(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-04
(54)【発明の名称】障害測位方法、デバイス及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04B 10/075 20130101AFI20240927BHJP
H04B 10/2575 20130101ALI20240927BHJP
H04J 14/02 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
H04B10/075
H04B10/2575
H04J14/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024523173
(86)(22)【出願日】2022-10-25
(85)【翻訳文提出日】2024-04-17
(86)【国際出願番号】 CN2022127244
(87)【国際公開番号】W WO2023072029
(87)【国際公開日】2023-05-04
(31)【優先権主張番号】202111260186.0
(32)【優先日】2021-10-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【氏名又は名称】上田 邦生
(74)【代理人】
【識別番号】100142789
【氏名又は名称】柳 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201466
【氏名又は名称】竹内 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】ワン, ドン
(72)【発明者】
【氏名】カイ, キアン
(72)【発明者】
【氏名】サン, ジャン
(72)【発明者】
【氏名】ツァン, デカオ
(72)【発明者】
【氏名】リ, ハン
【テーマコード(参考)】
5K102
【Fターム(参考)】
5K102AA41
5K102AB13
5K102AD01
5K102LA02
5K102LA14
5K102LA22
5K102LA32
5K102LA42
5K102LA52
5K102MH03
5K102MH15
5K102PH47
5K102PH48
5K102RD28
(57)【要約】
本出願は障害測位方法、デバイス及び記憶媒体を開示し、第2の光モジュールが第1の光モジュールに設定情報を送信するステップ、及び/又は、第2の光モジュールが第1の光モジュールの応答情報を受信した後、第1の光モジュールにデータストリームを送信するステップであって、前記応答情報は、第1の光モジュールが第2の光モジュールの設定情報を受信した後、ループバックを実現するために第1の光モジュールを設定し、第2の光モジュールに応答情報を送信してループバック設定の完了を確認することであるステップ、第2の光モジュールが第1の光モジュールから送り返されたデータストリームを受信するステップ、設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うステップであって、第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、第1の光モジュールがAAUに位置するステップを含む。本出願により無線および伝送デバイスの障害定義をサポートすることができる。理制御システムの迅速な障害物排出により、人件費を削減し、故障の調査時間を短縮し、システムの管理および運用能力を向上させ、5Gフロントホールネットワークの信頼性を向上させることができる。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第2の光モジュールが第1の光モジュールに設定情報を送信し、及び/又は、前記第2の光モジュールが前記第1の光モジュールの応答情報を受信した後、前記第1の光モジュールにデータストリームを送信するステップであって、前記応答情報が、前記第1の光モジュールが前記第2の光モジュールの設定情報を受信した後、ループバックを実現するために前記第1の光モジュールを設定し、前記第2の光モジュールに応答情報を送信してループバック設定の完了を確認するステップと、
前記第2の光モジュールが前記第1の光モジュールから送り返されたデータストリームを受信するステップと、
前記設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うステップと、
を含み、
前記第2の光モジュールがアクティブ波長分割多重(WDM)デバイスに位置し、前記第1の光モジュールがアクティブアンテナユニット(AAU)に位置する障害測位方法。
【請求項2】
設定情報の応答情報によってループバックの完了を確認するステップが、
前記第2の光モジュールが光受信サブアセンブリ(ROSA)を介して設定情報の応答情報を受信した後、制御ユニットによって応答情報を復調し、前記応答情報に基づいてループバックの完了を確認するステップを含む請求項1に記載の障害測位方法。
【請求項3】
前記設定情報の応答情報は、低周波数運用・管理・保守(OAM)情報である請求項2に記載の障害測位方法。
【請求項4】
データストリームを送信し、返されたデータストリームを受信するステップが、
制御ユニットに基づいて制御命令を送信し、データストリームを送信するステップと、
前記第1の光モジュールからループバックして送信されたデータストリームを受信するステップと、
を含む請求項1に記載の障害測位方法。
【請求項5】
前記データストリームは、疑似ランダムバイナリシーケンス(PRBS)データレートである請求項4に記載の障害測位方法。
【請求項6】
前記PRBSデータレートは、光モジュールサービスオフライン検出情報フレームにおけるデータストリームである請求項5に記載の障害測位方法。
【請求項7】
第2の光モジュールが第1の光モジュールに設定情報を送信するステップは、
前記第2の光モジュールの制御ユニットが主制御ユニットから送信されたループバック設定の命令を受信するステップと、
前記命令に従って設定情報をロードした後、前記第1の光モジュールに送信するステップと、
を含む請求項1に記載の障害測位方法。
【請求項8】
前記設定情報は、低周波数OAM情報である請求項7に記載の障害測位方法。
【請求項9】
前記第2の光モジュールが設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うステップが、
前記第2の光モジュールが前記第1の光モジュールから返された応答情報を受信せず、または応答情報を正しく復調しない場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンク、デバイス、AAU無線デバイス、光モジュールのうちの1つ、またはそれらの組み合わせに障害のリスクが存在するステップと、
前記第2の光モジュールが前記第1の光モジュールから返された応答情報を受信し、正しく復調した場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクと、デバイスとは接続性を有するステップと、
前記第2の光モジュールが送信及び受信したデータストリームにエラーコードがない場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクとデバイスの両方は正常であるステップと、
前記第2の光モジュールが送信及び受信したデータストリームにエラーコードがある場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクとデバイスには性能の劣化が存在するステップと、
を含む請求項1から8のいずれか一項に記載の障害測位方法。
【請求項10】
第1の光モジュールが第2の光モジュールから送信された設定情報を受信するステップであって、前記第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、前記第1の光モジュールがAAUに位置するステップと、
前記第1の光モジュールが設定情報に従ってループバック設定を行った後、設定情報の応答情報を返してループバック設定の完了を確認するステップであって、前記応答情報が、前記第2の光モジュールが前記設定情報の応答情報に基づいて障害測位を行うために使用されるステップと、
前記第1の光モジュールが前記第2の光モジュールから送信されたデータストリームを受信するステップと、
前記第2の光モジュール及び/又はアクティブWDMデバイスが返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うように、前記第1の光モジュールがループバックメカニズムに基づいてデータストリームを返すステップと、
を含む障害測位方法。
【請求項11】
第1の光モジュールが第2の光モジュールから送信された設定情報を受信するステップは、
前記第1の光モジュールがROSAを介して設定情報を受信した後、制御ユニットによって設定情報を復調するステップを含む請求項10に記載の障害測位方法。
【請求項12】
前記設定情報は、低周波数OAM情報である請求項11に記載の障害測位方法。
【請求項13】
前記第1の光モジュールが設定情報に従ってループバック設定を行った後、設定情報の応答情報を返すステップは、
復調された設定情報に基づいてCDRにループバック命令を送信するステップと、
CDRが制御ユニット命令に従って、回線側のループバック操作を実行し、制御ユニットに戻って実行を完了させるステップと、
制御ユニットが設定情報の応答情報をロードし、TOSAを介して前記第2の光モジュールに送信するステップと、
を含む請求項10に記載の障害測位方法。
【請求項14】
設定情報の応答情報は、低周波数OAM情報である請求項13に記載の障害測位方法。
【請求項15】
前記データストリームは、PRBSデータレートである請求項10に記載の障害測位方法。
【請求項16】
前記PRBSデータレートは、光モジュールサービスオフライン検出情報フレームにおけるデータストリームである請求項15に記載の障害測位方法。
【請求項17】
光モジュールであって、
アクティブWDMデバイスに位置し、前記光モジュールが、プロセッサとトランシーバとを備え、
前記プロセッサが、メモリ内のプログラムを読み取り、
第1の光モジュールに設定情報を送信し、及び/又は、前記第1の光モジュールの応答情報を受信した後、前記第1の光モジュールにデータストリームを送信し、前記応答情報が、前記第1の光モジュールが前記第2の光モジュールの設定情報を受信した後、ループバックを実現するために前記第1の光モジュールを設定し、前記第2の光モジュールに応答情報を送信してループバック設定の完了を確認し、
