(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-09-30
(54)【発明の名称】清潔部設置箇所の全円周表面の全方位に清潔部が覆う手押し回転清潔部品
(51)【国際特許分類】
A47L 13/20 20060101AFI20240920BHJP
A47L 13/24 20060101ALI20240920BHJP
【FI】
A47L13/20 A
A47L13/24 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024546348
(86)(22)【出願日】2021-10-15
(85)【翻訳文提出日】2024-04-15
(86)【国際出願番号】 CN2021123950
(87)【国際公開番号】W WO2023060522
(87)【国際公開日】2023-04-20
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524144637
【氏名又は名称】フアン イシュエン
(74)【代理人】
【識別番号】110003937
【氏名又は名称】弁理士法人前川知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】フアン イシュエン
【テーマコード(参考)】
3B074
【Fターム(参考)】
3B074AA07
3B074AB04
3B074EE01
3B074EE02
(57)【要約】
清潔部設置箇所の全円周表面の全方位に清潔部が覆う手押し回転清潔部品であって、回転竿と、接合竿と清潔部を有し前記清潔部設置箇所の全円周表面の全方位には清潔部が覆われる接合竿体と、グリップと、螺旋型竿と、ネジ貫通孔を有し、前記螺旋型竿が前記ネジ貫通孔でネジ回転して前記ネジ貫通孔に対して移動するように前記ネジ貫通孔を貫通し、前記螺旋型竿が下押し方向に沿って移動するとき、前記ネジ構造によって前記ネジ貫通孔が連動され、回転方向で回転される回転導引部と、脱水装置と、を含むことを特徴とする手押し回転清潔部品。
【選択図】
図4b
【特許請求の範囲】
【請求項1】
清潔部設置箇所の全円周表面の全方位に清潔部が覆う手押し回転清潔部品であって、
回転竿外殻部を有し、回転竿外殻部の内壁面の間が回転竿内中空体である回転竿と、
接合竿と清潔部を有し、前記接合竿の上端が前記回転竿の下端に接続され、前記接合竿の下端に支持部が形成され、前記接合竿における第1の周縁から第2の周縁まで延長する全円周表面が清潔部設置箇所であり、前記清潔部設置箇所の全円周表面の全方位には清潔部が覆われる接合竿体と、
グリップ外殻部を有し、前記グリップ外殻部の内壁面の間がグリップ内中空体を有し、前記グリップ内中空体に前記回転竿が前記グリップ内中空体で移動するように前記回転竿が収納されるグリップと、
上端が前記グリップ外殻部の内壁面に固定設置され、表面がネジ構造を有する螺旋型竿と、
前記回転竿内中空体に固定設置され、ネジ貫通孔を有し、前記螺旋型竿が前記ネジ貫通孔でネジ回転して前記ネジ貫通孔に対して移動するように前記ネジ貫通孔を貫通し、前記螺旋型竿が下押し方向に沿って移動するとき、前記ネジ構造によって前記ネジ貫通孔が連動され、回転方向で回転される回転導引部と、
収納バケツ、回転軸及び支持ユニットを有し、前記回転軸が回転可能に前記収納バケツに設置され、前記支持ユニットが前記回転軸の上端に設置されて前記接合竿体の前記支持部を支持し、前記支持ユニッには前記支持部に対応する嵌合部が形成される脱水装置と、を含むことを特徴とする手押し回転清潔部品。
【請求項2】
前記手押し回転清潔部品がダスターであり、前記清潔部が布カバーであることを特徴とする請求項1の手押し回転清潔部品。
【請求項3】
更に、前記回転導引部が前記回転導引部の外周縁にある抵抗部を有することを特徴とする請求項1の手押し回転清潔部品。
【請求項4】
