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特表2024-536270NSACFでMA PDUセッションを維持する無線ネットワーク及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-04
(54)【発明の名称】NSACFでMA PDUセッションを維持する無線ネットワーク及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/084 20230101AFI20240927BHJP
   H04W 76/12 20180101ALI20240927BHJP
   H04W 76/22 20180101ALI20240927BHJP
   H04W 88/14 20090101ALI20240927BHJP
【FI】
H04W28/084
H04W76/12
H04W76/22
H04W88/14
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024519801
(86)(22)【出願日】2022-09-29
(85)【翻訳文提出日】2024-03-29
(86)【国際出願番号】 KR2022014674
(87)【国際公開番号】W WO2023055135
(87)【国際公開日】2023-04-06
(31)【優先権主張番号】202141045063
(32)【優先日】2021-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(31)【優先権主張番号】202141045063
(32)【優先日】2022-08-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ロイ,カウスタブ
(72)【発明者】
【氏名】クマール,ラリス
(72)【発明者】
【氏名】セン,アリジット
(72)【発明者】
【氏名】ハシュミ,ダニッシュ イーサン
(72)【発明者】
【氏名】ナヤック,アショク クマール
(72)【発明者】
【氏名】イ,ホヨン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
【課題】無線ネットワークにおいてMA PDU(Multi-Access Protocol Data Unit)セッションを管理する方法を提供する。
【解決手段】本発明は、より高いデータ送信率をサポートする5G又は6G通信システムに関し、NSACFエンティティーでMA PDUセッションを維持する無線ネットワーク及び方法を開示する。前記方法はSMFエンティティーがUEからのインディケーションに基づいてPDUセッションがMA PDUセッションであることを決定する段階を含む。また、前記方法はSMFエンティティーが決定に応答してPDUセッションがMA PDUセッションであることをNSACFエンティティーに示す段階を含む。無線ネットワークはPDUセッションがMA PDUセッションでもカウントを正確に維持することができる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信ネットワークでMA PDU(Multiple Access Protocol Data Unit)セッションを管理するSMF(Session Management Function)エンティティーの方法において、
ユーザ装置(UE)からPDUセッションがMA PDUセッションであることを示すインディケーションを受信する段階と、
多重アクセスタイプに対する情報及びPDUアップデートリクエストメッセージをNSACF(Network Slice Acceptance Control Function)エンティティーに送信する段階と、を含むことを特徴とするMA PDUセッションを管理するSMFエンティティーの方法。
【請求項2】
前記PDUアップデートリクエストメッセージは、MA PDUセッション設定手順又はPDUセッション解除手順の間のPDUセッションの数の増減に対するリクエストを含むことを特徴とする請求項1に記載のMA PDUセッションを管理するSMFエンティティーの方法。
【請求項3】
前記PDUアップデートリクエストメッセージは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)アクセスタイプ又は非-3GPPアクセスタイプのうちの少なくとも1つを示すことを特徴とする請求項1に記載のMA PDUセッションを管理するSMFエンティティーの方法。
【請求項4】
前記NSACFエンティティーから多重アクセスタイプのそれぞれに対する結果インディケーション及びバックオフタイマーを受信する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載のMA PDUセッションを管理するSMFエンティティーの方法。
【請求項5】
無線通信ネットワークでMA PDU(Multiple Access Protocol Data Unit)セッションを管理するためにNSACF(Network Slice Acceptance Control Function)エンティティーによって行われる方法において、
SMF(Session Management Function)エンティティーから多重アクセスタイプに対する情報及びPDUアップデートリクエストメッセージを受信する段階と、
前記PDUアップデートリクエストメッセージ及び前記情報に基づいて前記多重アクセスタイプのうちの少なくとも1つに対するPDUセッションの数をアップデートする段階と、を含むことを特徴とするNSACFエンティティーによって行われる方法。
【請求項6】
前記PDUセッションの数をアップデートする段階は、前記PDUセッションのカウントを増加させる段階、又は前記PDUセッションのカウントを減少させる段階のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項5に記載のNSACFエンティティーによって行われる方法。
【請求項7】
前記PDUアップデートリクエストメッセージは、3GPP(3rd Generation Project Partnership)アクセスタイプ又は非-3GPPアクセスタイプのうちの少なくとも1つを示すことを特徴とする請求項5に記載のNSACFエンティティーによって行われる方法。
【請求項8】
前記多重アクセスタイプのそれぞれに対する結果インディケーション及びバックオフタイマーを前記SMFエンティティーに送信する段階を含むことを特徴とする請求項5に記載のNSACFエンティティーによって行われる方法。
【請求項9】
無線通信ネットワークでMA PDU(Multiple Access Protocol Data Unit)セッションを管理するSMF(Session Management Function)エンティティーにおいて、
プロセッサと、
コミュニケータと、
前記プロセッサ及び前記コミュニケータと結合されたMA PDUセッション管理制御部と、を含み、
前記MA PDUセッション管理制御部は、
ユーザ装置(UE)からPDUセッションが前記MA PDUセッションであることを示すインディケーションを受信し、
多重アクセスタイプに対する情報及びPDUアップデートリクエストメッセージをNSACF(Network Slice Acceptance Control Function)エンティティーに送信するように設定されることを特徴とするMA PDUセッションを管理するSMFエンティティー。
【請求項10】
前記PDUアップデートリクエストメッセージは、MA PDUセッション設定手順又はPDUセッション解除手順の間のPDUセッション数の増減に対するリクエストを含むことを特徴とする請求項9に記載のMA PDUセッションを管理するSMFエンティティー。
【請求項11】
無線通信ネットワークでMA PDU(Multiple Access Protocol Data Unit)セッションを管理するNSACF(Network Slice Acceptance Control Function)エンティティーにおいて、
プロセッサと、
コミュニケータと、
前記プロセッサ及び前記コミュニケータと結合されたMA PDUセッション管理制御部と、を含み、
前記MA PDUセッション管理制御部は、
SMF(Session Management Function)エンティティーから多重アクセスタイプに対する情報及びPDUアップデートリクエストメッセージを受信し、
前記PDUアップデートリクエストメッセージ及び前記情報に基づいて前記多重アクセスタイプのうちの少なくとも1つに対するPDUセッションの数をアップデートするように設定されることを特徴とするMA PDUセッションを管理するNSACFエンティティー。
【請求項12】
前記PDUセッションの数をアップデートする段階は、前記PDUセッションのカウントを増加させること、又は前記PDUセッションのカウントを減少させることのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項11に記載のMA PDUセッションを管理するNSACFエンティティー。
【請求項13】
MA PDU(Multiple Access Protocol Data Unit)セッションを管理する無線通信ネットワークにおいて、
NSACF(Network Slice Acceptance Control Function)エンティティーと、
SMF(Session Management Function)エンティティーと、を含み、
前記SMFエンティティーは、
ユーザ装置(UE)からPDUセッションがMA PDUセッションであることを示すインディケーションを受信し、
多重アクセスタイプに対する情報とPDUアップデートリクエストメッセージをNSACFエンティティーに送信するように設定され、
前記NSACFエンティティーは、
前記SMFエンティティーから多重アクセスタイプに対する情報と前記PDUアップデートリクエストメッセージを受信し、
前記PDUアップデートリクエストメッセージ及び前記情報に基づいて前記多重アクセスタイプのうちの少なくとも1つに対する前記PDUセッションの数をアップデートするように設定されることを特徴とするMA PDUセッションを管理する無線通信ネットワーク。
【請求項14】
