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特表2024-537645個々のバッテリーモジュールプロファイルを有する家庭用および車両用バッテリーバックアップシステム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-16
(54)【発明の名称】個々のバッテリーモジュールプロファイルを有する家庭用および車両用バッテリーバックアップシステム
(51)【国際特許分類】
H02J 9/04 20060101AFI20241008BHJP
H02J 7/00 20060101ALI20241008BHJP
【ＦＩ】
H02J9/04
H02J7/00 302C
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024515557
(86)(22)【出願日】2022-09-10
(85)【翻訳文提出日】2024-04-30
(86)【国際出願番号】 US2022076257
(87)【国際公開番号】W WO2023039563
(87)【国際公開日】2023-03-16
(31)【優先権主張番号】63/242,819
(32)【優先日】2021-09-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．ＢＬＵＥＴＯＯＴＨ
２．ＺＩＧＢＥＥ
３．ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】524090091
【氏名又は名称】ランド エナジー，インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002343
【氏名又は名称】弁理士法人 東和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】レミントン、 ジョージ ヘンリー
(72)【発明者】
【氏名】ペインター、 エヴァン
(72)【発明者】
【氏名】シマリング、 ザック
(72)【発明者】
【氏名】コロシモ、 スコット
(72)【発明者】
【氏名】セト、 ガーヴィン
【テーマコード（参考）】
5G015
5G503
【Ｆターム（参考）】
5G015GA15
5G015HA16
5G015JA21
5G015JA45
5G015JA52
5G503AA01
5G503BA04
5G503BB01
5G503CA10
5G503DA04
5G503GD04
(57)【要約】
家庭用バッテリーバックアップシステムが、複数のバッテリーモジュールを含んでいてもよい。前記複数のバッテリーモジュールの各バッテリーモジュールが、１つ以上のバッテリーセルと、該１つ以上のバッテリーセルに動作可能に接続されている電力出力部と、前記１つ以上のバッテリーセルまたは前記電力出力部に動作可能に接続されている１つ以上のモジュールプロセッサと、前記１つ以上のバッテリーセルおよび前記１つ以上のモジュールプロセッサを少なくとも部分的に取り囲む筐体と、を含んでいてもよい。前記複数のバッテリーモジュールのそれぞれの前記電力出力部が、共通バスに接続されていてもよい。前記複数のバッテリーモジュールのうちの第１のバッテリーモジュールが、第１の出力電力プロファイルに設定可能であってもよく、前記複数のバッテリーモジュールのうちの第２のバッテリーモジュールが、前記第１の出力電力プロファイルとは異なる第２の出力電力プロファイルに同時に設定可能であってもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
家庭用バッテリーバックアップシステムであって、複数のバッテリーモジュールの各バッテリーモジュールが、
１つ以上のバッテリーセルと、
該１つ以上のバッテリーセルに動作可能に接続されている電力出力部と、
前記１つ以上のバッテリーセルまたは前記電力出力部に動作可能に接続されている１つ以上のモジュールプロセッサと、
該１つ以上のモジュールプロセッサに動作可能に接続されて遠隔でデータを送受信する無線トランシーバと、
前記１つ以上のバッテリーセル、前記１つ以上のモジュールプロセッサおよび前記無線トランシーバを少なくとも部分的に取り囲む筐体と、を含み、
前記複数のバッテリーモジュールのそれぞれの前記電力出力部が、共通バスに動作可能に接続されている、複数のバッテリーモジュールと、
ユーザーが、前記複数のバッテリーモジュールのうちの第１のバッテリーモジュールを第１の出力電力プロファイルに設定し、前記複数のバッテリーモジュールのうちの第２のバッテリーモジュールを前記第１の出力電力プロファイルとは異なる第２の出力電力プロファイルに設定する、ユーザーインターフェースと、を備えている家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項2】
前記データを送受信するリモートサーバーが、前記ユーザーインターフェース並びに前記第１のバッテリーモジュールおよび前記第２のバッテリーモジュールの前記１つ以上のモジュールプロセッサと通信することにより前記第１のバッテリーモジュールを前記第１の出力電力プロファイルに設定して前記第２のバッテリーモジュールを前記第２の出力電力プロファイルに設定する、請求項１に記載された家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項3】
前記第１の出力電力プロファイルが、充電のみを行うように設定されている前記第１のバッテリーモジュールに対応し、前記第２の出力電力プロファイルが、充電と放電とを行うように設定されている前記第２のバッテリーモジュールに対応している、請求項１に記載された家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項4】
公共電力網からの電力が、前記共通バスに動作可能に接続され、前記第１の出力電力プロファイルが、充電のみを行うように設定されている前記第１のバッテリーモジュールに対応し、
前記第２の出力電力プロファイルが、前記公共電力網の状態に基づいて充電と放電とを行うように設定されている前記第２のバッテリーモジュールに対応している、請求項１に記載された家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項5】
前記第１の出力電力プロファイルが、車両で使用されていない間は充電のみを行うように設定されていて前記車両で使用されている間は充電または放電を行うように設定されている前記第１のバッテリーモジュールに対応している車両専用電力プロファイルである、請求項１に記載された家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項6】
