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特表2024-535536チャネル状態情報報告方法、装置および記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-30
(54)【発明の名称】チャネル状態情報報告方法、装置および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20240920BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20240920BHJP
   H04B 17/24 20150101ALI20240920BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W16/28
H04B17/24
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024521061
(86)(22)【出願日】2021-10-09
(85)【翻訳文提出日】2024-04-05
(86)【国際出願番号】 CN2021122915
(87)【国際公開番号】W WO2023056646
(87)【国際公開日】2023-04-13
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】リ,ミンジュ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067DD41
5K067EE02
5K067EE10
5K067KK02
5K067KK03
(57)【要約】
【課題】
【解決手段】本開示は、チャネル状態情報報告方法、装置及び記憶媒体に関する。チャネル状態情報報告方法は、端末に適用され、少なくとも1つのチャネル測定リソース(CMR)に基づいて、チャネル状態情報を測定するステップであって、前記チャネル状態情報には前記少なくとも1つのCMRに基づいて測定された測定結果が含まれ、前記測定結果には前記少なくとも1つのCMRによって共有されるプリコーディング行列指示子(PMI)が含まれるステップと、前記チャネル状態情報を報告するステップと、を含む。本開示により、少なくとも1つのCMRの統合PMIのフィードバック方法を実現し、シグナリングオーバーヘッドを削減し、マルチCMRに基づく伝送性能を向上させる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
チャネル状態情報報告方法であって、端末に適用され、
少なくとも1つのチャネル測定リソース(CMR)に基づいて、チャネル状態情報を測定するステップであって、前記チャネル状態情報には前記少なくとも1つのCMRに基づいて測定された測定結果が含まれ、前記測定結果には前記少なくとも1つのCMRによって共有されるプリコーディング行列指示子(PMI)が含まれるステップと、
前記チャネル状態情報を報告するステップと、を含む、
ことを特徴とするチャネル状態情報報告方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRはCMRリソースセットに対応し、少なくとも2つの異なるCMRは異なるCMRリソースセットに対応する、
ことを特徴とする請求項1に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項3】
前記CMRリソースセットはリソースパラメータに対応し、前記リソースパラメータは、制御リソースセットプールインデックス、送受信ポイントおよびリモート無線ヘッドのうちの1つ又は複数を含み、異なるCMRリソースセットに対応するリソースパラメータは異なる、
ことを特徴とする請求項2に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項4】
前記PMIは、1つ又は複数のPMIフィードバックパラメータを含む、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間に位相シフトが存在し、前記PMIフィードバックパラメータは、X1情報フィールド及び/又はX2情報フィールドに運ばれ、
前記X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、前記X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである、
ことを特徴とする請求項4に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項6】
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1PMIフィードバックパラメータグループを含み、
前記第1PMIフィードバックパラメータグループは、
第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータと、
第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータと、
他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータと、
前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第4PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項5に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項7】
前記第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第1PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第1PMIフィードバックパラメータグループは第2PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第2PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第1PMIフィードバックパラメータグループは第3PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第3PMIフィードバックパラメータは同じである、
ことを特徴とする請求項6に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項8】
前記X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択、位相シフトの決定、選択された周波数領域ユニットの位置の指示、及び非ゼロ係数の位置の指示、のうちの少なくとも1つに使用される、
ことを特徴とする請求項5に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項9】
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第2PMIフィードバックパラメータグループを含み、
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは、
第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、
第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、
他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、
前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第8PMIフィードバックパラメータと、
広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項5に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項10】
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第5PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第5PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第6PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第6PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第7PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第7PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第9PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第9PMIフィードバックパラメータは同じである、
ことを特徴とする請求項9に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項11】
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは、1つの第6PMIフィードバックパラメータまたは複数の第6PMIフィードバックパラメータを含み、
前記1つの第6PMIフィードバックパラメータは、同一の送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第1次元にあるアンテナポート数、第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定され、
前記複数の第6PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第1次元にあるアンテナポート数、前記複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの選択されたビーム数に基づいて決定される、
ことを特徴とする請求項9に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項12】
前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータはX1情報フィールドまたはX2情報フィールドに運ばれ、
前記X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、前記X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである、
ことを特徴とする請求項4に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項13】
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、
第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータ、または
第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータ、または
他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータ、を含む、
ことを特徴とする請求項12に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項14】
前記X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択または位相シフトの決定に使用される、
ことを特徴とする請求項12に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項15】
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第1PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第1PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なり、または
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第2PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第2PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なり、または
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第3PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第3PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる、
ことを特徴とする請求項13に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項16】
前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータは、
第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、
第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、
他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、
広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項4に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項17】
前記PMIフィードバックパラメータは、
異なるCMRに対応する複数の異なる第5PMIフィードバックパラメータ、及び/又は
異なるCMRに対応する複数の異なる第6PMIフィードバックパラメータ、及び/又は
異なるCMRに対応する複数の異なる第7PMIフィードバックパラメータ、及び/又は
異なるCMRに対応する複数の異なる第9PMIフィードバックパラメータ、を含む、
ことを特徴とする請求項16に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項18】
チャネル状態情報報告方法であって、ネットワークデバイスに適用され、
端末から報告されたチャネル状態情報を取得するステップであって、前記チャネル状態情報には少なくとも1つのチャネル測定リソース(CMR)に基づいて測定された測定結果が含まれ、前記測定結果には前記少なくとも1つのCMRによって共有されるプリコーディング行列指示子(PMI)が含まれるステップを含む、
ことを特徴とするチャネル状態情報報告方法。
【請求項19】
前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRはCMRリソースセットに対応し、少なくとも2つの異なるCMRは異なるCMRリソースセットに対応する、
ことを特徴とする請求項18に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項20】
前記CMRリソースセットはリソースパラメータに対応し、前記リソースパラメータは、制御リソースセットプールインデックス、送受信ポイントおよびリモート無線ヘッドのうちの1つ又は複数を含み、異なるCMRリソースセットに対応するリソースパラメータは異なる、
ことを特徴とする請求項19に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項21】
前記PMIは、1つ又は複数のPMIフィードバックパラメータを含む、
ことを特徴とする請求項18~20のいずれかに記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項22】
前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間に位相シフトが存在し、前記PMIフィードバックパラメータは、X1情報フィールド及び/又はX2情報フィールドに運ばれ、
前記X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、前記X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである、
ことを特徴とする請求項21に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項23】
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1PMIフィードバックパラメータグループを含み、
前記第1PMIフィードバックパラメータグループは、
第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータと、
第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータと、
他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータと、
前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第4PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項22に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項24】
前記第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第1PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第1PMIフィードバックパラメータグループは第2PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第2PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第1PMIフィードバックパラメータグループは第3PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第3PMIフィードバックパラメータは同じである、
ことを特徴とする請求項23に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項25】
前記X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択、位相シフトの決定、選択された周波数領域ユニットの位置の指示、及び非ゼロ係数の位置の指示、のうちの少なくとも1つに使用される、
ことを特徴とする請求項22に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項26】
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第2PMIフィードバックパラメータグループを含み、
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは、
第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、
第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、
他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、
前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第8PMIフィードバックパラメータと、
広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項22に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項27】
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第5PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第5PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第6PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第6PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第7PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第7PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第9PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第9PMIフィードバックパラメータは同じである、
ことを特徴とする請求項26に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項28】
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは、1つの第6PMIフィードバックパラメータまたは複数の第6PMIフィードバックパラメータを含み、
前記1つの第6PMIフィードバックパラメータは、同一の送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第1次元にあるアンテナポート数、第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定され、
