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特表2024-537395信号送信の制御方法と装置及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-10
(54)【発明の名称】信号送信の制御方法と装置及びシステム
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/26 20090101AFI20241003BHJP
   H04W 52/02 20090101ALI20241003BHJP
【FI】
H04W16/26
H04W52/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024522488
(86)(22)【出願日】2021-10-18
(85)【翻訳文提出日】2024-06-11
(86)【国際出願番号】 CN2021124518
(87)【国際公開番号】W WO2023065096
(87)【国際公開日】2023-04-27
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】ジア・メイイ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン・レイ
(72)【発明者】
【氏名】易 粟
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA03
5K067AA22
5K067AA43
5K067DD27
5K067EE02
5K067EE06
5K067EE10
5K067HH36
(57)【要約】
本発明の実施例では信号送信の制御方法と装置及びシステムが提供され、前記方法は、第一ノードネットワーク装置から受信した情報に基づいて、及び/又は、前記ネットワーク装置又は端末装置からの信号に対しての検出に基づいて、前記ネットワーク装置又は前記端末装置に第一信号を伝送するための第一ユニットをオン又はオフにすることを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一ノードに配置される、信号の送信を制御する装置であって、
ネットワーク装置又は端末装置に第一信号を伝送するための第一ユニット;及び
前記ネットワーク装置から受信した情報に基づいて、及び/又は、前記ネットワーク装置又は前記端末装置からの信号に対しての検出に基づいて、前記第一ユニットをオン又はオフにするための第二ユニットを含む、装置。
【請求項2】
請求項1に記載の装置であって、
前記第二ユニットが前記ネットワーク装置から受信した情報に基づいて前記第一ユニットをオン又はオフにすることは、
前記ネットワーク装置から受信した無線リソース制御(RRC)設定情報、媒体アクセス制御制御エレメント(MAC CE)、及び下りリンク制御情報(DCI)のうちの1つ又は複数に基づいて、前記第一ユニットをオン又はオフにすることを含む、装置。
【請求項3】
請求項2に記載の装置であって、
前記RRC設定情報の送信は前記第一ユニットをオンにすることを指示し、又は、前記第一ユニットをオフにすることを指示する、装置。
【請求項4】
請求項2に記載の装置であって、
前記MAC CEは前記第一ユニットをオン又はオフにすることを指示するために用いられる、装置。
【請求項5】
請求項2に記載の装置であって、
前記MAC CEは1つ又は複数のキャリアに対応する第一ユニットをオン又はオフにするために用いられ、前記MAC CEは前記1つ又は複数のキャリア及び各キャリアに対応する第一ユニットをオン又はオフにする情報を含む、装置。
【請求項6】
請求項2に記載の装置であって、
前記DCIは1つ以上の第一ノードに共通の指示である、装置。
【請求項7】
請求項6に記載の装置であって、
前記DCIが1つ以上の第一ノードに共通の指示であることは、
前記DCIがP-RNTIによってCRCスクランブルされることを含む、装置。
【請求項8】
請求項7に記載の装置であって、
前記DCIはDCI format 1_0を使用し、
前記DCIの1つのビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる、装置。
【請求項9】
請求項7に記載の装置であって、
前記DCIは1つのPDSCHをスケジューリングし、前記物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)は1つ又は複数の第一ノードの標識(ID)を含む情報をキャリーする、装置。
【請求項10】
請求項2に記載の装置であって、
前記DCIは1つの第一ノードに専用の指示である、装置。
【請求項11】
請求項10に記載の装置であって、
前記DCIが1つの第一ノードに専用の指示であることは、
前記DCIが第一無線ネットワーク一時識別子(RNTI)によって巡回冗長検査(CRC)スクランブルされ、前記DCIが第一DCIフォーマット(DCI format)を使用し、かつ前記DCIの1つのビット及び/又は複数のビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられることを含む、装置。
【請求項12】
請求項11に記載の装置であって、
前記第一DCI formatはDCI format 2_6であり、前記第一RNTIはPS-RNTIであり、
前記DCIの1つのビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられ、
前記DCIがさらにセカンダリセル(SCell)休眠指示情報を含む場合に、前記DCIのもう1つのビットにより、前記SCell休眠指示情報が対応する第一ユニットに適するかを指示する、装置。
【請求項13】
請求項11に記載の装置であって、
前記第一DCI formatはDCI format 2_6であり、前記第一RNTIはPS-RNTIであり、
前記DCIの第一ビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられ、
前記DCIの第二ビットがウェイクアップ(wake up)を指示するために用いられ、
前記第二ビットが所定値に設定されるときに、前記第一ビットは有効であり、そうでないときに、前記第一ビットは無視される、装置。
【請求項14】
請求項1に記載の装置であって、
前記第二ユニットが前記ネットワーク装置からの第一設定情報を受信し、前記第一設定情報は前記第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含まず、又は、前記第一ノードが前記第一設定情報に含まれるdataInactivityTimer設定を無視し、又は適用せず;
前記第二ユニットが前記ネットワーク装置からの第一設定情報を受信し、前記第一設定情報はdataInactivityTimerの設定を含み、前記dataInactivityTimerの値は無限大に設定され;
前記第二ユニットがデータ非アクティブ化監視を行わず;
前記第二ユニットが上位層にdataInactivityTimerのタイムアウトを指示せず;
前記第二ユニットが下位層からのdataInactivityTimerのタイムアウトの指示を受信したときに、RRCアイドル状態に入ることを実行せず;
前記第二ユニットがネットワーク装置からの第二設定情報を受信し、前記第二設定情報は前記第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含まず、又は前記第一ノードが前記第二設定情報に含まれるsCellDeactivationTimer設定を無視し、又は適用せず;
前記第二ユニットがネットワーク装置からの第二設定情報を受信し、前記第二設定情報はsCellDeactivationTimerの設定を含み、かつ前記sCellDeactivationTimerの値は無限大に設定され;
前記第二ユニットがネットワーク装置からの第三設定情報を受信し、前記第三設定情報は前記第一ノードについてのDormantBWP-Configを含まず、又は前記第一ノードが前記第三設定情報に含まれるDormantBWP-Configを無視し、又は適用せず;
前記第二ユニットがdormant BWPへの進入を指示するPDCCHを受信したときに、帯域幅部分(BWP)切り替えを行わず、又は、現在のアクティブBWPを保ち、又は、BWPをデフォルトBWPに切り替えることを実行し;
前記第二ユニットがネットワーク装置からの第四設定情報を受信し、前記第四設定情報は前記第一ノードについてのbwp-InactivityTimerを含まず、又は前記第一ノードが前記第四設定情報に含まれるbwp-InactivityTimerを無視し、又は適用せず;
前記第二ユニットがネットワーク装置からの第四設定情報を受信し、前記第四設定情報はbwp-InactivityTimerを含み、かつ前記bwp-InactivityTimerの値は無限大に設定され;
前記第二ユニットがbwp-InactivityTimerを起動させず、又は再起動させ;
前記第二ユニットがアクティブ下りリンク帯域幅部分(DL BWP)に関連付けられるbwp-InactivityTimerのタイムアウトのときに、BWP切り替えを実行せず、又は現在のアクティブBWPを維持する
ことのうちの少なくとも1つを行うことを含む、装置。
【請求項15】
請求項1に記載の装置であって、
前記第二ユニットが前記ネットワーク装置又は前記端末装置からの信号に対する検出に基づいて前記第一ユニットをオン又はオフにすることは、
前記ネットワーク装置又は前記端末装置からの信号に対する測定に基づいて測定結果を取得し、前記測定結果が所定条件を満たした場合に、前記第一ユニットをオン又はオフにすることを含む、装置。
【請求項16】
請求項1に記載の装置であって、
前記第二ユニットが前記第一ユニットにオフにすることは、前記第二ユニットが
パワー増幅器をオフにし;
チャネルを減少させ;
端末装置と送受信を行うためのRFチェーンをオフにし;
関連付けられるタイマーをオフにし;
関連付けられる設定下りリンク割り当て及び設定上りリンクグラント類型2(Type 2)をクリアし;
関連付けられる半持続チャネル状態情報(CSI)報告の物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)リソースをクリアし;
関連付けられる設定上りリンクグラント類型1(Type 1)をサスペンド又はクリアし;
関連付けられるすべての混合自動再送請求(HARQ)バッファを刷新し;
物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)をリリースし;
下りリンク参照信号をリリースし;
上りリンク参照信号に対しての測定を停止又は緩和し;及び
パラメータ設定を初期化する
ことのうちの少なくとも1つを行うことを含む、装置。
【請求項17】
請求項1に記載の装置であって、
前記第二ユニットが前記第一ユニットをオンにすることは、前記第二ユニットが
パワー増幅器をオンにし;
チャネルを増加させ;
端末装置と送受信を行うためのRFチェーンをオンにし;
関連付けられるタイマーを停止し;
記憶された設定に基づいて、サスペンドされた設定上りリンクグラント類型1(Type 1)を初期化して開始し;及び
上りリンク参照信号に対する測定を開始する
ことのうちの少なくとも1つを行うことを含む、装置。
【請求項18】
請求項1に記載の装置であって、
前記第一ノードは、
転送器(Repeater);
再構成可能なインテリジェントサーフェス(RIS);
統合アクセスとバックホール(IAB)ノード;
車載リレー(VMR);及び
送受信ノード(TRP)
というノード又は装置又は実体のうちの1つである、装置。
【請求項19】
ネットワーク装置に配置される、信号の送信を制御する装置であって、
第一ノードに情報を送信することで、前記第一ノードがネットワーク装置から受信した情報に基づいて、及び/又はネットワーク装置及び/又は端末装置からの信号に対しての検出に基づいて、前記ネットワーク装置又は前記端末装置に第一信号を伝送するための第一ユニットをオン又はオフにするようにさせるための第一送信ユニットを含み、
前記情報は第一情報であり、前記第一ノードが前記ネットワーク装置から受信した情報に基づいて、前記第一ユニットをオン又はオフにするようにさせ;及び/又は
前記情報は前記ネットワーク装置の第一参照信号を含む設定情報及び/又は前記端末装置の第二参照信号を含む設定情報であり、前記第一ノードが前記ネットワーク装置からの前記第一参照信号に対しての検出及び/又は前記端末装置からの前記第二参照信号に対しての検出に基づいて、前記第一ユニットをオン又はオフにするようにさせる、装置。
【請求項20】
端末装置、第一ノード及びネットワーク装置を含む通信システムであって、
前記ネットワーク装置は、
前記第一ノードに情報を送信することで、前記第一ノードが前記ネットワーク装置から受信した情報に基づいて、及び/又は、前記ネットワーク装置及び/又は前記端末装置からの信号に対する検出に基づいて、前記ネットワーク装置又は前記端末装置に第一信号を伝送するための第一ユニットをオン又はオフにするようにさせ、
前記第一ノードは、
前記ネットワーク装置から受信した情報に基づいて、及び/又は、前記ネットワーク装置又は前記端末装置からの信号に対しての検出に基づいて、前記ネットワーク装置又は前記端末装置に第一信号を伝送するための第一ユニットをオン又はオフにする、通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
NR(New Radio、新無線)システムでは、柔軟なパラメータセット、より大きなバンド幅、より低い遅延及びより多くの端末アンテナにより、端末がエネルギー節約という新たな課題に直面している。リリース16(Rel-16)では端末は以下のような省エネルギー技術をサポートしており、即ち、
PDCCH(Physical Downlink Control Channel、物理下りリンク制御チャネル)監視の削減:DRX(Discontinuous Reception、不連続受信)への適応、即ち、DRXパラメータ設定の調整とPDCCH監視のスキップ及び信号の休眠(sleep)を含み;
時間領域適応型エネルギー節約:即ち、クロススロットスケジューリング省エネルギー技術であり、該技術により、端末は今回のスケジューリングがクロススロットスケジューリングであるか、それとも、ローカルスロットスケジューリングであるかを事前に知り得るようにさせることができ、クロススロットスケジューリングである場合に、端末はPDCCHシンボルを受信した後に、不必要なPDSCH(Physical Downlink Shared Channel、物理下りリンク共有チャネル)サンプリング及びバッファリングを回避でき、また、クロススロットスケジューリングの処理時間に余裕があるため、端末はPDCCHの処理能力をも削減でき;
周波数領域適応型エネルギー節約:端末適応型BWP(bandwith part、帯域幅部分)切り替え及びセカンダリセル休眠技術を含み;
アンテナ領域適応型エネルギー節約:RRC(Radio Resource Control、無線リソース制御)シグナリングを利用して各BWPのために最大MIMO(Multiple-Input Multiple-Output、マルチ入力マルチ出力)層数を設定し、BWP切り替えによって最大MIMO層数の切り替えを実現し;
RRM(Radio Resource Management、無線リソース管理)測定の緩和;及び
端末とネットワークの連携:端末がネットワークへリリースのプリファレンス、所望のDRXパラメータ設定などの情報を報告する。
【0003】
今のところ、アイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末のエネルギー節約方法は例えば、不必要な端末ページング受信を減らすためのページング強化、アイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末への、接続状態が可用のTRS(Tracking Reference Signal、追跡参照信号)及び/又はCSI-RS(Channel State Information-Reference signal、チャネル状態情報参照信号)機会の提供などを含み、接続状態にある端末のエネルギー節約方法は、PDCCH監視の減少、RLF(Radio link failure、無線リンク失敗)及び/又はBFD(Beam Failure Detection、ビーム失敗検出)の測定の緩和などを含む。
【0004】
また、現在及び将来の通信システムでは、ネットワークのエネルギー節約も重要な課題である。ネットワークのエネルギー節約について、可能な技術はアンプ電圧のレギュレーション、シンボルのオフ、チャネルのオフ、セルのオフ、ディープスリープなどを含む。
【0005】
なお、上述の背景技術についての紹介は、本発明の技術案を明確かつ完全に説明し、また、当業者がそれを理解しやすいためのものである。これらの技術案は、本発明の背景技術に記述されているため、当業者にとって周知であると解釈してはならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
発明者は、1つ又は複数の追加のノード又は装置又は実体(entity)をサポートする現在のシナリオの場合につついて、以下のような問題が存在すると発見した。
【0007】
1)追加のノード又は装置又は実体、例えば、Repeater(転送器)又はRIS(Reconfigurable Intelligent Surfaces、再構成可能なインテリジェントサーフェス)は、受信したRF信号が移動端又は基地局の欲しがる信号、例えば、ノイズ及び干渉信号を含まないとしても、常に、受信したRF信号に対して処理/増幅及び伝送を行うため、移動端又は基地局に干渉を来すことがあり;及び
2)追加のノード又は装置又は実体により、通信システムの総電力消費量が増加する。
【0008】
上述の問題又は他の類似した問題を解決するために、本発明の実施例は信号送信の制御方法と装置及びシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施例の一側面によれば、信号送信の制御装置が提供され、前記制御装置は、
ネットワーク装置又は端末装置に第一信号を伝送するための第一ユニット;及び
前記ネットワーク装置から受信した情報、及び/又は前記ネットワーク装置又は前記端末装置からの信号に対しての検出に基づいて、前記第一ユニットをオン又はオフにするための第二ユニットを含む。
【0010】
本発明の実施例のもう1つの側面によれば、ネットワーク装置に配置される信号送信の制御装置が提供され、前記制御装置は、
第一ノードに情報を送信するための制御ユニットを含み、
前記情報は、前記第一ノードがネットワーク装置から受信した情報、及び/又はネットワーク装置及び/又は端末装置からの信号に対しての検出に基づいて、前記ネットワーク装置又は前記端末装置に第一信号を伝送するための第一ユニットをオン又はオフにするようにさせ、
そのうち、前記情報は第一情報であり、前記第一ノードが前記ネットワーク装置から受信した情報に基づいて前記第一ユニットをオン又はオフにするようにさせ、及び/又は、前記情報は前記ネットワーク装置の第一参照信号を含む設定情報及び/又は前記端末装置の第二参照信号を含む設定情報であり、前記第一ノードが前記ネットワーク装置からの前記第一参照信号に対しての検出及び/又は前記端末装置からの前記第二参照信号に対しての検出に基づいて前記第一ユニットをオン又はオフにするようにさせる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の実施例の有利な効果は少なくとも次のとおりであり、即ち、ネットワーク装置(例えば、基地局)受信した情報、及び/又はシンボル/信号に対しての検出の結果に基づいて、追加のノード又は装置又は実体(第一ノードと呼ぶ)は、受信したRF信号を処理し、移動装置(例えば、移動端)にRF信号を伝送するためのユニット(第一ユニットと呼ぶ)をオン又はオフにすることで、データ伝送がないときにノイズ及び干渉信号に対して処理/増幅及び伝送を行うことを回避できるため、移動装置への干渉を無くすことができる。また、本発明の実施例により、追加のノード又は装置又は実体(第一ノードと呼ぶ)のエネルギー消費を低減できるため、通信システムのエネルギー消費を減らすことができる。
【0012】
後述の説明及び図面を参照することで本発明の特定の実施例を詳しく開示し、本発明の原理を採用し得る態様を示す。なお、本発明の実施例は範囲上でこれらにより限定されない。添付した特許請求の範囲内であれば、本発明の実施例は様々な変更、修正及び代替によるものを含んでも良い。
【0013】
また、1つの実施例について説明した及び/又は示した特徴は、同じ又は類似した方式で1つ又は複数の他の実施例に用い、他の実施例における特徴と組み合わせ、又は、他の実施例における特徴を置換することもできる。
【0014】
なお、「含む/有する」のような用語は、本明細書に使用されるときに、特徴、要素、ステップ、又はアセンブルの存在を指すが、1つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ、又はアセンブリの存在又は付加を排除しないということも指す。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本発明の1つの図面又は1つの実施形態に記載の要素及び特徴は、1つ又は複数の他の図面又は実施形態に示した要素及び特徴と組み合わせることができる。また、図面では、類似した符号は、幾つの図面における対応する部品を示し、複数の実施形態に用いる対応部品を示すためにも用いられる。
【0016】
含まれている図面は、本発明の実施例への更なる理解を提供するために用いられ、これらの図面は、本明細書の一部を構成し、本発明の実施形態を例示し、文字記載とともに本発明の原理を説明するために用いられる。また、明らかのように、以下に記載される図面は、本発明の幾つかの実施例を示すためのものに過ぎず、当業者は、創造性のある労働をせずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
図1】Repeater/RISのデプロイメントシナリオを示す図である。
図2】簡素化されたRepeaterモデルを示す図である。
図3】簡素化されたTDD(Time Division Duplex、時分割複信)スキームのRepeaterモデルを示す図である。
図4】IABアーキテクチャを示す図である。
図5】マルチTRPの操作を示す図である。
図6】VMRを示す図である。
図7】本発明の実施例における信号送信の制御方法を示す図である。
図8】インテリジェント中継器の構造を示す図である。
図9】IABシナリオを示す図である。
図10】TRPシナリオを示す図である。
図11】本発明の実施例におけるパラメータ設定方法を示す図である。
図12】本発明の実施例における信号送信の制御装置を示す図である。
図13】本発明の実施例におけるパラメータ設定装置を示す図である。
図14】本発明の実施例における通信システムを示す図である。
図15】本発明の実施例におけるノード装置を示す図である。
図16】本発明の実施例におけるネットワーク装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
添付した図面及び以下の説明を参照することにより、本発明の前述及び他の特徴は明らかになる。なお、明細書及び図面では本発明の特定の実施例を開示するが、それらは本発明の原理を採用し得る一部のみの実施例を示し、理解すべきは、本発明は記載される実施例に限定されず、即ち、本発明は添付した特許請求の範囲内のすべての変更、変形及び代替によるものをも含むということである。
