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特表2024-537444感知サービスの実現方法、端末、アクセスネットワークデバイス及びコアネットワークデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-10
(54)【発明の名称】感知サービスの実現方法、端末、アクセスネットワークデバイス及びコアネットワークデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 4/38 20180101AFI20241003BHJP
   H04W 36/08 20090101ALI20241003BHJP
   H04W 72/51 20230101ALI20241003BHJP
【FI】
H04W4/38
H04W36/08
H04W72/51
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024523784
(86)(22)【出願日】2022-10-31
(85)【翻訳文提出日】2024-04-19
(86)【国際出願番号】 CN2022128635
(87)【国際公開番号】W WO2023078208
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】202111308582.6
(32)【優先日】2021-11-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チャン、ホンピン
(72)【発明者】
【氏名】パオ、ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】パン、シアン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067BB27
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
本出願の実施例は、感知サービスの実現方法及びデバイスを開示し、通信の技術分野に属する。本出願の実施例の感知サービスの実現方法は、第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関する感知指示情報を取得するステップであって、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであるステップと、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信するステップと、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知指示情報に基づいて、感知タスクを実行するための端末を決定するステップと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関する感知指示情報を取得するステップであって、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであるステップと、
前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信するステップと、
前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知指示情報に基づいて、感知タスクを実行するための端末を決定するステップと、
を含む、感知サービスの実現方法。
【請求項2】
第1アクセスネットワークデバイスが端末に関する感知指示情報を取得する前記ステップは、
前記第1アクセスネットワークデバイスが、コアネットワークデバイスからの前記感知指示情報を受信するステップと、
前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記端末からの前記感知指示情報を受信するステップと、
前記第1アクセスネットワークデバイスが、第2アクセスネットワークデバイスからの前記感知指示情報を受信するステップと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え後、無線リソース制御RRC再構築後又はRRC回復後のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記第2アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え前、RRC再構築前又はRRC回復前のサービスのアクセスネットワークデバイスである、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第1アクセスネットワークデバイスが端末に関する感知指示情報を取得する前記ステップの後に、
前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知指示情報を第3アクセスネットワークデバイスへ送信するステップをさらに含み、
前記第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え前、RRC再構築前又はRRC回復前のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記第3アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え後、RRC再構築後又はRRC回復後のサービスのアクセスネットワークデバイスである、
請求項1又は請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記感知指示情報は、
前記端末が感知タスクの実行を許可するか否か、
前記端末の感知能力、
前記端末の位置が一定であるか否か、
前記端末が感知測定ユニットであるか否か、のうちの少なくとも1つを指示するためのものである、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1アクセスネットワークデバイスによって決定された、感知タスクを実行するための端末は、
前記感知タスクの実行を許可すること、
前記感知タスクをサポートする感知能力を有すること、
RRC接続状態にあること、
RRC非有効化状態にあること、
位置が一定であること、
感知測定ユニットであること、
前記感知タスクに対応する感知領域に適合すること、のうちの少なくとも1つを満たす、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記感知タスクを実行するための端末がRRC非有効化状態にある場合、
前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記第1アクセスネットワークデバイスにおける全てのセル又は一部のセルのみにおいて、RRC非有効化状態にある前記端末をページングするためのページングメッセージを送信するステップをさらに含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知指示情報に基づいて、感知タスクを実行するための端末を決定する前記ステップの後、
前記第1アクセスネットワークデバイスが感知信号を送信するステップであって、前記感知タスクを実行するための端末が、前記感知信号に基づいて測定結果を生成するためのものであるステップと、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記測定結果を受信するステップとをさらに含み、或いは、
前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知タスクを実行するための端末から送信された感知信号を受信するステップと、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知信号に基づいて測定結果を生成するステップとをさらに含む、
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1アクセスネットワークデバイスが感知信号を送信する場合、前記方法は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知信号のリソース設定、前記感知信号の受信のトリガ条件、前記測定結果の報告手段のうちの少なくとも1つを含む測定設定情報を送信するステップをさらに含み、或いは、
前記第1アクセスネットワークデバイスが感知信号を受信する場合、前記方法は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知信号のリソース設定を含む感知信号の設定情報を送信するステップをさらに含む、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
コアネットワークデバイスが、端末の感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信するステップであって、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであるステップを含み、
前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである、
感知サービスの実現方法。
【請求項10】
前記感知指示情報は、
前記端末が感知タスクの実行を許可するか否か、
前記端末の感知能力、
前記端末の位置が一定であるか否か、
前記端末が感知測定ユニットであるか否か、のうちの少なくとも1つを指示するためのものである、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
端末が、感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信するステップであって、前記第1アクセスネットワークデバイスが前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであるステップを含み、
前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである、
感知サービスの実現方法。
【請求項12】
前記感知指示情報は、
前記端末が感知タスクの実行を許可するか否か、
前記端末の感知能力、
前記端末の位置が一定であるか否か、
前記端末が感知測定ユニットであるか否か、のうちの少なくとも1つを指示するためのものである、
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
感知サービスの実現装置であって、
端末に関する感知指示情報を取得することであって、前記装置が、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであること、及び、
端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信することに用いられる取得モジュールと、
前記感知指示情報に基づいて感知タスクを実行するための端末を決定するための決定モジュールと、を備える、
感知サービスの実現装置。
【請求項14】
前記取得モジュールは、
コアネットワークデバイスからの前記感知指示情報を受信すること、
前記端末からの前記感知指示情報を受信すること、
第2アクセスネットワークデバイスからの前記感知指示情報を受信すること、のうちの少なくとも1つに用いられ、
前記装置は、前記端末の、切り替え後、RRC再構築後又はRRC回復後のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記第2アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え前、RRC再構築前又はRRC回復前のサービスのアクセスネットワークデバイスである、
請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記装置は、前記感知指示情報を第3アクセスネットワークデバイスへ送信するための送信モジュールをさらに備え、
