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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-04
(54)【発明の名称】車両用ハンドグリップ組立体
(51)【国際特許分類】
   B62K 23/02 20060101AFI20240927BHJP
【FI】
B62K23/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024518218
(86)(22)【出願日】2022-09-29
(85)【翻訳文提出日】2024-04-22
(86)【国際出願番号】 US2022077212
(87)【国際公開番号】W WO2023056322
(87)【国際公開日】2023-04-06
(31)【優先権主張番号】63/249,782
(32)【優先日】2021-09-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】505125314
【氏名又は名称】インディアン・モーターサイクル・インターナショナル・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】ライリー, ニコール エー.
(72)【発明者】
【氏名】クグラー, ジャレッド
(72)【発明者】
【氏名】ミシェルズ, サミュエル ジェー.
(57)【要約】
本開示は、ハンドグリップの構造およびハンドルバーへの組立方法に関する。開示された一実施形態において、ハンドグリップは、クランプを受けるように構成された基体と、クランプを保護するように構成されたガードとを備える。さらに、ハンドグリップは、クランプおよびガードを隠し、操作者または使用者の手を受けるように構成されたオーバーモールドグリップを備える。クランプはハンドルバーに係合され、ハンドグリップがハンドルバーからより容易に取り外すことができるように、結合機構として作用する。とりわけ、本開示は、製造および組立に関連する問題を解決する。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のステアリング組立体において、
少なくとも1つの接地係合部材に動作可能に結合されて、少なくとも1つの接地係合部材を操舵するハンドルバーと、
前記ハンドルバーに動作可能に結合されたハンドグリップと、
を備え、前記ハンドルグリップは、
クランプと、
前記クランプを受けるように構成された基体であって、前記クランプが前記ハンドルバーに係合するように構成される、基体と、
前記基体の一部分を覆うように構成された外部分と、
を備える、ステアリング組立体。
【請求項2】
前記クランプは、ネジを受けるように構成された孔を含む、請求項1に記載のステアリング組立体。
【請求項3】
前記外部分が前記クランプの一部分を隠す、請求項2に記載のステアリング組立体。
【請求項4】
前記外部分は、前記ネジを受けるように構成された孔を含む、請求項3に記載のステアリング組立体。
【請求項5】
前記基体は、前記外部分上に複数のリブを受けるように構成された複数のチャネルを備える、請求項4に記載のステアリング組立体。
【請求項6】
前記クランプは、前記ハンドルバーの内端部に隣接して位置決めされる、請求項1に記載のステアリング組立体。
【請求項7】
ハンドグリップを組み立てる方法であって、
略円筒状の基体を提供するステップと、
前記基体の一部分と係合するように構成されたクランプを提供するステップと、
前記基体およびクランプ上方に外部分を成形するステップと、
を含む、方法。
【請求項8】
請求項7に記載のハンドグリップを組み立てる方法であって、
前記クランプおよびハンドルバーに動作可能に結合された締結具を提供するステップと、
前記ハンドルバーに前記ハンドグリップを位置決めするステップと、
前記締結具を前記クランプに締結するステップと、
前記クランプを前記ハンドルバーに係合させるステップと、
を含む、方法。
【請求項9】
請求項8に記載のハンドグリップを組み立てる方法であって、
前記基体に複数のチャネルを提供するステップと、
前記外部分の内側に複数の突出部を提供するステップと、
前記複数の突出部を前記複数のチャネル内に位置決めするステップと、
を含む、方法。
【請求項10】
請求項8に記載のハンドグリップを組み立てる方法であって、
前記外部分が前記クランプを隠す、方法。
【請求項11】
請求項8に記載のハンドグリップを組み立てる方法であって、
孔を備えて構成された外部分を提供するステップと、
前記孔を通して前記締結具を挿入するステップと、
を含む、方法。
【請求項12】
ハンドグリップ組立体であって、
略円筒状に構成された基体と、
前記基体の端部分と噛み合うように構成されたクランプと、
前記クランプに結合され、前記クランプを係合位置から係合解除位置に移動させるように構成された締結具と、
を備える、ハンドグリップ組立体。
【請求項13】
前記基体と結合するように構成されたオーバーモールドグリップをさらに備える、請求項12に記載のハンドグリップ組立体。
【請求項14】
前記オーバーモールドグリップは、前記クランプの一部分を隠すように構成される、請求項13に記載のハンドグリップ組立体。
【請求項15】
前記オーバーモールドの外部分が波形表面を有する、請求項14に記載のハンドグリップ組立体。
【請求項16】
前記クランプと前記オーバーモールドとの中間にガードが位置決めされている、請求項14に記載のハンドグリップ組立体。
