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特表2024-537479リソース決定方法、装置、デバイスおよび記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-10
(54)【発明の名称】リソース決定方法、装置、デバイスおよび記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/1273 20230101AFI20241003BHJP
   H04W 72/232 20230101ALI20241003BHJP
【FI】
H04W72/1273
H04W72/232
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024525169
(86)(22)【出願日】2021-11-03
(85)【翻訳文提出日】2024-04-25
(86)【国際出願番号】 CN2021128427
(87)【国際公開番号】W WO2023077302
(87)【国際公開日】2023-05-11
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】リ,ミンジュ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD17
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ13
5K067JJ21
(57)【要約】
【課題】本出願は、リソース決定方法、装置、デバイスおよび記憶媒体を開示し、移動通信の分野に関する。
【解決手段】当該方法は、端末が、n個のPDCCH候補セットによって伝送されたDCIに基づいて、DCIによって指示されるPDSCHに対応する仮想リソースブロックを決定するステップと、仮想リソースブロックとターゲットCORESETの物理リソースブロックの位置とに基づいて、PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定するステップと、を含み、ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうちの1つに属し、m個のCORESETには、n個のPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETが含まれ、ターゲットCORESETは、m個のCORESETの情報に基づいて決定される。本出願は、複数のCORESETが存在する場合にCORESETに基づいて物理リソースブロックの位置を決定する問題が解決され、物理リソースブロックを決定する正確性を向上させる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末によって実行されるリソース決定方法であって、
n個の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)候補セットによって伝送されたダウンリンク制御情報(DCI)に基づいて、前記DCIによって指示される物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)に対応する仮想リソースブロックを決定するステップと、
前記仮想リソースブロックと、ターゲット制御リソースセット(CORESET)の物理リソースブロック(PRB)の位置とに基づいて、前記PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定するステップと、を含み、
前記ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうちの1つに属し、前記m個のCORESETには、前記n個のPDCCH候補セットに対応するサーチスペースセット(SS set)に関連付けられたCORESETが含まれ、nは1より大きい整数であり、mは1より大きい整数である、
ことを特徴とするリソース決定方法。
【請求項2】
前記ターゲットCORESETは、
前記ターゲットCORESETは、前記m個のCORESETのうち、CORESET識別子が最も小さいCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記SS setのうちSS set識別子が最も小さいSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記m個のCORESETのうち、CORESETが占有する周波数領域リソースにおける開始PRB番号が最も小さいPRBに対応するCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、および、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、のうちの少なくとも1つである、
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース決定方法。
【請求項3】
前記n個のPDCCH候補セットをモニタし、前記PDCCH候補セットによって伝送された前記DCIを取得するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のリソース決定方法。
【請求項4】
前記m個のCORESETの周波数領域リソースが異なる、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のリソース決定方法。
【請求項5】
前記n個のPDCCH候補セットに対応するSS setは、共通サーチスペースセット(Common SS set)である、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のリソース決定方法。
【請求項6】
前記DCIのフォーマットは、DCI format 1_0である、
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のリソース決定方法。
【請求項7】
前記n個のPDCCH候補セットの識別子が同じである、
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載のリソース決定方法。
【請求項8】
前記n個のPDCCH候補セットに対応するSS setはリンク関係を有する、
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載のリソース決定方法。
【請求項9】
前記仮想リソースブロックと前記物理リソースブロックとの間のマッピング関係は、非インターリーブマッピングである、
ことを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載のリソース決定方法。
【請求項10】
ネットワークデバイスによって実行されるリソース決定方法であって、
n個のPDCCH候補セットに基づいて、PDSCHに対応する仮想リソースブロックを指示するDCIを端末に送信するステップを含み、
前記仮想リソースブロックは、ターゲットCORESETの物理リソースブロック(PRB)の位置とともに、前記PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定し、前記ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうちの1つに属し、前記m個のCORESETには、前記n個のPDCCH候補セットに対応するサーチスペースセット(SS set)に関連付けられたCORESETが含まれ、nは1より大きい整数であり、mは1より大きい整数である、
ことを特徴とするリソース決定方法。
【請求項11】
前記ターゲットCORESETは、
前記ターゲットCORESETは、前記m個のCORESETのうち、CORESET識別子が最も小さいCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記SS setのうちSS set識別子が最も小さいSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記m個のCORESETのうち、CORESETが占有する周波数領域リソースにおける開始PRB番号が最も小さいPRBに対応するCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、および、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、のうちの少なくとも1つである、
