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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-10
(54)【発明の名称】エアロゾル生成システム
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/65 20200101AFI20241003BHJP
   A24F 40/90 20200101ALI20241003BHJP
   A24F 40/60 20200101ALI20241003BHJP
   A24F 40/50 20200101ALI20241003BHJP
【FI】
A24F40/65
A24F40/90
A24F40/60
A24F40/50
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024520775
(86)(22)【出願日】2022-10-14
(85)【翻訳文提出日】2024-04-04
(86)【国際出願番号】 KR2022015651
(87)【国際公開番号】W WO2023068680
(87)【国際公開日】2023-04-27
(31)【優先権主張番号】10-2021-0140321
(32)【優先日】2021-10-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0025357
(32)【優先日】2022-02-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チョ、ピョンスン
(72)【発明者】
【氏名】イ、チョンソプ
(72)【発明者】
【氏名】パク、サンキュ
(72)【発明者】
【氏名】チュン、ウソク
(72)【発明者】
【氏名】ハン、テナム
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA05
4B162AA06
4B162AA07
4B162AA22
4B162AB01
4B162AB12
4B162AB14
4B162AB22
4B162AC22
4B162AC32
4B162AC34
4B162AC50
4B162AD03
4B162AD06
4B162AD12
4B162AD13
4B162AD15
4B162AD20
4B162AD22
4B162AD41
(57)【要約】
エアロゾル生成システムが開示される。エアロゾル生成システムは、エアロゾル生成装置及び充電器を含み、前記エアロゾル生成装置は、第1通信インターフェースと、バッテリーと、第1制御部と、を含み、前記第1制御部は、前記第1通信インターフェースを介して前記充電器から無線で電力信号を受信する場合、前記バッテリーを充電するように制御し、ロック状態又はロック解除状態を含む前記エアロゾル生成装置の状態を判断し、前記エアロゾル生成装置の状態に対応する状態信号を生成し、前記バッテリーの充電が開始する場合、前記第1通信インターフェースを介して前記充電器に前記状態信号を伝送し、前記第1通信インターフェースを介して前記充電器からロック解除信号を受信する場合、前記エアロゾル生成装置をロック解除状態に変更する。
【選択図】図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成装置と、
充電器と、を含み、
前記エアロゾル生成装置は、
第1通信インターフェースと、
バッテリーと、
第1制御部と、を含み、
前記第1制御部は、
前記第1通信インターフェースを介して前記充電器から無線で電力信号を受信する場合、前記バッテリーを充電するように制御し、
ロック状態又はロック解除状態を含む前記エアロゾル生成装置の状態を判断し、前記エアロゾル生成装置の状態に対応する状態信号を生成し、
前記バッテリーの充電が開始する場合、前記第1通信インターフェースを介して前記充電器に前記状態信号を伝送し、
前記第1通信インターフェースを介して前記充電器からロック解除信号を受信する場合、前記エアロゾル生成装置をロック解除状態に変更する、エアロゾル生成システム。
【請求項2】
前記第1制御部は、前記第1通信インターフェースを介して前記充電器からロック信号を受信する場合、前記エアロゾル生成装置を前記ロック状態に変更する、請求項1に記載のエアロゾル生成システム。
【請求項3】
前記充電器は、
第2通信インターフェースと、
第2制御部と、を含み、
前記第2制御部は、
前記第2通信インターフェースを介して前記エアロゾル生成装置に無線で電力信号を送信し、
前記第2通信インターフェースを介して前記エアロゾル生成装置から前記状態信号を受信し、前記状態信号に基づいて前記エアロゾル生成装置の状態を判断し、
前記状態がロック状態の場合、前記第2通信インターフェースを介して前記エアロゾル生成装置に前記ロック解除信号を伝送し、
前記状態がロック解除状態の場合、前記第2通信インターフェースを介して前記エアロゾル生成装置に前記ロック信号を伝送する、請求項2に記載のエアロゾル生成システム。
【請求項4】
前記第2制御部は、さらに、外部装置から使用者年齢認証完了情報を受信し、
前記状態がロック状態であるとともに前記使用者年齢認証完了情報を受信する場合、前記第2通信インターフェースを介して前記エアロゾル生成装置に前記ロック解除信号が伝送される、請求項3に記載のエアロゾル生成システム。
【請求項5】
前記充電器は、第2通信インターフェースと、第2制御部と、第2入出力インターフェースと、を含み、
前記第2制御部は、
前記第2入出力インターフェースを介して、ロック入力、ロック解除入力及びオフ(OFF)入力のうちの一つの入力を受信し、
前記第2通信インターフェースを介して前記エアロゾル生成装置から前記状態信号を受信し、
前記状態信号が受信するとき前記ロック入力を受信する場合、前記エアロゾル生成装置に前記ロック信号を伝送し、
前記状態信号を受信するとき前記ロック解除入力を受信する場合、前記エアロゾル生成装置に前記ロック解除信号を伝送する、請求項2に記載のエアロゾル生成システム。
【請求項6】
前記状態信号を受信するとき前記オフ入力を受信する場合、前記ロック信号又は前記ロック解除信号が伝送されない、請求項5に記載のエアロゾル生成システム。
【請求項7】
前記第1制御部は、さらに、
前記エアロゾル生成装置が出荷モード状態であることを判断し、ここで、前記充電器に伝送された前記状態信号は前記出荷モード状態に対応し、
前記第1通信インターフェースを介して前記充電器からロック解除信号を受信する場合、前記出荷モード状態を解除する、請求項1に記載のエアロゾル生成システム。
【請求項8】
前記エアロゾル生成装置は、
エアロゾル生成物質を加熱するヒーターと、
第1入出力インターフェースと、をさらに含み、
前記エアロゾル生成装置のロック状態は、前記ヒーターに電力を供給する加熱機能、又は前記第1入出力インターフェースを制御する入出力機能のうちの少なくとも一つの機能が制限される状態であり、
前記エアロゾル生成装置のロック解除状態は、前記加熱機能又は入出力機能のうちの少なくとも一つの機能が制限されない状態である、請求項1に記載のエアロゾル生成システム。
【請求項9】
前記第1通信インターフェースは、第1動作周波数帯域を用いて前記電力信号を受信し、前記第1動作周波数帯域と同じ動作周波数帯域を用いて前記状態信号を送信する、請求項1に記載のエアロゾル生成システム。
【請求項10】
前記エアロゾル生成装置の充電器と通信する第1通信インターフェースと、
バッテリーと、
制御部と、を含み、
前記制御部は、
前記第1通信インターフェースを介して前記充電器から無線で電力信号を受信する場合、前記バッテリーを充電するように制御し、
ロック状態又はロック解除状態を含む前記エアロゾル生成装置の状態を判断し、前記エアロゾル生成装置の状態に対応する状態信号を生成し、
前記バッテリーの充電が開始する場合、前記第1通信インターフェースを介して前記充電器に前記状態信号を伝送し、
前記第1通信インターフェースを介して前記充電器からロック解除信号を受信する場合、前記エアロゾル生成装置をロック解除状態に変更する、エアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記制御部は、前記第1通信インターフェースを介して前記充電器からロック信号を受信する場合、前記エアロゾル生成装置を前記ロック解除状態に変更する、請求項10に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記充電器の入力インターフェースを介して前記充電器がロック入力を受信する場合、前記ロック信号を前記充電器から受信し、
前記充電器の前記入力インターフェースを介して前記充電器がロック解除入力を受信する場合、前記ロック解除信号を前記充電器から受信し、
前記充電器の前記入力インターフェース7を介して前記充電器がオフ入力を受信する場合、前記ロック信号も前記ロック解除信号も受信しない、請求項10に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
エアロゾル生成物質を加熱するヒーターと、
第1入出力インターフェースと、をさらに含み、
前記エアロゾル生成装置のロック状態は、前記ヒーターに電力を供給する加熱機能又は前記第1入出力インターフェースを制御する入出力機能のうちの少なくとも一つの機能が制限される状態であり、
前記エアロゾル生成装置のロック解除状態は、前記加熱機能又は前記入出力機能のうちの少なくとも一つの機能が制限されない状態である、請求項10に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質又は物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/又はコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、無線充電通信を介してエアロゾル生成装置のロック及びロック解除を行うことができるエアロゾル生成システムを提供することである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、エアロゾル生成装置が包装された状態でも、無線充電通信を介して出荷モードを解除することができるエアロゾル生成システムを提供することである。
【0006】
本開示のさらに他の目的は、エアロゾル生成装置に対する使用権限がない第3者又は未成年者の使用を制限することができるエアロゾル生成システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本出願で説明する主題の一側面によれば、エアロゾル生成システムは、エアロゾル生成装置及び充電器を含み、前記エアロゾル生成装置は、第1通信インターフェースと、バッテリーと、第1制御部と、を含み、前記第1制御部は、前記第1通信インターフェースを介して前記充電器から無線で電力信号を受信する場合、前記バッテリーを充電するように制御し、ロック状態又はロック解除状態を含む前記エアロゾル生成装置の状態を判断し、前記エアロゾル生成装置の状態に対応する状態信号を生成し、前記バッテリーの充電が開始する場合、前記第1通信インターフェースを介して前記充電器に前記状態信号を伝送し、前記第1通信インターフェースを介して前記充電器からロック解除信号を受信する場合、前記エアロゾル生成装置をロック解除状態に変更する。
【0008】
本出願で説明する主題の他の側面によれば、エアロゾル生成装置は、前記エアロゾル生成装置の充電器と通信する第1通信インターフェースと、バッテリーと、制御部と、を含み、前記制御部は、前記第1通信インターフェースを介して前記充電器から無線で電力信号を受信する場合、前記バッテリーを充電するように制御し、ロック状態又はロック解除状態を含む前記エアロゾル生成装置の状態を判断し、前記エアロゾル生成装置の状態に対応する状態信号を生成し、前記バッテリーの充電が開始する場合、前記第1通信インターフェースを介して前記充電器に前記状態信号を伝送し、前記第1通信インターフェースを介して前記充電器からロック解除信号を受信する場合、前記エアロゾル生成装置をロック解除状態に変更する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、無線充電通信を介してエアロゾル生成装置のロック及びロック解除を行うことができる。
【0010】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、エアロゾル生成装置が包装された状態でも、無線充電通信を介して出荷モードを解除することができる。
【0011】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、エアロゾル生成装置に対する使用権限がない第3者又は未成年者の使用を制限することができる。
【0012】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】エアロゾル生成装置の一例を示すブロック図である。
図2】エアロゾル生成装置の例を説明する図である。
