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特表2024-535583情報処理方法、装置、機器及び可読記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-30
(54)【発明の名称】情報処理方法、装置、機器及び可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/00 20090101AFI20240920BHJP
   H04W 48/10 20090101ALI20240920BHJP
   H04W 36/14 20090101ALI20240920BHJP
【FI】
H04W28/00
H04W48/10
H04W36/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024522013
(86)(22)【出願日】2022-10-11
(85)【翻訳文提出日】2024-04-19
(86)【国際出願番号】 CN2022124611
(87)【国際公開番号】W WO2023061359
(87)【国際公開日】2023-04-20
(31)【優先権主張番号】202111183999.4
(32)【優先日】2021-10-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100118256
【弁理士】
【氏名又は名称】小野寺 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100166338
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 正夫
(72)【発明者】
【氏名】王 丹
(72)【発明者】
【氏名】韓 ▲エン▼
(72)【発明者】
【氏名】孫 滔
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067CC14
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ39
(57)【要約】
本開示の実施例は情報処理方法、装置、機器及び可読記憶媒体を提供する。該方法は、基地局から送信される第1情報を受信し、第2情報を前記基地局に送信し、又は直接第2情報を基地局に送信するステップを含み、前記第1情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、基地局がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、前記第2情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、及びネットワークスライスグループ識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク機能に適用する情報処理方法であって、
基地局から送信される第1情報を受信し、第2情報を前記基地局に送信し、又は直接第2情報を基地局に送信するステップを含み、
前記第1情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、基地局がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、及びネットワークスライスグループ識別子のうちの少なくとも1つを含む、情報処理方法。
【請求項2】
前記ネットワーク機能は、アクセスと移動管理機能、統合データ管理機能、及びネットワークスライスアクセス制御機能のうちの少なくとも1つを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能がサポートするネットワークスライス能力、前記ネットワーク機能が設定したネットワークスライス情報、及び前記ネットワーク機能が設定したネットワークスライスグループ情報のうちの1つ又は複数に基づいて、前記第2情報を決定するステップを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
直接第2情報を基地局に送信する前記ステップは、
ネットワーク設定に変更が発生した場合、直接第2情報を基地局に送信するステップを含み、前記第2情報は、基地局設定を更新するために用いられる
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、さらに、
ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定するステップと、
前記ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を前記基地局に送信するステップと、を含む
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定する前記ステップは、
前記ネットワーク機能のサポートするネットワークスライス能力と、前記基地局のサポートするネットワークスライスの能力とに基づいて、ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定するステップを含む
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
基地局に適用する情報処理方法であって、
第1情報をネットワーク機能に送信し、前記ネットワーク機能から第2情報を受信し、又は直接ネットワーク機能から第2情報を受信するステップを含み、
前記第1情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、基地局がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、及びネットワークスライスグループ識別子のうちの少なくとも1つを含む、情報処理方法。
【請求項8】
前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能からネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を受信するステップを含む
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記ネットワーク機能は、アクセスと移動管理機能、統合データ管理機能、及びネットワークスライスアクセス制御機能のうちの少なくとも1つを含む
請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、さらに、
前記第2情報に基づいてスライスグループ識別子情報をブロードキャストするステップを含み、前記スライスグループ識別子情報は、端末が適切な周波数帯域又は適切なネットワークスライスにキャンプすることを補助するために用いられる
請求項7に記載の方法。
【請求項11】
ネットワーク機能に適用する情報処理方法であって、
端末から送信される第3情報を受信し、第4情報を前記端末に送信し、又は直接第4情報を端末に送信するステップを含み、
前記第3情報は、端末がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、端末がスライス優先度をサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、ネットワークスライスグループ識別子、及びネットワークスライス優先度情報のうちの少なくとも1つを含む、情報処理方法。
【請求項12】
前記第3情報は、ネットワークにアクセスするための情報、又は切り替え要求情報、又は設定更新情報である
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
直接第4情報を端末に送信する前記ステップは、
ネットワーク設定に変更が発生し、又は端末位置に変更が発生し、又は契約データに変更が発生した場合、直接第4情報を端末に送信するステップを含み、前記第4情報は、端末設定を更新するために用いられる
請求項11に記載の方法。
【請求項14】
端末から送信される第3情報を受信する前記ステップは、
前記端末から送信される第3情報を基地局を介して受信するステップを含む
請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能が契約したネットワークスライス情報、前記ネットワーク機能がアクセスを許容したネットワークスライス情報、第2情報、前記ネットワーク機能が設定したスライス情報、前記ネットワーク機能のスライスグループ情報のうちの1つ又は複数に基づいて、前記第4情報を決定するステップを含み、
ここで、前記第2情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、及びネットワークスライスグループ識別子のうちの少なくとも1つを含む
請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記方法は、さらに、
端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定するステップと、
前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を端末に送信するステップと、を含む
請求項11に記載の方法。
【請求項17】
端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定する前記ステップは、
前記ネットワーク機能が決定したネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係、及び前記端末がサポートするネットワークスライス能力に基づいて、前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定するステップを含み、
ここで、前記ネットワーク機能が決定したネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係は、前記ネットワーク機能により、前記ネットワーク機能のサポートするネットワークスライス能力と、基地局のサポートするネットワークスライスの能力とに基づいて決定されたものである
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記ネットワーク機能は、アクセスと移動管理機能、統合データ管理機能、及びネットワークスライスアクセス制御機能のうちの少なくとも1つを含む
請求項11に記載の方法。
【請求項19】
端末に適用する情報処理方法であって、
第3情報をネットワーク機能に送信し、ネットワーク機能から第4情報を受信し、又は直接ネットワーク機能から第4情報を受信するステップを含み、
前記第3情報は、端末がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、端末がスライス優先度をサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、ネットワークスライスグループ識別子、及びネットワークスライス優先度情報のうちの少なくとも1つを含む、情報処理方法。
【請求項20】
前記第3情報は、さらに、予め設定されたスライス優先度情報を含む
請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記第3情報は、ネットワークにアクセスするための情報、又は切り替え要求情報、又は設定更新情報である
請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能から、前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を受信するステップを含む
請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記ネットワーク機能は、アクセスと移動管理機能、統合データ管理機能、及びネットワークスライスアクセス制御機能のうちの少なくとも1つを含む
請求項19に記載の方法。
【請求項24】
前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能から第4情報を受信した後、前記端末によって予め設定されたスライス優先度を更新し、又は、後続において高優先度のネットワークスライスを選択して対応するネットワークにアクセスするステップを含む
請求項19に記載の方法。
【請求項25】
ネットワーク機能に適用する情報処理装置であって、
