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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-30
(54)【発明の名称】集約サーバのシステム
(51)【国際特許分類】
   G06F 9/50 20060101AFI20240920BHJP
   G06F 11/20 20060101ALI20240920BHJP
【FI】
G06F9/50 150D
G06F11/20 620
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024522527
(86)(22)【出願日】2022-09-16
(85)【翻訳文提出日】2024-05-10
(86)【国際出願番号】 EP2022075867
(87)【国際公開番号】W WO2023061699
(87)【国際公開日】2023-04-20
(31)【優先権主張番号】21202942.5
(32)【優先日】2021-10-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(31)【優先権主張番号】21208778.7
(32)【優先日】2021-11-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】505056845
【氏名又は名称】アーベーベー・シュバイツ・アーゲー
【氏名又は名称原語表記】ABB Schweiz AG
【住所又は居所原語表記】Bruggerstrasse 66, 5400 Baden, Switzerland
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】グリュナー、シュテン
(72)【発明者】
【氏名】ブラウン、ローランド
【テーマコード(参考)】
5B034
【Fターム(参考)】
5B034BB17
5B034CC01
(57)【要約】
集約サーバ(100,200)のシステムであって、集約されるべき少なくとも1つの第1のシステム(50,60,70,80)と通信可能にリンクするためのセッションを確立するように構成された第1の集約サーバ(100)と、集約されるべき少なくとも1つの第2のシステム(50,60,70,80)と通信可能にリンクするためのセッションを確立するように構成された少なくとも第2の集約サーバ(200)とを有し、第1の集約サーバ(100)及び第2の集約サーバ(200)は、集約されるべきそれぞれのシステム(50,60,70,80)の構造化されたデータ(110,120,130,140)へのアクセスを第1の集約サーバ(100)及び第2の集約サーバ(200)に提供するために、集約されるべき第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は集約されるべき第2のシステム(50,60,70,80)によって提供される相互に構造化されたデータを複製することと、集約されるべき少なくとも第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は集約されるべき少なくとも第2のシステム(50,60,70,80)への不正アクセスを防止するために、集約サーバのシステムの、集約されるべき少なくとも第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は集約されるべき少なくとも第2のシステム(50,60,70,80)とのそれぞれのセッションを調整することとを行うように構成される、集約サーバ(100,200)のシステムを説明する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
集約サーバ(100,200)のシステムであって、
集約されるべき少なくとも1つの第1のシステム(50,60,70,80)と通信可能にリンクするためのセッションを確立するように構成された第1の集約サーバ(100)と、
集約されるべき少なくとも1つの第2のシステム(50,60,70,80)と通信可能にリンクするためのセッションを確立するように構成された少なくとも第2の集約サーバ(200)と
を備え、前記第1の集約サーバ(100)及び前記第2の集約サーバ(200)は、
前記集約されるべきそれぞれのシステム(50,60,70,80)の構造化されたデータ(110,120,130,140)へのアクセスを前記第1の集約サーバ(100)及び前記第2の集約サーバ(200)に提供するために、前記集約されるべき第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき第2のシステム(50,60,70,80)によって提供される相互に構造化されたデータを複製することと、
前記集約されるべき少なくとも第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき少なくとも第2のシステム(50,60,70,80)への不正アクセスを防止するために、前記集約サーバのシステムの、前記集約されるべき少なくとも第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき少なくとも第2のシステム(50,60,70,80)とのそれぞれの前記セッションを調整することと
を行うように構成される、集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項2】
前記第1の集約サーバ(100)は、集約されるべき複数のシステム(50,60,70,80)の一部とのそれぞれの通信リンクを確立するように構成され、少なくとも前記第2の集約サーバ(200)は、前記集約されるべき複数のシステム(50,60,70,80)の別の部分との通信リンクを確立するように構成され、前記集約サーバ(100,200)は、前記集約されるべき複数のシステム(50,60,70,80)への不正アクセスを防止するように、及び/又は前記セッションの負荷バランスのために、前記集約されるべき複数のシステム(50,60,70,80)との前記通信リンクを確立するためのそれぞれのセッションを調整するように構成される、請求項1に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項3】
前記不正アクセスは、前記集約されるべきシステム(50,60,70,80)との複数のセッションの許可された数を上回ることによって引き起こされる、請求項1又は2に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項4】
各集約サーバ(100,200)は、複数の外部クライアントシステム(10)への通信のために結合されるように構成される、請求項1~3のいずれか一項に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項5】
それぞれの前記集約サーバ(100,200)は、
集約された情報モデルを提供するように構成された情報モデルサーバ(520a,520b)であって、集約されるべき各システム(50,60,70,80)の前記情報モデルを集約し、前記集約サーバ(100,200)のシステムへの通信のために結合される、情報モデルサーバ(520a,520b)と、
集約された情報モデルに従って前記集約されるべきシステムの前記構造化されたデータを記憶するように構成されたデータベース(530a,530b)であって、前記集約されるべきそれぞれのシステムに関連する、データベース(530a,530b)と、
前記集約されるべき関連するシステム(50,60,70,80)の、関連する前記集約サーバ(100,200)とのセッションを確立するためのポリシーを制御するように構成されたデバイス接続マネージャ(540a,540b)と、
前記集約されるべきシステム(50,60,70,80)とのセッションを有効及び実行するように構成されたデバイスクライアント(550a,550b)と
を備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項6】
前記集約サーバ(100,200)のシステムは、リバースプロキシサーバ(510)であって、複数の外部クライアントシステム(10)の、前記リバースプロキシサーバ(510)との通信のためのアクセスを負荷バランスするために、少なくとも前記第1の集約サーバ(100)及び少なくとも前記第2の集約サーバ(200)との通信のために結合される、リバースプロキシサーバ(510)を備える、請求項4又は5に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項7】