図3】エアロゾル生成装置の例を説明する図である。
図4】エアロゾル生成装置の例を説明する図である。
図5】スティックの例を説明する図である。
図6】スティックの例を説明する図である。
図7】スティックの例を説明する図である。
図8】本開示の一実施例によるエアロゾル生成システムを示す図である。
図9】本開示の一実施例による充電器のブロック図である。
図10】本開示の一実施例によるエアロゾル生成システムの動作を示すフローチャートである。
図11】本開示の一実施例による充電器の動作を示すフローチャートである。
図12】本開示の一実施例による充電器の動作を示すフローチャートである。
図13】本開示の他の実施例によるエアロゾル生成システムの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。同一又は類似の構成要素は互いに異なる図面に図示されていても同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0015】
以下の説明で使われる構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみを考慮して使用されるものである。「モジュール」及び「部」は互いに区別される意味又は役割を有するものではない。
【0016】
また、本明細書に開示された実施例の以降の説明において、関連した公知の技術についての具体的説明が本明細書に開示された実施例の要旨をあいまいにする可能性がある場合はその詳細な説明を省略する。また、添付図面は本明細書に開示された実施例を容易に理解することができるようにするためのものであり、添付図面によって本明細書に開示された技術的思想が限定されない。したがって、添付図面は本開示の思想及び範囲に含まれるすべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0017】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使われることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使われる。
【0018】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0019】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0020】
図1は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置のブロック図である。
【0021】
図1を参照すると、エアロゾル生成装置10は、通信インターフェース11、入出力インターフェース12、エアロゾル生成モジュール13、メモリ14、センサーモジュール15、バッテリー16、及び/又は制御部17を含むことができる。
【0022】
一実施例で、エアロゾル生成装置10は本体100のみで構成され得る。この場合、エアロゾル生成装置10に含まれた構成要素は本体100に位置することができる。他の一実施例で、エアロゾル生成装置10は、エアロゾル生成物質を貯蔵するカートリッジ200及び本体100から構成され得る。この場合、エアロゾル生成装置10に含まれた構成要素は本体100及びカートリッジ200のうちの少なくとも一つに位置することができる。
【0023】
通信インターフェース11は、外部装置及び/又はネットワークとの通信のための少なくとも一つの通信モジュールを含むことができる。例えば、通信インターフェース11は、USB(universal serial bus)などの有線通信のための通信モジュールを含むことができる。例えば、通信インターフェース11は、WiFi(wireless fidelity)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))、ブルートゥース(登録商標)低電力(BLE)、ジグビー(Zigbee(登録商標))、NFC(near field communication)などの無線通信のための通信モジュールを含むことができる。
【0024】
通信インターフェース11は、送信部111及び受信部112を含むことができる。送信部111は、外部装置及び/又はネットワークに信号を伝送することができる。受信部112は、外部装置及び/又はネットワークから信号を受信することができる。送信部111及び受信部112を介して送受信される信号はデータ信号及び/又は電力信号であり得る。
【0025】
例えば、データ信号は、エアロゾル生成装置10が充電器70に伝送する状態信号、充電器70がエアロゾル生成装置10に伝送するロック信号、ロック解除信号などを含むことができる。例えば、電力信号は、充電器70がエアロゾル生成装置10に伝送する電力信号などを含むことができる。
【0026】
送信部111及び受信部112を介して送受信するデータ信号及び電力信号は、同じ動作周波数帯域を用いて送受信することができる。例えば、送信部111は、特定の動作周波数帯域を用いてデータ信号を送信することができる。受信部112は、送信部111と同じ動作周波数帯域を用いてデータ信号及び/又は電力信号を受信することができる。例えば、送信部111及び受信部112はコイルによって生成される磁場を用いてデータ信号及び/又は電力信号を送受信することができる。
【0027】
送信部111及び受信部112を介して送受信するデータ信号及び電力信号は、相異なる動作周波数帯域を用いて送受信することができる。例えば、送信部111は、特定の動作周波数帯域を用いてデータ信号を送信することができる。受信部112は、送信部111と異なる動作周波数帯域を用いてデータ信号及び/又は電力信号を受信することができる。例えば、受信部112は、コイルによって生成される磁場を用いて電力信号を受信することができ、NFC、ブルートゥース(登録商標)(bluetooth(登録商標))、BLE(bluetooth(登録商標) low energy)などのような無線通信を用いてデータ信号を受信することができ、送信部111は、NFC、ブルートゥース(登録商標)(bluetooth(登録商標))、BLE(bluetooth(登録商標) low energy)などのような無線通信を用いてデータ信号を送信することができる。
【0028】
一方、送信部111及び受信部112は単一の構成であり得る。送受信部は外部装置及び/又はネットワークに対して信号を送受信することができる。この場合、送受信部はデータ信号及び電力信号を同じ動作周波数帯域又は相異なる動作周波数帯域を用いて送受信することができる。
【0029】
入出力インターフェース12は、使用者から命令を受信する入力装置及び/又は使用者に情報を出力する出力装置を含むことができる。例えば、入力装置は、タッチパネル、物理的ボタン、マイクなどを含むことができる。例えば、出力装置は、ディスプレイ、発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)などの視覚情報を出力する表示装置、スピーカー、ブザーなどの聴覚情報を出力するオーディオ装置、触覚効果などの触覚情報を出力するモーターなどを含むことができる。
【0030】
入出力インターフェース12は、入力装置を介して使用者から入力された命令に対応するデータをエアロゾル生成装置10の他の構成要素(等)に伝達することができる。入出力インターフェース12は、エアロゾル生成装置10の他の構成要素(等)から受信されたデータに対応する情報を出力装置を介して出力することができる。
【0031】
エアロゾル生成モジュール13は、エアロゾル生成物質からエアロゾル(aerosol)を発生させることができる。ここで、エアロゾル生成物質は、エアロゾルを発生させることができる液体状態、固体状態、ゲル(gel)状態などの多様な状態のうちのいずれか1種の物質又は2種以上の物質の組合せを意味し得る。
【0032】
液体状態のエアロゾル生成物質は、一実施例によって、揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体であり得る。液体状態のエアロゾル生成物質は、他の実施例によって、非タバコ物質を含む液体であり得る。例えば、液体状態のエアロゾル生成物質は、水、ソルベント、ニコチン、植物抽出物、香料、香味剤、ビタミン混合物などを含むことができる。
【0033】
固体状態のエアロゾル生成物質は、再構成タバコシート、細断タバコ、顆粒タバコなどのタバコ原料を基にする固体物質を含むことができる。また、固体状態のエアロゾル生成物質は、味調節剤、調味料などが含まれた固体物質を含むことができる。例えば、味調節剤は、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、酸化カルシウムなどを含むことができる。例えば、調味料は、ハーブ顆粒などの天然物質、香成分を含むシリカ(silica)、ゼオライト(zeolite)、デキストリン(dextrin)などを含むことができる。
【0034】
また、エアロゾル生成物質は、グリセリン、プロピレングリコールのようなエアロゾル形成剤をさらに含むことができる。
【0035】
エアロゾル生成モジュール13は、少なくとも一つのヒーター131を含むことができる。
【0036】
エアロゾル生成モジュール13は、電気抵抗性ヒーターを含むことができる。例えば、電気抵抗性ヒーターは、少なくとも一つの電気伝導性トラック(track)を含むことができ、電気伝導性トラックに流れる電流によって加熱され得る。ここで、加熱された電気抵抗性ヒーターによってエアロゾル生成物質が加熱され得る。
【0037】
電気伝導性トラックは、電気抵抗性物質を含むことができる。一例として、電気伝導性トラックは、金属物質から形成され得る。他の一例として、電気伝導性トラックは、セラミック物質、炭素、金属合金、又はセラミック物質と金属との合成物質から形成され得る。
【0038】
電気抵抗性ヒーターは、多様な形状に形成された電気伝導性トラックを含むことができる。例えば、電気伝導性トラックは、管状、板状、針状、棒状及びコイル状のうちのいずれか一つに形成され得る。
【0039】
エアロゾル生成モジュール13は、誘導加熱(induction heating)方式を用いるヒーターを含むことができる。例えば、誘導加熱式ヒーターは、電気伝導性コイルを含むことができ、電気伝導性コイルに流れる電流を調節することで、周期的に方向が変わる交番磁場(alternating magnetic field)を発生させることができる。ここで、交番磁場が磁性体に印加される場合、磁性体で渦電流損(eddy current loss)及びヒステリシス損(hysteresis loss)によるエネルギー損失が発生することがあり、損失されるエネルギーが熱エネルギーとして放出されることにより、磁性体に隣接したエアロゾル生成物質が加熱され得る。ここで、磁場によって発熱する客体はサセプタ(susceptor)と言える。
【0040】
一方、エアロゾル生成モジュール13は、超音波振動を発生させることで、エアロゾル生成物質からエアロゾルを生成することもできる。
【0041】
エアロゾル生成モジュール13は、カートマイザー(cartomizer)、噴霧器(atomizer)、気化器(vaporizer)などと言える。
【0042】
エアロゾル生成装置10がエアロゾル生成物質を保有するカートリッジ200及び本体100から構成される場合、エアロゾル生成モジュール13は本体100及びカートリッジ200のうちの少なくとも一つに配置され得る。
【0043】
メモリ14は、制御部17内の各信号処理及び制御のためのプログラムを保存することができ、制御部17で処理されたデータ及び処理対象のデータを保存することができる。
【0044】
例えば、メモリ14は、制御部17によって処理可能な多様な作業を実行するための目的で設計された応用プログラムを保存し、制御部17の要請の際、保存された応用プログラムのうちの一部を選択的に提供することができる。
【0045】
例えば、メモリ14は、エアロゾル生成装置10の動作時間、最大パフ回数、現在のパフ回数、バッテリー16の充電回数、バッテリー16の放電回数、少なくとも一つの温度プロファイル、使用者の吸入パターンについてのデータ、充放電についてのデータなどを保存することができる。ここで、パフは使用者の吸入を意味することができ、吸入は使用者が口や鼻を通して使用者の口腔内、鼻腔内又は肺内に引き込む状況を意味し得る。
【0046】
例えば、メモリ14は、エアロゾル生成装置10のロック又はロック解除に関連して、所定のロック信号(ロックキー)及びロック解除信号(ロック解除キー)を保存することができる。ロックキー及びロック解除キーはエアロゾル生成装置10の製造社で予め設定した特定の値を有するキーであり得る。
【0047】
メモリ14は、揮発性メモリ(例えば、DRAM、SRAM、SDRAMなど)、非揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリー(Flashme mory)、ハードディスクドライブ(Hard disk drive;HDD)、ソリッドステートドライブ(Solid-state drive;SSD)など)のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0048】
