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特表2024-535560ビーム確定方法、機器および記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-30
(54)【発明の名称】ビーム確定方法、機器および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/10 20180101AFI20240920BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20240920BHJP
   H04W 72/20 20230101ALI20240920BHJP
   H04W 16/26 20090101ALI20240920BHJP
   H04B 7/06 20060101ALI20240920BHJP
【FI】
H04W76/10
H04W16/28
H04W72/20
H04W16/26
H04B7/06 956
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024521315
(86)(22)【出願日】2022-09-28
(85)【翻訳文提出日】2024-04-10
(86)【国際出願番号】 CN2022122076
(87)【国際公開番号】W WO2023056864
(87)【国際公開日】2023-04-13
(31)【優先権主張番号】202111176629.8
(32)【優先日】2021-10-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】苗▲ティン▼
(72)【発明者】
【氏名】▲ケイ▼衛民
(72)【発明者】
【氏名】盧有雄
(72)【発明者】
【氏名】畢峰
(72)【発明者】
【氏名】陳杰
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE06
5K067EE10
5K067KK02
(57)【要約】
本文は、ビーム確定方法、機器および記憶媒体を開示する。第1通信ノードに適用されるビーム確定方法は、第2通信ノードから送信された構成情報を受信することと、前記構成情報に基づいて第1通信ノードが使用するビームを確定することとを含み、前記構成情報は、第1構成情報、第2構成情報、第3構成情報のうちの1つを少なくとも含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1通信ノードに適用されるビーム確定方法であって、
第2通信ノードから送信された構成情報を受信することと、
前記構成情報に基づいて第1通信ノードが使用するビームを確定することと、を含み、
前記構成情報は、第1構成情報、第2構成情報、第3構成情報のうちの1つを少なくとも含む、
ビーム確定方法。
【請求項2】
前記第1構成情報は、構成周期における各時間単位に対応するビーム情報を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ビーム情報は、下りリンクDLシンボルに対応するDL送信ビーム、DLシンボルに対応するDL受信ビーム、上りリンクULシンボルに対応するUL送信ビーム、ULシンボルに対応するUL受信ビーム、フレキシブルFシンボルに対応するビーム、前記第2通信ノードの送信ビームのうちの1つを少なくとも含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
1つの時間単位について、前記DLシンボルに対応するDL送信ビームは、時間単位内のDLシンボルで前記第1通信ノードが第1リンクで使用する送信ビームを指示することに用いられ、
1つの時間単位について、前記ULシンボルに対応するUL受信ビームは、時間単位内のULシンボルで前記第1通信ノードが第1リンクで使用する受信ビームを指示することに用いられ、
1つの時間単位について、前記Fシンボルに対応するビームは、時間単位内のFシンボルで前記第1通信ノードが第1リンクで使用するDL送信ビーム、時間単位内のFシンボルで前記第1通信ノードが第1リンクで使用するUL受信ビーム、時間単位内のFシンボルで前記第1通信ノードが第2リンクで使用するDL受信ビーム、時間単位内のFシンボルで前記第1通信ノードが第2リンクで使用するUL送信ビームの少なくとも1つを指示することに用いられ、
1つの時間単位について、前記DLシンボルに対応するDL受信ビームは、時間単位内のDLシンボルで前記第1通信ノードが第2リンクで使用する受信ビームを指示することに用いられ、
1つの時間単位について、前記ULシンボルに対応するUL送信ビームは、時間単位内のULシンボルで前記第1通信ノードが第2リンクで使用する送信ビームを指示することに用いられ、
1つの時間単位について、前記第2通信ノードの送信ビームは、時間単位内で前記第1通信ノードが第2リンクで使用するDL受信ビームおよびUL送信ビームのうちの少なくとも1つを指示することに用いられる、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記Fシンボルに対応するビームは、第1送受信ビーム、第1送受信ビームおよび対応する第1Fシンボルグループ、第1送受信指示情報、DL送信ビームおよび対応する第2Fシンボルグループ、UL受信ビームおよび対応する第3Fシンボルグループ、第2送受信ビーム、第2送受信ビームおよび対応する第4Fシンボルグループ、第2送受信指示情報、DL受信ビームおよび対応する第5Fシンボルグループ、UL送信ビームおよび対応する第6Fシンボルグループ、第3送受信ビーム、第3送受信ビームおよび対応する第7Fシンボルグループ、上りリンク・下りリンク送受信指示情報、DL送信ビーム・DL受信ビームおよび対応する第8Fシンボルグループ、UL送信ビーム・UL受信ビームおよび対応する第9Fシンボルグループのうちの1つを少なくとも含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記第2構成情報は、リソースグループおよびリソースグループに対応するビーム情報を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
1つのリソースグループは1つのビーム情報に対応し、前記ビーム情報は、DL送信ビーム、DL受信ビーム、UL送信ビーム、UL受信ビーム、第2通信ノードの送信ビームのうちの1つを少なくとも含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記リソースグループに対応するビーム情報は、
1つのリソースグループが1つのビーム情報に対応することと、
1つのリソースセット内の全てのリソースグループが1つのビーム情報に対応することと、のうちの1つを少なくとも含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記ビーム情報コンポーネントは、少なくとも1つの時間単位に対応するビーム情報を指示し、前記ビーム情報コンポーネントのリストは、少なくとも1つのビーム情報コンポーネントを含み、前記コンポーネント指示情報は、1つのコンポーネントインデックスを指示することに用いられる、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記ビーム情報コンポーネントの各タプルは、リソースタイプまたはリンクに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示する、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
リソースタイプに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示し、前記ビーム情報は、DL受信ビーム、DL送信ビーム、UL受信ビーム、UL受信ビームのうちの1つを少なくとも含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
リンクに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示し、前記ビーム情報は、第1通信ノードの第1リンクでのビーム、第1通信ノードの第2リンクでのビーム、第2通信ノードの送信ビームのうちの1つを少なくとも含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記第3構成情報は、有効化を指示する時間単位の、時間単位識別子および対応するビーム情報、ビーム情報コンポーネントまたはコンポーネント指示情報を担持しているシグナリングを検出した時間単位に対するオフセット量を更に含む、
請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記構成情報は前記第1構成情報および前記第2構成情報を含み、同じ時間リソースの対応するビーム情報が前記第1構成情報および前記第2構成情報によって同時に指示された場合、前記第2構成情報によって指示されたビーム情報は、前記第1構成情報によって指示されたビーム情報を上書きまたは修正する、
請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記構成情報は前記第1構成情報および前記第3構成情報を含み、同じ時間リソースの対応するビーム情報が前記第1構成情報および前記第3構成情報によって同時に指示された場合、前記第3構成情報によって指示されたビーム情報は、前記第1構成情報によって指示されたビーム情報を上書きまたは修正する、
請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記DL受信ビームは、前記第1通信ノードの第2リンクでの受信ビーム、前記第2通信ノードの送信ビームの1つを含み、前記DL送信ビームは、前記第1通信ノードの第1リンクでの送信ビームを含み、前記UL受信ビームは、前記第1通信ノードの第1リンクでの受信ビームを含み、前記UL送信ビームは、前記第1通信ノードの第2リンクでの送信ビーム、前記第2通信ノードの送信ビームの1つを含む、
請求項3、7または11に記載の方法。
【請求項17】
第2通信ノードに適用されるビーム確定方法であって、
構成情報を確定することと、
前記第1通信ノードによる前記構成情報に基づいた使用されるビームの確定のために、前記構成情報を第1通信ノードに送信することと、を含み、
前記構成情報は、第1構成情報、第2構成情報、第3構成情報のうちの1つを少なくとも含む、
ビーム確定方法。
【請求項18】
通信モジュール、メモリ、および少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記通信モジュールは、第1通信ノードと第2通信ノードとの間で通信インタラクションを行うように構成され、
前記メモリは、1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成され、
前記1つまたは複数のプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項1から16または請求項17のいずれか1項に記載のビーム確定方法を実現する、
通信機器。
【請求項19】
プロセッサによって実行されると、請求項1から16または請求項17のいずれか1項に記載のビーム確定方法を実現するコンピュータプログラムが記憶される、
記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、通信分野に関し、例えば、ビーム確定方法、機器および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
高周波のシーンにおいて、スマートリピータは、時間分割複信(Time Division Duplexing、TDD)設定を利用し、基地局とユーザ機器(User Equipment、UE)との間の上りリンク伝送および下りリンク伝送を時間分割方式で増幅転送する。且つ、基地局は、端末が転送に使用するビームを確定するために、スマートリピータにいくつかの制御情報(例えば、ビーム構成情報)を提供し、スマートリピータの転送操作を実現することができる。しかし、スマートリピータがどのようにビーム構成情報に基づいて使用されるビームを確定するかは、1つの早急に解決すべき技術的問題である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本願の実施例は、
第1通信ノードに適用されるビーム確定方法であって、
第2通信ノードから送信された構成情報を受信することと、
前記構成情報に基づいて第1通信ノードが使用するビームを確定することと、を含み、
前記構成情報は、第1構成情報、第2構成情報、第3構成情報のうちの1つを少なくとも含む、
ビーム確定方法を提供する。
【0004】
本願の実施例は、
第2通信ノードに適用されるビーム確定方法であって、
構成情報を確定することと、
前記第1通信ノードによる前記構成情報に基づいた使用されるビームの確定のために、前記構成情報を第1通信ノードに送信することと、を含み、
前記構成情報は、第1構成情報、第2構成情報、第3構成情報のうちの1つを少なくとも含む、
ビーム確定方法を提供する。
【0005】
本願の実施例は、
通信モジュール、メモリ、および1つまたは複数のプロセッサを備え、
前記通信モジュールは、第1通信ノードと第2通信ノードとの間で通信インタラクションを行うように構成され、
前記メモリは、1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成され、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、上記いずれかの実施例に係るビーム確定方法を実現する、
通信機器を提供する。
【0006】
本願の実施例は、
プロセッサによって実行されると、上記いずれかの実施例に係るビーム確定方法を実現するコンピュータプログラムが記憶される、
記憶媒体を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】関連技術に係るスマートリピータの通信模式図である。
図2】本願の実施例に係るビーム確定方法のフローチャートである。
図3】本願の実施例に係る別のビーム確定方法のフローチャートである。
図4】本願の実施例に係る第1構成情報を用いて使用ビームを確定する模式図である。
図5】本願の実施例に係る別の第1構成情報を用いて使用ビームを確定する模式図である。
図6】本願の実施例に係る更なる第1構成情報を用いて使用ビームを確定する模式図である。
図7】本願の実施例に係るまた別の第1構成情報を用いて使用ビームを確定する模式図である。
図8】本願の実施例に係る複数のリソースグループの模式図である。
図9】本願の実施例に係るリソースグループとビーム情報との間の対応関係の構成模式図である。
図10】本願の実施例に係るリソースセットとビーム情報との間の対応関係の構成模式図である。
図11】本願の実施例に係るリソースセット、リソースグループとビーム情報との間の対応関係の構成模式図である。
図12】本願の実施例に係るリソースタイプに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示する模式図である。
図13】本願の実施例に係るリンクに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示する模式図である。
図14】本願の実施例に係るビーム確定装置の構造ブロック図である。
図15】本願の実施例に係る別のビーム確定装置の構造ブロック図である。
図16】本願の実施例に係る通信機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら本願の実施例について説明する。以下、実施例および図面を参照しながら本願について説明する。記載される実施例は、本願を解釈するためのものに過ぎず、本願の範囲を限定するものではない。
【0009】
カバレッジは、セルラーネットワークデプロイメントにとって極めて重要であり、通常、基地局、統合アクセスおよびバックホール(Integrated Access and Backhaul、IAB)ノード、無線周波数リピータ(RF repeater)等のような異なるタイプのネットワークノードにより、全面的なネットワークのカバレッジを提供することができる。
【0010】
新しい無線(New Radio、NR)はより高い周波数を使用することができ、通常、高周波チャネルは、自由伝搬損失が大きく、酸素ガスに吸収されやすく、降雨減衰による影響が大きい等の欠点を有し、高周波通信システムのカバレッジ性能に大きく影響を及ぼし、カバレッジのチャレンジを激化し、アナログビーム賦形技術を採用してカバレッジ範囲を拡張するほか、NRにIABノードを導入し、IABノードはNRにおける中継ノードであり、NRによりアクセスおよびバックホールをサポートし、ネットワーク側における終了ノードはドナーIABであり、全てのIABノードは、1ホップまたはマルチホップを経てドナーIABに接続され、ドナーIABは、IAB機能をサポートする次世代基地局(next generation NodeB、gNB)であり、gNBはNRの基地局であり、通常、1つの集中型ユニット(Central Unit、CU)および少なくとも1つの分散型ユニット(Distributed Unit、DU)を含み、IABノードを導入することにより、NRセルを柔軟かつ密集してデプロイメントすることを実現でき、大量の光ファイバを敷設する必要がなく、ネットワークデプロイメントのコストを節約し、ネットワークのカバレッジ範囲を拡大する。UEの一部の機能をサポートするIABノードは、IAB-MTと呼ばれてもよく、IAB-MTは、無線を介して上位ノード(または、親ノードと呼ばれる)と接続してバックホールを実現する。gNB-DUの機能を同時にサポートするIABノードは、IAB-DUと呼ばれ、一般的なUEおよびIABノード(または、子ノードと呼ばれる)にサービスを提供することができる。IABノードは、再生タイプの中継であり、IABノードを介して転送される各データパケットは、次のホップのノードまたは端末に伝送されるように、IABノードによって正確に復号化および再符号化される。