基地局から送信される第1情報を受信し、第2情報を前記基地局に送信し、又は直接第2情報を基地局に送信するように構成される第1送受信モジュールを含み、
前記第1情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、基地局がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、及びネットワークスライスグループ識別子のうちの少なくとも1つを含む、情報処理装置。
【請求項26】
基地局に適用する情報処理装置であって、
第1情報をネットワーク機能に送信し、前記ネットワーク機能から第2情報を受信し、又は直接ネットワーク機能から第2情報を受信するように構成される第2送受信モジュールを含み、
前記第1情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、基地局がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、及びネットワークスライスグループ識別子のうちの少なくとも1つを含む、情報処理装置。
【請求項27】
ネットワーク機能に適用する情報処理装置であって、
端末から送信される第3情報を受信し、第4情報を前記端末に送信し、又は直接第4情報を端末に送信するように構成される第3送受信モジュールを含み、
前記第3情報は、端末がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、端末がスライス優先度をサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、ネットワークスライスグループ識別子、及びネットワークスライス優先度情報のうちの少なくとも1つを含む、情報処理装置。
【請求項28】
端末に適用する情報処理装置であって、
第3情報をネットワーク機能に送信し、ネットワーク機能から第4情報を受信し、又は直接ネットワーク機能から第4情報を受信するように構成される第4送受信モジュールを含み、
前記第3情報は、端末がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、端末がスライス優先度をサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、ネットワークスライスグループ識別子、及びネットワークスライス優先度情報のうちの少なくとも1つを含む、情報処理装置。
【請求項29】
プロセッサ、メモリ及び前記メモリ上に記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラムを含む通信機器であって、前記プログラムが前記プロセッサによって実行される場合に請求項1から24のいずれか1項に記載の方法のステップを実現する、通信機器。
【請求項30】
プログラムが記憶されている可読記憶媒体であって、前記プログラムがプロセッサによって実行される場合に請求項1から24のいずれか1項に記載の方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本開示は、2021年10月11日に中国に提出された出願番号が202111183999.4の中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容が参照によって本開示に組み込まれる。
【0002】
本開示の実施例は、通信技術分野に関し、具体的に情報処理方法、装置、機器及び可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、端末は、アイドル状態又は非接続状態の場合、1つの周波数点をランダムに選択してキャンプし、一旦端末がウェイクアップしてアクセスを試みると、該周波数点が端末の常に慣用されている周波数点でない場合、後続の接続状態のセル再選択を引き起こし、シグナリングの浪費を引き起こす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、如何にして、セル再選択の可能性を低減し、シグナリングオーバーヘッドを節約するかという問題を解決するために、情報処理方法、装置、機器及び可読記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様では、ネットワーク機能に適用する情報処理方法を提供し、前記方法は、
基地局から送信される第1情報を受信し、第2情報を前記基地局に送信し、又は直接第2情報を基地局に送信するステップを含み、
前記第1情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、基地局がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、及びネットワークスライスグループ識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0006】
選択可能に、前記ネットワーク機能は、アクセスと移動管理機能、統合データ管理機能、及びネットワークスライスアクセス制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0007】
選択可能に、前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能がサポートするネットワークスライス能力、前記ネットワーク機能が設定したネットワークスライス情報、及び前記ネットワーク機能が設定したネットワークスライスグループ情報のうちの1つ又は複数に基づいて、前記第2情報を決定するステップを含む。
【0008】
選択可能に、直接第2情報を基地局に送信する前記ステップは、
ネットワーク設定に変更が発生した場合、直接第2情報を基地局に送信するステップを含み、前記第2情報は、基地局設定を更新するために用いられる。
【0009】
選択可能に、前記方法は、さらに、
ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定するステップと、
前記ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を前記基地局に送信するステップと、を含む。
【0010】
選択可能に、ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定する前記ステップは、
前記ネットワーク機能のサポートするネットワークスライス能力と、前記基地局のサポートするネットワークスライスの能力とに基づいて、ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定するステップを含む。
【0011】
第2態様では、基地局に適用する情報処理方法を提供し、前記方法は、
第1情報をネットワーク機能に送信し、前記ネットワーク機能から第2情報を受信し、又は直接ネットワーク機能から第2情報を受信するステップを含み、
前記第1情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、基地局がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、及びネットワークスライスグループ識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0012】
選択可能に、前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能からネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を受信するステップを含む。
【0013】
選択可能に、前記ネットワーク機能は、アクセスと移動管理機能、統合データ管理機能、及びネットワークスライスアクセス制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0014】
選択可能に、前記方法は、さらに、
前記第2情報に基づいてスライスグループ識別子情報をブロードキャストするステップを含み、前記スライスグループ識別子情報は、端末が適切な周波数帯域又は適切なネットワークスライスにキャンプすることを補助するために用いられる。
【0015】
第3態様では、ネットワーク機能に適用する情報処理方法を提供し、前記方法は、
端末から送信される第3情報を受信し、第4情報を前記端末に送信し、又は直接第4情報を端末に送信するステップを含み、
前記第3情報は、端末がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、端末がスライス優先度をサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、ネットワークスライスグループ識別子、及びネットワークスライス優先度情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0016】
選択可能に、前記第3情報は、ネットワークにアクセスするための情報、又は切り替え要求情報、又は設定更新情報である。
【0017】
選択可能に、直接第4情報を端末に送信する前記ステップは、
ネットワーク設定に変更が発生し、又は端末位置に変更が発生し、又は契約データに変更が発生した場合、直接第4情報を端末に送信するステップを含み、前記第4情報は、端末設定を更新するために用いられる。
【0018】
選択可能に、端末から送信される第3情報を受信する前記ステップは、
前記端末から送信される第3情報を基地局を介して受信するステップを含む。
【0019】
選択可能に、前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能が契約したネットワークスライス情報、前記ネットワーク機能がアクセスを許容したネットワークスライス情報、第2情報、前記ネットワーク機能が設定したスライス情報、前記ネットワーク機能のスライスグループ情報のうちの1つ又は複数に基づいて、前記第4情報を決定するステップを含み、
ここで、前記第2情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、及びネットワークスライスグループ識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0020】
選択可能に、前記方法は、さらに、
端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定するステップと、
前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を端末に送信するステップと、を含む。
【0021】
選択可能に、端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定する前記ステップは、
前記ネットワーク機能が決定したネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係、及び前記端末がサポートするネットワークスライス能力に基づいて、端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定するステップと、
ここで、前記ネットワーク機能が決定したネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係は、前記ネットワーク機能のサポートするネットワークスライス能力と、前記基地局のサポートするネットワークスライスの能力とに基づいて決定されたものである。
【0022】
選択可能に、前記ネットワーク機能は、アクセスと移動管理機能、統合データ管理機能、及びネットワークスライスアクセス制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0023】
第4態様、端末に適用する情報処理方法を提供し、前記方法は、
第3情報をネットワーク機能に送信し、ネットワーク機能から第4情報を受信し、又は直接ネットワーク機能から第4情報を受信するステップを含み、
前記第3情報は、端末がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、端末がスライス優先度をサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、ネットワークスライスグループ識別子、及びネットワークスライス優先度情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0024】
選択可能に、前記第3情報は、さらに、予め設定されたスライス優先度情報を含む。
