(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-10
(54)【発明の名称】物品キャリアおよびそのためのブランク
(51)【国際特許分類】
B65D 71/46 20060101AFI20241003BHJP
B65D 71/48 20060101ALI20241003BHJP
【FI】
B65D71/46
B65D71/48
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024521848
(86)(22)【出願日】2022-10-09
(85)【翻訳文提出日】2024-06-07
(86)【国際出願番号】 US2022046135
(87)【国際公開番号】W WO2023064193
(87)【国際公開日】2023-04-20
(32)【優先日】2021-10-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515301030
【氏名又は名称】ウエストロック・パッケージング・システムズ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ジュリアン・メルゾー
【テーマコード(参考)】
3E067
【Fターム(参考)】
3E067AA22
3E067AC03
3E067AC12
3E067BA04B
3E067BA20C
3E067BB01C
3E067BB02C
3E067BB14C
3E067BC04C
3E067CA24
3E067DA08
3E067EA01
3E067EC03
3E067EC38
3E067ED06
3E067EE12
3E067FA01
3E067FC06
(57)【要約】
本開示の態様は、パッケージ、1つまたは複数の物品を梱包するための物品キャリア(90;190;290)、キャリアを形成するためのブランク(10;110;210;310)、および1つまたは複数の物品を梱包する方法に関する。キャリア(90;190;290)は、それぞれの物品(B)を受け入れ、それにメインパネル(12;112;212;312)を固定するための1つまたは複数の物品保持構造(RT1、RT2)を有するメインパネル(12;112;212;312)を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの物品を梱包するための物品キャリアであって、前記物品キャリアが、物品に係合するための少なくとも1つの物品保持構造であって、前記物品保持構造から前記物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備え、前記物品キャリアが、第1のヒンジ連結によって前記係合パネルにヒンジ連結された少なくとも1つの内側パネルと、第2のヒンジ連結によって前記内側パネルにヒンジ連結された外側パネルと、前記外側パネルと一体であり、前記内側パネルを分断するように前記内側パネルから打ち出された延長タブとを備える、物品キャリア。
【請求項2】
前記内側パネルが前記外側パネルと向かい合う関係で配置される、請求項1に記載の物品キャリア。
【請求項3】
前記延長タブが前記第1のヒンジ連結から前記第2のヒンジ連結まで延在する、請求項1に記載の物品キャリア。
【請求項4】
前記延長タブが前記内側パネルを一対の離間したパネル部分に分離する、請求項3に記載の物品キャリア。
【請求項5】
前記延長タブが少なくとも部分的に切断線によって画定される、請求項1に記載の物品キャリア。
【請求項6】
前記切断線の一部分が前記係合パネルの縁部を画定する、請求項1に記載の物品キャリア。
【請求項7】
前記延長タブは、前記延長タブから延在するローブ部分を備え、前記ローブ部分が、前記係合パネルから、ほぼ一対の物品保持構造の間に配置された領域から打ち出される、請求項1に記載の物品キャリア。
【請求項8】
少なくとも1つの物品を梱包するための物品キャリアであって、前記物品キャリアが、物品に係合するための少なくとも1つの物品保持構造であって、前記物品保持構造から前記物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備え、前記物品キャリアが、第1のサイドパネルと、第2のサイドパネルと、前記第1のサイドパネルと第2のサイドパネルとの間に延在する端部パネル構造とを備え、前記端部パネル構造が、前記係合パネルにヒンジ連結された端部パネルと、ハンドルパネルとを備え、前記ハンドルパネルが、前記第1のサイドパネルと第2のサイドパネルとの間に延在するハンドルストラップの一部を形成し、前記ハンドルパネルが、前記端部パネルから前記ハンドルパネルを分離する切断線によって少なくとも部分的に画定され、前記切断線が、中間部分および対向する端部分を備え、前記対向する端部分が、前記中間部分に対して、かつ前記端部パネルと前記係合パネルとの間の折線から分岐して配置される、物品キャリア。
【請求項9】
前記ハンドルパネルが前記端部パネルを一対の離間したパネル部分に分離する、請求項8に記載の物品キャリア。
【請求項10】
前記一対の離間したパネル部分の各々がほぼ三角形の形状である、請求項8に記載の物品キャリア。
【請求項11】
前記端部パネル構造が前記端部パネルの各端部に結合された固定パネルを備える、請求項8に記載の物品キャリア。
【請求項12】
前記端部パネル構造が前記ハンドルパネルの各端部に結合された固定パネルを備える、請求項11に記載の物品キャリア。
【請求項13】
前記切断線が前記ハンドルパネルの各端部において前記固定パネルの間に延在する、請求項12に記載の物品キャリア。
【請求項14】
前記切断線が、前記物品キャリアによって係合された物品の側壁と接触する前記端部パネル構造のパネルの一部分の各端部で終端するように構成される、請求項8に記載の物品キャリア。
【請求項15】
少なくとも1つの物品を梱包するための物品キャリアであって、前記物品キャリアが、物品に係合するための少なくとも2つの物品保持構造であって、前記物品保持構造から前記物品を吊り下げるための少なくとも2つの物品保持構造を有する係合パネルを備え、前記物品キャリアが、前記係合パネルに結合された第1のパネルと、前記第1のパネルと一体であり、ローブ部分を有する延長タブとを備え、前記ローブ部分が、前記係合パネルから、ほぼ一対の物品保持構造の間に配置された領域から打ち出される、物品キャリア。
【請求項16】
少なくとも1つの物品を梱包するための物品キャリアであって、前記物品キャリアが、物品に係合するための少なくとも1つの物品保持構造であって、前記物品保持構造から前記物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備え、前記物品キャリアが、前記係合パネルの上に配置され、それから離間した一対のカバーパネルを備え、各カバーパネルが切欠きを備え、前記一対のカバーパネルのうちの第1のカバーパネルの前記切欠きが、前記一対のカバーパネルのうちの第2のカバーパネルの前記切欠きに隣接して配置され、前記切欠きがともに、それとともに位置合わせされて配置された前記係合パネルの一部分、またはそれに隣接して配置されたパネルにアクセスするためのアクセス機構を画定する、物品キャリア。
【請求項17】
前記アクセス機構に隣接して配置された前記パネルが、前記係合パネルに隣接して配置されたハンドルパネルである、請求項16に記載の物品キャリア。
【請求項18】
少なくとも1つの物品を梱包するための物品キャリアであって、前記物品キャリアが、物品に係合するための少なくとも1つの物品保持構造であって、前記物品保持構造から前記物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備え、前記物品キャリアが、第1の表面および反対側の第2の表面を有する基材から形成され、前記物品キャリアが、前記係合パネルに結合された第1の外部パネルを備え、前記第1の外部パネルが、前記物品キャリアの外面として前記基材の前記第1の表面を提示し、第2の外部パネルが前記係合パネルに結合され、前記第2の外部パネルが、前記物品キャリアの外面として前記基材の前記第2の表面を提示する、物品キャリア。
【請求項19】
前記係合パネルと係合する少なくとも1つの物品を備え、前記第1の外部パネルが、前記係合パネルの上方に配置された前記物品の領域の周りで第1の方向に前記係合パネルに対して折り畳まれる、請求項18に記載の物品キャリア。
【請求項20】
前記第1の外部パネルがサイドパネルである、請求項19に記載の物品キャリア。
【請求項21】
前記第1の外部パネルがカバーパネルである、請求項19に記載の物品キャリア。
【請求項22】
前記第2の外部パネルが、前記係合パネルの下方に配置された前記物品の領域の周りで第2の対向する方向に前記係合パネルに対して折り畳まれる、請求項19に記載の物品キャリア。
【請求項23】
前記第2の外部パネルが端部パネルである、請求項19に記載の物品キャリア。
【請求項24】
前記端部パネルが前記係合パネルにヒンジ連結され、前記端部パネルから延在する少なくとも1つのタブを備え、前記タブが、前記係合パネルから打ち出され、前記係合パネル内の物品保持構造を形成する開口部の周りに配置された環状の一連の係合歯を分断する、請求項19に記載の物品キャリア。
【請求項25】
前記環状の一連の係合歯が少なくとも1つの凹部によって分断される、請求項19に記載の物品キャリア。
【請求項26】
前記少なくとも一つの凹部が、前記少なくとも一つのタブに対向して配置される、請求項25に記載の物品キャリア。
【請求項27】
少なくとも1つの物品を梱包するための物品キャリアであって、前記物品キャリアが、物品に係合するための少なくとも1つの物品保持構造であって、前記物品保持構造から前記物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備え、前記物品キャリアが、一対の対向するサイドパネルのそれぞれ1つによって前記係合パネルに結合された一対のカバーパネルを備え、前記カバーパネルの各々が、前記係合パネルの上に配置され、それから離間し、各カバーパネルがキールパネルおよび少なくとも1つの固定デバイスを備え、前記固定デバイスが、物品と係合するための前記キールパネル内の係合縁部を備え、前記キールパネルのうちの第1のキールパネルが、前記キールパネルのうちの第2のキールパネルから分離され、離間している、物品キャリア。
【請求項28】
前記係合パネルが、組立て中に前記物品キャリアを取り扱うための少なくとも1つの工具開口部を備え、前記キールパネルが前記少なくとも1つの工具開口部を少なくとも部分的に隠す、請求項27に記載の物品キャリア。
【請求項29】
物品キャリアを形成するブランクであって、前記ブランクが、物品に係合するための少なくとも1つの物品保持構造であって、前記物品保持構造から前記物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備え、前記ブランクが、第1のヒンジ連結によって前記係合パネルにヒンジ連結された少なくとも1つの内側パネルと、第2のヒンジ連結によって前記内側パネルにヒンジ連結された外側パネルと、前記外側パネルと一体であり、前記内側パネルを分断するように前記内側パネルから打ち出された延長タブとを備える、ブランク。
【請求項30】
物品キャリアを形成するブランクであって、前記ブランクが、物品に係合するための少なくとも1つの物品保持構造であって、前記物品保持構造から前記物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備え、前記ブランクが、第1のサイドパネルと、第2のサイドパネルと、前記第1のサイドパネルと第2のサイドパネルとの間に延在する端部パネル構造とを備え、前記端部パネル構造が、前記係合パネルにヒンジ連結された端部パネルと、ハンドルパネルとを備え、前記ハンドルパネルが、前記第1のサイドパネルと第2のサイドパネルとの間に延在するハンドルストラップの一部を形成し、前記ハンドルパネルが、前記端部パネルから前記ハンドルパネルを分離する切断線によって少なくとも部分的に画定され、前記切断線が、中間部分および対向する端部分を備え、前記対向する端部分が、前記中間部分に対して、かつ前記端部パネルと前記係合パネルとの間の折線から分岐して配置される、ブランク。
【請求項31】
物品キャリアを形成するブランクであって、前記ブランクが、物品に係合するための少なくとも2つの物品保持構造であって、前記物品保持構造から前記物品を吊り下げるための少なくとも2つの物品保持構造を有する係合パネルを備え、前記ブランクが、前記係合パネルに結合された第1のパネルと、前記第1のパネルと一体であり、ローブ部分を有する延長タブとを備え、前記ローブ部分が、前記係合パネルから、ほぼ一対の物品保持構造の間に配置された領域から打ち出される、ブランク。
