示されるように、3,594位はグアニンである。
【0215】
別のARHGEF12参照型mRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号13に記載されている。配列番号13に示されるように、2,925位はアデニンである。配列番号13に示されるように、3,924位はアデニンである。配列番号13に示されるように、3,473位はグアニンである。
【0216】
別のARHGEF12参照型mRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号14に記載されている。配列番号14に示されるように、3,054位はアデニンである。配列番号14に示されるように、3,602位はグアニンである。
【0217】
別のARHGEF12参照型mRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号15に記載されている。配列番号15に示されるように、2,615位はアデニンである。配列番号15に示されるように、3,614位はアデニンである。配列番号15に示されるように、3,163位はグアニンである。
【0218】
3,749位のアデニン(配列番号8に示されるように)がウラシルに置き換えられたARHGEF12バリアントmRNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号16に示されている。
【0219】
3,191位のアデニン(配列番号9に示されるように)がウラシルに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号17に示されている。
【0220】
3,079位のアデニン(配列番号10に示されるように)がウラシルに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号18に示されている。
【0221】
3,692位のアデニン(配列番号11に示されるように)がウラシルに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号19に示されている。
【0222】
3,046位のアデニン(配列番号12に示されるように)がウラシルに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号20に記載されている。
【0223】
2,925位のアデニン(配列番号13に示されるように)がウラシルに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号21に記載されている。
【0224】
3,054位のアデニン(配列番号14に示されるように)がウラシルに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号22に記載されている。
【0225】
2,615位のアデニン(配列番号15に示されるように)がウラシルに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号23に記載されている。
【0226】
4,748位のアデニン(配列番号8に示されるように)がグアニンに置き換えられたARHGEF12バリアントmRNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号24に記載されている。
【0227】
4,190位のアデニン(配列番号9に示されるように)がグアニンに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号25に記載されている。
【0228】
4,078位のアデニン(配列番号10に示されるように)がグアニンに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号26に記載されている。
【0229】
4,691位のアデニン(配列番号11に示されるように)がグアニンに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号27に記載されている。
【0230】
4,045位のアデニン(配列番号12に示されるように)がグアニンに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号28に記載されている。
【0231】
3,924位のアデニン(配列番号13に示されるように)がグアニンに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号29に記載されている。
【0232】
3,614位のアデニン(配列番号15に示されるように)がグアニンに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号30に記載されている。
【0233】
別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在し、4,297位のグアニン(配列番号8に示されるように)がウラシルに置き換えられ、配列番号8の4,297~4,299位のGAAコドンが終止コドンUAAに置き換えられている。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号31に記載されている。
【0234】
別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在し、3,739位のグアニン(配列番号9に示されるように)がウラシルに置き換えられ、配列番号9の3,739~3,741位のGAAコドンが終止コドンUAAに置き換えられている。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号32に記載されている。
【0235】
別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在し、3,627位のグアニン(配列番号10に示されるように)がウラシルに置き換えられ、配列番号10の3,627~3,629位のGAAコドンが終止コドンUAAに置き換えられている。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号33に記載されている。
【0236】
別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在し、4,240位のグアニン(配列番号11に示されるように)がウラシルに置き換えられ、配列番号11の4,240~4,242位のGAAコドンが終止コドンUAAに置き換えられている。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号34に記載されている。
【0237】
別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在し、3,594位のグアニン(配列番号12に示されるように)がウラシルに置き換えられ、配列番号12の3,594~3,596位のGAAコドンが終止コドンUAAに置き換えられている。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号35に記載されている。
【0238】
別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在し、3,473位のグアニン(配列番号13に示されるように)がウラシルに置き換えられ、配列番号13の3,473~3,475位のGAAコドンが終止コドンUAAに置き換えられている。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号36に記載されている。
【0239】
別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在し、3,602位のグアニン(配列番号14に示されるように)がウラシルに置き換えられ、配列番号14の3,602~3,604位のGAAコドンが終止コドンUAAに置き換えられている。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号37に記載されている。
【0240】
別のARHGEF12バリアントmRNA分子が存在し、3,163位のグアニン(配列番号15に示されるように)がウラシルに置き換えられ、配列番号15の3,163~3,165位のGAAコドンが終止コドンUAAに置き換えられている。このARHGEF12バリアントmRNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号38に記載されている。
【0241】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなる単離されたmRNA分子も提供し、ヌクレオチド配列は、配列番号31またはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含みかまたはそれからなり、ヌクレオチド配列は、配列番号31の4,297~4,299位に対応する位置にUAAコドンを含む。
【0242】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなる単離されたmRNA分子も提供し、ヌクレオチド配列は、配列番号32またはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含みかまたはそれからなり、ヌクレオチド配列は、配列番号32の3,739~3,741位に対応する位置にUAAコドンを含む。
【0243】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなる単離されたmRNA分子も提供し、ヌクレオチド配列は、配列番号33またはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含みかまたはそれからなり、ヌクレオチド配列は、配列番号33の3,627~3,629位に対応する位置にUAAコドンを含む。
【0244】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなる単離されたmRNA分子も提供し、ヌクレオチド配列は、配列番号34またはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含みかまたはそれからなり、ヌクレオチド配列は、配列番号34の4,240~4,242位に対応する位置にUAAコドンを含む。
【0245】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなる単離されたmRNA分子も提供し、ヌクレオチド配列は、配列番号35またはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含みかまたはそれからなり、ヌクレオチド配列は、配列番号35の3,594~3,596位に対応する位置にUAAコドンを含む。
【0246】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなる単離されたmRNA分子も提供し、ヌクレオチド配列は、配列番号36またはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含みかまたはそれからなり、ヌクレオチド配列は、配列番号36の3,473~3,475位に対応する位置にUAAコドンを含む。
【0247】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなる単離されたmRNA分子も提供し、ヌクレオチド配列は、配列番号37またはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含みかまたはそれからなり、ヌクレオチド配列は、配列番号37の3,602~3,604位に対応する位置にUAAコドンを含む。
【0248】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなる単離されたmRNA分子も提供し、ヌクレオチド配列は、配列番号38またはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含みかまたはそれからなり、ヌクレオチド配列は、配列番号38の3,163~3,165位に対応する位置にUAAコドンを含む。
【0249】
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号31に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号31またはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号31に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号31またはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号31に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号31またはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号31に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号31またはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号31に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号31またはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号31に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号31またはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシルを含む。
【0250】
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号32に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号32またはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号32に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号32またはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号32に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号32またはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号32に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号32またはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号32に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号32またはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号32に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号32またはその相補体の3,739位に対応する位置にウラシルを含む。
【0251】
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号33に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号33またはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号33に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号33またはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号33に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号33またはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号33に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号33またはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号33に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号33またはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号33に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号33またはその相補体の3,627位に対応する位置にウラシルを含む。
【0252】
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号34に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号34またはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号34に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号34またはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号34に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号34またはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号34に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号34またはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号34に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号34またはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号34に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号34またはその相補体の4,240位に対応する位置にウラシルを含む。
【0253】