【0011】
リピータは、既に第2世代移動体通信技術(the 2nd Generation mobile communication technology、2G)、3Gおよび4Gデプロイメントに使用され、下りリンク方向(基地局から端末へ)および上りリンク方向(端末から基地局へ)でデータを受信、増幅および発信するための機器であり、リピータを用いてネットワークのカバレッジを補充し、ネットワークのカバレッジ能力を向上させることができ、ネットワークのカバレッジ率を高める最も簡単でコストパフォーマンスが最も高い方法であり、コストが低く、デプロイメントしやすく、遅延を増加しないこと等の利点を有するが、所望信号と噪声を同時に増幅するため、システムにおける干渉(汚染)を増加する可能性がある欠点を有する。無線周波数リピータは非再生タイプの中継であり、受信した全てのデータを簡単に増幅して送信するだけである。無線周波数リピータは、通常、全二重ノードであり、送受信の観点から、上りリンクと下りリンクを区別しない。
【0012】
NRデプロイメントにおいて、TDD方式を採用することができるため、双方向の増幅転送を同時に行う必要がない可能性があり、一般的なリピータの汚染問題を低減することができ、単一のユーザに対してアナログビーム賦形技術を用いて伝送を行うことにより、特に高周波において、カバレッジを拡張することができ、ネットワークを知らない一般的なリピータは、ビーム利得を取得できない可能性がある。従って、一般的なリピータとIABノードの間に介在するスマートリピータ(smart repeater)は、1つの好ましい選択であり、図1は、関連技術に係るスマートリピータの通信模式図である。下りリンク方向(即ち、基地局から端末UEへ)および上りリンク方向において、スマートリピータは、放射線を受信、増幅および送信し、または無線周波数キャリアを伝導する。下りリンクにおいて、スマートリピータは、基地局からのデータを受信して増幅してUEに送信する。上りリンクにおいて、スマートリピータは、UEからのデータを受信して増幅して基地局に送信し、スマートリピータが基地局とUEとの間で伝送されるデータを受信、増幅および送信する過程は、増幅転送と呼ばれる。基地局は、スマートリピータにいくつかの制御情報、例えば、構成情報(ビーム構成情報と呼ばれてもよい)を提供することができ、ビーム構成情報に基づいて増幅転送に使用されるビームを確定し、知能的な増幅転送操作を実現することができるが、基地局がどのようにスマートリピータに構成情報を提供するか、スマートリピータがどのように使用するビームを確定するかは、1つの早急に解決すべき技術的問題である。
【0013】
これに鑑み、本願の実施例は、第1通信ノードが使用するビームを確定する効果を実現するビーム確定方法を提供する。
【0014】
一実施例において、図2は、本願の実施例に係るビーム確定方法のフローチャートである。本実施例は、通信機器によって実行することができる。ここで、通信機器は第1通信ノードであってもよい。例示的には、第1通信ノードはスマートリピータ、中継局等の受信、増幅および送信の機能を備えるノードであってもよいし、受信、部分的な復号化、再符号化、および転送の機能を備えるノードであってもよい。図2に示すように、本実施例は、S210~S220を含む。
【0015】
S210において、第2通信ノードから送信された構成情報を受信する。
【0016】
S220において、構成情報に基づいて第1通信ノードが使用するビームを確定し、構成情報は、第1構成情報、第2構成情報、第3構成情報のうちの1つを少なくとも含む。
【0017】
実施例において、第1通信ノードは、第2通信ノードから送信された第1構成情報、第2構成情報および第3構成情報のうちの少なくとも1つの構成情報を受信し、この3つの構成情報のうちの少なくとも1つの構成情報に基づき、第1通信ノードが目標時間リソースで使用するビームを確定し、第1通信ノードがビームを確定する効果を実現する。
【0018】
一実施例において、前記構成情報に基づいて第1通信ノードが目標時間リソースで使用するビームを確定することは、前記構成情報によって指示される時間単位に対応するビーム情報および前記目標時間リソースが位置する時間単位に基づき、前記目標時間リソースで使用するビームを確定することと、前記構成情報によって指示されるリソースグループに対応するビーム情報および前記目標時間リソースが位置するリソースグループに基づき、前記目標時間リソースで使用するビームを確定することとのうちの1つを少なくとも含む。
【0019】
一実施例において、第1構成情報は、構成周期における各時間単位に対応するビーム情報を含み、または、第1構成情報は、構成周期における一部の時間単位に対応するビーム情報を含む。実施例において、第1通信ノードが第1構成情報に基づいてそれが時間単位で使用するビームを確定することは、第2通信ノードが第1通信ノードに周期的なまたは準静的なビーム構成情報を提供すると理解されてもよい。実施例において、第1構成情報は、構成周期における時間単位に対応するビーム情報を指示することに用いられ、ここで、指示する粒度は、時間単位のリソースタイプを粒度とすることと、時間単位を粒度とすることとの1つを含む。一実施例において、リソースタイプは、上りリンク、下りリンク、フレキシブルのうちの1つを少なくとも含む。実施例において、時間単位内のFシンボルについて、第1通信ノードは、デフォルトで該Fシンボルで増幅転送を行わない。実施例において、1つの時間単位に対応するビーム数は1つまたは複数であってもよく、これについて限定しない。ここで、時間単位は、無線フレーム、サブフレーム、スロット、スロットの整数倍、シンボル、シンボルの整数倍を含んでもよい。一実施例において、構成周期にN個の時間単位が含まれると仮定すると、第1構成情報は、構成周期におけるN個の時間単位のうちのそれぞれに対応するビーム情報を含み、即ち、第1構成情報は、1つ目の時間単位に対応するビーム情報、2つ目の時間単位に対応するビーム情報…N個目の時間単位に対応するビーム情報を含む。一実施例において、構成周期にN個の時間単位が含まれると仮定すると、第1構成情報は、構成周期における少なくとも1つの時間単位および少なくとも1つの時間単位のうちのそれぞれに対応するビーム情報を含む。一実施例において、1つの時間単位またはシンボルについて、第1構成情報がその対応するビーム情報を指示していない場合、第1通信ノードは、デフォルトで全方向ビームを採用し、または該時間単位またはシンボルで増幅転送を行わない。
【0020】
一実施例において、ビーム情報は、下りリンク(Downlink、DL)シンボルに対応するDL送信ビーム、DLシンボルに対応するDL受信ビーム、上りリンク(Uplink、UL)シンボルに対応するUL送信ビーム、ULシンボルに対応するUL受信ビーム、フレキシブル(Flexible、F)シンボルに対応するビーム、第2通信ノードの送信ビームのうちの1つを少なくとも含む。
【0021】
一実施例において、1つの時間単位について、前記DLシンボルに対応するDL送信ビームは、時間単位内のDLシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用する送信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記ULシンボルに対応するUL受信ビームは、時間単位内のULシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用する受信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記Fシンボルに対応するビームは、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用するDL送信ビーム、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用するUL受信ビーム、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用するDL受信ビーム、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用するUL送信ビームの少なくとも1つを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記DLシンボルに対応するDL受信ビームは、時間単位内のDLシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用する受信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記ULシンボルに対応するUL送信ビームは、時間単位内のULシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用する送信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記第2通信ノードの送信ビームは、時間単位内で第1通信ノードが第2リンクで使用するDL受信ビームおよび/またはUL送信ビームを指示することに用いられる。
【0022】
実施例において、第1リンクとは、第1通信ノードと第3通信ノードとの間のリンクを意味し、第2リンクとは、第2通信ノードと第1通信ノードとの間のリンクを意味する。例示的には、第3通信ノードは、端末、IABノード、基地局または中継ノードであってもよい。
【0023】
一実施例において、Fシンボルに対応するビームは、第1送受信ビーム、第1送受信ビームおよび対応する第1Fシンボルグループ、第1送受信指示情報、DL送信ビームおよび対応する第2Fシンボルグループ、UL受信ビームおよび対応する第3Fシンボルグループ、第2送受信ビーム、第2送受信ビームおよび対応する第4Fシンボルグループ、第2送受信指示情報、DL受信ビームおよび対応する第5Fシンボルグループ、UL送信ビームおよび対応する第6Fシンボルグループ、第3送受信ビーム、第3送受信ビームおよび対応する第7Fシンボルグループ、上りリンク・下りリンク送受信指示情報、DL送信ビーム・DL受信ビームおよび対応する第8Fシンボルグループ、UL送信ビーム・UL受信ビームおよび対応する第9Fシンボルグループのうちの1つを少なくとも含む。ここで、第1送受信ビームは、DL送信ビームまたはUL受信ビームを含み、第2送受信ビームは、DL受信ビームまたはUL送信ビームを含み、第3送受信ビームは、DL送信ビーム・DL受信ビームまたはUL送信ビーム・UL受信ビームを含む。実施例において、第1送受信指示情報は、第1送受信ビームがDL送信ビームであるかUL受信ビームであるかを指示することに用いられる。例えば、送受信ビーム1について、第1送受信指示情報がa0である場合、該送受信ビーム1はDL送信ビームであり、第1送受信指示情報がa1である場合、該送受信ビーム1はUL受信ビームである。ここで、a0およびa1は、第1送受信指示情報の2つの異なる値である。実施例において、第2送受信指示情報は、第2送受信ビームがDL受信ビームであるかUL送信ビームであるかを指示することに用いられる。例えば、送受信ビーム1について、第2送受信指示情報がb0である場合、該送受信ビーム1はDL受信ビームであり、第2送受信指示情報がb1である場合、該送受信ビーム1はUL送信ビームである。ここで、b0およびb1は、第2送受信指示情報の2つの異なる値である。実施例において、上りリンク・下りリンク送受信指示情報は、第3送受信ビームがDL受信ビーム・DL送信ビームであるか、UL受信ビーム・UL送信ビームであるかを指示することに用いられる。
【0024】
一実施例において、1つの時間単位について、リソースタイプに応じて時間領域リソースに対応する第1リンクでのビームを指示する場合、ビーム情報は、DLシンボルに対応するDL送信ビーム、ULシンボルに対応するUL受信ビーム、Fシンボルに対応するビームのうちの1つを少なくとも含んでもよい。1つの時間単位について、前記DLシンボルに対応するDL送信ビームは、時間単位内のDLシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用する送信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記ULシンボルに対応するUL受信ビームは、時間単位内のULシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用する受信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記Fシンボルに対応するビームは、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用するDL送信ビーム、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用するUL受信ビームの少なくとも1つを指示することに用いられる。一実施例において、Fシンボルに対応するビームは、第1送受信ビーム、第1送受信ビームおよび対応する第1Fシンボルグループ、第1送受信指示情報、DL送信ビームおよび対応する第2Fシンボルグループ、UL受信ビームおよび対応する第3Fシンボルグループの1つを含んでもよい。実施例において、1つの時間単位について、DL送信ビームおよび対応する第2Fシンボルグループは、DL送信ビーム、および第1リンクの該時間単位内のどのFシンボルで第1通信ノードが該DL送信ビームを使用するかを指示することに用いられる。1つの時間単位について、UL受信ビームおよび対応する第3Fシンボルグループは、UL受信ビーム、および第1リンクの該時間単位内のどのFシンボルで第1通信ノードが該UL受信ビームを使用するかを指示することに用いられる。1つの時間単位について、第1送受信ビームおよび対応する第1Fシンボルグループは、送受信ビーム、および第1リンクの該時間単位内のどのFシンボルで第1通信ノードが該第1送受信ビームを使用するかを指示することに用いられる。
【0025】
一実施例において、1つの時間単位について、リソースタイプに応じて時間領域リソースに対応する第2リンクでのビームを指示する場合、ビーム情報は、DLシンボルに対応するDL受信ビーム、ULシンボルに対応するUL送信ビーム、Fシンボルに対応するビームのうちの1つを少なくとも含んでもよい。1つの時間単位について、前記DLシンボルに対応するDL受信ビームは、時間単位内のDLシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用する受信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記ULシンボルに対応するUL送信ビームは、時間単位内のULシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用する送信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記Fシンボルに対応するビームは、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用するDL受信ビーム、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用するUL送信ビームの少なくとも1つを指示することに用いられる。一実施例において、Fシンボルに対応するビームは、第2送受信ビーム、第2送受信ビームおよび対応する第4Fシンボルグループ、第2送受信指示情報、DL受信ビームおよび対応する第5Fシンボルグループ、UL送信ビームおよび対応する第6Fシンボルグループの1つを含んでもよい。1つの時間単位について、第2送受信ビームおよび対応する第4Fシンボルグループは、第2送受信ビーム、および第2リンクの該時間単位内のどのFシンボルで第1通信ノードが該第2送受信ビームを使用するかを指示することに用いられる。1つの時間単位について、DL受信ビームおよび対応する第5Fシンボルグループは、DL受信ビーム、および第2リンクの該時間単位内のどのFシンボルで第1通信ノードが該DL受信ビームを使用するかを指示することに用いられる。1つの時間単位について、UL送信ビームおよび対応する第6Fシンボルグループは、UL送信ビーム、および第2リンクの該時間単位内のどのFシンボルで第1通信ノードが該UL送信ビームを使用するかを指示することに用いられる。
【0026】
