(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-16
(54)【発明の名称】生理学的信号データおよび位置情報を収集および提示するための方法、ならびに、それを実現するサーバおよびシステム
(51)【国際特許分類】
G16H 10/60 20180101AFI20241008BHJP
【FI】
G16H10/60
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023572025
(86)(22)【出願日】2022-10-12
(85)【翻訳文提出日】2024-04-09
(86)【国際出願番号】 CN2022124838
(87)【国際公開番号】W WO2023061402
(87)【国際公開日】2023-04-20
(32)【優先日】2021-10-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】518347727
【氏名又は名称】シンクビジョン・テクノロジー・コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】SyncVision Technology Corp.
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【氏名又は名称】岡部 博史
(74)【代理人】
【識別番号】100113170
【氏名又は名称】稲葉 和久
(72)【発明者】
【氏名】陳 冠賢
(72)【発明者】
【氏名】呉 家宏
(72)【発明者】
【氏名】劉 忠漢
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA22
(57)【要約】
生理学的信号データおよび位置情報を収集および提示するための方法であって、生理学的信号データを受信するステップと、第1のユーザ入力を受信するための第1のユーザインタフェースを提供するステップであって、第1のユーザインタフェースが、人体またはその一部の第1の表現を含み、第1のユーザ入力が、第1の表現の第1の位置を含む、ステップと、所定の第1のマッピング関係に従って第1の位置を第1の位置情報に転換するステップと、生理学的信号データを第1の位置情報の識別情報と関連付けて記憶するステップと、要求に応答して、第2のユーザインタフェースを提供するステップであって、第2のユーザインタフェースが、第1の表現に対応する第2の表現を提供する選択機能を含み、前記第2の表現において第1の位置情報に対応する第2の位置が選択されると、第2のユーザインタフェースが、生理学的信号データを提示する、ステップと、を含む方法が開示される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
生理学的信号データおよび位置情報を収集および提示するための方法であって、
生理学的信号データの受信するステップと、
第1のユーザ入力を受信するための第1のユーザインタフェースを提供するステップであって、前記第1のユーザインタフェースが、人体またはその一部の第1の表現を含み、前記第1のユーザ入力が、前記第1の表現の第1の位置を含む、ステップと、
所定の第1のマッピング関係に従って、前記第1の位置を第1の位置情報に転換するステップと、
前記生理学的信号データを前記第1の位置情報の識別情報と関連付けて記憶するステップと、
要求に応答して、第2のユーザインタフェースを提供するステップであって、前記第2のユーザインタフェースが、前記第1の表現に対応する第2の表現を提供する選択機能を含み、前記第2の表現において前記第1の位置情報に対応する第2の位置が選択されると、前記第2のユーザインタフェースが、前記生理学的信号データを提示する、ステップと、
を含む、生理学的信号データおよび位置情報を収集および提示するための方法。
【請求項2】
前記第2の位置の選択に応答して、所定の第2のマッピング関係に従って前記第2の位置を第2の位置情報に転換するステップと、
前記第2の位置情報の識別情報に関連する生理学的信号データにアクセスするステップと、
前記アクセスされた生理学的信号データを前記第2のユーザインタフェースに提示するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のユーザインタフェースが、前記第2の表現および前記生理学的信号データを同じ画面に提示し、前記第2の表現が、前記第2の位置の指示を示す、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の表現が、複数の所定のサブ表現を含み、前記第1のユーザ入力が、前記複数の所定のサブ表現のうちの1つを選択するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の表現、前記第2の表現、またはその両方が、2D表現、3D表現、またはそれらの組み合わせである、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の位置情報、前記第2の位置情報、またはその両方が、座標情報、意味情報、またはそれらの組み合わせを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
第2のユーザ装置に前記第2のユーザインタフェースを提供し、前記生理学的信号データを受信する前に、第2のユーザ入力を受信するために、前記第2のユーザインタフェースに前記第1の表現に対応する第3の表現を提供するステップであって、前記第2のユーザ入力が、前記第3の表現の第3の位置を含み、前記第3の位置が、医学的検査装置を使用して前記生理学的信号データを収集するための人体位置のガイダンスである、ステップと、
前記第2のユーザインタフェースに、第3のユーザ入力を受信するためのメニューを提供するステップであって、前記メニューが複数の検査項目を含み、前記第3のユーザ入力が前記複数の検査項目のうちの1つを含む、ステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第3の表現に対応して、前記第1のユーザインタフェースに第4の表現を同期的に提供するステップであって、前記第4の表現が第4の位置の指示を示し、前記第4の位置が前記第3の位置に対応する、ステップを、
さらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記医学的検査装置を使用して前記生理学的信号データを収集するようにユーザを誘導するために、前記第3の表現に対応して、第4の表現をディスプレイに同期して表示させるように前記医学的検査装置を制御するステップと、
前記第3のユーザ入力に基づいて、前記生理学的信号データを収集するために、対応するセンサを同期して起動するように前記医学的検査装置を制御するステップと、
をさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
生理学的信号データおよび位置情報を収集および提示するためのサーバであって、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサが、
第1のユーザ装置から生理学的信号データを受信することと、
第1のユーザ入力を受信するための第1のユーザインタフェースを前記第1のユーザ装置に提供することであって、前記第1のユーザインタフェースが、人体またはその一部の第1の表現を含み、前記第1のユーザ入力が、前記第1の表現の第1の位置を含む、提供することと、
所定の第1のマッピング関係に従って、前記第1の位置を第1の位置情報に転換することと、
前記生理学的信号データを前記第1の位置情報の識別情報と関連付けて記憶することと、
要求に応答して、前記第1の表現に対応する第2の表現を提供する選択機能を含む前記第2のユーザインタフェースを提供することであって、前記第2の表現において前記第1の位置情報に対応する第2の位置が選択されると、前記第2のユーザインタフェースが、前記生理学的信号データを提示する、提供することと、を行うように構成される、
生理学的信号データおよび位置情報を収集および提示するためのサーバ。
【請求項11】
請求項10に記載の生理学的信号データおよび位置情報を収集して提示するためのサーバと、
前記第1のユーザ装置にインストールされたコンピュータプログラム製品であって、前記第1のユーザ装置が前記サーバに通信可能に接続されている、コンピュータプログラム製品と、
前記第1のユーザ装置に通信可能に接続された医学的検査装置と、
を含む、システム。
【請求項12】
前記生理学的信号データが、前記医学的検査装置によって被験者から収集される、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記コンピュータプログラム製品が、前記生理学的信号データを前記サーバに送信する、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記サーバが、前記コンピュータプログラム製品を介して前記第1のユーザ装置に前記第1のユーザインタフェースを提供する、請求項11に記載のシステム。
【請求項15】
前記第2のユーザインタフェースが前記第1のユーザ装置に提供され、または、前記第2のユーザインタフェースが第2のユーザ装置に提供される、請求項11に記載のシステム。
【請求項16】
前記第2のユーザインタフェースが、前記第2のユーザ装置に提供され、
前記プロセッサが、
前記生理学的信号データを受信する前に、第2のユーザ入力を受信するために、前記第2のユーザインタフェースに前記第1の表現に対応する第3の表現を提供することであって、前記第2のユーザ入力が、前記第3の表現の第3の位置を含み、前記第3の位置が、医学的検査装置を使用して前記生理学的信号データを収集するための人体位置のガイダンスである、提供することと、
前記第2のユーザインタフェースに、第3のユーザ入力を受信するためのメニューを提供することであって、前記メニューが、複数の検査項目を含み、前記第3のユーザ入力が、前記複数の検査項目のうちの1つを含む、提供することと、
を行うように、さらに構成される、
請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記プロセッサが、前記第3の表現に対応して、前記第1のユーザインタフェースに第4の表現を同期的に提供するように、さらに構成され、前記第4の表現が第4の位置の指示を示し、前記第4の位置が前記第3の位置に対応する、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記コンピュータプログラム製品が、前記医学的検査装置を使用して前記生理学的信号データを収集するようにユーザを誘導するために、ディスプレイに第4の表現を同期して表示するように前記医学的検査装置を制御し、
前記第3のユーザ入力に基づいて、前記コンピュータプログラム製品が、前記生理学的信号データを収集するために、対応するセンサを同期して起動するように、前記医学的検査装置を制御する、
請求項16に記載のシステム。
【請求項19】
前記医学的検査装置によって収集された前記生理学的信号データが、前記第1のユーザ装置および前記第2のユーザ装置にストリーミングされる、請求項15に記載のシステム。
【請求項20】
前記第2のユーザインタフェースが前記第2のユーザ装置に提供され、
前記プロセッサが、前記第1のユーザインタフェースおよび第2のユーザインタフェースのそれぞれに通信機能を提供し、前記第1のユーザ装置および第2のユーザ装置のユーザが音声またはビデオによってコミュニケーションが取れるように、さらに構成される、請求項15に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年10月12日に出願された米国仮出願第63/254,715号の優先権を主張し、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、生理学的信号データを収集および提示するための方法、ならびに、上記方法を実施するサーバおよびシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
現在の医学的検査および健康検査では、患者と医師が一緒にリアルタイム検査に対応できない場合、事前検査およびその後の診断という方法を採用する必要がある。これによって、医師が検査の位置を明確に認識できないことを原因として正確に診断できないという問題がよく起きうる。さらに、医師が現場で収集を行うときにしても、収集位置を記録するための便利なインタフェースを欠いているため、将来の参照のために位置情報を記録することが困難である。