【請求項32】
物品キャリアを形成するブランクであって、前記ブランクが、物品に係合するための少なくとも1つの物品保持構造であって、前記物品保持構造から前記物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備え、前記ブランクが、組み立てられたキャリアにおいて、前記係合パネルの上に配置され、それから離間するように構成された一対のカバーパネルを備え、各カバーパネルが切欠きを備え、前記一対のカバーパネルのうちの第1のカバーパネルの前記切欠きが、前記一対のカバーパネルのうちの第2のカバーパネルの前記切欠きに隣接して配置され、前記切欠きがともに、それとともに位置合わせされて配置された前記係合パネルの一部分、またはそれに隣接して配置されたパネルにアクセスするためのアクセス機構を画定する、ブランク。
【請求項33】
物品キャリアを形成するブランクであって、前記ブランクが、物品に係合するための少なくとも1つの物品保持構造であって、前記物品保持構造から前記物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備え、前記ブランクが、第1の表面および反対側の第2の表面を有する基材から形成され、前記ブランクが、前記係合パネルに結合された第1の外部パネルを備え、前記第1の外部パネルが、組み立てられた状態の前記物品キャリアの外面として前記基材の前記第1の表面を提示し、第2の外部パネルが前記係合パネルに結合され、前記第2の外部パネルが、組み立てられた状態の前記物品キャリアの外面として前記基材の前記第2の表面を提示する、ブランク。
【請求項34】
物品キャリアを形成するブランクであって、前記ブランクが、物品に係合するための少なくとも1つの物品保持構造であって、前記物品保持構造から前記物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備え、前記ブランクが、一対の対向するサイドパネルのそれぞれ1つによって前記係合パネルに結合された一対のカバーパネルを備え、前記カバーパネルの各々が、組み立てられたキャリアにおいて、前記係合パネルの上に配置され、それから離間するように構成され、各カバーパネルがキールパネルを備え、各キールパネルが、物品と係合するための前記キールパネル内の係合縁部を画定する切欠きを備える少なくとも1つの固定デバイスを備え、前記キールパネルのうちの第1のキールパネルが、組み立てられた状態の前記キールパネルのうちの第2のキールパネルから分離され、離間している、ブランク。
【請求項35】
少なくとも1つの物品を梱包するための物品キャリアであって、前記物品キャリアが、物品に係合するための第1の係合デバイスであって、前記第1の係合デバイスから前記物品を吊り下げるための第1の係合デバイスを形成する少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備え、前記物品キャリアが、前記係合パネルの上に配置され、それから離間した少なくとも1つのカバーパネルを備え、前記少なくとも1つのカバーパネルが、係合縁部を提供し、前記下側係合デバイスと垂直に位置合わせされた第2の係合デバイスを備え、前記下側係合デバイスが、前記上側係合デバイスの前記係合縁部と位置合わせされた歯のない領域を備える、物品キャリア。
【請求項36】
物品キャリアを形成するブランクであって、前記ブランクが、物品に係合するための第1の係合デバイスであって、前記第1の係合デバイスから前記物品を吊り下げるための第1の係合デバイスを形成する少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備え、前記ブランクが、前記係合パネルの上に配置され、それから離間するように構成された少なくとも1つのカバーパネルを備え、前記少なくとも1つのカバーパネルが、係合縁部を提供する第2の係合デバイスを備え、前記第2の係合デバイスが、組み立てられたキャリアにおいて前記下側係合デバイスと垂直に位置合わせされるように配置され、前記下側係合デバイスが、組み立てられたキャリアにおいて前記上側係合デバイスの前記係合縁部と位置合わせされた歯のない領域を備える、ブランク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2021年10月11日に出願された米国仮特許出願第63/254,354号の優先権を主張する。
【0002】
本発明は、梱包、物品キャリアおよびそれを形成するためのブランク、ならびに物品を梱包する方法に関する。より具体的には、排他的ではないが、本発明は、その中に物品を受け入れて保持するための1つまたは複数の開口部を有するトップグリップタイプのキャリアに関する。
【背景技術】
【0003】
梱包の分野では、複数の物品を搬送するためのカートンを提供することが知られている。カートンは当技術分野でよく知られており、消費者が消費用の物品グループを搬送、保管、およびアクセスすることを可能にするために有用である。コストおよび環境を考慮するために、そのようなカートンまたはキャリアは、可能な限り少ない材料から形成され、それらが形成される材料に生じる無駄を可能な限り少なくする必要がある。さらなる考慮事項は、カートンの強度、および大きい重量の物品を保持および搬送するためのその適合性である。カートンの中身はカートン内に固定されていることが望ましい。
【0004】
キャリアのパネルに開口部が形成されたトップグリップ物品キャリアを提供することがよく知られており、タブは前記パネルから打ち出され、開口部の周りに配置される。タブは、物品が開口部に受け入れられると、前記パネルの平面外に移され、前記タブは、ほぼ物品のフランジまたはリップの周りで物品と係合し、物品は、タブが打ち出されたパネルから吊り下げ可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、通常、板紙などから形成されるカートンの梱包の分野における改善、および前記カートンの組立てのための装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様は、少なくとも1つの物品を梱包するための物品係合キャリアを提供する。キャリアは、物品に係合し、そこから物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備える。キャリアは、第1のヒンジ連結によって係合パネルにヒンジ連結された少なくとも1つの内側パネルと、第2のヒンジ連結によって内側パネルにヒンジ連結された外側パネルと、外側パネルと一体であり、内側パネルを分断するように内側パネルから打ち出された延長タブとを備える。
【0007】
任意選択で、内側パネルは外側パネルと向かい合う関係で配置される。
【0008】
任意選択で、延長タブは第1のヒンジ連結から第2のヒンジ連結まで延在する。
【0009】
任意選択で、延長タブは内側パネルを一対の離間したパネル部分に分離する。
【0010】
任意選択で、延長タブは切断線によって少なくとも部分的に画定される。
【0011】
任意選択で、切断線の一部分は係合パネルの縁部を画定する。
【0012】
任意選択で、延長タブはそこから延在するローブ部分を備え、ローブ部分は、係合パネルから、ほぼ一対の物品保持構造の間に配置された領域から打ち出される。
【0013】
本発明の第2の態様は、少なくとも1つの物品を梱包するための物品係合キャリアを提供する。キャリアは、物品に係合し、そこから物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備える。キャリアは、第1のサイドパネルと、第2のサイドパネルと、第1のサイドパネルと第2のサイドパネルとの間に延在する端部パネル構造とを備える。端部パネル構造は、係合パネルにヒンジ連結された端部パネルと、ハンドルパネルとを備える。ハンドルパネルは、第1のサイドパネルと第2のサイドパネルとの間に延在するハンドルストラップの一部を形成する。ハンドルパネルは、端部パネルからハンドルパネルを分離する切断線によって少なくとも部分的に画定される。切断線は、中間部分および対向する端部分を備える。対向する端部分は、中間部分に対して、かつ端部パネルと係合パネルとの間の折線から分岐して配置される。
【0014】
任意選択で、ハンドルパネルは端部パネルを一対の離間したパネル部分に分離する。
【0015】
任意選択で、一対の離間したパネル部分の各々はほぼ三角形の形状である。
【0016】
任意選択で、端部パネル構造は端部パネルの各端部に結合された固定パネルを備える。
【0017】
任意選択で、端部パネル構造はハンドルパネルの各端部に結合された固定パネルを備える。
【0018】
任意選択で、切断線はハンドルパネルの各端部の固定パネルの間に延在する。
【0019】
任意選択で、切断線は、物品キャリアによって係合された物品の側壁と接触する端部パネル構造のパネルの一部分の各端部で終端するように構成される。
【0020】
本発明の第3の態様は、少なくとも1つの物品を梱包するための物品係合キャリアを提供する。キャリアは、物品に係合し、そこから物品を吊り下げるための少なくとも2つの物品保持構造を有する係合パネルを備える。キャリアは、係合パネルに結合された第1のパネルと、第1のパネルと一体であり、ローブ部分を有する延長タブとを備える。ローブ部分は、係合パネルから、ほぼ一対の物品保持構造の間に配置された領域から打ち出される。
【0021】
本発明の第4の態様は、少なくとも1つの物品を梱包するための物品係合キャリアを提供する。キャリアは、物品に係合し、そこから物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備える。キャリアは、係合パネルの上に配置され、それから離間した一対のカバーパネルを備える。各カバーパネルは切欠きを備える。一対のカバーパネルのうちの第1のカバーパネルの切欠きは、一対のカバーパネルのうちの第2のカバーパネルの切欠きに隣接して配置され、切欠きはともに、それとともに位置合わせされて配置された係合パネルの一部分、またはそれに隣接して配置されたパネルにアクセスするためのアクセス機構を画定する。
【0022】
任意選択で、アクセス機構は、係合パネルに隣接して配置されたハンドルパネルへのアクセスを可能にする。
【0023】
本発明の第5の態様は、少なくとも1つの物品を梱包するための物品係合キャリアを提供する。キャリアは、物品に係合し、そこから物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備える。キャリアは、第1の表面および反対側の第2の表面を有する基材から形成される。キャリアは、係合パネルに結合された第1の外部パネルを備える。第1の外部パネルは、キャリアの外面として基材の第1の表面を提示する。第2の外部パネルは係合パネルに結合され、第2の外部パネルは、キャリアの外面として基材の第2の表面を提示する。
【0024】
任意選択で、少なくとも1つの物品が係合パネルと係合し、第1の外部パネルは、係合パネルの上方に配置された物品の領域の周りで第1の方向に係合パネルに対して折り畳まれる。
【0025】
任意選択で、第1の外部パネルはサイドパネルである。
【0026】
任意選択で、第1の外部パネルはカバーパネルである。
【0027】
任意選択で、第2の外部パネルは、係合パネルの下方に配置された物品の領域の周りで第2の対向する方向に係合パネルに対して折り畳まれる。
【0028】
任意選択で、第2の外部パネルは端部パネルである。
【0029】
任意選択で、端部パネルは係合パネルにヒンジ連結され、そこから延在する少なくとも1つのタブを備え、タブは、係合パネルから打ち出され、係合パネル内の物品保持構造を形成する開口部の周りに配置された環状の一連の係合歯を分断する。
【0030】
任意選択で、環状の一連の係合歯は少なくとも1つの凹部によって分断される。
【0031】
任意選択で、少なくとも1つの凹部は少なくとも1つのタブに対向して配置される。
【0032】
本発明の第6の態様は、少なくとも1つの物品を梱包するための物品係合キャリアを提供する。キャリアは、物品に係合し、そこから物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備える。キャリアは、一対の対向するサイドパネルのそれぞれ1つによって係合パネルに結合された一対のカバーパネルを備える。カバーパネルの各々は、係合パネルの上に配置され、それから離間している。各カバーパネルはキールパネルを備える。各キールパネルは、物品と係合するためのキールパネル内の係合縁部を画定する切欠きを備える少なくとも1つの固定デバイスを備える。キールパネルのうちの第1のキールパネルは、キールパネルのうちの第2のキールパネルから分離され、離間している。
