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特表2024-537124フレキシブルディスプレイを含む電子装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-10
(54)【発明の名称】フレキシブルディスプレイを含む電子装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/16 20060101AFI20241003BHJP
   H04M 1/02 20060101ALI20241003BHJP
【FI】
G06F1/16 312G
G06F1/16 312F
H04M1/02 C
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024520627
(86)(22)【出願日】2022-08-12
(85)【翻訳文提出日】2024-04-03
(86)【国際出願番号】 KR2022012129
(87)【国際公開番号】W WO2023058887
(87)【国際公開日】2023-04-13
(31)【優先権主張番号】10-2021-0134178
(32)【優先日】2021-10-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ホヨン・ジョン
(72)【発明者】
【氏名】ヒョングワン・カン
(72)【発明者】
【氏名】ミョンフン・クァク
(72)【発明者】
【氏名】ジュンヒュク・キム
(72)【発明者】
【氏名】ホジン・ジュン
(72)【発明者】
【氏名】ベクン・チョ
(72)【発明者】
【氏名】ヒョンタク・チョ
(72)【発明者】
【氏名】ソヨン・イ
【テーマコード(参考)】
5K023
【Fターム(参考)】
5K023AA07
5K023DD08
5K023HH06
5K023LL06
(57)【要約】
一実施形態による電子装置は、第1ハウジング及び上記第1ハウジングにスライド可能に連結される第2ハウジングを含むハウジング、第1領域、及び上記第1領域から延長され上記第2ハウジングがスライドすることによって上記ハウジングの内部に引き入れられたり上記ハウジングの外部に引き出されたりする第2領域を含むフレキシブルディスプレイ、上記電子装置の内部に配置され上記第2ハウジングと結合されてスライドされるサポートプレート、上記サポートプレートは上記第2ハウジングがスライドされる第1方向にN極(N-pole)とS極(S-pole)が整列されるように上記サポートプレートの一領域に配置される少なくとも1つの磁石(magnet)を含み、上記少なくとも1つの磁石の磁場を測定できるように上記少なくとも1つの磁石と隣接する上記第1ハウジングの内部に配置されホールセンサを含むホールセンサ構造体(hall sensor structure)、上記ホールセンサ構造体のホールセンサら(hall sensors)は第1距離だけ離隔しながら上記第1方向に沿って配置され、及び上記ホールセンサ構造体と電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサを含み、上記プロセッサは上記ホールセンサ構造体が上記少なくとも1つの磁石を介して獲得した磁場に基づいて、上記第1ハウジングに対して上記第2ハウジングがスライドして移動した距離を判断できる。その他、明細書によって把握される様々な実施形態が可能である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置であって、
第1ハウジング及び前記第1ハウジングに対してスライド可能に連結される第2ハウジングを含むハウジング;
第1領域、及び前記第2ハウジングのスライド移動によって前記第1ハウジングの内部に引き入れられたり前記第1ハウジングの外部に引き出されたりする第2領域を含むフレキシブルディスプレイ;
前記電子装置の内部に配置され前記第2ハウジングと結合されてスライド駆動されるサポートプレート;
前記サポートプレートは前記第2ハウジングがスライドされる第1方向にN極(N-pole)とS極(S-pole)が整列されるように前記サポートプレートの一領域に配置される少なくとも1つの磁石(magnet)を含み;
前記少なくとも1つの磁石と隣接するように配置され、少なくとも1つのホールセンサを含むホールセンサ構造体(hall sensor structure);
コンピュータ実行可能な命令を記憶するメモリ;及び
前記メモリにアクセスして前記命令を実行するプロセッサを含み、
前記プロセッサは前記ホールセンサ構造体が前記少なくとも1つの磁石を介して獲得した磁場に基づいて、前記第1ハウジングに対して前記第2ハウジングがスライドして移動した距離を判断する、電子装置。
【請求項2】
前記サポートプレートは前記第2ハウジングが前記第1ハウジングに対して前記第1方向に向かってスライドされ得るようにガイド(guide)する第1ガイド部材(guide member)をさらに含み、
前記少なくとも1つの磁石は前記第1ガイド部材と隣接する前記サポートプレートの一領域に配置される請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記ホールセンサ構造体のホールセンサは前記少なくとも1つの磁石と第2距離以内に離隔して配置され、
前記第2距離は0.2mm乃至1.0mm以内である請求項1に記載の電子装置。
【請求項4】
前記ホールセンサ構造体のホールセンサら(hall sensors)の各々は第1距離だけ離隔しながら前記第1方向に沿って配置され、
前記電子装置は前記第2ハウジングが前記ハウジングの内部に引き入れられる第1状態と前記第2ハウジングが前記ハウジングの外部に引き出される第2状態のうちのいずれか1つの状態を有し、
前記ホールセンサ構造体は前記電子装置が前記第1状態にあるとき、前記少なくとも1つの磁石と隣接するように配置される第1ホールセンサ、前記第1ホールセンサと前記第1距離だけ離隔して配置される第2ホールセンサ、及び前記第2ホールセンサと前記第1距離だけ離隔して配置され、前記電子装置が前記第2状態にあるとき、前記少なくとも1つの磁石と隣接するように配置される第3ホールセンサを含む請求項1に記載の電子装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つの磁石は前記第1状態で前記第1ホールセンサと前記第1方向に第2距離だけ離隔して配置され、
前記第2距離は前記第1距離の1/2より小さい請求項4に記載の電子装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つの磁石は第1磁石及び、前記第1磁石と第3距離だけ離隔して配置される第2磁石を含み、
前記第1磁石及び前記第2磁石は前記第1方向を向いて一列に整列される請求項1に記載の電子装置。
【請求項7】
前記第1磁石と前記第2磁石のN極又はS極は互いに反対の方向を向いて整列される請求項6に記載の電子装置。
【請求項8】
前記プロセッサは前記ホールセンサ構造体及び前記電子装置内に配置されたモータと電気的に接続されマイクロコントローラ(micro controller)を含むMCU(micro controller unit)、及び前記MCUと電気的に接続されるAP(application process)を含み、
前記MCUは前記ホールセンサ構造体及び前記モータを介して獲得した前記磁場に基づいて、前記第1ハウジングに対して前記第2ハウジングがスライドして移動した距離を判断する請求項1に記載の電子装置。
【請求項9】
前記APは前記MCUが判断した移動距離に基づいて、アプリケーションの実行画面を前記フレキシブルディスプレイの外部に露出された領域内に表示する請求項8に記載の電子装置。
【請求項10】
前記ホールセンサ構造体は第1ホールセンサ、第2ホールセンサ、第3ホールセンサ、及び第4ホールセンサを含み、
前記第1ホールセンサと前記第2ホールセンサは第1電気的経路によって前記MCUと電気的に接続され、
前記第3ホールセンサ及び前記第4ホールセンサは第2電気的経路によって前記MCUと電気的に接続される請求項8に記載の電子装置。
【請求項11】
前記第1ハウジング内に配置され前記電子装置の後面に向かって突出される第2ガイド部材(guide member)を含み、
前記ホールセンサ構造体及び前記ホールセンサ構造体と電気的に接続されるFPCBは前記第2ガイド部材に固定される請求項1に記載の電子装置。
【請求項12】
前記フレキシブルディスプレイの前記第2領域の外部に露出されない後面に付着されて前記第2領域を支持するマルチバー(multi bars)をさらに含む請求項1に記載の電子装置。
【請求項13】
前記磁場は前記第1方向に形成される第1磁場成分、前記第1方向に垂直かつ前記電子装置の前面又は後面を向く第2方向に形成される第2磁場成分、及び前記第1方向及び前記第2方向と垂直な第3方向に形成される第3磁場成分を含み、
前記プロセッサは前記少なくとも1つの磁石を介して獲得した前記第1磁場成分及び前記第2磁場成分に基づいて、前記第1ハウジングに対して前記第2ハウジングがスライドして移動した距離を判断する請求項1に記載の電子装置。
【請求項14】
前記プロセッサは第1しきい値乃至第2しきい値以内の値を有する前記第3磁場成分に基づいて、前記第1ハウジングに対して前記第2ハウジングがスライドして移動した距離をさらに判断する請求項13に記載の電子装置。
【請求項15】
前記ホールセンサ構造体及び前記少なくとも1つの磁石は、前記フレキシブルディスプレイの前記第1領域に垂直に配置される請求項1に記載の電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本文書で開示される様々な実施形態は、フレキシブルディスプレイを含む電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
技術の発達に伴い、様々なタイプの電子装置が開発されている。例えば、コンピュータ、タブレットPC、又は携帯電話のようなディスプレイを含む装置の普及率が増加し、より新しく多様な機能を望むユーザの要求が増加している。上記普及率の増加及びユーザの要求に合わせるために、新しいタイプのディスプレイを含む電子装置が開発されている。
【0003】
ただし、ディスプレイを含む電子装置の場合、ディスプレイのサイズが大きくなるほど電子装置のハウジングのサイズも大きくならざるを得ない限界があった。したがって、このような限界を克服するとともに、携帯性や便利性などの顧客の欲求を満たすことができるディスプレイ電子装置が開発されている。
【0004】
代表的な例として、電子装置はフレキシブルディスプレイ(flexible display)を含むことができる。フレキシブルディスプレイを含む電子装置は、ディスプレイの一部が電子装置のハウジングの内部に引き入れられてディスプレイの縮小による携帯性を確保することができる。また、フレキシブルディスプレイを含む電子装置は、ディスプレイがハウジングから引き出されたときは広い画面を提供することによってユーザに便利性を提供できる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
フレキシブルディスプレイを含む電子装置は、ハウジングの内部に引き入れられたり引き出されたりするローラブルディスプレイ(rollable display)を備えた装置であると理解され得る。ローラブルディスプレイを含む電子装置、略してローラブル装置(rollable device)は、変化するディスプレイの大きさごとに最適化されたUI(user interface)及びUX(user experience)を提供できる。
【0006】
ただし、変化する画面ごとに最適化されたUI及びUXを提供するためには、電子装置は変化するディスプレイの大きさを精巧にセンシングすることが求められ得る。例えば、電子装置はディスプレイの一部がハウジング内部に引き入れられた状態と外部に引き出された状態とを正確に判断することが求められ得る。
【0007】
電子装置は様々なスライディングセンシング技術を含むことができる。例えば、IR(infrared ray)近接センサ、又はTOF(time of flight)センサを用いたセンシング技術が電子装置に適用され得る。ただし、上記IR近接センサを用いたセンシング技術は、近距離測定の正確度に限界がある場合がある。また、TOFセンサを用いるセンシング技術は、電子装置の内部の構造的な設計に限界がある場合がある。したがって、一般にHall IC(integrated circuit)を使用して磁石の磁場変化を用いて測定を行う方式が主に使用され得る。ただし、Hall ICを用いる方式は、外部磁力や電子装置の内部の電子部品の磁場によって誤差が生じる場合がある。したがって、Hall IC方式を使用する電子装置は、変化するディスプレイの大きさを精巧にセンシングすることが困難な場合がある。
【0008】
本発明の様々な実施形態は、フレキシブルディスプレイの表示領域の大きさを精巧にセンシングする方法を採用する電子装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の様々な実施形態による、電子装置は、第1ハウジング及び上記第1ハウジングにスライド可能に連結される第2ハウジングを含むハウジング、第1領域、及び上記第1領域から延長され上記第2ハウジングがスライドすることによって上記ハウジングの内部に引き入れられたり上記ハウジングの外部に引き出されたりする第2領域を含むフレキシブルディスプレイ、上記電子装置の内部に配置され上記第2ハウジングと結合されてスライドされるサポートプレート、上記サポートプレートは上記第2ハウジングがスライドされる第1方向にN極(N-pole)とS極(S-pole)が整列されるように上記サポートプレートの一領域に配置される少なくとも1つの磁石(magnet)を含み、上記少なくとも1つの磁石の磁場を測定できるように上記少なくとも1つの磁石と隣接する上記第1ハウジングの内部に配置されホールセンサを含むホールセンサ構造体(hall sensor structure)、上記ホールセンサ構造体のホールセンサら(hall sensors)は第1距離だけ離隔しながら上記第1方向に沿って配置され、上記ホールセンサ構造体と電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサを含み、上記プロセッサは上記ホールセンサ構造体が上記少なくとも1つの磁石を介して獲得した磁場に基づいて、上記第1ハウジングに対して上記第2ハウジングがスライドして移動した距離を判断できる。
【0010】
本開示の様々な実施形態による、電子装置は、第1ハウジング及び上記第1ハウジングにスライド可能に連結される第2ハウジングを含むハウジング、第1領域、及び上記第1領域から延長され上記第2ハウジングがスライドすることによって上記ハウジングの内部に引き入れられたり上記ハウジングの外部に引き出されたりする第2領域を含むフレキシブルディスプレイ、上記電子装置の内部に配置され上記第2ハウジングと結合されてスライドされるサポートプレート、上記サポートプレートは上記第2ハウジングがスライドされる第1方向を向いてN極(N-pole)とS極(S-pole)が整列されるように上記サポートプレートの一領域に配置される少なくとも1つの磁石(magnet)を含み、上記少なくとも1つの磁石の磁場を測定できるように上記少なくとも1つの磁石と隣接する上記第1ハウジングの内部に配置されホールセンサを含むホールセンサ構造体(hall sensor structure)、上記ホールセンサ構造体のホールセンサら(hall sensors)は第1距離だけ離隔しながら上記第1方向に沿って配置され、上記ホールセンサ構造体と電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサを含み、上記少なくとも1つの磁石の長さは上記ホールセンサ構造体のホールセンサら間の上記第1距離より短い、かつ上記第1距離の1/2より長く、上記プロセッサは上記ホールセンサ構造体が上記少なくとも1つの磁石を介して獲得した磁場に基づいて、上記第1ハウジングに対して上記第2ハウジングがスライドして移動した距離を判断できる。
【発明の効果】
【0011】
本文書に開示される様々な実施形態によれば、フレキシブルディスプレイを含む電子装置は、磁石の移動による磁束方向の変化を用いて変化するディスプレイの大きさを正確に判断できる。
【0012】
また、様々な実施形態によれば、Hall ICを用いる方式を採用しながらも外部磁力や電子装置の内部の磁性を持つ他の電子部品によって発生するノイズの影響を最小化または減少させるフレキシブルディスプレイを含む電子装置を提供できる。
【0013】
その他、本文書によって直接的又は間接的に把握される様々な効果が提供され得る。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】一実施形態による、電子装置の第1状態(例:縮小状態)を示す前面斜視図である。
図2】一実施形態による、電子装置の又は第2状態(例:拡張状態)を示す前面斜視図である。
図3】一実施形態による、電子装置の分解図である。
図4】一実施形態による、電子装置の内部を示す図である。
図5】一実施形態による、図4のA-A’の断面を示す断面図である。
図6】一実施形態による、図4のB-B’の断面を示す断面図である。
図7】一実施形態による、図4のC-C’の断面を示す断面図である。
図8】一実施形態による、電子装置の内部を示す図である。
図9】一実施形態による、ホールセンサ構造体と少なくとも1つの磁石を示す図である。
図10A】一実施形態による電子装置の内部を示す前面斜視図である。
図10B】他の一実施形態による電子装置の内部を示す前面斜視図である。
図11】一実施形態による、電子装置のホールセンサ構造体と少なくとも1つの磁石によって測定されるノイズレベルを比較したグラフである。
図12】一実施形態による、ホールセンサ構造体と少なくとも1つの磁石を示す図である。
図13】一実施形態による、ホールセンサ構造体が測定する磁場の強さを比較したグラフである。
図14】一実施形態による、ホールセンサ構造体が測定する磁場の強さを比較したグラフである。
図15】一実施形態による、ホールセンサ構造体が測定する第3磁場成分の強さを比較したグラフである。
図16】一実施形態による、ホールセンサ構造体及び少なくとも1つの磁石を示す図である。
図17】他の一実施形態による、少なくとも1つの磁石及びホールセンサ構造体を示す図である。
図18】他の一実施形態による、ホールセンサ構造体及び少なくとも1つの磁石を示す図である。
図19】一実施形態による電子装置のプロセッサを示す図である。
図20】一実施形態によるネットワーク環境内の電子装置を示す図である。
【0015】
図面の説明に関して、同一又は類似の構成要素に対しては同一又は類似の符号が用いられ得る。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の様々な実施形態が添付された図面を参照して記載される。しかし、これは本発明を特定の実施形態に限定することを意図するものではなく、本発明の実施形態の様々な変更(modification)、均等物(equivalent)、及び/又は代替物(alternative)を含むものと理解されるべきである。
【0017】
図1は、一実施形態による、電子装置の第1状態(例:縮小状態)を示す前面斜視図である。
【0018】
図2は、一実施形態による、電子装置の第2状態(例:拡張状態)を示す前面斜視図である。
【0019】
本文書で開示された様々な実施形態によれば、電子装置100の外部に位置するフレキシブルディスプレイ(flexible display)120の少なくとも一部(例:第1領域121)が向く第1方向(例:+z方向)と実質的に同じ方向を向く面は電子装置100の前面101と定義されることができ、第1方向に対して反対の方向は第2方向(例:-z方向)と実質的に同じ方向を向く面は電子装置100の後面102と定義されることができる。また、前面101と後面102の間の空間を囲む面は電子装置100の側面103と定義されることができる。
【0020】
一実施形態による電子装置100の少なくとも一部にはフレキシブルディスプレイ120が配置され得る。一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ120は、少なくとも一部の平面形態と少なくとも一部の曲面形態を含むように配置され得る。一実施形態によれば、電子装置100の前面にはフレキシブルディスプレイ120、及びフレキシブルディスプレイ120の周縁のうちの少なくとも一部を囲むハウジング110が配置され得る。
【0021】
一実施形態によれば、ハウジング110は、電子装置100の前面101の一部領域、後面102及び側面103を形成できる。一実施形態において、電子装置100の前面101は、図1及び図2の+z方向を向く電子装置100の面を意味することができる。一実施形態において、電子装置100の後面102は、図1及び図2の-z方向を向く電子装置100の面を意味することができる。一実施形態において、電子装置100の側面103は、電子装置100の前面101と後面102の間を連結する面を意味することができる。一実施形態によれば、ハウジング110は、電子装置100の側面103の一部領域及び後面102を形成できる。
【0022】
一実施形態によれば、ハウジング110は、第1ハウジング111及び第1ハウジング111に対して所定の範囲で移動可能に結合された第2ハウジング112を含むことができる。
【0023】
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ120は、第2ハウジング112に結合され得る第1領域121と第1領域121から延長されて電子装置100の内部に引き入れ可能な第2領域122を含むことができる。
【0024】
一実施形態によれば、電子装置100は、第1状態100A及び第2状態100Bを有し得る。例えば、電子装置100の第1状態100A及び第2状態100Bは、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112が移動した距離によって決定されることができ、電子装置100の状態はユーザの操作又は機械的作動によって第1状態100Aと第2状態100Bの間で変更され得る。
【0025】
一実施形態によれば、電子装置100の第1状態100Aは、ハウジング110が拡張される前の状態を意味することができる。電子装置100の第2状態100Bは、ハウジング110が拡張された状態を意味することができる。
【0026】
例えば、第1状態100Aは、電子装置100の第2ハウジング112がハウジング110の内部に引き入れられる状態を意味することができる。例えば、第2ハウジング112は図1のQ方向に引き入れられ得る。
【0027】
また、一実施形態によれば、第2状態100Bは、電子装置100の第2ハウジング112がハウジング110の外部に引き出される状態を意味することができる。例えば、第2ハウジング112は図2のP方向に引き出され得る。
【0028】
一実施形態によれば、第2ハウジング112のP方向への移動によって電子装置100の状態が第1状態100Aから第2状態100Bに切り替えられた場合、フレキシブルディスプレイ120の第2領域122は、電子装置100の内部から外部に引き出される(又は露出される)ことができる。一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ120が引き出されるということは、フレキシブルディスプレイ120が電子装置100の外部から視認可能である(viewable)ことを意味することができる。
【0029】
他の実施形態において、第2ハウジング112のQ方向への移動によって電子装置100が第2状態100Bから第1状態100Aに切り替えられた場合、フレキシブルディスプレイ120の第2領域122は、電子装置100の内部に引き入れられ得る。一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ120が引き入れられるということは、フレキシブルディスプレイ120の少なくとも一領域(例:第2領域122)が電子装置100の外部から視認できないことを意味することができる。
【0030】
図3は、一実施形態による、電子装置の分解図である。
【0031】
図3の場合、図1及び図2で説明した内容と重複する内容は省略する。
【0032】
一実施形態によれば、電子装置100は、第1ハウジング111、第2ハウジング112、及び/又はフレキシブルディスプレイ120を含むことができる。
【0033】
一実施形態によれば、電子装置100は、後面カバー123、サポートプレート220、固定ハウジング210、マルチバー(multi-bars)230、ホールセンサ構造体(hall sensor structure)420、及び/又は少なくとも1つの磁石(magnet)410をさらに含むことができる。
【0034】
一実施形態によれば、後面カバー123は、第1ハウジング111の一面に配置され得る。例えば、後面カバー123は、電子装置100の上記後面(例:図1の後面102)に配置され得る。例えば、後面カバー123は、第1ハウジング111の第1方向を向く面(例:-z方向)に配置され得る。
【0035】
一実施形態によれば、後面カバー123は、電子装置100の後面(例:図1の後面102)を保護するカバーとして形成され得る。
【0036】
一実施形態によれば、後面カバー123には複数のホールが形成され得る。一実施形態によれば、複数のホールは電子装置100の後面に配置されるカメラホール108に該当し得る。一実施形態によれば、カメラホール108を介して電子装置100の内部に配置されるカメラの一部は外部に露出され得る。
【0037】
一実施形態によれば、電子装置100の後面に後面カバー123が配置されることによって、電子装置100は外部の衝撃から保護され得る。
【0038】
一実施形態によれば、電子装置100は、固定ハウジング210を含むことができる。一実施形態によれば、固定ハウジング210には複数の電子部品(例:バッテリ、PCB、カメラ、又はモータ)が配置され得る。例えば、固定ハウジング210は、上記複数の電子部品を収容できる空間を提供できる。
【0039】
一実施形態によれば、固定ハウジング210は、第1ハウジング111と結合され得る。他の一実施形態によれば、固定ハウジング210は、第1ハウジング111と一体に形成され得る。一実施形態によれば、固定ハウジング210が第1ハウジング111と結合されることによって、固定ハウジング210は電子装置100の内部でスライドされず固定され得る。
【0040】
一実施形態によれば、固定ハウジング210は、上記第1方向(例:-z方向)に対して反対の第2方向(例:+z方向)を向く第1ハウジング111の一面に配置され得る。例えば、固定ハウジング210は、第1ハウジング111とフレキシブルディスプレイ120の間に配置され得る。
【0041】
一実施形態によれば、固定ハウジング210の第2方向(例:+z方向)を向く一面にはフレキシブルディスプレイ120が配置され得る。例えば、固定ハウジング210の上記第1方向に対して反対の第2方向(例:+z方向)を向く第1面には常時外部に露出されるフレキシブルディスプレイ120の第1領域121が配置され得る。
【0042】
一実施形態によれば、サポートプレート220は第2ハウジング112と結合され得る。一実施形態によれば、サポートプレート220が第2ハウジング112と結合されることによって、サポートプレート220は第2ハウジング112の動きによって第1ハウジング111の内部又は外部にスライドされ得る。
【0043】
一実施形態によれば、電子装置100が第1状態100Aのとき、固定ハウジング210の上記第1方向(例:-z方向)を向く一面にはサポートプレート220が配置され得る。例えば、サポートプレート220は、固定ハウジング210と第1ハウジング111の間に配置され得る。一実施形態によれば、電子装置100が第2状態100Bのとき、固定ハウジング210の上記一面には第1ハウジング111が配置され得る。
【0044】
例えば、電子装置100が第1状態100Aのとき、第2方向(例:+z方向)を向くサポートプレート220の一面は固定ハウジング210と対面できる。また、一実施形態によれば、上記第1状態100Aのとき、第1方向(例:-z方向)を向くサポートプレート220の他面は後述するマルチバー230と対面できる。
【0045】
一実施形態によれば、電子装置100は、第1状態100Aで第2ハウジング112とサポートプレート220との間に配置されるマルチバー230をさらに含むことができる。
【0046】
一実施形態によれば、マルチバー230は、フレキシブルディスプレイ120の第2領域122と結合され得る。例えば、マルチバー230は、第2領域122の外部に露出されないフレキシブルディスプレイ120の後面に付着され得る。例えば、図3を参照すると、フレキシブルディスプレイ120とマルチバー230が個別的に表現されているが、フレキシブルディスプレイ120の第2領域122の前面Aに対して反対の背面Bはマルチバー230のC面と対面できる。
【0047】
一実施形態によれば、サポートプレート220は、マルチバー230の少なくとも一部と連結され得る。一実施形態によれば、サポートプレート220がマルチバー230の少なくとも一部と連結されることによって、マルチバー230はサポートプレート220のスライドによって所定の経路(レール)上で移動できる。一実施形態によれば、マルチバー230が所定の経路に移動することによって、電子装置100は第1状態100Aから第2状態100Bに変化し、マルチバー230のA面と対面するフレキシブルディスプレイ120の第2領域122は外部に露出され得る。
【0048】
一実施形態によれば、マルチバー230は、第2領域122の後面に付着されてディスプレイ120の第2領域122を支持することができる。一実施形態によれば、マルチバー230が第2領域122を支持することによって、電子装置100は、フレキシブルディスプレイ120の第2領域122の少なくとも一部が平面及び/又は曲面を形成できる。
【0049】
一実施形態によれば、サポートプレート220と固定ハウジング210との間にはホールセンサ構造体420及び少なくとも1つの磁石410が配置され得る。
【0050】
少なくとも1つの磁石410と、ホールセンサ構造体420と関連する具体的な実施形態を図4乃至図12を参照して後述する。
【0051】
一実施形態によれば、サポートプレート220と固定ハウジング210との間には複数の構造物(例:ガイド部材)が配置され得る。
【0052】