【0004】
近年、高齢化社会およびCOVID-19の流行を含む様々な社会的要因および医学的傾向に応じて、遠隔医療がますます一般的になってきており、上記の問題は時間のギャップの問題から空間のギャップの問題に発展している。患者と医師は異なる位置から一緒に検査に出席できるが、そのような隔たりのある遠隔のコミュニケーションは、以下の問題を引き起こす可能性がある。(1)医師は、特定の位置で収集を実行するように患者を誘導したいが、口頭伝達を介してのみコミュニケーションを取ることでは、収集を実行すべき位置を患者が明確に理解することは困難である。(2)患者が不快な身体的徴候の位置を表現するときに、医師が理解して検査を実行するための正しい情報を正確に伝達することは困難である。(3)従来の医学の問題と同様に、現在の遠隔医療システムは、収集位置のための便利な記録インタフェースを欠いていることが多く、その結果、収集されたデータのための位置情報の記憶および再現が困難であり、疾患の記録および管理には不利である。
【0005】
したがって、一次医療の検査ニーズの大部分を満たすために、遠隔モバイル医療に使用可能な多機能検査ツールを開発することが依然として必要とされ、当該ツールによって、一般的な疾患に対して視診、聴診、および生理学的検査を行い、遠隔同期をすることができる。
【発明の概要】
【0006】
一態様では、本発明は、生理学的信号データおよび位置情報を収集および提示するための方法を提供する。当該方法は、生理学的信号データを受信するステップと、第1のユーザ入力を受信するための第1のユーザインタフェースを提供するステップであって、第1のユーザインタフェースが、人体またはその一部の第1の表現(representation)を含み、第1のユーザ入力が、第1の表現の第1の位置(の指示)を含む、ステップと、所定の第1のマッピング関係に従って第1の位置を第1の位置情報に転換するステップと、生理学的信号データを第1の位置情報の識別情報(identification)と関連付けて記憶するステップと、要求に応答して、第2のユーザインタフェースを提供するステップであって、第2のユーザインタフェースが、第1の表現に対応する第2の表現を提供する選択機能を含み、第2の表現において第1の位置情報に対応する第2の位置が選択されると、第2のユーザインタフェースが、生理学的信号データを提示する、ステップと、を含む。
【0007】
いくつかの実施形態では、本方法は、第2の位置の選択に応答して、所定の第2のマッピング関係に従って第2の位置を第2の位置情報に転換するステップと、第2の位置情報の識別情報に関連する生理学的信号データにアクセスするステップと、アクセスされた生理学的信号データを第2のユーザインタフェースに提示するステップと、をさらに含む。
【0008】
いくつかの実施形態では、第2のユーザインタフェースは、同じ画面内に第2の表現および生理学的信号データを提示し、第2の表現は、第2の位置の指示を示す。
【0009】
いくつかの実施形態では、第1の表現は複数の所定のサブ表現を含み、第1のユーザ入力は複数の所定のサブ表現のうちの1つを選択するステップを含む。
【0010】
いくつかの実施形態では、第1の表現、第2の表現、またはその両方は、2D表現、3D表現、またはそれらの組み合わせである。
【0011】
いくつかの実施形態では、第1の位置情報、第2の位置情報、またはその両方は、座標情報、意味情報、またはそれらの組み合わせを含む。
【0012】
いくつかの実施形態では、生理学的信号データおよび位置情報を収集および提示するための上記方法は、第2のユーザ装置に第2のユーザインタフェースを提供し、生理学的信号データを受信する前に、第2のユーザ入力を受信するために、第2のユーザインタフェースに第1の表現に対応する第3の表現を提供するステップであって、第2のユーザ入力は、第3の表現の第3の位置を含み、第3の位置は、医学的検査装置を使用して生理学的信号データを収集するための人体位置のガイダンスである、ステップと、第3のユーザ入力を受信するためのメニューを第2のユーザインタフェースに提供するステップであって、メニューは複数の検査項目を含み、第3のユーザ入力は複数の検査項目のうちの1つを含む、ステップと、をさらに含む。
【0013】
いくつかの実施形態では、第3の表現に対応して、第1のユーザインタフェースに第4の表現を同期的に提供するステップをさらに含み、第4の表現は第4の位置の指示を示し、第4の位置は第3の位置に対応する。
【0014】
いくつかの実施形態では、本方法は、医学的検査装置を使用して生理学的信号データを収集するようにユーザを誘導するために、前記第3の表現に対応して、ディスプレイに第4の表現を同期して表示するように医学的検査装置を制御するステップと、第3のユーザ入力に基づいて、生理学的信号データを収集するための対応するセンサを同期して起動するように、医学的検査装置を制御するステップと、をさらに含む。
【0015】
別の態様では、本発明は、生理学的信号データおよび位置情報を収集および提示するためのサーバであって、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと、を含む、サーバを提供する。プロセッサは、第1のユーザ装置から生理学的信号データを受信することと、第1のユーザ入力を受信するための第1のユーザインタフェースを第1のユーザ装置に提供することであって、第1のユーザインタフェースは、人体またはその一部の第1の表現を含み、第1のユーザ入力は、第1の表現の第1の位置を含む、提供することと、所定の第1のマッピング関係に従って第1の位置を第1の位置情報に転換することと、生理学的信号データを第1の位置情報の識別情報と関連付けて記憶することと、要求に応答して、第2のユーザインタフェースを提供することであって、第2のユーザインタフェースは、第1の表現に対応する第2の表現を提供する選択機能を含み、前記第2の表現において第1の位置情報に対応する第2の位置が選択されると、第2のユーザインタフェースは、生理学的信号データを提示する、提供すること、とを行うように構成される。
【0016】
いくつかの実施形態では、プロセッサは、第2の位置の選択に応答して、所定の第2のマッピング関係に従って第2の位置を第2の位置情報に転換することと、第2の位置情報の識別情報に関連する生理学的信号データにアクセスすることと、アクセスされた生理学的信号データを第2のユーザインタフェースに提示すること、とを行うようにさらに構成される。
【0017】
いくつかの実施形態では、第2のユーザインタフェースは、同じ画面に第2の表現および生理学的信号データを提示し、第2の表現は、第2の位置の指示を示す。
【0018】
いくつかの実施形態では、第2のユーザインタフェースは、第1のユーザ装置に提供される。
【0019】
いくつかの他の実施形態では、第2のユーザインタフェースは、第2のユーザ装置に提供される。
【0020】
さらなる態様では、本発明は、上述のように生理学的信号データおよび位置情報を収集および提示するためのサーバと、第1のユーザ装置にインストールされたコンピュータプログラム製品であって、第1のユーザ装置がサーバに通信可能に接続されている、コンピュータプログラム製品と、第1のユーザ装置に通信可能に接続された医学的検査装置と、を含む、システムを提供する。
【0021】
さらなる態様では、本発明は、上述のように生理学的信号データおよび位置情報を収集および提示するためのサーバと、サーバに通信可能に接続された第1のユーザ装置であるユーザ装置と、第1のユーザ装置に通信可能に接続された医学的検査装置と、を含む、システムを提供する。
【0022】
いくつかの実施形態では、生理学的信号データは、医学的検査装置によって、被験者から収集される。いくつかの実施形態では、コンピュータプログラム製品は、生理学的信号データをサーバに送信する。
【0023】
いくつかの実施形態では、サーバは、コンピュータプログラム製品を介して第1のユーザ装置に第1のユーザインタフェースを提供する。
【0024】
いくつかの実施形態では、第2のユーザインタフェースは、第1のユーザ装置に提供される。
【0025】
いくつかの他の実施形態では、第2のユーザインタフェースは、第2のユーザ装置に提供される。
【0026】
いくつかの実施形態では、第2のユーザインタフェースは、第2のユーザ装置に提供され、プロセッサが、生理学的信号データを受信する前に、第2のユーザ入力を受信するために、第2のユーザインタフェースに第1の表現に対応する第3の表現を提供することであって、第2のユーザ入力は、第3の表現の第3の位置を含み、第3の位置は、医学的検査装置を使用して生理学的信号データを収集するための人体位置のガイダンスである、提供することと、第2のユーザインタフェースに、第3のユーザ入力を受信するためのメニューを提供することであって、メニューは、複数の検査項目を含み、第3のユーザ入力は、複数の検査項目のうちの1つを含む、提供することと、を行うように、さらに構成される。
【0027】
いくつかの実施形態では、プロセッサは、第3の表現に対応して、第1のユーザインタフェースに第4の表現を同期的に提供するように、さらに構成され、第4の表現は第4の位置の指示を示し、第4の位置は第3の位置に対応する。
【0028】
いくつかの実施形態では、第3の表現は、複数の所定のサブ表現を含み、第2のユーザ入力は、複数の所定のサブ表現のうちの1つを選択することを含む。
【0029】
いくつかの実施形態では、コンピュータプログラム製品は、医学的検査装置を使用して生理学的信号データを収集するようにユーザを誘導するために、ディスプレイに第4の表現を同期して表示するように医学的検査装置を制御し、第3のユーザ入力に基づいて、コンピュータプログラム製品は、生理学的信号データを収集するために、対応するセンサを同期して起動するように医学的検査装置を制御する。
【0030】
いくつかの実施形態では、サーバは、ディスプレイに第4の表現を表示するために、当技術分野で知られている手段を介して医学的検査装置を直接制御するか、または間接的に制御する。
【0031】
いくつかの実施形態では、医学的検査装置によって収集された生理学的信号データは、ユーザに提示するために、第1のユーザ装置および第2のユーザ装置にストリーミングされる。
【0032】
いくつかの実施形態では、第2のユーザインタフェースは第2のユーザ装置に提供され、プロセッサは、第1のユーザインタフェースおよび第2のユーザインタフェースのそれぞれに通信機能を提供し、第1のユーザ装置および第2のユーザ装置のユーザが音声またはビデオによってコミュニケーションが取れるように、さらに構成される。
【0033】
前述した一般的な説明および以下の詳細な説明の両方は、例示的かつ説明的なものにすぎず、本開示を限定するものではないことを理解されたい。
【0034】
前述した概要、ならびに本発明の以下の詳細な説明は、添付の図面と併せて読めばよりよく理解されよう。本発明を例示する目的で、現在好ましい実施形態が図面に示されている。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態によるシステムを示す概略図を示し、ユーザは、生理学的信号を収集する際に、生理学的信号自体、位置情報、および仮想人体モデル画像の関係を定義し、リンクできる。
【
図2】
図2は、本発明の一実施形態による第1のユーザインタフェースを示し、第1の表現は歯モデル画像である。
【
図3】
図3は、本発明の一実施形態による第1のユーザインタフェースを示し、第1のユーザ入力は手動で選択された位置を含む。
【
図4】
図4は、本発明の一実施形態による第1のユーザインタフェースを示し、皮膚画像信号の位置情報を指定する際に使用できる。
【
図5】
図5は、本発明の一実施形態による第1のユーザインタフェースを示し、肺の音響信号(sound signal)の位置情報を指定する際に使用できる。
【
図6】
図6は、本発明の一実施形態による第1のユーザインタフェースを示し、心臓の音響信号の位置情報を指定する際に使用できる。
【
図7】
図7は、本発明の一実施形態による第1のユーザインタフェースを示し、腹部の音響信号の位置情報を指定する際に使用できる。
【
図8】
図8は、本発明の一実施形態による第1のユーザインタフェースを示し、心臓の音響信号の位置情報を指定する際に使用できる。
【
図9】
