IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ケーティー・アンド・ジー・コーポレーションの特許一覧

<>
  • 特表-エアロゾル生成装置 図1
  • 特表-エアロゾル生成装置 図2
  • 特表-エアロゾル生成装置 図3
  • 特表-エアロゾル生成装置 図4
  • 特表-エアロゾル生成装置 図5
  • 特表-エアロゾル生成装置 図6
  • 特表-エアロゾル生成装置 図7
  • 特表-エアロゾル生成装置 図8
  • 特表-エアロゾル生成装置 図9
  • 特表-エアロゾル生成装置 図10
  • 特表-エアロゾル生成装置 図11
  • 特表-エアロゾル生成装置 図12
  • 特表-エアロゾル生成装置 図13
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-10
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/51 20200101AFI20241003BHJP
   A24F 40/40 20200101ALI20241003BHJP
   A24F 40/20 20200101ALI20241003BHJP
【FI】
A24F40/51
A24F40/40
A24F40/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024520770
(86)(22)【出願日】2022-10-12
(85)【翻訳文提出日】2024-04-04
(86)【国際出願番号】 KR2022015412
(87)【国際公開番号】W WO2023075218
(87)【国際公開日】2023-05-04
(31)【優先権主張番号】10-2021-0147015
(32)【優先日】2021-10-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0042168
(32)【優先日】2022-04-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ、チェミン
(72)【発明者】
【氏名】リュ、ハンソル
(72)【発明者】
【氏名】パク、サンキュ
(72)【発明者】
【氏名】アン、フィキョン
(72)【発明者】
【氏名】ハン、テナム
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA22
4B162AB12
4B162AC34
4B162AD08
4B162AD16
(57)【要約】
エアロゾル生成装置が開示される。エアロゾル生成装置は、挿入空間を含むボディーと、前記挿入空間を加熱するヒーターと、前記ボディー内に設けられるセンサーと、を含み、前記センサーは、中心から外側方向に巻かれる平面センシングコイルを含む誘導センサーと、センシング電極を含み、前記センシングコイルに隣接して平行に配置されて前記センシングコイルの一側を覆うキャパシタンスコイルと、を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
挿入空間を含むボディーと、
前記挿入空間を加熱するヒーターと、
前記ボディー内に設けられるセンサーと、を含み、
前記センサーは、中心から外側方向に巻かれる平面センシングコイルを含む誘導センサーと、
センシング電極を含み、前記センシングコイルに隣接して平行に配置されて前記センシングコイルの一側を覆うキャパシタンスコイルと、を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記センシングコイル及び前記センシング電極は前記挿入空間に向かい、前記センシングコイルは前記挿入空間と前記センシング電極との間に配置され、
前記キャパシタンスセンサーは前記挿入空間のキャパシタンスの変化をセンシングし、
前記誘導センサーは、前記挿入空間のインダクタンスの変化をセンシングする、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記センシング電極は、前記センシングコイルを磁場に対して遮蔽する、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記キャパシタンスセンサーに対して前記誘導センサーの反対側に配置され、前記キャパシタンスセンサーの一側を覆う遮蔽部材をさらに含む、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記挿入空間に隣接して前記ボディーに結合されるカートリッジをさらに含み、
前記センサーは、前記挿入空間と前記カートリッジとの間に配置され、
前記センシングコイルは前記挿入空間又は前記カートリッジのうちの一方に向かい、前記センシング電極は前記挿入空間又は前記カートリッジのうちの他方に向かい、
前記誘導センサーはインダクタンスの変化をセンシングし、
前記キャパシタンスセンサーはキャパシタンスの変化をセンシングする、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記センシングコイルは、前記センシング電極を電場に対して電気的に遮蔽するように巻かれ、
前記センシング電極は、前記センシングコイルを磁場に対して磁気的に遮蔽する、請求項5に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記挿入空間に隣接して前記ボディーに結合されるカートリッジをさらに含み、
前記センサーは前記挿入空間と前記カートリッジとの間に配置され、