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号35に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号35またはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号35に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号35またはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号35に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号35またはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号35に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号35またはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号35に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号35またはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号35に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号35またはその相補体の3,594位に対応する位置にウラシルを含む。
【0254】
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号36に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号36またはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号36に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号36またはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号36に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号36またはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号36に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号36またはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号36に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号36またはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号36に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号36またはその相補体の3,473位に対応する位置にウラシルを含む。
【0255】
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号37に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号37またはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号37に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号37またはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号37に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号37またはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号37に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号37またはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号37に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号37またはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号37に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号37またはその相補体の3,602位に対応する位置にウラシルを含む。
【0256】
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号38に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号38またはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号38に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号38またはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号38に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号38またはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号38に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号38またはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号38に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号38またはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号38に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号38またはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む。
【0257】
本明細書において、配列同一性の割合について言及される場合、より高い配列同一性の割合は、より低い配列同一性の割合よりも好ましい。
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号31に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号31またはその相補体の4,297~4,299位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号31に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号31またはその相補体の4,297~4,299位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号31に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号31またはその相補体の4,297~4,299位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号31に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号31またはその相補体の4,297~4,299位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号31に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号31またはその相補体の4,297~4,299位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号31に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号31またはその相補体の4,297~4,299位に対応する位置にUAAコドンを含む。
【0258】
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号32に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号32またはその相補体の3,739~3,741位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号32に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号32またはその相補体の3,739~3,741位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号32に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号32またはその相補体の3,739~3,741位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号32に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号32またはその相補体の3,739~3,741位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号32に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号32またはその相補体の3,739~3,741位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号32に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号32またはその相補体の3,739~3,741位に対応する位置にUAAコドンを含む。
【0259】
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号33に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号33またはその相補体の3,627~3,629位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号33に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号33またはその相補体の3,627~3,629位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号33に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号33またはその相補体の3,627~3,629位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号33に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号33またはその相補体の3,627~3,629位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号33に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号33またはその相補体の3,627~3,629位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号33に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号33またはその相補体の3,627~3,629位に対応する位置にUAAコドンを含む。
【0260】
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号34に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号34またはその相補体の4,240~4,242位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号34に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号34またはその相補体の4,240~4,242位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号34に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号34またはその相補体の4,240~4,242位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号34に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号34またはその相補体の4,240~4,242位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号34に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号34またはその相補体の4,240~4,242位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号34に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号34またはその相補体の4,240~4,242位に対応する位置にUAAコドンを含む。
【0261】
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号35に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号35またはその相補体の3,594~3,596位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号35に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号35またはその相補体の3,594~3,596位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号35に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号35またはその相補体の3,594~3,596位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号35に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号35またはその相補体の3,594~3,596位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号35に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号35またはその相補体の3,594~3,596位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号35に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号35またはその相補体の3,594~3,596位に対応する位置にUAAコドンを含む。
【0262】
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号36に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号36またはその相補体の3,473~3,475位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号36に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号36またはその相補体の3,473~3,475位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号36に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号36またはその相補体の3,473~3,475位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号36に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号36またはその相補体の3,473~3,475位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号36に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号36またはその相補体の3,473~3,475位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号36に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号36またはその相補体の3,473~3,475位に対応する位置にUAAコドンを含む。
【0263】
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号37に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号37またはその相補体の3,602~3,604位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号37に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号37またはその相補体の3,602~3,604位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号37に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号37またはその相補体の3,602~3,604位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号37に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号37またはその相補体の3,602~3,604位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号37に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号37またはその相補体の3,602~3,604位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号37に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号37またはその相補体の3,602~3,604位に対応する位置にUAAコドンを含む。