前記装置は、前記端末の、切り替え前、RRC再構築前又はRRC回復前のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記第3アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え後、RRC再構築後又はRRC回復後のサービスのアクセスネットワークデバイスである、
請求項13又は請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記感知指示情報は、
前記端末が感知タスクの実行を許可するか否か、
前記端末の感知能力、
前記端末の位置が一定であるか否か、
前記端末が感知測定ユニットであるか否か、のうちの少なくとも1つを指示するためのものである、
請求項13から請求項15のいずれか1項に記載の装置。
【請求項17】
前記決定モジュールによって決定された、感知タスクを実行するための端末は、
前記感知タスクの実行を許可すること、
前記感知タスクをサポートする感知能力を有すること、
RRC接続状態にあること、
RRC非有効化状態にあること、
位置が一定であること、
感知測定ユニットであること、
前記感知タスクに対応する感知領域に適合すること、のうちの少なくとも1つを満たす、
請求項13から請求項16のいずれか1項に記載の装置。
【請求項18】
前記装置は、前記感知タスクを実行するための端末がRRC非有効化状態にある場合、前記装置における全てのセル又は一部のセルのみにおいて、RRC非有効化状態にある前記端末をページングするためのページングメッセージを送信するための送信モジュールをさらに備える、
請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記装置は、感知信号を送信するための送信モジュールをさらに備え、前記感知タスクを実行するための端末が、前記感知信号に基づいて測定結果を生成するためのものであり、前記取得モジュールが、さらに、前記測定結果を受信するためのものであり、或いは、
前記取得モジュールは、さらに、前記感知タスクを実行するための端末から送信された感知信号を受信するためのものであり、前記決定モジュールは、さらに、前記感知信号に基づいて測定結果を生成するためのものである、
請求項13から請求項18のいずれか1項に記載の装置。
【請求項20】
前記送信モジュールが感知信号を送信する場合、前記送信モジュールは、さらに、前記感知信号のリソース設定、前記感知信号の受信のトリガ条件、前記測定結果の報告手段のうちの少なくとも1つを含む測定設定情報を送信するためのものであり、或いは、
前記取得モジュールが感知信号を受信する場合、前記装置は、前記感知信号のリソース設定を含む感知信号の設定情報を送信するための送信モジュールをさらに備える、
請求項19に記載の装置。
【請求項21】
端末の感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信するための送信モジュールであって、前記第1アクセスネットワークデバイスが前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスである送信モジュールを備え、
前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである、
感知サービスの実現装置。
【請求項22】
前記感知指示情報は、
前記端末が感知タスクの実行を許可するか否か、
前記端末の感知能力、
前記端末の位置が一定であるか否か、
前記端末が感知測定ユニットであるか否か、のうちの少なくとも1つを指示するためのものである、
請求項21に記載の装置。
【請求項23】
感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信するための送信モジュールであって、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記装置のサービスのアクセスネットワークデバイスである送信モジュールを備え、
前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである、
感知サービスの実現装置。
【請求項24】
前記感知指示情報は、
前記端末が感知タスクの実行を許可するか否か、
前記端末の感知能力、
前記端末の位置が一定であるか否か、
前記端末が感知測定ユニットであるか否か、のうちの少なくとも1つを指示するためのものである、
請求項23に記載の装置。
【請求項25】
プロセッサ、メモリ、及び、前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項11又は請求項12に記載の感知サービスの実現方法を実現する、端末。
【請求項26】
プロセッサ、メモリ、及び、前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の感知サービスの実現方法を実現するか、或いは、請求項9又は請求項10に記載の感知サービスの実現方法を実現する、ネットワーク側デバイス。
【請求項27】
プロセッサによって実行されると、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の感知サービスの実現方法を実現するプログラム又はコマンドが記憶されている、可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、通信の技術分野に属し、具体的に、感知サービスの実現方法及びデバイスに関する。該デバイスは、感知サービスの実現装置、端末又はネットワーク側デバイス等を含んでもよい。
【背景技術】
【0002】
将来、モバイル通信システムは、通信能力以外に、通常、感知能力をも備えるようになる。感知能力を備える通信デバイス(例えば、端末)は、無線信号の送受信によって、対象物体やイベント、環境等に対する検出、追跡、認識又はイメージング等が可能である。
【0003】
例えば、ある地域の気象センシング、空気汚染監視、人/車両の通行量監視等の一部の感知タスクのシーンでは、上記の感知タスクを実行するために適切な端末を選択する必要がある。しかし、コアネットワークデバイスによって感知タスクを実行する端末を選択する場合、不適切な端末が選択されてしまう問題が存在し、感知サービスの要求を満たすことができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、コアネットワークデバイスが感知タスクを実行するための適切な端末を選択できない問題を解決できる、感知サービスの実現方法及びデバイスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1側面によれば、第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関する感知指示情報を取得するステップであって、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであるステップと、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信するステップと、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知指示情報に基づいて、感知タスクを実行するための端末を決定するステップと、を含む、感知サービスの実現方法を提供する。
【0006】
第2側面によれば、コアネットワークデバイスが、端末の感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信するステップであって、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであるステップを含み、前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである、感知サービスの実現方法を提供する。
【0007】
第3側面によれば、端末が、感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信するステップであって、前記第1アクセスネットワークデバイスが前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであるステップを含み、前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである、感知サービスの実現方法を提供する。
【0008】
第4側面によれば、端末に関する感知指示情報を取得することであって、前記装置が、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであること、及び、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信することに用いられる取得モジュールと、前記感知指示情報に基づいて感知タスクを実行するための端末を決定するための決定モジュールと、を備える、感知サービスの実現装置を提供する。
【0009】
第5側面によれば、端末の感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信するための送信モジュールであって、前記第1アクセスネットワークデバイスが前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスである送信モジュールを備え、前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである感知サービスの実現装置を提供する。
【0010】
第6側面によれば、感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信するための送信モジュールであって、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記装置のサービスのアクセスネットワークデバイスである送信モジュールを備え、前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである、感知サービスの実現装置を提供する。
【0011】
第7側面によれば、プロセッサ、メモリ、及び、前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサによって実行されると、第3側面に記載の方法を実現する、端末を提供する。
【0012】
第8側面によれば、プロセッサ及び通信インターフェイスを含む端末であって、前記通信インターフェイスは、感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信するためのものであり、前記第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである、端末を提供する。
【0013】
第9側面によれば、プロセッサ、メモリ、及び、前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサによって実行されると、第1側面に記載の方法を実現するか、或いは、第2側面に記載の方法を実現する、ネットワーク側デバイスを提供する。
【0014】
第10側面によれば、プロセッサ及び通信インターフェイスを含むネットワーク側デバイスであって、前記通信インターフェイスは、端末に関する感知指示情報を取得することであって、前記ネットワーク側デバイスが前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであること、及び、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信することに用いられ、前記プロセッサは、前記感知指示情報に基づいて感知タスクを実行するための端末を決定するためのものであり、或いは、前記通信インターフェイスは、端末の感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信するためのものであり、前記第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである、ネットワーク側デバイスを提供する。