前記第1の光モジュールから送り返されたデータストリームを受信し、
前記設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うプロセスを実行するように構成され、
前記第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、前記第1の光モジュールがAAUに位置し、
前記トランシーバは前記プロセッサの制御でデータを受信及び送信するように構成される光モジュール。
【請求項18】
光モジュールであって、
アクティブWDMデバイスに位置し、
第1の光モジュールに設定情報を送信し、及び/又は、第2の光モジュールが前記第1の光モジュールの応答情報を受信した後、前記第1の光モジュールにデータストリームを送信するように構成される第2の光モジュール送信モジュールであって、前記応答情報が、前記第1の光モジュールが前記第2の光モジュールの設定情報を受信した後、ループバックを実現するために前記第1の光モジュールを設定し、前記第2の光モジュールに応答情報を送信してループバック設定の完了を確認する2の光モジュール送信モジュールと、
前記第1の光モジュールから送り返されたデータストリームを受信するように構成される第2の光モジュール受信モジュールと、
前記設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うように構成される第2の光モジュール測位モジュールと、
を備え、
前記第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、前記第1の光モジュールがAAUに位置する光モジュール。
【請求項19】
光モジュールであって、
AAUに位置し、前記光モジュールが、プロセッサとトランシーバとを備え、
前記プロセッサが、メモリ内のプログラムを読み取り、
第2の光モジュールから送信された設定情報を受信し、前記第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、第1の光モジュールがAAUに位置し、
前記設定情報に従ってループバック設定を行った後、前記設定情報の応答情報を返してループバック設定の完了を確認し、前記応答情報は、前記第2の光モジュールが前記設定情報の応答情報に基づいて障害測位を行うために使用され、
前記第2の光モジュールから送信されたデータストリームを受信し、
ループバックメカニズムに基づいてデータストリームを返し、前記第2の光モジュール及び/又はアクティブWDMデバイスが返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うプロセスを実行するように構成され、
前記トランシーバがデータを受信及び送信するように構成される光モジュール。
【請求項20】
光モジュールであって、
AAUに位置し、
第2の光モジュールから送信された設定情報を受信するように構成される第1の光モジュール受信モジュールであって、前記第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、前記第1の光モジュールがAAUに位置する第1の光モジュール受信モジュールと、
前記設定情報に従ってループバック設定を行った後、前記設定情報の応答情報を返してループバック設定の完了を確認するように構成される第1の光モジュール送信モジュールであって、前記応答情報が、前記第2の光モジュールが前記設定情報の応答情報に基づいて障害測位を行うために使用される第1の光モジュール送信モジュールと、
を備え、
前記第1の光モジュール受信モジュールが、さらに前記第2の光モジュールから送信されたデータストリームを受信するように構成され、
前記第1の光モジュール送信モジュールが、さらに前記第2の光モジュール及び/又はアクティブWDMデバイスが返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うように、ループバックメカニズムに基づいてデータストリームを返すように構成される光モジュール。
【請求項21】
請求項1から16のいずれか一項に記載の障害測位方法を実行するコンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互引用】
【0001】
本出願は、中国特許出願番号「202111260186.0」、出願日2021年10月28日の中国特許出願に基づいて提供され、当該中国特許出願の優先権を請求し、当該中国特許出願のすべてのコンテンツはここで参照として本出願に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本出願は通信技術の分野に関し、特に障害測位方法、デバイス及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
10局集中の中規模C-RAN(集中型無線アクセスネットワーク、Centralized Radio Access Network)は5Gフロントホールネットワークの主要なネットワーキングシナリオとなっている。4G D-RAN(分散型無線アクセスネットワーク、Distributed Radio Access Network)モードにおける光ファイバーダイレクトドライブ方案のコストが低いが、大量の光ファイバーリソースを必要とされる。5GフロントホールはWDM(波長分割多重、Wavelength Division Multiplexing)技術を導入することで、光ファイバーリソースを大幅に節約することが業界のコンセンサスとなっている。
【0004】
WDM技術に基づくフロントホール方案は通常、アクティブWDM/OTN(光伝送ネットワーク、Optical Transport Network)、パッシブWDMを含む。
【0005】
図1はアクティブWDM/OTN伝送システムの概略図であり、図に示すように、アクティブWDM/OTN方案は、AAU(アクティブアンテナユニット、Active Antenna Unit)側とDU(分布ユニット、Distributed Unit)側にそれぞれWDM/OTNデバイスが配置され、グレーライトインターフェイスを介してAAU、DUに接続され、2つのWDM/OTNデバイスの回線側はWDMまたは高速イーサネットインターフェイスを採用することである。AAU、DUは無線管理ドメインに位置し、アクティブWDM/OTNデバイスとそれらの間の光回線は伝送管理ドメインに位置する。
【0006】
図2はパッシブWDM伝送システムの概略図であり、図に示すように、パッシブWDM方案は、AAU側とDU側にそれぞれパッシブWDMマルチプレクサが配置され、AAUとDUはWDM光モジュールを採用することである。パッシブWDM方案の管理インターフェース分割は、通常、AAU、DUが無線管理ドメインに位置し、AAU側とDU側のパッシブWDMマルチプレクサとそれらの間の光回線が伝送管理ドメインに位置すると考えられる。
【0007】
アクティブWDM/OTN方案は豊富な管理および運用機能を備え、無線と伝送専門の管理および運用インターフェースははっきりしているが、コストが高く、遠端に電源の供給が必要であり、配置が制限されている。
【0008】
パッシブWDM方案は配置位置が柔軟で電源不要で、コストが低いが、ファイバリンクの障害感知能力が弱く、管理および運用インターフェースの分割方式については、伝送管理ドメインに、AAU側とDU側のパッシブWDMマルチプレクサとそれらの間の光回線のみが含まれる場合、オンライン管理方法と制御システムが不足しており、人工的な障害物排出や無線ネットワーク管理アラームが必要である。
【0009】
これに基づいて、ある企業はセミアクティブOpen-WDM(オープンWDM)方案を提案し、AAUカラー光モジュール、AAU側のパッシブ波長分割マルチプレクサ、DU側のアクティブWDMデバイスから構成され、統一的に管理および制御されたフロントホールネットワークを構成する。
図3は、セミアクティブOpen-WDM伝送システムの概略図であり、図に示すように、この方案の遠端は、パッシブマルチプレクサを採用し、配置が柔軟であり、AAU光モジュールは、上部調整技術を採用してOAM(運用・管理・保守、Operation Administration and Maintenance)情報をロードし、低コストで軽量な管理・制御を実現し、フロントホールネットワークのダムリソース管理の問題を解決した。
【0010】
従来の技術の欠点は、この方案が同様に、無線と伝送という2つの管理ドメインを含み、AAU光モジュールが、セミアクティブシステムの管理および制御ハンドルとして機能するだけでなく、AAUデバイス内にも位置するため、管理および運用において無線、伝送デバイスの障害を定義できないことである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本出願は、セミアクティブOpen-WDM方案において管理および運用において無線、伝送デバイスの障害を定義できないという問題を解決するための障害位置測位方法、デバイス、記憶媒体を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本出願は以下の技術案を提供する。
第2の光モジュールが第1の光モジュールに設定情報を送信し、及び/又は、第2の光モジュールが第1の光モジュールの応答情報を受信した後、第1の光モジュールにデータストリームを送信するステップであって、前記応答情報が、第1の光モジュールが第2の光モジュールの設定情報を受信した後、ループバックを実現するために第1の光モジュールを設定し、第2の光モジュールに応答情報を送信してループバック設定の完了を確認するステップと、第2の光モジュールが第1の光モジュールから送り返されたデータストリームを受信するステップと、設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うステップと、を含み、第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、第1の光モジュールがAAUに位置する。
【0013】
実施例では、第2の光モジュールが第1の光モジュールに設定情報を送信するステップは、第2の光モジュールの制御ユニットが主制御ユニットから送信されたループバック設定の命令を受信するステップと、命令に従って設定情報をロードした後、第1の光モジュールに送信するステップと、を含む。
【0014】
実施例では、設定情報は低周波数OAM情報である。
【0015】
