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特表2024-535550ビデオ処理のための方法、装置及び媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-30
(54)【発明の名称】ビデオ処理のための方法、装置及び媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 19/70 20140101AFI20240920BHJP
【FI】
H04N19/70
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024521194
(86)(22)【出願日】2022-09-30
(85)【翻訳文提出日】2024-04-10
(86)【国際出願番号】 US2022077409
(87)【国際公開番号】W WO2023060023
(87)【国際公開日】2023-04-13
(31)【優先権主張番号】63/253,890
(32)【優先日】2021-10-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520477474
【氏名又は名称】バイトダンス インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】BYTEDANCE INC.
【住所又は居所原語表記】12655 West Jefferson Boulevard, Sixth Floor, Suite No. 137 Los Angeles, California 90066 United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【弁理士】
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】ワン,イエ-クォイ
【テーマコード(参考)】
5C159
【Fターム(参考)】
5C159LC09
5C159MA04
5C159MA05
5C159RB09
5C159RC11
5C159UA02
5C159UA05
(57)【要約】
本開示の実施形態は、ビデオ処理方法を提供する。前記方法は、ビットストリームを復号するための能力を定義するプロファイルの一般プロファイル・インジケータに基づいて、ビデオのターゲット・ビデオブロックと前記ビデオのビットストリームとの間の変換を実行するステップであって、前記一般プロファイル・インジケータの少なくとも2ビットが組み合わされて前記プロファイルのビット深度を示すステップを含む。
【選択図】 図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオ処理方法であって、
ビットストリームを復号するための能力を定義するプロファイルの一般プロファイル・インジケータに基づいて、ビデオのターゲット・ビデオブロックと前記ビデオのビットストリームとの間の変換を実行するステップを含み、前記一般プロファイル・インジケータの少なくとも2ビットが組み合わされて、前記プロファイルのビット深度を示す、方法。
【請求項2】
前記一般プロファイル・インジケータは、シンタックス要素general_profile_idcとして表され、所定数のビットを有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記プロファイルはMain 16 4:4:4プロファイルであり、前記ビットストリームの前記Main 16 4:4:4プロファイルへの適合性は、前記一般プロファイル・インジケータが35に等しいことで示される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記プロファイルは、Main 16 4:4:4 Intraプロファイルであり、前記ビットストリームの前記Main 16 4:4:4 Intraプロファイルへの適合性は、前記一般プロファイル・インジケータが43に等しいことで示される、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記プロファイルはMain 16 4:4:4静止画プロファイルであり、前記ビットストリームの前記Main 16 4:4:4静止画プロファイルへの適合性は、前記一般プロファイル・インジケータが99に等しいことで示される、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記一般プロファイル・インジケータの2つの最下位ビット(LSB)が組み合わされて、前記プロファイルの最大許容ビット深度を示す、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記一般プロファイル・インジケータの2つのLSBの値は「00」であり、前記プロファイルが8ビット・プロファイルであることを示す、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記一般プロファイル・インジケータの2つのLSBの値は「01」であり、前記プロファイルが10ビット・プロファイルであることを示す、請求項6又は7に記載の方法。
【請求項9】
前記一般プロファイル・インジケータの2つのLSBの値は「10」であり、前記プロファイルが12ビット・プロファイルであることを示す、請求項6~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記一般プロファイル・インジケータの2つのLSBの値は「11」であり、前記プロファイルが16ビット・プロファイルであることを示す、請求項6~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記変換は、前記ターゲット・ビデオブロックを前記ビットストリームに符号化するステップを含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記変換は、前記ビットストリームから前記ターゲット・ビデオブロックを復号するステップを含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
プロセッサと、命令を備えた非一時的メモリとを含むビデオデータを処理する装置であって、
前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに請求項1~12のいずれか一項に記載の方法を実行させる、装置。
【請求項14】
プロセッサに請求項1~12のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶する、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
ビデオ処理装置によって実行される方法によって生成された、ビデオのビットストリームを記憶する非一時的なコンピュータ可読記録媒体であって、前記方法は、
前記ビットストリームを復号するための能力を定義する、プロファイルの一般プロファイル・インジケータに基づいて、前記ビットストリームを生成するステップを含み、前記一般プロファイル・インジケータの少なくとも2ビットが組み合わされて、前記プロファイルのビット深度を示す、非一時的なコンピュータ可読記録媒体。
【請求項16】
ビデオのビットストリームを記憶する方法であって、
前記ビットストリームを復号するための能力を定義する、プロファイルの一般プロファイル・インジケータに基づいて、前記ビットストリームを生成するステップであって、前記一般プロファイル・インジケータの少なくとも2ビットが組み合わされて、前記プロファイルのビット深度を示すステップと、
前記ビットストリームを非一時的なコンピュータ可読記録媒体に記憶するステップと、を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年10月8日に出願された米国仮出願第63/253,890号の優先権の利益を主張し、その全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示の実施形態は、概して、ビデオ符号化技術に関し、より詳細には、プロファイル・インジケータ値を使用してプロファイルを指示することに関する。
【背景技術】
【0003】
ビデオ符号化規格は、主に、よく知られたITU-T規格及びISO/IEC規格の開発を通じて進化してきた。ITU-はH.261及びH.263を作成し、ISO/IECはMPEG-1及びMPEG-4 Visualを作成し、この2つの組織が共同でH.262/MPEG-2 ビデオ及びH.264/MPEG-4 Advanced Video Coding(AVC)及びH.265/HEVC規格を作成した。H.262以来、ビデオ符号化規格は、時間予測プラス変換符号化が利用されるハイブリッドビデオ符号化構造に基づいている。HEVCを超える未来ビデオ符号化技術を探索するために、Joint Video Exploration Team(ジョイント ビデオ エクスプロレーション チーム、JVET)が2015年にVCEG及びMPEGによって共同で設立された。それ以来、多くの新しい方法がJVETによって採用され、Joint Exploration Model(ジョイント エクスプロレーション モデル、JEM)という名前のリファレンス・ソフトウェアに組み込まれている。その後、VVCプロジェクトが正式に開始されたときに、JVETはJVETに名前変更されました。VVCは新しい符号化規格であり、HEVCと比較して50%ビットレート低減を目標としている。
【0004】
VVC規格及び関連する符号化ビデオビットストリーム用のVersatile Supplemental Enhancement Information(多用途拡張情報、VSEI)規格は、テレビ放送、ビデオ会議、又は記憶媒体からの再生などの従来の用途と、アダプティブビットレートストリーミング、ビデオ領域抽出、多重コード化ビデオビットストリームからのコンテンツの合成と結合、マルチビュービデオ、スケーラブルなレイヤードコーディング、及びビューポートアダプティブ360度イマーシブメディアなどのより新しく高度な用途の両方を含む、最大限広範囲のアプリケーションで使用されるように設計されている。VVC規格の修正案の最新草案には、範囲拡張プロファイルの仕様やその他の側面が含まれている。
【発明の概要】
【0005】
本開示の実施形態は、ビデオ処理のための方案を提供する。
【0006】
