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特表2024-537195NR V2XにおけるSL DRXに関連する無線通信を行う方法及び装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-10
(54)【発明の名称】NR V2XにおけるSL DRXに関連する無線通信を行う方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/40 20230101AFI20241003BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20241003BHJP
   H04W 52/02 20090101ALI20241003BHJP
【FI】
H04W72/40
H04W92/18
H04W52/02 111
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024520957
(86)(22)【出願日】2022-10-07
(85)【翻訳文提出日】2024-04-05
(86)【国際出願番号】 KR2022015212
(87)【国際公開番号】W WO2023059159
(87)【国際公開日】2023-04-13
(31)【優先権主張番号】10-2021-0133905
(32)【優先日】2021-10-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】パク キウォン
(72)【発明者】
【氏名】ソ ハンピョル
(72)【発明者】
【氏名】パク ソヨン
(72)【発明者】
【氏名】イ スンミン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067CC22
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
(57)【要約】
第1の装置が無線通信を行う方法及びこれをサポートする装置が提案される。例えば、前記第1の装置は、第2の装置の第1の活性時間に関連する情報を含む第1のSL DRX設定を獲得することができる。例えば、前記第1の装置はリソース選択をトリガーすることができる。例えば、前記第1の装置は前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定することができる。例えば、前記第1の装置はセンシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定することができる。例えば、前記第1の装置は前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択することができる。例えば、前記第1の装置は前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定することができる。例えば、前記第1の装置は前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーすることができる。
【選択図】図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の装置が無線通信を行う方法において、
第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得するステップと、
リソース選択をトリガー(trigger)するステップと、
前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定するステップと、
センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定するステップと、
前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択するステップと、
前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)するステップと、
前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーするステップとを含む、方法。
【請求項2】
前記1つ以上のSLリソースのうち、全ての(all)リソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択がトリガーされる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つ以上のSLリソースのうち、一部のリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択がトリガーされない、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のSL DRX設定に関連する情報は第1のSL DRXサイクル(cycle)に関連する情報又は第1のSL DRXタイマー(timer)に関連する情報のうち、少なくともいずれか1つを含み、
前記第2のSL DRX設定に関連する情報は第2のSL DRXサイクル(cycle)に関連する情報又は第2のSL DRXタイマー(timer)に関連する情報のうち、少なくともいずれか1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のSL DRXタイマーはSL DRXオンデュレーションタイマー(onduration timer)、SL DRX非活性タイマー(inactivity timer)、SL DRX HARQ(hybrid automatic repeat request)RTT(round trip time)タイマー又はSL DRX再送タイマー(retransmission timer)のうち、少なくともいずれか1つを含み、
前記第2の装置の活性時間は前記SL DRXオンデュレーションタイマーが駆動している時間又は前記SL DRX非活性タイマーが駆動している時間又は前記SL DRX再送タイマーが駆動している時間のうち、少なくともいずれか1つを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
(i)前記第1のSL DRXサイクル又は前記第1のSL DRXタイマーが満了すること及び(ii)前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、前記第2のSL DRX設定に基づいたSL DRX動作を実行するステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のDRX設定に基づいた前記SL DRX動作がQoS(quality of service)要件(requirement)を満足するか否かを決定するステップをさらに含み、
前記第2のDRX設定に基づいた前記SL DRX動作が前記QoS要件を満足することに基づいて、前記第2のSL DRX設定に基づいた前記SL DRX動作は実行される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記QoS要件はPDB(packet data budget)を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、SL DRX命令(command)MAC(medium access control)CE(control element)を前記第2の装置に送信するステップをさらに含み、
前記SL DRX命令MACCEは前記第2の装置のSL DRXオンデュレーションタイマー(onduration timer)又は前記第2の装置のSL DRX非活性タイマー(inactivity timer)のうち、少なくともいずれか1つを中止(stop)するための情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、前記第2のSL DRX設定に関連するリソースプール(resource pool)に基づいてSL DRX動作を実行するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、少なくとも1つのSLリソースに関連する情報を基地局から受信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記1つ以上のSLリソース上で、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)及び第2のSCI(sidelink control information)のスケジューリングのための、第1のSCIを前記第2の装置に送信するステップと、
前記1つ以上のSLリソース上で、前記PSSCHを介して、前記第2のSCI及びMAC(medium access control)PDU(protocol data unit)を前記第2の装置に送信するステップと、
前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて及び前記1つ以上のSLリソース上でPSSCHが送信されたことに基づいて、少なくとも1つのSLリソースに関連する情報を基地局から受信するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、前記1つ以上のSLリソースを諦める(discard)ステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
無線通信を行う第1の装置において、
命令を格納する1つ以上のメモリと、
1つ以上の送受信機と、
前記1つ以上のメモリと前記1つ以上の送受信機を接続する1つ以上のプロセッサを含み、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、
第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得して、
リソース選択をトリガー(trigger)して、
前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定し、
センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定し、
前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択して、
前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)して、
前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーする、第1の装置。
【請求項15】
第1の端末を制御するように設定された装置(apparatus)において、前記装置は、
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行できるように接続され、及び命令を格納する1つ以上のメモリを含み、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、
第2の端末の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得して、
リソース選択をトリガー(trigger)して、
前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定し、
センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定し、
前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択して、
前記第1のSL DRX設定を、前記第2の端末の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)して、
前記1つ以上のSLリソースが前記第2の端末の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーする、装置。
【請求項16】
命令を記録している非一時的コンピューター可読記憶媒体として、
前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、
第1の装置が第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得するようにして、
前記第1の装置がリソース選択をトリガー(trigger)するようにして、
前記第1の装置が、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定するようにして、
前記第1の装置が、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定するようにして、
前記第1の装置が、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択するようにして、
前記第1の装置が、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)するようにして、
前記第1の装置が、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーするようにする、非一時的コンピューター可読記憶媒体。
【請求項17】
第2の装置が無線通信を行う方法において、
前記第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得するステップと、
前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)するステップと、を含み、
リソース選択はトリガー(trigger)され、
前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウは決定され、
センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースは決定され、
前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースは選択され、及び
前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択はトリガーされる、方法。
【請求項18】
無線通信を行う第2の装置において、
命令を格納する1つ以上のメモリと、
1つ以上の送受信機と、
前記1つ以上のメモリと前記1つ以上の送受信機を接続する1つ以上のプロセッサを含み、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、
前記第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得して、
前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)し、
リソース選択はトリガー(trigger)され、
前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウは決定され、
センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースは決定され、
前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースは選択され、
前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択はトリガーされる、第2の装置。
【請求項19】
第2の端末を制御するように設定された装置(apparatus)において、前記装置は、
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行できるように接続され、及び命令を格納する1つ以上のメモリを含み、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、
前記第2の端末の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得して、
前記第1のSL DRX設定を、前記第2の端末の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)し、
リソース選択はトリガー(trigger)され、
前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウは決定され、
センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースは決定され、
前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースは選択され、
前記1つ以上のSLリソースが前記第2の端末の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択はトリガーされる、装置。
【請求項20】
命令を記録している非一時的コンピューター可読記憶媒体として、
前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、
第2の装置が前記第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得するようにして、
前記第2の装置が、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)するようにし、
リソース選択はトリガー(trigger)され、
前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウは決定され、
センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースは決定され、
前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースは選択され、
前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択はトリガーされる、非一時的コンピューター可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
サイドリンク(sidelink、SL)とは、端末(User Equipment、UE)間に直接的なリンクを設定し、基地局(Base Station、BS)を経ずに、端末間に音声またはデータなどを直接やり取りする通信方式を意味する。SLは、急速に増加するデータトラフィックによる基地局の負担を解決することができる一つの方案として考慮されている。V2X(vehicle-to-everything)は、有/無線通信を介して他の車両、歩行者、インフラが構築されたモノなどと情報を交換する通信技術を意味する。V2Xは、V2V(vehicle-to-vehicle)、V2I(vehicle-to-infrastructure)、V2N(vehicle-to-network)、及びV2P(vehicle-to-pedestrian)のような四つの類型に区分されることができる。V2X通信は、PC5インターフェース及び/またはUuインターフェースを介して提供されることができる。
【0003】
一方、一層多くの通信機器が一層大きい通信容量を要求するにつれて、既存の無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)に比べて向上したモバイル広帯域(mobile broadband)通信に対する必要性が台頭されている。それによって、信頼度(reliability)及び遅延(latency)に敏感なサービスまたは端末を考慮した通信システムが論議されており、改善された移動広帯域通信、マッシブMTC(Machine Type Communication)、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communication)などを考慮した次世代無線接続技術を新しいRAT(new radio access technology)またはNR(new radio)と称することができる。NRでもV2X(vehicle-to-everything)通信がサポートされることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、SL DRX(discontinuous reception)動作はサポートすることができる。例えば、SL DRX設定(configuration)は獲得することができる。また、例えば、SL DRX設定はSL DRXタイマーに関連する情報又はSL DRXサイクルに関連する情報を含むことができる。例えば、SL DRX設定に基づいてSL DRX動作しているRX UEはRX UEの活性時間(active time)内でPSCCH/PSSCHモニタリングを実行することができる。
【0005】
その一方で、例えば、リソース割り当てモード2内で、TX UEはセンシングに基づいて選択ウィンドウ内で決定されたリソース内でSLリソースを自ら選択することができ、前記SLリソースに基づいてTX UE及びRX UEの間のSL通信を実行することができる。しかし、RX UEがSL DRX設定に基づいてSL DRX動作を実行する場合、SL DRX動作を実行するRX UEだけでなくTX UEもRX UEの既存のSL DRX設定に係る活性時間を考慮してRX UEが興味のあるSL通信/サービスをサポートする必要がある。しかし、例えば、SL DRX動作を実行するRX UEのSL DRX設定が再設定された場合、TX UEはRX UEの既存のSL DRX設定に係る活性時間を考慮してTX UEがリソース割り当てモード2に基づいてSLリソースを自ら選択することができる。したがって、TX UEはRX UEの再設定されたSL DRX設定に基づいてRX UEが興味のあるSLサービスをサポートされない場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態において、第1の装置が無線通信を行う方法が提供される。例えば、前記第1の装置は、第2の装置の第1の活性時間に関連する情報を含む第1のSL DRX設定を獲得することができる。例えば、前記第1の装置はリソース選択をトリガーすることができる。例えば、前記第1の装置は前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定することができる。例えば、前記第1の装置はセンシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定することができる。例えば、前記第1の装置は前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択することができる。例えば、前記第1の装置は前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定することができる。例えば、前記第1の装置は前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーすることができる。
【0007】
一実施形態において、無線通信を行う第1の装置が提供される。前記第1の装置は命令を格納する1つ以上のメモリと、1つ以上の送受信機と、前記1つ以上のメモリと前記1つ以上の送受信機を接続する1つ以上のプロセッサを含み、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、リソース選択をトリガー(trigger)することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーすることができる。
【0008】
一実施形態において、第1の端末を制御するように設定された装置(apparatus)が提供される。前記装置は、1つ以上のプロセッサと前記1つ以上のプロセッサによって実行できるように接続され、及び命令を格納する1つ以上のメモリを含み、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、第2の端末の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、リソース選択をトリガー(trigger)することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の端末の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の端末の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーすることができる。
【0009】
一実施形態において、命令を記録している非一時的コンピューター可読記憶媒体が提案される。前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、第1の装置が第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得するようにすることができる。例えば、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、前記第1の装置がリソース選択をトリガー(trigger)するようにすることができる。例えば、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、前記第1の装置が、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定するようにすることができる。例えば、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、前記第1の装置が、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定するようにすることができる。例えば、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、前記第1の装置が、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択するようにすることができる。例えば、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、前記第1の装置が、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)するようにすることができる。例えば、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、前記第1の装置が、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーするようにすることができる。
【0010】
