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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-08
(54)【発明の名称】漏えい感知装置
(51)【国際特許分類】
   F16L 55/00 20060101AFI20241001BHJP
   G01M 3/20 20060101ALI20241001BHJP
   F17D 5/04 20060101ALI20241001BHJP
【FI】
F16L55/00 D
G01M3/20 N
F17D5/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024510519
(86)(22)【出願日】2022-08-19
(85)【翻訳文提出日】2024-02-19
(86)【国際出願番号】 KR2022012380
(87)【国際公開番号】W WO2023027426
(87)【国際公開日】2023-03-02
(31)【優先権主張番号】10-2021-0110771
(32)【優先日】2021-08-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0110772
(32)【優先日】2021-08-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0132892
(32)【優先日】2021-10-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524064173
【氏名又は名称】アイディーケイラボ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ、ソン ヒ
(72)【発明者】
【氏名】イ、ユ ジュン
(72)【発明者】
【氏名】キム、キ トク
(72)【発明者】
【氏名】イ、ヨン ソク
(72)【発明者】
【氏名】キム、チュン チン
(72)【発明者】
【氏名】チュン、ヒョン ジュ
(72)【発明者】
【氏名】ファン、ウォン テ
(72)【発明者】
【氏名】シン、スン-ホ
(72)【発明者】
【氏名】キム、ファン ス
【テーマコード(参考)】
2G067
3J071
【Fターム(参考)】
2G067AA11
2G067CC04
2G067CC18
2G067DD10
3J071EE07
3J071EE37
3J071FF01
(57)【要約】
漏えい感知装置を提供する。一実施形態に係る漏えい感知装置は、配管の連結部に取り付けられるクランプ部材、前記クランプ部材の外周面の少なくとも一部を囲むように構成され、前記配管の連結部から漏えいしたガスによって色が変化する色変化部材、前記クランプ部材を囲むように構成され、外部から前記色変化部材を肉眼で確認するための少なくとも1つの溝を含む第1カバー部材、および前記第1カバー部材の外周面に沿って前記第1カバー部材を囲むように構成され、透明度を有する素材を含む第2カバー部材を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
配管の連結部に取り付けられるクランプ部材、
前記クランプ部材の外周面の少なくとも一部を囲むように構成され、前記配管の連結部から漏えいしたガスまたは化学物質によって色が変化する色変化部材、
前記クランプ部材を囲むように構成され、外部から前記色変化部材を肉眼で確認するための少なくとも1つの溝を含む第1カバー部材、
前記第1カバー部材を囲むように構成され、透明性を有する素材を含む第2カバー部材を含む、漏えい感知装置。
【請求項2】
前記少なくとも1つの溝によって、前記色変化部材の色の変化を感知する光学センサ
をさらに含む、請求項1に記載の漏えい感知装置。
【請求項3】
前記第2カバー部材は、前記光学センサが前記色変化部材の色の変化を感知することが可能なように、前記第1カバー部材が含む少なくとも1つの溝に対応する位置に前記光学センサを結合するための結合部材をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の漏えい感知装置。
【請求項4】
前記結合部材は、前記光学センサが前記色変化部材の色変化を感知することが可能なように、透明度を有する素材を含むことを特徴とする、請求項3に記載の漏えい感知装置。
【請求項5】
前記クランプ部材と前記第1カバー部材の間の空間に漏えいしたガスまたは化学物質を除去するためのドレイン(drain)
をさらに含む、請求項1に記載の漏えい感知装置。
【請求項6】
前記ドレインは、前記第1カバー部材および前記第2カバー部材に形成された溝によって、前記クランプ部材と前記第1カバー部材の間の空間と前記漏えい感知装置の外部空間を連結することを特徴とする、請求項5に記載の漏えい感知装置。
