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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-10
(54)【発明の名称】情報伝送方法、機器および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04B 7/0417 20170101AFI20241003BHJP
【FI】
H04B7/0417 100
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024526662
(86)(22)【出願日】2022-10-28
(85)【翻訳文提出日】2024-05-02
(86)【国際出願番号】 CN2022128287
(87)【国際公開番号】W WO2023078176
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】202111301957.6
(32)【優先日】2021-11-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 永
(72)【発明者】
【氏名】呉 昊
(72)【発明者】
【氏名】魯 照 華
(72)【発明者】
【氏名】王 瑜 新
(57)【要約】
本願は、情報伝送方法、機器および記憶媒体を提出する。該第1通信ノードに適用される情報伝送方法は、第2通信ノードの構成情報を受信することと、前記構成情報に基づいてチャネル状態情報を前記第2通信ノードに報告することとを含み、前記チャネル状態情報はプリコーディング行列指標を含み、前記プリコーディング行列指標は最強係数指標を含み、前記プリコーディング行列指標に対応するプリコーディング行列が、第1係数と第1セットのベクトルとの組み合わせ、または第1係数と第1セットのベクトルおよび第2セットのベクトルとの組み合わせにより構成され、前記最強係数指標が前記第1係数における最強係数のインデックス番号を指示することに用いられる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1通信ノードに適用される情報伝送方法であって、
第2通信ノードの構成情報を受信することと、
前記構成情報に基づいてチャネル状態情報を前記第2通信ノードに報告することと、を含み、
前記チャネル状態情報はプリコーディング行列指標を含み、前記プリコーディング行列指標は最強係数指標を含み、
前記プリコーディング行列指標に対応するプリコーディング行列が、第1係数と第1セットのベクトルとの組み合わせ、または第1係数と第1セットのベクトルおよび第2セットのベクトルとの組み合わせにより構成され、前記最強係数指標が前記第1係数における最強係数のインデックス番号を指示することに用いられる、
情報伝送方法。
【請求項2】
前記最強係数のインデックス番号は、第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号を含み、
前記第1次元のインデックス番号は前記第1セットのベクトルに対応し、前記第2次元のインデックス番号は前記第2セットのベクトルに対応する、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2セットのベクトルのベクトル数に基づき、前記最強係数指標と前記第1次元のインデックス番号および前記第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係を確定する、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記最強係数指標の調整値は、前記第1次元のインデックス番号の調整値と前記第2セットのベクトルのベクトル数との乗算値である、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記最強係数指標の調整値は、前記第2次元のインデックス番号の調整値と前記第1セットのベクトルのベクトル数の2倍との乗算値である、
請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記第2セットのベクトルのベクトル数が1であることに対応して、前記最強係数指標と前記第1次元のインデックス番号および前記第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係は、前記最強係数指標と前記第1次元のインデックス番号が同じであり、前記第2次元のインデックス番号が0であることとなる、
請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記第2セットのベクトルのベクトル数が2であることに対応して、前記最強係数指標と前記第1次元のインデックス番号および前記第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係は、前記最強係数指標が前記第1次元のインデックス番号と前記第2セットのベクトルのベクトル数との乗算値および前記第2次元のインデックス番号に基づいて確定されることとなる、
請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記第1次元のインデックス番号の値の範囲は、0から前記第1セットのベクトルのベクトル数の2倍を1減算した値までの範囲であり、前記第2次元のインデックス番号の値は0、1を含む、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第2セットのベクトルのベクトル数が2であることに対応して、前記最強係数指標と前記第1次元のインデックス番号および前記第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係は、前記最強係数指標が前記第2次元のインデックス番号と前記第1セットのベクトルのベクトルデータとの乗算値および前記第1次元のインデックス番号に基づいて確定されることとなる、
請求項3に記載の方法。
【請求項10】
前記最強係数指標の調整値は、前記第2次元のインデックス番号の調整値と同じである、
請求項3に記載の方法。
【請求項11】
前記最強係数指標の調整値は、前記第2次元のインデックス番号の調整値と前記第1セットのベクトルのベクトル数との乗算値である、
請求項3に記載の方法。
【請求項12】
前記チャネル状態情報は第1数指標を更に含み、前記第1数指標は、第1係数における報告する必要がある係数の数Kを指示することに用いられ、且つ、A個のビットで構成されるドメインを用いて第1数指標を報告し、Kは第1数指標の値+1であり、第1数指標の値はA個のビットで構成されるドメインの値であり、Aは非負整数である、
請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記チャネル状態情報は第1数指標を更に含み、前記第1数指標は、第1係数における非ゼロ値の係数の数Kを指示することに用いられ、且つ、A個のビットで構成されるドメインを用いて第1数指標を報告し、Kは第1数指標の値+1であり、第1数指標の値はA個のビットで構成されるドメインの値であり、Aは非負整数である。
請求項1に記載の方法。
【請求項14】
第2通信ノードに適用される情報伝送方法であって、
構成情報を確定することと、
第1通信ノードに、前記構成情報に基づいてチャネル状態情報を報告させるように、前記構成情報を第1通信ノードに送信することと、を含み、
前記チャネル状態情報はプリコーディング行列指標を含み、前記プリコーディング行列指標は最強係数指標を含み、
前記プリコーディング行列指標に対応するプリコーディング行列が、第1係数と第1セットのベクトルとの組み合わせ、または第1係数と第1セットのベクトルおよび第2セットのベクトルとの組み合わせにより構成され、前記最強係数指標が前記第1係数における最強係数のインデックス番号を指示することに用いられる、