【0033】
任意選択で、係合パネルは、組立て中にキャリアを取り扱うための少なくとも1つの工具開口部を備え、キールパネルは少なくとも1つの工具開口部を少なくとも部分的に隠す。
【0034】
本発明の第7の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。キャリアは、物品に係合し、そこから物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備える。ブランクは、第1のヒンジ連結によって係合パネルにヒンジ連結された少なくとも1つの内側パネルと、第2のヒンジ連結によって内側パネルにヒンジ連結された外側パネルと、外側パネルと一体であり、内側パネルを分断するように内側パネルから打ち出された延長タブとを備える。
【0035】
本発明の第8の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、物品に係合し、そこから物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備える。ブランクは、第1のサイドパネルと、第2のサイドパネルと、第1のサイドパネルと第2のサイドパネルとの間に延在する端部パネル構造とを備える。端部パネル構造は、係合パネルにヒンジ連結された端部パネルと、ハンドルパネルとを備える。ハンドルパネルは、第1のサイドパネルと第2のサイドパネルとの間に延在するハンドルストラップの一部を形成する。ハンドルパネルは、端部パネルからハンドルパネルを分離する切断線によって少なくとも部分的に画定される。切断線は、中間部分および対向する端部分を備える。対向する端部分は、中間部分に対して、かつ端部パネルと係合パネルとの間の折線に対して、分岐して配置される。
【0036】
本発明の第9の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、物品に係合し、そこから物品を吊り下げるための少なくとも2つの物品保持構造を有する係合パネルを備える。ブランクは、係合パネルに結合された第1のパネルと、第1のパネルと一体であり、ローブ部分を有する延長タブとを備える。ローブ部分は、係合パネルから、ほぼ一対の物品保持構造の間に配置された領域から打ち出される。
【0037】
本発明の第10の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、物品に係合し、そこから物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備える。ブランクは、組み立てられたキャリアにおいて、係合パネルの上に配置され、それから離間するように構成された一対のカバーパネルを備える。各カバーパネルは切欠きを備える。一対のカバーパネルのうちの第1のカバーパネルの切欠きは、一対のカバーパネルのうちの第2のカバーパネルの切欠きに隣接して配置され、切欠きはともに、それとともに位置合わせされて配置された係合パネルの一部分、またはそれに隣接して配置されたパネルにアクセスするためのアクセス機構を画定する。
【0038】
本発明の第11の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、物品に係合し、そこから物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備える。ブランクは、第1の表面および反対側の第2の表面を有する基材から形成される。ブランクは、係合パネルに結合された第1の外部パネルを備える。第1の外部パネルは、組み立てられた状態のキャリアの外面として基材の第1の表面を提示する。第2の外部パネルは係合パネルに結合される。第2の外部パネルは、組み立てられた状態のキャリアの外面として基材の第2の表面を提示する。
【0039】
本発明の第12の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、物品に係合し、そこから物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備える。ブランクは、一対の対向するサイドパネルのそれぞれ1つによって係合パネルに結合された一対のカバーパネルを備える。カバーパネルの各々は、組み立てられたキャリアにおいて、係合パネルの上に配置され、それから離間するように構成される。各カバーパネルはキールパネルを備える。各キールパネルは、物品と係合するためのキールパネル内の係合縁部を画定する切欠きを含む少なくとも1つの固定デバイスを備える。キールパネルのうちの第1のキールパネルは、組み立てられた状態でキールパネルのうちの第2のキールパネルから分離され、離間している。
【0040】
本発明の第13の態様は、少なくとも1つの物品を梱包するための物品キャリアを提供する。物品キャリアは、物品に係合し、そこから物品を吊り下げるための第1の係合デバイスを形成する少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備える。物品キャリアは、係合パネルの上に配置され、それから離間した少なくとも1つのカバーパネルを備える。少なくとも1つのカバーパネルは、係合縁部を提供し、下側係合デバイスと垂直に位置合わせされた第2の係合デバイスを備える。下側係合デバイスは、上側係合デバイスの係合縁部と位置合わせされた歯のない領域を備える。
【0041】
本発明の第14の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、物品に係合し、そこから物品を吊り下げるための第1の係合デバイスを形成する少なくとも1つの物品保持構造を有する係合パネルを備える。ブランクは、係合パネルの上に配置され、それから離間するように構成された少なくとも1つのカバーパネルを備える。少なくとも1つのカバーパネルは、係合縁部を提供する第2の係合デバイスを備え、第2の係合デバイスは、組み立てられたキャリアにおいて、下側係合デバイスと垂直に位置合わせされるように配置される。下側係合デバイスは、組み立てられたキャリアにおいて、上側係合デバイスの係合縁部と位置合わせされた歯のない領域を備える。
【0042】
本発明のさらなる特徴および利点は、図面に示され、以下に説明される特定の実施形態から明らかになる。
【0043】
本出願の範囲内で、前の段落、特許請求の範囲、ならびに/または以下の説明および図面に記載された様々な態様、実施形態、例、特徴、および代替形態は、独立して、またはそれらの任意の組合せで考慮または採用され得ることが想定または意図される。
【0044】
1つの実施形態とともに、またはそれに関連して記載される特徴または要素は、特徴の不適合性がない限り、すべての実施形態に適用可能である。1つの実施形態からの1つまたは複数の特徴または要素は、本明細書に開示された他の実施形態のいずれかに組み込まれてもよく、またはそれらと組み合わされてもよく、前記1つの実施形態から抽出された前記特徴または要素は、前記他の実施形態の1つまたは複数の特徴または要素に加えて、またはそれらの代わりに含まれてもよい。
【0045】
本明細書に開示された一実施形態の特徴または特徴の組合せは、その実施形態の他の特徴から分離して抽出されてもよい。あるいは、一実施形態の特徴または特徴の組合せは、その実施形態から省略されてもよい。
【0046】
ここで、添付の図面を参照して本発明の例示的な実施形態が記載される。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【
図1】本開示の一実施形態による、キャリアを形成するためのブランクの上方からの平面図である。
【
図2】
図1のブランクから形成されたキャリアの上方からの斜視図である。
【
図3】本開示の別の実施形態による、キャリアを形成するためのブランクの上方からの平面図である。
【
図4】
図3のブランクから形成されたキャリアの上方からの斜視図である。
【
図6】使用中の搬送ハンドルを示す
図4のキャリアの斜視図である。
【
図7】本開示のさらに別の実施形態による、キャリアを形成するためのブランクの上方からの平面図である。
【
図8】
図7のブランクから形成されたキャリアの上方からの斜視図である。
【
図9】本開示のまたさらに別の実施形態による、キャリアを形成するためのブランクの上方からの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0048】
パッケージ、ブランク、およびキャリアの具体的な実施形態の詳細な説明が本明細書に開示されている。開示された実施形態は、本発明の特定の態様を実装することができる方法の単なる例であり、本発明が具現化され得るすべての方法の網羅的なリストを表すものではないことが理解されよう。本明細書で使用される「例示的」という用語は、例示、標本、モデル、またはパターンとして機能する実施形態を指すために広範に使用される。実際、本明細書に記載されたパッケージ、ブランク、およびキャリアは、様々な代替の形態で具現化され得ることが理解されよう。図は必ずしも縮尺通りではなく、いくつかの特徴は、特定の構成要素の詳細を示すために誇張または最小化される場合がある。よく知られた構成要素、材料、または方法は、本開示を不明瞭にすることを回避するために、必ずしも詳細に記載されていない。本明細書に開示されたいかなる特定の構造的および機能的な詳細も、限定として解釈されるべきではなく、単に特許請求の範囲の基礎として、かつ本発明を様々に使用することを当業者に教示するための代表的な基礎として解釈されるべきである。
【0049】
図1を参照すると、限定はしないが、
図2に示された、以下で物品Bと呼ばれるボトルまたは缶などの一次製品のグループを収容および搬送するための、
図2に示されたカートンまたはキャリア90を形成することが可能なブランク10の平面図が示されている。物品Bはほぼ円筒形であってもよく、物品Bは、少なくともキャリア90と係合する領域の周りに円形断面形状を含む場合がある。ブランク10は、少なくとも1つの一次製品の容器またはパッケージを梱包するための二次パッケージを形成する。代替のカートンまたはキャリア190;290を形成するための代替のブランク110;210;310が
図3~
図9に示されている。
【0050】
本明細書で詳述される実施形態では、「カートン」および「キャリア」という用語は、本発明の様々な特徴を例示する非限定的な目的で、一次製品容器などの物品を係合し搬送するための容器を指す。本発明の教示は、先細および/または円筒形であってもなくてもよい様々な製品容器に適用することができると考えられる。例示的な容器には、ボトル(例えば、金属製、ガラス製、またはプラスチック製のボトル)、缶(例えばアルミニウム缶)、ブリキ缶、パウチ、パケットなどが含まれる。
【0051】
ブランク10;110;210;310は、適切な基材のシートから形成される。本明細書で使用される「適切な基材」という用語は、板紙、段ボール、厚紙、プラスチック、それらの組合せなどのすべての種類の折り畳み可能なシート材料を含むことを理解されたい。例えば、以下でより詳細に記載されるキャリア構造を提供するために、適切な場合、1つまたは他の数のブランクが使用される場合があることを認識されたい。
【0052】
本明細書に記載された梱包構造またはカートンは、板紙などのシート材料から形成される場合があり、それらはその強度を高めるために材料で作製またはコーティングされる場合がある。そのようなシート材料の一例は、WestRock Company製の引裂耐性のNATRALOCK(登録商標)板紙である。引裂耐性材料は、パッケージの引裂耐性の改善に役立つために、2つ以上の層によって提供される場合があることに留意されたい。通常、シート材料の1つの表面は、他の表面とは異なる特性を有する場合がある。例えば、完成されたパッケージから外側に面するシート材料の表面は、特に滑らかな場合があり、良好な印刷性を提供するために粘土コーティングまたは他の表面処理などのコーティングを有する場合がある。一方、内側に面するシート材料の表面には、引裂耐性、良好な接着性、ヒートシール適性、または他の所望の機能特性のうちの1つまたは複数などの特性を提供するために、コーティング、層、処理が施されてもよく、または他の方法で調製されてもよい。
【0053】
図示された実施形態では、ブランク10;110;210;310は、例示的な配置の例示的な物品Bを梱包するためのカートンまたはキャリア90;190;290を形成するように構成される。
図1に示された実施形態では、配置は2×4の行列または配列であり、4つの物品Bの2つの行が提供され、物品Bは飲料缶である。
図3~