【0264】
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号38に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号38またはその相補体の3,163~3,165位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号38に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号38またはその相補体の3,163~3,165位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号38に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号38またはその相補体の3,163~3,165位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号38に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号38またはその相補体の3,163~3,165位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号38に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号38またはその相補体の3,163~3,165位に対応する位置にUAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号38に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号38またはその相補体の3,163~3,165位に対応する位置にUAAコドンを含む。
【0265】
本明細書において、配列同一性の割合について言及される場合、より高い配列同一性の割合は、より低い配列同一性の割合よりも好ましい。
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号31を含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号31からなる。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号32を含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号32からなる。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号33を含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号33からなる。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号34を含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号34からなる。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号35を含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号35からなる。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号36を含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号36からなる。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号37を含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号37からなる。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号38を含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子は、配列番号38からなる。
【0266】
ARHGEF12参照型cDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号39に記載されている。配列番号39に示されるように、3,749位はアデニンである。配列番号39に示されるように、4,748位はアデニンである。配列番号39に示されるように、4,297位はグアニンである。
【0267】
別のARHGEF12参照型cDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号40に記載されている。配列番号40に示されるように、3,191位はアデニンである。配列番号40に示されるように、4,190位はアデニンである。配列番号40に示されるように、3,739位はグアニンである。
【0268】
別のARHGEF12参照型cDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号41に記載されている。配列番号41に示されるように、3,079位はアデニンである。配列番号41に示されるように、4,078位はアデニンである。配列番号41に示されるように、3,627位はグアニンである。
【0269】
別のARHGEF12参照型cDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号42に記載されている。配列番号42に示されるように、3,692位はアデニンである。配列番号42に示されるように、4,691位はアデニンである。配列番号42に示されるように、4,240位はグアニンである。
【0270】
別のARHGEF12参照型cDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号43に記載されている。配列番号43に示されるように、3,046位はアデニンである。配列番号43に示されるように、4,045位はアデニンである。配列番号43に示されるように、3,594位はグアニンである。
【0271】
別のARHGEF12参照型cDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号44に記載されている。配列番号44に示されるように、2,925位はアデニンである。配列番号44に示されるように、3,934位はアデニンである。配列番号44に示されるように、3,473位はグアニンである。
【0272】
別のARHGEF12参照型cDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号45に記載されている。配列番号45に示されるように、3,054位はアデニンである。配列番号45に示されるように、3,602位はグアニンである。
【0273】
別のARHGEF12参照型cDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号46に記載されている。配列番号46に示されるように、2,615位はアデニンである。配列番号46に示されるように、3,614位はアデニンである。配列番号46に示されるように、3,163位はグアニンである。
【0274】
3,749位のアデニン(配列番号39に示されるように)がチミンに置き換えられたARHGEF12バリアントcDNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号47に記載されている。
【0275】
3,191位のアデニン(配列番号40に示されるように)がチミンに置き換えられた別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号48に記載されている。
【0276】
3,079位のアデニン(配列番号41に示されるように)がチミンに置き換えられた別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号49に記載されている。
【0277】
3,692位のアデニン(配列番号42に示されるように)がチミンに置き換えられた別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号50に記載されている。
【0278】
3,046位のアデニン(配列番号43に示されるように)がチミンに置き換えられた別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号51に記載されている。
【0279】
2,925位のアデニン(配列番号44に示されるように)がチミンに置き換えられた別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号52に記載されている。
【0280】
3,054位のアデニン(配列番号45に示されるように)がチミンに置き換えられた別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号53に記載されている。
【0281】
2,615位のアデニン(配列番号46に示されるように)がチミンに置き換えられた別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号54に記載されている。
【0282】
4,748位のアデニン(配列番号39に示されるように)がグアニンに置き換えられたARHGEF12バリアントcDNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号55に記載されている。
【0283】
4,190位のアデニン(配列番号40に示されるように)がグアニンに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号56に記載されている。
【0284】
4,078位のアデニン(配列番号41に示されるように)がグアニンに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号57に記載されている。
【0285】
4,691位のアデニン(配列番号42に示されるように)がグアニンに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号58に記載されている。
【0286】
4,045位のアデニン(配列番号43に示されるように)がグアニンに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号59に記載されている。
【0287】
3,924位のアデニン(配列番号44に示されるように)がグアニンに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号60に記載されている。
【0288】
3,614位のアデニン(配列番号45に示されるように)がグアニンに置き換えられた、別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在する。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号61に記載されている。
【0289】
別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在し、4,297位のグアニン(配列番号39に示されるように)がチミンに置き換えられ、配列番号39の4,297~4,299位のGAAコドンが終止コドンTAAに置き換えられている。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号62に記載されている。
【0290】
別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在し、3,739位のグアニン(配列番号40に示されるように)がチミンに置き換えられ、配列番号40の3,739~3,741位のGAAコドンが終止コドンTAAに置き換えられている。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号63に記載されている。
【0291】
別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在し、3,627位のグアニン(配列番号41に示されるように)がチミンに置き換えられ、配列番号41の3,627~3,629位のGAAコドンが終止コドンTAAに置き換えられている。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号64に記載されている。
【0292】
別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在し、4,240位のグアニン(配列番号42に示されるように)がチミンに置き換えられ、配列番号42の4,240~4,242位のGAAコドンが終止コドンTAAに置き換えられている。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号65に記載されている。
【0293】
別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在し、3,594位のグアニン(配列番号43に示されるように)がチミンに置き換えられ、配列番号43の3,594~3,596位のGAAコドンが終止コドンTAAに置き換えられている。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号66に記載されている。
【0294】
別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在し、3,473位のグアニン(配列番号44に示されるように)がチミンに置き換えられ、配列番号44の3,473~3,475位のGAAコドンが終止コドンTAAに置き換えられている。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号67に記載されている。
【0295】
別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在し、3,602位のグアニン(配列番号45に示されるように)がチミンに置き換えられ、配列番号45の3,602~3,604位のGAAコドンが終止コドンTAAに置き換えられている。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号68に記載されている。
【0296】
別のARHGEF12バリアントcDNA分子が存在し、3,163位のグアニン(配列番号46に示されるように)がチミンに置き換えられ、配列番号46の3,163~3,165位のGAAコドンが終止コドンTAAに置き換えられている。このARHGEF12バリアントcDNA分子のヌクレオチド配列は、配列番号69に記載されている。
【0297】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなる単離されたcDNA分子も提供し、ヌクレオチド配列は、配列番号62またはその相補体の4,297位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含みかまたはそれからなり、ヌクレオチド配列は、配列番号62の4,297~4,299位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0298】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなる単離されたcDNA分子も提供し、ヌクレオチド配列は、配列番号63またはその相補体の3,379位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含みかまたはそれからなり、ヌクレオチド配列は、配列番号63の3,739~3,741位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0299】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなる単離されたcDNA分子も提供し、ヌクレオチド配列は、配列番号64またはその相補体の3,627位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含みかまたはそれからなり、ヌクレオチド配列は、配列番号64の3,627~3,629位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0300】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなる単離されたcDNA分子も提供し、ヌクレオチド配列は、配列番号65またはその相補体の4,240位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含みかまたはそれからなり、ヌクレオチド配列は、配列番号65の4,240~4,242位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0301】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなる単離されたcDNA分子も提供し、ヌクレオチド配列は、配列番号66またはその相補体の3,594位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含みかまたはそれからなり、ヌクレオチド配列は、配列番号66の3,594~3,596位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0302】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなる単離されたcDNA分子も提供し、ヌクレオチド配列は、配列番号67またはその相補体の3,473位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含みかまたはそれからなり、ヌクレオチド配列は、配列番号67の3,473~3,475位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0303】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなる単離されたcDNA分子も提供し、ヌクレオチド配列は、配列番号68またはその相補体の3,602位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含みかまたはそれからなり、ヌクレオチド配列は、配列番号68の3,602~3,604位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0304】
