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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-30
(54)【発明の名称】黒板消し洗浄機器及び洗浄方法
(51)【国際特許分類】
   A47L 25/00 20060101AFI20240920BHJP
【FI】
A47L25/00 E
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024519596
(86)(22)【出願日】2022-08-24
(85)【翻訳文提出日】2024-03-27
(86)【国際出願番号】 CN2022114559
(87)【国際公開番号】W WO2023051112
(87)【国際公開日】2023-04-06
(31)【優先権主張番号】202111160749.9
(32)【優先日】2021-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202111164340.4
(32)【優先日】2021-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524118889
【氏名又は名称】石家庄科達教育装備有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHIJIAZHUANG KEDA EDUCATIONAL EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 6, Fengchan Road, Economic and Technological Development Zone Shijiazhuang, Hebei 050000 (CN)
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】何玉良
(72)【発明者】
【氏名】李明涛
(72)【発明者】
【氏名】李子寛
(57)【要約】
黒板消し洗浄機器及び洗浄方法であって、黒板消し洗浄機器は、筐体(1)、洗浄ケース(2)及び洗い流し機構を含み、筐体(1)は、収容室(11)を有し、筐体(1)に開口部(12)が設けられ、洗浄ケース(2)は、黒板消し(3)を置くことに適し、洗浄ケース(2)は、収容室(11)内に位置し、置き口(21)を有し、洗浄ケース(2)にそれぞれ給水口(22)と出水口(23)が設けられ、洗い流し機構は、一端が洗浄ケース(2)の給水口(22)に連通し、他端が水源に連通する配管と、筐体(1)の内壁面又は外壁面に設けられ、配管に接続され、配管内の水に動力を提供するために用いられる第1の動力部材(4)とを含み、ここで、洗浄ケース(2)内の黒板消し(3)を洗い流す時に、収容室(11)は、洗い流した後の汚水を受ける。該装置により、黒板消しの自動洗浄を実現し、ユーザを手動洗浄作業から解放し、且つ洗浄時にユーザの手が粉塵を溶解した汚水と接触することを必要とせず、身体健康が損害されることを回避することができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
収容室を有する筐体であって、前記筐体の一側又は上面に前記収容室に連通する開口部が設けられる筐体と、
黒板消しを置くことに適し、前記収容室内に位置し、前記開口部に位置合わせた置き口を有する洗浄ケースであって、前記洗浄ケースの対向する2つの側壁にそれぞれ給水口と出水口が設けられる洗浄ケースと、
一端が前記洗浄ケースの給水口に連通し、他端が水源に連通する配管と、前記筐体の内壁面又は外壁面に設けられ、前記配管に接続され、前記配管内の水に動力を提供するために用いられる第1の動力部材とを含む洗い流し機構と、を含み、
ここで、前記洗浄ケース内の黒板消しを洗い流す時に、前記収容室は、洗い流した後の汚水を受ける、ことを特徴とする黒板消し洗浄機器。
【請求項2】
前記配管は、ホースであり、前記黒板消し洗浄機器は、
前記収容室内に位置し、前記洗浄ケースの外壁面に接続された回転駆動端であって、前記洗浄ケースを所定の角度回転するように駆動して、前記洗浄ケースを初期状態又は動作状態にさせることに適する回転駆動端を有する回転機構と、
前記収容室内に移動可能に設置され、且つ移動方向が前記開口部の軸方向に垂直であり、前記洗浄ケースに向かう押圧面を有し、さらにその移動を駆動するための第2の動力部材が接続される押圧部と、をさらに含み、
ここで、前記洗浄ケースが前記初期状態にある時に、前記置き口と前記開口部が位置合わせられ、前記黒板消しを前記洗浄ケースに入れることができ、
前記洗浄ケースが前記動作状態にある時に、前記置き口と前記押圧部が位置合わせられ、前記押圧部は、前記洗浄ケース内の黒板消しを押圧することができる、ことを特徴とする請求項1に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項3】
前記押圧面は、前記黒板消しの外面に適合する凹状の曲面である、ことを特徴とする請求項2に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項4】
前記回転機構は、
前記収容室内に立設され、前記筐体に回転可能に設置される回転軸と、
前記洗浄ケースの外壁面に接続された第1の接続端と、前記回転軸の外壁面に接続された第2の接続端とを有する接続部材と、
前記筐体の外壁面又は内壁面に設けられ、前記回転軸の一端に接続された回転駆動端を有する第3の動力部材と、を含む、ことを特徴とする請求項2に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項5】
前記第2の動力部材は、電動プッシュロッドを含み、前記電動プッシュロッドは、前記筐体の内壁面に設けられ、前記電動プッシュロッドの駆動端は、前記押圧部に接続される、ことを特徴とする請求項2に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項6】
前記第2の動力部材の下方に門型支持フレームがさらに固定して設けられ、前記門型支持フレームは、前記収容室内に位置し、前記第2の動力部材を支持するために用いられ、
前記門型支持フレームの内部にスリーブが設置され、前記スリーブの軸方向は、前記押圧部の摺動方向と同じであり、且つ前記スリーブの開口部は、前記押圧部に位置合わせられ、
前記押圧部にガイドロッドが接続され、前記ガイドロッドは、前記スリーブを通り抜け、且つ前記スリーブに摺動に嵌合する、ことを特徴とする請求項2に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項7】
前記洗浄ケース内に黒板消しを位置決めすることに適する位置決め構造が設けられ、前記位置決め構造は、位置決めポストを含み、前記位置決めポストは、一端が洗浄ケースのケース底部に接続され、他端が黒板消しの位置決め孔に挿着して位置決めされ、前記位置決めポストの挿着端と黒板消しの位置決め孔の孔底との間に隙間がある、ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項8】
前記位置決め構造は、