【0015】
第11側面によれば、プロセッサによって実行されると、第1側面に記載の方法を実現するか、或いは、第2側面に記載の方法を実現するか、或いは、第3側面に記載の方法を実現する、プログラム又はコマンドが記憶されている、可読記憶媒体を提供する。
【0016】
第12側面によれば、プロセッサ及び通信インターフェイスを含むチップであって、前記通信インターフェイスと前記プロセッサが結合されており、前記プロセッサは、プログラム又はコマンドを実行し、第1側面に記載の方法を実現するか、或いは、第2側面に記載の方法を実現するか、或いは、第3側面に記載の方法を実現するためのものである、チップを提供する。
【0017】
第13側面によれば、非一時的記憶媒体に記憶され、少なくとも1つのプロセッサによって実行されることで、第1側面に記載の方法を実現するか、或いは、第2側面に記載の方法を実現するか、或いは、第3側面に記載の方法を実現する、コンピュータプログラム/プログラム製品を提供する。
【発明の効果】
【0018】
本出願の実施例において、第1アクセスネットワークデバイスは、端末に関する感知指示情報を取得する。第1アクセスネットワークデバイスは、端末に関連付けられていない感知測定要求メッセージを受信した場合、感知指示情報に基づいて感知タスクを実行するための端末を決定することができる。感知のシーンによっては、コアネットワークデバイスによって感知タスクを実行するための端末を選択するよりも、例えば、端末のおおよその位置情報、端末の無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)状態等の端末の関連情報を、第1アクセスネットワークデバイスの方が明確に把握しているため、第1アクセスネットワークデバイスによって、感知タスクを実行するためのより適切な端末を選択することができ、これにより、感知サービスの要求をより一層満たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本出願の実施例に係る無線通信システムの模式図である。
図2】本出願の実施例に係る感知サービスの実現方法の模式的なフローチャートである。
図3】本出願の実施例に係る感知サービスの実現方法の模式的なフローチャートである。
図4】本出願の実施例に係る感知サービスの実現方法の模式的なフローチャートである。
図5】本出願の実施例に係る感知サービスの実現方法の模式的なフローチャートである。
図6】本出願の実施例に係る感知サービスの実現方法の模式的なフローチャートである。
図7】本出願の実施例に係る感知サービスの実現方法の模式的なフローチャートである。
図8】本出願の実施例に係る感知サービスの実現方法の模式的なフローチャートである。
図9】本出願の実施例に係る感知サービスの実現装置の構造模式図である。
図10】本出願の実施例に係る感知サービスの実現装置の構造模式図である。
図11】本出願の実施例に係る感知サービスの実現装置の構造模式図である。
図12】本出願の実施例に係る通信デバイスの構造模式図である。
図13】本出願の実施例に係る端末の構造模式図である。
図14】本出願の実施例に係るネットワーク側デバイスの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明し、当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく得られた他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【0021】
本出願実施例の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」等の技術用語は、対象の特定の順序を記述するものではなく、異なる対象を区別するためのものである。なお、このように使用される用語は、本出願の実施例をここで図示又は説明する以外の順番で実施できるように、場合によっては互換してもよい。且つ、「第1」、「第2」で区別される対象は、通常同じ種類のものであり、対象の数が限られず、例えば、第1対象が1つであっても、複数であってもよい。また、明細書及び請求項において、「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、符号の「/」は、一般的に前後の関連する対象が「又は」の関係にあることを表す。
【0022】
説明すべきことに、本出願の実施例に記載される技術は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)/LTEの発展型(LTE-Advanced,LTE-A)システムに限定されず、更に、例えば符号分割多元接続(Code Division Multiple Access,CDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access,TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access,FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access,OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access,SC-FDMA)などの他の無線通信システム及び他のシステムにも利用可能である。本出願の実施例において、用語「システム」と「ネットワーク」は互換して使用されることが多く、ここに記載される技術は上記したシステムと無線通信技術に用いてもよいし、他のシステムと無線通信技術に用いてもよい。ただし、以下の記述では例示するためにニューラジオ(New Radio,NR)システムを記述し、且つ以下の大部分の記述においてNR用語を使用するが、これらの技術はNRシステム以外に適用可能であり、例えば第6世代(6th Generation,6G)通信システムにも適用可能である。
【0023】
図1は本出願の実施例が適用可能な無線通信システムを示す模式図である。無線通信システムは、端末11とネットワーク側デバイス12とを含む。端末11は、携帯電話、タブレットコンピュータ(Tablet Personal Computer)、ノートパソコンとも呼ばれるラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルディジタルアシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)、携帯情報端末、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device,MID)、ブレスレット、イヤホン、メガネ等を含むウェアラブルデバイス(Wearable Device)、車載機器(Vehicle User Equipment,VUE)、歩行者端末(Pedestrian User Equipment,PUE)、スマートホームデバイス(無線通信機能を有する家庭用デバイス、例えば、冷蔵庫やテレビ、洗濯機、家具等)等の端末側デバイスであってもよい。ウェアラブルデバイスは、スマート腕時計、スマート腕輪、スマートイヤホン、スマート眼鏡、スマートアクセサリー(スマートバングル、スマートハンドチェーン、スマート指輪、スマートネックレス、スマート足輪、スマートアンクレット等)、スマートリストバンド、スマート服装、ゲーム機等を含む。なお、本出願の実施例において、端末の具体的な種類は限定されない。ネットワーク側デバイス12は、基地局又はコアネットワークであってもよい。基地局は、ノードB、発展型ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station,BTS)、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット(Basic Service Set,BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set,ESS)、Bノード、発展型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用発展型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving Point,TRP)、又は前記分野における他の適切な用語で呼ばれてもよい。同じ技術効果を達成できる限り、前記基地局は特定技術用語に限定されるものではない。なお、本出願の実施例において、NRシステムにおける基地局のみを例とするが、基地局の具体的なタイプが限定されない。
【0024】
以下、図面を参照しながら、幾つかの実施例及びその応用場面に基づいて、本出願の実施例により提供される感知サービスの実現方法及びデバイスを詳しく説明する。
【0025】
図2に示すように、本出願の実施例は、感知サービスの実現方法200を提供し、該方法は、第1アクセスネットワークデバイスによって実行可能であり、言い換えれば、該方法は、第1アクセスネットワークデバイスにインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって実行可能であり、該方法は、次のステップを含む。
【0026】
S202において、第1アクセスネットワークデバイスが端末に関する感知指示情報を取得し、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスである。
【0027】
該実施例において、第1アクセスネットワークデバイスは、基地局、例えば、gNB等であってもよい。
【0028】
該実施例において、第1アクセスネットワークデバイスは、第1アクセスネットワークデバイスサービスの端末に関連する感知指示情報を取得することができる。端末によっては、関連する感知指示情報が異なる場合があり、例えば、端末1に関連する感知指示情報が感知指示情報1であり、端末2に関連する感知指示情報が感知指示情報2である。
【0029】
選択可能に、端末に関する前記感知指示情報は、1)前記端末が感知タスクの実行を許可するか否か、2)前記端末の感知能力、例えば、サポートする感知方法、サポートする感知信号(送信又は測定)、送信又は測定をサポートする感知周波数帯域、感知測定能力等、3)前記端末の位置が一定であるか否か、4)前記端末が感知測定ユニットであるか否か、のうちの少なくとも1つを指示するためのものである。
【0030】
S204において、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信する。
【0031】
該測定要求メッセージは、感知サーバから第1アクセスネットワークデバイスに送信されたものであってもよい。該実施例において、例えば、感知サーバが、いずれの端末とも関連付けられていない、第三者又はコアネットワークからの感知要求メッセージを受信したことは、つまり、コアネットワーク又は第三者によって、感知タスクを実行する具体的な端末が選択されていないことである。該感知要求メッセージは、例えば、ある領域の天気状況の感知、空気汚染、人の通行量、交通渋滞の監視等を要求するためのものであってもよい。このように、感知サーバは、受信した感知要求メッセージ、例えば、感知領域情報に基づいて、カバレージ領域における、該感知領域と重なる1又は複数の第1アクセスネットワークデバイスを決定し、感知測定を行うように第1アクセスネットワークデバイスに要求するための感知測定要求メッセージを第1アクセスネットワークデバイスへ送信してもよい。
【0032】
選択可能に、該感知測定要求メッセージに、搭載感知要求のタイプ(例えば、天気の感知、空気の感知等)、領域情報の感知、感知サービス品質(Quality of Service,QoS)等が搭載されてもよい。
【0033】
