IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ハーフェレ ゲーエムベーハー ウント コー カーゲーの特許一覧

特表2024-5355252つの家具部品を接続するための接続具、対応する接続具、及び対応する家具アセンブリ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-30
(54)【発明の名称】2つの家具部品を接続するための接続具、対応する接続具、及び対応する家具アセンブリ
(51)【国際特許分類】
   F16B 12/02 20060101AFI20240920BHJP
   F16B 12/14 20060101ALI20240920BHJP
【FI】
F16B12/02 F
F16B12/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024520873
(86)(22)【出願日】2022-09-02
(85)【翻訳文提出日】2024-06-03
(86)【国際出願番号】 EP2022074415
(87)【国際公開番号】W WO2023057139
(87)【国際公開日】2023-04-13
(31)【優先権主張番号】202021105426.3
(32)【優先日】2021-10-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518377366
【氏名又は名称】ハーフェレ エスエー ウント コー カーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100125254
【弁理士】
【氏名又は名称】別役 重尚
(74)【代理人】
【識別番号】100118278
【弁理士】
【氏名又は名称】村松 聡
(72)【発明者】
【氏名】ロベルト ビルクナー
(72)【発明者】
【氏名】ローレンツ アルノルト
【テーマコード(参考)】
3J024
【Fターム(参考)】
3J024AA13
3J024CA03
3J024CA18
(57)【要約】
接続具(21)の取付部品(1)において、本発明による本体(2)は、次の取付面(8a~8d)のうちの少なくとも1つを備える:
-本体(2)の第1の長手方向端部(5a)に配置され、締結面に対して平行に又は傾斜して、特に締結面に対して直角をなして配置され、少なくとも1つの係止要素(17、18)を有する第1の取付面(8a)、
-本体(2)の第2の長手方向端部(5b)に配置され、長手方向軸線(3)又はそれと平行に延びる軸線を中心に締結面に対して傾斜して配置され、少なくとも1つの係止要素(17、18)を有する第2の取付面(8b)、
-本体(2)の片側又は両側が開口している横方向溝(12)の溝底面によって形成され、締結面に対して平行に又は傾斜して、特に締結面に対して直角をなして配置され、少なくとも1つの係止要素(16、17)を有する第3の取付面(8c)、
-本体(2)の別の長手方向面(4d)に形成され、締結面に対して平行に又は直角をなして配置され、横方向から見たときに櫛形の断面形状(19)を有する第4の取付面(8d)。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの部品(31、32、33)、特に2つの家具部品を接続するための接続具(21)の取付部品(1)であって、前記取付部品(1)の本体(2)が、長手方向軸線(3)を有するとともに、接続対象である部品(31、32、33)に当接して締結するための平面状の締結面を形成する少なくとも1つの長手方向面(4a~4d)と、前記接続具(21)の別の取付部品の対応する取付面に当接する少なくとも1つの取付面とを備える取付部品(1)において、
前記本体(2)は、次の取付面(8a~8d)のうちの少なくとも1つを備えることを特徴とする、取付部品:
-前記本体(2)の第1の長手方向端部(5a)に配置され、前記締結面に対して平行に又は傾斜して、特に前記締結面に対して直角をなして配置され、少なくとも1つの係止要素(17、18)を有する第1の取付面(8a)、
-前記本体(2)の第2の長手方向端部(5b)に配置され、前記長手方向軸線(3)又は前記長手方向軸線(3)と平行に延びる軸線を中心に前記締結面に対して傾斜して配置され、少なくとも1つの係止要素(17、18)を有する第2の取付面(8b)、
-前記本体(2)の片側又は両側が開口している横方向溝(12)の溝底面によって形成され、前記締結面に対して平行に又は傾斜して、特に前記締結面に対して直角をなして配置され、少なくとも1つの係止要素(16、17)を有する第3の取付面(8c)、
-前記本体(2)の別の長手方向面(4d)に形成され、前記締結面に対して平行に又は直角をなして配置され、横方向から見たときに櫛形の断面形状(19)を有する第4の取付面(8d)。
【請求項2】
前記本体(2)が、少なくとも複数の部分において立方体状であり、前記長手方向面(4a~4d)を4つ備え、前記長手方向面(4a~4d)の1つ、又はそれ以上、又は4つ全てが、いずれも締結面を形成することを特徴とする、請求項1に記載の取付部品。
