IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ケーティー・アンド・ジー・コーポレーションの特許一覧

<>
  • 特表-エアロゾル生成装置 図1
  • 特表-エアロゾル生成装置 図2
  • 特表-エアロゾル生成装置 図3
  • 特表-エアロゾル生成装置 図4
  • 特表-エアロゾル生成装置 図5
  • 特表-エアロゾル生成装置 図6
  • 特表-エアロゾル生成装置 図7
  • 特表-エアロゾル生成装置 図8
  • 特表-エアロゾル生成装置 図9
  • 特表-エアロゾル生成装置 図10
  • 特表-エアロゾル生成装置 図11
  • 特表-エアロゾル生成装置 図12
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-30
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/50 20200101AFI20240920BHJP
   A24F 40/10 20200101ALI20240920BHJP
【FI】
A24F40/50
A24F40/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024522162
(86)(22)【出願日】2022-10-18
(85)【翻訳文提出日】2024-04-11
(86)【国際出願番号】 KR2022015835
(87)【国際公開番号】W WO2023068738
(87)【国際公開日】2023-04-27
(31)【優先権主張番号】10-2021-0139801
(32)【優先日】2021-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0025356
(32)【優先日】2022-02-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ、チョンソプ
(72)【発明者】
【氏名】パク、サンキュ
(72)【発明者】
【氏名】チュン、ウソク
(72)【発明者】
【氏名】チョ、ピョンスン
(72)【発明者】
【氏名】ハン、テナム
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA06
4B162AA22
4B162AB14
4B162AC34
4B162AD03
4B162AD13
4B162AD16
4B162AD20
4B162AD32
(57)【要約】
エアロゾル生成装置が提供される。本開示のエアロゾル生成装置は、電源を有する本体と、前記本体に配置される芯と、前記電源と連結されて前記芯を加熱するヒーターと、前記本体に着脱可能に結合され、エアロゾル生成物質を収容する収容空間を有するコンテナと、第1端部が前記コンテナの収容空間と連結され、第2端部が前記芯と接触して、前記芯に前記エアロゾル生成物質を伝達する媒体と、前記本体に配置され、前記電源と連結され、前記コンテナと前記本体との結合を感知する第1センサーと、前記第1センサーが前記コンテナと前記本体との結合を感知する総回数に基づいて前記ヒーターを交替するかを判断する少なくとも一つのプロセッサと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源を有する本体と、
前記本体に配置される芯と、
前記電源と連結されて前記芯を加熱するヒーターと、
前記本体に着脱可能に結合され、エアロゾル生成物質を収容する収容空間を有するコンテナと、
第1端部が前記コンテナの収容空間と連結され、第2端部が前記芯と接触して、前記芯に前記エアロゾル生成物質を伝達する媒体と、
前記本体に配置され、前記電源と連結され、前記コンテナと前記本体との結合を感知する第1センサーと、
前記第1センサーが前記コンテナと前記本体との結合を感知する総回数に基づいて前記ヒーターを交替するかを判断する少なくとも一つのプロセッサと、
を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記少なくとも一つのプロセッサは、さらに、前記第1センサーが前記結合を感知した総回数と所定の基準回数とを比較して、前記ヒーターを交替するかを判断する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記ヒーターを交替するかについての情報を出力する出力部をさらに含み、
前記総回数が前記基準回数を超えると、前記少なくとも一つのプロセッサは、さらに、前記出力部を介して、前記ヒーターを交替するかについての情報を出力する、
請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記第1センサーによって前記コンテナと前記本体との結合を感知するとともに前記ヒーターが作動しない回数を前記総回数に含ませない、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記本体は、前記コンテナが装着可能なベースを含み、
前記第1センサーは前記ベースに配置されており、前記コンテナが前記ベースに装着されるとき、前記コンテナと接触する、
請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記第1センサーは圧力値を測定する圧力センサーであり、
前記少なくとも一つのプロセッサは、さらに、前記第1センサーによって感知された圧力値の変化と基準圧力値とを比較して、前記コンテナが前記本体と結合されたかを判断する、
請求項5に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記本体は、さらに、前記ベースから突出する突起を含み、