一実施形態において、第2の装置が無線通信を行う方法が提案される。例えば、前記第2の装置は前記第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得することができる。例えば、前記第2の装置は、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)することができる。例えば、リソース選択はトリガー(trigger)することができる。例えば、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウは決定することができる。例えば、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースは決定することができる。例えば、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースは選択することができる。例えば、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択はトリガーすることができる。
【0011】
一実施形態において、無線通信を行う第2の装置が提供される。前記第2の装置は命令を格納する1つ以上のメモリと、1つ以上の送受信機と、前記1つ以上のメモリと前記1つ以上の送受信機を接続する1つ以上のプロセッサを含み、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)することができる。例えば、リソース選択はトリガー(trigger)することができる。例えば、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウは決定することができる。例えば、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースは決定することができる。例えば、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースは選択することができる。例えば、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択はトリガーすることができる。
【0012】
一実施形態において、第2の端末を制御するように設定された装置(apparatus)が提供される。前記装置は、1つ以上のプロセッサと、前記1つ以上のプロセッサによって実行できるように接続され、及び命令を格納する1つ以上のメモリを含み、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記第2の端末の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の端末の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)することができる。例えば、リソース選択はトリガー(trigger)することができる。例えば、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウは決定することができる。例えば、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースは決定することができる。例えば、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースは選択することができる。例えば、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の端末の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択はトリガーすることができる。
【0013】
一実施形態において、命令を記録している非一時的コンピューター可読記憶媒体が提案される。前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、第2の装置が前記第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得するようにすることができる。例えば、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、前記第2の装置が、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)するようにすることができる。例えば、リソース選択はトリガー(trigger)することができる。例えば、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウは決定することができる。例えば、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースは決定することができる。例えば、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースは選択することができる。例えば、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択はトリガーすることができる。
【発明の効果】
【0014】
端末がSL通信を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本開示の一実施例に係る、NRシステムの構造を示す。
【0016】
図2】本開示の一実施例に係る、無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。
【0017】
図3】本開示の一実施例に係る、NRの無線フレームの構造を示す。
【0018】
図4】本開示の一実施例に係る、NRフレームのスロット構造を示す。
【0019】
図5】本開示の一実施例に係る、BWPの一例を示す。
【0020】
図6】本開示の一実施例によって、端末が送信モードによってV2XまたはSL通信を実行する手順を示す。
【0021】
図7】本開示の一実施例に係る、三つのキャストタイプを示す。
【0022】
図8】本開示の一実施形態に係る、SL DRXに関連する無線通信を行う方法の問題点を説明するための図面である。
【0023】
図9】本開示の一実施形態に係る、SL DRXに関連する無線通信を行う方法を説明するための図面である。
【0024】
図10】本開示の一実施形態に係る、SL DRXに関連する無線通信を行う手順を説明するための図面である。
【0025】
図11】本開示の一実施例に係る、第1装置が無線通信を実行する方法を示す。
【0026】
図12】本開示の一実施例に係る、基地局が無線通信を実行する方法を示す。
【0027】
図13】本開示の一実施例に係る、通信システム1を示す。
【0028】
図14】本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。
【0029】
図15】本開示の一実施例に係る、送信信号のための信号処理回路を示す。
【0030】
図16】本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。
【0031】
図17】本開示の一実施例に係る、携帯機器を示す。
【0032】
図18】本開示の一実施例に係る、車両または自律走行車両を示す。
【発明を実施するための形態】
【0033】
本明細書において“AまたはB(A or B)”は“ただA”、“ただB”または“AとBの両方とも”を意味することができる。また、本明細書において“AまたはB(A or B)”は“A及び/またはB(A and/or B)”と解釈されることができる。例えば、本明細書において“A、BまたはC(A、B or C)”は“ただA”、“ただB”、“ただC”、または“A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)”を意味することができる。
【0034】
本明細書で使われるスラッシュ(/)や読点(comma)は“及び/または(and/or)”を意味することができる。例えば、“A/B”は“A及び/またはB”を意味することができる。それによって、“A/B”は“ただA”、“ただB”、または“AとBの両方とも”を意味することができる。例えば、“A、B、C”は“A、BまたはC”を意味することができる。
【0035】
本明細書において“少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)”は、“ただA”、“ただB”または“AとBの両方とも”を意味することができる。また、本明細書において“少なくとも一つのAまたはB(at least one of A or B)”や“少なくとも一つのA及び/またはB(at least one of A and/or B)”という表現は“少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)”と同じく解釈されることができる。
【0036】
また、本明細書において“少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)”は、“ただA”、“ただB”、“ただC”、または“A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)”を意味することができる。また、“少なくとも一つのA、BまたはC(at least one of A、B or C)”や“少なくとも一つのA、B及び/またはC(at least one of A、B and/or C)”は“少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)”を意味することができる。
【0037】
また、本明細書で使われる括弧は“例えば(for example)”を意味することができる。具体的に、“制御情報(PDCCH)”で表示された場合、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたものである。また、本明細書の“制御情報”は“PDCCH”に制限(limit)されずに、“PDCCH”が“制御情報”の一例として提案されたものである。また、“制御情報(即ち、PDCCH)”で表示された場合も、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたものである。
【0038】
以下の説明において、「~であるとき、~場合(when,if,in case of)」は、「~に基づいて/基にして(based on)」に代替してもよい。
【0039】
本明細書において、一つの図面内で個別的に説明される技術的特徴は、個別的に具現されることもでき、同時に具現されることもできる。
【0040】
本明細書において、上位レイヤパラメータ(higher layer parameter)は端末に対して設定されるか、事前に設定されるか、事前に定義されたパラメータであり得る。例えば、基地局又はネットワークは、上位レイヤパラメータを端末に送信できる。例えば、上位レイヤパラメータはRRC(radio resource control)シグナリング又はMAC(medium access control)シグナリングを介して送信されることができる。
【0041】
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような多様な無線通信システムに使われることができる。CDMAは、UTRA(universal terrestrial radio access)やCDMA2000のような無線技術で具現されることができる。TDMAは、GSM(global system for mobile communications)/GPRS(general packet radio service)/EDGE(enhanced data rates for GSM evolution)のような無線技術で具現されることができる。OFDMAは、IEEE(institute of electrical and electronics engineers)802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802-20、E-UTRA(evolved UTRA)などのような無線技術で具現されることができる。IEEE802.16mは、IEEE802.16eの進化であって、IEEE802.16eに基づくシステムとの下位互換性(backward compatibility)を提供する。UTRAは、UMTS(universal mobile telecommunications system)の一部である。3GPP(登録商標)(3rd generation partnership project)LTE(long term evolution)は、E-UTRA(evolved-UMTS terrestrial radio access)を使用するE-UMTS(evolved UMTS)の一部として、ダウンリンクでOFDMAを採用し、アップリンクでSC-FDMAを採用する。LTE-A(advanced)は、3GPP LTEの進化である。
【0042】
5G NRは、LTE-Aの後続技術であって、高性能、低遅延、高可用性などの特性を有する新しいClean-slate形態の移動通信システムである。5G NRは、1GHz未満の低周波帯域から1GHz~10GHzの中間周波帯域、24GHz以上の高周波(ミリ波)帯域など、使用可能な全てのスペクトラムリソースを活用することができる。
【0043】
説明を明確にするために、5G NRを中心に記述するが、本開示の一実施例に係る技術的思想がこれに制限されるものではない。
【0044】
図1は、本開示の一実施例に係る、NRシステムの構造を示す。図1の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0045】
図1を参照すると、NG-RAN(Next Generation-Radio Access Network)は、端末10にユーザ平面及び制御平面のプロトコル終端(termination)を提供する基地局20を含むことができる。例えば、基地局20は、gNB(next generation-NodeB)及び/またはeNB(evolved-NodeB)を含むことができる。例えば、端末10は、固定されてもよいし、移動性を有してもよく、MS(Mobile Station)、UT(User Terminal)、SS(Subscriber Station)、MT(Mobile Terminal)、無線機器(Wireless Device)等、他の用語とも呼ばれる。例えば、基地局は、端末10と通信する固定局(fixed station)であり、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)等、他の用語とも呼ばれる。
【0046】
図1の実施例は、gNBのみを含む場合を例示する。基地局20は、相互間にXnインターフェースで連結されることができる。基地局20は、5世代コアネットワーク(5G Core Network:5GC)とNGインターフェースを介して連結されることができる。より具体的に、基地局20は、NG-Cインターフェースを介してAMF(access and mobility management function)30と連結されることができ、NG-Uインターフェースを介してUPF(user plane function)30と連結されることができる。
【0047】
端末とネットワークとの間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の階層は、通信システムで広く知られた開放型システム間相互接続(Open System Interconnection、OSI)基準モデルの下位3個階層に基づいてL1(第1の階層)、L2(第2の階層)、L3(第3の階層)に区分されることができる。このうち、第1の階層に属する物理階層は、物理チャネル(Physical Channel)を利用した情報転送サービス(Information Transfer Service)を提供し、第3の階層に位置するRRC(Radio Resource Control)階層は、端末とネットワークとの間に無線リソースを制御する役割を遂行する。そのために、RRC階層は、端末と基地局との間のRRCメッセージを交換する。
【0048】
図2は本開示の一実施例に係る、無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。図2の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。具体的には、図2の(a)はUu通信のためのユーザ平面(user plane)の無線プロトコルスタック(stack)を示し、図2の(b)はUu通信のための制御平面(control plane)の無線プロトコルスタックを示す。図2の(c)はSL通信のためのユーザ平面の無線プロトコルスタックを示し、図2の(d)はSL通信のための制御平面の無線プロトコルスタックを示す。
【0049】
図2を参照すると、物理階層(physical layer)は、物理チャネルを利用して上位階層に情報転送サービスを提供する。物理階層は、上位階層であるMAC(Medium Access Control)階層とはトランスポートチャネル(transport channel)を介して連結されている。トランスポートチャネルを介してMAC階層と物理階層との間にデータが移動する。トランスポートチャネルは、無線インターフェースを介してデータがどのようにどんな特徴に送信されるかによって分類される。
【0050】
互いに異なる物理階層間、即ち、送信機と受信機の物理階層間は、物理チャネルを介してデータが移動する。前記物理チャネルは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式に変調されることができ、時間と周波数を無線リソースとして活用する。
【0051】
MAC階層は、論理チャネル(logical channel)を介して上位階層であるRLC(radio link control)階層にサービスを提供する。MAC階層は、複数の論理チャネルから複数のトランスポートチャネルへのマッピング機能を提供する。また、MAC階層は、複数の論理チャネルから単数のトランスポートチャネルへのマッピングによる論理チャネル多重化機能を提供する。MAC副階層は、論理チャネル上のデータ転送サービスを提供する。
【0052】
RLC階層は、RLC SDU(Service Data Unit)の連結(concatenation)、分割(segmentation)、及び再結合(reassembly)を実行する。無線ベアラ(Radio Bearer、RB)が要求する多様なQoS(Quality of Service)を保障するために、RLC階層は、透明モード(Transparent Mode、TM)、非確認モード(Unacknowledged Mode、UM)、及び確認モード(Acknowledged Mode、AM)の三つの動作モードを提供する。AM RLCは、ARQ(automatic repeat request)を介してエラー訂正を提供する。
【0053】
RRC(Radio Resource Control)層は制御平面でのみ定義される。RRC層は無線ベアラの設定(configuration)、再設定(re-configuration)及び解除(release)に関連して論理チャネル、送信チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。RBは端末とネットワーク間のデータ伝送のために第1層(physical層または、PHY層)及び第2層(MAC層、RLC層、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)層、SDAP(Service Data Adaptation Protocol)層)によって提供される論理経路を意味する。
【0054】
ユーザ平面でのPDCP階層の機能は、ユーザデータの伝達、ヘッダ圧縮(header compression)、及び暗号化(ciphering)を含む。制御平面でのPDCP階層の機能は、制御平面データの伝達及び暗号化/完全性保護(integrity protection)を含む。
【0055】
SDAP(Service Data Adaptation Protocol)階層は、ユーザ平面でのみ定義される。SDAP階層は、QoSフロー(flow)とデータ無線ベアラとの間のマッピング、ダウンリンク及びアップリンクパケット内のQoSフロー識別子(ID)マーキングなどを実行する。
【0056】
RBが設定されるとは、特定サービスを提供するために無線プロトコル階層及びチャネルの特性を規定し、各々の具体的なパラメータ及び動作方法を設定する過程を意味する。また、RBは、SRB(Signaling Radio Bearer)とDRB(Data Radio Bearer)の二つに分けられる。SRBは、制御平面でRRCメッセージを送信する通路として使われ、DRBは、ユーザ平面でユーザデータを送信する通路として使われる。
【0057】
端末のRRC階層と基地局のRRC階層との間にRRC接続(RRC connection)が確立されると、端末は、RRC_CONNECTED状態にあるようになり、そうでない場合、RRC_IDLE状態にあるようになる。NRの場合、RRC_INACTIVE状態が追加で定義され、RRC_INACTIVE状態の端末は、コアネットワークとの連結を維持し、それに対して、基地局との連結を解約(release)することができる。
【0058】
ネットワークから端末にデータを送信するダウンリンクトランスポートチャネルには、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)と、その以外にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するダウンリンクSCH(SharedChannel)とがある。ダウンリンクマルチキャストまたはブロードキャストサービスのトラフィックまたは制御メッセージの場合、ダウンリンクSCHを介して送信されることもでき、または別途のダウンリンクMCH(Multicast Channel)を介して送信されることもできる。一方、端末からネットワークにデータを送信するアップリンクトランスポートチャネルには、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)と、その以外にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するアップリンクSCH(Shared Channel)とがある。
【0059】
トランスポートチャネルの上位において、トランスポートチャネルにマッピングされる論理チャネル(Logical Channel)では、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、MTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
【0060】
図3は、本開示の一実施例に係る、NRの無線フレームの構造を示す。図3の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0061】
図3を参照すると、NRにおいて、アップリンク及びダウンリンク送信で無線フレームを使用することができる。無線フレームは、10msの長さを有し、2個の5msハーフ-フレーム(Half-Frame、HF)に定義されることができる。ハーフ-フレームは、5個の1msサブフレーム(Subframe、SF)を含むことができる。サブフレームは、一つ以上のスロットに分割されることができ、サブフレーム内のスロット個数は、副搬送波間隔(Subcarrier Spacing、SCS)によって決定されることができる。各スロットは、CP(cyclic prefix)によって12個または14個のOFDM(A)シンボルを含むことができる。
【0062】
ノーマルCP(normal CP)が使われる場合、各スロットは、14個のシンボルを含むことができる。拡張CPが使われる場合、各スロットは、12個のシンボルを含むことができる。ここで、シンボルは、OFDMシンボル(または、CP-OFDMシンボル)、SC-FDMA(Single Carrier-FDMA)シンボル(または、DFT-s-OFDM(Discrete Fourier Transform-spread-OFDM)シンボル)を含むことができる。
【0063】
以下の表1は、ノーマルCPが使われる場合、SCS設定(u)によってスロット別シンボルの個数(Nslotsymb)、フレーム別スロットの個数(Nframe,uslot)とサブフレーム別スロットの個数(Nsubframe,uslot)を例示する。
【0064】
【表1】
【0065】
表2は、拡張CPが使用される場合、SCSによって、スロット別シンボルの個数、フレーム別スロットの個数とサブフレーム別スロットの個数を例示する。
【0066】
【表2】
【0067】
NRシステムでは、一つの端末に併合される複数のセル間にOFDM(A)ヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長さなど)が異なるように設定されることができる。それによって、同じ数のシンボルで構成された時間リソース(例えば、サブフレーム、スロットまたはTTI)(便宜上、TU(Time Unit)と通称)の(絶対時間)区間が併合されたセル間に異なるように設定されることができる。
【0068】
NRにおいて、多様な5Gサービスをサポートするための多数のヌメロロジー(numerology)またはSCSがサポートされることができる。例えば、SCSが15kHzである場合、伝統的なセルラーバンドでの広い領域(wide area)がサポートされることができ、SCSが30kHz/60kHzである場合、密集した-都市(dense-urban)、より低い遅延(lower latency)、及びより広いキャリア帯域幅(wider carrier bandwidth)がサポートされることができる。SCSが60kHzまたはそれより高い場合、位相雑音(phase noise)を克服するために24.25GHzより大きい帯域幅がサポートされることができる。
【0069】
NR周波数バンド(frequency band)は、二つのタイプの周波数範囲(frequency range)に定義されることができる。前記二つのタイプの周波数範囲は、FR1及びFR2である。周波数範囲の数値は、変更されることができ、例えば、前記二つのタイプの周波数範囲は、以下の表3の通りである。NRシステムで使われる周波数範囲のうち、FR1は“sub 6GHz range”を意味することができ、FR2は“above 6GHz range”を意味することができ、ミリ波(millimeter wave、mmW)と呼ばれることができる。
【0070】
【表3】
【0071】
前述したように、NRシステムの周波数範囲の数値は、変更されることができる。例えば、FR1は、以下の表4のように410MHz乃至7125MHzの帯域を含むことができる。即ち、FR1は、6GHz(または、5850、5900、5925MHz等)以上の周波数帯域を含むことができる。例えば、FR1内で含まれる6GHz(または、5850、5900、5925MHz等)以上の周波数帯域は、非免許帯域(unlicensed band)を含むことができる。非免許帯域は、多様な用途で使われることができ、例えば、車両のための通信(例えば、自律走行)のために使われることができる。
【0072】
【表4】
【0073】
図4は、本開示の一実施例に係る、NRフレームのスロット構造を示す。図4の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0074】