図9は、本発明の一実施形態による、視診、聴診および体温測定を行うシステムの実際の運用における各ステップのユーザインタフェースを示す。
【符号の説明】
【0036】
100 システム、110 サーバ、120 データ処理プラットフォーム、130 検査装置、140 遠隔医療介護者、150 他のユーザ、200 第1のユーザインタフェース、210 第1の表現、212 サブ表現、300 第1のユーザインタフェース、310 第1の表現、320 手動選択。
【発明を実施するための形態】
【0037】
他に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。
【0038】
本発明を、以下の実施例の実施形態を参照してさらに説明する。ただし、本発明の内容は下記の実施形態に限定されるものではなく、上記の本発明の内容に基づく発明は、いずれも本発明の範囲内にあることを理解されたい。
【0039】
他に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本発明が属する技術分野の通常の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。
【0040】
本明細書で使用される場合、単数形「一」、「1つ」、および「当該」は、文脈上他に明確に指示されない限り、複数の指示対象を含む。したがって、例えば、言及する「試料」は、複数のそのような試料および当業者に知られている均等物を含む。
【0041】
一態様では、本発明は、生理学的信号データおよび位置情報を収集および提示するための方法であって、
生理学的信号データの受信するステップと、
第1のユーザ入力を受信するための第1のユーザインタフェースを提供するステップであって、第1のユーザインタフェースが、人体またはその一部の第1の表現を含み、第1のユーザ入力が、第1の表現の第1の位置(の指示)を含む、ステップと、
所定の第1のマッピング関係に従って第1の位置を第1の位置情報に転換するステップと、
生理学的信号データを第1の位置情報の識別情報と関連付けて記憶するステップと、
要求に応答して、第2のユーザインタフェースを提供するステップであって、第2のユーザインタフェースが、第1の表現に対応する第2の表現を提供する選択機能を含み、前記第2の表現において第1の位置情報に対応する第2の位置が選択されると、第2のユーザインタフェースが、生理学的信号データを提示する、ステップと、を含む。
【0042】
本発明の方法は、第2の位置の選択に応答して、所定の第2のマッピング関係に従って第2の位置を第2の位置情報に転換するステップと、第2の位置情報の識別情報に関連する生理学的信号データにアクセスするステップと、アクセスされた生理学的信号データを第2のユーザインタフェースに提示するステップと、をさらに含むことができる。
【0043】
本発明の方法では、生理学的信号データを受信し、第1のユーザインタフェースを提供する順序は限定されない。言い換えれば、生理学的信号データを最初に受信し、次いで(生理学的信号データが収集された身体上の位置を、ユーザが指定するために)第1のユーザインタフェースを提供する、または、(収集を実行するための身体位置を、ユーザが事前指定するために)第1のユーザインタフェースを最初に提供し、次いで対応する生理学的信号データを受信する、ことができる。
【0044】
本発明によれば、生理学的信号データは、体温データ、画像データ、音響データ(sound data)、およびそれらの組み合わせからなるグループから選択できる。いくつかの実施形態では、画像データは、歯科画像データ、鼓膜画像データ、または皮膚画像データを含む。いくつかの実施形態では、音響データは、肺の音響データまたは心臓の音響データを含む。
【0045】
本明細書で使用される「表現」(presentation)という用語は、人体またはその一部の2次元(2D)表現、3次元(3D)表現、またはそれらの組み合わせである。具体的には、表現は、ユーザインタフェース、例えばタッチディスプレイに提示されるユーザインタフェースでの表示に適した、2Dまたは3Dモデル画像であってもよい。好ましくは、表現は、閲覧および選択を容易にするためにユーザインタフェースで様々な変換を受けることができる。変換には、ズームイン、ズームアウト、平行移動、および回転が含まれるが、これらに限定されない。
【0046】
本発明によれば、第1のユーザ入力は、第1の表現の第1の位置(の指示)を含む。一般に、第2のユーザインタフェースの選択機能は、ユーザが事前定義された位置を選択することを可能にし、および/または、ユーザが第1の表現内の特定の位置を手動で選択することを可能にしてもよい。第1のユーザ入力は、事前定義された位置、手動で選択された位置、またはその両方を含んでもよい。
【0047】
いくつかの実施形態では、第1の表現は複数の所定のサブ表現を含み、第1のユーザ入力は複数の所定のサブ表現のうちの1つを選択するステップを含む。同様に、第2の表現はまた、複数の所定のサブ表現を含むことができ、第2のユーザインタフェースの選択機能は、ユーザが複数の所定のサブ表現のうちの1つを選択できる。
【0048】
例えば、取得される生理学的信号データは、歯の画像(写真)であり、第1の表現は、人間の口腔の2Dモデル画像(例えば、
図2および
図3の第1の表現210,310)であり、複数の所定のサブ表現は、2Dモデル画像内の32個の歯(例えば、
図2のサブ表現212)である。ユーザは、最初に、第1のユーザインタフェースにおいて32個の歯のうちの1つを選択できる(例えば、
図2および
図3の第1のユーザインタフェース200および300)。選択後、第1のユーザインタフェースは、ズームインされた選択された歯を個別に表示できる。ユーザは、第1のユーザインタフェースを使用して、歯の拡大された3Dモデル画像を回転させ、さらに、取得される生理学的信号データの目標区域として歯の特定の表面上の区域を手動で選択できる。あるいは、ユーザは、取得される生理学的信号データの目標区域として、第1の表現上の区域を手動で(例えば、
図3の手動選択320)直接選択できる。
【0049】
本明細書で使用される「マッピング関係」(mapping relationship)という用語は、第1の座標系における人体もしくはその部分の1つまたは複数の位置座標(すなわち、上記の位置情報)と、第2の座標系における人体もしくは部分の1つまたは複数の位置座標との間の対応関係を指す。本発明によれば、それぞれの人体(基準)座標系(第1の座標系)および対応する人体表現座標系(第2の座標系)を異なるニーズ(例えば、成人男性、成人女性または小児)のために事前に確立でき、それに応じて2つの間のマッピング関係を計算できる。
【0050】
第1の位置の指示を受信した後、第1の位置は、所定の第1のマッピング関係に従って第1の位置情報に転換される。具体的には、第1の位置の指示は、第1の座標系内の1つまたは複数の位置座標を含むかまたはそれに対応し、所定の第1のマッピング関係および座標を使用して、第2の座標系内の1つまたは複数の位置に転換できる。第1の位置情報は、第2の座標系における1つまたは複数の位置座標(座標情報、意味情報、またはそれらの組み合わせによって表現される)を含む。意味情報は、上述したように第1の表現の複数の所定のサブ表現に基づいて予め決定され、1つまたは複数の位置座標に対応できる。
【0051】
次に、生理学的信号データは、第1の位置情報の識別情報と関連付けて記憶される。例えば、リレーショナルデータベース技術が使用され、生理学的信号データの識別情報および第1の位置情報を記憶する。この記事で言及される「識別情報」の形式は、ファイルタグ、ファイル名または基本ファイル情報(例えば、INIファイル、Exif情報)を含むが、これらに限定されない。
【0052】
続いて、要求(第1のユーザインタフェースのユーザから、または医療スタッフなどの他の人から来てもよい)に応答して、第2のユーザインタフェースが提供される。第2のユーザインタフェースは、第1の表現の対応するA個の第2の表現を提供する選択機能を含み、第2の表現において第1の位置情報に対応する第2の位置が選択されると、第2のユーザインタフェースは、ユーザまたは医療施術の従事者などが生理学的信号データを閲覧または再生するために生理学的信号データを提示する。
【0053】
本発明のいくつかの実施形態によれば、第2のユーザインタフェースは、同じ画面内に第2の表現および生理学的信号データを提示する。好ましくは、第2の表現は、第2の位置の指示を表示する。指示には、矢印指示、太線指示、および色指示が含まれるが、これらに限定されない。
【0054】
いくつかの実施形態では、受信した複数の生理学的信号情報のリストまたはメニューを第2のユーザインタフェースに提供してもよい。1つの生理学的信号データが選択されると、第2のユーザインタフェースは、生理学的信号データ、第2の表現、および第2の位置の指示を表示する。
【0055】
いくつかの実施形態では、生理学的信号データおよび位置情報を収集および提示するための方法は、第2のユーザ装置に第2のユーザインタフェースを提供し、生理学的信号データを受信する前に、第2のユーザ入力を受信するために、第2のユーザインタフェースに第1の表現に対応する第3の表現を提供するステップであって、第2のユーザ入力が、第3の表現の第3の位置を含み、第3の位置が、医学的検査装置を使用して生理学的信号データを収集するための人体位置のガイダンスである、ステップ、をさらに含む。
【0056】
いくつかの実施形態では、本方法は、第2のユーザ装置に第2のユーザインタフェースを提供し、生理学的信号データを受信する前に、第3のユーザ入力を受信するためのメニューを第2のユーザインタフェースに提供するステップであって、メニューが複数の検査項目を含み、第3のユーザ入力が複数の検査項目のうちの1つを含む、ステップをさらに含む。
【0057】
いくつかの実施形態では、本方法は、第3の表現に対応して、第1のユーザインタフェースに第4の表現を同期的に提供するステップであって、第4の表現が第4の位置の指示を示し、第4の位置が第3の位置に対応する、ステップをさらに含む。
【0058】
いくつかの実施形態では、本方法は、医学的検査装置を使用して生理学的信号データを収集するようにユーザを誘導するために、前記第3の表現に対応して、ディスプレイに第4の表現を同期して表示するように医学的検査装置を制御するステップをさらに含む。
【0059】
いくつかの実施形態では、本方法は、第3のユーザ入力に基づいて、生理学的信号データを収集するために、対応するセンサを同期して起動するように医学的検査装置を制御するステップを備える、方法。
【0060】
いくつかの実施形態では、第2のユーザインタフェースは第2のユーザ装置に提供され、医学的検査装置によって収集された生理学的信号データが、ユーザに提示するために第1のユーザ装置および第2のユーザ装置にストリーミングされる(例えば、Appまたはウェブブラウザを介してオーディオ情報またはビデオ情報をストリーミングする)。
【0061】
本発明はまた、上述の方法を実行するように構成されるシステムを提供する。
【0062】
さらに、本発明の方法は、クラウドサーバによって実行されてもよい。
【0063】
したがって、本発明は、別の態様では、生理学的信号データおよび位置情報を収集および提示するためのサーバを提供し、サーバは、
プロセッサと
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと、を含み、
プロセッサは、
第1のユーザ装置から生理学的信号データを受信することと、
第1のユーザ入力を受信するための第1のユーザインタフェースを第1のユーザ装置に提供することであって、第1のユーザインタフェースが、人体またはその一部の第1の表現を含み、第1のユーザ入力が、第1の表現の第1の位置を含む、提供することと、
所定の第1のマッピング関係に従って第1の位置を第1の位置情報に転換することと、
生理学的信号データを第1の位置情報の識別情報と関連付けて記憶することと、
要求に応答して、第2のユーザインタフェースを提供することであって、第2のユーザインタフェースが、第1の表現に対応する第2の表現を提供する選択機能を含み、第2の表現において第1の位置情報に対応する第2の位置が選択されると、第2のユーザインタフェースが、生理学的信号データを提示する、提供することと、
を行うように、構成される。
【0064】
さらなる態様では、本発明はシステムを提供し、本システムは、
上述のような生理学的信号データおよび位置情報を収集して提示するためのサーバと、
