(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-30
(54)【発明の名称】電子霧化装置及び電子霧化システム
(51)【国際特許分類】
A24F 40/40 20200101AFI20240920BHJP
A24F 40/46 20200101ALI20240920BHJP
A24F 40/42 20200101ALI20240920BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/46
A24F40/42
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024523215
(86)(22)【出願日】2022-05-13
(85)【翻訳文提出日】2024-04-17
(86)【国際出願番号】 CN2022092852
(87)【国際公開番号】W WO2023077767
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】202111288731.7
(32)【優先日】2021-11-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519403945
【氏名又は名称】深▲せん▼麦時科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】梁 峰
(72)【発明者】
【氏名】郭 聡慧
(72)【発明者】
【氏名】劉 小力
(72)【発明者】
【氏名】黄 祖富
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA05
4B162AA22
4B162AB14
4B162AC17
4B162AC27
4B162AC34
(57)【要約】
電子霧化装置(30)及び電子霧化システム(1)であって、収容室(36)及び収容溝(37)を有し、収容溝(37)の溝壁に第1吸気孔(38)を有するハウジング(33)と、収容室(36)内に設置され、第1エアロゾル生成基質を霧化することにより第1エアロゾルを発生させるために使用され、排気口が第1吸気孔(38)と連通する霧化アセンブリ(10)と、を備え、収容溝(37)はエアロゾル生成製品(20)を収容するために使用され、且つ第1吸気孔(38)は更にエアロゾル生成製品(20)の中空セグメント(23)と連通するために使用され、それにより霧化アセンブリ(10)により発生した第1エアロゾルが第1吸気孔(38)を介してエアロゾル生成製品(20)の中空セグメント(23)に入ってエアロゾル生成製品(20)により発生した第2エアロゾルと混合して、エアロゾル生成製品(20)の気流通路を通過して流れ出るようにする。該設置によって、霧化アセンブリ(10)で生成されたエアロゾルがエアロゾル生成製品(20)に入って再加熱されることを効果的に防止することができ、それによりユーザーの使用体験を向上させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子霧化装置であって、
収容室及び収容溝を有し、前記収容溝の溝壁に第1吸気孔を有するハウジングと、
前記収容室内に設置され、第1エアロゾル生成基質を霧化することにより第1エアロゾルを発生させるために使用され、排気口が前記第1吸気孔と連通する霧化アセンブリと、を備え、
前記収容溝はエアロゾル生成製品を収容するために使用され、且つ前記第1吸気孔は更に前記エアロゾル生成製品の中空セグメントと連通するために使用され、それにより前記霧化アセンブリにより発生した前記第1エアロゾルが前記第1吸気孔を介して前記エアロゾル生成製品の中空セグメントに入って前記エアロゾル生成製品により発生した第2エアロゾルと混合して、前記エアロゾル生成製品の気流通路を通過して流れ出るようにする電子霧化装置。
【請求項2】
前記第1吸気孔は前記収容溝の側壁に設置され、前記中空セグメントの側壁の貫通孔と連通するために使用される請求項1に記載の電子霧化装置。
【請求項3】
前記収容溝の側壁は前記中空セグメントの側壁の貫通孔と連通するための環状凹みを有し、前記第1吸気孔は前記環状凹みと連通する請求項2に記載の電子霧化装置。
【請求項4】
前記第1吸気孔は前記環状凹みの底壁に設置される請求項3に記載の電子霧化装置。
【請求項5】
前記第1吸気孔は前記収容溝の底壁又は側壁に設置され、前記収容溝と前記エアロゾル生成製品との間に形成された第1空気導入通路により前記中空セグメントの側壁の貫通孔と連通するために使用される請求項1に記載の電子霧化装置。
【請求項6】
前記ハウジングは、
前記収容室を有するケーシングと、
前記ケーシングの一端に設置されて前記収容溝を形成する内管と、を含み、
