(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-04
(54)【発明の名称】経口液体エンザルタミド組成物
(51)【国際特許分類】
A61K 31/4164 20060101AFI20240927BHJP
A61K 9/08 20060101ALI20240927BHJP
A61K 47/44 20170101ALI20240927BHJP
A61K 47/34 20170101ALI20240927BHJP
A61K 47/14 20170101ALI20240927BHJP
A61K 47/18 20170101ALI20240927BHJP
A61K 47/10 20170101ALI20240927BHJP
A61K 47/12 20060101ALI20240927BHJP
A61K 47/38 20060101ALI20240927BHJP
A61K 47/32 20060101ALI20240927BHJP
A61K 47/02 20060101ALI20240927BHJP
A61K 47/26 20060101ALI20240927BHJP
A61P 35/00 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
A61K31/4164
A61K9/08
A61K47/44
A61K47/34
A61K47/14
A61K47/18
A61K47/10
A61K47/12
A61K47/38
A61K47/32
A61K47/02
A61K47/26
A61P35/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024519744
(86)(22)【出願日】2022-09-30
(85)【翻訳文提出日】2024-03-29
(86)【国際出願番号】 IB2022059345
(87)【国際公開番号】W WO2023053084
(87)【国際公開日】2023-04-06
(31)【優先権主張番号】202111044703
(32)【優先日】2021-10-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】500297535
【氏名又は名称】フェリング ベスローテン フェンノートシャップ
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100111796
【氏名又は名称】服部 博信
(74)【代理人】
【識別番号】100123766
【氏名又は名称】松田 七重
(74)【代理人】
【識別番号】100156982
【氏名又は名称】秋澤 慈
(72)【発明者】
【氏名】パディ ビジェイ クマール
(72)【発明者】
【氏名】ビラーダー シャイレシュ ヴィシュワナス
(72)【発明者】
【氏名】ソンガ アンベードカル スニル
【テーマコード(参考)】
4C076
4C086
【Fターム(参考)】
4C076AA11
4C076BB01
4C076CC27
4C076DD24
4C076DD37
4C076DD38
4C076DD41
4C076DD46
4C076DD51
4C076EE16
4C076EE23
4C076EE31
4C076EE32
4C076EE52
4C076EE53
4C076FF11
4C076FF51
4C076FF52
4C086AA01
4C086AA02
4C086BC38
4C086MA03
4C086MA05
4C086MA16
4C086MA52
4C086NA14
4C086ZB26
(57)【要約】
【課題】経口液体エンザルタミド組成物を提供する。
【解決手段】エンザルタミドを含む経口液体医薬組成物及びそれらを使用する治療方法が本明細書に記載される。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンザルタミドの経口液体医薬組成物であって、
(i)約2.5%~約6%w/wのエンザルタミド;
(ii)任意選択により、植物油、香味油、及び精油の1種以上から選択される、約0.5%~約25%w/wの油;
(iii)約5%~約85%w/wの界面活性剤及び可溶化剤の一方又は両方であって、前記界面活性剤は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤、ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤、ポリオキシル硬化ヒマシ油界面活性剤、ヒドロキシステアリン酸ポリオキシル界面活性剤、ラウロイルポリオキシルグリセリド及びラウロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、ステアロイルポリオキシルグリセリド及びステアロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、並びにステアリン酸ポリオキシル界面活性剤から選択される1種以上を含み、前記可溶化剤は、ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤、オレイン酸ポリグリセリル可溶化剤、及びモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン可溶化剤から選択される1種以上を含む、界面活性剤及び可溶化剤の一方又は両方;
(iv)モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤、オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤、リノレオイルマクロゴールグリセリド及びリノレオイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、ラウロイルマクロゴールグリセリド及びラウロイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性剤、並びにモノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤の1種以上から選択される、約5%~約25%w/wの界面活性助剤;
(v)DL-メチオニン、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、アルギニン、システイン、パルミチン酸アスコルビン、メタ重亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、没食子酸プロピル、γリノレン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、アスコルビン酸、及びαトコフェロールから選択される1種以上を含む、約0.01%~約1%w/wの酸化防止剤;
(vi)任意選択により、ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール可溶化剤、ポリビニルピロリドン可溶化剤、ビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー可溶化剤、ポリビニルアルコール/ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ヒドロキシプロピルメチルセルロース可溶化剤、及びヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステル可溶化剤の1種以上から選択される、約0.5%~約5%w/wの沈殿抑制剤;並びに
(vii)任意選択により、約1%~約5%w/wの水を含む組成物。
【請求項2】
エンザルタミドの経口液体医薬組成物であって、
(i)約2.5%~約6%w/wのエンザルタミド;
(ii)任意選択により、植物油、香味油、及び精油の1種以上から選択される、約0.5%~約25%w/wの油;
(iii)コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤、ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤、ポリオキシル硬化ヒマシ油界面活性剤、ヒドロキシステアリン酸ポリオキシル界面活性剤、ラウロイルポリオキシルグリセリド及びラウロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、ステアロイルポリオキシルグリセリド及びステアロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、並びにステアリン酸ポリオキシル界面活性剤から選択される1種以上を含む、約5%~約65%w/wの界面活性剤;
(iv)モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤、オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤、リノレオイルマクロゴールグリセリド及びリノレオイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、ラウロイルマクロゴールグリセリド及びラウロイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性剤、並びにモノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤の1種以上から選択される、約5%~約30%w/wの界面活性助剤;
(v)DL-メチオニン、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、アルギニン、システイン、パルミチン酸アスコルビン、メタ重亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、没食子酸プロピル、γリノレン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、アスコルビン酸、及びαトコフェロールから選択される1種以上を含む、約0.01%~約1%w/wの酸化防止剤;
(vi)任意選択により、ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール可溶化剤、ポリビニルピロリドン可溶化剤、ビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー可溶化剤、ポリビニルアルコール/ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ヒドロキシプロピルメチルセルロース可溶化剤、及びヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステル可溶化剤の1種以上から選択される、約0.5%~約5%w/wの沈殿抑制剤;並びに
(vii)任意選択により、約1%~約5%w/wの水を含む組成物。
【請求項3】
前記組成物1mL当たり約20~約45mgのエンザルタミドを含む、請求項1又は請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
前記組成物3.5~6.0mL当たり約160mgのエンザルタミドを含む、請求項1又は請求項2に記載の組成物。
【請求項5】
前記組成物6.0mL当たり約160mgのエンザルタミドを含む、請求項1又は請求項2に記載の組成物。
【請求項6】
前記油が存在する、請求項1~5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
前記沈殿抑制剤が存在する、請求項1~6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
前記油及び前記沈殿抑制剤が存在する、請求項1~7のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
約5%~約50%w/wの前記界面活性剤、約5%~約20%w/wの前記界面活性助剤、及び水を含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項10】
(a)任意選択により約0.5%~約5%w/wの前記香味油又は前記精油及び約3%~約15%w/wの前記植物油を含む、約0.5%~約20%w/wの前記油、(b)約5%~約50%w/wの前記界面活性剤、(c)約5%~約20%w/wの前記界面活性助剤、並びに(d)約0.5%~約1%w/wの前記沈殿抑制剤を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項11】
前記界面活性剤が、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤及びポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤を含み、任意選択により、前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がビタミンE TPGSであり、前記ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤がPEG35ヒマシ油である、請求項1~10のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項12】
前記界面活性助剤が、モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤、オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤、モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性剤、又はモノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤を含み、任意選択により、前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり、前記オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤がLABRAFIL(登録商標)M 1944 CSであり、前記モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性剤がCAPMUL(登録商標)MCMであり、前記モノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤がCAPMUL(登録商標)PG-8である、請求項1~11のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項13】
前記沈殿抑制剤が、ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤を含み、任意選択により、前記沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)である、請求項1~12のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項14】
約10%~約35%w/wの共溶媒を更に含み、前記共溶媒は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、グリコフロール、及びN-メチルピロリドンから選択される1種以上を含む、請求項1~13のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項15】
前記共溶媒が、ジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒である、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
約10%~約65%w/wの可溶化剤を含むか又は更に含み、前記可溶化剤が、ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤、オレイン酸ポリグリセリル可溶化剤、及びモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン可溶化剤から選択される1種以上を含む、請求項1~15のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項17】
前記可溶化剤が、ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤を含み、任意選択により、前記可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2である、請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
前記酸化防止剤が、DL-メチオニン、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含む、請求項1~17のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項19】
前記酸化防止剤が、DL-メチオニン、アルギニン、及びシステインから選択される1種以上を含む、請求項18に記載の組成物。
【請求項20】
前記酸化防止剤がDL-メチオニンを含む、請求項18に記載の組成物。
【請求項21】
甘味剤及び香味剤の1種以上を更に含む、請求項1~20のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項22】
前記甘味剤が、スクラロース、グリチルリチン酸アンモニウム、サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、シクラメート、エリスリトール、及びネオテームから選択される1種以上を含み、前記香味剤が、バニラフレーバー、バナナフレーバー、グレープフルーツフレーバー、ストロベリーフレーバー、ラズベリーフレーバー、バブルガムフレーバー、及びキャラメルフレーバーから選択される1種以上を含む、請求項21に記載の組成物。
【請求項23】
前記甘味剤が、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み、前記香味剤が、バニラフレーバー及びバナナフレーバーから選択される1種以上を含む、請求項21に記載の組成物。
【請求項24】
前記組成物が、ペパーミント油、カンゾウ油、バタースコッチ油、及びアニス油の1種以上から選択される香味油を含む、請求項1~23のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項25】
前記組成物が、トウモロコシ油、亜麻仁油、及び菜種油の1種以上から選択される植物油を含む、請求項1~24のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項26】
前記油が存在し、香味油としてペパーミント油、及び植物油としてトウモロコシ油を含み;
前記界面活性剤が、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤又はコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤とポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤の組み合わせであって、任意選択により、前記界面活性剤がビタミンE TPGSであるか、又は前記界面活性剤がビタミンE TPGS及びPEG35ヒマシ油であり;
前記界面活性助剤が、モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤、オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤、モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性助剤、又はモノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤であり;並びに
前記沈殿抑制剤が存在し、ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤である、
請求項1~25のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項27】
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wの前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wの前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wの前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wの前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)前記酸化防止剤;
(ix)任意選択により、前記甘味剤;
(x)任意選択により、前記香味剤を含み;及び
(xi)水が約1.5%w/wの量で存在する、
請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項28】
前記香味油がペパーミント油であり;
前記植物油がトウモロコシ油であり;
前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;
前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;
前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;
前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;
前記酸化防止剤がDLメチオニン、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、及びブチル化ヒドロキシトルエンから選択される1種以上を含み;
前記甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;並びに
前記香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む、
請求項27に記載の組成物。
【請求項29】
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wの前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wの前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wの前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wの前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)前記酸化防止剤;
(ix)任意選択により、前記甘味剤;
(x)任意選択により、前記香味剤を含み;及び
(xi)水が約3%w/wの量で存在する、
請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項30】
前記香味油がペパーミント油であり;
前記植物油がトウモロコシ油であり;
前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;
前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;
前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;
前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;
前記酸化防止剤がDLメチオニンを含み;
前記甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;並びに
前記香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む、
請求項29に記載の組成物。
【請求項31】
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wの前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wの前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wの前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wの前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)前記酸化防止剤;
(ix)任意選択により、前記甘味剤;
(x)任意選択により、前記香味剤を含み;及び