前記複数のバッテリーモジュールの各バッテリーモジュールが、それぞれのバッテリーモジュールの位置を通信するＧＰＳ受信機を含み、前記第１の出力電力プロファイルが、前記第２のバッテリーモジュールによって電力供給されている対応する車両が前記第１のバッテリーモジュールから第１の距離にある間は充電または放電を行うように設定されて前記第２のバッテリーモジュールによって電力供給されている前記対応する車両が前記第１のバッテリーモジュールから前記第１の距離とは異なる第２の距離にある際には充電のみを行うように設定されている、前記第１のバッテリーモジュールに対応しているか、または
前記第１の出力電力プロファイルが、前記第２のバッテリーモジュールによって電力供給されている対応する車両が前記第１のバッテリーモジュールから遠ざかっている間は充電または放電を行うように設定されて前記第２のバッテリーモジュールによって電力供給されている前記対応する車両が前記第１のバッテリーモジュールに向かって移動している際には充電のみを行うように設定されている、前記第１のバッテリーモジュールに対応している、請求項１に記載された家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項7】
前記複数のバッテリーモジュールのそれぞれの前記電力出力部が、共通ＤＣバスに動作可能に接続されているか、または前記複数のバッテリーモジュールのそれぞれの前記電力出力部が、１つ以上の整流器／インバータ装置を介して共通ＡＣバスに動作可能に接続されている、請求項１に記載された家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項8】
家庭用バッテリーバックアップシステムであって、複数のバッテリーモジュールの各バッテリーモジュールが、
１つ以上のバッテリーセルと、
該１つ以上のバッテリーセルに動作可能に接続されている電力出力部と、
前記１つ以上のバッテリーセルまたは前記電力出力部に動作可能に接続されている１つ以上のモジュールプロセッサと、
前記１つ以上のバッテリーセルおよび前記１つ以上のモジュールプロセッサを少なくとも部分的に取り囲む筐体と、を含み、
前記複数のバッテリーモジュールのそれぞれの前記電力出力部が、共通バスに接続されている、複数のバッテリーモジュールを備える家庭用バッテリーバックアップシステムであって、
前記複数のバッテリーモジュールのうちの第１のバッテリーモジュールが、第１の出力電力プロファイルに設定可能であり、前記複数のバッテリーモジュールうちの第２のバッテリーモジュールが、前記第１の出力電力プロファイルとは異なる第２の出力電力プロファイルに同時に設定可能である、家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項9】
前記複数のバッテリーモジュールの各バッテリーモジュールが、前記１つ以上のモジュールプロセッサに動作可能に接続されて遠隔でデータを送受信する無線トランシーバを含み、前記システムが、前記データを送受信するリモートサーバーを備え、該リモートサーバーが、前記無線トランシーバのそれぞれを介して前記第１のバッテリーモジュールおよび前記第２のバッテリーモジュールの前記１つ以上のモジュールプロセッサと通信することで、前記第１のバッテリーモジュールを前記第１の出力電力プロファイルに設定し、前記第２のバッテリーモジュールを前記第２の出力電力プロファイルに設定する、請求項８に記載された家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項10】
前記第１の出力電力プロファイルが、充電のみを行うように設定されている前記第１のバッテリーモジュールに対応し、前記第２の出力電力プロファイルが、充電と放電とを行うように設定されている前記第２のバッテリーモジュールに対応している、請求項８に記載された家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項11】
公共電力網からの電力が、整流器／インバータを介して前記共通バスに動作可能に接続され、前記第１の出力電力プロファイルが、充電のみを行うように設定されている前記第１のバッテリーモジュールに対応し、
前記第２の出力電力プロファイルが、前記公共電力網の状態に基づいて充電と放電とを行うように設定されている前記第２のバッテリーモジュールに対応している、請求項８に記載された家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項12】
前記第１の出力電力プロファイルが、車両で使用されていない間は充電のみを行うように設定されて前記車両で使用されている間は充電または放電を行うように設定されている前記第１のバッテリーモジュールに対応している車両専用電力プロファイルである、請求項８に記載された家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項13】
前記複数のバッテリーモジュールの各バッテリーモジュールが、それぞれのバッテリーモジュールの位置を通信するように構成されているＧＰＳ受信機を含み、前記第１の出力電力プロファイルが、前記第２のバッテリーモジュールによって電力供給されている対応する車両が前記第１のバッテリーモジュールから第１の距離にある間は充電または放電を行うように設定されて前記第２のバッテリーモジュールによって電力供給されている前記対応する車両が前記第１のバッテリーモジュールから前記第１の距離とは異なる第２の距離にある際には充電のみを行うように設定されている、前記第１のバッテリーモジュールに対応しているか、または
前記第１の出力電力プロファイルが、前記第２のバッテリーモジュールによって電力供給されている対応する車両が前記第１のバッテリーモジュールから遠ざかっている間は充電または放電を行うように設定されて前記第２のバッテリーモジュールによって電力供給されている前記対応する車両が前記第１のバッテリーモジュールに向かって移動している際には充電のみを行うように設定されている、前記第１のバッテリーモジュールに対応している、請求項８に記載された家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項14】
ユーザーインターフェースであって、ユーザーが、前記第１のバッテリーモジュールを、前記第１の出力電力プロファイルに設定し、前記第２のバッテリーモジュールを、前記第１の出力電力プロファイルとは異なる前記第２の出力電力プロファイルに設定するように構成されているユーザーインターフェースを備える、請求項８に記載された家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項15】
家庭用バッテリーバックアップシステムであって、複数のバッテリーモジュールの各バッテリーモジュールが、
１つ以上のバッテリーセルと、