一実施形態によれば、サポートプレート220と固定ハウジング210との間には複数のガイド部材が形成され得る。例えば、上記複数のガイド部材は、第1ガイド部材310、図4で後述する第2ガイド部材(図示せず)、又は第3ガイド部材330を含むことができる。
【0053】
一実施形態によれば、第1ガイド部材310及び第3ガイド部材330が電子装置100の内部に形成されることによって、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112は第1方向(例:+x又は-x方向)にスライドされ得る。例えば、第1ガイド部材310及び第3ガイド部材330は、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112が所定の第1方向にスライドされるように経路を提供できる。
【0054】
一実施形態によれば、第1ガイド部材310、第2ガイド部材(図示せず)、第3ガイド部材330と関連する具体的な実施形態は、図4乃至図8を参照して後述する。
【0055】
図4は、一実施形態による、電子装置の内部を示す図である。
【0056】
一実施形態によれば、図4は、電子装置100の固定ハウジング210を示す図である。
【0057】
一実施形態によれば、固定ハウジング210は、前述のように第1ハウジング111と結合され得る。他の一実施形態によれば、固定ハウジング210は、第1ハウジング111と一体に形成され得る。
【0058】
一実施形態によれば、固定ハウジング210は、第1周縁401、第1周縁401と平行な第2周縁402、及び第1周縁401と第2周縁402を連結する第3周縁403を含むことができる。
【0059】
一実施形態によれば、第1周縁401は、電子装置100の上端(例:+y軸方向)周縁に該当し得る。また、一実施形態によれば、第2周縁402は、電子装置100の下端(例:-y軸方向)周縁に該当し得る。
【0060】
一実施形態によれば、固定ハウジング210にはホールセンサ構造体420、ホールセンサ構造体420と電気的に接続されるコネクタ(connector)431、及び/又はコネクタ431と電気的に接続されるPCB495が配置され得る。
【0061】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420と隣接するサポートプレート(例:図3の220)の一領域には少なくとも1つの磁石410が配置され得る。
【0062】
また、一実施形態によれば、固定ハウジング210にはバッテリ490、第2ハウジング112が第1ハウジング111に対してスライドされることを可能にするモータ(motor)497、マイク493、USB(universal serial bus)494、カメラ496、及びタッチセンサ492のうちの少なくとも1つが配置され得る。
【0063】
一実施形態によれば、カメラ496は、第1周縁401及び第3周縁403と隣接する一領域に配置され得る。前述のように、カメラ496は、後面カバー123に形成されたカメラホール(例:図3の108)を介して一部が外部に露出され得る。
【0064】
一実施形態によれば、タッチセンサ492は、第2周縁402と隣接する一領域に配置され得る。
【0065】
一実施形態によれば、USB494は、第2周縁402及び第3周縁403と隣接する一領域に配置され得る。
【0066】
一実施形態によれば、マイク493は、第3周縁403と隣接し、タッチセンサ492とUSB494の間の一領域に配置され得る。
【0067】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420、及び/又はコネクタ431は、第2周縁402と隣接する固定ハウジング210の一領域に配置され得る。例えば、ホールセンサ構造体420は、バッテリ490とマイク493及び/又はタッチセンサ492の間の固定ハウジング210の一領域に配置され得る。
【0068】
また、一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、バッテリ490とマイク493及び/又はタッチセンサ492の間のサポートプレート220の一領域に配置され得る。
【0069】
図4を参照すると、一実施形態による、ホールセンサ構造体420は、固定ハウジング210及び/又は第1ハウジング111に配置され得る。
【0070】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、センサFPCB430、第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424を含むことができる。
【0071】
ただし、ホールセンサ構造体420のホールセンサの個数はこれに限定しない。例えば、ホールセンサ構造体420は第5ホールセンサをさらに含むことができる。他の一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は第4ホールセンサ424が省略され得る。
【0072】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420のホールセンサらの各々は、第1距離Dだけ離隔して配置され得る。例えば、ホールセンサ構造体420の第1ホールセンサは、第2ホールセンサと第1方向(例:+x方向)に第1距離Dだけ離隔して配置され得る。一実施形態によれば、上記第1方向(例:+x方向又は-x方向)は、第2ハウジング112が第1ハウジング111に対してスライドされる方向を意味することができる。
【0073】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420の第1距離Dと関連する具体的な実施形態は、図9及び図16乃至図18を参照して後述する。
【0074】
一実施形態によれば、第1ハウジング111及び/又は固定ハウジング210には電子装置の後面を向く第2方向(例:-z方向)に向かって突出される第2ガイド部材(guide member)320が形成され得る。
【0075】
一実施形態によれば、第2ガイド部材320は、第2周縁402と隣接する一領域に配置され得る。例えば、第2ガイド部材320は、マイク493及びタッチセンサ492と隣接する固定ハウジング210及び/又は第1ハウジング111の一領域に配置され得る。
【0076】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、第2ガイド部材320に配置され得る。例えば、ホールセンサ構造体420は、第2ガイド部材320に付着されて固定され得る。一例において、ホールセンサ構造体420のセンサFPCB430は、第2ガイド部材320に付着されて固定され得る。
【0077】
一実施形態によれば、第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424は、センサFPCB430上に配置され得る。
【0078】
一実施形態によれば、センサFPCB430と関連する具体的な実施形態は図5で後述する。
【0079】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420が第2ガイド部材320に付着されて固定されることによって、ホールセンサ構造体420が電子装置100の内部で揺れることが防止される、または減少することができる。例えば、センサFPCB430上に配置された第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424が電子装置100の内部で揺れることが防止される、または減少することができる。
【0080】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420の揺れが防止される、または減少することによって、ホールセンサ構造体420は少なくとも1つの磁石410で形成される磁場の強さをホールセンサ構造体420が第2ガイド部材320に固定されていない場合に比べて正確にセンシングできる。例えば、一実施形態によるホールセンサ構造体420は、ノイズが減少した磁場をセンシングできる。
【0081】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420が磁場の強さをより正確にセンシングすることによって、電子装置100は変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさをより正確に判断できる。
【0082】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、第2ガイド部材320に固定されているホールセンサ構造体420と隣接するように配置され得る。一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410がホールセンサ構造体420と隣接するように配置されることによって、ホールセンサ構造体420は、少なくとも1つの磁石410で形成される磁場の強さをセンシングできる。
【0083】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420が磁場の強さをセンシングすることによって、電子装置100は変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさを判断できる。
【0084】
例えば、一実施形態による電子装置100のプロセッサは、ホールセンサ構造体420がセンシングして獲得した磁場に基づいて、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。
【0085】
図5は、一実施形態による、図4のA-A’の断面を示す断面図である。
【0086】
図5を参照すると、一実施形態による、少なくとも1つの磁石410は、サポートプレート220及び/又は第2ハウジング112に付着され得る。一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、サポートプレート220に形成された第1ガイド部材(図示せず)と隣接する一領域に配置され得る。
【0087】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、電子装置100の後面102に垂直に配置され得る。例えば、少なくとも1つの磁石410は、N極及びS極が後面を向く方向(例:-z方向)に垂直な方向(例:+x方向又は-x方向)を向くように配置され得る。
【0088】
また、図5を参照すると、一実施形態による、ホールセンサ構造体420は、第2ガイド部材320に付着され得る。一実施形態によれば、第2ガイド部材320にはテープ(tape)512が配置され得る。また、一実施形態によれば、テープ512上には接着剤(例:エポキシ樹脂接着剤(epoxy resin adhesive))511が配置され得る。一実施形態によれば、接着剤511上にはホールセンサ構造体420が配置され得る。
【0089】
したがって、一実施形態によれば、接着剤511及びテープ512によってホールセンサ構造体420は第2ガイド部材320に付着され得る。
【0090】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420のセンサFPCB430は、第1面531、及び第1面531に対して反対の第2面532を含むことができる。
【0091】
一実施形態によれば、第1面531は第2ガイド部材320を向く面に該当し得る。例えば、第1面531は接着剤511と対面できる。一実施形態によれば、第1面531に接着剤511及びテープ512が形成されることによってホールセンサ構造体420のセンサFPCB430は第2ガイド部材320に付着され得る。
【0092】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420の第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424は、センサFPCB430上に配置され得る。一例において、第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424は、センサFPCB430の第2面532に配置され得る。
【0093】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420の第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424は、センサFPCB430と電気的に接続され得る。
【0094】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、第1方向(例:+x方向又は-x方向)を向いて配置され得る。例えば、ホールセンサ構造体420の第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424が第1方向(例:+x方向又は-x方向)に沿って一列に配置され得る。例えば、ホールセンサ構造体420の第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424は、第1軸(例:x軸)に沿って配置され得る。
【0095】
一実施形態によれば、第1ホールセンサ421の一面は、センサFPCB430の第2面532の一部と対面できる。また、一実施形態によれば、第1ホールセンサ421の他面は、第2方向(例:-y方向)を向くことができる。
【0096】
また、一実施形態によれば、第2ホールセンサ422の一面は、センサFPCB430の第2面532の一部と対面できる。一実施形態によれば、第2ホールセンサ422の他面は、第2方向(例:-y方向)を向くことができる。
【0097】
一実施形態によれば、第3ホールセンサ423及び/又は第4ホールセンサ424は、第1ホールセンサ421と実質的に同じ方向を向いて形成され得る。
【0098】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、少なくとも1つの磁石410の一面と対向する方向に配置され得る。例えば、少なくとも1つの磁石410の一面は、第1方向を向くように配置され得る。また、一例において、ホールセンサ構造体420のセンサFPCB430の第2面532は、第2方向(例:-y方向)を向くように配置され得る。
【0099】
一実施形態によれば、接着剤511は約0.3mmの厚さを有し得る。一実施形態によれば、センサFPCB430は約0.2mmの厚さを有し得る。一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420の第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424は、約0.55mmの厚さを有し得る。
【0100】
様々な実施形態において、接着剤511、センサFPCB430、及びホールセンサ構造体420のホールセンサの厚さはこれに限定されない。例えば、第1ホールセンサ421の厚さは0.55mmより厚く形成され得る。また、他の一実施形態によれば、第1ホールセンサ421の厚さは0.55mmより薄く形成され得る。
【0101】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、少なくとも1つの磁石410及びサポートプレート220と隣接するように形成され得る。例えば、ホールセンサ構造体420の第1ホールセンサ421と少なくとも1つの磁石410との間の第1距離L1は約0.2mm乃至約1.0mm以内であり得る。また、一実施形態によれば、第2ホールセンサ422と少なくとも1つの磁石410との間の第1距離L1は約0.2mm乃至約1.0mm以内であり得る。一実施形態によれば、センサFPCB430と少なくとも1つの磁石410との間の第2距離L2は約0.2mm乃至約0.8mm以内であり得る。
【0102】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410とホールセンサ構造体420との間の第1距離L1は約0.2mm乃至約1.0mm以内であり得る。
【0103】
また、一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420とサポートプレート220との間の第3距離L3は約0.6mm乃至約1.2mm以内であり得る。
【0104】
また、一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420とサポートプレート220との間の第3距離L3が約0.6mm乃至約1.2mm以内の値を有することによって、電子装置100でホールセンサ構造体420とサポートプレート220が衝突することが防止される、または減少することができる。
【0105】
ただし、第1距離L1、第2距離L2、第3距離L3は上記範囲内に限定しない。例えば、第3距離L3は1.2mmより遠く形成され得る。他の例において、第3距離L3は0.6mmより近く形成され得る。
【0106】
図6は、一実施形態による、図4のB-B’の断面を示す。
【0107】
図7は、一実施形態による、図4のC-C’の断面を示す。
【0108】
一実施形態による図6及び図7は、電子装置100の第1状態100Aと第2状態100Bで、少なくとも1つの磁石410、バッテリ490及びサポートプレート220が電子装置100の内部で移動する過程を示す図ある。
【0109】
一実施形態によれば、電子装置100の第1ハウジング111は第1側面601を含むことができる。例えば、第1側面601は、電子装置100のハウジング110で固定される側面に該当し得る。
【0110】
また、一実施形態によれば、第2ハウジング112は第2側面602を含むことができる。例えば、第2側面602は電子装置100のハウジング110でスライドされる側面に該当し得る。
【0111】
図6を参照すると、一実施形態による、z軸方向から見て、ホールセンサ構造体420は、フレキシブルディスプレイ120の第1領域121の少なくとも一部と重なるように第1ハウジング111の内部の一領域に配置され得る。一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、第1ハウジング111の内部に配置されることによってスライドされず電子装置100の内部に固定され得る。
【0112】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、第2ハウジング112が第1ハウジング111に対してスライドする第1方向(例:+x方向又は-x方向)に沿って配置され得る。
【0113】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420のホールセンサらは一定の距離だけ離隔し得る。一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424を含むことができる。
【0114】
一実施形態によれば、第1ホールセンサ421は、第1側面601と隣接する第1ハウジング111及び/又は固定ハウジング210の一領域に位置し得る。一実施形態によれば、第2ホールセンサ422は、第1ホールセンサ421から一定の距離だけ離隔して位置し得る。一実施形態によれば、第3ホールセンサ423は、第2ホールセンサ422から一定の距離だけ離隔して位置し得る。一実施形態によれば、第4ホールセンサ424は、第3ホールセンサ423から一定の距離だけ離隔して位置し、第2側面602と隣接するように位置し得る。
【0115】
一実施形態によるホールセンサ構造体420のホールセンサら間の離隔した距離及び少なくとも1つの磁石410と関連する具体的な実施形態は図9で後述する。
【0116】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、前述のように第2ハウジング112及び/又はサポートプレート220に配置され得る。例えば、少なくとも1つの磁石410は、サポートプレート220上の一領域に固定され得る。
【0117】
一実施形態によれば、第2ハウジング112と結合されたサポートプレート220が第1方向(例:+x方向又は-x方向)にスライドされることによって、少なくとも1つの磁石410も上記第1方向へ移動できる。
【0118】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、第2ハウジング112がスライドされる上記第1方向にN極(N-pole)とS極(S-pole)が整列されるように配置され得る。例えば、少なくとも1つの磁石410のN極及びS極は、ホールセンサ構造体420が整列される方向と平行な方向に配置され得る。
【0119】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、第1側面601と隣接するサポートプレート220上の一領域に配置され得る。一実施形態によれば、電子装置100が第1状態100Aのとき、少なくとも1つの磁石410は、ホールセンサ構造体420のうちの第1ホールセンサ421と隣接する領域に配置され得る。
【0120】
また、一実施形態によれば、電子装置100が第2状態100Bのとき、少なくとも1つの磁石410は、ホールセンサ構造体420のうちの第4ホールセンサ424と隣接する領域に配置され得る。
【0121】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、上記第1方向(例:+x方向又は-x方向)に垂直な第2方向(例:+y方向)からみて、センサFPCB430及び/又はホールセンサ構造体420と一部が重なって(overlapped)配置され得る。
【0122】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410とホールセンサ構造体420が隣接して配置されることによって、電子装置100は変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさの変化を少なくとも1つの磁石410とホールセンサ構造体420とが離隔して配置されてセンシングする場合に比べて正確に判断できる。
【0123】
例えば、一実施形態による電子装置100のプロセッサは、ホールセンサ構造体420が正確にセンシングして獲得した磁場に基づいて、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を少なくとも1つの磁石410とホールセンサ構造体420とが離隔して配置されてセンシングする場合に比べて正確に判断できる。
【0124】
一実施形態によれば、第1状態100Aでサポートプレート220の一面にはマルチバー230の一部が位置し得る。図6を参照すると、一実施形態によるサポートプレート220は、マルチバー230と共に上記第1方向(例:+x方向又は-x方向)にスライドされ得る。例えば、サポートプレート220がマルチバー230を上記第1方向(例:+x方向又は-x方向)へ誘導することによって、マルチバー230は第1方向(例:+x方向又は-x方向)にスライドされ得る。
【0125】
図7を参照すると、電子装置100はバッテリ490を含むことができる。一例において、バッテリ490は、第2ハウジング112及び/又はサポートプレート220に配置され得る。例えば、バッテリ490は、第2ハウジング112及び/又はサポートプレート220に固定され得る。
【0126】
一実施形態によれば、バッテリ490は、第2ハウジング112及び/又はサポートプレート220と共に上記第1方向(例:+x方向又は-x方向)にスライドされ得る。
【0127】
図8は、一実施形態による、電子装置の内部を示す図である。
【0128】
一実施形態によれば、図8は、電子装置100の内部に配置されたサポートプレート220の前面を示す図である。一実施形態によれば、サポートプレート220の前面は固定ハウジング(例:図3の210)と対面できる。
【0129】
一実施形態によれば、サポートプレート220は、第1周縁801及び第1周縁801と平行な第2周縁802を含むことができる。
【0130】
図8を参照すると、一実施形態による、サポートプレート220は、第1ガイド部材310及び第3ガイド部材330を含むことができる。
【0131】
一実施形態によれば、第1ガイド部材310は、第1周縁801と隣接する第1ガイド311及び第2周縁802と隣接する第2ガイド312を含むことができる。一実施形態によれば、第2ガイド312は、少なくとも1つの磁石410と隣接するサポートプレート220の一領域に位置し得る。
【0132】
一実施形態によれば、第3ガイド部材330は、第1周縁801と隣接する第1レール331及び第2周縁802と隣接する第2レール332を含むことができる。
【0133】
一実施形態によれば、サポートプレート220の一部には第1ガイド部材310が形成され得る。一実施形態によれば、第1ガイド部材310は、電子装置100の前面を向く方向(例:+z方向)に突出されて形成され得る。
【0134】
一実施形態によれば、固定ハウジング(例:図4の210)は固定部材820を含むことができる。
【0135】
一実施形態によれば、固定部材820の一面はリセス(図示せず)が形成され得る。一実施形態によれば、固定部材820の他面は少なくとも1つの貫通孔810が形成され得る。例えば、固定部材820の他面は2つの貫通孔810が形成され得る。
【0136】
一実施形態によれば、固定部材820の他面に形成された少なくとも1つの貫通孔810に締結部材が挿入されることによって固定部材820は固定ハウジング210と結合され得る。
【0137】
一実施形態によれば、第1ガイド部材310は、第1ハウジング111に固定されている固定部材820に収容され得る。例えば、固定部材820の上記一面に形成されたリセスに第1ガイド部材310が収容され得る。
【0138】
一実施形態によれば、固定部材820のリセスに第1ガイド部材310が収容されることによって、第1ガイド部材310はサポートプレート220が第1方向(例:+x方向又は-x方向)に向かってスライドされ得るようにガイド(guide)できる。
【0139】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、第1ガイド部材310と隣接するサポートプレート220の一領域に配置され得る。一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410が第1ガイド部材310と隣接する一領域に配置されることによって、少なくとも1つの磁石410は揺れることなく第1方向に向かってスライドされ得る。
【0140】
一実施形態によれば、図4図5、及び図7を参照すると、ホールセンサ構造体420のホールセンサらは、第1ハウジング111及び/又は固定ハウジング210の一領域に配置され得る。一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、サポートプレート220に形成された第1ガイド部材310と隣接する第1ハウジング111の一領域に配置され得る。一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420のホールセンサらは、第1ハウジング111の一領域で第1ガイド部材310に沿って一列に配置され得る。
【0141】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420のホールセンサらが第1ガイド部材310に沿って一列に配置されることによって、ホールセンサ構造体420及びホールセンサ構造体420によって対応する少なくとも1つの磁石410が電子装置100の内部に固定され得る。
【0142】
したがって、一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、ノイズの発生を減少させて磁場をセンシングできる。
【0143】
これにより、一実施形態による電子装置100は、変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさが正確に測定され得る。
【0144】
一実施形態によれば、サポートプレート220の第1周縁801及び第2周縁802には第3ガイド部材330が配置され得る。一実施形態によれば、第3ガイド部材330の一部にはリセス(recess)(図示せず)が形成され得る。
【0145】
一実施形態によれば、マルチバー230は第3ガイド部材330のリセスに収容され得る。一実施形態によれば、リセスが形成された第3ガイド部材330はマルチバー230が第1方向にスライドされ得るようにガイドできる。
【0146】
一実施形態によれば、第3ガイド部材330がマルチバー230を上記第1方向にスライドできるようにガイドすることで、電子装置100でのマルチバー230の離脱が防止され得る。
【0147】
図9は、一実施形態による、ホールセンサ構造体と少なくとも1つの磁石を示す図である。
【0148】
一実施形態による、図9は、電子装置100が第1状態100A又は第2状態100Bのときのホールセンサ構造体420と対応する少なくとも1つの磁石410の配置関係を示す図である。
【0149】
例えば、図9の900Aは、電子装置100が第1状態100Aのときのホールセンサ構造体420と対応する少なくとも1つの磁石410の配置関係を示す図である。
【0150】
また、一実施形態によれば、図9の900Bは、電子装置100が第2状態100Bのときのホールセンサ構造体420と対応する少なくとも1つの磁石410の配置関係を示す図である。
【0151】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、第2ハウジング(例:図1の112)が第1ハウジング(例:図1の111)に対してスライドすることによって、第1方向(例:+x方向又は-x方向)へ移動できる。
【0152】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420はセンサFPCB430上に配置され得る。例えば、ホールセンサ構造体420はセンサFPCB430と電気的に接続され得る。
【0153】
一実施形態によれば、センサFPCB430の一端はコネクタ431と電気的に接続され得る。一実施形態によれば、コネクタ431は、第1ハウジング111に形成されたPCB(例:図4の495)と電気的に接続され得る。
【0154】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423及び/又は第4ホールセンサ424を含むことができる。また、一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420はセンサFPCB430をさらに含むことができる。