前記誘導センサーは、
第1センシングコイルを備える第1誘導センサーと、
前記第1センシングコイルに平行に配置される第2センシングコイルを含む第2誘導センサーと、を含み、
前記センシング電極は前記第1センシングコイルと前記第2センシングコイルとの間に配置される、請求項5に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記第1センシングコイル及び第2センシングコイルはそれぞれ平面状に巻かれ、前記第1センシングコイルのターンの間の間隔は前記前記第2センシングコイルのターンの間の間隔よりも大きい、請求項7に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記第1誘導センサーは、前記第1センシングコイルを介して前記挿入空間のインダクタンスの変化をセンシングし、
前記キャパシタンスセンサーは、前記センシング電極を介して前記挿入空間のキャパシタンスの変化をセンシングし、
前記第2誘導センサーは、前記第2センシングコイルを介して前記カートリッジのインダクタンスの変化をセンシングする、請求項8に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記第1誘導センサーは、前記第1センシングコイルを介して前記カートリッジのインダクタンスの変化をセンシングし、
前記キャパシタンスセンサーは、前記センシング電極を介して前記カートリッジのキャパシタンスの変化をセンシングし、
前記第2誘導センサーは、前記第2センシングコイルを介して前記挿入空間のインダクタンスの変化をセンシングする、請求項8に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記センシング電極及び前記センシングコイルは、互いに対応する周囲形状を有する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを形成することにより媒質又は物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/又はコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、単一のセンサーによって多様なセンシング機能を具現することである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、遮蔽材の必要なしにノイズを除去することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するための本開示の一側面によれば、挿入空間を含むボディーと、前記挿入空間を加熱するヒーターと、前記ボディー内に設けられるセンサーと、を含み、前記センサーは、中心から外側方向に巻かれる平面センシングコイルを含む誘導センサーと、センシング電極を含み、前記センシングコイルに隣接して平行に配置されて前記センシングコイルの一側を覆うキャパシタンスコイルと、を含むエアロゾル生成装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、単一のセンサーによって多様なセンシング機能を具現することができる。
【0008】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、遮蔽材の必要なしにノイズを除去することができる。
【0009】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【0010】
本開示の前記及び他の目的、特徴及び他の特徴は添付図面を参照する以降の詳細な説明から明らかに理解可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図2】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図3】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図4】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図5】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図6】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図7】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図8】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図9】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図10】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図11】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図12】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図13】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。同一又は類似の構成要素は相異なる図面に図示されていても同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0013】