前記リバースプロキシサーバ(510)は、各外部クライアントシステム(10)を前記第1の集約サーバ(100)及び少なくとも前記第2の集約サーバ(200)から結合解除するための専用IPアドレスを提供するように構成される、請求項6に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項8】
前記集約サーバ(100,200)のシステムは、OPC UA集約サーバを備える、請求項1~7のいずれか一項に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項9】
前記外部クライアントシステム(10)は、OPC UAクライアントシステムであり、及び/又は前記集約されるべきシステム(50,60,70,80)は、集約されるべきOPC UAシステムであり、及び/又は前記情報モデルは、OPC UA情報モデルであり、及び/又は前記デバイスクライアント(550a,550b)は、OPC UAデバイスクライアントである、請求項8に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項10】
前記第1の集約サーバ(100)及び少なくとも前記第2の集約サーバ(200)は、通信のために結合され、前記集約サーバ(100,200)は、前記集約されるべきそれぞれのシステム(50,60,70,80)の前記構造化されたデータ及びセッション構成データのアクセスを前記第1の集約サーバ(100)及び少なくとも前記第2の集約サーバ(200)に提供するために、前記集約されるべき第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき少なくとも第2のシステム(50,60,70,80)によって提供される前記構造化されたデータと、前記集約されるべきシステムのそれぞれの前記セッション構成データとを相互に複製するように構成される、請求項5~9のいずれか一項に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項11】
前記第1の集約サーバ(100)と少なくとも前記第2の集約サーバ(200)との間の通信のための前記結合は、暗号化された通信を使用することによって提供される、請求項10に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項12】
前記第1の集約サーバ(100)及び少なくとも前記第2の集約サーバ(200)は、それぞれの分散されたセッションの、前記集約されるべき少なくとも第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき少なくとも第2のシステム(50,60,70,80)への相互分散を調整するための通信のために結合され、及び/又は、
各集約サーバ(100,200)は、前記集約サーバ(100,200)のシステム内で故障が発生した場合に、それぞれの前記集約サーバ(100,200)が少なくともそれぞれの他方の前記集約サーバ(100,200)の前記セッションを引き継ぐことを可能にするために、前記集約されるべき少なくとも第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき少なくとも第2のシステム(50,60,70,80)とのそれぞれの分散されたセッションの調整された前記相互分散をそれぞれ記憶するように構成される、請求項10又は11に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項13】
前記第1の集約サーバ(100)及び前記第2の集約サーバ(200)は、高可用性の集約サーバを提供するために異なるハードウェアコンピューティングシステム上にインストールされる、請求項1~12のいずれか一項に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項14】
第2のハードウェアコンピューティングシステム上の少なくとも前記第2の集約サーバ(200)は、前記集約サーバ(100,200)のシステム内の故障が検出されるまで、スタンバイモードで動作している、請求項13に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
集約オープンプラットフォーム通信統一アーキテクチャ(OPC UA、IEC 62541としても標準化されている)サーバは、個々のOPC UAサーバのアドレス空間を複製し、個々のOPC UAサーバ上の分散されたアドレス空間の統合されたコヒーレント表現を提供する。集約OPC UAサーバは、リモートの個々のOPC UAサーバ用のプロキシとみなすことができる。OPC UA接続された機器デバイス用に構成された小型サーバを一体化する文脈では、集約OPC UAサーバは、小型デバイスサーバが処理することができるよりも多くの同時セッションを処理することができるので、集約OPC UAサーバは、一種の拡張コードとみなすことができる。典型的には、そのような組み込みOPC UAサーバは、最大で2つの同時セッションを実行する。分散制御システム(DCS)の文脈では、機器デバイスサーバに接続されるべき2つよりも多くのOPC UAクライアントが存在することができ、機器デバイスサーバは、個々の小型の組み込みOPC UAサーバであり得る。
【発明の概要】
【0002】
単一の集約OPC UAサーバは、例えば、製造現場又は他の用途に対して、システム全体に影響を及ぼす単一の故障点であり得る。
【0003】
それ故に、本発明は、独立請求項で説明するような主題を有する集約サーバのシステムを対象とする。
【0004】
本発明の有利な修正形態が、本願従属請求項に述べられている。明細書、特許請求の範囲、及び図面で開示する特徴のうちの少なくとも2つの全ての組み合わせが、本発明の範囲内に含まれる。繰り返しを避けるために、本方法に従って開示する特徴はまた、言及されるシステムに従って適用され、特許請求可能であるものとする。
【0005】
本発明のこの説明全体では、手順ステップのシーケンスは、プロセスが容易に理解可能となるように提示される。しかしながら、当業者は、プロセスステップの多くを異なる順序でも実行して、同じ又は対応する結果をもたらすことができることを認識するであろう。この意味で、プロセスステップのシーケンスは、それに応じて変更することができる。いくつかの特徴は、読みやすさを改善するために、又は割り当てをより明確にするために、ワードカウントを提供されるが、これは、ある特定の特徴の存在を暗示しない。
【0006】
これら及び他の利点を達成するために、及び本発明の目的に従って、本明細書で具現化され且つ広く説明されるように、集約されるべき少なくとも1つの第1のシステムと通信可能にリンクするためのセッションを確立するように構成された第1の集約サーバと、集約されるべき少なくとも1つの第2のシステムと通信可能にリンクするためのセッションを確立するように構成された少なくとも第2の集約サーバとを含む集約サーバのシステムが提供される。それによって、第1の集約サーバ及び第2の集約サーバは、
集約されるべきそれぞれのシステムの構造化されたデータへのアクセスを第1の集約サーバ及び第2の集約サーバに提供するために、集約されるべき第1のシステム及び/又は集約されるべき第2のシステムによって提供される相互に構造化されたデータを複製するように構成される。追加として、第1の集約サーバ及び第2の集約サーバは、集約されるべき少なくとも第1のシステム及び/又は集約されるべき少なくとも第2のシステムへの不正アクセスを防止するために、集約サーバのシステムの、集約されるべき少なくとも第1のシステム及び/又は集約されるべき少なくとも第2のシステムとのそれぞれのセッションを調整するように構成される。
【0007】
集約されるべき第1のシステム及び/又は集約されるべき第2のシステムによって提供される相互に構造化されたデータはまた、「アドレス空間」又は「情報モデル」と呼ぶことができる。
【0008】
集約されるべきシステムは、例として、より大きい機械的又は電子的システム内で専用機能を有する、コンピュータシステム、コンピュータプロセッサ、コンピュータメモリ、及び入力/出力周辺デバイスの組み合わせとして定義することができる組み込みシステム及び/又は組み込みサーバであり得る。そのような組み込みサーバは、電気的又は電子的ハードウェア及び機械的部品を含む完全なデバイスの一部として組み込むことができる。組み込みサーバは、典型的には、それが組み込まれている機械の物理的動作を制御するので、リアルタイムコンピューティング制約を有する可能性がある。組み込みサーバは、複数のデバイスを制御することができる。
