(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-30
(54)【発明の名称】通信デバイスの設定
(51)【国際特許分類】
H04W 72/30 20230101AFI20240920BHJP
H04W 72/23 20230101ALI20240920BHJP
H04W 4/06 20090101ALI20240920BHJP
H04W 72/56 20230101ALI20240920BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20240920BHJP
【FI】
H04W72/30
H04W72/23
H04W4/06
H04W72/56
H04W72/232
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024519323
(86)(22)【出願日】2021-09-29
(85)【翻訳文提出日】2024-05-21
(86)【国際出願番号】 CN2021121732
(87)【国際公開番号】W WO2023050159
(87)【国際公開日】2023-04-06
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515076873
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オサケユイチア
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100141162
【氏名又は名称】森 啓
(72)【発明者】
【氏名】アトゥル プラサド
(72)【発明者】
【氏名】デイビッド バトゥーラウル
(72)【発明者】
【氏名】チョン ナイチョン
(72)【発明者】
【氏名】ダービド ナブラティル
(72)【発明者】
【氏名】ウグル バラン エルマリ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD17
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
【課題】概要マルチキャストサービスのための方法および装置。
【解決手段】ある方法では、第1の探索空間タイプと、第1の探索空間タイプに対する支援情報情報とを示すリソースメッセージが制御チャネル上で受信される。支援情報情報に基づいて、マルチキャスト探索空間のモニタリングに第2探索空間タイプが適用されることが決定される。マルチキャスト検索空間の監視は、第2検索空間タイプに従って提供される。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御チャネル上で、第1探索空間タイプと、前記第1探索空間タイプに対する支援情報とを示すリソースメッセージを受信するステップと、
前記支援情報に基づいて、マルチキャスト探索空間の監視に第2探索空間タイプが適用されることを決定するステップと、
前記第2探索空間タイプに従って、前記マルチキャスト探索空間を監視するステップと、
を含む、通信デバイスにおける方法。
【請求項2】
無線リソース受信を構成するための制御メッセージを前記通信デバイスに送信するステップであって、該メッセージは、マルチキャスト探索空間の監視のために第2探索空間タイプが適用されることを前記通信デバイスが決定することを可能にするための、第1探索空間タイプおよび該第1探索空間タイプに対する支援情報を示す、ステップと、
前記無線リソースの上で前記通信デバイスにデータをマルチキャストするステップと、
を含む、通信デバイスを構成する方法。
【請求項3】
前記第1探索空間タイプは、共通探索空間タイプ-3を備え、
前記第2探索空間タイプは、マルチキャスト/ブロードキャストサービスをスケジューリングするための共通探索空間タイプを備える、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記リソースメッセージは、前記第1探索空間タイプを明示的に示し、
前記第2探索空間タイプを暗黙的に示す、
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記第2探索空間タイプは、監視優先度を示す、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記通信デバイスが、共通周波数領域の内の共通の検索空間セットに関連するリソースの情報および検索空間セットインデックスに基づいて、前記第2検索空間タイプを決定することを含む、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記リソースメッセージは、共通探索空間セットに関連付けられた制御リソースセットリソースの情報を含む無線リソース制御メッセージを含む、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記通信デバイスは、前記共通探索空間セットに関連付けられた制御リソースセットリソースが
前記共通周波数領域の内に完全に含まれ、
前記共通探索空間セットに関連付けられたダウンリンク制御情報フォーマットがグループ共通の物理ダウンリンク制御チャネルに対して定義されたダウンリンク制御情報フォーマットの少なくとも1つを含むと判定することに応答して、前記監視が前記第2探索空間タイプに基づくと判定することを含む、
請求項1から7のいずれかに記載の方法。
【請求項9】
前記ダウンリンク制御情報フォーマットは、マルチキャストおよび/またはブロードキャストトラフィックをスケジューリングするために定義されたフォーマットを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ダウンリンク制御情報フォーマットは、フォーマット1_0および/または1_1を備える、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
探索空間インデックス予約が構成されたか否かを判定する前記通信デバイスを含む、請求項8ないし10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記リソースメッセージは、pdcch-configメッセージまたはpdcch-config-mbsメッセージを含む、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記pdcch-config-mbsメッセージを受信する前記通信デバイスが、前記メッセージが特定のタイプの適用を示す監視優先ルールを示すと判定し、
次いで、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル用に定義されたダウンリンク制御情報フォーマットの少なくとも1つが構成されているか否かを判定することに基づいて、前記監視優先ルールのタイプを選択することを含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
通信デバイス用の装置であって、前記装置は、少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に少なくとも、
制御チャネル上で、第1探索空間タイプと、該第1探索空間タイプに対する支援情報とを示すリソースメッセージを受信するステップと、
該支援情報に基づいて、マルチキャスト探索空間の監視に対して第2探索空間タイプが適用されることを決定するステップと、
該第2探索空間タイプに従って前記マルチキャスト探索空間を監視するステップと、
を実行させるように構成される、装置。
【請求項15】
通信ネットワーク用の装置であって、該装置は、少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、
該少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、該少なくとも1つのプロセッサにより、該装置に少なくとも、
無線リソース受信を設定するための制御メッセージを前記通信デバイスに送信するステップであって、該メッセージは、第1探索空間タイプおよびマルチキャスト探索空間の監視のために第2探索空間タイプが適用されることを通信デバイスが決定できるようにするための、該第1探索空間タイプの支援情報情報、および、前記無線リソースの上で前記通信デバイスにマルチキャストデータを示す、ステップ
を実行させるように構成される、装置。
【請求項16】
