特表 2024-537488 折りたたみ椅子

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2024-10-10

(54)【発明の名称】折りたたみ椅子

(51)【国際特許分類】

   A47C 7/02 20060101AFI20241003BHJP

   A47C 7/16 20060101ALI20241003BHJP

   A47C 7/54 20060101ALI20241003BHJP

【ＦＩ】

A47C7/02 C

A47C7/16

A47C7/54 C

【審査請求】有

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2024525365

(86)(22)【出願日】2022-01-28

(85)【翻訳文提出日】2024-04-26

(86)【国際出願番号】 CN2022074461

(87)【国際公開番号】W WO2023082476

(87)【国際公開日】2023-05-19

(31)【優先権主張番号】202111320959.X

(32)【優先日】2021-11-09

(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN

(81)【指定国・地域】

(71)【出願人】

【識別番号】518292438

【氏名又は名称】広州吉嗣利嬰児用品有限公司

(74)【代理人】

【識別番号】100091683

【弁理士】

【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄

(74)【代理人】

【識別番号】100179316

【弁理士】

【氏名又は名称】市川 寛奈

(72)【発明者】

【氏名】陳偉

(57)【要約】

折りたたみ椅子であって、フロントサポート（１）、リアサポート（３）、バックレストプレート（６）、アームレストサポート（４）、バックレストサポート（５）、シートクッション（８）、アームレストスリーブ（７）およびフロントサポートスライドフレーム（２）を含み、フロントサポート（１）およびリアサポート（３）は、互いに接続され、アームレストサポート（４）の一端は、バックレストサポート（５）の一端に接続され、アームレストサポート（４）の他端は、リアサポート（３）に接続され、バックレストサポート（５）の他端は、フロントサポートスライドフレーム（２）に接続され、バックレストサポート（５）の数は、二つであり、フロントサポートスライドフレーム（２）の両側にそれぞれ配置され、バックレストプレート（６）は、バックレストサポート（５）上に配置され、アームレストスリーブ（７）は、アームレストサポート（４）上に配置され、シートクッション（８）の一端は、リアサポート（３）にシャフト接続され、他端は、フロントサポートスライドフレーム（２）にシャフト接続され、フロントサポートスライドフレーム（２）は、フロントサポート（１）の内部にスリーブされ、且つ内側にスライドすることができ、フロントサポート（１）の下端がリアサポート（３）の下端の前方に位置する場合、シートクッション（８）の第１表面は、上向きであり、バックレストプレート（６）の第１表面は、バックレストプレート（６）がシートクッション（８）の後方に位置するように、シートクッション（８）の第１表面およびアームレストスリーブ（７）の第１表面の反対側にある。
【選択図】図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

折りたたみ椅子であって、
フロントサポート、リアサポート、バックレストプレート、アームレストサポート、バックレストサポート、シートクッション、アームレストスリーブおよびフロントサポートスライドフレームを含み、前記フロントサポートおよび前記リアサポートは、互いに接続され、前記アームレストサポートの一端は、前記バックレストサポートの一端に接続され、前記アームレストサポートの他端は、前記リアサポートに接続され、前記バックレストサポートの他端は、前記フロントサポートスライドフレームに接続され、前記バックレストサポートの数は、二つであり、前記フロントサポートスライドフレームの両側にそれぞれ配置され、前記バックレストプレートは、前記バックレストサポート上に配置され、前記アームレストスリーブは、前記アームレストサポート上に配置され、前記シートクッションの一端は、前記リアサポートにシャフト接続され、他端は、前記フロントサポートスライドフレームにシャフト接続され、フロントサポートスライドフレームは、前記フロントサポートの内部にスリーブされ、且つ内側にスライドすることができ、
前記フロントサポートの下端が前記リアサポートの下端の前方に位置する場合、前記シートクッションの第１表面は、上向きであり、前記バックレストプレートの第１表面は、前記バックレストプレートが前記シートクッションの後方に位置するように、前記シートクッションの第１表面および前記アームレストスリーブの第１表面の反対側にあり、前記フロントサポートおよびリアサポートが相対回転する時にフロントサポートスライドフレームが上向きにスライド駆動され、且つ前記バックレストサポートおよび前記アームレストサポートが同時に回転されるようにし、且つ前記リアサポートの下端が前記フロントサポートの下端の前方に位置するようにする場合、前記シートクッションの第２表面は、上向きであり、前記バックレストプレートの第２表面は、前記バックレストプレートが前記シートクッションの後方に位置するように、前記シートクッションの第２表面および前記アームレストスリーブの第２表面の反対側にあることを特徴とする、前記折りたたみ椅子。