メモリ14は、本体100及びカートリッジ200のうちの少なくとも一つに配置され得る。メモリ14は、本体100及びカートリッジ200にそれぞれ配置され得る。例えば、本体100のメモリは、本体100内部に配置された構成についての情報、例えば、バッテリー190の全容量についての情報などを保存することができる。例えば、本体100のメモリは、以前又は現在に本体100と結合されたカートリッジ200から受信したカートリッジ情報を保存することができ、カートリッジ200のメモリは、カートリッジの識別情報(ID情報)、カートリッジのタイプ情報などを含むカートリッジ情報を保存することができる。
【0049】
センサーモジュール15は、少なくとも一つのセンサーを含むことができる。
【0050】
例えば、センサーモジュール15は、パフを感知するセンサー(以下、パフセンサーという)を含むことができる。ここで、パフセンサーは、IRセンサーのような近接センサー、圧力センサー、ジャイロセンサー、加速度センサー、磁場センサーなどによって具現され得る。
【0051】
例えば、センサーモジュール15は、エアロゾル生成モジュール13に含まれたヒーター131の温度、エアロゾル生成物質の温度などを感知するセンサー(以下、温度センサーという)を含むことができる。
【0052】
ここで、エアロゾル生成モジュール13に含まれたヒーター131が温度センサーの役割を果たすこともできる。例えば。ヒーター131の電気抵抗性物質は抵抗温度係数(temperature coefficient of resistance、TCR)を有する物質であってもよい。センサーモジュール15は、温度によって変わるヒーター131の抵抗を測定してヒーター131の温度をセンシングすることができる。
【0053】
例えば、エアロゾル生成装置10の本体にスティックが挿入可能な場合、センサーモジュール15は、スティックの挿入を感知するセンサー(以下、スティック感知センサーという)を含むことができる。
【0054】
例えば、エアロゾル生成装置10がカートリッジ200を含む場合、センサーモジュール15は、本体100に対するカートリッジ200の装着/分離、位置などを感知するセンサー(以下、カートリッジ感知センサーという)を含むことができる。
【0055】
ここで、スティック感知センサー及び/又はカートリッジ感知センサーは、インダクタンス基盤のセンサー、静電容量型センサー、抵抗センサー、ホール効果(hall effect)を用いたホールセンサー(hall IC)などによって具現され得る。本発明のいくつかの実施例によれば、カートリッジ感知センサーは、接続端子を含むことができる。接続端子は本体100に備えられ、カートリッジ200が本体100に結合されることにより、カートリッジ200に備えられた電極と電気的に連結されることができる。
【0056】
例えば、センサーモジュール15は、エアロゾル生成装置10に備えられた構成(例えば、バッテリー16)に印加される電圧を感知する電圧センサー及び/又は電流を感知する電流センサーを含むことができる。
【0057】
例えば、センサーモジュール15は、エアロゾル生成装置10の本体100及び/又はカートリッジ200の動きを感知する少なくとも一つのセンサー(以下、「動作センサー」という)を含むことができる。ここで、動作センサーは、ジャイロセンサー及び加速度センサーのうちの少なくとも一つによって具現され得る。動作センサーは、本体100及びカートリッジ200のうちの少なくとも一つに配置され得る。
【0058】
バッテリー16は、制御部17の制御によって、エアロゾル生成装置10の動作に用いられる電力を供給することができる。バッテリー16は、エアロゾル生成装置10に備えられた他の構成に電力を供給することができる。例えば、バッテリー16は、通信インターフェース11に含まれた通信モジュール、入出力インターフェース12に含まれた出力装置、エアロゾル生成モジュール13に含まれたヒーターなどに電力を供給することができる。
【0059】
バッテリー16は充電可能なバッテリーであるか又は使い捨てバッテリーであり得る。例えば、バッテリー16は、リチウムイオンバッテリー又はリチウムポリマー(Li-Polymer)バッテリーであり得るが、これに限定されない。例えば、バッテリー16が充電可能な場合、バッテリー16の充電率(C-rate)は10C、放電率(C-rate)は10C~20Cであり得るが、これに限定されない。また、安定的な使用のために、バッテリー16は、充放電を2000回実施した場合にも、全容量の80%以上を確保することができるように製作され得る。
【0060】
エアロゾル生成装置10は、バッテリー16を保護するための回路であるバッテリー保護モジュール(Protection Circuit Module、PCM)をさらに含むことができる。バッテリー保護モジュール(PCM)はバッテリー16の上面に隣接して配置され得る。例えば、バッテリー保護モジュール(PCM)は、バッテリー16の過充電及び過放電を防止するために、バッテリー16と連結された回路で短絡が発生する場合、バッテリー16に過電圧が印加される場合、バッテリー16に過電流が流れる場合などにおいて、バッテリー16に対する電路を遮断することができる。
【0061】
エアロゾル生成装置10は、外部から供給される電力が入力される充電端子をさらに含むことができる。例えば、エアロゾル生成装置10の本体の一側に充電端子が形成され、エアロゾル生成装置10は、充電端子を介して供給される電力を用いてバッテリー16を充電することができる。ここで、充電端子は、USB通信のための有線端子、ポゴピン(pogo pin)などから構成され得る。
【0062】
エアロゾル生成装置10は通信インターフェース11を介して外部から供給される電力を無線で受信することができる。通信インターフェース11の受信部112は、無線で電力信号を受信することができる。受信部112は、外部の充電装置から無線で電力信号を受信することができる。送信部111及び受信部112はアンテナを含むことができる。送信部111及び受信部112は単一のアンテナを介して信号を送受信することができる。例えば、アンテナはコイルを含むことができる。エアロゾル生成装置10は、無線通信のための通信モジュールに含まれたアンテナを用いて無線で電力を受けることができ、電力信号によって無線で供給される電力を用いてバッテリー16を充電することができる。
【0063】
制御部17は、エアロゾル生成装置10の全般的な動作を制御することができる。制御部17は、エアロゾル生成装置10に備えられた各構成と連結され、各構成との間に信号を送信及び/又は受信して各構成の全般的な動作を制御することができる。
【0064】
制御部17は、少なくとも一つのプロセッサを含むことができ、プロセッサを用いてエアロゾル生成装置10の動作全般を制御することができる。ここで、プロセッサはCPU(central processing unit)のような一般的なプロセッサであってもよい。もちろん、プロセッサはASICのような専用装置(dedicated device)であるか又は他のハードウェアに基づくプロセッサであり得る。
【0065】
制御部17は、エアロゾル生成装置10の複数の機能のうちのいずれか一つを果たすことができる。例えば、制御部17は、エアロゾル生成装置10に備えられた各構成の状態、入出力インターフェース12を介して受信する使用者の命令などに応じて、エアロゾル生成装置10の複数の機能(例えば、予熱機能、加熱機能、充電機能、掃除機能など)のうちのいずれか一つを実行することができる。
【0066】
制御部17は、メモリ14に保存されたデータに基づいて、エアロゾル生成装置10に備えられた各構成の動作を制御することができる。例えば、制御部17は、メモリ14に保存された温度プロファイル、使用者の吸入パターンなどについてのデータに基づいて、バッテリー16からエアロゾル生成モジュール13に所定の電力を所定の時間供給するように制御することができる。
【0067】
制御部17は、センサーモジュール15に含まれたパフセンサーによってパフの発生を判断することができる。例えば、制御部17は、パフセンサーのセンシング値に基づいてエアロゾル生成装置10内の温度変化、流量(flow)変化、圧力変化、電圧変化などを確認することができ、パフセンサーのセンシング値に基づいて、確認した結果によってパフの発生を判断することができる。
【0068】
制御部17は、パフ有無及び/又はパフ回数によって、エアロゾル生成装置10に備えられた各構成の動作を制御することができる。例えば、制御部17は、メモリ14に保存された温度プロファイルに基づいて、ヒーター131の温度が変更されるか維持されるように制御することができる。
【0069】
制御部17は、所定の条件の下で、ヒーター131に対する電力供給を遮断するように制御することができる。例えば、スティックが除去されカートリッジ200が分離された場合、パフ回数が既設定の最大パフ回数に到逹した場合、既設定の時間以上にパフが感知されない場合、バッテリー16の残量が所定値未満の場合などにおいて、制御部17はヒーター131に対する電力供給を遮断するように制御することができる。
【0070】
制御部17は、バッテリー16に貯蔵された電力の残量を算出することができる。例えば、制御部17は、センサーモジュール15に含まれた電圧センサー及び/又は電流センサーのセンシング値に基づいてバッテリー16の残量を算出することができる。
【0071】
制御部17は、パルス幅変調(pulse width modulation、PWM)方式及び比例-積分-微分(Proportional-Integral-Differential、PID)方式のうちの少なくとも一方式を用いてヒーター131に電力を供給するように制御することができる。
【0072】
例えば、制御部17は、PWM方式を用いて、所定の周波数及びデューティ比を有する電流パルスがヒーターに供給されるように制御することができる。ここで、制御部17は、電流パルスの周波数及びデューティ比を調節することで、ヒーターに供給される電力を制御することができる。
【0073】
例えば、制御部17は、温度プロファイルに基づいて、制御の目標になる目標温度を決定することができる。ここで、制御部17は、ヒーター131の温度と目標温度との差分値、差分値を時間が経つにつれて積分した値及び差分値を時間が経つにつれて微分した値によるフィードバック制御方式であるPID方式を用いて、ヒーター131に供給される電力を制御することができる。
【0074】
例えば、制御部17は、温度プロファイルに基づいて、ヒーター131に供給される電力を制御することができる。制御部17は、ヒーター131を加熱する加熱区間の長さ、加熱区間にヒーター131に供給される電力量などを制御することができる。制御部17は、ヒーター131の目標温度に基づいて、ヒーター131に供給される電力を制御することができる。
【0075】
一方、ヒーター131に電力を供給する制御方式として、PWM方式と、PID方式とを例示として説明したが、本発明がこれに限定されるものではなく、比例-積分(Proportional-Integral、PI)方式、比例-微分(Proportional-Differential、PD)方式などの多様な制御方式を使うことができる。
【0076】
制御部17はヒーター131の温度を判断することができ、ヒーター131の温度によって、ヒーター131に供給される電力を調節することができる。例えば、制御部17は、ヒーター131の抵抗値、ヒーター131に流れる電流及び/又はヒーター131に印加される電圧を確認してヒーター131の温度を判断することができる。
【0077】
一方、制御部17は、既設定の条件の下で、ヒーター131に電力を供給するように制御することができる。例えば、入出力インターフェース12を介して使用者から入力された命令に従ってスティックが挿入される空間を掃除する掃除機能が選択された場合、制御部17は、ヒーター131に所定の電力を供給するように制御することができる。
【0078】
図2図4は本開示の実施例によるエアロゾル生成装置を説明する図である。
【0079】
本発明の多様な実施例によれば、エアロゾル生成装置10は、本体100及び/又はカートリッジ200を含むことができる。
【0080】
図2を参照すると、一実施例によるエアロゾル生成装置10は、ハウジング101によって形成される空間にスティック20が挿入できるように構成された本体100を含むことができる。
【0081】
スティック20は一般的な燃焼型シガレットと類似であり得る。例えば、スティック20は、エアロゾル生成物質を含む第1部分と、フィルターなどを含む第2部分とに区分することができる。若しくは、スティック20の第2部分もエアロゾル生成物質を含むこともできる。例えば、顆粒又はカプセルの形態に製造されたエアロゾル生成物質が第2部分に挿入されることもできる。
【0082】