図9に示された実施形態では、配置は2×3の行列または配列であり、3つの物品Bの2つの行が提供され、物品Bは飲料缶である。あるいは、ブランク10;110;210;310は、他のタイプ、数、およびサイズの物品を梱包するための、かつ/または異なる配置もしくは構成の物品を梱包するためのキャリアを形成するように構成することができる。
【0054】
図1を参照すると、キャリア90(
図2参照)の係合パネルを形成するためのメインパネル16を含む複数のパネル12、14、16、18、20を備えるブランク10が示されている。
【0055】
ブランク10は、折線15の形態のヒンジ連結によってメインパネル16の第1の側面にヒンジ連結された第1のサイドパネル14を含む。ブランク10は、折線17の形態のヒンジ連結によってメインパネル16の第2の側面にヒンジ連結された第2のサイドパネル18を含む。
【0056】
ブランク10は、折線13の形態のヒンジ連結によって第1のサイドパネル14にヒンジ連結された第1のトップまたはカバーパネル12を含む。ブランク10は、折線19の形態のヒンジ連結によって第2のサイドパネル18にヒンジ連結された第2のトップまたはカバーパネル20を含む。
【0057】
ブランク10は、折線23の形態のヒンジ連結によってメインパネル16の第1の端部にヒンジ連結された第1の端部パネル22を含む。ブランク10は、折線25の形態のヒンジ連結によってメインパネル16の第2の側面にヒンジ連結された第2の端部パネル24を含む。
【0058】
メインパネル16は、少なくとも1つの物品保持構造RT1、RT2を含む。図示された実施形態では、メインパネル16は、複数の物品保持構造RT1、RT2、具体的には4×2の行列または配列に配置された8つの物品保持構造RT1、RT2を含む。メインパネル16は、2行の物品保持構造RT1、RT2を備え、各行は、4つの物品保持構造RT1、RT2を備える。メインパネル16は、4列の物品保持構造RT1、RT2を備え、各列は、2つの物品保持構造RT1、RT2を備える。物品保持構造RT1、RT2の各々は、開口部A1、A2を備える場合がある。
【0059】
ブランク10は、4つの第1の物品保持構造RT1を備える。第1の物品保持構造RT1は、メインパネル16の端部に隣接して位置する。ブランク10は、4つの第2の物品保持構造RT2を備える。第2の物品保持構造RT2は、メインパネル16の第1の端部に近接して配置された第1の物品保持構造RT1の第1の対と、メインパネル16の第2の端部に近接して配置された第1の物品保持構造RT1の第2の対との間に位置する。第2の物品保持構造RT2は、本明細書では中間物品保持構造RT2とも呼ばれる。第1の物品保持構造RT1は、本明細書では端部物品保持構造RT1とも呼ばれる。
【0060】
第1の物品保持構造RT1の各々は、構造が実質的に同様である。第1の物品保持構造RT1は各々、開口部A1によって部分的に画定された物品受け入れ開口部を備える。
【0061】
第1の物品保持構造RT1は各々、開口部A1の周りに配置された複数の係合歯40、40bを備える。
【0062】
複数の歯40、40bは、折線によってメインパネル16にヒンジ連結される。折線は、複数の切断線43、45によって画定される場合がある。複数の切断線43、45は、円を画定または近似することができる。
【0063】
第1の物品保持構造RT1は、開口部A1の周りに配置された複数の第1または完全な歯40を備える場合がある。複数の第1の歯40の各々は、ヒンジ連結縁部に対向する係合縁部E1を備える。係合縁部E1は、開口部A1を画定する切断線の直線部分によって画定される。各係合縁部E1は、多角形の一部を画定する。図示された実施形態は、12個の第1の歯40を備える。各歯40は一対の側縁を備え、側縁は、多角形のそれぞれの頂点から半径方向外向きに延在する切断線41によって画定される。すなわち、開口部A1を画定する切断線の一対の隣接する直線部分の間のそれぞれの頂点から。切断線41は、互いに対して分岐して配置され、それらの間の角度を画定する。
【0064】
第1の物品保持構造RT1は、複数の第1の円周方向切断線43を備える場合がある。複数の第1の円周方向切断線43の各々は、半径方向切断線41の1つまたはその概念的延長部が複数の第1の円周方向切断線43のそれぞれ1つを2等分するように、半径方向切断線41の前記1つと位置合わせされる。
【0065】
複数の第1の円周方向切断線43の各々は、一対の隣接して配置された第1の歯40の間に連結切り目またはブリッジ部分を画定するように、それを2等分する半径方向切断線41の前記1つから離間される。
【0066】
複数の第1の円周方向切断線43の各々は、直線状であってもよい。
【0067】
第1の物品保持構造RT1は、複数の第2の円周方向切断線45を備える場合がある。複数の第2の円周方向切断線45の各々は、一対の第1の円周方向切断線43の間に配置され、各第1の歯40とメインパネル16との間に一対の連結切り目またはブリッジ部分を画定するようにそこから離間される。一対の連結切り目またはブリッジ部分は、各第1の歯40とメインパネル16との間にヒンジ連結または折り畳み可能な連結を提供する。
【0068】
複数の第2の円周方向切断線45は、直線状であってもよい。代替の実施形態では、複数の第1の円周方向切断線43の各々は、弓形または湾曲していてもよい。代替の実施形態では、複数の第2の円周方向切断線45の各々は、弓形または湾曲していてもよい。
【0069】
第1の物品保持構造RT1の各々は第2の歯40bを備える場合があり、第2の歯40bは第1および第2のサイドパネル14、18のうちの1つにヒンジ連結される場合がある。第2の歯40bとメインパネル16との間のヒンジ連結は、メインパネル16と第1のサイドパネル14および第2のサイドパネル18のうちの前記1つとの間のヒンジ連結と共通であり得る。
【0070】
第1の物品保持構造RT1の各々の環状の一連の歯40、40bは、第1の端部パネル22および第2の端部パネル24のうちの1つから延在するタブ42によって分断される。タブ42は、物品Bが第1の物品保持構造RT1に受け入れられると、第1の端部パネル22および第2の端部パネル24がメインパネル16に対して自動的に折り畳まれるように構成される。
【0071】
第1のタブ42および第2のタブ44は、少なくとも部分的に切断線によって画定される。切断線は実質的に「U」字形である。切断線は非対称である。切断線は、開口部A1の一部分を画定する基部と、開口部A1から延在する一対の脚部とを備える。
【0072】
任意選択で、複数の歯40、40bは、第1の凹部または切欠きC1によって分断される。第1の凹部C1は、第1の概念線上にある。第1の概念線は、開口部A1の中心を通って半径方向に延在し、第1の凹部C1の中心を通る。第1の概念線は、ブランク10の横方向に延在する。
【0073】
任意選択で、複数の歯40、40bは、第2の凹部または切欠きC2によって分断される。第2の凹部C2は、第2の概念線上にある。第2の概念線は、開口部A1の中心から半径方向に延在し、第2の凹部C2の中心を通る。第2の概念線は、ブランク10の縦方向に延在する。
【0074】
タブ42は、それらが延在する第1の端部パネル22および第2の端部パネル24のうちの1つと一体である。第1のタブ42は、第2の凹部C2に対向して配置される。第1のタブ42の中心は、第2の概念線上にある。
【0075】
第2の物品保持構造RT2の各々は、構造が実質的に同様である。第2の物品保持構造RT2は、第2の開口部A2によって部分的に画定された物品受け入れ開口部を備える。第2の物品保持構造RT2は、タブ42が省略され、第3の切欠きまたは凹部C3によって少なくとも部分的に置き換えられているが、第1の物品保持構造RT1と実質的に同様である。第3の凹部C3は、第2の凹部C2に対向して配置される。
【0076】
ブランク10は、ハンドル構造Hを備える場合がある。ハンドル構造はまた、第1のカバーパネル12および第2のカバーパネル20を一緒にロックまたは固定して、複合カバーパネル12/20を形成するのに役立つことができる。ハンドル構造Hはまた、複合カバーパネル12/20をメインパネル16に固定することができる。
【0077】
ハンドル構造Hは、メインパネル16を2等分する縦軸上に配置された少なくとも1つのハンドルまたは指開口部を備える。ハンドル構造Hは、複数のハンドルまたは指開口部、具体的には3つのハンドル開口部を備える。
【0078】
各ハンドル開口部は、4つの物品保持構造RT1、RT2のグループの間に設けられる。ハンドル開口部は、少なくとも部分的に、物品保持構造RT1、RT2の第1の行と物品保持構造RT1、RT2の第2の行との間にある。
【0079】
各ハンドル開口部は、複数のタブ60、62によって画定される場合がある。ハンドル開口部は2つのタブ60、62を備える。各タブ60、62は、折線の形態のヒンジ連結によってメインパネル16にヒンジ連結される。ハンドル開口部の角または頂点を画定するために、各折線の間に円弧状または曲線状の切断線が設けられる場合がある。ハンドル開口部は、実質的に菱形またはダイヤモンド形であり、他の実施形態では、正方形などであるがそれに限定されない他の形状が使用される場合がある。ハンドル開口部は、主タブ60および副タブ62を備える。
【0080】
主タブ60は、第1の切断線または切断可能線によって副タブ62から分離される。第1の切断線は、直線でない場合があり、実質的に「V」字形であり得る。
【0081】
ブランク10は、第1のカバーパネル12の中に少なくとも1つの第2のハンドル開口部を備える。ハンドル構造Hは、複数の第2のハンドル開口部、具体的には3つの第2のハンドル開口部を備える。各第2のハンドル開口部は、組み立てられたキャリア90内のメインパネル16の中のハンドル開口部のそれぞれ1つと垂直方向に位置合わせされるように構成される。
【0082】
ブランク10は、第2のカバーパネル20の中に少なくとも1つの第3のハンドル開口部を備える。ハンドル構造Hは、複数の第3のハンドル開口部、具体的には3つの第3のハンドル開口部を備える。各第3のハンドル開口部は、組み立てられたキャリア90内のメインパネル16の中のハンドル開口部のそれぞれ1つと、かつ第1のカバーパネル12の中の第2のハンドル開口部のそれぞれ1つと垂直に位置合わせされるように構成される。
【0083】
第2および第3のハンドル開口部は、第1のカバーパネル12および第2のカバーパネル20のそれぞれ1つから打ち出され、それにヒンジ連結されたタブ80、82によって画定される場合がある。タブ80、82の各々は、その中に設けられたハンドル開口部を囲むメインパネル16の領域と係合するための戻り止めまたは肩部を画定するように、ほぼ矢じり形状であり得る。
【0084】
メインパネル16の中のハンドル開口部は、カバーパネル12、20によって設けられたロックタブL1、L2を受け入れるための受け部RCを形成する。
【0085】
ブランク10は、少なくとも1つの安定化デバイスを備える場合がある。図示された実施形態では、ブランク10は3つの安定化デバイスを備える。安定化デバイスは、ブランク10から打ち出された開口部の形態をとる。安定化デバイスの各々は、メインパネル16の中のハンドル開口部のうちの1つによって設けられる場合がある。安定化デバイスは、当接ペグまたは当接ドグを受け入れるように構成される。
【0086】
特に、メインパネル16が物品Bのグループに適用されているときに、ドグに対するブランク10の直線運動または回転運動を防止または阻止するために、ハンドル開口部を介してブランク10に係合するためのペグまたはドグが梱包機において使用される場合がある。ドグは、物品Bのグループにブランク10を適用するために、アプリケータデバイスに取り付けられるか、またはアプリケータデバイスと一体であり得る。
【0087】
安定化デバイスの開口部またはハンドル開口部は、ドグの相補的な平坦または直線部分に係合するための少なくとも1つの平坦または直線部分を備える場合がある。他の実施形態では、安定化デバイスまたはハンドル開口部は、ドグの相補的な部分に係合するための少なくとも1つのほぼ「V」字形または「U」字形の部分を備える場合がある。
【0088】
ブランク10は、物品Bのグループの周りに組み立てられる。ブランク10のメインパネル16は、物品Bのグループに適用される。メインパネル16は物品Bに対して下げられる。保持構造RT1、RT2の各々は、物品Bのうちの1つを受け入れる。
【0089】
物品Bが保持構造RT1、RT2内に受け入れられると、ブランク10は、端部パネル22、24が物品グループの端部の周りで下向きに折り畳まれて、端部パネルを向かい合う関係にするように、折線23、25の周りで折り畳まれる。
【0090】
タブ42は、それらが延在する端部パネル22、24と実質的に同一平面上に留まる。タブ42の内面は、物品Bの側壁、へり、またはふちに当接する。歯40、40bとは異なり、タブ42は、物品Bのへりまたはフランジの下に係合しなくてもよく、物品Bの持ち上げを支援しなくてもよい。
