(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-30
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
A24F 40/60 20200101AFI20240920BHJP
A24F 40/40 20200101ALI20240920BHJP
【FI】
A24F40/60
A24F40/40
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024520774
(86)(22)【出願日】2022-10-14
(85)【翻訳文提出日】2024-04-04
(86)【国際出願番号】 KR2022015643
(87)【国際公開番号】W WO2023068675
(87)【国際公開日】2023-04-27
(31)【優先権主張番号】10-2021-0140608
(32)【優先日】2021-10-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0020992
(32)【優先日】2022-02-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パク、チュオン
(72)【発明者】
【氏名】キム、テフン
(72)【発明者】
【氏名】チュン、ヒョンチン
(72)【発明者】
【氏名】ハン、チュンホ
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA22
4B162AB12
4B162AC01
4B162AC37
(57)【要約】
エアロゾル生成装置が開示される。本開示のエアロゾル生成装置は、外部に開口する長い挿入空間を形成するボディーと、前記ボディーの一側に対して位置するボタンと、前記ボタンと向き合うように前記ボディー内に配置される基板と、前記基板と前記ボタンとの間に配置されて前記ボタンに対する弾性力を提供するアクチュエータと、前記ボタンに隣接して前記基板に結合され、前記ボタン及び前記基板に平行な方向に光を発散する光源と、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部に開口する長い挿入空間を形成するボディーと、
前記ボディーの一側に対して位置するボタンと、
前記ボタンと向き合うように前記ボディー内に配置される基板と、
前記基板と前記ボタンとの間に配置されて前記ボタンに対する弾性力を提供するアクチュエータと、
前記ボタンに隣接して前記基板に結合され、前記ボタン及び前記基板に平行な方向に光を発散する光源と、を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記光源は、前記ボタンのエッジに隣接して配置される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記ボタンは長く延び、長軸及び短縮を有し、
前記光源は、前記長軸方向の前記ボタンの一端部に隣接して配置され、前記長軸方向の前記ボタンの他端部に向かう、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
複数の光源をさらに含み、
前記ボタンは長く延び、長軸及び短軸を有し、
前記複数の光源のうちの第1光源は前記長軸方向の前記ボタンの一端部に隣接して配置され、前記複数の光源のうちの第2光源は前記長軸方向の前記ボタンの他端部に隣接して配置される、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記ボタンは、光透過性材料を含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記基板と前記ボディーとの間に配置されて前記ボタンと前記ボディーとの間の隙間を満たす光透過性シールをさらに含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記ボタンは前記ボタンと前記基板との間に拡散空間を形成するように前記基板に対して配置され、
前記ボタン及び前記拡散空間のそれぞれは長く延び、長軸及び短縮を有し、
前記光源は、前記拡散空間の長軸端部と短縮端部との間に配置される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
複数の光源をさらに含み、
前記ボタンは前記ボタンと前記基板との間に拡散空間を形成するように前記基板に対して配置され、
前記ボタン及び前記拡散空間のそれぞれは長く延び、長軸及び短縮を有し、
前記複数の光源のうちの第1光源と第2光源との間の距離は前記拡散空間の前記長軸の長さよりも長い、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記光源は、前記ボタンの中心に対応する位置に向かう、請求項2又は7に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記光源は、前記ボタンの外側に対応する位置に配置される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記ボディーの一側は、前記ボタンを収容するサイズを有するボタンホールを形成する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質又は物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/又はコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、ボタンの外部に発散する光を均一