一実施例において、1つの時間単位について、リソースタイプに応じて時間領域リソースに対応する第1リンクおよび第2リンクでのビームを指示する場合、ビーム情報は、DLシンボルに対応するDL送信ビーム・DL受信ビーム、ULシンボルに対応するUL送信ビーム・UL受信ビーム、Fシンボルに対応するビームのうちの1つを少なくとも含んでもよい。実施例において、Fシンボルに対応するビームは、第3送受信ビーム、第3送受信ビームおよび対応する第7Fシンボルグループ、上りリンク・下りリンク送受信指示情報、DL送信ビーム・DL受信ビームおよび対応する第8Fシンボルグループ、UL送信ビーム・UL受信ビームおよび対応する第9Fシンボルグループのうちの1つを少なくとも含む。1つの時間単位について、第3送受信ビームおよび対応するFシンボルグループは、第3送受信ビーム、および第1リンクと第2リンクの該時間単位内のどのFシンボルで第1通信ノードが該第3送受信ビームを使用するかを指示することに用いられる。1つの時間単位について、DL受信ビーム・DL送信ビームおよび対応する時間単位内の第8Fシンボルグループは、DL受信ビーム・DL送信ビーム、第2リンクの該時間単位内のどのFシンボルで第1通信ノードが該DL受信ビームを使用するか、および第1リンクの該時間単位内のどのFシンボルで第1通信ノードが該DL送信ビームを使用するかを指示することに用いられる。1つの時間単位について、UL受信ビーム・UL送信ビームおよび対応する時間単位内の第9Fシンボルグループは、UL受信ビーム・UL送信ビーム、第1リンクの該時間単位内のどのFシンボルで第1通信ノードが該UL受信ビームを使用するか、および第2リンクの該時間単位内のどのFシンボルで第1通信ノードが該UL送信ビームを使用するかを指示することに用いられる。
【0027】
一実施例において、第2構成情報は、リソースグループおよびリソースグループに対応するビーム情報を含む。一実施例において、リソースグループに対応するビーム情報は、
リソースグループを粒度としてビーム情報を指示する方式と、リソースセットを粒度としてビーム情報を指示し、且つ1つのリソースセットが1つのビーム情報に対応する方式と、リソースセットを粒度としてビーム情報を指示し、且つ前記リソースセット内の1つのリソースグループが1つのビーム情報に対応する方式との少なくとも1つにより指示され、ここで、前記リソースセットは、少なくとも1つのリソースグループを含む。実施例において、1つのリソースセットが1つのビーム情報に対応することは、リソースセット内の全てのリソースグループが1つのビーム情報に対応すると理解されてもよい。実施例において、リソースグループは、DLリソースグループ、ULリソースグループのうちの1つを少なくとも含む。それに対応し、一実施例において、DLリソースグループに対応するビーム情報は、DL受信ビーム、DL送信ビームのうちの1つを少なくとも含む。ここで、DL受信ビームは、第1通信ノードの第2リンクでの受信ビーム、第2通信ノードの送信ビームの1つを含む。DL送信ビームは、第1通信ノードの第1リンクでの送信ビームを含む。一実施例において、ULリソースグループに対応するビーム情報は、UL受信ビーム、UL送信ビームの少なくとも1つを含む。ここで、前記UL受信ビームは、第1通信ノードの第1リンクでの受信ビームを含む。前記UL送信ビームは、第1通信ノードの第2リンクでの送信ビーム、第2通信ノードの送信ビームを含む。
【0028】
一実施例において、1つのリソースグループは1つのビーム情報に対応し、ここで、前記ビーム情報は、DL送信ビーム、DL受信ビーム、UL送信ビーム、UL受信ビーム、第2通信ノードの送信ビームのうちの1つを少なくとも含む。
【0029】
一実施例において、リソースグループに対応するビーム情報は、
1つのリソースグループが1つのビーム情報に対応することと、1つのリソースセット内の全てのリソースグループが1つのビーム情報に対応することとの少なくとも1つを含む。実施例において、1つのリソースグループが1つのビーム情報に対応する場合、リソースグループを粒度としてビーム情報を指示してもよいし、リソースセットを粒度としてビーム情報を指示してもよく、1つのリソースセット内の全てのリソースグループが1つのビーム情報に対応する場合、リソースセットを粒度としてビーム情報を指示する。
【0030】
一実施例において、第3構成情報は、時間単位識別子および対応するビーム情報、ビーム情報コンポーネント、ビーム情報コンポーネントのリスト、コンポーネント指示情報のうちの1つを少なくとも含み、ここで、前記時間単位識別子および対応するビーム情報は、少なくとも1つの時間単位および少なくとも1つの時間単位のうちのそれぞれに対応するビーム情報を含み、前記ビーム情報コンポーネントは、少なくとも1つの時間単位に対応するビーム情報を指示し、前記ビーム情報コンポーネントのリストは、少なくとも1つのビーム情報コンポーネントを含み、前記コンポーネント指示情報は、1つのコンポーネントインデックスを指示することに用いられる。
【0031】
一実施例において、ビーム情報コンポーネントの各タプル(または要素)は、リソースタイプまたはリンクに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示する。
【0032】
一実施例において、リソースタイプに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示し、前記ビーム情報は、DL受信ビーム、DL送信ビーム、UL受信ビーム、UL受信ビームのうちの1つを少なくとも含む。
【0033】
一実施例において、リンクに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示し、前記ビーム情報は、第1通信ノードの第1リンクでのビーム、第1通信ノードの第2リンクでのビーム、第2通信ノードの送信ビームのうちの1つを少なくとも含む。
【0034】
一実施例において、第3構成情報は、有効化を指示する時間単位の、時間単位識別子および対応するビーム情報、ビーム情報コンポーネントまたはコンポーネント指示情報を担持しているシグナリングを検出した時間単位に対するオフセット量を更に含む。
【0035】
一実施例において、構成情報は第1構成情報および第2構成情報を含み、同じ時間リソースの対応するビーム情報が前記第1構成情報および前記第2構成情報によって同時に指示された場合、第2構成情報によって指示されたビーム情報は、前記第1構成情報によって指示されたビーム情報を上書きまたは修正する。実施例において、同じ時間リソースについては、第2構成情報および第1構成情報が対応するビーム情報を同時に指示した場合、第2構成情報によって指示されたビーム情報を用いて第1構成情報によって指示されたビーム情報を上書きすることができる。
【0036】
一実施例において、構成情報は第1構成情報および第3構成情報を含み、同じ時間リソースの対応するビーム情報が前記第1構成情報および前記第3構成情報によって同時に指示された場合、第3構成情報によって指示されたビーム情報は、前記第1構成情報によって指示されたビーム情報を上書きまたは修正する。実施例において、同じ時間リソースについては、第3構成情報および第1構成情報が対応するビーム情報を同時に指示した場合、第3構成情報によって指示されたビーム情報を用いて第1構成情報によって指示されたビーム情報を上書きまたは修正することができる。
【0037】
一実施例において、構成情報は第2構成情報および第3構成情報を含み、同じ時間リソースの対応するビーム情報が前記第2構成情報および前記第3構成情報によって同時に指示された場合、第3構成情報によって指示されたビーム情報は無効となり、即ち、前記時間リソースは第2構成情報によって指示されたビーム情報を用いる。
【0038】
一実施例において、DL受信ビームは、第1通信ノードの第2リンクでの受信ビーム、第2通信ノードの送信ビームの1つを含み、前記DL送信ビームは、第1通信ノードの第1リンクでの送信ビームを含み、前記UL受信ビームは、第1通信ノードの第1リンクでの受信ビームを含み、前記UL送信ビームは、第1通信ノードの第2リンクでの送信ビーム、第2通信ノードの送信ビームの1つを含む。
【0039】
一実施例において、第1通信ノードは、第2通信ノードの送信ビームに基づいて第1通信ノードの第2リンクでの送信ビームを確定する。
【0040】
一実施例において、第1通信ノードは、第2通信ノードの送信ビームに基づいて第1通信ノードの第2リンクでの受信ビームを確定する。
【0041】
一実施例において、図3は、本願の実施例に係る別のビーム確定方法のフローチャートである。本実施例は通信機器により実行することができる。ここで、通信機器は第2通信ノードであってもよい。例示的には、第2通信ノードは、基地局、中継ノード、IABノード等であってもよい。図3に示すように、本実施例は、S310~S320を含む。
【0042】
S310において、構成情報を確定する。
【0043】
S320において、第1通信ノードによる構成情報に基づいた使用されるビームの確定のために、構成情報を第1通信ノードに送信し、構成情報は、第1構成情報、第2構成情報、第3構成情報のうちの1つを少なくとも含む。
【0044】
一実施例において、第1構成情報は、構成周期における各時間単位に対応するビーム情報を含み、または、第1構成情報は、構成周期における一部の時間単位に対応するビーム情報を含む。
【0045】
一実施例において、ビーム情報は、DLシンボルに対応するDL送信ビーム、DLシンボルに対応するDL受信ビーム、ULシンボルに対応するUL送信ビーム、ULシンボルに対応するUL受信ビーム、Fシンボルに対応するビーム、第2通信ノードの送信ビームのうちの1つを少なくとも含む。
【0046】
一実施例において、1つの時間単位について、前記DLシンボルに対応するDL送信ビームは、時間単位内のDLシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用する送信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記ULシンボルに対応するUL受信ビームは、時間単位内のULシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用する受信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記Fシンボルに対応するビームは、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用するDL送信ビーム、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用するUL受信ビーム、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用するDL受信ビーム、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用するUL送信ビームの少なくとも1つを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記DLシンボルに対応するDL受信ビームは、時間単位内のDLシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用する受信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記ULシンボルに対応するUL送信ビームは、時間単位内のULシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用する送信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記第2通信ノードの送信ビームは、時間単位内で第1通信ノードが第2リンクで使用するDL受信ビームおよび/またはUL送信ビームを指示することに用いられる。
【0047】
一実施例において、Fシンボルに対応するビームは、第1送受信ビーム、第1送受信ビームおよび対応する第1Fシンボルグループ、第1送受信指示情報、DL送信ビームおよび対応する第2Fシンボルグループ、UL受信ビームおよび対応する第3Fシンボルグループ、第2送受信ビーム、第2送受信ビームおよび対応する第4Fシンボルグループ、第2送受信指示情報、DL受信ビームおよび対応する第5Fシンボルグループ、UL送信ビームおよび対応する第6Fシンボルグループ、第3送受信ビーム、第3送受信ビームおよび対応する第7Fシンボルグループ、上りリンク・下りリンク送受信指示情報、DL送信ビーム・DL受信ビームおよび対応する第8Fシンボルグループ、UL送信ビーム・UL受信ビームおよび対応する第9Fシンボルグループのうちの1つを少なくとも含む。
【0048】
一実施例において、第2構成情報は、リソースグループおよびリソースグループに対応するビーム情報を含む。
【0049】
一実施例において、1つのリソースグループは1つのビーム情報に対応し、ここで、前記ビーム情報は、DL送信ビーム、DL受信ビーム、UL送信ビーム、UL受信ビーム、第2通信ノードの送信ビームのうちの1つを少なくとも含む。
【0050】
一実施例において、リソースグループに対応するビーム情報は、
1つのリソースグループが1つのビーム情報に対応することと、1つのリソースセット内の全てのリソースグループが1つのビーム情報に対応することとの少なくとも1つを含む。
【0051】
一実施例において、第3構成情報は、時間単位識別子および対応するビーム情報、ビーム情報コンポーネント、ビーム情報コンポーネントのリスト、コンポーネント指示情報のうちの1つを少なくとも含み、ここで、前記時間単位識別子および対応するビーム情報は、少なくとも1つの時間単位および少なくとも1つの時間単位のうちのそれぞれに対応するビーム情報を含み、前記ビーム情報コンポーネントは、少なくとも1つの時間単位に対応するビーム情報を指示し、前記ビーム情報コンポーネントのリストは、少なくとも1つのビーム情報コンポーネントを含み、前記コンポーネント指示情報は、1つのコンポーネントインデックスを指示することに用いられる。
【0052】
一実施例において、ビーム情報コンポーネントの各タプル(または要素)は、リソースタイプまたはリンクに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示する。
【0053】
一実施例において、リソースタイプに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示し、前記ビーム情報は、DL受信ビーム、DL送信ビーム、UL受信ビーム、UL受信ビームのうちの1つを少なくとも含む。
【0054】
一実施例において、リンクに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示し、前記ビーム情報は、第1通信ノードの第1リンクでのビーム、第1通信ノードの第2リンクでのビーム、第2通信ノードの送信ビームのうちの1つを少なくとも含む。
【0055】
一実施例において、第3構成情報は、有効化を指示する時間単位の、時間単位識別子および対応するビーム情報、ビーム情報コンポーネントまたはコンポーネント指示情報を担持しているシグナリングを検出した時間単位に対するオフセット量を更に含む。
【0056】
一実施例において、構成情報は第1構成情報および第2構成情報を含み、同じ時間リソースの対応するビーム情報が前記第1構成情報および前記第2構成情報によって同時に指示された場合、第2構成情報によって指示されたビーム情報は、前記第1構成情報によって指示されたビーム情報を上書きまたは修正する。
【0057】
一実施例において、構成情報は第1構成情報および第3構成情報を含み、同じ時間リソースの対応するビーム情報が前記第1構成情報および前記第3構成情報によって同時に指示された場合、第3構成情報によって指示されたビーム情報は、前記第1構成情報によって指示されたビーム情報を上書きまたは修正する。
【0058】
一実施例において、構成情報は第2構成情報および第3構成情報を含み、同じ時間リソースの対応するビーム情報が前記第2構成情報および前記第3構成情報によって同時に指示された場合、第3構成情報によって指示されたビーム情報は無効となり、即ち、前記時間リソースは第2構成情報によって指示されたビーム情報を用いる。
【0059】
一実施例において、DL受信ビームは、第1通信ノードの第2リンクでの受信ビーム、第2通信ノードの送信ビームの1つを含み、前記DL送信ビームは、第1通信ノードの第1リンクでの送信ビームを含み、前記UL受信ビームは、第1通信ノードの第1リンクでの受信ビームを含み、前記UL送信ビームは、第1通信ノードの第2リンクでの送信ビーム、第2通信ノードの送信ビームの1つを含む。
【0060】
第2通信ノードに適用されるビーム確定方法における各パラメータの解釈については、上記実施例における第1通信ノードに適用されるビーム確定方法における対応するパラメータの説明を参照し、ここで説明を省略する。
【0061】
一実施例において、第1通信ノードがリピータで、第2通信ノードが基地局であることを例とし、第1構成情報、第2構成情報および第3構成情報のうちの少なくとも1つの構成情報を用いてビームを確定する過程についてそれぞれ説明する。
【0062】
一実施例において、基地局がリピータの使用するビーム(即ち、構成情報が第1構成情報である)を周期的に設定することを例とし、ビーム確定過程について説明する。実施例において、第1構成情報を用いてリピータが使用するビームを確定する場合、以下の4つの例を含んでもよい。
【0063】
例1:1つの時間単位について、リソースタイプに応じてそれに対応する第1リンクでのビームを指示する。
【0064】
第1構成情報は、構成周期におけるN個の時間単位のうちのそれぞれに対応するビーム情報を含み、ただし、Nは、構成周期に含まれる時間単位の総数である。
【0065】
実施例において、第1構成情報は、1つ目の時間単位に対応するビーム情報、2つ目の時間単位に対応するビーム情報…N個目の時間単位に対応するビーム情報である。
【0066】
ビーム情報は、DLシンボルに対応するDL送信ビーム、ULシンボルに対応するUL受信ビーム、Fシンボルに対応するビームの少なくとも1つを含む。
【0067】
