(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-30
(54)【発明の名称】方法、通信デバイスおよびインフラストラクチャ機器
(51)【国際特許分類】
H04W 28/04 20090101AFI20240920BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20240920BHJP
H04L 1/1825 20230101ALI20240920BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W72/232
H04L1/1825
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024518437
(86)(22)【出願日】2022-09-09
(85)【翻訳文提出日】2024-05-16
(86)【国際出願番号】 EP2022075143
(87)【国際公開番号】W WO2023052086
(87)【国際公開日】2023-04-06
(32)【優先日】2021-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニーグループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ウォン シン ホン
(72)【発明者】
【氏名】ベーレ マーチン ウォーリック
(72)【発明者】
【氏名】アワッド ヤシン アデン
(72)【発明者】
【氏名】草島 直紀
【テーマコード(参考)】
5K014
5K067
【Fターム(参考)】
5K014FA03
5K067AA13
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH28
(57)【要約】
無線通信ネットワークによって提供される無線インターフェースを介して上記無線通信ネットワークとの間で信号を送受信するように構成された通信デバイスを動作させる方法であって、この方法は、上記無線通信ネットワークから、複数のダウンリンクデータ信号を受信するステップと、上記ダウンリンクデータ信号のそれぞれに対して、上記通信デバイスが、上記ダウンリンクデータ信号が正常に受信されたか否かを示す複数のフィードバック信号のうちの1つを、上記無線通信ネットワークに送信することを決定するステップと、上記通信デバイスが上記無線通信ネットワークに再送するための上記複数のフィードバック信号のうちの少なくとも1つを含むコードブックを選択することを示すダウンリンク制御信号を上記無線通信ネットワークから受信するステップと、上記ダウンリンク制御信号に基づいて、少なくとも1つのさらなるダウンリンク制御信号が、上記ダウンリンク制御信号によって示される複数のスケジューリングパラメータに従って、上記無線通信ネットワークから上記通信デバイスによって受信される予定があるか否かを判定するステップと、上記通信デバイスが、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされていないと判定した場合、第1の一連のコードブックからコードブックを選択するか、または、上記通信デバイスが、上記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていると判定した場合には、第2の一連のコードブックからコードブックを選択するステップと、その後、選択されたコードブックによって定義された上記少なくとも1つのフィードバック信号を上記無線通信ネットワークに再送するステップとを含む。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信ネットワークによって提供される無線インターフェースを介して前記無線通信ネットワークとの間で信号を送受信するように構成された通信デバイスを動作させる方法であって、
前記無線通信ネットワークから、複数のダウンリンクデータ信号を受信するステップと、
前記ダウンリンクデータ信号のそれぞれに対して、前記通信デバイスが、前記ダウンリンクデータ信号が正常に受信されたか否かを示す複数のフィードバック信号のうちの1つを、前記無線通信ネットワークに送信することを決定するステップと、
前記通信デバイスが前記無線通信ネットワークに再送するための前記複数のフィードバック信号のうちの少なくとも1つを含むコードブックを選択することを示すダウンリンク制御信号を前記無線通信ネットワークから受信するステップと、
前記ダウンリンク制御信号に基づいて、少なくとも1つのさらなるダウンリンク制御信号が、前記ダウンリンク制御信号によって示される複数のスケジューリングパラメータに従って、前記無線通信ネットワークから前記通信デバイスによって受信される予定があるか否かを判定するステップと、
前記通信デバイスが、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされていないと判定した場合、第1の一連のコードブックからコードブックを選択するか、または、
前記通信デバイスが、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていると判定した場合には、第2の一連のコードブックからコードブックを選択するステップと、
その後、選択されたコードブックによって定義された前記少なくとも1つのフィードバック信号を前記無線通信ネットワークに再送するステップと
を含む
方法。
【請求項2】
前記第1の一連のコードブックが、前記第2の一連のコードブックよりも多数のコードブックを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2の一連のコードブックが前記第1の一連のコードブックのサブセットである
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ダウンリンク制御信号は、前記通信デバイスが前記コードブックを選択し、前記選択されたコードブックによって定義された前記少なくとも1つのフィードバック信号を再送することを示す値を有する1ビットを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ダウンリンク制御信号が、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされているか否かを示すビットフィールドを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ビットフィールドのすべてのビットが同一である場合、前記ビットフィールドは、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされないことを示し、したがって、
前記選択されたコードブックは、前記第1の一連のコードブックから選択される
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記ビットフィールドのビットがすべて同じでない場合、前記ビットフィールドは、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされている前記無線インターフェースのリソースを示し、したがって、
前記選択されたコードブックは、前記第2の一連のコードブックから選択される
請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記第2の一連のコードブックが単一のコードブックのみを含み、前記単一のコードブックがデフォルトコードブックである
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の一連のコードブックが複数のコードブックを含み、前記複数のコードブックのうちの1つがデフォルトコードブックである
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記デフォルトコードブックは、前記第1の一連のコードブックの他のコードブックよりも多くの数のフィードバック信号を含む
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、前記第1の一連のコードブックの他のコードブックよりも多くの数のフィードバック信号を有するコードブックが前記デフォルトコードブックであるかを判定することを含む
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の一連のコードブックのコードブックの各々が固有のインデックス値に関連付けられ、前記デフォルトコードブックが第1の前記固有のインデックス値に関連付けられる
請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記デフォルトコードブックは、前記複数のフィードバック信号のすべてを含む
請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記ダウンリンク制御信号は、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていることを示し、したがって、
前記選択されたコードブックが前記第2の一連のコードブックの一部であり、前記第2の一連のコードブックが複数のコードブックを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記選択されたコードブックは、前記複数のフィードバック信号の少なくとも1つの条件に基づいて、前記複数のコードブックのうちの前記通信デバイスによって選択される
請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記ダウンリンク制御信号は、1つ以上のビットの複数のグループを含み、
このビットの各グループは、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号が前記通信デバイスによって受信されるようにスケジュールされるに従って、前記複数のスケジューリングパラメータのうちの1つを示し、
前記選択されたコードブックは、前記ビットの複数のグループの1つのうちの少なくとも1つのビットの値に基づいて、前記複数のコードブックの中から前記通信デバイスによって選択され、
前記ビットの複数のグループのうちの1つによって示されるスケジューリングパラメータは、したがって、縮小されたビット数によって示される
請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記縮小されたビット数によって示される前記スケジューリングパラメータが、変調および符号化スキームである
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記縮小されたビット数によって示される前記スケジューリングパラメータが、ハイブリッド自動リピート要求、HARQ、プロセス番号である
請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記縮小されたビット数によって示される前記スケジューリングパラメータが、タイムドメインリソース割り当てであるTDRAである
請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記ビットの複数のグループの少なくとも1つのビットのすべてが、前記選択されたコードブックの選択に使用され、
前記ビットの複数のグループの少なくとも1つによって示される少なくとも1つの前記スケジューリングパラメータのデフォルト値が使用される
請求項16に記載の方法。
【請求項21】
前記選択されたコードブックは、それぞれが固有のインデックス値に関連付けられた複数のTDRAの中から示されたTDRAのインデックス値に基づいて、前記複数のコードブックの中から前記通信デバイスによって選択され、
前記TDRAは、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号が前記通信デバイスによって受信されるようにスケジュールされることに従った、前記複数のスケジューリングパラメータのうちの1つである
請求項14に記載の方法。
【請求項22】
前記選択されたコードブックは、前記通信デバイスが何らかのフィードバック信号を再送する必要がない場合に示される第1の複数のTDRAの中から示されるTDRAに基づいた前記複数のコードブックから前記通信デバイスによって選択され、
前記第1の複数のTDRAは、前記通信デバイスが1つ以上のフィードバック信号を再送する必要がある場合に示される第2の複数のTDRAとは異なり、
前記TDRAは、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号が前記通信デバイスによって受信されるようにスケジュールされることに従った、前記複数のスケジューリングパラメータのうちの1つである
請求項14に記載の方法。
【請求項23】
無線通信ネットワークによって提供される無線インターフェースを介して前記無線通信ネットワークとの間で信号を送受信するように構成された送受信機回路と、
前記無線通信ネットワークから、複数のダウンリンクデータ信号を受信し、
前記ダウンリンクデータ信号のそれぞれに対して、前記通信デバイスが、前記ダウンリンクデータ信号が正常に受信されたか否かを示す複数のフィードバック信号のうちの1つを、前記無線通信ネットワークに送信することを決定し、
前記通信デバイスが前記無線通信ネットワークに再送するための前記複数のフィードバック信号のうちの少なくとも1つを含むコードブックを選択することを示すダウンリンク制御信号を前記無線通信ネットワークから受信し、
前記ダウンリンク制御信号に基づいて、少なくとも1つのさらなるダウンリンク制御信号が、前記ダウンリンク制御信号によって示される複数のスケジューリングパラメータに従って、前記無線通信ネットワークから前記通信デバイスによって受信される予定があるか否かを判定し、かつ、
前記通信デバイスが、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされていないと判定した場合、第1の一連のコードブックからコードブックを選択するか、または
前記通信デバイスが、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていると判定した場合には、第2の一連のコードブックからコードブックを選択し、
その後、選択されたコードブックによって定義された前記少なくとも1つのフィードバック信号を無線通信ネットワークに再送する
ように前記送受信機回路と組み合わせて構成されたコントローラ回路と、
を具備する
通信デバイス。
【請求項24】
通信デバイス用の回路であって、
無線通信ネットワークによって提供される無線インターフェースを介して前記無線通信ネットワークとの間で信号を送受信するように構成された送受信機回路と、
前記無線通信ネットワークから、複数のダウンリンクデータ信号を受信し、
前記ダウンリンクデータ信号のそれぞれに対して、前記送受信機回路が、前記ダウンリンクデータ信号が正常に受信されたか否かを示す複数のフィードバック信号のうちの1つを、前記無線通信ネットワークに送信することを決定し、
前記通信デバイスが前記無線通信ネットワークに再送するための前記複数のフィードバック信号のうちの少なくとも1つを含むコードブックを選択することを示すダウンリンク制御信号を前記無線通信ネットワークから受信し、
前記ダウンリンク制御信号に基づいて、少なくとも1つのさらなるダウンリンク制御信号が、前記ダウンリンク制御信号によって示される複数のスケジューリングパラメータに従って、前記無線通信ネットワークから前記送受信機回路によって受信される予定があるか否かを判定し、かつ、
前記通信デバイスが、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされていないと判定した場合、第1の一連のコードブックからコードブックを選択するか、または
前記通信デバイスが、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていると判定した場合には、第2の一連のコードブックからコードブックを選択し、
その後、選択されたコードブックによって定義された前記少なくとも1つのフィードバック信号を無線通信ネットワークに再送する
ように前記送受信機回路と組み合わせて構成されたコントローラ回路と、
を具備する
通信デバイス用回路。
【請求項25】
無線通信ネットワークの一部を構成し、インフラストラクチャ機器によって提供される無線インターフェースを介して通信デバイスから信号を送受信するように構成された前記インフラストラクチャ機器を動作させる方法であって、
複数のダウンリンクデータ信号を前記通信デバイスに送信するステップと、
前記ダウンリンクデータ信号の各々について、前記インフラストラクチャ機器が、前記ダウンリンクデータ信号が正常に受信されたか否かを示す複数のフィードバック信号のうちの1つを、前記通信デバイスから受信したかを判定するステップと、
前記通信デバイスが前記インフラストラクチャ機器に前記複数のフィードバック信号の少なくとも1つを送信することを決定するステップと、
前記インフラストラクチャ機器が、前記ダウンリンク制御信号によって示される複数のスケジューリングパラメータに従って、前記通信デバイスに少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号を送信するか否かを判定するステップと、
前記通信デバイスが、前記インフラストラクチャ機器への再送信用の前記複数のフィードバック信号のうちの前記少なくとも1つを含むコードブックを選択することを示すダウンリンク制御信号を、前記通信デバイスに送信するステップと、
前記通信デバイスが、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされていないと判定した場合、第1の一連のコードブックからコードブックを選択することを決定するか、または、
前記通信デバイスが、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていると判定した場合には、第2の一連のコードブックからコードブックを選択することを決定するステップと、
その後、選択されたコードブックによって定義された前記少なくとも1つのフィードバック信号の再送信を、前記通信デバイスから受信するステップと
を含み、
前記インフラストラクチャ機器が、少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号を前記通信デバイスに送信することを決定した場合、前記ダウンリンクデータ信号は、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされているという指示をさらに含む
方法。
【請求項26】
前記第1の一連のコードブックが、前記第2の一連のコードブックよりも多数のコードブックを含む
