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特表2024-537498利用可能なスロットの決定方法、装置及び端末
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-10
(54)【発明の名称】利用可能なスロットの決定方法、装置及び端末
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/0446 20230101AFI20241003BHJP
   H04W 72/21 20230101ALI20241003BHJP
【FI】
H04W72/0446
H04W72/21
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024525603
(86)(22)【出願日】2022-11-02
(85)【翻訳文提出日】2024-06-14
(86)【国際出願番号】 CN2022129253
(87)【国際公開番号】W WO2023078296
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】202111300572.8
(32)【優先日】2021-11-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】王 勇
(72)【発明者】
【氏名】呉 凱
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE13
5K067GG03
(57)【要約】
本出願は、利用可能なスロットの決定方法、装置及び端末を開示し、本出願の実施例の方法は、端末が第一のセル又は第一の送受信ポイント(Transmitting Receiving Point、TRP)において第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定することを含む。ここで、前記第一のセルは、ネットワークによって前記端末のために構成される複数のサービングセルのうちの一つのサービングセルであり、前記第一のTRPは、マルチ送受信ポイント(Multiple Transmitting Receiving Point、MTRP)伝送シナリオにおける一つのTRPである。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用可能なスロットの決定方法であって、
端末が第一のセル又は第一の送受信ポイントTRPにおいて第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定することを含み、
前記第一のセルは、ネットワークによって前記端末のために構成される複数のサービングセルのうちの一つのサービングセルであり、前記第一の送受信ポイントTRPは、マルチ送受信ポイントMTRPシナリオにおける一つの送受信ポイントTRPである、利用可能なスロットの決定方法。
【請求項2】
第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定することは、
前記端末が複数の前記サービングセルにおいて同時に送信と受信を行う能力を備えず、且つ前記端末が時分割複信キャリアアグリゲーションTDD CA下で半二重動作をサポートする能力を報告するとともに、ネットワーク機器が前記半二重動作を行うよう前記端末に指示する場合に、前記第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定することを含む、請求項1に記載の決定方法。
【請求項3】
同時に送信と受信を行う能力は、
周波数バンド内で同時に送信と受信を行う能力と、
周波数バンド間で同時に送信と受信を行う能力とのうちの少なくとも一つを含む、請求項2に記載の決定方法。
【請求項4】
前記第一のルールは、
前記第一の上りリンク伝送の時間領域リソース割り当てTDRAによって指示されるシンボル集合に少なくとも一つの第一の利用不可能なシンボルが含まれる場合又は前記第一の上りリンク伝送の位置するスロットが少なくとも一つの第一の利用不可能なシンボルを含む場合に、前記第一の利用不可能なシンボルの位置するスロットが利用不可能なスロットであると決定することと、
前記第一の上りリンク伝送のTDRAによって指示されるシンボル集合においてすべてが第一の利用可能なシンボルである場合又は前記第一の上りリンク伝送の位置するスロットにおけるシンボルがすべて第一の利用可能なシンボルである場合に、前記第一の利用可能なシンボルの位置するスロットが利用可能なスロットであると決定することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の決定方法。
【請求項5】
前記第一の利用不可能なシンボルは、
第一の半静的パラメータによって指示され、下りリンク伝送又は下りリンクモニタリングに用いられるシンボルである、前記第一のセルに対応する第一のシンボルと、
前記第一のセルに対応する第二のシンボルであって、前記第二のシンボルは、第三のシンボルと重なるシンボルであり、前記第三のシンボルは、第二のセル上で構成され、同期信号/物理ブロードキャストチャネル信号ブロックSSB伝送に用いられるシンボルであり、前記第二のセルは、ネットワークによって前記端末のために構成される複数のサービングセルのうちの前記第一のセル以外のサービングセルである第二のシンボルと、
前記第一の送受信ポイントTRPに対応する第四のシンボルであって、前記第四のシンボルは、第五のシンボルと重なるシンボルであり、前記第五のシンボルは、他の送受信ポイントTRP上で構成され、SSB伝送に用いられるシンボルであり、又は、前記第五のシンボルは、他の送受信ポイントTRP上の半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成されるシンボルであり、前記他の送受信ポイントTRPは、MTRPシナリオにおける前記第一の送受信ポイントTRP以外の送受信ポイントTRPである第四のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第六のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第六のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第六のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第七のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第七のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第七のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第八のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第八のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第八のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第九のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第九のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第九のシンボルとのうちの少なくとも一つを含む、請求項4に記載の決定方法。
【請求項6】
前記第一の利用可能なシンボルは、
前記第一のセルに対応する第十のシンボルであって、前記第十のシンボルは、第二の半静的パラメータによって指示される上りリンクシンボル又はフレキシブルシンボルであり、且つ、前記第十のシンボルは、第三のセル上で第三の半静的パラメータによって指示され、SSB伝送に用いられるシンボルと重なっておらず、前記第三のセルは、前記複数のサービングセルのうちの一つのセルである第十のシンボルと、
前記第一の送受信ポイントTRPに対応する第十一のシンボルであって、前記第十一のシンボルは、第四の半静的パラメータによって指示される上りリンクシンボル又はフレキシブルシンボルであり、且つ、前記第十一のシンボルは、他の送受信ポイントTRP上で第五の半静的パラメータによって指示され、SSB伝送に用いられるシンボルと重なっておらず、前記他の送受信ポイントTRPは、MTRPシナリオにおける前記第一の送受信ポイントTRP以外の送受信ポイントTRPである第十一のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第一の他のセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第十二のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第十二のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第一の他のセルは、第十二のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十二のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第二の他のセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第十三のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第十三のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第二の他のセルは、第十三のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十三のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第三の他のセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第十四のシンボルであって、前記第一のセルは、第十四のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第三の他のセルは、第十四のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十四のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第四の他のセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第十五のシンボルであって、前記第一のセルは、第十五のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第四の他のセルは、第十五のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十五のシンボルとのうちの少なくとも一つを含む、請求項4に記載の決定方法。
【請求項7】
前記第一の上りリンク伝送は、
物理上りリンク共有チャネルPUSCH繰り返し伝送と、
物理上りリンク制御チャネルPUCCH繰り返し伝送と、
PUSCHオーバーマルチスロット伝送とのうちの少なくとも一つを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の決定方法。
【請求項8】
利用可能なスロットの決定装置であって、
第一のセル又は第一の送受信ポイントTRPにおいて第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定するための第一の決定モジュールを含み、
前記第一のセルは、ネットワークによって端末のために構成される複数のサービングセルのうちの一つのサービングセルであり、前記第一の送受信ポイントTRPは、マルチ送受信ポイントMTRPシナリオにおける一つの送受信ポイントTRPである、利用可能なスロットの決定装置。
【請求項9】
前記第一の決定モジュールは、
前記端末が複数の前記サービングセルにおいて同時に送信と受信を行う能力を備えず、且つ前記端末が時分割複信キャリアアグリゲーションTDD CA下で半二重動作をサポートする能力を報告するとともに、ネットワーク機器が前記半二重動作を行うよう前記端末に指示する場合に、前記第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定するために用いられる、請求項8に記載の決定装置。
【請求項10】
同時に送信と受信を行う能力は、
周波数バンド内で同時に送信と受信を行う能力と、
周波数バンド間で同時に送信と受信を行う能力とのうちの少なくとも一つを含む、請求項9に記載の決定装置。
【請求項11】
前記第一のルールは、
前記第一の上りリンク伝送の時間領域リソース割り当てTDRAによって指示されるシンボル集合に少なくとも一つの第一の利用不可能なシンボルが含まれる場合又は前記第一の上りリンク伝送の位置するスロットが少なくとも一つの第一の利用不可能なシンボルを含む場合に、前記第一の利用不可能なシンボルの位置するスロットが利用不可能なスロットであると決定することと、
