(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-08
(54)【発明の名称】チップ製造方法及び製品
(51)【国際特許分類】
H01L 21/02 20060101AFI20241001BHJP
G06F 7/38 20060101ALI20241001BHJP
【FI】
H01L21/02 B
G06F7/38 610
G06F7/38 510
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024510688
(86)(22)【出願日】2021-09-17
(85)【翻訳文提出日】2024-02-21
(86)【国際出願番号】 FI2021050615
(87)【国際公開番号】W WO2023041834
(87)【国際公開日】2023-03-23
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519394241
【氏名又は名称】アイキューエム フィンランド オイ
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イェネイ、マテ
(72)【発明者】
【氏名】チャン、コク ワイ
(72)【発明者】
【氏名】タン、クアン イェン
(57)【要約】
本発明は、チップ製造の分野、特に、量子コンピュータ用の超伝導集積回路の製造に関する。凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造は、アライメント構造の幾何形状によって決定される最大深さまで凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造が凹状アライメント構造内に延在するように、2つの基板の表面上に提供される。アライメント構造は、フリップチップ接合のために基板を位置決め及びアライメントするためのハードストップとして機能する。
【選択図】
図2D
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
第1の基板をエッチングして、前記第1の基板の第1の表面の上方に延在する凸状アライメント構造を形成することと、
第2の基板をエッチングして、前記第2の基板の第1の表面の下方に延在する凹状アライメント構造を形成することと、
前記第1の基板の前記第1の表面が、前記第2の基板の前記第1の表面に対向しかつ平行であり、前記凸状アライメント構造が、少なくとも部分的に前記凹状アライメント構造内に位置決めされるように、前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めすることと、を含み、
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造が、前記凸状アライメント構造が、設定深さまで少なくとも部分的に前記凹状アライメント構造内に延在するように、かつ、前記凸状アライメント構造が、前記設定深さで前記凹状アライメント構造内に位置決めされているとき、前記第2の基板に向かう前記第1の基板の移動と、前記第1の基板及び前記第2の基板の前記第1の表面に平行な少なくとも1つの軸に沿った前記第2の基板に対する前記第1の基板の移動と、が制限されるように、成形されている、方法。
【請求項2】
前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めする前に、前記方法が、
複数のフリップチップバンプを、前記第1の基板の前記第1の表面又は前記第2の基板の前記第1の表面のうちの少なくとも1つの上に堆積させること、又は
インジウム膜を、前記凸状アライメント構造の上及び/若しくは前記凹状アライメント構造内に堆積させること、のうちの少なくとも1つを行うことを更に含み、
前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めすることが、前記フリップチップバンプ又はインジウム膜を介して、前記第1の基板を前記第2の基板に接合することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の基板を前記第2の基板に接合することが、熱圧着を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記凸状アライメント構造が、前記設定深さで前記凹状アライメント構造内に位置決めされているとき、前記堆積されたフリップチップバンプの高さが、前記第1の基板の前記第1の表面と前記第2の基板の前記第1の表面との間の分離よりも大きく、圧着に続いて、前記凸状アライメント構造が、前記設定深さで前記凹状アライメント構造内に位置決めされる、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の、各基板の前記第1の表面に垂直な少なくとも1つの平面に沿った断面が、前記凸状アライメント構造の前記断面が、前記第1の基板の前記第1の表面から延在している台形であり、かつ、前記凹状アライメント構造の前記断面が、前記第2の基板の前記第1の表面内に延在している台形であるように、台形状である、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記凸状アライメント構造の台形の最も長い底辺が、前記凹状アライメント構造の台形の最も長い底辺よりも長く、前記第1の基板の前記第1の表面が前記第2の基板の前記第1の表面に平行であるとき、前記凸状アライメント構造の台形の各斜辺が、前記凹状アライメント構造の台形の隣接する斜辺に平行である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造が、等脚台形状である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記凸状アライメント構造が、前記設定深さまで前記凹状アライメント構造内に延在するとき、前記第1の基板の前記第1の表面と前記第2の基板の前記第1の表面との間の前記分離dが、以下の式によって与えられ、
【数1】
式中、αは、各台形の前記斜辺と前記最も長い底辺との間の内角であり、B
raisedは、前記凸状アライメント構造の前記最も長い底辺の長さであり、B
recessedは、前記凹状アライメント構造の前記最も長い底辺の長さである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の、各基板の前記第1の表面に各々垂直な2つの垂直平面に沿った断面が、前記凸状アライメント構造が、前記第1の基板の前記第1の表面から延在している正方形又は長方形錐台であり、前記凹状アライメント構造が、前記第2の基板の前記第1の表面内に延在している正方形又は長方形錐台形状のくぼみであるように、台形状である、請求項5~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の寸法が、以下の式に従い、
【数2】
式中、dは、前記凸状アライメント構造が、前記設定深さまで前記凹状アライメント構造内に延在するときの、前記第1の基板の前記第1の表面と前記第2の基板の前記第1の表面との間の前記分離であり、αは、前記第1の基板及び前記第2の基板の前記第1の表面に平行な第1の軸に沿った前記台形の前記斜辺と前記最も長い底辺との間の前記内角であり、B
raisedは、前記凸状アライメント構造の前記第1の軸に沿った前記台形の前記最も長い底辺の長さであり、B
recessedは、前記凹状アライメント構造の前記第1の軸に沿った前記台形の前記最も長い底辺の長さであり、βは、前記第1の基板及び前記第2の基板の前記第1の表面に平行であり、前記第1の軸に垂直な第2の軸に沿った前記台形の前記斜辺と前記最も長い底辺との間の前記内角であり、C
raisedは、前記凸状アライメント構造の前記第2の軸に沿った前記台形の前記最も長い底辺の長さであり、C
recessedは、前記凹状アライメント構造の前記第2の軸に沿った前記台形の前記最も長い底辺の長さである、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の基板をエッチングして、凸状アライメント構造を形成することが、
前記第1の基板の第1の領域上に、ハードマスク又はレジストを形成することと、
前記第1の基板を異方的にエッチングすることと、
前記ハードマスク又はレジストを除去することと、を含む、請求項8~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記凸状アライメント構造の前記台形/錐台形状の寸法を制御するために、前記ハードマスク又はレジストが形成される前記第1の領域のサイズ、エッチング時間、及び/又はエッチング液濃度が制御される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第2の基板をエッチングして、凹状アライメント構造を形成することが、
前記第2の基板の上表面上に、ハードマスク又はレジストを形成することであって、前記ハードマスク又はレジストが、前記第2の基板の開口領域を画定する少なくとも1つの開口部を含む、形成することと、
前記ハードマスク又はレジストの前記開口部を介して、前記第2の基板を異方的にエッチングすることと、
前記ハードマスク又はレジストを除去することと、を含む、請求項8~12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記凹状アライメント構造の前記台形/錐台形状の寸法を制御するために、前記第2の基板上の前記開口領域のサイズ、前記エッチング時間、及び/又は前記エッチング液濃度が制御される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
第1の基板をエッチングして凸状アライメント構造を形成することが、前記第1の基板上に複数の凸状アライメント構造を形成することを含み、第2の基板をエッチングして凹状アライメント構造を形成する前記ステップが、前記第2の基板上に複数の凹状アライメント構造を形成することを含む、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記第1の基板が、複数のダイを備える第1のウエハ上のダイであり、
前記第2の基板が、複数のダイを備える第2のウエハ上のダイであり、