前記第1探索空間タイプは、共通探索空間タイプ-3を含み、前記第2探索空間タイプは、マルチキャスト/ブロードキャストサービスをスケジューリングするための共通探索空間タイプを含む、請求項14または15に記載の装置。
【請求項17】
前記リソースメッセージは、前記第1探索空間タイプを明示的に示し、前記第2探索空間タイプを暗黙的に示す、請求項14から16のいずれかに記載の装置。
【請求項18】
前記第2探索空間タイプは、監視優先度を示す、請求項14ないし17のいずれか1項に記載の装置。
【請求項19】
前記通信デバイスは、共通周波数領域の内の共通探索空間セットに関連するリソースの情報と、探索空間セットインデックスと、に基づいて、前記第2探索空間タイプを決定するように構成される、請求項14ないし18のいずれか1項に記載の装置。
【請求項20】
前記メッセージは、共通探索空間セットに関連付けられた制御リソースセットリソースの情報を含む無線リソース制御メッセージを備える、請求項14ないし19のいずれか1項に記載の装置。
【請求項21】
前記通信デバイスは、前記監視が、共通探索空間セットに関連付けられた制御リソースセットのリソースが共通周波数領域の内に完全に含まれ、
前記共通探索空間セットに関連付けられたダウンリンク制御情報フォーマットがグループ共通の物理ダウンリンク制御チャネルに対して定義されたダウンリンク制御情報フォーマットのうちの少なくとも1つを含むという判断に応答して、前記第2探索空間タイプに基づいて行われることを決定するように構成される、請求項14ないし20のいずれか1項に記載の装置。
【請求項22】
前記ダウンリンク制御情報フォーマットは、マルチキャストおよび/またはブロードキャストトラフィックをスケジューリングするために定義されたフォーマットを含む、請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記通信デバイスは、探索空間インデックス予約が設定されたか否かを判定するように構成される、請求項21または22に記載の装置。
【請求項24】
請求項14ないし23のいずれか1項に記載の装置であって、前記通信デバイスは、pdcch-config-mbsメッセージを受信し、
前記メッセージが特定のタイプの適用を示す監視優先ルールを示すと判定し、
グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル用に定義されたダウンリンク制御情報フォーマットの少なくとも1つが設定されているか否かの判定に基づいて、前記監視優先ルールのタイプを選択する
ように構成される、装置。
【請求項25】
通信デバイスにおける方法であって、
制御チャネルマルチキャスト-ブロードキャストサービス構成メッセージを受信するステップと、
該メッセージが特定の検索空間タイプを示す監視優先度ルールを示すことを判定するステップと、
グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル用に定義されたダウンリンク制御情報フォーマットの少なくとも1つが構成されているか否かを判定することに基づいて、適用する前記監視優先度の異なるタイプを選択するステップと、
を含む方法。
【請求項26】
少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備える通信デバイスのための装置であって、前記少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記装置に少なくとも、
制御チャネルマルチキャストブロードキャストサービス構成メッセージを受信するステップと、
該メッセージが特定の検索空間タイプを示す監視優先度ルールを示すと判定するステップと、
グループ共通物理ダウンリンク制御チャネルに定義されたダウンリンク制御情報フォーマットの少なくとも1つが構成されているか否かの判定に基づいて、適用される前記監視優先度の異なるタイプを選択するステップと、
を実行させるように構成される、装置。
【請求項27】
請求項1ないし13、または25のいずれか1項に記載の方法の命令をプロセッサに実行させるためのプログラムコードを含むコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信システムにおいてマルチキャストのために通信デバイスを構成するための方法、装置、およびコンピュータプログラム製品に関する。
【背景技術】
【0002】
データは、ユーザまたは端末デバイス、基地局/アクセスポイントおよび/または他のノードなどの通信デバイス間で通信され得る。通信は、例えば、通信ネットワークと1つ以上の互換性のある通信デバイスによって提供される。ネットワーク側の通信デバイスは、システムへのアクセスポイントを提供し、通信を可能にするための適切な信号受信・送信装置を備え、例えば、他のデバイスが通信システムにアクセスできるようにする。通信は、例えば、音声、ビデオ、電子メール(Eメール)、テキストメッセージ、マルチメディアおよび/またはコンテンツデータなどの通信を伝送するためのデータの通信から構成され得る。提供されるサービスの非限定的な例としては、双方向または多方向通話、データ通信、マルチメディアサービス、インターネットなどのデータネットワークシステムへのアクセスが挙げられる。通信デバイスへのマルチキャスト/ブロードキャストも可能である。
【0003】
移動通信システムまたは無線通信システムでは、少なくとも2つのデバイス間のデータ通信の少なくとも一部が無線リンクまたは無線リンクを介して行われる。無線システムの例としては、公衆陸上移動ネットワーク(PLMN)、衛星ベースの通信システム、およびさまざまな無線ローカルネットワーク、たとえば無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)がある。より広い通信システムは、適切な通信デバイスまたは端末によって実現される。このようなデバイスは、ユーザデバイス(UE)と呼ばれることがある。
【0004】
通信デバイスは、例えば通信ネットワークへのアクセスや他のユーザとの直接通信を可能にするなど、通信を可能にするための適切な信号受信および送信装置を備える。ユーザの通信デバイスは、
例えば基地局などの無線アクセスネットワークの局から信号を受信し、それに応じて通信を送信および/または受信することができる。
【0005】
通信システムおよび関連デバイスは、通常、システムに関連する様々なエンティティが何をすることが許可され、それをどのように実現すべきかを定めた所定の規格または仕様に従って動作する。接続に使用される通信プロトコルやパラメータも一般的に定義されている。通信システムの一例はUTRAN(3G無線)である。通信システムの他の例としては、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)無線アクセス技術の長期進化(LTE)や、いわゆる第5世代(5G)または新無線(NR)ネットワークがある。5Gは第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP(登録商標))によって標準化されている。
【0006】
マルチキャスト・ブロードキャストサービス(MBS)はポイント・ツー・マルチポイント通信方式で、ユニキャスト・サービスとは異なり、1つのソースから複数の宛先/デバイスに同時にデータを送信できる。ブロードキャストとは、すべてのユーザにコンテンツを配信する機能を指す。マルチキャストとは、サービスのコンテンツを、そのサービスに加入している特定のデバイスやユーザのグループ間で配信することを指す。
【発明の概要】
【0007】
ある態様に従って、制御チャネル上で、第1探索空間タイプおよび第1探索空間タイプに対する支援情報を示すリソースメッセージを受信するステップと、支援情報に基づいて、第2探索空間タイプがマルチキャスト探索空間の監視に適用されることを決定するステップと、第2探索空間タイプに従ってマルチキャスト探索空間を監視するステップと、を含む、通信デバイスにおける方法が提供される。
【0008】
一態様によれば、無線リソース受信を設定するための制御メッセージを通信デバイスに送信するステップであって、該メッセージは、第1探索空間タイプと、該第1探索空間タイプの支援情報情報とを示し、該通信デバイスが、マルチキャスト探索空間の監視のために第2探索空間タイプが適用されることを決定することを可能にし、該通信デバイスに無線リソースの上でデータをマルチキャストする、ステップを含む、通信デバイスを構成する方法が提供される。
【0009】