【0025】
選択可能に、前記第3情報は、ネットワークにアクセスするための情報、又は切り替え要求情報、又は設定更新情報である。
【0026】
選択可能に、前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能から、前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を受信するステップを含む。
【0027】
選択可能に、前記ネットワーク機能は、アクセスと移動管理機能、統合データ管理機能、及びネットワークスライスアクセス制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0028】
選択可能に、前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能から第4情報を受信した後、前記端末によって予め設定されたスライス優先度を更新し、又は、後続において高優先度のネットワークスライスを選択して対応するネットワークにアクセスするステップを含む。
【0029】
第5態様では、ネットワーク機能に適用する情報処理装置を提供し、前記装置は、
基地局から送信される第1情報を受信し、第2情報を前記基地局に送信し、又は直接第2情報を基地局に送信するように構成される第1送受信モジュールを含み、
前記第1情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、基地局がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、及びネットワークスライスグループ識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0030】
第6態様では、基地局に適用する情報処理装置を提供し、前記装置は、
第1情報をネットワーク機能に送信し、前記ネットワーク機能から第2情報を受信し、又は直接ネットワーク機能から第2情報を受信するように構成される第2送受信モジュールを含み、
前記第1情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、基地局がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、及びネットワークスライスグループ識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0031】
第7態様では、ネットワーク機能に適用する情報処理装置を提供し、前記装置は、
端末から送信される第3情報を受信し、第4情報を前記端末に送信し、又は直接第4情報を端末に送信するように構成される第3送受信モジュールを含み、
前記第3情報は、端末がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、端末がスライス優先度をサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、ネットワークスライスグループ識別子、及びネットワークスライス優先度情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0032】
第8態様では、端末に適用する情報処理装置を提供し、前記装置は、
第3情報をネットワーク機能に送信し、ネットワーク機能から第4情報を受信し、又は直接ネットワーク機能から第4情報を受信するように構成される第4送受信モジュールを含み、
前記第3情報は、端末がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、端末がスライス優先度をサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、ネットワークスライスグループ識別子、及びネットワークスライス優先度情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0033】
第9態様では、プロセッサ、メモリ及び前記メモリ上に記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラムを含む通信機器を提供し、前記プログラムが前記プロセッサによって実行される場合に第1態様、第2態様、第3態様又は第4態様に記載の方法のステップを実現する。
【0034】
第10態様では、プログラムが記憶されている可読記憶媒体を提供し、前記プログラムがプロセッサによって実行される場合に第1態様、第2態様、第3態様又は第4態様に記載の方法のステップを実現する。
【発明の効果】
【0035】
本開示の実施例では、ネットワーク機能が基地局によってブロードキャストされるネットワークスライス識別子情報及びネットワークスライスグループ情報を確認し、ネットワーク機能の確認したネットワークスライス識別子情報及びネットワークスライスグループ情報を端末に設定し、端末によるネットワークスライスの契約又はネットワークスライスへのアクセス許容を考慮した場合、ネットワーク機能が端末に設定されるネットワークスライス優先度を確認して端末に送信することが実現され得る。以上の情報が端末に設定された後、端末が基地局のブロードキャストをリスニングしてアイドル状態又は非接続状態で適切な周波数点又は適切なスライスが存在する周波数点にキャンプし、セル再選択の可能性を低減し、シグナリングを節約することが効果的にサポートされ得る。
【0036】
以下の好ましい実施形態の詳細な説明を読むことにより、様々な他の利点及びメリットが当業者に明らかになるである。図面は、好ましい実施形態を示すためにのみ使用され、本開示の制限とは考えられない。また、図面全体において、同じ部品を同じ参照符号で示している。
【図面の簡単な説明】
【0037】
図1】本開示の実施例に係る情報処理方法のフローチャートである(その一)。
図2】本開示の実施例に係る情報処理方法のフローチャートである(その二)。
図3】本開示の実施例に係る情報処理方法のフローチャートである(その三)。
図4】本開示の実施例に係る情報処理方法のフローチャートである(その三)。
図5】本開示の実施例に係る情報処理方法のフローチャートである(その四)。
図6】本開示の実施例に係る情報処理方法のフローチャートである(その五)。
図7】本開示の実施例に係る情報処理方法のフローチャートである(その六)。
図8】本開示の実施例における実施例1のフローチャートである。
図9】本開示の実施例における実施例2のフローチャートである。
図10】本開示の実施例に係る情報処理装置の概略図である(その一)。
図11】本開示の実施例に係る情報処理装置の概略図である(その二)。
図12】本開示の実施例に係る情報処理装置の概略図である(その三)。
図13】本開示の実施例に係る情報処理装置の概略図である(その三)。
図14】本開示の実施例に係る端末の概略図である。
図15】本開示の実施例に係るネットワーク側機器の概略図である。
図16】本開示の実施例に係る通信機器の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下、本開示の実施例における図面を参照しながら本開示の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明する。明らかに、説明された実施例は本開示の一部の実施例であり、すべての実施形態ではない。本開示における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行うことなく取得した他のすべての実施例は、本開示の保護の範囲に属する。
【0039】
本開示の明細書及び特許請求の範囲における用語の「含む」及びその任意の変形は、非排他的なものをカバーすることを意図しており、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、必ずしも明確に列挙されたそれらのステップ又はユニットに限定されるものではなく、明確に列挙されていないもの又はそれらのプロセス、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。また、本明細書及び特許請求の範囲で使用される「及び/又は」は、接続された対象の少なくとも1つを意味する。例えばA及び/又はBは、単独A、単独B、及びAとBの両方が存在する3つ状況を含むことを示す。
【0040】
本開示の実施例では、「例示的」又は「例えば」などの語は、例、例証又は説明として表すために使用される。本開示の実施例における「例示的」又は「例えば」として説明される任意の実施例又は設計形態は、他の実施例又は設計形態よりも好ましい又は有利であると解釈されるべきではない。具体的には、「例示的」又は「例えば」などの語を使用することは、関連する概念を具体的な方式で提示することを意図している。
【0041】
なお、本開示の実施例で説明される技術は、長期進化型(Long Term Evolution、LTE(登録商標))/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限定されるものではなく、他の無線通信システム、例えば、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)や他のシステムにも利用可能である。本開示の実施例における「システム」及び「ネットワーク」という用語は、交換可能に使用されることが多く、説明された技術は、上述したシステム及び無線技術に利用可能であるし、他のシステム及び無線技術に利用可能である。しかしながら、以下の説明では、例示的な目的のためにNR(New Radio)システムを説明し、且つ以下のほとんどの説明でNR用語を使用しており、これらの技術は、NRシステムアプリケーション以外のアプリケーション、例えば、第6世代(6th Generation、6G)通信システムにも適用できる。
【0042】
現在、端末は、アイドル状態又は非接続状態の場合、1つの周波数点をランダムに選択してキャンプし、一旦端末がウェイクアップしてアクセスを試みると、該周波数点が端末の常に慣用されている周波数点でない場合、後続の接続状態のセル再選択を引き起こし、シグナリングの浪費を引き起こす。上記問題に対して、関連技術では基地局がスライス情報をブロードキャストする方法、及び端末にスライス優先度を設定する方法が提案されている。しかしながら、これらの技術は、基地局がスライス情報をブロードキャストし又は基地局がスライス優先度と周波数点との対応関係を考慮するのを要求することのみに限られるが、エンドツーエンドスライス設計には一貫性が欠けている。これは、主に、端末、基地局及びコアネットワークの、スライス能力に対するサポートは一致する必要があり、端末に設定されるスライス優先度と基地局によってブロードキャストされるスライス情報はコアネットワーク能力と一致する必要があり、さらに端末の契約情報と一致する必要があるからである。これらは、すべて関連技術の中で考慮されていない。
【0043】
図1に示すように、本開示の実施例は情報処理方法を提供し、該方法の実行主体は、ネットワーク機能(又はコアネットワークネットワーク機能として記述される)を含み、具体なステップは、ステップ101を含む。
【0044】
ステップ101では、基地局から送信される第1情報を受信し、第2情報を前記基地局に送信し、又は直接第2情報を基地局に送信する。
【0045】
前記第1情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、基地局がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0046】
前記第2情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、及びネットワークスライスグループ識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0047】
このように、ネットワーク機能と基地局のスライス能力に対するサポートを一致させることができる。
【0048】
本開示の1種の実施形態では、前記ネットワーク機能は、アクセスと移動管理機能、統合データ管理機能、及びネットワークスライスアクセス制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0049】
本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能がサポートするネットワークスライス能力、前記ネットワーク機能が設定したネットワークスライス情報、及び前記ネットワーク機能が設定したネットワークスライスグループ情報のうちの1つ又は複数に基づいて、前記第2情報を決定するステップを含む。