更に、回転受動部を有し、前記回転受動部が前記回転竿内中空体に固定設置されて前記回転導引部の径方向外表面を取り囲み、前記回転受動部の径方向内表面が抵抗対応部を有し、前記抵抗対応部が前記下押し方向に前記回転導引部の前記抵抗部に対応し、前記抵抗部が軸によって前記回転導引部に接続し、前記回転竿、前記グリップ及び前記螺旋型竿が前記下押し方向に沿って延長し、前記下押し方向が上昇方向の相反方向であり、前記グリップが前記下押し方向へ移動しながら、前記回転導引部が前記下押し方向で回転するとき、前記抵抗部が遠心力及び前記軸と前記回転受動部の間の摩擦力によって外方へ振り動いて、前記抵抗対応部に抵抗して、前記回転導引部が前記回転受動部、前記回転竿及び前記接合竿体を連動して回転させることで、前記接合竿体の前記接合竿及び清潔部設置箇所の全円周表面を覆う前記清潔部を回転させることにより、遠心力で前記接合竿体の水分を取り払い、前記回転導引部の前記下押し方向の角速度が前記回転受動部の前記下押し方向の角速度より小さいとき、前記抵抗部が前記軸と前記回転受動部の間の摩擦力によって内方へ振り動くことで、前記抵抗対応部が前記抵抗部からの抵抗を受けず、また、前記グリップが前記上昇方向へ移動しながら、前記回転導引部が前記上昇方向で回転するとき、前記抵抗対応部が前記抵抗部からの抵抗を受けず、前記接合竿体が前記支持部によって前記嵌合部に嵌合するように前記接合竿体を前記支持ユニットに放置させ、前記接合竿体が前記回転方向で回転するとき、前記接合竿体が前記支持ユニットを連動して前記回転方向で回転させることを特徴とする請求項3の手押し回転清潔部品。
【請求項5】
前記支持部が前記接合竿の前記下端から突出するように形成されるとき、前記嵌合部が前記支持部に対応して前記支持ユニットから凹みになるように形成され、前記支持部が前記接合竿の前記下端から凹みになるように形成されるとき、前記嵌合部が前記支持部に対応して前記支持ユニットから突出するように形成されることで、前記支持部及び前記嵌合部が互いに嵌合できることを特徴とする請求項1の手押し回転清潔部品。
【請求項6】
更に、前記螺旋型竿に固定され、前記回転竿内で移動可能に収納される補助位置限定ユニットを有することを特徴とする請求項1の手押し回転清潔部品。
【請求項7】
更に、前記回転竿と前記グリップの境界処に隣接し、前記回転竿と前記グリップの間の相対位置ロックするロック構造を有することを特徴とする請求項1の手押し回転清潔部品。
【請求項8】
前記抵抗部が前記回転導引部の外周縁に振り動けるように設置される抵抗凸片であり、前記抵抗対応部が前記回転受動部で凹むように形成される抵抗凹槽であることを特徴とする請求項1の手押し回転清潔部品。
【請求項9】
前記回転受動部がソケット及び上蓋を有し、前記回転導引部が前記ソケット内で収納され、前記上蓋が前記ソケットを覆って前記回転導引部を前記ソケット内に位置限定することを特徴とする請求項1の手押し回転清潔部品。
【請求項10】
前記接合竿体は、上端が取り替えられるように前記回転竿の下端に接合する取り替え式の接合竿体であることを特徴とする請求項1の手押し回転清潔部品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、環境清潔部品の技術領域に係るもので、具体的には、清潔部設置箇所の全円周表面の全方位に清潔部が覆う手押し回転清潔部品に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的には、既存技術において、環境清潔部品、特にダスターは、軸体と、軸体の外表面を覆う清潔部(例えば、布カバー)とを含み、このようなダスターの環境清潔部品の清潔部(清潔布)は、軸体を全周的に覆うものであり、軸体の軸心に対して異なる角度位置に配置された清潔部の使用、軸体の長さ方向に異なる位置に配置された清潔部の使用、及び軸体に対して清潔部を転動させることにより、全方位への清潔動作が行われる。モップと比べれば、このタイプのダスターの環境清潔部品は、清潔部の面積を大きくすることができ、単一の全方位の清潔位置、および軸体に対する清潔部の転動を有することができることにより、使用上の独特の利便性を有する。
【0003】
既存技術のダスターの環境清潔部品の清潔部(清潔布)は、清潔やメンテナンスの手間がかかり、通常、清潔部を軸から外して洗濯機で洗ったり、手洗いしたりする必要がある。 その結果、清潔意欲が減退し、清潔部の清潔度の不足が清潔効果に影響する。