ことを特徴とする請求項10に記載のリソース決定方法。
【請求項12】
前記m個のCORESETの周波数領域リソースが異なる、
ことを特徴とする請求項10または11に記載のリソース決定方法。
【請求項13】
前記n個のPDCCH候補セットに対応するSS setは、Common SS setである、
ことを特徴とする請求項10~12のいずれか1項に記載のリソース決定方法。
【請求項14】
前記DCIのフォーマットは、DCI format 1_0である、
ことを特徴とする請求項10~13のいずれか1項に記載のリソース決定方法。
【請求項15】
前記n個のPDCCH候補セットの識別子が同じである、
ことを特徴とする請求項10~14のいずれか1項に記載のリソース決定方法。
【請求項16】
前記n個のPDCCH候補セットに対応するSS setはリンク関係を有する、
ことを特徴とする請求項10~15のいずれか1項に記載のリソース決定方法。
【請求項17】
前記仮想リソースブロックと前記物理リソースブロックとの間のマッピング関係は、非インターリーブマッピングである、
ことを特徴とする請求項10~16のいずれか1項に記載のリソース決定方法。
【請求項18】
n個のPDCCH候補セットによって伝送されたダウンリンク制御情報(DCI)に基づいて、前記DCIによって指示される物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)に対応する仮想リソースブロックを決定するリソースブロック決定モジュールと、
前記仮想リソースブロックと、ターゲット制御リソースセット(CORESET)の物理リソースブロック(PRB)の位置とに基づいて、前記PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定する位置決定モジュールと、を含み、
前記ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうちの1つに属し、前記m個のCORESETには、前記n個のPDCCH候補セットに対応するサーチスペースセット(SS set)に関連付けられたCORESETが含まれ、nは1より大きい整数であり、mは1より大きい整数である、
ことを特徴とするリソース決定装置。
【請求項19】
前記ターゲットCORESETは、
前記ターゲットCORESETは、前記m個のCORESETのうち、CORESET識別子が最も小さいCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記SS setのうちSS set識別子が最も小さいSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記m個のCORESETのうち、CORESETが占有する周波数領域リソースにおける開始PRB番号が最も小さいPRBに対応するCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、および、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、のうちの少なくとも1つである、
ことを特徴とする請求項18に記載のリソース決定装置。
【請求項20】
前記n個のPDCCH候補セットをモニタし、前記PDCCH候補セットによって伝送された前記DCIを取得するモニタモジュールをさらに含む、
ことを特徴とする請求項18または19に記載のリソース決定装置。
【請求項21】
前記m個のCORESETの周波数領域リソースが異なる、
ことを特徴とする請求項18~20のいずれか1項に記載のリソース決定装置。
【請求項22】
前記n個のPDCCH候補セットに対応するSS setは、共通サーチスペースセット(Common SS set)である、
ことを特徴とする請求項18~21のいずれか1項に記載のリソース決定装置。
【請求項23】
前記DCIのフォーマットは、DCI format 1_0である、
ことを特徴とする請求項18~22のいずれか1項に記載のリソース決定装置。
【請求項24】
前記n個のPDCCH候補セットの識別子が同じである、
ことを特徴とする請求項18~23のいずれか1項に記載のリソース決定装置。
【請求項25】
前記n個のPDCCH候補セットに対応するSS setはリンク関係を有する、
ことを特徴とする請求項18~24のいずれか1項に記載のリソース決定装置。
【請求項26】
前記仮想リソースブロックと前記物理リソースブロックとの間のマッピング関係は、非インターリーブマッピングである、
ことを特徴とする請求項18~25のいずれか1項に記載のリソース決定装置。
【請求項27】
n個のPDCCH候補セットに基づいて、PDSCHに対応する仮想リソースブロックを指示するDCIを端末に送信する送信モジュールを含み、
前記仮想リソースブロックは、ターゲットCORESETの物理リソースブロック(PRB)の位置とともに、前記PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定し、前記ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうちの1つに属し、前記m個のCORESETには、前記n個のPDCCH候補セットに対応するサーチスペースセット(SS set)に関連付けられたCORESETが含まれ、nは1より大きい整数であり、mは1より大きい整数である、
ことを特徴とするリソース決定装置。
【請求項28】
前記ターゲットCORESETは、
前記ターゲットCORESETは、前記m個のCORESETのうち、CORESET識別子が最も小さいCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記SS setのうちSS set識別子が最も小さいSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記m個のCORESETのうち、CORESETが占有する周波数領域リソースにおける開始PRB番号が最も小さいPRBに対応するCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、および、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、のうちの少なくとも1つである、
ことを特徴とする請求項27に記載のリソース決定装置。
【請求項29】
前記m個のCORESETの周波数領域リソースが異なる、
ことを特徴とする請求項27または28に記載のリソース決定装置。
【請求項30】
前記n個のPDCCH候補セットに対応するSS setは、Common SS setである、
ことを特徴とする請求項27~29のいずれか1項に記載のリソース決定装置。
【請求項31】
前記DCIのフォーマットは、DCI format 1_0である、
ことを特徴とする請求項27~30のいずれか1項に記載のリソース決定装置。
【請求項32】
前記n個のPDCCH候補セットの識別子が同じである、
ことを特徴とする請求項27~31のいずれか1項に記載のリソース決定装置。
【請求項33】
前記n個のPDCCH候補セットに対応するSS setはリンク関係を有する、
ことを特徴とする請求項27~32のいずれか1項に記載のリソース決定装置。
【請求項34】
前記仮想リソースブロックと前記物理リソースブロックとの間のマッピング関係は、非インターリーブマッピングである、
ことを特徴とする請求項27~33のいずれか1項に記載のリソース決定装置。
【請求項35】
端末であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに接続された送受信機と、を含み、
前記プロセッサは、実行可能な命令をロードし実行して、請求項1~9のいずれか1項に記載のリソース決定方法を実現するように構成される、
ことを特徴とする端末。
【請求項36】
ネットワークデバイスであって、
プロセッサと、
前記プロセッサに接続された送受信機と、を含み、
前記プロセッサは、実行可能な命令をロードし実行して、請求項10~17のいずれか1項に記載のリソース決定方法を実現するように構成される、
ことを特徴とするネットワークデバイス。
【請求項37】
