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特表2024-536553切り替え方法、装置、デバイス及び読み取り可能な記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-04
(54)【発明の名称】切り替え方法、装置、デバイス及び読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/04 20090101AFI20240927BHJP
   H04W 16/32 20090101ALI20240927BHJP
   H04W 72/0457 20230101ALI20240927BHJP
   H04W 8/24 20090101ALI20240927BHJP
【FI】
H04W36/04
H04W16/32
H04W72/0457 110
H04W8/24
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024523219
(86)(22)【出願日】2022-10-21
(85)【翻訳文提出日】2024-04-17
(86)【国際出願番号】 CN2022126601
(87)【国際公開番号】W WO2023066360
(87)【国際公開日】2023-04-27
(31)【優先権主張番号】202111228027.2
(32)【優先日】2021-10-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 邦生
(74)【代理人】
【識別番号】100142789
【弁理士】
【氏名又は名称】柳 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201466
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】チェン, ジンジン
(72)【発明者】
【氏名】シー, ファン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067AA14
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE24
5K067EE56
5K067JJ39
(57)【要約】
本願の実施例は切り替え方法を提供し、装置、デバイス及び読み取り可能な記憶媒体を提供し、該方法は、端末が切り替えを行うステップを含み、前記端末の切り替え時間は、プライマリセル(Pcell)切り替え時間とプライマリセカンダリセル(PSCell)追加時間との合計と、PCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値と、PCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間と、PCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間との合計と、PCellセルサーチの時間と、PCell同期の時間と、PSCellセルサーチの時間と、PSCell同期の時間との合計と、のうちの少なくとも1つを含む。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末が切り替えを行うステップを含み、
前記端末の切り替え時間が、
プライマリセル(PCell)切り替え時間とプライマリセカンダリセル(PSCell)追加時間の合計と、
PCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値と、
PCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間と、
PCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間の合計と、
PCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間の合計と、
のうちの少なくとも1つを含む切り替え方法。
【請求項2】
第1の条件が満たされている場合、
前記端末の切り替え時間が、
PCell切り替え時間とPSCell追加時間の合計と、
PCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間の合計と、
PCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間との合計と、
のうちの1つ又は複数を含み、
前記第1の条件は、前記端末にターゲット不明のPSCellの同期信号ブロックに基づく測定時間設定(SMTC)が設定されていることである請求項1に記載の切り替え方法。
【請求項3】
前記端末が第1の情報を取得するステップを含み、
前記第1の情報は、
前記端末がPCellに物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)プリアンブル(preamble)を送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第1の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたランダムアクセス応答(RAR)を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第2の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたメッセージ4(MSG4)を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第3の指示情報と、
前記端末がPCellにメッセージA(MSGA)を送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第4の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたメッセージB(MSGB)を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第5の指示情報と、
のうちの1つ又は複数を含む請求項1に記載の切り替え方法。
【請求項4】
前記端末が第2の情報を取得するステップを含み、
前記第2の情報は、
前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間とPSCell追加時間の合計を含むことを指示する第6の指示情報と、
前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含むことを指示する第7の指示情報と、
前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含むことを指示する第8の指示情報と、
前記端末の切り替え時間が、PCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間の合計を含むことを指示する第9の指示情報と、
前記端末の切り替え時間が、PCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間の合計を含むことを指示する第10の指示情報と、
のうちの1つ又は複数を含む請求項1に記載の切り替え方法。
【請求項5】
前記端末の切り替え時間の長さは第1の時間長であり、
前記第1の情報に前記第1の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれる無線リソース制御(RRC)メッセージを受信してから前記端末がPCellにPreambleを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、
前記第1の情報に前記第2の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたRARを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、
前記第1の情報に前記第3の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、
前記第1の情報に前記第4の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellにMSGAを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、
前記第1の情報に前記第5の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計である請求項3に記載の切り替え方法。
【請求項6】
前記端末がPSCell追加を行う時間長は、
前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにPreambleを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにPreambleを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにPreambleを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにPreambleを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、
を含む請求項5に記載の切り替え方法。
【請求項7】
前記端末が第1の閾値を取得するステップであって、前記第1の閾値がチャネル品質に関連するステップと、
前記チャネル品質が前記第1の閾値の第1の値以上である場合、PCellにメッセージ1(MSG1)を送信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、
または、
前記チャネル品質が前記第1の閾値の第2の値以上である場合、PCellから送信されたメッセージ2(MSG2)を受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、
または、
前記チャネル品質が前記第1の閾値の第3の値以上である場合、PCellから送信されたMSG4を受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、
または、
前記チャネル品質が前記第1の閾値の第1の値以下であり、かつ前記チャネル品質が前記第1の閾値の第2の値以上である場合、PCellから送信されたMSG2を受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、
または、
前記チャネル品質が前記第1の閾値の第2の値以下であり、かつ前記チャネル品質が前記第1の閾値の第3の値以上である場合、PCellから送信されたMSG4を受信した後にPSCell追加を行うステップ、
または、
前記チャネル品質が前記第1の閾値の第4の値以上である場合、PCellにMSGAを送信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、
または、
前記チャネル品質が前記第1の閾値の第5の値以上である場合、PCellから送信されたMSGBを受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、
または、
前記チャネル品質が前記第1の閾値の第4の値以下であり、かつ前記チャネル品質が前記第1の閾値の第5の値以上である場合、PCellから送信されたMSGBを受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップと、
を含む請求項1に記載の切り替え方法。
【請求項8】
前記端末が第2の閾値を取得するステップであって、前記第2の閾値がチャネル品質に関連するステップを含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第1の値以上である場合、前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第2の値以上である場合、前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第3の値以上である場合、前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第4の値以上である場合、前記端末の切り替え時間が、PCellセルサーチの時間とPScellセルサーチの時間との合計を含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第5の値以上である場合、前記端末の切り替え時間が、PCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間との合計を含む請求項1に記載の切り替え方法。
【請求項9】
前記端末がネットワーク側デバイスに第3の情報を送信するステップを含み、
前記第3の情報は、
前記端末が、パラレル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、
前記端末が、シリアル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含むことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含むことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPScell同期の時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、
第2の操作の後にPSCell追加を行うことを指示する第11の指示情報と、
前記端末が第3の操作のパラレル処理をサポートしていることを指示する第12の指示情報と、
前記端末が第4の操作のシリアル処理をサポートしていることを指示する第13の指示情報と、
のうちの1つ又は複数を含む請求項1に記載の切り替え方法。
【請求項10】
前記第2の操作が、
PCellにMSG1を送信することと、
PCellから送信されたMSG2が受信されたことと、
PCellにメッセージ3(MSG3)を送信することと、
PCellから送信されたMSG4が受信されたことと、
PSCellにMSGAを送信することと、
PCellから送信されたMSGBが受信されたことと、
のうちの1つを含む請求項9に記載の切り替え方法。
【請求項11】
前記端末がネットワーク側デバイスから第4の情報を受信するステップを含み、
前記第4の情報は、
前記端末がパラレル処理の方式によってPSCell追加が含まれる切り替えを行うか否かを指示する第14の指示情報と、
前記端末がシリアル処理の方式によってPSCell追加が含まれる切り替えを行うか否かを指示する第15の指示情報と、
第5の操作がパラレル処理されることを示す第16の指示情報と、
第6の操作がシリアル処理されることを示す第17の指示情報と、
のうちの1つ又は複数を含む請求項1に記載の切り替え方法。
【請求項12】
前記第3の操作又は第4の操作又は第5の操作又は第6の操作が、
セル検出と、
時間領域同期と、
周波数領域同期と、
自動ゲイン制御と、
ランダムアクセスと、
のうちの1つ又は複数を含む請求項9又は11に記載の切り替え方法。
【請求項13】
ネットワーク側デバイスが第1の情報を送信するステップを含み、
前記第1の情報は、
端末がPCellにPRACH
preambleを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第1の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたRARを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第2の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第3の指示情報と、
前記端末がPCellにMSGAを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第4の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第5の指示情報と、
のうちの1つ又は複数を含む切り替え方法。
【請求項14】
前記ネットワーク側デバイスが第2の情報を送信するステップを含み、
前記第2の情報は、
前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間とPSCell追加時間の合計を含むことを指示する第6の指示情報と、
前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含むことを指示する第7の指示情報と、
前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含むことを指示する第8の指示情報と、
前記端末の切り替え時間が、PCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間の合計を含むことを指示する第9の指示情報と、
前記端末の切り替え時間が、PCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間の合計を含むことを指示する第10の指示情報と、
のうちの1つ又は複数を含む請求項13に記載の切り替え方法。
【請求項15】
前記端末の切り替え時間の長さは第1の時間長であり、
前記第1の情報に前記第1の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellにPreambleを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、
前記第1の情報に前記第2の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたRARを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、
前記第1の情報に前記第3の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、
前記第1の情報に前記第4の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellにMSGAを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、
前記第1の情報に前記第5の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計である請求項13に記載の切り替え方法。
【請求項16】
前記端末がPSCell追加を行う時間長は、
前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長を含む請求項15に記載の切り替え方法。
【請求項17】
前記ネットワーク側デバイスが第2の閾値を送信するステップであって、前記第2の閾値がチャネル品質に関連するステップを含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第1の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第2の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第3の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第4の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPScellセルサーチの時間との合計を含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第5の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間との合計を含む請求項13に記載の切り替え方法。