黒板消しの位置決め孔内に位置する磁気吸引シートであって、前記位置決めポストは、磁気吸引ポストであり、前記磁気吸引ポストの挿着端は、前記磁気吸引シートと吸引することに適する磁気吸引シートと、
前記位置決め孔内に位置し、前記磁気吸引シートに接続された第1の端と、位置決め孔の孔底に接続された第2の端とを有する弾性部材と、をさらに含む、ことを特徴とする請求項7に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項9】
前記筐体の下方に水タンクが設けられ、前記水タンク内は、汚水領域と清水領域に分けられ、前記配管の前記洗浄ケースから離れる端は、前記清水領域に連通し、前記筐体の底部に前記汚水領域に連通する漏水口があり、前記汚水領域と前記清水領域との間に濾過構造が設けられる、ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項10】
前記水タンクの対向する2つの内壁面にいずれも挿着溝が設けられ、前記挿着溝は、鉛直方向に設置され、前記濾過構造は、前記挿着溝に挿着され、前記水タンクを横断する、ことを特徴とする請求項9に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項11】
前記洗浄ケースの数は、少なくとも2つであり、各洗浄ケースには、1つの前記開口部が対応して配置され、全ての洗浄ケースは、前記洗い流し機構を共用する、ことを特徴とする請求項1に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項12】
前記洗浄ケースの数は、少なくとも2つであり、各洗浄ケースには、1つの前記開口部及び1つの前記押圧部が対応して配置され、全ての洗浄ケースは、前記洗い流し機構及び前記回転機構を共用し、異なる洗浄ケースは、前記回転軸の軸方向に沿って前記回転軸に分布する、ことを特徴とする請求項4に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項13】
前記弾性部材は、バネであり、前記バネの軸方向の長さは、黒板消しの拭き部の厚さよりも大きい、ことを特徴とする請求項8に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項14】
前記磁気吸引シートは、黒板消しの位置決め孔の孔壁に摺動可能に接触する、ことを特徴とする請求項8に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項15】
請求項2~14のいずれか1項に記載の黒板消し洗浄機器を用いて黒板消しを洗浄する黒板消し洗浄方法であって、
黒板消しを洗浄機器の洗浄ケース内に置くステップであって、前記洗浄機器内に回転機構、押圧機構及び洗浄機構が設けられ、前記押圧機構は、前記洗浄機構に向かい、前記回転機構は、前記洗浄ケースに接続されるステップと、
前記回転機構は、前記洗浄ケースを洗浄位置に回転するように駆動するステップと、
前記洗浄機構は前記黒板消しを洗い流し、前記押圧機構は前記黒板消しを押圧するステップと、
洗浄が完了するまで、洗浄及び押圧の過程を繰り返すステップと、
前記回転機構は、前記洗浄ケースを初期位置に回転するように駆動するステップと、を含む、ことを特徴とする黒板消し洗浄方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本特許出願は、2021年09月30日に提出された、中国特許出願番号No.202111164340.4及びNo.CN202111160749.9の優先権を主張する。先行出願の開示内容は、全体の引用により本願に組み込まれる。
【0002】
本願は、清掃機器技術の分野に属し、具体的には黒板消し洗浄機器及び洗浄方法に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、大部分の学校は、黒板板書による授業を採用する。授業中に、教師は、チョークで黒板に板書する。板書は、黒板消しで消すことができる。例えば、次の授業が開始する前に、黒板消しで前の授業の板書を消す。黒板消しで板書を消す時に、粉塵が発生し、教師と前列の生徒は、これらの粉塵を吸入すると、健康に悪影響を与える。上記問題を解決するために、従来技術において、教室内に水を入れる容器を設置し、黒板上の板書を消す必要がある時に、容器内に黒板消しのウレタンフォーム部分を洗浄し濡らし、続いて濡れたウレタンフォームで黒板の板面を拭く。
【0004】
存在する問題は、以下のとおりである。ウレタンフォームを洗浄する過程において、ユーザの手は、ウレタンフォームに接触する必要があり、不可避的に粉塵を溶解した汚水に浸入し、これは、ユーザの身体健康に不利である。また、このようなユーザが手動でウレタンフォームを洗浄する方式は、効率が低く、洗浄過程は、ユーザの多くの時間を占める。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願は、黒板消し洗浄機器及び洗浄方法を提供し、従来技術において、ユーザが手動で黒板消しを洗浄することが身体健康に有害であり、且つ洗浄過程がユーザの時間を占めるという問題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を実現するために、本願は以下の技術的解決手段を採用する。
【0007】
黒板消し洗浄機器を提供し、該機器は、
収容室を有する筐体であって、前記筐体の一側又は上面に前記収容室に連通する開口部が設けられる筐体と、
黒板消しを置くことに適し、前記収容室内に位置し、前記開口部に位置合わせた置き口を有する洗浄ケースであって、前記洗浄ケースの対向する2つの側壁にそれぞれ給水口と出水口が設けられる洗浄ケースと、
一端が前記洗浄ケースの給水口に連通し、他端が水源に連通する配管と、前記筐体の内壁面又は外壁面に設けられ、前記配管に接続され、前記配管内の水に動力を提供するために用いられる第1の動力部材とを含む洗い流し機構と、を含み、
ここで、前記洗浄ケース内の黒板消しを洗い流す時に、前記収容室は、洗い流した後の汚水を受ける。
【0008】
1つの可能な実現形態において、前記配管は、ホースであり、前記黒板消し用の洗浄機器は、
前記収容室内に位置し、前記洗浄ケースの外壁面に接続された回転駆動端であって、前記洗浄ケースを所定の角度回転するように駆動して、前記洗浄ケースを初期状態又は動作状態にさせることに適する回転駆動端を有する回転機構と、
前記収容室内に移動可能に設置され、且つ移動方向が前記開口部の軸方向に垂直であり、前記洗浄ケースに向かう押圧面を有し、さらにその移動を駆動するための第2の動力部材が接続される押圧部と、をさらに含み、
ここで、前記洗浄ケースが前記初期状態にある時に、前記置き口と前記開口部が位置合わせられ、前記黒板消しを前記洗浄ケースに入れることができ、
前記洗浄ケースが前記動作状態にある時に、前記置き口と前記押圧部が位置合わせられ、前記押圧部は、前記洗浄ケース内の黒板消しを押圧することができる。
【0009】
上記目的を実現するために、本願は、さらに黒板消し洗浄方法を提供し、該方法は、上記黒板消し洗浄機器を用いて黒板消しを自動的に洗浄することができる。
【0010】