【0050】
本開示の1種の実施形態では、直接第2情報を基地局に送信する前記ステップは、
ネットワーク設定に変更が発生した場合、直接第2情報を基地局に送信するステップを含み、前記第2情報は、基地局設定を更新するために用いられる。
【0051】
本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、
ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定するステップと、
前記ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を前記基地局に送信するステップと、を含む。
【0052】
本開示の1種の実施形態では、ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定する前記ステップは、
前記ネットワーク機能のサポートするネットワークスライス能力と、前記基地局のサポートするネットワークスライスの能力とに基づいて、ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定するステップを含む。
【0053】
本開示の1種の実施形態では、方法は、さらに、端末から送信される第3情報を受信し、第4情報を前記端末に送信し、又は直接第4情報を端末に送信するステップを含み、
前記第3情報は、端末がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、端末がスライス優先度をサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、ネットワークスライスグループ識別子、及びネットワークスライス優先度情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0054】
選択可能に、前記第3情報は、さらに、予め設定されたスライス優先度情報を含む。
【0055】
本開示の1種の実施形態では、前記第3情報は、ネットワークにアクセスするための情報、又は切り替え要求情報、又は設定更新情報である。
【0056】
本開示の1種の実施形態では、直接第4情報を端末に送信する前記ステップは、
ネットワーク設定に変更が発生し、又は端末位置に変更が発生し、又は契約データに変更が発生した場合、直接第4情報を端末に送信するステップを含み、前記第4情報は、端末設定を更新するために用いられる。
【0057】
本開示の1種の実施形態では、端末から送信される第3情報を受信する前記ステップは、
前記端末から送信される第3情報を基地局を介して受信するステップを含む。
【0058】
本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能が契約したネットワークスライス情報、前記ネットワーク機能がアクセスを許容したネットワークスライス情報、第2情報、前記ネットワーク機能が設定したスライス情報、前記ネットワーク機能のスライスグループ情報のうちの1つ又は複数に基づいて、前記第4情報を決定するステップを含む。
【0059】
本開示の実施例では、ネットワーク機能が基地局によってブロードキャストされるスライス識別子情報及びスライスグループ情報を確認し、ネットワーク機能の確認したスライス識別子情報及びスライスグループ情報を端末に設定し、端末によるスライスの契約又はスライスへのアクセス許容を考慮した場合、ネットワーク機能は、端末に設定されるスライス優先度を確認して端末に送信することが実現され得る。以上の情報が端末に設定された後、端末が基地局のブロードキャストをリスニングしてアイドル状態又は非接続状態で適切な周波数点又は適切なスライスの存在する周波数点にキャンプし、セル再選択の可能性を低減し、シグナリングを節約することが効果的にサポートされ得る。
【0060】
図2に示すように、本開示の実施例は情報処理方法を提供し、該方法の実行主体は、基地局を含み、具体なステップは、ステップ201を含む。
【0061】
ステップ201では、第1情報をネットワーク機能に送信し、前記ネットワーク機能から第2情報を受信し、又は直接ネットワーク機能から第2情報を受信する。
【0062】
前記第1情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、基地局がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0063】
前記第2情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、及びネットワークスライスグループ識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0064】
このように、ネットワーク機能と基地局のスライス能力に対するサポートを一致させることができる。
【0065】
本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能からネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を受信するステップを含む。
【0066】
本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、
前記第2情報に基づいてスライスグループ識別子情報をブロードキャストするステップを含み、前記スライスグループ識別子情報は、端末が適切な周波数帯域又は適切なネットワークスライスにキャンプすることを補助するために用いられる。
【0067】
本開示の1種の実施形態では、前記ネットワーク機能は、アクセスと移動管理機能、統合データ管理機能、及びネットワークスライスアクセス制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0068】
本開示の実施例では、ネットワーク機能が基地局によってブロードキャストされるスライス識別子情報及びスライスグループ情報を確認し、ネットワーク機能の確認したスライス識別子情報及びスライスグループ情報を端末に設定し、端末によるスライスの契約又はスライスへのアクセス許容を考慮した場合、ネットワーク機能は、端末に設定されるスライス優先度を確認して端末に送信することが実現され得る。以上の情報が端末に設定された後、端末が基地局のブロードキャストをリスニングしてアイドル状態又は非接続状態で適切な周波数点又は適切なスライスの存在する周波数点にキャンプし、セル再選択の可能性を低減し、シグナリングを節約することが効果的にサポートされ得る。
【0069】
図3に示すように、本開示の実施例は情報処理方法を提供し、該方法の実行主体は、ネットワーク機能を含み、具体なステップは、ステップ301を含む。
【0070】
ステップ301では、端末から送信される第3情報を受信し、第4情報を前記端末に送信し、又は直接第4情報を端末に送信する。
【0071】
前記第3情報は、端末がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、端末がスライス優先度をサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0072】
前記第4情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、ネットワークスライスグループ識別子、及びネットワークスライス優先度情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0073】
このように、端末とコアネットワークのスライス能力に対するサポートは一致する必要があり、端末に設定されるスライス優先度と基地局によってブロードキャストされるスライス情報はコアネットワーク能力と一致する必要があり、さらに端末の契約情報と一致する必要がある。
【0074】
選択可能に、前記第3情報は、さらに、予め設定されたスライス優先度情報を含む。
【0075】
本開示の1種の実施形態では、前記第3情報は、ネットワークにアクセスするための情報、又は切り替え要求情報、又は設定更新情報である。
【0076】
本開示の1種の実施形態では、直接第4情報を端末に送信する前記ステップは、
ネットワーク設定に変更が発生し、又は端末位置に変更が発生し、又は契約データに変更が発生した場合、直接第4情報を端末に送信するステップを含み、前記第4情報は、端末設定を更新するために用いられる。
【0077】
本開示の1種の実施形態では、端末から送信される第3情報を受信する前記ステップは、
前記端末から送信される第3情報を基地局を介して受信するステップを含む。
【0078】
本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能が契約したネットワークスライス情報、前記ネットワーク機能がアクセスを許容したネットワークスライス情報、第2情報、前記ネットワーク機能が設定したスライス情報、前記ネットワーク機能のスライスグループ情報のうちの1つ又は複数に基づいて、前記第4情報を決定するステップを含み、
ここで、前記第2情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、及びネットワークスライスグループ識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0079】
本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、
端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定するステップと、
前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を端末に送信するステップと、を含む。
【0080】
本開示の1種の実施形態では、前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定するステップは、
前記ネットワーク機能が決定したネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係、及び前記端末がサポートするネットワークスライス能力に基づいて、端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定するステップと、
ここで、前記ネットワーク機能が決定したネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係は、前記ネットワーク機能により、前記ネットワーク機能のサポートするネットワークスライス能力と、前記基地局のサポートするネットワークスライスの能力とに基づいて決定されたものである。
【0081】
本開示の1種の実施形態では、前記ネットワーク機能は、アクセスと移動管理機能、統合データ管理機能、及びネットワークスライスアクセス制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0082】
本開示の実施例では、ネットワーク機能が基地局によってブロードキャストされるスライス識別子情報及びスライスグループ情報を確認し、ネットワーク機能の確認したスライス識別子情報及びスライスグループ情報を端末に設定し、端末によるスライスの契約又はスライスへのアクセス許容を考慮した場合、ネットワーク機能は、端末に設定されるスライス優先度を確認して端末に送信することが実現され得る。以上の情報が端末に設定された後、端末が基地局のブロードキャストをリスニングしてアイドル状態又は非接続状態で適切な周波数点又は適切なスライスの存在する周波数点にキャンプし、セル再選択の可能性を低減し、シグナリングを節約することが効果的にサポートされ得る。
【0083】
図4に示すように、本開示の実施例は情報処理方法を提供し、該方法の実行主体は、端末を含み、具体なステップは、ステップ401を含む。
【0084】
ステップ401では、第3情報をネットワーク機能に送信し、ネットワーク機能から第4情報を受信し、又は直接ネットワーク機能から第4情報を受信する。
【0085】
前記第3情報は、端末がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、端末がスライス優先度をサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含む。
【0086】