1つの時間単位について、DLシンボルに対応するDL送信ビームは、第1リンクの該時間単位内のDLシンボルでリピータが使用するDL送信ビーム、即ち、リピータが端末に送信する時に使用するビームを指示することに用いられる。
【0068】
1つの時間単位について、ULシンボルに対応するUL受信ビームは、第1リンクの該時間単位内のULシンボルでリピータが使用するUL受信ビーム、即ち、リピータが端末からの伝送を受信する時に使用するビームを指示することに用いられる。
【0069】
1つの時間単位について、Fシンボルに対応するビームは、第1リンクの該時間単位内のFシンボルでリピータが使用するDL送信ビーム、第1リンクの該時間単位内のFシンボルでリピータが使用するUL受信ビームの少なくとも1つを指示することに用いられる。
【0070】
実施例において、Fシンボルに対応するビームは、
第1送受信ビーム、第1送受信ビームおよび対応する第1Fシンボルグループ、第1送受信指示情報および第1送受信ビーム、第1送受信指示情報、第1送受信ビームおよび対応する第1Fシンボルグループ、DL送信ビームおよび対応する第2Fシンボルグループ、UL受信ビームおよび対応する第3Fシンボルグループの1つを含む。
【0071】
1つの時間単位について、DL送信ビームおよび対応する第2Fシンボルグループは、DL送信ビーム、および第1リンクの該時間単位内のどのFシンボルでリピータが該DL送信ビームを使用するかを指示することに用いられる。
【0072】
1つの時間単位について、UL受信ビームおよび対応する第3Fシンボルグループは、UL受信ビーム、および第1リンクの該時間単位内のどのFシンボルでリピータが該UL受信ビームを使用するかを指示することに用いられる。
【0073】
1つの時間単位について、第1送受信ビームおよび対応する第1Fシンボルグループは、第1送受信ビーム、および第1リンクの該時間単位内のどのFシンボルでリピータが該第1送受信ビームを使用するかを指示することに用いられる。
【0074】
実施例において、第1送受信指示情報は、第1送受信ビームがDL送信ビームであるかUL受信ビームであるかを指示することに用いられる。例えば、送受信ビーム1について、第1送受信指示情報がa0である場合、該送受信ビーム1はDL送信ビームであり、第1送受信指示情報がa1である場合、該送受信ビーム1はUL受信ビームである。ここで、a0およびa1は、第1送受信指示情報の2つの異なる値である。
【0075】
一実施例において、第1送受信ビームの識別子により、第1送受信ビームがDL送信ビームであるかUL受信ビームであるかを確定する。例えば、リピータの第1リンクでの送信ビーム(即ち、DL送信ビーム)および受信ビーム(即ち、UL受信ビーム)は、1~L1という統一的な送受信ビーム識別子(ただし、1~M1は送信ビーム識別子であり、M1+1~M1+L1は受信ビーム識別子である)を採用した場合、リピータは、第1構成情報内のFシンボルに対応する第1送受信ビームの識別子に基づけば、該Fシンボルが送信ビームに対応するか受信ビームに対応するかを確定することができる。
【0076】
ビーム(または、空間領域フィルタと呼ばれる)は、ビーム識別子、参照信号識別子、送信設定指示(Transmission Configuration Indication、TCI)状態、空間関係情報識別子の1つにより表される。他のビーム指示方式を除外せず、本願は、ビーム指示の方式に対して何の制限もしない。
【0077】
一実施例において、Fシンボルグループは、時間単位内のFシンボルのセットを指示することに用いられる。時間単位は、1つまたは複数のスロットで構成され、時間単位内のFシンボルグループは、時間単位内の全てのスロット内のFシンボルグループで構成される。
【0078】
スロット内の開始FシンボルおよびFシンボル数、スロット内の開始Fシンボルおよび終了Fシンボルの少なくとも1つにより、スロット内のFシンボルグループを指示し、リソース指示値(Resource Indication Value、RIV)でスロット内の連続した1つまたは複数のFシンボルを指示し、ビットマップ(bitmap)でスロット内のFシンボルグループを構成するFシンボルを指示する。
【0079】
図4は、本願の実施例に係る第1構成情報を用いて使用ビームを確定する模式図である。図4に示すように、構成周期が4つの時間単位を含むことを例とし、1つ目の時間単位および2つ目の時間単位内のDLシンボルに対応するDL送信ビームがそれぞれDLビーム1およびDLビーム2に設定された場合、1つ目の時間単位および2つ目の時間単位で、リピータは、使用するDL送信ビームがそれぞれビーム1およびビーム2であることを確定し、即ち、リピータは、ビーム1およびビーム2をそれぞれ用いて端末に送信する。3つ目の時間単位内のDLシンボルおよびULシンボルに対応するDL送信ビームおよびUL受信ビームがそれぞれDLビーム1およびULビーム2に設定され、Fシンボルに対応するビームが設定されておらず、デフォルトでFシンボルで増幅転送を行わないと考えられる場合、3つ目の時間単位で、リピータは、DLシンボルで使用するDL送信ビームがビーム1であることを確定し、即ち、リピータは、DLシンボルでビーム1を用いて端末に送信し、ULシンボルで使用するUL受信ビームがビーム2であることを確定し、即ち、リピータは、ULシンボルでビーム2を用いて端末からの伝送を受信し、Fシンボルで増幅転送を行わない。4つ目の時間単位内のULシンボルに対応するUL受信ビームがULビーム3に設定された場合、4つ目の時間単位で、リピータは、使用するUL受信ビームがビーム3であることを確定し、即ち、リピータは、ULシンボルでビーム3を用いて端末からの伝送を受信する。
【0080】
1つの時間単位内の1つのリソースタイプに対応するビームの数は1つであってもよいし、複数であってもよく、本願はこれについて限定しない。例えば、時間単位内のDLシンボルに対応するDL送信ビームは複数であってもよいし、時間単位内のULシンボルに対応するUL受信ビームは複数であってもよいし、時間単位内のFシンボルに対応するDL送信ビームおよび/またはUL受信ビームは複数であってもよい。
【0081】
同様に、以下の全ての実施例および例における構成情報によって指示される1つの時間領域リソースに対応するビームは、1つまたは複数のビームであってもよい。即ち、本願は、構成情報内の1つの時間領域リソースに対応するビームの数を限定しない。
【0082】
例2:1つの時間単位について、リソースタイプに応じてそれに対応する第2リンクでのビームを指示する。
【0083】
実施例において、第1構成情報は、構成周期におけるM個の時間単位のうちのそれぞれに対応するビーム情報を含み、ただし、Mは、構成周期に含まれる時間単位の総数である。
【0084】
実施例において、構成情報は、1つ目の時間単位に対応するビーム情報、2つ目の時間単位に対応するビーム情報…第M個の時間単位に対応するビーム情報である。
【0085】
ビーム情報は、DLシンボルに対応するDL受信ビーム、ULシンボルに対応するUL送信ビーム、Fシンボルに対応するビームの少なくとも1つを含む。
【0086】
1つの時間単位について、DLシンボルに対応するDL受信ビームは、第2リンクの該時間単位内のDLシンボルでリピータが使用する受信ビームを指示することに用いられる。
【0087】
1つの時間単位について、ULシンボルに対応するUL送信ビームは、第2リンクの該時間単位内のULシンボルでリピータが使用する送信ビームを指示することに用いられる。
【0088】
1つの時間単位について、Fシンボルに対応するビーム情報は、第2リンクの該時間単位内のFシンボルでリピータが使用するDL受信ビーム、第2リンクの該時間単位内のFシンボルでリピータが使用するUL送信ビームの少なくとも1つを指示することに用いられる。
【0089】
Fシンボルに対応するビームは、
第2送受信ビーム、第2送受信ビームおよび対応する第4Fシンボルグループ、第2送受信指示情報および第2送受信ビーム、第2送受信指示情報、第2送受信ビームおよび対応する第4Fシンボルグループ、DL受信ビームおよび対応する第5Fシンボルグループ、UL送信ビームおよび対応する第6Fシンボルグループの1つを含む。
【0090】
1つの時間単位について、DL受信ビームおよび対応する第5Fシンボルグループは、DL受信ビーム、および第2リンクの該時間単位内のどのFシンボルでリピータが該DL受信ビームを使用するかを指示することに用いられる。
【0091】
1つの時間単位について、UL送信ビームおよび対応する第6Fシンボルグループは、UL送信ビーム、および第2リンクの該時間単位内のどのFシンボルでリピータが該UL送信ビームを使用するかを指示することに用いられる。
【0092】
1つの時間単位について、第2送受信ビームおよび対応する第4Fシンボルグループは、第2送受信ビーム、および第2リンクの該時間単位内のどのFシンボルでリピータが該第2送受信ビームを使用するかを指示することに用いられる。
【0093】
実施例において、第2送受信指示情報は、第2送受信ビームがDL受信ビームであるかUL送信ビームであるかを指示すること用いられる。例えば、送受信ビーム1について、第2送受信指示情報がb0である場合、該送受信ビーム1はDL受信ビームであり、第2送受信指示情報がb1である場合、該送受信ビーム1はUL送信ビームである。ここで、b0およびb1は、第2送受信指示情報の2つの異なる値である。
【0094】
一実施例において、第2送受信ビームの識別子により、第2送受信ビームがDL受信ビームであるかUL送信ビームであるかを確定する。例えば、リピータの第2リンクでの受信ビーム(即ち、DL受信ビーム)および送信ビーム(即ち、UL送信ビーム)は、1~L2という統一的なビーム識別子(ただし、1~M2は受信ビーム識別子であり、M2+1~M2+L2は送信ビーム識別子である)を採用した場合、リピータは、第1構成情報内のシンボルに対応するビーム識別子に基づけば、該シンボルに対応するが受信ビームであるか送信ビームであるかを確定することができ、または、第2送受信指示情報により、時間単位内のFシンボルに対応するビームがDL受信ビームであるかUL送信ビームであるかを確定することができる。
【0095】
DL受信ビームは、リピータの第2リンクでの受信ビーム、基地局の送信ビームの1つを含む。UL送信ビームは、リピータの第2リンクでの送信ビーム、基地局の送信ビームを含む。
【0096】
実施例において、DL受信ビームが基地局の送信ビームを含む場合、リピータは、前記基地局の送信ビームに基づいてその第2リンクでの受信ビームを確定する。例えば、基地局の送信ビームが空間関係情報によって指示された場合、リピータが使用する受信ビームは、空間関係情報に対応する空間領域フィルタであり、即ち、第2リンクにおいて、リピータは、空間関係情報に対応する空間領域フィルタを採用して受信する。また、例えば、基地局の送信ビームが基地局から送信された参照信号によって指示された場合、リピータが使用する受信ビームは、前記パラメータ信号を受信する受信ビームと同じであり、即ち、第2リンクにおいて、リピータは、前記パラメータ信号を受信する空間領域フィルタと同じ空間領域フィルタを採用して受信する。
【0097】
UL送信ビームが基地局の送信ビームを含む場合、リピータは、前記基地局の送信ビームに基づいてその第2リンクでの送信ビームを確定する。例えば、基地局の送信ビームが空間関係情報によって指示された場合、リピータが使用する送信ビームは、空間関係情報に対応する空間領域フィルタであり、即ち、リピータは、空間関係情報に対応する空間領域フィルタを採用して送信する。また、例えば、前記基地局の送信ビームが基地局から送信された参照信号によって指示された場合、リピータが使用する送信ビームは、前記パラメータ信号を受信する受信ビームと同じであり、即ち、リピータは、前記パラメータ信号を受信する空間領域フィルタと同じ空間領域フィルタを採用して送信する。
【0098】
図5は、本願の実施例に係る別の第1構成情報を用いて使用ビームを確定する模式図である。図5に示すように、構成周期が2つの時間単位を含み、且つ各時間単位が2つのスロットを含むことを例とし、1つ目の時間単位内のDLシンボルに対応するDL受信ビームがDLビームrx1に設定された場合、1つ目の時間単位において、リピータは、使用するDL受信ビームがビームrx1であることを確定し、即ち、リピータは、ビームrx1を用いて基地局からの伝送を受信し、2つ目の時間単位内のDLシンボルに対応するDL受信ビームがDLビームrx2に設定され、ULシンボルに対応するUL送信ビームがULビームtx2に設定され、Fシンボルに対応するビームが設定されておらず、リピータがFシンボルで増幅転送しないと考えられる場合、2つ目の時間単位において、リピータは、DLシンボルで使用するDL受信ビームがビームrx2であることを確定し、即ち、リピータは、DLシンボルでビームrx2を用いて基地局からの伝送を受信し、ULシンボルで使用する送信ビームがビームtx2であることを確定し、即ち、リピータは、ULシンボルでビームtx2を用いて基地局に送信し、Fシンボルで増幅転送を行わない。即ち、DL受信ビームは、DLリンクにおいてリピータが基地局からの伝送を受信する時に使用する受信ビームを指示し、UL送信ビームは、ULリンクにおいてリピータが基地局に送信する時に使用する送信ビームを指示する。
【0099】
図5において、DLシンボルは、リピータのDL受信ビーム(例えば、DLビームrx1)を指示し、即ち、リピータの第2リンクでの受信ビームを指示する。DLシンボルは、基地局の送信ビームを指示してもよく、リピータは、前記基地局の送信ビームに基づいてリピータのDL受信ビームを確定し、即ち、リピータは、前記基地局の送信ビームに基づいてリピータの第2リンクでの受信ビームを確定する。
【0100】
図5において、ULシンボルは、リピータのUL送信ビーム(例えば、ULビームtx2)を指示し、即ち、リピータの第2リンクでの送信ビームを指示する。ULシンボルは、基地局の送信ビームを指示してもよく、リピータは、前記基地局の送信ビームに基づいてリピータのUL送信ビームを確定し、即ち、リピータは、前記基地局の送信ビームに基づいてリピータの第2リンクでの送信ビームを確定する。
【0101】
例3:1つの時間単位について、リソースタイプに応じてそれに対応する第1リンクおよび第2リンクでのビームを指示する。
【0102】
実施例において、第1構成情報は、構成周期におけるN個の時間単位のうちのそれぞれに対応するビーム情報を含み、ただし、Nは、構成周期に含まれる時間単位の総数である。
【0103】
実施例において、構成情報は、1つ目の時間単位に対応するビーム情報、2つ目の時間単位に対応するビーム情報…N個目の時間単位に対応するビーム情報である。
【0104】
ビーム情報は、DLシンボルに対応するDL受信ビーム・DL送信ビーム、ULシンボルに対応するUL受信ビーム・UL送信ビーム、Fシンボルに対応するビームの少なくとも1つを含む。
【0105】
1つの時間単位について、DLシンボルに対応するDL受信ビーム・DL送信ビームは、それぞれ第2リンクの該時間単位内のDLシンボルでリピータが使用する受信ビームおよび第1リンクの該時間単位内のDLシンボルでリピータが使用する送信ビームを指示することに用いられる。
【0106】
1つの時間単位について、ULシンボルに対応するUL受信ビーム・UL送信ビームは、それぞれ第1リンクの該時間単位内のULシンボルでリピータが使用する受信ビームおよび第2リンクの該時間単位内のULシンボルでリピータが使用する送信ビームを指示することに用いられる。
【0107】
1つの時間単位について、Fシンボルに対応するビームは、第2リンクの該時間単位内のFシンボルでリピータが使用する受信ビームおよび第1リンクの該時間単位内のFシンボルでリピータが使用する送信ビーム、第1リンクの該時間単位内のFシンボルでリピータが使用する受信ビームおよび第2リンクの該時間単位内のFシンボルでリピータが使用する送信ビームの少なくとも1つを指示することに用いられる。
【0108】
Fシンボルに対応するビームは、
第3送受信ビーム、第3送受信ビームおよび対応する第7Fシンボルグループ、上りリンク・下りリンク指示情報、第3送受信ビーム、上りリンク・下りリンク指示情報、第3送受信ビームおよび対応する第7Fシンボルグループ、DL受信ビーム・DL送信ビームおよび対応する第8Fシンボルグループ、UL受信ビーム・UL送信ビームおよび対応する第9Fシンボルグループの1つを含む。
【0109】
1つの時間単位について、DL受信ビーム・DL送信ビームおよび対応する時間単位内の第8Fシンボルグループは、DL受信ビーム・DL送信ビーム、第2リンクの該時間単位内のどのFシンボルでリピータが該DL受信ビームを使用するか、および第1リンクの該時間単位内のどのFシンボルでリピータが該DL送信ビームを使用するかを指示することに用いられる。
【0110】
1つの時間単位について、UL受信ビーム・UL送信ビームおよび対応する時間単位内の第9Fシンボルグループは、UL受信ビーム・UL送信ビーム、第1リンクの該時間単位内のどのFシンボルでリピータが該UL受信ビームを使用するか、および第2リンクの該時間単位内のどのFシンボルでリピータが該UL送信ビームを使用するかを指示することに用いられる。
【0111】
1つの時間単位について、第3送受信ビームおよび対応する第7Fシンボルグループは、第3送受信ビーム、および第1リンクと第2リンクの該時間単位内のどのFシンボルでリピータが該第3送受信ビームを使用するかを指示することに用いられる。
【0112】
実施例において、上りリンク・下りリンク指示情報は、第3送受信ビームがDL受信ビーム・DL送信ビームであるか、UL受信ビーム・UL送信ビームであるかを指示することに用いられる。
