(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-10
(54)【発明の名称】ボウリングスコアリングシステムと、音響効果、ビデオ効果及び建築照明との対話、及びその使用方法
(51)【国際特許分類】
A63D 5/04 20060101AFI20241003BHJP
A63B 71/06 20060101ALI20241003BHJP
A63B 69/00 20060101ALI20241003BHJP
【FI】
A63D5/04 Z
A63B71/06 Z
A63B69/00 511
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024521360
(86)(22)【出願日】2022-10-06
(85)【翻訳文提出日】2024-06-04
(86)【国際出願番号】 US2022077685
(87)【国際公開番号】W WO2023060183
(87)【国際公開日】2023-04-13
(32)【優先日】2021-10-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524132232
【氏名又は名称】ディーエフエックス:サウンド ビジョン
【氏名又は名称原語表記】DFX SOUND VISION
【住所又は居所原語表記】465 Taunton Avenue,Suite 108 West Berlin,New Jersey 08091 United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】110002675
【氏名又は名称】弁理士法人ドライト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ボビーノ,マイケル ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】ジュリアーノ,アンドリュー
(72)【発明者】
【氏名】エスポジート,ジェンナーロ
(57)【要約】
本発明は、ボウリングセンター内で視覚効果及び/又は音響効果と対話するスコアリングシステム及び/又はその他のコンピュータインフラを用いた対話型ボウリングシステムを提供する。このシステムは、1つ以上のイベントに関連付けられた特殊効果を1つ以上の特殊効果部品に提供するための命令を記憶した管理システムを含む。この管理システムは、イベントが発生すると、このイベントの発生に1つ以上の特殊効果が関連付けられたと判定し、上記1つ以上の特殊効果部品に命令を与えて、上記1つ以上のイベントに関連付けられた特殊効果を実現する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
対話型のボウリング体験を提供するシステムであって、
メモリと処理装置とを含む管理システムと、
前記処理装置と通信する非一時的なコンピュータ可読媒体と、を備え、
前記非一時的なコンピュータ可読媒体には、1つ以上のプログラミング命令が記憶され、前記プログラミング命令が実行されると、前記処理装置は、
1つ以上のトリガーイベントの一覧と、前記トリガーイベントのそれぞれに関連付けられた任意の特殊効果とを記憶し、
トリガーイベントの発生を検出するためにボウリングセンター内の活動の少なくとも一部を監視し、
トリガーイベントが発生したか否かを判定し、
トリガーイベントが発生したと判定されると、前記トリガーイベントに関連付けられた1つ以上の特殊効果を判定し、そして前記トリガーイベントに関連付けられた1つ以上の特殊効果を実行するために、1つ以上の特殊効果部品に命令を与え、
前記1つ以上の特殊効果は、1つ以上のボウリングピンに1つ以上の図形を表示すること及びユーザーの座席位置において1つ以上の照明イベント又は振動イベントを起動することのいずれか又は両方を含む、システム。
【請求項2】
前記1つ以上のトリガーイベントは、ストライク又は一連のストライク、ガターボール、ハイスコア、パーフェクトスコア、特定の値を超えたスコア、及びユーザーの番の開始のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記1つ以上の特殊効果部品は、ビデオディスプレイ、ビデオプロジェクター、音響システム、触覚フィードバックシステム及び建築照明システムのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記1つ以上の特殊効果は、ビデオ投影効果、多色照明効果、紫外照明効果、レーザ効果、音響効果、霧効果、ヘイズ効果、二酸化炭素効果、雪効果、バブル効果及び紙吹雪効果のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記1つ以上のプログラミング命令は、前記ボウリングセンターの少なくとも一部の動作に関する初期化情報を少なくとも1つの入力装置から前記管理システムに受信させるための命令をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記初期化情報は、プレイするゲームの種類、1つ以上のプレイヤの名前、1つ以上のプレイヤの年齢及びプレイ中にトリガー可能な1つ以上の特殊効果の選択のうちの少なくとも1つを含む、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記トリガーイベントの発生は、スコアリングシステム、防犯システム、1つ以上のカメラ、1つ以上の近接センサー、1つ以上の圧力センサー、及び1つ以上のモーションセンサーのうちの少なくとも1つによって検出される、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記プログラミング命令は、さらに前記処理装置にユーザーの位置を判定させるように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記ユーザーに装着されるように構成された1つ以上のトラッキングタグをさらに含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記1つ以上のトラッキングタグを収容する1つ以上の靴をさらに含む、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記プログラミング命令は、さらに、前記1つ以上の靴が前記ボウリングセンターから移されたか否かを前記処理装置に判定させるように構成される、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記プログラミング命令は、さらに、前記ボウリングセンターから前記1つ以上の靴が移されたと判定された場合に、前記処理装置に通知を生成させるように構成される、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記ユーザーの位置は、前記ボウリングセンター内の座席であり、前記ユーザーの座席位置において1つ以上の照明イベント又は振動イベントを起動することは、前記ユーザーが位置する前記ボウリングセンター内の座席において、前記1つ以上の照明イベント又は振動イベントを起動することを含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項14】
前記特殊効果は、さらに、ボールリターンシステムに対して1つ以上の照明効果を起動することを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項15】
対話型のボウリング体験を提供する方法であって、
管理システムが、1つ以上のトリガーイベントの一覧と、前記1つ以上のトリガーイベントのそれぞれに関連付けられた任意の特殊効果とを記憶するステップと、
前記管理システムが、少なくとも1つの入力装置から、ボウリングセンターの少なくとも一部の動作に関する初期化情報を受信するステップと、
前記管理システムが、1つ以上の検出装置からイベント発生情報を受信するステップと、
前記管理システムが、少なくとも1つの関連特殊効果を有するトリガーイベントの発生についてイベント発生情報を監視するステップと、
前記管理システムが、少なくとも1つの関連特殊効果を有するトリガーイベントが発生したか否かを判定するステップと、
少なくとも1つの関連特殊効果を有するトリガーイベントが発生したことに応答して、
前記管理システムが、前記トリガーイベントに関連付けられた、1つ以上のボウリングピンに1つ以上の図形を表示すること及びユーザーの座席位置において1つ以上の照明イベント又は振動イベントを起動することのいずれか又は両方を含む1つ以上の特殊効果を判定するステップと、
前記管理システムが、前記トリガーイベントに関連付けられた1つ以上の特殊効果を実行するために、1つ以上の特殊効果部品に命令を与えるステップと、を含む方法。
【請求項16】
前記1つ以上のトリガーイベントは、ストライク又は一連のストライク、ガターボール、ハイスコア、パーフェクトスコア、特定の値を超えたスコア、及びユーザーの番の開始のうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記ユーザーに装着されるように構成された1つ以上のトラッキングタグを用いて、前記ユーザーの位置を判定するステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記1つ以上のトラッキングタグは、1つ以上の靴に収容される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記1つ以上の靴が前記ボウリングセンターから移されたか否かを判定するステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記1つ以上の靴が前記ボウリングセンターから移されたと判定された場合に、通知を生成するステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記ユーザーの位置は、前記ボウリングセンター内の座席であり、
前記ユーザーの座席位置において1つ以上の照明イベント又は振動イベントを起動することは、ユーザーが位置する前記ボウリングセンター内の座席において、前記1つ以上の照明イベント又は振動イベントを起動することを含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記特殊効果は、ボールリターンシステムに対して1つ以上の照明効果を起動することをさらに含む、請求項15に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2014年4月21日に出願された発明の名称が「ボウリングスコアリングシステムと音響効果、ビデオ効果及び建築照明との対話及びその使用方法」の米国特許出願第14/257301号の一部継続出願である、2021年10月6日に出願された米国特許出願第17/495403号に基づき優先権を主張するものである。上記優先権書類の開示は、参照により全て本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、ボウリングシステムに関し、特に、ボウリングセンター内で視覚効果及び/又は音響効果と対話するスコアリングシステム及び/又はその他のコンピュータインフラを用いた対話型ボウリングシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
ボウリングは、レクリエーションボウラーにもリーグボウラーにも、人気がある。レクリエーションボウラーにとって、ボウリングは、天候によらず、一年中何時でも遊ぶことができるレジャー活動である。ボウリングのゲームは、全ての年齢層の成人だけでなく、家族にも人気がある。
【0004】
ボウリングは、例えば、テンピン、ナインピン、キャンドルピン、ダックピン、ファイブピンボウリング、ミニボウリングなど多くの異なるゲームが挙げられる。現在、ボウリングというスポーツは、世界中で楽しまれている。
【発明の概要】
【0005】
