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特表2024-537376送信設定指示状態を決定するための方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-10
(54)【発明の名称】送信設定指示状態を決定するための方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/21 20230101AFI20241003BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20241003BHJP
   H04W 72/232 20230101ALI20241003BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20241003BHJP
【FI】
H04W72/21
H04W16/28
H04W72/232
H04W28/04 110
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024522380
(86)(22)【出願日】2022-09-27
(85)【翻訳文提出日】2024-06-12
(86)【国際出願番号】 EP2022076743
(87)【国際公開番号】W WO2023061744
(87)【国際公開日】2023-04-20
(31)【優先権主張番号】63/255,725
(32)【優先日】2021-10-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515076873
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オサケユイチア
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100141162
【弁理士】
【氏名又は名称】森 啓
(74)【代理人】
【識別番号】100151459
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 健一
(72)【発明者】
【氏名】サミ-ユッカ ハコラ
(72)【発明者】
【氏名】ユハ ペッカ カルヤライネン
(72)【発明者】
【氏名】ミハイ イェネスク
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA01
5K067CC04
5K067DD24
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE24
5K067HH28
5K067JJ21
5K067KK02
5K067KK03
(57)【要約】
送信設定指示(TCI)状態を決定するためのシステム、方法、装置、およびコンピュータプログラム製品が提供される。1つの方法は、ユーザ機器が、1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)を検出することと、ユーザ機器が、1つまたは複数のDCIのうちの少なくとも1つを決定することとを含み得る。1つまたは複数のDCIのうちの決定された少なくとも1つに対する確認情報が、同じシンボル、同じスロット、または同じアップリンクチャネルにおいて送信される。本方法はまた、ユーザ機器が、第1のDCIに示される第1のTCI状態を決定することであって、第1のDCIは、1つまたは複数のDCIのうちの決定された少なくとも1つのDCIの中で時間的に最新である、決定することと、ユーザ機器が、第1のTCI状態を適用することと、を含み得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器が、1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)を検出し、
前記ユーザ機器が、前記1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)のうちの少なくとも1つを決定し、前記1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)のうちの決定された前記少なくとも1つに対する確認応答情報が、同じシンボル、同じスロット、または同じアップリンクチャネルにおいて送信され、
前記ユーザ機器が、第1のダウンリンク制御情報(DCI)に示される第1の送信設定指示(TCI)状態を決定し、前記第1のダウンリンク制御情報(DCI)は、前記1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)のうちの決定された前記少なくとも1つの中で時間的に最新であり、
前記ユーザ機器が、前記第1の送信設定指示(TCI)状態を適用する、
ことを含む方法。
【請求項2】
前記確認応答情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、または、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)否定応答(NACK)を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のダウンリンク制御情報(DCI)に対する確認応答情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、または、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)否定応答(NACK)のいずれかを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のダウンリンク制御情報(DCI)に対する確認応答情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の送信設定指示(TCI)状態を適用することは、前記第1のダウンリンク制御情報(DCI)に対する確認応答情報の最後のシンボルの後のシンボル数またはスロット数の後に、前記第1の送信設定指示(TCI)状態を適用することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
を備える装置であって、
前記少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記装置に、少なくとも、
1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)を検出することと、
前記1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)のうちの少なくとも1つを決定することであって、前記1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)のうちの決定された前記少なくとも1つに対する確認応答情報が、同じシンボル、同じスロット、または同じアップリンクチャネルにおいて送信される、決定することと、
第1のダウンリンク制御情報(DCI)に示される第1の送信設定指示(TCI)状態を決定することであって、前記第1のダウンリンク制御情報(DCI)は、前記1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)のうちの決定された前記少なくとも1つの中で時間的に最新である、決定することと、
前記第1の送信設定指示(TCI)状態を適用することと、
を実行させるように構成される、装置。
【請求項7】
前記確認応答情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、または、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)否定応答(NACK)を含む、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記第1のダウンリンク制御情報(DCI)に対する確認応答情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、または、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)否定応答(NACK)のいずれかを含む、請求項6または7に記載の装置。