以下の説明で使われる構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみを考慮して使用されるものである。「モジュール」及び「部」は互いに区別される意味又は役割を有するものではない。
【0014】
また、本明細書に開示された実施例の以降の説明において、関連した公知の技術についての具体的説明が本明細書に開示された実施例の要旨をあいまいにする可能性がある場合はその詳細な説明を省略する。また、添付図面は本明細書に開示された実施例を容易に理解することができるようにするためのものであり、添付図面によって本明細書に開示された技術的思想が限定されない。したがって、添付図面は本開示の思想及び範囲に含まれるすべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0015】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使われることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使われる。
【0016】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0017】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0018】
図1及び図2を参照すると、エアロゾル生成装置は、ボディー100を含むことができる。ボディー100は、内部に各種の構成要素を収容することができる。ボディー100は挿入空間114を備えることができる。パイプ110はボディー100の内部に形成され得る。パイプ110は、内部に挿入空間114を形成することができる。挿入空間114は上側に開口し得る。挿入空間114は上下に延び得る。スティック200は挿入空間114に挿入され得る。スティック200は、内部にエアロゾル生成物質を含むことができる。スティック200はシガレット200又はエアロゾル生成物品200と言える。
【0019】
エアロゾル生成装置は、ヒーター120を含むことができる。ヒーター120はボディー100の内部に配置され得る。ヒーター120は挿入空間114の周囲に配置され得る。ヒーター120は挿入空間114を取り囲むことができる。他の例として、ヒーター120は挿入空間114から突出し得る。挿入空間114にスティック200が挿入されると、ヒーター120はスティック200の内部に挿入されることができる。他の例として、ヒーター120はスティック200の内部に配置されてスティック200と一体に形成され、挿入空間114の周辺の誘導コイル(図示せず)によって誘導加熱されることができる。ヒーター120は電気抵抗性ヒーター又は誘導加熱式ヒーターであり得る。ヒーター120は挿入空間114を加熱することができる。ヒーター120はスティック200を加熱することができる。スティック200はヒーター120によって加熱され、内部のエアロゾル生成物質を気化させてエアロゾルを生成させることができる。
【0020】
エアロゾル生成装置は、制御部130を含むことができる。制御部130はボディー100の内部に配置され得る。制御部130はエアロゾル生成装置構成の動作を全般的に制御することができる。制御部130は、ヒーター120、バッテリー140、カートリッジ150及びセンサー160だけでなく、エアロゾル生成装置に含まれた他の構成の動作を制御することができる。例えば、制御部130は、エアロゾル生成装置に設置されたディスプレイ、モーターなどの動作を制御することができる。制御部130は、少なくとも一つのプロセッサを含むことができる。プロセッサは多数の論理ゲートのアレイによって具現することもでき、汎用のマイクロプロセッサ及びこのマイクロプロセッサで実行可能なプログラムを保存しているメモリの組合せによって具現することもできる。また、他の形態のハードウェアによって具現することもできることは本実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば理解可能である。
【0021】
エアロゾル生成装置は、バッテリー140を含むことができる。バッテリー140はボディー100の内部に配置され得る。バッテリー140は、エアロゾル生成装置の各種の構成が動作するのに使用される電力を供給することができる。例えば、バッテリー140はヒーター120が発熱するように電力を供給することができる。他の例として、バッテリー140は制御部130が動作するように電力を供給することができる。他の例として、バッテリー140はセンサー160が動作するように電力を供給することができる。他の例として、バッテリー140は、エアロゾル生成装置に設置されたディスプレイ、モーターなどが動作するのに必要な電力を供給することができる。
【0022】
エアロゾル生成装置は、カートリッジ150をさらに含むことができる。カートリッジ150はボディー100の一側に配置され得る。カートリッジ150はボディー100の一側に着脱可能に結合されることができる。カートリッジ150はパイプ110に隣接して配置され得る。カートリッジ150は挿入空間114に平行に配置され得る。カートリッジ150は挿入空間114に平行に配置され得る。
【0023】
カートリッジ150は液体組成物を加熱してエアロゾルを生成することができ、生成されたエアロゾルはスティック200を通過して使用者に伝達されることができる。言い換えれば、カートリッジ150によって生成されたエアロゾルはエアロゾル生成装置の気流通路に沿って移動することができ、気流通路はカートリッジ150によって生成されたエアロゾルがスティック200を通過して使用者に伝達されるように構成され得る。エアロゾル生成装置がカートリッジ150を含む場合、ヒーター120は省略することもできる。