【0091】
第1のサイドパネル14および第2のサイドパネル18は、物品Bと係合した後にメインパネル16に対して折り畳まれる。第1のサイドパネル14および第2のサイドパネル18は、メインパネル16に対して垂直または傾斜した向きを採用することができる。
【0092】
第2のカバーパネル20は、第2のサイドパネル18に対して折り畳まれて、物品グループの上端の上に配置され、前記上端を部分的に覆う。
【0093】
第1のカバーパネル12は、第2のカバーパネル20と少なくとも部分的に重なり合う関係となるように、第1のサイドパネル14に対して折り畳まれる。
【0094】
第1のカバーパネル12の中の第1または外側のロックタブL1は、第1のカバーパネル12の平面から押し出され、その際、第2のカバーパネル20の中の第2または内側のロックタブL2は、第2のカバーパネル20の平面から押し出され、これは、第1のカバーパネル12および第2のカバーパネル20が互いにロックするのに十分であり得る。
【0095】
任意選択で、第1のロックタブL1および第2のロックタブL2は、一方または両方が受け部RCの開口部を通り、メインパネル16の側と係合するまで折り畳まれる場合がある。
【0096】
【0097】
ここで、
図3~
図6を参照すると、本開示の代替の実施形態が示されている。
【0098】
図3は、互いにヒンジ連結され線系列に配置された複数のパネル112A、112、112B、114、116、118、120、122、124B、124、124Aを備えるブランク110を示す。複数のパネル112A、112、112B、114、116、118、120、122、124B、124、124Aは、キャリア190(
図4参照)の係合パネルを形成するためのメインパネル118を含む。
【0099】
メインパネル118は、少なくとも1つの物品保持構造RT1、RT2を備える。メインパネル118は、複数の物品保持構造RT1、RT2、具体的には2×3の行列または配列に配置された6つの物品保持構造RT1、RT2を備える。物品保持構造RT1、RT2の各々は、開口または開口部A1、A2を備える。
【0100】
図3の物品保持構造RT1、RT2は、タブ42が省略され、係合歯、具体的には第2の係合歯140bと置き換えられているが、
図1のものと実質的に同様である。第1の切欠きC1および第3の切欠きC3は、サイズ、幅、または角度幅が増大されており、ここで、少なくとも2つの係合歯140、140bの角度または領域と同等の角度または領域を占め、3つの係合歯140、140bと同程度であり得る。例えば、各係合歯140、140bは、約22.5°の角度を占める場合があり、第1の切欠きC1および第3の切欠きC3は、60°~70°、任意選択で67.5°の角度を占める場合がある。(
図1に示された前の実施形態では、切欠きC1、C2、C3は、1つ未満の係合歯40、40bに相当する角度または領域を占める。)ここで、第3の切欠きまたは凹部C3は、第1の切欠きまたは凹部C1に対向する。第1の物品保持構造RT1は、サイズ、幅、または角度幅が増大されており、ここで、少なくとも1つの係合歯140、140bの角度または領域と同等の角度または領域を占める第2の切欠きまたは凹部C2を備える。第1の物品保持構造RT1は、9つの係合歯140、140bを備える。第2の物品保持構造RT2は、10個の係合歯140、140bを備える。第2の物品保持構造RT2は、互いに対向して配置され、開口部A2の中心を通る概念的縦線を中心とする2つの第2の係合歯140bを備える。2つの第2の係合歯140bの各々は、第1の物品保持構造RT1の第2の切欠きまたは凹部C2と背中合わせに配置される。他の実施形態では、少なくとも1つの第2の物品保持構造RT2は、第1の物品保持構造RT1の第2の切欠きまたは凹部C2と背中合わせに配置された少なくとも1つの第2の係合歯140bを備える場合があり、前記実施形態では、少なくとも1つの第2の物品保持構造RT2は、隣接する第2の物品保持構造RT2の第2の係合歯140bと背中合わせに配置された少なくとも1つの第2の係合歯140bを備える場合がある。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの第2の物品保持構造RT2は、各々が隣接する第2の物品保持構造RT2の第2の係合歯140bと背中合わせに配置された一対の第2の係合歯140bを備える場合がある。
【0101】
第1の内側パネル116は、折線117の形態のヒンジ連結によってメインパネル118の第1の側面にヒンジ連結される。
【0102】
第1の外側パネル114は、折線115の形態のヒンジ連結によって第1の内側パネル116にヒンジ連結される。
【0103】
第1の外側パネル114は、そこから延在する延長タブ114Tを備える。延長タブ114Tは、通常の使用時に、組み立てられたキャリア90の第1の外側パネル114の下縁部から延在する。延長タブ114Tは、そうでなければ第1の内側パネル116を形成する材料から、すなわち第1の外側パネル114とメインパネル118との間に配置された材料から打ち出される。延長タブ114Tは、第1の内側パネル116とメインパネル118との間のヒンジ連結まで延在して、前記ヒンジ連結を分断することができる。延長タブ114Tは、切断線または脆弱線によって画定される場合があり、その一部分は、第1の内側パネル116とメインパネル118との間の折線117と同一直線上にあり得る。
【0104】
第2の内側パネル120は、折線119の形態のヒンジ連結によってメインパネル118の第2の対向する側面にヒンジ連結される。
【0105】
第2の外側パネル122は、折線121の形態のヒンジ連結によって第2の内側パネル120にヒンジ連結される。
【0106】
第2の外側パネル122は、そこから延在する延長タブ122Tを備える。延長タブ122Tは、通常の使用時に、組み立てられたキャリア90の第2の外側パネル122の下縁部から延在する。延長タブ122Tは、そうでなければ第2の内側パネル120を形成する材料から、すなわち第2の外側パネル122とメインパネル118との間に配置された材料から打ち出される。延長タブ122Tは、第2の内側パネル120とメインパネル118との間のヒンジ連結まで延在して、前記ヒンジ連結を分断することができる。延長タブ122Tは、切断線または脆弱線によって画定される場合があり、その一部分は、第2の内側パネル120とメインパネル118との間の折線119と同一直線上にあり得る。
【0107】
延長タブ114T、122Tは、情報の表示、広告、またはブランディングのために外側パネル114、122の表示領域のサイズを増大させることができる。
【0108】
第1のトップまたはカバーパネル112A/112/112Bは、折線113の形態のヒンジ連結によって第1の外側パネル114にヒンジ連結される。第1のトップまたはカバーパネル112A/112/112Bは、中間パネル112と、その反対側にヒンジ連結された一対の周縁パネル112A、112Bとを備える。周縁パネル112A、112Bは、内側またはキールパネル112Aおよび外側または肩部パネル112Bを形成する。キールパネル112Aは、折線113Aの形態のヒンジ連結によって中間パネル112にヒンジ連結され、折線113Aは直線でない場合がある。肩部パネル112Bは、折線113Bの形態のヒンジ連結によって中間パネル112にヒンジ連結され、折線113Aは直線でない場合がある。
【0109】
折線113Aは、少なくとも1つの切断線170Aによって分断される場合があり、切断線は、実質的に「U」字形または「C」字形であり得る。図示された実施形態では、折線113Aは、3つの切断線170Aによって分断され、他の実施形態では、より多いかまたはより少ない切断線170Aが使用される場合がある。
【0110】
折線113Bは、少なくとも1つの切断線170Bによって分断される場合があり、切断線は、実質的に「U」字形または「C」字形であり得る。図示された実施形態では、折線113Bは、3つの切断線170Bによって分断され、他の実施形態では、より多いかまたはより少ない切断線170Bが使用される場合がある。
【0111】
カバーパネル112A/112/112Bの中の切断線170A、170Bは、内側パネル112Aおよび外側パネル112Bの係合縁部を画定する。各係合縁部は、物品Bのフランジまたは突起の下に係合して、カバーパネル112A/112/112Bを定位置に固定する。
【0112】
第2のトップまたはカバーパネル124A/124/124Bは、折線123の形態のヒンジ連結によって第2の外側パネル122にヒンジ連結される。第2のトップまたはカバーパネル124A/124/124Bは、中間パネル124と、その反対側にヒンジ連結された一対の周縁パネル124A、124Bとを備える。周縁パネル124A、124Bは、内側またはキールパネル124Aおよび外側または肩部パネル124Bを形成する。キールパネル124Aは、折線123Aの形態のヒンジ連結によって中間パネル124にヒンジ連結され、折線123Aは直線でない場合がある。キールパネル124Bは、折線123Bの形態のヒンジ連結によって中間パネル124にヒンジ連結され、折線123Aは直線でない場合がある。
【0113】
折線123Aは、少なくとも1つの切断線170Aによって分断される場合があり、切断線は、実質的に「U」字形または「C」字形であり得る。図示された実施形態では、折線123Aは、3つの切断線170Aによって分断され、他の実施形態では、より多いかまたはより少ない切断線170Aが使用される場合がある。
【0114】
折線123Bは、少なくとも1つの切断線170Bによって分断される場合があり、切断線は、実質的に「U」字形または「C」字形であり得る。図示された実施形態では、折線123Bは、3つの切断線170Bによって分断され、他の実施形態では、より多いかまたはより少ない切断線170Bが使用される場合がある。
【0115】
カバーパネル124A/124/124Bの中の切断線170A、170Bは、内側パネル124Aおよび外側パネル124Bの係合縁部を画定する。各係合縁部は、物品Bのフランジまたは突起の下に係合して、カバーパネル124A/124/124Bを定位置に固定する。
【0116】
ブランク110は、メインパネル118の各端部に端部構造を備え、端部構造は、実質的に構造が同じであり、
図3および
図3Bに示された第1の端部構造を参照して記載される。第1の端部構造は、
図3Bに最もよく示された、折線129Aの形態のヒンジ連結によってメインパネル118の第1の端部にヒンジ連結された第1の端部パネル128Aを含む。
【0117】
第1の端部構造は、折線133Aの形態のヒンジ連結によって第1の端部パネル128Aの第1の端部にヒンジ連結された第1の角部パネル132Aを備える。折線133Aは任意選択であり、省略されてもよく、そのような実施形態では、第1の端部パネル128Aは第1の角部パネル132Aと一体である。
【0118】
第1の端部構造は、折線135Aの形態のヒンジ連結によって第1の角部パネル132Aにヒンジ連結された第1の固定パネル134Aを備える。折線135Aは任意選択であり、省略されてもよく、そのような実施形態では、第1の固定パネル134Aは第1の角部パネル132Aと一体である。
【0119】
第1の端部構造は、折線139Aの形態のヒンジ連結によって第1の端部パネル128Aの第2の端部にヒンジ連結された第2の角部パネル136Aを備える。折線139Aは任意選択であり、省略されてもよく、そのような実施形態では、第1の端部パネル128Aは第2の角部パネル136Aと一体である。
【0120】
第2の固定パネル138Aは、折線147Aの形態のヒンジ連結によって第2の角部パネル136Aにヒンジ連結される。折線147Aは任意選択であり、省略されてもよく、そのような実施形態では、第2の固定パネル138Aは第2の角部パネル136Aと一体である。
【0121】
第1のウェブパネル150Aは、1つの端部で折線151Aの形態のヒンジ連結によって第1の固定パネル134Aにヒンジ連結され、第2の端部で折線153Aの形態のヒンジ連結によって第1の内側パネル116にヒンジ連結される。
【0122】
第2のウェブパネル152Bは、1つの端部で折線の形態のヒンジ連結によって第2の固定パネル138Bにヒンジ連結され、第2の端部で折線の形態のヒンジ連結によって第2の内側パネル120にヒンジ連結される。
【0123】
第1のウェブパネル150Aは、開口部A4によって第1の角部パネル132Aから分離され、開口部A4は、メインパネル118から第1の角部パネル132Aを分離する。第2のウェブパネル152Aは、開口部によって第2の角部パネル136Aから分離され、開口部は、メインパネル118から第2の角部パネル136Aを分離する。
【0124】