【請求項17】
前記基体は、前記外部分上の複数のリブを受けるように構成された複数のチャネルを備える、請求項12に記載のハンドグリップ組立体。
【請求項18】
前記基体は、複数のワイヤを受けるように構成された開口部を備える、請求項12に記載のハンドグリップ組立体。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
[関連出願]
【0002】
[0001]本出願は、2022年9月29日に出願された米国仮出願第63/249782号に関連するものであり、その開示全体が参照により本明細書に明示的に組み込まれている。
[開示の分野]
【0003】
[0002]本開示は、車両用ハンドグリップ組立体、より詳細には、接着材を含まないハンドグリップ組立体およびその組み立て方法に関する。
[開示の背景]
【0004】
[0003]ハンドグリップは、一般に、使用者が車両の構成部品を把持する能力を高めるために使用される。通常、これらの構成部品は、移動するように設計された組立体から延ばされたバーまたはハンドルであり、場合によってはアンカーとして作用する。一般に、従来技術は、基体をベースバーまたは部品に接着するために接着材を必要とするハンドグリップ組立体を備える。したがって、従来の設計は交換が困難であり、ベースバーまたは構成部品からハンドグリップを除去するために、ハンドグリップ自体を破壊することが必要となる場合がある。以下に開示される実施形態は、これらの問題の一部を改善しようとするものである。
【0005】
【開示の概要】
【0006】
[0004]一実施形態において、車両のステアリング組立体は、少なくとも1つの接地係合部材に動作可能に結合されたハンドルバーを備え、ステアリング組立体は、少なくとも1つの接地係合部材を操舵するように構成される。ステアリング組立体は、ハンドルバーに動作可能に結合されたハンドグリップを更に備える。ハンドグリップは、クランプと、クランプを受けるように構成された基体とを備え、クランプは、ハンドルバーに係合するように構成される。ハンドグリップは、基体の一部分を覆うように構成された外部分を更に備える。
【0007】
[0005]別の実施形態において、ハンドグリップを組み立てる方法は、ほぼ円筒状の形状を有する基体を提供するステップを含む。ハンドグリップを組み立てる方法は、基体の一部分と係合するクランプを更に備え、基体およびクランプの上方に外部分を成形するステップを更に含む。
【0008】
[0006]さらに別の実施形態において、ハンドグリップ組立体は、ほぼ円筒形に構成された基体と、基体の端部分と噛み合うように構成されたクランプとを備える。ハンドグリップはさらに、クランプに結合された締結具を構成し、締結具は、クランプを係合位置から係合解除位置に移動させるように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本開示の車両の右後方の斜視図である。
図2図2は、図1の車両のステアリング入力部(例えばハンドルバー)の外範囲の右後方の斜視図である。
図3図3は、図2の線3-3に沿った、図2のハンドルバーのハンドグリップの横断面図である。
図4図4は、図2の線4-4に沿って取られた図2のハンドグリップの横断面図である。
図5A図5Aは、図2のハンドグリップの基体とのクランプの事前組立体の斜視図である。
図5B図5Bは、図5Aのハンドグリップの基体とのクランプの部分組立体の斜視図である。
図5C図5Cは、図5Bのハンドグリップの基体とクランプの設置された又は最終的な組立体の斜視図である。
図6図6は、図3のハンドグリップのガードの部分的に設置された図の斜視図である。
図7図7は、図5Cのクランプの設置された組立体の斜視図であり、図2のハンドグリップのガードを含む。
図8図8は、図2のハンドグリップの分解図である。
図9図9は、図2の線3-3に沿って取られた、図2のハンドルバーの左ハンドグリップの代替実施形態の横断面図である。
図10図10は、図2の線4-4に沿って取られた、図9のハンドグリップの代替実施形態の横断面図である。
図11図11は、本開示の代替ハンドグリップのガード組立体の斜視図であり、ガード組立体は、設置されていない状態にある。
図12図12は、設置状態における図11のガード組立体の斜視図である。
図13図13は、図11のガード組立体と代替ガード組立体の基体との接合点の横断面図である。
【0010】
【図面の詳細な説明】
【0011】
[0022]本開示の原理の理解を促進する目的で、以下に説明される図面に示される実施形態を参照する。以下に開示される実施形態は、網羅的であることを意図するものではなく、また、本開示を以下の詳細な説明に開示される正確な形態に限定するものでもない。むしろ、当業者がその教示を利用することができるように、実施形態が選択され、説明される。従って、本開示の範囲の限定は、それによって意図されない。対応する参照符号は、いくつかの図を通して対応する部分を示す。
【0012】
[0023]用語「結合」、「結合された」、「結合器」およびそれらの変形は、2つ以上の構成部品が直接物理的に接触している配置と、2つ以上の構成部品が互いに直接的に接触していない(例えば、構成部品は少なくとも第3の構成部品を介して「結合されている」が、それでもなお互いに協力または相互作用する)配置の両方を含むために使用される。
【0013】