さらに別の態様によれば、通信デバイスにおける方法が提供され、この方法は、制御チャネルマルチキャスト-ブロードキャストサービス構成メッセージを受信するステップと、メッセージが特定の検索空間タイプを示す監視優先度ルールを示すことを判定するステップと、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル用に定義されたダウンリンク制御情報フォーマットの少なくとも1つが構成されているかどうかを判定することに基づいて、適用される監視優先度の異なるタイプを選択するステップと、を含む。
【0010】
ある態様によれば、通信デバイス用の装置が提供され、この装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に少なくとも、制御チャネル上で、第1探索空間タイプを示すリソースメッセージと、第1探索空間タイプに対する支援情報とを受信するステップと、マルチキャスト検索空間の監視のために第2検索空間タイプが適用されることを、支援情報に基づいて決定するステップと、前記第2検索空間タイプに従って前記マルチキャスト検索空間を監視しするステップと、を行わせるように構成される。
【0011】
ある態様によれば、通信ネットワーク用の装置が提供され、この装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリとコンピュータプログラムコードとは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に少なくとも、無線リソース受信を設定するための制御メッセージを通信デバイスに送信するステップであって、該メッセージは、第1探索空間タイプと、該第1探索空間タイプに対する補助情報とを示し、該通信デバイスが、マルチキャスト探索空間の監視に第2探索空間タイプが適用されることを決定することを可能にする、ステップと、前記無線リソースの上で前記通信デバイスにデータをマルチキャストするステップと、を実行させるように構成される。
【0012】
さらに別の態様によれば、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備える通信デバイス用の装置が提供され、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサにより、装置に少なくとも、制御チャネルマルチキャスト-ブロードキャストサービス構成メッセージを受信するステップと、該メッセージが特定の検索空間タイプを示す監視優先度ルールを示すと判定するステップと、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル用に定義されたダウンリンク制御情報フォーマットの少なくとも1つが構成されているか否かの判定に基づいて、適用される監視優先度の異なるタイプを選択するステップと、を行わせるように構成される。
【0013】
より具体的な態様によれば、第1探索空間タイプは共通探索空間タイプ-3を備える。
第2探索空間タイプは、マルチキャスト/ブロードキャストサービスをスケジューリングするための共通の探索空間タイプで構成され得る。
【0014】
リソースメッセージは、第1探索空間タイプを明示的に示し、第2探索空間タイプを暗黙的に示すことができる。
【0015】
第2検索空間タイプは、監視の優先度を示すために使用することができる。
【0016】
通信デバイスは、共通周波数領域の内の共通探索空間セットに関連付けられたリソースの情報及び探索空間セットインデックスに基づいて、第2探索空間タイプを決定することができる。
【0017】
リソースメッセージは、共通検索空間セットに関連付けられた制御リソースセットリソースの情報を含む無線リソース制御メッセージを含むことができる。
【0018】
通信デバイスは、共通探索空間セットに関連付けられた制御リソースセットリソースが共通周波数領域の内に完全に含まれ、共通探索空間セットに関連付けられたダウンリンク制御情報フォーマットがグループ共通物理ダウンリンク制御チャネル用に定義されたダウンリンク制御情報フォーマットのうちの少なくとも1つを含むと判定することに応答して、監視が第2探索空間タイプに基づくと判定することができる。
【0019】
ダウンリンク制御情報フォーマットは、マルチキャストおよび/またはブロードキャストトラフィックをスケジューリングするために定義されるフォーマットを含んでよい。ダウンリンク制御情報フォーマットは、フォーマット1_0および/または1_1から構成される。
【0020】
通信デバイスは、探索空間インデックス予約が設定されているか否かを判定してもよい。
【0021】
リソースメッセージは、pdcch-configメッセージまたはpdcch-config-mbsメッセージから構成されてもよい。pdcch-config-mbsメッセージを受信した通信デバイスは、メッセージが特定のタイプの適用を示す監視優先ルールを示すと判定し、グループ共通物理下り制御チャネルに定義された下り制御情報フォーマットの少なくとも1つが設定されているか否かを判定することに基づいて、監視優先ルールのタイプを選択することができる。
【0022】
本明細書に開示される動作および機能を実施するための手段も提供され得る。この手段は、適切に構成されたハードウェアおよびソフトウェアから構成され得る。
【0023】
本明細書に記載の機能の少なくとも一部を具現化したコンピュータソフトウェア製品も提供することができる。一態様によれば、コンピュータプログラムは、本明細書に記載の方法の少なくとも1つを実行するための命令を含む。
【図面の簡単な説明】
【0024】
次に、いくつかの態様を、例としてのみ、以下の実施例および添付図面を参照してさらに詳細に説明する。
【
図1】
図1は、本発明を実施できるシステムの一例を示す図である。
【
図3】
図3から
図9は、特定の実施例によるフローチャートである。
【
図4】
図3から
図9は、特定の実施例によるフローチャートである。
【
図5】
図3から
図9は、特定の実施例によるフローチャートである。
【
図6】
図3から
図9は、特定の実施例によるフローチャートである。
【
図7】
図3から
図9は、特定の実施例によるフローチャートである。
【
図8】
図3から
図9は、特定の実施例によるフローチャートである。
【
図9】
図3から
図9は、特定の実施例によるフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下の説明は、本発明を実施するためのいくつかの可能性を例示的に説明するものである。
本明細書は、本文のいくつかの箇所で「ある」、「1つ」、または「いくつかの」実施例または実施形態に言及することがあるが、これは必ずしも、各参照が同じ実施例または実施形態になされること、または、特定の特徴が単一の実施例または実施形態にのみ適用されることを意味するものではない。異なる例や実施形態の単一の特徴を組み合わせて、他の実施形態を提供することもできる。
【0026】
無線通信システムは、そこに接続されたデバイスに無線通信を提供する。通常、通信を可能にするために基地局などのアクセスポイントが提供される。以下では、アクセスアーキテクチャの一例として、3GPP 5G無線アーキテクチャを用いて異なるシナリオを説明する。ただし、実施形態は必ずしもこのようなアーキテクチャに限定されない。適切なシステムの選択肢の例としては、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)無線アクセスネットワーク(UTRANまたはE-UTRAN)、ロングタームエボリューション(LTE)、LTE-A(LTEアドバンスト)、無線ローカルエリアネットワーク(WLANまたはWi-Fi(登録商標))、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMAX)、Bluetooth(登録商標)パーソナル・コミュニケーション・サービス(PCS)、ZigBee(登録商標)、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA(登録商標))、超広帯域(UWB)技術を使用したシステム、センサー・ネットワーク、モバイル・アドホック・ネットワーク(MANETs)、セルラーIoT(モノのインターネット)RAN、インターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステム(IMS)、またはこれらの組み合わせとさらなる発展である。
【0027】