該１つ以上のバッテリーセルに動作可能に接続されている電力出力部であって、該電力出力部が、前記複数のバッテリーモジュールに共通の電力バスに動作可能に接続されている、電力出力部と、
前記１つ以上のバッテリーセルまたは前記電力出力部に動作可能に接続されている１つ以上のモジュールプロセッサと、
該１つ以上のモジュールプロセッサに動作可能に接続されて遠隔でデータを送受信する無線トランシーバと、
前記１つ以上のバッテリーセルおよび前記１つ以上のモジュールプロセッサを少なくとも部分的に取り囲む筐体と、を含む、複数のバッテリーモジュールと、
リモートサーバーであって、該リモートサーバーが、前記無線トランシーバのそれぞれを介して前記第１のバッテリーモジュールおよび前記第２のバッテリーモジュールの前記１つ以上のモジュールプロセッサと通信することで、前記第１のバッテリーモジュールを前記第１の出力電力プロファイルに設定し、前記第２のバッテリーモジュールを前記第２の出力電力プロファイルに設定する、リモートサーバーと、を備える、家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項16】
前記第１の出力電力プロファイルが、充電のみを行うように設定されている前記第１のバッテリーモジュールに対応し、前記第２の出力電力プロファイルが、充電と放電とを行うように設定されている前記第２のバッテリーモジュールに対応している、請求項１５に記載された家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項17】
公共電力網からの電力が、整流器および／またはインバータを介して前記共通の電力バスに動作可能に接続され、前記第１の出力電力プロファイルが、充電のみを行うように設定されている前記第１のバッテリーモジュールに対応し、
前記第２の出力電力プロファイルが、前記公共電力網の状態に基づいて充電と放電とを行うように設定されている前記第２のバッテリーモジュールに対応している、請求項１５に記載された家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項18】
前記第１の出力電力プロファイルが、車両で使用されていない間は充電のみを行うように設定されていて前記車両で使用されている間は充電または放電を行うように設定されている前記第１のバッテリーモジュールに対応している車両専用電力プロファイルである、請求項１５に記載された家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項19】
前記複数のバッテリーモジュールの各バッテリーモジュールが、それぞれのバッテリーモジュールの位置を通信するＧＰＳ受信機を含み、前記第１の出力電力プロファイルが、前記第２のバッテリーモジュールによって電力供給されている対応する車両が前記第１のバッテリーモジュールから第１の距離にある間は充電または放電を行うように設定されて前記第２のバッテリーモジュールによって電力供給されている前記対応する車両が前記第１のバッテリーモジュールから前記第１の距離とは異なる第２の距離にある際には充電のみを行うように設定されている、前記第１のバッテリーモジュールに対応しているか、または
前記第１の出力電力プロファイルが、前記第２のバッテリーモジュールによって電力供給されている対応する車両が前記第１のバッテリーモジュールから遠ざかっている間は充電または放電を行うように設定されて前記第２のバッテリーモジュールによって電力供給されている前記対応する車両が前記第１のバッテリーモジュールに向かって移動している際には充電のみを行うように設定されている、前記第１のバッテリーモジュールに対応している、請求項１５に記載された家庭用バッテリーバックアップシステム。
【請求項20】
ユーザーインターフェースであって、前記無線トランシーバのそれぞれを介して前記リモートサーバーまたは前記１つ以上のモジュールプロセッサのそれぞれと通信することで、ユーザーが、前記第１のバッテリーモジュールを、前記第１の出力電力プロファイルに設定し、前記第２のバッテリーモジュールを、前記第１の出力電力プロファイルとは異なる前記第２の出力電力プロファイルに設定するユーザーインターフェースを備えている、請求項１５に記載された家庭用バッテリーバックアップシステム。
【発明の詳細な説明】
【関連出願】
【0001】
本出願は、２０２１年９月１０日に出願された「バッテリーシステムおよびバッテリー駆動型車両」という発明の名称である米国仮特許出願第６３／２４２，８１９号に対する優先権を主張し、その開示内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明は、バッテリー駆動型装置、特に家庭用バッテリーバックアップシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
エネルギーバックアップシステムには、住宅や商業用ビルに固定設置されて公共電力網が故障した場合に家庭内の装置に電力を供給可能なバッテリーが含まれる。
このバッテリーは、ビルの電力システムにＡＣ接続されていることで、公共電力網の停電中も継続的に使用可能である。
従来のエネルギーバックアップシステムは、モジュール式バッテリーを含む場合でも、モジュールの集合体を１つのシステムとして扱っていた。
このバッテリーは、ビルの電力システムにＡＣ接続されていることで、公共電力網の停電中も継続的に使用可能である。
従来のエネルギーバックアップシステムは、モジュール式バッテリーを含む場合でも、モジュールの集合体を１つのシステムとして扱っていた。
【0004】
従来、電気自動車のバッテリーは、家庭内の他の装置に電力を供給する際に用いられる方法と同様の方法で充電されていた。
つまり、ユーザーは、公共電力網に接続されたコンセントに車両のバッテリーの充電器を差し込み、車両の充電器が車両のバッテリーを充電する。
つまり、ユーザーは、公共電力網に接続されたコンセントに車両のバッテリーの充電器を差し込み、車両の充電器が車両のバッテリーを充電する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この従来の構成には、エネルギーバックアップシステムおよび電気自動車充電システムの拡張性の問題と、それらをきめ細かく制御できないという問題があり、大きな課題と機会が残っている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ユーザーがソフトウェアプロファイルを利用してバッテリーの充放電特性を変更可能にする家庭用バッテリーバックアップシステムに関する。
このようにすると、家庭用バッテリーバックアップシステムは、個々のバッテリーモジュールを異なるルールに従って動作させることができる。
このようにすると、家庭用バッテリーバックアップシステムは、個々のバッテリーモジュールを異なるルールに従って動作させることができる。
