(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-04
(54)【発明の名称】複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造及びそれを建てる方法
(51)【国際特許分類】
F16S 3/08 20060101AFI20240927BHJP
E04B 1/04 20060101ALI20240927BHJP
E04G 21/14 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
F16S3/08
E04B1/04
E04G21/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023572077
(86)(22)【出願日】2023-04-28
(85)【翻訳文提出日】2023-11-18
(86)【国際出願番号】 CN2023091427
(87)【国際公開番号】W WO2024060627
(87)【国際公開日】2024-03-28
(31)【優先権主張番号】202211150191.0
(32)【優先日】2022-09-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523437581
【氏名又は名称】黄均賢
(74)【代理人】
【識別番号】100088063
【氏名又は名称】坪内 康治
(72)【発明者】
【氏名】黄均賢
(72)【発明者】
【氏名】陳娟
【テーマコード(参考)】
2E174
【Fターム(参考)】
2E174AA01
2E174AA03
2E174BA05
(57)【要約】
本発明は、コンクリートフレームを含むコンクリートのフレーム構造であって、前記コンクリートフレームが若干の大縦鉄筋と、若干の小縦鉄筋と若干の鋳鋼素子とを含み、若干の大縦鉄筋と若干の小縦鉄筋が、フレームの長手方向に設置されて若干の鋳鋼素子により固定し接続して、縦横交錯にして隙間を有する円柱状構造を形成し、前記若干の小縦鉄筋が円柱状構造の内部に位置し、円柱状構造の外側に位置する若干の大縦鉄筋には周方向に沿って若干の鈎鉄筋が設置され、大縦鉄筋と小縦鉄筋が全部鈎鉄筋で包囲される、ことを特徴とする複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造、を提供する。本発明の複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造は、荷重性能と、耐久性能と、経済性能が顕著になるので、各種の鉄筋コンクリートと鉄筋構造の建築に応用でき、特に幅広い、重負荷又は複雑な不規則な高層建築と超高層建築に有用であって、その実用化と普及を促進することに顕著な工程実用的な意義がある。本発明は前記フレーム構造を建てる方法も提供する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンクリートフレームを含むコンクリートのフレーム構造であって、前記コンクリートフレームが大縦鉄筋と、小縦鉄筋と鋳鋼素子とを含み、前記大縦鉄筋と前記小縦鉄筋が、フレームの長手方向に設置されて前記鋳鋼素子により固定し接続して、縦横交錯にして隙間を有する円柱状構造を形成し、前記小縦鉄筋が円柱状構造の内部に位置し、前記円柱状構造の外側に位置する前記大縦鉄筋には周方向に沿って前記鈎鉄筋が設置され、前記大縦鉄筋と前記小縦鉄筋が全部鈎鉄筋で包囲される、ことを特徴とする複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造である。
【請求項2】
前記鋳鋼素子が咬合ドッキング素子と直列素子を含み、前記咬合ドッキング素子が長手方向の隣接大縦鉄筋の間に用いられ、前記咬合ドッキング素子がU型鋼条と弧状鋼板条と第一ロック素子を含み、U型鋼条が弧切込を有し、前記弧切込内が前記大縦鉄筋にフィットする固定構造を有し、前記弧状鋼板条が前記U型鋼条内に設置されて前記U型鋼条の切り口でフラッシュして、また前記U型鋼条と前記弧状鋼板条が結合する面には前記第一ロック素子が設置され、前記U型鋼条と前記弧状鋼板条との弧状面が集合的に隣接大縦鉄筋が接続する所を保持し防護するための保持面を形成し、前記直列素子が互いに平行に設置される前記大縦鉄筋接続を統合円柱状構造に生成させる、ことを特徴とする請求項1に記載の複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造である。