【0024】
例えば、カートリッジ150は、液体貯蔵部、液体伝達手段及び加熱要素を含むことができるが、これに限定されない。例えば、液体貯蔵部、液体伝達手段及び加熱要素は独立的なモジュールとしてエアロゾル生成装置に含まれることもできる。
【0025】
液体貯蔵部は液体組成物を貯蔵することができる。例えば、液体組成物は揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体であってもよく、非タバコ物質を含む液体であってもよい。液体貯蔵部はカートリッジ150に着脱可能に製作されることもでき、カートリッジ150と一体に製作されることもできる。
【0026】
例えば、液体組成物は、水、ソルベント、エタノール、植物抽出物、香料、香味剤、又はビタミン混合物混合物を含むことができる。香料は、メントール、ペパーミント、スペアミントオイル、各種の果物香成分などを含むことができるが、これに限定されない。香味剤は、使用者に多様な香味又は風味を提供することができる成分を含むことができる。ビタミン混合物は、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC及びビタミンEのうちの少なくとも一つが混合されたものであることができるが、これに限定されない。また、液状組成物はグリセリン及びプロピレングリコールのようなエアロゾル形成剤を含むことができる。
【0027】
液体伝達手段は液体貯蔵部の液体組成物を加熱要素に伝達することができる。例えば、液体伝達手段は、綿繊維、セラミック繊維、ガラス繊維、多孔性セラミックのような芯(wick)になり得るが、これに限定されない。
【0028】
加熱要素は液体伝達手段によって伝達される液体組成物を加熱するための要素である。例えば、加熱要素は、金属熱線、金属熱板、セラミックヒーターなどになり得るが、これに限定されない。また、加熱要素はニクロム線のような伝導性フィラメントで構成されることができ、液体伝達手段に巻かれる構造に配置され得る。加熱要素は電流の供給によって加熱されることができ、加熱要素と接触した液体組成物に熱を伝達して液体組成物を加熱することができる。その結果として、エアロゾルを生成することができる。
【0029】
例えば、カートリッジ150はカートマイザー(cartomizer)又は霧化器(atomizer)と言えるが、これに限定されない。
【0030】
一方、エアロゾル生成装置は、バッテリー140、制御部130、及びカートリッジ150の他に、汎用の構成をさらに含むことができる。例えば、エアロゾル生成装置は、誘導電流によってヒーター120を発熱させる誘導コイル(図示せず)をさらに含むことができる。他の例として、エアロゾル生成装置は、視覚情報を出力することができるディスプレイ及び/又は触覚情報の出力のためのモーターを含むことができる。また、エアロゾル生成装置は、少なくとも一つのセンサー(パフ感知センサー、温度感知センサー、シガレット挿入感知センサーなど)を含むことができる。また、エアロゾル生成装置は、シガレット200が挿入された状態でも外部空気が流入するか又は内部気体が流出することができる構造に製作され得る。
【0031】
エアロゾル生成装置は、センサー160を含むことができる。センサー160はボディー100に設けられ得る。センサー160は、周辺のインダクタンス(inductance)の変化をセンシングする誘導センサー161(図3参照)を含むことができる。センサー160は、周辺のキャパシタンス(capacitance)の変化をセンシングするキャパシタンスセンサー165(図3参照)を含むことができる。センサー160は挿入空間114に隣接して配置され得る。センサー160はパイプ110の一側面に隣接して配置され得る。センサー160は挿入空間114に向かうことができる。センサー160は挿入空間114とカートリッジ160との間に配置され得る。センサー160の一面は挿入空間114に向かい、センサー160の他面はカートリッジ160に向かい得る。センサー160は、挿入空間114にスティック400が挿入されたか、挿入されたスティック400が設定の専用スティック400であるか、スティック400の使用程度などを感知することができる。センサー160はセンシングされた情報を制御部130に伝達することができる。
【0032】
エアロゾル生成装置の内部構造は図面に示すものに限定されない。言い換えれば、エアロゾル生成装置の設計によって、ヒーター120、制御部130、バッテリー140、カートリッジ150、センサー160などの配置は図面に示すものに限定されず、変更可能である。
【0033】
使用者は、挿入空間114から外部に突出したスティック200の一部を口で銜えた状態でエアロゾルを吸入することができる。ここで、外部空気がスティック200を通過しながらエアロゾルを生成し、生成されたエアロゾルはスティック200を通過して使用者の口に伝達されることができる。
【0034】
一例として、外部空気はエアロゾル生成装置に形成された少なくとも一つの空気通路を通して流入することができる。例えば、エアロゾル生成装置に形成された空気通路の開閉及び/又は空気通路の大きさは使用者が調節することができる。よって、霧化量、喫煙感などを使用者が調節することができる。他の例として、外部空気はスティック200の表面に形成された少なくとも一つの孔(hole)を通してスティック200の内部に流入することもできる。
【0035】