【0004】
上述において、洗浄部を洗浄機で洗浄するにしても、手作業で洗浄するにしても、洗浄部が破損しやすく、洗浄が不十分で容易でないこともあり、洗浄後に洗浄部を絞るのに時間と労力がかかり、効果が非常に限定的であり、このようなことが使用者の不便を増大させる。
【0005】
このため、既存技術のようなダスターなどの環境清浄部品の改良の必要性が依然として存在している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたもので、使用や洗浄、メンテナンスの利便性を向上できる清潔部設置箇所の全円周表面の全方位に清潔部が覆う手押し回転清潔部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
既存技術の問題を解決するために、本発明では、清潔部設置箇所の全円周表面の全方位に清潔部が覆う手押し回転清潔部品であって、回転竿外殻部を有し、回転竿外殻部の内壁面の間が回転竿内中空体である回転竿と、接合竿と清潔部を有し、前記接合竿の上端が前記回転竿の下端に接続され、前記接合竿の下端に支持部が形成され、前記接合竿における第1の周縁から第2の周縁まで延長する全円周表面が清潔部設置箇所であり、前記清潔部設置箇所の全円周表面の全方位には清潔部が覆われる接合竿体と、グリップ外殻部を有し、前記グリップ外殻部の内壁面の間がグリップ内中空体を有し、前記グリップ内中空体に前記回転竿が前記グリップ内中空体で移動するように前記回転竿が収納されるグリップと、上端が前記グリップ外殻部の内壁面に固定設置され、表面がネジ構造を有する螺旋型竿と、前記回転竿内中空体に固定設置され、ネジ貫通孔を有し、前記螺旋型竿が前記ネジ貫通孔でネジ回転して前記ネジ貫通孔に対して移動するように前記ネジ貫通孔を貫通し、前記螺旋型竿が下押し方向に沿って移動するとき、前記ネジ構造によって前記ネジ貫通孔が連動され、回転方向で回転される回転導引部と、収納バケツ、回転軸及び支持ユニットを有し、前記回転軸が回転可能に前記収納バケツに設置され、前記支持ユニットが前記回転軸の上端に設置されて前記接合竿体の前記支持部を支持し、前記支持ユニッには前記支持部に対応する嵌合部が形成される脱水装置と、を含むことを特徴とする手押し回転清潔部品提供する。
【0008】
また、本発明の1つの実施形態において、前記手押し回転清潔部品がダスターであり、前記清潔部が布カバーであることが好ましい。
【0009】
また、本発明の1つの実施形態において、更に、前記回転導引部が前記回転導引部の外周縁にある抵抗部を有することが好ましい。
【0010】
また、本発明の1つの実施形態において、更に、回転受動部を有し、前記回転受動部が前記回転竿内中空体に固定設置されて前記回転導引部の径方向外表面を取り囲み、前記回転受動部の径方向内表面が抵抗対応部を有し、前記抵抗対応部が前記下押し方向に前記回転導引部の前記抵抗部に対応し、前記抵抗部が軸によって前記回転導引部に接続し、前記回転竿、前記グリップ及び前記螺旋型竿が前記下押し方向に沿って延長し、前記下押し方向が上昇方向の相反方向であり、前記グリップが前記下押し方向へ移動しながら、前記回転導引部が前記下押し方向で回転するとき、前記抵抗部が遠心力及び前記軸と前記回転受動部の間の摩擦力によって外方へ振り動いて、前記抵抗対応部に抵抗して、前記回転導引部が前記回転受動部、前記回転竿及び前記接合竿体を連動して回転させることで、前記接合竿体の前記接合竿及び清潔部設置箇所の全円周表面を覆う前記清潔部を回転させることにより、遠心力で前記接合竿体の水分を取り払い、前記回転導引部の前記下押し方向の角速度が前記回転受動部の前記下押し方向の角速度より小さいとき、前記抵抗部が前記軸と前記回転受動部の間の摩擦力によって内方へ振り動くことで、前記抵抗対応部が前記抵抗部からの抵抗を受けず、また、前記グリップが前記上昇方向へ移動しながら、前記回転導引部が前記上昇方向で回転するとき、前記抵抗対応部が前記抵抗部からの抵抗を受けず、前記接合竿体が前記支持部によって前記嵌合部に嵌合するように前記接合竿体を前記支持ユニットに放置させ、前記接合竿体が前記回転方向で回転するとき、前記接合竿体が前記支持ユニットを連動して前記回転方向で回転させることが好ましい。