【請求項3】
前記長手方向軸線(3)の方向から見たときに、前記本体(2)が、矩形、特に正方形(7)の外郭を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の取付部品。
【請求項4】
前記第1の取付面(8a)が、前記本体(2)の前記第1の長手方向端部(5a)に配置され、前記第2の取付面(8b)が、前記本体(2)の前記第2の長手方向端部(5b)に配置されることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項5】
前記第1及び前記第2の取付面(8a、8b)が、前記長手方向軸線(3)又は前記長手方向軸線(3)と平行な軸線を中心に互いに対して回転して、特に45°回転して配置されていることを特徴とする、請求項4に記載の取付部品。
【請求項6】
前記第1、前記第2及び/又は前記第3の取付面(8a~8c)が、いずれも、複数の係止要素(16、17)からなる同一の係止配置を有することを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項7】
前記係止配置が、中心の周りに配置された複数の係止要素(16、17)を有し、前記中心に対して複数回の回転対称性、特に4回回転対称性を有することを特徴とする、請求項6に記載の取付部品。
【請求項8】
前記係止配置が、円形であり、係止凸部(16)及び係止凹部(17)が円周上にいずれも等しい角度間隔で、特に45°の角度間隔で、交互に配置されることを特徴とする、請求項6又は7に記載の取付部品。
【請求項9】
前記取付面(8a~8c)それぞれの貫通孔(18)が、前記係止配置の前記中心に配置されることを特徴とする、請求項7又は8に記載の取付部品。
【請求項10】
前記長手方向軸線(3)の方向における前記横方向溝(12)の溝幅が、前記長手方向軸線を横断する方向における前記横方向溝(12)の溝長さに等しい、及び/又は1つ又は複数の前記長手方向端部(5a、5b)の幅に等しいことを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項11】
前記第1及び前記第2の取付面(8a、8b)が、いずれも、前記本体(2)の段差部分によって形成されることを特徴とする、請求項1~10のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項12】
1つ又は複数の前記長手方向端部(5a、5b)の厚さが、前記本体(2)の厚さの半分であることを特徴とする、請求項1~11のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項13】
前記第1及び/又は前記第2の長手方向端部(5a、5b)の幅が、前記本体(2)の幅に等しいことを特徴とする、請求項1~12のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項14】
前記横方向溝(12)の2つの溝壁の一方がばね部材(13)によって形成され、前記ばね部材(13)は、前記溝底面上に結合され、自由端上に係止要素(14)を有することを特徴とする、請求項1~13のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項15】
前記本体(2)が、前記横方向溝(12)が前記長手方向軸線(3)を横断する方向に開口している前記長手方向面(4b、4c)上に、前記ばね部材(13)の前記係止要素(14)と相補う形状の係止要素(15)を有することを特徴とする、請求項14に記載の取付部品。
【請求項16】
前記本体(2)が、前記第1の取付面(8a)と前記長手方向面(4a)との間の段差の前面に、前記ばね部材(13)の前記係止要素(14)と相補う形状の係止要素(23)を有することを特徴とする、請求項14又は15に記載の取付部品。
【請求項17】
前記第1及び前記第3の取付面(8a、8c)が、前記本体の同一の前記長手方向面(4a)上に形成され、前記本体(2)の長手方向から見たときに、前記長手方向面(4a)に櫛形の挿入断面形状を形成することを特徴とする、請求項1~16のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項18】
前記締結面を形成する少なくとも1つの前記長手方向面(4a~4c)、特に前記本体(2)の前記長手方向面のそれぞれに、少なくとも1つの貫通孔(6)、特に複数の貫通孔(6)が設けられていることを特徴とする、請求項1~17のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項19】
前記櫛形の断面形状(19)が、いずれも同じ断面幅を有する高段差部分及び低段差部分(20a、20b)を交互に有することを特徴とする、請求項1~18のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項20】
特に構造的に同一である、請求項1から19のいずれか一項に記載の少なくとも2つの取付部品(1)を備える接続具(21)。