請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記第2の一連のコードブックが前記第1の一連のコードブックのサブセットである
請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記ダウンリンク制御信号は、前記通信デバイスが前記コードブックを選択し、前記選択されたコードブックによって定義された前記少なくとも1つのフィードバック信号を再送することを示す値を有する1ビットを含む
請求項25に記載の方法。
【請求項29】
前記ダウンリンク制御信号が、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされているか否かを示すビットフィールドを含む
請求項25に記載の方法。
【請求項30】
前記ビットフィールドのすべてのビットが同一である場合、前記ビットフィールドは、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされず、したがって、
前記方法は、前記通信デバイスが前記選択されたコードブックを、前記第1の一連のコードブックから選択することを決定することを含む
請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記ビットフィールドのビットがすべて同じでない場合、前記ビットフィールドは、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされている前記無線インターフェースのリソースを示し、したがって、
前記方法は、前記通信デバイスが前記選択されたコードブックを、前記第2の一連のコードブックから選択することを決定することを含む
請求項29に記載の方法。
【請求項32】
前記第2の一連のコードブックが単一のコードブックのみを含み、前記単一のコードブックがデフォルトコードブックである
請求項25に記載の方法。
【請求項33】
前記第1の一連のコードブックが複数のコードブックを含み、前記複数のコードブックのうちの1つがデフォルトコードブックである
請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記デフォルトコードブックは、前記第1の一連のコードブックの他のコードブックよりも多くの数のフィードバック信号を含む
請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記第1の一連のコードブックのコードブックの各々が固有のインデックス値に関連付けられ、前記デフォルトコードブックが第1の前記固有のインデックス値に関連付けられる
請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記デフォルトコードブックは、前記複数のフィードバック信号のすべてを含む
請求項32に記載の方法。
【請求項37】
前記ダウンリンク制御信号は、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていることを示し、したがって、
前記方法は、前記通信デバイスが前記選択されたコードブックを、前記第2の一連のコードブックから選択することを決定することを含み、前記第2の一連のコードブックが複数のコードブックを含む
請求項25に記載の方法。
【請求項38】
前記通信デバイスが、前記選択されたコードブックを、前記複数のフィードバック信号の少なくとも1つの条件に基づいて、前記複数のコードブックの中から選択することを決定することを含む
請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記ダウンリンク制御信号は、1つ以上のビットの複数のグループを含み、
このビットの各グループは、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号が前記通信デバイスによって受信されるようにスケジュールされるに従って、前記複数のスケジューリングパラメータのうちの1つを示し、
前記方法は、前記通信デバイスが前記選択されたコードブックを、前記ビットの複数のグループの1つのうちの少なくとも1つのビットの値に基づいて、前記複数のコードブックの中から選択することを決定することを含み、
前記ビットの複数のグループのうちの1つによって示されるスケジューリングパラメータは、したがって、縮小されたビット数によって示される
請求項37に記載の方法。
【請求項40】
前記縮小されたビット数によって示される前記スケジューリングパラメータが、変調および符号化スキームである
請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記縮小されたビット数によって示される前記スケジューリングパラメータが、ハイブリッド自動リピート要求、HARQ、プロセス番号である
請求項39に記載の方法。
【請求項42】
前記縮小されたビット数によって示される前記スケジューリングパラメータが、タイムドメインリソース割り当てであるTDRAである
請求項39に記載の方法。
【請求項43】
前記ビットの複数のグループの少なくとも1つのビットのすべてが、前記選択されたコードブックの選択に使用され、
前記ビットの複数のグループの少なくとも1つによって示される少なくとも1つの前記スケジューリングパラメータのデフォルト値が使用される
請求項39に記載の方法。
【請求項44】
前記通信デバイスが、前記選択されたコードブックを、それぞれが固有のインデックス値に関連付けられた複数のTDRAの中から示されたTDRAのインデックス値に基づいて、前記複数のコードブックの中から選択することを決定することを含み、
前記TDRAは、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号が前記通信デバイスによって受信されるようにスケジュールされることに従った、前記複数のスケジューリングパラメータのうちの1つである
請求項37に記載の方法。
【請求項45】
前記通信デバイスにTDRAを示すことと、
前記通信デバイスが、前記選択されたコードブックを、前記通信デバイスが何らかのフィードバック信号を再送する必要がない場合に示される第1の複数のTDRAの中から示される前記TDRAに基づいた前記複数のコードブックから選択することを決定することと
を含み、
前記第1の複数のTDRAは、前記通信デバイスが1つ以上のフィードバック信号を再送する必要がある場合に示される第2の複数のTDRAとは異なり、
前記TDRAは、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号が前記通信デバイスによって受信されるようにスケジュールされることに従った、前記複数のスケジューリングパラメータのうちの1つである
請求項37に記載の方法。
【請求項46】
無線通信ネットワークの一部を構成するインフラストラクチャ機器であって、
前記インフラストラクチャ機器によって提供される無線インターフェースを介して通信デバイスから信号を送受信するように構成された送受信機回路と、
複数のダウンリンクデータ信号を前記通信デバイスに送信し、
前記ダウンリンクデータ信号の各々について、前記インフラストラクチャ機器が、前記ダウンリンクデータ信号が正常に受信されたか否かを示す複数のフィードバック信号のうちの1つを、前記通信デバイスから受信したかを判定し、
前記通信デバイスが前記インフラストラクチャ機器に前記複数のフィードバック信号の少なくとも1つを送信することを決定し、
前記インフラストラクチャ機器が、前記ダウンリンク制御信号によって示される複数のスケジューリングパラメータに従って、前記通信デバイスに少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号を送信するか否かを判定し、
前記通信デバイスが、前記インフラストラクチャ機器への再送信用の前記複数のフィードバック信号のうちの前記少なくとも1つを含むコードブックを選択することを示すダウンリンク制御信号を、前記通信デバイスに送信し、
前記通信デバイスが、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされていないと判定した場合、第1の一連のコードブックからコードブックを選択することを決定するか、または、
前記通信デバイスが、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていると判定した場合には、第2の一連のコードブックからコードブックを選択することを決定し、かつ、
その後、選択されたコードブックによって定義された前記少なくとも1つのフィードバック信号の再送信を、前記通信デバイスから受信する
ように前記送受信機回路と組み合わせて構成されたコントローラ回路と、
を具備し、
前記インフラストラクチャ機器が、少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号を前記通信デバイスに送信することを決定した場合、前記ダウンリンクデータ信号は、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされているという指示をさらに示す
インフラストラクチャ機器。
【請求項47】
無線通信ネットワークの一部を構成するインフラストラクチャ機器用の回路であって、
前記インフラストラクチャ機器によって提供される無線インターフェースを介して通信デバイスから信号を送受信するように構成された送受信機回路と、
複数のダウンリンクデータ信号を前記通信デバイスに送信し、
前記ダウンリンクデータ信号の各々について、前記インフラストラクチャ機器が、前記ダウンリンクデータ信号が正常に受信されたか否かを示す複数のフィードバック信号のうちの1つを、前記通信デバイスから受信したかを判定し、
前記通信デバイスが前記インフラストラクチャ機器に前記複数のフィードバック信号の少なくとも1つを送信することを決定し、
前記インフラストラクチャ機器が、前記ダウンリンク制御信号によって示される複数のスケジューリングパラメータに従って、前記通信デバイスに少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号を送信するか否かを判定し、
前記通信デバイスが、前記インフラストラクチャ機器への再送信用の前記複数のフィードバック信号のうちの前記少なくとも1つを含むコードブックを選択することを示すダウンリンク制御信号を、前記通信デバイスに送信し、
前記通信デバイスが、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされていないと判定した場合、第1の一連のコードブックからコードブックを選択することを決定するか、または、
前記通信デバイスが、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていると判定した場合には、第2の一連のコードブックからコードブックを選択することを決定し、かつ、
その後、選択されたコードブックによって定義された前記少なくとも1つのフィードバック信号の再送信を、前記通信デバイスから受信する
ように前記送受信機回路と組み合わせて構成されたコントローラ回路と、
を具備し、
前記インフラストラクチャ機器が、少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号を前記通信デバイスに送信することを決定した場合、前記ダウンリンクデータ信号は、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされているという指示をさらに示す
インフラストラクチャ機器用回路。
【請求項48】
請求項22に記載の通信デバイスと、請求項46に記載のインフラストラクチャ機器とを具備する無線通信システム。
【請求項49】
コンピュータにロードされるとき、前記コンピュータに、請求項1または請求項25に記載の方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム。
【請求項50】
請求項49に記載のコンピュータプログラムを記憶する非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信デバイス、インフラストラクチャ機器、および無線通信ネットワークにおける通信デバイスによるデータの効率的な受信のための方法に関する。
【0002】
本願は、2021年9月30日に出願した欧州特許出願第21200352.9号のパリ条約優先権を主張し、その内容全体は参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
本明細書で提供される「背景技術」の説明は、本開示の背景を一般的に提示するためのものである。現在指名されている発明者の研究は、この背景技術の項に記載されている限りにおいて、出願時に先行技術として見なされない明細書の態様と同様に、本発明に対する先行技術として明示的にも暗示的にも認められない。
【0004】
3GPP(登録商標)定義のUMTSおよびLTE(Long Term Evolution)アーキテクチャに基づくような最新のモバイル電気通信システムは、以前の世代のモバイル電気通信システムによって提供された単純な音声およびメッセージングサービスよりもより広い範囲のサービスをサポートすることができる。例えば、LTEシステムによって提供される改善された無線インターフェースおよび拡張されたデータレートを用いて、ユーザは、以前は固定回線データ接続を介してのみ利用可能であったモバイルビデオストリーミングおよびモバイルビデオ会議などの高データレートアプリケーションを享受することができる。
したがって、このようなネットワークを配備する要求は強く、これらの将来のネットワークのカバレージエリア、すなわち、ネットワークへのアクセスが可能な地理的場所は、急速に拡大し続けることが予想される。
【0005】
将来の無線通信ネットワークは、以前開発されたシステムがサポートするように最適化されるよりも、より広範囲のデータトラフィックプロファイルおよびタイプに関連する、拡大し続ける範囲のデバイスとの通信を日常的かつ効率的にサポートすることが期待される。例えば、将来の無線通信ネットワークは、複雑さが低減されたデバイス、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、高解像度ビデオディスプレイ、仮想現実ヘッドセットなどを含むデバイスとの通信を効率的にサポートすることが期待される。これらの異なるタイプのデバイスのうちのいくつかは、非常に多数の、例えば、「物のインターネット」をサポートするための低複雑度のデバイスに、配備されてもよく、典型的には比較的高いレイテンシ耐性を有する比較的少量のデータの伝送に関連付けられてもよい。
他のタイプのデバイス、例えば高精細度ビデオストリーミングをサポートするデバイスは、比較的低いレイテンシ許容値で比較的大量のデータの送信に関連する場合がある。例えば自律車両通信や他の重要なアプリケーションに使用される他の種のデバイスは、低遅延かつ高い信頼性でネットワークを介して伝送されるべきデータによって特徴付けられる。また、1つのデバイスタイプが、実行されているアプリケーションに応じて異なるトラフィックプロファイル/特性に関連付けられている場合もある。例えば、ビデオストリーミングアプリケーション(高ダウンリンクデータ)を実行している場合と、インターネットブラウジングアプリケーション(散発的なアップリンクおよびダウンリンクデータ)を実行している場合とでは、スマートフォンとのデータ交換を効率的にサポートするために、さまざまな考慮事項が適用される可能性がある。また、緊急時のシナリオ(厳しい信頼性と遅延要件の対象となるデータ)では、緊急応答者による音声通信に使用される。
【0006】
この観点から、例えば、5Gまたは新しい無線(NR)システム/新しい無線アクセス技術(RAT)システム、および、既存のシステムの将来のバージョン/リリースと呼ばれてもよいものなど、将来の無線通信ネットワークが、異なるアプリケーションおよび異なる特性データトラフィックプロファイルおよび要件に関連付けられた広範囲のデバイスのための接続性を効率的にサポートすることが望まれることが予想される。
【0007】
新たなサービスの一例は、超高信頼低遅延通信(URLLC)サービスと呼ばれ、その名称が示すように、データユニットまたはパケットが高い信頼性で、低通信遅延で通信されることを要求する。新たなサービスの別の例として、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスがある。これは、最大20Gb/sをサポートする要件高容量を特徴としている。したがって、URLLCとeMBBタイプのサービスは、LTEタイプの通信システムと5G/NR通信システムの両方に対する挑戦的な例を表している。
【0008】
異なるタイプのネットワークインフラストラクチャ機器および異なるトラフィックプロファイルと関連した端末デバイスの使用の増加は、対処する必要がある無線通信システムにおける通信を効率的に処理するための新しい課題を生じさせる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】Holma H. and Toskala A, "LTE for UMTS OFDMA and SC-FDMA based radio access", John Wiley and Sons, 2009.
【非特許文献2】TR 38.913, "Study on Scenarios and Requirements for Next Generation Access Technologies (Release 14)", third Generation Partnership Project, vl4.3.0.
【非特許文献3】RP- 190726, "Physical layer enhancements for NR ultra-reliable and low latency communication (URFFC)", Huawei, HiSilicon, RAN#83.
【非特許文献4】RP-201310, "Revised WID: Enhanced Industrial Internet of Things (IoT) and ultra-reliable and low latency communication (URFFC) support for NR," Nokia, Nokia Shanghai Bell, RAN#88e.
【非特許文献5】R1 -2108547, "Final moderator summary on HARQ-ACK feedback enhancements for NR Rel-17 URLLC/IIoT," Moderator (Nokia), RANl#106e.
【非特許文献6】European patent application number EP21188964.7, Sony Group Corporation.