実行可能なプログラムコードが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記実行可能なプログラムコードがプロセッサによってロードされ実行されて、請求項1~17のいずれか1項に記載のリソース決定方法が実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、移動通信の分野に関し、特に、リソース決定方法、装置、デバイスおよび記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
NR(New Radio、新しい無線)システムでは、複数のTRP(Transmission/Receive Point、送受信ポイント)で同じPDCCH(Physical Downlink Control Channel、物理ダウンリンク制御チャネル)を送信することを実現するために、ネットワークデバイスは、複数のCORESET(Control Resource Set、制御リソースセット)を設定し、各CORESETに1つのTCI(Transmission Configuration Indication、伝送設定指示)状態が対応して設定され、さらに複数のCORESETに関連付けられたSS set(Search Space set、サーチスペースセット)をそれぞれ設定することができ、つまり、各々のCORESETおよびCORESETに対応するTCI状態にそれぞれ関連付けられた複数のSS setを設定している。しかしながら、複数のPDCCH candidate(候補セット)に対応するSS setに関連付けられたCORESETが複数存在するため、どのようにCORESETに基づいてPDSCHの物理リソースブロックの位置を決定するかが解決すべき緊急の問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本出願の実施例は、複数のCORESETが存在する場合にCORESETに基づいて物理リソースブロックの位置を決定する問題を解決し、物理リソースブロックを決定する正確性を向上させた、リソース決定方法、装置、デバイス及び記憶媒体を提供する。かかる技術案は次のとおりである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本出願の一態様によれば、端末によって実行されるリソース決定方法であって、n個のPDCCH候補セットによって伝送されたDCIに基づいて、前記DCIによって指示されるPDSCHに対応する仮想リソースブロックを決定するステップと、前記仮想リソースブロックとターゲットCORESETの物理リソースブロック(PRB)の位置とに基づいて、前記PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定するステップと、を含み、 前記ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうちの1つに属し、前記m個のCORESETには、前記n個のPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETが含まれ、nは1より大きい整数であり、mは1より大きい整数である、リソース決定方法が提供される。
【0005】
本出願の一態様によれば、ネットワークデバイスによって実行されるリソース決定方法であって、n個のPDCCH候補セットに基づいて、PDSCHに対応する仮想リソースブロックを指示するDCIを端末に送信するステップを含み、前記仮想リソースブロックは、ターゲットCORESETの物理リソースブロックの位置とともに、前記PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定し、前記ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうちの1つに属し、前記m個のCORESETには、前記n個のPDCCH候補セットに対応するサーチスペースセット(SS set)に関連付けられたCORESETが含まれ、nは1より大きい整数であり、mは1より大きい整数である、リソース決定方法が提供される。
【0006】
本出願の一態様によれば、n個のPDCCH候補セットによって伝送されたダウンリンク制御情報(DCI)に基づいて、前記DCIによって指示されるPDSCHに対応する仮想リソースブロックを決定するリソースブロック決定モジュールと、前記仮想リソースブロックとターゲット制御リソースセット(CORESET)の物理リソースブロックの位置とに基づいて、前記PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定する位置決定モジュールと、を含み、前記ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうちの1つに属し、前記m個のCORESETには、前記n個のPDCCH候補セットに対応するサーチスペースセット(SS set)に関連付けられたCORESETが含まれ、nは1より大きい整数であり、mは1より大きい整数である、リソース決定装置が提供される。
【0007】
本出願の一態様によれば、n個のPDCCH候補セットに基づいて、PDSCHに対応する仮想リソースブロックを指示するDCIを端末に送信する送信モジュールを含み、前記仮想リソースブロックは、ターゲットCORESETの物理リソースブロックの位置とともに、前記PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定し、前記ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうちの1つに属し、前記m個のCORESETには、前記n個のPDCCH候補セットに対応するサーチスペースセット(SS set)に関連付けられたCORESETが含まれ、nは1より大きい整数であり、mは1より大きい整数である、リソース決定装置が提供される。
【0008】
本出願の一態様によれば、プロセッサと、プロセッサに接続された送受信機と、プロセッサの実行可能な命令を記憶するためのメモリとを含み、プロセッサは、実行可能な命令をロードし実行して、上記態様に記載のリソース決定方法を実現するように構成される、端末が提供される。
【0009】
本出願の一態様によれば、プロセッサと、プロセッサに接続された送受信機と、プロセッサの実行可能な命令を記憶するためのメモリとを含み、プロセッサは、実行可能な命令をロードし実行して、上記態様に記載のリソース決定方法を実現するように構成される、ネットワークデバイスが提供される。
【0010】
本出願の一態様によれば、実行可能なプログラムコードが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、実行可能なプログラムコードはプロセッサによってロードされ実行されて、上記態様に記載のリソース決定方法が実現される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供される。
【0011】
本出願の一態様によれば、プログラマブル論理回路および/またはプログラム命令を含むチップであって、前記チップが端末またはネットワークデバイス上で実行される場合、上記態様に記載のリソース決定方法が実現される、チップが提供される。
【0012】
例示的な一実施例では、コンピュータプログラム製品が提供され、前記コンピュータプログラム製品が端末またはネットワークデバイスのプロセッサによって実行される場合、上記態様に記載のリソース決定方法が実現される。
【発明の効果】
【0013】
本出願の実施例によって提供される技術案は、少なくとも以下の有益な効果を奏する。
本出願の実施例によって提供される方法、装置、デバイスおよび記憶媒体によれば、端末は、n個のPDCCH候補セットに対応するCORESETからターゲットCORESETを選択し、当該ターゲットCORESETに対応する物理リソースブロックの位置と、PDCCH候補セットによって伝送されるDCIとに基づいて、当該DCIによってスケジューリングされたPDSCHに対応する物理リソースブロックの位置を決定する。これにより、複数のCORESETが存在する場合にCORESETに基づいて物理リソースブロックの位置を決定する問題が解決され、物理リソースブロックを決定する正確性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本出願の実施例における技術案をより明確に説明するために、実施例の説明に使用する必要がある図面を以下に簡単に説明するが、以下の説明における図面は、本出願の一部の実施例にすぎないことは明らかである。当業者であれば、創作的な努力をすることなく、これらの図面に基づいて他の図面を取得することもできる。