(xi)水が約1.5%w/wの量で存在する、
請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項32】
前記香味油がペパーミント油であり;
前記植物油がトウモロコシ油であり;
前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;
前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;
前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;
前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;
前記酸化防止剤がDLメチオニンを含み;
前記甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;並びに
前記香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む、
請求項31に記載の組成物。
【請求項33】
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wの前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wの前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wの前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)前記酸化防止剤;
(viii)任意選択により、前記甘味剤;
(ix)任意選択により、前記香味剤を含み;及び
(x)水が約3%w/wの量で存在する、
請求項1~6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項34】
前記香味油がペパーミント油であり;
前記植物油がトウモロコシ油であり;
前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;
前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;
前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;
前記酸化防止剤がDLメチオニンを含み;
前記甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;並びに
前記香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む、
請求項33に記載の組成物。
【請求項35】
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約7%w/wの前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(iii)約15%w/wの前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(iv)約60%w/wの前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(v)約0.5%w/wの前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(vi)前記酸化防止剤;
(vii)任意選択により、前記甘味剤;
(viii)任意選択により、前記香味剤を含み;及び
(ix)水が約3%w/wの量で存在する、
請求項1~5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項36】
前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;
前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;
前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;
前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;
前記酸化防止剤がDLメチオニンを含み;
前記甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;並びに
前記香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む、
請求項35に記載の組成物。
【請求項37】
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wの前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wの前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wの前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wの前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)前記酸化防止剤;
(ix)任意選択により、前記甘味剤;
(x)任意選択により、前記香味剤を含み;及び
(xi)水が約3%w/wの量で存在する、
請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項38】
前記香味油がペパーミント油であり;
前記植物油がトウモロコシ油であり;
前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;
前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;
前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;
前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;
前記酸化防止剤がアルギニンを含み;
前記甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;並びに
前記香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む、
請求項37に記載の組成物。
【請求項39】
前記香味油がペパーミント油であり;
前記植物油がトウモロコシ油であり;
前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;
前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;
前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;
前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;
前記酸化防止剤がシステインを含み;
前記甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;並びに
前記香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む、
請求項37に記載の組成物。
【請求項40】
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wの前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wの前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wの前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wの前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)前記酸化防止剤;
(ix)任意選択により、前記甘味剤;
(x)任意選択により、前記香味剤を含み;及び
(xi)水が約1.5%w/wの量で存在する、
請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項41】
前記香味油がペパーミント油であり;
前記植物油がトウモロコシ油であり;
前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;
前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;
前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;
前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;
前記酸化防止剤がDLメチオニンを含み;
前記甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;並びに
前記香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む、
請求項40に記載の組成物。
【請求項42】
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約1.0%w/wの香味油;
(iii)約3.5%w/wの植物油;
(iv)約13%w/wの前記オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤;
(v)約12%w/wの前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約20%w/wの前記ジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒;
(vii)約26%w/wの前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(viii)約0.75%w/wの前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(ix)約21%w/wの前記ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤;
(x)前記酸化防止剤;
(xi)任意選択により、前記甘味剤;及び
(xii)任意選択により、前記香味剤を含む、
請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項43】
前記香味油がペパーミント油であり;
前記植物油がトウモロコシ油であり;
前記オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤がLABRAFIL(登録商標)M 1944 CSであり;
前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がビタミンE TPGSであり;
前記ジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒がTRANSCUTOL(登録商標)HPであり;
前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;
前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;
前記ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤がKOLLIPHOR(登録商標)ELPであり;
前記酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;
前記甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;並びに
前記香味剤が存在し、バニラを含む、
請求項42に記載の組成物。
【請求項44】
(i)約4%w/wのエンザルタミド;
(ii)約1.5%w/wの香味油;
(iii)約5%w/wの植物油;
(iv)約17%w/wの前記オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤;
(v)約6%w/wの前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約25%w/wの前記ジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒;
(vii)約40%w/wの前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(viii)約0.5%w/wの前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(ix)前記酸化防止剤;
(x)任意選択により、前記甘味剤;及び
(xi)任意選択により、前記香味剤を含む、
請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項45】
前記香味油がペパーミント油であり;
前記植物油がトウモロコシ油であり;
前記オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤がLABRAFIL(登録商標)M 1944 CSであり;
前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;
前記ジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒がTRANSCUTOL (登録商標)HPであり;
前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;
前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;
前記酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;
前記甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;並びに
前記香味剤が存在し、バニラを含む、
請求項44に記載の組成物。
【請求項46】
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約12%w/wの植物油;
(iv)約13%w/wの前記オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤;
(v)約18%w/wの前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約20%w/wの前記ジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒;
(vii)約0.75%w/wの前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)約30%w/wの前記ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤;
(ix)前記酸化防止剤;
(x)任意選択により、前記甘味剤;及び
(xi)任意選択により、前記香味剤を含む、
請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項47】
前記香味油がペパーミント油であり;
前記植物油がトウモロコシ油であり;
前記オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤がLABRAFIL(登録商標)M 1944 CSであり;
前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がビタミンE TPGSであり;
前記ジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒がTRANSCUTOL(登録商標)HPであり;
前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;
前記ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤がKOLLIPHOR(登録商標)ELPであり;
前記酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;
前記甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;並びに
前記香味剤が存在し、バニラを含む、
請求項46に記載の組成物。
【請求項48】
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約11%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wの前記モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性助剤;
(v)約17%w/wの前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約55%w/wの前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wの前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)前記酸化防止剤;
(ix)任意選択により、前記甘味剤;及び
(x)任意選択により、前記香味剤を含む、
請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項49】
前記香味油がペパーミント油であり;
前記植物油がトウモロコシ油であり;
前記モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)MCMであり;
前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;
前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;
前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;
前記酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;
前記甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;並びに
前記香味剤が存在し、バニラを含む、
請求項48に記載の組成物。
【請求項50】
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約11%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wの前記モノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約17%w/wの前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約55%w/wの前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wの前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)前記酸化防止剤;
(ix)任意選択により、前記甘味剤;及び
(x)任意選択により、前記香味剤を含む、
請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項51】
前記香味油がペパーミント油であり;
前記植物油がトウモロコシ油であり;
前記モノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-8であり;
前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;
前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;
前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;
前記酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;
前記甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;並びに
前記香味剤が存在し、バニラを含む、
請求項50に記載の組成物。
【請求項52】
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約11%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wの前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約17%w/wの前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約55%w/wの前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wの前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)前記酸化防止剤;
(ix)任意選択により、前記甘味剤;及び
(x)任意選択により、前記香味剤を含む、
請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項53】
前記香味油がペパーミント油であり;
前記植物油がトウモロコシ油であり;
前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;
前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;
前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;
前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;
前記酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;
前記甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;並びに
前記香味剤が存在し、バニラを含む、
請求項52に記載の組成物。
【請求項54】
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約12%w/wの植物油;
(iv)約15%w/wの前記オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤;
(v)約17%w/wの前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約19%w/wの前記ジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒;
(vii)約0.75%w/wの前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)約28%w/wの前記ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤;
(ix)前記酸化防止剤;
(x)任意選択により、前記甘味剤;及び
(xi)任意選択により、前記香味剤を含む、
請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項55】
前記香味油がペパーミント油であり;
前記植物油がトウモロコシ油であり;
前記オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤がLABRAFIL(登録商標)M 1944 CSであり;
前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がビタミンE TPGSであり;
前記ジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒がTRANSCUTOL(登録商標)HPであり;
前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;
前記ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤がKOLLIPHOR(登録商標)ELPであり;
前記酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;