【請求項18】
前記ネットワーク側デバイスが第3の情報を受信するステップを含み、
前記第3の情報は、
前記端末が、パラレル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、
前記端末が、シリアル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含むことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含むことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、
第2の操作の後にPSCell追加を行うことを指示する第11の指示情報と、
前記端末が第3の操作のパラレル処理をサポートしていることを指示する第12の指示情報と、
前記端末が第4の操作のシリアル処理をサポートしていることを指示する第13の指示情報と、
のうちの1つ又は複数を含む請求項13に記載の切り替え方法。
【請求項19】
前記第2の操作が、
PCellにMSG1を送信することと、
PCellから送信されたMSG2が受信されたことと、
PCellにMSG3を送信することと、
PCellから送信されたMSG4が受信されたことと、
PSCellにMSGAを送信することと、
PCellから送信されたMSGBが受信されたことと、
のうちの1つを含む請求項18に記載の切り替え方法。
【請求項20】
前記ネットワーク側デバイスが第4の情報を送信するステップを含み、
前記第4の情報は、
前記端末がパラレル処理の方式によってPSCell追加を行うか否かを指示する第14の指示情報と、
前記端末がシリアル処理の方式によってPSCell追加を行うか否かを指示する第15の指示情報と、
第5の操作がパラレル処理されることを示す第16の指示情報と、
第6の操作がシリアル処理されることを示す第17の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む請求項15に記載の切り替え方法。
【請求項21】
端末に適用される切り替え装置であって、
切り替えを行うための切り替えモジュールを含み、
前記端末の切り替え時間が、
PCell切り替え時間とPSCell追加時間の合計と、
PCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値と、
PCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間と、
PCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間の合計と、
PCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間の合計と、
のうちの少なくとも1つを含む切り替え装置。
【請求項22】
ネットワーク側デバイスに適用される切り替え装置であって、
第1の情報を送信するための第2の送信モジュールを含み、
前記第1の情報は、
端末がPCellにPRACH
preambleを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第1の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたRARを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第2の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第3の指示情報と、
前記端末がPCellにMSGAを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第4の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第5の指示情報と、
のうちの1つ又は複数を含む切り替え装置。
【請求項23】
プロセッサと、メモリと、該メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサによって実行される場合、請求項1から20のいずれか一項に記載の方法のステップが実現される通信デバイス。
【請求項24】
プログラムが記憶されている読み取り可能な記憶媒体であって、前記プログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1から20のいずれか一項に記載の方法のステップが実現される読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本願は、出願番号が202111228027.2で、出願日が2021年10月21日である中国特許出願に基づいて提案され、該中国特許出願の優先権を主張し、該中国特許出願のすべての内容はここで全文導入方式で本願に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本願の実施例は通信技術分野に関し、具体的には切り替え方法、装置、デバイス及び読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
新しい無線(New
Radio、NR)スタンドアローン(Stand Alone、SA)からマルチ無線アクセス技術デュアル接続(Multi-RAT Dual Connectivity、MR-DC)(第5世代モバイル通信技術(5th
Generation、5G)NRと第4世代モバイル通信技術(fourth generation、4G)無線アクセスネットワークのデュアル接続(NE-DC)、4G無線アクセスネットワークと5G
NRのデュアル接続(EN-DC)、5G NRと5G NRのデュアル接続(NR-DC)を含む)への変換またはプライマリセル(Primary Cell、PCell)変更に関わるMR-DC間の変換(NE-DCからNE-DC、EN-DCからEN-DC、NR-DCからNR-DCを含む)を行う場合、通常、まず切り替え命令に基づいてPcellの切り替えを行い、その後プライマリセカンダリセル(Primary
Secondary Cell、PSCell)追加命令に基づいてPSCell追加を行う。このような方法では、関連するモードの変換が完了するまでに時間がかかる。
【0004】
関連技術では、PCell切り替えとPSCell追加は別々に行われる。しかしながら、PScell追加が含まれる切り替えの過程において、1本の無線リソース制御(Radio
Resource Control、RRC)メッセージによって、端末がPCell切り替えとPSCell追加を行うようにトリガされ、プロセス中にPCell切り替えとPSCell追加をどのように実行するかが規定されていないため、PSCell追加が含まれる切り替えの過程において、端末の動作が不確定になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の実施例は、端末がどのように切り替えを行うかという課題を解決するために、切り替え方法、装置、デバイス及び読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様によれば、切り替え方法を提供し、前記方法は、端末が切り替えを行うステップを含み、前記端末の切り替え時間は、前記端末のPCell切り替え時間と前記端末のPSCell追加時間の合計と、前記端末のPCell切り替え時間と前記端末のPSCell追加時間のうちの最大値と、前記端末のPCell切り替え時間及び/又は前記端末のPSCell追加時間と、前記端末のPCellセルサーチの時間と前記端末のPSCellセルサーチの時間の合計と、前記端末のPCellセルサーチの時間と前記端末のPCell同期の時間と前記端末のPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間の合計と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0007】
選択的に、第1の条件が満たされている場合、前記端末の切り替え時間は、PCell切り替え時間とPSCell追加時間の合計と、PCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間の合計と、PCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間の合計と、のうちの1つ又は複数を含み、ここで、前記第1の条件は、前記端末にターゲット不明のPSCellのSMTCが設定されていることである。
【0008】
選択的に、前記方法は、前記端末が第1の情報を取得するステップをさらに含み、ここで、前記第1の情報は、前記端末がPCellにPRACH
preambleを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第1の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたRARを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第2の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第3の指示情報と、前記端末がPCellにMSGAを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第4の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第5の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0009】
選択的に、前記方法は、前記端末が第2の情報を取得するステップをさらに含み、前記第2の情報は、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間と前記端末のPSCell追加時間との合計を含むことを指示する第6の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含むことを指示する第7の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間及び/又は前記端末のPSCell追加時間を含むことを指示する第8の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCellセルサーチの時間と前記端末のPSCellセルサーチの時間との合計を含むことを指示する第9の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCellセルサーチの時間と前記端末のPCell同期の時間と前記端末のPSCellセルサーチの時間と前記端末のPSCell同期の時間との合計を含むことを指示する第10の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0010】
選択的に、前記端末の切り替え時間の長さは第1の時間長であり、前記第1の情報に前記第1の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellにPreambleを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、前記第1の情報に前記第2の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたRARを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第3の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第4の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellにMSGAを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第5の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計である。
【0011】
選択的に、前記端末がPSCell追加を行う時間長は、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長を含む。
【0012】
選択的に、前記方法は、チャネル品質に関連する第1の閾値を取得するステップと、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第1の値以上である場合、PCellにMSG1を送信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第2の値以上である場合、PCellから送信されたMSG2を受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第3の値以上である場合、PCellから送信されたMSG4を受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第1の値以下であり、かつ前記チャネル品質が前記第1の閾値の第2の値以上である場合、PCellから送信されたMSG2を受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第2の値以下であり、かつ前記チャネル品質が前記第1の閾値の第3の値以上である場合、PCellから送信されたMSG4を受信した後にPSCell追加を行うステップ、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第4の値以上である場合、PCellにMSGAを送信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第5の値以上である場合、PCellから送信されたMSGBを受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第4の値以下であり、かつ前記チャネル品質が前記第1の閾値の第5の値以上である場合、PCellから送信されたMSGBを受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップと、をさらに含む。
【0013】
選択的に、前記方法は、前記端末が第2の閾値を取得するステップであって、前記第2の閾値がチャネル品質に関連するステップをさらに含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第1の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第2の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第3の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第4の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPScellセルサーチの時間との合計を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第5の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間との合計を含む。
【0014】
選択的に、前記方法は、前記端末がネットワーク側デバイスに第3の情報を送信するステップをさらに含み、ここで、前記第3の情報は、前記端末が、パラレル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、前記端末が、シリアル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPScell同期の時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、第2の操作の後にPSCell追加を行うことを指示する第11の指示情報と、前記端末が第3の操作のパラレル処理をサポートしていることを指示する第12の指示情報と、前記端末が第4の操作のシリアル処理をサポートしていることを指示する第13の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0015】
選択的に、前記第2の操作は、PCellにMSG1を送信することと、PCellから送信されたMSG2が受信されたことと、PCellにメッセージ3(MSG3)を送信することと、PCellから送信されたMSG4が受信されたことと、PSCellにMSGAを送信することと、PCellから送信されたMSGBが受信されたことと、のうちの1つを含む。
【0016】
選択的に、前記方法は、ネットワーク側デバイスから第4の情報を受信するステップをさらに含み、前記第4の情報は、前記端末がパラレル処理の方式によってPSCell追加が含まれる切り替えを行うか否かを指示する第14の指示情報と、前記端末がシリアル処理の方式によってPSCell追加が含まれる切り替えを行うか否かを指示する第15の指示情報と、第5の操作がパラレル処理されることを示す第16の指示情報と、第6の操作がシリアル処理されることを示す第17の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0017】
選択的に、前記第3の操作又は第4の操作又は第5の操作又は第6の操作は、セル検出と、時間領域同期と、周波数領域同期と、自動ゲイン制御と、ランダムアクセスと、のうちの1つ又は複数を含む。
【0018】
第2の態様によれば、切り替え方法を提供し、ネットワーク側デバイスが第1の情報を送信するステップを含み、ここで、前記第1の情報は、前記端末がPCellにPRACH
preambleを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第1の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたRARを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第2の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第3の指示情報と、前記端末がPCellにMSGAを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第4の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第5の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0019】
選択的に、前記方法は、前記ネットワーク側デバイスが第2の情報を送信するステップをさらに含み、前記第2の情報は、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間と前記端末のPSCell追加時間との合計を含むことを指示する第6の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間と前記端末のPSCell追加時間のうちの最大値を含むことを指示する第7の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間及び/又は前記端末のPSCell追加時間を含むことを指示する第8の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCellセルサーチの時間と前記端末のPSCellセルサーチの時間との合計を含むことを指示する第9の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCellセルサーチの時間と前記端末のPCell同期の時間と前記端末のPSCellセルサーチの時間と前記端末のPSCell同期の時間との合計を含むことを指示する第10の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0020】
