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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-30
(54)【発明の名称】エアロゾル供給システム
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/60 20200101AFI20240920BHJP
   A24F 40/53 20200101ALI20240920BHJP
   A24F 40/42 20200101ALI20240920BHJP
   A24F 23/00 20060101ALI20240920BHJP
【FI】
A24F40/60
A24F40/53
A24F40/42
A24F23/00
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024518350
(86)(22)【出願日】2022-08-10
(85)【翻訳文提出日】2024-05-10
(86)【国際出願番号】 GB2022052086
(87)【国際公開番号】W WO2023047078
(87)【国際公開日】2023-03-30
(31)【優先権主張番号】17/448,823
(32)【優先日】2021-09-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519138265
【氏名又は名称】ニコベンチャーズ トレーディング リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Nicoventures Trading Limited
【住所又は居所原語表記】Globe House, 1 Water Street,WC2R 3LA London,United Kingdom
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】モロニー, パトリック
(72)【発明者】
【氏名】ルーカン, ショーン
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA02
4B162AA22
4B162AB01
4B162AB12
4B162AB14
4B162AC13
4B162AC17
4B162AC34
4B162AC37
4B162AD06
4B162AD32
(57)【要約】
エアロゾル供給システム(300)において使用するための触覚インジケータ(200)。触覚インジケータ(200)は、所与のエアロゾル供給システム(1)に提供されてもよく、エアロゾル供給デバイス(2)とともに遡及的に使用されてもよく、エアロゾル供給デバイス(2)に取り付けられてもよい。触覚インジケータ(200)は、電気的に動作させられてもよく、もしくは機械的に動作させられてもよく、かつ/または使用中に静止したままであるように構成されてもよい。したがって、触覚インジケータ(200)は、特に視覚障害を有するユーザに対してエアロゾル供給システム(1)の操作を容易にし得る。
【選択図】 図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル供給システムであって、
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスと、
前記エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータと、
を備える、エアロゾル供給システム。
【請求項2】
前記エアロゾル供給デバイスが、前記エアロゾル供給デバイスの動作を制御するためのアクチュエータを備え、前記表示が、前記アクチュエータの位置を含む、請求項1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項3】
前記エアロゾル供給デバイスが、前記エアロゾル供給デバイスに電力を送達するための電気接続ポートを備え、前記表示が、前記電気接続ポートの位置を含む、請求項1または2に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項4】
前記表示が、前記エアロゾル供給デバイスがオンにされているか否かに関する表示を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項5】
前記触覚インジケータが、前記表示を提供するために第1の構成から第2の構成に変化するように構成されている、請求項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項6】
前記エアロゾル供給デバイスが、
第1の予め定められた基準が満たされていると決定したことに応答して、第1の信号を生成し、かつ
前記第1の信号を前記触覚インジケータに送信するように構成されており、
前記触覚インジケータが、前記触覚インジケータが前記第1の信号を受信したことに応答して、前記表示を提供するために、前記第1の構成から前記第2の構成に変化するように構成されている、
いずれかの請求項5に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項7】
前記第1の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給デバイスがオンにされていることを含み、前記表示が、前記エアロゾル供給デバイスがオンにされているという表示を含む、請求項6に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項8】
前記エアロゾル供給システムが、エアロゾル生成材料をエアロゾル化するためのエアロゾル生成器をさらに備え、前記第1の予め定められた基準が、前記エアロゾル生成器が動作させられているということを含み、前記表示が、前記エアロゾル生成器が動作させられているという表示を含む、請求項6または7に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項9】
前記エアロゾル供給システムが、エアロゾル生成材料をエアロゾル化するためのエアロゾル生成器をさらに備え、前記第1の予め定められた基準が、前記エアロゾル生成器が予め定められた温度を超えているということを含み、前記表示が、前記エアロゾル生成器が過熱しているという表示を含み、前記エアロゾル生成器が、加熱素子を備える、請求項6~8のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項10】
前記第1の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給デバイスが予め定められた温度を超えているということを含み、前記表示が、前記エアロゾル供給デバイスが過熱しているという表示を含む、請求項6~9のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項11】
前記エアロゾル供給デバイスが、
第2の予め定められた基準が満たされていると決定したことに応答して、第2の信号を生成し、かつ
前記第2の信号を前記触覚インジケータに送信するようにさらに構成されており、
前記触覚インジケータが、前記触覚インジケータが前記第2の信号を受信したことに応答して第3の構成を採用するように構成されており、前記第3の構成が、前記第1の構成および前記第2の構成とは異なる、請求項5~10のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項12】
前記触覚インジケータが、前記触覚インジケータを前記エアロゾル供給デバイスに取り付けるための接着面を備える、請求項1~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項13】
前記触覚インジケータが、前記エアロゾル供給デバイス上に位置している、請求項1~12のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項14】
前記触覚インジケータが、前記エアロゾル供給デバイスの外側面上に位置している、請求項1~13のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項15】
前記エアロゾル供給システムが、吸い口をさらに備え、前記触覚インジケータが、前記吸い口の表面上に位置している、請求項1~14のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項16】
前記触覚インジケータが、1つ以上の突出部および/または1つ以上の凹部をさらに備える、請求項1~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項17】
前記表示が、前記エアロゾルを生成するために使用されるエアロゾル化可能材料の香味を含む、請求項1~16のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項18】
前記エアロゾル供給システムが、前記エアロゾル供給デバイスと係合するように構成されたカートリッジをさらに備える、請求項1~17のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項19】
前記カートリッジが、吸い口をさらに備え、前記触覚インジケータが、前記吸い口の表面上に位置している、請求項18に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項20】
前記エアロゾル供給デバイスが、前記カートリッジが前記エアロゾル供給デバイスと係合することを可能にするために、前記カートリッジの一部分を受容するためのレセプタクルをさらに備える、請求項18または19に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項21】
前記カートリッジの前記一部分が、前記カートリッジの前記一部分が前記レセプタクル内に受容されたときに、前記レセプタクルによって覆われるように構成されている、請求項20に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項22】
前記触覚インジケータが、前記カートリッジの前記一部分上に位置している、請求項18~21のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項23】
前記表示が、前記カートリッジの動作または特性を含む、請求項18~22に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項24】
前記表示が、前記カートリッジが前記エアロゾル供給デバイスによって受容されているという表示を含む、請求項23に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項25】
前記触覚インジケータが、前記カートリッジが前記エアロゾル供給デバイスによって受容されていないときに第1の構成を採用するように構成されており、かつ前記カートリッジが前記エアロゾル供給デバイスによって受容されたときに前記第1の構成とは異なる第2の構成を採用するように構成されている、請求項18~24のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項26】
前記カートリッジが、第1のカートリッジであり、前記エアロゾル供給デバイスが、前記第1のカートリッジとは異なる第2のカートリッジを受容するようにさらに構成されており、
前記触覚インジケータが、前記第2のカートリッジが前記エアロゾル供給デバイスによって受容されたときに、前記第1の構成および前記第2の構成とは異なる第3の構成を採用するように構成されている、請求項25に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項27】
前記エアロゾル供給デバイスが、前記触覚インジケータを備える、請求項18~26のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項28】
前記カートリッジが、前記触覚インジケータを備える、請求項18~27のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項29】
前記エアロゾル供給システムが、前記触覚インジケータを前記エアロゾル供給システムに取り付けるための取付け手段を備える、請求項1~28のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項30】
前記触覚インジケータが、前記触覚インジケータを前記エアロゾル供給システムに取り付けるための取付け手段を備える、請求項1~29のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項31】
前記取付け手段が、ステッカーまたは接着物質を含む、請求項29または30に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項32】
前記取付け手段が、前記触覚インジケータを前記エアロゾル供給デバイスに取り付けるためのものである、請求項29~31のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項33】
前記触覚インジケータが、点字の表示を表示するように構成されている、請求項1~32のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項34】
前記触覚インジケータが、触覚ディスプレイを含む、請求項1~33のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項35】
エアロゾル供給システム用のカートリッジであって、前記エアロゾル供給システムが、前記カートリッジと、エアロゾル供給デバイスと、を備え、前記カートリッジが、
前記エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータを備える、
カートリッジ。
【請求項36】
エアロゾル供給デバイスの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータであって、前記触覚インジケータが、前記エアロゾル供給デバイスに取り付けられるように構成されており、
前記触覚インジケータが、前記触覚インジケータを前記エアロゾル供給デバイスに取り付けるための接着面を備える、
触覚インジケータ。
【請求項37】
前記接着面が、前記触覚インジケータを前記エアロゾル供給デバイスに解放可能に取り付けるように構成されている、請求項36に記載の触覚インジケータ。
【請求項38】
エアロゾル供給システムにおいてエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスであって、前記エアロゾル供給デバイスが、前記エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータをさらに備える、エアロゾル供給デバイス。
【請求項39】
エアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供する方法であって、前記方法が、
第1の予め定められた基準が満たされていることに応答して、触覚インジケータの構成を第1の構成から第2の構成に変更するステップを含む、
方法。
【請求項40】
前記方法が、
前記第1の予め定められた基準が満たされていると決定したことに応答して、第1の信号を生成するステップと、
前記触覚インジケータが前記第2の信号を受信したことに応答して、前記触覚インジケータの前記構成を前記第1の構成から前記第2の構成に変更するステップと、
をさらに含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
第2の予め定められた基準が満たされていると決定したことに応答して、第2の信号を生成するステップと、
前記触覚インジケータが前記第2の信号を受信したことに応答して、前記触覚インジケータの前記構成を変更して第3の位置を採用するステップと、
をさらに含み、前記第3の構成が、前記第1の構成および前記第2の構成とは異なる、
請求項39または40に記載の方法。
【請求項42】
前記方法が、
エアロゾル供給デバイスを介してカートリッジを受容するステップをさらに含み、前記第1の予め定められた基準が、前記カートリッジが前記エアロゾル供給デバイスによって受容されていることを含む、
請求項39~41のいずれか一項に記載の方法。
【請求項43】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスを備えるエアロゾル供給システムを改造する方法であって、前記方法が、
前記エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータを前記エアロゾル供給システムに取り付けるステップを含む、
方法。
【請求項44】
前記方法が、前記触覚インジケータからの接着面を介して前記触覚インジケータを前記エアロゾル供給システムに取り付けるステップを含む、請求項39~43のいずれか一項に記載の方法。
【請求項45】
噛みタバコ、スヌース、または経口製品などの新鮮な製品を保持するように構成された容器であって、前記容器が、前記新鮮な製品の特性の表示を提供するための触覚インジケータを備える、容器。
【請求項46】
前記触覚インジケータが、前記容器の外側面上に位置している、請求項45に記載の容器。
【請求項47】
前記特性が、前記新鮮な製品の香味を含む、請求項45または46に記載の容器。
【請求項48】
前記特性が、前記新鮮な製品の賞味期限を含む、請求項45~47のいずれか一項に記載の容器。
【請求項49】
前記特性が、前記新鮮な製品の種類を含む、請求項45~48のいずれか一項に記載の容器。
【請求項50】
開口部を介してアクセス可能な内部空間を画定する本体部分であって、前記本体部分が、底壁と、前記底壁の周縁から上方に延在する側壁と、を備える本体部分と、
前記本体部分にしっかりと取り外し可能に係合するように構成されたカバーと、
をさらに備える、請求項45~49のいずれか一項に記載の容器。
【請求項51】
前記本体部分または前記カバーのうちの少なくとも一方が、射出成形によって製造されている、請求項50に記載の容器。
【請求項52】
前記本体部分または前記カバーのうちの少なくとも一方が、ポリプロピレンを含む、請求項50または51に記載の容器。
【請求項53】
前記触覚インジケータが、前記カバーの外面上に位置している、請求項50~52のいずれか一項に記載の容器。
【請求項54】
前記触覚インジケータが、前記底壁の外面上に位置している、請求項50~53のいずれか一項に記載の容器。
【請求項55】
前記カバーが、
頂壁と、
前記頂壁の周縁から下方に延在する側壁と、をさらに備え、前記本体部分の前記側壁が、前記カバーの前記側壁と係合するように構成されている、