本開示の一態様によれば、対話型のボウリング体験を提供するシステムが提供される。前記システムは、メモリと処理装置とを含む管理システムを含む。前記システムは、前記処理装置と通信する非一時的なコンピュータ可読媒体をさらに含み、前記コンピュータ可読媒体には、1つ以上のプログラミング命令が記憶され、前記プログラミング命令が実行されると、前記処理装置は、1つ以上のトリガーイベントの一覧と、トリガーイベントのそれぞれに関連付けられた任意の特殊効果とを記憶し、トリガーイベントの発生を検出するためにボウリングセンター内の活動の少なくとも一部を監視し、トリガーイベントが発生したか否かを判定する。トリガーイベントが発生したと判定されると、前記1つ以上のプログラミング命令が実行される場合、前記処理装置は、前記トリガーイベントに関連付けられた1つ以上の特殊効果を判定する。前記特殊効果は、1つ以上のボウリングピンに1つ以上の図形を表示することと、ユーザーの座席位置において1つ以上の照明イベント又は振動イベントを起動することの一方又は両方を含む。前記1つ以上のプログラミング命令が実行される場合、前記処理装置は、さらに、前記トリガーイベントに関連付けられた1つ以上の特殊効果を実行するために、1つ以上の特殊効果部品に命令を与える。前記特殊効果は、ボールリターンシステムに対して1つ以上の照明効果を起動することをさらに含んでもよい。
【0006】
様々な実施形態によれば、前記1つ以上のトリガーイベントは、ストライク又は一連のストライク、ガターボール、ハイスコア、パーフェクトスコア、特定の値を超えたスコア、及びユーザーの番の開始のうちの少なくとも1つを含む。
【0007】
様々な実施形態によれば、前記1つ以上の特殊効果部品は、ビデオディスプレイ、ビデオプロジェクター、音響声システム、触覚フィードバックシステム及び建築照明システムのうちの少なくとも1つを含む。
【0008】
様々な実施形態によれば、前記1つ以上の特殊効果は、ビデオ投影効果、多色照明効果、紫外照明効果、レーザ効果、音響効果、霧効果、ヘイズ効果、二酸化炭素効果、雪効果、バブル効果及び紙吹雪効果のうちの少なくとも1つを含む。
【0009】
様々な実施形態によれば、前記1つ以上のプログラミング命令は、前記ボウリングセンターの少なくとも一部の動作に関する初期化情報を前記管理システムに少なくとも1つの入力装置から受信させるための命令をさらに含む。
【0010】
様々な実施形態によれば、前記初期化情報は、プレイするゲームの種類、1つ以上のプレイヤの名前、1つ以上のプレイヤの年齢及びプレイ中にトリガー可能な1つ以上の特殊効果の選択のうちの少なくとも1つを含む。
【0011】
様々な実施形態によれば、前記トリガーイベントの発生は、スコアリングシステム、防犯システム、1つ以上のカメラ、1つ以上の近接センサー、1つ以上の圧力センサー、及び1つ以上のモーションセンサーのうちの少なくとも1つによって検出される。
【0012】
様々な実施形態によれば、前記プログラミング命令は、さらに前記処理装置にユーザーの位置を判定させるように構成される。
【0013】
様々な実施形態によれば、前記システムは、前記ユーザーに装着されるように構成された1つ以上のトラッキングタグをさらに含む。
【0014】
様々な実施形態によれば、前記システムは、前記1つ以上のトラッキングタグを収容する1つ以上の靴をさらに含む。
【0015】
様々な実施形態によれば、前記プログラミング命令は、さらに、前記1つ以上の靴が前記ボウリングセンターから移されたか否かを前記処理装置に判定させるように構成される。
【0016】
様々な実施形態によれば、前記プログラミング命令は、さらに、前記ボウリングセンターから前記1つ以上の靴が移されたと判定された場合に、前記処理装置に通知を生成させるように構成される。
【0017】
様々な実施形態によれば、前記ユーザーの位置は、前記ボウリングセンター内の座席であり、ユーザーの座席位置において1つ以上の照明イベント又は振動イベントを起動することは、前記ユーザーが位置するボウリングセンター内の座席において、前記1つ以上の照明イベント又は振動イベントを起動することを含む。
【0018】
本開示の別の態様によれば、対話型のボウリング体験を提供する方法が提供される。前記方法は、管理システムが、1つ以上のトリガーイベントの一覧と、前記トリガーイベントのそれぞれに関連付けられた任意の特殊効果とを記憶するステップと、前記管理システムが、少なくとも1つの入力装置から、ボウリングセンターの少なくとも一部の動作に関する初期化情報を受信するステップと、前記管理システムが、1つ以上の検出装置からイベント発生情報を受信するステップと、前記管理システムが、少なくとも1つの関連特殊効果を有するトリガーイベントの発生についてイベント発生情報を監視するステップと、前記管理システムが、少なくとも1つの関連特殊効果を有するトリガーイベントが発生したか否かを判定するステップと、を含む。前記方法は、少なくとも1つの関連特殊効果を有するトリガーイベントが発生したことに応答して、前記管理システムが、前記トリガーイベントに関連付けられた1つ以上の特殊効果を判定するステップと、前記管理システムが、前記トリガーイベントに関連付けられた1つ以上の特殊効果を実行するために、1つ以上の特殊効果部品に命令を与えるステップと、をさらに含む。前記特殊効果は、1つ以上のボウリングピンに1つ以上の図形を表示することと、ユーザーの座席位置において1つ以上の照明イベント又は振動イベントを起動することの一方又は両方を含む。前記特殊効果は、ボールリターンシステムに対して1つ以上の照明効果を起動することをさらに含んでもよい。
【0019】
様々な実施形態によれば、前記1つ以上のトリガーイベントは、ストライク又は一連のストライク、ガターボール、ハイスコア、パーフェクトスコア、特定の値を超えたスコア、及びユーザーの番の開始のうちの少なくとも1つを含む。
【0020】
様々な実施形態によれば、前記方法は、前記ユーザーに装着されるように構成された1つ以上のトラッキングタグを用いて、ユーザーの位置を判定するステップをさらに含む。
【0021】
様々な実施形態によれば、前記1つ以上のトラッキングタグは、1つ以上の靴に収容される。
【0022】
様々な実施形態によれば、前記方法は、前記1つ以上の靴が前記ボウリングセンターから移されたか否かを判定するステップをさらに含む。
【0023】
様々な実施形態によれば、前記方法は、前記ボウリングセンターから前記1つ以上の靴が移されたと判定された場合に、通知を生成するステップをさらに含む。
【0024】
様々な実施形態によれば、前記ユーザーの位置は、前記ボウリングセンター内の座席であり、ユーザーの座席位置において1つ以上の照明イベント又は振動イベントを起動することは、前記ユーザーが位置するボウリングセンター内の座席において、前記1つ以上の照明イベント又は振動イベントを起動することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0025】
以下、本開示の例示的な実施形態の非限定的な例として複数の図面を参照して本開示を詳細に説明する。
【0026】
図1は、一実施形態に係る代表的なボウリングセンターを示す図である。
【0027】
図2は、一実施形態に係る本開示の態様を実施するための代表的なボウリングスコアリング・管理システムを示す図である。
【0028】
図3は、一実施形態に係る代表的なシステムインフラを示す図である。
【0029】
図4は、一実施形態に係る別の代表的なボウリングセンターを示す図である。
【0030】
図5は、一実施形態に係るボウリングイベントに応答して1つ以上の特殊効果を提供するためのサンプル処理を示す図である。
【0031】
図6は、一実施形態に係る代表的なボウリングセンターを示す図である。
【0032】
【発明を実施するための形態】
【0033】
本開示は、上述した特定のシステム、装置、方法に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。本明細書に記載された用語は、特定のバージョンや実施形態を説明するためのものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
【0034】
本明細書に記載されているように、単数形の「a」、「an」及び「the」は、文脈が明確に指示しない限り、複数形を含む。特に定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書に記載されているように、「含む」とは、「含むがこれに限定されない」ことを意味する。
【0035】
本開示は、ボウリングシステムに関し、特に、ボウリングセンター内の特殊効果と対話及び/又は管理するボウリングセンターのスコアリングシステム及び/又は他のコンピュータインフラを含む対話型ボウリングシステムに関する。これは、ボウリングスコアリングシステムを用いて、管理及び/又は自動化システムと対話して、音響効果、ビデオ効果、建築照明、HVACシステム、防犯システム、防犯カメラシステム、生命安全システム、ビデオカメラシステムを制御及び管理し、完全なビル管理を提供することを含む。
【0036】
1つ以上の実施形態では、対話型のボウリングシステムは、例えば、ボウリングイベントによってトリガーされ得る。ここで、ボウリングイベントとは、例えば、ストライク又は一連のストライク、ガターボール、ハイスコア(例えば、パーフェクトスコア)、特定の値を超えたスコア(例えば、200を超えるスコア)、及び任意のレーン又はレーンの組み合わせ又は一般的にボウリングセンター内で発生するその他のトリガーイベントである。好都合には、上記イベントのトリガーは、例えば、中央管理システムに接続して管理される既存のスコアリングシステム(スコアリングコンソール)又は、カメラ、近接センサー、圧力センサー、モーションセンサー等の検出システムを用いて自動的に行うことができる。
【0037】
ここで、特殊効果とは、例えばボウリングゲーム体験を向上させるエンタテインメントに関する任意の効果である。これらの特殊効果は、例えば、ビデオ投影、フラットパネルビデオディスプレイ、LEDビデオディスプレイ、多色照明、紫外照明、レーザ効果、音響効果、及び/又は霧/ヘイズ/二酸化炭素/雪/バブル/紙吹雪効果が含まれるが、これらに限定されず、これには、ボウラー及び/又はボウリングボールとの対話のためのカメラ又はセンサーが含まれている場合と含まれていない場合がある。当業者に理解されるように、本明細書に記載されているこれらの特殊効果は、単なる例示に過ぎず、他の効果、視覚、音響、触覚のいずれも、本開示によって企図されている。
【0038】
実施形態では、本開示は、特殊効果とボウリングスコアリング・管理システム及び特殊効果制御との間の対話を企図している。このように、ボウリングセンターのボウリングスコアリング・管理及び特殊効果制御システムは、ボウリングセンター内で配信する特殊効果を制御及び/又は管理することができる。これにより、ボウリングスコアリングシステム、管理システム及び特殊効果制御に利用可能な情報に基づいて、何らかの意味のある環境対話を有する対話型体験を提供することができる。この情報は、例えば、ボウリングセンター内のある位置での人又はボウリングボールの検出(例えば、ファールラインを跨ぐこと)、ストライク、ガターボール、ボウリングボールの速度及びトラッキング等のスコアリングイベント、及び他の類似情報であってもよい。
【0039】
したがって、本開示は、ボウリングセンターで用いられてボウリングスコアリング・管理システム及び特殊効果制御によって管理される特殊効果を含む対話型システムに関する。このようにすることで、特殊効果のコンテンツは、ボウリングセンター内でボウリングレーンに発生し通常にはスコアリングシステム、管理システム、特殊効果制御によって知られて管理されているスコアリングゲーム及びイベントに応答することができる。その結果、ボウリングスコアリング・管理システム及び特殊効果制御は、特殊効果のコンテンツを駆動し、影響を与えることができる(ボウラー及び/又はボウリングボールとの対話のためのカメラ/検出装置を用いても、用いなくてもよい)。
【0040】
図1を参照して、サンプルの実施形態では、上記制御システムは、ビデオ投影システム10を利用して、ボウリングセンターに記録され、ボウリングセンター表面及び/又はビデオディスプレイに投影される特殊効果、ビデオ/静止コンテンツ、及び/又はビデオ/静止画像を表示することができる。ボウリングセンター表面は、とりわけ、例えば、フロア15、壁25、天井25、マスキングユニット20、ボウリングピン45、ボウリングレーン55、ボウリングセンター内のボウラーアプローチ35等であってもよい。当業者に理解されるように、これらのボウリングセンター表面は、単なる例示に過ぎず、ボウリングセンター内で使用された任意のシステムの任意の表面への特殊効果の投影が本開示によって企図されている。
【0041】
より具体的に、1つ以上の実施形態では、特殊効果は、ビデオ投影システム10を含んでもよい。ビデオ投影システム10は、例えば、ビデオコンテンツを受信することに適した、ボウリングレーンの終端にあるマスキングユニット20にビデオコンテンツを投影するように構成された1つ以上のビデオプロジェクターユニット及び/又は自動ビデオ投影ユニットを含む。前方又は後方の投影システムのいずれかがそれとともに、ボウリングレーン55又はアプローチエリア35又はボウリングピン45又はボウリングセンター内の任意の他の表面25又は表面の組み合わせにコンテンツを投影してボウリングセンター環境にビデオコンテンツ及び/又は効果を追加する。1つ以上の実施形態では、特殊効果は、カメラ又は他の検出装置(例えば、後述の
