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特表2024-537243エアロゾル生成装置及びその動作方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-10
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置及びその動作方法
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/50 20200101AFI20241003BHJP
【FI】
A24F40/50
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024521227
(86)(22)【出願日】2022-10-12
(85)【翻訳文提出日】2024-04-08
(86)【国際出願番号】 KR2022015428
(87)【国際公開番号】W WO2023068638
(87)【国際公開日】2023-04-27
(31)【優先権主張番号】10-2021-0139794
(32)【優先日】2021-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0023261
(32)【優先日】2022-02-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ、チョンソプ
(72)【発明者】
【氏名】パク、サンキュ
(72)【発明者】
【氏名】チュン、ウソク
(72)【発明者】
【氏名】チョ、ピョンスン
(72)【発明者】
【氏名】ハン、テナム
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA06
4B162AA07
4B162AA22
4B162AB01
4B162AB12
4B162AB14
4B162AC34
4B162AD12
4B162AD15
4B162AD16
4B162AD23
(57)【要約】
エアロゾル生成装置及びその動作方法が提供される。エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を収容するサイズを有するコンテナと、前記エアロゾル生成物質を加熱するヒーターと、パフを感知する第1センサーと、制御部と、を含み、前記制御部は、前記ヒーターに供給される電力を制御し、第1センサーが第1パフ及び第1パフの後に発生する第2パフを感知する場合、前記第1パフと前記第2パフとの間の経過時間を確認し、前記経過時間を第1時間スレッショルドと比較し、前記経過時間が前記第1時間スレッショルド未満の場合、前記ヒーターに供給される第1電力を制御し、前記経過時間が前記第1時間スレッショルド以上の場合、前記ヒーターに供給される、前記第1電力よりも高い第2電力を制御する。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成物質を収容するサイズを有するコンテナと、
前記エアロゾル生成物質を加熱するヒーターと、
パフを感知する第1センサーと、
制御部と、を含み、
前記制御部は、
前記ヒーターに供給される電力を制御し、
第1センサーが第1パフ及び第1パフの後に発生する第2パフを感知する場合、前記第1パフと前記第2パフとの間の経過時間を確認し、
前記経過時間を第1時間スレッショルドと比較し、
前記経過時間が前記第1時間スレッショルド未満の場合、前記ヒーターに供給される第1電力を制御し、
前記経過時間が前記第1時間スレッショルド以上の場合、前記ヒーターに供給される、前記第1電力よりも高い第2電力を制御する、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記制御部は、さらに、
前記第1センサーを介して、前記第2パフの後に発生する第1回数のパフを感知し、
前記経過時間が前記第1時間スレッショルド以上の場合、前記第1回数のパフに対して、前記ヒーターに供給される第2電力を制御し、
前記第1回数のパフの後に発生する少なくとも一つのパフに対して、前記ヒーターに供給される第1電力を制御する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記制御部は、さらに、前記第1回数のパフに対して、前記ヒーターに供給される電力が前記第2電力から前記第1電力に次第に低くなるように制御する、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記制御部は、さらに、前記第1回数のパフに対して、前記ヒーターに供給される電力が前記第2電力から前記第1電力に徐々に低くなるように制御する、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記第2電力の大きさは、前記第1電力の大きさの110~160%に設定される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記制御部は、さらに、
前記経過時間を前記第1時間スレッショルドよりも大きい第2時間スレッショルドと比較し、
前記経過時間が前記第1時間スレッショルド未満の場合、前記ヒーターに供給される前記第1電力を制御し、
前記経過時間が前記第1時間スレッショルド以上、前記第2時間スレッショルド未満の場合、前記ヒーターに供給される前記第2電力を制御し、
前記経過時間が前記第2時間スレッショルド以上の場合、前記ヒーターに供給される、前記第2電力よりも高い第3電力を制御する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記制御部は、さらに、
前記経過時間を前記第1時間スレッショルドよりも大きい第2時間スレッショルドと比較し、
前記経過時間が前記第1時間スレッショルド未満の場合、前記ヒーターに供給される前記第1電力を制御し、
前記第2パフの後に第1回数のパフが発生するとともに前記経過時間が前記第1時間スレッショルド以上、前記第2時間スレッショルド未満の場合、前記ヒーターに供給される前記第2電力を制御し、
前記第2パフの後に第2回数のパフが発生するとともに前記経過時間が前記第2時間スレッショルド以上の場合、前記ヒーターに供給される前記第2電力を制御し、
前記第2回数は前記第1回数よりも大きい、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
長い空間を形成する挿入部と、
前記挿入部に挿入されたスティックに対応する信号を出力するスティック感知センサーと、をさらに含み、
前記制御部は、さらに、
前記第1センサーを介して第3パフを感知するとともに前記スティックの挿入センサーを介して前記スティックの挿入を感知する場合、前記第3パフを感知した時点と前記スティックの挿入を感知した時点との間の第2経過時間を確認し、
前記第2経過時間を第3時間スレッショルドと比較し、
前記第2経過時間が前記第3時間スレッショルド未満の場合、前記ヒーターに供給される前記第1電力を制御し、
前記第2経過時間が前記第3時間スレッショルド以上の場合、前記ヒーターに供給される前記第2電力を制御する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記第1センサーはパフセンサーである、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記第1時間スレッショルドは第1設定時間である、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
ヒーターを有するエアロゾル生成装置の動作方法であって、
センサーが第1パフ及び第1パフの後に発生する第2パフを感知する場合、前記第1パフと前記第2パフとの間の経過時間を確認する動作と、
前記経過時間を第1時間スレッショルドと比較する動作と、
前記経過時間が前記第1時間スレッショルド未満の場合、前記ヒーターに供給される第1電力を制御する動作と、
前記経過時間が前記第1時間スレッショルド以上の場合、前記ヒーターに供給される、前記第1電力よりも高い第2電力を制御する動作と、を含む、エアロゾル生成装置の動作方法。
【請求項12】
第1センサーを介して、前記第2パフの後に発生する第1回数のパフを感知する動作と、
前記経過時間が前記第1時間スレッショルド以上の場合、前記第1回数のパフに対して、前記ヒーターに供給される第2電力を制御する動作と、
前記第1設定回数のパフの後に発生する少なくとも一つのパフに対して、前記ヒーターに供給される第1電力を制御する動作と、をさらに含む、請求項11に記載のエアロゾル生成装置の動作方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置及びその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質又は物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/又はコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、エアロゾル生成物質を貯蔵するカートリッジが長期間使用されなくなってからまた使用される場合、カートリッジで発生した漏液によるエアロゾル発生量の減少を防止するエアロゾル生成装置及びその動作方法を提供することである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、カートリッジが使用されずに放置された時間に比例するようにヒーターに供給される電力量を制御して、エアロゾル発生量の減少を効果的に抑制するエアロゾル生成装置及びその動作方法を提供することである。
【0006】
本開示のさらに他の目的は、カートリッジが使用されずに放置された時間に比例するようにヒーターの予熱のための電力量を制御して、エアロゾル発生量の減少を効果的に抑制するエアロゾル生成装置及びその動作方法を提供することである。
【0007】
本開示のさらに他の目的は、ヒーターに供給される電力量を次第に可変して、使用者が感じ得る異質感を最小化するエアロゾル生成装置及びその動作方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本出願で説明する主題の一側面によれば、エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を収容するサイズを有するコンテナと、前記エアロゾル生成物質を加熱するヒーターと、パフを感知する第1センサーと、制御部と、を含み、前記制御部は、前記ヒーターに供給される電力を制御し、第1センサーが第1パフ及び第1パフの後に発生する第2パフを感知する場合、前記第1パフと前記第2パフとの間の経過時間を確認し、前記経過時間を第1設定時間と比較し、前記経過時間が前記第1設定時間未満の場合、前記ヒーターに供給される第1電力を制御し、前記経過時間が前記第1設定時間以上の場合、前記ヒーターに供給される、前記第1電力よりも高い第2電力を制御する。
【0009】
本出願で説明する主題の他の側面によれば、ヒーターを有するエアロゾル生成装置の動作方法が提供される。前記方法は、センサーが第1パフ及び第1パフの後に発生する第2パフを感知する場合、前記第1パフと前記第2パフとの間の経過時間を確認する動作と、前記経過時間を第1設定時間と比較する動作と、前記経過時間が前記第1設定時間未満の場合、前記ヒーターに供給される第1電力を制御する動作と、前記経過時間が前記第1設定時間以上の場合、前記ヒーターに供給される、前記第1電力よりも高い第2電力を制御する動作と、を含む。
【発明の効果】
【0010】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、エアロゾル生成物質を貯蔵するカートリッジが長期間使用されなくなってからまた使用される場合、カートリッジで発生した漏液によるエアロゾル発生量の減少を防止することができる。
【0011】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、カートリッジが使用されずに放置された時間に比例するように、ヒーターに供給される電力量を制御して、エアロゾル発生量の減少を効果的に抑制することができる。
【0012】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、カートリッジが使用されずに放置された時間に比例するように、ヒーターの予熱のための電力量を制御して、エアロゾル発生量の減少を効果的に抑制することができる。
【0013】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、ヒーターに供給される電力量を次第に可変して、使用者が感じ得る異質感を最小化することができる。