前記複数の第6PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第1次元にあるアンテナポート数、前記複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの選択されたビーム数に基づいて決定される、
ことを特徴とする請求項27に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項29】
前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータはX1情報フィールドまたはX2情報フィールドに運ばれ、
前記X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、前記X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである、
ことを特徴とする請求項21に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項30】
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、
第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータ、または
第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータ、または
他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータ、を含む、
ことを特徴とする請求項29に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項31】
前記X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択または位相シフトの決定に使用される、
ことを特徴とする請求項29に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項32】
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第1PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第1PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なり、または
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第2PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第2PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なり、または
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第3PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第3PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる、
ことを特徴とする請求項30に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項33】
前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータは、
第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、
第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、
他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、
広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項21に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項34】
前記PMIフィードバックパラメータは、
異なるCMRに対応する複数の異なる第5PMIフィードバックパラメータ、及び/又は
異なるCMRに対応する複数の異なる第6PMIフィードバックパラメータ、及び/又は
異なるCMRに対応する複数の異なる第7PMIフィードバックパラメータ、及び/又は
異なるCMRに対応する複数の異なる第9PMIフィードバックパラメータ、を含む、
ことを特徴とする請求項23に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項35】
チャネル状態情報報告装置であって、
少なくとも1つのチャネル測定リソース(CMR)に基づいて、チャネル状態情報を測定するように構成される測定ユニットであって、前記チャネル状態情報には前記少なくとも1つのCMRに基づいて測定された測定結果が含まれ、前記測定結果には前記少なくとも1つのCMRによって共有されるプリコーディング行列指示子(PMI)が含まれる測定ユニットと、
前記チャネル状態情報を報告するように構成される報告ユニットと、を含む、
ことを特徴とするチャネル状態情報報告装置。
【請求項36】
チャネル状態情報報告装置であって、
端末から報告されたチャネル状態情報を取得するように構成される取得ユニットであって、前記チャネル状態情報には少なくとも1つのチャネル測定リソース(CMR)に基づいて測定された測定結果が含まれ、前記測定結果には前記少なくとも1つのCMRによって共有されるプリコーディング行列指示子(PMI)が含まれる取得ユニットを含む、
ことを特徴とするチャネル状態情報報告装置。
【請求項37】
チャネル状態情報報告装置であって、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項1~17のいずれかに記載のチャネル状態情報報告方法を実行するように構成される、
ことを特徴とするチャネル状態情報報告装置。
【請求項38】
チャネル状態情報報告装置であって、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項18~34のいずれかに記載のチャネル状態情報報告方法を実行するように構成される、
ことを特徴とするチャネル状態情報報告装置。
【請求項39】
命令が記憶されている記憶媒体であって、前記記憶媒体における命令が端末のプロセッサによって実行される場合、端末に請求項1~17のいずれかに記載のチャネル状態情報報告方法を実行させる、
ことを特徴とする記憶媒体。
【請求項40】
命令が記憶されている記憶媒体であって、前記記憶媒体における命令がネットワークデバイスのプロセッサによって実行される場合、ネットワークデバイスに請求項18~34のいずれかに記載のチャネル状態情報報告方法を実行させる、
ことを特徴とする記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術分野に関し、特にチャネル状態情報報告方法、装置および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
新しい無線技術(New Radio、NR)では、例えば、通信周波数帯域がfrequency range 2にある場合、高周波数チャネルの減衰が速いため、カバレッジを確保するために、ビーム(beam)に基づく送受信を用いる必要がある。
【0003】
関連技術では、ネットワークデバイスは複数のチャネル測定リソース(channel measurement resource、CMR)、例えば複数の送受信ポイント(transmission and reception point、TRP)が設定されている。ネットワークデバイスは、複数のTRPを有する場合、複数のTRPを用いて端末にサービスを提供することができ、例えば、複数のTRPを用いて端末に物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)を送信する。ここで、ネットワークデバイスが複数のTRPを用いて端末にサービスを提供する場合、端末は、複数のTRPのプリコーディング行列指示子(Precoding matrix indicator、PMI)を個別にネットワークデバイスにフィードバックする。端末は、複数のTRPに対してPMIを個別にネットワークデバイスにフィードバックし、即ち、複数のPMIをフィードバックする必要があり、そのため、シグナリングオーバーヘッドが大きくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術に存在する問題を解決するために、本開示は、チャネル状態情報報告方法、装置および記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1態様によると、端末に適用されるチャネル状態情報報告方法を提供し、該方法は、少なくとも1つのチャネル測定リソース(CMR)に基づいて、チャネル状態情報を測定するステップであって、前記チャネル状態情報には前記少なくとも1つのCMRに基づいて測定された測定結果が含まれ、前記測定結果には前記少なくとも1つのCMRによって共有されるプリコーディング行列指示子(PMI)が含まれるステップと、前記チャネル状態情報を報告するステップと、を含む。
【0006】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRはCMRリソースセットに対応し、少なくとも2つの異なるCMRは異なるCMRリソースセットに対応する。
【0007】
一実施形態では、前記CMRリソースセットはリソースパラメータに対応し、前記リソースパラメータは、制御リソースセットプールインデックス、送受信ポイントおよびリモート無線ヘッドのうちの1つ又は複数を含み、異なるCMRリソースセットに対応するリソースパラメータは異なる。
【0008】
一実施形態では、前記PMIは、1つ又は複数のPMIフィードバックパラメータを含む。
【0009】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間に位相シフトが存在し、前記PMIフィードバックパラメータは、X1情報フィールド及び/又はX2情報フィールドに運ばれ、前記X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、前記X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである。
【0010】
一実施形態では、前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1PMIフィードバックパラメータグループを含み、前記第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータと、第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータと、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第4PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0011】
一実施形態では、前記第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第1PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第1PMIフィードバックパラメータグループは第2PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第2PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第1PMIフィードバックパラメータグループは第3PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第3PMIフィードバックパラメータは同じである。
【0012】
一実施形態では、前記X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択、位相シフトの決定、選択された周波数領域ユニットの位置の指示、及び非ゼロ係数の位置の指示、のうちの少なくとも1つに使用される。
【0013】
一実施形態では、前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第2PMIフィードバックパラメータグループを含み、前記第2PMIフィードバックパラメータグループは、第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第8PMIフィードバックパラメータと、広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0014】
一実施形態では、前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第5PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第5PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第6PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第6PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第7PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第7PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第9PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第9PMIフィードバックパラメータは同じである。
【0015】
一実施形態では、前記第2PMIフィードバックパラメータグループは、1つの第6PMIフィードバックパラメータまたは複数の第6PMIフィードバックパラメータを含み、前記1つの第6PMIフィードバックパラメータは、同一の送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第1次元にあるアンテナポート数、第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定され、前記複数の第6PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第1次元にあるアンテナポート数、前記複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの選択されたビーム数に基づいて決定される。
【0016】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータはX1情報フィールドまたはX2情報フィールドに運ばれ、前記X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、前記X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである。
【0017】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータ、または第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータ、または他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータ、を含む。
【0018】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択または位相シフトの決定に使用される。
【0019】
一実施形態では、前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第1PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第1PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なり、または前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第2PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第2PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なり、または前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第3PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第3PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる。
【0020】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータは、第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0021】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータは、異なるCMRに対応する複数の異なる第5PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第6PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第7PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第9PMIフィードバックパラメータを含む。
【0022】
本開示の実施例の第2態様によると、ネットワークデバイスに適用されるチャネル状態情報報告方法を提供し、この方法は、端末から報告されたチャネル状態情報を取得するステップであって、前記チャネル状態情報には少なくとも1つのチャネル測定リソース(CMR)に基づいて測定された測定結果が含まれ、前記測定結果には前記少なくとも1つのCMRによって共有されるプリコーディング行列指示子(PMI)が含まれるステップを含む。
【0023】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRはCMRリソースセットに対応し、少なくとも2つの異なるCMRは異なるCMRリソースセットに対応する。
【0024】
一実施形態では、前記CMRリソースセットはリソースパラメータに対応し、前記リソースパラメータは、制御リソースセットプールインデックス、送受信ポイントおよびリモート無線ヘッドのうちの1つ又は複数を含み、異なるCMRリソースセットに対応するリソースパラメータは異なる。
【0025】
一実施形態では、前記PMIは、1つ又は複数のPMIフィードバックパラメータを含む。
【0026】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間に位相シフトが存在し、前記PMIフィードバックパラメータは、X1情報フィールド及び/又はX2情報フィールドに運ばれ、前記X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、前記X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである。
【0027】
一実施形態では、前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1PMIフィードバックパラメータグループを含み、前記第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータと、第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータと、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第4PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0028】
一実施形態では、前記第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第1PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第1PMIフィードバックパラメータグループは第2PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第2PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第1PMIフィードバックパラメータグループは第3PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第3PMIフィードバックパラメータは同じである。
【0029】
一実施形態では、前記X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択、位相シフトの決定、選択された周波数領域ユニットの位置の指示、及び非ゼロ係数の位置の指示、のうちの少なくとも1つに使用される。
【0030】
一実施形態では、前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第2PMIフィードバックパラメータグループを含み、前記第2PMIフィードバックパラメータグループは、第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第8PMIフィードバックパラメータと、広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0031】
