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特表2024-535809端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法およびその装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-02
(54)【発明の名称】端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法およびその装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 8/24 20090101AFI20240925BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20240925BHJP
   H04W 88/02 20090101ALI20240925BHJP
【FI】
H04W8/24
H04W16/28 130
H04W88/02 140
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024516356
(86)(22)【出願日】2021-09-17
(85)【翻訳文提出日】2024-03-13
(86)【国際出願番号】 CN2021119089
(87)【国際公開番号】W WO2023039838
(87)【国際公開日】2023-03-23
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
2.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】ガオ,シュユアン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067KK03
(57)【要約】
本開示の実施例は端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法及びその装置を開示し、通信技術の分野に属する。この方法は端末デバイスに適用され、ターゲット区分原則に基づいて、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを決定するステップと、ネットワークデバイスに端末能力報告情報を送信するステップであって、端末能力報告情報が端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表すステップと、を含む。これにより、端末デバイスの能力によってサポートされるRel 17バージョンのアンテナ切り替え設定の組み合わせを定義することができ、サービスニーズによりよく適合することができる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法であって、前記方法は端末デバイスに適用され、前記方法は、
ターゲット区分原則に基づいて、前記端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを決定するステップと、
ネットワークデバイスに端末能力報告情報を送信するステップであって、前記端末能力報告情報が前記端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表すステップと、を含む、
ことを特徴とする端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法。
【請求項2】
前記ターゲット区分原則はサポート能力区分原則を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法。
【請求項3】
前記ターゲット区分原則はアンテナ数区分原則またはアンテナポート数区分原則をさらに含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法。
【請求項4】
前記ターゲット区分原則に基づいて、前記端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを決定するステップは、
ターゲット区分原則に基づいて、前記端末デバイスの能力が受信アンテナ数が6または8であることを少なくとも含むアンテナ切り替え設定の組み合わせをサポートすると決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法。
【請求項5】
前記アンテナ数が6に区分され、前記端末デバイスの能力によってのみサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせは、
A)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、
B)2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、
C)4つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、
D)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、
E)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、というA)-E)のうちの1つまたは複数を少なくとも含み、
前記チャネルがアンテナまたはアンテナポートに対応する、
ことを特徴とする請求項4に記載の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法。
【請求項6】
前記アンテナ数が8に区分され、前記端末デバイスの能力によってのみサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせは、
A)1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、
B)2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、
C)4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、
D)1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、
E)1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、
F)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、
G)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、
H)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、というA)-H)のうちの1つまたは複数を少なくとも含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法。
【請求項7】
前記アンテナ数が1、2、4、6、8に区分される、
ことを特徴とする請求項4に記載の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法。
【請求項8】
前記アンテナ数が6に区分され、前記端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせは、
A)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、
B)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、
C)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、
D)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、
E)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、というA)-E)のうちの1つまたは複数を少なくとも含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法。
【請求項9】
前記アンテナ数が8に区分され、前記端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせは、
A)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、
B)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、
C)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、
D)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、
E)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、というA)-E)のうちの1つまたは複数を少なくとも含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法。
【請求項10】
前記サポート能力は、
送信アンテナまたはアンテナポートの動的切り替えをサポートすること、または、
受信アンテナまたはアンテナポートの動的切り替えをサポートすること、または、
送信アンテナ及び受信アンテナの動的切り替えを同時にサポートすること、または、
送信ポート及び受信ポートの動的切り替えを同時にサポートすること、を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法。
【請求項11】
端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法であって、前記方法はネットワークデバイスに適用され、前記方法は、
端末デバイスから送信された端末能力報告情報を受信するステップであって、前記端末能力報告情報が前記端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表すステップを含む、
ことを特徴とする端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法。
【請求項12】
端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置であって、前記装置は端末デバイスに適用され、前記装置は、
ターゲット区分原則に基づいて、前記端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを決定するための処理ユニットと、
ネットワークデバイスに端末能力報告情報を送信するための送受信ユニットであって、前記端末能力報告情報が前記端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表す送受信ユニットと、を含む、
ことを特徴とする端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置。
【請求項13】
端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置であって、前記装置はネットワークデバイスに適用され、前記装置は、
端末デバイスから送信された端末能力報告情報を受信するための送受信ユニットであって、前記端末能力報告情報が前記端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表す送受信ユニットを含む、
ことを特徴とする端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置。
【請求項14】
端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置であって、前記装置はプロセッサとメモリとを含み、前記メモリにはコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行して、前記装置に請求項1~10のいずれかに記載の方法を実行させる、
ことを特徴とする端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置。
【請求項15】