【0009】
集約されるべきシステムは、組み込みシステム、特にOPC UA機器デバイスの接続用のOPC UAサーバであり得る。
【0010】
OPC UAサーバは、集約されるべきシステムの例であり得、組み込みシステム及び/若しくは組み込み機器からの、並びに/又は様々なデバイスからのシステム若しくはサブシステムからのデータ及び機能へのアクセスを提供する。
【0011】
セッションは、例えば集約されるべきシステムとしてのサーバと、例えば集約サーバ、特に集約サーバのデバイスクライアントとしてのクライアントとの間のロジックチャネルであり得、そのようなセッション内で通信される構造化されたデータは、暗号化された形態で通信される。
【0012】
セッションに関連する情報は、例えば、アクセス権及び/又はアクセス情報として、例えば、暗号鍵、並びに/又はセッション及び/若しくはアドレス空間内で交換されるべき構造化されたデータに関する情報モデルとして、セキュアチャネルを実行するために使用される鍵を含むことができる。
【0013】
集約サーバ間の構造化されたデータの相互複製はまた、集約されるべき各システムのステータスデータと、複製によって集約サーバ間で共有されるセッション構成データとを含むことができ、それによって、それぞれの集約サーバは、集約されるべきそれぞれのシステムへの通信アクセスによってこの構造化されたデータ及び/又はステータスデータへのアクセスを有し、集約されるべき関連するシステムの、関連する集約サーバとのセッションが確立される。
【0014】
態様によると、各集約サーバは、セッションに基づいて通信リンクを確立するように構成され、通信リンクは、それぞれの集約サーバと集約されるべきそれぞれのシステムとの間で確立される。
【0015】
態様によると、集約サーバは、構造化されたデータを相互に複製するように構成され、構造化されたデータは、それぞれの集約サーバ間で確立されたリンクを介してそれぞれの他の集約サーバによって提供される。
【0016】
態様によると、集約サーバは、セッションの負荷バランスのために、並びに/又は集約されるべき少なくとも第1のシステム及び/若しくは集約されるべき少なくとも第2のシステムへの不正アクセスを防止するために、集約サーバのシステムのそれぞれの集約サーバ間で、集約されるべきシステム及び集約サーバのシステムとの複数のセッションを区分化することによって、集約されるべきそれぞれのシステムとのそれぞれのセッションの確立を調整するように構成される。
【0017】
態様によると、集約サーバは、例えばパスワードとして、セッションに関連するデータを複製し、及び/又はどの集約サーバがセッションに基づいて集約されるべきシステムに通信可能にリンクされているかを記述するセッション調整データを複製し、及び/又は、例えばオープンセッションの数として、集約されるべきシステムのステータスデータを複製し、及び/又は集約されるべき複数のシステムのうちの集約されるべき個々のシステムがアイドル状態であるか若しくは動作中であるかを複製するように構成される。
【0018】
態様によると、第2の集約サーバは、第1の集約サーバの故障が検出されるまで、冗長集約サーバとして動作することができる。
【0019】
態様によると、構造化されたデータを相互に複製し、集約されるべきシステムの関連するセッション構成データを複製することが提案される。
【0020】
通信のための結合は、結合されたデバイスによって交換される信号に基づく情報交換を可能にすることができる。
【0021】
言い換えれば、集約サーバの動作を、冗長集約サーバ、特に冗長集約OPC UAサーバとなるように構成された第2の集約サーバに切り替えることは、シームレスな動作のために準備される必要があるので、集約サーバのシステムは、少なくとも2つの集約サーバ、特にOPC UAサーバ間の横方向通信、特に横方向同期を可能にするように構成される。
【0022】
結果として、集約サーバは、全ての集約サーバ間で情報を共有するためにそれらの情報を複製するべく通信可能にリンクされ、特に、それらが冗長となり、それぞれスタンバイモードになるように構成される場合、集約サーバは、
-集約サーバの各々が集約サーバのシステムの完全な構成セットアップへのアクセスを有し、特に、例えば、スタンバイしている集約サーバのうちの少なくとも1つが故障した場合に、現在のアクティブな集約サーバが任意の逸脱を報告し、
-現在のアクティブな集約サーバを決定することができる:完全な情報が全ての冗長集約サーバ間で共有されるので、アクティブな集約サーバが故障した場合、スタンバイモードにある別の集約サーバが、スタンバイしている他の集約サーバ間のその知られているスタンドイン優先順位に基づいて、先の集約サーバの動作を引き継ぐべき集約サーバを決定することが可能であり、
-集約されるべきシステムとの現在のアクティブなセッションに関する全ての情報が、全ての冗長集約サーバ間で共有される
ように動作するように構成されることを必要とされる。引き継ぐべき冗長集約サーバは、集約されるべきシステムとの現在のアクティブなセッションに関する情報を適用して、進行中のセッションのバンプフリー継続を管理する。これは、アクティブな集約サーバと外部クライアントとの間にセッションがあり得るので、集約されるべきシステムと通信している集約サーバのデバイスクライアントのセッションを含む。セッションに関連する情報は、通信のセキュアチャネルを実行するために使用される鍵を含む。更に、集約サーバのノード空間中に集約される集約されるべきシステムが集約サーバからの着信接続手法に圧倒されないことを確実にするために、セッションのアクティブ数を単位とする同期が必要であり、
-集約されるべきシステムの全てのステータスデータが、全ての冗長集約サーバ間で共有される。引き継ぐべき冗長集約サーバは、集約されるべきシステムからの最新のステータスデータを現在のアクティブなセッションに供給するであろう。特に冗長となるように構成され得るデータベースは、集約されるべきシステムのステータスデータを共有するために使用することができる。
【0023】
冗長集約サーバ間の「横方向同期」と呼ぶことができるこの相互複製は、外部クライアントと集約されるべきシステムとの間の「セキュアチャネル」通信が危険に曝され得ないことを確実にするために、暗号化された通信上で実行することができる。
【0024】
通信リンク内の可用性を監視するために提出されたメッセージのサイクル時間は、故障を検出するために必要とされる時間を定義することができる。上記で説明したような複製に必要とされる時間が、外部クライアントが通信途絶を検出する必要がある時間よりも短くなるようにシステムを構成することができる。
【0025】
そのような複製動作を使用して、追加の集約サーバを追加して、冗長集約サーバのシステムを拡張することができる。「オフライン」モードで動作することができる集約サーバのシステムを拡張するための集約サーバは、「アクティブ」な集約サーバにそれ自体を登録することができ、「アクティブ」な集約サーバは、次に、特に集約されたアドレス空間全体を含む複製用の全ての情報及び/又は現在のセッションに関する全ての情報を、「オフライン」集約サーバと、「オフライン」モードの拡張する集約サーバが責任を負うことになる集約されるべきそれらのサーバのURLとに転送することができる。
【0026】
態様によると、第1の集約サーバは、集約されるべき複数のシステムの一部とのそれぞれの通信リンクを確立するように構成され、少なくとも第2の集約サーバは、集約されるべき複数のシステムの別の部分との通信リンクを確立するように構成され、集約サーバは、集約されるべき複数のシステムへの不正アクセスを防止するように、及び/又はセッションの負荷バランスのために、集約されるべき複数のシステムとの通信リンクを確立するためのそれぞれのセッションを調整するように構成される。
【0027】
態様によると、不正アクセスは、集約されるべきシステムとの複数のセッションの許可された数を上回ることによって引き起こされる可能性がある。
【0028】
例えば、そのような不正アクセスは、それぞれのセッションの構築に関するエラー及び/又は過負荷であり得る。
【0029】
態様によると、集約されるべき各システムは、特に構造化されたデータを提供するためのサーバとして構成される。
【0030】
態様によると、各集約サーバは、複数の外部クライアントシステムへの通信のために結合されるように構成される。