【0015】
図1】本出願の例示的な一実施例によって提供される通信システムのブロック図を示す。
図2】本出願の例示的な一実施例によって提供されるリソース決定方法のフローチャートを示す。
図3】本出願の例示的な一実施例によって提供されるリソース決定方法のフローチャートを示す。
図4】本出願の例示的な一実施例によって提供されるリソース決定装置のブロック図を示す。
図5】本出願の例示的な一実施例によって提供されるリソース決定装置のブロック図を示す。
図6】本出願の例示的な一実施例によって提供されるリソース決定装置のブロック図を示す。
図7】本出願の例示的な一実施例によって提供される通信デバイスの概略構成図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本出願の目的、技術案、および利点をより明確にするために、本出願の実施形態を、図面と合わせて以下にさらに詳細に説明する。
【0017】
本明細書では例示的な実施例を詳細に説明し、その例を添付の図面に示す。以下の説明が図面を参照する場合、別段の示しがない限り、異なる図面における同じ数字は同じまたは類似の要素を指す。以下の例示的な実施例で説明される実施形態は、本出願と一致するすべての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲に詳述される本出願の一部の態様と一致する装置および方法の例にすぎない。
【0018】
本出願で使用される用語は、特定の実施例を説明することのみを目的としており、本出願を限定することを意図するものではない。本出願および添付の特許請求の範囲で使用される単数形「1種」、「前記」および「当該」は、文脈上明らかに別段の意味がない限り、複数形も含むものとする。また、本明細書で使用される「および/または」という用語は、関連する列挙された1つまたは複数の項目のあらゆるまたはすべての可能な組み合わせを指し、これらを含むことも理解されたい。
【0019】
本出願では、第1、第2、第3などの用語を使用して様々な情報を説明するかもしれないが、これらの情報はこれらの用語に限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は、同じ種類の情報を互いに区別するためにのみ使用される。たとえば、本出願の範囲から逸脱しない場合、第1の情報は第2の情報と呼ばれてもよい。同様に、第2の情報は第1の情報と呼ばれてもよい。文脈によっては、たとえば、本明細書で使用される「…すると、」という単語は、「…場合」または「…とき」または「決定に応じて」と解釈される場合がある。
【0020】
以下に、本出願の適用シナリオについて説明する。
図1は、本出願の例示的な一実施例によって提供される通信システムのブロック図を示しており、当該通信システムは、端末10とネットワークデバイス20とを含むことができる。
【0021】
端末デバイス10の数は通常複数であり、各ネットワークデバイス20が管理するセル内に1つまたは複数の端末デバイス10が分散されていてもよい。端末デバイス10は、無線通信機能を備えた様々なハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、コンピューティングデバイスまたは無線モデムに接続された他の処理デバイス、並びに様々な形態のユーザイクイップメント(User Equipment、UE )、移動局(Mobile Station、MS)などを含むことができる。説明の便宜上、本出願の実施例では、上記デバイスを総称して端末と呼ぶ。
【0022】
ネットワークデバイス20は、アクセスネットワークに設置されて、端末10に無線通信機能を提供する装置である。ネットワークデバイス20は、様々な形態のマクロ基地局、マイクロ基地局、中継局、アクセスポイントを含むことができる。異なる無線アクセス技術を使用するシステムでは、ネットワークデバイス機能を備えるデバイスの名称が異なる場合があり、たとえば、5G NRシステムでは、gNodeBまたはgNBと呼ばれる。通信技術の進化に伴い、「ネットワークデバイス」という名称も変わる可能性がある。説明の便宜上、本出願の実施例では、端末10に無線通信機能を提供する上記デバイスを総称してネットワークデバイスと呼ぶ。ネットワークデバイス20と端末10との間にはエアインターフェースを介して接続を確立することができ、その接続を介して、シグナリングおよびデータのインタラクションを含む通信を実行することができる。ネットワークデバイス20は複数であってもよく、隣接する2つのネットワークデバイス20間の通信は有線または無線で行われてもよい。端末10は、異なるネットワークデバイス20間で切り替えることができ、すなわち、異なるネットワークデバイス20と接続することができる。
【0023】
本出願の実施例では、「5G NRシステム」は、5GシステムまたはNRシステムと呼ばれることもあるが、当業者であればその意味を理解することができる。本出願の実施例で説明される技術案は、5G NRシステムに適用されてもよいし、5G NRシステムの後続の進化システムに適用されてもよい。
【0024】
図2は、本出願の例示的な一実施例によって提供されるリソース決定方法のフローチャートを示しており、図1に示す端末に適用される。当該方法は、以下の内容の少なくとも一部を含む。
【0025】
ステップ201において、ネットワークデバイスがn個のPDCCH候補セットに基づいて、PDSCHに対応する仮想リソースブロックを指示するDCIを端末に送信する。
【0026】
本出願の実施例では、ネットワークデバイスがサービスデータを伝送する必要がある場合、n個のPDCCH候補セットに基づいて、DCIを端末に送信し、当該DCIにより、サービスデータ伝送用のPDSCHに対応する仮想リソースブロックを指示する必要がある。当該仮想リソースブロックと物理リソースブロックとの間にはマッピング関係を有するため、当該仮想リソースブロックに基づいて物理リソースブロックの位置を決定することができる。
【0027】
ステップ202において、端末が、ネットワークデバイスから送信されたDCIを受信する。
ステップ203において、端末が、n個のPDCCH候補セットによって伝送されたDCIに基づいて、DCIによって指示されるPDSCHに対応する仮想リソースブロックを決定する。
ステップ204において、端末が、仮想リソースブロックとターゲットCORESETの物理リソースブロックの位置とに基づいて、PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定する。
【0028】
ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうちの1つに属し、m個のCORESETには、n個のPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETが含まれる。本出願の実施例において、nは1より大きい整数であり、mは1より大きい整数である。
物理リソースブロックは、時間領域で連続するシンボルであり、且つ周波数領域で連続するサブキャリアである。当該仮想リソースブロックは、対応する物理リソースブロックと同じサイズである。
【0029】
m個のCORESETの各CORESETはいずれも1つのTCI状態に対応し、ネットワークデバイスは、MAC CEに含まれるTCI状態により、対応するCORESETをアクティブにする。そして、各CORESETには少なくとも1つのSS setが関連付けられているが、1つのSS setは1つのCORESETにのみ関連付けられ、且つ各SS setは1つのPDCCH候補セットに対応する。これは、本出願の実施例では、n個のPDCCH候補セットの各PDCCH候補セットがいずれも1つのSS setに対応し、各SS setが1つのCORESETに関連付けられていることを意味する。
【0030】
本出願の実施例では、ネットワークデバイスは、DCIにより、PDSCHに対応する仮想リソースブロックを指示することができ、端末は、DCIを受信した後、当該DCIによって指示される仮想リソースブロックの番号を決定するとともに、ターゲットCORESETが占有する物理リソースブロックの位置を決定することができる。したがって、端末は、仮想リソースブロックの番号と、ターゲットCORESETが占有する物理リソースブロックとに基づいて、PDSCHに対応する物理リソースブロックの位置を決定することができる。