【0014】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかしながら、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】エアロゾル生成装置の一例を示すブロック図である。
図2】エアロゾル生成装置の例を説明する図である。
図3】エアロゾル生成装置の例を説明する図である。
図4】エアロゾル生成装置の例を説明する図である。
図5】スティックの例を説明する図である。
図6】スティックの例を説明する図である。
図7】スティックの例を説明する図である。
図8】エアロゾル生成装置の動作方法の例を示すフローチャートである。
図9図8の方法の例を示す図である。
図10図8の方法の例を示す図である。
図11図8の方法の例を示す図である。
図12】エアロゾル生成装置の動作方法の例を示すフローチャートである。
図13図12のエアロゾル生成装置の動作の例を示す図である。
図14】エアロゾル生成装置の動作方法の例を示すフローチャートである。
図15図14のエアロゾル生成装置の動作の例を示す図である。
図16】エアロゾル生成装置の動作方法の例を示すフローチャートである。
図17図16のエアロゾル生成装置の動作の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。同一又は類似の構成要素は互いに異なる図面に図示されていても同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0017】
以下の説明で使われる構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみを考慮して使用されるものである。「モジュール」及び「部」は互いに区別される意味又は役割を有するものではない。
【0018】
また、本明細書に開示された実施例の以降の説明において、関連した公知の技術についての具体的説明が本明細書に開示された実施例の要旨をあいまいにする可能性がある場合はその詳細な説明を省略する。また、添付図面は本明細書に開示された実施例を容易に理解することができるようにするためのものであり、添付図面によって本明細書に開示された技術的思想が限定されない。したがって、添付図面は本開示の思想及び範囲に含まれるすべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0019】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使われることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使われる。
【0020】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0021】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0022】
図1は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置のブロック図である。
【0023】
図1を参照すると、エアロゾル生成装置10は、通信インターフェース11、入出力インターフェース12、エアロゾル生成モジュール13、メモリ14、センサーモジュール15、バッテリー16、及び/又は制御部17を含むことができる。
【0024】
一実施例で、エアロゾル生成装置10は本体100のみで構成され得る。この場合、エアロゾル生成装置10に含まれた構成要素は本体100に位置することができる。他の一実施例で、エアロゾル生成装置10は、エアロゾル生成物質を貯蔵するカートリッジ200及び本体100から構成され得る。この場合、エアロゾル生成装置10に含まれた構成要素は本体100及びカートリッジ200のうちの少なくとも一つに位置することができる。
【0025】
通信インターフェース11は、外部装置及び/又はネットワークとの通信のための少なくとも一つの通信モジュールを含むことができる。例えば、通信インターフェース11は、USB(universal serial bus)などの有線通信のための通信モジュールを含むことができる。例えば、通信インターフェース11は、WiFi(wireless fidelity)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))、ブルートゥース(登録商標)低電力(BLE)、ジグビー(Zigbee(登録商標))、NFC(near field communication)などの無線通信のための通信モジュールを含むことができる。
【0026】
入出力インターフェース12は、使用者から命令を受信する入力装置及び/又は使用者に情報を出力する出力装置を含むことができる。例えば、入力装置は、タッチパネル、物理的ボタン、マイクなどを含むことができる。例えば、出力装置は、ディスプレイ、発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)などの視覚情報を出力する表示装置、スピーカー、ブザーなどの聴覚情報を出力するオーディオ装置、触覚効果などの触覚情報を出力するモーターなどを含むことができる。
【0027】
入出力インターフェース12は、入力装置を介して使用者から入力された命令に対応するデータをエアロゾル生成装置10の他の構成要素(等)に伝達することができる。入出力インターフェース12は、エアロゾル生成装置10の他の構成要素(等)から受信されたデータに対応する情報を出力装置を介して出力することができる。
【0028】
エアロゾル生成モジュール13は、エアロゾル生成物質からエアロゾル(aerosol)を発生させることができる。ここで、エアロゾル生成物質は、エアロゾルを発生させることができる液体状態、固体状態、ゲル(gel)状態などの多様な状態のうちのいずれか1種の物質又は2種以上の物質の組合せを意味し得る。
【0029】
液体状態のエアロゾル生成物質は、一実施例によって、揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体であり得る。液体状態のエアロゾル生成物質は、他の実施例によって、非タバコ物質を含む液体であり得る。例えば、液体状態のエアロゾル生成物質は、水、ソルベント、ニコチン、植物抽出物、香料、香味剤、ビタミン混合物などを含むことができる。
【0030】
固体状態のエアロゾル生成物質は、再構成タバコシート、細断タバコ、顆粒タバコなどのタバコ原料を基にする固体物質を含むことができる。また、固体状態のエアロゾル生成物質は、味調節剤、調味料などが含まれた固体物質を含むことができる。例えば、味調節剤は、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、酸化カルシウムなどを含むことができる。例えば、調味料は、ハーブ顆粒などの天然物質、香成分を含むシリカ(silica)、ゼオライト(zeolite)、デキストリン(dextrin)などを含むことができる。
【0031】
また、エアロゾル生成物質は、グリセリン、プロピレングリコールのようなエアロゾル形成剤をさらに含むことができる。
【0032】
エアロゾル生成モジュール13は、少なくとも一つのヒーター131を含むことができる。
【0033】
エアロゾル生成モジュール13は、電気抵抗性ヒーターを含むことができる。例えば、電気抵抗性ヒーターは、少なくとも一つの電気伝導性トラック(track)を含むことができ、電気伝導性トラックに流れる電流によって加熱され得る。ここで、加熱された電気抵抗性ヒーターによってエアロゾル生成物質が加熱され得る。
【0034】
電気伝導性トラックは、電気抵抗性物質を含むことができる。一例として、電気伝導性トラックは、金属物質から形成され得る。他の一例として、電気伝導性トラックは、セラミック物質、炭素、金属合金、又はセラミック物質と金属との合成物質から形成され得る。
【0035】
電気抵抗性ヒーターは、多様な形状に形成された電気伝導性トラックを含むことができる。例えば、電気伝導性トラックは、管状、板状、針状、棒状及びコイル状のうちのいずれか一つに形成され得る。
【0036】
エアロゾル生成モジュール13は、誘導加熱(induction heating)方式を用いるヒーターを含むことができる。例えば、誘導加熱式ヒーターは、電気伝導性コイルを含むことができ、電気伝導性コイルに流れる電流を調節することで、周期的に方向が変わる交番磁場(alternating magnetic field)を発生させることができる。ここで、交番磁場が磁性体に印加される場合、磁性体で渦電流損(eddy current loss)及びヒステリシス損(hysteresis loss)によるエネルギー損失が発生することがあり、損失されるエネルギーが熱エネルギーとして放出されることにより、磁性体に隣接したエアロゾル生成物質が加熱され得る。ここで、磁場によって発熱する客体はサセプタ(susceptor)と言える。
【0037】
一方、エアロゾル生成モジュール13は、超音波振動を発生させることで、エアロゾル生成物質からエアロゾルを生成することもできる。
【0038】
エアロゾル生成モジュール13は、カートマイザー(cartomizer)、噴霧器(atomizer)、気化器(vaporizer)などと言える。
【0039】
エアロゾル生成装置10がエアロゾル生成物質を保有するカートリッジ200及び本体100から構成される場合、エアロゾル生成モジュール13は本体100及びカートリッジ200のうちの少なくとも一つに配置され得る。
【0040】
メモリ14は、制御部17内の各信号処理及び制御のためのプログラムを保存することができ、制御部17で処理されたデータ及び処理対象のデータを保存することができる。
【0041】
例えば、メモリ14は、制御部17によって処理可能な多様な作業を実行するための目的で設計された応用プログラムを保存し、制御部17の要請の際、保存された応用プログラムのうちの一部を選択的に提供することができる。
【0042】
例えば、メモリ14は、エアロゾル生成装置10の動作時間、最大パフ回数、現在のパフ回数、少なくとも一つの温度プロファイル、使用者の吸入パターンについてのデータ、充放電についてのデータなどを保存することができる。ここで、パフは使用者の吸入を意味することができ、吸入は使用者が口や鼻を通して使用者の口腔内、鼻腔内又は肺内に引き込む状況を意味し得る。
【0043】
メモリ14は、揮発性メモリ(例えば、DRAM、SRAM、SDRAMなど)、非揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリー(Flashme mory)、ハードディスクドライブ(Hard disk drive;HDD)、ソリッドステートドライブ(Solid-state drive;SSD)など)のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0044】
メモリ14は、本体100及びカートリッジ200のうちの少なくとも一つに配置され得る。メモリ14は、本体100及びカートリッジ200にそれぞれ配置され得る。例えば、本体100のメモリは、本体100内部に配置された構成についての情報、例えば、バッテリー190の全容量についての情報などを保存することができる。例えば、本体100のメモリは、以前又は現在に本体100と結合されたカートリッジ200から受信したカートリッジ情報を保存することができ、カートリッジ200のメモリは、カートリッジの識別情報(ID情報)、カートリッジのタイプ情報などを含むカートリッジ情報を保存することができる。
【0045】
センサーモジュール15は、少なくとも一つのセンサーを含むことができる。
【0046】
例えば、センサーモジュール15は、パフを感知するセンサー(以下、パフセンサー151という)を含むことができる。ここで、パフセンサー151は、IRセンサーのような近接センサー、圧力センサー、ジャイロセンサー、加速度センサー、磁場センサーなどによって具現され得る。
【0047】
例えば、センサーモジュール15は、エアロゾル生成モジュール13に含まれたヒーター131の温度、エアロゾル生成物質の温度などを感知するセンサー(以下、温度センサーという)を含むことができる。
【0048】
ここで、エアロゾル生成モジュール13に含まれたヒーター131が温度センサーの役割を果たすこともできる。例えば。ヒーター131の電気抵抗性物質は抵抗温度係数(temperature coefficient of resistance、TCR)を有する物質であってもよい。センサーモジュール15は、温度によって変わるヒーター131の抵抗を測定してヒーター131の温度をセンシングすることができる。
