(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-10
(54)【発明の名称】管アセンブリ及びそれを有する四方弁
(51)【国際特許分類】
F16L 13/02 20060101AFI20241003BHJP
F16L 21/00 20060101ALI20241003BHJP
【FI】
F16L13/02
F16L21/00 F
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024522033
(86)(22)【出願日】2022-11-03
(85)【翻訳文提出日】2024-06-06
(86)【国際出願番号】 CN2022129618
(87)【国際公開番号】W WO2023078363
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】202122707934.7
(32)【優先日】2021-11-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515266108
【氏名又は名称】浙江盾安人工環境股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Zhejiang DunAn Artificial Environment Co., Ltd
【住所又は居所原語表記】Diankou Industry Zone, Zhuji, Zhejiang, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】朱 佳峰
【テーマコード(参考)】
3H013
【Fターム(参考)】
3H013BA08
(57)【要約】
対向して設けられた固定端(101)及び自由端(102)を有する弁パイプ(10)と、対向して設けられた第1係合端(201)及び第2係合端(202)を有し、第1係合端(201)は自由端(102)に係合固定され、第2係合端(202)は予備接続管(30)の外側に嵌合されて予備接続管(30)に溶接固定されるために用いられるスリーブ(20)であって、第1係合端(201)と第2係合端(202)との間に位置し且つ少なくとも一部の内径が予備接続管(30)の外径より小さい間隔セグメント(21)を有するスリーブ(20)と、を含む管アセンブリを開示し、更にこの管アセンブリを含む四方弁を開示することで、従来技術におけるオーバーラップが本体の内部に落下しやすい問題を解決できる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
対向して設けられた固定端(101)及び自由端(102)を有する弁パイプ(10)と、
対向して設けられた第1係合端(201)及び第2係合端(202)を有し、前記第1係合端(201)は前記自由端(102)に係合固定され、前記第2係合端(202)は予備接続管(30)の外側に嵌合されて前記予備接続管(30)に溶接固定されるために用いられるスリーブ(20)であって、前記第1係合端(201)と前記第2係合端(202)との間に位置し且つ少なくとも一部の内径が前記予備接続管(30)の外径より小さい間隔セグメント(21)を有するスリーブ(20)と、を含む管アセンブリ。
【請求項2】
前記間隔セグメント(21)は、対向して設けられた第1端及び第2端を有する直線パイプセグメント(211)を含み、前記直線パイプセグメント(211)の内径が前記予備接続管(30)の外径より小さく、前記第1端が前記第1係合端(201)に接続され、前記第2端が前記第2係合端(202)に接続される、請求項1に記載の管アセンブリ。
【請求項3】
前記間隔セグメント(21)は、前記直線パイプセグメント(211)と前記第2係合端(202)との間に位置し且つ内径が前記第2係合端(202)から前記直線パイプセグメント(211)への方向に沿って徐々に減少する第1移行セグメント(212)を更に含む、請求項2に記載の管アセンブリ。
【請求項4】
前記第1移行セグメント(212)はテーパ状構造であり、前記第1移行セグメント(212)のテーパ角が15°~30°の間に設定される、請求項3に記載の管アセンブリ。
【請求項5】
前記間隔セグメント(21)は、両端がそれぞれ前記直線パイプセグメント(211)及び前記第1係合端(201)に接続される第2移行セグメント(213)を更に含む、請求項2に記載の管アセンブリ。
【請求項6】
前記間隔セグメント(21)の肉厚、前記第1係合端(201)の肉厚及び前記第2係合端(202)の肉厚は同じである、請求項1に記載の管アセンブリ。
【請求項7】
前記間隔セグメント(21)の内壁に、表面が円弧構造である突起構造が環状に設けられている、請求項1に記載の管アセンブリ。
【請求項8】