【0031】
集約サーバのシステムに基づいて、外部クライアントシステムは、集約されるべきシステムの構造化されたデータへのより高速なアクセス、及び/又は集約されるべきシステムの構造化されたデータへのアクセスを有するクライアントの数を有することができ、そのため、集約サーバのシステムは、特定のニーズに合わせてスケーリングすることができる。
【0032】
態様によると、それぞれの集約サーバは、集約された情報モデルを提供するように構成された情報モデルサーバであって、集約されるべき各システムの情報モデルを集約し、集約サーバのシステムへの通信のために結合される、情報モデルサーバを含む。それぞれの集約サーバはまた、集約された情報モデルに従って集約されるべきシステムの構造化されたデータを記憶するように構成されたデータベースであって、集約されるべきそれぞれのシステムに関連する、データベースを含む。それぞれの集約サーバはまた、集約されるべき関連するシステムの、関連する集約サーバとのセッションを確立するためのポリシーを制御するように構成されたデバイス接続マネージャと、集約されるべきシステムとのセッションを有効及び実行するように構成されたデバイスクライアントとを含む。
【0033】
デバイスクライアントは、デバイス接続マネージャを介してデータベースに結合され、集約されるべき複数のシステムに結合されるように構成される。デバイス接続マネージャは、情報モデルサーバとの通信のために結合され、情報モデルサーバは、外部クライアントとの通信のために結合されるように構成される。
【0034】
態様によると、各集約サーバのデータベースは、分散されたデータベースである。
【0035】
態様によると、集約サーバのシステムは、リバースプロキシサーバであって、複数の外部クライアントシステムの、リバースプロキシサーバとの通信のためのアクセスを負荷バランスするために、少なくとも第1の集約サーバ及び少なくとも第2の集約サーバとの通信のために結合される、リバースプロキシサーバを備える。
【0036】
そのようなリバースプロキシは、冗長集約OPC UAサーバ間で負荷がどのようにバランスを取られるかを決めるロジックを含むことができる。
【0037】
負荷バランスは、「着信」外部クライアント要求が、定義されたバランス戦略、例えばラウンドロビンに基づいて集約サーバのうちの1つにルーティングされることを意味する。
【0038】
有利なことに、集約サーバのシステムは、負荷バランスを含む冗長構成要素間の「単純な」フェイルオーバ切り替えを拡張するように構成される。
【0039】
負荷バランスは、集約サーバ間で負荷がどのようにバランスを取られるかを決めるロジックであり得る。例として、集約サーバのシステムの構成のための設計戦略決定は、集約されるべきシステムが処理することができるセッションの制約された数を考慮することができる。冗長集約サーバと、例えば、組み込みサーバを有する機器としての集約されるべきシステムとの間のセッションの数を最小限に抑えるために、集約されるべきシステムは、単一の集約サーバとの1つのセッションのみを有することができる。
【0040】
これは、処理負担を分散するための適用可能な粒度が、集約されるべき単一のシステムにバインドされることを意味する。
【0041】
従って、負荷バランスロジックは、集約サーバが集約されるべき単一のシステムに費やす相対的な時間量、即ちパーセンテージに関して、集約サーバが集約されるべき単一のシステムに費やす処理労力を測定することができる。
【0042】
集約サーバのシステムの第1の集約サーバがアクティブであり、第2の集約サーバが冗長性のためにスタンバイモードにある場合、アクティブな第1の集約サーバは、集約サーバのシステムにリンクされた集約されるべきサーバの完全な負荷を処理するであろう。第2の集約サーバが動作している場合、集約されるべきサーバとの通信を処理するための負担を共有するために、集約されるべきサーバは、各集約サーバが、好ましくは、負荷のバランスを取るさせるために集約されるべき同じ数のサーバを処理するように再割り当てされなければならない。
【0043】
第1の集約サーバの他にいくつかの更なる集約サーバを含み得る集約サーバのシステムが共に動作される場合、集約サーバの各々は、測定された負荷を、例えば1秒間に15%の負荷として、共通の時間基準に対して正規化することができる。
【0044】
特に冗長な集約サーバ間の構造化されたデータの相互複製は、集約サーバの各々の比較のために、負荷情報を含むセッションステータス情報を共有することを含むことができる。全ての集約サーバは、それらのスタンドイン優先順位を知って、負荷分散を最適化するために同じアルゴリズムを実行するので、各個々の集約サーバは、ステータス及び負荷に関する共通の知識に基づいて集約するために、集約されるべき任意のシステムに対するそのタスク又は「責任」を引き継ぐか又は解放することができる。一般に、最適化方法は、その様々な負荷分散シナリオを試し、全ての集約サーバについてのシステム負荷バランスを測定し、最終的に、個々の集約サーバが管理しなければならない負荷間の最小差である最良の負荷バランスを有する負荷分散シナリオを選ぶことができる。2つよりも多くの追加の、特に冗長な集約サーバを有するシステムでは、集約サーバのうちの1つが故障した場合に、再バランス算出を繰り返すことができる。単一の集約サーバの機能不全に対処するために必要とされる時間を低減するために、全ての集約サーバは、一方又は他方の集約サーバが消失するシナリオについて、事前に分散シナリオを算出することができる。単一の集約サーバが負荷変化を経験する場合、現在の閾値に従って、この集約サーバは、負荷最適化サイクルを再トリガし、その現在の負荷ステータスを直ちに共有することができる。
【0045】
特に冗長な集約サーバは、集約されるべきシステムを集約する負荷をどのように共有するかの方法、追加として同様のリストをネゴシエートしているが、負荷をどのように共有するかは、「アクティブ」な冗長集約サーバのみと通信する外部クライアントシステムによって要求されるIO作業を共有するために使用することができる。
【0046】
一体化されるべき多くの、特により低速のシステムを有するより大きいシステムでは、分散されたアドレス空間の初期集約は、他の冗長集約サーバが複製される初期集約サイクルを実行するように単一の集約サーバのみが構成される場合、時間が掛かるようになる可能性がある。
【0047】
従って、集約されたサーバのシステムは、構造化されたデータを複製するように構成されるので、任意の追加の、特に冗長な集約サーバは、「ブートストラップ」手順においてこの初期労力を共有することができる。それは、追加の、特に冗長な集約サーバの各々が、例えば集約されるべきシステムのURLのリストによって、集約されるべきシステムの完全なリストへのアクセスを有し、完全なリストを共有するように集約サーバのシステムを構成することができることを意味する。追加の集約サーバのスタンドイン優先順位に従って、「アクティブ」になるように指定された第1の冗長集約サーバは、集約されるべきシステムのURLアドレスのリストから1つのURLを選び、そのエントリをそれ自体のURLで置き換え、最終的に、修正されたリストを他の冗長集約サーバと共有する。他の冗長集約サーバは、どの冗長集約サーバが集約されるべきシステムを選んだかという情報へのアクセスを直ちに有し、冗長集約サーバのスタンドイン優先順位に従って、次の冗長集約サーバが、同じ手順ステップを実行するであろう。セットアップ時間後、集約されるべき全てのシステムが、追加の、特に冗長な集約サーバのうちの1つによって識別又は「発見」され、集約される。
【0048】
この概念によって、冗長集約サーバは、集約されるべきシステムのセットに対して「責任を負う」ことができる。初期集約手順の終わりに、構造化されたデータの複製は、全ての冗長集約サーバが、集約されるべきシステムによって提供される構造化されたデータへのアクセスを有することを確実にすることができる。「アクティブ」な冗長集約サーバは、オンラインになることができ、外部クライアントシステムとの情報交換を実行する準備ができている。
【0049】