選択的に、前記端末の切り替え時間の長さは第1の時間長であり、前記第1の情報に前記第1の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellにPreambleを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、前記第1の情報に前記第2の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたRARを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第3の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第4の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellにMSGAを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第5の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計である。
【0021】
選択的に、前記端末がPSCell追加を行う時間長は、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長を含む。
【0022】
選択的に、前記方法は、前記ネットワーク側デバイスが第2の閾値を送信するステップであって、前記第2の閾値がチャネル品質に関連するステップをさらに含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第1の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第2の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第3の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第4の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPScellセルサーチの時間との合計を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第5の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間との合計を含む。
【0023】
選択的に、前記方法は、前記ネットワーク側デバイスが第3の情報を受信するステップをさらに含み、ここで、前記第3の情報は、前記端末が、パラレル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、前記端末が、シリアル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間と、PCell同期の時間と、PSCellセルサーチの時間と、PSCell同期の時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、第2の操作の後にPSCell追加を行うことを指示する第11の指示情報と、前記端末が第3の操作のパラレル処理をサポートしていることを指示する第12の指示情報と、前記端末が第4の操作のシリアル処理をサポートしていることを指示する第13の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0024】
選択的に、前記第2の操作は、PCellにMSG1を送信することと、PCellから送信されたMSG2が受信されたことと、PCellにMSG3を送信することと、PCellから送信されたMSG4が受信されたことと、PSCellにMSGAを送信することと、PCellから送信されたMSGBが受信されたことと、のうちの1つを含む。
【0025】
選択的に、前記方法は、前記ネットワーク側デバイスが第4の情報を送信するステップをさらに含み、ここで、前記第4の情報は、前記端末がパラレル処理の方式によってPSCell追加を行うか否かを指示する第14の指示情報と、前記端末がシリアル処理の方式によってPSCell追加を行うか否かを指示する第15の指示情報と、第5の操作がパラレル処理されることを示す第16の指示情報と、第6の操作がシリアル処理されることを示す第17の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0026】
第3の態様によれば、端末に適用される切り替え装置を提供し、切り替えを行うための切り替えモジュールを含み、前記端末の切り替え時間は、PCell切り替え時間とPSCell追加時間の合計と、PCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値と、PCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間と、PCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間の合計と、PCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間の合計と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0027】
第4の態様によれば、ネットワーク側デバイスに適用される切り替え装置を提供し、第1の情報を送信するための第2の送信モジュールを含み、ここで、前記第1の情報は、前記端末がPCellにPRACH
preambleを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第1の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたRARを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第2の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第3の指示情報と、前記端末がPCellにMSGAを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第4の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第5の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0028】
第5の態様によれば、通信デバイスを提供し、プロセッサ、メモリ、及び前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なプログラムを含み、前記プログラムが前記プロセッサによって実行される場合、第1の態様又は第2の態様に記載の方法のステップが実現される。
【0029】
第6の態様によれば、プログラムが記憶されている読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記プログラムがプロセッサによって実行される場合、第1の態様又は第2の態様に記載の方法のステップが実現される。
【0030】
本願の実施例では、端末はPSCell追加を行う時間を決定したり、どの段階でPSCell追加を行うかを決定したり、ネットワークスケジュールを支援したりすることができ、PSCell追加が含まれる切り替えの過程での端末の動作を明確にし、システム性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
以下の好ましい実施形態の詳細な説明を読むことによって、様々な他の利点および利益が当業者に明らかになる。図面は好ましい実施形態を示す目的のためだけに使用され、本願の制限とは考えられない。また、図面全体で同じ要素を同じ参照符号で示している。
図1】本願の実施例が適用可能な無線通信システムの概略図である。
図2】本願の実施例によって提供される切り替え方法のフローチャートの1である。
図3】本願の実施例によって提供される切り替え方法のフローチャートの2である。
図4】本願の実施例によって提供される切り替え装置の概略図の1である。
図5】本願の実施例によって提供される切り替え装置の概略図の2である。
図6】本願の実施例によって提供される端末の概略図である。
図7】本願の実施例によって提供されるネットワーク側デバイスの概略図である。
図8】本願の実施例によって提供される通信デバイスの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本願の実施例における技術案について、本願の実施例における図面を参照して明確かつ完全に説明するが、説明する実施例は本願の一部の実施例であり、すべての実施例ではないことは明らかである。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行わずに得た他のすべての実施例は、本願の保護の範囲に属する。
【0033】
本願の明細書および特許請求の範囲の用語「含む」およびその任意の変形は、排他的ではない包含をカバーすることを意図し、例えば、一連のステップまたはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品または装置は、必ずしも明示的に列挙されたステップまたはユニットに限定されるものではなく、明示的に列挙されていない、またはこれらのプロセス、方法、製品または装置に固有の他のステップまたはユニットを含むことができることを意図している。なお、明細書および請求項において使用される「及び/又は」は、接続されたオブジェクトの少なくとも1つを意味し、例えば、A及び/又はBは、単独のA、単独のB、およびAとBの両方が含まれる3つの場合を意味する。
【0034】
本願の実施例では、「例示的」または「例えば」などの言葉は、事例、実例、または説明を表すために使用される。本願の実施例で「例示的」または「例えば」と説明されたいかなる実施例または設計案は、他の実施例または設計案よりも好ましいまたは有利であると解釈すべきではない。むしろ、「例示的」または「例えば」などの言葉を使用することは、関連する概念を具体的に提示することを意図している。
【0035】
特に、本願の実施例に説明される技術はロング・ターム・エボリューション(Long
Term Evolution、LTE)/LTEのエボリューション(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、符号分割多元接続(Code Division
Multiple Access、CDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency
Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple
Access、OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)、及びその他のシステムなどの他の無線通信システムにも適用可能である。本願の実施例における用語「システム」と「ネットワーク」は、互換性をもって使用されることが多く、記載された技術は、上記のシステムと無線技術の両方に使用することも、他のシステムと無線技術に使用することもできる。
しかし、以下の説明では、例示の目的のために新しい無線(New Radio、NR)システムについて説明し、NR用語が以下の説明の多くで使用されるが、これらの技術は、第6世代(6th
Generation、6G)通信システムなど、NRシステムの応用以外の応用にも適用可能である。
【0036】
図1を参照すると、本願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示している。無線通信システムは、端末11、端末12及びネットワーク側デバイス13を含む。ここで、端末は端末デバイスまたはユーザ機器(User
Equipment、UE)と呼ぶこともでき、端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ(Tablet Personal Computer)、ラップトップ型コンピュータ(Laptop
Computer)又はノートパソコン、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、ハンドヘルド、ネットブック、スーパーモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile
personal computer、UMPC)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device、MID)、拡張現実(augmented
reality、AR)/バーチャルリアリティ(virtual reality、VR)デバイス、ロボット、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)、車載機器(VUE)、歩行者端末(PUE)、スマートホーム(無線通信功能を持つ家庭機器)であってもよい。なお、本願の実施例では、端末11、端末12の具体的なタイプが限定されない。
【0037】
ネットワーク側デバイス13は、基地局又はコアネットワークであってもよく、ここで、基地局は、ノードB、進化型ノードB、アクセスポイント、基地送受信ステーション(Base TransceiverStation、BTS)、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット(BasicServiceSet、BSS)、拡張サービスセット(ExtendedServiceSet、ESS)、Bノード、進化型Bノード(gNB )、家庭Bノード、家庭用進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving
Point、TRP)、無線アクセスネットワークノード又は前記領域の他の適切な用語と呼ばれてもよい。同じ技術的効果が得られる限り、前記基地局は特定の技術用語に限定されず、なお、本願の実施例では、NRシステムにおける基地局のみを例に挙げているが、基地局の具体的なタイプが限定されない。
【0038】
本明細書における切り替え(HO、Hand
Over)は、PSCellが含まれる(carry)切り替えを含み、PSCell追加が含まれる切り替え、PSCellの切り替え(HO with PSCell)、またはPSCellを追加する切り替え(HO
with PSCell addition)と記述されてもよい。
【0039】
本明細書におけるPCellはプライマリセル、またはプライマリノードと記述されてもよい。
【0040】
本明細書におけるPSCellはプライマリセカンダリセル、またはセカンダリノードと記述されてもよい。
【0041】
本願の応用シナリオは、以下の(1)~(6)のうちの少なくとも1つを含む。
(1)NR
SAからNE-DCへの切り替え
(2)NR
SAからEN-DCへの切り替え
(3)NR
SAからNR-DCへの切り替え
(4)NE-DCからNE-DCへの切り替え
(5)EN-DCからEN-DCへの切り替え
(6)NR-DCからNR-DCへの切り替え
【0042】
本明細書における切り替え時間は、切り替え遅延(HO delay)、または切り替えによる中断時間を含む中断時間と記述されてもよい。具体的には、切り替え時間は、端末が切り替えが含まれる無線リソース制御(Radio
Resource Control、RRC)メッセージを受信してから、端末が新しいPRACHを送信するまでの時間を含む。さらに、新しいPRACHを送信することは、新しいPCellにPRACHを送信すること、及び/又は新しいPSCellにPRACHを送信することを含む。
【0043】
さらに、端末の切り替え時間は、端末がこの時間内に新しいPRACHを送信する準備ができたと理解できる。
【0044】
図2を参照すると、本願の実施例は切り替え方法を提供し、該方法の実行主体は端末であってもよく、具体的なステップは、ステップ201を含む。
【0045】
ステップ201において、端末が切り替えを行い、前記端末の切り替え時間は、以下の(1)~(5)のうちの少なくとも1つを含む。
【0046】
(1)端末のPCell切り替え時間と端末のPSCell追加時間との合計
端末の切り替え時間は、「PCell切り替え時間+PSCell追加時間」を含み、この場合、端末がPCell切り替えとPSCell追加をシリアルで完了し、以下のいくつかの場合を含む。
場合1において、PCell切り替えとPSCell追加は完全にシリアルで行われ、すなわち、PCell切り替えが完了した後(具体的には、PCellへのPRACHの送信が完了した後、すなわちMSG4またはMSBが受信された後)、PSCell追加を行う。
場合2において、PCellのPRACHプロセスとPScell追加が部分的に時間領域で重複している。PCellにPRACH Preamble(またはMSG1と記述される)を送信した後、PScell追加を開始すること、またはPCellから送信されたRAR(MSG2)を受信した後、PScell追加を開始すること、またはPCellにMSGAを送信した後、PScell追加を開始することを含む。
【0047】
(2)前記端末のPCell切り替え時間と前記端末のPSCell追加時間のうちの最大値
上記の端末の切り替え時間は「PCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値」を含み、この場合、端末がPCell切り替えとPSCell追加をパラレルで完了し、すなわち両者は個別に行われ、PSCellの切り替えの遅延は両者のうちの最大の遅延を含み、PCellにPRACHを送信し、PSCellにPRACHを送信することにより、両者うち最も遅くPRACHを送信した時刻をPSCellの切り替え終了のフラグとすると理解することもできる。
【0048】
(3)前記端末のPCell切り替え時間及び/又は前記端末のPSCell追加時間
上記の端末の切り替え時間は「PCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間」を含み、この場合、端末がPCell切り替え、PSCell追加をパラレルで完了し、この2つの操作はそれぞれ完全に独立して行われ、PSCellの切り替え終了のフラグを規定する必要はない。この場合、Handover
with PSCellの切り替え時間はPCell切り替え時間、PSCell追加時間と記述されてもよく、すなわち、PCell切り替えとPSCell追加の時間をそれぞれ記述する。Handover
with PSCellの全体的な時間を体現しなくてもいい。
【0049】
(4)前記端末のPCellセルサーチの時間と前記端末のPSCellセルサーチの時間との合計
上記の端末切り替えの時間は「PCellセル選択の時間 +PSCellセル選択の時間」を含み、この場合、端末は部分シリアルまたは部分パラレルでPCell切り替えとPSCell追加を完了sる。具体的には、この案は、PCellのセルサーチとPSCellのセルサーチがシリアルで実行され、時間同期、周波数領域同期、送信PRACHなどの他のプロセスがパラレルで実行され、すなわちそれぞれ独立して実行されることを意味する。
【0050】
(5)PCellセルサーチの時間と、PCell同期の時間と、PSCellセルサーチの時間と、PSCell同期の時間との合計