本体(1)と、前記本体(1)に連通されて設けられる請求項1から7のいずれか一項に記載の管アセンブリと、を含む四方弁。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年11月3日に中国国家知識産権局に提出された、出願番号が202122707934.7であり、発明の名称が「管アセンブリ及びそれを有する四方弁」である特許出願の優先権を主張する。
【0002】
本出願は四方弁の分野に関し、具体的には、管アセンブリ及びそれを有する四方弁に関する。
【背景技術】
【0003】
四方弁は、冷却機器において不可欠な部材であり、通常、本体部及び本体部に連通された管アセンブリを含む。ここで、本体部は、管アセンブリを介して冷却システムにおける継手に連通され、通常、管アセンブリは溶接により制冷システムにおける継手に固定される。管アセンブリを冷却システムにおける継手に溶接固定する過程でオーバーラップが形成される可能性があり、且つオーバーラップが本体部内に落下する問題が発生しやすく、四方弁の正常な運転に影響を与える。
【発明の概要】
【0004】
本出願は、従来技術におけるオーバーラップが本体の内部に落下しやすい問題を解決するための管アセンブリ及びそれを有する四方弁を提供する。
【0005】
本出願の一態様によれば、対向して設けられた固定端及び自由端を有する弁パイプと、対向して設けられた第1係合端及び第2係合端を有し、第1係合端は自由端に係合固定され、第2係合端は予備接続管の外側に嵌合されて予備接続管に溶接固定されるために用いられるスリーブであって、第1係合端と第2係合端との間に位置し且つ少なくとも一部の内径が予備接続管の外径より小さい間隔セグメントを有するスリーブと、を含む管アセンブリを提供する。
【0006】
本出願の技術態様を適用すると、予備接続管の端部をスリーブの第2係合端内に挿設してから、溶接材料を予備接続管の外壁と第2係合端の内壁との間に入れ、全体を加熱して溶接材料を溶融させることにより、スリーブと予備接続管との間の溶接を完成させる。第1係合端と第2係合端との間に間隔セグメントが設けられているため、溶接材料を入れすぎると、余分な溶接材料によりオーバーラップが形成される可能性があり、形成されたオーバーラップは第2係合端の内壁に沿って滑り落ちて間隔セグメントに付着することができるので、オーバーラップを止めて、オーバーラップが弁体内に滑り込むことを防止することができる。従来の技術態様と比べて、間隔セグメントを設けることにより、オーバーラップを止める役割を果たして、オーバーラップが四方弁の本体の内部に落下することを回避することができ、更に、四方弁の正常な運転を確保することができる。
【0007】
更に、間隔セグメントは、対向して設けられた第1端及び第2端を有する直線パイプセグメントを含み、直線パイプセグメントの内径が予備接続管の外径より小さく、第1端が第1係合端に接続され、第2端が第2係合端に接続される。直線パイプセグメントの配置は、構造が簡単で、且つスリーブの加工成形が容易になる。
【0008】
更に、間隔セグメントは、直線パイプセグメントと第2係合端との間に位置し且つ内径が第2係合端から直線パイプセグメントへの方向に沿って徐々に減少する第1移行セグメントを更に含む。上記の設計により、接続管のスリーブ内に入り込む距離を制限することができ、作業者により予備接続管のスリーブ内に入り込む深さを制御することが容易になる。
【0009】
更に、第1移行セグメントはテーパ構造であり、第1移行セグメントのテーパ角が15°~30°の間に設定される。第1移行セグメントのテーパ角を上記の範囲内に収めると、スリーブの加工成形を容易にすることができ、且つスリーブの構造強度を確保することができる。
【0010】
更に、間隔セグメントは、両端がそれぞれ直線パイプセグメント及び第1係合端に接続される第2移行セグメントを更に含む。上記の設計は、スリーブの加工成形を容易にすることができ、且つスリーブの構造強度を高めることができる。
【0011】
更に、間隔セグメントの肉厚、第1係合端の肉厚及び第2係合端の肉厚は同じである。このように設計すると、スリーブの加工成形を容易にすることができる。
【0012】
更に、間隔セグメントの内壁に、表面が円弧構造である突起構造が環状に設けられている。このように設計すると、スリーブの加工成形が容易になる。
【0013】
本出願の他の態様によれば、本体と、本体に連通されて設けられる上記の管アセンブリと、を含む四方弁を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本出願の一部を構成する明細書の図面は、本出願に対する更なる理解を提供するためのものであり、本出願の模式的な実施例及びその説明は、本出願を解釈するためのものであり、本出願を不適切に限定するものではない。
【0015】
【