図4参照)を結合して、ビデオ投影表面領域、カメラ及び/又はセンサー搭載領域及び/又はボウリングセンター内の他の場所を横断する人物及び/又は物体を識別するビデオ投影システム10を含んでもよい。このような検出装置により、本開示のシステム、例えば、ボウリングスコアリング・管理システム及び特殊効果制御100は、ビデオ投影ディスプレイ領域にいる人物又はオブジェクトの動き、又は検出装置で観察できるボウリング中に発生する可能性のある他の類似するイベントに応じて、ビデオ投影システム10によって表示されている画像、ビデオコンテンツ(又は他の特殊効果)を反応させて変更することができる。
【0042】
追加の実施形態では、本開示は、例えば、LED照明、ボウリングレーン上方の自動化照明器具等の多色照明器具30を使用してもよい。多色照明器具(例えば、LED照明器具)は、レーン表面(又はボウリングセンターの他の表面又は照明効果)の色外観を変更して、ボウリングレーン(又はボウリングセンターの他の表面又は照明効果)に視覚効果を発生させることで、ボウリングレーン表面55、壁表面25、マスキングユニット20、ボウリングピン45、アプローチエリア35(又は任意の他の表面又は照明効果)に照明効果を投影する。色外観の変更及び視覚効果の発生は、いずれもスコアリングシステム及び/又は集中管理システムによって制御され得る。特殊効果には、音声/音響システム75、霧/ヘイズ/二酸化炭素/雪/バブル/紙吹雪マシン、回転、移動、自動効果ライト、レーザ、建築照明、ミラーリング効果等のその他の効果も含まれてもよく、これらは、
図1に示すように、全て、参照番号10及び30で表されている。
【0043】
図1には、管理システム100への、例えば、音響75、建築照明85、防犯カメラシステム90、HVACシステム95、ビデオカメラシステム40、防犯システム50及び生命安全システム60のリンクが開示されている。スコアリング・管理システムの相互接続は、ボウリングセンターの全て又はほぼ全ての動作態様を1つにまとめて制御するための中央制御システムを提供する。
【0044】
図2に示すように、実施形態では、ボウリングセンターは、ボウリングスコアリング・管理システム及び特殊効果制御100を含む。ボウリングスコアリング・管理システム及び特殊効果制御100は、例えば、レーンスコアコンピュータ、集中管理システム及び特殊効果制御、償還システム、代表的なコンピュータインフラ等の様々な機能を備える。これらの機能及び追加の機能の詳細については後述する。
【0045】
レーンスコアコンピュータ
【0046】
当業者に知られているように、レーンスコアコンピュータ(スコアリングシステム200ともいう)は、1つ以上のレーン上のゲームを管理するコンピュータ化されたシステムである。スコアリングシステム200について、
図2を参照しながらより詳細に説明する。実施形態では、本明細書に記載されている例は、1対のレーンを想定しているが、他の構成も本開示によって企図されている。実施形態では、スコアリングシステム200は、メインCPU205を含み、該メインCPU205は、
I.ローカルモニター210(典型的にはレーン上方のオーバーヘッドディスプレイモニター)に接続され、このモニター210が、例えば、ボウリングスコアと、メッセージ等を含むその他のボウリング関連情報とを含むボウリング情報をボウラーに表示することができ、
II.I/O装置215に接続されてピスポッティング機とインターフェースで接続され、
III.I/O装置220に接続されて、ボールの投入時刻、ピンの落下数、ファールが検出されたか否か、及びボウリングしたボールについてレーンで利用可能な情報を収集し、
IV.スコアリングシステムがボウラーとレーンでローカルに対話できるように構成されたI/Oコンソール装置225に接続される。
【0047】
実施形態では、I/Oコンソール装置225は、例えば、ボウラー又は他のユーザーからの入力を受信するように構成されたキーパッド(例えば、タッチスクリーン又はその他の類似の入力装置)を含む。例えば、ボウラーは、各ボウラーの名前及びその他の関連情報を入力することができる。実施形態では、I/Oコンソール装置225は、プログラムされた特殊効果をトリガーするために、ボウラー又は他のユーザーがトリガーイベント及び関連特殊効果を入力することを可能にすることができる。例えば、ボウラーは、さらに説明するように、ボウラーがストライク又はガターボールを取った場合、ボウラーがファールライン上を通過する場合又は発生する可能性のあるアクションの組み合わせの場合に光を点滅させるコマンドを、I/Oコンソール装置225を介して入力することができる。
【0048】
集中管理システム及び特殊効果制御
【0049】
集中管理システム及び特殊効果制御300は、例えばカウンター、バックオフィス、及び/又はボウリングセンターの電気及びHVAC記憶領域にある1つ以上のコンピュータを含むコンピュータ化されたシステムである。集中管理システム及び特殊効果制御300の詳細については、
図2を参照しながら後述する。
【0050】
実施形態では、例えば、集中管理システム及び特殊効果制御300及びスコアリングシステム200は、互いに通信する。集中管理システム300は、ボウリングセンターの管理者/従業者がチェックインからチェックアウトまで顧客(ボウラー)を管理することを可能にすることができる。管理システム300が実行する多数の機能のうちの1つは、各ボウラー及び各レーンでプレイするボウリングゲームのために、スコアリングシステム200のセットアップに必要な情報を送信することである。集中管理システム300は、ゲームの終了時に、ゲームスコア、ランキング、支払い、及びゲームに関する他の情報を管理するために、スコアリングシステム200から必要な情報を収集することができる。さらに、中央管理及び特殊効果制御100は、制御を行って、効果照明システム30、建築照明システム85、音響システム75、ビデオ投影システム10、防犯カメラシステム90、防犯システム50、生命安全システム60、ビデオカメラシステム40、及びHVACシステム95とのインターフェースを提供する。
【0051】
代替的に又は追加的に、集中管理システム300は、ボウリングシステムの様々な態様を接続するように構成された自動化システムと連携して動作してもよい。例えば、自動化システムは、ボウリングシステム及び様々なトラッキング・監視装置からのコマンドを受信し、予め設定された応答を実行することを含む、ボウリングセンター内の他のシステムを全て操作して管理するための全体制御を提供することができる。ただし、討論のために、自動化システムの機能は、ここで説明したように、管理システム300に関連して説明する。
【0052】
1つ以上の実施形態では、集中管理システム300は、
図2及び
図3に関して説明されるように、本開示の任意の機能を制御/管理する。具体的には、ユーザーは、上述したように、スコアリングシステム200を介して、集中管理システム300にトリガーイベントと関連特殊効果との任意の組み合わせを入力することができる。集中管理システム300は、トリガーイベントが発生すると、例えば、ビデオ投影システム10、照明システム30、ビデオカメラシステム40及び音響システム75に対して、プログラムされた特殊効果を与えるように指示することができる。また、中央管理システム300は、防犯カメラシステム90、防犯システム50、生命安全システム60、建築照明システム85及びHVACシステム95のためのユーザーインターフェースを提供する。
【0053】
追加の実施形態では、トリガーイベントは、例えば、所望のトリガーイベント又はトリガーイベントの組み合わせをスコアリングシステム200に入力することで、ボウラーで提供することができる。ボウラーは、予めプログラムされた特殊効果の一覧から所望の特殊効果を入力することもできる。スコアリングシステム200は、次に、プログラムされたトリガーイベントを集中管理システム300に提供する。スコアリングシステム200又は特殊効果制御装置300が判定及び/又は監視する可能なトリガーイベント、例えば、特定のレーンでストライクが発生した場合、スコアリングシステム200は、そのようなトリガーイベントを集中管理システム300に通知し、集中管理システム300は、例えば、ビデオ投影システム10、照明システム30、音響システム75、ビデオカメラシステム40等に対して、プログラムされた関連特殊効果を提供するように指示する。
【0054】
追加の実施形態では、中央管理システムは、HVACシステム95、防犯カメラシステム90及び建築照明85、防犯システム50及び生命安全システム60のための制御インターフェースを提供する。
【0055】
償還システム
【0056】
集中管理システム及び特殊効果制御300及び/又はスコアリングシステム200に統合された装置は、償還装置500である。また、償還装置は、レーン表面55、アプローチエリア35、マスキングユニット20又はボウリングピン45のいずれかの組み合わせに投影される画像として、チケット、仮想チケット、及び/又はトークンを配信することができる。これは、スコアリングシステム200によるプログラムされた対話を伴うゲームと償還のための仮想「カラーピン」を含む。
【0057】
代表的なコンピュータインフラ
【0058】
図3は、本開示に係るボウリングスコアリング・管理システム及び特殊効果制御の代表であるコンピュータインフラを示す。例示的に、上記コンピュータインフラは、スコアリングシステム200又は集中管理システム及び特殊効果制御300のいずれかの代表であってもよい。
【0059】
その限りにおいて、コンピュータインフラは、ここで説明する処理を実行可能なサーバ、メディアプレイヤ、又は他の演算システム12を含むことができる。特に、サーバ12は、演算装置14を含み、又は演算装置14に操作可能に接続されることができる。サーバ12及び/又は演算装置14は、イントラネット、ローカル・領域・ネットワーク(LAN)、インターネットなどのワイド・領域・ネットワーク(WAN)、シリアル、イーサーネット、デジタル多重ネットワーク(DMX)コンタクトクロージャ、ASCII、HEX、赤外線、その他の一般的な通信プロトコル及び技術などの任意の通信リンクを介して通信可能である。例えば、スコアリングシステム200は、イントラネット、LAN、WAN、インターネット等を用いて集中管理システム300と通信することができる。演算装置14は、遠隔地に設置及び記憶された第三者機関のネットワークインフラ又は演算装置に常駐してもよい。
【0060】
演算装置14は、プロセッサ20と、メモリ22Aと、I/Oインターフェース24と、演算装置内の各部を動作可能に接続するバス26とを含んでもよい。さらに、演算装置は、ランダムアクセスメモリ(RAM)27A、リードオンリメモリ(ROM)27B、メモリ22A等のメモリ内に記憶されたオペレーティングシステム(O/S)を含む。演算装置14は、外部I/O装置/リソース28及び記憶システム22Bと通信可能である。I/O装置28は、個人と演算装置14との対話を可能にする任意の装置(例えば、ユーザーインターフェース)、又は任意のタイプの通信リンクを用いて演算装置14と1つ以上の他の演算装置との通信を可能にする任意の装置を含んでもよい。外部I/O装置/リソース28は、例えば、携帯端末、PDA、ハンドセット、キーボード、タッチパネル、スマートフォン、タブレットコンピュータ等であってもよい。
【0061】
プロセッサ20は、通常、メモリ22A及び/又は記憶システム22Bに記憶可能なコンピュータプログラムコード(例えば、プログラム制御44)を実行する。プログラム制御44は、ここで説明する処理を提供する。プログラム制御44は、メモリ22Aに個別又は結合モジュールとして記憶される1つ以上のプログラムコードとして実現されてもよい。さらに、プログラム制御44は、これらのツールの機能を提供するために、個別の専用プロセッサ又は単一又は複数のプロセッサとして実現されてもよい。コンピュータプログラムコードを実行するときに、プロセッサ20はメモリ22A、記憶システム22B、及び/又はI/Oインターフェース24に対してデータを読み取り及び/又は書き込むことができる。バス26は、演算装置14内の各部品間の通信リンクを提供する。
【0062】
本明細書が開示する技術及び処理は、当業者に理解されるように、システム、方法又はコンピュータプログラムとして実現することができる。したがって、本開示の態様は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、又はソフトウェアとハードウェアとを組み合わせた実施形態のいずれであってもよい。
【0063】