上記の端末切り替えの時間は「PCellセル選択の時間+PCell同期の時間+PSCellセル選択の時間+PSCell同期の時間」を含み、この場合、端末が部分シリアルまたは部分パラレルでPCell切り替えとPSCell追加を完了する。具体的には、この案は、PCellのセルサーチ、同期と、PSCellのセルサーチ、同期がシリアルで実行され、PRACH送信などを含む他のプロセスがパラレルで実行され、すなわちそれぞれ独立して実行されることを意味する。
【0051】
また、上記の(1)~(5)の案では、各方案の端末の切り替え時間はRRC処理時間をさらに含んでもよい。
【0052】
本願の一実施形態では、第1の条件が満たされている場合、前記端末の切り替え時間は、PCell切り替え時間及びPSCell追加時間と、PCellセルサーチの時間及びPSCellセルサーチの時間と、PCellセルサーチの時間、PCell同期の時間、PSCellセルサーチの時間及びPSCell同期の時間と、のうちの1つ又は複数を含み、前記第1の条件は、前記端末にターゲット不明のPSCellのSMTCが設定されていることである。すなわち、ターゲットPSCellは不明であり、かつ該ターゲットPSCellのSMTCが設定されている。ここで、該ターゲットPSCellのSMTCが設定されていることは、該ターゲットPSCelにSMTCが設定されている、すなわち、端末に該ターゲットPSCelのSMTCが設定されていることと理解できる。
【0053】
ここで、選択的に、端末にターゲット不明のPSCellのSMTCが設定されていることは、ターゲット不明のPSCellのSMTCがtargetcellSMTC-SCG-r16で設定されているが、reconfigurationWithSyncで設定されていないこと、または、ターゲット不明のPSCellのSMTCがRRCConnectionReconfigurationで設定されていることを含む。
【0054】
本願の一実施形態では、前記方法は、端末が第1の情報を取得するステップをさらに含み、ここで、前記第1の情報は、
(1)前記端末がPCellに物理ランダムアクセスチャネル(Physical
Random Access Channel、PRACH)(例えばプライマリノードPRACH)プリアンブル(preamble)を送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第1の指示情報と、
(2)前記端末がプライマリセル(PCell)から送信されたランダムアクセス応答(Random
Access Response、RAR)を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第2の指示情報と、
(3)前記端末がPCellから送信されたメッセージ4(MSG4)を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第3の指示情報と、
(4)前記端末がPCellにメッセージA(MSGA)を送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第4の指示情報と、
(5)前記端末がPCellから送信されたメッセージB(
MSGB)を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第5の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0055】
本願の一実施形態では、前記方法は、第2の情報を取得するをさらに含み、前記第2の情報は、
(1)前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間と前記端末のPSCell追加時間との合計を含むことを指示する第6の指示情報と、
(2)前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間と前記端末のPSCell追加時間のうちの最大値を含むことを指示する第7の指示情報と、
(3)前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間及び/又は前記端末のPSCell追加時間を含むことを指示する第8の指示情報と、
(4)前記端末の切り替え時間が前記端末のPCellセルサーチの時間と前記端末のPSCellセルサーチの時間との合計を含むことを指示する第9の指示情報と、
(5)前記端末の切り替え時間が前記端末のPCellセルサーチの時間と、前記端末のPCell同期の時間と、前記端末のPSCellセルサーチの時間と、前記端末のPSCell同期の時間との合計を含むことを指示する第10の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0056】
本願の一実施形態では、前記端末の切り替え時間の長さは第1の時間長であり、前記第1の情報に前記第1の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長(T1)は、前記端末が切り替えが含まれる無線リソース制御(Radio
Resource Control、RRC)メッセージを受信してから前記端末がPCellにPreambleを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第2の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長(T2)は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたランダムアクセス応答(Random
Access Response、RAR)を受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第3の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長(T3)は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第4の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長(T4)は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellにMSGAを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第5の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長(T5)は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計である。
【0057】
本願の一実施形態では、前記端末がPSCell追加を行う時間長は、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長を含む。
【0058】
本願の一実施形態では、前記方法は、端末が第1の閾値を取得するステップであって、前記第1の閾値がチャネル品質に関連するステップと、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第1の値以上である場合、前記端末が、PCellにメッセージ1
(MSG1)を送信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第2の値以上である場合、前記端末が、PCellから送信されたメッセージ2(MSG2)を受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第3の値以上である場合、前記端末が、PCellから送信されたMSG4を受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第1の値以下であり、かつ前記チャネル品質が前記第1の閾値の第2の値以上である場合、前記端末が、PCellから送信されたMSG2を受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第2の値以下であり、かつ前記チャネル品質が前記第1の閾値の第3の値以上である場合、前記端末が、PCellから送信されたMSG4を受信した後にPSCell追加を行うステップ、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第4の値以上である場合、前記端末が、PCellにMSGAを送信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第5の値以上である場合、前記端末が、PCellから送信されたMSGBを受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、または、
前記チャネル品質が前記第1の閾値の第4の値以下であり、かつ前記チャネル品質が前記第1の閾値の第5の値以上である場合、前記端末が、PCellから送信されたMSGBを受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップと、をさらに含む。
【0059】
選択的に、第1の閾値は、基準信号受信電力(Reference
Signal Receiving Power、RSRP)、基準信号受信品質(Reference Signal Receiving Quality、RSRQ)、信号対干渉雑音比(Signal
to Interference plus Noise Ratio、SINR)とのうちの少なくとも1つを含む。チャネル品質は、RSRPと、RSRQと、SINRとのうちの少なくとも1つを含み、チャネル品質は端末によって測定して得られる。
【0060】
本願の一実施形態では、前記方法は、端末が第2の閾値を取得するステップであって、前記第2の閾値がチャネル品質に関連するステップをさらに含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第1の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第2の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第3の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第4の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPScellセルサーチの時間との合計を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第5の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCellセルサーチの時間と、PCell同期の時間と、PSCellセルサーチの時間と、PSCell同期の時間との合計を含む。
【0061】
選択的に、第2の閾値は、RSRPと、RSRQと、SINRとのうちの少なくとも1つを含む。チャネル品質は、RSRPと、RSRQと、SINRとのうちの少なくとも1つを含み、チャネル品質は端末によって測定して得られる。
【0062】
本願の一実施形態では、前記方法は、端末がネットワーク側に第3の情報を送信するステップをさらに含み、ここで、前記第3の情報は、以下の(1)~(10)のうちの1つ又は複数を含む。
【0063】
(1)前記端末が、パラレル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否か
ここで、パラレル処理の方式によってPSCell追加が含まれる切り替え(HO
with PSCell)を行うことは、端末がPCell切り替えとPSCell追加を同時に行うことを指す。この場合、PSCell追加が含まれる切り替えが完了するまでの時間長は、PCell切り替え遅延とPSCell追加遅延とのうちの最大値(max(PCell切り替え遅延、PSCell追加遅延))である。
【0064】
(2)前記端末が、シリアル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否か
ここで、シリアル処理の方式によってPSCell追加が含まれる切り替え(HO
with PSCell)を行うことは、端末がPCell切り替えとPSCell追加をシリアルで行い、PCell切り替えを完了した後又はPCell切り替えのほとんどのプロセスを完了した後、PSCell追加を行うことを指す。この場合、PSCell追加が含まれる切り替えが完了するまでの時間長は、パラレル方式による時間より長く、具体的にはPCell切り替え遅延+PSCell追加遅延 + T(ここのTは、端末がPCellPRACHのどの段階でPSCell追加を行うかに関係している)である。
【0065】
(3)前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含むことをサポートしているか否か
【0066】
(4)前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含むことをサポートしているか否か
【0067】
(5)前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含むことをサポートしているか否か
【0068】
(6)前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間との合計を含むことをサポートしているか否か
【0069】
(7)前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間と、PCell同期の時間と、PSCellセルサーチの時間と、PScell同期の時間との合計を含むことをサポートしているか否か
【0070】
(8)第2の操作の後にPSCell追加を行うことを指示する第11の指示情報
すなわち、第11の指示情報により、具体的にどの段階でPSCell追加を行うかを報告する。
【0071】
(9)前記端末が第3の操作のパラレル処理をサポートしていることを指示する第12の指示情報
すなわち、第12の指示情報により、どの部分のパラレル処理をサポートしているかを報告する。
【0072】
(10)前記端末が第4の操作のシリアル処理をサポートしていることを指示する第13の指示情報
すなわち、第13の指示情報により、どの部分のシリアル処理をサポートしているかを報告する。
【0073】
なお、ネットワーク側は、第3の情報に基づいて端末に第1の情報を送信することができ、すなわち、ネットワーク側は、端末によって報告された能力又は端末の実際のニーズに基づいて、端末はいつPSCell追加を行うことを指示することができる。
【0074】
選択的に、前記第2の操作は、
(1)PCellにMSG1を送信することと、
(2)PCellから送信されたMSG2が受信されたことと、
(3)PCellにメッセージ3(MSG3)を送信することと、
(4)PCellから送信されたMSG4が受信されたことと、
(5)PSCellにMSGAを送信することと、
(6)PCellから送信されたMSGBが受信されたことと、のうちの1つを含む。
【0075】
本願の一実施形態では、前記方法は、端末が、前記端末がPSCell追加が含まれる切り替えを行う方式を表す第1の方式を決定するステップをさらに含む。
【0076】
本願の一実施形態では、前記端末が第1の方式を決定するステップは、端末がネットワーク側から第4の情報を受信するステップと、端末が前記第4の情報に基づいて、前記第1の方式を決定するステップと、を含むか(すなわち、ネットワーク指示に基づいて、PSCell追加が含まれる切り替えをどのように行うかを取得する)、または、端末がプロトコル規約に基づいて、前記第1の方式を決定するステップを含む(すなわち、端末がプロトコル規約により、PSCell追加が含まれる切り替えをどのように行うかを取得する)。
【0077】
本願の一実施形態では、前記第4の情報は、以下の(1)~(4)のうちの1つ又は複数を含む。
【0078】
(1)前記端末がパラレル処理の方式によってPSCell追加を行うか否かを指示する第14の指示情報
【0079】
(2)前記端末がシリアル処理の方式によってPSCell追加を行うか否かを指示する第15の指示情報
【0080】
(3)第5の操作がパラレル処理されることを示す第16の指示情報
すなわち、第16の指示情報により、端末がどの段階でパラレル処理を行うかをさらに指示する。
【0081】
(4)第6の操作がシリアル処理されることを示す第17の指示情報
すなわち、第17の指示情報により、端末がどの段階でシリアル処理を行うかをさらに指示する。
【0082】
本願の一実施形態では、前記プロトコル規約は予め定義されたルールを含み、前記予め定義されたルールは、ネットワーク側がターゲットPSCellに同期信号ブロックに基づく測定時間設定(SMTC)を設定した場合、シリアル処理方式を採用し、そうでない場合(すなわち上記の条件が満たされていない場合)、パラレル処理方式を採用することを含む。
【0083】
本願の一実施形態では、前記第3の操作又は第4の操作又は第5の操作又は第6の操作は、以下の(1)~(5)のうちの1つ又は複数を含む。
【0084】
(1)セル検出
すなわち、セル検出においてパラレル処理又はシリアル処理を行うことができる。
【0085】
(2)時間領域同期
すなわち、時間領域同期においてパラレル処理又はシリアル処理を行うことができる。
【0086】
(3)周波数領域同期
すなわち、周波数領域同期においてパラレル処理又はシリアル処理を行うことができる。
【0087】
(4)自動ゲイン制御(automatic
gain control、AGC)
すなわち、自動ゲイン制御においてパラレル処理又はシリアル処理を行うことができる。
【0088】
(5)ランダムアクセス
すなわち、ランダムアクセスにおいてパラレル処理又はシリアル処理を行うことができる。
【0089】
セルサーチは少なくともAGCとセル検出とのうちの少なくとも1つを含む。セル検出はPSS/SSS検出、すなわちPrimary Synchronization
Signal/ Secondary Synchronization Signal検出と記述されていもよい。
【0090】
以下、具体的な実施例と組み合わせて本願の実施形態を紹介する。
【0091】
端末がネットワークから送信された第1の情報を受信し、第1の情報は端末がいつPSCell追加を行うかを指示する。
【0092】
(1)選択的に、第1の情報は、第1の指示情報を含むことができ、第1の指示情報は、端末がPCellにPRACHプリアンブル(preamble)を送信した後(すなわちPCellにメッセージ1(MSG1)を送信した後)、PSCell追加を行うことを指示する。
【0093】
第1の指示情報の指示に基づいて、端末がPSCell追加が含まれる切り替え(HO
with PSCell)が完了するまでの時間長はT1である。
【0094】
T1=切り替え(HO
with PSCell)が含まれるRRCメッセージを受信してから端末がPCellにPreambleを送信するまでの時間+端末がPSCell追加を行う時間長。
【0095】
ここで、端末がPSCell追加を行う時間長は、端末がPCellにPreambleを送信してから端末がPSCellにPreambleを送信するまでの時間又は端末がPCellにPreambleを送信してから端末がPSCellにメッセージA(MSGA)を送信するまでの時間として理解できる。
【0096】
しかしながら、MN
PCellのランダムアクセスがまだ完了していないため、この段階でPSCell追加を行うと、PCell切り替えに失敗するリスクがあるため、一定のリソースの無駄を招く可能性がある。
【0097】
(2)選択的に、第1の情報は、第2の指示情報を含むことができ、第2の指示情報は、端末がPCellから送信されたRARを受信(すなわちメッセージ2(MSG2)を受信)した後、PSCell追加を開示することを指示する。
【0098】
第2の指示情報の指示に基づいて、端末がPScellが含まれる切り替え(HO
with PSCell)が完了するまでの時間長はT2である。
【0099】