以下、図3図6図9及び図12に示す基板や接地部は発明の理解を手伝うために図示及び説明するものであり、キャパシタンスセンサー及び誘導センサーの構成や配置を限定するためのものではない。キャパシタンスセンサーは具現可能なキャパシタンスセンサーの一例に過ぎず、図示のキャパシタンスセンサーの構成や配置に限定されない。キャパシタンスセンサーは自己静電容量センサー又は相互静電容量センサーであり得る。図示のキャパシタンスセンサーは自己静電容量センサーの一例であるが、キャパシタンスセンサーは、図示とは違って、相互静電容量センサーであり得る。また、図3図6図9及び図12に示す誘導センサー及びセンシングコイルの場合、具現可能な誘導センサーの構成の一例に過ぎず、図示の誘導センサーの構成や配置に限定されない。誘導センサーのセンシングコイル及びキャパシタンスセンサーのセンシング電極の配置及び形状を除き、基板の配置は変形可能であるというのは自明である。
【0036】
図3図5を参照すると、センサー160は誘導センサー161の機能及びキャパシタンスセンサー165の機能を同時に果たすことができ、互いに異なる感知を実行することができ、外部ノイズの流入を防止することができる。以下、これについて説明する。
【0037】
センサー160はボディー100の内部に配置され得る。センサー160はパイプ110の外側でパイプ110に隣接して配置され得る。センサー160はパイプ110の一側と向き合い得る。センサー160の配置はこれに限定されない。
【0038】
センサー160は、挿入空間114に挿入されたスティック200を感知することができる。スティック200は金属物質を含むことができる。例えば、スティック200は、外部のラッパーを取り囲む金属薄膜状のマーカー220を含むことができる。センサー160はキャパシタンス(capacitance)の変化及び/又はインダクタンス(inductance)の変化を感知し、制御部130に情報を送信することができる。制御部130はセンサー160から情報を受信して、挿入空間114にスティック200が挿入されたか、挿入空間114に挿入されたスティック200が設定の専用スティック200であるか、挿入空間114に挿入されたスティック200が使用されたものであるかなどを判断することができる。
【0039】
センサー160は、誘導センサー161を含むことができる。センサー160は、キャパシタンスセンサー165を含むことができる。誘導センサー161とキャパシタンスセンサー165とは互いに隣接して配置され得る。誘導センサー161及びキャパシタンスセンサー165は互いに平行に配置されるか又は互いに向き合うように配置され得る。
【0040】
キャパシタンスセンサー165は、センシング電極166を含むことができる。センシング電極166は伝導性金属で形成され得る。キャパシタンスセンサー165は、基板167を含むことができる。基板167には、センシング電極166のキャパシタンス(静電容量)の変化を感知するセンサーが実装され得る。基板167のセンサーはセンシング電極166と電気的に連結され得る。センシング電極166は基板167に印刷されるか又は実装され得る。若しくは、基板167から離隔してセンサーと電気的に連結されることもできる。キャパシタンスセンサー165は、接地部168を含むことができる。接地部168は基板167に実装されるか又は印刷され得る。接地部168はセンシング電極166と対向してセンシング電極166を接地することができる。基板167は、PCB、FPCBなどであり得るが、これに限定されない。
【0041】
センシング電極166は自己静電容量センサーであり得る。センシング電極166は長方形を有し得る。センシング電極166は金属薄膜で形成され得る。例えば、センシング電極166は銅箔又は銅箔であり得る。キャパシタンスセンサー165が自己静電容量センサーの場合、センシング電極166は金属パッドであり、一つの平行板の役割を果たし、挿入空間114に挿入されたスティック200が他の平行板の役割を果たすことができる。
【0042】
他の例として、センシング電極166は相互静電容量センサーであり得る。この場合、例えば、センシング電極166は互いに対向する送信電極及び受信電極で構成され得る。
【0043】
挿入空間114にスティック200が挿入されるかによって、キャパシタンスセンサー165がセンシングする静電容量の変化が発生し得る。若しくは、挿入空間114に挿入されるスティック200の種類によって、キャパシタンスセンサー165がセンシングする静電容量の変化が発生し得る。例えば、スティック200の種類によって、マーカー220の金属材質の種類又はマーカー220の有無が変わり、よって、スティック200の種類によってキャパシタンスセンサー165がセンシングする静電容量の変化が発生し得る。よって、キャパシタンスセンサー165はどの種類のスティック200が挿入空間114に挿入されたかをセンシングすることができる。若しくは、挿入空間114に挿入されたスティック200が使用されるとき、使用程度によってキャパシタンスセンサー165がセンシングする静電容量の変化が発生し得る。例えば、スティック200を使用するほど、スティック200に含有された水分量が変わり、よってキャパシタンスセンサー165がセンシングする静電容量の変化が発生し得る。よって、キャパシタンスセンサー165は挿入空間114に挿入されたスティック200が使用程度を判断するか、又はスティック200がパフ(puff)されているかを判断することができる。制御部130は、メモリにそれぞれの状態に対するキャパシタンス値を予め保存することができる。
【0044】