図1は、無線アクセスシステムまたは無線アクセスネットワーク(RAN)2を含む無線システム1を示す。無線アクセスシステムは、1つ以上のアクセスポイント、または基地局12から構成され得る。基地局は、1つ以上のセルを提供することができる。アクセスポイントは、無線信号を送受信できる任意のノード(例えば、TRP、gNB、eNBなどの3GPP 5G基地局、ユーザデバイスなど)から構成され得る。通信システムには、多数の無線アクセスシステムを提供することができる。
【0028】
通信デバイス10は、無線アクセスシステム2のサービスエリアに配置することができる。簡単のため、いくつかのデバイスのみを示し、以下の説明では、デバイスの1つに関連して動作を説明する。デバイス10はアクセスポイント12をリッスンすることができる。デバイス10からアクセスポイント12への通信は、一般にアップリンク(UL)と呼ばれる。アクセスポイント12からデバイス10への通信は、一般にダウンリンク(DL)と呼ばれる。
【0029】
より広範な通信システムはクラウド2としてのみ示されており、明確にするために図示されていない多くの要素で構成され得ることに留意されたい。例えば、5Gベースのシステムに従った動作は、端末またはユーザデバイス(UE)、5G無線アクセスネットワーク(5GRAN)または次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN)、5Gコアネットワーク(5GC)、1つ以上のアプリケーション機能(AF)、および1つ以上のデータネットワーク(DN)で構成され得る。5G-RANは、1つ以上のgNodeB(gNB)、または1つ以上のgNodeB集中ユニット機能に接続された1つ以上のgNodeB分散ユニット機能から構成される場合がある。また、5GCは、ネットワークスライス選択機能(NSSF)、ネットワーク公開機能、ネットワークリポジトリ機能(NRF)、ポリシー制御機能(PCF)、統合データ管理(UDM)、アプリケーション機能(AF)、認証サーバ機能(AUSF)、アクセス&モビリティ管理機能(AMF)、セッション管理機能(SMF)などのエンティティから構成される場合がある。
【0030】
通信デバイス10は、無線通信に適合した任意の適切な装置であってよい。無線通信デバイスは、無線信号を送受信することができる任意の装置によって提供されてもよい。
非限定的な例は、移動局(MS)(例えば、携帯電話または「スマートフォン」として知られているものなどのモバイルデバイス)、無線インタフェースカードまたは他の無線インタフェース設備(例えば、USBドングル)を備えるコンピュータ、無線通信機能を備えるパーソナルデータアシスタント(PDA)またはタブレット、機械型通信(MTC)デバイス、モノのインターネット(IoT)タイプの通信デバイス、モノのセルラーインターネット(CIoT)デバイス、またはこれらの任意の組み合わせなどから構成される。デバイスは、他のデバイスの一部として提供されてもよい。デバイスは、受信用の適切な装置を介してエアインタフェースまたは無線インタフェースを介して信号を受信することができ、無線信号を送信するための適切な装置を介して信号を送信することができる。通信は複数の経路を介して行われる。 MIMOタイプの通信を可能にするために、デバイスはマルチアンテナ素子を備えることができる。
【0031】
図1は、特定の実施例によるダウンリンクシグナリングを矢印11でさらに示す。このシグナリングは、(11a)探索空間セットの上位レイヤ構成と、(11b)構成された探索空間セットの監視優先度を決定するための支援情報とを含むことができる。
【0032】
アクセスポイント12またはデバイス10のような通信デバイスは、少なくとも1つのプロセッサおよび少なくとも1つのメモリを含むデータ処理装置を備える。
図2は、プロセッサ52、53およびメモリまたはメモリ51から構成されるデータ処理装置50の一例を示す。
図2はさらに、装置の要素間の接続と、データ処理装置をデバイスの他の構成要素に接続するためのインタフェースを示す。
【0033】
少なくとも1つのメモリは、少なくとも1つのROMおよび/または少なくとも1つのRAMから構成され得る。通信デバイスは、実行するように設計されたタスクのソフトウェアおよびハードウェア補助実行に使用するための他の可能なコンポーネントを備え、それは、アクセスシステムおよび他の通信デバイスへのアクセスおよび通信の制御を含み、マルチキャスト/ブロードキャスト(MBS)サービスに関連して、本明細書で説明するデバイスの機能を実装する。少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリに結合することができる。少なくとも1つのプロセッサは、以下の態様の1つ以上を実施するために適切なソフトウェアコードを実行するように構成され得る。ソフトウェアコードは、少なくとも1つのメモリ、例えば少なくとも1つのROMに格納されることができる。
【0034】
以下では、5G の用語を使用して、マルチキャスト/ブロードキャスト関連動作の特定の側面、構成、およびシグナリングについて説明する。マルチキャスト・ブロードキャストサービス(MBS)は移動通信システムの機能である。MBSはポイント・ツー・マルチポイント通信方式であり、1つのソースから複数の宛先/デバイスに同時にデータを送信できる。ブロードキャストとは、すべてのユーザにコンテンツを配信する機能を指す。マルチキャストとは、サービスのコンテンツを、そのサービスに加入している特定のデバイスやユーザのグループ間で配信することを指す。マルチキャストおよびブロードキャストコンテンツは、ゾーンと呼ばれる地理的領域にわたって伝送されることがある。 MBSゾーンは、同じコンテンツを送信できる1つ以上のネットワークアクセスノード(基地局など)の集まりである。
【0035】
3GPP 5G/NRマルチキャスト標準化では現在、多数の受信デバイス(UE)に対するマルチキャスト/ブロードキャストトラフィックの配信メカニズムに取り組んでいる。その目的は、すでに定義されているユニキャストのスケジューリングおよび動作メカニズムと最大限の共通性を維持しながら、共通のデータチャネルリソースを使用してマルチキャスト/ブロードキャストトラフィックをスケジューリングできるグループスケジューリングメカニズムを定義することである。マルチキャスト/ブロードキャストサービス(MBS)のダウンリンクデータをスケジューリングするために、共通のデータチャネルリソースを使用することは、特に、異なる監視優先度を持つ異なる探索空間(SS)タイプのために、問題になる可能性がある。無線リソース制御(RRC)接続モードでは、現在関連する探索空間(SS)タイプは、タイプ3共通SS(タイプ3 CSS)とUE固有SS(USS)である。現在、タイプ3 CSSは常にUSSタイプよりも優先される。USSと比較した場合、マルチキャスト用SSセットの優先度がタイプ3 CSSおよび設定可能な優先度(上/下/内)よりも低くなる可能性がある監視優先度ルール/オプションが必要である。オーバーブッキングの場合、モニタリングが優先される場合がある。例えば、UEが監視できる数よりも多くのSSセット/PDCCH候補で構成されている場合、UEは優先度の高い検索スペースだけを監視できるように、検索スペースに優先順位を付ける必要がある。
【0036】
5Gの現状に従い、接続確立後に無線リソース制御(RRC)を使用して設定される「type=common」設定の Type-3 物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)/探索空間(SS)セットは、共通探索空間(CSS)セットの設定に使用され、「type=UE-specific」設定は UE 固有の探索空間(USS)セットの設定に使用される。マルチキャストは接続モードの UE にのみ適用されるため、そのシナリオでは type-3 のみが適用される。したがって、UE-specific Search Space(USS)および Type-3 CSS は、RRC 接続を確立した後にのみ設定できる。UEとgNBは、RRCの設定に基づいて、各スロットのPDCCH(Physical Downlink Control Channel)候補を以下のようにマッピングする。
(i) CSSセットはUSSセットの前にマッピングされ、
(ii) USSセットはSSセットインデックスの昇順でマッピングされ、PDCCH候補/CCEの数がUE処理制限のいずれかを超えた場合、
(iii) UE処理制限に達した後のスロットにはそれ以上のSSセットはマッピングされない。