【0049】
例えば、エアロゾル生成装置10の本体にスティックが挿入可能な場合、センサーモジュール15は、スティックの挿入を感知するセンサー(以下、スティック感知センサー152という)を含むことができる。
【0050】
例えば、エアロゾル生成装置10がカートリッジ200を含む場合、センサーモジュール15は、本体100に対するカートリッジ200の装着/分離、位置などを感知するセンサー(以下、カートリッジ感知センサーという)を含むことができる。
【0051】
ここで、スティック感知センサー152及び/又はカートリッジ感知センサーは、インダクタンス基盤のセンサー、静電容量型センサー、抵抗センサー、ホール効果(hall effect)を用いたホールセンサー(hall IC)などによって具現され得る。本発明のいくつかの実施例によれば、カートリッジ感知センサーは、接続端子を含むことができる。接続端子は本体100に備えられ、カートリッジ200が本体100に結合されることにより、カートリッジ200に備えられた電極と電気的に連結されることができる。接続端子はカートリッジ感知センサーの役割を果たすこともできる。例えば、センサーモジュール15は、接続端子に流れる電流、接続端子に印加される電圧などに基づいて、本体100に対するカートリッジ200の装着/分離を感知することができる。
【0052】
例えば、センサーモジュール15は、エアロゾル生成装置10に備えられた構成(例えば、バッテリー16)に印加される電圧を感知する電圧センサー及び/又は電流を感知する電流センサーを含むことができる。
【0053】
例えば、センサーモジュール15は、エアロゾル生成装置10の動きを感知する少なくとも一つのセンサー(以下、「動作センサー」という)を含むことができる。ここで、動作センサーは、ジャイロセンサー及び加速度センサーのうちの少なくとも一つによって具現され得る。
【0054】
バッテリー16は、制御部17の制御によって、エアロゾル生成装置10の動作に用いられる電力を供給することができる。バッテリー16は、エアロゾル生成装置10に備えられた他の構成に電力を供給することができる。例えば、バッテリー16は、通信インターフェース11に含まれた通信モジュール、入出力インターフェース12に含まれた出力装置、エアロゾル生成モジュール13に含まれたヒーターなどに電力を供給することができる。
【0055】
バッテリー16は充電可能なバッテリーであるか又は使い捨てバッテリーであり得る。例えば、バッテリー16は、リチウムイオンバッテリー又はリチウムポリマー(Li-Polymer)バッテリーであり得るが、これに限定されない。例えば、バッテリー16が充電可能な場合、バッテリー16の充電率(C-rate)は10C、放電率(C-rate)は10C~20Cであり得るが、これに限定されない。また、安定的な使用のために、バッテリー16は、充放電を2000回実施した場合にも、全容量の80%以上を確保することができるように製作され得る。
【0056】
エアロゾル生成装置10は、バッテリー16を保護するための回路であるバッテリー保護モジュール(Protection Circuit Module、PCM)をさらに含むことができる。バッテリー保護モジュール(PCM)はバッテリー16の上面に隣接して配置され得る。例えば、バッテリー保護モジュール(PCM)は、バッテリー16の過充電及び過放電を防止するために、バッテリー16と連結された回路で短絡が発生する場合、バッテリー16に過電圧が印加される場合、バッテリー16に過電流が流れる場合などにおいて、バッテリー16に対する電路を遮断することができる。
【0057】
エアロゾル生成装置10は、外部から供給される電力が入力される充電端子をさらに含むことができる。例えば、エアロゾル生成装置10の本体の一側に充電端子が形成され、エアロゾル生成装置10は、充電端子を介して供給される電力を用いてバッテリー16を充電することができる。ここで、充電端子は、USB通信のための有線端子、ポゴピン(pogo pin)などから構成され得る。
【0058】
エアロゾル生成装置10は通信インターフェース11を介して外部から供給される電力を無線で受信することができる。例えば、エアロゾル生成装置10は、無線通信のための通信モジュールに含まれたアンテナを用いて無線で電力を受けることができ、無線で供給される電力を用いてバッテリー16を充電することができる。
【0059】
制御部17は、エアロゾル生成装置10の全般的な動作を制御することができる。制御部17は、エアロゾル生成装置10に備えられた各構成と連結され、各構成との間に信号を送信及び/又は受信して各構成の全般的な動作を制御することができる。
【0060】
制御部17は、少なくとも一つのプロセッサを含むことができ、プロセッサを用いてエアロゾル生成装置10の動作全般を制御することができる。ここで、プロセッサはCPU(central processing unit)のような一般的なプロセッサであってもよい。もちろん、プロセッサはASICのような専用装置(dedicated device)であるか又は他のハードウェアに基づくプロセッサであり得る。
【0061】
制御部17は、エアロゾル生成装置10の複数の機能のうちのいずれか一つを果たすことができる。例えば、制御部17は、エアロゾル生成装置10に備えられた各構成の状態、入出力インターフェース12を介して受信する使用者の命令などに応じて、エアロゾル生成装置10の複数の機能(例えば、予熱機能、加熱機能、充電機能、掃除機能など)のうちのいずれか一つを実行することができる。
【0062】
制御部17は、メモリ14に保存されたデータに基づいて、エアロゾル生成装置10に備えられた各構成の動作を制御することができる。例えば、制御部17は、メモリ14に保存された温度プロファイル、使用者の吸入パターンなどについてのデータに基づいて、バッテリー16からエアロゾル生成モジュール13に所定の電力を所定の時間供給するように制御することができる。
【0063】
制御部17は、センサーモジュール15に含まれたパフセンサー151によってパフの発生を判断することができる。例えば、制御部17は、パフセンサー151のセンシング値に基づいてエアロゾル生成装置10内の温度変化、流量(flow)変化、圧力変化、電圧変化などを確認することができ、パフセンサー151のセンシング値に基づいて、確認した結果によってパフの発生を判断することができる。
【0064】
制御部17は、パフ有無及び/又はパフ回数によって、エアロゾル生成装置10に備えられた各構成の動作を制御することができる。例えば、制御部17は、メモリ14に保存された温度プロファイルに基づいて、ヒーター131の温度が変更されるか維持されるように制御することができる。
【0065】
制御部17は、所定の条件の下で、ヒーター131に対する電力供給を遮断するように制御することができる。例えば、スティックが除去されカートリッジ200が分離された場合、パフ回数が既設定の最大パフ回数に到逹した場合、既設定の時間以上にパフが感知されない場合、バッテリー16の残量が所定値未満の場合などにおいて、制御部17はヒーター131に対する電力供給を遮断するように制御することができる。
【0066】
制御部17は、バッテリー16に貯蔵された電力の残量を算出することができる。例えば、制御部17は、センサーモジュール15に含まれた電圧センサー及び/又は電流センサーのセンシング値に基づいてバッテリー16の残量を算出することができる。
【0067】
制御部17は、パルス幅変調(pulse width modulation、PWM)方式及び比例-積分-微分(Proportional-Integral-Differential、PID)方式のうちの少なくとも一方式を用いてヒーター131に電力を供給するように制御することができる。
【0068】
例えば、制御部17は、PWM方式を用いて、所定の周波数及びデューティ比を有する電流パルスがヒーターに供給されるように制御することができる。ここで、制御部17は、電流パルスの周波数及びデューティ比を調節することで、ヒーターに供給される電力を制御することができる。
【0069】
例えば、制御部17は、温度プロファイルに基づいて、制御の目標になる目標温度を決定することができる。ここで、制御部17は、ヒーター131の温度と目標温度との差分値、差分値を時間が経つにつれて積分した値及び差分値を時間が経つにつれて微分した値によるフィードバック制御方式であるPID方式を用いて、ヒーター131に供給される電力を制御することができる。
【0070】
例えば、制御部17は、温度プロファイルに基づいて、ヒーター131に供給される電力を制御することができる。制御部17は、ヒーター131を加熱する加熱区間の長さ、加熱区間にヒーター131に供給される電力量などを制御することができる。制御部17は、ヒーター131の目標温度に基づいて、ヒーター131に供給される電力を制御することができる。
【0071】
一方、ヒーター131に電力を供給する制御方式として、PWM方式と、PID方式とを例示として説明したが、本発明がこれに限定されるものではなく、比例-積分(Proportional-Integral、PI)方式、比例-微分(Proportional-Differential、PD)方式などの多様な制御方式を使うことができる。
【0072】
制御部17はヒーター131の温度を判断することができ、ヒーター131の温度によって、ヒーター131に供給される電力を調節することができる。例えば、制御部17は、ヒーター131の抵抗値、ヒーター131に流れる電流及び/又はヒーター131に印加される電圧を確認してヒーター131の温度を判断することができる。
【0073】
一方、制御部17は、既設定の条件の下で、ヒーターに電力を供給するように制御することができる。例えば、入出力インターフェース12を介して使用者から入力された命令に従ってスティックが挿入される空間を掃除する掃除機能が選択された場合、制御部17は、ヒーターに所定の電力を供給するように制御することができる。
【0074】
図2図4は本開示の実施例によるエアロゾル生成装置を説明する図である。
【0075】
本発明の多様な実施例によれば、エアロゾル生成装置10は、本体100及び/又はカートリッジ200を含むことができる。
【0076】
図2を参照すると、一実施例によるエアロゾル生成装置10は、ハウジング101によって形成される空間にスティック20が挿入できるように構成された本体100を含むことができる。
【0077】
スティック20は一般的な燃焼型シガレットと類似であり得る。例えば、スティック20は、エアロゾル生成物質を含む第1部分と、フィルターなどを含む第2部分とに区分することができる。若しくは、スティック20の第2部分もエアロゾル生成物質を含むこともできる。例えば、顆粒又はカプセルの形態に製造されたエアロゾル生成物質が第2部分に挿入されることもできる。
【0078】
エアロゾル生成装置10の内部には第1部分の全体が挿入され、第2部分は外部に露出され得る。若しくは、エアロゾル生成装置10の内部に第1部分の一部のみ挿入されるか、又は第1部分及び第2部分の一部が挿入されることができる。使用者は第2部分を口で銜えた状態でエアロゾルを吸入することができる。ここで、エアロゾルは外部空気が第1部分を通過することによって生成され、生成されたエアロゾルは第2部分を通過して使用者の口に伝達されることができる。
【0079】
本体100は、スティック20が挿入された状態で外部空気が本体100の内部に流入することができる構造に形成され得る。ここで、本体100内に流入した外部空気はスティック20を通過して使用者の口に流動することができる。
【0080】
ヒーターは、スティック20が本体100に挿入される位置に対応する位置で本体100内に配置され得る。本図では、ヒーターが針状の電気伝導性トラックを含む電気伝導性ヒーター110として示されているが、本発明がこれに限定されるものではない。
【0081】
ヒーターは、バッテリー16から供給される電力を用いてスティック20の内部及び/又は外部を加熱することができる。ここで、加熱されたスティック20でエアロゾルが生成され得る。ここで、使用者はスティック20の一端を介して口で吸入することにより、タバコ香のエアロゾルを吸入することができる。
【0082】
一方、制御部17は、所定の条件によって、スティック20が挿入されなかった場合にもヒーターに電力を供給するように制御することができる。例えば、入出力インターフェース12を介して使用者から入力された命令に従って、スティック20が挿入される空間を掃除する掃除機能が選択された場合、制御部17はヒーターに所定の電力を供給するように制御することができる。
【0083】
制御部17は、スティック20が挿入された時点から、パフセンサーのセンシング値に基づいてパフ回数をモニタリングすることができる。
【0084】