[0024]幾つかの例において、本開示および特許請求の範囲を通して、第1、第2、第3、および第4のような数値用語が、様々な動作伝達構成部品および他の構成部品および特徴に関して使用される。このような使用は、構成部品の順序付けを示すことを意図するものではない。むしろ、参照される構成部品を識別する際に読者を補助するために数値用語が使用され、構成部品の特定の順序を提供するものとして厳密に解釈されるべきではない。
【0014】
[0025]図1に示すように、車両10が示されている。例示的に、車両10は自動二輪車である。車両10は、複数の接地係合部材12によって支持されている。例示的な実施形態において、2つの接地係合部材12があるが、これらは、車輪として示されている。トラック、スキーまたは種々の他の接地係合部材が使用されてもよいことが理解される。車両10は、限定されるものではないが、三輪車、スノーモービル、全地形型車両、ジェットスキー、またはステアリングシステムを利用する任意の他の車両を含む様々な車両とすることができる。本実施形態において、車両10はさらに、操作者(図示せず)を支持するように構成されたシート14と、幾つかのシナリオでは、乗員用シート15とを備える。車両10はさらに、(例示的にシート14の前方に置かれる)燃料タンク16と、操作者の足を受けるように構成された一対の床板または足サポート18と、乗員の足を受けるように構成された一対の乗員足ホールド19(図示せず)とを備える。
【0015】
[0026]やはり図1を参照すると、車両10は、車両10を操縦するために接地係合部材12に動作可能に結合されたステアリング組立体20を備える。本実施形態において、ステアリング組立体20は、ステアリング入力部、例えばハンドルバー30を備えており、このハンドルバー30は、左ハンドグリップ100、右ハンドグリップ32、ブレーキレバー34、クラッチレバー36、およびその他の様々な構成部品を備えるように構成することができる。ハンドルバー30は、操作者(図示せず)によって操舵可能な操舵アームとして作用するように、車両10の外向き横方向範囲に向かって延びている。一般に知られているように、左ハンドグリップ100は一般に静止しており、一方、右ハンドグリップ32は回転可能であり、右ハンドグリップ32の回転は車両10を加速する。左ハンドグリップ100および右ハンドグリップ32は、それらの外に面する表面に波形、突出部、または他の特徴部を含み、左ハンドグリップ100および右ハンドグリップ32を把持する操作者の能力を増大させることができることが分かる。
【0016】
[0027]さらに図1を参照すると、車両10は、左スイッチキューブ40および右スイッチキューブ42を組み込むことができる。左スイッチキューブ40および右スイッチキューブ42は、ライトスイッチ、拡張駆動システムスイッチ、加熱グリップスイッチ、エンジンキルスイッチ、ミュージックまたはコール用のボリュームスイッチ、または車両10上の他の様々な構成部品を制御するスイッチを含む複数のスイッチを備えてもよい。ステアリング組立体20の種々の構成部品および/または特徴および機能のさらなる詳細は、2020年1月6日に出願された「加熱構成部品を有する娯楽用車両」と題する米国特許出願第16/734846号に開示され、その完全な開示は、参照により本明細書に明示的に組み込まれる。
【0017】
[0028]次に図2を参照して、左ハンドグリップ100の本実施形態をより詳細に説明する。左ハンドグリップ100は、例示的に、内端部112及び外端部114を有するオーバーモールドグリップ110を有する。内端部112に隣接して、左スイッチキューブ40は、操作者の手が左ハンドグリップ100を握り、同時に左スイッチキューブ40に到達することができるように配置される。例示的な実施形態において、左スイッチキューブ40は、ハンドルバー30が左スイッチキューブ40を通って延びるようにハンドルバー30と協働するように構成される。
【0018】
[0029]図3を参照すると、左ハンドグリップ100の横断面は、左ハンドグリップ100の構造を示すように見える。例えば、左ハンドグリップ100のベース構造体は、基体120から構成される。本実施形態において、基体120は略円筒形状として構成され、ハンドルバー30の端部上を摺動するように設計されている。本実施形態において、加熱カバーまたは要素176は、基体120の少なくとも一部分を囲むことができ、加熱カバー176は、左ハンドグリップ100、特にオーバーモールドグリップ110の温度を上昇させるように構成されてもよい。このようにして、オーバーモールドグリップ110を把持する操作者の手は、車両10の動作中に暖められる。例えば、加熱カバー176は、オーバーモールドグリップ110と基体120との間に径方向に位置付けられる。基体120はさらに、第1のフランジ121内の第1の開口部172(図5B)と、第2のフランジ123内の第2の開口部174とを備えて構成される。第1の開口部172および第2の開口部174は、基体120の端部を通る少なくとも1本の電気ワイヤ170の通過を可能にするように設計される。電気ワイヤ170は、加熱カバー176に電力を供給するように構成される。加熱カバー176は任意であり、加熱カバー176を含まない左ハンドグリップ100の構成は、加熱カバー176によって提供される加熱能力を伴わずに、本開示と実質的に同じ方法で左ハンドグリップ100上に組み立てられることが理解される。
【0019】