前記第一の上りリンク伝送のTDRAによって指示されるシンボル集合においてすべてが第一の利用可能なシンボルである場合又は前記第一の上りリンク伝送の位置するスロットにおけるシンボルがすべて第一の利用可能なシンボルである場合に、前記第一の利用可能なシンボルの位置するスロットが利用可能なスロットであると決定することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項8から10のいずれか1項に記載の決定装置。
【請求項12】
前記第一の利用不可能なシンボルは、
第一の半静的パラメータによって指示され、下りリンク伝送又は下りリンクモニタリングに用いられるシンボルである、前記第一のセルに対応する第一のシンボルと、
前記第一のセルに対応する第二のシンボルであって、前記第二のシンボルは、第三のシンボルと重なるシンボルであり、前記第三のシンボルは、第二のセル上で構成され、同期信号/物理ブロードキャストチャネル信号ブロックSSB伝送に用いられるシンボルであり、前記第二のセルは、ネットワークによって前記端末のために構成される複数のサービングセルのうちの前記第一のセル以外のサービングセルである第二のシンボルと、
前記第一の送受信ポイントTRPに対応する第四のシンボルであって、前記第四のシンボルは、第五のシンボルと重なるシンボルであり、前記第五のシンボルは、他の送受信ポイントTRP上で構成され、SSB伝送に用いられるシンボルであり、又は、前記第五のシンボルは、他の送受信ポイントTRP上の半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成されるシンボルであり、前記他の送受信ポイントTRPは、MTRPシナリオにおける前記第一の送受信ポイントTRP以外の送受信ポイントTRPである第四のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第六のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第六のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第六のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第七のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第七のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第七のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第八のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第八のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第八のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第九のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第九のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第九のシンボルとのうちの少なくとも一つを含む、請求項11に記載の決定装置。
【請求項13】
前記第一の利用可能なシンボルは、
前記第一のセルに対応する第十のシンボルであって、前記第十のシンボルは、第二の半静的パラメータによって指示される上りリンクシンボル又はフレキシブルシンボルであり、且つ、前記第十のシンボルは、第三のセル上で第三の半静的パラメータによって指示され、SSB伝送に用いられるシンボルと重なっておらず、前記第三のセルは、前記複数のサービングセルのうちの一つのセルである第十のシンボルと、
前記第一の送受信ポイントTRPに対応する第十一のシンボルであって、前記第十一のシンボルは、第四の半静的パラメータによって指示される上りリンクシンボル又はフレキシブルシンボルであり、且つ、前記第十一のシンボルは、他の送受信ポイントTRP上で第五の半静的パラメータによって指示され、SSB伝送に用いられるシンボルと重なっておらず、前記他の送受信ポイントTRPは、MTRPシナリオにおける前記第一の送受信ポイントTRP以外の送受信ポイントTRPである第十一のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第一の他のセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第十二のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第十二のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第一の他のセルは、第十二のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十二のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第二の他のセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第十三のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第十三のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第二の他のセルは、第十三のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十三のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第三の他のセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第十四のシンボルであって、前記第一のセルは、第十四のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第三の他のセルは、第十四のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十四のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第四の他のセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第十五のシンボルであって、前記第一のセルは、第十五のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第四の他のセルは、第十五のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十五のシンボルとのうちの少なくとも一つを含む、請求項11に記載の決定装置。
【請求項14】
前記第一の上りリンク伝送は、
物理上りリンク共有チャネルPUSCH繰り返し伝送と、
物理上りリンク制御チャネルPUCCH繰り返し伝送と、
PUSCHオーバーマルチスロット伝送とのうちの少なくとも一つを含む、請求項8から10のいずれか1項に記載の決定装置。
【請求項15】
端末であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1から7のいずれか1項に記載の利用可能なスロットの決定方法のステップを実現する、端末。
【請求項16】
可読記憶媒体であって、前記可読記憶媒体には、プログラム又は命令が記憶され、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、請求項1から7のいずれか1項に記載の利用可能なスロットの決定方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【請求項17】
チップであって、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、請求項1から7のいずれか1項に記載の利用可能なスロットの決定方法のステップを実現するために用いられる、チップ。
【請求項18】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、非揮発性の記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム製品は、少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、請求項1から7のいずれか1項に記載の利用可能なスロットの決定方法のステップを実現する、コンピュータプログラム製品。
【請求項19】
請求項1から7のいずれか1項に記載の利用可能なスロットの決定方法のステップを実行するように構成される、通信機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年11月04日に中国で提出された中国特許出願No.202111300572.8の優先権を主張しており、同出願の内容のすべては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に関し、特に利用可能なスロットの決定方法、装置及び端末に関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術では、利用可能なスロットの決定方法について、時分割複信-上りリンク-下りリンク共通構成(TDD-UL-DL-ConfigurationCommon)又は時分割複信-上りリンク-下りリンク専用構成(TDD-UL-DL-ConfigurationDedicated)又は同期信号ブロックバースト集中位置(SSB-PositionsInBurst)といういくつかの半静的パラメータに基づいて利用可能なスロットを決定することのみが限定されている。
(Time Division Duplexing、TDD)キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、CA)シナリオにおいて、複数のサービングセル(serving cell)は、異なる構成を有し、又はマルチ送受信ポイント(Multiple Transmitting Receiving Point、MTRP)シナリオにおいて、異なる送受信ポイント(Transmitting Receiving Point、TRP)は、上記パラメータに基づいて異なる上り下りリンク構成を有する可能性がある。上記パラメータに基づいて、いくつかのシンボル上に上り下りリンク衝突が存在する可能性があり、どのようにこれらの衝突シンボルを含むスロット上において利用可能なスロットを決定するかという方法は、明確にされていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、TDD CAシナリオにおいてどのように半二重端末の利用可能なスロットを決定するかという問題を解決できる利用可能なスロットの決定方法、装置及び端末を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の態様は、利用可能なスロットの決定方法を提供し、この方法は、
端末が第一のセル又は第一の送受信ポイントTRPにおいて第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定することを含み、
ここで、前記第一のセルは、ネットワークによって前記端末のために構成される複数のサービングセルのうちの一つのサービングセルであり、前記第一のTRPは、マルチ送受信ポイントMTRPシナリオにおける一つのTRPである。
【0006】
第二の態様は、利用可能なスロットの決定装置を提供し、この装置は、
第一のセル又は第一の送受信ポイントTRPにおいて第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定するための第一の決定モジュールを含み、
ここで、前記第一のセルは、ネットワークによって端末のために構成される複数のサービングセルのうちの一つのサービングセルであり、前記第一のTRPは、マルチ送受信ポイントMTRPシナリオにおける一つのTRPである。
【0007】
第三の態様は、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0008】
第四の態様は、端末を提供し、この端末は、プロセッサと通信インターフェースとを含み、ここで、前記プロセッサは、第一のセル又は第一の送受信ポイントTRPにおいて第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定するために用いられ、
ここで、前記第一のセルは、ネットワークによって前記端末のために構成される複数のサービングセルのうちの一つのサービングセルであり、前記第一のTRPは、マルチ送受信ポイントMTRPシナリオにおける一つのTRPである。
【0009】
第五の態様は、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体には、プログラム又は命令が記憶され、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0010】
第六の態様は、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、第一の態様に記載の方法を実現するために用いられる。