前記PDUアップデートリクエストメッセージは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)アクセスタイプ又は非-3GPPアクセスタイプのうちの少なくとも1つを示すことを特徴とする請求項13に記載のMA PDUセッションを管理する無線通信ネットワーク。
【請求項15】
前記PDUアップデートリクエストメッセージは、MA PDUセッション設定手順又はPDUセッション解除手順の間のPDUセッションの数を増減させるためのリクエストを含むことを特徴とする請求項13に記載のMA PDUセッションを管理する無線通信ネットワーク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線ネットワークに関し、特に無線ネットワークにおいてMA PDU(Multi-Access Protocol Data Unit)セッションを管理する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
5G移動通信技術は、高い送信率と新しいサービスを可能にするために広い周波数帯域を定義しており、3.5ギガヘルツ(3.5GHz)などの6GHz以下周波数(‘Sub 6GHz’)帯域だけでなく、28GHzと39GHzなどのmmWaveと呼ばれる超高周波帯域(‘Above 6GHz’)でも具現される。また、5G通信以後(Beyond 5G)のシステムと呼ばれる6G移動通信技術の場合、5G移動通信技術よりも50倍速い送信速度と10分の1水準の超低(Ultra Low)遅延時間を達成するために、テラヘルツ(Terahertz)帯域(例えば、95GHzから3THz帯域のような)での具現が考慮されている。
【0003】
5G移動通信技術の初期には、超広帯域(enhanced Mobile BroadBand、eMBB)、超高信頼/低遅延通信(Ultra-Reliable Low-Latency Communications、URLLC)、及び大規模機械式通信(massive Machine-Type Communications、mMTC)に対するサービスサポートと性能要求事項満足を目標として、超高周波帯域における伝搬の経路損失緩和及び伝搬の伝達距離を増加させるためのビームフォーミング(Beamforming)及び巨大配列多重入出力(Massive MIMO)、超高周波数リソースの効率的活用のための多様なニューマロロジーサポート(複数個のサブキャリア間隔操作など)とスロットフォーマットに対する動的操作、多重ビーム送信及び広帯域をサポートするための初期接続技術、BWP(Band-Width Part)の定義及び操作、大容量データ送信のためのLDPC(Low Density Parity Check)符号と制御情報の信頼性の高い送信のためのポーラーコード(Polar Code)のような新しいチャンネルコーディング方法、L2前処理(L2 pre-processing)、特定サービスに特化された専用ネットワークを提供するネットワークスライシング(Network Slicing)などに対する標準化が進められた。
【0004】
現在、5G移動通信技術がサポートしようとしたサービスを考慮して初期の5G移動通信技術改善(improvement)及び性能向上(enhancement)のための論議が進行しつつあり、車両が送る自分の位置及び状態情報に基づいて自律走行車両の走行判断を助けてユーザの便宜を増大するためのV2X(Vehicle-to-Everything)、非免許帯域で各種規制上の要求事項に符合するシステム動作を目的とするNR-U(New Radio Unlicensed)、NR端末省電力化技術(UE Power Saving)、地上網との通信が不可能な地域でカバレッジ確保のための端末-衛星直接通信である非地上ネットワーク(Non-Terrestrial Network、NTN)、位置測位(Positioning)などの技術に対する物理階層標準化が進行中である。
【0005】
また、他の産業との連携及び融合を通じて新たなサービスをサポートするためのIIOT(Industrial Internet of Things)、無線バックホールリンクとアクセスリンクを統合サポートすることにより、ネットワークサービス地域拡張のためのノードを提供するIAB(Integrated Access and Backhaul)、条件付きハンドオーバ(Conditional Handover)及びDAPS(Dual Active Protocol Stack)ハンドオーバを含むモビリティの向上技術(Mobility Enhancement)、ランダムアクセス手順を簡素化するための2段階ランダムアクセス(2-step RACH for NR)などの技術に対する無線インターフェースアーキテクチァー/プロトコルの標準化も進行しつつあり、また、ネットワーク機能仮想化(Network Functions Virtualization、NFV)及びソフトウェア定義ネットワーキング(Software-Defined Networking、SDN)技術を結合するための5Gベースラインアーキテクチャー(例えば、Service based Architecture、Service based Interface)、端末の位置に基づいてサービスを受信するためのモバイルエッジコンピューティング(Mobile Edge Computing、MEC)などに対するシステムアーキテクチャー/サービス分野の標準化も進行中である。
【0006】
このような5G移動通信システムが商用化されるにつれて、爆発的な増加傾向にあるコネクテッド機器が通信ネットワークに接続される。それに応じて5G移動通信システムの機能及び性能の向上及びコネクテッド機器の統合操作が必要であると予想される。このために、拡張現実(Augmented Reality)(AR)、仮想現実(Virtual Reality)(VR)、混合現実(Mixed Reality)(MR)などを効率的にサポートするためのエクステンデッド・リアリティ(eXtended Reality)(XR)、人工知能(Artificial Intelligence、AI)、及びマシンラーニング(Machine Learning、ML)を活用した5G性能改善及び複雑度減少、AIサービスサポート、メタバースサービスサポート、ドローン通信などに対する新しい研究が進行される予定である。
【0007】
また、このような5G移動通信システムの発展は、6G移動通信技術のテラヘルツ帯域でのカバレッジを確保するための新規波形(Waveform)、全次元多入力/出力(Full Dimensional MIMO、FD-MIMO)、アレイアンテナ(Array Antenna)、大規模アンテナ(Large Scale Antenna)などのマルチアンテナ送信技術、テラヘルツ帯域信号のカバレッジを改善するためにメタ物質(Metamaterial)ベースのレンズ及びアンテナ、OAM(Orbital Angular Momentum)を用いた高次元空間多重化技術、RIS(Reconfigurable Intelligent Surface)技術に加え、6G移動通信技術の周波数効率向上及びシステムネットワークの改善のための全二重化(Full Duplex)技術、衛星(Satellite)、AI(Artificial Intelligence)を設計段階から活用し、エンドツーエンド(End-to-End)AIサポート機能を内在化してシステム最適化を実現するAIベースの通信技術、端末演算能力の限界を超える複雑度のサービスを超高性能通信とコンピューティングリソースを活用して実現する次世代分散コンピューティング技術などの開発の基盤になることができるだろう。
【0008】
ネットワークスライス受諾制御(admission control)当り最大ユーザ装置(user equipment;UE)の数について、UEは、3GPP(登録商標)(3rd generation partnership project)アクセス及び/又は非-3GPPアクセスを通じて、単一ネットワークスライス選択支援情報(single network slice selection assistance information;S-NSSAI)に対して登録するか又は登録を取り消すことができる。AMF(access and mobility management function)は、UEの数を増やすか減らすためのリクエストをトリガーする時に、ネットワークスライス受諾制御機能(network slice admission control function;NSACF)にアクセスタイプを提供する。NSACFは、ネットワークスライス当りUEの数を増やすか減らすためにアクセスタイプを考慮する。NSACFは、連関された1つ以上のアクセスタイプを有するUE識別子(UE ID)を記憶し、すなわち、NSACFはそれぞれのアクセスタイプに対してUE IDに対する登録を付加するか又は除去することができる。
【0009】
UEが、3GPP又はN3GPPのうちの1つ又は2つのアクセスタイプの両方で多数のアクセスPDUセッションを設定する場合、UL NAS(uplink non-access stratum)送信メッセージにおける“MA PDU Request”リクエストタイプは、このようなPDUセッション設定リクエストが新しいMA PDUセッションを設定し、このようなMA PDUセッションのトラフィックをステアリング(steering)するためにATSSS-LL(access traffic steering switching and splitting lower layer)機能、又は多重経路送信制御プロトコル(multipath transmission control protocol;MPTCP)機能、又はその両方の機能を適用することをネットワークに示す。
【0010】
MA-PDUセッションの場合、1つのアクセスタイプを通じてMA-PDUセッションを解除する間に、先行技術によって、3GPPアクセスと非-3GPPアクセスタイプとの間に共通PDUセッションIDが設定された単一PDUセッションがあって、PDUセッションが他のアクセスタイプで活性状態を維持することができてもPDUセッションカウントの数は減少し得る。これにより、NSACFでネットワークスライス当りPDUセッションの数を誤って計算し得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本明細書の実施形態の主な目的は、NSACFでMA PDUセッションを維持する無線ネットワーク及び方法を開示することにある。