S206において、前記第1アクセスネットワークデバイスが前記感知指示情報に基づいて、感知タスクを実行するための端末を決定する。
【0034】
第1アクセスネットワークデバイスには、無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)接続状態及びRRC非有効化状態にある端末の、感知指示情報を含むコンテキスト情報が記憶されている。第1アクセスネットワークデバイスは、(少なくとも部分的に)記憶された端末それぞれの感知指示情報に基づいて、感知タスクを実行するための端末を決定(選択とも呼ばれる)する。
【0035】
選択可能に、前記第1アクセスネットワークデバイスによって決定された、感知タスクを実行するための端末は、1)前記感知タスクの実行を許可すること、2)前記感知タスクをサポートする感知能力を有すること、3)RRC接続状態にあること、4)RRC非有効化状態にあること、5)位置が一定であること、6)感知測定ユニットであること、7)前記感知タスクに対応する感知領域に適合すること、のうちの少なくとも1つを満たす。ただし、3)と4)は、通常同時に満たされることはない。
【0036】
選択可能に、前記感知タスクを実行するための端末がRRC非有効化状態にある場合、前記方法は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記第1アクセスネットワークデバイスにおける全てのセル又は一部のセルのみにおいて、RRC非有効化状態にある前記端末をページングするためのページングメッセージを送信するステップをさらに含む。該実施例において、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network,RAN)の通知領域(RAN Notification Area,RNA)の範囲内でページングメッセージを発行することはなく、即ち、RNA内の他のアクセスネットワークデバイスへRANページングメッセージを送信することはないため、ネットワークリソースの節約に寄与する。
【0037】
本出願の実施例により提供される感知サービスの実現方法によれば、第1アクセスネットワークデバイスは、端末に関する感知指示情報を取得する。第1アクセスネットワークデバイスは、端末に関連付けられていない感知測定要求メッセージを受信した場合、感知指示情報に基づいて感知タスクを実行するための端末を決定することができる。感知のシーンによっては、コアネットワークデバイスによって感知タスクを実行するための端末を選択するよりも、例えば、端末のおおよその位置情報、端末のRRC状態等の端末の関連情報を、第1アクセスネットワークデバイスの方が明確に把握しているため、第1アクセスネットワークデバイスによって、感知タスクを実行するためのより適切な端末を選択することができ、これにより、感知サービスの要求をより一層満たすことができる。
【0038】
選択可能に、S202において、第1アクセスネットワークデバイスが端末に関する感知指示情報を取得する前記ステップは、次の1)~3)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0039】
1)前記第1アクセスネットワークデバイスは、コアネットワークデバイスからの前記感知指示情報を受信する。該実施例において、コアネットワークデバイスは、端末に関する感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信してもよい。これらの感知指示情報は、ユーザが契約時に決定され、ユーザデータベースに記憶されたものであってもよい。端末登録時、コアネットワークデバイスは、ユーザデータベースから該端末の感知指示情報を取得する。
【0040】
2)前記第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末からの前記感知指示情報を受信する。該実施例において、端末は、サービスを提供する第1アクセスネットワークデバイスへ感知指示情報を送信してもよい。
【0041】
3)前記第1アクセスネットワークデバイスは、第2アクセスネットワークデバイスからの前記感知指示情報を受信する。前記第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え後、RRC再構築後又はRRC回復後のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記第2アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え前、RRC再構築前又はRRC回復前のサービスのアクセスネットワークデバイスである。即ち、第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え後のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、第2アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え前のサービスのアクセスネットワークデバイスであるか、或いは、第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、RRC再構築後のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、第2アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、RRC再構築前のサービスのアクセスネットワークデバイスであるか、或いは、第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、RRC回復後のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、第2アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、RRC回復前のサービスのアクセスネットワークデバイスである。
【0042】
選択可能に、第1アクセスネットワークデバイスが端末に関する感知指示情報を取得する前記ステップの後に、前記方法は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知指示情報を第3アクセスネットワークデバイスへ送信するステップをさらに含む。前記第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え前、RRC再構築前又はRRC回復前のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記第3アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え後、RRC再構築後又はRRC回復後のサービスのアクセスネットワークデバイスである。即ち、第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え前のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、第3アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え後のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、或いは、第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、RRC再構築前のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、第3アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、RRC再構築後のサービスのアクセスネットワークデバイスであるか、或いは、第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、RRC回復前のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、第3アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、RRC回復後のサービスのアクセスネットワークデバイスである。
【0043】
選択可能に、上記各実施例を前提として、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知指示情報に基づいて、感知タスクを実行するための端末を決定する前記ステップの後、前記方法は、次の1)及び2)の少なくとも1つをさらに含む。
【0044】
1)前記方法は、前記第1アクセスネットワークデバイスが感知信号を送信するステップであって、前記感知タスクを実行するための端末が、前記感知信号に基づいて測定結果を生成するためのものであるステップと、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記測定結果を受信するステップとをさらに含む。
【0045】
選択可能に、前記第1アクセスネットワークデバイスが感知信号を送信する場合、前記方法は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知信号のリソース設定、前記感知信号の受信のトリガ条件、前記測定結果の報告手段のうちの少なくとも1つを含む測定設定情報を送信するステップをさらに含む。
【0046】
2)前記方法は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知タスクを実行するための端末から送信された感知信号を受信するステップと、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知信号に基づいて測定結果を生成するステップとをさらに含む。
【0047】
選択可能に、前記第1アクセスネットワークデバイスが感知信号を受信する場合、前記方法は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知信号のリソース設定を含む感知信号の設定情報を送信するステップをさらに含む。
【0048】
本出願の実施例により提供される感知サービスの実現方法を詳しく説明するために、以下、具体的な実施例を参照しながら説明する。
【0049】
実施例1
該実施例において、基地局(上記実施例の第1アクセスネットワークデバイスに対応する)は、コアネットワークから感知指示情報を取得する。本実施例のフローチャートは、図3に示すように、次のステップを含む。
【0050】
ステップ1において、端末と基地局は、RRC接続を構築する。
【0051】
ステップ2において、基地局は、初期ユーザ機器メッセージ(Initial UE Message)をコアネットワークへ送信する。
【0052】
ステップ3において、コアネットワークは、初期コンテキスト構築要求(Initial Context Setup Request)メッセージを基地局へ送信する。該メッセージには、感知指示情報が搭載され、該感知指示情報は、次の(1)~(3)の情報の1つ又は任意の組合せを含む。
【0053】
(1)該端末が感知を許可するか否かの指示情報である。該指示情報は、例えば1ビットであってもよい。その値が1である場合、該端末による感知が許可されることを示す。
【0054】
(2)該端末の感知能力である。端末の感知能力は、例えば、サポートする感知方法、サポートする感知信号(送信又は測定)、送信又は測定をサポートする感知周波数帯域、感知測定能力等を含む。
【0055】
選択可能に、該端末の感知能力は、端末の無線アクセス能力の一部であってもよい。つまり、感知能力情報は、端末の無線アクセス能力に搭載される。コアネットワークは、端末の無線アクセス能力を取得することができる。
【0056】
(3)該端末の他の特性、例えば、該端末が位置が一定の(移動しない)端末であるか否か、該端末が感知測定ユニットであるか否か等の情報である。
【0057】