【請求項9】
前記第1のダウンリンク制御情報(DCI)に対する確認応答情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)を含む、請求項6または7に記載の装置。
【請求項10】
前記第1の送信設定指示(TCI)状態を適用することは、前記第1のダウンリンク制御情報(DCI)に対する確認応答情報の最後のシンボルの後のシンボル数またはスロット数の後に、指示された前記送信設定指示(TCI)状態を適用することを含む、請求項6に記載の装置。
【請求項11】
1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)を検出する手段と、
前記1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)のうちの少なくとも1つを決定する手段であって、前記1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)のうちの決定された前記少なくとも1つに対する確認応答情報が、同じシンボル、同じスロット、または同じアップリンクチャネルにおいて送信される、決定する手段と、
第1のダウンリンク制御情報(DCI)に示される第1の送信設定指示(TCI)状態を決定する手段であって、前記第1のダウンリンク制御情報(DCI)は、前記1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)のうちの決定された前記少なくとも1つの中で時間的に最新である、決定する手段と、
前記第1の送信設定指示(TCI)状態を適用する手段と、
を備える、装置。
【請求項12】
前記確認応答情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、または、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)否定応答(NACK)を含む、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記第1のダウンリンク制御情報(DCI)に対する確認応答情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、または、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)否定応答(NACK)のいずれかを含む、請求項11または12に記載の装置。
【請求項14】
前記第1のダウンリンク制御情報(DCI)に対する確認応答情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)を含む、請求項11または12に記載の装置。
【請求項15】
前記第1の送信設定指示(TCI)状態を適用するための手段は、前記第1のダウンリンク制御情報(DCI)に対する確認応答情報の最後のシンボルの後のシンボル数またはスロット数の後に、指示された前記送信設定指示(TCI)状態を適用するための手段を備える、請求項11に記載の装置。
【請求項16】
1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)を検出することと、
前記1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)のうちの少なくとも1つを決定することであって、前記1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)のうちの決定された前記少なくとも1つに対する確認応答情報が、同じシンボル、同じスロット、または同じアップリンクチャネルにおいて送信される、決定することと、
第1のダウンリンク制御情報(DCI)に示される第1の送信設定指示(TCI)状態を決定することであって、前記第1のダウンリンク制御情報(DCI)は、前記1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)のうちの決定された前記少なくとも1つの中で時間的に最新である、決定することと、
前記第1の送信設定指示(TCI)状態を適用することと、
を少なくとも実行するためのプログラム命令が記憶されたコンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記確認応答情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、または、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)否定応答(NACK)を含む、請求項16に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項18】
前記第1のダウンリンク制御情報(DCI)に対する確認応答情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、または、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)否定応答(NACK)のいずれかを含む、請求項16または17に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記第1のダウンリンク制御情報(DCI)に対する確認応答情報は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)を含む、請求項16または17に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記第1の送信設定指示(TCI)状態を適用することは、前記第1のダウンリンク制御情報(DCI)に対する確認応答情報の最後のシンボルの後のシンボル数またはスロット数の後に、前記第1の送信設定指示(TCI)状態を適用することを含む、請求項16に記載のコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
いくつかの例示的な実施形態は、一般に、ロングタームエボリューション(LTE)または第5世代(5G)無線アクセス技術または新無線(NR)アクセス技術などの移動または無線電気通信システム、または他の通信システムを含む通信に関連し得る。例えば、特定の例示的な実施形態は、一般に、送信設定指示(TCI)状態を決定するためのシステムおよび/または方法に関連し得る。
【背景技術】
【0002】
移動通信システムまたは無線通信システムの例は、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)、ロングタームエボリューション(LTE)進化型UTRAN(E-UTRAN)、LTE-アドバンスト(LTE-A)、MulteFire、LTE-A Pro、および/または第5世代(5G)無線アクセス技術または新無線(NR)アクセス技術を含み得る。5G無線システムは、無線システムとネットワークアーキテクチャの次世代(NG)を指す。5Gシステムは主に5G新無線(NR)上に構築されるが、5G(またはNG)ネットワークはE-UTRA無線上に構築することもできる。NRは10~20Gビット/秒以上のビットレートを提供し、少なくとも機能強化型モバイルブロードバンド(eMBB)や超高信頼性低遅延通信(URLLC)、大規模マシン型通信(mMTC)などのサービスカテゴリーをサポートできると推定されている。NRは、モノのインターネット(IoT)をサポートするために、極めて広帯域で超堅牢な低遅延接続と大規模ネットワーキングを提供することが期待されている。IoTやマシンツーマシン(M2M)通信が普及するにつれ、低消費電力、低データレート、長バッテリー寿命といったニーズを満たすネットワークへのニーズが高まるだろう。次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN)は5GのRANを表し、NRとLTE(およびLTE-Advanced)の両方の無線アクセスを提供できる。5Gでは、ユーザ機器に無線アクセス機能を提供できるノード(即ち、UTRANのノードB(NB)またはLTEの進化型NB(eNB)と同様)は、NR無線で構築される場合は次世代NB(gNB)と称され、E-UTRA無線で構築される場合は次世代eNB(NG-eNB)と称される場合があることに留意されたい。
