(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-04
(54)【発明の名称】体液管理サーバー及び方法
(51)【国際特許分類】
G16H 10/00 20180101AFI20240927BHJP
【FI】
G16H10/00
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024524392
(86)(22)【出願日】2021-10-27
(85)【翻訳文提出日】2024-04-23
(86)【国際出願番号】 KR2021015194
(87)【国際公開番号】W WO2023074930
(87)【国際公開日】2023-05-04
(31)【優先権主張番号】10-2021-0144050
(32)【優先日】2021-10-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519182741
【氏名又は名称】イントゥイン インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】INTIN INC.
【住所又は居所原語表記】52, Cheombok-ro, Dong-gu, Daegu 41069, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】キム・ジフン
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA15
(57)【要約】
本発明は個人用精子測定と通信連結したユーザー端末と、病院用精子測定機との通信インターフェースを行うインターフェース部と、前記インターフェース部を通じ受信される病院用精子データと個人用精子データを解析し精子の状態情報を把握し、前記個人用精子データに対する状態情報をユーザー及び病院関係者がモニタリングすることができるように前記ユーザー端末と前記病院用精子測定機と病院端末に提供する体液解析部と、前記体液解析部で把握した精子の状態情報を用いて該当ユーザーの精子に対する最終状態を判定する体液状態判定部と、前記体液状態判定部の判定した前記最終状態のうち管理状態のレベルによりユーザーに合う健康管理情報を生成し前記ユーザー端末に提供する健康管理情報生成部と、各ユーザーの病院用精子データと個人用精子データを保存する測定データ保存部と、各ユーザーに提供した健康管理情報を保存する健康管理情報保存部と、を含む体液管理サーバー及びこのサーバーを用いた体液管理方法に関するものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
体液管理サーバーであって、
病院用精子測定機と通信連結した病院端末及び個人用精子測定器と通信連結したユーザー端末との通信インターフェースを行うインターフェース部と、
前記インターフェース部を通じ受信される病院用精子データと個人用精子データを解析し精子の状態情報を把握し、前記個人用精子データに対する状態情報をユーザー及び病院関係者がモニタリングすることができるように前記ユーザー端末及び病院端末に提供する体液解析部と、
前記体液解析部で把握した精子の状態情報を用いて該当ユーザーの精子に対する最終状態を判定する体液状態判定部と、
前記体液状態判定部の判定した前記最終状態のうち管理状態のレベルによりユーザーに合う健康管理情報を生成し前記ユーザー端末に提供する健康管理情報生成部と、
各ユーザーの病院用精子データと個人用精子データを保存する測定データ保存部と、
各ユーザーに提供した健康管理情報を保存する健康管理情報保存部と、を含む、体液管理サーバー。
【請求項2】
請求項1に記載のサーバーにおいて、
前記体液解析部は、
前記病院用精子データに含まれた複数の測定映像のそれぞれについて解析を行いそれぞれの精子の状態情報を把握し、把握したそれぞれの精子の状態情報を平均し最終状態情報を把握する、
体液管理サーバー。
【請求項3】
請求項1に記載のサーバーにおいて、
前記インターフェース部が前記ユーザー端末からユーザーの生体情報を受信する場合に、前記体液状態判定部は前記体液解析部で把握した精子の状態情報と該当ユーザーの生体情報を用いて最終状態を判定する、
体液管理サーバー。
【請求項4】
請求項1に記載のサーバーにおいて、
前記病院用精子データと前記個人用精子データを暗号化を通じブロックを生成し、生成したブロックを該当ユーザーと関連付けたブロックチェーンの各ブロックチェーンノードに伝送し情報を共有するブロックチェーン部をさらに含む、
体液管理サーバー。
【請求項5】
請求項1に記載のサーバーにおいて、
前記ユーザー端末に保有疾病、食習慣、飲酒現状、喫煙有無のうち少なくとも一つに対する個人情報をお問い合わせし、それに対する答えを受信し、受信した個人情報を通じ、個人の特性を把握するユーザー情報把握部と、
外部機関や企業から特定な個人の特性を有する精子データの要請を受けると、前記ユーザー情報把握部で把握した特性を基準に前記特定な個人の特性を有するデータを出して、該当外部機関や企業に提供する選別情報提供部をさらに含む、
体液管理サーバー。
【請求項6】
請求項5に記載のサーバーにおいて、
前記個人用精子データを提供したユーザー又は前記選別情報提供部を通じ外部機関や企業に提供した精子データの所有者であるユーザーにリーワードを提供するリーワード提供部をさらに含む、
体液管理サーバー。
【請求項7】
請求項5に記載のサーバーにおいて、
前記体液状態判定部で精子の状態が管理状態から正常状態に変わり、及び/又は管理状態から異常状態に変わり、及び/又は管理状態のレベルが設定値レベルぐらい低くなり、及び/又は高くなる場合、ユーザーに保険加入又は保険金の請求を提案して、ユーザーから肯定の応答を受ける場合に保険会社に該当ユーザーの精子の状態を判定した情報を提供する保険連携部をさらに含む、
体液管理サーバー。
【請求項8】
体液管理サーバーであって、
病院用精子測定機と通信連結された病院端末と個人用精子測定器と通信連結されたユーザー端末との通信インターフェースを行うインターフェース部と、
前記インターフェース部を通じ受信されたデータの種類及びユーザーを識別し、受信されるデータが個人用精子データであれば、前記病院端末に伝達するデータ識別部と、
前記インターフェース部を通じ受信される病院用精子データと前記個人用精子データを保存させ、前記インターフェース部を通じ前記病院端末から受信される精子の状態情報を解析しユーザーの最終精子状態を把握する体液状態判定部と、
前記状態情報解析部の解析結果を用いて精子の状態が管理状態であるユーザーに対し健康管理情報を提供する健康管理情報生成部と、
各ユーザーの病院用精子データと個人用精子データを保存する測定データ保存部と、
各ユーザーに提供した健康管理情報を保存する健康管理情報保存部と、
前記病院端末で伝送した前記精子の状態情報を保存する状態情報保存部と、を含む、
体液管理サーバー。
【請求項9】
個人用精子測定器と通信連結されたユーザー端末と、病院用精子測定機と通信連結された病院端末と連結され精子の健康状態を管理する体液管理サーバーを通じ行われる健康管理方法であって、
前記体液管理サーバーは受信される病院用精子データを解析し精子の第1状態情報を把握するステップと、
前記体液管理サーバーは前記第1状態情報を用いてユーザーの精子に対する最終状態を把握するステップと、
前記体液管理サーバーは前記最終状態に対応する健康管理情報をユーザー端末及び病院端末に提供するステップと、