【0018】
本発明の実施例では、用語「通信ネットワーク」又は「無線通信ネットワーク」は次のような任意の通信規格に準ずるネットワークを指しても良く、例えば、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)、HSPA(High-Speed Packet Access)などである。
【0019】
また、通信システムにおける装置間の通信は任意の段階の通信プロトコルに従って行われても良く、例えば、次のような通信プロトコルを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、1G(generation)、2G、2.5G、2.75G、3G、4G、4.5G、5G、新無線(NR、New Radio)など、及び/又は、その他の従来の又は将来開発される通信プロトコルである。
【0020】
本発明の実施例では、用語「ネットワーク装置」は例えば、通信システムにおいて、端末装置を通信ネットワークに接続し、かつ該端末装置にサービスを提供する装置を指す。ネットワーク装置は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、基地局(BS、Base Station)、アクセスポイント(AP、AccessPoint)、送受信ポイント(TRP、Transmission Reception Point)、ブロードキャスト送信機、モバイル管理エンティティ(MME、Mobile Management Entity)、ネットワークゲートウェイ、サーバー、無線ネットワーク制御器(RNC、Radio Network Controller)、基地局制御器(BSC、Base Station Controller)などである。
【0021】
基地局は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、ノードB(NodeB又はNB)、進化ノードB(eNodeB又はeNB)、5G基地局(gNB)などであり、さらにRRH(Remote Radio Head)、RRU(Remote Radio Unit)、リレー(relay)又は低パワーノード(例えば、femto、picoなど)を含んでも良い。また、用語「基地局」はそれらの一部又はすべての機能を含んでも良く、各基地局は特定の地理的領域に対して通信カバレッジを提供できる。用語「セル」が指すのは、基地局及び/又はそのカバーする領域であっても良く、これは該用語のコンテキストによるものである。
【0022】
本発明の実施例では、用語「ユーザ装置」(UE、User Equipment)又は「端末装置」(TE、Terminal Equipment)は例えば、ネットワーク装置により通信ネットワークにアクセスし、かつネットワークからのサービスを受ける装置を指す。ユーザ装置は固定したもの又は移動するものであっても良く、また、移動ステーション(MS、Mobile Station)、端末、加入者ステーション(SS、Subscriber Station)、アクセス端末(AT、AccessTerminal)、ステーションなどとも称される。
【0023】
そのうち、ユーザ装置は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、例えば、セルラーフォン(Cellular Phone)、PDA(Personal Digital Assistant)、無線モデム、無線通信装置、モバイル装置、マシンタイプ通信装置、ラップトップコンピュータ、コードレス電話機、スマートフォン、スマートウォッチ、デジタルカメラなどである。
【0024】
また、例えば、IoT(Internet of Things)などのシナリオにおいて、ユーザ装置はさらに、監視又は測定を行う機器又は装置であっても良く、例えば、次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、マシンタイプ通信(MTC、Machine Type Communication)端末、車載通信端末、D2D(Device to Device)端末、M2M(Machine to Machine)端末などである。
【0025】
現在の通信システムでは、カバレッジなどを増加させるために、基地局(例えば、gNB又はgNB-CU(Control Unit、制御ユニット))と移動端との間に1つ又は複数の追加のノード又は装置又は実体(ノード/装置/実体と記す)を増設し、それは、基地局/移動端から受信した信号又はシンボル(信号/シンボルと記す)に対して処理(例えば、増幅、ルーティングなど)を行って、移動端/基地局に転送するための簡素化されたプロトコルスタック機能を有する。追加のノード/装置/実体はRepeater/RIS、IAB(Integrated Access and Backhaul、統合アクセスとバックホール)ノード、VMR(Vehicle-Mounted Relays、車載リレー)、TRPなどであり得る。
【0026】
通常、追加のノード/装置/実体は2つのユニット又はモード(ユニット/モードと記す)を含み、そのうち、1つのユニット/モードが基地局と通信を行うために用いられ、例えば、IABノードにおけるMT(Mobile Terminal、移動端末)であり、もう1つのユニット/モードが移動端と通信を行うために用いられ、例えば、IABノードにおけるDU(distributed unit、分散ユニット)である。この2つのユニット/モードは周波数分割又は時間分割又は空間分割(周波数分割/時間分割/空間分割と記す)の方式でワーキングしても良い。
【0027】
なお、基地局と移動端との間で1つ又は複数の追加のノード/装置/実体を使用するシナリオはすべて、本発明の実施シナリオである。以下、例を挙げて説明する。
【0028】
図1はRepeater/RISのデプロイメントシナリオを示す図である。図1に示すように、Repeater/RISは1種の装置であり、下りリンク方向(基地局から移動領域へ)及び上りリンク方向(移動端から基地局へ)において放射又は伝送のRFキャリアに対して受信、処理及び送信を行う。Repeaterの場合に、処理はパワー増幅(amplify)を含み、RISの場合に、処理はビームフォーミング(beamforming)、伝送環境再構成などを含む。下りリンクリンク又は上りリンクリンクのみが指定されるワーキング周波数帯域では、指定される上りリンクリンク又は下りリンクリンクのみを繰り返す。
【0029】
図2は簡素化されたRepeaterモデルを示す図である。図2に示すように、Repeaterは下りリンク径路上の基地局からのRF信号及び上りリンク径路上の移動端としての汎用装置からのRF信号の双方向増幅器である。リリース17(Rel-17)では、TDD(Time Division Duplex、時分割複信)スキームをサポートするRepeaterが検討されており、そのモデルは図3に示すとおりである。
【0030】
図4はIABアーキテクチャを示す図である。IABはNG-RAN(NG-Radio Access Network、5G無線アクセスネットワーク)における無線信号が中継され得るように確保するために用いられる。中継ノード、即ち、IAB-nodeはNRアクセスとバックホール(backhauling)をサポートする。バックホールはシングルホップ(hop)又はマルチホップを含んでも良い。ネットワーク側NRバックホールの終了点、即ち、IAB-donorは、IABをサポートする追加の機能を含むgNBを表す。IABの全体的なアーキテクチャは図4に示すとおりであり、そのうち、a)SA(standalone)モードの使用、及びb)EN-DC(E-UTRA-NR Dual Connectivity)モードの使用が含まれる。EN-DCモードでは、IAB-nodeはE-UTRA(Evolved-UMTS Terrestrial Radio Access、進化UMTS(Universal Mobile Telecommunications System、汎用移動通信システム)地上無線アクセス)によって、1つのMeNB(Master eNB)に接続され、IAB-donorはSgNB(Secondary eNB)としてX2-Cで終端(terminate)する。そのうち、IAB-nodeはgNB-DUの機能をサポートし、即ち、IAB-DUであり、UEs及び次のホップのIAB-nodesのNRアクセスインターフェースで終端し、また、IAB-donor上のgNB-CUの機能のF1プロトコルで終端する。また、IAB-nodeはさらに、UEの機能の1つの部分集合をサポートし、即ち、IAB-MTであり、例えば、もう1つのIAB-node又はIAB-donorのgNB-DUに接続される、IAB-donor上のgNB-CUに接続され及びコアネットワークに接続される物理層、L2(Layer 2)、RRC及びNAS(Non Access Stratum、非アクセス層)の機能を含む。
【0031】
図5はマルチTRPの操作を示す図である。TRPはgNBの一部であり、端末UEから信号を受信し又は端末UEに信号を送信するために用いられる。図5に示すように、マルチTRPの操作では、1つのサービングセルが2つのTRPsからUEをスケジューリングできるため、より良いPDSCHのカバレッジ、信頼性及び/又はデータレートを提供できる。今のところ、TRP-1とTRP-2は内部インターフェースを介して通信を行うが、将来、標準化されるインターフェースを使用する可能性がある。
【0032】
図6はVMRを示す図である。VMRは1種の移動リレーである。図6に示すように、小型on board基地局リレーが移動車両にインストールされ、これによって、5Gのカバレッジを提供し、(車内及び/又は周囲領域の)移動端と通信を行い、RAN(Radio Access Network、無線アクセスネットワーク)(ドナー)ノードを介して5Gネットワークに無線接続される。主な接続は次のようなことを含むとし、即ち、1)5G NRは移動基地局リレーとドナーRANノードとの間の無線リンク、及び、基地局リレーと移動端と間の無線リンクに用いられ;2)移動基地局リレーはドナーRANノードを介して5Gコアネットワーク(5GC)に接続され;及び、3)シングルホップリレーはメイン/基本シナリオである。
【0033】
以下、図面と併せて本発明の実施例の様々な実施方式について説明する。なお、これらの実施方式は例示に過ぎず、本発明を限定するものではない。
【0034】
<第一側面の実施例>
本発明の実施例では信号送信の制御方法が提供され、第一ノード側から説明が行われる。該第一ノードは前述の追加のノード/装置/実体であり、例えば、図1に示すシナリオにおけるRepeater又はRISであり、又は、図2又は図3に示すシナリオにおけるRepeaterであり、又は、図4に示すシナリオにおけるIABノードであり、又は、図5に示すシナリオにおけるTRPであり、又は、図6に示すシナリオにおけるVMRである。以下の説明では、説明の便宜のため、上述のシナリオにおけるノード/装置/実体を第一ノードと呼ぶが、本発明はこれに限定されず、上述のシナリオにおけるノード/装置/実体は他の名称を有しても良い。
【0035】
図7は本発明の実施例における信号送信の制御方法を示す図である。図7に示すように、該方法は以下のステップ(操作/処理)を含む。
【0036】
701:第一ノードがネットワーク装置から受信した情報、及び/又は前記ネットワーク装置又は端末装置からの信号に対しての検出に基づいて、前記ネットワーク装置又は前記端末装置に第一信号を伝送するための第一ユニットをオン又はオフにする。
【0037】
上述の実施例では、第一ノードはネットワーク装置又は端末装置へ信号(第一信号と呼ぶ)を伝送するためのモード又はユニット(第一ユニットと呼ぶ)を有する。
【0038】
本発明の実施例により、第一ノードはネットワーク装置から受信した情報、及び/又はシンボル/信号に対しての検出の結果に基づいて、ネットワーク装置又は端末装置に信号を伝送するための第一ユニットをオン又はオフにし、これによって、データ伝送がないときにノイズ及び干渉信号に対して処理/増幅及び伝送を行うことを回避できるため、移動装置への干渉を無くすことができる。また、第一ノードのエネルギー消費を低減できるため、通信システムのエネルギー消費を減らすことができる。
【0039】
上述の実施例では、第一ユニットはさらに、端末装置又はネットワーク装置からのRF信号(第二信号と呼ぶ)を受信し、該第二信号を処理した後に前述の第一信号を生成するために用いられる。
【0040】
上述の実施例では、第一ユニットが第二信号に対して行う処理はパワー増幅処理、ビームフォーミング処理、伝送環境再構成処理などを含み得るが、これらに限られない。例えば、第一ノードが前述のRepeaterである場合に、第一ユニットは受信した第二信号に対してパワー増幅処理を行って前述の第一信号を生成しても良く、第一ノードが前述のRISである場合に、第一ユニットは受信した第二信号に対してビームフォーミング処理、伝送環境再構成処理などを行って前述の第一信号を生成しても良い。
【0041】
幾つかの実施例において、ネットワーク装置から受信した情報がRRC設定情報である場合に、第一ノードは該RRC設定情報に基づいて第一ユニットをオン又はオフにする。
【0042】
1つの実施方式において、上述のRRC設定情報は上述の第一ユニットをオン又はオフにすることを指示するための情報(第一情報と呼ぶ)を含んでも良く、第一ノードは該第一情報に基づいて、ネットワーク装置又は移動装置にRF信号(第一信号)を伝送するための第一ユニットをオン又はオフにすることができる。
【0043】
もう1つの実施方式において、上述のRRC設定情報の送信により、第一ユニットをオン又はオフにすることを指示し、即ち、該RRC設定情報は第一ユニットをオン又はオフにすることを指示するための情報を含まず、該RRC設定情報の送信によって第一ユニットのオン又はオフを指示する。例えば、該RRC設定情報の送信によって第一ユニットのオンを指示することを例にとり、第一ノードは該RRC設定情報を受信すると、デフォルトで、ネットワーク装置又は端末装置にRF信号(第一信号)を伝送するための第一ユニットをオンにする。
【0044】
もう1つの実施方式において、上述のRRC設定情報の送信は第一ユニットのオン又はオフを指示し、かつ該RRC設定情報は前述の第一情報を含む。例えば、該RRC設定情報が異なる時刻に送信され、或る時刻にRRC設定情報を受信したときに、デフォルトで第一ユニットをオンにし、もう1つの時刻に第一情報を含むRRC設定情報を受信したときに、該第一情報の指示に基づいて第一ユニットをオン又はオフにする。
【0045】
上述の実施例では、RRC設定情報は上述の第一信号をキャリー(carry)する時間周波数情報、例えば、ビームフォーミング情報、タイミング情報、TDD設定情報などを含んでも良い。
【0046】
上述の実施例では、第一ノードと、上述のRRC設定情報を送信するネットワーク装置との間は単一接続であっても良く、即ち、デュアル接続が設定されない。しかし、本発明はこれに限定されず、第一ノードと、上述のRRC設定情報を送信するネットワーク装置及び他のネットワーク装置(第二ネットワーク装置と呼ぶ)との間はデュアル接続であっても良く、かつ上述のRRC設定情報を送信するネットワーク装置は上述の第一ノードにサービスを提供する主ネットワーク装置である。
【0047】
幾つかの実施例において、ネットワーク装置から受信した情報が媒体アクセス制御制御エレメント(MAC CE)である場合に、第一ユニットは該MAC CEに基づいて第一ユニットをオン又はオフにする。
【0048】
幾つかの実施方式において、例えば、上述のMAC CEは前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられ得る。即ち、該MAC CEは第一ユニットをオン又はオフにするための情報のみを含む。該実施方式は第一ノードにキャリアアグリゲーションが設定されており、又は、キャリアアグリゲーションが設定されない場合に適している。
【0049】
他の幾つかの実施方式において、例えば、上述のMAC CEは1つ又は複数のキャリアに対応する第一ユニットのオン又はオフを指示するために用いられ得る。例えば、MAC CEは前述の1つ又は複数のキャリアに対応する第一ユニットをオン又はオフにするための情報を含んでも良い。該実施方式は第一ノードにキャリアアグリゲーションが設定されている場合に適している。
【0050】
上述の実施方式では、MAC CEは主キャリアで伝送されても良く、又は、1つの特定のキャリア(第一キャリアと呼ぶ)で伝送されても良く、該第一キャリアはライセンスバンド(licensed band)におけるキャリアであっても良く、共有周波数スペクトルチャネル操作が設定されないキャリアであっても良く、制御チャネル(例えば、PDCCH又はPUCCH)を搬送するキャリアであっても良く、共通チャネル(例えば、PRACH又はPBCH)を搬送するキャリアであっても良く、下りリンク参照(例えば、パスロス参照又はタイミング参照)としてのキャリアであっても良いが、本発明はこれについて限定しない。
【0051】
幾つかの実施例において、ネットワーク装置から受信した情報がDCIである場合に、第一ユニットは該DCIに基づいて第一ユニットのオン又はオフを行う。
【0052】
1つの実施方式において、該DCIは1つ以上の第一ノードに共通する指示である。例えば、該DCIがP-RNTIによりCRCスクランブルされ、該P-RNTIはページングとシステム情報変更の通知に加えて、第一ユニットのオン又はオフを指示するためにも用いられる。
【0053】
上述の実施方式では、該DCIがDCI format 1_0を使用し、該DCIの1つのビットが第一ユニットのオン又はオフを指示するために用いられる。例えば、PDCCHで、P-RNTIを用いてCRCスクランブルされるDCI format 1_0によって送信される情報の場合に、ショートメッセージにおける4番目のビット(bit 4)が第一ユニットのオン又はオフを指示する情報をキャリーするために用いられても良く、例えば、1に設定される場合に、第一ユニットのオンを指示する。このビットは第一ユニットを有する装置(例えば、前述の第一ノード)にのみ有効であり、他の類型の装置、例えば、移動端はこのビットを無視しても良い。
【0054】
上述の実施方式では、該DCIは1つのPDSCHをスケジューリングしても良く、該PDSCHは1つ又は複数の第一ノードの標識(ID)を含む情報をキャリーし得る。例えば、1)既存のショートメッセージ指示(Short Message indicator)の“11”を用いて、DCIに該スケジューリング情報及びショートメッセージが存在することを表し;及び、2)該DCIによりスケジューリングされるPDSCHにおいて1つ又は複数の第一ユニットの標識をキャリーする。これにより、該スケジューリング情報及びショートメッセージを用いて、該1つ又は複数の第一ユニットのオン又はオフを指示し得る。
【0055】
もう1つの実施方式において、該DCIは1つの第一ノードに専用する指示である。例えば、該DCIは第一RNTI(無線ネットワーク一時識別子)によりCRC(巡回冗長検査)スクランブルされ、該DCIは第一DCI formatを使用し、かつ該DCIの1つのビット及び/又は複数のビットは第一ユニットのオン又はオフを指示するために用いられる。
【0056】
1つの例において、第一DCI formatはDCI format 2_6であり、第一RNTIはPS-RNTIであり、DCIの1つのビットが第一ユニットのオン又はオフを指示するために用いられる。この例では、DCIがSCell(セカンダリセル)休眠指示情報(0~5ビット)をさらに含む場合に、DCIのもう1つのビットにより、SCell休眠指示情報が対応する第一ユニットに適するかを指示する。
【0057】
もう1つの例において、第一DCI formatはDCI format 2_6であり、第一RNTIはPS-RNTIであり、DCIの1つのビット(第一ビットと呼ぶ)が第一ユニットのオン又はオフを指示するために用いられ、DCIのもう1つのビット(第二ビットと呼ぶ)がウェイクアップ(wake up)を指示するために用いられ、第二ビットが所定値に設定される場合に、第一ビットは有効であり、そうでない場合に、第一ビットは無視される。
【0058】
またもう1つの例において、第一DCI formatはDCI format 2_6であり、第一RNTIはPS-RNTIであり、DCIの複数のビットが第一ユニットのオン又はオフを指示するために用いられ、該複数のビットのうちの1つのビットが第一所定値に設定される場合に、例えば、0に設定される場合に、対応する(ワーキング中の)第一ユニットをオフにすることを表し、該複数のビットのうちの1つのビットが第二所定値に設定される場合に、例えば、1に設定される場合に、対応する(オフにされた)第一ユニットをオンにすることを表す。
【0059】
そのうち、第一ユニットのオン又はオフを指示するために用いられるDCIの複数のビットのビット数は第一ノード、又は、第一ノードの上述の第一ユニットのRF能力に関連しており、説明の便宜のため、本発明の実施例では第一ノードのRF能力と呼び、かつ該複数のビットのうちの最上位のもの(最高桁)は中心周波数点が最低又は最高のRFに対応する。そのうち、上述のビット数はネットワーク装置により設定されても良い。例えば、第一ノードが自身のRF能力をネットワーク装置に報告し、ネットワーク装置は第一ノードのRF能力に基づいて第一ノードのために上述のビット数を設定する。
【0060】
あるいは、第一ユニットのオン又はオフを指示するために用いられるDCIの複数のビットのビット数は第一ユニットオンオフセル組(「第一ユニットをオン/オフにするセルの組」であり、第一セルグループと略称されても良い)の数であり、1つの第一ユニットオンオフセル組が1つ又は複数のセルに関連付けられ、かつ上述の複数のビットのうちの最上位のものは設定される1番目の第一ユニットオンオフセル組に対応する。そのうち、セルはサービングセル、又は、隣接セル、又は、装置により設定されるセル、又は、特殊セル、又は、アクティブセカンダリセル、又は、これらのセルの任意の組み合わせ、あるいは、他のセルであっても良いが、本発明はこれについて限定しない。また、上述の第一ユニットオンオフセル組に関連付けられるセルはネットワーク装置により設定されても良いが、本発明では具体的な設定方法について限定しない。
【0061】
またもう1つの例において、第一DCI formatは新しいDCI formatであり、第一RNTIは新しいRNTIであり、DCIの1つのビット又は複数のビットが第一ユニットのオン又はオフを指示するために用いられる。例えば、新しいRNTIによりCRCスクランブルされた新しいDCI formatを用いて、1つ又は複数のDRXアクティブ時間外の装置に、第一ユニットのオン又はオフに関する情報を通知する。
【0062】
そのうち、DCIの1つのビットにより第一ユニットのオン又はオフを指示する場合に、SCell休眠指示(0~5ビット)が存在すれば、DCIのもう1つのビットにより、該SCell休眠指示が対応する第一ユニットに適するかを指示しても良い。
【0063】
そのうち、DCIの1つのビットにより第一ユニットのオン又はオフを指示する場合に、ウェイクアップ指示ビットが1に設定されれば、上述の1つのビットは有効であると確定でき、そうでなければ、上述の1つのビットの指示を無視しても良い。
【0064】
そのうち、DCIの複数のビットにより第一ユニットのオン又はオフを指示する場合に、上述の複数のビットのうちの1つのビットが第一所定値に設定されるときに、例えば、0に設定されるときに、対応する(ワーキング中の)第一ユニットをオフにすることを表し、上述の複数のビットのうちの1つのビットが第二所定値に設定されるときに、例えば、1に設定されるときに、対応する(オフにされた)第一ユニットをオンにすることを表す。