【0011】
また、本発明の1つの実施形態において、前記支持部が前記接合竿の前記下端から突出するように形成されるとき、前記嵌合部が前記支持部に対応して前記支持ユニットから凹みになるように形成され、前記支持部が前記接合竿の前記下端から凹みになるように形成されるとき、前記嵌合部が前記支持部に対応して前記支持ユニットから突出するように形成されることで、前記支持部及び前記嵌合部が互いに嵌合できることが好ましい。
【0012】
また、本発明の1つの実施形態において、更に、前記螺旋型竿に固定され、前記回転竿内で移動可能に収納される補助位置限定ユニットを有することが好ましい。
【0013】
また、本発明の1つの実施形態において、更に、前記回転竿と前記グリップの境界処に隣接し、前記回転竿と前記グリップの間の相対位置ロックするロック構造を有することが好ましい。
【0014】
また、本発明の1つの実施形態において、前記抵抗部が前記回転導引部の外周縁に振り動けるように設置される抵抗凸片であり、前記抵抗対応部が前記回転受動部で凹むように形成される抵抗凹槽であることが好ましい。
【0015】
また、本発明の1つの実施形態において、前記回転受動部がソケット及び上蓋を有し、前記回転導引部が前記ソケット内で収納され、前記上蓋が前記ソケットを覆って前記回転導引部を前記ソケット内に位置限定することが好ましい。
【0016】
また、本発明の1つの実施形態において、前記接合竿体は、上端が取り替えられるように前記回転竿の下端に接合する取り替え式の接合竿体であることが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
以上のように、本発明の清潔部設置箇所の全円周表面の全方位に清潔部が覆う手押し回転清潔部品であれば、このようなダスターの環境清潔部品の軸体の軸心に対して異なる角度位置に配置された清潔部の使用、軸体の長さ方向に異なる位置に配置された清潔部の使用、及び軸体に対して清潔部の転動による全方位に清潔動作が行われる特性を維持しながら、本発明により、清潔部を直接洗浄し、メンテナンスすることができ、清潔部に付着した余分な水分は、両手で絞るよりも、本発明によれば、遠心脱水により、より徹底的に除去することができるので、使用者が本発明を使用する際や本発明の洗浄及びメンテナンスを行う際の利便性を高め、時間と労力の節約の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の1つの実施例において、手押し回転清潔部品の一部の断面概略図である。
【
図2a】本発明の実施例において、手押し回転清潔部品の一部の分解概略図である。
【
図2b】本発明の実施例において、手押し回転清潔部品の一部の断面概略図である。
【
図3a】本発明の実施例において、手押し回転清潔部品の回転導引部が下押し方向にいるときの断面概略図である。
【
図3b】本発明の実施例において、手押し回転清潔部品の回転導引部の下押し方向の角速度が回転受動部より小さいときの断面概略図である。
【
図3c】本発明の実施例において、手押し回転清潔部品の回転導引部が上昇方向にいるときの断面概略図である。
【
図4a】本発明の実施例において、手押し回転清潔部品の一部の断面概略図である。
【
図4b】本発明の実施例において、手押し回転清潔部品の使用状態の断面概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、
図1~
図4bにより本発明を実施するための形態を説明する。その説明は本発明を限定するものではなく、本発明の1つの実施例に過ぎない。
【0020】
図1に示すように、本発明の1つの実施例に係る手押し回転清潔部品100は、回転竿1と、接合竿体2と、グリップ3と、螺旋型竿4と、回転導引部5と、回転受動部6と、脱水装置7と、補助位置限定ユニット8と、ロック構造9とを含む。前記回転竿1、前記グリップ3及び前記螺旋型竿4は下押し方向D1に沿って延長し、前記下押し方向D1が上昇方向D2の相反方向である。