一実施形態では、前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第5PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第5PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第6PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第6PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第7PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第7PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第9PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第9PMIフィードバックパラメータは同じである。
【0032】
一実施形態では、前記第2PMIフィードバックパラメータグループは、1つの第6PMIフィードバックパラメータまたは複数の第6PMIフィードバックパラメータを含み、前記1つの第6PMIフィードバックパラメータは、同一の送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第1次元にあるアンテナポート数、第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定され、前記複数の第6PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第1次元にあるアンテナポート数、前記複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの選択されたビーム数に基づいて決定される。
【0033】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータはX1情報フィールドまたはX2情報フィールドに運ばれ、前記X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、前記X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである。
【0034】
一実施形態では、前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータ、または第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータ、または他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータ、を含む。
【0035】
一実施形態では、前記X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択または位相シフトの決定に使用される。
【0036】
一実施形態では、前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第1PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第1PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なり、または前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第2PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第2PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なり、または前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第3PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第3PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる。
【0037】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータは、第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0038】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータは、異なるCMRに対応する複数の異なる第5PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第6PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第7PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第9PMIフィードバックパラメータを含む。
【0039】
本開示の実施例の第3態様によると、チャネル状態情報報告装置を提供し、該装置は、少なくとも1つのチャネル測定リソース(CMR)に基づいて、チャネル状態情報を測定するように構成される測定ユニットであって、前記チャネル状態情報には前記少なくとも1つのCMRに基づいて測定された測定結果が含まれ、前記測定結果には前記少なくとも1つのCMRによって共有されるプリコーディング行列指示子(PMI)が含まれる測定ユニットと、前記チャネル状態情報を報告するように構成される報告ユニットと、を含む。
【0040】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRはCMRリソースセットに対応し、少なくとも2つの異なるCMRは異なるCMRリソースセットに対応する。
【0041】
一実施形態では、前記CMRリソースセットはリソースパラメータに対応し、前記リソースパラメータは、制御リソースセットプールインデックス、送受信ポイントおよびリモート無線ヘッドのうちの1つ又は複数を含み、異なるCMRリソースセットに対応するリソースパラメータは異なる。
【0042】
一実施形態では、前記PMIは、1つ又は複数のPMIフィードバックパラメータを含む。
【0043】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間に位相シフトが存在し、前記PMIフィードバックパラメータは、X1情報フィールド及び/又はX2情報フィールドに運ばれ、前記X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、前記X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである。
【0044】
一実施形態では、前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1PMIフィードバックパラメータグループを含み、前記第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータと、第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータと、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第4PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0045】
一実施形態では、前記第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第1PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第1PMIフィードバックパラメータグループは第2PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第2PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第1PMIフィードバックパラメータグループは第3PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第3PMIフィードバックパラメータは同じである。
【0046】
一実施形態では、前記X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択、位相シフトの決定、選択された周波数領域ユニットの位置の指示、及び非ゼロ係数の位置の指示、のうちの少なくとも1つに使用される。
【0047】
一実施形態では、前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第2PMIフィードバックパラメータグループを含み、前記第2PMIフィードバックパラメータグループは、第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第8PMIフィードバックパラメータと、広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0048】
一実施形態では、前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第5PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第5PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第6PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第6PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第7PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第7PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第9PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第9PMIフィードバックパラメータは同じである。
【0049】
一実施形態では、前記第2PMIフィードバックパラメータグループは、1つの第6PMIフィードバックパラメータまたは複数の第6PMIフィードバックパラメータを含み、前記1つの第6PMIフィードバックパラメータは、同一の送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第1次元にあるアンテナポート数、第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定され、前記複数の第6PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第1次元にあるアンテナポート数、前記複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの選択されたビーム数に基づいて決定される。
【0050】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータはX1情報フィールドまたはX2情報フィールドに運ばれ、前記X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、前記X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである。
【0051】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータ、または第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータ、または他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータ、を含む。
【0052】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択または位相シフトの決定に使用される。
【0053】
一実施形態では、前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第1PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第1PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なり、または前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第2PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第2PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なり、または前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第3PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第3PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる。
【0054】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータは、第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0055】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータは、異なるCMRに対応する複数の異なる第5PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第6PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第7PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第9PMIフィードバックパラメータを含む。
【0056】
本開示の実施例の第4態様によると、チャネル状態情報報告装置を提供し、該装置は、端末から報告されたチャネル状態情報を取得するように構成される取得ユニットであって、前記チャネル状態情報には少なくとも1つのチャネル測定リソース(CMR)に基づいて測定された測定結果が含まれ、前記測定結果には前記少なくとも1つのCMRによって共有されるプリコーディング行列指示子(PMI)が含まれる取得ユニットを含む。
【0057】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRはCMRリソースセットに対応し、少なくとも2つの異なるCMRは異なるCMRリソースセットに対応する。
【0058】
一実施形態では、前記CMRリソースセットはリソースパラメータに対応し、前記リソースパラメータは、制御リソースセットプールインデックス、送受信ポイントおよびリモート無線ヘッドのうちの1つ又は複数を含み、異なるCMRリソースセットに対応するリソースパラメータは異なる。
【0059】
一実施形態では、前記PMIは、1つ又は複数のPMIフィードバックパラメータを含む。
【0060】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間に位相シフトが存在し、前記PMIフィードバックパラメータは、X1情報フィールド及び/又はX2情報フィールドに運ばれ、前記X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、前記X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである。
【0061】
一実施形態では、前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1PMIフィードバックパラメータグループを含み、前記第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータと、第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータと、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第4PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0062】
一実施形態では、前記第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第1PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第1PMIフィードバックパラメータグループは第2PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第2PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第1PMIフィードバックパラメータグループは第3PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第3PMIフィードバックパラメータは同じである。
【0063】
一実施形態では、前記X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択、位相シフトの決定、選択された周波数領域ユニットの位置の指示、及び非ゼロ係数の位置の指示、のうちの少なくとも1つに使用される。
【0064】
一実施形態では、前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第2PMIフィードバックパラメータグループを含み、前記第2PMIフィードバックパラメータグループは、第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第8PMIフィードバックパラメータと、広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0065】
一実施形態では、前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第5PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第5PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第6PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第6PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第7PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第7PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第9PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第9PMIフィードバックパラメータは同じである。
【0066】
一実施形態では、前記第2PMIフィードバックパラメータグループは、1つの第6PMIフィードバックパラメータまたは複数の第6PMIフィードバックパラメータを含み、前記1つの第6PMIフィードバックパラメータは、同一の送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第1次元にあるアンテナポート数、第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定され、前記複数の第6PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第1次元にあるアンテナポート数、前記複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの選択されたビーム数に基づいて決定される。
【0067】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータはX1情報フィールドまたはX2情報フィールドに運ばれ、前記X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、前記X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである。
【0068】
一実施形態では、前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータ、または第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータ、または他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータ、を含む。
【0069】
一実施形態では、前記X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択または位相シフトの決定に使用される。
【0070】