【請求項7】
前記ドレインを介したガスまたは化学物質の漏えいを防ぐために、前記ドレインの一側を囲んだ状態で、前記第2カバー部材に形成された溝によって前記第2カバー部材の内部に挿入されるように構成されるドレインカバー
をさらに含む、請求項5に記載の漏えい感知装置。
【請求項8】
前記第1カバー部材に形成された溝を通じて配置され、前記配管の連結部から前記第1カバー部材の内部に漏えいしたガスまたは化学物質を感知する少なくとも1つのガス感知センサ
をさらに含む、請求項1に記載の漏えい感知装置。
【請求項9】
前記クランプ部材は、
前記配管の上側を覆う上部クランプ部材、および
前記配管の下側を覆う下部クランプ部材
を含むことを特徴とする、請求項1に記載の漏えい感知装置。
【請求項10】
前記第1カバー部材は、
前記上部クランプ部材を囲むように構成された上部第1カバー部材、および
前記下部クランプ部材を囲むように構成された下部第1カバー部材
を含むことを特徴とする、請求項9に記載の漏えい感知装置。
【請求項11】
前記第2カバー部材は、
前記上部第1カバー部材を囲むように構成された上部第2カバー部材、および
前記下部第1カバー部材を囲むように構成された下部第2カバー部材
を含むことを特徴とする、請求項8に記載の漏えい感知装置。
【請求項12】
前記漏えい感知装置は、前記上部第2カバー部材と前記下部第2カバー部材の間の隙間、および前記第2カバー部材と前記配管の間の隙間をカバーするフッ素ゴム部材
をさらに含む、請求項11に記載の漏えい感知装置。
【請求項13】
前記上部第2カバー部材と前記下部第2カバー部材の間の任意的な分離を防ぐために、前記上部第2カバー部材と前記下部第2カバー部材を結合するロック装置
をさらに含む、請求項11に記載の漏えい感知装置。
【請求項14】
前記第1カバー部材は、オーステナイト系ステンレス鋼を素材として含むことを特徴とする、請求項1に記載の漏えい感知装置。
【請求項15】
前記第2カバー部材は、ポリカーボネート(polycarbonate)またはポリフェニレンスルファイド(Polyphenylene Sulfide)を素材として含むことを特徴とする、請求項1に記載の漏えい感知装置。
【請求項16】
前記色変化部材は、
前記クランプ部材の上側外周曲面に沿って前記クランプ部材の上側外周面の少なくとも一部を囲むように構成された上側色変化部材、および
前記クランプ部材の下側外周曲面に沿って前記クランプ部材の下側外周面の少なくとも一部を囲むように構成された下側色変化部材
を含むことを特徴とする、請求項1に記載の漏えい感知装置。
【請求項17】
前記第1カバー部材に形成された溝を通じて配置され、前記配管の連結部から前記第1カバー部材の内部に漏えいしたガスを感知する少なくとも1つのガス感知センサ
をさらに含む、請求項1に記載の漏えい感知装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、配管連結部からのガスや化学物質の漏れを観察して感知する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
配管内部で発生する動脈や微振動は、配管の連結部である接合部の緩みの原因となる。また、有毒ガスや化学物質は、配管接合部のシーリングやクランプ(clamp)の内部Oリング(O-ring)を腐食させて硬化させ、漏えい(leak)が発生することもある。有毒ガスや化学物質の漏えいによって事故が発生した場合、莫大な財産被害、人的被害、企業評価の低下などの被害が発生する恐れがある。
【0003】
さらに、配管連結部に使用されていた既存のクランプは、危険物が漏えいしたときに肉眼での確認が難しく、漏えいした危険物を除去することが難しいという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
危険物の漏えいを肉眼で確認することができる、漏えい感知装置を提供する。
【0005】
光学センサによって危険物の漏えいを確認することができる、漏えい感知装置を提供する。
【0006】
ガスまたは化学物質が漏えい感知装置の外部に流出することを防ぎ、作業者が危険物を安全に除去することができる、漏えい感知装置を提供する。
【0007】
漏えい事故を処理するときに危険物を効果的に除去することができる、漏えい感知装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
配管の連結部に取り付けられるクランプ部材、前記クランプ部材の外周面の少なくとも一部を囲むように構成され、前記配管の連結部から漏えいしたガスによって色が変化する色変化部材、前記クランプ部材を囲むように構成され、外部から前記色変化部材を肉眼で確認するための少なくとも1つの溝を含む第1カバー部材、および前記第1カバー部材の外周曲面に沿って前記第1カバー部材を囲むように構成され、透明性を有する素材を含む第2カバー部材を含む、漏えい感知装置を提供する。
