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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-04
(54)【発明の名称】オストミーパウチ閉鎖システム
(51)【国際特許分類】
   A61F 5/445 20060101AFI20240927BHJP
【FI】
A61F5/445
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024521779
(86)(22)【出願日】2022-12-22
(85)【翻訳文提出日】2024-04-22
(86)【国際出願番号】 US2022053774
(87)【国際公開番号】W WO2023129465
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】63/294,459
(32)【優先日】2021-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】591000414
【氏名又は名称】ホリスター・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】HOLLISTER INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100221729
【弁理士】
【氏名又は名称】中尾 圭介
(72)【発明者】
【氏名】ボッテン、ロナルド・エス
【テーマコード(参考)】
4C098
【Fターム(参考)】
4C098AA09
4C098CC18
4C098CC40
4C098DD25
(57)【要約】
排液可能なオストミー器具用の閉鎖システムであって、この器具は、互いに封止されて収集空洞を画定する身体側壁及び非身体側壁と、排出口で終端する首部分とを含む。閉鎖システムは、間に間隙を画定する第1閉鎖部材及び第2閉鎖部材を有する、身体側壁における第1部分と、拡大頭部分を有する第3閉鎖部材を有する、非身体側壁における第2部分とを含む。開放状態では、首部分は広げられる。閉鎖状態では、第1閉鎖部材は、第1部材の縁部が側壁シート材を通して拡大頭部に係合した状態で第3閉鎖部材の上に折り重ねられ、第1閉鎖部材、第2閉鎖部材及び第3閉鎖部材は、排出口を封止するようにきつい折りで非身体側壁の上に折り重ねられる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれの周縁部の一部に沿って互いに封止されて収集空洞を画定する可撓性シート材料の側壁であって、前記側壁が、身体側壁及び非身体側壁であり、前記側壁が、前記側壁が互いに封止されていない排出口で終端する下方に延在する首部分を画定し、前記排出口が、前記首部分を上方に折り畳むことによって閉鎖され、前記空洞から内容物を排出するために前記首部分を下方に広げることによって開放される、側壁と、
前記身体側壁における入口と、
閉鎖システムであって、
前記身体側壁における前記閉鎖システムの第1部分と、前記非身体側壁における前記閉鎖システムの第2部分であって、前記閉鎖システムの前記第1部分が、少なくとも1つの身体側閉鎖部材を備え、前記閉鎖システムの前記第2部分が、端部に拡大頭部分を含む少なくとも1つの非身体側閉鎖部材を備える、閉鎖システムの第1部分及び第2部分と、
締結システムと、
を備える閉鎖システムと、
を備え、
開放状態では、前記首部分が広げられ、
閉鎖状態では、前記首部分が少なくとも2回上方に折り畳まれ、前記締結システムを用いて前記閉鎖状態で固定され、前記首部分の前記側壁が、第1折りにおいて、前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材の前記拡大頭部分の周りで折り畳まれる、排液可能なオストミー器具。
【請求項2】
前記少なくとも1つの身体側閉鎖部材が、第1閉鎖部材及び第2閉鎖部材を含み、
前記第1閉鎖部材が前記排出口に近い側にあり、
前記第2閉鎖部材が前記排出口から遠い側にあり、
前記第1閉鎖部材及び前記第2閉鎖部材がそれらの間に間隙を画定し、
前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材が第3閉鎖部材を含み、
前記第3閉鎖部材が、前記排出口に近い側の端部にワイプシールを形成する前記拡大頭部分を有し、
前記閉鎖状態では、前記第1閉鎖部材が、前記第1部材の縁部が前記側壁を通して前記拡大頭部分と係合した状態で、前記第3閉鎖部材の上に折り重ねられ、前記第1閉鎖部材、前記第2閉鎖部材及び前記第3閉鎖部材が、前記排出口を封止するようにきつい折りで前記非身体側壁の上に折り重ねられる、請求項1に記載のオストミー器具。
【請求項3】