【発明の概要】
【0003】
一実施形態は、ユーザ機器が、1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)を検出し、ダウンリンク制御情報(DCI)のうちの少なくとも1つを決定し、1つまたは複数のDCIのうちの決定された少なくとも1つに対する確認応答情報が、同じシンボル、同じスロット、または同じアップリンクチャネルにおいて送信され、第1のダウンリンク制御情報(DCI)に示される第1の送信設定指示(TCI)状態を決定し、第1のDCIは、1つまたは複数のDCIのうちの決定された少なくとも1つのDCIの中で時間的に最新であり、ユーザ機器が、決定された第1の送信設定指示(TCI)状態を適用する、ことを含む方法に関する。
【0004】
一実施形態は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを含む装置に関する。少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサにより、少なくとも、1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)を検出し、1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)のうちの少なくとも1つを決定し、1つまたは複数のDCIのうちの決定された少なくとも1つに対する確認応答情報が、同じシンボル、同じスロット、または同じアップリンクチャネルにおいて送信され、第1のダウンリンク制御情報(DCI)に示される第1の送信設定指示(TCI)状態を決定し、第1のDCIは、1つまたは複数のDCIのうちの決定された少なくとも1つのDCIの中で時間的に最新であり、第1の送信設定指示(TCI)状態を適用する、ことを実行させるように構成される。
【0005】
一実施形態は、1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)を検出する手段と、ダウンリンク制御情報(DCI)のうちの少なくとも1つを決定する手段であって、1つまたは複数のDCIのうちの決定された少なくとも1つに対する確認応答情報が、同じシンボル、同じスロット、または同じアップリンクチャネルにおいて送信される、決定する手段と、第1のダウンリンク制御情報(DCI)に示される第1の送信設定指示(TCI)状態を決定する手段であって、第1のDCIは、1つまたは複数のDCIのうちの決定された少なくとも1つのDCIの中で時間的に最新である、決定する手段と、第1の送信設定指示(TCI)状態を適用する手段と、を含む装置に関する。
【0006】
一実施形態は、1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)を検出することと、1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)のうちの少なくとも1つを決定することであって、1つまたは複数のDCIのうちの決定された少なくとも1つに対する確認応答情報が、同じシンボル、同じスロット、または同じアップリンクチャネルにおいて送信される、決定することと、第1のダウンリンク制御情報(DCI)に示される第1の送信設定指示(TCI)状態を決定することであって、第1のDCIは、1つまたは複数のDCIのうちの決定された少なくとも1つのDCIの中で時間的に最新である、決定することと、第1の送信設定指示(TCI)状態を適用することと、を含むプロセスを実行するためのプログラム命令が記憶されたコンピュータ可読媒体に関する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
例示的な実施形態の適切な理解のために、添付の図面を参照されたい。
図1図1は、一実施例による物理的ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)時間領域割り当ての例を示す。
図2図2は、一実施例による時分割二重(TDD)パターン構成の一例を示す。
図3図3は、一実施例による柔軟なハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)/否定応答(NACK)タイミングの一例を示す図である。
図4図4は、一実施形態によるUEが同じアプリケーション時間に対してどのTCI指示を適用するかの曖昧さを示す図である。
図5図5は、一実施形態による方法のフロー図の一例を示す。
図6A図6Aは、一実施形態による装置の例示的なブロック図を示す。
図6B図6Bは、一実施形態による装置の例示的なブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書において概略的に説明され図示されるような特定の例示的な実施形態の構成要素は、多種多様な異なる構成でアレンジされ設計され得ることが容易に理解されるであろう。したがって、例えば統一された送信設定指示(TCI)フレームワークにおけるビーム印加時間の曖昧さを解決するためのシステム、方法、装置、およびコンピュータプログラム製品のいくつかの例示的な実施形態の以下の詳細な説明は、特定の実施形態の範囲を限定することを意図するものではなく、選択された例示的な実施形態を代表するものである。
【0009】
本明細書全体を通して説明される例示的実施形態の特徴、構造、または特性は、1つまたは複数の例示的な実施形態における任意の好適な方法で組み合わせることができる。例えば、本明細書を通じて、「特定の実施形態」、「いくつかの実施形態」、または他の類似の語句の使用は、一実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、または特性が、少なくとも1つの実施形態に含まれ得るという事実を示す。したがって、本明細書を通じて「特定の実施形態において」、「いくつかの実施形態において」、「他の実施形態において」、または他の類似の文言が現れても、必ずしも全てが同じ一群の実施形態を指すわけではなく、説明した特徴、構造、または特性は、1つまたは複数の例示的な実施形態における任意の適切な方法で組み合わせることができる。
【0010】
さらに、所望であれば、後述する異なる機能または手順を、異なる順序で、かつ/または互いに同時に実行することができる。さらに、所望であれば、説明される機能または手順の1つまたは複数を任意とすることができ、または組み合わせることができる。このように、以下の説明は、特定の例示的な実施形態の原理および教示を例示するものとして見なされるべきであり、それを限定するものではない。
【0011】
本明細書で説明する特定の実施形態例は、新無線(NR)物理レイヤの開発に関連する可能性がある。例えば、いくつかの実施形態は、3GPP(登録商標)Release-17の統一TCIフレームワークにおけるビームスイッチング手順の曖昧さに対処するように構成され得る。
【0012】
マルチビーム強化の目的には、周波数範囲2(FR2)をターゲットとしつつ、周波数範囲1(FR1)にも適用可能な、マルチビーム動作の強化のためのサポートを拡張することが含まれ得る。これには、セル内およびセル間シナリオにおいて、より効率的な(待ち時間およびオーバーヘッドがより少ない)ダウンリンク(DL)/アップリンク(UL)ビーム管理を容易にする機能を特定および指定し、より高いUE速度および/またはより多くの設定されたTCI状態をサポートすること、