情報伝送方法。
【請求項15】
通信モジュールと、メモリと、少なくとも1つのプロセッサとを備え、
前記通信モジュールは、第1通信ノードと第2通信ノードとの間で通信インタラクションを行うように構成され、
前記メモリは、少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成され、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサは、上記請求項1から14のいずれか1項に記載の方法を実現する、
通信機器。
【請求項16】
コンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記請求項1から14のいずれか1項に記載の方法を実現する、
記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は通信領域に関し、例えば、情報伝送方法、機器および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムでは、基地局は、データ伝送効率を高めるために、受信したチャネル状態情報によって表されるチャネル状態に基づいてデータ伝送ポリシーを確定し、データ伝送ポリシーに従ってデータ伝送を行うことができる。従って、チャネル状態を取得する精度を高め、使用するリソースのオーバーヘッドを減少し、システムの複雑度を低減するために、チャネル状態情報の処理メカニズムをどのように設計するかは、依然として1つの早急に解決すべき問題である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本願の実施例は、
第1通信ノードに適用される情報伝送方法であって、
第2通信ノードの構成情報を受信することと、
前記構成情報に基づいてチャネル状態情報を前記第2通信ノードに報告することと、を含み、
前記チャネル状態情報はプリコーディング行列指標を含み、前記プリコーディング行列指標は最強係数指標を含み、
前記プリコーディング行列指標に対応するプリコーディング行列が、第1係数と第1セットのベクトルとの組み合わせ、または第1係数と第1セットのベクトルおよび第2セットのベクトルとの組み合わせにより構成され、前記最強係数指標が前記第1係数における最強係数のインデックス番号を指示することに用いられる、
情報伝送方法を提供する。
【0004】
本願の実施例は、
第2通信ノードに適用される情報伝送方法であって、
構成情報を確定することと、
第1通信ノードに、前記構成情報に基づいてチャネル状態情報を報告させるように、前記構成情報を第1通信ノードに送信することと、を含み、
前記チャネル状態情報はプリコーディング行列指標を含み、前記プリコーディング行列指標は最強係数指標を含み、
前記プリコーディング行列指標に対応するプリコーディング行列が、第1係数と第1セットのベクトルとの組み合わせ、または第1係数と第1セットのベクトルおよび第2セットのベクトルとの組み合わせにより構成され、前記最強係数指標が前記第1係数における最強係数のインデックス番号を指示することに用いられる、
情報伝送方法を提供する。
【0005】
本願の実施例は、
通信モジュールと、メモリと、1つまたは複数のプロセッサとを備え、
前記通信モジュールは、第1通信ノードと第2通信ノードとの間で通信インタラクションを行うように構成され、
前記メモリは、1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成され、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、上記いずれかの実施例に記載の方法を実現する、
通信機器を提供する。
【0006】
本願の実施例は、
コンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記いずれかの実施例に記載の方法を実現する、
記憶媒体を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本願の実施例に係る情報伝送方法のフローチャートである。
図2】本願の実施例に係る別の情報伝送方法のフローチャートである。
図3】本願の実施例に係る情報伝送装置の構成ブロック図である。
図4】本願の実施例に係る別の情報伝送装置の構成ブロック図である。
図5】本願の実施例に係る通信機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら本願の実施例について説明する。以下、実施例の図面を参照しながら本願について説明し、挙げられる例は、本願を解釈するためのものに過ぎず、本願の範囲を限定するものではない。
【0009】
無線通信は、第5世代通信技術に発展してきた。ここで、第4世代無線通信技術におけるロングタームイボリューション(Long Term Evolution、LTE)技術および第5世代無線通信技術における新しい無線・アクセス技術(New Radio、NR)技術は、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)に基づくものであり、OFDM技術において、最も小さい周波数領域ユニットはサブキャリアであり、最も小さい時間領域ユニットはOFDMシンボルであり、周波数領域リソースの使用を容易にするために、リソースブロック(Resource Block、RB)が定義され、1つのリソースブロックは、特定の数の連続したサブキャリアと定義され、また、帯域幅パート(BandWidth Part、BWP)が定義され、1つの帯域幅パートは、1つのキャリアにおける更なる特定の数の連続したリソースブロックと定義され、時間領域リソースの使用を容易にするために、スロット(slot)が定義され、1つのスロットは、更なる特定の数の連続したOFDMシンボルと定義される。
【0010】
無線通信システムにおけるチャネル状態情報を取得する方法およびチャネル状態情報を用いてデータ伝送を行う方法は、基地局が参照信号を送信することと、端末が参照信号を測定し、基地局から端末までのチャネル状態情報を確定し、チャネル状態情報を基地局に報告することと、基地局が端末によって報告されたチャネル状態情報を受信することとを含む。基地局は、受信したチャネル状態情報によって表されたチャネル状態に基づいてデータ伝送のポリシーを確定し、データを伝送し、データ伝送の効率を高める。ここで、チャネル状態情報によって表されたチャネル状態の正確度は、基地局の伝送ポリシーに影響を及ぼし、データ伝送の効率に影響を及ぼす。それとともに、基地局が参照信号を送信するために下りリソースのオーバーヘッドを占有する必要があり、端末がチャネル状態情報をアップロードするために上りリソースのオーバーヘッドを占有する必要がある。一方、システムの複雑度の増加は、システムのコストを高め、エネルギーの損失を増加する。従って、設計の面で、多くの要素を総合的に考慮する必要がある。
【0011】
無線通信技術の発展は、取得されたチャネル状態の精度を向上させ、使用するリソースのオーバーヘッドを減少し、システムの複雑度を低減するために、チャネル状態情報を処理するメカニズムを更に設計する必要がある。
【0012】
基地局から端末に送信される参照信号は下り参照信号であり、LTEシステムにおけるチャネル状態情報報告に用いられる下り参照信号は、セル固有参照信号(Cell-specific Reference Signal、CRS)、チャネル状態情報参照信号(Channel-State Information Reference Signal、CSI-RS)を含み、NRシステムにおけるチャネル状態情報報告に用いられる下り参照信号はCSI-RSを含む。CSI-RSは、チャネル状態情報参照信号リソース(CSI-RS Resource)によってベアラされ、チャネル状態情報参照信号リソースは、符号分割多重グループ(Code Division Multiplexing group、CDM group)で構成され、1つのCDM groupは無線リソース要素で構成され、1グループのCSI-RSポートのCSI-RSは、その上で符号分割多重の方式で多重される。