前記第1の基板をエッチングして複数の凸状アライメント構造を形成することが、前記第1のウエハをエッチングして、前記第1のウエハ上の各ダイ上に複数の凸状アライメント構造を形成することを含み、
前記第2の基板をエッチングして複数の凹状アライメント構造を形成することが、前記第2のウエハをエッチングして、前記第2のウエハ上の各ダイ上に複数の凹状アライメント構造を形成することを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のウエハをエッチングして複数の凸状アライメント構造を形成することが、前記第1のウエハ上の各ダイの四分円ごとに凸状アライメント構造を形成することを含み、かつ/又は
前記第2のウエハをエッチングして複数の凹状アライメント構造を形成することが、前記第2のウエハ上の各ダイの四分円ごとに凹状アライメント構造を形成することを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めすることが、各凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めすることを含み、かつ、各凸状アライメント構造が、前記設定深さまで少なくとも部分的に前記対向する凹状アライメント構造内に延在するように、前記複数の凸状アライメント構造が前記第1の基板上に配設され、前記複数の凹状アライメント構造が前記第2の基板上に配設されている、請求項15~17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記方法が、前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めするステップの前に、前記第1の基板及び/又は前記第2の基板上に量子回路部品を形成することを更に含む、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
量子回路部品を形成することが、
前記凸状アライメント構造上にキュービットを形成することと、
前記第2の基板に基板貫通ビアを形成することであって、前記基板貫通ビアが、前記第2の基板を通って、前記凹状アライメント構造から前記第2の基板の第2の表面まで延在している、形成することと、
前記基板貫通ビアの側壁を金属被覆することと、を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めすることが、前記基板貫通ビアの前記側壁金属被覆と、前記凸状アライメント構造上に形成された前記キュービットとの間にコンデンサを形成する、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記凸状アライメント構造上に前記キュービットを形成することが、前記凸状アライメント構造の前記上表面上に前記キュービットを形成することを含む、請求項20又は21に記載の方法。
【請求項23】
前記基板貫通ビアを形成することが、前記凹状アライメント部分内にハードマスク又はレジストを形成することと、前記ハードマスク又はレジストの開口部を通って前記基板貫通ビアをエッチングすることと、を含む、請求項20~22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記側壁金属被覆が、前記ハードマスク又はレジストが除去される前に、化学蒸着又は物理蒸着によって形成される、請求項20~22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記方法が、
複数の凸状アライメント構造及び複数の凹状アライメント構造を形成することと、
前記凸状アライメント構造上にキュービットを形成することであって、前記凸状アライメント構造の第1のサブセット上にキュービットを形成することを含む、キュービットを形成することと、
基板貫通ビアを形成することであって、前記凹状アライメント構造の第1のサブセットから延在している基板貫通ビアを形成することを含み、前記凹状アライメント構造の前記第1のサブセットが、前記位置決めのステップにおいて、前記凸状アライメント構造の前記第1のサブセット内の凸状アライメント構造に対向して位置決めされる前記凹状アライメント構造を備える、基板貫通ビアを形成することと、
前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めする前に、前記凸状アライメント構造(複数可)の第2のサブセット及び/又は前記凹状アライメント構造(複数可)の第2のサブセット上にスペーサ材料の層を堆積させることと、を更に含む、請求項20~22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めした後の前記第1の基板と第2の基板との間の距離が、前記凸状アライメント構造(複数可)の前記第2のサブセット及び/又は前記凹状アライメント構造(複数可)の第2のサブセット上に堆積された前記スペーサ材料の層の厚さによって少なくともある程度は決定される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記方法が、前記キュービットを取り囲んでいる前記凸状アライメント構造の少なくとも前記側壁上に金属被覆を形成することを更に含み、前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めすることが、前記凸状アライメント構造の前記側壁上の前記金属被覆と電気的に接触する前記基板貫通ビアの前記側壁上に前記金属被覆を配置することを更に含む、請求項20~22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
前記方法が、
複数の凸状アライメント構造及び複数の凹状アライメント構造を形成することと、
前記凸状アライメント構造上にキュービットを形成することであって、前記凸状アライメント構造のうちの少なくとも2つの上にキュービットを形成することと、前記凸状アライメント構造のうちの少なくとも1つの上にカプラを形成することと、を含む、キュービットを形成することと、
前記少なくとも2つのキュービットを前記少なくとも1つのカプラに接続する、接続素子を形成することと、
基板貫通ビアを形成することであって、前記凹状アライメント構造のサブセットから延在している基板貫通ビアを形成することを含み、凹状アライメント構造の前記サブセットが、前記キュービットが形成される前記凸状アライメント構造に対向して位置決めされる前記凹状アライメント構造を備える、基板貫通ビアを形成することと、を更に含む、請求項20~22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
前記キュービットが、ジョセフソン接合ベースのキュービット、例えば、トランスモンキュービットである、請求項20~24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
製品であって、
第1の基板であって、前記第1の基板の第1の表面の上方に延在する少なくとも1つの凸状アライメント構造を備える、第1の基板と、
第2の基板であって、前記第2の基板の第1の表面の下方に延在する少なくとも1つの凹状アライメント構造を備える、第2の基板と、を備え、
前記第1の基板の前記第1の表面が、前記第2の基板の前記第1の表面に対向しかつ平行であり、前記凸状アライメント構造が、少なくとも部分的に前記凹状アライメント構造内に位置決めされるように、前記凸状アライメント構造が、前記凹状アライメント構造に対向して位置決めされており、
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造が、前記凸状アライメント構造が、設定深さまで少なくとも部分的に前記凹状アライメント構造内に延在するように、かつ、前記第2の基板に向かう前記第1の基板の移動と、前記第1の基板及び前記第2の基板の前記第1の表面に平行な少なくとも1つの軸に沿った前記第2の基板に対する前記第1の基板の移動と、が制限されるように、成形されている、製品。
【請求項31】
前記製品が、
前記第1の基板の前記第1の表面と、前記第2の基板の前記第1の表面と、を接続する、複数のフリップチップバンプ、並びに/又は
前記凸状アライメント構造の上及び/若しくは前記凹状アライメント構造内のインジウム膜を更に備える、請求項30に記載の製品。
【請求項32】
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の、各基板の前記第1の表面に平行な少なくとも1つの軸に沿った断面が、前記凸状アライメント構造の前記断面が、前記第1の基板の前記第1の表面から延在している台形であり、かつ、前記凹状アライメント構造の前記断面が、前記第2の基板の前記第1の表面内に延在している台形であるように、台形状である、請求項30又は31に記載の製品。
【請求項33】
前記凸状アライメント構造の台形の最も長い底辺が、前記凹状アライメント構造の台形の最も長い底辺よりも長く、前記凸状アライメント構造の台形の各斜辺が、前記凹状アライメント構造の台形の隣接する斜辺に平行である、請求項32に記載の製品。
【請求項34】
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造が、等脚台形状である、請求項33に記載の製品。
【請求項35】
前記凸状アライメント構造が、前記設定深さまで前記凹状アライメント構造内に延在するとき、前記第1の基板と前記第2の基板との間の前記分離dが、以下の式によって与えられ、
【数3】
式中、αは、各台形の前記斜辺と前記最も長い底辺との間の内角であり、B
raisedは、前記凸状アライメント構造の前記最も長い底辺の長さであり、B
recessedは、前記凹状アライメント構造の前記最も長い底辺の長さである、請求項34に記載の製品。
【請求項36】
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の、各基板の前記第1の表面に平行な2つの垂直軸に沿った断面が、前記凸状アライメント構造が、前記第1の基板の前記第1の表面から延在している正方形又は長方形錐台であり、前記凹状アライメント構造が、前記第2の基板の前記第1の表面内に延在している正方形又は長方形錐台形状のくぼみであるように、台形状である、請求項32~35のいずれか一項に記載の製品。
【請求項37】