【0009】
一側によると、前記漏えい感知装置は、前記少なくとも1つの溝によって前記色変化部材の色の変化を感知する光学センサをさらに含んでよい。
【0010】
他の側面によると、前記第2カバー部材は、前記光学センサが前記色変化部材の色の変化を感知することが可能なように、前記第1カバー部材が含む少なくとも1つの溝に対応する位置に前記光学センサを結合するための結合部材をさらに含むことを特徴としてよい。
【0011】
また他の側面によると、前記結合部材は、前記光学センサが前記色変化部材の色の変化を感知することが可能なように、透明度を有する素材を含むことを特徴としてよい。
【0012】
また他の側面によると、前記漏えい感知装置は、前記クランプ部材と前記第1カバー部材の間の空間に漏えいしたガスまたは化学物質を除去するためのドレイン(drain)をさらに含んでよい。
【0013】
また他の側面によると、前記ドレインは、前記第1カバー部材および前記第2カバー部材に形成された溝によって、前記クランプ部材と前記第1カバー部材の間の空間と前記漏えい感知装置の外部空間を連結することを特徴としてよい。
【0014】
また他の側面によると、前記漏えい感知装置は、前記ドレインを介したガスまたは化学物質の漏えいを防ぐために、前記ドレインの一側を取り囲む状態で、前記第2カバー部材に形成された溝によって前記第2カバー部材の内部に挿入されるように構成されるドレインカバーをさらに含んでよい。
【0015】
また他の側面によると、前記漏えい感知装置は、前記第1カバー部材に形成された溝を通じて配置され、前記配管の連結部から前記第1カバー部材の内部に漏えいしたガスまたは化学物質を感知する少なくとも1つ以上のガス感知センサをさらに含んでよい。
【0016】
また他の側面によると、前記クランプ部材は、前記配管の上側を覆う上部クランプ部材、および前記配管の下側を覆う下部クランプ部材を含むことを特徴としてよい。
【0017】
また他の側面によると、前記第1カバー部材は、前記上部クランプ部材を囲むように構成された上部第1カバー部材、および前記下部クランプ部材を囲むように構成された下部第1カバー部材を含むことを特徴としてよい。
【0018】
また他の側面によると、前記第2カバー部材は、前記上部第1カバー部材を囲むように構成された上部第2カバー部材、および前記下部第1カバー部材を囲むように構成された下部第2カバー部材を含むことを特徴としてよい。
【0019】
また他の側面によると、前記漏えい感知装置は、前記上部第2カバー部材と前記下部第2カバー部材の間の隙間、および前記第2カバー部材と前記配管の間の隙間をカバーするフッ素ゴム部材をさらに含んでよい。
【0020】
また他の側面によると、前記漏えい感知装置は、前記上部第2カバー部材と前記下部第2カバー部材の任意的な分離を防ぐために、前記上部第2カバー部材と前記下部第2カバー部材を結合するロック装置をさらに含んでよい。
【0021】
また他の側面によると、前記第1カバー部材は、オーステナイト系ステンレス鋼を素材として含むことを特徴としてよい。
【0022】
また他の側面によると、前記第2カバー部材は、ポリカーボネート(polycarbonate)またはポリフェニレンスルファイド(Polyphenylene Sulfide)を素材として含むことを特徴としてよい。
【0023】
また他の側面によると、前記色変化部材は、前記クランプ部材の上側外周曲面に沿って前記クランプ部材の上側外周面の少なくとも一部を囲むように構成された上側色変化部材、および前記クランプ部材の下側外周曲面に沿って前記クランプ部材の下側外周面の少なくとも一部を囲むように構成された下側色変化部材を含むことを特徴としてよい。
【0024】
さらに他の側面によると、前記漏えい感知装置は、前記第1カバー部材に形成された溝を通じて配置され、前記配管の連結部から前記第1カバー部材の内部に漏えいしたガスを感知する少なくとも1つのガス感知センサをさらに含んでよい。
【発明の効果】
【0025】
漏えいしたガスまたは化学物質によって色が変化する色変化部材、溝を有する第1カバー部材と透明度を有する素材を含む第2カバー部材によって、危険物の漏えいを肉眼で確認することができる。
【0026】
光学センサによって色変化部材の色の変化を感知し、危険物の漏えいを確認することができる。
【0027】
ガスや化学物質が漏えい感知装置の外部に漏れることを防ぐとともに、作業者が危険物を除去する時間を十分に提供することができる。
【0028】
危険物の漏えい事故を処理するときに、ドレインによって危険物を効果的に除去することができる。
【0029】
危険物の漏えいや漏えいした位置を、センサによって容易に把握することができる。