一実施形態では、前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第1PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第1PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なり、または前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第2PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第2PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なり、または前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第3PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第3PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる。
【0071】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータは、第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0072】
一実施形態では、前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータは、異なるCMRに対応する複数の異なる第5PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第6PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第7PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第9PMIフィードバックパラメータ、を含む。
【0073】
本開示の実施例の第5態様によると、チャネル状態情報報告装置を提供し、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリとを含み、前記プロセッサは、第1態様または第1態様のいずれか1つの実施形態に記載のチャネル状態情報報告方法を実行するように構成される。
【0074】
本開示の実施例の第6態様によると、チャネル状態情報報告装置を提供し、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリとを含み、前記プロセッサは、第2態様または第2態様のいずれか1つの実施形態に記載のチャネル状態情報報告方法を実行するように構成される。
【0075】
本開示の実施例の第7態様によると、命令が記憶されている記憶媒体を提供し、前記記憶媒体における命令が端末のプロセッサによって実行される場合、端末に第1態様または第1態様のいずれか1つの実施形態に記載のチャネル状態情報報告方法を実行させる。
【0076】
本開示の実施例の第8態様によると、命令が記憶されている記憶媒体を提供し、前記記憶媒体における命令がネットワークデバイスのプロセッサによって実行される場合、ネットワークデバイスに第2態様または第2態様のいずれか1つの実施形態に記載のチャネル状態情報報告方法を実行させる。
【発明の効果】
【0077】
本開示の実施例によって提供される技術案は、以下の有効な効果を奏することができる。チャネル状態情報には少なくとも1つのCMRに基づいて測定された測定結果が含まれ、測定結果には少なくとも1つのCMRによって共有されるPMIが含まれ、少なくとも1つのCMRの統合PMIのフィードバック方法を実現し、シグナリングオーバーヘッドを削減し、マルチCMRに基づく伝送性能を向上させる。
【0078】
なお、以上の一般的な説明と以下の詳しい説明は、例示的且つ説明的なものに過ぎず、本開示を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0079】
ここの図面は明細書に組み込まれて本明細書の一部となり、本開示に一致する実施例を指示し、明細書とともに本開示の原理を説明する。
図1】例示的な一実施例によって示される無線通信システムの概略図である。
図2】例示的な一実施例によって示されるCSI報告方法のフローチャートである。
図3】例示的な一実施例によって示されるもう1つのCSI報告方法のフローチャートである。
図4】例示的な一実施例によって示される1つのCSI報告装置のブロック図である。
図5】例示的な一実施例によって示されるもう1つのCSI報告装置のブロック図である。
図6】例示的な一実施例によって示される1つのCSI報告のための装置のブロック図である。
図7】例示的な一実施例によって示されるもう1つのCSI報告のための装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0080】
ここで、例示的な実施例を詳しく説明し、その例は図面に示される。以下の説明は図面に関わると、別に表示がない限り、異なる図面における同じ数字は、同じまたは類似する要素を表す。以下の例示的な実施例で説明される実施形態は、必ずしも本開示と一致するすべての実施形態を表すとは限らない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲で詳述された、本開示の一部の態様に一致する装置と方法の例に過ぎない。
【0081】
本開示の実施例によって提供されるCSI報告方法は、図1に示す無線通信システムに適用することができる。図1を参照すると、該無線通信システムは、端末とネットワークデバイスを含む。端末は無線リソースを介してネットワークデバイスに接続されてデータの送受信を行う。
【0082】
なお、図1に示す無線通信システムは例示的な説明であり、無線通信システムは、他のネットワークデバイスを含んでもよく、例えば、図1に示されていないが、コアネットワークデバイス、無線中継デバイスや無線バックホールデバイスなどをさらに含んでもよい。本開示の実施例では、該無線通信システムに含まれるネットワークデバイスの数と端末の数は限定されない。
【0083】
なお、本開示の実施例の無線通信システムは、無線通信機能を提供するネットワークである。無線通信システムは、例えば符号分割多元接続(code division multiple access, CDMA)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA(登録商標))、時分割多重接続(time division multiple access、TDMA)、周波数分割多元接続(frequency division multiple access、FDMA)、直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency-division multiple access、OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(single Carrier FDMA、SC-FDMA)、キャリアセンス多重アクセス/衝突回避(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)のような異なる通信技術を用いることができる。異なるネットワークの容量、速度、遅延などの要因に基づいて、ネットワークを2G(英語ではgeneration)ネットワーク、3Gネットワーク、4Gネットワーク、または新しい無線ネットワーク(New Radio、NR)とも呼ばれる5Gネットワークのような将来の進化型ネットワークに分けることができる。説明を容易にするために、本開示では、無線通信ネットワークを略してネットワークという場合もある。
【0084】
さらに、本開示に係るネットワークデバイスは無線アクセスネットワークデバイスとも呼ばれる。該無線アクセスネットワークデバイスは、基地局、進化型基地局(evolved node B、eNB)、家庭基地局、無線の忠実度(wireless fidelity、WIFI)システムにおけるアクセスポイント(access point、AP)、無線中継ノード、無線バックホールノード、伝送ポイント(transmission point、TP)または送受信点(transmission and reception point、TRP)などであってもよく、NRシステムにおけるgNBであってもよく、または、基地局を構成するコンポーネントまたは一部のデバイスなどであってもよい。クルマのインターネット(V2X)通信システムである場合、ネットワークデバイスは車載デバイスであってもよい。なお、本開示の実施例では、ネットワークデバイスが用いる具体的な技術と具体的なデバイス形態が限定されない。
【0085】
さらに、本開示に係る端末は、端末デバイス、ユーザイクイップメント(User Equipment、UE)、移動局(Mobile Station、MS)、移動端末(Mobile Terminal、MT)などと呼ばれてもよく、音声及び/又はデータ連通性をユーザに提供するデバイスであり、例えば、端末は、無線接続機能を備えるハンドヘルドデバイス、車載デバイスなどであってもよい。現在では、一部の端末の例として、スマートフォン(Mobile Phone)、ポケットパーソナルコンピュータ(Pocket Personal Computer、PPC)、携帯情報端末、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、ノートパソコン、タブレット、ウェアラブルデバイス、または車載デバイスなどが挙げられる。また、クルマのインターネット(V2X)通信システムである場合、端末デバイスはさらに車載デバイスであってもよい。なお、本開示の実施例では、端末が用いる具体的な技術と具体的なデバイス形態が限定されない。
【0086】
本開示では、ネットワークデバイスと端末との間はビームに基づいてデータ伝送を行う。ビームに基づいてデータ伝送を行う過程で、ネットワークデバイス(例えば基地局)は複数のCMRを設定して端末にサービスを提供してもよい。端末は、複数のCMRに基づいてチャネル測定を行って、チャネル状態情報(Channel state information、CSI)をフィードバックしてもよい。関連技術では、端末は複数のCMRのうちの各CMRに対して個別にPMIをフィードバックし、即ち、複数のCMRを使用する場合、複数のPMIを個別にフィードバックする必要がある。しかし、同一の端末にとって、複数のCMRのチャネルは関連性を有し、複数のPMIを個別にフィードバックすることにより、シグナリングオーバーヘッドが大きくてなり、伝送性能が低くなる。
【0087】
本開示の実施例はCSI報告方法を提供し、端末は少なくとも1つのCMRに基づいてCSIを測定し、該CSIは少なくとも1つのCMRに基づいて測定された測定結果を含み、測定結果には少なくとも1つのCMRによって共有されるPMIが含まれる。端末はCSIを報告する。ネットワークデバイスは、端末によって報告された、少なくとも1つのCMRによって共有されるPMIの測定結果を含むCSIを取得する。本開示により、複数のCMRのPMIの共同送信を実現し、シグナリングオーバーヘッドを削減し、伝送性能を向上させる。
【0088】
図2は、例示的な一実施例に示すCSI報告方法のフローチャートであり、図2に示すように、CSI報告方法は端末に適用され、以下のステップ11~12を含む。
【0089】
ステップS11では、少なくとも1つのCMRに基づいてCSIを測定する。CSIには、少なくとも1つのCMRに基づいて測定された測定結果が含まれ、測定結果には少なくとも1つのCMRによって共有されるPMIが含まれる。
【0090】
ステップS12では、CSIを報告する。
【0091】
本開示の実施例では、端末から報告されたCSIには少なくとも1つのCMRに基づいて測定された測定結果が含まれ、測定結果には少なくとも1つのCMRによって共有されるPMIが含まれ、マルチCMRのPMI共同フィードバック方法を実現し、シグナリングオーバーヘッドを削減し、マルチCMRに基づく伝送性能を向上させる。
【0092】
本開示の実施例では、CSIを測定する少なくとも1つのCMRの数は1つであってもよいし、複数であってもよい。
【0093】
ここで、本開示の実施例に係る少なくとも1つのCMRのうちの各CMRにはCMRリソースセットが対応しており、異なるCMRは異なるCMRリソースセットに対応している。少なくとも1つのCMRは少なくとも2つの異なるCMRを含む。少なくとも2つの異なるCMRは異なるCMRリソースセットに対応している。本開示の実施例に係るCMRセットは、ネットワークデバイスによって設定されたCMRセットであってもよいし、ネットワークデバイスによって設定されたCMRセットのサブセットであってもよい。すなわち、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRは、異なるCMRサブセット又は異なるCMRセットに対応する。
【0094】
本開示の実施例の一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するCMRリソースセットはリソースパラメータに対応し、該リソースパラメータは制御リソースセット(Control Resource Set、CORESET)プールインデックス(PoolIndex)、送受信ポイント(Transmission reception Point、TRP)及びリモート無線ヘッド(remote radio header、RRH)のうちの1つ又は複数を含む。
【0095】
本開示の実施例では、異なるCMRリソースセットに対応するリソースパラメータは異なる。異なるCMRが異なるリソースパラメータに対応し、例えば、異なるCMRが異なるTRPに対応すると理解できる。なお、端末は、異なるTRPに基づいてCSI測定を行い、測定結果には、異なるTRPによって共有されるPMIが含まれる。また例えば、異なるCMRは異なるRRHに対応する。さらに、端末は異なるRRHに基づいてCSI測定を行ってもよく、測定結果には、異なるRRHによって共有されるPMIが含まれる。
【0096】
本開示の実施例では、少なくとも1つのCMRによって共有されるPMIは、1つのPMIとして理解されてもよい。CSIは、少なくとも1つのCMRに基づいて測定された測定結果を含み、且つ1つのPMIを含む。
【0097】
本開示の実施例では、少なくとも1つのCMRに基づいて測定された測定結果に含まれる1つのPMIは、1セットのPMIフィードバックパラメータとして理解されてもよい。該1セットのPMIフィードバックパラメータは、1つ又は複数のPMIフィードバックパラメータを含む。該1セットのPMIフィードバックパラメータにおいて、一部のパラメータは異なるCMRに対して同じであり、一部のパラメータは異なるCMRに対して異なる。
【0098】
さらに、本開示の実施例では、少なくとも1つのCMRに基づいて測定された測定結果に含まれるPMIフィードバックパラメータは、異なるCMRに対応するV行列に基づいて決定されてもよい。
【0099】
本開示の実施例では、V行列はU行列によって生成される。ここで、U行列は以下の式で表されてもよい。
【0100】
【数1】
【0101】
ここで、U行列のN2は第2次元のアンテナポート数であり、O2は第2次元のオーバサンプリング数であり、N1は第1次元のアンテナポート数であり、O1は第1次元のオーバサンプリング数である。Lは層数である。したがって、CMRに対応するV行列は、第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数、第1次元オーバサンプリング数、第2次元オーバサンプリング数、及び層数に関連している。
【0102】
本開示の実施例では、V行列は複数の列ベクトルで構成されてもよく、各列ベクトルのの1つだけの要素は1であり、その他の要素はすべて0である。
【0103】
本開示の実施例では、V行列は他の形式であってもよく、本開示では限定されない。
【0104】
本開示の実施例の一実施形態では、CSIを測定する少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間に1つの位相シフトが存在する。即ち、異なるV行列は、異なる位相シフトに基づいて決定可能である。ここで、少なくとも2つの異なるCMRは異なるCMRサブセットまたは異なるCMRセットに対応する。そのため、異なるCMRサブセットまたは異なるCMRセットに対応するV行列の間に位相シフトが存在する。PMIフィードバックパラメータはX1情報フィールド及び/又はX2情報フィールドに運ばれる。ここで、X1情報フィールドは第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである。
【0105】
本開示の実施例では、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、1つ又は複数のPMIフィードバックパラメータグループであってもよい。本開示の実施例では、説明の便宜上、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータに含まれる任意の2つの異なるPMIフィードバックパラメータグループを第1PMIフィードバックパラメータグループと第2PMIフィードバックパラメータグループと呼ぶ。
【0106】
一例では、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータには第1PMIフィードバックパラメータグループ(Codebook index i)が含まれる。第1PMIフィードバックパラメータグループはさらに以下のA~Dの少なくとも1つを含む。
【0107】
A:第1PMIフィードバックパラメータ(i1,1)。第1PMIフィードバックパラメータは、第1次元アンテナポート数及び第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数及び第1次元ビーム数に基づいて決定される。即ち、i1,1はN1とO1に関連している。ここで、N1は第1次元アンテナポート数であり、O1は第1次元オーバサンプリング数またはビーム数である。
【0108】
本開示の実施例では、第1PMIフィードバックパラメータは、N1*O1個のサンプリング位置から選択された1つのサンプリング位置に対応するパラメータであってもよい。
【0109】
B:第2PMIフィードバックパラメータ(i1,2)。第2PMIフィードバックパラメータは第2次元アンテナポート数及び第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数及び第2次元ビーム数に基づいて決定される。即ち、i1,2はN2とO2に関連している。ここで、N2は第2次元アンテナポート数であり、O2は第2次元オーバサンプリング数またはビーム数である。
【0110】
本開示の実施例では、第2PMIフィードバックパラメータは、N2*O2個のサンプリング位置から選択された1つのサンプリング位置に対応するパラメータであってもよい。
【0111】
C:第3PMIフィードバックパラメータ(i1,3)。第3PMIフィードバックパラメータは、他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する。ここで、第3PMIフィードバックパラメータは、主に、RANK>1である場合、即ち、層(layer)数が1より大きい場合を対象としており、主に、異なるlayerの間のアンテナポートを決定するために使用される。
【0112】
D:第4PMIフィードバックパラメータ(i1,4)。第4PMIフィードバックパラメータは、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する。
【0113】
ここで、i1,4は、異なるCMRサブセットまたは異なるCMRセットの間の相対的な位相の調整に用いられる。一例では、i1,4は、i1,4,1、i1,4,2、i1,4,3というパラメータのうちの1つを含む。ここで、i1,4,1は層layer1の位相を表し、i1,4,2は、層1に対する層2の位相シフトを表す。i1,4,3は層1に対する層3の位相シフトを表す。
【0114】
本開示の実施例では、第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第1PMIフィードバックパラメータは同じである。即ち、異なるCMRサブセットまたは異なるCMRセットに対して、該第1PMIフィードバックパラメータは同じである。V行列は該第1PMIフィードバックパラメータに関連している。
【0115】
本開示の実施例では、第1PMIフィードバックパラメータグループは第2PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第2PMIフィードバックパラメータは同じである。即ち、異なるCMRサブセットまたは異なるCMRセットに対して、該第2PMIフィードバックパラメータは同じである。V行列は該第2PMIフィードバックパラメータに関連している。
【0116】
本開示の実施例では、第1PMIフィードバックパラメータグループは第3PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第3PMIフィードバックパラメータは同じである。即ち、異なるCMRサブセットまたは異なるCMRセットに対して、該第3PMIフィードバックパラメータは同じである。V行列は該第3PMIフィードバックパラメータに関連している。
【0117】
本開示の実施例では、CSIを測定するための少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間に1つの位相シフトが存在する。X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択、位相シフトの決定、選択された周波数領域ユニットの位置の指示、及び非ゼロ係数の位置の指示、のうちの少なくとも1つに使用される。
【0118】
ここで、X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータはi、i2,0、i2,1、i2,2……のうちの少なくとも1つを含んでもよい。ここで、i、i2,0、i2,1、i2,2は、X2情報フィールドに運ばれる0番目、1番目、2番目、3番目……のPMIフィードバックパラメータとして理解してもよい。
【0119】