【請求項21】
請求項20に記載の接続具(21)によって互いに接続される2つの部品(31、32)、特に家具部品を含むアセンブリ(30)、特に家具アセンブリであって、前記接続具(21)の第1の取付部品(1)の締結面が前記2つの部品のうち第1の部品(31)に当接して締結され、前記接続具(21)の第2の取付部品(1)の締結面が前記2つの部品のうち他方の第2の部品(32)に当接して締結され、前記第1の取付部品(1)の前記第1、前記第2、又は前記第3の取付面(8a~8c)と前記第2の取付部品(1)の前記第1、前記第2又は前記第3の取付面(8a~8c)とが互いに当接し、前記係止要素(16、17)によって互いに係止されるか、又は前記第1の取付部品(1)の前記第4の取付面(8d)と前記第2の取付部品(1)の前記第4の取付面(8d)とが互いに当接し、前記櫛形の断面形状(19)によって互いに係合する、アセンブリ。
【請求項22】
前記第1及び前記第2の取付部品(1)が、前記締結面の貫通孔(6)に係合するねじ(33)によって前記部品(31、32)にねじ止めされることを特徴とする、請求項21に記載のアセンブリ。
【請求項23】
前記第1の取付部品(1)の前記第1、前記第2又は前記第3の取付面(8a~8c)及び前記第2の取付部品(1)の前記第1、前記第2又は前記第3の取付面(8a~8c)が、前記取付面(8a~8c)の貫通孔(18)に係合するねじ(22)によって互いにねじ止めされることを特徴とする、請求項21又は22に記載のアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2つの部品、特に2つの家具部品を接続するための接続具の取付部品に関し、この取付部品の本体は、長手方向軸線を有するとともに、接続対象である部品に当接して締結するための平面状の締結面を形成する少なくとも1つの長手方向面と、当該接続具の別の取付部品の対応する取付面に当接する少なくとも1つの取付面とを備える。本発明は更に、少なくとも2つのこのような取付部品を備えた接続具と、本発明による接続具によって互いに接続される2つの部品、特に家具部品を備えたアセンブリ、特に家具アセンブリとに関する。
【背景技術】
【0002】
2つの家具部品を接続するためのこのような2部品接続具がよく知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、2つの部品を可能な限り多くの異なる向きで互いに締結することができる自在取付部品、及び対応する接続具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この目的は、本発明によれば、2つの部品、特に2つの家具部品を接続するための接続具の取付部品であって、取付部品の本体が、長手方向軸線を有するとともに、接続対象である部品に当接して締結するための平面状の締結面を形成する少なくとも1つの長手方向面と、当該接続具の別の取付部品の対応する取付面に当接する少なくとも1つの取付面とを備える取付部品によって実現され、本発明による本体は、次の取付面のうちの少なくとも1つを備える:
-本体の第1の長手方向端部に配置され、締結面に対して平行に又は傾斜して、特に締結面に対して直角をなして配置され、少なくとも1つの係止要素を有する第1の取付面、
-本体の第2の長手方向端部に配置され、長手方向軸線又は長手方向軸線と平行に延びる軸線を中心に締結面に対して傾斜して配置され、少なくとも1つの係止要素を有する第2の取付面、
-本体の片側又は両側が開口している横方向溝の溝底面によって形成され、締結面に対して平行に又は傾斜して、特に締結面に対して直角をなして配置され、少なくとも1つの係止要素を有する第3の取付面、
-本体の別の長手方向面に形成され、締結面に対して平行に又は直角をなして配置され、横方向から見たときに櫛形の断面形状を有する第4の取付面。
【0005】
本発明によれば、本体は、1つ、2つ、3つ、又は4つ全ての取付面を有することができる。
【0006】
本発明は更に、上記のように構成された、特に構造的に同一の、2つの取付部品を有する接続具に関する。
【0007】
最後に、本発明はまた、上記のように構成された接続具によって互いに接続される2つの部品、特に家具部品を含むアセンブリ、特に家具アセンブリにも関し、接続具の第1の取付部品の締結面は、2つの取付部品のうち第1の部品に当接して締結され、接続具の第2の取付部品の締結面は、2つの取付部品のうち第2の部品に当接して締結され、第1の取付部品の第1、第2又は第3の取付面と第2の取付部品の第1、第2又は第3の取付面とが互いに当接し、係止要素によって互いに係止されるか、又は第1の取付部品の第4の取付面と第2の取付部品の第4の取付面とが互いに当接し、櫛形の断面形状によって互いに係合する。
【0008】