【0012】
本実施形態の他の目的は、MA PDUセッションに対するアクセスタイプ当りカウントを増加させることによってNSACFでMA PDUセッションを維持するものである。
【0013】
本明細書の実施形態の他の目的は、解除する間のMA PDUセッションに対するアクセスタイプ当りカウントを減少させることによってNSACFでMA PDUセッションを維持するものである。
【0014】
本明細書の実施形態の他の目的は、MA PDUセッションに対するアクセスタイプ当り単一カウントを維持することによってNSACFでMA PDUセッションを維持するものである。
【0015】
本明細書の実施形態の他の目的は、解除の間のMA PDUセッションに対するアクセスタイプ当りカウントを減少させることによってNSACFでMA PDUセッションを維持するものである。
【0016】
本実施形態の他の目的は、MA PDUを一般PDUで変換することによってNSACFでMA PDUセッションを維持するものである。
【課題を解決するための手段】
【0017】
したがって、本明細書の実施形態は、無線ネットワークにおいてMA PDUセッションを管理する方法を提供する。方法は、SMFエンティティーが、UEからのインディケーションに基づいてPDUセッションがMA PDUセッションであることを決定する段階を含む。また、この方法は、SMFエンティティーが、決定に応答してPDUセッションがMA PDUセッションであることをNSACFエンティティーに示す段階を含む。
【0018】
一実施形態で、MA PDUセッション設定手順又はPDUセッション解除手順の間にPDUセッションの数を増減させるためのリクエストをトリガリングするうちにPDUセッションはMA PDUセッションとして決定される。
【0019】
したがって、本明細書の実施形態は、無線ネットワークにおいてMA PDUセッションを管理する方法を提供する。方法は、NSACFエンティティーが、PDUセッションがMA PDUセッションという識別を受信する段階を含む。また、方法は、NSACFエンティティーが受信された識別に基づいてNSACFエンティティーでNSACに設定されたアクセスタイプに基づいてPDUセッションのアクセスタイプ組み合せのカウントを制御する段階を含む。
【0020】
一実施形態で、PDUセッションのアクセスタイプ組み合せのカウントを制御する段階は、PDUセッションのアクセスタイプ組み合せのカウントを増加させる段階と、PDUセッションのアクセスタイプ組み合せのカウントを減少させる段階のうちの少なくとも1つを含む。
【0021】
一実施形態で、アクセスタイプ組み合せは3GPPアクセスタイプ及び非-3GPPアクセスタイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0022】
一実施形態で、方法は、NSACFエンティティーがNSACFエンティティーにおけるアクセスタイプ組み合せに連関したPDUセッションIDを記憶する段階を含む。
【0023】
一実施形態で、方法は、SMFエンティティーがしきい値に到逹したと決定した場合、3GPPアクセスタイプPDUセッション設定及び非-3GPPアクセスタイプPDUセッション設定のうちの1つが成功しなかったことをUEに示す段階を含む。しきい値は既存技術を基盤に決定される。また、方法はSMFエンティティーがインディケーションに基づいてPDUセッションを単一アクセスPDUセッションとして見做す段階を含む。
【0024】
一実施形態で、インディケーションはNAS(Non-Access Stratum)シグナリングメッセージに提供され、ここでインディケーションはPDUセッション設定がアクセスタイプ組み合せのうちの少なくとも1つに対して成功しなかったことを示す原因値(cause value)及びタイマー値を含む。
【0025】
したがって、本明細書の実施形態は、無線ネットワークにおいてMA PDUセッションを管理するSMFエンティティーを提供する。SMFエンティティーは、プロセッサ及びメモリと結合されたMA PDUセッション管理制御部(controller)を含む。MA PDUセッション管理制御部は、UEからのインディケーションに基づいてPDUセッションがMA PDUセッションであることを決定するように設定される。また、MA PDUセッション管理制御部は、決定に応答してPDUセッションがMA PDUセッションであることをNSACFエンティティーに示すように設定される。
【0026】
したがって、本明細書の実施形態は、無線ネットワークにおいてMA PDUセッションを管理するNSACFエンティティーを提供する。NSACFエンティティーは、プロセッサ及びメモリと結合されたMA PDUセッション管理制御部を含む。MA PDUセッション管理制御部は、PDUセッションがMA PDUセッションであるという識別を受信し、受信した識別に基づいてNSACFエンティティーでのNSACに対して設定されたアクセスタイプに基づいてPDUセッションのアクセスタイプ組み合せのカウントを制御するように設定される。
【0027】
したがって、本明細書の実施形態は、MA PDUセッションを管理する無線ネットワークを提供する。無線ネットワークは、NSACFエンティティーとSMFエンティティーを含む。SMFエンティティーは、UEからのインディケーションに基づいてPDUセッションがMA PDUセッションであることを決定し、決定に応答してPDUセッションがMA PDUセッションであることをNSACFエンティティーに示すように設定される。NSACFエンティティーは、PDUセッションがMA PDUセッションであるという識別を受信し、受信した識別に基づいてNSACFエンティティーでのNSAC(Network Slice Acceptance Control)に対して設定されたアクセスタイプに基づいてPDUセッションのアクセスタイプ組み合せのカウントを制御するように設定される。
【発明の効果】
【0028】
本発明は、多重アクセスタイプに基づいて多数のMA PDUセッションを管理する方法及び装置を提供することができる。
【0029】
したがって、PDUセッションに対するカウントは効率的に管理されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】NSACFがPDUセッションID=1に対するPDUセッションの数のカウントを減少させるが、PDUセッションがMA PDUセッションの非-3GPPアクセス上で依然として活性化されてPDUセッションが先行技術によってしきい値としてカウントされなくなる例示的なシナリオを示す図である。
図2】NSACFがタイプ情報にアクセスせず、PDUセッションタイプが先行技術によるMA PDUであることを知らない例示的なシナリオを示す図である。
図3】本発明の実施形態によってMA PDUセッションに対するアクセスタイプ当りカウントを増加させる例示的なシナリオを示す図である。
図4】本発明の実施形態によってMA PDUセッションに対するアクセスタイプ当り増加するカウントの例示的な順次的フローチャートである。
図5】本発明の実施形態によって解除する間のMA PDUセッションに対するアクセスタイプ当りカウントの減少の例示的な順次的フローチャートである。
図6】本発明の実施形態によってしきい値に到達されたケースの例示的な順次的フローチャートである。
図7a】本発明の実施形態によって解除する間のMA PDUセッションに対してアクセスタイプ当りカウントが減少される例示的なシナリオを示す図である。
図7b】本発明の実施形態によって解除する間のMA PDUセッションに対してアクセスタイプ当りカウントが減少される例示的なシナリオを示す図である。
図8】本発明の実施形態によってMA PDUセッションに対してアクセスタイプ当り単一カウントが維持される例示的なシナリオを示す図である。
図9】本発明の実施形態によってMA PDUセッションに対してアクセスタイプ当り単一カウントが維持される例示的なシナリオを示す図である。
図10】本発明の実施形態によって解除する間のMA PDUセッションに対してアクセスタイプ当りカウントが減少される例示的なシナリオを示す図である。
図11】本発明の実施形態によって無線ネットワークでMA PDUセッションを管理するためのSMF(例えば、SMFエンティティー)の多様なハードウェア構成要素を示す図である。
図12】本発明の実施形態によって無線ネットワークでMA PDUセッションを管理するためのNSACF(例えば、NSACFエンティティー)の多様なハードウェア構成要素を示す図である。
図13】本発明の実施形態によって無線ネットワークでMA PDUセッションを管理するためのSMFエンティティーによって具現される方法のフローチャートである。
図14】本発明の実施形態によって無線ネットワークでMA PDUセッションを管理するためのNSACFエンティティーによって具現される方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本明細書に開示された実施形態は図面に例示され、図面全体において同じ参照文字は多様な図面の相応する部分を示す。本明細書の実施形態は図面を参照した、次の説明により理解されるだろう。
【0032】
本明細書の実施形態のこれらの態様及び他の態様は、次の説明及び図面と共に考慮される時に、さらに認識されて理解されるだろう。しかし、次の説明は好ましい実施形態及びこれに対する多くの特定詳細事項を示すが、限定ではなく例示のために提供される。本明細書の実施形態の範囲を逸脱せずこの範囲内で多くの変更及び修正が行われ、本明細書の実施形態はこのようなすべての修正を含む。
【0033】