第1の態様では、ビデオ処理方法が提案される。前記方法は、ビットストリームを復号するための能力を定義するプロファイルの一般プロファイル・インジケータに基づいて、ビデオのターゲット・ビデオブロックと前記ビデオのビットストリームとの間の変換を実行するステップであって、前記一般プロファイル・インジケータの少なくとも2ビットが組み合わされて前記プロファイルのビット深度を示すステップを含む。本開示の第1の態様による方法は、プロファイルのビット深さを示す効率を効果的に改善する。
【0007】
第2の態様では、ビデオデータを処理する装置が提案される。前記装置は、プロセッサと、命令を備えた非一時的メモリとを含む。前記命令は前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに第1の態様による方法を実行させる。
【0008】
第3の態様では、ビデオデータを処理する装置が提案される。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサに第1の態様による方法を実行させる命令を記憶する。
【0009】
第4の態様では、非一時的なコンピュータ可読記録媒体が提案される。前記非一時的なコンピュータ可読記録媒体は、ビデオ処理装置によって実行される方法によって生成されたビデオのビットストリームを記憶する。前記方法は、前記ビットストリームを復号するための能力を定義するプロファイルの一般プロファイル・インジケータに基づいて前記ビットストリームを生成するステップであって、前記一般プロファイル・インジケータの少なくとも2ビットが組み合わされて前記プロファイルのビット深度を示すステップを含む。
【0010】
第5の態様では、別のビデオのビットストリームを記憶する方法が提案される。前記方法は、前記ビットストリームを復号するための能力を定義するプロファイルの一般プロファイル・インジケータに基づいて前記ビットストリームを生成するステップであって、前記一般プロファイル・インジケータの少なくとも2ビットが組み合わされて前記プロファイルのビット深度を示すステップと、前記ビットストリームを非一時的なコンピュータ可読記録媒体に記憶するステップとを含む。
【0011】
この発明の内容は、以下の詳細な説明でさらに記述される概念の選択を簡略化した形で紹介するために提供される。この発明の内容は、請求された主題の主な特徴又は本質的な特徴を特定することを意図したものではなく、また、請求された主題の範囲を制限するために使用されることを意図したものでもない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
添付の図面を参照した以下の詳細な説明を通じて、本開示の例示的な実施形態の上記及び他の目的、特徴、及び利点がより明らかになるであろう。本開示の例示的な実施形態では、同じ参照番号は通常、同じ構成要素を指す。
【0013】
図1】本開示のいくつかの実施形態による例示的なビデオ符号化システム100を示すブロック図を示す。
【0014】
図2】本開示のいくつかの実施形態による第1の例示的なビデオエンコーダ200を示すブロック図を示す。
【0015】
図3】本開示のいくつかの実施形態による例示的なビデオデコーダ300を示すブロック図を示す。
【0016】
図4】本開示のいくつかの実施形態によるビデオ処理方法400のフローチャートを示す。
【0017】
図5】本開示の様々な実施形態を具現できるコンピューティングデバイス500のブロック図を示す。
【0018】
図面の全体にわたって、同じ又は類似の参照番号は通常、同じ又は類似の要素を指す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、いくつかの実施形態を参照して、本開示の原理を説明する。これらの実施形態は、説明のみを目的として記載されており、当業者が本開示を理解し具現するのを助けるものであり、本開示の範囲に関していかなる限定も示唆するものではないことを理解すべきである。本明細書に記載の開示は、以下に記載する方法以外にも様々な方法で具現されることができる。
【0020】
以下の説明及び特許請求の範囲において、別段の定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。
【0021】
本開示における「一つの実施形態」、「一実施形態」、「例示的な実施形態」などへの言及は、記載される実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含み得ることを示すが、必ずしも全ての実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含むとは限らない。また、そのような語句は必ずしも同じ実施形態を指しているわけではない。さらに、特定の特徴、構造、又は特性が例示的な実施形態に関連して説明される場合、明示的に記載されているかどうかにかかわらず、他の実施形態に関連してそのような特徴、構造、又は特性に影響を与えることは当業者の知識の範囲内であることが指摘される。
【0022】
「第1」及び「第2」などの用語は、本明細書では様々な要素を説明するために使用され得るが、これらの要素はこれらの用語によって限定されるべきではないことを理解すべきである。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素が第2の要素と呼ばれ得、同様に、第2の要素が第1の要素と呼ばれ得る。本明細書で使用される「及び/又は」という用語には、列挙された用語の1つ又は複数のあらゆる組み合わせが含まれる。
【0023】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、例示的な実施形態を限定することを意図したものではない。本明細書で使用されるように、単数形「a(一つの)」、「an(一つの)」、及び「the(その)」は、文脈上明らかに別段の指示がない限り、複数形も含むものとする。「含む」、「備える」、「有する」、「持つ」、「含む」及び/又は「包含する」という用語は、本明細書で使用される場合、記載された特徴、要素、及び/又は構成要素などの存在を特定するが、1つ又は複数の他の特徴、要素、構成要素及び/又はそれらの組み合わせの存在又は追加を排除するものではないことがさらに理解されるであろう。
【0024】
例示的な環境
図1は、本開示の技術を利用し得る例示的なビデオ符号化システム100を示すブロック図である。図示されるように、ビデオ符号化システム100は、ソースデバイス110と、宛先デバイス120とを含み得る。ソースデバイス110は、ビデオ符号化デバイスとも呼ばれ得、宛先デバイス120は、ビデオ復号デバイスとも呼ばれ得る。動作中、ソースデバイス110は、符号化されたビデオデータを生成するように構成することができ、宛先デバイス120は、ソースデバイス110によって生成された符号化されたビデオデータを復号するように構成することができる。ソースデバイス110は、ビデオソース112と、ビデオエンコーダ114と、入出力(I/O)インターフェース116とを含み得る。
【0025】
ビデオソース112は、ビデオキャプチャデバイスなどのソースを含み得る。ビデオキャプチャデバイスの例には、ビデオコンテンツプロバイダからビデオデータを受信するインターフェース、ビデオデータを生成するコンピュータグラフィックスシステム、及び/又はそれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。
【0026】
ビデオデータは、1つ又は複数のピクチャを含み得る。ビデオエンコーダ114は、ビデオソース112からのビデオデータを符号化してビットストリームを生成する。ビットストリームには、ビデオデータの符号化表現を形成する一連のビットが含まれ得る。ビットストリームには、符号化ピクチャ及び関連データが含まれ得る。符号化ピクチャは、ピクチャの符号化表現である。関連データには、シーケンスパラメータセット、ピクチャパラメータセット、及び他のシンタックス構造が含まれ得る。I/Oインターフェース116は、変調器/復調器及び/又は送信機を含み得る。符号化されたビデオデータは、I/Oインターフェース116を介してネットワーク130Aを通して宛先デバイス120に直接送信され得る。符号化されたビデオデータは、宛先デバイス120によるアクセスのために記憶媒体/サーバ130Bに記憶され得る。
【0027】
宛先デバイス120は、I/Oインターフェース126と、ビデオデコーダ124と、表示デバイス122とを含み得る。I/Oインターフェース126は、受信機及び/又はモデムを含み得る。I/Oインターフェース126は、ソースデバイス110又は記憶媒体/サーバ130Bから符号化されたビデオデータを取得し得る。ビデオデコーダ124は、符号化されたビデオデータを復号し得る。表示デバイス122は、復号されたビデオデータをユーザに表示し得る。表示デバイス122は、宛先デバイス120と一体化されて得、或いは外部表示デバイスとインターフェースするように構成された宛先デバイス120の外部にあり得る。
【0028】
ビデオエンコーダ114及びビデオデコーダ124は、High Efficiency Video Coding(高効率ビデオ符号化、HEVC)規格、Versatile Video Coding(多用途ビデオ符号化、VVC)規格及び他の現在及び/又はさらなる規格などのビデオ圧縮規格に従って動作し得る。
【0029】
図2は、本開示のいくつかの実施形態による、図1に示されるシステム100内のビデオエンコーダ114の一例であり得るビデオエンコーダ200の一例を示すブロック図である。
【0030】
ビデオエンコーダ200は、本開示の技術のいずれか又は全てを具現するように構成され得る。図2の例では、ビデオエンコーダ200は複数の機能コンポーネントを含む。本開示で説明される技術は、ビデオエンコーダ200の様々なコンポーネント間で共有され得る。いくつかの例では、プロセッサは、本開示で説明された技術のいずれか又は全てを実行するように構成され得る。
【0031】
いくつかの実施形態では、ビデオエンコーダ200は、分割ユニット201と、モード選択ユニット203、動き推定ユニット204、動き補償ユニット205及びイントラ予測ユニット206を含み得る予測ユニット202と、残差生成ユニット207と、変換ユニット208と、量子化ユニット209と、逆量子化ユニット210と、逆変換ユニット211と、再構築ユニット212と、バッファ213と、エントロピー符号化ユニット214とを含み得る。
【0032】
他の例では、ビデオエンコーダ200は、より多くの、より少ない、又は異なる機能コンポーネントを含み得る。一例では、予測ユニット202は、イントラブロックコピー(IBC)ユニットを含み得る。IBCユニットは、少なくとも1つの参照ピクチャが現在ビデオブロックが位置するピクチャであるIBCモードで予測を実行し得る。