前記霧化アセンブリは前記内管の片側に設置され、且つ前記霧化アセンブリの排気口は第2空気導入通路により前記第1吸気孔と連通する請求項1に記載の電子霧化装置。
【請求項7】
前記電子霧化装置は、
前記ハウジング内に設置され、前記エアロゾル生成製品を加熱することにより前記第2エアロゾルを発生させるための発熱アセンブリを更に備える請求項6に記載の電子霧化装置。
【請求項8】
前記発熱アセンブリは前記内管に設置され、又は前記内管は前記発熱アセンブリとして機能する請求項7に記載の電子霧化装置。
【請求項9】
前記霧化アセンブリは、
液体の前記第1エアロゾル生成基質を貯蔵するための液体貯蔵室と、
液体の前記第1エアロゾル生成基質を霧化することにより前記第1エアロゾルを発生させるための霧化コアと、を含む請求項7に記載の電子霧化装置。
【請求項10】
前記電子霧化装置は、
電池と、
それぞれ前記電池、前記霧化コア及び前記発熱アセンブリに電気的に接続され、前記電池がそれぞれ前記発熱アセンブリ及び前記霧化コアに給電するように制御する制御回路基板と、を更に備える請求項9に記載の電子霧化装置。
【請求項11】
電子霧化システムであって、
上記請求項1~10のいずれか1項に記載の電子霧化装置である電子霧化装置と、
収容溝内に設置され、第2エアロゾルを発生させるためのエアロゾル生成製品と、を備え、
前記電子霧化装置は前記エアロゾル生成製品を加熱するために使用される電子霧化システム。
【請求項12】
前記エアロゾル生成製品は収容溝内に取り外し可能に設置され、且つ収容管と、収容管内に設置される第2エアロゾル生成基質とを含む請求項11に記載の電子霧化システム。
【請求項13】
前記収容管の第1端の内部にエアロゾル生成基質を設置することにより基質セグメントを形成し、第2端の内部に濾過材料を設置することにより濾過セグメントを形成し、中間部分は中空セグメントを形成し、前記基質セグメントは前記収容溝に挿入され、前記濾過セグメントは前記収容溝から延出し、前記中空セグメントの側壁に貫通孔を有し、前記貫通孔が第1吸気孔と連通する請求項12に記載の電子霧化システム。
【請求項14】
前記電子霧化装置が上記請求項2~4のいずれか1項に記載の電子霧化装置であり、前記収容管の側壁が前記収容溝の側壁と密着して設置されることにより前記貫通孔と前記第1吸気孔とを連通させる請求項13に記載の電子霧化システム。
【請求項15】
前記電子霧化装置が上記請求項3又は4に記載の電子霧化装置であり、前記中空セグメントの側壁に周方向に沿って間隔を置いて設置される複数の貫通孔を有し、複数の前記貫通孔は前記環状凹みに対応して設置されて互いに連通する請求項14に記載の電子霧化システム。
【請求項16】
前記電子霧化装置が上記請求項5に記載の電子霧化装置であり、前記エアロゾル生成製品と前記収容溝とは間隔を置いて設置され、前記収容溝と前記第2霧化アセンブリとの間に前記第1空気導入通路が形成され、前記貫通孔は前記第1空気導入通路により前記第1吸気孔と連通する請求項13に記載の電子霧化システム。
【請求項17】
前記収容管の第1端は密閉端である請求項13に記載の電子霧化システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
<関連出願の相互参照>
本願は、2021年11月2日に提出した中国特許出願第202111288731.7号の優先権を主張し、ここで、その全ての記載内容が援用により本願に取り込まれる。
【0002】
本願は電子霧化装置の技術分野に関し、特に電子霧化装置及び電子霧化システムに関する。
【背景技術】
【0003】
電子霧化システムはエアロゾル生成基質を霧化するために使用され、例えば、特定の香りがする植物の葉の固体基質を加熱非燃焼の方式で焼き付けることにより葉の固体基質が焼き付けられてエアロゾルを形成するようにし、又はエッセンス香料を含有する複合液体基質を電気加熱の方式で加熱して霧化させることによりエアロゾルを形成しており、異なる分野に適用され得る。
【0004】
現在、電子霧化システム業界の発展に伴い、葉の固体基質を加熱非燃焼の方式で焼き付けることと、エッセンス香料を含有する複合液体基質を電気加熱の方式で加熱して霧化させることとを組み合わせたハイブリッド電子霧化システムは現在の市場の主な研究方向である。
【0005】