【0021】
図1~
図2aに示すように、本発明の実施例に係る手押し回転清潔部品100において、前記回転竿1は回転竿外殻部11を有し、前記回転竿外殻部11の内壁面の間が回転竿内中空体12であり、前記回転竿内中空体12が前記下押し方向D1に沿って延長する。
【0022】
図1、
図2a、
図4a及び
図4bに示すように、本発明の実施例に係る手押し回転清潔部品100において、前記接合竿体2は接合竿21と清潔部22を有し、前記接合竿21の上端が前記回転竿1の下端に接続され、前記接合竿21の下端に支持部211が形成され、前記接合竿21における第1の周縁から第2の周縁まで延長する全円周表面が清潔部設置箇所212であり、前記清潔部設置箇所212の全円周表面の全方位には清潔部22が覆われ、前記清潔部22が塵、埃又は水分を容易に吸着し、容易に洗濯可能な材料で構成され、本実施例において、前記手押し式回転清潔部品100はダスターであり、前記清潔部22は布カバーである。
【0023】
図1~
図2aに示すように、本発明の実施例に係る手押し回転清潔部品100において、前記グリップ3はグリップ外殻部31を有し、前記グリップ外殻部31の内壁面の間がグリップ内中空体32を有し、前記グリップ内中空体32が前記下押し方向D1に沿って延長し、前記グリップ内中空体32に前記回転竿1が前記グリップ内中空体32で移動できるように前記回転竿1が収納される。
【0024】
図1に示すように、本発明の実施例に係る手押し回転清潔部品100において、前記グリップ3は更に第一グリップ33と、第二グリップ34と、接続ユニット35と、回転グリップ36とを有する。前記第一グリップ33と前記第二グリップ34とが連通する。前記接続ユニット35が前記第一グリップ33と前記第二グリップ34とを接続するためのものであり、前記回転グリップ36が回転可能に前記接続ユニット35に係合する。
【0025】
図1に示すように、本発明の実施例に係る手押し回転清潔部品100において、前記手押し回転清潔部品100は更にロック構造9を有し、前記ロック構造9が前記回転竿1と前記グリップ3の境界処に隣接し、前記回転竿1と前記グリップ3の間の相対位置をロックする。前記ロック構造9が第一ロックユニット91と第二ロックユニット92とを有する。前記第一ロックユニット91と前記第二ロックユニット92とが中空柱型の構造であることができ、前記第一ロックユニット91が前記グリップ外殻部31の下端の外側に係合して固定されながら、前記回転竿外殻部11の外側に隣接したり密接したりする。前記第二ロックユニット92が前記第一ロックユニット91の底部の外側に係合することができ、前記第二ロックユニット92が前記第一ロックユニット91にロックされた場合、前記第一ロックユニット91が前記回転竿1及び前記グリップ3を固定する。
【0026】
図1に示すように、本発明の実施例に係る手押し回転清潔部品100において、前記螺旋型竿4は、前記螺旋型竿4の上端が前記グリップ外殻部31の内壁面に固定設置されるように前記螺旋型竿4を前記グリップ内中空体32や前記回転竿内中空体12に収納され、前記螺旋型竿4の表面がネジ構造41を有し、前記螺旋型竿4のグリップ外殻部31の内壁面に固定設置する位置が制限されない。
【0027】
図1に示すように、本発明の実施例に係る手押し回転清潔部品100において、前記螺旋型竿4は、更に、螺旋竿42と螺旋竿固定ユニット43とを有する。前記螺旋竿42が前記下押し方向D1に沿って延長し、前記螺旋竿42が前記グリップ内中空体32や前記回転竿内中空体12に収納される場合、グリップ外殻部31の内壁面や前記回転竿外殻部11の内壁面に接触しない。即ち、前記螺旋竿42の直径が前記グリップ3及び前記回転竿1の直径より小さい。前記螺旋竿固定ユニット43が前記螺旋竿42の上端に固定されることができる。
【0028】
図1~