前記体液管理サーバーは受信される個人用精子データを解析し精子の第2状態情報を把握するステップと、
前記体液管理サーバーは前記第2状態情報をユーザー及び病院関係者がモニタリングすることができるように前記第2状態情報を前記ユーザー端末及び前記病院端末に提供するステップに提供するステップと、を含む、
体液管理方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法において、
前記第1状態情報を把握するステップは前記病院用精子データに含まれた複数の測定映像のそれぞれについて解析を行いそれぞれの精子の状態情報を把握し、把握したそれぞれの精子の状態情報を平均し前記第1状態情報を把握する、
体液管理方法。
【請求項11】
請求項9に記載の方法において、
前記最終状態を把握するステップは、前記ユーザー端末からユーザーの生体情報を受信した場合に、前記第1状態情報と前記ユーザーの生体情報を用いて前記最終状態を判定する、
体液管理方法。
【請求項12】
請求項9に記載の方法において、
前記病院用精子データと前記個人用精子データを暗号化を通じてブロックを生成し、生成したブロックを該当ユーザーと関連付けたブロックチェーンの各ブロックチェーンノードに伝送し情報を共有するステップをさらに含む、
体液管理方法。
【請求項13】
請求項9に記載の方法において、
前記ユーザー端末に保有疾病、食習慣、飲酒現状、喫煙有無のうち少なくとも一つに対する個人情報をお問い合わせし、それに対する答えを受信し、受信した個人情報を通じ、個人の特性を把握するステップと、
外部機関や企業から特定な個人の特性を有する精子データの要請を受けると、前記特定な個人の特性を有するデータを抽出し該当外部機関や企業に提供するステップをさらに含む、
体液管理方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法において、
前記個人用精子データを提供したユーザー又は外部機関や企業に提供した精子データの所有者であるユーザーにリーワードを提供するステップをさらに含む、
体液管理サーバー。
【請求項15】
請求項9に記載の方法において、
前記個人用精子データを用いて判定した前記最終状態が管理状態から正常状態に変わり、及び/又は管理状態から異常状態に変わり、及び/又は管理状態のレベルが設定値ぐらい低くなり、及び/又は高くなる場合、ユーザーに保険加入又は保険金の請求を提案して、ユーザーから肯定の応答を受ける場合に保険会社に該当ユーザーの精子の状態を判定した情報を提供するステップをさらに含む、
体液管理方法。
【請求項16】
個人用精子測定器と通信連結されたユーザー端末と、病院用精子測定機と通信連結された病院端末と連結され精子の健康状態を管理する体液管理サーバーを通じ行われる健康管理方法であって、
前記体液管理サーバーは受信される病院用精子データ又は受信される個人用精子データを保存するステップと、
前記体液管理サーバーは受信される前記病院用精子データに対する精子の状態情報を解析しユーザーの精子に対する最終情報を把握するステップと、
前記体液管理サーバーは前記最終状態に対応する健康管理情報をユーザー端末及び病院端末に提供するステップと、
前記体液管理サーバーは個人用精子データを受信すると前記個人用精子データを病院関係者がモニタリングすることができるように前記個人用精子データを前記病院端末に提供するステップと、を含む、
体液管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は精子などの体液に対する測定データ、及び改善履歴をインターネット上で管理する技術に関するもので、詳しくは、病院用体液測定器と個人用体液測定器の測定データを用いてユーザーの個人カスタマイズ型管理サービスを提供する体液管理サーバー及び方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
体内にある体液のうち、男性の体内にある精子は重要な機能をするものであり、病院では精子の状態が良くない人を太陽に不妊クリニックを行っている。このように、精子の状態を把握することは男性や夫婦にとって重要なことであり、現在、自分の精子の状態を知りたい男性や妊娠が遅れ、及び/または妊娠ができない夫の関心が高まっている。
【0003】
精子の状態を把握するため、病院では病院用体液テスト機、すなわち、精子テスト機を備えて病院用精子テスト機を用いて対象者の精子状態を測定している。そして、病院用精子テスト機より機能が劣るが、価格がもっと安い個人用精子テスト器が開発されている。
【0004】
一般に、不妊クリニックでは精子測定をした後、精子の状態が良くないと、薬を処方し、食事療法や運動を進めており、精子の状態が改善されたかどうかを把握するために、1ヶ月又は2ヶ月など周期に病院を訪問し精子測定をするようにする。
【0005】
しかし、このような不妊クリニックの方法は対象者が病院を訪問した時だけ精子の状態を確認するので、精子の状態に対する変化を随時に確認できず、それに対応する処方を直ちにできない短所がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はユーザーが病院で測定した精子データと、個人が測定した精子データを管理し、精子の状態により精子の状態を改善することができるようにする向上プログラムである健康管理情報を提供する体液管理サーバー及び方法を提供するものである。
【0007】
また、本発明は健康管理情報を提供した後、個人が測定した精子データに基づいて精子の状態変化を把握し、健康管理情報をよく守っているかどうかを病院関係者が直ちに把握し、持続に管理できるようにする体液管理サーバー及び方法を提供することである。
【0008】
また、本発明は病院で測定した精子データと個人が測定した精子データ及び重要情報をブロックチェーンネットワークのブロックチェーンノードと暗号化の形態で共有できるようにする体液管理サーバー及び方法を提供することである。
【0009】
また、本発明は外部機関や企業が要請する条件にある各個人の精子測定データを提供できるようにする体液管理サーバー及び方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記の課題を解決するための本発明の一特徴による体液管理サーバーは、病院用精子測定機と通信連結した病院端末及び個人用精子測定器と通信連結したユーザー端末との通信インターフェースを行うインターフェース部と、前記インターフェース部を通じ受信される病院用精子データと個人用精子データを解析し精子の状態情報を把握し、前記個人用精子データに対する状態情報をユーザー及び病院関係者がモニタリングすることができるように前記ユーザー端末及び病院端末に提供する体液解析部と、前記体液解析部で把握した精子の状態情報を用いて該当ユーザーの精子に対する最終状態を判定する体液状態判定部と、前記体液状態判定部の判定した前記最終状態のうち管理状態のレベルによりユーザーに合う健康管理情報を生成し前記ユーザー端末に提供する健康管理情報生成部と、各ユーザーの病院用精子データと個人用精子データを保存する測定データ保存部と、各ユーザーに提供した健康管理情報を保存する健康管理情報保存部と、を含む。
【0011】
前記体液解析部は、前記病院用精子データに含まれた複数の測定映像のそれぞれについて解析を行いそれぞれの精子の状態情報を把握し、把握したそれぞれの精子の状態情報を平均し最終状態情報を把握する。
【0012】