前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材が、前記排出口に近い側に配置されるとともに前記排出口から遠い側の端部に前記拡大頭部分を有する、第3閉鎖部材を含み、
前記少なくとも1つの身体側閉鎖部材が、前記排出口から間隔を空けて配置された第1閉鎖部材を含み、
前記閉鎖状態では、前記第3閉鎖部材が、前記第1折りで前記第1閉鎖部材の上に折り重ねられ、前記第1閉鎖部材及び前記第3閉鎖部材が、第2折りで前記非身体側壁の上に折り重ねられる、請求項1に記載のオストミー器具。
【請求項4】
前記少なくとも1つの身体側閉鎖部材及び前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材の各々が、硬く、可撓性のある、ばねのような材料から形成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載のオストミー器具。
【請求項5】
前記材料がポリマー材料である、請求項4に記載のオストミー器具。
【請求項6】
前記ポリマー材料がポリエチレン又はエチレン酢酸ビニルである、請求項5に記載のオストミー器具。
【請求項7】
前記拡大頭部分が、丸みを帯びた矢じり形状を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載のオストミー器具。
【請求項8】
前記拡大頭部分が、逆向きの、丸みを帯びた矢じり形状を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載のオストミー器具。
【請求項9】
前記拡大頭部分が、前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材の表面から延在する半円形突起として形成されている、請求項1~6のいずれか一項に記載のオストミー器具。
【請求項10】
前記半円形突起が、前記非身体側壁に向かって延在している、請求項9に記載のオストミー器具。
【請求項11】
前記第1閉鎖部材及び前記第2閉鎖部材に、優先折り目が形成されている、請求項2に記載のオストミー器具。
【請求項12】
前記優先折り目が、前記第1閉鎖部材及び前記第2閉鎖部材の一部に形成されたスリットである、請求項11に記載のオストミー器具。
【請求項13】
前記少なくとも1つの身体側閉鎖部材の各々が、
前記少なくとも1つの身体側閉鎖部材の各々の一部分が前記身体側壁に接着されるように、かつ
前記少なくとも1つの身体側閉鎖部材の各々の別の部分が前記身体側壁に接着されないように、
前記身体側壁に取り付けられている、請求項1~12のいずれか一項に記載のオストミー器具。
【請求項14】
前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材の各々が、
前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材の各々の一部分が前記非身体側壁に接着されるように、かつ
前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材の各々の別の部分が前記非身体側壁に接着されないように、
前記非身体側壁に取り付けられている、請求項1~13のいずれか一項に記載のオストミー器具。
【請求項15】
前記少なくとも1つの身体側閉鎖部材が、第1閉鎖部材及び第2閉鎖部材を含み、
前記第1閉鎖部材及び前記第2閉鎖部材の各々の前記部分が、互いに近い側にある、請求項13に記載のオストミー器具。
【請求項16】
前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材が第3閉鎖部材を含み、
前記第3閉鎖部材の前記部分が、前記拡大頭部分に近い側にある、請求項14に記載のオストミー器具。
【請求項17】
ユーザの身体に固定するための二部式連結具をさらに含む、請求項1~16のいずれか一項に記載のオストミー器具。
【請求項18】
前記第3閉鎖部材が、前記第1閉鎖部材及び/又は前記第2閉鎖部材が形成されている材料よりも軟質である材料で形成されている、請求項2に記載のオストミー器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、概して、オストミーパウチ閉鎖システムに関し、より詳細には、排液可能なオストミーパウチ閉鎖システムに関する。
【背景技術】
【0002】
排泄物を収集するためのオストミーパウチは、結腸人工肛門造設術、回腸人工肛門造設術、又は人工膀胱造設術等の手術を受けた患者によって使用される。オストミーパウチは、通常、平坦な対向する側壁を含み、この対向する側壁は、それらの周縁部に沿って互いに固定されて収集空洞を画定している。側壁の一方に、ストーマを受ける開口部が形成されており、開口部は、ストーマを通して排出される排泄物が空洞内に受けられるようにパウチをユーザに固定する、粘着性バリア等の固定手段又はシステムを含む。