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の寸法が、以下の式に従い、
【数4】
式中、dは、前記凸状アライメント構造が、前記設定深さまで前記凹状アライメント構造内に延在するときの、前記第1の基板の前記第1の表面と前記第2の基板の前記第1の表面との間の前記分離であり、αは、前記第1の基板及び前記第2の基板の前記第1の表面に平行な第1の軸に沿った前記台形の前記斜辺と前記最も長い底辺との間の前記内角であり、B
raisedは、前記凸状アライメント構造の前記第1の軸に沿った前記台形の前記最も長い底辺の長さであり、B
recessedは、前記凹状アライメント構造の前記第1の軸に沿った前記台形の前記最も長い底辺の長さであり、βは、前記第1の基板及び前記第2の基板の前記第1の表面に平行であり、前記第1の軸に垂直な第2の軸に沿った前記台形の前記斜辺と前記最も長い底辺との間の前記内角であり、C
raisedは、前記凸状アライメント構造の前記第2の軸に沿った前記台形の前記最も長い底辺の長さであり、C
recessedは、前記凹状アライメント構造の前記第2の軸に沿った前記台形の前記最も長い底辺の長さである、請求項40に記載の製品。
【請求項38】
前記製品が、各凸状アライメント構造が、前記設定深さまで少なくとも部分的に前記対向する凹状アライメント構造内に延在するように、複数の凸状アライメント構造及び複数の凹状アライメント構造を備える、請求項30~37のいずれか一項に記載の製品。
【請求項39】
少なくとも1つの凸状アライメント構造及び少なくとも1つの凹状アライメント構造が、前記基板の各四分円に存在する、請求項38に記載の製品。
【請求項40】
前記製品が、前記凸状アライメント構造上にキュービットを更に備え、
基板貫通ビアが、前記凹状アライメント構造から前記第2の基板の第2の表面まで延在しており、
前記基板貫通ビアの前記側壁が、金属被覆されている、請求項30~39のいずれか一項に記載の製品。
【請求項41】
前記貫通基板の前記キュービット及び側壁金属被覆が、コンデンサの電極である、請求項40に記載の製品。
【請求項42】
前記キュービットが、前記凸状アライメント構造の前記上表面上に位置する、請求項41に記載の製品。
【請求項43】
前記製品が、複数の凸状アライメント構造及び複数の凹状アライメント構造を備え、
キュービットが、前記凸状アライメント構造の第1のサブセット内の各凸状アライメント構造上に位置し、
基板貫通ビアが、前記凹状アライメント構造の第1のサブセットから延在しており、凹状アライメント構造の前記第1のサブセットが、凸状アライメント構造の前記第1のサブセット内の凸状アライメント構造に対向して位置決めされる前記凹状アライメント構造を備え、
スペーサ材料の層が、前記凸状アライメント構造(複数可)の第2のサブセット及び/又は前記凹状アライメント構造(複数可)の第2のサブセット上に位置する、請求項40~42のいずれか一項に記載の製品。
【請求項44】
前記第1の基板と前記第2の基板との間の前記距離が、前記凸状アライメント構造(複数可)の前記第2のサブセット及び/又は前記凹状アライメント構造(複数可)の第2のサブセット上に位置する前記スペーサ材料の層の厚さによって決定される、請求項43に記載の製品。
【請求項45】
前記製品が、前記キュービットを取り囲んでいる前記凸状アライメント構造の少なくとも前記側壁上の金属被覆を更に備え、前記基板貫通ビアの前記側壁上の前記金属被覆が、前記凸状アライメント構造の前記側壁上の前記金属被覆と電気的に接触している、請求項30~39のいずれか一項に記載の製品。
【請求項46】
前記製品が、複数の凸状アライメント構造及び複数の凹状アライメント構造を備え、
キュービットが、前記凸状アライメント構造のうちの少なくとも2つの上に位置し、カプラが、前記凸状アライメント構造のうちの少なくとも1つの上に位置し、
接続素子が、前記少なくとも2つのキュービットを前記少なくとも1つのカプラに接続し、
基板貫通ビアが、前記凹状アライメント構造のサブセットから延在しており、凹状アライメント構造の前記サブセットが、前記キュービットが位置する前記凸状アライメント構造に対向して位置決めされる前記凹状アライメント構造を備える、請求項30~39のいずれか一項に記載の製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、チップ製造の分野、特に、量子コンピュータ用の超伝導集積回路の製造に関する。
【背景技術】
【0002】
三次元集積回路デバイスでは、集積回路部品は、単一の基板側を占有するだけでなく、基板の両側及び/又は(例えば、スタック内の)複数の一体化ダイスの側面に分散されている。異なる層又は設計面上への回路部品の分散により、キュービットチップ設計のより一層の柔軟性及びより高い部品密度をもまた提供する。しかしながら、フリップチップなどの三次元集積回路デバイスを製造するための既存のプロセスは、個々のチップの分離、個々のチップの相対配向(すなわち、傾斜)、又は個々のチップのアライメント(すなわち、横方向オフセット又は回転)の正確な制御を可能にしない。
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様によれば、方法が提供される。本方法は、
・第1の基板をエッチングして、第1の基板の第1の表面の上方に延在する凸状アライメント構造を形成することと、
・第2の基板をエッチングして、第2の基板の第1の表面の下方に延在する凹状アライメント構造を形成することと、
・第1の基板の第1の表面が、第2の基板の第1の表面に対向しかつ平行であり、凸状アライメント構造が、少なくとも部分的に凹状アライメント構造内に位置決めされるように、凸状アライメント構造を凹状アライメント構造に対向して位置決めすることと、を含み、
・凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造が、凸状アライメント構造が、設定深さまで少なくとも部分的に凹状アライメント構造内に延在するように、かつ、凸状アライメント構造が、設定深さで凹状アライメント構造内に位置決めされているとき、第2の基板に向かう第1の基板の移動と、第1の基板及び第2の基板の第1の表面に平行な少なくとも1つの軸に沿った第2の基板に対する第1の基板の移動と、が制限されるように、成形されている。
【0004】
凸状アライメント構造を凹状アライメント構造に対向して位置決めする前に、本方法は、
・複数のフリップチップバンプを、第1の基板の第1の表面若しくは第2の基板の第1の表面のうちの少なくとも1つの上に堆積させること、又は
・インジウム膜を、凸状アライメント構造の上及び/若しくは凹状アライメント構造内に堆積させること、のうちの少なくとも1つを行うことを更に含み得、凸状アライメント構造を凹状アライメント構造に対向して位置決めすることは、フリップチップバンプ又はインジウム膜を介して、第1の基板を第2の基板に接合することを更に含む。
【0005】
第1の基板を第2の基板に接合することは、熱圧着を含み得る。
【0006】
凸状アライメント構造が、設定深さで凹状アライメント構造内に位置決めされているとき、堆積されたフリップチップバンプの高さは、第1の基板の第1の表面と第2の基板の第1の表面との間の分離よりも大きくあり得、圧着に続いて、凸状アライメント構造は、設定深さで凹状アライメント構造内に位置決めされ得る。
【0007】
凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の、各基板の第1の表面に垂直な少なくとも1つの平面に沿った断面は、凸状アライメント構造の断面が、第1の基板の第1の表面から延在している台形であり、かつ、凹状アライメント構造の断面は、第2の基板の第1の表面内に延在している台形であるように、台形状であり得る。
【0008】
凸状アライメント構造の台形の最も長い底辺が、凹状アライメント構造の台形の最も長い底辺よりも長くあり得、第1の基板の第1の表面が第2の基板の第1の表面に平行であるとき、凸状アライメント構造の台形の各斜辺が、凹状アライメント構造の台形の隣接する斜辺に平行であり得る。
【0009】
凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造は、等脚台形状であり得る。
【0010】
凸状アライメント構造が、設定深さまで凹状アライメント構造内に延在するとき、第1の基板の第1の表面と第2の基板の第1の表面との間の分離dは、以下の式によって与えられ得、
【数1】
式中、αは、各台形の斜辺と最も長い底辺との間の内角であり、B
raisedは、凸状アライメント構造の最も長い底辺の長さであり、B
recessedは、凹状アライメント構造の最も長い底辺の長さである。
【0011】
凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の、各基板の第1の表面に各々垂直な2つの垂直平面に沿った断面は、凸状アライメント構造が、第1の基板の第1の表面から延在している正方形又は長方形錐台であり、凹状アライメント構造が、第2の基板の第1の表面内に延在している正方形又は長方形錐台形状のくぼみであるように、台形状であり得る。
【0012】
凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の寸法は、以下の式に従い得、
【数2】
式中、dは、凸状アライメント構造が、設定深さまで凹状アライメント構造内に延在するときの、第1の基板の第1の表面と第2の基板の第1の表面との間の分離であり、αは、第1の基板及び第2の基板の第1の表面に平行な第1の軸に沿った台形の斜辺と最も長い底辺との間の内角であり、B
raisedは、凸状アライメント構造の第1の軸に沿った台形の最も長い底辺の長さであり、B
recessedは、凹状アライメント構造の第1の軸に沿った台形の最も長い底辺の長さであり、βは、第1の基板及び第2の基板の第1の表面に平行であり、第1の軸に垂直な第2の軸に沿った台形の斜辺と最も長い底辺との間の内角であり、C
raisedは、凸状アライメント構造の第2の軸に沿った台形の最も長い底辺の長さであり、C
recessedは、凹状アライメント構造の第2の軸に沿った台形の最も長い底辺の長さである。
【0013】
第1の基板をエッチングして、凸状アライメント構造を形成することは、