【0031】
いくつかの実施例では、端末は、仮想リソースブロックの番号と、ターゲットCORESETが占有する物理リソースブロックのうち番号が最も小さい物理リソースブロックの位置とに基づいて、PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定する。ターゲットCORESETが占有する周波数領域リソースは複数の連続した物理リソースブロックを含み、ターゲットCORESETが占有する物理リソースブロックのうち番号が最も小さい物理リソースブロックはターゲットCORESETが占有する開始PRBであり、すなわち最も低い周波数位置に位置するPRBであることが理解できる。
【0032】
選択的に、仮想リソースブロックと物理リソースブロックとはマッピング関係を有するため、端末は、仮想リソースブロックの番号と、ターゲットCORESETが占有する物理リソースブロックのうち番号が最も小さい物理リソースブロックの番号との番号合計を取得し、当該番号合計によって指示される物理リソースブロックの位置を、PDSCHの物理リソースブロックの位置として決定する。
【0033】
端末が仮想リソースブロックの番号nを取得すると、それは物理リソースブロックn+Nstartに対応し、Nstartは、ターゲットCORESETが占有する物理リソースブロックのうち番号が最も小さい物理リソースブロックであることも理解できる。
【0034】
なお、本出願の実施例は、単に説明のための例としてステップ201~204を取り上げた。別の実施例では、ネットワークデバイスによって実行されるステップは、1つのステップとして個別に実現することができ、端末によって実行されるステップは、1つのステップとして個別に実現することができる。
【0035】
なお、本出願の実施例では、n個のPDCCH候補セットのすべてによって伝送されるDCIは同じDCIである。
【0036】
いくつかの実施例では、m個のCORESETの周波数領域リソースは、異なる。
このうち、m個のCORESETの各CORESETは、いずれも周波数領域リソースに対応し、各CORESETの周波数領域リソースは異なるため、本出願の実施例では、端末は、m個のCORESETからターゲットCORESETを決定し、その後、当該ターゲットCORESETの開始PRBに基づいて、PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定する必要がある。
【0037】
本出願の実施例では、m個のCORESETの周波数領域リソースが異なる場合、m個のCORESETからターゲットCORESETを決定することができ、その後、PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定することができ、これにより、複数のCORESETの周波数領域リソースが異なる場合でも、物理リソースブロックの位置を決定することができ、物理リソースブロックを決定する正確性が向上する。
【0038】
別の実施例では、n個のPDCCH候補セットに対応するSS setはCommon SS setである。
このうち、n個のPDCCH候補セットの各PDCCH候補セットはいずれも1つのSS setに対応し、各PDCCH候補セットに対応するSS setはCommon SS setである。この場合、端末は、受信されたDCIに基づいて仮想リソースブロックの番号を決定し、その後、当該仮想リソースブロックに基づいてPDSCHの物理リソースブロックの位置を決定することができる。
【0039】
本出願の実施例では、PDCCH候補セットに対応するSS setがCommon SS setであると決定された場合、DCIによって指示される仮想リソースと、ターゲットCORESETとに基づいて、PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定する。これにより、物理リソースブロックを決定する正確性が向上する。
【0040】
別の実施例では、DCIのフォーマットは、DCI format 1_0である。
端末は、PDCCH候補セットによって送信されたDCIを受信した後、当該DCIのフォーマットがDCI format 1_0であると決定すると、受信されたDCIに基づいて仮想リソースブロックの番号を決定し、その後、当該仮想リソースブロックの番号に基づいて、PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定することができる。
【0041】
本出願の実施例では、DCIのフォーマットがDCI format 1_0であると決定された場合、当該DCIによって指示される仮想リソースブロックと、ターゲットCORESETとに基づいて、PDSCHの物理リソースブロックの位置が決定される。これにより、物理リソースブロックを決定する正確性が向上する。
【0042】
別の実施例では、n個のPDCCH候補セットの識別子が同じである。
n個のPDCCH候補セットの識別子が同じである場合、これらのn個のPDCCH候補セットは、同じDCIを伝送することができる。
【0043】
本出願の実施例では、n個のPDCCH候補セットの識別子が同じであるため、n個のPDCCH候補セットが同じDCIを伝送することが確保され、DCIを伝送する正確性が向上する。
【0044】
別の実施例では、n個のPDCCH候補セットに対応するSS setはリンク関係を有する。
n個のPDCCH候補セットに対応するSS setがリンク関係を有する場合、リンク関係を有するSS setに対応するPDCCH候補セットもリンク関係を有することを意味するため、これらのn個のPDCCH候補セットもリンク関係を有し、これらのn個のPDCCH候補セットは同じDCIを伝送することができる。
【0045】
本出願の実施例では、n個のPDCCH候補セットに対応するSS setはリンク関係を有するので、n個のPDCCH候補セットもリンク関係を有し、これらのn個のPDCCH候補セットは、同じDCIを伝送することができ、DCIを伝送する正確性を向上させる。
【0046】
別の実施例では、仮想リソースブロックと物理リソースブロックとの間のマッピング関係は、非インターリーブマッピングである。
【0047】
本出願の実施例によって提供される方法では、端末は、n個のPDCCH候補セットに対応するCORESETからターゲットCORESETを選択し、当該ターゲットCORESETに対応する物理リソースブロックの位置と、PDCCH候補セットによって伝送されるDCIとに基づいて、当該DCIによってスケジューリングされたPDSCHに対応する物理リソースブロックの位置を決定する。これにより、複数のCORESETが存在する場合にCORESETに基づいて物理リソースブロックの位置を決定する問題が解決され、物理リソースブロックを決定する正確性を向上する。
【0048】
図2に示す実施例に基づいて、ターゲットCORESETは、m個のCORESETの情報に基づいて決定されることは、以下(1)~(7)の少なくとも1つを含む。
【0049】
(1)ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうち、CORESET識別子が最も小さいCORESETである。
このうち、各CORESETはいずれもCORESET識別子に対応しており、m個のCORESETのうち、CORESET識別子が最も小さいCORESETがターゲットCORESETとして決定される。
たとえば、1つ目のCORESETのCORESET識別子が1であり、2番目のCORESETのCORESET識別子が2である場合、1つ目のCORESETがターゲットCORESETとして決定される。
【0050】
(2)ターゲットCORESETは、SS setのうちSS set標識子が最も小さいSS setに関連付けられたCORESETである。
このうち、各PDCCH候補セットはSS setに対応し、各PDCCH候補セットに対応するSS setのうちSS set識別子が最も小さいSS setに関連付けられたCORESETがターゲットCORESETとして決定される。
たとえば、1つ目のPDCCH候補セットがSS set1に対応し、2つ目のPDCCH候補セットがSS set2に対応する場合、SS set1に関連付けられたCORESETがターゲットCORESETとして決定される。
【0051】
(3)ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうち、CORESETが占有する周波数領域リソースにおける開始PRB番号が最も小さいPRBに対応するCORESETである。