【0030】
ロック装置によって、漏えい感知装置に対する任意の操作を防ぐことができる。
【0031】
オーステナイト系ステンレス鋼を素材とする第1カバー部材と第1カバー部材の隙間をカバーするフッ素ゴム部材によって、耐久性の高い漏えい感知装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本発明の一実施形態における、漏えい感知装置の一例を示した図である。
図2】本発明の一実施形態における、漏えい感知装置の一例を示した図である。
図3】本発明の一実施形態における、漏えい感知装置の一例を示した図である。
図4】本発明の一実施形態における、漏えい感知装置の一例を示した図である。
図5】本発明の一実施形態における、漏えい感知装置の一例を示した図である。
図6】本発明の一実施形態における、漏えい感知装置の一例を示した図である。
図7】本発明の一実施形態における、フッ素ゴム部材の一例を示した図である。
図8】本発明の一実施形態における、上部第1カバー部材の一例を示した図である。
図9】本発明の一実施形態における、下部第1カバー部材の一例を示した図である。
図10】本発明の一実施形態における、下部第2カバー部材の一例を示した図である。
図11】本発明の一実施形態における、ドレインおよびドレインカバーの一例を示した図である。
図12】本発明の他の実施形態における、漏えい感知装置の一例を示した図である。
図13】本発明の他の実施形態における、光学センサと結合部材の一例を示した図である。
図14】本発明の他の実施形態における、光学センサと結合部材の一例を示した図である。
図15】本発明の他の実施形態における、色変化部材の色の変化の一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、添付の図面を参照しながら、実施形態について詳しく説明する。しかし、実施形態には多様な変更を加えることが可能であるため、特許出願の請求範囲がこのような実施形態によって制限されたり限定されてはならない。実施形態に対するすべての変更、均等物、または代替物が請求範囲に含まれるものと解釈されなければならない。
【0034】
実施形態で使用する用語は、説明の目的として使用したものに過ぎず、限定する意図として解釈されてはならない。単数形の表現は、文脈上で明らかに異なるように意味しない限り、複数形の表現も含む。本明細書において「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、またはこれらの組み合わせが存在することを指定するためのものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、またはこれらの組み合わせの存在または付加の可能性を事前に排除するものではないと理解されなければならない。
【0035】
異なる定義がない限り、技術的または科学的な用語を含む、ここで使用されるすべての用語は、実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者が一般的に理解しているものと同じ意味を有する。一般的に使用される、辞書に定義されているような用語は、関連技術の文脈上の意味と一致すると解釈されなければならず、本出願で明らかに定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味として解釈されてはならない。
【0036】
また、添付の図面を参照しながら説明するにあたり、図面符号に関係なく、同じ構成要素には同じ参照符号が付与されるようにし、これに関する重複する説明は省略する。実施形態を説明するにあたり、関連する公知技術に関する具体的な説明が実施形態の要旨を不必要に曖昧にすると判断される場合、これに関する詳細な説明は省略する。
【0037】
また、実施形態の構成要素を説明するにあたり、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することがある。このような用語は、この構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、この用語によってこの構成要素の本質や順番、順序などが限定されてはならない。ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」、または「接続」すると記載される場合、この構成要素が他の構成要素に直直接的に連結あるいは接続してもよいが、各構成要素の間に他の構成要素が「連結」、「結合」、または「接続」してもよいと理解されなければならない。
【0038】
いずれか1つの実施形態に含まれる構成要素と共通する機能を含む構成要素は、他の実施形態でも同じ名称を使用して説明する。反対となる記載がない限り、いずれか1つの実施形態に記載された説明は他の実施形態にも適用可能であり、重複する範囲内で具体的な説明は省略する。