実施例では、設定情報の応答情報によってループバックの完了を確認するステップは、第2の光モジュールがROSAを介して設定情報の応答情報を受信した後、制御ユニットによって応答情報を復調し、応答情報に基づいてループバックの完了を確認するステップを含む。
【0016】
実施例では、設定情報の応答情報は低周波数OAM情報である。
【0017】
実施例では、データストリームを送信し、返されたデータストリームを受信するステップは、制御ユニットに基づいて制御命令を送信し、データストリームを送信するステップと、第1の光モジュールからループバックして送信されたデータストリームを受信するステップと、を含む。
【0018】
実施例では、データストリームはPRBSデータレートである。
【0019】
実施例では、PRBSデータレートは光モジュールサービスオフライン検出情報フレームにおけるデータストリームである。
【0020】
実施例では、第2の光モジュールが設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うステップは、第2の光モジュールが第1の光モジュールから返された応答情報を受信せず、または応答情報を正しく復調できない場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンク、デバイス、AAU無線デバイス、光モジュールのうちの1つ、またはそれらの組み合わせに障害のリスクが存在するステップと、第2の光モジュールが第1の光モジュールから返された応答情報を受信し、正しく復調できる場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクと、デバイスとは接続性を有するステップと、第2の光モジュールが送信及び受信したデータストリームにエラーコードがない場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクとデバイスの両方は正常であるステップと、第2の光モジュールが送信及び受信したデータストリームにエラーコードがある場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクとデバイスには性能の劣化が存在するステップと、を含む。
【0021】
1の光モジュールが第2の光モジュールから送信された設定情報を受信するステップであって、第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、第1の光モジュールがAAUに位置するステップと、第1の光モジュールが設定情報に従ってループバック設定を行った後、設定情報の応答情報を返してループバック設定の完了を確認するステップであって、前記応答情報が、第2の光モジュールが設定情報の応答情報に基づいて障害測位を行うために使用されるステップと、第1の光モジュールが第2の光モジュールから送信されたデータストリームを受信するステップと、第2の光モジュール及び/又はアクティブWDMデバイスが返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うように、第1の光モジュールはループバックメカニズムに基づいてデータストリームを返すステップと、を含む。
【0022】
実施例では、第1の光モジュールが第2の光モジュールがループバックメカニズムに基づいて送信された設定情報を受信するステップは、第1の光モジュールがROSAを介して設定情報を受信した後、制御ユニットによって設定情報を復調するステップを含む。
【0023】
実施例では、設定情報は低周波数OAM情報である。
【0024】
実施例では、第1の光モジュールが設定情報に従ってループバック設定を行った後、設定情報の応答情報を返すステップは、復調された設定情報に基づいてCDRにループバック命令を送信するステップと、CDRが制御ユニット命令に従って、回線側のループバック操作を実行し、制御ユニットに戻って実行を完了させるステップと、制御ユニットが設定情報の応答情報をロードし、TOSAを介して第2の光モジュールに送信するステップと、を含む。
【0025】
実施例では、設定情報の応答情報は低周波数OAM情報である。
【0026】
実施例では、データストリームはPRBSデータレートである。
【0027】
実施例では、PRBSデータレートは光モジュールサービスオフライン検出情報フレームにおけるデータストリームである。
【0028】
光モジュールであって、アクティブWDMデバイスに位置し、前記光モジュールは、プロセッサとトランシーバとを備え、プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取り、第1の光モジュールに設定情報を送信し、及び/又は、第1の光モジュールの応答情報を受信した後、第1の光モジュールにデータストリームを送信し、前記応答情報は、第1の光モジュールが第2の光モジュールの設定情報を受信した後、ループバックを実現するために第1の光モジュールを設定し、第2の光モジュールに応答情報を送信してループバック設定の完了を確認することであり、第1の光モジュールから送り返されたデータストリームを受信し、設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うように構成され、第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、第1の光モジュールがAAUに位置し、トランシーバはプロセッサの制御でデータを受信及び送信するように構成される。
【0029】
実施例では、第1の光モジュールに設定情報を送信するステップは、制御ユニットは主制御ユニットから送信されたループバック設定の命令を受信するステップと、命令に従って設定情報をロードした後、第1の光モジュールに送信するステップと、を含む。
【0030】
実施例では、設定情報は低周波数OAM情報である。
【0031】
実施例では、設定情報の応答情報によってループバックの完了を確認するステップは、ROSAを介して設定情報の応答情報を受信した後、制御ユニットによって応答情報を復調し、応答情報に基づいてループバックの完了を確認するステップを含む。
【0032】
実施例では、設定情報の応答情報は低周波数OAM情報である。
【0033】
実施例では、データストリームを送信し、返されたデータストリームを受信するステップは、
制御ユニットに基づいて制御命令を送信し、データストリームを送信するステップと、第1の光モジュールからループバックして送信されたデータストリームを受信するステップと、を含む。
【0034】
実施例では、データストリームはPRBSデータレートである。
【0035】
実施例では、PRBSデータレートは光モジュールサービスオフライン検出情報フレームにおけるデータストリームである。
【0036】
実施例では、設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うステップは、第2の光モジュールが第1の光モジュールから返された応答情報を受信せず、または応答情報を正しく復調できない場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンク、デバイス、AAU無線デバイス、光モジュールのうちの1つ、またはそれらの組み合わせに障害のリスクが存在するステップと、第2の光モジュールが第1の光モジュールから返された応答情報を受信し、正しく復調できる場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクと、デバイスとは接続性を有するステップと、第2の光モジュールが送信及び受信したデータストリームにエラーコードがない場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクとデバイスの両方は正常であるステップと、第2の光モジュールが送信及び受信したデータストリームにエラーコードがある場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクとデバイスには性能の劣化が存在するステップと、を含む。
【0037】
光モジュールであって、アクティブWDMデバイスに位置し、前記光モジュールは、
第1の光モジュールに設定情報を送信し、及び/又は、第2の光モジュールが第1の光モジュールの応答情報を受信した後、第1の光モジュールにデータストリームを送信するように構成される第2の光モジュール送信モジュールであって、前記応答情報は、第1の光モジュールが第2の光モジュールの設定情報を受信した後、ループバックを実現するために第1の光モジュールを設定し、第2の光モジュールに応答情報を送信してループバック設定の完了を確認することである第2の光モジュール送信モジュールと、第1の光モジュールから送り返されたデータストリームを受信するように構成される第2の光モジュール受信モジュールと、設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うように構成される第2の光モジュール測位モジュールと、を備え、第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、第1の光モジュールがAAUに位置する。
【0038】
実施例では、第2の光モジュール送信モジュールは、第1の光モジュールに設定情報を送信するように構成され、制御ユニットが主制御ユニットから送信されたループバック設定の命令を受信することと、命令に従って設定情報をロードした後、第1の光モジュールに送信することと、を含む。
【0039】
実施例では、第2の光モジュール送信モジュールは、低周波数OAM情報の設定情報を送信するように構成される。
【0040】
実施例では、第2の光モジュール送信モジュールは、設定情報の応答情報によってループバックの完了を確認するように構成され、ROSAを介して設定情報の応答情報を受信した後、制御ユニットによって応答情報を復調し、応答情報に基づいてループバックの完了を確認することを含む。
【0041】
実施例では、第2の光モジュール送信モジュールは、低周波数OAM情報の設定情報の応答情報を受信するように構成される。
【0042】
実施例では、第2の光モジュール送信モジュールは、データストリームを送信し、返されたデータストリームを受信するように構成され、制御ユニットに基づいて制御命令を送信し、データストリームを送信することと、第1の光モジュールからループバックして送信されたデータストリームを受信することと、を含む。
【0043】
実施例では、第2の光モジュール送信モジュールは、PRBSデータレートのデータストリームを送信するように構成される。
【0044】