制御部17は、挿入されたスティック20が除去された場合、メモリ14に保存された現在のパフ回数を初期化することができる。
【0085】
図3を参照すると、一実施例によるエアロゾル生成装置100は、カートリッジ200を支持する本体100と、エアロゾル生成物質を貯蔵するカートリッジ200と、を含むことができる。
【0086】
カートリッジ200は、一実施例によって、本体100に着脱可能に構成され得る。カートリッジ200は、他の実施例によって、本体100と一体に構成され得る。例えば、カートリッジ200の少なくとも一部が、本体100のハウジング101によって形成される内部空間に挿入されることにより、カートリッジ200が本体100に装着され得る。
【0087】
本体100は、カートリッジ200が挿入された状態で、外部空気が本体100の内部に流入することができる構造に形成され得る。ここで、本体100内に流入した外部空気はカートリッジ200を通して使用者の口に流動することができる。
【0088】
制御部17は、センサーモジュール15に含まれたカートリッジ感知センサーによって、カートリッジ200の装着/脱着を判断することができる。例えば、カートリッジ感知センサーは、カートリッジ200と連結される一端子を介してパルス電流を伝送することができる。ここで、カートリッジ感知センサーは、他の一端子を介してパルス電流が受信するかに基づいて、カートリッジ200の連結有無を感知することができる。
【0089】
カートリッジ200は、エアロゾル生成物質を加熱するヒーター210及び/又はエアロゾル生成物質を貯蔵する貯蔵部220を含むことができる。例えば、エアロゾル生成物質を含浸(含有)する液体伝達手段が貯蔵部220の内部に配置され得る。ヒーター210の電気伝導性トラックは液体伝達手段を巻く構造に形成され得る。ここで、ヒーター210によって液体伝達手段が加熱されることによってエアロゾルを生成することができる。ここで、液体伝達手段は、綿繊維、セラミック繊維、ガラス繊維、又は多孔性セラミックからなる芯(wick)を含むことができる。
【0090】
カートリッジ200は、スティック20が挿入可能に構成された挿入空間230を含むことができる。例えば、カートリッジ200は、スティック20が挿入される方向に沿って円周方向に延びる内壁(図示せず)によって形成される挿入空間を含むことができる。ここで、挿入空間は、内壁の内側が上下に開放することによって形成され得る。スティック20は内壁によって形成された挿入空間230に挿入され得る。
【0091】
スティック20が挿入される挿入空間は、挿入空間に挿入されるスティック20の一部の形状に対応する形状に形成され得る。例えば、スティック20が円筒形に形成される場合、挿入空間は円筒形に形成され得る。
【0092】
スティック20が挿入空間に挿入される場合、スティック20の外周面は内壁によって取り囲まれ、内壁に接触し得る。
【0093】
カートリッジ200の挿入空間230にはスティック20の一部が挿入され、残りの部分は外部に露出され得る。
【0094】
使用者は、スティック20の一端を口で銜えた状態でエアロゾルを吸入することができる。ヒーター210によって生成されたエアロゾルはスティック20を通過して使用者の口に伝達され得る。ここで、エアロゾルがスティック20を通過するうち、スティック20に含まれた物質がエアロゾルに付加され、物質が付加されたエアロゾルがスティック20の一端を通して使用者の口腔に吸入され得る。
【0095】
図4を参照すると、一実施例によるエアロゾル生成装置10は、カートリッジ200を支持する本体100と、エアロゾル生成物質を保有するカートリッジ200と、を含むことができる。本体100は、挿入空間130にスティック20が挿入できるように構成され得る。
【0096】
エアロゾル生成装置10は、カートリッジ200に貯蔵されたエアロゾル生成物質を加熱する第1ヒーターを含むことができる。例えば、使用者がスティック20の一端を通して口で吸入する場合、第1ヒーターによって生成されたエアロゾルがスティック20を通過することができる。ここで、エアロゾルがスティック20を通過するうち、エアロゾルに香味が付加され得る。香味が付加されたエアロゾルはスティック20の一端を通して使用者の口腔に吸入され得る。
【0097】
一方、他の実施例によって、エアロゾル生成装置10は、カートリッジ200に貯蔵されたエアロゾル生成物質を加熱する第1ヒーターと、本体100に挿入されたスティック20を加熱する第2ヒーターと、を含むこともできる。例えば、エアロゾル生成装置100は、第1ヒーター及び第2ヒーターによって、カートリッジ200に貯蔵されたエアロゾル生成物質及びスティック20をそれぞれ加熱することによってエアロゾルを生成することもできる。
【0098】
図5図7は本開示の実施例によるスティックを説明する図である。図5図7と重複する内容については詳細な説明を省略する。
【0099】
図5を参照すると、一実施例によるスティック20は、タバコロッド21及びフィルターロッド22を含むことができる。図2を参照して上述した第1部分はタバコロッド21を含むことができる。図2に基づいて前述した第2部分はフィルターロッド22を含むことができる。
【0100】
図5にはフィルターロッド22が単一セグメントとして示されているが、これに限定されない。言い換えれば、フィルターロッド22は、複数のセグメントから構成され得る。例えば、フィルターロッド22は、エアロゾルを冷却する第1セグメント、及びエアロゾル内に含まれた所定の成分をフィルタリングする第2セグメントを含むことができる。また、必要に応じて、フィルターロッド22には他の機能を果たす少なくとも一つのセグメントをさらに含むことができる。
【0101】
スティック20の直径は5mm~9mmの範囲であり、長さは約48mmであり得るが、これに限定されない。例えば、タバコロッド21の長さは約12mm、フィルターロッド22の第1セグメントの長さは約10mm、フィルターロッド22の第2セグメントの長さは約14mm、フィルターロッド22の第3セグメントの長さは約12mmであり得るが、これに限定されない。
【0102】
スティック20は、少なくとも一つのラッパー24によって包装され得る。ラッパー24には、外部空気が流入するか内部気体が流出する少なくとも一つの孔(hole)が形成され得る。一例として、スティック20は、一つのラッパー24によって包装され得る。他の例として、スティック20は、2以上のラッパー24によって重畳して包装され得る。例えば、第1ラッパーに241よってタバコロッド21が包装され得る。例えば、ラッパー242、243、244によってフィルターロッド22が包装され得る。個別ラッパーによって包装されたタバコロッド21及びフィルターロッド22が結合され、第3ラッパーによってスティック20全体がさらに包装され得る。フィルターロッド22のそれぞれが複数のセグメントから構成されている場合、それぞれのセグメントが個別ラッパー242、243、244によって包装され得る。個別ラッパーによって包装されたセグメントが結合されたスティック20の全体が他のラッパーによってさらに包装され得る。
【0103】
第1ラッパー241及び第2ラッパー242は一般的なフィルター包装紙から製作され得る。例えば、第1ラッパー241及び第2ラッパー242は多孔質包装紙又は無孔質包装紙であり得る。また、第1ラッパー241及び第2ラッパー242は耐油性を有する紙類及び/又はアルミニウムラミネート包装材から製作され得る。
【0104】
第3ラッパー243はハード包装紙から製作され得る。例えば、第3ラッパー243の坪量は88g/m~96g/mの範囲に含まれ得る。例えば、第3ラッパー243の坪量は90g/m~94g/mの範囲に含まれ得る。また、第3ラッパー243の厚さは120μm~130μmの範囲に含まれ得る。例えば、第3ラッパー243の厚さは125μmであり得る。
【0105】
第4ラッパー244は耐油性ハード包装紙から製作され得る。例えば、第4ラッパー244の坪量は88g/m~96g/mの範囲に含まれ得る。例えば、第4ラッパー244の坪量は90g/m~94g/mの範囲に含まれ得る。また、第4ラッパー244の厚さは120μm~130μmの範囲に含まれ得る。例えば、第4ラッパー244の厚さは125μmであり得る。
【0106】
第5ラッパー245は滅菌紙(MFW)から製作され得る。ここで、滅菌紙(MFW)は、引張強度、耐水度、平滑度などが一般紙よりも向上するように特殊に製造された紙を意味し得る。例えば、第5ラッパー245の坪量は57g/m~63g/mの範囲に含まれ得る。例えば、第5ラッパー245の坪量は60g/mであり得る。また、第5ラッパー245の厚さは64μm~70μmの範囲に含まれ得る。例えば、第5ラッパー245の厚さは67μmであり得る。
【0107】
第5ラッパー245は所定の物質を含むことができる。ここで、所定の物質の例はシリコンであり得るが、これに限定されない。例えば、シリコンは、温度による変化が少ない耐熱性、酸化しない耐酸化性、各種の薬品に対する抵抗性、水に対する撥水性、又は電気絶縁性などの特性を有し得る。ただ、シリコンではなくても、上述した特性を有する物質であれば制限なしに第5ラッパー245に塗布又はコーティングされ得る。
【0108】
第5ラッパー245は、スティック20が燃焼する現象を防止することができる。例えば、タバコロッド21がヒーター210によって加熱されると、スティック20が燃焼する可能性がある。具体的には、タバコロッド21に含まれた材料のうちのいずれか一つの引火点よりも高く温度が上昇すると、スティック20が燃焼することがある。このような場合にも、第5ラッパー245は不燃性物質を含むので、スティック20が燃焼する現象を防止することができる。
【0109】
また、第5ラッパー245は、スティック20で生成される物質によって本体100が汚染することを防止することができる。使用者のパフによって、スティック20内で液体物質が生成され得る。例えば、スティック20で生成されたエアロゾルが外部空気によって冷却することにより、液体物質(例えば、水分など)が生成され得る。第5ラッパー245がスティック20を包装することにより、スティック20内で生成された液体物質がスティック20の外部に漏れることを防止することができる。
【0110】
タバコロッド21は、エアロゾル生成物質を含むことができる。例えば、エアロゾル生成物質は、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、及びオレイルアルコールのうちの少なくとも1種を含むことができるが、これに限定されない。また、タバコロッド21は、風味剤、湿潤剤及び/又は有機酸(organic acid)のような他の添加物質を含むことができる。また、タバコロッド21には、メントール又は保湿剤などの加香液がタバコロッド21に噴射されることによって添加され得る。
【0111】
タバコロッド21は多様に製作可能である。例えば、タバコロッド21は、シート(sheet)から製作され得る。例えば、タバコロッド21は、ストランド(strand)から製作され得る。例えば、タバコロッド21は、タバコシートが細かく切られた細断片から製作され得る。例えば、タバコロッド21は、熱伝導物質によって取り囲まれ得る。例えば、熱伝導物質は、アルミニウムホイルのような金属ホイルであり得るが、これに限定されない。一例として、タバコロッド21を取り囲む熱伝導物質はタバコロッド21に伝達される熱を均一に分散させて、タバコロッドへの熱伝導率を向上させることができる。よって、タバコ味を向上させることができる。タバコロッド21を取り囲む熱伝導物質は誘導加熱式ヒーターによって加熱されるサセプタとしての機能を果たすことができる。ここで、図面に示されていないが、タバコロッド21は、外部を取り囲む熱伝導物質の他にも、追加のサセプタをさらに含むことができる。
【0112】
フィルターロッド22はセルロースアセテートフィルターであってもよい。一方、フィルターロッド22の形状には制限がない。例えば、フィルターロッド22は、円柱型(type)ロッドであり得る。例えば、フィルターロッド22は、内部に中空を有するチューブ型(type)ロッドであってもよい。例えば、フィルターロッド22はリセス型(type)ロッドであり得る。フィルターロッド22が複数のセグメントから構成された場合、複数のセグメントのうちの少なくとも一つが他の形状に製作され得る。
【0113】
フィルターロッド22の第1セグメントはセルロースアセテートフィルターであり得る。例えば、第1セグメントは、内部に中空を含むチューブ形の構造物であり得る。第1セグメントによって、ヒーター110が挿入される場合、タバコロッド21の内部物質が後ろに押される現象を防止することができ、エアロゾルの冷却効果も提供することができる。第1セグメントに含まれた中空の直径は、2mm~4.5mmの範囲内で適切な直径を採用することができるが、これに限定されない。