【0011】
第七の態様は、コンピュータプログラム/プログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム/プログラム製品は、非一時的記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム/プログラム製品は、少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、第一の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0012】
第八の態様は、通信機器を提供し、この通信機器は、第一の態様に記載の方法のステップを実行するように構成される。
【発明の効果】
【0013】
本出願の実施例では、TDD CA下の半二重端末は、第一のセル又は第一の送受信ポイントTRPにおいて第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定することによって、利用可能なスロットを決定するという目的を実現している。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本出願の実施例が適用可能な通信システムの構造図を示す。
図2】本出願の実施例の利用可能なスロットの決定方法のフローチャートを示す。
図3】本出願の実施例の利用可能なスロットの決定装置のモジュール概略図を示す。
図4】本出願の実施例の通信機器の構造ブロック図を示す。
図5】本出願の実施例の端末の構造ブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭に記述する。明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者により得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0016】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用される用語は、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定しない。例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0017】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。以下の記述は、例示の目的でニューラジオ(New Radio、NR)システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しており、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0018】
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムの構造図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12とを含む。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ機器(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(Ultra-Mobile Personal Computer、UMPC)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(Vehicle User Equipment、VUE)、歩行者端末(Pedestrian User Equipment、PUE)などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、スマートウォッチ、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例は、端末11の具体的なタイプを限定するものではない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワーク機器であってもよい。ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、ワイアレスローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)アクセスポイント、無線ネットワーク通信技術(WiFi)ノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving Point、TRP)又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らない。説明すべきこととして、本出願の実施例では、NRシステムにおける基地局のみを例にして、基地局の具体的なタイプを限定するものではない。
【0019】
本出願の実施例をより良く理解するために、まず以下のように説明する。
【0020】
関連技術では、半二重のUEは、同時に送信と受信操作を行うことができないUEである。ネットワークによってUEが複数のサービングセル(serving cell)上で伝送するように構成される場合に、複数のserving cell上で同じ時間に上りリンク送信と下りリンク受信が同時に構成されている可能性がある。UEは、上りリンク送信と下りリンク受信とのうちの一つを実行することしかできず、複数のserving cell上で同時に送信と受信を行うことができない。複数のserving cellsにおいて各シンボル(per symbol)でリファレンスセル(reference cell)と他のセル(other cell)を定義し、具体的には以下のとおりである。
【0021】
上位層パラメータsimultaneousRxTxInterBandCAによってUEが複数のserving cells上で同時に送信と受信を行う能力を備えないと指示される場合、reference cellは、構成される複数のserving cellsの中でインデックス値が最も低いcellであり、
上位層パラメータsimultaneousRxTxInterBandCAによってUEが複数のserving cells上で同時に送信と受信を行う能力を備えると指示される場合、reference cellは、それぞれ各周波数バンド上の一つ又は複数のserving cellsの中でインデックス値が最も低いcellである。
【0022】
関連技術では、利用可能なスロットの決定方法について、TDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicated又はSSB-PositionsInBurstといういくつかの半静的パラメータに基づいて利用可能なスロットを決定することのみが限定されており、半二重(half-duplex)UEについてTDD CAシナリオにおいて、reference cellとother cell上に衝突するシンボルが存在する場合の、利用可能なスロットの決定方法を明確に規定していない。
【0023】
例えば、reference cell上でTDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicatedに基づいて決定される下りリンクシンボル上では、other cellが無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)によって上りリンク伝送、例えばコンフィグアドグラント物理上りリンク共有チャネル(Configured Grant -Physical Uplink Shared Channel、CG-PUSCH)を構成している場合、UEは、other cell上の上りリンク伝送を破棄する。一方、この時、other cellの上りリンク伝送は、TDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicated又はSSB-PositionsInBurstに基づいてその位置するスロット(slot)を利用可能なスロット(available slot)として決定する可能性があるが、実際にはother cell上のこの上りリンク伝送が行われず、廃棄(drop)されるため、available slotとみなされるべきではない。
【0024】
また例えば、プロトコルによって、上りリンクチャネル/信号の伝送シンボルといずれか一つのserving cell上のSSB-PositionsInBurstによって構成されるSSB伝送シンボルのうちのいずれか一つと重なる場合、UEがこの上りリンクチャネル又は信号を伝送しないと規定される。そのため、現在のserving cell上のいくつかのフレキシブルシンボル(flexible symbols)がUL symbolsとして構成されても、その位置するslotがavailable slotとみなされる可能性があり、他のserving cellがこのslotのいずれか一つのシンボル上でSSB-PositionsInBurstによってSSB伝送を構成すると、UEは、現在のserving cell上でこの上りリンク伝送を行わない。
【0025】
これに基づいて、本出願の実施例は、利用可能なスロットの決定方法を提供する。以下では、図面を結び付けながら、いくつかの実施例及びその応用シナリオにより本出願の実施例による利用可能なスロットの決定方法を詳細に説明する。
【0026】
図2に示すように、本出願の実施例は、利用可能なスロットの決定方法を提供し、
端末が第一のセル又は第一の送受信ポイントTRPにおいて第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定するステップ201を含む。ここで、前記第一のセルは、ネットワークによって前記端末のために構成される複数のサービングセルのうちの一つのサービングセルであり、前記第一のTRPは、マルチ送受信ポイントMTRPシナリオにおける一つのTRPであり、前記MTRPシナリオは、セル間(inter cell)MTRP又はセル内(intra cell)MTRPであってもよい。
【0027】
本出願の実施例では、上記第一のセルは、具体的に、端末の現在のサービングセルであってもよい。
【0028】
例えば、reference cellとother cell上に衝突するシンボルが存在する場合、端末は、第一のセル又は第一の送受信ポイントTRPにおいて第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定する。それによってTDD CA下の半二重端末が、reference cellとother cell上に衝突するシンボルが存在する時に利用可能なスロットを決定できないという問題を解決する。
【0029】
選択的に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定することは、
前記端末が複数の前記サービングセルにおいて同時に送信と受信を行う能力を備えず、且つ前記端末が時分割複信キャリアアグリゲーションTDD CA下で半二重動作をサポートする能力を報告するとともに、ネットワーク機器が前記半二重動作を行うよう前記端末に指示する場合に、前記第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定することを含む。
【0030】
本出願の実施例では、ネットワーク機器は、パラメータを「イネーブル(enable)」として構成することによって前記半二重動作を行うよう前記端末に指示してもよい。
【0031】
さらに、前記端末は、下りリンク制御情報フォーマット2_0(Downlink Control Information format 2_0、DCI format 2_0)のモニタリングが構成されていない。
【0032】
本出願の実施例では、TDD CA下の半二重端末は、第一のセル又は第一の送受信ポイントTRPにおいて第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定することによって、利用可能なスロットを決定するという目的を実現している。
【0033】
選択的に、同時に送信と受信を行う能力は、
周波数バンド内で同時に送信と受信を行う能力と、
周波数バンド間で同時に送信と受信を行う能力とのうちの少なくとも一つを含む。
【0034】
つまり、上記端末は、周波数バンド内で同時に送信と受信を行う能力を備えず、又は、周波数バンド間で同時に送信と受信を行う能力を備えず、又は、周波数バンド内と周波数バンド間で同時に送信と受信を行う能力を備えない。
【0035】
選択的に、前記第一のルールは、
前記第一の上りリンク伝送の時間領域リソース割り当てTDRAによって指示されるシンボル集合に少なくとも一つの第一の利用不可能なシンボルが含まれる場合又は前記第一の上りリンク伝送の位置するスロットが少なくとも一つの第一の利用不可能なシンボルを含む場合に、前記第一の利用不可能なシンボルの位置するスロットが利用不可能なスロットであると決定することと、
前記第一の上りリンク伝送のTDRAによって指示されるシンボル集合においてすべてが第一の利用可能なシンボルである場合又は前記第一の上りリンク伝送の位置するスロットにおけるシンボルがすべて第一の利用可能なシンボルである場合に、前記第一の利用可能なシンボルの位置するスロットが利用可能なスロットであると決定することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0036】