前記コンテナは、前記コンテナの外面に配置され、前記突起が挿入可能な溝を有する、請求項6に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記第1センサーは前記コンテナに向かって突出して前記コンテナの外面と接触する、請求項7に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記媒体は前記コンテナの一側に備えられ、前記収容空間と前記芯との間に配置される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記コンテナは、長手方向に長く延びて前記収容空間を形成する側壁を含み、
前記媒体は前記側壁に配置される、
請求項9に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記本体は、前記本体の内部に形成され、前記側壁の外側に前記長手方向に延びて、前記芯の周囲の空間と前記エアロゾル生成装置の外部との間に通路を提供する流動空間を有する、請求項10に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記芯は、前記本体の外部に部分的に露出される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記ヒーターの抵抗値を測定する第2センサーをさらに含み、
前記ヒーターは前記芯と接触するワイヤーを含み、
前記少なくとも一つのプロセッサは、さらに、前記第2センサーによって感知された前記ヒーターの抵抗値の変化と基準抵抗値とを比較して、前記コンテナが前記本体と結合されたかを判断する、
請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項14】
前記コンテナが前記本体から分離されると、前記少なくとも一つのプロセッサは前記ヒーターの作動を中断させる、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質又は物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/又はコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、ヒーターを分離させて、液体を収容するカートリッジの製作コストを低めることである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、ヒーターの交替が必要であるかを使用者に知らせることである。
【0006】
本開示のさらに他の目的は、カートリッジと本体との結合を感知する結合感知センサーの信頼度を向上させることである。
【0007】
本開示のさらに他の目的は、ヒーターによって芯が過熱することを防止することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するための本開示の一側面によれば、電源を有する本体と、前記本体に配置された芯と、前記電源と連結されて前記芯を加熱するヒーターと、前記本体に着脱可能に結合され、エアロゾル生成物質を収容する収容空間を有するコンテナと、第1端部が前記コンテナの収容空間と連結され、第2端部が前記芯と接触して、前記芯に前記エアロゾル生成物質を伝達する媒体と、前記本体に配置され、前記電源と連結され、前記本体と前記コンテナとの結合を感知する第1センサーと、前記コンテナと前記本体との結合を前記第1センサーが感知する回数に基づいて前記ヒーターを交替するかを判断する少なくとも一つのプロセッサと、を含むエアロゾル生成装置を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、ヒーターを分離させることにより、液体を収容するカートリッジの製作コストを節減することができる。
【0010】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、使用者にヒーターを交替するかについての情報を提供することができる。
【0011】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、結合感知センサーの信頼度を向上させることができる。
【0012】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、ヒーターの作動を制御して、芯が過熱することを防止することができる。
【0013】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図2】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図3】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図4】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図5】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図6】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図7】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図8】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図9】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図10】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図11】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図12】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。図面を参照する説明の簡潔さのために、同一又は類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0016】