に拡散させることである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、光源の所要個数及び消費電力を減らすことである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するための本開示の一側面によれば、外部に開口する長い挿入空間を形成するボディーと、前記ボディーの一側に対して位置するボタンと、前記ボタンと向き合うように前記ボディー内に配置される基板と、前記基板と前記ボタンとの間に配置されて前記ボタンに対する弾性力を提供するアクチュエータと、前記ボタンに隣接して前記基板に結合され、前記ボタン及び前記基板に平行な方向に光を発散する光源と、を含むエアロゾル生成装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、ボタンの外部に発散する光を均一に拡散させることができる。
【0008】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、光源の所要個数及び消費電力を減らすことができる。
【0009】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図2】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図3】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図4】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図5】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図6】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図7】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図8】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図9】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図10】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図11】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図12】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。同一又は類似の構成要素は相異なる図面に図示されていても同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0012】
以下の説明で使われる構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみを考慮して使用されるものである。「モジュール」及び「部」は互いに区別される意味又は役割を有するものではない。
【0013】
また、本明細書に開示された実施例の以降の説明において、関連した公知の技術についての具体的説明が本明細書に開示された実施例の要旨をあいまいにする可能性がある場合はその詳細な説明を省略する。また、添付図面は本明細書に開示された実施例を容易に理解することができるようにするためのものであり、添付図面によって本明細書に開示された技術的思想が限定されない。したがって、添付図面は本開示の思想及び範囲に含まれるすべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0014】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使われることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使われる。
【0015】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0016】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0017】
図1及び
図2を参照すると、エアロゾル生成装置100は、バッテリー10、制御部20、及びヒーター30のうちの少なくとも一つを含むことができる。
図3及び
図4を参照すると、エアロゾル生成装置100は、カートリッジ400をさらに含むことができる。バッテリー10、制御部20、及びヒーター30のうちの少なくとも一つはボディー110の内部に配置され得る。
【0018】
図1及び
図2を参照すると、バッテリー10、制御部20及びヒーター30が一列に配置され得る。
図3を参照すると、バッテリー10、制御部20、ヒーター30及びカートリッジ40が一列に配置され得る。
図4を参照すると、カートリッジ40及びヒーター30が互いに向き合うように並んで配置され得る。エアロゾル生成装置100の内部構造は図示のものに限定されない。
【0019】
エアロゾル生成装置100は挿入空間54を提供することができる。挿入空間54はエアロゾル生成装置100の上側に開口し得る。挿入空間54は円筒形状を有し得る。挿入空間54にはスティック200が挿入され得る。
【0020】
ヒーター30は挿入空間54の周辺又は挿入空間54の内部に配置され得る。ヒーター30は挿入空間及び/又は挿入空間54に挿入されたスティック200を加熱することができる。ヒーター30はスティック200を加熱してエアロゾルを生成することができる。ヒーター30は電気抵抗性発熱ヒーターであり得る。ヒーター30は伝導性金属で形成され得る。