【0155】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、電子装置100が第1状態100Aのときの少なくとも1つの磁石410と隣接するように配置される第1ホールセンサ421を含むことができる。また、一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、センサFPCB430の一端に配置される第1ホールセンサ421を含むことができる。例えば、一実施形態による第1ホールセンサ421はコネクタ431と隣接するように配置され得る。
【0156】
図9を参照すると、一実施形態によるホールセンサ構造体420の各々のホールセンサは一定の距離だけ離隔して配置され得る。例えば、ホールセンサ構造体420のホールセンサの各々は、センサFPCB430上で第1距離Dだけ一定に離隔して配置され得る。
【0157】
一実施形態によれば、第2ホールセンサ422は、第1ホールセンサ421から第1距離Dだけ第1方向(例:+x方向)に離隔して配置され得る。一実施形態によれば、第3ホールセンサ423は、第2ホールセンサ422から第1距離Dだけ上記第1方向(例:+x方向)に離隔して配置され得る。
【0158】
一実施形態によれば、第4ホールセンサ424は、第3ホールセンサ423から第1距離Dだけ第1方向(例:+x方向)に離隔して配置され得る。また、一実施形態によれば、第4ホールセンサ424は、センサFPCB430の他端に隣接するように配置され得る。
【0159】
一実施形態によれば、電子装置100が第1状態100Aのとき、少なくとも1つの磁石410は第1ホールセンサ421と隣接するように配置され得る。また、一実施形態によれば、電子装置100が第2状態100Bのとき、少なくとも1つの磁石410は第4ホールセンサ424と隣接するように配置され得る。
【0160】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410の長さSは、ホールセンサ構造体420の各々のホールセンサ間の第1距離Dより短い場合がある。また、一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410の長さSは、上記第1距離Dの1/2より長い場合がある。
【0161】
例えば、一実施形態による少なくとも1つの磁石410の長さSは、ホールセンサ構造体420の各々のホールセンサ間の第1距離Dより短い、かつ第1距離Dの1/2より長い場合がある。
【0162】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410の長さSが第1距離Dより短い、かつ第1距離Dの1/2より長いことによって、ホールセンサ構造体420の分解能及びセンシングの正確度が増加することができる。また、一実施形態によれば、外部によるノイズを減少できる。
【0163】
一実施形態によれば、分解能及び正確度が増加しノイズが最小化する又は防止されることによって、電子装置100は変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさをより正確に判断できる。
【0164】
一実施形態によれば、電子装置100は、ホールセンサ構造体420と電気的に接続される少なくとも1つのプロセッサ(図示せず)を含むことができる。
【0165】
一実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサ(図示せず)は、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。例えば、ホールセンサ構造体420が少なくとも1つの磁石410を介して獲得した磁場は、コネクタ431及び、固定ハウジング210に形成されたPCB(例:図5の495)を介して少なくとも1つのプロセッサ(図示せず)に入力され得る。
【0166】
一実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサ(図示せず)は、ホールセンサ構造体420が少なくとも1つの磁石410を介して獲得した磁場に基づいて、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。
【0167】
図10Aは、一実施形態による電子装置の内部を示す前面斜視図である。
【0168】
一実施形態による、図10Aを参照すると、ホールセンサ構造体420と少なくとも1つの磁石410は電子装置100の内部に配置され得る。
【0169】
一実施形態によれば、図10Aの少なくとも1つの磁石410は、N極が第1方向(例:+x方向)を向くように配置され得る。ただし、上記N極が向く方向はこれに限定しない。例えば、少なくとも1つの磁石410は、N極が上記第1方向(例:+x方向)に対して反対の第2方向(例:-x方向)を向くように配置され得る。
【0170】
一実施形態によれば、図10Aのホールセンサ構造体420は、少なくとも1つの磁石410の一面が向く方向と対向する方向に配置され得る。
【0171】
例えば、少なくとも1つの磁石410は、少なくとも1つの磁石410の一面(図示せず)が第3方向(例:+y方向)を向くように配置され得る。また、一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、ホールセンサ構造体420のセンサFPCB430の第2面532が上記第3方向(例:+y方向)に対して反対の第4方向(例:-y方向)を向くように配置され得る。
【0172】
例えば、センサFPCB430の第2面532は第1平面(例:xz平面)上に位置し得る。
【0173】
図10に示す第1磁場成分、第2磁場成分、及び第3磁場成分と関連する具体的な実施形態は、図13乃至図15を参照して後述する。
【0174】
図10Bは、他の一実施形態による電子装置の内部を示す前面斜視図である。
【0175】
一実施形態によれば、図10Bは、図10Aのホールセンサ構造体420と実質的に異なる方向を向いて配置され、ホールセンサら1021、1022、1023、1024及びFPCB1030を含むホールセンサ構造体1020を示す図である。
【0176】
一実施形態によれば、図10Bの少なくとも1つの磁石410は、図10Aの少なくとも1つの磁石410と実質的に同じ位置に配置され得る。
【0177】
一実施形態によれば、図10Bのホールセンサ構造体1020は、センサFPCB1030の第3面1031が図10Aのホールセンサ構造体420の第2面532が向く第4方向(例:-y方向)と垂直な第5方向(例:-z方向)を向くように配置され得る。
【0178】
例えば、ホールセンサ構造体1020のセンサFPCB1030の第3面1031は第2平面(例:xy平面)上に形成され得る。
【0179】
図10A及び図10Bの違いと関連する具体的な実施形態は図11を参照して後述する。
【0180】
図11は、一実施形態による、電子装置のホールセンサ構造体と少なくとも1つの磁石によって測定されるノイズレベルを比較したグラフである。
【0181】
例えば、図11は、図10A及び図10Bのホールセンサ構造体の配置によって測定されるノイズのレベルを比較したグラフである。
【0182】
一実施形態によれば、第1グラフ1101は、図10Bのホールセンサ構造体1020が少なくとも1つの磁石410で形成される磁場を測定するときに発生するノイズを示すグラフである。
【0183】
一実施形態によれば、第1グラフ1101は、図10Bのホールセンサ構造体1020のセンサFPCB1030の上記第3面(例:1031)が少なくとも1つの磁石410の一面(図示せず)が向く第3方向(例:+y方向)と垂直な第5方向(例:-z方向)を向いて配置された場合に発生するノイズを示すグラフである。例えば、第1グラフ1101は、センサFPCB1030が上記第1平面(例:xy平面)上に配置された場合に測定されたノイズを示すグラフである。
【0184】
一実施形態によれば、第2グラフ1102は、図10Aのホールセンサ構造体420が少なくとも1つの磁石410で形成される磁場を測定するときに発生するノイズを示すグラフである。
【0185】
一実施形態によれば、第2グラフ1102は、図10Aのホールセンサ構造体420のセンサFPCB430が少なくとも1つの磁石410の一面(図示せず)が向く上記第3方向(例:+y方向)に対して反対の第4方向(例:-y方向)を向いて配置された場合に発生するノイズを示すグラフである。例えば、第2グラフ1102は、センサFPCB430が上記第2平面(例:xz平面)に配置された場合に測定されるノイズを示すグラフである。
【0186】
一実施形態による、第1グラフ1101及び第2グラフ1102を比較すると、ホールセンサ構造体420が第1平面(例:xy平面)に配置された場合がホールセンサ構造体420が第2平面(例:xz平面)に配置された場合に比べてより多く発生したノイズを測定できる。
【0187】
したがって、ホールセンサ構造体420が第2平面(例;xz平面)に配置された場合、電子装置100は、変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさを電子装置100の内部にホールセンサ構造体420が第1平面(例:xy平面)に配置された場合に比べて正確に判断できる。
【0188】
一実施形態によれば、一実施形態による電子装置100のプロセッサは、ホールセンサ構造体420が正確にセンシングして獲得した磁場に基づいて、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離をより正確に判断できる。
【0189】
図12は、一実施形態による、ホールセンサ構造体と少なくとも1つの磁石を示す図である。
【0190】
一実施形態による、図12を参照すると、ホールセンサ構造体420は、少なくとも1つの磁石410で形成される磁場をセンシングできる。
【0191】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410の長さSは、ホールセンサ構造体420のホールセンサら間の第1距離Dより短い、かつ第1距離Dの1/2より長い場合がある。
【0192】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410の長さSが第1距離Dより短いことによって、ホールセンサ構造体420のうちの1つのホールセンサのみが少なくとも1つの磁石410で形成される磁場の強さを測定できる。例えば、少なくとも1つの磁石410の長さSが第1距離Dより短い場合、少なくとも1つの磁石410が第1ホールセンサ421と隣接するとき、第2ホールセンサ422は少なくとも1つの磁石410で形成される磁場をセンシングすることができない。
【0193】
また、一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410の長さSが第1距離Dの1/2より長くなることによって、ホールセンサ構造体420はホールセンサ構造体420のホールセンサら間で連続的に磁場の強さをセンシングできる。例えば、第1ホールセンサ421及び第2ホールセンサ422は、第1ホールセンサ421と第2ホールセンサ422の中間の一地点でも磁場の強さをセンシングできる。例えば、少なくとも1つの磁石410の長さSが第1距離Dの1/2より長くなることによって、第1ホールセンサ421と第2ホールセンサ422との間で磁場がセンシングされない領域が発生しないことができる。
【0194】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410とホールセンサ構造体420が少なくとも1つの磁石410を介して測定する磁気力と関連する具体的な実施形態は、図13乃至図16を参照して後述する。
【0195】
図13は、一実施形態による、ホールセンサ構造体が測定する磁場の強さを比較したグラフである。
【0196】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、前述のように少なくとも1つの磁石410で形成される磁場をセンシングできる。
【0197】
図10及び図13を参照すると、一実施形態による磁場は、第1磁場成分、上記第1磁場成分と区別される第2磁場成分、上記第1磁場成分及び上記第2磁場成分と区別される第3磁場成分を含むことができる。
【0198】
一実施形態によれば、上記第1磁場成分は、第1方向(例:+x方向又は-x方向)に形成される磁場を意味することができる。
【0199】
また、一実施形態によれば、上記第2磁場成分は、上記第1方向に垂直、かつ電子装置100の前面(例:図1の101)又は後面(例:図1の102)を向く第2方向(例:+z方向又は-z方向)に形成される磁場を意味することができる。
【0200】
一実施形態によれば、上記第3磁場成分は、上記第1方向及び上記第2方向と垂直な第3方向(例:+y方向又は-y方向)に形成される磁場を意味することができる。
【0201】
一実施形態によれば、図13のグラフは、少なくとも1つの磁石410の変位によるホールセンサ構造体420がセンシングする磁場の強さを示すことができる。
【0202】
一実施形態によれば、図13のグラフのx軸は少なくとも1つの磁石410の変位を意味することができる。例えば、x軸値が1の場合は、電子装置100が第1状態100Aのときの少なくとも1つの磁石410の位置を意味することができる。一実施形態によれば、x軸値が1の場合は、電子装置100が最大に縮小されて少なくとも1つの磁石410が第1ホールセンサ421と隣接するように配置された状態を意味することができる。
【0203】
一実施形態によれば、x軸値が999の場合は、電子装置100が第2状態100Bのときの少なくとも1つの磁石410の位置を意味することができる。一実施形態によれば、x軸値が999の場合は、電子装置100が最大に拡張されて少なくとも1つの磁石410が第4ホールセンサ424と隣接するように配置されるときを意味することができる。
【0204】
一実施形態によれば、第1グラフ1301は、少なくとも1つの磁石410の変位による第1磁場成分の値を比較したグラフである。
【0205】
一実施形態によれば、第2グラフ1302は、少なくとも1つの磁石410の変位による第2磁場成分の値を比較したグラフである。
【0206】
一実施形態によれば、第3グラフ1303は、少なくとも1つの磁石410の変位による第3磁場成分の値を比較したグラフである。
【0207】
一実施形態によれば、第1グラフ1301及び第2グラフ1302と関連する具体的な実施形態は、図14を参照して後述する。
【0208】
一実施形態によれば、第3グラフ1303と関連する具体的な実施形態は、図15を参照して後述する。
【0209】
図14は、一実施形態による、ホールセンサ構造体が測定する磁場の強さを比較したグラフである。
【0210】
一実施形態による、図14のグラフは、図13のグラフのうちの第1磁場成分、及び第2磁場成分のグラフを示すグラフである。図14のグラフは、図13の第1グラフ1301及び第2グラフ1302に対応できる。
【0211】
一実施形態によれば、図14のグラフは、少なくとも1つの磁石410の位置変化による、ホールセンサ構造体420が測定する磁場の強さの変化を示すことができる。
【0212】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410がホールセンサ構造体420と隣接するように配置されるとき、ホールセンサ構造体420が測定する磁場の強さは変化し得る。
【0213】
例えば、第1グラフ1301及び第2グラフ1302を参照すると、少なくとも1つの磁石410が第1方向(例:+x方向又は-x方向)へ移動することによって、ホールセンサ構造体420が測定する磁場の強さは変化し得る。
【0214】
例えば、少なくとも1つの磁石410が第1ホールセンサ421に接近することによって、第1ホールセンサ421が測定する第2磁場成分の強さは減少してから増加することができる。一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410と第1ホールセンサ421とが同じ位置に配置されるとき、第2磁場成分の強さは0の値を有し得る。
【0215】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410が第2ホールセンサ422に接近することによって、第1ホールセンサ421が測定する第2磁場成分の強さは0の値を有し、第2ホールセンサ422が測定した磁場の強さは減少してから増加することができる。
【0216】
図14のグラフを参照すると、ホールセンサ構造体420のうちの1つのホールセンサが測定した第1磁場成分の強さ及び第2磁場成分の強さの変化を介して、電子装置100は、少なくとも1つの磁石の位置を判断できる。例えば、第1ホールセンサ421がセンシングした第1磁場成分の強さ及び第2磁場成分の強さの変化を介して、電子装置100は、少なくとも1つの磁石410が第1ホールセンサ421と隣接するように配置されていることを判断できる。
【0217】
一実施形態によれば、これにより、少なくとも1つのプロセッサ(図示せず)は、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。
【0218】
図15は、一実施形態による、ホールセンサ構造体が測定する第3磁場成分の強さを比較したグラフである。
【0219】
一実施形態によれば、電子装置100の少なくとも1つのプロセッサは、第3磁場成分の強さを用いてノイズを判断できる。
【0220】
例えば、ホールセンサ構造体420がセンシングした第3磁場成分の値が所定値から外れた場合、上記少なくとも1つのプロセッサは、ホールセンサ構造体420がセンシングした第3磁場成分を外部の磁場によって入力された磁場成分と判断できる。例えば、一実施形態による上記少なくとも1つのプロセッサは、ホールセンサ構造体420がセンシングした第3磁場成分をノイズと判断できる。
【0221】
一実施形態によれば、第3磁場成分は第1しきい値a1及び第2しきい値a2を有し得る。一実施形態によれば、電子装置100のプロセッサは、第1しきい値a1及び第2しきい値a2の間の第3磁場成分の値を入力できる。
【0222】
一実施形態によれば、第1しきい値a1の絶対値は第2しきい値a2の絶対値と実質的に同一であり得る。ただし、第1しきい値a1の絶対値はこれに限定しない。例えば、第1しきい値a1の絶対値は第2しきい値a2の絶対値より大きい場合がある。他の例によれば、第1しきい値a1の絶対値は第2しきい値a2の絶対値より小さい場合がある。
【0223】
一実施形態によれば、電子装置100の上記プロセッサは、第1しきい値a1の未満の値を有する第3磁場成分の値は入力しないことができる。一実施形態によれば、電子装置100の上記プロセッサは、第2しきい値を超える値を有する第3磁場成分の値は入力しないことができる。
【0224】
一実施形態によれば、電子装置100の上記プロセッサは、第1しきい値a1及び第2しきい値a2の間の第3磁場成分の値に基づいて、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。
【0225】
一実施形態によれば、上記プロセッサは、ノイズが遮断された磁場に基づいて第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。
【0226】
一実施形態によれば、電子装置100のプロセッサが第3磁場成分を用いることによって、電子装置100は、変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさをより正確に判断できる。
【0227】
図16は、一実施形態による、複数のホールセンサ及び少なくとも1つの磁石を示す図である。
【0228】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石1610は、第1磁石1611及び、上記第1磁石1611と区別される第2磁石1612を含むことができる。
【0229】
一実施形態によれば、第1磁石1611と第2磁石1612のN極又はS極は、互いに同じ方向を向いて整列され得る。
【0230】
例えば、第1磁石1611及び第2磁石1612のN極は、第1方向(例:+x方向)を向いて整列され得る。他の一実施形態によれば、第1磁石1611及び第2磁石1612のN極は、第2方向(例:-x方向)を向いて整列され得る。
【0231】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420のホールセンサらの各々は、第1距離Dだけ離隔して配置され得る。
【0232】
一実施形態によれば、第1磁石1611は、電子装置100が第1状態100Aのとき、第1ホールセンサ421と隣接するように配置され得る。または、第1磁石は、第1状態100Aのとき、コネクタ431又はセンサFPCB430の一端と隣接するように配置され得る。
【0233】
一実施形態によれば、第2磁石1612は、第1磁石1611から第2距離Rだけ離隔して配置され得る。一実施形態によれば、上記第2距離Rは、第1ホールセンサ421と第2ホールセンサ422との間の第1距離Dと実質的に同一であり得る。
【0234】
ただし、上記第2距離Rはこれに限定しない。例えば、第2距離Rは第1距離Dより小さい場合がある。他の例によれば、第2距離Rは第1距離Dより大きい場合がある。
【0235】
一実施形態によれば、電子装置100が第1状態100Aのとき、第2磁石1612は第2ホールセンサ422と第3ホールセンサ423との間に配置され得る。
【0236】
一実施形態によれば、第1磁石1611及び第2磁石1612は、第2ハウジング112が第1ハウジング111に対してスライドされる第1方向(例:+x方向又は-x方向)を向いて整列され得る。
【0237】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石1610が第1磁石1611及び第2磁石1612を含むことによって、ホールセンサ構造体420は、第1磁石1611及び第2磁石1612が形成する磁場成分をセンシングできる。
【0238】
これにより、電子装置100は、変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさを正確に判断できる。
【0239】
図17は、他の一実施形態による、少なくとも1つの磁石及びホールセンサ構造体を示す図である。
【0240】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石1710は、第1磁石1711及び、上記第1磁石1711と区別される第2磁石1712を含むことができる。
【0241】
一実施形態によれば、第1磁石1711と第2磁石1712のN極又はS極は、互いに反対の方向を向いて整列され得る。
【0242】
例えば、第1磁石1711のN極は第1方向(例:+x方向)を向き、第2磁石1712のN極は上記第1方向に対して反対の第2方向(例:-x方向)を向いて整列され得る。
【0243】
他の一実施形態によれば、第1磁石1711のN極は第2方向(例:-x方向)を向き、第2磁石1712は第1方向(例:+x方向)を向いて整列され得る。
【0244】
一実施形態によれば、第1磁石1711と第2磁石1712のN極又はS極が反対の方向を向いて整列されることによって、電子装置100の少なくとも1つの磁石1710で形成される磁場の大きさはより大きくなることができる。
【0245】
一実施形態によれば、磁場の大きさがより大きくなることによって、ホールセンサ構造体420は、第1磁石1711と第2磁石1712のN極又はS極が同じ方向を向いて整列される場合に比べて正確に磁場成分をセンシングできる。これにより、電子装置100は、変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさをより正確に判断できる。
【0246】
図18は、他の一実施形態による、ホールセンサ構造体及び少なくとも1つの磁石を示す図である。
【0247】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体1820は、第1ホールセンサ1821、及び第1ホールセンサ1821と区別される第2ホールセンサ1822、及び第1ホールセンサ1821及び第2ホールセンサ1822と区別される第3ホールセンサ1823を含むことができる。一実施形態によれば、ホールセンサ構造体1820はセンサFPCB1830をさらに含むことができる。
【0248】
一実施形態によれば、第1ホールセンサ1821は、電子装置100が第1状態100Aにあるとき、少なくとも1つの磁石1810と隣接するように配置され得る。
【0249】
一実施形態によれば、第2ホールセンサ1822は、第1ホールセンサ1821から第1距離Dだけ離隔して配置され得る。
【0250】
一実施形態によれば、第3ホールセンサ1823は、第2ホールセンサ1822と上記第1距離Dだけ離隔して配置され得る。一例において、第3ホールセンサ1823は、電子装置100が第2状態100Bにあるとき、少なくとも1つの磁石1810と隣接するように配置され得る。
【0251】
一実施形態によれば、電子装置100が第1状態100Aのとき、第1ホールセンサ1821は、少なくとも1つの磁石1810から第1方向(例:+x方向又は-x方向)に第2距離Qだけ離隔して配置され得る。
【0252】
一実施形態によれば、第1状態100Aのとき、第1ホールセンサ1821は、少なくとも1つの磁石1810と隣接するように配置され得る。一実施形態によれば、上記第2距離Qは第1距離Dの1/2より小さい場合がある。
【0253】
また、一実施形態によれば、図18の少なくとも1つの磁石1810の長さS1は、図9の少なくとも1つの磁石410の長さSより増加することができる。
【0254】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体1820のホールセンサらの個数が減少することによって、電子装置100を生産する材料費が減少できる。これにより、電子装置100を生産する時間及びコストが節約され得る。
【0255】
一実施形態によれば、上記第2距離Qが第1距離Dの1/2より小さいことによって、ホールセンサ構造体1820は磁場の強さをより正確にセンシングできる。一実施形態によれば、図18の少なくとも1つの磁石1810の長さS1が図9の少なくとも1つの磁石410の長さSより増加することによって、ホールセンサ構造体1820は磁場の強さを正確にセンシングできる。
【0256】
これにより、一実施形態による電子装置100は、変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさを正確に判断できる。
【0257】
図19は、一実施形態による電子装置のプロセッサを示す図である。
【0258】
一実施形態によれば、電子装置100は、プロセッサ回路を含む少なくとも1つのプロセッサ1900を含むことができる。
【0259】
一実施形態によれば、電子装置100のマイクロコントローラ(micro controller)を含む少なくとも1つのプロセッサ1900は、MCU(micro controller unit)1902及びMCUと電気的に接続されプロセッシング回路(processing circuitry)を含むAP(application process)1901を含むことができる。
【0260】
一実施形態によれば、MCU1902は、ホールセンサ構造体420と電気的に接続され得る。一実施形態によれば、MCU1902は、電子装置100の内部に配置されたモータドライブIC1903を含むモータドライブ(motor drive)ICと電気的に接続され得る。
【0261】
一実施形態によれば、MCU1902は、ホールセンサ構造体420及びモータドライブIC1903を介して獲得した磁場に基づいて、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。例えば、MCU1902は、モータドライブIC1903及びホールセンサ構造体420によって第2ハウジング(例:図1の112)が外部に露出された大きさを判断できる。
【0262】
一実施形態によれば、第1ホールセンサ421及び第2ホールセンサ422は、第1電気的経路を共有できる。一実施形態によれば、第1ホールセンサ421及び第2ホールセンサ422は、第1電気的経路によってMCU1902と電気的に接続され得る。
【0263】
また、一実施形態によれば、第3ホールセンサ423及び第4ホールセンサ424は、第2電気的経路を共有できる。一実施形態によれば、第3ホールセンサ423及び第4ホールセンサ424は、第2電気的経路によってMCU1902と電気的に接続され得る。
【0264】
一実施形態によれば、第1電気的経路及び第2電気的経路が共有されることによって、MCU1902は、最小化した、又は減少した電気的経路に基づいて磁場情報を入力され得る。
【0265】
一実施形態によれば、MCU1902は、入力された磁場情報及びモータドライブIC1903を用いて第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。
【0266】
一実施形態によれば、AP1901は、MCU1902が判断した移動距離に基づいて、アプリケーションの実行画面をフレキシブルディスプレイ120の外部に露出された領域内に表示できる。例えば、MCU1902は、第2ハウジング112が移動した距離を判断した情報をAP1901に伝達できる。
【0267】
一実施形態によれば、AP1901は、MCU1902を介して獲得した情報に基づいて、アプリケーション実行画面をフレキシブルディスプレイ120の外部に露出された第1領域121及び/又は第2領域122に表示できる。
【0268】
一実施形態によれば、MCU1902とAP1901が判断する情報が異なることによって、電子装置100のプロセッサ1900は效率的に情報を処理できる。
【0269】
図20は、一実施形態によるネットワーク環境内の電子装置を示す図である。
【0270】