【0003】
一部のオストミーパウチは、単回使用であるように設計された端部閉鎖パウチである場合がある。この場合、周縁部全体が互いに封止され、パウチは、ストーマ排出物で実質的に充填された後に廃棄される。他のオストミーパウチは、下端部に排出開口部を含む排液可能なパウチであり、この排出開口部は、排泄物の収集中は閉鎖することができるが、使用期間後にパウチから排泄物を排出するために開放することができる。こうした排液可能なパウチは、例えば、Nolanの特許文献1及びJensenらの特許文献2に開示されており、これらの文献は、参照によりその全体が本明細書に援用される。
【0004】
排液可能なパウチの排出開口部は、通常、狭くなった首部分の端部に形成されている。首部分の端部は、排泄物がパウチから排出されるまで排出開口部を封止状態で維持する閉鎖手段(又は閉鎖システム)を有する。一部の閉鎖システムには、前述したNolan特許におけるようなクランプ、又は首部分を上方に巻かれた状態で固定する従来のワイヤタイ若しくはラップ等のデバイスが含まれる。
【0005】
排液可能なパウチは、衣類又は周囲を汚すリスクなしに容易に排液することができなければならない。パウチはまた、不快な臭いのリスクが実質的に低減するように、排液された後に確実に閉鎖することが容易であるとともに、排液後及び再度閉鎖する前に洗浄し易くなければならない。最も重要なことには、閉鎖システムは、漏れのリスクを最小限にするために、閉鎖されるときに確実な封止を可能にしなければならない。
【0006】
閉鎖、洗浄及び排液作業を容易にする多くの異なる閉鎖システムの解決法が知られている。例えば、複数の一体型のばね状付勢部材を有する首部の上方に折り畳む部分を含むシステムには、Villefranceらの特許文献3及びFriskeらの特許文献4があり、これらの文献は、本出願と共通の譲受人に譲渡され、参照によりその全体が本明細書に援用される。
【0007】
一体型閉鎖システムを有する他の排液可能なパウチには、Friskeらの特許文献5があり、この特許は、4つの閉鎖部材と、二部式締結システムとを含む。そこでは、1つの閉鎖部材は身体側パウチ出口に設けられ、3つの閉鎖部材は遠位側パウチ出口に設けられている。この特許は、本出願と共通の譲受人に譲渡され、参照によりその全体が本明細書に援用される。
【0008】
これらのシステムはすべて十分に機能するが、閉鎖システムが適切に機能するために満たさなければならない、補強リブの位置決めのための重要な許容誤差がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】米国特許第3,523,534号明細書
【特許文献2】米国特許第4,411,659号明細書
【特許文献3】米国特許第7,879,015号明細書
【特許文献4】米国特許第8,672,907号明細書
【特許文献5】米国特許第9,011,395号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
したがって、適切な閉鎖をもたらすために補強リブを使用する閉鎖システムを備えた、オストミーパウチ等のオストミー器具を提供することが望ましい。望ましくは、こうしたシステムでは、閉鎖部材又は補強リブの互いに対する位置及び位置決めは、既知の閉鎖システムよりも重要ではない。さらに望ましくは、こうしたシステムにより、パウチを容易に開放し空にするのを可能にする安全な閉鎖システムが提供される。
【課題を解決するための手段】
【0011】
1つの実施形態によれば、排液可能なオストミー器具は、可撓性シート材料の側壁を含み、これら側壁は、それらのそれぞれの周縁部の一部に沿って互いに封止されて収集空洞を画定している。側壁は、身体側壁及び非身体側壁である。身体側壁に入口が形成されている。
【0012】
側壁は、側壁が互いに封止されていない排出口で終端する下方に延在する首部分を画定している。排出口は、首部分を上方に折り畳むことによって閉鎖され、空洞から内容物を排出するために首部分を下方に広げることによって開放される。
【0013】
閉鎖システムは、身体側壁における第1部分と、非身体側壁における第2部分と、締結システムとを含む。閉鎖システムの第1部分は、少なくとも1つの身体側閉鎖部材を備え、閉鎖システムの第2部分は、端部に拡大頭部分を含む少なくとも1つの非身体側閉鎖部材を備える。
【0014】
開放状態では、首部分は広げられる。閉鎖状態では、首部分は、少なくとも2回上方に折り畳まれ、締結システムを用いて閉鎖状態で固定される。首部分の側壁は、第1折りにおいて、少なくとも1つの非身体側閉鎖部材の拡大頭部分の周りで折り畳まれる。
【0015】