前記インターフェース部が前記ユーザー端末からユーザーの生体情報を受信する場合に、前記体液状態判定部は前記体液解析部で把握した精子の状態情報と該当ユーザーの生体情報を用いて最終状態を判定する。
【0013】
本発明の一特徴による体液管理サーバーは、前記病院用精子データと前記個人用精子データを暗号化を通じブロックを生成し、生成したブロックを該当ユーザーと関連付けたブロックチェーンの各ブロックチェーンノードに伝送し情報を共有するブロックチェーン部をさらに含むことができる。
【0014】
本発明の一特徴による体液管理サーバーは、前記ユーザー端末に保有疾病、食習慣、飲酒現状、喫煙有無のうち少なくとも一つに対する個人情報をお問い合わせし、それに対する答えを受信し、受信した個人情報を通じ、個人の特性を把握するユーザー情報把握部と、外部機関や企業から特定な個人の特性を有する精子データの要請を受けると、前記ユーザー情報把握部で把握した特性を基準に前記特定な個人の特性を有するデータを出して、該当外部機関や企業に提供する選別情報提供部をさらに含むことができる。
【0015】
本発明の一特徴による体液管理サーバーは、前記個人用精子データを提供したユーザー又は前記選別情報提供部を通じ外部機関や企業に提供した精子データの所有者であるユーザーにリーワードを提供するリーワード提供部をさらに含むことができる。
【0016】
本発明の一特徴による体液管理サーバーは、前記体液状態判定部で精子の状態が管理状態から正常状態に変わり、及び/又は管理状態から異常状態に変わり、及び/又は管理状態のレベルが設定値レベルぐらい低くなり、及び/又は高くなる場合、ユーザーに保険加入又は保険金の請求を提案して、ユーザーから肯定の応答を受ける場合に保険会社に該当ユーザーの精子の状態を判定した情報を提供する保険連携部をさらに含むことができる。
【0017】
前記の課題を解決するための本発明の他の特徴による体液管理サーバーは、病院用精子測定機と通信連結された病院端末と個人用精子測定器と通信連結されたユーザー端末との通信インターフェースを行うインターフェース部と、前記インターフェース部を通じ受信されたデータの種類及びユーザーを識別し、受信されるデータが個人用精子データであれば、前記病院端末に伝達するデータ識別部と、前記インターフェース部を通じ受信される病院用精子データと前記個人用精子データを保存させ、前記インターフェース部を通じ前記病院端末から受信される精子の状態情報を解析しユーザーの最終精子状態を把握する体液状態判定部と、前記状態情報解析部の解析結果を用いて精子の状態が管理状態であるユーザーに対し健康管理情報を提供する健康管理情報生成部と、各ユーザーの病院用精子データと個人用精子データを保存する測定データ保存部と、各ユーザーに提供した健康管理情報を保存する健康管理情報保存部と、前記病院端末で伝送した前記精子の状態情報を保存する状態情報保存部と、を含む。
【0018】
前記の課題を解決するための本発明の一特徴による体液管理方法は、個人用精子測定器と通信連結されたユーザー端末と、病院用精子測定機と通信連結された病院端末と連結され精子の健康状態を管理する体液管理サーバーを通じ行われる健康管理方法であって、前記体液管理サーバーは受信される病院用精子データを解析し精子の第1状態情報を把握するステップと、前記体液管理サーバーは前記第1状態情報を用いてユーザーの精子に対する最終状態を把握するステップと、前記体液管理サーバーは前記最終状態に対応する健康管理情報をユーザー端末及び病院端末に提供するステップと、前記体液管理サーバーは受信される個人用精子データを解析し精子の第2状態情報を把握するステップと、前記体液管理サーバーは前記第2状態情報をユーザー及び病院関係者がモニタリングすることができるように前記第2状態情報を前記ユーザー端末及び前記病院端末に提供するステップに提供するステップと、を含む。
【0019】
前記第1状態情報を把握するステップは、前記病院用精子データに含まれた複数の測定映像のそれぞれについて解析を行いそれぞれの精子の状態情報を把握し、把握したそれぞれの精子の状態情報を平均し前記第1状態情報を把握する。
【0020】
前記最終状態を把握するステップは、前記ユーザー端末からユーザーの生体情報を受信する場合に、前記第1状態情報と前記ユーザーの生体情報を用いて前記最終状態を判定する。
【0021】
本発明の一特徴による体液管理方法は、前記病院用精子データと前記個人用精子データを暗号化を通じブロックを生成して、生成したブロックを該当ユーザーと関連付けたブロックチェーンの各ブロックチェーンノードに伝送し情報を共有するステップをさらに含むことができる。
【0022】
本発明の一特徴による体液管理方法は、前記ユーザー端末に保有疾病、食習慣、飲酒現状、喫煙有無のうち少なくとも一つに対する個人情報をお問い合わせし、それに対する答えを受信し、受信した個人情報を通じ、個人の特性を把握するステップと、外部機関や企業から特定な個人の特性を有する精子データの要請を受けると、前記特定な個人の特性を有するデータを抽出し該当外部機関や企業に提供するステップをさらに含むことができる。
【0023】
本発明の一特徴による体液管理方法は、前記個人用精子データを提供したユーザー又は外部機関や企業に提供した精子データの所有者であるユーザーにリーワードを提供するステップをさらに含むことができる。
【0024】
本発明の一特徴による体液管理方法は、前記個人用精子データを用いて判定した前記最終状態が管理状態から正常状態に変わり、及び/又は管理状態から異常状態に変わり、及び/又は管理状態のレベルが設定値ぐらい低くなり、及び/又は高くなる場合、ユーザーに保険加入又は保険金の請求を提案して、ユーザーから肯定の応答を受ける場合に保険会社に該当ユーザーの精子の状態を判定した情報を提供するステップをさらに含むことができる。
【0025】
前記課題を解決するための本発明の他の特徴による体液管理方法は、個人用精子測定器と通信連結されたユーザー端末と、病院用精子測定機と通信連結された病院端末と連結され精子の健康状態を管理する体液管理サーバーを通じ行われる健康管理方法であって、前記体液管理サーバーは受信される病院用精子データ又は受信される個人用精子データを保存するステップと、前記体液管理サーバーは受信される前記病院用精子データに対する精子の状態情報を解析しユーザーの精子に対する最終情報を把握するステップと、前記体液管理サーバーは前記最終状態に対応する健康管理情報をユーザー端末及び病院端末に提供するステップと、前記体液管理サーバーは個人用精子データを受信すると前記個人用精子データを病院関係者がモニタリングすることができるように前記個人用精子データを前記病院端末に提供するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0026】
本発明は病院用、随時に個人用体液測定器で測定した精子データを用いて現在状況に合う個人カスタマイズ型管理サービスを提供することができる。
【0027】
また、本発明は外部機関や企業が要請する地域、年齢、特定疾患、特定条件の精子データを臨床用や実験用などに提供することができるようにする。
【0028】
また、本発明は個人の現在精子状態に対する信頼度を証明できる資料を提供し、不妊に関連付けた保険に加入し、及び/又は保険料を請求することができるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】本発明の実施例による体液管理サーバーのネットワーク環境を示した図面である。