前記黒板消し洗浄方法は、
黒板消しを洗浄機器の洗浄ケース内に置くステップであって、前記洗浄機器内に回転機構、押圧機構及び洗浄機構が設けられ、前記押圧機構は、前記洗浄機構に向かい、前記回転機構は、前記洗浄ケースに接続されるステップと、
前記回転機構は、前記洗浄ケースを洗浄位置に回転するように駆動するステップと、
前記洗浄機構は前記黒板消しを洗い流し、前記押圧機構は前記黒板消しを押圧するステップと、
洗浄が完了するまで、洗浄及び押圧の過程を繰り返すステップと、
前記回転機構は、前記洗浄ケースを初期位置に回転するように駆動するステップと、を含む。
【0011】
1つの可能な実現形態において、前記黒板消しを洗浄機器の洗浄ケース内に置く前記ステップの後に、前記黒板消し洗浄方法は、
前記黒板消しが前記洗浄ケース内に置かれたか否かを判断するステップをさらに含む。
【0012】
1つの可能な実現形態において、以下の方法により黒板消しを前記洗浄ケース内に置き、
前記黒板消しを、前記黒板消しの拭き面が前記洗浄ケースの内壁に囲まれ、前記黒板消しの拭き面と洗浄ケースの側壁との間に隙間が存在するように、前記洗浄ケースの置き口から前記洗浄ケース内に置く。
【0013】
1つの可能な実現形態において、前記洗浄機構は前記黒板消しを洗い流し、前記押圧機構は前記黒板消しを押圧するステップは、
所定の時間内に、前記洗浄機構は、前記黒板消しの拭き面を洗い流すステップと、
洗い流しが終了すると、前記押圧機構は、前記黒板消しの非拭き面を押して、前記黒板消しの拭き面が前記洗浄ケースの内壁を押し、前記黒板消し内の水を押し出すようにするステップと、を含む。
【0014】
1つの可能な実現形態において、前記洗浄機構は前記黒板消しを洗い流し、前記押圧機構は前記黒板消しを押圧するステップは、
前記洗浄機構は前記黒板消しの拭き面を洗い流しながら、前記押圧機構は前記黒板消しの非拭き面を押すステップを含む。
【0015】
いくつかの実施例において、前記洗浄機構は、洗い流しを停止した後に、前記押圧機構は、往復移動し、前記黒板消しの非拭き面を複数回押す。
【0016】
1つの可能な実現形態において、前記洗浄機構は前記黒板消しの拭き面を洗い流すステップは、
前記洗浄機構から送り出された水流は、上から下へ前記黒板消しの拭き面を洗い流し、且つ水流は、前記黒板消しの拭き面を包むステップを含む。
【0017】
いくつかの実施例において、前記押圧機構は前記黒板消しの非拭き面を押すステップは、
前記押圧機構は、往復移動し、前記黒板消しの非拭き面を複数回押すステップを含む。
【0018】
1つの可能な実現形態において、前記黒板消し洗浄方法は、
洗浄過程で発生する汚水を回収するステップと、
回収した汚水を濾過し、濾過した水を洗浄機構に送り込むステップと、をさらに含む。
【発明の効果】
【0019】
本願にて提供される黒板消し洗浄機器は、黒板消しを洗浄する時に、まず黒板消しを筐体の開口部及び洗浄ケースの置き口に通し、黒板消しを洗浄ケース内に位置させ、続いて第1の動力部材により配管内の水に動力を提供し、水流を給水口から洗浄ケース内に入り、黒板消しを流れた後に、出水口から洗浄ケースを流出するようにし、水流が流動する過程において、黒板消し上のチョーク粉塵を持ち去ることができ、黒板消しに対する洗浄を実現し、最後に、黒板消しの洗浄により発生した汚水が筐体の収容室内に流入することで、汚水の収集を実現する。
【0020】
本願にて提供される黒板消し洗浄機器は、従来技術に比べて、筐体、洗浄ケース及び洗い流し機構の組み合わせにより、黒板消しの自動洗浄を実現することができ、ユーザの手がチョーク粉塵を溶解した汚水と接触することを必要とせず、それによりユーザの身体健康が損害されることを回避する。また、自動洗浄であるため、ユーザは手間をかける必要がなく、それにより洗浄過程がユーザの時間を占めるという問題を解決する。
【0021】
本願にて提供される黒板消し洗浄方法は、従来技術に比べて、黒板消しの自動洗浄を実現することができる。ユーザの手が粉塵を溶解した汚水と接触することを必要とせず、身体健康が損害されることを回避することができる。また、自動洗浄は、ユーザの時間を占めず、ユーザを手動洗浄作業から解放することができる。
【0022】
黒板消しを洗浄機器の洗浄ケース内に置いた後に、回転機構は、黒板消しを洗浄位置に回転させる。次に、洗浄機構により提供される水流は黒板消しを洗い流して、黒板消し上の粉塵を除去し、洗い流し過程において、押圧機構は、黒板消しを繰り返し押圧し、黒板消しを繰り返し吸水してから、水が押し出されるようにすることができ、押し出された水は、黒板消し上の粉塵を持ち去ることができ、黒板消しが十分に洗浄されることを確保する。洗浄が完了した後に、黒板消しが初期位置に回転し、ユーザは、初期位置で黒板消しを洗浄ケースから取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本願の実施例にて提供される黒板消し洗浄機器の構造の概略図である。
図2】本願の実施例にて提供される黒板消し洗浄機器の内部構造の概略図である。
図3図2におけるA部の拡大概略図である。
図4】本願の実施例にて提供される黒板消し洗浄機器のガイド構造部分の概略図である。
図5】本願の実施例にて提供される黒板消し洗浄機器の洗浄ケースの断面概略図である。
図6】本願の実施例にて提供される黒板消し洗浄機器の位置決め構造の断面概略図である。
図7】本願の実施例にて提供される黒板消し洗浄方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本願が解決しようとする技術的問題、技術的解決手段及び有益な効果をより明確にするために、以下、図面及び実施例と結び付けて、本願をさらに詳細に説明する。ここで記述した具体的な実施例は、本願を解釈するためのみに用いられ、本願を限定するものではないことを理解されたい。
【0025】
図1図2及び図5を併せて参照し、本願にて提供される黒板消し洗浄機器について説明する。前記黒板消し洗浄機器は、筐体1、洗浄ケース2及び洗い流し機構を含む。筐体1は、収容室11を有し、筐体1の一側又は上面に収容室11に連通する開口部12(図1において、開口部12は、筐体1の前側面に位置する)が設けられる。洗浄ケース2は黒板消し3を置くことに適する。洗浄ケース2は、収容室11内に位置し、開口部12に位置合わせた置き口21(黒板消しは、開口部12及び置き口21を通った後に、洗浄ケース2内に置かれることができる)を有する。洗浄ケース2の対向する2つの側壁にそれぞれ給水口22及び出水口23が設けられる。洗い流し機構は、配管及び第1の動力部材4を含み、配管は、一端が洗浄ケース2の給水口22に連通し、他端が水源に連通する。第1の動力部材4は、筐体1の内壁面又は外壁面に設けられ、第1の動力部材4は、配管に接続され、第1の動力部材4は、配管内の水に動力を提供する(すなわち、水を駆動し、それを流動させる)ために用いられる。ここで、洗浄ケース2内の黒板消し3を洗い流す時に、収容室11は、洗い流した後の汚水を受ける。
【0026】