図20は、様々な実施形態によるネットワーク環境2000内の電子装置2001のブロック図である。図20を参照すると、ネットワーク環境2000で、電子装置2001は、第1ネットワーク2098(例:近距離無線通信ネットワーク)を介して電子装置2002と通信するか、又は第2ネットワーク2099(例:遠距離無線通信ネットワーク)を介して電子装置2004若しくはサーバ2008と通信できる。一実施形態によれば、電子装置2001は、サーバ2008を介して電子装置2004と通信できる。一実施形態によれば、電子装置2001は、プロセッサ2020、メモリ2030、入力モジュール2050、音響出力モジュール2055、ディスプレイモジュール2060、オーディオモジュール2070、センサモジュール2076、インタフェース2077、接続端子2078、ハプティクスモジュール2079、カメラモジュール2080、電力管理モジュール2088、バッテリ2089、通信モジュール2090、加入者識別モジュール2096、又はアンテナモジュール2097を含むことができる。ある実施形態では、電子装置2001には、これらの構成要素のうちの少なくとも1つ(例:接続端子2078)が省略されるか、又は1つ以上の他の構成要素が追加され得る。ある実施形態では、これらの構成要素のうちの一部(例:センサモジュール2076、カメラモジュール2080、又はアンテナモジュール2097)は1つの構成要素(例:ディスプレイモジュール2060)に統合され得る。
【0271】
プロセッサ2020は、例えば、ソフトウェア(例:プログラム2040)を実行してプロセッサ2020に接続された電子装置2001の少なくとも1つの他の構成要素(例:ハードウェア又はソフトウェア構成要素)を制御することができ、多様なデータ処理又は演算を行うことができる。一実施形態によれば、データ処理又は演算の少なくとも一部として、プロセッサ2020は他の構成要素(例:センサモジュール2076又は通信モジュール2090)から受信された命令又はデータを揮発性メモリ2032に記憶し、揮発性メモリ2032に記憶された命令又はデータを処理し、結果データを不揮発性メモリ2034に記憶できる。一実施形態によれば、プロセッサ2020は、メインプロセッサ2021(例:中央処理装置又はアプリケーションプロセッサ)又はそれとは独立して又は共に運用可能な補助プロセッサ2023(例:グラフィック処理装置、ニューラルプロセッシングユニット(NPU:neural processing unit)、イメージシグナルプロセッサ、センサハブプロセッサ、又はコミュニケーションプロセッサ)を含むことができる。例えば、電子装置2001がメインプロセッサ2021及び補助プロセッサ2023を含む場合、補助プロセッサ2023はメインプロセッサ2021より低電力を使用するか、又は所定の機能に特化するように設定され得る。補助プロセッサ2023はメインプロセッサ2021とは別個として、又はその一部として実装され得る。
【0272】
補助プロセッサ2023は、例えば、メインプロセッサ2021がインアクティブ(例:スリープ)状態にある間はメインプロセッサ2021に代わって、又はメインプロセッサ2021がアクティブ(例:アプリケーション実行)状態にある間はメインプロセッサとともに、電子装置2001の構成要素のうち少なくとも1つの構成要素(例:表示装置2060、センサモジュール2076、又は通信モジュール2090)と関連付けられた機能又は状態の少なくとも一部を制御できる。一実施形態によれば、補助プロセッサ2023(例:イメージシグナルプロセッサ又はコミュニケーション)は、機能的に関連のある他の構成要素(例:カメラモジュール2080又は通信モジュール2090)の一部として実装され得る。一実施形態によれば、補助プロセッサ2023(例:ニューラルプロセッシングユニット)は、人工知能モデルの処理に特化したハードウェア構造を含むことができる。人工知能モデルは機械学習によって生成できる。このような学習は、例えば、人工知能が行われる電子装置2001自体で行われることができ、別途のサーバ(例:サーバ2008)によって行われることもできる。学習アルゴリズムは、例えば、教師あり学習(supervised learning)、教師なし学習(unsupervised learning)、半教師あり学習(semi-supervised learning)又は強化学習(reinforcement learning)を含むことができるが、前述した例に限定されない。人工知能モデルは、複数の人工神経網レイヤを含むことができる。人工神経網はディープニューラルネットワーク(DNN:deep neural network)、CNN(convolutional neural network)、RNN(recurrent neural network)、RBM(restricted Boltzmann machine)、DBN(deep belief network)、BRDNN(bidirectional recurrent deep neural network)、ディープQ-ネットワーク(deep Q-networks)又は上記のうちの2つ以上の組み合わせのうちの1つであり得るが、前述した例に限定されない。人工知能モデルはハードウェア構造の他にも、追加的に又は代替的に、ソフトウェア構造を含むことができる。
【0273】
メモリ2030は、電子装置2001の少なくとも1つの構成要素(例:プロセッサ2020又はセンサモジュール2076)によって使用される様々なデータを記憶できる。データは、例えば、ソフトウェア(例:プログラム2040)及びこれと関連付けられた命令に対する入力データ又は出力データを含むことができる。メモリ2030は、揮発性メモリ2032又は不揮発性メモリ2034を含むことができる。
【0274】
プログラム2040はメモリ2030にソフトウェアとして記憶されることができ、例えば、オペレーティングシステム2042、ミドルウェア2044又はアプリケーション2046を含むことができる。
【0275】
入力モジュール2050は、電子装置2001の構成要素(例:プロセッサ2020)に使用される命令又はデータを電子装置2001の外部(例:ユーザ)から受信できる。入力モジュール2050は、例えば、マイク、マウス、キーボード、キー(例:ボタン)、又はデジタルペン(例:スタイラスペン)を含むことができる。
【0276】
音響出力モジュール2055は、音響信号を電子装置2001の外部に出力できる。音響出力モジュール2055は、例えば、スピーカ又はレシーバを含むことができる。スピーカはマルチメディア再生又は録音再生のような一般的な用途で使用され得る。レシーバは着信電話を受信するために使用され得る。一実施形態によれば、レシーバはスピーカとは別個として、又はその一部として実装され得る。
【0277】
ディスプレイモジュール2060は、電子装置2001の外部(例:ユーザ)に情報を視覚的に提供できる。ディスプレイモジュール2060は、例えば、ディスプレイ、ホログラム装置、又はプロジェクタ及び該当装置を制御するための制御回路を含むことができる。一実施形態によれば、ディスプレイモジュール2060は、タッチを感知するように設定されたタッチセンサ、又は上記タッチによって発生する力の強度を測定するように設定された圧力センサを含むことができる。
【0278】
オーディオモジュール2070は、音を電気信号に変換させるか、逆に電気信号を音に変換させることができる。一実施形態によれば、オーディオモジュール2070は、入力モジュール2050を介して音を獲得するか、音響出力装置2055、又は電子装置2001と直接若しくは無線で接続された外部電子装置(例:電子装置2002)(例:スピーカ又はヘッドホン)を介して音を出力できる。
【0279】
センサモジュール2076は、電子装置2001の作動状態(例:電力又は温度)、又は外部の環境状態(例:ユーザ状態)を感知し、感知された状態に対応する電気信号又はデータ値を生成できる。一実施形態によれば、センサモジュール2076は、例えば、ジェスチャセンサ、ジャイロセンサ、気圧センサ、マグネチックセンサ、加速度センサ、グリップセンサ、近接センサ、カラーセンサ、IR(infrared)センサ、生体センサ、温度センサ、湿度センサ、又は照度センサを含むことができる。
【0280】
インタフェース2077は、電子装置2001が外部電子装置(例:電子装置2002)と直接又は無線で接続されるために使用され得る1つ以上の所定のプロトコルをサポートできる。一実施形態によれば、インタフェース2077は、例えば、HDMI(登録商標)(high definition multimedia interface)、USB(universal serial bus)インタフェース、SDカードインタフェース、又はオーディオインタフェースを含むことができる。
【0281】
接続端子2078は、それを介して電子装置2001が外部電子装置(例:電子装置2002)と物理的に接続され得るコネクタを含むことができる。一実施形態によれば、接続端子2078は、例えば、HDMI(登録商標)コネクタ、USBコネクタ、SDカードコネクタ、又はオーディオコネクタ(例:ヘッドホンコネクタ)を含むことができる。
【0282】
ハプティクスモジュール2079は、電気的信号をユーザが触覚又は運動感覚によって認知できる機械的刺激(例:振動又は動き)又は電気的刺激に変換できる。一実施形態によれば、ハプティクスモジュール2079は、例えば、モータ、圧電素子、又は電気刺激装置を含むことができる。
【0283】
カメラモジュール2080は静止画像及び動画を撮影できる。一実施形態によれば、カメラモジュール2080は、1つ以上のレンズ、イメージセンサ、イメージシグナルプロセッサ、又はフラッシュを含むことができる。
【0284】
電力管理モジュール2088は、電子装置2001に供給される電力を管理できる。一実施形態によれば、電力管理モジュール2088は、例えば、PMIC(power management integrated circuit)の少なくとも一部として実装され得る。
【0285】
バッテリ2089は、電子装置2001の少なくとも1つの構成要素に電力を供給できる。一実施形態によれば、バッテリ2089は、例えば、再充電できない一次電池、再充電可能な二次電池、又は燃料電池を含むことができる。
【0286】
通信モジュール2090は、電子装置2001と外部電子装置(例:電子装置2002、電子装置2004、又はサーバ2008)との間の直接(例:有線)通信チャネル又は無線通信チャネルの確立、及び確立された通信チャネルによる通信の遂行をサポートできる。通信モジュール2090は、プロセッサ2020(例:アプリケーションプロセッサ)と独立して運営され、直接(例:有線)通信又は無線通信をサポートする1つ以上のコミュニケーションプロセッサを含むことができる。一実施形態によれば、通信モジュール2090は、無線通信モジュール2092(例:セルラー通信モジュール、近距離無線通信モジュール、又はGNSS(global navigation satellite system)通信モジュール)又は有線通信モジュール2094(例:LAN(local area network)通信モジュール、又は電力線通信モジュール)を含むことができる。これらの通信モジュールのうち該当する通信モジュールは第1ネットワーク2098(例:ブルートゥース(登録商標)、WiFiダイレクト(wireless fidelity direct)又はIrDA(infrared data association)などの近距離通信ネットワーク)又は第2ネットワーク2099(例:レガシーセルラーネットワーク、5Gネットワーク、次世代通信ネットワーク、インターネット、又はコンピュータネットワーク(例:LAN又はWAN)などの遠距離通信ネットワーク)を介して外部の電子装置2004と通信できる。これらの様々な種類の通信モジュールは、1つの構成要素(例:単一チップ)に統合されるか、又は互いに別の複数の構成要素(例:複数のチップ)で実装され得る。無線通信モジュール2092は、加入者識別モジュール2096に記憶された加入者情報(例:国際移動体加入者識別番号(IMSI))を用いて第1ネットワーク2098又は第2ネットワーク2099のような通信ネットワーク内で電子装置2001を確認又は認証できる。
【0287】
無線通信モジュール2092は、4Gネットワーク以後の5Gネットワーク及び次世代通信技術、例えば、NR接続技術(new radio access technology)をサポートできる。NR接続技術は、高容量データの高速伝送(eMBB(enhanced mobile broadband))、端末電力最小化と大量端末接続(mMTC(massive machine type communications))、又は超高信頼低遅延(URLLC(ultra-reliable and low-latency communications))をサポートできる。無線通信モジュール2092は、例えば、高いデータ伝送率の達成のために、高周波帯域(例:mmWave帯域)をサポートできる。無線通信モジュール2092は、高周波帯域での性能確保のための様々な技術、例えば、ビームフォーミング(beamforming)、大規模MIMO(massive MIMO(multiple-input and multiple-output))、全次元MIMO(FD-MIMO:full dimensional MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビームフォーミング、又は大規模アンテナ(large scale antenna)などの技術をサポートできる。無線通信モジュール2092は、電子装置2001、外部電子装置(例:電子装置2004)又はネットワークシステム(例:第2ネットワーク2099)に規定される様々な要求事項をサポートできる。一実施形態によれば、無線通信モジュール2092は、eMBB実現のためのピークデータレート(peak data rate)(例:20Gbps以上)、mMTC実現のための損失カバレッジ(例:164dB以下)、又はURLLC実現のためのU-plane latency(例:ダウンリンク(DL)及びアップリンク(UL)がそれぞれ0.5ms以下、又はラウンドトリップ1ms以下)をサポートできる。
【0288】
アンテナモジュール2097は、信号若しくは電力を外部(例:又は外部電子装置)に送信するか又は外部から受信できる。一実施形態によれば、アンテナモジュール2097は、基板(例:PCB)上に形成された導電体又は導電性パターンからなる放射体を含むアンテナを含むことができる。一実施形態によれば、アンテナモジュール2097は複数のアンテナ(例:アレイアンテナ)を含むことができる。この場合、第1ネットワーク2098又は第2ネットワーク2099のような通信ネットワークで用いられる通信方式に適した少なくとも1つのアンテナが、例えば、通信モジュール2090によって上記複数のアンテナから選択され得る。信号又は電力は上記選択された少なくとも1つのアンテナを介して通信モジュール2090と又は外部電子装置の間で送信又は受信され得る。ある実施形態によれば、放射体以外に他の部品(例:RFIC(radio frequency integrated circuit))が追加的にアンテナモジュール2097の一部として形成され得る。様々な実施形態によれば、アンテナモジュール2097はmmWaveアンテナモジュールを形成できる。一実施形態によれば、mmWaveアンテナモジュールは、プリント回路基板、上記プリント回路基板の第1面(例:下面)に若しくはそれに隣接して配置され所定の高周波帯域(例:mmWave帯域)をサポートできるRFIC、及び上記プリント回路基板の第2面(例:上面又は側面)に若しくはそれに隣接して配置され上記所定の高周波帯域の信号を送信又は受信できる複数のアンテナ(例:アレイアンテナ)を含むことができる。
【0289】
上記構成要素のうち少なくとも一部は周辺機器間の通信方式(例:バス、GPIO(general purpose input and output)、SPI(serial peripheral interface)、又はMIPI(mobile industry processor interface))によって互いに接続されて信号(例:命令又はデータ)を互いに交換できる。
【0290】
一実施形態によれば、命令又はデータは第2ネットワーク2099に接続されたサーバ2008を介して電子装置2001と外部の電子装置2004の間で送信又は受信され得る。外部の電子装置2002又は2004の各々は、電子装置2001と同じ又は異なる種類の装置であり得る。一実施形態によれば、電子装置2001で実行される動作の全部若しくは一部は外部の電子装置2002、2004、又は2008のうちの1つ以上の外部の電子装置で実行され得る。例えば、電子装置2001がある機能若しくはサービスを自動的に、又はユーザ又は他の装置からの要求に反応して遂行しなければならない場合、電子装置2001は機能若しくはサービスを自主的に実行させる代わりに又は追加的に、1つ以上の外部電子装置にその機能若しくはそのサービスの少なくとも一部を遂行するように要求できる。上記要求を受信した1つ以上の外部の電子装置は、要求された機能若しくはサービスの少なくとも一部、又は上記要求と関連付けられた追加機能若しくはサービスを実行し、その実行の結果を電子装置2001に伝達できる。電子装置2001は上記結果を、そのまま又は追加的に処理して、上記要求に対する応答の少なくとも一部として提供できる。そのために、例えば、クラウドコンピューティング、分散コンピューティング、モバイルエッジコンピューティング(MEC:mobile edge computing)又はクライアント-サーバコンピューティング技術が用いられ得る。電子装置2001は、例えば、分散コンピューティング又はモバイルエッジコンピューティングを用いて超低遅延サービスを提供できる。他の実施形態において、外部の電子装置2004は、IoT(internet of things)機器を含むことができる。サーバ2008は、機械学習及び/又は神経網を用いた知能型サーバであり得る。一実施形態によれば、外部の電子装置2004又はサーバ2008は第2ネットワーク2099内に含まれ得る。電子装置2001は、5G通信技術及びIoT関連技術に基づいて知能型サービス(例:スマートホーム、スマートシティ、スマートカー、又はヘルスケア)に適用され得る。
【0291】
様々な実施形態による、電子装置100は、第1ハウジング111及び上記第1ハウジング111にスライド可能に連結される第2ハウジング112を含むハウジング110、第1領域121、及び上記第1領域121から延長され上記第2ハウジング112がスライドすることによって上記ハウジング110の内部に引き入れられたり上記ハウジング110の外部に引き出されたりする第2領域122を含むフレキシブルディスプレイ120、上記電子装置100の内部に配置され上記第2ハウジング112と結合されてスライドされるサポートプレート220、上記サポートプレート220は上記第2ハウジング112がスライドされる第1方向(例:x方向)にN極(N-pole)とS極(S-pole)が整列されるように上記サポートプレート220の一領域に配置される少なくとも1つの磁石410を含み、上記少なくとも1つの磁石410の磁場を測定できるように上記少なくとも1つの磁石410と隣接する上記第1ハウジング111の内部に配置されホールセンサを含むホールセンサ構造体420、上記ホールセンサ構造体420のホールセンサら(hall sensors)は第1距離Dだけ離隔しながら上記第1方向(例:+x方向)に沿って配置され、及び上記ホールセンサ構造体420と電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサを含み、上記プロセッサは上記ホールセンサ構造体420が上記少なくとも1つの磁石410を介して獲得した磁場に基づいて、上記第1ハウジング111に対して上記第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。
【0292】
一実施形態によれば、上記サポートプレートは、上記第2ハウジングが上記第1ハウジングに対して上記第1方向に向かってスライドされ得るようにガイド(guide)する第1ガイド部材(guide member)をさらに含み、上記少なくとも1つの磁石は、上記第1ガイド部材と隣接する上記サポートプレートの一領域に配置され得る。
【0293】
一実施形態によれば、上記ホールセンサ構造体は、上記少なくとも1つの磁石と第2距離以内に離隔して配置され得る。
【0294】
一実施形態によれば、上記第2距離は0.2mm乃至1.0mm以内であり得る。
【0295】
一実施形態によれば、上記電子装置は、上記第2ハウジングが上記ハウジングの内部に引き入れられる第1状態と上記第2ハウジングが上記ハウジングの外部に引き出される第2状態のうちのいずれか1つの状態を有し、上記ホールセンサ構造体は、上記電子装置が上記第1状態にあるとき、上記少なくとも1つの磁石と隣接するように配置される第1ホールセンサ、上記第1ホールセンサと上記第1距離だけ離隔して配置される第2ホールセンサ、及び上記第2ホールセンサと上記第1距離だけ離隔して配置され、上記電子装置が上記第2状態にあるとき、上記少なくとも1つの磁石と隣接するように配置される第3ホールセンサを含むことができる。
【0296】
一実施形態によれば、上記少なくとも1つの磁石は、上記第1状態で上記第1ホールセンサと上記第1方向に第2距離だけ離隔して配置され、上記第2距離は上記第1距離の1/2より小さい場合がある。
【0297】
一実施形態によれば、上記少なくとも1つの磁石は、第1磁石及び、上記第1磁石と第3距離だけ離隔して配置される第2磁石を含み、上記第1磁石及び上記第2磁石は上記第1方向を向いて一列に整列され得る。
【0298】
一実施形態によれば、上記第1磁石と上記第2磁石のN極又はS極は、互いに反対の方向を向いて整列され得る。
【0299】
一実施形態によれば、上記プロセッサは、上記ホールセンサ構造体及び上記電子装置内に配置されたモータと電気的に接続されるMCU(micro controller unit)、及び上記MCUと電気的に接続されるAP(application process)を含み、上記MCUは上記ホールセンサ構造体及び上記モータを介して獲得した上記磁場に基づいて、上記第1ハウジングに対して上記第2ハウジングがスライドして移動した距離を判断できる。
【0300】
一実施形態によれば、上記APは上記MCUが判断した移動距離に基づいて、アプリケーションの実行画面を上記フレキシブルディスプレイの外部に露出された領域内に表示できる。
【0301】
一実施形態によれば、上記ホールセンサ構造体は、第1ホールセンサ、第2ホールセンサ、第3ホールセンサ、及び第4ホールセンサを含み、上記第1ホールセンサと上記第2ホールセンサは第1電気的経路によって上記MCUと電気的に接続され、上記第3ホールセンサ及び上記第4ホールセンサは第2電気的経路によって上記MCUと電気的に接続され得る。
【0302】
一実施形態によれば、上記第1ハウジング内に配置され上記電子装置の後面に向かって突出される第2ガイド部材(guide member)を含み、上記ホールセンサ構造体及び上記ホールセンサ構造体と電気的に接続されるFPCBは上記第2ガイド部材に固定され得る。
【0303】
一実施形態によれば、上記フレキシブルディスプレイの上記第2領域の外部に露出されない後面に付着されて上記第2領域を支持するマルチバー(multi bars)をさらに含むことができる。
【0304】
一実施形態によれば、上記磁場は、上記第1方向に形成される第1磁場成分、上記第1方向に垂直かつ上記電子装置の前面又は後面を向く第2方向に形成される第2磁場成分、及び上記第1方向及び上記第2方向と垂直な第3方向に形成される第3磁場成分を含み、上記プロセッサは、上記少なくとも1つの磁石を介して獲得した上記第1磁場成分及び上記第2磁場成分に基づいて、上記第1ハウジングに対して上記第2ハウジングがスライドして移動した距離を判断できる。
【0305】
一実施形態によれば、上記プロセッサは、第1しきい値乃至第2しきい値以内の値を有する上記第3磁場成分に基づいて、上記第1ハウジングに対して上記第2ハウジングがスライドして移動した距離をさらに判断できる。
【0306】
一実施形態によれば、上記ホールセンサ構造体及び上記少なくとも1つの磁石は、上記フレキシブルディスプレイの上記第1領域に垂直に配置され得る。
【0307】
様々な実施形態によれば、電子装置は、第1ハウジング及び上記第1ハウジングにスライド可能に連結される第2ハウジングを含むハウジング、第1領域、及び上記第1領域から延長され上記第2ハウジングがスライドすることによって上記ハウジングの内部に引き入れられたり上記ハウジングの外部に引き出されたりする第2領域を含むフレキシブルディスプレイ、上記電子装置の内部に配置され上記第2ハウジングと結合されてスライドされるサポートプレート、上記サポートプレートは上記第2ハウジングがスライドされる第1方向を向いてN極(N-pole)とS極(S-pole)が整列されるように上記サポートプレートの一領域に配置される少なくとも1つの磁石(magnet)を含み、上記少なくとも1つの磁石の磁場を測定できるように上記少なくとも1つの磁石と隣接する上記第1ハウジングの内部に配置されホールセンサを含むホールセンサ構造体(hall sensor structure)、上記ホールセンサ構造体のホールセンサら(hall sensors)は第1距離だけ離隔しながら上記第1方向に沿って配置され、及び上記ホールセンサ構造体と電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサを含み、上記少なくとも1つの磁石の長さは上記ホールセンサ構造体のホールセンサら間の上記第1距離より短い、かつ上記第1距離の1/2より長く、上記プロセッサは上記ホールセンサ構造体が上記少なくとも1つの磁石を介して獲得した磁場に基づいて、上記第1ハウジングに対して上記第2ハウジングがスライドして移動した距離を判断できる。
【0308】
一実施形態によれば、上記電子装置は、上記第2ハウジングが上記ハウジングの内部に引き入れられる第1状態と上記第2ハウジングが上記ハウジングの外部に引き出される第2状態のうちのいずれか1つの状態を有し、上記ホールセンサ構造体は、上記電子装置が上記第1状態にあるとき、上記少なくとも1つの磁石と隣接するように配置される第1ホールセンサ、上記第1ホールセンサと上記第1距離だけ離隔して配置される第2ホールセンサ、及び上記第2ホールセンサと上記第1距離だけ離隔して配置され、上記電子装置が上記第2状態にあるとき、上記少なくとも1つの磁石と隣接するように配置される第3ホールセンサを含むことができる。
【0309】
一実施形態によれば、上記少なくとも1つの磁石は、上記第1状態で上記第1ホールセンサと上記第1方向に第2距離だけ離隔して配置され、上記第2距離は上記第1距離の1/2より小さい場合がある。
【0310】
一実施形態によれば、上記少なくとも1つの磁石は、第1磁石及び、上記第1磁石と第3距離だけ離隔して配置される第2磁石を含み、上記第1磁石及び上記第2磁石は上記第1方向を向いて一列に整列され得る。
【0311】
一実施形態によれば、上記第1磁石と上記第2磁石のN極又はS極は、互いに反対の方向を向いて整列され得る。
【0312】
本文書に開示された様々な実施形態による電子装置は様々な形態の装置であり得る。電子装置は、例えば、携帯用通信装置(例:スマートフォン)、コンピュータ装置、携帯用マルチメディア装置、携帯用医療機器、カメラ、ウェアラブル装置、又は家電装置を含むことができる。本文書の実施形態による電子装置は前述の機器らに限定されない。
【0313】
本文書の様々な実施形態及びそれらに用いられた用語は、本文書に記載された技術的特徴を特定の実施形態に限定するものではなく、該当実施形態の様々な変更、均等物、又は代替物を含むものと理解されるべきである。図面の説明に関して、類似又は関連する構成要素に対しては類似の符号が用いられ得る。アイテムに対応する名詞の単数形は関連する文脈上明らかに異なることを示さない限り、上記アイテムの1つ又は複数個を含むことができる。本文書で、“A又はB”、“A及びBのうちの少なくとも1つ”、“A又はBのうちの少なくとも1つ”、“A、B又はC”、“A、B及びCのうちの少なくとも1つ”、及び“A、B、又はCのうちの少なくとも1つ”のような句の各々はその句のうちの該当する句とともに並べられた項目のうちのいずれか1つ、又はそれらの可能なすべての組み合わせを含むことができる。“第1”、“第2”、又は“1番目”若しくは“2番目”のような用語は単に該当構成要素を他の構成要素と区別するために用いられることができ、該当構成要素を他の側面(例:重要性又は順序)で限定するものではない。ある(例:第1)構成要素が他の(例:第2)構成要素に、“機能的に”若しくは“通信的に”という用語と共に、又はそのような用語なしで、“カップルド”若しくは”コネクテッド”と言及された場合、それは上記のある構成要素が上記の他の構成要素に直接的に(例:有線で)、無線で、又は第3構成要素を介して接続され得ることを意味する。
【0314】
本文書の様々な実施形態で用いられた用語“モジュール”は、ハードウェア、ソフトウェア又はファームウェアで実装されたユニットを含むことができ、例えば、ロジック、論理ブロック、部品、又は回路などの用語と相互互換的に用いられ得る。モジュールは、一体で構成された部品又は1つ若しくはそれ以上の機能を行う、上記部品の最小単位若しくはその一部であり得る。例えば、一実施形態によれば、モジュールはASIC(application-specific integrated circuit)の形態で実装され得る。
【0315】
本文書の様々な実施形態は、機械(machine)(例:電子装置2001)判読可能な記憶媒体(storage medium)(例:内蔵メモリ2036又は外付けメモリ2038)に記憶された1つ以上の命令を含むソフトウェア(例:プログラム2040)として実装され得る。例えば、機械(例:電子装置2001)のプロセッサ(例:プロセッサ2020)は、記憶媒体から記憶された1つ以上の命令のうち少なくとも1つの命令を呼び出し、それを実行できる。これは機械が上記呼び出された少なくとも1つの命令に従って少なくとも1つの機能を行うように運営されることを可能にする。上記1つ以上の命令はコンパイラによって生成されたコード又はインタプリタによって実行され得るコードを含むことができる。機械判読可能な記憶媒体は、非一時的な(non-transitory)記憶媒体の形態で提供され得る。ここで、「非一時的」は記憶媒体が実在する(tangible)装置で、信号(signal)(例:電磁波)を含まないことを意味するのみであって、この用語はデータが記憶媒体に半永久的に記憶される場合と一時的に記憶される場合を区分しない。
【0316】