これらのルールにより、基地局(BS)は接続されたUEのSSセットに、希望する優先順位に従って番号を付けることができる。
【0037】
現在定義されているメカニズムは、マルチキャスト用のSSセットがCSSよりも低い優先度を持つことができ、USS内で設定可能な優先度を持つことができる監視優先度ルールのため、他のタイプに再利用することはできない。マルチキャストトラフィックのスケジューリングに使用されるSSセットの監視優先度は、USSセットより上、下、またはUSSセット内で設定可能であることが合意されている。このCSSセットはマルチキャスト探索空間(MSS)と呼ばれ、SSインデックスに基づいてCSSとUSSの間で柔軟な優先順位付けを行い、それ以外はCSSと同じ特性を持つ。つまり、このタイプのCSSはtype-x CSSと呼ぶことができる。type-x CSSの監視優先度は、例えば、オーバーブッキングの場合に適用できる。つまり、UEが監視できるPDCCH候補数よりも多くのPDCCH候補数で構成されている場合、UEは優先順位の高いサーチ・スペースだけを監視できるようにサーチ・スペースに優先順位を付け、UEが監視できない場合に優先順位の低いサーチ・スペースを無視することができる。
【0038】
ダウンリンク制御情報(DCI)はPDCCHで伝送される。一般に、DCIは1つの無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に対するアップリンクまたはダウンリンクのリソース割り当てを示すために使用される。この拡張として、制御リソースセット(CORESET)は一般にPDCCHの時間および周波数の割り当てを意味し、リソースブロックおよびシンボルのセットに一般化される。このように、DCIは様々な情報を伝達することができる。DCIの有用な内容は、システムの展開や運用の具体的なケースによって異なる。現在定義されている C-RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identity)フォーマット 1_0 および 1_1 に基づくダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットは、マルチキャスト/ブロードキャスト・ダウンリンク・データがスケジューリングされるグループ共通の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)リソースを UE に通知するためのベースラインとして、gNB が使用できる。現在、これらのフォーマットはユニキャスト・トラフィックに対してのみ定義されているため、アクセス・ノード(5G では gNB)はこれらの DCI フォーマットのいずれかを使用して、UE 固有の PDCCH を使用して、PDSCH 上でスケジューリングされる予定のダウンリンク情報を UE に通知できる。したがって、DCIフォーマット1_0および1_1は、グループ共通/G-RNTIを使用してCRCをスクランブルした状態で、マルチキャストトラフィックのPDSCHリソースのスケジューリングに使用できる。以下で詳しく説明するように、DCIフォーマット 1_1 は、マルチキャストトラフィックを受信する UE のために type-x CSS で設定できる。
【0039】
SS セットは、pdcch-config メッセージを使用して設定できる。MBS の場合、gNB はオプションとして、SS セットを含む RRC 設定メッセージ pdcch-config-mbs を使用して UE を設定できる。これはオプションの設定であり、gNB は、gNB の実装に応じて、MBS 関連の SS セット・パラメータを設定するために既存の pdcch-config を再利用することができる。
【0040】
マルチキャスト/ブロードキャストトラフィックは、UE アクティブ帯域幅パート(BWP)内の共通周波数領域(CFR)内でスケジューリングできる。共通周波数領域(CFR)の構成(開始物理リソースブロック(PRB)およびサイズを含む)は、RRCを介してUEに通知される。したがって、ゾーン内のすべてのUEは、マルチキャストトラフィックがスケジューリングされる共通周波数領域(CFR)を認識することができる。マルチキャスト用のCSSは、ユニキャスト用のCSSとは異なる優先度を持つことができる。しかし、設定されたCSSがユニキャスト用かマルチキャスト用かを、UEがどのように知るかは未知である。
【0041】
現在定義されているモニタリング優先度(この仕様では「type-x」と呼ばれる)とは異なる、特定のモニタリング優先度が必要である。しかし、type-x CSSの明示的な定義と、そのタイプをシグナリングするためのメカニズムは合意されていません。これは、RRC設定の一部として、UEなどの受信デバイスにtype-xをどのように明示的にシグナリングできるのかが定義されていないことを意味する。「type-x」はRRCコンフィギュレーションの観点からはtype-3 CSSの一部であるにもかかわらず、「type-x」は「type-3」のモニタリング優先度とは異なるモニタリング優先度を必要とする。しかし、UEは、SS type-xに対する明示的なシグナリングによって、探索空間・コンフィギュレーション・タイプを通知することはできない。つまり、UEは、現在定義されているCSS(type-3)のモニタリング優先度が適用されるべきか、SSセットインデックスに依存するtype-x CSSのモニタリング優先度が適用されるべきかを認識できない。
【0042】
この問題に対処するための可能なアプローチによれば、ネットワークは、設定された検索空間が他のタイプではなく、MBSのCSS(つまり、type-x CSS)であることをUEに暗黙的に通知することができる。これにより、RRCシグナリングで新しいCSSタイプを明示的に定義する必要なく、UEがブラインド復号試行の優先順位付けを実行できるようになる。可能性に応じて、異なる基準の情報が組み合わされ、タイプ-x CSSであることが暗黙的に示される。設定されたCSSタイプおよびインデックスを明示的に含むSSコンフィギュレーションのシグナリングを回避する可能性として、別のタイプ・コンフィギュレーション(type-3)がシグナリングされ、シグナリングされたインデックスが別のタイプ(この例ではtype-x)のモニタリング優先度を代わりに使用することを意味することが、受信デバイス(UE)に別途通知される。
【0043】
図3のフローチャートは、通信デバイスにおいて可能な処理の一般例を示している。この方法において、通信デバイスは、100において、第1探索空間タイプを示すリソースメッセージと、第1探索空間タイプに対する支援情報とを制御チャネル上で受信する。次に、デバイスは、102において、補助情報に基づいて、第1のタイプの代わりに第2探索空間・タイプをマルチキャスト・探索空間のモニタリングに適用することを決定する。そして、デバイスは、104において、マルチキャスト検索空間の監視のために第2検索空間タイプを適用する。
【0044】
図4は、最初の2つのステップ100及び102が上記の通りである、より詳細な例を示す。デバイスは、106において、第2のサーチ空間タイプによって示される監視優先順位に従って、マルチキャスト・ダウンリンク制御情報がスケジューリングされ得るサーチ空間を監視するように構成される。デバイスは、108において、第2のサーチ空間タイプの監視優先度に従ってサーチ空間を監視する。
【0045】
図5は、通信デバイスを設定するためのシグナリングを送信するノードにおけるネットワーク側での可能な動作を示す。本方法は、110において、制御チャネル上で通信デバイスに、第1の検索空間タイプと共通検索空間に対する支援情報とを示すリソースメッセージを送信することを含み、支援情報は、前記通信デバイスが、前記支援情報情報に基づいて、前記マルチキャスト探索空間の監視のために前記第2の探索空間のタイプが構成されることを決定することを可能にする情報を含む。データは、ノードによってリソース上のデバイスに112でマルチキャストされ、デバイスによる受信は、第2検索空間タイプおよび支援情報情報に従ったマルチキャスト検索空間の監視優先度構成に基づく。
【0046】
図6は、受信デバイス側でのさらに別の可能な動作を示している。デバイスは120でマルチキャスト-ブロードキャストサービス構成メッセージを受信することができる。そのメッセージが、ある探索空間タイプを示す監視優先度ルールを示していることが122で決定される。グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル用に定義されたダウンリンク制御情報フォーマットの少なくとも1つが設定されているか否かの124での判定に基づいて、適用される監視優先度の異なるタイプが126で選択され得る。