[0030]基体120は、複数のチャネル122を更に備え、オーバーモールドグリップ110は、複数の相補的な突出部116を備える。本実施形態において、チャネル122は、突出部116を受け、オーバーモールドグリップ110および基体120の整列および結合を補助するように構成される。例示的な実施形態において、チャネル122および相補的な突出部116は、本質的に一般に直線状でもよいが、チャネル122および相補的な突出部116は、オーバーモールドグリップ110および基体120の結合を補助するために、様々な形状、構成、および量を備えることが理解される。さらに、相補的な突出部116は、オーバーモールドグリップ110とハンドルバー30との間に直接、結合接合点を提供する。オーバーモールドグリップ110とハンドルバー30との間の結合接合点において、相補的な突出部116はアイソレータとして作用し、ハンドルバー30からの振動を吸収する。さらに、オーバーモールドグリップ110とハンドルバー30との間の結合接合点は、オーバーモールドグリップ110が基体120に対して回転するのを防止するのに役立つ。
【0020】
[0031]本実施形態において、基体板120は、第1のフランジ121および第2のフランジ123を更に備え、第1のフランジ121および第2のフランジ123の両方は、一般的に円形である。例示的な実施形態において、第1のフランジ121は第2のフランジ123よりも大きい直径を有し、第1のフランジ121は第2のフランジ123の横方向外向きにある。図3から分かるように、第1のフランジ121は、オーバーモールドグリップ110の内端部112と係合するように構成されており、図示されていないが、第2のフランジ123は、左スイッチキューブ40の内部の部分と係合するように構成されており、その結果、左ハンドグリップ100が左スイッチキューブ40に結合される。本実施形態において、図6に最もよく示されるように、第2のフランジ123は、第1のクロッキング特徴部127Aおよび第2のクロッキング特徴部127Bを備える。第1のクロッキング特徴部127Aおよび第2のクロッキング特徴部127Bは、左スイッチキューブ40の相補的特徴部(図示せず)と係合するように構成される。クロッキング特徴部127Aおよび127Bは、左ハンドグリップ100が左スイッチキューブ40に対して適切な構成で設置されることを保証する。
【0021】
[0032]さらに図3を参照すると、左ハンドグリップ100は、基体120およびハンドルバー30と係合するように構成されたクランプ130を更に備える。クランプ130については以下により詳細に説明するが、クランプ130が左ハンドグリップ100のほぼ内端部112に位置付けられていることが示されている。本実施形態において、クランプ130が第1のフランジ121に当接して、クランプ130がハンドグリップ縦軸50に沿って内側に移動することが抑制される。クランプ130はまた、基体120に成形された保持特徴部128によって保持され、その結果、クランプ130は、ハンドグリップ縦軸50に沿って外向きに移動することが抑制される。このようにして、クランプ130は、クランプ130を基体120から径方向外向きに移動させることによって、設置および設置解除される。図3はまた、クランプ130、基体120の一部分、第1のフランジ121、および保持特徴部128を覆うように構成されたガード150を示す。
【0022】
[0033]次に図4を参照すると、基体120は、第1のタブ124および第2のタブ125を更に備える。第1のタブ124および第2のタブ125は、第1のフランジ121および第2のフランジ123を基体120の主要本体に接続するように構成される。これは、基体120の構造的完全性を増大させるためであるが、基体120の幾つかの潜在的な製造処理の1つである射出成形処理中に材料が通過するためのブリッジを提供する。クランプ130は、第1のタブ124を受容タブ131に係合するように構成され、さらに、クランプ130は、第2のタブ125を受容部分132に係合するように構成される。クランプ130の第1のタブ124および第2のタブ125への係合は、以下でさらに説明される。クランプ130は、加熱カバー176が左ハンドグリップ100内に設置されたときに電気ワイヤ170を受けるように構成されたワイヤ受容部分133を更に備える。受容部分133は、電気ワイヤ170を保持するためのワイヤ保持特徴部を含んでもよいことが理解されよう。
【0023】
[0034]さらに、クランプ130は、第1の端部137および第2の端部138を備える。第1の端部137は、第1の孔136Aで構成され、第2の端部138は、第2の孔136Bで構成される。第1の端部137および第2の端部138は、第1の孔136Aおよび第2の孔136Bを介して締結具140を受けるように構成される。例示的な実施形態において、孔136Aは貫通孔であり、孔136Bはネジ切りされ、締結具140は、孔136Aを貫通して孔136Bにネジ込まれる対応ネジを有する。クランプ130は、クランプ140が孔136Aおよび136Bに挿入され、締結具140が係合された構成に移動されると、第1の端部137および第2の端部138が互いに接近して移動するように構成される。例示的に、第1の端部137と第2の端部138との間の空間は、クランプ距離135である。このようにして、締結具140が係合構成に移動され、第1の端部137と第2の端部138が互いに接近するにつれて、クランプ距離135が減少する。クランプ130は内径130Aを有し、クランプ距離135が減少するにつれて内径130Aは減少する。逆に、締結具140が係合解除されると、第1の端部137と第2の端部138はさらに離れて移動し、これにより、クランプ距離135が増加し、クランプ130の内径130Aが増加する。クランプ130はさらに、クランプ130の内径130Aの少なくとも一部分に沿ってハンドルバー30と係合するように構成される。このようにして、クランプ距離135が減少すると、クランプ130の内径130Aも減少し、ハンドルバー30上のクランプ130のクランプ力が増加し、左ハンドグリップ100をハンドルバー30から取り外すことが困難になる。