図4を参照すると、スロットは、時間領域で複数のシンボルを含む。例えば、ノーマルCPの場合、一つのスロットが14個のシンボルを含み、拡張CPの場合、一つのスロットが12個のシンボルを含むことができる。または、ノーマルCPの場合、一つのスロットが7個のシンボルを含み、拡張CPの場合、一つのスロットが6個のシンボルを含むことができる。
【0075】
搬送波は、周波数領域で複数の副搬送波を含む。RB(Resource Block)は、周波数領域で複数(例えば、12)の連続した副搬送波に定義されることができる。BWP(Bandwidth Part)は、周波数領域で複数の連続した(P)RB((Physical)Resource Block)に定義されることができ、一つのヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長さなど)に対応されることができる。搬送波は、最大N個(例えば、5個)のBWPを含むことができる。データ通信は、活性化されたBWPを介して実行されることができる。各々の要素は、リソースグリッドでリソース要素(Resource Element、RE)と呼ばれ、一つの複素シンボルがマッピングされることができる。
【0076】
以下、BWP(Bandwidth Part)及びキャリアに対して説明する。
【0077】
BWP(Bandwidth Part)は、与えられたヌメロロジーでPRB(physical resource block)の連続的な集合である。PRBは、与えられたキャリア上で与えられたヌメロロジーに対するCRB(common resource block)の連続的な部分集合から選択されることができる。
【0078】
例えば、BWPは活性(active)BWP、イニシャル(initial)BWP及び/又はデフォルト(default)BWPの中で少なくともいずれか一つである。例えば、端末はPCell(primary cell)上の活性(active)DL BWP以外のDL BWPにおいてダウンリンク無線リンク品質(downlink radiolink quality)をモニタリングしない場合がある。例えば、端末は活性DL BWPの外部においてPDCCH、PDSCH(physical downlink shared channel)又はCSI-RS(reference signal)(ただし、RRM除外)を受信しない。例えば、端末は非活性DL BWPに対するCSI(Channel State Information)報告をトリガーしない。例えば、端末は活性UL BWP外部においてPUCCH(physical uplink control channel)又はPUSCH(physical uplink shared channel)を送信しない。例えば、ダウンリンクであるとき、イニシャルBWPは(PBCH(physical broadcast channel)によって設定された)RMSI(remaining minimum system information)CORESET(control resource set)に対する連続RBセットとして与えられる。例えば、アップリンクであるとき、イニシャルBWPはランダムアクセス手順のためにSIB(system information block)によって与えられる。例えば、デフォルトBWPは上位層によって設定される。例えば、デフォルトBWPの初期の値はイニシャルDL BWPである。省エネのために、端末が一定期間の間DCIを検出することができないとき、端末は前記端末の活性BWPをデフォルトBWPに切り替えることができる。
【0079】
一方、BWPは、SLに対して定義されることができる。同じSL BWPは、送信及び受信に使われることができる。例えば、送信端末は、特定BWP上でSLチャネルまたはSL信号を送信することができ、受信端末は、前記特定BWP上でSLチャネルまたはSL信号を受信することができる。免許キャリア(licensed carrier)で、SL BWPは、Uu BWPと別途に定義されることができ、SL BWPは、Uu BWPと別途の設定シグナリング(separate configuration signalling)を有することができる。例えば、端末は、SL BWPのための設定を基地局/ネットワークから受信することができる。 例えば、端末は、 Uu BWPのための設定を基地局/ネットワークから受信することができる。SL BWPは、キャリア内でout-of-coverage NR V2X端末及びRRC_IDLE端末に対して(あらかじめ)設定されることができる。RRC_CONNECTEDモードの端末に対して、少なくとも一つのSL BWPがキャリア内で活性化されることができる。
【0080】
図5は、本開示の一実施例に係る、BWPの一例を示す。図5の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。図5の実施例において、BWPは、3個と仮定する。
【0081】
図5を参照すると、CRB(common resource block)は、キャリアバンドの一側端から他側端まで番号が付けられたキャリアリソースブロックである。そして、PRBは、各BWP内で番号が付けられたリソースブロックである。ポイントAは、リソースブロックグリッド(resource block grid)に対する共通参照ポイント(common reference point)を指示することができる。
【0082】
BWPは、ポイントA、ポイントAからのオフセット(NstartBWP)及び帯域幅(NsizeBWP)により設定されることができる。例えば、ポイントAは、全てのヌメロロジー(例えば、該当キャリアでネットワークによりサポートされる全てのヌメロロジー)のサブキャリア0が整列されるキャリアのPRBの外部参照ポイントである。例えば、オフセットは、与えられたヌメロロジーで最も低いサブキャリアとポイントAとの間のPRB間隔である。例えば、帯域幅は、与えられたヌメロロジーでPRBの個数である。
【0083】
以下、V2XまたはSL通信に対して説明する。
【0084】
SLSS(Sidelink Synchronization Signal)は、SL特定的なシーケンス(sequence)であって、PSSS(Primary Sidelink Synchronization Signal)と、SSSS(Secondary Sidelink Synchronization Signal)とを含むことができる。前記PSSSは、S-PSS(Sidelink Primary Synchronization Signal)と称し、前記SSSSは、S-SSS(Sidelink Secondary Synchronization Signal)と称することができる。例えば、長さ-127M-シーケンス(length-127 M-sequences)がS-PSSに対して使われることができ、長さ-127ゴールド-シーケンス(length-127 Gold sequences)がS-SSSに対して使われることができる。例えば、端末は、S-PSSを利用して最初信号を検出(signal detection)することができ、同期を獲得することができる。例えば、端末は、S-PSS及びS-SSSを利用して細部同期を獲得することができ、同期信号IDを検出することができる。
【0085】
PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)はSL信号送受信の前に端末が真っ先に知るべき基本となる(システム)情報が送信される(放送)チャネルである。例えば、前記基本となる情報はSLSSに関連する情報、デュプレックスモード(Duplex Mode、DM)、TDDUL/DL(Time Division Duplex Uplink/Downlink)構成、リソースプール関連情報、SLSSに関連するアプリケーションの種類、サブフレームオフセット、放送情報などである。例えば、PSBCH性能の評価のために、NR V2Xにおいて、PSBCHのペイロードの大きさは24ビットのCRC(Cyclic Redundancy Check)を含んで56ビットである。
【0086】
S-PSS、S-SSS、及びPSBCHは、周期的送信をサポートするブロックフォーマット(例えば、SLSS(Synchronization Signal)/PSBCHブロック、以下、S-SSB(Sidelink-Synchronization Signal Block ))に含まれることができる。前記S-SSBは、キャリア内のPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)/PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)と同じヌメロロジー(即ち、SCS及びCP長さ)を有することができ、送信帯域幅は、(あらかじめ)設定されたSL BWP(Sidelink Bandwidth Part)内にある。例えば、S-SSBの帯域幅は、11RB(Resource Block)である。例えば、PSBCHは、11RBにわたっている。そして、S-SSBの周波数位置は、(あらかじめ)設定されることができる。したがって、端末は、キャリアでS-SSBを見つけるために周波数で仮設検出(hypothesis detection)を実行する必要がない。
【0087】
図6は、本開示の一実施例によって、端末が送信モードによってV2XまたはSL通信を実行する手順を示す。図6の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。本開示の多様な実施例において、送信モードは、モードまたはリソース割当モードと称することができる。以下、説明の便宜のために、LTEにおいて、送信モードは、LTE送信モードと称することができ、NRにおいて、送信モードは、NRリソース割当モードと称することができる。
【0088】
例えば、図6の(a)は、LTE送信モード1またはLTE送信モード3と関連した端末動作を示す。または、例えば、図6の(a)は、NRリソース割当モード1と関連した端末動作を示す。例えば、LTE送信モード1は、一般的なSL通信に適用されることができ、LTE送信モード3は、V2X通信に適用されることができる。
【0089】
例えば、図6の(b)は、LTE送信モード2またはLTE送信モード4と関連した端末動作を示す。または、例えば、図6の(b)は、NRリソース割当モード2と関連した端末動作を示す。
【0090】
図6の(a)を参照すると、LTE送信モード1、LTE送信モード3又はNRリソース割当モード1で、基地局はSL送信のために端末により使用されるSLリソースをスケジューリングできる。例えば、ステップS600において、基地局は第1端末にSLリソースと関連した情報及び/又はULリソースと関連した情報を送信できる。例えば、前記ULリソースはPUCCHリソース及び/又はPUSCHリソースを含むことができる。例えば、前記ULリソースは、SL HARQフィードバックを基地局に報告するためのリソースであり得る。
【0091】
例えば、第1端末はDG(dynamic grant)リソースと関連した情報及び/又はCG(configured grant)リソースと関連した情報を基地局から受信できる。例えば、CGリソースはCGタイプ1リソース又はCGタイプ2リソースを含むことができる。本明細書において、DGリソースは、基地局がDCI(downlink control information)を介して第1端末に設定/割り当てるリソースであり得る。本明細書において、CGリソースは、基地局がDCI及び/又はRRCメッセージを介して第1端末に設定/割り当てる(周期的な)リソースであり得る。例えば、CGタイプ1リソースの場合、基地局はCGリソースと関連した情報を含むRRCメッセージを第1端末に送信できる。例えば、CGタイプ2リソースの場合、基地局はCGリソースと関連した情報を含むRRCメッセージを第1端末に送信でき、基地局はCGリソースの活性化(activation)又は解除(release)と関連したDCIを第1端末に送信できる。
【0092】
ステップS610において、第1端末は前記リソーススケジューリングに基づいて、PSCCH(例えば、SCI(Sidelink Control Information)又は1st-stage SCI)を第2端末に送信できる。ステップS620において、第1端末は前記PSCCHと関連したPSSCH(例えば、2nd-stage SCI、MAC PDU、データなど)を第2端末に送信できる。ステップS630において、第1端末はPSCCH/PSSCHと関連したPSFCHを第2端末から受信できる。例えば、HARQフィードバック情報(例えば、NACK情報又はACK情報)が前記PSFCHを介して前記第2端末から受信されることができる。ステップS640において、第1端末はHARQフィードバック情報をPUCCH又はPUSCHを介して基地局に送信/報告できる。例えば、前記基地局に報告されるHARQフィードバック情報は、前記第1端末が前記第2端末から受信したHARQフィードバック情報に基づいて生成(generate)する情報であり得る。例えば、前記基地局に報告されるHARQフィードバック情報は、前記第1端末が事前に設定された規則に基づいて生成(generate)する情報であり得る。例えば、前記DCIはSLのスケジューリングのためのDCIであり得る。例えば、前記DCIのフォーマットはDCIフォーマット3_0又はDCIフォーマット3_1であり得る。
【0093】
以下、DCIフォーマット3_0の一例について説明する。
【0094】
DCIフォーマット3_0は、1つのセルにおけるNR PSCCH及びNR PSSCHのスケジューリングに使用される。
【0095】
次の情報は、SL-RNTIまたはSL-CS-RNTIによってスクランブルされたCRCを持つDCIフォーマット3_0を介して送信されます。
【0096】
- リソースプールインデックス - ceiling(log2 I)ビット、ここでIは上位層パラメータsl-TxPoolSchedulingによって設定された転送のためのリソースプールの数です。
【0097】
- 時間ギャップ - 上位層パラメータ sl-DCI-ToSL-Trans によって決定される 3 ビット
【0098】
- HARQプロセス番号 - 4ビット
【0099】
- 新しいデータインジケータ(new data indicator) - 1ビット
【0100】
- 初期転送のサブチャネル割り当ての最も低いインデックス - ceiling(log2(NSLsubChannel))ビット
【0101】
- SCIフォーマット1-Aフィールド:周波数リソース割り当て、時間リソース割り当て
【0102】
- PSFCH-to-HARQ フィードバックタイミングインジケータ - ceiling(log2 Nfb_timing) ビット、ここで Nfb_timing は上位レイヤパラメータ sl-PSFCH-ToPUCCH のエントリ数です。
【0103】
- PUCCHリソースインジケータ - 3ビット
【0104】
- 設定インデックス - UEがSL-CS-RNTIによってスクランブルされたCRCを持つDCIフォーマット3_0を監視するように設定されていない場合0ビット。 それ以外の場合は3ビットです。 UEがSL-CS-RNTIによってスクランブルされたCRCを有するDCIフォーマット3_0を監視するように設定されている場合、このフィールドはSL-RNTIによってスクランブルされたCRCを有するDCIフォーマット3_0のために予約される。
【0105】
- カウンタサイドリンク割り当てインデックス - 2ビット、UEがpdsch-HARQ-ACK-Codebook = dynamicに設定されている場合は2ビット、UEがpdsch-HARQ-ACK-Codebook = semi-staticに設定されている場合は2ビット
【0106】
- 必要に応じて、パディングビット
【0107】
図6の(b)を参照すると、LTE送信モード2、LTE送信モード4又はNRリソース割当モード2で、端末は基地局/ネットワークにより設定されたSLリソース又は予め設定されたSLリソース内でSL送信リソースを決定することができる。例えば、前記設定されたSLリソース又は予め設定されたSLリソースはリソースプールであり得る。例えば、端末は自律的にSL送信のためのリソースを選択又はスケジューリングできる。例えば、端末は設定されたリソースプール内でリソースを自ら選択し、SL通信を行うことができる。例えば、端末はセンシング(sensing)及びリソース(再)選択手順を行い、選択ウィンドウ内で自らリソースを選択できる。例えば、前記センシングはサブチャネルの単位で実行されることができる。例えば、ステップS610において、リソースプール内でリソースを自ら選択した第1端末は、前記リソースを使用してPSCCH(例えば、SCI(Sidelink Control Information)又は1st-stage SCI)を第2端末に送信できる。 ステップS620において、第1端末は前記PSCCHと関連したPSSCH(例えば、2nd-stage SCI、MAC PDU、データなど)を第2端末に送信できる。ステップS630において、第1端末はPSCCH/PSSCHと関連したPSFCHを第2端末から受信できる。
【0108】
図6の(a)又は(b)を参照すると、例えば、第1端末はPSCCH上でSCIを第2端末に送信できる。或いは、例えば、第1端末はPSCCH及び/又はPSSCH上で2つの連続的なSCI(例えば、2-stage SCI)を第2端末に送信できる。この場合、第2端末はPSSCHを第1端末から受信するために、2つの連続的なSCI(例えば、2-stage SCI)をデコードできる。本明細書において、PSCCH上で送信されるSCIは、1st SCI、第1SCI、1st-stage SCI又は1st-stage SCIフォーマットと称することができ、PSSCH上で送信されるSCIは、2nd SCI、第2SCI、2nd-stage SCI又は2nd-stage SCIフォーマットと称することができる。例えば、1st-stage SCIフォーマットは、SCIフォーマット1-Aを含むことができ、2nd-stage SCIフォーマットは、SCIフォーマット2-A及び/又はSCIフォーマット2-Bを含むことができる。
【0109】
以下、SCIフォーマット1-Aの一例について説明する。
【0110】
SCIフォーマット1-Aは、PSSCH及びPSSCH上の2ndステージSCIのスケジューリングに使用されます。
【0111】
以下の情報は、SCIフォーマット1-Aを用いて送信される。
【0112】
- 優先順位 - 3ビット
【0113】
- 周波数リソース割り当て - 上位層パラメータsl-MaxNumPerReserveの値が2に設定されている場合のceiling(log2(NSLsubChannel(NSLsubChannel + 1)/ 2))ビット。 それ以外の場合、上位層パラメータ sl-MaxNumPerReserve の値が 3 に設定されている場合、ceiling log2(NSLsubChannel(NSLsubChannel+1)(2NSLsubChannel+1)/6) ビット
【0114】
- 時間リソース割り当て - 上位層パラメータ sl-MaxNumPerReserve の値が 2 に設定されている場合、5 ビット。 それ以外の場合、上位レイヤパラメータ sl-MaxNumPerReserve の値が 3 に設定されている場合、9 ビット
【0115】
- リソース予約サイクル - ceiling(log2 Nrsv_period) ビット。ここで、Nrsv_period は、上位レイヤパラメータ sl-MultiReserveResource が設定されている場合、上位レイヤパラメータ sl-ResourceReservePeriodList のエントリの数。 そうでなければ、0ビット
【0116】
- DMRS パターン - ceiling(log2 Npattern) ビット、ここで Npattern は上位レイヤパラメータ sl-PSSCH-DMRS-TimePatternList によって設定される DMRS パターンの数
【0117】
- 2nd-stage SCIフォーマット - 表5で定義されているように2ビット
【0118】
- ベータ_オフセットインジケータ - 上位レイヤパラメータsl-BetaOffsets2ndSCIによって提供されるように2ビット
【0119】
- DMRSポートの数 - 表6で定義されているように1ビット
【0120】
- 変調と符号化方式 - 5ビット
【0121】
- 追加のMCSテーブルインジケータ - 1つのMCSテーブルが上位レイヤパラメータsl-Additional-MCS-Tableによって設定されている場合は1ビット。 2つのMCSテーブルが上位レイヤパラメータsl-Additional-MCS-Tableによって設定されている場合、2ビット。 それ以外の場合は0ビット
【0122】
- PSFCHオーバーヘッドインジケータ - 上位レイヤパラメータsl-PSFCH-Period = 2または4の場合1ビット。 それ以外の場合は0ビット
【0123】
- 予約されたビット - 上位層パラメータsl-NumReservedBitsによって決定されたビット数で、値は0に設定されます。
【0124】
【表5】
【0125】
【表6】
【0126】
以下、SCIフォーマット2-Aの一例について説明する。
【0127】
HARQ動作において、HARQ-ACK情報がACKまたはNACKを含む場合、またはHARQ-ACK情報がNACKのみを含む場合、またはHARQ-ACK情報のフィードバックがない場合、SCIフォーマット2-AはPSSCH の復号に使用されます。
【0128】
次の情報はSCIフォーマット2-Aを介して送信される。
【0129】
- HARQプロセス番号 - 4ビット
【0130】
- 新しいデータインジケータ(new data indicator) - 1ビット
【0131】
- 冗長バージョン(redundancy version) - 2 ビット
【0132】
- ソースID - 8ビット
【0133】
- デスティネーションID - 16ビット
【0134】
- HARQフィードバックイネーブル/ディセーブルインジケータ - 1ビット
【0135】
- キャストタイプインジケータ - 表7で定義されているように2ビット
【0136】
- CSI要求 - 1ビット
【0137】
【表7】
【0138】
以下、SCIフォーマット2-Bの一例について説明する。
【0139】
HARQ動作において、HARQ-ACK情報がNACKのみを含む場合、またはHARQ-ACK情報のフィードバックがない場合、SCIフォーマット2-BはPSSCHの復号に使用される。
【0140】
次の情報はSCIフォーマット2-Bを介して送信されます。
【0141】
- HARQプロセス番号 - 4ビット
【0142】
- 新しいデータインジケータ - 1ビット
【0143】
- 冗長バージョン(redundancy version) - 2 ビット
【0144】
- ソースID - 8ビット
【0145】
- デスティネーションID - 16ビット
【0146】
- HARQフィードバックイネーブル/ディセーブルインジケータ - 1ビット
【0147】
- ゾーンID - 12ビット
【0148】
- 通信範囲要件 - 上位層パラメータ sl-ZoneConfigMCR-Index によって決定される 4 ビット
【0149】
図6の(a)又は(b)を参照すると、ステップS630において、第1端末はPSFCHを受信することができる。例えば、第1端末及び第2端末はPSFCHリソースを決定することができ、第2端末はPSFCHリソースを使用してHARQフィードバックを第1端末に送信できる。
【0150】
図6の(a)を参照すると、ステップS640において、第1端末はPUCCH及び/又はPUSCHを介してSL HARQフィードバックを基地局に送信できる。
【0151】
図7は、本開示の一実施例に係る、三つのキャストタイプを示す。図7の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。具体的に、図7の(a)は、ブロードキャストタイプのSL通信を示し、図7の(b)は、ユニキャストタイプのSL通信を示し、図7の(c)は、グループキャストタイプのSL通信を示す。ユニキャストタイプのSL通信の場合、端末は、他の端末と一対一通信を実行することができる。グループキャストタイプのSL通信の場合、端末は、自分が属するグループ内の一つ以上の端末とSL通信を実行することができる。本開示の多様な実施例において、SLグループキャスト通信は、SLマルチキャスト(multicast)通信、SL一対多(one-to-many)通信などに代替されることができる。
【0152】
以下、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)手順に対して説明する。
【0153】
例えば、SL HARQフィードバックは、ユニキャストに対してイネイブルされることができる。この場合、non-CBG(non-Code Block Group)動作で、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコーディングした場合、受信端末は、HARQ-ACKを生成することができる。そして、受信端末は、HARQ-ACKを送信端末に送信できる。それに対して、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングした以後に、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコーディングできない場合、受信端末は、HARQ-NACKを生成することができる。そして、受信端末は、HARQ-NACKを送信端末に送信できる。
【0154】
例えば、SL HARQフィードバックは、グループキャストに対してイネイブルされることができる。例えば、non-CBG動作で、二つのHARQフィードバックオプションがグループキャストに対してサポートされることができる。
【0155】
(1)グループキャストオプション1:受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングした以後に、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックのデコーディングに失敗した場合、受信端末は、HARQ-NACKを、PSFCHを介して送信端末に送信できる。それに対して、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコーディングした場合、受信端末は、HARQ-ACKを送信端末に送信しない。
【0156】
(2)グループキャストオプション2:受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングした以後に、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックのデコーディングに失敗した場合、受信端末は、HARQ-NACKを、PSFCHを介して送信端末に送信できる。そして、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコーディングした場合、受信端末は、HARQ-ACKを、PSFCHを介して送信端末に送信できる。