実施例では、第2の光モジュール送信モジュールは、光モジュールサービスオフライン検出情報フレームにおけるデータストリームを送信するように構成される。
【0045】
実施例では、第2の光モジュール測位モジュールは設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うように構成され、第2の光モジュールが第1の光モジュールから返された応答情報を受信せず、または応答情報を正しく復調できない場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンク、デバイス、AAU無線デバイス、光モジュールのうちの1つ、またはそれらの組み合わせに障害のリスクが存在することと、第2の光モジュールが第1の光モジュールから返された応答情報を受信し、正しく復調できる場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクと、デバイスとは接続性を有することと、第2の光モジュールが送信及び受信したデータストリームにエラーコードがない場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクとデバイスの両方は正常であることと、第2の光モジュールが送信及び受信したデータストリームにエラーコードがある場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクとデバイスには性能の劣化が存在することと、を含む。
【0046】
光モジュールであって、AAUに位置し、前記光モジュールは、プロセッサとトランシーバとを備え、メモリ内のプログラムを読み取り、第2の光モジュールから送信された設定情報を受信し、第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、第1の光モジュールがAAUに位置し、設定情報に従ってループバック設定を行った後、設定情報の応答情報を返してループバック設定の完了を確認し、前記応答情報が、第2の光モジュールが設定情報の応答情報に基づいて障害測位を行うために使用され、第2の光モジュールから送信されたデータストリームを受信し、ループバックメカニズムに基づいてデータストリームを返し、第2の光モジュール及び/又はアクティブWDMデバイスが返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うプロセスを実行するように構成され、トランシーバはプロセッサの制御でデータを受信及び送信するように構成される。
【0047】
実施例では、第2の光モジュールがループバックメカニズムに基づいて送信された設定情報を受信することは、ROSAを介して設定情報を受信した後、制御ユニットによって設定情報を復調することを含む。
【0048】
実施例では、設定情報は低周波数OAM情報である。
【0049】
実施例では、設定情報に従ってループバック設定を行った後、設定情報の応答情報を返すことは、復調された設定情報に基づいてCDRにループバック命令を送信することと、CDRが制御ユニット命令に従って、回線側のループバック操作を実行し、制御ユニットに戻って実行を完了させることと、制御ユニットが設定情報の応答情報をロードし、TOSAを介して第2の光モジュールに送信することと、を含む。
【0050】
実施例では、設定情報の応答情報は低周波数OAM情報である。
【0051】
実施例では、データストリームはPRBSデータレートである。
【0052】
実施例では、PRBSデータレートは光モジュールサービスオフライン検出情報フレームにおけるデータストリームである。
【0053】
光モジュールであって、AAUに位置し、前記光モジュールは、第2の光モジュールから送信された設定情報を受信するように構成される第1の光モジュール受信モジュールであって、第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、第1の光モジュールがAAUに位置する第1の光モジュール受信モジュールと、設定情報に従ってループバック設定を行った後、設定情報の応答情報を返してループバック設定の完了を確認するように構成される第1の光モジュール送信モジュールであって、前記応答情報は、第2の光モジュールが設定情報の応答情報に基づいて障害測位を行うために使用される第1の光モジュール送信モジュールと、を備え、第1の光モジュール受信モジュールは、さらに第2の光モジュールから送信されたデータストリームを受信するように構成され、第1の光モジュール送信モジュールは、さらに第2の光モジュール及び/又はアクティブWDMデバイスが返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うように、ループバックメカニズムに基づいてデータストリームを返すように構成される。
【0054】
実施例例では、第1の光モジュール受信モジュールが、第2の光モジュールがループバックメカニズムに基づいて送信された設定情報を受信するように構成されることは、ROSAを介して設定情報を受信した後、制御ユニットによって設定情報を復調することを含む。
【0055】
実施例では、第1の光モジュール受信モジュールは、低周波数OAM情報の設定情報を受信するように構成される。
【0056】
実施例では、第1の光モジュール送信モジュールは設定情報に従ってループバック設定を行った後、設定情報の応答情報を返すことは、復調された設定情報に基づいてCDRにループバック命令を送信することと、CDRが制御ユニット命令に従って、回線側のループバック操作を実行し、制御ユニットに戻って実行を完了させることと、制御ユニットが設定情報の応答情報をロードし、TOSAを介して第2の光モジュールに送信することと、を含む。
【0057】
実施例では、第1の光モジュール送信モジュールは、低周波数OAM情報の設定情報の応答情報を設定するように構成される。
【0058】
実施例では、第1の光モジュール受信モジュールは、PRBSデータレートのデータストリームを受信するように構成される。
【0059】
実施例では、第1の光モジュール受信モジュールは、光モジュールサービスオフライン検出情報フレームにおけるデータストリームを受信するあように構成される。
【0060】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には上記の障害測位方法を実行するコンピュータプログラムが記憶される。
【0061】
本出願は以下の有益な効果を有する。
セミアクティブシステムが5GC-RANフロントホールの主流方案になることが期待される背景で、どのように無線、伝送デバイスの故障を定義するかに直面して、まだ解決方案がない場合、本出願の実施例によって提供される技術方案では、第2の光モジュールがループバックメカニズムに基づいて情報を送信するため、第1の光モジュールから返された情報に基づいて障害測位を行うことができ、これによって無線及び伝送デバイスの障害定義をサポートすることができる。
【0062】
好ましくは、障害測位を行うために、OAM情報、ループバック設定メッセージ、PRBSデータレート、サービスオフライン検出メッセージの情報を提供する。
【0063】
好ましくは、管理制御システムの迅速な障害物排出により、人件費を削減し、障害物排出時間を短縮し、システムの管理および運用能力を向上させ、5Gフロントホールネットワークの信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
ここで説明する図面は、本出願の一部を構成する本出願の更なる理解を提供するために使用され、本出願の概略的な実施例及びその説明は、本出願を説明するために使用され、本出願に対する不当な限定を構成するものではない。
【
図1】背景技術におけるアクティブWDM/OTN伝送システムの概略図である。
【
図2】背景技術におけるパッシブWDM伝送システムの概略図である。
【
図3】背景技術におけるセミアクティブOpen-WDM伝送システムの概略図である。
【
図4】本出願の実施例におけるアクティブWDMデバイス側の障害測位方法の実行フローの概略図である。
【
図5】本出願の実施例におけるAAU側の障害測位方法の実行フローの概略図である。
【
図6】本出願の実施例における5GC-RANフロントホールネットワーク向けの障害測位の背景の概略図である。
【
図7】本出願の実施例における第1の光モジュールのアーキテクチャの概略図である
【
図8】本出願の実施例におけるアクティブデバイス内の第2の光モジュール及びコアユニットの概略図である。
【
図9】本出願の実施例における光モジュール構造1の概略図である。
【
図10】本出願の実施例における光モジュール構造2の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0065】
本出願の実施例では、無線及び伝送デバイスの障害定義をサポートし、システムの管理および運用能力を向上させるために、5GC-RANフロントホールネットワーク向けの障害測位方案を提案する。
【0066】
以下、本出願の具体的な実施形態について図面と併せて説明する。
【0067】
説明の中に、AAUに位置する第2の光モジュールとアクティブWDMデバイスに位置する第1の光モジュールのそれぞれの実行から説明し、このような説明方式は、両者が協力して実行されるべきであるか、または単独で実行されるべきであるかを意味するものではなく、実際には、それらが別々に実行される場合、それぞれ自分の側の問題を解決し、両者が併用する場合、より良い技術効果を得ることができる。
【0068】
図4はアクティブWDMデバイス側の障害測位方法の実行フローの概略図であり、図に示すように、以下のステップ401~403を含むことができる。
【0069】
ステップ401では、第2の光モジュールが第1の光モジュールに設定情報を送信し、及び/又は、第2の光モジュールが第1の光モジュールの応答情報を受信した後、第1の光モジュールにデータストリームを送信し、前記応答情報は、第1の光モジュールが第2の光モジュールの設定情報を受信した後、ループバックを実現するために第1の光モジュールを設定し、第2の光モジュールに応答情報を送信してループバック設定の完了を確認することである。
【0070】
ステップ402では、第2の光モジュールが第1の光モジュールから送り返されたデータストリームを受信する。
【0071】
ステップ403では、設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行う。
【0072】