前記甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;並びに
前記香味剤が存在し、バニラを含む、
請求項54に記載の組成物。
【請求項56】
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wの前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wの前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wの前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wの前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)前記酸化防止剤;
(ix)任意選択により、前記甘味剤;及び
(x)任意選択により、前記香味剤を含む、
請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項57】
請求項56に記載の組成物であって、
前記香味油がペパーミント油であり;
前記植物油がトウモロコシ油であり;
前記モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;
前記コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;
前記ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;
前記ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;
前記酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;
前記甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;並びに
前記香味剤が存在し、バニラを含む、
請求項56に記載の組成物。
【請求項58】
エンザルタミドの経口液体医薬組成物であって、
(i)約2.5~6.0mLの容量の約160mgのエンザルタミド;
(ii)植物油、香味油、及び精油の1種以上から選択される、約0.5%~約25%w/wの油;
(iii)コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤、ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤、ポリオキシル硬化ヒマシ油界面活性剤、ヒドロキシステアリン酸ポリオキシル界面活性剤、ラウロイルポリオキシルグリセリド及びラウロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、ステアロイルポリオキシルグリセリド及びステアロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、並びにステアリン酸ポリオキシル界面活性剤から選択される1種以上を含む、約5%~約55%w/wの界面活性剤;
(iv)オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤、リノレオイルマクロゴールグリセリド及びリノレオイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、ラウロイルマクロゴールグリセリド及びラウロイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性剤、モノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤、並びにモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤の1種以上から選択される、約5%~約25%w/wの界面活性助剤;並びに
(v)ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール可溶化剤、ポリビニルピロリドン可溶化剤、ビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー可溶化剤、ポリビニルアルコール/ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ヒドロキシプロピルメチルセルロース可溶化剤、及びヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステル可溶化剤の1種以上から選択される、約0.5%~約5%w/wの沈殿抑制剤を含む組成物。
【請求項59】
エンザルタミドの経口液体医薬組成物であって、
(i)約3%~約6%w/wのエンザルタミド;
(ii)植物油、香味油、及び精油の1種以上から選択される、約0.5%~約25%w/wの油;
(iii)コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤、ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤、ポリオキシル硬化ヒマシ油界面活性剤、ヒドロキシステアリン酸ポリオキシル界面活性剤、ラウロイルポリオキシルグリセリド及びラウロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、ステアロイルポリオキシルグリセリド及びステアロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、並びにステアリン酸ポリオキシル界面活性剤から選択される1種以上を含む、約5%~約55%w/wの界面活性剤;
(iv)オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤、リノレオイルマクロゴールグリセリド及びリノレオイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、ラウロイルマクロゴールグリセリド及びラウロイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性剤、モノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤、並びにモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤の1種以上から選択される、約5%~約25%w/wの界面活性助剤;並びに
(v)ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール可溶化剤、ポリビニルピロリドン可溶化剤、ビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー可溶化剤、ポリビニルアルコール/ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ヒドロキシプロピルメチルセルロース可溶化剤、及びヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステル可溶化剤の1種以上から選択される、約0.5%~約5%w/wの沈殿抑制剤を含む組成物。
【請求項60】
前記組成物は味がよい、請求項1~59のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項61】
160mgのエンザルタミドを含有する単位用量として包装されている、請求項1~60のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項62】
前記組成物がカプリロカプロイルポリオキシル-8グリセリド可溶化剤/界面活性剤を含まず、任意選択により、前記除外されるカプリロカプロイルポリオキシル-8グリセリド可溶化剤界面活性剤がLABRASOL(登録商標)及び/又はLABRASOL(登録商標)ALFであり、任意選択により、前記組成物がLABRASOL(登録商標)を含まず、LABRASOL(登録商標)ALFを含まない、請求項1~61のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項63】
前記組成物がポリエチレングリコールを含まず、任意選択により、前記除外されるポリエチレングリコールがポリエチレングリコール300(PEG300)及び/又はポリエチレングリコール400(PEG400)であり、任意選択により、前記組成物がPEG300を含まず、PEG400を含まない、請求項1~62のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項64】
前記組成物がプロピレングリコールを含まない、請求項1~63のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項65】
前記組成物がエタノールを含まない、請求項1~64のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項66】
請求項1~65のいずれか一項に記載の組成物を経口投与することを含む、エンザルタミドをそれを必要とする対象に投与する方法。
【請求項67】
請求項1~65のいずれか一項に記載の組成物を、それを必要とする対象に経口投与することを含む、前立腺癌を処置する方法。
【請求項68】
前立腺癌を処置するのに使用される、請求項1~65のいずれか一項に記載の経口液体医薬組成物。
【請求項69】
前立腺癌を処置するための医薬の調製におけるエンザルタミドの使用であって、前記医薬が請求項1~65のいずれか一項に記載の経口液体医薬組成物を含む使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年10月1日出願の印国特許出願202111044703号明細書に対する優先権を主張するものであり、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
エンザルタミドを含む経口液体医薬組成物及びその治療的使用が本明細書に記載される。
【背景技術】
【0003】
エンザルタミドは、低分子のアンドロゲン受容体阻害剤である。エンザルタミドは、アンドロゲン受容体へのアンドロゲンの結合を競合的に阻害し、結果としてアンドロゲン受容体の核内移行及びそれらのDNAとの相互作用を阻害することが示されている。エンザルタミドは、去勢抵抗性前立腺癌及び転移性去勢感受性前立腺癌患者の処置に使用されることが示されている。
【0004】
エンザルタミドの経口固形組成物の使用が承認されている。XTANDI(登録商標)は、フィルムコーティング錠剤及び液体充填ソフトゼラチンカプセル剤形で利用可能である。この錠剤は40mgと80mgの用量で利用可能である。各カプセルは、不活性成分としてブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、ゼラチン、ソルビトールソルビタン溶液、グリセリン、精製水、二酸化チタン、ポリ酢酸ビニル及び黒酸化鉄を含むカプリロカプロイルポリオキシルグリセリド中の溶液として、エンザルタミド40mgを含有する。XTANDI(登録商標)の推奨用量は1日1回160mgである。従って、患者は、単回用量として1日に40mgのカプセルを4錠、40mgの錠剤を4錠、又は80mgの錠剤を2錠服用しなければならない。
【0005】
エンザルタミドの経口液体組成物は、国際公開第2018/037310号パンフレットに開示されている。しかしながら、開示された製剤には、大量のLABRASOL(登録商標)とプロピレングリコールが含まれている。LABRASOL(登録商標)は苦味があることが報告されており(例えば、Isabelle et.al,Advanced Drug Delivery Reviews 142;128-140(2019)を参照されたい)、従って、国際公開第2018/037310号パンフレットの組成物の味はよいものではない。
【0006】
従って、エンザルタミド医薬組成物、特に経口液体エンザルタミド組成物に対するニーズが依然として存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
(i)エンザルタミド;(ii)任意選択により、油;(iii)界面活性剤及び/又は可溶化剤、(iv)界面活性助剤、(v)酸化防止剤、(vi)任意選択により、沈殿抑制剤;並びに(vii)任意選択により、水を含む、経口液体医薬エンザルタミド組成物が本明細書に提供される。
【0008】
一態様では、エンザルタミドの経口液体医薬組成物が提供され、
(i)約2.5%~約6%w/wのエンザルタミド;
(ii)任意選択により、植物油、香味油、及び精油の1種以上から選択される、約0.5%~約25%w/wの油;
(iii)約5%~約85%w/wの界面活性剤及び可溶化剤の一方又は両方であって、
界面活性剤は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤、ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤、ポリオキシル硬化ヒマシ油界面活性剤、ヒドロキシステアリン酸ポリオキシル界面活性剤、ラウロイルポリオキシルグリセリド及びラウロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、ステアロイルポリオキシルグリセリド及びステアロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、並びにステアリン酸ポリオキシル界面活性剤から選択される1種以上を含み、可溶化剤は、ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤、オレイン酸ポリグリセリル可溶化剤、及びモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン可溶化剤から選択される1種以上を含む、界面活性剤及び可溶化剤の一方又は両方;
(iv)モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤、オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤、リノレオイルマクロゴールグリセリド及びリノレオイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、ラウロイルマクロゴールグリセリド及びラウロイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性剤、並びにモノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤の1種以上から選択される、約5%~約25%w/wの界面活性助剤;
(v)DL-メチオニン、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、アルギニン、システイン、パルミチン酸アスコルビン、メタ重亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、没食子酸プロピル、γリノレン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、アスコルビン酸、及びαトコフェロールから選択される1種以上を含む、約0.01%~約1%w/wの酸化防止剤;
(vi)任意選択により、ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール可溶化剤、ポリビニルピロリドン可溶化剤、ビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー可溶化剤、ポリビニルアルコール/ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ヒドロキシプロピルメチルセルロース可溶化剤、及びヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステル可溶化剤の1種以上から選択される、約0.5%~約5%w/wの沈殿抑制剤;並びに
(vii)任意選択により、水(例えば、約1%~約5%w/wの水)を含む。
【0009】
別の態様では、エンザルタミドの経口液体医薬組成物が提供され、
(i)約2.5%~約6%w/wのエンザルタミド;
(ii)任意選択により、植物油、香味油、及び精油の1種以上から選択される、約0.5%~約25%w/wの油;
(iii)コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤、ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤、ポリオキシル硬化ヒマシ油界面活性剤、ヒドロキシステアリン酸ポリオキシル界面活性剤、ラウロイルポリオキシルグリセリド及びラウロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、ステアロイルポリオキシルグリセリド及びステアロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、並びにステアリン酸ポリオキシル界面活性剤から選択される1種以上を含む、約5%~約65%w/wの界面活性剤;
(iv)モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤、オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤、リノレオイルマクロゴールグリセリド及びリノレオイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、ラウロイルマクロゴールグリセリド及びラウロイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性剤、並びにモノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤の1種以上から選択される、約5%~約30%w/wの界面活性助剤;
(v)DL-メチオニン、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、アルギニン、システイン、パルミチン酸アスコルビン、メタ重亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、没食子酸プロピル、γリノレン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、アスコルビン酸、及びαトコフェロールから選択される1種以上を含む、約0.01%~約1%w/wの酸化防止剤;
(vi)任意選択により、ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール可溶化剤、ポリビニルピロリドン可溶化剤、ビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー可溶化剤、ポリビニルアルコール/ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ヒドロキシプロピルメチルセルロース可溶化剤、及びヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステル可溶化剤の1種以上から選択される、約0.5%~約5%w/wの沈殿抑制剤;並びに
(vii)任意選択により、水(例えば、約1%~約5%w/wの水)を含む。
【0010】
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物1mL当たり約20~約45mgのエンザルタミドを含む。いくつかの実施形態では、組成物は、組成物2.5~6.0mL当たり約160mgのエンザルタミドを含む。いくつかの実施形態では、組成物は、組成物6.0mL当たり約160mgのエンザルタミドを含む。いくつかの実施形態では、組成物は、組成物6.0mL当たり160mgのエンザルタミドを含む。いくつかの実施形態では、組成物は味がよい。
【0011】
いくつかの実施形態では、組成物は油を含む。存在する場合、組成物は、約0.5%~約20%w/wの油、任意選択により、約0.5%~約5%w/wの香味油又は精油及び約3%~約15%w/wの植物油を含み得る。いくつかの実施形態では、組成物は、ペパーミント油、カンゾウ油、バタースコッチ油、及びアニス油の1種以上から選択される香味油を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、トウモロコシ油、亜麻仁油、及び菜種油の1種以上から選択される植物油を含む。
【0012】
いくつかの実施形態では、組成物は界面活性剤を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約5%~約65%w/wの界面活性剤、例えば約5%~約55%w/wの界面活性剤を含み、例えば、界面活性剤は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤、ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤、ポリオキシル硬化ヒマシ油界面活性剤、ヒドロキシステアリン酸ポリオキシル界面活性剤、ラウロイルポリオキシルグリセリド及びラウロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、ステアロイルポリオキシルグリセリド及びステアロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、並びにステアリン酸ポリオキシル界面活性剤から選択される1種以上を含む。任意の実施形態では、組成物は、約5%~約50%w/wの界面活性剤を含み得る。
【0013】
いくつかの実施形態では、界面活性剤は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤及びポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤を含み、任意選択により、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がビタミンE TPGSであり、及び/又はポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤がPEG35ヒマシ油である。
【0014】
いくつかの実施形態では、組成物は可溶化剤を含むか、又は可溶化剤を更に含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約10%~約65%w/wの可溶化剤を含み、例えば、可溶化剤は、ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤、オレイン酸ポリグリセリル可溶化剤、及びモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン可溶化剤から選択される1種以上を含む。いくつかの実施形態では、可溶化剤は、ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤を含む。いくつかの実施形態では、可溶化剤は、ACCONON(登録商標)MC8-2である。
【0015】
任意の実施形態では、組成物は、約5%~約30%w/w、又は約5%~約25%w/w又は約5%~約20%w/wの界面活性助剤を含み得る。いくつかの実施形態では、界面活性助剤は、モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤、オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤、モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性剤、又はモノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤を含み、任意選択により、モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり、オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤がLABRAFIL(登録商標)M 1944 CSであり、モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性剤がCAPMUL(登録商標)MCMであり、及び/又はモノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤がCAPMUL(登録商標)PG-8である。
【0016】