図1】本出願の実施例1で提供される管アセンブリと予備接続管との組み立ての構造模式図を示す。
【
図2】本出願の実施例1で提供される管アセンブリと予備接続管との組み立ての断面図を示す。
【
図3】本出願の実施例2で提供される管アセンブリと予備接続管との組み立ての断面図を示す。
【
図4】本出願の実施例3で提供される管アセンブリと予備接続管との組み立ての断面図を示す。
【
図5】本出願の実施例4で提供される四方弁の構造模式図を示す。
【0016】
ここで、上記の図面には以下の符号が含まれる。
10 弁パイプ、101 固定端、102 自由端、
20 スリーブ、201 第1係合端、202 第2係合端、
21 間隔セグメント、211 直線パイプセグメント、212 第1移行セグメント、213 第2移行セグメント、
30 予備接続管、
1 本体。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本出願の実施例における図面を参照して、本出願の実施例における技術態様を明瞭且つ完全に記述するが、記述される実施例は、単に本出願の一部の実施例にすぎず、全ての実施例ではないことは明らかである。以下、少なくとも1つの例示的な実施例の記述は、実際には、単に説明的なものにすぎず、本出願及びその適用又は使用に対して何ら制限するものではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力なしに得られた全ての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【0018】
図1及び
図2に示すように、本出願の実施例1は、弁パイプ10及びスリーブ20を含む管アセンブリを提供する。弁パイプ10は、対向して設けられた固定端101及び自由端102を有する。スリーブ20は、対向して設けられた第1係合端201及び第2係合端202を有し、第1係合端201は自由端102に係合固定され、第2係合端202は予備接続管30の外側に嵌合されて予備接続管30に溶接固定されるために用いられ、スリーブ20は、第1係合端201と第2係合端202との間に位置し且つ少なくとも一部の内径が予備接続管30の外径より小さい間隔セグメント21を有する。
【0019】
本出願の技術態様を適用すると、予備接続管30の端部をスリーブ20の第2係合端202内に挿設してから、溶接材料を予備接続管30の外壁と第2係合端202の内壁との間に入れ、全体を加熱して溶接材料を溶融させることにより、スリーブ20と予備接続管30との間の溶接を完成させる。第1係合端201と第2係合端202との間に間隔セグメント21が設けられているため、溶接材料を入れすぎると、余分な溶接材料によりオーバーラップが形成される可能性があり、形成されたオーバーラップは第2係合端202の内壁に沿って滑り落ちて間隔セグメント21に付着する。従来の技術態様と比べて、間隔セグメント21は、第1係合端201と第2係合端202とを離間させ、且つ間隔セグメント21の内径が予備接続管30の外径より小さいため、間隔セグメント21はオーバーラップを止める役割を果たして、オーバーラップが四方弁の本体1の内部に落下することを回避することができ、更に、四方弁の正常な運転を確保することができる。また、間隔セグメント21の配置は、構造が簡単で、製造コストが低い。
【0020】
更に、間隔セグメント21は、対向して設けられた第1端及び第2端を有する直線パイプセグメント211を含み、直線パイプセグメント211の内径が予備接続管30の外径より小さく、第1端が第1係合端201に接続され、第2端が第2係合端202に接続される。本実施例において、直線パイプセグメント211の内径が第2係合端202の内径より小さい。具体的には、第1係合端201、直線パイプセグメント211、及び第2係合端202を同軸に設け、スリーブ20と予備接続管30とを溶接するとき、溶接過程で形成されたオーバーラップが直線パイプセグメント211の内壁に拡散して直線パイプセグメント211の内壁に付着する。直線パイプセグメント211の内壁に、オーバーラップが付着される環状の付着面が形成され、環状の付着面が形成されることは、オーバーラップの拡散の均一性を確保し、オーバーラップと付着面との接触面積を増加させることができ、オーバーラップが付着する安定性を確保し、オーバーラップが落下する現象を減少させることができる。
【0021】
ここで、直線パイプセグメント211は、段差構造により形成されてもよい。直線パイプセグメント211が段差構造により形成される場合、スリーブ20全体は段差状に設けられた管状の構造であり、第1係合端201の内径と第2係合端202の内径とが同じであり、且ついずれも直線パイプセグメント211の内径より大きく、直線パイプセグメント211の内径が予備接続管30の外径より大きい。
【0022】