第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、第1の光モジュールがAAUに位置する。
【0073】
図5はAAU側の障害測位方法の実行フローの概略図であり、図に示すように、以下のステップ501~504を含むことができる。
【0074】
ステップ501では、第1の光モジュールは第2の光モジュールから送信された設定情報を受信し、第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、第1の光モジュールがAAUに位置する。
【0075】
ステップ502では、第1の光モジュールが設定情報に従ってループバック設定を行った後、設定情報の応答情報を返してループバック設定の完了を確認し、前記応答情報は、第2の光モジュールが設定情報の応答情報に基づいて障害測位を行うために使用される。
【0076】
ステップ503では、第1の光モジュールは第2の光モジュールから送信されたデータストリームを受信する。
【0077】
ステップ504では、第2の光モジュール及び/又はアクティブWDMデバイスが返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うように、第1の光モジュールはループバックメカニズムに基づいてデータストリームを返す。
【0078】
以下、関連するデバイスについて説明する。
【0079】
図6は、5GC-RANフロントホールネットワーク向けの障害測位の背景の概略図であり、この5GC-RANフロントホールネットワーク向けの障害測位方案の実行環境の概略図は
図6に示すように、AAUの第1の光モジュール、AAU側のマルチプレクサ、DU側のマルチプレクサ、DU側のアクティブWDMデバイスから構成される。
【0080】
図7は、第1の光モジュールのアーキテクチャの概略図であり、図に示すように、第1の光モジュールは、TOSA(送信光サブアセンブリ、Transmitter Optical Subassembly)、ROSA(光受信サブアセンブリ、Receiver Optical Subassembly)、制御ユニット、及びCDR(クロックおよびデータリカバリ、clock and data recovery)などから構成されることができるコアユニットを備えることができ、そのアーキテクチャは
図7に示される。制御ユニットは、低周波数管理制御情報のロードと抽出、光モジュール内のレジスタ情報の読み取り、およびCDRの制御をサポートし、CDRは回線側のループバックをサポートする。
【0081】
図8は、アクティブデバイス内の第2の光モジュール及びコアユニットの概略図であり、図に示すように、アクティブWDMデバイスは、PRBS(疑似ランダムバイナリシーケンス、Pseudo Random Binary Sequence)処理ユニット(選択可能)、主制御ユニットなどから構成される第2の光モジュールを備えることができ、そのアーキテクチャは
図8に示される。第2の光モジュールのコアユニットはTOSA、ROSA、制御ユニット、及びCDRなどから構成される。第2の光モジュールの制御ユニットは低周波数管理制御情報のロードと抽出をサポートし、レジスタ情報の読み取りをサポートし、主制御ユニットは制御命令の送信をサポートし、PRBSデータストリームの送信、PRBSの送信及び受信の比較をサポートする。
【0082】
実施例では、第2の光モジュールが第1の光モジュールに設定情報を送信するステップは、第2の光モジュールの制御ユニットが主制御ユニットから送信されたループバック設定の命令を受信するステップと、命令に従って設定情報をロードした後、第1の光モジュールに送信するステップと、を含む。
【0083】
具体的な実施例では、設定情報は低周波数OAM情報である。
【0084】
具体的に、主制御ユニットは第2の光モジュールに遠端光モジュール(第1の光モジュール)ループバック命令を送信し、第2の光モジュールの制御ユニットは命令を受信すると、レジスタを検索し、低周波数OAM情報をロードして、第1の光モジュールに送信する。
【0085】
ローカルエンドは遠端光モジュール(第1の光モジュール)ループバック設定を送信し、ローカルエンド光モジュール(第2の光モジュール)は遠端にループバック設定メッセージフォーマットを送信することは下記の表1に示されることができる。
【表1】
【0086】
実施例では、第2の光モジュールに対して、設定情報の応答情報によってループバックの完了を確認するステップを含み、前記ステップは、第2の光モジュールがROSAを介して設定情報の応答情報を受信した後、制御ユニットによって応答情報を復調し、応答情報に基づいてループバックの完了を確認するステップを含む。
【0087】
実施例では、第1の光モジュールに対して、第1の光モジュールは第2の光モジュールがループバックメカニズムに基づいて送信された設定情報を受信するステップを含み、前記ステップは、第1の光モジュールがROSAを介して設定情報を受信した後、制御ユニットによって設定情報を復調するステップを含む。
【0088】
実施例では、第1の光モジュールが設定情報に従ってループバック設定を行った後、設定情報の応答情報を返すステップは、復調された設定情報に基づいてCDRにループバック命令を送信するステップと、CDRが制御ユニット命令に従って、回線側のループバック操作を実行し、制御ユニットに戻って実行を完了させるステップと、制御ユニットが設定情報の応答情報をロードし、TOSAを介して第2の光モジュールに送信するステップと、を含む。
【0089】
具体的な実施例では、設定情報の応答情報は低周波数OAM情報である。
【0090】
具体的には、第1の光モジュールはROSAを介して受信した後、制御ユニットによって低周波数OAM情報を復調し、レジスタを検索し、CDRにループバック命令を送信する。CDRが制御ユニット命令に従って、回線側のループバック操作を実行し、制御ユニットに戻って実行を完了させる。制御ユニットがレジスタを見つけ、低周波数OAM情報をロードし、TOSAを介して第2の光モジュールに送信する。
第2の光モジュールはROSAを介して受信した後、制御ユニットによって低周波数OAM情報を復調し、レジスタを検索し、ループバックの完了を確認する。
【0091】
遠端がループバック設定フィードバックメッセージフォーマットを送信することは表2を参照することができる。
【表2】
【0092】
実施例では、データストリームを送信し、返されたデータストリームを受信するステップは、制御ユニットに基づいて制御命令を送信し、データストリームを送信するステップと、第1の光モジュールからループバックして送信されたデータストリームを受信するステップと、を含む。
【0093】
具体的な実施例では、データストリームはPRBSデータレートである。
【0094】
具体的な実施例では、PRBSデータレートは光モジュールサービスオフライン検出情報フレームにおけるデータストリームである。
【0095】
具体的には、制御ユニットは制御命令を送信し、PRBSデータレートを送信し、第1の光モジュールからループバックされた後、送信及び受信PRBSを比較し、リンク品質を判断する。
AAU側遠端光モジュール(第1の光モジュール)外部ループを設定する場合、近端DU側光モジュール(第2の光モジュール)はサービスオフライン検出メッセージを送信し、ループバックした後に検出のためにDU側光モジュール(第2の光モジュール)とシステム側に返し、設定された光モジュールサービスオフライン検出情報フレームフォーマットは表3に示すようにすることができる。
【表3】
【0096】
以下、第2の光モジュールの障害測位の実行を説明する。
【0097】
実施例では、第2の光モジュールが設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うステップは、第2の光モジュールが第1の光モジュールから返された応答情報を受信せず、または応答情報を正しく復調できない場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンク、デバイス、AAU無線デバイス、光モジュールのうちの1つ、またはそれらの組み合わせに障害のリスクが存在するステップと、第2の光モジュールが第1の光モジュールから返された応答情報を受信し、正しく復調できる場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクと、デバイスとは接続性を有するステップと、第2の光モジュールが送信及び受信したデータストリームにエラーコードがない場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクとデバイスの両方は正常であるステップと、第2の光モジュールが送信及び受信したデータストリームにエラーコードがある場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクとデバイスには性能の劣化が存在するステップと、を含む。
【0098】
具体的に、主制御ユニットが遠端光モジュール(第1の光モジュール)ループバック命令を受信した後、第2の光モジュールが第1の光モジュールから返されたOAM情報を受信せず、またはOAM情報を正しく復調できない場合、DU側アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンク及びデバイスと、AAU無線デバイス及び光モジュールの両方には障害リスクが存在し、他の協力方案を用いて共同で障害点を確認することができる。
【0099】
主制御ユニットが遠端光モジュール(第1の光モジュール)ループバック命令を受信した後、第2の光モジュールが第1の光モジュールから返されたOAM情報を受信し、正しく復調できる場合、DU側アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクと、デバイスとは接続性を有する。アクティブWDM伝送デバイスの主制御ユニットは受信されたPRBSデータレートを送信及び比較し、元の無線サービスと同じレートのデータレート(25Gなど)を使用し、エラーコードがない場合、DU側アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンク及びデバイスの両方が正常であり、障害点はAAU無線デバイスである可能性があり、一定のエラーコードがある場合、DU側アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンク及びデバイスには性能の劣化が存在し、伝送メンテナンス担当者は他の協力方案を用いて共同で障害点を確認することができる。
【0100】