いくつかの実施形態では、酸化防止剤は、DL-メチオニン、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、アルギニン、システイン、パルミチン酸アスコルビン、メタ重亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、没食子酸プロピル、γリノレン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、アスコルビン酸、及びαトコフェロールから選択される1種以上を含む。いくつかの実施形態では、酸化防止剤は、DL-メチオニン、BHA、及びBHTから選択される1種以上を含む。いくつかの実施形態では、酸化防止剤はDL-メチオニンを含む。いくつかの実施形態では、組成物は、約0.05%~約1%w/wの酸化防止剤を含む。
【0017】
いくつかの実施形態では、組成物は沈殿抑制剤を含む。存在する場合、組成物は、約0.5%~約1%w/wの沈殿抑制剤を含み得る。沈殿抑制剤は、ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤を含んでもよく、任意選択により、沈殿抑制剤はSOLUPLUS(登録商標)である。いくつかの実施形態では、組成物は油及び沈殿抑制剤を含む。
【0018】
いくつかの実施形態では、組成物は、約10%~約35%w/wの共溶媒を更に含み、共溶媒は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、グリコフロール、及びN-メチルピロリドンから選択される1種以上を含む。いくつかの実施形態では、共溶媒はジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒である。
【0019】
いくつかの実施形態では、組成物は、甘味剤及び香味剤の1種以上を更に含む。いくつかの実施形態では、甘味剤は、スクラロース、グリチルリチン酸アンモニウム、サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、シクラメート、エリスリトール、及びネオテームから選択される1種以上を含み、香味剤は、バニラフレーバー、バナナフレーバー、グレープフルーツフレーバー、ストロベリーフレーバー、ラズベリーフレーバー、バブルガムフレーバー、及びキャラメルフレーバーから選択される1種以上を含む。いくつかの実施形態では、甘味剤は、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み、香味剤は、バニラフレーバー及びバナナフレーバーから選択される1種以上を含む。
【0020】
いくつかの実施形態では、組成物が、香味油としてペパーミント油、及び植物油としてトウモロコシ油を含み;界面活性剤が存在し、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤であり;界面活性助剤がモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤であり、可溶化剤が存在し、ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤であり、沈殿抑制剤が存在し、ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤であり、水が存在する。
【0021】
いくつかの実施形態では、組成物が、香味油としてペパーミント油、及び植物油としてトウモロコシ油を含み;界面活性剤が、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤又はコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤とポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤の組み合わせであり、任意選択により、界面活性剤が、ビタミンE TPGS又はビタミンE TPGSとPEG35ヒマシ油であり;界面活性助剤が、モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤、オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤、モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性助剤、又はモノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤であり;沈殿抑制剤が存在し、ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤である。
【0022】
いくつかの実施形態では、組成物は、
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;
(x)任意選択により、香味剤;及び
(xi)約1.5%w/wの量の水を含む。
【0023】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がDLメチオニン、BHA、及びBHTから選択される1種以上を含む。更なる特定の実施形態では、甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む。
【0024】
いくつかの実施形態では、組成物は、(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;
(x)任意選択により、香味剤;及び
(xi)約3%w/wの量の水を含む。
【0025】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がDLメチオニンを含む。更なる特定の実施形態では、甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む。
【0026】
いくつかの実施形態では、組成物は、
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;
(x)任意選択により、香味剤;及び
(xi)約1.5%w/wの量の水を含む。
【0027】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がDLメチオニンを含む。更なる特定の実施形態では、甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む。
【0028】
いくつかの実施形態では、組成物は、
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)酸化防止剤;
(viii)任意選択により、甘味剤;
(ix)任意選択により、香味剤;及び
(x)約3%w/wの量の水を含む。
【0029】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;酸化防止剤がDLメチオニンを含む。更なる特定の実施形態では、甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む。
【0030】
いくつかの実施形態では、組成物は、
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(iii)約15%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(iv)約60%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(v)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(vi)酸化防止剤;
(vii)任意選択により、甘味剤;
(viii)任意選択により、香味剤;及び
(ix)約3%w/wの量の水を含む。
【0031】
前述の特定の実施形態では、モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がDLメチオニンを含む。更なる特定の実施形態では、甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む。
【0032】
いくつかの実施形態では、組成物は、
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;
(x)任意選択により、香味剤;及び
(xi)約3%w/wの量の水を含む。
【0033】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がアルギニン又はシステインを含む。更なる特定の実施形態では、甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み、香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む。
【0034】
いくつかの実施形態では、組成物は、
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;
(x)任意選択により、香味剤;及び
(xi)約1.5%w/wの量の水を含む。
【0035】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がDLメチオニンを含む。更なる特定の実施形態では、甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む。
【0036】
いくつかの実施形態では、組成物は、
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約1.0%w/wの香味油;
(iii)約3.5%w/wの植物油;
(iv)約13%w/wのオレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤;
(v)約12%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約20%w/wのジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒;
(vii)約26%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(viii)約0.75%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(ix)約21%w/wのポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤;
(x)酸化防止剤;
(xi)任意選択により、甘味剤;及び
(xii)任意選択により、香味剤を含む。
【0037】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤がLABRAFIL(登録商標)M 1944 CSであり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がビタミンE TPGSであり;ジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒がTRANSCUTOL(登録商標)HPであり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤がKOLLIPHOR(登録商標)ELPであり;酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラを含む。
【0038】
いくつかの実施形態では、組成物は、
(i)約4%w/wのエンザルタミド;
(ii)約1.5%w/wの香味油;
(iii)約5%w/wの植物油;
(iv)約17%w/wのオレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤;
(v)約6%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約25%w/wのジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒;
(vii)約40%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(viii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(ix)酸化防止剤;
(x)任意選択により、甘味剤;及び
(xi)任意選択により、香味剤を含む。
【0039】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤がLABRAFIL(登録商標)M 1944 CSであり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒がTRANSCUTOL(登録商標)HPであり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラを含む。
【0040】
いくつかの実施形態では、組成物は、
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約12%w/wの植物油;
(iv)約13%w/wのオレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤;
(v)約18%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約20%w/wのジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒;
(vii)約0.75%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)約30%w/wのポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤;
(ix)酸化防止剤;
(x)任意選択により、甘味剤;及び
(xi)任意選択により、香味剤を含む。
【0041】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤がLABRAFIL(登録商標)M 1944 CSであり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がビタミンE TPGSであり;ジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒がTRANSCUTOL(登録商標)HPであり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤がKOLLIPHOR(登録商標)ELPであり;酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラを含む。
【0042】
いくつかの実施形態では、組成物は、
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約11%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性助剤;
(v)約17%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約55%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;及び
(x)任意選択により、香味剤を含む。
【0043】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)MCMであり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラを含む。
【0044】
いくつかの実施形態では、組成物は、
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約11%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約17%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約55%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;及び
(x)任意選択により、香味剤を含む。
【0045】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-8であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラを含む。
【0046】
いくつかの実施形態では、組成物は、
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約11%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約17%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約55%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;及び
(x)任意選択により、香味剤を含む。
【0047】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラを含む。
【0048】
いくつかの実施形態では、組成物は、
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約12%w/wの植物油;
(iv)約15%w/wのオレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤;
(v)約17%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約19%w/wのジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒;
(vii)約0.75%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)約28%w/wのポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤;
(ix)酸化防止剤;
(x)任意選択により、甘味剤;及び
(xi)任意選択により、香味剤を含む。
【0049】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤がLABRAFIL(登録商標)M 1944 CSであり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がビタミンE TPGSであり;ジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒がTRANSCUTOL(登録商標)HPであり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤がKOLLIPHOR(登録商標)ELPであり;酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラを含む。
【0050】
いくつかの実施形態では、組成物は、
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;及び
(x)任意選択により、香味剤を含む。
【0051】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラを含む。
【0052】
また、エンザルタミドの経口液体医薬組成物が提供され、
(i)約3.5mL~約6.0mLの容量の約160mgのエンザルタミド;
(ii)植物油、香味油、及び精油の1種以上から選択される、約0.5%~約25%w/wの油;
(iii)コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤、ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤、ポリオキシル硬化ヒマシ油界面活性剤、ヒドロキシステアリン酸ポリオキシル界面活性剤、ラウロイルポリオキシルグリセリド及びラウロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、ステアロイルポリオキシルグリセリド及びステアロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、並びにステアリン酸ポリオキシル界面活性剤から選択される1種以上を含む、約5%~約55%w/wの界面活性剤;
(iv)オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤、リノレオイルマクロゴールグリセリド及びリノレオイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、ラウロイルマクロゴールグリセリド及びラウロイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性剤、モノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤、並びにモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤の1種以上から選択される、約5%~約30%w/wの界面活性助剤;並びに
(v)ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール可溶化剤、ポリビニルピロリドン可溶化剤、ビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー可溶化剤、ポリビニルアルコール/ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ヒドロキシプロピルメチルセルロース可溶化剤、及びヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステル可溶化剤の1種以上から選択される、約0.5%~約5%w/wの沈殿抑制剤を含む。
【0053】
また、エンザルタミドの経口液体医薬組成物が提供され、
(i)約3%~約6%w/wのエンザルタミド;
(ii)植物油、香味油、及び精油の1種以上から選択される、約0.5%~約25%w/wの油;
(iii)コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤、ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤、ポリオキシル硬化ヒマシ油界面活性剤、ヒドロキシステアリン酸ポリオキシル界面活性剤、ラウロイルポリオキシルグリセリド及びラウロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、ステアロイルポリオキシルグリセリド及びステアロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、並びにステアリン酸ポリオキシル界面活性剤から選択される1種以上を含む、約5%~約55%w/wの界面活性剤;
(iv)オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤、リノレオイルマクロゴールグリセリド及びリノレオイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、ラウロイルマクロゴールグリセリド及びラウロイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性剤、モノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤、並びにモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤の1種以上から選択される、約5%~約25%w/wの界面活性助剤;並びに
(v)ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール可溶化剤、ポリビニルピロリドン可溶化剤、ビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー可溶化剤、ポリビニルアルコール/ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ヒドロキシプロピルメチルセルロース可溶化剤、及びヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステル可溶化剤の1種以上から選択される、約0.5%~約5%w/wの沈殿抑制剤を含む。
【0054】
いくつかの実施形態では、組成物は、160mgのエンザルタミドを含有する単位用量として包装される。いくつかの実施形態では、単位用量は、約3.5mL~約6.0mLの容量を有する。
【0055】
