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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-04
(54)【発明の名称】CT検査装置
(51)【国際特許分類】
   G01N 23/046 20180101AFI20240927BHJP
   G01N 23/18 20180101ALI20240927BHJP
   G06T 5/60 20240101ALI20240927BHJP
   G06T 1/00 20060101ALI20240927BHJP
【FI】
G01N23/046
G01N23/18
G06T5/60
G06T1/00 305Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024544616
(86)(22)【出願日】2022-08-08
(85)【翻訳文提出日】2024-04-01
(86)【国際出願番号】 KR2022011789
(87)【国際公開番号】W WO2023063551
(87)【国際公開日】2023-04-20
(31)【優先権主張番号】10-2021-0137320
(32)【優先日】2021-10-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510306971
【氏名又は名称】ペムトロンカンパニーリミテッド
【住所又は居所原語表記】1406ho, 219 Gasan digital 1-ro, Geumcheon-gu, Seoul 08501 Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100121500
【弁理士】
【氏名又は名称】後藤 高志
(74)【代理人】
【識別番号】100189887
【弁理士】
【氏名又は名称】古市 昭博
(72)【発明者】
【氏名】ユー ヨングウーング
(72)【発明者】
【氏名】チョー チェオルホーン
(72)【発明者】
【氏名】ユン ジョンサム
(72)【発明者】
【氏名】キム ヨンハ
【テーマコード(参考)】
2G001
5B057
【Fターム(参考)】
2G001AA01
2G001BA11
2G001CA01
2G001FA29
2G001HA08
2G001HA14
2G001KA03
2G001LA11
5B057AA09
5B057CA08
5B057CA12
5B057CA16
5B057CB08
5B057CB12
5B057CB16
5B057DB02
5B057DB09
5B057DC40
(57)【要約】
【課題】少ない数のプロジェクション画像でより正確なCT断層画像を生成することができるCT検査装置を提供すること。
【解決手段】本発明は、CT検査装置に関するもので、検査対象に対してN枚のプロジェクション画像を撮影するCT撮影部と、前記CT撮影部によって撮影されたN枚の前記プロジェクション画像の入力を受け、前記検査対象に対するCT断層画像を出力する人工知能ベースのAIモデルを有するCT画像生成部と、を含むことを特徴とする。これにより、少ない数のプロジェクション画像、例えば4枚のプロジェクション画像の撮影のみで高い画質と解像力を有するCT断層画像を生成することができる。
【選択図】図2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
CT検査装置であって、
電子部品に対してN枚のプロジェクション画像を撮影するCT撮影部と、
前記CT撮影部によって撮影されたN枚の前記プロジェクション画像の入力を受け、前記電子部品に対するCT断層画像を出力する人工知能ベースのAIモデルを有するCT画像生成部と、を含むことを特徴とする、CT検査装置。
【請求項2】
前記AIモデルは、
N枚の学習用プロジェクション画像と、N枚の前記学習用プロジェクション画像によって生成された第1学習用CT断層画像と、M(ここでは、M>N)枚の学習用プロジェクション画像によって生成された第2学習用CT断層画像を学習データとして学習されて生成され、
前記第2学習用CT断層画像を出力データとして学習されることを特徴とする、請求項1に記載のCT検査装置。
【請求項3】
前記AIモデルは、N枚の前記学習用プロジェクション画像と前記第1学習用CT断層画像を入力データとして学習され、
前記CT画像生成部は、N枚の前記プロジェクション画像を処理し、入力用CT断層画像を生成して前記AIモデルに入力する前処理モジュールをさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載のCT検査装置。
【請求項4】
Nは4であり、Mは8以上であることを特徴とする、請求項2または3に記載のCT検査装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、CT検査装置に係り、より詳細には、少ない数のプロジェクション画像でより正確なCT画像を生成することができるCT検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、家電製品やコンピュータなどの電気電子製品の主要部品として組み込まれるプリント基板(PCB)には、例えば、BGA(ball grid array)またはCSP(chip scale package)などの小型電子部品がはんだ付けによって実装される。
【0003】