【0030】
【
図2】本発明の第1実施例による体液管理サーバーのブロック構成図である。
【0031】
【
図3】本発明の第1実施例による体液管理方法に対するデータフロー図である。
【0032】
【
図4】本発明の第2実施例による体液管理方法に対するデータフロー図である。
【0033】
【
図5】本発明の第2実施例による体液管理サーバーのブロック構成図である。
【0034】
【
図6】本発明の実施例によるブロックチェーンネットワークを用いて情報を共有することを示した図面である。
【0035】
【
図7】本発明の第3実施例による体液管理サーバーのブロック構成図である。
【0036】
【
図8】本発明の第3実施例による体液管理方法に対するデータフロー図である。
【0037】
【
図9】本発明の実施例による保険会社連携動作に対するデータフロー図である。
【0038】
【
図10】本発明の第4実施例による体液管理サーバーのブロック構成図である。
【0039】
【
図11】本発明の第5実施例による体液管理方法に対するデータフロー図である。
【0040】
【
図12】本発明の実施例による個人用精子データと病院用精子データを示した図面である。
【0041】
【
図13】本発明の実施例によるユーザー端末に設置されたサービスアプリケーションの画面を示した図面である。
【0042】
【
図14】本発明の実施例による健康管理情報の一例を示した図面である。
【0043】
【
図15】本発明の実施例によるサービスアプリケーションを通じ提供する調査質問を示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
以下、添付された図面を参照にして、本明細書に開示された実施例を詳しく説明し、図面符号に関係なく同一/又は類似の構成要素は同一の参照番号を付与し、これに関する重複する説明は省略するようにする。また、本明細書に開示された実施例を説明するのにおいて、関連付けた公知技術に関する具体的説明が本明細書に開示された実施例の要旨を不明瞭にすると判断される場合、その詳しい説明を省略する。
【0045】
第1、第2などのような序数を含む用語は様々な構成要素を説明するのに用いることができるが、前記構成要素は前記用語により限定されない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみ用いられる。
【0046】
単数の表4現は文脈上明白に異なる意味を持たない限り、複数の表現を含む。
【0047】
本出願で、説明される各ステップは特別の因果関係により羅列された順序に従って行われるべきである場合を除いて、羅列された順序と関係なく行われることができる。
【0048】
本出願で、「含む」又は「有する」などの用語は明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つ又はそれ以上の他の特徴、若しくは数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないものと理解するべきである。
【0049】
【0050】
以下、添付された図面を参照にし、本発明について説明する。
【0051】
図1は本発明の実施例による体液管理サーバーのネットワーク環境を示した図面である。
図1を参照すると、本発明の実施例による体液管理サーバー100は有線又は無線ネットワーク(クラウドを含む)に連結されており、有線又は無線ネットワークに接続する病院用精子測定機200とユーザー端末320に連結される。ここで、病院用精子測定機200は病院端末と有線又は無線に連結されて、病院端末が体液管理サーバー100にネットワークで連結でき、又は病院用精子測定機200と病院端末が一体化に構成することができる。
【0052】
本発明の一実施例による体液管理サーバー100は病院用精子測定機200で提供する病院用精子データとユーザー端末320で提供する個人用精子データを受信し個人カスタマイズ型管理サービスを提供する。
【0053】
例えば、個人カスタマイズ管理サービスはユーザーの病院用精子データ、及び/又は個人用精子データに基づいて精子の状態を改善する向上プログラム(以下、「健康管理情報」という)をユーザーに提供する健康管理情報提供サービス、及び随時に受信される個人用精子データに対するモニタリングサービスである。
【0054】
健康管理情報は、飲食及び健康のうち少なくとも一つの情報を含め、設定した期間の間に毎日、又は二日、又は一週間の単位で提供される飲食及び健康のうち少なくとも一つに対する推薦情報である。もちろん、健康管理情報はユーザー又は病院関係者により任意の期間で設定されることができ、ユーザーが病院を訪問する間隔で設定することができる。
【0055】
これに加えて、個人カスタマイズ型管理サービスはユーザーの病院用精子データ、及び/又は個人用精子データを暗号化して、ブロックチェーンネットワークに連結された関連者のブロックチェーンノードを通じ共有する情報共有サービス、外部の要請により特定要件を備えた精子データを提供し、提供された精子データの所有者にリーワードを提供するリーワード提供サービス、不妊関連保険を支援する保険支援サービスのうち少なくとも一つをさらに含むことができる。
【0056】
病院用精子測定機200は複数のチャンバーを有しており、各チャンバーで同時に精子の状態を測定し、測定した結果、すなわち、複数の病院用精子データを体液管理サーバー100に提供する。病院用精子データは複数のイメージ又は動映像に提供され、これを停止映像で見ると
図12の(a)のように表示されることができる。病院用精子測定機200は高倍率のレンズで精子の状態を測定するため、個人用精子測定器310に比べ性能が優れ、価額が高い装置である。
【0057】
病院用精子測定機200は直接に体液管理サーバー100に接続ができるが、病院用端末(未図示)を通じ体液管理サーバー100に接続することができる。病院用端末は病院用精子測定機200で測定した病院用精子データをユーザーが肉眼で確認することができるようにする装置であり、精子の状態情報を把握する機能を有することができる。精子の状態情報は精子の個数、精子の活動性、精子の直進性、奇形精子などを含む。
【0058】
ユーザー端末320はスマートフォンやコンピューターであることができ、個人用精子測定器310と有線又は無線に連結され個人用精子測定器310で測定した個人用精子データは複数のイメージ又は動映像で提供され、これを停止映像で見ると
図12の(b)のように表示できる。
【0059】
体液管理サーバー100はサービスの提供のためにスマートフォンのユーザー端末320に対してサービスアプリケーション(service application)を提供し、ユーザーはサービスアプリケーションを実行させた後、サービスアプリケーションを通じ体液管理サーバー100に接続しサービスの提供を受ける。
【0060】
スマートフォンのユーザー端末320で実行されるサービスアプリケーションの一例が
図13及び
図14に図示されている。
図13は本発明の実施例によるユーザー端末に設置されたサービスアプリケーションの画面を示した図面であり、
図14は本発明の実施例による健康管理情報の一例を示した図面である。
【0061】
図13と
図14を参照すると、サービスアプリケーションは個人用精子測定器と連結されており、サービスの提供を受けるため会員加入をするようにする画面を提供する。そして、サービスアプリケーションはユーザーに健康管理情報の提供、すなわち、精子の状態を向上させることができる飲食である「ロメイン玄米サラダ」の摂取をお勧めし、「ロメイン玄米サラダ」のレシピを見せる画面を提供する。