ところが、既存のハイブリッド電子霧化システムは一般的に固体基質を含有するエアロゾル生成基質とエッセンス香料を含有する液体基質の霧化アセンブリとを簡単に組み合わせることにより、ユーザーが吸入する混合エアロゾルを生成するが、このように生成した混合エアロゾルは吸入感が良くなく、ユーザー体験に影響してしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の問題に鑑みて、本願に係る電子霧化装置及び電子霧化システムは混合エアロゾルの吸入感が悪く、ユーザー体験に影響してしまう問題を解決することができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の技術的問題を解決するために、本願が用いる1つの技術的解決策は、電子霧化装置を提供する。当該電子霧化装置は、収容室及び収容溝を有するハウジングと、前記収容室内に設置され、第1エアロゾル生成基質を霧化することにより第1エアロゾルを発生させるために使用され、排気口が前記第1吸気孔と連通する霧化アセンブリと、を備え、前記収容溝はエアロゾル生成製品を収容するために使用され、且つ前記第1吸気孔は更に前記エアロゾル生成製品の中空セグメントと連通するために使用され、それにより前記霧化アセンブリにより発生した前記第1エアロゾルが前記第1吸気孔を介して前記エアロゾル生成製品の中空セグメントに入って前記エアロゾル生成製品により発生した第2エアロゾルと混合して、前記エアロゾル生成製品の気流通路を通過して流れ出るようにする。
【0008】
前記第1吸気孔は前記収容溝の側壁に設置され、前記中空セグメントの側壁の貫通孔と連通するために使用される。
【0009】
前記収容溝の側壁は前記中空セグメントの側壁の貫通孔と連通するための環状凹みを有し、前記第1吸気孔は前記環状凹みと連通する。
【0010】
前記第1吸気孔は前記環状凹みの底壁に設置される。
【0011】
前記第1吸気孔は前記収容溝の底壁又は側壁に設置され、前記収容溝と前記エアロゾル生成製品との間に形成された第1空気導入通路により前記中空セグメントの側壁の貫通孔と連通するために使用される。
【0012】
前記ハウジングは、前記収容室を有するケーシングと、前記ケーシングの一端に設置されて前記収容溝を形成する内管と、を含み、前記霧化アセンブリは前記内管の片側に設置され、且つ前記霧化アセンブリの排気口は第2空気導入通路により前記第1吸気孔と連通する。
【0013】
前記電子霧化装置は、前記ハウジング内に設置され、前記エアロゾル生成製品を加熱することにより前記第2エアロゾルを発生させるための発熱アセンブリを更に備える。
【0014】
前記発熱アセンブリは前記内管に設置され、又は前記内管は前記発熱アセンブリとして機能する。
【0015】
前記霧化アセンブリは、液体の前記第1エアロゾル生成基質を貯蔵するための液体貯蔵室と、液体の前記第1エアロゾル生成基質を霧化することにより前記第1エアロゾルを発生させるための霧化コアと、を含む。
【0016】
前記電子霧化装置は、電池と、それぞれ前記電池、前記霧化コア及び前記発熱アセンブリに電気的に接続され、前記電池がそれぞれ前記発熱アセンブリ及び前記霧化コアに給電するように制御する制御回路基板と、を更に備える。
【0017】
上記の技術的問題を解決するために、本願が用いる別の技術的解決策は、電子霧化システムを提供する。当該電子霧化システムは、上記のいずれか1項に記載の電子霧化装置である電子霧化装置と、収容溝内に設置され、第2エアロゾルを発生させるためのエアロゾル生成製品と、を備え、前記電子霧化装置は前記エアロゾル生成製品を加熱するために使用される。
【0018】
前記エアロゾル生成製品は収容溝内に取り外し可能に設置され、且つ収容管と、収容管内に設置される第2エアロゾル生成基質とを含む。
【0019】
前記収容管の第1端の内部にエアロゾル生成基質を設置することにより基質セグメントを形成し、第2端の内部に濾過材料を設置することにより濾過セグメントを形成し、中間部分は中空セグメントを形成し、前記基質セグメントは前記収容溝に挿入され、前記濾過セグメントは前記収容溝から延出し、前記中空セグメントの側壁に貫通孔を有し、前記貫通孔が第1吸気孔と連通する。
【0020】
前記収容管の側壁が前記収容溝の側壁と密着して設置されることにより前記貫通孔と前記第1吸気孔とを連通させる。
【0021】
前記中空セグメントの側壁に周方向に沿って間隔を置いて設置される複数の貫通孔を有し、複数の前記貫通孔は前記環状凹みに対応して設置されて互いに連通する。
【0022】
前記エアロゾル生成製品と前記収容溝とは間隔を置いて設置され、前記収容溝と前記第2霧化アセンブリとの間に前記第1空気導入通路が形成され、前記貫通孔は前記第1空気導入通路により前記第1吸気孔と連通する。
【0023】
前記収容管の第1端は密閉端である。
【発明の効果】
【0024】