端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置であって、前記装置はプロセッサとメモリとを含み、前記メモリにはコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行して、前記装置に請求項11に記載の方法を実行させる、
ことを特徴とする端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置。
【請求項16】
端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置であって、プロセッサとインターフェース回路とを含み、
前記インターフェース回路は、コード命令を受信し前記プロセッサに伝送し、
前記プロセッサは、前記コード命令を実行して、請求項1~10のいずれかに記載の方法が実行されるようにする、
ことを特徴とする端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置。
【請求項17】
端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置であって、プロセッサとインターフェース回路とを含み、
前記インターフェース回路は、コード命令を受信し前記プロセッサに伝送し、
前記プロセッサは、前記コード命令を実行して、請求項11にの記載の方法が実行されるようにする、
ことを特徴とする端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置。
【請求項18】
命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令が実行される場合、請求項1~10のいずれかに記載の方法が実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項19】
命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令が実行される場合、請求項11に記載の方法が実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術の分野に関し、特に、端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法およびその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、R15/16バージョンでは、サービスニーズに適合するために、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定(configuration)の組み合わせが定義されている。例えば、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(2T4R)、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(1T4R)、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(2T2R)、及び4つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(4T4R)などである。
【0003】
しかし、Rel 17バージョンでは、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせはまだ定義されていない。そのため、サービスニーズに適合するために、R17バージョンで端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを定義することが早急に解決すべき課題となっている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の第1の態様の実施例は、端末デバイスに適用される端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法を提案し、前記方法は、ターゲット区分原則に基づいて、前記端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを決定するステップと、ネットワークデバイスに端末能力報告情報を送信するステップであって、前記端末能力報告情報が前記端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表すステップと、を含む。
【0005】
この技術案では、ターゲット区分原則に基づいて、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを決定し、さらに、能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせをネットワークデバイスに送信し、これにより、端末デバイスの能力によってサポートされるRel 17バージョンのアンテナ切り替え設定の組み合わせを定義することができ、サービスニーズによりよく適合することができる。
【0006】
本開示の第2の態様の実施例は、ネットワークデバイスに適用される端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法を提供し、前記方法は、端末デバイスから送信された端末能力報告情報を受信するステップであって、前記端末能力報告情報が前記端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表すステップを含む。
【0007】
本開示の第3の態様の実施例は、端末デバイスに適用される端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置を提供し、前記装置は、ターゲット区分原則に基づいて、前記端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを決定するための処理ユニットと、ネットワークデバイスに端末能力報告情報を送信するための送受信ユニットであって、前記端末能力報告情報が前記端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表す送受信ユニットと、を含む。
【0008】
本開示の第4の態様の実施例は、ネットワークデバイスに適用される別の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置を提案し、前記装置は、端末デバイスから送信された能力報告情報を受信するための送受信ユニットであって、前記能力報告情報が前記端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表す送受信ユニットを含む。
【0009】
本開示の第5の態様の実施例は、端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置を提案し、前記装置はプロセッサとメモリとを含み、前記メモリにはコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサは前記メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行して、前記装置に本開示の第1の態様の実施例に記載の方法を実行させる。
【0010】
本開示の第6の態様の実施例は、別の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置を提案し、前記装置はプロセッサとメモリとを含み、前記メモリにはコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサは前記メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行して、前記装置に本開示の第2の態様の実施例に記載の方法を実行させる。
【0011】
本開示の第7の態様の実施例は、端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置を提案し、前記装置はプロセッサとインターフェース回路とを含み、前記インターフェース回路は、コード命令を受信して前記プロセッサに伝送し、前記プロセッサは、前記コード命令を実行して、本開示の第1の態様の実施例に記載の方法が実行されるようにする。
【0012】
本開示の第8の態様の実施例は、別の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置を提案し、前記装置はプロセッサとインターフェース回路とを含み、前記インターフェース回路は、コード命令を受信して前記プロセッサに伝送し、前記プロセッサは、前記コード命令を実行して、本開示の第2の態様の実施例に記載の方法が実行されるようにする。
【0013】
本開示の第9の態様の実施例は、命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提案し、前記命令が実行される場合、本開示の第1の態様の実施例に記載の方法が実現される。
【0014】
本開示の第10の態様の実施例は、別の命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提案し、前記命令が実行される場合、本開示の第2の態様の実施例に記載の方法が実現される。
【0015】
本開示の第11の態様の実施例は、コンピュータプログラム製品を提案し、それがコンピュータで実行される場合、コンピュータに上記第1の態様の実施例に記載の方法を実行させる。
【0016】
本開示の第12の態様の実施例は、コンピュータプログラム製品を提案し、それがコンピュータで実行される場合、コンピュータに上記第2の態様の実施例に記載の方法を実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本開示の実施例または背景技術における技術案をより明確に説明するために、以下、本開示の実施例または背景技術において使用する必要がある図面を説明する。
図1】本開示の実施例によって提供されるSRSエリアのスロットの概略図である。
図2】本開示の実施例によって提供される端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法の概略フローチャットである。
図3】本開示の実施例によって提供される別の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法の概略フローチャットである。
図4】本開示の実施例によって提供される別の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法の概略フローチャットである。
図5】本開示の実施例によって提供される別の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法の概略フローチャットである。
図6】本開示の実施例によって提供される端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置の概略構成図である。
図7】本開示の実施例によって提供される別の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置の概略構成図である。
図8】本開示の実施例によって提供される端末デバイスのブロック図である。
図9】本開示の実施例によって提供されるネットワークデバイスの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明が図面に関する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に記載の実施形態は、本開示と一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲に詳細に記載された、本開示のいくつかの態様と一致する装置及び方法の例にすぎない。
【0019】
なお、本開示の「複数」は2つ以上を意味し、他の助数詞はこれと類似している。「及び/又は」は、関連対象の関連関係を説明し、3つの関係が存在可能であることを表す。例えば、A及び/又はBという記載は、Aが単独で存在する、AとBが同時に存在する、Bが単独で存在するという3つの状況を表すことができる。「/」という文字は、通常、前後の関連対象が「又は」という関係であることを表す。単数形の「1種類」、「前記」及び「当該」も、コンテキストにおいて他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことを意図する。