エアロゾル生成装置10の内部には第1部分の全体が挿入され、第2部分は外部に露出され得る。若しくは、エアロゾル生成装置10の内部に第1部分の一部のみ挿入されるか、又は第1部分及び第2部分の一部が挿入されることができる。使用者は第2部分を口で銜えた状態でエアロゾルを吸入することができる。ここで、エアロゾルは外部空気が第1部分を通過することによって生成され、生成されたエアロゾルは第2部分を通過して使用者の口に伝達されることができる。
【0083】
本体100は、スティック20が挿入された状態で外部空気が本体100の内部に流入することができる構造に形成され得る。ここで、本体100内に流入した外部空気はスティック20を通過して使用者の口に流動することができる。
【0084】
ヒーターは、スティック20が本体100に挿入される位置に対応する位置で本体100内に配置され得る。本図では、ヒーターが針状の電気伝導性トラックを含む電気伝導性ヒーター110として示されているが、本発明がこれに限定されるものではない。
【0085】
ヒーターは、バッテリー16から供給される電力を用いてスティック20の内部及び/又は外部を加熱することができる。ここで、加熱されたスティック20でエアロゾルが生成され得る。ここで、使用者はスティック20の一端を介して口で吸入することにより、タバコ香のエアロゾルを吸入することができる。
【0086】
一方、制御部17は、所定の条件によって、スティック20が挿入されなかった場合にもヒーターに電力を供給するように制御することができる。例えば、入出力インターフェース12を介して使用者から入力された命令に従って、スティック20が挿入される空間を掃除する掃除機能が選択された場合、制御部17はヒーターに所定の電力を供給するように制御することができる。
【0087】
制御部17は、スティック20が挿入された時点から、パフセンサーのセンシング値に基づいてパフ回数をモニタリングすることができる。
【0088】
制御部17は、挿入されたスティック20が除去された場合、メモリ14に保存された現在のパフ回数を初期化することができる。
【0089】
図3を参照すると、一実施例によるエアロゾル生成装置100は、カートリッジ200を支持する本体100と、エアロゾル生成物質を貯蔵するカートリッジ200と、を含むことができる。
【0090】
カートリッジ200は、一実施例によって、本体100に着脱可能に構成され得る。カートリッジ200は、他の実施例によって、本体100と一体に構成され得る。例えば、カートリッジ200の少なくとも一部が、本体100のハウジング101によって形成される内部空間に挿入されることにより、カートリッジ200が本体100に装着され得る。
【0091】
本体100は、カートリッジ200が挿入された状態で、外部空気が本体100の内部に流入することができる構造に形成され得る。ここで、本体100内に流入した外部空気はカートリッジ200を通して使用者の口に流動することができる。
【0092】
制御部17は、センサーモジュール15に含まれたカートリッジ感知センサーによって、カートリッジ200の装着/脱着を判断することができる。例えば、カートリッジ感知センサーは、カートリッジ200と連結される一端子を介してパルス電流を伝送することができる。ここで、カートリッジ感知センサーは、他の一端子を介してパルス電流が受信するかに基づいて、カートリッジ200の連結有無を感知することができる。
【0093】
カートリッジ200は、エアロゾル生成物質を加熱するヒーター210及び/又はエアロゾル生成物質を貯蔵する貯蔵部220を含むことができる。例えば、エアロゾル生成物質を含浸(含有)する液体伝達手段が貯蔵部220の内部に配置され得る。ヒーター210の電気伝導性トラックは液体伝達手段を巻く構造に形成され得る。ここで、ヒーター210によって液体伝達手段が加熱されることによってエアロゾルを生成することができる。ここで、液体伝達手段は、綿繊維、セラミック繊維、ガラス繊維、又は多孔性セラミックからなる芯(wick)を含むことができる。
【0094】
カートリッジ200は、スティック20が挿入可能に構成された挿入空間230を含むことができる。例えば、カートリッジ200は、スティック20が挿入される方向に沿って円周方向に延びる内壁(図示せず)によって形成される挿入空間を含むことができる。ここで、挿入空間は、内壁の内側が上下に開放することによって形成され得る。スティック20は内壁によって形成された挿入空間230に挿入され得る。
【0095】
スティック20が挿入される挿入空間は、挿入空間に挿入されるスティック20の一部の形状に対応する形状に形成され得る。例えば、スティック20が円筒形に形成される場合、挿入空間は円筒形に形成され得る。
【0096】
スティック20が挿入空間に挿入される場合、スティック20の外周面は内壁によって取り囲まれ、内壁に接触し得る。
【0097】
カートリッジ200の挿入空間230にはスティック20の一部が挿入され、残りの部分は外部に露出され得る。
【0098】
使用者は、スティック20の一端を口で銜えた状態でエアロゾルを吸入することができる。ヒーター210によって生成されたエアロゾルはスティック20を通過して使用者の口に伝達され得る。ここで、エアロゾルがスティック20を通過するうち、スティック20に含まれた物質がエアロゾルに付加され、物質が付加されたエアロゾルがスティック20の一端を通して使用者の口腔に吸入され得る。
【0099】
図4を参照すると、一実施例によるエアロゾル生成装置10は、カートリッジ200を支持する本体100と、エアロゾル生成物質を保有するカートリッジ200と、を含むことができる。本体100は、挿入空間130にスティック20が挿入できるように構成され得る。
【0100】
エアロゾル生成装置10は、カートリッジ200に貯蔵されたエアロゾル生成物質を加熱する第1ヒーターを含むことができる。例えば、使用者がスティック20の一端を通して口で吸入する場合、第1ヒーターによって生成されたエアロゾルがスティック20を通過することができる。ここで、エアロゾルがスティック20を通過するうち、エアロゾルに香味が付加され得る。香味が付加されたエアロゾルはスティック20の一端を通して使用者の口腔に吸入され得る。
【0101】
一方、他の実施例によって、エアロゾル生成装置10は、カートリッジ200に貯蔵されたエアロゾル生成物質を加熱する第1ヒーターと、本体100に挿入されたスティック20を加熱する第2ヒーターと、を含むこともできる。例えば、エアロゾル生成装置100は、第1ヒーター及び第2ヒーターによって、カートリッジ200に貯蔵されたエアロゾル生成物質及びスティック20をそれぞれ加熱することによってエアロゾルを生成することもできる。
【0102】
図5図7は本開示の実施例によるスティックを説明する図である。図5図7と重複する内容については詳細な説明を省略する。
【0103】
図5を参照すると、一実施例によるスティック20は、タバコロッド21及びフィルターロッド22を含むことができる。図2を参照して上述した第1部分はタバコロッド21を含むことができる。図2に基づいて前述した第2部分はフィルターロッド22を含むことができる。
【0104】
図5にはフィルターロッド22が単一セグメントとして示されているが、これに限定されない。言い換えれば、フィルターロッド22は、複数のセグメントから構成され得る。例えば、フィルターロッド22は、エアロゾルを冷却する第1セグメント、及びエアロゾル内に含まれた所定の成分をフィルタリングする第2セグメントを含むことができる。また、必要に応じて、フィルターロッド22には他の機能を果たす少なくとも一つのセグメントをさらに含むことができる。
【0105】
スティック20の直径は5mm~9mmの範囲であり、長さは約48mmであり得るが、これに限定されない。例えば、タバコロッド21の長さは約12mm、フィルターロッド22の第1セグメントの長さは約10mm、フィルターロッド22の第2セグメントの長さは約14mm、フィルターロッド22の第3セグメントの長さは約12mmであり得るが、これに限定されない。
【0106】
スティック20は、少なくとも一つのラッパー24によって包装され得る。ラッパー24には、外部空気が流入するか内部気体が流出する少なくとも一つの孔(hole)が形成され得る。一例として、スティック20は、一つのラッパー24によって包装され得る。他の例として、スティック20は、2以上のラッパー24によって重畳して包装され得る。例えば、第1ラッパーに241よってタバコロッド21が包装され得る。例えば、ラッパー242、243、244によってフィルターロッド22が包装され得る。個別ラッパーによって包装されたタバコロッド21及びフィルターロッド22が結合され、第3ラッパーによってスティック20全体がさらに包装され得る。フィルターロッド22のそれぞれが複数のセグメントから構成されている場合、それぞれのセグメントが個別ラッパー242、243、244によって包装され得る。個別ラッパーによって包装されたセグメントが結合されたスティック20の全体が他のラッパーによってさらに包装され得る。
【0107】
第1ラッパー241及び第2ラッパー242は一般的なフィルター包装紙から製作され得る。例えば、第1ラッパー241及び第2ラッパー242は多孔質包装紙又は無孔質包装紙であり得る。また、第1ラッパー241及び第2ラッパー242は耐油性を有する紙類及び/又はアルミニウムラミネート包装材から製作され得る。
【0108】
第3ラッパー243はハード包装紙から製作され得る。例えば、第3ラッパー243の坪量は88g/m~96g/mの範囲に含まれ得る。例えば、第3ラッパー243の坪量は90g/m~94g/mの範囲に含まれ得る。また、第3ラッパー243の厚さは120μm~130μmの範囲に含まれ得る。例えば、第3ラッパー243の厚さは125μmであり得る。
【0109】
第4ラッパー244は耐油性ハード包装紙から製作され得る。例えば、第4ラッパー244の坪量は88g/m~96g/mの範囲に含まれ得る。例えば、第4ラッパー244の坪量は90g/m~94g/mの範囲に含まれ得る。また、第4ラッパー244の厚さは120μm~130μmの範囲に含まれ得る。例えば、第4ラッパー244の厚さは125μmであり得る。
【0110】
第5ラッパー245は滅菌紙(MFW)から製作され得る。ここで、滅菌紙(MFW)は、引張強度、耐水度、平滑度などが一般紙よりも向上するように特殊に製造された紙を意味し得る。例えば、第5ラッパー245の坪量は57g/m~63g/mの範囲に含まれ得る。例えば、第5ラッパー245の坪量は60g/mであり得る。また、第5ラッパー245の厚さは64μm~70μmの範囲に含まれ得る。例えば、第5ラッパー245の厚さは67μmであり得る。
【0111】
第5ラッパー245は所定の物質を含むことができる。ここで、所定の物質の例はシリコンであり得るが、これに限定されない。例えば、シリコンは、温度による変化が少ない耐熱性、酸化しない耐酸化性、各種の薬品に対する抵抗性、水に対する撥水性、又は電気絶縁性などの特性を有し得る。ただ、シリコンではなくても、上述した特性を有する物質であれば制限なしに第5ラッパー245に塗布又はコーティングされ得る。
【0112】
第5ラッパー245は、スティック20が燃焼する現象を防止することができる。例えば、タバコロッド21がヒーター210によって加熱されると、スティック20が燃焼する可能性がある。具体的には、タバコロッド21に含まれた材料のうちのいずれか一つの引火点よりも高く温度が上昇すると、スティック20が燃焼することがある。このような場合にも、第5ラッパー245は不燃性物質を含むので、スティック20が燃焼する現象を防止することができる。
【0113】
また、第5ラッパー245は、スティック20で生成される物質によって本体100が汚染することを防止することができる。使用者のパフによって、スティック20内で液体物質が生成され得る。例えば、スティック20で生成されたエアロゾルが外部空気によって冷却することにより、液体物質(例えば、水分など)が生成され得る。第5ラッパー245がスティック20を包装することにより、スティック20内で生成された液体物質がスティック20の外部に漏れることを防止することができる。
【0114】
タバコロッド21は、エアロゾル生成物質を含むことができる。例えば、エアロゾル生成物質は、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、及びオレイルアルコールのうちの少なくとも1種を含むことができるが、これに限定されない。また、タバコロッド21は、風味剤、湿潤剤及び/又は有機酸(organic acid)のような他の添加物質を含むことができる。また、タバコロッド21には、メントール又は保湿剤などの加香液がタバコロッド21に噴射されることによって添加され得る。
【0115】