【0007】
本明細書に示す発明によれば、個々のバッテリーモジュールに、ユーザーが制御する固有の特性を持たせることが可能になる。
バッテリーモジュールは、モジュールの特性および可用性を制御可能なユーザーが作成するプロファイルを有する。
バッテリーモジュールは、モジュールの特性および可用性を制御可能なユーザーが作成するプロファイルを有する。
【0008】
例えば、バッテリーバックアップシステムには、家庭用バッテリー充電ステーションに接続されている複数のバッテリーモジュールが含まれてもよい。
ユーザーが消耗したバッテリーを新たに充電ステーションに追加する際、ユーザーは、他のバッテリーモジュールのプロファイルを家庭でのバックアップ利用のために充電および放電を行うように設定したままにしながら、新たに消耗したバッテリーモジュールのプロファイルを充電のみを行うように設定してもよい。
ユーザーが消耗したバッテリーを新たに充電ステーションに追加する際、ユーザーは、他のバッテリーモジュールのプロファイルを家庭でのバックアップ利用のために充電および放電を行うように設定したままにしながら、新たに消耗したバッテリーモジュールのプロファイルを充電のみを行うように設定してもよい。
【0009】
別の例では、バッテリーバックアップシステムは、家庭用バッテリー充電ステーションに接続された複数のバッテリーモジュールを有していてもよい。
ユーザーは、その日の後の時間帯の移動のために車両に差し込むバッテリーモジュールが１つ必要になる場合がある。
ユーザーは、他のバッテリーモジュールのプロファイルを共有モードのままにしつつ、そのバッテリーモジュールのプロファイルをロックモードに設定してもよい。
他のバッテリーモジュールは、家庭用電力バックアップのために必要に応じて自由に充電または放電を行える一方で、ロックされたバッテリーモジュールは、充電のみを行う。
ユーザーは、その日の後の時間帯の移動のために車両に差し込むバッテリーモジュールが１つ必要になる場合がある。
ユーザーは、他のバッテリーモジュールのプロファイルを共有モードのままにしつつ、そのバッテリーモジュールのプロファイルをロックモードに設定してもよい。
他のバッテリーモジュールは、家庭用電力バックアップのために必要に応じて自由に充電または放電を行える一方で、ロックされたバッテリーモジュールは、充電のみを行う。
【0010】
さらに別の例では、バッテリーバックアップシステムのバッテリーモジュールは、無線接続されたバッテリーモジュールの仮想情報網が仮想情報網内の全てのバッテリーモジュールの充電状態を認識する、バッテリー共有プログラムの一部であってもよい。
消耗したバッテリーモジュールを有する第１のユーザーは、プログラムの一部として、消耗したバッテリーモジュールを充電されたバッテリーモジュールと交換してもよい。
しかし、第２のユーザーは、その日の後の時間帯にその充電されたバッテリーモジュールを使用する予定がある場合がある（例えば、第２のユーザーは、後の時間帯の移動のためにそのバッテリーモジュールを自身の車両に差し込む必要がある場合がある）。
第２のユーザーは、そのバッテリーモジュールのプロファイルをロックモードに設定してもよい。
ロックされたバッテリーモジュールは、充電のみを行い、かつ、第１のユーザーに共有できないことを示すように設定されている。
消耗したバッテリーモジュールを有する第１のユーザーは、プログラムの一部として、消耗したバッテリーモジュールを充電されたバッテリーモジュールと交換してもよい。
しかし、第２のユーザーは、その日の後の時間帯にその充電されたバッテリーモジュールを使用する予定がある場合がある（例えば、第２のユーザーは、後の時間帯の移動のためにそのバッテリーモジュールを自身の車両に差し込む必要がある場合がある）。
第２のユーザーは、そのバッテリーモジュールのプロファイルをロックモードに設定してもよい。
ロックされたバッテリーモジュールは、充電のみを行い、かつ、第１のユーザーに共有できないことを示すように設定されている。
【0011】
仮想情報網の一部であるバッテリーモジュールを用いることで、ユーザーは、バッテリーモジュールとの接続を維持しながら、電話アプリまたはＷｅｂアプリを通じてモジュールごとに様々なプロファイルを設定可能になる。
また、仮想情報網を用いることで、バッテリーバックアップシステムが停電を認識および防止して電力を平準化するために、地理位置情報データを提供して、ピーク時の電力使用を削減することも可能になる。
また、仮想情報網を用いることで、バッテリーバックアップシステムが停電を認識および防止して電力を平準化するために、地理位置情報データを提供して、ピーク時の電力使用を削減することも可能になる。
【0012】
仮想情報網内のバッテリーモジュールは、モジュール式で持ち運び容易な構造であり、さらに、バッテリーモジュール毎に個別のプロファイルを設定可能なシステム機能があることによって、必要に応じてバッテリーモジュールを仮装情報網に追加または削除可能であり、柔軟な動作が可能になる。
これにより、エネルギーバックアップシステムと電気自動車用充電システムの拡張性の問題と、それらを詳細に制御できないという問題が軽減される。
これにより、エネルギーバックアップシステムと電気自動車用充電システムの拡張性の問題と、それらを詳細に制御できないという問題が軽減される。
【0013】
本明細書に組み込まれ、その一部を構成する添付の図面は、本発明の態様の様々な実施形態を示す、様々なシステムや方法などを示す。
図中に示される要素境界（例えば、ボックス、ボックスのグループ、または他の形状）が境界の一例を表すことが理解される。
当業者であれば、１つの要素を複数の要素として設計してもよいこと、または、複数の要素を１つの要素として設計してもよいことを理解するであろう。
ある要素の内部構成要素として示されている要素は、外部構成要素として実行されていてもよく、その逆も、同様である。
さらに、要素は、正確な縮尺で図示されていない場合がある。
図中に示される要素境界（例えば、ボックス、ボックスのグループ、または他の形状）が境界の一例を表すことが理解される。
当業者であれば、１つの要素を複数の要素として設計してもよいこと、または、複数の要素を１つの要素として設計してもよいことを理解するであろう。
ある要素の内部構成要素として示されている要素は、外部構成要素として実行されていてもよく、その逆も、同様である。
さらに、要素は、正確な縮尺で図示されていない場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1A】家庭用バッテリーバックアップシステムのブロック図を示す。
【0015】
【0016】
【0017】
【図2B】バッテリーモジュールの斜視図を示す。
【0018】
【図2C】ベース内のバッテリーモジュールおよびプラグの斜視図を示す。