請求項50~54のいずれか一項に記載の容器。
【請求項56】
前記容器が、30mm~約50mmの深さを有する、請求項45~55のいずれか一項に記載の容器。
【請求項57】
前記触覚インジケータを前記容器に取り付けるための取付け手段をさらに備える、請求項45~56のいずれか一項に記載の容器。
【請求項58】
前記触覚インジケータが、前記容器の表面と一体的に形成されている、請求項45~57のいずれか一項に記載の容器。
【請求項59】
前記触覚インジケータが、前記容器の外側面と一体的に形成されている、請求項45~58のいずれか一項に記載の容器。
【請求項60】
前記触覚インジケータが、前記表示を点字で表示するように構成されている、請求項45~59のいずれか一項に記載の容器。
【請求項61】
前記触覚インジケータが、1つ以上の突出部および/または1つ以上の凹部をさらに備える、請求項45~60のいずれか一項に記載の容器。
【請求項62】
前記触覚インジケータが、前記容器の表面内に凹んでいる、請求項45~61のいずれか一項に記載の容器。
【請求項63】
前記触覚インジケータが、前記容器からの凹面上に位置している、請求項45~62のいずれか一項に記載の容器。
【請求項64】
前記容器内に前記新鮮な製品をさらに備える、請求項45~63のいずれか一項に記載の容器。
【請求項65】
前記容器が、手持ち式である、請求項45~64のいずれか一項に記載の容器。
【請求項66】
前記容器が、六角形状を有する、請求項45~65のいずれか一項に記載の容器。
【請求項67】
前記容器が、円筒形状を有する、請求項45~66のいずれか一項に記載の容器。
【請求項68】
前記触覚インジケータが、
前記新鮮な製品の第1の特性の第1の表示を提供するための第1の触覚インジケータと、
前記新鮮な製品の第2の特性の第2の表示を提供するための第2の触覚インジケータと、
を含む、請求項45~67のいずれか一項に記載の容器。
【請求項69】
前記第2の特性が、前記第1の特性とは異なる、請求項68に記載の容器。
【請求項70】
前記第2のインジケータが、前記第1のインジケータが位置する前記容器上の表面とは異なる前記容器の表面上に位置している、請求項68または69に記載の容器。
【請求項71】
前記第1および第2のインジケータが、前記容器の同じ表面上に位置している、請求項68または69に記載の容器。
【請求項72】
前記容器が、前記容器と同一の、別の第2の容器と積み重ね可能であるように構成されている、請求項45~71のいずれか一項に記載の容器。
【請求項73】
前記インジケータが、前記容器が前記第2の容器と積み重ねられる能力に影響を及ぼさない、請求項72に記載の容器。
【請求項74】
噛みタバコ、スヌース、または経口製品などの新鮮な製品を保持するように構成された容器であって、前記容器が、前記新鮮な製品の特性の表示を提供するための、発光材料から形成されたインジケータを備える、容器。
【請求項75】
前記インジケータが、前記容器の外面の面積の20%以下を占めるように構成されている、請求項45~74のいずれか一項に記載の容器。
【請求項76】
噛みタバコ、スヌース、または経口製品などの新鮮な製品を保持するように構成された容器の視認性を低照度条件下で高める方法であって、前記方法が、
発光材料から形成されたインジケータを前記容器に付与するステップを含み、前記インジケータが、前記新鮮な製品の特性の表示を提供するためのものである、
方法。
【請求項77】
前記インジケータを前記容器に付与するステップが、
前記インジケータからの接着面を前記容器に付与する工程を含む、
請求項76に記載の方法。
【請求項78】
前記容器が、
開口部を介してアクセス可能な内部空間を画定する本体部分であって、前記本体部分が、底壁と、前記底壁の周縁から上方に延在する側壁と、を備える本体部分と、
前記本体部分にしっかりと取り外し可能に係合するように構成されたカバーと、
を備え、
前記インジケータを前記容器に付与するステップが、
前記インジケータを前記容器の前記カバーに付与する工程を含む、
請求項76または77に記載の方法。

【発明の詳細な説明】
【分野】
【0001】
本開示は、ニコチン送達システム(例えば、電子シガレットなど)などであるが、これに限定されない、エアロゾル供給システムに関する。
【背景】
【0002】
電子エアロゾル供給システムは、電子シガレット(eシガレット)またはより一般にはエアロゾル供給デバイスを使用することが多い。このようなエアロゾル供給システムは、典型的には、典型的にはニコチンを含むが、必ずしもニコチンを含むとは限らない配合物を含有する流体もしくは液体のリザーバ、またはタバコベースの製品などの固体材料などの、エアロゾル化可能材料(エアロゾル生成材料とも呼ばれる)を包有し、そこから蒸気/エアロゾルが、例えば熱気化によって、ユーザによる吸入のために生成される。したがって、エアロゾル供給システムは、典型的には、エアロゾル化可能材料の一部分をエアロゾル化して蒸気を生成するように構成された気化器(エアロゾル生成器とも呼ばれる)、例えば、加熱素子を備える。
【0003】
蒸気が生成されると、蒸気は、香味材料を通過して蒸気に香味が加えられ得(エアロゾル化可能材料自体が香味付けされていなかった場合)、その後、(香味付けされた)蒸気は、今度はエアロゾル供給デバイスから吸い口を介してユーザに送達され得る。
【0004】
既存のエアロゾル供給システムおよび関連するエアロゾル供給デバイスの潜在的な欠点は、特に視覚障害を有する人々にとって、エアロゾル供給システムおよび/またはそこからの任意のエアロゾル供給デバイスの特定の特性または動作を判別することが困難であり得ることである。したがって、上述した問題のうちのいくつかに対処またはそれらを緩和するのを助けることを試みる様々な手法が本明細書に記載される。
【概要】
【0005】
特定の実施形態の第1の態様によれば、エアロゾル供給システムであって、
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスと、
エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータと、
を備える、エアロゾル供給システムが提供される。
【0006】
特定の実施形態の第2の態様によれば、エアロゾル供給システム用のカートリッジであって、エアロゾル供給システムが、カートリッジと、エアロゾル供給デバイスと、を備え、カートリッジが、
エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータを備える、
カートリッジが提供される。
【0007】
特定の実施形態の第3の態様によれば、エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータであって、触覚インジケータが、エアロゾル供給システムに取り付けられるように構成されており、
触覚インジケータが、触覚インジケータをエアロゾル供給システムに取り付けるための接着面を備える、触覚インジケータが提供される。
【0008】
特定の実施形態の第4の態様によれば、エアロゾル供給システムにおいてエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスであって、エアロゾル供給デバイスが、エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータをさらに備える、エアロゾル供給デバイスが提供される。
【0009】
特定の実施形態の第5の態様によれば、エアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供する方法であって、方法が、
第1の予め定められた基準が満たされていることに応答して、触覚インジケータの構成を第1の構成から第2の構成に変更することを含む、
方法が提供される。
【0010】
特定の実施形態の第6の態様によれば、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスを備えるエアロゾル供給システムを改造する方法であって、方法が、
エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータをエアロゾル供給システムに取り付けることを含む、
方法が提供される。
【0011】
特定の実施形態の第7の態様によれば、噛みタバコ、スヌース、または経口製品などの新鮮な製品を保持するように構成された容器であって、容器が、新鮮な製品の特性の表示を提供するための触覚インジケータを備える、容器が提供される。
【0012】
特定の実施形態の第8の態様によれば、噛みタバコ、スヌース、または経口製品などの新鮮な製品を保持するように構成された容器であって、容器が、新鮮な製品の特性の表示を提供するための、発光材料から形成されたインジケータを備える、容器が提供される。
【0013】
特定の実施形態の第9の態様によれば、噛みタバコ、スヌース、または経口製品などの新鮮な製品を保持するように構成された容器の視認性を低照度条件下で高める方法であって、方法が、
発光材料から形成されたインジケータを容器に適用することを含み、インジケータが、新鮮な製品の特性の表示を提供するためのものである、
方法が提供される。
【0014】
本発明の様々な態様に関連して上述した本発明の特徴および態様は、本明細書に記載の特定の組合せだけでなく、必要に応じて本発明の他の態様による本発明の実施形態にも等しく適用可能であり、それらと組み合わされ得ることが理解されよう。
【0015】
次に、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を単なる例として説明する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本開示の特定の実施形態による、カートリッジおよびエアロゾル供給デバイス(分離して示されている)を備えるエアロゾル供給システムを概略的に斜視図で示す。
図2図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの構成要素の分解斜視図を概略的に示す。
図3A図1のエアロゾル供給システムのカートリッジのハウジング部の1つの断面図を概略的に示す。
図3B図1のエアロゾル供給システムのカートリッジのハウジング部の別の断面図を概略的に示す。
図3C図1のエアロゾル供給システムのカートリッジのハウジング部のさらに別の断面図を概略的に示す。
図4A図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの隔壁要素の斜視図を概略的に示す。
図4B図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの隔壁要素の平面図を概略的に示す。
図5A図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの弾性プラグの1つの斜視図を概略的に示す。
図5B図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの弾性プラグの別の斜視図を概略的に示す。
図5C図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの弾性プラグの平面図を概略的に示す。
図6A図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの底部キャップの斜視図を概略的に示す。
図6B図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの底部キャップの平面図を概略的に示す。
図7図1から図6Bに示すものなどのエアロゾル供給システムに使用可能であり、かつ触覚インジケータを備えるエアロゾル供給システムの実施形態を概略的に示す。
図8図1から図6Bに示すものなどのエアロゾル供給システムに使用可能であり、かつ触覚インジケータを備えるエアロゾル供給システムの実施形態を概略的に示す。
図9A図1から図6Bに示すものなどのエアロゾル供給システムに使用可能であり、かつ触覚インジケータを備えるエアロゾル供給システムの実施形態を概略的に示し、概略的に示す。
図9B図9Aの開示に関連し、触覚インジケータを備える特定の実施形態を概略的に示す。
図9C図9Aの開示に関連し、触覚インジケータを備える特定の実施形態を概略的に示す。
図10図1から図6Bに示すものなどのエアロゾル供給システムに使用可能であり、かつ触覚インジケータを備えるエアロゾル供給システムの実施形態を概略的に示す。
図11】噛みタバコ、スヌース、または経口製品などの新鮮な製品を保持するように構成された容器であって、容器が、新鮮な製品の特性の表示を提供するための触覚インジケータなどのインジケータを備える、容器を概略的に示す。
【詳細な説明】
【0017】
特定の例および実施形態の態様および特徴は、本明細書で論述/記載される。特定の例および実施形態のいくつかの態様および特徴は、従来通りに実装されてもよく、これらは、簡潔にするために詳細に説明/記載されない。したがって、詳細に記載されていない本明細書で論述される装置および方法の態様および特徴は、そのような態様および特徴を実装するための任意の従来技術に従って実装され得ることが理解されよう。
【0018】
本開示は、非燃焼式エアロゾル供給システム(eシガレットなど)に関する。本開示によれば、「非燃焼式」エアロゾル供給システムは、ユーザへの送達を容易にするために、エアロゾル供給システムの構成エアロゾル化可能材料(またはその構成成分)が燃焼されない、または燃やされないシステムである。本明細書でエアロゾル生成材料またはエアロゾル前駆体材料とも呼ばれ得るエアロゾル化可能材料は、例えば、任意の他の方法で加熱、照射、または通電されたときにエアロゾルを生成することができる材料である。エアロゾル化可能材料はまた、いくつかの実施形態では、香味付けされてもよい。
【0019】
以下の説明全体を通して、「eシガレット」または「電子シガレット」という用語が時々使用されることがあるが、この用語はエアロゾル供給システムと言い換え可能に使用され得ることが理解されよう。電子シガレットは、ベイピングデバイスまたは電子ニコチン送達システム(END)としても知られる電子シガレットであるが、エアロゾル化可能材料中のニコチンの存在は必要条件ではないことに留意されたい。
【0020】
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給システムは、エアロゾル化可能材料の組合せを用いてエアロゾルを生成するように構成されたハイブリッドデバイスであり、エアロゾル化可能材料のうちの1つまたは複数が加熱され得る。いくつかの実施形態では、ハイブリッドデバイスは、液体またはゲルエアロゾル化可能材料および固体エアロゾル化可能材料を含む。固体エアロゾル化可能材料は、例えば、タバコまたは非タバコ製品を含み得る。
【0021】
典型的には、(非燃焼式)エアロゾル供給システムは、カートリッジ/消耗部品、およびカートリッジ/消耗部品と解放可能に係合するように構成された本体/再使用可能/エアロゾル供給デバイス部品を備え得る。
【0022】
エアロゾル供給システムには、その中の気化器に電力を供給するための手段が設けられ得、かつ気化されるエアロゾル化可能材料を受容するためのエアロゾル化可能材料輸送要素が設けられ得る。エアロゾル供給システムにはまた、エアロゾル化可能材料を収容するためのリザーバ、およびいくつかの実施形態では、エアロゾル供給システムから生成された蒸気を香味付けするための香味材料を収容するためのさらなるリザーバが設けられ得る。
【0023】
いくつかの実施形態では、気化器は、エアロゾル化可能材料から1つ以上の揮発性物質を放出して蒸気/エアロゾルを形成するように、エアロゾル化可能材料と相互作用することができるヒータ/加熱素子であり得る。いくつかの実施形態では、気化器は、加熱することなくエアロゾル化可能材料からエアロゾルを生成することができる。例えば、気化器は、例えば振動手段、機械的手段、加圧手段、または静電手段のうちの1つ以上を介して、エアロゾル化可能材料に熱を加えることなく、エアロゾル化可能材料から蒸気/エアロゾルを生成することが可能であり得る。
【0024】
いくつかの実施形態では、送達される物質は、活性成分、担体成分、および任意選択的に1つ以上の他の機能性成分を含み得るエアロゾル化可能材料であり得る。
【0025】
活性成分は、ユーザにおいて生理学的および/または嗅覚応答を達成するために、エアロゾル化可能材料に含まれる1つ以上の生理学的および/または嗅覚活性成分を含み得る。活性成分は、例えば、栄養補助食品、向知性薬、および向精神薬から選択され得る。活性成分は、天然に存在してもよく、または合成により得られてもよい。活性成分は、例えば、ニコチン、カフェイン、タウリン、テイン、B6もしくはB12もしくはCなどのビタミン、メラトニン、カンナビノイド、またはそれらの成分、誘導体、もしくは組合せを含み得る。活性成分は、タバコまたは別の植物性物質の成分、誘導体、または抽出物を含み得る。いくつかの実施形態では、活性成分は生理学的活性成分であり、ニコチン、ニコチン塩(例えば、ニコチンジタートレート/ニコチンビタートレート)、ニコチンを含まないタバコ代替物、カフェインなどの他のアルカロイド、またはそれらの混合物から選択され得る。
【0026】