【請求項2】

前記リアサポートは、互いに接続された外側サポートロッド、内側サポートロッド、接続ロッドおよびミドルクロスバーを含み、前記外側サポートロッドは、前記アームレストサポートに接続され、前記外側サポートロッド、前記内側サポートロッドおよび前記接続ロッドは、Ｕ字型であり、前記ミドルクロスバーは、前記シートクッションに接続されることを特徴とする、
請求項１に記載の折りたたみ椅子。

【請求項3】

前記フロントサポートは、前記リアサポートの外側サポートロッドと内側サポートロッドとの間に位置することを特徴とする、
請求項２に記載の折りたたみ椅子。

【請求項4】

前記フロントサポートの下端は、前記リアサポートの下端の前方側から前記リアサポートの下端の後方側まで回転可能に配置されることを特徴とする、
請求項２に記載の折りたたみ椅子。

【請求項5】

前記リアサポートの外側サポートロッドは、前記リアサポートの内側サポートロッドの外側に位置することを特徴とする、
請求項２に記載の折りたたみ椅子。

【請求項6】

前記バックレストサポートは、前記リアサポートの内側に位置し、前記フロントサポートは、前記バックレストサポートの内側に位置することを特徴とする、
請求項５に記載の折りたたみ椅子。

【請求項7】

前記バックレストサポートは、バックレストサポート本体およびバックレストスライドフレームを含み、前記バックレストスライドフレームは、前記バックレストサポート本体に沿って移動することを特徴とする、
請求項１に記載の折りたたみ椅子。

【請求項8】

前記アームレストサポートは、アームレストサポート本体およびアームレストスライドフレームを含み、前記アームレストスライドフレームは、前記アームレストサポート本体に沿って移動することを特徴とする、
請求項１に記載の折りたたみ椅子。

【請求項9】

前記リアサポートは、リアサポート本体およびリアサポートスライドフレームを含み、前記リアサポートスライドフレームは、前記リアサポート本体に沿って移動することを特徴とする、
請求項１に記載の折りたたみ椅子。

【請求項10】

前記シートクッションは、ソフトシートクッション、ヒンジシートクッションおよびスライディングシートクッションのうちの１種または複数種であることを特徴とする、
請求項１に記載の折りたたみ椅子。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本出願は、２０２１年１１月９日に中国特許庁に出願された、出願番号ＣＮ２０２１１１３２０９５９．Ｘ、出願名「折りたたみ椅子」の中国特許出願に対する優先権を主張し、その全内容は、参照により本出願に組み込まれる。

【0002】

本出願は、多機能家具の技術分野に関し、具体的には、折りたたみ椅子、特にリバーシブル折りたたみ椅子に関する。

【背景技術】

【0003】

折りたたみ椅子は、現代の生活に欠かせない家具である。現在、市場には多くの種類の折りたたみ椅子があり、消費者は、異なる環境、季節、好みに応じて様々な製品を選択することができる。例えば、寒い冬には比較的温かい綿布またはプラッシュ生地で作られた折りたたみ椅子を選択するが、暑い夏には比較的涼しいメッシュ生地または藤生地を選択することができる。しかし、現在、シートクッション面、バックレスト面、アームレスト面の材質交換については、一般に分解・組立のみで完成するため、効率が悪く、操作性も悪く、さらに、従来技術の折りたたみ椅子は、折りたたみ機能のみを備え、反転を実現することができないため、これらの問題を解決するための折りたたみ椅子が必要である。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