【発明の概要】
【0010】
本開示は、上述の問題のうちの少なくとも一部に対処するか、または軽減するのに役立つことができる。
【0011】
本技術の実施形態は、無線通信ネットワークによって提供される無線インターフェースを介して上記無線通信ネットワークとの間で信号を送受信するように構成された通信デバイスを動作させる方法を提供することができる。この方法は、
上記無線通信ネットワークから、複数のダウンリンクデータ信号を受信するステップと、
上記ダウンリンクデータ信号のそれぞれに対して、上記通信デバイスが、上記ダウンリンクデータ信号が正常に受信されたか否かを示す複数のフィードバック信号のうちの1つを、上記無線通信ネットワークに送信することを決定するステップと、
上記通信デバイスが上記無線通信ネットワークに再送するための上記複数のフィードバック信号のうちの少なくとも1つを含むコードブックを選択することを示すダウンリンク制御信号を上記無線通信ネットワークから受信するステップと、
上記ダウンリンク制御信号に基づいて、少なくとも1つのさらなるダウンリンク制御信号が、上記ダウンリンク制御信号によって示される複数のスケジューリングパラメータに従って、上記無線通信ネットワークから上記通信デバイスによって受信される予定があるか否かを判定するステップと、
上記通信デバイスが、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされていないと判定した場合、第1の一連のコードブックからコードブックを選択するか、または、
上記通信デバイスが、上記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていると判定した場合には、第2の一連のコードブックからコードブックを選択するステップと、
その後、選択されたコードブックによって定義された上記少なくとも1つのフィードバック信号を上記無線通信ネットワークに再送するステップと
を含む。
【0012】
本技術の実施形態は、通信デバイスの動作方法に加えて、インフラストラクチャ機器、通信デバイスおよびインフラストラクチャ機器の動作方法、通信デバイスおよびインフラストラクチャ機器用の回路、無線通信システム、コンピュータプログラム、ならびにコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関するものであり、無線通信ネットワークにおいて動作する通信デバイスによる無線リソースのより効率的な使用を可能にする。
【0013】
本開示のそれぞれの態様および特徴は、添付の特許請求の範囲において定義される。
【0014】
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明の両方が、本技術の例示であるが、本技術を限定するものではないことを理解されたい。説明される実施形態はさらなる利点とともに、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を参照することによって最もよく理解される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
いくつかの図を通して同じ参照番号が同一または対応する部品を示すので、以下の詳細な説明を、添付の図面と併せて考察すると、本開示およびそれに付随する多くの利点が、以下の詳細な説明を参照することによってよりよく理解される。
【
図1】本開示の特定の実施形態に従って動作するように構成されたLTEタイプのワイヤレス電気通信システムのいくつかの態様を概略的に表したものである。
【
図2】本開示の特定の実施形態に従って動作するように構成された新しい無線アクセス技術(RAT)無線電気通信システムのいくつかの例示的な態様を概略的に表したものである。
【
図3】本開示の特定の実施形態に従って動作するように構成されたインフラストラクチャ機器および通信デバイスの一例の概略ブロック図である。
【
図4】複数のハイブリッド自動反復要求確認応答(HARQ-ACK)フィードバック指示が、単一の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)に多重化される方法を示している。
【
図5】どのPUCCH HARQ-ACKフィードバック指示を多重化することができるかを示すためにPUCCHリソース指標がどのように使用されるかを示す。
【
図6】サブスロットベースのPUCCHの一例を示す。
【
図7】SPS(Semi-Persistent Scheduling)物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の複数のHARQ-ACKフィードバック指示を、サブスロットごとに1つのPUCCHに多重化する方法を示している。
【
図8】本技術の実施形態に係る通信デバイスおよびインフラストラクチャ機器を備えた無線通信システムを示す一部の模式図、および、一部のメッセージフロー図を示す。
【
図9】本技術の実施形態に従った、通信システムにおける通信のプロセスを示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
(Long Term Evolution Advanced Radio Access Technology (4G))
図1は、一般にLTE原理に従って動作するが、他の無線アクセス技術もサポートすることができ、本明細書で説明されるような本開示の実施形態を実装するように適合させることができる、モバイル遠隔通信ネットワーク/システム6のいくつかの基本的な機能を示す概略図を提供する。
図1の様々な要素およびそれらのそれぞれの動作モードの特定の態様は、3GPP(登録商標)(RTM)機関によって管理される、関連する規格において周知であり、定義もされており、また、その議題に関する多くの書籍、例えば、Holma H.およびToskala Aの非特許文献1にも記載されている。
本明細書で特に記載されていない電気通信ネットワークの動作態様(例えば、異なる要素間で通信するための特定の通信プロトコルおよび物理チャネルに関して)は、例えば、関連する規格およびその関連する規格に対する既知の提案された修正および追加に従った、任意の既知の技法に従って実装され得ることが理解される。
【0017】
ネットワーク6は、コアネットワーク部2に接続された複数の基地局1を含む。各基地局は、通信デバイス4との間でデータを通信することができるカバレージエリア3(例えば、セル)を提供する。データは、通信デバイス4との間で通信される。各基地局1は、単一のエンティティとして
図1に示されているが、基地局の機能の一部は、アンテナ、リモート無線ヘッド、アンプなど、異種の相互接続された要素によって実行され得ることを、当業者は理解する。全体として、1つ以上の基地局が無線アクセスネットワークを形成することができる。
【0018】
データは、基地局1から、それぞれのカバレージエリア3内の通信デバイス4に、無線ダウンリンクを介して送信される。通信デバイス4から基地局1へは、無線アップリンクを介してデータが送信される。コアネットワーク2は、各基地局1を介して通信デバイス4との間でデータの送受信を行うものであり、認証、モビリティ管理、課金等の機能を提供する。通信デバイスは、移動局、ユーザ機器(UE)、ユーザ端末、モバイル無線、端末デバイスなどと呼ばれることもある。コアネットワーク2によって提供されるサービスは、インターネットまたは外部の電話サービスへの接続性を含むことができる。コアネットワーク2は、通信デバイス4の位置をさらに追跡して、通信デバイス4に向けてダウンリンクデータを送信するために、通信デバイス4に効率的に接触(すなわちページ)できるようにする。
【0019】
ネットワークインフラストラクチャ機器の一例である基地局は、トランシーバ局、ノードB、eノードB(eNB)、gノードB、gNBなどと呼ばれることもある。この点で、異なる用語は、広く同等の機能性を提供する要素のための異なる世代の無線電気通信システムに、しばしば関連する。しかしながら、本開示の特有の実施形態は、異なる世代の無線電気通信システムにおいて同等に実装されてもよく、簡潔にするために、基礎となるネットワークアーキテクチャにかかわらず、特定の用語が使用されてもよい。すなわち、特定の実施例に関連する特定の用語の使用は、これらの実施例がその特定の用語に最も関連する可能性のある特定の世代のネットワークに限定されることを示すことを意図していない。
【0020】
(新しい無線アクセス技術(5G))
図2には、NRおよび5Gに対して提案され使用される用語のいくつかを使用する無線通信ネットワークの構成例が示されている。
図2では、複数の送信ポイント10が、ライン16として表される接続インターフェースによって分散制御ユニット41、42に接続されている。各TRP10は、無線通信ネットワークが利用可能な無線周波数帯域幅内で、無線アクセスインターフェースを介して信号を送受信するように配置されている。このように、無線アクセスインターフェースを介して無線通信を行う範囲内では、TRP10のそれぞれが、円12で表されるような無線通信ネットワークのセルを形成する。このように、セル12によって提供される無線通信範囲内にある無線通信デバイス14は、無線アクセスインターフェースを介してTRP10との間で信号を送受信することができる。
分散ユニット41、42の各々は、インターフェース46を介して中央ユニット40(制御ノードと呼ばれる場合がある)に接続される。次いで、中央ユニット40は、無線通信デバイスとの間で通信するためのデータを送信するために必要とされる他のすべての機能を含むことができるコアネットワーク20に接続され、コアネットワーク20は、他のネットワーク30に接続され得る。
【0021】
図2に示す無線アクセスネットワークの要素は、
図1の例に関して説明したLTEネットワークの対応する要素と同様の方法で動作することができる。特に説明しないもの(例えば、異なる要素間で通信するための特定の通信プロトコルおよび物理チャネルに関する)である、
図2に示す電気通信ネットワークの動作的な態様と、本開示の実施形態に従って本明細書に記載する他のネットワークの動作的な態様とが、例えば、無線電気通信システムのそのような動作的な態様を(例えば、関連する規格に従って)実施するために現在使用されているアプローチに従って、任意の既知の技術に従って実施することができることが理解される。
【0022】
図2のTRP10は、部分的に、LTEネットワークの基地局またはeNodeBに対応する機能を有してもよい。同様に、通信デバイス14は、LTEネットワークで動作することが知られているUEデバイス4に対応する機能性を有してもよい。従って、新しいRATネットワークの動作態様(例えば、異なる要素間で通信するための特定の通信プロトコルおよび物理チャネルに関するもの)は、LTEまたは他の既知の移動通信規格とは異なる可能性があることが理解される。しかしながら、新しいRATネットワークのコアネットワーク構成要素、基地局および通信デバイスのそれぞれが、LTE無線通信ネットワークのコアネットワーク構成要素、基地局および通信デバイスにそれぞれ機能的に類似していることも理解される。
【0023】
広大なトップレベルの機能性の観点から、
図2に表されるNew RAT電気通信ネットワークに接続されたコアネットワーク部210は、
図1に表されるコアネットワーク12に対応すると広く考慮することができる。中央ユニット40およびそれらの関連する分散ユニット/TRP10は、
図1の基地局1に対応する機能性を提供すると広く考慮することができる。
ネットワークインフラストラクチャ機器/アクセスノードという用語は、これらの構成要件および無線電気通信システムのより従来の基地局型の構成要件を包含するために使用されてもよい。手元のアプリケーションに応じて、それぞれの分散ユニットと通信デバイスとの間の無線インターフェース上でスケジュールされる伝送をスケジュールする義務は、制御ノード/中央ユニット、および/または、分散ユニット/TRPにあるといってもよい。
図2には、第1の通信セル12のカバレージエリア内にある通信デバイス14が示されている。したがって、この通信デバイス14は、第1の通信セル12に関連する分散ユニット/TRP10のうちの1つを介して、第1の通信セル12内の第1の中央ユニット40と信号を交換することができる。
【0024】
図2は、本明細書で説明される原理によるアプローチが採用され得るNew RATベースの電気通信システム用に提案されたアーキテクチャの単なる一例を表し、本明細書で開示される機能は、異なるアーキテクチャを有する無線通信システムに関しても適用され得ることがさらに理解される。
【0025】
したがって、本明細書で説明される本開示の例示的な実施形態は、
図1および
図2に示される例示的なアーキテクチャなど、様々な異なるアーキテクチャによる無線電気通信システム/ネットワークにおいて実装され得る。したがって、任意の所定の実装における特定の無線電気通信アーキテクチャは、本明細書に記載する原理にとって主要な重要性がないことが理解される。この点に関して、本開示の特定の実施形態は一般に、ネットワークインフラストラクチャ機器/アクセスノードと通信デバイスとの間の通信状況で説明することができ、ネットワークインフラストラクチャ機器/アクセスノードおよび通信デバイスの特定の性質は、目前の実装形態のためのネットワークインフラストラクチャに依存することになる。
例えば、いくつかの場合では、ネットワークインフラストラクチャ機器/アクセスノードが、本明細書で説明される原理に従って機能を提供するように適合された、
図1に示されるようなLTEタイプ基地局1のような基地局を備えてもよく、他の例では、ネットワークインフラストラクチャ機器が、本明細書で説明される原理に従って機能を提供するように適合された、
図2に示される種類の制御部/制御ノード40および/またはTRP 10を備えてもよい。
【0026】
図2に示されるネットワークの要素のいくつかのより詳細な図が、
図3によって提供される。
図3において、
図2に示されるようなTRP 10は、無線送信機30と、無線受信機32と、TRP 10によって形成されるセル12内の1つ以上のUE14に無線信号を送受信するように送信機30および無線受信機32を制御するように動作し得るコントローラまたは制御プロセッサ34とを、簡略化された表現として含む。
図3に示すように、一例のUE 14は、対応する送信機49と、受信機48と、送信機49および受信機48を制御して、従来の動作に従って、TRP 10によって形成された無線アクセスインターフェースを介して、送信機30によって送信される無線通信ネットワークにアップリンクデータを表す信号を送信し、受信機48によって受信される信号としてダウンリンクデータを受信するように構成されるコントローラ44とを含むように示されている。
【0027】
送信機30、49および受信機32、48(ならびに、本開示の実施例および実施例に関連して記載される他の送信機、受信機および送受信機)は、例えば5G/NR規格に従って無線信号を送受信するために、無線周波数フィルタおよび増幅器、ならびに信号処理部品および装置を含むことができる。コントローラ34、44(ならびに本開示の例および実施形態に関連して説明される他のコントローラ)は、例えば、マイクロプロセッサ、CPU、または専用チップセットなどであってもよく、これらは、不揮発性メモリなどのコンピュータ可読媒体に格納される命令を実行するように構成されてもよい。本明細書に記載する処理ステップは、例えば、コンピュータ可読媒体に記憶された指示に従って動作するランダム・アクセス・メモリと共にマイクロプロセッサによって実行することができる。