従来技術と比較して、本願に係る電子霧化装置及び電子霧化システムは、収容室及び収容溝を有し、収容溝の溝壁に第1吸気孔を有するハウジングと、収容室内に設置され、第1エアロゾル生成基質を霧化することにより第1エアロゾルを発生させるために使用され、排気口が第1吸気孔と連通する霧化アセンブリと、を備え、収容溝はエアロゾル生成製品を収容するために使用され、且つ第1吸気孔は更にエアロゾル生成製品の中空セグメントと連通するために使用され、それにより霧化アセンブリにより発生した第1エアロゾルが第1吸気孔を介してエアロゾル生成製品の中空セグメントに入ってエアロゾル生成製品により発生した第2エアロゾルと混合して、エアロゾル生成製品の気流通路を通過してユーザーに供給される。上記の設置によって、霧化アセンブリで生成されたエアロゾルがエアロゾル生成製品に入って再加熱されることを効果的に防止することができ、それによりユーザーの使用体験を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】
図1は本願の一実施例に係る電子霧化システムの構造模式図である。
【
図2】
図2は本願の別の実施例に係る電子霧化システムの構造模式図である。
【
図3】
図3は本願の一実施例に係る霧化アセンブリの構造模式図である。
【
図4】
図4は本願の一実施例に係るエアロゾル生成製品の構造模式図である。
【
図5】
図5は本願の別の実施例に係るエアロゾル生成製品の構造模式図である。
【
図6】
図6は本願の一実施例に係る電子霧化装置の構造模式図である。
【
図7】
図7は本願の一実施例に係るエアロゾル生成製品が
図6の領域Aに挿入されるときの構造模式図である。
【
図8】
図8は本願の別の実施例に係るエアロゾル生成製品が
図6の領域Aに挿入されるときの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本願の実施例の図面を参照しながら本願の実施例の技術的解決策を明確且つ完全に説明するが、明らかに、説明される実施例は本願の実施例の一部であり、実施例の全部ではない。本願の実施例に基づいて、当業者が進歩性のある労働を必要とせずに取得する他の実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。
【0027】
本願の用語「第1」、「第2」、「第3」は説明のためのものに過ぎず、相対的重要性を指示又は暗示し、又は指示される技術的特徴の数を暗に示すものと理解されるべきではない。これにより、「第1」、「第2」、「第3」で限定された特徴は少なくとも1つの該特徴を明示又は暗示的に含んでもよい。本願の説明において、特に明確且つ具体的に限定しない限り、「複数」の意味は少なくとも2つ、例えば、2つ、3つなどである。本願の実施例における全ての方向性指示(例えば、上、下、左、右、前、後…)はある特定の姿勢(図示のように)における各部材間の相対的位置関係、運動状況などを解釈するためのものに過ぎず、該特定の姿勢が変わる場合、該方向性指示も対応して変わる。また、用語「含む」、「有する」及びそれらの任意の変形は非排他的包含を含むように意図される。例えば、一連のステップ又はユニットを含む過程、方法、システム、製品又は装置は列挙したステップ又はユニットに限定されず、更に列挙していないステップ又はユニットを含むことが好ましく、又は、更にこれらの過程、方法、製品又は装置固有の他のステップ又はユニットを含むことが好ましい。
【0028】
本明細書で言及した「実施例」は、実施例を参照して説明した特定の特徴、構造又は特性が本願の少なくとも1つの実施例に含まれてもよいことを意味する。明細書の各箇所に出現するこの用語は、必ずしもすべてが同じ実施例を指すとは限らず、他の実施例と排他性のある独立した又は代替の実施例でもない。当業者であれば明示的又は暗示的に理解されるように、本明細書で説明される実施例が他の実施例と組み合わせられてもよい。
【0029】
本願の発明者は、研究により、既存の混合エアロゾルの吸入感が良くない原因は主に、エッセンス香料を含有する液体エアロゾル生成基質により形成されたエアロゾルが固体エアロゾル生成基質を含有する霧化アセンブリを通過する際に再霧化されるためであることを見出した。このために、本願は新たな電子霧化装置を提供する。以下に図面を参照しながら実施例によって本願を詳しく説明する。
【0030】
図1は本願の一実施例に係る電子霧化システムの構造模式図であり、
図2は本願の別の実施例に係る電子霧化システムの構造模式図であり、
図3は本願の一実施例に係る霧化アセンブリの構造模式図であり、
図4は本願の一実施例に係るエアロゾル生成製品の構造模式図であり、
図5は本願の別の実施例に係るエアロゾル生成製品の構造模式図であり、
図6は本願の一実施例に係る電子霧化装置の構造模式図であり、
図7は本願の一実施例に係るエアロゾル生成製品が
図6の領域Aに挿入されるときの構造模式図であり、
図8は本願の別の実施例に係るエアロゾル生成製品が
図6の領域Aに挿入されるときの構造模式図であり、
図9は
図1の軸方向断面図であり、
図10は
図2の軸方向断面図である。
【0031】