第1のユーザ装置にインストールされたコンピュータプログラム製品であって、第1のユーザ装置がサーバに通信可能に接続されている、コンピュータプログラム製品と、
第1のユーザ装置に通信可能に接続された医学的検査装置と、を含む。
【0065】
さらなる態様では、本発明はシステムを提供し、本システムは、
上述のような生理学的信号データおよび位置情報を収集して提示するためのサーバと、
サーバに通信可能に接続された第1のユーザ装置であるユーザ装置と、
第1のユーザ装置に通信可能に接続された医学的検査装置と、を含む。
【0066】
本発明によれば、命令は、メモリに記憶された機械実行可能命令であり、プロセッサによって実行されると、プロセッサを本明細書に記載の実施形態に従って動作させる。
【0067】
本明細書で使用される「ユーザ装置」という用語は、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、またはデスクトップコンピュータを含むが、これらに限定されない。コンピュータプログラム製品は、モバイルアプリケーション(App)であってもよい。ユーザ装置および/またはソフトウェア製品のユーザは、ユーザIDおよびパスワードを入力し、サーバによって認証された後にコンピュータプログラム製品にログインできる。
【0068】
生理学的信号データは、医学的検査装置によって被験者、好ましくは被験者から収集されてもよい。生理学的信号データは、最初に第1のユーザ装置に送信されて一時的に記憶され、次いで、コンピュータプログラム製品は生理学的信号データをサーバに送信する。
【0069】
次いで、サーバは、第1の位置情報の識別情報に関連付けて生理学的信号データを記憶する。いくつかの実施形態では、データまたはファイルのタイムスタンプは、識別子またはその一部として使用される。いくつかの実施形態では、上述のユーザIDは、識別子またはその一部として使用される。いくつかの実施形態では、識別情報は、タイムスタンプおよびユーザIDを含むことができる。
【0070】
本発明によれば、サーバは、コンピュータプログラム製品を介して第1のユーザ装置に第1のユーザインタフェースを提供する。ユーザは、第1のユーザ装置および医学的検査装置を使用して、生理学的信号データを収集し、生理学的信号データの収集位置を指定できる。いくつかの実施形態では、第2のユーザインタフェースは、ユーザが収集された生理学的信号データを閲覧または再生し、同時に収集位置の情報を閲覧するために、第1のユーザ装置に提供される。いくつかの他の実施形態では、第2のユーザインタフェースは、第2のユーザ装置に提供される。第2のユーザ装置は、例えば医療従事者によって操作され、第2のユーザインタフェースを介して収集された生理学的信号データを閲覧または再生でき、同時に収集位置の情報を閲覧できる。さらに、医療従事者は、第2のユーザインタフェースを介してユーザとコミュニケーションを取ることもできる。
【0071】
いくつかの実施形態では、第2のユーザインタフェースは、第2のユーザ装置に提供され、プロセッサは、生理学的信号データを受信する前に、第2のユーザ入力を受信するために、第2のユーザインタフェースに第1の表現に対応する第3の表現を提供するようにさらに構成される。第2のユーザ入力が、第3の表現の第3の位置を含み、第3の位置が、医学的検査装置を使用して生理学的信号データを収集するための人体位置のガイダンスである。いくつかの実施形態では、第3の表現は、複数の所定のサブ表現を含み、第2のユーザ入力は、複数の所定のサブ表現のうちの1つを選択することを含む。
【0072】
いくつかの実施形態では、プロセッサは、生理学的信号データを受信する前に、第1のユーザインタフェースの第3の表現に対応する第4の表現を提供するように、さらに構成される。第4の表現が第4の位置の指示を示し、第4の位置が、医学的検査装置が収集に使用される位置にユーザを誘導するために、第3の位置に対応する。
【0073】
医学的検査装置は、ディスプレイまたは表示ユニットを有してもよい。いくつかの実施形態では、ソフトウェア製品は、医学的検査装置を制御して、ユーザを収集位置に案内するためにディスプレイまたはディスプレイユニットに第4の表現を示す。いくつかの他の実施形態では、サーバは、医学的検査装置を直接制御または間接的に制御して、当技術分野で知られている手段を介してディスプレイに第4の表現を示す。
【0074】
いくつかの実施形態では、プロセッサは、第2のユーザ装置に第2のユーザインタフェースを提供し、生理学的信号データを受信する前に、第2のユーザ入力を受信するために、第2のユーザインタフェースに第1の表現に対応する第3の表現を提供することであって、第2のユーザ入力が、第3の表現の第3の位置を含み、第3の位置が、医学的検査装置を使用して生理学的信号データを収集するための人体位置のガイダンスであること、を行うように、さらに構成される。
【0075】
いくつかの実施形態では、プロセッサは、第2のユーザ装置に第2のユーザインタフェースを提供することと、生理学的信号データを受信する前に、第3のユーザ入力を受信するためのメニューを第2のユーザインタフェースに提供することであって、メニューが複数の検査項目を含み、第3のユーザ入力が複数の検査項目のうちの1つを含む、提供すること、とを行うように、さらに構成される。
【0076】
いくつかの実施形態では、プロセッサは、第3の表現に対応して、第1のユーザインタフェースに第4の表現を同期的に提供するように、さらに構成され、第4の表現は第4の位置の指示を示し、第4の位置は第3の位置に対応する。
【0077】
いくつかの実施形態では、プロセッサは、第3の表現に対応して、医学的検査装置を使用して生理学的信号データを収集するようにユーザを誘導するために、ディスプレイに第4の表現を同期して表示するように医学的検査装置を制御するように、さらに構成される。
【0078】
いくつかの実施形態では、プロセッサは、第3のユーザ入力に基づいて、生理学的信号データを収集するために対応するセンサを同期して起動するように医学的検査装置を制御するように、さらに構成される。
【0079】
いくつかの実施形態では、第2のユーザインタフェースは第2のユーザ装置に提供され、医学的検査装置によって収集された生理学的信号データが、ユーザに提示するために第1のユーザ装置および第2のユーザ装置にストリーミングされる(例えば、Appまたはウェブブラウザを介してオーディオ情報またはビデオ情報をストリーミングする)。
【0080】
いくつかの実施形態では、第2のユーザインタフェースは第2のユーザ装置に提供され、プロセッサは、第1および第2のユーザインタフェースのそれぞれに通信機能を提供し、第1および第2のユーザ装置のユーザが音声またはビデオによってコミュニケーションを取れるように、さらに構成される。
【0081】
いくつかの実施形態では、生理学的信号および位置情報を収集および再現(提示)するための検査システムが提供され、システムは、収集された生理学的信号と、位置情報と、仮想人間モデル画像との間の関係を定義、接続、および確立するために、収集データ、収集位置定義、および再現のステップを含む。これらの3つの情報は、定義された後に独立して記憶できる。しかしながら、一旦記憶されると、生理学的信号は、それが再び検索されたときにシステムインタフェース内で再現できる。例えば、生理学的信号情報にアクセスすることで、可視化された位置画像を、リンク位置情報を介して、仮想的な人物モデル画像上に再現できる。このような配置は、健康管理および医学的検査の詳細な記録、医師と患者との間のコミュニケーション、追跡および監視に有益であり得、医師および看護スタッフに教育および訓練の機会を提供することもできる。
【0082】
いくつかの実施形態では、収集されたデータの収集位置を定義することを可能にするシステムも提供され、システムは、位置を視覚的に提示できる人体モデルと、リモートエンドおよびローカルエンドの両方から同期して対話型の操作を可能にする同期モジュールとを有する。
【0083】
さらに、いくつかの実施形態では、生理学的状態を検出するための装置が提供され、これにより、ユーザは、生理学的信号を収集するときに、以下の3つの情報間、すなわち(A)生理学的信号自体と、(B)位置情報と、(C)仮想人体モデル画像との間の関係を定義、リンク、および確立でき、生理学的信号自体が収集される位置を示すために仮想人体モデル上に視覚化位置画像を生成することが容易になる。
【0084】
具体的には、生理学的信号情報を収集および再現するための遠隔診断方法が提供され、方法は、収集された生理学的信号データと、位置情報と、仮想人間モデル画像上の位置との間の関係を定義、リンク、および確立するステップを含み、位置情報が、座標情報または意味情報を含む。本方法は、ユーザが患者の身体位置から生理学的信号を収集するステップと、生理学的信号タグを記憶および作成するステップであって、生理学的信号タグが、収集された生理学的信号に対応する、ステップと、仮想人体モデル画像を介してモデル位置領域で定義された、ユーザより入力された第1の人体モデル位置を取得するステップであって、第1の人体モデル位置が身体位置に対応する、ステップと、位置情報を取得するために、モデル位置領域内の第1の人体モデル位置を基準位置領域にマッピングするステップであって、モデル位置領域および基準位置領域のマッピング方法が、位置領域マッピング、軸組み合わせマッピング、点マッピング、または意味マッピングを含む、ステップと、生理学的信号タグおよび位置情報を関連データのセットとして記憶するステップと、ニーズに応じて、関連付けられたデータのセットを呼び出し、位置情報をモデル位置領域にマッピングし、第2の人体モデル位置を取得し、第2のモデル位置を仮想人体モデル画像に提示し、生理学的信号タグに対応する生理学的信号を、ユーザに同時に提示するステップと、を含む。
【0085】
本発明の一実施形態によれば、座標情報は、以下の方法で確立される。2次元平面または3次元空間で構成される基準位置領域において、各空間方向に軸を定義し、各軸において、方向位置の変化に基づいて、連続性または不連続性を有するシーケンス値を定義し、基準位置領域において、各軸において対応するシーケンス値を生成する位置点を入力し定義し、位置点に対応する各軸におけるシーケンス値の組み合わせをマッピングすることによって座標情報を取得する。
【0086】
本発明の一実施形態によれば、意味情報は、以下の方法で確立される。2次元平面または3次元空間で構成された基準位置領域において、意味情報を使用して単一点または連続軌跡で構成された座標情報のセットをマーキングし、位置座標情報と併せてアクセスおよび理解できる意味情報を取得するために関連する意味データを確立する。
【0087】
本発明の実施形態によれば、位置領域定義は、基準位置領域およびモデル位置領域の絶対面積または体積サイズに関する対応する導出定義に基づいたものであり、この推定結果に基づいて、2つの位置領域の各軸上の数値シーケンスの間のマッピング関係が定義され、続いて、数値シーケンスの間のマッピング関係を介して、シーケンスのスケールが連続的または不連続的に比例的にスケーリングされて、2つの座標系間の対応関係が確立され、この対応関係に基づいて、画像位置点または画像位置軌跡が人体モデル上に生成される。
【0088】
本発明の一実施形態によれば、軸組み合わせマッピングは、各軸上の基準位置領域とモデル位置領域との間の数値シーケンス間の対応関係を確立することである。この組み合わせ方法は、線形、平面、または3次元の位置領域で確立でき、各軸の数値の座標シーケンス間の対応は互いに独立していてもよく、各軸間に異なる対応関係があってもよい。
【0089】
本発明の実施形態によれば、点マッピングは、特別なマッピング関係を改良または特殊化するために、モデル位置領域および基準位置領域内の各点について、独立したマッピング規則または一般原理を確立する。
【0090】
本発明の実施形態によれば、意味マッピングは、基準位置領域の意味情報をモデル位置領域に提示、ズームイン、ズームアウト、ジャンプ(変位)、または変換することによって、直接マッピングすることである。
【0091】
本発明の実施形態によれば、位置情報は、複数の生理学的信号タグと関連付けられたデータのセットとして記憶できる。ニーズに応じて、生理学的信号タグのうちの1つを選択でき、対応する収集された生理学的信号を第2のモデル位置と共に提示できる。
【0092】
いくつかの実施形態では、収集されたデータの収集位置を定義できるシステムが提供され、システムは、位置を視覚的に提示できる人体モデルと、リモートエンドおよびローカルエンドの両方から同期して対話型の操作ができる同期モジュールとを有する。この設計は、伝統医療および遠隔医療の問題を効果的に改善できる。