一実施形態では、少なくとも1つの身体側閉鎖部材は、第1閉鎖部材及び第2閉鎖部材を含む。第1閉鎖部材は、排出口に近い側にあり、第2閉鎖部材は、排出口から遠い側にある。第1閉鎖部材及び第2閉鎖部材は、それらの間に間隙を画定している。少なくとも1つの非身体側閉鎖部材は、第3閉鎖部材を含み、第3閉鎖部材は、排出口に近い側の端部にワイプシールを形成する拡大頭部分を有している。こうした実施形態では、第1閉鎖部材は、第1部材の縁部が側壁を通して拡大頭部分と係合した状態で、第3閉鎖部材の上に折り重ねられ、第1閉鎖部材、第2閉鎖部材及び第3閉鎖部材は、排出口を封止するようにきつい折りで非身体側壁の上に折り重ねられる。第1閉鎖部材及び第2閉鎖部材に、優先折り目が形成されるようにしてもよい。こうした折り目は、第1閉鎖部材及び第2閉鎖部材の一部に形成されたスリットとして形成することができる。一実施形態では、第3閉鎖部材を、第1閉鎖部材及び/又は第2閉鎖部材が形成されている材料よりも軟質である材料で形成してもよい。
【0016】
別の実施形態では、少なくとも1つの非身体側閉鎖部材は、排出口に近い側に配置されるとともに排出口から遠い側の端部に拡大頭部分を有する、第3閉鎖部材を含む。少なくとも1つの身体側閉鎖部材は、排出口から間隔を空けて配置された第1閉鎖部材を含む。こうした実施形態の閉鎖状態では、第3閉鎖部材は、第1折りで第1閉鎖部材の上に折り重ねられ、第1閉鎖部材及び第3閉鎖部材は、第2折りで非身体側壁の上に折り重ねられる。
【0017】
実施形態では、少なくとも1つの身体側閉鎖部材及び少なくとも1つの非身体側閉鎖部材の各々は、硬く、可撓性のある、ばねのような材料から形成することができる。材料は、例えば、ポリエチレン(PE)又はエチレン酢酸ビニル(EVA)等のポリマー材料とすることができる。
【0018】
拡大頭部分は、丸みを帯びた矢じり形状、逆向きの、丸みを帯びた矢じり形状、第3閉鎖部材の面から延在する半円形突起等、種々の形状を有するように形成することができる。
【0019】
実施形態では、少なくとも1つの身体側閉鎖部材の各々は、少なくとも1つの身体側閉鎖部材の各々の一部分が身体側壁に接着され、少なくとも1つの身体側閉鎖部材の各々の別の部分が身体側壁に接着されないように、身体側壁に取り付けられている。同様に、少なくとも1つの非身体側閉鎖部材の各々は、少なくとも1つの非身体側閉鎖部材の各々の一部分が非身体側壁に接着され、少なくとも1つの非身体側閉鎖部材の各々の別の部分が非身体側壁に接着されないように、非身体側壁に取り付けることができる。
【0020】
少なくとも1つの身体側閉鎖部材が第1閉鎖部材及び第2閉鎖部材を含む実施形態では、第1閉鎖部材及び第2閉鎖部材の各々の身体側壁に接着されていない部分は、互いに近い側にある。また、少なくとも1つの非身体側閉鎖部材が第3閉鎖部材を含む実施形態では、第3閉鎖部材の非身体側壁に接着されていない部分は、拡大頭部分に近い側にある。
【0021】
オストミー器具は、ユーザの身体に固定するための二部式連結具を含むことができる。
【0022】
本開示の他の目的、特徴及び利点は、添付の図面シートと組み合わせて以下の説明から明らかとなろう。図面において、同様の数字は、同様の部分、要素、構成要素、ステップ及びプロセスを指す。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本開示による、閉鎖システムの一実施形態を有するオストミーパウチの身体側の図である。
図2】一実施形態による、閉鎖システムの一部を示すパウチの下方部分の身体側の図である。
図3】一実施形態による、閉鎖システムの一部を示すパウチの下方部分の非身体側の図である。
図4A】閉鎖システムの折畳みを示すパウチの断面図であり、開いた又は広げられた状態にあるパウチを示す。
図4B】閉鎖システムの折畳みを示すパウチの断面図であり、閉鎖システムの第1折りを示す。
図4C】閉鎖システムの折畳みを示すパウチの断面図であり、閉鎖システムの閉じた状態への第2又は最終折りを示す。
図5】閉鎖システムの一実施形態を示すパウチの断面図であり、パウチフィルムに対する補強部材の固定箇所を示す。
図6A】拡大頭部分又はワイパーシールのさまざまな実施形態のうちの1つを示す。
図6B】拡大頭部分又はワイパーシールのさまざまな実施形態のうちの1つを示す。
図6C】拡大頭部分又はワイパーシールのさまざまな実施形態のうちの1つを示す。
図7】一実施形態による二部式締結システムを介して固定された、図4Cの閉じた状態にあるパウチの断面図である。
図8A】別の実施形態による閉鎖システムを含むパウチの、閉鎖システムの折畳みを示す断面図である。
図8B】別の実施形態による閉鎖システムを含むパウチの、閉鎖システムの折畳みを示す断面図である。
図8C】別の実施形態による閉鎖システムを含むパウチの、閉鎖システムの折畳みを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本開示はさまざまな形態で具体化が可能であるが、本開示は単に例示的であると見なされるべきであるとともに、記載又は図示するいかなる具体的な実施形態にも本開示を限定するようには意図されていないことを理解した上で、1つ又は複数の実施形態を図面に示し、それらについて以下説明する。