【0065】
そのうち、複数のビットのビット数は第一ノードのRF能力に関連しても良く、かつ該複数のビットのうちの最上位のものは中心周波数点が最低又は最高であるRFに対応しても良い。そのうち、該ビット数はネットワーク装置により設定され得る。例えば、第一ノードが自身のRF能力をネットワーク装置に報告し、ネットワーク装置は第一ノードのRF能力に基づいて第一ノードのために上述のビット数を設定する。あるいは、複数のビットのビット数は第一ユニットオンオフセル組の数であり、1つの第一ユニットオンオフセル組が1つ又は複数のセルに関連付けられ、かつ上述の複数のビットのうちの最上位のものは設定される1番目の第一ユニットオンオフセル組に対応する。そのうち、セルはサービングセル、又は、隣接セル、又は、装置により設定されるセル、又は、特殊セル、又は、アクティブセカンダリセル、又は、これらのセルの任意の組み合わせ、あるいは、他のセルであっても良いが、本発明はこれについて限定しない。また、上述の第一ユニットオンオフセル組に関連付けられるセルはネットワーク装置により設定されても良いが、本発明は具体的な設定方法について限定しない。
【0066】
そのうち、上述の新しいRNTIは第一ユニットのオン又はオフを指示するために用いられ、その値は現在リザーブされている値FFF3~FFFDのうちの1つ、例えば、FFF3又はFFFDであっても良く、又は、他のRNTIとともに0001-FFF2を共有しても良いが、本発明はこれについて限定しない。また、該新しいRNTIはPDCCHによって伝送される信号をスクランブルするために用いられても良く、かつスクランブルされ伝送される信号はMACにマッピングされず、物理層にのみ用いられ、伝送信号/論理チャネルの制限に適しない。
【0067】
またもう1つの例において、第一DCI formatはDCI format 1_0、又は、DCI format 1-1であり、第一RNTIは新しいRNTIであり、前記DCIの1つのビット又は複数のビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる。即ち、新しいRNTIによりCRCスクランブルされるDCI format 1_0又はDCI format 1_1を用いて、1つ又は複数の(DRXアクティブ時間外の)装置に、第一ユニットのオン又はオフに関する情報を通知する。
【0068】
そのうち、DCIの1つのビットにより第一ユニットのオン又はオフを指示する場合に、SCell休眠指示(0~5ビット)が存在すれば、DCIのもう1つのビットにより、該SCell休眠指示が対応する第一ユニットに適するかを指示しても良い。
【0069】
そのうち、DCIの1つのビットにより第一ユニットのオン又はオフを指示する場合に、ウェイクアップ指示ビットが1に設定されれば、上述の1つのビットは有効であると確定でき、そうでなければ、上述の1つのビットの指示を無視しても良い。
【0070】
そのうち、DCIの複数のビットにより第一ユニットのオン又はオフを指示する場合に、上述の複数のビットのうちの1つのビットが第一所定値に設定されるときに、例えば、0に設定されるときに、対応する(ワーキング中の)第一ユニットをオフにすることを表し、上述の複数のビットのうちの1つのビットが第二所定値に設定されるときに、例えば、1に設定されるときに、対応する(オフにされた)第一ユニットをオンにすることを表す。
【0071】
そのうち、複数のビットのビット数は第一ノードのRF能力に関連しても良く、かつ該複数のビットのうちの最上位のものは中心周波数点が最低又は最高であるRFに対応しても良い。そのうち、該ビット数はネットワーク装置により設定され得る。例えば、第一ノードが自身のRF能力をネットワーク装置に報告し、ネットワーク装置は第一ノードのRF能力に基づいて第一ノードのために上述のビット数を設定する。あるいは、複数のビットのビット数は第一ユニットオンオフセル組の数であり、1つの第一ユニットオンオフセル組が1つ又は複数のセルに関連付けられ、かつ上述の複数のビットのうちの最上位のものは設定される1番目の第一ユニットオンオフセル組に対応する。そのうち、セルはサービングセル、又は、隣接セル、又は、装置により設定されるセル、又は、特殊セル、又は、アクティブセカンダリセル、又は、これらのセルの任意の組み合わせ、あるいは、他のセルであっても良いが、本発明はこれについて限定しない。また、上述の第一ユニットオンオフセル組に関連付けられるセルはネットワーク装置により設定されても良いが、本発明は具体的な設定方法について限定しない。
【0072】
そのうち、上述の新しいRNTIは第一ユニットのオン又はオフを指示するために用いられ、その値は現在リザーブされている値FFF3~FFFDのうちの1つ、例えば、FFF3又はFFFDであっても良く、又は、他のRNTIとともに0001-FFF2を共有しても良いが、本発明はこれについて限定しない。また、該新しいRNTIはPDCCHによって伝送される信号をスクランブルするために用いられても良く、かつスクランブルされ伝送される信号はMACにマッピングされず、物理層にのみ用いられ、伝送信号/論理チャネルの制限に適しない。
【0073】
そのうち、DCIの上述の1つのビット又は複数のビットのうちの1つのビットが第一ユニットのオフを指示するために用いられる場合に、該DCIのリソース割り当てビットはリザーブでき、そうでない場合に、上述の第一DCI formatはスケジューリングされるPDSCHの時間周波数リソースを指示する。
【0074】
またもう1つの例において、第一DCI formatはDCI format 1_0又はDCI format 1-1であり、第一RNTIはC-RNTIであり、DCIの1つのビット又は複数のビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる。即ち、C-RNTIによりCRCスクランブルされるDCI format 1_0又は1_1を用いて、1つ又は複数の(DRXアクティブ時間外の)装置に、第一ユニットのオン又はオフに関する情報を通知する。
【0075】
そのうち、DCIの1つのビットにより第一ユニットのオン又はオフを指示する場合に、SCell休眠指示(0~5ビット)が存在すれば、DCIのもう1つのビットにより、該SCell休眠指示が対応する第一ユニットに適するかを指示しても良い。
【0076】
そのうち、DCIの1つのビットにより第一ユニットのオン又はオフを指示する場合に、ウェイクアップ指示ビットが1に設定されれば、上述の1つのビットは有効であると確定でき、そうでなければ、上述の1つのビットの指示を無視しても良い。
【0077】
そのうち、DCIの複数のビットにより第一ユニットのオン又はオフを指示する場合に、上述の複数のビットのうちの1つのビットが第一所定値に設定されるときに、例えば、0に設定されるときに、対応する(ワーキング中の)第一ユニットをオフにすることを表し、上述の複数のビットのうちの1つのビットが第二所定値に設定されるときに、例えば、1に設定されるときに、対応する(オフにされた)第一ユニットをオンにすることを表す。
【0078】
そのうち、複数のビットのビット数は第一ノードのRF能力に関連しても良く、かつ該複数のビットのうちの最上位のものは中心周波数点が最低又は最高であるRFに対応しても良い。そのうち、該ビット数はネットワーク装置により設定され得る。例えば、第一ノードが自身のRF能力をネットワーク装置に報告し、ネットワーク装置は第一ノードのRF能力に基づいて第一ノードのために上述のビット数を設定する。あるいは、複数のビットのビット数は第一ユニットオンオフセル組の数であり、1つの第一ユニットオンオフセル組が1つ又は複数のセルに関連付けられ、かつ上述の複数のビットのうちの最上位のものは設定される1番目の第一ユニットオンオフセル組に対応する。そのうち、セルはサービングセル、又は、隣接セル、又は、装置により設定されるセル、又は、特殊セル、又は、アクティブセカンダリセル、又は、これらのセルの任意の組み合わせ、あるいは、他のセルであっても良いが、本発明はこれについて限定しない。また、上述の第一ユニットオンオフセル組に関連付けられるセルはネットワーク装置により設定されても良いが、本発明は具体的な設定方法について限定しない。
【0079】
上述の各実施例ではネットワーク装置から受信した情報がRRC設定情報、MAC CE及びDCIであることのみを例にして、ネットワーク装置から受信した情報を例示的に説明しているが、本発明はこれに限定されず、上述の各実施例をもとに適切な変形を行うこともできる。例えば、上述の各実施例を単独で使用しても良く、上述の各実施例のうちの複数を組み合わせて使用しても良い。
【0080】
本発明の実施例では、第一ノードがネットワーク装置からの情報を受信し得るようにさせるために、ネットワーク装置及び/又は第一ノードは対応する設定又は処理をさらに行っても良い。
【0081】
幾つかの実施例において、ネットワーク装置及び/又は第一ノードは、第一ノードが非自発的にアイドル状態に入り及び/又は接続状態を保つようにさせることで、第一ノードがネットワーク装置からの情報を受信し得るようにさせることができる。
【0082】
例えば、ネットワーク装置は第一ノードのためにdataInactivityTimerを設定しない。例えば、ネットワーク装置は設定される条件を変えても良く、即ち、ネットワーク装置が第一ノードに送信する設定情報(第一設定情報と呼ぶ)は第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含まず、又は、ネットワーク装置は任意の処理をしなくても良く(即ち、プロトコルの影響がない)、即ち、ネットワーク装置が第一ノードに送信する第一設定情報は第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含むが、第一ノードはネットワーク装置送信の第一設定情報に含まれるdataInactivityTimer設定を無視し、又は適用しない。
【0083】
上述の例では、第一ノードについて言えば、該第一ノードはネットワーク装置から第一設定情報を受信できるが、該第一設定情報は第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含まず、又は、第一設定情報は第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含むが、第一ノードは第一設定情報に含まれるdataInactivityTimer設定を無視し、又は適用しない。
【0084】
また、例えば、ネットワーク装置は第一ノードのために、dataInactivityTimerを無限値に設定しても良く、即ち、ネットワーク装置は第一ノードに第一設定情報を送信し、該第一設定情報は第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含むが、dataInactivityTimerの値は無限値である。
【0085】
上述の例では、第一ノードについて言えば、該第一ノードはネットワーク装置からの第一設定情報を受信でき、該第一設定情報はdataInactivityTimerの設定を含み、該dataInactivityTimerの値は無限大に設定される。
【0086】
また、例えば、第一ノードはデータ非アクティブ化(inactivity)監視を行わなくても良い。例えば、第一ノードのMAC実体はMAC SDUが受信され又は発生したときに、dataInactivityTimerを起動せず、又は再起動する。
【0087】
また、例えば、第一ノードのMAC実体は上位層にdataInactivityTimerのタイムアウトを指示しなくても良い。
【0088】
また、例えば、第一ノードのRRC層は下位層からのdataInactivityTimerのタイムアウトの指示を受信したときに、RRCアイドル状態(RRC_IDLE)に入る行為(behavior)を実行しない。
【0089】
他の幾つかの実施例において、第一ノードにキャリアアグリゲーションが設定された場合に、ネットワーク装置及び/又は第一ノードは、第一ノードの所在するセカンダリセルが非自発的に非アクティブになるようにさせることで、第一ノードがネットワーク装置からの情報を受信し得るようにさせることができる。
【0090】
例えば、ネットワーク装置は第一ノードのためにsCellDeactivationTimerを設定しない。例えば、ネットワーク装置は設定される条件を変えても良く、即ち、ネットワーク装置が第一ノードに送信する設定情報(第二設定情報と呼ぶ)は第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含まず、又は、ネットワーク装置は任意の処理をしなくても良く(即ち、プロトコルの影響がない)、即ち、ネットワーク装置が第一ノードに送信する第二設定情報は第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含むが、第一ノードはネットワーク装置送信の第二設定情報に含まれるsCellDeactivationTimer設定を無視し、又は適用しない。
【0091】
上述の例では、第一ノードについて言えば、該第一ノードはネットワーク装置からの第二設定情報を受信できるが、該第二設定情報は第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含まず、又は、第二設定情報は第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含むが、第一ノードは第二設定情報に含まれるsCellDeactivationTimer設定を無視し、又は適用しない。
【0092】
また、例えば、ネットワーク装置は第一ノードのために、sCellDeactivationTimerを無限値に設定しても良く、即ち、ネットワーク装置は第一ノードに第二設定情報を送信し、該第二設定情報は第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含むが、sCellDeactivationTimerの値は無限値である。
【0093】
上述の例では、第一ノードについて言えば、該第一ノードはネットワーク装置からの第二設定情報を受信でき、該第二設定情報はsCellDeactivationTimerの設定を含み、該sCellDeactivationTimerの値は無限大に設定される。
【0094】
また、他の幾つかの実施例において、第一ノードにBWPが設定された場合に、ネットワーク装置及び/又は第一ノードは休眠BWPを使用せず、又は、デフォルトBWPへの自発的な切り替えをサポートせず、これによって、第一ノードがネットワーク装置からの情報を受信し得るようにさせることができる。
【0095】
例えば、ネットワーク装置は第一ノードのためにDormantBWP-Configを設定しない。例えば、ネットワーク装置は設定される条件を変えても良く、即ち、ネットワーク装置が第一ノードに送信する設定情報(第三設定情報と呼ぶ)は第一ノードについてのDormantBWP-Config設定を含まず、又は、ネットワーク装置は任意の処理をしなくても良く(即ち、プロトコルの影響がない)、即ち、ネットワーク装置が第一ノードに送信する第三設定情報は一ノードについてのDormantBWP-Config設定を含むが、第一ノードはネットワーク装置送信の第三設定情報に含まれるDormantBWP-Config設定を無視し、又は適用しない。
【0096】
上述の例では、第一ノードについて言えば、該第一ノードはネットワーク装置からの第三設定情報を受信できるが、該第三設定情報は第一ノードについてのDormantBWP-Config設定を含まず、又は、第三設定情報は第一ノードについてのDormantBWP-Config設定を含むが、第一ノードは第三設定情報に含まれるDormantBWP-Config設定を無視し、又は適用しない。
【0097】
また、例えば、第一ノードはdormant BWPへの進入を指示するPDCCHを受信したときに、BWP切り替えを実行せず、即ち、第一ノードは現在のアクティブBWPを維持し、dormant BWPをアクティブにせず、又は、第一ノードはBWPの、デフォルトBWPへの切り替えを実行する。
【0098】
また、例えば、ネットワーク装置は第一ノードのためにbwp-InactivityTimerを設定しない。例えば、ネットワーク装置は設定される条件を変えても良く、即ち、ネットワーク装置が第一ノードに送信する設定情報(第四設定情報と呼ぶ)は第一ノードについてのbwp-InactivityTimer設定を含まず、又は、ネットワーク装置は任意の処理をしなくても良く(即ち、プロトコルの影響がない)、即ち、ネットワーク装置が第一ノードに送信する第四設定情報は第一ノードについてのbwp-InactivityTimer設定を含むが、第一ノードはネットワーク装置送信の第四設定情報に含まれるbwp-InactivityTimer設定を無視し、又は適用しない。
【0099】
上述の例では、第一ノードについて言えば、該第一ノードはネットワーク装置からの第四設定情報を受信できるが、該第四設定情報は第一ノードについてのbwp-InactivityTimer設定を含まず、又は、第四設定情報は第一ノードについてのbwp-InactivityTimer設定を含むが、第一ノードは第四設定情報に含まれるbwp-InactivityTimer設定を無視し、又は適用しない。
【0100】
また、例えば、ネットワーク装置は第一ノードのために、bwp-InactivityTimerを無限値に設定しても良く、即ち、ネットワーク装置は第一ノードに第四設定情報を送信し、該第四設定情報は第一ノードについてのbwp-InactivityTimer設定を含むが、bwp-InactivityTimerの値は無限値である。
【0101】
上述の例では、第一ノードについて言えば、該第一ノードはネットワーク装置からの第四設定情報を受信できるが、該第四設定情報はbwp-InactivityTimerの設定を含み、該bwp-InactivityTimerの値は無限大に設定される。
【0102】
また、例えば、第一ノードはbwp-InactivityTimerを起動せず、又は再起動する。
【0103】
また、例えば、アクティブDL BWPに関連付けられるbwp-InactivityTimerが切れたときに、第一ノードはBWP切り替えを実行せず、又は、現在のアクティブBWPを維持し、デフォルト又は初期DL BWPをアクティブにしない。
【0104】
上述の各実施例では如何に、第一ノードがネットワーク装置からの情報を受信し得るようにさせるかのみを例示的に説明しているが、本発明はこれに限定されず、上述の各実施例をもとに適切な変形を行うこともできる。例えば、上述の各実施例を単独で使用しても良く、上述の各実施例のうちの複数を組み合わせて使用しても良い。
【0105】
本発明の実施例では、DRX設定について、ネットワーク装置及び/又は第一ノードは対応する設定又は処理をさらに行っても良い。
【0106】
幾つかの実施例において、第一ノードはDRXを実行しない。即ち、ネットワーク装置は第一ノードのためにDRXを設定しない。
【0107】
他の幾つかの実施例において、ネットワーク装置は第一ノードのために1つのDRXを設定でき、該1つのDRX設定は第一ノードがサービングし得る端末装置に用いられ、該第一ノードがサービングし得る端末装置はアイドル状態/非アクティブ状態にあっても良く、接続状態にあって良い。例えば、ネットワーク装置は第一ノードに設定情報(第五設定情報と呼ぶ)を送信でき、該第五設定情報は1つのDRX設定を含み、該DRX設定は第一ノードがサービングし得る、アイドル及び/又は非アクティブ状態及び/又は接続状態にある端末装置に用いられる。第一ノードについて言えば、それは上述の第五設定情報を受信可能である。
【0108】
上述の実施例では、DRX設定はDRX周期、on-duration値、inactivity-timer値、及びretransmission-timer値を含む。
【0109】
1つの実施例において、上述のDRX設定は第一DRX周期又は第二DRX周期、又は、第一DRX周期及び第二DRX周期のうちの小さい値を含み、該第一DRX周期はアイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最小周期であり、該第二DRX周期は接続状態にある端末装置の最小周期である。即ち、DRX設定のDRX周期はアイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最小周期、又は、接続状態にある端末装置の最小周期、又は、アイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最小周期及び接続状態にある端末装置の最小周期のうちの小さい値である。
【0110】
1つの実施例において、上述のDRX設定は第一on-durationの値又は第二on-durationの値、又は、第一on-durationの値及び第二on-durationの値のうちの大きい値を含み、該第一on-durationの値はアイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最大on-duration値、又は、アイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の1つのDRX周期での最大on-duration値であり、該第二on-durationの値は前記接続状態にある端末装置の最大on-duration値、又は、接続状態にある端末装置の1つのDRX周期での最大on-duration値である。即ち、DRX設定のon-duration値はアイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最大on-duration値、又は、アイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の1つのDRX周期での最大on-duration値、又は、接続状態にある端末装置の最大on-duration値、又は、接続状態にある端末装置の1つのDRX周期での最大on-duration値である。
【0111】
1つの実施例において、上述のDRX設定は第一inactivity-timerの値を含み、該第一inactivity-timerの値は接続状態にある端末装置の最小inactivity-timer値である。即ち、DRX設定のinactivity-timer値は接続状態にある端末装置の最小inactivity-timer値である。
【0112】
1つの実施例において、上述のDRX設定は第一retransmission-timerの値を含み、該第一retransmission-timerの値は接続状態にある端末装置の最大retransmission-timer値である。即ち、DRX設定のretransmission-timer値は接続状態にある端末装置の最大retransmission-timer値である。
【0113】
また、他の幾つかの実施例において、ネットワーク装置は第一ノードのために少なくとも2つのDRX、即ち、1組のDRXパラメータを設定しても良く、DRXパラメータはDRX周期、on-duration値、inactivity-timer値、retransmission-timer値などを含み、該2つのDRX設定は第一ノードがサービングし得る端末装置に用いられ、該第一ノードがサービングし得る端末装置はアイドル状態/非アクティブ状態にあっても良く、接続状態にあっても良い。例えば、ネットワーク装置は第一ノードに設定情報(第六設定情報と呼ぶ)を送信でき、該第六設定情報は少なくとも2つのDRX設定を含む。第一ノードについて言えば、それは上述の第六設定情報を受信可能である。
【0114】