いくつかの実施形態では、活性成分は嗅覚活性成分であり、地域の規制が許す場合には、成人消費者向けの製品に所望の味、香り、または他の体性感覚を作り出すために使用され得る「香味」および/または「香味料」から選択され得る。いくつかの実例では、そのような成分は、香味、香味料、香味材料、冷却剤、加熱剤、および/または甘味剤と呼ばれ得る。それらは、天然に存在する香味材料、植物性物質、植物性物質の抽出物、合成により得られた材料、またはそれらの組合せ(例えば、タバコ、大麻、甘草(リコリス)、アジサイ、オイゲノール、ホオノキの葉、カモミール、フェヌグリーク、チョウジ、カエデ、抹茶、メントール、ハッカ、アニシード(アニス)、シナモン、ターメリック、インディアンスパイス、アジアンスパイス、ハーブ、ウィンターグリーン、サクランボ、ベリー、レッドベリー、クランベリー、モモ、リンゴ、オレンジ、マンゴー、クレメンタイン、レモン、ライム、トロピカルフルーツ、パパイヤ、ルバーブ、ブドウ、ドリアン、ドラゴンフルーツ、キュウリ、ブルーベリー、クワ、柑橘類、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウイスキー、ジン、テキーラ、ラム、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、アロエベラ、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、サンダルウッド、ベルガモット、ゼラニウム、カート、ナスベイ、キンマ、シーシャ、マツ、ハニーエッセンス、バラ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、オレンジの花、サクラの花、カシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、フェンネル、ワサビ、ピーマン、ショウガ、コリアンダー、コーヒー、麻、ハッカ属のいずれかの種からのハッカ油、ユーカリ、スターアニス、ココア、レモングラス、ルイボス、亜麻、イチョウ、ハシバミ、ハイビスカス、月桂樹、マテ、オレンジの皮、バラ、緑茶もしくは紅茶などの茶、タイム、ビャクシン、ニワトコの花、バジル、ローリエ、クミン、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、レモンの皮、ミント、シソ、クルクマ、シラントロ、ギンバイカ、カシス、カノコソウ、ピメント、メース、ダミアン、マジョラム、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、チャイブ、カルヴィ、バーベナ、タラゴン、リモネン、チモール、カンフェン)、香味増強剤、苦味受容体部位遮断薬、感覚受容体部位活性化剤もしくは刺激剤、糖および/もしくは代替糖(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、シクラメート、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール、もしくはマンニトール)、ならびに木炭、クロロフィル、ミネラル、植物性物質、もしくは呼気清涼化剤などの他の添加剤を含み得る。それらは、模倣、合成、もしくは天然原材料、またはそれらのブレンドであってもよい。それらは、任意の好適な形態の、例えば、油などの液体、粉末などの固体、またはガスなどの、抽出物(例えば、甘草、アジサイ、ホオノキの葉、カモミール、フェヌグリーク、チョウジ、メントール、ハッカ、アニシード、シナモン、ハーブ、ウィンターグリーン、サクランボ、ベリー、モモ、リンゴ、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウイスキー、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、サンダルウッド、ベルガモット、ゼラニウム、ハニーエッセンス、バラ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、カシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、フェンネル、ピーマン、ショウガ、アニス、コリアンダー、コーヒー、もしくはハッカ属のいずれかの種からのハッカ油)、香味増強剤、苦味受容体部位遮断薬、感覚受容体部位活性化剤もしくは刺激剤、糖および/もしくは代替糖(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、シクラメート、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール、もしくはマンニトール)、ならびに木炭、クロロフィル、ミネラル、植物性物質、もしくは呼気清涼化剤などの他の添加剤のうちの1つ以上であり得る。それらは、模倣、合成、もしくは天然原材料、またはそれらのブレンドであってもよい。それらは、任意の好適な形態、例えば、油、液体、または粉末であり得る。
【0027】
いくつかの実施形態では、香味材料(香味)は、メントール、スペアミント、および/またはペパーミントを含み得る。いくつかの実施形態では、香味は、キュウリ、ブルーベリー、柑橘類、および/またはレッドベリーの香味構成成分を含む。いくつかの実施形態では、香味はオイゲノールを含む。いくつかの実施形態では、香味は、タバコから抽出された香味構成成分を含む。いくつかの実施形態では、香味は、感覚惹起剤を含み得、感覚惹起剤は、アロマまたは味覚神経に加えて、またはその代わりに、第5脳神経(三叉神経)の刺激によって通常化学的に誘発され、知覚される体性感覚を達成することが意図され、これらは、加熱、冷却、ヒリヒリ感、麻痺効果をもたらす薬剤を含み得る。好適な熱効果剤は、バニリルエチルエーテルであり得るが、これに限定されず、好適な冷却剤は、ユーカリプトール、WS-3であり得るが、これに限定されない。
【0028】
担体成分は、エアロゾルを形成することができる1つ以上の成分を含み得る。いくつかの実施形態では、担体成分は、グリセリン、グリセロール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、エリスリトール、メソエリスリトール、バニリン酸エチル、ラウリン酸エチル、スベリン酸ジエチル、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ジアセチン混合物、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸ベンジル、トリブチリン、酢酸ラウリル、ラウリン酸、ミリスチン酸、および炭酸プロピレンのうちの1つ以上を含み得る。
【0029】
1つ以上の他の機能性成分は、pH調整剤、着色剤、保存剤、結合剤、充填剤、安定剤、および/または酸化防止剤のうちの1つ以上を含み得る。
【0030】
上述したように、エアロゾル供給システム(eシガレット)は、再使用可能部品(本体またはエアロゾル供給デバイス)および交換可能な消耗品(カートリッジ)部品の両方を含むモジュール式アセンブリを備えることが多い。このタイプの2部品モジュール構成に適合するデバイスは、一般に2部品デバイスと呼ばれ得る。電子シガレットが実質的に細長い形状を有することも一般的である。具体例を提供するために、本明細書に記載の本開示の特定の実施形態は、消耗部品を使用するこの種の実質的に細長い2部品デバイスを備え得る。しかしながら、本明細書に記載の基本原理は、他の全体的な形状に適合するデバイスとして、例えば、典型的にはより箱型の形状を有するいわゆる箱型mod高性能デバイスに基づく、他の電子シガレット構成、例えば3つ以上の部品を備えるモジュール式デバイスにも等しく採用され得ることが理解されよう。
【0031】
したがって、以上のことから、図1を参照すると、本開示の特定の実施形態による例示的なエアロゾル供給システム(eシガレット)1の概略斜視図が示されている。電子シガレットの様々な態様の相対的位置に関する用語(例えば、上部、下部、上方、下方、頂部、底部などの用語)は、本明細書では、図1に示すような電子シガレットの向きに関連して使用される(別段に文脈がそうでないことを示さない限り)。しかしながら、これは単に説明を容易にするためのものであり、使用中の電子シガレットに任意の必要な向きがあることを示すことを意図するものではないことが理解されよう。
【0032】
eシガレット1(エアロゾル供給システム1)は、2つの主要な構成要素、すなわちカートリッジ2およびエアロゾル供給デバイス4を備える。エアロゾル供給デバイス4およびカートリッジ2は、図1では分離して示されているが、使用時に互いに結合される。
【0033】
カートリッジ2とエアロゾル供給デバイス4とは、それらの間に機械的および電気的接続を確立することによって結合される。機械的および電気的接続が確立される特定の様式は、本明細書に記載の原理にとって主に重要ではなく、従来技術に従って、例えば、適切に2つの部品間の電気的接続を確立するための適切に配置された電気コンタクト/電極を用いるねじ山、バヨネット、ラッチ式、または摩擦嵌合式の機械的固定に基づいて確立され得る。例えば、図1に示す電子シガレット1では、カートリッジは、吸い口端部52と、インターフェース端部54と、を備え、カートリッジのインターフェース端部のインターフェース端部部分6をエアロゾル供給デバイスの対応するレセプタクル8/受容セクション内に挿入することによってエアロゾル供給デバイスに結合される。カートリッジのインターフェース端部部分6は、レセプタクル8に緊密に嵌合し、カートリッジとエアロゾル供給デバイスとの間に解放可能な機械的係合を提供するために、レセプタクル8を画定するレセプタクル壁12の内側面内の対応する戻り止めと係合する突起56を含む。電気的接続は、カートリッジの底部上の一対の電気コンタクト(図1には図示せず)およびレセプタクル8のベース内の対応するばね付きコンタクトピン(図1には図示せず)を介してエアロゾル供給デバイスとカートリッジとの間に確立される。上述したように、電気的接続が確立される特定の様式は、本明細書に記載の原理にとって重要ではなく、実際には、いくつかの実施態様は、例えば、再使用可能部品からカートリッジへの電力の伝送が無線(例えば、電磁誘導技術に基づく)であり得るため、カートリッジとエアロゾル供給デバイスとの間に電気的接続を全く有さない場合がある。
【0034】
電子シガレット1(エアロゾル供給システム)は、長手方向軸線Lに沿って延在する実質的に細長い形状を有する。カートリッジがエアロゾル供給デバイスに結合されたとき、この例の電子シガレットの全長(長手方向軸線に沿って)は約12.5cmである。エアロゾル供給デバイスの全長は約9cmであり、カートリッジの全長は約5cmである(すなわち、カートリッジのインターフェース端部部分6とエアロゾル供給デバイスのレセプタクル8とが互いに結合されたときに、それらの間に約1.5cmの重なりがある)。電子シガレットは、略楕円形であり、電子シガレットの中央付近で最大であり、かつ端部に向かって湾曲して先細になっている断面を有する。電子シガレットの中央付近の断面は、約2.5cmの幅および約1.7cmの厚さを有する。カートリッジの端部は、約2cmの幅および約0.6mmの厚さを有するのに対して、電子シガレットの他端部は、約2cmの幅および約1.2cmの厚さを有する。電子シガレットの外側ハウジングは、この例ではプラスチックから形成されている。電子シガレットおよび電子シガレットを作製する材料の特定のサイズおよび形状は、本明細書に記載の原理にとって主に重要ではなく、異なる実施態様では異なり得ることが理解されよう。すなわち、本明細書に記載の原理は、異なるサイズ、形状、および/または材料を有する電子シガレットにも等しく採用され得る。
【0035】
エアロゾル供給デバイス4は、本開示の特定の実施形態によれば、エアロゾル供給デバイスの機能および一般的な構築技術の点で広く従来のものであり得る。図1の例では、エアロゾル供給デバイス4は、上述のようにカートリッジの端部を受容するためのレセプタクル8を画定するレセプタクル壁12を含むプラスチック外側ハウジング10を備える。この例のエアロゾル供給デバイス4の外側ハウジング10は、2つの部品間の滑らかな移行を提供するように、2つの部品のインターフェースにおいてカートリッジ2の形状およびサイズに適合する略楕円形の断面を有する。レセプタクル8およびカートリッジ2の端部部分6は、180°回転したときに対称であるため、カートリッジを2つの異なる向きでエアロゾル供給デバイス内に挿入することができる。レセプタクル壁12は、2つのエアロゾル供給デバイス空気入口開口部14(すなわち、壁内の孔)を含む。これらの開口部14は、カートリッジがエアロゾル供給デバイスに結合されたときにカートリッジの空気入口50と整列するように位置決めされている。開口部14の異なる一方は、異なる向きでカートリッジの空気入口50と整列する。いくつかの実施態様では、カートリッジが1つの向きでのみエアロゾル供給デバイスに結合可能であるように回転対称性を有さない場合があり、一方、他の実施態様では、カートリッジがより多くの向きでエアロゾル供給デバイスに結合可能であるようにより高度な回転対称性を有する場合があることが理解されよう。
【0036】
エアロゾル供給デバイスは、電子シガレットに動作電力を供給するためのバッテリー16と、電子シガレットの動作を制御および監視するための制御回路18と、ユーザ入力ボタン20と、インジケータライト22と、充電ポート24と、をさらに備える。
【0037】
この例におけるバッテリー16は、再充電可能であり、例えば、電子シガレットおよび比較的短期間にわたって比較的高い電流の供給を必要とする他の用途において標準的に使用される種類の従来型のものであり得る。バッテリー16は、例えばUSBコネクタを備え得る充電ポート24を介して再充電され得る。
【0038】
この例における入力ボタン20は、例えば、下にある回路内の電気コンタクトを確立するためにユーザによって押され得る、ばね上に装着された構成要素を備える従来の機械的ボタンである。これに関して、入力ボタンは、例えばエアロゾル生成をトリガするために、ユーザ入力を検出するための入力デバイスとみなされ得、ボタンが実装される特定の様式は重要ではない。例えば、他の実施態様では、他の形態の機械的ボタンまたはタッチ感知ボタン(例えば、容量性もしくは光検知技術に基づく)が使用されてもよく、またはボタンがなくてもよく、デバイスはエアロゾル生成をトリガするためにパフ検出器に依存し得る。
【0039】
インジケータライト22は、電子シガレットに関連する様々な特性、例えば動作状態(例えば、オン/オフ/スタンバイ)の表示、およびバッテリー寿命または故障状態などの他の特性の視覚的表示をユーザに与えるために設けられている。異なる特性は、例えば、一般の従来技術に従って、異なる色および/または異なるフラッシュシーケンスによって表示され得る。
【0040】
制御回路18は、電子シガレットを制御するための確立された技術に沿って、電子シガレットの動作を制御して従来の動作機能を提供するように好適に構成/プログラムされている。制御回路(プロセッサ回路)18は、電子シガレットの動作の異なる態様に関連する様々なサブユニット/回路要素を論理的に備えるとみなされ得る。例えば、異なる実施態様で提供される機能に応じて、制御回路18は、ユーザ入力に応答してバッテリー/電源からカートリッジへの電力の供給を制御するための電源制御回路、ユーザ入力に応答して構成設定(例えば、ユーザ定義の電力設定)を確立するためのユーザプログラミング回路、ならびに本明細書に記載の原理ならびにインジケータライトディスプレイ駆動回路およびユーザ入力検出回路などの電子シガレットの従来の動作態様による他の機能ユニット/回路関連機能を含み得る。制御回路18の機能は、例えば、所望の機能を提供するように構成された1つ以上の好適にプログラムされたプログラマブルコンピュータおよび/または1つ以上の好適に構成された特定用途向け集積回路/回路/チップ/チップセットを使用して、様々な異なる方法で提供され得ることが理解されよう。
【0041】
図2は、(長手方向軸線Lに沿って分解された)カートリッジ2の分解概略斜視図である。カートリッジ2は、ハウジング部32と、空気チャネルシール34と、隔壁要素36と、出口管38と、気化器/加熱素子40と、エアロゾル化可能材料輸送要素42と、プラグ44と、コンタクト電極46を有する端部キャップ48と、を備える。図3から図6は、これらの構成要素のうちのいくつかをより詳細に概略的に示す。
【0042】
図3Aは、ハウジング部32が最も薄い場所の、長手方向軸線Lを通るハウジング部32の概略切欠図である。図3Bは、ハウジング部32が最も幅広である場所の、長手方向軸線Lを通るハウジング部32の概略切欠図である。図3Cは、インターフェース端部54からの長手方向軸線Lに沿ったハウジング部の概略図である(すなわち、図3Aおよび図3Bの向きで下から見た図である)。
【0043】
図4Aは、隔壁要素36を下から見た概略斜視図である。図4Bは、下から見た隔壁要素36の上部の概略断面図である。
【0044】
図5Aは、プラグ44の上方からの概略斜視図であり、図5Bは、プラグ44の下方からの概略斜視図である。図5Cは、カートリッジの吸い口端部52から見た長手方向軸線Lに沿ったプラグ44の概略図である(すなわち、図1および図2の向きに対して上から見た図である)。
【0045】
図6Aは、端部キャップ48の上方からの概略斜視図である。図6Bは、カートリッジの吸い口端部52から(すなわち、上方から)見た長手方向軸線Lに沿った端部キャップ48の概略図である。
【0046】
この例のハウジング部32は、この例ではポリプロピレンの単一の成形品から形成されたハウジング外壁64およびハウジング内管62を備える。ハウジング外壁64は、カートリッジ2の外観を画定し、ハウジング内管62は、カートリッジを通る空気チャネルの一部を画定する。ハウジング部は、カートリッジのインターフェース端部54で開口しており、ハウジング内管62と流体連通する吸い口開口部/エアロゾル出口60を除いて、カートリッジの吸い口端部52で閉鎖している。ハウジング部32は、側壁内に、カートリッジのための空気入口50を提供する開口部を含む。この例における空気入口50は、約2mmの面積を有する。ハウジング部32の外壁64の外面は、カートリッジとエアロゾル供給デバイスとの間に解放可能な機械的係合を提供するために、レセプタクル8を画定するレセプタクル壁12の内側面内の対応する戻り止めと係合する上述の突起56を含む。ハウジング部の外壁64の内面は、カートリッジが組み立てられたときに隔壁要素36を長手方向軸線Lに沿って位置付けするための当接ストッパーを提供するように作用するさらなる突起66を含む。ハウジング部32の外壁64は、カートリッジが組み立てられたときに端部キャップをハウジング部に固定するために、端部キャップ内の対応するラッチ突出部70を受容するように配置されたラッチ凹部68を提供する孔をさらに備える。
【0047】
ハウジング部32の外壁64は、空気入口50と流体連通する間隙76を画定する二重壁セクション74を含む。間隙76は、カートリッジを通る空気チャネルの一部分を提供する。この例では、ハウジング部32の二重壁セクション74は、間隙が、長手方向軸線に対して平行なハウジング外壁64内を通る空気チャネルを画定し、かつ長手方向軸線に対して垂直な平面内の断面が約3mmであるように配置されている。ハウジング部の二重壁セクションによって画定された空気チャネル76の間隙/部分は、ハウジング部32の開口端部まで下方に延在する。
【0048】
空気チャネルシール34は、一般に貫通孔80を有する管の形態のシリコーン成形品である。空気チャネルシール34の外壁は、円周方向隆起部84および上部カラー82を含む。空気チャネルシール34の内壁も円周方向隆起部を含むが、これらは図2では見えない。カートリッジが組み立てられたとき、空気チャネルシール34は、ハウジング内管62の端部が部分的に空気チャネルシール34の貫通孔80内に延在する状態でハウジング内管62に装着されている。空気チャネルシールの貫通孔80は、空気チャネルシールの弛緩状態で約5.8mmの直径を有するが、ハウジング内管62の端部は約6.2mmの直径を有し、それにより、空気チャネルシール34がハウジング内管62を受け入れるように伸張されたときにシールが形成される。このシールは、空気チャネルシール34の内面上の隆起部によって促進される。
【0049】
出口管38は、例えばANSI 304ステンレス鋼またはポリプロピレン製の、約8.6mmの内径および約0.2mmの壁厚を有する管状セクションを備える。出口管38の底端部は、一対の直径方向に対向するスロット88を含み、各スロットの端部は半円形の凹部90を有する。カートリッジが組み立てられたとき、出口管38は空気チャネルシール34の外面に乗る。空気チャネルシールの外径は、空気チャネルシールの弛緩状態で約9.0mmであり、それにより、空気チャネルシール34が圧縮されて出口管38の内側に嵌合するときにシールが形成される。このシールは、空気チャネルシール34の外面上の隆起部84によって促進される。空気チャネルシール34上のカラー80は、出口管38のためのストッパーを提供する。