【0093】
上述のシステムは、生理学的状態を検出するためのシステムであり、視覚的に位置を提示できる人体モデルと、リモートエンドおよびローカルエンドの両方から同期して対話的な操作ができる同期モジュールとを有する。システムは、患者の検査された身体位置から生理学的信号を収集するように動作可能な検査装置と、上述したような方法によって生理学的信号、位置情報、および仮想人間モデル画像の間の関係を定義、リンク、および確立し、関連するデータのセットを生成する、データ処理モジュールと、生理学的信号、一組の関連データ、および患者データを、リモートサーバからへ送信できるか、またはリモートサーバから取得できる通信モジュールと、検査装置、遠隔サーバ、および接続された遠隔装置の関連する記憶情報が同じであるか否かをチェックできる同期モジュールであって、同じでない場合、すべての装置およびサーバのデータを最新に同期するために同期送信を実行する、同期モジュールと、を含む。
【0094】
一実施形態では、リモートサーバは、ソフトウェアおよびクラウドレイアウトなどの遠隔デジタル健康管理システムを含み、これにより、患者の医療記録、クラウドサービス、および通信診断機能を提供でき、他の医療サービスプラットフォームとインタフェースできる。
【0095】
いくつかの実施形態では、生理学的状態を検出するための装置が提供され、これにより、ユーザは、生理学的信号を収集するときに、以下の3つの情報間、すなわち(A)生理学的信号自体と、(B)位置情報と、(C)仮想人体モデル画像との関係を定義、リンク、および確立でき、生理学的信号が収集された位置を示すための仮想人体モデル上に視覚化位置画像を生成することが容易になる。
【0096】
装置は、様々な検出構成要素およびデータ処理/記憶機能を有し、ハンドルと、ハンドルに設けられたディスプレイと、ディスプレイに接続された画像構成要素と、被験者の体温を測定するためにディスプレイに設けられた温度センサと、感光性構成要素および音響センサを含む少なくとも1つの外部レンズと、対応する感光性構成要素、温度センサまたは音センサと接続されて共有され、かつ、ディスプレイに接続された信号構成要素と、を含む。装置はまた、信号を受信し、かつ、測定される対応する生理学的部分を示すために使用できるデータ処理モジュールと、入力された生理学的測定記録および健康データを遠隔デジタル健康管理システムに送信するために使用される通信モジュールと、を有する。
【0097】
一実施形態では、装置は温度センサを含む。
【0098】
一実施形態では、装置は、耳鏡または治療用耳鏡を含む。
【0099】
一実施形態では、装置は皮膚鏡を含む。
【0100】
一実施形態では、装置は、鼻および咽頭検査スコープまたは鼻鏡を含む。
【0101】
一実施形態では、装置は、歯垢スコープまたは口腔内カメラを含む。
【0102】
一実施形態では、装置は聴診器を含む。
【0103】
好ましい実施形態では、装置は、温度センサ、電子聴診器、耳鏡、皮膚鏡、鼻および咽頭検査スコープ、ならびに歯垢スコープの6つの検出機能を含む。これらの機能を使用して、ユーザは、リアルタイムのコミュニケーションおよび診断のための遠隔診断ソフトウェアを介して遠隔医療スタッフに接続して遠隔検査を行うことができる。
【0104】
さらに、いくつかの実施形態では、遠隔デジタルヘルスケアシステムも提供される。本発明の装置は、通信モジュールを利用して、入力された生理学的測定記録および健康データを遠隔デジタルヘルスケアシステムに送信できる。システムは、患者の医療記録、クラウドサービス、および通信診断機能を提供でき、他の医療サービスプラットフォームとインタフェースできる、ソフトウェアおよびクラウドレイアウトを含む。
【0105】
図1は、サーバ110、データ処理プラットフォーム120(例えば、モバイル装置および/またはApp)、および検査装置130を含む、本発明の一実施形態によるシステム100を示す。サーバ110はまた、遠隔医療介護者140または他のユーザ150が情報を入力または受信するためのユーザインタフェースを提供できる。システム100は、ユーザが生理学的信号を収集するときに、以下の3つの情報間、すなわち(A)生理学的信号と、(B)位置情報と、(C)仮想人体モデル画像との関係を定義、リンク、および確立して、生理学的信号が収集された位置を示すための仮想人体モデル上に視覚化位置画像を生成することが容易になる。これらの3つの情報の関係は、定義後に独立して記憶できる。しかしながら、一旦記憶されると、これら3つの情報間の関係は、再びアクセスされたときにシステムインタフェース内で再現できる。例えば、生理学的信号が検索されると、リンクされた位置情報を介して、視覚化された位置画像を仮想人間モデル画像上に再現できる。このような配置は、健康管理および医学的検査の詳細な記録、医師と患者との間のコミュニケーション、追跡および監視に有益であり得る。生理学的信号、位置情報および仮想人間モデル画像の定義は、以下の通りである。
【0106】
(A)生理学的信号とは、生理学的測定および検査データを指す。視診(画像)、聴診(音響)、身体的徴候(データ)などを含んでもよく、位置的意味を有しない。
【0107】
(B)位置情報とは、ユーザが自ら選択したデータの集合を指し、座標位置の意味を持ち、(B-1)所定の位置、(B-2)手動で選択された位置という2つの方法を含んでもよい。位置情報は、絶対座標空間(I)上の2次元平面の2つの軸、または3次元空間の3つの軸で構成される座標データに基づいており、座標データのセットは位置点を表す。(B-1)所定の位置は、1つまたは複数の座標データの特定の集合に対応する、単一の意味情報によって定義される。(B-2)は、手動選択プロセス中に生成された連続座標軌跡のセット内の複数の座標データの組み合わせから生成され、複数の座標データの組み合わせが、1つの座標情報に結合される。位置情報は、点または軌跡グラフィックとして視覚化できる。方法(B-1)および(B-2)は同時に使用され、それらのデータを共存させ、組み合わせた位置情報の意味を持つことができる。
【0108】
(C)仮想人体モデル画像は、この画像が位置する絶対座標空間(II)と組み合わせて人体画像を含む。
【0109】
異なる使用要件を満たすために、別の(D)変更された仮想人体モデル画像を定義でき、別の(D)変更された仮想人体モデル画像は、この視覚画像が位置する絶対座標空間(III)と組み合わせた人体画像を含み、(B)位置情報および(C)仮想人体モデル画像との座標対応関係を有する。
【0110】
絶対座標空間(I)と絶対座標空間(II)との間で、2つの座標は対応する位置には位置対応関係を有する。すなわち、座標空間(I)を用いて位置情報(B)を定義した後、対応する位置のこの関係によって、その位置を座標空間(II)内の位置に再現でき、点の画像または軌跡グラフィックが生成され、仮想人体モデルの画像に表示できる。本方法は、2つの可能な用途を有する。(i)(A)、(B)、および(C)の情報が独立して記憶された後、後で検索されたときに、関係の組み合わせを使用して(C)上の(A)のグラフィカルな位置の意味を再現できる。(ii)(C)が(D)に変更された場合、すなわち、元の人体画像およびこの画像が位置する絶対座標空間が(III)に変更された場合、絶対座標空間(I)と(III)との間の座標関係を定義できる限り、(A)に関するデータを検索するとき、(D)上の(A)のグラフィカルな位置的意味の再現は、(B)位置情報の定義および関係の組み合わせを使用して達成できる。
【0111】
システムの生理学的信号自体、位置情報、および仮想人体モデル画像の間の関係を定義、リンク、および確立するための方法を以下に説明する。
【0112】
1.(B)位置情報の定義方法
【0113】
システムの位置情報は、座標情報および意味情報を含む。
【0114】
座標情報は、以下の方法で定義され。すなわち、2次元平面または3次元空間(基準位置領域)において、各空間方向に軸が定義される。各軸において、方向および位置の変化に基づいて、連続的または不連続的な数値シーケンスが定義される。この空間において、位置点が入力され定義される場合、この点に対して、各方向軸について対応する数値シーケンスが生成され、この点の座標情報は、この点に対応する各軸上の数値シーケンスを組み合わせることによって得られる。例えば、2軸平面上の位置点(1)に対して、座標情報(軸1上の数値1の数値シーケンス、軸2上の数値1の数値シーケンス)が生成できる。また、3軸空間上の位置点(2)に対して、座標情報(軸1上の数値2の数値シーケンス、軸2上の数値2の数値シーケンス、軸3上の数値2の数値シーケンス)が生成できる。各軸の数値シーケンスは、交差置換方式で配置されてもよく、必ずしも軸1、軸2から軸Nの順序で組み合わされる必要はない。
【0115】
言い換えると、座標情報は、位置点入力に基づく。この入力は、複数の軸上の数値の連続シーケンスまたは不連続シーケンスの個々の対応関係を生成し、軸の一部または全部の数値の対応シーケンスを組み合わせることによって得られる。この段落に記載された軸は、絶対サイズを有する2次元平面または3次元空間(基準位置領域)を形成する。座標情報が生成されると、それは、2次元平面または3次元空間(基準位置領域)における空間的位置を意味するデータと考えられる。
【0116】
意味情報は、補助情報とも呼ばれ、以下の方法で定義される。本システムでは、前述した2次元平面または3次元空間(基準位置領域)における単一点または連続軌跡の任意のセットで構成される座標情報について、意味情報を使用して注釈付けできる。すなわち、本システムでは、リンクされたアクセスおよび理解を容易にするために、関連する意味情報を座標情報上に確立することを意味する。
【0117】
2.(B)位置情報と(C)仮想人体モデル画像との間のマッピングのための技術的手段
【0118】
上述したように、(B)点または点群の位置情報は、2次元平面または3次元空間(基準位置領域)内の複数の軸上の対応する数値シーケンスから構成される。(C)本システムの仮想人体モデルはまた、2次元平面または3次元空間(基準位置領域)内の複数の軸上に対応する数値シーケンスを有する。(B)と(C)との間のマッピングのための技術的手段は、以下の4つのタイプを含む。
【0119】
(1)位置領域マッピング:基準位置領域およびモデル位置領域の絶対面積または体積に基づいて対応関係の推定的な定義を実行し、推定結果に従って、2つの位置領域間の軸上のシーケンス数値のマッピング関係を定義する。次に、シーケンス数値のこのマッピング関係に基づいて、シーケンスは、(B)および(C)の座標情報間の対応関係を確立するために等しい割合で連続的または不連続的にスケーリングされ、この対応関係に基づいて、人体モデル上にグラフィック位置点またはグラフィック位置軌跡が生成される。例えば、モデル位置領域(C)の絶対サイズが基準位置領域の絶対サイズの2倍であると推定的に推定した後、基準位置領域で(1,2,4)として提示された座標情報をモデル位置領域で(2,4,8)に変換し、対応するグラフィック点またはグラフィック軌跡を生成できる。
【0120】
(2)軸組み合わせマッピング:基準位置領域とモデル位置領域の個々の方向軸間の数値シーケンスの対応関係を確立する。本方法は、線形、平面、および3次元の位置領域に適用でき、各軸間の数値の座標シーケンスの対応関係は互いに独立していてもよく、各軸間に異なる対応関係があってもよい。本方法の対応関係は、シーケンススケールの等比例スケーリングに限定されず、特定の範囲スケーリングまたは不均一スケーリング、特定の数値移動またはジャンプ(変位)、特定の計算式などのマッピング方法も含んでもよい。例えば、基準位置領域において(1,2,4)として提示される座標情報は、各軸におけるモデル位置領域(C)と基準位置領域(B)との間の独立した関係の定義を以下のように受けることができる。
第1の軸の数値関係:C=Bx2=2
第2の軸の数値関係:C=B+5=7
第3の軸の数値関係:C=Bx(8-B)=16
したがって、モデル位置領域(C)内の対応する座標は(2,7,16)であり、座標情報はモデル位置領域内の(2,7,16)に変換でき、対応するグラフィック点またはグラフィック軌跡を生成できる。
【0121】
(3)点マッピング:特別なマッピング関係を改良または特殊化するために、モデル位置領域(C)および基準位置領域(B)の各点の独立したマッピング規則または一般原理が確立される。