【0024】
[0035]やはり図4を参照すると、ガード150は、クランプ130を囲むように構成される。本実施形態において、ガード150の径方向外範囲は、クランプ130、第1のタブ124、第2のタブ125、および締結具140の外形をプロファイリングするように形成される。図4および図8に見られるように、ガード150は、締結具開口部151を更に備え、この締結具開口部151は、締結具140を受け、ガード150がクランプ130を覆っているときに締結具140がガード150を通過することを可能にして、締結具140がクランプ130および孔136Aおよび136Bに係合できるように構成される。ガード150は、オーバーモールドグリップ110を左ハンドグリップ100上に成形するオーバーモールド処理の前に設置されるように設計され、このようにして、ガード150は、クランプ130をオーバーモールドグリップ110のオーバーモールド処理から保護する。さらに、オーバーモールドグリップ110は、締結具開口部151と協働するように構成された開口部118を備え、次に、締結具140が開口部118を通過することを可能にし、締結具開口部151が孔136Aおよび136Bによって受けられることを可能にする。
【0025】
[0036]クランプ130の設置は、図5A図5Cを用いてさらに説明される。図5Aは、基体120に設置される準備ができている第1の位置にあるクランプ130を示す。例示的に、クランプ130は、クランプ距離135が第2のタブ125と協働することができるように整列される。図5Bを参照すると、クランプ130は、基体120上に部分的に設置された第2の位置に移動される。第1の位置から第2の位置へ移動する際に、クランプ130は、第2のタブ125を通過することによって、クランプ距離135を通って第2のタブ125を通過する。
【0026】
[0037]図5Cは、クランプ130が基体120上に完全に設置されている第3の位置を表す。この構成は、図3および図4にも見られる。図5Cに見られるように、ワイヤ受容部分133は、第1の開口部172および第2の開口部174と整列されて、ワイヤが基体120を通過し、クランプ130上を通過することを可能にする。さらに、第2の位置から第3の位置への移行中、図4に示すように、受容タブ131は第1のタブ124と係合し、受容部分132は第2のタブ125と係合する。受容タブ131と第1のタブ124との係合および受容部分132と第2のタブ125との係合は、基体120上のクランプ130の標準的な回転位置を提供する。このようにして、クランプ130は、孔136が締結具開口部151および開口部118(図4)と整列するように、基準位置にクロックされる。この位置では、前述したように、留め具140を開口136Aおよび136Bと係合させて、クランプ130とハンドルバー30との間に摩擦嵌合を形成して、左ハンドグリップ100がハンドグリップ縦軸50に沿って長手方向に移動しないようにすることができる。
【0027】
[0038]図6および図7に示すように、ガード150は、クランプ130の様々なプロファイルと協働するように構成された複数のプロファイル表面を備える。本実施形態において、ガード150は、締結具キャビティ152と、第1のタブキャビティ154と、第2のタブキャビティ156とを含む(図4)。例示的に、ガード150は、締結具キャビティ152が第1の端部137及び第2の端部138と協働し、第1のタブキャビティ154が第1のタブ124及び受容タブ131と協働し、第2のタブキャビティ156が第2のタブ125及び受容部分132と協働するように設計される。このようにして、ガード150は、オーバーモールドグリップ110が左ハンドグリップ100上に成形されるときに、これらの可動構成部品をオーバーモールディング 処理から保護することができる。
【0028】
[0039]図6は、ガード150の部分的に設置された位置を表示する。例示的に、ガード150は、ハンドグリップ縦軸50に沿って縦方向に変位され、クランプ130と整列されて、締結具キャビティ152、第1のタブキャビティ154、および第2のタブキャビティ156が、クランプ130の相補的プロファイルと整列されるようにする。
【0029】
[0040]図7は、ガード150の設置位置を示す。例示的に、ガード150はクランプ130を完全に覆う。さらに、締結具140は締結具開口部151内に位置決めされ、孔136Aおよび136Bと係合される(図4)。また、ガード150は、ハンドグリップ縦軸50に沿った基体120に沿って移動可能であるように構成される。また、ガード150は、内端部の第1のフランジ121によって拘束され、基体120のノッチ126によって更に拘束される。本実施形態において、ノッチ126は、基体120の製造処理中に基体120に成形される。左ハンドグリップ100の組立中に、ガード150は、ハンドグリップ縦軸50に沿ってノッチ126を越えて基体120上に摺動され、第1のフランジ121によって更に内向きに移動することが抑制され、設置状態になると、ガード150はノッチ126によって外向きに移動することが抑制される。
【0030】