【0062】
【0063】
図2は本発明の第1実施例による体液管理サーバーのブロック構成図である。
図2を参照すると、本発明の第1実施例による体液管理サーバー100はインターフェース部101と、データ識別部102と、体液解析部103と、体液状態判定部104と、健康管理情報生成部105と、ユーザー情報保存部106と、測定データ保存部107と、健康管理データ保存部108と、を含む。
【0064】
インターフェース部101は外部から接続する外部端末との通信インターフェースを行い、外部端末とデータ送信及び受信ができるようにする。データ識別部102はインターフェース部101を通じて受信されたデータの種類を識別し、データのソース(source)情報を把握し発信者、すなわち、ユーザーを識別する。
【0065】
体液解析部103は受信される病院用精子データと個人用精子データを解析し精子の状態情報を把握する。例えば、病院用精子データの場合に体液解析部103は病院用精子データが複数個の測定映像で構成されているため、各測定映像に対する状態情報を把握し、把握した各状態情報を平均し最終的精子の状態情報を把握する。個人用精子データの場合に、体液解析部103は把握した状態をユーザー端末320及び病院側(すなわち、病院用精子測定機及び/又は病院端末)に提供する。
【0066】
体液状態判定部104は体液解析部103の解析結果を用いて該当ユーザーの精子に対する最終状態を判定する。精子に対する状態は精子の状態が正常である正常状態、精子の状態が管理、すなわちケア(care)されていない異常状態、ケアをすれば状態が改善できる管理状態を含み、管理状態は状態の程度により複数のレベルに分けることができる。体液状態判定部104は個人用精子データに対する最終状態を判定した場合であれば、ユーザー端末320及び病院側(すなわち、病院用精子測定機及び/又は病院端末)に提供することができる。
【0067】
健康管理情報生成部105は精子の状態が管理状態であるユーザーに対し健康管理情報(すなわち、精子向上プログラム)を生成し、この際、管理状態のレベルに応じて、ユーザーに合った健康管理情報を生成する。例えば、管理状態のレベルが高ければ高いほどユーザーに対し運動の強度が高く運動の持続時間が長くなるようにする管理情報を提供し、精子の状態を向上させる飲食に対する服用回数を増やすようにする管理情報を提供する。そして健康管理情報生成部105は健康管理情報をユーザーに提供した後、該当ユーザーから個人用精子データが受信されたら、受信された個人用精子データの状態に応じて新しい健康管理情報又は一回性の健康管理情報を提供することができる。
【0068】
前記管理状態のレベルが高いことは、管理状態のレベルが低いことに比べて精子の状態がさらに悪いことを意味する。
【0069】
ユーザー情報保存部106は、会員に登録されたユーザーに対する個人情報(例えば、名前、年齢、住居地域、体重、身長など)を保存する。測定データ保存部107は各ユーザーの病院用精子データと個人用精子データを保存する。健康管理情報保存部108は各ユーザーに提供した健康管理情報を保存する。
【0070】
【0071】
図3は本発明の第1実施例による体液管理方法に対するデータフロー図であって、本発明の第1実施例による体液管理サーバー100の動作である。
【0072】
図3を参照すれば、ユーザーが病院を訪問すると、ユーザーの精子を病院用精子測定機200の複数のチャンバーに入れて測定を始まる。これに病院用精子測定機200では、複数のチャンバーで同時にユーザーの精子を測定し(S301)、各チャンバーで精子を測定した複数の測定映像を生成する(S302)。そして、病院用精子測定機200はユーザーの識別情報(例えば、名前又は名前に対応するコード番号など)を前記で生成した複数の測定映像のメッセージに含め(S303)、複数の測定映像及びユーザーの識別情報を含む測定映像メッセージを体液管理サーバー100に伝送する(S304)。
【0073】
体液管理サーバー100は測定映像メッセージを受信し(S305)、メッセージに含んだユーザーの識別情報を通じユーザーを把握し測定データ保存部106に測定映像をユーザーにマッチングし保存する(S306)。
【0074】
そして、体液管理サーバー100はユーザーの複数の測定映像、それぞれに対して映像解析を行って、精子の個数、精子の活動性、精子の直進性、奇形精子などの精子の状態情報を把握する(S307)。そして、体液管理サーバー100は把握した複数の精子の状態を平均しユーザーの精子に対する最終状態情報を把握する(S308)。
【0075】
体液管理サーバー100は最終状態情報を設定情報と比べてユーザーの精子状態が正常状態であるか、異常状態であるか、管理状態であるかを判断し、処方できる状態であるかを判断して、管理状態である場合にどのレベルであるかを判断する(S309)。
【0076】
体液管理サーバー100は精子の状態が正常であり、及び/又は異常状態である場合に病院用精子測定機200とユーザー端末320にこれを知らせ、動作を中止する(S312)。一方、体液管理サーバー100は精子の状態が管理状態である場合に解析結果に対応する健康管理情報を生成し(S311)、生成した健康管理情報をユーザー端末320と病院用精子測定機200に提供しユーザーと病院側関係者が、これを知るようにする(S312、S313)。もちろん、ユーザーの精子状態が管理状態である場合にも体液管理サーバー100はユーザー端末320と病院用精子測定機200に管理状態であることを知らせる。
【0077】
ユーザーは自分のユーザー端末320を通じ健康管理情報を確認したら、精子の状態を向上させるため健康管理情報に含まれたスケジュールにより飲食を摂取し、及び/または運動を行う。そして、ユーザーは健康管理情報による遂行結果による精子の状態を確認するため個人用精子測定器310を用いて自分の精子に対する測定を行う。
【0078】
これに、個人用精子測定器310は精子の状態を測定した後(S314)、測定映像を生成し(S315)、生成した測定映像をユーザー端末320に提供する(S316)。
【0079】
ユーザー端末320は個人用精子測定器310から測定映像を受信し、受信した測定映像をサービスアプリケーションを通じユーザー端末320の画面に表示しユーザーが確認することができるようにし、ユーザーの指示に従い測定映像を体液管理サーバー100に伝送する(S317)。
【0080】
体液管理サーバー100はユーザー端末320から測定映像を受信したら、ユーザーを識別し受信した測定映像をユーザーに対してマッチングし保存した後、個人用精子測定器310で測定した測定映像を解析し精子の状態情報を把握する(S318)。
【0081】
体液管理サーバー100はS318過程で把握したユーザーの精子の状態情報を病院用精子測定機200に提供する(S319)。もちろん、体液管理サーバー100はS318過程で把握したユーザーの精子の状態情報をユーザー端末310に提供することができる。
【0082】
したがって、病院関係者は個人用精子測定器310を通じ測定されたユーザーの精子の情報を体液管理サーバー100を通じ受信して確認することにより、ユーザーが健康管理情報をきちんと従っているかをモニタリングすることができる。
【0083】
【0084】