【0021】
図1及び
図2を参照すると、ヒーター30は挿入空間54の底から上側に突出し得る。ヒーター30は、長く延びる棒形状を有し得る。ヒーター30は上端が尖るように形成され得る。スティック200が挿入空間54に挿入されると、ヒーター30はスティック200の内部に挿入され得る。
図1を参照すると、ヒーター30はバッテリー10から電流を受けて直接発熱することができる。
図2を参照すると、誘導コイル14はヒーター30及び挿入空間54を取り囲むことができる。誘導コイル14は挿入空間54の周囲に巻かれ得る。ヒーター30は誘導コイル14を介して流れるAC電流によって発生した磁場によって発熱することができる。磁場はヒーター30を通過してヒーター30内に渦電流を発生させることができる。電流はヒーター30が熱を発生させるようにすることができる。
【0022】
図3及び
図4を参照すると、ヒーター30は挿入空間54を取り囲むことができる。ヒーター30は挿入空間54に挿入されたスティック200の下部を取り囲むことができる。ヒーター30は挿入空間54の周囲に沿って円周方向に延びることができる。ヒーター30はリング形状又は円筒形状に形成され得る。ヒーター30はバッテリー10から電流を受けて直接発熱することができる。
図3及び
図4にはエアロゾル生成装置100にヒーター30が含まれているものとして示されているが、必要に応じて、ヒーター30はエアロゾル生成装置に含まれなくてもよい。
【0023】
バッテリー10は、制御部20、ヒーター30及びカートリッジ40のうちの少なくとも一つが動作するように電力を供給することができる。バッテリー10は、エアロゾル生成装置100に設けられたディスプレイ、センサー、モーターなどが動作するのに必要な電力を供給することができる。
【0024】
制御部20は、エアロゾル生成装置100全般の動作を制御することができる。制御部20は、バッテリー10、ヒーター20及びカートリッジ40のうちの少なくとも一つの動作を制御することができる。制御部20は、エアロゾル生成装置100に設けられたディスプレイ、センサー、モーターなどの動作を制御することができる。制御部20は、エアロゾル生成装置100の構成のそれぞれの状態を確認し、エアロゾル生成装置100が動作可能な状態であるかを判断することができる。
【0025】
カートリッジ40は液体を貯蔵することができる。カートリッジ40は貯蔵された液体からエアロゾルを生成することができる。エアロゾルを生成することができる。カートリッジ40で生成されたエアロゾルは、エアロゾル生成装置100に挿入されたスティック200を通過して使用者に伝達され得る。
【0026】
スティック200の下端は挿入空間54に挿入され、上端は挿入空間54から外部に露出され得る。使用者は露出されたスティック200の上端を口で銜えて空気を吸入することができる。空気はエアロゾル生成装置100の内部を通過しながらエアロゾルを伴って使用者に提供され得る。
【0027】
図5を参照すると、キャップ120はボディー110の上部に結合され、ボディー110の上部を覆うことができる。キャップ120は一側が開放して挿入空間54と連通することができる。キャップ120は、入空間54を開閉するカバー125を含むことができる。
【0028】
ボタンアセンブリー60はボディー110の一側に設けられ得る。ボタン61はボディー110の一側に配置され得る。ボタンホール114はボディー110の一側が開放することによって形成され得る。ボタン61はボタンホール114に挿入され得る。ボタン61を押すと、ボタン61はボディー110の内側に向かって移動し、また元の状態に復帰するように移動することができる。ボタン61は制御部20と連結され得る。使用者はボタン61を押して制御部20に命令を伝達することができる。例えば、ボタン61を押すと、エアロゾル生成装置100が作動するか又は作動が中止することができる。
【0029】
他の例として、ボタンホール114は形成されなくてもよく、ボタン61はボディーの一側に形成され得る。ここで、ボタン61はボディー110の一側にボディーと一体に形成され得る。ボタン61は弾性素材で形成され得る。例えば、ボタン61は光透過性シリコンであり得る。
【0030】
ボタンホール114及びボタン61は一側に長く形成されて長軸及び短縮を有することができる。例えば、ボタンホール114及びボタン61は横方向よりも縦方向に長く形成され得る。ここで、縦方向は長軸であり、横方向は短縮であり得る。
【0031】
図6はボタン61を除去してボタンアセンブリー60の内部を示す図である。
図6及び
図7を参照すると、ボタンホール114はボディー110の一側が開口することによって形成され得る。ボタン61はボタンホール114に挿入され得る。ボタン61の前部はボタンホール114に対応する形状を有し、ボタンホール114に挿入され、ボタン61の後部はボタンホール114の後方に配置され、ボタンホール114の周辺のボディー110にかかることができる。他の例として、ボタンホール114が形成されず、ボタン61はボディー110の一側に一体に形成され、弾性素材で形成され得る。
【0032】
基板62はボディー110の内部に装着され得る。基板62はボタン61及びボタンホール114と向き合い得る。基板62はボタン61の後方に配置され得る。基板62はボタン61及びボタンホール114に平行に配置され得る。例えば、ボタンホール114、ボタン61及び基板62は縦方向に形成され得る。制御部20は基板62に実装されるか、又は基板62に電気的に連結され得る。
【0033】