【0114】
第1セグメントの長さは、4mm~30mmの範囲内で適切な長さを採用することができるが、これに限定されない。例えば、第1セグメントの長さは10mmであり得るが、これに限定されない。
【0115】
フィルターロッド22の第2セグメントは、ヒーター110がタバコロッド21を加熱することによって生成されたエアロゾルを冷却させる。よって、使用者は適当な温度に冷却したエアロゾルを吸入することができる。
【0116】
第2セグメントの長さ又は直径は、スティック20の形態によって多様に決定することができる。例えば、第2セグメントの長さは、7mm~20mmの範囲内で適切に採用することができる。好ましくは、第2セグメントの長さは約14mmであり得るが、これに限定されない。
【0117】
第2セグメントはポリマー繊維を織ることで製作することができる。この場合、ポリマーから製造された繊維に香味液を塗布することもできる。若しくは、香味液が塗布された別途の繊維とポリマーから製造された繊維とを一緒に製織して第2セグメントを製作することもできる。若しくは、第2セグメントは縮れたポリマーシートから形成され得る。
【0118】
例えば、ポリマーは、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ乳酸(PLA)、セルロースアセテート(CA)、及びアルミニウムホイルからなる群から選択される材料から製作され得る。
【0119】
第2セグメントが織られたポリマー繊維又は縮れたポリマーシートによって形成されることにより、第2セグメントは縦方向に延びる単数又は複数のチャネルを含むことができる。ここで、チャネルは、気体(例えば、空気又はエアロゾル)が通過する通路を意味し得る。
【0120】
例えば、縮れたポリマーシートからなる第2セグメントは、約5μmと約300μmとの間、例えば約10μmと約250μmとの間の厚さを有する材料から形成され得る。また、第2セグメントの全表面積は、約300mm/mmと約1000mm/mmとの間になり得る。また、エアロゾル冷却要素は、比表面積が約10mm/mgと約100mm/mgとの間の材料から形成され得る。
【0121】
一方、第2セグメントは、揮発性香味成分を含むスレッド(thread)を含むことができる。ここで、揮発性香味成分はメントールであり得るが、これに限定されない。例えば、スレッドには、1.5mg以上のメントールを第2セグメントに提供するために、十分な量のメントールが充填され得る。
【0122】
フィルターロッド22の第3セグメントはセルロースアセテートフィルターであり得る。第3セグメントの長さは、4mm~20mmの範囲内で適切に採用することができる。例えば、第3セグメントの長さは約12mmであり得るが、これに限定されない。
【0123】
フィルターロッド22は香味を発生させるように製作され得る。一例として、フィルターロッド22に加香液が噴射され得る。一例として、加香液が塗布された別途の繊維がフィルターロッド22の内部に挿入され得る。
【0124】
また、フィルターロッド22は少なくとも一つのカプセル23を含むことができる。ここで、カプセル23は、香味を発生させる機能を果たすことができる。カプセル23は、エアロゾルを発生させる機能を果たすこともできる。例えば、カプセル23は、香料を含む液体を被膜で包んでいる構造を有することができる。カプセル23は球形又は円筒形を有することができるが、これに限定されない。
【0125】
図6を参照すると、一実施例によるスティック30は、前端プラグ33をさらに含むこともできる。前端プラグ33は、タバコロッド31において、フィルターロッド32と対向する一側に位置する。前端プラグ33は、タバコロッド31が外部に離脱することを防止することができる。前端プラグ33は、喫煙中にタバコロッド31から液状化したエアロゾルがエアロゾル生成装置100に流入することを防止することができる。
【0126】
フィルターロッド32は、第1セグメント321及び第2セグメント322を含むことができる。第1セグメント321は、図5のフィルターロッド22の第1セグメントに対応し得る。第2セグメント322は、図5のフィルターロッド22の第3セグメントに対応し得る。
【0127】
スティック30の直径及び全長は図4のスティック20の直径及び全長に対応し得る。例えば、前端プラグ33の長さは約7mm、タバコロッド31の長さは約15mm、第1セグメント321の長さは約12mm、第2セグメント322の長さは約14mmであり得るが、これに限定されない。
【0128】
スティック30は少なくとも一つのラッパー35によって包装され得る。ラッパー35には、外部空気が流入するか又は内部気体が流出する少なくとも一つの孔(hole)が形成され得る。例えば、第1ラッパー351によって前端プラグ33が包装され、第2ラッパー352によってタバコロッド31が包装され、第3ラッパー353によって第1セグメント321が包装され、第4ラッパー354によって第2セグメント322が包装され得る。そして、第5ラッパー355によってスティック30の全体が再包装され得る。
【0129】
また、第5ラッパー355には少なくとも一つの穿孔36が形成され得る。例えば、穿孔36はタバコロッド31を取り囲む領域に形成されることができるが、これに限定されない。例えば、穿孔36は、図3に示すヒーター210によって形成された熱をタバコロッド31の内部に伝達する役割を果たすことができる。
【0130】
また、第2セグメント322は、少なくとも一つのカプセル34を含むことができる。ここで、カプセル34は香味を発生させる機能を果たすこともできる。カプセル34はエアロゾルを発生させる機能を果たすこともできる。例えば、カプセル34は香料を含む液体を被膜で包んでいる構造であり得る。カプセル34は球形又は円筒形を有し得るが、これに限定されない。
【0131】
第1ラッパー351は、一般的なフィルター包装紙にアルミニウムホイルのような金属ホイルを結合してなることができる。例えば、第1ラッパー351の全厚は45μm~55μmの範囲に含まれ得る。例えば、第1ラッパー351の全厚は50.3μmであり得る。また、第1ラッパー351の金属ホイルの厚さは6μm~7μmの範囲に含まれ得る。例えば、第1ラッパー351の金属ホイルの厚さは6.3μmであり得る。また、第1ラッパー351の坪量は50g/m~55g/mの範囲に含まれ得る。例えば、第1ラッパー351の坪量は53g/mであり得る。
【0132】
第2ラッパー352及び第3ラッパー353は一般的なフィルター包装紙から製作され得る。例えば、第2ラッパー352及び第3ラッパー353は多孔質包装紙又は無孔質包装紙であり得る。
【0133】
例えば、第2ラッパー352の多孔度は35000CUであり得るが、これに限定されない。また、第2ラッパー352の厚さは70μm~80μmの範囲に含まれ得る。例えば、第2ラッパー352の厚さは78μmであり得る。また、第2ラッパー352の坪量は20g/m~25g/mの範囲に含まれ得る。例えば、第2ラッパー352の坪量は23.5g/mであり得る。
【0134】
例えば、第3ラッパー353の多孔度は24000CUであり得るが、これに限定されない。また、第3ラッパー353の厚さは60μm~70μmの範囲に含まれ得る。例えば、第3ラッパー353の厚さは68μmであり得る。また、第3ラッパー353の坪量は20g/m2~25g/m2の範囲に含まれ得る。例えば、第3ラッパー353の坪量は21g/mであり得る。
【0135】
第4ラッパー354はPLAラミネート紙から製作され得る。ここで、PLAラミネート紙は、紙層、PLA層及び紙層を含む3重紙を意味し得る。例えば、第4ラッパー354の厚さは100μm~120μmの範囲に含まれ得る。例えば、第4ラッパー354の厚さは110μmであり得る。また、第4ラッパー354の坪量は80g/m~100g/mの範囲に含まれ得る。例えば、第4ラッパー354の坪量は88g/mであり得る。
【0136】
第5ラッパー355は滅菌紙(MFW)から製作され得る。ここで、滅菌紙(MFW)は、引張強度、耐水度、平滑度などが一般紙よりも向上するように特殊に製造された紙を意味し得る。例えば、第5ラッパー355の坪量は57g/m~63g/mの範囲に含まれ得る。例えば、第5ラッパー355の坪量は60g/mであり得る。また、第5ラッパー355の厚さは64μm~70μmの範囲に含まれ得る。例えば、第5ラッパー355の厚さは67μmであり得る。
【0137】
第5ラッパー355は、所定の物質を含むことができる。ここで、所定の物質の例はシリコンであり得るが、これに限定されない。例えば、シリコンは、温度による変化が少ない耐熱性、酸化しない耐酸化性、各種の薬品に対する抵抗性、水に対する撥水性、又は電気絶縁性などの特性を有する。ただ、シリコンではなくても、上述した特性を有する物質であれば制限なしに第5ラッパー355に塗布(又は、コーティング)され得る。
【0138】
前端プラグ33はセルロースアセテートから製作され得る。一例として、前端プラグ33は、セルロースアセテートトーに可塑剤(例えば、トリアセチン)を加えることで製作することができる。セルロースアセテートトーを構成するフィラメントのモノデニール(mono denier)は1.0~10.0の範囲に含まれ得る。例えば、セルロースアセテートトーを構成するフィラメントのモノデニールは4.0~6.0の範囲に含まれ得る。例えば、前端プラグ33のフィラメントのモノデニールは5.0であり得る。また、前端プラグ33を構成するフィラメントの断面はY字形であり得る。前端プラグ33のトータルデニール(total denier)は20000~30000の範囲に含まれ得る。例えば、前端プラグ33のトータルデニールは、25000~30000の範囲に含まれ得る。例えば、前端プラグ33のトータルデニールは28000であり得る。
【0139】
また、必要に応じて、前端プラグ33は少なくとも一つのチャネルを含むことができる。チャネルの断面は多様な形状に製作され得る。
【0140】
タバコロッド31は図5を参照して上述したタバコロッド21に対応し得る。よって、以下では、タバコロッド31についての具体的な説明は省略する。
【0141】
第1セグメント321はセルロースアセテートから製作され得る。例えば、第1セグメントは、内部に中空を含むチューブ形の構造物であり得る。第1セグメント321は、セルロースアセテートトーに可塑剤(例えば、トリアセチン)を加えることで製作することができる。例えば、第1セグメント321のモノデニール及びトータルデニールは前端プラグ33のモノデニール及びトータルデニールと同一であってもよい。
【0142】
第2セグメント322はセルロースアセテートから製作され得る。第2セグメント322を構成するフィラメントのモノデニール(mono denier)は1.0~10.0の範囲に含まれ得る。例えば、第2セグメント322のフィラメントのモノデニールは8.0~10.0の範囲に含まれ得る。例えば、第2セグメント322のフィラメントのモノデニールは9.0であり得る。また、第2セグメント322のフィラメントの断面はY字形であり得る。第2セグメント322のトータルデニール(total denier)は20000~30000の範囲に含まれ得る。例えば、第2セグメント322のトータルデニールは25000であり得る。
【0143】
図7を参照すると、スティック40は媒質部410を含むことができる。スティック40は冷却部420を含むことができる。スティック40はフィルター部430を含むことができる。冷却部420は媒質部410とフィルター部430との間に配置され得る。スティック40はラッパー440を含むことができる。ラッパー440は媒質部410を包むことができる。ラッパー440は冷却部420を包むことができる。ラッパー440はフィルター部430を包むことができる。スティック40は円柱形状を有し得る。
【0144】
媒質部410は媒質411を含むことができる。媒質部410は第1媒質カバー413を含むことができる。媒質部410は第2媒質カバー415を含むことができる。媒質411は第1媒質カバー413と第2媒質カバー415との間に配置され得る。第1媒質カバー413はスティック40の一端に配置され得る。媒質部410の長さは24mmであり得る。
【0145】
媒質411は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。媒質411は複数の顆粒で構成され得る。複数の顆粒のそれぞれは0.4mm~1.12mmの大きさを有することができる。媒質411の内部には顆粒が70%程度満たされ得る。媒質411の長さL2は10mmであり得る。第1媒質カバー413はアセテート材質で構成され得る。第2媒質カバー415はアセテート材質で構成され得る。第1媒質カバー413は紙材質で構成され得る。第2媒質カバー415は紙材質で構成され得る。第1媒質カバー413及び第2媒質カバー415のうちの少なくとも一つは紙材質で構成され、しわ寄った形状になり、その間に空気が流動するための複数の隙間が形成され得る。前記隙間は媒質411の各顆粒の大きさよりも小さくてもよい。第1媒質カバー413の長さL1は媒質411の長さL2よりも短くてもよい。第2媒質カバー413の長さL3は媒質411の長さL2よりも短くてもよい。第1媒質カバー413の長さL1は7mmであり得る。第2媒質カバー413の長さL2は7mmであり得る。