T2=切り替え(HO
with PSCell)が含まれるRRCメッセージを受信してから端末がPCellから送信されたRARを受信するまでの時間+端末がPSCell追加を行う時間長。
【0100】
ここで、端末がPSCell追加を行う時間長は、端末がPCellから送信されたRARを受信してから端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間、又は端末がPCellから送信されたRARを受信してから端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間として理解できる。
【0101】
T1よりもT2の方が時間が長く、T2の増加時間は端末がPCellから送信されたRARを受信する時間である。しかし、MN
PCellのランダムアクセスがまだ完了していないため、この段階でPScellを行うと、第1の指示情報による指示の案よりも一定のロバスト性を高めることができるが、依然としてPCell切り替えに失敗するリスクがあるため、一定のリソースの無駄を招く可能性がある。
【0102】
(3)選択的に、第1の情報は、第3の指示情報を含むことができ、第3の指示情報は、端末がPCellから送信されたメッセージ4(MSG4)を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する。
【0103】
第3の指示情報の指示に基づいて、端末がPSCell追加が含まれる切り替え(HO
with PSCell)が完了するまでの時間長はT3である。
【0104】
T3=切り替え(HO
with PSCell)が含まれるRRCメッセージを受信してから端末がPCellから送信されたMSG4を受信するまでの時間+端末がPSCell追加を行う時間長。
【0105】
ここで、端末がPSCell追加を行う時間長は、端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間、又は端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間として理解できる。
【0106】
T1とT2よりもT3の方が時間が長く、ここで、T1に比べてT3が増加する時間は端末がPCellから送信されたRARを受信する時間、端末がMSG3を送信する時間、及び端末がMSG4を受信する時間である。しかし、第3の指示情報に基づいて指示された端末がPSCell追加を再開したとき、MN
PCellの切り替えが成功したと判断でき、システムのロバスト性を高めることができる。
【0107】
さらに、2ステップRACHを考慮すると、第1の情報は、第4の指示情報を含むことができ、第4の指示情報は、端末がPCellにMSGAを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する。
【0108】
第4の指示情報の指示に基づいて、端末がPScellが含まれる切り替え(HO
with PSCell)が完了するまでの時間長はT4である。
【0109】
T4=切り替え(HO
with PSCell)が含まれるRRCメッセージを受信してから端末がPCellにMSGAを送信するまでの時間+端末がPSCell追加を行う時間長。
【0110】
ここで、端末がPSCell追加を行う時間長は、端末がPCellにMSGAを送信してから端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間又は端末がPCellにMSGAを送信してから端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間として理解できる。
【0111】
しかし、MN
PCellのランダムアクセスがまだ完了していないため、この段階でPSCell追加を行うと、PCell切り替えに失敗するリスクがあるため、一定のリソースの無駄を招く可能性がある。
【0112】
さらに、2ステップRACHを考慮すると、第1の情報は、第5の指示情報を含むことができ、第5の指示情報は、端末がPCellから送信されたMSGBを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する。
【0113】
第5の指示情報の指示に基づいて、端末がPScellが含まれる切り替え(HO
with PSCell)が完了するまでの時間長はT5である。
【0114】
T5=切り替え(HO
with PSCell)が含まれるRRCメッセージを受信してから端末がPCellから送信されたMSGBを受信するまでの時間+端末がPSCell追加を行う時間長。
【0115】
ここで、端末がPSCell追加を行う時間長は、端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間、又は端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間として理解できる。
【0116】
T4よりも、T5の方が時間が長く、T4に比べて、T5が増加する時間は端末がPCellから送信されたMSGBを受信するまでの時間である。しかし、MN
PCellのランダムアクセスがまだ完了していないため、この段階でPScell追加を行うと、第1の指示情報による指示の案よりも一定のロバスト性を高めることができるが、依然としてPCell切り替えに失敗するリスクがあるため、一定のリソースの無駄を招く可能性がある。
【0117】
上記の第1の情報の導入は、主にPRACHが4ステップRACHと2ステップRACHに区別されることを考慮したものである。
【0118】
4ステップRACHを例として、ランダムアクセスプロセスはMSG1、MSG2、MSG3、MSG4を含む。端末がPSCell追加が含まれる切り替え(HO
with PSCell)のRRCメッセージを受信した後、PCell切り替えのPRACHが完了する前にPSCell追加を行うか、後にPSCell追加を行うかを決定する必要がある。
【0119】
PRACHが完了する前にPSCell追加を行う場合は、MSG1、MSG2、MSG3、MSG4のどの段階で行うかを決定する必要がある。PSCell追加を早く行うほど、PSCell追加が含まれる切り替えが完了する遅延が短くなり、スケジュール制限も短くなり、デュアル接続モードに素早く入ることができるからである。しかし、PCell切り替えのPRACHが完了する前にPSCell追加を行うと、PCell切り替えのランダムアクセスに失敗する可能性があるため、PCell切り替えのランダムアクセスに失敗すると、早期に開始したPSCell追加も一定のリソースの無駄になる。
【0120】
同様の問題は、2ステップRACHにも存在し、すなわち、PCell切り替えのPRACHが完了する前と後のどちらでPSCell追加を行うかを決定する必要があり、PRACHが完了する前にPSCell追加を行う場合は、MSGA、MSGBのどの段階で行うかを決定する必要がある。
【0121】
上記の問題に対して、ネットワークによって、端末がどの段階でPSCell追加を行うかを指示することができ、ネットワークが迅速にデュアル接続モードに入ることを期待している場合、ネットワークは端末にPSCell追加を早期に行うように指示することができ、この場合に一定の切り替え失敗のリスクを負う必要がある。
【0122】
ネットワークがリソースの無駄を避け、デュアル接続確立のロバスト性を高め、同時にデュアル接続への参入の需要が差し迫っていない場合、ネットワークは端末にPCell切り替えのPRACHプロセスの後段でPSCell追加を行うように指示することができる。
【0123】
さらに、端末がネットワークから送信された第1の閾値を受信し、第1の閾値がチャネル品質に関連付けられ、チャネル品質はRSRP及び/又はRSRQ及び/又はSINRを含むが、これらに限定されない。第1の閾値は様々な値を有することができる。
【0124】
端末のチャネル品質が第1の閾値を満たしている場合、端末はいつPSCell追加を行うかを決定することができる。
【0125】
選択的に、チャネル品質が第1の閾値の第1の値以上である場合、端末はPCellにMSG1を送信した後にPSCell追加を行うことができ、チャネル品質が第1の閾値の第2の値以上である場合、端末はPCellから送信されたMSG2を受信した後にPSCell追加を行うことができ、チャネル品質が第1の閾値の第3の値以上である場合、端末はPCellから送信されたMSG4を受信した後にPSCell追加を行うことができる。
【0126】
上記の3つの閾値の値は任意に組み合わせて使用されてもよい。
【0127】
例えば、チャネル品質が第1の閾値の第1の値以上である場合、端末はPCellにMSG1を送信した後にPSCell追加を行うことができ、チャネル品質が第1の閾値の第1の値以下であるが、チャネル品質が第1の閾値の第2の値以上である場合、端末はPCellから送信されたMSG2を受信した後にPSCell追加を行うことができ、チャネル品質が第1の閾値の第2の値以下であるが、チャネル品質が第1の閾値の第3の値以上である場合、端末はPCellから送信されたMSG4を受信した後にPSCell追加を行うことができる。
【0128】
選択的に、チャネル品質が第1の閾値の第4の値以上である場合、端末はPCellにMSGAを送信した後にPSCell追加を行うとができ、チャネル品質が第1の閾値の第5の値以上である場合、端末はPCellから送信されたMSGBを受信した後にPSCell追加を行うとができる。
【0129】
上記の2つの閾値の値も任意に組み合わせて使用されてもよい。例えば、チャネル品質が第1の閾値の第4の値以上である場合、端末はPCellにMSGAを送信した後にPSCell追加を行うとができ、チャネル品質が第1の閾値の第4の値以下であるが、チャネル品質が第1の閾値の第5の値以上である場合、端末はPCellから送信されたMSGBを受信した後にPSCell追加を行うとができる。
【0130】
さらに、端末の具体的な実現の相違を考慮すると、端末は、
(1)端末がパラレル方式によってPSCell追加が含まれる切り替え(HO with PSCell)を行うことをサポートしているか否かと、
(2)端末がパラレル方式によってPSCell追加が含まれる切り替えを行うことをサポートしているか否かと、
のうちの1つ又は複数の能力情報をネットワークに報告することができる。
【0131】
ここで、いわゆるパラレル方式によってPSCell追加が含まれる切り替えを行うことは、端末がPCell切り替えとPSCell追加を同時に行うことである。この場合、PSCell追加が含まれる切り替えが完了するまでの時間長はmax(PCell切り替え遅延、PSCell追加遅延)である。
【0132】
いわゆるシリアル方式によってPSCell追加が含まれる切り替えを行うことは、端末がシリアルでPCell切り替えとPSCell追加を行い、PCell切り替えが完了した後又はPCell切り替えのほとんどのプロセスが完了した後、PSCell追加を行うことである。この場合、PSCell追加が含まれる切り替えが完了するまでの時間長はパラレル方式による時間よりも長く、具体的には、PCell切り替え遅延+PSCell追加遅延 + Tである(ここのTは、端末がPCellPRACHのどの段階でPSCell追加を行うかに関係している)。
【0133】
シリアル方式について、具体的には、端末は、具体的にどの段階でPSCell追加を行うかを報告することもでき、MSG1の後にPSCell追加を行うこと、MSG2の後にPSCell追加を行うこと、MSG3の後にPSCell追加を行うこと、MSGAの後にPSCell追加を行うこと、MSGBの後にPSCell追加を行うことを含む。
【0134】
パラレル方式について、部分パラレルの方式もあり、端末は、どの部分のパラレル処理をサポートするかを報告することもでき、セル検出がパラレル処理できるか否か(すなわちPCellセル検出とPSCellセル検出を同時に行うことができるか否か)、及び/又は、時間領域/周波数領域同期がパラレル処理できるか否か(すなわちPCellセルの時間領域/周波数領域同期とPSCellセルの時間領域/周波数領域同期を同時に行うことができるか否か)、及び/又は、自動ゲイン制御(Automatic
Gain Control、AGC)がパラレル処理できるか否か(すなわちPCellセルAGCとPSCellセルのAGCを同時に行うことができるか否か)、及び/又は、ランダムアクセスがパラレル処理できるか否か(すなわちPCellセルのPRACHとPSCellセルのPRACHを同時に行うことができるか否か)、を含む。
【0135】
シリアル方式について、部分シリアルの方式もあり、端末は、どの部分のシリアル処理をサポートするかを報告することもでき、セル検出にシリアル処理が必要であるか否か(すなわちPCellセル検出とPSCellセル検出をシリアルで行うことができるか否か)、及び/又は、時間領域/周波数領域同期にシリアル処理が必要であるか否か(すなわちPCellセルの時間領域/周波数領域同期とPSCellセルの時間領域/周波数領域同期をシリアルで行うことができるか否か)、及び/又は、AGCにシリアル処理が必要であるか否か(すなわちPCellセルAGCとPSCellセルのAGCをシリアルで行うことができるか否か)、及び/又は、ランダムアクセスにシリアル処理が必要であるか否か(すなわちPCellセルのPRACHとPSCellセルのPRACHをシリアルで行うことができるか否か)、を含む。
【0136】
さらに、端末は、PScellが含まれる切り替えをどのように行うかを取得することができる。端末の取得方式は、ネットワーク指示情報(第4の情報)、または、プロトコルによって予め定義されたルールを取得することを含む。
【0137】
上記の第4の情報は、端末がパラレル方式によってPSCell追加が含まれる切り替えを行うか否かを指示すること、及び/又は端末がシリアル方式によってPSCell追加が含まれる切り替えを行うか否かを指示することを含む。
【0138】
さらに、パラレル方式について、端末がどの段階でパラレル処理を行うかをさらに指示することもでき、
(1)セル検出でパラレル処理を行うことと、
(2)時間領域/周波数領域同期でパラレル処理を行うことと、
(3)AGCでパラレル処理を行うことと、
(4)ランダムアクセスでパラレル処理を行うことと、のうちの1つ又は複数を含む。
【0139】
さらに、シリアル方式について、端末がどの段階でシリアル処理を行うかをさらに指示することもでき、
(1)セル検出でシリアル処理を行うことと、
(2)時間領域/周波数領域同期でシリアル処理を行うことと、
(3)AGCでシリアル処理を行うことと、
(4)ランダムアクセスでシリアル処理を行うことと、のうちの1つ又は複数を含む。
【0140】
プロトコルによって予め定義されたルールは、ネットワークがターゲットPSCellにSSBに基づくRRM測定時間設定(SSB-based
RRM Measurement Timing Configuration、SMTC)(targetcellSMTC-SCGによって設定できる)を設定した場合、シリアル方式を採用し、上記の条件が満たされていない場合、パラレル方式を採用することを含む。
【0141】
従来技術では、PCell切り替えとPSCell追加は別々に行われる。しかしながら、PScell追加が含まれる切り替えの過程において、1本のRRCメッセージによって、端末がPCell切り替えとPSCell追加を行うようにトリガされ、プロセス中にPCell切り替えとPSCell追加をどのように実行するかが規定されていないため、PSCell追加が含まれる切り替えの過程において、端末の動作が不確定になり、PSCell追加が含まれる切り替えを完了するに必要な時間が不確定になり、この時間長はネットワークスケジュールに影響する。本願の実施例では、端末はPSCell追加を行う時間を決定したり、どの段階でPSCell追加を行うかを決定したり、ネットワークスケジュールを支援したりすることができ、PSCell追加が含まれる切り替えの過程での端末の動作を明確にし、システム性能を向上させることができる。
【0142】
図3を参照すると、本願の実施例は切り替え方法を提供し、具体的なステップは、ステップ301を含む。
【0143】
ステップ301において、ネットワーク側デバイスが第1の情報を送信し、ここで、前記第1の情報は、前記端末がPCellにPRACH
preambleを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第1の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたRARを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第2の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第3の指示情報と、前記端末がPCellにMSGAを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第4の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第5の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0144】
本願の一実施形態では、前記方法は、ネットワーク側デバイスが第2の情報を送信するステップをさらに含み、前記第2の情報は、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間と前記端末のPSCell追加時間との合計を含むことを指示する第6の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間と前記端末のPSCell追加時間のうちの最大値を含むことを指示する第7の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間及び/又は前記端末のPSCell追加時間を含むことを指示する第8の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCellセルサーチの時間と前記端末のPSCellセルサーチの時間との合計を含むことを指示する第9の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCellセルサーチの時間と、前記端末のPCell同期の時間と、前記端末のPSCellセルサーチの時間と、前記端末のPSCell同期の時間との合計を含むことを指示する第10の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0145】
本願の一実施形態では、前記端末の切り替え時間の長さは第1の時間長であり、前記第1の情報に前記第1の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellにPreambleを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第2の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたRARを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第3の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第4の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellにMSGAを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第5の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計である。
【0146】
本願の一実施形態では、前記端末がPSCell追加を行う時間長は、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長を含む。