アクチュエータ63は基板62とボタン61との間に配置され得る。アクチュエータ63の一端は基板62に結合され、他端はボタン61に結合され得る。基板62はアクチュエータ63と電気的に連結され、アクチュエータ63から信号を受けることができる。アクチュエータ63は、基板62からボタン61に向けて弾性力を提供することができる。ボタン61が後方に、すなわち、ボディー110の内側に向かって移動すると、ボタン61はアクチュエータ63を後方に押し、基板62は押し信号を感知することができる。アクチュエータ63はボタン61を前方に復帰させることができる。アクチュエータ63はボタン61の中心に対応する位置に配置され得る。
【0034】
拡散空間64は基板62とボタン61との間に又は基板62とシール67との間に形成され得る。基板62は拡散空間64の後側を覆うことができる。ボタン61又はシール67は拡散空間64の前側を覆うことができる。アクチュエータ63は拡散空間64内に配置され得る。拡散空間64は周壁66によって取り囲まれ得る。
【0035】
拡散空間64とボタンホール114とはおよそ互いに対応する形状を有し得る。拡散空間64は一方向に伸びて長軸及び短縮を有することができる。例えば、拡散空間64の縦方向長さD1は横方向長さD2よりも長くてもよい。また、ボタンホール114も縦方向の長さが横方向の長さよりも長くてもよい。
【0036】
基板支持壁66は基板61の後側を支持することができる。基板支持壁66は基板61に平行に配置され得る。周壁66は基板支持壁66から前方に突出し得る。周壁66は拡散空間64の縁部に沿って延びて拡散空間64を取り囲むことができる。周壁66はアクチュエータ63の周辺を取り囲むことができる。
【0037】
シール67はボディー110の内部でボタン61の後方に配置され得る。シール67はボタンホール114を覆うことができる。シール67はボタンホール114のエッジの周辺のボディー110に密着することができる。シール67のエッジ671は、周壁65及びボディー110と密着することができる。シール67の中心はアクチュエータ63と結合されることができる。基板62とシール67との間には拡散空間64が形成され得る。シール67は弾性素材で形成され得る。例えば、シール67はゴム又はシリコンで形成され得る。シール67は、外部からボタンホール114を通して機器の内部に液体などの異物が流入することを防止することができる。
【0038】
光源70はボディー110の内部にボタン61に隣接して配置され得る。光源70は基板62に装着され得る。光源70は光を発散することができる。例えば、光源70はLEDであり得る。光源70は基板62とボタン61との間に配置され得る。光源70は基板62に装着され得る。光源70は基板62とボタン61との間の領域に向かうことができる。光源70はボタン61及び基板62に平行な方向に向かい得る。光源70はボタン61の前後方向を除いた方向に向かうように配置され得る。例えば、光源70は縦方向に向かうように配置され得る。光源70は、光源70が向かう縦方向に光を発散することができる。
【0039】
ボタン61は光透過性であり得る。ボタン61は半透明材質で形成され得る。ボタン61は光を拡散させることができる。シール67は光透過性であり得る。シール67は半透明材質で形成され得る。シール67は光を拡散させることができる。シール67は相対的に透過率が高く、ボタン61は相対的に光分散度が高くなり得る。
【0040】
光源70から出射した光は、ボタン61を透過して外部に拡散することができる。光源70から出射した光は、シール67を透過することができる。光はシール67を透過して前方に拡散することができる。光はボディー110とボタン61との間に形成されたボタンホール114の隙間を通して外部に発散し得る。
【0041】
図8(a)従来技術を示し、
図8(b)は本発明の一実施例を示す。従来技術において、光源70’はボタン61に向かうようにボタン61の後方に配置される。従来技術の場合、光源70’に対応するボタン61の地点に光が集中的に発散するので、対応地点でホットスポット(hotspot)が発生し、光が均一に拡散しない問題がある(
図9の(a)参照)。
【0042】
本発明の一実施例によれば、光源70がボタン61と基板62との間の拡散空間64に向かうように配置され得る。よって、光源70がボタン61に直接光を出射しないので、特定の地点でホットスポットが発生することを防止し、光が相対的に均一に外部に拡散することができるようにする(
図9の(b)参照)。さらに、光を均一に拡散するために必要な光源70の個数及び消費電力を減らすことができる。
【0043】
また、
図6及び
図7を参照すると、光源70はボタンホール114及び/又はボタン61のエッジに隣接して配置され得る。光源70は拡散空間64のエッジに配置され得る。
【0044】
ボタンホール114及び/又はボタン61は縦方向に延び得る。ボタンホール114及び/又はボタン61が相対的に長く形成された方向の軸を長軸と、相対的に短く形成された方向の軸を短縮と定義することができる。拡散空間64は縦方向に延び得る。拡散空間64の縦方向の長さD1は横方向の長さD2よりも相対的に長くてもよい。
【0045】
光源70はボタンホール114又はボタン61の長軸端部に隣接して配置され得る。光源70は拡散空間64の長軸端部に隣接して配置され得る。長軸端部の一側に配置された光源70は、長軸端部の他側に向かうように配置され得る。
【0046】
光源70は複数として提供され得る。光源70は一対として提供され得る。一対の光源70はボタンホール114又はボタン61の長軸両端部に隣接し得る。一対の光源70は互いに向き合い得る。
【0047】
図10(a)は光源70”が短縮端部に配置された場合を示し、
図10(b)は一対の光源70が長軸端部に配置された本開示の一実施例を示す。
図10を参照すると、