【0020】
5G新しい無線(5G New Radio、5G NRと略称する)システムにおいて、アップリンクサウンディングリファレンス信号(Sounding Reference Signal、SRSと略称する)は、周期、半連続的または非周期SRS、狭帯域または広帯域、シングルポートまたはマルチポートであってもよい。ネットワークデバイスは、ポート数、周波数領域リソース位置、時間領域リソース位置、シーケンス、シーケンスサイクルオフセットなどのアップリンクSRSパラメータを端末デバイスに設定する。5G NRシステムでは、図1に示すように、SRSは1つのアップリンクスロットの最大6つのシンボルにマッピングされる。
【0021】
ネットワークデバイスは端末デバイスに複数のアップリンクSRSリソースセットを設定可能であり、1つのSRSリソースセットが1つまたは複数のSRSリソースを含むことができる。1つのSRSリソースはN個の連続したOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、直交周波数分割多重化技術)シンボルに存在することができ、Nが1、2、4個のシンボルを占有することができる。
【0022】
NRシステムでは、ダウンリンクデータ伝送性能を向上させるために、5G基地局(gNBと略称する)がチャネルレシプロシティによってダウンリンクチャネル情報を取得することをサポートする。さまざまな端末デバイスの送受信能力においてgNBがチャネルレシプロシティによって効果的にダウンリンク情報を取得することをサポートするために、NRシステムではSRSリファレンス信号を特別に設計している。現在R15/16バージョンにおいて定義されている端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせは、送受信アンテナ数が同じ(T=R)であり、受信アンテナが送信アンテナより多い(R>T)ことを含むことができる。送受信アンテナ数が同じであることは、主に1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル(1T1R)であることと、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(2T2R)であることと、4つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(4T4R)であることと、を含み、受信アンテナが送信アンテナより多いことは、主に1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(1T2R)であることと、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(1T4R)であることと、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(2T4R)であることと、を含む。
【0023】
なお、異なるアンテナ切り替え設定の組み合わせに対して、対応するSRSリソース設定状況も異なり、例えば、送受信アンテナ数が同じ(T=R)である端末デバイスに対して、gNBは最大2つのSRSリソースセットを設定することができ、1つのセットに1つのSRSリソースしかなく、ポート数が端末デバイスの送信アンテナ数に等しい。2つのSRSリソースセットのうち、1つのSRSリソースセットは周期SRSとして設定されてもよく、もう1つのSRSリソースセットは非周期SRSとして設定されてもよい。1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(1T2R)をサポートする能力の端末デバイスに対して、gNBは最大2つのSRSリソースセットを設定することができ、1つのSRSリソースセットに2つのSRSリソースがあり、各SRSリソースに1つのポートがある。2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(2T4R)をサポートする能力の端末デバイスに対して、gNBは最大2つのSRSリソースセットを設定することができ、各SRSリソースセットに2つのSRSリソースがあり、各SRSリソースに2つのポートがある。1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(1T4R)をサポートする能力の端末に対して、gNBがSRSリソースを設定するには特別な考慮が必要であり、例えば、周期または半連続的SRSリソースは、最大1つのSRSリソースセットのみを設定でき、4つのSRSリソースがあり、各SRSリソースに1つのポートがあり、非周期SRSリソースに最大2つのSRSリソースセットを設定でき、2つのSRSリソースセットに合計4つのSRSリソースがあり、この4つのリソースは2つのスロット内で送信され、この4つのリソースは異なる物理アンテナによって送信される。2つのSRSリソースセットは、各SRSリソースセットにそれぞれ2つのSRSリソースを設定でき、または、1つのSRSリソースセットに1つのSRSリソースがあり、もう1つのSRSリソースセットに3つのSRSリソースがあり、各SRSリソースに1つのポートがある。
【0024】
現在定義されている典型的なアンテナ設定は、以下の表1に示すように、{1T6R、1T8R、2T6R、2T8R、4T6R、4T8R}であり、R17の研究では、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせはまだ定義されておらず、端末デバイスのアンテナ数がさらに増加するニーズがあることを考慮すると、アンテナ数は6アンテナまたは8アンテナに増加することができる。そのため、サービスニーズに適合するために、プロトコルR17で端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを定義するのが早急に解決すべき課題となっている。
最大8アンテナのSRSアンテナ切り替え設定の組み合わせ
【表1】
【0025】
表1の各要素、各対応関係は独立して存在し、これらの要素、対応関係は同じ表に例示的にリストされているが、表におけるすべての要素、対応関係が表1に示されるように同時に存在すべきものではない。各要素の値、各対応関係は、表1のいずれかの他の要素の値または各対応関係に依存されるものではない。したがって、当業者は、この表1の各要素の値、各対応関係がそれぞれ独立した実施例であることを理解できる。
【0026】
上記の課題に対して、本開示は、端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法およびその装置を提供する。
【0027】
図2は、本開示の実施例によって提供される端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法の概略フローチャットである。この端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法は端末デバイスに適用されることができる。
【0028】
端末デバイスは、ユーザに音声および/またはデータ接続性を提供するデバイス、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス、または無線モデムに接続された他の処理デバイスなどであってもよい。異なるシステムでは、端末デバイスの名前も異なる可能性があり、例えば、5Gシステムでは、端末デバイスはUE(User Equipment、ユーザイクイップメント)と呼ばれることができる。無線端末デバイスは、RANを介して1つまたは複数のCN(Core Network、コアネットワーク)と通信することができ、無線端末デバイスは移動端末デバイスであってもよく、例えば、携帯電話(または「セルラー」電話と呼ばれる)及び移動端末デバイスを有するコンピュータであってもよく、例えば、携帯式、ポケット式、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵または車載の移動装置であってもよく、これらは、無線アクセスネットワークと言語および/またはデータを交換する。
【0029】
例えば、端末デバイスは、PCS(Personal Communication Service、パーソナル通信サービス)電話、コードレス電話、SIP(Session Initiated Protocol、セッション開始プロトコル)電話、WLL(Wireless Local Loop、無線ローカルループ)局、PDA(Personal Digital Assistant、パーソナルデジタルアシスタント)などのデバイスであってもよい。無線端末デバイスは、システム、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、モバイルステーション(mobile station)、モバイル(mobile)、リモートステーション(remote station)、アクセスポイント(access point)、リモート端末(remote terminal)デバイス、アクセス端末(access terminal)デバイス、ユーザ端末(user terminal)デバイス、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)と呼ばれることもでき、本開示の実施例では限定しない。
【0030】
図2に示すように、この端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法は、以下のステップ201~202を含むことができる。
【0031】
ステップ201において、ターゲット区分原則に基づいて、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを決定する。
【0032】
サービスニーズに適合するために、端末デバイスは、自身の能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを決定し、ネットワークデバイスに端末能力報告情報を送信することができる。本開示の実施例では、ターゲット区分原則に基づいて、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを決定することができる。本開示のいくつかの実施例では、ターゲット区分原則はサポート能力区分原則を含むことができる。本開示の別のいくつかの実施例では、ターゲット区分原則は、アンテナ数区分原則またはアンテナポート数区分原則を含むことができる。
【0033】
一例として、サポート能力区分原則に基づいて、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを決定することができる。端末デバイスのサポート能力は、送信アンテナまたはアンテナポートの動的切り替えをサポートすること、または、受信アンテナまたはアンテナポートの動的切り替えをサポートすること、または、送信アンテナ及び受信アンテナの動的切り替えを同時にサポートすること、または、送信ポート及び受信ポートの動的切り替えを同時にサポートすることを含むことができる。送信アンテナの動的切り替えをサポートすることは受信アンテナが変化しないことをサポートすることであってもよく、送信アンテナポートの動的切り替えをサポートすることは受信アンテナポートが変化しないことをサポートすることであってもよく、すなわち、xTyRからzTyRに切り替え、xはzに等しくなく、例えば、4T4Rの端末デバイスが2T4Rまたは1T4Rに切り替えることであり、受信アンテナの動的切り替えをサポートすることは送信アンテナが変化しないことをサポートすることであってもよい。受信アンテナポートの動的切り替えをサポートすることは送信アンテナポートが変化しないことをサポートすることであってもよく、すなわちxTyRからxTzRに切り替え、xはzに等しくなく、例えば、1T4Rの端末デバイスが1T2Rまたは1T1Rに切り替えることであり、送信アンテナ及び受信アンテナの動的切り替えを同時にサポートすること、または、送信ポート及び受信ポートの動的切り替えを同時にサポートすることは、xTyRからx’Ty’Rに切り替え、x、yが同時にx’、y’に等しくないことを許可することであり、例えば、4T4Rの端末デバイスが1T2Rまたは1T1Rに切り替えることである。
【0034】
別の例として、端末デバイスのアンテナ数区分原則に基づいて、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを決定することができる。アンテナ数は、アンテナの物理的な数であってもよい。