以下の説明で使用される構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみのためのものであり、特別な意味又は役割を有するものではない。
【0017】
本開示において、当業者によく知られているものは簡潔さのために省略する。添付図面は多様な技術的特徴を容易に理解することができるようにするためのものであり、ここで開示する実施例は添付図面に限定されないことを理解しなければならない。したがって、本開示は、添付図面に具体的に開示したものに加えて、すべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0018】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使用されることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使用される。
【0019】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0020】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0021】
図1は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置1の斜視図である。図1を参照すると、エアロゾル生成装置1は、ケーシング30と、キャップ20と、マウスピース10と、カートリッジ40と、本体50と、を含むことができる。
【0022】
ケーシング30はキャップ20と一緒にエアロゾル生成装置1の外形をなすことができる。ケーシング30は、アッパーパート31と、ロウワーパート32と、を含むことができる。ケーシング30の内部には、カートリッジ40及び本体50が配置され得る。アッパーパート31の内面はカートリッジ40の外面と結合することができる。ロウワーパート32の内面は本体50の外面と結合することができる。アッパーパート31及びロウワーパート32はそれぞれカートリッジ40及び本体50に結合して連続した面をなすことができる。使用者はケーシング30の外面を掴んでエアロゾル生成装置1を把持することができる。
【0023】
キャップ20はアッパーパート31に結合されることができる。マウスピース10はキャップ20に回転可能に結合されることができる。キャップ20は、マウスピース10を収容する収容部21を備えることができる。収容部21はエアロゾル生成装置1の内側に陥没することによって形成され得る。マウスピース10は回動して収容部21の内部に収容されることができる。中空マウスピース10は内側に空気が流動する流路(図示せず)を備えることができる。使用者は、マウスピース10を介して、カートリッジ40で生成されたエアロゾルを吸入することができる。
【0024】
図2は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置1の概念図である。図2を参照すると、エアロゾル生成装置1は、センシング部60と、出力部70と、使用者入力部80と、制御部90と、メモリ91と、バッテリー100と、を含むことができる。
【0025】
センシング部60は、結合感知センサー61と、液体容量センサー62と、流動感知センサー63と、抵抗感知センサー64と、を含むことができる。結合感知センサー61は、カートリッジ40と本体50との結合を感知することができる。液体容量センサー62は、カートリッジ40に収容されたエアロゾル生成物質の容量を感知することができる。流動感知センサー63は、エアロゾル生成装置1の内部の空気流動を感知することができる。抵抗感知センサー64は、ヒーター57の抵抗値を感知することができる。制御部90は、結合感知センサー61、液体容量センサー62、流動感知センサー63、及び抵抗感知センサー64の作動を制御することができる。
【0026】
出力部70はエアロゾル生成装置1の状態についての情報を出力して使用者に提供することができる。例えば、出力部70は、ヒーター57の交替可否、バッテリー100の充電可否、及びコンテナ42に収容されたエアロゾル生成物質の残量についての情報を使用者に提供することができる。
【0027】
出力部70は、ディスプレイ部71、ハプティック部72及び音響出力部73のうちの少なくとも一つを含むことができるが、これに限定されるものではない。ディスプレイ部71及びタッチパッドがレイヤー構造を成してタッチスクリーンとして構成される場合、ディスプレイ部71は出力装置の他に入力装置としても使用可能である。
【0028】
ディスプレイ部71はエアロゾル生成装置1についての情報を使用者に視覚的に提供することができる。例えば、エアロゾル生成装置1についての情報は、エアロゾル生成装置1のバッテリー100の充電/放電状態、ヒーター44の予熱状態、エアロゾル生成物品の挿入/除去状態又はエアロゾル生成装置1の使用が制限される状態(例えば、異常物品感知)などの多様な情報を含むことができ、ディスプレイ部71は前記情報を外部に出力することができる。ディスプレイ部71は、例えば液晶ディスプレイパネル(LCD)、有機発光ディスプレイパネル(OLED)などであり得る。また、ディスプレイ部71はLED発光素子の形態であり得る。