【0019】
【図3】家庭用バッテリーバックアップシステムのための方法のフロー図を示す。
【0020】
【発明を実施するための形態】
【0021】
図１Ａおよび図１Ｂは、家庭用バッテリーバックアップシステム１のブロック図および概略図をそれぞれ示す。
家庭用バッテリーバックアップシステム１は、電力バスＰＢを共有する複数のバッテリーモジュール１０を含んでいる。
電力バスＰＢは、必要に応じて複数の整流器および／または複数のインバータの組み合わせを介して、公共電力網ＵＧに接続されていてもよい。
家庭用バッテリーバックアップシステム１は、電力バスＰＢを共有する複数のバッテリーモジュール１０を含んでいる。
電力バスＰＢは、必要に応じて複数の整流器および／または複数のインバータの組み合わせを介して、公共電力網ＵＧに接続されていてもよい。
【0022】
図２Ａから図２Ｃは、バッテリーモジュール１０のブロック図および側面図を示す。
バッテリーモジュール１０は、１つ以上のバッテリーセル１２と、１つ以上のモジュールプロセッサ１４と、バッテリー管理システム（ＢＭＳ）１６と、無線トランシーバ１８と、電力ポート２４と、データポート２６とを含んでいてもよい。
また、バッテリーモジュール１０は、１つ以上のバッテリーセル１２、１つ以上のモジュールプロセッサ１４、バッテリー管理システム（ＢＭＳ）１６、無線トランシーバ１８、電力ポート２４およびデータポート２６を少なくとも部分的に収容する筐体２０を含んでいてもよい。
バッテリーモジュール１０は、１つ以上のバッテリーセル１２と、１つ以上のモジュールプロセッサ１４と、バッテリー管理システム（ＢＭＳ）１６と、無線トランシーバ１８と、電力ポート２４と、データポート２６とを含んでいてもよい。
また、バッテリーモジュール１０は、１つ以上のバッテリーセル１２、１つ以上のモジュールプロセッサ１４、バッテリー管理システム（ＢＭＳ）１６、無線トランシーバ１８、電力ポート２４およびデータポート２６を少なくとも部分的に収容する筐体２０を含んでいてもよい。
【0023】
バッテリーモジュール１０は、予想される負荷状況に対して一定期間にわたって目標範囲の電圧および電流を供給可能なように電気的に構成されている１つ以上のバッテリーセル１２を含んでいてもよい。
バッテリーセル１２の数および容量によって、バッテリーモジュール１０の容量は、１．０ｋＷｈから５．０ｋＷｈの範囲内であってもよい。
一実施形態では、バッテリーセル１２の数および容量によって、バッテリーモジュール１０の容量は、１．８ｋＷｈとなる。
別の実施形態では、バッテリーセル１２の数および容量によって、バッテリーモジュール１０の容量は、３．６ｋＷｈとなる。
さらに別の実施形態では、バッテリーセル１２の数および容量によって、バッテリーモジュール１０の容量は、５．０ｋＷｈとなる。
いくつかの実施形態では、バッテリーセル１２の数および容量によって、バッテリーモジュール１０の容量は、１．０ｋＷｈより低いか、５．０ｋＷｈより大きい範囲であってもよい。
バッテリーセル１２は、例えば、リチウムイオン充電式セルであってもよいが、他の種類の充電式セルであってもよい。
バッテリーセル１２の数および容量によって、バッテリーモジュール１０の容量は、１．０ｋＷｈから５．０ｋＷｈの範囲内であってもよい。
一実施形態では、バッテリーセル１２の数および容量によって、バッテリーモジュール１０の容量は、１．８ｋＷｈとなる。
別の実施形態では、バッテリーセル１２の数および容量によって、バッテリーモジュール１０の容量は、３．６ｋＷｈとなる。
さらに別の実施形態では、バッテリーセル１２の数および容量によって、バッテリーモジュール１０の容量は、５．０ｋＷｈとなる。
いくつかの実施形態では、バッテリーセル１２の数および容量によって、バッテリーモジュール１０の容量は、１．０ｋＷｈより低いか、５．０ｋＷｈより大きい範囲であってもよい。
バッテリーセル１２は、例えば、リチウムイオン充電式セルであってもよいが、他の種類の充電式セルであってもよい。
【0024】
バッテリーモジュール１０は、１つ以上のバッテリーセル１２に動作可能に接続されている１つ以上のモジュールプロセッサ１４を含んでいることで、１つ以上のバッテリーセル１２から性能情報を取得してもよい。
図２Ａの実施形態では、プロセッサ１４が、バッテリー管理システム（ＢＭＳ）１６を介してバッテリーセル１２に動作可能に接続されている。
ＢＭＳ１６は、例えば、パラメータ（例えば、電圧、電流、温度など）の監視、バッテリーの保護（過電流、短絡、過熱など）、バッテリーセルの定格外での動作の防止、バッテリーセルの動作状態の評価、バッテリー性能の継続的な最適化、プロセッサ１４への動作状態の報告などを含む、バッテリーセル１２の監視を実行してもよい。
プロセッサ１４は、ＢＭＳ１６に動作可能に接続されていることで、バッテリーセル１２の性能情報を取得してもよい。
この性能情報には、例えば、電圧、電流、温度、過電流や短絡や過熱などの状態異常、バッテリーセルの動作状態を含む、バッテリーセル１２を含むバッテリーモジュール１０からＢＭＳ１６が取得可能な全ての情報が含まれる。
図２Ａの実施形態では、プロセッサ１４が、バッテリー管理システム（ＢＭＳ）１６を介してバッテリーセル１２に動作可能に接続されている。
ＢＭＳ１６は、例えば、パラメータ（例えば、電圧、電流、温度など）の監視、バッテリーの保護（過電流、短絡、過熱など）、バッテリーセルの定格外での動作の防止、バッテリーセルの動作状態の評価、バッテリー性能の継続的な最適化、プロセッサ１４への動作状態の報告などを含む、バッテリーセル１２の監視を実行してもよい。
プロセッサ１４は、ＢＭＳ１６に動作可能に接続されていることで、バッテリーセル１２の性能情報を取得してもよい。
この性能情報には、例えば、電圧、電流、温度、過電流や短絡や過熱などの状態異常、バッテリーセルの動作状態を含む、バッテリーセル１２を含むバッテリーモジュール１０からＢＭＳ１６が取得可能な全ての情報が含まれる。
【0025】
場合によっては、電力は、バッテリーモジュール１０から引き出されるときではなく通過するときに監視する必要がある。
例えば、バッテリーモジュール１０が完全に充電されて公共電力網の電力が低いという使用状況では、電力会社（例えば、リモートサーバー３２を介して）またはユーザーが、（例えば、計算装置ＣＤを介して）、バッテリーモジュール１０に、放電せず、代わりに電力ポート２４に接続されている負荷へ電力網の電力をパススルーするように指示してもよい。
ＢＭＳ１６またはプロセッサ１４（またはそれらの組み合わせ）が、依然として電力供給を監視し、それに応じてデータを収集してもよい。
このようなデータが、性能情報に含まれてもよい。
例えば、バッテリーモジュール１０が完全に充電されて公共電力網の電力が低いという使用状況では、電力会社（例えば、リモートサーバー３２を介して）またはユーザーが、（例えば、計算装置ＣＤを介して）、バッテリーモジュール１０に、放電せず、代わりに電力ポート２４に接続されている負荷へ電力網の電力をパススルーするように指示してもよい。