【0039】
図1~6は、本発明の一実施形態における、漏えい感知装置の一例を示した図である。本実施形態に係る漏えい感知装置100は、クランプ部材110、色変化部材120、第1カバー部材130、および第2カバー部材140を含んでよい。
【0040】
クランプ部材110は、配管の連結部に取り付けられ、連結部の緩みやガスおよび化学物質の漏えいを防ぐ。このとき、クランプ部材110は、配管の上側を覆う上部クランプ部材111と配管の下側を覆う下部クランプ部材112を含んでよい。
【0041】
色変化部材120は、クランプ部材110の外周面の少なくとも一部を囲むように構成されてよく、配管の連結部でガスが漏えいした場合、漏えいしたガスまたは化学物質によって色が変化するように構成されてよい。本実施形態では、色変化部材120がクランプ部材110の外周面の全体を囲むように構成された例を示している。このとき、図3に示すように、色変化部材120は、クランプ部材110を配管に締結するために、上部クランプ部材111と下部クランプ部材112を連結するためのねじ部分のための空間310を形成してもよい。本実施形態において、色変更部材120は、クランプ部材110の上側の外周曲面に沿ってクランプ部材の上側の外周面の少なくとも一部(上側クランプ部材111の少なくとも一部)を囲むように構成された上側色変更部材121と、クランプ部材110の下側の外周曲面に沿ってクランプ部材110の下側の外周面の少なくとも一部(下側クランプ部材112の少なくとも一部)を囲むように構成された下側色変化部材122を含んでよい。
【0042】
第1カバー部材130は、クランプ部材110を囲むように構成されてよい。このとき、第1カバー部材130は、クランプ部材110の上部クランプ部材111を囲むように構成された上部第1カバー部材121と、クランプ部材110の下部クランプ部材112を囲むように構成された下部第1カバー部材122を含んでよい。クランプ部材110と第1カバー部材130の間に色変化部材120が位置してよく、図3に示すように、第1カバー部材130は、クランプ部材110および色変化部材120から一定の距離だけ離間した状態でクランプ部材110を囲むように構成されてよい。また、第1カバー部材130は、少なくとも1つの溝133aおよび133bを囲むように実現されてよい。このような溝133aおよび133bは、第1カバー部材130の内側に配置された色変化部材120を外部から肉眼で確認するために使用されてよい。一例として、第1溝133aは上部色変化部材121を肉眼で確認するために、第2溝133bは下部色変化部材122を肉眼で確認するために、それぞれ使用されてよい。また、ガスや化学物質の漏えいを防ぐために、このような溝133aおよび133bには、強化ガラスや強化プラスチックなどの透明度を有する素材で構成されたウィンドウ134aおよび134bが形成されてよい。
【0043】
第2カバー部材140は、第1カバー部材130を囲むように構成されてよく、透明性を有する素材で構成されてよい。すなわち、漏えい感知装置100は、第1カバー部材130の溝133aおよび133bとウィンドウ134aおよび134b、さらに透明度を有する素材で構成された第2カバー部材140によって、配管の連結部から漏えいしたガスや化学物質が漏えい感知装置100の外部に漏れることを防ぐとともに、第1カバー部材130の内部に位置する色変化部材120とガスや化学物質の反応によって誘導された色の変化を利用者が肉眼で確認可能な構造を提供することができる。実施形態によって、第2カバー部材140は、溝133aおよび133bとウィンドウ134aおよび134bに対応する部分のように少なくとも一部分だけが透明性を有するように実現されてもよい。このような第2カバー部材140は、上部第1カバー部材131を囲むように構成された上部第2カバー部材141と、下部第1カバー部材132を囲むように構成された下部第2カバー部材142を含んでよい。また、漏えい感知装置100は、実施形態によっては、上部第2カバー部材141と下部第2カバー部材142の任意的な分離を防ぐために上部第2カバー部材141と下部第2カバー部材142を結合するロック装置(図示せず)をさらに含んでよい。ロック装置は、上部第2カバー部材141と下部第2カバー部材142が任意的に分離しないように上部第2カバー部材141と下部第2カバー部材142を結合できる構造であれば、制限なく使用することが可能である。
【0044】