第1の軸の数値:特定の単一点C:3=B:5、それ以外はC=Bx2
第2の軸の数値:特定の区間C:1~3、C=B+10、それ以外はC=Bx2
第3の軸の数値:C=B
【0122】
(4)意味マッピング:原則として、基準位置領域(B)内の意味情報は、直接提示、ズームアウト、ズームイン、ジャンプ、または変換され、上記の方法(1)~(3)を介してモデル位置領域にマッピングできる。例示は以下の通りである。
基準位置領域(B)において、(1,2,4)に関連する意味データ(S)のセットがある。
モデル位置領域(C)において、基準位置領域(B)における数値点(1,2,4)に対応する位置は、(1,2,4)、(1,2,5)、(1,2,6)を含む。
モデル位置領域内の意味データ(S)は、(1,2,4)、(1,2,5)、および(1,2,6)の拡張範囲にマッピングできる。
【0123】
3.(B)位置情報と(D)変更された仮想人体モデル画像とをマッピングする技術手段
【0124】
上述したように、点または点群の(B)位置情報は、2次元平面または3次元空間(基準位置領域)内の複数の軸上の対応する数値シーケンスから構成される。システムの(D)変更された仮想人体モデルはまた、それが位置する2次元平面または3次元空間(モデル位置領域)、空間中の複数の軸、および軸上の対応する数値シーケンスを有する。(B)と(D)との間のマッピングのための技術的手段は、(1)位置領域マッピング、(2)軸組み合わせマッピング、(3)点マッピング、および(4)意味マッピングを含む。対応する異なる座標関係を除いて、マッピングの技術的手段は、(B)位置情報と(C)仮想人体モデル画像との間のマッピングの技術的手段と基本的に同じである。
【0125】
4.(C)仮想人体モデル画像と(D)変更された仮想人体モデル画像とをマッピングするための技術手段
【0126】
本システムでは、(C)仮想人体モデルとその座標定義空間(II)を、(II)と(III)のマッピング関係を定義した上で、(D)変更された仮想人体モデルとその座標定義空間(III)に変更できる。したがって、(II)と(III)との間のマッピング関係を確立した後、システムは、元の(B-1)位置情報に基づいて自動的にシミュレートおよび計算して、元の仮想人体モデルおよびその座標定義空間(II)上に再現される方法と同じく、変更された仮想人体モデルおよびその座標定義空間(III)上に、グラフィカルな位置情報を表示および再現できる。(C)と(D)との間のマッピングのための技術的手段は、(1)位置領域マッピング、(2)軸組み合わせマッピング、(3)点マッピング、および(4)意味マッピングを含む。対応する異なる座標関係を除いて、マッピングの技術的手段は、(B)位置情報と(C)仮想人体モデル画像との間のマッピングの技術的手段と基本的に同じである。
【0127】
上記の技術的手段を適用することにより、生理学的状態を検査するためのシステムを確立でき、このシステムは、位置を視覚的に表示できる人体モデルを有し、リモートエンドとローカルエンドの両方から同期して対話型操作を可能にする同期モジュールを備え、遠隔診断通信ウィンドウ、医療記録、および装置と組み合わせたリアルタイムのテスト結果の生成を備えたプラットフォームを実現する。
【0128】
このプラットフォームと共に使用されるテスト装置は、ホストマシンと、視診、聴診および生理学的値の迅速テストを含む3つの機能テストツールとを有し、皮膚、心臓、肺、動脈、腹部、外耳道、鼻腔および咽頭腔、歯、体温などの症状を検査するために使用できる。
【実施例】
【0129】
実施例1.画像信号(A)に対して所定の位置(B-1)を選択し、元の仮想人体モデル画像(C)上に表示/再現し、そのグラフィック位置情報を示す。
【0130】
図2に示すように、歯の検査が選択されると、システムインタフェース内の仮想人体モデルは、最初に、対応する画面のフォーカス、ズーム、移動、切り替え、および補助情報の提示を実行して、ユーザが目標に集中し、所定の位置の選択または手動選択を行うのに役に立つ。ユーザは、所定の位置(B-1)を選択でき、その結果、座標データおよび意味ラベル/タグを有する対応する位置情報のセットが生成される。この座標のセットは、実際に収集された歯科画像に関連付けられた単一点座標であり、リアルタイムでまたは後で検索されたときに、仮想人体モデル上に表示または再現でき、1つまたはグループのグラフィカルな位置情報を生成できる。
【0131】
実施例2:画像信号(A)に対して手動で選択された箇所(B-2)を選択し、元の仮想人体モデル画像(C)に表示/再現してそのグラフィック位置情報を示す。
【0132】
図3に示すように、歯の検査が選択されると、システムインタフェース内の仮想人体モデルは、最初に、対応する画面のフォーカス、ズーム、移動、切り替え、および補助情報の提示を実行して、ユーザが目標に集中し、所定の位置の選択または手動選択を行うのに役に立つ。ユーザは、位置(B-2)を手動で選択でき、その結果、座標データを有する対応する位置情報のセットが生成される。この座標のセットは、手動選択の一連の連続座標によって形成された軌跡であり、実際に収集された歯科画像に関連付けられ、リアルタイムでまたは後で検索されたときに、仮想人体モデル上に表示または再現でき、グラフィカルな位置情報の1つまたはグループを生成できる。
【0133】
実施例3:画像信号(A)に対して所定の位置(B-1)が選択され、変更された仮想人体モデル画像(D)上に表示/再現され、そのグラフィック位置情報を示す。
【0134】
図4に示すように、皮膚の検査が選択されると、システムインタフェース内の仮想人間モデルは、最初に、対応する画面のフォーカス、ズーム、移動、切り替え、および補助情報の提示を実行して、ユーザが目標に集中し、所定の位置の選択または手動選択を行うのに役に立つ。ユーザは、所定の位置(B-1)を選択でき、その結果、座標データおよび意味ラベル/タグを有する対応する位置情報のセットが生成される。この座標のセットは、単一点座標であり、実際に収集された歯科画像に関連付けられ、リアルタイムでまたは後で検索されたときに、仮想人体モデル上に表示または再現でき、グラフィカルな位置情報の1つまたはグループを生成できる。
【0135】
本システムでは、仮想人体モデルは、発達の成長に合うように身体を拡大すること、個人差に合うように身体の形状を変化させること、または臨床ニーズに応じて器官の様々な点間の位置および割合を変化させるために専門医師と協働することなど、様々なニーズを満たすように変更できる。すなわち、本システムでは、(II)と(III)とのマッピング関係を定義した上で、元の仮想人体モデルとその座標定義空間(II)を、変更後の仮想人体モデルとその座標定義空間(III)に変更できる。したがって、(II)と(III)との間のマッピング関係を確立した後、システムは、元の(B-1)位置情報に基づいて自動的にシミュレートおよび計算して、元の仮想人体モデルおよびその座標定義空間(II)上に再現される方法と同じく、変更された仮想人体モデルおよびその座標定義空間(III)上に、グラフィカルな位置情報を表示および再現できる。
【0136】
実施例4:画像信号(A)に対して手動で選択された位置(B-2)が選択され、変更された仮想人体モデル画像(D)上に表示/再現され、そのグラフィック位置情報を示す。
【0137】
歯の検査が選択されると、システムインタフェース内の仮想人体モデルは、最初に対応する画面フォーカス、ズーム、移動、切り替え、および補助情報の提示を実行して、ユーザが目標に焦点を合わせるのに役に立ち、所定の位置の選択または手動選択を行う。ユーザは、位置(B-2)を手動で選択でき、その結果、座標データを有する対応する位置情報のセットが生成される。この座標のセットは、手動選択の一連の連続座標によって形成された軌跡であり、実際に収集された歯科画像に関連付けられ、リアルタイムでまたは後で検索されたときに、仮想人体モデル上に表示または再現でき、グラフィカルな位置情報の1つまたはグループを生成できる。将来、システム内の仮想人体モデルを変更して様々なニーズを満たすためには、例えば、子供の成長に合わせて身体を拡大したり、乳歯を永久歯に置き換えたり、または、器官変位による人体画像の位置を変更したりする。すなわち、本システムでは、(II)と(III)とのマッピング関係を定義した上で、元の仮想人体モデルとその座標定義空間(II)を、変更後の仮想人体モデルとその座標定義空間(III)に変更できる。したがって、(II)と(III)との間のマッピング関係を確立した後、システムは、元の(B-1)位置情報に基づいて自動的にシミュレートおよび計算して、元の仮想人体モデルおよびその座標定義空間(II)上に再現される方法と同じく、変更された仮想人体モデルおよびその座標定義空間(III)上に、グラフィカルな位置情報を表示および再現できる。
【0138】
実施例5:音響信号(A)に対して所定の位置(B-1)が選択され、元の仮想人体モデル画像(C)上に表示/再現されて、そのグラフィック位置情報を示す。
【0139】
図5に示すように、肺音の検査が選択されると、システムインタフェース内の仮想人間モデルは、最初に、対応する画面のフォーカス、ズーム、移動、切り替え、および補助情報の提示を実行して、ユーザが目標に集中し、所定の位置の選択または手動選択を行うのに役に立つ。ユーザは、所定の位置(B-1)を選択でき、その結果、座標データおよび意味ラベル/タグを有する対応する位置情報のセットが生成される。この座標セットは、単一点座標であり、実際に収集された肺の音響信号に関連付けられ、リアルタイムでまたは後で検索されたときに、仮想人体モデル上に表示または再現でき、1つまたはグループのグラフィカルな位置情報を生成できる。
【0140】
実施例6:音響信号(A)に対して手動で選択された位置(B-2)を選択し、元の仮想人体モデル画像(C)上に表示/再現してそのグラフィック位置情報を示す。
【0141】
腹部の検査が選択されると、システムインタフェース内の仮想人体モデルは、最初に対応する画面フォーカス、ズーム、移動、切り替え、および補助情報の提示を実行して、ユーザが目標に焦点を合わせ、所定の位置の選択または手動選択を行うのに役に立つ。ユーザは、位置(B-2)を手動で選択でき、その結果、座標データを有する対応する位置情報のセットが生成される。この座標セットは、手動選択の一連の連続座標によって形成された軌跡であり、実際に収集された消化管音に関連付けられ、リアルタイムでまたは後で検索されたときに、仮想人体モデル上に表示または再現でき、1つまたはグループのグラフィカルな位置情報を生成できる。
【0142】
実施例7:音響信号(A)に対して所定の位置(B-1)が選択され、変更された仮想人体モデル画像(D)上に表示/再現され、そのグラフィック位置情報を示す。
【0143】
大腿動脈音の検査が選択されると、システムインタフェース内の仮想人間モデルは、最初に対応する画面のフォーカス、ズーム、移動、切り替え、および補助情報の提示を実行して、ユーザが目標に焦点を合わせ、所定の位置の選択または手動選択を行うのに役に立つ。ユーザは、所定の位置(B-1)を選択でき、その結果、座標データおよび意味ラベル/タグを有する対応する位置情報のセットが生成される。この座標セットは、単一点座標であり、実際に収集された大腿動脈オーディオに関連付けられ、リアルタイムでまたは後で検索されたときに、仮想人体モデル上に表示または再現でき、1つまたはグループのグラフィカルな位置情報を生成できる。
【0144】
将来、様々なニーズを満たすためにシステム内の仮想人体モデルを変更するためには、例えば、発達の成長に合わせて身体を拡大したり、個人差に合わせて身体の形状を変更したり、または、臨床ニーズに応じて器官の様々な点間の位置および割合を変更するために、専門医師と協力したりする。すなわち、本システムでは、(II)と(III)とのマッピング関係を定義した上で、元の仮想人体モデルとその座標定義空間(II)を、変更後の仮想人体モデルとその座標定義空間(III)に変更できる。したがって、(II)と(III)との間のマッピング関係を確立した後、システムは、元の(B-1)位置情報に基づいて自動的にシミュレートおよび計算して、元の仮想人体モデルおよびその座標定義空間(II)上に再現される方法と同じく、変更された仮想人体モデルおよびその座標定義空間(III)上に、グラフィカルな位置情報を表示および再現できる。
【0145】
実施例8:音響信号(A)に対して手動で選択された位置(B-2)が選択され、変更された仮想人体モデル画像(D)上に表示/再現され、そのグラフィック位置情報を示す。
【0146】