【0050】
エアロゾル化可能材料輸送要素42は毛細管芯を含み、気化器(エアロゾル生成器)40は、毛細管芯の周りに巻かれた抵抗線ヒータを備える。毛細管芯の周りに巻かれた抵抗線の部分に加えて、気化器は、プラグ44内の孔を通過して端部キャップ54に装着されたコンタクト電極46に至る電気リード線41を備え、それにより、カートリッジがエアロゾル供給デバイスに接続されたときに確立される電気的インターフェースを介して気化器に電力を供給することが可能になる。気化器リード線41は、毛細管芯の周りに巻かれた抵抗線と同じ材料を含んでもよく、または毛細管芯の周りに巻かれた抵抗線に接続された異なる材料(例えば、低抵抗材料)を含んでもよい。この例では、ヒータコイル40はニッケル鉄合金ワイヤを含み、芯42はガラス繊維束を含む。気化器およびエアロゾル化可能材料輸送要素は、任意の従来技術に従って設けられてもよく、異なる形態および/または異なる材料を含んでもよい。例えば、いくつかの実施態様では、芯は繊維状または固体のセラミック材料を含んでもよく、ヒータは異なる合金を含んでもよい。他の例では、ヒータおよび芯は、例えば多孔質で抵抗性のある材料の形態で組み合わされ得る。より一般には、特定の性質のエアロゾル化可能材料輸送要素および気化器は、本明細書に記載の原理にとって主に重要ではないことが理解されよう。
【0051】
カートリッジが組み立てられたとき、芯42は出口管38の半円形の凹部90内に受容され、その結果、その周りに加熱コイルが巻かれた芯の中央部分は出口管の内側にあり、一方、芯の端部部分は出口管38の外側にある。
【0052】
この例のプラグ44は、シリコーンの単一の成形品を含み、弾性であり得る。プラグは、ベース部100を備え、外壁102がベース部100から上方に(すなわち、カートリッジの吸い口端部に向かって)延在する。プラグは、ベース部100から上方に延在し、かつベース部100を通る貫通孔106を取り囲む内壁104をさらに備える。
【0053】
プラグ44の外壁102は、ハウジング部32の内面に適合し、それによって、カートリッジが組み立てられたときに、プラグイン44がハウジング部32とシールを形成する。プラグ44の内壁104は、出口管38の内面に適合し、それによって、カートリッジが組み立てられたときに、プラグ44もまた出口管38とシールを形成する。内壁104は、一対の直径方向に対向するスロット108を含み、各スロットの端部は半円形の凹部110を有する。内壁104内の各スロットの底部から外側に(すなわち、カートリッジの長手方向軸線から離れる方向に)延在しているのは、カートリッジが組み立てられたときにエアロゾル化可能材料輸送要素42のセクションを受容するように成形されたクレードルセクション112である。プラグ44の内壁によって設けられたスロット108および半円形の凹部110と、出口管38のスロット88および半円形の凹部90とは、出口管38内のスロット88がクレードル112のそれぞれを受け入れ、出口管およびプラグ内のそれぞれの半円形の凹部が協働してエアロゾル化可能材料輸送要素が通過する孔を画定するように整列されている。エアロゾル化可能材料輸送要素が通過する半円形の凹部によって設けられた孔のサイズは、エアロゾル化可能材料輸送要素のサイズおよび形状に緊密に対応するが、わずかにより小さいため、プラグ44の弾性によってある程度の圧縮がもたらされる。これにより、毛細管作用によって輸送されないエアロゾル化可能材料が開口部を通過することができる程度を制限しながら、エアロゾル化可能材料が毛細管作用によってエアロゾル化可能材料輸送要素に沿って輸送されることが可能になる。上述したように、プラグ44は、カートリッジが組み立てられたときに気化器のコンタクトリード線41が通過するベース部100内にさらなる開口部114を含む。プラグのベース部の底部は、ベース部の底部の残りの表面と端部キャップ48との間のオフセットを維持するスペーサ116を含む。これらのスペーサ116は、気化器の電気コンタクトリード線41が通過する開口部114を含む。
【0054】
端部キャップ48は、一対の金メッキされた銅電極ポスト46がその中に取り付けられたポリプロピレン成形品を備える。
【0055】
端部キャップの底部側の電極ポスト44の端部は、端部キャップ48によって設けられたカートリッジのインターフェース端部54とほぼ同一平面にある。これらは、カートリッジ2が組み立てられエアロゾル供給デバイス4に接続されたときに、エアロゾル供給デバイス4内の対応して整列されたばね上コンタクトが接続する電極の部分である。カートリッジの内側の電極ポストの端部は、端部キャップ48から離れてコンタクトリード線41が通過するプラグ44内の孔114内に延在する。電極ポストは、孔114に対してわずかにサイズが大きく、プラグ内の孔114への挿入を容易にするためにそれらの上端部に面取り部を含み、プラグによって気化器のコンタクトリード線との圧接状態が維持される。
【0056】
端部キャップは、ベースセクション124と、ハウジング部32の内面に適合する直立壁120と、を有する。端部キャップ48の直立壁120はハウジング部32内に挿入され、その結果、カートリッジが組み立てられたときに、ラッチ突出部70がハウジング部32内のラッチ凹部68と係合して端部キャップ48をハウジング部にスナップ嵌合する。端部キャップ48の直立壁120の頂部はプラグ44の周縁部に当接し、プラグ上のスペーサ116の下部面もまたプラグのベースセクション124に当接し、それにより、端部キャップ48がハウジング部に取り付けられたときに弾性部分44を押圧してそれをわずかに圧縮した状態に維持する。
【0057】
端部キャップ48のベース部分124は、カートリッジのインターフェース端部のハウジング部の外壁の厚さに対応する厚さを有する、直立壁112の基部を越えた周縁リップ126を含む。端部キャップはまた、直立位置付けピン122を含み、直立位置付けピン122は、プラグ内の対応する位置付け孔128と整列して、組立て中にそれらの相対的位置を確立するのに役立つ。
【0058】
隔壁要素36は、ポリプロピレンの単一の成形品を含み、隔壁130と、隔壁130からカートリッジのインターフェース端部に向かう方向の突出部によって形成されたカラー132と、を備える。隔壁要素36は、出口管38が通過する中央開口部134を有する(すなわち、隔壁は出口管38の周りに配置される)。いくつかの実施形態では、隔壁要素36は、出口管38と一体的に形成され得る。カートリッジが組み立てられたとき、プラグ44の外壁102の上面が隔壁130の下面と係合し、今度は隔壁130の上面がハウジング部32の外壁64の内面上の突出部66と係合する。したがって、隔壁130は、プラグがハウジング部32内に押し込まれ過ぎるのを防止し、すなわち、隔壁130は、ハウジング部内の突起66によりカートリッジの長手方向軸線に沿って固定的に位置付けされ、したがって、押し付けられる固定面をプラグに提供する。隔壁からの突出部によって形成されたカラー132は、プラグ44の外壁102の内面上の対応する凹部と係合する第1の対の対向する突出部/舌部134を含む。隔壁130からの突起は、カートリッジが組み立てられてエアロゾル化可能材料輸送要素が通過する開口部をさらに画定するときに、部品44内のクレードルセクション112の対応するものと係合するように構成された一対のクレードルセクション136をさらに提供する。
【0059】
カートリッジ2が組み立てられたとき、空気入口50からカートリッジを通ってエアロゾル出口60に延在する空気チャネルが形成される。ハウジング部32の側壁内の空気入口50から開始して、空気チャネルの第1のセクションは、ハウジング部32の外壁64内の二重壁セクション74によって形成された間隙76によって提供され、空気入口50からカートリッジのインターフェース端部54に向かいプラグ44を通過して延在する。空気チャネルの第2の部分は、プラグ44のベースと端部キャップ48との間の間隙によって提供される。空気チャネルの第3の部分は、プラグ44を通る孔106によって提供される。空気チャネルの第4の部分は、気化器40の周りのプラグの内壁104および出口管内の領域によって提供される。空気チャネルのこの第4の部分は、エアロゾル/エアロゾル生成領域とも呼ばれ、使用中にエアロゾルが生成される一次領域である。空気入口50からエアロゾル生成領域までの空気チャネルは、空気チャネルの空気入口セクションと呼ばれ得る。空気チャネルの第5の部分は、出口管38の残りの部分によって提供される。空気チャネルの第6の部分は、空気チャネルをエアロゾル出口60に接続する外側ハウジング内管62によって提供される。エアロゾル生成領域からエアロゾル出口となる空気チャネルは、空気チャネルのエアロゾル出口セクションと呼ばれ得る。
【0060】
また、カートリッジが組み立てられたとき、エアロゾル化可能材料のためのリザーバ31が、空気チャネルの外側およびハウジング部32の内側の空間によって形成される。エアロゾル化可能材料は、製造中に、例えばその後シールされる充填孔を通して、または他の手段によって充填されてもよい。エアロゾル化可能材料の特定の性質は、例えばエアロゾル化可能材料の組成物に関して、本明細書に記載の原理にとって主に重要ではなく、一般に、電子シガレットに標準的に使用される種類の任意の従来のエアロゾル化可能材料が使用が使用され得る。本開示は、上述のように従来のeリキッドであり得るエアロゾル化可能材料としての液体を指し得る。しかしながら、本開示の原理は、流動する能力を有し、かつ液体、ゲル、または固体を含み得る任意のエアロゾル化可能材料に適用され、固体の場合、複数の固体粒子は、バルクとみなされた場合に流動する能力を有するとみなされ得る。
【0061】
リザーバは、プラグ44によってカートリッジのインターフェース端部で閉鎖される。リザーバは、空気チャネルとプラグの外壁との間に形成された空間内に、隔壁130の上方の第1の領域と、隔壁130の下方の第2の領域と、を含む。エアロゾル化可能材料輸送要素(毛細管芯)42は、上述したように互いに係合するプラグ44および出口管38内の半円形の凹部108、90、ならびにプラグ44および隔壁要素36の内のクレードルセクション112、136によって提供される空気チャネルの壁内の開口部を通過する。したがって、エアロゾル化可能材料輸送要素の端部は、リザーバの第2の領域内に延在し、そこからエアロゾル化可能材料を空気チャネル内の開口部を通して気化器40に引き込み、その後気化させる。
【0062】
標準的な使用では、カートリッジ2はエアロゾル供給デバイス4に結合され、エアロゾル供給デバイスが起動されて、端部キャップ48内のコンタクト電極46を介してカートリッジに電力を供給する。その後、電力は接続リード線41を通って気化器40に流れる。したがって、気化器は電気的に加熱され、それにより、気化器の近傍のエアロゾル化可能材料輸送要素からのエアロゾル化可能材料の一部分を気化させる。これにより、空気路のエアロゾル生成領域内にエアロゾルが生成される。エアロゾル化可能材料輸送要素から気化されたエアロゾル化可能材料は、毛細管作用によってリザーバから引き出されたより多くのエアロゾル化可能材料に置き換えられる。気化器が作動している間、ユーザはカートリッジの吸い口端部52上で吸入する。これにより、(カートリッジがエアロゾル供給デバイスレセプタクル8内に挿入された向きに依存することとなる)どのエアロゾル供給デバイス空気入口14がカートリッジの空気入口50と整列するかにかかわらず、そこを通って空気が引き込まれる。次いで、空気は、空気入口50を通ってカートリッジに入り、ハウジング部32の二重壁セクション74の間隙76に沿って通過し、プラグ44と端部キャップ48との間を通過した後、プラグ44のベース部100の孔106を通って気化器40を取り囲むエアロゾル生成領域に入る。入ってくる空気は、気化器から生成されたエアロゾルと混合して凝縮エアロゾルを形成し、凝縮エアロゾルはその後、出口管38およびハウジング部内側62に沿って引き込まれた後、ユーザ吸入のために吸い口出口/エアロゾル出口60を通って出る。
【0063】
上記の図1から図6Bより、(潜在的に他の形態のエアロゾル供給システムとともに)本開示の文脈での使用に適したエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システム1の可能な実施形態の構成を見ることができる。
【0064】
ここで、図7から図10を参照すると、本開示はまた、エアロゾル供給システム1の動作または特性の触覚表示などの表示202を提供するための触覚インジケータ200を備えるエアロゾル供給システム300を提供する。したがって、このように一般的な水準では、触覚インジケータ200の存在により、ユーザは、必ずしもエアロゾル供給システム1の任意の目視検査を必要としない方法で、エアロゾル供給システム1の特定の動作または特性を判別することがより容易になり得る。したがって、特にエアロゾル供給システム1の視覚障害者ユーザにとって、触覚インジケータ200の導入は、エアロゾル供給システム1の操作性/有用性を高め、したがって、(改定された)エアロゾル供給システム300を提供するのに役立ち得る。
【0065】
一般的な水準では、いくつかの実施形態によれば、触覚インジケータ200は、エアロゾル供給システムから、またはいくつかのより狭い実施形態ではエアロゾル供給デバイスからのいずれかの信号を受信するように構成された電動触覚インジケータ200であり得ることが想定される。同じく、いくつかの他の実施形態によれば、触覚インジケータ200は、触覚インジケータ200が機械的に動作させられるように構成されるように非電気的であってもよく、かつ/または使用中に静止したままであるか、もしくは静的であるように構成され得ることが想定される。概して、触覚インジケータ200は、例えば電気的または機械的操作を介して、出力する表示を能動的に変更することができ、したがって「能動的」触覚インジケータと呼ばれ得るタイプのものであってもよく、または触覚インジケータ200は、変更することができない静的表示を出力することができ、したがって「静的」触覚インジケータと呼ばれ得るタイプのものであってもよい。
【0066】
したがって、上記に留意し、図7に示す実施形態を参照すると、いくつかの実施形態によれば、触覚インジケータ200は、エアロゾル供給システム1からのアクチュエータの位置を含む表示202を提供するように構成され得る。この実例のアクチュエータは、(例えば図7の実施形態に示されるような)入力ボタン20、またはエアロゾル供給システム1の動作を制御するように構成されたエアロゾル供給システム1からの何らかの他のスイッチもしくは作動可能部分など(当然ながらこれらに限定されない)、エアロゾル供給システム1からの様々な異なる構成要素であり得ることが理解されよう。いくつかの実施態様では、触覚インジケータ200は、アクチュエータの位置のユーザへの識別を助けるために、アクチュエータと同じまたは実質的に同じ位置に設けられ得る。
【0067】
同じく、エアロゾル供給システム1が、エアロゾル供給システム1に電力を送達するための充電ポート24などの電気接続ポートを含むいくつかの実施形態によれば、これらの実施形態のうちのいくつかに従って、触覚インジケータ200からの表示202は、(例えば図7の実施形態に示すように)電気接続ポートの位置を含み得る。いくつかの実施態様では、触覚インジケータ200は、電気接続ポートの位置のユーザへの識別を助けるために、電気接続ポートと同じまたは実質的に同じ位置に設けられ得る。
【0068】
そのような触覚インジケータ200が存在する場合、図7に示すようないくつかの実施形態によれば、触覚インジケータ200は、点字204に表示202を表示するように構成され得る。この点に関しても、触覚インジケータ200は、一緒に表示202を提供するように機能する少なくとも1つ以上の突出部および/または1つ以上の凹部の形態で表示を提供するように構成され得ることが理解されよう(例えば、点字ドット204は、エアロゾル供給システム1のユーザが触覚的に感じることができる複数の突出部として提供される)。しかしながら、完全を期すために、そのような1つ以上の突出部および/または凹部が使用される場合、それらは必ずしも点字で表示を表示するように構成される必要はないことが理解されよう。例えば、追加的/代替的に、触覚インジケータ200は、英語またはフランス語などの任意の言語で(突出部および/または凹部を使用して)触覚表示を提供するように構成されてもよく、または1つ以上の図形記号206(例えば、電源プラグ記号または稲妻記号)を含む表示202を提供するように構成されてもよい。これは、例えば、図7の実施形態を参照して示されており、表示202は、充電ポート24の表面もしくはその周囲の表面、および/または入力ボタン20の表面もしくはその周囲の表面などの、エアロゾル供給システム1の表面上の隆起したまたは凹んだ文字208を含む。また、後述するように、突出部のそのような使用は、図8の実施形態においても見ることができる。
【0069】
上記を考慮すると、触覚インジケータ200の物理的位置に関して、いくつかの実施形態では、触覚インジケータ200は、例えば図7の実施形態に示すように、エアロゾル供給システム1の外側面などの表面上に位置し得ることが想定される。
【0070】
しかしながら、触覚インジケータ200を使用しない既存のエアロゾル供給システム1の改造を容易にし得るいくつかの実施形態によれば、触覚インジケータ200は、触覚インジケータ200をエアロゾル供給システム1に取り付けるための、接着面210または締結機構(例えば、把持スリーブ212の形態)などの取付け手段を備え得る。そのような実施形態によれば、取付け手段は、一時的な/解放可能な取付けを提供するように構成されてもよく、恒久的な取付けを提供するように構成されてもよい。例えば、例示を目的として、図8は、エアロゾル供給システム300の実施形態を示しており、ここでは、戦術インジケータ200は、エアロゾル供給システム1に取付け可能なステッカー214を含む戦術インジケータ200の取付け手段などによって、エアロゾル供給システム1に解放可能に取付け可能である(例えば、入力ボタン20上もしくはその周囲に、または電気接続ポートの周りでエアロゾル供給システム1に取付け可能である)。図8はまた、触覚インジケータ200の潜在的な他の実施形態を示しており、ここでは、取付け手段は、エアロゾル供給システム1の一部分の周り(カートリッジ2の一部分またはエアロゾル供給デバイス4の一部分の周りなど)に取付け可能なスリーブ212を含む。したがって、そのようなスリーブ212が使用される場合、いくつかの実施形態によれば、スリーブ212は、摩擦嵌合または締まり嵌めによってエアロゾル供給システム1と係合するように構成され得る。同じく、いくつかの実施形態によれば、スリーブ212は、エアロゾル供給システム1と係合するために伸縮性があるようにまたは弾性的に変形可能であるように構成され得る。