選択的に、前記第一の上りリンク伝送は、
物理上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)繰り返し伝送と、
物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)繰り返し伝送と、
PUSCHオーバーマルチスロット(TB over Multiple Slots、TBoMS)伝送とのうちの少なくとも一つを含む。
【0037】
選択的に、前記PUSCH繰り返し伝送は、PUSCH繰り返し伝送タイプA(PUSCH repetition type A)とPUSCH繰り返し伝送タイプB(PUSCH repetition type B)とを含む。
【0038】
上記第一の上りリンク伝送がPUSCH repetition type Aである場合に、前記第一のルールは、
前記第一の上りリンク伝送の時間領域リソース割り当てTDRAによって指示されるシンボル集合に少なくとも一つの第一の利用不可能なシンボルが含まれる場合又は前記第一の上りリンク伝送の位置するスロットが少なくとも一つの第一の利用不可能なシンボルを含む場合に、前記第一の利用不可能なシンボルの位置するスロットが利用不可能なスロットであると決定することと、
前記第一の上りリンク伝送の時間領域リソース割り当て(Time Domain Resource Assignment、TDRA)によって指示されるシンボル集合においてすべてが第一の利用可能なシンボルである場合又は前記第一の上りリンク伝送の位置するスロットにおけるシンボルがすべて第一の利用可能なシンボルである場合に、前記第一の利用可能なシンボルの位置するスロットが利用可能なスロットであると決定することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0039】
選択的に、前記第一の利用不可能なシンボルは、
第一の半静的パラメータによって指示され、下りリンク伝送又は下りリンクモニタリングに用いられるシンボルである、前記第一のセルに対応する第一のシンボルであって、この第一の半静的パラメータは、TDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicated又はSSB-PositionsInBurstを含む第一のシンボルと、
前記第一のセルに対応する第二のシンボルであって、前記第二のシンボルは、第三のシンボルと重なるシンボルであり、前記第三のシンボルは、第二のセル上で構成され、同期信号/物理ブロードキャストチャネル信号ブロックSSB伝送に用いられるシンボルであり、前記第二のセルは、ネットワークによって前記端末のために構成される複数のサービングセルのうちの前記第一のセル以外のサービングセルである第二のシンボルと、
前記第一のTRPに対応する第四のシンボルであって、前記第四のシンボルは、第五のシンボルと重なるシンボルであり、前記第五のシンボルは、他のTRP上で構成され、SSB伝送に用いられるシンボルであり、又は、前記第五のシンボルは、他のTRP上の半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成されるシンボルであり、前記他のTRPは、MTRPシナリオにおける前記第一のTRP以外のTRPである第四のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示(Slot Format Indicator、SFI)によって上りリンクシンボル、即ちSemi SFI Uとして構成され、且つリファレンスセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボル、即ちSemi SFI Dとして構成される第六のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第六のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルであり、前記リファレンスセルは、前記他のセルと異なる周波数帯域(band)にある第六のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)によって上りリンクシンボル、即ちRRC Uとして構成され、且つリファレンスセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボル、即ちSemi SFI Dとして構成される第七のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第七のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第七のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボル、即ちRRC Uとして構成され、且つリファレンスセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボル、即ちRRC Dとして構成される第八のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第八のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第八のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボル、即ちSemi SFI Uとして構成され、且つリファレンスセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボル、即ちRRC Dとして構成される第九のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第九のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第九のシンボルとのうちの少なくとも一つを含む。
【0040】
選択的に、前記第一の利用可能なシンボルは、
前記第一のセルに対応する第十のシンボルであって、前記第十のシンボルは、第二の半静的パラメータによって指示される上りリンクシンボル又はフレキシブルシンボルであり、且つ、前記第十のシンボルは、第三のセル上で第三の半静的パラメータによって指示され、SSB伝送に用いられるシンボルと重なっておらず、前記第三のセルは、前記複数のサービングセルのうちの一つのセルであり、この第二の半静的パラメータは、TDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicatedを含み、前記第三の半静的パラメータは、SSB-PositionsInBurstを含む第十のシンボルと、
前記第一のTRPに対応する第十一のシンボルであって、前記第十一のシンボルは、第四の半静的パラメータによって指示される上りリンクシンボル又はフレキシブルシンボルであり、且つ、前記第十一のシンボルは、他のTRP上で第五の半静的パラメータによって指示され、SSB伝送に用いられるシンボルと重なっておらず、前記他のTRPは、MTRPシナリオにおける前記第一のTRP以外のTRPであり、この第四の半静的パラメータは、TDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicatedを含み、前記第五の半静的パラメータは、SSB-PositionsInBurstを含む第十一のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボル、即ちSemi SFI Uとして構成され、且つ第一の他のセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボル、即ちSemi SFI Dとして構成される第十二のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第十二のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第一の他のセルは、第十二のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルであり、前記リファレンスセルは、前記他のセルと異なるbandにある第十二のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボル、即ちSemi SFI Uとして構成され、且つ第二の他のセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボル、即ちRRC Dとして構成される第十三のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第十三のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第二の他のセルは、第十三のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十三のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボル、即ちRRC Uとして構成され、且つ第三の他のセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボル、即ちRRC Dとして構成される第十四のシンボルであって、前記第一のセルは、第十四のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第三の他のセルは、第十四のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十四のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボル(RRC U)として構成され、且つ第四の他のセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボル、即ちSemi SFI Dとして構成される第十五のシンボルであって、前記第一のセルは、第十五のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第四の他のセルは、第十五のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十五のシンボルとのうちの少なくとも一つを含む。
【0041】
選択的に、上記半静的スロットフォーマットは、TDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicatedによって指示されてもよい。
【0042】
選択的に、利用可能なスロットに基づいてPUSCH繰り返し伝送を行う時、繰り返し伝送回数は、利用可能なスロットにおける伝送のみをカウントする。
【0043】
選択的に、利用可能なスロットに基づいて各PUSCH繰り返し伝送オケージョンで使用される冗長バージョン(Redundant Version、RV)、即ち上位層パラメータに基づいて構成されるRVシーケンス(RV sequence)を決定する。計算によって、RV sequenceにおける(mod(n-1,4)+1)番目のRV、即ちK回の繰り返し伝送におけるn番目の伝送オケージョンに対応するRVを得て、前記伝送オケージョンは、利用可能なスロットに基づいて1回目の伝送の前に決定される。
【0044】
選択的に、半二重キャリアアグリゲーションをサポートする端末がカバレッジ拡張機能をサポートしない場合、前記端末は、利用可能なスロットカウントに基づく第二の上りリンク伝送をサポートしない。
【0045】
選択的に、上記カバレッジ拡張は、Rel-17におけるカバレッジ拡張であってもよい。上記第二の上りリンク伝送は、
物理上りリンク共有チャネルPUSCH繰り返し伝送と、
物理上りリンク制御チャネルPUCCH繰り返し伝送と、
PUSCHオーバーマルチスロット伝送とのうちの少なくとも一つを含む。
【0046】
上記半二重キャリアアグリゲーションをサポートする端末は、
複数のサービングセルが構成されていることと、
ネットワークによって複数のサービングセル間のシンボル衝突処理がイネーブルされており、例えば上位層パラメータdirectionalCollisionHandling-r16によってイネーブルされることと、
UEが複数のサービングセルのうちのいずれか一つのセル上で同時に送信と受信を行う能力を有していないことと、
UEがCA下で半二重UE動作を行う能力を備えることと、
いずれかかのサービングセルにおいてもDCI format 2-0をモニタリングするように構成されていないこととのうちの少なくとも一つを満たす。
【0047】
以下では、具体的な実施例と結び付けて、本出願の利用可能なスロットの決定方法を説明する。
【0048】
下記実施例のすべての前提条件は、以下のとおりである。ネットワークによって複数のserving cellが構成されているが、UEが複数のserving cellsのうちのいずれか一つ又は複数のcell上で同時に送信と受信を行う能力を備えず、TDD CA下で半二重動作を行う能力を備える。UEは、DCI format 2_0のモニタリングが構成されていない。
【0049】
実施例1:
reference cell上でTDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicatedに基づいて決定される下りリンクシンボル(即ちSemi SFI D)上では、同様に、other cellがTDD-UL-DL-ConfigurationCommon、又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicatedによってこの該当するシンボルを上りリンクシンボルとして構成し、且つこの時にreference cellとother cellが異なるbandにある場合、UEは、other cell上の可能な上りリンク伝送を破棄する。この時にother cellが現在のcellのTDD-UL-DL-ConfigurationCommon、又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicatedに基づいてこのシンボルを利用可能なシンボルとみなしても、実際にはこのシンボル上で上りリンク伝送を行わないため、上りリンク伝送のTDRAによって指示されるシンボルがこのシンボルを含む場合、その位置するスロットは、利用不可能なスロットとみなされる。
【0050】
実施例2:
reference cell上でTDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicatedに基づいて決定される下りリンクシンボル(即ちSemi SFI D)上では、other cellがRRCによってCG-PUSCH repetition伝送として構成される場合、UEは、other cell上の上りリンク伝送を破棄する。この時にother cellのCG-PUSCHが現在のcellのTDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicated又はSSB-PositionsInBurstに基づいてこのCG-PUSCHの位置するスロットをavailable slotとみなしても、実際にはother cell上のこのCG-PUSCH伝送を行わないため、このスロットは、利用不可能なスロットとみなされる。
【0051】
実施例3:
reference cell上でRRCによって下りリンク伝送が構成されており、other cellがRRCによってコンフィグアドグラントCG-PUSCH repetition伝送が構成されている場合、UEは、other cell上の上りリンク伝送を破棄する。この時にother cellのCG-PUSCHが現在のcellのTDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicated又はSSB-PositionsInBurstに基づいてこのシンボルの位置するスロットをavailable slotとみなす可能性があっても、実際にはother cell上のこのCG-PUSCH repetition伝送が行われず、dropされるため、このスロットは、利用不可能なスロットとみなされる。
【0052】
実施例4:
reference cell上でRRCによって下りリンク伝送が構成されており、other cellがTDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicatedに基づいて上りリンク伝送に用いられる上りリンクシンボルとして構成する場合、UEは、other cell上の可能な上りリンク伝送を破棄する。この時にother cellが現在のcellのTDD-UL-DL-ConfigurationCommon、又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicated又はSSB-PositionsInBurstに基づいてこの上りリンクシンボルを上りリンク伝送として構成する可能性があっても、実際にはother cell上のこの上りリンク伝送が行われず、dropされるため、上りリンク伝送のTDRAによって指示されるシンボルがこのシンボルを含む場合、その位置するスロットは、利用不可能なスロットとみなされる。
【0053】
実施例5:
reference cell上でTDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicatedに基づいて構成される上りリンクシンボル上では、other cellがTDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicatedに基づいて下りリンクシンボルとして構成する場合、UEは、other cell上の可能な下りリンク伝送を破棄する。ここでの下りリンク伝送は、SSB-PositionsInBurstによって構成されるSSB伝送を含まない。この時にreference cell上のこれらの上りリンクシンボルが上りリンク伝送としてさらに構成されてもよいため、このシンボルは、利用可能なシンボルとみなされてもよい。
【0054】
実施例6:
reference cell上でTDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicatedに基づいて構成される上りリンクシンボル上では、other cellがRRCによって下りリンク伝送を構成している場合、UEは、other cell上の可能な下りリンク伝送を破棄する。この時にreference cell上のこれらの上りリンクシンボルが上りリンク伝送としてさらに構成されてもよいため、このシンボルは、利用可能なシンボルとみなされてもよい。
【0055】
実施例7:
reference cell上でRRCによってCG-PUSCHが構成されており、other cellがRRCによって該当するシンボル上で下りリンク伝送を構成している場合、UEは、other cell上の可能な下りリンク伝送を破棄する。この時にreference cell上のこれらの上りリンクシンボルは、利用可能なシンボルとみなされてもよい。
【0056】
実施例8:
reference cell上でRRCによってCG-PUSCHが構成されている上りリンクシンボル上では、other cellがTDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicatedに基づいて下りリンクシンボルを構成している場合、UEは、other cell上の可能な下りリンク伝送を破棄する。ここでの下りリンク伝送は、SSB-PositionsInBurstによって構成されるSSB伝送を含まない。この時にreference cell上のこれらの上りリンクシンボルは、利用可能なシンボルとみなされてもよい。
【0057】
本出願の実施例では、TDD CA下の半二重端末は、第一のセル又は第一の送受信ポイントTRPにおいて第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定することによって、利用可能なスロットを決定するという目的を実現している。
【0058】
説明すべきこととして、本出願の実施例による利用可能なスロットの決定方法では、実行本体は、利用可能なスロットの決定装置、又は、この利用可能なスロットの決定装置における利用可能なスロットの決定方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例では、利用可能なスロットの決定装置が利用可能なスロットの決定方法を実行することを例にして、本出願の実施例による利用可能なスロットの決定装置を説明する。
【0059】
図3に示すように、本出願の実施例は、利用可能なスロットの決定装置300をさらに提供し、
第一のセル又は第一の送受信ポイントTRPにおいて第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定するための第一の決定モジュール301を含み、
ここで、前記第一のセルは、ネットワークによって端末のために構成される複数のサービングセルのうちの一つのサービングセルであり、前記第一のTRPは、マルチ送受信ポイントMTRPシナリオにおける一つのTRPである。
【0060】
選択的に、本出願の実施例の装置は、
前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットにおいて第一の上りリンク伝送を行うための伝送モジュールをさらに含む。
【0061】
選択的に、前記第一の決定モジュールは、
前記端末が複数の前記サービングセルにおいて同時に送信と受信を行う能力を備えず、且つ前記端末が時分割複信キャリアアグリゲーションTDD CA下で半二重動作をサポートする能力を報告するとともに、ネットワーク機器が前記半二重動作を行うよう前記端末に指示する場合に、前記第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定するために用いられる。
【0062】
選択的に、同時に送信と受信を行う能力は、
周波数バンド内で同時に送信と受信を行う能力と、
周波数バンド間で同時に送信と受信を行う能力とのうちの少なくとも一つを含む。
【0063】
選択的に、前記第一のルールは、
前記第一の上りリンク伝送の時間領域リソース割り当てTDRAによって指示されるシンボル集合に少なくとも一つの第一の利用不可能なシンボルが含まれる場合又は前記第一の上りリンク伝送の位置するスロットが少なくとも一つの第一の利用不可能なシンボルを含む場合に、前記第一の利用不可能なシンボルの位置するスロットが利用不可能なスロットであると決定することと、
前記第一の上りリンク伝送のTDRAによって指示されるシンボル集合においてすべてが第一の利用可能なシンボルである場合又は前記第一の上りリンク伝送の位置するスロットにおけるシンボルがすべて第一の利用可能なシンボルである場合に、前記第一の利用可能なシンボルの位置するスロットが利用可能なスロットであると決定することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0064】
選択的に、前記第一の利用不可能なシンボルは、
第一の半静的パラメータによって指示され、下りリンク伝送又は下りリンクモニタリングに用いられるシンボルである、前記第一のセルに対応する第一のシンボルと、
前記第一のセルに対応する第二のシンボルであって、前記第二のシンボルは、第三のシンボルと重なるシンボルであり、前記第三のシンボルは、第二のセル上で構成され、同期信号/物理ブロードキャストチャネル信号ブロックSSB伝送に用いられるシンボルであり、前記第二のセルは、ネットワークによって前記端末のために構成される複数のサービングセルのうちの前記第一のセル以外のサービングセルである第二のシンボルと、
前記第一のTRPに対応する第四のシンボルであって、前記第四のシンボルは、第五のシンボルと重なるシンボルであり、前記第五のシンボルは、他のTRP上で構成され、SSB伝送に用いられるシンボルであり、又は、前記第五のシンボルは、他のTRP上の半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成されるシンボルであり、前記他のTRPは、MTRPシナリオにおける前記第一のTRP以外のTRPである第四のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第六のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第六のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第六のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第七のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第七のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第七のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第八のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第八のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第八のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第九のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第九のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第九のシンボルとのうちの少なくとも一つを含む。
【0065】
選択的に、前記第一の利用可能なシンボルは、
前記第一のセルに対応する第十のシンボルであって、前記第十のシンボルは、第二の半静的パラメータによって指示される上りリンクシンボル又はフレキシブルシンボルであり、且つ、前記第十のシンボルは、第三のセル上で第三の半静的パラメータによって指示され、SSB伝送に用いられるシンボルと重なっておらず、前記第三のセルは、前記複数のサービングセルのうちの一つのセルである第十のシンボルと、