本発明の更なる特徴及び利点は、本発明に本質的な詳細を示す図面の図を参照しながら本発明の例示的な実施形態の以下の説明、及び特許請求の範囲に見出される。上記及び以下により詳細に記載される特徴は、個々に又はそれらの任意の組合せで一緒に使用することもできる。図示及び説明される例示的な実施形態は、決定的なリストとして理解されるべきではなく、むしろ本発明を説明するための例示的な特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1a】本発明による取付部品の異なる複数の長手方向面を示す斜視図である。
図1b】本発明による取付部品の異なる複数の長手方向面を示す別の斜視図である。
図1c】本発明による取付部品の異なる複数の長手方向面を示す平面図である。
図1d】本発明による取付部品の異なる複数の長手方向面を示す別の平面図である。
図1e】本発明による取付部品の端面を示す側面図である。
図1f】本発明による取付部品の別の端面を示す側面図である。
図2a】本発明による2つ又は3つの取付部品が異なる角度方向で接続された本発明による接続具の1つを示す。
図2b】本発明による2つ又は3つの取付部品が異なる角度方向で接続された本発明による接続具の1つを示す。
図2c】本発明による2つ又は3つの取付部品が異なる角度方向で接続された本発明による接続具の1つを示す。
図2d】本発明による2つ又は3つの取付部品が異なる角度方向で接続された本発明による接続具の1つを示す。
図2e】本発明による2つ又は3つの取付部品が異なる角度方向で接続された本発明による接続具の1つを示す。
図2f】本発明による2つ又は3つの取付部品が異なる角度方向で接続された本発明による接続具の1つを示す。
図3】互いに挿入し合う本発明による2つの取付部品を備えた本発明による接続具を示す。
図4】互いに係合する本発明による2つの取付部品を備えた本発明による接続具を示す。
図5a】2つの取付部品の横方向のオフセットが異なる図4に示した接続具の1つを示す。
図5b】2つの取付部品の横方向のオフセットが異なる図4に示した接続具の1つを示す。
図5c】2つの取付部品の横方向のオフセットが異なる図4に示した接続具の1つを示す。
図6a】本発明による接続具によって互いに接続された2つの家具部品を備えた本発明による家具アセンブリを示す。
図6b】本発明による接続具によって互いに接続された2つの家具部品を備えた本発明による家具アセンブリを示す。
図7a】本発明による接続具によって4mmの間隙寸法で配置された2つの家具部品を有する本発明による家具アセンブリを示す。
図7b】本発明による接続具によって4mmの間隙寸法で配置された2つの家具部品を有する本発明による家具アセンブリを示す。
図8】3つの家具部品を備えた家具アセンブリであって、中央の家具部品が他の2つの家具部品に対し、いずれも、本発明による2つの接続具によって締結されている家具アセンブリを示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1a~図1fに示す取付部品1は、向きの異なる家具部品を接続するためのものである。取付部品1は、少なくとも複数の部分において立方体状である細長い本体2を有し、この本体2は、長手方向軸線3を有するとともに、4つの長手方向面4a~4dが対をなして平行であり、また、2つの長手方向端部5a、5bを有する。4つの長手方向面4a~4dのうちの少なくとも1つは、平面状の締結面を形成し、この締結面によって、取付部品1は家具部品に当接し締結することができる。図示の例示的な実施形態では、4つの長手方向面4a~4dの全ては、いずれも、取付部品1を家具部品に締結することができる平面状の締結面を形成する。この目的のために、締結面を形成する本体2の各長手方向面は、1つ又は複数、この場合は2つの貫通孔6が(例えば、32mmの間隔で)設けられている。
【0011】
図1e及び図1fに示すように、本体2は、長手方向軸線3の方向から見たときに、長さDの縁部を有する破線で示される正方形7の外郭を有する。
【0012】
本体2は、一方の第1の長手方向端部5aに第1の取付面8aを有し、他方の第2の長手方向端部5bに第2の取付面8bを有し、取付面8a、8bは、いずれも、本体2の段差部分によって形成される。第1の取付面8aは、長手方向面4a、4dと平行に、かつ長手方向面4b、4cに対して直角をなして配置される。第2の取付面8bは、長手方向面4a~4dに対して、いずれの場合も、長手方向軸線3を中心に、この場合は単なる例として、それぞれ45°だけ傾斜している。第1及び第2の取付面8a、8bは、長手方向軸線3を中心に互いに45°だけ回転して配置されており、本体2の長手方向軸線3は、第1及び第2の取付面8a、8bの平面内に位置する。
【0013】
第1の取付面8aに対向する、第1の長手方向端部5aの後面は、第1の取付面8aに平行な長手方向面4dによって形成される。一方、第2の取付面8bに対向する、第2の長手方向端部5bの後面は、第2の取付面8bに平行な独立した後面9によって形成される。長手方向端部5a、5bの厚さ、すなわち、第1の長手方向端部5aの場合は第1の取付面8aと長手方向面4dとの距離、及び第2の長手方向端部5bの場合は第2の取付面8bと後面9との距離は、本体2の縁部長さDの半分、すなわちD/2に対応する(図1c)。長手方向軸線3の方向から見たときに、長手方向端部5a、5bは、いずれも、内側部分10の幅が本体2(図1e)の縁部長さDに等しく、その外側に隣接する外側部分11の前面が丸みを帯びている。