【0025】
図1は、排液可能なオストミー器具又はパウチ10を図示し、身体に面する側12を示し、一実施形態によるオストミーパウチ閉鎖システム14を示す。排液可能なパウチは、外壁(すなわち非身体側壁)16と身体側壁12とを含み、それらは、それらの周縁部18に沿って接合されて、ストーマ排出物を収集するための収集空洞20を画定している。パウチ10は、ストーマを受ける開口部22と、パウチ10をユーザに固定する部材24とを含み、この部材24は開口部22を包囲している。固定部材24は、例えば、一体式バリア、又は嵌合連結リング(図示せず)を含む二部式バリアとすることができる。一体式バリア及び二部式バリアは、当業者には理解されよう。
【0026】
排液可能なパウチ10は、下方に延在する首部分26も有し、首部分26は、使用期間後に空洞20に収集された内容物を排出するための排出開口部又は排出口28で終端している。排出口28は、使用中、首部分26を上方に折り畳み、上方に折り畳まれた位置で固定することにより、閉鎖される。
【0027】
側壁12、16は、単層又は多層フィルムであり得るポリマーフィルム等の好適な可撓性シート材料で形成されている。壁12、16の各々は、首部分26を含むパウチ10全体を画定するように、1枚の連続した可撓性フィルムで形成することができる。別法として、首部分26の壁12、16は、パウチ10本体の壁12、16とは別個の可撓性フィルムで形成することもできる。すなわち、首部分26の壁は、パウチ本体の壁とは異なるポリマーフィルムで形成してもよい。
【0028】
ここで図2を参照すると、パウチ10の下方部分30の身体側の図が示されている。壁12、16の周縁部18は、それらのそれぞれの側部に沿って封止されているが、32に示すように、底部では封止されていない。この封止されていない領域は、ストーマ排出物をパウチ10から空にすることができる排出口28を画定している。
【0029】
閉鎖システム14は、身体側壁12に第1部分34を含み、非身体側壁16に第2部分36を含む。身体側壁12に、第1身体側閉鎖部材38及び第2身体側閉鎖部材40が配置されており、身体側第1閉鎖部材38は排出口28に対して近い側にあり、第2閉鎖部材40は排出口28から遠い側にある。第1身体側閉鎖部材38と第2身体側閉鎖部材40との間に、間隙42が画定されている。
【0030】
ここで図3を参照すると、パウチ10の下方部分30の非身体側壁16の図が示されている。非身体側壁16は、第3閉鎖部材と称する閉鎖部材44を含む。非身体側(第3)閉鎖部材44は、少なくとも一部、身体側第2閉鎖部材40の上に重なっている。実施形態では、第3(非身体側)閉鎖部材44はワイパーシール46を含み、ワイパーシール46は、図示するように、図4A図4C及び図6Aに図示する丸みを帯びた矢じり形状のワイパー50等、拡大頭部分48として形成されている。拡大頭部分48は、第3閉鎖部材44の下流側(すなわち、出口28に向かう又は出口に近い側)にあり、第1閉鎖部材38と第2閉鎖部材40との間の間隙42と整列する。
【0031】
一実施形態では、閉鎖部材38、40、44は、硬いが可撓性のあるばね状のポリマー材料から形成されている。部材38、40、44は、通常、平坦であり、互いに直線状の平行な関係で配置されている。この材料は、幾分か剛性があるが、排出開口部28を開放するために曲げるか又は撓ませることができる。すなわち、閉鎖部材38、40、44は、弛緩状態にあるとき、開口部28を比較的閉鎖した状態で維持する。しかしながら、部材38、40、44の端部52がともに圧搾される(排出開口部28の中心線A28に向かって圧搾される)と、部材38、40、44は、排出開口部28を開放するように外側に撓むか又は弓なりに曲がる。閉鎖部材38、40、44に好適な材料としては、ポリエチレン(PE)、エチレン酢酸ビニル(EVA)等が挙げられる。閉鎖部材44は、部材38及び40が形成される材料よりも軟質である材料で形成してもよい。他の材料は、当業者には認識されよう。
【0032】
外向きの撓み又は弓なりを容易にするために、実施形態では、第1閉鎖部材38及び第2閉鎖部材40は、優先折り目54を含むことができる。優先折り目54は、部材38、40の部分的なスリットとして形成することができ、これらスリットは、部材38、40を通って完全には延びていないという点で部分的である。図2に見られるように、出口28に近い方の第1身体側部材38の折り目54同士は、第2身体側部材40の折り目54同士よりも互いに近い。このように、部材38/40、44の端部52が、排出口28を開放するために互いに向かって圧搾されると、閉鎖部材38、40は曲がるか又は撓んで、線54に沿ってパウチ10を空にするための漏斗状の排出部56を形成する。