【0071】
したがって、上記を考慮すると、そのような実施形態は、エアロゾル供給システム1の動作または特性の表示202を提供するための触覚インジケータ200の提供を可能にし、触覚インジケータ200は、エアロゾル供給システム1に取り付けられるように構成されており、かつ触覚インジケータ200は、触覚インジケータ200をエアロゾル供給システム1に取り付けるための接着面210などの取付け手段を備えることが分かり得る。
【0072】
したがって、同じく、上記開示はまた、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム1を備えるエアロゾル供給システム300を改造する方法を提供し、方法は、エアロゾル供給システム1の動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータ200をエアロゾル供給システム1に取り付けることを含む。したがって、このようにして、例えばいくつかの実施形態によれば、方法は、触覚インジケータ200から、接着面210などの取付け手段または取付け機構を介して、触覚インジケータ200をエアロゾル供給システム1に取り付けることを明らかに含み得る。
【0073】
したがって、上記の開示は、視覚障害のあるユーザにはあまり適さない可能性がある多くの既存のエアロゾル供給デバイス1を、そのような視覚障害のあるユーザの操作を容易にするために改良することを効果的に可能にする。
【0074】
上記の開示を考慮すると、任意の使用される触覚インジケータ200は、(例えば、図7から図10の実施形態に示すように)単一部品のエアロゾル供給システム1、ならびに/またはカートリッジ2および/もしくはエアロゾル供給デバイス4を備えるエアロゾル供給システム1のいずれかの文脈で使用され得ることに、完全を期すために留意されたい。そのため、触覚インジケータ200が提供するように構成された意図された表示202に応じて、いくつかの実施形態によれば、触覚インジケータ200は、カートリッジ2および/またはエアロゾル供給デバイス4の表面または外側面上などに位置してもよいことが理解されよう。または、若干異なる言い方をすると、いくつかの実施形態によれば、エアロゾル供給デバイス4は、触覚インジケータ200を備え得、かつ/またはカートリッジ2は、いくつかの実施形態によれば、触覚インジケータ200を備え得る。
【0075】
上記と結び付けると、触覚インジケータ200が提供するように構成された意図された表示202に応じて、表示202は、カートリッジ2の動作または特性を含み得ることが理解されよう。純粋に、例示的な例では、いくつかの特定の実施形態による表示202は、以下の、カートリッジ内に位置するエアロゾル化可能材料の残量の表示、カートリッジがエアロゾル供給デバイスによって受容されたという表示、カートリッジのサイズの表示、カートリッジ内のエアロゾル化可能材料の体積容量の表示、(エアロゾル化可能材料が香味付けされている場合)カートリッジ2からのエアロゾル化可能材料の香味の表示、および/またはカートリッジ2からのエアロゾル化可能材料の濃度の表示(例えば、図8の例示的な実施形態のようにmg/ml)の任意の組合せを含み得る。再度、完全を期すために、これらの実施形態のうちのいくつかによる任意の触覚表示202は、必要に応じて、再び図8の特定の実施形態に示すように、インジケータ200の触覚性を提供するための1つ以上の突出部および/または凹部を備え得、カートリッジ2からのエアロゾル化可能材料の濃度の表示202は、カートリッジ2の表面上の隆起した/突起した文字208によって提供される。
【0076】
同じく、そのようなカートリッジ2およびエアロゾル供給デバイス4の動作が用いられるいくつかの実施形態によれば、表示202は、エアロゾル供給デバイス4の動作または特性を含み得る。純粋に例として、いくつかの実施形態によれば、表示202は、カートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されたという表示202、エアロゾル供給デバイス4から提供されたバッテリー18などの任意の提供された電力源のサイズもしくは充電容量のサイズの表示、および/またはエアロゾル供給デバイス4からの任意の提供された電力源が予め定められた量未満の蓄積エネルギーを含むという表示を含み得る。
【0077】
図9Aから図9Cの実施形態に示すものなどの、本明細書で説明されるいくつかの実施形態によれば、触覚インジケータ200は、表示202を提供するために、第1の形状(または、より一般には第1の構成)から第2の形状(または、より一般には第2の構成)に変化するように構成され得ることも考えられる。このようにして、例えば、触覚インジケータ200は、エアロゾル供給システム1の特定の動作が発生したときに表示を提供するように構成され得る。例えば、図9Aから図9Cの実施形態に示すものなどのカートリッジ2およびエアロゾル供給デバイス4の構成が用いられるいくつかの実施形態によれば、触覚インジケータ200は、カートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されていないときに第1の形状または構成を採用するように構成され得、カートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されたときに第1の形状または構成とは異なる第2の形状または構成を採用するように構成され得る。第1および第2の形状/構成の正確な形状または構成は、互いに好適に区別されるように選択され得ることが理解されよう。同様に、形状/構成のこの変化は、機械的に、磁気的に、またさらには電気的に行われ得ることが理解されよう。例えば、図9Bおよび図9Cに示す実施形態を参照すると、触覚インジケータ200の形状/構成の変化をもたらすための2つの例示的な実施形態をそれぞれ見ることができる。
【0078】
例えば、そのような実施形態によれば、カートリッジ2およびエアロゾル供給デバイス4のうちの一方は、少なくとも1つの(および/またはいくつかのより狭い実施形態では2つ以上の)第1の係合部材220を含み得、第1の係合部材220は、カートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されたときに、カートリッジ2およびエアロゾル供給デバイス4のうちの他方からの対応する少なくとも1つの(および/またはいくつかのより狭い実施形態では2つ以上の)第2の係合部材222と係合しかつ/または第2の係合部材222を移動させるように構成されている。このようにして、カートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されたときの触覚インジケータ200からのこの係合または移動の結果として、ユーザはこれを触覚的に判別することが可能であり得、したがって、いつカートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されたかを判別することが可能であり得る。
【0079】
機械的効果が実施される実施形態などのいくつかのより狭い実施形態によれば、図9Aおよび図9Bの実施形態を参照して示されるように、少なくとも1つの第1の係合部材220は、少なくとも1つの第1の突起を備え得、少なくとも1つの第2の係合部材222は、少なくとも1つの第2の突出部または第2の凹部を備え得る。このようにして、カートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されたとき、少なくとも1つの第1の係合部材220と少なくとも1つの第2の係合部材222との係合により、触覚インジケータ200の形状/構成が変化し(図9の第1の上側の実施形態において矢印A1によって通知されているように)、したがって、カートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されたときにユーザが判別することが可能になり得る。
【0080】
同じく、いくつかの実施形態によれば、図9Aおよび図9Cの特定の実施形態に示すように、第1の形状/構成から第2の形状/構成への形状/構成の同様の変化は磁気的に行われてもよい。そのような実施形態によれば、少なくとも1つの第1の係合部材220は、少なくとも1つの第1の磁性部材を含み得、少なくとも1つの第2の係合部材222は、カートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されたときに、少なくとも1つの第1の係合部材220によって磁気的に反発されるように構成された少なくとも1つの第1の磁性部材を含み得る。このようにして、カートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されたとき、少なくとも1つの第1の係合部材220は、少なくとも1つの第2の係合部材222に磁力を誘導し得、その結果、(図9Aおよび図9Cの実施形態において矢印A2によって通知されているように)触覚インジケータ200の形状/構成が変化し、それにより、カートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されたときにユーザが判別することが可能になる。
【0081】
上述したものに対するいくつかの特定の実施形態によれば、触覚インジケータ200は、例えば、図9Aおよび図9Cに示す実施形態のばねを参照して示すように、触覚インジケータ200を第1の形状/構成に戻すための、ばねまたは弾性部材などの少なくとも1つの付勢部材224または付勢手段を備え得る。このようにして、例えば、カートリッジ2およびエアロゾル供給デバイス4の構成が用いられるいくつかの特定の実施形態によれば、図9Aおよび図9Cに示す実施形態に示すように、エアロゾル供給デバイス4がもはやカートリッジ2を受容していないときに、触覚インジケータ200を第1の形状または構成に戻すために付勢部材または付勢手段を使用することが可能であり得る。
【0082】
いくつかの特定の実施形態によれば、引き続き第1および第2の係合部材220、222のうちの任意の提供された少なくとも1つ(または複数)が使用される場合、これらは、第2のカートリッジ2B(第1のカートリッジ2Aとは異なる)がエアロゾル供給デバイス4によって受容されたときに、第1の形状または構成および第2の形状または構成とは異なる第3の形状または構成を採用するように構成され得る触覚インジケータ200の少なくとも1つの実施形態を提供し得ることが理解されよう。したがって、このようにして、触覚インジケータ200は、カートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されているか否か、および受容されている場合にはどの特定の種類のカートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されているかに関する表示202をユーザに提供するように機能することができる。そのような動作は、図9Aに開示された実施形態より、異なるカートリッジ2A、2B、2Cを参照して開示されており、それらは、第1の係合部材220の異なる組合せ/配置を各々有する。
【0083】
純粋に例として、図9Aから図9Cの実施形態は、使用中の異なる形状または構成間で変化する触覚インジケータ200のそのような機能がどのように達成され得るかを示している。これに関して、図9Aから図9Cのこれらの実施形態は各々、第1のカートリッジ2Aが係合部材220の第1の構成を含み、第2のカートリッジ2Bが係合部材220の第1の構成とは異なる係合部材220の第2の構成を含むように複数の係合部材220を使用することに留意されたい。したがって、このようにして、各カートリッジ2A、2B、2Cに対して異なるように係合部材の構成を選択することにより、したがって、触覚インジケータ200は、a)カートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されているか否か、およびb)エアロゾル供給デバイス4によって受容されている場合、カートリッジ2A、2B、2Cのどの特定の種類のであるかに関する表示202をユーザに提供するように機能することができる(例えば、図9Aから図9Cの実施形態の場合、カートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されたときに、第2の係合部材222のうちのどれが係合されているかを見ることによって)。
【0084】
したがって、純粋に完全を期すために、触覚インジケータ200が使用中に異なる形状または構成間で変化するように構成されたそのような実施形態では、係合部材220、222の提供については必ずしも提供されなくてもよいことが理解されるであろうことが理解されよう。実際、より一般的に言えば、本開示はまた、使用中に異なる形状または構成間で変化し得る任意の形態の触覚インジケータ200を提供する。実際、触覚インジケータ200の特定の実施形態は、触覚ディスプレイ226を備え得、触覚ディスプレイ226は、触覚的な方法において、別の方法でグラフィカル情報を表示することができる(例えば、別々に隆起/凹みがあり得、各々が触覚ディスプレイ226のピクセルを形成する個々の突出部のアレイを有するディスプレイによって)。そのような触覚ディスプレイ226の一例は、いくつかの実施形態によれば、特に更新可能な触覚ディスプレイ(すなわち、使用中にそのコンテンツが更新/変更され得るもの)であり得、更新可能な点字ディスプレイである。そのような(更新可能な)触覚ディスプレイ226が図10に示されており、その内容はここでさらに詳細に説明する。
【0085】
図10の開示を参照すると、本開示のいくつかの実施形態によれば、電気的に動作させられ得る触覚インジケータ200が提供される。換言すれば、そのような実施形態によるエアロゾル供給システム300は、第1の予め定められた基準が満たされていると決定したことに応答して、第1の信号を生成し、第1の信号を触覚インジケータ200に送信するように構成され得る。したがって、このようにして、これらの実施形態のうちの少なくともいくつかによる触覚インジケータ200は、次に、第1の信号の受信に応答して、ユーザに表示202を提供するために、第1の形状または構成から第2の形状または構成に変化するように構成され得る。
【0086】
使用されるエアロゾル供給システム300に応じて、予め定められた基準は様々な異なる基準であり得ることが理解されよう。
【0087】
これに関して、例えば、いくつかの実施形態によれば、第1の予め定められた基準は、オンにされているエアロゾル供給システム1を含み得る。したがって、このようにして、触覚インジケータ200によって提供される表示202は、次に、エアロゾル供給システム1がオンにされているという表示を含み得る。
【0088】
同様に、いくつかの追加の/代替の実施形態によれば、第1の予め定められた基準は、カートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されているということを含み得る(そのようなカートリッジ2/エアロゾル供給デバイス4のタイプのエアロゾル供給システム1が使用されている場合)。したがって、このようにして、触覚インジケータ200によって提供される表示202は、次に、カートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4によって受容されているという表示202を含み得る。
【0089】
同じく、いくつかの追加の/代替の実施形態によれば、エアロゾル供給システム1がエアロゾル化可能材料を気化させるための気化器40をさらに備える限り、第1の予め定められた基準は、気化器40が動作させられているということを含み得る。したがって、このようにして、表示202は、気化器40が動作させられているということの表示を含み得る。
【0090】
いくつかのさらなる追加の/代替の実施形態によれば、再び、エアロゾル供給システム1がエアロゾル化可能材料を気化させるための気化器40をさらに備える限り、第1の予め定められた基準は、気化器40が予め定められた温度を超えていることを含み得る。したがって、このようにして、次に、触覚インジケータ200によって提供される表示は、気化器40が過熱しているという表示202を含み得る。純粋に例示として、これは、図10の実施形態に従って見られ得、ここでは触覚ディスプレイ226の形態の触覚インジケータ200は、気化器40が過熱しているという表示202を提供するために、触覚記号206および/または触覚文字208を含む表示202を提供する。
【0091】
上記の実施形態に引き続き、そのいくつかのより狭い実施形態では、任意の第1の予め定められた基準が満たされ得るか否かに関する任意の決定を行うことに加えて、エアロゾル供給システムは、第2の予め定められた基準が満たされていると決定したことに応答して、第2の信号を生成し、触覚インジケータ200に第2の信号を送信するようにさらに構成され得ることが理解されよう。このようにして、次に触覚インジケータ200は、触覚インジケータ200が第2の信号を受信したことに応答して、第3の形状(または構成)を採用するように構成され得、ここでは第3の形状(構成)は、第1の形状(構成)および第2の形状(構成)とは異なる。したがって、明らかに、例えば、各々が前述の(非網羅的な)基準のいずれかであり得る第1または第2の予め定められた基準が満たされているか否かを(別々に)決定することができることによって、触覚インジケータ200は、任意の所与の時間にエアロゾル供給システム300で発生する異なる事象に反応するように構成され得る。
【0092】
上述したように、任意の所与の信号がエアロゾル供給システム300内で生成され得る限り、各そのような信号は、信号に関連付けられた予め定められた基準に応じて適切な方法で生成され得ることが理解されよう。エアロゾル供給システム1が制御遠回り18を備えるいくつかの特に便利な実施形態によれば、制御回路18は、予め定められた基準が満たされているか否かを決定するように構成されてもよく、かつ/またはこの予め定められた基準が満たされている場合に関連する信号を生成するように構成されてもよい。
【0093】
同じく、満たされているという所与の予め定められた基準の任意の決定を容易にするために、制御回路18は、エアロゾル供給システム1からセンサデータを受信するように構成され得、かつ予め定められた基準が満たされているか否かを決定するためにセンサデータを処理するように構成され得る。例えば、予め定められた基準が、気化器40が予め定められた温度を超えていることを含む実施形態では、制御回路18は、エアロゾル供給システム1の温度センサ91からセンサデータを受信するように構成され得る。同じく、表示202が、エアロゾル供給システム1がオンにされているか否かに関する表示202を含む場合、制御回路18は、電力源(バッテリー16など)および/または入力ボタン20と電気的に通信して、エアロゾル供給システム1がオンにされているという決定を容易にし得る。
【0094】