【0147】
本願の一実施形態では、前記方法は、ネットワーク側デバイスが第2の閾値を送信するステップであって、前記第2の閾値がチャネル品質に関連するステップをさらに含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第1の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第2の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第3の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第4の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPScellセルサーチの時間との合計を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第5の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCellセルサーチの時間と、PCell同期の時間と、PSCellセルサーチの時間と、PSCell同期の時間との合計を含む。
【0148】
本願の一実施形態では、前記方法は、ネットワーク側デバイスが第3の情報を受信するステップをさらに含み、ここで、前記第3の情報は、前記端末が、パラレル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、前記端末が、シリアル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間と、PCell同期の時間と、PSCellセルサーチの時間と、PScell同期の時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、第2の操作の後にPSCell追加を行うことを指示する第11の指示情報と、前記端末が第3の操作のパラレル処理をサポートしていることを指示する第12の指示情報と、前記端末が第4の操作のシリアル処理をサポートしていることを指示する第13の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0149】
本願の一実施形態では、前記第2の操作は、PCellにMSG1を送信することと、
PCellから送信されたMSG2が受信されたことと、PCellにMSG3を送信することと、PCellから送信されたMSG4が受信されたことと、PSCellにMSGAを送信することと、PCellから送信されたMSGBが受信されたことと、のうちの1つを含む。
【0150】
本願の一実施形態では、前記方法は、ネットワーク側デバイスが第4の情報を送信するステップをさらに含み、ここで、前記第4の情報は、前記端末がパラレル処理の方式によってPSCell追加を行うか否かを指示する第14の指示情報と、前記端末がシリアル処理の方式によってPSCell追加を行うか否かを指示する第15の指示情報と、第5の操作がパラレル処理されることを示す第16の指示情報と、第6の操作がシリアル処理されることを示す第17の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0151】
なお、ネットワーク側の方法実施例の端末側の方法実施例と同じ内容は図2に示す端末側の方法実施例の説明を参照することができる。
【0152】
本願の実施例では、ネットワーク側は、端末がPSCell追加を行う時間、またはどの段階でPSCell追加を行うかを指示することができ、PSCell追加が含まれる切り替えの過程での端末の動作を明確にし、システム性能を向上させることができる。
【0153】
図4を参照すると、本願の実施例は端末に適用される切り替え装置を提供し、該装置400は、切り替えを行うための切り替えモジュール401を含み、前記端末の切り替え時間は、PCell切り替え時間とPSCell追加時間の合計と、PCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値と、PCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間と、PCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間の合計と、PCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間の合計と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0154】
本願の一実施形態では、第1の条件が満たされている場合、前記端末の切り替え時間は、PCell切り替え時間及びPSCell追加時間と、PCellセルサーチの時間及びPSCellセルサーチの時間と、PCellセルサーチの時間、PCell同期の時間、PSCellセルサーチの時間及びPSCell同期の時間と、のうちの1つ又は複数を含み、前記第1の条件は、前記端末にターゲット不明のPSCellのSMTCが設定されていることである。
【0155】
本願の一実施形態では、前記装置は、第1の情報を取得するための第1の取得モジュールをさらに含み、ここで、前記第1の情報は、前記端末がPCellにPRACH
preambleを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第1の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたRARを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第2の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第3の指示情報と、前記端末がPCellにメッセージA(MSGA)を送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第4の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第5の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0156】
本願の一実施形態では、前記装置は、第2の情報を取得するための第2の取得モジュールをさらに含み、前記第2の情報は、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間と前記端末のPSCell追加時間との合計を含むことを指示する第6の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間と前記端末のPSCell追加時間のうちの最大値を含むことを指示する第7の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間及び/又は前記端末のPSCell追加時間を含むことを指示する第8の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCellセルサーチの時間と前記端末のPSCellセルサーチの時間との合計を含むことを指示する第9の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCellセルサーチの時間と、前記端末のPCell同期の時間と、前記端末のPSCellセルサーチの時間と、前記端末のPSCell同期の時間との合計を含むことを指示する第10の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0157】
本願の一実施形態では、前記端末の切り替え時間の長さは第1の時間長であり、前記第1の情報に前記第1の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellにPreambleを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第2の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたRARを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第3の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第4の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellにMSGAを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第5の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計である。
【0158】
本願の一実施形態では、前記端末がPSCell追加を行う時間長は、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長を含む。
【0159】
本願の一実施形態では、前記装置は、第3の取得モジュールをさらに含み、第3の取得モジュールは、第1の閾値を取得し、ここで、前記第1の閾値がチャネル品質に関連付けられ、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第1の値以上である場合、PCellにMSG1を送信した後にPSCell追加を行うと決定し、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第2の値以上である場合、PCellから送信されたMSG2を受信した後にPSCell追加を行うと決定し、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第3の値以上である場合、PCellから送信されたMSG4を受信した後にPSCell追加を行うと決定し、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第1の値以下であり、かつ前記チャネル品質が前記第1の閾値の第2の値以上である場合、PCellから送信されたMSG2を受信した後にPSCell追加を行うと決定し、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第2の値以下であり、かつ前記チャネル品質が前記第1の閾値の第3の値以上である場合、PCellから送信されたMSG4を受信した後にPSCell追加を行い、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第4の値以上である場合、PCellにMSGAを送信した後にPSCell追加を行うと決定し、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第5の値以上である場合、PCellから送信されたMSGBを受信した後にPSCell追加を行うと決定し、または、前記チャネル品質が前記第1の閾値の第4の値以下であり、かつ前記チャネル品質が前記第1の閾値の第5の値以上である場合、PCellから送信されたMSGBを受信した後にPSCell追加を行うと決定する。
【0160】
本願の一実施形態では、前記装置は、第4の取得モジュールをさらに含み、第4の取得モジュールは、第2の閾値を取得し、前記第2の閾値がチャネル品質に関連付けられ、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第1の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第2の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第3の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第4の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPScellセルサーチの時間との合計を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第5の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCellセルサーチの時間と、PCell同期の時間と、PSCellセルサーチの時間と、PSCell同期の時間との合計を含む。
【0161】
本願の一実施形態では、前記装置は、ネットワーク側デバイスに第3の情報を送信するための第1の送信モジュールをさらに含み、ここで、前記第3の情報は、前記端末が、パラレル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、前記端末が、シリアル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間と、PCell同期の時間と、PSCellセルサーチの時間と、PScell同期の時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、第2の操作の後にPSCell追加を行うことを指示する第11の指示情報と、前記端末が第3の操作のパラレル処理をサポートしていることを指示する第12の指示情報と、前記端末が第4の操作のシリアル処理をサポートしていることを指示する第13の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0162】
本願の一実施形態では、前記第2の操作は、PCellにMSG1を送信することと、PCellから送信されたMSG2が受信されたことと、PCellにMSG3を送信することと、PCellから送信されたMSG4が受信されたことと、PSCellにMSGAを送信することと、PCellから送信されたMSGBが受信されたことと、のうちの1つを含む。
【0163】
本願の一実施形態では、前記装置は、前記端末がPSCell追加が含まれる切り替えを行う方式を表す第1の方式を決定するための第2の決定モジュールをさらに含む。
【0164】
本願の一実施形態では、第2の決定モジュールは、さらに、ネットワーク側デバイスから第4の情報を受信し、前記第4の情報に基づいて、前記第1の方式を決定し、または、プロトコル規約に基づいて、前記第1の方式を決定する。
【0165】
本願の一実施形態では、前記第4の情報は、前記端末がパラレル処理の方式によってPSCell追加が含まれる切り替えを行うか否かを指示する第14の指示情報と、前記端末がシリアル処理の方式によってPSCell追加が含まれる切り替えを行うか否かを指示する第15の指示情報と、第5の操作がパラレル処理されることを示す第16の指示情報と、第6の操作がシリアル処理されることを示す第17の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0166】
本願の一実施形態では、前記プロトコル規約は予め定義されたルールを含み、前記予め定義されたルールは、ネットワーク側がターゲットPSCellに同期信号ブロックに基づく測定時間設定を設定した場合、シリアル処理方式を採用し、そうでない場合、パラレル処理方式を採用することを含む。
【0167】
本願の一実施形態では、前記第3の操作又は第4の操作又は第5の操作又は第6の操作は、セル検出と、時間領域同期と、周波数領域同期と、自動ゲイン制御と、ランダムアクセスと、のうちの1つ又は複数を含む。
【0168】
本願の実施例によって提供される装置は図2に示す方法実施例で実現する各過程を実現することができ、同様の技術的効果を奏するので、重複を避けるため、ここでは説明を省略する。
【0169】
図5を参照すると、本願の実施例はネットワーク側デバイスに適用される切り替え装置を提供し、該装置500は、第1の情報を送信するための第2の送信モジュール501を含み、ここで、前記第1の情報は、前記端末がPCellにPRACH
preambleを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第1の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたRARを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第2の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第3の指示情報と、前記端末がPCellにMSGAを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第4の指示情報と、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第5の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0170】
本願の一実施形態では、前記装置は、第2の情報を送信するための第3の送信モジュールをさらに含み、前記第2の情報は、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間と前記端末のPSCell追加時間との合計を含むことを指示する第6の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間と前記端末のPSCell追加時間のうちの最大値を含むことを指示する第7の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCell切り替え時間及び/又は前記端末のPSCell追加時間を含むことを指示する第8の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCellセルサーチの時間と前記端末のPSCellセルサーチの時間との合計を含むことを指示する第9の指示情報と、前記端末の切り替え時間が前記端末のPCellセルサーチの時間と、前記端末のPCell同期の時間と、前記端末のPSCellセルサーチの時間と、前記端末のPSCell同期の時間との合計を含むことを指示する第10の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0171】
選択的に、前記端末の切り替え時間の長さは第1の時間長であり、前記第1の情報に前記第1の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellにPreambleを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第2の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたRARを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第3の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第4の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellにMSGAを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、または、前記第1の情報に前記第5の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計である。
【0172】
選択的に、前記端末がPSCell追加を行う時間長は、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、または、前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長を含む。
【0173】