上記で説明した「ブートストラップ」手順について説明した概念はまた、システムの応答性を高めることができる。集約システム間の複製は、集約システムの、集約されるべきシステムとの定期的な通信よりも遙かに高速であると考えられる。冗長集約サーバは、集約されるべきサービスをリモートで最初に集約する作業をどのように共有するかの方法をネゴシエートしたが、「アクティブ」な冗長集約サーバのみと通信する外部クライアントによって要求される計算負荷を共有するために、同様のリストを取ることができる。外部クライアントはシステム全体と通信するように見えるが、「アクティブ」な冗長集約サーバは、最初に集約した集約されるべきシステムと直ちにトークする。インバウンド要求が、スタンバイモードにあることができる追加の、特に冗長な集約サーバによって集約されたデータを指す場合、冗長集約サーバ間のサービスフォワーディング層が、集約されるべき最初に集約されたシステムで、要求されたサービスを実行する冗長集約サーバの「責任」をトリガし、サービスフォワーディング層及び複製を通じて結果を同期させ、それは、全ての冗長集約サーバについてのステータス更新情報を維持することに関する。
【0050】
単一故障点を回避するために、集約されるべき他のシステムのアドレス空間を集約するように構成されているかどうかは関係ない2つ以上の冗長集約サーバ間の切り替えが、URLエンドポイントシェアリングを含むフェイルオーバ切り替えのために集約サーバ自体によって処理されるように構成される。
【0051】
フェイルオーバ切り替えを準備するための解決策における第1の要素とみなすことができる上記で説明したような複製手順に基づいて、フェイルオーバ切り替えの準備のための技術的解決策の第2の要素は、フェイルオーバ中に集約されるべきシステムのURLをどのように処理することができるかの方法を活用する。
【0052】
集約されるべきシステムのどのURLも、ホストアドレス、ポート番号、及び任意選択でサブ構造化されたパスを参照する。ホストアドレスは、ホストシステム、特にコンピュータにバインドされ、そこに、そのホストシステム上のコンピュータプログラムとして実装され得る集約サーバが存在する。集約されるべきどのシステムも、ホストシステムの通信経路を介して通信する。
【0053】
それによって、ホストシステムは、電子デバイス又は仮想機械であり得る。集約サーバのシステムが、ハードウェア冗長性を提供するために別個の機械上の冗長集約サーバで実行されるように構成されるか、又はソフトウェア冗長性を提供するために単一の機械上で実行されるように構成されるかに応じて、冗長集約サーバ用のURLエンドポイントを管理するための僅かに異なる概念が存在する。
【0054】
両方の状況に共通する部分は、「アクティブ」な集約サーバに通信する外部クライアントが、いかなる問題も経験しないことである。これは、外部クライアントが、それぞれの集約サーバ間の切り替えが行われた後に集約サーバのシステムの同じURLと通信することができることを意味する。現在のセッションは、アクティブのままであり、冗長集約サーバ間で共有されるセッションステータスによって準備される。
【0055】
ハードウェア冗長性を実行するとき、故障している集約サーバは、そのMACアドレス及びIPアドレスを「隠す」ように修正する。ソフトウェアを実行することができない完全なハードウェア機能停止の場合、技術的欠陥は、通信的にマシンを「隠す」。
【0056】
「スタンバイ」集約サーバは、以前の「アクティブ」な集約サーバのMACアドレス及びIPアドレスを使用し、また、共有されたセッションステータスを使用して、進行中のセッション(複数可)を継続することによって、引き継ぐように準備することができる。
【0057】
ソフトウェア冗長性の場合、冗長集約サーバによって使用されるURLの処置は、ホストアドレスを変更されないままにし、集約サーバのシステムのポート又はURL中の任意のポストフィックスのみが変更される。このシナリオでは、現在の「アクティブ」な集約サーバを参照するエンドポイントURLが存在する。この「アクティブ」な集約サーバのソフトウェアが故障すると、そのURLは、もはや応答しないであろう。「スタンバイ」している集約サーバは、例えば集約サーバが複数の外部クライアントに対して複数の同時セッションを実行し得るので、複製手順によってセッションステータスに関して常に同期させることができ、そのURLを、以前の「アクティブ」な集約サーバが使用していたURLに変更することによって引き継ぐことができる。
【0058】
態様によると、リバースプロキシサーバは、各外部クライアントシステムを第1の集約サーバ及び少なくとも第2の集約サーバから結合解除するための専用IPアドレスを提供するように構成される。
【0059】
態様によると、集約サーバのシステムは、OPC UA集約サーバを備える。
【0060】
態様によると、外部クライアントシステムは、OPC UAクライアントシステムであり、及び/又は集約されるべきシステムは、集約されるべきOPC UAシステムであり、及び/又は情報モデルは、OPC UA情報モデルであり、及び/又はデバイスクライアントは、OPC UAデバイスクライアントである。
【0061】
態様によると、第1の集約サーバ及び少なくとも第2の集約サーバは、通信のために結合され、集約サーバは、集約されるべきそれぞれのシステムの構造化されたデータ及びセッション構成データのアクセスを第1の集約サーバ及び少なくとも第2の集約サーバに提供するために、集約されるべき第1のシステム及び/又は集約されるべき少なくとも第2のシステムによって提供される構造化されたデータと、集約されるべきシステムのそれぞれのセッション構成データとを相互に複製するように構成される。
【0062】
セッション構成データは、セッションの構成データ及び/又はセッションのポリシー情報として定義することができる。
【0063】
態様によると、第1の集約サーバと少なくとも第2の集約サーバとの間の通信のための結合は、暗号化された通信を使用することによって提供される。
【0064】
態様によると、第1の集約サーバ及び少なくとも第2の集約サーバは、集約されるべき少なくとも第1のシステム及び/又は集約されるべき少なくとも第2のシステムへのそれぞれの分散されたセッションの相互分散を調整するための通信のために結合され、及び/又は各集約サーバは、集約サーバのシステム内で故障が発生した場合に、それぞれの集約サーバが少なくともそれぞれの他の集約サーバのセッションを引き継ぐことを可能にするために、集約されるべき少なくとも第1のシステム及び/又は集約されるべき少なくとも第2のシステムとのそれぞれの分散されたセッションの調整された相互分散をそれぞれ記憶するように構成される。
【0065】
言い換えれば、集約サーバの各々は、システム構成へのアクセスを有する。
【0066】
第1の集約サーバと少なくとも第2の集約サーバとの間の結合リンクを使用する複製は、集約されるべきシステムとのいくつかのアクティブなセッションを含むことができる。
【0067】
態様によると、第1の集約サーバ及び第2の集約サーバは、高可用性集約サーバを提供するために異なるハードウェアコンピューティングシステム上にインストールされる。
【0068】
態様によると、第2のハードウェアコンピューティングシステム上の少なくとも第2の集約サーバは、集約サーバのシステム内の故障が検出されるまで、スタンバイモードで動作している。
【0069】
有利なことに、第1の集約サーバ及び第2の集約サーバを異なるハードウェア上で動作させることによって、コンピューティングシステムは、1つのコンピューティングシステム内で故障が発生した場合に、集約サーバのシステムの完全な動作をスタンバイモードで実行されていたコンピューティングシステムが提供することができる場合、高可用性システムに冗長集約サーバを提供することができる。
【0070】
コンピューティングでは、アドレス空間は、個別アドレスの範囲を定義し、その各々は、ネットワークホスト、周辺デバイス、ディスクセクタ、メモリセル、又は他の論理的若しくは物理的エンティティに対応し得る。
【0071】
ラウンドロビン(RR)は、負荷バランスのためのコンピューティングにおいてプロセス及びネットワークスケジューラによって用いられるアルゴリズムのうちの1つである。
【0072】
本発明の更なる理解を提供するために含まれ、且つ本明細書に組み込まれてその一部を構成する添付の図面は、本発明の実施形態を例示し、説明と共に、本発明の原理を説明する役割を果たす。図面は、以下を表示する。
【図面の簡単な説明】
【0073】
図1】動作モードで集約されるべきシステムとの共有されたセッションを有する集約サーバのシステムの概略図である。
図2】フェイルオーバ切り替えを用いて集約されるべきシステムを有する集約サーバのシステムの概略図である。
図3】第1の集約サーバによって集約されるべきシステムを有する集約サーバのシステムの概略図である。
図4】構造化されたデータの複製中に集約されるべきシステムを有する集約サーバのシステムの概略図である。