いくつかの実施形態では、組成物は、カプリロカプロイルポリオキシル-8グリセリド界面活性剤/可溶化剤を含まず、任意選択により、除外されるカプリロカプロイルポリオキシル-8グリセリド界面活性剤/可溶化剤は、LABRASOL(登録商標)及びLABRASOL(登録商標)ALFの一方又は両方である。カプリロカプロイルポリオキシル-8グリセリド界面活性剤/可溶化剤を除く実施形態はなお、ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤(例えば、ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤であるACCONON(登録商標)MC8 2)を(任意選択により)含み得る。
【0056】
いくつかの実施形態では、組成物はポリエチレングリコールを含まず、任意選択により、除外されるポリエチレングリコールは、ポリエチレングリコール300(PEG300)及び/又はポリエチレングリコール400(PEG400)である。いくつかの実施形態では、組成物はプロピレングリコールを含まない。いくつかの実施形態では、組成物はエタノールを含まない。
【0057】
また、本明細書に記載される組成物のいずれかを経口投与することを含む、エンザルタミドをそれを必要とする対象に投与する方法も本明細書で提供される。
【0058】
また、本明細書に記載される組成物のいずれかをそれを必要とする対象に経口投与することを含む、前立腺癌を処置する方法も提供される。
【0059】
また、前立腺癌を処置するのに使用される、本明細書に記載されるような経口液体医薬組成物も本明細書で提供される。
【0060】
また、前立腺癌を処置するための医薬の調製におけるエンザルタミドの使用であって、医薬が本明細書に記載されるような経口液体医薬組成物を含む使用も本明細書で提供される。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【
図1】表1に記載される製剤1及び2、並びに参照組成物としてのXTANDI(登録商標)カプセルの溶解プロファイルを示す。
【
図2】表1に記載される製剤3、4、5及び6、並びに参照組成物としてのXTANDI(登録商標)カプセルの溶解プロファイルを示す。
【
図3】表2に記載される製剤7、8及び9、並びに参照組成物としてのXTANDI(登録商標)カプセルの溶解プロファイルを示す。
【
図4】表1に記載されるような製剤1及び2又はXTANDI(登録商標)カプセルを雄のビーグル犬に投与した後の平均血漿濃度-時間プロファイルを示す。
【
図5】表2に記載されるような製剤7、8及び9又はXTANDI(登録商標)カプセルを雄のビーグル犬に投与した後の平均血漿濃度-時間プロファイルを示す。
【
図6】表1に記載される製剤1、2、3及び4、並びに参照組成物としてのXTANDI(登録商標)カプセルの溶解プロファイルを示す。
【
図7】表1及び2に記載される製剤5、6、7、8、及び9、並びに参照組成物としてのXTANDI(登録商標)カプセルの溶解プロファイルを示す。
【
図8】表3に記載される製剤10、11、12、13、及び14、並びに参照組成物としてのXTANDI(登録商標)カプセルの溶解プロファイルを示す。
【
図9】表4に記載される製剤15、16、及び17、並びに参照組成物としてのXTANDI(登録商標)カプセルの溶解プロファイルを示す。
【
図10】表3に記載される製剤10、11、12、13、及び14、並びに参照組成物としてのXTANDI(登録商標)カプセルの溶解プロファイルを示す。
【
図11】表4に記載される製剤15、16、及び17、並びに参照組成物としてのXTANDI(登録商標)カプセルの溶解プロファイルを示す。
【
図12】製剤10又はXTANDI(登録商標)カプセルをヒト対象に投与した後の平均血漿濃度-時間プロファイルを示す。
【発明を実施するための形態】
【0062】
本開示は、治療有効用量のエンザルタミドを便利な容量の組成物中で提供する、エンザルタミドの経口液体医薬組成物を提供する。本明細書に記載される組成物は、一般に味がよい。従って、本明細書に記載される組成物は、患者の服薬遵守及び処置に対するアドヒアランスを促進し得る。加えて、本明細書に記載される組成物は、エンザルタミド療法の錠剤負担を軽減するが、このことは、嚥下が困難な可能性のある高齢患者及び嚥下障害のある患者を含む標的患者集団にとって特に重要となり得る。下記でより詳細に記載するように、組成物は、(i)エンザルタミド;(ii)任意選択により、植物油、香味油、及び精油の1種以上から選択される油;(iii)界面活性剤及び/又は可溶化剤、(iv)界面活性助剤、(v)酸化防止剤、(vi)任意選択により、沈殿抑制剤;並びに(v)任意選択により、水を含み得る。
【0063】
定義
本明細書で使用される技術用語及び科学用語は、別途定義されない限り、本発明が関連する分野の当業者により一般に理解されている意味を有する。本明細書に提供されるガイダンスに鑑みて、本発明の実施にあたり当業者に公知の任意の好適な材料及び/又は方法を利用することができるが、しかしながら、例証の目的のために、特定の材料及び方法を記載する。下記の説明及び実施例で言及される材料、試薬などは、別途注記されない限り、商業的供給源から入手可能である。
【0064】
本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」及び「the」は、単数形のみを示すと明確に述べられない限り、単数形及び複数形の両方を示す。
【0065】
本明細書で使用される場合、数値と共に使用されるときの「約」は、明記された数値だけでなく、その数値のプラス又はマイナス10%を意味する。例えば、「約10」は、「10」及び「9~11」の両方と理解すべきである。
【0066】
本明細書で使用される場合、「A/B」という形又は「A及び/又はB」という形の語句は、(A)、(B)、又は(A及びB)を意味しており、「A、B、及びCの少なくとも1」という形の語句は、(A)、(B)、(C)、(A及びB)、(A及びC)、(B及びC)、又は(A、B、及びC)を意味する。
【0067】
本明細書で使用される場合、「含む(comprising)」、「含む(including)」、及び「含有する(containing)」という用語は、記載される組成物、方法、又はキットが、少なくとも明記される要素を含み、且つ明記されない他の要素を含み得ることを意味するように拡大して使用される。「から本質的になる」という語句は、具体的に列挙されたそれらの要素、及び特許請求される発明の基本的且つ新規の特徴に実質的に影響を及ぼさない追加の要素、例えば、組成物中のエンザルタミドの溶解性又は組成物の味のよさを実質的に損なうことのない成分を含むために使用される。
【0068】
本明細書で使用される場合、「対象」とは、ヒトを含む任意の哺乳動物を指す。例えば、対象は、エンザルタミドによって処置若しくは予防することができる病態を患っているか若しくはそれを発症する危険性がある場合があるか、又は他の目的でエンザルタミドを服用している場合がある。
【0069】
「投与する」、「投与」、及び「投与すること」という用語は、本明細書で使用される場合、医療従事者若しくはその委任代理人により、又はその監督下などにより提供、付与、投薬及び/又は処方すること、並びに医療従事者又は対象などにより注入、服用又は摂取することを指す。
【0070】
「処置する」、「処置すること」、及び「処置」という用語は、本明細書で使用される場合、疾患又は病態が「治療」又は「治癒」されたと見なされるか否かにかかわらず、且つ全ての症状が回復するか否かにかかわらず、疾患若しくは病態又はそれらの1つ以上の症状を緩和、軽減又は改善させることを含む。
【0071】
本明細書で使用される場合、「治療有効量」及び「治療有効用量」という語句は、そのような治療を必要とする対象に薬物が投与される特定の薬理的効果を提供する量又は用量を指す。強調しておくが、治療有効量は、たとえ当業者がそのような量又は用量を治療有効量又は治療有効用量であると見なしていても、標的となる病態の治療に必ずしも有効であるとは限らない。単に便宜上のため、成人ヒト対象に関連する例示的な用量及び治療有効量を下記に提供する。当業者は、特定の対象及び/又は症状を治療する必要に応じて、そのような量を標準的技法に従って調節することができる。
【0072】
特定のカテゴリー(例えば、「界面活性剤」、「可溶化剤」、「界面活性助剤」、「沈殿抑制剤」など)下における特定の化合物の開示は、必ずしも限定的なものではない。当業者であれば、所与の化合物が所与の組成物中で2つ以上の機能を示し得るか、又は化合物がその中で使用される組成物に応じて異なる機能を示し得ることを理解するであろう。
【0073】
エンザルタミド
本明細書に記載される組成物の活性成分はエンザルタミドである。エンザルタミドは、4-(3-(4-シアノ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-5,5-ジメチル-4-オキソ-2-チオキソイミダゾリジン-1-イル)-2-フルオロ-N-メチルベンズアミドという化学名を有し、分子式はC
21H
16F
4N
4O
2Sであり、分子量は464.44である。エンザルタミドはCAS登録番号915087-33-1で登録されている。エンザルタミドの構造式を下記に示す。
【化1】
【0074】
本明細書に記載される組成物は、任意の好適な量のエンザルタミドを含み得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、約2.5%~約6%w/w、例えば、約2.5%w/w、約3%w/w、約4%w/w、約5%w/w、約6%w/w、及びそれらの間の任意の値の量のエンザルタミドを含み得る。本明細書に記載されるような組成物は、組成物1mL当たり約20mg~約45mgのエンザルタミド、例えば、組成物1mL当たり約30mg~約45mgのエンザルタミド、例えば、1mL当たり約20mg、約21mg、約22mg、約23mg、約24、約25mg、約26mg、約27、mg、約28mg、約29mg、約30mg、約31mg、約32mg、約33mg、約34mg、約35mg、約36mg、約37mg、約38mg、約39mg、約40mg、約41mg、約42mg、約43mg、約44mg、及び約45mgを含み得る。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるような組成物は、組成物1mL当たり約15mgのエンザルタミドを含有する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるような組成物は、組成物1mL当たり約27mgのエンザルタミドを含有する。他の実施形態では、本明細書に記載されるような組成物は、組成物1mL当たり約30mgのエンザルタミドを含有する。他の実施形態では、本明細書に記載されるような組成物は、組成物1mL当たり約40mgのエンザルタミドを含有する。
【0075】
上記で述べたように、エンザルタミドは、典型的に約160mg/日の用量で処方される。従って、本明細書に記載されるような組成物は、治療有効用量(例えば、約160mg)を、約3.5mL~約6.0mLの容量、例えば約5mLの容量、例えば6mLの容量などの便利な容量の組成物中で提供することができる。治療有効用量のエンザルタミドをこのような便利な容量の経口液体医薬組成物中で提供することができることで、患者の利便性に有利となり、治療レジメンによる患者の服薬遵守を促進し、それによって治療結果を改善することが可能となる。
【0076】
本明細書に記載される組成物は、バルク剤形又は単位剤形を含む、経口液体医薬組成物に好適な任意の剤形で提供され得る。バルク剤形の場合、複数用量を提供する組成物の容量(例えば、150mL以上)を、ボトルで提供してもよい。単位剤形の場合、単回用量を提供する組成物の容量(例えば、3.5~6.0mL)を、ボトル又はパウチ(例えば、スティックパック又はサシェ)で提供してもよい。代替的に、単位剤形の場合、単回用量又はその下位用量を提供する組成物の容量を、1つ以上のカプセルに充填してもよい。例えば、4つのカプセルで総用量が提供されるように、用量の1/4を提供する組成物の容量(1~1.25mL又は1.5mLなど)を1つのカプセルに充填してもよい。同様に、2つのカプセルで総用量が提供されるように、用量の1/2を提供する容量(2~2.5mL又は3mLなど)を1つのカプセルに充填してもよい。同様に、3つのカプセルで総用量が提供されるように、用量の1/3を提供する容量(6mLのうち1mLなど)を1つのカプセルに充填してもよい。
【0077】
従って、本明細書に記載される組成物は、単位剤形当たり(単位用量当たり)約160mg(160mgを含む)のエンザルタミドを含有する単位剤形(単位用量)に包装され得る。例えば、本明細書に記載される組成物は、それぞれ約160mg(160mgを含む)を含有する単位用量のボトル、バイアル、パウチ、スティックパック、サシェなどに包装され得る。
【0078】
下記の実施例に例示されるように、本明細書に記載されるような組成物は、XTANDI(登録商標)カプセルのインビトロ溶解プロファイルに匹敵するエンザルタミドのインビトロ溶解プロファイルを示し得る。追加的又は代替的に、本明細書に記載されるような組成物は、投与後の平均血漿濃度-時間プロファイルに反映され得るように、XTANDI(登録商標)カプセルのインビボ薬物動態プロファイルに匹敵するインビボ薬物動態プロファイルを示し得る。代替的に、本明細書に記載されるような組成物は、XTANDI(登録商標)の薬物動態プロファイルに匹敵するものではないが、治療上有効な、例えば前立腺癌を処置するのに治療上有効な薬物動態プロファイルを達成することができる。
【0079】
上記で述べたように、本明細書に記載される組成物は、典型的に、(i)エンザルタミド;(ii)任意選択により、油;(iii)界面活性剤及び/又は可溶化剤、(iv)界面活性助剤、(v)酸化防止剤、(vi)任意選択により、沈殿抑制剤;並びに(vii)任意選択により、水を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、(i)エンザルタミド;(ii)植物油、香味油、及び精油の1種以上から選択される油;(iii)界面活性剤、(iv)界面活性助剤、(v)酸化防止剤、(vi)可溶化剤、(vii)沈殿抑制剤、並びに(viii)水を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、(i)エンザルタミド;(ii)界面活性剤、(iii)界面活性助剤、(iv)酸化防止剤、(v)可溶化剤、(vi)沈殿抑制剤、及び(vii)水を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、(i)エンザルタミド;(ii)植物油、香味油、及び精油の1種以上から選択される油;(iii)界面活性剤、(iv)界面活性助剤、(v)酸化防止剤、並びに(vi)沈殿抑制剤を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、(i)エンザルタミド;(ii)植物油、香味油、及び精油の1種以上から選択される油;(iii)界面活性剤、(iv)界面活性助剤、(v)酸化防止剤、(vi)可溶化剤、並びに(vii)沈殿抑制剤を含む。上記でエンザルタミドについて説明してきたため、次に下記で他の成分について説明する。
【0080】
油
本明細書に記載される組成物は、任意選択により油を含み得る。油は一般に、エンザルタミドのビヒクル若しくは分散剤、又はその両方として作用する。油は、植物油、香味油、及び精油から選択される1種以上であり得る。存在する場合、本明細書に記載される組成物の総油含有量は、約0.5%~約25%w/w又は約0.5%~約20%w/wであり得る。
【0081】
存在する場合、油は1種以上の植物油を含み得る。存在する場合、植物油は任意の好適な量で存在し得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、約3%w/w~約20%w/wの総量の植物油を含み得る。従って、本明細書に記載されるような組成物中に存在する植物油の総量は、約3%w/w~約20%w/w又は約3%w/w~約15%w/w、例えば、約3%w/w、約3.5%w/w、約4%w/w、約4.5%w/w、約5%w/w、約7%w/w、約9%w/w、約10%w/w、約11%w/w、約12%w/w、約15%w/w、約17%w/w、若しくは約20%w/w、又はそれらの間の任意の値であり得る。
【0082】
好適な植物油の例としては、トウモロコシ油、亜麻仁油、及び菜種油が挙げられるが、これらに限定されない。従って、例えば、本明細書に記載されるような組成物は、トウモロコシ油を含み得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、約3%w/w~約20%w/w又は約3%w/w~約15%w/w、例えば、約3.5%w/w、約5%w/w、約9%w/w、約10%w/w、約11%w/w、及び約12%w/wの量のトウモロコシ油を含み得る。
【0083】
本明細書に記載される組成物は、香味油及び精油の1種以上を含んでもよく、これらは香味成分及びビヒクル(及び/又は分散)成分の両方として作用し得る。存在する場合、香味油及び/又は精油は、任意の好適な量で存在し得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、約0.5%w/w~約5%w/wの総量の香味油及び/又は精油を含み得る。従って、本明細書に記載されるような組成物中に存在する香味油及び精油の総量は、約0.5%w/w、約1.0%w/w、約1.5%w/w、約2.0%w/w、約2.5%w/w、約3.0%w/w、約3.5%w/w、約4.0%w/w、約4.5%w/w、約5.0%w/w、又はそれらの間の任意の値であり得る。
【0084】
好適な香味油の例としては、ペパーミント油(精油であるとも見なされ得る)、カンゾウ油、バタースコッチ油、及びアニス油が挙げられるが、これらに限定されない。従って、例えば、本明細書に記載されるような組成物は、ペパーミント油を含み得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、約0.5%w/w~約5%w/w、例えば、約1%w/w、約1.5%w/w、約4.0%w/w、約4.5%w/w、又は約5.0w/wの量のペパーミント油を含み得る。
【0085】
好適な精油の例としては、バジル(オシマム・バシリカム(Ocimum basilicum)、ベルガモット(キトルス・ベルガミア(Citrus bergamia))、黒コショウ(パイパー・ニグラム(Piper nigrum))、カッシア(シナモマム・カッシア(Cinnamomum cassia))、シナモン(シナモマム・ゼイラニカム(Cinnamomum zeylanicum))、クラリーセージ(サルビア・スクラレア(Salvia sclarea))、クローブ(ユーゲニア・カリオフィラータ(Eugenia caryophyllata))、コリアンダー(コリアンドラム・サティバム(Coriandrum sativum))、クミン(クミナム・シミナム(Cuminum cyminum))、ウイキョウ(フォエニクルム・ブルガレ(Foeniculum vulgare))、ゼラニウム(ペラルゴニウム・グラベオレンス(Pelargonium graveolens))、ショウガ(ジンジバー・オフィシナーレ(Zingiber officinale))、グレープフルーツ(キトルス・X・パラディシ(Citrus X paradisi))、ジュニパーベリー(ジュニペラス・コミュニス(Juniperus communis))、レモン(キトルス・リモン(Citrus limon))、レモングラス(シンボポゴン・フレクスオサス(Cymbopogon flexuosus))、ライム(キトルス・アウランティフォリア(Citrus aurantifolia))、マジョラム(オリガナム・マジョラナ(Origanum majorana))、レモンバーム(メリッサ・オフィシナリス(Melissa officinalis))、オレガノ(オリガナム・ブルガレ(Origanum vulgare))、ペパーミント(メンタ・ピペリタ(Mentha piperita))、プチグレン(キトルス・アウランティウム(Citrus aurantium))、ローマンカモミール(アンテミス・ノビリス(Anthemis nobilis))、ローズマリー(ロスマリヌス・オフィシナリス(Rosmarinus officinalis))、スペアミント(メンタ・スピカタ(Mentha spicata))、タンジェリン(キトルス・レティキュラーテ(Citrus reticulate))、タイム(ティムス・ブルガリス(Thymus vulgaris))、ゲツキツ(キトルス・シネンシス(Citrus sinensis))、及びイラン(カナンガ・オドラタ(Cananga odorata))が挙げられるが、これらに限定されない。
【0086】
界面活性剤
本明細書に記載される組成物は、1種以上の界面活性剤を含み得る。好適な界面活性剤の例としては、4~16の親水性親油性バランス(HLB)値を有するものが挙げられる。好適な界面活性剤の非限定的な例としては、以下のものが挙げられる。
コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤(例えば、ビタミンE TPGS及びトコフェルソランとしても公知のD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸);
ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤(例えば、PEG-35ヒマシ油及びリシノール酸マクロゴールグリセロールとしても公知のポリオキシエチレン35ヒマシ油、例えばKOLLIPHOR(登録商標)EL及びKOLLIPHOR(登録商標)ELP);
ポリオキシル硬化ヒマシ油界面活性剤(例えば、ヒドロキシステアリン酸マクロゴールグリセロールとしても公知のポリオキシル40硬化ヒマシ油、例えばKOLLIPHOR(登録商標)RH40);
ヒドロキシステアリン酸ポリオキシル界面活性剤(例えば、ヒドロキシステアリン酸マクロゴール(15)、ヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコール(15)、及びポリオキシエチル化12-ヒドロキシステアリン酸としても公知のヒドロキシステアリン酸ポリオキシル15、例えばKOLLIPHOR(登録商標)HS 15);
ラウロイルポリオキシルグリセリド及びラウロイルマクロゴグリセリド界面活性剤(例えば、GELUCIRE(登録商標)44/14及びACCONON(登録商標)C-44);
ステアロイルポリオキシルグリセリド及びステアロイルマクロゴグリセリド界面活性剤(例えば、GELUCIRE(登録商標)50/13及びACCONON(登録商標)C-50);
ステアリン酸ポリオキシル界面活性剤(例えば、GELUCIRE(登録商標)48/16などのステアリン酸ポリオキシルタイプI);
オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 1944 CS);
リノレオイルマクロゴールグリセリド及びリノレオイルポリオキシルグリセリド界面活性剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 2125 CS);
モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI(例えば、CAPMUL(登録商標)MCM)界面活性剤;モノカプリル酸プロピレングリコールタイプII(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-8)界面活性剤;及びモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-12)、並びに
ラウロイルマクロゴールグリセリド及びラウロイルポリオキシルグリセリド界面活性剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 2130 CS)。
【0087】
従って、例えば、本明細書に記載されるような組成物は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤(例えば、ビタミンE TPGS及びトコフェルソランとしても公知のD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸);ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤(例えば、PEG-35ヒマシ油及びリシノール酸マクロゴールグリセロールとしても公知のポリオキシエチレン35ヒマシ油、例えばKOLLIPHOR(登録商標)EL及びKOLLIPHOR(登録商標)ELP);ポリオキシル硬化ヒマシ油界面活性剤(例えば、ヒドロキシステアリン酸マクロゴールグリセロールとしても公知のポリオキシル40硬化ヒマシ油、例えばKOLLIPHOR(登録商標)RH40);ヒドロキシステアリン酸ポリオキシル界面活性剤(例えば、ヒドロキシステアリン酸マクロゴール(15)、ヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコール(15)、及びポリオキシエチル化12-ヒドロキシステアリン酸としても公知のヒドロキシステアリン酸ポリオキシル15)、例えばKOLLIPHOR(登録商標)HS 15;ラウロイルポリオキシルグリセリド及びラウロイルマクロゴグリセリド界面活性剤(例えば、GELUCIRE(登録商標)44/14及びACCONON(登録商標)C-44);ステアロイルポリオキシルグリセリド及びステアロイルマクロゴグリセリド界面活性剤(例えば、GELUCIRE(登録商標)50/13及びACCONON(登録商標)C-50);並びにステアリン酸ポリオキシル界面活性剤(例えば、GELUCIRE(登録商標)48/16などのステアリン酸ポリオキシルタイプI)から選択される1種以上の界面活性剤を含み得る。