図2aに示すように、本発明の実施例に係る手押し回転清潔部品100において、前記手押し回転清潔部品100は補助位置限定ユニット8を更に有し、前記補助位置限定ユニット8が前記螺旋型竿4の下端に固定され、前記回転竿1内で移動可能に収納され、前記補助位置限定ユニット8が弾性材料からなることができ、前記補助位置限定ユニット8の幅が前記回転竿1の直径より小さくて前記螺旋竿42の直径より大きいことにより、前記螺旋竿42の下端が前記回転竿外殻部11の内壁面に直接に衝突することを防止し、前記回転竿1の回転や前記グリップ3の移動の流暢性を向上させることができる。
【0029】
図1~
図2aに示すように、本発明の実施例に係る手押し回転清潔部品100において、前記回転導引部5は前記回転竿内中空体12に固定設置され、前記回転導引部5はネジ貫通孔51を有し、前記螺旋型竿4が前記ネジ貫通孔51でネジ回転して前記ネジ貫通孔51に対して移動するように前記ネジ貫通孔51を貫通し、前記螺旋型竿4が下押し方向D1に沿って移動するとき、前記ネジ構造41によって前記ネジ貫通孔51が連動され、前記回転導引部5を回転方向D3で回転させる。
【0030】
詳細には、
図1~
図2aに示すように、本発明の実施例に係る手押し回転清潔部品100において、前記回転導引部5の前記ネジ貫通孔51が前記螺旋型竿4の前記ネジ構造41にも対応する雌ネジ構造511を有する。このため、前記螺旋型竿4が前記回転導引部5に対して下押しスライドするとき、前記螺旋型竿4の前記ネジ構造41が前記ネジ貫通孔51を連動し、前記回転導引部5を前記下押し方向D1で回転させる。また、前記螺旋型竿4が前記回転導引部5に対して上引きスライドするとき、前記螺旋型竿4の前記ネジ構造41が前記ネジ貫通孔51を連動し、前記回転導引部5を前記上昇方向D2で回転させる。
【0031】
図1、
図2a及び
図2bに示すように、本発明の実施例に係る手押し回転清潔部品100において、前記手押し回転清潔部品100は、更に、回転受動部6を有し、前記回転受動部6が前記回転竿内中空体12に固定設置されて前記回転導引部5の径方向外表面501を取り囲み、前記回転受動部6の径方向内表面601が抵抗対応部61を有し、前記抵抗対応部61が前記下押し方向D1に前記回転導引部5の前記抵抗部52に対応する。
【0032】
詳細には、
図2a及び
図2bに示すように、本実施例において、前記回転受動部6がソケット6a及び上蓋6bを有する。前記回転導引部5が前記ソケット6a内で収納され、前記上蓋6bが前記ソケット6aを覆って前記回転導引部5を前記ソケット6a内に位置限定する。前記ソケット6aが前記接合竿体2の前記接合竿21に係合することにより、前記接合竿体2を前記ソケット6aと伴って回転させる。
【0033】
図1及び
図3aに示すように、本発明の実施例に係る手押し回転清潔部品100において、前記抵抗部52が前記軸53によって前記回転導引部5に接続し、前記軸53の径方向外表面531が前記回転受動部6の径方向内表面601に接触し、前記グリップ3が前記下押し方向D1へ移動しながら、前記回転導引部5が前記下押し方向D1で回転するとき、前記抵抗部52が遠心力及び前記軸53と前記回転受動部6の間の摩擦力によって外方へ振り動いて、前記抵抗対応部61に抵抗して、前記回転導引部5が前記回転受動部6、前記回転竿1及び前記接合竿体2を連動して回転させることで、前記接合竿体2の前記接合竿21及び清潔部設置箇所212の全円周表面を覆う前記清潔部22を回転させることにより、遠心力で前記接合竿体2の水分を取り払う。
図1及び
図3bに示すように、前記回転導引部5の前記下押し方向D1の角速度が前記回転受動部6の前記下押し方向D1の角速度より小さいとき、前記抵抗部52が前記軸53と前記回転受動部6の間の摩擦力によって内方へ振り動くことで、前記抵抗対応部61が前記抵抗部52からの抵抗を受けず、また、
図1及び
図3cに示すように、前記グリップ3が前記上昇方向D2へ移動しながら、前記回転導引部5が前記上昇方向D2で回転するとき、前記抵抗対応部61が前記抵抗部52からの抵抗を受けない。
図4bに示すように、前記接合竿体2が前記支持部211によって前記嵌合部731に嵌合するように前記接合竿体2を前記支持ユニット73に放置させ、前記接合竿体2が前記回転方向D3で回転するとき、前記接合竿体2が前記支持ユニット73を連動して前記回転方向D3で回転させる。
【0034】