したがって、このようなプリント基板は、電気電子製品セットに組み込まれる過程において実装された電子部品のはんだ付け状態に対する良否を検査する過程を経る。このようにプリント基板のはんだ付け状態を検査するためのものとして、最近ではX線検査装置が主に用いられている。
【0004】
このようなプリント基板のX線検査装置は、遮蔽のための室内空間が形成されるように製作されたキャビネットの内部に供給されて、検査位置にセットされるプリント基板にX線を照射して投影された画像を検出器(detector)で撮影して出力される画像情報に基づいて、プリント基板のはんだ付け部に対するはんだ付け状態の良否を判定するようになっている。
【0005】
X線を用いた従来の検査装置は、被検査体を挟んでX線発生器と検出器を同期回転させながら一つの画像に対する横断面層を得るラミノグラフィ(laminography)方式の断層画像アルゴリズムを適用した。
【0006】
しかし、このような従来のX線検査装置に適用された操舵可能なX線発生器は、その構成が複雑であるだけでなく、製造コストが大きいという欠点があり、大面積の検出器も、高価な部品であって、X線検査装置の単価を上昇させる要因となった。
【0007】
X線を用いた別の従来の検査装置は、X線発生器を回転させながら多数のX線イメージを数値的に結合して横断面イメージを得るトモシンセシス(tomosynthesis)方式の断層画像アルゴリズムを適用した。
【0008】
トモシンセシス方式のX線発生装置は、X線発生器が非操舵式であって、操舵式であるラミノグラフィ方式のX線発生装置のX線発生器に比べて低価であるが、相対的に機能が少ない。しかし、このようなX線発生器は、ビーム照射角が広角、すなわち少なくとも100°であって、一般的なX線発生器に比べては依然として高価に相当する部品である。
【0009】
上述した問題点を解消するために、被検査体を部分的にスキャニングし、これにより取得した画像データを断層画像に再構成する、三次元断層画像によって不良判定を行うことができる低価のCT(computer tomography)検査装置が開発された。
【0010】
従来のCT検査装置は、検査対象である電子部品を多数の方向から撮影した画像、すなわちプロジェクション画像を多数枚撮影し、これを1つのCT画像に再構成するが、最終的に生成されたCT画像の解像力や画質は、プロジェクション画像の数によって決定される。
【0011】
図1は、従来のCT検査装置においてプロジェクション画像の数に応じて生成されたCT断層画像の例を示す図である。図1に示すように、プロジェクション画像の数が増えるほど、CT断層画像の画質および解像力が高くなることを確認することができる。
【0012】
一般に、少なくとも8枚のプロジェクション画像を用いて生成されたCT断層画像が部品の良否を判断することができる最小値として認識されているが、8枚のプロジェクション画像によって生成されたCT断層画像の場合でも、一部の部品に対しては良否判定が不可能な場合がしばしば発生することが知られている。
【0013】
ところが、医療画像とは異なり、電子部品の検査のためのCT検査装置において、解像力や画質のために多くの量のプロジェクション画像を電子部品ごとに撮影することは現実的に不可能である。
【0014】
すなわち、インライン工程で電子部品の良否検査のために多くの時間を要すると、全体製造過程の遅延を招き、生産量の問題だけでなく製品の価格も増加させる要因として作用する。
【0015】
したがって、少ない量のプロジェクション画像でも部品の良否判断が可能であるほどの画質と解像力を有するCT断層画像を生成する技術は、実際の生産ラインにおいて重要な要素として認識されている。
【0016】
また、CT検査装置に関連して、医療用または歯科用CT検査装置においても少ない数のプロジェクション画像の撮影によって、高解像度、高画質のCT断層画像を生成することができれば、検査時間を節約して好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0017】
【特許文献1】韓国登録特許公報第10-1717678号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
本発明は、上述したような点に鑑みて案出されたもので、その目的は、少ない数のプロジェクション画像でより正確なCT断層画像を生成することができるCT検査装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0019】
上記目的は、本発明によって、CT検査装置において、検査対象に対してN枚のプロジェクション画像を撮影するCT撮影部と、前記CT撮影部によって撮影されたN枚の前記プロジェクション画像の入力を受け、前記検査対象に対するCT断層画像を出力する人工知能ベースのAIモデルを有するCT画像生成部と、を含むことを特徴とするCT検査装置によって達成される。
【0020】
ここで、前記AIモデルは、N枚の学習用プロジェクション画像と、N枚の前記学習用プロジェクション画像によって生成された第1学習用CT断層画像と、M(ここでは、M>N)枚の学習用プロジェクション画像によって生成された第2学習用CT断層画像を学習データとして学習されて生成されるが、前記第2学習用CT断層画像を出力データとして学習され得る。
【0021】
また、前記AIモデルは、N枚の前記学習用プロジェクション画像と前記第1学習用CT断層画像を入力データとして学習され、前記CT画像生成部は、N枚の前記プロジェクション画像を処理し、入力用CT断層画像を生成して前記AIモデルに入力する前処理モジュールをさらに含むことができる。
【0022】