【0029】
ハプティック部72は電気的信号を機械的刺激又は電気的刺激に変換し、エアロゾル生成装置1についての情報を使用者に触覚的に提供することができる。例えば、ハプティック部72は、モーター、圧電素子、又は電気刺激装置を含むことができる。
【0030】
音響出力部73はエアロゾル生成装置1についての情報を使用者に聴覚的に提供することができる。例えば、音響出力部73は電気信号を音響信号に変換して外部に出力することができる。
【0031】
使用者入力部80は使用者から入力された情報を受信するか、又は使用者に情報を出力することができる。例えば、使用者入力部80は、キーパッド(key pad)、ドームスイッチ(dome switch)、タッチパッド(接触式静電容量方式、圧力式抵抗膜方式、赤外線感知方式、表面超音波伝導方式、積分式張力測定方式、ピエゾ効果方式など)、ジョグホイール、ジョグスイッチなどがあり得るが、これに限定されるものではない。また、図6に示されていないが、エアロゾル生成装置1は、USB(universal serial bus)インターフェースなどのような連結インターフェース(connection interface)をさらに含み、USBインターフェースなどのような連結インターフェースを介して他の外部装置と連結して情報を送受信するか又はバッテリー100を充電することができる。
【0032】
制御部90は、結合感知センサー61、液体容量センサー62、及び流動感知センサー63の作動を制御することができる。制御部90は、メモリ91に情報を保存することができる。制御部90はヒーター57を制御することができる。制御部90は、センシング部60、出力部70、使用者入力部80、及びヒーター57を制御することができる。制御部90は、少なくとも一つのプロセッサを含むことができる。
【0033】
一方、制御部90は、カートリッジ40が本体50から分離されると、ヒーター57の作動を中断させることができる。カートリッジ40が分離されると、芯56に提供される液体の量が減少し、芯56が過熱することがある。制御部90はヒーター57の作動を中断させることにより、芯56が過熱することを防止することができる。
【0034】
制御部90は、メモリ91に情報を保存するか又はメモリ91から情報を読み取ることができる。メモリ91はエアロゾル生成装置1内で処理される各種のデータを保存するハードウェアであり、制御部90で処理されたデータ及び処理されるべきデータを保存することができる。メモリ91は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、RAM(random access memory)、SRAM(static random access memory)、ROM(read-only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)、PROM(programmable read-only memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、及び光ディスクのうちの少なくとも1タイプの記憶媒体を含むことができる。メモリ91は、エアロゾル生成装置1の動作時間、最大パフ回数、現在のパフ回数、少なくとも一つの温度プロファイル、及び使用者の喫煙パターンについてのデータなどを保存することができる。メモリ91は、基準圧力値、基準抵抗値、及び基準結合回数を保存することができる。
【0035】
バッテリー100は、エアロゾル生成装置1に電源を供給することができる。バッテリー100は、制御部90に電気を供給することができる。バッテリー100は端子101(図4参照)を介して外部電源と連結され得る。バッテリー100は電源と言える。バッテリー100は充電可能なバッテリー又は使い捨てバッテリーであり得る。例えば、バッテリー100はリチウムポリマー(LiPoly)バッテリーであり得るが、これに限定されない。バッテリー100は電源と言える。
【0036】
図3は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置1の一部の分解斜視図である。図4は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置1の一部の断面図である。図3及び図4を参照すると、カートリッジ40は、媒体41と、コンテナ42と、を含むことができる。本体50は、ベース51と、コラム52と、ウィンドウ53と、突起54と、通孔55と、芯56と、ヒーター57と、実装空間58と、第1流動空間59と、を含むことができる。
【0037】
カートリッジ40はエアロゾル生成物質lを収容することができる。カートリッジ40は本体50に着脱可能に結合されることができる。カートリッジ40は長く延びる形状を有し得る。カートリッジ40はケーシング30によってカバーされ得る。一方、カートリッジ40はマウスピース10と一緒に本体50から脱着されることができる。使用者はカートリッジ40及びマウスピース10を一体として交替することができる。
【0038】
媒体41はカートリッジ40の外面に配置され得る。媒体41はコンテナ42に収容されたエアロゾル生成物質lを吸収することができる。媒体41は液体lを保有することができる。例えば、媒体41はフェルト(felt)素材で形成されるか、又はポリエステルフォームなどのスポンジ(sponge)で形成され得る。エアロゾル生成物質lは常温で液状又はゲル状の物質であり得る。エアロゾル生成物質lは液型又はゲル型物質と言える。