前記第4情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、ネットワークスライスグループ識別子、及びネットワークスライス優先度情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0087】
選択可能に、前記第3情報は、さらに、予め設定されたスライス優先度情報を含む。
【0088】
本開示の1種の実施形態では、前記第3情報は、ネットワークにアクセスするための情報、又は切り替え要求情報、又は設定更新情報である。
【0089】
本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能から、前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を受信するステップを含む。
【0090】
本開示の1種の実施形態では、前記ネットワーク機能は、アクセスと移動管理機能、統合データ管理機能、及びネットワークスライスアクセス制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0091】
本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能から第4情報を受信した後、前記端末によって予め設定されたスライス優先度を更新し、又は、後続において高優先度のネットワークスライスを選択して対応するネットワークにアクセスするステップを含む。
【0092】
本開示の実施例では、ネットワーク機能が基地局によってブロードキャストされるスライス識別子情報及びスライスグループ情報を確認し、ネットワーク機能の確認したスライス識別子情報及びスライスグループ情報を端末に設定し、端末によるスライスの契約又はスライスへのアクセス許容を考慮した場合、ネットワーク機能は、端末に設定されるスライス優先度を確認して端末に送信することが実現され得る。以上の情報が端末に設定された後、端末が基地局のブロードキャストをリスニングしてアイドル状態又は非接続状態で適切な周波数点又は適切なスライスの存在する周波数点にキャンプし、セル再選択の可能性を低減し、シグナリングを節約することが効果的にサポートされ得る。
【0093】
図5に示すように、本開示の実施例は情報処理方法を提供し、具体なステップは、ステップ501を含む。
【0094】
ステップ501では、無線アクセスネットワーク機器は、ネットワークスライスグループ識別子をブロードキャストし、前記ネットワークスライスグループ識別子は、端末がネットワークスライス識別子情報を決定することを補助するために用いられ、前記ネットワークスライス識別子情報は、前記無線アクセスネットワーク機器によりサポートされるネットワークスライスに対応する。
【0095】
上記無線アクセスネットワーク機器は、次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation Radio Access Network、NG-RAN)側の機器又は基地局を含み得る。グループ識別子はgroup identifier(group ID)である。なお、ネットワークスライスグループは、ネットワークスライスアクセス層グループ(Network Slice Access Stratum Group)とも呼ばれ、つまり、ネットワークスライスグループ識別子は、ネットワークスライスアクセス層グループ識別子とも呼ばれる。
【0096】
なお、ネットワークスライスグループ識別子は、端末側でネットワークスライスIDに変換することができ、それによって端末は、無線アクセスネットワーク機器によりサポートされるネットワークスライスをセンシングすることができる。
【0097】
上記ネットワークスライス識別子は、ネットワークスライス識別子情報としても記述することができる。該ネットワークスライス識別子情報は、ネットワークスライス識別子及びネットワークスライス識別子に関連する他の情報を含む。
【0098】
本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、
前記無線アクセスネットワーク機器が第1メッセージをネットワーク機能に送信するステップを含み、前記第1メッセージは、前記ネットワーク機能がネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係を決定することを補助するために用いられ、このように、ネットワーク機能の能力、及び、ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係が、一致するようにする。
【0099】
上記第1メッセージは、確立メッセージ(NG_setup message)又はN2インターフェースメッセージ(N2 message)であってもよい。
【0100】
上記ネットワーク機能は、コアネットワークネットワーク機能、又は5Gコアネットワークネットワーク機能としても記述することができる。該ネットワーク機能は、アクセスと移動性管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)又は他のネットワーク機能(Network Function、NF)を含み得る。他のNFは、統合データ管理(Unified Data Management、UDM)、ネットワークスライス受入制御機能(Network Slice Admission Control Function、NSACF)などを含む。
【0101】
本開示の1種の実施形態では、前記第1メッセージは、以下の(1)~(3)のうちの1つ又は複数を含む。
(1)第5情報
前記第5情報は、前記無線アクセスネットワーク機器によりネットワークスライスグループ識別子のブロードキャストがサポートされることを指示する。
理解できるものとして、ネットワーク機能は、該第5情報を介して無線アクセスネットワーク機器がネットワークスライスグループ識別子のブロードキャストをサポートする能力を持つことを知ることができる。
(2)前記無線アクセスネットワーク機器がサポートするネットワークスライス識別子
(3)前記無線アクセスネットワーク機器がサポートするネットワークスライス識別子に対応するネットワークスライスグループ識別子
【0102】
本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、
前記無線アクセスネットワーク機器は、前記ネットワーク機能から前記ネットワーク機能によって決定されるネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係を受信するステップを含み、このように、無線アクセスネットワーク機器とネットワーク機能の、グループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係に対する理解を一致させるように保持する。
【0103】
例えば、無線アクセスネットワーク機器は、前記ネットワーク機能によって決定されるグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係を第1応答メッセージを介して前記ネットワーク機能から受信し、選択可能に、第1応答メッセージは、確立メッセージ(NG_setup message)又は他のメッセージの応答メッセージであってもよい。
【0104】
本開示の実施例では、端末は、無線アクセスネットワーク機器によってブロードキャストされるネットワークスライスグループ識別子に基づいて無線アクセスネットワーク機器がサポートするネットワークスライスを決定し、このように、端末は、端末のキャンプする無線アクセスネットワーク機器の能力を知り、それによって端末がキャンプする無線アクセスネットワーク機器の能力を知らないことによる後続のRAN側の再選択及びシグナリングの浪費の問題を回避する。
【0105】
図6に示すように、本開示の実施例は情報処理方法を提供し、具体なステップは、ステップ601とステップ602を含む。
【0106】
ステップ601では、ネットワーク機能は無線アクセスネットワーク機器から第1メッセージを受信する。
【0107】
ステップ602では、前記ネットワーク機能は前記第1メッセージに基づいて、無線アクセスネットワーク機器によってブロードキャストされるネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係を決定し、前記ネットワークスライス識別子は、前記無線アクセスネットワーク機器によりサポートされるネットワークスライスに対応する。
【0108】
本開示の1種の実施形態では、前記第1メッセージは、以下の(1)~(3)のうちの1つ又は複数を含む。
(1)第5情報
前記第5情報は、前記無線アクセスネットワーク機器によりネットワークスライスグループ識別子のブロードキャストがサポートされることを指示する。
理解できるものとして、ネットワーク機能は、該第1情報を介して、無線アクセスネットワーク機器がネットワークスライスグループ識別子のブロードキャストをサポートする能力を持つことを知ることができる。
(2)前記無線アクセスネットワーク機器がサポートするネットワークスライス識別子
(3)前記無線アクセスネットワーク機器がサポートするネットワークスライス識別子に対応するネットワークスライスグループ識別子
【0109】
本開示の1種の実施形態では、前記ネットワーク機能は前記第1メッセージに基づいて、無線アクセスネットワーク機器によってブロードキャストされるネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係を決定するステップは、
前記ネットワーク機能は、前記ネットワーク機能がサポートするネットワークスライス識別子、及び前記無線アクセスネットワーク機器がサポートするネットワークスライス識別子及び/又は前記無線アクセスネットワーク機器がサポートするネットワークスライス識別子に対応するネットワークスライスグループ識別子に基づいて、グループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係を決定する。
【0110】
本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能は、ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係を前記無線アクセスネットワーク機器に送信するステップを含み、このように、無線アクセスネットワーク機器とネットワーク機能の、ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係に対する理解を一致させるように保持する。
【0111】
本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能は、前記ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係、及び端末によりサポートされるネットワークスライス識別子に基づいて、前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係を決定するステップを含み、このように、端末能力、及び、ネットワークスライスグループとネットワークスライス識別子との対応関係が、一致するようにする。
【0112】
選択可能に、端末によりサポートされるネットワークスライス識別子は、許容されている(Allowed)ネットワークスライス選択補助情報(Network Slice Selection Assistance Information、NSSAI)を含み得る。
【0113】
本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能は、前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係を前記端末に送信するステップを含み、このように、ネットワーク機能と端末の、ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係に対する理解を一致させるように保持する。
【0114】
端末(User Equipment、UE)が移動している状態では、その異なるトラッキング領域(Tracking Area、TA)/ルーティング領域(Routing Area、RA)範囲内の無線アクセスネットワーク側によって設定されたネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係が異なるため、UEは、移動中に、ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係の更新を行う必要がある。本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、前記ネットワーク機能は、登録更新(registration update)フローを介して、又は前記端末の設定更新(Configuration Update)フローを介して、更新後の前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係を前記端末に送信するステップを含む。