【0146】
したがって、媒質411の各顆粒は媒質部410及びスティック40から離脱することができない。
【0147】
冷却部420はシリンダー形状を有し得る。冷却部420は中空形状を有し得る。冷却部420は媒質部410とフィルター部430との間に配置され得る。冷却部420は第2媒質部415とフィルター部430との間に配置され得る。冷却部420は内部の冷却通過424を取り囲む管状に形成され得る。冷却部420はラッパー440よりも厚くてもよい。冷却部420はラッパー440よりも厚い紙材質で構成され得る。冷却部420の長さL4は媒質411の長さL2と同一であるか又はほぼ同一であり得る。冷却部420及び冷却通過424の長さL4は10mmであり得る。スティック40がエアロゾル生成装置10の内部に挿入されると、冷却部420の少なくとも一部はエアロゾル生成装置10の外部に露出され得る。
【0148】
したがって、冷却部420は媒質部410及びフィルター部430を支持し、スティック40の剛性を確保することができる。また、冷却部420は媒質部410とフィルター部430との間でラッパー440を支持し、ラッパー440が接着される部位を確保することができる。また、加熱された空気及びエアロゾルは、冷却部420の内部の冷却通過424を通過しながら冷却され得る。
【0149】
フィルター部430はアセテート材質のフィルターで構成され得る。フィルター部430はスティック40の他端に配置され得る。スティック40がエアロゾル生成装置10の内部に挿入されると、フィルター部430はエアロゾル生成装置10の外部に露出され得る。使用者はフィルター部430を口に銜えて空気を吸入することができる。フィルター部430の長さL5は14mmであり得る。
【0150】
ラッパー440は媒質部410、冷却部420及びフィルター部430を包むか又は取り囲むことができる。ラッパー440はスティック40の外形をなすことができる。ラッパー440は紙材質で構成され得る。接着部441はラッパー440の一側端に形成され得る。ラッパー440は、媒質部410、冷却部420及びフィルター部430を包み、一側縁部に形成された接着部441と他側縁部とが互いに接着され得る。媒質部410、冷却部420及びフィルター部430を包むラッパー440はスティック40の一端及び他端を覆わなくてもよい。
【0151】
したがって、ラッパー440は、媒質部410、冷却部420及びフィルター部430を固定し、スティック40からの離脱を防止することができる。
【0152】
第1薄膜443は第1媒質カバー413に対応する位置に配置され得る。第1薄膜443はラッパー440と第1媒質カバー413との間に配置されるか、又はラッパー440の外部に配置され得る。第1薄膜443は第1媒質カバー413を取り囲むことができる。第1薄膜443は金属材質で構成され得る。第1薄膜443はアルミニウム材質で構成され得る。第1薄膜443はラッパー440に密着するか又はコーティングされ得る。
【0153】
第2薄膜445は第2媒質カバー415に対応する位置に配置され得る。第2薄膜445はラッパー440と第2媒質カバー415との間に配置されるか、又はラッパー440の外部に配置され得る。第2薄膜445は金属材質で構成され得る。第2薄膜445はアルミニウム材質で構成され得る。第2薄膜445はラッパー440に密着するか又はコーティングされ得る。
【0154】
図8は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の動作を示すフローチャートであり、図9図11は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の動作を説明する図である。
【0155】
図8及び図9を参照すると、エアロゾル生成装置10は、S810動作で、パフを感知することができる。エアロゾル生成装置10のパフセンサー151は第1パフ及び第2パフを感知することができる。エアロゾル生成装置10は、パフセンサー151が出力する信号901に基づいて、第1パフ及び第2パフを感知することができる。
【0156】
第2パフpf+1は、第1パフpが発生した後に発生するパフであり得る。例えば、パフセンサー151が感知する第1パフpと第2パフpf+1との間に発生するパフ(他のパフ)は感知されなくなり得る。例えば、第2パフpf+1は第1パフpの発生の後に数秒以内に感知されることもでき、数十時間以後に感知されることもできる。例えば、第2パフpf+1は、第1パフpの発生の後、カートリッジ200が長期間使用されずに放置されてから、使用者の吸入によって発生するパフであり得る。
【0157】
エアロゾル生成装置10は、S820動作で、パフセンサー151を介して第1パフ及び第1パフの後に発生する第2パフを感知した場合、第1パフと第2パフとの間の経過時間Tcountをカウントし、カウントされた経過時間Tcountを第1設定時間TS1と比較することができる。
【0158】
エアロゾル生成装置10は、第1パフが感知される時点Tから時間のカウントを始め、第2パフが感知される時点Tでカウントを停止した後、カウントされた値を経過時間Tcountと判断することができる。エアロゾル生成装置10は、パフが感知される度に当該パフの感知時点からカウントを始め、次のパフが感知される時点でカウントを停止し、経過時間を計算することができる。第1設定時間TS1は、エアロゾル生成装置10のメモリ14に予め貯蔵され得る。エアロゾル生成装置10は、経過時間Tcountをメモリ14に保存された第1設定時間TS1と比較し、経過時間Tcountが第1設定時間TS1以上であるかを判断することができる。
【0159】
経過時間Tcountが第1設定時間TS1以上であると判断する場合、エアロゾル生成装置10は、S830動作で、第2電力Pをヒーター131に供給し、ヒーター131を加熱することができる。エアロゾル生成装置10のバッテリー16は第2電力Pをヒーター131に供給することができる。第2電力Pは第1電力Pよりも高い電力であり得る。
【0160】
ヒーター131に第1電力Pが所定の時間の間に供給される場合、ヒーター131はエアロゾル生成物質の気化温度以上の温度で加熱されることができる。加熱されたヒーター131によってエアロゾル生成物質が加熱されて気化することができる。ヒーター131に第2電力Pが所定の時間の間に供給される場合、ヒーター131はエアロゾル生成物質の気化温度以上の温度で加熱されることができる。ヒーター131に第2電力Pが所定の時間の間に供給される場合、第1電力Pが所定の時間の間に供給される場合に比べて、ヒーター131はより高温に加熱されることができる。
【0161】
エアロゾル生成装置10は、エアロゾル生成物質を収容するコンテナ220を含むことができる。コンテナ220はカートリッジ200に形成され得る。コンテナ220に収容されたエアロゾル生成物質は、コンテナ220の内部に配置されるか又はコンテナ220に隣接して配置され、コンテナ220の内部と連通する液体伝達手段に含浸され得る。ヒーター131は液体伝達手段を巻く構造に形成され得る。
【0162】
カートリッジ200が長期間使用されずに放置される場合、液体伝達手段にはカートリッジ200のコンテナ220から漏液した多量のエアロゾル生成物質が含浸され得る。
【0163】
ヒーター131に第1電力Pよりも高い第2電力Pが供給されることにより、ヒーター131が液体伝達手段を高温で加熱して、長期間使用されなかったカートリッジ200の液体伝達手段に含浸されたアロゾル生成物質を効果的に気化させることができる。
【0164】
ヒーター131に第1電力P又は第2電力Pを供給することは、それぞれのパフに対して一定の大きさの第1電力P又は第2電力Pを一定にヒーター131に供給することを意味し得る。一方、ヒーター131に第1電力P又は第2電力Pを供給することは、パフが発生する都度、パフが発生した時点から所定の時間(例えば、2秒)の間に第1電力P又は第2電力Pをヒーター131に供給し、所定の時間が経過した後には第1電力Pよりも低い電力又は第2電力Pよりも低い電力をヒーター131に供給することを意味し得る。しかしながら、ヒーター131に第1電力P又は第2電力Pを供給する方法はこれに限定されない。
【0165】
図10を参照すると、エアロゾル生成装置10は、経過時間Tcountが第1設定時間TS1以上であると判断する場合、所定の回数(第1設定回数)のパフに対してのみ第2電力Pをヒーター131に供給することができる(図10の1002)。
【0166】
エアロゾル生成装置10は、パフセンサー151を介して、第2パフの後に発生する第1設定回数Nのパフ(等)を感知することができる。エアロゾル生成装置10は、経過時間Tcountが第1設定時間TS1以上の場合、第2パフから第1設定回数Nのパフ(等)に対して、ヒーター131に第2電力Pを供給するように制御することができる。エアロゾル生成装置10は、第2パフを含めて、第2パフの後に発生したN-1番目のパフまで、ヒーター131に第2電力Pを供給するように制御することができる。
【0167】
エアロゾル生成装置10は、第1設定回数Nのパフ(等)の後に発生する少なくとも一つのパフに対して、ヒーター131に第1電力Pを供給するように制御することができる。
【0168】
また図8を参照すると、経過時間Tcountが第1設定時間TS1未満であると判断する場合、エアロゾル生成装置10は、S840動作で、第1電力Pでヒーター131を加熱することができる(図10の1001)。エアロゾル生成装置10のバッテリー16は第1電力Pをヒーター131に供給することができる。第1電力Pは第2電力Pよりも低い電力であり得る。
【0169】
第1設定時間TS1は、カートリッジ200を長期間使用せずに放置した時間を反映する時間であり得る。例えば、第1設定時間TS1は72時間であり得る。第1設定時間TS1は実験データなどに基づいて設定することができる。しかしながら、第1設定時間TS1はこれに限定されない。
【0170】
第2電力Pの大きさは、第1電力Pの大きさに対して所定の割合以上に大きく設定することができる。
【0171】
【表1】
【0172】
表1を参照すると、第1電力Pは、一般的な加熱モード(ノーマルモード)でヒーター131の加熱のためにヒーター131に供給される電力であり得る。例えば、第1デバイスで、第1電力Pは約9ワット(W)に設定することができる。例えば、第2デバイスで、第1電力Pは約7.5ワット(W)に設定することができる。しかしながら、第1電力Pの大きさはこれに限定されず、使用されるエアロゾル生成装置10の種類、エアロゾル生成物質の種類などによって異なる値を有し得る。第2電力Pは、漏液加熱モード(ブーストモード)でヒーター131の加熱のためにヒーター131に供給される電力であり得る。例えば、第1デバイスで、第2電力Pは約10~12ワット(W)に設定することができる。第1デバイスで、第2電力Pの大きさは第1電力Pに対して約110~130%であり得る。例えば、第2デバイスで、第2電力Pは約12ワット(W)に設定することができる。第2デバイスで、第2電力Pの大きさは第1電力Pに対して約130~160%であり得る。しかしながら、第2電力Pの大きさはこれに限定されず、使用されるエアロゾル生成装置10の種類、エアロゾル生成物質の種類などによって異なる値を有し得る。
【0173】
一方、第1設定回数Nは、第2パフから、第1電力Pがヒーター131に供給される状態でも平均的なエアロゾル霧化量が発生するパフまでのパフ回数を意味し得る。例えば、第1設定回数Nは5回であり得る。第1設定回数Nは実験データなどに基づいて設定することができる。しかしながら、第1設定回数Nはこれに限定されない。
【0174】
図11を参照すると、エアロゾル生成装置10は、経過時間Tcountが第1設定時間TS1以上であると判断する場合、所定の回数(第1設定回数)のパフに対して、第1電力Pよりも高い電力をヒーター131に供給することができる。エアロゾル生成装置10は、第2パフから第1設定回数Nのパフに対して、ヒーター131に供給される電力が第2電力Pから第1電力Pまで次第に低くなるように制御することができる(図11の1102)。
【0175】