【請求項3】
前記弧状鋼板条の一面側が内側に凹む弧状であって、前記弧状鋼板条の他の面側が平面であって、前記平面が前記U型鋼条の切り口でフラッシュする、ことを特徴とする請求項1に記載の複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造である。
【請求項4】
前記直列素子が第一直列接続板と、第二直列接続板と、第三直列接続板を含み、前記第一直列接続板にU型裂け目が切り開かられ、隣接する二つの前記第一直列接続板には角鋼が固定され、隣接する二つの前記第一直列接続板の他の側には補強板が固定され、前記第二直列接続板の一面側が内側に凹む弧状であって、前記第二直列接続板の他の面側が平面であって、前記第一直列接続板の円弧面と前記第二直列接続板の円弧面が集合的に大縦鉄筋を保持し防護するための保持面を形成し、前記平面に溝加工を行い、ノッチ内には前記第三直列接続板が設置され、前記第一直列接続板と前記第二直列接続板と前記第三直列接続板が結合する面には第二ロック素子が設置られる、ことを特徴とする請求項1に記載の複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造である。
【請求項5】
前記第一ロック素子が第一柵であって、前記U型鋼条と前記弧状鋼板条が結合する面には対応する取り付け穴が設置され、前記取り付け穴内には前記第一柵が設置され、前記第一柵の一端には前記取り付け穴が設置される、ことを特徴とする請求項1に記載の複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造である。
【請求項6】
前記第二ロック素子が接続枠組みであって、前記接続枠組みが前記第一直列接続板と前記第二直列接続板と前記第三直列接続板を包囲して直列接続素子を形成する、ことを特徴とする請求項1に記載の複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造である。
【請求項7】
前記鈎鉄筋の両端には対称的なフックが設置される、ことを特徴とする請求項1に記載の複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造である。
【請求項8】
前記補強板の両面で三角形と円形とが交替組み合わせする補強単子を有し、隣接する前記補強板の間には支持素子が設置される、ことを特徴とする請求項1に記載の複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造である。
【請求項9】
前記大縦鉄筋を前記咬合ドッキング素子によりドッキングして延長させるステップ一と、
二つの前記大縦鉄筋が単層として上から下に間隔を空けて多層を配置するし、前記大縦鉄筋の長手方向に間隔を空けて前記直列素子を配置するし、上下の隣接両層の間にある直列素子が前記角鋼と前記補強板の固定接続で多層の複数のスペーサがある前記円柱状構造を形成して、前記接続枠組みには前記第一直列接続板に、前記第二直列接続板に、前記第三直列接続板には対応する貫通孔が設置され、固定接続のために前記貫通孔内には前記第一柵が設置されるステップ二と、
上下の層の大縦鉄筋の間には周方向に沿って前記等間隔の鈎鉄筋が設置され、同層の前記大縦鉄筋の間に等間隔の鈎鉄筋が設置され、ドッキング延長を行う所の鈎鉄筋の両端が前記の柵に固定されるステップ三と、
横向きに配置される前記鈎鉄筋を支えるために、前記第三直列接続板には前記小縦鉄筋がさらに設置され、さして前記フレーム構造を完成し、コンクリート打ちを待つステップ四と、
を含むことを特徴とする複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造を建てる方法である。
【請求項10】
前記フレーム構造が六層で五つのスペーサがある鉄骨フレーム円柱状構造である、