【0113】
DL受信ビームは、リピータの第2リンクでの受信ビーム、基地局の送信ビームの1つを含む。DL送信ビームは、リピータの第1リンクでの送信ビームを含む。ここで、UL受信ビームは、リピータの第1リンクでの受信ビームを含む。UL送信ビームは、リピータの第2リンクでの送信ビーム、基地局の送信ビームを含む。
【0114】
実施例において、DL受信ビームが基地局の送信ビームを含む場合、リピータは、前記基地局の送信ビームに基づいてその第2リンクでの受信ビームを確定する。ここで、確定方式は、上述した例を参照することができ、ここで説明を省略する。
【0115】
UL送信ビームが基地局の送信ビームを含む場合、リピータは、前記基地局の送信ビームに基づいてその第2リンクでの送信ビームを確定する。ここで、確定方式は、上述した例を参照することができ、ここで説明を省略する。
【0116】
図6は、本願の実施例に係る更なる第1構成情報を用いて使用ビームを確定する模式図である。図6に示すように、構成周期が4つの時間単位を含むことを例とし、1つ目の時間単位内のDLシンボルに対応するDL受信ビーム・DL送信ビームが{DLビームrx1,DLビームtx1}に設定された場合、1つ目の時間単位において、リピータは、使用するDL受信ビーム・DL送信ビームがそれぞれビームrx1およびビームtx1であることを確定し、即ち、リピータは、ビームrx1を用いて基地局からの伝送を受信し、ビームtx1を用いて端末に送信する。2つ目の時間単位内のDLシンボルに対応するDL受信ビーム・DL送信ビームが{DLビームrx2,DLビームtx2}に設定された場合、2つ目の時間単位において、リピータは、使用するDL受信ビーム・DL送信ビームがそれぞれビームrx2およびビームtx2であることを確定し、即ち、リピータは、ビームrx2を用いて基地局からの伝送を受信し、ビームtx2を用いて端末に送信する。3つ目の時間単位内のDLシンボルに対応するDL受信ビーム・DL送信ビームが{DLビームrx3,DLビームtx3}に設定され、ULシンボルに対応するUL受信ビーム・UL送信ビームが{ULビームrx4,ULビームtx4}に設定され、Fシンボルに対応するビームが設定されておらず、リピータが3つ目の時間単位内のFシンボルで増幅転送を行わないと考えられる場合、3つ目の時間単位において、リピータは、使用するDL受信ビーム・DL送信ビームがそれぞれビームrx3およびビームtx3であることを確定し、即ち、リピータは、DLシンボルでビームrx3を用いて基地局からの伝送を受信し、ビームtx3を用いて端末に送信し、使用するUL受信ビーム・UL送信ビームがそれぞれビームrx4およびビームtx4であることを確定し、即ち、リピータは、ULシンボルでビームを用いてrx4端末からの伝送を受信し、ビームtx4を用いて基地局に送信し、Fシンボルで増幅転送を行わない。4つ目の時間単位内のULシンボルに対応するUL受信ビーム・UL送信ビームが{ULビームrx5,ULビームtx5}に設定された場合、4つ目の時間単位において、リピータは、使用するUL受信ビーム・UL送信ビームがそれぞれビームrx5およびビームtx5であることを確定し、即ち、リピータは、ULシンボルでビームrx5を用いて端末からの伝送を受信し、ビームtx5を用いて基地局に送信する。即ち、DL受信ビーム・DL送信ビームは、DLリンクにおいてリピータが基地局から端末への伝送を受信、増幅および転送する時に使用する受信ビームおよび送信ビームを指示する。UL受信ビーム・UL送信ビームは、ULリンクにおいてリピータが端末から基地局への伝送を受信、増幅および転送する時に使用する受信ビームおよび送信ビームを指示する。
【0117】
図6において、DLシンボルは、リピータのDL受信ビーム(例えば、DLビームrx1)を指示し、即ち、リピータの第2リンクでの受信ビームを指示する。DLシンボルは、基地局の送信ビームを指示してもよく、リピータは、前記基地局の送信ビームに基づいてリピータのDL受信ビームを確定し、即ち、リピータは、前記基地局の送信ビームに基づいてリピータの第2リンクでの受信ビームを確定する。
【0118】
図6において、ULシンボルは、リピータのUL送信ビーム(例えば、ULビームtx4)を指示し、即ち、リピータの第2リンクでの送信ビームを指示する。ULシンボルは、基地局の送信ビームを指示してもよく、リピータは、前記基地局の送信ビームに基づいてリピータのUL送信ビームを確定し、即ち、リピータは、前記基地局の送信ビームに基づいてリピータの第2リンクでの送信ビームを確定する。
【0119】
例4:1つの時間単位について、リソースタイプに応じてそれに対応する第1リンクおよび/または第2リンクでのビームを指示する。
【0120】
実施例において、第1構成情報は、構成周期におけるN個の時間単位のうちのそれぞれに対応するビーム情報を含み、ただし、Nは、構成周期に含まれる時間単位の総数である。
【0121】
実施例において、第1構成情報は、1つ目の時間単位に対応するビーム情報、2つ目の時間単位に対応するビーム情報…N個目の時間単位に対応するビーム情報である。
【0122】
ビーム情報は、リピータの第1リンクでのビーム、リピータの第2リンクでのビーム、基地局の送信ビームの少なくとも1つを含む。
【0123】
1つの時間単位について、リピータの第1リンクでのビームは、第1リンクでの該時間単位内でリピータが使用する受信ビームおよび送信ビームを指示することに用いられる。例えば、ビーム情報内の1つのビームは送信ビームであるとともに受信ビームでもあり、即ち、リピータが端末に送信する時および端末から受信する時に同じビームを採用し、時間単位がDLシンボルを含む場合、リピータの第1リンクでのビームは、リピータがDLシンボルで使用する送信ビームを指示し、時間単位がULシンボルを含む場合、リピータの第1リンクでのビームは、リピータがULシンボルで使用する受信ビームを指示し、時間単位がDLシンボルおよびULシンボルを含む場合、リピータの第1リンクでのビームは、リピータがDLシンボルで使用する送信ビームとULシンボルで使用する受信ビームとを同時に指示する。
【0124】
1つの時間単位について、リピータの第2リンクでのビームまたは基地局の送信ビームは、第2リンクの該時間単位でリピータが使用する受信ビームおよび送信ビームを指示することに用いられる。例えば、ビーム情報内の1つのビームは送信ビームであるとともに受信ビームでもあり、即ち、リピータが基地局から受信する時および基地局に送信する時に同じビームを採用し、時間単位がDLシンボルを含む場合、リピータの第2リンクでのビームまたは基地局の送信ビームは、DLシンボルで使用する受信ビームを指示し、時間単位がULシンボルを含む場合、リピータの第2リンクでのビームまたは基地局の送信ビームは、ULシンボルで使用する送信ビームを指示し、時間単位がDLシンボルおよびULシンボルを含む場合、リピータの第2リンクでのビームまたは基地局の送信ビームは、DLシンボルで使用する受信ビームとULシンボルで使用する送信ビームとを同時に指示する。
【0125】
リピータは、基地局の送信ビームに基づいてリピータが第2リンクで使用する受信ビームおよび送信ビームを確定する。例えば、基地局の送信ビームが空間関係情報によって指示された場合、リピータが使用するビーム(受信ビームおよび送信ビームを含む)は、空間関係情報に対応する空間領域フィルタであり、即ち、第2リンクにおいて、リピータは、空間関係情報に対応する空間領域フィルタを用いて送受信を行う。また、例えば、基地局の送信ビームが基地局から送信された参照信号によって指示された場合、リピータが使用するビーム(受信ビームおよび送信ビームを含む)は、前記パラメータ信号を受信する受信ビームと同じであり、即ち、第2リンクにおいて、リピータは、前記パラメータ信号を受信する空間領域フィルタと同じ空間領域フィルタを用いて送受信を行う。
【0126】
一実施例において、第1構成情報は、構成周期における一部の時間単位に対応するビーム情報を含んでもよく、実施例において、第1構成情報は、構成周期における少なくとも1つの時間単位および少なくとも1つの時間単位のうちのそれぞれに対応するビーム情報を含む。第1構成情報によって指示された時間単位について、ビーム確定方法は、例1、例2、例3または例4と同じであり、ここで説明を省略する。
【0127】
図7は、本願の実施例に係るまた別の第1構成情報を用いて使用ビームを確定する模式図である。図7に示すように、構成周期が2つの時間単位を含み、且つ各時間単位が2つのスロットを含むことを例とし、1つ目の時間単位内のリピータの第1リンクでのビームがビーム1に設定された場合、1つ目の時間単位において、リピータは、使用するDL送信ビームがビーム1であることを確定し、2つ目の時間単位内のリピータの第1リンクでのビームがビーム2に設定され、Fシンボルに対応するビームが設定されておらず、リピータがFシンボルで増幅転送しないと考えられる場合、2つ目の時間単位において、リピータは、DLシンボルで使用するDL送信ビームがビーム2であり、ULシンボルで使用する受信ビームもビーム2であることを確定し、即ち、リピータは、DLシンボルおよびULシンボルでいずれもビーム2を使用し、Fシンボルで増幅転送を行わない。即ち、1つの時間単位について、リピータの第1リンクでのビームは、DL送信ビームとして作用するとともにUL受信ビームとしても作用する。
【0128】
一実施例において、特定のリソースで使用できるビーム(即ち、構成情報は第2構成情報である)を設定することを例とし、ビーム確定過程について説明する。実施例において、第2構成情報を用いてリピータが使用するビームを確定することについては、以下の4つの例を含んでもよい。
【0129】
実施例において、リピータは、リソースグループおよびリソースグループに対応するビーム情報を含む第2構成情報を受信し、第2構成情報に基づいてそれがリソースグループで使用するビームを確定する。
【0130】
前記リソースグループに対応するビーム情報は、
リソースグループを粒度としてビーム情報を指示する方式と、
リソースセットを粒度としてビーム情報を指示し、1つのリソースセットが1つのビーム情報に対応し、即ち、リソースセット内の全てのリソースグループが1つのビーム情報に対応する方式と、
リソースセットを粒度としてビーム情報を指示し、リソースセット内の1つのリソースグループが1つのビーム情報に対応する方式と、の少なくとも1つにより指示される。
【0131】
リソースセットは、1つまたは複数のリソースグループを含む。
【0132】
一実施例において、前記リソースグループは、DLリソースグループ、ULリソースグループの少なくとも1つを含む。
【0133】
実施例において、前記DLリソースグループに対応するビーム情報は、DL受信ビーム、DL送信ビームの少なくとも1つを含む。前記DL受信ビームは、リピータの第2リンクでの受信ビーム、基地局の送信ビームの1つを含み、前記DL送信ビームは、リピータの第1リンクでの送信ビームを含む。
【0134】
実施例において、前記ULリソースグループに対応するビーム情報は、UL受信ビーム、UL送信ビームの少なくとも1つを含む。前記UL受信ビームは、リピータの第1リンクでの受信ビームを含む。前記UL送信ビームは、リピータの第2リンクでの送信ビーム、基地局の送信ビームを含む。
【0135】
実施例において、DL受信ビームが基地局の送信ビームを含む場合、リピータは、前記基地局の送信ビームに基づいてその第2リンクでの受信ビームを確定する。ここで、確定方式は、前の例の説明を参照することができ、ここで説明を省略する。
【0136】
UL送信ビームが基地局の送信ビームを含む場合、リピータは、前記基地局の送信ビームに基づいてその第2リンクでの送信ビームを確定する。ここで、確定方式は、前の例を参照することができ、ここで説明を省略する。
【0137】
一実施例において、前記リソースグループに対応するビーム情報は、リピータの第1リンクでのビーム、リピータの第2リンクでのビーム、基地局の送信ビームの少なくとも1つを含む。
【0138】
1つのリソースグループについて、リピータの第1リンクでのビームは、第1リンクの該リソースグループでリピータが使用する受信ビームおよび送信ビームを指示することに用いられる。例えば、ビーム情報内の1つのビームは送信ビームであるとともに受信ビームでもあり、即ち、リピータが端末に送信する時および端末から受信する時に同じビームを採用し、DLシンボルを含むリソースグループについて、リピータの第1リンクでのビームは、該リソースグループで使用する送信ビームを指示し、ULシンボルを含むリソースグループについて、リピータの第1リンクでのビームは、該リソースグループで使用する受信ビームを指示する。
【0139】
1つのリソースグループについて、リピータの第2リンクでのビームまたは基地局の送信ビームは、第2リンクの該リソースグループでリピータが使用する受信ビームおよび送信ビームを指示することに用いられる。例えば、ビーム情報内の1つのビームは送信ビームであるとともに受信ビームでもあり、即ち、リピータが基地局から受信する時および基地局に送信する時に同じビームを採用し、DLシンボルを含むリソースグループについて、リピータの第2リンクでのビームまたは基地局の送信ビームは、該リソースグループで使用する受信ビームを指示し、ULシンボルを含むリソースグループについて、リピータの第2リンクでのビームまたは基地局の送信ビームは、該リソースグループで使用する送信ビームを指示する。
【0140】
リピータは、1つのリソースグループがDLシンボルを含むとともにULシンボルも含むことを望まない。
【0141】
一実施例において、前記リソースセットに対応するビーム情報は、リピータの第1リンクでのビーム、リピータの第2リンクでのビーム、基地局の送信ビームの少なくとも1つを含む。
【0142】
1つのリソースセットについて、リピータの第1リンクでのビームは、第1リンクの該リソースセット内の全てのリソースグループでリピータが使用する受信ビームおよび/または送信ビームを指示することに用いられる。例えば、ビーム情報内の1つのビームは送信ビームであるとともに受信ビームでもあり、リピータが端末に送信する時および端末から受信する時に同じビームを採用し、リソースセットにDLシンボルが含まれるリソースグループについて、リピータの第1リンクでのビームは、該リソースグループで使用する送信ビームを指示し、リソースセットにULシンボルが含まれるリソースグループについて、リピータの第1リンクでのビームは、該リソースグループで使用する受信ビームを指示する。
【0143】
1つのリソースセットについて、リピータの第2リンクでのビームまたは基地局の送信ビームは、第2リンクの該リソースセット内の全てのリソースグループでリピータが使用する受信ビームおよび/または送信ビームを指示することに用いられる。例えば、ビーム情報内の1つのビームは送信ビームであるとともに受信ビームでもあり、即ち、リピータが基地局から受信する時および基地局に送信する時に同じビームを採用し、リソースセットにDLシンボルが含まれるリソースグループについて、リピータの第2リンクでのビームまたは基地局の送信ビームは、該リソースグループで使用する受信ビームを指示し、リソースセットにULシンボルが含まれるリソースグループについて、リピータの第2リンクでのビームまたは基地局の送信ビームは、該リソースグループで使用する送信ビームを指示する。
【0144】
リピータは、1つのリソースグループがDLシンボルを含むとともにULシンボルも含むことを望まない。
【0145】
一実施例において、リピータは、基地局の送信ビームに基づいてリピータが第2リンクで使用する受信ビームおよび送信ビームを確定する。ここで、確定方式は、上記実施例における例4を参照し、ここで説明を省略する。
【0146】
例1:リソースグループの構成方式
【0147】
実施例において、リソースグループは、周期的な1グループの時間領域リソースであり、1つの周期内の時間領域リソースは、1グループのシンボル、複数グループのシンボル、1グループの時間単位、複数グループの時間単位の少なくとも1つを含む。ここで、1グループのシンボルは少なくとも1つのシンボルを含み、1グループの時間単位は少なくとも1つの時間単位を含む。例えば、図8は、本願の実施例に係る複数のリソースグループの模式図であり、1つのリソースグループについて、1つの周期内の時間領域リソースは、スロット内の1グループの連続したシンボル(例えば、リソースグループ1)または複数グループの連続したシンボル(例えば、リソースグループ2、リソースグループ3)である。
【0148】
一実施例において、第2構成情報は、リソースグループを確定するためのリソースグループ構成の関連パラメータを更に含む。前記リソースグループ構成の関連パラメータは、リソースグループ構成周期、スロットオフセット量、スロット内のリソースグループに対応するシンボル位置の少なくとも1つを含む。例えば、図8におけるリソースグループ1およびリソースグループ2は、上記パラメータにより確定でき、リソースグループ内のリソースが位置するシステムフレームnおよびスロットnは、
【数1】