例えば、エアロゾル生成装置10は、第2パフから第1設定回数N、N13のパフを3個のパフ区間に区分することができる。エアロゾル生成装置10は、第1区間に属する、第2パフからN11-1番目のパフに対して、第2電力P23、Pをヒーター131に供給し、第2区間に属する、N11番目のパフからN12-1番目のパフに対して、第2電力P23よりも低い第4電力P22をヒーター131に供給し、第3区間に属する、N12番目のパフからN13-1番目のパフに対して、第4電力P22よりも低い第5電力P21をヒーター131に供給することができる。ここで、第4電力P22及び第5電力P21は第1電力Pよりも高い電力であり得る。
【0176】
エアロゾル生成装置10は、第1設定回数Nのパフ(等)の後に発生する少なくとも一つのパフに対して、ヒーター131に第1電力Pを供給するように制御することができる。図11で、第2パフから第1設定回数N、N13のパフを3個のパフ区間に区分することを例示したが、区分されるパフ区間の個数はこれに限定されず、2個又は4個以上であり得る。
【0177】
第1設定回数N、N13のパフの後、ヒーター131に供給される電力が第2電力Pから第1電力Pに低くなると、パフによって発生する霧化量の急激な変化が発生し得る。エアロゾル生成装置10は、第2パフから第1設定回数Nのパフに対して、ヒーター131に供給される電力が、第2電力Pから第1電力Pまで次第に低くなるように制御することにより、霧化量の変化によって使用者が感じ得る異質感を最小化することができる。
【0178】
図12は本開示の他の実施例によるエアロゾル生成装置の動作を示すフローチャートであり、図13は本開示の他の実施例によるエアロゾル生成装置の動作を説明する図である。図12で、図8と重複する内容については詳細な説明を省略する。
【0179】
図12及び図13を参照すると、エアロゾル生成装置10は、S1210動作で、パフを感知することができる。エアロゾル生成装置10のパフセンサー151は第1パフ及び第2パフを感知することができる。エアロゾル生成装置10は、パフセンサー151が出力する信号に基づいて、第1パフ及び第2パフを感知することができる。
【0180】
エアロゾル生成装置10は、S1220動作で、パフセンサー151を介して第1パフ及び第1パフの後に発生する第2パフを感知した場合、第1パフと第2パフとの間の経過時間Tcountをカウントし、カウントされた経過時間Tcountを第1設定時間TS1と比較することができる。
【0181】
経過時間Tcountが第1設定時間TS1以上であると判断する場合、エアロゾル生成装置10は、S1230動作で、経過時間Tcountを第2設定時間TS2と比較することができる。ここで、第2設定時間TS2は第1設定時間TS1よりも長い時間であり得る。
【0182】
第1設定時間TS1及び第2設定時間TS2は、エアロゾル生成装置10のメモリ14に予め保存され得る。エアロゾル生成装置10は、経過時間Tcountを、メモリ14に保存された第1設定時間TS1及び第2設定時間TS2と比較し、経過時間Tcountが第1設定時間TS1以上であるか及び第2設定時間TS2以上であるかを判断することができる。
【0183】
経過時間Tcountが第2設定時間TS2以上であると判断する場合、エアロゾル生成装置10は、S1250動作で、第3電力Pをヒーター131に供給してヒーター131を加熱することができる。エアロゾル生成装置10のバッテリー16は、第3電力Pをヒーター131に供給することができる。第3電力Pは第2電力P及び第1電力Pよりも高い電力であり得る。
【0184】
経過時間Tcountが第2設定時間TS2未満、第1設定時間TS1以上であると判断する場合、エアロゾル生成装置10は、S1240動作で、第2電力Pをヒーター131に供給してヒーター131を加熱することができる。エアロゾル生成装置10のバッテリー16は第2電力Pをヒーター131に供給することができる。第2電力Pは、第3電力Pよりも低く第1電力Pよりも高い電力であり得る。
【0185】
図13を参照すると、エアロゾル生成装置10は、経過時間Tcountが第2設定時間TS2以上であると判断する場合、所定の回数(第1設定回数)のパフに対してのみ第3電力Pをヒーター131に供給することができる(図13の1303)。エアロゾル生成装置10は、経過時間Tcountが第2設定時間TS2未満、第1設定時間TS1以上であると判断する場合、所定の回数(第1設定回数)のパフに対してのみ第2電力Pをヒーター131に供給することができる(図13の1302)。
【0186】
エアロゾル生成装置10は、パフセンサー151を介して、第2パフの後に発生する第1設定回数Nのパフ(等)を感知することができる。エアロゾル生成装置10は、経過時間Tcountが第2設定時間TS2以上の場合、第2パフから第1設定回数Nのパフ(等)に対して、ヒーター131に第3電力Pを供給するように制御することができる。エアロゾル生成装置10は、第2パフを含めて、第2パフの後に発生したN-1番目のパフまで、ヒーター131に第3電力Pを供給するように制御することができる。
【0187】
エアロゾル生成装置10は、経過時間Tcountが第2設定時間TS2未満、第1設定時間TS1以上の場合、第2パフから第1設定回数Nのパフ(等)に対して、ヒーター131に第2電力Pを供給するように制御することができる。エアロゾル生成装置10は、第2パフを含めて、第2パフの後に発生したN-1番目のパフまで、ヒーター131に第2電力Pを供給するように制御することができる。
【0188】
エアロゾル生成装置10は、第1設定回数Nのパフ(等)の後に発生する少なくとも一つのパフに対して、ヒーター131に第1電力Pを供給するように制御することができる。
【0189】
また図12を参照すると、経過時間Tcountが第1設定時間TS1未満であると判断する場合、エアロゾル生成装置10は、S1260動作で、第1電力Pでヒーター131を加熱することができる。エアロゾル生成装置10のバッテリー16は、第1電力Pをヒーター131に供給することができる。第1電力Pは第2電力P及び第3電力Pよりも低い電力であり得る(図13の1301)。
【0190】
第1設定時間TS1は、カートリッジ200を長期間使用せずに放置した時間を反映する時間であり得る。例えば、第1設定時間TS1は72時間であり得る。第2設定時間TS2は第1設定時間TS1よりも長い時間であり得る。例えば、第1設定時間TS1は120時間であり得る。第1設定時間TS1及び第2設定時間TS2は、実験データなどに基づいて設定することができる。しかしながら、第1設定時間TS1及び第2設定時間TS2はこれに限定されない。
【0191】
エアロゾル生成装置10は、カートリッジ200が使用されずに放置された時間に比例するように、ヒーター131に供給される電力量を制御してエアロゾル発生量の減少を効果的に抑制することができる。
【0192】
図14は本開示の他の実施例によるエアロゾル生成装置の動作を示すフローチャートであり、図15は本開示の他の実施例によるエアロゾル生成装置の動作を説明する図である。図14で、図8及び図12と重複する内容については詳細な説明を省略する。
【0193】
図14及び図15を参照すると、エアロゾル生成装置10は、S1410動作で、パフを感知することができる。エアロゾル生成装置10のパフセンサー151は第1パフ及び第2パフを感知することができる。
【0194】
エアロゾル生成装置10は、S1420動作で、パフセンサー151を介して第1パフ及び第1パフの後に発生する第2パフを感知した場合、第1パフと第2パフとの間の経過時間Tcountをカウントし、カウントされた経過時間Tcountを第1設定時間TS1と比較することができる。
【0195】
経過時間Tcountが第1設定時間TS1以上であると判断する場合、エアロゾル生成装置10は、S1430動作で、経過時間Tcountを第2設定時間TS2と比較することができる。ここで、第2設定時間TS2は第1設定時間TS1よりも長い時間であり得る。
【0196】
経過時間Tcountが第2設定時間TS2以上であると判断する場合、エアロゾル生成装置10は、S1450動作で、第2電力Pをヒーター131に供給してヒーター131を加熱することができる。第2電力Pは第1電力Pよりも高い電力であり得る。
【0197】
エアロゾル生成装置10は、第2設定回数Nのパフに対してのみ第2電力Pをヒーター131に供給することができる(図15の1502)。第2設定回数Nは第1設定回数Nよりも大きい数であり得る。
【0198】
エアロゾル生成装置10は、パフセンサー151を介して、第2パフの後に発生する第2設定回数Nのパフ(等)を感知することができる。エアロゾル生成装置10は、経過時間Tcountが第2設定時間TS2以上の場合、第2パフから第2設定回数Nのパフ(等)に対して、ヒーター131に第2電力Pを供給するように制御することができる。エアロゾル生成装置10は、第2パフを含めて、第2パフの後に発生したN-1番目のパフまで、ヒーター131に第2電力Pを供給するように制御することができる。
【0199】
エアロゾル生成装置10は、第2設定回数Nのパフ(等)の後に発生する少なくとも一つのパフに対して、ヒーター131に第1電力Pを供給するように制御することができる。
【0200】
経過時間Tcountが第2設定時間TS2未満、第1設定時間TS1以上であると判断する場合、エアロゾル生成装置10は、S1440動作で、第2電力Pをヒーター131に供給してヒーター131を加熱することができる。
【0201】
エアロゾル生成装置10は、第1設定回数Nのパフに対してのみ第2電力Pをヒーター131に供給することができる(図15の1501)。第1設定回数Nは第2設定回数Nよりも小さい数であり得る。
【0202】
エアロゾル生成装置10は、パフセンサー151を介して、第2パフの後に発生する第1設定回数Nのパフ(等)を感知することができる。エアロゾル生成装置10は、経過時間Tcountが第2設定時間TS2未満、第1設定時間TS1以上の場合、第2パフから第1設定回数Nのパフ(等)に対して、ヒーター131に第2電力P2を供給するように制御することができる。エアロゾル生成装置10は、第2パフを含めて、第2パフの後に発生したN-1番目のパフまで、ヒーター131に第2電力Pを供給するように制御することができる。
【0203】
エアロゾル生成装置10は、第1設定回数Nのパフ(等)の後に発生する少なくとも一つのパフに対して、ヒーター131に第1電力Pを供給するように制御することができる。
【0204】
また図14を参照すると、経過時間Tcountが第1設定時間TS1未満であると判断する場合、エアロゾル生成装置10は、S1460動作で、第1電力Pでヒーター131を加熱することができる。エアロゾル生成装置10のバッテリー16は第1電力Pをヒーター131に供給することができる。
【0205】
第1設定回数N及び/又は第2設定回数Nは、第2パフから、第1電力Pがヒーター131に供給される状態でも平均的なエアロゾル霧化量が発生するパフまでのパフ回数を意味し得る。例えば、第1設定回数Nは5回であり得る。例えば、第2設定回数Nは10回であり得る。第1設定回数N及び第2設定回数Nは、実験データなどに基づいて設定することができる。しかしながら、第1設定回数N及び第2設定回数Nはこれに限定されない。
【0206】
エアロゾル生成装置10は、カートリッジ200が使用されずに放置された時間に比例するように、ヒーター131に供給される電力量を制御してエアロゾル発生量の減少を効果的に抑制することができる。
【0207】
図16は本開示の他の実施例によるエアロゾル生成装置の動作を示すフローチャートであり、図17は本開示の他の実施例によるエアロゾル生成装置の動作を説明する図である。
【0208】
図16及び図17を参照すると、エアロゾル生成装置10は、S1610動作で、パフを感知することができる。エアロゾル生成装置10は、パフセンサー151が出力する信号1702に基づいて、第3パフpを感知することができる。
【0209】
エアロゾル生成装置10は、S1620動作で、スティック400の挿入を感知することができる。エアロゾル生成装置10は、長い空間が形成された挿入部214及び挿入部214に挿入されたスティック400に対応する信号を出力するスティック感知センサー152を含むことができる。エアロゾル生成装置10は、スティック感知センサー152が出力する信号1701に基づいて、スティック400の挿入を感知することができる。
【0210】
スティック400の挿入は、第3パフpが発生した後に感知することができる。例えば、パフセンサー151が感知する第3パフpとスティック400の挿入との間に発生するパフ(他のパフ)は感知されなくなり得る。例えば、スティック400の挿入は第3パフpの発生の後に数秒以内に感知することができ、数十時間の後に感知することもできる。例えば、スティック400の挿入は、第3パフpの発生の後にカートリッジ200が長期間使用されずに放置された後、感知することができる。