この目的のために、本出願は、従来技術における少なくとも一つの問題を解決するための折りたたみ椅子を提供する。

【課題を解決するための手段】

【0005】

上記目的を達成するために、本出願は、次のような技術的解決策を提供する：
本出願は、フロントサポート、リアサポート、バックレストプレート、アームレストサポート、バックレストサポート、シートクッション、アームレストスリーブおよびフロントサポートスライドフレームを含む折りたたみ椅子を提供し、前記フロントサポートおよび前記リアサポートは、互いに接続され、前記アームレストサポートの一端は、前記バックレストサポートの一端に接続され、前記アームレストサポートの他端は、前記リアサポートに接続され、前記バックレストサポートの他端は、前記フロントサポートスライドフレームに接続され、前記バックレストサポートの数は、二つであり、前記フロントサポートスライドフレームの両側にそれぞれ配置され、前記バックレストプレートは、前記バックレストサポート上に配置され、前記アームレストスリーブは、前記アームレストサポート上に配置され、前記シートクッションの一端は、前記リアサポートにシャフト接続され、他端は、前記フロントサポートスライドフレームにシャフト接続され、フロントサポートスライドフレームは、前記フロントサポートの内部にスリーブされ、且つ内側にスライドすることができ、
前記フロントサポートの下端が前記リアサポートの下端の前方に位置する場合、前記シートクッションの第１表面は、上向きであり、前記バックレストプレートの第１表面は、前記バックレストプレートが前記シートクッションの後方に位置するように、前記シートクッションの第１表面および前記アームレストスリーブの第１表面の反対側にあり、前記フロントサポートおよびリアサポートが相対回転する時にフロントサポートスライドフレームが上向きにスライド駆動され、且つ前記バックレストサポートおよび前記アームレストサポートが同時に回転されるようにし、且つ前記リアサポートの下端が前記フロントサポートの下端の前方に位置するようにする場合、前記シートクッションの第２表面は、上向きであり、前記バックレストプレートの第２表面は、前記バックレストプレートが前記シートクッションの後方に位置するように、前記シートクッションの第２表面および前記アームレストスリーブの第２表面の反対側にある。

【0006】

さらに、前記リアサポートは、互いに接続された外側サポートロッド、内側サポートロッド、接続ロッドおよびミドルクロスバーを含み、前記外側サポートロッドは、前記アームレストサポートに接続され、前記外側サポートロッド、前記内側サポートロッドおよび前記接続ロッドは、Ｕ字型であり、前記ミドルクロスバーは、前記シートクッションに接続される。

【0007】

さらに、前記フロントサポートの下端は、前記リアサポートの下端の前方側から前記リアサポートの下端の後方側まで回転可能に配置される。

【0008】

さらに、前記リアサポートの外側サポートロッドは、前記リアサポートの内側サポートロッドの外側に位置する。

【0009】

さらに、前記バックレストサポートは、前記リアサポートの内側に位置し、前記フロントサポートは、前記バックレストサポートの内側に位置する。

【0010】

さらに、前記バックレストサポートは、バックレストサポート本体およびバックレストスライドフレームを含み、前記バックレストスライドフレームは、前記バックレストサポート本体に沿って移動する。

【0011】

さらに、前記アームレストサポートは、アームレストサポート本体およびアームレストスライドフレームを含み、前記アームレストスライドフレームは、前記アームレストサポート本体に沿って移動する。