さらに、本開示の態様は、具現化されたコンピュータ可読プログラムコードを有する1つ以上のコンピュータ可読媒体に具現化されたコンピュータプログラム製品の形態をとってもよい。1つ以上のコンピュータ可読媒体の任意の組み合わせを利用してもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体であってもよいし、コンピュータ可読記憶媒体であってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、半導体システム、器械、装置、又は前述の任意の適切な組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例(非網羅的なリスト)は、1本以上の電線を有する電気接続部、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラム可能リードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、又は前述の任意の適切な組み合わせを含んでもよい。本明細書の文脈において、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、器械又は装置に使用されるか又は接続されたプログラムを格納又は記憶可能な有形の媒体であってもよい。
【0064】
本開示の一態様によれば、スコアリングシステム・管理システムは、あるトリガーイベントに基づいて特殊効果コンテンツを管理する。より具体的には、1つ以上の実施形態では、特殊効果装置(例えば、
図1のビデオ投影システム10)は、レーンの近傍又はボウリングセンターの他の部分に設けることができる。また、特殊効果装置は、標準又は独自のプロトコル(シリアル通信、イーサーネット、DMXなど)で送られてくるダイレクトコマンドを介して、集中管理システム300によって直接管理することができる。また、特殊効果装置は、集中管理システム300から分離された専用のサービスで管理されてもよく、例えば、専用のサーバマシンとして、標準のネットワーク接続上で動作する独自の通信プロトコルを用いたり、シリアル、イーサーネット、DMXコンタクトクロージャ、ASCII、HEX、赤外線等の独自プロトコルを用いたりすることで、集中管理システム300からの入力を受け付け、これらの入力を、それに接続された特殊効果装置毎のコマンドに変換する特定のソフトウェアを動作させることができる。
【0065】
本開示の一態様によれば、管理システムは、ユーザーインターフェース(例えば、タッチパネルインターフェース)からのボウリングセンター管理者/ユーザー/オペレータからの入力に基づいて、又は、予定又はプログラムされたイベントによって、HVACシステム95、防犯システム50、生命安全システム60、防犯カメラシステム90、建築照明85のコンテンツを管理する。より具体的には、実施形態では、
図1のHVACシステム95、防犯システム50、生命安全システム60、防犯カメラシステム90、建築照明85をボウリングセンター全体に渡って設けることができる。これらのシステムは、いずれも集中管理システム300によって、標準又は独自のプロトコル(シリアル通信、イーサーネット、DMX、ブルートゥース(登録商標)、コンタクトクロージャ、ASCII、HEX、赤外線)で送信される直接コマンドによって直接管理することができる。また、これらのシステムは、集中管理システム300から分離された専用のサービスで管理されてもよく、例えば、専用のサーバマシンとして、標準のネットワーク接続上で動作する独自の通信プロトコルを用いたり、シリアル、イーサーネット、赤外線、ASCII、HEX、コンタクトクロージャ、DMX又は他の類似するプロトコルを用いたりすることで、集中管理システム300からの入力を受け付け、これらの入力を、それに接続された特殊システム毎のコマンドに変換する特定のソフトウェアを動作させることができる。
【0066】
集中管理システム300は、ボウリングセンターの特定の「モダリティ」を時々刻々と知ることができる独立した集中電子化システムであってもよい。例えば、集中管理システム300は、開閉、プレイしているボウラーの数、プレイ中のゲームの種類、バンパーを使用している子供がいるか、レーンがオープンプレイにあるかリーグモードにあるか等の各レーンの状態を常に「知る」ことができる。各レーンの状態は、フロントデスク操作者によって手動で設定されてもよいし、スコアリングシステム200のボウラーコンソールを介してレーンのボウラーによって手動で設定されてもよいし、ボウリングモード機能を介して自動的に設定されてもよいし、顧客及びその支払い方法によって完全にオンラインで設定されてもよい。
【0067】
中央管理システムは、ボウリングセンターの他の多くの領域の「モダリティ」を知ることができる。これらの領域は、中央制御システム300によってサーモスタットを作動させることによりHVACゾーン/部屋毎の温度を監視及び変更する能力を備えるHVACシステム95の状態を含むが、これに限定されない。1つ以上の実施形態では、中央管理システムは、全てのゾーンのボリュームレベルとソースで音響システム75を制御し、防犯カメラシステム90を操作、表示、監視し、建物・駐車場の内外全体の電源・調光制御で建築照明システム85を管理・動作させ、全てのビデオ入力ソース、DVDプレイヤ、メディアプレイヤ、デジタルサイネージプレイヤ、及び全てのビデオ出力ディスプレイでビデオ投影システム10の全体を監視及び操作し、効果照明システム30及び(例えば、霧/ヘイズ/二酸化炭素/雪/バブル/紙吹雪マシン、回転、移動、自動効果ライト、レーザ、建築照明、ミラーリング効果及び他の類似する特殊効果装置を含む)全ての特殊効果装置を制御及び動作させ、ビデオカメラシステム40を制御及び動作させ、防犯システム50を制御及び管理し、火災検出システムの状態に関連して生命安全システム60の状態を制御及び管理することもできる。ボウリングセンター内の各システムの状態は、現場で手動で設定されてもよいし、遠隔で設定してもよいし、フロントデスクオペレータ、管理者、ボウリング業者が管理システム300又は遠隔のボウラー携帯端末、PDA、ハンドセット、キーボード、タッチパネル、スマートフォン、タブレットコンピュータ又は他の類似する演算装置によって予定されたイベントで設定されてもよい。
【0068】
1つ以上の実施形態では、「ボウリングモード」とは、ゲームの種類(オープンプレイ、リーグ、トーナメント)、オプション装備(バンパー、グロウ・イン・ザ・ダーク照明)の状態、特定のゲームの有無、背景グリッド、レーン上のビデオアニメーション等の各レーンの状態に関するパラメータのセットを、ユーザーが事前に定義されたスケジュールで定義してプログラムすることができる集中管理システム300の機能である。これにより、センター全体及び1日、1週間、月、又は年に渡ってボウリング環境を完全に自動でカスタマイズすることができる。一例として、ボウリングセンターは、自動的にグロウ・イン・ザ・ダーク照明に切り替えたり、特定のボリュームレベルに移行したり、任意又は全てのテレビチャンネルを切り替えたり、プログラムされた専門広告を流したり、建築照明のレベルを低下させたり、週、月、又は年の特定の日に特定の時間にサーモスタットの暖房/冷却レベルを調整するように設定でき、例えば、毎週金曜日の午後10時又は毎週水曜日の午後4時から、あるレーンは、子供たちの音楽で子供たちをターゲットとするアニメーション及びゲームのみを表示するように設定されたオープンプレイ用に設定されている。この制御の範囲は、全てのゾーン、領域、部屋に特有であり、又は施設全体を含むように設定することができる。また、建築照明85、照明30、ビデオ投影システム10、HVACシステム95、音響75、ビデオカメラシステム40、防犯システム50、及び生命安全システム60の制御により、開閉手順のための予定されたイベントによる建物全体の管理が含まれる。
【0069】
一方、スコアリングシステム200は、レーンに関する設備であって、スコアリングCPU、ボウラーとの対話を行うためのボウラーコンソール、スコアリング情報(又は、スコアリングシステム100で管理されている他のビデオコンテンツ)を表示するモニター、ピンスポッター設備とのインターフェース、及びピン数とボールの速度を検出するための装置を含むものである。スコアリングシステム200は、ボウラーに関するデータのセット(名前、ハンディキャップ、利き手の左右)を記憶し、レーンでの全てのゲーム関連イベント(例えば、各ボウラーのスコアリング、プレイされたフレームの数)を検出して処理する。1つ以上の実施形態では、スコアリングシステム200は、集中管理システム300とデータを連続的に交換するように、集中管理システム300と接続して統合することができる。一例として、集中管理システム300は、プレイ可能なゲームの種類又はボウラーの名前等の情報をスコアリングシステム200に指示することができ、上記スコアリングシステムは、集中管理システム300に、各ボウラーのスコアリング、各ボウラーによる各レーンのボウリングショット情報等の各レーンで発生したイベントに関する情報、又は他の類似する情報を送信する。これらのイベントは、特殊効果又は複数の効果をトリガーするために用いることができる。
【0070】
実施形態では、集中管理システム300は、特定のイベントが発生した直後に、スコアリングシステム200からの入力を用いて、特定の特殊効果のコマンドをトリガーすることができる(例えば、センターの誰かがストライクを獲得するたびに、点滅する言葉「ストライク!」がマスキングユニットのビデオディスプレイに表示され、及び/又は事前に定義された光パターンが、天井に取り付けられたRGB LEDライト又はLEDレーンキャッピングライトによってレーンに投影され、建築照明が色を変更し、及び/又はパターン又は特定のビデオ/静止画像がボウリングピンに表示され、又は特殊効果の任意の組み合わせが発生する)。このような機能を拡張するために、本開示は、ボウリングモードと組み合わせることにより、スコアリングシステム200又は特殊効果制御300からリアルタイムに送信されるレーンの状態及び各レーンで発生したイベントに応じて集中管理システム300がいずれかの特殊効果装置に送信可能な事前に定義されたコマンドを複数設定することができる。
【0071】
実施形態では、特殊効果について、集中管理システム300と具体的な実行中の「イベント」との間の対話は、多色照明、レーザ効果、音響効果、霧及び/又は他の類似する特殊効果として判定する。イベントは、本開示全体を通じて説明するようにとりわけ以下の例を含む。
【0072】
個別のゲームイベント又は1つ以上のレーンで発生したイベントの組み合わせ、例えば、1回のストライク、一連のストライク、所定のスコア及びその他の類似イベントが特殊効果をトリガーしてもよい。この例では、スコアリングシステム200は、これらのイベントを検出し、この情報を集中管理システム300に送信し、集中管理システム300は、その時点でセンターの「モダリティ」で入力をクロス参照した後、ボウリングモードが活動中であれば、特定の特殊効果(照明、音声、ビデオのいずれかの組み合わせ)を生成する。
【0073】
システム管理者(センター事業者、管理者、受付・フロントデスク操作者)は、集中管理システム300に属する任意の端末(例えば、フロントデスク受信端末)を介して、集中管理システム300に何らかの入力を行うことができる。この例では、システム管理者は、特定のレーン上の全ての顧客が子供であることを通信することができる。このとき、集中管理システム300は、この特定のデータを用いて、音響及び/又はビデオコンテンツを備えるどの特定の特殊効果を発生させるかを当該情報に基づいて的確に知ることができる。これらの効果は、特定のレーン又はレーンの組み合わせに対して発生することができる。例えば、3つの異なるレーンに3つのストライクがある場合、集中管理システム300は、レーンに対する霧効果又は施設全体に対する特殊な照明効果をトリガーすることができる。
【0074】
ゲームプレイヤ(例えば、ゲームのボウラー)は、トリガーイベント及び特殊効果を提供するために、レーンボウラーコンソールを介してスコアリングシステム200に特定の入力を直接的に送信することができる。例えば、プレイヤは、イベントの発生後に、ある色をレーンに投影することを選択することができる。この例では、スコアリングシステム200は、この入力を集中管理システム300に送信し、集中管理システム300は、この入力をセンターの特定の「モダリティ」でクロス参照し、活動中であれば、レーンに搭載されたプロジェクター、照明器具又は特殊効果装置にコマンドを送信して、選択されたビデオ、静止画像又は色をレーンに投影する。
【0075】