図4は本発明の第2実施例による体液管理方法に対するデータフロー図である。本発明の第2実施例による体液管理方法は全体に本発明の第1実施例と同じであるが、ユーザーの精子状態の把握及び健康管理情報の生成を個人用精子測定器310で測定した測定映像とユーザーの生体情報を用いて行うということに差がある。
【0085】
これを詳しく説明すれば、病院用精子測定機200はS301からS304までの過程と同じ動作を行い、ユーザーの病院用測定映像を体液管理サーバー100に伝送し(S401からS404まで)、体液管理サーバー100はS305からS308までの過程と同じ動作を行い、ユーザーの精子に対する解析結果を把握する(S405からS408まで)。
【0086】
このような状態で、ユーザーは個人用精子測定器310を通じ精子測定を行い、個人用精子測定器310はユーザーの精子を測定し(S409)、ユーザーの精子状態に対する測定映像を生成し(S410)、ユーザー端末320に提供する(S411)。
【0087】
そして、ユーザーは生体情報測定器を通じ生体情報を測定し(S412)、生体情報測定器は測定した生体情報をユーザー端末320に提供する(S413)。生体情報はBMI(Body Mass Index、 ボディマス指数)、心拍数、体成分などのうち少なくとも一つを含む。
【0088】
ユーザー端末320は個人用精子測定器310を通じ測定された生体情報と個人用精子測定器310を通じ測定した測定映像を体液管理サーバー100に提供する(S414)。
【0089】
体液管理サーバー100はユーザー端末320から測定映像と生体情報を受信すると、S408過程で把握した解析結果に加えて、個人用精子測定器310で測定した測定映像の解析結果と現在受信されたユーザーの生体情報を用いて健康管理情報を生成し(S416)、生成した健康管理情報をユーザー端末320に提供する(S417)。
【0090】
もちろん、体液管理サーバー100はS416過程で生成した健康管理情報を病院用精子測定機200にも提供する。
【0091】
体液管理サーバー100は健康管理情報をユーザー端末320に提供した後、S314過程からS316過程までと同じ過程を通じ伝送された個人用精子測定器310で測定した測定映像を受信し、S318及びS319過程と同じ過程を行い、個人用精子測定器310で測定した測定映像に対する解析結果を病院用精子測定機200に提供することとともにユーザー端末320にも提供する。
【0092】
一方、体液管理サーバー100が健康管理情報をユーザー端末320に提供した後、ユーザーは個人用精子測定器310を用いた精子測定と一緒に生体情報を測定しユーザー端末320を通じ体液管理サーバー100に提供することができる。この場合に体液管理サーバー100は個人用精子測定器310の測定した精子の状態が急激に変わる場合、すなわち、把握した管理状態のレベルが以前の管理状態のレベルに比べ低くなり、及び/又は高くなる場合に新しい健康管理情報を生成し、病院及びユーザーに提供することができる。また、体液管理サーバー100は受信した生体情報が以前に受信した生体情報に比べ設定値ぐらいの変化が現れたら、新しい健康管理情報を生成し病院及びユーザーに提供することができる。
【0093】
【0094】
図5は本発明の第2実施例による体液管理サーバーのブロック構成図である。
図6は本発明の実施例によるブロックチェーンネットワークを用いて情報を共有することを示した図面である。
【0095】
図5及び
図6を参照すると、本発明の第2実施例による体液管理サーバー100はインターフェース部101と、データ識別部102と、体液解析部103と、体液状態判定部104と、健康管理情報生成部105と、ユーザー情報保存部106と、測定データ保存部107と、健康管理情報保存部108と、ブロックチェーン部109と、を含む。
【0096】
本発明の第2実施例による体液管理サーバー100は全体に本発明の第1実施例による体液管理サーバー100と同じ構成を有するが、ブロックチェーン部109をさらに含むという差がある。
【0097】
ブロックチェーン部109は病院用精子測定機200から受信したユーザーの測定映像と個人用精子測定器200から受信した測定映像及び体液管理サーバー100がユーザー端末320及び病院用精子測定機200に伝送した情報(例えば、健康管理情報など)を暗号化を通じブロックを生成し、生成したブロックをユーザーと関連付けたブロックチェーンの各ブロックチェーンノードに伝送し情報を共有するようにする。例えば、ブロックチェーンノードは体液管理サーバー100、ユーザー端末320、病院関係者端末400、病院端末210(又は病院用精子測定機)などである。
【0098】
【0099】
図7は本発明の第3実施例による体液管理サーバー100のブロック構成図である。
図7を参考にすれば、本発明の第3実施例による体液管理サーバー100は、インターフェース部101と、データ識別部102と、体液解析部103と、体液状態判定部104と、健康管理情報生成部105と、ユーザー情報保存部106と、測定データ保存部107と、健康管理情報保存部108と、個人情報把握部110と、保険情報保存部111と、選別情報提供部112と、リーワード提供部113と、保険連携部114と、を含む。一方、本発明の第3実施例による体液管理サーバー100は前述したブロックチェーン部109と、をさらに含むことができる。
【0100】
本発明の第3実施例による体液管理サーバー100のインターフェース部101と、データ識別部102と、体液解析部103と、体液状態判定部104と、健康管理情報生成部105と、測定データ保存部107と、健康管理情報保存部108と、は前述した本発明の第1及び第2実施例に記載された構成と同じであるので、詳しい説明は省略する。
【0101】
個人情報把握部110は個人情報をユーザー端末320にお問合せし、それに対する答えを受信し、受信した個人情報をユーザー情報保存部106にユーザー識別情報とマッチングし保存する。ここで、個人情報はユーザー個人の体の情報(例えば、保有疾病、アレルギー症状など)と食習慣、飲酒現状、喫煙有無などである。
【0102】
保険情報保存部111は各ユーザーが加入している不妊関連保険情報を保存している。
【0103】
選別情報提供部112は外部機関や企業から特定条件の精子データ(すなわち、病院用または個人用の精子測定映像)の要請を受けると、測定データ保存部107で特定条件の精子データを抽出し、該当外部機関や企業に提供する。この際、特定条件特定地域(市、郡、区、邑、面、洞など)、特定年齢、特定疾患(例えば、糖尿病、高血圧、アレルギー、心臓疾患、腎臓疾患など)、性別、設定期間中の精子の状態が悪く(または良く)なった人などのうち少なくとも一つ以上の組み合わせで構成された条件である。
【0104】
リーワード提供部113は設定条件を満たしたユーザーにリーワードを提供する。この際、提供されたリーワードはユーザー情報保存部106に該当のユーザーの識別情報とマッチングし保存される。ここで、設定条件は個人用精子測定器310で測定した測定映像を体液管理サーバー100に提供する条件(提供ごとにリーワード提供)、自分の測定映像が選別情報提供部112を通じ外部機関や企業に提供される条件、保険会社に不妊関連保険を加入する条件のうち少なくとも一つである。
【0105】
保険連携部114は体液状態判定部104と連携し、体液状態判定部104で精子の状態が管理状態から正常状態にかわり、及び/又は管理状態から異常状態に変わり、及び/又は管理状態のレベルが設定値レベルぐらい低くなり、及び/又は高くなる場合に、ユーザーに保険加入又は保険金の請求を提案し、ユーザーから肯定の応答を受ける場合に、保険会社に該当ユーザーの精子の状態を判定する情報を提供する。