一実施形態によれば、本文書に開示された様々な実施形態による方法は、コンピュータプログラム製品(computer program product)に含まれて提供され得る。コンピュータプログラム製品は、商品として販売者及び購入者の間で取引されることができる。コンピュータプログラム製品は、機械判読可能な記憶媒体(例:CD-ROM(compact disc read only memory))の形で配布されるか、又はアプリケーションストア(例:プレイストアTM)を介して若しくは2つのユーザデバイス(例:スマートフォン)の間で直接、オンラインで配信(例:ダウンロード又はアップロード)され得る。オンライン配信の場合、コンピュータプログラム製品の少なくとも一部は、製造会社のサーバ、アプリケーションストアのサーバ、又は中継サーバのメモリなどの機械判読可能な記憶媒体に少なくとも一時的に記憶されるか、一時的に生成され得る。
【0317】
様々な実施形態によれば、上述した構成要素の各々の構成要素(例:モジュール又はプログラム)は単数又は複数の個体を含むことができ、複数の個体のうちの一部は他の構成要素に分離配置されることもできる。様々な実施形態によれば、前述の該当構成要素のうち1つ以上の構成要素若しくは動作が省略されるか、又は1つ以上の他の構成要素若しくは動作が追加され得る。追加的に又は代替的に、複数の構成要素(例:モジュール又はプログラム)は1つの構成要素に統合され得る。この場合、統合された構成要素は上記複数の構成要素の各々の構成要素の1つ以上の機能を上記統合以前に上記複数の構成要素のうちの該当構成要素によって行われていたものと同一又は類似するように行うことができる。様々な実施形態によれば、モジュール、プログラム又は他の構成要素によって行われる動作は順次に、並列的に、反復的に、又はヒューリスティックに実行されるか、上記動作のうち1つ以上が他の順序で実行されるか、省略されるか、又は1つ以上の他の動作が追加され得る。
【0318】
本発明に開示される様々な実施形態を参照して説明されたが、様々な実施形態は制限するものではなく例示であると理解され得る。添付された請求の範囲及びその均等物を含む本発明に開示される内容は、発明の思想及び全体の請求範囲から逸脱しない範囲で、当業者によって容易に変更又は追加され得る。前述した任意の実施形態は、前述した任意の他の実施形態と共に使用され得ることが理解され得る。
【符号の説明】
【0319】
100 電子装置
101 前面
102 後面
103 側面
108 カメラホール
110 ハウジング
111 第1ハウジング
112 第2ハウジング
120 ディスプレイ
121 第1領域
122 第2領域
123 後面カバー
210 固定ハウジング
220 サポートプレート
230 マルチバー
310 第1ガイド部材
311 第1ガイド
312 第2ガイド
320 第2ガイド部材
330 第3ガイド部材
331 第1レール
332 第2レール
401 第1周縁
402 第2周縁
403 第3周縁
410 磁石
420 ホールセンサ構造体
421 第1ホールセンサ
422 第2ホールセンサ
423 第3ホールセンサ
424 第4ホールセンサ
430 センサFPCB
431 コネクタ
490 バッテリ
492 タッチセンサ
493 マイク
494 USB
495 PCB
496 カメラ
497 モータ
511 接着剤
512 テープ
531 第1面
532 第2面
601 第1側面
602 第2側面
801 第1周縁
802 第2周縁
810 貫通孔
820 固定部材
1020 ホールセンサ構造体
1030 FPCB
1031 第3面
1610 磁石
1611 第1磁石
1612 第2磁石
1710 磁石
1711 第1磁石
1712 第2磁石
1810 磁石
1820 ホールセンサ構造体
1821 第1ホールセンサ
1822 第2ホールセンサ
1823 第3ホールセンサ
1830 センサFPCB
1900 プロセッサ
1901 AP
1902 MCU
1903 モータドライブIC
2000 ネットワーク環境
2001 電子装置
2002 電子装置
2004 電子装置
2008 サーバ
2020 プロセッサ
2021 メインプロセッサ
2023 補助プロセッサ
2030 メモリ
2032 揮発性メモリ
2034 不揮発性メモリ
2036 内蔵メモリ
2038 メモリ
2040 プログラム
2042 オペレーティングシステム
2044 ミドルウェア
2046 アプリケーション
2050 入力モジュール
2055 音響出力装置
2055 音響出力モジュール
2060 表示装置
2060 ディスプレイモジュール
2070 オーディオモジュール
2076 センサモジュール
2077 インタフェース
2078 接続端子
2079 ハプティクスモジュール
2080 カメラモジュール
2088 電力管理モジュール
2089 バッテリ
2090 通信モジュール
2092 無線通信モジュール
2094 有線通信モジュール
2096 加入者識別モジュール
2097 アンテナモジュール
2098 第1ネットワーク
2099 第2ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10A
図10B
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
【手続補正書】
【提出日】2024-04-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本文書で開示される様々な実施形態は、フレキシブルディスプレイを含む電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
技術の発達に伴い、様々なタイプの電子装置が開発されている。例えば、コンピュータ、タブレットPC、又は携帯電話のようなディスプレイを含む装置の普及率が増加し、より新しく多様な機能を望むユーザの要求が増加している。上記普及率の増加及びユーザの要求に合わせるために、新しいタイプのディスプレイを含む電子装置が開発されている。
【0003】
ただし、ディスプレイを含む電子装置の場合、ディスプレイのサイズが大きくなるほど電子装置のハウジングのサイズも大きくならざるを得ない限界があった。したがって、このような限界を克服するとともに、携帯性や便利性などの顧客の欲求を満たすことができるディスプレイ電子装置が開発されている。
【0004】
代表的な例として、電子装置はフレキシブルディスプレイ(flexible display)を含むことができる。フレキシブルディスプレイを含む電子装置は、ディスプレイの一部が電子装置のハウジングの内部に引き入れられてディスプレイの縮小による携帯性を確保することができる。また、フレキシブルディスプレイを含む電子装置は、ディスプレイがハウジングから引き出されたときは広い画面を提供することによってユーザに便利性を提供できる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
フレキシブルディスプレイを含む電子装置は、ハウジングの内部に引き入れられたり引き出されたりするローラブルディスプレイ(rollable display)を備えた装置であると理解され得る。ローラブルディスプレイを含む電子装置、略してローラブル装置(rollable device)は、変化するディスプレイの大きさごとに最適化されたUI(user interface)及びUX(user experience)を提供できる。
【0006】
ただし、変化する画面ごとに最適化されたUI及びUXを提供するためには、電子装置は変化するディスプレイの大きさを精巧にセンシングすることが求められ得る。例えば、電子装置はディスプレイの一部がハウジング内部に引き入れられた状態と外部に引き出された状態とを正確に判断することが求められ得る。
【0007】
電子装置は様々なスライディングセンシング技術を含むことができる。例えば、IR(infrared ray)近接センサ、又はTOF(time of flight)センサを用いたセンシング技術が電子装置に適用され得る。ただし、上記IR近接センサを用いたセンシング技術は、近距離測定の正確度に限界がある場合がある。また、TOFセンサを用いるセンシング技術は、電子装置の内部の構造的な設計に限界がある場合がある。したがって、一般にHall IC(integrated circuit)を使用して磁石の磁場変化を用いて測定を行う方式が主に使用され得る。ただし、Hall ICを用いる方式は、外部磁力や電子装置の内部の電子部品の磁場によって誤差が生じる場合がある。したがって、Hall IC方式を使用する電子装置は、変化するディスプレイの大きさを精巧にセンシングすることが困難な場合がある。
【0008】
本発明の様々な実施形態は、フレキシブルディスプレイの表示領域の大きさを精巧にセンシングする方法を採用する電子装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の様々な実施形態による、電子装置は、第1ハウジング及び上記第1ハウジングにスライド可能に連結される第2ハウジングを含むハウジング、第1領域、及び上記第1領域から延長され上記第2ハウジングがスライドすることによって上記ハウジングの内部に引き入れられたり上記ハウジングの外部に引き出されたりする第2領域を含むフレキシブルディスプレイ、上記電子装置の内部に配置され上記第2ハウジングと結合されてスライドされるサポートプレート、上記サポートプレートは上記第2ハウジングがスライドされる第1方向にN極(N-pole)とS極(S-pole)が整列されるように上記サポートプレートの一領域に配置される少なくとも1つの磁石(magnet)を含み、上記少なくとも1つの磁石の磁場を測定できるように上記少なくとも1つの磁石と隣接する上記第1ハウジングの内部に配置されホールセンサを含むホールセンサ構造体(hall sensor structure)、上記ホールセンサ構造体のホールセンサら(hall sensors)は第1距離だけ離隔しながら上記第1方向に沿って配置され、上記ホールセンサ構造体と電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサを含み、上記プロセッサは上記ホールセンサ構造体が上記少なくとも1つの磁石を介して獲得した磁場に基づいて、上記第1ハウジングに対して上記第2ハウジングがスライドして移動した距離を判断できる。
【0010】
本開示の様々な実施形態による、電子装置は、第1ハウジング及び上記第1ハウジングにスライド可能に連結される第2ハウジングを含むハウジング、第1領域、及び上記第1領域から延長され上記第2ハウジングがスライドすることによって上記ハウジングの内部に引き入れられたり上記ハウジングの外部に引き出されたりする第2領域を含むフレキシブルディスプレイ、上記電子装置の内部に配置され上記第2ハウジングと結合されてスライドされるサポートプレート、上記サポートプレートは上記第2ハウジングがスライドされる第1方向を向いてN極(N-pole)とS極(S-pole)が整列されるように上記サポートプレートの一領域に配置される少なくとも1つの磁石(magnet)を含み、上記少なくとも1つの磁石の磁場を測定できるように上記少なくとも1つの磁石と隣接する上記第1ハウジングの内部に配置されホールセンサを含むホールセンサ構造体(hall sensor structure)、上記ホールセンサ構造体のホールセンサら(hall sensors)は第1距離だけ離隔しながら上記第1方向に沿って配置され、上記ホールセンサ構造体と電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサを含み、上記少なくとも1つの磁石の長さは上記ホールセンサ構造体のホールセンサら間の上記第1距離より短い、かつ上記第1距離の1/2より長く、上記プロセッサは上記ホールセンサ構造体が上記少なくとも1つの磁石を介して獲得した磁場に基づいて、上記第1ハウジングに対して上記第2ハウジングがスライドして移動した距離を判断できる。
【発明の効果】
【0011】
本文書に開示される様々な実施形態によれば、フレキシブルディスプレイを含む電子装置は、磁石の移動による磁束方向の変化を用いて変化するディスプレイの大きさを正確に判断できる。
【0012】
また、様々な実施形態によれば、Hall ICを用いる方式を採用しながらも外部磁力や電子装置の内部の磁性を持つ他の電子部品によって発生するノイズの影響を最小化または減少させるフレキシブルディスプレイを含む電子装置を提供できる。
【0013】
その他、本文書によって直接的又は間接的に把握される様々な効果が提供され得る。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】一実施形態による、電子装置の第1状態(例:縮小状態)を示す前面斜視図である。
図2】一実施形態による、電子装置の第2状態(例:拡張状態)を示す前面斜視図である。
図3】一実施形態による、電子装置の分解図である。
図4】一実施形態による、電子装置の内部を示す図である。
図5】一実施形態による、図4のA-A’の断面を示す断面図である。
図6】一実施形態による、図4のB-B’の断面を示す断面図である。
図7】一実施形態による、図4のC-C’の断面を示す断面図である。
図8】一実施形態による、電子装置の内部を示す図である。
図9】一実施形態による、ホールセンサ構造体と少なくとも1つの磁石を示す図である。
図10A】一実施形態による電子装置の内部を示す前面斜視図である。
図10B】他の一実施形態による電子装置の内部を示す前面斜視図である。
図11】一実施形態による、電子装置のホールセンサ構造体と少なくとも1つの磁石によって測定されるノイズレベルを比較したグラフである。
図12】一実施形態による、ホールセンサ構造体と少なくとも1つの磁石を示す図である。
図13】一実施形態による、ホールセンサ構造体が測定する磁場の強さを比較したグラフである。
図14】一実施形態による、ホールセンサ構造体が測定する磁場の強さを比較したグラフである。
図15】一実施形態による、ホールセンサ構造体が測定する第3磁場成分の強さを比較したグラフである。
図16】一実施形態による、ホールセンサ構造体及び少なくとも1つの磁石を示す図である。
図17】他の一実施形態による、少なくとも1つの磁石及びホールセンサ構造体を示す図である。
図18】他の一実施形態による、ホールセンサ構造体及び少なくとも1つの磁石を示す図である。
図19】一実施形態による電子装置のプロセッサを示す図である。
図20】一実施形態によるネットワーク環境内の電子装置を示す図である。
【0015】
図面の説明に関して、同一又は類似の構成要素に対しては同一又は類似の符号が用いられ得る。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の様々な実施形態が添付された図面を参照して記載される。しかし、これは本発明を特定の実施形態に限定することを意図するものではなく、本発明の実施形態の様々な変更(modification)、均等物(equivalent)、及び/又は代替物(alternative)を含むものと理解されるべきである。
【0017】
図1は、一実施形態による、電子装置の第1状態(例:縮小状態)を示す前面斜視図である。
【0018】
図2は、一実施形態による、電子装置の第2状態(例:拡張状態)を示す前面斜視図である。
【0019】
本文書で開示された様々な実施形態によれば、電子装置100の外部に位置するフレキシブルディスプレイ(flexible display)120の少なくとも一部(例:第1領域121)が向く第1方向(例:+z方向)と実質的に同じ方向を向く面は電子装置100の前面101と定義されることができ、第1方向に対して反対の第2方向(例:-z方向)と実質的に同じ方向を向く面は電子装置100の後面102と定義されることができる。また、前面101と後面102の間の空間を囲む面は電子装置100の側面103と定義されることができる。
【0020】
一実施形態による電子装置100の少なくとも一部にはフレキシブルディスプレイ120が配置され得る。一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ120は、少なくとも一部の平面形態と少なくとも一部の曲面形態を含むように配置され得る。一実施形態によれば、電子装置100の前面にはフレキシブルディスプレイ120、及びフレキシブルディスプレイ120の周縁のうちの少なくとも一部を囲むハウジング110が配置され得る。
【0021】
一実施形態によれば、ハウジング110は、電子装置100の前面101の一部領域、後面102及び側面103を形成できる。一実施形態において、電子装置100の前面101は、図1及び図2の+z方向を向く電子装置100の面を意味することができる。一実施形態において、電子装置100の後面102は、図1及び図2の-z方向を向く電子装置100の面を意味することができる。一実施形態において、電子装置100の側面103は、電子装置100の前面101と後面102の間を連結する面を意味することができる。一実施形態によれば、ハウジング110は、電子装置100の側面103の一部領域及び後面102を形成できる。
【0022】
一実施形態によれば、ハウジング110は、第1ハウジング111及び第1ハウジング111に対して所定の範囲で移動可能に結合された第2ハウジング112を含むことができる。
【0023】
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ120は、第2ハウジング112に結合され得る第1領域121と第1領域121から延長されて電子装置100の内部に引き入れ可能な第2領域122を含むことができる。
【0024】
一実施形態によれば、電子装置100は、第1状態100A及び第2状態100Bを有し得る。例えば、電子装置100の第1状態100A及び第2状態100Bは、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112が移動した距離によって決定されることができ、電子装置100の状態はユーザの操作又は機械的作動によって第1状態100Aと第2状態100Bの間で変更され得る。
【0025】
一実施形態によれば、電子装置100の第1状態100Aは、ハウジング110が拡張される前の状態を意味することができる。電子装置100の第2状態100Bは、ハウジング110が拡張された状態を意味することができる。
【0026】
例えば、第1状態100Aは、電子装置100の第2ハウジング112がハウジング110の内部に引き入れられる状態を意味することができる。例えば、第2ハウジング112は図1のQ方向に引き入れられ得る。
【0027】
また、一実施形態によれば、第2状態100Bは、電子装置100の第2ハウジング112がハウジング110の外部に引き出される状態を意味することができる。例えば、第2ハウジング112は図2のP方向に引き出され得る。
【0028】
一実施形態によれば、第2ハウジング112のP方向への移動によって電子装置100の状態が第1状態100Aから第2状態100Bに切り替えられた場合、フレキシブルディスプレイ120の第2領域122は、電子装置100の内部から外部に引き出される(又は露出される)ことができる。一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ120が引き出されるということは、フレキシブルディスプレイ120が電子装置100の外部から視認可能である(viewable)ことを意味することができる。
【0029】
他の実施形態において、第2ハウジング112のQ方向への移動によって電子装置100が第2状態100Bから第1状態100Aに切り替えられた場合、フレキシブルディスプレイ120の第2領域122は、電子装置100の内部に引き入れられ得る。一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ120が引き入れられるということは、フレキシブルディスプレイ120の少なくとも一領域(例:第2領域122)が電子装置100の外部から視認できないことを意味することができる。
【0030】
図3は、一実施形態による、電子装置の分解図である。
【0031】
図3の場合、図1及び図2で説明した内容と重複する内容は省略する。
【0032】
一実施形態によれば、電子装置100は、第1ハウジング111、第2ハウジング112、及び/又はフレキシブルディスプレイ120を含むことができる。
【0033】
一実施形態によれば、電子装置100は、後面カバー123、サポートプレート220、固定ハウジング210、マルチバー(multi-bars)230、ホールセンサ構造体(hall sensor structure)420、及び/又は少なくとも1つの磁石(magnet)410をさらに含むことができる。
【0034】
一実施形態によれば、後面カバー123は、第1ハウジング111の一面に配置され得る。例えば、後面カバー123は、電子装置100の上記後面(例:図1の後面102)に配置され得る。例えば、後面カバー123は、第1ハウジング111の第1方向を向く面(例:-z方向)に配置され得る。
【0035】
一実施形態によれば、後面カバー123は、電子装置100の後面(例:図1の後面102)を保護するカバーとして形成され得る。
【0036】
一実施形態によれば、後面カバー123には複数のホールが形成され得る。一実施形態によれば、複数のホールは電子装置100の後面に配置されるカメラホール108に該当し得る。一実施形態によれば、カメラホール108を介して電子装置100の内部に配置されるカメラの一部は外部に露出され得る。
【0037】
一実施形態によれば、電子装置100の後面に後面カバー123が配置されることによって、電子装置100は外部の衝撃から保護され得る。
【0038】
一実施形態によれば、電子装置100は、固定ハウジング210を含むことができる。一実施形態によれば、固定ハウジング210には複数の電子部品(例:バッテリ、PCB、カメラ、又はモータ)が配置され得る。例えば、固定ハウジング210は、上記複数の電子部品を収容できる空間を提供できる。
【0039】
一実施形態によれば、固定ハウジング210は、第1ハウジング111と結合され得る。他の一実施形態によれば、固定ハウジング210は、第1ハウジング111と一体に形成され得る。一実施形態によれば、固定ハウジング210が第1ハウジング111と結合されることによって、固定ハウジング210は電子装置100の内部でスライドされず固定され得る。
【0040】
一実施形態によれば、固定ハウジング210は、上記第1方向(例:-z方向)に対して反対の第2方向(例:+z方向)を向く第1ハウジング111の一面に配置され得る。例えば、固定ハウジング210は、第1ハウジング111とフレキシブルディスプレイ120の間に配置され得る。
【0041】
一実施形態によれば、固定ハウジング210の第2方向(例:+z方向)を向く一面にはフレキシブルディスプレイ120が配置され得る。例えば、固定ハウジング210の上記第1方向に対して反対の第2方向(例:+z方向)を向く第1面には常時外部に露出されるフレキシブルディスプレイ120の第1領域121が配置され得る。
【0042】
一実施形態によれば、サポートプレート220は第2ハウジング112と結合され得る。一実施形態によれば、サポートプレート220が第2ハウジング112と結合されることによって、サポートプレート220は第2ハウジング112の動きによって第1ハウジング111の内部又は外部にスライドされ得る。
【0043】
一実施形態によれば、電子装置100が第1状態100Aのとき、固定ハウジング210の上記第1方向(例:-z方向)を向く一面にはサポートプレート220が配置され得る。例えば、サポートプレート220は、固定ハウジング210と第1ハウジング111の間に配置され得る。一実施形態によれば、電子装置100が第2状態100Bのとき、固定ハウジング210の上記一面には第1ハウジング111が配置され得る。
【0044】
例えば、電子装置100が第1状態100Aのとき、第2方向(例:+z方向)を向くサポートプレート220の一面は固定ハウジング210と対面できる。また、一実施形態によれば、上記第1状態100Aのとき、第1方向(例:-z方向)を向くサポートプレート220の他面は後述するマルチバー230と対面できる。
【0045】
一実施形態によれば、電子装置100は、第1状態100Aで第2ハウジング112とサポートプレート220との間に配置されるマルチバー230をさらに含むことができる。
【0046】
一実施形態によれば、マルチバー230は、フレキシブルディスプレイ120の第2領域122と結合され得る。例えば、マルチバー230は、第2領域122の外部に露出されないフレキシブルディスプレイ120の後面に付着され得る。例えば、図3を参照すると、フレキシブルディスプレイ120とマルチバー230が個別的に表現されているが、フレキシブルディスプレイ120の第2領域122の前面Aに対して反対の背面Bはマルチバー230のC面と対面できる。
【0047】
一実施形態によれば、サポートプレート220は、マルチバー230の少なくとも一部と連結され得る。一実施形態によれば、サポートプレート220がマルチバー230の少なくとも一部と連結されることによって、マルチバー230はサポートプレート220のスライドによって所定の経路(レール)上で移動できる。一実施形態によれば、マルチバー230が所定の経路に移動することによって、電子装置100は第1状態100Aから第2状態100Bに変化し、マルチバー230のC面と対面するフレキシブルディスプレイ120の第2領域122は外部に露出され得る。
【0048】
一実施形態によれば、マルチバー230は、第2領域122の後面に付着されてディスプレイ120の第2領域122を支持することができる。一実施形態によれば、マルチバー230が第2領域122を支持することによって、電子装置100は、フレキシブルディスプレイ120の第2領域122の少なくとも一部が平面及び/又は曲面を形成できる。
【0049】
一実施形態によれば、サポートプレート220と固定ハウジング210との間にはホールセンサ構造体420及び少なくとも1つの磁石410が配置され得る。
【0050】
少なくとも1つの磁石410と、ホールセンサ構造体420と関連する具体的な実施形態を図4乃至図12を参照して後述する。
【0051】
一実施形態によれば、サポートプレート220と固定ハウジング210との間には複数の構造物(例:ガイド部材)が配置され得る。
【0052】
一実施形態によれば、サポートプレート220と固定ハウジング210との間には複数のガイド部材が形成され得る。例えば、上記複数のガイド部材は、第1ガイド部材310、図4で後述する第2ガイド部材(図示せず)、又は第3ガイド部材330を含むことができる。
【0053】
一実施形態によれば、第1ガイド部材310及び第3ガイド部材330が電子装置100の内部に形成されることによって、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112は第1方向(例:+x又は-x方向)にスライドされ得る。例えば、第1ガイド部材310及び第3ガイド部材330は、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112が所定の第1方向にスライドされるように経路を提供できる。
【0054】
一実施形態によれば、第1ガイド部材310、第2ガイド部材(図示せず)、第3ガイド部材330と関連する具体的な実施形態は、図4乃至図8を参照して後述する。
【0055】
図4は、一実施形態による、電子装置の内部を示す図である。
【0056】
一実施形態によれば、図4は、電子装置100の固定ハウジング210を示す図である。
【0057】
一実施形態によれば、固定ハウジング210は、前述のように第1ハウジング111と結合され得る。他の一実施形態によれば、固定ハウジング210は、第1ハウジング111と一体に形成され得る。
【0058】
一実施形態によれば、固定ハウジング210は、第1周縁401、第1周縁401と平行な第2周縁402、及び第1周縁401と第2周縁402を連結する第3周縁403を含むことができる。
【0059】
一実施形態によれば、第1周縁401は、電子装置100の上端(例:+y軸方向)周縁に該当し得る。また、一実施形態によれば、第2周縁402は、電子装置100の下端(例:-y軸方向)周縁に該当し得る。
【0060】
一実施形態によれば、固定ハウジング210にはホールセンサ構造体420、ホールセンサ構造体420と電気的に接続されるコネクタ(connector)431、及び/又はコネクタ431と電気的に接続されるPCB495が配置され得る。
【0061】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420と隣接するサポートプレート(例:図3の220)の一領域には少なくとも1つの磁石410が配置され得る。
【0062】
また、一実施形態によれば、固定ハウジング210にはバッテリ490、第2ハウジング112が第1ハウジング111に対してスライドされることを可能にするモータ(motor)497、マイク493、USB(universal serial bus)494、カメラ496、及びタッチセンサ492のうちの少なくとも1つが配置され得る。
【0063】
一実施形態によれば、カメラ496は、第1周縁401及び第3周縁403と隣接する一領域に配置され得る。前述のように、カメラ496は、後面カバー123に形成されたカメラホール(例:図3の108)を介して一部が外部に露出され得る。
【0064】
一実施形態によれば、タッチセンサ492は、第2周縁402と隣接する一領域に配置され得る。
【0065】
一実施形態によれば、USB494は、第2周縁402及び第3周縁403と隣接する一領域に配置され得る。
【0066】
一実施形態によれば、マイク493は、第3周縁403と隣接し、タッチセンサ492とUSB494の間の一領域に配置され得る。
【0067】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420、及び/又はコネクタ431は、第2周縁402と隣接する固定ハウジング210の一領域に配置され得る。例えば、ホールセンサ構造体420は、バッテリ490とマイク493及び/又はタッチセンサ492の間の固定ハウジング210の一領域に配置され得る。
【0068】
また、一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、バッテリ490とマイク493及び/又はタッチセンサ492の間のサポートプレート220の一領域に配置され得る。
【0069】
図4を参照すると、一実施形態による、ホールセンサ構造体420は、固定ハウジング210及び/又は第1ハウジング111に配置され得る。
【0070】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、センサFPCB430、第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424を含むことができる。