したがって、1つ以上の実施形態では、集中管理システム300は、ボウリングセンターの「モダリティ」を発生させるシステムであるのに加えて、スコアリングシステム200、トラッキングカメラ415、近接センサー100、圧力センサー95、システム管理者及び/又はゲームプレイヤが(再度とスコアリングシステムを介して)取得した全ての入力の「収集装置」であってもよい。入力が収集されると、集中管理システム300は、特定の組み合わせによって、1つのレーン、複数のレーン、ボウリングセンター内の他の場所又はそれらの任意の組み合わせにどのような特殊効果を発生させるかを判定することができる。
【0076】
中央管理システム300及びスコアリングシステム200は、防犯システム50及び生命安全システム60からの追加の入力又はトリガーを含んでもよい。例えば、防犯システムは、ボウリングセンター内の活動を監視する。防犯システムは、通常の営業時間後にセンターが盗難されると、その侵入を検出し、官庁/警察、オーナー及び管理者に連絡する。中央管理システム300は、建築照明システム85内の全ての建築照明レベルを上げるための信号を送信することができ、ビデオカメラシステム40をオンにして、侵入の追加のビデオ素材を記録及びキャプチャすることができる。生命安全システムは、中央管理システム300と通信する火災警報器によってトリガーされることができる。そして、中央管理システムは、音響システム75をミュートし、全ての建築照明85のレベルを上げ、効果照明30、ビデオ投影システム10をシャットダウンし、スコアリングシステム200をトリガーして、ボウリング設備をシャットダウンする。アーケード又はその他の領域の追加の設備又はゲームをシャットダウンすることもできる。追加の生命安全システムは、トラブル/盗難/アダムアラート等を官庁に通知するために、施設の任意の部分及び/又は管理システム300のユーザーインターフェースに位置するパニックステーション105を含んでもよい。このようなイベントが発生すると、中央管理システム300の全てのユーザーインターフェース(タッチパネル/制御装置)は、イベントの詳細を提供する。これらのイベントは、施設の正常動作が進行する前にクリアされなければならない。
【0077】
代表的なボウリングセンター
【0078】
図4は、本開示の態様に係る別の代表的なボウリングセンターを示す。より具体的には、
図4は、ボウリングセンター内の部品のうちいくつかの部品と対話を示す。例えば、
図4には、集中管理システム300の部品の任意の組み合わせを格納可能なフロントデスク400、バックオフィス410、電気室435が示されている。例えば、実施形態では、集中管理システム300のモニター及び入力装置がフロントデスク400に存在してもよく、集中管理システム300用のサーバがバックオフィス410に存在してもよく、集中管理システム300用の調光及び中継制御装置及び追加の照明制御装置が電気室435に存在してもよく、HVAC温度センサーがボウリングセンターの各ゾーン又はルーム内に存在してもよい(
図4を参照)。一般的には、HVACサーモスタットは、電気室435に存在する。
【0079】
さらに、
図4のボウリングセンター代表では、スコアリングシステム200は、2つのレーン200a、200bと対になるように示されている。図に示すように、スコアリングシステム200は、キーパッド又はタッチパネル200cなどの入力部品と、モニター200dとを含む。また、入力部品は、スコアリングシステム200により内包及び表示されるために、また、ボウリングセンター又はボウラー独自のWeb又はソーシャルメディアオンラインアカウントに関連するWebサイト又はソーシャルメディアWebページに投稿するために、ボウラーを撮像するカメラ等の撮像装置を含んでもよい。同様に、入力部品は、予め記憶しておいたデモ図形及び個人情報などのボウラーに関する情報、過去の実績統計値、好ましいシステム設定、及びその他の類似情報を呼び出すために、生体読み取り装置を含んでもよい。当該生体読み取り装置は、別体として構成されてもよいし、又は、例えばタッチパネルに統合されてもよい。
【0080】
図4は、ここで説明するように照明及びその他の特殊効果を含んでもよいビデオ投影システム10をさらに示している。トラッキングカメラ(システム)415は、赤外線照明425を含み、例えば、ボウリングレーン200a、200bの頭上に設置される。トラッキングカメラ(システム)415は、ボウリングセンターの他の位置に設置されてもよく、好ましくは、ボウリングセンター内のレーン200a、200b、アプローチエリア65、ファールライン65aの全体像を有する。トラッキングカメラシステム415は、1つ以上の実施形態では、ファールライン65aに位置しボウリングイベント中にボウラーがファールラインを乗り越えたか否かを判定するためのレーザ又はその他のモーション検出システムであってもよいし、特殊効果のいずれか又は全てのトリガーとなってもよい。
【0081】
追加の実施形態では、トラッキングシステム415は、ボウリングピン、ボウリングボール等の物体、ボウラー、及びその他の類似物体の移動をトラッキングし、これらの情報を集中管理システム300に提供することができる。また、圧力センサー95は、ボウリングセンター内のボウラー及び彼らの位置を検出し、集中管理システム300にこの情報を提供することができる。近接センサー100は、レーン200a、200b上で転がしているボウリングボールの位置及び速度をトラッキングすることに用いることができる。この情報も集中管理システム300に送信することができる。集中管理システム300は、この情報を利用して、特殊効果のトリガーイベントであるか否かを判定し、そうであれば、特殊効果部品に対して、照明、霧等の関連特殊効果、又はその他の対話を提供するように指示することができる。例えば、トラッキングカメラ(システム)415及び/又は圧力センサー95は、アプローチエリア65に人がいると判定することができ、隣接するレーンにいる他人がボウリングをしている場合に、隣接レーンにいる他のボウラーがボウリングボールをリリースするまで待つようにとボウラーに要求するようにアプローチエリアに画像又は単語を投影するようにプロジェクター等の特殊効果部品を指示することができる。トラッキングカメラシステム415及び赤外線照明425は、転がっているボウリングボールをトラッキングし、中央管理システムと通信を行い、ビデオ投影システム10に対して、レーン200a及び200bを通って投げられたボウリングボールに及び/又はその周りにビデオを投影するよう指示することができる。レーンを通って投げられたボウリングボールにトラッキングする近接センサー100は、LEDレーンライトにレーン200a、200bを通って投げられたボールをトラッキングさせることを中央管理システムに指示することができる。ピット領域70には、追加のトラッキング効果/視覚効果/アニメーションのために、マスキングユニット又はピンデッキ35の下に、LED、蛍光灯、紫外光等のピット照明420又はピンビデオ投影装置85等の特殊効果設備を配置することができる。
【0082】
ボウリングセンターには、複数のオーバーヘッドモニター425を設置することもできる。実施形態では、本開示の他の視覚効果部品と同様に、これらのオーバーヘッドモニター425は、集中管理システム300によって制御されるように、トリガーイベントに応じて視覚効果を提供することができる。例えば、視覚効果は、アニメーション又は他の効果であってもよい。
【0083】
図4に示されたボウリングセンターには、ボールリターンシステム430等の他のボウリング関連部品も含まれる。実施形態では、ボールリターンシステム430を含むボウリングセンターの任意の表面に視覚効果及び特殊効果を付与することができる。
【0084】
図4に示すように、ボウリングセンターに含まれる様々な部品は、有線及び/又は無線接続により動作可能に接続されていてもよい。例えば、スコアリングシステム200は、集中管理システム300と有線接続されてもよい。ただし、1つ以上の特殊効果部品(例えば、ピット照明420)又は1つ以上の監視部品(例えば、トラッキングカメラシステム415)は、無線接続により集中管理システム300に動作可能に接続されてもよい。
【0085】
対話型の体験を提供するためのサンプル処理
【0086】
図5は、本明細書で説明する技術を用いて、1つ以上の実施形態に係る対話型のボウリング体験を提供するためのサンプル処理を示す。集中管理システムは、初期化される502。上述したように、ボウリングセンターの従業者は、1つ以上のレーンをターンオン又は起動することと、プレイするゲームの種類(例えば、オープンプレイ又はリーグプレイ)を割り当てることにより、初期化処理を開始してもよい。初期化処理は、レーンでプレイする1人以上の人がレーン自体のレーンスコア演算入力装置に個人情報を入力することにより継続されてもよい。例えば、ユーザーは、自分の名前(他のプレイヤの名前も同様)、プレイヤの年齢、プレイヤが特殊な補助(バンパー等)を必要とするか否か、及びその他の関連情報を入力してもよい。さらに、ここに開示されるように、プレイヤは、プレイ中に提示する特殊効果の選択肢を1つ以上選択することができる。例えば、プレイヤは、特殊効果を全てオフにしたり、特殊効果を全てオンにしたり、プレイ中に提示する特殊効果の組み合わせを選択したりすることができる。
【0087】
集中管理システムは、初期化に続いて、特殊効果をトリガーするようにプログラムされたイベントに対して、特定のレーン又は複数のレーンで発生するイベントを監視504してもよい。集中管理システムは、イベントが発生していない(又は、特殊効果をトリガーするようにプログラムされたイベントが発生していない)と判定506する場合、監視504し続けることができる。ただし、集中管理システムは、イベントが発生したと判定506する場合には、どの関連特殊効果が上記イベントに関連付けられたかをさらに判定508することができる。例えば、イベントがストライクであれば、集中管理システムは、そのレーンのライトを点滅させ、音声効果を再生し、関連する画像(例えば、「X」)をモニターに表示することを判定508することができる。さらに又は任意に、集中管理システムは、特殊効果が発生する特定の場所を判定510することができる。例えば、ストライク等の一般的なイベントの場合、集中管理システムは、イベントが発生したレーンのみに特殊効果を表示することを判定510してもよい。ただし、めったに発生しないイベント(パーフェクトゲーム等)の場合、集中管理システムは、ボウリングセンター全体にわたって特殊効果を表示すべきと判定510してもよい。
【0088】
どの特殊効果を提示するかの判定508及び当該特殊効果をどこに提示するかの判定510に続いて、当該特殊効果は、提示512される。上述したように、特殊効果は、ビデオ投影、フラットパネルビデオディスプレイ、LEDビデオディスプレイ、多色照明、紫外照明、レーザ効果、音響効果、霧/ヘイズ/二酸化炭素/雪/バブル/紙吹雪効果のうちの1つ以上又はその他の類似特殊効果を含んでもよい。
【0089】
なお、上述した
図5に示された処理は、例としてのみ特定のボウリングレーンにおける一組のプレイヤセットに向けられているものである。本明細書に記載されている技術は、上述したように、ボウリングセンターの全ての態様に適用可能であると理解されるべきである。このように、集中管理システムは、ボウリングセンター内で発生する任意又は(潜在的に)全てのイベントに対して監視及び応答するように構成されている。
【0090】
図6は、本開示の態様に係る別の代表的なボウリングセンターを示し、
図7A~
図7Cは、
図6に示されたボウリングセンターの各部品の線図である。より具体的には、
図6及び
図7A~
図7Cは、ボウリングセンター内の部品のうちいくつかの部品及び対話を示す。例えば、
図6及び
図7A~
図7Cは、ボウリングピン検出システム602及びボウリングショット検出システム642を示す。
【0091】
ボウリングピン検出システム602は、ボウリングボールがボウリングレーン604を通って投げられる前後にまだ立っているボウリングピンを検出することに用いられる。ボウリングピン検出システム602は、システムプロセッサ618に接続されて、ピンの下に位置するカメラトラッキング606、モーション検出608、レーザ検出610、圧力センサー612、光学センサー614、赤外線616又は類似する装置を用いて、どのボウリングピンがまだ立っているかを判定することができる。様々な実施形態によれば、システムプロセッサ618は、この情報を用いてボウリングショット又は立っているピンの組み合わせを判定する。
【0092】