【0039】
媒体41は、液体lが通過するホール411を含むことができる。媒体41のホール411は媒体41の物質の間に形成された微細な間隙を含む概念であり得る。例えば、ホール411の直径は1mm~2mm又は0.01mm~0.02mmであり得る。
【0040】
媒体41は芯56の形状に対応する形状を有し得る。媒体41はコンテナ42の側壁422に配置され得る。カートリッジ40が本体50に装着されると、媒体41は本体50に装着された芯56と接触することができる。
【0041】
媒体41はコンテナ42の内部に収容されたエアロゾル生成物質を芯56に伝達することができる。媒体41はコンテナ42の内部と芯56との間でエアロゾル生成物質の移動を媒介することができる。コンテナ42の内部に収容されたエアロゾル生成物質lは媒体41を介して芯56に拡散することができる。
【0042】
コンテナ42は、ウィンドウ421と、側壁422と、底面423と、溝425と、を含むことができる。コンテナ42は、内側に形成された収容空間424を含むことができる。収容空間424は液体lを収容することができる。
【0043】
ウィンドウ421は半透明又は透明材質で形成され得る。ウィンドウ421はコンテナ42の側壁422に配置され得る。ウィンドウ421は本体50のウィンドウ53と向き合い得る。一方、ウィンドウ421は側壁422と一体に形成され得る。ウィンドウ421は側壁422の一領域であり得る。
【0044】
ウィンドウ421を介して、コンテナ42の内部の液体lの容量を肉眼で確認することができる。液体容量センサー62は、ウィンドウ421、53を介して、コンテナ42に収容された液体lの容量を感知することができる。制御部90は、液体容量センサー62によって感知された液体lの容量についての情報を出力部70を介してエアロゾル生成装置1の外部に提供することができる。液体容量センサー62はキャパシタンス(capacitance)センサーであり得る。
【0045】
コンテナ42の側壁422は円筒形に形成され得る。側壁422は収容空間424を提供することができる。側壁422は長く延び得る。カートリッジ40が本体50に装着されると、長く延びる側壁422の一端はベース51の内部に位置し、他端はベース51の外部に位置し得る。側壁422は半透明又は透明材質で形成され得る。
【0046】
コンテナ42の外面には溝425が形成され得る。本体50は、コンテナ42の溝425と締結される突起512を含むことができる。コンテナ42の溝425及び本体50の突起512は複数で形成され得る。一方、本実施例とは違って、カートリッジ40に突出部を備え、本体50に前記突出部を収容する陥没部を備えることができる。
【0047】
コンテナ42の底面423はベース51の一部と向き合い得る。カートリッジ40が本体50に装着されると、底面423はベース51に設置された結合感知センサー61と接触することができる。コンテナ42の溝425と本体50の突起512とが締結されると、底面423はベース51に隣接して配置され得る。底面423は結合感知センサー61を押圧することができる。
【0048】
本体50は、制御部90及びバッテリー100が配置される実装空間58を含むことができる。本体50は側壁422の長手方向に長く延びる形状を有し得る。本体50はケーシング30によってカバーされ得る。本体50の外面には突起54が配置され得る。ケーシング30は本体50の突起54と締結されることができる。
【0049】
ベース51は本体50の外側端に配置され得る。ベース51は本体50の内側に陥没し得る。ベース51はカートリッジ40が装着される空間を提供することができる。ベース51は突起512を含むことができる。突起512はベース51からカートリッジ40に向かって突出し得る。ベース51の一側にはコラム52が備えられ得る。前記側壁422の一端はベース51の内部に挿入され得る。
【0050】
ベース51は、側壁511と、対向面513と、を含むことができる。ベース51の側壁511は、本体50に装着されたコンテナ42の側壁422と向き合い得る。ベース51の側壁511はコラム52に連結され得る。対向面513はコンテナ42の底面423と向き合い得る。対向面513には結合感知センサー61が配置され得る。
【0051】
コラム52は側壁422の長手方向に長く延び得る。コラム52は内部が中空の形状を有し得る。コラム52はコンテナ42の側壁422を支持することができる。コラム52の内部には液体容量センサー62が設けられ得る。液体容量センサー62はウィンドウ53と向き合い得る。コラム52は、流動空間522と、ホール521と、を備えることができる。
【0052】
ホール521はエアロゾル生成装置1の外部と連通することができる。ホール521はコラム52の一端に配置され得る。コラム52は内側に形成された流動空間522を有し得る。ヒーター57によって形成されたエアロゾルは、流動空間522、ホール521を順に流動(b、c)することができる。流動感知センサー63はホール521に隣接した位置に設置され得る。
【0053】
流動感知センサー63は周辺の気圧を測定する圧力センサーであり得る。流動感知センサー63の周辺に気流の変化が発生すれば、流動感知センサー63は周辺で空気が流動することを感知することができる。
【0054】
ウィンドウ53は本体50に装着されたコンテナ42の側壁422と向き合い得る。ウィンドウ53はコンテナ42と液体容量センサー62との間に介在され得る。ウィンドウ53は半透明又は透明材質で形成され得る。ウィンドウ53を通して光が通過することができる。
【0055】