一方、漏えい感知装置100は、第1カバー部材130に形成された溝を通じて配置され、配管の連結部から第1カバー部材130内部に漏えいしたガスまたは化学物質を感知する少なくとも1つのガス感知センサ150aおよび150bをさらに含んでよい。このとき、ガス感知センサ150aおよび150bは、配管の連結部から漏えいしたガスや化学物質を感知したときに光と音を出力するように実現されてよい。この場合、上述したように、第2カバー部材140が透明度を有する素材で構成されているため、利用者は、ガス感知センサ150aおよび150bが出力する光を肉眼で確認することができる。実施形態によって、ガス感知センサ150aおよび150bは、配管の連結部から漏えいしたガスや化学物質を感知したときに、光と音を出力する以外にも、無線通信を介して警告信号を外部機器に送信するように実現されてもよい。ここで、外部機器は、サーバやユーザ端末であってよく、サーバは、警告信号をユーザ端末に転送してガスや化学物質の漏えいを利用者に警告してよい。この場合、ガス感知センサ150aおよび150bの識別子を警告信号とともに伝達することでガスや化学物質の漏えいが発生した漏えい感知装置100を識別できるようにしてよく、このような識別子によって、ガスや化学物質の漏えいが発生した漏えい感知装置100の位置を迅速に把握することを可能にする。
【0045】
また、漏えい感知装置100は、クランプ部材110と第1カバー部材130の間の空間に漏えいしたガスや化学物質を除去するためのドレイン(drain)160をさらに含んでよい。一例として、ドレイン160は、第1カバー部材130および第2カバー部材140に形成された溝によって、クランプ部材110と第1カバー部材130の間の空間と漏えい感知装置100の外部空間が連結されるようにしてよい。このようなドレイン160によって、漏えいした危険物を効果的に除去することが可能となる。また、漏えい感知装置100は、ドレイン160を介したガスまたは化学物質の漏えいを防ぐために、ドレイン160の一側を囲んだ状態で、第2カバー部材140に形成された溝を通じて第2カバー部材140の内部に挿入されるように構成されるドレインカバー170をさらに含んでよい。ここで、ドレイン160の一側面は、ドレイン160が漏えい感知装置100の外部空間に露出した部分であってよい。
【0046】
一方、第1カバー部材130は、オーステナイト系ステンレス鋼を素材として含んでよい。より具体的な例として、耐薬品性ならびに耐熱性に優れていることから処理水槽などに使用されるSUS304が、第1カバー部材130の素材として使用されてよい。ただし、オーステナイト系ステンレス鋼やSUS304は、第1カバー部材130のための一例に過ぎず、高い耐久性を提供することが可能な素材であれば、制限なく使用することが可能である。
【0047】
また、第2カバー部材140は、ポリカーボネート(polycarbonate)を素材として含んでよいが、これに限定されてはならない。例えば、透明性と耐薬品性を有する材料であれば、第2カバー部材140の材料として制限なく使用することが可能である。
【0048】
一方、色変化部材120としては、リトマス紙を含む色変化センサや色変化染料がコーティングされたナノファイバーメンブレンを含む色変化センサなどが活用されてよいが、これに限定されてはならず、クランプ部材110と第1カバー部材130の間に配置されて機能することが可能でありながら、漏えい感知装置100が設置された配管の連結部から漏えいしたガスや化学物質の感知によって色が変化する色変化センサであれば、色変化部材120として制限なく使用することが可能である。
【0049】
また、漏えい感知装置100は、上部第2カバー部材141と下部第2カバー部材142の間の隙間、および第2カバー部材140と配管の間の隙間をカバーするフッ素ゴム部材をさらに含んでよい。図7は、本発明の一実施形態における、フッ素ゴム部材の一例を示した図である。オーステナイト系ステンレス鋼素材の第1カバー部材130だけでなく、フッ素ゴムの高耐久性によって、優れた耐薬品性を備えた漏えい感知装置100を提供することができる。
【0050】
図8は、本発明の一実施形態における、上部第1カバー部材の一例を示した図である。本実施形態に係る上部第1カバー部材131は、上述したように、第1ウィンドウ134aが設置される第1溝133aによって、内部の上部色変化部材121を肉眼で観察することが可能となる。また、上部第1カバー部材131は、配管の連結部を介して第1カバー部材130の内部に流出したガスや化学物質を感知することができる第1ガス感知センサ150aを設置するための溝810をさらに含んでよい。
【0051】
図9は、本発明の一実施形態における、下部第1カバー部材の一例を示した図である。本実施形態に係る下部第1カバー部材132は、上述したように、第2ウィンドウ134bが設置される第2溝133bによって、内部の上部色変化部材122を肉眼で観察することが可能となる。また、下部第1カバー部材132は、配管の連結部を介して第1カバー部材130の内部に流出したガスや化学物質を感知することができる第2ガス感知センサ150bを設置するための溝910をさらに含んでよい。また、下部第1カバー部材132は、ドレイン160の一側を第1カバー部材130の内部に流入させるための溝920をさらに含んでよい。