ことを特徴とする請求項9に記載の複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造を建てる方法である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明が建築の構造部材の分野に関し、具体的に複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造及びそれを建てる方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コンクリートのフレーム構造は、鉄筋コンクリート部材の横断面内に配置される型鋼で製造した鉄筋-コンクリートを示す複合構造形式である。通常の構造形式は、型鋼がコンクリートフレーム的中心の空洞中に位置してコンクリートフレームの側壁中に固定され、コンクリートフレームの周方向に沿って若干の等間隔的な鈎鉄筋が設置され、縦鉄筋と型鋼は全部鈎鉄筋で包囲される。
【0003】
現在、共通のコンクリートのフレーム構造中の鈎鉄筋は対大縦鉄筋に対する拘束力が悪いであるので、形成した統合構造の効果も悪いである。解決の方法は鈎鉄筋をパンチング鋼板条で代替させることである。統合フレーム構造の効果を明らかに向上させても、パンチング鋼板条を取り付ける労働コストが高すぎることと、チングされたパンチング鋼板条において圧力をかける部位が相対的に薄弱であることと、また弧切込の切断面いおける圧力が大きいであるので大縦鉄筋に対して一定の傷害をもたらすことと、を言う技術の欠陥がある。
【0004】
従って、複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造及びそれを建てる方法の設計により大縦鉄筋を有効に保護する必要があって、また製造した型鋼コンクリート構造は高強度と、高剛性と、良い耐震性能など明らかな優勢がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した従来技術の欠陥に鑑みて、本発明は複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造及びそれを建てる方法を提供することを、目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
具体的に、本発明は以下の通り技術案を関する。
本発明は、コンクリートフレームを含むコンクリートのフレーム構造であって、コンクリートフレームが若干の大縦鉄筋と、若干の小縦鉄筋と若干の鋳鋼素子とを含み、若干の大縦鉄筋と若干の小縦鉄筋が、フレームの長手方向に設置されて若干の鋳鋼素子により固定し接続して、縦横交錯にして隙間を有する円柱状構造を形成し、若干の小縦鉄筋が円柱状構造の内部に位置し、円柱状構造の外側に位置する若干の大縦鉄筋には周方向に沿って若干の鈎鉄筋が設置され、大縦鉄筋と小縦鉄筋が全部鈎鉄筋で包囲される、複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造、を提供する。
【0007】
好ましくは、鋳鋼素子が咬合ドッキング素子と直列素子を含み、咬合ドッキング素子が長手方向の隣接大縦鉄筋の間に用いられ、咬合ドッキング素子がU型鋼条と弧状鋼板条と第一ロック素子を含み、U型鋼条が弧切込を有し、大縦鉄筋のスライドを有効に防止するために弧切込内が大縦鉄筋にフィットする固定構造を有し、弧状鋼板条がU型鋼条内に設置されてU型鋼条の切り口でフラッシュして、またU型鋼条と弧状鋼板条が結合する面には第一ロック素子が設置され、U型鋼条と弧状鋼板条との弧状面が集合的に隣接大縦鉄筋が接続する所を保持し防護するための保持面を形成し、直列素子が互いに平行に設置される若干の大縦鉄筋を有効に接続ことで統合円柱状構造に生成させる。
【0008】
好ましくは、弧状鋼板条の一面側が内側に凹む弧状であって、他の面側が平面であって、平面がU型鋼条の切り口でフラッシュする。
【0009】
好ましくは、直列素子が第一直列接続板と、第二直列接続板と、第三直列接続板を含み、第一直列接続板にU型裂け目が切り開かられ、隣接する二つの第一直列接続板の一側の間には支持角鋼が固定され、隣接する二つの第一直列接続板の他の側の間には支持用補強板が固定され、第一直列接続板と角鋼と補強板は、総合の構成を鋳造させることもできる。第二直列接続板の一面側が内側に凹む弧状であって、他の面側が平面であって、第一直列接続板の円弧面と第二直列接続板の円弧面が集合的に大縦鉄筋を保持し防護するための保持面を形成し、平面に溝加工を行い、ノッチ内には第三直列接続板が設置され、第一直列接続板と第二直列接続板と第三直列接続板が結合する面には第二ロック素子が設置される。