したがって、前述の開示を参照して、エアロゾル供給システム300で使用するための触覚インジケータ200のいくつかの異なる可能な実施態様について説明した。触覚インジケータ200は、所与のエアロゾル供給システム1に提供されてもよく、そのようなエアロゾル供給システム1とともに遡及的に使用されてもよく、そのようなエアロゾル供給システム1に取り付けられてもよい。触覚インジケータ200は、電気的に動作させられてもよく、もしくは機械的に動作させられてもよく、かつ/または使用中に静止したまま(もしくは静的)であるように構成されてもよい。しかしながら、実施態様が何であれ、様々な記載された実施形態は、特に視覚障害を有するユーザに対してエアロゾル供給システム1の操作を容易にすることが理解されよう。
【0095】
したがって、上記を考慮すると、結果として、
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスと、
エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータと、
を備えるエアロゾル供給システムが記載されている。
【0096】
カートリッジと、エアロゾル供給デバイスと、を備えるエアロゾル供給システム用のカートリッジも記載されており、カートリッジは、
エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータを備える。
【0097】
エアロゾル供給デバイスの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータも記載されており、触覚インジケータは、エアロゾル供給デバイスに取り付けられるように構成されており、
触覚インジケータは、触覚インジケータをエアロゾル供給デバイスに取り付けるための接着面を備える。
【0098】
エアロゾル供給システムにおいてエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスも記載されており、エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータをさらに備える。
【0099】
エアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供する方法も記載されており、方法は、
第1の予め定められた基準が満たされていることに応答して、触覚インジケータの構成を第1の構成から第2の構成に変更することを含む。
【0100】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスを備えるエアロゾル供給システムを改造する方法も記載されており、方法は、
エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータをエアロゾル供給システムに取り付けることを含む。エアロゾル供給デバイス
エアロゾル供給システム300で使用するための触覚インジケータ200も記載されている。触覚インジケータ200は、所与のエアロゾル供給システム1に提供されてもよく、エアロゾル供給デバイス2とともに遡及的に使用されてもよく、エアロゾル供給デバイス2に取り付けられてもよい。触覚インジケータ200は、電気的に動作させられてもよく、もしくは機械的に動作させられてもよく、かつ/または使用中に静止したままであるように構成されてもよい。したがって、触覚インジケータ200は、特に視覚障害を有するユーザに対してエアロゾル供給システム1の操作を容易にし得る。
【0101】
様々な問題に対処し、かつ当該技術を進歩させるために、本開示は、特許請求される発明が実施され得る様々な実施形態を例示として示す。本開示の利点および特徴は、実施形態の代表的なサンプルにすぎず、網羅的および/または排他的ではない。それらは、理解を助け、特許請求される発明を教示するためにのみ提示される。本開示に記載の利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、および/または他の態様は、特許請求の範囲によって定義された本開示の範囲に対する制限または特許請求の範囲の均等物に対する制限とみなされるべきではなく、かつ特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく他の実施形態が利用され得、修正が行われ得ることを理解されたい。様々な実施形態は、本明細書に具体的に記載されたもの以外の開示された要素、構成要素、特徴、部品、ステップ、手段などの様々な組合せを好適に含み得るか、それからなり得るか、またはそれから本質的になり得、したがって、従属請求項の特徴は、請求項に明示的に記載されたもの以外の組合せで独立請求項の特徴と組み合わせられ得ることが理解されよう。本開示は、現在特許請求されていないが、将来特許請求され得る他の発明を含み得る。
【0102】
純粋に完全を期すために、センサ91または触覚インジケータ200(これが電気的に動作させられる場合)のうちのいずれかが(存在する場合に)どのように給電され得るかに関して、これらの特徴は、(図10の実施形態に示すように)電源16を使用するかまたは各々が特徴自体の電力源(図示せず)によって給電されるかのいずれかで給電され得ることが理解されよう。
【0103】
同じく、任意のそのようなセンサおよび/または触覚インジケータの位置決めに関して、それらの位置は、それらが必要な機能を提供することを可能にするために必要とされ得るように、エアロゾル供給システム300内のどこにでも提供され得ることが理解されよう。触覚インジケータ200の場合、これには、触覚インジケータ200が実際にエアロゾル供給システム1上に位置していない位置さえも含まれ得る。
【0104】
同じく、エアロゾル供給システム1がカートリッジ2およびエアロゾル供給デバイス4を備える場合、任意の提供されるセンサは、必要に応じて、センサの必要な機能を可能にするように、カートリッジ2またはエアロゾル供給デバイス4のいずれかに位置し得る。
【0105】
また、エアロゾル供給システム1内に設けられた任意のセンサまたは触覚インジケータ200に関して、そこからの任意の信号は、制御回路18とセンサおよび/または触覚インジケータ200との間の有線接続または無線接続のいずれかを使用して送信され得ることが理解されよう。例えば、図10に示す特定の実施形態では、温度センサ91と制御回路18との間に有線接続が設けられており、これは、センサ91がカートリッジ2内に位置している場合、コンタクト電極46を介してエアロゾル供給デバイス4とカートリッジ2との間のインターフェース端部54および対応するレセプタクル8を横切って延在する。
【0106】
触覚インジケータ200の位置は、触覚インジケータ200の意図される機能に応じて変化し得ることも理解されよう。例えば、図8に関連する実施形態に示すように、いくつかの実施形態では、触覚インジケータは、図2の実施形態に示す吸い口の表面などのカートリッジ4の表面上に位置し得る。その場合、ユーザは、この表示を判別するために必ずしも手または指を使用する必要はなく、触覚インジケータ200から伝達されるように意図された表示を、唇を使用して判別することができるため、これはいくつかの実施形態では特に有用であり得る。
【0107】
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給デバイス4は、カートリッジ2がエアロゾル供給デバイス4と係合することを可能にするために、カートリッジ2の一部分(図2の実施形態に示すインターフェース端部部分6など)を受容するためのレセプタクル8をさらに含むが、触覚インジケータ200は、カートリッジ2のこの部分上に位置し得る。このようにして、一例として、次にユーザは、カートリッジをエアロゾル供給デバイス4に接続する前に(例えば、表示がエアロゾルを生成するために使用されるエアロゾル化可能材料の香味を含む場合)表示を判別して、表示がユーザが期待しているもの(例えば、香味は、何らかの他の香味と比較して、使用しようとしている香味であること)であることを確認することができる。このようにして、正しい表示がユーザによって決定されたと仮定すると、ユーザは次にカートリッジをエアロゾル供給デバイス4に接続することができ、これは、次に、エアロゾル供給システム1が使用中であるときにこの触覚インジケータ200によりユーザの気が散るのを回避するなどのために、触覚インジケータ200がレセプタクル8の内側に覆われることを意味する。
【0108】
触覚インジケータ200がエアロゾル供給システム1の一部としてどのように提供され得るかに戻ると、上述したようにいくつかの実施形態では、触覚インジケータ200をエアロゾル供給システム1に取り付けるための接着面210、またはおそらく何らかの他の接着物質などの取付け手段/機構が提供され得る。とは言え、いくつかの実施形態では、触覚インジケータ200は、エアロゾル供給デバイス4の表面、カートリッジ2の表面、またはおそらくさらにエアロゾル供給システム1からの任意の吸い口の表面などの、エアロゾル供給システム1の表面に一体的に形成されてもよいことが理解されよう。したがって、この一体的形成技術を提供することにより、エアロゾル供給システム1の関連部分に触覚インジケータ200を別個に取り付ける必要性が回避され得る。これにより、構成要素がより少なくなり得るだけでなく、使用中にエアロゾル供給システム1の関連部分から触覚インジケータ200が不用意に脱落または外れることもより良好に防止され得、もしそうでなければ、視覚障害を有するユーザが触覚インジケータ200にアクセスするのを妨げる可能性があり得る。
【0109】
上記にも留意して、任意のそのような触覚インジケータ200は、噛みタバコ、スヌース、または経口製品などの新鮮な製品を保持するための容器上に非常に良好な効果を与えるために等しく使用され得ることも理解されよう。経口製品という用語によって、これは、タバコを組み込んだ、またはタバコを含まない、ヒトによる消費を意図した、タバコから作製またはタバコに由来する経口製品を含むと理解され得る。そのような経口製品はまた、いくつかの実施形態では、ニコチンを含む経口製品を含むと理解され得る。そのような容器の一例は、国際公開第2022/049545号に記載されているものであり、その内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0110】
したがって、一般的な水準では、本明細書において、噛みタバコ、スヌース、または経口製品などの新鮮な製品301を保持するように構成された容器300もまた提供され得、容器300は、新鮮な製品の特性の表示を提供するための触覚インジケータ200を備える。そのような容器の一例が本明細書の図11に示されているが、国際公開第2022/049545号の図1から図47Bのうちのいずれかに示され開示されている容器設計のいずれも、本明細書に記載の触覚インジケータ200を明らかに利用し得ることが理解されよう。これらの容器設計および/またはそこからの特徴のすべては、参照により本明細書に組み込まれる。
【0111】
本明細書の図11に示す容器に関して、容器300は、開口部306を介してアクセス可能な内部空間304を画定する本体部分302を備えるものとして示されている。本体部分302は、底壁308と、底壁308の周縁312から上方に延在する側壁310と、を備える。
【0112】
本明細書に記載の容器の形状およびサイズは、本開示から逸脱することなく変動し得る。特定の実施形態では、容器は、手持ち式の操作および動作に適した円筒形状を有するものとして説明され得るが、しかしながら他の多面形状(例えば、六角形、八角形など)も本開示の範囲内と考えられ、みなされる。そのような手持ち式の略円筒形の実施形態の例示的な寸法は、約50mm~約100mm、より典型的には約60mm~約80mmの範囲の直径を含む。例示的な壁厚は、約0.5mm~約1.5mm、より典型的には約0.8mm~約1.4mmの範囲を含む。本開示の手持ち式容器の実施形態の例示的な深さは、約5mm~約50mm、より典型的には約8mm~約30mm、最も多くは約15mm~約25mmの範囲である。
【0113】
しかしながら、形状および/またはサイズが何であれ、容器300は、いくつかの実施形態では、本体部分302にしっかりと取り外し可能に係合するように構成されたカバー314を備え得る。このカバー314の性質および形状は、その意図される用途に応じて変化し得るが、いくつかの実施形態では、カバー314は、頂壁316と、頂壁316の周縁320から下方に延在する側壁318と、を備え得ることは明らかである。このようにして、本体部分302の側壁310は、図11に示すように、使用中にカバー314の側壁318と係合するように構成され得る。
【0114】
内部空間304は、使用中に新鮮な製品301を容器300内に貯蔵/保持するように構成され得る。
【0115】
したがって、上記から、容器300上に提供された触覚インジケータ200は、(噛みタバコ、スヌース、または経口製品であり得る)新鮮な製品301の特性の表示を提供するように機能し得る。この特性は、上記の特性のうちのいずれかに関連し得るが、明らかに、新鮮な製品の香味(図11に示すように、新鮮な製品がミントの香味を含むという表示を提供するために、「ミント」を意味する
【数1】

と描写する触覚インジケータ200Aがある)、および/または新鮮な製品の賞味期限(図11に示すように、新鮮な製品の賞味期限の表示を提供するために、「賞味期限2022年12月31日」を意味する
【数2】

と描写する触覚インジケータ200Bがある)を含み得る。このようにして、特に視覚障害を有するこれらのユーザの場合、ユーザは、容器300を開いてこの特性を自分で見つける必要なく、またそうでなければこの特性を決定するために必ずしも新鮮な製品301を消費する必要なく、この特性をより良好に決定することが可能であり得る。明らかに存在し得る他の特性に関して、いくつかの実施形態における新鮮な製品の特性は、新鮮な製品の種類(図11に示すように、トローチ剤、甘味料、または消耗品などのいくつかの他の経口製品とは対照的に、新鮮な製品が噛みタバコを含むということの表示を提供するため「噛みタバコ」を意味する
【数3】

を描写する触覚インジケータ200Cがある)を含み得る。
【0116】
本明細書に記載の容器とともに使用される場合の任意のそのような触覚インジケータ200の位置に関して、触覚インジケータ200の位置は、容器の意図された用途に対応するために必要に応じて変更され得ることが理解されよう。例えば、いくつかの実施形態によれば、触覚インジケータは、本体部分302の外面(本体部分302の側壁310もしくは底壁308の外面など)、および/またはカバー314(またはカバー314の側壁318または頂壁316)の外面などの、容器300の外側面上に位置し得る。
【0117】
触覚インジケータ200が容器300の一部としてどのように提供され得るかに関して、いくつかの実施形態では、前述のように、触覚インジケータ200を容器300に取り付けるための接着面210、またはおそらく何らかの他の接着物質などの取付け手段/機構が提供され得る。とは言え、いくつかの実施形態では、図11の実施形態に示すように、触覚インジケータ200は、本体部分302またはカバー314のいずれかの表面(または外面)などの容器300の表面に一体的に形成され得ることが理解されよう。したがって、この一体的形成技術を提供することにより、この触覚インジケータ200を容器300の関連部分に別個に取り付ける必要性が回避され得る。これにより、容器300のための構成要素がより少なくなり得るだけでなく、使用中に容器300の関連部分から触覚インジケータ200が不用意に脱落または外れることもより良好に防止され得、そうでなければ、視覚障害を有するユーザが触覚インジケータ200にアクセスするのを妨げる可能性があり得る。これは、容器300が他の同一の形状の容器300の頂部または下方に積み重ねられるように別の方法で構成されている場合に特にそうであり得、そのような積み重ねは、そうでなければ取付け手段/機構を故障させる可能性がある摩擦を引き起こす可能性がある。
【0118】
触覚インジケータ200を容器300の表面内に(すなわち、上方への突出部として、または下方への凹部として、または突出部および凹部の両方の組合せとしてのいずれかのように)形成することは、ポリプロピレンを含む(すなわち、ポリプロピレンで作製された)容器によってなど、容器の任意の部分(本体部分またはカバーなど)が射出成形によって製造される場合に、触覚インジケータ200を容器300の残りの部分と同時に潜在的に形成することができるため、特に便利であり得、その場合、容器300とともに容器300の触覚インジケータ200を製造するプロセスが著しく単純化される。
【0119】
同様に、いくつかの実施形態では、触覚インジケータ200の任意の存在が、(例えば、輸送中または店舗棚にある間に)隣接する容器300と(頂部または下方に)積み重ねられる容器300の能力に影響を与えることを回避するのを助けるために、いくつかの実施形態による触覚インジケータ200は、図11の実施形態に示すように、容器300の外面などの表面内に凹み得、ここでは点字ドットは、触覚インジケータ200が凹んでいなかった場合に起こり得る、容器300の頂面(底面)が別の同一の容器300の底面(頂面)と積み重ねられる能力にこの文字が影響を与えるのを避けるために、点字凹部(すなわち、凹んだ文字208)として代わりに示されている。この点に関しても、文字を容器300の表面内に凹ませるのではなく、触覚インジケータ200が容器300からの凹面上に位置することによって同様の効果が達成され得ることも理解され得る。このようにして、触覚インジケータ200が代わりに突出部の形態をとる場合であっても、これは、容器300の頂面(底面)が対応する同一の容器300の底面(頂面)と積み重ねられる能力に必ずしも依然として影響を与えない可能性がある。したがって、これらの効果に注目すると、いくつかの実施形態によれば、容器300は、容器300と同一の別の第2の容器300の頂部または任意選択的に下方の任意選択的にいずれかなどに積み重ね可能であるように構成され得ることが理解されよう。このようにして、そのいくつかの実施形態によれば、より一般的に表現すると、インジケータ200は、容器300が第2の容器300と積み重ねられる能力に影響を及ぼさないように構成され得る。その場合、これは、インジケータ200が凹んでいること、かつ/またはインジケータ200が容器の側面(本体部分302の側壁310の外面および/もしくはカバー314の側壁318の外面など)上に位置していることのいずれかに起因し得、そうでなければ、容器300の頂面(底面)/頂壁(底壁)が第2の容器300の底面(頂面)//底壁(頂壁)と積み重ねられる能力に影響を及ぼさないこととなり得る。
【0120】
したがって、上記から、本明細書は、エアロゾル供給システム1の動作または特性の触覚表示などの表示202を提供するための、または容器300からの噛みタバコなどの新鮮な製品の特性の表示を提供するための触覚インジケータ200の汎用導入を提供する。
【0121】