[0041]図8に最もよく示されているように、左ハンドグリップ100の分解図が示されており、左ハンドグリップ100の製造について更に説明することができる。本実施形態において、基体120およびガード150は、ポリプロピレンなどのポリマー材料から構成され、射出成形法などを用いて製造することができる。さらに、クランプ130は、金属材料(例えば、アルミニウム)から構成され、押し出し法、機械加工法、鋳造法を用いて製造されてもよいし、押し出し、機械加工、印刷等の任意の組合せを更に受けてもよい。先に説明したように、クランプ130は、第1のタブ124および第2のタブ125との係合を介して基体120上に設置される。クランプ130を設置した後、ガード150を左ハンドグリップ100上に摺動させてクランプ130と係合させる。加熱されたハンドグリップを有する一実施形態において、加熱カバー176は、オーバーモールドグリップ110が左ハンドグリップ100上に成形される前に設置される。オーバーモールドグリップ110は、締結具140を受けるように構成された開口部118を備えて更に構成される。締結具140は、オーバーモールドグリップ110およびガード150上の開口部118を通して挿入され、クランプ130の孔136Aおよび136Bに係合する。このようにして、最終組立後に、締結具140を挿入または取り外して、左ハンドグリップ100の、より高い又はより低いクランプ力をハンドルバー30に与えることができる。
【0031】
[0042]次に、左ハンドグリップの他の実施形態について、より詳細に説明する。図9を参照すると、左ハンドグリップ200は、左ハンドグリップ100の代替として示され、ここで、左ハンドグリップ200は、車両10のハンドルバー30に動作可能に結合される。さらに、左ハンドグリップ200は、基体220と、クランプ230と、オーバーモールドグリップ210とを備える。本実施形態において、クランプ230は、成形処理中に基体220と共に成形される。このようにして、クランプ230は基体220と一体であり、クランプ230の更なる設置は必要とされない。基体220がクランプ230の周りに成形されると、オーバーモールドグリップ210が基体220およびクランプ230の上に成形されて、操作者の手のための把持表面を作る。構成部品を保護するために、ガード150と同様のガードをここでも使用することができることを理解されたい。
【0032】
[0043]図10に最もよく示されるように、オーバーモールドグリップ210は、クランプ230の第1の端部237および第2の端部238の孔に受けられる締結具240を受けるように構成された開口部218を備える。締結具240は、クランプ230を係合解除位置から係合位置に移動させるために使用することができ、この場合、第1の端部237と第2の端部238は互いに接近して移動し、それによってクランプ230の内径を減少させる。このようにして、ハンドルバー30上のクランプ230のクランプ力が増大され、それによって、左ハンドグリップ200をハンドルバー30から取り外すことの困難性が増大する。
【0033】
[0044]本実施形態をさらに説明すると、オーバーモールドグリップ210は、基体220内のチャネル222と協働するように構成された突出部216を備えることができる。例示的な実施形態において、チャネル222および相補的な突出部216は、本質的に一般に直線状でもよいが、チャネル222および相補的な突出部216は、オーバーモールドグリップ210および基体220の結合を補助するために、様々な形状、構成、および量を含み得ることが理解される。さらに、相補的な突出部216は、オーバーモールドグリップ210とハンドルバー30との間に、直接、結合接合点を提供する。オーバーモールドグリップ210とハンドルバー30との間の結合接合点において、相補的な突出部216はアイソレータとして作用し、ハンドルバー30からの振動を吸収する。さらに、オーバーモールドグリップ210とハンドルバー30との間の結合接合点は、オーバーモールドグリップ110が基体120に対して回転するのを防止するのに役立つ。
【0034】
[0045]同封された実施形態の利点は、左ハンドグリップ100および左ハンドグリップ200の両方が、ハンドルバー30に結合するためのクランプ力からの摩擦に依存することであることを理解されたい。従来の発明は、ハンドルバー30に結合するために様々な接着材に依存しており、このようにして、左ハンドグリップ100および左ハンドグリップ200の両方が、いかなるタイプの接着材もなく結合するように構成される。同封された実施形態の特定の利点は、左ハンドグリップ100または左ハンドグリップ200のいずれかで構成された車両が、左ハンドグリップ100または左ハンドグリップ200のいずれかを、より容易に別のタイプのハンドグリップに置き換えることができることである。ハンドグリップが接着材と結合された構成において、ハンドグリップが取り外されるときに、ハンドグリップの破壊がしばしば生じる。さらに、接着残留物が残って、ハンドグリップの取外し後に更なる難局を引き起こす可能性がある。提示された開示において、左ハンドグリップ100および左ハンドグリップ200の両方は、接着材なしに設置することが可能であり、したがって、取外し中に同じ難局を提示しない。
【0035】