【0047】
第1の検索空間タイプは、共通検索空間タイプ-3から構成されてもよい。第2検索空間タイプは、マルチキャスト/ブロードキャストサービス(type-x)のための共通の検索空間タイプから構成されてもよい。
【0048】
以下では、より詳細な例について説明する。UE と呼ばれる通信デバイスは、type-x CSS のための新しい探索空間・タイプの明示的な定義がない場合でも、既存の RRC 仕様を使用して、探索空間セットを構成することができる。UEは、CSS用に定義されたモニタリング優先度を適用すべきか、または、SSセットのインデックス / IDに依存するタイプ-x CSSのモニタリング優先度を適用すべきかを解釈するように構成される。差別化された優先度を提供するために、既存の「SS type = common」というシグナリングを使用することができ、UEが差別化された優先度を適用できるように、明示的なSSタイプの定義を新たに追加する必要はない。
【0049】
詳細な実施例では、現在定義されているサーチ・スペースRRC設定を再利用して、新しいサーチ・スペース・タイプを明示的に定義することなく、type-3 PDCCHベースのモニタリング優先度を適用するか、type-x PDCCHベースのモニタリング優先度を適用するかをUEに示す。実施例では、明示的なシグナリングのコストは回避されるか、少なくとも削減される。UEがG-RNTIおよびC-RNTIベースのDCIを両方設定している場合、2つの別個のRRCコンフィギュレーションを提供する必要がある。type-xが適用されるべきであると明示的にシグナリングすることは、追加のオーバヘッドを発生させるため、現在のシグナリングを可能な限り再利用し、UEが差別化された優先順位の適用方法を決定できるようにすることで、これを回避できる。
【0050】
ユーザデバイスは、マルチキャスト/ブロードキャストトラフィックのダウンリンク制御情報がスケジューリングされるサーチ・スペース・セットに対して、ネットワークからの支援情報を使用して、差別化されたモニタリング優先順位付けを適用できる。探索空間に対するモニタリングの優先順位付けを決定するためのさまざまなメカニズムをUEに設定することができる。一例に従って、UEは、以下の2つの条件が満たされる場合、pdcch-configメッセージを使用して設定されたタイプ-3 CSSがタイプ-x CSS / MSSであると仮定できる。SSセットに関連付けられたCORESETリソースが(MBS)CFRに完全に含まれ、CSSセットに関連付けられたDCIフォーマットがグループ共通PDCCH用に定義されたフォーマットを含む場合である。これらの例としては、既に述べたDCIフォーマット1_0および/または1_1がある。その後、UEは、設定されているSSセットのタイプに関係なく、CSSとUSSの間で柔軟な優先順位付けを行いながら、SSセットのSSインデックスに基づいて新しいモニタリング優先順位を適用する。それ以外の場合、UE は従来の優先ルールを適用する。つまり、DCIフォーマット1_0および/または1_1が設定されていない場合、UEは、SSインデックス/IDに関係なく、USSよりも高いモニタリング優先度を持つタイプ3のCSSであると仮定することができる。
【0051】
UE は、設定された DCI タイプに基づいて CSS タイプを解釈するように設定できる。タイプを暗黙的に示す詳細な例を、図 7 ~ 9 に示す。gNBはSSタイプを常に共通として設定できるが、UEは支援情報情報の分析に基づいて、タイプ-x CSSとタイプ-3 CSSを区別できる。支援情報情報は、MBS CFR に関連する CORESET リソースの位置、使用される RRC 構成タイプ(メッセージが pdcch-config か pdcch-config-mbs か)、または明示的な SS インデックス予約の1つ以上から構成される。
【0052】
優先順位決定がpdcch-config/pdcch-config-mbsメッセージに基づくことができる場合、例示的な方法の概要が
図7のフローチャートに示されている。このフローチャートは、与えられたSSセットのモニタリング優先度を決定するためのリソースメッセージを受信した後に適用されるロジックという観点から、UEの観点からの動作を示している。gNBは、サーチ・スペース・セットおよび関連するCORESETを設定するために、pdcch-configおよびpdcch-config-mbsメッセージのいずれかまたは両方を使用できるため、両方のオプションが考慮される。
【0053】
分岐のうちの1つだけを実行するような配置や動作も可能であることを理解されたい。
すなわち、選択ステップ204はすべての用途において必要ではなく、メッセージのうちの1つだけを構成に使用してもよい。受信デバイス/そのプログラムコードは、分岐のうちの1つだけを実行するように構成されてもよい。
【0054】
構成は200で開始され、UEは202でCFR情報を使用して構成される。その後、UEは204で、CORESETメッセージがpdcch-configメッセージであったか、またはpdcch-config-mbsメッセージであったかを判断できる。type-x CSSの構成にgNBがpdcch-configを使用する場合、UEは206で、グループ共通PDCCHフォーマット(DCIフォーマット1_0 / 1_1に基づく)がSSセット内に構成されているかどうかを判断する必要がある。「イエス」の場合、208で、関連するCORESETリソースがMBS CFR内に完全に含まれているかどうかが判断される。CORESETリソースがMBS CFR内に含まれるのは、DCIがスケジューリングされ得る共通リソースをすべてのUEが監視していることを保証するためである。
【0055】
206または208でNOの場合、UEは210でタイプ3 CSSベースのモニタリング優先度を適用することを知っており、決定プロセスは停止する。
【0056】
両方のテストが陽性であれば、タイプxのCSSに基づく監視の優先順位が212で適用され、決定プロセスは停止することができる。
【0057】
04において、gNBがtype-x CSSを構成するためにpdcch-config-mbsを使用すると判定された場合、UEは214において、type-xモニタリング優先度を適用するためのフラグが構成されているかどうかを判定できる。このフラグが設定されており、pdcch-config-mbsが主にMBS関連の設定を対象としている場合、UEは216において、type-x CSSモニタリング優先ルールは、グループ共通PDCCHフォーマット(DCIフォーマット1_0 / 1_1に基づく)がSSセット内に設定されているかどうかをチェックした後、適用されると判断できる。
【0058】
216または218で「ノー」の場合、UEは210でタイプ3 CSSベースのモニタリング優先度を適用することを知っており、決定プロセスは停止する。
【0059】
両方のテストが肯定的な場合、212でタイプ-x CSSベースの監視優先度が適用され、決定プロセスは停止する。
【0060】
図8は、探索空間(SS)インデックス予約に基づく動作のフローチャートを示す。 SSインデックス予約に基づく動作は、gNBがCFRのSSインデックス値を設定/予約できるという特性を利用する。これらは、上位レイヤ / RRC 信号を使用して MBS CFR パラメータと一緒に設定することができ、UE は Type-x CSS / MSS として扱うことができる。type-x CSSのために予約されたインデックスに応じて、gNBはMSSおよびCSSに対するモニタリングの優先順位付けを適用できる。UEは、SSインデックスに基づいて、より優先順位の高い探索空間・タイプ(type-3)が設定されているか、またはtype-3とは異なるモニタリング優先順位の探索空間・タイプ、つまりtype-xが設定されているかを知ることができる。
【0061】
UEが304で、type-x CSSのために特定のSSインデックスを予約する構成が302で構成されていると判定し、さらに306で、予約されたSSセットにグループ共通PDCCHが構成され、CORESETリソースがCFR内に完全に含まれていると判定し、308で、DCIフォーマットが構成されていると判定した場合、UEは310で、CSS type-xベースのモニタリング優先度を適用できる。ステップ302、304、306、または308のいずれかでテストが否定的であった場合、タイプ3のCSSベースの優先順位が312で適用される。