【0013】
基地局と端末との間で伝送されるチャネル状態情報のコンテンツは、チャネルの品質を指示するためのチャネル品質指標(Channel quality indicator、CQI)を含むか、または、基地局のアンテナに適用されるプリコーディング行列を指示するためのプリコーディング行列指標(Precoding Matrix Indicator、PMI)を含む。1種のCQIの報告フォーマットは、ワイドバンドCQI報告(wideband CQI reporting)であり、即ち、チャネル状態情報報告バンド(CSI reporting band)に1つのチャネル品質を報告し、該チャネル品質は前記チャネル状態情報報告バンド全体に対応し、他種のCQIの報告フォーマットは、サブバンドCQI報告(subband CQI reporting)であり、即ち、チャネル状態情報報告バンド(CSI reporting band)に対してサブバンドを単位としてチャネル品質をそれぞれ与え、そのうちの1つのチャネル品質は1つのサブバンドに対応し、即ち、チャネル状態情報報告バンドの各サブバンドに1つのチャネル品質を報告する。前記サブバンドは周波数領域ユニットであり、N個の連続したRBと定義され、Nは正の整数である。説明しやすいために、本願では、チャネル品質指示サブバンドまたはCQIサブバンドまたはサブバンドと呼ばれ、ここで、Nは、CQIサブバンドのサイズ(size)と呼ばれるか、またはCQIサブバンドサイズと呼ばれるか、またはサブバンドサイズ(size)と呼ばれる。帯域幅パート(BWP、Bandwidth part)はサブバンドに分割され、チャネル状態情報報告バンド(CSI reporting band)は、帯域幅パート(BWP、Bandwidth part)のサブバンドのサブセットで定義される。チャネル状態情報報告バンド(CSI reporting band)は、その上のチャネル状態情報を報告する必要があるバンドである。
【0014】
1種のチャネル品質を確定する方式は、端末によって受信された参照信号の強度に基づいて確定することであり、他種のチャネル品質を確定する方式は、受信された参照信号の信号対雑音比に基づいて確定することである。チャネル状態情報報告バンドで、チャネル品質の変化が大きくない場合、ワイドバンドCQI報告の方式でCQIを報告することにより、CQI報告に用いられるリソースのオーバーヘッドを減少でき、チャネル品質が周波数領域で差が大きい場合、サブバンドCQI報告の方式でCQIを報告することにより、CQI報告の正確度を増加できる。
【0015】
1種のPMIの報告フォーマットはワイドバンドPMI報告であり、即ち、チャネル状態情報報告バンドに1つのPMIを報告し、該PMIは前記チャネル状態情報報告バンド全体に対応する。他種のPMIの報告フォーマットはサブバンドPMI報告であり、即ち、チャネル状態情報報告バンドの各サブバンドに1つのPMIを報告するか、またはチャネル状態情報報告バンドの各サブバンドに1つのPMIの構成部分を報告する。例えば、PMIは、X1およびX2で構成され、チャネル状態情報報告バンドの各サブバンドに1つのPMIの構成部分を報告する1つの方式は、バンド全体に1つのX1を報告し、各サブバンドに1つのX2を報告することであり、別の方式は、各サブバンドに1つのX1および1つのX2を報告することである。
【0016】
他種のPMIの報告フォーマットは、報告されたPMIが各サブバンドにR個のプリコーディング行列を指示するものであり、ただし、Rは正の整数である。プリコーディング行列をフィードバックする周波数領域の粒状性の意義から見ると、Rは、更に各サブバンドに含まれるプリコーディング行列サブバンドの数または各CQIサブバンドに含まれるプリコーディング行列サブバンドの数を表す。
【0017】
チャネル状態情報を報告する1つの方法として、端末が基地局の構成情報(第1構成情報および第2構成情報を含む)を受信し、端末が前記構成情報に基づいて基地局から送信されたチャネル状態情報参照信号を受信し、端末が前記構成情報に基づいてチャネル状態情報を報告する。
【0018】
【数1】
【0019】
tは、DFTベクトル内の要素のインデックス番号であり、値は0、1、...、N-1である。tは、プリコーディング行列のインデックス番号を表すこともできる。tは、周波数領域ユニットのインデックス番号を表すこともでき、tの1つの値は1つの周波数領域ユニットに対応する。例えば、第2セットのベクトル内のDFTベクトルのインデックス番号tの要素に対応するインデックス番号tのプリコーディング行列は、インデックス番号tの周波数領域ユニットのプリコーディング行列である。
【0020】
プリコーディング行列は、第1セットのベクトルだけで構成されてもよいし、第1セットのベクトルと第2セットのベクトルで構成されてもよい。プリコーディングが第1セットのベクトルだけで構成される場合、そのうちの1層の例は、W=Wであり、ただし、Wはプリコーディング行列を表し、Wは、第1セットのベクトルで構成される行列を表し、Wは、第1セットのベクトルを組み合わせてプリコーディング行列を構成する係数を表し、行列で表す。プリコーディングが第1セットのベクトルと第2セットのベクトルで構成される場合、そのうちの1層の例は、W=Wであり、ただし、Wは、プリコーディングを表し、Wは、第1セットのベクトルで構成される行列を表し、Wは第2セットのベクトルで構成される行列を表し、Wは、第1セットのベクトルと第2セットのベクトルとを組み合わせてプリコーディング行列を構成する係数を表し、行列で表す。
【0021】
【数2】
【0022】
【数3】
【0023】
【数4】
【0024】
ただし、Oは、P/2個の要素を含み、且つ全ての要素が0であるベクトルを表す。
【0025】
【数5】
【0026】
プリコーディング行列が第1セットのベクトルだけで構成される場合、プリコーディング行列の1層の例は、W=Wであり、ただし、Wはプリコーディング行列を表し、Wは第1セットのベクトルで構成される行列を表し、次元はP×2Lであり、即ち、第1次元がPで、第2次元が2Lであり、Wは、第1セットのベクトルを組み合わせてプリコーディング行列を構成する係数を表し、行列で表し、次元は2L×1であり、即ち、第1次元が2Lで、第2次元が1であり、即ち、Wに含まれる要素の数は2Lであり、つまり、プリコーディング行列の1層を構成する係数の数は2Lである。
【0027】
プリコーディング行列が第1セットのベクトルおよび第2セットのベクトルで構成される場合、プリコーディング行列の1層の例は、W=Wであり、ただし、Wはプリコーディング行列を表し、Wは第1セットのベクトルで構成される行列を表し、次元はP×2Lであり、即ち、第1次元がPで、第2次元が2Lであり、Wは第2セットのベクトルで構成される行列を表し、次元はM×Nであり、即ち、第1次元がMで、第2次元がNであり、Wは、第1セットのベクトルと第2セットのベクトルと組み合わせてプリコーディング行列を構成する係数を表し、行列で表す、次元は2L×Mであり、即ち、第1次元が2Lで、第2次元がMであり、即ち、Wに含まれる要素の数は2LMであり、つまり、プリコーディング行列の1層を構成する係数の数は2LMである。
【0028】
【数6】
【0029】
一実施例において、図1は、本願の実施例に係る情報伝送方法のフローチャートである。本実施例は第1通信ノードによって実行されてもよい。ここで、第1通信ノードは、端末側(例えば、ユーザ機器)であってもよい。図1に示すように、本実施例はS110~S120を含む。
【0030】
S110において、第2通信ノードの構成情報を受信する。
S120において、構成情報に基づいてチャネル状態情報を第2通信ノードに報告する。
【0031】
ここで、チャネル状態情報はプリコーディング行列指標を含み、プリコーディング行列指標は最強係数指標を含む。