タバコロッド21は多様に製作可能である。例えば、タバコロッド21は、シート(sheet)から製作され得る。例えば、タバコロッド21は、ストランド(strand)から製作され得る。例えば、タバコロッド21は、タバコシートが細かく切られた細断片から製作され得る。例えば、タバコロッド21は、熱伝導物質によって取り囲まれ得る。例えば、熱伝導物質は、アルミニウムホイルのような金属ホイルであり得るが、これに限定されない。一例として、タバコロッド21を取り囲む熱伝導物質はタバコロッド21に伝達される熱を均一に分散させて、タバコロッドへの熱伝導率を向上させることができる。よって、タバコ味を向上させることができる。タバコロッド21を取り囲む熱伝導物質は誘導加熱式ヒーターによって加熱されるサセプタとしての機能を果たすことができる。ここで、図面に示されていないが、タバコロッド21は、外部を取り囲む熱伝導物質の他にも、追加のサセプタをさらに含むことができる。
【0116】
フィルターロッド22はセルロースアセテートフィルターであってもよい。一方、フィルターロッド22の形状には制限がない。例えば、フィルターロッド22は、円柱型(type)ロッドであり得る。例えば、フィルターロッド22は、内部に中空を有するチューブ型(type)ロッドであってもよい。例えば、フィルターロッド22はリセス型(type)ロッドであり得る。フィルターロッド22が複数のセグメントから構成された場合、複数のセグメントのうちの少なくとも一つが他の形状に製作され得る。
【0117】
フィルターロッド22の第1セグメントはセルロースアセテートフィルターであり得る。例えば、第1セグメントは、内部に中空を含むチューブ形の構造物であり得る。第1セグメントによって、ヒーター110が挿入される場合、タバコロッド21の内部物質が後ろに押される現象を防止することができ、エアロゾルの冷却効果も提供することができる。第1セグメントに含まれた中空の直径は、2mm~4.5mmの範囲内で適切な直径を採用することができるが、これに限定されない。
【0118】
第1セグメントの長さは、4mm~30mmの範囲内で適切な長さを採用することができるが、これに限定されない。例えば、第1セグメントの長さは10mmであり得るが、これに限定されない。
【0119】
フィルターロッド22の第2セグメントは、ヒーター110がタバコロッド21を加熱することによって生成されたエアロゾルを冷却させる。よって、使用者は適当な温度に冷却したエアロゾルを吸入することができる。
【0120】
第2セグメントの長さ又は直径は、スティック20の形態によって多様に決定することができる。例えば、第2セグメントの長さは、7mm~20mmの範囲内で適切に採用することができる。好ましくは、第2セグメントの長さは約14mmであり得るが、これに限定されない。
【0121】
第2セグメントはポリマー繊維を織ることで製作することができる。この場合、ポリマーから製造された繊維に香味液を塗布することもできる。若しくは、香味液が塗布された別途の繊維とポリマーから製造された繊維とを一緒に製織して第2セグメントを製作することもできる。若しくは、第2セグメントは縮れたポリマーシートから形成され得る。
【0122】
例えば、ポリマーは、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ乳酸(PLA)、セルロースアセテート(CA)、及びアルミニウムホイルからなる群から選択される材料から製作され得る。
【0123】
第2セグメントが織られたポリマー繊維又は縮れたポリマーシートによって形成されることにより、第2セグメントは縦方向に延びる単数又は複数のチャネルを含むことができる。ここで、チャネルは、気体(例えば、空気又はエアロゾル)が通過する通路を意味し得る。
【0124】
例えば、縮れたポリマーシートからなる第2セグメントは、約5μmと約300μmとの間、例えば約10μmと約250μmとの間の厚さを有する材料から形成され得る。また、第2セグメントの全表面積は、約300mm/mmと約1000mm/mmとの間になり得る。また、エアロゾル冷却要素は、比表面積が約10mm/mgと約100mm/mgとの間の材料から形成され得る。
【0125】
一方、第2セグメントは、揮発性香味成分を含むスレッド(thread)を含むことができる。ここで、揮発性香味成分はメントールであり得るが、これに限定されない。例えば、スレッドには、1.5mg以上のメントールを第2セグメントに提供するために、十分な量のメントールが充填され得る。
【0126】
フィルターロッド22の第3セグメントはセルロースアセテートフィルターであり得る。第3セグメントの長さは、4mm~20mmの範囲内で適切に採用することができる。例えば、第3セグメントの長さは約12mmであり得るが、これに限定されない。
【0127】
フィルターロッド22は香味を発生させるように製作され得る。一例として、フィルターロッド22に加香液が噴射され得る。一例として、加香液が塗布された別途の繊維がフィルターロッド22の内部に挿入され得る。
【0128】
また、フィルターロッド22は少なくとも一つのカプセル23を含むことができる。ここで、カプセル23は、香味を発生させる機能を果たすことができる。カプセル23は、エアロゾルを発生させる機能を果たすこともできる。例えば、カプセル23は、香料を含む液体を被膜で包んでいる構造を有することができる。カプセル23は球形又は円筒形を有することができるが、これに限定されない。
【0129】
図6を参照すると、一実施例によるスティック30は、前端プラグ33をさらに含むこともできる。前端プラグ33は、タバコロッド31において、フィルターロッド32と対向する一側に位置する。前端プラグ33は、タバコロッド31が外部に離脱することを防止することができる。前端プラグ33は、喫煙中にタバコロッド31から液状化したエアロゾルがエアロゾル生成装置100に流入することを防止することができる。
【0130】
フィルターロッド32は、第1セグメント321及び第2セグメント322を含むことができる。第1セグメント321は、図5のフィルターロッド22の第1セグメントに対応し得る。第2セグメント322は、図5のフィルターロッド22の第3セグメントに対応し得る。
【0131】
スティック30の直径及び全長は図4のスティック20の直径及び全長に対応し得る。例えば、前端プラグ33の長さは約7mm、タバコロッド31の長さは約15mm、第1セグメント321の長さは約12mm、第2セグメント322の長さは約14mmであり得るが、これに限定されない。
【0132】
スティック30は少なくとも一つのラッパー35によって包装され得る。ラッパー35には、外部空気が流入するか又は内部気体が流出する少なくとも一つの孔(hole)が形成され得る。例えば、第1ラッパー351によって前端プラグ33が包装され、第2ラッパー352によってタバコロッド31が包装され、第3ラッパー353によって第1セグメント321が包装され、第4ラッパー354によって第2セグメント322が包装され得る。そして、第5ラッパー355によってスティック30の全体が再包装され得る。
【0133】
また、第5ラッパー355には少なくとも一つの穿孔36が形成され得る。例えば、穿孔36はタバコロッド31を取り囲む領域に形成されることができるが、これに限定されない。例えば、穿孔36は、図3に示すヒーター210によって形成された熱をタバコロッド31の内部に伝達する役割を果たすことができる。
【0134】
また、第2セグメント322は、少なくとも一つのカプセル34を含むことができる。ここで、カプセル34は香味を発生させる機能を果たすこともできる。カプセル34はエアロゾルを発生させる機能を果たすこともできる。例えば、カプセル34は香料を含む液体を被膜で包んでいる構造であり得る。カプセル34は球形又は円筒形を有し得るが、これに限定されない。
【0135】
第1ラッパー351は、一般的なフィルター包装紙にアルミニウムホイルのような金属ホイルを結合してなることができる。例えば、第1ラッパー351の全厚は45μm~55μmの範囲に含まれ得る。例えば、第1ラッパー351の全厚は50.3μmであり得る。また、第1ラッパー351の金属ホイルの厚さは6μm~7μmの範囲に含まれ得る。例えば、第1ラッパー351の金属ホイルの厚さは6.3μmであり得る。また、第1ラッパー351の坪量は50g/m~55g/mの範囲に含まれ得る。例えば、第1ラッパー351の坪量は53g/mであり得る。
【0136】
第2ラッパー352及び第3ラッパー353は一般的なフィルター包装紙から製作され得る。例えば、第2ラッパー352及び第3ラッパー353は多孔質包装紙又は無孔質包装紙であり得る。
【0137】
例えば、第2ラッパー352の多孔度は35000CUであり得るが、これに限定されない。また、第2ラッパー352の厚さは70μm~80μmの範囲に含まれ得る。例えば、第2ラッパー352の厚さは78μmであり得る。また、第2ラッパー352の坪量は20g/m~25g/mの範囲に含まれ得る。例えば、第2ラッパー352の坪量は23.5g/mであり得る。
【0138】
例えば、第3ラッパー353の多孔度は24000CUであり得るが、これに限定されない。また、第3ラッパー353の厚さは60μm~70μmの範囲に含まれ得る。例えば、第3ラッパー353の厚さは68μmであり得る。また、第3ラッパー353の坪量は20g/m2~25g/m2の範囲に含まれ得る。例えば、第3ラッパー353の坪量は21g/mであり得る。
【0139】
第4ラッパー354はPLAラミネート紙から製作され得る。ここで、PLAラミネート紙は、紙層、PLA層及び紙層を含む3重紙を意味し得る。例えば、第4ラッパー354の厚さは100μm~120μmの範囲に含まれ得る。例えば、第4ラッパー354の厚さは110μmであり得る。また、第4ラッパー354の坪量は80g/m~100g/mの範囲に含まれ得る。例えば、第4ラッパー354の坪量は88g/mであり得る。
【0140】
第5ラッパー355は滅菌紙(MFW)から製作され得る。ここで、滅菌紙(MFW)は、引張強度、耐水度、平滑度などが一般紙よりも向上するように特殊に製造された紙を意味し得る。例えば、第5ラッパー355の坪量は57g/m~63g/mの範囲に含まれ得る。例えば、第5ラッパー355の坪量は60g/mであり得る。また、第5ラッパー355の厚さは64μm~70μmの範囲に含まれ得る。例えば、第5ラッパー355の厚さは67μmであり得る。
【0141】
第5ラッパー355は、所定の物質を含むことができる。ここで、所定の物質の例はシリコンであり得るが、これに限定されない。例えば、シリコンは、温度による変化が少ない耐熱性、酸化しない耐酸化性、各種の薬品に対する抵抗性、水に対する撥水性、又は電気絶縁性などの特性を有する。ただ、シリコンではなくても、上述した特性を有する物質であれば制限なしに第5ラッパー355に塗布(又は、コーティング)され得る。
【0142】
前端プラグ33はセルロースアセテートから製作され得る。一例として、前端プラグ33は、セルロースアセテートトーに可塑剤(例えば、トリアセチン)を加えることで製作することができる。セルロースアセテートトーを構成するフィラメントのモノデニール(mono denier)は1.0~10.0の範囲に含まれ得る。例えば、セルロースアセテートトーを構成するフィラメントのモノデニールは4.0~6.0の範囲に含まれ得る。例えば、前端プラグ33のフィラメントのモノデニールは5.0であり得る。また、前端プラグ33を構成するフィラメントの断面はY字形であり得る。前端プラグ33のトータルデニール(total denier)は20000~30000の範囲に含まれ得る。例えば、前端プラグ33のトータルデニールは、25000~30000の範囲に含まれ得る。例えば、前端プラグ33のトータルデニールは28000であり得る。
【0143】
また、必要に応じて、前端プラグ33は少なくとも一つのチャネルを含むことができる。チャネルの断面は多様な形状に製作され得る。
【0144】
タバコロッド31は図5を参照して上述したタバコロッド21に対応し得る。よって、以下では、タバコロッド31についての具体的な説明は省略する。
【0145】
第1セグメント321はセルロースアセテートから製作され得る。例えば、第1セグメントは、内部に中空を含むチューブ形の構造物であり得る。第1セグメント321は、セルロースアセテートトーに可塑剤(例えば、トリアセチン)を加えることで製作することができる。例えば、第1セグメント321のモノデニール及びトータルデニールは前端プラグ33のモノデニール及びトータルデニールと同一であってもよい。
【0146】
第2セグメント322はセルロースアセテートから製作され得る。第2セグメント322を構成するフィラメントのモノデニール(mono denier)は1.0~10.0の範囲に含まれ得る。例えば、第2セグメント322のフィラメントのモノデニールは8.0~10.0の範囲に含まれ得る。例えば、第2セグメント322のフィラメントのモノデニールは9.0であり得る。また、第2セグメント322のフィラメントの断面はY字形であり得る。第2セグメント322のトータルデニール(total denier)は20000~30000の範囲に含まれ得る。例えば、第2セグメント322のトータルデニールは25000であり得る。
【0147】