本開示はまた、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなる単離されたcDNA分子も提供し、ヌクレオチド配列は、配列番号69またはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含みかまたはそれからなり、ヌクレオチド配列は、配列番号69の3,163~3,165位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0305】
いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号62に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号62またはその相補体の4,297位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号62に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号62またはその相補体の4,297位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号62に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号62またはその相補体の4,297位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号62に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号62またはその相補体の4,297位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号62に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号62またはその相補体の4,297位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号62に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号62またはその相補体の4,297位に対応する位置にチミンを含む。
【0306】
いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号63に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号63またはその相補体の3,379位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号63に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号63またはその相補体の3,379位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号63に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号63またはその相補体の3,379位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号63に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号63またはその相補体の3,379位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号63に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号63またはその相補体の3,379位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号63に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号63またはその相補体の3,379位に対応する位置にチミンを含む。
【0307】
いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号64に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号64またはその相補体の3,627位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号64に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号64またはその相補体の3,627位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号64に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号64またはその相補体の3,627位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号64に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号64またはその相補体の3,627位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号64に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号64またはその相補体の3,627位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号64に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号64またはその相補体の3,627位に対応する位置にチミンを含む。
【0308】
いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号65と少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号65またはその相補体の4,240位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号65に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号65またはその相補体の4,240位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号65に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号65またはその相補体の4,240位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号65に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号65またはその相補体の4,240位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号65に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号65またはその相補体の4,240位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号65に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号65またはその相補体の4,240位に対応する位置にチミンを含む。
【0309】
いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号66に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号66またはその相補体の3,594位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号66に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号66またはその相補体の3,594位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号66に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号66またはその相補体の3,594位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号66に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号66またはその相補体の3,594位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号66に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号66またはその相補体の3,594位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号66に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号66またはその相補体の3,594位に対応する位置にチミンを含む。
【0310】
いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号67に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号67またはその相補体の3,473位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号67に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号67またはその相補体の3,473位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号67に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号67またはその相補体の3,473位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号67に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号67またはその相補体の3,473位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号67に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号67またはその相補体の3,473位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号67に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号67またはその相補体の3,473位に対応する位置にチミンを含む。
【0311】
いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号68に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号68またはその相補体の3,602位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号68に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号68またはその相補体の3,602位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号68に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号68またはその相補体の3,602位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号68に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号68またはその相補体の3,602位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号68に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号68またはその相補体の3,602位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号68に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号68またはその相補体の3,602位に対応する位置にチミンを含む。
【0312】
いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号69に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号69またはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号69に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号69またはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号69に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号69またはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号69に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号69またはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号69に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号69またはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号69に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号69またはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む。
【0313】
本明細書において、配列同一性の割合について言及される場合、より高い配列同一性の割合は、より低い配列同一性の割合よりも好ましい。
いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号62に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号62またはその相補体の4,297~4,299位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号62に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号62またはその相補体の4,297~4,299位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号62に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号62またはその相補体の4,297~4,299位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号62に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号62またはその相補体の4,297~4,299位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号62に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号62またはその相補体の4,297~4,299位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号62に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号62またはその相補体の4,297~4,299位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0314】
いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号63に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号63またはその相補体の3,739~3,741位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号63に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号63またはその相補体の3,739~3,741位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号63に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号63またはその相補体の3,739~3,741位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号63に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号63またはその相補体の3,739~3,741位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号63に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号63またはその相補体の3,739~3,741位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号63に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号63またはその相補体の3,739~3,741位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0315】
いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号64に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号64またはその相補体の3,627~3,629位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号64に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号64またはその相補体の3,627~3,629位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号64に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号64またはその相補体の3,627~3,629位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号64に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号64またはその相補体の3,627~3,629位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号64に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号64またはその相補体の3,627~3,629位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号64に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号64またはその相補体の3,627~3,629位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0316】
いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号65に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号65またはその相補体の4,240~4,242位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号65に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号65またはその相補体の4,240~4,242位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号65に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号65またはその相補体の4,240~4,242位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号65に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号65またはその相補体の4,240~4,242位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号65に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号65またはその相補体の4,240~4,242位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号65に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号65またはその相補体の4,240~4,242位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0317】
いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号66に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号66またはその相補体の3,594~3,596位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号66に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号66またはその相補体の3,594~3,596位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号66に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号66またはその相補体の3,594~3,596位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号66に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号66またはその相補体の3,594~3,596位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号66に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号66またはその相補体の3,594~3,596位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号66に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号66またはその相補体の3,594~3,596位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0318】
いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号67に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号67またはその相補体の3,473~3,475位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号67に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号67またはその相補体の3,473~3,475位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号67に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号67またはその相補体の3,473~3,475位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号67に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号67またはその相補体の3,473~3,475位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号67に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号67またはその相補体の3,473~3,475位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号67に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号67またはその相補体の3,473~3,475位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0319】
いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号68に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号68またはその相補体の3,602~3,604位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号68に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号68またはその相補体の3,602~3,604位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号68に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号68またはその相補体の3,602~3,604位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号68に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号68またはその相補体の3,602~3,604位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号68に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号68またはその相補体の3,602~3,604位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号68に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号68またはその相補体の3,602~3,604位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0320】
いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号69に対して少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号69またはその相補体の3,163~3,165位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号69に対して少なくとも約90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号69またはその相補体の3,163~3,165位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号69に対して少なくとも約92%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号69またはその相補体の3,163~3,165位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号69に対して少なくとも約94%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号69またはその相補体の3,163~3,165位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号69に対して少なくとも約96%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号69またはその相補体の3,163~3,165位に対応する位置にTAAコドンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号69に対して少なくとも約98%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含むかまたはそれからなり、配列番号69またはその相補体の3,163~3,165位に対応する位置にTAAコドンを含む。
【0321】
本明細書において、配列同一性の割合について言及される場合、より高い配列同一性の割合は、より低い配列同一性の割合よりも好ましい。
いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号62を含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号62からなる。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号63を含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号63からなる。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号64を含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号64からなる。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号65を含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号65からなる。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号66を含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号66からなる。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号67を含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号67からなる。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号68を含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号68からなる。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号69を含む。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、配列番号69からなる。
【0322】
いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子またはcDNA分子は、全体に満たないmRNAまたはcDNA配列を含む。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子またはcDNA分子は、本明細書に開示されるARHGEF12 mRNA分子またはcDNA分子のいずれかの少なくとも約5、少なくとも約8、少なくとも約10、少なくとも約12、少なくとも約15、少なくとも約20、少なくとも約25、少なくとも約30、少なくとも約35、少なくとも約40、少なくとも約45、少なくとも約50、少なくとも約60、少なくとも約70、少なくとも約80、少なくとも約90、少なくとも約100、少なくとも約200、少なくとも約300、少なくとも約400、少なくとも約500、少なくとも約600、少なくとも約700、少なくとも約800、少なくとも約900、少なくとも約1000、少なくとも約1100、少なくとも約1200、少なくとも約1300、少なくとも約1400、少なくとも約1500、少なくとも約1600、少なくとも約1700、少なくとも約1800、少なくとも約1900、または少なくとも約2000連続ヌクレオチドを含むか、またはそれからなる。いくつかの実施形態では、単離されたmRNA分子またはcDNA分子は、本明細書に開示されるARHGEF12 mRNA分子またはcDNA分子のいずれかの少なくとも約400~少なくとも約500連続ヌクレオチドを含むか、またはそれからなる。いくつかの実施形態では、単離されたcDNA分子は、本明細書に開示されるARHGEF12 mRNA分子またはcDNA分子のいずれかの少なくとも約1000~少なくとも約2000連続ヌクレオチドを含むか、またはそれからなる。
【0323】
いくつかの実施形態では、これらの単離されたmRNA分子は、配列番号31の4,297位に対応する位置にウラシル、配列番号32の3,739位に対応する位置にウラシル、配列番号33の3,627位に対応する位置にウラシル、配列番号34の4,240位に対応する位置にウラシル、配列番号35の3,594位に対応する位置にウラシル、配列番号36の3,473位に対応する位置にウラシル、配列番号37の3,602位に対応する位置にウラシル、または配列番号38の3,163位に対応する位置にウラシルを含む。
【0324】
いくつかの実施形態では、これらの単離されたcDNA分子は、配列番号62の4,297位に対応する位置にチミン、配列番号63の3,379位に対応する位置にチミン、配列番号64の3,627位に対応する位置にチミン、配列番号65の4,240位に対応する位置にチミン、配列番号66の3,594位に対応する位置にチミン、配列番号67の3,473位に対応する位置にチミン、配列番号68の3,602位に対応する位置にチミン、または配列番号69の3,163位に対応する位置にチミンを含む。
【0325】
ゲノム核酸分子、mRNA分子、及びcDNA分子は、任意の生物由来であり得る。例えば、ゲノム核酸分子、mRNA分子、及びcDNA分子は、ヒト、または別の生物、例えば、非ヒト哺乳動物、げっ歯類、マウス、もしくはラット由来のオーソログであり得る。集団内の遺伝子配列は、一塩基多型のような多型に起因して異なり得ることが理解される。本明細書で提供される例は、例示的な配列にすぎない。他の配列も可能である。
【0326】
本開示はまた、本明細書に開示される単離されたゲノム核酸分子、mRNA分子、またはcDNA分子のいずれかの断片を提供する。いくつかの実施形態では、断片は、本明細書に開示される核酸分子のいずれか、またはその任意の相補体の少なくとも約5、少なくとも約8、少なくとも約10、少なくとも約11、少なくとも約12、少なくとも約13、少なくとも約14、少なくとも約15、少なくとも約16、少なくとも約17、少なくとも約18、少なくとも約19、少なくとも約20、少なくとも約21、少なくとも約22、少なくとも約23、少なくとも約24、少なくとも約25、少なくとも約30、少なくとも約35、少なくとも約40、少なくとも約45、少なくとも約50、少なくとも約55、少なくとも約60、少なくとも約65、少なくとも約70、少なくとも約75、少なくとも約80、少なくとも約85、少なくとも約90、少なくとも約95、または少なくとも約100連続残基を含むか、またはそれからなる。いくつかの実施形態では、断片は、本明細書に開示される核酸分子のいずれか、またはその任意の相補体の少なくとも約20、少なくとも約25、少なくとも約30、または少なくとも約35連続残基を含むか、またはそれからなる。この点に関して、より長い断片が、より短い断片よりも好ましい。そのような断片を、例えば、本明細書に記載または例示されるプローブ、プライマー、改変特異的プローブ、または改変特異的プライマーとして使用してもよく、限定されないが、これには、プライマー、プローブ、アンチセンスRNA、shRNA、及びsiRNAが含まれ、これらの各々は、本明細書における他の箇所でより詳細に記載されている。
【0327】
また、本明細書では、開示される核酸分子と相互作用し得る機能性ポリヌクレオチドが提供される。機能性ポリヌクレオチドの例としては、アンチセンス分子、アプタマー、リボザイム、三重鎖形成分子、及び外部ガイド配列が挙げられるが、これらに限定されない。機能性ポリヌクレオチドは標的分子が有する特定の活性のエフェクター、阻害剤、モジュレーター、及び刺激剤として作用することができ、または機能性ポリヌクレオチドはいかなる他の分子とも無関係なデノボ活性を有し得る。
【0328】