【0033】
ここで図4A図4Cを参照して、パウチ排出開口部28を閉鎖するためのパウチ首部分26の折畳みについて説明する。図4Aは、排出口28が平坦な状態にあるパウチ10を示す。上述したように、身体側閉鎖部材38、40は、間隙42によって互いに間隔が空けられており、非身体側閉鎖部材44は、少なくとも一部、身体側第2閉鎖部材40の上に重なっており、拡大頭部分48は、間隙42と整列しているか又は間隙42の上に重なっている。
【0034】
図4Bを参照すると、(58で示す)第1折りが形成される際、第1閉鎖部材38は第3閉鎖部材44の上に折り重ねられる。第1部材38と第2部材40との間の空間又は間隙42のパウチ材料は、ワイパーシール46の上に重なってワイパーシール46を圧縮するように構成されているが、ワイパーシール46が平坦になるように又は折り畳まれないようにする。第1閉鎖部材38の内縁部68が、パウチ又は側壁14、16の材料を通して拡大頭部分48と係合し、(出口)折り58が、折り58においてパウチ10の材料に張力を生じさせるようにする。
【0035】
ここで図4Cを参照すると、(60で示す)第2折りが形成される際、第1部材38、第2部材40及び第3部材44は、非身体側壁16の上に折り重ねられる。60におけるようなきつい折りと、第2部材40と第3部材44との間の折り60におけるパウチ10材料の伸張とは、パウチ出口28の封止を確立するのに役立つ。
【0036】
実施形態では、閉鎖部材38、40、44は、例えば接着剤62によって、パウチ10に接着される。実施形態において、部材38、40、44はパウチ10に完全に接着される必要はない。図5に見られるように、パウチ10の長さの方向において、すなわち出口28の中心線A28に沿った方向において、閉鎖部材38、40、44の全体がパウチ10に完全に接着される必要はない。64に示すような、第1部材38及び第2部材40の互いに近い方の部分を、パウチ10に接着しないようにすることができ、又は部材38、40をパウチ10に完全に接着することができる。66に示すような、第3部材44の拡大頭部分48に近い方の部分を、パウチ10に接着しないようにすることができる。これにより、第1折り58を生じさせるときに、(折り目58におけるような)第1部材38と第2部材40との間でパウチ10のフィルムが弾性変形、例えば伸張し、第2折り60を生じさせるときに、(折り目60におけるような)第2部材40と第3部材44との間でパウチ10のフィルムが伸張するのを可能にすることができる。
【0037】
ここで図6A図6Cを参照すると、ワイパーシール46の拡大頭部分の実施形態が示されている。上述したように、一実施形態では、図6Aに見られるように、頭部分48は、丸みを帯びた矢じり形状又は閉じ括弧形状を有する。代替実施形態では、図6Bに見られるように、拡大頭部分148は、逆の形状、すなわち、逆方向の矢じり形状又は開き括弧形状を有することができる。さらに別の実施形態を図6Cに示す。この実施形態では、拡大頭部分248は、閉鎖部材244の片側に形成された半円形状を有する。したがって、拡大頭部分48、148、248のワイパーシール46は、閉鎖部材44の平面(図6Aに見られるようなP44)に対して対称とすることができ、又は部材の平面に対して非対称とすることができることが理解されよう。
【0038】
ここで図8A図8Cを参照すると、別の実施形態による閉鎖システム314が示されている。閉鎖システム314は、接着剤62を介して身体側壁12に取り付けられた身体側閉鎖部材340と、接着剤62を介して非身体側壁16に取り付けられた非身体側閉鎖部材344とを含むことができる。この実施形態では、非身体側閉鎖部材344は、排出口28に近い側に配置することができ、身体側閉鎖部材340は、排出口28から間隔を空けて配置することができ、身体側閉鎖部材340が非身体側閉鎖部材344に重ならないようにしている。非身体側閉鎖部材344は、上流側(すなわち、排出口28から離れているか、又は排出口28から遠い側)に拡大部分348を含むことができる。拡大部分348は、図6A図6Cに示すようなさまざまな形状を有することができる。図8A図8Cの実施形態では、拡大部分348は、閉鎖部材344の非身体側壁16に面する表面に形成された半円形状を有することができる。
【0039】
閉鎖システム314を含むパウチ首部分26の折畳みは、図4A図4Cに示す閉鎖システム14を含むパウチ首部分26の折畳みと同様であり得る。図8A図8Cの実施形態では、非身体側閉鎖部材344は、図8Bに示すように、第1折りで身体側閉鎖部材340上に折り重ねられる。ここで、身体側壁12及び非身体側壁16は、非身体側閉鎖部材344の拡大部分348を越えて折り曲げられる。その後、身体側閉鎖部材340及び非身体側閉鎖部材344は、図8Cに示すように、第2折りで非身体側壁16の上にともに折り重ねられる。