【0035】
別の例として、アンテナポート数区分原則に基づいて、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを決定することができる。なお、アンテナポートと物理アンテナとは1対1で対応する関係ではない。ダウンリンクでは、ダウンリンクとダウンリンクリファレンス信号とは1対1で対応しており、複数の物理アンテナによって1つのリファレンス信号を伝送する場合、これらの物理アンテナは同一のアンテナポートに対応し、2つの異なるアンテナが同じ物理層アンテナから伝送される場合、この物理アンテナは2つの独立したアンテナポートに対応する。
【0036】
ステップ202において、ネットワークデバイスに端末能力報告情報を送信し、端末能力報告情報が端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表す。
【0037】
さらに、端末デバイスはネットワークデバイスに端末能力報告情報を送信することができ、端末能力報告情報が端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表すことができる。
【0038】
以上のように、ターゲット区分原則に基づいて、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを決定し、さらに、能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせをネットワークデバイスに送信し、これにより、端末デバイスの能力によってサポートされるRel 17バージョンのアンテナ切り替え設定の組み合わせを定義することができ、サービスニーズによりよく適合することができる。
【0039】
本開示の実施例は、別の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法を提供し、図3は本開示の実施例によって提供される別の端末デバイスの能力報告方法の概略フローチャットである。この端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法は端末デバイスに適用されることができる。
【0040】
図3に示すように、この端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法は以下のステップ301~302を含むことができる。
【0041】
ステップ301において、アンテナ数区分原則に基づいて、端末デバイスの能力が受信アンテナ数が6または8であるアンテナ切り替え設定の組み合わせのみをサポートすると決定する。
【0042】
一例として、アンテナ数区分原則に基づいて、端末デバイスの能力がRel 17バージョンのアンテナ切り替え設定の組み合わせのみをサポートすると決定することができる。
【0043】
本開示の実施例では、異なるアンテナ数区分は端末デバイスの能力によってのみサポートされる異なるアンテナ切り替え設定の組み合わせに対応することができる。
【0044】
一例として、アンテナ数が6に区分され、端末デバイスの能力によってのみサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせは、A)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(1T6R)、B)2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(2T6R)、C)4つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(4T6R)、D)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(1T6R)、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(2T6R)、E)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(1T6R)、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(2T6R)、4つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(4T6R)、というA)-E)のうちの1つまたは複数を少なくとも含むことができる。なお、チャネルはアンテナまたはアンテナポートに対応することができる。
【0045】
別の例として、アンテナ数が8に区分され、端末デバイスの能力によってのみサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせは、A)1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(1T8R)、B)2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(2T8R)、C)4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(4T8R)、D)1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(1T8R)、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(2T8R)、E)1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(1T8R)、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(2T8R)、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(4T8R)、F)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(1T6R)、1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(1T8R)、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(2T8R)、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(4T8R)、G)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(1T6R)、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(2T6R)、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(2T8R)、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(4T8R)、H)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(1T6R)、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(2T6R)、1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(1T8R)、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(2T8R)、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(4T8R)、というA)-H)のうちの1つまたは複数を少なくともを含むことができる。なお、チャネルはアンテナまたはアンテナポートに対応することができる。
【0046】
ステップ302において、ネットワークデバイスに端末能力報告情報を送信し、端末能力報告情報が端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表す。
【0047】
ステップ302はそれぞれ、本開示の各実施例のいずれかの方式を用いて実現することができ、本開示の実施例はこれに対して限定しなく、説明も省略する。
【0048】
以上のように、アンテナ数区分原則に基づいて、端末デバイスの能力が受信アンテナ数が6または8であるアンテナ切り替え設定の組み合わせのみをサポートすると決定し、ネットワークデバイスに端末能力報告情報を送信し、端末能力報告情報が端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表し、これにより、端末デバイスの能力によってサポートされる受信アンテナ数が6または8であるアンテナ切り替え設定の組み合わせを定義でき、サービスニーズによりよく適合することができる。
【0049】
なお、上記のこれらの可能な実施形態は、単独で実行されてもよく、組み合わせて実行されてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0050】
本開示の実施例は、別の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法を提供し、図4は本開示の実施例によって提供される別の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法の概略フローチャットである。この端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法は端末デバイスに適用されることができる。
【0051】
図4に示すように、この端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法は以下のステップ401~402を含むことができる。
【0052】
ステップ401において、アンテナ数区分原則に基づいて、端末デバイスの能力が、受信アンテナ数が6または8であることを少なくとも含むアンテナ切り替え設定の組み合わせをサポートすると決定する。アンテナ数は1、2、4、6、8に区分される。
【0053】
一例として、アンテナ数区分原則に基づいて、端末デバイスの能力が第1のバージョンのアンテナ切り替え設定の組み合わせをサポートすると決定し、第1のバージョンは、Rel17バージョン、Rel 15バージョン、Rel 16バージョンバージョンのうちの1つまたは複数を含む。
【0054】
本開示の実施例では、異なるアンテナ数区分は端末デバイスの能力によってサポートされる異なるアンテナ切り替え設定の組み合わせに対応することができる。
【0055】