本実施例において、間隔セグメント21は、直線パイプセグメント211と第2係合端202との間に位置し且つ内径が第2係合端202から直線パイプセグメント211への方向に沿って徐々に減少する第1移行セグメント212を更に含む。このように設計すると、少なくとも一部の第1移行セグメント212の内径が予備接続管30の外径より小さくなり、予備接続管30の端部をスリーブ20内に挿設した後、予備接続管30の端部が第1移行セグメント212の内壁に当接され、このとき、第1移行セグメント212は予備接続管30のスリーブ20内に入り込む変位を制限して、予備接続管30と直線パイプセグメント211とが互いに接触することを回避し、溶接作業者により予備接続管30のスリーブ20内に入り込む深さを制御することが容易になる。具体的には、第2係合端202、第1移行セグメント212及び直管セグメント211は一体的な成形構造であり、これによりスリーブ20全体の構造強度を確保することができる。
【0023】
ここで、第1移行セグメント212の側壁は傾斜面又は円弧面としてもよく、本実施例において、第1移行セグメント212の側壁は傾斜面である。
図2に示すように、第1移行セグメント212はテーパ構造であり、第1移行セグメント212のテーパ角が15°~30°の間に設定される。テーパ角が15°より小さいと、第1移行セグメント212の軸線方向に沿う長さが長すぎて、材料が無駄になり、テーパ角が30°より大きいと、第1移行セグメント212と第2係合端202との夾角が大きすぎて、第1移行セグメント212と第2係合端202との接続部位の構造強度を確保することができないため、本態様において、第1移行セグメント212のテーパ角を上記の範囲内に収めることで、原料の無駄を回避するだけでなく、スリーブ20全体の構造強度を確保することもできる。
【0024】
本実施例において、スリーブ20の第1係合端201は、弁パイプ10の自由端102の外周に嵌合されて弁パイプ10の自由端102に溶接係合される。更に、直線パイプセグメント211の内径が自由端102の内径より小さい。このように設計すると、弁パイプ10及びスリーブ20を組み立てるとき、間隔セグメント21は、弁パイプ10の自由端102の、スリーブ20内に入り込む距離を制限することができ、弁パイプ10とスリーブ20との間の迅速な位置決めを実現し、弁パイプ10及びスリーブ20の取り付けの精度を確保する。
【0025】
具体的には、間隔セグメント21は、両端がそれぞれ直線パイプセグメント211及び第1係合端201に接続される第2移行セグメント213を更に含む。直線パイプセグメント211と第1係合端201とは、第2移行セグメント213を介して移行接続され、且つ第1係合端201、第2移行セグメント213及び直線パイプセグメント211は一体的な成形構造であり、このように設計すると、スリーブ20の加工成形が容易になるだけでなく、スリーブ20の構造強度を確保することもできる。
【0026】
更に、第2移行セグメント213の内径は、第1係合端201から直線パイプセグメント211への方向に沿って徐々に減少する。弁パイプ10の自由端102がスリーブ20内に挿設された後、第2移行セグメント213は、弁パイプ10の、スリーブ20の内部に入り込む変位を制限して、弁パイプ10とスリーブ20との係合精度を向上させることができる。
【0027】
更に、間隔セグメント21の肉厚、第1係合端201の肉厚及び第2係合端202の肉厚は同じである。このように設計すると、スリーブ20の一体的な加工成形を容易にすることができる。具体的には、スリーブ20を加工成形する過程において、スリーブ20の、予備接続管30に係合するための両端部に拡孔処理を行い、拡孔処理の後に、スリーブ20の両端部にそれぞれ第1係合端201と第2係合端202が形成され、スリーブ20の中間部位に直線パイプセグメント211が形成され、第2係合端202と直線パイプセグメント211との間の部位に第1移行セグメント212が形成され、第1係合端201と直線パイプセグメント211との間の部位に第2移行セグメント213が形成される。このように設計すると、スリーブ20の加工成形が容易になり、且つ第1係合端201、間隔セグメント21及び第2係合端202が一体的な成形構造に形成され、更に、スリーブ20全体の構造強度を確保することができる。
【0028】
図3に示すように、本出願の実施例2で提供される管アセンブリは、実施例1と比べて、本実施例における間隔セグメント21がテーパ構造であり、且つ間隔セグメント21の内径が第2係合端202から第1係合端201に向かって徐々に減少し、具体的には、管アセンブリを組み立てるとき、弁パイプ10の端部と間隔セグメント21との間に間隔を有することが異なる。
【0029】