1つの実施例において、上述の少なくとも2つのDRX設定は第一ノードがサービングし得る端末装置に用いられ、該第一ノードがサービングし得る各端末装置は1つのDRX設定に対応する。即ち、ネットワーク装置は該第一ノードがサービングし得る各端末装置のために1つのDRXを設定する。
【0115】
もう1つの実施例において、上述の少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定が第一ノードのサービングし得る、アイドル状態又は非アクティブ状態にある端末装置に用いられ、もう1つのDRX設定が第一ノードのサービングし得る、接続状態にある端末装置に用いられる。即ち、ネットワーク装置は端末装置のために2つのDRXを設定し、そのうち、第一ノードのサービングし得る、アイドル状態及び/又は非アクティブ状態にある端末装置のために1つのDRXを設定し、第一ノードのサービングし得る、接続状態にある端末装置のために1つのDRXを設定する。
【0116】
またもう1つの実施例において、上述の少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定のDRX周期が短く、もう1つのDRX設定のDRX周期が長い。即ち、ネットワーク装置は端末装置のために2つのDRXを設定し、そのうち、1つのDRX周期が短く、もう1つのDRX周期が長い。
【0117】
またもう1つの実施例において、上述の少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定のon-durationの値が大きく、もう1つのDRX設定のon-durationの値が小さい。即ち、ネットワーク装置は端末装置のために2つのDRXを設定し、そのうち、1つのDRXのon-duration値が大きく、もう1つのon-duration値が小さい。
【0118】
上述の各実施例では第一ノードについてのDRX設定のみを例示的に説明しているが、本発明はこれに限定されず、上述の各実施例をもとに適切な変形を行うこともできる。例えば、上述の各実施例を単独で使用しても良く、上述の各実施例のうちの複数を組み合わせて使用しても良い。
【0119】
例えば、ネットワーク装置の設定に基づいて、第一ノードはDRXを実行せず、又は、第一ノードはネットワーク装置が設定する上述の1つのDRX、又は、少なくとも2つのDRXに基づいて前述の処理を実行する。即ち、ネットワーク装置がDRXを設定しない場合に、第一ノードはDRXを行わず、ネットワーク装置が上述の1つのDRX、又は、少なくとも2つのDRXを設定した場合に、第一ノードは設定されたDRXパラメータに基づいて前述の処理を行う。
【0120】
また、例えば、ネットワーク装置のL2又はL1指示に基づいて、第一ノードはDRXを行わず、又は、ネットワーク装置が設定する上述の1つのDRX、又は、少なくとも2つのDRXに基づいて前述の処理を行う。即ち、ネットワーク装置はRRCシグナリングによって前述の複数組のDRXパラメータ設定を提供し、どの方式を採用して処理を行うかを選択可能に指示し、必要なときに(例えば、端末装置の業務(サービス/トラフィック)に変化が発生したときや第一ノードがサービングし得る端末装置に変化が発生したときに)、ネットワーク装置はMACシグナリング又はL1によって、第一ノードがどの方式を採用して対応する処理を行うかを指示できる。
【0121】
本発明の実施例では、第一ノードがネットワーク装置又は端末装置からの信号に対する検出に基づいて第一ユニットをオン又はオフにすることは次のようなことであっても良く、即ち、第一ノードはネットワーク装置又は端末装置からの信号の測定に基づいて測定結果を取得し、該測定結果が所定条件、例えば、「閾値以上」を満たした場合に、第一ユニットをオン又はオフにする。
【0122】
上述の実施例では、上述の閾値はOAMが提供するものであっても良く、ネットワーク装置が設定するものであっても良いが、本発明はこれについて限定しない。また、第一ノードがネットワーク装置又は端末装置からの信号に対する検出に基づいて第一ユニットをオン又はオフにすることはOAMにより設定されても良く、ネットワーク装置により設定されても良い。また、測定量、満足する必要のある条件、後続の処理などについてはすべて、OAMにより設定されても良く、又は、ネットワーク装置により設定されても良い。
【0123】
上述の実施例では、ネットワーク装置からの信号の測定に基づくことは該信号のSINRの測定に基づいても良く、該信号のRSRP/RSRQの測定に基づいても良く、さらに該信号のRSSIの測定に基づいても良い。そのうち、例えば、SINRはSS-SINR又はCSI-SINRであっても良く、又は、L1/L3-SINRであっても良い。また、RSRP/RSRQはSS-RSRP/RSRQであっても良く、CSI-RSRP/RSRQであっても良く、又は、L1/L3-RSRP/RSRQであっても良い。また、RSSIはCLI-RSSIであっても良い。
【0124】
上述の実施例では、端末装置からの信号の測定に基づくことは該信号のSINRの測定に基づいても良く、該信号のRSRP/RSRQの測定に基づいても良く、さらに該信号のRSSIの測定に基づいても良い。そのうち、SINRはSRS-SINRであっても良く、その定義は、「SRS参照信号をキャリー/搬送するリソースエレメント(resource elements)のパワー割り当て(power contribution)の線形評価(単位:W)」/「ノイズ及び干渉のパワー割り当ての線形評価」(除算)である。また、RSRP/RSRQはSRS-RSRP/RSRQであっても良く、又は、L1/L3-RSRPであっても良い。また、RSSIはCLI-RSSIであっても良い。
【0125】
例えば、第一ノードは設定されるネットワーク装置からのSS又はCSI-RSに対して測定を行い、そのL1のSS-SINR又はCSI-SINRがネットワーク提供の又はOAM設定の第一閾値よりも小さい場合に、第一ユニットをオフ(オン)にし、そのL1のSS-SINR又はCSI-SINRがネットワーク提供の又はOAM設定の第二閾値よりも大きい場合に、第一ユニットをオン(オフ)にする。SS又はCSI-RSに対応する第一又は第二閾値の値は同じであって良く、又は、異なっても良い。
【0126】
また、例えば、第一ノードは設定される端末装置からのSS又はCSI-RSに対して測定を行い、そのL1のSS-SINR又はCSI-SINRがネットワーク提供の又はOAM設定の第三閾値よりも小さい場合に、第一ユニットをオフ(オン)にし、そのL1のSS-SINR又はCSI-SINRがネットワーク提供の又はOAM設定の第四閾値よりも大きい場合に、第一ユニットをオン(オフ)にする。SS又はCSI-RSに対応する第三又は第四閾値の値は同じであっても良く。又は、異なっても良い。
【0127】
また、例えば、第一ノードは設定されるネットワーク装置からのSS又はCSI-RSに対して測定を行い、かつ設定される端末装置からのSRSに対して測定を行い、そのL1のSS-SINR又はCSI-SINRがネットワーク提供の又はOAM設定の第五A閾値よりも小さく、かつそのL1のSRS-SINRがネットワーク提供の又はOAM設定の第五B閾値よりも小さい場合に、第一ユニットをオフ(オン)にし、そのL1のSS-SINR又はCSI-SINRがネットワーク提供の又はOAM設定の第六A閾値よりも大きく、かつそのL1のSRS-SINRがネットワーク提供の又はOAM設定の第六B閾値よりも大きい場合に、第一ユニットをオン(オフ)にする。SS又はCSI-RS又はSRSに対応する第五又は第六閾値の値は同じであっても良く、又は、異なっても良い。
【0128】
上述の実施例では、測定結果を得た後に、第一ノードはさらに、該測定結果を処理し、処理後の測定結果と前述の所定件とを比較できる。
【0129】
そのうち、上述の処理はヒステリシス処理又は専用のオフセット処理を含む。ヒステリシス処理は例えば、測定結果から/にヒステリシスパラメータを減算/加算する処理である。専用のオフセットの処理は例えば、測定結果に専用のオフセットを加算する処理である。そのうち、専用のオフセットは周波数に専用の又はセルに専用の又は測定対象に専用の又は測定量に専用の又は時間に専用のオフセットであっても良いが、本発明はこれについて限定しない。
【0130】
そのうち、測定結果が所定条件を満たしたとは、測定結果における1つ又は複数の測定量の1つ又は複数の測定結果が所定条件を満足し又は同時に満足したことを指しても良く、又は、所定期間内で測定結果が所定条件を満足したことを指しても良い。
【0131】
本発明の実施例では、第一ノードが第一ユニットをオフにすることは、第一ノードが以下の行為のうちの1つ又は組み合わせを行うことであって良く、即ち、
パワー増幅器をオフにし;
チャネルを減少させ;
端末装置と送受信を行うためのRFチェーン(RF chain)をオフし;
関連付けられるタイマーをオフにし;
関連付けられる、設定下りリンク割り当て(configured downlink assignment)及び設定上りリンクグラントType 2(configured uplink grant Type 2)をクリア(clear)し;
関連付けられる半永続的CSI報告のPUSCH(物理上りリンク共有チャネル)リソースをクリア(clear)し;
関連付けられる設定上りリンクグラントType 1をサスペンド(suspend)又はクリアし;
関連付けられるすべてのHARQ(混合自動再送要求)バッファ(buffers)を刷新(flush)し;
PDCCH(設定されている場合に)をリリースし;
下りリンク参照信号(DL RS)(設定されている場合に)、例えば、SS/CSI-RSなどをリリースし;
上りリンク参照信号(例えば、SRS)に対しての測定を停止又は緩和し;及び
パラメータ設定を初期化する。
【0132】
そのうち、パワー増幅器をオフにすることはシンボルレベルのオフであっても良く、これによって、干渉を無くすことができ、チャネルを減少させることはAAU(Active Antenna Unit、アクティブアンテナユニット)内の一部のチャネルをオフにしても良く、これによって、省エネ目的を達成でき、端末装置と送受信を行うためのRFチェーンをオフにすることはベースバンド処理モジュール、デジタル中間周波数モジュール、小信号処理モジュール及びパワー増幅モジュールのうちの少なくとも1つをオフにすることを含んでも良く、さらに、電源モジュールをオフにすることなどを含んでも良い。
【0133】
そのうち、測定の緩和はRRM測定周期の拡張、RRM測定周期内測定サンプル数の減少などを含む。
【0134】
本発明の実施例では、第一ノードが第一ユニットをオンにすることは、第一ノードが以下の行為のうちの1つ又は組み合わせを行うことであっても良く、即ち、
パワー増幅器をオンにし;
チャネルを増加させ;
端末装置と送受信を行うためのRFチェーン(RF chain)をオンにし;
関連付けられるタイマーを停止させ;
記憶された設定に基づいて、サスペンドされた設定上りリンクグラントType 1を(再び)初期化して開始(start)し;及び
上りリンク参照信号(例えば、SRS)に対する測定を開始する。
【0135】
そのうち、パワー増幅器をオンにすることはシンボルレベルのオンであっても良く、チャネルを増加させることはAAU内の一部のチャネルをオンにすることであっても良く、端末装置と送受信を行うためのRFチェーンをオンにすることは電源モジュール、ベースバンド処理モジュール、デジタル中間周波数モジュール、小信号処理モジュール及びパワー増幅モジュールのうちの少なくとも1つをオンにすることを含む。
【0136】
上述の実施例では、AAUについて、例えば、5G AAUの内容について、関連技術を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0137】
以下、具体的な実施シナリオと併せて本発明の実施例における方法について説明する。
【0138】
図8はインテリジェント中継器(smart repeater、SR)の構造を示す図であり、3種類の異なる構造のSRを示している。図8に示すように、該SRは本発明の実施例における第一ノードであり、そのうちのrepeater 81は前述の実施例における第一ユニットの機能を実現し、そのうちのSR-UE 82の機能は端末装置と類似しており、ここではその詳しい説明を省略する。
【0139】
本発明の実施例における方法により、ネットワーク装置から受信した情報、及び/又はシンボル/信号に対しての検出の結果に基づいて、SRは受信したRF信号を処理し、移動端にRF信号を伝送するためのrepeaterをオン又はオフにすることで、データ伝送がないときにノイズ及び干渉信号に対して処理/増幅及び伝送を行うことを回避できるため、端末装置への干渉を無くすことができる。また、SR又はRISのエネルギー消費を低減できるため、通信システムのエネルギー消費を減らすことができる。
【0140】
図9はIABシナリオを示す図であり、IABノードの接続状況を示している。図9に示すように、該IABノード91及びIABノード92は本発明の実施例における第一ノードであり、端末装置としてのUE1について、IABノード91は本発明の実施例における第一ノードであり、IAB-donor(ドナー)はネットワーク装置である。そのうち、1つのIABノードが2つのユニットを含み、それぞれはMT及びDUであり、そのうち、MTの機能は端末装置に類似しており、DUは前述の実施例における第一ユニットの機能を実現する。
【0141】
本発明の実施例における方法により、ネットワーク装置から受信した情報、及び/又はシンボル/信号に対しての検出の結果に基づいて、IABノードは受信したRF信号を処理し、移動端にRF信号を伝送するためのDUをオン又はオフにすることで、IABノードのエネルギー消費を低減できるため、通信システムのエネルギー消費を減らすことができる。
【0142】
図10はTRPシナリオを示す図である。図10に示すように、TRP-2の所在するgNBは本発明の実施例における第一ノードである、TRP-1の所在するgNBはネットワーク装置である。TRP-2及びTRP-1は異なるgNBに属しても良く、両者はX2インターフェースを介して情報のやり取りを行っても良く、又は、TRP-2及びTRP-1はgNBの一部であって同じgNBに属しても良く、内部インターフェースを用いて情報のやり取りを行っても良い。そのうち、TRP-2は前述の実施例における第一ユニットの機能を実現する。
【0143】
本発明の実施例の方法により、ネットワーク装置から受信した情報、及び/又はシンボル/信号に対しての検出の結果に基づいて、移動端にRF信号を伝送するためのTRPをオン又はオフにすることで、装置のエネルギー消費を低減できるため、通信システムのエネルギー消費を減らすことができる。
【0144】
以上、本発明に関連している各ステップ又はプロセスのみを説明しているが、本発明はこれらに限定されない。本発明の実施例における方法は他のステップ又はプロセスをさらに含んでも良く、これらのステップ又はプロセスの具体的な内容については関連技術を参照可能である。
【0145】
上述の各実施例では本発明の実施例について例示的に説明しているが、本発明はこれに限定されず、上述の各実施例をもとに適切な変形を行うこともできる。例えば、上述の各実施例を単独で使用しても良く、上述の各実施例のうちの複数を組み合わせて使用しても良い。
【0146】
本発明の実施例における方法により、エネルギー消費を低減できるため、通信システムのエネルギー消費を減らすことができる。
【0147】
<第二側面の実施例>
本発明の実施例では信号送信の制御方法が提供され、ネットワーク装置側から説明が行われる。
【0148】
図11は本発明の実施例における信号送信の制御方法を示す図である。図11に示すように、該方法は以下のステップを含む。
【0149】
1101:ネットワーク装置が第一ノードに情報を送信することで、前記第一ノードは前記ネットワーク装置から受信した情報、及び/又は、ネットワーク装置及び/又は端末装置からの信号に対しての検出に基づいて、前記ネットワーク装置又は前記端末装置に第一信号を伝送するための第一ユニットをオン又はオフにする。
【0150】
幾つかの実施例において、上述の情報は第一情報であり、前記第一ノードが前記ネットワーク装置から受信した情報に基づいて前記第一ユニットをオン又はオフにするようにさせる。
【0151】
幾つかの実施例において、上述の情報はネットワーク装置の参照信号(第一参照信号と呼ぶ)を含む設定情報、及び/又は、端末装置の参照信号(第二参照信号と呼ぶ)を含む設定情報であり、前記第一ノードが前記ネットワーク装置からの前記第一参照信号に対しての検出に基づいて及び/又は前記端末装置からの前記第二参照信号に対しての検出に基づいて前記第一ユニットをオン又はオフにするようにさせる。
【0152】
上述の各実施例では上述の情報のみを例示的に説明しているが、本発明はこれに限定されず、上述の各実施例をもとに適切な変形を行うこともできる。例えば、上述の各実施例を単独で使用しても良く、上述の各実施例のうちの複数を組み合わせて使用しても良い。
【0153】
幾つかの実施例において、上述の第一情報は次のようなもののうちの1つ又は組み合わせを含み、即ち、RRC設定情報、MAC CE、及びDCIであるが、本発明はこれについて限定しない。
【0154】
上述の実施例では、1つの例において、RRC設定情報は第一ユニットのオン又はオフを指示する第二情報を含み、該第二情報により、第一ノードが第一ユニットをオン又はオフにするようにさせる。
【0155】
上述の実施例では、もう1つの例において、RRC設定情報が第一ユニットのオン又はオフを指示する第二情報を含まない場合に、第一ノードが第一ユニットをオンにするようにさせる。即ち、該RRC設定情報の送信は第一ノードが第一ユニットをオンにするようにさせるために用いられる。この例では、第一ユニットはデフォルトでオフ状態にあり、第一ノードは該RRC設定情報を受信した後に第一ユニットをオンにする。
【0156】
上述の実施例では、またもう1つの例において、RRC設定情報が第一ユニットのオン又はオフを指示する第二情報を含まない場合に、第一ノードが第一ユニットにオフにするようにさせる。即ち、該RRC設定情報の送信は第一ノードが第一ユニットにオフにするようにさせるために用いられる。この例では、第一ユニットはデフォルトでオン状態にあり、第一ノードは該RRC設定情報を受信した後に第一ユニットをオフにする。
【0157】
本発明の実施例では、幾つかの実施例において、ネットワーク装置はさらに第一ノードに第三情報を送信し、該第三情報は第一ノード又は端末装置が前記ネットワーク装置からの情報を受信する状態を設定するために用いられる。
【0158】
幾つかの実施例において、ネットワーク装置は上述の第三情報を用いて、第一ノードが非自発的にアイドル状態に進入し及び/又は接続状態を保つように設定することで、第一ノードがネットワーク装置からの情報を受信する状態はネットワーク装置からの情報を受信することを保つ状態であるようにさせる。
【0159】
例えば、ネットワーク装置は第一ノードのためにdataInactivityTimerを設定しない。例えば、ネットワーク装置は設定される条件を変えても良く、即ち、ネットワーク装置が第一ノードに送信する第三情報(第一設定情報と呼ぶ)は第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含まない。即ち、第一設定情報が第一ノードへのものである場合に、該第一設定情報はdataInactivityTimeを含まず、そうでない場合に(例えば、該第一設定情報が端末装置へのものである場合に)、該第一設定情報はdataInactivityTimeを含む。
【0160】
また、例えば、ネットワーク装置は任意の処理をしなくても良く(即ち、プロトコルの影響がない)、即ち、ネットワーク装置が第一ノードに送信する第一設定情報は第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含むが、第一ノードはネットワーク装置送信の第一設定情報に含まれるdataInactivityTimer設定を無視し、又は適用しない。
【0161】
また、例えば、ネットワーク装置は第一ノードのために、dataInactivityTimerを無限値に設定しても良く、即ち、ネットワーク装置は第一ノードに第一設定情報を送信し、該第一設定情報は第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含むが、dataInactivityTimerの値は無限値である。
【0162】
他の幾つかの実施例において、ネットワーク装置は上述の第三情報を用いて、第一ノードはキャリアアグリゲーションが設定された場合に非自発的に該第一ノードの所在するセカンダリセルを非アクティブにするように設定することで、第一ノードがネットワーク装置からの情報を受信する状態はネットワーク装置からの情報の受信を保つ状態であるようにさせる。
【0163】
例えば、ネットワーク装置は第一ノードのためにsCellDeactivationTimerを設定しない。例えば、ネットワーク装置は設定される条件を変えても良く、即ち、ネットワーク装置が第一ノードに送信する第三情報(第二設定情報と呼ぶ)は第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含まない。即ち、第二設定情報が第一ノードへのものである場合に、該第二設定情報はsCellDeactivationTimerを含まず、そうでない場合に(例えば、該第二設定情報が端末装置へのものである場合に)、該第二設定情報はsCellDeactivationTimerを含む。
【0164】
また、例えば、ネットワーク装置は任意の処理をしなくても良く(即ち、プロトコルの影響がない)、即ち、ネットワーク装置が第一ノードに送信する第二設定情報は第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含むが、第一ノードはネットワーク装置送信の第二設定情報に含まれるsCellDeactivationTimer設定を無視し、又は適用しない。
【0165】
また、例えば、ネットワーク装置は第一ノードのために、sCellDeactivationTimerを無限値に設定しても良く、即ち、ネットワーク装置は第一ノードに第二設定情報を送信し、該第二設定情報は第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含むが、sCellDeactivationTimerの値は無限値である。
【0166】
また、他の幾つかの実施例において、ネットワーク装置は第三情報を用いて、第一ノードはBWPが設定された場合に休眠BWPを使用しないように設定することで、第一ノードがネットワーク装置からの情報を受信する状態はネットワーク装置からの情報の受信を維持する状態であるようにさせる。
【0167】
例えば、ネットワーク装置は第一ノードのためにDormantBWP-Configを設定しない。例えば、ネットワーク装置は設定される条件を変えても良く、即ち、ネットワーク装置が第一ノードに送信する第三情報(第三設定情報と呼ぶ)は第一ノードについてのDormantBWP-Config設定を含まない。即ち、第三設定情報が第一ノードへのものである場合に、該第三設定情報はDormantBWP-Configを含まず、そうでない場合に(例えば、該第三設定情報が端末装置へのものである場合に)、該第三設定情報はDormantBWP-Configを含む。
【0168】
また、例えば、ネットワーク装置は任意の処理をしなくても良く(即ち、プロトコルの影響がない)、即ち、ネットワーク装置が第一ノードに送信する第三設定情報は一ノードについてのDormantBWP-Config設定を含むが、第一ノードはネットワーク装置送信の第三設定情報に含まれるDormantBWP-Config設定を無視し、又は適用しない。