【0033】
さらに、動き推定ユニット204及び動き補償ユニット205などのいくつかの構成要素は統合され得るが、図2の例では説明の目的で別々に表されている。
【0034】
分割ユニット201は、ピクチャを1つ又は複数のビデオブロックに分割し得る。ビデオエンコーダ200及びビデオデコーダ300は、多様なビデオブロックサイズをサポートし得る。
【0035】
モード選択ユニット203は、例えば、エラー結果に基づいて、イントラ又はインターの符号化モードのうちの1つを選択し、その結果から得られるイントラ符号化又はインター符号化されたブロックを、残差ブロックデータを生成するように残差生成ユニット207に提供し、符号化されたブロックを再構築して参照ピクチャとして使用するように再構築ユニット212に提供し得る。いくつかの例では、モード選択ユニット203は、予測がインター予測信号及びイントラ予測信号に基づくイントラ及びインター予測の組み合わせ(CIIP)モードを選択し得る。モード選択ユニット203は、インター予測の場合、ブロックの動きベクトルの解像度(例えば、サブピクセル又は整数ピクセル精度)を選択し得る。
【0036】
現在ビデオブロックに対してインター予測を実行するために、動き推定ユニット204は、バッファ213からの1つ又は複数の参照フレームを現在ビデオブロックと比較することで現在ビデオブロックの動き情報を生成し得る。動き補償ユニット205は、現在ビデオブロックに関連するピクチャ以外のバッファ213からのピクチャの動き情報及び復号化サンプルに基づいて、現在ビデオブロックの予測ビデオブロックを決定し得る。
【0037】
動き推定ユニット204及び動き補償ユニット205は、例えば、現在ビデオブロックがIスライス、Pスライス、又はBスライスのいずれにあるかに応じて、現在ビデオブロックに対して異なる演算を実行し得る。本明細書で使用されるように、「Iスライス」は、マクロブロックから構成されるピクチャの一部を指し得、その全てが同じピクチャ内のマクロブロックに基づいている。さらに、本明細書で使用されるように、いくつかの態様では、「Pスライス」及び「Bスライス」は、同じピクチャ内のマクロブロックに依存しないマクロブロックから構成されるピクチャの部分を指し得る。
【0038】
いくつかの例では、動き推定ユニット204は、現在ビデオブロックに対して単方向予測を実行し得、動き推定ユニット204は、現在ビデオブロックの参照ビデオブロックに対するリスト0又はリスト1の参照ピクチャを探し得る。次に、動き推定ユニット204は、参照ビデオブロックを含むリスト0又はリスト1内の参照ピクチャを示す参照インデックスと、現在ビデオブロックと参照ビデオブロックとの間の空間変位を示す動きベクトルとを生成し得る。動き推定ユニット204は、参照インデックス、予測方向指示子、及び動きベクトルを現在ビデオブロックの動き情報として出力し得る。動き補償ユニット205は、現在ビデオブロックの動き情報によって示される参照ビデオブロックに基づいて、現在ビデオブロックの予測ビデオブロックを生成し得る。
【0039】
代替形態として、他の例では、動き推定ユニット204は、現在ビデオブロックに対して双方向予測を実行し得る。動き推定ユニット204は、現在ビデオブロックの参照ビデオブロックに対するリスト0内の参照ピクチャを探してもよいし、現在ビデオブロックの別の参照ビデオブロックに対するリスト1内の参照ピクチャを探してもよい。次に、動き推定ユニット204は、参照ビデオブロックを含むリスト0及びリスト1内の参照ピクチャを示す参照インデックスと、参照ビデオブロックと現在ビデオブロックとの間の空間変位を示す動きベクトルとを生成し得る。動き推定ユニット204は、現在ビデオブロックの参照インデックス及び動きベクトルを現在ビデオブロックの動き情報として出力し得る。動き補償ユニット205は、現在ビデオブロックの動き情報によって示される参照ビデオブロックに基づいて、現在ビデオブロックの予測ビデオブロックを生成し得る。
【0040】
いくつかの例では、動き推定ユニット204は、デコーダの復号処理のためのフルセットの動き情報を出力し得る。代替形態として、いくつかの実施形態では、動き推定ユニット204は、別のビデオブロックの動き情報を参照して現在ビデオブロックの動き情報をシグナリングし得る。例えば、動き推定ユニット204は、現在ビデオブロックの動き情報が隣接するビデオブロックの動き情報と十分に類似していると判定し得る。
【0041】
一例では、動き推定ユニット204は、現在ビデオブロックに関連付けられたシンタックス構造において、現在ビデオブロックが別のビデオブロックと同じ動き情報を有することをビデオデコーダ300に示す値を示し得る。
【0042】
別の例では、動き推定ユニット204は、現在ビデオブロックに関連付けられたシンタックス構造において、別のビデオブロック及び動きベクトル差分(MVD)を識別し得る。動きベクトル差分は、現在ビデオブロックの動きベクトルと、指示されたビデオブロックの動きベクトルとの間の差分を示す。ビデオデコーダ300は、指示されたビデオブロックの動きベクトル及び動きベクトル差分を使用して現在ビデオブロックの動きベクトルを決定し得る。
【0043】
上で論じたように、ビデオエンコーダ200は、動きベクトルを予測的にシグナリングし得る。ビデオエンコーダ200によって実施され得る予測シグナリング技術の2つの例には、アドバンスト動きベクトル予測(AMVP)とマージモードシグナリングとが含まれる。
【0044】
イントラ予測ユニット206は、現在ビデオブロックに対してイントラ予測を実行し得る。イントラ予測ユニット206が現在ビデオブロックに対してイントラ予測を実行するとき、イントラ予測ユニット206は、同じピクチャ内の他のビデオブロックの復号されたサンプルに基づいて、現在ビデオブロックに対する予測データを生成し得る。現在ビデオブロックに対する予測データには、予測されたビデオブロック及び様々なシンタックス要素が含まれ得る。
【0045】
残差生成ユニット207は、現在ビデオブロックから現在ビデオブロックの予測ビデオブロックを減算する(例:マイナス記号によって示される)ことで、現在ビデオブロックに対する残差データを生成し得る。現在ビデオブロックの残差データは、現在ビデオブロック内のサンプルの異なるサンプル成分に対応する残差ビデオブロックを含み得る。
【0046】
他の例では、例えばスキップモードにおいて、現在ビデオブロックに対する残差データが存在しなくてもよいし、残差生成ユニット207は減算演算を実行しなくてもよい。
【0047】
変換処理ユニット208は、現在ビデオブロックに関連付けられた残差ビデオブロックに1つ又は複数の変換を適用することで、現在ビデオブロックに対する1つ又は複数の変換係数ビデオブロックを生成し得る。
【0048】
変換処理ユニット208が現在ビデオブロックに関連付けられた変換係数ビデオブロックを生成した後、量子化ユニット209は、現在ビデオブロックに関連付けられた1つ又は複数の量子化パラメータ(QP)値に基づいて、現在ビデオブロックに関連付けられた変換係数ビデオブロックを量子化し得る。
【0049】
逆量子化ユニット210及び逆変換ユニット211は、それぞれ、変換係数ビデオブロックに逆量子化及び逆変換を適用して、変換係数ビデオブロックから残差ビデオブロックを再構築し得る。再構築ユニット212は、再構築された残差ビデオブロックを、予測ユニット202によって生成された1つ又は複数の予測ビデオブロックからの対応するサンプルに追加して、バッファ213に記憶するために現在ビデオブロックに関連付けられた再構築ビデオブロックを生成し得る。
【0050】
再構築ユニット212がビデオブロックを再構築した後、ループフィルタリング動作が実行されて、ビデオブロック内のビデオブロッキングアーティファクトを低減し得る。
【0051】
エントロピー符号化ユニット214は、ビデオエンコーダ200の他の機能コンポーネントからデータを受信し得る。エントロピー符号化ユニット214がデータを受信すると、エントロピー符号化ユニット214は、1つ又は複数のエントロピー符号化動作を実行して、エントロピー符号化データを生成し、エントロピー符号化データを含むビットストリームを出力し得る。
【0052】
図3は、本開示のいくつかの実施形態による、図1に示されるシステム100内のビデオデコーダ124の一例であり得るビデオデコーダ300の一例を示すブロック図である。
【0053】
ビデオデコーダ300は、本開示の技術のいずれか又はすべてを実行するように構成され得る。図3の例では、ビデオデコーダ300は複数の機能コンポーネントを含む。本開示で説明される技術は、ビデオデコーダ300の様々なコンポーネント間で共有され得る。いくつかの例では、プロセッサは、本開示で説明された技術のいずれか又はすべてを実行するように構成され得る。
【0054】
図3の例では、ビデオデコーダ300は、エントロピー復号ユニット301と、動き補償ユニット302と、イントラ予測ユニット303と、逆量子化ユニット304と、逆変換ユニット305と、再構築ユニット306と、バッファ307とを含む。ビデオデコーダ300は、いくつかの例では、ビデオエンコーダ200に関して説明した符号化パスと一般に逆の復号パスを実行し得る。
【0055】
エントロピー復号ユニット301は、符号化されたビットストリームを検索し得る。符号化されたビットストリームは、エントロピー符号化されたビデオデータ(例:ビデオデータの符号化されたブロック)を含み得る。エントロピー復号ユニット301は、エントロピー符号化されたビデオデータを復号し得、エントロピー復号されたビデオデータから、動き補償ユニット302は、動きベクトル、動きベクトル精度、参照ピクチャリストインデックス及び他の動き情報を含む動き情報を決定し得る。動き補償ユニット302は、例えば、AMVP及びマージモードを実行することでそのような情報を決定し得る。AMVPが使用され、隣接するPB及び参照ピクチャからのデータに基づいた最もあり得るいくつかの候補の導出を含む。動き情報には、通常、水平及び垂直動きベクトル変位値、1つ又は2つの参照ピクチャインデックス、及びBスライス内の予測領域の場合は、どの参照ピクチャリストが各インデックスに関連付けられているかの識別が含まれる。本明細書で使用されるように、いくつかの態様では、「マージモード」は、空間的又は時間的に隣接するブロックから動き情報を導出することを指し得る。
【0056】
動き補償ユニット302は、おそらく補間フィルタに基づいて補間を実行しながら、動き補償されたブロックを生成し得る。サブピクセル精度で使用される補間フィルタの識別子は、シンタックス要素に含まれ得る。