このうち、各CORESETはいずれも周波数領域リソースを占有し、周波数領域リソースに複数のPRBが含まれ、ターゲットCORESETを決定する際には、m個のCORESETのうち、CORESETが占有する周波数領域リソースにおける開始PRB番号が最も小さいPRBに対応するCORESETがターゲットCORESETとして決定される。
【0052】
なお、本出願に含まれるすべての実施例において、PRBはリソースブロック(Resource Block、RB)に置き換えることができる。
また、PRBの番号が小さいほど、PRBが指示する周波数領域の位置は下位となる。
たとえば、1つ目のCORESETがPRB4、PRB5、及びPRB6を含み、2つ目のCORESETがPRB3、PRB4、及びPRB5を含む場合、PRB3に対応するCORESETがターゲットCORESETとして決定される。
【0053】
(4)ターゲットCORESETは、n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETである。
このうち、n個のPDCCH候補セットの送信開始時間が異なるため、ターゲットCORESETを決定する際には、送信開始時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETがターゲットCORESETとして決定される。
たとえば、1つ目のPDCCH候補セットの送信開始時間が第1のスロットのシンボル0であり、2番目のPDCCH候補セットの送信開始時間が第1のスロットのシンボル7である場合、送信開始時間がシンボル0である1つ目のPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETがターゲットCORESETとして決定される。
【0054】
(5)ターゲットCORESETは、n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETである。
このうち、n個のPDCCH候補セットの送信開始時間が異なるため、ターゲットCORESETを決定する際には、送信開始時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETがターゲットCORESETとして決定される。
たとえば、1つ目のPDCCH候補セットの送信開始時間が第1のスロットのシンボル0であり、2番目のPDCCH候補セットの送信開始時間が第1のスロットのシンボル7である場合、送信開始時間がシンボル7である2つ目のPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETがターゲットCORESETとして決定される。
【0055】
(6)ターゲットCORESETは、n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETである。
このうち、n個のPDCCH候補セットの送信終了時間が異なるため、ターゲットCORESETを決定する際には、送信終了時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに対応付けられたCORESETがターゲットCORESETとして決定される。
たとえば、1つ目のPDCCH候補セットの送信終了時間が第1のスロットのシンボル3であり、2番目のPDCCH候補セットの送信終了時間が第1のスロットのシンボル10である場合、送信終了時間がシンボル10である1つ目のPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETがターゲットCORESETとして決定される。
【0056】
(7)ターゲットCORESETは、n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETである。
このうち、n個のPDCCH候補セットの送信終了時間が異なるため、ターゲットCORESETを決定する際には、送信終了時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETがターゲットCORESETとして決定される。
たとえば、1つ目のPDCCH候補セットの送信終了時間が第1のスロットのシンボル3であり、2つ目のPDCCH候補セットの送信終了時間が第1のスロットのシンボル10である場合、送信終了時間がシンボル10である2つ目のPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETがターゲットCORESETとして決定される。
【0057】
本出願の実施例によって提供される方法は、CORESETに対応する情報に基づいて、m個のCORESETからターゲットCORESETを選択する。これにより、複数のCORESETが存在する場合にCORESETに基づいてPDSCHの物理リソースブロックを決定できないという問題が解決され、物理リソースブロックを決定する正確性が向上する。
【0058】
図2に示す実施例に基づいて、ネットワークデバイスは、DCIを端末に送信し、端末は、DCIを受信するためにn個のPDCCH候補セットをモニタする。図3を参照すると、当該方法は、以下のステップ301をさらに含む。
【0059】
ステップ301において、端末がn個のPDCCH候補セットをモニタし、PDCCH候補セットによって伝送されたDCIを取得する。
【0060】
本出願の実施例では、端末は、n個のPDCCH候補セットのブラインド検出を行うことにより、n個のPDCCH候補セットの各PDCCH候補セットによって伝送されるDCIをモニタすることができ、その後、端末は、DCIに基づいてPDSCHの物理リソースブロックの位置を決定することができる。
【0061】
図4は、本出願の例示的な一実施例によって提供されるリソース決定装置のブロック図を示す。図4を参照すると、当該装置は、n個のPDCCH候補セットによって伝送されたDCIに基づいて、DCIによって指示されるPDSCHに対応する仮想リソースブロックを決定するリソースブロック決定モジュール401と、仮想リソースブロックとターゲット制御リソースセット(CORESET)の物理リソースブロックの位置とに基づいて、PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定する位置決定モジュール402と、を含み、ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうちの1つに属し、m個のCORESETには、n個のPDCCH候補セットに対応するサーチスペースセット(SS set)に関連付けられたCORESETが含まれ、nは1より大きい整数であり、mは1より大きい整数である。
【0062】
本出願の実施例によって提供される装置では、端末は、n個のPDCCH候補セットに対応するCORESETからターゲットCORESETを選択し、当該ターゲットCORESETに対応する物理リソースブロックの位置と、PDCCH候補セットによって伝送されたDCIとに基づいて、当該DCIによってスケジューリングされたPDSCHに対応する物理リソースブロックの位置を決定し、これにより、複数のCORESETが存在する場合にCORESETに基づいて物理リソースブロックの位置を決定する問題が解決され、物理リソースブロックを決定する正確性が向上する。
【0063】
いくつかの実施例では、ターゲットCORESETは以下のいずれか1つである。
ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうち、CORESET識別子が最も小さいCORESETである。
ターゲットCORESETは、SS setのうちSS set識別子が最も小さいSS setに関連付けられたCORESETである。
ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうち、CORESETが占有する周波数領域リソースにおける開始PRB番号が最も小さいPRBに対応するCORESETである。
ターゲットCORESETは、n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETである。
ターゲットCORESETは、n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETである。