【0169】
また、他の幾つかの実施例において、ネットワーク装置は第三情報を用いて、第一ノードはBWPが設定された場合にデフォルトBWPへの自発的な切り替えをサポートしないように設定することで、第一ノードがネットワーク装置からの情報を受信する状態はネットワーク装置からの情報の受信を保つ状態であるようにさせる。
【0170】
例えば、ネットワーク装置は第一ノードのためにbwp-InactivityTimerを設定しない。例えば、ネットワーク装置は設定される条件を変えても良く、即ち、ネットワーク装置が第一ノードに送信する第三情報(第四設定情報と呼ぶ)は第一ノードについてのbwp-InactivityTimer設定を含まない。即ち、第四設定情報が第一ノードへのものである場合に、該第四設定情報はbwp-InactivityTimerを含まず、そうでない場合に(例えば、該第四設定情報が端末装置へのものである場合に)、該第四設定情報はbwp-InactivityTimerを含む。
【0171】
また、例えば、ネットワーク装置は任意の処理をしなくても良く(即ち、プロトコルの影響がない)、即ち、ネットワーク装置が第一ノードに送信する第四設定情報は第一ノードについてのbwp-InactivityTimer設定を含むが、第一ノードはネットワーク装置送信の第四設定情報に含まれるbwp-InactivityTimer設定を無視し、又は適用しない。
【0172】
また、例えば、ネットワーク装置は第一ノードのために、bwp-InactivityTimerを無限値に設定しても良く、即ち、ネットワーク装置は第一ノードに第四設定情報を送信し、該第四設定情報は第一ノードについてのbwp-InactivityTimer設定を含むが、bwp-InactivityTimerの値は無限値である。
【0173】
上述の各実施例では、ネットワーク装置は第三情報によって、第一ノードがネットワーク装置からの情報の受信を保つようにさせることのみを例示的に説明しているが、本発明はこれに限定されず、上述の各実施例をもとに適切な変形を行うこともできる。例えば、上述の各実施例を単独で使用しても良く、上述の各実施例のうちの複数を組み合わせて使用しても良い。
【0174】
本発明の実施例では、幾つかの実施例において、ネットワーク装置は前記第一ノードのためにDRXを設定する。
【0175】
幾つかの実施例において、ネットワーク装置は第一ノードのために1つのDRXを設定し、該1つのDRX設定は第一ノードがサービングし得る端末装置に用いられ、該第一ノードがサービングし得る端末装置はアイドル状態/非アクティブ状態にあっても良く、接続状態にあっても良い。
【0176】
例えば、ネットワーク装置は第一ノードに第五設定情報を送信可能であり、該第五設定情報は1つのDRX設定を含み、該DRX設定は第一ノードがサービングし得る、アイドル及び/又は非アクティブ状態及び/又は接続状態にある端末装置に用いられる。
【0177】
上述の実施例では、DRX設定はDRX周期、on-duration値、inactivity-timer値、及びretransmission-timer値を含む。
【0178】
1つの実施例において、上述のDRX設定は第一DRX周期又は第二DRX周期、又は、第一DRX周期及び第二DRX周期のうちの小さい値を含み、該第一DRX周期はアイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最小周期であり、該第二DRX周期は接続状態にある端末装置の最小周期である。即ち、DRX設定のDRX周期はアイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最小周期、又は、接続状態にある端末装置の最小周期、又は、アイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最小周期及び接続状態にある端末装置の最小周期のうちの小さい値である。
【0179】
1つの実施例において、上述のDRX設定は第一on-durationの値又は第二on-durationの値、又は、第一on-durationの値及び第二on-durationの値のうちの大きい値を含み、該第一on-durationの値はアイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最大on-duration値、又は、アイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の1つのDRX周期での最大on-duration値であり、該第二on-durationの値は前記接続状態にある端末装置の最大on-duration値、又は、接続状態にある端末装置の1つのDRX周期での最大on-duration値である。即ち、DRX設定のon-duration値はアイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最大on-duration値、又は、アイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の1つのDRX周期での最大on-duration値、又は、接続状態にある端末装置の最大on-duration値、又は、接続状態にある端末装置の1つのDRX周期での最大on-duration値である。
【0180】
1つの実施例において、上述のDRX設定は第一inactivity-timerの値を含み、該第一inactivity-timerの値は接続状態にある端末装置の最小inactivity-timer値である。即ち、DRX設定のinactivity-timer値は接続状態にある端末装置の最小inactivity-timer値である。
【0181】
1つの実施例において、上述のDRX設定は第一retransmission-timerの値を含み、該第一retransmission-timerの値は接続状態にある端末装置の最大retransmission-timer値である。即ち、DRX設定のretransmission-timer値は接続状態にある端末装置の最大retransmission-timer値である。
【0182】
また、他の幾つかの実施例において、ネットワーク装置は第一ノードのために少なくとも2つのDRX、即ち、1組のDRXパラメータを設定し、DRXパラメータはDRX周期、on-duration値、inactivity-timer値、retransmission-timer値などを含み、該2つのDRX設定は第一ノードがサービングし得る端末装置に用いられ、該第一ノードがサービングし得る端末装置はアイドル状態/非アクティブ状態にあっても良く、接続状態にあっても良い。例えば、ネットワーク装置は第一ノードに第六設定情報を送信でき、該第六設定情報は少なくとも2つのDRX設定を含む。第一ノードについて言えば、それは上述の第六設定情報を受信できる。
【0183】
1つの実施例において、上述の少なくとも2つのDRX設定は第一ノードがサービングし得る端末装置に用いられ、第一ノードがサービングし得る各端末装置は1つのDRX設定に対する。即ち、ネットワーク装置は第一ノードがサービングし得る各端末装置のために1つのDRXを設定する。
【0184】
もう1つの実施例において、上述の少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定が第一ノードのサービングし得る、アイドル状態又は非アクティブ状態にある端末装置に用いられ、もう1つのDRX設定が第一ノードのサービングし得る、接続状態にある端末装置に用いられる。即ち、ネットワーク装置は端末装置のために2つのDRXを設定し、そのうち、第一ノードがサービングし得る、アイドル状態及び/又は非アクティブ状態にある端末装置のために1つのDRXを設定し、第一ノードがサービングし得る、接続状態にある端末装置のために1つのDRXを設定する。
【0185】
またもう1つの実施例において、上述の少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定のDRX周期が短く、もう1つのDRX設定のDRX周期が長い。即ち、ネットワーク装置は端末装置のために2つのDRXを設定し、そのうち、1つのDRX周期が短く、もう1つのDRX周期が長い。
【0186】
またもう1つの実施例において、上述の少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定のon-durationの値が大きく、もう1つのDRX設定のon-durationの値が小さい。即ち、ネットワーク装置は端末装置のために2つのDRXを設定し、そのうち、1つのDRXのon-duration値が大きく、もう1つのon-duration値が小さい。
【0187】
以上、本発明に関連している各ステップ又はプロセスのみを説明しているが、本発明はこれらに限定されない。本発明の実施例における方法は他のステップ又はプロセスをさらに含んでも良く、これらのステップ又はプロセスの具体的な内容については関連技術を参照可能である。
【0188】
上述の各実施例では本発明の実施例について例示的に説明しているが、本発明はこれらに限定されず、上述の各実施例をもとに適切な変形を行うこともできる。例えば、上述の各実施例を単独で使用しても良く、上述の各実施例のうちの複数を組み合わせて使用しても良い。
【0189】
本発明の実施例における方法により、エネルギー消費を低減できるため、通信システムのエネルギー消費を減らすことができる。
【0190】
<第三側面の実施例>
本発明の実施例では信号送信の制御装置が提供され、該装置は例えば、第一ノードであっても良く、第一ノードに構成される1つ又は複数の部品又はアセンブリであっても良い。該第一ノードは前述の追加のノード/装置/実体であり、例えば、図1に示すシナリオにおけるRepeater又はRISであり、又は、図2又は図3に示すシナリオにおけるRepeaterであり、又は、図4に示すシナリオにおけるIABノードであり、又は、図5に示すシナリオにおけるTRPであり、又は、図6に示すシナリオにおけるVMRである。以下の説明では、説明の便宜のため、上述のシナリオにおけるノード/装置/実体を第一ノードと呼ぶが、本発明はこれに限定されず、上述のシナリオにおけるノード/装置/実体は他の名称を有しても良い。
【0191】
図12は本発明の実施例における信号送信の制御装置を示す図である。該装置が問題を解決する原理は第一側面の実施例における方法と同じであるので、その具体的な実施については第一側面の実施例にいける方法の実施を参照でき、ここでは内容が同じである重複説明を省略する。
【0192】
図12に示すように、本発明の実施例における信号送信の制御装置1200は第一ユニット1201及び第二ユニット1202を含む。
【0193】
第一ユニット1201は前記ネットワーク装置又は前記端末装置に第一信号を伝送するために用いられ、第二ユニット1202はネットワーク装置から受信した情報、及び/又は前記ネットワーク装置又は端末装置からの信号に対しての検出に基づいて第一ユニット1201をオン又はオフにするために用いられる。
【0194】
幾つかの実施例において、第一ユニット1201はさらに、前記端末装置又は前記ネットワーク装置からの第二信号を受信し、前記第二信号を処理し、前記第一信号を生成するために用いられる。
【0195】
上述の実施例では、第一ユニット1201が第二信号を処理することは、前記第二信号に対してのパワー増幅処理、ビームフォーミング処理、及び伝送環境再構成処理のうちの1つ又は複数を含む。該第一ノードの実施シナリオが異なることにより、第一ユニット1201が実行する処理も異なり、前述のとおりであるため、ここではその詳しい説明を省略する。
【0196】
幾つかの実施例において、第二ユニット1202がネットワーク装置から受信した情報に基づいて前記第一ユニットをオン又はオフにすることは、第二ユニット1202がネットワーク装置から受信したRRC設定情報、MAC CE、及びDCIのうちの1つ又は複数に基づいて第一ユニット1201をオン又はオフにすることを含む。
【0197】
上述の実施例では、幾つかの実施方式において、前記RRC設定情報の送信は第一ユニット1201のオンを指示し、又は、第一ユニット1201のオフを指示する。即ち、RRC設定情報の送信の有無によって、第一ユニット1201のオン又は第一ユニット1201のオフを指示する。
【0198】
上述の実施例では、他の幾つかの実施方式において、前記RRC設定情報は第一情報を含み、前記第一情報は第一ユニット1201のオン又はオフを指示するために用いられる。即ち、該第一情報により、前記第一ユニット1201をオン又はオフにするように指示する。
【0199】
幾つかの実施例において、前記RRC設定情報はさらに、前記第一信号をキャリーする時間周波数情報を含む。
【0200】
幾つかの実施例において、前記第一ノードと、前記情報を送信する前記ネットワーク装置の間は単一接続であり、又は、前記第一ノードと、前記情報を送信する前記ネットワーク装置及び第二ネットワーク装置との間はデュアル接続であり、かつ前記情報を送信する前記ネットワーク装置は前記第一ノードにサービスを提供する主ネットワーク装置である。
【0201】
幾つかの実施例において、前記MAC CEは第一ユニット1201のオン又はオフを指示するために用いられる。例えば、第一ノードにキャリアアグリゲーションが設定されており又は設定されない場合に、該MAC CEは該第一ユニット1201のオン又はオフを指示するために用いられ得る。
【0202】
幾つかの実施例において、前記MAC CEは1つ又は複数のキャリアに対応する第一ユニット1201のオン又はオフを指示するために用いられる。例えば、第一ノード設定にキャリアアグリゲーションが設定されている場合に、該MAC CEは1つのキャリア又は複数のキャリアに対応する第一ユニット1201のオン又はオフを指示するために用いられても良い。
【0203】
上述の実施例では、前記MAC CEは前記1つ又は複数のキャリア及び各キャリアに対応する第一ユニットのオン又はオフに係る情報を含み得る。
【0204】
上述の実施例では、前記MAC CEは主キャリアで伝送され、又は第一キャリアで伝送され、前記第一キャリアとは次のようなものを指し、即ち、ライセンスバンド(licensed band)におけるキャリア、又は、共有周波数スペクトルチャネル操作が設定されないキャリア、又は、制御チャネルをキャリーするキャリア、又は、共通チャネルをキャリーするキャリア、又は、下りリンク参照としてのキャリアである。
【0205】
幾つかの実施例において、前記DCIは1つ以上の第一ノードに対しての共通の指示である。例えば、該DCIはP-RNTIによりCRCスクランブルされる。
【0206】
幾つかの実施方式において、前記DCIはDCI format 1_0を使用しても良く、前記DCIの1つのビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる。
【0207】
幾つかの実施方式において、前記DCIは1つのPDSCHをスケジューリングし、前記PDSCHは1つ又は複数の第一ノードの標識を含む情報をキャリーする。
【0208】
幾つかの実施例において、前記DCIは1つの第一ノードに対しての専用の指示である。例えば、前記DCIは第一RNTIによりCRCスクランブルされ、前記DCIは第一DCI formatを使用し、かつ前記DCIの1つのビット及び/又は複数のビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる。
【0209】
幾つかの実施方式において、前記第一DCI formatはDCI format 2_6であり、前記第一RNTIはPS-RNTIであり、前記DCIの1つのビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられ、前記DCIがさらにSCell休眠指示情報を含む場合に、前記DCIのもう1つのビットにより、前記SCell休眠指示情報が対応する第一ユニットに適するかを指示する。
【0210】
他の幾つかの実施方式において、前記第一DCI formatはDCI format 2_6であり、前記第一RNTIはPS-RNTIであり、前記DCIの第一ビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられ、前記DCIの第二ビットがウェイクアップ(wake up)を指示するために用いられ、前記第二ビットが所定値に設定された場合に、前記第一ビットは有効であり、そうでない場合に、前記第一ビットは無視される。
【0211】
他の幾つかの実施方式において、前記第一DCI formatはDCI format 2_6であり、前記第一RNTIはPS-RNTIであり、前記DCIの複数のビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられ、前記複数のビットのうちの1つのビットが第一所定値に設定されるときに、対応する第一ユニットをオフにすることを表し、前記複数のビットのうちの1つのビットが第二所定値に設定されるときに、対応する第一ユニットをオンにすることを表す。
【0212】
上述の実施方式では、1つの例において、前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる前記DCIの前記複数のビットのビット数は前記端末装置のRF能力に関連しており、かつ前記複数のビットのうちの最上位のものは中心周波数点が最低又は最高のRFに対応する。
【0213】
上述の実施方式では、もう1つの例において、前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる前記DCIの前記複数のビットのビット数は第一ユニットオンオフセル組の数であり、1つの前記第一ユニットオンオフセル組が1つ又は複数のセルに関連付けられ、かつ前記複数のビットのうちの最上位のものは設定される1番目の前記第一ユニットオンオフセル組に対応する。
【0214】
また、他の幾つかの実施方式において、前記第一DCI formatは新しいDCI formatであり、前記第一RNTIは新しいRNTIであり、前記DCIの1つのビット又は複数のビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられ、前記複数のビットのうちの1つのビットが第一所定値に設定されるときに、対応する第一ユニットをオフにすることを表し、前記複数のビットのうちの1つのビットが第二所定値に設定されるときに、対応する第一ユニットをオンにすることを表す。
【0215】
上述の実施方式では、1つの例において、前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる前記DCIの前記複数のビットのビット数は前記端末装置のRF能力に関連しており、かつ前記複数のビットのうちの最上位のものは中心周波数点が最低又は最高のRFに対応する。
【0216】
上述の実施方式では、もう1つの例において、前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる前記DCIの前記複数のビットのビット数は第一ユニットオンオフセル組の数であり、1つの前記第一ユニットオンオフセル組が1つ又は複数のセルに関連付けられ、かつ前記複数のビットのうちの最上位のものは設定される1番目の前記第一ユニットオンオフセル組に対応する。
【0217】
他の幾つかの実施方式において、前記第一DCI formatはDCI format 1_0又はDCI format 1-1であり、前記第一RNTIは新しいRNTIであり、前記DCIの1つのビット又は複数のビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられ、前記複数のビットのうちの1つのビットが第一所定値に設定されるときに、対応する第一ユニットをオフにすることを表し、前記複数のビットのうちの1つのビットが第二所定値に設定されるときに、対応する第一ユニットをオンにすることを表す。
【0218】
上述の実施方式では、1つの例において、前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる前記DCIの前記複数のビットのビット数は前記端末装置のRF能力に関連しており、かつ前記複数のビットのうちの最上位のものは中心周波数点が最低又は最高のRFに対応する。
【0219】
上述の実施方式では、もう1つの例において、前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる前記DCIの前記複数のビットのビット数は第一ユニットオンオフセル組の数であり、1つの前記第一ユニットオンオフセル組が1つ又は複数のセルに関連付けられ、かつ前記複数のビットのうちの最上位のものは設定される1番目の前記第一ユニットオンオフセル組に対応する。
【0220】
上述の実施方式では、またもう1つの例において、前記DCIの前記1つのビット又は前記複数のビットのうちの1つのビットが前記第一ユニットのオフを指示するために用いられる場合に、前記DCIのリソース割り当てビットはリザーブされ、そうでない場合に、前記第一DCI formatはスケジューリングされるPDSCHの時間周波数リソースを指示する。
【0221】
また、他の幾つかの実施方式において、前記第一DCI formatはDCI format 1_0又はDCI format 1-1であり、前記第一RNTIはC-RNTIであり、前記DCIの1つのビット又は複数のビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられ、前記複数のビットのうちの1つのビットが第一所定値に設定されるときに、対応する第一ユニットをオフにすることを表し、前記複数のビットのうちの1つのビットが第二所定値に設定されるときに、対応する第一ユニットをオンにすることを表す。
【0222】
上述の実施方式では、1つの例において、前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる前記DCIの前記複数のビットのビット数は前記端末装置のRF能力に関連しており、かつ前記複数のビットのうちの最上位のものは中心周波数点が最低又は最高のRFに対応する。
【0223】
上述の実施方式では、またもう1つの例において、前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる前記DCIの前記複数のビットのビット数は第一ユニットオンオフセル組の数であり、1つの前記第一ユニットオンオフセル組が1つ又は複数のセルに関連付けられ、かつ前記複数のビットのうちの最上位のものは設定される1番目の前記第一ユニットオンオフセル組に対応する。
【0224】
本発明の実施例では、第二ユニット1202はさらに、以下の処理のうちの1つ又は複数を行っても良く、即ち、
前記ネットワーク装置からの第一設定情報を受信し、前記第一設定情報は前記第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含まず、又は、前記第一設定情報に含まれるdataInactivityTimer設定を無視し、又は適用せず;
前記ネットワーク装置からの第一設定情報を受信し、前記第一設定情報はdataInactivityTimerの設定を含み、前記dataInactivityTimerの値は無限大に設定され;
データ非アクティブ化(inactivity)監視を行わず;
上位層にdataInactivityTimerのタイムアウトを指示せず;
下位層からのdataInactivityTimerのタイムアウトの指示を受信したときに、RRCアイドル状態(RRC_IDLE)に進入する行為を行わず;