送信機、受信機およびコントローラは、表現を容易にするために別個の要素として
図3に概略的に示されている。しかしながら、これらの回路素子の機能性は、例えば、1つ以上の適切にプログラム可能なコンピュータ、または1つ以上の適切に構成された特定用途向け集積回路/回路/チップ(複数可)/チップセット(複数可)を使用して、様々な異なる方法で提供され得ることが理解される。理解されるように、インフラストラクチャ機器/ TRP /基地局およびUE /通信デバイスは、一般に、その動作機能性に関連する様々な他の要素を構成する。
【0028】
図3に示すように、TRP 10は、物理インターフェース16を介してDU 42に接続されるネットワークインターフェース50をさらに含む。従って、ネットワークインターフェース50は、DU 42およびCU 40を介してTRP 10からコアネットワーク20へのデータおよび信号トラフィックのための無線通信リンクを提供する。
【0029】
DU 42とCU 40との間のインターフェース46は、物理的または論理的インターフェースであり得るF1インターフェースとして知られている。CUとDU間のF1インターフェース46は、仕様書3GPP TS 38.470および3GPP TS 38.473に従って動作してもよく、光ファイバまたは他の有線または無線の高帯域幅接続から形成され得る。一実施例では、TRP 10からDU 42への接続16は、光ファイバを介している。TRP 10とコアネットワーク20との間の接続は、一般にバックホールと呼ぶことができ、これは、TRP 10のネットワークインターフェース50からDU 42へのインターフェース16と、DU 42からCU 40へのF1インターフェース46とからなる。
【0030】
(eURLLCおよびeMBB)
NR技術を組み込んだシステムは、異なるサービス(またはサービスの種類)をサポートすることが期待され、これは、レイテンシ、データレートおよび/または信頼性に対する異なる要求によって特徴付けられ得る。例えば、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスは、20Gb/sまでサポートする必要がある大容量によって特徴付けられる。URLLC(Ultra Reliable and Low Latency Communications)サービスの要件は、1 -10 -5(99.999 %)以上(99.9999%)の信頼度で、1ミリ秒以内に無線プロトコルレイヤ2/3 SDU入力点から無線インターフェースの無線プロトコルレイヤ2/3 SDU出力点に32バイトのパケットを1回送信することである(非特許文献2)。
【0031】
大規模機械型通信(mMTC)は、NRベースの通信ネットワークによってサポートされることがあるサービスの別の例である。さらに、高い可用性、高い信頼性、低い遅延(レイテンシ)、場合によっては高精度測位の新しい要件でサービスをサポートするために、システムは、産業用モノのインターネット(IIoT)に関連するさらなる強化をサポートすることが期待される。
【0032】
拡張URLLC(eURLLC)(非特許文献3)は、5Gシステムにおけるファクトリーオートメーション、輸送産業、電力分配などの高い信頼性と低遅延を必要とする特徴を規定する。eURLLCは、IoT-URLLC(非特許文献4)としてさらに強化され、その目的の1つは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信用のハイブリッド自動再送要求確認応答(HARQ-ACK)に対するUEフィードバックを強化することである。
【0033】
(PDSCH HARQ-ACKフィードバック)
Dynamic Grant PDSCH (DG-PDSCH)では、PDSCHリソースは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のリンク制御情報(DCI)によって運ばれるDLグラント(許可)を使用して、gNBによって動的に示される。
【0034】
PDSCHはHARQ送信を使用して送信され、スロットnで終了するPDSCHの場合、HARQ-ACKを運ぶ対応する物理アップリンクコントロールチャネル(PUCCH)がスロットn+K1で送信される。ここで、ダイナミック許可PDSCHでは、K1の値はDLグラントの"PDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator"フィールドに示される(DCI Format 1_0、DCI Format 1_1またはDCI Format 1_2によって伝送される)。複数の(異なる) PDSCHは、それぞれのHARQ-ACKを送信するために同じスロットを指すことができ、これらのHARQ-ACK(同じスロット内)は1つのPUCCHに多重化される。したがって、PUCCHは複数のPDSCHに対して複数のHARQ-ACKを含むことができる。
【0035】
この例を
図4に示す。この例では、3つのDLグラントがDCI#1、DCI#2、DCI#3を介してスロットn、n+1、n+2でそれぞれUEに送信される。DCI#1、DCI#2、DCI#3はそれぞれPDSCH#1、PDSCH#2、PDSCH#3を予定する。DCI#1、DCI#2、DCI#3は、それぞれK = 3、K = 2、K = 1を示す。K値はPDSCH# 1に対するHARQ-ACKフィードバックを示すので、PDSCH#2とPDSCH#3はすべてスロットn+4で送信され、UEはこれらすべてのHARQ-ACKを単一のPUCCH、すなわちPUCCH#1に多重化する。PUCCH多重化ウィンドウは、PDSCHをその1つのPUCCHに多重化できる時間枠であり、PUCCH多重化ウィンドウの大きさはK
1の範囲に依存する。
図4の例では、PUCCH多重化ウィンドウはスロットnからスロットn+3(すなわち、時間t
0から時間t
7まで)であり、これは最大K
1が4スロットであることを意味する。
【0036】
Rel-15では、異なるPUCCHが時間的に重複しない場合でも、スロットごとに1つのPUCCHのみが同じUEのHARQ-ACKを伝送できる。PUCCHリソースは、DLグラントの"PUCCH Resource Indicator" (PRI)フィールドに示される。各DLグラントは異なるPUCCHリソースを示す場合があるが、UEは、最後のPDSCHが受信された後のHARQ-ACKビットの合計数のみを認識するため、PUCCHマルチプレキシングウィンドウの最後のPDSCHで示されたPRIに従う。
【0037】
この一例が
図5にしめされており、この図において、DCI#1とDCI#2は、PDSCH#1とPDSCH#2に対応するHARQ-ACK用のPUCCH#1を示すが、DCI#3は、PDSCH#3に対応するHARQ-ACK用のPUCCH#2を示す。ここで、PUCCH#1とPUCCH#2は時間的に重複しない。DCI#3は最後のPDSCH(PDSCH#3)を予定するため、マルチプレキシングウィンドウでは、UEはPDSCH#1、PDSCH#2およびPDSCH#3用のHARQ-ACKを運ぶためにPUCCH#2を使用する。ここで注意すべきは、SR (Scheduling Request)のような他のUCIを運ぶPUCCHを、時間的に重複しない場合、同一スロット内のHARQ-ACKを運ぶPUCCHに別々に送信できることである。
【0038】
Rel‐16 eURLLCでは、URLLC PDSCHのためのHARQ-ACKsを運ぶためにサブスロットPUCCHを導入した。サブスロットベースのPUCCHは、1つのスロット内でHARQ-ACKを運ぶ複数のPUCCHを伝送することを可能にする。これは、PDSCHのためのHARQ-ACKを運ぶPUCCHがスロット内で伝送されるより多くの機会を与え、それによりHARQ-ACKフィードバックのための待ち時間を低減する。サブスロットベースのPUCCHでは、K1パラメータの粒度(すなわち、PDSCHの終わりとそれに対応するPUCCHの開始との時間差)は、スロットの単位ではなくサブスロットの単位であり、サブスロットのサイズは2シンボルまたは7シンボルのいずれかである。
【0039】
この例を
図6に示す。サブスロットサイズは7つのシンボル(つまり、半分のスロット)に等しく、サブスロットはm、m+1、m+2などのラベルが付いている。PDSCH# 1はスロットn+1で送信されるが、サブスロットベースのHARQ-ACK PUCCHの場合は、サブスロットm+2で送信されると見なされ、ここでK
1 = 6とすると、対応するHARQ-ACKはサブスロットm+2+K
1 = m+8にある。PDSCH#2は、スロットn+2で送信されるが、サブスロットm+4およびm+5を占有する。K
1のリファレンスはPDSCHが終了するサブスロットを基準とし、この場合PDSCH#2はサブスロットm+5で終了する。PDSCH#2を予定するDCI#2のDLグラントは、K
1 = 4を示す。これは、サブスロットm+5+K
1 = サブスロットm+9でHARQ-ACKのPUCCHを予定する。
【0040】
(準永続スケジューリング(SPS))
当業者にはよく理解されるように、gNBはUEへのダウンリンクデータ送信のためにPDSCHを使用する。PDSCHの送信に使用されるPDSCHリソースは、gNBによって動的に、またはSPS(Semi-Persistent Scheduling)リソースの割り当てによってスケジュールできる。
【0041】
アップリンクでの設定グラント(CG)の使用と同様に、ダウンリンクでSPSを使用すると、特に通常および定期的なトラフィックの場合にレイテンシが短縮される。gNBは、SPSリソースが必要であると判定した場合に、それらを明示的にアクティブ化および非アクティブ化するために必要である。機会SPSリソースは通常、RRC (無線リソース制御)信号を介して設定され、各SPS PDSCHが事前設定された一定の時間になるように定期的に発生する。これにより、gNBは既知の周期性とパケットサイズを持つトラフィックをスケジュールできる。gNBは、特定のSPS PDSCHでPDSCHを送信する機会としない機会があるため、潜在的なPDSCH送信について各SPS PDSCHを監視するためにUEが必要である。
【0042】
Rel-15では、UEを1つのSPS PDSCHでのみ設定でき、このSPS PDSCHは、CS-RNTI(Configured Scheduling Radio Network Temporary Identifier)でCRC(Cyclic Redundancy Code)スクランブルを使用したアクティベーションDCI (Format 1_0 または1_1)を使用して活性化される。SPS PDSCHがアクティブ化されると、UEは、SPS PDSCHが非アクティブ化されるまで、SPS PDSCH構成の各SPS PDSCHの潜在的なPDSCHを監視する。DLグラントは必要ない。SPS PDSCHの非アクティブ化は、CS-RNTIでスクランブルされた非アクティブ化DCIを介して示される。UEは非アクティブ化DCIのHARQ-ACKフィードバックを提供するが、アクティブ化DCIのHARQ-ACKフィードバックは提供されない。
【0043】
DG-PDSCHと同様に、SPS PDSCHに対応するHARQ-ACKのPUCCHリソースを含むスロットは、活性化DCIの「PDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator」欄のK1を使用して示される。動的グラントはSPS PDSCHには使用されないため、このK1はSPS PDSCH機会のたびに適用され、非アクティブ化された後で、別のK1を持つ別のアクティブ化DCIを使用して再アクティブ化された後にのみ更新できる。
【0044】
SPS PDSCHは1つしかないため、HARQ-ACKフィードバックを伝送するためにPUCCHフォーマット0または1が使用される。DG-PDSCHに対するHARQ-ACKフィードバックを運ぶPUCCHとPUCCHが衝突する場合、SPS PDSCHに対するHARQACKはDG-PDSCHに対応するPUCCHに多重化される。
【0045】
Rel-16では、最大8個のSPS PDSCHを使用してUEを設定できる。各SPS PDSCHには、RRCが設定されたSPS構成インデックスを有する。各SPS PDSCHは、CS-RNTI でスクランブルされたCRC付きのDCI (Format 1_0、1_1、および1_2)を使用して個別にアクティブ化される。ここで、DCIは、アクティブ化されるSPS PDSCHのSPS構成インデックスを示す。ただし、複数のSPS PDSCHは、1つの非アクティブ化DCIを使用して非アクティブ化できる。Rel-15と同様に、UEは非アクティブ化DCI用のHARQ-ACKフィードバックを提供するが、アクティブ化DCI用のフィードバックは提供しない。
【0046】
SPS PDSCHに対応するHARQ-ACKフィードバック用のPUCCHリソースを含むスロットまたはサブスロットは、活性化DCIに示されているK1を使用して決定される。SPS PDSCH構成はそれぞれ個別に有効化されるため、さまざまなSPS PDSCHをさまざまなK1で示すことができる。
【0047】
異なるSPS PDSCH構成に異なるK1を使用できるため、複数のSPS PDSCHのHARQ-ACKが同じスロットまたはサブスロットを指し、このような場合、これらのHARQ-ACKが1つのPUCCHに多重化されてもよい。複数のSPS PDSCH構成では、PUCCHフォーマット2、3、4(PUCCHフォーマット0、1に加えて)を使用して、SPS PDSCHの複数のHARQ-ACKを伝送できる。ここで、PUCCH内のHARQ-ACKは、SPS PDSCH Configuration Index(構成インデックス)ごとにDUスロットに従って上昇にソートされ、SPS PDSCH Configuration Indexの上行にソートされる。ここで注意すべきは、典型的なK1はSPS PDSCH毎に固定されているので、同じインデックスを持つ2つ以上のSPS PDSCHがPUCCHに多重化される可能性は低いことである。
【0048】
この例を
図7に示す。ここで、UEにはSPS#1、SPS#2、SPS#3というラベルの付いた3つのSPS PDSCHsがあり、それぞれSPS構成インデックス1、2、3で設定されたRRCである周期性が異なる。SPS#1、SPS#2、SPS#3は、それぞれK
1 = 3、K
1 = 4、K
1 = 1で起動する。これらのK
1は、Slot nのSPS#2、Slot n+1のSPS#1、Slot n+3のSPS#3に対応するHARQ-ACKフィードバックのPUCCHが、Slot n+4のPUCCH#2によって同じスロットに格納される。したがって、PUCCH#2は、SPS#1、SPS#2、SPS#3に対してそれぞれ{ACK#1、ACK#2、ACK#3}とラベル付けされた3つのHARQ-ACKを提供する(この例では、HARQ-ACKがPUCCH#2に多重化されたDLスロットごとに固有のSPS PDSCHが1つしかないことがわかる)。
【0049】
Rel-16では、SPS PDSCHのPUCCHがDG-PDSCHのPUCCHと衝突すると、HARQ-ACKが多重化される。この場合、SPS PDSCH HARQ-ACKは、同じ優先順位を持つ場合、DGPDSCHのPUCCHの後に付加される。それ以外の場合は、PUCCHのいずれかが優先される。
【0050】
(タイプ3 HARQ-ACKコードブック)