という条件を満たし、ただし、Nはシステムフレームに含まれるスロット数であり、nはシステムフレーム番号であり、nはシステムフレーム内のスロット番号であり、Toffsetはスロットオフセット量であり、Tはリソースグループに対応する周期(スロットを単位とする)である。リソースが位置するスロットを確定した後、スロット内のリソースグループに対応するシンボル位置に基づけば、リソースグループを確定することができる。または、前記リソースグループ構成の関連パラメータは、リソースグループ構成周期、時間単位内のビットマップ、時間単位ビットマップの少なくとも1つを含む。ここで、時間単位内のビットマップは、時間単位内のリソースグループに対応するスロット位置またはシンボル位置またはサブフレーム位置を指示することに用いられ、時間単位ビットマップは、時間単位内のビットマップがリソース構成周期内でどの時間単位に現れるかを指示することに用いられる。例えば、図8におけるリソースグループ3について、時間単位内のビットマップ00110…0110は、時間単位内のリソースグループに対応するシンボルが3つ目、4つ目…、最後から2つ目および最後から3つ目のシンボルであることを指示する。時間単位ビットマップ01…110は、時間単位内のビットマップがリソース構成周期における2つ目…、最後から2つ目および最後から3つ目の時間単位に現れることを指示し、即ち、リソースグループが位置する時間単位は、リソース構成周期における2つ目…、最後から2つ目および最後から3つ目の時間単位である。本実施例におけるリソースグループ構成の2種の方式は例に過ぎず、他の方式であってもよく、本願は、リソースグループ構成の方式に対して何の制限もしない。
【0149】
例2:リソースグループを粒度としてビーム情報を指示する。
【0150】
リソースグループを粒度としてビーム情報を指示し、即ち、1つのリソースグループは1つのビーム情報に対応する。図9は、本願の実施例に係るリソースグループとビーム情報との間の対応関係の構成模式図である。図9に示すように、1つのリソースグループは1つのビーム情報に対応し、即ち、リソースグループ1、2…、Zに対応するビーム情報はそれぞれビーム情報1、2…、Zである。
【0151】
DLリソースグループについて、1つのDLリソースグループは1つのビーム情報に対応し、ビーム情報は、DL送信ビームおよびDL受信ビームのうちの少なくとも1つを含む。例えば、DLリソースグループ1に対応するビーム情報がDL送信ビームtx1である場合、リピータは、第1リンクのDLリソースグループ1で使用する送信ビームがビームtx1であることを確定する。また、例えば、DLリソースグループ1に対応するビーム情報がDL受信ビームrx1およびDL送信ビームtx1である場合、リピータは、第2リンクのDLリソースグループ1で使用する受信ビームがビームrx1であり、第1リンクのDLリソースグループ1で使用する送信ビームがビームtx1であることを確定する。他のDLリソースグループは類似し、ここで説明を省略する。
【0152】
ULリソースグループについて、1つのULリソースグループは1つのビーム情報に対応し、ビーム情報は、UL送信ビームおよびUL受信ビームのうちの少なくとも1つを含む。例えば、ULリソースグループ1に対応するビーム情報がUL受信ビームrx2である場合、リピータは、第1リンクのULリソースグループ1で使用する受信ビームがビームrx2であることを確定する。また、例えば、ULリソースグループ1に対応するビーム情報がUL受信ビームrx2およびUL送信ビームtx2である場合、リピータは、第1リンクのULリソースグループ1で使用する受信ビームがビームrx2であり、第2リンクのULリソースグループ1で使用する送信ビームがビームtx2であることを確定する。他のULリソースグループは類似し、ここで説明を省略する。
【0153】
1つのリソースグループは1つのビーム情報に対応し、ビーム情報は、リピータの第1リンクでのビーム、リピータの第2リンクでのビーム、基地局の送信ビームの少なくとも1つを含む。例えば、リソースグループ1に対応するビーム情報はリピータの第1リンクでのビーム1であり、リソースグループ1がDLシンボルを含む場合、リピータは、第1リンクのリソースグループ1で使用する送信ビームがビーム1であることを確定し、リソースグループ1がULシンボルを含む場合、リピータは、第1リンクのリソースグループ1で使用する受信ビームがビーム1であることを確定する。また、例えば、リソースグループ1に対応するビーム情報はリピータの第2リンクでのビーム2であり、リソースグループ1がDLシンボルを含む場合、リピータは、第2リンクのリソースグループ1で使用する受信ビームがビーム2であることを確定し、リソースグループ1がULシンボルを含む場合、リピータは、第2リンクのリソースグループ1で使用する送信ビームがビーム2であることを確定する。
【0154】
また、リソースグループに対応するビーム情報が基地局の送信ビームである場合、リピータは、基地局の送信ビームに基づいてリピータの第2リンクでのビームを確定し、その後、ビーム情報に応じてリピータの第2リンクでのビームのために第2リンクの該リソースグループで使用する受信ビームまたは送信ビームを確定する。
【0155】
例3:リソースセットを粒度としてビーム情報を指示し、且つ1つのリソースセットは1つのビーム情報に対応する。
【0156】
リソースセットを粒度としてビーム情報を指示し、リソースセット内の全てのリソースグループは1つのビーム情報に対応する。図10は、本願の実施例に係るリソースセットとビーム情報との間の対応関係の構成模式図である。図10に示すように、リソースセットとビーム情報との間は1対1で対応する関係であり、即ち、リソースセット1、2…、Jに対応するビーム情報は、それぞれビーム情報1、2…、Jである。
【0157】
DLリソースグループで構成されたDLリソースセットについて、1つのDLリソースセットは1つのビーム情報に対応し、ビーム情報は、DL送信ビームおよびDL受信ビームのうちの少なくとも1つを含む。例えば、DLリソースセット1に対応するビーム情報がDL送信ビームtx1である場合、リピータは、第1リンクのDLリソースセット1内の全てのDLリソースグループで使用する送信ビームがビームtx1であることを確定する。また、例えば、DLリソースセット1に対応するビーム情報がDL受信ビームrx1およびDL送信ビームtx1である場合、リピータは、第2リンクのDLリソースセット1内の全てのDLリソースグループで使用する受信ビームがビームrx1であり、第1リンクのDLリソースセット1内の全てのDLリソースグループで使用する送信ビームがビームtx1であることを確定する。他のDLリソースセットは類似し、ここで説明を省略する。
【0158】
ULリソースグループで構成されたULリソースセットについて、1つのULリソースセットは1つのビーム情報に対応し、ビーム情報は、UL送信ビームおよびUL受信ビームのうちの少なくとも1つを含む。例えば、ULリソースセット1に対応するビーム情報がUL受信ビームrx2である場合、リピータは、第1リンクのULリソースセット1内の全てのULリソースグループで使用する受信ビームがビームrx2であることを確定する。また、例えば、ULリソースセット1に対応するビーム情報がUL受信ビームrx2およびUL送信ビームtx2である場合、リピータは、第1リンクのULリソースセット1内の全てのULリソースグループで使用する受信ビームがビームrx2であり、第2リンクのULリソースセット1内の全てのULリソースグループで使用する送信ビームがビームtx2であることを確定する。他のULリソースセットは類似し、ここで説明を省略する。
【0159】
1つのリソースセットは1つのビーム情報に対応し、ビーム情報は、リピータの第1リンクでのビーム、リピータの第2リンクでのビーム、基地局の送信ビームの少なくとも1つを含む。1つのリソースセット内の全てのリソースグループに対応するビーム情報は同じである。例えば、リソースセット1に対応するビーム情報はリピータの第1リンクでのビーム1であり、リソースセット1にDLシンボルが含まれるリソースグループについて、リピータは、第1リンクのリソースセット1内の該リソースグループで使用する送信ビームがビーム1であることを確定し、リソースセット1にULシンボルが含まれるリソースグループについて、リピータは、第1リンクのリソースセット1内の該リソースグループで使用する受信ビームがビーム1であることを確定する。また、例えば、リソースセット1に対応するビーム情報はリピータの第2リンクでのビーム2であり、リソースセット1にDLシンボルが含まれるリソースグループについて、リピータは、第2リンクのリソースセット1内の該リソースグループで使用する受信ビームがビーム2であることを確定し、リソースセット1にULシンボルが含まれるリソースグループについて、リピータは、第2リンクのリソースセット1内の該リソースグループで使用する送信ビームがビーム2であることを確定する。
【0160】
また、リソースセットに対応するビーム情報が基地局の送信ビームである場合、リピータは、基地局の送信ビームに基づいてリピータの第2リンクでのビームを確定し、その後、ビーム情報に応じてリピータの第2リンクでのビームのために第2リンクの該リソースセット内の全てのリソースグループで使用する受信ビームまたは送信ビームを確定する。
【0161】
例4:リソースセットを粒度としてビーム情報を指示し、且つリソースセット内の1つのリソースグループは1つのビーム情報に対応する。
【0162】
リソースセットを粒度としてビーム情報を指示し、リソースセット内の1つのリソースグループは1つのビーム情報に対応する。図11は、本願の実施例に係るリソースセット、リソースグループとビーム情報との間の対応関係の構成模式図である。図11に示すように、リソースセット1内のリソースグループa1、a2…、anに対応するビーム情報は、それぞれビーム情報e1、e2…、enであり、リソースセット2内のリソースグループb1、b2…、bmに対応するビーム情報は、それぞれビーム情報f1、f2…、fm…であり、リソースセットJ内のリソースグループc1、c2…、ckに対応するビーム情報は、それぞれビーム情報g1、g2…、gkである。
【0163】
DLリソースグループで構成されたDLリソースセットについて、DLリソースセット内の1つのDLリソースグループは1つのビーム情報に対応し、ビーム情報は、DL送信ビームおよびDL受信ビームのうちの少なくとも1つを含む。実施例において、DLリソースグループに対応するビーム情報の例は上述した例を参照し、ここで説明を省略する。
【0164】
ULリソースグループで構成されたULリソースセットについて、DLリソースセット内の1つのDLリソースグループは1つのビーム情報に対応し、ビーム情報は、UL送信ビームおよびUL受信ビームのうちの少なくとも1つを含む。実施例において、ULリソースグループに対応するビーム情報の例は上述した例を参照し、ここで説明を省略する。
【0165】
1つのリソースセットについて、リソースセット内の1つのリソースグループは1つのビーム情報に対応し、ビーム情報は、リピータの第1リンクでのビーム、リピータの第2リンクでのビーム、基地局の送信ビームの少なくとも1つを含む。リソースグループに対応するビーム情報の例は上述した例を参照し、ここで説明を省略する。
【0166】
一実施例において、ビーム情報コンポーネントのリストに第1通信ノードの使用できるビームを指示する(即ち、構成情報は第3構成情報である)ことを例とし、ビーム確定過程について説明する。実施例において、第3構成情報を用いてリピータが使用するビームを確定することは、以下の3つの例を含んでもよい。
【0167】
リピータは第3構成情報を受信し、第3構成情報に基づいてその時間単位で使用するビームを確定する。ここで、前記第3構成情報は、時間単位識別子および対応するビーム情報、ビーム情報コンポーネント、ビーム情報コンポーネントのリスト、コンポーネント指示情報の少なくとも1つを含む。ビーム情報コンポーネントは、少なくとも1つの時間単位に対応するビーム情報を指示し、前記ビーム情報コンポーネントのリストは、少なくとも1つのビーム情報コンポーネントを含み、1つのビーム情報コンポーネントは、1つのコンポーネントインデックスに対応し、前記コンポーネント指示情報は、1つのコンポーネントインデックスを指示することに用いられる。前記時間単位識別子および対応するビーム情報は、少なくとも1つの時間単位および少なくとも1つの時間単位のうちのそれぞれに対応するビーム情報を含む。
【0168】
ビーム情報コンポーネント内の各要素は、リソースタイプまたはリンクに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示する。ここで、リソースタイプに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示する場合、ビーム情報は、DLシンボルに対応するDL送信ビーム、DLシンボルに対応するDL受信ビーム、ULシンボルに対応するUL送信ビーム、ULシンボルに対応するUL受信ビームの少なくとも1つを含み、リンクに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示する場合、ビーム情報は、リピータの第1リンクでのビーム、リピータの第2リンクでのビーム、基地局の送信ビームの少なくとも1つを含む。
【0169】
1つの実施例において、第3構成情報は時間単位識別子および対応するビーム情報を含み、リピータは、構成情報を受信した後、時間単位識別子および対応するビーム情報に基づいて対応する時間単位で使用するビームを確定する。
【0170】
1つの実施例において、第3構成情報はビーム情報コンポーネントを含み、リピータは、構成情報を受信した後、ビーム情報コンポーネントに基づいて対応する時間単位で使用するビームを確定する。
【0171】
1つの実施例において、第3構成情報はビーム情報コンポーネントのリストおよびコンポーネント指示情報を含む。ビーム情報コンポーネントのリストは第1シグナリングに担持され、コンポーネント指示情報は第2シグナリングに担持される。リピータは、第1シグナリングによりビーム情報コンポーネントのリストを取得し、第2シグナリングにより1つのコンポーネントインデックスを取得し、コンポーネントインデックスによりビーム情報コンポーネントのリスト内の1つのビーム情報コンポーネントを取得する。これにより、ビーム情報コンポーネントに基づいて対応する時間単位で使用するビームを確定する。
【0172】
好ましくは、第3構成情報は、有効化を指示する時間単位の、ビーム情報コンポーネントまたはコンポーネント指示情報を担持しているシグナリングを検出した時間単位に対するオフセット量offsetを更に含む。例えば、時間単位nでコンポーネント指示情報を担持しているシグナリングを検出したと仮定すると、offset=0は、時間単位nから有効化し始めることを表し、offset=kは、時間単位n+kから有効化し始めることを表す。
【0173】
例1:第3構成情報はビーム情報コンポーネントのリストを含む。
【0174】
ビーム情報コンポーネントのリストは、少なくとも1つのビーム情報コンポーネントを含む。表1は、本願の実施例に係るビーム情報コンポーネントのリストである。表1に示すように、ビーム情報コンポーネントのリストは、L+1個のビーム情報コンポーネントを含み、コンポーネントインデックス0に対応するビーム情報コンポーネントは(p00,p01,p02…,p0r)であり、コンポーネントインデックス1に対応するビーム情報コンポーネントは(p10,p11,p02…,p1s)であり…、コンポーネントインデックスLに対応するビーム情報コンポーネントは(pL0,pL1,pL2…,pLt)である。
【0175】
Pijは、ビーム情報コンポーネントの要素であり、1つの時間単位に対応するビーム情報を指示する。例えば、コンポーネントインデックス0に対応するビーム情報コンポーネントは(p00,p01,p02…,p0r)であり、該ビーム情報コンポーネントは、r+1個の時間単位に対応するビーム情報を順次指示する。
【0176】
【表1】
【0177】
例2:ビーム情報コンポーネントの各要素はリソースタイプに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示する。
【0178】
ビーム情報コンポーネント内の各要素は、リソースタイプに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示する。ここで、ビーム情報は、DLシンボルに対応するDL送信ビーム、DLシンボルに対応するDL受信ビーム、ULシンボルに対応するUL送信ビーム、ULシンボルに対応するUL受信ビームの少なくとも1つを含む。
【0179】
一実施例において、ビーム情報は、DLシンボルに対応するDL送信ビーム、ULシンボルに対応するUL受信ビームの少なくとも1つを含む。例えば、図12は、本願の実施例に係るリソースタイプに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示する模式図である。図12に示すように、ビーム情報コンポーネントiは(pi0,pi1,pi2,pi3)であり、ただし、pi0は、対応する時間単位で使用するDL送信ビームがビームb11であることを指示し、pi1は、対応する時間単位で使用するDL送信ビームがビームb21であり、使用するUL受信ビームがb22であることを指示し、pi2は、対応する時間単位で使用するDL送信ビームがビームb31であり、使用するUL受信ビームがb32であることを指示し、pi3は、対応する時間単位で使用するUL受信ビームがb41であることを指示する。
【0180】
一実施例において、ビーム情報は、DLシンボルに対応するDL受信ビーム、ULシンボルに対応するUL送信ビームの少なくとも1つを含む。
【0181】
一実施例において、ビーム情報は、DLシンボルに対応するDL受信ビーム・DL送信ビーム、ULシンボルに対応するUL受信ビーム・UL送信ビームの少なくとも1つを含む。
【0182】
一実施例において、DL受信ビームは、リピータの第2リンクでの受信ビーム、基地局の送信ビームの1つを含む。UL送信ビームは、リピータの第2リンクでの送信ビーム、基地局の送信ビームを含む。DL受信ビームが基地局の送信ビームを含む場合、リピータは、前記基地局の送信ビームに基づいてその第2リンクでの受信ビームを確定する。UL送信ビームが基地局の送信ビームを含む場合、リピータは、前記基地局の送信ビームに基づいてその第2リンクでの送信ビームを確定する。