使用される場合、触覚インジケータ200の有効性をよりさらに高めるために、いくつかの実施形態では、触覚インジケータは、暗闇で見たときにインジケータをより際立たせるように、発光材料から形成され得ることが理解されよう。同じく、いくつかの実施形態では、触覚インジケータは、部分的に色覚障害を持つ人々にとって表示を特に視覚的に目立たせるように、蛍光材料から形成され得る。したがって、これらの実施形態に関して、発光材料および/または蛍光材料自体が、視覚障害のある人々のために、エアロゾル供給システムの動作もしくは特性の必要な表示、および/または容器300からの新鮮な製品の特性の表示を提供するのを助け得るため、インジケータ200は必ずしも触覚的である必要はないことが理解されよう。
【0122】
したがって、一般的なレベルでは、エアロゾル供給システムの動作もしくは特性の表示、および/または容器からの新鮮な製品(噛みタバコなど)の特性の表示を提供するためのインジケータもまた本明細書で提供され得る。このインジケータは、発光材料から形成されたインジケータ、および/または蛍光材料から形成されたインジケータの、いずれかの触覚インジケータを含み得る。そのようなインジケータは、本明細書に記載のエアロゾル供給システム1、エアロゾル供給システム2、カートリッジ4、および/または容器300のうちのいずれか上の触覚インジケータの位置、機能、または配置に関して本明細書に記載の特徴のうちのいずれかを含み得る。
【0123】
この一般的な教示の別のさらなる説明的な実施形態として、1つの特定の実施形態は、噛みタバコ、スヌース、または経口製品などの新鮮な製品を保持するように構成された容器を含み得、ここでは容器は、新鮮な製品の特性の表示を提供するための発光材料から形成されたインジケータを含む。したがって、容器は、発光材料から形成された発光インジケータを用いることによって、容器が低照度環境で使用されるときに表示の視認性を補助するように構成され得る。いくつかの実施形態では、表示は、新鮮な製品の種類(例えば、新鮮な製品が噛みタバコであること)、および/または新鮮な製品の香味を含み得る。したがって、本出願はまた、噛みタバコ、スヌース、または経口製品などの新鮮な製品を保持するように構成された容器の視認性を低照度条件下で高める方法も明らかに可能にし得、ここでは方法は、発光材料から形成されたインジケータを容器に適用することを含み、インジケータは、新鮮な製品の特性の表示を提供するためのものである。このようにして、インジケータ200のいかなる形態も有さない既存の容器は、その後、インジケータ200を容器300に適用するために使用されるインジケータ200からの接着面などを介して、インジケータ200がそこに追加されるように改造され得る。これらの場合、インジケータ200を容器300からの任意の使用されたカバー314に適用することが有利であり得、その場合、インジケータ200が容器300からの任意の使用された本体部分302に代わりに適用され得る場合と比較して、使用中に容器300のユーザによってより容易に判別可能/視認可能であり得る。
【0124】
同様に、完全を期すために、本明細書で使用される単数形の(触覚)インジケータ200への任意の参照は、いくつかの実施形態では、使用される残りのインジケータ200に異なる表示を提供し得る任意の数の(潜在的に別個の)インジケータ200も明らかに備え得ることが十分に理解されよう。この一例は、図11の実施形態から見られ得、新鮮な製品の香味を示すための第1のインジケータ200Aと、新鮮な製品301の賞味期限を示すための第2のインジケータ200Bと、容器300からの新鮮な製品301の種類の表示を提供するための第3のインジケータ200Cと、を備える容器300が示されている。
【0125】
しかしながら、使用されるインジケータ200の数が何であれ、特に容器300とともに使用されるそのようなインジケータの文脈において、いくつかの実施形態では、インジケータ200は、例えば図11の実施形態に示すように、容器の(露出した)外面の面積の40%以下、またはより好ましくは30%以下、またはより好ましくは20%以下、またはさらにより好ましくは15%以下を占めるように構成され得ることが理解されよう。本明細書では外面という用語によって、これは、容器の外側にある露出面、すなわち、図11の実施形態に示すように見ることができる本体部分302およびカバー314の外面を意味すると理解され得る。これらのパーセンテージを用いることによって、これは、容器300の外面を合わせた領域のほとんどのあまりにも多くの部分にすべてのインジケータが存在し得ることによってユーザが混乱することをより良好に回避し得、そうでなければ、関連するインジケータを、他に使用され得る潜在的な他のインジケータから判別することがより困難になり得る。その上、これらのより低いパーセンテージに留めることにより、容器300の外面の残りの領域がインジケータを含まないように保つことがより良好に可能になり得、したがって、発光材料または蛍光材料を含む任意の使用されるインジケータとのコントラストをさらに高めるために、おそらくコントラスト部分(例えば、黒色もしくは暗色の領域、または発光材料もしくは蛍光材料を含まない領域)などの潜在的な他の目的/用途のために容器の外面からこれらの残りの領域を空けておく。
【0126】
この点に関しても、いくつかの実施形態では、インジケータ200(または2つ以上のインジケータが使用される場合は、合計した数のインジケータ)は、容器300の(露出した)外面の面積の少なくとも0.25%、または少なくとも0.5%、または少なくとも1%、または少なくとも2%を占めるように構成され得、それにより、ユーザ(潜在的に視覚障害を有する可能性がある)がインジケータ200を見つけることができるようになるために容器300全体にわたって手をこする必要なしに、インジケータ200が判別可能であるのに十分な大きさであることが保証される。言い換えれば、インジケータ(または合計した数のインジケータ)が容器の(露出した)外面のこの最小領域を占めるようにすることにより、ユーザが所与のインジケータを見つけることができることをより迅速にし得る。
【0127】
同じく、再び完全を期すために、本明細書に記載の触覚インジケータ200の特質、特徴、および/または位置などの特性への任意の言及が行われる限り、この同じ特性は、触覚的であってもなくてもよい発光材料から形成されたインジケータ、および/または代わりに蛍光材料から形成されたインジケータなど、本明細書に記載の他のインジケータのうちのいくつかとの関連で代替的/追加的に使用され得ることが十分に理解されよう。したがって、純粋に例示的な例として、エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための蛍光材料から形成されたインジケータが提供されてもよく、これは、充電ポート24を取り囲む表面、および/または入力ボタン20の表面、もしくは入力ボタンを囲む表面上に位置するインジケータであり得る。このようにして、インジケータ200は、視覚障害を有するユーザが、使用中に充電ポート24または入力ボタン20の位置をより容易に見ることができるように支援し得る。同じ原理は、発光材料から形成されたインジケータを有することにも適用され得、これにより、充電ポート24または入力ボタン20の位置を低照度条件下でより容易に判別可能にし得る。

図1
図2
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C
図6A
図6B
図7
図8
図9A
図9B
図9C
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2024-05-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル供給システムであって、
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスと、
前記エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータと、
を備える、エアロゾル供給システム。
【請求項2】
前記エアロゾル供給デバイスが、前記エアロゾル供給デバイスの動作を制御するためのアクチュエータを備え、前記表示が、前記アクチュエータの位置を含む、請求項1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項3】
前記エアロゾル供給デバイスが、前記エアロゾル供給デバイスに電力を送達するための電気接続ポートを備え、前記表示が、前記電気接続ポートの位置を含む、請求項1または2に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項4】
前記表示が、前記エアロゾル供給デバイスがオンにされているか否かに関する表示を含む、請求項1または2に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項5】
前記触覚インジケータが、前記表示を提供するために第1の構成から第2の構成に変化するように構成されている、請求項1または2に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項6】
前記エアロゾル供給デバイスが、
第1の予め定められた基準が満たされていると決定したことに応答して、第1の信号を生成し、かつ
前記第1の信号を前記触覚インジケータに送信するように構成されており、
前記触覚インジケータが、前記触覚インジケータが前記第1の信号を受信したことに応答して、前記表示を提供するために、前記第1の構成から前記第2の構成に変化するように構成されている、
求項5に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項7】
前記第1の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給デバイスがオンにされていることを含み、前記表示が、前記エアロゾル供給デバイスがオンにされているという表示を含む、請求項6に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項8】
前記エアロゾル供給システムが、エアロゾル生成材料をエアロゾル化するためのエアロゾル生成器をさらに備え、前記第1の予め定められた基準が、前記エアロゾル生成器が動作させられているということを含み、前記表示が、前記エアロゾル生成器が動作させられているという表示を含む、請求項6に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項9】
前記エアロゾル供給システムが、エアロゾル生成材料をエアロゾル化するためのエアロゾル生成器をさらに備え、前記第1の予め定められた基準が、前記エアロゾル生成器が予め定められた温度を超えているということを含み、前記表示が、前記エアロゾル生成器が過熱しているという表示を含み、前記エアロゾル生成器が、加熱素子を備える、請求項6に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項10】
前記第1の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給デバイスが予め定められた温度を超えているということを含み、前記表示が、前記エアロゾル供給デバイスが過熱しているという表示を含む、請求項6に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項11】
前記エアロゾル供給デバイスが、
第2の予め定められた基準が満たされていると決定したことに応答して、第2の信号を生成し、かつ
前記第2の信号を前記触覚インジケータに送信するようにさらに構成されており、
前記触覚インジケータが、前記触覚インジケータが前記第2の信号を受信したことに応答して第3の構成を採用するように構成されており、前記第3の構成が、前記第1の構成および前記第2の構成とは異なる、請求項5に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項12】
前記触覚インジケータが、前記触覚インジケータを前記エアロゾル供給デバイスに取り付けるための接着面を備える、請求項1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項13】
エアロゾル供給システム用のカートリッジであって、前記エアロゾル供給システムが、前記カートリッジと、エアロゾル供給デバイスと、を備え、前記カートリッジが、
前記エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータを備える、
カートリッジ。
【請求項14】
エアロゾル供給デバイスの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータであって、前記触覚インジケータが、前記エアロゾル供給デバイスに取り付けられるように構成されており、
前記触覚インジケータが、前記触覚インジケータを前記エアロゾル供給デバイスに取り付けるための接着面を備える、
触覚インジケータ。
【請求項15】
エアロゾル供給システムにおいてエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスであって、前記エアロゾル供給デバイスが、前記エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータをさらに備える、エアロゾル供給デバイス。
【請求項16】
エアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供する方法であって、前記方法が、
第1の予め定められた基準が満たされていることに応答して、触覚インジケータの構成を第1の構成から第2の構成に変更するステップを含む、
方法。
【請求項17】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスを備えるエアロゾル供給システムを改造する方法であって、前記方法が、
前記エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータを前記エアロゾル供給システムに取り付けるステップを含む、
方法。
【請求項18】
噛みタバコ、スヌース、または経口製品などの新鮮な製品を保持するように構成された容器であって、前記容器が、前記新鮮な製品の特性の表示を提供するための触覚インジケータを備える、容器。
【請求項19】
噛みタバコ、スヌース、または経口製品などの新鮮な製品を保持するように構成された容器であって、前記容器が、前記新鮮な製品の特性の表示を提供するための、発光材料から形成されたインジケータを備える、容器。
【請求項20】
噛みタバコ、スヌース、または経口製品などの新鮮な製品を保持するように構成された容器の視認性を低照度条件下で高める方法であって、前記方法が、
発光材料から形成されたインジケータを前記容器に付与するステップを含み、前記インジケータが、前記新鮮な製品の特性の表示を提供するためのものである、
方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0127
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0127】
同じく、再び完全を期すために、本明細書に記載の触覚インジケータ200の特質、特徴、および/または位置などの特性への任意の言及が行われる限り、この同じ特性は、触覚的であってもなくてもよい発光材料から形成されたインジケータ、および/または代わりに蛍光材料から形成されたインジケータなど、本明細書に記載の他のインジケータのうちのいくつかとの関連で代替的/追加的に使用され得ることが十分に理解されよう。したがって、純粋に例示的な例として、エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための蛍光材料から形成されたインジケータが提供されてもよく、これは、充電ポート24を取り囲む表面、および/または入力ボタン20の表面、もしくは入力ボタンを囲む表面上に位置するインジケータであり得る。このようにして、インジケータ200は、視覚障害を有するユーザが、使用中に充電ポート24または入力ボタン20の位置をより容易に見ることができるように支援し得る。同じ原理は、発光材料から形成されたインジケータを有することにも適用され得、これにより、充電ポート24または入力ボタン20の位置を低照度条件下でより容易に判別可能にし得る。
本明細書は以下の実施形態を開示する。
(実施形態1)
エアロゾル供給システムであって、
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスと、
前記エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータと、
を備える、エアロゾル供給システム。
(実施形態2)
前記エアロゾル供給デバイスが、前記エアロゾル供給デバイスの動作を制御するためのアクチュエータを備え、前記表示が、前記アクチュエータの位置を含む、実施形態1に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態3)
前記エアロゾル供給デバイスが、前記エアロゾル供給デバイスに電力を送達するための電気接続ポートを備え、前記表示が、前記電気接続ポートの位置を含む、実施形態1または2に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態4)
前記表示が、前記エアロゾル供給デバイスがオンにされているか否かに関する表示を含む、実施形態1~3のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態5)
前記触覚インジケータが、前記表示を提供するために第1の構成から第2の構成に変化するように構成されている、実施形態1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態6)
前記エアロゾル供給デバイスが、
第1の予め定められた基準が満たされていると決定したことに応答して、第1の信号を生成し、かつ
前記第1の信号を前記触覚インジケータに送信するように構成されており、
前記触覚インジケータが、前記触覚インジケータが前記第1の信号を受信したことに応答して、前記表示を提供するために、前記第1の構成から前記第2の構成に変化するように構成されている、
いずれかの実施形態5に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態7)
前記第1の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給デバイスがオンにされていることを含み、前記表示が、前記エアロゾル供給デバイスがオンにされているという表示を含む、実施形態6に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態8)