一例として、アンテナ数が6に区分され、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせは、A)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル(1T1R)、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(1T2R)、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(1T4R)、1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(1T6R)、B)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル(1T1R)、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(1T2R)、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(2T2R)、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(2T4R)、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(2T6R)、C)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル(1T1R)、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(1T2R)、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(2T2R)、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(1T4R)、1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(1T6R)、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(2T4R)、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(2T6R)、D)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル(1T1R)、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(2T2R)、4つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(4T4R)、4つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(4T6R)、E)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル(1T1R)、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(1T2R)、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(2T2R)、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(1T4R)、1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(1T2R)、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(2T4R)、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(2T6R)、4つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(4T6R)、というA)-E)のうちの1つまたは複数を少なくともを含む。なお、チャネルはアンテナまたはアンテナポートに対応することができる。
【0056】
別の例として、アンテナ数が8に区分され、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせは、A)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル(1T1R)、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(1T2R)、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(1T4R)、1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(1T8R)、B)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル(1T1R)、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(1T2R)、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(2T2R)、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(2T4R)、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(2T8R)、C)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル(1T1R)、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(1T2R)、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(2T2R)、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(2T4R)、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(1T4R)、1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(1T6R)、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(2T6R)、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(2T8R)、D)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル(1T1R)、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(2T2R)、4つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(4T4R)、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(4T8R)、E)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル(1T1R)、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(1T2R)、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル(2T2R)、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(1T4R)、1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(1T6R)、1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(1T8R)、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル(2T4R)、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(2T6R)、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(2T8R)、4つの送信チャネル及び6つの受信チャネル(4T6R)、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル(4T8R)、というA)-E)のうちの1つまたは複数を少なくとも含む。なお、チャネルはアンテナまたはアンテナポートに対応することができる。
【0057】
ステップ402において、ネットワークデバイスに端末能力報告情報を送信し、端末能力報告情報が端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表す。
【0058】
ステップ402はそれぞれ、本開示の各実施例のいずれかの方式を用いて実現することができ、本開示の実施例はこれに対して限定しなく、説明も省略する。
【0059】
以上のように、アンテナ数区分原則に基づいて、端末デバイスの能力が、受信アンテナ数が6または8であることを少なくとも含むアンテナ切り替え設定の組み合わせをサポートすると決定する。アンテナ数が1、2、4、6、8に区分され、ネットワークデバイスに能力報告情報を送信し、能力報告情報が端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表し、これにより、端末デバイスの能力によってサポートされる受信アンテナ数が6または8であることを少なくとも含むアンテナ切り替え設定の組み合わせを定義することができ、サービスニーズによりよく適合することができる。
【0060】
本開示の実施例の端末デバイスのアンテナ切り替え能力報告方法は、ターゲット区分原則に基づいて、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを決定し、さらに、能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせをネットワークデバイスに送信し、これにより、端末デバイスの能力によってサポートされるRel 17バージョンのアンテナ切り替え設定の組み合わせを定義して、サービスニーズに適合することができる。
【0061】
なお、上記のこれらの可能な実施形態は、単独で実行されてもよく、組み合わせて実行されてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0062】
本開示の実施例は、別の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法を提供し、図5は本開示の実施例によって提供される別の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法の概略フローチャットである。この端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法はネットワークデバイスに適用されることができる。
【0063】
図5に示すように、この端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法は以下のステップ501を含むことができる。
【0064】
ステップ501において、端末デバイスから送信された端末能力報告情報を受信し、端末能力報告情報が端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表す。
【0065】
ネットワークデバイスは基地局を例とする。基地局は、端末デバイスにサービスを提供する複数のセルを含むことができる。特定の用途に応じて、各セルはまた、複数のTRP(Transmitting receiving point,送受信ポイント)を含むことができ、または、アクセスネットワーク内のエアインターフェースで1つまたは複数のセクタを介して無線端末デバイスと通信するデバイス、またはその他の名前であってもよい。例えば、本開示の実施例に係る基地局は、GSM(Global System for Mobile communications、グローバル移動通信システム)またはCDMA(Code Division Multiple Access、符号分割多元アクセス)におけるBTS(Base Transceiver Station、基地局送受信局)であってもよく、WCDMA(Wide-band Code Division Multiple Access、帯域幅符号分割多元アクセス)における基地局(NodeB)であってもよく、LTE(long term evolution、ロングタームエボリューション)システムにおけるエボリューション(evolutional)Node B(eNBまたはe-NodeBと略称する)、5Gネットワークアーキテクチャ(next generation system)における5G基地局(gNBと略称する)であってもよく、HeNB(Home evolved Node B、ホームエボリューション基地局)、中継ノード(relay node)、ホーム基地局(femto)、ピコ基地局(pico)などであってもよく、本開示の実施例では限定されない。
【0066】
本開示の実施例では、端末デバイスは端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表す端末能力報告情報をネットワークデバイスに送信し、さらに、ネットワークデバイスは端末デバイスから送信された端末能力報告情報を受信することができる。
【0067】
本開示の実施例の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法は、端末デバイスから送信された端末能力報告情報を受信し、端末能力報告情報が端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表し、これにより、端末デバイスの能力によってサポートされるRel 17バージョンのアンテナ切り替え設定の組み合わせを定義して、サービスニーズに適合することができる。
【0068】