本開示のもう1つの例では、CSIを測定するための少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間に1つの位相シフトが存在する。X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータには第2PMIフィードバックパラメータグループ(Codebook index i)が含まれる。第2PMIフィードバックパラメータグループは以下のA~E少なくとも1つを含む。
【0120】
A:第5PMIフィードバックパラメータ(i1,1)。第5PMIフィードバックパラメータは第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、および第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される。即ち、i1,1はO1とO2に関連している。ここで、O1は第1次元オーバサンプリング数またはビーム数であり、O2は第2次元オーバサンプリング数またはビーム数である。
【0121】
B:第6PMIフィードバックパラメータ(i1,2)。第6PMIフィードバックパラメータは第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される。即ち、i1,2はN2、N2とLに関連している。ここで、N1は第1次元アンテナポート数であり、N2は第2次元アンテナポート数であり、Lは選択されたビーム数である。
【0122】
本開示の実施例における第2PMIフィードバックパラメータグループには、1つの第6PMIフィードバックパラメータまたは複数の第6PMIフィードバックパラメータが含まれる。
【0123】
ここで、1つの第6PMIフィードバックパラメータは、同一のTRP/RRHの第1次元にあるアアンテナポート数、第2次元にあるアアンテナポート数、及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される。
【0124】
ここで、複数の第6PMIフィードバックパラメータは、複数の異なるTRP/RRHの第1次元にあるアアンテナポート数、前記複数の異なるTRP/RRHの第2次元にあるアアンテナポート数、及び/又は複数の異なるTRP/RRHから選択されたビーム数に基づいて決定される。
【0125】
一例では、1つのL値のみをフィードバックした場合、一方では、各TRP/RRHのN1、N2、および選択されたLがいずれも同じであると仮定する。N1は、そのうちの1つのTRP/RRHの第1次元アアンテナポート数であり、N2は、同一のTRP/RRHの第2次元アアンテナポート数であり、Lは、N1*N2から選択されたL個である。他方では、1つのL値のみをフィードバックした場合、N1は、複数のTRP/RRHのすべての第1次元アアンテナポート数の和であってもよく、N2は、複数のTRP/RRHのすべての第2次元アアンテナポート数の和であってもよく、Lは、N1*N2から選択されたL個である。
【0126】
本開示の実施例では、異なるTRP/RRHからどのぐらい選択するかについて限定しない。L/N個(NはTRP/RRHの数)であってもよく、各TRP/RRHが等しくない場合もある。
【0127】
C:第7PMIフィードバックパラメータ(i1,3)。第7PMIフィードバックパラメータは、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する。ここで、第3PMIフィードバックパラメータは、主に、RANK>1である場合、即ち、層(layer)数が1より大きい場合を対象としており、主に、異なるlayerの間のアンテナポートを決定するために使用される。
【0128】
D:第8PMIフィードバックパラメータ(i1,4)。第8PMIフィードバックパラメータは、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する。第8PMIフィードバックパラメータは、少なくとも1つのCMRにおける少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する。
【0129】
ここで、i1,4は、異なるCMRサブセットまたは異なるCMRセットの間の相対的な位相の調整に用いられる。一例では、i1,4は、i1,4,1、i1,4,2、i1,4,3というパラメータのうちの少なくとも1つを含んでもよい。i1,4,1は層1の位相を表す。i1,4,2は、層1に対する層2の位相シフトを表す。i1,4,3は、層1に対する層3の位相シフトを表す。
【0130】
E:第9PMIフィードバックパラメータ(i1,5)。第9PMIフィードバックパラメータは、広帯域の相対的な振幅を調整するために使用される。
【0131】
一実施形態では、第2PMIフィードバックパラメータグループは第5PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第5PMIフィードバックパラメータは同じである。即ち、異なるCMRサブセットまたは異なるCMRセットに対して、該第5PMIフィードバックパラメータは同じである。V行列は該第5PMIフィードバックパラメータに関連している。
【0132】
一実施形態では、第2PMIフィードバックパラメータグループは第6PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第6PMIフィードバックパラメータは同じである。即ち、異なるCMRサブセットまたは異なるCMRセットに対して、該第6PMIフィードバックパラメータは同じである。V行列は該第6PMIフィードバックパラメータに関連している。
【0133】
一実施形態では、第2PMIフィードバックパラメータグループは第7PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第7PMIフィードバックパラメータは同じである。即ち、異なるCMRサブセットまたは異なるCMRセットに対して、該第7PMIフィードバックパラメータは同じである。V行列は該第7PMIフィードバックパラメータに関連している。
【0134】
一実施形態では、第2PMIフィードバックパラメータグループは第9PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第9PMIフィードバックパラメータは同じである。即ち、異なるCMRサブセットまたは異なるCMRセットに対して、該第9PMIフィードバックパラメータは同じである。V行列は該第9PMIフィードバックパラメータに関連している。
【0135】
本開示の実施例では、CSIを測定するための少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間に1つの位相シフトが存在する。X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択、位相シフトの決定、選択された周波数領域ユニットの位置の指示、及び非ゼロ係数の位置の指示、のうちの少なくとも1つに使用される。
【0136】
ここで、X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、i、i2,0、i2,1、i2,2……のうちの少なくとも1つを含んでもよい。ここで、i、i2,0、i2,1、i2,2は、X2情報フィールドに運ばれる0番目、1番目、2番目、3番目……のPMIフィードバックパラメータとして理解してもよい。
【0137】
ここで、X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、選択された周波数領域ユニットの位置のフィードバックを含んでもよく、i1,6と呼んでもよい。ここで、異なるCMRサブセットまたは異なるCMRセットに対して、該パラメータi1,6は統一的にフィードバックされ(即ちパラメータi1,6は同じである)または個別にフィードバックされる。
【0138】
ここで、X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、非ゼロ係数位置の指示を含んでもよく、i1,7と呼んでもよい。ここで、異なるCMRサブセットまたは異なるCMRセットに対して、該パラメータは、統一的にフィードバックされ(即ち該パラメータi1,7は同じである)または個別にフィードバックされる。
【0139】
本開示の実施例のもう1つの実施形態では、CSIを測定する少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列は異なる。V行列が異なることは、異なるCMRに対応するV行列が位相シフトにより決定可能であること、または異なるCMRに対応するV行列の間が位相シフトなどの情報により決定できないこと、を含む。PMIフィードバックパラメータはX1情報フィールドまたはX2情報フィールドに運ばれる。X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである。
【0140】
一実施形態では、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは以下のA、BとCのうちの少なくとも1つを含み、含まれるPMIフィードバックパラメータのうちの少なくとも1つのPMIフィードバックパラメータには複数のフィードバック値が含まれる。
【0141】
A:第1PMIフィードバックパラメータ(i1,1)。第1PMIフィードバックパラメータは、第1次元アンテナポート数及び第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数及び第1次元ビーム数に基づいて決定される。即ち、i1,1はN1とO1に関連している。ここで、N1は第1次元アンテナポート数であり、O1は第1次元オーバサンプリング数またはビーム数である。
【0142】
本開示の実施例では、第1PMIフィードバックパラメータは、N1*O1個のサンプリング位置から選択された1つのサンプリング位置に対応するパラメータであってもよい。
【0143】
B:第2PMIフィードバックパラメータ(i1,2)。第2PMIフィードバックパラメータは第2次元アンテナポート数及び第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数及び第2次元ビーム数に基づいて決定される。即ち、i1,2はN2とO2に関連している。ここで、N2は第2次元アンテナポート数であり、O2は第2次元オーバサンプリング数またはビーム数である。
【0144】
本開示の実施例では、第2PMIフィードバックパラメータは、N2*O2個のサンプリング位置から選択された1つのサンプリング位置に対応するパラメータであってもよい。
【0145】
C:第3PMIフィードバックパラメータ(i1,3)。第3PMIフィードバックパラメータは、他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する。ここで、第3PMIフィードバックパラメータは、主に、RANK>1である場合、即ち、層(layer)数が1より大きい場合を対象としており、主に、異なるlayerの間のアンテナポートを決定するために使用される。
【0146】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第1PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第1PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる。及び/又はX1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第2PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第2PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる。及び/又はX1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第3PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第3PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる。
【0147】
本開示の実施例では、複数のフィードバック値を含むPMIフィードバックパラメータの異なるフィードバック値は、異なるCMRサブセットまたは異なるCMRセットに対応し、即ち、異なるCORESETPoolindexまたは異なるTRPまたは異なるRRHに対応する。
【0148】
もう1つの実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは以下のA、B、CとEのうちの少なくとも1つを含み、含まれるPMIフィードバックパラメータのうちの少なくとも1つのPMIフィードバックパラメータには複数のフィードバック値が含まれる。
【0149】
A:第5PMIフィードバックパラメータ(i1,1)。第5PMIフィードバックパラメータは第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、および第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される。即ち、i1,1はO1とO2に関連している。ここで、O1は第1次元オーバサンプリング数またはビーム数であり、O2は第2次元オーバサンプリング数またはビーム数である。
【0150】
B:第6PMIフィードバックパラメータ(i1,2)。第6PMIフィードバックパラメータは第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される。即ち、i1,2はN2、N2とLに関連している。ここで、N1は第1次元アンテナポート数であり、N2は第2次元アンテナポート数であり、Lは選択されたビーム数である。
【0151】
本開示の実施例における第2PMIフィードバックパラメータグループには、1つの第6PMIフィードバックパラメータまたは複数の第6PMIフィードバックパラメータが含まれる。
【0152】
ここで、1つの第6PMIフィードバックパラメータは、同一のTRP/RRHの第1次元にあるアアンテナポート数、第2次元にあるアアンテナポート数、及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される。1つのL値のみをフィードバックした場合、各TRP/RRHのN1、N2、および選択されたLがいずれも同じであると仮定する。N1は、そのうちの1つのTRP/RRHの第1次元アアンテナポート数であり、N2は、同一のTRP/RRHの第2次元アアンテナポート数であり、Lは、N1*N2から選択されたL個である。
【0153】
複数の第6PMIフィードバックパラメータは、複数の異なるTRP/RRHの第1次元にあるアアンテナポート数、前記複数の異なるTRP/RRHの第2次元にあるアアンテナポート数、及び/又は複数の異なるTRP/RRHから選択されたビーム数に基づいて決定される。1つのL値のみをフィードバックした場合、N1は、複数のTRP/RRHのすべての第1次元アアンテナポート数の和であってもよく、N2は、複数のTRP/RRHのすべての第2次元アアンテナポート数の和であってもよく、Lは、N1*N2から選択されたL個である。
【0154】
本開示の実施例では、異なるTRP/RRHからどのぐらい選択するかについて限定しない。L/N個(NはTRP/RRHの数)であってもよく、各TRP/RRHが等しくない場合もある。
【0155】
C:第7PMIフィードバックパラメータ(i1,3)。第7PMIフィードバックパラメータは、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する。ここで、第3PMIフィードバックパラメータは、主に、RANK>1である場合、即ち、層(layer)数が1より大きい場合を対象としており、主に、異なるlayerの間のアンテナポートを決定するために使用される。
【0156】
E:第9PMIフィードバックパラメータ(i1,5)。第9PMIフィードバックパラメータは、広帯域の相対的な振幅を調整するために使用される。
【0157】
一実施形態では、異なるCMRに対応する複数の異なる第5PMIフィードバックパラメータが含まれる。及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第6PMIフィードバックパラメータが含まれる。及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第7PMIフィードバックパラメータが含まれる。及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第9PMIフィードバックパラメータが含まれる。
【0158】
さらに、CSIを測定する少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列は異なり、X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択または位相シフトの決定に使用される。
【0159】
本開示の実施例によって提供されるCSI報告方法では、端末は、複数のCMRに基づいて通信伝送を行う場合、例えば、複数のCORESETPoolIndex、複数のTRPまたは複数のRRHに基づいて通信伝送を行う場合、上記実施例に係るCSI報告方法により、複数のCORESETPoolIndexの間のPMI共同フィードバック、複数のTRPの間のPMI共同フィードバックまたは複数のRRHの間のPMI共同フィードバックを実現することができる。したがって、本開示によって提供されるPMIを共同でフィードバックする方式により、PMIを個別にフィードバックする方式と比べて、シグナリングオーバーヘッドを削減し、且つ複数のCMRに基づいて通信伝送を行う伝送性能を向上させることができる。
【0160】
以上の実施例に基づいて、本開示の実施例は、ネットワークデバイスに適用されるCSI報告方法をさらに提供する。
【0161】
図3は、例示的な一実施例に示すCSI報告方法のフローチャートであり、図3に示すように、CSI報告方法はネットワークデバイスに適用され、以下のステップS21を含む。
【0162】
ステップS21では、端末から報告されたCSIを取得し、CSIは、少なくとも1つのCMRに基づいて測定された測定結果を含み、測定結果には少なくとも1つのCMRによって共有されるPMIが含まれる。
【0163】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRはCMRリソースセットに対応し、少なくとも2つの異なるCMRは異なるCMRリソースセットに対応する。
【0164】
本開示の実施例に係るCMRセットは、ネットワークデバイスによって設定されたCMRセットであってもよいし、ネットワークデバイスによって設定されたCMRセットのサブセットであってもよい。即ち、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRは異なるCMRサブセットまたは異なるCMRセットに対応している。
【0165】
一実施形態では、CMRリソースセットはリソースパラメータに対応し、リソースパラメータは、制御CORESETPoolIndex、TRP及びRRHのうちの1つ又は複数を含み、異なるCMRリソースセットに対応するリソースパラメータは異なる。
【0166】
本開示の実施例では、異なるCMRリソースセットに対応するリソースパラメータが異なる。異なるCMRが異なるリソースパラメータに対応し、例えば、異なるCMRが異なるTRPに対応すると理解できる。なお、端末は、異なるTRPに基づいてCSI測定を行ってもよく、測定結果には異なるTRPによって共有されるPMIが含まれる。又は、異なるCMRは異なるRRHに対応する。さらに、端末は異なるRRHに基づいてCSI測定を行ってもよく、測定結果には異なるRRHによって共有されるPMIが含まれる。
【0167】
一実施形態では、PMIは、1つ又は複数のPMIフィードバックパラメータを含む。1つ又は複数のPMIフィードバックパラメータは、1セットのPMIフィードバックパラメータのうちの1つ又は複数のPMIフィードバックパラメータとして理解してもよい。該1セットのPMIフィードバックパラメータにおいて、一部のパラメータは異なるCMRに対して同じであり、一部のパラメータは異なるCMRに対して異なる。
【0168】
一実施形態では、CSIを測定するための少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間に1つの位相シフトが存在し、PMIフィードバックパラメータは、X1情報フィールド及び/又はX2情報フィールドに運ばれ、X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである。
【0169】
一実施形態では、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1PMIフィードバックパラメータグループを含み、第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータと、第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータと、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第4PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0170】
ここで、第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第1PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は第1PMIフィードバックパラメータグループは第2PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第2PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は第1PMIフィードバックパラメータグループは第3PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第3PMIフィードバックパラメータは同じである。