本願の一実施形態では、前記装置は、第4の送信モジュールをさらに含み、第4の送信モジュールは、第2の閾値を送信し、前記第2の閾値がチャネル品質に関連付けられ、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第1の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第2の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第3の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第4の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPScellセルサーチの時間との合計を含み、前記チャネル品質が前記第2の閾値の第5の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCellセルサーチの時間と、PCell同期の時間と、PSCellセルサーチの時間と、PSCell同期の時間との合計を含む。
【0174】
本願の一実施形態では、前記装置は、第3の情報を受信するための第1の受信モジュールをさらに含み、ここで、前記第3の情報は、前記端末が、パラレル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、前記端末が、シリアル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間と、PCell同期の時間と、PSCellセルサーチの時間と、PScell同期の時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、第2の操作の後にPSCell追加を行うことを指示する第11の指示情報と、前記端末が第3の操作のパラレル処理をサポートしていることを指示する第12の指示情報と、前記端末が第4の操作のシリアル処理をサポートしていることを指示する第13の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0175】
選択的に、前記第2の操作は、PCellにMSG1を送信することと、PCellから送信されたMSG2が受信されたことと、PCellにMSG3を送信することと、PCellから送信されたMSG4が受信されたことと、PSCellにMSGAを送信することと、PCellから送信されたMSGBが受信されたことと、のうちの1つを含む。
【0176】
本願の一実施形態では、前記装置は、第4の情報を送信するための第5の送信モジュールをさらに含み、ここで、前記第4の情報は、前記端末がパラレル処理の方式によってPSCell追加を行うか否かを指示する第14の指示情報と、前記端末がシリアル処理の方式によってPSCell追加を行うか否かを指示する第15の指示情報と、第5の操作がパラレル処理されることを示す第16の指示情報と、第6の操作がシリアル処理されることを示す第17の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む。
【0177】
本願の実施例によって提供される装置は図3に示す方法実施例で実現する各過程を実現することができ、同様の技術的効果を奏するので、重複を避けるため、ここでは説明を省略する。
【0178】
具体的には、図6は本願の実施例を実現する端末のハードウェア構成を示す概略図であり、該端末600は、無線周波数ユニット601、ネットワークモジュール602、オーディオ出力ユニット603、入力ユニット604、センサ605、表示ユニット606、ユーザ入力ユニット607 、インターフェースユニット608、メモリ609、及びプロセッサ610などのうちの少なくとも一部の部品を含むが、これらに限定されない。
【0179】
当業者には理解されるように、端末600はまた、各部品に電力を供給する電源(例えばバッテリー)を含むことができ、電源は、電源管理システムを介してプロセッサ610に論理的に接続され、これにより電源管理システムを介して充電、放電、消費電力の管理などの機能が実現される。図6に示す端末構造は端末の限定を構成するものではなく、端末は図示よりも多くの部品または少ない部品を含んでいてもよいし、一部の部品を組み合わせていてもよいし、異なる部品配置をしていてもよいが、ここでは説明を省略する。
【0180】
なお、本願の実施例では、入力ユニット604は、グラフィックプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)6041とマイクロフォン6042とを含むことができ、グラフィックプロセッサ6041は、ビデオキャプチャモードまたは撮影モードで画像キャプチャ装置(例えばカメラ)によって得られた静止画像またはビデオの画像データを処理する。表示ユニット606は表示パネル6061を含むことができ、液晶ディスプレイや有機発光ダイオードなどの形態で表示パネル6061を構成することができる。ユーザ入力ユニット607はタッチパネル6071と、他の入力デバイス6072とを含む。タッチパネル6071はタッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル6071は、タッチ検出装置とタッチコントローラの2つの部分を含むことができる。他の入力デバイス6072は、物理キーボード、ファンクションキー(例えばボリュームコントロールキー、スイッチキーなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、これらに限定されず、ここでは説明を省略する。
【0181】
本願の実施例では、無線周波数ユニット601は、ネットワーク側デバイスからの下りデータを受信した後、プロセッサ610に処理させ、また、上りのデータをネットワーク側デバイスに送信する。通常、無線周波数ユニット601は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、送受信機、結合器、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、これらに限定されない。
【0182】
メモリ609は、ソフトウェアプログラムまたは命令、およびさまざまなデータを記憶するために使用できる。メモリ609は、主にプログラムまたは命令記憶領域とデータ記憶領域とを含み、ここで、プログラムまたは命令記憶領域はオペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムまたは命令(例えば音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。なお、メモリ609は、高速ランダムアクセスメモリを含むことができ、非過渡メモリを含むこともでき、ここで、非過渡メモリは、読み取り専用メモリ(Read-Only
Memory、 ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM、 PROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable
PROM、 EPROM)、電気消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically
EPROM、 EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも1つのディスク記憶装置、フラッシュメモリ装置、またはその他の非過渡的な固体記憶装置である。
【0183】
プロセッサ610は1つまたは複数の処理ユニットを含むことができ、選択的に、プロセッサ610はオペレーティングシステム、ユーザインタフェース、およびアプリケーションまたは命令などを主に処理するアプリケーションプロセッサと、ベースバンドプロセッサなどの無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合してもよい。なお、上記のモデムプロセッサはプロセッサ610に統合されなくても良いことを理解されたい。
【0184】
本願の実施例によって提供される端末は図2に示す方法実施例で実現する各過程を実現することができ、同様の技術的効果を奏するので、重複を避けるため、ここでは説明を省略する。
【0185】
具体的には、本願の実施例は、ネットワーク側デバイスをさらに提供する。図7に示すように、該ネットワーク側デバイス700は、アンテナ701、無線周波数装置702、及びベースバンド装置703を含む。アンテナ701は無線周波数装置702に接続される。上り方向では、無線周波数装置702はアンテナ701を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置703に送信して処理を行う。下り方向では、ベースバンド装置703は送信する情報を処理して無線周波数装置702に送信し、無線周波数装置702が受信した情報を処理してアンテナ701を経て送信する。
【0186】
上記の周波数帯処理装置は、ベースバンド装置703に配置することができ、上記の実施例のネットワーク側デバイスが実行する方法は、ベースバンド装置703内に実装ことができ、該ベースバンド装置703はプロセッサ704とメモリ705とを含む。
【0187】
ベースバンド装置703は、例えば、図7に示すように、少なくとも1つのベースバンド基板を含むことができ、該ベースバンド基板には複数のチップが配置され、ここで、1つのチップは例えばプロセッサ704であり、メモリ705に接続されて、メモリ705内のプログラムを呼び出して、上記の方法実施例に示されるネットワークデバイス動作を行う。
【0188】
該ベースバンド装置703は、無線周波数装置702と情報をやり取りするためのネットワークインターフェース706をさらに含むことができ、該インターフェースは例えば汎用公衆無線インターフェース(common
public radio interface、CPRIと略称)である。
【0189】
具体的には、本願の実施例のネットワーク側デバイスは、メモリ705に記憶され、プロセッサ704で実行可能な命令又はプログラムをさらに含む。
【0190】
なお、プロセッサ704はメモリ705内の命令又はプログラムを呼び出して、図5に示す各モジュールが実現する方法を実現することができ、同様の技術的効果を奏するので、重複を避けるため、ここでは説明を省略する。
【0191】
図8に示すように、本願の実施例は通信デバイス800をさらに提供し、プロセッサ801、メモリ802、及びメモリ802に記憶され、前記プロセッサ801で実行可能なプログラム又は命令を含み、該プログラム又は命令がプロセッサ801によって実行される場合、上記の図2又は図3の方法実施例の各プロセスを実現することができ、同様の技術的効果を奏するので、重複を避けるため、ここでは説明を省略する。
【0192】
本願の実施例はプログラム又は命令が記憶されている読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、該プログラム又は命令がプロセッサによって実行される場合、上記の図2又は図3に示す方法実施例の各プロセスを実現することができ、同様の技術的効果を奏するので、重複を避けるため、ここでは説明を省略する。
【0193】
ここで、前記プロセッサは、上記の実施例で説明した端末内のプロセッサである。前記読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含み、例えばコンピュータ読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、 ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random
Access Memory、 RAM)、ディスク、光ディスクなどである。
【0194】
本願の開示に関連して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアの形で実現されてもよいし、プロセッサでソフトウェア命令を実行する形態で実現されてもよい。ソフトウェア命令は、それぞれのソフトウェアモジュールで構成することができ、ソフトウェアモジュールは、RAM、フラッシュメモリ、ROM、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルハードディスク、読み取り専用光ディスク、または当技術分野でよく知られている他の任意の形態の記憶媒体に格納することができる。
例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。もちろん、記憶媒体はプロセッサの構成要素であってもよい。プロセッサと記憶媒体はASICに含まれることができる。さらに、このASICはコアネットワークインターフェイスデバイスに含まれることができる。もちろん、プロセッサと記憶媒体は別々のコンポーネントとしてコアネットワークインタフェースデバイスに存在してもよい。
【0195】
当業者は、上述の1つまたは複数の例では、本願で説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実現されうることを認識するだろう。ソフトウェアで実施される場合、これらの機能は、コンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されてもよく、あるいは、コンピュータ読み取り可能な媒体上の1つまたは複数の命令もしくはコードとして伝送されてもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体とを含み、通信媒体には、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体が含まれる。
記憶媒体は、汎用または専用のコンピュータがアクセスできる任意の利用可能な媒体とすることができる。
【0196】
以上述べた具体的な実施形態は、本願の目的、技術案および有益な効果についてさらに詳細に説明したが、上述したのは本願の具体的な実施形態にすぎず、本願の保護範囲を限定するものではなく、本願の請求項に基づくいかなる修正、同等の置換、改良なども本願の保護範囲に含まれるべきであることが理解されるべきである。
【0197】
当業者にとっては、本出願の実施例は、方法、システム、またはコンピュータプログラム製品として提供可能であることが明らかであろう。したがって、本願の実施例は、完全なハードウェアの実施例、完全なソフトウェアの実施例、またはソフトウェアとハードウェアを組み合せた実施例の形態をとることができる。また、本願の実施例は、コンピュータで利用可能なプログラムコードを含むコンピュータ利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、CD-ROM、光学メモリなどを含むが、これらに限定されない)に1つまたは複数実装されたコンピュータプログラム製品の形態をとることができる。
【0198】
本願の実施例は、本願の実施例に係る方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、ならびにフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令によって実装可能であることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに供給して、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサによって実行される命令が、フローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロックまたは複数のブロックで指定された機能を実行する手段を生成するように機械を生成することができる。
【0199】
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置を特定の方法で動作させるように指示可能なコンピュータ読み取り可能なメモリに格納されてもよく、これによって、該コンピュータ読み取り可能なメモリに記憶されている命令は、フローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロックまたは複数のブロックで指定された機能を実行する命令デバイスを含む製造物を生成する。
【0200】
コンピュータプログラム命令をコンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置にロードして、コンピュータまたは他のプログラマブルデバイスで一連の動作ステップを実行してコンピュータで実行する処理を実現することもでき、それによってコンピュータまたは他のプログラマブルデバイスで実行される命令が、フローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロックまたは複数のブロックで指定された機能を実行するステップを提供する。
【0201】
当業者は、本願の精神および範囲から逸脱することなく、本願の実施例に様々な変更および変形を加えることができることは明らかである。このように、本願の実施例のこれらの変更および変形が、本願の特許請求の範囲およびその均等技術の範囲内にある場合、本願もこれらの変更および変形を含むことを意図する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2024-04-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末が切り替えを行うステップを含み、
前記端末の切り替え時間が、
プライマリセル(PCell)切り替え時間とプライマリセカンダリセル(PSCell)追加時間の合計と、
PCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値と、
PCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間と、
PCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間の合計と、
PCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間の合計と、
のうちの少なくとも1つを含む切り替え方法。
【請求項2】
第1の条件が満たされている場合、
前記端末の切り替え時間が、
PCell切り替え時間とPSCell追加時間の合計と、
PCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間の合計と、
PCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間との合計と、
のうちの1つ又は複数を含み、
前記第1の条件は、前記端末にターゲット不明のPSCellの同期信号ブロックに基づく測定時間設定(SMTC)が設定されていることである請求項1に記載の切り替え方法。
【請求項3】
前記端末が第1の情報を取得するステップを含み、
前記第1の情報は、
前記端末がPCellに物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)プリアンブル(preamble)を送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第1の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたランダムアクセス応答(RAR)を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第2の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたメッセージ4(MSG4)を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第3の指示情報と、