・第1の基板の第1の領域上に、ハードマスク又はレジストを形成することと、
・第1の基板を異方的にエッチングすることと、
・ハードマスク又はレジストを除去することと、を含み得る。
【0014】
凸状アライメント構造の台形/錐台形状の寸法を制御するために、ハードマスク又はレジストが形成される第1の領域のサイズ、エッチング時間、及び/又はエッチング液濃度が制御され得る。
【0015】
第2の基板をエッチングして、凹状アライメント構造を形成することは、
・第2の基板の上表面上に、ハードマスク又はレジストを形成することであって、ハードマスク又はレジストが、第2の基板の開口領域を画定する少なくとも1つの開口部を含む、形成することと、
・ハードマスク又はレジストの開口部を介して、第2の基板を異方的にエッチングすることと、
・ハードマスク又はレジストを除去することと、を含み得る。
【0016】
凹状アライメント構造の台形/錐台形状の寸法を制御するために、第2の基板上の開口領域のサイズ、エッチング時間、及び/又はエッチング液濃度が制御され得る。
【0017】
第1の基板をエッチングして凸状アライメント構造を形成することは、第1の基板上に複数の凸状アライメント構造を形成することを含み得、第2の基板をエッチングして凹状アライメント構造を形成するステップは、第2の基板上に複数の凹状アライメント構造を形成することを含む。
【0018】
第1の基板は、複数のダイを備える第1のウエハ上のダイであり得、第2の基板は、複数のダイを備える第2のウエハ上のダイであり得、第1の基板をエッチングして複数の凸状アライメント構造を形成することは、第1のウエハをエッチングして、第1のウエハ上の各ダイ上に複数の凸状アライメント構造を形成することを含み得、第2の基板をエッチングして複数の凹状アライメント構造を形成することが、第2のウエハをエッチングして、第2のウエハ上の各ダイ上に複数の凹状アライメント構造を形成することを含み得る。
【0019】
第1のウエハをエッチングして複数の凸状アライメント構造を形成することは、第1のウエハ上の各ダイの四分円ごとに凸状アライメント構造を形成することを含み得、かつ/又は、第2のウエハをエッチングして複数の凹状アライメント構造を形成することは、第2のウエハ上の各ダイの四分円ごとに凹状アライメント構造を形成することを含み得る。
【0020】
凸状アライメント構造を凹状アライメント構造に対向して位置決めすることが、各凸状アライメント構造を凹状アライメント構造に対向して位置決めすることを含み、かつ、各凸状アライメント構造が、設定深さまで少なくとも部分的に対向する凹状アライメント構造内に延在するように、複数の凸状アライメント構造が第1の基板上に配設され得、複数の凹状アライメント構造が第2の基板上に配設され得る。
【0021】
本方法は、凸状アライメント構造を凹状アライメント構造に対向して位置決めするステップの前に、第1の基板及び/又は第2の基板上に量子回路部品を形成することを更に含み得る。
【0022】
量子回路部品を形成することは、
・凸状アライメント構造上にキュービットを形成することと、
・第2の基板に基板貫通ビアを形成することであって、基板貫通ビアが、第2の基板を通って、凹状アライメント構造から第2の基板の第2の表面まで延在している、形成することと、
・基板貫通ビアの側壁を金属被覆することと、を含み得る。
【0023】
凸状アライメント構造を凹状アライメント構造に対向して位置決めすることは、基板貫通ビアの側壁金属被覆と、凸状アライメント構造上に形成されたキュービットとの間にコンデンサを形成し得る。
【0024】
凸状アライメント構造上にキュービットを形成することは、凸状アライメント構造の上表面上にキュービットを形成することを含み得る。
【0025】
基板貫通ビアを形成することは、凹状アライメント部分内にハードマスク又はレジストを形成することと、ハードマスク又はレジストの開口部を通って基板貫通ビアをエッチングすることと、を含み得る。
【0026】
側壁金属被覆は、ハードマスク又はレジストが除去される前に、化学蒸着又は物理蒸着によって形成され得る。
【0027】
本方法は、
・複数の凸状アライメント構造及び複数の凹状アライメント構造を形成することと、
・凸状アライメント構造上にキュービットを形成することであって、凸状アライメント構造の第1のサブセット上にキュービットを形成することを含む、キュービットを形成することと、
・基板貫通ビアを形成することであって、凹状アライメント構造の第1のサブセットから延在している基板貫通ビアを形成することを含み、凹状アライメント構造の第1のサブセットが、位置決めのステップにおいて、凸状アライメント構造の第1のサブセット内の凸状アライメント構造に対向して位置決めされる凹状アライメント構造を備える、基板貫通ビアを形成することと、
・凸状アライメント構造を凹状アライメント構造に対向して位置決めする前に、凸状アライメント構造(複数可)の第2のサブセット及び/又は凹状アライメント構造(複数可)の第2のサブセット上にスペーサ材料の層を堆積させることと、を更に含み得る。
【0028】
凸状アライメント構造を凹状アライメント構造に対向して位置決めした後の第1の基板と第2の基板との間の距離が、凸状アライメント構造(複数可)の第2のサブセット及び/又は凹状アライメント構造(複数可)の第2のサブセット上に堆積されたスペーサ材料の層の厚さによって少なくともある程度は決定され得る。
【0029】
本方法は、キュービットを取り囲んでいる凸状アライメント構造の少なくとも側壁上に金属被覆を形成することを更に含み得、凸状アライメント構造を凹状アライメント構造に対向して位置決めすることは、凸状アライメント構造の側壁上の金属被覆と電気的に接触する基板貫通ビアの側壁上に金属被覆を配置することを更に含み得る。
【0030】
本方法は、
・複数の凸状アライメント構造及び複数の凹状アライメント構造を形成することと、
・凸状アライメント構造上にキュービットを形成することであって、凸状アライメント構造のうちの少なくとも2つの上にキュービットを形成することと、凸状アライメント構造のうちの少なくとも1つの上にカプラを形成することと、を含む、キュービットを形成することと、
・少なくとも2つのキュービットを少なくとも1つのカプラに接続する、接続素子を形成することと、
・基板貫通ビアを形成することであって、凹状アライメント構造のサブセットから延在している基板貫通ビアを形成することを含み、凹状アライメント構造のサブセットが、キュービットが形成される凸状アライメント構造に対向して位置決めされる凹状アライメント構造を備える、基板貫通ビアを形成することと、を更に含み得る。
【0031】
キュービットは、ジョセフソン接合ベースのキュービット、例えば、トランスモンキュービットであり得る。
【0032】
本発明の第2の態様によれば、製品が提供される。本製品は、
・第1の基板であって、第1の基板の第1の表面の上方に延在する少なくとも1つの凸状アライメント構造を備える、第1の基板と、
・第2の基板であって、第2の基板の第1の表面の下方に延在する少なくとも1つの凹状アライメント構造を備える、第2の基板と、を備え、
・第1の基板の第1の表面が、第2の基板の第1の表面に対向しかつ平行であり、凸状アライメント構造が、少なくとも部分的に凹状アライメント構造内に位置決めされるように、凸状アライメント構造が、凹状アライメント構造に対向して位置決めされており、
・凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造が、凸状アライメント構造が、設定深さまで少なくとも部分的に凹状アライメント構造内に延在するように、かつ、第2の基板に向かう第1の基板の移動と、第1の基板及び第2の基板の第1の表面に平行な少なくとも1つの軸に沿った第2の基板に対する第1の基板の移動と、が制限されるように、成形されている。
【0033】
本製品は、
・第1の基板の第1の表面と、第2の基板の第1の表面と、を接続する、複数のフリップチップバンプ、並びに/又は
・凸状アライメント構造の上及び/若しくは凹状アライメント構造内のインジウム膜を更に備え得る。
【0034】
凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の、各基板の第1の表面に平行な少なくとも1つの軸に沿った断面は、凸状アライメント構造の断面が、第1の基板の第1の表面から延在している台形であり、かつ、凹状アライメント構造の断面は、第2の基板の第1の表面内に延在している台形であり得るように、台形状であり得る。
【0035】
凸状アライメント構造の台形の最も長い底辺は、凹状アライメント構造の台形の最も長い底辺よりも長くあり得、凸状アライメント構造の台形の各斜辺が、凹状アライメント構造の台形の隣接する斜辺に平行であり得る。
【0036】
凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造は、等脚台形状であり得る。
【0037】
凸状アライメント構造が、設定深さまで凹状アライメント構造内に延在するとき、第1の基板と第2の基板との間の分離dは、以下の式によって与えられ得、
【数3】
式中、αは、各台形の斜辺と最も長い底辺との間の内角であり、B
raisedは、凸状アライメント構造の最も長い底辺の長さであり、B
recessedは、凹状アライメント構造の最も長い底辺の長さである。
【0038】
凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の、各基板の第1の表面に平行な2つの垂直軸に沿った断面は、凸状アライメント構造が、第1の基板の第1の表面から延在している正方形又は長方形錐台であり、凹状アライメント構造が、第2の基板の第1の表面内に延在している正方形又は長方形錐台形状のくぼみであるように、台形状であり得る。
【0039】
凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の寸法は、以下の式に従い得、
【数4】
式中、dは、凸状アライメント構造が、設定深さまで凹状アライメント構造内に延在するときの、第1の基板の第1の表面と第2の基板の第1の表面との間の分離であり、αは、第1の基板及び第2の基板の第1の表面に平行な第1の軸に沿った台形の斜辺と最も長い底辺との間の内角であり、B
raisedは、凸状アライメント構造の第1の軸に沿った台形の最も長い底辺の長さであり、B