【0032】
プリコーディング行列指標に対応するプリコーディング行列が、第1係数と第1セットのベクトルとの組み合わせ、または第1係数と第1セットのベクトルおよび第2セットのベクトルとの組み合わせにより構成され、最強係数指標が第1係数における最強係数のインデックス番号を指示することに用いられる。
【0033】
実施例において、最強係数指標とは、第1係数における最強係数の指標を指す。ここで、第1係数は、第1セットのベクトルを組み合わせてプリコーディング行列を構成する係数、または第1セットのベクトルと第2セットのベクトルとを組み合わせてプリコーディング行列を構成する係数である。最強係数とは、第1係数における振幅が最も大きな係数を意味する。例示的には、振幅の最大値が1であれば、最強係数は第1係数における振幅が1の係数である。もちろん、第1係数に振幅が1の係数がない場合、第1係数における振幅が最も大きな係数を探して最強係数とする。実施例において、最強係数指標は、最強係数の第1係数におけるインデックス番号を指示することに用いられる。実施例において、最強係数指標により第1係数における最強係数のインデックス番号を指示すれば、該インデックス番号の係数を直接第2通信ノードに報告することができ、第1通信ノードは、第2通信ノードが分析して最強係数を確定するように全ての係数を第2通信ノードに報告する必要がなく、係数を報告するリソースのオーバーヘッドを節約する。あるいは、最強係数指標により第1係数における最強係数のインデックス番号を指示し、最強係数は予め定義された値を採用し、最強係数の振幅値および位相値の直接報告を節約し、最強係数の振幅値および位相値を報告するリソースのオーバーヘッドを節約し、且つ、最強係数が予め定義された値を採用したため、最強係数が採用した値の精度を向上させ、報告されたプリコーディング行列の精度を向上させ、報告されたプリコーディング行列の性能を向上させる。例えば、正規化シーンで、最強係数は1と予め定義され、即ち、最強係数の振幅値は1と予め定義され、最強係数の位相値は0と予め定義され、最強係数指標は最強係数のインデックス番号を指示し、最強係数の振幅値および位相値を直接報告する必要がなく、最強係数のインデックス番号により、それに対応する係数が最強係数であり、且つその振幅が1で、位相が0であると確定できる。
【0034】
一実施例において、最強係数のインデックス番号は、第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号を含む。
【0035】
ここで、第1次元のインデックス番号は第1セットのベクトルに対応し、第2次元のインデックス番号は第2セットのベクトルに対応する。プリコーディング行列が2つの次元で構成された行列であると理解でき、それに対応し、プリコーディング行列を構成するための第1係数も2つの次元、即ち、第1次元および第2次元を含む。それに対応し、第1係数のインデックス番号は2つの次元で構成され、即ち、最強係数のインデックス番号も2つの次元、即ち、第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号を含む。ここで、第1次元のインデックス番号は第1セットのベクトルに対応し、第2次元のインデックス番号は第2セットのベクトルに対応する。ここで、第1セットのベクトル内の1つのベクトルはチャネル状態情報参照信号の1つのポートに対応し、第2セットのベクトル内の1つのベクトル内の1つの要素は1つのプリコーディング行列に対応する。
【0036】
一実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数に基づき、最強係数指標と第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係を確定する。実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数は、第2セットのベクトル内の総ベクトル数を意味する。
【0037】
一実施例において、最強係数指標の調整値は、第1次元のインデックス番号の調整値と第2セットのベクトルのベクトル数との乗算値である。実施例において、第1次元のインデックス番号が1を変更する毎に、最強係数指標は対応して第2セットのベクトルのベクトル数の値を変更し、それに対応し、第1次元のインデックス番号がnを変更する毎に、最強係数指標の値は対応して第2セットのベクトルのベクトル数の値のn倍を変更する。
【0038】
一実施例において、最強係数指標の調整値は、第2次元のインデックス番号の調整値と第1セットのベクトルのベクトル数の2倍との乗算値である。実施例において、第1セットのベクトルのベクトル数とは、第1セットのベクトル内の総ベクトル数を意味する。実施例において、第2次元のインデックス番号が1を変更する毎に、最強係数指標は対応して第1セットのベクトルのベクトル数の値の2倍を変更し、それに対応し、第2次元のインデックス番号がnを変更する毎に、最強係数指標の値は対応して第1セットのベクトルのベクトル数の値の2n倍を変更する。
【0039】
一実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数が1であることに対応して、最強係数指標と第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係は、最強係数指標と第1次元のインデックス番号が同じであり、第2次元のインデックス番号が0であることとなる。実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数が1である場合、最強係数指標と第1次元のインデックス番号は同じであり、第2次元のインデックス番号は0である。
【0040】
一実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数が2であることに対応して、最強係数指標と第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係は、最強係数指標が第1次元のインデックス番号と第2セットのベクトルのベクトル数との乗算値および第2次元のインデックス番号に基づいて確定されることとなる。第2セットのベクトルのベクトル数が2である場合、最強係数指標の値は、第1次元のインデックス番号と第2セットのベクトルのベクトルベクトルとの乗算値と、第2次元のインデックス番号の値との和に等しい。
【0041】
一実施例において、第1次元のインデックス番号の値の範囲は、0から第1セットのベクトルのベクトル数の2倍を1減算した値までの範囲であり、第2次元のインデックス番号の値は0、1を含む。
【0042】
一実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数が2であることに対応して、最強係数指標と第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係は、最強係数指標が第2次元のインデックス番号と第1セットのベクトルのベクトルデータとの乗算値および第1次元のインデックス番号に基づいて確定されることとなる。
【0043】
一実施例において、最強係数指標の調整値は、第2次元のインデックス番号の調整値と同じである。実施例において、第2次元のインデックス番号が1を調整する毎に、最強係数指標の値は対応して1を調整し、もちろん、第2次元のインデックス番号がnを調整する毎に、最強係数指標の値は対応してnを調整する。ここで、nは0よりも大きい正の整数である。
【0044】
一実施例において、最強係数指標の調整値は、第2次元のインデックス番号の調整値と第1セットのベクトルのベクトル数との乗算値である。実施例において、第2次元のインデックス番号が1を調整する毎に、最強係数指標の値は対応して第2次元のインデックス番号の値と第1セットのベクトルのベクトル数との乗算値を調整する。それに対応し、第2次元のインデックス番号がnを調整する毎に、最強係数指標の値は対応して第2次元のインデックス番号の値と第1セットのベクトルのベクトル数とnとの乗算値を調整する。ただし、nは0または1である。