【0115】
本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能は、前記端末から第6情報を受信するステップを含み、前記第6情報は、前記端末がネットワークスライスグループ識別子のブロードキャストをサポートすることを指示し、つまり、該端末が無線アクセスネットワーク機器によってブロードキャストされるネットワークスライスグループ識別子を受信する能力を持つことを第6情報を介してネットワーク機能に知らせる。
【0116】
本開示の実施例では、ネットワーク機能は、ブロードキャストされるネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係を無線アクセスネットワーク機器と協議することができ、このように、ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係が、ネットワーク機能の能力、無線アクセスネットワーク機器の能力と一致するようにする。
【0117】
図7に示すように、本開示の実施例は情報処理方法を提供し、具体なステップは、ステップ701とステップ702を含む。
【0118】
ステップ701では、端末は、無線アクセスネットワーク機器によってブロードキャストされるネットワークスライスグループ識別子を受信する。
【0119】
ステップ702では、前記端末は、前記ネットワークスライスグループ識別子に基づいてネットワークスライス識別子を決定し、前記ネットワークスライス識別子は、前記無線アクセスネットワーク機器によりサポートされるネットワークスライスに対応する。
【0120】
本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、
前記端末は、ネットワーク機能から前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係を受信するステップを含む。
【0121】
本開示の1種の実施形態では、前記方法は、さらに、
前記端末は、登録更新フローを介して又は前記端末の設定更新フローを介して、更新後の前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子との対応関係を前記ネットワーク機能から受信するステップを含む。
【0122】
本開示の実施例では、端末は、無線アクセスネットワーク機器によってブロードキャストされるグループ識別子に基づいて無線アクセスネットワーク機器がサポートするネットワークスライスを決定することができ、このように、端末は、端末のキャンプする無線アクセスネットワーク機器の能力を知り、それによって端末がキャンプする無線アクセスネットワーク機器の能力を知らないことによる後続のRAN側の再選択及びシグナリングの浪費の問題を回避する。
【0123】
以下、実施例1と実施例2を参照しながら本開示の実施形態を説明する。
【0124】
実施例1:RAN側の初期設定フロー及びUEの登録フロー
【0125】
図8に示すステップ0~ステップ2は、RAN側の設定フローであり、ステップ3~ステップ6は、UEの登録フローである。
【0126】
ステップ0では、無線アクセスネットワーク機器は、第1メッセージをネットワーク機能に送信する。
【0127】
無線アクセスネットワーク機器は、NG-RAN側の機器又は基地局を含み得る。
【0128】
ネットワーク機能は、AMF又は他のNFを含み得る。他のNFは、UDM、NSACFなどを含む。
【0129】
第1メッセージは、確立メッセージ(NG_setup message)又はN2インターフェースメッセージ(N2 message)であってもよく、該第1メッセージは、(1)無線アクセスネットワーク機器がgroup IDのブロードキャストをサポートする指示情報、(2)無線アクセスネットワーク機器がサポートするネットワークスライスID、(3)無線アクセスネットワーク機器によって設定されるgroup IDとネットワークスライスIDとの対応関係、のうちの1つ又は複数を含み得る。
【0130】
UEは、無線アクセスネットワーク機器によってブロードキャストされるgroup IDを受信した後、UEは、該group IDに基づいてスライスIDを決定することにより、UEは、無線アクセスネットワーク機器によりサポートされるネットワークスライスをセンシングすることができる。
【0131】
本明細書におけるスライスIDは、シングルネットワークスライス選択補助情報(Single Network Slice Selection Assistance Information、S-NSSAI)又はNSSAIとしても記述することができる。
【0132】
ステップ1では、ネットワーク機能は、ローカル(又は自体として記述)に設定されたネットワークスライスID、及び無線アクセスネットワーク機器によって提供されたネットワークスライスID及び無線アクセスネットワーク機器によって提供されたグループ識別子(group ID)などに基づいて、group IDとネットワークスライスIDとの対応関係を決定する。
【0133】
ステップ1では、ネットワーク機能と無線アクセスネットワーク機器は、利用可能なgroup IDとスライスIDとの対応関係を協議する。
【0134】
ステップ2では、ネットワーク機能は、group IDとネットワークスライスIDとの対応関係を無線アクセスネットワーク機器に送信する。
【0135】
【表1】
【0136】
ステップ3~4では、UEは、登録フローを開始する。
【0137】
選択可能に、登録要求には、該UEが無線アクセスネットワーク機器のgroup IDブロードキャストをサポートする指示情報が付帯される可能性がある。
【0138】
ステップ5では、ネットワーク機能は、group IDとネットワークスライスIDとの対応関係、及び該UEの許容した(Allowed)NSSAIに基づいて、該UEに対応するgroup IDとネットワークスライスIDとの対応関係を決定する。
【0139】
ステップ6では、ネットワーク機能は、UEに対応するgroup IDとネットワークスライスIDとの対応関係をUEに送信する。
【0140】
実施例2:UEの移動状態
【0141】
図9に示すように、具体なステップは以下の通りである。
【0142】
ステップ1では、UEの移動状態下で、ネットワーク機能は、UEの設定を更新する必要があるか、又はUEの新たな登録(周期的(periodic)登録又は再登録(re-registration))のことでUEにより登録フローを起動する必要があることを決定する。
【0143】
ステップ2では、ネットワーク機能は、更新後のgroup IDとネットワークスライスIDとの対応関係をUEに送信する。UEにより更新(configuration update)フローを設定する可能である。
【0144】
図10に示すように、本開示の実施例は、ネットワーク機能に適用する情報処理装置を提供し、該装置1000は、第1送受信モジュール1001を含み、
第1送受信モジュール1001は、基地局から送信される第1情報を受信し、第2情報を前記基地局に送信し、又は直接第2情報を基地局に送信するように構成され、
前記第1情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、基地局がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、及びネットワークスライスグループ識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0145】
本開示の1種の実施形態では、前記ネットワーク機能は、アクセスと移動管理機能、統合データ管理機能、及びネットワークスライスアクセス制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0146】
本開示の1種の実施形態では、前記装置は、さらに、第1決定モジュールを含み、
第1決定モジュールは、前記ネットワーク機能がサポートするネットワークスライス能力、前記ネットワーク機能が設定したネットワークスライス情報、及び前記ネットワーク機能が設定したネットワークスライスグループ情報のうちの1つ又は複数に基づいて、前記第2情報を決定するように構成される。
【0147】
本開示の1種の実施形態では、第1送受信モジュール1001は、さらに、ネットワーク設定に変更が発生した場合、直接第2情報を基地局に送信するように構成され、前記第2情報は、基地局設定を更新するために用いられる。
【0148】
本開示の1種の実施形態では、前記装置では、第1送受信モジュール1001をさらに含み、
第1送受信モジュール1001は、さらに、ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定し、前記ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を前記基地局に送信するように構成される。
【0149】
本開示の1種の実施形態では、前記第1送受信モジュール1001は、さらに、
前記ネットワーク機能のサポートするネットワークスライス能力と、前記基地局のサポートするネットワークスライスの能力とに基づいて、ネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定するように構成される。
【0150】
本開示の実施例に係る装置は、図1に示す方法実施例が実現したそれぞれのプロセスを実現して同じ技術効果を達成することができ、重複を回避するために、ここで説明を省略する。
【0151】
図11に示すように、本開示の実施例は、基地局に適用する情報処理装置を提供し、該装置1100は、第2送受信モジュール1101を含み、
第2送受信モジュール1101は、第1情報をネットワーク機能に送信し、前記ネットワーク機能から第2情報を受信し、又は直接ネットワーク機能から第2情報を受信するように構成され、
前記第1情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、基地局がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、及びネットワークスライスグループ識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0152】
本開示の1種の実施形態では、前記第2送受信モジュール1101は、さらに、
前記ネットワーク機能からネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を受信するように構成される。
【0153】
本開示の1種の実施形態では、前記第2送受信モジュール1101は、さらに、前記第2情報に基づいてスライスグループ識別子情報をブロードキャストするように構成され、前記スライスグループ識別子情報は、端末が適切な周波数帯域又は適切なネットワークスライスにキャンプすることを補助するために用いられる。
【0154】
本開示の1種の実施形態では、前記ネットワーク機能は、アクセスと移動管理機能、統合データ管理機能、及びネットワークスライスアクセス制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0155】
本開示の実施例に係る装置は、図3に示す方法実施例が実現したそれぞれのプロセスを実現して同じ技術効果を達成することができ、重複を回避するために、ここで説明を省略する。
【0156】
図12に示すように、本開示の実施例は、ネットワーク機能に適用する情報処理装置を提供し、該装置1200は、第3送受信モジュール1201を含み、
第3送受信モジュール1201は、端末から送信される第3情報を受信し、第4情報を前記端末に送信し、又は直接第4情報を端末に送信するように構成され、
前記第3情報は、端末がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、端末がスライス優先度をサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、ネットワークスライスグループ識別子、及びネットワークスライス優先度情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0157】