【0012】

さらに、前記リアサポートは、リアサポート本体およびリアサポートスライドフレームを含み、前記リアサポートスライドフレームは、前記リアサポート本体に沿って移動する。

【発明の効果】

【0013】

本出願は、次のような利点を有する：
本出願における折りたたみ椅子は、折りたたみ機能を有することに加えて、反転機能をさらに有し、さらに、シートクッション面、バックレスト面、アームレスト面の材質交換については、反転することで交換を完了し、分解する必要なく、交換効率を向上させる。

【図面の簡単な説明】

【0014】

本出願の実施形態または従来技術の技術的解決策をより明確に説明するために、以下、実施形態または従来技術の説明に必要な添付図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明における図面は、単なる例示であり、当業者であれば、創造活動に対価を支払わないことを前提として、提供された図面から他の実装図面を導き出すこともできる。

【0015】

本明細書に示される構造、比率、サイズ等は、当該技術に精通した人が理解して読むことができるように、明細書で開示される内容と一致させるためにのみ使用されており、本出願で実施できる条件を限定するために使用されるものではないため、技術的実質的な意味はなく、本出願の効果および目的に影響を与えることなく、任意の構造の修飾、比率関係の変更またはサイズの調整を行っても、本出願で開示される技術内容によってカバーされる範囲内に含まれるものとする。

【0016】

【図1】例示的な実施例によって示される折りたたみ椅子の分解構造の概略図である。

【図2】例示的な実施例によって示される折りたたみ椅子の分解構造の概略図である。

【図3】例示的な実施例によって示される折りたたみ椅子の分解構造の概略図である。

【図4】例示的な実施例によって示される折りたたみ椅子の分解構造の概略図である。

【図5】例示的な実施例によって示される折りたたみ椅子の構造の概略図である。

【図6】例示的な実施例によって示される反転過程における折りたたみ椅子の構造の概略図である。

【図7】例示的な実施例によって示される反転過程における折りたたみ椅子の構造の概略図である。

【図8】例示的な実施例によって示される反転完了後の折りたたみ椅子の構造の概略図である。

【図9】例示的な実施例によって示される反転過程における折りたたみ椅子のスライディングシートクッションの構造の概略図である。

【図10】例示的な実施例によって示される反転過程における折りたたみ椅子のスライディングシートクッションの構造の概略図である。

【図11】例示的な実施例によって示される反転過程を完了した折りたたみ椅子のスライディングシートクッションの構造の概略図である。

【図12】例示的な実施例によって示される折りたたみ過程における折りたたみ椅子の構造の概略図である。

【図13】例示的な実施例によって示される折りたたみを完了した折りたたみ椅子の構造の概略図である。

【図14】例示的な実施例によって示される折りたたみを完了した折りたたみ椅子の構造の概略図である。

【図15】例示的な実施例によって示される折りたたみ椅子の構造の概略図である。

【図16】例示的な実施例によって示されるリアサポート的構造の概略図である。

【発明を実施するための形態】

【0017】

以下の特定の具体的な実施例によって本出願の実施形態を説明し、当該技術に精通したものであれば、本明細書に開示される内容から本出願の他の利点および効果を容易に理解することができ、明らかに、説明した実施例は、すべての実施例ではない、本出願の実施例の一部である。本出願の実施例に基づいて、当業者は、創造的な努力をすることなく得た他のすべての実施例は、すべて本出願の保護範囲に属する。