【0057】
動き補償ユニット302は、ビデオブロックの符号化中にビデオエンコーダ200によって使用される補間フィルタを使用して、参照ブロックのサブ整数ピクセルに対する補間値を計算し得る。動き補償ユニット302は、受信したシンタックス情報に従ってビデオエンコーダ200によって使用される補間フィルタを決定し、その補間フィルタを使用して予測ブロックを生成し得る。
【0058】
動き補償ユニット302は、シンタックス情報の少なくとも一部を使用して、符号化されたビデオシーケンスのフレーム及び/又はスライスを符号化するために使用されるブロックのサイズ、符号化されたビデオシーケンスのピクチャの各マクロブロックがどのように分割されるかを説明するパーティション情報、各パーティションがどのように符号化されるかを示すモード、各インターエンコードされたブロックの1つ又は複数の参照フレーム(及び参照フレームリスト)、及び符号化されたビデオシーケンスを復号するその他の情報を決定し得る。本明細書で使用されるように、いくつかの態様では、「スライス」は、エントロピー符号化、信号予測、及び残差信号再構築に関して、同じピクチャの他のスライスから独立して復号できるデータ構造を指し得る。スライスは、ピクチャ全体又はピクチャの領域のいずれかになり得る。
【0059】
イントラ予測ユニット303は、例えばビットストリームで受信されたイントラ予測モードを使用して、空間的に隣接するブロックから予測ブロックを形成し得る。逆量子化ユニット304は、ビットストリームで提供され、エントロピー復号ユニット301によって復号された量子化ビデオブロック係数を逆量子化、即ち量子化解除する。逆変換ユニット305は、逆変換を適用する。
【0060】
再構築ユニット306は、例えば、残差ブロックと、動き補償ユニット302又はイントラ予測ユニット303によって生成された対応する予測ブロックとを加算することで、復号されたブロックを取得し得る。必要に応じて、デブロッキングフィルタが適用されて、ブロックノイズアーティファクトを除去するよう、復号されたブロックをフィルタリングしてもよい。次に、復号されたビデオブロックはバッファ307に記憶され、バッファ307は、後続の動き補償/イントラ予測のための参照ブロックを提供し、また、表示デバイス上にプレゼンテーションするための復号されたビデオも生成する。
【0061】
本開示のいくつかの例示的な実施形態について以下に詳細に説明することにする。本明細書では理解を容易にするためにセクション見出しが使用されているが、セクションで開示される実施形態をそのセクションのみに限定するものではないことを理解すべきである。さらに、特定の実施形態が多用途ビデオ符号化又は他の特定のビデオコーデックを参照して説明されるが、開示された技術は他のビデオ符号化技術にも適用可能である。さらに、いくつかの実施形態はビデオ符号化ステップを詳細に説明するが、符号化を元に戻す対応する復号化ステップはデコーダによって実施されることが理解されるであろう。さらに、ビデオ処理という用語には、ビデオの符号化又は圧縮、ビデオのデ符号化又は解凍、及びビデオピクセルを1つの圧縮フォーマットから別の圧縮フォーマット又は異なる圧縮ビットレートで表現するビデオトランス符号化が包含される。
1. 概要
本開示は、画像/ビデオ符号化技術に関する。具体的には、プロファイル・インジケータ値を使用してプロファイルを指示することに関する。このアイデアは、汎用ビデオコーディング(VVC)規格などの任意のコーデックによって符号化されたビデオビットストリームに対して、個別に又は様々な組み合わせで適用され得る。
2. 略称
APS Adaptation Parameter Set(適応パラメータセット)
AU Access Unit(アクセスユニット)
CLVS Coded Layer Video Sequence(符号化レイヤビデオシーケンス)
CLVSS Coded Layer Video Sequence Start(符号化レイヤビデオシーケンス開始)
CRC Cyclic Redundancy Check(巡回冗長検査)
CTI Colour Transform Information(カラー変換情報)
CVS Coded Video Sequence(コード化ビデオシーケンス)
FIR Finite Impulse Response(有限インパルス応答)
IRAP Intra Random Access Point(イントラランダムアクセスポイント)
NAL Network Abstraction Layer(ネットワーク抽象化レイヤ)
PPS Picture Parameter Set(ピクチャパラメータセット)
PU Picture Unit(ピクチャユニット)
RASL Random Access Skipped Leading(ランダムアクセススキップリーディング)
SAR Sample Aspect Ratio(サンプルアスペクト比)
SARI Sample Aspect Ratio Information(サンプルアスペクト比情報)
SEI Supplemental Enhancement Information(補足拡張情報)
VCL Video Coding Layer(ビデオ符号化層)
VSEI versatile supplemental enhancement Information(多用途補足拡張情報)(Rec. ITU-T H.274 | ISO/IEC 23002-7)
VUI Video Usability Information(ビデオユーザビリティ情報)
VVC versatile video coding(多用途ビデオ符号化)(Rec. ITU-T H.266 | ISO/IEC 23090-3)
3. 背景
3.1. ビデオ符号化規格
ビデオ符号化規格は、主によく知られたITU-T及びISO/IEC規格の開発を通じて進化してきた。ITU-TがH.261及びH.263を作成し、ISO/IECがMPEG-1及びMPEG-4 Visualを作成し、この2つの組織が共同でH.262/MPEG-2 Video及びH.264/MPEG-4 Advanced Video Coding(AVC)及びH.265/HEVC規格を作成した。H.262以来、ビデオ符号化規格は、時間予測プラス変換符号化が利用されるハイブリッドビデオ符号化構造に基づいている。HEVCを超える未来ビデオ符号化技術を探すために、Joint Video Exploration Team(ジョイント ビデオ エクスプロレーション チーム、JVET)が2015年にVCEGとMPEGによって共同で設立された。それ以来、多くの新しい方法がJVETによって採用され、Joint Exploration Model(ジョイント エクスプロレーション モデル)という名前のリファレンス・ソフトウェアに組み込まれた。その後、Versatile Video coding(VVC)プロジェクトが正式に開始されたときに、JVETはJoint Video Experts Team(JVET)に名前変更された。VVCは、HEVCと比較して50%ビットレート低減を目標とする新しい符号化規格であり、2020年7月1日に終了した第19回会議でJVETによって最終完了された。
Versatile Video Coding(VVC)規格(ITU-T H.266 |ISO/IEC 23090-3)及び関連する符号化ビデオビットストリーム用のVersatile Supplemental Enhancement Information(多用途拡張情報、VSEI)規格(ITU-T H.274|ISO/IEC 23002-7)は、テレビ放送、ビデオ会議、又は記憶媒体からの再生などの従来の用途と、アダプティブビットレートストリーミング、ビデオ領域の抽出、多重コード化ビデオビットストリームからのコンテンツの合成と結合、マルチビュービデオ、スケーラブルなレイヤードコーディング、及びビューポートアダプティブ360度イマーシブメディアなどのより新しく高度な用途の両方を含む、最大限広範囲のアプリケーションで使用されるように設計されている。
Essential Video Coding(EVC)規格(ISO/IEC 23094-1)は、MPEGによって最近開発された別のビデオ符号化規格である。
VVC規格の修正案の最新草案は、JVET-W2005で入手できる。この修正には、範囲拡張プロファイルの仕様及びその他の側面が含まれる。
3.2. VVC範囲拡張プロファイル
JVET-W2005でVVC範囲拡張プロファイルを指定するための草案テキストを以下に提供する。
A3.5 フォーマット範囲拡張プロファイル
以下のプロファイルは、総称してフォーマット範囲拡張プロファイルと呼ばれ、この副条項で指定される。
- Main 12、Main 12 4:4:4及びMain 16 4:4:4プロファイル
- Main 12 Intra、Main 12 4:4:4 Intra及びMain 16 4:4:4 Intraプロファイル
- Main 12静止画、Main 12 4:4:4静止画及びMain 16 4:4:4静止画プロファイル
フォーマット範囲拡張プロファイルに適合するビットストリームは、次の制約に従うものとする:
- 参照されるSPSのptl_multilayer_enabled_flagは0に等しいものとする。
- Main 12静止画、Main 12 4:4:4静止画及びMain 16 4:4:4静止画プロファイルに適合するビットストリームにおいて、ビットストリームには1つのピクチャのみが含まれるものとする。
- Main 12、Main 12 4:4:4、Main 16 4:4:4、Main 12 Intra、Main 12 4:4:4 Intra、又はMain 16 4:4:4 Intraプロファイルに適合するビットストリームにおいて、アクティブなSPSにおけるiの全ての値のgeneral_level_idcは、255(レベル15.5を示す)に等しくないものとする。
- 副条項A.4におけるMain 12、Main 12 4:4:4、Main 16 4:4:4、Main 12 Intra、Main 12 4:4:4 Intra又はMain 16 4:4:4 Intraプロファイルに指定された階層及びレベル制約は、該当する場合には満たされるものとする。
【表1】
ビットストリームのMain 12プロファイルへの適合性は、general_profile_idcが2に等しいことで示される。
ビットストリームのMain 12 Intraプロファイルへの適合性は、general_profile_idcが10に等しいことで示される。
ビットストリームのMain 12静止画プロファイルへの適合性は、general_profile_idcが66に等しいことで示される。