例えば、DLおよびULのデータおよび制御送受信のための共通ビーム(例えば、帯域内キャリアアグリゲーション用)、
DLおよびULのビーム指示のための統一されたTCIフレームワーク、
(無線リソース制御とは対照的に)動的制御シグナリングをより多く使用することで、待ち時間と効率を改善するために、上記の機能のためのシグナリングメカニズムの強化が含まれる。セル間ビーム管理では、UEは1つのセルに対して送信または1つのセルから受信することができる(つまり、ビーム選択が行われてもサービングセルは変更されない)。これには、レイヤ1(L1)のみの測定/報告(即ち、L3への影響はない)、および任意の物理セルIDを持つセルに関連するビーム指示が含まれる。ビーム指示は、Release-17統一TCIフレームワークに基づいてもよい。同じビーム測定/報告メカニズムをセル間多重送受信ポイント(mTRP)に再利用することができる。さらなる目的には、UL高速パネル選択のための統一TCIフレームワークを使用したULビーム指示に基づいて、最大許容露光(MPE)によるULカバレージ損失の軽減を考慮し、複数のパネルを装備したUEに対してULビーム選択を容易にするための機能を特定および規定することが含まれる。
【0013】
開発中の統一TCIフレームにおいて、UEは、DL信号/チャネル受信およびUL信号/チャネル送信のそれぞれについて、ジョイント(joint)DL/UL TCI状態または個別の(separate)DLおよびUL TCI状態のいずれかを構成することができる。UEは、最大N個(例えば、Nは8)のジョイントまたは個別のDLおよびUL TCI状態をアクティブにすることができ、そのうちの1つは、いわゆる、指示されたTCI状態である。ジョイントDL/UL指示TCI状態の場合、UEは単一のTCI状態を使用して、ダウンリンクにおける受信ビームおよびアップリンクにおける送信ビームのように、DL受信パラメータおよびUL送信パラメータを決定することができる。一方、個別のDLおよびUL TCI状態の場合、UEは、ダウンリンクにおける受信ビームおよびアップリンクにおける送信ビームをそれぞれ決定するために、DLのためのTCI状態およびULのためのTCI状態を構成する、一度に1つの指示されたTCIコードポイントを有する。
【0014】
統一TCIフレームワークにおいて、以下の一態様が提供される。一度に1組の信号およびチャネルに対する共通のTCI状態(別称、指示されたTCI)。TCI状態は、ジョイントDL/UL、個別のDL TCI状態、個別のUL TCI状態とすることができる。RRCは、ジョイントおよび/または個別のTCI状態のセット(またはプール)を設定する。媒体アクセス制御(MAC)は、ジョイントおよび/または個別のTCI状態の数(例えば、8個)をアクティブにする。最初の指示の前に、最初にアクティブ化されたTCI状態は、現在指示されているTCI状態である。ダウンリンク制御情報(DCI)は、アクティブ化されたTCI状態のうちの1つを指示されたTCI状態(これは共通のTCI状態であってもよい)にすることを指示することができる。
【0015】
DCIベースのTCI状態指示について、以下の態様が提供される。DL割り当て有りおよび割り当て無しのDCIフォーマット1_1/1_2を使用して、TCI状態指示を送信することができる。指示は、UEによるハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)により確認される。ビーム指示の適用時間については、ジョイントまたは個別のDL/ULビーム指示の確認応答の最後のシンボルから少なくともX msまたはYシンボル後の最初のスロットである。TCIフィールドのコードポイントは、DLとULの両方に対するジョイントTCI状態であってもよいし、個別の、例えば、DL TCI状態とUL TCI状態のペア、DL TCI状態(現在のUL TCI状態を維持)、またはUL TCI状態(現在のDL TCI状態を維持)であってもよい。
【0016】
図1は、一実施形態における物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)時間領域割り当ての例を示す図である。図1の例において、K0は、ダウンリンクスケジューリング用のPDCCH(DCI)が受信されるDLスロットと、PDSCHデータがスケジューリングされるDLスロットと、の間のオフセットである。K1は、PDSCHでデータがスケジューリングされるDLスロットと、スケジューリングされたPDSCHデータに対するACK/NACKフィードバックを送信する必要があるULスロットと、の間のオフセットである。図1の例では、K0の値に基づいて、スロット0において受信したDCIメッセージにおいて提供された情報に基づいて、データは、3スロットのオフセットでPDSCHスロット3にスケジューリングされる。K1の値に基づいて、スロット3においてPDSCHにスケジューリングされたデータに対するACK/NACKフィードバックは、5スロットのオフセットでULスロット8における物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)に送信される。
【0017】
時分割二重(TDD)モードで動作する場合、UEは、スロットの観点から、いつ送信(UL)を想定し、いつ受信(DL)を想定するかを認識する必要がある。5G NRのTDDスロットパターンでは、LTEとは異なり、事前に設定されたパターンは存在しない。むしろ、NRでは、以下のパラメータに基づいて、より柔軟な方法でパターンを定義し、NSAのRRC再構成メッセージを介してUEに通知することができる。
【0018】
図2は、例示的な実施形態によるTDDパターン構成の一例を示す図である。TDD NRでは、HARQ ACK/NACKタイミングは十分に設定可能である。HARQ ACK/NACKタイミングは、パラメータK1を指定することにより、特定のPDSCHに対して設定することができる。例として、スロット構成が2.5ms周期のDDDDUであるとする。そうすると、図2に示すように、K1を指定することにより、PDSCHに対するHARQ ACK/NACKを同じULスロットで送信することができる。さらに、図3は、柔軟なHARQ ACK/NACKタイミングの他の例を示す図である。
【0019】
上述したビーム指示(指示されたTCI状態)の適用時間に関連して問題が生じる場合がある。この問題は、同じULスロット(PUCCHまたはPUSCHのような同じULチャネル)において、複数のDCI(および、DCIがDL割り当てとともに送信された場合のスケジュールされたPDSCH)に関連するHARQ-ACK情報が伝達される場合によって例示され得る。このことは、異なる指示TCI状態を送信する可能性がある、異なるDCIに対して、同じ適用時間が存在することを意味する。従って、図4の実施例に示されるように、PUCCH送信後のYシンボルの適用時間後に、どのTCI状態が適用されるのかという曖昧さが存在する。換言すれば、図4は、UEが同じ適用時間に対してどのTCI指示を適用するのかという曖昧さを表している。図4の例において、DCI#aおよびDCI#bはTCI状態#2を送信し、DCI#cはTCI状態#3を送信する。PUCCHは、これら3つのDCI(および、それらのスケジュールされたPDSCH)に対応するHARQ-ACK情報を送信する。DCI#a、DCI#b、DCI#cに対する確認応答情報は同じスロットで送信されるため、どのTCI状態(どのDCIで指示されるのか)が適用されるのかは不明である。
【0020】
例示的な実施形態によれば、UEは、ジョイントまたは個別のDL/ULビーム指示の確認応答の最後のシンボルからYシンボル後に、指示されたTCI状態を適用するように設定され得る。一実施形態において、Yシンボルは時間領域OFDMシンボルの数を表してよく、Yはサブキャリア間隔に固有であり、UE機能としてUEによって提供される数値以上であってよい。指示されたTCI状態は、UEが同一シンボル内、または、同一ULスロット内、または、同一アップリンクチャネル内で、HARQ-ACK情報を送信するDCIのうち、最新の(即ち、最も新しい)DCIにおいて指示されたものであってよい。後の説明では、最新のDCIを第1のDCIと表記する。一実施形態において、第1のDCIは、UEがHARQ-ACKまたはHARQ-NACKのいずれかを送信するものである。他の実施形態によれば、第1のDCIは、UEがHARQ-ACKを送信するものである。