【0018】

本出願の実施例は、折りたたみ椅子を提供し、図１～図１６に示されるように、フロントサポート１、リアサポート３、バックレストプレート６、アームレストサポート４、バックレストサポート５、シートクッション８、アームレストスリーブ７およびフロントサポートスライドフレーム２を含む折りたたみ椅子を提供し、前記フロントサポート１および前記リアサポート３は、互いに接続され、前記アームレストサポート４の一端は、前記バックレストサポート５の一端に接続され、前記アームレストサポート４の他端は、前記リアサポート３に接続され、前記バックレストサポート５の一端は、前記アームレストサポート４に接続され、前記バックレストサポート５の他端は、前記フロントサポートスライドフレーム２に接続され、前記バックレストサポート５の数は、二つであり、前記フロントサポートスライドフレーム２の両側にそれぞれ配置され、前記バックレストプレート６は、前記バックレストサポート５上に配置され、アームレストスリーブ７は、アームレストサポート４上に配置され、前記シートクッション８の一端は、前記リアサポート３にシャフト接続され、他端は、前記フロントサポートスライドフレーム２にシャフト接続され、フロントサポートスライドフレーム２は、前記フロントサポート１の内部にスリーブされ、且つ内側にスライドすることができ、
前記フロントサポート１の下端が前記リアサポート３の下端の前方に位置する場合、前記シートクッション８の第１表面は、上向きであり、前記バックレストプレート６の第１表面は、前記バックレストプレート６が前記シートクッション８の後方に位置するように、前記シートクッション８の第１表面および前記アームレストスリーブ７の第１表面の反対側にあり、前記フロントサポート１およびリアサポート３が相対回転する時にフロントサポートスライドフレーム２が上向きにスライド駆動され、且つ前記バックレストサポート５および前記アームレストサポート４が同時に回転されるようにし、且つ前記リアサポート３の下端が前記フロントサポート１の下端の前方に位置するようにする場合、前記シートクッション８の第２表面は、上向きであり、前記バックレストプレート６の第２表面は、前記バックレストプレート６が前記シートクッション８の後方に位置するように、前記シートクッション８の第２表面およびアームレストスリーブ７の第２表面の反対側にある。

【0019】

ここで、図１における状態では、前記フロントサポート１の下端が前記リアサポート３の下端の前方に位置する。図８における状態は、前記リアサポート３の下端が前記フロントサポート１の下端の前方に位置する状態である。

【0020】

前記リアサポート３は、互いに接続された外側サポートロッド２０、内側サポートロッド１９、接続ロッド１７およびミドルクロスバー１８を含み、前記外側サポートロッド２０および前記内側サポートロッド１９は、両方とも前記アームレストサポート４に接続され、前記外側サポートロッド２０、前記内側サポートロッド１９および前記接続ロッド１７は、Ｕ字型であり、前記ミドルクロスバー１８は、前記シートクッション８に接続される。

【0021】

前記フロントサポート１は、前記リアサポート３の外側サポートロッド２０と内側サポートロッド１９との間に位置する。

【0022】

前記フロントサポート１の下端は、前記リアサポート３の下端の前方側から前記リアサポート３の下端の後方側まで回転可能に配置される。ここでの前方側および後方側の定義は、それぞれ前方および後方と同じである。

【0023】

前記リアサポート３の外側サポートロッド２０は、前記リアサポート３の内側サポートロッド１９の外側に位置する。ここでの外側は、シートクッション８の中心から離れた方向である。

【0024】

前記バックレストサポート５は、前記リアサポート３の内側に位置し、前記フロントサポート１は、前記バックレストサポート５の内側に位置し、ここでの内側は、シートクッション８の中心に近い方向である。

【0025】

一つまたは複数のシートクッション８を選択することにより、顧客のニーズに応じて、異なる材質のシートクッション面を選択して使用することができ、使用者は、分解することなく直接使用することができる。

【0026】

前記バックレストプレート６は、バックレストサポート５に固定され、前記シートクッション８の一端は、前記フロントサポート１にシャフト接続され、他端は、前記フロントサポートスライドフレーム２にシャフト接続され、前記アームレストスリーブ７は、前記アームレストサポート４の表面に固定され、且つバックレストプレート６、アームレストスリーブ７、ソフトシートクッション、ヒンジシートクッション９またはスライディングシートクッション１０は、異なる材質で構成されることができ、例えば、材質の半分は、シリコンであり、残りの半分は、金属などであり、反転操作により、異なる接触面を使用者の皮膚に接触させることができ、例えば、夏には、金属面を選択して皮膚に接触させ、冬には、シリコン面を選択して皮膚に接触させる。