同じ出願の構想に基づいて、本出願の実施例は光モジュール、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、これらのデバイスの問題解決の原理は故障害測位方法と同様であるため、これらのデバイスの実施は方法の実行を参照することができ、重複点は説明を省略する。
【0101】
本出願の実施例によって提供される技術案を実行する際には、以下の方式で実行することができる。
【0102】
図9は、光モジュール構造1の概略図であり、アクティブWDM伝送デバイスに位置し、図に示すように、光モジュールはプロセッサ900とトランシーバ910とを備え、プロセッサ900は、メモリ920内のプログラムを読み取り、第1の光モジュールに設定情報を送信し、及び/又は、第1の光モジュールの応答情報を受信した後、第1の光モジュールにデータストリームを送信し、前記応答情報は、第1の光モジュールが第2の光モジュールの設定情報を受信した後、ループバックを実現するために第1の光モジュールを設定し、第2の光モジュールに応答情報を送信してループバック設定の完了を確認することであり、第1の光モジュールから送り返されたデータストリームを受信し、設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うプロセスを実行するように構成され、第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、第1の光モジュールがAAUに位置し、トランシーバ910はプロセッサ900の制御でデータを受信及び送信するように構成される。
【0103】
実施例では、第1の光モジュールに設定情報を送信することは、制御ユニットが主制御ユニットから送信されたループバック設定の命令を受信することと、命令に従って設定情報をロードした後、第1の光モジュールに送信することと、を含む。
【0104】
実施例では、設定情報は低周波数OAM情報である。
【0105】
実施例では、設定情報の応答情報によってループバックの完了を確認することは、ROSAを介して設定情報の応答情報を受信した後、制御ユニットによって応答情報を復調し、応答情報に基づいてループバックの完了を確認することを含む。
【0106】
実施例では、設定情報の応答情報は低周波数OAM情報である。
【0107】
実施例では、データストリームを送信し、返されたデータストリームを受信することは、制御ユニットに基づいて制御命令を送信し、データストリームを送信することと、第1の光モジュールからループバックして送信されたデータストリームを受信することと、を含む。
【0108】
実施例では、データストリームはPRBSデータレートである。
【0109】
実施例では、PRBSデータレートは光モジュールサービスオフライン検出情報フレームにおけるデータストリームである。
【0110】
実施例では、設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うことは、第2の光モジュールが第1の光モジュールから返された応答情報を受信せず、または応答情報を正しく復調できない場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンク、デバイス、AAU無線デバイス、光モジュールのうちの1つ、またはそれらの組み合わせに障害のリスクが存在することと、第2の光モジュールが第1の光モジュールから返された応答情報を受信し、正しく復調できる場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクと、デバイスとは接続性を有することと、第2の光モジュールが送信及び受信したデータストリームにエラーコードがない場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクとデバイスの両方は正常であることと、第2の光モジュールが送信及び受信したデータストリームにエラーコードがある場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクとデバイスには性能の劣化が存在することと、を含む。
【0111】
ここで、
図9では、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジとを備えることができ、具体的には、プロセッサ900によって表される1つまたは複数のプロセッサと、メモリ920によって表されるメモリの様々な回路とがリンクされている。バスアーキテクチャはまた、周辺デバイス、電圧レギュレータ、電力管理回路などの様々な他の回路をリンクすることができ、これらは当技術分野で周知されているため、本明細書ではこれ以上説明しない。バスインターフェースがインターフェースを提供する。トランシーバ910は、伝送媒体上で様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する送信機および受信機を備える複数の要素であってもよい。プロセッサ900はバスアーキテクチャと一般的な処理の管理を担当し、メモリ920は、プロセッサ900が動作を実行する際に使用するデータを記憶することができる。
【0112】
本出願の実施例はアクティブWDMデバイスに位置する光モジュールをさらに提供し、第1の光モジュールに設定情報を送信し、及び/又は、第2の光モジュールが第1の光モジュールの応答情報を受信した後、第1の光モジュールにデータストリームを送信するように構成される第2の光モジュール送信モジュールであって、前記応答情報は、第1の光モジュールが第2の光モジュールの設定情報を受信した後、ループバックを実現するために第1の光モジュールを設定し、第2の光モジュールに応答情報を送信してループバック設定の完了を確認することである第2の光モジュール送信モジュールと、第1の光モジュールから送り返されたデータストリームを受信するように構成される第2の光モジュール受信モジュールと、設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うように構成される第2の光モジュール測位モジュールと、を備え、第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、第1の光モジュールがAAUに位置する。
【0113】
実施例では、第2の光モジュール送信モジュールは、第1の光モジュールに設定情報を送信するように構成され、制御ユニットが主制御ユニットから送信されたループバック設定の命令を受信することと、命令に従って設定情報をロードした後、第1の光モジュールに送信することと、を含む。
【0114】
実施例では、第2の光モジュール送信モジュールは、低周波数OAM情報の設定情報を送信するように構成される。
【0115】
実施例では、第2の光モジュール送信モジュールは、設定情報の応答情報によってループバックの完了を確認するように構成され、ROSAを介して設定情報の応答情報を受信した後、制御ユニットによって応答情報を復調し、応答情報に基づいてループバックの完了を確認することを含む。
【0116】
実施例では、第2の光モジュール送信モジュールは、低周波数OAM情報の設定情報の応答情報を受信するように構成される。
【0117】
実施例では、第2の光モジュール送信モジュールは、データストリームを送信し、返されたデータストリームを受信するように構成され、制御ユニットに基づいて制御命令を送信し、データストリームを送信することと、第1の光モジュールからループバックして送信されたデータストリームを受信することと、を含む。
【0118】
実施例では、第2の光モジュール送信モジュールは、PRBSデータレートのデータストリームを送信するように構成される。
【0119】
実施例では、第2の光モジュール送信モジュールは、光モジュールサービスオフライン検出情報フレームにおけるデータストリームを送信するように構成される。
【0120】
実施例では、第2の光モジュール測位モジュールは設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うように構成され、第2の光モジュールが第1の光モジュールから返された応答情報を受信せず、または応答情報を正しく復調できない場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンク、デバイス、AAU無線デバイス、光モジュールのうちの1つ、またはそれらの組み合わせに障害のリスクが存在することと、第2の光モジュールが第1の光モジュールから返された応答情報を受信し、正しく復調できる場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクと、デバイスとは接続性を有することと、第2の光モジュールが送信及び受信したデータストリームにエラーコードがない場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクとデバイスの両方は正常であることと、第2の光モジュールが送信及び受信したデータストリームにエラーコードがある場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクとデバイスには性能の劣化が存在することと、を含む。
【0121】
説明を容易にするために、上記の装置の各部は、機能的に様々なモジュールまたはユニットに分けてそれぞれ説明する。もちろん、本出願を実行する際に、各モジュールまたはユニットの機能を同一または複数のソフトウェアまたはハードウェアに実行することができる。
【0122】
図10は、光モジュール構造2の概略図であり、AAUに位置し、図に示すように、光モジュールは、プロセッサ1000とトランシーバ1010とを備え、プロセッサ1000は、メモリ1020内のプログラムを読み取り、第2の光モジュールから送信された設定情報を受信し、第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、第1の光モジュールがAAUに位置し、設定情報に従ってループバック設定を行った後、設定情報の応答情報を返してループバック設定の完了を確認し、前記応答情報が、第2の光モジュールが設定情報の応答情報に基づいて障害測位を行うために使用され、第2の光モジュールから送信されたデータストリームを受信し、ループバックメカニズムに基づいてデータストリームを返し、第2の光モジュール及び/又はアクティブWDMデバイスが返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うプロセスを実行するように構成され、トランシーバ1010はプロセッサ1000の制御でデータを受信及び送信するように構成される。