誘導センサー161はセンシングコイル162を含むことができる。センシングコイル162は伝導性金属で形成され得る。センシングコイル162はインダクタンスコイル162と言える。誘導センサー161は、インダクタンスの変化を感知するセンサーを備える基板163を含むことができる。誘導センサー161は基板163に実装されるか又は印刷され得る。若しくは、誘導センサー161は基板163から離隔して電気的に連結され得る。基板163はPCB、FPCBなどであり得るが、これに限定されない。基板163は必ずしも図示のようにキャパシタンスセンサー165に平行に配置される必要はなく、センシングコイル162から離隔して配置されて電気的に連結されることもできる。
【0045】
電磁誘導によって電流が流れるセンシングコイル162の周辺で磁場が変化すると、センシングコイル162に流れる電流の特性が変化することができる。スティック200が挿入空間114に挿入されたかによって、センシングコイル162に流れる電流はスティック200のマーカー220に渦電流を誘導することができる。マーカー220に流れる渦電流はさらにセンシングコイル162との相互誘導によってセンシングコイル162に流れる電流の周波数及びコイルのインダクタンス値などの電流の特性を変化させることができる。誘導センサー161は、センシングコイル162に流れる電流の特性値の変化又はインダクタンスの変化を感知することができる。誘導センサー161は感知したインダクタンスについての情報を制御部130に送信することができる。制御部130は、誘導センサー161から受信したインダクタンス情報に基づいて、挿入空間114にスティック200が挿入されたか、又は挿入空間114に挿入されたスティック200の種類を判断することができる。制御部130は、メモリにそれぞれの状態によるインダクタンス値を予め保存することができる。
【0046】
キャパシタンスセンサー165は、誘導センサー161よりも湿度変化に敏感に反応するので、スティック200が使用された程度又はスティック200をパフ(puff)するかなどを判断することに専門にし得る。誘導センサー161は、キャパシタンスセンサー165よりも高透磁率の物質の動きに敏感に反応するので、挿入空間114にスティック200が挿入されたか又は挿入空間114に挿入されたスティック200の種類を判断することに専門にし得る。
【0047】
センシングコイル162はパイプ110及び/又は挿入空間114に向かうように配置され得る。センシング電極166はパイプ110及び/又は挿入空間114に向かうように配置され得る。センシングコイル162は挿入空間114及びセンシング電極166の間に配置され得る。センシングコイル162はセンシング電極166よりも挿入空間114に隣接することができる。
【0048】
センシングコイル162は中心軸から半径外側方向に拡張するように巻かれ得る。センシングコイル162の中心軸は挿入空間114に向かい得る。センシングコイル162はキャパシタンスセンサー165の前面にオーバーラップし得る。キャパシタンスセンサー165のセンシング電極166はセンシングコイル162の後面にオーバーラップし得る。キャパシタンスセンサー165はセンシングコイル162の後面を覆うことができる。センシングコイル162及びセンシング電極166は互いに平行に配置されるか又は互いに向き合うように配置され得る。センシングコイル162及びセンシング電極166は互いに対応する周囲形状を有し得る。例えば、センシングコイル162及びセンシング電極166の周囲形状は長方形を有し得る。よって、センシングコイル162及びセンシング電極166は互いに覆うことができる。
【0049】
センシングコイル162が小さい離隔幅で相対的に密に巻かれる場合、センシングコイル162はキャパシタンスセンサー165に流入する電場を遮蔽するので、キャパシタンスセンサー165が挿入空間114のキャパシタンスの変化をセンシングすることを妨げ得る。よって、センシングコイル162は、キャパシタンスセンサー165が挿入空間114をセンシングすることを遮蔽しないように、所定の離隔幅で相対的に緩く巻かれ得る。
【0050】
よって、キャパシタンスセンサー165及び誘導センサー161が単一のセンサー160で同時に多様なセンシング機能を果たすことができる。また、キャパシタンスセンサー165が磁場を遮蔽するので、外部から誘導センサー161にノイズが発生することを防止することができる。センサー160が挿入空間114をセンシングするというのは一つ実施例であり、センシング対象はこれに限定されない。
【0051】
センサー160はパイプ110を取り囲むことができる。センサー160は円筒形を有し得る。センサー160の基板163、162はFPCBを含むことができる。
【0052】
センサー160は、遮蔽リング164をさらに含むことができる。遮蔽リング164は誘導センサー161を取り囲むことができる。遮蔽リング164はセンシングコイル161が巻かれる方向に、センシングコイル161の周囲に沿って延び得る。遮蔽リング164は誘導センサー161からの磁場を遮蔽し、磁場を挿入空間114の方向に集めることができる。例えば、遮蔽リング164は、フェライト、ナノクリスタルなどの素材又は金属素材で形成され得る。しかし、遮蔽リング164の素材はこれに限定されない。
【0053】
センサー160は、遮蔽部材169をさらに含むことができる。遮蔽部材169はキャパシタンスセンサー165の後方にオーバーラップし得る。遮蔽部材は、例えば、アルミニウムや銅のような導電性物質であるか、又は炭素繊維、炭素ナノチューブなどの炭素素材であり得る。遮蔽部材169は、キャパシタンスセンサー165の後方からノイズを遮蔽することができる。遮蔽部材169は多孔性の金属網の形状を有し得る。遮蔽部材169はメッシュ形状を有し得る。遮蔽部材169が多孔性メッシュ形状を有する場合、金属板よりも相対的に静電容量が少なく、よってキャパシタンスセンサー165に金属箔よりも近くに配置され得る。よって、遮蔽部材169は基板167の後方に印刷され、キャパシタンスセンサー165と一体に形成され得る。