【0157】
例えば、グループキャストオプション1がSL HARQフィードバックに使用される場合、グループキャストの通信を実行する全ての端末は、PSFCHリソースを共有することができる。例えば、同じグループに属する端末は、同じPSFCHリソースを利用してHARQフィードバックを送信することができる。
【0158】
例えば、グループキャストオプション2がSL HARQフィードバックに使用される場合、グループキャストの通信を実行する各々の端末は、HARQフィードバックの送信のために互いに異なるPSFCHリソースを使用することができる。例えば、同じグループに属する端末は、互いに異なるPSFCHリソースを利用してHARQフィードバックを送信することができる。
【0159】
本明細書において、HARQ-ACKはACK、ACK情報または肯定(positive)-ACK情報と称され、HARQ-NACKはNACK、NACK情報または否定(negative)-ACK情報と称することができる。
【0160】
以下、サイドリンクでHARQ-ACKを報告するUE手順について説明する。
【0161】
UEは、PSSCH受信の応答として、HARQ-ACK情報を含むPSFCHを送信するために、NPSSCH subch個のサブチャネルから1つ以上のサブチャネルでPSSCH受信をススケジューリングするSCIフォーマットによって指示され得る。UEは、ACKまたはNACK、またはNACKのみを含むHARQ-ACK情報を提供する。
【0162】
UEは、sl-PSFCH-Period-r16によってPSFCH送信機会リソース(transmission occasion resources)に対するリソースプール内スロットの数の提供を受けることができる。 個数がゼロの場合、リソースプールでUEからのPSFCH送信が非活性化される。UEは、k mod NPSFCH PSSH=0の場合、スロットt′ SL(0≦k<T′max)にPSFCH送信機会リソースがあることを期待し、ここでt′ SLはリソースプールに属するスロットであり、T′maxは 10240msec内のリソースプールに属するスロットの数であり、NPSFCH PSSCHはsl-PSFCH-Period-r16で提供される。UEは、PSSCH受信に対する応答としてPSFCHを送信しないように上位層によって指示され得る。UEがリソースプールからPSSCHを受信し、及び関連するSCIフォーマット2-AまたはSCIフォーマット2-Bに含まれたHARQフィードバック活性化/非活性化インジケータフィールドが1の値を有する場合、UEはリソースプールでPSFCH送信を介してHARQ -ACK情報を提供する。UEは第1スロットでPSFCHを送信し、ここで前記第1スロットはPSFCHリソースを含み、及びPSSCH受信の最後のスロット以降のリソースプールのsl-MinTimeGapPSFCH-r16によって提供される最小スロットの数以降のスロットである。
【0163】
UEは、リソースプールのPRBにおけるPSFCH送信のためのリソースプール内のPRBのセットMPSFCHPRB、setをによって提供を受ける。sl-NumSubchannelによって提供されるリソースプールのサブチャネルの数Nsubch及びNPSFCH PSSCH以下のPSFCHスロットに関連するPSSCHスロットの数に対して、UEはMPRB、set PSFCHPRBの中で[(i+j・NPSFCHPSSCH)・MPSFCHsubch,slot, (i+1+j・NPSFCHPSSCH)・MPSFCHsubch,slot-1] PRBをPSFCHスロットと連動したPSSCHスロットの内スロットi及びサブチャネルjに対して割り当てる。 ここでMPSFCHsubch,slot = MPSFCH PRB,set / (Nsubch・NPSFCHPSSCH), 0 ≦ i < NPSFCHPSSCH, 0 ≦ j < Nsubchであり、及び割り当てはiの昇順で始まり、jの昇順で継続される。UEはMPSFCH PRB、setがNsubch・NPSFCH PSSCHの倍数であると期待する。
【0164】
UEは、PSFCH送信に含まれるHARQ-ACK情報を多重化するために使用可能なPSFCHリソースの数をRPSFCH PRB,CS = NPSFCH type・MPSFCH subch,slot・NPSFCHCS、として決定する。ここで、NPSFCH CSは、リソースプールに対する循環シフトペアの数であり、及び上位層による指示に基づいて、
【0165】
- NPSFCH type= 1であり、及びMPSFCH subch,slot PRBは該当するPSSCHの開始サブチャネルに関連付けられ、
【0166】
- NPSFCH type = NPSSCH subchであり、及びNPSSCH subch・MPSFCH subch,slot PRBは、該当するPSSCHのNPSSCH subchサブチャネルの内の1つ以上のサブチャネルに関連付けられる。
【0167】
PSFCHリソースは、まず、NPSFCH type・MPSFCH subchslot PRB 中でPRBインデックスの昇順にインデックスされた後、NPSFCH CS循環シフトペア中で循環シフトペアインデックス(cyclic shift pair index)の昇順にインデックスされる。
【0168】
UEは、PSSCH受信に対する応答としてPSFCH送信のためのPSFCHリソースのインデックスを (PID + MID) mod RPSFCH PRB,CSとして決定する。ここで、PIDは、PSSCH受信をススケジューリングするSCIフォーマット2-Aまたは2-Bによって提供される物理層ソースIDであり、MIDは、UEがキャストタイプインジケータフィールド値が「01」のSCIフォーマット2-Aを検出した場合 上位層で指示されるPSSCHを受信するUEのIDであり、そうでなければMIDは0である。
【0169】
UEは、表8を使用して、NPSFCH CSから及びPSFCHリソースインデックスに対応する循環シフトペアインデックスから循環シフトα値を計算するためのm値を決定する。
【0170】
【表8】
【0171】
UEが「01」または「10」のキャストタイプインジケータフィールド値を有するSCIフォーマット2-Aを検出する場合、表9に示すように、またはUEがキャストタイプインジケータフィールド値が「11」であるSCIフォーマット2-BまたはSCIフォーマット2-Aを検出する場合、表10に示すように、UEは循環シフトα値を計算するための値mcsを決定する。UEは、循環シフトペアの内の1つの循環シフトをPSFCH送信に使用されるシーケンスに適用する。
【0172】
【表9】
【0173】
【表10】
【0174】
以下、UEがアップリンクでHARQ-ACKを報告する手順について説明する。
【0175】
UEは、UEがPSFCH受信からまたはPSFCH受信の不在(absence)から獲得したHARQ-ACK情報に基づいてUEが生成する、HARQ-ACK情報を報告するためにPUCCHリソースまたはPUSCHリソースの提供を受けられる。UEは、UEがDCIフォーマット3_0の検出のためにPDCCHを監視するセルの内、PUCCHグループのプライマリセル(primary cell)に関するHARQ-ACK情報を報告する。
【0176】
sl-PeriodCGによって提供された時間期間内でのUEによるタイプ1またはタイプ2のSL設定グラント(Configuration grant)PSSSCH送信のために、UEは、時間リソース(time resources)セット内の最後の時間リソース以降のPUCCH送信機会内で多重化するために、PSFCH受信に対した応答としてHARQ-ACK情報を生成する。
【0177】
PSFCH受信機会の内、各PSFCH受信機会について、UEは、PUCCHまたはPUSCH送信中に報告するHARQ-ACK情報を生成する。UEは、以下の内 の1つを実行するためにSCIフォーマットで指示されてもよく得、及びUEは、適用可能の場合、HARQ-ACK情報を使用してHARQ-ACKコードワード(codeword)を構成する。ここでUEが実行するための次の内、1つは:
【0178】
もしUEがキャストタイプインジケータフィールド(cast type indicator field)値が「10」であるSCIフォーマット2-Aと連動したPSFCHを受信する場合、
【0179】
-UEがPSFCH受信機会内でPSFCH受信時に決定したHARQ-ACK情報値と同じ値でHARQ-ACK情報を生成し、PSFCH受信機会内でPSFCHが受信されなかったと判断した場合、NACKを生成する。
【0180】
-もしUEがキャストタイプインジケータフィールド値が「01」のSCIフォーマット2-Aと連動したPSFCHを受信する場合、
【0181】
-PSSCHを受信することを期待する複数のUEのすべてのID MIDに対応するPSFCHリソースの内、PSFCH受信機会の回数の内少なくとも1つのPSFCH受信機会の内,ACKを決定する場合、ACKを生成する。それ以外の場合はNACKを生成する。
【0182】
- もしUEが、キャストタイプインジケータフィールド値が「11」のSCIフォーマット2-BまたはSCIフォーマット2-Aと連動したPSFCHを受信する場合、
【0183】
UEがPSFCHの受信機会の内、各々のPSFCH受信機会についてのPSFCH受信の不在を決定するとき、ACKを生成しそれそれではない場合はNACKを生成する。
【0184】
UEがPSFCHリソース機会に対応してPSSCHを送信し、PSFCHを受信した後、HARQ-ACK情報の優先順位値は、HARQ-ACK情報を提供するPSFCH受信機会と連動したPSSCH送信の優先順位値と同じである。
【0185】
優先 順位の設定(prioritization)により
、SL-RNTIによってスクランブル(scrambled)されたCRCが含まれたDCIフォーマット3_0によって提供されるリソース内でPSSCH送信に関連するいかなるPSFCH受信機会でもPSFCHを受信しない時、または設定グラント(configured grant)に対して単一周期内に提供されるリソース内でUEがHARQ-ACK情報を報告するためのPUCCHリソースの提供を受ける場合、UEはNACKを生成する。NACKの優先順位値は、優先順位設定のために送信されなかったPSSCHの優先順位値と同じである。
【0186】
もしUEが単一周期内での設定グラントによって提供されるリソースの内、任意のいずれのリソースの内、PSSCHをススケジューリングするSCIフォーマット1-Aを含むPSCCHを送信せずにUEがHARQ-ACK情報を報告するためのPUCCHリソースの提供を受ける場合、UEはACKを生成する。ACKの優先順位値は、設定グラントに対して可能な優先順位値の内最も大きい優先順位値と同じである。
【0187】
UEは、最後のPSFCH受信機会の最後のシンボル終了後(N+1)*(2048+144)*κ*2μ *Tcより先に始まるHARQ-ACK情報を報告するために、UEがPUCCH又はPUSCH送信中に報告するHARQ-ACK情報を生成した複数のPSFCH受信機会の内、PUCCHリソースまたはPUSCHリソースが提供されることで期待(expect)しない。
【0188】
- μ= min(μSL、μUL)、ここでμSLはSL BWPのSCS設定であり、μULはプライマリセルのアクティブUL BWPのSCS設定である。
【0189】
-Nは、表11に従ってμで決定される。
【0190】
【表11】
【0191】
PUCCH送信に関するものであり、nスロットで終わるPSFCH受信機会の回数に対して、UEは、n+kスロット以内でのPUCCH送信中に生成されたHARQ-ACK情報をオーバーラップ条件(overlapping conditions)に従って提供する。ここで、kは、HARQ-ACK情報を報告するためにPUCCH送信に関するスロットを指示するDCIフォーマット内でPSFCH-to-HARQfeedbackタイミングインジケータフィールド(存在する場合)によって指示されるスロットの数であるか、またはここでkは sl-PSFCH-ToPUCCH-CG-Type1-r16によって提供されるものであり得る。前記サイドリンクフレームの開始がダウンリンクフレームの開始と等しいと仮定するとき、K = 0は最後のPSFCH受信機会と重畳されるPUCCH送信に関する最後のスロットに対応する。
【0192】
DCIフォーマットによってススケジューリングされたUEによるPSSCH送信の場合、またはDCIフォーマットによって活性化されたSL設定グラントのタイプ2 PSSCH送信の場合、DCIフォーマットは、PUCCHリソースインジケータフィールドは0であり、PSFCH-to-HARQフィードバックタイミングインジケータフィールド(存在する場合)の値は0であるとき。PUCCHリソースが提供されないことをUEに指示する。SL設定グラントのタイプ1 PSSCHの送信に関して、PUCCHリソースはsl-N1PUCCH-AN-r16及びsl-PSFCH-ToPUCCH-CG-Type1-r16によって提供され得る。もし PUCCHリソースが提供されない場合、UEは、複数のPSFCH受信機会の中で生成されたHARQ-ACK情報を含むPUCCHを送信しない。
【0193】
HARQ-ACK情報を含むPUCCH送信の場合、UEは、HARQ-ACK情報ビットに関するPUCCHリソースセットを決定した後、PUCCHリソースを決定する。PUCCHリソース決定は、PUCCH送信に関する同じスロットを指示するPSFCH-to-HARQfeedbackタイミングインジケータフィールド値を有し、UEが検出(detect)し、及びUEがPUCCHリソース決定のために検出されたDCIフォーマットがPDCCH監視機会インデックス(monitoring occasion indexes)にわたって昇順にインデックスされるPUCCH内で対応するHARQ-ACK情報を送信することに関する前記記DCIフォーマット3_0の内、最後のDCIフォーマット3_0に関するPUCCHリソースインジケータフィールドに基づく。
【0194】
UEは、同じPUCCHの内の1つ以上のSL設定グラントに関するHARQ-ACK情報を多重化することを期待していない。
【0195】
1つ以上のサイドリンクHARQ-ACK情報ビットを含むPUCCH送信の優先順位値は、1つ以上のHARQ-ACK情報ビットに関する最小の優先順位値である。以下において、DCIフォーマット3_0のCRCは、SL-RNTIまたはSL-CS-RNTIでスクランブルされる。
【0196】
本開示で言及されるSL DRX設定は、以下の内の少なくとも1つ以上のパラメータを含み得る。
【0197】
例えば、SL DRX設定は、以下に列挙される1つ以上の情報を含み得る。
【0198】
(1)例えば、SL DRX-onDurationTimerは、DRXサイクルの開始区間に関する情報で有り得る。例えば、DRXサイクルの開始区間は、端末がサイドリンクデータを送受信するためにアクティブモードで動作する区間に関する情報で有り得る。
【0199】
(2)例えば、SLDRX-SlotOffsetは、DRX-オンデュレーションタイマーの開始前遅延(the delay before starting the DRX onDurationTimer)に関する情報で有り得る。
【0200】
(3)たとえば、SL DRX InactivityTimerは、MAC エンティティへの新しいサイドリンク送信とサイドリンク受信を指示するPSCCHが発生した後の区間(the duration after the PSCCH occasion in which aPSCCHindicates a new sidelink transmission and 24 reception for the MAC entityに関する情報で有り得る。例えば、送信端末がPSCCHを介してPSSCH送信を指示すると、送信端末はSL DRX-InactivityTimerが動作する間にアクティブモードで動作することによって、送信端末は受信端末にPSSCHを送信することができる。また、例えば、受信端末は、PSCCH受信を介して送信端末がPSSCHを送信することの指示を受けた場合、受信端末は、SL DRX-InactivityTimerが動作する間にアクティブモードで動作することにより、受信端末は、送信端末からPSSCHを受信することができる。
【0201】
(4)例えば、 SL DRX-RetransmissionTimerは、再送信が受信されるまでの最大期間 (the maximum duration until a retransmission is received)に関する情報で有り得る。たとえば、SL DRX-RetransmissionTimerは、HARQプロセスごとに設定できる。
【0202】
(5)たとえば、SL DRX-HARQ-RTT-Timerは、MACエンティティがHARQ再送信のための割り当てを予想する前の最小期間(the minimum duration before an assignment for HARQ retransmission is expected by the MAC entity)に対する情報で有り得る。たとえば、
SL DRX-HARQ-RTT-Timerは、HARQプロセスごとに設定できる。
【0203】
(6)たとえば、SL DRX―LongCycleStartOffsetは、長いDRXサイクルと短いDRXサイクルが開始されるサブフレームを定義する長いDRXサイクル及びDRX-StartOffset(the Long DRX cycle and DRX-StartOffset which defines the subframe where the Long and Short DRX Cycle starts)に関する情報で有り得る。
【0204】
(7)例えば、SL DRX-ShortCycleは、短いDRXサイクル(the Short DRX cycle)に関する情報で有り得る。例えば、,SL DRX-ShortCycleは選択的な情報で有り得る。
【0205】
(8)例えば、SLDR‐ShortCycleTimerは、端末が短いDRXサイクルに続く区間(the duration the UE shall follow the Short DRXcycle)に関する情報で有り得る。例えば、SL DRX-ShortCycleTimerは選択的な(optional)情報で有り得る。
【0206】
(9)例えば、SL drx-StartOffsetはSL DRXサイクルが開始するサブフレーム(the subframe where the SL DRX cycle start)に対する情報であり得る。
【0207】
(10)例えば、SL drx―CycleはSL DRXサイクルに対する情報であり得る。
【0208】
本開示で言及する以下のSL DRXタイマーは、以下の用途に使用することができる。
【0209】
(1)SL DRXオンデュレーションタイマー:SL DRX動作を実行しているUEが相対UEのPSCCH/PSSCH受信のために基本的にアクティブ時間(active time)で動作しなければならない区間
【0210】
(2)SL DRX非アクティブ(inactivity)タイマー:SL DRX動作を実行しているUEが相対UEのPSCCH/PSSCH受信のために基本的にアクティブ時間で動作しなければならない区間であるSL DRXオンデュレーション区間を延長する区間
【0211】
例えば、UEは、SL DRX非アクティブ(inactivity)タイマー区間だけSL DRXオンデュレーションタイマーを延長することができる。さらに、UEが相対UEから新しいパケット (new packet)(例えば、新しいPSSCH送信)を受信すると、UEはSL DRX非アクティブタイマーを開始させてSL DRXオンデュレーションタイマーを延長させることができる。
【0212】
例えば、SL DRX非アクティブ(inactivity)タイマーは、SL DRX動作を実行しているRX UEが相対TX UEのPSCCH/PSSCH受信のために基本的にアクティブ時間で動作しなければならない区間であるSL DRXオンデュレーションタイマー区間を延長する用途に使用することができる。言い換えれば、SL DRX非アクティブ(inactivity)タイマー区間くらいSL DRXオンデュレーションタイマーを延長することができる。さらに、RX UEが相対TX UEから新しいパケット(例えば、新しいPSSCH送信)を受信すると、RX UEはSL DRX非アクティブタイマーを開始してSL DRXオンデュレーションタイマーを延長することができる。
【0213】
(3)SL DRX HARQ RTTタイマー:SL DRX動作を実行しているUEが送信する再送信パケット(またはPSSCH割り当て(assignment))を受信する前までスリープモード(sleep mode)で動作する区間
【0214】
例えば、UEがSL DRX HARQ RTTタイマーを開始させると、UEは、相対UEがSL DRX HARQ RTTタイマーが満了するまで自身にサイドリンク再送信パケットを送信しないことと判断することができ、該タイマーが駆動中の間にスリープモードで動作できる。例えば、UEがSL DRX HARQ RTTタイマーを開始させると、UEは、SL DRX HARQ RTTタイマーが満了するまで相対UEからのサイドリンク再送信パケットをモニタリングしないことがある。 例えば、TX UEによって送信されたPSCCH/PSSCHを受信したRX UEがSL HARQ NACKフィードバックを送信する場合、RX UEはSL DRX HARQ RTTタイマーを開始させることができる。この場合、RX UEは相対TX UEがSL DRX HARQ RTTタイマーが満了されるまで自身にサイドリンク再送信パケットを送信しないことと判断することができ、RX UEは該タイマーが駆動中の間、スリープモードで動作することができる。
【0215】
(4)SL DRX再送信(retransmission)タイマー:SL DRX HARQ RTTタイマーが期限切れになると開始するタイマー、及びSL DRX動作を実行しているUEが相対UEが送信する再送信パケット(またはPSSCH割り当て(assignment))を受信するためにアクティブ時間で動作する区間
【0216】
例えば該当タイマー区間の間、UEは、相対UEが送信する再送信サイドリンクパケット(またはPSSCH割り当て(assignment))を受信またはモニタリングすることができる。 例えば、RX UEは、SL DRX再送信タイマーが動作している間に相対TX UEが送信する再送信サイドリンクパケット(またはPSSCH割り当て(assignment) )を受信またはモニタリングすることができる。
【0217】
本開示で言及する以下のUu DRXタイマーは、以下の用途に使用することができる。(1) Uu DRX HARQ RTT TimerSLタイマー(timer)
【0218】
例えば、Uu DRX HARQ RTT TimerSLは、Uu DRX動作を実行しているUEが、基地局が送信するSLモード1動作のためのDCI(PDCCH)をモニタリングしなくてもかまわない区間に使用され得る。言い換えれば、Uu DRX HARQ RTT TimerSLが動作している間、UEはSLモード1動作のためのPDCCHをモニタリングしなくてもされ得る。
【0219】
(2)Uu DRX Retransmission TimerSLタイマー(timer)
【0220】
例えば、Uu DRX動作を実行しているUEが基地局が送信するSLモード1動作のためのDCI(PDCCH)をモニタリングする区間に使用することができる。つまり、Uu DRXRetransmission TimerSLが動作している間、UEはSLモード1動作のための基地局が送信するPDCCHをモニタリングできる。
【0221】
本開示において、タイマーの名称(Uu DRX HARQ RTT TimerSL, Uu DRX Retransmission TimerSL, Sidelink DRX Onduration Timer, Sidelink DRX Inactivity Timer, Sidelink DRX HARQ RTT Timer, Sidelink DRX Retransmission Timer等)は例示的なものであり、各タイマーで説明できる内容に基づいて同一/類似の機能を実行するタイマーは、その名称に関係なく同一/類似のタイマーと見なすことができる。
【0222】
その一方で、例えば、Release 17 NR V2XにおいてSL DRX動作をサポートすることができる。本開示の実施形態(ら)においてはサイドリンクDRX動作においてサイドリンクDRX設定が再設定された場合、端末の動作方法が提案される。
【0223】
本開示の一実施形態において、例えば、Sidelink DRXを動作しているUEはDRX active time(例えば、オンデュレーションタイマー(onduration timer)、非活性タイマー(inactivity timer)、再送タイマー(retransmission timer)、又は活性モード(active mode)で動作する区間)においてはactive modeで動作してUEはPSCCH/PSSCHモニタリングを実行することができる。しかし、例えば、Sidelink DRX inactive time区間においてはsleep modeで動作してUEはSLデータ受信のためのPSCCH/PSSCHモニタリング動作を実行しない場合がある。
【0224】
本開示の一実施形態において、例えば、サイドリンクユニキャストにおいて端末は相手ユニキャスト接続設定をした端末とSidelink DRX Configuration(例えば、サイドリンクユニキャスト通信中使用されるSL DRX configuration)を交渉/決定することができる。例えば、送信端末が基地局と接続(例えば、RRC Connection)がある場合には、送信端末の基地局が、送信端末とユニキャスト接続された受信端末が使用するSL DRX configurationを設定して送信端末に知らせることができる。例えば、送信端末が、基地局から受信され受信端末が使用するSL DRX configurationを受信端末にPC5 RRC messageを介して伝達することができる。例えば、送信端末が基地局と接続(例えば、RRC Connection)がない場合には、送信端末が直接送信端末とユニキャスト接続された受信端末が使用するSL DRX configurationを設定することができ、例えば、送信端末がPC5 RRC messageを介して受信端末にSL DRX configurationを伝達することができる。
【0225】
本開示の一実施形態において、例えば、SL DRXは受信端末のための動作であるが送信端末も受信端末のSL DRX動作status(例えば、active mode又はsleep mode又はDRX onduration/inactivity/HARQ RTT/retransmission timer開始時点、DRX onduration/inactivity/HARQ RTT/retransmission timer満了時点など)を認識している必要がある(例えば、送信端末はリソース割り当て及び/又は送信時active modeで動作しているか又はsleep modeで動作しているか把握する必要がある)。例えば、送信端末は受信端末と同じくSL DRX configurationを適用して、送信端末は受信端末とSL DRX timerなどの動作状態を同じく維持することができる。