【0183】
本例において、ビーム情報内の各パラメータの意味は、上述した例を参照し、ここで説明を省略する。
【0184】
例3:ビーム情報コンポーネントの各要素はリンクに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示する。
【0185】
ビーム情報コンポーネント内の各要素は、リンクに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示する。ここで、ビーム情報は、リピータの第1リンクでのビーム、リピータの第2リンクでのビーム、基地局の送信ビームの少なくとも1つを含む。
【0186】
一実施例において、ビーム情報は、リピータの第1リンクでのビームを含む。例えば、図13は、本願の実施例に係るリンクに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示する模式図である。図13に示すように、ビーム情報コンポーネントjは(pj0,pj1,pj2,pj3)であり、ただし、pj0対応する時間単位で使用するDL送信ビームがビームb1であることを指示し、pj1は、対応する時間単位で使用するDL送信ビームがビームb2であり、使用するUL受信ビームもb2であり、即ち、ビームb2がDL送信ビームとして作用するとともに上りリンク受信ビームとしても作用することを指示し、pj2は、対応する時間単位で使用するDL送信ビームがビームb3であり、使用するUL受信ビームもb3であることを指示し、pj3は、対応する時間単位で使用するUL受信ビームがb4であることを指示する。
【0187】
一実施例において、ビーム情報は、リピータの第2リンクでのビームまたは基地局の送信ビームを含む。
【0188】
一実施例において、ビーム情報は、リピータの第1リンクでのビームおよびリピータの第2リンクでのビームを含む。
【0189】
一実施例において、ビーム情報は、リピータの第1リンクでのビームおよび基地局の送信ビームを含む。
【0190】
一実施例において、ビーム情報が基地局の送信ビームを含む場合、リピータは、基地局の送信ビームに基づいてリピータが第2リンクで使用する受信ビームおよび送信ビームを確定する。
【0191】
本例において、ビーム情報内の各パラメータの意味は、上述した例を参照し、ここで説明を省略する。
【0192】
矛盾しない限り、上記実施例と例は、任意に組み合わせることができる。一定の優先順位に応じて組み合わせることもできる。以下、いくつかの組み合わせの実施例を示す。
【0193】
一実施例において、1つの時間領域リソースについて、第2構成情報および第1構成情報が該時間領域リソースに対応するビーム情報を同時に指示した場合、第2構成情報によって指示されたビーム情報は、前記第1構成情報によって指示されたビーム情報を上書きまたは修正する。
【0194】
一実施例において、1つの時間領域リソースについて、同じ時間リソースの対応するビーム情報が前記第1構成情報および前記第3構成情報によって同時に指示された場合、第3構成情報によって指示されたビーム情報は、前記第1構成情報によって指示されたビーム情報を上書きまたは修正する。
【0195】
一実施例において、1つの時間領域リソースについて、第2構成情報および第3構成情報が該時間領域リソースに対応するビーム情報を同時に指示した場合、第3構成情報によって指示されたビーム情報は無効となり、即ち、前記時間領域リソースは、第2構成情報によって指示されたビーム情報を用いる。
【0196】
上記全ての実施例および例において、好ましくは、第1構成情報は、構成周期、サブキャリア間隔の少なくとも1つを更に含む。ここで、サブキャリア間隔は、時間単位またはスロットまたはシンボルの参照に用いられる。例えば、第1構成情報は、サブキャリア間隔が15kHzで、時間単位が1つまたは複数のスロットであることを指示した場合、時間単位は、15kHzサブキャリア間隔に対応する1つまたは複数のスロットである。好ましくは、構成周期は、デフォルトでリソースタイプの構成周期と同じであってもよい。サブキャリア間隔は、デフォルトでリソースタイプ構成に対応するサブキャリア間隔と同じであってもよい。
【0197】
上記全ての実施例および例において、好ましくは、第2構成情報はリソースグループ構成パラメータを更に含む。前記リソースグループ構成パラメータは、リソースグループ構成周期、サブキャリア間隔、時間単位オフセット量、時間単位内リソースグループに対応するシンボル位置のうちの1つを少なくとも含む。
【0198】
上記全ての実施例および例において、好ましくは、第3構成情報は、
ビーム情報指示に用いられる無線ネットワーク一時的識別子(Radio Network Temporary Identity、RNTI)、指示シグナリングのペイロードの大きさ、指示シグナリングをスヌープするサーチスペースセット、コンポーネント指示情報ドメインの指示シグナリングにおける位置、参照サブキャリア間隔、指示シグナリングが適用される時間単位または時間単位リストの少なくとも1つを更に含む。ここで、参照サブキャリア間隔は、時間単位またはスロットまたはシンボルの参照に用いられ、前記指示シグナリングは、コンポーネント指示情報を担持しているシグナリングを含む。
【0199】
上記全ての実施例および例において、好ましくは、構成情報(第1構成情報、第2構成情報または第3構成情報のうちの少なくとも1つを含む)は、セル識別子、キャリア構成、帯域幅パート(Bandwidth Part、BWP)設定の少なくとも1つを更に含む。
【0200】
上記全ての実施例および例における図面は、いずれもアンペアードスペクトルを対象とするものであり、ペアードスペクトル(即ち、周波数分割複信スペクトル)は類似し、例えば、同じ時間領域リソースで構成情報はDLおよびULスペクトルに対応するビームを指示し、または、DLスペクトルは1つの構成情報に対応し、ULスペクトルは1つの構成情報に対応する。
【0201】
矛盾しない限り、上記全ての実施例および例における構成情報のパラメータは単独で設定され、例えば、第1構成情報内の例1と例2とを組み合わせる場合、構成情報は、2つの例の構成情報の和集合であり、且つ、各例の構成情報内のパラメータは単独で設定され、例えば、各例における構成周期は異なる粒度を採用してもよいし、異なる値を設定してもよい。もちろん、複数の例を組み合わせる場合、各例の同じタイプのパラメータを統合することも除外せず、例えば、例1および例2における構成周期の粒度および数値は同じであり、即ち、同じ構成周期パラメータを採用する。
【0202】
上記全ての実施例および例において、「第1」、「第2」、「第3」、「第4」等の序数は、異なるパラメータを区別するためのものに過ぎない。もちろん、複数の実施例および例を組み合わせる場合、異なる実施例および例におけるパラメータを1つのパラメータに統一することも除外せず、この場合、統一されたパラメータは序数で区別しない。
【0203】
上記全ての実施例および例において、構成情報(第1構成情報、第2構成情報または第3構成情報のうちの少なくとも1つを含む)は、少なくとも1つのシグナリングに担持されている。例えば、時間単位に対応するビーム情報を周期的に指示する構成情報について、構成情報は1つのシグナリングに担持されている。リソースグループおよびリソースグループに対応するビーム情報を含む構成情報について、全ての構成情報は1つのシグナリングに担持され、または、リソースグループ関連情報は1つのシグナリング(例えば、シグナリング1)に担持され、リソースグループに対応するビーム情報は別のシグナリング(例えば、シグナリング2)に担持されている。また、シグナリング2は、アクティブシグナリングとして構成情報を有効化し始めることもできる。また、例えば、ビーム情報コンポーネントのリストおよびコンポーネント指示情報を含む構成情報について、ビーム情報コンポーネントのリストは1つのシグナリングに担持され、コンポーネント指示情報は別のシグナリングに担持され、本願は、構成情報の担持シグナリングに対して何の制限もしない。
【0204】
本願における全ての説明は、周波数領域範囲が特に明記されていない場合、いずれも1つのコンポーネントキャリア(Component Carrier、CC)または1対のCC(例えば、ペアードスペクトル)または1つの周波数帯域または1つのセルまたは1つの帯域幅パート(Bandwidth Part、BWP)について説明し、本願は、複数のCCまたは複数対のCCまたは複数の周波数帯域または複数のセルまたは複数のBWPに拡張することができ、構成情報内の全てのパラメータを各CCまたは各対のCCまたは各周波数帯域または各セルまたは各BWPに単独で設定すれば良い。
【0205】
一実施例において、図14は、本願の実施例に係るビーム確定装置の構造ブロック図である。本実施例は第1通信ノードに適用される。例えば、第1通信ノードはスマートリピータである。図14に示すように、本実施例は、受信機1410および第1確定モジュール1420を備える。
【0206】
受信機1410は、第2通信ノードから送信された構成情報を受信するように構成される。
【0207】
第1確定モジュール1420は、前記構成情報に基づいて第1通信ノードが使用するビームを確定するように構成され、ここで、前記構成情報は、第1構成情報、第2構成情報、第3構成情報のうちの1つを少なくとも含む。
【0208】
一実施例において、第1構成情報は、構成周期における各時間単位に対応するビーム情報を含む。
【0209】
一実施例において、ビーム情報は、DLシンボルに対応するDL送信ビーム、DLシンボルに対応するDL受信ビーム、ULシンボルに対応するUL送信ビーム、ULシンボルに対応するUL受信ビーム、Fシンボルに対応するビーム、第2通信ノードの送信ビームのうちの1つを少なくとも含む。
【0210】
一実施例において、1つの時間単位について、前記DLシンボルに対応するDL送信ビームは、時間単位内のDLシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用する送信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記ULシンボルに対応するUL受信ビームは、時間単位内のULシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用する受信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記Fシンボルに対応するビームは、の少なくとも1つを指示することに用いられ:時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用するDL送信ビーム、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用するUL受信ビーム、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用するDL受信ビーム、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用するUL送信ビーム、1つの時間単位について、前記DLシンボルに対応するDL受信ビームは、時間単位内のDLシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用する受信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記ULシンボルに対応するUL送信ビームは、時間単位内のULシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用する送信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記第2通信ノードの送信ビームは、時間単位内で第1通信ノードが第2リンクで使用するDL受信ビームおよび/またはUL送信ビームを指示することに用いられる。
【0211】
一実施例において、Fシンボルに対応するビーム、は、第1送受信ビーム、第1送受信ビームおよび対応する第1Fシンボルグループ、第1送受信指示情報、DL送信ビームおよび対応する第2Fシンボルグループ、UL受信ビームおよび対応する第3Fシンボルグループ、第2送受信ビーム、第2送受信ビームおよび対応する第4Fシンボルグループ、第2送受信指示情報、DL受信ビームおよび対応する第5Fシンボルグループ、UL送信ビームおよび対応する第6Fシンボルグループ、第3送受信ビーム、第3送受信ビームおよび対応する第7Fシンボルグループ、上りリンク・下りリンク送受信指示情報、DL送信ビーム・DL受信ビームおよび対応する第8Fシンボルグループ、UL送信ビーム・UL受信ビームおよび対応する第9Fシンボルグループのうちの1つを少なくとも含む。
【0212】
一実施例において、第2構成情報は、リソースグループおよびリソースグループに対応するビーム情報を含む。
【0213】
一実施例において、1つのリソースグループは1つのビーム情報に対応し、ここで、前記ビーム情報は、DL送信ビーム、DL受信ビーム、UL送信ビーム、UL受信ビーム、第2通信ノードの送信ビームのうちの1つを少なくとも含む。
【0214】
一実施例において、リソースグループに対応するビーム情報は、1つのリソースグループが1つのビーム情報に対応することと、1つのリソースセット内の全てのリソースグループが1つのビーム情報に対応することとの少なくとも1つを含む。
【0215】
一実施例において、第3構成情報は、時間単位識別子および対応するビーム情報、ビーム情報コンポーネント、ビーム情報コンポーネントのリスト、コンポーネント指示情報のうちの1つを少なくとも含み、ここで、前記ビーム情報コンポーネントは、少なくとも1つの時間単位に対応するビーム情報を指示し、前記ビーム情報コンポーネントのリストは、少なくとも1つのビーム情報コンポーネントを含み、前記コンポーネント指示情報は、1つのコンポーネントインデックスを指示することに用いられる。
【0216】
一実施例において、ビーム情報コンポーネントの各タプルは、リソースタイプまたはリンクに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示する。
【0217】
一実施例において、リソースタイプに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示し、前記ビーム情報は、DL受信ビーム、DL送信ビーム、UL受信ビーム、UL受信ビームのうちの1つを少なくとも含む。
【0218】
一実施例において、リンクに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示し、前記ビーム情報は、第1通信ノードの第1リンクでのビーム、第1通信ノードの第2リンクでのビーム、第2通信ノードの送信ビームのうちの1つを少なくとも含む。
【0219】
一実施例において、第3構成情報は、有効化を指示する時間単位の、時間単位識別子および対応するビーム情報、ビーム情報コンポーネントまたはコンポーネント指示情報を担持しているシグナリングを検出した時間単位に対するオフセット量を更に含む。
【0220】
一実施例において、構成情報は第1構成情報および第2構成情報を含み、同じ時間リソースの対応するビーム情報が前記第1構成情報および前記第2構成情報によって同時に指示された場合、第2構成情報によって指示されたビーム情報は、前記第1構成情報によって指示されたビーム情報を上書きまたは修正する。
【0221】
一実施例において、構成情報は第1構成情報および第3構成情報を含み、同じ時間リソースの対応するビーム情報が前記第1構成情報および前記第3構成情報によって同時に指示された場合、第3構成情報によって指示されたビーム情報は、前記第1構成情報によって指示されたビーム情報を上書きまたは修正する。
【0222】
一実施例において、DL受信ビームは、第1通信ノードの第2リンクでの受信ビーム、第2通信ノードの送信ビームの1つを含み、前記DL送信ビームは、第1通信ノードの第1リンクでの送信ビームを含み、前記UL受信ビームは、第1通信ノードの第1リンクでの受信ビームを含み、前記UL送信ビームは、第1通信ノードの第2リンクでの送信ビーム、第2通信ノードの送信ビームの1つを含む。
【0223】
本実施例に係るビーム確定装置は、図2に示す実施例の第1通信ノードに適用されるビーム確定方法を実現するように構成され、本実施例に係るビーム確定装置の実現原理および技術的効果は類似し、ここで説明を省略する。
【0224】
一実施例において、図15は、本願の実施例に係る別のビーム確定装置の構造ブロック図である。本実施例は、第2通信ノードに適用される。例えば、第2通信ノードは基地局を含んでもよい。図15に示すように、本実施例におけるビーム確定装置は、第2確定モジュール1510および送信機1520を備える。
【0225】
第2確定モジュール1510は、構成情報を確定するように構成され、送信機1520は、前記第1通信ノードによる前記構成情報に基づいた使用されるビームの確定のために、前記構成情報を第1通信ノードに送信するように構成され、ここで、前記構成情報は、第1構成情報、第2構成情報、第3構成情報のうちの1つを少なくとも含む。
【0226】
一実施例において、第1構成情報は、構成周期における各時間単位に対応するビーム情報を含み、または、第1構成情報は、構成周期における一部の時間単位に対応するビーム情報を含む。
【0227】