第1の端部構造はハンドルパネル130Aを備え、ハンドルパネル130Aは、1つの端部で折線131Aの形態のヒンジ連結によって第1の角部パネル132Aにヒンジ連結され、第2の端部で折線137Aの形態のヒンジ連結によって第2の角部パネル136Aにヒンジ連結される。折線131Aおよび折線137Aは任意選択であり、折線131A、137Aが省略される実施形態では、ハンドルパネル130Aは、第1の角部パネル132Aおよび第2の角部パネル136Aと一体である。
【0125】
ハンドルパネル130Aは、切断線または脆弱線Fによって少なくとも部分的に画定される。脆弱線Fは、第1の端部パネル128Aからハンドルパネル130Aを分離する。脆弱線Fは、第1の角部パネル132Aと第2の角部パネル136Aとの間に延在する。脆弱線Fは、第1の角部パネル132Aおよび第2の角部パネル136Aの各々の中に延在する端部分F3を備える場合がある。端部分F3は、「J」字形または「C」字形の切り込みの形態をとることができる。脆弱線Fは、形状が直線でない場合があり、中間部分F1と、一対の分岐して配置された周縁部分F2とを備える場合がある。中間部分F1は、第1の端部パネル128Aとメインパネル118との間のヒンジ連結を分断するように配置される場合があり、折線129Aと同一直線上にあり得る。このようにして、第1の端部パネル128Aは、互いに離間した一対の実質的に三角形のパネルの形態をとることができる。ハンドルパネル130Aは、そうでなければ第1の端部パネル128Aを形成する材料から形成されると考えられてもよい。これは、ブランク110のサイズを増大させることなく、さらなる材料が提供される必要がなく、ハンドルパネルの強度が増加するという点で有利であり得る。
【0126】
第1の端部パネル128A、第1の角部パネル132A、第1の固定パネル134A、第2の角部パネル136A、第2の固定パネル138A、およびハンドルパネル130Aは、メインパネル118の第1の端部に沿ってストラップ134A/132A/128A/130A/136A/138Aを形成することが諒解されよう。
【0127】
ブランク110は、少なくとも1つの安定化デバイスMを備える場合がある。図示された実施形態では、ブランク110は、2つの安定化デバイスMを備える。安定化デバイスは、ブランク110から打ち出された開口部の形態をとる。第1の安定化デバイスMは、ブランク110の第1または先頭の端縁に近接して位置する4つの物品保持構造RT1、RT2の第1のグループの間に配置され、物品保持構造RT1、RT2の前記グループの間の中央に配置される場合がある。第2の安定化デバイスMは、ブランク110の第2または後尾の端縁に近接して位置する4つの物品保持構造RT1、RT2の第2のグループの間に配置され、物品保持構造RT1、RT2の前記グループの間の中央に配置される場合がある。安定化デバイスMは、当接ペグまたは当接ドグを受け入れるように構成される。
【0128】
安定化デバイスMの開口部は、円形でない形状であり得、実質的に正方形または菱形の形状であり得る。開口部は、メインパネル118から打ち出され、それにヒンジ連結された少なくとも1つのタブ172によって画定される場合がある。図示された実施形態では、開口部は、各々がメインパネル118から打ち出され、互いに対向してメインパネル118にヒンジ連結された一対のタブによって画定される。一対のタブ172は、切断線または切断可能線によって互いに分離される場合がある。
【0129】
いくつかの実施形態では、安定化デバイスMは、さらなるハンドル開口部を設けるように配置される場合がある。
図3の実施形態では、安定化デバイスMは、一般に、ユーザの指またはその一部分を受け入れるには寸法が小さすぎる。これは、安定化デバイスMと物品保持構造RT1、RT2との間のメインパネル118内により多くの基板材料が設けられ、それによって物品キャリア190の堅牢性および完全性が改善されるという点で有利であり得る。
【0130】
ブランク110からのキャリア190の構築に目を向けると、ブランク110は、
図4に示されたように、組み立てられたキャリア190に形成される場合がある。
【0131】
メインパネル118は、物品Bのグループに対して下げられる。物品保持構造RT1、RT2は、それぞれの物品Bと係合する。係合歯140、140bは、メインパネル118の平面から折り畳まれ、物品Bのフランジまたは突起の下に係合する。
【0132】
第1の外側パネル114は、第1のカバーパネル112A、112、112Bとともに、折線115を中心に90°より大きい角度で第1の内側パネル116に対して折り畳まれる。その際、延長タブ114Tは、固定パネル134A、134Bが物品グループの側面の周りに折り畳まれるための空間を形成するように外向きに旋回する。
【0133】
第2の外側パネル122は、第2のカバーパネル124A、124、124Bとともに、折線121を中心に90°より大きい角度で第2の内側パネル120に対して折り畳まれる。その際、延長タブ122Tは、固定パネル138A、138Bが物品グループの側面の周りに折り畳まれるための空間を形成するように外向きに旋回する。
【0134】
第1の端部パネル128Aおよびハンドルパネル130Aは、折線129Aおよび脆弱線部分F1の周りに折り畳まれる。第1の角部パネル132Aおよび第2の角部パネル136Aは、物品グループのそれぞれの角の周りに折り畳まれ、第1の固定パネル134Aおよび第2の固定パネル134Aは、物品グループのそれぞれの側面の周りに折り畳まれる。
【0135】
第2の端部パネル128Bおよびハンドルパネル130Bは、物品グループの端部の周りに下向きに折り畳まれる。角部パネル132B、136Bは、物品グループのそれぞれの角の周りに折り畳まれ、固定パネル134B、134Bは、物品グループのそれぞれの側面の周りに折り畳まれる。
【0136】
接着剤または他の接着処理が、固定パネル134A、134B、138A、138Bの外向きの表面に塗布される。あるいは、接着剤または他の接着処理が、第1の外側パネル114および第2の外側パネル122ならびに/または延長タブ114T、122Tの内面に塗布される。
【0137】
第1の外側パネル114は、第1の内側パネル116および固定パネル134A、134Bと向かい合う関係になるように、折線115を中心に第1の内側パネル116に対して折り畳まれる。第1の外側パネル114は、固定パネル134A、134Bに固定される。
【0138】
第2の外側パネル122は、第2の内側パネル120および固定パネル138A、138Bと向かい合う関係になるように、折線121を中心に第2の内側パネル120に対して折り畳まれる。第2の外側パネル122は、固定パネル138A、138Bに固定される。
【0139】
第1の肩部パネル112Bは、折線113を中心に第1の外側パネル114に対して折り畳まれる。第1の中間パネル112は、第1の外側パネル114に隣接する物品Bの行の上端にわたって、折線113Bを中心に第1の肩部パネル112Bに対して折り畳まれる。その際、切断線170Bは、スロットを形成するように開いており、切断線170Bによって画定された第1の肩部パネル112Bの縁部は、物品Bのフランジまたは突起の下に係合する。
【0140】
第1のキールパネル112Aは、折線113Aを中心に第1の中間パネル112に対して折り畳まれる。その際、切断線170Aは、スロットを形成するように開いており、切断線170Aによって画定された第1のキールパネル112Aの縁部は、物品Bのフランジまたは突起の下に係合する。
【0141】
第2の肩部パネル124Bは、折線123を中心に第2の外側パネル122に対して折り畳まれる。第2の中間パネル124は、第2の外側パネル122に隣接する物品Bの行の上端にわたって、折線123Bを中心に第2の肩部パネル124Bに対して折り畳まれる。その際、切断線170Bは、スロットを形成するように開いており、切断線170Bによって画定された第2の肩部パネル124Bの縁部は、物品Bのフランジまたは突起の下に係合する。
【0142】
第2のキールパネル124Aは、折線123Aを中心に第2の中間パネル124に対して折り畳まれる。その際、切断線170Aは、スロットを形成するように開いており、切断線170Aによって画定された第2のキール肩部パネル112Aの縁部は、物品Bのフランジまたは突起の下に係合する。
【0143】
第1のキールパネル112Aおよび第2のキールパネル124Bの角部は、
図5に最もよく示されたように、メインパネル118の中央に配置された端部が露出してアクセス可能となるように、丸みを帯び、面取りされ、またはおろされている。これは、キャリア90の各端部における搬送ハンドルの展開または使用を容易にすることができる。
図6は、展開状態の第1の搬送ハンドルHを示す。
【0144】
ここで、
図7~
図9を参照すると、本開示のさらなる代替の実施形態が示されている。図示された実施形態では、可能な場合、同様の符号は同様の部分を示すために使用されているが、プレフィックス「200」または「300」は、これらの特徴がそれぞれ第3または第4の実施形態に属することを示す。さらなる代替の実施形態は、
図3~
図6の実施形態と多くの共通の特徴を共有し、したがって、
図3~
図6に示された実施形態との違いのみがより詳細に記載される。
【0145】
図7を参照すると、互いにヒンジ連結され線系列に配置された複数のパネル212A、212、212B、214、216、218、220、222、224B、224、224Aを備えるブランク210が示されている。複数のパネル212A、212、212B、214、216、218、220、222、224B、224、224Aは、キャリア290(
図8参照)の係合パネルを形成するためのメインパネル218を含む。
【0146】
図7の実施形態では、前の実施形態の切断線170Bが省略されている。折線213B、223Bは、直線であり、分断されていない。第1の肩部パネル212Bおよび第2の肩部パネル224Bは、物品Bの外側部分と係合または固定せず、その周りに折り畳まれる。
【0147】
第1の物品保持構造RT1は、環状の一連の係合歯240を分断する単一の切欠きまたは凹部C1を備える。切欠きまたは凹部C1は、メインパネル218の縦軸に隣接または近接して配置される。
【0148】
第2の物品保持構造RT2は、環状の一連の係合歯240を分断する単一の切欠きまたは凹部C1を備える。切欠きまたは凹部C1は、メインパネル218の縦軸に隣接または近接して配置される。
【0149】
図9を参照すると、互いにヒンジ連結され線系列に配置された複数のパネル312A、312、312B、314、316、318、320、322、324B、324、324Aを備えるブランク310が示されている。複数のパネル312A、312、312B、314、316、318、320、322、324B、324、324Aは、キャリア(図示せず)の係合パネルを形成するためのメインパネル318を含む。
【0150】
図9の実施形態では、前の実施形態の切断線170A、170B、270Aが省略されている。折線313B、323Bは、直線であり、分断されていない。折線113A、213A、123A、223Aは省略されている。トップまたはカバーパネル312、324は、物品Bと係合または固定せず、物品Bの上方で折り畳まれる。
【0151】
第1のカバーパネル312および第2のカバーパネル324は各々、その角に切欠きまたは凹部Rを備え、凹部Rは、メインパネル318の中間に配置された端部を露出させ、その結果、前記端部はアクセス可能である。これは、キャリアの各端部における搬送ハンドルの展開または使用を容易にすることができる。
【0152】
ブランク310は、
図1の実施形態のものと実質的に同様のロック機構および安定化機構を提供するハンドル構造を備える。内側ロックタブL2は、タブ382を囲む折り目または折線を含み、これは、第1のカバーパネル312を通る外側タブ380の挿入を容易にすることができる。
【0153】
延長タブ314T、322Tは、各々ローブ部分314X、322Xを備える。ローブ部分314X、322Xは、そうでなければメインまたは係合パネル318の一部を形成する材料から打ち出される。ローブ部分314X、322Xは、ほぼ一対の物品保持構造RT1、RT2の間に配置されたメインパネル318の領域から打ち出される。ローブ部分314X、322Xは、ほぼ三角形の形状であり得、それらが突出する延長タブ314T、322Tと一体である。
【0154】