【0106】
【0107】
図8は本発明の第3実施例による体液管理方法に対するデータフロー図であって、本発明の第3実施例による体液管理システムの動作に基づく場合に関するものである。そして、
図8で測定映像を用いて健康管理情報を生成し提供する一連の過程は第1実施例又は第2実施例と同じであるから省略した。
【0108】
図8を参照すると、体液管理サーバー100は個人情報を把握するため、個人情報用調査質問(アンケート)をユーザー端末320に提供し(S801)、ユーザー端末320は個人情報用調査質問に対するユーザーの答えの入力を受け、調査質問の答えを作成した後(S803)、体液管理サーバー100に提供する(S803)。
【0109】
体液管理サーバー100でユーザー端末320に提供する調査質問の一例が
図15に図示されている。
【0110】
体液管理サーバー100は調査質問の答えを受信しユーザーを確認して、情報を情報の種類別に分類し保存する(S804)。年齢、地域、身体特徴(疾患を含む)を把握し、ユーザー情報保存部106に把握した情報を記録する(S805)
【0111】
一方、ユーザーが個人用精子測定器310を通じ精子の測定をすると、個人用精子測定器310は精子の状態を測定した後(S806)、測定映像を生成し(S807)、生成した測定映像をユーザー端末320に提供する(S808)。ユーザー端末320は個人用精子測定器310から測定映像を受信し、受信した測定映像をユーザーの指示により体液管理サーバー100に伝送する(S809)。
【0112】
体液管理サーバー100はユーザー端末320から測定映像を受信すると、ユーザーを識別し受信した測定映像をユーザーに対しマッチングし保存した後、個人用精子測定器310で測定した測定映像を解析し精子の状態情報を把握して保存する(S810)。
【0113】
体液管理サーバー100はS810で把握した精子の状態に基づいて保険条件を満たしたかどうかを判断し(s811)、保険条件を満足した状態であれば保険会社サーバーに保険条件に対する情報を提供しユーザーの保険加入又は保険金の請求を要請し、及び/または知らせる(S812)。
【0114】
一方、外部機関や企業の情報要請端末(又はサーバー)で特定条件の精子データを要請すれば(S813)、体液管理サーバー100は特定条件の精子データを測定データ保存部107から抽出し(S814)、抽出した特定条件の精子データ(測定映像)を該当端末(又はサーバー)に提供する(S815)。
【0115】
このように、精子データを外部に提供すると、体液管理サーバー100は該当ユーザーにリーワードを提供する(S816)。
【0116】
【0117】
以下では、
図9を参照し、保険会社と連携する動作をより詳しく説明する。
図9は本発明の実施例による保険会社連携動作に対するデータフロー図である。
【0118】
図9を参照すると、ユーザーが個人用精子測定器310を通じ精子測定をするごとに、ユーザー端末320は体液管理サーバー100に測定映像を伝送する(S901)。そうすると、体液管理サーバー100は測定映像を解析し、精子の状態情報を把握し(S902)、把握した精子の状態情報を直ちに以前の精子状態と比べる(S903)。
【0119】
前記比較を通じ、体液管理サーバー100は精子が向上されたかどうかを判断し(S904)、向上されたら向上条件を満たしたがどうかを判断する(S905)。向上条件は精子の状態が管理状態から正常状態にかわり、及び/又は管理状態のレベルが設定値レベルぐらい高くなった条件である。
【0120】
S905の判断を通じ精子の状態が向上条件を満たしたとすれば、体液管理サーバー100はユーザー端末320に向上条件を満たしたという案内と一緒に病院を訪問することを案内する訪問案内メッセージを伝送する(S907)。s907過程は正確な精子の状態を測定するためのものである。
【0121】
そして、体液管理サーバー100は該当ユーザーが不妊関連保険に加入しているかを保険情報保存部111通じ把握し、保険に加入していれば保険金の請求を案内するメッセージを伝送し、保険に加入していないなら不妊関連保険の加入を案内するメッセージを伝送する(S908)。
【0122】
体液管理サーバー100はユーザー端末320からS908過程の応答として保険加入の申し込み又は保険金請求をするという応答を受信すると(S909)、現在ユーザーの精子の状態及び状態情報を保険会社に提供し、ユーザーが現在ユーザーの精子の状態及び状態情報を用いて保険に加入又は保険金の請求することができるようにする(S910)。
【0123】
一方、S904の判断過程でユーザーの精子の状態が向上していなかったら、体液管理サーバー100は精子の状態が異常状態で悪くなったかを判断し(S911)、異常状態で悪くなったとしたら訪問案内メッセージをユーザー端末320に伝送する(S907)。そして体液管理サーバー100は該当ユーザーが不妊関連保険に加入していると保険金の請求を案内するメッセージを伝送し(S908)、ユーザーの要請に従い保険金請求のためのユーザーの精子の状態及び状態情報を保険会社に提供する(S910)。
【0124】
【0125】
図10は本発明の第4実施例による体液管理サーバーのブロック構成図である。
図10参照すると、本発明の第4実施例による体液管理サーバーは、インターフェース部101と、データ識別部102と、状態情報解析部120と、健康管理情報生成部105と、ユーザー情報保存部106と、測定データ保存部107と、健康管理データ保存部108と、状態情報保存部121と、を含む。
【0126】
インターフェース部101は外部から接続する外部端末との通信インターフェースを行い、外部端末とデータの送信及び受信を可能にする。
【0127】
データ識別部102はインターフェース部101を通じ受信したデータの種類を識別し、データの種類ソース(source)情報を把握し発信者、すなわち、ユーザーを識別する。また、データ識別部120は受信されるデータが個人用精子測定器310で測定した個人用精子データであれば、病院用精子測定機200又は病院用端末に伝達する。
【0128】
状態情報解析部120は病院用精子測定機200又は病院端末(未図示)で伝送したユーザーの病院用測定映像とユーザーの精子の状態情報(精子の個数と、精子の活動性の程度と、精子の直進性の程度と、奇形精子の数を含む)を保存し、病院用精子測定機200又は病院端末(未図示)で伝送したユーザーの精子の状態情報を解析しユーザーの精子状態(正常状態、異常状態、管理状態、レベル)を把握する。状態情報解析部120は体液管理サーバー100の機能を第1から第3実施例と差別化するため命名したものだが、体液状態判定部104と同じ機能を行うものなので、請求範囲では体液状態判定部104と命名する。
【0129】
【0130】
健康管理情報生成部105は状態情報解析部120の解析結果を用いて、精子の状態が管理状態であるユーザーに対する健康管理情報(すなわち、精子向上プログラム)を生成し、この際、管理状態のレベルによりユーザーに合った健康管理情報を生成する。例えば、管理状態のレベルが高ければ高いほどユーザーに対し運動の強度が高く運動の持続時間が長くなるようにする管理情報を提供し、精子の状態を向上させる飲食に対する服用回数を増やすようにする管理情報を提供する。そして、健康管理情報生成部105は健康管理情報をユーザーに提供した後、該当ユーザーから個人用精子データが受信されたら、受信された個人用精子データの状態に応じて新しい健康管理情報または一回性の健康管理情報を提供することができる。