詳細としては、
図2aに示すように、本実施例において、前記回転導引部5の前記抵抗部52が抵抗凸片であり、前記抵抗凸片が軸53を有する。前記抵抗凸片(前記抵抗部52)が前記軸53によって前記回転導引部5の外周縁に接続する。前記軸53を振り動く支点とすることで、抵抗凸片の振り動きを滑らかにする。
図2bに示すように、前記軸53の径方向外表面531が前記回転受動部6の径方向内表面601に接触することにより、両者の間の摩擦力で連動されて回転することが好ましい。詳細には、
図3a~
図3cに示すように、前記抵抗凸片が枢転部54を有し、前記枢転部54が弧形外縁形状を有して前記回転導引部5の外周縁で枢軸回転できることにより、前記抵抗凸片が枢軸回転のように振り動くことができる。本実施例において、前記抵抗対応部61が抵抗凹槽であり、前記抵抗凹槽が前記回転受動部6で凹むように形成される。
【0035】
詳細としては、
図1及び
図3aに示すように、前記回転導引部5が前記下押し方向D1で回転するとき、前記抵抗部52(抵抗凸片)は、例えば、遠心力や前記軸53(
図2bに示すように)が前記軸53と前記回転受動部6の間の摩擦力によって回転し、外方へ振り動いて前記抵抗対応部61(抵抗凹槽)に対応的に抵抗して嵌合することにより、前記回転受動部6を前記回転導引部5と伴って回転させる。前記回転受動部6の回転が前記回転竿1、前記接合竿体2の前記接合竿21、及び前記接合竿21の前記清潔部設置箇所212を全方位に覆う前記清潔部22を連動して回転させる。続いて、
図1及び
図3bに示すように、前記回転導引部5は、回転が減速した場合、或は、回転が停止した場合(例えば、前記螺旋型竿4が最低点に下押しスライドする場合)、前記回転導引部5の前記下押し方向D1の角速度が前記回転受動部6の前記下押し方向D1の角速度より小さいとき、前記抵抗凸片が前記抵抗凹槽に押されて内方へ振り動く、或は、前記抵抗凸片が前記軸53(
図2bに示すように)と伴って前記軸53と前記回転受動部6の間の摩擦力によって内方へ振り動くことで、前記抵抗凹槽が前記抵抗凸片からの抵抗を受けない状態になることにより、前記回転受動部6が回転し続け、前記回転導引部5と伴って減速や停止にならない。続いて、
図1及び
図3cに示すように、前記回転導引部5が前記上昇方向D2で回転するとき(例えば、前記螺旋型竿4が上引きスライドするとき)、前記抵抗凸片が同様に前記抵抗凹槽に押されて内方へ振り動くことで、前記抵抗対応部61が前記抵抗部52からの抵抗を受けない状態になることにより、前記回転受動部6が前記回転導引部5と伴って減速や停止せずに回転し続ける。
【0036】
図4a及び
図4bに示すように、本発明の実施例に係る手押し回転清潔部品100において、前記脱水装置7は、収納バケツ71、回転軸72及び支持ユニット73を有し、前記回転軸72が回転可能に前記収納バケツ71に設置され、前記支持ユニット73が前記回転軸72の上端に設置されて、前記接合竿体2の前記支持部211を支持し、前記支持ユニット73には前記支持部211に対応する嵌合部731が形成される。本発明の実施例の前記支持部211が前記接合竿21の前記下端から突出するように形成されるので、前記嵌合部731が前記支持部211に対応して前記支持ユニット73から凹みになるように形成される。また、本発明はこれに限定されておらず、前記支持部211が前記接合竿21の前記下端から凹みになるように形成されるとき、前記嵌合部731が前記支持部211に対応して前記支持ユニット73から突出するように形成されることで、前記支持部211及び前記嵌合部731が互いに嵌合することができる。
【0037】
詳細には、
図4bに示すように、前記接合竿体2は、前記支持部211及び前記嵌合部731が互いに嵌合することによって前記支持ユニット73に保持され、前記回転竿1及び前記接合竿体2が前記回転方向D3で回転し、前記回転竿1及び前記接合竿体2は前記支持ユニット73を連動して前記回転方向D3で回転させる。このとき、前記支持ユニット73が前記接合竿体2に安定な支持を提供することにより、使用者は、脱水の過程中、前記脱水装置7を覆すリスクが減少できる。
【0038】