【0054】
図6図8を参照すると、センサー160において、図3図5の実施例の遮蔽部材169を省略することができる。ボディー100(図1及び図2参照)は、隔壁111をさらに含むことができる。隔壁111はパイプ110から所定の間隔で離隔し得る。例えば、パイプ110及び隔壁111は上下方に長く延び得る。カートリッジ150は隔壁111に結合されることができる。カートリッジ150はパイプ110に平行に配置され得る。センサー160はパイプ110と隔壁111との間に配置され得る。センサー160は挿入空間114とカートリッジ150との間に配置され得る。
【0055】
誘導センサー161とキャパシタンスセンサー165とは互いに異なる方向に向かい得る。例えば、誘導センサー161は挿入空間114に向かい、キャパシタンスセンサー165はカートリッジ150に向かい得る。他の例として、誘導センサー161はカートリッジ150に向かい、キャパシタンスセンサー165は挿入空間114に向かい得る。
【0056】
誘導センサー161のセンシングコイル162は相対的に密に巻かれて、挿入空間114側からキャパシタンスセンサー165に流入する電場を遮蔽することができる。ここで、センシングコイル162は多孔のホールが形成された金属遮蔽部材と同じ役割を果たすことができる。
【0057】
よって、誘導センサー161は、インダクタンスの変化によって、挿入空間114にスティック200が挿入されるか及び挿入空間114に挿入されたスティック200の種類をセンシングすることができる。また、キャパシタンスセンサー165は、キャパシタンスの変化によって、カートリッジ150がボディー100に装着されたか及びカートリッジ150に貯蔵された液体の容量をセンシングすることができる。
【0058】
よって、センシングコイル162は外部ノイズからキャパシタンスセンサー165を遮蔽し、挿入空間114側からキャパシタンスセンサー165にノイズが流入することを防止することができる。また、キャパシタンスセンサー165のセンシング電極166は外部ノイズからインダクタンスコイル161を遮蔽して、カートリッジ150側から誘導センサー161にノイズが流入することを防止することができる。
【0059】
図9図11を参照すると、第1誘導センサー161は、第1センシングコイル1621及び基板163を含むことができる。基板163は必ずしも図示のようにキャパシタンスセンサー165と向き合うように配置される必要はない。第1センシングコイル1621及びキャパシタンスセンサー165は互いに向き合うか又は互いに平行に配置され得る。第2誘導センサー161’は、第2センシングコイル1622を含むことができる。第2センシングコイル1622はキャパシタンスセンサー165の基板167に実装されるか又は印刷され得る。ここで、基板167は、第2センシングコイル1622を介してインダクタンスの変化をセンシングするセンサーが実装されるか又は印刷され得る。この場合、第2誘導センサー161’は、第2センシングコイル1622及び第2センシングコイル1622のインダクタンスの変化をセンシングするセンサーが実装された基板167を含むことができる。これは例示に過ぎず、第2センシングコイル1622は、キャパシタンスセンサー165の基板ではない他の基板に結合されることができるというのは自明である。
【0060】
センサー160は挿入空間114とカートリッジ150が位置する空間との間に配置され得る。キャパシタンスセンサー165は一対の第1センシングコイル1621と第2センシングコイル1622との間に配置され得る。第1センシングコイル1621はキャパシタンスセンサー165の一面を覆い、第2センシングコイル1622はキャパシタンスセンサー165の他面を覆うことができる。第1センシングコイル1621、第2センシングコイル1622及びセンシング電極166は互いに平行に配置されるか又は互いに向き合うように配置され得る。第1センシングコイル1621及びセンシング電極166は一側に向かい、第2センシングコイル1622は他側に向かい得る。例えば、第1センシングコイル1621及びセンシング電極166は挿入空間114に向かい、第2センシングコイル1622はカートリッジ150に向かい得る。第1センシングコイル1621及び第2センシングコイル1622は中心軸を基準に半径外側方向に拡張するように巻かれ得る。
【0061】
第1センシングコイル1621は第2センシングコイル1622よりも巻数が小さくなり得る。第1センシングコイル1621は第2センシングコイル1622よりも所定の離隔間隔で巻かれる幅が大きくなり得る。第1センシングコイル1621は、第2センシングコイル1622に比べて、相対的にキャパシタンスセンサー165を遮蔽せず、第2センシングコイル1622はキャパシタンスセンサー165を遮蔽することができる。すなわち、誘導センサーの場合、第1センシングコイル1621を介して挿入空間114側からインダクタンスの変化量をセンシングすることができ、第2センシングコイル1622を介してカートリッジ150側からインダクタンスの変化量をセンシングすることができる。また、キャパシタンスセンサーの場合、センシング電極166を介して挿入空間114の軸からキャパシタンスの変化量をセンシングすることができる。