タイプ3 HARQ-ACKコードブック(Type 3 CB)は、Rel-16の5G New Radio Unlicensed (NR-U)に導入され、Listen Before Talk(LBT)失敗によるPUCCHの障害または物理的アップリンク共有チャネル(PUSCH) HARQ-ACK送信の障害のためにUEがHARQ-ACKを再送信するようにトリガする。タイプ3 HARQ-ACKコードブックは、DCIフォーマット1_1の1ビットDCIフィールド「One-shot HARQ-ACK request」(1 ショット)を使用してトリガされる。これは、設定されたすべてのHARQ Process Numbers (HPN)のPDSCH HARQ-ACKフィードバックをすべてのコンポーネントキャリア(CC)に送信することをUEに示す。これらのHARQ-ACKのいずれかが以前に送信されたかどうか、HARQ-ACKのいずれかがスケジュールされていないPDSCHに対応しているかどうか、またはUEがLBT試行の失敗によりHARQ-ACKのいずれかの送信に失敗したかどうかは関係ない。
【0051】
タイプ3 CBはDLグラントを使用してトリガされるため、DLグラントはタイプ3 CB をトリガする間にPDSCHをスケジュールできる。これにより、シグナリングの節約が達成される。しかし、実際には、UEにHARQ-ACKを再送信するようにUEに要求するだけでは、gNBがUEに送信するダウンリンクデータを持たない場合がある。したがって、DLグラントは「Frequency Domain Resource Assignment」(FDRA) DCIフィールドを使用して、PDSCHがスケジュールされているかどうかを暗黙的に示す。FDRAフィールドは、UEのPDSCHの周波数リソース、つまりリソースブロック(RB)をスケジュールするために使用される。ここで、1ショットDCIフィールドが「1」の場合、タイプ3 CB をトリガし、FDRA DCIフィールドがすべて「0」またはすべて「1」に設定されている場合、これはPDSCHがスケジュールされていないことを示す。
さもなければ、他のFDRA値(すなわち、「0」sと「1」sの両方の混合)は、PDSCHがFDRAフィールド中のこれらの「0」sと「1」sによって示されるようにRBsでスケジュールされることを示す。
【0052】
PDSCHに対するHARQ-ACKを運ぶPUCCHまたはPUSCHは、より高い優先度のPUCCHまたはPUSCHと衝突した場合、UE内層1(L1)の優先度によってキャンセルされることがある。UEのPUCCHまたはPUSCH送信は、UL Cancellation IndicatorによってUL Inter-UE優先度付けによってキャンセルすることもできる。つまり、あるUEからの優先度の低いアップリンク送信は、別のUEからの優先度の高いアップリンク送信と衝突し、そのため、UL Cancellation Indicatorは優先度の低いアップリンク送信のUEの送信をキャンセルする。時分割二重化(TDD)において、SPS PDSCHに対するUEのPUCCHは、DLシンボルまたは無効シンボルと衝突した場合にもキャンセルできる。複数のHARQ-ACKを含むキャンセルされたPUCCHは、gNBがこれらのPDSCHの復号化状態を認識しないので、複数のPDSCHの再送を導くかもしれない。それゆえ、これは、特に、UEがこれらのPDSCHの大部分をうまく復号化した場合、非効率的なリソースの利用につながる。したがって、Rel‐17 URLLCでは、HARQ-ACKsを再送信するためのより最適化されたメカニズムが導入された。
【0053】
上記のようにRel-16 タイプ3 CBはHARQ-ACKの再送に使用できるが、これは多くのリソースを消費し、すべてのCCにわたってすべてのHARQプロセスのHARQ-ACKを再送するため、非常に高いオーバーヘッドを伴う。これを認識して、3GPPは、より小さいサイズを持つようにRRC設定できる強化型3 HARQ-ACK符号ブック(e-Type 3 CB)を導入した。ここで、このe-Type 3 CBは、CCのサブセットのHARQプロセス番号(HPN)のサブセットをフィードバックする。ただし、e-Type 3 CBのサイズは半静的(RRC)に設定されているため、gNBはCCのどのHPNがドロップされるかを予測できないため、再送信が必要になるため、オーバーヘッドが大きくなる。
再送信を必要とする一連のHARQ-ACKを動的に変化させるために、e-Type 3 CBサイズを適応させるために、異なるサイズの複数のe-Type 3 CBを使用してUEをRRC構成することが提案されており、それぞれが異なるHPN/CCのサブセットに関連し、gNBは再送信を必要とするHARQ-ACKに応じてトリガDCI (DL グラント)を使用してこれらの複数のe-Type 3 CBの1つを動的に示すことができる。以下のオプションは、非特許文献5で、MCB構成e-Type 3 CBからe-Type 3 CBを動的に選択するために提案された。
・ オプション1: MCB e-Type 3 CBの1つを示す新しいDCI フィールドを導入し、e-Type 3 CBがトリガされないことも示す。したがって、この新しいDCI項目の大きさは「log2(MCB +1)」になるか、または、
・ オプション2: 1ショットDCIフィールドを使用してe-Type 3 CBをトリガし、
〇MCB = 1 の場合、トリガDLグラントDCIはPDSCHをスケジュールすることもできる。
〇または、MCB >1の場合、トリガDL グラントDCIはPDSCHをスケジュールできないが、代わりにPDSCHのスケジュールに使用される既存のDCIフィールドが解釈され、MCB e-Type 3 CBからe-Type 3 CBを選択することを示す。
【0054】
オプション1では、新たなフィールドを追加することによってDCIサイズを増やす。これは、より大きなDCIを伝送するPDCCHの信頼性要件を維持するために、より多くのリソースを必要とするため、通常、URLLCには適しない。ただし、オプション1の利点は、e-Type 3 CBのトリガとPDSCHのスケジューリングの両方を1つのDCIで使用できることである。オプション2は、e-Type 3 CBをMCB>1のために選択するために、既存のDCI領域を再利用するので、DCIの大きさを大きくしないことが提案されている。しかし、e-Type 3 CBをトリガする間にgNBがPDSCHをスケジュールするのを妨げると、PDSCHをスケジュールするために別のDLグラントを送信するためにgNBがさらにDCIを使用する必要があるため、これはDCIリソースの2倍になる可能性があると主張されている。さらに、個別のDCIを送信すると、PDSCH送信のレイテンシが増加する可能性がある。
【0055】
従って、解決すべき技術的問題は、gNBが複数のe-Type 3 CBのうちの1つをトリガすることを可能にする一方で、トリガDCIのサイズを最小限にするかまたは増加させないで、同じDCIにおけるPDSCHの任意のスケジューリングを可能にする方法である。本開示の実施形態は、そのような技術的問題に対する解決策を提供する。
【0056】
(ダウンリンクグラントにおけるPDSCHスケジューリングおよびe-Type 3 HARQ-ACKCodebook Selection)
図8は、本技術の少なくとも一部の実施形態に従った、通信デバイス81およびインフラストラクチャ機器82を備える第1の無線通信システムの一部概略、一部メッセージフロー図表現を示す。通信デバイス81は、例えば、インフラストラクチャ機器82との間で、無線通信ネットワークとの間で信号を送信し、かつ/または、信号を受信するように構成される。具体的には、通信デバイス81は、無線通信ネットワークによって提供される無線無線インターフェース(例えば、通信デバイス81と無線アクセスネットワーク(RAN)との間のUuインターフェース)を介して、無線通信ネットワーク(例えば、インフラストラクチャ機器82を含む)との間でデータを送信したり、無線通信ネットワーク(例えば、インフラストラクチャ機器82との間で)からデータを受信したりするように構成してもよい。
通信デバイス81およびインフラストラクチャ機器82は、それぞれ、送受信機(トランシーバ)(または送受信機回路)81.1, 82.1、およびコントローラ(またはコントローラ回路)81.2.82.2を備える。コントローラ81.2, 82.2の各々は、例えば、マイクロプロセッサ、CPU、または専用チップセット等であってもよい。
【0057】
図8の例に示すように、通信デバイス81の送受信機回路81.1およびコントローラ回路81.2は、
無線通信ネットワーク(例えば、インフラストラクチャ機器82)から、複数のダウンリンクデータ信号(例えば、PDSCH)を受信する83ように、
通信デバイス90が、ダウンリンクデータ信号のそれぞれについて、無線通信ネットワーク(例えば、インフラストラクチャ機器82)へ送信するように)を決定84するように、
複数のフィードバック信号の1つ(複数の利用可能なフィードバック信号が、複数の受信したダウンリンクデータ信号の数と異なる(例えば、高い)ことがある)が、ダウンリンクデータ信号が成功裏に受信されたか否かを示すように(そのようなフィードバック信号は、例えば、アップリンクキャンセルインジケータ(UL CI)を受信することに応答しないと決定しない限り、通信デバイス81によって送信される90)、無線通信ネットワークから(例えばインフラストラクチャ機器から)受信する85ように、
ダウンリンク制御信号に基づいて、少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号(例えば、PDSCH)が、ダウンリンク制御シグナリングによって示される複数のスケジューリングパラメータに従って、無線通信ネットワーク81によって無線通信ネットワークから(例えば、インフラストラクチャ機器82から)受信される91ようにスケジュールされるかどうかを判定し86、
さらにダウンリンクデータ信号がスケジュールされていないと通信デバイス81が判定した場合、第1の一連のコードブックからコードブックを選択する87か、または、少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされたと通信デバイス81が判定した場合、第2の一連のコードブックからコードブックを選択し88、
続いて、選択されたコードブックによって定義される少なくとも1つのフィードバック信号を、無線通信ネットワークへ(例えばインフラストラクチャ機器82へ)再送信する89
ように組み合わせて構成されており、
ダウンリンク制御信号は、通信デバイス81が、無線通信ネットワーク(例えばインフラストラクチャ機器82)への再送信のために、複数のフィードバック信号の少なくとも1つを含むコードブックを選択することである。
ダウンリンク制御シグナリングはまた、無線インターフェースの(時間および周波数)リソースを示してもよく、その中で、通信デバイス81によって少なくとも1つの追加のダウンリンクデータ信号が受信される91ようになる。
【0058】
本質的に、本技術の実施形態は、第1の一連のe-Type 3 CBがMCBのサイズを有し、第2の一連のe-Type 3 CBがNCBのサイズを有する2つの一連のe-Type 3 CBが定義されることを提案する。e-Type 3 CBがトリガされると、UEがeType 3 CBの選択に使用する一連のe-Type 3 CBは次のように決定される。
・もしgNBがいかなるPDSCHも予定しないならば、第1の一連のe-Type 3 CBが使用される。ここで、gNBはHARQ-ACK再送のためのMCB e-Type 3 CBの1つを示す。あるいは、
・gNBが1つ以上のPDSCHをスケジュールするならば、第2の一連のe-Type 3 CBが使用される。ここで、gNBはHARQ-ACK再送のためのNCB e-Type 3 CBの1つを示す。
【0059】
ここで、e-Type 3 CBをトリガするDLグラント (すなわち、ダウンリンク制御信号)は、トリガDCIとも呼ばれる。当業者であれば、gNBが複数のe-Type 3 CBの1つをトリガすることをどのように可能にするかについて、本技術の実施形態は、上述の技術的問題を解決するためにe-Type 3 CBに適用可能であるが、その一方で、トリガとなるDCIのサイズを最小または無しにして、同一のDCIにおけるPDSCHの任意のスケジューリングを可能にする一方で、本明細書に定義される本開示の実施形態によって、必ずしもコードブックである必要はない一連のHARQ-ACK/フィードバック信号をシグナリングする任意の適切な方法を含む、HARQ-ACK再送(または実際に適切なフィードバック信号の再送)を示す他の方法が、予想されることを理解するであろう。
【0060】
本技術の実施形態のいくつかの構成では、NCB ≦ MCBである。換言すれば、第1の一連のコードブックは、第2の一連のコードブックよりも多い(または等しい)コードブックの数を含む。これは、gNBがPDSCHを予定するか否かにかかわらず、トリガDCIサイズは同じであることを認識し、従って、gNBがPDSCHを予定する場合、PDSCHのスケジューリングパラメータ(例えば、時間および周波数リソース、MCS、HPNなど)のためにより多くのDCIビットを必要とし、e-Type3CBの1つを示すために残されたより少ないビットを持つ。従って、PDSCHスケジューリングに使用される既存のDCIフィールドのいくつかはeType 3 CB選択に再利用できるので、より大きな一連のサイズのe‐Type 3 CBから1つのe‐Type 3 CBを示すためにより多くのビットが利用可能なとき、gNBがPDSCHをスケジューリングしていないときに比べて、gNBがPDSCHをスケジューリングしているときに、e‐Type 3 CB選択に必要なビット数を減らすために、第2の一連のe‐Type 3 CBにおけるより小さいセットサイズは有益である。
本技術の実施形態の構成のいくつかの実装では、第2の一連のe-Type 3 CBは、第1の一連のe-Type 3 CBのサブ設定であってもよい。
【0061】
本技術の実施形態の別の構成では、e-Type 3 CBは、トリガDCI内の1ビットインジケータを使用してトリガされる。1つの実装では、この1ビットインジケータが1ショットインジケータである。換言すれば、ダウンリンク制御信号は、通信デバイスがコードブックを選択し、選択されたコードブックによって定義された少なくとも1つのフィードバック信号を再送することであることを示す値を有するビットを含む。
【0062】
本技術の他の実施形態の構成では、gNBがe-Type 3 CBをトリガする場合、それはFDRA DCIフィールドを使用して、1つ以上のPDSCHもスケジューリングしているか否かを示す。換言すれば、ダウンリンク制御信号は、少なくとも1つの追加のダウンリンクデータ信号がスケジューリングされるか否かを示すビットフィールドを含む。つまり、トリガDCIでe-Type 3 CBがトリガされ、
・ FDRAフィールドがすべて「0」またはすべて「1」を示す場合、第1の一連のe-Type 3 CBは、一連のサイズのMCBと共に使用される(言い換えると、ビットフィールドの全てのビットが同一である場合、ビットフィールドは、それ以上のダウンリンクデータ信号がスケジュールされておらず、従って、選択されたコードブックが第1の一連のコードブックから選択されることを示す)か、