【0123】
実施例では、第2の光モジュールがループバックメカニズムに基づいて送信された設定情報を受信することは、ROSAを介して設定情報を受信した後、制御ユニットによって設定情報を復調することを含む。
【0124】
実施例では、設定情報は低周波数OAM情報である。
【0125】
実施例では、設定情報に従ってループバック設定を行った後、設定情報の応答情報を返すことは、復調された設定情報に基づいてCDRにループバック命令を送信することと、CDRが制御ユニット命令に従って、回線側のループバック操作を実行し、制御ユニットに戻って実行を完了させることと、制御ユニットが設定情報の応答情報をロードし、TOSAを介して第2の光モジュールに送信することと、を含む。
【0126】
実施例では、設定情報の応答情報は低周波数OAM情報である。
【0127】
実施例では、データストリームはPRBSデータレートである。
【0128】
実施例では、PRBSデータレートは光モジュールサービスオフライン検出情報フレームにおけるデータストリームである。
【0129】
ここで、
図10では、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジとを備えることができ、具体的には、プロセッサ1000によって表される1つまたは複数のプロセッサと、メモリ1020によって表されるメモリの様々な回路とがリンクされている。バスアーキテクチャはまた、周辺デバイス、電圧レギュレータ、電力管理回路などの様々な他の回路をリンクすることができ、これらは当技術分野で周知されているため、本明細書ではこれ以上説明しない。バスインターフェースがインターフェースを提供する。トランシーバ1010は、伝送媒体上で様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する送信機および受信機を備える複数の要素であってもよい。プロセッサ1000はバスアーキテクチャと一般的な処理の管理を担当し、メモリ1020は、プロセッサ1000が動作を実行する際に使用するデータを記憶することができる。
【0130】
本出願の実施例はAAUに位置する光モジュールをさらに提供し、第2の光モジュールから送信された設定情報を受信するように構成される第1の光モジュール受信モジュールであって、第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、第1の光モジュールがAAUに位置する第1の光モジュール受信モジュールと、設定情報に従ってループバック設定を行った後、設定情報の応答情報を返してループバック設定の完了を確認するように構成される第1の光モジュール送信モジュールであって、前記応答情報が、第2の光モジュールが設定情報の応答情報に基づいて障害測位を行うために使用される第1の光モジュール送信モジュールと、を備え、第1の光モジュール受信モジュールは、さらに第2の光モジュールから送信されたデータストリームを受信するように構成され、第1の光モジュール送信モジュールは、さらに第2の光モジュール及び/又はアクティブWDMデバイスが返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うように、ループバックメカニズムに基づいてデータストリームを返すように構成される。
【0131】
実施例では、第1の光モジュール受信モジュールは、第2の光モジュールがループバックメカニズムに基づいて送信された設定情報を受信するように構成されることは、ROSAを介して設定情報を受信した後、制御ユニットによって設定情報を復調することを含む。
【0132】
実施例では、第1の光モジュール受信モジュールは、低周波数OAM情報の設定情報を受信するように構成される。
【0133】
実施例では、第1の光モジュール送信モジュールが設定情報に従ってループバック設定を行った後、設定情報の応答情報を返すように構成されることは、復調された設定情報に基づいてCDRにループバック命令を送信するステップと、CDRが制御ユニット命令に従って、回線側のループバック操作を実行し、制御ユニットに戻って実行を完了させることと、制御ユニットが設定情報の応答情報をロードし、TOSAを介して第2の光モジュールに送信することと、を含む。
【0134】
実施例では、第1の光モジュール送信モジュールは、低周波数OAM情報の設定情報の応答情報を設定するように構成される。
【0135】
実施例では、第1の光モジュール受信モジュールは、PRBSデータレートのデータストリームを受信するように構成される。
【0136】
実施例では、第1の光モジュール受信モジュールは、光モジュールサービスオフライン検出情報フレームにおけるデータストリームを受信するように構成される。
【0137】
説明を容易にするために、上記の装置の各部は、機能的に様々なモジュールまたはユニットに分けてそれぞれ説明する。もちろん、本出願を実行する際に、各モジュールまたはユニットの機能を同一または複数のソフトウェアまたはハードウェアに実行することができる。
【0138】
本出願の実施例はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には上記の障害測位方法を実行するコンピュータプログラムが記憶される。
【0139】
具体的な実施形態は、アクティブWDMデバイスに位置する第2の光モジュール及び/又はAAUに位置する第1の光モジュールの障害測位方法の実施を参照することができる。
【0140】
以上のように、セミアクティブシステムが5GC-RANフロントホールの主流方案になることが期待される背景で、どのように無線、伝送デバイスの故障を定義するかに直面して、まだ解決方案がない場合、本出願の実施例によって提供される技術方案は無線及び伝送デバイスの障害定義をサポートし、管理制御システムの迅速な障害物排出により、人件費を削減し、障害物排出時間を短縮し、システムの管理および運用能力を向上させ、5Gフロントホールネットワークの信頼性を向上させる。
【0141】
当業者は、本出願の実施例が方法、システム、またはコンピュータプログラム製品として提供されることができることを理解されたい。このため、本出願は、完全ハードウェア実施例、完全ソフトウェア実施例、またはソフトウェア及びハードウェアを組み合わせた実施例を採用することができる。さらに、本出願は、1つまたは複数のコンピュータ使用可能なプログラムコードを含むコンピュータ使用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、光学メモリなどを含むがこれらに限定されない)において実施されるコンピュータプログラム製品の形態を採用することができる。
【0142】
本出願は、本出願の実施例に係る方法、デバイス(システム)およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明されたものである。フローチャートおよび/またはブロック図における各フローおよび/またはブロック、及びフローチャートおよび/またはブロック図においけるフローおよび/またはブロックの結合は、コンピュータプログラム命令によって実現され得ることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、埋め込みプロセッサ、または他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供して、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令が、フローチャートの1つまたは複数のフロー、および/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能を実現するために使用される装置を生成することができる。
【0143】
これらのコンピュータプログラム命令は、このコンピュータ読み取り可能なメモリに記憶されている命令が、フローチャートの1つまたは複数のフローおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能を実現する命令装置を含む製造品を生成するように、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理デバイスを特定の方式で動作させるように導くことができるコンピュータ読み取り可能なメモリに記憶することもできる。
【0144】
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされ、コンピュータまたは他のプログラマブルデバイス上で一連の動作ステップを実行してコンピュータによって実現される処理を生成することができ、したがって、コンピュータまたは他のプログラマブルデバイス上で実行される命令は、フローチャートの1つまたは複数のフローおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0145】
明らかに、当業者は、本出願の精神および範囲から逸脱することなく、本出願を種々の修正および変形することができる。このように、本出願のこれらの修正および変形が、本出願の請求項およびその均等技術の範囲内にある場合、本出願は、これらの修正および変形を含むことをも意図する。
【手続補正書】
【提出日】2024-04-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第2の光モジュールが第1の光モジュールに設定情報を送信し、
前記第2の光モジュールが前記第1の光モジュールから送信された応答情報を受信し、前記設定情報の応答情報に基づいて障害測位を行うステップであって、前記応答情報が、前記第1の光モジュールが前記第2の光モジュールの設定情報を受信した後、ループバックを実現するために前記第1の光モジュールを設定し、前記第2の光モジュールにループバック設定の完了を確認する応答情報を送信するステップ、及び/又は、
前記第2の光モジュールが前記第1の光モジュールの応答情報を受信した後、前記第1の光モジュールにデータストリームを送信
し、前記第2の光モジュールが前記第1の光モジュールから送り返されたデータストリームを受信し、前記送り返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うステップであって、前記応答情報が、前記第1の光モジュールが前記第2の光モジュールの設定情報を受信した後、ループバックを実現するために前記第1の光モジュールを設定し、前記第2の光モジュールに応答情報を送信してループバック設定の完了を確認するステッ
プ、
を含み、