【0040】
既知の閉鎖システムとは異なり、本閉鎖システム14、314は、第1及び第2(身体側)閉鎖部材38、40、340と第3(非身体側)閉鎖部材44、344との間の位置的許容誤差にそれほど左右されないことが理解されよう。すなわち、身体側閉鎖部材38、40、340と非身体側閉鎖部材44、344との位置合せは、先行する既知の閉鎖システムほど重要ではなく、その理由は、本閉鎖システム14、314が、拡大頭部分48、148、248、348によって形成されるワイパーシール46と組み合わせて、閉鎖部材間の折りを使用するためである。
【0041】
本技術分野で既知であるため図1図5及び図8A図8Cには示さないが、オストミーパウチ閉鎖システム14、314は、例えば図4C又は図8Cに示すような第2折りの後、折り畳まれた閉鎖位置でパウチ首部分26を固定する締結システムも含むことが理解されよう。いくつかの実施形態では、オストミーパウチ閉鎖システム14、314は、面ファスナ等の第1及び第2ファスナストリップを含む二部式締結システムを含んでもよい。一実施形態では、閉鎖システム14、314は、非身体側閉鎖部材44の上流で非身体側壁16に取り付けられたフラップ70を含んでもよい。この場合、フラップは、第1ファスナストリップを含み、第2(身体側)閉鎖部材40、340は、図7に示すように折り畳まれた首部分を閉鎖位置で固定する第1ファスナストリップと係合するように構成された、第2ファスナストリップを含む。別法として、第2(身体側)閉鎖部材40、340を、第2ファスナストリップと置き換えてもよい。別の実施形態では、第2ファスナストリップを、第2(身体側)閉鎖部材40、340に隣接して身体側壁12に取り付けてもよい。この場合、パウチ首部分26は、3回折り畳まれ(図4C又は図8Cに示す第2折りの後の第3折り)、フラップ70に設けられた第1ファスナストリップを第2ファスナストリップに係合させることによって閉鎖位置で固定されるように構成してもよい。
【0042】
本明細書で参照するすべての特許は、本開示の本文において具体的に示されているか否かに関わらず、参照によりその全体が本明細書に援用される。
【0043】
本開示において、「1つの、ある(a、an)」という語は、単数形及び複数形の両方を含むと解釈されるべきである。逆に、複数の項目へのいかなる言及も、適切な場合は、単数形を含むものとする。加えて、上述した実施形態のうちの任意の者に関して記載したさまざまな特徴は、上述した他の実施形態のうちの任意のものにおける特徴とともに使用し、そうした特徴において実装し、又はそうした特徴に置き換わってもよい。
【0044】
上述したことから、本発明の新規な概念の真の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多数の変更及び変形を実現することができることが認められよう。図示する具体的な実施形態に関するいかなる限定も意図されておらず、又は推測されるべきではないことが理解されるべきである。本開示は、添付の特許請求の範囲によって、請求項の範囲内にあるこうしたすべての変更形態を包含するように意図されている。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図5
図6A
図6B
図6C
図7
図8A
図8B
図8C
【手続補正書】
【提出日】2024-04-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれの周縁部の一部に沿って互いに封止されて収集空洞を画定する可撓性シート材料の側壁であって、前記側壁が、身体側壁及び非身体側壁であり、前記側壁が、前記側壁が互いに封止されていない排出口で終端する下方に延在する首部分を画定し、前記排出口が、前記首部分を上方に折り畳むことによって閉鎖され、前記空洞から内容物を排出するために前記首部分を下方に広げることによって開放される、側壁と、
前記身体側壁における入口と、
閉鎖システムであって、
前記身体側壁における前記閉鎖システムの第1部分と、前記非身体側壁における前記閉鎖システムの第2部分であって、前記閉鎖システムの前記第1部分が、少なくとも1つの身体側閉鎖部材を備え、前記閉鎖システムの前記第2部分が、端部に拡大頭部分を含む少なくとも1つの非身体側閉鎖部材を備える、閉鎖システムの第1部分及び第2部分と、
締結システムと、
を備える閉鎖システムと、
を備え、
開放状態では、前記首部分が広げられ、
閉鎖状態では、前記首部分が少なくとも2回上方に折り畳まれ、前記締結システムを用いて前記閉鎖状態で固定され、前記首部分の前記側壁が、第1折りにおいて、前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材の前記拡大頭部分の周りで折り畳まれる、排液可能なオストミー器具。