上記の図2図4の実施例によって提供される端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法に対応して、本開示は端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置をさらに提供し、本開示の実施例によって提供される端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置は上記の図2図4の実施例によって提供される端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法に対応するため、端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法の実施形態は本開示の実施例によって提供される端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置にも適用され、本開示の実施例では詳細に説明しない。
【0069】
図6は本開示の実施例によって提供される端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置の概略構成図である。
【0070】
図6に示すように、この端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置600は端末デバイスに適用され、この端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置600は処理ユニット610と、送受信ユニット620とを含むことができる。
【0071】
処理ユニット610は、ターゲット区分原則に基づいて、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを決定し、送受信ユニット620は、ネットワークデバイスに端末能力報告情報を送信し、端末能力報告情報が端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表す。
【0072】
本開示の実施例の可能な一実現形態として、ターゲット区分原則はサポート能力区分原則を含む。
【0073】
本開示の実施例の可能な一実現形態として、ターゲット区分原則はアンテナ数区分原則またはアンテナポート数区分原則をさらに含む。
【0074】
本開示の実施例の可能な一実現形態として、処理ユニット610は、ターゲット区分原則に基づいて、端末デバイスの能力が受信アンテナ数が6または8であるアンテナ切り替え設定の組み合わせのみをサポートすると決定する。
【0075】
本開示の実施例の可能な一実現形態として、アンテナ数が6に区分され、端末デバイスの能力によってのみサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせは、A)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、B)2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、C)4つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、D)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、E)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、というA)-E)のうちの1つまたは複数を少なくとも含む。チャネルはアンテナまたはアンテナポートに対応する。
【0076】
本開示の実施例の可能な一実現形態として、アンテナ数が8に区分され、端末デバイスの能力によってのみサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせは、A)1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、B)2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、C)4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、D)1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、E)1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、F)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、G)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、H)1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、というA)-H)のうちの1つまたは複数を少なくとも含む。
【0077】
本開示の実施例の可能な一実現形態として、処理ユニット610は、さらにターゲット区分原則に基づいて、端末デバイスの能力が、受信アンテナ数が6または8であることを少なくとも含むアンテナ切り替え設定の組み合わせをサポートすると決定する。
【0078】
本開示の実施例の可能な一実現形態として、アンテナ数が1、2、4、6、8に区分される。
【0079】
本開示の実施例の可能な一実現形態として、アンテナ数が6に区分され、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせは、A)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、B)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、C)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、D)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、E)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、というA)-E)のうちの1つまたは複数を少なくとも含む。
【0080】
本開示の実施例の可能な一実現形態として、アンテナ数が8に区分され、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせは、A)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、B)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、C)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、D)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、E)1つの送信チャネル及び1つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び2つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、1つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び4つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、2つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び6つの受信チャネル、4つの送信チャネル及び8つの受信チャネル、というA)-E)のうちの1つまたは複数を少なくとも含む。
【0081】
本開示の実施例の可能な一実現形態として、サポート能力は、送信アンテナまたはアンテナポートの動的切り替えをサポートすること、または、受信アンテナまたはアンテナポートの動的切り替えをサポートすること、または、送信アンテナ及び受信アンテナの動的切り替えを同時にサポートすること、または、送信ポート及び受信ポートの動的切り替えを同時にサポートすることを含む。
【0082】
本開示の実施例の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置は、ターゲット区分原則に基づいて、端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを決定し、さらに、能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせをネットワークデバイスに送信し、これにより、端末デバイスの能力によってサポートされるRel 17バージョンのアンテナ切り替え設定の組み合わせを定義して、サービスニーズによりよく適合することができる。
【0083】
なお、上記のこれらの可能な実施形態は、単独で実行されてもよく、組み合わせて実行されてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0084】
上記の図5の実施例によって提供される端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法に対応して、本開示は別の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置をさらに提供し、本開示の実施例によって提供される端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置は上記の図5の実施例によって提供される端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法に対応するため、端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告方法の実施形態は本開示の実施例によって提供される端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置にも適用され、本開示の実施例では詳細に説明しない。
【0085】
図7は本開示の実施例によって提供される別の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置の概略構成図である。
【0086】
図7に示すように、この端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置700はネットワークデバイスに適用され、この端末デバイスの能力報告装置700は送受信ユニット710を含む。
【0087】
送受信ユニット710は、端末デバイスから送信された端末能力報告情報を受信し、端末能力報告情報が端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表す。
【0088】
本開示の実施例の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置は、端末デバイスから送信された端末能力報告情報を受信し、端末能力報告情報が端末デバイスの能力によってサポートされるアンテナ切り替え設定の組み合わせを表し、これにより、端末デバイスの能力によってサポートされるRel 17バージョンのアンテナ切り替え設定の組み合わせを定義して、サービスニーズによりよく適合することができる。
【0089】
なお、上記のこれらの可能な実施形態は、単独で実行されてもよく、組み合わせて実行されてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0090】
上記の実施例を実現するために、本開示は端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置を提案し、この装置はプロセッサとメモリとを含み、メモリにはコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサは前記メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行して、前記装置に図2図4の実施例に記載の方法を実行させる。
【0091】
上記の実施例を実現するために、本開示は別の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置を提案し、この装置はプロセッサとメモリとを含み、メモリにはコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサは前記メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行して、前記装置に図5の実施例に記載の方法を実行させる。