【0071】
ただし、ホールセンサ構造体420のホールセンサの個数はこれに限定しない。例えば、ホールセンサ構造体420は第5ホールセンサをさらに含むことができる。他の一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は第4ホールセンサ424が省略され得る。
【0072】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420のホールセンサらの各々は、第1距離Dだけ離隔して配置され得る。例えば、ホールセンサ構造体420の第1ホールセンサは、第2ホールセンサと第1方向(例:+x方向)に第1距離Dだけ離隔して配置され得る。一実施形態によれば、上記第1方向(例:+x方向又は-x方向)は、第2ハウジング112が第1ハウジング111に対してスライドされる方向を意味することができる。
【0073】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420の第1距離Dと関連する具体的な実施形態は、図9及び図16乃至図18を参照して後述する。
【0074】
一実施形態によれば、第1ハウジング111及び/又は固定ハウジング210には電子装置の後面を向く第2方向(例:-z方向)に向かって突出される第2ガイド部材(guide member)320が形成され得る。
【0075】
一実施形態によれば、第2ガイド部材320は、第2周縁402と隣接する一領域に配置され得る。例えば、第2ガイド部材320は、マイク493及びタッチセンサ492と隣接する固定ハウジング210及び/又は第1ハウジング111の一領域に配置され得る。
【0076】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、第2ガイド部材320に配置され得る。例えば、ホールセンサ構造体420は、第2ガイド部材320に付着されて固定され得る。一例において、ホールセンサ構造体420のセンサFPCB430は、第2ガイド部材320に付着されて固定され得る。
【0077】
一実施形態によれば、第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424は、センサFPCB430上に配置され得る。
【0078】
一実施形態によれば、センサFPCB430と関連する具体的な実施形態は図5で後述する。
【0079】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420が第2ガイド部材320に付着されて固定されることによって、ホールセンサ構造体420が電子装置100の内部で揺れることが防止される、または減少することができる。例えば、センサFPCB430上に配置された第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424が電子装置100の内部で揺れることが防止される、または減少することができる。
【0080】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420の揺れが防止される、または減少することによって、ホールセンサ構造体420は少なくとも1つの磁石410で形成される磁場の強さをホールセンサ構造体420が第2ガイド部材320に固定されていない場合に比べて正確にセンシングできる。例えば、一実施形態によるホールセンサ構造体420は、ノイズが減少した磁場をセンシングできる。
【0081】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420が磁場の強さをより正確にセンシングすることによって、電子装置100は変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさをより正確に判断できる。
【0082】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、第2ガイド部材320に固定されているホールセンサ構造体420と隣接するように配置され得る。一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410がホールセンサ構造体420と隣接するように配置されることによって、ホールセンサ構造体420は、少なくとも1つの磁石410で形成される磁場の強さをセンシングできる。
【0083】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420が磁場の強さをセンシングすることによって、電子装置100は変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさを判断できる。
【0084】
例えば、一実施形態による電子装置100のプロセッサは、ホールセンサ構造体420がセンシングして獲得した磁場に基づいて、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。
【0085】
図5は、一実施形態による、図4のA-A’の断面を示す断面図である。
【0086】
図5を参照すると、一実施形態による、少なくとも1つの磁石410は、サポートプレート220及び/又は第2ハウジング112に付着され得る。一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、サポートプレート220に形成された第1ガイド部材(図示せず)と隣接する一領域に配置され得る。
【0087】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、電子装置100の後面102に垂直に配置され得る。例えば、少なくとも1つの磁石410は、N極及びS極が後面を向く方向(例:-z方向)に垂直な方向(例:+x方向又は-x方向)を向くように配置され得る。
【0088】
また、図5を参照すると、一実施形態による、ホールセンサ構造体420は、第2ガイド部材320に付着され得る。一実施形態によれば、第2ガイド部材320にはテープ(tape)512が配置され得る。また、一実施形態によれば、テープ512上には接着剤(例:エポキシ樹脂接着剤(epoxy resin adhesive))511が配置され得る。一実施形態によれば、接着剤511上にはホールセンサ構造体420が配置され得る。
【0089】
したがって、一実施形態によれば、接着剤511及びテープ512によってホールセンサ構造体420は第2ガイド部材320に付着され得る。
【0090】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420のセンサFPCB430は、第1面531、及び第1面531に対して反対の第2面532を含むことができる。
【0091】
一実施形態によれば、第1面531は第2ガイド部材320を向く面に該当し得る。例えば、第1面531は接着剤511と対面できる。一実施形態によれば、第1面531に接着剤511及びテープ512が形成されることによってホールセンサ構造体420のセンサFPCB430は第2ガイド部材320に付着され得る。
【0092】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420の第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424は、センサFPCB430上に配置され得る。一例において、第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424は、センサFPCB430の第2面532に配置され得る。
【0093】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420の第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424は、センサFPCB430と電気的に接続され得る。
【0094】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、第1方向(例:+x方向又は-x方向)を向いて配置され得る。例えば、ホールセンサ構造体420の第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424が第1方向(例:+x方向又は-x方向)に沿って一列に配置され得る。例えば、ホールセンサ構造体420の第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424は、第1軸(例:x軸)に沿って配置され得る。
【0095】
一実施形態によれば、第1ホールセンサ421の一面は、センサFPCB430の第2面532の一部と対面できる。また、一実施形態によれば、第1ホールセンサ421の他面は、第2方向(例:-y方向)を向くことができる。
【0096】
また、一実施形態によれば、第2ホールセンサ422の一面は、センサFPCB430の第2面532の一部と対面できる。一実施形態によれば、第2ホールセンサ422の他面は、第2方向(例:-y方向)を向くことができる。
【0097】
一実施形態によれば、第3ホールセンサ423及び/又は第4ホールセンサ424は、第1ホールセンサ421と実質的に同じ方向を向いて形成され得る。
【0098】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、少なくとも1つの磁石410の一面と対向する方向に配置され得る。例えば、少なくとも1つの磁石410の一面は、第方向(例:+y方向)を向くように配置され得る。また、一例において、ホールセンサ構造体420のセンサFPCB430の第2面532は、第2方向(例:-y方向)を向くように配置され得る。
【0099】
一実施形態によれば、接着剤511は約0.3mmの厚さを有し得る。一実施形態によれば、センサFPCB430は約0.2mmの厚さを有し得る。一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420の第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424は、約0.55mmの厚さを有し得る。
【0100】
様々な実施形態において、接着剤511、センサFPCB430、及びホールセンサ構造体420のホールセンサの厚さはこれに限定されない。例えば、第1ホールセンサ421の厚さは0.55mmより厚く形成され得る。また、他の一実施形態によれば、第1ホールセンサ421の厚さは0.55mmより薄く形成され得る。
【0101】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、少なくとも1つの磁石410及びサポートプレート220と隣接するように形成され得る。例えば、ホールセンサ構造体420の第1ホールセンサ421と少なくとも1つの磁石410との間の第1距離L1は約0.2mm乃至約1.0mm以内であり得る。また、一実施形態によれば、第2ホールセンサ422と少なくとも1つの磁石410との間の第1距離L1は約0.2mm乃至約1.0mm以内であり得る。一実施形態によれば、センサFPCB430と少なくとも1つの磁石410との間の第2距離L2は約0.2mm乃至約0.8mm以内であり得る。
【0102】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410とホールセンサ構造体420との間の第1距離L1は約0.2mm乃至約1.0mm以内であり得る。
【0103】
また、一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420とサポートプレート220との間の第3距離L3は約0.6mm乃至約1.2mm以内であり得る。
【0104】
また、一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420とサポートプレート220との間の第3距離L3が約0.6mm乃至約1.2mm以内の値を有することによって、電子装置100でホールセンサ構造体420とサポートプレート220が衝突することが防止される、または減少することができる。
【0105】
ただし、第1距離L1、第2距離L2、第3距離L3は上記範囲内に限定しない。例えば、第3距離L3は1.2mmより遠く形成され得る。他の例において、第3距離L3は0.6mmより近く形成され得る。
【0106】
図6は、一実施形態による、図4のB-B’の断面を示す。
【0107】
図7は、一実施形態による、図4のC-C’の断面を示す。
【0108】
一実施形態による図6及び図7は、電子装置100の第1状態100Aと第2状態100Bで、少なくとも1つの磁石410、バッテリ490及びサポートプレート220が電子装置100の内部で移動する過程を示す図ある。
【0109】
一実施形態によれば、電子装置100の第1ハウジング111は第1側面601を含むことができる。例えば、第1側面601は、電子装置100のハウジング110で固定される側面に該当し得る。
【0110】
また、一実施形態によれば、第2ハウジング112は第2側面602を含むことができる。例えば、第2側面602は電子装置100のハウジング110でスライドされる側面に該当し得る。
【0111】
図6を参照すると、一実施形態による、z軸方向から見て、ホールセンサ構造体420は、フレキシブルディスプレイ120の第1領域121の少なくとも一部と重なるように第1ハウジング111の内部の一領域に配置され得る。一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、第1ハウジング111の内部に配置されることによってスライドされず電子装置100の内部に固定され得る。
【0112】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、第2ハウジング112が第1ハウジング111に対してスライドする第1方向(例:+x方向又は-x方向)に沿って配置され得る。
【0113】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420のホールセンサらは一定の距離だけ離隔し得る。一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423、及び/又は第4ホールセンサ424を含むことができる。
【0114】
一実施形態によれば、第1ホールセンサ421は、第1側面601と隣接する第1ハウジング111及び/又は固定ハウジング210の一領域に位置し得る。一実施形態によれば、第2ホールセンサ422は、第1ホールセンサ421から一定の距離だけ離隔して位置し得る。一実施形態によれば、第3ホールセンサ423は、第2ホールセンサ422から一定の距離だけ離隔して位置し得る。一実施形態によれば、第4ホールセンサ424は、第3ホールセンサ423から一定の距離だけ離隔して位置し、第2側面602と隣接するように位置し得る。
【0115】
一実施形態によるホールセンサ構造体420のホールセンサら間の離隔した距離及び少なくとも1つの磁石410と関連する具体的な実施形態は図9で後述する。
【0116】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、前述のように第2ハウジング112及び/又はサポートプレート220に配置され得る。例えば、少なくとも1つの磁石410は、サポートプレート220上の一領域に固定され得る。
【0117】
一実施形態によれば、第2ハウジング112と結合されたサポートプレート220が第1方向(例:+x方向又は-x方向)にスライドされることによって、少なくとも1つの磁石410も上記第1方向へ移動できる。
【0118】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、第2ハウジング112がスライドされる上記第1方向にN極(N-pole)とS極(S-pole)が整列されるように配置され得る。例えば、少なくとも1つの磁石410のN極及びS極は、ホールセンサ構造体420が整列される方向と平行な方向に配置され得る。
【0119】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、第1側面601と隣接するサポートプレート220上の一領域に配置され得る。一実施形態によれば、電子装置100が第1状態100Aのとき、少なくとも1つの磁石410は、ホールセンサ構造体420のうちの第1ホールセンサ421と隣接する領域に配置され得る。
【0120】
また、一実施形態によれば、電子装置100が第2状態100Bのとき、少なくとも1つの磁石410は、ホールセンサ構造体420のうちの第4ホールセンサ424と隣接する領域に配置され得る。
【0121】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、上記第1方向(例:+x方向又は-x方向)に垂直な第2方向(例:+y方向)からみて、センサFPCB430及び/又はホールセンサ構造体420と一部が重なって(overlapped)配置され得る。
【0122】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410とホールセンサ構造体420が隣接して配置されることによって、電子装置100は変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさの変化を少なくとも1つの磁石410とホールセンサ構造体420とが離隔して配置されてセンシングする場合に比べて正確に判断できる。
【0123】
例えば、一実施形態による電子装置100のプロセッサは、ホールセンサ構造体420が正確にセンシングして獲得した磁場に基づいて、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を少なくとも1つの磁石410とホールセンサ構造体420とが離隔して配置されてセンシングする場合に比べて正確に判断できる。
【0124】
一実施形態によれば、第1状態100Aでサポートプレート220の一面にはマルチバー230の一部が位置し得る。図6を参照すると、一実施形態によるサポートプレート220は、マルチバー230と共に上記第1方向(例:+x方向又は-x方向)にスライドされ得る。例えば、サポートプレート220がマルチバー230を上記第1方向(例:+x方向又は-x方向)へ誘導することによって、マルチバー230は第1方向(例:+x方向又は-x方向)にスライドされ得る。
【0125】
図7を参照すると、電子装置100はバッテリ490を含むことができる。一例において、バッテリ490は、第2ハウジング112及び/又はサポートプレート220に配置され得る。例えば、バッテリ490は、第2ハウジング112及び/又はサポートプレート220に固定され得る。
【0126】
一実施形態によれば、バッテリ490は、第2ハウジング112及び/又はサポートプレート220と共に上記第1方向(例:+x方向又は-x方向)にスライドされ得る。
【0127】
図8は、一実施形態による、電子装置の内部を示す図である。
【0128】
一実施形態によれば、図8は、電子装置100の内部に配置されたサポートプレート220の前面を示す図である。一実施形態によれば、サポートプレート220の前面は固定ハウジング(例:図3の210)と対面できる。
【0129】
一実施形態によれば、サポートプレート220は、第1周縁801及び第1周縁801と平行な第2周縁802を含むことができる。
【0130】
図8を参照すると、一実施形態による、サポートプレート220は、第1ガイド部材310及び第3ガイド部材330を含むことができる。
【0131】
一実施形態によれば、第1ガイド部材310は、第1周縁801と隣接する第1ガイド311及び第2周縁802と隣接する第2ガイド312を含むことができる。一実施形態によれば、第2ガイド312は、少なくとも1つの磁石410と隣接するサポートプレート220の一領域に位置し得る。
【0132】
一実施形態によれば、第3ガイド部材330は、第1周縁801と隣接する第1レール331及び第2周縁802と隣接する第2レール332を含むことができる。
【0133】
一実施形態によれば、サポートプレート220の一部には第1ガイド部材310が形成され得る。一実施形態によれば、第1ガイド部材310は、電子装置100の前面を向く方向(例:+z方向)に突出されて形成され得る。
【0134】
一実施形態によれば、固定ハウジング(例:図4の210)は固定部材820を含むことができる。
【0135】
一実施形態によれば、固定部材820の一面はリセス(図示せず)が形成され得る。一実施形態によれば、固定部材820の他面は少なくとも1つの貫通孔810が形成され得る。例えば、固定部材820の他面は2つの貫通孔810が形成され得る。
【0136】
一実施形態によれば、固定部材820の他面に形成された少なくとも1つの貫通孔810に締結部材が挿入されることによって固定部材820は固定ハウジング210と結合され得る。
【0137】
一実施形態によれば、第1ガイド部材310は、第1ハウジング111に固定されている固定部材820に収容され得る。例えば、固定部材820の上記一面に形成されたリセスに第1ガイド部材310が収容され得る。
【0138】
一実施形態によれば、固定部材820のリセスに第1ガイド部材310が収容されることによって、第1ガイド部材310はサポートプレート220が第1方向(例:+x方向又は-x方向)に向かってスライドされ得るようにガイド(guide)できる。
【0139】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、第1ガイド部材310と隣接するサポートプレート220の一領域に配置され得る。一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410が第1ガイド部材310と隣接する一領域に配置されることによって、少なくとも1つの磁石410は揺れることなく第1方向に向かってスライドされ得る。
【0140】
一実施形態によれば、図4図5、及び図7を参照すると、ホールセンサ構造体420のホールセンサらは、第1ハウジング111及び/又は固定ハウジング210の一領域に配置され得る。一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、サポートプレート220に形成された第1ガイド部材310と隣接する第1ハウジング111の一領域に配置され得る。一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420のホールセンサらは、第1ハウジング111の一領域で第1ガイド部材310に沿って一列に配置され得る。
【0141】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420のホールセンサらが第1ガイド部材310に沿って一列に配置されることによって、ホールセンサ構造体420及びホールセンサ構造体420によって対応する少なくとも1つの磁石410が電子装置100の内部に固定され得る。
【0142】
したがって、一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、ノイズの発生を減少させて磁場をセンシングできる。
【0143】
これにより、一実施形態による電子装置100は、変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさが正確に測定され得る。
【0144】
一実施形態によれば、サポートプレート220の第1周縁801及び第2周縁802には第3ガイド部材330が配置され得る。一実施形態によれば、第3ガイド部材330の一部にはリセス(recess)(図示せず)が形成され得る。
【0145】
一実施形態によれば、マルチバー230は第3ガイド部材330のリセスに収容され得る。一実施形態によれば、リセスが形成された第3ガイド部材330はマルチバー230が第1方向にスライドされ得るようにガイドできる。
【0146】
一実施形態によれば、第3ガイド部材330がマルチバー230を上記第1方向にスライドできるようにガイドすることで、電子装置100でのマルチバー230の離脱が防止され得る。
【0147】
図9は、一実施形態による、ホールセンサ構造体と少なくとも1つの磁石を示す図である。
【0148】
一実施形態による、図9は、電子装置100が第1状態100A又は第2状態100Bのときのホールセンサ構造体420と対応する少なくとも1つの磁石410の配置関係を示す図である。
【0149】
例えば、図9の900Aは、電子装置100が第1状態100Aのときのホールセンサ構造体420と対応する少なくとも1つの磁石410の配置関係を示す図である。
【0150】
また、一実施形態によれば、図9の900Bは、電子装置100が第2状態100Bのときのホールセンサ構造体420と対応する少なくとも1つの磁石410の配置関係を示す図である。
【0151】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410は、第2ハウジング(例:図1の112)が第1ハウジング(例:図1の111)に対してスライドすることによって、第1方向(例:+x方向又は-x方向)へ移動できる。
【0152】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420はセンサFPCB430上に配置され得る。例えば、ホールセンサ構造体420はセンサFPCB430と電気的に接続され得る。
【0153】
一実施形態によれば、センサFPCB430の一端はコネクタ431と電気的に接続され得る。一実施形態によれば、コネクタ431は、第1ハウジング111に形成されたPCB(例:図4の495)と電気的に接続され得る。
【0154】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、第1ホールセンサ421、第2ホールセンサ422、第3ホールセンサ423及び/又は第4ホールセンサ424を含むことができる。また、一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420はセンサFPCB430をさらに含むことができる。
【0155】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、電子装置100が第1状態100Aのときの少なくとも1つの磁石410と隣接するように配置される第1ホールセンサ421を含むことができる。また、一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、センサFPCB430の一端に配置される第1ホールセンサ421を含むことができる。例えば、一実施形態による第1ホールセンサ421はコネクタ431と隣接するように配置され得る。
【0156】
図9を参照すると、一実施形態によるホールセンサ構造体420の各々のホールセンサは一定の距離だけ離隔して配置され得る。例えば、ホールセンサ構造体420のホールセンサの各々は、センサFPCB430上で第1距離Dだけ一定に離隔して配置され得る。
【0157】
一実施形態によれば、第2ホールセンサ422は、第1ホールセンサ421から第1距離Dだけ第1方向(例:+x方向)に離隔して配置され得る。一実施形態によれば、第3ホールセンサ423は、第2ホールセンサ422から第1距離Dだけ上記第1方向(例:+x方向)に離隔して配置され得る。
【0158】
一実施形態によれば、第4ホールセンサ424は、第3ホールセンサ423から第1距離Dだけ第1方向(例:+x方向)に離隔して配置され得る。また、一実施形態によれば、第4ホールセンサ424は、センサFPCB430の他端に隣接するように配置され得る。
【0159】
一実施形態によれば、電子装置100が第1状態100Aのとき、少なくとも1つの磁石410は第1ホールセンサ421と隣接するように配置され得る。また、一実施形態によれば、電子装置100が第2状態100Bのとき、少なくとも1つの磁石410は第4ホールセンサ424と隣接するように配置され得る。
【0160】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410の長さSは、ホールセンサ構造体420の各々のホールセンサ間の第1距離Dより短い場合がある。また、一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410の長さSは、上記第1距離Dの1/2より長い場合がある。
【0161】
例えば、一実施形態による少なくとも1つの磁石410の長さSは、ホールセンサ構造体420の各々のホールセンサ間の第1距離Dより短い、かつ第1距離Dの1/2より長い場合がある。
【0162】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410の長さSが第1距離Dより短い、かつ第1距離Dの1/2より長いことによって、ホールセンサ構造体420の分解能及びセンシングの正確度が増加することができる。また、一実施形態によれば、外部によるノイズを減少できる。
【0163】
一実施形態によれば、分解能及び正確度が増加しノイズが最小化する又は防止されることによって、電子装置100は変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさをより正確に判断できる。
【0164】
一実施形態によれば、電子装置100は、ホールセンサ構造体420と電気的に接続される少なくとも1つのプロセッサ(図示せず)を含むことができる。
【0165】
一実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサ(図示せず)は、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。例えば、ホールセンサ構造体420が少なくとも1つの磁石410を介して獲得した磁場は、コネクタ431及び、固定ハウジング210に形成されたPCB(例:図5の495)を介して少なくとも1つのプロセッサ(図示せず)に入力され得る。
【0166】
一実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサ(図示せず)は、ホールセンサ構造体420が少なくとも1つの磁石410を介して獲得した磁場に基づいて、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。
【0167】
図10Aは、一実施形態による電子装置の内部を示す前面斜視図である。