【0045】
一実施例において、図2は、本願の実施例に係る別の情報伝送方法のフローチャートである。本実施例は、第2通信ノードによって実行できる。ここで、第2通信ノードは基地局であってもよい。図2に示すように、本実施例はS210~S220を含む。
【0046】
S210において、構成情報を確定する。
S220において、第1通信ノードに、構成情報に基づいてチャネル状態情報を報告させるように、構成情報を第1通信ノードに送信する。
【0047】
ここで、チャネル状態情報はプリコーディング行列指標を含み、プリコーディング行列指標は最強係数指標を含み、プリコーディング行列指標に対応するプリコーディング行列が、第1係数と第1セットのベクトルとの組み合わせ、または第1係数と第1セットのベクトルおよび第2セットのベクトルとの組み合わせにより構成され、最強係数指標が第1係数における最強係数のインデックス番号を指示することに用いられる。
【0048】
一実施例において、最強係数のインデックス番号は、第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号を含む。
【0049】
ここで、第1次元のインデックス番号は第1セットのベクトルに対応し、第2次元のインデックス番号は第2セットのベクトルに対応する。
【0050】
一実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数に基づき、最強係数指標と第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係を確定する。
【0051】
一実施例において、最強係数指標の調整値は、第1次元のインデックス番号の調整値と第2セットのベクトルのベクトル数との乗算値である。
【0052】
一実施例において、最強係数指標の調整値は、第2次元のインデックス番号の調整値と第1セットのベクトルのベクトル数の2倍との乗算値である。
【0053】
一実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数が1であることに対応して、最強係数指標と第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係は、最強係数指標と第1次元のインデックス番号が同じであり、第2次元のインデックス番号が0であることとなる。
【0054】
一実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数が2であることに対応して、最強係数指標と第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係は、最強係数指標が第1次元のインデックス番号と第2セットのベクトルのベクトル数との乗算値および第2次元のインデックス番号に基づいて確定されることとなる。
【0055】
一実施例において、第1次元のインデックス番号の値の範囲は、0から第1セットのベクトルのベクトル数の2倍を1減算した値までの範囲であり、第2次元のインデックス番号の値は0、1を含む。
【0056】
一実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数が2であることに対応して、最強係数指標と第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係は、最強係数指標が第2次元のインデックス番号と第1セットのベクトルのベクトルデータとの乗算値および第1次元のインデックス番号に基づいて確定されることとなる。
【0057】
一実施例において、最強係数指標の調整値は、第2次元のインデックス番号の調整値と同じである。
【0058】
一実施例において、最強係数指標の調整値は、第2次元のインデックス番号の調整値と第1セットのベクトルのベクトル数との乗算値である。
【0059】
なお、第2通信ノードに適用される情報伝送方法における各パラメータについての解釈は、上記実施例における第1通信ノードに適用される情報伝送方法における説明を参照し、ここで説明を省略する。
【0060】
一実施例において、第1通信ノードが端末で、第2通信ノードが基地局であることを例とし、チャネル状態情報の報告過程について説明する。実施例において、チャネル状態情報の報告ステップは、端末が基地局の構成情報を受信し、端末が構成情報に基づいてチャネル状態情報を報告することを含む。
【0061】
ここで、チャネル状態情報はプリコーディング行列指標を含み、該プリコーディング行列指標に対応するプリコーディング行列は、第1セットのベクトルによって確定されるか、または第1セットのベクトルおよび第2セットのベクトルによって確定され、第1セットのベクトルはL個のベクトルを含み、第2セットのベクトルはM個のベクトルを含み、ここで、L、Mは正の整数であり、ここで、第1セットのベクトル内の1つのベクトルは、チャネル状態情報参照信号の1つのポートに対応し、第2セットのベクトル内の1つのベクトル内の1つの要素は、1つのプリコーディング行列に対応する。
【0062】
例えば、構成情報は、Lの値、またはLの値およびMの値を含む。更に、例えば、構成情報はプリコーディング行列のコードブックのバージョン情報を含む。更に、例えば、構成情報は、チャネル状態情報を報告するためにチャネル状態情報を測定するための参照信号を指示する。
【0063】
プリコーディング行列指標は、第1係数を指示するための第1係数指標を含み、ここで、第1係数は第1セットのベクトルを組み合わせてプリコーディング行列を構成する係数、または第1セットのベクトルと第2セットのベクトルとを組み合わせてプリコーディング行列を構成する係数である。
【0064】
第1係数のインデックス番号を用いて第1係数における係数を標識する。第1係数のインデックス番号は第1次元のインデックス番号iおよび第2次元のインデックス番号fを含み、第1次元のインデックス番号iは第1セットのベクトルに対応し、第2次元のインデックス番号fは第2セットのベクトルに対応する。例えば、第1係数のインデックス番号が(i,f)の第1係数指標di,fは、第1係数のインデックス番号が(i,f)の第1係数ui、fにマッピングされ、第1係数指標di,fは、第1係数指標におけるインデックス番号が(i,f)の指標であり、第1係数ui、fは、第1係数におけるインデックス番号が(i,f)の係数であり、ここで、第1次元のインデックス番号iは第1セットのベクトルに対応し、第2次元のインデックス番号fは第2セットのベクトルに対応する。即ち、第1係数インデックス番号は、第1係数における係数の第1係数におけるインデックス番号である。第1係数は第1係数振幅および第1係数位相を含み、第1係数指標も第1係数振幅指標および第1係数位相指標を含む。
【0065】
例えば、第1係数のインデックス番号が(i,f)の第1係数の振幅指標ki,fは、第1係数のインデックス番号が(i,f)の第1係数の振幅pi,fにマッピングされ、第1係数の振幅指標di,fは、第1係数の振幅指標におけるインデックス番号が(i,f)の指標であり、第1係数の振幅pi,fは、第1係数の振幅におけるインデックス番号が(i,f)の振幅である。ここで、第1次元のインデックス番号iは第1セットのベクトルに対応し、第2次元のインデックス番号fは第2セットのベクトルに対応する。例えば、第1係数のインデックス番号が(i,f)の第1係数の位相指標ci,fは、第1係数のインデックス番号が(i,f)である第1係数の位相φi,fにマッピングされ、第1係数の位相指標ci,fは、第1係数の位相指標におけるインデックス番号が(i,f)である指標であり、第1係数の位相φi,fは、第1係数の位相におけるインデックス番号が(i,f)である位相である。ここで、第1次元のインデックス番号iは第1セットのベクトルに対応し、第2次元のインデックス番号fは第2セットのベクトルに対応する。