更に、前記手押し回転清潔部品100の洗浄及びメンテナンスを行うとき、使用者は、前記グリップ3の下押しによって、前記接合竿体2及び前記清潔部22を回転させ、前記グリップ3を上引いて再度下押すことを繰り返して、前記接合竿体2及び前記清潔部22を継続に回転させ、遠心力脱水を行うことができる。また、本発明は上述の実施例に限定されておらず、他の実施形態において、前記抵抗部52が抵抗凹槽であり、前記抵抗対応部61が抵抗凸片であることができる。
【0039】
図1、
図2a、4a及び
図4bに示すように、本発明の実施例に係る手押し回転清潔部品100において、前記接合竿体2は取り替え式の接合竿体であることができ、前記接合竿体2は取り替えられるように前記回転竿1の下端に接合することができ、前記回転竿1の下端には、更に、接合竿体サポートユニット13を有し、前記接合竿体2の上端と前記回転竿1の下端とが互いに接続された場合、接合竿体サポートユニット13が雌ネジを有することにより前記接合竿21の上端の雄ネジにネジ接合でき、或は、接合竿体サポートユニット13が雄ネジを有することにより前記接合竿21の上端の雌ネジにネジ接合でき、これにより、前記接合竿体2が前記回転竿1の下端に安定に固定接合することができる。
使用者が前記手押し回転清潔部品100を一定時間使用した後、前記接合竿体2を新品の接合竿体に交換するとき、使用者が固定接合のネジ接合方向と反対する方向で接合竿体サポートユニット13を前記回転竿1に対して回転させることにより、前記接合竿体2を前記回転竿1の下端から外すことができる。
【0040】
本発明の清潔部設置箇所の全円周表面の全方位に清潔部が覆う手押し回転清潔部品100であれば、本発明によって、時間と労力をかけて前記清潔部22を前記接合竿体2から外して、手作業や洗濯機で洗浄し、メンテナンスする必要なく、前記清潔部22をそのまま洗浄し、メンテナンスすることができる。前記清潔部22に付着した余分な水分は、両手で捻ったり、揉んだりするよりも、本発明の前記手押し回転清潔部品100によれば、前記清潔部22に付着した余分な水分を、遠心脱水により、より徹底的に除去することができるので、使用者が前記手押し回転清潔部品100を使用する際や前記手押し回転清潔部品100の洗浄及びメンテナンスを行う際の利便性を高め、時間と労力の節約の効果を奏することができる。
【0041】
上記の叙述や説明は、本発明のより良い実施形態の例示に過ぎず、この技術については、当該分野の技術者は、上記の定義された保護範囲及び上記の説明に基づいて、他の修正を加えることができるが、これらの修正は、依然として、本発明の精神及び本発明の範囲における本発明の保護のためであるべきである。
【0042】
本明細書では、本発明をその特定の実施形態を参照して説明した。しかしながら、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、依然として様々な修正および変換が可能であることは明らかである。従って、本明細書および添付の図面は、制限的ではなく例示的なものとみなされるべきである。
【符号の説明】
【0043】
100 手押し回転清潔部品
1 回転竿
11 回転竿外殻部
12 回転竿内中空体
13 接合竿体サポートユニット
2 接合竿体
21 接合竿
211 支持部
212 清潔部設置箇所
22 清潔部
3 グリップ
31 グリップ外殻部
32 グリップ内中空体
33 第一グリップ
34 第二グリップ
35 接続ユニット
36 回転グリップ
4 螺旋型竿
41 ネジ構造
42 螺旋竿
43 螺旋竿固定ユニット
5 回転導引部
501 回転導引部の径方向外表面
51 ネジ貫通孔
511 雌ネジ構造
52 抵抗部
53 軸
531 軸の径方向外表面
54 枢転部
6 回転受動部
601 回転受動部の径方向内表面
6a ソケット
6b 上蓋
61 抵抗対応部
7 脱水装置
71 収納バケツ
72 回転軸
73 支持ユニット
731 嵌合部
8 補助位置限定ユニット
9 ロック構造
91 第一ロックユニット
92 第二ロックユニット
D1 下押し方向
D2 上昇方向
D3 回転方向
【国際調査報告】