ＢＭＳ１６またはプロセッサ１４（またはそれらの組み合わせ）が、依然として電力供給を監視し、それに応じてデータを収集してもよい。
このようなデータが、性能情報に含まれてもよい。
【0026】
また、バッテリーモジュール１０は、プロセッサ１４に動作可能に接続されている無線トランシーバ１８を含んでいることで、バッテリーセル１２からの性能情報を含むデータを遠隔送信してもよい。
無線トランシーバ１８は、送信機、受信機、またはその両方を含んでいてもよく、したがって、情報の送信のみをしたり、受信のみをしたり、または情報の送信と受信とをしたりしてもよい。
無線トランシーバ１８は、ブロードバンドセルラーネットワーク（例えば、３Ｇ、４Ｇ、５Ｇなど）トランシーバ、または他のローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）もしくはワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）技術を採用するトランシーバであってもよい。
無線トランシーバ１８は、例えば、Ｗｉ－Ｆｉ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、衛星通信などを使用してネットワーク内で通信してもよい。
無線トランシーバ１８は、送信機、受信機、またはその両方を含んでいてもよく、したがって、情報の送信のみをしたり、受信のみをしたり、または情報の送信と受信とをしたりしてもよい。
無線トランシーバ１８は、ブロードバンドセルラーネットワーク（例えば、３Ｇ、４Ｇ、５Ｇなど）トランシーバ、または他のローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）もしくはワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）技術を採用するトランシーバであってもよい。
無線トランシーバ１８は、例えば、Ｗｉ－Ｆｉ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、衛星通信などを使用してネットワーク内で通信してもよい。
【0027】
図２Ｂおよび図２Ｃに示すように、バッテリーモジュール１０は、１つ以上のバッテリーセル１２、１つ以上のモジュールプロセッサ１４および無線トランシーバ１８を少なくとも部分的に取り囲む筐体２０も含んでいてもよい。
筐体２０は、ユーザーがバッテリーモジュール１０を運ぶために掴む１つ以上のハンドル２２がその上に取り付けられているか、または、設けられていてもよい。
バッテリーモジュール１０の重量、サイズおよび形状要素は、人間工学を念頭に置いて「人間サイズ」になるように設計されている。
すなわち、バッテリーモジュール１０は、一人で比較的楽に、怪我なく運ぶことができるようなサイズ、形状、重量で、一人で把持可能に／把持不可能に持ち運びできるように設計されてもよい。
筐体２０は、ユーザーがバッテリーモジュール１０を運ぶために掴む１つ以上のハンドル２２がその上に取り付けられているか、または、設けられていてもよい。
バッテリーモジュール１０の重量、サイズおよび形状要素は、人間工学を念頭に置いて「人間サイズ」になるように設計されている。
すなわち、バッテリーモジュール１０は、一人で比較的楽に、怪我なく運ぶことができるようなサイズ、形状、重量で、一人で把持可能に／把持不可能に持ち運びできるように設計されてもよい。
【0028】
重量に関して、バッテリーモジュール１０は、例えば、改訂国立労働安全衛生研究所（ＮＩＯＳＨ）持ち上げ方程式（２０２１）などの、両手での持ち上げ作業を評価するための最大持ち上げ重量規制やガイドラインに準拠するように設計されていてもよい。
このようなガイドラインでは、推奨重量限度（ＲＷＬ）を、ほぼ全ての健康な人（通常は労働者）が、腰痛を発症するリスクを高めることなく、かなりの時間（例えば、８時間）にわたって持ち上げることができる荷物の重量として定義している。
いくつかのガイドラインでは、理想的な条件下で両手で持ち上げられる最大重量は、５１ポンドである。
ガイドラインによっては、理想的な条件下で両手で持ち上げられる最大重量は、４０ポンドである。
一実施形態では、バッテリーモジュール１０は、重量が５１ポンド以下になるように設計されている。
別の実施形態では、バッテリーモジュール１０は、重量が４０ポンド以下になるように設計されている。
さらに別の実施形態では、バッテリーモジュール１０は、重量が２５ポンド以下になるように設計されている。
いくつかの実施形態では、バッテリーモジュール１０は、４０ポンドから５１ポンドの範囲の重量になるように設計されている。
いくつかの実施形態では、バッテリーモジュール１０は、４０ポンド未満または５１ポンドを超える範囲の重量になるように設計されている。
このようなガイドラインでは、推奨重量限度（ＲＷＬ）を、ほぼ全ての健康な人（通常は労働者）が、腰痛を発症するリスクを高めることなく、かなりの時間（例えば、８時間）にわたって持ち上げることができる荷物の重量として定義している。
いくつかのガイドラインでは、理想的な条件下で両手で持ち上げられる最大重量は、５１ポンドである。
ガイドラインによっては、理想的な条件下で両手で持ち上げられる最大重量は、４０ポンドである。
一実施形態では、バッテリーモジュール１０は、重量が５１ポンド以下になるように設計されている。
別の実施形態では、バッテリーモジュール１０は、重量が４０ポンド以下になるように設計されている。
さらに別の実施形態では、バッテリーモジュール１０は、重量が２５ポンド以下になるように設計されている。
いくつかの実施形態では、バッテリーモジュール１０は、４０ポンドから５１ポンドの範囲の重量になるように設計されている。
いくつかの実施形態では、バッテリーモジュール１０は、４０ポンド未満または５１ポンドを超える範囲の重量になるように設計されている。
【0029】
サイズおよび形状の要素に関して、バッテリーモジュール１０は、バッテリーモジュール１０の一端上にハンドル２２が取り付けられているかまたは構築されている、一般的な「スーツケース」の長方形の形状要素を有するように設計されていてもよい。
バッテリーモジュール１０の寸法は、高さが１２インチから２４インチの範囲、幅が６インチから１２インチの範囲、奥行きが４インチから８インチの範囲であってもよい。
一実施形態では、バッテリーモジュール１０は、高さが１６インチ、幅が９．５インチ、奥行きが５．５インチであってもよい。
いくつかの実施形態では、バッテリーモジュール１０は、高さが１２インチより低いまたは２４インチより高い範囲、幅が６インチより狭いまたは１２インチより広い範囲、奥行きが４インチより短いまたは８インチより長い範囲で設計されている。