ビットストリームのMain 12 4:4:4プロファイルへの適合性は、general_profile_idcが34に等しいことで示される。
ビットストリームのMain 12 4:4:4 Intraプロファイルへの適合性は、general_profile_idcが42に等しいことで示される。
ビットストリームのMain 12 4:4:4静止画プロファイルへの適合性は、general_profile_idcが98に等しいことで示される。
ビットストリームのMain 16 4:4:4プロファイへの適合性は、general_profile_idcが36に等しいことで示される。
ビットストリームのMain 16 4:4:4 Intraプロファイルへの適合性は、general_profile_idcが44に等しいことで示される。
ビットストリームのMain 16 4:4:4静止画プロファイルへの適合性は、general_profile_idcが100に等しいことで示される。
general_profile_idcが2、10、66、34、42、98、36、44、又は100に等しい表A.1のシンタックス要素の他の全ての組み合わせは、ITU-T | ISO/IECによって未来の使用のために保留されている。このような組み合わせは、この文書に適合するビットストリームには存在しないものとする。ただし、フォーマット範囲拡張プロファイルに適合するデコーダは、この副条項で以下に指定する他の組み合わせがビットストリーム内で現れることを許可するものとする。
【表2】
特定の階層(general_tier_flagの特定値で識別される)の特定のレベル(general_level_idcの特定の値で識別される)でフォーマット範囲拡張プロファイルに適合するデコーダは、次の条件がすべて適用される全てのビットストリームとサブレイヤ表現を復号できるものとする:
- 次の条件のいずれかが適用される:
- デコーダはMain 12 4:4:4又はMain 16 4:4:4プロファイルに適合し、ビットストリーム又はサブレイヤ表現はMain 10プロファイル、又はMain 10静止画プロファイルに適合することが示される。
- デコーダはMain 12 4:4:4 Intra、Main 16 4:4:4 Intra、Main 12静止画、Main 12 4:4:4静止画、又はMain 16 4:4:4静止画プロファイルに適合し、ビットストリーム又はサブレイヤ表現はMain 10静止画プロファイルに適合することが示される。
- ビットストリームのgeneral_profile_idcは、2、10、66、34、42、98、36、44、又は100に等しく、表A.1にリストされている各制約フラグの値は、デコーダ適合性が評価されるフォーマット範囲拡張プロファイルについて表A.1の行に指定されている値以上である。
- ビットストリーム又はサブレイヤ表現は指定された階層以下の階層に適合することが示される。
- ビットストリーム又はサブレイヤ表現は、レベル15.5ではなく指定されたレベル以下のレベルに適合することが示される。
4. 問題点
指定されたVVCプロファイルを示す現在設計は、次の一連のルールに従う。
1)任意の10ビットプロファイルの場合、7ビットgeneral_profile_idcのビット0(即ち、最下位ビット、LSB)は1に等しい。
2)任意の12ビットプロファイルの場合、general_profile_idcのビット1は1に等しい。
3)任意の16ビットプロファイルの場合、general_profile_idcのビット2は1に等しい。
4)任意のIntraプロファイルの場合、general_profile_idcのビット3は1に等しい。
5)任意のマルチレイヤプロファイルの場合、general_profile_idcのビット4は1に等しい。
6)任意の4:4:4プロファイルの場合、general_profile_idcのビット5は1に等しい。
7)任意の静止画プロファイルの場合、general_profile_idcのビット6は1に等しい。
上記の項目1)乃至3)から分かるように、現在設計では、最大許容ビット深度を個別に示すためにgeneral_profile_idcの3つのLSBを使用し、各ビットは1つの最大許容ビット深度値を示すため、3つの異なる最大許容ビット深度値を指定する能力を持つ3ビットを使用することが効率的になる。ただし、わずか2つのLSBの組み合わせを使用して4つの異なる最大許容ビット深度値を示す方が効率的であり(例えば、指定されている場合、2つのLSBの値00は8ビットプロファイルに使用できる)、同時に、ビット2を将来的に他の目的に使用できるため、同じルールでさらに多くの将来のgeneral_profile_idc値が可能になる。
5. 詳細な方案
上記課題を解決するために、以下に要約するような方法が開示される。本開示の実施形態は、一般的な概念を説明するための例として考慮されるべきであり、狭く解釈されるべきではない。さらに、これらの実施形態は、個別に適用することも、任意の方式で組み合わせて適用することもできる。
1) 7ビットのgeneral_profile_idcの2つの最下位ビット(LSB)を使用して、プロファイルに対する最大許容ビット深度を示す。
a. 一例では、general_profile_idcの2つのLSBの値00は、プロファイルが8ビットプロファイルであることを示す。
b. 一例では、general_profile_idcの2つのLSBの値01は、プロファイルが10ビットプロファイルであることを示す。
c. 一例では、general_profile_idcの2つのLSBの値10は、プロファイルが12ビットプロファイルであることを示す。
d. 一例では、general_profile_idcの2つのLSBの値11は、プロファイルが16ビットプロファイルであることを示す。
e. 一例では、ビットストリームのMain 16 4:4:4プロファイルへの適合性は、general_profile_idcが35に等しいことで示される。
f. 一例では、ビットストリームのMain 16 4:4:4 Intraプロファイルへの適合性は、general_profile_idcが43に等しいことで示される。
g. 一例では、ビットストリームのMain 16 4:4:4静止画プロファイルへの適合性は、general_profile_idcが99に等しいことで示される。
6. 実施形態
以下は、上記のセクション5で要約した、そのサブ項目を含む詳細な方案の全ての側面に関するいくつかの例示的な実施形態である。
6.1. 実施形態1
本実施形態は、VVCに適用され得る。
A3.5 フォーマット範囲拡張プロファイル
以下のプロファイルは、総称してフォーマット範囲拡張プロファイルと呼ばれ、この副条項で指定される:
- Main 12、Main 12 4:4:4及びMain 16 4:4:4プロファイル
- Main 12 Intra、Main 12 4:4:4 Intra及びMain 16 4:4:4 Intraプロファイル
- Main 12静止画、Main 12 4:4:4静止画及びMain 16 4:4:4静止画プロファイル
フォーマット範囲拡張プロファイルに適合するビットストリームは、次の制約に従うものとする:
- 参照されるSPSのptl_multilayer_enabled_flagは0に等しいものとする。
- Main 12静止画、Main 12 4:4:4静止画、又はMain 16 4:4:4静止画プロファイルに適合するビットストリームにおいて、ビットストリームには1つのピクチャのみが含まれるものとする。
- Main 12 Intra、Main 12 4:4:4 Intra、又はMain 16 4:4:4 Intraプロファイルに適合するビットストリームにおいて、ph_inter_slice_allowed_flagの値は全てのピクチャで0に等しいものとする。
- Main 12、Main 12 4:4:4、Main 16 4:4:4、Main 12 Intra、Main 12 4:4:4 Intra、又はMain 16 4:4:4 Intraプロファイルに適合するビットストリームにおいて、参照されるSPSにおけるgeneral_level_idcは255(レベル15.5を示す)に等しくないものとする。
- 表A.1に指定されているシンタックス要素の許容値に従うものとする。
- 副条項A.4におけるMain 12、Main 12 4:4:4、Main 16 4:4:4、Main 12 Intra、Main 12 4:4:4 Intra又はMain 16 4:4:4 Intraプロファイルに指定された階層及びレベル制約は、該当する場合には満たされるものとする。
【表3】
ビットストリームのMain 12プロファイルへの適合性は、general_profile_idcが2に等しいことで示される。
ビットストリームのMain 12 Intraプロファイルへの適合性は、general_profile_idcが10に等しいことで示される。
ビットストリームのMain 12静止画プロファイルへの適合性は、general_profile_idc beingが66に等しいことで示される。
ビットストリームのMain 12 4:4:4プロファイルへの適合性は、general_profile_idcが34に等しいことで示される。
ビットストリームのMain 12 4:4:4 Intraプロファイルへの適合性は、general_profile_idcが42に等しいことで示される。
ビットストリームのMain 12 4:4:4静止画プロファイルへの適合性は、general_profile_idcが98に等しいことで示される。
ビットストリームのMain 16 4:4:4プロファイルへの適合性は、general_profile_idcが35に等しいことで示される。
ビットストリームのMain 16 4:4:4 Intraプロファイルへの適合性は、general_profile_idcが43に等しいことで示される。
ビットストリームのMain 16 4:4:4静止画プロファイルへの適合性は、general_profile_idcが99に等しいことで示される。
特定の階層(general_tier_flagの特定の値で識別される)の特定のレベル(general_level_idcの特定の値で識別される)でフォーマット範囲拡張プロファイルに適合するデコーダは、次の条件が全て適用される全てのビットストリームとサブレイヤ表現を復号できるものとする:
- 次の条件のいずれかが適用される:
- デコーダはMain 12プロファイルに適合し、ビットストリームはMain 10、Main 10静止画、Main 12、Main 12 Intra、又はMain 12静止画プロファイルに適合することが示される。
- デコーダはMain 12 4:4:4プロファイルに適合し、ビットストリームはMain 10、Main 10静止画、Main 10 4:4:4、Main 10 4:4:4静止画、Main 12、Main 12 Intra、Main 12静止画、Main 12 4:4:4、Main 12 4:4:4 Intra、又はMain 12 4:4:4静止画プロファイルに適合することが示される。
- デコーダはMain 16 4:4:4プロファイルに適合し、ビットストリームはMain 10、Main 10静止画、Main 10 4:4:4、Main 10 4:4:4静止画、又はフォーマット範囲拡張プロファイルのいずれかに適合することが示される。
- デコーダはMain 12 Intraプロファイルに適合し、ビットストリームはMain 10静止画、Main 12 Intra、又はMain 12静止画プロファイルに適合することが示される。
- デコーダはMain 12 4:4:4 Intraプロファイルに適合し、ビットストリームはMain 10静止画、Main 10 4:4:4静止画、Main 12 Intra、Main 12 4:4:4 Intra、Main 12静止画、又はMain 12 4:4:4静止画プロファイルに適合することが示される。
- デコーダはMain 16 4:4:4 Intraプロファイルに適合し、ビットストリームはMain 10静止画、Main 10 4:4:4静止画、Main 12 Intra、Main 12 4:4:4 Intra、Main 16 4:4:4 Intra、Main 12静止画、Main 12 4:4:4静止画、又はMain 16 4:4:4静止画プロファイルに適合することが示される。
- デコーダはMain 12静止画プロファイルに適合し、ビットストリームはMain 10静止画又はMain 12静止画プロファイルに適合することが示される。
- デコーダはMain 12 4:4:4静止画プロファイルに適合し、ビットストリームはMain 10静止画、Main 10 4:4:4静止画、Main 12静止画又はMain 12 4:4:4静止画プロファイルに適合することが示される。
- デコーダはMain 16 4:4:4静止画プロファイルに適合し、ビットストリームはMain 10静止画、Main 10 4:4:4静止画、Main 12静止画、Main 12 4:4:4静止画、又はMain 16 4:4:4静止画プロファイルに適合することが示される。
- ビットストリームは、指定された階層以下の階層に適合することが示される。
- ビットストリームは、レベル15.5ではなく指定されたレベル以下のレベルに適合することが示される。
特定の階層の特定のレベルでMain 12静止画プロファイルに適合するデコーダは、次の条件が両方とも当てはまる場合、ビットストリームの第1のピクチャを復号することもできるものとする:
- そのビットストリームは、Main 10、Main 12、又はMain 12 Intraプロファイルに適合し、指定された階層以下の階層に適合し、レベル15.5ではなく指定されたレベル以下のレベルに適合することが示される。
- そのピクチャは、IRAPピクチャであるか、或いはph_recovery_poc_cntが0に等しいGDRピクチャであり、出力層にあり、ph_pic_output_flagが1に等しい。
特定の階層の特定のレベルでMain 12 4:4:4静止画プロファイルに適合するデコーダは、次の条件が両方とも当てはまる場合、ビットストリームの第1のピクチャを復号することもできるものとする:
- そのビットストリームは、Main 10、Main 10 4:4:4、Main 12、Main 12 Intra、Main 12 4:4:4、又はMain 12 4:4:4 Intraプロファイルに適合し、指定された階層以下の階層に適合し、レベル15.5ではなく指定されたレベル以下のレベルに適合することが示される。
- そのピクチャは、IRAPピクチャであるか、或いはph_recovery_poc_cntが0に等しいGDRピクチャであり、出力層にあり、ph_pic_output_flagが1に等しい。
特定の階層の特定のレベルでMain 16 4:4:4静止画プロファイルに適合するデコーダは、次の条件が両方とも当てはまる場合、ビットストリームの第1のピクチャを復号することもできるものとする:
- そのビットストリームは、Main 10、Main 10 4:4:4、Main 12、Main 12 Intra、Main 12 4:4:4、Main 12 4:4:4 Intra、Main 16 4:4:4、又はMain 16 4:4:4 Intraプロファイルに適合し、指定された階層以下の階層に適合し、レベル15.5ではなく指定されたレベル以下のレベルに適合することが示される。
- そのピクチャはIRAPピクチャであるか、或いはph_recovery_poc_cntが0に等しいGDRピクチャであり、出力層にあり、ph_pic_output_flag equalが1に等しい。
【0062】
本開示の実施形態は、プロファイル・インジケータ値を使用したプロファイルの指示に関する。これらの実施形態は、任意のコーデック、例えば、VVC規格によって符号化されたビデオビットストリームに対して、個別に又は様々な組み合わせで適用され得る。
【0063】
本明細書で使用されるように、用語「ブロック」は、スライス、タイル、ブリック、サブピクチャ、コーディングツリーユニット(CTU)、コーディングツリーブロック(CTB)、CTU行、CTB行、1つ又は複数のコーディング ユニット(CU)、1つ又は複数のコーディング ブロック(CB)、1つ又は複数のCTU、1つ又は複数のCTB、1つ又は複数の仮想パイプライン データ ユニット(VPDU)、ピクチャ/スライス/タイル/ブリック内のサブ領域、推論ブロックなどを表し得る。いくつかの実施形態では、ブロックは、ビデオ内の1つ又は複数のサンプル、又は1つ又は複数のピクセルを含み得る。
【0064】
上で論じたように、指定されたVVCプロファイルを示すための現在設計は、一連の規則に従っている。例えば、任意の10ビットプロファイルの場合、7ビットのgeneral_profile_idcのビット0(即ち、最下位ビット、LSB)は1に等しく、任意の12ビットプロファイルの場合、general_profile_idcのビット1は1に等しく、任意の16ビットプロファイルの場合、general_profile_idcのビット2は1に等しい。現在設計では、最大許容ビット深度を個別に示すためにgeneral_profile_idcの3つのLSBを使用し、各ビットは1つの最大許容ビット深度を示していることが分かる。即ち、3ビットが個別に使用されるが、3つの異なる最大許容ビット深度値を指定する能力を実現するだけであり、効率が低い。
【0065】
これらの問題及び他の潜在的な問題の少なくとも一部を解決するために、本開示の実施形態は、プロファイル・インジケータ値を使用してプロファイルを指示するための方案を提案する。具体的には、2つ以上のビットの組み合わせを使用して複数の異なる最大許容ビット深度値を示すことが提案される。例えば、わずか2つのLSBの組み合わせを使用して4つの異なる最大許容ビット深度値を示す方が効率的であり、同時に、ビット2を将来的に他の目的に使用できるため、同じルールでさらに多くの将来のgeneral_profile_idc値が可能になる。
【0066】
これらの実施形態は、一般的な概念を説明するための例であり、狭く解釈されるべきではないことを理解すべきである。また、これらの実施形態は、個別に適用されるか、又は任意の方式で組み合わせて適用され得ることを理解すべきである。
【0067】
図4は、本開示のいくつかの実施形態によるビデオ処理のための方法400のフローチャートを示す。図4に示すように、402では、ビデオのターゲット・ビデオブロックと前記ビデオのビットストリームとの間の変換が、ビットストリームを復号するための能力を定義するプロファイルの一般プロファイル・インジケータに基づいて実行される。前記一般プロファイル・インジケータは複数のビットを含み得る。本開示の実施形態によれば、一般プロファイル・インジケータの少なくとも2ビットが組み合わされてプロファイルのビット深さを示す。
【0068】
したがって、プロファイルのビット深度、例えば最大許容ビット深度は、一般プロファイル・インジケータの個々のビットの代わりに、2つ以上のビットの組み合わせを使用することで示され得る。このようにして、プロファイルを指示する効率を効果的に向上できる。
【0069】
プロファイルは、ビットストリームに対する制限を指定し、したがって、ビットストリームを復号するために必要な能力に対する制限を指定する。プロファイルは、個々のデコーダ具現の能力や、エンコーダとデコーダ間の相互運用性ポイントを示すためにも使用される。各プロファイルは、そのプロファイルに適合する全てのデコーダによってサポートされるアルゴリズム特徴及び制限のサブセットを指定する。プロファイルは、シンタックス要素、general_profile_idcを通じて示され得る。それは、所定数のビットを有し得る。
【0070】
本開示の実施形態によれば、2つ以上のビット、例えばLSBが、異なるプロファイルを示すために使用され得る。いくつかの実施形態では、プロファイルは、Main 16 4:4:4プロファイルであり得、ビットストリームのMain 16 4:4:4プロファイルへの適合性は、一般プロファイル・インジケータが35に等しいことで示され得る。
【0071】
代替形態として又はそれに加えて、いくつかの実施形態では、プロファイルは、Main 16 4:4:4 Intraプロファイルであり得、ビットストリームのMain 16 4:4:4 Intraプロファイルへの適合性は一般プロファイル・インジケータが43に等しいことで示され得る。
【0072】
代替形態として又はそれに加えて、いくつかの実施形態では、プロファイルは、Main 16 4:4:4静止画プロファイルであり得、ビットストリームのMain 16 4:4:4静止画プロファイルへの適合性は、一般プロファイル・インジケータが99に等しいことで示され得る。
【0073】
一般プロファイル・インジケータによって示されるプロファイル及び/又は値の上記の例は、本開示に対するいかなる制限も示唆するものではなく、解説のために論じられることを理解すべきである。他の適切なプロファイル又は値も本開示の実施形態に適用され得ることも理解すべきである。
【0074】