前記端末がPCellにメッセージA(MSGA)を送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第4の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたメッセージB(MSGB)を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第5の指示情報と、
のうちの1つ又は複数を含む請求項1に記載の切り替え方法。
【請求項4】
前記端末が第2の情報を取得するステップを含み、
前記第2の情報は、
前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間とPSCell追加時間の合計を含むことを指示する第6の指示情報と、
前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含むことを指示する第7の指示情報と、
前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含むことを指示する第8の指示情報と、
前記端末の切り替え時間が、PCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間の合計を含むことを指示する第9の指示情報と、
前記端末の切り替え時間が、PCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間の合計を含むことを指示する第10の指示情報と、
のうちの1つ又は複数を含む請求項1に記載の切り替え方法。
【請求項5】
前記端末の切り替え時間の長さは第1の時間長であり、
前記第1の情報に前記第1の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれる無線リソース制御(RRC)メッセージを受信してから前記端末がPCellにPreambleを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、
前記第1の情報に前記第2の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたRARを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、
前記第1の情報に前記第3の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、
前記第1の情報に前記第4の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellにMSGAを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、
前記第1の情報に前記第5の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計である請求項3に記載の切り替え方法。
【請求項6】
前記端末がPSCell追加を行う時間長は、
前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにPreambleを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにPreambleを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにPreambleを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにPreambleを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、
を含む請求項5に記載の切り替え方法。
【請求項7】
前記端末が第1の閾値を取得するステップであって、前記第1の閾値がチャネル品質に関連するステップと、
前記チャネル品質が前記第1の閾値の第1の値以上である場合、PCellにメッセージ1(MSG1)を送信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、
または、
前記チャネル品質が前記第1の閾値の第2の値以上である場合、PCellから送信されたメッセージ2(MSG2)を受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、
または、
前記チャネル品質が前記第1の閾値の第3の値以上である場合、PCellから送信されたMSG4を受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、
または、
前記チャネル品質が前記第1の閾値の第1の値以下であり、かつ前記チャネル品質が前記第1の閾値の第2の値以上である場合、PCellから送信されたMSG2を受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、
または、
前記チャネル品質が前記第1の閾値の第2の値以下であり、かつ前記チャネル品質が前記第1の閾値の第3の値以上である場合、PCellから送信されたMSG4を受信した後にPSCell追加を行うステップ、
または、
前記チャネル品質が前記第1の閾値の第4の値以上である場合、PCellにMSGAを送信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、
または、
前記チャネル品質が前記第1の閾値の第5の値以上である場合、PCellから送信されたMSGBを受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップ、
または、
前記チャネル品質が前記第1の閾値の第4の値以下であり、かつ前記チャネル品質が前記第1の閾値の第5の値以上である場合、PCellから送信されたMSGBを受信した後にPSCell追加を行うと決定するステップと、
を含む請求項1に記載の切り替え方法。
【請求項8】
前記端末が第2の閾値を取得するステップであって、前記第2の閾値がチャネル品質に関連するステップを含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第1の値以上である場合、前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第2の値以上である場合、前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第3の値以上である場合、前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第4の値以上である場合、前記端末の切り替え時間が、PCellセルサーチの時間とPScellセルサーチの時間との合計を含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第5の値以上である場合、前記端末の切り替え時間が、PCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間との合計を含む請求項1に記載の切り替え方法。
【請求項9】
前記端末がネットワーク側デバイスに第3の情報を送信するステップを含み、
前記第3の情報は、
前記端末が、パラレル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、
前記端末が、シリアル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含むことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含むことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPScell同期の時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、
第2の操作の後にPSCell追加を行うことを指示する第11の指示情報と、
前記端末が第3の操作のパラレル処理をサポートしていることを指示する第12の指示情報と、
前記端末が第4の操作のシリアル処理をサポートしていることを指示する第13の指示情報と、
のうちの1つ又は複数を含む請求項1に記載の切り替え方法。
【請求項10】
前記第2の操作が、
PCellにMSG1を送信することと、
PCellから送信されたMSG2が受信されたことと、
PCellにメッセージ3(MSG3)を送信することと、
PCellから送信されたMSG4が受信されたことと、
PSCellにMSGAを送信することと、
PCellから送信されたMSGBが受信されたことと、
のうちの1つを含む請求項9に記載の切り替え方法。
【請求項11】
前記端末がネットワーク側デバイスから第4の情報を受信するステップを含み、
前記第4の情報は、
前記端末がパラレル処理の方式によってPSCell追加が含まれる切り替えを行うか否かを指示する第14の指示情報と、
前記端末がシリアル処理の方式によってPSCell追加が含まれる切り替えを行うか否かを指示する第15の指示情報と、
第5の操作がパラレル処理されることを示す第16の指示情報と、
第6の操作がシリアル処理されることを示す第17の指示情報と、
のうちの1つ又は複数を含む請求項1に記載の切り替え方法。
【請求項12】
前記第3の操作又は第4の操作又は第5の操作又は第6の操作が、
セル検出と、
時間領域同期と、
周波数領域同期と、
自動ゲイン制御と、
ランダムアクセスと、
のうちの1つ又は複数を含む請求項9に記載の切り替え方法。
【請求項13】
ネットワーク側デバイスが第1の情報を送信するステップを含み、
前記第1の情報は、
端末がPCellにPRACH preambleを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第1の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたRARを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第2の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第3の指示情報と、
前記端末がPCellにMSGAを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第4の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第5の指示情報と、
のうちの1つ又は複数を含む切り替え方法。
【請求項14】
前記ネットワーク側デバイスが第2の情報を送信するステップを含み、
前記第2の情報は、
前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間とPSCell追加時間の合計を含むことを指示する第6の指示情報と、
前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含むことを指示する第7の指示情報と、
前記端末の切り替え時間が、PCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含むことを指示する第8の指示情報と、
前記端末の切り替え時間が、PCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間の合計を含むことを指示する第9の指示情報と、
前記端末の切り替え時間が、PCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間の合計を含むことを指示する第10の指示情報と、
のうちの1つ又は複数を含む請求項13に記載の切り替え方法。
【請求項15】
前記端末の切り替え時間の長さは第1の時間長であり、
前記第1の情報に前記第1の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellにPreambleを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、
前記第1の情報に前記第2の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたRARを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、
前記第1の情報に前記第3の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、
前記第1の情報に前記第4の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellにMSGAを送信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計であり、
または、
前記第1の情報に前記第5の指示情報が含まれている場合、前記第1の時間長は、前記端末が切り替えが含まれるRRCメッセージを受信してから前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信するまでの時間長と、前記端末がPSCell追加を行う時間長との合計である請求項13に記載の切り替え方法。
【請求項16】
前記端末がPSCell追加を行う時間長は、
前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたRARを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにPrambleを送信するまでの時間長、
または、
前記端末がPCellから送信されたMSGAを受信してから前記端末がPSCellにMSGAを送信するまでの時間長を含む請求項15に記載の切り替え方法。
【請求項17】
前記ネットワーク側デバイスが第2の閾値を送信するステップであって、前記第2の閾値がチャネル品質に関連するステップを含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第1の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第2の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第3の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第4の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPScellセルサーチの時間との合計を含み、
前記チャネル品質が前記第2の閾値の第5の値以上である場合、前記端末の切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間との合計を含む請求項13に記載の切り替え方法。
【請求項18】
前記ネットワーク側デバイスが第3の情報を受信するステップを含み、
前記第3の情報は、
前記端末が、パラレル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、
前記端末が、シリアル処理の方式によってPCell切り替えとPSCell追加を行うことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値を含むことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間を含むことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、
前記端末が、切り替え時間がPCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間との合計を含むことをサポートしているか否かと、
第2の操作の後にPSCell追加を行うことを指示する第11の指示情報と、
前記端末が第3の操作のパラレル処理をサポートしていることを指示する第12の指示情報と、
前記端末が第4の操作のシリアル処理をサポートしていることを指示する第13の指示情報と、
のうちの1つ又は複数を含む請求項13に記載の切り替え方法。
【請求項19】
前記第2の操作が、
PCellにMSG1を送信することと、
PCellから送信されたMSG2が受信されたことと、
PCellにMSG3を送信することと、
PCellから送信されたMSG4が受信されたことと、
PSCellにMSGAを送信することと、
PCellから送信されたMSGBが受信されたことと、
のうちの1つを含む請求項18に記載の切り替え方法。
【請求項20】
前記ネットワーク側デバイスが第4の情報を送信するステップを含み、
前記第4の情報は、
前記端末がパラレル処理の方式によってPSCell追加を行うか否かを指示する第14の指示情報と、
前記端末がシリアル処理の方式によってPSCell追加を行うか否かを指示する第15の指示情報と、
第5の操作がパラレル処理されることを示す第16の指示情報と、
第6の操作がシリアル処理されることを示す第17の指示情報と、のうちの1つ又は複数を含む請求項15に記載の切り替え方法。
【請求項21】
端末に適用される切り替え装置であって、
切り替えを行うための切り替えモジュールを含み、
前記端末の切り替え時間が、
PCell切り替え時間とPSCell追加時間の合計と、
PCell切り替え時間とPSCell追加時間のうちの最大値と、
PCell切り替え時間及び/又はPSCell追加時間と、
PCellセルサーチの時間とPSCellセルサーチの時間の合計と、
PCellセルサーチの時間とPCell同期の時間とPSCellセルサーチの時間とPSCell同期の時間の合計と、
のうちの少なくとも1つを含む切り替え装置。
【請求項22】
ネットワーク側デバイスに適用される切り替え装置であって、
第1の情報を送信するための第2の送信モジュールを含み、
前記第1の情報は、
端末がPCellにPRACH preambleを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第1の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたRARを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第2の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたMSG4を受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第3の指示情報と、
前記端末がPCellにMSGAを送信した後、PSCell追加を行うことを指示する第4の指示情報と、
前記端末がPCellから送信されたMSGBを受信した後、PSCell追加を行うことを指示する第5の指示情報と、
のうちの1つ又は複数を含む切り替え装置。
【請求項23】
プロセッサと、メモリと、該メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサによって実行される場合、請求項1から20のいずれか一項に記載の方法のステップが実現される通信デバイス。
【請求項24】
プログラムが記憶されている読み取り可能な記憶媒体であって、前記プログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1から20のいずれか一項に記載の方法のステップが実現される読み取り可能な記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0130
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0130】
さらに、端末の具体的な実現の相違を考慮すると、端末は、
(1)端末がパラレル方式によってPSCell追加が含まれる切り替え(HO
with PSCell)を行うことをサポートしているか否かと、
(2)端末がシリアル方式によってPSCell追加が含まれる切り替えを行うことをサポートしているか否かと、
のうちの1つ又は複数の能力情報をネットワークに報告することができる。
【国際調査報告】