図7を参照すると、スティック40は媒質部410を含むことができる。スティック40は冷却部420を含むことができる。スティック40はフィルター部430を含むことができる。冷却部420は媒質部410とフィルター部430との間に配置され得る。スティック40はラッパー440を含むことができる。ラッパー440は媒質部410を包むことができる。ラッパー440は冷却部420を包むことができる。ラッパー440はフィルター部430を包むことができる。スティック40は円柱形状を有し得る。
【0148】
媒質部410は媒質411を含むことができる。媒質部410は第1媒質カバー413を含むことができる。媒質部410は第2媒質カバー415を含むことができる。媒質411は第1媒質カバー413と第2媒質カバー415との間に配置され得る。第1媒質カバー413はスティック40の一端に配置され得る。媒質部410の長さは24mmであり得る。
【0149】
媒質411は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。媒質411は複数の顆粒で構成され得る。複数の顆粒のそれぞれは0.4mm~1.12mmの大きさを有することができる。媒質411の内部には顆粒が70%程度満たされ得る。媒質411の長さL2は10mmであり得る。第1媒質カバー413はアセテート材質で構成され得る。第2媒質カバー415はアセテート材質で構成され得る。第1媒質カバー413は紙材質で構成され得る。第2媒質カバー415は紙材質で構成され得る。第1媒質カバー413及び第2媒質カバー415のうちの少なくとも一つは紙材質で構成され、しわ寄った形状になり、その間に空気が流動するための複数の隙間が形成され得る。前記隙間は媒質411の各顆粒の大きさよりも小さくてもよい。第1媒質カバー413の長さL1は媒質411の長さL2よりも短くてもよい。第2媒質カバー413の長さL3は媒質411の長さL2よりも短くてもよい。第1媒質カバー413の長さL1は7mmであり得る。第2媒質カバー413の長さL2は7mmであり得る。
【0150】
したがって、媒質411の各顆粒は媒質部410及びスティック40から離脱することができない。
【0151】
冷却部420はシリンダー形状を有し得る。冷却部420は中空形状を有し得る。冷却部420は媒質部410とフィルター部430との間に配置され得る。冷却部420は第2媒質部415とフィルター部430との間に配置され得る。冷却部420は内部の冷却通過424を取り囲む管状に形成され得る。冷却部420はラッパー440よりも厚くてもよい。冷却部420はラッパー440よりも厚い紙材質で構成され得る。冷却部420の長さL4は媒質411の長さL2と同一であるか又はほぼ同一であり得る。冷却部420及び冷却通過424の長さL4は10mmであり得る。スティック40がエアロゾル生成装置10の内部に挿入されると、冷却部420の少なくとも一部はエアロゾル生成装置10の外部に露出され得る。
【0152】
したがって、冷却部420は媒質部410及びフィルター部430を支持し、スティック40の剛性を確保することができる。また、冷却部420は媒質部410とフィルター部430との間でラッパー440を支持し、ラッパー440が接着される部位を確保することができる。また、加熱された空気及びエアロゾルは、冷却部420の内部の冷却通過424を通過しながら冷却され得る。
【0153】
フィルター部430はアセテート材質のフィルターで構成され得る。フィルター部430はスティック40の他端に配置され得る。スティック40がエアロゾル生成装置10の内部に挿入されると、フィルター部430はエアロゾル生成装置10の外部に露出され得る。使用者はフィルター部430を口に銜えて空気を吸入することができる。フィルター部430の長さL5は14mmであり得る。
【0154】
ラッパー440は媒質部410、冷却部420及びフィルター部430を包むか又は取り囲むことができる。ラッパー440はスティック40の外形をなすことができる。ラッパー440は紙材質で構成され得る。接着部441はラッパー440の一側端に形成され得る。ラッパー440は、媒質部410、冷却部420及びフィルター部430を包み、一側縁部に形成された接着部441と他側縁部とが互いに接着され得る。媒質部410、冷却部420及びフィルター部430を包むラッパー440はスティック40の一端及び他端を覆わなくてもよい。
【0155】
したがって、ラッパー440は、媒質部410、冷却部420及びフィルター部430を固定し、スティック40からの離脱を防止することができる。
【0156】
第1薄膜443は第1媒質カバー413に対応する位置に配置され得る。第1薄膜443はラッパー440と第1媒質カバー413との間に配置されるか、又はラッパー440の外部に配置され得る。第1薄膜443は第1媒質カバー413を取り囲むことができる。第1薄膜443は金属材質で構成され得る。第1薄膜443はアルミニウム材質で構成され得る。第1薄膜443はラッパー440に密着するか又はコーティングされ得る。
【0157】
第2薄膜445は第2媒質カバー415に対応する位置に配置され得る。第2薄膜445はラッパー440と第2媒質カバー415との間に配置されるか、又はラッパー440の外部に配置され得る。第2薄膜445は金属材質で構成され得る。第2薄膜445はアルミニウム材質で構成され得る。第2薄膜445はラッパー440に密着するか又はコーティングされ得る。
【0158】
図8は本開示の一実施例によるエアロゾル生成システムを示す図である。
【0159】
図8を参照すると、エアロゾル生成システム1は、エアロゾル生成装置10及び充電器70を含むことができる。
【0160】
エアロゾル生成装置10は、通信インターフェース11、入出力インターフェース12、ヒーター131、バッテリー16及び/又は制御部17を含むことができる。エアロゾル生成装置10の各構成についての説明は先に図1で説明した内容と重複するので、詳細な説明を省略する。
【0161】
充電器70はエアロゾル生成装置10と通信連結され得る。例えば、充電器70は、無線通信を用いてエアロゾル生成装置10と通信連結され得る。充電器70はエアロゾル生成装置10と無線通信を介して連結され、エアロゾル生成装置10に電力信号を伝送することができ、エアロゾル生成装置10に対してデータ信号を送受信することができる。
【0162】
充電器70は、磁気誘導方式、磁気共鳴方式、電磁波方式などの公知の技術を用いてエアロゾル生成装置10に電力を供給することができる。例えば、充電器70はパッド形態であり、エアロゾル生成装置10をパッド上に載せることにより、無線充電が開始することができる。充電器70のパッドに1次コイルが内蔵されており、エアロゾル生成装置10に2次コイル及び無線充電回路が内蔵されているので、相互誘導起電力を介して充電器70からエアロゾル生成装置10に電力を供給することができる。供給される電力はエアロゾル生成装置10のバッテリー16を充電させることができる。
【0163】
図面に示されていないが、エアロゾル生成システム1は、外部装置80をさらに含むことができる。
【0164】
外部装置80は充電器70と通信連結され得る。例えば、外部装置80は、有無線通信を介して充電器70と通信連結され得る。
【0165】
外部装置80は、使用者年齢認証完了情報を充電器70に伝送することができる。
【0166】
外部装置80は、デスクトップコンピュータ(desktop computer)、ラップトップ型コンピュータ(laptop computer)、スマートフォン(smartphone)、タブレットPC(tablet PC)、サーバーコンピュータなどのように、充電器70に使用者年齢認証完了情報を伝送することができる限り、特に限定されない。
【0167】
外部装置80は、外部サーバー、販売店のコンピューティング装置及び使用者端末のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0168】
図9は本開示の一実施例による充電器のブロック図である。
【0169】
図9を参照すると、充電器70は外部に電力を供給することができる装置であり得る。
【0170】
充電器70は、通信インターフェース710と、メモリ720と、入出力インターフェース730と、制御部740と、を含むことができる。
【0171】
通信インターフェース710は、エアロゾル生成装置10及び/又はネットワークとの通信のための少なくとも一つの通信モジュールを含むことができる。例えば、通信インターフェース11は、WiFi(wireless fidelity)、ブルートゥース(登録商標)(bluetooth(登録商標))、BLE(Bluetooth(登録商標) low energy)、ジグビー(Zigbee(登録商標))、NFC(near field communication)などの無線通信のための通信モジュールを含むことができる。
【0172】
通信インターフェース710は、送信部711及び受信部712を含むことができる。送信部711は、エアロゾル生成装置10及び/又はネットワークに信号を伝送することができる。受信部712は、エアロゾル生成装置10及び/又はネットワークから信号を受信することができる。送信部711及び受信部712を介して送受信する信号はデータ信号及び/又は電力信号であり得る。
【0173】
充電器70は、送信部711を介して、エアロゾル生成装置10に電力信号を伝送して、エアロゾル生成装置10に電力を供給することができる。
【0174】
メモリ720は、非揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリー、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)など)の中で少なくとも一つを含むことができる。
【0175】
メモリ720は、制御部740内のそれぞれの信号処理及び制御のためのプログラムを保存することができ、処理されたデータ及び処理対象であるデータを保存することができる。本開示では、必要に応じて、プログラムとアプリケーション(application)とを混用して使用することができる。
【0176】
メモリ720は、エアロゾル生成装置10のロック又はロック解除に関連して、所定のロック信号(ロックキー)及びロック解除信号(ロック解除キー)を保存することができる。例えば、ロック信号及びロック解除信号は、エアロゾル生成装置10の製造社で予め設定した特定の値を有するキーであり得る。
【0177】
メモリ720は、エアロゾル生成装置10に対する固有の識別子及び/又は外部装置80に対する固有の識別子を保存することができる。例えば、エアロゾル生成装置10に対する固有の識別子及び/又は外部装置80に対する固有の識別子は、MACアドレス(media access control address、MAC address)、シリアルナンバー(serial number)、IMEI(International Mobile Equipment Identity)などで構成され得る。
【0178】
メモリ720は、充電器70のモード変更のための認証情報を保存することができる。例えば、メモリ720は、充電器70のモード変更のためのパスワード情報を保存することができる。
【0179】
入出力インターフェース730は、使用者から命令を受信する入力装置731及び/又は使用者に情報を出力する出力装置732を含むことができる。例えば、入力装置731は、タッチパネル、物理的ボタンなどを含むことができる。例えば、出力装置732は、LED、ディスプレイなどの視覚情報を出力する表示装置、スピーカーなどの聴覚情報を出力するオーディオ装置などを含むことができる。
【0180】
制御部740は、充電器70の全般的な動作を制御することができる。制御部740は、充電器70に備えられた各構成と連結され、各構成に対して信号を送信及び/又は受信して各構成の全般的な動作を制御することができる。
【0181】
制御部740は、少なくとも一つのプロセッサを含むことができ、これに含まれたプロセッサを用いて充電器70の動作全般を制御することができる。ここで、プロセッサは、CPU(central processing unit)のような一般的なプロセッサであり得る。もちろん、プロセッサはASICのような専用装置であるか又は他のハードウェアに基づくプロセッサであり得る。一方、制御部740は、メモリ720を含む単一のチップの形態に具現され得る。
【0182】
図10は本開示の一実施例によるエアロゾル生成システムの動作を示すフローチャートである。
【0183】
図10を参照すると、エアロゾル生成装置10は、S1001動作で、充電器70と通信連結され得る。例えば、エアロゾル生成装置10と充電器70とは、無線通信を介して、互いに通信連結され得る。例えば、エアロゾル生成装置10が充電器70に隣接した位置に置かれるか又は充電器70のパッド上に置かれる場合、エアロゾル生成装置10と充電器70とは、無線通信を介して、互いに通信連結され得る。
【0184】
充電器70は、S1002動作で、エアロゾル生成装置10に電力信号を送信することができる。充電器70の第2通信インターフェース710はエアロゾル生成装置10の第1通信インターフェース11に無線で電力信号を送信することができる。例えば、充電器70の第2通信インターフェース710は1次コイルを含み、エアロゾル生成装置10の第1通信インターフェース11は2次コイルを含み、充電器70の1次コイルからエアロゾル生成装置10の2次コイルに無線で電力信号を伝送することができる。