【0092】
上記の実施例を実現するために、本開示は端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置を提案し、この装置はプロセッサとインターフェース回路とを含み、前記インターフェース回路はコード命令を受信して前記プロセッサに伝送し、前記プロセッサは、前記コード命令を実行して、図2図4の実施例に記載の方法が実行されるようにする。
【0093】
上記の実施例を実現するために、本開示は別の端末デバイスのアンテナ切り替え能力の報告装置を提案し、この装置はプロセッサとインターフェース回路とを含み、前記インターフェース回路はコード命令を受信して前記プロセッサに伝送し、前記プロセッサは、前記コード命令を実行して、図5の実施例に記載の方法が実行されるようにする。
【0094】
上記の実施例を実現するために、本開示は命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提案し、前記命令が実行される場合、図2図4に記載の実施例の方法が実現される。
【0095】
上記の実施例を実現するために、本開示は命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提案し、前記命令が実行される場合、図5に記載の実施例の方法が実現される。
【0096】
図8は本開示の実施例によって提供される端末デバイスのブロック図である。例えば、端末デバイス800は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送ユーザイクイップメント、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療デバイス、フィットネスデバイス、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0097】
図8を参照すると、端末デバイス800は、処理コンポーネント802、メモリ804、電源コンポーネント806、マルチメディアコンポーネント808、オーディオコンポーネント810、入力/出力(I/O)インターフェース812、センサコンポーネント814、および通信コンポーネント816、のうちの少なくとも1つのコンポーネントを含むこと・BR>ェできる。
【0098】
処理コンポーネント802は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のような端末デバイス800の全体の操作を制御する。処理コンポーネント802は、上記方法の全部または一部のステップを完成するために、命令を実行するための少なくとも1つのプロセッサ820を含むことができる。なお、処理コンポーネント802は、他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、少なくとも1つのモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント802は、マルチメディアコンポーネント808と処理コンポーネント802とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0099】
メモリ804は、端末デバイス800での操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、端末デバイス800で操作するあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ804は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクのような、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性の記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
【0100】
電源コンポーネント806は、端末デバイス800の各種類のコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント806は、電源管理システム、少なくとも1つの電源、および端末デバイス800への電力の生成、管理、及び配分に関連する他のコンポーネントを含むことができる。
【0101】
マルチメディアコンポーネント808は、前記端末デバイス800とユーザとの間の出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)とを含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネル上のジェスチャーを感知するように、少なくとも1つのタッチセンサが含まれる。前記タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連するウェイクアップ時間と圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント808は、1つのフロントカメラ及び/又はリアカメラを含む。端末デバイス800が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびリアカメラは、1つの固定的な光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離と光学ズーム能力を備えてもよい。
【0102】
オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント810は、端末デバイス800が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードにある場合、外部のオーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ804に記憶されてもよく、または通信コンポーネント816を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
【0103】
I/Oインターフェース812は、処理コンポーネント802と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記の周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0104】
センサコンポーネント814は、端末デバイス800に様々な態様の状態評価を提供するように、少なくとも1つのセンサを含む。例えば、センサコンポーネント814は、端末デバイス800のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、前記コンポーネントは端末デバイス800のディスプレイ及びキーパッドであり、センサコンポーネント814は、さらに、端末デバイス800または端末デバイス800の1つのコンポーネントの位置変化、ユーザと端末デバイス800との接触の有無、端末デバイス800の方向及び位置または加速/減速及び端末デバイス800の温度変化を検出することができる。センサコンポーネント814は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント814は、イメージングアプリケーションに使用されるCMOSまたはCCDイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント814は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサをさらに含むことができる。
【0105】
通信コンポーネント816は、端末デバイス800と他のデバイスとの間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。端末デバイス800は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2Gまたは3G、またはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント816は、ブロードキャストチャネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な一実施例では、前記通信コンポーネント816は、短距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。
【0106】
例示的な実施例では、端末デバイス800は、上記図2図4のいずれかに記載の方法を実行するように、少なくとも1つの特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されてもよい。
【0107】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ804をさらに提供し、上記命令は、上記図2図4のいずれかに記載の方法を完成するように、端末デバイス800のプロセッサ820によって実行されてもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶デバイスであってもよい。
【0108】
図9に示すように、図9は、本開示の実施例に提供されるネットワークデバイスの概略構成図である。図9を参照すると、ネットワークデバイス900は、少なくとも1つのプロセッサを含む処理コンポーネント922と、メモリ932によって表される、処理コンポーネント922によって実行される命令、例えばアプリケーションプログラムを記憶するためのメモリリソースとを含む。メモリ932に記憶されているアプリケーションプログラムは、それぞれ1組の命令に対応する1以上のモジュールを含むことができる。また、処理コンポーネント922は、上記方法に記載の前記ネットワークデバイスに適用される任意の方法、例えば、図5の実施例に示される方法を実行するように命令を実行するように構成される。
【0109】
ネットワークデバイス900は、ネットワークデバイス900の電源管理を実行するように構成される電源コンポーネント926と、ネットワークデバイス900をネットワークに接続するように構成される有線または無線ネットワークインターフェース950と、入力/出力(I/O)インターフェース958とをさらに含むことができる。ネットワークデバイス900は、Windows Server TM,Mac OS XTM,UnixTM,LinuxTM,FreeBSDTMまたは同様のようなメモリ932に記憶されているオペレーティングシステムを操作することができる。
【0110】
当業者であれば、明細書を検討し、本明細書で開示された発明を実践した後、本開示の他の実施形態を容易に想到し得る。本開示は、本発明の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適応的変化は、本発明の一般原理に従い、本開示で開示されていない本技術分野における周知技術または慣用されている技術手段を含む。明細書および実施例は、単なる例示と見なされ、本開示の真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって提供される。
【0111】
なお、本開示は、上記に記載され図面に示されている厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱せずに、様々な修正や変更を行うことができる。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
【0112】
上記の実施例を実現するために、本開示の実施例は通信装置をさらに提供し、通信装置は、ネットワークデバイスであってもよいし、端末デバイスであってもよいし、ネットワークデバイスが上記方法を実現することをサポートするチップ、チップシステム、またはプロセッサなどであってもよいし、端末デバイスが上記方法を実現することをサポートするチップ、チップシステム、またはプロセッサなどであってもよい。この装置は、上記任意の方法の実施例で説明された方法を実現するために使用されることができ、具体的には、上記方法の実施例の説明を参照することができる。
【0113】