図1及び
図2を参照すると、本願の電子霧化システム1はエアロゾル生成基質を霧化するために使用され、例えば、特定の香りがする植物の葉の固体エアロゾル生成基質を加熱非燃焼の方式で焼き付けることにより葉の固体エアロゾル生成基質が焼き付けられてエアロゾルを形成するようにし、及び/又は、エッセンス香料を含有する複合液体エアロゾル生成基質を電気加熱又は超音波振動の方式で加熱して霧化させることによりエアロゾルを形成する。本願の電子霧化システム1は異なる分野、例えば、医療、美容又はレジャー喫煙に適用され得る。特定の香りがする植物の葉の固体エアロゾル生成基質が加熱条件下で生成したエアロゾルは香りが強くてユーザーの満足感がより高く、エッセンス香料を含有する複合液体エアロゾル生成基質は種類が多いため、加熱条件下で生成したエアロゾルは味の種類が多くて霧化量が多い。本願の発明者は両者の優位性を組み合わせて、電子霧化装置30を発明した。
【0032】
一実施形態では、電子霧化システム1はエアロゾル生成製品20及び電子霧化装置30を備え、電子霧化装置30は霧化アセンブリ10を更に含み、霧化アセンブリ10及びエアロゾル生成製品20内にエアロゾル生成基質が収容され、エアロゾル生成基質は特定の香りがする植物の葉の固体基質、又はエッセンス香料を含有する複合液体基質であってもよく、且つ加熱条件下でエアロゾルを生成することができる。電子霧化装置30はエアロゾル生成製品20に固定接続又は取り外し可能に接続され、エアロゾル生成製品20にエネルギーを供給することによりエアロゾル生成製品20内に貯蔵されるエアロゾル生成基質を加熱して霧化させるために使用される。電子霧化装置30における霧化アセンブリ10は更にエアロゾル生成基質を加熱して霧化させるために使用される。具体的には、実際の状況に応じて選択し、例えば、霧化アセンブリ10内に液体基質が貯蔵され、且つエアロゾル生成製品20内に固体基質が貯蔵される場合、電子霧化装置30は発熱アセンブリにより霧化アセンブリ10内の液体基質及びエアロゾル生成製品20を加熱するために使用される。更に例えば、霧化アセンブリ10及びエアロゾル生成製品20はいずれも液体エアロゾル生成基質を加熱して霧化させるために使用され、ユーザーは電子霧化システム1に異なる味の液体エアロゾル生成基質を貯蔵することを選択することができ、2種類の味のエアロゾルを同時に吸入してもよいだけでなく、好みに応じてその中の1種類を選択してもよく、ユーザーの使用体験を向上させる。
【0033】
図3を参照すると、一実施形態では、霧化アセンブリ10は液体貯蔵室11、霧化ベース12、霧化コア13及び霧化通路14を含む。霧化コア13は多孔質セラミックコアの表面にワイヤを印刷したもの又は被覆抵抗発熱回路、多孔質緻密マトリックスコアの表面にワイヤを印刷したもの又は被覆抵抗発熱回路、綿コアに金属抵抗線を巻き付けたもの又は設定抵抗を有する金属メッシュであってもよい。液体貯蔵室11内に第1エアロゾル生成基質が貯蔵され、第1エアロゾル生成基質は液体エアロゾル生成基質であってもよく、液体エアロゾル生成基質がグリセロール、プロピレングリコール及びエッセンス香料などからなる油状物であってもよく、霧化コア13の発熱回路又は金属回路、抵抗線又は金属メッシュは通電条件下で液体エアロゾル生成基質を加熱して霧化させて第1エアロゾルを生成し、且つそれを霧化通路14により排出する。
【0034】
図4を参照すると、エアロゾル生成製品20は収容管21と、収容管21内に設置される第2エアロゾル生成基質とを含み、第2エアロゾル生成基質が固体エアロゾル生成基質であってもよい。収容管21は円柱状の段階的構造であってもよく、収容管21の第1端の内部に固体エアロゾル生成基質(図示せず)を設置することにより基質セグメント22を形成し、第1端に対向する第2端の内部に濾過材料(図示せず)を設置することにより濾過セグメント24を形成し、基質セグメント22と濾過セグメント24との間に更に中空セグメント23が形成される。異なる機能セグメントにおいて、収容管21の材料及び構造は同じであってもよく、異なってもよい。
【0035】