【0226】
本開示の一実施形態において、例えば、SL DRX動作をサポートするUE(例えば、RX UE or TX UE)のAS(access stratum)layerは上位レイヤー(例えば、V2X layer)から利用可能な(available)サイドリンクサービスに対してマッピングされるTX profileが伝達される。例えば、TX profileはavailable sidelink service又は興味のあるサイドリンクサービスがSL DRX動作を実行する必要があるサイドリンクサービスであるか否かを分ける情報を含むことができる。したがって、例えば、UEのAS layerは上位レイヤーからavailable sidelink data(例えば、又はお気に入りのサイドリンクサービス)とTX profileを受信すれば、UEはavailable sidelink data(又はお気に入りのサイドリンクサービス)がSL DRX動作をサポートする必要があるかそれともサポートする必要がないかを決定(例えば、又は判断)することができる。
【0227】
本開示の一実施形態において、例えば、サイドリンクモード2リソース割り当て動作ベースのSL送信(例えば、又はリソース(再)選択動作)を実行するTX UEは以前SL data(例えば、又は以前SL TB(transport block))のために予約された送信リソースを再選択するプロセスを実行することができる。例えばTX UEはプリエンプション(preemption)又はUL(uplink)/SL(sidelink)優先順位付け(prioritization)によるSLドロッピング(dropping)又はNR(new radio)SL/LTE(long term evolution)SL優先順位付け(prioritization)によるNR SL dropping又は混雑制御(Congestion Control)などのため以前SL data(例えば、又は以前SL TB)のために予約された送信リソースを再選択する動作を実行することができる。
【0228】
図8は本開示の一実施形態に係る、SL DRXに関連する無線通信を行う方法の問題点を説明するための図面である。図8の実施形態は本開示の様々な実施形態と組み合わせることができる。
【0229】
図8を参照すれば、本開示の一実施形態において、例えば、RX UEはDRX動作を実行することができる。例えば、RX UEはDRX active time(例えば、オンデュレーションタイマー(onduration timer)、非活性タイマー(inactivity timer)、再送タイマー(retransmission timer)、又は活性モード(active mode)で動作する区間)においてはTX UEが送信するPSCCH/PSSCHに対するモニタリングを実行することができる。しかし、例えば、RX UEはDRX inactive time区間(例えば、HARQ RTTタイマー、又は非活性モード(inactive mode)で動作する区間)においてはSLデータ受信のためのPSCCH/PSSCHモニタリング動作を実行しない場合がある。
【0230】
その一方で、例えば、リソース割り当てモード2内で、TX UEはセンシングに基づいて選択ウィンドウ内で決定されたリソース内でSLリソースを自ら選択することができ、前記SLリソースに基づいてTX UE及びRX UEの間のSL通信を実行することができる。また、RX UEがSL DRX設定に基づいてSL DRX動作を実行する場合、SL DRX動作を実行するRX UEだけでなくTX UEもRX UEのSL DRX設定に係る活性時間を考慮してRX UEが興味のあるSL通信/サービスをサポートすることができる。
【0231】
例えば、RX UEは第1の活性時間に関連する情報を含む第1のSL DRX設定に基づいてSL DRX動作を実行することができる。例えば、RX UEは第1の活性時間内でPSCCH/PSSCHのモニタリングを実行することができ、TX UEはセンシングに基づいて選択ウィンドウ内で決定されたリソース内で前記第1の活性時間内のSLリソースを含むSLリソースを自ら選択することができる。
【0232】
しかし、例えば、SL DRX動作を実行するRX UEのSL DRX設定を再設定することができる。例えば、RX UEの第1のSL DRX設定は第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定することができる。例えば、TX UEはRX UEの第1のSL DRX設定に係る第1の活性時間を考慮してTX UEがリソース割り当てモード2に基づいてSLリソースを自ら選択することができる。例えば、TX UEは第1の活性時間を考慮してSLリソースを選択したにもかかわらず、SL DRX設定が再設定されたことのため、第2の活性時間内にないSLリソースを選択するようにすることができる。したがって、例えば、前記第2の活性時間内にないSLリソースは無駄になる可能性がある。また、例えば、TX UEはRX UEの第2のSL DRX設定に基づく第2の活性時間内でRX UEが興味のあるSLサービスをサポートできない場合がある。
【0233】
本開示の一実施形態においてはユニキャストにおいて端末が使用するSL DRX configurationが再設定された場合、端末の動作方法(例えば、リソース選択方法又は再設定SL DRX configuration使用方法など)が提案される。
【0234】
動作1)本開示の一実施形態によれば、例えば、端末(例えば、受信端末又は送信端末)は、SL DRX configurationが再設定されれば、現在適用している(例えば、又は使用している)SL DRX configuration(例えば、SL DRXサイクル(cycle)、SL DRXオンデュレーションタイマー(onduration timer)、SL DRX非活性タイマー(Inactivity timer)、SL DRX HARQ(hybrid automatic repeat request)RTT(round trip time)タイマー(Timer)、SL再送タイマー(Retransmission timer)など)をreset(例えば、又は中止又は終了)して新しく再設定されたSL DRX configurationを直ちに適用することができる。
【0235】
動作2)本開示の一実施形態によれば、例えば、端末(例えば、受信端末又は送信端末)は、SL DRX configurationが再設定されれば、現在適用している(又は使用している)SL DRX configuration(例えば、SL DRXサイクル(cycle)、SL DRXオンデュレーションタイマー(onduration timer)、SL DRX非活性タイマー(Inactivity timer)、SL DRX HARQ(hybrid automatic repeat request)RTT(round trip time)タイマー(Timer)、SL再送タイマー(Retransmission timer)など)を全て使用した後(例えば、SL DRX cycle終了後、SL DRX onduration timer満了後、SL DRX Inactivity timer満了後、SL DRX HARQ RTT Timer満了後、SL Retransmission timer満了後、現在SL DRXのactive timeが満了した後など)、新しく再設定されたSL DRX configurationを適用することができる。
【0236】
動作3)本開示の一実施形態によれば、例えば、端末(例えば、受信端末又は送信端末)は、SL DRX configurationが再設定されれば、相手端末にSL DRX Command MAC(medium access control)CE(control element)を送信して現在適用している(又は使用している)SL DRX configuration(例えば、SL DRXサイクル(cycle)、SL DRXオンデュレーションタイマー(onduration timer)、SL DRX非活性タイマー(Inactivity timer)、SL DRX HARQ(hybrid automatic repeat request)RTT(round trip time)タイマー(Timer)、SL再送タイマー(Retransmission timer)など)をreset(例えば、又は中止又は終了)させるようにすることができ、SL DRX Command MACCEを受信した端末は新しく再設定されたSL DRX configurationを直ちに適用することができる。
【0237】
動作4)本開示の一実施形態によれば、例えば、端末(受信端末又は送信端末)は、SL DRX configurationが再設定されれば、端末は相手端末にSL DRX Command MACCEを送信して現在適用している(又は使用している)SL DRX configuration(例えば、SL DRXサイクル(cycle)、SL DRXオンデュレーションタイマー(onduration timer)、SL DRX非活性タイマー(Inactivity timer)、SL DRX HARQ(hybrid automatic repeat request)RTT(round trip time)タイマー(Timer)、SL再送タイマー(Retransmission timer)など)を全て使用した後(例えば、SL DRX cycle終了後、SL DRX onduration timer満了後、SL DRX Inactivity timer満了後、SL DRX HARQ RTT Timer満了後、SL Retransmission timer満了後、現在SL DRXのactive timeが満了した後など)現在適用している(例えば、又は使用している)SL DRX configurationをreset(例えば、又は中止又は終了)させるようにすることができ、SL DRX Command MACCEを受信した端末は新しく再設定されたSL DRX configurationを新しく適用することができる。
【0238】
動作5)本開示の一実施形態によれば、例えば、端末(例えば、受信端末又は送信端末)は、SL DRX configurationが再設定されれば、再設定されたSL DRX configurationを直ちに適用する場合に現在サービスしているサイドリンクサービスのためのQoS要件(例えば、PDB(packet data budget))を満足するか満足しないかを判断することができる。もし端末が再設定されたSL DRX configurationを適用する場合、PDBを満足しないと判断すれば、端末は現在適用している(又は使用している)SL DRX configuration(例えば、SL DRXサイクル(cycle)、SL DRXオンデュレーションタイマー(onduration timer)、SL DRX非活性タイマー(Inactivity timer)、SL DRX HARQ(hybrid automatic repeat request)RTT(round trip time)タイマー(Timer)、SL再送タイマー(Retransmission timer)など)を全て使用した後(例えば、SL DRX cycle終了後、SL DRX onduration timer満了後、SL DRX Inactivity timer満了後、SL DRX HARQ RTT Timer満了後、SL Retransmission timer満了後、現在SL DRXのactive timeが満了した後など)、端末は新しく再設定されたSL DRX configurationを適用することができる。もし端末が再設定されたSL DRX configurationを適用する場合、PDBを満足することができると判断すれば、端末は現在適用している(又は使用している)SL DRX configuration(例えば、SL DRXサイクル(cycle)、SL DRXオンデュレーションタイマー(onduration timer)、SL DRX非活性タイマー(Inactivity timer)、SL DRX HARQ(hybrid automatic repeat request)RTT(round trip time)タイマー(Timer)、SL再送タイマー(Retransmission timer)など)をreset(又は中止又は終了)することができ端末は新しく再設定されたSL DRX configurationを直ちに適用することができる。
【0239】
動作6)本開示の一実施形態によれば、例えば、送信端末は、SL DRX configurationが再設定されれば、現在予約した(例えば、又は使用している)サイドリンクモード2リソースをディスカード(discard)して新しいリソースを選択するためのリソース選択(resources election)をトリガーすることができる。例えば、受信端末もSL DRX configurationが再設定されれば現在使用しているsl rx resource poolをdiscardして新しいsl rx resource pool(例えば新しく設定されたSL DRX configurationに関連又はマッピングされたSL RX Resource pool)を適用してサイドリンク受信動作を実行することができる。
【0240】
動作7)本開示の一実施形態によれば、例えば、送信端末はSL DRX configurationが再設定されれば、現在割り当てられた(又は使用している)サイドリンクモード1 Dynamic Grantリソースをdiscardして新しいモード1リソースを再要求(例えば、Scheduling Request and Buffer Status Reportを介したモード1リソース再要求)することができる。もしpending SR/BSRがある場合、pending SR/BSRをcancelingすることができる。
【0241】
動作8)本開示の一実施形態によれば、例えば、送信端末はSL DRX configurationが再設定されれば、現在使用しているサイドリンクモード1 Configured Grant(type1 and type2)をdiscardして新しいサイドリンクモード1 Configured Grantを選択/使用してSL送信を実行することができる。
【0242】
動作9)本開示の一実施形態によれば、例えば、送信端末動作観点から動作6、7、8の提案は送信端末の使用している又は予約された送信リソースが新しく設定された受信端末のSL DRX configuration(例えば、SL DRXサイクル(cycle)、SL DRXオンデュレーションタイマー(onduration timer)、SL DRX非活性タイマー(Inactivity timer)、SL DRX HARQ(hybrid automatic repeat request)RTT(round trip time)タイマー(Timer)、SL再送タイマー(Retransmission timer)など)によるactive time(active mode区間)に完全に含まれるか(fully overlapped between送信リソース and RX UEのactive time)又は部分的に含まれるか(partially overlapped between送信リソース and RX UEのactive time)又は完全に含まれない(not fully overlapped between送信リソース and RX UEのactive time)場合に適用することができる。
【0243】
動作10)本開示の一実施形態によれば、例えば、送信端末はSL DRX configurationが再設定された場合、SL TB(transport block)のinitial transmissionが実行される前にSL DRX configurationが再設定された場合、現在使用しているリソース(モード1リソース、モード2リソース)をdiscardして新しいリソースを再要求(モード1リソース)するか新しいリソースのためのリソース選択プロセス(モード2)をトリガーすることができる。また端末(送信端末又は受信端末)は新しく設定されたSL DRX configurationを適用してSL DRX動作を実行することができる。
【0244】
動作11)本開示の一実施形態によれば、例えば、送信端末はSL DRX configurationが再設定された場合、SL TBのinitial transmissionが実行された後、SL DRX configurationが再設定された場合、送信端末は現在使用しているリソース(例えば、モード1リソース、モード2リソース)を継続して使用して、使用完了後、送信端末は新しいリソース(例えば、モード1リソース)を再要求できるか新しいリソースのためのリソース選択プロセス(例えば、モード2)をトリガーすることができる。また、例えば、SL DRX configurationも以前SL DRX configurationを継続して使用して進めているサイドリンク送信動作(例えば、又は進めているサイドリンクグラント使用動作)を終わらせることができる。また、例えば、SL(例えば、initial)TB送信が完了されれば、送信端末は新しいSL DRX configurationを適用することができ新しいリソース(例えば、モード1リソース)を再要求できるか新しいリソースのためのリソース選択プロセス(例えば、モード2)をトリガーすることができる。
【0245】
本開示の動作はサイドリンクユニキャスト/グループキャスト/ブロードキャスト動作に全て適用可能なソリューションであり得る。本開示はSL HARQ Feedback Enabled MAC PDU送信又はSL HARQ Feedback Disabled MAC PDU送信動作全てに適用可能なソリューションであり得る。
【0246】
図9は本開示の一実施形態に係る、SL DRXに関連する無線通信を行う方法を説明するための図面である。図9の実施形態は本開示の様々な実施形態と組み合わせることができる。
【0247】
図9を参照すれば、本開示の一実施形態において、例えば、RX UEはDRX動作を実行することができる。例えば、RX UEは活性時間(active time)(例えば、オンデュレーションタイマー(onduration timer)、非活性タイマー(inactivity timer)、再送タイマー(retransmission timer)、又は活性モード(active mode)で動作する区間)においてはTX UEが送信するPSCCH/PSSCHに対するモニタリングを実行することができる。また、例えば、リソース割り当てモード2内で、TX UEはスロットnからリソース選択をトリガーすることができる。例えば、TX UEはスロットnから選択ウィンドウを決定することができる。例えば、TX UEはセンシングに基づいて選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定することができる。例えば、TX UEは少なくとも1つの第1の候補リソース内でSLリソースを自ら選択することができる。例えば、TX UEはSLリソースに基づいてTX UE及びRX UEの間のSL通信を実行することができる。
【0248】
例えば、RX UEは第1の活性時間に関連する情報を含む第1のSL DRX設定に基づいてSL DRX動作を実行することができる。例えば、RX UEは第1の活性時間内でPSCCH/PSSCHのモニタリングを実行することができ、TX UEはセンシングに基づいて選択ウィンドウ内で決定されたリソース内で前記第1の活性時間内のSLリソースを含むSLリソースを自ら選択することができる。また、例えば、TX UEはRX UEの第1のSL DRX設定を第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定することができる。例えば、TX UEはRX UEの第1のSL DRX設定に係る第1の活性時間を考慮してTX UEがリソース割り当てモード2に基づいてSLリソースを自ら選択することができる。例えば、TX UEは第1の活性時間を考慮してSLリソースを選択した場合、SL DRX設定が再設定されたことのため、第2の活性時間内にないSLリソースを選択するようにすることができる。例えば、SLリソースが前記第2の活性時間内にない場合、TX UEはリソース再選択をトリガーすることができる。例えば、TX UEは第2の活性時間を考慮して前記リソース再選択に基づいて再選択ウィンドウを決定することができる。例えば、TX UEはセンシングに基づいて再選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第2の候補リソースを決定することができる。例えば、TX UEは少なくとも1つの第2の候補リソース内でSLリソースを自ら再選択することができる。例えば、再選択されたSLリソースは第2の活性時間内にあり得る。例えば、再選択されたSLリソースは無駄にならない場合がある。また、例えば、TX UEはRX UEの第2のSL DRX設定に基づく第2の活性時間内でRX UEが興味のあるSLサービスをサポートすることができる。例えば、TX UEはサイドリンクモード2リソースを使用して再設定されたRX UEの活性時間内でRX UEにSL dataを送信することができる。
【0249】
図10は本開示の一実施形態に係る、SL DRXに関連する無線通信を行う手順を説明するための図面である。図10の実施形態は本開示の様々な実施形態と組み合わせることができる。
【0250】
図10を参照すれば、例えば、ステップS1010において、例えば、TX UE、及び/又はRX UEは第1のSL DRXサイクルに関連する情報及びRX UEの第1の活性時間に関連する情報を含む第1のSL DRX設定を獲得することができる。例えば、TX UE及びRX UEの間のPC5-RRC接続は確立することができる。前記PC5-RRC接続は少なくとも1つのPC5-ユニキャスト接続を含むことができる。例えば、基地局はRRCメッセージに基づいてTX UEにSL DRX設定を送信することができる。例えば、TX UEはPC5-RRC接続などに基づいてSL DRX設定をRX UEに送信することができる。例えば、RX UEはSL DRX設定が事前に設定される。例えば、TX UE及び/又はRX UEはSL DRX設定に基づいてSL DRX動作を実行することができる。例えば、前記活性時間のためのタイマーはSL DRXオンデュレーションタイマー又はSL DRX非活性タイマーのうち、少なくともいずれか1つを含むことができる。例えば、前記SL DRXオンデュレーションタイマーが駆動している時間又は前記SL DRX非活性タイマーが駆動している時間はRX UEの活性時間に含まれる時間であり得る。
【0251】
ステップS1020において、例えば、TX UEはスロットn1からリソース選択をトリガーすることができる。ステップS1022において、例えば、TX UEはスロットn1に基づいて選択ウィンドウを決定することができる。ステップS1024において、例えば、TX UEはセンシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定することができる。ステップS1026において、例えば、TX UEは前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、SLリソースを選択することができる。
【0252】
ステップS1030において、例えば、TX UE及び/又はRX UEは第1のSL DRX設定を第2のSL DRX設定に再設定することができる。例えば、TX UEは再設定をトリガーすることに基づいて第2のSL DRX設定に再設定することができる。例えば、基地局/RX UEはTX UEに第2のSL DRX設定を示す(representing)情報を含む再設定情報を送信することができる。
【0253】
ステップS1040及びステップS1050において、例えば、第1のSLリソースがRX UEの活性時間に含まれない場合、TX UEはスロットn2からリソース再選択をトリガーすることができる。例えば、第1のSLリソースがRX UEの活性時間に含まれない場合、TX UEはスロットn2から再選択ウィンドウを決定することができ、TX UEは決定された再選択ウィンドウ内でセンシングに基づいて少なくとも1つの第2の候補リソースを決定することができる。ステップS1052において、例えば、TX UEは決定された少なくとも1つの第2の候補リソースのうち、第2のSLリソースを再選択することができる。例えば、第1のSLリソースがRX UEの活性時間に含まれる場合、TX UEはスロットn2からリソース再選択をトリガーしない場合がある(例えば、トリガーをスキップすることができる)。
【0254】
ステップS1060において、例えば、(再)選択されたSLリソースに基づいて、TX UEはPSSCH及び第2のSCIのスケジューリングのための第1のSCIをPSCCHを介してRX UEに送信することができる。例えば、RX UEは第2の活性時間内で第1のSCIを受信することができる。
【0255】
ステップS1062において、例えば、(再)選択されたSLリソースに基づいて、TX UEは第2のSCI及びMAC(medium access control)PDU(protocal data unit)をPSSCHを介してRX UEに送信することができる。例えば、RX UEは第2の活性時間内で第2のSCI及びMAC PDUを受信することができる。
【0256】
本開示の一実施形態は様々な効果がある。例えば、本開示の一実施形態によれば、モード2リソースが再設定されたRX UEの活性時間に含まれない場合、TX UEはRX UEの活性時間に含まれるモード2リソースをさらに割り当てることができる。例えば、本開示の一実施形態によれば、モード2リソースは無駄にならない場合がある。例えば、本開示の一実施形態によれば、モード2リソースの時間領域が再設定されたRX UEの活性時間に含まれるように(再)送信リソースを(再)割り当てることで、モード2リソースが継続的に無駄になることは防ぐことができる。例えば、本開示の一実施形態によれば、不要なモード2リソースに基づいたシグナリングオーバーヘッドは減少する場合がある。
【0257】
本開示の一実施形態(ら)はUu Bandwidth Part(BWP)スイッチ時発生するInterruptionのため、Lossが発生する問題を解決する方法としても適用及び拡張ができる。
【0258】
また、本開示の一実施形態(ら)は端末がSidelink Multiple Bandwidth Part(BWP)をサポートする場合にSidelink Bandwidth Part(BWP)スイッチ時発生するInterruptionのためLossが発生する問題を解決する方法としても適用及び拡張ができる。
【0259】
本開示の提案は、デフォルト(default)/共通(common)SL DRX設定、デフォルト/共通SL DRXパターンまたはデフォルト/共通SL DRX設定に含まれたパラメータ(例えば、タイマー)だけでなく、UEペア特定tのSL DRX設定、 UEペア特定のSL DRXパターン、またはUEペア特定のSL DRX設定に含まれたパラメータ(例、タイマー)などにも拡張適用することができる。
【0260】