ネットワーク装置からの第二設定情報を受信し、前記第二設定情報は前記第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含まず、又は、前記第二設定情報に含まれるsCellDeactivationTimer設定を無視し、又は適用せず;
ネットワーク装置からの第二設定情報を受信し、前記第二設定情報はsCellDeactivationTimerの設定を含み、かつ前記sCellDeactivationTimerの値は無限大に設定され;
ネットワーク装置からの第三設定情報を受信し、前記第三設定情報は前記第一ノードについてのDormantBWP-Configを含まず、又は、前記第三設定情報に含まれるDormantBWP-Configを無視し、又は適用せず;
dormant BWPへの進入を指示するPDCCHを受信したときに、BWP切り替えを実行せず、又は、現在のアクティブBWPを保ち、又は、BWPをデフォルトBWPに切り替えることを実行し;
ネットワーク装置からの第四設定情報を受信し、前記第四設定情報は前記第一ノードについてのbwp-InactivityTimerを含まず、又は、前記第四設定情報に含まれるbwp-InactivityTimerを無視し、又は適用せず;
ネットワーク装置からの第四設定情報を受信し、前記第四設定情報はbwp-InactivityTimerを含み、かつ前記bwp-InactivityTimerの値は無限大に設定され;
bwp-InactivityTimerを起動させず、又は再起動させ;及び
アクティブDL BWPに関連付けられるbwp-InactivityTimerがタイムアウトになったときに、BWP切り替えを実行せず、又は、現在のアクティブBWPを維持する。
【0225】
幾つかの実施例において、第二ユニット1202はさらに、以下の処理のうちの1つ又は複数を実行して良く、即ち、
不連続受信(DRX)を行わず;
前記ネットワーク装置送信の第五設定情報を受信し、前記第五設定情報は1つのDRX設定を含み、前記DRX設定は前記第一ノードがサービングし得る、アイドル及び/又は非アクティブ状態及び/又は接続状態にある端末装置に用いられ;及び
前記ネットワーク装置送信の第六設定情報を受信し、前記第六設定情報は少なくとも2つのDRX設定を含み、
そのうち、前記少なくとも2つのDRX設定は前記第一ノードがサービングし得る端末装置に用いられ、前記第一ノードがサービングし得る各端末装置は1つのDRX設定に対応し;又は
前記少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定が前記第一ノードのサービングし得る、アイドル状態又は非アクティブ状態にある端末装置に用いられ、もう1つのDRX設定が前記第一ノードのサービングし得る、接続状態にある端末装置に用いられ;又は
前記少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定のDRX周期が短く、もう1つのDRX設定のDRX周期が長く;又は
前記少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定のon-durationの値が大きく、もう1つのDRX設定のon-durationの値が小さい。
【0226】
上述の実施例では、幾つかの実施方式において、
前記第五設定情報に含まれる前記DRX設定は第一DRX周期又は第二DRX周期、又は、第一DRX周期及び第二DRX周期のうちの小さい値を含み、前記第一DRX周期は前記アイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最小周期であり、前記第二DRX周期は前記接続状態にある端末装置の最小周期であり、
前記第五設定情報に含まれる前記DRX設定は第一on-durationの値又は第二on-durationの値、又は、第一on-durationの値及び第二on-durationの値のうちの大きい値を含み、前記第一on-durationの値は前記アイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最大on-duration値、又は、前記アイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の1つのDRX周期での最大on-duration値であり、前記第二on-durationの値は前記接続状態にある端末装置の最大on-duration値、又は、前記接続状態にある端末装置の1つのDRX周期での最大on-duration値であり、
前記第五設定情報に含まれる前記DRX設定は第一inactivity-timerの値を含み、前記第一inactivity-timerの値は前記接続状態にある端末装置の最小inactivity-timer値であり、
前記第五設定情報に含まれる前記DRX設定は第一retransmission-timerの値を含み、前記第一retransmission-timerの値は前記接続状態にある端末装置の最大retransmission-timer値である。
【0227】
本発明の実施例では、幾つかの実施例において、第二ユニット1202は前記ネットワーク装置又は端末装置からの信号に対する測定に基づいて測定結果を取得し、前記測定結果が所定条件を満たした場合に、前記第一ユニット1201をオン又はオフにする。
【0228】
上述の実施例では、前記ネットワーク装置又は端末装置からの信号の測定に基づくことは以下の少なくとも1つを含み、即ち、
前記ネットワーク装置又は端末装置からの信号のSINRの測定に基づき、
前記ネットワーク装置又は端末装置からの信号のRSRP又はRSRQの測定に基づき、及び
前記ネットワーク装置又は端末装置からの信号のRSSIの測定に基づく。
【0229】
上述の実施例では、前記測定結果を得た後に、第二ユニット1202はさらに、前記測定結果を処理し、処理後の測定結果と前記所定条件との比較を行うことができ、前記処理はヒステリシス処理又は専用のオフセット処理を含む。
【0230】
上述の実施例では、前記測定結果が所定条件を満たしたとは、前記測定結果のうちの1つ又は複数の測定量の1つ又は複数の測定結果が所定条件を満足し又は同時に満足しており、又は、所定期間内で前記測定結果が所定条件を満足していることを指す。
【0231】
本発明の実施例では、幾つかの実施例において、第二ユニット1202が前記第一ユニットをオフにすることは、第二ユニット1202が以下の行為のうちの少なくとも1つを行うことを含み、即ち、
パワー増幅器をオフにし;
チャネルを減少させ;
端末装置と送受信を行うためのRFチェーン(RF chain)をオフにし;
関連付けられるタイマーをオフにし;
関連付けられる設定下りリンク割り当て及び設定上りリンクグラントType 2をクリアし;
関連付けられる半持続CSI報告のPUSCHリソースをクリアし;
関連付けられる設定上りリンクグラントType 1をサスペンド又はクリアし;
関連付けられるすべてのHARQバッファを刷新し;
PDCCHをリリースし;
下りリンク参照信号をリリースし;
上りリンク参照信号に対しての測定を停止又は緩和し;及び
パラメータ設定を初期化する。
【0232】
本発明の実施例では、幾つかの実施例において、第二ユニット1202が前記第一ユニットにオンにすることは、第二ユニット1202が以下の行為のうちの少なくとも1を行うことを含み、即ち、
パワー増幅器をオンにし;
チャネルを増加させ;
端末装置と送受信を行うためのRFチェーンをオンにし;
関連付けられるタイマーを停止し;
記憶された設定に基づいて、サスペンドされた設定上りリンクグラントType 1を初期化して開始し;及び
上りリンク参照信号に対する測定を開始する。
【0233】
なお、以上、本発明に関連している各部品又はモジュールのみを説明しているが、本発明はこれらに限定されない。本発明の実施例における信号送信の制御装置1200はさらに他の部品又はモジュールを含んでも良く、これらの部品又はモジュールの具体的な内容については関連技術を参照可能である。
【0234】
また、便宜のため、図12では各部品又はモジュール間の接続関係又は信号方向のみが示されているが、当業者が理解できるように、バス接続などの様々な関連技術を採用しても良い。上述の各部品又はモジュールは例えば、処理器、記憶器、送信機、受信機などのハードウェアにより実現されても良く、本発明の実施はこれについて限定しない。
【0235】
本発明の実施例における装置により、エネルギー消費を低減できるため、通信システムのエネルギー消費を減らすことができる。
【0236】
<第四側面の実施例>
本発明の実施例では信号送信の制御装置が提供され、該装置は例えば、ネットワーク装置であっても良く、ネットワーク装置に配置される1つ又は複数の部品又はアセンブリであっても良い。
【0237】
図13は本発明の実施例における信号送信の制御装置を示す図である。該装置が問題を解決する原理は第二側面の実施例における方法と同じであるので、その具体的な実施については第二側面の実施例における方法の実施を参照でき、ここでは内容が同じである重複説明を省略する。
【0238】
図13に示すように、本発明の実施例における信号送信の制御装置1300は以下のものを含む。
【0239】
第一送信ユニット1301:第一ノードに情報を送信することで、前記第一ノードがネットワーク装置から受信した情報、及び/又はネットワーク装置及び/又は端末装置からの信号に対しての検出に基づいて、前記ネットワーク装置又は前記端末装置に第一信号を伝送するための第一ユニットをオン又はオフにするようにさせる。
【0240】
そのうち、前記情報は第一情報であり、前記第一ノードが前記ネットワーク装置から受信した情報に基づいて、前記第一ユニットをオン又はオフにするようにさせ;及び/又は
前記情報は前記ネットワーク装置の第一参照信号を含む設定情報及び/又は前記端末装置の第二参照信号を含む設定情報であり、前記第一ノードが前記ネットワーク装置からの前記第一参照信号に対しての検出及び/又は前記端末装置からの前記第二参照信号に対しての検出に基づいて、前記第一ユニットをオン又はオフにするようにさせる。
【0241】
幾つかの実施例において、前記第一情報は次のようなもののうちの1つ又は組み合わせを含み、即ち、RRC設定情報、MAC CE、及びDCIである。
【0242】
幾つかの実施方式において、前記RRC設定情報は前記第一ユニットをオン又はオフにすることを指示する第二情報を含む。
【0243】
幾つかの実施方式において、前記RRC設定情報は前記第一ユニットをオン又はオフにすることを指示する第二情報を含まない場合に、前記第一ノードが前記第一ユニットにオンにするようにさせる。
【0244】
幾つかの実施方式において、前記RRC設定情報は前記第一ユニットをオン又はオフにすることを指示する第二情報を含まない場合に、前記第一ノードが前記第一ユニットをオフにするようにさせる。
【0245】
幾つかの実施例において、図13に示すように、前記装置1300はさらに以下のものを含む。
【0246】
第二送信ユニット1302:第三情報を送信し、前記第三情報は前記第一ノード又は前記端末装置が前記ネットワーク装置からの情報を受信する状態を設定するために用いられる。
【0247】
幾つかの実施方式において、前記ネットワーク装置は前記第三情報を使用して、前記第一ノードが非自発的にアイドル状態に進入し及び/又は接続状態を保つように設定することで、前記第一ノードが前記ネットワーク装置からの情報を受信する状態はネットワーク装置からの情報の受信を保つ状態であるようにさせる。
【0248】
幾つかの例において、前記第三情報は第一設定情報であり、前記第一設定情報が前記第一ノードへ送信される場合に、前記第一設定情報は第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含まず、又は、前記第一設定情報は第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含み、又は、前記第一設定情報は第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含み、かつdataInactivityTimerの値は無限値である。
【0249】
幾つかの実施方式において、前記ネットワーク装置は前記第三情報を使用して、前記第一ノードはキャリアアグリゲーションが設定されている場合に前記第一ノードの所在するセカンダリセルを非自発的に非アクティブにするように設定することで、前記第一ノードが前記ネットワーク装置からの情報を受信する状態はネットワーク装置からの情報の受信を保つ状態であるようにさせる。
【0250】
幾つかの例において、前記第三情報は第二設定情報であり、前記第二設定情報が前記第一ノードへ送信される場合に、前記第二設定情報は第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含まず、又は、前記第二設定情報は第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含み、又は、第二設定情報は第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含むが、sCellDeactivationTimerの値は無限値である。
【0251】
幾つかの実施方式において、前記ネットワーク装置は前記第三情報を使用して、前記第一ノードはBWPが設定されている場合に休眠BWPを使用しないように設定することで、前記第一ノードが前記ネットワーク装置からの情報を受信する状態はネットワーク装置からの情報の受信を維持するようにさせる。
【0252】
幾つかの例において、前記第三情報は第三設定情報であり、前記第三設定情報が前記第一ノードへ送信される場合に、前記第三設定情報は第一ノードについてのDormantBWP-Config設定を含まず、又は、前記第三設定情報は第一ノードについてのDormantBWP-Config設定を含む。
【0253】
幾つかの実施方式において、前記ネットワーク装置は前記第三情報を使用して、前記第一ノードはBWPが設定されている場合にデフォルトBWPへの自発的な切り替えをサポートしないように設定することで、前記第一ノードが前記ネットワーク装置からの情報を受信する状態はネットワーク装置からの情報の受信を保つ状態であるようにさせる。
【0254】
幾つかの例において、前記第三情報は第四設定情報であり、前記第四設定情報が前記第一ノードへ送信される場合に、前記第四設定情報は第一ノードについてのbwp-InactivityTimer設定を含まず、又は、前記第四設定情報は第一ノードについてのbwp-InactivityTimer設定を含み、又は、前記第四設定情報は第一ノードについてのbwp-InactivityTimer設定を含むが、bwp-InactivityTimerの値は無限値である。
【0255】
幾つかの実施例において、図13に示すように、前記装置1300はさらに以下のものを含む。
【0256】
第三送信ユニット1303:前記第一ノードに第五設定情報を送信し、前記第五設定情報は1つのDRX設定を含み、前記DRX設定は前記第一ノードがサービングし得る、アイドル及び/又は非アクティブ状態及び/又は接続状態にある端末装置に用いられる。
【0257】
幾つかの実施方式において、前記DRX設定は第一DRX周期又は第二DRX周期、又は、第一DRX周期及び第二DRX周期のうちの小さい値を含み、該第一DRX周期はアイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最小周期であり、該第二DRX周期は接続状態にある端末装置の最小周期である。
【0258】
幾つかの実施方式において、前記DRX設定は第一on-durationの値又は第二on-durationの値、又は、第一on-durationの値及び第二on-durationの値のうちの大きい値を含み、該第一on-durationの値はアイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最大on-duration値、又は、アイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の1つのDRX周期での最大on-duration値であり、該第二on-durationの値は前記接続状態にある端末装置の最大on-duration値、又は、接続状態にある端末装置の1つのDRX周期での最大on-duration値である。
【0259】
幾つかの実施方式において、前記DRX設定は第一inactivity-timerの値を含み、該第一inactivity-timerの値は接続状態にある端末装置の最小inactivity-timer値である。
【0260】
幾つかの実施方式において、前記DRX設定は第一retransmission-timerの値を含み、該第一retransmission-timerの値は接続状態にある端末装置の最大retransmission-timer値である。
【0261】
幾つかの実施例において、図13に示すように、前記装置1300はさらに以下のものを含む。
【0262】
第四送信ユニット1304:前記第一ノードに第六設定情報を送信し、前記第六設定情報は少なくとも2つのDRX設定を含む。
【0263】
幾つかの実施方式において、前記少なくとも2つのDRX設定は前記第一ノードがサービングし得る端末装置に用いられ、前記第一ノードがサービングし得る各端末装置は1つのDRX設定に対応する。
【0264】
幾つかの実施方式において、前記少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定が第一ノードのサービングし得る、アイドル状態又は非アクティブ状態にある端末装置に用いられ、もう1つのDRX設定が第一ノードのサービングし得る、接続状態にある端末装置に用いられる。
【0265】
幾つかの実施方式において、前記少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定のDRX周期が短く、もう1つのDRX設定のDRX周期が長い。
【0266】
幾つかの実施方式において、前記少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定のon-durationの値が大きく、もう1つのDRX設定のon-durationの値が小さい。即ち、ネットワーク装置は端末装置のために2つのDRXを設定し、そのうち、1つのDRXのon-duration値が大きく、もう1つのon-duration値が小さい。
【0267】
なお、以上、本発明に関連している各部品又はモジュールのみを説明しているが、本発明はこれらに限定されない。本発明の実施例におけるパラメータ設定装置1300はさらに他の部品又はモジュールを含んでも良く、これらの部品又はモジュールの具体的な内容については関連技術を参照可能である。
【0268】
また、便宜のため、図13では各部品又はモジュール間の接続関係又は信号方向のみが示されているが、当業者が理解できるように、バス接続などの様々な関連技術を採用しても良い。上述の各部品又はモジュールは例えば、処理器、記憶器、送信機、受信機などのハードウェアにより実現されても良く、本発明の実施はこれについて限定しない。
【0269】
本発明の実施例における装置により、エネルギー消費を低減できるため、通信システムのエネルギー消費を減らすことができる。
【0270】
<第五側面の実施例>
本発明の実施例では通信システムが提供され、図14は本発明の実施例における通信システムを示す図である。図14に示すように、該通信システム1400はネットワーク装置1401及び端末装置1402を含み、また、該通信システムはさらに第一ノード1403を含む。便宜のため、図14では1つのみの端末装置、1つのみのネットワーク装置及び1つのみの第一ノードを例にして説明を行っているが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0271】
本発明の実施例では、ネットワーク装置1401と端末装置1402との間では既存の業務(サービス/トラフィック)又は将来実施可能な業務の伝送が行われても良い。例えば、これらの業務はeMBB、mMTC、URLLC、V2X通信などを含むが、これらに限られない。
【0272】
端末装置1402の関連内容については本発明では限定しない。第一ノード1403の関連内容については第一側面の実施例における方法と同じであり、ネットワーク装置1401の関連内容については第二側面の実施例における方法と同じであり、ここではその詳しい説明を省略する。
【0273】
本発明の実施例ではさらにノード装置が提供され、該ノード装置は例えば、前述の追加のノード/装置/実体であり、例えば、図1に示すシナリオにおけるRepeater又はRIS、又は、図2又は図3に示すシナリオにおけるRepeater、又は、図4に示すシナリオにおけるIABノード、又は、図5に示すシナリオにおけるTRP、又は、図6に示すシナリオにおけるVMRである。
【0274】
図15は本発明の実施例におけるノード装置を示す図である。図15に示すように、該ノード装置1500は処理器1501及び記憶器1502を含んでも良く、記憶器1502はデータ及びプログラムを記憶しており、かつ処理器1501に接続される。なお、該図は例示に過ぎず、さらに他の類型の構成を以って該構成に対して補充又は代替を行うことで、電気通信機能又は他の機能を実現しても良い。
【0275】
例えば、処理器1501はプログラムを実行して第一側面の実施例に記載の方法を実現するように構成されても良い。
【0276】
図15に示すように、該ノード装置1500はさらに、通信モジュール1503、入力ユニット1504、表示器1505、電源1506などを含んでも良い。そのうち、上述の部品の機能は従来技術と類似しており、ここではその詳しい説明を省略する。なお、ノード装置1500は図15に示すすべての部品を含む必要がない。また、ノード装置1500はさらに、図15に無い部品を含んでも良く、これについては従来技術を参照できる。
【0277】
本発明の実施例ではさらに、ネットワーク装置が提供される。
【0278】
図16は本発明の実施例におけるネットワーク装置を示す図である。図16に示すように、ネットワーク装置1600は中央処理器(CPU)1601及び記憶器1602を含み;記憶器1602は中央処理器1601に接続される。そのうち、該記憶器1602は各種のデータを記憶でき、また、情報処理用のプログラムをも記憶でき、かつ中央処理器1601の制御下で該プログラムを実行することで、端末装置送信の各種の情報を受信し、かつ端末装置に各種の情報を送信できる。
【0279】
例えば、処理器1601はプログラムを実行して第二側面の実施例に記載の方法を実現するように構成されても良い。
【0280】
また、図16に示すように、ネットワーク装置1600はさらに、送受信機1603、アンテナ1604などを含み、そのうち、これらの部品の機能は従来技術と類似しており、ここではその詳しい説明を省略する。なお、ネットワーク装置1600は図16に示すすべての部品を含む必要がない。また、ネットワーク装置1600はさらに、図16に無い部品を含んでも良いが、これについては従来技術を参照できる。
【0281】
本発明の実施例ではさらに、コンピュータ可読プログラムが提供され、そのうち、ノード装置で前記プログラムを実行するときに、前記プログラムはコンピュータに、前記ノード装置で第一側面の実施例に記載の方法を実行させる。
【0282】
本発明の実施例ではさらに、コンピュータ可読プログラムを記憶している記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータ可読プログラムはコンピュータに、ノード装置で第一側面の実施例に記載の方法を実行させる。
【0283】