上記実施例において、黒板消し3を洗浄する時に、まず、黒板消し3を筐体1の開口部12及び洗浄ケース2の置き口21に通し、黒板消し3を洗浄ケース2内に位置させ、続いて、第1の動力部材4により配管内の水に動力を提供し、水流を給水口22から洗浄ケース2に入り、黒板消し3を流れた後に、出水口23から洗浄ケース2を流出するようにし、水流が流動する過程において、黒板消し3上のチョーク粉塵を持ち去ることができ、黒板消し3に対する洗浄を実現し、最後に、黒板消し3の洗浄により発生した汚水が筐体1の収容室11内に流入することで、汚水の収集を実現する。
【0027】
本願にて提供される黒板消し洗浄機器は、従来技術に比べて、筐体1、洗浄ケース2及び洗い流し機構の組み合わせにより、黒板消し3の自動洗浄を実現することができ、ユーザの手がチョーク粉塵を溶解した汚水と接触することを必要とせず、それによりユーザの身体健康が損害されることを回避する。また、自動洗浄であるため、ユーザは手間をかける必要がなく、それにより洗浄過程がユーザの時間を占めるという問題を解決する。
【0028】
また、図1及び図2に示すように、1つの筐体1に対して2つの黒板消し3を対応して配置することができる。このようにして、一方の黒板消し3を洗浄ケース2に入れて洗浄する時に、他方の黒板消し3は使用可能である。使用された黒板消し3を洗浄ケース2に入れて洗浄すると、その前に洗浄され、洗浄済みの黒板消し3は、さらに使用可能になる。このように、いつでもユーザに使用可能な洗浄された黒板消し3が用意され、ユーザは、黒板消し3の洗浄完了を待つことで時間を浪費する必要がない。同様に、黒板消し3の配置数は、2つ以上であってもよい。
【0029】
なお、開口部12が筐体1の一側に設置される場合(図1に示すように)に、筐体1は、教室の壁内に嵌め込まれ、開口部12を外に露出させることができる。この場合に、黒板消し3を、開口部12を介して洗浄ケース2内に入れ、自動洗浄を実現することができる。筐体1を教室の壁内に嵌め込むことにより、筐体1を据えるために要するスペースを節約することができる。第1の動力部材4は、ウォーターポンプであってもよく、ウォーターポンプは、配管内の水に動力を提供することができ、それにより水流は洗浄ケース2内の黒板消し3を絶えず洗い流すことができる。
【0030】
本願の1つの実施例において、配管は、ホースであり、洗浄機器は、図2及び図4に示すように、回転機構5、押圧部6及び第2の動力部材7をさらに含む。回転機構5は、収容室11内に位置し、回転機構5は、洗浄ケース2の外壁面に接続された回転駆動端を有し、該回転駆動端は、洗浄ケース2を所定の角度回転するように駆動することに適する。押圧部6は、収容室11内に摺動に設置され、且つ摺動方向は、開口部12の軸方向に垂直である(図1において、開口部12の軸方向は、開口部12が所在する板材に垂直な方向である)。押圧部6は、洗浄ケース2に向かう押圧面61を有する。押圧部6にその移動を駆動するための第2の動力部材7がさらに接続される。第2の動力部材7は、収容室11の内壁面に接続され、第2の動力部材7は、押圧部6に接続された駆動端を有する。ここで、洗浄ケース2は、置き口21と開口部12が位置合わせられるまで移動する初期状態と、置き口21と押圧面61が位置合わせられるまで回転する動作状態とを有する。初期状態において、洗浄ケース2は、黒板消し3を置くことに適し、動作状態において、押圧部6は、洗浄ケース2内の黒板消し3を押圧することに適する。
【0031】
回転機構5により洗浄ケース2及び黒板消し3の回転を駆動し(すなわち、回転機構5は、洗浄ケース2の回転を直接駆動し、黒板消し3は、洗浄ケース2内に位置し、洗浄ケース2と共に回転し)、洗浄ケース2の置き口21を押圧面61に位置合わせることができ、それにより押圧面61は黒板消し3を押圧することができる。洗浄ケース2内の黒板消し3を洗い流す過程において、第2の動力部材7は、押圧部6を黒板消し3に対して接近して押圧し、続いて黒板消し3に対して離れて解放するように駆動する。押圧される時に、黒板消し3に吸収された水が押し出され、黒板消し3に付着した粉塵が水につれて流れ行き、それにより黒板消し3の洗浄を実現する。黒板消し3は解放された後に、再び吸水でき、次回の押圧及び洗浄に用意する。第2の動力部材7は、押圧部6を往復摺動するように駆動し、押圧部6は、黒板消し3を絶えず押圧し解放することができ、黒板消し3の複数回で、十分な洗浄を実現する。十分に洗浄された黒板消し3は、黒板を拭くことができる。水流による洗い流しのみを用いることに比べて、複数回の押圧及び洗浄は、黒板消し3の洗浄の品質を向上させることができ、ユーザのニーズを十分に満たす。
【0032】
当業者には理解されるように、本実施例に記載の黒板消し3が押圧されることは、実際に黒板消し3の拭き部32が押圧されることを意味する。図5に示すように、黒板消し3は、一般的に、手持ち部31及び拭き部32を含む。拭き部32は、ウレタンフォーム、スポンジなどの材料で製造することができ、黒板を拭くことに適するほか、さらに弾性が高く、吸水性が高いという特性を有する。拭き部32は、押圧されていない時に吸水可能であり、押圧される時に拭き部32に吸収された水が押し出される。押圧されてから解放されるまでの過程において、拭き部32は、自体の弾性で形状を復元することができる。
【0033】
図2及び図5に示すように、洗浄ケース2の給水口は、洗浄ケース2の回転軸51の両側に分布することができる。この場合に、配管は、洗浄ケース2の回転に伴って形状を変更するようにホースとする必要がある。なお、本分野の従来の手段は、給水口と回転軸51との同軸を実現することができ、この場合に、配管は、硬質チューブであってもよい。給水口は、洗浄ケース2の内部の一側に櫛状格子を設置することができ、それにより水流を分散させ、水流の分布をより均一にさせ、より良好な洗浄効果を発生させる。
【0034】
本願の1つの実施例において、押圧面61は、黒板消し3の外面(すなわち、黒板消し3の背面であり、該面は、黒板消し3の拭き面とは反対である)に適合する凹状の曲面である。このように押圧面61と黒板消し3との接触面積を増加させることができ、押圧部6が黒板消し3を安定的に押圧することは容易となり、押圧過程に押圧面61と黒板消し3とが滑ることはない。安定的な押圧は、安定的な押圧力を発生させることができ、それにより洗浄の品質を確保する。
【0035】
なお、本実施例において、各洗浄ケース2は、1つの押圧部6に対応し、1つの押圧面61は、黒板消し3の背面を覆うことができ、押圧面61の面積は、黒板消し3の背面の面積とほぼ等しい。このほか、各洗浄ケース2には、2つの押圧部を対応して設置してもよく、この場合に、押圧面の面積は、黒板消し3の背面の面積の略半分となる。
【0036】
本願の1つの実施例において、洗浄ケース2の回転角度は、90°(すなわち前記所定の角度は、90°である)であってもよい。図2に示すように、洗浄ケース2は、立設された回転軸51の駆動で90°回転すると、黒板消し3の背面を押圧部6に位置合わせることができる。置き口21の所望の向きに応じて、洗浄ケース2の回転角度は、他の値であってもよい。洗浄ケース2の回転前後に、黒板消し3の背面は、それぞれ開口部12及び押圧部6に位置合わせられ、この目的を達成できる回転角度であれば、いずれも本願の保護範囲内にある。
【0037】