【0088】
存在する場合、界面活性剤は、本明細書に記載されるような組成物中に任意の好適な量で存在し得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、これらの界面活性剤の1種以上を、約5%w/w~約65%w/w、例えば、約5%w/w、約5.5%w/w、約6%w/w、約6.5%w/w、約7%w/w、約10%w/w、約12%w/w、約15%w/w、約17%w/w、約20%w/w、約22%w/w、約25%w/w、約30%w/w、約35%w/w、約40%w/w、約45%w/w、約50%w/w、約55%w/w、約60%w/w、若しくは約65%w/w、又はそれらの間の任意の値の総量で含み得る。界面活性剤の組み合わせが使用される場合、それぞれが任意の好適な量で存在し得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、比較的大量の一方の界面活性剤と比較的少量の他方の界面活性剤とを含み得るか、又は比較的等量の界面活性剤を含み得る。
【0089】
界面活性助剤
本明細書に記載される組成物は典型的に、界面活性助剤として1種以上の界面活性剤を更に含む。1種以上の界面活性助剤は、オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 1944 CS);リノレオイルマクロゴールグリセリド及びリノレオイルポリオキシルグリセリド界面活性剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 2125 CS);ラウロイルマクロゴールグリセリド及びラウロイルポリオキシルグリセリド界面活性剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 2130 CS);モノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-8);モノカプリル酸グリセロールタイプI(例えば、CAPMUL(登録商標)MCM)界面活性剤、並びにモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-12)から選択され得る。1種以上の界面活性助剤は、本明細書に記載されるような組成物中に任意の好適な量で存在し得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、これらの界面活性助剤の1種以上を、約5%~約30%w/w、又は約5%~約25%w/w、例えば、約5%~約20%w/w、例えば、約5%w/w、約6%w/w、約7%w/w、約8%w/w、約9%w/w、約10%w/w、約11%w/w、約12%w/w、約13%w/w、約14%w/w、約15%w/w、約16%w/w、約17%w/w、約18%w/w、約19%w/w、約20%w/w、及びそれらの間の任意の値の総量で含み得る。界面活性助剤の組み合わせが使用される場合、それぞれが任意の好適な量で存在し得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、比較的大量の一方の界面活性助剤と比較的少量の他方の界面活性助剤とを含み得るか、又は比較的等量の界面活性助剤を含み得る。
【0090】
特定の実施形態では、本明細書に記載されるような組成物は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤(例えば、ビタミンE TPGS)を含む。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、約5%w/w~約55%w/w、例えば、約6%w/w、又は約14%w/w~約17%w/w、例えば、約14%w/w、約15%w/w、約16%w/w、又は約17%w/wの量のビタミンE TPGSを含み得る。他の特定の実施形態では、本明細書に記載されるような組成物は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤(例えば、ビタミンE TPGS)及びポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤(例えば、KOLLIPHOR(登録商標)ELPなどのPEG-35ヒマシ油)を含み、例えば、ビタミンE TPGS及びPEG35ヒマシ油(例えば、KOLLIPHOR(登録商標)ELP)を約5%w/w~約55%w/wの総量で、例えば、約12%w/w又は約18%w/wのビタミンE TPGS、及び約21%w/w又は約30%w/wのPEG35ヒマシ油(例えば、KOLLIPHOR(登録商標)ELP)を含む。
【0091】
これらの実施形態のいずれかに従い、組成物は、オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 1944 CS)などの界面活性助剤を、例えば、約5%w/w~約30%w/w又は約5%w/w~約25%w/wの量で更に含み得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 1944 CS)を約12%w/w、約13%w/w、約15%w/w、又は約17%w/wの量で含み得る。特定の実施例では、本明細書に記載されるような組成物は、ビタミンE TPGSを約5%w/w~約55%w/w、例えば、約6%w/wの量で、界面活性助剤としてオレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 1944 CS)を約5%w/w~約30%w/w又は約5%w/w~約25%w/w、例えば、約17%w/wの量で含み得る。代替的に、本明細書に記載されるような組成物は、ビタミンE TPGS及びPEG35ヒマシ油(例えば、KOLLIPHOR(登録商標)ELP)を約5%w/w~約55%w/wの総量で(例えば、約12%w/wのビタミンE TPGS、及び約21%のPEG35ヒマシ油(例えば、KOLLIPHOR(登録商標)ELP))、界面活性助剤としてオレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 1944 CS)を約5%w/w~約30%w/w又は約5%w/w~約25%w/w、例えば、約13%w/wの量で含み得る。代替的に、本明細書に記載されるような組成物は、ビタミンE TPGS及びPEG35ヒマシ油(例えば、KOLLIPHOR(登録商標)ELP)を約5%w/w~約55%w/wの総量で(例えば、約18%w/wのビタミンE TPGS、及び約30%のPEG35ヒマシ油(例えば、KOLLIPHOR(登録商標)ELP))、界面活性助剤としてオレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 1944 CS)を約5%w/w~約30%w/w又は約5%w/w~約25%w/w、例えば、約13%w/wの量で含み得る。代替的に、本明細書に記載されるような組成物は、ビタミンE TPGS及びPEG35ヒマシ油(例えば、KOLLIPHOR(登録商標)ELP)を約5%w/w~約55%w/wの総量で(例えば、約17%w/wのビタミンE TPGS及び約28%のPEG35ヒマシ油(例えば、KOLLIPHOR(登録商標)ELP))、界面活性助剤としてオレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 1944 CS)を約5%w/w~約30%w/w又は約5%w/w~約25%w/w、例えば、約15%w/wの量で含み得る。
【0092】
代替的に、組成物は、モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)MCM)などの界面活性助剤を、例えば、約5%w/w~約30%w/w又は約5%w/w~約25%w/wの量で更に含み得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、界面活性助剤としてモノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)MCM)を約7%w/wの量で含み得る。特定の例では、本明細書に記載されるような組成物は、ビタミンE TPGSを約5%w/w~約55%w/w、例えば、約17%w/wの量で、界面活性助剤としてモノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)MCM)を約5%w/w~約30%w/w又は約5%w/w~約25%w/w、例えば、約7%w/wの量で含み得る。
【0093】
代替的に、組成物は、モノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-8)などの界面活性助剤を、例えば、約5%w/w~約30%w/w又は約5%w/w~約25%w/wの量で更に含み得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、界面活性助剤としてモノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-8)を約7%w/wの量で含み得る。特定の例では、本明細書に記載されるような組成物は、ビタミンE TPGSを約5%w/w~約55%w/w、例えば、約17%w/wの量で、界面活性助剤としてモノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-8)を約5%w/w~約30%w/w又は約5%w/w~約25%w/w、例えば、約7%w/wの量で含み得る。
【0094】
代替的に、組成物は、モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-12)などの界面活性助剤を、例えば、約5%w/w~約30%w/w又は約5%w/w~約25%w/wの量で更に含み得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、界面活性助剤としてモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-12)を約6%w/w又は約7%w/wの量で含み得る。特定の例では、本明細書に記載されるような組成物は、ビタミンE TPGSを約5%w/w~約55%w/w、例えば、約17%w/wの量で、界面活性助剤としてモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-12)を約5%w/w~約30%w/w又は約5%w/w~約25%w/w、例えば、約7%w/wの量で含み得る。代替的に、本明細書に記載されるような組成物は、ビタミンE TPGSを約5%w/w~約55%w/w、例えば、約15%w/wの量で、界面活性助剤としてモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-12)を約5%w/w~約30%w/w又は約5%w/w~約25%w/w、例えば、約7%w/wの量で含み得る。更なる代替形態では、本明細書に記載されるような組成物は、ビタミンE TPGSを約5%w/w~約55%w/w、例えば、約14%w/w~約17%w/w、例えば、約14%w/w、約15%w/w、約16%w/w、又は約17%w/wの量で、界面活性助剤としてモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-12)を約5%w/w~約30%w/w又は約5%w/w~約25%w/w、例えば、約6%w/w又は約7%w/wの量で含み得る。
【0095】
沈殿抑制剤
本明細書に記載されるような組成物は、任意選択により沈殿抑制剤を含み得る。好適な沈殿抑制剤の非限定的な例としては、ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤(例えば、SOLUPLUS(登録商標))、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール可溶化剤(例えば、KOLLIPHOR(登録商標)P188又はP407)、ポリビニルピロリドン可溶化剤(例えば、KOLLIDON(登録商標)K-30)、ビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー可溶化剤(例えば、KOLLIDON(登録商標)VA-64)、ポリビニルアルコール/ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤(例えば、KOLLICOAT(登録商標)IR)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース可溶化剤(HMPC及びヒプロメロースとしても公知)、並びにヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステル可溶化剤(例えば、AQOAT(登録商標))の1種以上が挙げられる。沈殿抑制剤は、任意の好適な量で使用され得る。例えば、組成物は、約0.5%w/w~約5%w/w又は約0.5%w/w~約1%w/w、例えば、約0.5%w/w、約0.75%w/w、約1%w/w、約1.5%w/w、約2%w/w、約2.5%w/w、約3%w/w、約3.5%w/w、約4%w/w、約4.5%w/w、約5%w/w、及びそれらの間の任意の値の総量の1種以上の沈殿抑制剤を含み得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、約0.5%w/w~約5%w/w、例えば、約0.5%w/w、又は約0.65%w/w、又は約0.75%w/wの量のポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤(例えば、SOLUPLUS(登録商標))を含み得る。
【0096】
共溶媒
本明細書に記載される組成物は、任意選択により1種以上の共溶媒を含み得る。好適な共溶媒の非限定的な例としては、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(例えば、TRANSCUTOL(登録商標)HP又はTRANSCUTOL(登録商標)P)、テトラヒドロフルフリルアルコールポリエチレングリコールエーテル(例えば、グリコフロール)、及びN-メチルピロリドン(例えば、PHARMASOLVE(商標)V)が挙げられる。共溶媒は、任意の好適な量で存在し得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、約10%w/w~約35%w/w、例えば、約10%w/w、約15%w/w、約19%w/w、約20%w/w、約25%w/w、約30%w/w、約35%w/w、及びそれらの間の任意の値の量の共溶媒を含み得る。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるような組成物は、共溶媒としてジエチレングリコールモノエチルエーテル(例えば、TRANSCUTOL(登録商標)HP又はTRANSCUTOL(登録商標)P)を、例えば、組成物の約20%w/w又は25%w/wの量で含む。
【0097】
可溶化剤
本明細書に記載される組成物は、1種以上の可溶化剤を含み得る。好適な可溶化剤の非限定的な例としては、ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤などの11~15のHLB値を有するもの、例えば、ポリエチレングリコールカプリロカプロイルポリオキシルグリセリド及びカプリロカプロイルマクロゴグリセリド可溶化剤(例えば、ACCONON(登録商標)MC8-2)、オレイン酸ポリグリセリル可溶化剤(例えば、CAPROL(登録商標)PGE 860などのオレイン酸ポリグリセリル-10)、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン可溶化剤(例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン又はポリソルベート80)が挙げられる。いくつかの実施形態では、組成物は、カプリロカプロイルポリオキシル-8グリセリド可溶化剤/界面活性剤を含まない(例えば、LABRASOL(登録商標)を含まず、LABRASOL(登録商標)ALFを含まない)。カプリロカプロイルポリオキシル-8グリセリド界面活性剤/可溶化剤を除く実施形態はなお、ポリエチレングリコールカプリロカプロイルポリオキシルグリセリド/カプリロカプロイルマクロゴグリセリド可溶化剤(例えば、ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤であるACCONON(登録商標)MC8 2)を(任意選択により)含み得る。
【0098】
存在する場合、可溶化剤は任意の好適な量で存在し得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、約10%w/w~約65%w/w、例えば、約15%w/w、約20%w/w、約25%w/w、約27%w/w、約30%w/w、約35%w/w、約40%w/w、約45%w/w、約50%w/w、約55%w/w、約60%w/w、約65%w/w、又はそれらの間の任意の値の1種以上の可溶化剤の総量を含み得る。可溶化剤の組み合わせが使用される場合、それぞれが任意の好適な量で存在し得る。
【0099】
本明細書に記載されるような組成物は、ポリエチレングリコールカプリロカプロイルポリオキシルグリセリド及びカプリロカプロイルマクロゴグリセリド可溶化剤(例えば、ACCONON(登録商標)MC8-2)、オレイン酸ポリグリセリル可溶化剤(例えば、CAPROL(登録商標)PGE 860などのオレイン酸ポリグリセリル-10)、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン可溶化剤(例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン又はポリソルベート80)などのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤の1種以上から選択される可溶化剤を含み得る。可溶化剤は、上記に開示されるように、比較的大量に、例えば、約10%~約65%w/wで使用され得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、ポリエチレングリコールカプリロカプロイルポリオキシルグリセリド/カプリロカプロイルマクロゴグリセリド可溶化剤(例えば、ACCONON(登録商標)MC8-2)を、例えば、約10%~約65%w/w、例えば、約25%w/w、約40%w/w、約55%w/w、又は約60%w/wの量で含み得る。
【0100】
従って、例えば、いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるような組成物は、ポリエチレングリコールカプリロカプロイルポリオキシルグリセリド/カプリロカプロイルマクロゴグリセリド可溶化剤(例えば、ACCONON(登録商標)MC8-2)及びポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤(例えば、SOLUPLUS(登録商標))などの可溶化剤と沈殿抑制剤の組み合わせを含む。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、約25%w/w、約40%w/w、約55%w/w、又は約60%w/w、例えば、約55%w/w~約60%w/wのポリエチレングリコールカプリロカプロイルポリオキシルグリセリド/カプリロカプロイルマクロゴグリセリド可溶化剤(例えば、ACCONON(登録商標)MC8-2)及び約0.5%w/w~約0.75%w/w、例えば、約0.5%w/w、又は約0.65%w/w、又は約0.75%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤(例えば、SOLUPLUS(登録商標))を含み得る。
【0101】
酸化防止剤
本明細書に記載される組成物は典型的に、1種以上の酸化防止剤を含む。好適な酸化防止剤の非限定的な例としては、DL-メチオニン、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、アルギニン、システイン、パルミチン酸アスコルビン、メタ重亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、没食子酸プロピル、γリノール酸、アスコルビン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、及びαトコフェロールが挙げられる。従って、前述の実施形態のいずれかに従い、本明細書に記載されるような組成物は、酸化防止剤を含み得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、DL-メチオニン、BHA、及びBHTから選択される1種以上を含み得る。いくつかの実施形態では、組成物は、DL-メチオニン、アルギニン及びシステインの1種以上を含み得る。いくつかの実施形態では、組成物は、DL-メチオニンを含み得る。酸化防止剤は、任意の好適な量で存在し得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、約0.01%~約1.0%w/w、例えば、約0.05%~約1.0%w/w(それらの間の任意の値を含む)の総量の1種以上の酸化防止剤を含み得る。
【0102】
甘味剤/香味剤
本明細書に記載される組成物は、任意選択により甘味剤の1種以上及び/又は香味剤の1種以上を含み得る。好適な甘味剤の例としては、スクラロース、グリチルリチン酸及びその塩(例えば、グリチルリチン酸アンモニウム)、サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、シクラメート、エリスリトール、及びネオテームが挙げられるが、これらに限定されない。従って、前述の実施形態のいずれかに従い、本明細書に記載されるような組成物は、甘味剤を含み得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上の甘味剤を含み得る。甘味剤は、任意の好適な量で存在し得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、約0.015%w/w~約0.75%w/w又は約0.015%w/w~約2%w/w(それらの間の任意の値を含む)の総量の1種以上の甘味剤を含み得る。
【0103】
好適な香味剤の例としては、バニラフレーバー、バナナフレーバー、グレープフルーツフレーバー、ストロベリーフレーバー、ラズベリーフレーバー、バブルガムフレーバー、及びキャラメルフレーバーが挙げられるが、これらに限定されない。従って、前述の実施形態のいずれかに従い、本明細書に記載されるような組成物は、香味剤を含み得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、バニラフレーバー及びバナナフレーバーを含み得る。香味剤は、任意の好適な量で存在し得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、約0.01%w/w~約1.0%w/w(それらの間の任意の値を含む)の総量の1種以上の香味剤を含み得る。
【0104】
水
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるような組成物は、水(例えば、精製水)を含む。いくつかの実施形態では、水は、約1%~約5%w/w、例えば、約1%w/w、約1.5%w/w、約2%w/w、約2.5%w/w、約3%w/w、約3.5%w/w、約4%w/w、約4.5%w/w、及び5%w/wの量で存在する。
【0105】
追加の成分
本明細書に記載されるような組成物は、任意選択により、経口液体医薬組成物に使用するのに好適な1種以上の追加の薬学的に許容される成分を更に含み得る。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、任意選択により、粘度調整剤(例えば、増粘剤)、希釈剤、pH調整剤、着色剤、他の香味剤、他の矯味剤、他の保存剤などのような1種以上の薬学的に許容される賦形剤を更に含み得る。
【0106】
除外成分