recessedは、凹状アライメント構造の第1の軸に沿った台形の最も長い底辺の長さであり、βは、第1の基板及び第2の基板の第1の表面に平行であり、第1の軸に垂直な第2の軸に沿った台形の斜辺と最も長い底辺との間の内角であり、C
raisedは、凸状アライメント構造の第2の軸に沿った台形の最も長い底辺の長さであり、C
recessedは、凹状アライメント構造の第2の軸に沿った台形の最も長い底辺の長さである。
【0040】
本製品は、各凸状アライメント構造が、設定深さまで少なくとも部分的に対向する凹状アライメント構造内に延在するように、複数の凸状アライメント構造及び複数の凹状アライメント構造を備え得る。
【0041】
少なくとも1つの凸状アライメント構造及び少なくとも1つの凹状アライメント構造は、基板の各四分円に存在し得る。
【0042】
本製品は、凸状アライメント構造上にキュービットを更に備え得、基板貫通ビアは、凹状アライメント構造から第2の基板の第2の表面まで延在し得、基板貫通ビアの側壁は、金属被覆され得る。
【0043】
貫通基板のキュービット及び側壁金属被覆は、コンデンサの電極であり得る。
【0044】
キュービットは、凸状アライメント構造の上表面上に位置し得る。
【0045】
本製品は、複数の凸状アライメント構造及び複数の凹状アライメント構造を備える。キュービットは、凸状アライメント構造の第1のサブセット内の各凸状アライメント構造上に位置し得、基板貫通ビアは、凹状アライメント構造の第1のサブセットから延在し得、凹状アライメント構造の第1のサブセットは、凸状アライメント構造の第1のサブセット内の凸状アライメント構造に対向して位置決めされる凹状アライメント構造を備え、スペーサ材料の層は、凸状アライメント構造(複数可)の第2のサブセット及び/又は凹状アライメント構造(複数可)の第2のサブセット上に位置し得る。
【0046】
第1の基板と第2の基板との間の距離は、凸状アライメント構造(複数可)の第2のサブセット及び/又は凹状アライメント構造(複数可)の第2のサブセット上に位置するスペーサ材料の層の厚さによって決定され得る。
【0047】
本製品は、キュービットを取り囲んでいる凸状アライメント構造の少なくとも側壁上の金属被覆を更に備え得、基板貫通ビアの側壁上の金属被覆は、凸状アライメント構造の側壁上の金属被覆と電気的に接触し得る。
【0048】
本製品は、複数の凸状アライメント構造及び複数の凹状アライメント構造を備え得、キュービットは、凸状アライメント構造のうちの少なくとも2つの上に位置し得、カプラは、凸状アライメント構造のうちの少なくとも1つの上に位置し、接続素子は、少なくとも2つのキュービットを少なくとも1つのカプラに接続し得、基板貫通ビアは、凹状アライメント構造のサブセットから延在し得、凹状アライメント構造のサブセットは、キュービットが位置する凸状アライメント構造に対向して位置決めされる凹状アライメント構造を備える。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【
図1】本発明による方法を示すフローチャートである。
【
図2A】本発明の方法におけるステップを描写する。
【
図2B】本発明の方法におけるステップを描写する。
【
図2C】本発明の方法におけるステップを描写する。
【
図2D】本発明の方法におけるステップを描写する。
【
図3】本発明の凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の幾何形状を描写する断面図である。
【
図4】本発明の凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の幾何形状を描写する斜視図である。
【
図5】本発明の第1の実施形態による、キュービット及び共振器構造を描写する断面図である。
【
図6】本発明の第2の実施形態による、キュービット及び共振器構造を描写する断面図である。
【
図7】本発明による、基板分離が調節可能なデバイスを描写する断面図である。
【
図8】本発明による、結合キュービット及び共振器構造を描写する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0050】
図1は、基板をアライメントするための方法を示すフローチャートである。本方法は、集積回路デバイスの部品、例えば、超伝導キュービットが、基板のうちの1つ以上の上に形成される、より広範なプロセスの一部であり得る。「基板」という用語は、集積回路部品及び構造を形成するためにパターン化され得る基材を指す。基板は、例えば、シリコンウエハであり得る。「基板」という用語が使用される場合、ウエハ全体、すなわち、ダイスカットされる前のウエハ、又は個々のダイを指し得る。本方法のステップは、各基板から、多数の個々の実質的に同一のダイを形成するために、各基板の複数の領域で同時に実行され得る。
【0051】
ステップ101では、第1の基板210をエッチングして、第1の基板210の第1の表面211の上方に延在する凸状アライメント構造201を形成する。「上方に延在する」という句は、凸状アライメント構造201が、第1の基板210の第1の表面211から延在する突起であるように、凸状アライメント構造201が、基板210の内部から離れる方向に、第1の基板210の第1の表面211から離れるように延在することを意味する。
【0052】
ステップ102では、第2の基板220をエッチングして、第2の基板220の第1の表面221の下方に延在する凹状アライメント構造202を形成する。「下方に延在する」という句は、凹状アライメント構造202が、第1の基板220の第1の表面221から延在する、第2の基板220内の凹状領域であるように、凹状アライメント構造202が、基板220の内部に向かう方向に、第2の基板220の第1の表面221から離れるように延在することを意味する。
【0053】
ステップ101及び102は、任意の順序で、又は別個のプロセスで同時に実施され得る。ステップ101及び102は、
図2Aに示されており、図中の斜線部は、エッチングプロセスで除去される第1の基板210及び第2の基板220の領域を示す。
【0054】
ステップ103では、第1の基板210の第1の表面211が、第2の基板220の第1の表面221に対向しかつ平行であり、凸状アライメント構造201が、少なくとも部分的に凹状アライメント構造内202に位置決めされるように、凸状アライメント構造201を、凹状アライメント構造202に対向して位置決めする。
【0055】
凸状アライメント構造201及び凹状アライメント構造202は、凸状アライメント構造201が、設定深さまで少なくとも部分的に凹状アライメント構造202内に延在するように成形されている。この文脈では、「少なくとも部分的に内部に延在する」とは、凸状アライメント構造201の少なくとも一部が、凹状アライメント構造202内に延在する、すなわち、第2の基板220の第1の表面221の平面の下方に延在することを意味する。更に、凸状アライメント構造201が、設定深さで凹状アライメント構造202内に位置決めされているとき、第2の基板220に向かう第1の基板210の移動は、凸状アライメント構造201と凹状アライメント構造202との間の接触によって制限され、第1の基板及び第2の基板の第1の表面に平行な少なくとも1つの軸に沿った、第1の基板210及び第2の基板220の相対移動もまた、凸状アライメント構造201と凹状アライメント構造202との間の接触によって制限される。
【0056】
凸状アライメント構造201が凹状アライメント構造202内に延在する設定深さは、
図3に示すように、凸状アライメント構造201及び凹状アライメント構造202の相対サイズによって決定される。凸状アライメント構造201及び凹状アライメント構造202は、好ましくは、第1の基板210及び第2の基板220の第1の表面211及び221に垂直な少なくとも1つの平面に沿って、台形状の断面を有する。凸状アライメント構造201の台形の最も長い底辺は、凹状アライメント構造202の台形の最も長い底辺よりも長く、凸状アライメント構造201の台形の各斜辺は、第1の基板210の第1の表面211が第2の基板220の第1の表面221に平行であるとき、凹状アライメント構造202の台形の隣接する斜辺に平行である。好ましくは、凸状アライメント構造201及び凹状アライメント構造202は、等脚台形状である。
【0057】
第1の基板210の第1の表面211と第2の基板220の第1の表面221との間の最終的分離dは、凸状アライメント構造201及び凹状アライメント構造202がハードストップを形成するように、基板210及び220が位置決め及びアライメントされるとき、すなわち、凸状アライメント構造201が凹状アライメント構造202内の設定深さにあるときに、次の式によって決定され、
【数5】
式中、αは、各台形の斜辺と最も長い底辺との間の内角であり、B
raisedは、凸状アライメント構造の最も長い底辺の長さであり、B
recessedは、凹状アライメント構造の最も長い底辺の長さである。これは、
図3でより詳細に示される。
【0058】
凸状アライメント構造201及び凹状アライメント構造202が、2つの垂直平面で台形断面を有する場合、すなわち、凸状アライメント構造201及び凹状アライメント構造202が、
図4に示すように、錐台形状である場合、凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の寸法は、以下の式に従い、
【数6】
式中、dは、凸状アライメント構造が、設定深さまで凹状アライメント構造内に延在するときの、第1の基板の第1の表面と第2の基板の第1の表面との間の分離であり、αは、第1の基板及び第2の基板の第1の表面に平行な第1の軸に沿った台形の斜辺と最も長い底辺との間の内角であり、B
raisedは、凸状アライメント構造の第1の軸に沿った台形の最も長い底辺の長さであり、B
recessedは、凹状アライメント構造の第1の軸に沿った台形の最も長い底辺の長さであり、βは、第1の基板及び第2の基板の第1の表面に平行であり、第1の軸に垂直な第2の軸に沿った台形の斜辺と最も長い底辺との間の内角であり、C
raisedは、凸状アライメント構造の第2の軸に沿った台形の最も長い底辺の長さであり、C
recessedは、凹状アライメント構造の第2の軸に沿った台形の最も長い底辺の長さである。
【0059】