前記第一のTRPに対応する第十一のシンボルであって、前記第十一のシンボルは、第四の半静的パラメータによって指示される上りリンクシンボル又はフレキシブルシンボルであり、且つ、前記第十一のシンボルは、他のTRP上で第五の半静的パラメータによって指示され、SSB伝送に用いられるシンボルと重なっておらず、前記他のTRPは、MTRPシナリオにおける前記第一のTRP以外のTRPである第十一のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第一の他のセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第十二のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第十二のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第一の他のセルは、第十二のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十二のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第二の他のセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第十三のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第十三のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第二の他のセルは、第十三のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十三のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第三の他のセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第十四のシンボルであって、前記第一のセルは、第十四のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第三の他のセルは、第十四のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十四のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第四の他のセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第十五のシンボルであって、前記第一のセルは、第十五のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第四の他のセルは、第十五のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十五のシンボルとのうちの少なくとも一つを含む。
【0066】
選択的に、半二重キャリアアグリゲーションをサポートする端末が第一の標準バージョンにおけるカバレッジ拡張機能をサポートしない場合、前記端末は、利用可能なスロットカウントに基づく第二の上りリンク伝送をサポートしない。
【0067】
選択的に、前記第一の上りリンク伝送又は第二の上りリンク伝送は、
物理上りリンク共有チャネルPUSCH繰り返し伝送と、
物理上りリンク制御チャネルPUCCH繰り返し伝送と、
PUSCHオーバーマルチスロット伝送とのうちの少なくとも一つを含む。
【0068】
本出願の実施例の装置では、TDD CA下の半二重端末は、第一のセル又は第一の送受信ポイントTRPにおいて第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定することによって、利用可能なスロットを決定するという目的を実現している。
【0069】
本出願の実施例における利用可能なスロットの決定装置は、装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置又は電子機器は、移動端末であってもよく、非移動端末であってもよい。例示的には、移動端末は、以上に列挙された端末のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、非移動端末は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0070】
本出願の実施例による装置は、図2の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0071】
選択的に、図4に示すように、本出願の実施例は、通信機器400をさらに提供し、プロセッサ401と、メモリ402と、メモリ402に記憶されており、且つ前記プロセッサ401上で運行できるプログラム又は命令とを含む。例えばこの通信機器400が送信端末である時、このプログラム又は命令がプロセッサ401により実行される時、上記利用可能なスロットの決定方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0072】
本出願の実施例は、端末をさらに提供し、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記プロセッサは、第一のセル又は第一の送受信ポイントTRPにおいて第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定するために用いられ、
ここで、前記第一のセルは、ネットワークによって前記端末のために構成される複数のサービングセルのうちの一つのサービングセルであり、前記第一のTRPは、マルチ送受信ポイントMTRPシナリオにおける一つのTRPであり、前記MTRPシナリオは、セル間inter cell MTRP又はセル内intra cell MTRPであってもよい。
【0073】
具体的には、図5は、本出願の実施例の端末を実現するハードウェア構造概略図であり、この端末500は、無線周波数ユニット501、ネットワークモジュール502、オーディオ出力ユニット503、入力ユニット504、センサ505、表示ユニット506、ユーザ入力ユニット507、インターフェースユニット508、メモリ509、及びプロセッサ510などのうちの少なくとも一部の部材を含むが、それらに限らない。
【0074】
当業者であれば理解できるように、端末500は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ510にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。図5に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0075】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット504は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)5041とマイクロホン5042を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ5041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット506は、表示パネル5061を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネル5061が構成されてもよい。ユーザ入力ユニット507は、タッチパネル5071及び他の入力機器5072を含む。タッチパネル5071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル5071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器5072は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここでこれ以上説明しない。
【0076】
本出願の実施例では、無線周波数ユニット501は、ネットワーク側機器からの下りリンクのデータを受信した後に、プロセッサ510に処理させ、また、上りリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。一般的には、無線周波数ユニット501は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。
【0077】
メモリ509は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ509は、主にプログラム又は命令記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよい。ここで、プログラム又は命令記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム又は命令(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。なお、メモリ509は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリを含んでもよい。ここで、非揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスである。
【0078】
プロセッサ510は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ510は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラム又は命令などを処理するものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するものであり、例えばベースバンドプロセッサである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ510に統合されなくてもよい。
【0079】
前記プロセッサ510は、第一のセル又は第一の送受信ポイントTRPにおいて第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定するために用いられ、
ここで、前記第一のセルは、ネットワークによって前記端末のために構成される複数のサービングセルのうちの一つのサービングセルであり、前記第一のTRPは、マルチ送受信ポイントMTRPシナリオにおける一つのTRPであり、前記MTRPシナリオは、セル間inter cell MTRP又はセル内intra cell MTRPであってもよい。
【0080】
選択的に、前記プロセッサ510は、前記端末が複数の前記サービングセルにおいて同時に送信と受信を行う能力を備えず、且つ前記端末が時分割複信キャリアアグリゲーションTDD CA下で半二重動作をサポートする能力を報告するとともに、ネットワーク機器が前記半二重動作を行うよう前記端末に指示する場合に、前記第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定するために用いられる。
【0081】
選択的に、同時に送信と受信を行う能力は、
周波数バンド内で同時に送信と受信を行う能力と、
周波数バンド間で同時に送信と受信を行う能力とのうちの少なくとも一つを含む。
【0082】
選択的に、前記第一のルールは、
前記第一の上りリンク伝送の時間領域リソース割り当てTDRAによって指示されるシンボル集合に少なくとも一つの第一の利用不可能なシンボルが含まれる場合又は前記第一の上りリンク伝送の位置するスロットが少なくとも一つの第一の利用不可能なシンボルを含む場合に、前記第一の利用不可能なシンボルの位置するスロットが利用不可能なスロットであると決定することと、
前記第一の上りリンク伝送のTDRAによって指示されるシンボル集合においてすべてが第一の利用可能なシンボルである場合又は前記第一の上りリンク伝送の位置するスロットにおけるシンボルがすべて第一の利用可能なシンボルである場合に、前記第一の利用可能なシンボルの位置するスロットが利用可能なスロットであると決定することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0083】
選択的に、前記第一の利用不可能なシンボルは、
第一の半静的パラメータによって指示され、下りリンク伝送又は下りリンクモニタリングに用いられるシンボルである、前記第一のセルに対応する第一のシンボルと、
前記第一のセルに対応する第二のシンボルであって、前記第二のシンボルは、第三のシンボルと重なるシンボルであり、前記第三のシンボルは、第二のセル上で構成され、同期信号/物理ブロードキャストチャネル信号ブロックSSB伝送に用いられるシンボルであり、前記第二のセルは、ネットワークによって前記端末のために構成される複数のサービングセルのうちの前記第一のセル以外のサービングセルである第二のシンボルと、