通孔55は本体50の外側面に形成され得る。通孔55は本体50の流動空間59と連通することができる。通孔55はエアロゾル生成装置1の外部と連通することができる。通孔55を通して、エアロゾル生成装置1の外部の空気が流動空間59に流入することができる。
【0056】
使用者は、生成されたエアロゾルをマウスピース10を介して吸入することができる。エアロゾル生成装置1の外部の空気は、通孔55、流動空間59、522、ホール521、及びマウスピース10を順に通過して使用者によって吸入され得る。
【0057】
芯56は本体50に配置され得る。カートリッジ40が本体50に装着されると、芯56は媒体41と向き合い得る。芯56は媒体41と接触することができる。芯56は一部が本体50の外部に露出され得る。芯56は液体lを吸収することができる。例えば、芯56はセラミック材質で形成され得る。芯56の周辺にはヒーター57が配置され得る。
【0058】
一方、セラミック材質は多孔性材質であり、液体lを吸収して保有することができる。セラミック芯56の場合、従来の綿芯又はシリカ(silica)芯に比べて、繰り返し使用することができる利点があり、交替周期がより長いという利点がある。芯56が本体50に装着された場合である本開示の実施例の場合、セラミック芯56を使用して、ひんぱんな交替による面倒さを解消することができる。
【0059】
ヒーター57は電気が流れるワイヤーで形成され得る。ヒーター57は芯56の周囲に数回巻かれ得る。ヒーター57は芯56に吸収された液体を加熱することができる。ヒーター57は実装空間58に延びてバッテリー100及び制御部90と連結され得る。ヒーター57はバッテリー100から電気を受けることができる。
【0060】
図5図4の断面図の一部を拡大した図である。図5を参照すると、側壁422は、第1延長部422aと、第2延長部422bと、連結部422cと、を含むことができる。ベース51の側壁511は密着部511aを含むことができる。
【0061】
側壁422の連結部422cは第1延長部422aと第2延長部422bとを連結することができる。第1延長部422a及び第2延長部422bは側壁422の長手方向に延び得る。カートリッジ40が本体50に装着されると、第1延長部422aはベース51の内部に位置し得る。カートリッジ40が本体50に装着されると、第2延長部422bはベース51の外部に位置し得る。連結部422cは側壁422の長手方向と交差する方向に延び得る。例えば、連結部422cは側壁422の長手方向と直交する方向に延び得る。
【0062】
密着部511aは芯56と向き合う位置に配置され得る。密着部511aは第1延長部422aと接触することができる。密着部511aの厚さは、側壁511の一端から対向面513に向かう方向に行くほど厚くなり得る。側壁511の一端に隣接した位置での密着部511aの厚さW1は対向面513に隣接した位置での密着部511aの厚さW2よりも小さくてもよい。カートリッジ40が本体50に装着されるとき、密着部511aによってコンテナ42が芯56に密着することができる。
【0063】
図6は本開示の一実施例による媒体41及び芯56を示す図である。図6を参照すると、媒体41は、複数のホール411を含むことができる。媒体41のホール411を通過した液体lは芯56に吸収されることができる。媒体41及び芯56は互いに対応する形状を有し得る。媒体41と芯56とは互いに向き合い得る。媒体41と芯56とは互いに異なる大きさを有し得る。芯56の大きさは媒体41の大きさよりも大きくてもよい。芯56は一部がコラム52の内側に突出し得る。突出した芯56の一部にヒーター57が数回巻かれ得る。
【0064】
図7は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置1の一部を示す。図8は本開示の一実施例による結合感知センサー61によって測定される圧力値を示す。
【0065】
図7及び図8を参照すると、カートリッジ40が本体50に装着されると、コンテナ42の底面423は結合感知センサー61を押圧することができる。カートリッジ40が本体50から分離されると、結合感知センサー61は復元することができる。結合感知センサー61はコンテナ42の底面423によって押圧され、押圧された程度による圧力値を測定することができる。結合感知センサー61は測定された圧力値についての情報を制御部90に送信することができる。
【0066】
カートリッジ40が本体50に装着されるとき(t1)、結合感知センサー61がコンテナ42の底面423によって押圧されるので、結合感知センサー61によって測定される圧力値は増加し得る。カートリッジ40が本体50から分離されるとき(t2)、コンテナ42の底面423が結合感知センサー61を押圧する程度が減少するので、結合感知センサー61によって感知される圧力値は減少し得る。
【0067】
図9は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置1の制御方法を示すフローチャートである。図9を参照すると、エアロゾル生成装置1の制御方法は、電源をオンさせる段階(S1)を含むことができる。
【0068】
エアロゾル生成装置1の制御方法は、カートリッジ40と本体50との結合を感知する段階(S2)を含むことができる。結合感知センサー61は、カートリッジ40と本体50との結合を感知することができる。結合感知段階(S2)は、結合感知センサー61を介して感知する段階(S21)と、ヒーター57の抵抗値によって感知する段階(S22)と、を含むことができる。これについては詳細に後述する。
【0069】