ステップ101で第1の基板210をエッチングして凸状アライメント構造201を形成することは、第1の基板210の第1の領域上にハードマスク又はレジストを形成することと、第1の基板210を異方的にエッチングすることと、ハードマスク又はレジストを除去することと、を含み得る。凸状アライメント構造201の台形/錐台形状の寸法を制御するために、ハードマスク又はレジストが形成される第1の領域のサイズ、エッチング時間、及び/又はエッチング液濃度が制御される。
【0060】
第2の基板220をエッチングして、凹状アライメント構造202を形成することは、第2の基板220の上表面上に、ハードマスク又はレジストを形成することであって、ハードマスク又はレジストが、第2の基板220の開口領域を画定する少なくとも1つの開口部を含む、形成することと、ハードマスク又はレジストの開口部を介して、第2の基板を異方的にエッチングすることと、ハードマスク又はレジストを除去することと、を含み得る。凹状アライメント構造202の台形/錐台形状の寸法を制御するために、第2の基板220上の開口領域のサイズ、及びエッチング時間、及び/又はエッチング液濃度が制御される。
【0061】
第1の基板210及び第2の基板220がシリコン基板であるとき、第1の基板210及び第2の基板220の異方性エッチングは、TMAH及びKOHベースの溶液を使用して実行され得る。<100>結晶配向を有するシリコン基板を使用して、<110>方向(<100>に対して45°)は、TMAHで選択的にエッチングすることができ、一方、KOH溶液は、<111>(<100>に対して54,7°)を選択的にエッチングする。
【0062】
複数の凸状アライメント構造201及び凹状アライメント構造202は、同じ基板上に形成され得、基板が、後でダイスカットされるウエハである場合、複数が各個々のダイ上に形成され得る。横方向のアライメント及び垂直方向のアライメントの両方を提供するために、各基板及び/又はダイは、基板/ダイの各四分円に、少なくとも1対の対応する凸状アライメント構造201及び凹状アライメント構造202(例えば、各コーナーに1対)を含み得る。最小のケースでは、横方向のアライメント及び垂直方向のアライメントを提供するために、ダイの各対は、3対の凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造を含み得る。
【0063】
図1に示される方法はまた、凸状アライメント構造201を凹状アライメント構造202に対向して位置決めする前に、複数のフリップチップバンプ231~234を、第1の基板の第1の表面若しくは第2の基板の第1の表面のうちの少なくとも1つの上に堆積させること、並びに/又はインジウム膜を、凸状アライメント構造201の上及び/若しくは凹状アライメント構造202内に堆積させることを含み得る。凸状アライメント構造201を凹状アライメント構造202に対向して位置決めするステップ103は、次いで、フリップチップバンプ又はインジウム膜を介して、第1の基板を第2の基板に接合することを更に含み得る。第1の基板を第2の基板に接合することは、熱圧着であり得る。フリップチップバンプの使用は、
図2B~
図2Cでより詳細に示される。
【0064】
堆積されたフリップチップバンプ231~234の高さは、凸状アライメント構造201が、設定深さで凹状アライメント構造202内に位置決めされているとき、第1の基板210の第1の表面211と第2の基板220の第1の表面221との間の分離よりも大きい。圧着に続いて、凸状アライメント構造201は、設定深さで凹状アライメント構造202内に位置決めされる。
【0065】
第1の基板210及び凸状アライメント構造201上に下地金属層241を堆積させ、第2の基板220及び凹状アライメント構造202上に下地金属層242を堆積させる更なるステップは、フリップチップバンプを形成することに先行し得る。下地金属層は、基板210及び220上で製造され、アライメント構造201、202を位置決めするステップ103の前にパターン化される更なる部品の基礎を形成し得る。
【0066】
本方法は、基板上に部品を製造するための更なるステップ、例えば、凸状アライメント構造を凹状アライメント構造に対向して位置決めするステップの前に、第1の基板及び/又は第2の基板上に量子回路部品を形成するステップを含み得る。
【0067】
図5は、第1の基板510及び第2の基板520上に形成されるキュービット及び読み出し構造の例を示す。1つの更なるステップでは、キュービット550は、凸状アライメント構造501上に形成される。キュービットは、トランスモンキュービットなどのジョセフソン接合ベースのキュービットであり得、凸状アライメント構造の上表面上に形成される。凸状アライメント構造の上表面は、基板の元の研磨された表面であるので、ジョセフソン接合などの繊細な超伝導部品の製造に特に好適な場所を提供する。
【0068】
別の方法ステップでは、基板貫通ビア560が、第2の基板520に形成される。基板貫通ビアは、第2の基板を通って、凹状アライメント構造502から第2の基板520の第2の表面522まで延在する。基板貫通ビアが形成された後、基板貫通ビア560の側壁は、金属被覆される。
【0069】
基板貫通ビアを形成することは、凹状アライメント部分502内にハードマスク又はレジストを形成することと、ハードマスク又はレジストの開口部を通って基板貫通ビアをエッチングすることと、を含み得る。側壁金属被覆は、ハードマスク又はレジストが除去される前に、化学蒸着又は物理蒸着によって形成され、それによって、凹状アライメント部分502の側壁を金属被覆がないままにし、金属被覆570とキュービット550との間の直接導電接触を防止する。
【0070】
第1の基板510及び凸状アライメント構造501が、第2の基板520及び凹状アライメント構造502に対向して位置決めされた後、かつ凸状アライメント構造501が、
図5に示すように、凹状アライメント構造502内に延在するとき、側壁金属被覆570及びキュービット550は各々、コンデンサの電極を形成する。側壁金属被覆570は、第2の基板520の第2の表面522上の共振器及び読み出し構造製造に接続され得る。
【0071】
キュービット550と側壁金属被覆570との間に形成されたコンデンサの全電気容量を効果的に制御するために、高アスペクト比のトレンチ、すなわち、幅よりも大きい深さを有するトレンチは、基板貫通ビア560を取り囲んでいる第2の基板内に形成され得る。トレンチの側壁は、金属被覆され、電気接地に接続されている。
【0072】
代替的に、
図6に示すように、側壁金属被覆670は、凹状アライメント構造602の側壁もまた金属被覆されるように、ハードマスク又はレジストの除去後に形成され得る。凸状アライメント構造601の上表面に形成されたキュービット650は、凸状アライメント構造601の少なくとも側壁上にも形成された金属被覆680に導電接続されていない。第1の基板610及び凸状アライメント構造601が、第2の基板620及び凹状アライメント構造602に対向して位置決めされた後、かつ凸状アライメント構造601が、
図6に示すように、凹状アライメント構造602内に延在するとき、凸状アライメント構造601の側壁上の金属被覆680は、凹状アライメント構造の側壁上の金属被覆670と電気的に接触し、コンデンサが、金属被覆670、680とキュービット650との間に形成される。
【0073】
図7は、凸状アライメント構造が、設定深さで凹状アライメント構造内に位置決めされているとき、第1の基板710と第2の基板720との間の分離が、凸状アライメント構造703、705及び/又は凹状アライメント構造704、706の上に堆積されたスペーサ材料791、792の厚さによって決定される、更なる代替物を示す。
図7に示される製品では、スペーサ材料791、792は、凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造703~706上に堆積され、基板710、720の間の分離を決定する。スペーサ材料の厚さを制御することにより、分離を調節することができる。
【0074】
図8は、(
図5又は
図6に示されるものなどの)凸状アライメント構造801、803の周りに形成された複数の結合キュービット及び共振器が、凸状アライメント構造805上に形成された中間カプラ852を介して結合されている実施形態を示す。キュービット850、851は、導波路855、856によってカプラ852に結合されている。カプラ852は、キュービット850、851を、キュービットとしてではなく、選択的に結合するために使用されるトランスモンであり得る。
【手続補正書】
【提出日】2024-03-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
第1の基板をエッチングして、前記第1の基板の第1の表面の上方に延在する凸状アライメント構造を形成することと、
第2の基板をエッチングして、前記第2の基板の第1の表面の下方に延在する凹状アライメント構造を形成することと、
前記第1の基板の前記第1の表面が、前記第2の基板の前記第1の表面に対向しかつ平行であり、前記凸状アライメント構造が、少なくとも部分的に前記凹状アライメント構造内に位置決めされるように、前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めすることと、を含み、
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造が、前記凸状アライメント構造が、設定深さまで少なくとも部分的に前記凹状アライメント構造内に延在するように、かつ、前記凸状アライメント構造が、前記設定深さで前記凹状アライメント構造内に位置決めされているとき、前記第2の基板に向かう前記第1の基板の移動と、前記第1の基板及び前記第2の基板の前記第1の表面に平行な少なくとも1つの軸に沿った前記第2の基板に対する前記第1の基板の移動と、が制限されるように、成形されている、方法。
【請求項2】
前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めする前に、前記方法が、
複数のフリップチップバンプを、前記第1の基板の前記第1の表面又は前記第2の基板の前記第1の表面のうちの少なくとも1つの上に堆積させること、又は
インジウム膜を、前記凸状アライメント構造の上及び/若しくは前記凹状アライメント構造内に堆積させること、のうちの少なくとも1つを行うことを更に含み、