本発明の実施例ではさらに、コンピュータ可読プログラムが提供され、そのうち、ネットワーク装置で前記プログラムを実行するときに、前記プログラムはコンピュータに、前記ネットワーク装置で第二側面の実施例に記載の方法を実行させる。
【0284】
本発明の実施例ではさらに、コンピュータ可読プログラムを記憶している記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータ可読プログラムはコンピュータに、ネットワーク装置で第二側面の実施例に記載の方法を実行させる。
【0285】
また、上述の装置及び方法は、ソフトウェア又はハードウェアにより実現されても良く、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されても良い。本発明はさらに、下記のようなコンピュータ読み取り可能なプログラムに関し、即ち、該プログラムは、ロジック部品により実行されるときに、該ロジック部品に上述の装置又は構成部品を実現させ、又は該ロジック部品に上述の各の方法又はステップを実現させる。ロジック部品は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)、マイクロプロセッサ、コンピュータに用いる処理器などであっても良い。本発明はさらに、上述のプログラムを記憶した記憶媒体、例えば、ハードディスク、磁気ディスク、光ハードディスク、DVD、フラッシュメモリなどにも関する。
【0286】
さらに、図面に記載された機能ブロックのうちの1つ又は複数の組み合わせ及び/又は機能ブロックの1つ又は複数の組み合わせは、本明細書に記載の機能を実行するための汎用処理器、デジタル信号処理器(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラム可能な論理部品、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理部品、ディスクリートハードウェアアセンブリ又は他の任意の適切な組み合わせとして実現されても良い。また、図面に記載の機能ブロックのうちの1つ又は複数の組み合わせ及び/又は機能ブロックの1つ又は複数の組み合わせは、さらに、計算装置の組み合わせ、例えば、DSP及びマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPと通信により接続される1つ又は複数のマイクロプロセッサ又は他の任意の構成の組み合わせとして構成されても良い。
【0287】
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこのような実施例に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の技術的範囲に属する。
【0288】
また、上述の実施例などに関し、さらに以下のような付記を開示する。
【0289】
(付記1)
信号送信の制御方法であって、
第一ノードがネットワーク装置から受信した情報、及び/又は前記ネットワーク装置又は端末装置からの信号に対しての検出に基づいて、前記ネットワーク装置又は前記端末装置に第一信号を伝送するための第一ユニットをオン又はオフにすることを含む、方法。
【0290】
(付記2)
付記1に記載の方法であって、
前記第一ユニットはさらに、前記端末装置又は前記ネットワーク装置からの第二信号を受信し、前記第二信号を処理し、前記第一信号を生成するために用いられる、方法。
【0291】
(付記3)
付記2に記載の方法であって、
前記第二信号に対する処理は、前記第二信号に対してのパワー増幅処理、ビームフォーミング処理、及び伝送環境再構成処理のうちの1つ又は複数を含む、方法。
【0292】
(付記4)
付記1に記載の方法であって、
ネットワーク装置から受信した情報に基づいて前記第一ユニットをオン又はオフにすることは、
ネットワーク装置から受信したRRC設定情報、MAC CE、及びDCIのうちの1つ又は複数に基づいて前記第一ユニットをオン又はオフにすることを含む、方法。
【0293】
(付記5)
付記4に記載の方法であって、
前記RRC設定情報の送信は前記第一ユニットのオンを指示し、又は、前記第一ユニットのオフを指示する、方法。
【0294】
(付記6)
付記4又は5に記載の方法であって、
前記RRC設定情報は第一情報を含み、前記第一情報は前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる、方法。
【0295】
(付記7)
付記5又は6に記載の方法であって、
前記RRC設定情報はさらに、前記第一信号をキャリーする時間周波数情報を含む、方法。
【0296】
(付記8)
付記5又は6に記載の方法であって、
前記第一ノードと、前記情報を送信する前記ネットワーク装置との間は単一接続であり;又は
前記第一ノードと、前記情報を送信する前記ネットワーク装置及び第二ネットワーク装置との間はデュアル接続であり、かつ前記情報を送信する前記ネットワーク装置は前記第一ノードにサービスを提供する主ネットワーク装置である、方法。
【0297】
(付記9)
付記4に記載の方法であって、
前記MAC CEは前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる、方法。
【0298】
(付記10)
付記4に記載の方法であって、
前記MAC CEは1つ又は複数のキャリアに対応する第一ユニットをオン又はオフにするために用いられる、方法。
【0299】
(付記11)
付記10に記載の方法であって、
前記MAC CEは前記1つ又は複数のキャリア及び各キャリアに対応する第一ユニットのオン又はオフに関する情報を含む、方法。
【0300】
(付記12)
付記10に記載の方法であって、
前記MAC CEは主キャリアで伝送され、又は第一キャリアで伝送され、前記第一キャリアとは次のものを指し、即ち、ライセンスバンド(licensed band)におけるキャリア、又は、共有周波数スペクトルチャネル操作が設定されないキャリア、又は、制御チャネルをキャリーするキャリア、又は、共通チャネルをキャリーするキャリア、又は、下りリンク参照としてのキャリアである、方法。
【0301】
(付記13)
付記4に記載の方法であって、
前記DCIは1つ以上の第一ノードに対する共通の指示である、方法。
【0302】
(付記14)
付記13に記載の方法であって、
前記DCIは1つ以上の第一ノードに対する共通の指示であることは、
前記DCIはP-RNTIによりCRCスクランブルされることを含む、方法。
【0303】
(付記15)
付記14に記載の方法であって、
前記DCIはDCI format 1_0を使用し、前記DCIの1つのビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる、方法。
【0304】
(付記16)
付記14又は15に記載の方法であって、
前記DCIは1つのPDSCHをスケジューリングし、前記PDSCHは1つ又は複数の第一ノードの標識を含む情報をキャリーする、方法。
【0305】
(付記17)
付記4に記載の方法であって、
前記DCIは1つの第一ノードに対する専用の指示である、方法。
【0306】
(付記18)
付記17に記載の方法であって、
前記DCIは1つの第一ノードに対する専用の指示であることは、
前記DCIは第一RNTIによりCRCスクランブルされ、前記DCIは第一DCI formatを使用し、かつ前記DCIの1つのビット及び/又は複数のビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられることを含む、方法。
【0307】
(付記19)
付記18に記載の方法であって、
前記第一DCI formatはDCI format 2_6であり、前記第一RNTIはPS-RNTIであり、前記DCIの1つのビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられ、前記DCIがさらにSCell休眠指示情報を含む場合に、前記DCIのもう1つのビットにより、前記SCell休眠指示情報が対応する第一ユニットに適するかを指示する、方法。
【0308】
(付記20)
付記18に記載の方法であって、
前記第一DCI formatはDCI format 2_6であり、前記第一RNTIはPS-RNTIであり、前記DCIの第一ビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられ、前記DCIの第二ビットがウェイクアップ(wake up)を指示するために用いられ、前記第二ビットが所定値に設定されるときに、前記第一ビットは有効であり、そうでないときに、前記第一ビットは無視される、方法。
【0309】
(付記21)
付記18に記載の方法であって、
前記第一DCI formatはDCI format 2_6であり、前記第一RNTIはPS-RNTIであり、前記DCIの複数のビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられ、前記複数のビットのうちの1つのビットが第一所定値に設定されるときに、対応する第一ユニットをオフにすることを表し、前記複数のビットのうちの1つのビットが第二所定値に設定されるときに、対応する第一ユニットをオンにすることを表す、方法。
【0310】
(付記22)
付記21に記載の方法であって、
前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる前記DCIの前記複数のビットのビット数は前記端末装置のRF能力に関連しており、かつ前記複数のビットのうちの最上位のものは中心周波数点が最低又は最高のRFに対応する、方法。
【0311】
(付記23)
付記21に記載の方法であって、
前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる前記DCIの前記複数のビットのビット数は第一ユニットオンオフセル組の数であり、1つの前記第一ユニットオンオフセル組が1つ又は複数のセルに関連付けられ、かつ前記複数のビットのうちの最上位のものは設定される1番目の前記第一ユニットオンオフセル組に対応する、方法。
【0312】
(付記24)
付記18に記載の方法であって、
前記第一DCI formatは新しいDCI formatであり、前記第一RNTIは新しいRNTIであり、前記DCIの1つのビット又は複数のビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられ、前記複数のビットのうちの1つのビットが第一所定値に設定されるときに、対応する第一ユニットをオフにすることを表し、前記複数のビットのうちの1つのビットが第二所定値に設定されるときに、対応する第一ユニットをオンにすることを表す、方法。
【0313】
(付記25)
付記24に記載の方法であって、
前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる前記DCIの前記複数のビットのビット数は前記端末装置のRF能力に関連しており、かつ前記複数のビットのうちの最上位のものは中心周波数点が最低又は最高のRFに対応する、方法。
【0314】
(付記26)
付記24に記載の方法であって、
前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる前記DCIの前記複数のビットのビット数は第一ユニットオンオフセル組の数であり、1つの前記第一ユニットオンオフセル組が1つ又は複数のセルに関連付けられ、かつ前記複数のビットのうちの最上位のものは設定される1番目の前記第一ユニットオンオフセル組に対応する、方法。
【0315】
(付記27)
付記18に記載の方法であって、
前記第一DCI formatはDCI format 1_0又はDCI format 1-1であり、前記第一RNTIは新しいRNTIであり、前記DCIの1つのビット又は複数のビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられ、前記複数のビットのうちの1つのビットが第一所定値に設定されるときに、対応する第一ユニットをオフにすることを表し、前記複数のビットのうちの1つのビットが第二所定値に設定されるときに、対応する第一ユニットをオンにすることを表す、方法。
【0316】
(付記28)
付記27に記載の方法であって、
前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる前記DCIの前記複数のビットのビット数は前記端末装置のRF能力に関連しており、かつ前記複数のビットのうちの最上位のものは中心周波数点が最低又は最高のRFに対応する、方法。
【0317】
(付記29)
付記27に記載の方法であって、
前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる前記DCIの前記複数のビットのビット数は第一ユニットオンオフセル組の数であり、1つの前記第一ユニットオンオフセル組が1つ又は複数のセルに関連付けられ、かつ前記複数のビットのうちの最上位のものは設定される1番目の前記第一ユニットオンオフセル組に対応する、方法。
【0318】
(付記30)
付記27に記載の方法であって、
前記DCIの前記1つのビット又は前記複数のビットのうちの1つのビットが前記第一ユニットのオフを指示するために用いられる場合に、前記DCIのリソース割り当てビットをリザーブし、そうでない場合に、前記第一DCI formatはスケジューリングされるPDSCHの時間周波数リソースを指示する、方法。
【0319】
(付記31)
付記18に記載の方法であって、
前記第一DCI formatはDCI format 1_0又はDCI format 1-1であり、前記第一RNTIはC-RNTIであり、前記DCIの1つのビット又は複数のビットが前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられ、前記複数のビットのうちの1つのビットが第一所定値に設定されるときに、対応する第一ユニットをオフにすることを表し、前記複数のビットのうちの1つのビットが第二所定値に設定されるときに、対応する第一ユニットをオンにすることを表す、方法。
【0320】
(付記32)
付記31に記載の方法であって、
前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる前記DCIの前記複数のビットのビット数は前記端末装置のRF能力に関連しており、かつ前記複数のビットのうちの最上位のものは中心周波数点が最低又は最高のRFに対応する、方法。
【0321】
(付記33)
付記31に記載の方法であって、
前記第一ユニットをオン又はオフにするように指示するために用いられる前記DCIの前記複数のビットのビット数は第一ユニットオンオフセル組の数であり、1つの前記第一ユニットオンオフセル組が1つ又は複数のセルに関連付けられ、かつ前記複数のビットのうちの最上位のものは設定される1番目の前記第一ユニットオンオフセル組に対応する、方法。
【0322】
(付記34)
付記1-33の任意の1項に記載の方法であって、さらに、
前記第一ノードが前記ネットワーク装置からの第一設定情報を受信し、前記第一設定情報は前記第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含まず、又は、前記第一ノードが前記第一設定情報に含まれるdataInactivityTimer設定を無視し、又は適用せず;
前記第一ノードが前記ネットワーク装置からの第一設定情報を受信し、前記第一設定情報はdataInactivityTimerの設定を含み、前記dataInactivityTimerの値は無限大に設定され;
前記第一ノードがデータ非アクティブ化(inactivity)監視を行わず;
前記第一ノードが上位層にdataInactivityTimerのタイムアウトを指示せず;
前記第一ノードが下位層からのdataInactivityTimerのタイムアウトの指示を受信したときに、RRCアイドル状態(RRC_IDLE)に進入する行為を実行せず;
前記第一ノードがネットワーク装置からの第二設定情報を受信し、前記第二設定情報は前記第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含まず、又は前記第一ノードが前記第二設定情報に含まれるsCellDeactivationTimer設定を無視し、又は適用せず;
前記第一ノードネットワーク装置からの第二設定情報を受信し、前記第二設定情報はsCellDeactivationTimerの設定を含み、かつ前記sCellDeactivationTimerの値は無限大に設定され;
前記第一ノードネットワーク装置からの第三設定情報を受信し、前記第三設定情報は前記第一ノードについてのDormantBWP-Configを含まず、又は前記第一ノードが前記第三設定情報に含まれるDormantBWP-Configを無視し、又は適用せず;
前記第一ノードがdormant BWPへの進入を指示するPDCCHを受信したときに、BWP切り替えを実行せず、又は、現在のアクティブBWPを保ち、又は、BWPをデフォルトBWPに切り替えることを実行し;
前記第一ノードがネットワーク装置からの第四設定情報を受信し、前記第四設定情報は前記第一ノードについてのbwp-InactivityTimerを含まず、又は前記第一ノードが前記第四設定情報に含まれるbwp-InactivityTimerを無視し、又は適用せず;
前記第一ノードがネットワーク装置からの第四設定情報を受信し、前記第四設定情報はbwp-InactivityTimerを含み、かつ前記bwp-InactivityTimerの値は無限大に設定され;
前記第一ノードがbwp-InactivityTimerを起動させず又は再起動させ;及び
前記第一ノードが、アクティブDL BWPに関連付けられるbwp-InactivityTimerがタイムアウトになったときに、BWP切り替えを実行せず、又は、現在のアクティブBWPを維持する
という処理のうちの少なくとも1つを行うことを含む、方法。
【0323】
(付記35)
付記1-34の任意の1項に記載の方法であって、
前記第一ノードが不連続受信(DRX)を行わず;
前記第一ノードが前記ネットワーク装置送信の第五設定情報を受信し、前記第五設定情報は1つのDRX設定を含み、前記DRX設定は前記第一ノードがサービングし得る、アイドル及び/又は非アクティブ状態及び/又は接続状態にある端末装置に用いられ;及び
前記第一ノードが前記ネットワーク装置送信の第六設定情報を受信し、前記第六設定情報は少なくとも2つのDRX設定を含む
という処理のうちの少なくとも1つを行うことを含む、
前記少なくとも2つのDRX設定は前記第一ノードがサービングし得る端末装置に用いられ、前記第一ノードがサービングし得る各端末装置は1つのDRX設定に対応し;又は
前記少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定が前記第一ノードのサービングし得る、アイドル状態又は非アクティブ状態にある端末装置に用いられ、もう1つのDRX設定が前記第一ノードのサービングし得る、接続状態にある端末装置に用いられ;又は
前記少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定のDRX周期が短く、もう1つのDRX設定のDRX周期が長く;又は
前記少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定のon-durationの値が大きく、もう1つのDRX設定のon-durationの値が小さい、方法。
【0324】
(付記36)
付記35に記載の方法であって、
前記第五設定情報に含まれる前記DRX設定は第一DRX周期又は第二DRX周期、又は、第一DRX周期及び第二DRX周期のうちの小さい値を含み、前記第一DRX周期は前記アイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最小周期であり、前記第二DRX周期は前記接続状態にある端末装置の最小周期であり、
前記第五設定情報に含まれる前記DRX設定は第一on-durationの値又は第二on-durationの値、又は、第一on-durationの値及び第二on-durationの値のうちの大きい値を含み、前記第一on-durationの値は前記アイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最大on-duration値、又は前記アイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の1つのDRX周期での最大on-duration値であり、前記第二on-durationの値は前記接続状態にある端末装置の最大on-duration値、又は前記接続状態にある端末装置の1つのDRX周期での最大on-duration値であり、
前記第五設定情報に含まれる前記DRX設定は第一inactivity-timerの値を含み、前記第一inactivity-timerの値は前記接続状態にある端末装置の最小inactivity-timer値であり、
前記第五設定情報に含まれる前記DRX設定は第一retransmission-timerの値を含み、前記第一retransmission-timerの値は前記接続状態にある端末装置の最大retransmission-timer値である、方法。
【0325】
(付記37)
付記1に記載の方法であって、
前記ネットワーク装置又は端末装置からの信号の検出に基づいて前記第一ユニットをオン又はオフにすることは、
前記ネットワーク装置又は端末装置からの信号に対する測定に基づいて測定結果を取得し、前記測定結果が所定条件を満たした場合に、前記第一ユニットをオン又はオフにすることを含む、方法。
【0326】
(付記38)
付記37に記載の方法であって、
前記ネットワーク装置又は端末装置からの信号の測定に基づくことは、
前記ネットワーク装置又は端末装置からの信号のSINRの測定に基づき、
前記ネットワーク装置又は端末装置からの信号のRSRP又はRSRQの測定に基づき、及び
前記ネットワーク装置又は端末装置からの信号のRSSIの測定に基づく
ことのうちの少なくとも1つを含む、方法。
【0327】
(付記39)
付記37に記載の方法であって、
前記測定結果を得た後に、前記方法はさらに、
前記測定結果を処理し、処理後の測定結果と前記所定条件との比較を行うことを含み、
前記処理はヒステリシス処理又は専用のオフセット処理を含む、方法。
【0328】
(付記40)
付記37に記載の方法であって、
前記測定結果が所定条件を満たしたとは、前記測定結果のうちの1つ又は複数の測定量の1つ又は複数の測定結果が所定条件を満足しており又は同時に満足しており、又は、所定期間内で前記測定結果が所定条件を満足していることを指す、方法。
【0329】
(付記41)
付記1に記載の方法であって、
前記第一ノードが前記第一ユニットをオフにすることは、前記第一ノードが以下の行為の少なくとも1を実行することを含み、
パワー増幅器をオフにし;
チャネルを減少させ;
端末装置と送受信を行うためのRFチェーン(RF chain)をオフにし;
関連付けられるタイマーをオフにし;
関連付けられる設定下りリンク割り当て及び設定上りリンクグラントType 2をクリアし;
関連付けられる半持続CSI報告のPUSCHリソースをクリアし;
関連付けられる設定上りリンクグラントType 1をサスペンド又はクリアし;
関連付けられるすべてのHARQバッファを刷新し;
PDCCHをリリースし;
下りリンク参照信号をリリースし;
上りリンク参照信号に対しての測定を停止又は緩和し;及び
パラメータ設定を初期化することである、方法。
【0330】
(付記42)
付記1に記載の方法であって、
前記第一ノードが前記第一ユニットをオンにすることは、前記第一ノードが以下の行為の少なくとも1つを実行することを含み、即ち、