一実施形態では、基質セグメント22に固体エアロゾル生成基質が収容され、固体エアロゾル生成基質の形態は規則的な固体エアロゾル生成基質、不規則な固体エアロゾル生成基質及び粒子状の固体エアロゾル生成基質に限らず、中空セグメント23に支持材料(図示せず)が更に収容されてもよく、中空セグメント23はエアロゾルを集中させるために使用され、濾過セグメント24内にエアロゾル中の不純物を濾過するための濾過材料が収容される。中空セグメント23及び濾過セグメント24における支持材料及び濾過材料はアセテート繊維、ポリ乳酸繊維、ポリプロピレン繊維、紙の濾過材などを含むが、それらに限らない。具体的な実施形態では、収容管21の第1端は開口構造であり、又は少なくとも第1貫通孔211を有し、外部空気は第1貫通孔211によりエアロゾル生成製品20に入り、第2エアロゾルを運びながら中空セグメント23及び濾過セグメント24を通過してユーザーの口に入ることができ、エアロゾル生成製品20の吸入抵抗を低減する。別の具体的な実施形態では、収容管21の第1端は密封構造であり、ユーザーは吸入する際に外部気流の影響を受けず、固体エアロゾル生成基質の分解反応が安定し、その吸入適合性が高く、且つ低酸素下で焼き付け温度を更に上昇させて、固体エアロゾル生成基質の自体の香りを強化することができ、更に、固体エアロゾル生成基質の残渣及び油状物が空気に従って上昇して器具を汚染することがなく、洗浄しやすい。
【0036】
図5を参照すると、別の実施形態では、生成されたエアロゾルの温度が高すぎてユーザー体験に影響することを防止するために、中空セグメント23と濾過セグメント24との間に冷却材料を有する冷却セグメント25が更に設置され、冷却材料はポリ乳酸及び他の相転移材料などを含むが、それらに限らない。
【0037】
一実施形態では、霧化アセンブリ10内に液体エアロゾル生成基質が貯蔵され、エアロゾル生成製品20内に固体エアロゾル生成基質が貯蔵される。
図6を参照すると、電子霧化装置30は制御回路基板31、電池32及びハウジング33を備える。制御回路基板31及び電池32はハウジング33に収容され、制御回路基板31は電池32を制御して霧化アセンブリ10に給電するために使用され、及び、電池32を制御して加熱アセンブリによりエアロゾル生成製品20を加熱するために使用される。制御回路基板31は複数の制御モジュールを有し、それぞれ霧化アセンブリ10の動作温度及びエアロゾル生成製品20の加熱温度を制御することができる。
【0038】
別の実施形態では、
図6~
図8を参照すると
、電子霧化装置30は接続ベース34及び発熱アセンブリ35を更に備える。
【0039】
接続ベース34はハウジング33内に設置され、且つそれぞれ制御回路基板31及び霧化アセンブリ10に電気的に接続され、霧化アセンブリ10に給電するために使用される。具体的な実施形態では、接続ベース34に第1突き上げピン(図示せず)が設置され、第1突き上げピンが制御回路基板31により電池32に電気的に接続される。霧化アセンブリ10における霧化ベース12に平面の電気接続接点(図示せず)が設置され、電気接続接点が霧化コア13に電気的に接続される。霧化アセンブリ10がハウジング33内に組み込まれる場合、第1突き上げピンが電気接続接点に電気的に接続されることにより、電池32が霧化コア13に給電してそれを加熱できるようにする。接続ベース34にマイク、空気導入溝及び磁気吸引部材などの必要素子が更に設置されてもよい。
【0040】
発熱アセンブリ35はハウジング33内に設置され、制御回路基板31に電気的に接続され、エアロゾル生成製品20を加熱するために使用される。発熱アセンブリ35の加熱方式は電磁加熱、抵抗加熱又は赤外線加熱などであってもよい。発熱アセンブリ35の加熱方式が電磁加熱である場合、発熱アセンブリ35はエアロゾル生成製品20の周りに設置されるコイル351を含み、エアロゾル生成製品20の収容管21は金属材料であり、又はエアロゾル生成製品20における基質セグメント22内に金属材料が設置されることにより電磁界において発熱し、発熱アセンブリ35の加熱方式が赤外線加熱である場合、発熱アセンブリ35はエアロゾル生成製品20の周りに設置される管状加熱素子(図示せず)と、加熱素子の外表面にコーティングされる赤外線材料とを含み、発熱アセンブリ35の加熱方式が抵抗加熱である場合、発熱アセンブリ35は中心が針状又は中心が片状の発熱体352を含み、発熱体352がエアロゾル生成製品20の基質セグメント22に挿入される。発熱アセンブリ35の加熱方式及び形状は実際の必要に応じて選択されてもよく、ここでは詳細な説明は省略する。
【0041】
図3~
図10を参照すると、一実施形態では、ハウジング33は収容室36及び収容溝37を有し、収容溝37の溝壁に第1吸気孔38を有する。収容室36は霧化アセンブリ10を収容するために使用され、且つ第1吸気孔38は霧化アセンブリ10の霧化通路14の排気口と連通するために使用される。収容溝37はエアロゾル生成製品20を収容するために使用され、且つ第1吸気孔38は更にエアロゾル生成製品20の中空セグメント23と連通するために使用され、それにより霧化アセンブリ10により発生した第1エアロゾルが第1吸気孔38を介してエアロゾル生成製品20の中空セグメント23に入ってエアロゾル生成製品20により発生した第2エアロゾルと混合して、ユーザーが使用する混合エアロゾルを形成するようにする。