図4に示すように、本出願の実施例3で提供される管アセンブリは、実施例1と比べて、本実施例におけるスリーブ20の間隔セグメント21の内壁に、表面が円弧構造である突起構造が環状に設けられていることが異なる。具体的には、組み立てる過程において、突起構造の周面が予備接続管30の端部に当接係合され、且つ突起構造と第1係合端201の第2係合端202に近接した一端との間に間隔を有する。具体的には、スリーブ20を加工成形する過程において、スリーブ20の中央部に対して縮径処理を行って、突起構造を形成することができる。このように設計すると、突起構造が溶接過程で形成されたオーバーラップを止めて、オーバーラップが四方弁の本体1内に落下することを回避することができる。
【0030】
図5に示すように、本出願の実施例4は、本体1と、本体1に連通されて設けられる上記の実施例1における管アセンブリと、を含む四方弁を提供する。具体的には、弁パイプ10の固定端101が本体1に連通されて設けられる。
【0031】
留意すべきこととして、ここで使用される用語は、単に具体的な実施形態を記述するためのものにすぎず、本出願による例示的な実施形態を制限することを意図していない。ここで使用されるように、文脈において別途に明瞭に明示していない限り、単数形式は複数形式も含むことを意図しており、更には、本明細書において「包含」及び/又は「含む」という用語が用いられる場合、特徴、ステップ、操作、デバイス、アセンブリ及び/又はこれらの組み合わせの存在を示すことも理解すべきである。
【0032】
別途の具体的な説明がない限り、これらの実施例で述べた部材及びステップの相対的な配置、数式及び数値は、本出願の範囲を制限するものではない。同時に、記述の便宜上、図面に示された各部分の寸法は、実際の比例関係に従って描かれたものでないことを理解すべきである。当業者に知られている技術、方法及び設備に関して、詳細に論じないが、適切な場合において、記述した技術、方法及び設備は、許可された明細書の一部とみなされるべきである。ここに示し且つ論じた全ての例示において、いかなる具体的な値も単に例示的なものにすぎず、制限的なものとして解釈されるべきではない。従って、例示的な実施例の他の例示は、異なる値を有してもよい。類似の符号及び文字は以下の図面において類似の要素を示すことに留意すべきであり、従って、1つの図面で一度いずれかの要素が定義されれば、それ以降の図面においては、それに対する更なる説明を必要としない。
【0033】
本出願の記述において、「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」、「横方向」、「縦方向」、「垂直」、「水平」及び「頂部」、「底部」等の方位語で指示された方位又は位置関係は、通常、図示に基づく方位又は位置関係であって、単に本出願の記述の便宜上及び記述を簡略にするためのものにすぎず、相反する説明がされない場合に、これらの方位語は、指定された装置又は素子が特定の方位を有するか、あるいは特定の方位で構成及び操作されなければならないことを指示及び暗示するものではないため、本出願の保護範囲を制限するものとして理解されてはならず、方位語「内」、「外」は、各部材自体の輪郭に対する内、外を意味することを理解すべきである。
【0034】
記述の便宜上、ここでは、「~の上にある」、「~の上方にある」、「~上面にある」、「上面の」等のような空間的に相対的な用語が、図示された1つのデバイス又は特徴と他のデバイス又は特徴との空間的な位置関係を記述するために用いられてもよい。空間的に相対的な用語は、図面に記述された方位に加えて、使用又は操作中のデバイスの異なる方位を包含することを意図するものとして理解すべきである。例えば、図面におけるデバイスが逆になると、「他のデバイス又は構造の上方にある」又は「他のデバイス又は構造の上にある」と記述されたデバイスは、それ以降、「他のデバイス又は構造の下方にある」又は「他のデバイス又は構造の下にある」と位置決めされる。従って、例示的な用語「~上方にある」は、「~上方にある」及び「~下方にある」の両方の方位を含んでもよい。このデバイスは、他の異なる方式で(90度回転又は他の方位で)位置決めされ、且つここで使用される空間的に相対的な記述は、それに応じて解釈されてもよい。
【0035】
更には、説明すべきこととして、「第1」、「第2」等の単語を使用して部品を限定するのは、単に対応する部品を容易に区別するためのものであり、別途の記載がない限り、上述の単語は特別な意味を持たないため、本出願の保護範囲を制限するものとして理解してはならない。
【0036】
上述したものは、本出願の好ましい実施例にすぎず、本出願を制限するためのものではなく、当業者にとって、本出願は様々な変更及び変化が可能である。本出願の趣旨及び原則の範囲内でなされたいかなる修正、同等の置換、改良等は、いずれも本出願の保護範囲内に包含されるべきである。
【国際調査報告】