前述のように、国際公開第2018/037310号パンフレットには、大量のLABRASOL(登録商標)とプロピレングリコールを含むエンザルタミド組成物が開示されている。特に、国際公開第2018/037310号パンフレットには、「界面活性剤」として、LABRASOL(登録商標)、LABRASOL(登録商標)ALF、ポリエチレングリコール300(PEG300)及びポリエチレングリコール400(PEG400)の1種以上を含むエンザルタミド組成物が開示され、また、溶媒としてプロピレングリコール及び/又はエタノールを含むエンザルタミド組成物も開示されている。本開示の組成物は、そのような成分を必要としない。従って、本明細書に開示される実施形態のいずれかの特定の実施形態では、組成物は、国際公開第2018/037310号パンフレットに開示されるようなカプリロカプロイルポリオキシル-8グリセリド界面活性剤/可溶化剤(例えば、LABRASOL(登録商標)、LABRASOL(登録商標)ALFであり、国際公開第2018/037310号パンフレットでは界面活性剤として言及されているが、可溶化剤であるとも見なされ得る)を含まず、ポリエチレングリコール(例えば、PEG300、PEG400)を含まない。本明細書に開示される実施形態のいずれかの更なる特定の実施形態では、組成物は、追加的又は代替的にプロピレングリコールを含まず、エタノールを含まない。即ち、本明細書に開示される実施形態のいずれかの特定の実施形態では、組成物は、カプリロカプロイルポリオキシル-8グリセリド界面活性剤/可溶化剤(例えば、LABRASOL(登録商標)、LABRASOL(登録商標)ALF)を含まず、ポリエチレングリコール(例えば、PEG300、PEG400)を含まない。本明細書に開示される実施形態のいずれかの更なる特定の実施形態では、組成物は、プロピレングリコールを含まず、エタノールを含まない。本明細書に開示される実施形態のいずれかの更なる特定の実施形態では、組成物は、カプリロカプロイルポリオキシル-8グリセリド界面活性剤/可溶化剤(例えば、LABRASOL(登録商標)、LABRASOL(登録商標)ALF)、ポリエチレングリコール、及びエタノールをいずれも含まない。本明細書に開示される実施形態のいずれかの他の特定の実施形態では、組成物は、国際公開第2018/037310号パンフレットの組成物中で使用されているカプリロカプロイルポリオキシル-8グリセリド界面活性剤/可溶化剤(例えば、LABRASOL(登録商標)、LABRASOL(登録商標)ALF)、ポリエチレングリコール(例えば、PEG300、PEG400)、プロピレングリコール、又はエタノールの量を含まない。例えば、本明細書に開示される実施形態のいずれかの特定の実施形態では、組成物は、約30%~約90%w/wのカプリロカプロイルポリオキシル-8グリセリド界面活性剤/可溶化剤及びポリエチレングリコールの1種以上を含まない。本明細書に開示される実施形態のいずれかの更なる特定の実施形態では、組成物は、追加的又は代替的にプロピレングリコールを含まず、エタノールを含まない。上記で述べたように、カプリロカプロイルポリオキシル-8グリセリド界面活性剤/可溶化剤(例えば、LABRASOL(登録商標)、LABRASOL(登録商標)ALF)を除く実施形態はなお、ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤(例えば、ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤であるACCONON(登録商標)MC8-2)を(任意選択により)含み得る。
【0107】
組成物
以下を本明細書に記載されるような組成物の特定の例示的な実施形態として開示する。
【0108】
一態様では、エンザルタミドの経口液体医薬組成物が提供され、
(i)約2.5%~約6%w/wのエンザルタミド;
(ii)任意選択により、植物油、香味油、及び精油の1種以上から選択される、約0.5%~約25%w/wの油;
(iii)約5%~約85%w/wの界面活性剤及び可溶化剤の一方又は両方であって、
界面活性剤は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤、ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤、ポリオキシル硬化ヒマシ油界面活性剤、ヒドロキシステアリン酸ポリオキシル界面活性剤、ラウロイルポリオキシルグリセリド及びラウロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、ステアロイルポリオキシルグリセリド及びステアロイルマクロゴグリセリド界面活性剤、並びにステアリン酸ポリオキシル界面活性剤から選択される1種以上を含み、可溶化剤は、ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤、オレイン酸ポリグリセリル可溶化剤、及びモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン可溶化剤から選択される1種以上を含む、界面活性剤及び可溶化剤の一方又は両方;
(iv)モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤、オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤、リノレオイルマクロゴールグリセリド及びリノレオイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、ラウロイルマクロゴールグリセリド及びラウロイルポリオキシルグリセリド界面活性剤、モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性剤、並びにモノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤の1種以上から選択される、約5%~約25%w/wの界面活性助剤;
(v)DL-メチオニン、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、アルギニン、システイン、パルミチン酸アスコルビン、メタ重亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、没食子酸プロピル、γリノレン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、アスコルビン酸、及びαトコフェロールから選択される1種以上を含む、約0.01%~約1%w/wの酸化防止剤;
(vi)任意選択により、ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール可溶化剤、ポリビニルピロリドン可溶化剤、ビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー可溶化剤、ポリビニルアルコール/ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤、ヒドロキシプロピルメチルセルロース可溶化剤、及びヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステル可溶化剤の1種以上から選択される、約0.5%~約5%w/wの沈殿抑制剤;並びに
(vii)任意選択により、水(例えば、約1%~約5%w/wの水)を含む。
【0109】
別の態様では、エンザルタミドの経口液体医薬組成物が提供され、
(i)約2.5%~約6%w/wのエンザルタミド;
(ii)任意選択により、植物油、香味油、及び精油の1種以上から選択される、約0.5%~約25%w/wの油;
(iii)約5%~約65%w/wの界面活性剤であって、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤(例えば、ビタミンE TPGS及びトコフェルソランとしても公知のD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸);ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤(例えば、PEG-35ヒマシ油及びリシノール酸マクロゴールグリセロールとしても公知のポリオキシエチレン35ヒマシ油、例えば、KOLLIPHOR(登録商標)EL及びKOLLIPHOR(登録商標)ELP);ポリオキシル硬化ヒマシ油界面活性剤(例えば、ヒドロキシステアリン酸マクロゴールグリセロールとしても公知のポリオキシル40硬化ヒマシ油、例えばKOLLIPHOR(登録商標)RH40);ヒドロキシステアリン酸ポリオキシル界面活性剤(例えば、ヒドロキシステアリン酸マクロゴール(15)、ヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコール(15)、及びポリオキシエチル化12-ヒドロキシステアリン酸としても公知のヒドロキシステアリン酸ポリオキシル15、例えばKOLLIPHOR(登録商標)HS 15);ラウロイルポリオキシルグリセリド及びラウロイルマクロゴグリセリド界面活性剤(例えば、GELUCIRE(登録商標)44/14及びACCONON(登録商標)C-44);ステアロイルポリオキシルグリセリド及びステアロイルマクロゴグリセリド界面活性剤(例えば、GELUCIRE(登録商標)50/13及びACCONON(登録商標)C-50);並びにステアリン酸ポリオキシル界面活性剤(例えば、GELUCIRE(登録商標)48/16などのステアリン酸ポリオキシルタイプI)から選択される1種以上を含む、界面活性剤;
(iv)モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-12)、オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 1944 CS)、リノレオイルマクロゴールグリセリド及びリノレオイルポリオキシルグリセリド界面活性剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 2125 CS)、ラウロイルマクロゴールグリセリド及びラウロイルポリオキシルグリセリド界面活性剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 2130 CS)、モノカプリル酸プロピレングリコールタイプII(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-8)界面活性剤、並びにモノカプリル酸グリセロールタイプI界面活性剤(例えば、CAPMUl(登録商標)MCM)の1種以上から選択される、約5%~約30%w/wの界面活性助剤;
(v)DL-メチオニン、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、アルギニン、システイン、パルミチン酸アスコルビン、メタ重亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、没食子酸プロピル、γリノレン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、アスコルビン酸、及びαトコフェロールから選択される1種以上を含む、約0.01%~約1%w/wの酸化防止剤;
(vi)任意選択により、ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤(例えば、SOLUPLUS(登録商標))、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール可溶化剤(例えば、KOLLIPHOR(登録商標)188又はP407)、ポリビニルピロリドン可溶化剤(例えば、KOLLIDON(登録商標)K-30)、ビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー可溶化剤(例えば、KOLLIDON(登録商標)VA-64)、ポリビニルアルコール/ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤(例えば、KOLLICOAT(登録商標)IR)、HMPC可溶化剤、及びヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステル可溶化剤(例えば、AQOAT(登録商標))の1種以上から選択される、約0.5%~約5%w/wの沈殿抑制剤、並びに
(vii)任意選択により、約1%~約5%w/wの水を含む。
【0110】
存在する場合、油は、組成物の約0.5%~約20%w/wを含んでよく、任意選択により、組成物は、約0.5%~約5%w/wの香味油又は精油及び約3%~約15%w/wの植物油を含む。追加的又は代替的に、組成物は、約5%~約50%w/wの界面活性剤を含み得る。追加的又は代替的に、組成物は、約5%~約20%w/wの界面活性助剤を含み得る。追加的又は代替的に、組成物は、任意選択的に約0.5%~約1%w/wの沈殿抑制剤を含み得る。
【0111】
上記で述べたように、本明細書に記載されるような組成物は、界面活性剤の組み合わせ、例えば、上記(iii)に列挙した界面活性剤のいずれか2種以上の組み合わせを含み得る。界面活性剤の組み合わせを含むいくつかの実施形態では、界面活性剤の1つは、ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤(例えば、KOLLIPHOR(登録商標)ELPなどのPEG-35ヒマシ油)である。例えば、本明細書に記載されるような組成物は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤(例えば、ビタミンE TPGS)及びポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤(例えば、KOLLIPHOR(登録商標)ELPなどのPEG-35ヒマシ油)を含み得る。代替的に、本明細書に記載されるような組成物は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤(例えば、ビタミンE TPGS)などの単一の種類の界面活性剤を含み得る。
【0112】
1種以上の界面活性剤に加えて、本明細書に記載される組成物は、界面活性助剤を更に含む。例えば、組成物は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤(例えば、ビタミンE TPGS)、ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤(例えば、KOLLIPHOR(登録商標)ELPなどのPEG-35ヒマシ油)、及びオレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 1944 CS)を含み得る。別の例では、組成物は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤(例えば、ビタミンE TPGS)及びオレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 1944 CS)を含み得る。別の例では、組成物は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤(例えば、ビタミンE TPGS)及びモノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性助剤(例えば、CAPMUL(登録商標)MCM)を含み得る。別の例では、組成物は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤(例えば、ビタミンE TPGS)及びモノカプリル酸プロピレングリコールタイプI界面活性助剤(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-8)を含み得る。別の例では、組成物は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤(例えば、ビタミンE TPGS)及びモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-12)を含み得る。
【0113】
いくつかの実施形態では、組成物は、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(例えば、TRANSCUTOL(登録商標)HP又はTRANSCUTOL(登録商標)P)、テトラヒドロフルフリルアルコールポリエチレングリコールエーテル(例えば、グリコフロール)、及びN-メチルピロリドン(例えば、PHARMASOLVE(商標)V)の1種以上から選択される、約10%~約35%w/wの共溶媒を更に含む。
【0114】
いくつかの実施形態では、組成物は、ポリエチレングリコールカプリロカプロイルポリオキシルグリセリド及びカプリロカプロイルマクロゴグリセリド可溶化剤(例えば、ACCONON(登録商標)MC8-2)などのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤、オレイン酸ポリグリセリル可溶化剤(例えば、CAPROL(登録商標)PGE 860などのオレイン酸ポリグリセリル-10)、並びにモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン可溶化剤(例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン又はポリソルベート80)から選択される1種以上を含む、約10%~約65%w/wの可溶化剤を含むか、又はそれらを更に含む。
【0115】
任意の実施形態では、油は、香味油としてペパーミント油、及び植物油としてトウモロコシ油を含んでよく;界面活性剤は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤(例えば、ビタミンE TPGS)であってよく;界面活性助剤は、オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 1944 CS)であってよく、沈殿抑制剤は、ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤(例えば、SOLUPLUS(登録商標))であってよい。
【0116】
代替的に、油は、香味油としてペパーミント油、及び植物油としてトウモロコシ油を含んでよく;界面活性剤は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤(例えば、ビタミンE TPGS)及びポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤(例えば、KOLLIPHOR(登録商標)ELPなどのPEG-35ヒマシ油)であってよく;界面活性助剤は、オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤(例えば、LABRAFIL(登録商標)M 1944 CS)であってよく、沈殿抑制剤は、ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤(例えば、SOLUPLUS(登録商標))であってよい。
【0117】
代替的に、油は、香味油としてペパーミント油、及び植物油としてトウモロコシ油を含んでよく;界面活性剤は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤(例えば、ビタミンE TPGS)であってよく;界面活性助剤は、モノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-8)であってよく、沈殿抑制剤は、ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤(例えば、SOLUPLUS(登録商標))であってよい。
【0118】
代替的に、油は、香味油としてペパーミント油、及び植物油としてトウモロコシ油を含んでよく;界面活性剤は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤(例えば、ビタミンE TPGS)であってよく;界面活性助剤は、モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-8)であってよく、沈殿抑制剤は、ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤(例えば、SOLUPLUS(登録商標))であってよい。
【0119】
代替的に、油は、香味油としてペパーミント油、及び植物油としてトウモロコシ油を含んでよく;界面活性剤は、コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤(例えば、ビタミンE TPGS)であってよく;界面活性助剤は、モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性剤(例えば、CAPMUL(登録商標)PG-12)であってよく、沈殿抑制剤は、ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー可溶化剤(例えば、SOLUPLUS(登録商標))であってよい。
【0120】
いくつかの実施形態では、組成物は、
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;
(x)任意選択により、香味剤;及び
(xi)約1.5%w/wの量の水を含む。
【0121】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がDLメチオニン、BHA、及びBHTから選択される1種以上を含む。更なる特定の実施形態では、甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む。
【0122】
他の特定の実施形態では、組成物は、
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(Iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;
(x)任意選択により、香味剤;及び
(xi)約3%w/wの量の水を含む。
【0123】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がDLメチオニンを含む。更なる特定の実施形態では、甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む。
【0124】
他の特定の実施形態では、組成物は、
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;
(x)任意選択により、香味剤;及び
(xi)約1.5%w/wの量の水を含む。
【0125】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がDLメチオニンを含む。更なる特定の実施形態では、甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む。
【0126】
他の特定の実施形態では、組成物は、
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)酸化防止剤;
(viii)任意選択により、甘味剤;
(ix)任意選択により、香味剤;及び
(x)約3%w/wの量の水を含む。
【0127】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;酸化防止剤がDLメチオニンを含む。更なる特定の実施形態では、甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む。
【0128】
他の特定の実施形態では、組成物は、
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(iii)約15%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(iv)約60%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(v)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(vi)酸化防止剤;
(vii)任意選択により、甘味剤;
(viii)任意選択により、香味剤;及び
(ix)約3%w/wの量の水を含む。
【0129】
前述の特定の実施形態では、モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がDLメチオニンを含む。更なる特定の実施形態では、甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む。
【0130】
他の特定の実施形態では、組成物は、