【0052】
図10は、本発明の一実施形態における、下部第2カバー部材の一例を示した図である。本実施形態に係る下部第2カバー部材142は、ドレイン160とドレインカバー170を内部に流入させるための溝1010を含んでよい。このような下部第2カバー部材142は、上述したように、透明度と耐化学性を有する材料を含んでよい。
【0053】
図11は、本発明の一実施形態における、ドレインおよびドレインカバーの一例を示した図である。ドレイン160の上部1110は、図9を参照しながら説明した下部第1カバー部材132の溝920を通じて結合されて第1カバー部材130の内部に流入されてよく、ドレイン160の下部1120は、図10を参照しながら説明した下部第2カバー部材142の溝1010を通じて第2カバー部材140の内部に流入してよい。このとき、ドレイン160を介したガスまたは化学物質の流出を防ぐためのドレインカバー170が、ドレイン160の下部1120を囲んだ状態で、ドレイン160とともに第2カバー部材140の内部に流入されてよい。漏えい感知装置100の利用者は、配管の連結部からガスや化学物質が漏えいした場合、ドレイン160からドレインカバー170を除去してからバルブ1130をドレイン160に連結することで、第1カバー部材130内部のガスや化学物質を効率的に除去することが可能となる。
【0054】
このように、本発明の実施形態によると、漏えいしたガスまたは化学物質によって色が変化する色変化部材、溝を有する第1カバー部材と透明度を有する材料を含む第2カバー部材によって、危険物の漏えいを肉眼で確認することができる。また、危険物の漏えい事故を処理するときに、ドレインによって危険物を効果的に除去することができる。また、危険物の漏えいの有無および漏えいした位置を、センサによって容易に把握することができる。また、ロック装置によって、漏えい感知装置に対する任意的な操作を防ぐことができる。さらに、オーステナイト系ステンレス鋼素材の第1カバー部材と第1カバー部材の隙間をカバーするフッ素ゴム部材によって、耐久性に優れた漏えい感知装置を提供することができる。
【0055】
前記提案技術は、半導体やディスプレイの製造工程で使用不可欠なガスおよび化学物質の運送ならびに保管の過程で発生する漏えいを効果的かつ精密に感知するのに大きく貢献することができる。特に、ガス(一例として、Cl、BCl、BF、SF、CF、SiF、SiHなど)の漏えい、およびフッ酸、塩酸、硫酸などをはじめとする危険溶媒の漏えいを透明なウィンドウ(window)部(一例として、ウィンドウ134aおよび134b)によって肉眼で識別することが可能な色変化センサ(一例として、色変化部材120)を適用することにより、漏えいが発生した配管の位置を正確に見つけ出せるという利点がある。特に、肉眼での識別が可能な色変化センサとともに、ガスおよび化学物質との反応を即時に認識することが可能なガスセンサ(酸素濃度変化を感知する酸素センサ、または化学反応によって抵抗が変化したり電流/電圧値の変化が誘導される半導体式ガスセンサまたは電気化学式ガスセンサ)を同時に装着した複合システムを提供することにより、ガスや化学物質の漏えいの診断精度をさらに高めることができる。さらに、危険因子の排出が可能なドレイン部(例えば、ドレイン160およびドレインカバー170)を含むことにより、ガスアラームあるいは肉眼での識別から漏えいを遮断するまでのゴールデンタイムを十分に確保できるという利点がある。
【0056】
図12は、本発明の他の実施形態における、漏えい感知装置の一例を示した図である。本実施形態に係る漏えい感知装置1200は、光学センサ1210、第2カバー部材1220、透明性を有する材料で構成されたウィンドウ1230、ガスケット1240、第1カバー部材1250、色変化部材1260、フッ素ゴム部材1270、ロック装置1280、および結合部材1290を含んでよい。
【0057】
ここで、第1カバー部材1250は上述した第1カバー部材130に、第2カバー部材1220は上述した第2カバー部材140に、色変化部材1260は上述した色変化部材120に、それぞれ対応してよい。また、ウィンドウ1230は、上述したウィンドウ134aおよび134bに対応してよく、ガスケット1240第1カバー部材1250とウィンドウ1230の間に配置されてガスの漏えいを防ぐために使用されてよい。フッ素ゴム部材1270は、図7を参照しながら説明したフッ素ゴム部材に対応してよい。ロック装置1280は、第2カバー部材1220の上部と下部の任意的な分離を防ぐために、第2カバー部材の上部と下部を結合してよい。
【0058】