【0027】

前記リアサポート３の一端は、リベットにより前記アームレストサポート４の一端に接続され、前記アームレストサポート４の他端は、リベットにより前記バックレストサポート５に接続される。もちろん、接続過程において、ピンまたはボルト等の接続方法を使用して固定することもできる。

【0028】

前記バックレストサポート５は、リベットにより前記フロントサポートスライドフレーム２の一端に接続される。

【0029】

前記シートクッション、シートクッション８は、ソフトシートクッション、ヒンジシートクッション９またはスライディングシートクッション１０の一端が前記リアサポート３のミドルクロスバー１８に接続され、前記シートクッション、シートクッション８は、ソフトシートクッション、ヒンジシートクッション９またはスライディングシートクッション１０の他端が前記フロントサポートスライドフレーム２に接続される。前記アームレストサポートは、アームレストサポート本体１４およびアームレストスライドフレーム１３を含み、前記アームレストスライドフレーム１３は、前記アームレストサポート本体１４に沿って移動する。

【0030】

前記リアサポートは、リアサポート本体１６およびリアサポートスライドフレーム１５を含み、前記リアサポートスライドフレーム１５は、前記リアサポート本体１６に沿って移動する。

【0031】

前記バックレストサポート５は、バックレストスライドフレーム１１およびバックレストサポート本体１２を含み、前記バックレストスライドフレーム１１は、前記バックレストサポート本体１２に沿って移動する。

【0032】

実際の使用時に、バックレストプレート面Ａとバックレストプレート面Ｂとの変換、シートクッション面Ａとシートクッション面Ｂとの変換、アームレストスリーブＡ面とアームレストスリーブＢ面との変換等の反転操作および折りたたむ操作の様々な方法を選択することができ、使用者は、ニーズに応じて別の作業面に変換して、より快適なエクスペリエンスを得ることができ、ここで、シートクッション面Ａは、前記シートクッションの第１表面であり、バックレストプレート面Ａは、バックレストプレート６の第１表面であり、シートクッション面Ｂは、前記シートクッションの第２表面であり、バックレストプレート面Ｂは、バックレストプレート６の第２表面である。アームレストスリーブ７も、第１表面および第２表面を有し、人に接触する材質を変更することができるように反転操作することができる。

【0033】

本出願における折りたたみ椅子は、簡単な反転操作により、異なるシートクッション面、バックレスト面、アームレスト面の材質を選択することができ、これにより、異なる環境、または使用者の好みに適用されることができる。資源を節約し、廃棄物を削減する。

【0034】

本出願における折りたたみ椅子は、直接折りたたんだり展開したりすることができ、便利で柔軟に使用することができ、折りたたん後のスペースが少なく、携帯が簡単である。

【0035】

上記で本出願を一般的な説明および具体的な実施例を用いて詳細に説明したが、本出願に基づいて、いくつかの修正または改良を行うことができるが、それは、当業者には明らかであろう。従って、本出願の精神から逸脱しないことに基づいてなされた修正または改良は、すべて本出願の保護範囲に属する。

【符号の説明】

【0036】

１：フロントサポート
２：フロントサポートスライドフレーム
３：リアサポート
４：アームレストサポート
５：バックレストサポート
６：バックレストプレート
７：アームレストスリーブ
８：シートクッション
９：ヒンジシートクッション
１０：スライディングシートクッション
１１：バックレストスライドフレーム
１２：バックレストサポート本体
１３：アームレストスライドフレーム
１４：アームレストサポート本体
１５：リアサポートスライドフレーム
１６：リアサポート本体
１７：接続ロッド
１８：ミドルクロスバー
１９：内側サポートロッド
２０：外側サポートロッド

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】

【図13】

【図14】

【図15】

【図16】

【国際調査報告】