さらに、本開示の提案で言及されたon-durationは、アクティブ時間(active time)(例、無線信号を受信/送信するためにウェイクアップ(wake-up)状態(例、RFモジュールがオン状態)で動作する時間)区間で拡張解釈することができ、オフデュレーション(off-duration)は、スリープ時間(sleep time)(例、パワーセーブのためにスリープモード状態(例、RFモジュールがオフ状態)で動作する時間)区間で拡張解釈することができる。TX UEがスリープ時間区間に義務的にスリープモードで動作しなければならないことを意味することではない。必要の場合、TX UEは、スリープ時間であっても、センシング(sensing operation)動作及び/または送信動作(transmission operation)のためにしばらくアクティブ時間(active time)で動作することを許可され得る。
【0261】
例えば、本開示の(一部)提案方式/規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ(例、閾値)は、リソースプール特定的に(または異なることにまたは独立に)設定され得る。例えば、本開示の(一部)提案方式/規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ(例、閾値)は、輻輳レベル(congestion level)特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。例えば、本開示の(一部)提案方式/規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ(例えば、閾値)は、QoS要求事項(例、 latency, reliability)特定的に(または異なるようにまたは独立に) 設定できる。例えば、本開示の(一部)提案方式規則が適用されるかどうか、及び/または関連パラメータ(例えば、閾値)は、PQI(5QI(5G QoS identifier) for PC5)特定的に(または異なって、または独立に))設定できまる。例えば、本開示の(一部)提案方式/規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ(例、閾値)は、PQI(5QI(5G QoSidentifier) for PC5) 特定的に(または異なるように、または独立に)設定され得る。
例えば、本開示の(一部)提案方式/規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ(例えば、閾値)はトラフィックタイプ(例えば、周期的生成または非周期的生成)特定的に(または異なるように、または独立に)設定することができる。 たとえば、本開示の(一部)提案方式/規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ(例えば、閾値)は、SLトランスポートリソース割り当てモード(例:モード1またはモード2)特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。
【0262】
例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、リソースプールに特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、サービス/パケットのタイプ特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、サービス/パケットの優先順位特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、QOS要件(URLLC/EMBBトラフィック、reliability、latency)特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、PQI特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、キャストタイプ(例、unicast、groupcast, broadcast)特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。 例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、(リソースプール)輻輳レベル(例えば、CBR)特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。 例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか、及び/または関連パラメータ設定値は、SL HARQフィードバック方式(例、NACK-only feedback, ACK/NACK feedback))特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定されることができる。例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、HARQ Feedback Enabled MAC PDU送信特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、HARQ Feedback Disabled MAC PDU送信固有に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。 例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、PUCCHベースのSL HARQフィードバック報告動作が設定されるかどうかに応じて特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、プリエンプション(pre-emption) またはプリエンションベースのリソース再選択特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。 例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、再評価(re-evaluation) または再評価ベースのリソース再選択特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定される。
【0263】
例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、(L2またはL1)(ソース及び/または宛先)識別子特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。 例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、(L2またはL1)(ソースIDと宛先IDの組み合わせ)識別子特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。 例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、(L2またはL1)(ソースID及び宛先IDのペアとキャストタイプの組み合わせ)識別子特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、ソースレイヤIDと宛先レイヤIDのペアの方向特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、PC5 RRC接続/リンク特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、SL DRXを実行する場合に対して特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、SLモードタイプ(例えば、リソース割り当てモード1又はリソース割り当てモード2)特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。例えば、本開示の提案規則が適用されるかどうか及び/または関連パラメータ設定値は、(非)周期的リソース予約を実行する場合に対して特定的に(または異なるようにまたは独立に)設定され得る。
【0264】
本開示の提案において言及された一定時間は、UEが相対UEからサイドリンク信号またはサイドリンクデータを受信するために事前に定義された時間だけアクティブ時間(active time)で動作する時間を指すことができる。本開示の提案で言及された一定時間は、UEが相対UEからサイドリンク信号またはサイドリンクデータを受信するための特定タイマー(例、sidelink DRX retransmission timer, sidelink DRX inactivity timerまたはRX UEのDRX動作におけるアクティブ時間として動作することができるように保証するタイマー)時間だけアクティブ時間で動作する時間を指すことができる。さらに、本開示の提案及び提案規則が適用されるかどうか(及び/または関連パラメータ設定値)は、mmWave SL動作にも適用され得る。
【0265】
図11は本開示の一実施形態に係る、第1の装置が無線通信を行う方法を説明するための図面である。図11の実施形態は本開示の様々な実施形態と組み合わせることができる。
【0266】
図11を参照すれば、ステップS1110において、例えば、前記第1の装置は、第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得することができる。ステップS1120において、例えば、前記第1の装置はリソース選択をトリガー(trigger)することができる。ステップS1130において、例えば、前記第1の装置は、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定することができる。ステップS1140において、例えば、前記第1の装置は、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定することができる。ステップS1150において、例えば、前記第1の装置は前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択することができる。ステップS1160において、例えば、前記第1の装置は、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)することができる。ステップS1170において、例えば、前記第1の装置は前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーすることができる。
【0267】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記1つ以上のSLリソースのち、全ての(all)リソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択がトリガーすることができる。
【0268】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記1つ以上のSLリソースのち、一部のリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択がトリガーされない場合がある。
【0269】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第1のSL DRX設定に関連する情報は第1のSL DRXサイクル(cycle)に関連する情報又は第1のSL DRXタイマー(timer)に関連する情報のうち、少なくともいずれか1つを含むことができる。
【0270】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第2のSL DRX設定に関連する情報は第2のSL DRXサイクル(cycle)に関連する情報又は第2のSL DRXタイマー(timer)に関連する情報のうち、少なくともいずれか1つを含むことができる。
【0271】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第2のSL DRXタイマーはSL DRXオンデュレーションタイマー(onduration timer)、SL DRX非活性タイマー(inactivity timer)、SL DRX HARQ(hybrid automatic repeat request)RTT(round trip time)タイマー又はSL DRX再送タイマー(retransmission timer)のうち、少なくともいずれか1つを含むことができる。
【0272】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第2の装置の活性時間は前記SL DRXオンデュレーションタイマーが駆動している時間又は前記SL DRX非活性タイマーが駆動している時間又は前記SL DRX再送タイマーが駆動している時間のうち、少なくともいずれか1つを含むことができる。
【0273】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第1の装置は、(i)前記第1のSL DRXサイクル又は前記第1のSL DRXタイマーが満了すること及び(ii)前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、前記第2のSL DRX設定に基づいたSL DRX動作を実行することができる。
【0274】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第1の装置は、前記第2のDRX設定に基づいた前記SL DRX動作がQoS(quality of service)要件(requirement)を満足するか否かを決定することができる。
【0275】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第2のDRX設定に基づいた前記SL DRX動作が前記QoS要件を満足することに基づいて、前記第2のSL DRX設定に基づいた前記SL DRX動作は実行することができる。
【0276】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記QoS要件はPDB(packet data budget)を含むことができる。
【0277】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第1の装置は、前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、SL DRX命令(command)MAC(medium access control)CE(control element)を前記第2の装置に送信することができる。
【0278】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記SL DRX命令MACCEは前記第2の装置のSL DRXオンデュレーションタイマー(onduration timer)又は前記第2の装置のSL DRX非活性タイマー(inactivity timer)のうち、少なくともいずれか1つを中止(stop)するための情報を含むことができる。
【0279】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第1の装置は、前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、前記第2のSL DRX設定に関連するリソースプール(resource pool)に基づいてSL DRX動作を実行することができる。
【0280】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第1の装置は、前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、少なくとも1つのSLリソースに関連する情報を基地局から受信することができる。
【0281】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第1の装置は、前記1つ以上のSLリソース上で、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)及び第2のSCI(sidelink control information)のスケジューリングのための、第1のSCIを前記第2の装置に送信することができる。
【0282】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第1の装置は、前記1つ以上のSLリソース上で、前記PSSCHを介して、前記第2のSCI及びMAC(medium access control)PDU(protocol data unit)を前記第2の装置に送信することができる。
【0283】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第1の装置は、前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて及び前記1つ以上のSLリソース上でPSSCHが送信されたことに基づいて、少なくとも1つのSLリソースに関連する情報を基地局から受信することができる。
【0284】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第1の装置は、前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、前記1つ以上のSLリソースを諦める(discard)ことができる。
【0285】
前記提案方法は本開示の様々な実施形態に係る装置に適用することができる。先ず、第1の装置100のプロセッサ102は命令を実行して、第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得することができる。例えば、第1の装置100のプロセッサ102は命令を実行して、リソース選択をトリガー(trigger)することができる。例えば、第1の装置100のプロセッサ102は命令を実行して、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定することができる。例えば、第1の装置100のプロセッサ102は命令を実行して、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定することができる。例えば、第1の装置100のプロセッサ102は命令を実行して、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択することができる。例えば、第1の装置100のプロセッサ102は命令を実行して、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)することができる。例えば、第1の装置100のプロセッサ102は命令を実行して、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーすることができる。
【0286】
本開示の一実施形態によれば、無線通信を行う第1の装置が提供される。前記第1の装置は命令を格納する1つ以上のメモリと、1つ以上の送受信機と、及び前記1つ以上のメモリと前記1つ以上の送受信機を接続する1つ以上のプロセッサを含み、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、リソース選択をトリガー(trigger)することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーすることができる。
【0287】
本開示の一実施形態によれば、第1の端末を制御するように設定された装置(apparatus)が提供される。前記装置は、1つ以上のプロセッサ、及び前記1つ以上のプロセッサによって実行できるように接続され、及び命令を格納する1つ以上のメモリを含むが、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、第2の端末の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、リソース選択をトリガー(trigger)することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の端末の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の端末の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーすることができる。
【0288】
本開示の一実施形態によれば、命令を記録している非一時的コンピューター可読記憶媒体が提供される。前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、第1の装置が第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得するようにすることができる。例えば、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに:前記第1の装置がリソース選択をトリガー(trigger)するようにすることができる。例えば、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、前記第1の装置が、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定するようにすることができる。例えば、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、前記第1の装置が、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定するようにすることができる。例えば、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、前記第1の装置が、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択するようにすることができる。例えば、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、前記第1の装置が、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)するようにすることができる。例えば、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、前記第1の装置が、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーするようにすることができる。
【0289】
図12は本開示の一実施形態に係る、第2の装置が無線通信を行う方法を説明するための図面である。図12の実施形態は本開示の様々な実施形態と組み合わせることができる。
【0290】
図12を参照すれば、ステップS1210において、例えば、前記第2の装置は前記第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得することができる。ステップS1220において、例えば、前記第2の装置は、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)することができる。例えば、リソース選択はトリガー(trigger)することができる。例えば、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウは決定することができる。例えば、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースは決定することができる。例えば、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースは選択することができる。例えば、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択はトリガーすることができる。
【0291】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記1つ以上のSLリソースのち、全ての(all)リソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択がトリガーすることができる。
【0292】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記1つ以上のSLリソースのち、一部のリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択がトリガーされない場合がある。
【0293】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第1のSL DRX設定に関連する情報は第1のSL DRXサイクル(cycle)に関連する情報又は第1のSL DRXタイマー(timer)に関連する情報のうち、少なくともいずれか1つを含むことができる。
【0294】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第2のSL DRX設定に関連する情報は第2のSL DRXサイクル(cycle)に関連する情報又は第2のSL DRXタイマー(timer)に関連する情報のうち、少なくともいずれか1つを含むことができる。
【0295】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第2のSL DRXタイマーはSL DRXオンデュレーションタイマー(onduration timer)、SL DRX非活性タイマー(inactivity timer)、SL DRX HARQ(hybrid automatic repeat request)RTT(round trip time)タイマー又はSL DRX再送タイマー(retransmission timer)のうち、少なくともいずれか1つを含むことができる。
【0296】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第2の装置の活性時間は前記SL DRXオンデュレーションタイマーが駆動している時間又は前記SL DRX非活性タイマーが駆動している時間又は前記SL DRX再送タイマーが駆動している時間のうち、少なくともいずれか1つを含むことができる。
【0297】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第2の装置は、(i)前記第1のSL DRXサイクル又は前記第1のSL DRXタイマーが満了すること及び(ii)前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、前記第2のSL DRX設定に基づいたSL DRX動作を実行することができる。
【0298】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第2のDRX設定に基づいた前記SL DRX動作がQoS(quality of service)要件(requirement)を満足するか否かは決定することができる。