図6に示すように、心臓の検査が選択されると、システムインタフェース内の仮想人体モデルは、最初に、対応する画面のフォーカス、ズーム、移動、切り替え、および補助情報の提示を実行して、ユーザが目標に集中し、所定の位置の選択または手動選択を行うのに役に立つ。ユーザは、位置(B-2)を手動で選択でき、その結果、座標データを有する対応する位置情報のセットが生成される。この座標のセットは、手動選択の一連の連続座標によって形成された軌跡であり、実際に収集された心臓の音に関連付けられ、リアルタイムでまたは後で検索されたときに、仮想人体モデル上に表示または再現でき、1つまたはグループのグラフィカルな位置情報を生成できる。将来、様々なニーズを満たすためにシステム内の仮想人体モデルを変更するためには、例えば、臨床ニーズに応じて器官の様々な点間の位置および割合を変更するために専門医師と協力する。すなわち、本システムでは、(II)と(III)とのマッピング関係を定義した上で、元の仮想人体モデルとその座標定義空間(II)を、変更後の仮想人体モデルとその座標定義空間(III)に変更できる。したがって、(II)と(III)との間のマッピング関係を確立した後、システムは、元の(B-1)または(B-2)位置情報に基づいて自動的にシミュレートおよび計算して、元の仮想人体モデルおよびその座標定義空間(II)上に再現される方法と同じく、変更された仮想人体モデルおよびその座標定義空間(III)上のグラフィカルな位置情報を表示および再現できる。
【0147】
実施例9:画像信号(A)に対して所定の位置(B-1)と手動で選択された位置(B-2)との両方が選択され、元の仮想人体モデル画像(C)上に表示/再現され、そのグラフィック位置情報を示す。
【0148】
歯の検査が選択されると、システムインタフェース内の仮想人間モデルは、最初に、対応する画面のフォーカス、ズーム、移動、切り替え、および補助情報の提示を実行して、ユーザが目標に焦点を合わせ、所定の位置の選択または手動選択を行うのに役に立つ。ユーザは、実際に収集された歯の画像に関連付けるために、所定の位置(B-1)を選択し、次いで手動で位置(B-2)を選択でき、リアルタイムでまたは後で検索されたときに、仮想人体モデル上に表示または再現でき、1つまたはグラフィカルな位置情報のグループを生成できる。(B-1)と(B-2)とを組み合わせるこの位置マーキング方法は、単一点座標、連続座標軌跡、および意味ラベル/タグの位置属性を同時に有し、関連して表示される特性および再現性の両方を有する。
【0149】
実施例10:画像信号(A)に対して所定の位置(B-1)と手動で選択された位置(B-2)との両方が選択され、変更された仮想人体モデル画像(D)上に表示/再現され、そのグラフィック位置情報を示す。
【0150】
歯の検査が選択されると、システムインタフェース内の仮想人間モデルは、最初に、対応する画面のフォーカス、ズーム、移動、切り替え、および補助情報の提示を実行して、ユーザが目標に焦点を合わせ、所定の位置の選択または手動選択を行うのに役に立つ。ユーザは、実際に収集された歯の画像に関連付けるために、所定の位置(B-1)を選択し、次いで手動で位置(B-2)を選択でき、リアルタイムでまたは後で検索されたときに、仮想人体モデル上に表示または再現でき、1つまたはグラフィカルな位置情報のグループを生成できる。(B-1)と(B-2)とを組み合わせるこの位置マーキング方法は、単一点座標、連続座標軌跡、および意味ラベル/タグの位置属性を同時に有し、関連して表示される特性および再現性の両方を有する。将来、システム内の仮想人体モデルを変更して様々なニーズを満たすためには、例えば、子供の成長に合わせて身体を拡大したり、乳歯を永久歯に置き換えたり、または、器官変位による人体画像の位置を変更したりする。すなわち、本システムでは、(II)と(III)とのマッピング関係を定義した上で、元の仮想人体モデルとその座標定義空間(II)を、変更後の仮想人体モデルとその座標定義空間(III)に変更できる。したがって、(II)と(III)との間のマッピング関係を確立した後、システムは、元の(B-1)または(B-2)位置情報に基づいて自動的にシミュレートおよび計算して、元の仮想人体モデルおよびその座標定義空間(II)上に再現される方法と同じく、変更された仮想人体モデルおよびその座標定義空間(III)上のグラフィカルな位置情報を表示および再現できる。
【0151】
実施例11:音響信号(A)に対して所定の位置(B-1)と手動で選択された位置(B-2)との両方が選択され、元の仮想人体モデル画像(C)上に表示/再現され、そのグラフィック位置情報を示す。
【0152】
図7に示すように、腹部の検査が選択されると、システムインタフェース内の仮想人体モデルは、最初に、対応する画面フォーカス、ズーム、移動、切り替え、および補助情報の提示を実行して、ユーザが目標に集中し、所定の位置の選択または手動選択を行うのに役に立つ。ユーザは、実際に収集された腹部オーディオに関連付けるために、所定の位置(B-1)を選択し、次いで手動で位置(B-2)を選択でき、リアルタイムでまたは後で検索されたときに、仮想人体モデル上に表示または再現でき、1つまたはグラフィカルな位置情報のグループを生成できる。(B-1)と(B-2)とを組み合わせるこの位置マーキング方法は、単一点座標、連続座標軌跡、および意味ラベル/タグの位置属性を同時に有し、関連して表示される特性および再現性の両方を有する。
【0153】
実施例12:所定の位置(B-1)と手動で選択された位置(B-2)との両方が音響信号(A)に対して選択され、変更された仮想人体モデル画像(D)上に表示/再現され、そのグラフィック位置情報を示す。
【0154】
図8に示すように、心臓の検査が選択されると、システムインタフェース内の仮想人間モデルは、最初に、対応する画面のフォーカス、ズーム、移動、切り替え、および補助情報の提示を実行して、ユーザが目標に集中し、所定の位置の選択または手動選択を行うのに役に立つ。ユーザは、実際に収集された心臓の音に関連付けるために、所定の位置(B-1)を選択し、次いで手動で位置(B-2)を選択でき、リアルタイムでまたは後で検索されたときに、仮想人体モデル上に表示または再現でき、1つまたはグラフィカルな位置情報のグループを生成できる。(B-1)と(B-2)とを組み合わせるこの位置マーキング方法は、単一点座標、連続座標軌跡、および意味ラベル/タグの位置属性を同時に有し、関連して表示される特性および再現性の両方を有する。将来、様々なニーズを満たすためにシステム内の仮想人体モデルを変更するためには、例えば、発達の成長に合わせて身体を拡大したり、個人差に合わせて身体の形状を変更したり、臨床ニーズに応じて器官の様々な点間の位置および割合を変更するために専門医師と協働したり、または4つの象限を9つの象限に置き換えたりする。すなわち、本システムでは、(II)と(III)とのマッピング関係を定義した上で、元の仮想人体モデルとその座標定義空間(II)を、変更後の仮想人体モデルとその座標定義空間(III)に変更できる。したがって、(II)と(III)との間のマッピング関係を確立した後、システムは、元の(B-1)または(B-2)位置情報に基づいて自動的にシミュレートおよび計算して、元の仮想人体モデルおよびその座標定義空間(II)上に再現される方法と同じく、変更された仮想人体モデルおよびその座標定義空間(III)上のグラフィカルな位置情報を表示および再現できる。
【0155】
実施例13:視診、聴診および身体的徴候の測定を行うことができるプラットフォームシステム
【0156】
対応する検出項目を実行するためにいくつかのテストツールを使用し、所定のまたは手動の方法で生理学的位置を視覚化する、3種類の生理学的信号検出を実行できるプラットフォームシステムが提供される。その検出ステップおよび項目の例を以下の表に示す。
【0157】
【0158】
上記プラットフォームシステムの実際の動作インタフェースを
図9に示す。検査後、各検査結果は、データアクセス記録として対応するコードを有する。確認した結果は記憶/削除でき、検査結果ごとにコメントを記録できる。検査結果は、システムインタフェースに表示されてもよいし、レポート形式でエクスポートされてもよい。さらに、上述の検査プロセスは、遠隔地にも接続され、検出端末と遠隔医療介護者との間のビデオ/オーディオによるコミュニケーションを容易にする。
【0159】
実施例14:モジュール式サーバ
【0160】
本発明の方法を実施するサーバは、
ユーザ装置と通信するためのルータと、
モジュールAであって、収集された検査データ自体を定義し記憶するのに使用される信号データファイル記憶モジュールと、
モジュールBであって、検査データの位置情報の定義および記憶に使用される位置情報モジュールと、
モジュールCであって、検査データ位置の視覚入力/表示に使用される仮想人間モデル画像モジュールと、
モジュールDであって、モジュールA、B、およびCの間の関係を確立する際に使用される、関係性および表示インタフェースモジュールと、を含んでもよい。
【0161】
モジュールDはルータに信号または電気的に接続され、モジュールDはモジュールAおよびモジュールCに信号または電気的にそれぞれ接続され、モジュールBはモジュールAおよびモジュールCに信号または電気的にそれぞれ接続される。上述の各モジュールは、ハードウェア技術のみによって、またはソフトウェア技術と組み合わされたハードウェア技術によって実現できる。
【0162】
1.モジュールA:信号データファイル記憶モジュール
【0163】
このモジュールの機能は、検査装置によって収集および入力された検査信号自体を記憶することであり、信号は、視診、オーディオ、および生理学の値を含む。各収集の後、検査が最初にデータを記憶され、次にペアリング接続(例えば、ブルートゥースまたは近距離通信)を介してデータをユーザ装置に同期できる。検査装置に記憶するか、またはユーザ装置上で同期した後、データは記憶のためにクラウドデータベースにアップロードされる。
【0164】
ユーザアカウントにログインし、検出装置、ユーザ装置、および(クラウド)サーバを使用して認証に合格することにより、このモジュールにアクセスできる。認証に合格したすべてのデータファイルは暗号化メカニズムに組み込まれ、検出装置、ユーザ装置、および(クラウド)サーバは、再閲覧および編集を実行するとき、権限について認証を受けて対応する暗号解除メカニズムを実行しなければならない。送信プロセス中に悪意のある抽出が行われた場合に、悪意のある抽出側がそれを解析および使用できないことを保証するために、データは、暗号化されたファイルまたはパケットで送信される。データ完全性保護、バックアップおよび同期について、装置側のデータは完全性確認メカニズムに組み込まれ、クライアントおよびクラウドに送信されると、完全性確認が自動的に実行される。ペアリングが中断されているかオフラインである場合、データシーケンスまたはコンテンツが中断されるか、またはデータが破損または欠落している場合、完全性同期が自動的に実行される。クラウドデータベース内のデータはオフサイトバックアップ(off-site backup)のメカニズムを有し、クラウドデータが破損している場合、逆バックアップ(reverse backup)が自動的に実行される。
【0165】
信号データファイルは、タイムスタンプを主キーとして使用できる。例示は以下の通りである。
視診(画像):
写真:ユーザID+タイムスタンプで命名、拡張子がJPGである。
画像:ユーザID+タイムスタンプで命名、拡張子がMP4である。
聴診(音):
PCM:ユーザID+タイムスタンプで命名、拡張がWAVである。
温度(生理学的):
番号:ユーザID+タイムスタンプで命名、拡張子がJSONである。
【0166】
2.モジュールB:位置情報モジュール
【0167】
このモジュールの機能は、検査データに対応する位置情報を確立することである。位置情報は、以下の2つのタイプを含むことができる。
【0168】
(B-1)所定の位置:そのような位置情報は、絶対座標平面(I)上のX軸およびY軸からなる座標データに基づいており、座標データのセットは位置点を表す。
【0169】
(B-2)手動選択位置:手動選択プロセス中に生成された連続座標軌跡のセット内の複数の座標データの組み合わせから生成される。位置情報は、グラフィック点または軌跡として視覚化できる。(B-1)および(B-2)の方法は、それらのデータが共存し、組み合わされた位置情報の意味を有するように、同時に使用できる。
【0170】