【0014】
更に、本体2はまた、その2つの長手方向端部5a、5bの間に、好ましくは中央に、横方向溝12の溝底面によって形成された第3の取付面8cを有し、前記横方向溝は両側が開口しており、前記第3の取付面は、長手方向面4a、4dと平行に、かつ長手方向面4b、4cに対して直角をなして配置される。第1及び第3の取付面8a、8cは、同一平面内に配置されており、長手方向軸線3も第3の取付面8cの平面内に位置する。長手方向軸線3の方向における横方向溝12の溝幅及び長手方向軸線3を横断する方向における横方向溝12の溝長さは、縁部長さDと同じ長さである。
【0015】
横方向溝12の2つの溝壁の一方はばね部材13によって形成され、このばね部材13は、溝底面上に結合され、その自由端上に係止要素14を有しており、この係止要素14は、ここでは、例えば、長手方向軸線3を横断する方向に延びる、断面が凸型形状を有する。本体2は、2つの長手方向面4b、4cのうち、横方向溝11が長手方向軸線3を横断する方向に開口している一方の面(4c)に係止要素15を有し、この係止要素15は、ばね部材13の係止要素14と相補う形状であり、ここでは、例えば、長手方向面4c全体に沿って延びる、断面が凹型の形状を有する。
【0016】
第1、第2及び第3の取付面8a~8cは、いずれも、中心の周りに配置された複数の係止要素からなる同一の係止配置を有し、ここでは、例えば、係止凸部16及び係止凹部17が配置される。係止配置は、中心に対して複数回の回転対称性を有し、ここでは、円形の配置であり、係止凸部16及び係止凹部17がその円周上に45°の角度間隔で交互に配置されることにより、4回の回転対称性が生じる。係止配置の中心は、それぞれの取付面8a~8cの貫通孔18によって決まる。
【0017】
本体2はまた、長手方向面4dによって形成された第4の取付面8dを有し、横方向から見たときに櫛形の断面形状19を有する。櫛形の断面形状19は、いずれも同じ断面幅を有する高櫛形段差部分20aと低櫛形段差部分20bを交互に有する。
【0018】
図2a~図2fは、第1、第2又は第3の取付面8a~8cによって互いに当接し、必要に応じてねじ22によって互いに接続される2つ又は3つの取付部品1を備える接続具21を示す。
【0019】
図2aでは、2つの取付部品1が、自身の長手方向軸線3が互いに直角をなす向きに配置され、自身の第1の取付面8aで互いに当接する。
【0020】
図2bでは、2つの取付部品1が、その長手方向軸線3が互いに135°をなす向きに配置され、自身の第1の取付面8aで互いに当接する。
【0021】
図2cでは、2つの取付部品1が、自身の長手方向軸線3が互いに直角をなす向きに配置され、第1及び第2の取付面8a、8bで互いに当接する。
【0022】
図2dでは、3つの取付部品1が、自身の長手方向軸線3が互いに対してジグザグ状になる向きに配置される。図2dにおいて、上側及び中央の取付部品1は、自身の長手方向軸線3が互いに直角をなす向きに配置され、自身の第1の取付面8a、8aで互いに当接する。下側及び中央の取付部品1は、自身の長手方向軸線3が互いに135°をなす向きに配置され、第1及び第2の取付面8a、8bで互いに当接する。
【0023】
図2eでは、2つの取付部品1が、自身の長手方向軸線3が互いに直角をなす向きに配置され、第1及び第3の取付面8a、8cで互いに当接する。一方の取付部品1のばね部材13の凸部14は、他方の取付部品1の凹部15に係合し、それによって2つの取付部品1が互いに係止される。
【0024】
図2fでは、2つの取付部品1が、自身の長手方向軸線3が互いに直角をなす向きに配置されており、互いに対して90°回転して挿入し合う向きに配置された2つの取付部品1の横方向溝12によって、第3の取付面8c、8cで互いに当接する。一方では、図2fの下側の取付部品1のばね部材13の凸部14が上側の取付部品1の凹部15に係合し、他方では、上側の取付部品1のばね部材13の凸部14が下側の取付部品1の長手方向面4dの下段部20bの後方又は下方で係合し、それによって、2つの取付部品1が互いに2重に係止されることになる。
【0025】
図2a~図2fにおいて、所望の角度方向に互いに当接する取付面の係止凸部16及び係止凹部17は、いずれも互いに係合する。ねじ22が、互いに当接する取付面の貫通孔18を貫通してねじ込まれ、それによって、これらの取付面、ひいては2つの取付部品1が、係止された角度方向で固定される。
【0026】
図3は、長手方向軸線3が互いに平行になる向きに配置され、長手方向面4aで互いに挿入し合う2つの取付部品1を備える接続具21を示す。取付部品1の長手方向面4aは、段差により後退した第1の取付面8aと、溝底面が第1の取付面8aと同じ高さにある横方向溝12とにより、櫛形の挿入断面形状を有する。2つの取付部品1は、櫛形の挿入断面形状により互いに挿入し合う。一方の取付部品のばね部材13に設けられた凸部14は、他方の取付部品の係止凹部23(図1c)に係合し、この係止凹部23は、第1の取付面8aと長手方向面4aとの間の段差の前面に存在し、これにより2つの取付部品1が2重に係止されることになる。2つの取付部品1を互いに締結するために、締結ねじ22を貫通孔6、18にねじ込むことができる。この接続具21は、例えば、2枚の家具用パネルの二重接続具として使用することができる。