ターゲットCORESETは、n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETである。
ターゲットCORESETは、n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETである。
【0064】
別の実施例では、図5を参照すると、装置は、n個のPDCCH候補セットをモニタし、PDCCH候補セットによって伝送されたDCIを取得するモニタモジュール403をさらに含む。
【0065】
別の実施例では、m個のCORESETの周波数領域リソースが異なる。
【0066】
別の実施例では、n個のPDCCH候補セットに対応するSS setは、Common SS setである。
【0067】
別の実施例では、DCIのフォーマットは、DCI format 1_0である。
【0068】
別の実施例では、n個のPDCCH候補セットの識別子が同じである。
【0069】
別の実施例では、n個のPDCCH候補セットに対応するSS setはリンク関係を有する。
【0070】
別の実施例では、仮想リソースブロックと物理リソースブロックとの間のマッピング関係は、非インターリーブマッピングである。
【0071】
なお、上記の実施例によって提供される装置について、その機能を実現する際に、上記の各機能モジュールの分割のみを例として説明したが、実際の使用では、上記の機能は、必要に応じて異なる機能モジュールに割り当てることができる。つまり、上記の機能のすべてまたは一部を実行するために、装置の内部構造を異なる機能モジュールに分割している。さらに、上記の実施例で提供される装置は方法の実施例と同じ思想に属し、その具体的な実現プロセスは方法の実施例を参照することができ、ここでは再度説明しない。
【0072】
図6は、本出願の例示的な一実施例によって提供されるリソース決定装置のブロック図を示す。図6を参照すると、当該装置は、n個のPDCCH候補セットに基づいて、PDSCHに対応する仮想リソースブロックを指示するDCIを端末に送信する送信モジュール601を含み、端末は、仮想リソースブロックとターゲットCORESETの物理リソースブロックの位置とに基づいて、PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定し、ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうちの1つに属し、m個のCORESETには、n個のPDCCH候補セットに対応するサーチスペースセット(SS set)に関連付けられたCORESETが含まれ、nは1より大きい整数であり、mは1より大きい整数である。
【0073】
本出願の実施例によって提供される装置では、端末は、n個のPDCCH候補セットに対応するCORESETからターゲットCORESETを選択し、当該ターゲットCORESETに対応する物理リソースブロックの位置と、PDCCH候補セットによって伝送されたDCIとに基づいて、当該DCIによってスケジューリングされたPDSCHに対応する物理リソースブロックの位置を決定し、これにより、複数のCORESETが存在する場合にCORESETに基づいて物理リソースブロックの位置を決定する問題が解決され、物理リソースブロックを決定する正確性が向上する。
【0074】
いくつかの実施例では、ターゲットCORESETは以下のいずれか1つである。
ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうち、CORESET識別子が最も小さいCORESETである。
ターゲットCORESETは、SS setのうちSS set識別子が最も小さいSS setに関連付けられたCORESETである。
ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうち、CORESETが占有する周波数領域リソースにおける開始PRB番号が最も小さいPRBに対応するCORESETである。
ターゲットCORESETは、n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETである。
ターゲットCORESETは、n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETである。
ターゲットCORESETは、n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETである。
ターゲットCORESETは、n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETである。
【0075】
別の実施例では、m個のCORESETの周波数領域リソースが異なる。
【0076】
別の実施例では、n個のPDCCH候補セットに対応するSS setは、Common SS setである。
【0077】
別の実施例では、DCIのフォーマットは、DCI format 1_0である。
【0078】
別の実施例では、n個のPDCCH候補セットの識別子が同じである。
【0079】
別の実施例では、n個のPDCCH候補セットに対応するSS setはリンク関係を有する。
【0080】
別の実施例では、仮想リソースブロックと物理リソースブロックとの間のマッピング関係は、非インターリーブマッピングである。
【0081】
なお、上記の実施例によって提供される装置について、その機能を実現する際に、上記の各機能モジュールの分割のみを例として説明したが、実際の使用では、上記の機能は、必要に応じて異なる機能モジュールに割り当てることができる。つまり、上記の機能のすべてまたは一部を実行するために、装置の内部構造を異なる機能モジュールに分割している。さらに、上記の実施例で提供される装置は方法の実施例と同じ思想に属し、その具体的な実現プロセスは方法の実施例を参照することができ、ここでは再度説明しない。
【0082】
図7は、本出願の例示的な一実施例によって提供される通信デバイスの概略構造図を示し、当該通信デバイスは、プロセッサ701、受信機702、送信機703、メモリ704、およびバス705を含む。
【0083】
プロセッサ701は、1つまたは複数のプロセッシングコアを含み、プロセッサ701は、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行することにより、様々な機能アプリケーションおよび情報処理を実行する。
受信機702および送信機703は1つの通信コンポーネントとして実現することができ、当該通信コンポーネントは1つの通信チップとすることができる。
メモリ704は、バス705を介してプロセッサ701に接続されている。
【0084】
メモリ704は、少なくとも1つのプログラムコードを記憶する。プロセッサ701は、当該少なくとも1つのプログラムコードを実行して、上記方法の実施例における各ステップを実現する。
【0085】
また、通信デバイスは、端末であってもよいし、ネットワークデバイスであってもよい。メモリ704は、任意のタイプの揮発性または不揮発性の記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現することができ、揮発性または不揮発性の記憶デバイスは、磁気ディスクまたは光ディスク、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)を含むが、これらに限定されない。
【0086】
例示的な実施例では、実行可能なプログラムコードが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体がさらに提供され、前記実行可能なプログラムコードがプロセッサによってロードされ実行されて、上記の各方法実施例によって提供される通信デバイスによって実行されるリソース決定方法が実現される。
【0087】
例示的な一実施例では、チップが提供され、前記チップは、プログラマブル論理回路および/またはプログラム命令を含み、前記チップが端末またはネットワークデバイス上で実行される場合、各方法の実施例によって提供されるリソース決定方法が実現される。
【0088】
例示的な一実施例では、コンピュータプログラム製品が提供され、前記コンピュータプログラム製品が端末またはネットワークデバイスのプロセッサによって実行される場合、上記各方法の実施例によって提供されるリソース決定方法が実現される。
【0089】