通信装置は、1つまたは複数のプロセッサを含むことができる。プロセッサは、汎用プロセッサまたは専用プロセッサなどであってよい。例えば、ベースバンドプロセッサまたは中央処理ユニットであってもよい。ベースバンドプロセッサは、通信プロトコルと通信データとを処理するために使用されることができ、中央処理ユニットは、通信装置(例えば、基地局、ベースバンドチップ、端末デバイス、端末デバイスチップ、DUまたはCUなど)を制御し、コンピュータプログラムを実行し、コンピュータプログラムのデータを処理するために使用されることができる。
【0114】
選択的に、通信装置にはコンピュータプログラムが記憶される1つまたは複数のメモリがさらに含まれることができ、通信装置が上記方法の実施例で説明された方法を実行するように、プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する。選択的に、前記メモリにはさらにデータが記憶されることができる。通信装置とメモリは、個別に設けられてもよく、統合されてもよい。
【0115】
選択的に、通信装置は、トランシーバ、アンテナをさらに含むことができる。トランシーバは、送受信機能を実現するために用いられ、送受信ユニット、送受信機、または送受信回路などと呼ばれることができる。トランシーバは、受信器と送信器とを含むことができ、受信器は受信機能を実現するための受信機または受信回路などと呼ばれることができ、送信器は送信機能を実現するための送信機または送信回路などと呼ばれることができる。
【0116】
選択的に、通信装置には、1つまたは複数のインターフェース回路がさらに含まれることができる。インターフェース回路は、コード命令を受信し、プロセッサに伝送するために使用される。プロセッサは、上記のいずれかの方法の実施例で説明された方法を通信装置に実行させるために前記コード命令を実行する。
【0117】
一実施形態では、プロセッサには、受信と送信機能を実現するためのトランシーバが含まれることができる。例えば、このトランシーバは、送受信回路であってもよいし、またはインターフェースであってもよいし、インターフェース回路であってもよい。受信と送信機能を実現するための送受信回路、インターフェースまたはインターフェース回路は、別体であってもよく、統合されていてもよい。上記送受信回路、インターフェースまたはインターフェース回路は、コード/データの読み書きに使用されるか、または、上記送受信回路、インターフェースまたはインターフェース回路は、信号の伝送または伝達に使用されることができる。
【0118】
一実現形態では、プロセッサは、コンピュータプログラムを記憶することができ、コンピュータプログラムがプロセッサで実行されると、上記のいずれかの方法の実施例で説明された方法を通信装置に実行させることができる。コンピュータプログラムは、プロセッサ内に埋め込む可能性があり、この場合、プロセッサはハードウェアによって実現される可能性がある。
【0119】
一実現形態では、通信装置は、上記方法の実施例における送信または受信または通信の機能を実現可能な回路を含むことができる。本開示で説明されたプロセッサとトランシーバは、IC(Integrated Circuit、集積回路)、アナログIC、無線周波数集積回路(RFIC)、ハイブリッド信号IC、ASIC(Application Specific Integrated Circuit、特定用途向け集積回路)、PCB(Printed Circuit Board、プリント回路基板)、電子デバイスなどに実現されることができる。このプロセッサとトランシーバは、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor、相補型金属酸化物半導体)、NMOS(nMetal-Oxide-Semiconductor、N型金属酸化物半導体)、PMOS(Positive Channel Metal Oxide Semiconductor、P型金属酸化物半導体)、BJT(Bipolar Junction Transistor、バイポーラ接合型トランジスタ)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ガリウム砒素(GaAs)などの様々なICプロセス技術で製造することもできる。
【0120】
上記の実施例で説明された通信装置は、ネットワークデバイスまたは端末デバイスであってもよいが、本開示で説明された通信装置の範囲はこれに限定されない。通信装置は独立したデバイスであってもよいし、大きなデバイスの一部であってもよい。例えば、前記通信装置は、以下の通りであってもよい。
(1)独立した集積回路IC、またはチップ、またはチップシステムまたはサブシステム、
(2)1つまたは複数のICを有するICセットであって、選択的に、データ、コンピュータプログラムを記憶するための記憶部品を含むことができるICセット、
(3)モデム(Modem)などのASIC、
(4)他のデバイスに組み込まれることができるモジュール、
(5)受信機、端末デバイス、スマート端末デバイス、携帯電話、無線デバイス、ハンドヘルド、モバイルユニット、車載デバイス、ネットワークデバイス、クラウドデバイス、人工知能デバイスなど、
(6)その他など。
【0121】
通信装置がチップまたはチップシステムである場合、チップはプロセッサとインターフェースを含むことができる。プロセッサの数は1つまたは複数であってもよく、インターフェースの数は複数であってもよい。
【0122】
選択的に、チップは、必要なコンピュータプログラムとデータとを記憶するためのメモリをさらに含む。
【0123】
当業者はまた、本開示の実施例に列挙されたさまざまな例示的な論理ブロック(illustrative logical block)とステップ(step)が、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組み合わせによって実現できることを理解することができる。このような機能をハードウェアで実現するかソフトウェアで実現するかは、特定のアプリケーションとシステム全体の設計要件によって決定される。当業者は、それぞれの特定の応用に対して、様々な方法を使用して説明された機能を実現することができるが、この実現は、本開示の実施例の保護の範囲を超えていると理解されてはいけない。
【0124】
本開示は、コンピュータによって実行される場合、上記図2図4のいずれかの実施例に記載の方法を実現するコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0125】
本開示は、コンピュータによって実行される場合、上記図5の実施例に記載の方法を実現するコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0126】
上記の実施例では、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせによって、全部または部分的に実現することができる。ソフトウェアを使用して実現される場合に、コンピュータプログラム製品の形態で全部または部分的に実現されることができる。前記コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータプログラムを含む。本開示の前記の実施例に従ったプロセスまたは機能は、コンピュータで前記コンピュータプログラムをロードして実行するとき、全体的にまたは部分的に生成される。前記コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラマブル装置であってもよい。前記コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶され、または1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から別のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に伝送されることができ、例えば、前記コンピュータプログラムは、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、DSL(Digital Subscriber Line、デジタル加入者線)または無線(例えば、赤外線、無線、マイクロ波など)の方式によって、1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターに伝送されることができる。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータがアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってもよいし、1つまたは複数の利用可能な媒体によって統合されたサーバ、データセンターなどのデータ記憶デバイスであってもよい。前記利用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光媒体(例えば、高密度DVD(Digital Video Disc、デジタルビデオディスク))、または半導体媒体(例えば、SSD(Solid State Disk,ソリッドステートディスク))などであってもよい。
【0127】
当業者であれば、本開示に係る第1、第2等の各種の数字番号は、説明の便宜的な区分のみであり、本開示の実施例の範囲を限定するものではなく、優先順位も表すことを理解することができる。
【0128】
本出願のうちの少なくとも1つは、1つまたは複数として説明することもでき、複数は、2つ、3つ、4つまたはそれ以上であってもよく、本開示では限定しない。本開示の実施例では、1つの技術的特徴に対して、「第1」、「第2」、「第3」、「A」、「B」、「C」、及び「D」等によって当該種類の技術的特徴における技術的特徴を区別し、当該「第1」、「第2」、「第3」、「A」、「B」、「C」、及び「D」に記載の技術的特徴の間には前後の順序や大小の順序がない。
【0129】
本開示における各表に示される対応関係は、設定されてもよいし、予め定義されてもよい。各表の情報の値は単なる例であり、他の値として設定することができ、本開示では限定しない。情報と各パラメータとの対応関係を設定するとき、必ずしも各表に示されている対応関係のすべてを設定する必要はない。例えば、本開示の表では、ある行によって示される対応関係が設定されなくてもよい。別の例として、上記の表に基づいて分割、マージなどの適切な変形調整を行うことができる。上記の各表でタイトルに示されるパラメータの名称は、通信装置が理解可能な他の名称を採用することもでき、そのパラメータの値または表示方式は、通信装置が理解可能な他の値または表示方式を採用することもできる。上記各表は、実現時に、他のデータ構造を採用することもでき、例えば、配列、キュー、コンテナ、スタック、線形テーブル、ポインタ、リンクテーブル、ツリー、グラフ、構造体、クラス、ヒープ、ハッシュリスト、またはハッシュテーブルなどを採用することができる。
【0130】
本開示における予め定義するとは、定義する、予め定義する、記憶する、予め記憶する、予め交渉する、予め設定する、硬化する、または予め焼成するものとして理解することができる。
【0131】
当業者であれば、本明細書に開示された実施例で説明された各例のユニットとアルゴリズムステップとを併せて、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせで実現できることを認識することができる。ある機能がいかにハードウェアまたはソフトウェアの方式で実行されるかどうかは、技術案の特定の応用と設計制約条件によって決定される。当業者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して説明された機能を実現することができるが、このような実現が、本開示の範囲を超えていると考えてはいけない。
【0132】
当業者が明らかに分かるように、説明の便宜と簡潔のために、上記に記載のシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスは、上記方法の実施例における対応するプロセスを参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0133】
以上で説明されたように、本開示の具体的な実施形態のみであるが、本開示の保護範囲はこれに限定されるものではなく、当業者であらば、本開示が開示した技術範囲内では、変更または置換を容易に想到でき、これも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。したがって、本開示の保護範囲は特許請求の範囲を基准とすべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】