前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めすることが、前記フリップチップバンプ又はインジウム膜を介して、前記第1の基板を前記第2の基板に接合することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の基板を前記第2の基板に接合することが、熱圧着を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記凸状アライメント構造が、前記設定深さで前記凹状アライメント構造内に位置決めされているとき、前記堆積されたフリップチップバンプの高さが、前記第1の基板の前記第1の表面と前記第2の基板の前記第1の表面との間の分離よりも大きく、圧着に続いて、前記凸状アライメント構造が、前記設定深さで前記凹状アライメント構造内に位置決めされる、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の、各基板の前記第1の表面に垂直な少なくとも1つの平面に沿った断面が、前記凸状アライメント構造の前記断面が、前記第1の基板の前記第1の表面から延在している台形であり、かつ、前記凹状アライメント構造の前記断面が、前記第2の基板の前記第1の表面内に延在している台形であるように、台形状である、
請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記凸状アライメント構造の台形の最も長い底辺が、前記凹状アライメント構造の台形の最も長い底辺よりも長く、前記第1の基板の前記第1の表面が前記第2の基板の前記第1の表面に平行であるとき、前記凸状アライメント構造の台形の各斜辺が、前記凹状アライメント構造の台形の隣接する斜辺に平行である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造が、等脚台形状である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記凸状アライメント構造が、前記設定深さまで前記凹状アライメント構造内に延在するとき、前記第1の基板の前記第1の表面と前記第2の基板の前記第1の表面との間
の分離dが、以下の式によって与えられ、
【数1】
式中、αは、各台形の前記斜辺と前記最も長い底辺との間の内角であり、B
raisedは、前記凸状アライメント構造の前記最も長い底辺の長さであり、B
recessedは、前記凹状アライメント構造の前記最も長い底辺の長さである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の、各基板の前記第1の表面に各々垂直な2つの垂直平面に沿った断面が、前記凸状アライメント構造が、前記第1の基板の前記第1の表面から延在している正方形又は長方形錐台であり、前記凹状アライメント構造が、前記第2の基板の前記第1の表面内に延在している正方形又は長方形錐台形状のくぼみであるように、台形状である、請求項5~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の寸法が、以下の式に従い、
【数2】
式中、dは、前記凸状アライメント構造が、前記設定深さまで前記凹状アライメント構造内に延在するときの、前記第1の基板の前記第1の表面と前記第2の基板の前記第1の表面との間
の分離であり、αは、前記第1の基板及び前記第2の基板の前記第1の表面に平行な第1の軸に沿った前記台形
の斜辺
と最も長い底辺との間
の内角であり、B
raisedは、前記凸状アライメント構造の前記第1の軸に沿った前記台形の前記最も長い底辺の長さであり、B
recessedは、前記凹状アライメント構造の前記第1の軸に沿った前記台形の前記最も長い底辺の長さであり、βは、前記第1の基板及び前記第2の基板の前記第1の表面に平行であり、前記第1の軸に垂直な第2の軸に沿った前記台形の前記斜辺と前記最も長い底辺との間の前記内角であり、C
raisedは、前記凸状アライメント構造の前記第2の軸に沿った前記台形の前記最も長い底辺の長さであり、C
recessedは、前記凹状アライメント構造の前記第2の軸に沿った前記台形の前記最も長い底辺の長さである、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の基板をエッチングして、凸状アライメント構造を形成することが、
前記第1の基板の第1の領域上に、ハードマスク又はレジストを形成することと、
前記第1の基板を異方的にエッチングすることと、
前記ハードマスク又はレジストを除去することと、を含む、請求項8~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記凸状アライメント構造の前記台形/錐台形状の寸法を制御するために、前記ハードマスク又はレジストが形成され
る第1の領域のサイズ、エッチング時間、及び/又はエッチング液濃度が制御される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第2の基板をエッチングして、凹状アライメント構造を形成することが、
前記第2の基板の上表面上に、ハードマスク又はレジストを形成することであって、前記ハードマスク又はレジストが、前記第2の基板の開口領域を画定する少なくとも1つの開口部を含む、形成することと、
前記ハードマスク又はレジストの前記開口部を介して、前記第2の基板を異方的にエッチングすることと、
前記ハードマスク又はレジストを除去することと、を含む、請求項8~12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記凹状アライメント構造の前記台形/錐台形状の寸法を制御するために、前記第2の基板上の前記開口領域のサイズ
、エッチング時間、及び/又
はエッチング液濃度が制御される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
第1の基板をエッチングして凸状アライメント構造を形成することが、前記第1の基板上に複数の凸状アライメント構造を形成することを含み、第2の基板をエッチングして凹状アライメント構造を形成す
るステップが、前記第2の基板上に複数の凹状アライメント構造を形成することを含む
、請求項
1~14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記第1の基板が、複数のダイを備える第1のウエハ上のダイであり、
前記第2の基板が、複数のダイを備える第2のウエハ上のダイであり、
前記第1の基板をエッチングして複数の凸状アライメント構造を形成することが、前記第1のウエハをエッチングして、前記第1のウエハ上の各ダイ上に複数の凸状アライメント構造を形成することを含み、
前記第2の基板をエッチングして複数の凹状アライメント構造を形成することが、前記第2のウエハをエッチングして、前記第2のウエハ上の各ダイ上に複数の凹状アライメント構造を形成することを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のウエハをエッチングして複数の凸状アライメント構造を形成することが、前記第1のウエハ上の各ダイの四分円ごとに凸状アライメント構造を形成することを含み、かつ/又は
前記第2のウエハをエッチングして複数の凹状アライメント構造を形成することが、前記第2のウエハ上の各ダイの四分円ごとに凹状アライメント構造を形成することを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めすることが、各凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めすることを含み、かつ、各凸状アライメント構造が、前記設定深さまで少なくとも部分的に前記対向する凹状アライメント構造内に延在するように、前記複数の凸状アライメント構造が前記第1の基板上に配設され、前記複数の凹状アライメント構造が前記第2の基板上に配設されている、請求項15~17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記方法が、前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めするステップの前に、前記第1の基板及び/又は前記第2の基板上に量子回路部品を形成することを更に含む
、請求項
1~18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
量子回路部品を形成することが、
前記凸状アライメント構造上にキュービットを形成することと、
前記第2の基板に基板貫通ビアを形成することであって、前記基板貫通ビアが、前記第2の基板を通って、前記凹状アライメント構造から前記第2の基板の第2の表面まで延在している、形成することと、
前記基板貫通ビアの側壁を金属被覆することと、を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めすることが、前記基板貫通ビアの前記側壁
の金属被覆と、前記凸状アライメント構造上に形成された前記キュービットとの間にコンデンサを形成する、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記凸状アライメント構造上に前記キュービットを形成することが、前記凸状アライメント構造
の上表面上に前記キュービットを形成することを含む、請求項20又は21に記載の方法。
【請求項23】
前記基板貫通ビアを形成することが、前記凹状アライメント
構造内にハードマスク又はレジストを形成することと、前記ハードマスク又はレジストの開口部を通って前記基板貫通ビアをエッチングすることと、を含む、請求項20~22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記側壁
の金属被覆が
、ハードマスク又はレジストが除去される前に、化学蒸着又は物理蒸着によって形成される、請求項20~22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記方法が、
複数の凸状アライメント構造及び複数の凹状アライメント構造を形成すること
と、
前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めする前に、前記凸状アライメント構造の第2のサブセット及び/又は前記凹状アライメント構造の第2のサブセット上にスペーサ材料の層を堆積させることと、を更に含み、