図5】集約されるべきシステムを有する集約サーバのシステムの機能ブロックの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0074】
図1は、両方の集約サーバ100、200の適切な実行動作モードで集約されるべきシステム50、60、70、80との共有されたセッションを有する集約サーバ100、200のシステムを概略的に示す。外部クライアント10は、第1の集約サーバ100及び第2の集約サーバ200との通信のために結合される。
【0075】
第2の集約サーバ200との通信のための結合は、好ましくは第1の集約サーバ100が通信に利用可能でない場合に、外部クライアント10の、第2の集約サーバ200との通信のために、第2の集約サーバ200のアドレスを外部クライアント10に提供することによって確立することができる。
【0076】
第1の集約サーバ100は、集約されるべき2つのシステム50、60との通信のために結合され、第2の集約サーバ200は、集約されるべき別の対のシステム70、80に結合される。集約されるべきシステム50、60、70、80は、構造化されたデータ110、120、130、140をそれぞれ提供するように構成される。第1の集約サーバ100及び第2の集約サーバ200は、リンク20を介して結合され、第1の集約サーバ100に結合された集約されるべきシステム50及び60によって提供される構造化されたデータ及び/又は第2の集約サーバ200に結合された集約されるべきシステム70及び80によって提供される構造化されたデータをそれぞれ複製して、集約されるべきそれぞれのシステム50、60、70、80の構造化されたデータへのアクセスを第1の集約サーバ及び第2の集約サーバに提供するように両方とも構成される。この構成では、集約されるべきシステム50、60、70、80に対応する負荷は、2つの集約サーバ100と200との間でバランスを取られる。
【0077】
図2は、フェイルオーバ切り替えが完了した後の、図1に関して説明したような集約されるべきシステム50、60、70、80を有する集約サーバ100、200のシステムを概略的に示す。例えば、図1に関して説明したような集約サーバ100、200のシステムの構成から開始して、冗長な第2の集約サーバ200は、構造化されたデータ110、120、130、140が既に複製されており、集約されるべきシステム50、60、70、80との通信のための結合が集約されるべきシステム50、60、70、80へのアクセスを継続するために第2の集約サーバ200によって提供されるので、集約されるべきシステム50、60、70、80の構造化されたデータ110、120、130、140を外部クライアント10に提供している。言い換えれば、図2は、スタンバイしている以前の集約サーバ200がアクティブな集約サーバ200になるシナリオを例示する。スタンバイしている以前の集約サーバ200は、集約されるべきシステム50及び60の通信のための結合を引き継いだ。
【0078】
図3は、第1の集約サーバ100への通信のためにのみ結合された集約されるべきシステム50、60、70、80を有する集約サーバ100、200のシステムを概略的に示す。追加の、特に冗長な集約サーバ200を第1の集約サーバ100にリンクして、リンク20を介して第1の集約サーバ100に結合し、集約されるべき第1のシステム50、60、70、80によって提供される構造化されたデータを複製することによって、集約サーバ100、200のシステムを構築することができる。それ故に、更なる集約サーバは、集約サーバのシステムに一体化することができる。
【0079】
図4は、通信用のリンク20を介した集約されるべきシステム50、60、70、80に結合された第1の集約サーバ100から第2の集約サーバ200への構造化されたデータ110、120、130、140の複製中に集約されるべきシステム50、60、70、80を有する集約サーバ100、200のシステムを概略的に示す。第2の集約サーバ200は、構造化されたデータの複製中に、集約されるべきシステム50、60、70、80に結合されず、集約されるべきシステム50、60、70、80の少なくとも一部に結合されるように構成される。
【0080】
図5は、集約サーバ100、200のシステムと、集約されるべきシステム50、60、70との機能ブロックを概略的に示し、集約されるべきシステム50、60、70は、リンク560を介して集約サーバ100、200のシステムに結合される。
【0081】
外部クライアント10は、クライアントリンク15を介して集約サーバ100、200のシステムに結合される。クライアントリンク15は、外部クライアント10を集約サーバ100、200のシステムのリバースプロキシサーバ510に結合する。負荷バランスのためのリバースプロキシサーバ510は、それぞれ集約サーバ100、200の情報モデルサーバ520a、520bへの入力リンク511、512を介した通信のために結合される。集約された情報モデルを提供するように構成された情報モデルサーバ520a、520bは、それぞれ集約サーバ100、200のデータベース530a、530bとの通信のために結合される。
【0082】
それぞれの集約サーバ100、200のデータベース530a、530bは、集約されるべきシステム50、60、70によって提供される構造化されたデータのリンク20の複製によって結合される。追加として、構造化されたデータを記憶するように構成されたそれぞれの集約サーバ100、200のデータベース530a、530bは、集約されるべき関連するシステム50、60、70の、関連する集約サーバ100、200とのセッションを確立するためのポリシーを制御するように構成されたそれぞれの集約サーバ100、200のデバイス接続マネージャ540a、540bに結合される。そして、それぞれの集約サーバ100、200のデバイス接続マネージャ540a、540bは、それぞれの集約サーバ100、200のデバイスクライアント550a、550bへの通信のために結合され、デバイスクライアント550a、550bは、リンク560を介して、集約されるべきシステム50、60、70とのセッションを有効及びセッションを実行するように構成される。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2024-05-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
集約サーバ(100,200)のシステムであって、
集約されるべき少なくとも1つの第1のシステム(50,60,70,80)と通信可能にリンクするためのセッションを確立するように構成された第1の集約サーバ(100)と、
集約されるべき少なくとも1つの第2のシステム(50,60,70,80)と通信可能にリンクするためのセッションを確立するように構成された少なくとも第2の集約サーバ(200)と
を備え、前記第1の集約サーバ(100)及び前記第2の集約サーバ(200)は、
前記集約されるべきそれぞれのシステム(50,60,70,80)の構造化されたデータ(110,120,130,140)へのアクセスを前記第1の集約サーバ(100)及び前記第2の集約サーバ(200)に提供するために、前記集約されるべき第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき第2のシステム(50,60,70,80)によって提供される相互に構造化されたデータを複製することと、
前記集約されるべき少なくとも第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき少なくとも第2のシステム(50,60,70,80)への不正アクセスを防止するために、前記集約サーバのシステムの、前記集約されるべき少なくとも第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき少なくとも第2のシステム(50,60,70,80)とのそれぞれの前記セッションを調整することと
を行うように構成される、集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項2】
前記第1の集約サーバ(100)は、集約されるべき複数のシステム(50,60,70,80)の一部とのそれぞれの通信リンクを確立するように構成され、少なくとも前記第2の集約サーバ(200)は、前記集約されるべき複数のシステム(50,60,70,80)の別の部分との通信リンクを確立するように構成され、前記集約サーバ(100,200)は、前記集約されるべき複数のシステム(50,60,70,80)への不正アクセスを防止するように、及び/又は前記セッションの負荷バランスのために、前記集約されるべき複数のシステム(50,60,70,80)との前記通信リンクを確立するためのそれぞれのセッションを調整するように構成される、請求項1に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項3】