第1の物品保持構造RT1および第2の物品保持構造RT2は、開口部A1、A2の周りに配置された環状の一連の係合歯340を備える場合がある。環状の一連の係合歯340は、各々が係合縁部を有し、多角形、すなわち六角形の一部分を画定する16個の歯を備える場合がある。係合歯340は、ヒンジ連結または折線によってメインパネル318にヒンジ連結される場合がある。ヒンジ連結は、半径方向切断線341と位置合わせされた少なくとも第1の円周方向切断線343によって画定される場合がある。いくつかの係合歯、特にメインパネル318の周縁領域に配置された係合歯はまた、一対の第1の円周方向切断線343の間に配置された第2の円周方向切断線345を備える場合がある。
【0155】
本開示は、物品Bに係合するための物品保持構造RT1、RT2と、物品キャリア90;190;290を形成するためのブランク10;110;210;310とを有する上部係合タイプのキャリア90;190;290を提供する。
【0156】
キャリア90;190;290は、係合パネル16;118;218;318を受け入れ、それぞれの物品Bに固定し、そこから物品を吊り下げるための1つまたは複数の物品保持構造RT1、RT2を有する、メインまたは係合パネル16;118;218;318を備える。
【0157】
本開示は、第1のヒンジ連結によって係合パネル118;218;318にヒンジ連結された少なくとも1つの内側パネル116、120;216、22;316、320と、第2のヒンジ連結によって内側パネル116、120;216、22;316、320にヒンジ連結された外側パネル114、122;214、222;314、322と、外側パネル114、122;214、222;314、322と一体であり、内側パネル116、120;216、22;316、320を分断するように内側パネル116、120;216、22;316、320から打ち出された延長タブ114T、122T;214T、222T;314T、322Tとを備えるキャリア190;290を提供する。
【0158】
内側パネル116、120;216、22;316、320は、外側パネル114、122;214、222;314、322と向かい合う関係で配置される場合がある。延長タブ114T、122T;214T、222T;314T、322Tは、第1のヒンジ連結から第2のヒンジ連結まで延在する。任意選択で、延長タブ114T、122T;214T、222T;314T、322Tは、内側パネル116、120;216、22;316、320を一対の離間したパネル部分に分離する。延長タブ114T、122T;214T、222T;314T、322Tは、少なくとも部分的に切断線によって画定される場合がある。
【0159】
任意選択で、切断線の一部分は、係合パネル118;218;318の縁部を画定する。
【0160】
延長タブ114T、122T;214T、222T;314T、322Tは、そこから延在するローブ部分314X、322Xを備え、ローブ部分314X、322Xは、係合パネル118;218;318から、ほぼ一対の物品保持構造RT1、RT2の間に配置された領域から打ち出される。
【0161】
本開示はまた、少なくとも1つの物品Bを梱包するための物品キャリア190;290と、キャリア190;290を形成するためのブランク110;210;310とを提供する。キャリア190;290は、物品Bに係合し、そこから物品Bを吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造RT1、RT2を有する係合パネル118;218;318を備える。キャリア190;290は、第1のサイドパネル114;214;314と、第2のサイドパネル122;222;322と、第1のサイドパネル114;214;314と第2のサイドパネル122;222;322との間に延在する端部パネル構造とを備える。端部パネル構造は、係合パネル118;218;318にヒンジ連結された端部パネル128A、128B;228A、228B;328A、328Bと、ハンドルパネル130A、130B;230A、230B;330A、330Bとを備える。ハンドルパネル130A、130B;230A、230B;330A、330Bは、第1のサイドパネル114;214;314と第2のサイドパネル122;222;322との間に延在するハンドルストラップの一部を形成する。ハンドルパネル130A、130B;230A、230B;330A、330Bは、端部パネル128A、128B;228A、228B;328A、328Bからハンドルパネル130A、130B;230A、230B;330A、330Bを分離する切断線Fによって少なくとも部分的に画定される。切断線Fは、中間部分F1および対向する端部分F2を備える。対向する端部分F2は、中間部分F1に対して、かつ端部パネル128A、128B;228A、228B;328A、328Bと係合パネル118;218;318との間の折線129Aに対して、分岐して配置される。
【0162】
任意選択で、ハンドルパネル130A、130B;230A、230B;330A、330Bは、端部パネル128A、128B;228A、228B;328A、328Bを離間した一対のパネル部分に分離する。
【0163】
端部パネル構造は、端部パネル128A、128B;228A、228B;328A、328Bの各端部に結合された固定パネル134A、134B;234A、234B;334A、334Bを備える。固定パネル134A、134B;234A、234B;334A、334Bは、ハンドルパネル130A、130B;230A、230B;330A、330Bの各端部に結合される場合がある。切断線Fは、ハンドルパネル130B;230A、230B;330A、330Bの各端部で固定パネル134A、134B;234A、234B;334A、334Bの間に延在する。
【0164】
切断線Fは、物品キャリア190;290によって係合された物品Bの側壁と接触する端部パネル構造のパネルの一部分の各端部で終端するように構成される場合がある。
【0165】
本開示はまた、少なくとも1つの物品Bを梱包するための物品キャリア190;290と、キャリア190;290を形成するためのブランク110;210;310とを提供する。キャリア190;290は、物品Bに係合し、そこから物品を吊り下げるための少なくとも2つの物品保持構造RT1、RT2を有する係合パネル118;218;318を備える。キャリア190;290は、係合パネル118;218;318に結合された第1のパネル114、122;214、222;314、322と、第1のパネル114、122;214、222;314、322と一体であり、ローブ部分314X、322Xを有する延長タブ114T、122T;214T、222T;314T、322Tとを備える。ローブ部分314X、322Xは、係合パネル118;218;318から、ほぼ一対の物品保持構造RT1、RT2の間に配置された領域から打ち出される。
【0166】
本開示はまた、少なくとも1つの物品Bを梱包するための物品キャリア90;190;290と、キャリア90;190;290を形成するためのブランク10;110;210;310とを提供する。キャリア90;190;290は、物品Bに係合し、そこから物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造RT1、RT2を有する係合パネル16;118;218;318を備える。キャリア90;190;290は、係合パネル16;118;218;318の上に配置され、それから離間した一対のカバーパネル12、20;112、124;214、224;314、324を備える。各カバーパネル12、20;112、124;214、224;314、324は切欠きRを備える。一対のカバーパネル12、20;112、124;214、224;314、324のうちの第1のカバーパネルの切欠きRは、一対のカバーパネルカバーパネル12、20;112、124;214、224;314、324のうちの第2のカバーパネルの切欠きRに隣接して配置され、切欠きはともに、それとともに位置合わせされて配置された係合パネル16;118;218;318の一部分、またはそれに隣接して配置されたパネルにアクセスするためのアクセス機構を画定する。
【0167】
任意選択で、アクセス機構は、係合パネル16;118;218;318に隣接して配置されたハンドルパネル130A、130B;230A、230B;330A、330Bへのアクセスを可能にする。
【0168】
本開示はまた、少なくとも1つの物品Bを梱包するための物品キャリア90;190;290と、キャリア90;190;290を形成するためのブランク10;110;210;310とを提供する。キャリア90;190;290は、物品Bに係合し、そこから物品を吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造RT1、RT2を有する係合パネル16;118;218;318を備える。キャリア90;190;290は、第1の表面および反対側の第2の表面を有する基材から形成される。キャリア90;190;290は、係合パネル16;118;218;318に結合された第1の外部パネル12、14、18、20;112、114、122、124;212、214、222、224;312、314、322、324を備える。第1の外部パネル12、14、18、20;112、114、122、124;212、214、222、224;312、314、322、324は、キャリア90;190;290の外面として基材の第1の表面を提示する。第2の外部パネル22、24;128A、130A、128B、130B;228A、230A、228B、230B;328A、330A、328B、330Bは、係合パネル16;118;218;318に結合される。第2の外部パネル22、24;128A、130A、128B、130B;228A、230A、228B、230B;328A、330A、328B、330Bは、キャリア90;190;290の外面として基材の第2の面を提示する。
【0169】
第1の外部パネル12、14、18、20;112、114、122、124;212、214、222、224;312、314、322、324は、係合パネル16;118;218;318の上方に配置された物品Bの領域の周りで第1の方向に係合パネル16;118;218;318に対して折り畳まれる場合がある。
【0170】
第1の外部パネル12、14、18、20;112、114、122、124;212、214、222、224;312、314、322、324は、サイドパネルまたはカバーパネルであってもよい。
【0171】
第2の外部パネル22、24;128A、130A、128B、130B;228A、230A、228B、230B;328A、330A、328B、330Bは、係合パネル16;118;218;318の下方に配置された物品Bの領域の周りで第2の対向する方向に係合パネル16;118;218;318に対して折り畳まれる場合がある。
【0172】
第2の外部パネル22、24;128A、130A、128B、130B;228A、230A、228B、230B;328A、330A、328B、330Bは、端部パネルであってもよい。端部パネルは、係合パネル16;118;218;318にヒンジ連結され、そこから延在する少なくとも1つのタブ42を備える場合がある。タブ42は、係合パネル16;118;218;318から打ち出される場合があり、係合パネル16;118;218;318内の物品保持構造RT1、RT2を形成する開口部A1、A2の周りに配置された環状の一連の係合歯40、40bを分断することができる。環状の一連の係合歯は、少なくとも1つの凹部C1、C2、C3によって分断される場合がある。
【0173】
少なくとも1つの凹部C2は、少なくとも1つのタブ423に対向して配置される場合がある。
【0174】
本開示はまた、少なくとも1つの物品Bを梱包するための物品キャリア190;290と、キャリア190;290を形成するためのブランク110;210;310とを提供する。キャリア190;290は、物品Bに係合し、そこから物品Bを吊り下げるための少なくとも1つの物品保持構造RT1、RT2を有する係合パネル118;218;318を備える。キャリア190;290は、一対の対向するサイドパネル114、122;214、222;314、322のそれぞれ1つによって係合パネル118;218;318に結合された一対のカバーパネル112、124;214、224;314、324を備える。カバーパネル112、124;214、224;314、324の各々は、係合パネル118;218;318の上に配置され、それから離間している。各カバーパネル112、124;214、224;314、324は、キールパネル112A、124A;214A、224A;312A、324Aを備える。各キールパネル112A、124A;214A、224A;312A、324Aは、物品Bと係合するためのキールパネル112A、124A;214A、224A;312A、324A内の係合縁部を画定する、切欠き、スロット、スリット、または切断線を備える少なくとも1つの固定デバイス170A、170B;270A、270B;370A、370Bを備える。キールパネル112A、124A;214A、224A;312A、324Aのうちの第1のキールパネルは、キールパネル112A、124A;214A、224A;312A、324Aのうちの第2のキールパネルから分離され、離間している。