【0066】
第1係数における最強係数は最強係数と呼ばれる。プリコーディング指標は最強係数指標を含み、最強係数指標は最強係数を指示することに用いられ、最強係数指標は最強係数の第1係数におけるインデックス番号を指示することに用いられ、即ち、最強係数の第1係数のインデックス番号を指示することに用いられる。例えば、最強係数指標sは、最強係数の第1係数におけるインデックス番号(i’,f’)を指示し、ただし、i’は第1次元のインデックス番号であり、f’は第2次元のインデックス番号である。ここで、最強係数の振幅指標ki’f’の報告は不要であり、最強係数の振幅指標ki’f’にマッピングされる振幅値pi’f’は1であり、最強係数の位相指標ci’f’の報告は不要であり、最強係数の位相指標ci’f’は0である。
【0067】
一実施例において、プリコーディング指標は最強係数指標sを含み、最強係数指標sは最強係数の第1係数におけるインデックス番号(i’,f’)を指示し、ここで、第1次元のインデックス番号i’は第1セットのベクトルに対応し、第2次元のインデックス番号f’は第2セットのベクトルに対応し、ここで、第1係数は、第1セットのベクトルを組み合わせてプリコーディング行列を構成する係数であるか、または第1係数は第1セットのベクトルと第2セットのベクトルとを組み合わせてプリコーディング行列を構成する係数である。
【0068】
一実施例において、最強係数指標sは、最強係数の第1係数におけるインデックス番号(i’,f’)を指示し、ここで、最強係数指標sと第1次元のインデックス番号i’、第2次元のインデックス番号f’とのマッピング関係はMの値に基づいて確定される。
【0069】
最強係数指標sは、最強係数の第1係数におけるインデックス番号(i’,f’)を指示し、ここで、最強係数指標sと第1次元のインデックス番号i’、第2次元のインデックス番号f’とのマッピング関係により指示する。最強係数指標sと第1次元のインデックス番号i’、第2次元のインデックス番号f’とのマッピング関係はMの値に基づいて確定される。
【0070】
1つの例は、以下のとおりである。最強係数指標sは、最強係数の第1係数におけるインデックス番号(i’,f’)を指示し、第1次元のインデックス番号i’が1を変更する毎に、最強係数指標sの値はMを変更する。
【0071】
例えば、最強係数指標sと第1次元のインデックス番号i’、第2次元のインデックス番号f’とのマッピング関係は、s=i’・M+f’となる。
【0072】
更に、例えば、最強係数指標sと第1次元のインデックス番号i’、第2次元のインデックス番号f’とのマッピング関係は、s=i’・M+f’であり、ただし、i’∈{0、1、……、2L-1}、f’∈{0、1、……、M-1}となる。
【0073】
更なる例は、以下のとおりである。最強係数指標sは、最強係数の第1係数におけるインデックス番号(i’,f’)を指示し、第2次元のインデックス番号f’が1を変更する毎に、最強係数指標sの値は2Lを変更し、ただし、f’の値の範囲は0からM-1までの整数である。
【0074】
例えば、最強係数指標sと第1次元のインデックス番号i’、第2次元のインデックス番号f’とのマッピング関係は、s=f’・2L+i’であり、ただし、i’∈{0、1、……、2L-1}、f’∈{0、1、……、M-1}となる。
【0075】
または、s=2Lf’+i’であり、ただし、i’∈{0、1、……、2L-1}、f’∈{0、1、……、M-1}である。
【0076】
一実施例において、Mの値が1であることに対応して、最強係数指標sと第1次元のインデックス番号i’、第2次元のインデックス番号f’とのマッピング関係は、s=i’,f’=0となる。
【0077】
の値が2であることに対応して、最強係数指標sと第1次元のインデックス番号i’、第2次元のインデックス番号f’とのマッピング関係は、s=i’・M+f’となり、
または、s=i’・M+f’であり、ただし、i’∈{0、1、……、2L-1}、f’∈{0、1}であり、
【0078】
【数7】
【0079】
実施例において、i’の値の範囲が異なる場合、それに対応し、最強係数指標sの値と第1次元のインデックス番号i’、第2次元のインデックス番号f’とのマッピング関係も異なる。
【0080】
の値が1であることに対応して、最強係数指標sと第1次元のインデックス番号i’、第2次元のインデックス番号f’とのマッピング関係はs=i’,f’=0である。
【0081】
の値が2であることに対応して、最強係数指標sと第1次元のインデックス番号i’、第2次元のインデックス番号f’とのマッピング関係はs=i’・M+f’であり、
または、s=i’・M+f’であり、ただし、i’∈{0、1、……、2L-1}、f’∈{0、1}であり、
【0082】
【数8】
【0083】
一実施例において、最強係数指標sは、最強係数の第1係数におけるインデックス番号(i’,f’)を指示し、ここで、最強係数指標sと第1次元のインデックス番号i’、第2次元のインデックス番号f’とのマッピング関係において、第2次元のインデックス番号f’が1を変更する毎に、最強係数指標sは1を変更する。
【0084】
例えば、s=i’・M+f’である。
更に、例えば、s=i’・M+f’であり、ただし、i’∈{0、1、……、2L-1}、f’∈{0、1、……、M-1}である。
【0085】
一実施例において、最強係数指標sは、最強係数の第1係数におけるインデックス番号(i’,f’)を指示し、第2次元のインデックス番号f’が1を変更する毎に、最強係数指標sの値はLを変更し、ただし、f’の値の範囲は0からM-1までの整数である。
【0086】
【数9】
【0087】
一実施例において、チャネル状態情報は第1数指標を更に含み、ここで、第1数指標は、第1係数における報告する必要がある係数の数Kを指示することに用いられ、A個のビットで構成されるドメインを用いて第1数指標を報告し、Kは第1数指標の値+1であり、ここで、第1数指標の値はA個のビットで構成されるドメインの値である。
【0088】
更なる実施例において、チャネル状態情報は第1数指標を更に含み、ここで、第1数指標は、第1係数における非ゼロ値の係数の数Kを指示することに用いられ、A個のビットで構成されるドメインを用いて第1数指標を報告し、Kは第1数指標の値+1であり、ここで、第1数指標の値はA個のビットで構成されるドメインの値である。
【0089】
【数10】
【0090】
一実施例において、図3は、本願の実施例に係る情報伝送装置の構成ブロック図である。本実施例は、第1通信ノードに適用される。図3に示すように、本実施例における情報報告装置は、受信モジュール310および報告モジュール320を備える。
【0091】
ここで、受信モジュール310は、第2通信ノードの構成情報を受信するように構成される。
【0092】
報告モジュール320は、構成情報に基づいてチャネル状態情報を第2通信ノードに報告するように構成される。
【0093】
ここで、チャネル状態情報はプリコーディング行列指標を含み、プリコーディング行列指標は最強係数指標を含む。
【0094】
プリコーディング行列指標に対応するプリコーディング行列が、第1係数と第1セットのベクトルとの組み合わせ、または第1係数と第1セットのベクトルおよび第2セットのベクトルとの組み合わせにより構成され、最強係数指標が第1係数における最強係数のインデックス番号を指示することに用いられる。
【0095】
一実施例において、最強係数のインデックス番号は、第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号を含む。
【0096】
ここで、第1次元のインデックス番号は第1セットのベクトルに対応し、第2次元のインデックス番号は第2セットのベクトルに対応する。
【0097】
一実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数に基づき、最強係数指標と第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係を確定する。