【0299】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第2のDRX設定に基づいた前記SL DRX動作が前記QoS要件を満足することに基づいて、前記第2のSL DRX設定に基づいた前記SL DRX動作は実行することができる。
【0300】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記QoS要件はPDB(packet data budget)を含むことができる。
【0301】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第2の装置は、前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、SL DRX命令(command)MAC(medium access control)CE(control element)を前記第1の装置から受信することができる。
【0302】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記SL DRX命令MACCEは前記第2の装置のSL DRXオンデュレーションタイマー(onduration timer)又は前記第2の装置のSL DRX非活性タイマー(inactivity timer)のうち、少なくともいずれか1つを中止(stop)するための情報を含むことができる。
【0303】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第2の装置は、前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、前記第2のSL DRX設定に関連するリソースプール(resource pool)に基づいてSL DRX動作を実行することができる。
【0304】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、少なくとも1つのSLリソースに関連する情報は基地局から受信される。
【0305】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第2の装置は、前記1つ以上のSLリソース上で、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)及び第2のSCI(sidelink control information)のスケジューリングのための、第1のSCIを前記第1の装置から受信することができる。
【0306】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第2の装置は、前記1つ以上のSLリソース上で、前記PSSCHを介して、前記第2のSCI及びMAC(medium access control)PDU(protocol data unit)を前記第1の装置から送信することができる。
【0307】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて及び前記1つ以上のSLリソース上でPSSCHが送信されたことに基づいて、少なくとも1つのSLリソースに関連する情報は基地局から受信される。
【0308】
追加して又は代わりに(additionally or alternatively)、前記第2の装置は、前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、前記1つ以上のSLリソースを諦める(discard)ことができる。
【0309】
前記提案方法は本開示の様々な実施形態に係る装置に適用することができる。先ず、例えば、第2の装置200のプロセッサ202は命令を実行して、前記第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得することができる。例えば、第2の装置200のプロセッサ202は命令を実行して、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)することができる。例えば、リソース選択はトリガー(trigger)することができる。例えば、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウは決定することができる。例えば、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースは決定することができる。例えば、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースは選択することができる。例えば、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択はトリガーすることができる。
【0310】
本開示の一実施形態によれば、無線通信を行う第2の装置が提供される。前記第2の装置は命令を格納する1つ以上のメモリと、1つ以上の送受信機と、及び前記1つ以上のメモリと前記1つ以上の送受信機を接続する1つ以上のプロセッサを含み、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)することができる。例えば、リソース選択はトリガー(trigger)することができる。例えば、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウは決定することができる。例えば、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースは決定することができる。例えば、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースは選択することができる。例えば、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択はトリガーすることができる。
【0311】
本開示の一実施形態によれば、基地局を制御するように設定された装置(apparatus)が提供される。前記装置は、1つ以上のプロセッサと、前記1つ以上のプロセッサによって実行できるように接続され、及び命令を格納する1つ以上のメモリを含み、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記第2の端末の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得することができる。例えば、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の端末の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)することができる。例えば、リソース選択はトリガー(trigger)することができる。例えば、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウは決定することができる。例えば、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースは決定することができる。例えば、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースは選択することができる。例えば、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の端末の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択はトリガーすることができる。
【0312】
本開示の一実施形態によれば、命令を記録している非一時的コンピューター可読記憶媒体が提供される。前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、第2の装置が前記第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得するようにすることができる。例えば、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、前記第2の装置が、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)するようにすることができる。例えば、リソース選択はトリガー(trigger)することができる。例えば、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウは決定することができる。例えば、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースは決定することができる。例えば、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースは選択することができる。例えば、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択はトリガーすることができる。
【0313】
本開示の多様な実施例は、相互結合されることができる。
【0314】
以下、本開示の多様な実施例が適用されることができる装置に対して説明する。
【0315】
これに制限されるものではなく、本文書に開示された多様な説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、機器間に無線通信/連結(例えば、5G)を必要とする多様な分野に適用されることができる。
【0316】
以下、図面を参照してより具体的に例示する。以下の図面/説明で同じ図面符号は、異なるように記述しない限り、同じ、または対応されるハードウェアブロック、ソフトウェアブロックまたは機能ブロックを例示することができる。
【0317】
図13は、本開示の一実施例に係る、通信システム1を示す。
【0318】
図13を参照すると、本開示の多様な実施例が適用される通信システム1は、無線機器、基地局、及びネットワークを含む。ここで、無線機器は、無線接続技術(例えば、5G NR(New RAT)、LTE(Long Term Evolution))を利用して通信を実行する機器を意味し、通信/無線/5G機器と呼ばれる。これに制限されるものではなく、無線機器は、ロボット100a、車両100b-1、100b-2、XR(eXtended Reality)機器100c、携帯機器(Hand-held device)100d、家電100e、IoT(Internet of Thing)機器100f、AI機器/サーバ400を含むことができる。例えば、車両は、無線通信機能が備えられた車両、自律走行車両、車両間の通信を実行することができる車両などを含むことができる。ここで、車両は、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)(例えば、ドローン)を含むことができる。XR機器は、AR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)/MR(Mixed Reality)機器を含み、HMD(Head-Mounted Device)、車両に備えられたHUD(Head-Up Display)、テレビ、スマートフォン、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、家電機器、デジタルサイネージ(signage)、車両、ロボットなどの形態で具現されることができる。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、コンピュータ(例えば、ノートブック等)などを含むことができる。家電は、TV、冷蔵庫、洗濯機などを含むことができる。IoT機器は、センサ、スマートメーターなどを含むことができる。例えば、基地局、ネットワークは、無線機器で具現されることができ、特定無線機器200aは、他の無線機器に基地局/ネットワークノードとして動作することもできる。
【0319】
無線機器100a~100fは、基地局200を介してネットワーク300と連結されることができる。無線機器100a~100fにはAI(Artificial Intelligence)技術が適用されることができ、無線機器100a~100fは、ネットワーク300を介してAIサーバ400と連結されることができる。ネットワーク300は、3Gネットワーク、4G(例えば、LTE)ネットワークまたは5G(例えば、NR)ネットワークなどを利用して構成されることができる。無線機器100a~100fは、基地局200/ネットワーク300を介して互いに通信することもできるが、基地局/ネットワークを介することなく、直接通信(例えば、サイドリンク通信(sidelink communication))することもできる。例えば、車両100b-1、100b-2は、直接通信(例えば、V2V(Vehicle to Vehicle)/V2X(Vehicle to everything)communication)をすることができる。また、IoT機器(例えば、センサ)は、他のIoT機器(例えば、センサ)または他の無線機器100a~100fと直接通信をすることができる。
【0320】
無線機器100a~100f/基地局200、基地局200/基地局200間には無線通信/連結150a、150b、150cが行われることができる。ここで、無線通信/連結は、アップリンク/ダウンリンク通信150a、サイドリンク通信150b(または、D2D通信)、及び基地局間の通信150c(例えば、relay、IAB(Integrated Access Backhaul)のような多様な無線接続技術(例えば、5G NR)を介して行われることができる。無線通信/連結150a、150b、150cを介して無線機器と基地局/無線機器、基地局と基地局は、互いに無線信号を送信/受信することができる。例えば、無線通信/連結150a、150b、150cは、多様な物理チャネルを介して信号を送信/受信することができる。そのために、本開示の多様な提案に基づいて、無線信号の送信/受信のための多様な構成情報設定過程、多様な信号処理過程(例えば、チャネルエンコーディング/デコーディング、変調/復調、リソースマッピング/デマッピング等)、リソース割当過程などのうち少なくとも一部が実行されることができる。
【0321】
図14は、本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。図14の実施例は、本開示の多様な実施例と結合することができる。
【0322】
図14を参照すると、第1の無線機器100と第2の無線機器200は、多様な無線接続技術(例えば、LTE、NR)を介して無線信号を送受信することができる。ここで、{第1の無線機器100、第2の無線機器200}は、図18の{無線機器100x、基地局200}及び/または{無線機器100x、無線機器100x}に対応することができる。
【0323】
第1無線機器100は、一つ以上のプロセッサ102及び一つ以上のメモリ104を含み、付加的に一つ以上の送受信機106及び/または一つ以上のアンテナ108をさらに含むことができる。プロセッサ102は、メモリ104及び/または送受信機106を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を具現するように構成されることができる。例えば、プロセッサ102は、メモリ104内の情報を処理して第1情報/信号を生成した後、送受信機106を介して第1情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ102は、送受信機106を介して第2情報/信号を含む無線信号を受信した後、第2情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ104に格納することができる。メモリ104は、プロセッサ102と連結されることができ、プロセッサ102の動作と関連した多様な情報を格納することができる。例えば、メモリ104は、プロセッサ102により制御されるプロセスのうち一部または全部を実行し、または本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を実行するための命令を含むソフトウェアコードを格納することができる。ここで、プロセッサ102とメモリ104は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機106は、プロセッサ102と連結されることができ、一つ以上のアンテナ108を介して無線信号を送信及び/または受信することができる。送受信機106は、送信機及び/または受信機を含むことができる。送受信機106は、RF(Radio Frequency)ユニットと混用されることができる。本開示において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
【0324】
第2無線機器200は、一つ以上のプロセッサ202、一つ以上のメモリ204を含み、付加的に一つ以上の送受信機206及び/または一つ以上のアンテナ208をさらに含むことができる。プロセッサ202は、メモリ204及び/または送受信機206を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を具現するように構成されることができる。例えば、プロセッサ202は、メモリ204内の情報を処理して第3の情報/信号を生成した後、送受信機206を介して第3の情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ202は、送受信機206を介して第4の情報/信号を含む無線信号を受信した後、第4の情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ204に格納することができる。メモリ204は、プロセッサ202と連結されることができ、プロセッサ202の動作と関連した多様な情報を格納することができる。例えば、メモリ204は、プロセッサ202により制御されるプロセスのうち一部または全部を実行し、または本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を実行するための命令を含むソフトウェアコードを格納することができる。ここで、プロセッサ202とメモリ204は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機206は、プロセッサ202と連結されることができ、一つ以上のアンテナ208を介して無線信号を送信及び/または受信することができる。送受信機206は、送信機及び/または受信機を含むことができる送受信機206は、RFユニットと混用されることができる。本開示において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
【0325】
以下、無線機器100、200のハードウェア要素に対してより具体的に説明する。これに制限されるものではなく、一つ以上のプロトコル階層が一つ以上のプロセッサ102、202により具現されることができる。例えば、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の階層(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP、RRC、SDAPのような機能的階層)を具現することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、一つ以上のPDU(Protocol Data Unit)及び/または一つ以上のSDU(Service Data Unit)を生成することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、メッセージ、制御情報、データまたは情報を生成することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された機能、手順、提案及び/または方法によって、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データまたは情報を含む信号(例えば、ベースバンド信号)を生成し、一つ以上の送受信機106、206に提供できる。一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206から信号(例えば、ベースバンド信号)を受信することができ、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データまたは情報を獲得することができる。
【0326】
一つ以上のプロセッサ102、202は、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたはマイクロコンピュータと呼ばれる。一つ以上のプロセッサ102、202は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせにより具現されることができる。一例として、一つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、一つ以上のDSP(Digital Signal Processor)、一つ以上のDSPD(Digital Signal Processing Device)、一つ以上のPLD(Programmable Logic Device)または一つ以上のFPGA(Field Programmable Gate Arrays)が一つ以上のプロセッサ102、202に含まれることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、ファームウェアまたはソフトウェアを使用して具現されることができ、ファームウェアまたはソフトウェアは、モジュール、手順、機能などを含むように具現されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、実行するように設定されたファームウェアまたはソフトウェアが一つ以上のプロセッサ102、202に含まれ、または一つ以上のメモリ104、204に格納されて一つ以上のプロセッサ102、202により駆動されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、コード、命令語及び/または命令語の集合形態でファームウェアまたはソフトウェアを使用して具現されることができる。
【0327】
一つ以上のメモリ104、204は、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができ、多様な形態のデータ、信号、メッセージ、情報、プログラム、コード、指示及び/または命令を格納することができる。一つ以上のメモリ104、204は、ROM、RAM、EPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブ、レジスタ、キャッシュメモリ、コンピュータ読み取り格納媒体及び/またはこれらの組み合わせで構成されることができる。一つ以上のメモリ104、204は、一つ以上のプロセッサ102、202の内部及び/または外部に位置できる。また、一つ以上のメモリ104、204は、有線または無線連結のような多様な技術を介して、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができる。
【0328】
一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上の他の装置に本文での方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送信することができる。一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上の他の装置から本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを受信することができる。例えば、一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができ、無線信号を送受信することができる。例えば、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206が一つ以上の他の装置にユーザデータ、制御情報または無線信号を送信するように制御できる。また、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206が一つ以上の他の装置からユーザデータ、制御情報または無線信号を受信するように制御できる。また、一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のアンテナ108、208と連結されることができ、一つ以上のアンテナ108、208を介して本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送受信するように設定されることができる。本文書で、一つ以上のアンテナは、複数の物理アンテナであり、または複数の論理アンテナ(例えば、アンテナポート)である。一つ以上の送受信機106、206は、受信されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを一つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理するために、受信された無線信号/チャネルなどをRFバンド信号からベースバンド信号に変換(Convert)できる。一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどをベースバンド信号からRFバンド信号に変換できる。そのために、一つ以上の送受信機106、206は、(アナログ)オシレータ及び/またはフィルタを含むことができる。
【0329】
図15は、本開示の一実施例に係る、送信信号のための信号処理回路を示す。図15の実施例は、本開示の多様な実施例と結合することができる。
【0330】
図15を参照すると、信号処理回路1000は、スクランブラ1010、変調器1020、レイヤマッパ1030、プリコーダ1040、リソースマッパ1050、信号生成器1060を含むことができる。これに制限されるものではなく、図15の動作/機能は、図13のプロセッサ102、202及び/または送受信機106、206で実行されることができる。図15のハードウェア要素は、図13のプロセッサ102、202及び/または送受信機106、206で具現されることができる。例えば、ブロック1010~1060は、図14のプロセッサ102、202で具現されることができる。また、ブロック1010~1050は、図14のプロセッサ102、202で具現され、ブロック1060は、図14の送受信機106、206で具現されることができる。
【0331】
コードワードは、図15の信号処理回路1000を経て、無線信号に変換されることができる。ここで、コードワードは、情報ブロックの符号化されたビットシーケンスである。情報ブロックは、送信ブロック(例えば、UL-SCHの送信ブロック、DL-SCHの送信ブロック)を含むことができる。無線信号は、多様な物理チャネル(例えば、PUSCH、PDSCH)を介して送信されることができる。
【0332】