【0175】
係合パネル118;218;318は、組立て中にキャリア190;290を取り扱うための少なくとも1つの工具開口部H、Mを備える場合があり、キールパネル112A、124A;214A、224A;312A、324Aは、少なくとも1つの工具開口部H、Mを少なくとも部分的に隠す。
【0176】
本開示はまた、少なくとも1つの物品Bを梱包するための物品キャリア190;290と、キャリア190;290を形成するためのブランク110;210とを提供する。キャリア190;290は、物品Bに係合し、そこから物品を吊り下げるための第1または下側係合デバイスを形成する少なくとも1つの物品保持構造RT1、RT2を有する係合パネル118;218を備える。キャリア190;290は、係合パネル118;218の上に配置され、それから離間した少なくとも1つのカバーパネル112、124;214、224を備える。少なくとも1つのカバーパネル112、124;214、224は、係合縁部を提供し、下側係合デバイスと垂直に位置合わせされた第2または上側係合デバイス170A、170B;270Aを備える。下側係合デバイスは、上側係合デバイス170A、170B;270Aの係合縁部と位置合わせされた歯のない領域C1、C3を備える。
【0177】
ブランク10;110;210;310は、少なくとも板紙基材を含む。板紙基材の材料は、例えば、重量が約10ptから上方に及ぶ、好ましくは約16ptから約30ptまでの範囲(0.03インチ/約762μm)の任意の従来の板紙から選択されてもよい。そのような基材の一例は、30ポイント(pt)である。WestRock(登録商標)Company製のSBSボード(片面がコーティングされた固体漂白硫酸塩板紙、商品名PrintKote(登録商標))またはCNK(登録商標)ボード(Coated Natural Kraft(登録商標)-片面に粘土コーティングを有する未漂白クラフト板紙、商品名CarrierKote(登録商標))。板紙基材は、漂白された板紙であっても、漂白されていない板紙であってもよい。基板は、印刷方法および基板組成物との適合性のために選択された従来のコーティングで、少なくとも1つの面、任意選択で積層の反対側の面をコーティングされる場合がある。
【0178】
ブランク10;110;210;310は、板紙層に積層された引裂耐性層を含む場合がある。それは、任意選択で、板紙基材と引裂耐性層との間に接着剤層を含む。引裂耐性層は、板紙基材のコーティングされていない面の上に配置されてもよく、ポリマー材料から形成され、基材に固定されてもよい。引裂耐性層は、積層構造に靭性を付与する。適切な引裂耐性材料には、限定しないが、引裂耐性積層シート材料、例えばNATRALOCK(登録商標)が含まれる場合があり、それは、二軸配向ポリエステル、配向ナイロン、交差積層ポリオレフィン、または高密度ポリオレフィンであるn軸配向フィルム、例えばMYLAR(登録商標)の層を含む場合がある。これらの材料の配向および交差積層構造は、引裂耐性に寄与する。また、引裂耐性は、押出メタロセン触媒ポリエチレン(mPE)などの引裂耐性材料の化学的性質に起因する場合がある。
【0179】
あるいは、引裂耐性層は、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)の層であってもよい。直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)またはmPEが使用される実施形態では、接着剤層を組み込む必要はない。高レベルの引裂耐性を有する他の適切な材料が使用される場合もある。
【0180】
接着剤層は、低密度ポリエチレン(LDPE)などのポリオレフィン材料から形成される場合がある。接着剤層は、引裂耐性層を基材に固定するために、基材と引裂耐性層との間に配置される場合がある。
【0181】
本発明の範囲内で様々な変更が行われてもよいことが諒解されよう。例えば、パネルおよび開口部のサイズおよび形状は、異なるサイズまたは形状の物品を収容するように調整される場合がある。肩部パネルは省略されてもよい。本発明は、上部係合タイプのカートンに限定されず、本発明は、開放された上部クレート、蓋付きまたは閉鎖された上部クレートなどの他のカートンスタイルとともに使用されてもよいが、それらに限定されない。
【0182】
本明細書で使用される、「上部」、「下部」、「基部」、「前方」、「後方」、「端部」、「側面」、「内側」、「外側」、「上側」、および「下側」などの方向についての言及は、必ずしもそれぞれのパネルをそのような向きに限定するものではなく、単にこれらのパネルを互いに区別するのに役立つことができることが認識されよう。
【0183】
本明細書で使用される、「ヒンジ連結」および「折線」という用語は、ブランクのヒンジ機構を画定し、ブランクの部分の互いに対する折り畳みを容易にし、またはそうでない場合、ブランクの最適なパネル折り畳み位置を示す線のすべての方式を指す。「ヒンジ連結」へのいかなる言及も、必ずしも単一の折線のみを指すと解釈されるべきではなく、実際、ヒンジ連結は、2つ以上の折線から形成することができ、2つ以上の折線の各々は、直線/線形または湾曲/曲線のいずれかの形状であってもよい。直線状の折線がヒンジ連結を形成するとき、それらは互いに平行に配置されてもよく、互いに対してわずかに角度が付けられてもよい。曲線状の折線がヒンジ連結を形成するとき、それらは互いに交差して、曲線状の折線によって囲まれた領域内に成形パネルを画定することができる。そのようなヒンジ連結の典型的な例は、それらの間に楕円形パネルを画定するように2点で交差する一対のアーチ状または弓形の折線を含む場合がある。ヒンジ連結は、1つまたは複数の直線状の折線および1つまたは複数の曲線状の折線から形成されてもよい。そのようなヒンジ連結の典型的な例は、それらの間に半月形パネルを画定するように2点で交差する直線状の折線とアーチ状または弓形の折線の組合せを含む場合がある。
【0184】
本明細書で使用される、「折線」という用語は、刻み目のある線、エンボス線、デボス線、ミシン目の線、短いスリットの線、ハーフカットの線、単一のハーフカット、分断された切断線、整列したスリットの線、刻み目の線、および前述のオプションの任意の組合せのうちの1つを指す場合がある。
【0185】
ヒンジ連結および折線は各々、ミシン目、ミシン目の線、短いスリットの線、ハーフカットの線、単一のハーフカット、切断線、分断された切断線、スリット、刻み目、エンボス線、デボス線、それらの任意の組合せなどを含む、ブランクの基材内に形成された要素を含むことができることを理解されたい。要素は、所望の機能を提供するように寸法を決め、配置することができる。例えば、ミシン目線は、折線および/または切断線を画定するために、脆弱度で寸法決めまたは設計することができる。ミシン目の線は、折り畳みを容易にし、破断に抵抗するか、折り畳みを容易にし、より労力をかけて破断を容易にするか、またはほとんど労力をかけずに破断を容易にするように設計することができる。
【0186】
本明細書で使用される「位置合わせされた」という語句は、2つの重なり合うパネルのうちの第1のパネルに形成された開口部および2つの重なり合うパネルのうちの第2のパネルに形成された第2の開口部などの、直立カートン内の2つ以上の要素の位置合わせを指す。互いに位置合わせされたそれらの要素は、重なり合うパネルの厚さの方向に互いに位置合わせされる場合がある。例えば、第1のパネルの開口部が、第1のパネルと重なり合う配置で置かれた第2のパネルの第2の開口部と「位置合わせされた」とき、開口部の縁部は、第2の開口部の縁部の少なくとも一部分に沿って延在してもよく、第1および第2のパネルの厚さの方向に、第2の開口部と位置合わせされてもよい。
【符号の説明】
【0187】
10 ブランク、12 第1のカバーパネル、第1の外部パネル、13 折線、14 第1のサイドパネル、第1の外部パネル、15 折線、16 メインパネル、係合パネル、17 折線、18 第2のサイドパネル、第1の外部パネル、19 折線、20 第2のカバーパネル、第1の外部パネル、22 第1の端部パネル、第2の外部パネル、23 折線、24 第2の端部パネル、第2の外部パネル、25 折線、40 第1の歯、係合歯、40b 第2の歯、係合歯、41 半径方向切断線、42 第1のタブ、43 第1の円周方向切断線、44 第2のタブ、45 第2の円周方向切断線、60 主タブ、62 副タブ、80 タブ、82 タブ、90 物品キャリア、110 ブランク、112 第1のカバーパネル、中間パネル、第1の外部パネル、112A 第1のカバーパネル、キールパネル、112B 第1のカバーパネル、肩部パネル、113 折線、113A 折線、113B 折線、114 第1の外側パネル、第1のサイドパネル、第1の外部パネル、114T 延長タブ、115 折線、116 第1の内側パネル、117 折線、118 メインパネル、係合パネル、119 折線、120 第2の内側パネル、121 折線、122 第2の外側パネル、第2のサイドパネル、第1の外部パネル、122T 延長タブ、123 折線、123A 折線、123B 折線、124 第2のカバーパネル、中間パネル、第1の外部パネル、124A 第2のカバーパネル、キールパネル、124B 第2のカバーパネル、第2の肩部パネル、128A 第1の端部パネル、第2の外部パネル、128B 第2の端部パネル、第2の外部パネル、129A 折線、130A ハンドルパネル、第2の外部パネル、130B ハンドルパネル、第2の外部パネル、131A 折線、132A 第1の角部パネル、132B 角部パネル、133A 折線、134A 第1の固定パネル、134B 固定パネル、135A 折線、136A 第2の角部パネル、136B 角部パネル、137A 折線、138A 第2の固定パネル、138B 固定パネル、139A 折線、140 係合歯、140b 第2の係合歯、147A 折線、150A 第1のウェブパネル、153A 折線、151A 折線、152A 第2のウェブパネル、152B 第2のウェブパネル、153A 折線、170A 切断線、上側係合デバイス、固定デバイス、170B 切断線、上側係合デバイス、固定デバイス、172 タブ、190 物品キャリア、210 ブランク、212 第1の外部パネル、212A パネル、212B 第1の肩部パネル、213A 折線、213B 折線、214 外側パネル、第1のサイドパネル、第1の外部パネル、カバーパネル、216 内側パネル、218 メインパネル、係合パネル、220 パネル、222 第1の外部パネル、第2のサイドパネル、第1の外部パネル、223A 折線、223B 折線、224 カバーパネル、第1の外部パネル、224A キールパネル、224B 第2の肩部パネル、228A 端部パネル、第2の外部パネル、228B 端部パネル、第2の外部パネル、230A ハンドルパネル、第2の外部パネル、230B ハンドルパネル、第2の外部パネル、234A 固定パネル、234B 固定パネル、240 係合歯、270A 固定デバイス、切断線、270B 固定デバイス、290 物品キャリア、310 ブランク、312 第1のカバーパネル、第1の外部パネル、312A キールパネル、312B パネル、313B 折線、314 第1の外部パネル、第1のサイドパネル、314T 延長タブ、314X ローブ部分、316 内側パネル、318 メインパネル、係合パネル、320 内側パネル、322 外側パネル、第2のサイドパネル、第1の外部パネル、322T 延長タブ、322X ローブ部分、323B 折線、324 第2のカバーパネル、第1の外部パネル、324A キールパネル、324B パネル、328A 端部パネル、第2の外部パネル、328B 端部パネル、第2の外部パネル、330A ハンドルパネル、第2の外部パネル、330B ハンドルパネル、第2の外部パネル、334A 固定パネル、334B 固定パネル、340 係合歯、341 半径方向切断線、343 第1の円周方向切断線、345 第2の円周方向切断線、370A 固定デバイス、370B 固定デバイス、380 外側タブ、382 タブ、423 タブ、A1 開口部、A2 開口部、A4 開口部、B 物品、C1 第1の凹部、C2 第2の凹部、C3 第3の凹部、E1 係合縁部、F 脆弱線、切断線、F1 中間部分、F2 周縁部分、F3 端部分、H ハンドル構造、輸送ハンドル、工具開口部、L1 第1のロックタブ、L2 第2のロックタブ、M 安定化デバイス、工具開口部、R 凹部、RC 受け部、RT1 第1の物品保持構造、RT2 第2の物品保持構造
【国際調査報告】