ステップ4において、基地局は、コアネットワークから取得した対応する該端末の感知指示情報を記憶する。
【0058】
ステップ5において、基地局は、初期コンテキスト構築応答(Initial Context Setup Response)メッセージをコアネットワークへ送信し、接続状態に移行する。
【0059】
ステップ6において、感知サーバは、例えば第三者又はコアネットワークから、いずれのUEとも関連付けられていない感知要求を受信する。つまり、コアネットワーク又は第三者によって、感知測定を実行する具体的なUEが選択されていない。該感知要求は、例えば、ある領域の天気状況の感知、空気汚染、人の通行量、交通渋滞の監視等を要求するためのものであってもよい。該感知要求には、感知要求のタイプ(例えば、感知天気、感知空気等)、感知領域情報、感知QoS等が搭載されてもよい。
【0060】
ステップ7において、感知サーバは、感知要求、例えば感知領域情報に基づいて、(1又は複数の)対象基地局を決定し、第1メッセージ(例えば、感知測定要求メッセージ)を対象基地局へ送信することにより、感知測定を行うことを対象基地局に要求する。
【0061】
第1メッセージには、感知の方法、感知測定量、感知領域(対象感知領域や感知測定端末の位置する領域)、感知測定対象のUEの数、各UEが報告する測定量の数、報告のタイプ(測定量を報告するか、又は感知結果を報告するか)等の情報のうちの1つ又は任意の組合せが搭載されてもよい。
【0062】
説明すべきこととして、該第1メッセージは、UEと関連付けられていない(non-UE associated)のメッセージであり、或いは、グロバール(global)のメッセージとも呼ばれる。第1メッセージは、基地局と感知サーバとの間のプロトコルスタック(例えば、SP2)のメッセージであってもよい。第1メッセージは、コアネットワークを介して対象基地局に送信されてもよいが、該メッセージを搭載する次世代のアプリケーションプロトコル(NG Application Protocol,NGAP)メッセージ(即ち、コアネットワークと基地局との間のプロトコルスタックメッセージ)は、UEと関連付けられていない(non-UE associated)のメッセージであり、即ち、基地局に割り当てられたUE NGAP ID(即ち、RAN UE NGAP ID)を搭載しない。
【0063】
ステップ8において、基地局は、RRC接続状態及び非有効化状態にある端末のコンテキスト情報を記憶し、そのうち、感知指示情報が含まれる。基地局は、(少なくとも部分的に)記憶された端末それぞれの感知指示情報に基づいて、感知を行う端末を決定(選択)する。例えば、次の条件の任意の1又は複数の組合せを満たす端末から選択してもよい。
【0064】
1)感知を許可する端末を選択することにより、プライバシー保護の要求を満たし、ユーザのプライバシーを保護する。
【0065】
2)今回の感知タスクをサポートする感知能力のある端末を選択する。例えば、基地局は、非有効化状態の端末を排除し、RRC接続状態にある端末を選択することにより、端末のRRC接続状態への移行過程を回避し、感知遅延を低減させる。
【0066】
3)RRC接続状態にある端末を選択する。
【0067】
4)位置が一定の端末又は感知測定ユニットを選択する。
【0068】
もちろん、基地局は、選択時に、感知指示情報のほか、他の要素も追加で考慮に入れてもよい。例えば、基地局は、対応する端末それぞれの受信ビームによって端末それぞれの方向を評価し、端末から報告された測定結果に基づいて、端末から基地局までの(大まかな)距離を評価してもよい。したがって、基地局は、第1メッセージにおける感知領域に適合する端末を選択することができる。ここでいう適合とは、評価の結果、該端末が該感知領域に位置することであってもよい。基地局は、これらの追加の情報を持っているため、コアネットワークによる端末の選択よりも、感知測定の実行により適切な(即ち、感知領域により適合する)端末を選択することができ、これにより、感知の要求をより一層満たすことができる。
【0069】
選択可能に、基地局は、多段階の選択をしてもよい。例えば、先ず一部の端末(例えば、感知を許可し、接続状態にある端末)を選択して測定を指示し、そして、測定結果に基づいて、より適切な端末をさらに選択してもよい。
【0070】
選択可能に、基地局は、端末のコンテキストに基づいて、RRC非有効化状態にある端末を選択してもよい。例えば、RRC接続状態にある適切な端末が存在しない場合、或いは、RRC非有効化状態の端末が感知の実行により適切な感知測定ユニットである場合、基地局は、RRC非有効化状態にある端末を選択してもよい。RRC非有効化状態の端末が感知のための端末として選択された場合、基地局は、該基地局における全てのセル又は一部のセルのみにおいて該端末をページングするためのページングメッセージを発行する(RNA範囲内でページングメッセージを発行する通常の場合とは異なり、即ち、RNA内の他の基地局へRANページングメッセージを送信しないことにより、ネットワークリソースを節約する)。該端末は、該基地局におけるセルに位置する場合、ページングメッセージを受信するとRRC接続状態に移行する。他の操作は、RRC接続状態の端末の場合と同様である。
【0071】
ステップ9において、感知測定は、端末による基地局から送信された感知信号に対する感知測定であってもよいし、基地局による端末から送信された感知信号に対する感知測定であってもよい。感知信号が基地局から送信される場合、ステップ9a~12aを実行し、感知信号が端末から送信される場合、ステップ9b~11bを実行する。
【0072】
ステップ9aにおいて、基地局は、感知信号の時間領域と周波数領域のパラメータ設定や、トリガ条件、報告手段(例えば、周期的であるか否か)等を含む、感知信号の測定設定を端末に送信する。
【0073】
ステップ10aにおいて、基地局は、感知信号を送信する。ステップ9aとステップ10aは、順番が限られない。
【0074】
ステップ11aにおいて、端末は、感知測定を実行する。
【0075】
ステップ12aにおいて、トリガ条件が満たされると、端末は、感知測定結果を基地局に送信する。測定結果は、1つ送信しても、複数、例えば周期的に送信してもよい。
【0076】
ステップ9bにおいて、基地局は、感知信号の時間領域と周波数領域のパラメータ設定を含む感知信号の送信設定を端末に送信する。
【0077】
ステップ10bにおいて、端末は、感知信号の送信設定に基づいて感知信号を送信する。
【0078】
ステップ11bにおいて、基地局は、感知測定を実行し、感知測定結果を取得する。選択可能に、感知測定結果に基づいて、感知結果を生成する。
【0079】
ステップ13において、基地局は、感知測定結果又は感知結果が搭載された感知測定応答又は感知測定報告を感知サーバに送信する。
【0080】
ステップ14において、感知サーバは、感知測定結果を受信すると、感知測定結果に基づいて計算を行うことにより、感知結果を取得するか、或いは、感知結果を端末から受信することができる。感知サーバは、第三者又はコアネットワークへの感知応答の送信をトリガするか否かを決定してもよい。例えば、感知結果が望ましくない場合、感知測定結果をより多く受信し、要求を満たす感知結果を受信すると、第三者又はコアネットワークへの感知結果が搭載された感知応答の送信をトリガしてもよい。
【0081】
実施例1において、選択可能に、端末に切り替えが発生した場合、元の基地局は、感知指示情報を、例えば切り替え要求メッセージに搭載して対象基地局に送信してもよい。対象基地局は、該端末の感知指示情報を記憶する。具体的な手順を図4に示す。
【0082】
実施例1において、選択可能に、端末にRRC再構築又は非有効化(inactive)状態から接続状態(RRC回復)への移行が発生した場合、古い基地局は、感知指示情報を、例えば回復端末コンテキスト応答(Retrieve UE Context Response)メッセージに搭載して新たな基地局(即ち、再構築又は回復の対象基地局)に送信してもよい。新たな基地局は、該端末の感知指示情報を記憶する。具体的な手順を図5に示す。
【0083】
したがって、RRC接続状態の端末にとって、切り替えが発生した場合でも、端末の現在サービス基地局には、該端末の感知指示情報が常に記憶される。
【0084】
実施例2
該実施例において、基地局は、感知指示情報を端末から取得する。
【0085】
実施例1において、基地局がコアネットワークから感知指示情報を取得するが、本実施例において、基地局が感知指示情報を端末から取得する点で異なり、他の部分は実施例1とほぼ同様であるため、ここで繰り返して述べない。
【0086】
図6に示すように、該実施例は、次のステップを含む。
【0087】
ステップ1において、端末は、RRC接続状態に移行し、感知指示情報が搭載されたRRCメッセージを基地局に送信する。
【0088】
該RRCメッセージは、RRC構築完成メッセージ又はUE支援情報(UE Assistance Information)メッセージであってもよいし、基地局の要求に応じて送信されたメッセージであってもよい。例えば、基地局は、UE情報要求(UE Information Request)メッセージを端末に送信することにより、感知指示情報の送信を端末に要求し、端末は、感知指示情報が搭載されたUE情報応答(UE Information Response)メッセージを基地局に送信する。
【0089】
ステップ2において、基地局は、感知指示情報を記憶する。
【0090】
以上、図2図6を参照しながら、本出願の実施例に係る感知サービスの実現方法を詳しく説明した。以下、図7及び図8を参照しながら、本出願の実施例に係る感知サービスの実現方法を詳しく説明する。なお、コアネットワークデバイス及び端末側からの説明は、図2に示す方法における第1アクセスネットワークデバイス側からの説明とは同様又は対応するものであり、重複を避けるために、関連の説明を適宜省略する。
【0091】
図7は本出願の実施例の感知サービスの実現方法の模式的なフローチャートであり、コアネットワークデバイスに適用可能である。図7に示すように、該方法700は、次のステップを含む。
【0092】
S702において、コアネットワークデバイスが端末の感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信し、前記第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである。
【0093】
本出願の実施例により提供される感知サービスの実現方法によれば、コアネットワークデバイスは、端末の感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信する。第1アクセスネットワークデバイスは、端末に関連付けられていない感知測定要求メッセージを受信した場合、感知指示情報に基づいて感知タスクを実行するための端末を決定することができる。感知のシーンによっては、コアネットワークデバイスによって感知タスクを実行するための端末を選択するよりも、例えば、端末のおおよその位置情報、端末のRRC状態等の端末の関連情報を、第1アクセスネットワークデバイスの方が明確に把握しているため、第1アクセスネットワークデバイスによって、感知タスクを実行するためのより適切な端末を選択することができ、これにより、感知サービスの要求をより一層満たすことができる。
【0094】
選択可能に、一実施例として、前記感知指示情報は、前記端末が感知タスクの実行を許可するか否か、前記端末の感知能力、前記端末の位置が一定であるか否か、前記端末が感知測定ユニットであるか否か、のうちの少なくとも1つを指示するためのものである。
【0095】
図8は本出願の実施例の感知サービスの実現方法の模式的なフローチャートであり、端末に適用可能である。図8に示すように、該方法800は、次のステップを含む。
【0096】
S802において、端末が、感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信し、前記第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである。
【0097】