以下の詳細な説明を行う前に、本明細書全体で用いられる特定の単語及び文句を定義する必要がある。“含む(include)”及び“構成する(comprise)”という用語だけでなく、その派生語も、制限無しに包含する(inclusion)ことを意味する。“又は”という用語は包括的であり、及び/又は(and/or)を意味する。“~に関連する(associated with)”という用語だけでなく、その派生語は、“~を含み(include)”、“~内に含まれ(included within)”、“~と相互接続する(interconnect with)”、“~を含有し(contain)”、“~内に含まれ(be contained within)”、“~に又は、~と連結し(connect to or with)”、“~に又は、~と結合し(couple)to or with)”、“~と通信可能(be communicable with)”,“~と協力し(cooperate with)”、“~をインターリーブし(interleave)”、 “~と並置して(juxtapose)”、“~に近づいて(be proximate to)”、“~に又は、~と束ねて(be bound to or with)”、“持って(have)”、“所有していて(have a property of)”、“~に、又は~との関係を持って(have a relationship to or with)”などであることを意味する。“制御部”という用語は少なくとも1つの動作を制御する任意の装置、システム又はこの一部を意味し、このような装置はハードウェア、ファームウエア又はソフトウェア、又はこのうちの少なくとも2個の一部組み合せで具現される。任意の特定制御部と連関された機能はローカル又は遠隔で、中央集中化されるか分散されることができるということに注目されたい。
【0034】
さらに、以下に説明する様々な機能は、1つ以上のコンピュータプログラムによって具現又はサポートされ、各コンピュータプログラムは、コンピュータ可読プログラムコード(computer readable program code)から形成され、コンピュータ可読媒体(computer readable medium)で具現される。“アプリケーション”及び“プログラム”という用語は、適切なコンピュータ可読プログラムコードで具現のために適応された1つ以上のコンピュータプログラム、ソフトウェア構成要素(software components)、命令語セット(sets of instructions)、手順、機能、オブジェクト(object)、クラス、インスタンス(instance)、関連データ、又はその一部を指す。“コンピュータ可読プログラムコード”との文句は、ソースコード(source code)、オブジェクトコード(object code)、及び実行可能コード(executable code)を含む任意のタイプのコンピュータコードを含む。“コンピュータ可読媒体”との文句は、読取り専用メモリ(read only memory;ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory;RAM)、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(compact disc;CD)、デジタルビデオディスク(digital video disc)DVD)、又は任意の他のタイプのメモリなど、コンピュータによってアクセスされることができる任意のタイプの媒体を含む。“非一時的”(non-transitory)コンピュータ可読媒体は、一時的な電気信号又は他の信号を送信する有線、無線、光学、又は他の通信リンクを排除する。非一時的コンピュータ可読媒体は、データを永久的に記憶することができる媒体、及び再記録が可能な光ディスク又は消去可能なメモリ装置のようにデータが記憶されて後で上書きされる(overwriting)媒体を含む。
【0035】
他の特定の単語及び文句の定義は、本明細書全体にかけて提供される。通常の技術者はほとんどの場合ではないが、これらの定義が、そのように定義された単語や文句の前後の使用に適用されることを理解する必要がある。
【0036】
以下で説明される図1図14、及び本明細書で本発明の原理を説明するために用いられた多様な実施形態は例示のみのためのものであって、いかなる方式でも本発明の範囲を限定する方式で解釈されてはならない。通常の技術者は本発明の原理が適切に配置された任意のシステム又は装置で具現されることを理解されたい。
【0037】
本明細書の実施形態とその多様な特徴及び有利な詳細事項は、図面に例示されて次の説明で詳しく説明される非限定的な実施形態を参照してより充分に説明される。本明細書の実施形態を不明確にしないためによく知られた構成要素及び処理技術に対する説明は省略する。本明細書に用いられた例は、ただ、本明細書の実施形態が実施されることができる方式の理解を容易にし、追加で通常の技術者が本明細書の実施形態を実施できるようにするためのものである。したがって、例は本明細書の実施形態の範囲を限定するものと解釈されてはいけない。
【0038】
本明細書の実施形態は、無線ネットワークでMA PDUセッションを管理する方法及び無線ネットワークを達成する。方法は、SMFエンティティーが、UEからのインディケーションに基づいてPDUセッションがMA PDUセッションであることを決定する段階を含む。また、方法は、SMFエンティティーが、決定に応答してPDUセッションがMA PDUセッションであることをNSACFエンティティーに示す段階を含む。
【0039】
一実施形態で、SMFエンティティーが、PDUセッションが多重アクセスタイプに対するものであることをNSACFエンティティーに示した後、NSACFエンティティーはそれぞれのアクセスタイプに対して別個にPDUセッションの数のカウントを増加させる。また、解除手順が実行されると、SMFはMA PDUセッションが解除されたことを示す。また、NSACFエンティティーは、2つのアクセスに対するカウントを自動で減少させ、アクセスのうちの1つのみが解除される場合、これはそれぞれのアクセスタイプを解除するNSACFエンティティーに示される。したがって、正確なカウントはNSACFエンティティーで維持される。
【0040】
一実施形態で、しきい値に到達すると、NSACFエンティティーは、PDUセッションを設定することが成功しなかったアクセスタイプ組み合せ(Access type-combination)をSMFエンティティーに示す。SMFエンティティーは、5GMM又は5GSMシグナリングメッセージのうちの1つで、MAPDUセッションを設定することが成功しなかった原因、バックオフタイマー、アクセスタイプ組み合せをUEに示す。UEは、バックオフタイマーが満了された後のアクセスタイプ組み合せ上でさらに試みる。無線ネットワークは、PDUセッションがMA PDUセッションであってもカウントを正確に維持する。ここで図面、特に図3図14を参照すれば、類似の参照文字は図面全般にわたって一貫されるように相応する特徴を表し、少なくとも1つの実施形態が図示されている。
【0041】
一実施形態で、SMF+PGW-Cは、SMF単独であってもよく、PGW(packet data network(PDN)gateway)単独であってもよく、組み合せられたノードであってもよく、本明細書で論議された動作を行うことができる。
【0042】
一実施形態で、MA PDUセッションの3GPPアクセスは、EPS(Evolved Packet System)及び5GC(5G Core)のうちの1つに適用できる。
【0043】
一実施形態で、SMFからNSACFへのMA PDUセッションのインディケーションは選択的である。NSACFは、本明細書に論議されるようにアクセスタイプに基づいて増加するか又は減少することができる。
【0044】
図1は、NSACFがPDUセッションID=1に対するPDUセッションの数のカウントを減少させるが、PDUセッションはMA PDUセッションの非-3GPPアクセス400上で依然として活性化され、PDUセッションがネットワークで誤ったカウンティング及び処理につながるしきい値としてカウントされなくなる例示的なシナリオを示す。段階1で、UE100はS-NSSAI-Aに対する3GPPアクセスタイプを通じてMA-PDUセッション(PDUセッションId=1)を設定する。段階2で、UE100はS-NSSAI-Aに対する非-3GPPアクセスタイプを通じてMA-PDUセッション(PDUセッションId=1)を設定する。段階3で、UE100又はネットワークは3GPPアクセス400を通じてPDUセッションID 1を解除するようにリクエストする。段階4で、SMF+PGW-C200はNSACF300との相互作用をトリガーしてPDUセッションカウントの数を減少させる。段階5で、NSACF300はPDUセッションの数のカウントを減少させる。段階6で、NSACF300はPDUセッションID=1に対するPDUセッションの数のカウントを減少させるが、PDUセッションはMA PDUセッションの非-3GPPアクス500上で依然として活動的である。このPDUセッションはPDUセッションの誤ったカウンティングを生成するしきい値としてカウントされなくなる。
【0045】
図2は、NSACF300がタイプ情報にアクセスせず、PDUセッションタイプがMA PDUであることを知らない例示的なシナリオを示す。現在の先行技術によれば、MA-PDUセッション設定の間、UE100はUL NAS送信メッセージでリクエストタイプを“MA PDUリクエスト”として提供し、PDUセッション設定リクエストメッセージでこのATSSS能力を提供する。UL NAS送信メッセージでの“MA PDU Request”リクエストタイプは、このようなPDUセッション設定リクエストが新しいMA PDUセッションを設定し、このようなMA PDUセッションのトラフィックをステアリングするためにATSSS-LL機能又はMPTCP機能、又はその両方の機能を適用することをネットワークに示す。AMFがMA PDUセッションをサポートする場合、AMFはMA PDUセッションをサポートするSMF200を選択する。AMFは“MA PDUリクエスト”インディケーションを含むことによってリクエストがMA PDUセッションに対するものであることをSMF200に通知し、さらに、AMFはUE100が2つのアクセスを通じて登録されるか否かをSMF200に示す。UE100が2つのアクセスを通じて登録される場合、NSACF300でネットワークスライス当りPDUセッションの数を増加させながら、どのアクセスタイプがMA PDUセッションに対して考慮されるべきかは、現在の先行技術に従って定義されていない。
【0046】
図2に示すように、段階1で、UE100はUL NAS送信メッセージでリクエストタイプを“MA PDUリクエスト”として提供し、このATSSS能力を提供する。段階2で、AMFはMA PDUセッションをサポートしてから、AMFはMA PDUセッションをサポートするSMF200を選択する。段階3で、SMF+PGW-C200はPDUセッションカウントの数を増加させるためにNSACF300との相互作用をトリガーする。段階4で、NSACF300はタイプ情報にアクセスできず、PDUセッションタイプがMA PDUであることを知らない。