バッテリーモジュール１０の寸法は、高さが１２インチから２４インチの範囲、幅が６インチから１２インチの範囲、奥行きが４インチから８インチの範囲であってもよい。
一実施形態では、バッテリーモジュール１０は、高さが１６インチ、幅が９．５インチ、奥行きが５．５インチであってもよい。
いくつかの実施形態では、バッテリーモジュール１０は、高さが１２インチより低いまたは２４インチより高い範囲、幅が６インチより狭いまたは１２インチより広い範囲、奥行きが４インチより短いまたは８インチより長い範囲で設計されている。
【0030】
図２Ａに戻り、バッテリーモジュール１０は、バッテリーモジュール１０を受電装置ＰＤに接続するための電力ポート２４を含んでいてもよい。
受電装置ＰＤは、以下で詳細に説明するように、車両、家電製品などに対応していてもよい。
電力ポート２４は、バッテリーモジュール１０の充電ポートとしても機能してもよい。
すなわち、バッテリーモジュール１０は、取り外し可能かつ持ち運び可能であるため、ユーザーは、例えば、車両の電力ポートにバッテリーモジュール１０の電力ポート２４を差し込んで車両に電力を供給し、車両からバッテリーモジュール１０を取り外し、バッテリーモジュール１０を充電ステーションに運び、バッテリーモジュール１０を充電ステーションに差し込むことで、電力ポート２４を介して充電してもよい。
受電装置ＰＤは、以下で詳細に説明するように、車両、家電製品などに対応していてもよい。
電力ポート２４は、バッテリーモジュール１０の充電ポートとしても機能してもよい。
すなわち、バッテリーモジュール１０は、取り外し可能かつ持ち運び可能であるため、ユーザーは、例えば、車両の電力ポートにバッテリーモジュール１０の電力ポート２４を差し込んで車両に電力を供給し、車両からバッテリーモジュール１０を取り外し、バッテリーモジュール１０を充電ステーションに運び、バッテリーモジュール１０を充電ステーションに差し込むことで、電力ポート２４を介して充電してもよい。
【0031】
また、バッテリーモジュール１０は、データポート２６を含んでいることで、受電装置ＰＤのデータバスに接続されてもよい。
例えば、受電装置ＰＤが車両である場合、データポート２６は、車両のＣＡＮバス（ＩＳＯ１１８９８規格）に接続されてもよい。
同様に、データポート２６は、例えば、有線規格（ＲＳ４８５など）および無線規格（Ｗｉ－Ｆｉ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、ＺｉｇＢｅｅ、ＷｉＭａｘなど）の通信システムのような、他の通信システムに接続されてもよい。
したがって、データポート２６は、有線ポート、無線ポートまたはそれらの組み合わせであってもよい。
例えば、受電装置ＰＤが車両である場合、データポート２６は、車両のＣＡＮバス（ＩＳＯ１１８９８規格）に接続されてもよい。
同様に、データポート２６は、例えば、有線規格（ＲＳ４８５など）および無線規格（Ｗｉ－Ｆｉ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、ＺｉｇＢｅｅ、ＷｉＭａｘなど）の通信システムのような、他の通信システムに接続されてもよい。
したがって、データポート２６は、有線ポート、無線ポートまたはそれらの組み合わせであってもよい。
【0032】
図２Ｃで示すように、バッテリーモジュール１０は、ベース１３のコネクタ１５に差し込むためのコネクタ１１を有していてもよい。
コネクタ１１には、電力ポート２４とデータポート２６とが組み込まれていてもよい。
ベース１３は、建物の配電システムに接続されている独立した充電／配電ポートであってもよい。
また、ベース１３は、車両ＰＤ－Ｖ用の車両充電所や受信機であってもよい。
例えば、ベース１３は、バッテリーモジュール１０のＤＣ出力部と建物の配電システムのＡＣ電力システムとの間を継ぎ目なく繋ぐためのインバータ／整流器の組み合わせを含んでいてもよい。
別の実施形態では、インバータ／整流器の組み合わせが、バッテリーモジュール１０の一部となっていて、バッテリーモジュール１０が、ＡＣ出力部を有していてもよい。
コネクタ１１には、電力ポート２４とデータポート２６とが組み込まれていてもよい。
ベース１３は、建物の配電システムに接続されている独立した充電／配電ポートであってもよい。
また、ベース１３は、車両ＰＤ－Ｖ用の車両充電所や受信機であってもよい。
例えば、ベース１３は、バッテリーモジュール１０のＤＣ出力部と建物の配電システムのＡＣ電力システムとの間を継ぎ目なく繋ぐためのインバータ／整流器の組み合わせを含んでいてもよい。
別の実施形態では、インバータ／整流器の組み合わせが、バッテリーモジュール１０の一部となっていて、バッテリーモジュール１０が、ＡＣ出力部を有していてもよい。
【0033】
また、バッテリーモジュール１０は、プロセッサ１４に動作可能に接続されている全地球測位システム（ＧＰＳ）２８の受信機を含むことで、バッテリーモジュール１０の地理的位置をプロセッサ１４に通信してもよい。
いくつかの実施形態では、バッテリーモジュール１０は、ＧＰＳ２８の代わりに、または、ＧＰＳ２８に加えて、バッテリーモジュール１０の地理的位置を取得するための技術（例えば、ＧＰＳ搭載携帯電話とのブルートゥース通信、Ｗｉ－Ｆｉ測位システム（ＷＰＳ）など）を利用してもよい。
いくつかの実施形態では、バッテリーモジュール１０は、ＧＰＳ２８の代わりに、または、ＧＰＳ２８に加えて、バッテリーモジュール１０の地理的位置を取得するための技術（例えば、ＧＰＳ搭載携帯電話とのブルートゥース通信、Ｗｉ－Ｆｉ測位システム（ＷＰＳ）など）を利用してもよい。
【0034】
図１Ａおよび図１Ｂに戻ると、家庭用バッテリーバックアップシステム１は、複数のバッテリーモジュール１０を含んでいる。
バッテリーモジュール１０は、電力バスＰＢを介して家電製品ＰＤ－１やＰＤ－２などの受電装置ＰＤに動作可能に接続されていてもよい。
図１Ｂの実施形態では、バッテリーモジュール１０は、バスＰＢを介して家電製品ＰＤに直接接続されているように示されているが、バッテリーモジュール１０は、家電製品ＰＤを接続可能なインバータ／整流器の組み合わせを介して接続されていてもよい。
バッテリーモジュール１０は、これらの受電装置ＰＤに電力を供給し、一方向または双方向の製品無線データ送信装置として機能し、家電製品ＰＤのＩｏＴへのリンクとして機能してもよい。
バッテリーモジュール１０の電力容量によって、電力ポート２４を介する家電製品ＰＤへの電力供給が可能であってもよい。
バッテリーモジュール１０のＢＭＳ１６は、バッテリーおよび家電製品ＰＤの性能データの収集も可能にしてもよい。
ＧＰＳ２８は、受電装置ＰＤの位置データの取得に用いられてもよい。
いくつかの家電製品ＰＤについては、バッテリーモジュール１０は、データポート２６を介して家電製品ＰＤの製品データシステムに接続されてもよい。