いくつかの実施形態では、一般プロファイル・インジケータの2ビット、例えば2つのLSBが組み合わされてプロファイルの最大許容ビット深度を示し得る。この場合、例えば、一般プロファイル・インジケータの2つのLSBの値は「00」であり得るが、これは、プロファイルが8ビットプロファイルであることを示し得る。代替形態として、いくつかの実施形態では、一般プロファイル・インジケータの2つのLSBの値は「01」であり得るが、プロファイルが10ビットプロファイルであることを示し得る。いくつかのさらなる代替実施形態では、一般プロファイル・インジケータの2つのLSBの値は、プロファイルが12ビットプロファイルであり得ることを示すように、「10」であり得る。さらに、一般プロファイル・インジケータの2つのLSBの値は「11」であり得、プロファイルが16ビットプロファイルであり得ることを示す。
【0075】
一般プロファイル・インジケータの2つのLSBの値の上記の例は、本開示に対するいかなる制限も示唆するものではなく、解説のために論じられることを理解すべきである。2つ以上のLSBの他の適切な組み合わせ又は値が本開示の実施形態に適用され得ることも理解すべきである。
【0076】
いくつかの実施形態では、変換は、ターゲット・ビデオブロックをビットストリームに符号化することを含み得る。代替形態として、変換は、ビットストリームからターゲット・ビデオブロックを復号することを含み得る。言い換えれば、方法400は、ビットストリームのエンコーダとデコーダの両方で実行され得る。
【0077】
本開示のさらなる実施形態によれば、ビデオのビットストリームは、非一時的なコンピュータ可読記録媒体に記憶され得る。前記ビットストリームは、前記ビットストリームを復号するための能力を定義するプロファイルの一般プロファイル・インジケータに基づいてビデオ処理装置によって実行される方法によって生成される。一般プロファイル・インジケータの少なくとも2ビットが組み合わされてプロファイルのビット深度を示す。
【0078】
いくつかの実施形態では、ビデオのビットストリームを記憶する方法が提案される。前記ビットストリームは、ビットストリームを復号するための能力を定義するプロファイルの一般プロファイル・インジケータに基づいて生成され、一般プロファイル・インジケータの少なくとも2ビットが組み合わされてプロファイルのビット深度を示す。次に、生成されたビットストリームは、非一時的なコンピュータ可読記録媒体に記憶される。
【0079】
本開示の具現は、以下の条項を考慮して説明することができ、その特徴は任意の合理的な方式で組み合わされ得る。
【0080】
条項1.ビデオ処理方法であって、
ビットストリームを復号するための能力を定義するプロファイルの一般プロファイル・インジケータに基づいて、ビデオのターゲット・ビデオブロックと前記ビデオのビットストリームとの間の変換を実行するステップであって、前記一般プロファイル・インジケータの少なくとも2ビットが組み合わされて前記プロファイルのビット深度を示すステップを含む方法。
【0081】
条項2.前記一般プロファイル・インジケータは、シンタックス要素general_profile_idcとして表され、所定数のビットを有する、条項1に記載の方法。
【0082】
条項3.前記プロファイルはMain 16 4:4:4プロファイルであり、前記ビットストリームの前記Main 16 4:4:4プロファイルへの適合性は、前記一般プロファイル・インジケータが35に等しいことで示される、条項1又は2に記載の方法。
【0083】
条項4.前記プロファイルは、Main 16 4:4:4 Intraプロファイルであり、前記ビットストリームの前記Main 16 4:4:4 Intraプロファイルへの適合性は、前記一般プロファイル・インジケータが43に等しいことで示される、条項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【0084】
条項5.前記プロファイルはMain 16 4:4:4静止画プロファイルであり、前記ビットストリームの前記Main 16 4:4:4静止画プロファイルへの適合性は、前記一般プロファイル・インジケータが99に等しいことで示される、条項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【0085】
条項6.前記一般プロファイル・インジケータの2つの最下位ビット(LSB)が組み合わされて、前記プロファイルの最大許容ビット深度を示す、条項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【0086】
条項7.前記一般プロファイル・インジケータの2つのLSBの値は「00」であり、前記プロファイルが8ビットプロファイルであることを示す、条項6に記載の方法。
【0087】
条項8.前記一般プロファイル・インジケータの2つのLSBの値は「01」であり、前記プロファイルが10ビットプロファイルであることを示す、条項6又は7に記載の方法。
【0088】
条項9.前記一般プロファイル・インジケータの2つのLSBの値は「10」であり、前記プロファイルが12ビットプロファイルであることを示す、条項6から8のいずれか一項に記載の方法。
【0089】
条項10.前記一般プロファイル・インジケータの2つのLSBの値は「11」であり、前記プロファイルが16ビットプロファイルであることを示す、条項6から9のいずれか一項に記載の方法。
【0090】
条項11.前記変換は、前記ターゲット・ビデオブロックを前記ビットストリームに符号化することを含む、条項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【0091】
条項12.前記変換は、前記ビットストリームから前記ターゲット・ビデオブロックを復号することを含む、条項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【0092】
条項13.プロセッサと、命令を備えた非一時的メモリとを含むビデオデータを処理する装置であって、前記命令は前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに条項1から12のいずれか一項に記載の方法を実行させる装置。
【0093】
条項14.プロセッサに条項1から12のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶する非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【0094】
条項15.ビデオ処理装置によって実行される方法によって生成されたビデオのビットストリームを記憶する非一時的なコンピュータ可読記録媒体であって、前記方法は、前記ビットストリームを復号するための能力を定義するプロファイルの一般プロファイル・インジケータに基づいて前記ビットストリームを生成するステップであって、前記一般プロファイル・インジケータの少なくとも2ビットが組み合わされて前記プロファイルのビット深度を示すステップを含む、非一時的なコンピュータ可読記録媒体。
【0095】
条項16.ビデオのビットストリームを記憶する方法であって、前記ビットストリームを復号するための能力を定義するプロファイルの一般プロファイル・インジケータに基づいて前記ビットストリームを生成するステップであって、前記一般プロファイル・インジケータの少なくとも2ビットが組み合わされて前記プロファイルのビット深度を示すステップと、前記ビットストリームを非一時的なコンピュータ可読記録媒体に記憶するステップとを含む方法。
【0096】
例示的なデバイス
図5は、本開示の様々な実施形態を具現できるコンピューティングデバイス500のブロック図を示す。コンピューティングデバイス500は、ソースデバイス110(或いは、ビデオエンコーダ114又は200)又は宛先デバイス120(或いはビデオデコーダ124又は300)として具現されるか、又はそれに含まれ得る。
【0097】
図5に示されるコンピューティングデバイス500は、単に解説を目的としたものであり、本開示の実施形態の機能及び範囲をいかなる形でも制限することを示唆するものではないことが理解されるだろう。
【0098】
図5に示すように、コンピューティングデバイス500は、汎用コンピューティングデバイス500を含む。コンピューティングデバイス500は、少なくとも1つ又は複数のプロセッサ又は処理ユニット510と、メモリ520と、記憶ユニット530と、1つ又は複数の通信ユニット540と、1つ又は複数の入力デバイス550と、1つ又は複数の出力デバイス560とを含み得る。
【0099】
いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイス500は、コンピューティング能力を有する任意のユーザ端末又はサーバ端末として具現され得る。前記サーバ端末は、サービスプロバイダが提供するサーバや大規模コンピューティングデバイスなどであり得る。前記ユーザ端末は、例えば、携帯電話、ステーション、ユニット、デバイス、マルチメディアコンピュータ、マルチメディアタブレット、インターネットノード、コミュニケータ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、パーソナルコミュニケーションシステム(PCS)デバイス、パーソナルナビゲーションデバイス、携帯情報端末(PDA)、オーディオ/ビデオプレーヤー、デジタルカメラ/ビデオカメラ、測位デバイス、テレビ受信機、ラジオ放送受信機、電子ブックデバイス、ゲームデバイス、又はそれらの任意の組み合わせ(これらのデバイスのアクセサリ及び周辺機器、又はそれらの任意の組み合わせを含む)を含む、任意のタイプの移動端末、固定端末、又は携帯端末であり得る。コンピューティングデバイス500は、ユーザに対する任意のタイプのインターフェース(「ウェアラブル」回路など)をサポートできることが考えられる。
【0100】
処理ユニット510は、物理又は仮想プロセッサであり得、メモリ520に記憶されたプログラムに基づいて様々なプロセスを具現することができる。マルチプロセッサシステムでは、コンピューティングデバイス500の並列処理能力を向上させるために、複数の処理ユニットがコンピュータ実行可能命令を並列に実行する。処理ユニット510は、中央処理ユニット(CPU)、マイクロプロセッサ、コントローラ又はマイクロコントローラと呼ばれ得る。
【0101】