【0021】
図5は、例示的な実施形態による、ビームスイッチングの方法の例示的な流れ図を示す。例えば、図5の方法は、統一TCIフレームワークにおけるビーム適用時間の曖昧さを解決することができる。ある例示的な実施形態において、図5のフロー図は、LTEまたは5G NRなどの通信システムにおける通信装置によって実行可能である。例えば、いくつかの例示的な実施形態において、図5の方法を実行する通信装置は、UE、サイドリンク(SL)UE、無線装置、移動局、IoTデバイス、ロードサイドユニット(RSU)のUEタイプ、他の移動または定置デバイスなどを含み得る。
【0022】
図5の例において示されるように、505において、UEは、DLスケジューリングの有無に関わらず、1つまたは複数のDCIを検出することができる。一実施形態において、本方法は、510において、UEが同じシンボルにおいて、同じスロットにおいて、および/または同じULチャネルにおいて、HARQ-ACKまたはHARQ否定応答(NACK)などの確認応答情報を送信すべき1つまたは複数のDCIおよび/またはスケジューリングされたPDSCHのうちの少なくとも1つを決定することを含み得る。例えば、ULチャネルは、PUCCHおよび/またはPUSCHを含み得る。一実施形態によれば、本方法は、515において、第1のDCIで示される第1のTCI状態を決定することを含んでよく、第1のDCIは、510において決定されたDCIの中で時間的に最新である。一実施形態において、第1のDCIは、UEがHARQ-ACKまたはHARQ-NACKのいずれかを送信するDCIを含んでよい。さらなる実施形態において、第1のDCIは、UEがHARQ ACKを送信するDCIを含んでよい。
【0023】
特定の実施形態において、図5の方法は、520において、UEが、515において決定された第1のTCI状態を適用することをさらに含んでよい。例示的な実施形態によれば、適用ステップ520は、適用時間後にUEが第1のTCI状態を適用することを含んでよい。適用時間は、UEがHARQ-ACKを送信した後のUEおよび/またはgNBにおける許容処理時間を指す場合がある。適用時間の後、新たに指示されたTCI状態を適用することができる。
【0024】
一実施形態において、第1のTCI状態を適用するステップ520は、第1のDCIに対する確認応答情報の最後のシンボルの後のシンボル数(Y)またはスロット数の後に、第1のTCI状態を適用することを含んでよい。特定の実施形態において、シンボル数(Y)またはスロット数は、UE機能としてUEによって提供される数値以上であってもよい。
【0025】
例示的な実施形態によれば、図4を参照すると、ACK/NACKが同一スロットにおいて送信される3つのDCI、即ちDCI#a、DCI#b、DCI#cが存在する。そして、TCI状態#3を示すDCI#cは、3つのDCIの中で時間的に最新である可能性がある。したがって、本実施例において、UEは、DCI#cのACKの最後のシンボル(Y)またはスロット数の後に、TCI状態#3が適用されると考えることができる。
【0026】
また、他の例示的な実施形態において、上記の例におけるように、ACK/NACKが同じスロットにおいて送信される3つのDCI(即ち、DCI#a、DCI#bおよびDCI#c)を有する図4を参照する。TCI状態#2を示すDCI#aおよびDCI#bに対する確認応答情報は両方ともACKであるが、TCI状態#3を示すDCI#cに対する確認応答情報がNACKである場合、UEは、第1のTCI状態を決定する際に、ACKを有するDCIを考慮するだけでよい。したがって、この例示的な実施形態によれば、UEは、DCI#aおよびDCI#bのうちDCI#bが最新であるため、DCI#bに対するACKの最後のシンボル後のシンボル数(Y)またはスロット数の後に、DCI#bによって指示されるTCI状態#2を適用することができる。
【0027】
例示的な実施形態において、ネットワークまたはgNBは、ULにおける確認応答(例えば、HARQ-ACK)情報のための同じ時間インスタントが存在するDCIにおいて異なるTCIを有することを許可されない可能性がある。これに対応して、例示的な実施形態において、UEは、UEが確認応答(例えば、HARQ-ACK)情報を同時に(または同じULチャネルで)送信するDCIにおいて、異なるTCIが存在しないと仮定することができる。
【0028】
図4および図5は、方法またはプロセスの例示的な実施形態として提供されていることに留意されたい。しかしながら、特定の例示的な実施形態は、これらの例に限定されず、本明細書の他の箇所で説明するように、さらなる例示的な実施形態が可能である。
【0029】
図6Aは、実施形態による装置10の例を示す。一実施形態において、装置10は、通信ネットワーク内のノード、ホスト、またはサーバであってもよいし、そのようなネットワークにサービスを提供するものであってもよい。例えば、装置10は、LTEネットワーク、5GまたはNRなどの無線アクセスネットワークに関連する、ネットワークノード、衛星、基地局、ノードB、進化型ノードB(eNB)、5GノードBまたはアクセスポイント、次世代ノードB(NG-NBまたはgNB)、TRP、HAPS、統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード、および/またはWLANアクセスポイントであってもよい。いくつかの例示的な実施形態において、装置10は、例えば、gNBまたは他の同様の無線ノードであってもよい。
【0030】
いくつかの例示的な実施形態において、装置10は、分散コンピューティングシステムとしてエッジクラウドサーバを備えてもよく、サーバおよび無線ノードは、無線経路を介してまたは有線接続を介して互いに通信するスタンドアロン装置であってもよく、または有線接続を介して通信する実質的に同一のエンティティに配置されてもよいことを理解されたい。例えば、装置10がgNBを表す特定の例示的な実施形態において、それは、gNB機能を分割する中央ユニット(CU)および分散ユニット(DU)アーキテクチャで構成され得る。このようなアーキテクチャでは、CUは、ユーザデータの転送、モビリティ制御、無線アクセスネットワークの共有、測位、および/またはセッション管理などのgNB機能を含む論理ノードであってもよい。CUは、フロントホールインターフェースを介したDU(複数可)の動作を制御することができる。DUは、機能分割オプションに応じて、gNB機能のサブセットを含む論理ノードであってもよい。当業者であれば、装置10は図6Aに示されていない構成要素または機能を含み得ることを理解するであろうことに留意されたい。
【0031】
図6Aの例におけるように、装置10は、情報を処理し、命令または動作を実行するためのプロセッサ12を含むことができる。プロセッサ12は、任意のタイプの汎用または特定用途のプロセッサであってよい。実際、プロセッサ12は、例として、汎用コンピュータ、特殊用途コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途集積回路(ASIC)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサ、または任意の他の処理手段の1つまたは複数を含むことができる。図6Aには単一のプロセッサ12が示されているが、他の実施形態に従って複数のプロセッサを利用することもできる。例えば、特定の実施形態において、装置10は、マルチプロセッシングをサポートし得るマルチプロセッサシステム(例えば、この場合、プロセッサ12は、マルチプロセッサを意味する)を構成し得る2つ以上のプロセッサを含み得ることを理解されたい。特定の実施形態において、マルチプロセッサシステムは、(例えば、コンピュータクラスタを形成するように)密結合であってもよいし、疎結合であってもよい。