本明細書で開示されている単離された核酸分子には、RNA、DNA、またはRNAとDNAの双方が含まれ得る。単離された核酸分子を、例えばベクターにおける異種核酸配列、または異種標識に連結させるか、または融合させることもできる。例えば、本明細書で開示されている単離された核酸分子を、単離された核酸分子と異種核酸配列とを含むベクター内に、またはそれらを含む外来性ドナー配列として存在させることができる。単離された核酸分子を異種標識に連結させるか、または融合させることもできる。標識は、直接検出可能(例えば、蛍光色素分子)であるか、または間接的に検出可能(例えば、ハプテン、酵素、または蛍光色素分子消光剤)であることができる。そのような標識は、分光学的、光化学的、生化学的、免疫化学的、または化学的な手段によって検出可能であることができる。そのような標識としては、例えば、放射性標識、顔料、染料、色原体、スピン標識、及び蛍光標識が挙げられる。標識はまた、例えば、化学発光物質、金属含有物質、または酵素であることもでき、その場合、酵素依存性の二次シグナル生成が生じる。用語「標識」はまた、複合化分子を基質と共に後で添加する場合に、これを使用して検出可能なシグナルが生成されるように、複合化分子に選択的に結合することができる「タグ」またはハプテンも指し得る。例えば、ビオチンをタグとして、そのタグに結合するための西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)のアビジン複合体またはストレプトアビジン複合体と共に使用し、比色測定基質(例えば、テトラメチルベンジジン(TMB))または蛍光発生基質を用いて試験し、HRPの存在を検出することができる。精製を促進するためのタグとして使用することができる例示的な標識としては、myc、HA、FLAGまたは3×FLAG、6×Hisまたはポリヒスチジン、グルタチオン-S-トランスフェラーゼ(GST)、マルトース結合タンパク質、エピトープタグ、または免疫グロブリンのFc部分が挙げられるが、これらに限定されない。多数の標識としては、例えば粒子、フルオロフォア、ハプテン、酵素、及びそれらの比色基質、蛍光発生基質、及び化学発光基質、ならびに他の標識が挙げられる。
【0329】
開示されている核酸分子は、例えば、ヌクレオチド、または、例えば、ヌクレオチド類似体もしくはヌクレオチド置換体などの非天然ヌクレオチドもしくは修飾ヌクレオチドを含み得る。そのようなヌクレオチドには、修飾された塩基、糖、またはリン酸基を含有するか、またはその構造における非天然部位を組み込んでいるヌクレオチドが含まれる。非天然ヌクレオチドの例には、ジデオキシヌクレオチド、ビオチン化、アミノ化、脱アミノ化、アルキル化、ベンジル化、及びフルオロフォア標識ヌクレオチドが含まれるがこれらに限定されない。
【0330】
本明細書に開示される核酸分子はまた、1つ以上のヌクレオチド類似体または置換体を含み得る。ヌクレオチド類似体は、塩基、糖、またはリン酸の部分のいずれかに対する修飾を含有するヌクレオチドである。塩基部分への修飾としては、A、C、G、及びT/Uの天然修飾及び合成修飾、ならびに異なるプリン塩基またはピリミジン塩基、例えば、シュードウリジン、ウラシル-5-イル、ヒポキサンチン-9-イル(I)、及び2-アミノアデニン-9-イルなどが挙げられるが、これらに限定されない。修飾塩基として、5-メチルシトシン(5-me-C)、5-ヒドロキシメチルシトシン、キサンチン、ヒポキサンチン、2-アミノアデニン、アデニン及びグアニンの6-メチル及び他のアルキル誘導体、アデニン及びグアニンの2-プロピル及び他のアルキル誘導体、2-チオウラシル、2-チオチミン及び2-チオシトシン、5-ハロウラシル及びシトシン、5-プロピニルウラシル及びシトシン、6-アゾウラシル、シトシン及びチミン、5-ウラシル(シュードウラシル)、4-チオウラシル、8-ハロ、8-アミノ、8-チオール、8-チオアルキル、8-ヒドロキシル及び他の8-置換アデニン及びグアニン、5-ハロ(例えば、5-ブロモなど)、5-トリフルオロメチル、ならびに他の5-置換ウラシル及びシトシン、7-メチルグアニン、7-メチルアデニン、8-アザグアニン、8-アザアデニン、7-デアザグアニン、7-デアザアデニン、3-デアザグアニン、ならびに3-デアザアデニンが挙げられるが、これらに限定されない。
【0331】
ヌクレオチド類似体にはまた、糖部位の修飾が含まれ得る。糖部位に対する修飾には、リボース及びデオキシリボースの天然修飾ならびに合成修飾が含まれるがこれらに限定されない。糖修飾には、2’位における以下の修飾:OH;F;O-、S-、もしくはN-アルキル;O-、S-、もしくはN-アルケニル;O-、S-、もしくはN-アルキニル;またはO-アルキル-O-アルキルが含まれるがこれらに限定されず、アルキル、アルケニル、及びアルキニルは、置換または非置換C1-10アルキルまたはC2-10アルケニル、及びC2-10アルキニルであり得る。例示的な2’糖修飾にはまた、-O[(CHO]CH、-O(CHOCH、-O(CHNH、-O(CHCH、-O(CH-ONH、及び-O(CHON[(CHCH)](n及びmは、独立して、1~約10である)が含まれるがこれらに限定されない。2’位置における他の修飾には、C1-10アルキル、置換低級アルキル、アルカリール、アラルキル、O-アルカリールまたはO-アラルキル、SH、SCH、OCN、Cl、Br、CN、CF、OCF、SOCH、SOCH、ONO、NO、N、NH、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルカリール、アミノアルキルアミノ、ポリアルキルアミノ、置換シリル、RNA切断基、レポーター基、インターカレーター、オリゴヌクレオチドの薬物動態特性を改善するための基、またはオリゴヌクレオチドの薬力学的特性を改善するための基、及び同様の特性を有する他の置換基が含まれるがこれらに限定されない。同様の修飾はまた、糖上の他の位置、特に3’末端ヌクレオチド上または2’-5’結合オリゴヌクレオチドにおける糖の3’位、及び5’末端ヌクレオチドの5’位で行われ得る。修飾された糖は、CH及びSのような架橋環酸素での修飾を含有するものも含むことができる。ヌクレオチド糖類似体はペントフラノシル糖の代わりにシクロブチル部分のような糖模放体を有することもできる。
【0332】
ヌクレオチド類似体はリン酸部分にて修飾することもできる。修飾されたリン酸部位には、2つのヌクレオチド間の結合が、ホスホロチオエート、キラルホスホロチオエート、ホスホロジチオエート、ホスホトリエステル、アミノアルキルホスホトリエステル、メチルホスホネート及び他のアルキルホスホネート(3’-アルキレンホスホネート及びキラルホスホネートを含む)、ホスフィネート、ホスホロアミデート(3’-アミノホスホロアミデート及びアミノアルキルホスホロアミデートを含む)、チオノホスホロアミデート、チオノアルキルホスホネート、チオノアルキルホスホトリエステル、ならびにボラノホスフェートを含有するように修飾され得るものが含まれるがこれらに限定されない。2つのヌクレオチド間のこれらのリン酸または修飾リン酸結合は、3’-5’結合または2’-5’結合を介するものであり得、結合は、3’-5’から5’-3’または2’-5’から5’-2’のような逆極性を含有し得る。種々の塩、混合塩、及び遊離酸の形態も含まれる。ヌクレオチド置換体にはペプチド核酸(PNA)も含まれる。
【0333】
いくつかの実施形態では、アンチセンス核酸分子はギャップマーであり、それによって5’末端及び3’末端の最初の1~7ヌクレオチドは、それぞれ2’-メトキシエチル(2’-MOE)修飾を有する。いくつかの実施形態では、5’末端及び3’末端の最初の5ヌクレオチドは、それぞれ2’-MOE修飾を有する。いくつかの実施形態では、5’末端及び3’末端の最初の1~7ヌクレオチドは、RNAヌクレオチドである。いくつかの実施形態では、5’末端及び3’末端の最初の5ヌクレオチドは、RNAヌクレオチドである。いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間の骨格結合のそれぞれは、ホスホロチオエート結合である。
【0334】
いくつかの実施形態では、siRNA分子は末端修飾を有する。いくつかの実施形態では、アンチセンス鎖の5’端は、リン酸化される。いくつかの実施形態では、加水分解することができない5’リン酸塩類似体(5’-(E)-ビニル-ホスホネートなど)が使用される。
【0335】
いくつかの実施形態では、siRNA分子は、骨格修飾を有する。いくつかの実施形態では、連続するリボースヌクレオシドを連結する修飾ホスホジエステル基は、siRNAの安定性及び生体内での生物学的利用能を高めることが示されている。ホスホジエステル結合の非エステル基(-OH、=O)を硫黄、ホウ素、またはアセテートと置き換えて、ホスホロチオエート、ボラノホスフェート、及びホスホノアセテート結合を得ることができる。加えて、ホスホジエステル基をホスホトリエステルで置換することにより、その負電荷を除去することによって、siRNAの細胞取り込み及び血清成分での保持を容易にすることができる。いくつかの実施形態では、siRNA分子は、糖修飾を有する。いくつかの実施形態では、糖は脱プロトン化され(エキソヌクレアーゼ及びエンドヌクレアーゼによって触媒される反応)、それによって2’-ヒドロキシルが求核剤として作用し、ホスホジエステル結合の隣接するリンを攻撃することができる。そのような代替物としては、2’-O-メチル、2’-O-メトキシエチル、及び2’-フルオロ修飾が挙げられる。
【0336】
いくつかの実施形態では、siRNA分子は塩基修飾を有する。いくつかの実施形態では、塩基は、シュードウリジン、5’-メチルシチジン、N6-メチルアデノシン、イノシン、及びN7-メチルグアノシンなどの修飾塩基で置換され得る。
【0337】
いくつかの実施形態では、siRNA分子は脂質に結合される。脂質はsiRNAの5’末端または3’末端に結合することができ、それらを血清リポタンパク質と会合させることにより、in vivoでの生物学的利用能を向上させることができる。代表的な脂質としては、コレステロール及びビタミンE、ならびに脂肪酸、例えば、パルミチン酸、及びトコフェロールが挙げられるが、これらに限定されない。
【0338】
いくつかの実施形態では、代表的なsiRNAは以下の式:
センス:mNmN/i2FN/mN/i2FN/mN/i2FN/mN/i2FN/mN/i2FN/mN/i2FN/mN/i2FN/mN/
i2FN/mN/32FN/
アンチセンス:/52FN//i2FN/mN/i2FN/mN/i2FN/mN/i2FN/mN/i2FN/mN/i2FN/mN/i2FN/mN/
i2FN/mN/i2FN/mN
を有し、式中、「N」は塩基であり、「2F」は2’-F修飾であり、「m」は2’-O-メチル修飾であり、「I」は内部塩基であり、「」はホスホロチオエート骨格結合である。
【0339】
本明細書に記載される実施形態のいずれかにおいて、阻害性核酸分子を、例えば、1~2時間の静脈内注入または皮下注射として投与してもよい。本明細書に記載される実施形態のいずれかにおいて、阻害性核酸分子を、約50mg~約900mg、約100mg~約800mg、約150mg~約700mg、または約175~約640mgの範囲の用量レベルで投与してもよい。(2.5~9.14mg/kg;ヒトの場合、体重70kgと仮定し、mg/kg用量に37を乗じることに基づくmg/kgからmg/m用量レベルへの換算に基づくと、92.5~338mg/m)。
【0340】
本開示はまた、本明細書に開示する核酸分子のうちのいずれか1つ以上を含むベクターを提供する。いくつかの実施形態では、ベクターは、本明細書に開示される核酸分子の任意の1つ以上及び異種核酸を含む。ベクターは、核酸分子を輸送することが可能なウイルスまたは非ウイルスベクターであり得る。いくつかの実施形態では、ベクターは、プラスミドまたはコスミド(例えば追加のDNAセグメントがライゲーションされ得る環状二本鎖DNAなど)である。いくつかの実施形態では、ベクターは、追加のDNAセグメントがウイルスゲノムにライゲーションされ得る、ウイルスベクターである。発現ベクターには、プラスミド、コスミド、レトロウイルス、アデノウイルス、アデノ随伴ウイルス(AAV)、植物ウイルス、例えば、カリフラワーモザイクウイルス及びタバコモザイクウイルス、酵母人工染色体(YAC)、エプスタイン・バー(EBV)由来エピソーム、及び当技術分野で公知の他の発現ベクターが含まれるが、これらに限定されない。
【0341】
哺乳動物宿主細胞発現のための所望の制御性配列には、例えば、哺乳動物細胞における高レベルのポリペプチド発現を誘導するウイルスエレメント、例えば、レトロウイルスLTR、サイトメガロウイルス(CMV)(例えば、CMVプロモーター/エンハンサーなど)、シミアンウイルス40(SV40)(例えば、SV40プロモーター/エンハンサーなど)、アデノウイルス(例えば、アデノウイルス主要後期プロモーター(AdMLP)など)、ポリオーマに由来するプロモーター及び/またはエンハンサーならびに強力な哺乳動物プロモーター、例えば、ネイティブ免疫グロブリンプロモーター及びアクチンプロモーターが含まれ得る。細菌細胞または真菌細胞(例えば、酵母細胞など)においてポリペプチドを発現させる方法もよく知られている。プロモーターは、例えば、構成的活性プロモーター、コンディショナルプロモーター、誘導性プロモーター、時間的に制限されるプロモーター(例えば、発生的に制御されるプロモーターなど)、または空間的に制限されるプロモーター(例えば、細胞特異的または組織特異的プロモーターなど)であり得る。
【0342】
核酸分子内のヌクレオチド配列またはポリペプチド内のアミノ酸配列の特定伸長部間の同一性の割合(または相補率)は、BLASTプログラム(基礎的ローカルアライメント検索ツール)及びPowerBLASTプログラム(Altschul et al.,J.Mol.Biol.,1990,215,403-410;Zhang and Madden,Genome Res.,1997,7,649-656)を使用して、またはSmith及びWatermanのアルゴリズム(Adv.Appl.Math.,1981,2,482-489)を使用するデフォルト設定を使用するGapプログラム(Wisconsin Sequence Analysis Package,Version 8 for UNIX(登録商標),Genetics Computer Group,University Research Park,Madison Wis.)を使用することによって慣例的に決定され得る。本明細書において、配列同一性の割合について言及される場合、より高い配列同一性の割合は、より低い配列同一性の割合よりも好ましい。
【0343】
本開示はまた、本明細書に開示される単離された核酸分子、ゲノム核酸分子、mRNA分子、及び/またはcDNA分子の任意の1つ以上を含む組成物を提供する。いくつかの実施形態では、組成物は医薬組成物である。いくつかの実施形態では、組成物は担体及び/または賦形剤を含む。担体の例としては、ポリ(乳酸)(PLA)ミクロスフェア、ポリ(D,L-乳酸-co-グリコール酸)(PLGA)ミクロスフェア、リポソーム、ミセル、逆ミセル、脂質コクリエート、及び脂質微小管が挙げられるが、これらに限定されない。担体は、PBS、HBSSなどのような緩衝化塩溶液を含んでもよい。
【0344】
本明細書で使用される場合、語句「に対応する」またはその文法的変形は、特定のヌクレオチドまたはヌクレオチド配列もしくは位置の付番に関して使用される場合、その特定のヌクレオチドまたはヌクレオチド配列を参照配列(例えば、配列番号1、配列番号8、または配列番号39)と比較した場合の指定された参照配列の付番を指す。言い換えれば、特定のポリマーの残基(例えば、ヌクレオチドまたはアミノ酸)の番号または残基(例えば、ヌクレオチドまたはアミノ酸)の位置は、その特定のヌクレオチドまたはヌクレオチド配列の範囲内でのその残基の実際の位置番号によってではなく、参照配列を基準として指定される。例えば、特定のヌクレオチド配列は、ギャップを導入して、2つの配列間の残基の一致を最適化することによって参照配列に対して並べることができる。これらの場合では、ギャップは存在するが、その特定のヌクレオチドまたはヌクレオチド配列における残基の付番はそれが並べられている参照配列を基準にして行われる。
【0345】
例えば、ヌクレオチド配列が配列番号2の132,939位に対応する位置にチミンを含む、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む核酸分子は、ARHGEF12ゲノム核酸分子のヌクレオチド配列を配列番号2の配列に対してアラインする場合、ARHGEF12配列が配列番号2の132,939位に対応する位置にチミン残基を有することを意味する。同様のことが、ヌクレオチド配列が配列番号16の3,749位に対応する位置にウラシルを含む、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むmRNA分子にも当てはまり、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むcDNA分子にも当てはまり、ヌクレオチド配列は配列番号47の3,749位に対応する位置にチミンを含む。言い換えれば、これらの語句は、ARHGEF12ポリペプチドをコードする核酸分子を指し、その場合、ゲノム核酸分子は、配列番号2の132,939位におけるチミン残基に相同であるチミン残基を含むヌクレオチド配列を有する(または、mRNA分子が、配列番号16の3,749位におけるウラシル残基に相同であるウラシル残基を含むヌクレオチド配列を有するか、またはcDNA分子が、配列番号47の3,749位におけるチミン残基に相同であるチミン残基を含むヌクレオチド配列を有する)。本明細書では、そのような配列は、ゲノム核酸分子に関して「Tyr973Phe改変を有するARHGEF12配列」もしくは「Tyr973Phe変異を有するARHGEF12配列」(またはmRNA分子に関して「A3,749U改変を有するARHGEF12配列」もしくは「A3,749U変異を有するARHGEF12配列」、cDNA分子に関して「A3,749T改変を有するARHGEF12配列」もしくは「A3,749T変異を有するARHGEF12配列」)とも称される。同じことが、本明細書に開示される他の全ての分子についても行われ得る。
【0346】
本明細書に記載されるように、配列番号2の132,939位に対応するARHGEF12ゲノム核酸分子内の位置は、例えば、特定のARHGEF12核酸分子のヌクレオチド配列と配列番号2のヌクレオチド配列との間で配列比較を行うことによって同定することができる。例えば、配列番号2の132,939位に対応するヌクレオチドの位置を同定するために配列比較を実施するために使用することができる様々なコンピューターアルゴリズムが存在する。例えば、NCBI BLASTアルゴリズム(Altschul et al.,Nucleic Acids Res.,1997,25,3389-3402)またはCLUSTALWソフトウェア(Sievers and Higgins,Methods Mol.Biol.,2014,1079,105-116)を使用することによって配列比較を実施してもよい。しかしながら、配列を手動でアラインすることもできる。
【0347】
ARHGEF12参照型ポリペプチドのアミノ酸配列は、配列番号70(アイソフォーム1)、配列番号71(アイソフォーム2)、配列番号72(アイソフォーム3)、及び配列番号73(アイソフォーム4)に記載されている。
【0348】
配列番号70(アイソフォーム1)に示されるように、ARHGEF12参照型ポリペプチドは、長さが1,544アミノ酸である。配列番号70に示されるように、973位はチロシンである。配列番号70に示されるように、1,306位はチロシンである。配列番号70に示されるように、1,156位はグルタミン酸である。
【0349】
配列番号71(アイソフォーム2)に示されるように、ARHGEF12参照型ポリペプチドは、長さが1,525アミノ酸である。配列番号71に示されるように、954位はチロシンである。配列番号71に示されるように、1,287位はチロシンである。配列番号71に示されるように、1,137位はグルタミン酸である。