また、Nは4であり、Mは8以上であり得る。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、少ない数のプロジェクション画像、例えば4枚のプロジェクション画像の撮影のみで高い画質と解像力を有するCT断層画像を生成することができるCT検査装置が提供される。
【0024】
また、少ない数のプロジェクション画像の撮影により、検査時間が短縮され、インライン工程などでリアルタイムにてCT検査が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】従来のCT検査装置においてプロジェクション画像の数に応じて生成されたCT断層画像の例を示す図である。
図2】本発明の実施形態によるCT検査装置の構成を示す図である。
図3】本発明の実施形態によるCT検査装置のCT撮影部の撮影例を示す図である。
図4】本発明の実施形態によるCT検査装置のAIモデルに適用される学習データの例を示す図である。
図5】本発明の実施形態によるCT検査装置のCT断層画像生成結果を説明するための図である。
図6】本発明の実施形態によるCT検査装置のCT断層画像生成結果を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明は、CT検査装置に関し、検査対象に対してN枚のプロジェクション画像を撮影するCT撮影部と、前記CT撮影部によって撮影されたN枚の前記プロジェクション画像の入力を受け、前記検査対象に対するCT断層画像を出力する人工知能ベースのAIモデルを有するCT画像生成部と、を含むことを特徴とする。
[発明の実施のための形態]
【0027】
本発明の利点および特徴、並びにそれらの達成方法は、添付図面と共に詳細に後述される実施形態を参照すると明らかになるであろう。ところが、本発明は、以下に開示される実施形態に限定されるものではなく、様々な形態で実現できる。但し、本実施形態は、本発明の開示を完全たるものとし、本発明の属する技術分野における通常の技術者に本発明の範囲を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求の範囲の範疇によって定義されるだけである。
【0028】
本明細書で使用された用語は、実施形態を説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。本明細書において、単数形は、文脈で特に断らない限り、複数形も含む。明細書で使用される「含む(comprises)」および/または「含む(comprising)」は、言及された構成要素の他に、1つ以上の他の構成要素の存在または追加を除外しない。明細書全体にわたって、同じ図面番号は同じ構成要素を指し、「および/または」は、言及された構成要素のそれぞれおよび1つ以上のすべての組み合わせを含む。たとえ「第1」、「第2」などが様々な構成要素を叙述するために使用されるが、これらの構成要素は、これらの用語によって限定されないのは言うまでもない。これらの用語は、1つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用されるものに過ぎない。よって、以下で言及される第1構成要素は、本発明の技術思想内で第2構成要素であり得る。
【0029】
他に定義がない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術的および科学的用語を含む)は、本発明の属する技術分野における通常の技術者に共通的に理解できる意味で使用できる。また、一般に使用される辞書で定義されている用語は、明白に特に定義されていない限り、理想的または過度に解釈されない。
【0030】
以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。また、本発明の実施形態では、CT検査装置100が電子部品の検査に適用されることを例として説明する。
【0031】
図2は、本発明の実施形態によるCT検査装置100の構成を示す図である。
【0032】
図2を参照すると、本発明の実施形態によるCT検査装置100は、CT撮影部110およびCT画像生成部120を含むことができる。また、本発明の実施形態によるCT検査装置100は、制御部130をさらに含んで構成できる。
【0033】
本発明の実施形態によるCT撮影部110は、電子部品に対してN枚のプロジェクション画像を撮影する。本発明の実施形態では、CT撮影部110が4枚のプロジェクション画像を撮影することを例とするが、後述するAIモデル121の学習に使用されるM枚の学習用プロジェクション画像と対比するとき、Nは、Mより小さい自然数となり、これについての詳細な説明は後述する。
【0034】
本発明の実施形態では、CT撮影部110が、図3に示すように、90°の間隔で4枚のプロジェクション画像を撮影することを例としているが、撮影方向がこれに限定されないのはもちろんである。
【0035】
一方、CT画像生成部120は、CT撮影部110によって撮影されたN枚のプロジェクション画像、例えば上述したように、4枚のプロジェクション画像の入力を受けて電子部品のCT断層画像を生成する。
【0036】
本発明の実施形態では、CT画像生成部120が人工知能ベースのAIモデル121を含むことを例とし、人工知能ベースのAIモデル121がN枚のプロジェクション画像の入力を受けて高画質のCT断層画像を推論して出力することを例とする。
【0037】
これにより、人工知能ベースのAIモデル121が既に学習された学習モデルを用いて、4枚のプロジェクション画像のみで相対的に高い画質と解像力を有するCT断層画像の生成が可能となる。