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;
(x)任意選択により、香味剤;及び
(xi)約3%w/wの量の水を含む。
【0131】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がアルギニン又はシステインを含む。更なる特定の実施形態では、甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み、香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む。
【0132】
他の特定の実施形態では、組成物は、
(i)約2.5%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;
(x)任意選択により、香味剤;及び
(xi)約1.5%w/wの量の水を含む。
【0133】
前述の特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がDLメチオニンを含む。更なる特定の実施形態では、甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラ及びバナナを含む。
【0134】
他の特定の実施形態では、経口液体医薬組成物は、
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約1.0%w/wの香味油;
(iii)約3.5%w/wの植物油;
(iv)約13%w/wのオレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤、例えば、LABRAFIL(登録商標)M 1944 CS;
(v)約12%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤、例えば、ビタミンE TPGS;
(vi)約20%w/wのジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒、例えば、TRANSCUTOL(登録商標)HP又はTRANSCUTOL(登録商標)P;
(vii)約26%w/wのカプリロカプロイルポリオキシルグリセリド及びカプリロカプロイルマクロゴグリセリド可溶化剤などのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤、例えば、ACCONON(登録商標)MC8-2;
(viii)約0.75%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤、例えば、SOLUPLUS(登録商標);
(ix)約21%w/wのPEG-35ヒマシ油などのポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤、例えば、KOLLIPHOR(登録商標)ELP;
(x)酸化防止剤;
(xi)任意選択により、甘味剤;並びに
(xii)任意選択により、香味剤を含む。
【0135】
前述の更なる特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤がLABRAFIL(登録商標)M 1944 CSであり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がビタミンE TPGSであり;ジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒がTRANSCUTOL(登録商標)HPであり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤がKOLLIPHOR(登録商標)ELPであり;酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラを含む。
【0136】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるようなエンザルタミドの経口液体医薬組成物は、
(i)約4%w/wのエンザルタミド;
(ii)約1.5%w/wの香味油;
(iii)約5%w/wの植物油;
(iv)約17%w/wのオレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤、例えば、LABRAFIL(登録商標)M 1944 CS;
(v)約6%w/wのD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤(ビタミンE TPGS)などのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約25%w/wのジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒、例えば、TRANSCUTOL(登録商標)HP又はTRANSCUTOL(登録商標)P;
(vii)約40%w/wのカプリロカプロイルポリオキシルグリセリド及びカプリロカプロイルマクロゴグリセリド可溶化剤又はACCONON(登録商標)MC8-2などのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(viii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤、例えば、SOLUPLUS(登録商標);
(ix)酸化防止剤;
(x)任意選択により、甘味剤;並びに
(xi)任意選択により、香味剤を含む。
【0137】
前述の更なる特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性剤がLABRAFIL(登録商標)M 1944 CSであり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がビタミンE TPGSであり;ジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒がTRANSCUTOL(登録商標)HPであり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラを含む。
【0138】
特定の実施形態では、経口液体医薬組成物は、
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約12%w/wの植物油;
(iv)約13%w/wのオレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤、例えば、LABRAFIL(登録商標)M 1944 CS;
(v)約18%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤、例えば、ビタミンE TPGS;
(vi)約20%w/wのジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒、例えば、TRANSCUTOL(登録商標)HP又はTRANSCUTOL(登録商標)P;
(vii)約0.75%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤、例えば、SOLUPLUS(登録商標);
(viii)約30%w/wのPEG-35ヒマシ油などのポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤、例えば、KOLLIPHOR(登録商標)ELP;
(x)酸化防止剤;
(xi)任意選択により、甘味剤;及び
(xii)任意選択により、香味剤を含む。
【0139】
特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤がLABRAFIL(登録商標)M 1944 CSであり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がビタミンE TPGSであり;ジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒がTRANSCUTOL(登録商標)HPであり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤がKOLLIPHOR(登録商標)ELPであり;酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラを含む。
【0140】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるようなエンザルタミドの経口液体医薬組成物は、
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約11%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性助剤、例えば、CAPMUL(登録商標)MCM;
(v)約17%w/wのD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤(ビタミンE TPGS)などのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約55%w/wのカプリロカプロイルポリオキシルグリセリド及びカプリロカプロイルマクロゴグリセリド可溶化剤又はACCONON(登録商標)MC8-2などのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤、例えば、SOLUPLUS(登録商標);
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;並びに
(x)任意選択により、香味剤を含む。
【0141】
前述の更なる特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノカプリロカプリン酸グリセロールタイプI界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)MCMであり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がビタミンE TPGSであり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラを含む。
【0142】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるようなエンザルタミドの経口液体医薬組成物は、
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約11%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤、例えば、CAPMUL(登録商標)PG-8;
(v)約17%w/wのD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤(ビタミンE TPGS)などのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約55%w/wのカプリロカプロイルポリオキシルグリセリド及びカプリロカプロイルマクロゴグリセリド可溶化剤又はACCONON(登録商標)MC8-2などのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤、例えば、SOLUPLUS(登録商標);
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;並びに
(x)任意選択により、香味剤を含む。
【0143】
前述の更なる特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノカプリル酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-8であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がビタミンE TPGSであり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラを含む。
【0144】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるようなエンザルタミドの経口液体医薬組成物は、
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約11%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤、例えば、CAPMUL(登録商標)PG-12;
(v)約17%w/wのD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤(ビタミンE TPGS)などのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約55%w/wのカプリロカプロイルポリオキシルグリセリド及びカプリロカプロイルマクロゴグリセリド可溶化剤又はACCONON(登録商標)MC8-2などのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤、例えば、SOLUPLUS(登録商標);
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;並びに
(x)任意選択により、香味剤を含む。
【0145】
前述の更なる特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がビタミンE TPGSであり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラを含む。
【0146】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるようなエンザルタミドの経口液体医薬組成物は、
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約12%w/wの植物油;
(iv)約15%w/wのオレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤;
(v)約17%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約19%w/wのジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒;
(vii)約0.75%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)約28%w/wのポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤;
(ix)酸化防止剤;
(x)任意選択により、甘味剤;及び
(xi)任意選択により、香味剤を含む。
【0147】
前述の更なる特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;オレオイルポリオキシル-6-グリセリド界面活性助剤がLABRAFIL(登録商標)M 1944 CSであり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がビタミンE TPGSであり;ジエチレングリコールモノエチルエーテル共溶媒がTRANSCUTOL(登録商標)HPであり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;ポリオキシエチレンヒマシ油界面活性剤がKOLLIPHOR(登録商標)ELPであり;酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラを含む。
【0148】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるようなエンザルタミドの経口液体医薬組成物は、
(i)約3%w/wのエンザルタミド;
(ii)約5%w/wの香味油;
(iii)約10%w/wの植物油;
(iv)約7%w/wのモノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤;
(v)約15%w/wのコハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤;
(vi)約60%w/wのポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤;
(vii)約0.5%w/wのポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤;
(viii)酸化防止剤;
(ix)任意選択により、甘味剤;及び
(x)任意選択により、香味剤を含む。
【0149】
前述の更なる特定の実施形態では、香味油がペパーミント油であり;植物油がトウモロコシ油であり;モノラウリン酸プロピレングリコールタイプII界面活性助剤がCAPMUL(登録商標)PG-12であり;コハク酸トコフェロールポリエチレングリコール界面活性剤がD-α-トコフェロールポリエチレングリコール1000コハク酸界面活性剤であり;ポリエチレングリコールカプリル酸/カプリン酸グリセリド可溶化剤がACCONON(登録商標)MC8-2であり;ポリビニルカプロラクタム-ポリ酢酸ビニル-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー沈殿抑制剤がSOLUPLUS(登録商標)であり;酸化防止剤がブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)及びブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)から選択される1種以上を含み;甘味剤が存在し、スクラロース及びグリチルリチン酸アンモニウムから選択される1種以上を含み;香味剤が存在し、バニラを含む。
【0150】
治療方法/使用
本開示はまた、本明細書に記載されるような液体経口医薬エンザルタミド組成物をそれを必要とする対象に経口投与することを含む治療方法における本明細書に記載される組成物の使用を提供する。例えば、対象は前立腺癌に罹患しているヒト対象であってよく、典型的には男性対象である。前立腺癌は、テストステロンを低下させるホルモン療法若しくは外科的処置に反応しない、又は身体の他の部分に拡散してしまった前立腺癌を含む、進行した前立腺癌であり得る。組成物は、任意の好適な投与レジメンによって、任意の治療上有効な用量で投与され得る。例えば、組成物は、約160mgのエンザルタミドの1日用量を提供する量で1日1回投与され得る。
【実施例】
【0151】
以下の特定の実施例は、本明細書に記載される組成物の例示的実施例として含まれる。これらの実施例は、本開示の範囲を限定することを決して意図するものではない。本開示の他の態様は、本開示が属する技術分野の当業者に明らかであろう。
【0152】
実施例1
製剤の単位用量当たり160mgのエンザルタミドを含む製剤を、下記の表1、表2、表3及び表4に示す成分を用いて調製した。
【0153】
【0154】
【0155】
【0156】
【0157】
【0158】
【0159】
製剤のインビトロ溶解特性及びインビボ薬物動態特性を、参照生成物として溶解容器当たり4錠のXTANDI(登録商標)カプセルを用いて評価した。上記で述べたように、XTANDI(登録商標)カプセルは、液体製剤中にエンザルタミド40mgを含有するソフトゼラチンカプセルである。
【0160】
インビトロ溶解試験を、37℃±0.5℃に維持された0.3%臭化セチルトリメチルアンモニウム(CTAB)溶解培地を含む0.1NのHCl 900mL中で50rpmのUSPタイプIIのパドル法に従って実施した。製剤1及び2の放出プロファイルを
図1に示す。製剤3、4、5及び6の放出プロファイルを
図2に示す。製剤7、8及び9の放出プロファイルを
図3に示す。製剤10、11、12、13、及び14の放出プロファイルを
図8に示す。製剤15、16、及び17の放出プロファイルを
図9に示す。製剤は、エンザルタミドが完全に放出されたことを示し、XTANDI(登録商標)カプセルと比較すると、エンザルタミドが同様に放出されたことを示した。
【0161】
インビトロ溶解試験を、37℃±0.5℃に維持された(CTABを含まない)0.001NのHCl溶解培地500mL中で100rpmのUSPタイプIIのパドル法に従って実施した。放出プロファイルを
図6及び7に示すが、製剤1、2、3及び4の放出プロファイルは
図6に示され、製剤5、6、7、8及び9の放出プロファイルは
図7に示される。製剤10、11、12、13、及び14の放出プロファイルを
図10に示す。製剤15、16、及び17の放出プロファイルを
図11に示す。下記の表及び図に報告されているように、10%未満を放出したXTANDI(登録商標)カプセルと比較すると、全ての製剤で10分間に40%超のエンザルタミドが放出された。
【0162】
【0163】
【0164】
インビボ試験では、上記に記載されるような160mg用量のエンザルタミド製剤1及び製剤2を雄のビーグル犬に投与し、エンザルタミドの血漿レベルを96時間にわたって定期的に測定した。
図4は、平均血漿濃度-時間プロファイルを示す。図に示されるように、製剤1はXTANDI(登録商標)カプセルの等価用量(4錠の40mgカプセル)と同様の血漿濃度-時間プロファイルを示す一方で、製剤2では、同様の曲線を有するものの、低下した血漿濃度が得られた。
【0165】
加えて、上記に記載されるような160mg用量のエンザルタミド製剤7、8及び9を雄のビーグル犬に投与し、エンザルタミドの血漿レベルを144時間にわたって定期的に測定した。
図5は、平均血漿濃度-時間プロファイルを示す。図に示されるように、製剤7、8及び9はXTANDI(登録商標)カプセルの等価用量(4錠の40mgカプセル)と同様の血漿濃度-時間プロファイルを示した。
【0166】
実施例2
上記に記載される製剤1、2、7及び9の苦味を、Insent味認識装置TS-5000Zを用いて評価した。TS-5000Z装置は、異なる味覚の様相(苦味、塩味、酸味、渋味)を評価するために設計された、異なる特性を有する複数の人工脂質膜を備えたものである。この装置により、装置の人工脂質膜表面の電位(膜に接触した試験物質によって影響を受ける)が測定される。例えば、試験物質は、脂質膜の親水基との静電相互作用、脂質膜の疎水基との疎水的相互作用などによって電位を変化させ得る。従って、膜の電位変化を測定することによって、苦味などの味覚の様相を検出することが可能となる。これらの実験では、試験試料を10mMのKCl中0.01%のエンザルタミド製剤溶液として調製し、0.01mMの塩酸キニーネの苦味標準溶液を使用した。
【0167】
下記の表に報告されているように、製剤1、2、7、8及び9は、標準苦味(塩酸キニーネ)溶液と比較して苦味がない。製剤8は若干の苦い後味を示し、製剤1、2及び9は最小限の苦い後味を示した一方で、製剤7は苦い後味を示さなかった。
【0168】
【0169】
実施例3
実施例1に記載されるような製剤8、10及び17の安定性を、40℃及び相対湿度75%で1ヶ月と3ヶ月に評価した。本試験の結果を下記の表に示す。
【0170】
【0171】
各カテゴリーの目標不純物限界値は以下の通りであった。ジオキソイミダゾリン不純物が0.2%w/w;個々の最高不純物が0.2%w/w;及び総不純物が1.0%w/w。酸化防止剤としてDL-メチオニンを用いて調製した製剤(BHA及びBHTの有無にかかわらず)では、これらの目標が達成されている。結果から、製剤10及び17は3ヶ月間時点で安定しており、これは、医薬品規制調和国際会議(International Council for Harmonisation of Technical Requirements for Pharmaceuticals for Human Use:ICH)の不純物における限界値のガイドラインに適合するものであった。
【0172】
実施例4
絶食条件下の18名の健康な成人男性を対象に、160mg用量での表3に記載されるような製剤10のバイオアベイラビリティをXTANDI(登録商標)(エンザルタミド)カプセル(4錠×400mg)と比較するために、2治療2順序ランダム化クロスオーバー試験を実施した。各試験期間において、10時間一晩絶食した後の朝に、単回用量のエンザルタミド組成物を経口投与した。絶食条件を投与後最大4時間まで維持した。エンザルタミドの血漿濃度を連続採血により定量し、薬物動態(PK)パラメーターをノンコンパートメント解析により決定した。
図12では、平均血漿濃度-時間プロファイルが報告されている。ピーク血漿濃度(C
max)、72時間までの血漿濃度-時間曲線下面積(AUC
0-72h)、及びピーク血漿濃度までの時間(T
max)を下記の表に示す。AUC値はLinear-up及びLog-down台形法によって算出した。結果により、製剤10はXTANDI(登録商標)に匹敵するものであることが示された。
【国際調査報告】