【0211】
エアロゾル生成装置10は、S1630動作で、パフセンサー151を介して第3パフを感知し、スティック感知センサー152を介してスティック400の挿入を感知した場合、第3パフ感知時点Tからスティック400の挿入の感知時点Tまでの第2経過時間Tcount2をカウントし、カウントされた第2経過時間Tcount2を第3設定時間TS3と比較することができる。
【0212】
エアロゾル生成装置10は、第3パフが感知される時点Tから時間のカウントを始め、スティック400の挿入の感知時点Tでカウントを停止した後、カウントされた値を第2経過時間Tcount2と判断することができる。エアロゾル生成装置10は、パフが感知される都度、当該パフの感知時点からカウントを始め、スティック400の挿入の感知時点でカウントを停止して第2経過時間を計算することができる。パフの感知時点からカウントを始めた状態で、スティック400の挿入が感知される前に他のパフが感知される場合、エアロゾル生成装置10は、カウントされた値を第2経過時間Tcount2と判断しなくなり得る。
【0213】
第3設定時間TS3は、エアロゾル生成装置10のメモリ14に予め保存され得る。エアロゾル生成装置10は、第2経過時間Tcount2を、メモリ14に保存された第3設定時間TS3と比較し、第2経過時間Tcount2が第3設定時間TS3以上であるかを判断することができる。
【0214】
第2経過時間Tcount2が第3設定時間TS3以上であると判断する場合、エアロゾル生成装置10は、S1640動作で、第2電力Pをヒーター131に供給してヒーター131を加熱することができる。第2電力Pは第1電力Pよりも高い電力であり得る。
【0215】
ヒーター131に第1電力Pよりも高い第2電力Pを供給することにより、ヒーター131が液体伝達手段を高温で加熱することにより、長期間使用されなかったカートリッジ200の液体伝達手段に含浸されたアロゾル生成物質を効果的に気化させることができる。
【0216】
エアロゾル生成装置10は、第2経過時間Tcount2が第3設定時間TS3以上であると判断する場合、第1設定回数Nのパフに対してのみ第2電力Pをヒーター131に供給することができる。エアロゾル生成装置10は、第2パフを含めて、第2パフの後に発生したN-1番目のパフまで、ヒーター131に第2電力Pを供給するように制御することができる。
【0217】
エアロゾル生成装置10は、第1設定回数Nのパフ(等)の後に発生する少なくとも一つのパフに対して、ヒーター131に第1電力Pを供給するように制御することができる。
【0218】
第2経過時間Tcount2が第3設定時間TS3未満であると判断する場合、エアロゾル生成装置10は、S1650動作で、第1電力Pでヒーター131を加熱することができる。エアロゾル生成装置10のバッテリー16は第1電力Pをヒーター131に供給することができる。
【0219】
エアロゾル生成装置10は、カートリッジ200が使用されずに放置された時間に比例するように、ヒーター131の予熱及び加熱のためにヒーター131に供給される電力量を制御してエアロゾル発生量の減少を効果的に抑制することができる。
【0220】
一方、図面に示されていないが、エアロゾル生成装置10は、S1610動作で、スティック400の除去を感知することができる。エアロゾル生成装置10は、スティック感知センサー152が出力する信号1701に基づいて、スティック400の除去を感知することができる。
【0221】
エアロゾル生成装置10は、S1630動作で、スティック感知センサー152を介してスティック400の除去及び挿入を感知する場合、スティック400の除去の感知時点Tからスティック400の挿入の感知時点Tまでの第3経過時間Tcount3をカウントし、カウントされた第3経過時間Tcount3を第3設定時間TS3と比較することができる。
【0222】
エアロゾル生成装置10は、スティック400の除去の感知時点Tから時間のカウントを始め、スティック400の挿入の感知時点Tでカウントを停止した後、カウントされた値を第3経過時間Tcount3と判断することができる。エアロゾル生成装置10は、スティック400の除去を感知する都度、当該除去時点からカウントを始め、スティック400の挿入の感知時点でカウントを停止して第3経過時間を計算することができる。
【0223】
第3経過時間Tcount3が第3設定時間TS3以上であると判断する場合、エアロゾル生成装置10は、S1640動作で、第2電力Pをヒーター131に供給してヒーター131を加熱することができる。第2電力Pは第1電力Pよりも高い電力であり得る。
【0224】
ヒーター131に第1電力Pよりも高い第2電力Pを供給することにより、ヒーター131が液体伝達手段を高温で加熱して、長期間使用されなかったカートリッジ200の液体伝達手段に含浸されたアロゾル生成物質を効果的に気化させることができる。
【0225】
エアロゾル生成装置10は、第3経過時間Tcount3が第3設定時間TS3以上であると判断する場合、第1設定回数Nのパフに対してのみ第2電力Pをヒーター131に供給することができる。エアロゾル生成装置10は、スティック400の挿入の感知時点T以後に発生したN個のパフまで、ヒーター131に第2電力P2を供給するように制御することができる。
【0226】
エアロゾル生成装置10は、第1設定回数Nのパフ(等)の後に発生する少なくとも一つのパフに対して、ヒーター131に第1電力Pを供給するように制御することができる。
【0227】
第3経過時間Tcount3が第3設定時間TS3未満であると判断する場合、エアロゾル生成装置10は、S1650動作で、第1電力Pでヒーター131を加熱することができる。エアロゾル生成装置10のバッテリー16は第1電力Pをヒーター131に供給することができる。
【0228】
前述したように、本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、エアロゾル生成物質を貯蔵するカートリッジが長期間使用されなくなってからまた使用される場合、カートリッジで発生した漏液によるエアロゾル発生量の減少を防止することができる。
【0229】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、カートリッジが使用されずに放置された時間に比例するように、ヒーターに供給される電力量を制御して、エアロゾル発生量の減少を効果的に抑制することができる。
【0230】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、カートリッジが使用されずに放置された時間に比例するようにヒーターの予熱のための電力量を制御して、エアロゾル発生量の減少を効果的に抑制することができる。
【0231】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、ヒーターに供給される電力量を次第に可変して、使用者が感じ得る異質感を最小化することができる。
【0232】
図1図17を参照すると、本開示の一側面によるエアロゾル生成装置10は、エアロゾル生成物質を収容するコンテナ220と、前記エアロゾル生成物質を加熱するヒーター131と、パフを感知するパフセンサー151と、前記ヒーター131に供給される電力を制御する制御部17と、を含み、前記制御部17は、前記パフセンサー151を介して第1パフ及び前記第1パフの後に発生する第2パフを感知した場合、前記第1パフと前記第2パフとの間の経過時間をカウントし、前記カウントされた経過時間を第1設定時間と比較し、前記経過時間が前記第1設定時間未満の場合、前記ヒーター131に第1電力を供給するように制御し、前記経過時間が前記第1設定時間以上の場合、前記ヒーター131に前記第1電力よりも高い第2電力を供給するように制御することができる。
【0233】
本開示の他の側面によれば、前記制御部17は、前記パフセンサー151を介して、前記第2パフの後に発生する第1設定回数のパフを感知し、前記経過時間が前記第1設定時間以上の場合、前記第2パフから前記第1設定回数のパフに対して、前記ヒーター131に第2電力を供給するように制御し、前記第1設定回数のパフの後に発生する少なくとも一つのパフに対して、前記ヒーター131に第1電力を供給するように制御することができる。
【0234】
本開示の他の側面によれば、前記制御部17は、前記第2パフから前記第1設定回数のパフに対して、前記ヒーター131に供給される電力が前記第2電力から前記第1電力まで次第に低くなるように制御することができる。
【0235】
本開示の他の側面によれば、前記第2電力の大きさは前記第1電力の大きさの110~160%に設定することができる。
【0236】
本開示の他の側面によれば、前記制御部17は、前記経過時間を前記第1設定時間よりも大きい第2設定時間と比較し、前記経過時間が前記第1設定時間未満の場合、前記ヒーター131に前記第1電力を供給するように制御し、前記経過時間が前記第1設定時間以上、前記第2設定時間未満の場合、前記ヒーター131に前記第2電力を供給するように制御し、前記経過時間が前記第2設定時間以上の場合、前記ヒーター131に前記第2電力よりも高い第3電力を供給するように制御することができる。
【0237】
本開示の他の側面によれば、前記制御部17は、前記経過時間を前記第1設定時間よりも大きい第2設定時間と比較し、前記経過時間が前記第1設定時間未満の場合、前記ヒーター131に前記第1電力を供給するように制御し、前記経過時間が前記第1設定時間以上、前記第2設定時間未満の場合、前記第2パフの後に発生する第1設定回数のパフに対して、前記ヒーター131に前記第2電力を供給するように制御し、前記経過時間が前記第2設定時間以上の場合、前記第2パフの後に発生する第2設定回数のパフに対して、前記ヒーター131に前記第2電力を供給するように制御し、前記第2設定回数は前記第1設定回数よりも大きくてもよい。
【0238】
本開示の他の側面によれば、長い空間が形成された挿入部214と、前記挿入部214に挿入されたスティック400に対応する信号を出力するスティック感知センサー152と、をさらに含み、前記制御部17は、前記パフセンサー151を介して第3パフを感知し、前記スティックの挿入センサー152を介して前記スティック400の挿入を感知した場合、前記第3パフ感知時点から前記スティック400の挿入の感知時点までの第2経過時間をカウントし、前記カウントされた第2経過時間を第3設定時間と比較し、前記第2経過時間が前記第3設定時間未満の場合、前記ヒーター131に第4電力を供給するように制御し、前記第2経過時間が前記第3設定時間以上の場合、前記ヒーター131に前記第4電力よりも高い第5電力を供給するように制御することができる。
【0239】
一方、本開示の一側面によるエアロゾル生成装置の動作方法は、パフセンサー151を介して第1パフ及び前記第1パフの後に発生する第2パフを感知する動作と、前記第1パフ及び前記第2パフの間の経過時間をカウントする動作と、前記カウントされた経過時間を第1設定時間と比較する動作と、前記経過時間が前記第1設定時間未満の場合、ヒーター131に第1電力を供給するように制御する動作と、前記経過時間が前記第1設定時間以上の場合、前記ヒーター131に前記第1電力よりも高い第2電力を供給するように制御する動作と、を含むことができる。
【0240】
本開示の他の側面によれば、前記第2電力を供給するように制御する動作は、前記パフセンサー151を介して、前記第2パフの後に発生する第1設定回数のパフを感知する動作と、前記経過時間が前記第1設定時間以上の場合、前記第2パフから前記第1設定回数のパフに対して、前記ヒーター131に第2電力を供給するように制御する動作と、前記第1設定回数のパフの後に発生する少なくとも一つのパフに対して、前記ヒーター131に第1電力を供給するように制御する動作と、を含むことができる。
【0241】
前述した本開示の特定の実施例又は他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素又は全ての要素は構成又は機能が他の要素と組み合わせられるか互いに組み合わせられることができる。
【0242】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合わせられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0243】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/又は配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/又は配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【国際調査報告】