【0185】
エアロゾル生成装置10は、S1003動作で、バッテリー16を充電することができる。エアロゾル生成装置10は、第1通信インターフェース11を介して充電器70から無線で受信した電力信号でバッテリー16を充電することができる。例えば、エアロゾル生成装置10は、第1通信インターフェース11を介して伝達された電力信号を整流器を介して充電可能な電力に変換することができる。エアロゾル生成装置10は、変換された電力でバッテリー16を充電することができる。
【0186】
一方、エアロゾル生成装置10は、S1002及びS1003動作に関連して、充電過程で発生する多くのイベントなどを感知し、バッテリー16の充電状態を確認してフィードバック信号を生成することができる。エアロゾル生成装置10は、フィードバック信号を第1通信インターフェース11を介して充電器70に伝送することができる。充電器70の制御部740は、受信したフィードバック信号に基づいてエアロゾル生成装置10の充電状態を認識することができ、第2通信インターフェース710を介して伝送する電力信号を制御することができる。
【0187】
エアロゾル生成装置10は、S1004動作で、状態信号を生成することができる。状態信号は、エアロゾル生成装置10がロック状態又はロック解除状態であるかを示す情報を含むことができる。エアロゾル生成装置10は、現在の動作状態がロック状態又はロック解除状態であるかを判断し、現在の動作状態に基づいて状態信号を生成することができる。
【0188】
ここで、エアロゾル生成装置10のロック状態は、ヒーター131に電力を供給する予熱機能又は加熱機能、出力装置の動作を制御するか又は入力装置の動作を制御する入出力機能、及びスティックの挿入空間を掃除する掃除機能のうちの少なくとも一つの機能の使用が制限される状態であり得る。エアロゾル生成装置10のロック解除状態は、予熱機能又は加熱機能、入出力機能、及び掃除機能のうちの少なくとも一つの機能に対する使用の制限が解除される状態であり得る。
【0189】
エアロゾル生成装置10は、S1005動作で、第1通信インターフェース11を介して充電器70に状態信号を送信することができる。例えば、エアロゾル生成装置10は、第1通信インターフェース11の2次コイルを介して充電器70に無線で状態信号を送信することができる。
【0190】
充電器70は、S1006動作で、ロック信号又はロック解除信号をエアロゾル生成装置10に伝送することができる。充電器70がロック信号又はロック解除信号を伝送する動作は、図11及び図12に基づいて詳細に後述する。
【0191】
エアロゾル生成装置10は、S1007動作で、受信した信号に基づいてエアロゾル生成装置10をロック又はロック解除することができる。
【0192】
例えば、エアロゾル生成装置10は、第1通信インターフェース11を介して充電器70からロック解除信号を受信する場合、エアロゾル生成装置10をロック解除することができる。エアロゾル生成装置10は、充電器70から受信した信号をメモリ14に保存されたロックキー及びロック解除キーと比較し、受信した信号がロック解除キーに対応する場合、ロック解除信号を受信したと判断することができる。
【0193】
ロック解除信号を受信したと判断した場合、エアロゾル生成装置10は、予熱機能又は加熱機能、入出力機能、及び掃除機能のうちの少なくとも一つの使用制限を解除することができる。
【0194】
例えば、エアロゾル生成装置10は、第1通信インターフェース11を介して充電器70からロック信号を受信する場合、エアロゾル生成装置10をロックすることができる。エアロゾル生成装置10は、充電器70から受信した信号をメモリ14に保存されたロックキー及びロック解除キーと比較し、受信した信号がロックキーに対応する場合、ロック信号を受信したと判断することができる。
【0195】
ロック信号を受信したと判断した場合、エアロゾル生成装置10は、予熱機能又は加熱機能、入出力機能、及び掃除機能のうちの少なくとも一つの機能の使用を制限することができる。
【0196】
一方、状態信号は、エアロゾル生成装置10が出荷モード状態であるかを示す情報を含むことができる。エアロゾル生成装置10は、現在の動作状態が出荷モード状態であるかを判断し、出荷モードと判断する場合、出荷モード状態を示す状態信号を生成することができる。エアロゾル生成装置10は、状態情報を充電器70に伝送することができる。
【0197】
ここで、出荷モードは、エアロゾル生成装置10を組み立てて出荷する過程でエアロゾル生成装置10の内部のハードウェア部品の中で制御部を除いた部品を非活性化させることにより、エアロゾル生成装置10の電力消耗を最少化するモードであり得る。出荷モードは、内部のハードウェア部品の大部分を非活性化させるという点で、エアロゾル生成装置10の複数の機能のうちの少なくとも一つの機能の使用を制限するロックモードと区分することができる。
【0198】
エアロゾル生成装置10の制御部17は、エアロゾル生成装置10が出荷する前に外部入力によって出荷モードに設定されるようにプログラミングされ得る。出荷モードの解除は、エアロゾル生成装置10がロック解除モードに進入することであり得る。
【0199】
この場合、充電器70は、S1006動作で、ロック解除信号をエアロゾル生成装置10に伝送することができる。充電器70は、エアロゾル生成装置10から受信した状態情報に基づいて、エアロゾル生成装置10が出荷モードであると判断する場合、ロック解除信号をエアロゾル生成装置10に伝送することができる。
【0200】
エアロゾル生成装置10は、S1007動作で、ロック解除信号を受信して出荷モードを解除することができる。
【0201】
図11及び図12は、本開示の一実施例による充電器の動作を示すフローチャートである。図10で説明した内容と重複する内容については詳細な説明を省略する。
【0202】
図11を参照すると、充電器70は、S1110動作で、エアロゾル生成装置10と通信連結され得る。例えば、エアロゾル生成装置10と充電器70とは、無線通信を介して、互いに通信連結され得る。
【0203】
充電器70は、S1120動作で、エアロゾル生成装置10に電力信号を送信することができる。充電器70の第2通信インターフェース710は、エアロゾル生成装置10の第1通信インターフェース11に無線で電力信号を送信することができる。
【0204】
充電器70は、S1130動作で、エアロゾル生成装置10から状態信号を受信することができる。
【0205】
充電器70は、S1140動作で、受信した状態信号に基づいてエアロゾル生成装置10の状態を判断することができる。充電器70は、状態信号に基づいて、エアロゾル生成装置10が現在ロック状態であるか又はロック解除状態であるかを判断することができる。
【0206】
充電器70は、エアロゾル生成装置10がロック状態であると判断する場合、S1150動作で、ロック解除信号をエアロゾル生成装置10に伝送することができる。
【0207】
充電器70は、エアロゾル生成装置10がロック解除状態であると判断する場合、S1160動作で、ロック信号をエアロゾル生成装置10に伝送することができる。
【0208】
一方、充電器70の通信連結動作(S1110動作)に先立ち、使用者の年齢認証を実行することができる。使用者の年齢認証は使用者の年齢が一定の年齢以上であることを判断する過程を意味する。
【0209】
例えば、使用者の年齢認証は、エアロゾル生成装置10の販売店の担当者が使用者の身分証を確認することで実行することができる。ここで、充電器70は販売店に備えられる充電器であり得る。販売店の担当者によって使用者の年齢を認証した後、エアロゾル生成装置10と充電器70とは通信連結され得る。エアロゾル生成装置10と充電器70とが通信連結されることにより、S1120~S1160動作を実行することができる。
【0210】
例えば、使用者の年齢認証は、充電器70及び外部装置80を介して実行することができる。充電器70及び外部装置80を用いる年齢認証及び/又は年齢認証確認は図13に基づいて詳細に後述する。
【0211】
一方、S1140動作で、充電器70は、エアロゾル生成装置10が出荷モード状態であると判断する場合、S1150動作で、ロック解除信号をエアロゾル生成装置10に伝送することができる。
【0212】
図12を参照すると、充電器70は、S1210動作で、使用者入力を受信することができる。充電器70は、入力装置731を介して、ロック入力、ロック解除入力及びオフ(OFF)入力のうちで一つの入力を受信することができる。例えば、入力装置731は、ロック入力ボタン、ロック解除入力ボタン、及びオフ(OFF)入力ボタンのそれぞれを含むことができる。例えば、入力装置731は一つのボタンを含み、当該ボタンを押す回数及び/又は時間などによって、ロック入力、ロック解除入力及びオフ入力を区分することができる。例えば、入力装置731はタッチパネルを含み、タッチパネルの入力に基づいて、ロック入力、ロック解除入力及びオフ入力に区分することができる。
【0213】
充電器70は、S1220動作で、エアロゾル生成装置10と通信連結され得る。例えば、エアロゾル生成装置10と充電器70とは、無線通信を介して、互いに通信連結され得る。
【0214】
充電器70は、S1230動作で、エアロゾル生成装置10に電力信号を送信することができる。充電器70の第2通信インターフェース710は、エアロゾル生成装置10の第1通信インターフェース11に無線で電力信号を送信することができる。
【0215】
充電器70は、S1240動作で、エアロゾル生成装置10から状態信号を受信することができる。
【0216】
充電器70は、S1250動作で、入力装置731を介して入力された入力の種類を判断することができる。充電器70は、入力がロック入力、ロック解除入力及びオフ入力のうちでどの入力に相当するかを判断することができる。
【0217】
充電器70は、受信した入力に基づいて、充電器70の動作モードを、ロックロック動作モード、ロック解除動作モード及びオフ動作モードのうちで一つのモードに変更することができる。ここで、ロック動作モードは充電器70がエアロゾル生成装置10にロック信号を伝送するモードであり、ロック解除動作モードは充電器70がエアロゾル生成装置10にロック解除信号を伝送するモードであり、オフ動作モードは充電器70がエアロゾル生成装置10にロック信号及び/又はロック解除信号を伝送しないモードであり得る。
【0218】
充電器70は、ロック入力を受信する場合、充電器70がロック動作モードで動作するように制御することができる。充電器70は、ロック解除入力を受信する場合、充電器70がロック解除動作モードで動作するように制御することができる。充電器70は、オフ入力を受信する場合、充電器70がオフ動作モードで動作するように制御することができる。
【0219】
充電器70は、ロック動作モードでエアロゾル生成装置10をロックする動作及び無線充電動作を実行することができ、ロック解除動作モードでエアロゾル生成装置10をロック解除する動作及び無線充電動作を実行することができ、オフ動作モードでエアロゾル生成装置10を無線充電する動作を実行することができる。
【0220】
充電器70は、ロック入力を入力装置731を介して受信したと判断する場合、S1260動作で、ロック信号をエアロゾル生成装置10に伝送することができる。充電器70は、ロック動作モードで、ロック信号をエアロゾル生成装置10に伝送することができる。
【0221】
充電器70は、ロック解除入力を入力装置731を介して受信したと判断する場合、S1270動作で、ロック解除信号をエアロゾル生成装置10に伝送することができる。充電器70は、ロック解除動作モードで、ロック解除信号をエアロゾル生成装置10に伝送することができる。
【0222】
充電器70は、オフ入力を入力装置731を介して受信したと判断する場合、オフ動作モードで、エアロゾル生成装置10にロック信号及び/又はロック解除信号を伝送しないことができる。入力装置731を介してオフ入力を受信した場合、充電器70は、エアロゾル生成装置10を無線で充電する機能のみを実行することができる。
【0223】
一方、S1210動作で、入力装置731を介してロック入力又はロック解除入力を受信する場合、充電器70は、認証動作をさらに実行することができる。例えば、充電器70は、ロック入力又はロック解除入力を受信する場合、出力装置732を介して、パスワード入力を誘導する情報を出力することができる。充電器70は、入力装置731を介してパスワードが入力される場合、入力されたパスワードをメモリ720に保存された情報と比較することができる。充電器70は、入力されたパスワードが保存された情報に対応すると判断すると、充電器70の動作モードを変更することができる。
【0224】
一方、充電器70の通信連結動作(S1220動作)に先立ち、使用者の年齢認証を実行することができる。
【0225】