前記凸状アライメント構造上にキュービットを形成すること
が、前記凸状アライメント構造の第1のサブセット上にキュービットを形成すること
を含み、
基板貫通ビアを形成すること
が、前記凹状アライメント構造の第1のサブセットから延在している基板貫通ビアを形成することを含み、前記凹状アライメント構造の前記第1のサブセットが、前記位置決めのステップにおいて、前記凸状アライメント構造の前記第1のサブセット内の凸状アライメント構造に対向して位置決めされる前記凹状アライメント構造を備える、基板貫通ビアを形成すること
を含む、
請求項20~22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めした後の前記第1の基板と第2の基板との間の距離が、前記凸状アライメント構
造の前記第2のサブセット及び/又は前記凹状アライメント構
造の第2のサブセット上に堆積された前記スペーサ材料の層の厚さによって少なくともある程度は決定される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記方法が、前記キュービットを取り囲んでいる前記凸状アライメント構造の少なくとも前記側壁上に金属被覆を形成することを更に含み、前記凸状アライメント構造を前記凹状アライメント構造に対向して位置決めすることが、前記凸状アライメント構造の前記側壁上の前記金属被覆と電気的に接触する前記基板貫通ビアの前記側壁上に前記金属被覆を配置することを更に含む、請求項20~22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
前記方法が、
複数の凸状アライメント構造及び複数の凹状アライメント構造を形成すること
と、
前記少なくとも2つのキュービットを前記少なくとも1つのカプラに接続する、接続素子を形成することと、を更に含み、
前記凸状アライメント構造上にキュービットを形成する
ことが、前記凸状アライメント構造のうちの少なくとも2つの上にキュービットを形成することと、前記凸状アライメント構造のうちの少なくとも1つの上にカプラを形成すること
を含み、
基板貫通ビアを形成すること
が、前記凹状アライメント構造のサブセットから延在している基板貫通ビアを形成することを含み、凹状アライメント構造の前記サブセットが、前記キュービットが形成される前記凸状アライメント構造に対向して位置決めされる前記凹状アライメント構造を備え
る、
請求項20~22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
前記キュービットが、ジョセフソン接合ベースのキュービット、例えば、トランスモンキュービットである、請求項20~24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
製品であって、
第1の基板であって、前記第1の基板の第1の表面の上方に延在する少なくとも1つの凸状アライメント構造を備える、第1の基板と、
第2の基板であって、前記第2の基板の第1の表面の下方に延在する少なくとも1つの凹状アライメント構造を備える、第2の基板と、を備え、
前記第1の基板の前記第1の表面が、前記第2の基板の前記第1の表面に対向しかつ平行であり、前記凸状アライメント構造が、少なくとも部分的に前記凹状アライメント構造内に位置決めされるように、前記凸状アライメント構造が、前記凹状アライメント構造に対向して位置決めされており、
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造が、前記凸状アライメント構造が、設定深さまで少なくとも部分的に前記凹状アライメント構造内に延在するように、かつ、前記第2の基板に向かう前記第1の基板の移動と、前記第1の基板及び前記第2の基板の前記第1の表面に平行な少なくとも1つの軸に沿った前記第2の基板に対する前記第1の基板の移動と、が制限されるように、成形されて
おり、
前記製品が、各凸状アライメント構造が、前記設定深さまで少なくとも部分的に前記対向する凹状アライメント構造内に延在するように、複数の凸状アライメント構造及び複数の凹状アライメント構造を備える、
製品。
【請求項31】
前記製品が、
前記第1の基板の前記第1の表面と、前記第2の基板の前記第1の表面と、を接続する、複数のフリップチップバンプ、並びに/又は
前記凸状アライメント構造の上及び/若しくは前記凹状アライメント構造内のインジウム膜を更に備える、請求項30に記載の製品。
【請求項32】
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の、各基板の前記第1の表面に平行な少なくとも1つの軸に沿った断面が、前記凸状アライメント構造の前記断面が、前記第1の基板の前記第1の表面から延在している台形であり、かつ、前記凹状アライメント構造の前記断面が、前記第2の基板の前記第1の表面内に延在している台形であるように、台形状である、請求項30又は31に記載の製品。
【請求項33】
前記凸状アライメント構造の台形の最も長い底辺が、前記凹状アライメント構造の台形の最も長い底辺よりも長く、前記凸状アライメント構造の台形の各斜辺が、前記凹状アライメント構造の台形の隣接する斜辺に平行である、請求項32に記載の製品。
【請求項34】
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造が、等脚台形状である、請求項33に記載の製品。
【請求項35】
前記凸状アライメント構造が、前記設定深さまで前記凹状アライメント構造内に延在するとき、前記第1の基板と前記第2の基板との間
の分離dが、以下の式によって与えられ、
【数3】
式中、αは、各台形の前記斜辺と前記最も長い底辺との間の内角であり、B
raisedは、前記凸状アライメント構造の前記最も長い底辺の長さであり、B
recessedは、前記凹状アライメント構造の前記最も長い底辺の長さである、請求項34に記載の製品。
【請求項36】
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の、各基板の前記第1の表面に平行な2つの垂直軸に沿った断面が、前記凸状アライメント構造が、前記第1の基板の前記第1の表面から延在している正方形又は長方形錐台であり、前記凹状アライメント構造が、前記第2の基板の前記第1の表面内に延在している正方形又は長方形錐台形状のくぼみであるように、台形状である、請求項32~35のいずれか一項に記載の製品。
【請求項37】
前記凸状アライメント構造及び凹状アライメント構造の寸法が、以下の式に従い、
【数4】
式中、dは、前記凸状アライメント構造が、前記設定深さまで前記凹状アライメント構造内に延在するときの、前記第1の基板の前記第1の表面と前記第2の基板の前記第1の表面との間
の分離であり、αは、前記第1の基板及び前記第2の基板の前記第1の表面に平行な第1の軸に沿った前記台形
の斜辺
と最も長い底辺との間
の内角であり、B
raisedは、前記凸状アライメント構造の前記第1の軸に沿った前記台形の前記最も長い底辺の長さであり、B
recessedは、前記凹状アライメント構造の前記第1の軸に沿った前記台形の前記最も長い底辺の長さであり、βは、前記第1の基板及び前記第2の基板の前記第1の表面に平行であり、前記第1の軸に垂直な第2の軸に沿った前記台形の前記斜辺と前記最も長い底辺との間の前記内角であり、C
raisedは、前記凸状アライメント構造の前記第2の軸に沿った前記台形の前記最も長い底辺の長さであり、C
recessedは、前記凹状アライメント構造の前記第2の軸に沿った前記台形の前記最も長い底辺の長さである、請求項
36に記載の製品
。
【請求項38】
少なくとも1つの凸状アライメント構造及び少なくとも1つの凹状アライメント構造が、前記基板の各四分円に存在する、請求項
30に記載の製品。
【請求項39】
前記製品が、前記凸状アライメント構造上にキュービットを更に備え、
基板貫通ビアが、前記凹状アライメント構造から前記第2の基板の第2の表面まで延在しており、
前記基板貫通ビア
の側壁が、金属被覆されている、請求項30~
38のいずれか一項に記載の製品。
【請求項40】
前記貫通基板の前記キュービット及び
前記側壁
の金属被覆が、コンデンサの電極である、請求項
39に記載の製品。
【請求項41】
前記キュービットが、前記凸状アライメント構造
の上表面上に位置する、請求項
40に記載の製品。
【請求項42】
前記製品が、複数の凸状アライメント構造及び複数の凹状アライメント構造を備え、
キュービットが、前記凸状アライメント構造の第1のサブセット内の各凸状アライメント構造上に位置し、
基板貫通ビアが、前記凹状アライメント構造の第1のサブセットから延在しており、凹状アライメント構造の前記第1のサブセットが、凸状アライメント構造の前記第1のサブセット内の凸状アライメント構造に対向して位置決めされる前記凹状アライメント構造を備え、
スペーサ材料の層が、前記凸状アライメント構
造の第2のサブセット及び/又は前記凹状アライメント構
造の第2のサブセット上に位置する、請求項
39~
41のいずれか一項に記載の製品。
【請求項43】
前記第1の基板と前記第2の基板との間
の距離が、前記凸状アライメント構
造の前記第2のサブセット及び/又は前記凹状アライメント構
造の第2のサブセット上に位置する前記スペーサ材料の層の厚さによって決定される、請求項
42に記載の製品。
【請求項44】
前記製品が、前記キュービットを取り囲んでいる前記凸状アライメント構造の少なくとも前記側壁上の金属被覆を更に備え、前記基板貫通ビアの前記側壁上の前記金属被覆が、前記凸状アライメント構造の前記側壁上の前記金属被覆と電気的に接触している、請求項
39~
43のいずれか一項に記載の製品。
【請求項45】
キュービットが、前記凸状アライメント構造のうちの少なくとも2つの上に位置し、カプラが、前記凸状アライメント構造のうちの少なくとも1つの上に位置し、
接続素子が、前記少なくとも2つのキュービットを前記少なくとも1つのカプラに接続し、
基板貫通ビアが、前記凹状アライメント構造のサブセットから延在しており、凹状アライメント構造の前記サブセットが、前記キュービットが位置する前記凸状アライメント構造に対向して位置決めされる前記凹状アライメント構造を備える、請求項30~
38のいずれか一項に記載の製品。
【国際調査報告】