・そうでなければ(FDRAフィールドが全て「0」でなく、かつ全て「1」でない場合)、第2の一連のe-Type 3 CBは、一連のサイズのNCBと共に使用される(言い換えると、ビットフィールドのビットが全て同じでない場合、ビットフィールドは、少なくとも1つの追加のダウンリンクデータ信号がスケジュールされる無線インターフェースのリソースを示し、したがって、選択されたコードブックは、第2の一連のコードブックから取られるべきである)。
【0063】
当業者であれば、任意の適切なトリガ方法は、本明細書に開示するような本技術の実施形態の構成に好適かつ適切であり、そのようなトリガは、明示的な1ショットDCIフィールドを介して行われる必要はないことを理解されたい。さらに、当業者は、PDSCHがスケジュールされているか否かを示す他の方法は、本明細書に開示されるような本技術の実施形態の構成に好適かつ適切であり、そのような指示は、上の例に記載されるように、FDRAフィールドを介して伝える必要がないことを理解するであろう。
【0064】
本技術の実施形態のいくつかの構成では、NCB = 1である。つまり、gNBはデフォルトのe-Type 3 CBを設定する。言い換えれば、第2の一連のコードブックは、単一のコードブックのみを含み、単一のコードブックは、デフォルトのコードブックである。gNBがPDSCHを予定してe-Type 3 CBをトリガする場合、UEは常にこのデフォルトe-Type 3 CBを選択する。デフォルト(すなわち、NCB = 1) e-Type 3 CBを使用する場合、e-Type 3 CB選択のために追加のビットを必要としないことが理解されるべきである。このデフォルトのe-Type 3 CBは、第2の一連のコードブックに固有である場合があり、そのうち唯一のe-Type 3 CBである。このようなデフォルトのe-Type 3 CBは、例えば、第1の一連のCBよりもずっと大きくてもよい。これらは、より小さく、より特定の場合のために設計されているが、第2の一連のデフォルトCBは、より一般的に使用されてもよい。
【0065】
本技術の実施形態の構成では、デフォルトe-Type 3 CBは、サイズNCB = 1の第2の一連のコードブックにおける唯一のe-Type 3 CBであることに加えて、MCB eType 3 CBの1つである。換言すれば、第1の一連のコードブックは、複数のコードブックを含み、複数のコードブックのうちの1つはデフォルトのコードブックであり、したがって、デフォルトのコードブックは、第1の一連のコードブックと第2の一連のコードブックの両方の一部を形成する。
【0066】
本技術の実施形態の別の構成では、デフォルトe-Type 3 CB (すなわち、NCB = 1の場合)は、上述のRel-16 Type 3 CBである。換言すれば、デフォルトのコードブックは、複数のフィードバック信号のすべてを含む。レガシータイプ3 CBはすべてのHARQ-ACKを再送信するため、必要なターゲットHARQ-ACKの構成が再送信されるため、デフォルトオプションとして再送信を見逃すことはない。
【0067】
本技術の実施形態の別の構成では、デフォルトのe-Type 3 CB (すなわち、NCB = 1)は、第1の一連のe-Type 3 CBにおける最大のサイズを有するe-Type 3 CBである。換言すれば、デフォルトのコードブックは、第1の一連のコードブックの他のコードブックよりも多くのフィードバック信号を含む。これは、最も大きなサイズのe-Type 3 CBは、より少ないHARQ-ACKを再送から除外するため、ターゲットのHARQ-ACK(例えば、破棄されたHARQ-ACK)を再送する可能性が高いことを認識する。
【0068】
例えば、コンポーネントキャリア(CC)が1つだけで、M
CB = 4とした場合、構成されたe-Type 3 CB は、以下の表1のようになる。
(表1:1 CC用の第1の一連のe-Type 3 CBの例)
【表1】
【0069】
次に、この構成に従ったデフォルトe‐Type 3 CBは、最大のサイズ、即ち、最も多くのHARQ-ACKsを再送するので、インデックス3をもつコードブックである。
【0070】
本技術の実施形態の別の構成では、デフォルトのe-Type 3 CB (すなわち、NCB = 1)は、第1の一連のe-Type 3 CBにおける最初のインデックス付きe-Type 3 CBである。換言すれば、第1の一連のコードブックの複数のコードブックのそれぞれは、ユニークインデックス値に関連付けられ、デフォルトコードブックは、第1のユニークインデックス値に関連付けられる。表1に示すものと同じ例を用いて、ここでのデフォルトのe-Type 3 CBは、(第1の)一連のe-Type 3 CBの第1のコードブックの最初のインデックスであるため、インデックス0のコードブックである。いくつかの実装によっては、これは最小のコードブックではなく最大のコードブックであったり、最大でも最小でもなかったりする場合がある。他の実装では、特定の(最初、最後、または他の)インデックスがデフォルトコードブックとして指定されてもよい。
【0071】
NCB>1の本開示の実施形態の構成のために、gNBは、(第2の一連のコードブックのNCBコードブックの中から) e-Type 3 CBが使用されることをUEに示す方法を必要とする。換言すれば、ダウンリンク制御信号は、少なくとも1つの追加のダウンリンクデータ信号(すなわち、PDSCH)がスケジュールされ、したがって、選択されたコードブックは、第2の一連のコードブックから選択され、第2の一連のコードブックは、複数のコードブックを含むことを示す。ダウンリンク制御信号は、第2の一連のe-Type 3 CBからのe-Type 3 CBが使用されるべきであることのさらなる指示を提供することができる。下記の実装は、この指示がサポートされることがある方法を提供する。
【0072】
NCB > 1およびe-Type 3 CBがトリガDCIによってスケジュールされたPDSCHでトリガされる本技術の実施形態の構成では、UEは、参照することによって本明細書に組み込まれている共同出願中のヨーロッパ特許出願番号EP21188964.7(非特許文献6)に記載されているHARQ-ACKの条件に基づいて、NCB e-Type 3 CBsのうちの1つを選択する。換言すれば、選択されたコードブックは、複数の符号ブックのうち、複数のフィードバック信号の少なくとも1つの条件に基づいて、通信デバイスによって選択される。このような条件は、キャンセルされたHARQ-ACKに(例えば、UE内L1優先順位付けまたはULキャンセルインジケータのおかげで)関係することができ、これらの条件は、多数のキャンセルされたHARQ-ACK(s)、キャンセルされたHARQ-ACKのHARQプロセス番号(HPN)、キャンセルされたHARQ-ACKを含むCC、キャンセルされたHARQ-ACKが関連するPDSCHのスケジューリング時間順序、およびキャンセルされたHARQ-ACKのレイヤ1優先順位を含むことができるが、これらに限定されない。
従って、このようなNCB e‐Type 3のCBとHARQ-ACK状態との間の対応は明細書において固定され、そしてUEとネットワークの両方に知られているので、トリガDCIにおける追加のオーバーヘッドを必要としない。
【0073】
NCB>1およびe- Type 3CBがトリガDCIによってスケジュールされたPDSCHによってトリガされる、本技術の実施形態のいくつかの構成では、PDSCHのスケジューリングパラメータのいくつかは、より小さい値の集合に低減され得る。可能なPDSCHスケジューリングパラメータのより小さい設定は、より少ないDCIビットを必要とし、そして未使用ビットは、NCB e‐Type3CBの1つを示すために利用できる。換言すれば、ダウンリンク制御信号は、1つ以上のビットの複数のグループを含み、各グループのビットは、通信デバイスによって少なくとも1つの追加のダウンリンクデータ信号が受信されるようにスケジュールされた、複数のスケジューリングパラメータのうちの1つを示し、選択されたコードブックは、ビットのグループのうちの少なくとも1つのビットの値に基づいて、複数のコードブックのうちの通信デバイスによって選択される。したがって、ビットのグループのうちの1つによって示されるスケジューリングパラメータは、ビット数の減少によって示される。本技術の実施形態のこのような構成は、PDSCHスケジューリングの柔軟性を低減するが、非特許文献5で提案されているように、また上述のように、単一(トリガ) DCIとしての信号オーバーヘッドまたはPDSCHレイテンシに関して損失がないので、オプション2よりも大きな利点を保持する。
【0074】
本技術のこのような構成の1つでは、減少したPDSCHスケジューリングパラメータはMCS (変調および符号化スキーム)である。換言すれば、縮小ビット数によって示されるスケジューリングパラメータは、変調および符号化スキームである。MCSフィールドは5ビットで、PDSCHの32 MCSの1つを示す。一例では、MCSフィールドはより少ないビット、例えば、8つのMCSの1つを示すことができる3ビットに減らすことができ、それにより、e-Type 3 CBを示すために2ビットを使用することができ、あり得るNCB = 4 e-Type 3 CBを示すことができる。MCSの縮小セットと縮小可能なビット数の両方を、規格でRRC設定または固定することができる。
【0075】
本技術の実施形態の別のこのような構成では、減少したPDSCHスケジューリングパラメータはHARQプロセス番号(HPN)である。換言すれば、縮小ビット数によって示されるスケジューリングパラメータは、ハイブリッド自動繰り返し要求、HARQ、プロセス番号である。HPNフィールドは4ビットであるので、e-Type 3 CBを示すために最大2ビットを提供する2ビットまたは3ビットに減らすことができる。HPNの縮小セットと縮小可能なビット数の両方を、規格でRRCを設定または固定できる。
【0076】
本技術の実施形態の別のこのような構成では、縮小PDSCHスケジューリングパラメータは、時間領域リソース割り当て(TDRA)である。換言すれば、縮小ビット数によって示されるスケジューリングパラメータは、時間領域リソース割り当て(TDRA)である。TDRAは4ビットに設定でき、最大16の時間リソース割り当ての1つを指す。TDRAの縮小セットと縮小可能なビット数の両方を、規格でRRCを設定または固定することができる。
【0077】
本技術の実施形態の別のこのような構成では、TDRAテーブルのエントリの一部がe-Type 3 CBも示すように、縮小されたTDRAが実装される。換言すれば、選択されたコードブックは、一意のインデックス値にそれぞれ関連付けられた複数のTDRAの中から示されるTDRAのインデックス値に基づいて、複数のコードブックの中から通信デバイスによって選択され、TDRAは、少なくとも1つの追加のダウンリンクデータ信号が通信デバイスによって受信されるようにスケジュールされることに従った、複数のスケジューリングパラメータのうちの1つである。
【0078】
以下の表2を参考にして一例を説明する。ここで、N
CB = 1、TDRAフィールドは2ビットで、4つのエントリを持つTDRAテーブルを与える。ここで、「10」と「11」のインデックスを持つ2つのTDRAエントリは、TDRAパラメータに加えて、それぞれe-Type 3 CB#1とe-Type 3 CB#2を示す。例えば、シンボルオフセットSとPDSCHの持続時間Lである。この例では、TDRAパラメータはN
CB e-Type 3 CBの1つが同じSとLパラメータを持つことを示しているが、この構成はこのように制限されておらず、e-Type 3 CBを示すTDRAエントリは、別のTDRAパラメータを示すことができる。また、SおよびLパラメータに加えて、PDSCHマッピングタイプなどの他のTDRAパラメータがあり、説明を簡略化するために、表2の例には示されていないことにも注意する。
(表2: e-Type 3 CBを示すTDRAエントリ)
【表2】
【0079】
本技術の実施形態の別の構成では、UEは、2つのTDRAテーブルで構成することができ、ここで、e-Type 3 CBがトリガされないときに第1のTDRAテーブルが使用され、e-Type 3 CBがトリガされるときに第2のTDRAテーブルが使用される。したがって、第2のTDRAテーブルには、追加の列、つまり、使用するNCB e-Type 3 CBのいずれかを示すTDRAインデックスごとの別のパラメータが含まれる。換言すれば、選択されたコードブックは、通信デバイスが何らかのフィードバック信号を再送する必要がない場合に示される第1の複数のTDRAの中から示される1つのTDRAに基づいて、複数のコードブックの中から通信デバイスによって選択され、第1の複数のTDRAは、通信デバイスが1つ以上のフィードバック信号を再送する必要があるときに示される第2の複数のTDRAと異なっており、TDRAは、少なくとも1つの追加のダウンリンクデータ信号が通信デバイスによって受信されるような複数のスケジューリングパラメータのうちの1つである。
【0080】
2ビットのTDRAフィールドについて、第1のTDRAテーブルと第2のTDRAテーブルの例をそれぞれ表3と表4に示す。この例N
CB = 2で、e-Type 3 CBがトリガされると、gNBがPDSCHをスケジュールする場合、UEは第2のTDRAテーブルを使用する。ここで、TDRAインデックスは、使用するN
CB = 2またはe-Type 3 CBのいずれかを示す。この構成において、N
CBは、TDRAエントリの数、すなわちN
CB = 4と等しくてもよく、あるいは、N
CB CBSのいくつかのCBは、他のCBよりもTDRAエントリの間でより頻繁に出現してもよいことを理解されたい。また、第1のTDRAテーブルと第2のTDRAテーブルのSおよびLパラメータが同じである必要はないことに注意する。
(表3: e-Type 3 CBがトリガされない場合に使用される第1のTDRAテーブル)
【表3】
(表4: e-Type 3 CBがトリガされたときに使用される第2のTDRAテーブル)
【表4】
【0081】
PDSCHの1つ以上のスケジューリングパラメータをより小さな値のセットに縮小することができる本技術の実施形態の別のこのような構成では、PDSCHスケジューリングパラメータの縮小は、それを単一の可能な値に縮小することによって影響を受ける。つまり、トリガDCIがe-Type 3 CBをトリガし、PDSCHを予定する場合は、デフォルトMCS、HPN、またはTDRAが使用されるため、これらのパラメータに使用されるビットを再利用して、NCB e-Type 3 CBsのいずれか1つを示すことができる。換言すれば、ビットのグループの少なくとも1つの中のビットの全てが、選択されたコードブックの選択に使用され、ビットのグループの少なくとも1つによって示される少なくとも1つのスケジューリングパラメータのデフォルト値が使用される。ここでのデフォルト値は、RRC設定にすることができる。
【0082】
デフォルトのPDSCHスケジューリングパラメータを使用する実装では、デフォルトのPDSCHを使用してもよい。すなわち、スケジューリングパラメータを示すために必要なすべてのビットは、eType 3 CBの指示のために再利用することができる。この実装では、NCBはMCBと等しくなる。
【0083】
先に説明した実施形態の構成におけるPDSCHスケジューリングパラメータの減少は、組み合わせることができることを理解されたい。例えば、MCSは、5ビットから3ビットに減らすことができ、HPNは、4ビットから3ビットに減らすことができ、それによって、総数3ビットが、NCB = 8 e-Type 3CBsのうちの1つを示すために使用される。