【0168】
一実施形態による、図10Aを参照すると、ホールセンサ構造体420と少なくとも1つの磁石410は電子装置100の内部に配置され得る。
【0169】
一実施形態によれば、図10Aの少なくとも1つの磁石410は、N極が第1方向(例:+x方向)を向くように配置され得る。ただし、上記N極が向く方向はこれに限定しない。例えば、少なくとも1つの磁石410は、N極が上記第1方向(例:+x方向)に対して反対の第2方向(例:-x方向)を向くように配置され得る。
【0170】
一実施形態によれば、図10Aのホールセンサ構造体420は、少なくとも1つの磁石410の一面が向く方向と対向する方向に配置され得る。
【0171】
例えば、少なくとも1つの磁石410は、少なくとも1つの磁石410の一面(図示せず)が第3方向(例:+y方向)を向くように配置され得る。また、一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、ホールセンサ構造体420のセンサFPCB430の第2面532が上記第3方向(例:+y方向)に対して反対の第4方向(例:-y方向)を向くように配置され得る。
【0172】
例えば、センサFPCB430の第2面532は第1平面(例:xz平面)上に位置し得る。
【0173】
図10に示す第1磁場成分、第2磁場成分、及び第3磁場成分と関連する具体的な実施形態は、図13乃至図15を参照して後述する。
【0174】
図10Bは、他の一実施形態による電子装置の内部を示す前面斜視図である。
【0175】
一実施形態によれば、図10Bは、図10Aのホールセンサ構造体420と実質的に異なる方向を向いて配置され、ホールセンサら1021、1022、1023、1024及びFPCB1030を含むホールセンサ構造体1020を示す図である。
【0176】
一実施形態によれば、図10Bの少なくとも1つの磁石410は、図10Aの少なくとも1つの磁石410と実質的に同じ位置に配置され得る。
【0177】
一実施形態によれば、図10Bのホールセンサ構造体1020は、センサFPCB1030の第3面1031が図10Aのホールセンサ構造体420の第2面532が向く第4方向(例:-y方向)と垂直な第5方向(例:-z方向)を向くように配置され得る。
【0178】
例えば、ホールセンサ構造体1020のセンサFPCB1030の第3面1031は第2平面(例:xy平面)上に形成され得る。
【0179】
図10A及び図10Bの違いと関連する具体的な実施形態は図11を参照して後述する。
【0180】
図11は、一実施形態による、電子装置のホールセンサ構造体と少なくとも1つの磁石によって測定されるノイズレベルを比較したグラフである。
【0181】
例えば、図11は、図10A及び図10Bのホールセンサ構造体の配置によって測定されるノイズのレベルを比較したグラフである。
【0182】
一実施形態によれば、第1グラフ1101は、図10Bのホールセンサ構造体1020が少なくとも1つの磁石410で形成される磁場を測定するときに発生するノイズを示すグラフである。
【0183】
一実施形態によれば、第1グラフ1101は、図10Bのホールセンサ構造体1020のセンサFPCB1030の上記第3面(例:1031)が少なくとも1つの磁石410の一面(図示せず)が向く第3方向(例:+y方向)と垂直な第5方向(例:-z方向)を向いて配置された場合に発生するノイズを示すグラフである。例えば、第1グラフ1101は、センサFPCB1030が上記第平面(例:xy平面)上に配置された場合に測定されたノイズを示すグラフである。
【0184】
一実施形態によれば、第2グラフ1102は、図10Aのホールセンサ構造体420が少なくとも1つの磁石410で形成される磁場を測定するときに発生するノイズを示すグラフである。
【0185】
一実施形態によれば、第2グラフ1102は、図10Aのホールセンサ構造体420のセンサFPCB430が少なくとも1つの磁石410の一面(図示せず)が向く上記第3方向(例:+y方向)に対して反対の第4方向(例:-y方向)を向いて配置された場合に発生するノイズを示すグラフである。例えば、第2グラフ1102は、センサFPCB430が上記第平面(例:xz平面)に配置された場合に測定されるノイズを示すグラフである。
【0186】
一実施形態による、第1グラフ1101及び第2グラフ1102を比較すると、ホールセンサ構造体420が第平面(例:xy平面)に配置された場合がホールセンサ構造体420が第平面(例:xz平面)に配置された場合に比べてより多く発生したノイズを測定できる。
【0187】
したがって、ホールセンサ構造体420が第平面(例;xz平面)に配置された場合、電子装置100は、変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさを電子装置100の内部にホールセンサ構造体420が第平面(例:xy平面)に配置された場合に比べて正確に判断できる。
【0188】
一実施形態によれば、一実施形態による電子装置100のプロセッサは、ホールセンサ構造体420が正確にセンシングして獲得した磁場に基づいて、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離をより正確に判断できる。
【0189】
図12は、一実施形態による、ホールセンサ構造体と少なくとも1つの磁石を示す図である。
【0190】
一実施形態による、図12を参照すると、ホールセンサ構造体420は、少なくとも1つの磁石410で形成される磁場をセンシングできる。
【0191】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410の長さSは、ホールセンサ構造体420のホールセンサら間の第1距離Dより短い、かつ第1距離Dの1/2より長い場合がある。
【0192】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410の長さSが第1距離Dより短いことによって、ホールセンサ構造体420のうちの1つのホールセンサのみが少なくとも1つの磁石410で形成される磁場の強さを測定できる。例えば、少なくとも1つの磁石410の長さSが第1距離Dより短い場合、少なくとも1つの磁石410が第1ホールセンサ421と隣接するとき、第2ホールセンサ422は少なくとも1つの磁石410で形成される磁場をセンシングすることができない。
【0193】
また、一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410の長さSが第1距離Dの1/2より長くなることによって、ホールセンサ構造体420はホールセンサ構造体420のホールセンサら間で連続的に磁場の強さをセンシングできる。例えば、第1ホールセンサ421及び第2ホールセンサ422は、第1ホールセンサ421と第2ホールセンサ422の中間の一地点でも磁場の強さをセンシングできる。例えば、少なくとも1つの磁石410の長さSが第1距離Dの1/2より長くなることによって、第1ホールセンサ421と第2ホールセンサ422との間で磁場がセンシングされない領域が発生しないことができる。
【0194】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410とホールセンサ構造体420が少なくとも1つの磁石410を介して測定する磁気力と関連する具体的な実施形態は、図13乃至図16を参照して後述する。
【0195】
図13は、一実施形態による、ホールセンサ構造体が測定する磁場の強さを比較したグラフである。
【0196】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420は、前述のように少なくとも1つの磁石410で形成される磁場をセンシングできる。
【0197】
図10及び図13を参照すると、一実施形態による磁場は、第1磁場成分、上記第1磁場成分と区別される第2磁場成分、上記第1磁場成分及び上記第2磁場成分と区別される第3磁場成分を含むことができる。
【0198】
一実施形態によれば、上記第1磁場成分は、第1方向(例:+x方向又は-x方向)に形成される磁場を意味することができる。
【0199】
また、一実施形態によれば、上記第2磁場成分は、上記第1方向に垂直、かつ電子装置100の前面(例:図1の101)又は後面(例:図1の102)を向く第2方向(例:+z方向又は-z方向)に形成される磁場を意味することができる。
【0200】
一実施形態によれば、上記第3磁場成分は、上記第1方向及び上記第2方向と垂直な第3方向(例:+y方向又は-y方向)に形成される磁場を意味することができる。
【0201】
一実施形態によれば、図13のグラフは、少なくとも1つの磁石410の変位によるホールセンサ構造体420がセンシングする磁場の強さを示すことができる。
【0202】
一実施形態によれば、図13のグラフのx軸は少なくとも1つの磁石410の変位を意味することができる。例えば、x軸値が1の場合は、電子装置100が第1状態100Aのときの少なくとも1つの磁石410の位置を意味することができる。一実施形態によれば、x軸値が1の場合は、電子装置100が最大に縮小されて少なくとも1つの磁石410が第1ホールセンサ421と隣接するように配置された状態を意味することができる。
【0203】
一実施形態によれば、x軸値が999の場合は、電子装置100が第2状態100Bのときの少なくとも1つの磁石410の位置を意味することができる。一実施形態によれば、x軸値が999の場合は、電子装置100が最大に拡張されて少なくとも1つの磁石410が第4ホールセンサ424と隣接するように配置されるときを意味することができる。
【0204】
一実施形態によれば、第1グラフ1301は、少なくとも1つの磁石410の変位による第1磁場成分の値を比較したグラフである。
【0205】
一実施形態によれば、第2グラフ1302は、少なくとも1つの磁石410の変位による第2磁場成分の値を比較したグラフである。
【0206】
一実施形態によれば、第3グラフ1303は、少なくとも1つの磁石410の変位による第3磁場成分の値を比較したグラフである。
【0207】
一実施形態によれば、第1グラフ1301及び第2グラフ1302と関連する具体的な実施形態は、図14を参照して後述する。
【0208】
一実施形態によれば、第3グラフ1303と関連する具体的な実施形態は、図15を参照して後述する。
【0209】
図14は、一実施形態による、ホールセンサ構造体が測定する磁場の強さを比較したグラフである。
【0210】
一実施形態による、図14のグラフは、図13のグラフのうちの第1磁場成分、及び第2磁場成分のグラフを示すグラフである。図14のグラフは、図13の第1グラフ1301及び第2グラフ1302に対応できる。
【0211】
一実施形態によれば、図14のグラフは、少なくとも1つの磁石410の位置変化による、ホールセンサ構造体420が測定する磁場の強さの変化を示すことができる。
【0212】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410がホールセンサ構造体420と隣接するように配置されるとき、ホールセンサ構造体420が測定する磁場の強さは変化し得る。
【0213】
例えば、第1グラフ1301及び第2グラフ1302を参照すると、少なくとも1つの磁石410が第1方向(例:+x方向又は-x方向)へ移動することによって、ホールセンサ構造体420が測定する磁場の強さは変化し得る。
【0214】
例えば、少なくとも1つの磁石410が第1ホールセンサ421に接近することによって、第1ホールセンサ421が測定する第2磁場成分の強さは減少してから増加することができる。一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410と第1ホールセンサ421とが同じ位置に配置されるとき、第2磁場成分の強さは0の値を有し得る。
【0215】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石410が第2ホールセンサ422に接近することによって、第1ホールセンサ421が測定する第2磁場成分の強さは0の値を有し、第2ホールセンサ422が測定した磁場の強さは減少してから増加することができる。
【0216】
図14のグラフを参照すると、ホールセンサ構造体420のうちの1つのホールセンサが測定した第1磁場成分の強さ及び第2磁場成分の強さの変化を介して、電子装置100は、少なくとも1つの磁石の位置を判断できる。例えば、第1ホールセンサ421がセンシングした第1磁場成分の強さ及び第2磁場成分の強さの変化を介して、電子装置100は、少なくとも1つの磁石410が第1ホールセンサ421と隣接するように配置されていることを判断できる。
【0217】
一実施形態によれば、これにより、少なくとも1つのプロセッサ(図示せず)は、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。
【0218】
図15は、一実施形態による、ホールセンサ構造体が測定する第3磁場成分の強さを比較したグラフである。
【0219】
一実施形態によれば、電子装置100の少なくとも1つのプロセッサは、第3磁場成分の強さを用いてノイズを判断できる。
【0220】
例えば、ホールセンサ構造体420がセンシングした第3磁場成分の値が所定値から外れた場合、上記少なくとも1つのプロセッサは、ホールセンサ構造体420がセンシングした第3磁場成分を外部の磁場によって入力された磁場成分と判断できる。例えば、一実施形態による上記少なくとも1つのプロセッサは、ホールセンサ構造体420がセンシングした第3磁場成分をノイズと判断できる。
【0221】
一実施形態によれば、第3磁場成分は第1しきい値a1及び第2しきい値a2を有し得る。一実施形態によれば、電子装置100のプロセッサは、第1しきい値a1及び第2しきい値a2の間の第3磁場成分の値を入力できる。
【0222】
一実施形態によれば、第1しきい値a1の絶対値は第2しきい値a2の絶対値と実質的に同一であり得る。ただし、第1しきい値a1の絶対値はこれに限定しない。例えば、第1しきい値a1の絶対値は第2しきい値a2の絶対値より大きい場合がある。他の例によれば、第1しきい値a1の絶対値は第2しきい値a2の絶対値より小さい場合がある。
【0223】
一実施形態によれば、電子装置100の上記プロセッサは、第1しきい値a1の未満の値を有する第3磁場成分の値は入力しないことができる。一実施形態によれば、電子装置100の上記プロセッサは、第2しきい値を超える値を有する第3磁場成分の値は入力しないことができる。
【0224】
一実施形態によれば、電子装置100の上記プロセッサは、第1しきい値a1及び第2しきい値a2の間の第3磁場成分の値に基づいて、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。
【0225】
一実施形態によれば、上記プロセッサは、ノイズが遮断された磁場に基づいて第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。
【0226】
一実施形態によれば、電子装置100のプロセッサが第3磁場成分を用いることによって、電子装置100は、変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさをより正確に判断できる。
【0227】
図16は、一実施形態による、複数のホールセンサ及び少なくとも1つの磁石を示す図である。
【0228】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石1610は、第1磁石1611及び、上記第1磁石1611と区別される第2磁石1612を含むことができる。
【0229】
一実施形態によれば、第1磁石1611と第2磁石1612のN極又はS極は、互いに同じ方向を向いて整列され得る。
【0230】
例えば、第1磁石1611及び第2磁石1612のN極は、第1方向(例:+x方向)を向いて整列され得る。他の一実施形態によれば、第1磁石1611及び第2磁石1612のN極は、第2方向(例:-x方向)を向いて整列され得る。
【0231】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体420のホールセンサらの各々は、第1距離Dだけ離隔して配置され得る。
【0232】
一実施形態によれば、第1磁石1611は、電子装置100が第1状態100Aのとき、第1ホールセンサ421と隣接するように配置され得る。または、第1磁石は、第1状態100Aのとき、コネクタ431又はセンサFPCB430の一端と隣接するように配置され得る。
【0233】
一実施形態によれば、第2磁石1612は、第1磁石1611から第2距離Rだけ離隔して配置され得る。一実施形態によれば、上記第2距離Rは、第1ホールセンサ421と第2ホールセンサ422との間の第1距離Dと実質的に同一であり得る。
【0234】
ただし、上記第2距離Rはこれに限定しない。例えば、第2距離Rは第1距離Dより小さい場合がある。他の例によれば、第2距離Rは第1距離Dより大きい場合がある。
【0235】
一実施形態によれば、電子装置100が第1状態100Aのとき、第2磁石1612は第2ホールセンサ422と第3ホールセンサ423との間に配置され得る。
【0236】
一実施形態によれば、第1磁石1611及び第2磁石1612は、第2ハウジング112が第1ハウジング111に対してスライドされる第1方向(例:+x方向又は-x方向)を向いて整列され得る。
【0237】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石1610が第1磁石1611及び第2磁石1612を含むことによって、ホールセンサ構造体420は、第1磁石1611及び第2磁石1612が形成する磁場成分をセンシングできる。
【0238】
これにより、電子装置100は、変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさを正確に判断できる。
【0239】
図17は、他の一実施形態による、少なくとも1つの磁石及びホールセンサ構造体を示す図である。
【0240】
一実施形態によれば、少なくとも1つの磁石1710は、第1磁石1711及び、上記第1磁石1711と区別される第2磁石1712を含むことができる。
【0241】
一実施形態によれば、第1磁石1711と第2磁石1712のN極又はS極は、互いに反対の方向を向いて整列され得る。
【0242】
例えば、第1磁石1711のN極は第1方向(例:+x方向)を向き、第2磁石1712のN極は上記第1方向に対して反対の第2方向(例:-x方向)を向いて整列され得る。
【0243】
他の一実施形態によれば、第1磁石1711のN極は第2方向(例:-x方向)を向き、第2磁石1712は第1方向(例:+x方向)を向いて整列され得る。
【0244】
一実施形態によれば、第1磁石1711と第2磁石1712のN極又はS極が反対の方向を向いて整列されることによって、電子装置100の少なくとも1つの磁石1710で形成される磁場の大きさはより大きくなることができる。
【0245】
一実施形態によれば、磁場の大きさがより大きくなることによって、ホールセンサ構造体420は、第1磁石1711と第2磁石1712のN極又はS極が同じ方向を向いて整列される場合に比べて正確に磁場成分をセンシングできる。これにより、電子装置100は、変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさをより正確に判断できる。
【0246】
図18は、他の一実施形態による、ホールセンサ構造体及び少なくとも1つの磁石を示す図である。
【0247】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体1820は、第1ホールセンサ1821、及び第1ホールセンサ1821と区別される第2ホールセンサ1822、及び第1ホールセンサ1821及び第2ホールセンサ1822と区別される第3ホールセンサ1823を含むことができる。一実施形態によれば、ホールセンサ構造体1820はセンサFPCB1830をさらに含むことができる。
【0248】
一実施形態によれば、第1ホールセンサ1821は、電子装置100が第1状態100Aにあるとき、少なくとも1つの磁石1810と隣接するように配置され得る。
【0249】
一実施形態によれば、第2ホールセンサ1822は、第1ホールセンサ1821から第1距離Dだけ離隔して配置され得る。
【0250】
一実施形態によれば、第3ホールセンサ1823は、第2ホールセンサ1822と上記第1距離Dだけ離隔して配置され得る。一例において、第3ホールセンサ1823は、電子装置100が第2状態100Bにあるとき、少なくとも1つの磁石1810と隣接するように配置され得る。
【0251】
一実施形態によれば、電子装置100が第1状態100Aのとき、第1ホールセンサ1821は、少なくとも1つの磁石1810から第1方向(例:+x方向又は-x方向)に第2距離Qだけ離隔して配置され得る。
【0252】
一実施形態によれば、第1状態100Aのとき、第1ホールセンサ1821は、少なくとも1つの磁石1810と隣接するように配置され得る。一実施形態によれば、上記第2距離Qは第1距離Dの1/2より小さい場合がある。
【0253】
また、一実施形態によれば、図18の少なくとも1つの磁石1810の長さS1は、図9の少なくとも1つの磁石410の長さSより増加することができる。
【0254】
一実施形態によれば、ホールセンサ構造体1820のホールセンサらの個数が減少することによって、電子装置100を生産する材料費が減少できる。これにより、電子装置100を生産する時間及びコストが節約され得る。
【0255】
一実施形態によれば、上記第2距離Qが第1距離Dの1/2より小さいことによって、ホールセンサ構造体1820は磁場の強さをより正確にセンシングできる。一実施形態によれば、図18の少なくとも1つの磁石1810の長さS1が図9の少なくとも1つの磁石410の長さSより増加することによって、ホールセンサ構造体1820は磁場の強さを正確にセンシングできる。
【0256】
これにより、一実施形態による電子装置100は、変化するフレキシブルディスプレイ120の大きさを正確に判断できる。
【0257】
図19は、一実施形態による電子装置のプロセッサを示す図である。
【0258】
一実施形態によれば、電子装置100は、プロセッサ回路を含む少なくとも1つのプロセッサ1900を含むことができる。
【0259】
一実施形態によれば、電子装置100のマイクロコントローラ(micro controller)を含む少なくとも1つのプロセッサ1900は、MCU(micro controller unit)1902及びMCUと電気的に接続されプロセッシング回路(processing circuitry)を含むAP(application process)1901を含むことができる。
【0260】
一実施形態によれば、MCU1902は、ホールセンサ構造体420と電気的に接続され得る。一実施形態によれば、MCU1902は、電子装置100の内部に配置されたモータドライブIC1903を含むモータドライブ(motor drive)ICと電気的に接続され得る。
【0261】
一実施形態によれば、MCU1902は、ホールセンサ構造体420及びモータドライブIC1903を介して獲得した磁場に基づいて、第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。例えば、MCU1902は、モータドライブIC1903及びホールセンサ構造体420によって第2ハウジング(例:図1の112)が外部に露出された大きさを判断できる。
【0262】
一実施形態によれば、第1ホールセンサ421及び第2ホールセンサ422は、第1電気的経路を共有できる。一実施形態によれば、第1ホールセンサ421及び第2ホールセンサ422は、第1電気的経路によってMCU1902と電気的に接続され得る。
【0263】
また、一実施形態によれば、第3ホールセンサ423及び第4ホールセンサ424は、第2電気的経路を共有できる。一実施形態によれば、第3ホールセンサ423及び第4ホールセンサ424は、第2電気的経路によってMCU1902と電気的に接続され得る。
【0264】
一実施形態によれば、第1電気的経路及び第2電気的経路が共有されることによって、MCU1902は、最小化した、又は減少した電気的経路に基づいて磁場情報を入力され得る。
【0265】
一実施形態によれば、MCU1902は、入力された磁場情報及びモータドライブIC1903を用いて第1ハウジング111に対して第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。
【0266】
一実施形態によれば、AP1901は、MCU1902が判断した移動距離に基づいて、アプリケーションの実行画面をフレキシブルディスプレイ120の外部に露出された領域内に表示できる。例えば、MCU1902は、第2ハウジング112が移動した距離を判断した情報をAP1901に伝達できる。
【0267】
一実施形態によれば、AP1901は、MCU1902を介して獲得した情報に基づいて、アプリケーション実行画面をフレキシブルディスプレイ120の外部に露出された第1領域121及び/又は第2領域122に表示できる。
【0268】
一実施形態によれば、MCU1902とAP1901が判断する情報が異なることによって、電子装置100のプロセッサ1900は效率的に情報を処理できる。
【0269】
図20は、一実施形態によるネットワーク環境内の電子装置を示す図である。
【0270】
図20は、様々な実施形態によるネットワーク環境2000内の電子装置2001のブロック図である。図20を参照すると、ネットワーク環境2000で、電子装置2001は、第1ネットワーク2098(例:近距離無線通信ネットワーク)を介して電子装置2002と通信するか、又は第2ネットワーク2099(例:遠距離無線通信ネットワーク)を介して電子装置2004若しくはサーバ2008と通信できる。一実施形態によれば、電子装置2001は、サーバ2008を介して電子装置2004と通信できる。一実施形態によれば、電子装置2001は、プロセッサ2020、メモリ2030、入力モジュール2050、音響出力モジュール2055、ディスプレイモジュール2060、オーディオモジュール2070、センサモジュール2076、インタフェース2077、接続端子2078、ハプティクスモジュール2079、カメラモジュール2080、電力管理モジュール2088、バッテリ2089、通信モジュール2090、加入者識別モジュール2096、又はアンテナモジュール2097を含むことができる。ある実施形態では、電子装置2001には、これらの構成要素のうちの少なくとも1つ(例:接続端子2078)が省略されるか、又は1つ以上の他の構成要素が追加され得る。ある実施形態では、これらの構成要素のうちの一部(例:センサモジュール2076、カメラモジュール2080、又はアンテナモジュール2097)は1つの構成要素(例:ディスプレイモジュール2060)に統合され得る。
【0271】
プロセッサ2020は、例えば、ソフトウェア(例:プログラム2040)を実行してプロセッサ2020に接続された電子装置2001の少なくとも1つの他の構成要素(例:ハードウェア又はソフトウェア構成要素)を制御することができ、多様なデータ処理又は演算を行うことができる。一実施形態によれば、データ処理又は演算の少なくとも一部として、プロセッサ2020は他の構成要素(例:センサモジュール2076又は通信モジュール2090)から受信された命令又はデータを揮発性メモリ2032に記憶し、揮発性メモリ2032に記憶された命令又はデータを処理し、結果データを不揮発性メモリ2034に記憶できる。一実施形態によれば、プロセッサ2020は、メインプロセッサ2021(例:中央処理装置又はアプリケーションプロセッサ)又はそれとは独立して又は共に運用可能な補助プロセッサ2023(例:グラフィック処理装置、ニューラルプロセッシングユニット(NPU:neural processing unit)、イメージシグナルプロセッサ、センサハブプロセッサ、又はコミュニケーションプロセッサ)を含むことができる。例えば、電子装置2001がメインプロセッサ2021及び補助プロセッサ2023を含む場合、補助プロセッサ2023はメインプロセッサ2021より低電力を使用するか、又は所定の機能に特化するように設定され得る。補助プロセッサ2023はメインプロセッサ2021とは別個として、又はその一部として実装され得る。
【0272】
補助プロセッサ2023は、例えば、メインプロセッサ2021がインアクティブ(例:スリープ)状態にある間はメインプロセッサ2021に代わって、又はメインプロセッサ2021がアクティブ(例:アプリケーション実行)状態にある間はメインプロセッサとともに、電子装置2001の構成要素のうち少なくとも1つの構成要素(例:表示装置2060、センサモジュール2076、又は通信モジュール2090)と関連付けられた機能又は状態の少なくとも一部を制御できる。一実施形態によれば、補助プロセッサ2023(例:イメージシグナルプロセッサ又はコミュニケーション)は、機能的に関連のある他の構成要素(例:カメラモジュール2080又は通信モジュール2090)の一部として実装され得る。一実施形態によれば、補助プロセッサ2023(例:ニューラルプロセッシングユニット)は、人工知能モデルの処理に特化したハードウェア構造を含むことができる。人工知能モデルは機械学習によって生成できる。このような学習は、例えば、人工知能が行われる電子装置2001自体で行われることができ、別途のサーバ(例:サーバ2008)によって行われることもできる。学習アルゴリズムは、例えば、教師あり学習(supervised learning)、教師なし学習(unsupervised learning)、半教師あり学習(semi-supervised learning)又は強化学習(reinforcement learning)を含むことができるが、前述した例に限定されない。人工知能モデルは、複数の人工神経網レイヤを含むことができる。人工神経網はディープニューラルネットワーク(DNN:deep neural network)、CNN(convolutional neural network)、RNN(recurrent neural network)、RBM(restricted Boltzmann machine)、DBN(deep belief network)、BRDNN(bidirectional recurrent deep neural network)、ディープQ-ネットワーク(deep Q-networks)又は上記のうちの2つ以上の組み合わせのうちの1つであり得るが、前述した例に限定されない。人工知能モデルはハードウェア構造の他にも、追加的に又は代替的に、ソフトウェア構造を含むことができる。