【0010】
好ましくは、第一ロック素子が第一柵であって、U型鋼条と弧状鋼板条が結合する面には対応する取り付け穴が設置され、取り付け穴内には第一柵が設置され、鈎鉄筋を固定するために第一柵の一端には取り付け穴が設置される。
【0011】
好ましくは、第二ロック素子が接続枠組みであって、接続枠組みが第一直列接続板と第二直列接続板と第三直列接続板を包囲して直列接続素子を形成する、接続枠組みには第一直列接続板に、第二直列接続板に、第三直列接続板に対応する孔が設置され、七穴貫通接続にするために孔内には第一柵が設置される。
【0012】
好ましくは、大縦鉄筋を引っかけるために鈎鉄筋の両端には対称的なフックが設置される。
【0013】
好ましくは、補強板の両面で三角形と円形とが交替組み合わせする補強単子を有しする。
【0014】
好ましくは、隣接する補強板の間には支持素子が設置される。
【0015】
本発明は、
若干の大縦鉄筋を咬合ドッキング素子によりドッキングして延長させるステップ一と、
二つの大縦鉄筋が単層として上から下に間隔を空けて多層を配置するし、大縦鉄筋の長手方向に間隔を空けて若干の直列素子を配置するし、上下の隣接両層の間にある直列素子が角鋼と補強板の固定接続で多層の複数のスペーサがある円柱状構造を形成するステップ二と、
上下の層の大縦鉄筋の間には周方向に沿って等間隔の若干の鈎鉄筋が設置され、同層の大縦鉄筋の間に等間隔の若干の鈎鉄筋が設置され、ドッキング延長を行う所の鈎鉄筋の両端がの柵に固定されるステップ三と、
横向きに配置される鈎鉄筋を支えるために、若干の第三直列接続板には小縦鉄筋がさらに設置され、さしてフレーム構造を完成し、コンクリート打ちを待つステップ四とを、
含む上記のフレーム構造を建てる方法をさらに提供する。
【0016】
好ましくは、フレーム構造が六層で五つのスペーサがある鉄骨フレーム円柱状構造である。
【発明の効果】
【0017】
従来技術と比較すると、本発明における複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造及建てる方法は、以下の通り有益な効果がある。
1)各部材は、事前に完成でき、現場の組立で使用できる。複合鋳鋼素子が強化接続口があって、縦方向に全体として大縦鉄筋を全部しっかり包囲させるので、パンチング鋼板条と比較するとストレスをかける効果を大きく改善でき、統合性能を確保することと耐震性能を大きく高めることもできる。
2)ドッキング素子は二つの大縦鉄筋を同一の軸上で冷間成形ドッキングさせて、高温溶接が鉄筋の局部の物性に傷害をもたらすことも防止できる。
3)工事は簡単であって、予制鋳鋼フレームの部分は全部工場に予め生産により完成し、工地で予制した部分における鋳鋼が節点や鋼柱と直接接続した(又はコンクリート柱と過渡接続した)後、コンクリート内の中空部分をさらに鋳造して工事や取り付けを完成することで、工事性能は顕著的に高めることができる。
4)あばら鉄筋を鈎鉄筋に代替させることで、固定大縦鉄筋の効果を大幅に改善して、コンクリートとより緊密に結合することができる。
5)層別鈎鉄筋の布局はビーム種類を重ね合わせる特別の効果を生じ、統合がストレスを抵抗する効果を大幅に改善できる。
【0018】
全体として、本発明のフレーム構造及びそれを建てる方法を使用しれば、工事の工程と工事の難度を簡単にして、フレーム構造に顕著な荷重性能と、耐久性能と、経済性能をもたさすので、各種の鉄筋コンクリートと鉄筋構造の建築に応用でき、特に幅広い、重負荷又は複雑な不規則な高層建築と超高層建築に有用であって、その実用化と普及を促進することに顕著な工程実用的な意義がある。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明において実施例の構造を示す図である。
【
図2】本発明の大縦鉄筋を接続する所の構造を示す図である。
【
図3】本発明の咬合ドッキング素子の構造を示す図である。
【