一方、光学センサ1210は、第1カバー部材1250が含む少なくとも1つの溝(一例として、少なくとも1つの溝133aおよび133bに対応する溝)によって色変化部材1260の色変化を検知してよい。図12の実施形態において、光学センサ1210は、透明性を有する材料を含む第2カバー部材1220の外部から、第2カバー部材1220および第1カバー部材1250の少なくとも1つの溝によって色変化部材1260の色変化を感知してよい。実施形態によると、光学部材1210は、第1カバー部材1250と第2カバー部材1220の間に配置され、第1カバー部材1250の少なくとも1つの溝によって色変化部材1260の色変化を感知するように実現されてもよい。
【0059】
また、第2カバー部材1220は、光学センサ1210が色変化部材1260の色変化を感知することが可能なように、第1カバー部材1260が含む少なくとも1つの溝に対応する位置に光学センサ1210を結合するための結合部材1290を含んでよい。このとき、結合部材1290は、光学センサ1210が色変化部材1260の色変化を感知することが可能なように透明度を有する素材を含んでよい。
【0060】
光学センサ1210は、光ダイオードや光学カメラ、RGB色素差の認識が可能なセンサなどのように色変化部材1260の色変化を感知することが可能なセンサであれば、制限なく使用することが可能である。
【0061】
図13および図14は、本発明の他の実施形態における、光学センサと結合部材の一例を示した図である。図13は、光学センサ1210が第2カバー部材1220に形成された結合部材1290に結合される直前の様子を示している。一方、図14は、光学センサ1210が第2カバー部材1220に形成された結合部材1290に結合された様子を示している。この場合、光学センサ1210は、透明度を有する素材の結合部材1290と、透明度を有する素材の第2カバー部材1220と、第1カバー部材1240の溝に形成されたウィンドウ1230によって、色変化部材1260の色変化を感知してよい。
【0062】
実施形態によると、結合部材1290は、光学センサ1210と色変化部材1260が向かい合う方向に開口端部を含むことで、他の透明度を有する素材を含まないように実現されてもよい。
【0063】
図15は、本発明の他の実施形態における、色変化部材の色変化の一例を示した図である。図15は、第1カバー部材1240が含む少なくとも1つの溝と、ウィンドウ1230によって外部から識別可能な色変化部材1260の色変化を示している。光学センサ1210は、このような色変化部材1260の色変化(または、変更)を感知してよい。この場合、光学センサ1210は、光と音を出力するように実現されてもよいし、および/または無線通信によって警告信号を外部機器に送信するように実現されてもよい。
【0064】
上述したシステムまたは装置は、ハードウェア構成要素、またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0065】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置(virtual equipment)、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0066】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。前記コンピュータ読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでよい。媒体は、コンピュータで実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時的に記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体はもちろん、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、他の媒体の例として、アプリケーションを流通するアプリストアや、その他の多様なソフトウェアを供給したり流通したりするサイト、サーバなどで管理する記録媒体や格納媒体も含まれる。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0067】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0068】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付の特許請求の範囲に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
図11
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【国際調査報告】