【0038】
一方、本発明の実施形態によるAIモデル121は、N枚の学習用プロジェクション画像、N枚の学習用プロジェクション画像によって生成された第1学習用CT断層画像、及び、M枚の学習用プロジェクション画像によって生成された第2学習用CT断層画像を学習データとして学習されて生成されることを例とする。ここで、第1学習用CT断層画像と第2学習用CT断層画像はそれぞれ一枚で学習される。
【0039】
ここで、AIモデル121は、第2学習用CT断層画像を出力データとして学習され、上述したように、MはNより大きい自然数である。
【0040】
図4は、本発明の実施形態によるCT検査装置100のAIモデル121の学習に適用される学習データの例を示す図である。ここで、学習データは学習データベース140に格納できる。
【0041】
図4の(a)に示すように、特定の電子部品に対して撮影された4枚の学習用プロジェクション画像が1組の学習データとして入力される。そして、図4の(b)に示す第1学習用CT断層画像は、図4の(a)に示す4枚の学習用プロジェクション画像を用いて生成されたCT断層画像である。
【0042】
また、図4の(c)に示す第2学習用CT断層画像は、当該電子部品に対して撮影されたM枚のプロジェクション画像を用いて生成されたCT断層画像である。本発明の実施形態では、学習に使用される第2学習用CT断層画像を8枚以上のプロジェクション画像を用いて生成することを例とし、AIモデル121の学習性能を高めるために、360枚のプロジェクション画像を用いて生成されたCT断層画像を第2学習用CT断層画像として適用することを例とする。
【0043】
上述したような学習データを用いてAIモデル121が学習されるが、4枚の学習用プロジェクション画像と第1学習用CT断層画像を入力データとし、第2学習用CT断層画像を出力データとして学習が行われる。
【0044】
ここで、本発明の実施形態によるCT画像生成部120は、CT撮影部110によって撮影されたN枚のプロジェクション画像を処理し、一枚の入力用CT断層画像を生成してAIモデル121の入力データとして入力する前処理モジュール122を含むことができる。
【0045】
すなわち、制御部130は、CT撮影部110によって撮影されたN枚のプロジェクション画像を用いて前処理モジュール122が入力用CT断層画像を生成するように制御し、AIモデル121は、CT撮影部110によって撮影されたN枚のプロジェクション画像、および前処理モジュール122によって生成された入力用CT断層画像の入力を受け、CT断層画像を推論して出力する。
【0046】
図5および図6は、本発明の実施形態によるCT検査装置100によって出力されるCT断層画像の例を説明するための図である。
【0047】
図5及び図6において、「入力4P」は、CT撮影部110によって撮影された4枚のプロジェクション画像を処理して生成したCT断層画像を示すものであり、「AI結果」は、本発明の実施形態によるCT検査装置100のAIモデル121によって推論されたCT断層画像の出力であり、「正解360P」は、360枚、すなわち1°の間隔で撮影されたプロジェクション画像を用いて実際に生成されたCT断層画像である。
【0048】
図5及び図6に示すように、本発明の実施形態によるAIモデル121が出力したCT断層画像と、実際の360枚のプロジェクション画像を用いて生成されたCT断層画像とが類似することを確認することができる。
【0049】
すなわち、4枚のプロジェクション画像の撮影のみで高い画質と解像力を有するCT断層画像の生成が可能となり、検査時間を短縮することができる。その結果、インライン工程内でリアルタイムにてCT断層画像を用いた電子部品の検査が可能となる。
【0050】
本発明の実施形態では、AIモデル121がCNNベースのGAN(Generative Adversarial Network)を用いて学習されることを例とする。
【0051】
前述した実施形態では、本発明の実施形態によるCT検査装置100が電子部品の検査に適用されることを例として説明した。ところが、本発明の技術思想が電子部品の検査にのみ限定されず、医療用CT検査、歯科用CT検査のためのCT検査装置にも適用できるのはもちろんである。
【0052】
これにより、歯科などの医療用CT検査においても、少ない撮影でより高画質、高解像力を提供するCT断層画像の生成が可能となり、検査時間を減らすことができる効果が期待できる。
【0053】
以上、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明の属する技術分野における通常の技術者は、本発明がその技術思想や必須の特徴を変更することなく、他の具体的な形態で実施できるということを理解することができるであろう。したがって、上述した実施形態は、あらゆる面で例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。
【産業上の利用可能性】
【0054】
家電製品やコンピュータなどの電気電子製品の主要部品として組み込まれるプリント基板(PCB)の例えば、BGA(ball grid array)やCSP(chip scale package)などの小型電子部品の検査分野に適用可能である。
【符号の説明】
【0055】
100 CT検査装置
110 CT撮影部
120 CT画像生成部
121 AIモデル
122 前処理モジュール
130 制御部
140 学習DB
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】