[0046]本開示の別の利点は、左ハンドグリップ100または左ハンドグリップ200のハンドルバー30への嵌合または締付けが増大されることである。ハンドグリップをハンドルバーに結合するために接着材に依存する従来の発明は、典型的には、接着材がその有効性を失うか、または不適切に塗布された場合に、ハンドグリップとハンドルバーとの間に望ましくない運動を生じさせる可能性がある部品に設計された、より大きな公差を必要とした。本開示において、接着材が使用されず、製造処理において考慮される必要がないので、公差を減少させることができ、左ハンドグリップ100および左ハンドグリップ200のクランプ130およびクランプ230は、左ハンドグリップ100および左ハンドグリップ200をハンドルバー30に保持するのに十分なクランプ力を提供する。
【0036】
[0047]本開示の別の利点は、左ハンドグリップ100および左ハンドグリップ200を様々なハンドルバーに設置することができることである。左ハンドグリップ100および左ハンドグリップ200は両方とも摩擦嵌合のみを必要とし、左ハンドグリップ100および左ハンドグリップ200を収容するためのハンドルバー30上のいかなる特定の特徴も必要としない。このようにして、左ハンドグリップ100および左ハンドグリップ200は、様々な車両で使用するように構成される。
【0037】
[0048]左ハンドグリップ100を参照することが本明細書に開示されているが、構成部品の同様の組立方法および構成が右ハンドグリップ32に適用可能であることが理解できる。
【0038】
[0049]次に図11図12を参照すると、代替ハンドグリップ300が提供される。図11図12に示されるように、ハンドグリップ300は、第1のタブ324および第2のタブによって基体320の主要本体に結合された第1のフランジ321および第2のフランジ323を有する基体320を備える。第2のタブは示されていないが、第2のタブは、図4に示されるタブ125と同様のまたは同一の構成を有する。本実施形態において、第1のタブ324は、第1のタブ324から径方向外向きに延びる延長部325を備える。オーバーモールドは示されていないが、オーバーモールドは、図2に示されるオーバーモールド110と同様または同一の構成を有し、基体320を覆って車両10の操作者に把持表面を提供するように構成される。基体320はまた、基体320の外側の周りに間隔を置いて配置された複数のノッチ326を備える。保持特徴部328は、ノッチ326と第1のフランジ321との間に横方向に位置決めされる。例示的に、保持特徴部328は、基体320から径方向外向きに延びるフランジである。一実施形態において、保持特徴部328は基体320と一体的に形成されてもよいが、他の実施形態において、保持特徴部328は基体320とは別個であってもよい。クランプ330(図5A図5Cのクランプ130と同様)は、前述したように、クランプ130が基体320と係合するのと実質的に同じ方法で基体120と係合するように構成される。クランプ330は、横方向中間保持特徴部328と第1のフランジ321との間に位置決めされる。クランプ330は、第2の端部338から離間した第1の端部337を更に備える。締結具340は、第1の端部337を通して挿入され、第2の端部338にねじ込まれて、第1の端部337と第2の端部338との間の間隔を変更するように構成される。
【0039】
[0050]ハンドグリップ300は、基体320(図11)に沿って横方向に摺動するように構成されたガード350を更に備える。ガード350は、クランプ330が基体320(図12)に係合しているときに、クランプ330を覆うように構成されている。ガード350は、オーバーモールドグリップを左ハンドグリップ300上に成形するオーバーモールド処理の前に設置されるように設計され、このようにして、ガード350は、オーバーモールドグリップを形成するために使用されるオーバーモールド処理からクランプ330を保護する。ガード350は、締結具340、第1の端部337および第2の端部338を覆うように構成された締結具キャビティ352を備える。例示的に、締結具キャビティは、横方向に延びる複数のリブ353を含む。リブ353は、オーバーモールド処理中に、ガード350および締結具キャビティ352に追加の剛性および強度を提供するように構成される。
【0040】
[0051]ガード350はまた、締結具340を受けるように構成された締結具開口部351を備える。締結具340は、締結具開口部351を通って延び、第1の端部337を通って第2の端部338内にねじ込まれるように構成される。締結具340は、前述したように、締結具140と実質的に同様に動作する。スリーブ351Aは、第1の端部337および第2の端部338に結合されたときに、開口部351から外向きに延びて少なくとも部分的に締結具340を覆う。
【0041】
[0052]また、ガード350は、第1のタブ324を覆って嵌合するように構成された第1のタブキャビティ354を備える。第1のタブキャビティ354は、延長部325と接合点を形成するように構成された中空延長部355を備える。すなわち、第1のタブキャビティ354および中空延長部355は、第1のタブおよび延長部325を覆い、それらとの接合点を形成する。延長部325は、ガード350がクランプ330と係合したときに基体320に対して回転することが禁止されるように、ガード350のクロッキング部材のように動作する。
【0042】
[0053]なお図11図12を参照すると、ガード350はまた、基体320に沿って横方向外向きに延びる複数のフランジ356を備える。本実施形態において、フランジ356は、基体320の一部の周囲に延び、ノッチ326を受けるように構成された開口部を備える。すなわち、フランジ356は、基体320の周囲のノッチ326の間に延びる。フランジ356は、基体320上のガード350によって追加のクランプ力を加えるように構成される。オーバーモールド処理中、フランジ356は、ガードおよび接触クランプ330の下を流れる追加の材料からの追加の保護を提供する。