図6】本発明の第一直列接続板と、第二直列接続板と、第三直列接続板の構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
ここでは説明された具体的な実施例は本発明を解釈することのみであって、本発明を限定しないと理解されたい。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態における技術案をはっきり完全に説明する。明らかに、説明した実施例は本発明の一部分の実施例のみであって、全部の実施例ではない。本発明の実施例に基づいて,創造的な労働がないを前提として本分野の技術者が得た実施例はいずれも本発明保護の範囲である。
【0021】
本実施例一の技術案は複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造である。
図2と
図3と
図4と
図5と
図6を参照すると、本発明は、コンクリートフレームを含むコンクリートのフレーム構造であって、コンクリートフレームが若干の大縦鉄筋1と、若干の小縦鉄筋2と若干の鋳鋼素子とを含み、若干の大縦鉄筋と若干の小縦鉄筋が、フレームの長手方向に設置されて若干の鋳鋼素子により固定し接続して、縦横交錯にして隙間を有する円柱状構造を形成し、若干の小縦鉄筋が円柱状構造の内部に位置し、円柱状構造の外側に位置する若干の大縦鉄筋には周方向に沿って若干の鈎鉄筋3が設置され、大縦鉄筋と小縦鉄筋が全部鈎鉄筋で包囲される、複合接続素子で製造したコンクリートのフレーム構造、を提供する。
【0022】
本実施例の鋳鋼素子が咬合ドッキング素子と直列素子を含み、咬合ドッキング素子が長手方向の隣接大縦鉄筋の間に用いられ、咬合ドッキング素子がU型鋼条4と弧状鋼板条5と第一ロック素子を含み、U型鋼条が弧切込を有し、本実施例の固定構成は、二つの大縦鉄筋に基づいて製造した割れ目(円形の鉄筋の二つの対称的な半球には間隔を空けて四つ小口である)の位置とサイズを根拠として、割れ目を充塞するために対応し突き出した部分が大縦鉄筋の陥凹と相互咬合することで、大縦鉄筋がU型鋼条にスライドを防止できる、ということである。弧状鋼板条がU型鋼条内に設置されてU型鋼条の切り口でフラッシュして、またU型鋼条と弧状鋼板条が結合する面には第一ロック素子が設置され、U型鋼条と弧状鋼板条との弧状面が集合的に隣接大縦鉄筋が接続する所を保持し防護するための保持面を形成し、直列素子が互いに平行に設置される若干の大縦鉄筋を有効に接続ことで統合円柱状構造に生成させる。本実施例の第一ロック素子が第一柵6であって、U型鋼条と弧状鋼板条が結合する面には対応する取り付け穴が設置され、取り付け穴内には柵が設置され、鈎鉄筋を固定するために柵の一端には穴14が設置される。弧状鋼板条の平面には対応するノッチが設置され、柵はU型鋼条の四角穴と弧状鋼板条のノッチを通り抜け、そして柵は固定される。
【0023】
本実施例の弧状鋼板条の一面側が内側に凹む弧状であって、他の面側が平面であって、平面がU型鋼条の切り口でフラッシュする。
【0024】
本実施例の直列素子が第一直列接続板7と、第二直列接続板8と、第三直列接続板9を含み、第一直列接続板にU型裂け目が切り開かられ、隣接する二つの第一直列接続板のは支持角鋼により固定され、隣接する二つの第一直列接続板には補強板11が設置され、第一直列接続板と角鋼と補強板は、総合の構成を鋳造させることもできる。第二直列接続板の一面側が内側に凹む弧状であって、他の面側が平面であって、第一直列接続板の円弧面と第二直列接続板の円弧面が集合的に大縦鉄筋を保持し防護するための保持面を形成し、平面に溝加工を行い、ノッチ内には第三直列接続板が設置され、第一直列接続板と第二直列接続板と第三直列接続板が結合する面には第二ロック素子が設置される。
【0025】
第二ロック素子が接続枠組み12であって、接続枠組みが第一直列接続板と第二直列接続板と第三直列接続板を包囲して直列接続素子を形成する、接続枠組みには第一直列接続板に、第二直列接続板に、第三直列接続板に対応する孔が設置され、七穴貫通接続にするために孔内には第二柵(図示せず)が設置される。
【0026】
本実施例の大縦鉄筋を引っかけるために鈎鉄筋の両端には対称的なフックが設置される。
【0027】
本実施例の補強板の両面で三角形と円形とが交替組み合わせする補強単子を有しする。