【0084】
図9は、本技術の実施形態による、通信システムにおける通信処理の一例を示すフロー図である。
図9によって示されるプロセスは、無線通信ネットワーク(例えば、無線通信ネットワークのインフラストラクチャ機器との間で)に信号を送信する、および/または無線通信ネットワークから信号を受信するように構成された通信デバイスを操作する一方法である。
【0085】
この方法はステップS1から始まる。この方法は、ステップS2において、無線通信ネットワークから、複数のダウンリンクデータ信号を受信することを含む。ステップS3において、この処理は、通信デバイスが無線通信ネットワークに、ダウンリンクデータ信号のそれぞれについて、ダウンリンクデータ信号が正常に受信されたか否かを示す複数のフィードバック信号のうちの1つを送信することを決定することを含む。ステップS4において、この方法は、無線通信ネットワークから、無線通信ネットワークに再送するための複数のフィードバック信号のうちの少なくとも1つを含むコードブックを選択することを示すダウンリンク制御信号を受信することを含む。次いで、処理は、ダウンリンク制御信号に基づいて、ダウンリンク制御信号が示す複数のスケジューリングパラメータに従って、無線通信ネットワークから前記通信デバイスによって少なくとも1つの追加のダウンリンクデータ信号が受信される予定があるか否かを判定することを含む(ステップS5)。
ステップS6の方法は、ステップS5において、これ以上のダウンリンクデータ信号がスケジュールされないと判定された場合、第1の一連のコードブックからコードブックを選択することを含む。一方、ステップS5において、さらに1つ以上のダウンリンクデータ信号がスケジュールされていると判定された場合には、ステップS7において、第2の一連のコードブックセットからコードブックを選択する処理を含む。次いで、ステップS8において、処理は、無線通信ネットワークに、選択されたコードブックによって規定された少なくとも1つのフィードバック信号を再送信することを含む。任意に、ステップS5で、少なくとも1つの追加のダウンリンクデータ信号がスケジュールされていると判定された場合、この方法は、ステップS9で、ダウンリンク制御信号によって示される複数のスケジューリングパラメータに従って、無線通信ネットワークから(例えば、インフラストラクチャ機器82から)少なくとも1つの追加のダウンリンクデータ信号を受信することを含んでもよい。ステップS9が発生した場合、ステップS8の前に
図9によって示される方法の少なくとも一部の実装において開始することができることは、当業者によって理解されるべきである。処理700はステップS10で終了する。
【0086】
当業者であれば、
図9に示す方法は、本技術の実施形態に従って適用することができることを理解される。例えば、他の中間ステップを本方法に含めることも、ステップを任意の論理的順序で実行することもできる。さらに、本技術の実施形態は、
図8に示された通信システムの例を用いて大部分説明されており、これらが本明細書に記載されたものに他のシステムに等しく適用され得ることは、当業者には明らかである。
【0087】
当業者は、本明細書で定義されるインフラストラクチャ機器および/または通信デバイスが、前の段落で議論された様々な構成および実施形態に従ってさらに定義されてもよいことをさらに理解する。本明細書に定義され、説明されるインフラストラクチャ機器および通信デバイスは、本開示内容によって定義されるもの以外の通信システムの一部を構成してもよいことが当業者にさらに理解される。
【0088】
以下の番号付けされた段落は、本技術のさらなる例示的な態様および特徴を提供する。
段落1. 無線通信ネットワークによって提供される無線インターフェースを介して前記無線通信ネットワークとの間で信号を送受信するように構成された通信デバイスを動作させる方法であって、
前記無線通信ネットワークから、複数のダウンリンクデータ信号を受信するステップと、
前記ダウンリンクデータ信号のそれぞれに対して、前記通信デバイスが、前記ダウンリンクデータ信号が正常に受信されたか否かを示す複数のフィードバック信号のうちの1つを、前記無線通信ネットワークに送信することを決定するステップと、
前記通信デバイスが前記無線通信ネットワークに再送するための前記複数のフィードバック信号のうちの少なくとも1つを含むコードブックを選択することを示すダウンリンク制御信号を前記無線通信ネットワークから受信するステップと、
前記ダウンリンク制御信号に基づいて、少なくとも1つのさらなるダウンリンク制御信号が、前記ダウンリンク制御信号によって示される複数のスケジューリングパラメータに従って、前記無線通信ネットワークから前記通信デバイスによって受信される予定があるか否かを判定するステップと、
前記通信デバイスが、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされていないと判定した場合、第1の一連のコードブックからコードブックを選択するか、または、
前記通信デバイスが、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていると判定した場合には、第2の一連のコードブックからコードブックを選択するステップと、
その後、選択されたコードブックによって定義された前記少なくとも1つのフィードバック信号を前記無線通信ネットワークに再送するステップと
を含む
方法。
段落2. 前記第1の一連のコードブックが、前記第2の一連のコードブックよりも多数のコードブックを含む
段落1に記載の方法。
段落3. 前記第2の一連のコードブックが前記第1の一連のコードブックのサブセットである
段落2に記載の方法。
段落4. 前記ダウンリンク制御信号は、前記通信デバイスが前記コードブックを選択し、前記選択されたコードブックによって定義された前記少なくとも1つのフィードバック信号を再送することを示す値を有する1ビットを含む
段落1~3のいずれか1つに記載の方法。
段落5. 前記ダウンリンク制御信号が、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされているか否かを示すビットフィールドを含む
段落1~4のいずれか1つに記載の方法。
段落6. 前記ビットフィールドのすべてのビットが同一である場合、前記ビットフィールドは、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされないことを示し、したがって、
前記選択されたコードブックは、前記第1の一連のコードブックから選択される
段落5に記載の方法。
段落7. 前記ビットフィールドのビットがすべて同じでない場合、前記ビットフィールドは、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされている前記無線インターフェースのリソースを示し、したがって、
前記選択されたコードブックは、前記第2の一連のコードブックから選択される
段落5または段落6に記載の方法。
段落8. 前記第2の一連のコードブックが単一のコードブックのみを含み、前記単一のコードブックがデフォルトコードブックである
段落1~7のいずれか1つに記載の方法。
段落9. 前記第1の一連のコードブックが複数のコードブックを含み、前記複数のコードブックのうちの1つがデフォルトコードブックである
段落8に記載の方法。
段落10. 前記デフォルトコードブックは、前記第1の一連のコードブックの他のコードブックよりも多くの数のフィードバック信号を含む
段落9に記載の方法。
段落11. 前記方法は、前記第1の一連のコードブックの他のコードブックよりも多くの数のフィードバック信号を有するコードブックが前記デフォルトコードブックであるかを判定することを含む
段落10に記載の方法。
段落12. 前記第1の一連のコードブックのコードブックの各々が固有のインデックス値に関連付けられ、前記デフォルトコードブックが第1の前記固有のインデックス値に関連付けられる
段落9~11のいずれか1つに記載の方法。
段落13. 前記デフォルトコードブックは、前記複数のフィードバック信号のすべてを含む
段落8~12のいずれか1つに記載の方法。
段落14. 前記ダウンリンク制御信号は、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていることを示し、したがって、
前記選択されたコードブックが前記第2の一連のコードブックの一部であり、前記第2の一連のコードブックが複数のコードブックを含む
段落1~13のいずれか1つに記載の方法。
段落15. 前記選択されたコードブックは、前記複数のフィードバック信号の少なくとも1つの条件に基づいて、前記複数のコードブックのうちの前記通信デバイスによって選択される
段落14に記載の方法。
段落16. 前記ダウンリンク制御信号は、1つ以上のビットの複数のグループを含み、
このビットの各グループは、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号が前記通信デバイスによって受信されるようにスケジュールされるに従って、前記複数のスケジューリングパラメータのうちの1つを示し、
前記選択されたコードブックは、前記ビットの複数のグループの1つのうちの少なくとも1つのビットの値に基づいて、前記複数のコードブックの中から前記通信デバイスによって選択され、
前記ビットの複数のグループのうちの1つによって示されるスケジューリングパラメータは、したがって、縮小されたビット数によって示される
段落14または段落15に記載の方法。
段落17. 前記縮小されたビット数によって示される前記スケジューリングパラメータが、変調および符号化スキームである
段落16に記載の方法。
段落18. 前記縮小されたビット数によって示される前記スケジューリングパラメータが、ハイブリッド自動リピート要求、HARQ、プロセス番号である
段落16または段落17に記載の方法。
段落19. 前記縮小されたビット数によって示される前記スケジューリングパラメータが、タイムドメインリソース割り当てであるTDRAである
段落16~18のいずれか1つに記載の方法。
段落20. 前記ビットの複数のグループの少なくとも1つのビットのすべてが、前記選択されたコードブックの選択に使用され、
前記ビットの複数のグループの少なくとも1つによって示される少なくとも1つの前記スケジューリングパラメータのデフォルト値が使用される
段落16~19のいずれか1つに記載の方法。
段落21. 前記選択されたコードブックは、それぞれが固有のインデックス値に関連付けられた複数のTDRAの中から示されたTDRAのインデックス値に基づいて、前記複数のコードブックの中から前記通信デバイスによって選択され、
前記TDRAは、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号が前記通信デバイスによって受信されるようにスケジュールされることに従った、前記複数のスケジューリングパラメータのうちの1つである
段落14~20のいずれか1つに記載の方法。
段落22. 前記選択されたコードブックは、前記通信デバイスが何らかのフィードバック信号を再送する必要がない場合に示される第1の複数のTDRAの中から示されるTDRAに基づいた前記複数のコードブックから前記通信デバイスによって選択され、
前記第1の複数のTDRAは、前記通信デバイスが1つ以上のフィードバック信号を再送する必要がある場合に示される第2の複数のTDRAとは異なり、
前記TDRAは、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号が前記通信デバイスによって受信されるようにスケジュールされることに従った、前記複数のスケジューリングパラメータのうちの1つである
段落14~21のいずれか1つに記載の方法。
段落23. 無線通信ネットワークによって提供される無線インターフェースを介して前記無線通信ネットワークとの間で信号を送受信するように構成された送受信機回路と、
前記無線通信ネットワークから、複数のダウンリンクデータ信号を受信し、
前記ダウンリンクデータ信号のそれぞれに対して、前記通信デバイスが、前記ダウンリンクデータ信号が正常に受信されたか否かを示す複数のフィードバック信号のうちの1つを、前記無線通信ネットワークに送信することを決定し、
前記通信デバイスが前記無線通信ネットワークに再送するための前記複数のフィードバック信号のうちの少なくとも1つを含むコードブックを選択することを示すダウンリンク制御信号を前記無線通信ネットワークから受信し、
前記ダウンリンク制御信号に基づいて、少なくとも1つのさらなるダウンリンク制御信号が、前記ダウンリンク制御信号によって示される複数のスケジューリングパラメータに従って、前記無線通信ネットワークから前記通信デバイスによって受信される予定があるか否かを判定し、かつ、
前記通信デバイスが、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされていないと判定した場合、第1の一連のコードブックからコードブックを選択するか、または
前記通信デバイスが、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていると判定した場合には、第2の一連のコードブックからコードブックを選択し、
その後、選択されたコードブックによって定義された前記少なくとも1つのフィードバック信号を無線通信ネットワークに再送する
ように前記送受信機回路と組み合わせて構成されたコントローラ回路と、
を具備する
通信デバイス。
段落24. 通信デバイス用の回路であって、
無線通信ネットワークによって提供される無線インターフェースを介して前記無線通信ネットワークとの間で信号を送受信するように構成された送受信機回路と、
前記無線通信ネットワークから、複数のダウンリンクデータ信号を受信し、
前記ダウンリンクデータ信号のそれぞれに対して、前記送受信機回路が、前記ダウンリンクデータ信号が正常に受信されたか否かを示す複数のフィードバック信号のうちの1つを、前記無線通信ネットワークに送信することを決定し、
前記通信デバイスが前記無線通信ネットワークに再送するための前記複数のフィードバック信号のうちの少なくとも1つを含むコードブックを選択することを示すダウンリンク制御信号を前記無線通信ネットワークから受信し、
前記ダウンリンク制御信号に基づいて、少なくとも1つのさらなるダウンリンク制御信号が、前記ダウンリンク制御信号によって示される複数のスケジューリングパラメータに従って、前記無線通信ネットワークから前記送受信機回路によって受信される予定があるか否かを判定し、かつ、
前記通信デバイスが、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされていないと判定した場合、第1の一連のコードブックからコードブックを選択するか、または
前記通信デバイスが、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていると判定した場合には、第2の一連のコードブックからコードブックを選択し、
その後、選択されたコードブックによって定義された前記少なくとも1つのフィードバック信号を無線通信ネットワークに再送する
ように前記送受信機回路と組み合わせて構成されたコントローラ回路と、
を具備する
通信デバイス用回路。
段落25. 無線通信ネットワークの一部を構成し、インフラストラクチャ機器によって提供される無線インターフェースを介して通信デバイスから信号を送受信するように構成された前記インフラストラクチャ機器を動作させる方法であって、