前記エアロゾル供給システムが、エアロゾル生成材料をエアロゾル化するためのエアロゾル生成器をさらに備え、前記第1の予め定められた基準が、前記エアロゾル生成器が動作させられているということを含み、前記表示が、前記エアロゾル生成器が動作させられているという表示を含む、実施形態6または7に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態9)
前記エアロゾル供給システムが、エアロゾル生成材料をエアロゾル化するためのエアロゾル生成器をさらに備え、前記第1の予め定められた基準が、前記エアロゾル生成器が予め定められた温度を超えているということを含み、前記表示が、前記エアロゾル生成器が過熱しているという表示を含み、前記エアロゾル生成器が、加熱素子を備える、実施形態6~8のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態10)
前記第1の予め定められた基準が、前記エアロゾル供給デバイスが予め定められた温度を超えているということを含み、前記表示が、前記エアロゾル供給デバイスが過熱しているという表示を含む、実施形態6~9のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態11)
前記エアロゾル供給デバイスが、
第2の予め定められた基準が満たされていると決定したことに応答して、第2の信号を生成し、かつ
前記第2の信号を前記触覚インジケータに送信するようにさらに構成されており、
前記触覚インジケータが、前記触覚インジケータが前記第2の信号を受信したことに応答して第3の構成を採用するように構成されており、前記第3の構成が、前記第1の構成および前記第2の構成とは異なる、実施形態5~10のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態12)
前記触覚インジケータが、前記触覚インジケータを前記エアロゾル供給デバイスに取り付けるための接着面を備える、実施形態1~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態13)
前記触覚インジケータが、前記エアロゾル供給デバイス上に位置している、実施形態1~12のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態14)
前記触覚インジケータが、前記エアロゾル供給デバイスの外側面上に位置している、実施形態1~13のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態15)
前記エアロゾル供給システムが、吸い口をさらに備え、前記触覚インジケータが、前記吸い口の表面上に位置している、実施形態1~14のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態16)
前記触覚インジケータが、1つ以上の突出部および/または1つ以上の凹部をさらに備える、実施形態1~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態17)
前記表示が、前記エアロゾルを生成するために使用されるエアロゾル化可能材料の香味を含む、実施形態1~16のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態18)
前記エアロゾル供給システムが、前記エアロゾル供給デバイスと係合するように構成されたカートリッジをさらに備える、実施形態1~17のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態19)
前記カートリッジが、吸い口をさらに備え、前記触覚インジケータが、前記吸い口の表面上に位置している、実施形態18に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態20)
前記エアロゾル供給デバイスが、前記カートリッジが前記エアロゾル供給デバイスと係合することを可能にするために、前記カートリッジの一部分を受容するためのレセプタクルをさらに備える、実施形態18または19に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態21)
前記カートリッジの前記一部分が、前記カートリッジの前記一部分が前記レセプタクル内に受容されたときに、前記レセプタクルによって覆われるように構成されている、実施形態20に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態22)
前記触覚インジケータが、前記カートリッジの前記一部分上に位置している、実施形態18~21のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態23)
前記表示が、前記カートリッジの動作または特性を含む、実施形態18~22に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態24)
前記表示が、前記カートリッジが前記エアロゾル供給デバイスによって受容されているという表示を含む、実施形態23に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態25)
前記触覚インジケータが、前記カートリッジが前記エアロゾル供給デバイスによって受容されていないときに第1の構成を採用するように構成されており、かつ前記カートリッジが前記エアロゾル供給デバイスによって受容されたときに前記第1の構成とは異なる第2の構成を採用するように構成されている、実施形態18~24のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態26)
前記カートリッジが、第1のカートリッジであり、前記エアロゾル供給デバイスが、前記第1のカートリッジとは異なる第2のカートリッジを受容するようにさらに構成されており、
前記触覚インジケータが、前記第2のカートリッジが前記エアロゾル供給デバイスによって受容されたときに、前記第1の構成および前記第2の構成とは異なる第3の構成を採用するように構成されている、実施形態25に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態27)
前記エアロゾル供給デバイスが、前記触覚インジケータを備える、実施形態18~26のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態28)
前記カートリッジが、前記触覚インジケータを備える、実施形態18~27のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態29)
前記エアロゾル供給システムが、前記触覚インジケータを前記エアロゾル供給システムに取り付けるための取付け手段を備える、実施形態1~28のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態30)
前記触覚インジケータが、前記触覚インジケータを前記エアロゾル供給システムに取り付けるための取付け手段を備える、実施形態1~29のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態31)
前記取付け手段が、ステッカーまたは接着物質を含む、実施形態29または30に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態32)
前記取付け手段が、前記触覚インジケータを前記エアロゾル供給デバイスに取り付けるためのものである、実施形態29~31のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態33)
前記触覚インジケータが、点字の表示を表示するように構成されている、実施形態1~32のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態34)
前記触覚インジケータが、触覚ディスプレイを含む、実施形態1~33のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態35)
エアロゾル供給システム用のカートリッジであって、前記エアロゾル供給システムが、前記カートリッジと、エアロゾル供給デバイスと、を備え、前記カートリッジが、
前記エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータを備える、
カートリッジ。
(実施形態36)
エアロゾル供給デバイスの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータであって、前記触覚インジケータが、前記エアロゾル供給デバイスに取り付けられるように構成されており、
前記触覚インジケータが、前記触覚インジケータを前記エアロゾル供給デバイスに取り付けるための接着面を備える、
触覚インジケータ。
(実施形態37)
前記接着面が、前記触覚インジケータを前記エアロゾル供給デバイスに解放可能に取り付けるように構成されている、実施形態36に記載の触覚インジケータ。
(実施形態38)
エアロゾル供給システムにおいてエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスであって、前記エアロゾル供給デバイスが、前記エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータをさらに備える、エアロゾル供給デバイス。
(実施形態39)
エアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供する方法であって、前記方法が、
第1の予め定められた基準が満たされていることに応答して、触覚インジケータの構成を第1の構成から第2の構成に変更するステップを含む、
方法。
(実施形態40)
前記方法が、
前記第1の予め定められた基準が満たされていると決定したことに応答して、第1の信号を生成するステップと、
前記触覚インジケータが前記第2の信号を受信したことに応答して、前記触覚インジケータの前記構成を前記第1の構成から前記第2の構成に変更するステップと、
をさらに含む、実施形態39に記載の方法。
(実施形態41)
第2の予め定められた基準が満たされていると決定したことに応答して、第2の信号を生成するステップと、
前記触覚インジケータが前記第2の信号を受信したことに応答して、前記触覚インジケータの前記構成を変更して第3の位置を採用するステップと、
をさらに含み、前記第3の構成が、前記第1の構成および前記第2の構成とは異なる、
実施形態39または40に記載の方法。
(実施形態42)
前記方法が、
エアロゾル供給デバイスを介してカートリッジを受容するステップをさらに含み、前記第1の予め定められた基準が、前記カートリッジが前記エアロゾル供給デバイスによって受容されていることを含む、
実施形態39~41のいずれか一項に記載の方法。
(実施形態43)
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスを備えるエアロゾル供給システムを改造する方法であって、前記方法が、
前記エアロゾル供給システムの動作または特性の表示を提供するための触覚インジケータを前記エアロゾル供給システムに取り付けるステップを含む、
方法。
(実施形態44)
前記方法が、前記触覚インジケータからの接着面を介して前記触覚インジケータを前記エアロゾル供給システムに取り付けるステップを含む、実施形態39~43のいずれか一項に記載の方法。
(実施形態45)
噛みタバコ、スヌース、または経口製品などの新鮮な製品を保持するように構成された容器であって、前記容器が、前記新鮮な製品の特性の表示を提供するための触覚インジケータを備える、容器。
(実施形態46)
前記触覚インジケータが、前記容器の外側面上に位置している、実施形態45に記載の容器。
(実施形態47)
前記特性が、前記新鮮な製品の香味を含む、実施形態45または46に記載の容器。
(実施形態48)
前記特性が、前記新鮮な製品の賞味期限を含む、実施形態45~47のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態49)
前記特性が、前記新鮮な製品の種類を含む、実施形態45~48のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態50)
開口部を介してアクセス可能な内部空間を画定する本体部分であって、前記本体部分が、底壁と、前記底壁の周縁から上方に延在する側壁と、を備える本体部分と、
前記本体部分にしっかりと取り外し可能に係合するように構成されたカバーと、
をさらに備える、実施形態45~49のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態51)
前記本体部分または前記カバーのうちの少なくとも一方が、射出成形によって製造されている、実施形態50に記載の容器。
(実施形態52)
前記本体部分または前記カバーのうちの少なくとも一方が、ポリプロピレンを含む、実施形態50または51に記載の容器。
(実施形態53)
前記触覚インジケータが、前記カバーの外面上に位置している、実施形態50~52のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態54)
前記触覚インジケータが、前記底壁の外面上に位置している、実施形態50~53のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態55)
前記カバーが、
頂壁と、
前記頂壁の周縁から下方に延在する側壁と、をさらに備え、前記本体部分の前記側壁が、前記カバーの前記側壁と係合するように構成されている、
実施形態50~54のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態56)
前記容器が、30mm~約50mmの深さを有する、実施形態45~55のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態57)
前記触覚インジケータを前記容器に取り付けるための取付け手段をさらに備える、実施形態45~56のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態58)
前記触覚インジケータが、前記容器の表面と一体的に形成されている、実施形態45~57のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態59)
前記触覚インジケータが、前記容器の外側面と一体的に形成されている、実施形態45~58のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態60)
前記触覚インジケータが、前記表示を点字で表示するように構成されている、実施形態45~59のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態61)
前記触覚インジケータが、1つ以上の突出部および/または1つ以上の凹部をさらに備える、実施形態45~60のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態62)
前記触覚インジケータが、前記容器の表面内に凹んでいる、実施形態45~61のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態63)
前記触覚インジケータが、前記容器からの凹面上に位置している、実施形態45~62のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態64)
前記容器内に前記新鮮な製品をさらに備える、実施形態45~63のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態65)
前記容器が、手持ち式である、実施形態45~64のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態66)
前記容器が、六角形状を有する、実施形態45~65のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態67)
前記容器が、円筒形状を有する、実施形態45~66のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態68)
前記触覚インジケータが、
前記新鮮な製品の第1の特性の第1の表示を提供するための第1の触覚インジケータと、
前記新鮮な製品の第2の特性の第2の表示を提供するための第2の触覚インジケータと、
を含む、実施形態45~67のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態69)
前記第2の特性が、前記第1の特性とは異なる、実施形態68に記載の容器。
(実施形態70)
前記第2のインジケータが、前記第1のインジケータが位置する前記容器上の表面とは異なる前記容器の表面上に位置している、実施形態68または69に記載の容器。
(実施形態71)
前記第1および第2のインジケータが、前記容器の同じ表面上に位置している、実施形態68または69に記載の容器。
(実施形態72)
前記容器が、前記容器と同一の、別の第2の容器と積み重ね可能であるように構成されている、実施形態45~71のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態73)
前記インジケータが、前記容器が前記第2の容器と積み重ねられる能力に影響を及ぼさない、実施形態72に記載の容器。
(実施形態74)
噛みタバコ、スヌース、または経口製品などの新鮮な製品を保持するように構成された容器であって、前記容器が、前記新鮮な製品の特性の表示を提供するための、発光材料から形成されたインジケータを備える、容器。
(実施形態75)
前記インジケータが、前記容器の外面の面積の20%以下を占めるように構成されている、実施形態45~74のいずれか一項に記載の容器。
(実施形態76)
噛みタバコ、スヌース、または経口製品などの新鮮な製品を保持するように構成された容器の視認性を低照度条件下で高める方法であって、前記方法が、
発光材料から形成されたインジケータを前記容器に付与するステップを含み、前記インジケータが、前記新鮮な製品の特性の表示を提供するためのものである、
方法。
(実施形態77)
前記インジケータを前記容器に付与するステップが、
前記インジケータからの接着面を前記容器に付与する工程を含む、
実施形態76に記載の方法。
(実施形態78)
前記容器が、
開口部を介してアクセス可能な内部空間を画定する本体部分であって、前記本体部分が、底壁と、前記底壁の周縁から上方に延在する側壁と、を備える本体部分と、
前記本体部分にしっかりと取り外し可能に係合するように構成されたカバーと、
を備え、
前記インジケータを前記容器に付与するステップが、
前記インジケータを前記容器の前記カバーに付与する工程を含む、
実施形態76または77に記載の方法。
【国際調査報告】