具体的には、収容溝37の底壁又は側壁に第1吸気孔38を有し、エアロゾル生成製品20の中空セグメント23の側壁に第2貫通孔26を有し、霧化アセンブリ10において発生された第1エアロゾルは第1吸気孔38及び第2貫通孔26によりエアロゾル生成製品20における中空セグメント23に導入されて、中空セグメント23においてエアロゾル生成製品20により発生した第2エアロゾルと混合し、次に濾過セグメント24を通過して排出される。上記の設置によって、霧化アセンブリ10により発生した第1エアロゾルとエアロゾル生成製品20により発生した第2エアロゾルとがエアロゾル生成製品20における中空セグメント23において混合し、次に共同で濾過セグメント24を通過して排出され、従来の霧化アセンブリ10及びエアロゾル生成製品20が簡単な直列接続方式を用いることと比較して、本願の電子霧化システム1の構造は、第1エアロゾルがエアロゾル生成製品20の基質セグメント22に入って再加熱されることによる第1エアロゾルの吸入感が良くないことを回避する一方、第1エアロゾルがエアロゾル生成製品20の基質セグメント22内の固体エアロゾル基質に付着して霧化量の一部が損失することを更に防止することもできる。
【0042】
具体的には、第1エアロゾル及び第2エアロゾルを同時に含有する電子霧化システム1は、エアロゾル生成基質の自体の香り及び霧化量を最大限に確保することができ、ユーザーの満足感を向上させる。
【0043】
一実施形態では、
図7を参照すると、第1吸気孔38は収容溝37の底壁に設置され、エアロゾル生成製品20と収容溝37との間に第1空気導入通路39が形成され、第1吸気孔38は第1空気導入通路39により中空セグメント23の側壁の第2貫通孔26と連通する。本実施形態では、エアロゾル生成製品20の収容溝37に近接する底壁に支持部材40を有し、該支持部材40は第1吸気孔38に挿入してエアロゾル生成製品20を支持することによりエアロゾル生成製品20と収容溝37の底壁とを間隔を置いて設置するために使用される。本実施形態では、収容溝37の溝口に密封構造371が更に設置され、それにより第1エアロゾルが消散することを防止する。
【0044】
別の実施形態では、
図6及び
図8を参照すると、第1吸気孔38は収容溝37の側壁且つエアロゾル生成製品20の中空セグメント23に近接する位置に設置され、中空セグメント23の側壁の第2貫通孔26と連通するために使用される。これにより、第1エアロゾルの移動経路を縮小し、第1エアロゾルが温度降下により凝縮して気流通路に付着されることによる洗浄問題又はユーザーが第1エアロゾル凝縮液を吸入してユーザー体験に影響することを回避することができる。本実施形態では、エアロゾル生成製品20の外表面が収容溝37の内表面と密着して設置されてもよく(
図8参照)、第1吸気孔38と第2貫通孔26とが直接に位置合わせして連通し、又はエアロゾル生成製品20と収容溝37とが間隔を置いて設置され(
図7参照)、第1吸気孔38と第2貫通孔26とが第1空気導入通路39により連通する。エアロゾル生成製品20と収容溝37とが間隔を置いて設置される場合、収容溝37の溝口に密封構造371が設置され、それにより第1エアロゾルが収容溝37の溝口から消散することを防止する。
【0045】
選択可能な実施形態では、収容溝37の側壁に中空セグメント23の側壁の第2貫通孔26と連通するための環状凹み41を有し、第1吸気孔38は環状凹み41と連通する。具体的には、第1エアロゾルは第1吸気孔38を通過して環状凹み41に導入され、次に環状凹み41を通過してエアロゾル生成製品20の側壁の周りに拡散してから第2貫通孔26に入って、更に中空セグメント23に導入される。発生された第1エアロゾルは霧化量が多いので、導入効率を向上させるために、一実施形態では、第2貫通孔26は複数あってもよく、且つ複数の第2貫通孔26はエアロゾル生成製品20の側壁の周りに間隔を置いて設置され、複数の第2貫通孔26はいずれも環状凹み41と位置合わせして連通する。
【0046】
第1吸気孔38は環状凹み41の底壁又は側壁に設置されてもよい。選択可能な実施形態では、第1吸気孔38は環状凹み41の底壁に設置される。製造プロセス及び加工難易度を簡素化することができる。
【0047】
一実施形態では、
図6を参照すると、収容溝37の側壁の外表面は第1吸気孔38と連通する第2空気導入通路42を有し、第2空気導入通路42の第1吸気孔38から離れた一端は霧化アセンブリ10の排気口に接続される。霧化アセンブリ10で生成された第1エアロゾルは内部霧化通路14、第2空気導入通路42、エアロゾル生成製品20の中空セグメント23及び濾過セグメント24を通過してユーザーの口に流れ込む。第2空気導入通路42は空気導入管又は中空突起であってもよく、それにより霧化通路14の排気口に挿入されることを容易にし、通路の密封性が良好であることが確保される。