【0032】
プロセッサ12は、装置10の動作に関連する機能を実行することができ、これには、例えば、アンテナ利得/位相パラメータのプリコーディング、通信メッセージを構成する個々のビットの符号化および復号化、情報のフォーマット化、ならびに通信または通信リソースの管理に関連する処理を含む装置10の全体的な制御が含まれる。
【0033】
装置10は、プロセッサ12によって実行され得る情報および命令を記憶するための、プロセッサ12に接続され得る(内部または外部)メモリ14をさらに含むことができ、または、これに接続されてもよい。メモリ14は、1つまたは複数のメモリであってよく、ローカルアプリケーション環境に適した任意のタイプのものであってよく、半導体ベースのメモリデバイス、磁気メモリデバイスおよびシステム、光メモリデバイスおよびシステム、固定メモリ、および/またはリムーバブルメモリなどの任意の適切な揮発性または不揮発性データ記憶技術を使用して実装され得る。例えば、メモリ14は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気ディスクまたは光ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)などのスタティック記憶装置、または任意の他のタイプの非一過性の機械もしくはコンピュータ可読媒体、または他の適切な記憶手段の任意の組み合わせを備えてよい。メモリ14に記憶された命令は、プロセッサ12によって実行されると、装置10が本明細書に記載のタスクを実行することを可能にするプログラム命令またはコンピュータプログラムコードを含むことができる。
【0034】
例示的な実施形態において、装置10は、光ディスク、USBドライブ、フラッシュドライブ、または任意の他の記憶媒体などの外部のコンピュータ可読記憶媒体を受け入れ、読み取るように構成されたドライブまたはポートをさらに含むか、または(内部または外部に)接続され得る。例えば、外部のコンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサ12および/または装置10による実行のためのコンピュータプログラムまたはソフトウェアを記憶することができる。
【0035】
いくつかの例示的な実施形態において、装置10は、装置10との間で信号および/またはデータを送受信するための1つまたは複数のアンテナ15を含むか、またはこれらに接続することもできる。装置10はさらに、情報を送受信するように構成されたトランシーバ18を含むか、またはそれに接続することができる。トランシーバ18は、例えば、アンテナ(複数可)15に接続され得る複数の無線インターフェースを含んでもよいし、任意の他の適切な送受信手段を含んでもよい。無線インターフェースは、移動体通信用グローバルシステム(GSM)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、LTE、5G、WLAN、Bluetooth(登録商標)(BT)、Bluetooth(登録商標)低エネルギー(BT-LE)、近距離無線通信(NFC)、無線周波数識別子(RFID)、ウルトラワイドバンド(UWB)、MulteFireなどの1つまたは複数を含む複数の無線アクセス技術に対応し得る。無線インターフェースは、フィルタ、コンバータ(例えば、デジタル/アナログコンバータなど)、マッパ、高速フーリエ変換(FFT)モジュールなどのコンポーネントを含み、1つまたは複数のダウンリンクを介して送信用のシンボルを生成し、(例えば、アップリンクを介して)シンボルを受信することができる。
【0036】
このように、トランシーバ18は、アンテナ15による送信のために情報を搬送波波形に変調し、装置10の他の要素による更なる処理のためにアンテナ15を介して受信された情報を復調するように構成され得る。他の実施形態では、トランシーバ18は、信号またはデータを直接送受信することができる。付加的または代替的に、いくつかの実施形態において、装置10は、入出力装置(I/O装置)、または入出力手段を含むことができる。
【0037】
例示的な実施形態において、メモリ14は、プロセッサ12によって実行されたときに機能を提供するソフトウェアモジュールを記憶することができる。モジュールは、例えば、装置10にオペレーティングシステム機能を提供するオペレーティングシステムを含むことができる。メモリはまた、装置10に付加的な機能を提供するためのアプリケーションまたはプログラムなどの1つまたは複数の機能モジュールを記憶することができる。装置10の構成要素は、ハードウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組み合わせとして実装することができる。
【0038】
いくつかの例示的な実施形態によれば、プロセッサ12およびメモリ14は、処理回路/手段または制御回路/手段の一部に含まれるか、またはその一部を構成することができる。さらに、いくつかの実施形態において、トランシーバ18は、トランシーバ回路/手段に含まれるか、またはトランシーバ回路/手段の一部を構成することができる。
【0039】
本明細書で使用される場合、「回路」という用語は、ハードウェアのみの回路実装(例えば、アナログ回路および/またはデジタル回路)、ハードウェア回路とソフトウェアとの組み合わせ、アナログおよび/またはデジタルハードウェア回路とソフトウェア/ファームウェアとの組み合わせ、装置(例えば、装置10)に様々な機能を実行させるハードウェア回路、および/または、動作のためにソフトウェアを使用するが、動作に必要でない場合にはソフトウェアが存在しない可能性があるハードウェア回路、および/または、プロセッサ、または、その部分である。さらなる例として、本実施例における「回路」という用語は、単にハードウェア回路もしくはプロセッサ(または複数のプロセッサ)、またはハードウェア回路もしくはプロセッサの一部、およびそれに付随するソフトウェアおよび/またはファームウェアの実装もカバーする場合がある。また、回路という用語は、例えば、サーバ、セルラーネットワークノードもしくはデバイス、または他のコンピューティングもしくはネットワークデバイスにおけるベースバンド集積回路を包含する場合もある。
【0040】
上記で説明したように、ある例示的な実施形態において、装置10は、基地局、アクセスポイント、ノードB、eNB、gNB、TRP、HAPS、IABノード、中継ノード、WLANアクセスポイント、衛星などのネットワークエレメントまたはRANノードであってもよいし、ネットワークエレメントまたはRANノードの一部であってもよい。例示的な実施形態において、装置10は、gNBまたは他の無線ノードであってもよく、あるいは、gNBのCUおよび/またはDUであってもよい。特定の実施形態によれば、装置10は、メモリ14およびプロセッサ12によって制御されて、本明細書で説明される実施形態のいずれかに関連する機能を実行することができる。例えば、例示的な実施形態において、装置10は、図1~5に例示されるものなど、本明細書に記載されるフローチャートまたはシグナリング図のいずれかに描かれる処理、または本明細書に記載される任意の他の方法のうちの1つまたは複数の処理を実行するように構成され得る。幾つかの実施形態において、本明細書において説明されるように、装置10は、例えば、統一TCIフレームワークにおけるビーム適用時間の曖昧さを解決することができる、ビームスイッチングに関する手順を実行するように構成され得る。
【0041】