この情報に基づいて、システムプロセッサ618は、例えばネットワークスイッチ621を介して、ボウリング管理システム620と通信するためのプログラミング命令を実行する。様々な実施形態によれば、ボウリング管理システム620は、続いて、1つ以上の特殊効果622、再生装置624、ビデオ効果626、音響効果628、霧効果630、ヘイズ効果632、二酸化炭素効果634、雪効果636、バブル効果638、紙吹雪効果640、及び/又は他の効果をトリガーする。様々な実施形態によれば、ボウリング管理システム620は、例えば、キーボード、タッチパネル623、及び/又はその他の適切なユーザーインターフェースなどの1つ以上のユーザーインターフェースに結合されてもよい。
【0093】
様々な実施形態によれば、ボウリングショット検出システム642は、ボウリングショットが取得されたか又はボウリングボールがボウリングレーン604を通って投げられたかを判定することに用いられる。システムプロセッサ618には、モーション検出装置644、カメラ646、レーザ648、赤外線ビーム650、圧力センサー652、光学センサー654、及び/又は類似する装置が接続される。様々な実施形態によれば、センサーがトリガーされると、システムプロセッサ618は、ボウリング管理システム620と通信する。ボウリング管理システム620は、システムプロセッサ618が行ったアクションを記録する。様々な実施形態によれば、追加のアクションが必要な場合、ボウリング管理システム620は、1つ以上の特殊効果(300)、再生装置624、ビデオ効果626、音響効果628、霧効果630、ヘイズ効果632、二酸化炭素効果634、雪効果636、バブル効果638、紙吹雪効果640等をトリガーする。
【0094】
様々な実施形態によれば、ビデオピンデッキプロジェクションマッピングシステム656が実現される。ビデオピンデッキプロジェクションマッピングシステム656は、ボウリングピンを投影表面とするビデオシステムである。様々な実施形態によれば、ビデオピンデッキプロジェクションマッピングシステム656は、各ピンの大きさ及び形状について、カメラを用いてボウリングピンをスキャンする。様々な実施形態によれば、これは、完全なボウリングゲームの1024のボウリングショットの組合せのすべてに対して行われる。そして、演算装置を用いて、色、ビデオ図形、効果、テーマコンテンツ、広告、命令、レーン識別及び/又は他の種類のコンテンツ(例えば、ビデオコンテンツ)を各ボウリングピンのスキャン画像に追加する。
【0095】
ビデオコンテンツがデジタルであるため、ボウリングピンにどのような画像を表示できるかは、実質的に限定されない。様々な実施形態によれば、ビデオコンテンツは、再生装置658にロードされる。再生装置658は、様々な装置であってもよい。これらには、USBメモリースティック、DVDプレイヤ、Blu-ray(登録商標)プレイヤ、メディアサーバ、ケーブル/衛星テレビ受信機、コンピュータ、及び/又はその他の再生装置を含んでもよい。再生装置658は、システムプロセッサ618に接続され、再生装置658がどのビデオコンテンツを再生するかを制御する。様々な実施形態によれば、システムプロセッサ618は、ボウリングスコアリングシステム660(例えば、
図2及び
図4に示すようなスコアリングシステム200)と、ピン検出システム602と、ボウリングショット検出システム642とのいずれかに接続される。
【0096】
様々な実施形態によれば、ボウリングスコアリングシステム660、ピン検出システム602及びボウリングショット検出システム642は、ピンの組み合わせ及び/又はボウリングショットに関する情報を提供する。この情報は、再生装置658が選択して再生するビデオコンテンツを選択するために用いられる。再生装置は、ボウリングピンを照明するためのビデオプロジェクター662にビデオ信号を出力する。ビデオプロジェクター662は、ボウリングマシン/ピンセッター/ピンスポッター664又はマスキングユニット666又はプロジェクターマウントに装着される。
【0097】
様々な実施形態によれば、ビデオピンプロジェクションマッピングシステム656は、様々な解像度で動作することができる。これらには、例えば、標準鮮明度及び高鮮明度、超高鮮明度4K又は8K、XGA、WXGA、WUXGA、及び/又は現在利用可能又はまだ判定されない他のタイプの解像度が含まれる。ビデオプロジェクター662と共に、様々なアスペクト比を用いることができる。これらには、例えば、ワイドスクリーン16:9のアスペクト比、4:3のアスペクト比、及び/又はその他のアスペクト比が含まれる。ビデオプロジェクター662は、様々な画像、ビデオ、及び/又は色がボウリングピンにマッピングして投影できるように汎用性を提供する。
【0098】
様々な実施形態によれば、手動フォーカス式及び/又は電動フォーカス式のビデオプロジェクター662を用いることができる。様々な実施形態によれば、手動フォーカス式のビデオプロジェクター662を用いる場合には、主な焦点が5本目のボウリングピンにあるように、10本のピンの全てに焦点を合わせる。このピンは、ボウリングピンのフルフレーム用のテンピン設定の中心に位置する。様々な実施形態によれば、電動フォーカス式のビデオプロジェクター662を用いる場合には、システム制御プロセッサ618及びボウリング管理システム620と合わせて機能するように焦点を自動化することができる。様々な実施形態によれば、各ビデオ再生ファイルには、最適な焦点設定が含まれる。ファイルには焦点パラメータがロードされ、ビデオプロジェクター662に送信される。このため、各ビデオ画像は、最適な焦点にある。
【0099】
様々な実施形態によれば、ビデオプロジェクター662の明るさは、ルーメンで測定される。ボウリングピンを照明することに必要な明るさは、場所の周囲の照明によって変化する。様々な実施形態によれば、許容可能なビデオ品質のために最低500ルーメンが実装される。ただし、他のレベルのルーメンが実装される可能性がある。プロジェクターのルーメン数が多ければ多いほど、投影画像が明るくなる。各ボウリングピンの白色の表面は、投影することに理想的な表面である。10本のピンの全ては、各ボウリングゲーム内の全てのフレーム期間の投影表面として用いられる。
【0100】
ビデオコンテンツは、1つ以上のレーンに一度又は任意の組み合わせで表示することができる。複数のピンセッター664で一度にビデオコンテンツを用いると、複数のボウリングレーン604にわたって「ショー」が作成される。これは、複数のレーンにわたるゲームについての対話型の効果を含み、このような効果でプレイヤが投球することで効果と図形を隣接するレーンに移動させることができる。
【0101】
ビデオピンプロジェクションマッピングシステム656は、一般的には、ピンデッキライト668がオフの状態で用いられる。これは、ビデオ画像の品質及び強度をさらに高めるためである。なお、様々な実施形態によれば、ピンデッキ照明器具668は、ビデオピンプロジェクションマッピングシステム656と組み合わせて用いることができる。ピンデッキ照明システム668は、ボウリング管理システム620によって作動制御される別の機能である。追加の対話型の効果及びプログラミングを含むことができる。
【0102】
ビデオピンプロジェクションマッピングシステム656は、ボウリングフレームを成功裏に完成するための最適なピンストライク位置を示すターゲットをボウリングピンにおいて提供することもできる。これらのターゲットは、あらゆるレベルと能力のボウラー向けの優れたトレーニングツールである。ビデオピンプロジェクションマッピングシステム656は、レーン識別に用いることもできる。これは、ボウリングピンにレーン番号又は図形を投影してボウリングレーン604を識別することで行うことができる。ビデオピンプロジェクションマッピングシステム656がボウリングスコアリングシステム660に接続することができるため、各フレームの開始時に各プレイヤスコアをピンに投影することができる。
【0103】
様々な実施形態によれば、ビデオピンプロジェクションマッピングシステム656を用いて、ピン又はピンの組み合わせに特定の色又は図形を投影することで追加のボウリングゲームをプレイすることができる。プレイヤの投球によって着色された又は図形が投影されたピンがノックダウンされると、システムプロセッサ618は、ショットの結果をボウリング管理システム620に通知することができる。そして、ボウリング管理システム620は、1つ以上の特殊効果622、再生装置624、ビデオ効果626、音響効果628、霧効果630、ヘイズ効果632、二酸化炭素効果634、雪効果636、バブル効果638、紙吹雪効果640、1つ以上の他の効果、及び/又はスコアリングシステム660をトリガーする。様々な実施形態によれば、スコアリングシステム660は、スコアを変更したり、プレイヤに賞を授与することにより、アクションの結果を授与する。これらのゲームは、1つ以上のレーンで一度にプレイすることができる。さらに、ボウリングスコアリングシステムの主制御部670は、ボウリング管理システム620とシステム間相互接続により、ボウリングゲーム、色、図形、テーマ及び賞の設定に用いることができる。ゲーム、テーマ、効果及び図形は、各レーンのボウリングスコアリングシステム端末672を使用して、各レーンのプレイヤが選択することができる。
【0104】
さらに、ビデオピンプロジェクションマッピングシステム656を用いて、従来のテンピンピンセッターのピンセッタースイープと、ストリングピンピンセッターのピンセッターボールブロッカー/スイープでビデオ投影を提供することができる。ビデオピンプロジェクションマッピングシステム656は、音響トラック及び/又は音響システム628に連動して同期することができる。これらのシステム間の同期は、ボウリング管理システム620によって行われる。
【0105】
様々な実施形態によれば、レーン検出システム674を用いて、ボウリングレーン604を通るボウリングボールをトラッキングし、ボウリングボールの軌跡に関する情報をシステムプロセッサ618に提供する。これは、例えば、モーション検出装置676、カメラ678、レーザ680、圧力センサー682、光学センサー684、赤外線686、及び/又はシステムプロセッサ618に接続した類似の装置を使用して行われる。センサーがトリガーされると、システムプロセッサ618は、ボウリング管理システム620と通信して、1つ以上の特殊効果622、再生装置624、ビデオ効果626、音響効果628、霧効果630、ヘイズ効果632、二酸化炭素効果634、雪効果636、バブル効果638、紙吹雪効果640、及び/又は他の効果を配分する。システムプロセッサ618は、ボウリング管理システム620に接続され、実行されたアクションとトリガーを通信する。ボウリング管理システム620は、取得されたボウリングショットに基づいて、任意又は全ての他のボウリングレーン604に対して付加的な特殊効果622を提供することができる。様々な実施形態によれば、システム間の同期は、ボウリング管理システム620によって行われる。
【0106】
様々な実施形態によれば、ボールリターン効果システム688は、ボウリングボールがピンセッター664からボールリターン効果システム688のボールリターンにリターンするまでの間に、各レーン毎に、アクティブ照明効果690及び警告ライト692を提供する。様々な実施形態によれば、警告ライト692は、ボールリターン効果システム688のボールリターンにあるボールリターン口の周囲に位置する。これにより、ボールがボールラックにリターンし、怪我の可能性を防ぐために手を近づけないようにボウラーに警告する。様々な実施形態によれば、ボールリターン効果システム688を、レーン上側又はレーン下側のボールリターンで用いることができる。
【0107】
レーン下側のボールリターンの場合、ボールリターンカバーボード又はキャッピングを透明又は半透明のカバーボード694に交換してもよい。ボウリングボールのトラッキングには、いくつかの種類のセンサーを用いることができる。これらには、モーション696、カメラ698、レーザ700、赤外線センサー702、圧力センサー704、光学センサー706、及び/又はその他のセンサーが含まれる。様々な実施形態によれば、センサーは、ボールリターン効果システム688に取り付けられ、ピンセッター664からボールリターンにリターンするボウリングボールをトラッキングする。様々な実施形態によれば、LED照明は、ボールリターントラック691内に設置され、リターントラック691でアクティブ照明効果690をボールリターンの開口部、ボールリターン(ボールリターンラック照明708)の周囲、及び反対側の仕切りキャップ(710及び712)又はボウリングレーン604に提供する。これら及び他の照明システム715は、照明制御部714に接続される。様々な実施形態によれば、照明制御部714及びボールリターン効果システム688は、システムプロセッサ618に接続される。様々な実施形態によれば、ボールリターン効果システム688がリターンしているボウリングボールによってトリガーされると、システムプロセッサ618は、照明システム制御部714と通信し、照明器具をオンにし、ボールがリターンする時にボウリングボールをトラッキングする。これにより、付加的な視覚的効果が得られる。さらに、ボウリング管理システム620により、1つ以上の特殊効果622、再生装置624、ビデオ効果626、音響効果628、霧効果630、ヘイズ効果632、二酸化炭素効果634、雪効果636、バブル効果638、紙吹雪効果640、及び/又はその他の効果をトリガーすることができる。様々な実施形態によれば、システムプロセッサ618は、ボウリング管理システム620に接続され、実行されたアクションとトリガーを通信する。