例えば、使用者の年齢認証は、エアロゾル生成装置10の販売店の担当者が使用者の身分証を確認することで実行することができる。例えば、使用者の年齢認証は、充電器70及び外部装置80を介して実行することができる。
【0226】
図13は本開示の他の実施例によるエアロゾル生成システムの動作を示すフローチャートである。図10で説明した内容と重複する内容については詳細な説明を省略する。
【0227】
図13を参照すると、エアロゾル生成システム1は、エアロゾル生成装置10と、充電器70と、外部装置80と、を含むことができる。
【0228】
エアロゾル生成装置10は、S1301動作で、充電器70と通信連結され得る。
【0229】
充電器70は、S1302動作で、外部装置80と通信連結され得る。例えば、充電器70と外部装置80とは、有無線通信を介して、互いに通信連結され得る。
【0230】
充電器70は、S1303動作で、エアロゾル生成装置10に電力信号を送信することができる。
【0231】
エアロゾル生成装置10は、S1304動作で、バッテリー16を充電することができる。エアロゾル生成装置10は、充電器70から無線で受信した電力信号でバッテリー16を充電することができる。
【0232】
エアロゾル生成装置10は、S1305動作で、状態信号を生成することができる。状態信号は、エアロゾル生成装置10がロック状態又はロック解除状態であるかを示す情報を含むことができる。
【0233】
エアロゾル生成装置10は、S1306動作で、第1通信インターフェース11を介して充電器70に状態信号を送信することができる。
【0234】
充電器70は、S1307動作で、外部装置80に認証確認を要請することができる。例えば、充電器10は、外部装置80に、使用者年齢認証が完了したかに対する確認を要請する認証確認要請信号を伝送することができる。認証確認要請信号は、エアロゾル生成装置10の識別子及び充電器70の識別子のうちの少なくとも一つの情報を含むことができる。
【0235】
外部装置80は、S1308動作で、使用者年齢認証が完了したかを確認することができる。外部装置80は、外部サーバー、販売店に備えられたコンピューティング装置及び使用者端末のうちで少なくとも一つを含むことができる。
【0236】
例えば、外部装置80は販売店に備えられたコンピューティング装置であり得る。使用者はエアロゾル生成装置10を販売する販売店に備えられたコンピューティング装置を介して使用者認証を実行することができる。コンピューティング装置は、アプリケーション又はプログラムによって入力窓を出力し、入力窓を介して使用者に対応するデータを獲得することができる。コンピューティング装置は、コンピューティング装置に備えられたカメラ又はスキャナなどを介して使用者の身分証(住民登録証、運転兔許証、パスポートなど)のイメージを獲得することにより、誕生日、使用者の年齢、使用者を示す固有番号などのうちの少なくとも一つを獲得することができる。
【0237】
コンピューティング装置は、獲得した使用者情報に基づいて使用者の年齢が一定の年齢以上であることを判断することができる。
【0238】
例えば、外部装置80は使用者端末であり得る。使用者は使用者端末を介して使用者認証を実行することができる。使用者端末は、アプリケーション又はプログラムによって入力窓を出力し、入力窓を介して使用者に対応するデータを獲得することができる。使用者端末は、使用者端末に備えられたカメラ又はスキャナなどを介して使用者の身分証イメージを獲得することにより、誕生日、使用者の年齢、使用者を示す固有番号などのうちの少なくとも一つを獲得することができる。
【0239】
使用者端末は、獲得した使用者情報に基づいて使用者の年齢が一定の年齢以上であることを判断することができる。
【0240】
例えば、外部装置80は外部サーバーであり得る。外部サーバーは、使用者に対応するデータを使用者端末又は販売店に備えられたコンピューティング装置から受信することができる。外部サーバーは、獲得した使用者情報に基づいて使用者の年齢が一定の年齢以上であることを判断することができる。
【0241】
外部装置80は、S1309動作で、使用者の年齢が認証される場合、使用者年齢認証完了情報を生成して充電器70に伝送することができる。充電器70は、外部装置80から使用者年齢認証完了情報(大人認証完了情報)を受信することができる。
【0242】
充電器70は、S1310動作で、ロック信号又はロック解除信号をエアロゾル生成装置10に伝送することができる。
【0243】
エアロゾル生成装置10は、S1311動作で、受信した信号に基づいてエアロゾル生成装置10をロック又はロック解除することができる。
【0244】
一方、前記S1302動作は、S1303動作~S1306動作に関係なく実行することができる。充電器70は、エアロゾル生成装置10と通信連結された後(S1301動作の後)、エアロゾル生成装置10から状態信号を受信する前又は受信した後、外部装置80と通信連結され得る。
【0245】
前述したように、本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、無線充電通信を介してエアロゾル生成装置のロック及びロック解除を行うことができる。
【0246】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、エアロゾル生成装置が包装された状態でも、無線充電通信を介して出荷モードの解除を行うことができる。
【0247】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、エアロゾル生成装置に対する使用権限がない第3者又は未成年者の使用を制限することができる。
【0248】
図1図13を参照すると、本開示の一側面によるエアロゾル生成システム1は、エアロゾル生成装置10及び充電器70を含むことができる。前記エアロゾル生成装置10は、第1通信インターフェース11と、バッテリー16と、第1制御部17と、を含むことができる。前記第1制御部17は、前記第1通信インターフェース11を介して前記充電器70から無線で電力信号を受信する場合、前記バッテリー16を充電するように制御し、ロック状態又はロック解除状態を含む前記エアロゾル生成装置10の状態を判断し、前記エアロゾル生成装置10の状態に対応する状態信号を生成し、前記バッテリー16の充電が開始する場合、前記第1通信インターフェース11を介して前記充電器70に前記状態信号を伝送し、前記第1通信インターフェース11を介して前記充電器70からロック解除信号を受信する場合、前記エアロゾル生成装置10をロック解除状態に変更することができる。
【0249】
本開示の他の側面によれば、前記第1制御部17は、前記第1通信インターフェース11を介して前記充電器70からロック信号を受信する場合、前記エアロゾル生成装置10をロック状態に変更することができる。
【0250】
本開示の他の側面によれば、前記充電器70は、第2通信インターフェース710及び第2制御部740を含むことができる。前記第2制御部740は、前記第2通信インターフェース710を介して前記エアロゾル生成装置10に無線で電力信号を送信するように制御し、前記第2通信インターフェース710を介して前記エアロゾル生成装置10から前記状態信号を受信し、前記状態信号に基づいて前記エアロゾル生成装置10の状態を判断し、前記状態がロック状態の場合、前記第2通信インターフェース710を介して前記エアロゾル生成装置10に前記ロック解除信号を送信し、前記状態がロック解除状態の場合、前記第2通信インターフェース710を介して前記エアロゾル生成装置10に前記ロック信号を伝送することができる。
【0251】
本開示の他の側面によれば、前記第2制御部740は、外部装置から使用者年齢認証完了情報を受信し、前記状態がロック状態であるとともに前記使用者年齢認証完了情報を受信する場合、前記ロック解除信号は前記第2通信インターフェース710を介して前記エアロゾル生成装置10に伝送される。
【0252】
本開示の他の側面によれば、前記充電器70は、第2通信インターフェース710と、第2制御部740と、第2入出力インターフェース730と、を含むことができる。前記第2制御部740は、前記第2入出力インターフェース730を介して、ロック入力、ロック解除入力及びオフ(OFF)入力のうちの一つの入力を受信し、前記第2通信インターフェース710を介して前記エアロゾル生成装置10から前記状態信号を受信し、前記状態信号を受信するとき前記ロック入力を受信する場合、前記エアロゾル生成装置10に前記ロック信号を伝送し、前記状態信号を受信するとき前記ロック解除入力を受信する場合、前記エアロゾル生成装置10に前記ロック解除信号を伝送することができる。
【0253】
本開示の他の側面によれば、前記状態信号を受信するとき前記オフ入力を受信する場合、前記ロック信号又は前記ロック解除信号は伝送されない。
【0254】
本開示の他の側面によれば、前記第1制御部17は、前記エアロゾル生成装置10が出荷モード状態であることを判断し、ここで、前記充電器70に伝送された前記状態信号は前記出荷モード状態に対応し、前記第1通信インターフェース11を介して前記充電器70から前記ロック解除信号を受信する場合、前記出荷モード状態を解除することができる。
【0255】
本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置10は、エアロゾル生成物質を加熱するヒーター131と、第1入出力インターフェース12と、をさらに含むことができる。前記エアロゾル生成装置10のロック状態は、前記ヒーター131に電力を供給する加熱機能又は前記第1入出力インターフェース12を制御する入出力機能のうちの少なくとも一つの機能が制限される状態であり、前記エアロゾル生成装置10のロック解除状態は、前記加熱機能及び前記入出力機能のうちの少なくとも一つの機能が制限されない状態であり得る。
【0256】
本開示の他の側面によれば、前記第1通信インターフェース11は第1動作周波数帯域を用いて前記電力信号を受信し、前記第1周波数帯域と同じ動作周波数帯域を用いて前記状態信号を送信することができる。
【0257】
本開示の一側面によるエアロゾル生成装置10は、前記エアロゾル生成装置10の充電器70と通信する第1通信インターフェース11と、バッテリー16と、制御部17と、を含み、前記制御部17は、前記第1通信インターフェース11を介して前記充電器70から無線で電力信号を受信する場合、前記バッテリー16を充電するように制御し、ロック状態又はロック解除状態を含む前記エアロゾル生成装置10の状態を判断し、前記エアロゾル生成装置10の状態に対応する状態信号を生成し、前記バッテリー16の充電が開始する場合、前記第1通信インターフェース11を介して前記充電器70に前記状態信号を伝送し、前記第1通信インターフェース11を介して前記充電器70からロック解除信号を受信する場合、前記エアロゾル生成装置10をロック解除状態に変更する。
【0258】
本開示の他の側面によれば、前記制御部17は、前記第1通信インターフェース11を介して前記充電器70からロック信号を受信する場合、前記エアロゾル生成装置10を前記ロック解除状態に変更することができる。
【0259】
本開示の他の側面によれば、前記充電器70の入力インターフェース730を介して前記充電器70がロック入力を受信する場合、前記ロック信号を前記充電器70から受信し、前記充電器70の前記入力インターフェース730を介して前記充電器70がロック解除入力を受信する場合、前記ロック解除信号を前記充電器70から受信し、前記充電器70の前記入力インターフェース730を介して前記充電器70がオフ入力を受信する場合、前記ロック信号も前記ロック解除信号も受信しない。
【0260】
本開示の他の側面によれば、前記エアロゾル生成装置10は、エアロゾル生成物質を加熱するヒーター131と、第1入出力インターフェース12と、をさらに含むことができる。前記エアロゾル生成装置10のロック状態は、前記ヒーター131に電力を供給する加熱機能又は前記第1入出力インターフェース12を制御する入出力機能のうちの少なくとも一つの機能が制限される状態であり、前記エアロゾル生成装置10のロック解除状態は、前記加熱機能又は前記入出力機能のうちの少なくとも一つの機能が制限される状態であり得る。
【0261】
前述した本開示の特定の実施例又は他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素又は全ての要素は構成又は機能が他の要素と組み合わせられるか互いに組み合わせられることができる。
【0262】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合わせられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0263】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/又は配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/又は配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【国際調査報告】