【0098】
一実施例において、最強係数指標の調整値は、第1次元のインデックス番号の調整値と第2セットのベクトルのベクトル数との乗算値である。
【0099】
一実施例において、最強係数指標の調整値は、第2次元のインデックス番号の調整値と第1セットのベクトルのベクトル数の2倍との乗算値である。
【0100】
一実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数が1であることに対応して、最強係数指標と第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係は、最強係数指標と第1次元のインデックス番号が同じであり、第2次元のインデックス番号が0であることとなる。
【0101】
一実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数が2であることに対応して、最強係数指標と第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係は、最強係数指標が第1次元のインデックス番号と第2セットのベクトルのベクトル数との乗算値および第2次元のインデックス番号に基づいて確定されることとなる。
【0102】
一実施例において、第1次元のインデックス番号の値の範囲は、0から第1セットのベクトルのベクトル数の2倍を1減算した値までの範囲であり、第2次元のインデックス番号の値は0、1を含む。
【0103】
一実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数が2であることに対応して、最強係数指標と第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係は、最強係数指標が第2次元のインデックス番号と第1セットのベクトルのベクトルデータとの乗算値および第1次元のインデックス番号に基づいて確定されることとなる。
【0104】
一実施例において、最強係数指標の調整値は、第2次元のインデックス番号の調整値と同じである。
【0105】
一実施例において、最強係数指標の調整値は、第2次元のインデックス番号の調整値と第1セットのベクトルのベクトル数との乗算値である。
【0106】
一実施例において、前記チャネル状態情報は第1数指標を更に含み、ここで、前記第1数指標は、第1係数における報告する必要がある係数の数Kを指示することに用いられ、A個のビットで構成されるドメインを用いて第1数指標を報告し、Kは第1数指標の値+1であり、ここで、第1数指標の値はA個のビットで構成されるドメインの値であり、Aは非負整数である。
【0107】
一実施例において、前記チャネル状態情報は第1数指標を更に含み、ここで、前記第1数指標は、第1係数における非ゼロ値の係数の数Kを指示することに用いられ、A個のビットで構成されるドメインを用いて第1数指標を報告し、Kは第1数指標の値+1であり、ここで、第1数指標の値はA個のビットで構成されるドメインの値であり、Aは非負整数である。
【0108】
本実施例に係る情報伝送装置は、図1に示す実施例の第1通信ノードに適用される情報伝送方法を実現するように構成され、本実施例に係る情報伝送装置の実現原理および技術効果は類似し、ここで説明を省略する。
【0109】
一実施例において、図4は、本願の実施例に係る別の情報伝送装置の構成ブロック図である。本実施例は、第2通信ノードに適用される。図4に示すように、本実施例における情報報告装置は、確定モジュール410および送信モジュール420を備える。
【0110】
ここで、確定モジュール410は、構成情報を確定するように構成される。
送信モジュール420は、第1通信ノードに、構成情報に基づいてチャネル状態情報を報告させるように、構成情報を第1通信ノードに送信するように構成される。
【0111】
ここで、チャネル状態情報はプリコーディング行列指標を含み、プリコーディング行列指標は最強係数指標を含み、プリコーディング行列指標に対応するプリコーディング行列が、第1係数と第1セットのベクトルとの組み合わせ、または第1係数と第1セットのベクトルおよび第2セットのベクトルとの組み合わせにより構成され、最強係数指標が第1係数における最強係数のインデックス番号を指示することに用いられる。
【0112】
一実施例において、最強係数のインデックス番号は、第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号を含む。
【0113】
ここで、第1次元のインデックス番号は第1セットのベクトルに対応し、第2次元のインデックス番号は第2セットのベクトルに対応する。
【0114】
一実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数に基づき、最強係数指標と第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係を確定する。
【0115】
一実施例において、最強係数指標の調整値は、第1次元のインデックス番号の調整値と第2セットのベクトルのベクトル数との乗算値である。
【0116】
一実施例において、最強係数指標の調整値は、第2次元のインデックス番号の調整値と第1セットのベクトルのベクトル数の2倍との乗算値である。
【0117】
一実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数が1であることに対応して、最強係数指標と第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係は、最強係数指標と第1次元のインデックス番号が同じであり、第2次元のインデックス番号が0であることとなる。
【0118】
一実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数が2であることに対応して、最強係数指標と第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係は、最強係数指標が第1次元のインデックス番号と第2セットのベクトルのベクトル数との乗算値および第2次元のインデックス番号に基づいて確定されることとなる。
【0119】
一実施例において、第1次元のインデックス番号の値の範囲は、0から第1セットのベクトルのベクトル数の2倍を1減算した値までの範囲であり、第2次元のインデックス番号の値は0、1を含む。
【0120】
一実施例において、第2セットのベクトルのベクトル数が2であることに対応して、最強係数指標と第1次元のインデックス番号および第2次元のインデックス番号との間のマッピング関係は、最強係数指標が第2次元のインデックス番号と第1セットのベクトルのベクトルデータとの乗算値および第1次元のインデックス番号に基づいて確定されることとなる。
【0121】
一実施例において、最強係数指標の調整値は、第2次元のインデックス番号の調整値と同じである。
【0122】
一実施例において、最強係数指標の調整値は、第2次元のインデックス番号の調整値と第1セットのベクトルのベクトル数との乗算値である。
【0123】
一実施例において、前記チャネル状態情報は第1数指標を更に含み、ここで、前記第1数指標は、第1係数における報告する必要がある係数の数Kを指示することに用いられ、A個のビットで構成されるドメインを用いて第1数指標を報告し、Kは第1数指標の値+1であり、ここで、第1数指標の値はA個のビットで構成されるドメインの値であり、Aは非負整数である。
【0124】
一実施例において、前記チャネル状態情報は第1数指標を更に含み、ここで、前記第1数指標は、第1係数における非ゼロ値の係数の数Kを指示することに用いられ、A個のビットで構成されるドメインを用いて第1数指標を報告し、Kは第1数指標の値+1であり、ここで、第1数指標の値はA個のビットで構成されるドメインの値であり、Aは非負整数である。