【0171】
一実施形態では、CSIを測定するための少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間に1つの位相シフトが存在する。X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択、位相シフトの決定、選択された周波数領域ユニットの位置の指示、及び非ゼロ係数の位置の指示、のうちの少なくとも1つに使用される。
【0172】
一実施形態では、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第2PMIフィードバックパラメータグループを含み、第2PMIフィードバックパラメータグループは、第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第8PMIフィードバックパラメータと、広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0173】
一実施形態では、第2PMIフィードバックパラメータグループは第5PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第5PMIフィードバックパラメータは同じである。及び/又は第2PMIフィードバックパラメータグループは第6PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第6PMIフィードバックパラメータは同じである。及び/又は第2PMIフィードバックパラメータグループは第7PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第7PMIフィードバックパラメータは同じである。及び/又は第2PMIフィードバックパラメータグループは第9PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第9PMIフィードバックパラメータは同じである。
【0174】
一実施形態では、第2PMIフィードバックパラメータグループは、1つの第6PMIフィードバックパラメータまたは複数の第6PMIフィードバックパラメータを含む。
【0175】
ここで、1つの第6PMIフィードバックパラメータは、同一のTRP/RRHの第1次元にあるアアンテナポート数、第2次元にあるアアンテナポート数、及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される。
【0176】
ここで、複数の第6PMIフィードバックパラメータは、複数の異なるTRP/RRHの第1次元にあるアアンテナポート数、複数の異なるTRP/RRHの第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は複数の異なるTRP/RRHから選択されたビーム数に基づいて決定される。
【0177】
一例では、1つのL値のみをフィードバックした場合、一方では、各TRP/RRHのN1、N2、および選択されたLがいずれも同じであると仮定する。N1は、そのうちの1つのTRP/RRHの第1次元アアンテナポート数であり、N2は、同一のTRP/RRHの第2次元アアンテナポート数であり、Lは、N1*N2から選択されたL個である。他方では、1つのL値のみをフィードバックした場合、N1は、複数のTRP/RRHのすべての第1次元アアンテナポート数の和であってもよく、N2は、複数のTRP/RRHのすべての第2次元アアンテナポート数の和であってもよく、Lは、N1*N2から選択されたL個である。
【0178】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、PMIフィードバックパラメータはX1情報フィールドまたはX2情報フィールドに運ばれ、X1情報フィールドは第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである。
【0179】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータ、または第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータ、または他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータを含む。
【0180】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択または位相シフトの決定に使用される。
【0181】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第1PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第1PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる。またはX1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第2PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第2PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる。またはX1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第3PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第3PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる。
【0182】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、PMIフィードバックパラメータは、第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0183】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、PMIフィードバックパラメータは、異なるCMRに対応する複数の異なる第5PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第6PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第7PMIフィードバックパラメータ。及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第9PMIフィードバックパラメータを含む。
【0184】
本開示の実施例では、ネットワークデバイスは、端末によって報告された、少なくとも1つのCMRによって共有されるPMIの測定結果を含むCSIを取得する。本開示により、複数のCMRのPMIの共同送信を実現し、シグナリングオーバーヘッドを削減し、伝送性能を向上させる。
【0185】
なお、本開示の実施例では、ネットワークデバイスがCSI報告方法を実行するプロセスに係る幾つかの実施例の実現形態は、端末がCSI報告方法を実行する説明を参照されたく、ここで詳しい説明を省略する。
【0186】
なお、本開示の実施例によって提供されるCSI報告方法は、端末とネットワークデバイスとのインタラクションによりCSI報告を実現するプロセスに適用される。端末とネットワークデバイスとのインタラクションによりCSI報告を実現するプロセスに係る、端末とネットワークデバイスが実行する方法について、上記実施例に関連する説明を参照されたく、ここで詳しい説明を省略する。
【0187】
なお、当業者であれば理解できるように、本開示の実施例の上記各実施形態/実施例では、前述した実施例と組み合わせて使用してもよいし、単独で使用してもよい。単独で使用しても前述した実施例とともに使用しても、その実現の原理は類似するものである。本開の示実施では、一部の実施例は、共同で使用される実施形態で説明される。無論、当業者であれた理解できるように、このような例は本開示の実施例を限定するものではない。
【0188】
同様な構想に基づいて、本開示の実施例はCSI報告装置をさらに提供する。
【0189】
なお、本開示の実施例によって提供されるCSI報告装置は、上記機能を実現するために、各機能を実行する対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含む。本開示の実施例に開示された各例のユニットおよびアルゴリズムステップと組み合わせて、本開示の実施例は、ハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアの組み合わせの形式で実現可能である。ある機能は、ハードウェアの方式で実行するか、それともコンピュータソフトウェアでハードウェアを駆動する方式で実行するかは、技術案の特定の適用と設計の制約条件によって決まる。当業者は、特定の応用のそれぞれに対して、説明される機能を異なる方法で実現することができるが、このような実現は、本開示の実施例の技術案の範囲を超えたものとして理解してはならない。
【0190】
図4は、例示的な一実施例に示すCSI報告装置のブロック図である。図4を参照すると、該CSI報告装置100は、測定ユニット101と報告ユニット102とを含む。
【0191】
測定ユニット101は、少なくとも1つのCMRに基づいて、CSIを測定するように構成される。CSIは、少なくとも1つのCMRに基づいて測定された測定結果を含み、測定結果には少なくとも1つのCMRによって共有されるPMIが含まれる。報告ユニット102はCSIを報告するように構成される。
【0192】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRはCMRリソースセットに対応し、少なくとも2つの異なるCMRは異なるCMRリソースセットに対応する。
【0193】
一実施形態では、CMRリソースセットはリソースパラメータに対応し、リソースパラメータは、CORESETPoolIndex、TRPおよびRRHのうちの1つ又は複数を含み、異なるCMRリソースセットに対応するリソースパラメータは異なる。
【0194】
一実施形態では、PMIは、1つ又は複数のPMIフィードバックパラメータを含む。
【0195】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間に位相シフトが存在し、PMIフィードバックパラメータはX1情報フィールド及び/又はX2情報フィールドに運ばれる。X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである。
【0196】
一実施形態では、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1PMIフィードバックパラメータグループを含む。第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータと、第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータと、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第4PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0197】
一実施形態では、第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第1PMIフィードバックパラメータは同じである。及び/又は第1PMIフィードバックパラメータグループは第2PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第2PMIフィードバックパラメータは同じである。及び/又は第1PMIフィードバックパラメータグループは第3PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第3PMIフィードバックパラメータは同じである。
【0198】
一実施形態では、X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択、位相シフトの決定、選択された周波数領域ユニットの位置の指示、及び非ゼロ係数の位置の指示、のうちの少なくとも1つに使用される。
【0199】
一実施形態では、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第2PMIフィードバックパラメータグループを含む。
第2PMIフィードバックパラメータグループは、第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第8PMIフィードバックパラメータと、広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0200】
一実施形態では、第2PMIフィードバックパラメータグループは第5PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第5PMIフィードバックパラメータは同じである。及び/又は第2PMIフィードバックパラメータグループは第6PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第6PMIフィードバックパラメータは同じである。及び/又は第2PMIフィードバックパラメータグループは第7PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第7PMIフィードバックパラメータは同じである。及び/又は第2PMIフィードバックパラメータグループは第9PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第9PMIフィードバックパラメータは同じである。
【0201】
一実施形態では、第2PMIフィードバックパラメータグループは1つの第6PMIフィードバックパラメータまたは複数の第6PMIフィードバックパラメータを含む。1つの第6PMIフィードバックパラメータは、同一のTRP/RRHの第1次元にあるアアンテナポート数、第2次元にあるアアンテナポート数、及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定され、複数の第6PMIフィードバックパラメータは、複数の異なるTRP/RRHの第1次元にあるアアンテナポート数、複数の異なるTRP/RRHの第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は複数の異なるTRP/RRHから選択されたビーム数に基づいて決定される。
【0202】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、PMIフィードバックパラメータはX1情報フィールドまたはX2情報フィールドに運ばれる。X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである。
【0203】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータ、または第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータ、または他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータを含む。
【0204】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択または位相シフトの決定に使用される。
【0205】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第1PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第1PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる。またはX1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第2PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第2PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる。またはX1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第3PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第3PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる。
【0206】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、PMIフィードバックパラメータは、第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0207】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、PMIフィードバックパラメータは、異なるCMRに対応する複数の異なる第5PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第6PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第7PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第9PMIフィードバックパラメータを含む。
【0208】
図5は、例示的な一実施例に示すCSI報告装置のブロック図である。図5を参照すると、該CSI報告装置200は、取得ユニット201を含む。
【0209】
取得ユニット201は、端末から報告されたCSIを取得するように構成され、CSIは、少なくとも1つのCMRに基づいて測定された測定結果を含み、測定結果は、少なくとも1つのCMRによって共有されるプリコーディング行列指示子(PMI)を含む。
【0210】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRはCMRリソースセットに対応し、少なくとも2つの異なるCMRは異なるCMRリソースセットに対応する。
【0211】
一実施形態では、CMRリソースセットはリソースパラメータに対応し、リソースパラメータは、制御CORESETPoolIndex、TRPおよびRRHのうちの1つ又は複数を含み、異なるCMRリソースセットに対応するリソースパラメータは異なる。
【0212】
一実施形態では、PMIは、1つ又は複数のPMIフィードバックパラメータを含む。
【0213】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間に位相シフトが存在し、PMIフィードバックパラメータはX1情報フィールド及び/又はX2情報フィールドに運ばれる。X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである。
【0214】
一実施形態では、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1PMIフィードバックパラメータグループを含む。第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータと、第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータと、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第4PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0215】
一実施形態では、第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第1PMIフィードバックパラメータは同じである。及び/又は第1PMIフィードバックパラメータグループは第2PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第2PMIフィードバックパラメータは同じである。及び/又は第1PMIフィードバックパラメータグループは第3PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第3PMIフィードバックパラメータは同じである。
【0216】
一実施形態では、X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択、位相シフトの決定、選択された周波数領域ユニットの位置の指示、及び非ゼロ係数の位置の指示、のうちの少なくとも1つに使用される。
【0217】
一実施形態では、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第2PMIフィードバックパラメータグループを含む。第2PMIフィードバックパラメータグループは、第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第8PMIフィードバックパラメータと、広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0218】