図6Bは、他の実施形態による装置20の例を示す。一実施形態において、装置20は、UE、通信ノード、モバイル機器(ME)、移動局、携帯端末、据え置き型デバイス、IoTデバイス、または他のデバイスなど、通信ネットワーク内のノードまたはエレメント、またはそのようなネットワークに関連するものであってもよい。本実施例において説明されるように、UEは、代替的に、例えば、移動局、モバイル機器、モバイルユニット、携帯端末、ユーザ機器、加入者局、無線端末、タブレット、スマートフォン、IoTデバイス、センサまたはNB-IoTデバイス、時計または他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、車両、ドローン、医療機器およびそのアプリケーション(例えば、遠隔手術)、産業機器およびそのアプリケーションと呼ばれることがある、遠隔手術)、産業用デバイスおよびそのアプリケーション(例えば、産業用および/または自動処理チェーンの状況で動作するロボットおよび/または他の無線デバイス)、民生用電子機器、商業用および/または産業用無線ネットワーク上で動作するデバイスなどである。一例として、装置20は、例えば、ワイヤレスハンドヘルドデバイス、ワイヤレスプラグインアクセサリ等において実装され得る。
【0042】
いくつかの例示的な実施形態において、装置20は、1つまたは複数のプロセッサ、1つまたは複数のコンピュータ読み取り可能記憶媒体(例えば、メモリ、記憶装置など)、1つまたは複数の無線アクセスコンポーネント(例えば、モデム、トランシーバなど)、および/またはユーザインタフェースを含み得る。いくつかの実施形態において、装置20は、GSM、LTE、LTE-A、NR、5G、WLAN、WiFi、NB-IoT、Bluetooth(登録商標)、NFC、MulteFire、および/または任意の他の無線アクセス技術などの1つまたは複数の無線アクセス技術を使用して動作するように構成され得る。当業者であれば、装置20は図6Bに示されていない構成要素または特徴を含み得ることを理解するであろうことに留意されたい。
【0043】
図6Bの例に示されるように、装置20は、情報を処理し、命令または動作を実行するためのプロセッサ22を含むか、またはプロセッサ22に接続されてよい。プロセッサ22は、任意のタイプの汎用または特定用途プロセッサであってよい。実際、プロセッサ22は、例として、汎用コンピュータ、特殊用途コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つまたは複数を含み得る。図6Bには単一のプロセッサ22が示されているが、他の実施形態に従って複数のプロセッサを利用することもできる。例えば、特定の実施形態において、装置20は、マルチプロセッシングをサポートし得るマルチプロセッサシステム(例えば、この例におけるプロセッサ22は、マルチプロセッサを意味し得る)を構成し得る2つ以上のプロセッサを含み得ることを理解されたい。特定の実施形態において、マルチプロセッサシステムは、(例えば、コンピュータクラスタを形成するように)密結合であっても、疎結合であってもよい。
【0044】
プロセッサ22は、いくつかの例として、アンテナ利得/位相パラメータのプリコーディング、通信メッセージを構成する個々のビットの符号化および復号化、情報のフォーマット化、ならびに通信リソースの管理に関連する処理を含む装置20の全体的な制御を含む、装置20の動作に関連する機能を実行することができる。
【0045】
装置20は、プロセッサ22によって実行され得る情報および命令を記憶するための、プロセッサ22に接続され得る(内部または外部)メモリ24をさらに含み得るか、またはこれに接続され得る。メモリ24は、1つまたは複数のメモリであってよく、ローカルアプリケーション環境に適した任意のタイプのものであってよく、半導体ベースのメモリデバイス、磁気メモリデバイスおよびシステム、光メモリデバイスおよびシステム、固定メモリ、および/またはリムーバブルメモリなどの任意の適切な揮発性または不揮発性データ記憶技術を使用して実装され得る。例えば、メモリ24は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気ディスクまたは光ディスクなどの静的記憶装置、ハードディスクドライブ(HDD)、または任意の他のタイプの非一過性の機械もしくはコンピュータ可読媒体の任意の組み合わせを含んでよい。メモリ24に記憶された命令は、プロセッサ22によって実行されると、装置20が本明細書で説明されるようなタスクを実行することを可能にするプログラム命令またはコンピュータプログラムコードを含むことができる。
【0046】
実施形態において、装置20は、光ディスク、USBドライブ、フラッシュドライブ、または任意の他の記憶媒体などの外部コンピュータ可読記憶媒体を受け入れ、読み取るように構成されたドライブまたはポートをさらに含むか、または(内部または外部に)接続され得る。例えば、外部コンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサ22および/または装置20による実行のためのコンピュータプログラムまたはソフトウェアを記憶することができる。
【0047】
いくつかの例示的な実施形態において、装置20は、ダウンリンク信号を受信するため、および装置20からアップリンクを介して送信するために、1つまたは複数のアンテナ25を含むか、またはこれらに接続することもできる。装置20は、情報を送受信するように構成されたトランシーバ28をさらに含むことができる。トランシーバ28は、アンテナ25に接続された無線インターフェース(例えば、モデム)を含むこともできる。無線インターフェースは、GSM、LTE、LTE-A、5G、NR、WLAN、NB-IoT、Bluetooth(登録商標)、BT-LE、NFC、RFID、UWBなどのうちの1つまたは複数を含む複数の無線アクセス技術に対応し得る。無線インターフェースは、ダウンリンクまたはアップリンクによって搬送されるOFDMAシンボルなどのシンボルを処理するためのフィルタ、コンバータ(例えば、デジタルアナログ変換器など)、シンボルデマッパ、信号整形コンポーネント、逆高速フーリエ変換(IFFT)モジュールなどの他のコンポーネントを含むことができる。
【0048】
例えば、トランシーバ28は、アンテナ25による送信のために情報を搬送波波形に変調し、装置20の他の要素によるさらなる処理のためにアンテナ25を介して受信した情報を復調するように構成することができる。他の実施形態において、トランシーバ28は、信号またはデータを直接送受信することができる。付加的または代替的に、いくつかの実施形態において、装置20は、入出力装置(I/O装置)を含むことができる。特定の実施形態において、装置20は、グラフィカルユーザインタフェースまたはタッチスクリーンなどのユーザインタフェースをさらに含むことができる。
【0049】
一実施形態において、メモリ24は、プロセッサ22によって実行されたときに機能を提供するソフトウェアモジュールを記憶する。モジュールは、例えば、装置20にオペレーティングシステム機能を提供するオペレーティングシステムを含むことができる。メモリはまた、装置20に付加的な機能を提供するためのアプリケーションまたはプログラムなどの1つまたは複数の機能モジュールを記憶することができる。装置20の構成要素は、ハードウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの任意の適切な組み合わせとして実装され得る。例示的な実施形態によれば、装置20は、任意選択的に、NRなどの任意の無線アクセス技術に従って、無線または有線通信リンク70を介して装置10と通信するように設定され得る。
【0050】
いくつかの実施形態によれば、プロセッサ22およびメモリ24は、処理回路または制御回路に含まれるか、または処理回路または制御回路の一部を構成することができる。さらに、いくつかの実施形態において、トランシーバ28は、送受信回路に含まれるか、または送受信回路の一部を構成することができる。
【0051】
上述したように、いくつかの実施形態によれば、装置20は、例えば、UE、SL UE、中継UE、モバイル機器、移動局、ME、IoTデバイスおよび/またはNB-IoTデバイスなどであってよい。特定の実施形態によれば、装置20は、メモリ24およびプロセッサ22によって制御されて、図1~2に図示される、または図1~2に関して説明される動作の1つまたは複数のような、本明細書で説明される実施形態のいずれかに関連する機能、または本明細書で説明される任意の他の方法を実行することができる。例えば、一実施形態において、装置20は、本明細書の他の箇所で詳細に説明されるように、例えば、統一TCIフレームワークにおけるビーム適用時間の曖昧さを解決することができる、ビームスイッチングに関連する処理を実行するように制御することができる。