【0350】
配列番号72(アイソフォーム3)に示されるように、ARHGEF12参照型ポリペプチドは、長さが1,441アミノ酸である。配列番号72に示されるように、870位はチロシンである。配列番号72に示されるように、1,203位はチロシンである。配列番号72に示されるように、1,053位はグルタミン酸である。
【0351】
配列番号73(アイソフォーム4)に示されるように、ARHGEF12参照型ポリペプチドは、長さが1,078アミノ酸である。配列番号73に示されるように、870位はチロシンである。
【0352】
ARHGEF12バリアントポリペプチドのセットが存在し、その場合、ARHGEF12参照型ポリペプチド(配列番号70、配列番号71、配列番号72、及び配列番号73を参照のこと)について上記で言及した位置のチロシンはフェニルアラニンに置き換えられる。配列番号74(Tyr973Phe;アイソフォーム1)に示されるように、973位はフェニルアラニンである。配列番号75(Tyr954Phe;アイソフォーム2)に示されるように、954位はフェニルアラニンである。配列番号76(Tyr870Phe-LONG;アイソフォーム3)に示されるように、870位はフェニルアラニンである。配列番号77(Tyr870Phe-SHORT;アイソフォーム4)に示されるように、870位はフェニルアラニンである。
【0353】
別のARHGEF12バリアントポリペプチドのセットが存在し、その場合、ARHGEF12参照型ポリペプチド(配列番号70、配列番号71、配列番号72、及び配列番号73を参照のこと)について上記で言及した位置のチロシンはシステインに置き換えられる。配列番号78(Tyr1306Cys;アイソフォーム1)に示されるように、1,306位はシステインである。配列番号79(Tyr1287Cys;アイソフォーム2)に示されるように、1,287位はシステインである。配列番号80(Tyr1203Cys;アイソフォーム3)に示されるように、1,203位はシステインである。
【0354】
別のARHGEF12バリアントポリペプチドのセットが存在し、その場合、参照ポリペプチド(配列番号70、配列番号71、配列番号72、及び配列番号73を参照のこと)をコードするARHGEF12参照型核酸分子について上記で言及した位置でグルタミン酸をコードするコドンは終止コドンに置き換えられる。配列番号81(Glu1156STOP;アイソフォーム1)に示されるように、ARHGEF12バリアントポリペプチドは、長さが1,155アミノ酸である。配列番号81に示されるように、ARHGEF12バリアントポリペプチドは、1,155位でトランケートされており、配列番号70の1,156位~1,544位に対応する位置にアミノ酸を含まない。配列番号82(Glu1137STOP;アイソフォーム2)に示されるように、ARHGEF12バリアントポリペプチドは、長さが1,136アミノ酸である。配列番号82に示されるように、ARHGEF12バリアントポリペプチドは、1,136位でトランケートされており、配列番号71の1,137位~1,525位に対応する位置にアミノ酸を含まない。配列番号83(Glu1053STOP;アイソフォーム3)に示されるように、ARHGEF12バリアントポリペプチドは、長さが1,052アミノ酸である。配列番号83に示されるように、ARHGEF12バリアントポリペプチドは、1,052位でトランケートされており、配列番号72の1,053位~1,441位に対応する位置にアミノ酸を含まない。
【0355】
本開示はまた、配列番号81と少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、もしくは少なくとも約99%同一であり、配列番号81の1,155位に対応する位置で終結するか、配列番号82と少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、もしくは少なくとも約99%同一であり、配列番号82の1,136位に対応する位置で終結するか、または配列番号83と少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、もしくは少なくとも約99%同一であり、配列番号83の1,052位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有する、単離されたヒトARHGEF12ポリペプチドを提供する。いくつかの実施形態では、単離されたヒトARHGEF12ポリペプチドは、配列番号81と少なくとも約90%同一であり、配列番号81の1,155位に対応する位置で終結するか、配列番号82と少なくとも約90%同一であり、配列番号82の1,136位に対応する位置で終結するか、または配列番号83と少なくとも約90%同一であり、配列番号83の1,052位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、単離されたヒトARHGEF12ポリペプチドは、配列番号81と少なくとも約92%同一であり、配列番号81の1,155位に対応する位置で終結するか、配列番号82と少なくとも約92%同一であり、配列番号82の1,136位に対応する位置で終結するか、または配列番号83と少なくとも約92%同一であり、配列番号83の1,052位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、単離されたヒトARHGEF12ポリペプチドは、配列番号81と少なくとも約94%同一であり、配列番号81の1,155位に対応する位置で終結するか、配列番号82と少なくとも約94%同一であり、配列番号82の1,136位に対応する位置で終結するか、または配列番号83と少なくとも約94%同一であり、配列番号83の1,052位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、単離されたヒトARHGEF12ポリペプチドは、配列番号81と少なくとも約96%同一であり、配列番号81の1,155位に対応する位置で終結するか、配列番号82と少なくとも約96%同一であり、配列番号82の1,136位に対応する位置で終結するか、または配列番号83と少なくとも約96%同一であり、配列番号83の1,052位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、単離されたヒトARHGEF12ポリペプチドは、配列番号81と少なくとも約98%同一であり、配列番号81の1,155位に対応する位置で終結するか、配列番号82と少なくとも約98%同一であり、配列番号82の1,136位に対応する位置で終結するか、または配列番号83と少なくとも約98%同一であり、配列番号83の1,052位に対応する位置で終結するアミノ酸配列を有する。
【0356】
いくつかの実施形態では、単離されたヒトARHGEF12ポリペプチドのアミノ酸配列は、配列番号81、配列番号82、または配列番号83を含む。いくつかの実施形態では、単離されたヒトARHGEF12ポリペプチドのアミノ酸配列は、配列番号81を含む。いくつかの実施形態では、単離されたヒトARHGEF12ポリペプチドのアミノ酸配列は、配列番号81、配列番号82、または配列番号83からなる。いくつかの実施形態では、単離されたヒトARHGEF12ポリペプチドのアミノ酸配列は、配列番号81からなる。
【0357】
いくつかの実施形態では、単離されたポリペプチドは、本明細書に開示されるARHGEF12ポリペプチドのいずれかの少なくとも約15、少なくとも約20、少なくとも約25、少なくとも約30、少なくとも約35、少なくとも約40、少なくとも約45、少なくとも約50、少なくとも約60、少なくとも約70、少なくとも約80、少なくとも約90、少なくとも約100、少なくとも約150、少なくとも約200、少なくとも約250、少なくとも約300、少なくとも約350、少なくとも約400、少なくとも約450、少なくとも約500、少なくとも約550、または少なくとも約600連続アミノ酸を含むか、またはそれからなる。いくつかの実施形態では、単離されたポリペプチドは、配列番号81の1,155位、配列番号82の1,136位、または配列番号83の1,052位に対応する位置で終結する。いくつかの実施形態では、単離されたポリペプチドは、配列番号81の1,155位に対応する位置で終結する。
【0358】
いくつかの実施形態では、単離されたポリペプチドは、本明細書に開示されるARHGEF12ポリペプチドのいずれかの、少なくとも約8、少なくとも約10、少なくとも約15、少なくとも約20、少なくとも約25、少なくとも約30、少なくとも約35、少なくとも約40、少なくとも約45、少なくとも約50、少なくとも約60、少なくとも約70、少なくとも約80、少なくとも約90、少なくとも約100、少なくとも約150、少なくとも約200、少なくとも約250、少なくとも約300、少なくとも約350、少なくとも約400、少なくとも約450、少なくとも約500、少なくとも約550、または少なくとも約600連続アミノ酸と、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、少なくとも約99%、または100%同一のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。いくつかの実施形態では、単離されたポリペプチドは、本明細書に開示されるARHGEF12ポリペプチドのいずれかの、少なくとも約8、少なくとも約10、少なくとも約15、少なくとも約20、少なくとも約25、少なくとも約30、少なくとも約35、少なくとも約40、少なくとも約45、少なくとも約50、少なくとも約60、少なくとも約70、少なくとも約80、少なくとも約90、少なくとも約100、少なくとも約150、少なくとも約200、少なくとも約250、少なくとも約300、少なくとも約350、少なくとも約400、少なくとも約450、少なくとも約500、少なくとも約550、または少なくとも約600連続アミノ酸と、少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、少なくとも約99%、または100%同一のアミノ酸配列を含むか、またはそれからなる。いくつかの実施形態では、単離されたポリペプチドは、配列番号81の1,155位、配列番号82の1,136位、または配列番号83の1,052位に対応する位置で終結する。いくつかの実施形態では、単離されたポリペプチドは、配列番号81の1,155位に対応する位置で終結する。
【0359】
本明細書に開示される単離されたポリペプチドは、天然のARHGEF12ポリペプチドのアミノ酸配列を含み得るか、または非天然の配列を含み得る。いくつかの実施形態では、天然の配列は、保存的アミノ酸置換により、非天然の配列とは異なり得る。例えば、その配列は、保存的アミノ酸置換を除き、同一であり得る。
【0360】
いくつかの実施形態では、単離されたポリペプチドは、非天然または修飾されたアミノ酸またはペプチド類似体を含む。例えば、天然のアミノ酸とは異なる機能性置換基を有する多数のD-アミノ酸またはアミノ酸が存在する。
【0361】
本開示はまた、本明細書に開示されるポリペプチドのいずれかをコードする核酸分子を提供する。これには、特定のポリペプチド配列に関連するすべての縮重配列(すなわち、1つの特定のポリペプチド配列をコードする配列を有するすべての核酸ならびにタンパク質配列の開示されるバリアント及び誘導体をコードする縮重核酸を含むすべての核酸)が含まれる。よって、各々の特定の核酸配列は、本明細書に記載されない場合があるが、事実上、ありとあらゆる配列が、開示されるポリペプチド配列を通して本明細書に開示及び記載される。
【0362】
本開示はまた、本明細書に開示される核酸分子の任意の1つ以上及び/またはポリペプチドの任意の1つ以上を含む組成物を提供する。いくつかの実施形態では、組成物は、担体を含む。担体の例には、ポリ(乳酸)(PLA)ミクロスフェア、ポリ(D,L-乳酸-co-グリコール酸)(PLGA)ミクロスフェア、リポソーム、ミセル、逆ミセル、脂質コクリエート、及び脂質微小管が含まれるが、これらに限定されない。
【0363】
本開示はまた、本明細書に開示するARHGEF12ポリペプチドまたはその断片のいずれかの生成方法を提供する。そのようなARHGEF12ポリペプチドまたはその断片は、任意の好適な方法によって生成することができる。
【0364】
本開示はまた、本明細書に開示される核酸分子の任意の1つ以上及び/またはポリペプチドの任意の1つ以上を含む細胞を提供する。細胞は、in vitro、ex vivo、またはin vivoであり得る。核酸分子は、コードされるタンパク質を生成するように発現するようにプロモーター及び他の制御性配列に連結され得る。
【0365】
いくつかの実施形態では、細胞は、分化全能性細胞または多能性細胞、例えば、胚性幹(ES)細胞、例えば、げっ歯類ES細胞、マウスES細胞、またはラットES細胞である。いくつかの実施形態では、細胞は、初代体細胞、または初代体細胞ではない細胞である。細胞は、任意の源からのものであり得る。例えば、細胞は、真核細胞、動物細胞、植物細胞、または真菌(例えば、酵母など)細胞であり得る。そのような細胞は、魚類細胞または鳥類細胞であり得るか、またはそのような細胞は、哺乳動物細胞、例えば、ヒト細胞、非ヒト哺乳動物細胞、げっ歯類細胞、マウス細胞、またはラット細胞であり得る。哺乳動物には、ヒト、非ヒト霊長類、サル、類人猿、ネコ イヌ、ウマ、雄ウシ、シカ、バイソン、ヒツジ、齧歯類(例えば、マウス、ラット、ハムスター、モルモットなど)、家畜(例えば、ウシ種、例えば、ウシ、雄の仔ウシなど;ヒツジ種、例えば、ヒツジ、ヤギなど;及びブタ種、例えば、ブタ及びイノシシなど)が含まれるが、これらに限定されない。用語「非ヒト動物」は、ヒトを排除する。
【0366】
添付の配列表に列挙されるヌクレオチド及びアミノ酸配列は、ヌクレオチド塩基の場合は標準的な文字略称、及びアミノ酸の場合3文字のコードを使用して示される。ヌクレオチド配列は、配列の5’末端での開始から3’末端の方に(すなわち、各配列において左から右に)進む標準的な慣例に従う。各ヌクレオチド配列の片方の鎖のみが示されているが、示されている鎖の参照によって相補鎖が含まれるものと理解される。アミノ酸配列は、配列のアミノ末端での開始からカルボキシ末端の方に(すなわち、各配列において左から右に)進む標準的な慣例に従う。
【0367】
本開示はまた、対象における緑内障及び/またはIOP上昇の治療に使用するための(または緑内障及び/またはIOP上昇を治療するための薬剤の調製における使用のための)緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤を提供し、対象は、本明細書に記載のヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするゲノム核酸分子、mRNA分子、及び/またはcDNA分子のいずれかを有する。緑内障及び/またはIOP上昇を治療または抑制する治療剤は、本明細書に記載の緑内障を治療または抑制する治療剤のいずれかであり得る。
【0368】
いくつかの実施形態では、対象は、i)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号2またはその相補体の132,939位に対応する位置にチミンを含む、前記ゲノム核酸分子、ii)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するmRNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号16もしくはその相補体の3,749位、配列番号17もしくはその相補体の3,191位、配列番号18もしくはその相補体の3,079位、配列番号19もしくはその相補体の3,692位、配列番号20もしくはその相補体の3,046位、配列番号21もしくはその相補体の2,925位、配列番号22もしくはその相補体の3,054位、または配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシルを含む、前記mRNA分子、iii)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するcDNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号47もしくはその相補体の3,749位、配列番号48もしくはその相補体の3,191位、配列番号49もしくはその相補体の3,079位、配列番号50もしくはその相補体の3,692位、配列番号51もしくはその相補体の3,046位、配列番号52もしくはその相補体の2,925位、配列番号53もしくはその相補体の3,054位、または配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミンを含む、前記cDNA分子、あるいはiv)配列番号74の973位、配列番号75の954位、配列番号76の870位、または配列番号77の870位に対応する位置にフェニルアラニンを含むARHGEF12ポリペプチドを含む。
【0369】
いくつかの実施形態では、対象は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミンを含む、前記ゲノム核酸分子、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するmRNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号16もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にウラシルを含む、前記mRNA分子、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するcDNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号47もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にチミンを含む、前記cDNA分子、または配列番号74の973位に対応する位置にフェニルアラニンを含むARHGEF12ポリペプチドを含む。
【0370】
いくつかの実施形態では、対象は、i)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号3またはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニンを含む、前記ゲノム核酸分子、ii)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するmRNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号24もしくはその相補体の4,748位、配列番号25もしくはその相補体の4,190位、配列番号26もしくはその相補体の4,078位、配列番号27もしくはその相補体の4,691位、配列番号28もしくはその相補体の4,045位、配列番号29もしくはその相補体の3,924位、または配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニンを含む、前記mRNA分子、iii)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するcDNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号55もしくはその相補体の4,748位、配列番号56もしくはその相補体の4,190位、配列番号57もしくはその相補体の4,078位、配列番号58もしくはその相補体の4,691位、配列番号59もしくはその相補体の4,045位、配列番号60もしくはその相補体の3,924位、または配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニンを含む、前記cDNA分子、あるいはiv)配列番号78の1,306位、配列番号79の1,287位、または配列番号80の1,203位に対応する位置にシステインを含むARHGEF12ポリペプチドを含む。