【0062】
図12及び図13を参照すると、第1センシングコイル1621及びセンシング電極166はカートリッジ150に向かい、第2センシングコイル1622は挿入空間114に向かい得る。誘導センサーの場合、第1センシングコイル1621を介してカートリッジ150側からインダクタンスの変化量をセンシングすることができ、第2センシングコイル1622を介して挿入空間114側からインダクタンスの変化量をセンシングすることができる。また、キャパシタンスセンサーの場合、センシング電極166を介してカートリッジ150側からキャパシタンスの変化量をセンシングすることができる。
【0063】
図1図13を参照すると、本開示の一側面によるエアロゾル生成装置は、挿入空間を含むボディーと、前記挿入空間を加熱するヒーターと、前記ボディー内に設けられるセンサーと、を含み、前記センサーは、中心から外側方向に巻かれる平面センシングコイルを含む誘導センサーと、センシング電極を含み、前記センシングコイルに隣接して平行に配置されて前記センシングコイルの一側を覆うキャパシタンスコイルと、を含む。
【0064】
また、本開示の他の側面によれば、前記センシングコイル及び前記センシング電極は前記挿入空間に向かい、前記センシングコイルは前記挿入空間と前記センシング電極との間に配置され、前記キャパシタンスセンサーは前記挿入空間のキャパシタンスの変化をセンシングし、前記誘導センサーは前記挿入空間のインダクタンスの変化をセンシングすることができる。
【0065】
また、本開示の他の側面によれば、前記センシング電極は前記センシングコイルを磁場に対して遮蔽することができる。
【0066】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、前記キャパシタンスセンサーに対して前記誘導センサーの反対側に配置され、前記キャパシタンスセンサーの他側を覆う遮蔽部材をさらに含むことができる。
【0067】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、前記挿入空間に隣接して前記ボディーに結合されるカートリッジをさらに含み、前記センサーは、前記挿入空間と前記カートリッジとの間に配置され、前記センシングコイルは前記挿入空間及び前記カートリッジのうちの一方に向かい、前記センシング電極は、前記挿入空間及び前記カートリッジのうちの他方に向かい、前記誘導センサーはインダクタンスの変化をセンシングし、前記キャパシタンスセンサーはキャパシタンスの変化をセンシングすることができる。
【0068】
また、本開示の他の側面によれば、前記センシングコイルは、前記センシング電極を電場に対して電気的に遮蔽するように巻かれ、前記センシング電極は前記センシングコイルを磁場に対して磁気的に遮蔽することができる。
【0069】
また、本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置は、前記挿入空間に隣接して前記ボディーに結合されるカートリッジをさらに含み、前記センサーは前記挿入空間と前記カートリッジとの間に配置され、前記誘導センサーは、第1センシングコイルを含む第1誘導センサーと、前記第1センシングコイルに平行に配置される第2センシングコイルを含む第2誘導センサーと、をさらに含み、前記センシング電極は、前記第1センシングコイルと前記第2センシングコイルとの間に配置され得る。
【0070】
また、本開示の他の側面によれば、前記第1センシングコイル及び第2センシングコイルはそれぞれ平面状に巻かれ、前記第1センシングコイルのターンの間の間隔は前記前記第2センシングコイルのターンの間の間隔よりも大きい。
【0071】
また、本開示の他の側面によれば、前記第1誘導センサーは、前記第1センシングコイルを介して前記挿入空間のインダクタンスの変化をセンシングし、前記キャパシタンスセンサーは、前記センシング電極を介して前記挿入空間のキャパシタンスの変化をセンシングし、前記第2誘導センサーは、前記第2センシングコイルを介して前記カートリッジのインダクタンスの変化をセンシングする。
【0072】
また、本開示の他の側面によれば、前記第1誘導センサーは、前記第1センシングコイルを介して前記カートリッジのインダクタンスの変化をセンシングし、前記キャパシタンスセンサーは、前記センシング電極を介して前記カートリッジのキャパシタンスの変化をセンシングし、前記第2誘導センサーは、前記第2センシングコイルを介して前記挿入空間のインダクタンスの変化をセンシングする。
【0073】
また、本開示の他の側面によれば、前記センシング電極及び前記センシングコイルは、互いに対応する周囲形状を有し得る。
【0074】
前述した本開示の特定の実施例又は他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素又は全ての要素は構成又は機能が他の要素と組み合わせられるか互いに組み合わせられることができる。
【0075】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合わせられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0076】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/又は配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/又は配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【国際調査報告】