一実施例において、ビーム情報は、DLシンボルに対応するDL送信ビーム、DLシンボルに対応するDL受信ビーム、ULシンボルに対応するUL送信ビーム、ULシンボルに対応するUL受信ビーム、Fシンボルに対応するビーム、第2通信ノードの送信ビームのうちの1つを少なくとも含む。
【0228】
一実施例において、1つの時間単位について、前記DLシンボルに対応するDL送信ビームは、時間単位内のDLシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用する送信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記ULシンボルに対応するUL受信ビームは、時間単位内のULシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用する受信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記Fシンボルに対応するビームは、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用するDL送信ビーム、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第1リンクで使用するUL受信ビーム、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用するDL受信ビーム、時間単位内のFシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用するUL送信ビームの少なくとも1つを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記DLシンボルに対応するDL受信ビームは、時間単位内のDLシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用する受信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記ULシンボルに対応するUL送信ビームは、時間単位内のULシンボルで第1通信ノードが第2リンクで使用する送信ビームを指示することに用いられ、1つの時間単位について、前記第2通信ノードの送信ビームは、時間単位内で第1通信ノードが第2リンクで使用するDL受信ビームおよび/またはUL送信ビームを指示することに用いられる。
【0229】
一実施例において、Fシンボルに対応するビームは、第1送受信ビーム、第1送受信ビームおよび対応する第1Fシンボルグループ、第1送受信指示情報、DL送信ビームおよび対応する第2Fシンボルグループ、UL受信ビームおよび対応する第3Fシンボルグループ、第2送受信ビーム、第2送受信ビームおよび対応する第4Fシンボルグループ、第2送受信指示情報、DL受信ビームおよび対応する第5Fシンボルグループ、UL送信ビームおよび対応する第6Fシンボルグループ、第3送受信ビーム、第3送受信ビームおよび対応する第7Fシンボルグループ、上りリンク・下りリンク送受信指示情報、DL送信ビーム・DL受信ビームおよび対応する第8Fシンボルグループ、UL送信ビーム・UL受信ビームおよび対応する第9Fシンボルグループのうちの1つを少なくとも含む。
【0230】
一実施例において、第2構成情報は、リソースグループおよびリソースグループに対応するビーム情報を含む。
【0231】
一実施例において、1つのリソースグループは1つのビーム情報に対応し、ここで、前記ビーム情報は、DL送信ビーム、DL受信ビーム、UL送信ビーム、UL受信ビーム、第2通信ノードの送信ビームのうちの1つを少なくとも含む。
【0232】
一実施例において、リソースグループに対応するビーム情報は、1つのリソースグループが1つのビーム情報に対応することと、1つのリソースセット内の全てのリソースグループが1つのビーム情報に対応することとの少なくとも1つを含む。
【0233】
一実施例において、第3構成情報は、時間単位識別子および対応するビーム情報、ビーム情報コンポーネント、ビーム情報コンポーネントのリスト、コンポーネント指示情報のうちの1つを少なくとも含み、ここで、前記ビーム情報コンポーネントは、少なくとも1つの時間単位に対応するビーム情報を指示し、前記ビーム情報コンポーネントのリストは、少なくとも1つのビーム情報コンポーネントを含み、前記コンポーネント指示情報は、1つのコンポーネントインデックスを指示することに用いられる。
【0234】
一実施例において、ビーム情報コンポーネントの各タプルは、リソースタイプまたはリンクに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示する。
【0235】
一実施例において、リソースタイプに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示し、前記ビーム情報は、DL受信ビーム、DL送信ビーム、UL受信ビーム、UL受信ビームのうちの1つを少なくとも含む。
【0236】
一実施例において、リンクに応じて1つの時間単位に対応するビーム情報を指示し、前記ビーム情報は、第1通信ノードの第1リンクでのビーム、第1通信ノードの第2リンクでのビーム、第2通信ノードの送信ビームのうちの1つを少なくとも含む。
【0237】
一実施例において、第3構成情報は、有効化を指示する時間単位の、時間単位識別子および対応するビーム情報、ビーム情報コンポーネントまたはコンポーネント指示情報を担持しているシグナリングを検出した時間単位に対するオフセット量を更に含む。
【0238】
一実施例において、構成情報は第1構成情報および第2構成情報を含み、同じ時間リソースの対応するビーム情報が前記第1構成情報および前記第2構成情報によって同時に指示された場合、第2構成情報によって指示されたビーム情報は、前記第1構成情報によって指示されたビーム情報を上書きまたは修正する。
【0239】
一実施例において、構成情報は第1構成情報および第3構成情報を含み、同じ時間リソースの対応するビーム情報が前記第1構成情報および前記第3構成情報によって同時に指示された場合、第3構成情報によって指示されたビーム情報は、前記第1構成情報によって指示されたビーム情報を上書きまたは修正する。
【0240】
一実施例において、DL受信ビームは、第1通信ノードの第2リンクでの受信ビーム、第2通信ノードの送信ビームの1つを含み、前記DL送信ビームは、第1通信ノードの第1リンクでの送信ビームを含み、前記UL受信ビームは、第1通信ノードの第1リンクでの受信ビームを含み、前記UL送信ビームは、第1通信ノードの第2リンクでの送信ビーム、第2通信ノードの送信ビームの1つを含む。
【0241】
本実施例に係るビーム確定装置は、図3に示す実施例の第2通信ノードに適用されるビーム確定方法を実現するように構成され、本実施例に係るビーム確定装置の実現原理および技術的効果は類似し、ここで説明を省略する。
【0242】
一実施例において、図16は、本願の実施例に係る通信機器の構造模式図である。図16に示すように、本願に係る機器は、プロセッサ1610、メモリ1620および通信モジュール1630を備える。該機器におけるプロセッサ1610の数は1つまたは複数であってもよく、図16において、1つのプロセッサ1610を例とする。該機器におけるメモリ1620の数は1つまたは複数であってもよく、図16において、1つのメモリ1620を例とする。該機器のプロセッサ1610、メモリ1620および通信モジュール1630は、バスまたは他の方式で接続することができ、図16において、バスを介して接続することを例とする。該実施例において、該機器は第1通信ノードであってもよい。例示的には、第1通信ノードはスマートリピータであってもよい。
【0243】
メモリ1620は、コンピュータ可読記憶媒体として、ソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能プログラムおよびモジュール、例えば、本願のいずれかの実施例の機器に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、ビーム確定装置における受信機1410および第1確定モジュール1420)を記憶するように構成されてもよい。メモリ1620は、プログラム記憶エリアおよびデータ記憶エリアを備えてもよく、ここで、プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、機器の使用に基づいて作成されたデータ等を記憶することができる。また、メモリ1620は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ、または他の不揮発性固体記憶デバイスのような不揮発性メモリを更に含んでもよい。いくつかの実施例において、メモリ1620は、プロセッサ1610に対してリモートに設けられたメモリを含むことが好ましく、これらのリモートメモリは、ネットワークを介して機器に接続することができる。上記ネットワークの実例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワークおよびその組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。
【0244】
通信モジュール1630は、第1通信ノードと第2通信ノードとの間で通信インタラクションを行うように構成される。
【0245】
ビーム確定機器が第1通信ノードである場合、上記機器は、上記いずれかの実施例に係る第1通信ノードに適用されるビーム確定方法を実行するように構成でき、対応する機能および効果を備える。
【0246】
ビーム確定機器が第2通信ノードである場合、上記機器は、上記いずれかの実施例に係る第2通信ノードに適用されるビーム確定方法を実行するように構成でき、対応する機能および効果を備える。
【0247】
本願の実施例は、コンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体を更に提供し、コンピュータ実行可能命令は、コンピュータプロセッサによって実行されると、第1通信ノードに適用されるビーム確定方法を実行することに用いられ、該方法は、第2通信ノードから送信された構成情報を受信することと、前記構成情報に基づいて第1通信ノードが使用するビームを確定することとを含み、ここで、前記構成情報は、第1構成情報、第2構成情報、第3構成情報のうちの1つを少なくとも含む。
【0248】
本願の実施例は、コンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体を更に提供し、コンピュータ実行可能命令は、コンピュータプロセッサによって実行されると、第2通信ノードに適用されるビーム確定方法を実行することに用いられ、該方法は、構成情報を確定することと、前記第1通信ノードによる前記構成情報に基づいた使用されるビームの確定のために、前記構成情報を第1通信ノードに送信することとを含み、ここで、前記構成情報は、第1構成情報、第2構成情報、第3構成情報のうちの1つを少なくとも含む。
【0249】
当業者であれば、ユーザ端末という用語は、任意の適当なタイプの無線ユーザ機器を含み、例えば、携帯電話機、携帯型データ処理装置、携帯型ネットワークブラウザまたは車載移動局を含むことが理解されるべきである。
【0250】
一般的には、本願の様々な実施例は、ハードウェアまたは特定用途向け回路、ソフトウェア、論理またはその任意の組み合わせで実現できる。例えば、一部の態様はハードウェアで実現でき、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサまたは他の計算装置により実行可能なファームウェアまたはソフトウェアで実現でき、本願はこれらに限定されない。本願の実施例は、移動装置のデータプロセッサによりコンピュータプログラム命令を実行することで実現でき、例えば、プロセッサのエンティティにおいて、ハードウェアにより、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現できる。コンピュータプログラム命令は、アセンブリ命令、命令セットアーキテクチャ(Instruction Set Architecture、ISA)命令、機械命令、機械関連命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態構成データ、または1種または複数種のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはターゲットコードであってもよい。
【0251】
本願の図における任意の論理フローのブロック図は、プログラムステップを表してもよいし、互いに接続された論理回路、モジュールおよび機能を表してもよいし、プログラムステップと論理回路、モジュールおよび機能との組み合わせを表してもよい。コンピュータプログラムはメモリに記憶されてもよい。メモリは、ローカルな技術環境に適した任意のタイプを有することができ、且つ、任意の適当なデータ記憶技術で実現でき、例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、光記憶デバイスおよびシステム(デジタル多機能ディスク(Digital Video Disc、DVD)または光ディスク(Compact Disc、CD))等であるが、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体は、非一時的な記憶媒体を含んでもよい。データプロセッサは、ローカルな技術環境に適した任意のタイプであってもよく、例えば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブル論理デバイス(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサであるが、これらに限定されない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図8
図9
図10
図11
図12
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図14
図15
図16
【手続補正書】
【提出日】2024-04-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1通信ノードに適用されるビーム確定方法であって、
第2通信ノードから送信された構成情報を受信することと、
前記構成情報に基づいて第1通信ノードが使用するビームを確定することと、を含み、
前記第1通信ノードがリピータであり、前記第2通信ノードが基地局であり、
前記構成情報は、第2構成情報を含み、
前記ビームは、前記第1通信ノードが端末との間の第1リンクで使用するビームである、
ビーム確定方法。
【請求項2】
前記第1通信ノードは、同じビームを使用して第1リンクでの受送信動作を行う
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2構成情報は、リソースグループおよびリソースグループに対応するビーム情報を含む、
請求項1に記載のビーム確定方法。
【請求項4】
1つのリソースグループは1つのビーム情報に対応し、前記ビーム情報は、DL送信ビーム、UL受信ビームのうちの1つを少なくとも含む、
請求項に記載のビーム確定方法。
【請求項5】
記DL送信ビームは、前記第1通信ノードの第1リンクでの送信ビームを含み、
前記UL受信ビームは、前記第1通信ノードの第1リンクでの受信ビームを含む、
請求項に記載のビーム確定方法。
【請求項6】
前記第2構成情報は、少なくとも1つのリソースセットを更に含み、
前記少なくとも1つのリソースセットのそれぞれは、少なくとも1つのリソースグループを含み、
前記少なくとも1つのリソースグループのそれぞれに、対応するビーム情報が設定されている、
請求項3に記載のビーム確定方法。
【請求項7】
前記第2構成情報は、リソースグループ構成パラメータを更に含み、
前記リソースグループ構成パラメータは、リソースグループ構成周期、サブキャリア間隔、時間単位オフセット量、時間単位内リソースグループに対応するシンボルのうちの1つを少なくとも含む、
請求項3に記載のビーム確定方法。
【請求項8】
第2通信ノードに適用されるビーム確定方法であって、
構成情報を確定することと、
前記第1通信ノードによる前記構成情報に基づいた使用されるビームの確定のために、前記構成情報を第1通信ノードに送信することと、を含み、
前記構成情報は、第2構成情報を少なくとも含み、
前記ビームは、前記第1通信ノードが端末との間の第1リンクで使用するビームであり、
前記第1通信ノードがリピータであり、前記第2通信ノードが基地局である、
ビーム確定方法。
【請求項9】
通信モジュール、メモリ、および少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記通信モジュールは、第1通信ノードと第2通信ノードとの間で通信インタラクションを行うように構成され、
前記メモリは、1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成され、
前記1つまたは複数のプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項1からまたは請求項のいずれか1項に記載のビーム確定方法を実現する、
通信機器。
【請求項10】
プロセッサによって実行されると、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のビーム確定方法を実現するコンピュータプログラムが記憶される、
記憶媒体。
【国際調査報告】