【0048】
本願の別の実施形態では、更に
図9を参照すると、ハウジング33はケーシング44及び内管45を含み、ケーシング44と内管45とは取り外し可能に接続され、又は一体成形されてもよい。ケーシング44は収容室36を有し、霧化アセンブリ10が収容室36に収容され、エアロゾル生成製品20が内管45に挿入される。内管45はケーシング44の一端に設置されて収容溝37を形成する。エアロゾル生成製品20が内管45に挿入され、且つエアロゾル生成製品20の長さが内管45の長さよりも長く、濾過セグメント24は吸込ノズル部としてユーザーの吸入を容易にすることができる一方、エアロゾル生成製品20の取り外しを容易にすることもできる。
【0049】
一実施形態では、発熱アセンブリ35の加熱方式が電磁加熱である場合、コイル351は発熱アセンブリ35として内管45の外表面に設置され、且つ制御回路基板31により電池32に電気的に接続され、エアロゾル生成製品20の収容管21は金属材料であり、又はエアロゾル生成製品20における基質セグメント22内に金属材料、例えば、銅、白金、鉄などが設置される。制御回路基板31が電池32を制御してコイル351に給電する場合、金属材料がコイル351と協働して固体エアロゾル生成基質を加熱して霧化させて第2エアロゾルを生成する。
【0050】
別の実施形態では、発熱アセンブリ35の加熱方式が赤外線加熱である場合、内管45の内表面に赤外線材料がコーティングされ、又は内管45自体が赤外線材料を用いて形成され、赤外線材料が通電条件下で赤外線を発して固体エアロゾル生成基質を加熱して霧化させて第2エアロゾルを生成する。又は、内管45自体が赤外線材料を発熱アセンブリ35として用いる。
【0051】
他の実施形態では、発熱アセンブリ35の加熱方式が抵抗加熱である場合、発熱アセンブリ35は更に内管45に設置される発熱素子であってもよく、且つ制御回路基板31により電池32に電気的に接続され、制御回路基板31が電池32を制御して発熱素子に給電する場合、発熱素子は発熱して固体エアロゾル生成基質を霧化させて第2エアロゾルを生成する。又は、内管45自体を発熱アセンブリ35として導電材料を作成することもできる。
【0052】
別の実施形態では、ケーシング44は第1開孔(図示せず)を更に有し、第1開孔は霧化アセンブリ10の液体貯蔵室11と連通し、液体貯蔵室11内の液体エアロゾル生成基質が不足する場合、ユーザーは第1開孔により霧化アセンブリ10に液体エアロゾル生成基質を追加することができる。理解されるように、霧化アセンブリ10が正常に使用される場合、第1開孔又は液体貯蔵室11に密封構造が設置され、液体貯蔵室11内の液体が第1開孔から漏れることがない。
【0053】
別の実施形態では、ケーシング44は第2開孔(図示せず)を有し、霧化アセンブリ10が第2開孔により収容室36内に組み込まれてもよく、選択可能な実施形態では、第2開孔にサイロカバー(図示せず)が更に設置され、サイロカバーとケーシング44とが摺動可能に接続されてもよく、又はサイロカバーの片側が回転軸によりケーシング44に接続されており、サイロカバーを開けることにより、霧化アセンブリ10を第2開孔により収容室36内に組み込み、又はその中から取り出すことができる。
【0054】
本願に係る電子霧化装置30及び電子霧化システム1はハウジング33及び霧化アセンブリ10を備え、ハウジング33は収容室36及び収容溝37を有し、収容溝37の溝壁に第1吸気孔38を有し、収容室36は霧化アセンブリ10を収容するために使用され、霧化アセンブリ10は第1エアロゾル生成基質を霧化することにより第1エアロゾルを発生させるために使用され、且つ第1吸気孔38は霧化アセンブリ10の排気口と連通するために使用され、収容溝37はエアロゾル生成製品20を収容するために使用され、且つ第1吸気孔38は更にエアロゾル生成製品20の中空セグメント23と連通するために使用され、それにより霧化アセンブリ10により発生した第1エアロゾルが第1吸気孔38を介してエアロゾル生成製品20の中空セグメント23に入ってエアロゾル生成製品20により発生した第2エアロゾルと混合して、ユーザーが使用する混合エアロゾルを形成し、且つエアロゾル生成製品20の気流通路を通過してユーザーに供給される。上記の設置によって、霧化アセンブリ10で生成されたエアロゾルがエアロゾル生成製品20に入って再加熱されることを効果的に防止することができ、それによりユーザーの使用体験を向上させる。
【0055】
以上の説明は、単なる本願の実施形態であり、本願の特許範囲を制限するものではなく、本願の明細書及び図面内容を利用してなされる等価構造又は等価プロセス変換、又は他の関連する技術分野への直接又は間接的応用は、いずれも同様に本願の特許保護範囲内に含まれる。
【国際調査報告】