【0273】
メモリ2030は、電子装置2001の少なくとも1つの構成要素(例:プロセッサ2020又はセンサモジュール2076)によって使用される様々なデータを記憶できる。データは、例えば、ソフトウェア(例:プログラム2040)及びこれと関連付けられた命令に対する入力データ又は出力データを含むことができる。メモリ2030は、揮発性メモリ2032又は不揮発性メモリ2034を含むことができる。
【0274】
プログラム2040はメモリ2030にソフトウェアとして記憶されることができ、例えば、オペレーティングシステム2042、ミドルウェア2044又はアプリケーション2046を含むことができる。
【0275】
入力モジュール2050は、電子装置2001の構成要素(例:プロセッサ2020)に使用される命令又はデータを電子装置2001の外部(例:ユーザ)から受信できる。入力モジュール2050は、例えば、マイク、マウス、キーボード、キー(例:ボタン)、又はデジタルペン(例:スタイラスペン)を含むことができる。
【0276】
音響出力モジュール2055は、音響信号を電子装置2001の外部に出力できる。音響出力モジュール2055は、例えば、スピーカ又はレシーバを含むことができる。スピーカはマルチメディア再生又は録音再生のような一般的な用途で使用され得る。レシーバは着信電話を受信するために使用され得る。一実施形態によれば、レシーバはスピーカとは別個として、又はその一部として実装され得る。
【0277】
ディスプレイモジュール2060は、電子装置2001の外部(例:ユーザ)に情報を視覚的に提供できる。ディスプレイモジュール2060は、例えば、ディスプレイ、ホログラム装置、又はプロジェクタ及び該当装置を制御するための制御回路を含むことができる。一実施形態によれば、ディスプレイモジュール2060は、タッチを感知するように設定されたタッチセンサ、又は上記タッチによって発生する力の強度を測定するように設定された圧力センサを含むことができる。
【0278】
オーディオモジュール2070は、音を電気信号に変換させるか、逆に電気信号を音に変換させることができる。一実施形態によれば、オーディオモジュール2070は、入力モジュール2050を介して音を獲得するか、音響出力装置2055、又は電子装置2001と直接若しくは無線で接続された外部電子装置(例:電子装置2002)(例:スピーカ又はヘッドホン)を介して音を出力できる。
【0279】
センサモジュール2076は、電子装置2001の作動状態(例:電力又は温度)、又は外部の環境状態(例:ユーザ状態)を感知し、感知された状態に対応する電気信号又はデータ値を生成できる。一実施形態によれば、センサモジュール2076は、例えば、ジェスチャセンサ、ジャイロセンサ、気圧センサ、マグネチックセンサ、加速度センサ、グリップセンサ、近接センサ、カラーセンサ、IR(infrared)センサ、生体センサ、温度センサ、湿度センサ、又は照度センサを含むことができる。
【0280】
インタフェース2077は、電子装置2001が外部電子装置(例:電子装置2002)と直接又は無線で接続されるために使用され得る1つ以上の所定のプロトコルをサポートできる。一実施形態によれば、インタフェース2077は、例えば、HDMI(登録商標)(high definition multimedia interface)、USB(universal serial bus)インタフェース、SDカードインタフェース、又はオーディオインタフェースを含むことができる。
【0281】
接続端子2078は、それを介して電子装置2001が外部電子装置(例:電子装置2002)と物理的に接続され得るコネクタを含むことができる。一実施形態によれば、接続端子2078は、例えば、HDMI(登録商標)コネクタ、USBコネクタ、SDカードコネクタ、又はオーディオコネクタ(例:ヘッドホンコネクタ)を含むことができる。
【0282】
ハプティクスモジュール2079は、電気的信号をユーザが触覚又は運動感覚によって認知できる機械的刺激(例:振動又は動き)又は電気的刺激に変換できる。一実施形態によれば、ハプティクスモジュール2079は、例えば、モータ、圧電素子、又は電気刺激装置を含むことができる。
【0283】
カメラモジュール2080は静止画像及び動画を撮影できる。一実施形態によれば、カメラモジュール2080は、1つ以上のレンズ、イメージセンサ、イメージシグナルプロセッサ、又はフラッシュを含むことができる。
【0284】
電力管理モジュール2088は、電子装置2001に供給される電力を管理できる。一実施形態によれば、電力管理モジュール2088は、例えば、PMIC(power management integrated circuit)の少なくとも一部として実装され得る。
【0285】
バッテリ2089は、電子装置2001の少なくとも1つの構成要素に電力を供給できる。一実施形態によれば、バッテリ2089は、例えば、再充電できない一次電池、再充電可能な二次電池、又は燃料電池を含むことができる。
【0286】
通信モジュール2090は、電子装置2001と外部電子装置(例:電子装置2002、電子装置2004、又はサーバ2008)との間の直接(例:有線)通信チャネル又は無線通信チャネルの確立、及び確立された通信チャネルによる通信の遂行をサポートできる。通信モジュール2090は、プロセッサ2020(例:アプリケーションプロセッサ)と独立して運営され、直接(例:有線)通信又は無線通信をサポートする1つ以上のコミュニケーションプロセッサを含むことができる。一実施形態によれば、通信モジュール2090は、無線通信モジュール2092(例:セルラー通信モジュール、近距離無線通信モジュール、又はGNSS(global navigation satellite system)通信モジュール)又は有線通信モジュール2094(例:LAN(local area network)通信モジュール、又は電力線通信モジュール)を含むことができる。これらの通信モジュールのうち該当する通信モジュールは第1ネットワーク2098(例:ブルートゥース(登録商標)、WiFiダイレクト(wireless fidelity direct)又はIrDA(infrared data association)などの近距離通信ネットワーク)又は第2ネットワーク2099(例:レガシーセルラーネットワーク、5Gネットワーク、次世代通信ネットワーク、インターネット、又はコンピュータネットワーク(例:LAN又はWAN)などの遠距離通信ネットワーク)を介して外部の電子装置2004と通信できる。これらの様々な種類の通信モジュールは、1つの構成要素(例:単一チップ)に統合されるか、又は互いに別の複数の構成要素(例:複数のチップ)で実装され得る。無線通信モジュール2092は、加入者識別モジュール2096に記憶された加入者情報(例:国際移動体加入者識別番号(IMSI))を用いて第1ネットワーク2098又は第2ネットワーク2099のような通信ネットワーク内で電子装置2001を確認又は認証できる。
【0287】
無線通信モジュール2092は、4Gネットワーク以後の5Gネットワーク及び次世代通信技術、例えば、NR接続技術(new radio access technology)をサポートできる。NR接続技術は、高容量データの高速伝送(eMBB(enhanced mobile broadband))、端末電力最小化と大量端末接続(mMTC(massive machine type communications))、又は超高信頼低遅延(URLLC(ultra-reliable and low-latency communications))をサポートできる。無線通信モジュール2092は、例えば、高いデータ伝送率の達成のために、高周波帯域(例:mmWave帯域)をサポートできる。無線通信モジュール2092は、高周波帯域での性能確保のための様々な技術、例えば、ビームフォーミング(beamforming)、大規模MIMO(massive MIMO(multiple-input and multiple-output))、全次元MIMO(FD-MIMO:full dimensional MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビームフォーミング、又は大規模アンテナ(large scale antenna)などの技術をサポートできる。無線通信モジュール2092は、電子装置2001、外部電子装置(例:電子装置2004)又はネットワークシステム(例:第2ネットワーク2099)に規定される様々な要求事項をサポートできる。一実施形態によれば、無線通信モジュール2092は、eMBB実現のためのピークデータレート(peak data rate)(例:20Gbps以上)、mMTC実現のための損失カバレッジ(例:164dB以下)、又はURLLC実現のためのU-plane latency(例:ダウンリンク(DL)及びアップリンク(UL)がそれぞれ0.5ms以下、又はラウンドトリップ1ms以下)をサポートできる。
【0288】
アンテナモジュール2097は、信号若しくは電力を外部(例:又は外部電子装置)に送信するか又は外部から受信できる。一実施形態によれば、アンテナモジュール2097は、基板(例:PCB)上に形成された導電体又は導電性パターンからなる放射体を含むアンテナを含むことができる。一実施形態によれば、アンテナモジュール2097は複数のアンテナ(例:アレイアンテナ)を含むことができる。この場合、第1ネットワーク2098又は第2ネットワーク2099のような通信ネットワークで用いられる通信方式に適した少なくとも1つのアンテナが、例えば、通信モジュール2090によって上記複数のアンテナから選択され得る。信号又は電力は上記選択された少なくとも1つのアンテナを介して通信モジュール2090と又は外部電子装置の間で送信又は受信され得る。ある実施形態によれば、放射体以外に他の部品(例:RFIC(radio frequency integrated circuit))が追加的にアンテナモジュール2097の一部として形成され得る。様々な実施形態によれば、アンテナモジュール2097はmmWaveアンテナモジュールを形成できる。一実施形態によれば、mmWaveアンテナモジュールは、プリント回路基板、上記プリント回路基板の第1面(例:下面)に若しくはそれに隣接して配置され所定の高周波帯域(例:mmWave帯域)をサポートできるRFIC、及び上記プリント回路基板の第2面(例:上面又は側面)に若しくはそれに隣接して配置され上記所定の高周波帯域の信号を送信又は受信できる複数のアンテナ(例:アレイアンテナ)を含むことができる。
【0289】
上記構成要素のうち少なくとも一部は周辺機器間の通信方式(例:バス、GPIO(general purpose input and output)、SPI(serial peripheral interface)、又はMIPI(mobile industry processor interface))によって互いに接続されて信号(例:命令又はデータ)を互いに交換できる。
【0290】
一実施形態によれば、命令又はデータは第2ネットワーク2099に接続されたサーバ2008を介して電子装置2001と外部の電子装置2004の間で送信又は受信され得る。外部の電子装置2002又は2004の各々は、電子装置2001と同じ又は異なる種類の装置であり得る。一実施形態によれば、電子装置2001で実行される動作の全部若しくは一部は外部の電子装置2002、2004、又は2008のうちの1つ以上の外部の電子装置で実行され得る。例えば、電子装置2001がある機能若しくはサービスを自動的に、又はユーザ又は他の装置からの要求に反応して遂行しなければならない場合、電子装置2001は機能若しくはサービスを自主的に実行させる代わりに又は追加的に、1つ以上の外部電子装置にその機能若しくはそのサービスの少なくとも一部を遂行するように要求できる。上記要求を受信した1つ以上の外部の電子装置は、要求された機能若しくはサービスの少なくとも一部、又は上記要求と関連付けられた追加機能若しくはサービスを実行し、その実行の結果を電子装置2001に伝達できる。電子装置2001は上記結果を、そのまま又は追加的に処理して、上記要求に対する応答の少なくとも一部として提供できる。そのために、例えば、クラウドコンピューティング、分散コンピューティング、モバイルエッジコンピューティング(MEC:mobile edge computing)又はクライアント-サーバコンピューティング技術が用いられ得る。電子装置2001は、例えば、分散コンピューティング又はモバイルエッジコンピューティングを用いて超低遅延サービスを提供できる。他の実施形態において、外部の電子装置2004は、IoT(internet of things)機器を含むことができる。サーバ2008は、機械学習及び/又は神経網を用いた知能型サーバであり得る。一実施形態によれば、外部の電子装置2004又はサーバ2008は第2ネットワーク2099内に含まれ得る。電子装置2001は、5G通信技術及びIoT関連技術に基づいて知能型サービス(例:スマートホーム、スマートシティ、スマートカー、又はヘルスケア)に適用され得る。
【0291】
様々な実施形態による、電子装置100は、第1ハウジング111及び上記第1ハウジング111にスライド可能に連結される第2ハウジング112を含むハウジング110、第1領域121、及び上記第1領域121から延長され上記第2ハウジング112がスライドすることによって上記ハウジング110の内部に引き入れられたり上記ハウジング110の外部に引き出されたりする第2領域122を含むフレキシブルディスプレイ120、上記電子装置100の内部に配置され上記第2ハウジング112と結合されてスライドされるサポートプレート220、上記サポートプレート220は上記第2ハウジング112がスライドされる第1方向(例:x方向)にN極(N-pole)とS極(S-pole)が整列されるように上記サポートプレート220の一領域に配置される少なくとも1つの磁石410を含み、上記少なくとも1つの磁石410の磁場を測定できるように上記少なくとも1つの磁石410と隣接する上記第1ハウジング111の内部に配置されホールセンサを含むホールセンサ構造体420、上記ホールセンサ構造体420のホールセンサら(hall sensors)は第1距離Dだけ離隔しながら上記第1方向(例:+x方向)に沿って配置され、及び上記ホールセンサ構造体420と電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサを含み、上記プロセッサは上記ホールセンサ構造体420が上記少なくとも1つの磁石410を介して獲得した磁場に基づいて、上記第1ハウジング111に対して上記第2ハウジング112がスライドして移動した距離を判断できる。
【0292】
一実施形態によれば、上記サポートプレートは、上記第2ハウジングが上記第1ハウジングに対して上記第1方向に向かってスライドされ得るようにガイド(guide)する第1ガイド部材(guide member)をさらに含み、上記少なくとも1つの磁石は、上記第1ガイド部材と隣接する上記サポートプレートの一領域に配置され得る。
【0293】
一実施形態によれば、上記ホールセンサ構造体は、上記少なくとも1つの磁石と第2距離以内に離隔して配置され得る。
【0294】
一実施形態によれば、上記第2距離は0.2mm乃至1.0mm以内であり得る。
【0295】
一実施形態によれば、上記電子装置は、上記第2ハウジングが上記ハウジングの内部に引き入れられる第1状態と上記第2ハウジングが上記ハウジングの外部に引き出される第2状態のうちのいずれか1つの状態を有し、上記ホールセンサ構造体は、上記電子装置が上記第1状態にあるとき、上記少なくとも1つの磁石と隣接するように配置される第1ホールセンサ、上記第1ホールセンサと上記第1距離だけ離隔して配置される第2ホールセンサ、及び上記第2ホールセンサと上記第1距離だけ離隔して配置され、上記電子装置が上記第2状態にあるとき、上記少なくとも1つの磁石と隣接するように配置される第3ホールセンサを含むことができる。
【0296】
一実施形態によれば、上記少なくとも1つの磁石は、上記第1状態で上記第1ホールセンサと上記第1方向に第2距離だけ離隔して配置され、上記第2距離は上記第1距離の1/2より小さい場合がある。
【0297】
一実施形態によれば、上記少なくとも1つの磁石は、第1磁石及び、上記第1磁石と第3距離だけ離隔して配置される第2磁石を含み、上記第1磁石及び上記第2磁石は上記第1方向を向いて一列に整列され得る。
【0298】
一実施形態によれば、上記第1磁石と上記第2磁石のN極又はS極は、互いに反対の方向を向いて整列され得る。
【0299】
一実施形態によれば、上記プロセッサは、上記ホールセンサ構造体及び上記電子装置内に配置されたモータと電気的に接続されるMCU(micro controller unit)、及び上記MCUと電気的に接続されるAP(application process)を含み、上記MCUは上記ホールセンサ構造体及び上記モータを介して獲得した上記磁場に基づいて、上記第1ハウジングに対して上記第2ハウジングがスライドして移動した距離を判断できる。
【0300】
一実施形態によれば、上記APは上記MCUが判断した移動距離に基づいて、アプリケーションの実行画面を上記フレキシブルディスプレイの外部に露出された領域内に表示できる。
【0301】
一実施形態によれば、上記ホールセンサ構造体は、第1ホールセンサ、第2ホールセンサ、第3ホールセンサ、及び第4ホールセンサを含み、上記第1ホールセンサと上記第2ホールセンサは第1電気的経路によって上記MCUと電気的に接続され、上記第3ホールセンサ及び上記第4ホールセンサは第2電気的経路によって上記MCUと電気的に接続され得る。
【0302】
一実施形態によれば、上記第1ハウジング内に配置され上記電子装置の後面に向かって突出される第2ガイド部材(guide member)を含み、上記ホールセンサ構造体及び上記ホールセンサ構造体と電気的に接続されるFPCBは上記第2ガイド部材に固定され得る。
【0303】
一実施形態によれば、上記フレキシブルディスプレイの上記第2領域の外部に露出されない後面に付着されて上記第2領域を支持するマルチバー(multi bars)をさらに含むことができる。
【0304】
一実施形態によれば、上記磁場は、上記第1方向に形成される第1磁場成分、上記第1方向に垂直かつ上記電子装置の前面又は後面を向く第2方向に形成される第2磁場成分、及び上記第1方向及び上記第2方向と垂直な第3方向に形成される第3磁場成分を含み、上記プロセッサは、上記少なくとも1つの磁石を介して獲得した上記第1磁場成分及び上記第2磁場成分に基づいて、上記第1ハウジングに対して上記第2ハウジングがスライドして移動した距離を判断できる。
【0305】
一実施形態によれば、上記プロセッサは、第1しきい値乃至第2しきい値以内の値を有する上記第3磁場成分に基づいて、上記第1ハウジングに対して上記第2ハウジングがスライドして移動した距離をさらに判断できる。
【0306】
一実施形態によれば、上記ホールセンサ構造体及び上記少なくとも1つの磁石は、上記フレキシブルディスプレイの上記第1領域に垂直に配置され得る。
【0307】
様々な実施形態によれば、電子装置は、第1ハウジング及び上記第1ハウジングにスライド可能に連結される第2ハウジングを含むハウジング、第1領域、及び上記第1領域から延長され上記第2ハウジングがスライドすることによって上記ハウジングの内部に引き入れられたり上記ハウジングの外部に引き出されたりする第2領域を含むフレキシブルディスプレイ、上記電子装置の内部に配置され上記第2ハウジングと結合されてスライドされるサポートプレート、上記サポートプレートは上記第2ハウジングがスライドされる第1方向を向いてN極(N-pole)とS極(S-pole)が整列されるように上記サポートプレートの一領域に配置される少なくとも1つの磁石(magnet)を含み、上記少なくとも1つの磁石の磁場を測定できるように上記少なくとも1つの磁石と隣接する上記第1ハウジングの内部に配置されホールセンサを含むホールセンサ構造体(hall sensor structure)、上記ホールセンサ構造体のホールセンサら(hall sensors)は第1距離だけ離隔しながら上記第1方向に沿って配置され、及び上記ホールセンサ構造体と電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサを含み、上記少なくとも1つの磁石の長さは上記ホールセンサ構造体のホールセンサら間の上記第1距離より短い、かつ上記第1距離の1/2より長く、上記プロセッサは上記ホールセンサ構造体が上記少なくとも1つの磁石を介して獲得した磁場に基づいて、上記第1ハウジングに対して上記第2ハウジングがスライドして移動した距離を判断できる。
【0308】
一実施形態によれば、上記電子装置は、上記第2ハウジングが上記ハウジングの内部に引き入れられる第1状態と上記第2ハウジングが上記ハウジングの外部に引き出される第2状態のうちのいずれか1つの状態を有し、上記ホールセンサ構造体は、上記電子装置が上記第1状態にあるとき、上記少なくとも1つの磁石と隣接するように配置される第1ホールセンサ、上記第1ホールセンサと上記第1距離だけ離隔して配置される第2ホールセンサ、及び上記第2ホールセンサと上記第1距離だけ離隔して配置され、上記電子装置が上記第2状態にあるとき、上記少なくとも1つの磁石と隣接するように配置される第3ホールセンサを含むことができる。
【0309】
一実施形態によれば、上記少なくとも1つの磁石は、上記第1状態で上記第1ホールセンサと上記第1方向に第2距離だけ離隔して配置され、上記第2距離は上記第1距離の1/2より小さい場合がある。
【0310】
一実施形態によれば、上記少なくとも1つの磁石は、第1磁石及び、上記第1磁石と第3距離だけ離隔して配置される第2磁石を含み、上記第1磁石及び上記第2磁石は上記第1方向を向いて一列に整列され得る。
【0311】
一実施形態によれば、上記第1磁石と上記第2磁石のN極又はS極は、互いに反対の方向を向いて整列され得る。
【0312】
本文書に開示された様々な実施形態による電子装置は様々な形態の装置であり得る。電子装置は、例えば、携帯用通信装置(例:スマートフォン)、コンピュータ装置、携帯用マルチメディア装置、携帯用医療機器、カメラ、ウェアラブル装置、又は家電装置を含むことができる。本文書の実施形態による電子装置は前述の機器らに限定されない。
【0313】
本文書の様々な実施形態及びそれらに用いられた用語は、本文書に記載された技術的特徴を特定の実施形態に限定するものではなく、該当実施形態の様々な変更、均等物、又は代替物を含むものと理解されるべきである。図面の説明に関して、類似又は関連する構成要素に対しては類似の符号が用いられ得る。アイテムに対応する名詞の単数形は関連する文脈上明らかに異なることを示さない限り、上記アイテムの1つ又は複数個を含むことができる。本文書で、“A又はB”、“A及びBのうちの少なくとも1つ”、“A又はBのうちの少なくとも1つ”、“A、B又はC”、“A、B及びCのうちの少なくとも1つ”、及び“A、B、又はCのうちの少なくとも1つ”のような句の各々はその句のうちの該当する句とともに並べられた項目のうちのいずれか1つ、又はそれらの可能なすべての組み合わせを含むことができる。“第1”、“第2”、又は“1番目”若しくは“2番目”のような用語は単に該当構成要素を他の構成要素と区別するために用いられることができ、該当構成要素を他の側面(例:重要性又は順序)で限定するものではない。ある(例:第1)構成要素が他の(例:第2)構成要素に、“機能的に”若しくは“通信的に”という用語と共に、又はそのような用語なしで、“カップルド”若しくは”コネクテッド”と言及された場合、それは上記のある構成要素が上記の他の構成要素に直接的に(例:有線で)、無線で、又は第3構成要素を介して接続され得ることを意味する。
【0314】
本文書の様々な実施形態で用いられた用語“モジュール”は、ハードウェア、ソフトウェア又はファームウェアで実装されたユニットを含むことができ、例えば、ロジック、論理ブロック、部品、又は回路などの用語と相互互換的に用いられ得る。モジュールは、一体で構成された部品又は1つ若しくはそれ以上の機能を行う、上記部品の最小単位若しくはその一部であり得る。例えば、一実施形態によれば、モジュールはASIC(application-specific integrated circuit)の形態で実装され得る。
【0315】
本文書の様々な実施形態は、機械(machine)(例:電子装置2001)判読可能な記憶媒体(storage medium)(例:内蔵メモリ2036又は外付けメモリ2038)に記憶された1つ以上の命令を含むソフトウェア(例:プログラム2040)として実装され得る。例えば、機械(例:電子装置2001)のプロセッサ(例:プロセッサ2020)は、記憶媒体から記憶された1つ以上の命令のうち少なくとも1つの命令を呼び出し、それを実行できる。これは機械が上記呼び出された少なくとも1つの命令に従って少なくとも1つの機能を行うように運営されることを可能にする。上記1つ以上の命令はコンパイラによって生成されたコード又はインタプリタによって実行され得るコードを含むことができる。機械判読可能な記憶媒体は、非一時的な(non-transitory)記憶媒体の形態で提供され得る。ここで、「非一時的」は記憶媒体が実在する(tangible)装置で、信号(signal)(例:電磁波)を含まないことを意味するのみであって、この用語はデータが記憶媒体に半永久的に記憶される場合と一時的に記憶される場合を区分しない。
【0316】
一実施形態によれば、本文書に開示された様々な実施形態による方法は、コンピュータプログラム製品(computer program product)に含まれて提供され得る。コンピュータプログラム製品は、商品として販売者及び購入者の間で取引されることができる。コンピュータプログラム製品は、機械判読可能な記憶媒体(例:CD-ROM(compact disc read only memory))の形で配布されるか、又はアプリケーションストア(例:プレイストアTM)を介して若しくは2つのユーザデバイス(例:スマートフォン)の間で直接、オンラインで配信(例:ダウンロード又はアップロード)され得る。オンライン配信の場合、コンピュータプログラム製品の少なくとも一部は、製造会社のサーバ、アプリケーションストアのサーバ、又は中継サーバのメモリなどの機械判読可能な記憶媒体に少なくとも一時的に記憶されるか、一時的に生成され得る。
【0317】
様々な実施形態によれば、上述した構成要素の各々の構成要素(例:モジュール又はプログラム)は単数又は複数の個体を含むことができ、複数の個体のうちの一部は他の構成要素に分離配置されることもできる。様々な実施形態によれば、前述の該当構成要素のうち1つ以上の構成要素若しくは動作が省略されるか、又は1つ以上の他の構成要素若しくは動作が追加され得る。追加的に又は代替的に、複数の構成要素(例:モジュール又はプログラム)は1つの構成要素に統合され得る。この場合、統合された構成要素は上記複数の構成要素の各々の構成要素の1つ以上の機能を上記統合以前に上記複数の構成要素のうちの該当構成要素によって行われていたものと同一又は類似するように行うことができる。様々な実施形態によれば、モジュール、プログラム又は他の構成要素によって行われる動作は順次に、並列的に、反復的に、又はヒューリスティックに実行されるか、上記動作のうち1つ以上が他の順序で実行されるか、省略されるか、又は1つ以上の他の動作が追加され得る。
【0318】
本発明に開示される様々な実施形態を参照して説明されたが、様々な実施形態は制限するものではなく例示であると理解され得る。添付された請求の範囲及びその均等物を含む本発明に開示される内容は、発明の思想及び全体の請求範囲から逸脱しない範囲で、当業者によって容易に変更又は追加され得る。前述した任意の実施形態は、前述した任意の他の実施形態と共に使用され得ることが理解され得る。
【符号の説明】
【0319】
100 電子装置
101 前面
102 後面
103 側面
108 カメラホール
110 ハウジング
111 第1ハウジング
112 第2ハウジング
120 ディスプレイ
121 第1領域
122 第2領域
123 後面カバー
210 固定ハウジング
220 サポートプレート
230 マルチバー
310 第1ガイド部材
311 第1ガイド
312 第2ガイド
320 第2ガイド部材
330 第3ガイド部材
331 第1レール
332 第2レール
401 第1周縁
402 第2周縁
403 第3周縁
410 磁石
420 ホールセンサ構造体
421 第1ホールセンサ
422 第2ホールセンサ
423 第3ホールセンサ
424 第4ホールセンサ
430 センサFPCB
431 コネクタ
490 バッテリ
492 タッチセンサ
493 マイク
494 USB
495 PCB
496 カメラ
497 モータ
511 接着剤
512 テープ
531 第1面
532 第2面
601 第1側面
602 第2側面
801 第1周縁
802 第2周縁
810 貫通孔
820 固定部材
1020 ホールセンサ構造体
1030 FPCB
1031 第3面
1610 磁石
1611 第1磁石
1612 第2磁石
1710 磁石
1711 第1磁石
1712 第2磁石
1810 磁石
1820 ホールセンサ構造体
1821 第1ホールセンサ
1822 第2ホールセンサ
1823 第3ホールセンサ
1830 センサFPCB
1900 プロセッサ
1901 AP
1902 MCU
1903 モータドライブIC
2000 ネットワーク環境
2001 電子装置
2002 電子装置
2004 電子装置
2008 サーバ
2020 プロセッサ
2021 メインプロセッサ
2023 補助プロセッサ
2030 メモリ
2032 揮発性メモリ
2034 不揮発性メモリ
2036 内蔵メモリ
2038 メモリ
2040 プログラム
2042 オペレーティングシステム
2044 ミドルウェア
2046 アプリケーション
2050 入力モジュール
2055 音響出力装置
2055 音響出力モジュール
2060 表示装置
2060 ディスプレイモジュール
2070 オーディオモジュール
2076 センサモジュール
2077 インタフェース
2078 接続端子
2079 ハプティクスモジュール
2080 カメラモジュール
2088 電力管理モジュール
2089 バッテリ
2090 通信モジュール
2092 無線通信モジュール
2094 有線通信モジュール
2096 加入者識別モジュール
2097 アンテナモジュール
2098 第1ネットワーク
2099 第2ネットワーク
【国際調査報告】