具体的に、コードワードは、スクランブラ1010によりスクランブルされたビットシーケンスに変換されることができる。スクランブルに使われるスクランブルシーケンスは、初期化値に基づいて生成され、初期化値は、無線機器のID情報などが含まれることができる。スクランブルされたビットシーケンスは、変調器1020により変調シンボルシーケンスに変調されることができる。変調方式は、pi/2-BPSK(pi/2-Binary Phase Shift Keying)、m-PSK(m-Phase Shift Keying)、m-QAM(m-Quadrature Amplitude Modulation)などを含むことができる。複素変調シンボルシーケンスは、レイヤマッパ1030により一つ以上の送信レイヤにマッピングされることができる。各送信レイヤの変調シンボルは、プリコーダ1040により該当アンテナポート(ら)にマッピングされることができる(プリコーディング)。プリコーダ1040の出力zは、レイヤマッパ1030の出力yをN*Mのプリコーディング行列Wと掛けて得られる。ここで、Nはアンテナポートの個数であり、Mは送信レイヤの個数である。ここで、プリコーダ1040は、複素変調シンボルに対するトランスフォーム(transform)プリコーディング(例えば、DFT変換)を実行した以後にプリコーディングを実行することができる。また、プリコーダ1040は、トランスフォームプリコーディングを実行せずにプリコーディングを実行することができる。
【0333】
リソースマッパ1050は、各アンテナポートの変調シンボルを時間-周波数リソースにマッピングできる。時間-周波数リソースは、時間ドメインで複数のシンボル(例えば、CP-OFDMAシンボル、DFT-s-OFDMAシンボル)を含み、周波数ドメインで複数の副搬送波を含むことができる。信号生成器1060は、マッピングされた変調シンボルから無線信号を生成し、生成された無線信号は、各アンテナを介して他の機器へ送信されることができる。そのために、信号生成器1060は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)モジュール及びCP(Cyclic Prefix)挿入器、DAC(Digital-to-Analog Converter)、周波数アップリンク変換器(frequency uplink converter)などを含むことができる。
【0334】
無線機器において、受信信号のための信号処理過程は、図15の信号処理過程1010~1060の逆で構成されることができる。例えば、無線機器(例えば、図14の100、200)は、アンテナポート/送受信機を介して外部から無線信号を受信することができる。受信された無線信号は、信号復元器を介してベースバンド信号に変換されることができる。そのために、信号復元器は、周波数ダウンリンク変換器(frequency downlink converter)、ADC(analog-to-digital converter)、CP除去器、FFT(Fast Fourier Transform)モジュールを含むことができる。以後、ベースバンド信号は、リソースデマッパ過程、ポストコーディング(postcoding)過程、復調過程、及びデスクランブル過程を経て、コードワードに復元されることができる。コードワードは、復号(decoding)を経て、元の情報ブロックに復元されることができる。したがって、受信信号のための信号処理回路(図示せず)は、信号復元器、リソースデマッパ、ポストコーダ、復調器、デスクランブラ、及び復号器を含むことができる。
【0335】
図16は、本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。無線機器は、使用-例/サービスによって多様な形態で実現されることができる(図13参照)。図16の実施例は、本開示の多様な実施例と結合することができる。
【0336】
図16を参照すると、無線機器100、200は、図13の無線機器100、200に対応し、多様な要素(element)、成分(component)、ユニット/部(unit)、及び/またはモジュール(module)で構成されることができる。例えば、無線機器100、200は、通信部110、制御部120、メモリ部130、及び追加要素140を含むことができる。通信部は、通信回路112及び送受信機(ら)114を含むことができる。例えば、通信回路112は、図13の一つ以上のプロセッサ102、202及び/または一つ以上のメモリ104、204を含むことができる。例えば、送受信機(ら)114は、図13の一つ以上の送受信機106、206及び/または一つ以上のアンテナ108、208を含むことができる。制御部120は、通信部110、メモリ部130、及び追加要素140と電気的に連結され、無線機器の諸般動作を制御する。例えば、制御部120は、メモリ部130に格納されたプログラム/コード/命令/情報に基づいて、無線機器の電気的/機械的動作を制御することができる。また、制御部120は、メモリ部130に格納された情報を通信部110を介して、外部(例えば、他の通信機器)に無線/有線インターフェースを介して送信し、または通信部110を介して、外部(例えば、他の通信機器)から無線/有線インターフェースを介して受信された情報をメモリ部130に格納することができる。
【0337】
追加要素140は、無線機器の種類によって多様に構成されることができる。例えば、追加要素140は、パワーユニット/バッテリ、入出力部(I/O unit)、駆動部、及びコンピューティング部のうち少なくとも一つを含むことができる。これに制限されるものではなく、無線機器は、ロボット(図13の100a)、車両(図13の100b-1、100b-2)、XR機器(図13の100c)、携帯機器(図13の100d)、家電(図13の100e)、IoT機器(図13の100f)、デジタル放送用端末、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、医療装置、フィンテック装置(または、金融装置)、セキュリティ装置、気候/環境装置、AIサーバ/機器(図13の400)、基地局(図13の200)、ネットワークノードなどの形態で具現されることができる。無線機器は、使用-例/サービスによって、移動可能であり、または固定された場所で使われることができる。
【0338】
図16において、無線機器100、200内の多様な要素、成分、ユニット/部、及び/またはモジュールは、全体が有線インターフェースを介して相互連結され、または少なくとも一部が通信部110を介して無線で連結されることができる。例えば、無線機器100、200内で制御部120と通信部110は有線で連結され、制御部120と第1のユニット(例えば、130、140)は、通信部110を介して無線で連結されることができる。また、無線機器100、200内の各要素、成分、ユニット/部、及び/またはモジュールは、一つ以上の要素をさらに含むことができる。例えば、制御部120は、一つ以上のプロセッサの集合で構成されることができる。例えば、制御部120は、通信制御プロセッサ、アプリケーションプロセッサ(Application processor)、ECU(Electronic Control Unit)、グラフィック処理プロセッサ、メモリ制御プロセッサなどの集合で構成されることができる。他の例として、メモリ部130は、RAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、揮発性メモリ(volatile memory)、非-揮発性メモリ(non-volatile memory)及び/またはこれらの組み合わせで構成されることができる。
【0339】
以下、図16の具現例に対して、他の図面を参照してより詳細に説明する。
【0340】
図17は、本開示の一実施例に係る、携帯機器を示す。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートガラス)、携帯用コンピュータ(例えば、ノートパソコンなど)を含むことができる。携帯機器は、MS(Mobile Station)、UT(user terminal)、MSS(Mobile Subscriber Station)、SS(Subscriber Station)、AMS(Advanced Mobile Station)又はWT(Wireless terminal)と指称できる。図17の実施例は、本開示の多様な実施例と結合することができる。
【0341】
図17を参照すると、携帯機器100は、アンテナ部108、通信部110、制御部120、メモリ部130、電源供給部140a、インターフェース部140b、及び入出力部140cを含むことができる。アンテナ部108は、通信部110の一部で構成されることができる。ブロック110~130/140a~140cは、各々、図17のブロック110~130/140に対応する。
【0342】
通信部110は、他の無線機器、基地局と信号(例えば、データ、制御信号等)を送受信することができる。制御部120は、携帯機器100の構成要素を制御し、多様な動作を実行することができる。制御部120は、AP(Application Processor)を含むことができる。メモリ部130は、携帯機器100の駆動に必要なデータ/パラメータ/プログラム/コード/命令を格納することができる。また、メモリ部130は、入/出力されるデータ/情報などを格納することができる。電源供給部140aは、携帯機器100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリなどを含むことができる。インターフェース部140bは、携帯機器100と他の外部機器の連結をサポートすることができる。インターフェース部140bは、外部機器との連結のための多様なポート(例えば、オーディオの入/出力ポート、ビデオの入/出力ポート)を含むことができる。入出力部140cは、映像情報/信号、オーディオ情報/信号、データ、及び/またはユーザから入力される情報の入力を受け、または出力することができる。入出力部140cは、カメラ、マイクロフォン、ユーザ入力部、ディスプレイ部140d、スピーカー及び/またはハプティックモジュールなどを含むことができる。
【0343】
一例として、データ通信の場合、入出力部140cは、ユーザから入力された情報/信号(例えば、タッチ、文字、音声、イメージ、ビデオ)を獲得し、獲得された情報/信号は、メモリ部130に格納されることができる。通信部110は、メモリに格納された情報/信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を他の無線機器に直接送信し、または基地局に送信できる。また、通信部110は、他の無線機器または基地局から無線信号を受信した後、受信された無線信号を元の情報/信号に復元できる。復元された情報/信号は、メモリ部130に格納された後、入出力部140cを介して多様な形態(例えば、文字、音声、イメージ、ビデオ、ハプティック)で出力されることができる。
【0344】
図18は、本開示の一実施例に係る、車両又は自律走行車両を示す。車両又は自律走行車両は、移動型ロボット、車両、汽車、有/無人飛行体(Aerial Vehicle、AV)、船舶などで実現されることができる。図18の実施例は、本開示の多様な実施例と結合することができる。
【0345】
図18を参照すると、車両または自律走行車両100は、アンテナ部108、通信部110、制御部120、駆動部140a、電源供給部140b、センサ部140c、及び自律走行部140dを含むことができる。アンテナ部108は、通信部110の一部で構成されることができる。ブロック110/130/140a~140dは、各々、図17のブロック110/130/140に対応する。
【0346】
通信部110は、他の車両、基地局(例えば、基地局、路辺基地局(Road Side unit)等)、サーバなどの外部機器と信号(例えば、データ、制御信号等)を送受信することができる。制御部120は、車両または自律走行車両100の要素を制御し、多様な動作を実行することができる。制御部120は、ECU(Electronic Control Unit)を含むことができる。駆動部140aは、車両または自律走行車両100を地上で走行するようにすることができる。駆動部140aは、エンジン、モータ、パワートレイン、輪、ブレーキ、ステアリング装置などを含むことができる。電源供給部140bは、車両または自律走行車両100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリなどを含むことができる。センサ部140cは、車両状態、周辺環境情報、ユーザ情報などを得ることができる。センサ部140cは、IMU(inertial measurement unit)センサ、衝突センサ、ホイールセンサ(wheel sensor)、速度センサ、傾斜センサ、重量検知センサ、ヘッディングセンサ(heading sensor)、ポジションモジュール(position module)、車両の前進/後進センサ、バッテリセンサ、燃料センサ、タイヤセンサ、ステアリングセンサ、温度センサ、湿度センサ、超音波センサ、照度センサ、ペダルポジションセンサなどを含むことができる。自律走行部140dは、走行中である車線を維持する技術、アダプティブクルーズコントロールのように速度を自動で調節する技術、決められた経路に沿って自動で走行する技術、目的地が設定されると、自動で経路を設定して走行する技術などを具現することができる。
【0347】
一例として、通信部110は、外部サーバから地図データ、交通情報データなどを受信することができる。自律走行部140dは、獲得されたデータに基づいて自律走行経路とドライビングプランを生成することができる。制御部120は、ドライビングプランによって車両または自律走行車両100が自律走行経路に沿って移動するように駆動部140aを制御することができる(例えば、速度/方向調節)。自律走行途中、通信部110は、外部サーバから最新の交通情報データを非/周期的に獲得し、周辺車両から周辺交通情報データを獲得することができる。また、自律走行途中、センサ部140cは、車両状態、周辺環境情報を獲得することができる。自律走行部140dは、新しく獲得されたデータ/情報に基づいて自律走行経路とドライビングプランを更新することができる。通信部110は、車両位置、自律走行経路、ドライビングプランなどに対する情報を外部サーバに伝達できる。外部サーバは、車両または自律走行車両から収集された情報に基づいて、AI技術などを利用して交通情報データをあらかじめ予測でき、予測された交通情報データを車両または自律走行車両に提供できる。
【0348】
本明細書に記載された請求項は、多様な方式に組み合わせできる。例えば、本明細書の方法請求項の技術的特徴が組み合わせられて装置で実現されることができ、本明細書の装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて方法で実現されることができる。また、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて装置で実現されることができ、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて方法で実現されることができる。
図1
図2(a)】
図2(b)】
図2(c)】
図2(d)】
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【手続補正書】
【提出日】2024-04-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の装置が無線通信を行う方法において、
第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得するステップと、
リソース選択をトリガー(trigger)するステップと、
前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定するステップと、
センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定するステップと、
前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択するステップと、
前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)するステップと、
前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーするステップとを含む、方法。
【請求項2】
前記1つ以上のSLリソースのうち、全ての(all)リソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択がトリガーされる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つ以上のSLリソースのうち、一部のリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択がトリガーされない、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のSL DRX設定に関連する情報は第1のSL DRXサイクル(cycle)に関連する情報又は第1のSL DRXタイマー(timer)に関連する情報のうち、少なくともいずれか1つを含み、
前記第2のSL DRX設定に関連する情報は第2のSL DRXサイクル(cycle)に関連する情報又は第2のSL DRXタイマー(timer)に関連する情報のうち、少なくともいずれか1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のSL DRXタイマーはSL DRXオンデュレーションタイマー(onduration timer)、SL DRX非活性タイマー(inactivity timer)、SL DRX HARQ(hybrid automatic repeat request)RTT(round trip time)タイマー又はSL DRX再送タイマー(retransmission timer)のうち、少なくともいずれか1つを含み、
前記第2の装置の活性時間は前記SL DRXオンデュレーションタイマーが駆動している時間又は前記SL DRX非活性タイマーが駆動している時間又は前記SL DRX再送タイマーが駆動している時間のうち、少なくともいずれか1つを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
(i)前記第1のSL DRXサイクル又は前記第1のSL DRXタイマーが満了すること及び(ii)前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、前記第2のSL DRX設定に基づいたSL DRX動作を実行するステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のDRX設定に基づいた前記SL DRX動作がQoS(quality of service)要件(requirement)を満足するか否かを決定するステップをさらに含み、
前記第2のDRX設定に基づいた前記SL DRX動作が前記QoS要件を満足することに基づいて、前記第2のSL DRX設定に基づいた前記SL DRX動作は実行される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記QoS要件はPDB(packet data budget)を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、SL DRX命令(command)MAC(medium access control)CE(control element)を前記第2の装置に送信するステップをさらに含み、
前記SL DRX命令MACCEは前記第2の装置のSL DRXオンデュレーションタイマー(onduration timer)又は前記第2の装置のSL DRX非活性タイマー(inactivity timer)のうち、少なくともいずれか1つを中止(stop)するための情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、前記第2のSL DRX設定に関連するリソースプール(resource pool)に基づいてSL DRX動作を実行するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、少なくとも1つのSLリソースに関連する情報を基地局から受信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記1つ以上のSLリソース上で、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)及び第2のSCI(sidelink control information)のスケジューリングのための、第1のSCIを前記第2の装置に送信するステップと、
前記1つ以上のSLリソース上で、前記PSSCHを介して、前記第2のSCI及びMAC(medium access control)PDU(protocol data unit)を前記第2の装置に送信するステップと、
前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて及び前記1つ以上のSLリソース上でPSSCHが送信されたことに基づいて、少なくとも1つのSLリソースに関連する情報を基地局から受信するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のSL DRX設定が前記第2のSL DRX設定に再設定されることに基づいて、前記1つ以上のSLリソースを諦める(discard)ステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
無線通信を行う第1の装置において、
命令を格納する1つ以上のメモリと、
1つ以上の送受信機と、
前記1つ以上のメモリと前記1つ以上の送受信機を接続する1つ以上のプロセッサを含み、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、
第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得して、
リソース選択をトリガー(trigger)して、
前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定し、
センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定し、
前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択して、
前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)して、
前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーする、第1の装置。
【請求項15】
第1の端末を制御するように設定された装置(apparatus)において、前記装置は、
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行できるように接続され、及び命令を格納する1つ以上のメモリを含み、前記1つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、
第2の端末の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得して、
リソース選択をトリガー(trigger)して、
前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定し、
センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定し、
前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択して、
前記第1のSL DRX設定を、前記第2の端末の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)して、
前記1つ以上のSLリソースが前記第2の端末の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーする、装置。
【請求項16】
命令を記録している非一時的コンピューター可読記憶媒体として、
前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、
第1の装置が第2の装置の第1の活性時間(active time)に関連する情報を含む第1のSL(sidelink)DRX(discontinuous reception)設定(configuration)を獲得するようにして、
前記第1の装置がリソース選択をトリガー(trigger)するようにして、
前記第1の装置が、前記リソース選択がトリガーされたことに基づいて、選択ウィンドウを決定するようにして、
前記第1の装置が、センシングに基づいて前記選択ウィンドウ内で少なくとも1つの第1の候補リソースを決定するようにして、
前記第1の装置が、前記少なくとも1つの第1の候補リソースのうち、1つ以上のSLリソースを選択するようにして、
前記第1の装置が、前記第1のSL DRX設定を、前記第2の装置の第2の活性時間に関連する情報を含む第2のSL DRX設定に再設定(re-configuration)するようにして、
前記第1の装置が、前記1つ以上のSLリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択をトリガーするようにする、非一時的コンピューター可読記憶媒体。
【請求項17】
前記1つ以上のSLリソースのうち、全ての(all)リソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択がトリガーされる、請求項14に記載の第1の装置
【請求項18】
前記1つ以上のSLリソースのうち、一部のリソースが前記第2の装置の前記第2の活性時間に含まれないことに基づいて、リソース再選択がトリガーされない、請求項14に記載の第1の装置
【請求項19】
前記第1のSL DRX設定に関連する情報は第1のSL DRXサイクル(cycle)に関連する情報又は第1のSL DRXタイマー(timer)に関連する情報のうち、少なくともいずれか1つを含み
前記第2のSL DRX設定に関連する情報は第2のSL DRXサイクル(cycle)に関連する情報又は第2のSL DRXタイマー(timer)に関連する情報のうち、少なくともいずれか1つを含む、請求項14に記載の第1の装置
【請求項20】
前記第2のSL DRXタイマーはSL DRXオンデュレーションタイマー(onduration timer)、SL DRX非活性タイマー(inactivity timer)、SL DRX HARQ(hybrid automatic repeat request)RTT(round trip time)タイマー又はSL DRX再送タイマー(retransmission timer)のうち、少なくともいずれか1つを含み、
前記第2の装置の活性時間は前記SL DRXオンデュレーションタイマーが駆動している時間又は前記SL DRX非活性タイマーが駆動している時間又は前記SL DRX再送タイマーが駆動している時間のうち、少なくともいずれか1つを含む、請求項19に記載の第1の装置。
【国際調査報告】