エアロゾル生成装置1の制御方法は、ヒーターが作動するかを判断する段階(S3)を含むことができる。カートリッジ40と本体50との結合が感知された後、ヒーター57が作動するかを感知することができる。例えば、制御部90は、ヒーター57に電気が供給されるかを感知することができる。これにより、カートリッジ40が本体50に装着された後、エアロゾルを生成及び吸入することにより、エアロゾル生成装置1が作動するかを判断することができる。
【0070】
制御部90は、カートリッジ40が本体50に装着された後、ヒーター57が作動しないと、カートリッジ40と本体50との直前の結合は総結合回数に加算しなくなり得る。制御部90は、カートリッジ40が本体50に装着された後、ヒーター57が作動すると、カートリッジ40と本体50との直前の結合は総結合回数に加算することができる。
【0071】
エアロゾル生成装置1の制御方法は、総結合回数を算出する段階(S4)を含むことができる。総結合回数はエアロゾル生成装置1にカートリッジ40が結合された総回数を意味し得る。制御部90は前記総結合回数を累積して算出することができる。
【0072】
例えば、結合感知センサー61によって感知されたカートリッジ40と本体50との結合回数が5回の場合、制御部90は、総結合回数を5回と算出することができる。その後、結合感知センサー61によって追加的に感知されたカートリッジ40と本体50との結合回数が5回の場合、制御部90は、総結合回数を10回と算出することができる。
【0073】
エアロゾル生成装置1の制御方法は、算出された前記総結合回数と所定の基準総結合回数とを比較する段階(S5)を含むことができる。制御部90は、前記累積して算出した総結合回数とメモリ91に保存された所定の基準(reference)総結合回数とを比較することができる。制御部90は、前記累積して算出した総結合回数がメモリ91に保存された所定の基準(reference)総結合回数以上であるかを判断することができる。
【0074】
例えば、前記算出された総結合回数が10回であり、前記所定の基準総結合回数が9回であると、制御部90は、大小比較によって、前記算出された総結合回数が前記所定の基準総結合回数以上であると判断することができる。
【0075】
例えば、前記算出された総結合回数が8回であり、前記所定の基準総結合回数が9回であると、制御部90は、大小比較によって、前記算出された総結合回数が前記所定の基準総結合回数未満であると判断することができる。
【0076】
制御部90は、前記算出された総結合回数が前記所定の基準総結合回数以上であると、ヒーター57の交替が必要であると判断することができる。制御部90は、前記算出された総結合回数が前記所定の基準総結合回数未満であると、ヒーター57の交替が不要であると判断することができる。
【0077】
エアロゾル生成装置1の制御方法は、ヒーター57の交替が必要であることを知らせる段階(S6)を含むことができる。制御部90がヒーター57の交替が必要であると判断した場合、制御部90は、出力部70を介して、ヒーター57の交替が必要であることをエアロゾル生成装置1の外部に知らせることができる。
【0078】
例えば、ヒーター57の交替が必要であると判断した場合、制御部90は、ディスプレイ部71を介して、ヒーター57の交替が必要であることを視覚的に知らせることができる。ヒーター57の交替が必要であると判断した場合、制御部90は、ハプティック部72を介して、ヒーター57の交替が必要であることを触覚的に知らせることができる。ヒーター57の交替が必要であると判断した場合、制御部90は、音響出力部73を介して、ヒーター57の交替が必要であることを聴覚的に知らせることができる。
【0079】
図10を参照すると、結合感知段階(S2)は、結合感知センサー61を介して結合を感知する段階(S21)を含むことができる。結合感知センサー61を介して結合を感知する段階(S21)は、結合感知センサー61で圧力変化値を感知する段階(S211)と、前記感知された圧力変化値と所定の基準圧力変化値とを比較する段階(S212)と、カートリッジ40と本体50とが結合されたと判断する段階(S213)と、を含むことができる。
【0080】
図11を参照すると、結合感知段階(S2)は、ヒーター57の抵抗値によって結合を感知する段階(S22)を含むことができる。
【0081】
ヒーター57の抵抗値によって結合を感知する段階(S22)は、結合ヒーター57の抵抗変化値を感知する段階(S221)と、前記感知された抵抗変化値と所定の基準抵抗変化値とを比較する段階(S222)と、カートリッジ40と本体50とが結合されたと判断する段階(S223)と、を含むことができる。
【0082】
カートリッジ40が本体50に装着されると、コンテナ42の内部に収容された液体lが媒体41を介して芯56に吸収され得る。ヒーター57は芯56に巻かれて芯56と接触するので、芯56に染みこんだ液体によってヒーター57の抵抗値が変わり得る。制御部90は、抵抗感知センサー64によって感知されたヒーター57の抵抗値に基づいて、カートリッジ40と本体50との結合を感知することができる。
【0083】
例えば、制御部90は、同じ電圧に対してヒーター57に印加される電流値を感知することにより、ヒーター57の抵抗値を感知することができる。制御部90は、ヒーター57の抵抗変化値とメモリ91に保存された抵抗変化値とを比較して、カートリッジ40と本体50とが結合したかを感知することができる。
【0084】
図12は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置1’の断面図である。本実施例によるエアロゾル生成装置1’は、コラム52’の内側にスティック10’が挿入され得る。
【0085】