【0131】
ユーザー情報保存部106は会員として登録されたユーザーに対する個人情報(例えば、名前、年齢、住居地域、体重、身長など)を保存する。測定データ保存部107は各ユーザーの病院用精子データと個人用精子データを保存する。健康管理情報保存部108は各ユーザーに提供した健康管理情報を保存する。
【0132】
測定データ保存部107は各ユーザーの病院用精子データと個人用精子データを保存する。健康管理情報保存部108は各ユーザーに提供した健康管理情報を保存する。
【0133】
状態情報保存部121は病院用精子測定機200、又は病院端末で伝送したユーザーの精子の状態情報を保存する。
【0134】
【0135】
図11は本発明の第4実施例による体液管理方法に対するデータフロー図であり、病院端末機は病院用精子測定機200と精子測定機200とネットワークに連結された病院端末を含む。
【0136】
図11を参照すると、ユーザーが病院を訪問すると、ユーザーの精子を病院用精子測定機200の複数のチャンバーに入れて測定を始まる。これに病院用精子測定機200では複数のチャンバーで同時にユーザーの精子を測定し(S1101)、各チャンバーで精子を測定した複数の測定映像を生成し病院端末に提供する(S1102)。病院端末は病院関係者の指示により精子の状態情報を生成し複数の測定映像に含めて(S1103)、ユーザーの識別情報(例えば、名前又は名前に対応するコード番号など)を複数の測定映像に含めた後(S1104)、複数の測定映像と、精子の状態情報と、ユーザーの識別情報と、を含む測定映像メッセージを体液管理サーバー100に伝送する(S1105)。
【0137】
体液管理サーバー100は測定映像メッセージを受信し(S1106)、メッセージに含まれたユーザーの識別情報を通じユーザーを把握し測定データ保存部106で複数の測定映像をユーザーにマッチングし保存する(S1107)。
【0138】
そして、体液管理サーバー100は測定映像メッセージに含まれたユーザーの精子の状態情報を通じ精子の個数、精子の活動性、精子の直進性、奇形精子などの精子を把握する(S1108)。そして、体液管理サーバー100は把握した複数の精子の状態を用いてユーザーの精子に対する最終状態情報を把握する(S1108)。
【0139】
最終状態情報はユーザーの精子状態が正常状態であるか、異常状態であるか、管理状態であるかを判断し、処方可能な状態であるかを判断する。管理状態である場合にどのレベルであるのかに対する情報である。
【0140】
体液管理サーバー100は精子の状態が正常状態及び/又は異常状態である場合に病院用精子測定機200とユーザー端末320にこれを知らせて動作を中止する。一方に、体液管理サーバー100は精子の状態が管理状態である場合に解析結果に対応する健康管理情報を生成し(S1109)、生成した健康管理情報をユーザー端末320と病院用精子測定機200に提供し、ユーザーと病院側の関係者がこれを分かるようにする(S1110、S1111)。もちろん、ユーザーの精子状態が管理状態である場合にも体液管理サーバー100はユーザー端末320と病院用精子測定機200に管理状態であることが知らせる。
【0141】
ユーザーは自分のユーザー端末320を通じ健康管理情報を確認すれば、精子の状態を向上させるため健康管理情報に含まれたスケジュールに従って飲食を摂取し、及び/又は運動を行う。そしてユーザーは健康管理情報に従う遂行結果による精子の状態を確認するために個人用精子測定器310を用いて自分の精子に対する測定を行う。
【0142】
これに、個人用精子測定器310は精子の状態を測定した後(S1112)、測定映像を生成し(S1113)、生成した測定映像をユーザー端末320に提供する(S1114)。
【0143】
ユーザー端末320は個人用精子測定器310から測定映像を受信し、受信した測定映像をサービスアプリケーションを通じユーザー端末320の画面に表示しユーザーが確認することができるようにし、ユーザーの指示に従い測定映像を体液管理サーバー100に伝送する(S1115)。
【0144】
体液管理サーバー100はユーザー端末320から測定映像を受信すると、ユーザーを識別し受信した測定映像をユーザーに対しマッチングし保存した後、個人用精子測定器310で測定した測定映像を解析し精子の状態情報を把握する(S1116)
【0145】
体液管理サーバー100はS318過程で把握したユーザーの精子の状態情報を病院用精子測定機200に提供する(S1117)。もちろん体液管理サーバー100はS318過程で把握したユーザーの精子の状態情報をユーザー端末310に提供することができる。
【0146】
したがって、病院関係者は個人用精子測定器310を通じ測定されたユーザーの精子状態を体液管理サーバー100を通じ受信して確認することによって、ユーザーが健康管理情報をきちんと従っているかをモニタリングすることができるようになる。
【0147】
一方、本発明の第4実施例による体液管理システムは様々に変形することができる。例えば、本発明の第4実施例による体液管理システムは本発明の第2実施例による体液管理システムの構成であるブロックチェーン部109をさらに含むことができ、本発明の第3実施例による体液管理システムの構成である個人情報把握部110と、選別情報提供部112と、リーワード提供部113と、保険連携部114のうち少なくとも一つをさらに含むことができる。
【0148】
そして、本発明の第4実施例による体液管理システムは様々に変形することにより、本発明の第4実施例による体液管理方法も様々に変形することができる。
【0149】
また一方、前述した実施例では病院用精子測定機200が体液管理サーバー100に伝送する情報を直接に受信することと説明したが、病院用精子測定機200が体液管理サーバー100の情報を直接受信する機能を有していなければ、病院用精子測定機200ではなく、病院関係者の端末(例えば、スマートフォン又はコンピューター等)又は病院に設置された病院端末(コンピューター又はサーバー等)で体液管理サーバー100から伝送する情報を受信する。
【0150】
前述した実施例で体液解析部103と、体液状態判定部104と、健康管理情報生成部105と、ブロックチェーン部109と、個人情報把握部110と、選別情報提供部112と、リーワード提供部113と、保険連携部114と、は体液管理サーバー100のデータ処理プロセッサで行う機能的動作を区分したものであり、各保存部106、107、108、111は体液管理サーバー100のメモリに該当し、インターフェース部101は体液管理サーバー100の通信モジュールに該当する。
【0151】
本発明の各実施例に開示された技術的特徴は該当の実施例にのみ限定されるものではなく、お互いに両立不可能でない以上、各実施例に開示された技術的特徴はお互いに異なる実施例に併合され適用できる。
【0152】
したがって、各実施例ではそれぞれの技術的特徴を中心に説明するが、各技術的特徴がお互いに両立不可能でない以上、お互い併合され適用できる。
【0153】
本発明は上述した実施例及び添付した図面に限定されるものではなく、本発明が属する分野で通常の知識を有するものの観点から様々な修正及び変形が可能である。したがって本発明の範囲は本明細書の請求範囲だけでなく、この請求範囲と均等なものによって定められるべきである。
【国際調査報告】