【0108】
様々な実施形態によれば、ボールリターン効果システム688は、スコアリングシステム660と組み合わせて使用することができる。様々な実施形態によれば、スコアリングシステム660に各プレイヤが設定されると、特定の色が割り当てられる。プレイヤが投球する番になると、スコアリングシステム660がボウリング管理システム620をトリガーし、ボールリターン及びキャップ照明システム(716&718)の色をそのプレイヤに対応する色に変更する。
【0109】
様々な実施形態によれば、レーン上側のボールリターンの場合には、システムが類似するが、カバーボード又はキャッピングは、不要である。システムは、レーン下側のボールリターンの場合と同様に動作する。
【0110】
様々な実施形態によれば、このシステムは、1対以上の対話型のボウリング靴720を含む。様々な実施形態によれば、対話型ボウリング靴720は、一対のボウリング靴720の一方又は両方に取り付けられた無線周波数識別(RFID)タグ722を含む。RFIDタグ722は、電波を用いて人又は物体を識別する。無線周波数ワイヤレス装置724は、物理的な接触をせずに遠くから無線RFIDタグ722に含まれる情報を読み取る。様々な実施形態によれば、ボウリング靴720内のRFIDタグ722は、ボウリング靴720が施設からレンタルされる際に、読み取られて各プレイヤに割り当てられることができる。他の種類のRFIDタグは、レンタルボウリング靴720を購入しなかった顧客に使用することができる。これらには、例えば、リストバンド、ランヤード、ウェアラブルRFIDタグ、及び/又はその他の種類のタグが含まれる。なお、他の種類のタグ付け技術を実装してもよい。
【0111】
様々な実施形態によれば、例えば通信アンテナ又はその他の通信ハードウェアを備えたRFIDリーダ724を戦略的にボウリング施設に取り付けることができる。RFIDリーダ724は、施設内で各プレイヤを内部的にトラッキングすることができる。RFIDリーダシステム724は、システムプロセッサ618に接続可能である。システムプロセッサ618は、ボウリング管理システム620に接続され、ボウリング管理システム620をトリガーすることができる。ボウリング管理システム620は、プレイヤの位置又はイベントに基づいて、1つ以上の特殊効果622、再生装置624、ビデオ効果626、音響効果628、霧効果630、ヘイズ効果632、二酸化炭素効果634、雪効果636、バブル効果638、紙吹雪効果640、及び/又はその他の効果をトリガーすることができる。
【0112】
様々な実施形態によれば、ボウリングスコアリングシステム660は、ボウリング管理システム620に接続されており、これにより、スコアリングシステム660がボウリング管理システム620に、1つ以上の特殊効果622、再生装置624、ビデオ効果626、音響効果628、霧効果630、ヘイズ効果632、二酸化炭素効果634、雪効果636、バブル効果638、紙吹雪効果640、及び/又はその他の効果をトリガーすることでプレイヤが投球する番になったことを示すことができる。様々な実施形態によれば、バッテリ726で駆動される効果は、ボウリング靴720の内部又は外部に含まれてもよい。これらの効果は、例えば、LED照明及び振動装置728を含むことができる。
【0113】
様々な実施形態によれば、ボウリング靴720のトラッキングにより、ボウリング操作卓730へ(例えば、シリアルインターセプタ731を介して)警告を与えることができ、又はボウリング靴720が施設から移されたことを管理することができる。また、レンタルされたボウリング靴720が紛失したことを説明する電子メールを管理者又は顧客に促すことができる。そして、管理者は、紛失している靴720について、顧客に連絡し、損失を防止することができる。
【0114】
靴720に取り付けられたRFIDタグ722を備えたボウリング靴720の追加の使用は、例えば、
RFIDロック732を備えた設備ロッカーを開くこと、
アトラクション入場許可(例えば、ミニゴルフ、レーザタグ、ロープコース、トランポリン、ゴーカート、ダークライド)に対するコントロール734へアクセスすること、
RFIDリーダ724によりアーケードゲーム736を使用すること、
食品及び飲料の購入のための販売時点情報管理システム(POS)738に情報を提供すること、及び
靴720の状態、及び靴720が例えばスタッフにより消毒された739か否か等の情報を提供すること、を含むが、それらに限定されない。
【0115】
様々な実施形態によれば、このシステムは、対話型のボウリング座席740を含む。様々な実施形態によれば、対話型のボウリング座席740は、各座席747のベースの下に取り付けられた戦術トランスデューサー742を含んでもよい。戦術トランスデューサー742は、音響システム628に接続される。様々な実施形態によれば、音響システム628を介して特定のトーンが再生されると、戦術トランスデューサー742がシートを振動させる。様々な実施形態によれば、ボウリング管理システム620は、対話型のボウリング座席740を特定の時間に振動するように制御及びトリガーすることができる。このシステムは、単独の効果として、又はボウリング管理システム620によって制御される他の特殊効果622との任意の組み合わせとして機能することができる。様々な実施形態によれば、座席740は、1人以上のプレイヤを検知する1つ以上のセンサー745を含む。
【0116】
様々な実施形態によれば、ボウリング管理システム620にボウリングスコアリングシステム660を接続することで、ボウリングショットにトリガーを結び、ゲーム対話を提供することができる。例えば、プレイヤは、ストライクを投球することができ、これで、戦術トランスデューサー742に音声を出力させ、次に、対話型のボウリング座席740を振動させる。効果は、1つ以上の特殊効果622、再生装置624、ビデオ効果626、音響効果628、霧効果630、ヘイズ効果632、二酸化炭素効果634、雪効果636、バブル効果638、紙吹雪効果640、及び/又はその他の効果を備えたボウリング管理システム620からの他の全ての特殊効果トリガーで使用することができる。様々な実施形態によれば、ボウラーのモバイル装置にメッセージを送信することができる。
【0117】
様々な実施形態によれば、スコアリングシステム660と、無線周波数識別(RFID)リーダシステム724、対話型のボウリング座席システム740及び/又はボウリング管理システム620とを相互に接続することにより、システムの組み合わせによって、プレイヤの投球する番になったことをプレイヤに喚起することができる。様々な実施形態によれば、スコアリングシステム660は、どのプレイヤの番であるかを識別することができ、RFIDリーダシステム724は、ボウリングセンター内のプレイヤをトラッキングし、プレイヤが対話型のボウリングシート740に着座しているか否かを判定することができる。ボウリング管理システム620は、プレイヤが着座している座席を戦術トランスデューサー742により振動させ、座席744内の照明効果をトリガーする。
【0118】
様々な実施形態によれば、このシステムは、ボウラーのアプローチ748でのボウラーの位置をトラッキングするために用いられるボウラーアプローチ検出システム746を含む。このシステム746は、プレイヤの足の位置と場所をトラッキングすることを組み入れる。これは、モーション検出装置750、カメラ752、レーザ754、圧力センサー756、光学センサー758、及び/又はシステムプロセッサ618に接続された類似センサーを用いて実行されてもよい。様々な実施形態によれば、センサーがトリガーされると、システムプロセッサ618は、ボウリング管理システム620と通信して、1つ以上の特殊効果622、再生装置624、ビデオ効果626、音響効果628、霧効果630、ヘイズ効果632、二酸化炭素効果634、雪効果636、バブル効果638、紙吹雪効果640、及び/又は他の効果をトリガーする。これは、各レーン604のボウリングピンに対するビデオマッピングピン投影システム656を含む。様々な実施形態によれば、システムプロセッサ618は、ボウリング管理システム620に接続され、実行されたアクションとトリガーを通信する。ボウリング管理システム620は、取得されたボウリングショットに基づいて、任意又は全ての他のボウリングレーン604に対して付加的な効果を提供することができる。様々な実施形態によれば、ボウラーアプローチ検出システム746間の全ての同期は、ボウリング管理システム620によって行われる。
【0119】
様々な実施形態によれば、アプローチ検出システム746と、ボウラーのアプローチ748の上方に装着されたアプローチプロジェクションマッピングシステム760とを接続することで、アプローチ748に対する付加的な効果を得ることができる。様々な実施形態によれば、アプローチプロジェクションマッピングシステム760は、カラー、ビデオ、ビデオ図形、広告、命令、レーン識別、スコアリング、テレビ、及び/又はその他の種類のコンテンツ(例えば、ビデオコンテンツ)を、ボウラーのアプローチ748及び周辺領域に投影する。様々な実施形態によれば、ビデオプロジェクター762は、システムプロセッサ618に接続して、ボウラーのアプローチ748の上方に装着することができる。様々な実施形態によれば、システムプロセッサ618は、1つ以上のトラッキング装置カメラ764、モーションセンサー766、レーザ768、赤外線センサー770、1つ以上の他のセンサー、及び/又はアプローチ検出システム746と接続されて、当該領域内のプレイヤをトラッキングする。様々な実施形態によれば、システムプロセッサ618は、この情報を用いて、プレイヤがアプローチ748のどこに立っているかを判定する。様々な実施形態によれば、システムプロセッサ618は、ボウリング管理システム620に接続される。ボウリング管理システム620は、どのビデオ画像をアプローチ748に投影する必要があるかをトリガーする。様々な実施形態によれば、ボウリング管理システム620は、続いて、1つ以上の付加的な特殊効果622、再生装置624、ビデオ効果626、音響効果628、霧効果630、ヘイズ効果632、二酸化炭素効果634、雪効果636、バブル効果638、紙吹雪効果640、及び/又は他の効果をトリガーすることができる。アプローチプロジェクションマッピングシステム760は、ボウリングセンター内でアプローチ748の全体又は一部をカバーすることができる。これには、ボールリターンとボールリターン内のボウリングボール上のビデオ投影が含まれる。さらに、ウィンドウイングビデオプロセッサをアプローチ投影システム760に追加して、あらゆる種類のビデオコンテンツを備えたウィンドウ又はピクチャーインピクチャー表示を提供することができる。
【0120】
様々な実施形態によれば、スコアリングに用いられた従来のLCDビデオパネルの代わりに、ダイレクトビュー(direct view)LEDパネル772を設置することができる。これらのLEDパネル772は、例えば、ボウラーのアプローチ748の上方に1つの連続した画面が装着された天井とすることができる。このLEDパネルは、ビデオ図形、広告、命令、レーン識別、スコアリング、テレビ、及びあらゆる種類のコンテンツを表示することができる。ビデオコンテンツのサイズは、特定のボウリングレーン又はボウリングレーン604の任意の組み合わせのためのものである。ダイレクトビューLEDパネル772は、全てのLEDパネル772に渡って1つの連続画像として使用することもできる。
【0121】
様々な実施形態によれば、システムプロセッサ618と及びウィンドウイングプロセッサとを用いてシステムプログラミング及びコンテンツを提供することができる。システムプロセッサ618は、ボウリング管理システム620と通信するためのプログラミング命令を含むことができる。ボウリング管理システム620は、続いて、1つ以上の付加的な特殊効果622、再生装置624、ビデオ効果626、音響効果628、霧効果630、ヘイズ効果632、二酸化炭素効果634、雪効果636、バブル効果638、紙吹雪効果640、及び/又は他の効果をトリガーすることができる。
【0122】