前記第一のTRPに対応する第四のシンボルであって、前記第四のシンボルは、第五のシンボルと重なるシンボルであり、前記第五のシンボルは、他のTRP上で構成され、SSB伝送に用いられるシンボルであり、又は、前記第五のシンボルは、他のTRP上の半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成されるシンボルであり、前記他のTRPは、MTRPシナリオにおける前記第一のTRP以外のTRPである第四のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第六のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第六のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第六のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第七のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第七のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第七のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第八のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第八のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第八のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第九のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第九のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第九のシンボルとのうちの少なくとも一つを含む。
【0084】
選択的に、前記第一の利用可能なシンボルは、
前記第一のセルに対応する第十のシンボルであって、前記第十のシンボルは、第二の半静的パラメータによって指示される上りリンクシンボル又はフレキシブルシンボルであり、且つ、前記第十のシンボルは、第三のセル上で第三の半静的パラメータによって指示され、SSB伝送に用いられるシンボルと重なっておらず、前記第三のセルは、前記複数のサービングセルのうちの一つのセルである第十のシンボルと、
前記第一のTRPに対応する第十一のシンボルであって、前記第十一のシンボルは、第四の半静的パラメータによって指示される上りリンクシンボル又はフレキシブルシンボルであり、且つ、前記第十一のシンボルは、他のTRP上で第五の半静的パラメータによって指示され、SSB伝送に用いられるシンボルと重なっておらず、前記他のTRPは、MTRPシナリオにおける前記第一のTRP以外のTRPである第十一のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第一の他のセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第十二のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第十二のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第一の他のセルは、第十二のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十二のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第二の他のセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第十三のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第十三のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第二の他のセルは、第十三のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十三のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第三の他のセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第十四のシンボルであって、前記第一のセルは、第十四のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第三の他のセルは、第十四のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十四のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第四の他のセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第十五のシンボルであって、前記第一のセルは、第十五のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第四の他のセルは、第十五のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十五のシンボルとのうちの少なくとも一つを含む。
【0085】
選択的に、半二重キャリアアグリゲーションをサポートする端末が第一の標準バージョンにおけるカバレッジ拡張機能をサポートしない場合、前記端末は、利用可能なスロットカウントに基づく第二の上りリンク伝送をサポートしない。
【0086】
選択的に、前記第一の上りリンク伝送又は第二の上りリンク伝送は、
物理上りリンク共有チャネルPUSCH繰り返し伝送と、
物理上りリンク制御チャネルPUCCH繰り返し伝送と、
PUSCHオーバーマルチスロット伝送とのうちの少なくとも一つを含む。
【0087】
本出願の実施例では、TDD CA下の半二重端末は、第一のセル又は第一の送受信ポイントTRPにおいて第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定することによって、利用可能なスロットを決定するという目的を実現している。
【0088】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体は、揮発性であってもよく、非揮発性であってもよい。前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記利用可能なスロットの決定方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0089】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0090】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、上記利用可能なスロットの決定方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0091】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム/プログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム/プログラム製品は、非一時的記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム/プログラム製品は、少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、上記利用可能なスロットの決定方法のステップを実現する。
【0092】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0093】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「・・・を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0094】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は関連技術に寄与した部分は、コンピュータソフトウェア製品の形式で具現化されてもよく、このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0095】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と特許請求の範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2024-06-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用可能なスロットの決定方法であって、
端末が第一のセル又は第一の送受信ポイントTRPにおいて第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定することを含み、
前記第一のセルは、ネットワークによって前記端末のために構成される複数のサービングセルのうちの一つのサービングセルであり、前記第一の送受信ポイントTRPは、マルチ送受信ポイントMTRPシナリオにおける一つの送受信ポイントTRPである、利用可能なスロットの決定方法。
【請求項2】
第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定することは、
前記端末が複数の前記サービングセルにおいて同時に送信と受信を行う能力を備えず、且つ前記端末が時分割複信キャリアアグリゲーションTDD CA下で半二重動作をサポートする能力を報告するとともに、ネットワーク機器が前記半二重動作を行うよう前記端末に指示する場合に、前記第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定することを含む、請求項1に記載の決定方法。
【請求項3】
同時に送信と受信を行う能力は、
周波数バンド内で同時に送信と受信を行う能力と、
周波数バンド間で同時に送信と受信を行う能力とのうちの少なくとも一つを含む、請求項2に記載の決定方法。
【請求項4】
前記第一のルールは、
前記第一の上りリンク伝送の時間領域リソース割り当てTDRAによって指示されるシンボル集合に少なくとも一つの第一の利用不可能なシンボルが含まれる場合又は前記第一の上りリンク伝送の位置するスロットが少なくとも一つの第一の利用不可能なシンボルを含む場合に、前記第一の利用不可能なシンボルの位置するスロットが利用不可能なスロットであると決定することと、
前記第一の上りリンク伝送のTDRAによって指示されるシンボル集合においてすべてが第一の利用可能なシンボルである場合又は前記第一の上りリンク伝送の位置するスロットにおけるシンボルがすべて第一の利用可能なシンボルである場合に、前記第一の利用可能なシンボルの位置するスロットが利用可能なスロットであると決定することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の決定方法。
【請求項5】
前記第一の利用不可能なシンボルは、
第一の半静的パラメータによって指示され、下りリンク伝送又は下りリンクモニタリングに用いられるシンボルである、前記第一のセルに対応する第一のシンボルと、
前記第一のセルに対応する第二のシンボルであって、前記第二のシンボルは、第三のシンボルと重なるシンボルであり、前記第三のシンボルは、第二のセル上で構成され、同期信号/物理ブロードキャストチャネル信号ブロックSSB伝送に用いられるシンボルであり、前記第二のセルは、ネットワークによって前記端末のために構成される複数のサービングセルのうちの前記第一のセル以外のサービングセルである第二のシンボルと、
前記第一の送受信ポイントTRPに対応する第四のシンボルであって、前記第四のシンボルは、第五のシンボルと重なるシンボルであり、前記第五のシンボルは、他の送受信ポイントTRP上で構成され、SSB伝送に用いられるシンボルであり、又は、前記第五のシンボルは、他の送受信ポイントTRP上の半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成されるシンボルであり、前記他の送受信ポイントTRPは、MTRPシナリオにおける前記第一の送受信ポイントTRP以外の送受信ポイントTRPである第四のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第六のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第六のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第六のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第七のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第七のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第七のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第八のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第八のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第八のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第九のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第九のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第九のシンボルとのうちの少なくとも一つを含む、請求項4に記載の決定方法。