本出願の実施例により提供される感知サービスの実現方法によれば、端末は、感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信する。第1アクセスネットワークデバイスは、端末に関連付けられていない感知測定要求メッセージを受信した場合、感知指示情報に基づいて感知タスクを実行するための端末を決定することができる。感知のシーンによっては、コアネットワークデバイスによって感知タスクを実行するための端末を選択するよりも、例えば、端末のおおよその位置情報、端末のRRC状態等の端末の関連情報を、第1アクセスネットワークデバイスの方が明確に把握しているため、第1アクセスネットワークデバイスによって、感知タスクを実行するためのより適切な端末を選択することができ、これにより、感知サービスの要求をより一層満たすことができる。
【0098】
選択可能に、一実施例として、前記感知指示情報は、前記端末が感知タスクの実行を許可するか否か、前記端末の感知能力、前記端末の位置が一定であるか否か、前記端末が感知測定ユニットであるか否か、のうちの少なくとも1つを指示するためのものである。
【0099】
説明すべきこととして、本出願の実施例により提供される感知サービスの実現方法は、その実行主体は、感知サービスの実現装置であっても、或いは、該感知サービスの実現装置における、感知サービスの実現方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例において、感知サービスの実現装置によって感知サービスの実現方法を実行する場合を例として、本出願の実施例により提供される感知サービスの実現装置を説明する。
【0100】
図9は本出願の実施例に係る感知サービスの実現装置の構造模式図であり、該装置は、他の実施例における第1アクセスネットワークデバイスに対応してもよい。図9に示すように、装置900は、次のモジュールを備える。
【0101】
取得モジュール902は、端末に関する感知指示情報を取得するためのものであってもよい。前記装置は、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスである。
【0102】
前記取得モジュール902は、さらに、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信するためのものであってもよい。
【0103】
決定モジュール904は、前記感知指示情報に基づいて、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものであってもよい。
【0104】
本出願の実施例により提供される感知サービスの実現装置によれば、取得モジュールは、端末に関する感知指示情報を取得する。取得モジュールが端末に関連付けられていない感知測定要求メッセージを受信した場合、決定モジュールは、感知指示情報に基づいて、感知タスクを実行するための端末を決定することができる。感知のシーンによっては、コアネットワークデバイスによって感知タスクを実行するための端末を選択するよりも、例えば、端末のおおよその位置情報、端末のRRC状態等の端末の関連情報を、該装置の方が明確に把握しているため、感知タスクを実行するためのより適切な端末を選択することができ、これにより、感知サービスの要求をより一層満たすことができる。
【0105】
選択可能に、一実施例として、前記取得モジュール902は、コアネットワークデバイスからの前記感知指示情報を受信すること、前記端末からの前記感知指示情報を受信すること、第2アクセスネットワークデバイスからの前記感知指示情報を受信すること、のうちの少なくとも1つに用いられる。前記装置は、前記端末の、切り替え後、RRC再構築後又はRRC回復後のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記第2アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え前、RRC再構築前又はRRC回復前のサービスのアクセスネットワークデバイスである。
【0106】
選択可能に、一実施例として、前記装置は、前記感知指示情報を第3アクセスネットワークデバイスへ送信するための送信モジュールをさらに備え、前記装置は、前記端末の、切り替え前、RRC再構築前又はRRC回復前のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記第3アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え後、RRC再構築後又はRRC回復後のサービスのアクセスネットワークデバイスである。
【0107】
選択可能に、一実施例として、前記感知指示情報は、前記端末が感知タスクの実行を許可するか否か、前記端末の感知能力、前記端末の位置が一定であるか否か、前記端末が感知測定ユニットであるか否か、のうちの少なくとも1つを指示するためのものである。
【0108】
選択可能に、一実施例として、前記決定モジュール904によって決定された、感知タスクを実行するための端末は、前記感知タスクの実行を許可すること、前記感知タスクをサポートする感知能力を有すること、RRC接続状態にあること、RRC非有効化状態にあること、位置が一定であること、感知測定ユニットであること、前記感知タスクに対応する感知領域に適合すること、のうちの少なくとも1つを満たす。
【0109】
選択可能に、一実施例として、前記装置は、前記感知タスクを実行するための端末がRRC非有効化状態にある場合、前記装置における全てのセル又は一部のセルのみにおいて、RRC非有効化状態にある前記端末をページングするためのページングメッセージを送信するための送信モジュールをさらに備える。
【0110】
選択可能に、一実施例として、前記装置は、感知信号を送信するための送信モジュールをさらに備える。前記感知タスクを実行するための端末は、前記感知信号に基づいて測定結果を生成するためのものである。前記取得モジュール902は、さらに、前記測定結果を受信するためのものであるか、或いは、前記取得モジュール902は、さらに、前記感知タスクを実行するための端末から送信された感知信号を受信するためのものである。前記決定モジュール904は、さらに、前記感知信号に基づいて測定結果を生成するためのものである。
【0111】
選択可能に、一実施例として、前記送信モジュールが感知信号を送信する場合、前記送信モジュールは、さらに、前記感知信号のリソース設定、前記感知信号の受信のトリガ条件、前記測定結果の報告手段のうちの少なくとも1つを含む測定設定情報を送信するためのものであり、或いは、前記取得モジュール902が感知信号を受信する場合、前記装置は、前記感知信号のリソース設定を含む感知信号の設定情報を送信するための送信モジュールをさらに備える。
【0112】
本出願の実施例に係る装置900は、本出願の実施例の方法200に対応する手順を参照することができ、また、該装置900における各ユニット/モジュール及び上記他の操作及び/又は機能は、それぞれ、方法200における対応する手順を実現するためのものであり、同様又は同等な技術効果を達成することができ、簡潔のために、ここで繰り返して述べない。
【0113】
本出願の実施例における感知サービスの実現装置は、装置、操作システムを有する装置又は電子デバイスであってもよいし、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。該装置又は電子デバイスは、モバイル端末であっても、非モバイル端末であってもよい。例示的に、モバイル端末は、上記に挙げられた端末11のタイプを含んでもよいが、これに限定されない。非モバイル端末は、サーバ、ネットワークアタッチドストレージ(Network Attached Storage,NAS)、パーソナルコンピュータ(Personal Computer,PC)、テレビジョン(Television,TV)、現金自動預払機又はキオスク等であってもよいが、本出願の実施例では、具体的に限定されない。
【0114】
本出願の実施例により提供される感知サービスの実現装置は、図2から図8の方法の実施例により実現される各工程を実現するとともに、同様な技術効果を達成することができるので、重複を避けるために、ここで繰り返して述べない。
【0115】
図10は本出願の実施例に係る感知サービスの実現装置の構造模式図であり、該装置は、他の実施例におけるコアネットワークデバイスに対応してもよい。図10に示すように、装置1000は、次のモジュールを備える。
【0116】
送信モジュール1000は、端末の感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信するためのものであってもよい。前記第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである。
【0117】
選択可能に、装置1000は、処理モジュール等をさらに備える。
【0118】
本出願の実施例により提供される感知サービスの実現装置によれば、送信モジュールは、端末の感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信する。第1アクセスネットワークデバイスは、端末に関連付けられていない感知測定要求メッセージを受信した場合、感知指示情報に基づいて感知タスクを実行するための端末を決定することができる。感知のシーンによっては、コアネットワークデバイスによって感知タスクを実行するための端末を選択するよりも、例えば、端末のおおよその位置情報、端末のRRC状態等の端末の関連情報を、第1アクセスネットワークデバイスの方が明確に把握しているため、第1アクセスネットワークデバイスによって、感知タスクを実行するためのより適切な端末を選択することができ、これにより、感知サービスの要求をより一層満たすことができる。
【0119】
選択可能に、一実施例として、前記感知指示情報は、前記端末が感知タスクの実行を許可するか否か、前記端末の感知能力、前記端末の位置が一定であるか否か、前記端末が感知測定ユニットであるか否か、のうちの少なくとも1つを指示するためのものである。
【0120】
本出願の実施例に係る装置1000は、本出願の実施例の方法700に対応する手順を参照することができ、また、該装置1000における各ユニット/モジュール及び上記他の操作及び/又は機能は、それぞれ、方法700における対応する手順を実現するためのものであり、同様又は同等な技術効果を達成することができ、簡潔のために、ここで繰り返して述べない。
【0121】
図11は本出願の実施例に係る感知サービスの実現装置の構造模式図であり、該装置は、他の実施例における端末に対応してもよい。図11に示すように、装置1100は、次のモジュールを備える。
【0122】
送信モジュール1100は、感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信するためのものであってもよい。前記第1アクセスネットワークデバイスは、前記装置のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである。
【0123】
選択可能に、装置1100は、処理モジュール等をさらに備える。
【0124】
本出願の実施例により提供される感知サービスの実現装置によれば、送信モジュールは、感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信する。第1アクセスネットワークデバイスは、端末に関連付けられていない感知測定要求メッセージを受信した場合、感知指示情報に基づいて感知タスクを実行するための端末を決定することができる。感知のシーンによっては、コアネットワークデバイスによって感知タスクを実行するための端末を選択するよりも、例えば、端末のおおよその位置情報、端末のRRC状態等の端末の関連情報を、第1アクセスネットワークデバイスの方が明確に把握しているため、第1アクセスネットワークデバイスによって、感知タスクを実行するためのより適切な端末を選択することができ、これにより、感知サービスの要求をより一層満たすことができる。