複数のダウンリンクデータ信号を前記通信デバイスに送信するステップと、
前記ダウンリンクデータ信号の各々について、前記インフラストラクチャ機器が、前記ダウンリンクデータ信号が正常に受信されたか否かを示す複数のフィードバック信号のうちの1つを、前記通信デバイスから受信したかを判定するステップと、
前記通信デバイスが前記インフラストラクチャ機器に前記複数のフィードバック信号の少なくとも1つを送信することを決定するステップと、
前記インフラストラクチャ機器が、前記ダウンリンク制御信号によって示される複数のスケジューリングパラメータに従って、前記通信デバイスに少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号を送信するか否かを判定するステップと、
前記通信デバイスが、前記インフラストラクチャ機器への再送信用の前記複数のフィードバック信号のうちの前記少なくとも1つを含むコードブックを選択することを示すダウンリンク制御信号を、前記通信デバイスに送信するステップと、
前記通信デバイスが、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされていないと判定した場合、第1の一連のコードブックからコードブックを選択することを決定するか、または、
前記通信デバイスが、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていると判定した場合には、第2の一連のコードブックからコードブックを選択することを決定するステップと、
その後、選択されたコードブックによって定義された前記少なくとも1つのフィードバック信号の再送信を、前記通信デバイスから受信するステップと
を含み、
前記インフラストラクチャ機器が、少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号を前記通信デバイスに送信することを決定した場合、前記ダウンリンクデータ信号は、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされているという指示をさらに含む
方法。
段落26. 前記第1の一連のコードブックが、前記第2の一連のコードブックよりも多数のコードブックを含む
段落25に記載の方法。
段落27. 前記第2の一連のコードブックが前記第1の一連のコードブックのサブセットである
段落26に記載の方法。
段落28. 前記ダウンリンク制御信号は、前記通信デバイスが前記コードブックを選択し、前記選択されたコードブックによって定義された前記少なくとも1つのフィードバック信号を再送することを示す値を有する1ビットを含む
段落25~27のいずれか1つに記載の方法。
段落29. 前記ダウンリンク制御信号が、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされているか否かを示すビットフィールドを含む
段落25~28のいずれか1つに記載の方法。
段落30. 前記ビットフィールドのすべてのビットが同一である場合、前記ビットフィールドは、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされず、したがって、
前記方法は、前記通信デバイスが前記選択されたコードブックを、前記第1の一連のコードブックから選択することを決定することを含む
段落29に記載の方法。
段落31. 前記ビットフィールドのビットがすべて同じでない場合、前記ビットフィールドは、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされている前記無線インターフェースのリソースを示し、したがって、
前記方法は、前記通信デバイスが前記選択されたコードブックを、前記第2の一連のコードブックから選択することを決定することを含む
段落29または段落30に記載の方法。
段落32. 前記第2の一連のコードブックが単一のコードブックのみを含み、前記単一のコードブックがデフォルトコードブックである
段落25~31のいずれか1つに記載の方法。
段落33. 前記第1の一連のコードブックが複数のコードブックを含み、前記複数のコードブックのうちの1つがデフォルトコードブックである
段落32に記載の方法。
段落34. 前記デフォルトコードブックは、前記第1の一連のコードブックの他のコードブックよりも多くの数のフィードバック信号を含む
段落33に記載の方法。
段落35. 前記第1の一連のコードブックのコードブックの各々が固有のインデックス値に関連付けられ、前記デフォルトコードブックが第1の前記固有のインデックス値に関連付けられる
段落33または34に記載の方法。
段落36. 前記デフォルトコードブックは、前記複数のフィードバック信号のすべてを含む
段落32~35のいずれか1つに記載の方法。
段落37. 前記ダウンリンク制御信号は、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていることを示し、したがって、
前記方法は、前記通信デバイスが前記選択されたコードブックを、前記第2の一連のコードブックから選択することを決定することを含み、前記第2の一連のコードブックが複数のコードブックを含む
段落25~36のいずれか1つに記載の方法。
段落38. 前記通信デバイスが、前記選択されたコードブックを、前記複数のフィードバック信号の少なくとも1つの条件に基づいて、前記複数のコードブックの中から選択することを決定することを含む
段落37に記載の方法。
段落39. 前記ダウンリンク制御信号は、1つ以上のビットの複数のグループを含み、
このビットの各グループは、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号が前記通信デバイスによって受信されるようにスケジュールされるに従って、前記複数のスケジューリングパラメータのうちの1つを示し、
前記方法は、前記通信デバイスが前記選択されたコードブックを、前記ビットの複数のグループの1つのうちの少なくとも1つのビットの値に基づいて、前記複数のコードブックの中から選択することを決定することを含み、
前記ビットの複数のグループのうちの1つによって示されるスケジューリングパラメータは、したがって、縮小されたビット数によって示される
段落37または段落38に記載の方法。
段落40. 前記縮小されたビット数によって示される前記スケジューリングパラメータが、変調および符号化スキームである
段落39に記載の方法。
段落41. 前記縮小されたビット数によって示される前記スケジューリングパラメータが、ハイブリッド自動リピート要求、HARQ、プロセス番号である
段落39または段落40に記載の方法。
段落42. 前記縮小されたビット数によって示される前記スケジューリングパラメータが、タイムドメインリソース割り当てであるTDRAである
段落39~41のいずれか1つに記載の方法。
段落43. 前記ビットの複数のグループの少なくとも1つのビットのすべてが、前記選択されたコードブックの選択に使用され、
前記ビットの複数のグループの少なくとも1つによって示される少なくとも1つの前記スケジューリングパラメータのデフォルト値が使用される
段落39~42のいずれか1つに記載の方法。
段落44. 前記通信デバイスが、前記選択されたコードブックを、それぞれが固有のインデックス値に関連付けられた複数のTDRAの中から示されたTDRAのインデックス値に基づいて、前記複数のコードブックの中から選択することを決定することを含み、
前記TDRAは、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号が前記通信デバイスによって受信されるようにスケジュールされることに従った、前記複数のスケジューリングパラメータのうちの1つである
段落37~43のいずれか1つに記載の方法。
段落45. 前記通信デバイスにTDRAを示すことと、
前記通信デバイスが、前記選択されたコードブックを、前記通信デバイスが何らかのフィードバック信号を再送する必要がない場合に示される第1の複数のTDRAの中から示される前記TDRAに基づいた前記複数のコードブックから選択することを決定することと
を含み、
前記第1の複数のTDRAは、前記通信デバイスが1つ以上のフィードバック信号を再送する必要がある場合に示される第2の複数のTDRAとは異なり、
前記TDRAは、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号が前記通信デバイスによって受信されるようにスケジュールされることに従った、前記複数のスケジューリングパラメータのうちの1つである
段落37~44のいずれか1つに記載の方法。
段落46. 無線通信ネットワークの一部を構成するインフラストラクチャ機器であって、
前記インフラストラクチャ機器によって提供される無線インターフェースを介して通信デバイスから信号を送受信するように構成された送受信機回路と、
複数のダウンリンクデータ信号を前記通信デバイスに送信し、
前記ダウンリンクデータ信号の各々について、前記インフラストラクチャ機器が、前記ダウンリンクデータ信号が正常に受信されたか否かを示す複数のフィードバック信号のうちの1つを、前記通信デバイスから受信したかを判定し、
前記通信デバイスが前記インフラストラクチャ機器に前記複数のフィードバック信号の少なくとも1つを送信することを決定し、
前記インフラストラクチャ機器が、前記ダウンリンク制御信号によって示される複数のスケジューリングパラメータに従って、前記通信デバイスに少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号を送信するか否かを判定し、
前記通信デバイスが、前記インフラストラクチャ機器への再送信用の前記複数のフィードバック信号のうちの前記少なくとも1つを含むコードブックを選択することを示すダウンリンク制御信号を、前記通信デバイスに送信し、
前記通信デバイスが、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされていないと判定した場合、第1の一連のコードブックからコードブックを選択することを決定するか、または、
前記通信デバイスが、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていると判定した場合には、第2の一連のコードブックからコードブックを選択することを決定し、かつ、
その後、選択されたコードブックによって定義された前記少なくとも1つのフィードバック信号の再送信を、前記通信デバイスから受信する
ように前記送受信機回路と組み合わせて構成されたコントローラ回路と、
を具備し、
前記インフラストラクチャ機器が、少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号を前記通信デバイスに送信することを決定した場合、前記ダウンリンクデータ信号は、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされているという指示をさらに示す
インフラストラクチャ機器。
段落47. 無線通信ネットワークの一部を構成するインフラストラクチャ機器用の回路であって、
前記インフラストラクチャ機器によって提供される無線インターフェースを介して通信デバイスから信号を送受信するように構成された送受信機回路と、
複数のダウンリンクデータ信号を前記通信デバイスに送信し、
前記ダウンリンクデータ信号の各々について、前記インフラストラクチャ機器が、前記ダウンリンクデータ信号が正常に受信されたか否かを示す複数のフィードバック信号のうちの1つを、前記通信デバイスから受信したかを判定し、
前記通信デバイスが前記インフラストラクチャ機器に前記複数のフィードバック信号の少なくとも1つを送信することを決定し、
前記インフラストラクチャ機器が、前記ダウンリンク制御信号によって示される複数のスケジューリングパラメータに従って、前記通信デバイスに少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号を送信するか否かを判定し、
前記通信デバイスが、前記インフラストラクチャ機器への再送信用の前記複数のフィードバック信号のうちの前記少なくとも1つを含むコードブックを選択することを示すダウンリンク制御信号を、前記通信デバイスに送信し、
前記通信デバイスが、それ以上ダウンリンクデータ信号がスケジュールされていないと判定した場合、第1の一連のコードブックからコードブックを選択することを決定するか、または、
前記通信デバイスが、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされていると判定した場合には、第2の一連のコードブックからコードブックを選択することを決定し、かつ、
その後、選択されたコードブックによって定義された前記少なくとも1つのフィードバック信号の再送信を、前記通信デバイスから受信する
ように前記送受信機回路と組み合わせて構成されたコントローラ回路と、
を具備し、
前記インフラストラクチャ機器が、少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号を前記通信デバイスに送信することを決定した場合、前記ダウンリンクデータ信号は、前記少なくとも1つのさらなるダウンリンクデータ信号がスケジュールされているという指示をさらに示す
インフラストラクチャ機器用回路。
段落48. 段落22に記載の通信デバイスと、段落46に記載のインフラストラクチャ機器とを具備する無線通信システム。
段落49. コンピュータにロードされるとき、前記コンピュータに、段落1~22または段落25~45のいずれか1つに記載の方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム。
段落50. 段落49に記載のコンピュータプログラムを記憶する非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【0089】
発明を明確にするために、上記の説明は、異なる機能ユニット、回路、および/またはプロセッサを参照して実施形態を説明したことが理解される。しかしながら、本発明の実施形態から逸脱することなく、異なる機能ユニット、回路、および/またはプロセッサ間の機能における任意の適切な分散が使用されることは明らかである。
【0090】
本明細書で説明された実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせを含む任意の適切な形態で実装される。本明細書で記載された実施形態は、任意選択で、1つ以上のデータプロセッサおよび/またはデジタル信号プロセッサ上で実行されるコンピュータソフトウェアとして少なくとも部分的に実装され得る。任意の実施形態における部品および構成要件が、任意の適切な方法で物理的に、機能的に、および、論理的に実装される。実際、機能は、単一のユニットで、複数のユニットで、または他の機能ユニットの一部として実装され得る。したがって、本開示の実施形態は、単一のユニットで実装されてもよく、または異なるユニット、回路、および/またはプロセッサの間で物理的および機能的に分散されてもよい。
【0091】
本開示は、いくつかの実施形態に関連して説明されたが、本明細書に記載された特定の形態に限定されることは意図されていない。さらに、本開示の特徴は、特定の実施形態に関連して説明されているように見えるが、当業者は、説明された実施形態の種々の特徴が、本技法を実施するのに適した任意の方法で組み合わされ得ることを認識する。
【国際調査報告】