一実施形態では、第2PMIフィードバックパラメータグループは第5PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第5PMIフィードバックパラメータは同じである。及び/又は第2PMIフィードバックパラメータグループは第6PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第6PMIフィードバックパラメータは同じである。及び/又は第2PMIフィードバックパラメータグループは第7PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第7PMIフィードバックパラメータは同じである。及び/又は第2PMIフィードバックパラメータグループは第9PMIフィードバックパラメータを含み、少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第9PMIフィードバックパラメータは同じである。
【0219】
一実施形態では、第2PMIフィードバックパラメータグループは1つの第6PMIフィードバックパラメータまたは複数の第6PMIフィードバックパラメータを含む。1つの第6PMIフィードバックパラメータは、同一のTRP/RRHの第1次元にあるアアンテナポート数、第2次元にあるアアンテナポート数、及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定され、複数の第6PMIフィードバックパラメータは、複数の異なるTRP/RRHの第1次元にあるアアンテナポート数、複数の異なるTRP/RRHの第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は複数の異なるTRP/RRHから選択されたビーム数に基づいて決定される。
【0220】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、PMIフィードバックパラメータはX1情報フィールドまたはX2情報フィールドに運ばれる。X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである。
【0221】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータ、または第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータ、または他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータを含む。
【0222】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択または位相シフトの決定に使用される。
【0223】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第1PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第1PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる。またはX1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第2PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第2PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる。またはX1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第3PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第3PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる。
【0224】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、PMIフィードバックパラメータは、第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0225】
一実施形態では、少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、PMIフィードバックパラメータは、異なるCMRに対応する複数の異なる第5PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第6PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第7PMIフィードバックパラメータ、及び/又は異なるCMRに対応する複数の異なる第9PMIフィードバックパラメータを含む。
【0226】
上記実施例における装置について、各モジュールが操作を実行する具体的な方式は、該方法に関連する実施例で詳しく説明されており、ここで詳しい説明を省略する。
【0227】
図6は、例示的な一実施例に示すCSI報告の装置300のブロック図である。ここで、装置300は、関連する上記端末として提供されてもよい。例えば、装置300は携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス医療デバイス、フィットネスデバイス、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0228】
図6を参照すると、装置300は、処理コンポーネント302、メモリ304、電源コンポーネント306、マルチメディアコンポーネント308、オーディオコンポーネント310、入力/出力(I/O)のインターフェース312、センサコンポーネント314、及び通信コンポーネント316、のうちの1つ又は複数のコンポーネントを含むことができる。
【0229】
処理コンポーネント302は通常、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作および記録操作に関連する操作のような装置300の全般の操作を制御する。処理コンポーネント302は、上記の方法の全部又は一部のステップを完成させるように、少なくとも1つのプロセッサ320を含むことで命令を実行することができる。また、処理コンポーネント302は、処理コンポーネント302とその他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント302は、マルチメディアコンポーネント308と処理コンポーネント302とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0230】
メモリ304は、様々なタイプのデータを記憶することにより、装置300での操作をサポートするように構成される。これらのデータの例は、装置300において操作される如何なるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、写真、ビデオ等を含む。メモリ304は、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクなど、如何なるタイプの揮発性または非揮発性ストレージデバイスまたはそれらの組み合せで実現することができる。
【0231】
電源コンポーネント306は装置300の様々なコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント306は電源管理システム、1つまたは複数の電源、装置300への電力の生成、管理および配分に関連する他のコンポーネントを含むことができる。
【0232】
マルチメディアコンポーネント308は、前記装置300とユーザとの間に1つの出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例では、スクリーンは液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンはユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現することができる。タッチパネルは、タッチ、スライドとタッチパネルにおけるジェスチャを検出するように、1つまたは複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサはタッチまたはスライド動作の境界だけではなく、前記タッチまたはスライド操作に関連するウェイクアップ時間と圧力を検出する。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント308は1つのフロントカメラおよび/またはリアカメラを含む。装置300が撮影モードまたはビデオモードなどの操作モードにある時、フロントカメラおよび/またはリアカメラは外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびリアカメラは1つの固定した光学レンズシステムまたは焦点距離や光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0233】
オーディオコンポーネント310はオーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント310は1つのマイクロフォン(MIC)を含み、装置300が呼び出しモード、記録モードや音声認識モードなどの操作モードである場合、マイクロフォンは、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されるオーディオ信号はさらにメモリ304に記憶することができ、または通信コンポーネント316経由で送信することができる。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント310はオーディオ信号を出力するための1つのスピーカをさらに含む。
【0234】
I/Oインターフェース312は処理コンポーネント302と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンはホームページボタン、音量ボタン、起動ボタンおよびロックボタンを含むが、これらに限定されない。
【0235】
センサコンポーネント314は、装置300のために各方面の状態評価を提供するために1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント314は装置300のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出することができ、例えば前記コンポーネントは装置300のディスプレイとキーパッドであり、センサコンポーネント314は装置300または装置400の1つのコンポーネントの位置の変化、ユーザと装置300との接触が存在するか否か、装置300の方位または加速/減速、および装置300の温度の変化をさらに検出することができる。センサコンポーネント314は如何なる物理的接触もない時に付近に物体が存在するか否かを検出するように構成される近接センサを含んでもよい。センサコンポーネント314は、CMOSまたはCCD画像センサのような、結像アプリケーションにおいて使用する光センサをさらに含んでもよい。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント314は加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサをさらに含んでも良い。
【0236】
通信コンポーネント316は、装置300と他のデバイスとの間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。装置300は、通信基準に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2Gまたは3G、4G LTE、5G NRまたはそれらの組み合せにアクセスすることができる。1つの例示的な実施例では、通信コンポーネント416はブロードキャストチャネルを介して、外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。1つの例示的な実施例では、前記通信コンポーネント416は短距離通信を促進するために、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT;登録商標)技術および他の技術に基づいて実現することができる。
【0237】
例示的な実施例では、装置300は上記方法を実行するために、1つまたは複数のアプリケーション専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたはその他の電子素子によって実現されることができる。
【0238】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、例えば、命令を含むメモリ304を提供し、上記命令は、上記方法を完成させるように、ユーザイクイップメント300のプロセッサ320によって実行され得る。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、テープ、フロッピーディスク及び光データストレージデバイスなどであってもよい。
【0239】
図7は、例示的な一実施例に示すCSI報告装置400のブロック図である。例えば、装置400は1つのネットワークデバイスとして提供されてもよい。図7を参照すると、装置400は1つ又は複数のプロセッサを含む処理コンポーネント422と、メモリ432によって表される、処理コンポーネント422によって実行可能な命令、例えばアプリケーションプログラムを記憶するためのメモリリソースと、を備える。メモリ432に記憶されているアプリケーションプログラムは、それぞれ1組の命令に対応する1つ以上のモジュールを含んでもよい。また、処理コンポーネント422は、上記方法を実行するように命令を実行するように構成される。
【0240】
基地局400は、基地局400の電源管理を実行するように構成される1つの電源コンポーネント426と、基地局400をネットワークに接続するように構成される1つ有線又は無線ネットワークインターフェース450と、1つの入力出力(I/O)インターフェース458と、をさらに含んでもよい。基地局400は、メモリ432に記憶されているオペレーティングシステム、例えばWindows Server TM、Mac OS XTM、UnixTM、LinuxTM(登録商標)、FreeBSDTM又は類似するものを操作することができる。
【0241】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、例えば、命令を含むメモリ432を提供し、上記命令は、上記方法を完成させるように、ユーザイクイップメント400の処理コンポーネント422によって実行され得る。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、テープ、フロッピーディスク及び光データストレージデバイスなどであってもよい。
【0242】
なお、本開示の「複数」は2つ以上を指し、他の量詞は同様なものである。「及び/又は」は、関連する対象の関連関係を表し、3種類の関係が存在し得ることを表し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在し、AとBが同時に存在し、Bが単独で存在するという3つの状況を表すことができる。「/」という符号は、通常、前後の関連対象が「または」という関係にあることを表す。文脈では他の意味がはっきりと示されていない限り、単数型の「1種」、「前記」と「該」は、複数型を含む。
【0243】
なお、「第1」、「第2」など用語は、様々な情報を説明するために使用され、しかし、これらの情報はこれらの用語に限るべきではない。これらの用語は、同じタイプの情報を互いに区別するために使用され、特定の順序または重要性を表すものではない。実際に、「第1」、「第2」などの説明は完全に交換可能である。例えば、本開示の範囲から逸脱しない限り、第1情報は第2情報と呼ばれてもよく、同様に、第2情報は第1情報と呼ばれてもよい。
【0244】
さらに、本開示の実施例の図面では特定の順序で操作を説明したが、示される特定の順序または順番にこれらの操作を実行するもの、或いは望ましい結果を得るために示されるすべての操作を実行するものとして理解してはならない。特定の環境では、マルチタスクと並列処理が有利である場合がある。
【0245】
当業者は明細書を考慮し且つここで開示された発明を実践した後、本発明の他の実施形態を容易に想像し得る。本開示は本発明の如何なる変形、用途又は適応的な変化をカバーしようとしており、これらの変形、用途又は適応的変化は、本発明の一般的な原理を含み、かつ本開示の開示されていない当分野の技術常識又は慣用されている技術的手段を含む。明細書と実施例は単なる例示的なものとして見なされ、本開示の真の範囲と精神は以下の特許請求の範囲によって指摘される。
【0246】
なお、本開示は以上に説明され且つ図面に示される正確な構造に限定され、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正と変更を行うことができる。本開示の範囲は添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2024-04-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0127
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0127】
C:第7PMIフィードバックパラメータ(i1,3)。第7PMIフィードバックパラメータは、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する。ここで、第PMIフィードバックパラメータは、主に、RANK>1である場合、即ち、層(layer)数が1より大きい場合を対象としており、主に、異なるlayerの間のアンテナポートを決定するために使用される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0155
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0155】
C:第7PMIフィードバックパラメータ(i1,3)。第7PMIフィードバックパラメータは、他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する。ここで、第PMIフィードバックパラメータは、主に、RANK>1である場合、即ち、層(layer)数が1より大きい場合を対象としており、主に、異なるlayerの間のアンテナポートを決定するために使用される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
チャネル状態情報報告方法であって、端末に適用され、
少なくとも1つのチャネル測定リソース(CMR)に基づいて、チャネル状態情報を測定するステップであって、前記チャネル状態情報には前記少なくとも1つのCMRに基づいて測定された測定結果が含まれ、前記測定結果には前記少なくとも1つのCMRによって共有されるプリコーディング行列指示子(PMI)が含まれるステップと、
前記チャネル状態情報を報告するステップと、を含む、
ことを特徴とするチャネル状態情報報告方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRはCMRリソースセットに対応し、少なくとも2つの異なるCMRは異なるCMRリソースセットに対応する、
ことを特徴とする請求項1に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項3】
前記CMRリソースセットはリソースパラメータに対応し、前記リソースパラメータは、制御リソースセットプールインデックス、送受信ポイントおよびリモート無線ヘッドのうちの1つ又は複数を含み、異なるCMRリソースセットに対応するリソースパラメータは異なる、
ことを特徴とする請求項2に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項4】
前記PMIは、1つ又は複数のPMIフィードバックパラメータを含む、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間に位相シフトが存在し、前記PMIフィードバックパラメータは、X1情報フィールド及び/又はX2情報フィールドに運ばれ、
前記X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、前記X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである、
ことを特徴とする請求項4に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項6】
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1PMIフィードバックパラメータグループを含み、
前記第1PMIフィードバックパラメータグループは、
第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータと、
第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータと、
他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータと、
前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第4PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項5に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項7】