【0125】
選択可能に、一実施例として、前記感知指示情報は、前記端末が感知タスクの実行を許可するか否か、前記端末の感知能力、前記端末の位置が一定であるか否か、前記端末が感知測定ユニットであるか否か、のうちの少なくとも1つを指示するためのものである。
【0126】
本出願の実施例に係る装置1100は、本出願の実施例の方法800に対応する手順を参照することができ、また、該装置1100における各ユニット/モジュール及び上記他の操作及び/又は機能は、それぞれ、方法800における対応する手順を実現するためのものであり、同様又は同等な技術効果を達成することができ、簡潔のために、ここで繰り返して述べない。
【0127】
選択可能に、例えば、図12に示すように、本出願の実施例は、プロセッサ1201と、メモリ1202と、メモリ1202に記憶され、前記プロセッサ1201で実行可能なプログラム又はコマンドを含む通信デバイス1200をさらに提供する。例えば、該通信デバイス1200が端末である場合、該プログラム又はコマンドは、プロセッサ1201によって実行されると、上記感知サービスの実現法実施例の各工程を実現するとともに、同様な技術効果を達成することができる。該通信デバイス1200がネットワーク側デバイスである場合、該プログラム又はコマンドは、プロセッサ1201によって実行されると、上記感知サービスの実現方法の実施例の各工程を実現するとともに、同様な技術効果を達成することができるので、重複を避けるために、ここで繰り返して述べない。
【0128】
本出願の実施例は、プロセッサ及び通信インターフェイスを含む端末をさらに提供する。前記通信インターフェイスは、感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信するためのものであり、前記第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである。
【0129】
該端末実施例は、上記端末側方法の実施例に対応するものであり、上記方法の実施例の各実施工程及び実現手段は、いずれも該端末の実施例に適用可能であり、同様な技術効果を達成することができる。具体的に、図13は、本出願の実施例の端末を実現するためのハードウェア構造模式図である。
【0130】
該端末1300は、高周波ユニット1301、ネットワークモジュール1302、オーディオ出力ユニット1303、入力ユニット1304、センサ1305、表示ユニット1306、ユーザ入力ユニット1307、インターフェイスユニット1308、メモリ1309、及びプロセッサ1310等のうちの少なくとも一部の部材を備えるが、これらに限られない。
【0131】
本分野の技術者であれば分かるが、端末1300は各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに備えてもよい。電源は、電源管理システムによってプロセッサ1310に論理的に接続されることにより、電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現する。図13に示す端末構造は端末を限定するためのものではなく、端末は、図示より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材設定を含んでもよく、ここで繰り返して述べない。
【0132】
なお、本出願の実施例において、入力ユニット1304は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードで画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)により取得した静的画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)13041と、マイクロホン13042とを含んでもよい。表示ユニット1306は表示パネル13061を含んでもよく、表示パネル13061は液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード等として設定されてもよい。ユーザ入力ユニット1307はタッチパネル13071及び他の入力機器13072を含む。タッチパネル13071はタッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル13071は、タッチ検出装置及びタッチコントローラという2つの部分を含んでもよい。他の入力機器13072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、これらに限定されず、ここで繰り返して述べない。
【0133】
本出願の実施例において、高周波ユニット1301は、ネットワーク側機器からのダウンリンクデータを受信すると、処理のためにプロセッサ1310に送信し、また、アップリンクデータをネットワーク側機器に送信する。通常、高周波ユニット1301は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、これらに限定されない。
【0134】
メモリ1309は、ソフトウェアプログラム又はコマンド及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ1309は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション又はコマンド(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶可能な、プログラム又はコマンドを記憶する領域及びデータを記憶する領域を主に含んでもよい。また、メモリ1309は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよいし、非揮発性メモリを含んでもよく、そのうち、非揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM,PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的なソリッドステート記憶デバイスが挙げられる。
【0135】
プロセッサ1310は、1つの又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択可能に、プロセッサ1310に、オペレーティングシステム、ユーザインターフェイス及びアプリケーション又はコマンド等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するベースバンドプロセッサ等のモデムプロセッサとを統合することができる。当然のことながら、上記モデムプロセッサはプロセッサ1310に統合されなくてもよい。
【0136】
高周波ユニット1301は、感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信するためのものであってもよい。前記第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである。
【0137】
本出願の実施例により提供される端末は、感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信してもよい。第1アクセスネットワークデバイスは、端末に関連付けられていない感知測定要求メッセージを受信した場合、感知指示情報に基づいて感知タスクを実行するための端末を決定することができる。感知のシーンによっては、コアネットワークデバイスによって感知タスクを実行するための端末を選択するよりも、例えば、端末のおおよその位置情報、端末のRRC状態等の端末の関連情報を、第1アクセスネットワークデバイスの方が明確に把握しているため、第1アクセスネットワークデバイスによって、感知タスクを実行するためのより適切な端末を選択することができ、これにより、感知サービスの要求をより一層満たすことができる。
【0138】
本出願の実施例により提供される端末1300は、さらに、上記感知サービスの実現方法の実施例の各工程を実現するとともに、同様な技術効果を達成することができるので、重複を避けるために、ここで繰り返して述べない。
【0139】
本出願の実施例は、ネットワーク側デバイスをさらに提供する。該ネットワーク側デバイスは、第1アクセスネットワークデバイスであっても、コアネットワークデバイスであってもよい。該ネットワーク側デバイスは、プロセッサ及び通信インターフェイスを含む。前記通信インターフェイスは、端末に関する感知指示情報を取得することであって、前記ネットワーク側デバイスが前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであること、及び、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信することに用いられ、前記プロセッサは、前記感知指示情報に基づいて感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである。或いは、前記通信インターフェイスは、端末の感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信するためのものであり、前記第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスである。前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである。
【0140】
該ネットワーク側デバイスの実施例は、上記第1アクセスネットワークデバイス又はコアネットワークデバイスの方法の実施例に対応するものである。上記方法の実施例の各実施工程及び実現手段は、いずれも該ネットワーク側デバイスの実施例に適用可能であり、同様な技術効果を達成することができる。
【0141】
具体的に、本出願の実施例は、ネットワーク側デバイスをさらに提供する。図14に示すように、該ネットワーク側デバイス1400は、アンテナ141、高周波装置142、ベースバンド装置143を備える。アンテナ141と高周波装置142とが接続されている。アップリンク方向において、高周波装置142はアンテナ141を介して情報を受信し、処理のために、ベースバンド装置143に受信した情報を送信する。ダウンリンク方向において、ベースバンド装置143は、送信待ちの情報を処理し、高周波装置142に送信する。高周波装置142は、受信した情報を処理した後にアンテナ141を介して送信する。
【0142】
前記感知サービスの実現装置は、ベースバンド装置143にあってもよい。上記実施例においてネットワーク側デバイスにより実行される方法は、ベースバンド装置143により実現してもよい。該ベースバンド装置143は、プロセッサ144及びメモリ145を備える。
【0143】
ベースバンド装置143は、例えば、複数のチップが設けられた少なくとも1つのベースバンドボードを含んでもよい。図14に示すように、チップのうちの1つは、例えば、メモリ145に接続され、メモリ145におけるプログラムを呼び出して上記方法の実施例に示すネットワーク側デバイスの操作を実行するためのプロセッサ144である。
【0144】
該ベースバンド装置143は、高周波装置142と情報をやり取りするためのネットワークインターフェイス146をさらに含んでもよい。該インターフェイスは、例えば、共通公衆無線インターフェイス(Common Public Radio Interface,CPRI)である。
【0145】
具体的に、本出願の実施例のネットワーク側デバイスは、メモリ145に記憶され、プロセッサ144で実行可能なコマンド又はプログラムをさらに含む。プロセッサ144は、メモリ145におけるコマンド又はプログラムを呼び出して図9又は図10に示す各モジュールで実行される方法を実行し、同様な技術効果を達成することができるので、重複を避けるために、ここで繰り返して述べない。