当業者は、上記実施例を実現するステップの全部または一部がハードウェアによって完成することができ、またはプログラムを介して関連するハードウェアに命令することによって完成することができ、前記プログラムがコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができ、上記記憶媒体が読み取り専用メモリ、磁気ディスク、または光ディスクなどであってもよいことを理解することができる。
【0090】
上記の説明は、本出願の選択可能な実施例に過ぎず、本出願を限定することを意図しておらず、本出願の精神及び原則の範囲内で行われたいかなる修正、同等の置換、改良などはすべて本出願の保護範囲に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2024-04-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末によって実行されるリソース決定方法であって、
n個の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)候補セットによって伝送されたダウンリンク制御情報(DCI)に基づいて、前記DCIによって指示される物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)に対応する仮想リソースブロックを決定するステップと、
前記仮想リソースブロックと、ターゲット制御リソースセット(CORESET)の物理リソースブロック(PRB)の位置とに基づいて、前記PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定するステップと、を含み、
前記ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうちの1つに属し、前記m個のCORESETには、前記n個のPDCCH候補セットに対応するサーチスペースセット(SS set)に関連付けられたCORESETが含まれ、nは1より大きい整数であり、mは1より大きい整数である、
ことを特徴とするリソース決定方法。
【請求項2】
前記ターゲットCORESETは、
前記ターゲットCORESETは、前記m個のCORESETのうち、CORESET識別子が最も小さいCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記SS setのうちSS set識別子が最も小さいSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記m個のCORESETのうち、CORESETが占有する周波数領域リソースにおける開始PRB番号が最も小さいPRBに対応するCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、および、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、のうちの少なくとも1つである、
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース決定方法。
【請求項3】
前記n個のPDCCH候補セットをモニタし、前記PDCCH候補セットによって伝送された前記DCIを取得するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース決定方法。
【請求項4】
前記m個のCORESETの周波数領域リソースが異なる、
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース決定方法。
【請求項5】
前記n個のPDCCH候補セットに対応するSS setは、共通サーチスペースセット(Common SS set)である、
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース決定方法。
【請求項6】
前記DCIのフォーマットは、DCI format 1_0である、
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース決定方法。
【請求項7】
前記n個のPDCCH候補セットの識別子が同じである、
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース決定方法。
【請求項8】
前記n個のPDCCH候補セットに対応するSS setはリンク関係を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース決定方法。
【請求項9】
前記仮想リソースブロックと前記物理リソースブロックとの間のマッピング関係は、非インターリーブマッピングである、
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース決定方法。
【請求項10】
ネットワークデバイスによって実行されるリソース決定方法であって、
n個のPDCCH候補セットに基づいて、PDSCHに対応する仮想リソースブロックを指示するDCIを端末に送信するステップを含み、
前記仮想リソースブロックは、ターゲットCORESETの物理リソースブロック(PRB)の位置とともに、前記PDSCHの物理リソースブロックの位置を決定し、前記ターゲットCORESETは、m個のCORESETのうちの1つに属し、前記m個のCORESETには、前記n個のPDCCH候補セットに対応するサーチスペースセット(SS set)に関連付けられたCORESETが含まれ、nは1より大きい整数であり、mは1より大きい整数である、
ことを特徴とするリソース決定方法。
【請求項11】
前記ターゲットCORESETは、
前記ターゲットCORESETは、前記m個のCORESETのうち、CORESET識別子が最も小さいCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記SS setのうちSS set識別子が最も小さいSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記m個のCORESETのうち、CORESETが占有する周波数領域リソースにおける開始PRB番号が最も小さいPRBに対応するCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信開始時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も早いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、および、
前記ターゲットCORESETは、前記n個のPDCCH候補セットのうち送信終了時間が最も遅いPDCCH候補セットに対応するSS setに関連付けられたCORESETであること、のうちの少なくとも1つである、
ことを特徴とする請求項10に記載のリソース決定方法。
【請求項12】
前記m個のCORESETの周波数領域リソースが異なる、
ことを特徴とする請求項10に記載のリソース決定方法。
【請求項13】
前記n個のPDCCH候補セットに対応するSS setは、Common SS setである、
ことを特徴とする請求項10に記載のリソース決定方法。
【請求項14】
前記DCIのフォーマットは、DCI format 1_0である、
ことを特徴とする請求項10に記載のリソース決定方法。
【請求項15】
前記n個のPDCCH候補セットの識別子が同じである、
ことを特徴とする請求項10に記載のリソース決定方法。
【請求項16】
前記n個のPDCCH候補セットに対応するSS setはリンク関係を有する、
ことを特徴とする請求項10に記載のリソース決定方法。
【請求項17】
前記仮想リソースブロックと前記物理リソースブロックとの間のマッピング関係は、非インターリーブマッピングである、
ことを特徴とする請求項10に記載のリソース決定方法。
【請求項18】
端末であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに接続された送受信機と、を含み、
前記プロセッサは、実行可能な命令をロードし実行して、請求項1~9のいずれか1項に記載のリソース決定方法を実現するように構成される、
ことを特徴とする端末。
【請求項19】
ネットワークデバイスであって、
プロセッサと、
前記プロセッサに接続された送受信機と、を含み、
前記プロセッサは、実行可能な命令をロードし実行して、請求項10~17のいずれか1項に記載のリソース決定方法を実現するように構成される、
ことを特徴とするネットワークデバイス。
【国際調査報告】