【0052】
一実施形態によれば、装置20は、メモリ24およびプロセッサ22によって、1つまたは複数のDCIを検出し、1つまたは複数のDCIのうち、決定された少なくとも1つのDCIに対するHARQ-ACKまたはHARQ-NACKなどの確認応答情報が同じシンボル、同じスロット、または同じULチャネル(例えば、PUCCHおよび/またはPUSCH)で送信される少なくとも1つのDCIを決定するように制御され得る。一実施形態において、装置20は、メモリ24およびプロセッサ22によってさらに制御され、1つまたは複数のDCIのうちの決定された少なくとも1つのDCIの中で時間的に最新の第1のDCIにおいて指示される第1のTCI状態を決定することができる。一実施形態において、装置20は、メモリ24およびプロセッサ22によって、第1のTCI状態を適用するように制御することができる。一実施形態によれば、装置20は、適用時間後に第1のTCI状態を適用するように制御され得る。例示的な一実施形態において、第1のDCIに対する確認応答情報は、装置20がHARQ ACKまたはHARQ NACKのいずれかを送信するDCIであってよい。さらなる例示的な実施形態において、第1のDCIに対する確認応答情報は、装置20がHARQ ACKを送信するDCIであってもよい。
【0053】
いくつかの例示的な実施形態において、装置(例えば、装置10および/または装置20)は、方法、プロセス、または本明細書において説明される変形例のいずれかを実行するための手段を含むことができる。手段の例は、1つまたは複数のプロセッサ、メモリ、コントローラ、トランスミッタ、レシーバ、センサ、回路、および/または本明細書において説明する動作のいずれかを実行させるためのコンピュータプログラムコードを含み得る。
【0054】
上述の観点から、特定の例示的な実施形態は、既存の技術的プロセスに対するいくつかの技術的改善、強化、および/または好ましくは利点を提供し、少なくとも無線ネットワーク制御および/または管理の技術分野に対する改善を構成する。例えば、上記で詳細に説明したように、特定の例示的な実施形態は、ビームスイッチングを可能にする方法、装置、および/またはシステムを提供するように構成することができる。特に、従って、いくつかの実施形態は、統一TCIフレームワークにおけるビーム適用時間の曖昧さを解決する方法を提供する。したがって、特定の例示的な実施形態の使用は、例えば、基地局、eNB、gNB、および/またはIoTデバイス、UEまたは移動局などの通信ネットワークおよびそれらのノードの機能の改善をもたらす。
【0055】
いくつかの例示的な実施形態において、本明細書において説明される方法、プロセス、信号図、アルゴリズムまたはフローチャートのいずれかの機能は、メモリまたは他のコンピュータ可読媒体もしくは有形媒体に格納されたソフトウェアおよび/またはコンピュータプログラムコードもしくはコードの一部によって実装され、プロセッサによって実行することができる。
【0056】
いくつかの例示的な実施形態において、装置は、少なくとも1つの演算プロセッサまたはコントローラによって実行され得る、算術演算として、またはプログラムまたはプログラムの一部(追加または更新されたソフトウェアルーチンを含む)として構成された少なくとも1つのソフトウェアアプリケーション、モジュール、ユニット、またはエンティティを含むか、またはこれらに関連付けられる。プログラムは、プログラム製品またはコンピュータプログラムとも呼ばれ、ソフトウェアルーチン、アプレットおよびマクロを含み、任意の装置読み取り可能なデータ記憶媒体に記憶されることができ、特定のタスクを実行するためのプログラム命令を含むことができる。コンピュータプログラム製品は、プログラムが実行されると、例示的な実施形態を実行するように構成される1つまたは複数のコンピュータ実行可能なコンポーネントを含むことができる。1つまたは複数のコンピュータ実行可能なコンポーネントは、少なくとも1つのソフトウェアコードまたはコードの一部とすることができる。例示的な実施形態の機能を実施するために必要な変更および構成は、ルーチン(複数可)として実行されてもよく、追加または更新されたソフトウェアルーチン(複数可)として実施されてもよい。一実施例において、ソフトウェアルーチンは装置にダウンロードすることができる。
【0057】
一実施例として、ソフトウェアまたはコンピュータプログラムコードまたはコードの一部は、ソースコード形式、オブジェクトコード形式、または何らかの中間形式であってもよく、何らかのキャリア、配布媒体、またはコンピュータ可読媒体に格納されてもよく、この媒体は、プログラムを搬送可能な任意のエンティティまたはデバイスであってもよい。このような担体としては、例えば、記録媒体、コンピュータメモリ、読み取り専用メモリ、光電気的および/または電気的担体信号、電気通信信号、および/またはソフトウェア配布パッケージを挙げることができる。必要とされる処理能力に応じて、コンピュータプログラムは単一の電子デジタルコンピュータで実行することもできるし、複数のコンピュータに分散して実行することもできる。コンピュータ可読媒体またはコンピュータ可読記憶媒体は、非一過性の媒体であってもよい。
【0058】
他の例示的な実施形態において、例示的な実施形態の機能は、例えば特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルゲートアレイ(PGA)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはハードウェアとソフトウェアの他の任意の組み合わせの使用を通じて、装置に含まれるハードウェアまたは回路によって実行されてもよい。さらに別の例示的な実施形態において、例示的な実施形態の機能性は、インターネットまたは他のネットワークからダウンロードされた電磁信号によって伝達され得る、非有形の手段などの信号として実装することができる。
【0059】
例示的な実施形態によれば、ノード、デバイス、または対応する構成要素などの装置は、回路、コンピュータまたはマイクロプロセッサ、例えばシングルチップコンピュータ素子、またはチップセットとして構成することができ、算術演算に使用される記憶容量を提供するためのメモリおよび/または算術演算を実行するための演算プロセッサを少なくとも含むことができる。
【0060】
本実施例における例示的な実施形態は、特定の実施形態の説明に関連して単数または複数の言語のいずれが使用されているかに関係なく、単数および複数の実施形態の両方に適用することができる。例えば、単一のネットワークノードの動作を説明する実施形態は、ネットワークノードの複数のインスタンスを含む例示的な実施形態にも適用することができ、その逆もまた同様である。
【0061】
当業者であれば、上述したような例示的な実施形態は、異なる順序の手順、および/または開示されているものとは異なる構成のハードウェア要素を用いて実施され得ることを容易に理解するであろう。したがって、これらの例示的な実施形態に基づいていくつかの実施形態について説明したが、例示的な実施形態の精神および範囲内に留まりつつ、特定の修正、変形、および代替的な構成が明らかであることは、当業者には明らかであろう。
【0062】
部分的な用語集
ACK 確認応答
CSI-RS チャネル状態情報参照信号
DCI ダウンリンク制御情報
HARQ ハイブリッド自動再送要求
L1-RSRP レイヤ1参照信号受信電力
NACK 否定応答
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
QCL 準同時配置
SCS サブキャリア間隔
SSB 同期信号ブロック
TCI 送信設定指示
UE ユーザ機器
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
【国際調査報告】