【0062】
このため、gNB は pdcch-config-mbs メッセージを使用して SS セットを設定できる。CORESETリソースは常に、RRCを使用して個別に設定できるMBS CFR内に限定されると想定できるため、
UEは設定されたDCIフォーマットに関係なく、Type-x CSS / MSSベースのモニタリング優先度を適用する必要がある。Type-x の優先順位は、マルチキャストのスケジューリングに使用できる DCI フォーマットが使用されている場合にのみ適用される。
【0063】
オプションとして、gNB はpdcch-config-mbs またはマルチキャスト/ブロードキャストトラフィックに関連する他の上位レイヤのコンフィギュレーションシグナリング内で、タイプ = common で設定された SS をタイプ3またはタイプ-x CSS とみなす必要があるかどうかを示す新しいフラグを送信できる。
【0064】
SSインデックス予約に基づく優先順位決定の別の例では、ステップ304、306および308のチェックはオプションとして全く考慮されず、302のSSインデックスに基づく予約テストのみが適用される。その後、gNBがMBS DCIフォーマットおよびグループ共通PDCCHに関連する情報を含む実際のDCIを構成することを実際に計画している場合、またはgNBがUEにタイプ-x CSSの差別化されたモニタリング優先度を適用することを要求する場合にのみ、SSインデックスを予約することはgNBの実装次第となる。
【0065】
図9は、UEを構成するためのさまざまなオプションを組み合わせたハイブリッド方式のフローチャートを示している。より詳細には、SSインデックス予約(
図8に示す)とpdcch-config / pdcch-config-mbsメソッド(
図7に示す)の併用に基づく優先順位決定が提供される場合がある。受信デバイスは、選択された内容に応じて、それぞれの分岐に従うように構成される。
【0066】
図10は、優先順位ルールが異なるUEアクティブBWP、MBS CFR、および共通SSセット間の可能な関係の例を示している。UE アクティブ BWP 周波数リソースと、アクティブ BWP 内に含まれる MBS CFR リソースおよびアクティブ BWP 用の PDCCH リソースとの可能な構成では、
図6-8に示すような事前定義された条件が満たされている場合、UE は SS ID #1 を type-x CSS と判断できる。これは、CORESETリソースがMBS CFR内に完全に含まれているためである。しかし、SS ID #2は、CORESETリソースがMBS CFR内に完全に含まれていないため、type-x CSSとすることはできない。
【0067】
上記では、無線リソース制御(RRC)メッセージ/シグナリングを使用して、UEを探索空間(SS)モニタリング用に構成できる特定の非限定的な例を説明した。SSが多すぎるPDCCH候補(「オーバーブッキング」)で構成されている場合、UEは、適用される探索空間のモニタリング優先度(適用される優先度はサーチタイプによって定義される)に基づいて、構成された探索空間内でPDCCHのモニタリングを適用する。一般的な動作では、共通検索空間(CSS)が UE 固有検索空間(USS)よりも優先され、USS 内では SS インデックスに基づいて優先順位付けが行われる。マルチキャスト・サーチ・スペース(MSS)/ type-xは、SSインデックスに基づいて、CSSとUSSの間で差別化された優先度を提供するために使用できる。gNBは、設定されたUEにマルチキャストデータを送信できる。UEがマルチキャストデータを受信できるかどうかは、探索空間の優先順位と、UEが、マルチキャストデータがスケジューリングされるグループ共通PDSCHリソースを含むDCIメッセージの探索空間を監視できるかどうかに依存する。
【0068】
上記では例示的な実施形態について説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく、開示された解決策に対して行われ得るいくつかの変形および修正が存在することに留意されたい。異なる実施形態からの異なる特徴が組み合わされてもよい。
【0069】
したがって、実施形態は、添付の特許請求の範囲の範囲内で変化してもよい。一般に、いくつかの実施形態は、ハードウェアまたは特殊目的回路、ソフトウェア、ロジック、またはそれらの任意の組み合わせで実施され得る。例えば、いくつかの態様はハードウェアで実装されてもよく、他の態様はコントローラ、マイクロプロセッサ、または他のコンピューティングデバイスによって実行され得るファームウェアまたはソフトウェアで実装されてもよいが、実施形態はこれに限定されない。様々な実施形態は、ブロック図、フローチャート、または他の何らかの絵画的表現を用いて図示および説明され得るが、本明細書に記載されるこれらのブロック、装置、システム、技術、または方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、特殊用途回路またはロジック、汎用ハードウェアまたはコントローラ、または他のコンピューティングデバイス、またはそれらの何らかの組み合わせで実装され得ることがよく理解される。
【0070】
実施形態は、メモリに記憶され、関係エンティティの少なくとも1つのデータプロセッサによって実行可能なコンピュータソフトウェアによって、またはハードウェアによって、またはソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実施することができる。さらにこの点に関して、上記の手順のいずれかが、プログラムステップ、または相互接続された論理回路、ブロックおよび機能、またはプログラムステップと論理回路、ブロックおよび機能との組合せを表す可能性があることに留意されたい。ソフトウェアは、メモリチップ、プロセッサ内に実装されたメモリブロック、ハードディスクやフロッピーディスクなどの磁気媒体、DVDやそのデータバリアントであるCDなどの光媒体などの物理媒体に格納することができる。
【0071】
メモリは、ローカルの技術環境に適した任意のタイプのものであってよく、半導体ベースのメモリ装置、磁気メモリ装置およびシステム、光メモリデバイスおよびシステム、固定メモリおよびリムーバブルメモリなど、任意の適切なデータ記憶技術を使用して実装することができる。データプロセッサは、ローカルな技術環境に適した任意のタイプのものであってよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、特殊用途コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、
特定用途向け集積回路(ASIC)、ゲートレベル回路、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つ以上を含むことができる。代替的または追加的に、いくつかの実施形態は、回路を使用して実装することができる。回路は、先に説明した機能および/または方法手順の1つ以上を実行するように構成されてもよい。その回路は、ネットワークエンティティおよび/または通信デバイスおよび/またはサーバおよび/またはデバイスに設けられてもよい。
【0072】
本出願で使用される場合、「回路」という用語は、以下のうちの1つ以上またはすべてを指す場合がある。
(a)ハードウェアのみの回路実装(アナログ回路および/またはデジタル回路のみの実装など)、
(b)ハードウェア回路とソフトウェアの組み合わせ(例えば、以下のようなもの)、
(i)アナログおよび/またはデジタルハードウェア回路とソフトウェア/ファームウェアとの組み合わせ、および
(ii)通信デバイスおよび/またはデバイスおよび/またはサーバおよび/またはネットワークエンティティに先に説明した様々な機能を実行させるために協働する、ソフトウェア(デジタルシグナルプロセッサを含む)、ソフトウェア、およびメモリを備えたハードウェアプロセッサの任意の部分、および
(c)マイクロプロセッサまたはマイクロプロセッサの一部などのハードウェア回路およびまたはプロセッサであって、動作のためにソフトウェア(たとえば、ファームウェア)を必要とするが、動作のために必要とされないときにはソフトウェアが存在しない可能性があるもの。
回路のこの定義は、あらゆる特許請求の範囲を含む、本出願におけるこの用語のすべての使用に適用される。さらなる例として、本出願で使用する場合、回路という用語は、単にハードウェア回路またはプロセッサ(または複数のプロセッサ)またはハードウェア回路またはプロセッサの一部と、それ(またはそれら)に付随するソフトウェアおよび/またはファームウェアの実装も対象とする。