前記不正アクセスは、前記集約されるべきシステム(50,60,70,80)との複数のセッションの許可された数を上回ることによって引き起こされる、請求項1又は2に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項4】
各集約サーバ(100,200)は、複数の外部クライアントシステム(10)への通信のために結合されるように構成される、請求項1又は2に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項5】
それぞれの前記集約サーバ(100,200)は、
集約された情報モデルを提供するように構成された情報モデルサーバ(520a,520b)であって、集約されるべき各システム(50,60,70,80)の前記情報モデルを集約し、前記集約サーバ(100,200)のシステムへの通信のために結合される、情報モデルサーバ(520a,520b)と、
集約された情報モデルに従って前記集約されるべきシステムの前記構造化されたデータを記憶するように構成されたデータベース(530a,530b)であって、前記集約されるべきそれぞれのシステムに関連する、データベース(530a,530b)と、
前記集約されるべき関連するシステム(50,60,70,80)の、関連する前記集約サーバ(100,200)とのセッションを確立するためのポリシーを制御するように構成されたデバイス接続マネージャ(540a,540b)と、
前記集約されるべきシステム(50,60,70,80)とのセッションを有効及び実行するように構成されたデバイスクライアント(550a,550b)と
を備える、請求項1又は2に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項6】
前記集約サーバ(100,200)のシステムは、リバースプロキシサーバ(510)であって、複数の外部クライアントシステム(10)の、前記リバースプロキシサーバ(510)との通信のためのアクセスを負荷バランスするために、少なくとも前記第1の集約サーバ(100)及び少なくとも前記第2の集約サーバ(200)との通信のために結合される、リバースプロキシサーバ(510)を備える、請求項に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項7】
前記リバースプロキシサーバ(510)は、各外部クライアントシステム(10)を前記第1の集約サーバ(100)及び少なくとも前記第2の集約サーバ(200)から結合解除するための専用IPアドレスを提供するように構成される、請求項6に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項8】
前記集約サーバ(100,200)のシステムは、OPC UA集約サーバを備える、請求項1又は2に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項9】
前記外部クライアントシステム(10)は、OPC UAクライアントシステムであり、及び/又は前記集約されるべきシステム(50,60,70,80)は、集約されるべきOPC UAシステムであり、及び/又は前記情報モデルは、OPC UA情報モデルであり、及び/又は前記デバイスクライアント(550a,550b)は、OPC UAデバイスクライアントである、請求項8に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項10】
前記第1の集約サーバ(100)及び少なくとも前記第2の集約サーバ(200)は、通信のために結合され、前記集約サーバ(100,200)は、前記集約されるべきそれぞれのシステム(50,60,70,80)の前記構造化されたデータ及びセッション構成データのアクセスを前記第1の集約サーバ(100)及び少なくとも前記第2の集約サーバ(200)に提供するために、前記集約されるべき第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき少なくとも第2のシステム(50,60,70,80)によって提供される前記構造化されたデータと、前記集約されるべきシステムのそれぞれの前記セッション構成データとを相互に複製するように構成される、請求項に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項11】
前記第1の集約サーバ(100)と少なくとも前記第2の集約サーバ(200)との間の通信のための前記結合は、暗号化された通信を使用することによって提供される、請求項10に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項12】
前記第1の集約サーバ(100)及び少なくとも前記第2の集約サーバ(200)は、それぞれの分散されたセッションの、前記集約されるべき少なくとも第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき少なくとも第2のシステム(50,60,70,80)への相互分散を調整するための通信のために結合され、及び/又は、
各集約サーバ(100,200)は、前記集約サーバ(100,200)のシステム内で故障が発生した場合に、それぞれの前記集約サーバ(100,200)が少なくともそれぞれの他方の前記集約サーバ(100,200)の前記セッションを引き継ぐことを可能にするために、前記集約されるべき少なくとも第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき少なくとも第2のシステム(50,60,70,80)とのそれぞれの分散されたセッションの調整された前記相互分散をそれぞれ記憶するように構成される、請求項10に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項13】
前記第1の集約サーバ(100)及び前記第2の集約サーバ(200)は、高可用性の集約サーバを提供するために異なるハードウェアコンピューティングシステム上にインストールされる、請求項1又は2に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【請求項14】
第2のハードウェアコンピューティングシステム上の少なくとも前記第2の集約サーバ(200)は、前記集約サーバ(100,200)のシステム内の故障が検出されるまで、スタンバイモードで動作している、請求項13に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0082】
それぞれの集約サーバ100、200のデータベース530a、530bは、集約されるべきシステム50、60、70によって提供される構造化されたデータのリンク20の複製によって結合される。追加として、構造化されたデータを記憶するように構成されたそれぞれの集約サーバ100、200のデータベース530a、530bは、集約されるべき関連するシステム50、60、70の、関連する集約サーバ100、200とのセッションを確立するためのポリシーを制御するように構成されたそれぞれの集約サーバ100、200のデバイス接続マネージャ540a、540bに結合される。そして、それぞれの集約サーバ100、200のデバイス接続マネージャ540a、540bは、それぞれの集約サーバ100、200のデバイスクライアント550a、550bへの通信のために結合され、デバイスクライアント550a、550bは、リンク560を介して、集約されるべきシステム50、60、70とのセッションを有効及びセッションを実行するように構成される。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
集約サーバ(100,200)のシステムであって、
集約されるべき少なくとも1つの第1のシステム(50,60,70,80)と通信可能にリンクするためのセッションを確立するように構成された第1の集約サーバ(100)と、
集約されるべき少なくとも1つの第2のシステム(50,60,70,80)と通信可能にリンクするためのセッションを確立するように構成された少なくとも第2の集約サーバ(200)と
を備え、前記第1の集約サーバ(100)及び前記第2の集約サーバ(200)は、