【請求項2】
前記少なくとも1つの身体側閉鎖部材が、第1閉鎖部材及び第2閉鎖部材を含み、
前記第1閉鎖部材が前記排出口に近い側にあり、
前記第2閉鎖部材が前記排出口から遠い側にあり、
前記第1閉鎖部材及び前記第2閉鎖部材がそれらの間に間隙を画定し、
前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材が第3閉鎖部材を含み、
前記第3閉鎖部材が、前記排出口に近い側の端部にワイプシールを形成する前記拡大頭部分を有し、
前記閉鎖状態では、前記第1閉鎖部材が、前記第1部材の縁部が前記側壁を通して前記拡大頭部分と係合した状態で、前記第3閉鎖部材の上に折り重ねられ、前記第1閉鎖部材、前記第2閉鎖部材及び前記第3閉鎖部材が、前記排出口を封止するようにきつい折りで前記非身体側壁の上に折り重ねられる、請求項1に記載のオストミー器具。
【請求項3】
前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材が、前記排出口に近い側に配置されるとともに前記排出口から遠い側の端部に前記拡大頭部分を有する、第3閉鎖部材を含み、
前記少なくとも1つの身体側閉鎖部材が、前記排出口から間隔を空けて配置された第1閉鎖部材を含み、
前記閉鎖状態では、前記第3閉鎖部材が、前記第1折りで前記第1閉鎖部材の上に折り重ねられ、前記第1閉鎖部材及び前記第3閉鎖部材が、第2折りで前記非身体側壁の上に折り重ねられる、請求項1に記載のオストミー器具。
【請求項4】
前記少なくとも1つの身体側閉鎖部材及び前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材の各々が、硬く、可撓性のある、ばねのような材料から形成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載のオストミー器具。
【請求項5】
前記材料がポリマー材料である、請求項4に記載のオストミー器具。
【請求項6】
前記ポリマー材料がポリエチレン又はエチレン酢酸ビニルである、請求項5に記載のオストミー器具。
【請求項7】
前記拡大頭部分が、丸みを帯びた矢じり形状を有する、請求項1~のいずれか一項に記載のオストミー器具。
【請求項8】
前記拡大頭部分が、逆向きの、丸みを帯びた矢じり形状を有する、請求項1~のいずれか一項に記載のオストミー器具。
【請求項9】
前記拡大頭部分が、前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材の表面から延在する半円形突起として形成されている、請求項1~のいずれか一項に記載のオストミー器具。
【請求項10】
前記半円形突起が、前記非身体側壁に向かって延在している、請求項9に記載のオストミー器具。
【請求項11】
前記第1閉鎖部材及び前記第2閉鎖部材に、優先折り目が形成されている、請求項2に記載のオストミー器具。
【請求項12】
前記優先折り目が、前記第1閉鎖部材及び前記第2閉鎖部材の一部に形成されたスリットである、請求項11に記載のオストミー器具。
【請求項13】
前記少なくとも1つの身体側閉鎖部材の各々が、
前記少なくとも1つの身体側閉鎖部材の各々の一部分が前記身体側壁に接着されるように、かつ
前記少なくとも1つの身体側閉鎖部材の各々の別の部分が前記身体側壁に接着されないように、
前記身体側壁に取り付けられている、請求項1~のいずれか一項に記載のオストミー器具。
【請求項14】
前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材の各々が、
前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材の各々の一部分が前記非身体側壁に接着されるように、かつ
前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材の各々の別の部分が前記非身体側壁に接着されないように、
前記非身体側壁に取り付けられている、請求項1~のいずれか一項に記載のオストミー器具。
【請求項15】
前記少なくとも1つの身体側閉鎖部材が、第1閉鎖部材及び第2閉鎖部材を含み、
前記第1閉鎖部材及び前記第2閉鎖部材の各々の前記部分が、互いに近い側にある、請求項13に記載のオストミー器具。
【請求項16】
前記少なくとも1つの非身体側閉鎖部材が第3閉鎖部材を含み、
前記第3閉鎖部材の前記部分が、前記拡大頭部分に近い側にある、請求項14に記載のオストミー器具。
【請求項17】
ユーザの身体に固定するための二部式連結具をさらに含む、請求項1~のいずれか一項に記載のオストミー器具。
【請求項18】
前記第3閉鎖部材が、前記第1閉鎖部材及び/又は前記第2閉鎖部材が形成されている材料よりも軟質である材料で形成されている、請求項2に記載のオストミー器具。
【国際調査報告】