【0028】
本実施例の隣接する補強板の間には支持素子13が設置される。支持素子は、ダイアフラムと傾斜板により形成した三角形でもよく、またダイアフラムと傾斜板のセンターラインは重ね合わせる。
【0029】
本発明の実施例二の技術案は、
若干の大縦鉄筋を咬合ドッキング素子によりドッキングして延長させるステップ一と、
二つの大縦鉄筋が単層として上から下に間隔を空けて多層を配置するし、大縦鉄筋の長手方向に間隔を空けて若干の直列素子を配置するし、上下の隣接両層の間にある直列素子が角鋼と補強板の固定接続で円柱状構造を形成するステップ二と、
上下の層の大縦鉄筋の間には周方向に沿って等間隔の若干の鈎鉄筋が設置され、同層の大縦鉄筋の間に等間隔の若干の鈎鉄筋が設置され、ドッキング延長を行う所の鈎鉄筋の両端が柵に固定されるステップ三と、
横向きに配置される鈎鉄筋を支えるために、若干の第三直列接続板には小縦鉄筋がさらに設置され、さしてフレーム構造を完成し、コンクリート打ちを待つステップ四と、
を含む上記のフレーム構造を建てる方法をさらに提供する。
【0030】
本実施例のフレーム構造が六層で五つのスペーサがある鉄骨フレーム円柱状構造である。即ち、12個咬合ドッキングした大縦鉄筋(ドッキングポートの重畳を防止する)は二つの山に分割されて五つの「直列接続組み」(五つの「直列接続組み」は四つの区域に分けられる「区切り区」と言う。六つの鉄筋が分けられる五層は、上から下に1、2、3、4、5層との「区切り層」と言う。)に入された後、連接板により両辺の「直列接続組み」の接続口が平行に挿入され、柵により固定された後堅固な鉄骨フレームに形成される。横向きに配置するされる鈎鉄筋を支えるために、各層の鉄骨フレーム(総合六層)が小縦鉄筋を入れさせられて第三直列接続板の中に設置される。
【0031】
本発明は、以下の通り有益な効果がある。
1)各部材は、事前に完成でき、現場の組立で使用できる。複合鋳鋼素子が強化接続口があって、縦方向に全体として大縦鉄筋を全部しっかり包囲させるので、パンチング鋼板条と比較するとストレスをかける効果を大きく改善でき、統合性能を確保することと耐震性能を大きく高めることができる。
2)ドッキング素子は二つの大縦鉄筋を同一の軸上で冷間成形ドッキングさせて、高温溶接が鉄筋の局部の物性に傷害をもたらすことも防止できる。
3)工事は簡単であって、予制鋳鋼フレームの部分は全部工場に予め生産により完成し、工地で予制した部分における鋳鋼が節点や鋼柱と直接接続した(又はコンクリート柱と過渡接続した)後、コンクリート内の中空部分をさらに鋳造して工事や取り付けを完成することで、工事性能は顕著的に高めることができる。
4)あばら鉄筋を鈎鉄筋に代替させることで、固定大縦鉄筋の効果を大幅に改善して、コンクリートとより緊密に結合することができる。
5)層別鈎鉄筋の布局はビーム種類を重ね合わせる特別の効果を生じ、統合がストレスを抵抗する効果を大幅に改善できる。
6)複数の接続枠組みは、両辺のベアリング面が整体をしっかり連接させて、二つの直列接続素子と若干の接続枠組みを形成した平面内には鈎鉄筋が縦横に設置されて、全体の断面には「竹の節」に類似する分段荷重という不可視な効果がある。
【0032】
本発明のフレーム構造及びそれを建てる方法を使用しれば、工事の工程と工事の難度を簡単にして、フレーム構造に顕著な荷重性能と、耐久性能と、経済性能をもたさすので、各種の鉄筋コンクリートと鉄筋構造の建築に応用でき、特に幅広い、重負荷又は複雑な不規則な高層建築と超高層建築に有用であって、その実用化と普及を促進することに顕著な工程実用的な意義がある。
【0033】
以上は本発明の好ましい実施例のみであって、本発明の特許範囲に限定しなき。同様に、本発明の説明書及び図面の内容に基づいて作出した等しい構造又は等しい流れの変換が関する他の技術分野に直接や間接した応用は、本発明の特許保護範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0034】
図面において、大縦鉄筋-1;小縦鉄筋-2;鈎鉄筋-3;U型鋼条-4;弧状鋼板条-5;第一柵-6;第一直列接続板-7;第二直列接続板-8;第三直列接続板-9;角鋼-10;補強板-11;接続枠組み-12;支持板-13;穴-14
【国際調査報告】