前記集約されるべきそれぞれのシステム(50,60,70,80)の構造化されたデータ(110,120,130,140)へのアクセスを前記第1の集約サーバ(100)及び前記第2の集約サーバ(200)に提供するために、前記集約されるべき第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき第2のシステム(50,60,70,80)によって提供される相互に構造化されたデータを複製することと、
前記集約されるべき少なくとも第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき少なくとも第2のシステム(50,60,70,80)への不正アクセスを防止するために、前記集約サーバのシステムの、前記集約されるべき少なくとも第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき少なくとも第2のシステム(50,60,70,80)とのそれぞれの前記セッションを調整することと
を行うように構成される、集約サーバ(100,200)のシステム。
[C2]
前記第1の集約サーバ(100)は、集約されるべき複数のシステム(50,60,70,80)の一部とのそれぞれの通信リンクを確立するように構成され、少なくとも前記第2の集約サーバ(200)は、前記集約されるべき複数のシステム(50,60,70,80)の別の部分との通信リンクを確立するように構成され、前記集約サーバ(100,200)は、前記集約されるべき複数のシステム(50,60,70,80)への不正アクセスを防止するように、及び/又は前記セッションの負荷バランスのために、前記集約されるべき複数のシステム(50,60,70,80)との前記通信リンクを確立するためのそれぞれのセッションを調整するように構成される、C1に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
[C3]
前記不正アクセスは、前記集約されるべきシステム(50,60,70,80)との複数のセッションの許可された数を上回ることによって引き起こされる、C1又は2に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
[C4]
各集約サーバ(100,200)は、複数の外部クライアントシステム(10)への通信のために結合されるように構成される、C1~3のいずれか一項に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
[C5]
それぞれの前記集約サーバ(100,200)は、
集約された情報モデルを提供するように構成された情報モデルサーバ(520a,520b)であって、集約されるべき各システム(50,60,70,80)の前記情報モデルを集約し、前記集約サーバ(100,200)のシステムへの通信のために結合される、情報モデルサーバ(520a,520b)と、
集約された情報モデルに従って前記集約されるべきシステムの前記構造化されたデータを記憶するように構成されたデータベース(530a,530b)であって、前記集約されるべきそれぞれのシステムに関連する、データベース(530a,530b)と、
前記集約されるべき関連するシステム(50,60,70,80)の、関連する前記集約サーバ(100,200)とのセッションを確立するためのポリシーを制御するように構成されたデバイス接続マネージャ(540a,540b)と、
前記集約されるべきシステム(50,60,70,80)とのセッションを有効及び実行するように構成されたデバイスクライアント(550a,550b)と
を備える、C1~4のいずれか一項に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
[C6]
前記集約サーバ(100,200)のシステムは、リバースプロキシサーバ(510)であって、複数の外部クライアントシステム(10)の、前記リバースプロキシサーバ(510)との通信のためのアクセスを負荷バランスするために、少なくとも前記第1の集約サーバ(100)及び少なくとも前記第2の集約サーバ(200)との通信のために結合される、リバースプロキシサーバ(510)を備える、C4又は5に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
[C7]
前記リバースプロキシサーバ(510)は、各外部クライアントシステム(10)を前記第1の集約サーバ(100)及び少なくとも前記第2の集約サーバ(200)から結合解除するための専用IPアドレスを提供するように構成される、C6に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
[C8]
前記集約サーバ(100,200)のシステムは、OPC UA集約サーバを備える、C1~7のいずれか一項に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
[C9]
前記外部クライアントシステム(10)は、OPC UAクライアントシステムであり、及び/又は前記集約されるべきシステム(50,60,70,80)は、集約されるべきOPC UAシステムであり、及び/又は前記情報モデルは、OPC UA情報モデルであり、及び/又は前記デバイスクライアント(550a,550b)は、OPC UAデバイスクライアントである、C8に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
[C10]
前記第1の集約サーバ(100)及び少なくとも前記第2の集約サーバ(200)は、通信のために結合され、前記集約サーバ(100,200)は、前記集約されるべきそれぞれのシステム(50,60,70,80)の前記構造化されたデータ及びセッション構成データのアクセスを前記第1の集約サーバ(100)及び少なくとも前記第2の集約サーバ(200)に提供するために、前記集約されるべき第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき少なくとも第2のシステム(50,60,70,80)によって提供される前記構造化されたデータと、前記集約されるべきシステムのそれぞれの前記セッション構成データとを相互に複製するように構成される、C5~9のいずれか一項に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
[C11]
前記第1の集約サーバ(100)と少なくとも前記第2の集約サーバ(200)との間の通信のための前記結合は、暗号化された通信を使用することによって提供される、C10に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
[C12]
前記第1の集約サーバ(100)及び少なくとも前記第2の集約サーバ(200)は、それぞれの分散されたセッションの、前記集約されるべき少なくとも第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき少なくとも第2のシステム(50,60,70,80)への相互分散を調整するための通信のために結合され、及び/又は、
各集約サーバ(100,200)は、前記集約サーバ(100,200)のシステム内で故障が発生した場合に、それぞれの前記集約サーバ(100,200)が少なくともそれぞれの他方の前記集約サーバ(100,200)の前記セッションを引き継ぐことを可能にするために、前記集約されるべき少なくとも第1のシステム(50,60,70,80)及び/又は前記集約されるべき少なくとも第2のシステム(50,60,70,80)とのそれぞれの分散されたセッションの調整された前記相互分散をそれぞれ記憶するように構成される、C10又は11に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
[C13]
前記第1の集約サーバ(100)及び前記第2の集約サーバ(200)は、高可用性の集約サーバを提供するために異なるハードウェアコンピューティングシステム上にインストールされる、C1~12のいずれか一項に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
[C14]
第2のハードウェアコンピューティングシステム上の少なくとも前記第2の集約サーバ(200)は、前記集約サーバ(100,200)のシステム内の故障が検出されるまで、スタンバイモードで動作している、C13に記載の集約サーバ(100,200)のシステム。
【国際調査報告】