【0027】
図4は、長手方向軸線3が互いに平行になる向きに配置され、櫛形状の取付面8dが互いに係合する2つの取付部品1を備える接続具21を示す。一方の取付部品1の高櫛形段差部分20aは、他方の取付部品1の低櫛形段差部分20bと係合する。図5a~図5cに示すように、取付部品1は、どの高櫛形段差部分20aとどの低櫛形段差部分20bが互いに係合するかによって、0mm(図5a)、4mm(図5b)、又は8mm(図5c)の異なる横方向のオフセット量だけオフセットすることができる。4mmの横方向のオフセットを実現するために、図5bでは、下側の取付部品1が、図5a、5cと比較して横方向に反転又は180°回転して配置される。
【0028】
横方向溝12は、例示的な実施形態に示すように横方向の両側が開口する代わりに、横方向の片側のみが開口することもできる。本体は、例示的な実施形態に示す正方形7ではなく、長手方向軸線3の方向から見たときに、矩形又は多角形の外郭を有することもできる。本体2は、例示的な実施形態に示す4つの長手方向面4a~4dではなく、より少ない長手方向面、すなわち、長手方向面を例えば1つだけ、2つだけ、又は3つだけ有することもできる。本体2は、例示的な実施形態に示された4つの取付面8a、8bではなく、より少ない取付面、すなわち、取付面を例えば1つだけ、2つだけ、又は3つだけ有することもできる。また、ねじ止めする代わりに、取付部品1の締結面を部品に接着接合することもできる。
【0029】
更に、取付部品1を1つだけ用い、2つの直角に配置された長手方向面をそれぞれ部品にねじ止めすることによって、2つの部品間のコーナー接続を形成することができる。
【0030】
図1図5では、各取付部品1に締結される部品は図示されていない。部品は、例えば、互いに45°、90°、135°又は180°をなす向きに配置することや、T字に接続することができる。
【0031】
図6a、図6bに、2つのパネル状の家具部品31、32が互いに直角をなす向きに配置され、接続具21によって互いに接続された家具アセンブリ30を示す。図6aに示すように、一方の第1の取付部品1及び他方の第2の取付部品1は、自身の長手方向面4aが、いずれも貫通孔6を貫通するねじ33によって、一方の第1の家具部品31又は他方の第2の家具部品32にねじ止めされる。次いで、互いに直角をなす向きに配置された家具部品31、32は、2つの取付部品1の長手方向軸線3が互いに平行に揃えられた状態で、2つの取付部品1の傾斜した第2の取付面8bが互いに当接し、係止要素16、17によって互いに係止されるまで移動される(図6b)。その際、第2の取付面8bは、互いの下方で係合することにより、2つの家具部品31、32が互いに固定される。したがって、全体として、剛性の高い強固なコーナー接続が実現する。
【0032】
図7a、図7bは、接続具21によって間隙寸法sが4mmに調整された2つの家具部品31、32を備える家具アセンブリ30を示す。取付部品1は、それぞれ、自身の長手方向面4cが家具部品31、32のパネル側面にねじ止めされ、図7における下側の取付部品1は下側の家具部品31の上縁部を越えて上方に突出し、上側の取付部品1は下側の家具部品31の下縁部を越えて下方に突出し、すなわち、その総突出量は間隙寸法sに相当する。2つの家具部品31、32は、まず、互いに前面と前面とを、また、取付部品1と取付部品1とを対向させて、すなわち角度をつけて配置される(図7a)。次いで、2つの取付部品31、32をその同一平面取付位置に回動され、これにより、図5aに示すように、2つの取付部品31、32の高櫛形段差部分20aと低櫛形段差部分20bとが互いに係合する(図7b)。回動軸は、互いに係合するこれらの取付部品1によって規定される。
【0033】
図8は、3つの家具部品31、32、33からなる家具アセンブリ30を示し、中央の家具部品32が他の2つの家具部品に対し、いずれも、2つの接続具21によって締結される。2つの下側の接続金21は、図7に示すように配置され、2つの上側の接続具21は、図2eに示すように配置され、それぞれの家具部品に締結される。まず、図7aに示すように、中央の家具部品32が、2つの下側の接続具21を用いて下側の家具部品31上に斜めに配置される。次いで、中央の家具部品32は、他の2つの家具部品31、33と同一平面取付位置まで回動され、これにより、上側の接続具21の2つの取付部品1が互いに係止される。次いで、接続具21の取付部品1をねじ22によって互いに固定することができる。
【符号の説明】
【0034】
1 取付部品
2 本体
3 長手方向軸線
4a~4d 長手方向面
5a、5b 長手方向端部
6 貫通孔
7 正方形
8a~8d 取付面
12 横方向溝
13 ばね部材
21 接続具
30 アセンブリ