本願の1つの実施例において、図2及び図4に示すように、第2の動力部材7は、電動プッシュロッドを含み、電動プッシュロッドは、収容室11の内壁面に設けられ、電動プッシュロッドの駆動端は、押圧部6に接続される。電動プッシュロッドは、熟達して適用される工業製品であり、性能に優れ、コストが低い。押圧部6は、電動プッシュロッドの駆動により直線的に往復摺動し、洗浄ケース2内の黒板消し3を押圧し、黒板消し3の洗浄を実現することができる。
【0038】
なお、第2の動力部材7は、エアシリンダ又は油圧シリンダであってもよい。創造的な労力を行わずに得られた第2の動力部材7の構造形式は、いずれも本願の保護範囲内にある。
【0039】
本願の1つの実施例において、図2に示すように、回転機構5は、回転軸51、接続部材及び第3の動力部材52を含む。回転軸51は、収容室11内に立設され、回転軸51は、自身の軸線を回って回転するように筐体1に接続される。接続部材は、洗浄ケース2の外壁面に接続された第1の接続端と、回転軸51の外壁面に接続された第2の接続端とを有する。洗浄ケース2は、接続部材により回転軸51に固定される。第3の動力部材52は、筐体1の外壁面又は内壁面に設けられ、第3の動力部材52の駆動端は、回転駆動端であり、回転駆動端は、回転軸51の一端に接続される。
【0040】
接続部材は、ボルトであってもよい。洗浄ケース2の外壁面にボルトに適合するねじ孔を設置してもよく、回転軸51にねじ孔と位置合わせられる貫通孔を設置してもよい。ボルトは、回転軸51における貫通孔を通り抜け洗浄ケース2におけるねじ孔にねじ込まれると、洗浄ケース2を回転軸51に固定することができる。ボルトは、一般的に回転軸51及び洗浄ケース2の外壁面に垂直である。第3の動力部材52の回転駆動端は、回転軸51に固定して接続され、回転軸51を自体の軸線を回転軸として自転するように駆動することができる。回転軸51の駆動で、洗浄ケース2は、所定の角度回転することができ、それにより洗浄ケース2は初期状態になり、置き口21と開口部12とは位置合わせられ、又は動作状態になり、置き口21と押圧部6とは位置合わせられる。なお、本実施例は、回転機構5の一例に過ぎない。創造的な労力を行わずに得られた第2の動力部材7の構成要素も本願の保護範囲内にある。例えば、回転機構5は、当分野の一般的な構造により実現されてもよい。前記一般的な構造は、クランク機構であってもよい。本実施例において、第3の動力部材52の動力出力端は、回転軸51に直接接続される。クランク機構を使用する場合に、第3の動力部材52の動力出力端は、クランクを介して回転軸に同軸に固設されたターンテーブルに接続される。クランクは、ターンテーブルの回転を駆動し、ターンテーブルは、回転軸の回転を駆動する。ターンテーブルは、回転軸51の端部に設置することを必要とせず、端部は、回転軸に回転軸51と同軸の給水口を設置するように、露出できる。この場合に、回転軸は、図2に示すように、洗浄ケース2の背面に設置されるものではなく、洗浄ケース2の上板面に正対し、給水口は、回転軸の軸方向に沿って回転軸及び洗浄ケースの上板を貫通する。
【0041】
本願の1つの実施例において、図2に示すように、収容室11内に仕切板13が設けられる。仕切板13は、収容室11を上室14と下室15に分け、仕切板13は、収容室11の頂部に接近する。第3の動力部材52は、回転モータであってもよく、回転モータは、上室14の内壁面に固定される。第1の動力部材4としてのウォーターポンプは、仕切板13の上面に固定されてもよい。筐体1に貫通孔が設けられ、筐体1の外部の配管は、該貫通孔を介して筐体1の内部に入ることができる。回転軸51、洗浄ケース2、押圧部6及び第2の動力部材7は、下室15中に設置される。
【0042】
本願の1つの実施例において、図4に示すように、前記黒板消し洗浄機器は、ガイド構造8をさらに含む。ガイド構造8は、押圧部8の摺動をガイドすることができ、押圧部6の摺動時の安定性を向上させる。
【0043】
本願の1つの実施例において、図2及び図4に示すように、第2の動力部材7の下方に門型支持フレーム10がさらに固設され、門型支持フレーム10は、前記収容室11内に位置し、第2の動力部材7を支持するために用いられる。ガイド構造8は、スリーブ81及びガイドロッド82を含む。スリーブ81は、門型支持フレーム10の内部に設けられる。スリーブ81の軸方向は、押圧部6の摺動方向と同じであり、且つスリーブ81は、押圧部6に向かう(すなわち、スリーブ81の開口部は、押圧部6に位置合わせられる)。押圧部6は、ガイドロッド82の一端に固定して接続され、ガイドロッド82の他端は、スリーブ81を通り抜け、ガイドロッド82は、スリーブ81に摺動に嵌合する。スリーブ81とガイドロッド82との嵌合により、押圧部6の摺動をガイドすることができ、それにより押圧部6の摺動時の安定性を向上させる。
【0044】
本願の1つの実施例において、図5及び図6に示すように、洗浄ケース2内に黒板消し3を位置決めすることに適する位置決め構造9が設けられる。位置決め構造9は、洗浄ケース2と黒板消し3との相対位置を位置決めすることができ、それにより黒板消し3は押圧される過程において、押圧される方向以外に、他の方向に過大な変位がない。すなわち、位置決め構造9は、黒板消し3が押圧される過程において相対的に安定した位置を保持し、その過大な変位の発生を回避するために用いられ、それにより押圧部6が押圧する過程において常に黒板消し3に位置合わせられることを確保する。
【0045】
図5及び図6に示すように、黒板消し3は、一般的に、手持ち部31及び拭き部32を含む。拭き部32と洗浄ケース2の側壁との間に隙間が存在して、黒板消し3を洗浄ケース2に入れる過程において、拭き部32と洗浄ケース2の内壁が摩擦しないことを確保し、黒板消し3を洗浄ケース2中に迅速でスムーズに入れることができる。洗浄ケース2に入れた後に、拭き部32は、洗浄ケース2の側壁により囲まれ、拭き部32上の粉塵が外に漏れない。出水口23の直径は、拭き部32の厚さよりも大きくてもよく、それにより洗浄により発生した汚水を十分に収集し、汚水の流出を防止する。
【0046】
図5及び図6に示すように、手持ち部31及び拭き部32にいずれも互いに位置合わせられた位置決め孔33が設けられる。本願の1つの実施例において、位置決め構造9は、位置決めポスト91を含む。位置決めポスト91は、一端が洗浄ケース2のケース底部に固定して接続され、他端が黒板消し3の位置決め孔33に挿着して位置決めされる。位置決めポスト91の挿着端(すなわち黒板消し3内に挿入された端)と黒板消し3の位置決め孔33の孔底との間に隙間311がある。
【0047】
位置決めポスト91は、水平に設置することができる。位置決めポスト91が黒板消し3の位置決め孔33に挿着して位置決めされた後に、黒板消し3が洗浄ケース2内に位置制限される。位置決めポスト91の挿着端と位置決め孔33との間に隙間311があるため、黒板消し3は、自体の厚さ方向(すなわち位置決めポスト91の軸方向)において、位置決めポスト91と相対的に移動することができる。このように、黒板消し3が押圧される時に、拭き部32はスムーズに押されることができ、厚みが小さくなり、拭き部32中の水が押し出される。黒板消し3が押圧されると、拭き部32に弾性変形が発生し、押圧部6と黒板消し3が分離すると、拭き部32の形状が復元する。位置決めポスト91と位置決め孔33との挿着位置決めにより、拭き部32の形状復元過程において、黒板消し3をガイドすることもでき、黒板消し3を厚さ方向以外に過大な変位が発生しないように確保する。