【0047】
したがって、上述した短所又は他の欠点を解決するか、少なくとも有用な代案を提供することが好ましい。
【0048】
図3は、MA PDUセッションに対するアクセスタイプ当りカウントが増加される例示的なシナリオを示す。NSACF300は、現在PDUセッション数が当該ネットワークスライスによってサービングされるように許容されたPDUセッションの最大数を超過しないように、ネットワークスライス当り現在PDUセッション数を制御(すなわち、増加又は減少)する。提供された方法によって、SMF200は適用可能なアクセスタイプのうちの1つ又は2つともに対してMA PDUセッション設定中にPDUセッションの数を増加させるためのリクエストをトリガーする時に、アクセスタイプをNSACF300に提供する。MA PDUセッションのうちの1つのアクセスタイプのユーザ平面リソースは、UE100とネットワークが必要であると判断する場合、以後に設定される。
【0049】
SMF200は、さらにPDUセッションタイプをMA PDUセッションとしてNSACF300に提供する。NSACF300は、さらに同じPDUセッションID、UE IDが3GPPAとN3GPPAの両方で受信される場合、PDUセッションをMA PDUセッションとして決定する。NSACF300は、ネットワークスライス当りPDUの数を増加させるためにアクセスタイプ及び/又はPDUセッションタイプを考慮する。NSACF300は、連関された1つ以上のアクセスタイプと共にPDUセッションIDを記憶し、すなわち、NSACF300は、MA PDUセッションに対するそれぞれのアクセスタイプに対するPDUセッションIDを付加する。ネットワークスライスを有する現在PDUセッションの数が任意のアクセスタイプに対するMA PDUセッションに対して増加されなければならない場合、NSACF300は、先ず、当該ネットワークスライスに対する最大PDUセッションの数が既に到達されたかをチェックする。
【0050】
段階1で、“MA PDUリクエスト”としてのリクエストタイプを有するPDUセッション設定は、UL NAS送信メッセージとこのATSSS能力で、UE100によって送信される。段階2で、AMFはMA PDUセッションをサポートし、AMFはMA PDUセッションをサポートするSMF200を選択する。段階3で、SMF+PGW-C200は、3GPPアクセス400のためのPDUセッションカウントの数を増加させるためにNSACF300との相互作用をトリガーする。SMF+PGW-C200は、PDUセッションタイプをMA PDUセッションとして示す。段階4で、NSACF300は、現在PDUセッションがMA PDUセッションであるかをチェックし、3GPPアクセス400のためのPDUセッションの数を増加させる。段階5で、SMF+PGW-C200は、非-3GPPアクセス500に対するPDUセッションカウントの数を増加させるためにNSACF300との相互作用をトリガーする。SMF+PGW-C200はPDUセッションタイプをMA PDUセッションとして示す。段階6で、NSACF300は、現在PDUセッションがMA PDUセッションであるかをチェックし、(現在PDUセッションがMA PDUセッションの場合)非-3GPPアクセス500のためのPDUセッションの数を増加させる。
【0051】
図4は、本発明の実施形態によるMA PDUセッションに対するアクセスタイプ当りカウント増加の例示的な順次的フローチャートである。
【0052】
1で、UL NAS送信メッセージでの“MA PDUリクエスト”としてのリクエストタイプと、このATSSS能力を有するPDUセッション設定は、3GPPアクセス400を通じてUE100とAMFの間で共有される。2で、AMFはMA PDUセッションをサポートしてから、AMFはMA PDUセッションをサポートするSMFを選択する。3で、SMF+PGW-C200はPDUセッションカウントの数を増加させるためにNSACF300との相互作用をトリガーする。SMF+PGW-C200はPDUセッションタイプをMA PDUセッションとして示す。例えば、SMF+PGW-C200は、多重アクセスタイプ/付加的なアクセスタイプをNSACF300に提供することによってPDUセッションをMAP PDUセッションとして示す。
【0053】
4で、NSACF300はSMF+PGW-C200からのインディケーションに基づいてPDUセッションがMA PDUセッションであることを識別し、NSACに設定されたアクセスタイプに基づいてPDUセッションのアクセスタイプ組み合せのカウントを制御する。すなわち、NSACF300が3GPPアクセスカウントをカウントするように設定されると、NSACF300は3GPPアクセスのカウントを増加させて、NSACF300が非-3GPPアクセスカウントをカウントするように設定されると、NSACF300は非-3GPPアクセスのカウントを増加させる。NSACF300が3GPPアクセス及び非-3GPPアクセスの両方をカウントするように設定されると、NSACF300は3GPPアクセス及び非-3GPPアクセスの両方のカウントを増加させる。
【0054】
図5は、本発明の実施形態によって解除する間のMA PDUセッションに対するアクセスタイプ当りカウント減少の例示的な順次的フローチャートである。
【0055】
1で、UE100によってトリガーされたPDUセッション解除又はMA PDUセッションに対するネットワークリクエスト又はSMFは、2つのアクセスタイプのすべてに対してMA PDUセッションに対するPDUセッション解除をトリガーする。2で、SMF+PGW-C200はPDUセッションカウントの数を減少させるためにNSACF300との相互作用をトリガーし、その理由はPDUセッションが3GPPアクセス及び非-3GPPアクセスのレッグ(leg)の両方で解除される必要があるためである。SMF+PGW-C200はPDUセッションタイプをMA PDUセッションとして示し、例えば、SMF+PGW-C200は多重アクセスタイプ/付加的なアクセスタイプをNSACF300に提供することによってPDUセッションをMAP PDUセッションとして示す。3で、NSACF300はSMF+PGW-C200からのインディケーションに基づいてPDUセッションがMA PDUセッションであることを識別し、NSACに設定されたアクセスタイプに基づいてPDUセッションのアクセスタイプ組み合せのカウントを制御する。すなわち、NSACF300が3GPPアクセスカウントをカウントするように設定されると、NSACF300は3GPPアクセスのカウントを減少させる。NSACF300が非-3GPPアクセスカウントをカウントするように設定されると、NSACF300は非-3GPPアクセスのカウントを減少させる。NSACF300が3GPPアクセス及び非-3GPPアクセスの両方をカウントするように設定されると、NSACF300は3GPPアクセス及び非-3GPPアクセスの両方のカウントを減少させる。
【0056】
図6は、本発明の実施形態によってしきい値に到達したケースの例示的な順次的フローチャートである。
【0057】
1で、UL NAS送信メッセージでの“MA PDUリクエスト”としてのリクエストタイプと、このATSSS能力を有するPDUセッション設定は、3GPPアクセス400を通じてUE100とAMFとの間で送信される。2で、AMFはMA PDUセッションをサポートしてから、AMFはMA PDUセッションをサポートするSMFを選択する。3で、SMF+PGW-C200はPDUセッションカウントの数を増加させるためにNSACF300との相互作用をトリガーする。SMF+PGW-C200はPDUセッションタイプをMA PDUセッションとして示し、例えば、SMF+PGW-C200は多重アクセスタイプ/付加的なアクセスタイプをNSACF300に提供することによってPDUセッションをMAP PDUセッションとして示す。
【0058】
4で、NSACF300はSMF+PGW-C200からのインディケーションに基づいてPDUセッションがMA PDUセッションであることを識別し、NSACに設定されたアクセスタイプに基づいてPDUセッションのアクセスタイプ組み合せのカウントを制御する。すなわち、NSACF300が3GPPアクセスカウントをカウントするように設定されると、NSACF300は3GPPアクセスのカウントを増加させて、NSACF300が非-3GPPアクセスカウントをカウントするように設定されると、NSACF300は非-3GPPアクセスのカウントを増加させる。NSACF300が3GPPアクセス及び非-3GPPアクセスの両方をカウントするように設定されると、NSACF300は3GPPアクセス及び非-3GPPアクセスの両方のカウントを増加させる。
【0059】
5で、アクセスタイプカウントしきい値のうちの少なくとも1つに到逹すると(すなわち、与えられたアクセスに対して既に許容可能な最大PDUセッションが設定されると)、NSACF300はSMF+PGW-C300に失敗(failure)を示す、NSACF300はアクセスタイプと連関された“到達されたS-NSSAI当りPDUセッションの最大数”を示す。6で、SMF-PGW-C200は“到達されたS-NSSAI当りPDUセッションの最大数”、選択的にバックオフタイマー及びUE100に対するアクセスタイプを含む結果インディケーションと共にPDUセッション設定拒否/PDUセッション設定受諾又は任意の他の5GSM/5GMMシグナリングメッセージを送信する。UE100はSMFによって現わされたアクセスタイプに対するPDUセッション設定が成功しなかったと見なす。アクセスタイプは3GPPアクセス、非-3GPPアクセス、又は3GPPアクセス及び非-3GPPアクセスの全部であればよい。UE100はバックオフタイマーが満了した後選択的に、失敗したアクセスに対してさらにPDUセッションの設定を再試行することが予想される。
【0060】