31、32、33 部品
図1a
図1b
図1c
図1d
図1e
図1f
図2a
図2b
図2c
図2d
図2e
図2f
図3
図4
図5a
図5b
図5c
図6a
図6b
図7a
図7b
図8
【手続補正書】
【提出日】2024-06-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】
この目的は、本発明によれば、2つの部品、特に2つの家具部品を接続するための接続具の取付部品であって、取付部品の本体が、長手方向軸線を有するとともに、接続対象である部品に当接して締結するための平面状の締結面を形成する少なくとも1つの長手方向面と、当該接続具の別の取付部品の対応する取付面に当接する少なくとも1つの取付面とを備える取付部品によって実現され、本発明による本体は、次の取付面のうちの少なくとも1つを備え:
-本体の第1の長手方向端部に配置され、締結面に対して平行に又は傾斜して、特に締結面に対して直角をなして配置され、少なくとも1つの係止要素を有する第1の取付面、
-本体の第2の長手方向端部に配置され、長手方向軸線又は長手方向軸線と平行に延びる軸線を中心に締結面に対して傾斜して配置され、少なくとも1つの係止要素を有する第2の取付面、
-本体の片側又は両側が開口している横方向溝の溝底面によって形成され、締結面に対して平行に又は傾斜して、特に締結面に対して直角をなして配置され、少なくとも1つの係止要素を有する第3の取付面、
-本体の別の長手方向面に形成され、締結面に対して平行に又は直角をなして配置され、横方向から見たときに櫛形の断面形状を有する第4の取付面
本体は、少なくとも複数の部分において立方体状であり、長手方向面を4つ備え、長手方向面の1つ、又はそれ以上、又は4つ全ては、いずれも締結面を形成する
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの部品(31、32、33)、特に2つの家具部品を接続するための接続具(21)の取付部品(1)であって、前記取付部品(1)の本体(2)が、長手方向軸線(3)を有するとともに、接続対象である部品(31、32、33)に当接して締結するための平面状の締結面を形成する少なくとも1つの長手方向面(4a~4d)と、前記接続具(21)の別の取付部品の対応する取付面に当接する少なくとも1つの取付面とを備える取付部品(1)であって
前記本体(2)は、次の取付面(8a~8d)のうちの少なくとも1つを備え:
-前記本体(2)の第1の長手方向端部(5a)に配置され、前記締結面に対して平行に又は傾斜して、特に前記締結面に対して直角をなして配置され、少なくとも1つの係止要素(17、18)を有する第1の取付面(8a)、
-前記本体(2)の第2の長手方向端部(5b)に配置され、前記長手方向軸線(3)又は前記長手方向軸線(3)と平行に延びる軸線を中心に前記締結面に対して傾斜して配置され、少なくとも1つの係止要素(17、18)を有する第2の取付面(8b)、
-前記本体(2)の片側又は両側が開口している横方向溝(12)の溝底面によって形成され、前記締結面に対して平行に又は傾斜して、特に前記締結面に対して直角をなして配置され、少なくとも1つの係止要素(16、17)を有する第3の取付面(8c)、
-前記本体(2)の別の長手方向面(4d)に形成され、前記締結面に対して平行に又は直角をなして配置され、横方向から見たときに櫛形の断面形状(19)を有する第4の取付面(8d)
前記本体(2)が、少なくとも複数の部分において立方体状であり、前記長手方向面(4a~4d)を4つ備え、前記長手方向面(4a~4d)の1つ、又はそれ以上、又は4つ全てが、いずれも締結面を形成する、取付部品
【請求項2】
前記長手方向軸線(3)の方向から見たときに、前記本体(2)が、矩形、特に正方形(7)の外郭を有することを特徴とする、請求項1に記載の取付部品。
【請求項3】
前記第1の取付面(8a)が、前記本体(2)の前記第1の長手方向端部(5a)に配置され、前記第2の取付面(8b)が、前記本体(2)の前記第2の長手方向端部(5b)に配置されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の取付部品。
【請求項4】
前記第1及び前記第2の取付面(8a、8b)が、前記長手方向軸線(3)又は前記長手方向軸線(3)と平行な軸線を中心に互いに対して回転して、特に45°回転して配置されていることを特徴とする、請求項に記載の取付部品。
【請求項5】
前記第1、前記第2及び/又は前記第3の取付面(8a~8c)が、いずれも、複数の係止要素(16、17)からなる同一の係止配置を有することを特徴とする、請求項1~のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項6】
前記係止配置が、中心の周りに配置された複数の係止要素(16、17)を有し、前記中心に対して複数回の回転対称性、特に4回回転対称性を有することを特徴とする、請求項に記載の取付部品。
【請求項7】