【0048】
本願の1つの実施例において、図5及び図6に示すように、位置決め構造9は、磁気吸引シート92及び弾性部材93をさらに含み、磁気吸引シート92は、黒板消し3の位置決め孔33内に位置する。位置決めポスト91は、磁気吸引ポストであり、磁気吸引ポストの挿着端は、磁気吸引シート92と吸引することができる。弾性部材93は、磁気吸引シート92に接続された第1の端と、位置決め孔33の孔底に接続された第2の端とを有する。
【0049】
弾性部材93は、バネであってもよい。バネの一端は、位置決め孔33の孔底に固定して接続され、バネの他端は、磁気吸引シート92に固定して接続される。磁気吸引ポストと磁気吸引シート92との吸引により、黒板消し3を洗浄ケース2内に安定的に保持させることができ、特に洗浄ケース2が回転する過程及び黒板消し3が重複に押圧される過程において、黒板消し3が洗浄ケース2内から不意に落下することを防止する。当然のことながら、磁気吸引ポストと磁気吸引シート92との間の磁気吸引力は程好く、ユーザは、該磁気吸引力を楽に解消し、黒板消し3を洗浄ケース2から取り出すことができる。図6に示すように、一般的な場合に、磁気吸引シート92は、一定の厚さを有し、且つ磁気吸引シート92の周壁が位置決め孔33の孔壁に摺動に接触する。バネが伸縮する過程において、磁気吸引シート92は、位置決め孔33の軸方向に沿って摺動することができる。具体的には、黒板消し3が押圧されると、バネが圧縮され、磁気吸引シート92が黒板消し3の背面に(図6において左に)摺動し、黒板消し3が解放されると、バネが伸長し、磁気吸引シート92が黒板消し3の拭き面に移動する。弾性部材93は、拭き部32を自体の形状を復元するように駆動する機能を有する。通常、拭き部32は、一定の弾性を有し、黒板消し3が解放されると、拭き部32は、自体の弾性により形状を復元することができるが、拭き部32は、弾性が小さく、復元速度が低く、洗浄の効率に影響する。弾性部材93は、拭き部32を自身の形状を迅速に復元することにより、次の押圧サイクルに進むように駆動することができ、洗浄の効率を向上させる。
【0050】
図5及び図6に示すように、位置決め孔33内に止め輪を設置することができる。止め輪は、持ち手部31と拭き部32との接続箇所に固定される。止め輪は、磁気吸引シート94を手持ち部31における位置決め孔33内に位置制限することができ、磁気吸引シート92が手持ち部31から滑り出すことを回避する。磁気吸引シート92が拭き部32の位置決め孔33内に滑ると、黒板を拭く時に、拭き部32は、力を受けて変形し、拭き部32は、その内部の磁気吸引シート92に傷つけられやすく、黒板消し3の損傷を引き起こす。
【0051】
図5及び図6に示すように、位置決め孔33内にいくつかの位置制限部94を設置することができる。位置制限部94は、持ち手部31と拭き部32との接続箇所に固定される。いくつかの位置制限部94は、位置決め孔33の周方向に沿って分布する。各位置制限部94にいずれも磁気吸引シート92に接触する位置制限面がある。位置制限部94の作用は、止め輪の作用と同じであり、位置制限部94の作用は、ここで説明を省略する。位置制限部94は、止め輪リングに比べて、設置方式のみが異なる。
【0052】
また、磁気吸引シート92を取り外す必要がある場合に、磁気吸引シート92を、隣接する位置制限部94のスロットを通ることができるように、回転させると、磁気吸引シート92の取り外しを実現することができる。磁気吸引シート92の縁に位置制限部94の形状に適合する切り欠きを設置することができる。磁気吸引片92を回転させて切り欠きを位置制限部94に位置合わせることで、磁気吸引シート92を取り外すこともできる。磁気吸引シート92が動作する時に、切り欠きと位置制限部94は、周方向にずれ、位置合わせられない。
【0053】
本願の1つの実施例において、図5及び図6に示すように、弾性部材93の第2の端にバッフル95が設けられ、バッフル95は、位置決め孔33の孔底に固定される。弾性部材93の第2の端は、バッフル95に係着される。バッフル95と位置決め孔33の孔底との間に係着室951が形成される。弾性部材93は、バネであってもよく、バッフル95の幅(図5及び図6において、バッフル95の幅方向は、紙面に垂直な方向である)は、バネの直径よりも小さく、バネの第2の端は、前記係着室951に螺入することができ、バネの第2の端とバッフル95との係着を実現し、バネが自体の軸方向に沿って移動することを位置制限する。
【0054】
本願の1つの実施例において、図5及び図6に示すように、位置決めポスト91と洗浄ケース2のケース底部は、係着、ピン接続及びボルト接続のうちの1種又は複数種である。本実施例において、ボルト接続を例として説明する。位置決めポスト91の固定端(すなわち洗浄ケース2に接続される端)にねじ孔(このねじ孔の深さ方向は、位置決めポスト91の軸方向と一致する)が設けられ、洗浄ケース2に位置決めポスト91のねじ孔に位置合わせられる貫通孔が設けられ、位置決めポスト91のねじ孔を洗浄ケース2の貫通孔に位置合わせた後に、位置決めポスト91をボルトで固定する。
【0055】
本願の1つの実施例において、図2及び図3に示すように、筐体1の下方に水タンク16が設けられ、水タンク16内は、汚水領域161と清水領域162に分けられる。配管の洗浄ケース2から離れる端は、清水領域162に連通する。筐体1の底部に汚水領域161に連通する漏水口17がある。
【0056】
黒板消し3の洗い流し過程に発生した汚水は、筐体1の漏水口17から水タンク16の汚水領域161に流入し、汚水領域161は、汚水を収集する。水タンク16の清水領域162は、配管に連通し、ウォーターポンプは、清水領域162の水を洗浄ケース2内に輸送し、洗浄ケース2に清潔な清水を供給して、黒板消し3を洗い流す。汚水領域161と清水領域162との間に濾過構造18が設けられ、濾過構造18は、洗浄過程に発生した汚水を濾過することができる。濾過された汚水は、清水領域162に入り、それにより水の循環使用を実現する。
【0057】
本願の1つの実施例において、図2及び図3に示すように、濾過構造18は、濾過枠を含み、濾過枠にいくつかの層の濾過綿が設けられる。濾過枠は、水タンク16を横断し、汚水領域161と清水領域162を仕切ることができる。水タンク16の対向する2つの内壁面にいずれも挿着溝19が設けられる。挿着溝19は、立設され、濾過枠は、挿着溝19を介して水タンク16に挿着されて水タンク16に固定される。このような方式は、濾過構造18を使用過程に汚水領域161と清水領域162との間に安定的に保持させることができるだけでなく、さらに濾過構造18の交換を容易にする。交換する時に、まず水タンク16を筐体1から分離し、続いて古い濾過構造18を水タンク16の挿着溝19から抽出し、最後に新しい濾過構造18を挿着溝19に挿入すればよく、簡単で便利であり、迅速で高効率である。
【0058】
本願は、さらに、上記黒板消し洗浄機器の使用方法、すなわち黒板消し洗浄方法を提供する。
【0059】