前記第2の光モジュールがアクティブ波長分割多重(WDM)デバイスに位置し、前記第1の光モジュールがアクティブアンテナユニット(AAU)に位置する障害測位方法。
【請求項2】
設定情報の応答情報によってループバックの完了を確認するステップが、
前記第2の光モジュールが光受信サブアセンブリ(ROSA)を介して設定情報の応答情報を受信した後、制御ユニットによって応答情報を復調し、前記応答情報に基づいてループバックの完了を確認するステップを含む請求項1に記載の障害測位方法。
【請求項3】
前記設定情報の応答情報は、低周波数運用・管理・保守(OAM)情報である請求項2に記載の障害測位方法。
【請求項4】
データストリームを送信し、返されたデータストリームを受信するステップが、
制御ユニットに基づいて制御命令を送信し、データストリームを送信するステップと、
前記第1の光モジュールからループバックして送信されたデータストリームを受信するステップと、
を含む請求項1に記載の障害測位方法。
【請求項5】
前記データストリームは、疑似ランダムバイナリシーケンス(PRBS)データレートである請求項4に記載の障害測位方法。
【請求項6】
前記PRBSデータレートは、光モジュールサービスオフライン検出情報フレームにおけるデータストリームである請求項5に記載の障害測位方法。
【請求項7】
第2の光モジュールが第1の光モジュールに設定情報を送信するステップは、
前記第2の光モジュールの制御ユニットが主制御ユニットから送信されたループバック設定の命令を受信するステップと、
前記命令に従って設定情報をロードした後、前記第1の光モジュールに送信するステップと、
を含む請求項1に記載の障害測位方法。
【請求項8】
前記設定情報は、低周波数OAM情報である請求項7に記載の障害測位方法。
【請求項9】
前記第2の光モジュールが設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うステップが、
前記第2の光モジュールが前記第1の光モジュールから返された応答情報を受信せず、または応答情報を正しく復調しない場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンク、デバイス、AAU無線デバイス、光モジュールのうちの1つ、またはそれらの組み合わせに障害のリスクが存在するステップと、
前記第2の光モジュールが前記第1の光モジュールから返された応答情報を受信し、正しく復調した場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクと、デバイスとは接続性を有するステップと、
前記第2の光モジュールが送信及び受信したデータストリームにエラーコードがない場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクとデバイスの両方は正常であるステップと、
前記第2の光モジュールが送信及び受信したデータストリームにエラーコードがある場合、アクティブWDM伝送デバイスとAAUとの間の伝送リンクとデバイスには性能の劣化が存在するステップと、
を含む請求項
1に記載の障害測位方法。
【請求項10】
第1の光モジュールが第2の光モジュールから送信された設定情報を受信するステップであって、前記第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、前記第1の光モジュールがAAUに位置するステップと、
前記第1の光モジュールが設定情報に従ってループバック設定を行った後、設定情報の応答情報を返してループバック設定の完了を確認するステップであって、前記応答情報が、前記第2の光モジュールが前記設定情報の応答情報に基づいて障害測位を行うために使用されるステップと、
前記第1の光モジュールが前記第2の光モジュールから送信されたデータストリームを受信するステップと、
前記第2の光モジュール及び/又はアクティブWDMデバイスが返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うように、前記第1の光モジュールがループバックメカニズムに基づいてデータストリームを返すステップと、
を含む障害測位方法。
【請求項11】
第1の光モジュールが第2の光モジュールから送信された設定情報を受信するステップは、
前記第1の光モジュールがROSAを介して設定情報を受信した後、制御ユニットによって設定情報を復調するステップを含む請求項10に記載の障害測位方法。
【請求項12】
前記設定情報は、低周波数OAM情報である請求項11に記載の障害測位方法。
【請求項13】
前記第1の光モジュールが設定情報に従ってループバック設定を行った後、設定情報の応答情報を返すステップは、
復調された設定情報に基づいてCDRにループバック命令を送信するステップと、
CDRが制御ユニット命令に従って、回線側のループバック操作を実行し、制御ユニットに戻って実行を完了させるステップと、
制御ユニットが設定情報の応答情報をロードし、TOSAを介して前記第2の光モジュールに送信するステップと、
を含む請求項10に記載の障害測位方法。
【請求項14】
設定情報の応答情報は、低周波数OAM情報である請求項13に記載の障害測位方法。
【請求項15】
前記データストリームは、PRBSデータレートである請求項10に記載の障害測位方法。
【請求項16】
前記PRBSデータレートは、光モジュールサービスオフライン検出情報フレームにおけるデータストリームである請求項15に記載の障害測位方法。
【請求項17】
光モジュールであって、
アクティブWDMデバイスに位置し、前記光モジュールが、プロセッサとトランシーバとを備え、
前記プロセッサが、メモリ内のプログラムを読み取り、
第1の光モジュールに設定情報を送信し、
前記第2の光モジュールが前記第1の光モジュールから送信された応答情報を受信し、前記設定情報の応答情報に基づいて障害測位を行い、前記応答情報が、前記第1の光モジュールが前記第2の光モジュールの設定情報を受信した後、ループバックを実現するために前記第1の光モジュールを設定し、前記第2の光モジュールにループバック設定の完了を確認する応答情報を送信し、及び/又は、
前記第1の光モジュールの応答情報を受信した後、前記第1の光モジュールにデータストリームを送信し、
前記第2の光モジュールが前記第1の光モジュールから送り返されたデータストリームを受信し、前記送り返されたデータストリームに基づいて障害測位を行い、前記応答情報が、前記第1の光モジュールが前記第2の光モジュールの設定情報を受信した後、ループバックを実現するために前記第1の光モジュールを設定し、前記第2の光モジュールに応答情報を送信してループバック設定の完了を確
認するように構成され、
前記第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、前記第1の光モジュールがAAUに位置し、
前記トランシーバは前記プロセッサの制御でデータを受信及び送信するように構成される光モジュール。
【請求項18】
光モジュールであって、
アクティブWDMデバイスに位置し、
第1の光モジュールに設定情報を送信し、及び/又は、第2の光モジュールが前記第1の光モジュールの応答情報を受信した後、前記第1の光モジュールにデータストリームを送信するように構成される第2の光モジュール送信モジュールであって、前記応答情報が、前記第1の光モジュールが前記第2の光モジュールの設定情報を受信した後、ループバックを実現するために前記第1の光モジュールを設定し、前記第2の光モジュールに応答情報を送信してループバック設定の完了を確認する2の光モジュール送信モジュールと、
前記第1の光モジュールから送り返されたデータストリームを受信するように構成される第2の光モジュール受信モジュールと、
前記設定情報の応答情報及び/又は返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うように構成される第2の光モジュール測位モジュールと、
を備え、
前記第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、前記第1の光モジュールがAAUに位置する光モジュール。
【請求項19】
光モジュールであって、
AAUに位置し、前記光モジュールが、プロセッサとトランシーバとを備え、
前記プロセッサが、メモリ内のプログラムを読み取り、
第2の光モジュールから送信された設定情報を受信し、前記第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、第1の光モジュールがAAUに位置し、
前記設定情報に従ってループバック設定を行った後、前記設定情報の応答情報を返してループバック設定の完了を確認し、前記応答情報は、前記第2の光モジュールが前記設定情報の応答情報に基づいて障害測位を行うために使用され、
前記第2の光モジュールから送信されたデータストリームを受信し、
ループバックメカニズムに基づいてデータストリームを返し、前記第2の光モジュール及び/又はアクティブWDMデバイスが返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うプロセスを実行するように構成され、
前記トランシーバがデータを受信及び送信するように構成される光モジュール。
【請求項20】
光モジュールであって、
AAUに位置し、
第2の光モジュールから送信された設定情報を受信するように構成される第1の光モジュール受信モジュールであって、前記第2の光モジュールがアクティブWDMデバイスに位置し、前記第1の光モジュールがAAUに位置する第1の光モジュール受信モジュールと、
前記設定情報に従ってループバック設定を行った後、前記設定情報の応答情報を返してループバック設定の完了を確認するように構成される第1の光モジュール送信モジュールであって、前記応答情報が、前記第2の光モジュールが前記設定情報の応答情報に基づいて障害測位を行うために使用される第1の光モジュール送信モジュールと、
を備え、
前記第1の光モジュール受信モジュールが、さらに前記第2の光モジュールから送信されたデータストリームを受信するように構成され、
前記第1の光モジュール送信モジュールが、さらに前記第2の光モジュール及び/又はアクティブWDMデバイスが返されたデータストリームに基づいて障害測位を行うように、ループバックメカニズムに基づいてデータストリームを返すように構成される光モジュール。
【請求項21】
請求項1から16のいずれか一項に記載の障害測位方法を実行するコンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【国際調査報告】