選択可能に、前記第3情報は、さらに、予め設定されたスライス優先度情報を含む。
【0158】
本開示の1種の実施形態では、前記第3情報は、ネットワークにアクセスするための情報、又は切り替え要求情報、又は設定更新情報である。
【0159】
本開示の1種の実施形態では、第3送受信モジュール1201は、さらに、
ネットワーク設定に変更が発生し、又は端末位置に変更が発生し、又は契約データに変更が発生した場合、直接第4情報を端末に送信するように構成され、前記第4情報は、端末設定を更新するために用いられる。
【0160】
本開示の1種の実施形態では、第3送受信モジュール1201は、さらに、前記端末から送信される第3情報を基地局を介して受信するように構成される。
【0161】
本開示の1種の実施形態では、前記装置は、さらに、
前記ネットワーク機能が契約したネットワークスライス情報、前記ネットワーク機能がアクセスを許容したネットワークスライス情報、第2情報、前記ネットワーク機能が設定したスライス情報、前記ネットワーク機能のスライスグループ情報のうちの1つ又は複数に基づいて、前記第4情報を決定する。
【0162】
本開示の1種の実施形態では、第3送受信モジュール1201は、さらに、
端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定し、
前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を端末に送信するように構成される。
【0163】
本開示の1種の実施形態では、第3送受信モジュール1201は、さらに、前記ネットワーク機能が決定したネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係、及び前記端末がサポートするネットワークスライス能力に基づいて、端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定するように構成され、ここで、前記ネットワーク機能が決定したネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係は、前記ネットワーク機能により、前記ネットワーク機能のサポートするネットワークスライス能力と、前記基地局のサポートするネットワークスライスの能力とに基づいて決定されたものである。
【0164】
本開示の1種の実施形態では、前記ネットワーク機能は、アクセスと移動管理機能、統合データ管理機能、及びネットワークスライスアクセス制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0165】
本開示の実施例に係る装置は、図3に示す方法実施例が実現したそれぞれのプロセスを実現して同じ技術効果を達成することができ、重複を回避するために、ここで説明を省略する。
【0166】
図13に示すように、本開示の実施例は、端末に適用する情報処理装置を提供し、該装置1300は、第4送受信モジュール1301を含み、
第4送受信モジュール1301は、第3情報をネットワーク機能に送信し、ネットワーク機能から第4情報を受信し、又は直接ネットワーク機能から第4情報を受信するように構成され、
前記第3情報は、端末がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、端末がスライス優先度をサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、ネットワークスライスグループ識別子、及びネットワークスライス優先度情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0167】
選択可能に、前記第3情報は、さらに、予め設定されたスライス優先度情報を含む。
【0168】
本開示の1種の実施形態では、前記第3情報は、ネットワークにアクセスするための情報、又は切り替え要求情報、又は設定更新情報である。
【0169】
本開示の1種の実施形態では、第4送受信モジュール1301は、さらに、前記ネットワーク機能から、前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を受信するように構成される。
【0170】
本開示の1種の実施形態では、装置は、さらに、処理モジュールを含み、
処理モジュールは、前記ネットワーク機能から第4情報を受信した後、前記端末によって予め設定されたスライス優先度を更新し、又は、後続において高優先度のネットワークスライスを選択して対応するネットワークにアクセスするように構成される。
【0171】
本開示の1種の実施形態では、前記ネットワーク機能は、アクセスと移動管理機能、統合データ管理機能、及びネットワークスライスアクセス制御機能のうちの少なくとも1つを含む。
【0172】
本開示の実施例に係る装置は、図4に示す方法実施例が実現したそれぞれのプロセスを実現して同じ技術効果を達成することができ、重複を回避するために、ここで説明を省略する。
【0173】
具体的に、図14は、本開示の実施例を実現した端末のハードウェア構造概略図である。該端末1400は、無線周波数ユニット1401、ネットワークモジュール1402、オーディオ出力ユニット1403、入力ユニット1404、センサ1405、表示ユニット1406、ユーザ入力ユニット1407、インターフェースユニット1408、メモリ1409、及びプロセッサ1410などのうちの少なくとも一部の部品を含むが、これらに限定されない。
【0174】
当業者にとって理解できるものとして、端末1400は、さらに、それぞれの部品に電力を供給する電源(例えばバッテリ)を含むことができ、電源は、電源管理システムを介してプロセッサ1410と論理的に接続されることにより、電源管理システムを介して充電や放電の管理及び消費電力の管理などの機能を実現することができる。図14に示す端末構造は、端末の限定を構成するものではなく、端末は、図示よりも多い又は少ない部品を含むか、いくつかの部品又は異なる部品を組み合わせて配置することができ、ここでは説明を省略する。
【0175】
理解されるものとして、本開示の実施例では、入力ユニット1404は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)14041とマイク14042とを含むことができ、グラフィックスプロセッサ14041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおける画像キャプチャ装置(例えばカメラ)によって取得された静止図片又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット1406は、表示パネル14061を含むことができ、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形態で表示パネル14061を設定することができる。ユーザ入力ユニット1407は、タッチパネル14071及び他の入力機器14072を含む。タッチパネル14071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル14071は、タッチ検出装置とタッチコントローラの2つの部分を含み得る。他の入力機器14072は、物理キーボード、機能キー(例えば音量制御キー、スイッチキーなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含み得るがこれらに限定されず、ここでは説明を省略する。
【0176】
本開示の実施例では、無線周波数ユニット1401は、ネットワーク側機器からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ1410に提供して処理し、またアップリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。一般的に、無線周波数ユニット1401は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、送受信機、カプラ、低騒音増幅器、デュプレクサなどを含むがこれらに限定されない。
【0177】
メモリ1409は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために使用することができる。メモリ1409は、主に、プログラム又は命令の記憶領域及びデータの記憶領域を含み得る。ここで、プログラム又は命令の記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なプリケーションプログラム又は命令(例えば音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。また、メモリ1409は、高速ランダムアクセスメモリを含むことができ、さらに、非過渡メモリを含むことができる。ここで、非過渡メモリは、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであり得る。例えば、少なくとも1つの磁ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非過渡固体記憶デバイスなどが挙げられる。
【0178】
プロセッサ1410は、1つ又は複数の処理ユニットを含むことができ、選択可能に、プロセッサ1410は、アプリケーションプロセッサと変復調プロセッサを集積することができる。ここで、アプリケーションプロセッサは、主に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びプリケーションプログラム又は命令などを処理し、変復調プロセッサは、主に無線通信を処理し、例えばベースバンドプロセッサが挙げられる。理解できるものとして、上記変復調プロセッサは、プロセッサ1410中に集積されなくてもよい。
【0179】
本開示の実施例に係る端末は、図4に示す方法実施例が実現したそれぞれのプロセスを実現して同じ技術効果を達成することができ、重複を回避するために、ここで説明を省略する。
【0180】
具体的に、本開示の実施例は、さらに、ネットワーク側機器を提供する。図15に示すように、該ネットワーク側機器1500は、プロセッサ1501、メモリ1502及びネットワークインターフェース1503を含み、該インターフェースは、例えば汎用公衆無線インターフェース(common public radio interface、CPRI)である。
【0181】
具体的に、本開示の実施例のネットワーク側機器は、さらに、メモリ1502上に記憶されてプロセッサ1501で実行可能な命令又はプログラムを含む。
【0182】
理解できるものとして、プロセッサ1501は、メモリ1502中の命令又はプログラムを呼び出して図10図14に示す各モジュールが実行した方法を実行して同じ技術効果を達成することができる。重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0183】
図16に示すように、本開示の実施例は、さらに、プロセッサ1601、メモリ1602、メモリ1602上に記憶されて前記プロセッサ1601で実行可能なプログラム又は命令を含む通信機器1600を提供し、該プログラム又は命令がプロセッサ1601によって実行される場合、上記図1又は図2又は図3又は図4の方法実施例のそれぞれのプロセスを実現して同じ技術効果を達成することができる。重複を回避するために、ここで説明を省略する。
【0184】
本開示の実施例は、さらに、プログラム又は命令が記憶されている可読記憶媒体を提供し、該プログラム又は命令がプロセッサによって実行される場合に上記図1又は図2又は図3又は図4に示す方法実施例のそれぞれのプロセスを実現して同じ技術効果を達成することができる。重複を回避するために、ここで説明を省略する。
【0185】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載した端末内のプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどのコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0186】