様々な実施形態によれば、ボウリング管理システム620との相互接続により、ビデオマスキングシステム774、ビデオピンデッキプロジェクションマッピングシステム656、ボウラーアプローチプロジェクションマッピングシステム746、及び/又はLEDビデオディスプレイパネル772のいずれか又は全てのディスプレイに同時にビデオコンテンツを表示することができる。
【0123】
本開示の追加の例及び実施形態
【0124】
再び
図1~
図4を参照して、動作中、ビデオ信号は、映画、テレビチャンネル、メディアサーバ/プレイヤ、インターネット装置(アップルTV/ROKU等)、PC、ゲームコンソール、DVDプレイヤ、Blu-Ray(登録商標)プレイヤ、カメラシステム、スマートフォン、タブレットPC、デジタルサイネージプレイヤ又は装置等のビデオ投影システム10に配信することができ、これらのビデオソースを備えたスコアリングシステム200は、コンピュータ化された特殊効果設備によって処理され、集中管理システム300により指示されることができる。ビデオソースは、コンピュータ化された特殊効果設備システム及び集中管理システム300によって管理され、各ビデオプロジェクター又は複数のプロジェクターが本開示の態様に応じてビデオ及び/又は他の効果を表示することができる。
【0125】
例えば、各ビデオプロジェクターは、ビデオプロジェクターの組み合わせがより大きな画像を生成するように、元のビデオ信号の異なる部分を表示することができる。これは、マトリクスビデオウォールと呼ばれる(すなわち、3X3表示マトリクスは、1つのビデオを1つのプロジェクターの9倍の面積に表示することができる)。これは、ビデオプロジェクターの出力のハード又はソフトエッジブレンドにより行われてもよい。ボウリングセンター内では、この技術をビデオマスクで使用して、ボウリングセンター内の全てのレーンに跨って、単一で非常に大きな画像、ビデオあるいはこれらのビデオソースのいずれかを表示したり、ボウリングセンター内の全てのレーン(例えば、レーン1からレーン30まで)を移動/スクロールする広告バナーを表示することができる。マスキングユニット上の典型的なマトリックスビデオウォールは、30レーン分の1x15ウォールである。マトリックスビデオウォールの任意の組み合わせ及びサイズが可能である。あるいは、1つ以上のビデオ画面を用いてマスキングユニット用のビデオウォールを提供してもよい。例えば、上述したようなビデオプロジェクターに加えて又はこれに代えて、3X3マトリクス型のフラットパネルディスプレイを用いてビデオウォールを作成してもよい。
【0126】
さらに、動作中、ビデオ投影システム10は、ボウリングセンター全体に散在するビデオプロジェクターの任意の配列であってもよく、例えば、
図4に示されたボウリングレーンの上にある。このようなビデオプロジェクターの配列によれば、カメラ装置(又は他の検出装置)(例えば、トラッキングカメラ415)を用いて、ビデオ投影表面領域を横断する人及び物体を識別し、ビデオ投影表示領域内の人又は物体/物体のモーションに応じて、システムが反応して投影装置により表示されている画像を変更することができるようにすることができる。実施形態では、ビデオプロジェクターの配列は、集中管理システム300によって管理される。集中管理システム300によって多くの種類の照明器具を制御して、ボウリングセンター内に照明効果と「ムード」を作成することもできる。これらの照明器具は、ボウリングレーン55、アプローチエリア65、ピンデッキ420、マスキングユニット45、建築照明85、壁又は任意の表面25の上方に設置されたLED照明などの多色照明器具であってもよい。LED照明などの多色照明器具は、集中管理システム300による管理により、レーン表面200a及び200b、アプローチ35、ピン45、マスキングユニット55、建築照明85、ボウリングセンターの壁又は任意の表面25へ照明効果を投影して、表面の色の外観を変更しボウリングセンターの表面に素晴らしい視覚効果を作成する。
【0127】
したがって、1つ以上の実施形態では、本開示は、ボウリングセンターでボウリングスコアリング・管理システム100により使用される、投影照明効果システムの対話を提供し、これにより、これらのシステムが配信するビデオコンテンツ、音響及び照明コンテンツが、ボウリングレーンで発生する(またスコアリングシステム200、トラッキングシステム415、近接センサー100、圧力センサー95によって知られて管理される)スコアリングゲーム及びイベントを含む多くの異なるイベントに応答することができる。その結果、ボウリングスコアリング及び管理システム100は、ビデオ投影システム10(ボウラー及び/又はボウリングボールとの対話のためのカメラ/センサー/検出装置の有無に関わらず)及び/又はボウリングセンター内のビデオカメラ40、建築照明システム85、音響システム75、照明システム30によって配信されるビデオコンテンツを駆動し、影響を与えることができる。
【0128】
ビデオ、音響及び照明システムにコンピュータ化された制御と標準化されたインターフェースを備えることができるため、この統合と対話を様々な方法で実現できる(すなわち、ビデオプロジェクターを制御するコンピュータ化されたシステムがコンピュータであるため、そこで実行されるコンピュータソフトウェアは、イーサーネットを介してボウリングスコアリングシステムによって入力を取得することができる)。例えば、効果照明制御システムは、シリアル、赤外線、ASCII、HEX、コンタクトクロージャ、イーサーネット接続を介してボウリングスコアリング・管理システムと対話するように設定可能なDMXコントローラであってもよい。
【0129】
これらの装置をボウリングスコアリング・管理システムにリンクすることによって実現される対話の例には、重要性に関わらず、とりわけ以下の機能を含む。
I.ボウリングスコアリング・管理システム100内で任意の利用可能な図形、環境、スコアリングデータをボウリングレーン、アプローチ、マスキングユニット又はその他の表面に拡張する。
II.ボウラーがスコアリングコンソール又はモバイル装置を使用して、ボウリングレーン、アプローチ、マスキングユニット又はその他の表面に投影するコンテンツを選択できるようにする。例えば、スコアリングシステム内には、ユーザーが画像又はアニメーションを選択してレーン表面に投影できる(すなわち、ボウリングレーンから、草、氷、道路、プラズマ、星のある夜空などのように見えることできる)ゲームがあり得る。
III.ボウラーがスコアリングコンソール又はモバイル装置を介して独自のコンテンツを作成し、レーンに投影できる(例えば、様々なパターン、ブラシ及びスタンプ等を使用することにより、利用可能な子供がレーンを塗っているかのようにレーンで自分の写真を作成できる)ようにする。
IV.レーン又はその他の表面に到着したばかりのボウラーを歓迎するために、歓迎画面(又はあらゆる種類のデジタルコンテンツ)をアプローチに投影する。
V.ボウリングスコアリング・管理システム内で任意の利用可能な図形、環境又はスコアリングデータをボウリングレーン、アプローチエリア、マスキングユニット又はその他の表面に送信することができる。
VI.償還装置500に統合されて、仮想チケット、無料/割引ボウリングゲーム、飲食物クーポン、アーケードトークン、及び/又はトークンをレーン表面に投影される画像として配信する。
VII.スコアリング・管理システム由来の任意の広告メッセージ及び画像をボウリングレーン、アプローチ、マスキングユニット、及び/又は任意/全てのビデオディスプレイに表示する。
VIII.オイルパターンを表す凹凸像をボウリングレーン、アプローチ又は表面に投影する。
IX.安全警告メッセージ又は画像をレーンに投影することで、ボウラーにファールラインを越えず、ボウリングセンターの規則を尊重するように警告する。
X.ファールラインを横切る人でファール検出ユニットが始動したことをスコアリングシステムが検出すると、すぐに、ファールビデオクリップアニメーションを投影する。
XI.スコアリングシステムによって管理される任意のゲームをボウリングセンター表面、例えば、レーンの表面に拡張することで、レーンの端部から開始してアプローチエリアに向かって伸びるヒストグラムによりレーン間の競合をレーン表面で可視化することができる。各ボールが投げられる度に、対応するヒストグラムバーが伸びる。バーがアプローチエリアに到達する最初のレーンが勝つ。
XII.スコアリングシステムによって管理される任意のゲームをボウリングセンター表面、例えば、レーン表面に拡張し、ボウリングセンター全体のレーン表面にこのシーンを表示する(すなわち、列車の画像がレーン1から進入して全ての隣接するレーンを横切って移動し、毎回アプローチに近けるように数回往復する。列車が停止すると、全てのドアが開き、列車車両の1つから「勝った!」というバナーが表示される)。
XIII.モニターに表示されているものに加えて、又はその代わりに、レーン又はその他のボウリングセンター表面にスコアリング情報を直接表示する。例えば、
i.レーン、アプローチ及び/又はマスキングユニットに、ニックネーム、写真及びボウラーに関するその他のデータを表示し、
ii.最後に投げられたボールのスコア(すなわち、「7」又は「ストライク」)をレーン、アプローチ及び/又はマスキングユニットに表示し、
iii.レーン、アプローチ及び/又はマスキングユニット(すなわち、「3回連続でストライク」)で特定のアニメーションで目覚ましいスコア達成を祝い、
iv.レーン及び/又はマスキングユニットにおいてボウラーの順位及び要約データを表示し、及び/又は
v.ボウラーごとに1つのバーで名前と現在のスコアについて表示するようにレーンにヒストグラムを表示して、試合がどのように進行しているか、誰がリードし、誰がフォローしているかを直感的に示す。
XIV.ボウラーがスコアリングコンソールを使用して、レーンを通ってボールパスを追跡するコンテンツ画像(アバター)を作成できるようにする。
XV.音声システムと統合して、ボールのモーション及び/又はグラフィカルな画像に反応する特定の音声を作成する。例えば、ガターボールに音声効果が伴う。
XVI.ボウリングレーンに投影された予備のファインダーを統合して、ボウラーにレーンの矢(スコアリングシステムにおける予備のファインダーの拡張)を使用してボールを投げる場所を示す。
XVII.ボウラーがパフォーマンスを学び、改善することができるように、ボールパスをレーンに投影する(例えば、第1のボールと第2のボールに対して異なる色を用い、ボールがその間を通過すべき色付きの縞をレーン上の特定の位置に表示する)。
XVIII.ボールパスの履歴を保存し、ボウラーがボウリングパターンでどれほど一貫しているかを示すためにレーンに投影する。さらに、このような機能を利用して、ボウラーの技術を向上させる訓練を行うことができる。
XIX.このシステムを使用して、ファールラインを越えてレーンを横切るがボウリングボールのように見えない全てのものを識別することにより、ボウリングセンターの安全性を向上させ、視覚的及びソニックアラートを投影し、ピンスプットマシンを停止することにより、ボウラーに警告する。
XX.中央管理システム300によって防犯カメラシステム90を視認、監視、操作することができることにより、センターの防犯性と安全性を向上させる。
XXI.中央管理システム300のユーザーインターフェースにパニックボタン105又はインターフェースの近くの個別の隠しボタンを含めて、ボウリングセンターに潜在的な問題又はトラブルがある場合に自動的に官庁に警告することにより、防犯性と生命安全性を向上させる。
XXII.中央管理システム300に統合することにより、追加の照明、防犯システム、HVAC制御の必要性を低減する。
XXIII.システムのオン/オフタイムを統合及びスケジュールすることにより、ボウリングセンター全体のエネルギー消費を低減する。
XXIV.統合されたDMX/アートネット又は有線接続又は無線接続を備えた同様の制御を備えた設備及び表面でのLED照明の使用。これらには、ボウリングボール、ボウリングピン、備品、ボールリターン、ピンスポッター/ピンセッター、マスキングユニット、ボウリング靴、衣類、又はボウリングセンター内のその他の表面、器具、アイテムが含まれるが、これらに限定されない。
【0130】
本開示の様々な実施形態の説明は、例示の目的で提示されているが、網羅的であること、又は開示された実施形態に限定されることを意図するものではない。多くの修正及び変形は、説明される実施形態の範囲及び精神から逸脱することなく、当業者には明らかになる。本明細書で使用される用語は、実施形態の原理、市場で見られる技術に対する実際の適用又は技術的改善を最もよく説明するため、又は他の当業者が本明細書に開示される実施形態を理解できるようにするために選択された。
【国際調査報告】