また、回路という用語は、例えば集積デバイスも対象とする。
【0073】
特定のアーキテクチャに関連して実施形態を説明してきたが、同様の原理を他のシステムにも適用できることに留意されたい。したがって、ワイヤレスネットワーク、技術標準、およびプロトコルのための特定の例示的なアーキテクチャを参照して、特定の実施形態を例として上記で説明したが、本明細書で説明する特徴は、上記例で図示し詳細に説明したシステム、アーキテクチャ、およびデバイス以外の任意の好適な形態に適用することができる。また、異なる実施形態の異なる組み合わせが可能であることにも留意されたい。また、上記では例示的な実施形態について説明したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、開示された解決策に対して行うことができる幾つかの変形および修正が存在することにも本明細書において留意されたい。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御チャネル上で、第1探索空間タイプと、該第1探索空間タイプに対する支援情報とを示すリソースメッセージを受信するステップと、
前記支援情報に基づいて、マルチキャスト探索空間の監視に対して第2探索空間タイプが適用されることを決定するステップと、
前記第2探索空間タイプに従って、前記マルチキャスト探索空間を監視するステップと、を含む、方法。
【請求項2】
無線リソース受信を設定するためのリソースメッセージを制御チャネル上の通信デバイスに送信するステップであって、前記リソースメッセージは、マルチキャスト探索空間の監視のために第2探索空間タイプが適用されることを前記通信デバイスが決定できるようにするための、第1探索空間タイプおよび該第1探索空間タイプに対する支援情報を示す、ステップと、
無線リソースの上で前記通信デバイスにデータをマルチキャストするステップと、
を含む、方法。
【請求項3】
少なくとも1つのプロセッサと、命令を格納している少なくとも1つのメモリと、を備える装置であって、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、前記装置に、少なくとも、
制御チャネル上で、第1探索空間タイプと、該第1探索空間タイプに対する支援情報とを示すリソースメッセージを受信するステップと、
該支援情報に基づいて、マルチキャスト探索空間の監視のために第2探索空間タイプが適用されるを決定するステップと、
該第2探索空間タイプに従って前記マルチキャスト探索空間を監視するステップと、
を実行させる装置。
【請求項4】
前記第1探索空間タイプは、共通探索空間タイプ-3を備え、
前記第2探索空間タイプは、マルチキャスト/ブロードキャストサービスをスケジューリングするための共通探索空間タイプを備える、
請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記リソースメッセージは、前記第1探索空間タイプを明示的に示し、前記第2探索空間タイプを暗黙的に示す、請求項3に記載の装置。
【請求項6】
前記第2探索空間タイプは、監視優先度を示す、請求項3に記載の装置。
【請求項7】
前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、前記命令は、前記プロセッサに、
共通周波数領域の内の共通探索空間セットに関連するリソースの情報と、および検索空間セットインデックスと、に基づいて、前記第2探索空間タイプを決定するステップ
を実行させる、請求項3に記載の装置。
【請求項8】
前記リソースメッセージは、共通探索空間セットに関連付けられた制御リソースセットリソースの情報を含む無線リソース制御メッセージを含む、請求項3に記載の装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、前記命令は、前記プロセッサに、
前記監視が、共通探索空間セットに関連付けられた制御リソースセットのリソースが共通周波数領域の内に完全に含まれ、前記共通探索空間セットに関連付けられたダウンリンク制御情報フォーマットがグループ共通の物理ダウンリンク制御チャネルに対して定義されたダウンリンク制御情報フォーマットのうちの少なくとも1つを含むという判断に応答して、前記第2探索空間タイプに基づいて行われることを決定するステップ
を実行させる、請求項3に記載の装置。
【請求項10】
前記ダウンリンク制御情報フォーマットは、マルチキャストおよび/またはブロードキャストトラフィックをスケジューリングするために定義されたフォーマットを含む、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記ダウンリンク制御情報フォーマットは、フォーマット1_0および/または1_1を備える、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、前記命令は、前記プロセッサに、探索空間インデックス予約が設定されたか否かを判定するステップを実行させる、請求項9に記載の装置。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、前記命令は、前記プロセッサに、
前記リソースメッセージは、特定のタイプの適用を示す監視優先ルールを示すことを決定するステップと、
グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル用に定義されたダウンリンク制御情報フォーマットの少なくとも1つが構成されているか否かの判定に基づいて、前記監視優先ルールのタイプを選択するステップと、
を実行させる、請求項3ないし12のいずれかに記載の装置。
【請求項14】
少なくとも1つのプロセッサと、命令を格納している少なくとも1つのメモリと、を備える装置であって、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、前記装置に、少なくとも、
第1探索空間タイプを構成するリソースメッセージを制御チャネル上の通信デバイスに送信するステップであって、前記リソースメッセージは、前記第1探索空間タイプと、マルチキャスト探索空間の監視のために第2探索空間タイプが適用されることを通信デバイスが決定できるようにするための、前記第1探索空間タイプに対する支援情報とを示す、ステップと、
無線リソースの上で前記通信デバイスにデータをマルチキャストするステップと、
を実行させる、装置。
【請求項15】
前記第1探索空間タイプは、共通探索空間タイプ-3を含み、
前記第2探索空間タイプは、マルチキャスト/ブロードキャストサービスをスケジューリングするための共通探索空間タイプを含む、
請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記リソースメッセージは、前記第1探索空間タイプを明示的に示し、
前記第2探索空間タイプを暗黙的に示す、
請求項14に記載の装置。
【請求項17】
前記第2探索空間タイプは、監視優先度を示す、請求項14に記載の装置。
【請求項18】
前記リソースメッセージは、共通探索空間セットに関連付けられた制御リソースセットリソースの情報を含む無線リソース制御メッセージを含む、請求項14ないし17のいずれか1項に記載の装置。
【請求項19】
装置によって実行されるとき、前記装置に少なくとも、
制御チャネル上で、第1の探索空間タイプと、該第1の探索空間タイプに対する支援情報とを示すリソースメッセージを受信するステップと、
該支援情報に基づいて、マルチキャスト探索空間の監視のために第2探索空間タイプが適用されると決定するステップと、
前記第2探索空間タイプに従って、前記マルチキャスト探索空間を監視するステップと、
を実行させる、プログラム命令を含むコンピュータ可読媒体。
【請求項20】
装置によって実行されるとき、
前記装置に少なくとも、無線リソース受信を設定するためのリソースメッセージを制御チャネル上の通信デバイスに送信するステップであって、前記リソースメッセージは、第1の探索空間タイプおよびマルチキャスト探索空間の監視のために第2探索空間タイプが適用されることを通信デバイスが決定できるようにするための、無線リソースの上で前記通信デバイスにデータをマルチキャストするステップと、該第1の探索空間タイプに対する支援情報とに示す、ステップ
を実行させる、プログラム命令を含むコンピュータ可読媒体。
【国際調査報告】