図7a及び図7bは、解除する間のMA PDUセッションに対するアクセスタイプ当りカウントが減少される例示的なシナリオを示す。提供された方法によって、SMF200は適用可能なアクセスタイプのうちの1つ又は2つともに対してMA PDUセッション解除中にPDUの数を減少させるためのリクエストをトリガーする時に、アクセスタイプをNSACF300に提供する。SMF200は、さらにPDUセッションタイプをMA PDUセッションとしてNSACF300に提供する。NSACF300はネットワークスライス当りPDUの数を減少させるためにアクセスタイプ及び/又はPDUセッションタイプを考慮する。NSACF300は連関された1つ以上のアクセスタイプと共にPDUセッションIDを記憶し、すなわち、NSACF300はMA PDUセッションに対するそれぞれのアクセスタイプに対するPDUセッションIDを除去することができる。
【0061】
図7aを参照すれば、段階1で、PDUセッション解除はUE100又はMA PDUセッションに対するネットワークリクエストによってトリガーされるか、又はSMF200が2つのアクセスタイプの両方に対してMA PDUセッションに対するPDUセッション解除をトリガーする。段階2で、SMF+PGW-C200は3GPPアクセス400のためのPDUセッションカウントの数を減少させるためにNSACF300との相互作用をトリガーする。SMF+PGW-C200はPDUセッションタイプをMA PDUセッションとして示す。段階3で、NSACF300は現在PDUセッションがMA PDUセッションであるかをチェックし、3GPPアクセス400のためのPDUセッションの数を減少させる。段階4で、SMF+PGW-C200は非-3GPPアクセス400のためのPDUセッションカウントの数を減少させるためにNSACF300との相互作用をトリガーする。SMF+PGW-C200はPDUセッションタイプをMA PDUセッションとして示す。段階5で、NSACF300は現在PDUセッションがMA PDUセッションであるかをチェックし、非-3GPPアクセスのためのPDUセッションの数を減少させる。
【0062】
図7bを参照すれば、段階1で、UE100がMA PDUセッションに対するPDUセッション解除リクエストを提供するか、又はSMF200が3GPPアクセスタイプのMA PDUセッションに対するPDUセッション解除をトリガーする。段階2で、SMF+PGW-C200は3GPPアクセス400のためのPDUセッションカウントの数を減少させるためにNSACF300との相互作用をトリガーする。SMF+PGW-C200はPDUセッションタイプをMA PDUセッションとして示す。段階3で、NSACF300は現在PDUセッションがMA PDUセッションであるかをチェックし、3GPPアクセス400のためのPDUセッションの数を減少させる。
【0063】
図8は、MA PDUセッションに対するアクセスタイプ当り単一カウントが維持される例示的なシナリオを示す。NSACF300は、現在PDUセッション数が当該ネットワークスライスによってサービングされるように許容されたPDUセッションの最大数を超過しないように、ネットワークスライス当り現在PDUセッション数を制御(すなわち、増加又は減少)する。提供された方法によって、SMF200は、(適用可能な)アクセスタイプのうちの1つ又は2つともに対してMA PDUセッション設定中にPDUセッションの数を増加させるためのリクエストをトリガーする時に、PDUセッションタイプをMA PDUとしてNSACF300に提供する。NSACF300は、さらに同じPDUセッションID、UE IDが3GPPAとN3GPPAの両方で受信される場合、PDUセッションをMA PDUセッションとして決定する。NSACF300はアクセスタイプにかかわらずMA PDUセッションに対してPDUセッションの数を1回だけ増加させる。
【0064】
段階1で、UE100はUL NAS送信メッセージで“MA PDUリクエスト”としてのリクエストタイプとATSSS能力を提供する。段階2で、AMFはMA PDUセッションをサポートしてから、AMFはMA PDUセッションをサポートするSMF200を選択する。段階3で、SMF+PGW-C200は3GPPアクセス400のためのPDUセッションカウントの数を増加させるためにNSACF300との相互作用をトリガーし、PDUセッションタイプをMA PDUセッションとして示す。段階4で、NSACF300は現在PDUセッションがMA PDUセッションであるかをチェックし、PDUセッションの数を増加させる。段階5で、SMF+PGW-C200は非-3GPPアクセス400に対するPDUセッションカウントの数を増加させるためにNSACF300との相互作用をトリガーし、PDUセッションタイプをMA PDUセッションとして示す。段階6で、NSACF300は現在PDUセッションがMA PDUセッションであるかをチェックし、既に存在する場合、PDUセッションカウントは増加されない。段階7で、NSACF300は、SMF200からMAP PDUセッションが示される時、又は3GPPアクセスタイプ及び非-3GPPアクセスタイプの両方に対してPDUセッションIDが同じ場合、与えられたPDUセッションIDがMA PDUセッションであることを識別する。第2アクセスタイプのPDUセッションカウントを増加させるためのMA PDUセッション第2リクエストは、NSACF300によって無視されてしきい値に対してカウントされない。
【0065】
図9は、MA PDUセッションに対するアクセスタイプ当り単一カウントが維持される例示的なシナリオを示す。段階1で、PDUセッション設定リクエストタイプは、UE100によってUL NAS送信メッセージでの“MA PDUリクエスト”と、このATSSS能力として送信される。段階2で、AMFはMA PDUセッションをサポートしてから、AMFはMA PDUセッションをサポートするSMF200を選択する。段階3で、SMF+PGW-C200は3GPPアクセス400のためのPDUセッションカウントの数を増加させるためにNSACF300との相互作用をトリガーし、PDUセッションタイプをMA PDUセッションとして示す。SMF+PGW-C200は、さらにMA PDUセッションIDを記憶する。段階4で、NSACF300は現在PDUセッションがMA PDUセッションであるかをチェックし、PDUセッションの数を増加させる。段階5で、MA PDUセッションは非-3GPPアクセス500を通じて設定される。段階6で、SMF+PGW-C200は現在PDUセッションがMA PDUセッションであり、受諾制御が既に行われたかをチェックする。SMF+PGW-C200は非-3GPPアクセスタイプに対するPDUセッションカウントの数を増加させるためにNSACF300との相互作用をトリガーしない。したがって、単一カウントを維持する。同様に、PDUセッションが解除される時、SMF+PGW-C200はPDUセッションが解除される時、すなわち、両方のアクセスタイプで、PDUセッションカウントの数を減少させるためにNSACF300との相互作用をトリガーする。PDUセッション又はユーザ平面リソースが第1アクセスタイプ上で解除されるが、第2アクセスタイプPDUセッションがMA-PDUセッションで活性化されると、SMF+PGW-C200はPDUセッションカウントの数を減少させるためにNSACF300との相互作用をトリガーしない。
【0066】
図10は、解除中にMA PDUセッションに対してアクセスタイプ当りカウントが減少される例示的なシナリオを示す。提供された方法によって、SMF200は適用可能なアクセスタイプのうちの1つ又は2つともに対してMA PDUセッション解除中のPDUの数を減少させるためのリクエストをトリガリングする時、PDUセッションタイプをMA PDUセッションとしてNSACF300に適用可能に提供する。NSACF300はネットワークスライス当りPDUの数を減少させるためにPDUセッションタイプを考慮する。NSACF300は相応するすべてのアクセスタイプに対してPDUセッションが解除される場合にのみ、MA PDUセッションに対するPDUセッションIDを除去する。
【0067】
段階1で、UE100はMA PDUセッションに対するPDUセッション解除リクエストを提供するか、又はSMF200は両方のアクセスタイプに対してMA PDUセッションに対するPDUセッション解除をトリガーする。段階2で、SMF+PGW-C200は3GPPアクセス400のためのPDUセッションカウントの数を減少させるためにNSACF300との相互作用をトリガーする。SMF+PGW-C200はPDUセッションタイプをMA PDUセッションとして示す。段階3で、NSACF300は現在PDUセッションがMA PDUセッションであるかをチェックし、PDUカウントの数を減少させない。段階4で、SMF+PGW-C200は非-3GPPアクセス500のためのPDUセッションカウントの数を減少させるためにNSACF300との相互作用をトリガーする。SMF+PGW-C200はPDUセッションタイプをMA PDUセッションとして示す。段階5で、NSACF300は現在PDUセッションがMA PDUセッションであるかをチェックし、他のアクセスタイプが活性的なMA PDUセッションを有しないことによってPDUセッションの数を減少させる。
【0068】
本明細書の実施形態はMA PDUを正常(normal)PDUに変換することができる。第2アクセスタイプに対する増分(increment)を示すうちに、しきい値に到逹すると、MA-PDUセッションは正常PDUセッションに変換される。すなわち、MA PDUセッションの設定をリクエストするPDUセッション設定リクエストに応答して、SMF200は3GPPアクセスタイプ又は非-3GPPアクセスタイプPDUセッション設定中の1つが成功しなかったことをUE100に示し、このようなPDUセッションは単一アクセスPDUセッションとして見なされる。SMF200はSMF200が許容されるPDUセッション設定リクエストのみを受信したアクセスタイプによって決定することができる。
【0069】
このために、SMF200はUEからPDUセッション設定リクエストメッセージを受信した第1アクセスタイプ(例えば、3GPPアクセスタイプ)に対して常にNSACF_PDUセッション増分リクエストを送信する。このようなチェックが成功して許容されると、第2PDUセッション設定チェック、すなわち、第2アクセス、すなわち、他のアクセスタイプ(例えば、非-3GPPアクセスタイプ)に対するNSACF_PDUセッション増分リクエストが送信され、第2アクセスタイプチェックも成功すると、MA PDUセッションが設定される。SMF200は5GMM又は5GSMのようなNASシグナリングメッセージでMAP PDUセッションを設定するためのこのようなリクエストが成功せず、現在PDUセッションが単一アクセスPDUセッションと見なす必要があることをUE100に示す。