【0146】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供する。前記可読記憶媒体は、揮発性のものであっても、不揮発性のものであってもよい。前記可読記憶媒体は、一時的なものであっても、非一時的なものであってもよい。前記可読記憶媒体にプログラム又はコマンドが記憶され、該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、上記感知サービスの実現方法の実施例の各工程を実現し、同様な技術効果を達成することができるので、重複を避けるために、ここで繰り返して述べない。
【0147】
前記プロセッサは上記実施例における前記の端末のプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0148】
本出願の実施例は、結合されたプロセッサと通信インターフェイスとを含むチップをさらに提供する。前記プロセッサは、プログラム又はコマンドを実行し、上記感知サービスの実現方法の実施例の各工程を実現するためのものであり、同様な技術効果を達成することができるので、重複を避けるために、ここで繰り返して述べない。
【0149】
なお、本出願の実施例に記載されるチップは、システムオンチップ、システムチップ、チップシステム又はSoC等とも呼ばれる。
【0150】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。前記コンピュータプログラム製品は、非一時的記憶媒体に記憶され、少なくとも1つのプロセッサによって実行されることで、上記感知サービスの実現方法の実施例の各工程を実現し、同様な技術効果を達成することができるので、重複を避けるために、ここで繰り返して述べない。
【0151】
本出願の実施例は、通信デバイスをさらに提供する。前記通信デバイスは、上記感知サービスの実現方法の実施例の各工程を実行するために設定され、同様な技術効果を達成することができるので、重複を避けるために、ここで繰り返して述べない。
【0152】
なお、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。また、本出願の実施形態における方法及び装置の範囲は、ここで示された又は議論された順番に機能を実行することに限定されず、関連する機能によっては、ほぼ同時に、或いは反対の順番に機能を実行することをさらに含んでもよい。例えば、説明順と異なる順番に上記の方法を実行してもよく、さらに、各ステップを添加し、省略し、又は組み合わせてもよい。また、一部の例示を参照して説明した特徴を、他の例示に組み合わせてもよい。
【0153】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば明確に理解できるが、上記実施例の方法はソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せの形態で実現できる。もちろん、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術手段は、実質的に、又は従来技術に寄与する部分がソフトウェア製品として実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワークデバイス等であってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数のコマンドを含む。
【0154】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなく得られる多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【0155】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年11月05日に出願された中国特許出願No.202111308582.6の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【手続補正書】
【提出日】2024-04-19
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関する感知指示情報を取得するステップであって、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであるステップと、
前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信するステップと、
前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知指示情報に基づいて、感知タスクを実行するための端末を決定するステップと、
を含む、感知サービスの実現方法。
【請求項2】
第1アクセスネットワークデバイスが端末に関する感知指示情報を取得する前記ステップは、
前記第1アクセスネットワークデバイスが、コアネットワークデバイスからの前記感知指示情報を受信するステップと、
前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記端末からの前記感知指示情報を受信するステップと、
前記第1アクセスネットワークデバイスが、第2アクセスネットワークデバイスからの前記感知指示情報を受信するステップと、のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え後、無線リソース制御RRC再構築後又はRRC回復後のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記第2アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え前、RRC再構築前又はRRC回復前のサービスのアクセスネットワークデバイスである、
請求項1に記載の感知サービスの実現方法。
【請求項3】
第1アクセスネットワークデバイスが端末に関する感知指示情報を取得する前記ステップの後に、
前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知指示情報を第3アクセスネットワークデバイスへ送信するステップをさらに含み、
前記第1アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え前、RRC再構築前又はRRC回復前のサービスのアクセスネットワークデバイスであり、前記第3アクセスネットワークデバイスは、前記端末の、切り替え後、RRC再構築後又はRRC回復後のサービスのアクセスネットワークデバイスである、
請求項1に記載の感知サービスの実現方法。
【請求項4】
前記感知指示情報は、
前記端末が感知タスクの実行を許可するか否か、
前記端末の感知能力、
前記端末の位置が一定であるか否か、
前記端末が感知測定ユニットであるか否か、のうちの少なくとも1つを指示するためのものである、
請求項1に記載の感知サービスの実現方法。
【請求項5】
前記第1アクセスネットワークデバイスによって決定された、感知タスクを実行するための端末は、
前記感知タスクの実行を許可すること、
前記感知タスクをサポートする感知能力を有すること、
RRC接続状態にあること、
RRC非有効化状態にあること、
位置が一定であること、
感知測定ユニットであること、
前記感知タスクに対応する感知領域に適合すること、のうちの少なくとも1つを満たす、
請求項1に記載の感知サービスの実現方法。
【請求項6】
前記感知タスクを実行するための端末がRRC非有効化状態にある場合、
前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記第1アクセスネットワークデバイスにおける全てのセル又は一部のセルのみにおいて、RRC非有効化状態にある前記端末をページングするためのページングメッセージを送信するステップをさらに含む、
請求項5に記載の感知サービスの実現方法。
【請求項7】
前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知指示情報に基づいて、感知タスクを実行するための端末を決定する前記ステップの後、
前記第1アクセスネットワークデバイスが感知信号を送信するステップであって、前記感知タスクを実行するための端末が、前記感知信号に基づいて測定結果を生成するためのものであるステップと、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記測定結果を受信するステップとをさらに含み、或いは、
前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知タスクを実行するための端末から送信された感知信号を受信するステップと、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知信号に基づいて測定結果を生成するステップとをさらに含む、
請求項1に記載の感知サービスの実現方法。
【請求項8】
前記第1アクセスネットワークデバイスが感知信号を送信する場合、前記感知サービスの実現方法は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知信号のリソース設定、前記感知信号の受信のトリガ条件、前記測定結果の報告手段のうちの少なくとも1つを含む測定設定情報を送信するステップをさらに含み、或いは、
前記第1アクセスネットワークデバイスが感知信号を受信する場合、前記感知サービスの実現方法は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記感知信号のリソース設定を含む感知信号の設定情報を送信するステップをさらに含む、
請求項7に記載の感知サービスの実現方法。
【請求項9】
コアネットワークデバイスが、端末の感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信するステップであって、前記第1アクセスネットワークデバイスが、前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであるステップを含み、
前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである、
感知サービスの実現方法。
【請求項10】
前記感知指示情報は、
前記端末が感知タスクの実行を許可するか否か、
前記端末の感知能力、
前記端末の位置が一定であるか否か、
前記端末が感知測定ユニットであるか否か、のうちの少なくとも1つを指示するためのものである、
請求項9に記載の感知サービスの実現方法。
【請求項11】
端末が、感知指示情報を第1アクセスネットワークデバイスへ送信するステップであって、前記第1アクセスネットワークデバイスが前記端末のサービスのアクセスネットワークデバイスであるステップを含み、
前記感知指示情報は、前記第1アクセスネットワークデバイスが、端末に関連付けられていないメッセージである感知測定要求メッセージを受信した場合に、感知タスクを実行するための端末を決定するためのものである、
感知サービスの実現方法。
【請求項12】
前記感知指示情報は、
前記端末が感知タスクの実行を許可するか否か、
前記端末の感知能力、
前記端末の位置が一定であるか否か、
前記端末が感知測定ユニットであるか否か、のうちの少なくとも1つを指示するためのものである、
請求項11に記載の感知サービスの実現方法。
【請求項13】
プロセッサ、メモリ、及び、前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項11又は請求項12に記載の感知サービスの実現方法を実現する、端末。
【請求項14】
プロセッサ、メモリ、及び、前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の感知サービスの実現方法を実現する、アクセスネットワークデバイス。
【請求項15】
プロセッサ、メモリ、及び、前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項9又は請求項10に記載の感知サービスの実現方法を実現する、コアネットワークデバイス。
【国際調査報告】