本開示の開示内容に関連して説明された方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェアの形態で実現されてもよく、プロセッサがソフトウェア命令を実行する形態で実現されてもよい。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールから構成することができ、ソフトウェアモジュールは、RAM、フラッシュメモリ、ROM、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用光ディスク又は本分野で周知の任意の他の形態の記憶媒体に格納することができる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが該記憶媒体から情報を読み取り且つ該記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合されている。もちろん、記憶媒体は、プロセッサの構成要素であってもよい。プロセッサと記憶媒体は、ASICに付帯されてもよい。また、該ASICは、コアネットワークインターフェース機器に付帯されてもよい。もちろん、プロセッサと記憶媒体は、ディスクリートコンポーネントとしてコアネットワークインターフェース機器に存在してもよい。
【0187】
当業者は、上記1つ又は複数の例において、本開示で説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組み合わせで実現され得ることを認識すべきである。ソフトウェアを使用して実現する場合、これらの機能は、コンピュータ可読媒体に記憶されて伝送され、又はコンピュータ可読媒体上の1つ又は複数の命令又はコードとして伝送され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体を含み、通信媒体は、コンピュータプログラムを一方の場所から他方の場所へ容易に伝送する任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用又は専用コンピュータがアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってもよい。
【0188】
上述した具体的な実施形態は、本開示の目的、技術的解決手段及び有益な効果についてさらに詳細に説明したが、理解されるものとして、上記は、本開示の具体的な実施形態にすぎず、本開示の保護範囲を限定するためには使用されず、本開示の技術的解決手段を基に行われた任意の修改、等価置換、改良などは、本開示の保護範囲に含まれるべきである。
【0189】
当業者は、本開示の実施例が方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解するである。そのため、本開示の実施例は、完全ハードウェアの実施例、完全ソフトウェアの実施例又はソフトウェアとハードウェアを結合した実施例の形態を採用することができる。そして、本開示の実施例は、1つ又は複数のコンピュータ利用可能なプログラムコードが含まれるコンピュータ利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、CD-ROM、光学メモリなどを含むが、これらに限定されない)上に実装されるコンピュータプログラム製品の形式を採用することができる。
【0190】
本開示の実施例は、本開示の実施例に基づく方法、機器(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明するものである。コンピュータプログラム命令により、フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、及びフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせを実現できることを理解すべきである。これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ又は他のプログラマブルデータ処理機器のプロセッサに提供して1つの機器を生成し、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器のプロセッサによって実行される命令はフローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現するための装置を生成する。
【0191】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器を特定の方式で動作させるように案内し得るコンピュータ可読メモリ中に格納することもでき、それにより、該コンピュータ可読メモリ内に記憶された命令により、命令装置を含む製造品を生成させ、該命令装置は、フローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロック中に指定された機能を実現する。
【0192】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器にロードすることもでき、それによりコンピュータ又は他のプログラマブル機器上で一連の操作ステップを実行させてコンピュータにより実現される処理を生成し、それによりコンピュータ又は他のプログラマブル機器上で実行される命令は、フローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロック中に指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0193】
明らかに、当業者は、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく本開示に対して様々な修正及び変形を行うことができる。このように、本開示のこれらの修正及び変形は本開示の特許請求の範囲及びその同等の技術の範囲内に属する場合、本開示もこれらの修正及び変形を含むことを意図する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
【手続補正書】
【提出日】2024-04-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク機能に適用する情報処理方法であって、
端末から送信される第3情報を受信し、第4情報を前記端末に送信し、又は直接第4情報を端末に送信するステップを含み、
前記第3情報は、端末がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、端末がスライス優先度をサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、ネットワークスライスグループ識別子、及びネットワークスライス優先度情報のうちの少なくとも1つを含む、情報処理方法。
【請求項2】
前記第3情報は、ネットワークにアクセスするための情報、又は切り替え要求情報、又は設定更新情報である
請求項に記載の方法。
【請求項3】
直接第4情報を端末に送信する前記ステップは、
ネットワーク設定に変更が発生し、又は端末位置に変更が発生し、又は契約データに変更が発生した場合、直接第4情報を端末に送信するステップを含み、前記第4情報は、端末設定を更新するために用いられる
請求項に記載の方法。
【請求項4】
端末から送信される第3情報を受信する前記ステップは、
前記端末から送信される第3情報を基地局を介して受信するステップを含む
請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能が契約したネットワークスライス情報、前記ネットワーク機能がアクセスを許容したネットワークスライス情報、第2情報、前記ネットワーク機能が設定したスライス情報、前記ネットワーク機能のスライスグループ情報のうちの1つ又は複数に基づいて、前記第4情報を決定するステップを含み、
ここで、前記第2情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、及びネットワークスライスグループ識別子のうちの少なくとも1つを含む
請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、さらに、
端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定するステップと、
前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を端末に送信するステップと、を含む
請求項に記載の方法。
【請求項7】
端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定する前記ステップは、
前記ネットワーク機能が決定したネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係、及び前記端末がサポートするネットワークスライス能力に基づいて、前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を決定するステップを含み、
ここで、前記ネットワーク機能が決定したネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係は、前記ネットワーク機能により、前記ネットワーク機能のサポートするネットワークスライス能力と、基地局のサポートするネットワークスライスの能力とに基づいて決定されたものである
請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記ネットワーク機能は、アクセスと移動管理機能、統合データ管理機能、及びネットワークスライスアクセス制御機能のうちの少なくとも1つを含む
請求項に記載の方法。
【請求項9】
端末に適用する情報処理方法であって、
第3情報をネットワーク機能に送信し、ネットワーク機能から第4情報を受信し、又は直接ネットワーク機能から第4情報を受信するステップを含み、
前記第3情報は、端末がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、端末がスライス優先度をサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、ネットワークスライスグループ識別子、及びネットワークスライス優先度情報のうちの少なくとも1つを含む、情報処理方法。
【請求項10】
前記第3情報は、さらに、予め設定されたスライス優先度情報を含む
請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記第3情報は、ネットワークにアクセスするための情報、又は切り替え要求情報、又は設定更新情報である
請求項に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能から、前記端末に対応するネットワークスライスグループ識別子とネットワークスライス識別子情報との対応関係を受信するステップを含む
請求項に記載の方法。
【請求項13】
前記方法は、さらに、
前記ネットワーク機能から第4情報を受信した後、前記端末によって予め設定されたスライス優先度を更新し、又は、後続において高優先度のネットワークスライスを選択して対応するネットワークにアクセスするステップを含む
請求項に記載の方法。
【請求項14】
ネットワーク機能に適用する情報処理装置であって、
端末から送信される第3情報を受信し、第4情報を前記端末に送信し、又は直接第4情報を端末に送信するように構成される第3送受信モジュールを含み、
前記第3情報は、端末がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、端末がスライス優先度をサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、ネットワークスライスグループ識別子、及びネットワークスライス優先度情報のうちの少なくとも1つを含む、情報処理装置。
【請求項15】
端末に適用する情報処理装置であって、
第3情報をネットワーク機能に送信し、ネットワーク機能から第4情報を受信し、又は直接ネットワーク機能から第4情報を受信するように構成される第4送受信モジュールを含み、
前記第3情報は、端末がネットワークスライスグループブロードキャストをサポートする指示又は情報、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、及び、端末がスライス優先度をサポートする指示又は情報、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報は、ネットワークスライス識別子情報、ネットワークスライス選択補助情報、シングルネットワークスライス選択補助情報、ネットワークスライスグループ情報、ネットワークスライスグループ識別子、及びネットワークスライス優先度情報のうちの少なくとも1つを含む、情報処理装置。
【国際調査報告】