本願にて提供される黒板消し洗浄方法について説明する。前記黒板消し洗浄方法は、
黒板消しを洗浄機器の洗浄ケース内に置くステップであって、洗浄機器内に回転機構、押圧機構及び洗浄機構が設けられ、押圧機構は、洗浄機構に向かい、回転機構は、洗浄ケースに接続されるステップS101と、
回転機構は、洗浄ケースを洗浄位置に回転するように駆動するステップS102と、
洗浄機構は黒板消しを洗い流し、押圧機構は黒板消しを押圧するステップS103と、
洗浄が完了するまで、洗浄及び押圧の過程を繰り返すステップS104と、
回転機構は、洗浄ケースを初期位置に回転するように駆動するステップS105と、を含む。
【0060】
本願にて提供される黒板消し洗浄方法は、従来技術に比べて、ステップS101からS105により黒板消しの自動洗浄を実現することができる。ユーザの手が粉塵を溶解した汚水と接触することを必要とせず、身体健康が損害されることを回避することができる。また、自動洗浄は、ユーザの時間を占めず、ユーザを手動洗浄作業から解放することができる。黒板消し3を洗浄機器の洗浄ケース2内に置いた後に、回転機構5は、黒板消し3を洗浄位置に回転させる。次に、洗浄機構により提供される水流は黒板消し3を洗い流して、黒板消し3上の粉塵を除去し、洗い流し過程において、押圧機構は、黒板消し3を繰り返し押圧し、黒板消し3を繰り返し吸水してから、水が押し出されるようにすることができ、押し出された水は、黒板消し3上の粉塵を持ち去ることができ、黒板消しが十分に洗浄されることを確保する。洗浄が完了した後に、黒板消し3が初期位置に回転し、ユーザは、初期位置で黒板消し3を洗浄ケースから取り出すことができる。
【0061】
本願の1つの実施例において、黒板消しを洗浄機器の洗浄ケース内に置いた後に、すなわちステップS101の後に、本願にて提供される黒板消し洗浄方法は、
黒板消しが前記洗浄ケース内に置かれたか否かを判断するステップS101-1をさらに含む。判断過程は、洗浄ケース内に設置された検出スイッチにより実現することができる。検出スイッチは、位置センサであってもよく、黒板消しを洗浄ケース内に置いた後に、位置センサは、位置信号を生成する。位置信号が無から有になる場合に、黒板消しが洗浄ケース内に置かれ、ユーザが黒板消しを洗浄することを必要とすると判断することができる。この場合に、回転機構は、洗浄ケースを回転するように駆動し、黒板消しを洗浄位置に位置させる。
【0062】
本実施例は、黒板消しを置く動作の自動検出を実現する。自動検出の結果により、回転機構が動作するか否かを判断し、さらに黒板消し洗浄の自動化程度を増強する。そうでなく、自動検出を使用しなければ、ユーザはボタンなどにより指令を入力し、回転機構を動作するように指示する必要がある。実際の応用において、このステップは、通常、黒板消しを洗浄ケースに置いた後に発生することではなく、常に継続的に行われる。例えば、このステップは、PLC(Programmable Logic Controller)プログラムにより、ミリ秒単位の時間を周期として継続的に実行されることができる。つまり、PLCは、十数ミリ秒ごとに1回検出することができ、黒板消しが洗浄ケースに置かれると発見すれば、回転機構を回転するように駆動し、洗浄過程を開始することができる。
【0063】
本願の1つの実施例において、以下の方法により黒板消しを前記洗浄ケース内に入れ、
黒板消しを、黒板消しの拭き面が前記洗浄ケースの内壁に囲まれ、黒板消しの拭き面と洗浄ケースの側壁との間に隙間が存在するように、前記洗浄ケースの置き口から洗浄ケース内に置く。
【0064】
以上説明したように、本実施例に限定された黒板消しの拭き面が洗浄ケースの内壁に囲まれ、拭き面と洗浄ケースの内壁との間に隙間が存在することは、図5及び図6に示す位置決め構造9により実現することができる。
【0065】
本実施例において、拭き面が洗浄ケースの内壁に囲まれるため、黒板消し上の粉塵が外に漏れることを防止することができ、拭き面と洗浄ケースの内壁との間に隙間が存在するため、水流を隙間から通過させることができ、水流が黒板消しの拭き面を十分に包みやすく、洗浄の効果を高める。
【0066】
本願の1つの実施例において、洗浄機構は前記黒板消しを洗い流し、押圧機構は前記黒板消しを押圧するステップ、すなわちステップS103は、
所定の時間内に、洗浄機構は、黒板消しの拭き面を洗浄するステップS103-1と、
洗い流しが終了した後に、押圧機構は、黒板消しの非拭き面を押して、黒板消しの拭き面が洗浄ケースの内壁を押し、黒板消し内の水を押し出すようにするステップS103-2と、を含む。
【0067】
洗い流した後に、押圧機構が黒板消しを押圧することにより、黒板消し内の水を押し出すことができ、拭き面上の粉塵を水流につれて流出させる。上記の洗い流し及び押圧の過程を繰り返し、黒板消しが十分に洗浄されることを確保する。
【0068】
一般的に、図5に示すように、黒板消し3は、手持ち部31及び拭き部32を含む。前記拭き面は、拭き部32の表面であり、前記非拭き面は、手持ち部31の表面である。
【0069】
本願の1つの実施例において、洗浄機構は前記黒板消しを洗い流し、押圧機構は前記黒板消しを押圧するステップ、すなわちステップS103は、
洗浄機構は、黒板消しの拭き面を洗い流しながら、押圧機構は、黒板消しの非拭き面を押すステップS103-3を含む。
【0070】
本実施例と前の実施例は、2種類の異なる洗い流し及び押圧の方式である。前の実施例において、洗い流し及び押し出しを前後に行うが、本実施例において、洗い流し及び押圧を同時に行う。本実施例において、洗い流す過程において黒板消しを押圧することにより、黒板消しを常に水流衝撃の作用下にあるようにさせることができ、黒板消しが十分に洗浄されることを確保する。
【0071】
本願の1つの実施例において、洗浄機構が洗い流しを停止した後に、押圧機構は、往復移動し、黒板消しの非拭き面を複数回押す。黒板消しを複数回押すことにより黒板消し中の水を十分に押し出すことができる。押圧の深さを制御することにより、黒板消し中の残りの水量を制御することができ、それにより拭き部32を黒板消しの湿度を制御するように制御する。湿度が適切な拭き部32を用いて黒板を拭き、拭き効果が高い。
【0072】
本願の1つの実施例において、洗浄機構は黒板消しの拭き面を洗浄するステップは、
洗浄機構から送り出された水流は、上から下へ黒板消しの拭き面を洗い流し、且つ水流は、黒板消しの拭き面を包むステップを含む。本実施例は、水流が上から下へ流動する洗い流し方式を採用する。このような洗い流し方式は、水流の重力を利用して衝撃力を増加することができ、それにより、より良好な洗い流し効果を達成する。このような洗い流し方式では、水流の衝撃力は、洗浄機構による水への駆動力と、水の重力との2つの面から由来する。
【0073】
本願の1つの実施例において、押圧機構は黒板消しの非拭き面を押すステップは、押圧機構が往復移動し、黒板消しの非拭き面を複数回押すステップを含む。黒板消しを複数回押すことにより、黒板消し中の水をよりよく押し出すことができ、それにより、水流は黒板消し中の粉塵を十分に持ち去ることができる。
【0074】
本願の1つの実施例において、本願にて提供される黒板消し洗浄方法は、さらに、洗浄過程に発生した汚水を回収するステップを含む。回収した汚水を濾過し、濾過された清潔な水が再び洗浄機構に送り込まれ、水の循環使用を実現し、洗浄のコストを低減する。