【請求項6】
前記第一の利用可能なシンボルは、
前記第一のセルに対応する第十のシンボルであって、前記第十のシンボルは、第二の半静的パラメータによって指示される上りリンクシンボル又はフレキシブルシンボルであり、且つ、前記第十のシンボルは、第三のセル上で第三の半静的パラメータによって指示され、SSB伝送に用いられるシンボルと重なっておらず、前記第三のセルは、前記複数のサービングセルのうちの一つのセルである第十のシンボルと、
前記第一の送受信ポイントTRPに対応する第十一のシンボルであって、前記第十一のシンボルは、第四の半静的パラメータによって指示される上りリンクシンボル又はフレキシブルシンボルであり、且つ、前記第十一のシンボルは、他の送受信ポイントTRP上で第五の半静的パラメータによって指示され、SSB伝送に用いられるシンボルと重なっておらず、前記他の送受信ポイントTRPは、MTRPシナリオにおける前記第一の送受信ポイントTRP以外の送受信ポイントTRPである第十一のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第一の他のセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第十二のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第十二のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第一の他のセルは、第十二のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十二のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第二の他のセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第十三のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第十三のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第二の他のセルは、第十三のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十三のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第三の他のセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第十四のシンボルであって、前記第一のセルは、第十四のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第三の他のセルは、第十四のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十四のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第四の他のセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第十五のシンボルであって、前記第一のセルは、第十五のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第四の他のセルは、第十五のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十五のシンボルとのうちの少なくとも一つを含む、請求項4に記載の決定方法。
【請求項7】
前記第一の上りリンク伝送は、
物理上りリンク共有チャネルPUSCH繰り返し伝送と、
物理上りリンク制御チャネルPUCCH繰り返し伝送と、
PUSCHオーバーマルチスロット伝送とのうちの少なくとも一つを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の決定方法。
【請求項8】
前記半静的スロットフォーマットは、TDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicatedによって指示される、請求項5又は6に記載の決定方法。
【請求項9】
利用可能なスロットの決定装置であって、
第一のセル又は第一の送受信ポイントTRPにおいて第一の上りリンク伝送を行う前に、第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定するための第一の決定モジュールを含み、
前記第一のセルは、ネットワークによって端末のために構成される複数のサービングセルのうちの一つのサービングセルであり、前記第一の送受信ポイントTRPは、マルチ送受信ポイントMTRPシナリオにおける一つの送受信ポイントTRPである、利用可能なスロットの決定装置。
【請求項10】
前記第一の決定モジュールは、
前記端末が複数の前記サービングセルにおいて同時に送信と受信を行う能力を備えず、且つ前記端末が時分割複信キャリアアグリゲーションTDD CA下で半二重動作をサポートする能力を報告するとともに、ネットワーク機器が前記半二重動作を行うよう前記端末に指示する場合に、前記第一のルールに基づいて前記第一の上りリンク伝送の利用可能なスロットを決定するために用いられる、請求項9に記載の決定装置。
【請求項11】
同時に送信と受信を行う能力は、
周波数バンド内で同時に送信と受信を行う能力と、
周波数バンド間で同時に送信と受信を行う能力とのうちの少なくとも一つを含む、請求項10に記載の決定装置。
【請求項12】
前記第一のルールは、
前記第一の上りリンク伝送の時間領域リソース割り当てTDRAによって指示されるシンボル集合に少なくとも一つの第一の利用不可能なシンボルが含まれる場合又は前記第一の上りリンク伝送の位置するスロットが少なくとも一つの第一の利用不可能なシンボルを含む場合に、前記第一の利用不可能なシンボルの位置するスロットが利用不可能なスロットであると決定することと、
前記第一の上りリンク伝送のTDRAによって指示されるシンボル集合においてすべてが第一の利用可能なシンボルである場合又は前記第一の上りリンク伝送の位置するスロットにおけるシンボルがすべて第一の利用可能なシンボルである場合に、前記第一の利用可能なシンボルの位置するスロットが利用可能なスロットであると決定することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項9から11のいずれか1項に記載の決定装置。
【請求項13】
前記第一の利用不可能なシンボルは、
第一の半静的パラメータによって指示され、下りリンク伝送又は下りリンクモニタリングに用いられるシンボルである、前記第一のセルに対応する第一のシンボルと、
前記第一のセルに対応する第二のシンボルであって、前記第二のシンボルは、第三のシンボルと重なるシンボルであり、前記第三のシンボルは、第二のセル上で構成され、同期信号/物理ブロードキャストチャネル信号ブロックSSB伝送に用いられるシンボルであり、前記第二のセルは、ネットワークによって前記端末のために構成される複数のサービングセルのうちの前記第一のセル以外のサービングセルである第二のシンボルと、
前記第一の送受信ポイントTRPに対応する第四のシンボルであって、前記第四のシンボルは、第五のシンボルと重なるシンボルであり、前記第五のシンボルは、他の送受信ポイントTRP上で構成され、SSB伝送に用いられるシンボルであり、又は、前記第五のシンボルは、他の送受信ポイントTRP上の半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成されるシンボルであり、前記他の送受信ポイントTRPは、MTRPシナリオにおける前記第一の送受信ポイントTRP以外の送受信ポイントTRPである第四のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第六のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第六のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第六のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第七のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第七のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第七のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第八のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第八のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第八のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つリファレンスセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第九のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第九のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第九のシンボルとのうちの少なくとも一つを含む、請求項12に記載の決定装置。
【請求項14】
前記第一の利用可能なシンボルは、
前記第一のセルに対応する第十のシンボルであって、前記第十のシンボルは、第二の半静的パラメータによって指示される上りリンクシンボル又はフレキシブルシンボルであり、且つ、前記第十のシンボルは、第三のセル上で第三の半静的パラメータによって指示され、SSB伝送に用いられるシンボルと重なっておらず、前記第三のセルは、前記複数のサービングセルのうちの一つのセルである第十のシンボルと、
前記第一の送受信ポイントTRPに対応する第十一のシンボルであって、前記第十一のシンボルは、第四の半静的パラメータによって指示される上りリンクシンボル又はフレキシブルシンボルであり、且つ、前記第十一のシンボルは、他の送受信ポイントTRP上で第五の半静的パラメータによって指示され、SSB伝送に用いられるシンボルと重なっておらず、前記他の送受信ポイントTRPは、MTRPシナリオにおける前記第一の送受信ポイントTRP以外の送受信ポイントTRPである第十一のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第一の他のセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第十二のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第十二のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第一の他のセルは、第十二のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十二のシンボルと、
前記第一のセルの半静的スロットフォーマット指示によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第二の他のセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第十三のシンボルであって、前記第一のセルは、前記第十三のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第二の他のセルは、第十三のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十三のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第三の他のセルの無線リソース制御によって下りリンクシンボルとして構成される第十四のシンボルであって、前記第一のセルは、第十四のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第三の他のセルは、第十四のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十四のシンボルと、
前記第一のセルの無線リソース制御によって上りリンクシンボルとして構成され、且つ第四の他のセルの半静的スロットフォーマット指示によって下りリンクシンボルとして構成される第十五のシンボルであって、前記第一のセルは、第十五のシンボル上のリファレンスセルであり、前記第四の他のセルは、第十五のシンボル上のリファレンスセル以外の他のセルである第十五のシンボルとのうちの少なくとも一つを含む、請求項12に記載の決定装置。
【請求項15】
前記第一の上りリンク伝送は、
物理上りリンク共有チャネルPUSCH繰り返し伝送と、
物理上りリンク制御チャネルPUCCH繰り返し伝送と、
PUSCHオーバーマルチスロット伝送とのうちの少なくとも一つを含む、請求項9から11のいずれか1項に記載の決定装置。
【国際調査報告】