【0070】
また他の実施形態で、SMF200はタイマーと共に(例えば、混雑に対する)原因をUE100に示し、PDUセッション設定が設定に失敗したことを示すことができ、UE100は選択的に混雑タイマーが満了された後にPDUセッションの設定をさらに再試行することが予想される。一方、第1アクセスタイプに対するPDUセッション設定が成功した場合、SMF200はこのようなPDUセッションの第1アクセスタイプ(例えば、3GPPアクセスタイプ)に対するNSACF_PDUセッション減少リクエストを送信する。UE100が(選択的に混雑タイマーが満了された後)さらに試みることができる場合、SMF200は両方のアクセスタイプに対してさらに増加させるようにリクエストする。
【0071】
図11は、本発明の実施形態によって無線ネットワーク1000においてMA PDUセッションを管理するためのSMFエンティティー200の多様なハードウェア構成要素を示す図である。一実施形態で、SMFエンティティー200はプロセッサ210、コミュニケータ(communicator)220、メモリ230、及びMA PDUセッション管理制御部240を含む。プロセッサ210は、コミュニケータ220、メモリ230、及び制御部240と結合される。
【0072】
MA PDUセッション管理制御部240は、UE100からのインディケーションに基づいてPDUセッションがMA PDUセッションであることを決定する。また、MA PDUセッション管理制御部240は、決定に応答してPDUセッションがMA PDUセッションであることをNSACFエンティティー300に示す。
【0073】
MA PDUセッション管理制御部240は、論理ゲート、集積回路、マイクロプロセッサー、マイクロ制御部、メモリ回路、受動電子構成要素、能動電子構成要素、光学構成要素、ハードワイヤード(hardwired)回路などのようなアナログ及び/又はデジタル回路によって物理的に具現され、選択的にファームウエアによって駆動される。
【0074】
また、プロセッサ210は、メモリ230に記憶された命令語を実行し、多様なプロセスを実行するように設定される。コミュニケータ220は、1つ以上のネットワークを通じて、内部ハードウェア構成要素の間で、また外部装置と、内部的に通信するように設定される。メモリ230はさらにプロセッサ210によって実行される命令語を記憶する。メモリ230は不揮発性記憶要素を含む。このような不揮発性記憶要素の例は磁気ハードディスク、光ディスク、フロッピーディスク、フラッシュメモリ、EPROM(electrically programmable memory)、又はEEPROM(electrically erasable and programmable memory)の形態を含む。また、メモリ230は一部の例で非一時的記憶媒体として見なされる。“非一時的(non-transitory)”という用語は記憶媒体が搬送波又は伝番された信号に具現されないことを示す。しかし、“非一時的”という用語はメモリ230が移動不可能ということに解釈されてはいけない。特定例で、非一時的記憶媒体は時間が経ることによって(例えば、RAM(Random Access Memory)又はキャッシュで)変更されるデータを記憶することができる。
【0075】
図11は、SMFエンティティー200の多様なハードウェア構成要素を図示するが、他の実施形態がこれに限定されないことを理解すべきである。他の実施形態で、SMFエンティティー200はより少ない又はより多い数の構成要素を含むことができる。また、構成要素のラベル又は名称は例示のみを目的として用いられ、本発明の範囲を限定しない。1つ以上の構成要素はSMFエンティティー200で同じ又は実質的に類似の機能を行うために一緒に組み合せることができる。
【0076】
図12は、本発明の実施形態によって無線ネットワーク1000においてMA PDUセッションを管理するためのNSACFエンティティー300の多様なハードウェア構成要素を示す図である。一実施形態で、NSACFエンティティー300はプロセッサ310、コミュニケータ320、メモリ330、及びMA PDUセッション管理制御部340を含む。プロセッサ310は、コミュニケータ320、メモリ330、及びMA PDUセッション管理制御部340と結合される。
【0077】
MA PDUセッション管理制御部340は、PDUセッションがMA PDUセッションであるという識別を受信し、受信された識別に基づいてNSACFエンティティー300のNSACに対して設定されたアクセスタイプを基盤にして、PDUセッションのアクセスタイプ組み合せのカウントを制御する。また、MA PDUセッション管理制御部340は、アクセスタイプ組み合せと連関されたPDUセッションIDをNSACFエンティティー300に記憶する。
【0078】
MA PDUセッション管理制御部340は、論理ゲート、集積回路、マイクロプロセッサー、マイクロ制御部、メモリ回路、受動電子構成要素、能動電子構成要素、光学構成要素、ハードワイヤード回路などのようなアナログ及び/又はデジタル回路によって物理的に具現され、選択的にファームウエアによって駆動される。
【0079】
また、プロセッサ310は、メモリ330に記憶された命令語を実行し、多様なプロセスを行うように設定される。コミュニケータ320は、1つ以上のネットワークを通じて、内部ハードウェア構成要素の間で外部装置と内部的に通信するために設定される。メモリ330はさらにプロセッサ310によって実行される命令語を記憶する。メモリ330は不揮発性記憶要素を含む。このような不揮発性記憶要素の例は磁気ハードディスク、光ディスク、フロッピーディスク、フラッシュメモリ、EPROM(electrically programmable memory)、又はEEPROM(electrically erasable and programmable memory)の形態を含む。また、メモリ330は一部の例で非一時的記憶媒体として見なされる。“非一時的(non-transitory)”という用語は記憶媒体が搬送波又は伝搬された信号に具現されないことを示す。しかし、“非一時的”という用語はメモリ330が移動不可能ということに解釈されてはいけない。特定例で、非一時的記憶媒体は時間が経るによって(例えば、RAM(Random Access Memory)又はキャッシュに)変更されるデータを記憶することができる。
【0080】
図12は、NSACFエンティティー300の多様なハードウェア構成要素を図示するが、他の実施形態はこれに限定されないことを理解すべきである。他の実施形態で、NSACFエンティティー300はより少ない又はより多い数の構成要素を含むことができる。また、構成要素のラベル又は名称は例示のためのみ用いられ、本発明の範囲を限定しない。1つ以上の構成要素はNSACFエンティティー300で同じ又は実質的に類似の機能を行うために一緒に組み合せることができる。
【0081】
図13は、本発明の実施形態によって無線ネットワーク1000においてMA PDUセッションを管理するためにSMFエンティティー200によって具現される方法のフローチャートS1300を示す。
【0082】
図13に示すように、動作(S1302及びS1304)は、MA PDUセッション管理制御部240によって処理される。S1302で、方法はUE100からのインディケーションに基づいてPDUセッションがMA PDUセッションであることを決定する段階を含む。S1304で、方法は決定に応答してPDUセッションがMA PDUセッションであることをNSACFエンティティー300に示す段階を含む。
【0083】
図14は、本発明の実施形態によって無線ネットワーク1000でMA PDUセッションを管理するためにNSACFエンティティー300によって具現される方法のフローチャートS1400を示す。
【0084】
図14に示すように、動作(S1402及びS1404)は、MA PDUセッション管理制御部340によって処理される。S1402で、方法はPDUセッションがMA PDUセッションという識別を受信する段階を含む。S1404で、方法は受信された識別に基づいてNSACFエンティティー300でNSACに対して設定されたアクセスタイプに基づいてPDUセッションのアクセスタイプ組み合せのカウントを制御する段階を含む。
【0085】
提供された方法に基づいて、無線ネットワークはPDUセッションがMA PDUセッションでもカウントを正確に維持する。
【0086】
フローチャート(S1300及びS1400)で多様な動作、作用、ブロック、段階などは提示された手順又は異なる手順で行われるか、又は同時に行われる。また、一部実施形態で、本発明の範囲を逸脱せず動作、作用、ブロック、段階などの一部は省略、付加、修正、スキップ(skip)などをすることができる。
【0087】
本明細書に開示された実施形態は、少なくとも1つのハードウェア装置上で実行されて要素を制御するためのネットワーク管理機能を行う少なくとも1つのソフトウェアプログラムを通じて具現される。要素は、ハードウェア装置、又はハードウェア装置とソフトウェアモジュールの組み合せのうちの少なくとも1つであってもよい。
【0088】
特定実施形態に対する上述した説明は、他の実施形態が現在知識を適用することによって一般的な概念から逸脱せずに特定実施形態のような多様な適用のために容易に修正及び/又は適応されるように本明細書の実施形態の一般的な特性を完全に明らかにし、したがって、このような適応及び修正は開示された実施形態の同等物の意味及び範囲内で理解されるべきであり理解されることが意図される。本明細書において用いられた語法又は用語は説明のためのもので限定のためではないことが理解されなければならない。したがって、本明細書の実施形態は好ましい実施形態の観点で説明されたが、通常の技術者は本明細書の実施形態が本明細書に説明されたように実施形態の範囲内で修正されて実施されることができることを認識するだろう。
【0089】
本発明が多様な実施形態に説明されたが、通常の技術者には多様な変更及び修正が提案されてもよい。本発明は本発明の技術範囲内でこのような変更及び修正を含むことが意図される。
【符号の説明】
【0090】
200 SMFエンティティー
210、310 プロセッサ
220、320 コミュニケータ
230、330 メモリ
240、340 MA PDUセッション管理制御部