【0043】
[0054]ここで図13を参照すると、ガード350は、複数の方法によって第1のフランジ321に結合されてもよい。本実施形態において、ガード350は、音波溶着処理によって第1のフランジ321に結合される。音波溶着処理中、ガード350上のエネルギ・ダイレクタ360は、第1のフランジ321と接触するように構成される。高周波音響振動がエネルギ・ダイレクタ360に投射され、エネルギ・ダイレクタの熱エネルギを増大させる。その後、エネルギ・ダイレクタ360は、高い熱エネルギによって溶融し、ガード350を第1のフランジ321に効果的に結合する。ガード350を第1のフランジ321に結合することによって、材料がオーバーモールド処理中にガード350の下に入ることが防止され、それによってクランプ330と接触することが防止される。
[0055]実施例
[0056]実施例1
【0044】
車両用ステアリング組立体が提供される。ステアリング組立体は、少なくとも1つの接地係合部材に動作可能に結合されて、少なくとも1つの接地係合部材を操舵するハンドルバーと、ハンドルバーに動作可能に結合されたハンドグリップと、を備える。ハンドグリップは、クランプと、クランプを受けるように構成された基体と、基体の一部分を覆うように構成された外部分と、を備える。クランプは、ハンドルバーに係合するように構成される。
[0057]実施例2
【0045】
クランプが、ねじを受けるように構成された孔を含む、実施例1のステアリング組立体。
[0058]実施例3
【0046】
外部分がクランプの一部分を隠す、実施例2のステアリング組立体。
[0059]実施例4
【0047】
外部分が、ねじを受けるように構成された孔を含む、実施例3のステアリング組立体。
[0060]実施例5
【0048】
基体が、外部分に複数のリブを受けるように構成された複数のチャネルを備える、実施例4のステアリング組立体。
[0061]実施例6
【0049】
クランプがハンドルバーの内端部に隣接して位置決めされている、実施例1のステアリング組立体。
[0062]実施例7
【0050】
ハンドグリップを組み立てる方法が提供される。この方法は、略円筒状の基体を提供するステップと、基体の一部分と係合するように構成されたクランプを提供するステップと、基体およびクランプ上方に外部分を成形するステップと、を含む。
[0063]実施例8
【0051】
実施例7のハンドグリップを組み立てる方法であって、クランプおよびハンドルバーに動作可能に結合された締結具を提供するステップと、ハンドルバーにハンドグリップを位置決めするステップと、締結具をクランプに締結するステップと、クランプをハンドルバーに係合させるステップと、を更に含む、方法。
[0064]実施例9
【0052】
実施例8のハンドグリップを組み立てる方法であって、基体に複数のチャネルを提供するステップと、外部分の内側に複数の押出加工部を提供するステップと、複数の押出加工部を複数のチャネル内に位置決めするステップと、を更に含む、方法。
[0065]実施例10
【0053】
実施例8のハンドグリップを組み立てる方法であって、外部分がクランプを隠す、方法。
[0066]実施例11
【0054】
実施例8のハンドグリップを組み立てる方法であって、孔を持つように構成された外部分を提供するステップと、孔から締結具を挿入するステップと、を更に含む、方法。
[0067]実施例12
【0055】
ハンドグリップ組立体であって、略円筒状に構成された基体と、基体の端部分と噛み合うように構成されたクランプと、クランプに結合され、クランプを係合位置から係合解除位置に移動させるように構成された締結具と、を備える、ハンドグリップ組立体。
[0068]実施例13
【0056】
基体と結合するように構成されたオーバーモールドグリップを更に備える、実施例12のハンドグリップ組立体。
[0069]実施例14
【0057】
オーバーモールドグリップが、クランプの一部分を隠すように構成される、実施例13のハンドグリップ組立体。
[0070]実施例15
【0058】
オーバーモールドの外部分が波形表面を有する、実施例14のハンドグリップ組立体。
[0071]実施例16
【0059】
クランプとオーバーモールドとの中間にガードが位置決めされている、実施例14のハンドグリップ組立体。
[0072]実施例17
【0060】
基体が、外部分上の複数のリブを受けるように構成された複数のチャネルを備える、実施例12のハンドグリップ組立体。
[0073]実施例18
【0061】
基体が、複数のワイヤを受けるように構成された開口部を備える、実施例12のハンドグリップ組立体。
【0062】
[0074]本発明は例示的な設計を有するものとして説明したが、本発明は、本開示の精神および範囲内でさらに修正されてもよい。したがって、本出願は、その一般原理を使用した本発明のあらゆる変形、使用、または適応をカバーすることを意図している。さらに、本出願は、本発明が関係する技術分野における既知のまたは慣習的な実施の範囲内にあるような本開示からの逸脱をカバーすることを意図している。
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図5C
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【国際調査報告】