【0125】
本実施例に係る情報伝送装置は、図2に示す実施例の第2通信ノードに適用される情報伝送方法を実現するように構成され、本実施例に係る情報伝送装置の実現原理および技術効果は類似し、ここで説明を省略する。
【0126】
図5は、本願の実施例に係る通信機器の構造模式図である。図5に示すように、本願に係る通信機器は、プロセッサ510、メモリ520および通信モジュール530を備える。該機器におけるプロセッサ510の数は、1つであってもよいし、複数であってもよく、図5において、1つのプロセッサ510を例とする。該機器中メモリ520の数は、1つであってもよいし、複数であってもよく、図5において、1つのメモリ520を例とする。該機器のプロセッサ510、メモリ520および通信モジュール530は、バスまたは他の方式で接続することができ、図5において、バスを介して接続することを例とする。該実施例において、該機器は第1通信ノードであってもよく、例えば、第1通信ノードは端末側(例えば、ユーザ機器)であってもよい。
【0127】
メモリ520は、コンピュータ可読記憶媒体として、ソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能プログラムおよびモジュール、例えば、本願のいずれかの実施例の機器に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、情報伝送装置における受信モジュール310および報告モジュール320)を記憶するために使用できる。メモリ520は、プログラム記憶エリアおよびデータ記憶エリアを備えてもよく、ここで、プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、機器の使用に基づいて作成されたデータ等を記憶することができる。また、メモリ520は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ、または他の不揮発性固体記憶デバイスのような不揮発性メモリを更に含んでもよい。いくつかの実施例において、メモリ520は、プロセッサ510に対してリモートに設けられたメモリを含むことができ、これらのリモートメモリは、ネットワークを介して機器に接続することができる。上記ネットワークの実例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワークおよびその組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。
【0128】
通信モジュール530は、第1通信ノードと第2通信ノードとの間で通信インタラクションを行うように構成される。
【0129】
通信機器が第1通信ノードである場合、上述した機器は、上記いずれかの実施例に係る第1通信ノードに適用される情報伝送方法を実行するように構成でき、対応する機能および効果を備える。
【0130】
通信機器が第2通信ノードである場合、上述した機器は、上記いずれかの実施例に係る第2通信ノードに適用される情報伝送方法を実行するように構成でき、対応する機能および効果を備える。
【0131】
本願の実施例は、コンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体を更に提供し、コンピュータ実行可能命令は、コンピュータプロセッサによって実行されると、第1通信ノードに適用される情報伝送方法を実行することに用いられ、該方法は、第2通信ノードの構成情報を受信することと、構成情報に基づいてチャネル状態情報を第2通信ノードに報告することとを含み、ここで、チャネル状態情報はプリコーディング行列指標を含み、プリコーディング行列指標は最強係数指標を含み、第1係数と第1セットのベクトルを組み合わること、または第1係数と第1セットのベクトルおよび第2セットのベクトルとを組み合わせることでプリコーディング行列指標に対応するプリコーディング行列を構成し、最強係数指標が第1係数における最強係数のインデックス番号を指示することに用いられる。
【0132】
本願の実施例は、コンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体を更に提供し、コンピュータ実行可能命令は、コンピュータプロセッサによって実行されると、第2通信ノードに適用される情報伝送方法を実行することに用いられ、該方法は、構成情報を確定することと、第1通信ノードに、構成情報に基づいてチャネル状態情報を報告させるように、構成情報を第1通信ノードに送信することとを含み、ここで、チャネル状態情報はプリコーディング行列指標を含み、プリコーディング行列指標は最強係数指標を含み、プリコーディング行列指標に対応するプリコーディング行列が、第1係数と第1セットのベクトルとの組み合わせ、または第1係数と第1セットのベクトルおよび第2セットのベクトルとの組み合わせにより構成され、最強係数指標が第1係数における最強係数のインデックス番号を指示することに用いられる。
【0133】
当業者であれば、ユーザ機器という用語が任意の適当なタイプの無線ユーザ機器を含み、例えば、携帯電話機、携帯型データ処理装置、携帯型ネットワークブラウザまたは車載移動局を含むことを理解すべきである。
【0134】
一般的には、本願の様々な実施例は、ハードウェアまたは特定用途向け回路、ソフトウェア、論理またはその任意の組み合わせで実現できる。例えば、一部の態様はハードウェアで実現でき、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサまたは他の計算装置により実行可能なファームウェアまたはソフトウェアで実現でき、本願はこれらに限定されない。
【0135】
本願の実施例は、移動装置のデータプロセッサによりコンピュータプログラム命令を実行することで実現でき、例えば、プロセッサのエンティティにおいて、ハードウェアにより、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現できる。コンピュータプログラム命令は、アセンブリ命令、命令セットアーキテクチャ(Instruction Set Architecture、ISA)命令、機械命令、機械関連命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、または1種または複数種のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはターゲットコードであってもよい。
【0136】
本願の図における任意の論理フローのブロック図は、プログラムステップを表してもよいし、互いに接続された論理回路、モジュールおよび機能を表してもよいし、プログラムステップと論理回路、モジュールおよび機能との組み合わせを表してもよい。コンピュータプログラムはメモリに記憶されてもよい。メモリは、ローカルな技術環境に適した任意のタイプを有することができ、且つ、任意の適当なデータ記憶技術で実現できる。例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、光記憶デバイスおよびシステム(デジタル多機能ディスク(Digital Video Disc、DVD)または光ディスク(Compact Disc、CD))等であってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体は、非一時的な記憶媒体を含んでもよい。データプロセッサは、ローカルな技術環境に適した任意のタイプであってもよく、例えば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブル論理デバイス(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサであってもよいが、これらに限定されない。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】