パワー増幅器をオンにし;
チャネルを増加させ;
端末装置と送受信を行うためのRFチェーンをオンにし;
関連付けられるタイマーを停止し;
記憶された設定に基づいて、サスペンドされた設定上りリンクグラントType 1を初期化して開始し;及び
上りリンク参照信号に対する測定を開始することである、方法。
【0331】
(付記43)
付記1-42の任意の1項に記載の方法であって、
前記第一ノードは以下のノード又は装置又は実体の1つであり、即ち、
Repeater;
RIS;
IABノード;
VMR;及び
TRPである、方法。
【0332】
(付記44)
信号送信の制御方法であって、
ネットワーク装置が第一ノードに情報を送信することで、前記第一ノードがネットワーク装置から受信した情報、及び/又はネットワーク装置及び/又は端末装置からの信号に対しての検出に基づいて、前記ネットワーク装置又は前記端末装置に第一信号を伝送するための第一ユニットをオン又はオフにするようにさせることを含み、
前記情報は第一情報であり、前記第一ノードが前記ネットワーク装置から受信した情報に基づいて、前記第一ユニットをオン又はオフにするようにさせ;及び/又は
前記情報は前記ネットワーク装置の第一参照信号を含む設定情報及び/又は前記端末装置の第二参照信号を含む設定情報であり、前記第一ノードが前記ネットワーク装置からの前記第一参照信号に対しての検出及び/又は前記端末装置からの前記第二参照信号に対しての検出に基づいて、前記第一ユニットをオン又はオフにするようにさせる、方法。
【0333】
(付記44a)
付記44に記載の方法であって、
前記第一情報は次のようなもののうちの1つ又は組み合わせを含み、即ち、RRC設定情報、MAC CE、及びDCIである、方法。
【0334】
(付記44aa)
付記44aに記載の方法であって、
前記RRC設定情報は前記第一ユニットをオン又はオフにすることを指示する第二情報を含む、方法。
【0335】
(付記44ab)
付記44aに記載の方法であって、
前記RRC設定情報は前記第一ユニットをオン又はオフにすることを指示する第二情報を含まない場合に、前記第一ノードが前記第一ユニットをオンにするようにさせる、方法。
【0336】
(付記44ac)
付記44aに記載の方法であって、
前記RRC設定情報は前記第一ユニットをオン又はオフにする第二情報を含まない場合に、前記第一ノードが前記第一ユニットをオフにするようにさせる、方法。
【0337】
(付記44b)
付記44に記載の方法であって、さらに、
前記ネットワーク装置が第三情報を送信することを含み、
前記第三情報は前記第一ノード又は前記端末装置が前記ネットワーク装置からの情報を受信する状態を設定するために用いられる、方法。
【0338】
(付記45)
付記44bに記載の方法であって、
前記ネットワーク装置は前記第三情報を使用して、前記第一ノードが非自発的にアイドル状態に進入し及び/又は接続状態を保つように設定することで、前記第一ノードが前記ネットワーク装置からの情報を受信する状態はネットワーク装置からの情報の受信を保つ状態であるようにさせる、方法。
【0339】
(付記46)
付記45に記載の方法であって、
前記第三情報は第一設定情報であり、前記第一設定情報が前記第一ノードへ送信される場合に、前記第一設定情報は第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含まず;又は前記第一設定情報は第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含み;又は前記第一設定情報は第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含み、かつdataInactivityTimerの値は無限値である、方法。
【0340】
(付記47)
付記44bに記載の方法であって、
前記ネットワーク装置は前記第三情報を使用して、前記第一ノードはキャリアアグリゲーションが設定されている場合に前記第一ノードの所在するセカンダリセルを非自発的に非アクティブにするように設定することで、前記第一ノードが前記ネットワーク装置からの情報を受信する状態はネットワーク装置からの情報の受信を保つ状態であるようにさせる、方法。
【0341】
(付記48)
付記47に記載の方法であって、
前記第三情報は第二設定情報であり、前記第二設定情報が前記第一ノードへ送信される場合に、前記第二設定情報は第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含まず;又は前記第二設定情報は第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含み;又は第二設定情報第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含むが、sCellDeactivationTimerの値は無限値である、方法。
【0342】
(付記49)
付記44bに記載の方法であって、
前記ネットワーク装置は前記第三情報を使用して、前記第一ノードはBWPが設定されている場合に休眠BWPを使用しないように設定することで、前記第一ノードが前記ネットワーク装置からの情報を受信する状態はネットワーク装置からの情報の受信を保つ状態であるようにさせる、方法。
【0343】
(付記50)
付記49に記載の方法であって、
前記第三情報は第三設定情報であり、前記第三設定情報が前記第一ノードへ送信される場合に、前記第三設定情報は第一ノードについてのDormantBWP-Config設定を含まず;又は前記第三設定情報は第一ノードについてのDormantBWP-Config設定を含む、方法。
【0344】
(付記51)
付記44bに記載の方法であって、
前記ネットワーク装置は前記第三情報を使用して、前記第一ノードはBWPが設定されている場合にデフォルトBWPへの自発的な切り替えをサポートしないように設定することで、前記第一ノードが前記ネットワーク装置からの情報を受信する状態はネットワーク装置からの情報の受信を保つ状態であるようにさせる、方法。
【0345】
(付記52)
付記51に記載の方法であって、
前記第三情報は第四設定情報であり、前記第四設定情報が前記第一ノードへ送信される場合に、前記第四設定情報は第一ノードについてのbwp-InactivityTimer設定を含まず;又は前記第四設定情報は第一ノードについてのbwp-InactivityTimer設定を含み;又は前記第四設定情報は第一ノードについてのbwp-InactivityTimer設定を含むが、bwp-InactivityTimerの値は無限値である、方法。
【0346】
(付記53)
付記44に記載の方法であって、さらに、
前記ネットワーク装置が前記第一ノードに第五設定情報を送信することを含み、
前記第五設定情報は1つのDRX設定を含み、前記DRX設定は前記第一ノードがサービングし得る、アイドル及び/又は非アクティブ状態及び/又は接続状態にある端末装置に用いられる、方法。
【0347】
(付記54)
付記53に記載の方法であって、
前記DRX設定は第一DRX周期又は第二DRX周期、又は、第一DRX周期及び第二DRX周期のうちの小さい値を含み、該第一DRX周期はアイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最小周期であり、該第二DRX周期は接続状態にある端末装置の最小周期である、方法。
【0348】
(付記55)
付記53に記載の方法であって、
前記DRX設定は第一on-durationの値又は第二on-durationの値、又は、第一on-durationの値及び第二on-durationの値のうちの大きい値を含み、該第一on-durationの値はアイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の最大on-duration値であり、又はアイドル及び/又は非アクティブ状態にある端末装置の1つのDRX周期での最大on-duration値であり、該第二on-durationの値は前記接続状態にある端末装置の最大on-duration値、又は接続状態にある端末装置の1つのDRX周期での最大on-duration値である、方法。
【0349】
(付記56)
付記53に記載の方法であって、
前記DRX設定は第一inactivity-timerの値を含み、該第一inactivity-timerの値は接続状態にある端末装置の最小inactivity-timer値である、方法。
【0350】
(付記57)
付記53に記載の方法であって、
前記DRX設定は第一retransmission-timerの値を含み、該第一retransmission-timerの値は接続状態にある端末装置の最大retransmission-timer値である、方法。
【0351】
(付記58)
付記44に記載の方法であって、さらに、
前記ネットワーク装置が前記第一ノードに第六設定情報を送信することを含み、
前記第六設定情報は少なくとも2つのDRX設定を含む、方法。
【0352】
(付記59)
付記58に記載の方法であって、
前記少なくとも2つのDRX設定は前記第一ノードがサービングし得る端末装置に用いられ、前記第一ノードがサービングし得る各端末装置は1つのDRX設定に対応する、方法。
【0353】
(付記60)
付記58に記載の方法であって、
前記少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定が第一ノードのサービングし得る、アイドル状態又は非アクティブ状態にある端末装置に用いられ、もう1つのDRX設定が第一ノードのサービングし得る、接続状態にある端末装置に用いられる、方法。
【0354】
(付記61)
付記58に記載の方法であって、
前記少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定のDRX周期が短く、もう1つのDRX設定のDRX周期が長い、方法。
【0355】
(付記62)
付記58に記載の方法であって、
前記少なくとも2つのDRX設定は2つのDRX設定であり、そのうち、1つのDRX設定のon-durationの値が大きく、もう1つのDRX設定のon-durationの値が小さく、即ち、ネットワーク装置は端末装置のために2つのDRXを設定し、そのうち、1つのDRXのon-duration値が大きく、もう1つのon-duration値が小さい、方法。
【0356】
(付記63)
ノード装置であって、
記憶器及び処理器を含み、
前記記憶器はコンピュータプログラムを記憶しており、
前記処理器は前記コンピュータプログラムを実行して付記1乃至43の任意の1項に記載の方法を実現するように構成される、ノード装置。
【0357】
(付記64)
ネットワーク装置であって、
記憶器及び処理器を含み、
前記記憶器はコンピュータプログラムを記憶しており、
前記処理器は前記コンピュータプログラムを実行して、付記44乃至62の任意の1項に記載の方法を実現するように構成される、ネットワーク装置。
【0358】
(付記65)
通信システムであって、
端末装置、第一ノード及びネットワーク装置を含み、
前記ネットワーク装置は次のように設定され、即ち、前記第一ノードに情報を送信することで、前記第一ノードが前記ネットワーク装置から受信した情報に基づいて、及び/又は前記ネットワーク装置及び/又は前記端末装置からの信号に対する検出に基づいて、前記ネットワーク装置又は前記端末装置に第一信号を伝送するための第一ユニットをオン又はオフにするようにさせ、
前記第一ノードは次のように設定され、即ち、前記ネットワーク装置から受信した情報、及び/又は前記ネットワーク装置又は前記端末装置からの信号に対しての検出に基づいて、前記ネットワーク装置又は前記端末装置に第一信号を伝送するための第一ユニットをオン又はオフにするようにさせる、通信システム。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
【手続補正書】
【提出日】2024-06-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一ノードに配置される、信号の送信を制御する装置であって、
ネットワーク装置又は端末装置に第一信号を転送するための第一ユニット;及び
前記ネットワーク装置から受信した情報に基づいて、及び/又は、前記ネットワーク装置又は前記端末装置からの信号に対しての検出に基づいて、前記第一ユニットが前記第一信号を転送し又は前記第一信号の転送を停止するように制御するための第二ユニットを含む、装置。
【請求項2】
請求項1に記載の装置であって、
前記第二ユニットが前記ネットワーク装置から受信した情報に基づいて、前記第一ユニットが前記第一信号を転送し又は前記第一信号の転送を停止するように制御することは、
前記ネットワーク装置から受信した無線リソース制御(RRC)設定情報、媒体アクセス制御制御エレメント(MAC CE)、及び下りリンク制御情報(DCI)のうちの1つ又は複数に基づいて、前記第一ユニットが前記第一信号を転送し又は前記第一信号の転送を停止するように制御することを含む、装置。
【請求項3】
請求項2に記載の装置であって、
前記RRC設定情報の送信は前記第一ユニットをオンにすることを指示し、又は、前記第一ユニットをオフにすることを指示する、装置。
【請求項4】
請求項2に記載の装置であって、
前記MAC CEは前記第一ユニットを制御することを指示するために用いられる、装置。
【請求項5】
請求項2に記載の装置であって、
前記MAC CEは1つ又は複数のキャリアに対応する第一ユニットを制御することを指示するために用いられ、前記MAC CEは前記1つ又は複数のキャリア及び各キャリアに対応する第一ユニットを制御する情報を含む、装置。
【請求項6】
請求項2に記載の装置であって、
前記DCIは1つ以上の第一ノードに共通の指示である、装置。
【請求項7】
請求項6に記載の装置であって、
前記DCIが1つ以上の第一ノードに共通の指示であることは、
前記DCIがP-RNTIによってCRCスクランブルされることを含む、装置。
【請求項8】
請求項7に記載の装置であって、
前記DCIはDCI format 1_0を使用し、
前記DCIの1つのビットが前記第一ユニットを制御することを指示するために用いられる、装置。
【請求項9】
請求項7に記載の装置であって、
前記DCIは1つのPDSCHをスケジューリングし、前記物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)は1つ又は複数の第一ノードの標識(ID)を含む情報をキャリーする、装置。
【請求項10】
請求項2に記載の装置であって、
前記DCIは1つの第一ノードに専用の指示である、装置。
【請求項11】
請求項10に記載の装置であって、
前記DCIが1つの第一ノードに専用の指示であることは、
前記DCIが第一無線ネットワーク一時識別子(RNTI)によって巡回冗長検査(CRC)スクランブルされ、前記DCIが第一DCIフォーマット(DCI format)を使用し、かつ前記DCIの1つのビット及び/又は複数のビットが前記第一ユニットを制御することを指示するために用いられることを含む、装置。
【請求項12】
請求項11に記載の装置であって、
前記第一DCI formatはDCI format 2_6であり、前記第一RNTIはPS-RNTIであり、
前記DCIの1つのビットが前記第一ユニットを制御することを指示するために用いられ、
前記DCIがさらにセカンダリセル(SCell)休眠指示情報を含む場合に、前記DCIのもう1つのビットにより、前記SCell休眠指示情報が対応する第一ユニットに適するかを指示する、装置。
【請求項13】
請求項11に記載の装置であって、
前記第一DCI formatはDCI format 2_6であり、前記第一RNTIはPS-RNTIであり、
前記DCIの第一ビットが前記第一ユニットを制御することを指示するために用いられ、
前記DCIの第二ビットがウェイクアップ(wake up)を指示するために用いられ、
前記第二ビットが所定値に設定されるときに、前記第一ビットは有効であり、そうでないときに、前記第一ビットは無視される、装置。
【請求項14】
請求項1に記載の装置であって、
前記第二ユニットが前記ネットワーク装置からの第一設定情報を受信し、前記第一設定情報は前記第一ノードについてのdataInactivityTimer設定を含まず、又は、前記第一ノードが前記第一設定情報に含まれるdataInactivityTimer設定を無視し、又は適用せず;
前記第二ユニットが前記ネットワーク装置からの第一設定情報を受信し、前記第一設定情報はdataInactivityTimerの設定を含み、前記dataInactivityTimerの値は無限大に設定され;
前記第二ユニットがデータ非アクティブ化監視を行わず;
前記第二ユニットが上位層にdataInactivityTimerのタイムアウトを指示せず;
前記第二ユニットが下位層からのdataInactivityTimerのタイムアウトの指示を受信したときに、RRCアイドル状態に入ることを実行せず;
前記第二ユニットがネットワーク装置からの第二設定情報を受信し、前記第二設定情報は前記第一ノードについてのsCellDeactivationTimer設定を含まず、又は前記第一ノードが前記第二設定情報に含まれるsCellDeactivationTimer設定を無視し、又は適用せず;
前記第二ユニットがネットワーク装置からの第二設定情報を受信し、前記第二設定情報はsCellDeactivationTimerの設定を含み、かつ前記sCellDeactivationTimerの値は無限大に設定され;
前記第二ユニットがネットワーク装置からの第三設定情報を受信し、前記第三設定情報は前記第一ノードについてのDormantBWP-Configを含まず、又は前記第一ノードが前記第三設定情報に含まれるDormantBWP-Configを無視し、又は適用せず;
前記第二ユニットがdormant BWPへの進入を指示するPDCCHを受信したときに、帯域幅部分(BWP)切り替えを行わず、又は、現在のアクティブBWPを保ち、又は、BWPをデフォルトBWPに切り替えることを実行し;
前記第二ユニットがネットワーク装置からの第四設定情報を受信し、前記第四設定情報は前記第一ノードについてのbwp-InactivityTimerを含まず、又は前記第一ノードが前記第四設定情報に含まれるbwp-InactivityTimerを無視し、又は適用せず;
前記第二ユニットがネットワーク装置からの第四設定情報を受信し、前記第四設定情報はbwp-InactivityTimerを含み、かつ前記bwp-InactivityTimerの値は無限大に設定され;
前記第二ユニットがbwp-InactivityTimerを起動させず、又は再起動させ;
前記第二ユニットがアクティブ下りリンク帯域幅部分(DL BWP)に関連付けられるbwp-InactivityTimerのタイムアウトのときに、BWP切り替えを実行せず、又は現在のアクティブBWPを維持する
ことのうちの少なくとも1つを行うことを含む、装置。
【請求項15】
請求項1に記載の装置であって、
前記第二ユニットが前記ネットワーク装置又は前記端末装置からの信号に対しての検出に基づいて、前記第一ユニットが前記第一信号を転送し又は前記第一信号の転送を停止するように制御することは、
前記ネットワーク装置又は前記端末装置からの信号に対する測定に基づいて測定結果を取得し、前記測定結果が所定条件を満たした場合に、前記第一ユニットが前記第一信号を転送し又は前記第一信号の転送を停止するように制御することを含む、装置。
【請求項16】
請求項15に記載の装置であって、
前記測定結果が所定条件を満たしたこととは、前記測定結果が所定期間内で前記所定条件を満足しており、あるいは、前記測定結果における1つ又は複数の測定量の1つ又は複数の測定結果が前記所定条件を満足しており又は同時に満足していることを指す、装置。
【請求項17】
請求項1に記載の装置であって、
前記第二ユニットが前記第一ユニットにオフにすることは、前記第二ユニットが
パワー増幅器をオフにし;
チャネルを減少させ;
端末装置と送受信を行うためのRFチェーンをオフにし;
関連付けられるタイマーをオフにし;
関連付けられる設定下りリンク割り当て及び設定上りリンクグラント類型2(Type 2)をクリアし;
関連付けられる半持続チャネル状態情報(CSI)報告の物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)リソースをクリアし;
関連付けられる設定上りリンクグラント類型1(Type 1)をサスペンド又はクリアし;
関連付けられるすべての混合自動再送請求(HARQ)バッファを刷新し;
物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)をリリースし;
下りリンク参照信号をリリースし;
上りリンク参照信号に対しての測定を停止又は緩和し;及び
パラメータ設定を初期化する
ことのうちの少なくとも1つを行うことを含み、
前記第二ユニットが、前記第一ユニットが前記第一信号を転送するように制御することは、前記第二ユニットが
パワー増幅器をオンにし;
チャネルを増加させ;
端末装置と送受信を行うためのRFチェーンをオンにし;
関連付けられるタイマーを停止し;
記憶された設定に基づいて、サスペンドされた設定上りリンクグラント類型1(Type 1)を初期化して開始し;及び
上りリンク参照信号に対する測定を開始する
ことのうちの少なくとも1つを行うことを含む、装置。
【請求項18】
請求項1に記載の装置であって、
前記第一ノードは、
転送器(Repeater);
再構成可能なインテリジェントサーフェス(RIS);
統合アクセスとバックホール(IAB)ノード;
車載リレー(VMR);及び
送受信ノード(TRP)
というノード又は装置又は実体のうちの1つである、装置。
【請求項19】
ネットワーク装置に配置される、信号の送信を制御する装置であって、
第一ノードに情報を送信することで、前記第一ノードがネットワーク装置から受信した情報に基づいて、及び/又はネットワーク装置及び/又は端末装置からの信号に対しての検出に基づいて、前記ネットワーク装置又は前記端末装置に第一信号を転送し又は前記第一信号の転送を停止するための第一ユニットを制御するようにさせるための第一送信ユニットを含み、
前記情報は第一情報であり、前記第一ノードが前記ネットワーク装置から受信した情報に基づいて、前記第一ユニットが前記第一信号を転送し又は前記第一信号の転送を停止することを制御するようにさせ;及び/又は
前記情報は前記ネットワーク装置の第一参照信号を含む設定情報及び/又は前記端末装置の第二参照信号を含む設定情報であり、前記第一ノードが前記ネットワーク装置からの前記第一参照信号に対しての検出及び/又は前記端末装置からの前記第二参照信号に対しての検出に基づいて、前記第一ユニットが前記第一信号を転送し又は前記第一信号の転送を停止することを制御するようにさせる、装置。
【請求項20】
端末装置、第一ノード及びネットワーク装置を含む通信システムであって、
前記ネットワーク装置は前記第一ノードに情報を送信することで、前記第一ノードが前記ネットワーク装置から受信した情報に基づいて、及び/又は、前記ネットワーク装置及び/又は前記端末装置からの信号に対する検出に基づいて、前記ネットワーク装置又は前記端末装置に第一信号を転送し又は前記第一信号の転送を停止するための第一ユニットを制御するようにさせ、
前記第一ノードは前記ネットワーク装置から受信した情報に基づいて、及び/又は、前記ネットワーク装置又は前記端末装置からの信号に対しての検出に基づいて、前記ネットワーク装置又は前記端末装置に第一信号を転送し又は前記第一信号の転送を停止するための第一ユニットを制御するように構成される、通信システム。
【国際調査報告】