【0371】
いくつかの実施形態では、対象は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニンを含む、前記ゲノム核酸分子、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するmRNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号24もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニンを含む、前記mRNA分子、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するcDNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号55もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニンを含む、前記cDNA分子、または配列番号78の1,306位に対応する位置にシステインを含むARHGEF12ポリペプチドを含む。
【0372】
いくつかの実施形態では、対象は、i)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号4またはその相補体の141,048位に対応する位置にチミンを含む、前記ゲノム核酸分子、ii)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するmRNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む、前記mRNA分子、iii)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するcDNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む、前記cDNA分子、あるいはiv)配列番号81の1,155位、配列番号82の1,136位、または配列番号83の1,052位に対応する位置で終結するARHGEF12ポリペプチドを含む。
【0373】
いくつかの実施形態では、対象は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミンを含む、前記ゲノム核酸分子、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するmRNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号31もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシルを含む、前記mRNA分子、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するcDNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号62もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にチミンを含む、前記cDNA分子、または配列番号81の1,155位に対応する位置で終結するARHGEF12ポリペプチドを含む。
【0374】
いくつかの実施形態では、対象は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子を含み、その場合、ヌクレオチド配列は、配列番号5またはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニンを含む。
【0375】
いくつかの実施形態では、対象は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子を含み、その場合、ヌクレオチド配列は、配列番号6またはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシンを含む。
【0376】
いくつかの実施形態では、対象は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子を含み、その場合、ヌクレオチド配列は、配列番号7またはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む。
【0377】
本開示はまた、対象における緑内障及び/またはIOP上昇の治療に使用するための(または緑内障及び/またはIOP上昇を治療するための薬剤の調製における使用のための)ARHGEF12阻害剤を提供し、対象は、本明細書に記載のヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするゲノム核酸分子、mRNA分子、及び/またはcDNA分子のいずれかを有する。ARHGEF12阻害剤は、本明細書に記載のARHGEF12阻害剤のいずれかであり得る。
【0378】
いくつかの実施形態では、対象は、i)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号2またはその相補体の132,939位に対応する位置にチミンを含む、前記ゲノム核酸分子、ii)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するmRNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号16もしくはその相補体の3,749位、配列番号17もしくはその相補体の3,191位、配列番号18もしくはその相補体の3,079位、配列番号19もしくはその相補体の3,692位、配列番号20もしくはその相補体の3,046位、配列番号21もしくはその相補体の2,925位、配列番号22もしくはその相補体の3,054位、または配列番号23もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にウラシルを含む、前記mRNA分子、iii)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するcDNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号47もしくはその相補体の3,749位、配列番号48もしくはその相補体の3,191位、配列番号49もしくはその相補体の3,079位、配列番号50もしくはその相補体の3,692位、配列番号51もしくはその相補体の3,046位、配列番号52もしくはその相補体の2,925位、配列番号53もしくはその相補体の3,054位、または配列番号54もしくはその相補体の2,615位に対応する位置にチミンを含む、前記cDNA分子、あるいはiv)配列番号74の973位、配列番号75の954位、配列番号76の870位、または配列番号77の870位に対応する位置にフェニルアラニンを含むARHGEF12ポリペプチドを含む。
【0379】
いくつかの実施形態では、対象は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号2もしくはその相補体の132,939位に対応する位置にチミンを含む、前記ゲノム核酸分子、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するmRNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号16もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にウラシルを含む、前記mRNA分子、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するcDNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号47もしくはその相補体の3,749位に対応する位置にチミンを含む、前記cDNA分子、または配列番号74の973位に対応する位置にフェニルアラニンを含むARHGEF12ポリペプチドを含む。
【0380】
いくつかの実施形態では、対象は、i)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号3またはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニンを含む、前記ゲノム核酸分子、ii)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するmRNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号24もしくはその相補体の4,748位、配列番号25もしくはその相補体の4,190位、配列番号26もしくはその相補体の4,078位、配列番号27もしくはその相補体の4,691位、配列番号28もしくはその相補体の4,045位、配列番号29もしくはその相補体の3,924位、または配列番号30もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニンを含む、前記mRNA分子、iii)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するcDNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号55もしくはその相補体の4,748位、配列番号56もしくはその相補体の4,190位、配列番号57もしくはその相補体の4,078位、配列番号58もしくはその相補体の4,691位、配列番号59もしくはその相補体の4,045位、配列番号60もしくはその相補体の3,924位、または配列番号61もしくはその相補体の3,614位に対応する位置にグアニンを含む、前記cDNA分子、あるいはiv)配列番号78の1,306位、配列番号79の1,287位、または配列番号80の1,203位に対応する位置にシステインを含むARHGEF12ポリペプチドを含む。
【0381】
いくつかの実施形態では、対象は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号3もしくはその相補体の143,698位に対応する位置にグアニンを含む、前記ゲノム核酸分子、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するmRNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号24もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニンを含む、前記mRNA分子、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するcDNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号55もしくはその相補体の4,748位に対応する位置にグアニンを含む、前記cDNA分子、または配列番号78の1,306位に対応する位置にシステインを含むARHGEF12ポリペプチドを含む。
【0382】
いくつかの実施形態では、対象は、i)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号4またはその相補体の141,048位に対応する位置にチミンを含む、前記ゲノム核酸分子、ii)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するmRNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号31もしくはその相補体の4,297位、配列番号32もしくはその相補体の3,739位、配列番号33もしくはその相補体の3,627位、配列番号34もしくはその相補体の4,240位、配列番号35もしくはその相補体の3,594位、配列番号36もしくはその相補体の3,473位、配列番号37もしくはその相補体の3,602位、または配列番号38もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にウラシルを含む、前記mRNA分子、iii)ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するcDNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号62もしくはその相補体の4,297位、配列番号63もしくはその相補体の3,379位、配列番号64もしくはその相補体の3,627位、配列番号65もしくはその相補体の4,240位、配列番号66もしくはその相補体の3,594位、配列番号67もしくはその相補体の3,473位、配列番号68もしくはその相補体の3,602位、または配列番号69もしくはその相補体の3,163位に対応する位置にチミンを含む、前記cDNA分子、あるいはiv)配列番号81の1,155位、配列番号82の1,136位、または配列番号83の1,052位に対応する位置で終結するARHGEF12ポリペプチドを含む。
【0383】
いくつかの実施形態では、対象は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号4もしくはその相補体の141,048位に対応する位置にチミンを含む、前記ゲノム核酸分子、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するmRNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号31もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にウラシルを含む、前記mRNA分子、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するcDNA分子であって、そのヌクレオチド配列が、配列番号62もしくはその相補体の4,297位に対応する位置にチミンを含む、前記cDNA分子、または配列番号81の1,155位に対応する位置で終結するARHGEF12ポリペプチドを含む。
【0384】
いくつかの実施形態では、対象は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子を含み、その場合、ヌクレオチド配列は、配列番号5またはその相補体の73,039位に対応する位置にアデニンを含む。
【0385】
いくつかの実施形態では、対象は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子を含み、その場合、ヌクレオチド配列は、配列番号6またはその相補体の121,307位に対応する位置にシトシンを含む。
【0386】
いくつかの実施形態では、対象は、ヒトARHGEF12ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を有するゲノム核酸分子を含み、その場合、ヌクレオチド配列は、配列番号7またはその相補体の141,978位に対応する位置にシトシンを含む。
【0387】
上記または下記で引用されている特許文書、ウェブサイト、他の刊行物、受入番号などはすべて、個々の文献が具体的かつ個別に参照によってそのように援用されることが指示されている場合と同じ程度に、あらゆる目的のためにその全体が参照により援用される。配列の様々なバージョンが異なる時点での受入番号に関連付けられている場合、本出願の有効出願日での受入番号に関連付けられているバージョンを意味する。有効出願日とは、該当する場合、その受入番号について言及している実際の出願日または優先権主張出願の出願日のうちの早い方を意味する。同様に、異なるバージョンの刊行物、ウェブサイトなどが異なる時点で公開されている場合、特に指示されない限り、出願の有効出願日において最後に公開されたバージョンを意味するものとする。本開示のいずれの特徴、工程、要素、実施形態、または態様も、特に指示されない限り、任意の他の特徴、工程、要素、実施形態、または態様と組み合わせて使用することができる。明瞭性及び理解を目的として本開示を説明及び実例として多少詳細に説明してきたが、特定の変更及び改変が添付のクレームの範囲内で実施されてもよいことは明らかであろう。
【0388】
以下の実施例は、実施形態をさらに詳細に説明するために提供されている。これらは、特許請求する実施形態を例示することを意図しており、限定することを意図していない。以下の実施例は、本明細書に記載されている化合物、組成物、物品、装置及び/または方法がどのように作製され、かつ評価されるかについての開示及び説明を当業者に提供し、単に例示的なものであるように意図されており、いかなる特許請求の範囲も限定するようには意図されていない。数(例えば、量、温度など)については、精度を確保するように努めてきたが、ある程度の誤差及び偏差が考慮され得る。別途示されない限り、部は、重量部であり、温度は、℃または周囲温度であり、圧力は、大気圧または大気圧近傍である。
【実施例
【0389】
実施例1:ARHGEF12バリアント
UK Biobank及びGeisingerを含むいくつかのデータセットにわたってゲノムワイド及びエクソームワイドのメタ分析を実施し、ARHGEF12のバリアントと眼圧及び緑内障リスクとの関連性を特定した。眼圧上昇及び緑内障リスクの増加に関連する一般的なミスセンスバリアント(Tyr973Phe)を同定した(それぞれ図1A及び図1B)。ARHGEF12における予測される機能喪失バリアント(pLOF)の負荷と眼圧低下との関連性も特定した(図2)。ARHGEF12 pLOFバリアントとIOP低下との関連性は、ARHGEF12機能の喪失が緑内障を予防する可能性があることを示唆している。
【0390】
本明細書に記載されるものに加えて、記載される主題の様々な修正が、前述の記載から当業者には明らかとなるであろう。そのような修正はまた、添付の特許請求の範囲内に入ることが意図される。本出願で引用される各参考文献(学術誌記事、米国及び米国以外の特許、特許出願公開、国際特許出願公開、遺伝子バンク受入番号などを含むが、これらに限定されない)は、あらゆる目的のためにその全体が参照により本明細書に援用される。
図1A
図1B
図2
【配列表】
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【国際調査報告】