図10(a)に示す一対の光源70”の間の距離D2は
図10(b)に示す一対の光源70の間の距離D1よりも短くてもよい。
【0048】
光の強度は光源からの距離の二乗に反比例し得る。
図10(a)に示すように、一対の光源70”が短縮の両端部に配置される場合、
図10(b)のように一対の光源70が長軸の両端部に配置される場合に比べて、中心で光の強度が相対的に強く、外郭で光の強度が相対的に弱くなり得る(
図11の(a)参照)。すなわち、
図10(b)のように、一対の光源70が長軸の両端部に配置される場合、光がボタン61の中心に集中的に発散せれず、均一に拡散することができる(
図11の(b)参照)。
【0049】
また
図7を参照すると、光源70はボタンホール114又はボタン61の外側に対応する位置に配置され得る。光源70は、ボタンホール114又はボタン61を取り囲むボディー110の部分の後方に配置され、ボディー110によって覆われ得る。ボディー110は光源70と前後方向にオーバーラップし得る。ボディー110は光源70から出射した光を遮断することができる。よって、光源70から直接光がボタンホール114又はボタン61の外部に発散することを防止し、光を均一に拡散させることができる。
【0050】
図12を参照すると、拡散空間64、ボタンホール114及びボタン61のそれぞれは、横方向に比べて縦方向の長さが長く形成された長方形と定義することができる。光源70は拡散空間64の長軸端部と短縮端部との間に配置され得る。光源70は拡散空間64のエッジに配置され得る。光源70は中心又はアクチュエータ63に向かい得る。一対の光源70は互いに向き合い得る。一対の光源70は、アクチュエータ63に対して互いに反対側に配置され得る。一対の光源70は拡散空間64に対して傾斜方向に互いに分離された位置に配置され得る。一対の光源70の間の距離D3は、拡散空間64の長軸の長さD1又は短縮の長さD2よりも長くてもよい。
【0051】
図1~
図12を参照すると、本開示の一側面によるエアロゾル生成装置100は、外部に開口する長い挿入空間を形成するボディーと、前記ボディーの一側に対して位置するボタンと、前記ボタンと向き合うように前記ボディー内に配置される基板と、前記基板と前記ボタンとの間に配置されて前記ボタンに対する弾性力を提供するアクチュエータと、前記ボタンに隣接して前記基板に結合され、前記ボタン及び前記基板に平行な方向に光を発散する光源と、を含むことができる。
【0052】
また、本開示の他の側面によれば、前記光源は、前記ボタンのエッジに隣接して配置され得る。
【0053】
また、本開示の他の側面によれば、前記ボタンは長く延び、長軸及び短縮を有し、前記光源は、前記長軸方向の前記ボタンの一端部に隣接して配置され、前記長軸方向の前記ボタンの他端部に向かい得る。
【0054】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、複数の光源をさらに含みことができ、前記ボタンは長く延び、長軸及び短軸を有し、前記複数の光源のうちの第1光源は前記長軸方向の前記ボタンの一端部に隣接して配置され、前記複数の光源のうちの第2光源は前記長軸方向の前記ボタンの他端部に隣接して配置され得る。
【0055】
また、本開示の他の側面によれば、前記ボタンは、光透過性材料を含むことができる。
【0056】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、前記基板と前記ボディーとの間に配置されて前記ボタンと前記ボディーとの間の隙間を満たす光透過性シールをさらに含むことができる。
【0057】
また、本開示の他の側面によれば、前記ボタンは前記ボタンと前記基板との間に拡散空間を形成するように前記基板に対して配置され、前記ボタン及び前記拡散空間のそれぞれは長く延び、長軸及び短縮を有し、前記光源は、前記拡散空間の長軸端部と短縮端部との間に配置され得る。
【0058】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、複数の光源をさらに含み、前記ボタンは前記ボタンと前記基板との間に拡散空間を形成するように前記基板に対して配置され、前記ボタン及び前記拡散空間のそれぞれは長く延び、長軸及び短縮を有し、前記複数の光源のうちの第1光源と第2光源との間の距離は前記拡散空間の前記長軸の長さよりも長くてもよい。
【0059】
また、本開示の他の側面によれば、前記光源は、前記ボタンの中心に対応する位置に向かい得る。
【0060】
また、本開示の他の側面によれば、前記光源は、前記ボタンの外側に対応する位置に配置され得る。
【0061】
また、本開示の他の側面によれば、前記ボディーの一側は、前記ボタンを収容するサイズを有するボタンホールを形成し得る。
【0062】
前述した本開示の特定の実施例又は他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素又は全ての要素は構成又は機能が他の要素と組み合わせられるか互いに組み合わせられることができる。
【0063】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合わせられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0064】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/又は配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/又は配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。
【国際調査報告】