図12に示したエアロゾル生成装置1’は、マウスピース10及びコラム52’を除き、図4に示したエアロゾル生成装置1と同じ構成を有する。よって、重複する事項についての説明を省略する。
【0086】
使用者は、生成されたエアロゾルをスティック10’を介して吸入することができる。コラム52’の内側には、コラム52’の内部に挿入されたスティック10’の位置を固定する手段であるストッパー200が形成され得る。コラム52’の内部に挿入されたスティック10’はストッパー200によって支持されることができる。ストッパー200はコラム52の内側に複数が配置され得る。
【0087】
図1図12を参照すると、本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置1は、電源100を有する本体50と、前記本体50に配置された芯56と、前記本体50に配置され、前記電源100と連結され、前記芯56を加熱するヒーター57と、前記本体50に着脱可能に結合され、エアロゾル生成物質lを収容する収容空間424を有するコンテナ42と、第1端部412が前記収容空間424と連結され、第2端部413が前記芯56と接触することにより、前記芯56に前記エアロゾル生成物質lを伝達する媒体41と、前記本体50に配置されて前記電源100と連結され、前記本体50と前記コンテナ42との結合を感知するセンサー61と、前記センサー61によって感知された前記コンテナ42と前記本体50との総結合回数に基づいて前記ヒーター57を交替するかを判断する制御部90と、を含む。
【0088】
本開示の他の側面によれば、前記制御部90は、前記第1センサー61によって感知される前記本体50と前記コンテナ42との総結合回数を算出して総結合回数を算出し、前記総結合回数と所定の基準総結合回数とを比較して、前記ヒーター57を交替するかを判断することができる。
【0089】
本開示の他の側面によれば、エアロゾル生成装置1は、前記ヒーター57を交替するかについての情報を外部に提供する出力部70をさらに含み、前記制御部90は、前記総結合回数が前記所定の結合回数を超えると、前記出力部70を介して前記ヒーター57を交替するかについての情報を提供することができる。
【0090】
本開示の他の側面によれば、前記制御部90は、前記第1センサー61によって前記コンテナ42と前記本体50との結合を感知した後、前記ヒーター57が作動しなければ、前記第1センサー61によって感知された結合回数を前記総結合回数に含ませないことができる。
【0091】
本開示の他の側面によれば、前記本体50は、前記コンテナ42が装着されるベース51を含み、前記第1センサー61は前記ベース51に配置されて、前記本体50に装着された前記コンテナ42と接触することができる。
【0092】
本開示の他の側面によれば、前記第1センサー61は、前記コンテナ42と接触して圧力値を測定する圧力センサーであり、前記制御部は、前記第1センサーによって感知された圧力変化値と所定の基準圧力値とを比較して前記本体50と前記コンテナ42との結合を感知することができる。
【0093】
本開示の他の側面によれば、前記本体50は、前記ベース51から突出する突起512を含むことができ、前記コンテナ42は、外面に前記突起512が挿入される溝425を含むことができる。
【0094】
本開示の他の側面によれば、前記第1センサー61は前記コンテナ42に向かって突出して前記コンテナ42の外面と接触することができる。
【0095】
本開示の他の側面によれば、前記媒体41は前記コンテナ42の一側に備えられ、前記収容空間424と前記芯56との間に配置され得る。
【0096】
本開示の他の側面によれば、前記コンテナ42は、長く延びて前記収容空間424を形成する側壁422を含み、前記媒体41は前記側壁422に配置され得る。
【0097】
本開示の他の側面によれば、前記本体50は、前記本体50の内部に形成され、前記側壁422の外側に前記側壁422の長手方向に延び、前記芯56の周辺と外部とを連通させる流動空間522を含むことができる。
【0098】
本開示の他の側面によれば、前記芯56は前記本体50の外部に部分的に露出され得る。
【0099】
本開示の他の側面によれば、前記ヒーター57の抵抗値を測定する第2センサー64をさらに含み、前記ヒーター57は、前記芯56と接触するワイヤーを含み、前記制御部90は、前記第2センサー64によって感知された前記ヒーター57の抵抗変化値と所定の基準抵抗値とを比較して前記本体50と前記コンテナ42との結合を感知することができる。
【0100】
本開示の他の側面によれば、前記制御部90は、前記コンテナ42が前記本体50から分離されると、前記ヒーター57の作動を中断させることができる。
【0101】
前述した本開示の特定の実施例又は他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素又は全ての要素は構成又は機能が他の要素と組み合わせられるか互いに組み合わせられることができる。
【0102】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合わせられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0103】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/又は配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/又は配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【国際調査報告】