前記係止配置が、円形であり、係止凸部(16)及び係止凹部(17)が円周上にいずれも等しい角度間隔で、特に45°の角度間隔で、交互に配置されることを特徴とする、請求項又はに記載の取付部品。
【請求項8】
前記取付面(8a~8c)それぞれの貫通孔(18)が、前記係止配置の前記中心に配置されることを特徴とする、請求項又はに記載の取付部品。
【請求項9】
前記長手方向軸線(3)の方向における前記横方向溝(12)の溝幅が、前記長手方向軸線を横断する方向における前記横方向溝(12)の溝長さに等しい、及び/又は1つ又は複数の前記長手方向端部(5a、5b)の幅に等しいことを特徴とする、請求項1~のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項10】
前記第1及び前記第2の取付面(8a、8b)が、いずれも、前記本体(2)の段差部分によって形成されることを特徴とする、請求項1~のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項11】
1つ又は複数の前記長手方向端部(5a、5b)の厚さが、前記本体(2)の厚さの半分であることを特徴とする、請求項1~10のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項12】
前記第1及び/又は前記第2の長手方向端部(5a、5b)の幅が、前記本体(2)の幅に等しいことを特徴とする、請求項1~11のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項13】
前記横方向溝(12)の2つの溝壁の一方がばね部材(13)によって形成され、前記ばね部材(13)は、前記溝底面上に結合され、自由端上に係止要素(14)を有することを特徴とする、請求項1~12のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項14】
前記本体(2)が、前記横方向溝(12)が前記長手方向軸線(3)を横断する方向に開口している前記長手方向面(4b、4c)上に、前記ばね部材(13)の前記係止要素(14)と相補う形状の係止要素(15)を有することを特徴とする、請求項13に記載の取付部品。
【請求項15】
前記本体(2)が、前記第1の取付面(8a)と前記長手方向面(4a)との間の段差の前面に、前記ばね部材(13)の前記係止要素(14)と相補う形状の係止要素(23)を有することを特徴とする、請求項13又は14に記載の取付部品。
【請求項16】
前記第1及び前記第3の取付面(8a、8c)が、前記本体の同一の前記長手方向面(4a)上に形成され、前記本体(2)の長手方向から見たときに、前記長手方向面(4a)に櫛形の挿入断面形状を形成することを特徴とする、請求項1~15のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項17】
前記締結面を形成する少なくとも1つの前記長手方向面(4a~4c)、特に前記本体(2)の前記長手方向面のそれぞれに、少なくとも1つの貫通孔(6)、特に複数の貫通孔(6)が設けられていることを特徴とする、請求項1~16のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項18】
前記櫛形の断面形状(19)が、いずれも同じ断面幅を有する高段差部分及び低段差部分(20a、20b)を交互に有することを特徴とする、請求項1~17のいずれか一項に記載の取付部品。
【請求項19】
特に構造的に同一である、請求項1から18のいずれか一項に記載の少なくとも2つの取付部品(1)を備える接続具(21)。
【請求項20】
請求項19に記載の接続具(21)によって互いに接続される2つの部品(31、32)、特に家具部品を含むアセンブリ(30)、特に家具アセンブリであって、前記接続具(21)の第1の取付部品(1)の締結面が前記2つの部品のうち第1の部品(31)に当接して締結され、前記接続具(21)の第2の取付部品(1)の締結面が前記2つの部品のうち他方の第2の部品(32)に当接して締結され、前記第1の取付部品(1)の前記第1、前記第2、又は前記第3の取付面(8a~8c)と前記第2の取付部品(1)の前記第1、前記第2又は前記第3の取付面(8a~8c)とが互いに当接し、前記係止要素(16、17)によって互いに係止されるか、又は前記第1の取付部品(1)の前記第4の取付面(8d)と前記第2の取付部品(1)の前記第4の取付面(8d)とが互いに当接し、前記櫛形の断面形状(19)によって互いに係合する、アセンブリ。
【請求項21】
前記第1及び前記第2の取付部品(1)が、前記締結面の貫通孔(6)に係合するねじ(33)によって前記部品(31、32)にねじ止めされることを特徴とする、請求項20に記載のアセンブリ。
【請求項22】
前記第1の取付部品(1)の前記第1、前記第2又は前記第3の取付面(8a~8c)及び前記第2の取付部品(1)の前記第1、前記第2又は前記第3の取付面(8a~8c)が、前記取付面(8a~8c)の貫通孔(18)に係合するねじ(22)によって互いにねじ止めされることを特徴とする、請求項20又は21に記載のアセンブリ。
【国際調査報告】