これら2種類の位置情報は、上述した「位置情報の視覚入力と対応関係の定義」によって作成される。ユーザは、検査データを収集するとき、AとCとの間のBの中間定義を作成するためにDのインタフェースを使用する。ユーザがデータを抽出するときに、Bの対応関係を通じて、対応するCをAから抽出でき、または対応するAをCから抽出できる。
【0171】
位置情報は、ユーザIDを主キーとして使用し、タイムスタンプを外部キーとして使用できる。
(1)所定の生理学的座標は、生理学的部分に従って以下のように命名できる。
ユーザID+以下のコード:
皮膚前面(SKF)、皮膚背面(SKB):番号1-18、例えば、SKF01+タイムスタンプ。
左耳(EAL)、右耳(EAR):番号00、例えば、EAL00+タイムスタンプ。
左鼻(NOL)、右鼻(NOR):番号00、例えば、NOR00+タイムスタンプ。
咽頭部(THR):番号00、例えば、THR00+タイムスタンプ。
成人用の歯(TEA)、成人用の歯(TEC):番号1-32、例えばTEC01+タイムスタンプ。
(2)手動で定義された生理学的座標は、以下のように座標データに従って命名できる。
皮膚全面(SKF)、皮膚背面(SKB):一連の連続したX軸とY軸からなる座標データ。例えば、
SKF_X:001,023,034,067,124,245,347+タイムスタンプ。
SKF_Y:004,013,047,087,174,215,307+タイムスタンプ。
【0172】
3.モジュールC:仮想人間モデル画像モジュール
【0173】
このモジュールの機能は、臨床現場における心音の特定の収集点、または一般的な皮膚の問題を収集するための物理的位置など、様々な検査項目に適切な対応する人体部分を作成および定義することである。各検査項目のデータは、ユーザが指定する、Dのインタフェースを介して抽出して提示できる。ユーザが選択して再閲覧するために、所定の位置(B-1)の位置情報に対応する画像として定義される特定の区域またはワイヤフレームブロックを図面に事前設定できる。さらに、全体画像を使用して、定義を入力し抽出して閲覧する場合に信号自体とさらに関連付けるように、ユーザが、連続座標を含む手動で選択された位置(B-2)を仮想人間モデル画像と共にカスタマイズし、座標平面上の絶対位置を介して相対的な位置関係を確立できる。
【0174】
4.モジュールD:関係性および表示インタフェースモジュール
【0175】
このモジュールの機能は、信号データ自体と位置情報との間の対応関係、および対応関係を抽出するための要件を定義して、検査データおよび位置情報の定義、抽出、再閲覧、および編集を容易にすることである。このモジュールでは、信号自体、位置情報、および仮想人間モデル画像を拡張および変換できる。例えば、信号自体は、より多くの信号項目を含むように異なる検査装置を使用することによって拡張できる。位置情報および仮想人間モデル画像の定義は、実際の適用要件を満たすように拡張することもできる。さらに、信号項目、位置情報、および仮想人間モデル画像のうちの1つまたは複数が変換または変更のため、変換または変更をすべき部分に対して変更を実行できる。変換後、関係性モジュールによって定義されたA、B、およびCの間の対応関係が依然として存在し、正しい場合、システムは、この対応関係を使用して、変換後および変更後のAとCとの間の位置関係を自動的に視覚化できる。
【0176】
このモジュールは、リレーショナルデータ構造を使用できる。外部パラメータ入力:ユーザID、タイムスタンプ。内部パラメータ出力:写真またはビデオのファイルパス、ユーザの生理学的座標。例えば、ユーザIDは主キーとして使用され、タイムスタンプは外部キーとして使用されて交差探索を実行する。交差探索の結果は、ユーザの写真またはビデオファイルパスおよびユーザの生理学的座標である。次いで、写真またはビデオをユーザインタフェースに提供でき、ユーザの生理学的座標を使用してユーザIDを探索できる。対応する仮想人間モデル画像は、モジュールCから取得され、ユーザインタフェースに表示される。
【0177】
5.視覚位置情報の入力と対応関係の定義
【0178】
検査データ信号そのものを収集する場合、DのインタフェースにCの画像を表示できる。ユーザは、視覚的かつ直感的な操作を通じてDのインタフェースを使用してCの特定の画像部分を選択でき、CとBとの間の対応関係を通じて、BはAに定義される。したがって、ABC間の対応関係を確立でき、ABCを独立して記憶できる。
【0179】
6.目視位置情報の表示・再現
【0180】
検査データを再閲覧および編集するとき、ユーザはDのインタフェースで以下の操作を行うことができる。(1)D上のAを抽出し、再閲覧し、編集すると、DはCの対応する仮想人間モデル画像部分を同時に表示し、または、(2)D上の特定のCの仮想人間モデル画像部分を抽出し、再閲覧し、編集すると、Dは対応するAを同時に表示する。
【0181】
7.仮想人間モデル画像の変換
【0182】
Cの仮想人間モデル画像の画像データを変更することにより、Bを介してCで視覚化されたAのインタフェース提示を再確立して、変換に関するシステムの機能を達成できる。
【0183】
8.位置情報の拡張
【0184】
Bにおける所定の位置(B-1)の定義に関するデータを変更および拡張し、AおよびCの入力および提示オプションを追加することによって、このシステムの位置情報定義を拡張する関連効果を達成できる。
【0185】
上記の方法は、少なくとも以下の利点を有する。
【0186】
(1)視覚的観察および切り替え、データ収集、再閲覧およびコミュニケーションに便利である。ユーザは信号自体の生理学的位置の意味を覚えたり想像したりする必要がない。それらは、信号自体に対応する位置を決定するための基礎を視覚的かつ直感的に理解するためにシステムインタフェースを直接見るだけでよい。加えて、アップストリーム位置を切り替えることによって、ユーザは信号自体の対応するダウンストリームデータに切り替えることができる。信号自体のアップストリームデータを切り替えてからダウンストリーム位置情報をチェックする従来の方法とは異なり、本方法は、検査データに関する迅速かつ正確な収集、再閲覧、およびコミュニケーションを、より助長する。
【0187】
(2)仮想人体モデル画像のインタフェース内容が変換可能である。仮想人体モデル画像のグラフィックコンテンツを変更し、変更後の仮想人体モデル画像に検査信号自体および位置情報をマッピングできる。本出願の例は、以下を含んでもよい。(a)芸術的な生理学的画像を人体の現実的な写真の画像に転換すること。(b)同じ患者の古い生理学的画像をこの同じ患者の更新された生理学的画像に転換すること。例えば、体幹成長、乳歯の永久歯への置換、および性別移行において、本方法を使用して元の視覚画像を新しい視覚画像に変換し、位置の最新かつ最も正確な視覚的提示を確実にできる。(c)個々の特殊な場合のための特殊化された画像処理すること。器官異所性、異常な身体割合、異常な四肢の数または形状、先天性の生理学的欠陥などの特殊な場合、本方法を使用して、画像を特殊化された視覚画像に変換し、より正確なデータ収集、再閲覧、およびコミュニケーションを容易にできる。
【0188】
(3)位置情報の高いスケーラビリティを持つ。様々な検査ニーズに対して、様々な状況における共通の位置に対処するために、所定の位置(B-1)の定義を拡張できる。モジュールB(位置情報モジュール)において、新たな対応関係定義を追加すればよく、モジュールDの対応関係確立機能を用いて、位置情報と仮想人物モデル画像との対応関係を追加し、拡張した位置情報を視覚的に提示できる。
【0189】
(4)データの記憶および交換に便利である。記憶プロセス中に、本システムは、検査信号自体と位置情報の意味との間の対応関係を確立できる。2つは独立して記憶できるので、それらは独立してまたは他のデータベースと同時に交換できる。本出願の例は、以下を含むことができる。(a)必要な記憶容量が小さい。信号自体および位置情報のみを記憶する必要があり、仮想人間モデル画像を視覚提示に使用できる。人間の生理学的位置の対応する画像を記憶する必要はなく、本方法は必要な記憶容量を効果的に削減する。(b)必要な伝送トラフィックが少ない。データが装置またはシステム間、または異なるユーザ間で伝送される場合、人体の生理学的位置の対応する写真に含まれる必要はなく、信号自体および位置情報を伝送し、仮想人間モデル画像の再現性を使用してデバイス間またはユーザ間で一貫した視覚的提示を達成するだけでよく、データ伝送量を効果的に削減することができる。(c)他のデータベースとの高い交換互換性および柔軟性を有する。例えば、従来の電子医療記録システムと単にインタフェースすることによって信号ファイルを交換する、または、本システムが位置情報を付加するための他のシステムの信号ファイルを受信する、または、信号ファイルおよび位置情報を他のシステムと交換し、それらをそれぞれの視覚化画像技術によって再生または変換する、など、他のデータベースとの高い互換性のあるデータ交換を実行することができる。
【0190】
実施例15:検査の実施例1(医師がクラウド・プラットフォーム・ウェブサイト上で制御する)
【0191】
医師側は、クラウド・プラットフォーム・ウェブサイト上(第2のユーザインタフェース)で、検査項目として心音検査を指定し、人体モデル画像(第3の表現)を通じて検査する位置を選択して指定する。医師によって選択された項目および位置は、患者側(モバイル装置Appおよび検査装置)に同時に表示される。患者は、検査装置のディスプレイを介して検査される項目および位置を閲覧することができる。そして、患者は、表示画面に表示され、医師の通信によって指示されたように、指定された検査位置に検査装置を移動させる。一方、医師は、クラウド・プラットフォーム・ウェブサイト上で操作し、生理学的信号のストリーミングを開始でき、患者側の検査装置は、医師の操作からの要求に応答し、本実施例では電子聴診器である検査項目に対応するセンサを自動的に起動する。起動後、リアルタイムオーディオが再生され、双方が聴取して再閲覧するために電子聴診器装置、Appおよびクラウド・プラットフォーム・ウェブサイトで同時にストリーミングされる。
【0192】
さらに、医師は、生理学的信号を収集するためにクラウドプラットフォームウェブサイトを介して患者側の検査装置を制御できる。本実施例では、心音の記録ファイルおよびスペクトログラムが生成されて記憶され、生成されたファイルは、双方による再閲覧のために検査装置、Appおよびクラウド・プラットフォーム・ウェブサイトに同時に表示される。生成されたファイルは、後の再現または変換のために位置情報と共にサーバに記憶され、検査装置、Appおよびクラウドプラットフォームウェブサイトのインタフェースに提示できる。
【0193】
実施例16:検査実施例2(患者側検査装置およびAppによって制御される)
【0194】
患者は、検査装置やモバイル機器のApp上で、検査項目として皮膚検査を指定し、Appに表示された人体モデル画像(第1の表現)を通じて、検査する箇所を選択して指定できる。患者によって選択された項目および位置は、医師側に同時に表示され、医師は、クラウドプラットフォームウェブサイトを通じて、患者が検査する予定の項目および位置を閲覧することができる。患者は、検査装置またはApp上で生理学的信号のストリーミングを開始できる。一方、検査装置は、検査項目に対応するセンサ、本実施例では皮膚用に設計された近接焦点デジタルレンズを自動的に起動する。同時に、医師は、クラウドプラットフォームウェブサイト上で収集された生理学的信号をリアルタイムで閲覧することができ、リアルタイムの皮膚画像は、双方が閲覧するために検査装置、Appおよびクラウドプラットフォームウェブサイトに同時に表示される。
【0195】
次いで、患者は、検査装置を使用して生理学的信号を収集でき、本実施例では、患部皮膚のビデオまたは写真ファイルが生成され、記憶される。生成されたファイルは、双方による再閲覧のために、検査装置、Appおよびクラウドプラットフォームウェブサイトに同時に表示される。さらに、生成されたファイルは、後の再現または変換のために位置情報と共にサーバに記憶され、検査装置、Appおよびクラウドプラットフォームウェブサイトのインタフェースに提示できる。
【0196】
当業者は、その一般的な発明概念から逸脱することなく、上記の実施形態に変更を加えることができることを理解するであろう。したがって、本発明は、開示された特定の実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の精神および範囲内の修正を包含することが意図されていることを理解されたい。
【国際調査報告】