コンピューティングデバイス500は、通常、様々なコンピュータ記憶媒体を含む。このような媒体は、揮発性及び不揮発性媒体、又は取り外し可能及び取り外し不可能な媒体を含むがこれらに限定されない、コンピューティングデバイス500によってアクセス可能な任意の媒体であり得る。メモリ520は、揮発性メモリ(例えば、レジスタ、キャッシュ、ランダムアクセスメモリ(RAM))、不揮発性メモリ(例えば、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ)、又はそれらの任意の組み合わせであり得る。記憶ユニット530は、任意の取り外し可能又は取り外し不可能な媒体であり得、情報及び/又はデータを記憶するために使用でき、コンピューティングデバイス500でアクセスできる、メモリ、フラッシュメモリドライブ、磁気ディスク又は別の他の媒体などの機械可読媒体を含み得る。
【0102】
コンピューティングデバイス500は、追加の取り外し可能/取り外し不可能、揮発性/不揮発性メモリ媒体をさらに含み得る。なお、図5には示していないが、着脱可能な不揮発性磁気ディスクの読み書きを行う磁気ディスクドライブや、着脱可能な不揮発性光ディスクの読み書きを行う光ディスクドライブを提供することが可能である。このような場合、各ドライブは、1つ又は複数のデータ媒体インターフェースを介してバス(図示せず)に接続され得る。
【0103】
通信ユニット540は、通信媒体を介してさらなるコンピューティングデバイスと通信する。さらに、コンピューティングデバイス500内のコンポーネントの機能は、通信接続を介して通信できる単一のコンピューティングクラスタ又は複数のコンピューティングマシンによって具現され得る。したがって、コンピューティングデバイス500は、1つ又は複数の他のサーバ、ネットワーク化されたパーソナルコンピュータ(PC)、又はさらなる一般的なネットワークノードとの論理接続を使用して、ネットワーク化された環境で動作することができる。
【0104】
入力デバイス550は、マウス、キーボード、トラッキングボール、音声入力デバイスなどの様々な入力デバイスのうちの1つ又は複数であり得る。出力デバイス560は、ディスプレイ、ラウドスピーカ、プリンタなどの様々な出力デバイスのうちの1つ又は複数であり得る。通信ユニット540によって、コンピューティングデバイス500は、記憶デバイス及び表示デバイスなどの1つ又は複数の外部デバイス(図示せず)とさらに通信することができ、1つ又は複数のデバイスにより、ユーザがコンピューティングデバイス500と対話可能にするか、又は、必要に応じて、任意のデバイス(ネットワークカード、モデムなど)により、コンピューティングデバイス500が1つ又は複数の他のコンピューティングデバイスと通信可能にする。このような通信は、入出力(I/O)インターフェース(図示せず)を介して実行され得る。
【0105】
いくつかの実施形態では、単一のデバイスに統合される代わりに、コンピューティングデバイス500のいくつかの又は全てのコンポーネントがクラウドコンピューティングアーキテクチャに配置され得る。クラウドコンピューティングアーキテクチャでは、コンポーネントは遠隔的に提供され、連携して本開示で説明される機能を実施し得る。いくつかの実施形態では、クラウドコンピューティングは、コンピューティング、ソフトウェア、データアクセス及びストレージサービスを提供し、これらのサービスを提供するシステム又はハードウェアの物理的な位置又は構成をエンドユーザが認識する必要はない。様々な実施形態において、クラウドコンピューティングは、適切なプロトコルを使用して広域ネットワーク(インターネットなど)を介してサービスを提供する。例えば、クラウドコンピューティングプロバイダーは、Webブラウザ又はその他のコンピューティングコンポーネントを通じてアクセスできる広域ネットワーク経由でアプリケーションを提供する。クラウドコンピューティングアーキテクチャのソフトウェア又はコンポーネント及び対応するデータは、遠隔地にあるサーバに保存され得る。クラウドコンピューティング環境におけるコンピューティングリソースは、リモートデータセンターの場所に併合又は分散され得る。クラウドコンピューティングインフラストラクチャは、ユーザにとって単一のアクセスポイントとして動作するが、共有データセンターを通じてサービスを提供し得る。したがって、クラウドコンピューティングアーキテクチャを使用して、本明細書で説明されるコンポーネント及び機能を遠隔地にあるサービスプロバイダから提供し得る。代替形態として、それらは従来のサーバから提供されるか、又はクライアントデバイスに直接又はその他の方法でインストールされ得る。
【0106】
コンピューティングデバイス500は、本開示の実施形態においてビデオ符号化/復号化を具現するために使用され得る。メモリ520は、1つ又は複数のプログラム命令を有する1つ又は複数のビデオ符号化モジュール525を含み得る。これらのモジュールは、本明細書で説明される様々な実施形態の機能を実行するように、処理ユニット510によってアクセス可能かつ実行可能である。
【0107】
ビデオ符号化を実行する例示的な実施形態では、入力デバイス550は、符号化されるビデオデータを入力570として受信し得る。ビデオデータは、例えば、ビデオ符号化モジュール525によって処理されて、符号化されたビットストリームを生成し得る。符号化されたビットストリームは、出力デバイス560を介して出力580として提供され得る。
【0108】
ビデオ復号を実行する例示的な実施形態では、入力デバイス550は、符号化されたビットストリームを入力570として受信し得る。符号化されたビットストリームは、例えば、ビデオ符号化モジュール525によって処理されて、復号されたビデオデータを生成し得る。復号されたビデオデータは、出力デバイス560を介して出力580として提供され得る。
【0109】
本開示は、その好ましい実施形態を参照して特に図示及び説明されたが、添付の特許請求の範囲によって定義される本出願の精神及び範囲から逸脱することなく、形態及び詳細における様々な変更を行うことができることが当業者には理解されるであろう。このような変形は、本出願の範囲に含まれるものとする。したがって、本出願の実施形態に関する前述の説明は限定することを意図したものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2024-04-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオ処理方法であって、
ビットストリームを復号するための能力を定義するプロファイルの一般プロファイル・インジケータに基づいて、ビデオのターゲット・ビデオブロックと前記ビデオのビットストリームとの間の変換を実行するステップを含み、前記一般プロファイル・インジケータの少なくとも2ビットが組み合わされて、前記プロファイルのビット深度を示す、方法。
【請求項2】
前記一般プロファイル・インジケータは、シンタックス要素general_profile_idcとして表され、所定数のビットを有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記プロファイルはMain 16 4:4:4プロファイルであり、前記ビットストリームの前記Main 16 4:4:4プロファイルへの適合性は、前記一般プロファイル・インジケータが35に等しいことで示される、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記プロファイルは、Main 16 4:4:4 Intraプロファイルであり、前記ビットストリームの前記Main 16 4:4:4 Intraプロファイルへの適合性は、前記一般プロファイル・インジケータが43に等しいことで示される、請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記プロファイルはMain 16 4:4:4静止画プロファイルであり、前記ビットストリームの前記Main 16 4:4:4静止画プロファイルへの適合性は、前記一般プロファイル・インジケータが99に等しいことで示される、請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記一般プロファイル・インジケータの2つの最下位ビット(LSB)が組み合わされて、前記プロファイルの最大許容ビット深度を示す、請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記一般プロファイル・インジケータの2つのLSBの値は「00」であり、前記プロファイルが8ビット・プロファイルであることを示す、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記一般プロファイル・インジケータの2つのLSBの値は「01」であり、前記プロファイルが10ビット・プロファイルであることを示す、請求項6記載の方法。
【請求項9】
前記一般プロファイル・インジケータの2つのLSBの値は「10」であり、前記プロファイルが12ビット・プロファイルであることを示す、請求項6記載の方法。
【請求項10】
前記一般プロファイル・インジケータの2つのLSBの値は「11」であり、前記プロファイルが16ビット・プロファイルであることを示す、請求項6記載の方法。
【請求項11】
前記変換は、前記ターゲット・ビデオブロックを前記ビットストリームに符号化するステップを含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記変換は、前記ビットストリームから前記ターゲット・ビデオブロックを復号するステップを含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
プロセッサと、命令を備えた非一時的メモリとを含むビデオデータを処理する装置であって、
前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに請求項1~10のいずれか一項に記載の方法を実行させる、装置。
【請求項14】
プロセッサに請求項1~10のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶する、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
ビデオのビットストリームを記憶する方法であって、
前記ビットストリームを復号するための能力を定義する、プロファイルの一般プロファイル・インジケータに基づいて、前記ビットストリームを生成するステップであって、前記一般プロファイル・インジケータの少なくとも2ビットが組み合わされて、前記プロファイルのビット深度を示すステップと、
前記ビットストリームを非一時的なコンピュータ可読記録媒体に記憶するステップと、を含む、方法。
【国際調査報告】