300 NSACFエンティティー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7a
図7b
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【手続補正書】
【提出日】2024-04-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信ネットワークでMA PDU(Multiple Access Protocol Data Unit)セッションを管理するSMF(Session Management Function)エンティティーの方法において、
ユーザ装置(UE)からPDUセッションがMA PDUセッションであることを示すインディケーションを受信する段階と、
多重アクセスタイプに対する情報を含むPDUアップデートリクエストメッセージをNSACF(Network Slice Acceptance Control Function)エンティティーに送信する段階と、
前記NSACFエンティティーから、前記多重アクセスタイプに対する結果インディケーションを受信する段階と、を含むことを特徴とするMA PDUセッションを管理するSMFエンティティーの方法。
【請求項2】
前記PDUアップデートリクエストメッセージは、S-NSSAI(single-network slice selection assistance information)に対するPDUセッションの数の増加又は減少を指示することを特徴とする請求項1に記載のMA PDUセッションを管理するSMFエンティティーの方法。
【請求項3】
前記S-NSSAIに対するPDUセッションの数の増加又は減少は、MA PDUセッション設定手順又はPDUセッション解除手順の間に行われることを特徴とする請求項に記載のMA PDUセッションを管理するSMFエンティティーの方法。
【請求項4】
前記多重アクセスタイプに対する情報は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)アクセスタイプ又は非-3GPPアクセスタイプのうちの少なくとも1つを示すことを特徴とする請求項1に記載のMA PDUセッションを管理するSMFエンティティーの方法。
【請求項5】
記結果インディケーションは、前記S-NSSAIに対するPDUセッションの最大個数が到達したか否かについての情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のMA PDUセッションを管理するSMFエンティティーの方法。
【請求項6】
無線通信ネットワークでMA PDU(Multiple Access Protocol Data Unit)セッションを管理するためにNSACF(Network Slice Acceptance Control Function)エンティティーによって行われる方法において、
SMF(Session Management Function)エンティティーから多重アクセスタイプに対する情報を含むPDUアップデートリクエストメッセージを受信する段階と、
前記PDUアップデートリクエストメッセージに基づいて前記多重アクセスタイプのうちの少なくとも1つに対するPDUセッションの数をアップデートする段階と、
前記SMFエンティティーに、前記多重アクセスタイプに対する結果インディケーションを送信する段階と、を含むことを特徴とするNSACFエンティティーによって行われる方法。
【請求項7】
前記PDUアップデートリクエストメッセージは、S-NSSAI(single-network slice selection assistance information)に対するPDUセッションの数の増加又は減少を指示することを特徴とする請求項6に記載のNSACFエンティティーによって行われる方法。
【請求項8】
前記PDUセッションの数をアップデートする段階は、前記PDUアップデートリクエストメッセージに基づいて、前記S-NSSAI関連の前記PDUセッションのカウントを増加させる段階、又は前記PDUセッションのカウントを減少させる段階のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項に記載のNSACFエンティティーによって行われる方法。
【請求項9】
前記多重アクセスタイプに対する情報は、3GPP(3rd Generation Project Partnership)アクセスタイプ又は非-3GPPアクセスタイプのうちの少なくとも1つを示すことを特徴とする請求項に記載のNSACFエンティティーによって行われる方法。
【請求項10】
記結果インディケーションは、前記S-NSSAIに対するPDUセッションの最大個数が到達したか否かについての情報を含むことを特徴とする請求項に記載のNSACFエンティティーによって行われる方法。
【請求項11】
無線通信ネットワークでMA PDU(Multiple Access Protocol Data Unit)セッションを管理するSMF(Session Management Function)エンティティーにおいて、
プロセッサと、
コミュニケータと、
前記プロセッサ及び前記コミュニケータと結合されたMA PDUセッション管理制御部と、を含み、
前記MA PDUセッション管理制御部は、
ユーザ装置(UE)からPDUセッションが前記MA PDUセッションであることを示すメッセージを受信し、
多重アクセスタイプに対する情報を含むPDUアップデートリクエストメッセージをNSACF(Network Slice Acceptance Control Function)エンティティーに送信し、
前記NSACFエンティティーから、前記多重アクセスタイプに対する結果インディケーションを受信するように設定されることを特徴とするMA PDUセッションを管理するSMFエンティティー。
【請求項12】
前記PDUアップデートリクエストメッセージは、S-NSSAI(single-network slice selection assistance information)に対するPDUセッションの数の増加又は減少を指示することを特徴とする請求項11に記載のMA PDUセッションを管理するSMFエンティティー。
【請求項13】
前記S-NSSAI(single-network slice selection assistance information)に対するPDUセッションの数の増加又は減少は、MA PDUセッション設定手順又はPDUセッション解除手順の間に行われることを特徴とする請求項11に記載のMA PDUセッションを管理するSMFエンティティー。
【請求項14】
無線通信ネットワークでMA PDU(Multiple Access Protocol Data Unit)セッションを管理するNSACF(Network Slice Acceptance Control Function)エンティティーにおいて、
プロセッサと、
コミュニケータと、
前記プロセッサ及び前記コミュニケータと結合されたMA PDUセッション管理制御部と、を含み、
前記MA PDUセッション管理制御部は、
SMF(Session Management Function)エンティティーから多重アクセスタイプに対する情報を含むPDUアップデートリクエストメッセージを受信し、
前記PDUアップデートリクエストメッセージに基づいて前記多重アクセスタイプのうちの少なくとも1つに対するPDUセッションの数をアップデートし、
前記SMFエンティティーに、前記多重アクセスタイプに対する結果インディケーションを送信するように設定されることを特徴とするMA PDUセッションを管理するNSACFエンティティー。
【請求項15】
前記PDUセッションの数アップデートは前記PDUアップデートリクエストメッセージに基づいて、前記S-NSSAI関連の前記PDUセッションのカウントを増加させること、又は前記PDUセッションのカウントを減少させることのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項14に記載のMA PDUセッションを管理するNSACFエンティティー。
【請求項16】
MA PDU(Multiple Access Protocol Data Unit)セッションを管理する無線通信ネットワークにおいて、
NSACF(Network Slice Acceptance Control Function)エンティティーと、
SMF(Session Management Function)エンティティーと、を含み、
前記SMFエンティティーは、
ユーザ装置(UE)からPDUセッションがMA PDUセッションであることを示すメッセージを受信し、
多重アクセスタイプに対する情報を含むPDUアップデートリクエストメッセージをNSACFエンティティーに送信し、
前記NSACFエンティティーから、前記多重アクセスタイプに対する結果インディケーションを受信するように設定され、
前記NSACFエンティティーは、
前記SMFエンティティーから多重アクセスタイプに対する情報を含む前記PDUアップデートリクエストメッセージを受信し、
前記PDUアップデートリクエストメッセージに基づいて前記多重アクセスタイプのうちの少なくとも1つに対する前記PDUセッションの数をアップデートするように設定されることを特徴とするMA PDUセッションを管理する無線通信ネットワーク。
【請求項17】
前記PDUアップデートリクエストメッセージは、S-NSSAI(single-network slice selection assistance information)に対するPDUセッションの数の増加又は減少を指示することを特徴とする請求項16に記載のMA PDUセッションを管理する無線通信ネットワーク。
【請求項18】
前記多重アクセスタイプに対する情報は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)アクセスタイプ又は非-3GPPアクセスタイプのうちの少なくとも1つを示すことを特徴とする請求項16に記載のMA PDUセッションを管理する無線通信ネットワーク。
【請求項19】
前記S-NSSAIに対するPDUセッションの数の増加又は減少は、MA PDUセッション設定手順又はPDUセッション解除手順の間に行われることを特徴とする請求項16に記載のMA PDUセッションを管理する無線通信ネットワーク。
【国際調査報告】