前記第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第1PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第1PMIフィードバックパラメータグループは第2PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第2PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第1PMIフィードバックパラメータグループは第3PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第3PMIフィードバックパラメータは同じである、
ことを特徴とする請求項6に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項8】
前記X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択、位相シフトの決定、選択された周波数領域ユニットの位置の指示、及び非ゼロ係数の位置の指示、のうちの少なくとも1つに使用される、
ことを特徴とする請求項5に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項9】
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第2PMIフィードバックパラメータグループを含み、
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは、
第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、
第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、
他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、
前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第8PMIフィードバックパラメータと、
広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項5に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項10】
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第5PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第5PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第6PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第6PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第7PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第7PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第9PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第9PMIフィードバックパラメータは同じである、
ことを特徴とする請求項9に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項11】
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは、1つの第6PMIフィードバックパラメータまたは複数の第6PMIフィードバックパラメータを含み、
前記1つの第6PMIフィードバックパラメータは、同一の送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第1次元にあるアンテナポート数、第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定され、
前記複数の第6PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第1次元にあるアンテナポート数、前記複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの選択されたビーム数に基づいて決定される、
ことを特徴とする請求項9に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項12】
前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータはX1情報フィールドまたはX2情報フィールドに運ばれ、
前記X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、前記X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである、
ことを特徴とする請求項4に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項13】
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、
第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータ、または
第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータ、または
他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータ、を含む、
ことを特徴とする請求項12に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項14】
前記X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択または位相シフトの決定に使用される、
ことを特徴とする請求項12に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項15】
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第1PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第1PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なり、または
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第2PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第2PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なり、または
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第3PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第3PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる、
ことを特徴とする請求項13に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項16】
前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータは、
第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、
第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、
他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、
広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項4に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項17】
前記PMIフィードバックパラメータは、
異なるCMRに対応する複数の異なる第5PMIフィードバックパラメータ、及び/又は
異なるCMRに対応する複数の異なる第6PMIフィードバックパラメータ、及び/又は
異なるCMRに対応する複数の異なる第7PMIフィードバックパラメータ、及び/又は
異なるCMRに対応する複数の異なる第9PMIフィードバックパラメータ、を含む、
ことを特徴とする請求項16に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項18】
チャネル状態情報報告方法であって、ネットワークデバイスに適用され、
端末から報告されたチャネル状態情報を取得するステップであって、前記チャネル状態情報には少なくとも1つのチャネル測定リソース(CMR)に基づいて測定された測定結果が含まれ、前記測定結果には前記少なくとも1つのCMRによって共有されるプリコーディング行列指示子(PMI)が含まれるステップを含む、
ことを特徴とするチャネル状態情報報告方法。
【請求項19】
前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRはCMRリソースセットに対応し、少なくとも2つの異なるCMRは異なるCMRリソースセットに対応する、
ことを特徴とする請求項18に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項20】
前記CMRリソースセットはリソースパラメータに対応し、前記リソースパラメータは、制御リソースセットプールインデックス、送受信ポイントおよびリモート無線ヘッドのうちの1つ又は複数を含み、異なるCMRリソースセットに対応するリソースパラメータは異なる、
ことを特徴とする請求項19に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項21】
前記PMIは、1つ又は複数のPMIフィードバックパラメータを含む、
ことを特徴とする請求項18~20のいずれかに記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項22】
前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間に位相シフトが存在し、前記PMIフィードバックパラメータは、X1情報フィールド及び/又はX2情報フィールドに運ばれ、
前記X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、前記X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである、
ことを特徴とする請求項21に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項23】
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第1PMIフィードバックパラメータグループを含み、
前記第1PMIフィードバックパラメータグループは、
第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータと、
第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータと、
他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータと、
前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第4PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項22に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項24】
前記第1PMIフィードバックパラメータグループは、第1PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第1PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第1PMIフィードバックパラメータグループは第2PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第2PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第1PMIフィードバックパラメータグループは第3PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第3PMIフィードバックパラメータは同じである、
ことを特徴とする請求項23に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項25】
前記X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択、位相シフトの決定、選択された周波数領域ユニットの位置の指示、及び非ゼロ係数の位置の指示、のうちの少なくとも1つに使用される、
ことを特徴とする請求項22に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項26】
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、第2PMIフィードバックパラメータグループを含み、
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは、
第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、
第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、
他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、
前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応するV行列の間の位相シフトを指示する第8PMIフィードバックパラメータと、
広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項22に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項27】
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第5PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第5PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第6PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第6PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第7PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第7PMIフィードバックパラメータは同じであり、及び/又は
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは第9PMIフィードバックパラメータを含み、前記少なくとも1つのCMRのうちの少なくとも2つのCMRに対応する第9PMIフィードバックパラメータは同じである、
ことを特徴とする請求項26に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項28】
前記第2PMIフィードバックパラメータグループは、1つの第6PMIフィードバックパラメータまたは複数の第6PMIフィードバックパラメータを含み、
前記1つの第6PMIフィードバックパラメータは、同一の送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第1次元にあるアンテナポート数、第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定され、
前記複数の第6PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第1次元にあるアンテナポート数、前記複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの第2次元にあるアンテナポート数、及び/又は複数の異なる送受信ポイント/リモート無線ヘッドの選択されたビーム数に基づいて決定される、
ことを特徴とする請求項26に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項29】
前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータはX1情報フィールドまたはX2情報フィールドに運ばれ、
前記X1情報フィールドは、第1広帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものであり、前記X2情報フィールドは、第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータを運ぶためのものである、
ことを特徴とする請求項21に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項30】
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、
第1次元アンテナポート数と第1次元オーバサンプリング数、または第1次元アンテナポート数と第1次元ビーム数に基づいて決定される第1PMIフィードバックパラメータ、または
第2次元アンテナポート数と第2次元オーバサンプリング数、または第2次元アンテナポート数と第2次元ビーム数に基づいて決定される第2PMIフィードバックパラメータ、または
他の層と第1層との第1PMIフィードバックパラメータ及び/又は第2PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第3PMIフィードバックパラメータ、を含む、
ことを特徴とする請求項29に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項31】
前記X2情報フィールドに運ばれる第2広帯域PMIフィードバックパラメータまたは狭帯域PMIフィードバックパラメータは、ビームの選択または位相シフトの決定に使用される、
ことを特徴とする請求項29に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項32】
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第1PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第1PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なり、または
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第2PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第2PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なり、または
前記X1情報フィールドに運ばれる第1広帯域PMIフィードバックパラメータは、複数の異なる第3PMIフィードバックパラメータを含み、異なる第3PMIフィードバックパラメータに対応するCMRは異なる、
ことを特徴とする請求項30に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項33】
前記少なくとも1つのCMRのうちの各CMRに対応するV行列が異なり、前記PMIフィードバックパラメータは、
第1次元オーバサンプリング数/第1次元ビーム数、及び第2次元オーバサンプリング数/第2次元ビーム数に基づいて決定される第5PMIフィードバックパラメータと、
第1次元アンテナポート数、第2次元アンテナポート数及び/又は選択されたビーム数に基づいて決定される第6PMIフィードバックパラメータと、
他の層と第1層との第5PMIフィードバックパラメータ及び/又は第6PMIフィードバックパラメータの相対的な相違を指示する第7PMIフィードバックパラメータと、
広帯域の相対的な振幅を調整する第9PMIフィードバックパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項21に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項34】
前記PMIフィードバックパラメータは、
異なるCMRに対応する複数の異なる第5PMIフィードバックパラメータ、及び/又は
異なるCMRに対応する複数の異なる第6PMIフィードバックパラメータ、及び/又は
異なるCMRに対応する複数の異なる第7PMIフィードバックパラメータ、及び/又は
異なるCMRに対応する複数の異なる第9PMIフィードバックパラメータ、を含む、
ことを特徴とする請求項33に記載のチャネル状態情報報告方法。
【請求項35】
チャネル状態情報報告装置であって、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項1~のいずれかに記載のチャネル状態情報報告方法を実行するように構成される、
ことを特徴とするチャネル状態情報報告装置。
【請求項36】
チャネル状態情報報告装置であって、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項18~20のいずれかに記載のチャネル状態情報報告方法を実行するように構成される、
ことを特徴とするチャネル状態情報報告装置。
【国際調査報告】