【0075】
上記実施例における各ステップの番号の大きさは、実行順序の先後を意味せず、各過程の実行順序は、その機能及び内在論理により決定されるべきであり、本願の実施例の実施過程を限定するものではない。以上の記載は、本願の好適な実施例に過ぎず、本願を限定するものではなく、本願の精神と原則内で行われる任意の修正、同等の置換及び改良などは、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきことを理解されたい。
【符号の説明】
【0076】
1...筐体、11...収容室、12...開口部、13...仕切り板、14...上室、15...下室、16...水タンク、161...汚水領域、162...清水領域、17...漏水口、18...濾過構造、19...挿着溝、2...洗浄ケース、21...置き口、22...給水口、23...出水口、3...黒板消し、31...手持ち部、311...隙間、32...拭き部、33...位置決め孔、4...第1の動力部材、5...回転機構、51...回転軸、52...第3の動力部材、6...押圧部、61...押圧面、7...第2の動力部材、8...ガイド構造、81...スリーブ、82...ガイドロッド、9...位置決め構造、91...位置決めポスト、92...磁気吸引シート、93...弾性部材、94...位置制限部、95...バッフル、951...係着室、10...門型支持フレーム。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2024-03-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
収容室を有する筐体であって、前記筐体の一側又は上面に前記収容室に連通する開口部が設けられる筐体と、
黒板消しを置くことに適し、前記収容室内に位置し、前記開口部に位置合わせた置き口を有する洗浄ケースであって、前記洗浄ケースの対向する2つの側壁にそれぞれ給水口と出水口が設けられる洗浄ケースと、
一端が前記洗浄ケースの給水口に連通し、他端が水源に連通する配管と、前記筐体の内壁面又は外壁面に設けられ、前記配管に接続され、前記配管内の水に動力を提供するために用いられる第1の動力部材とを含む洗い流し機構と、を含み、
ここで、前記洗浄ケース内の黒板消しを洗い流す時に、前記収容室は、洗い流した後の汚水を受け、
前記黒板消し洗浄機器は、
前記収容室内に位置し、前記洗浄ケースの外壁面に接続された回転駆動端であって、前記洗浄ケースを所定の角度回転するように駆動して、前記洗浄ケースを初期状態又は動作状態にさせることに適する回転駆動端を有する回転機構と、
前記収容室内に摺動可能に設置され、前記洗浄ケースに向かう押圧面を有し、さらにその移動を駆動するための第2の動力部材が接続される押圧部と、をさらに含み、
ここで、前記洗浄ケースが前記初期状態にある時に、前記置き口と前記開口部が位置合わせられ、前記黒板消しを前記洗浄ケースに入れることができ、
前記洗浄ケースが前記動作状態にある時に、前記置き口と前記押圧部が位置合わせられ、前記押圧部は、前記洗浄ケース内の黒板消しを押圧することができる、ことを特徴とするに記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項2】
前記配管は、ホースであり、前記押圧部の摺動方向が前記開口部の軸方向に垂直であることを特徴とする請求項1に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項3】
前記押圧面は、前記黒板消しの外面に適合する凹状の曲面である、ことを特徴とする請求項2に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項4】
前記回転機構は、
前記収容室内に立設され、前記筐体に回転可能に設置される回転軸と、
前記洗浄ケースの外壁面に接続された第1の接続端と、前記回転軸の外壁面に接続された第2の接続端とを有する接続部材と、
前記筐体の外壁面又は内壁面に設けられ、駆動端が前記回転機構の回転駆動端であり、前記回転駆動端が前記回転軸の一端に接続される第3の動力部材と、を含む、ことを特徴とする請求項2に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項5】
前記第2の動力部材は、電動プッシュロッドを含み、前記電動プッシュロッドは、前記筐体の内壁面に設けられ、前記電動プッシュロッドの駆動端は、前記押圧部に接続される、ことを特徴とする請求項2に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項6】
前記第2の動力部材の下方に門型支持フレームがさらに固定して設けられ、前記門型支持フレームは、前記収容室内に位置し、前記第2の動力部材を支持するために用いられ、
前記門型支持フレームの内部にスリーブが設置され、前記スリーブの軸方向は、前記押圧部の摺動方向と同じであり、且つ前記スリーブの開口部は、前記押圧部に位置合わせられ、
前記押圧部にガイドロッドが接続され、前記ガイドロッドは、前記スリーブを通り抜け、且つ前記スリーブに摺動に嵌合する、ことを特徴とする請求項2に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項7】
前記洗浄ケース内に黒板消しを位置決めすることに適する位置決め構造が設けられ、前記位置決め構造は、位置決めポストを含み、前記位置決めポストは、一端が洗浄ケースのケース底部に接続され、他端が黒板消しの位置決め孔に挿着して位置決めされ、前記位置決めポストの挿着端と黒板消しの位置決め孔の孔底との間に摺動隙間がある、ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項8】
前記位置決め構造は、
黒板消しの位置決め孔内に位置する磁気吸引シートであって、前記位置決めポストは、磁気吸引ポストであり、前記磁気吸引ポストの挿着端は、前記磁気吸引シートと吸引することに適する磁気吸引シートと、
前記位置決め孔内に位置し、前記磁気吸引シートに接続された第1の端と、位置決め孔の孔底に接続された第2の端とを有する弾性部材と、をさらに含む、ことを特徴とする請求項7に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項9】
前記筐体の下方に水タンクが設けられ、前記水タンク内は、汚水領域と清水領域に分けられ、前記配管の前記洗浄ケースから離れる端は、前記清水領域に連通し、前記筐体の底部に前記汚水領域に連通する漏水口があり、前記汚水領域と前記清水領域との間に濾過構造が設けられる、ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の黒板消し洗浄機器。
【請求項10】
前記水タンクの対向する2つの内壁面にいずれも挿着溝が設けられ、前記挿着溝は、鉛直方向に設置され、前記濾過構造は、前記挿着溝に挿着され、前記水タンクを横断する、ことを特徴とする請求項9に記載の黒板消し洗浄機器。
【国際調査報告】