バッテリーモジュール１０の無線送信機１８は、収集されたデータをクラウドＣＬを介して送信し、データベース３０に保存してもよい。
バッテリーモジュール１０は、電力バスＰＢを介して家電製品ＰＤ－１やＰＤ－２などの受電装置ＰＤに動作可能に接続されていてもよい。
図１Ｂの実施形態では、バッテリーモジュール１０は、バスＰＢを介して家電製品ＰＤに直接接続されているように示されているが、バッテリーモジュール１０は、家電製品ＰＤを接続可能なインバータ／整流器の組み合わせを介して接続されていてもよい。
バッテリーモジュール１０は、これらの受電装置ＰＤに電力を供給し、一方向または双方向の製品無線データ送信装置として機能し、家電製品ＰＤのＩｏＴへのリンクとして機能してもよい。
バッテリーモジュール１０の電力容量によって、電力ポート２４を介する家電製品ＰＤへの電力供給が可能であってもよい。
バッテリーモジュール１０のＢＭＳ１６は、バッテリーおよび家電製品ＰＤの性能データの収集も可能にしてもよい。
ＧＰＳ２８は、受電装置ＰＤの位置データの取得に用いられてもよい。
いくつかの家電製品ＰＤについては、バッテリーモジュール１０は、データポート２６を介して家電製品ＰＤの製品データシステムに接続されてもよい。
バッテリーモジュール１０の無線送信機１８は、収集されたデータをクラウドＣＬを介して送信し、データベース３０に保存してもよい。
【0035】
充電器ＣＸが、公共電力網から電力バスＰＢへの電力変換を示すために図１Ｂに示されている。
充電器ＣＸは、バッテリーモジュール１０を充電すること、および、バッテリーモジュール１０から公共事業用電力網に電力を供給することの両方の態様で動作してもよい。
バッテリーモジュール１０は、充電器ＣＸによって充電され、一方向または双方向の充電器無線データ送信装置として機能し、ＩｏＴへの充電器のリンクとして機能してもよい。
バッテリーモジュール１０のＢＭＳ１６は、バッテリーおよび充電器の性能データの収集も可能にしてもよい。
ＧＰＳ２８は、充電器ＣＸなどの位置データの取得に使用されてもよい。
一部の充電器ＣＸでは、バッテリーモジュール１０は、データポート２６を介して充電器ＣＸの充電器データシステムに接続されてもよい。
バッテリーモジュール１０の無線送信機１８は、収集したデータをクラウドＣＬを介して送信し、データベース３０に保存してもよい。
充電器ＣＸは、バッテリーモジュール１０を充電すること、および、バッテリーモジュール１０から公共事業用電力網に電力を供給することの両方の態様で動作してもよい。
バッテリーモジュール１０は、充電器ＣＸによって充電され、一方向または双方向の充電器無線データ送信装置として機能し、ＩｏＴへの充電器のリンクとして機能してもよい。
バッテリーモジュール１０のＢＭＳ１６は、バッテリーおよび充電器の性能データの収集も可能にしてもよい。
ＧＰＳ２８は、充電器ＣＸなどの位置データの取得に使用されてもよい。
一部の充電器ＣＸでは、バッテリーモジュール１０は、データポート２６を介して充電器ＣＸの充電器データシステムに接続されてもよい。
バッテリーモジュール１０の無線送信機１８は、収集したデータをクラウドＣＬを介して送信し、データベース３０に保存してもよい。
【0036】
一部のバッテリーモジュール１０ｅ、１０ｆは、車両ＰＤ－Ｖ１、ＰＤ－Ｖ２に接続され、車両に電力を供給し、一方向または双方向の車両無線データ送信装置として機能し、車両のＩｏＴへのリンクとして機能してもよい。
バッテリーモジュール１０の電力容量によって、電力ポート２４を介して電気自動車ＰＤ－Ｖに電力を供給可能になる。
バッテリーモジュール１０のＢＭＳ１６は、車両およびバッテリー性能データの収集も可能にしてもよい。
ＧＰＳ２８は、車両ＰＤ－Ｖの位置データおよびバッテリーモジュール１０（したがって、車両ＰＤ－Ｖ）が静止しているか移動しているかなどの情報の取得に使用されてもよい。
また、バッテリーモジュール１０は、データポート２６を介して、電気自動車ＰＤ－Ｖの車両データシステムに接続されてもよい
バッテリーモジュール１０の無線送信機１８は、収集したデータをクラウドＣＬを介して送信し、データベース３０に保存してもよい。
車両ＰＤ－Ｖは、二輪、三輪、四輪などを含む任意の輸送装置を含んでいてもよい。
バッテリーモジュール１０の電力容量によって、電力ポート２４を介して電気自動車ＰＤ－Ｖに電力を供給可能になる。
バッテリーモジュール１０のＢＭＳ１６は、車両およびバッテリー性能データの収集も可能にしてもよい。
ＧＰＳ２８は、車両ＰＤ－Ｖの位置データおよびバッテリーモジュール１０（したがって、車両ＰＤ－Ｖ）が静止しているか移動しているかなどの情報の取得に使用されてもよい。
また、バッテリーモジュール１０は、データポート２６を介して、電気自動車ＰＤ－Ｖの車両データシステムに接続されてもよい
バッテリーモジュール１０の無線送信機１８は、収集したデータをクラウドＣＬを介して送信し、データベース３０に保存してもよい。
車両ＰＤ－Ｖは、二輪、三輪、四輪などを含む任意の輸送装置を含んでいてもよい。
【0037】
一部のバッテリーモジュール１０は、車両ＰＤ－Ｖ、家電製品ＰＤまたは充電器ＣＸなどの装置から一時的に切り離されてもよい。
他の装置に電力を供給していないとき、または、充電されていないときでも、バッテリーモジュール１０は、自身のデータ（位置データ、バッテリーの充電量など）を収集してもよい。
バッテリーモジュール１０のＢＭＳ１６は、バッテリーの性能データの収集を可能にしてもよい。
ＧＰＳ２８は、位置、およびバッテリーモジュール１０が静止しているか移動しているかなどの情報の取得に用いられてもよい。
したがって、他の装置に電力を供給していないとき、または、充電されているときでさえ、バッテリーモジュール１０は、一方向または双方向の無線データ送信装置として機能してもよく、（位置データ、バッテリーが使用されているかどうか（いいえ）、バッテリーの残量などの）自身のデータを送信し、ＩｏＴへの自身のリンクとして機能してもよい。
バッテリーモジュール１０の無線送信機１８は、収集したデータをクラウドＣＬを介して送信し、データベース３０に保存してもよい。
他の装置に電力を供給していないとき、または、充電されていないときでも、バッテリーモジュール１０は、自身のデータ（位置データ、バッテリーの充電量など）を収集してもよい。
バッテリーモジュール１０のＢＭＳ１６は、バッテリーの性能データの収集を可能にしてもよい。
ＧＰＳ２８は、位置、およびバッテリーモジュール１０が静止しているか移動しているかなどの情報の取得に用いられてもよい。
したがって、他の装置に電力を供給していないとき、または、充電されているときでさえ、バッテリーモジュール１０は、一方向または双方向の無線データ送信装置として機能してもよく、（位置データ、バッテリーが使用されているかどうか（いいえ）、バッテリーの残量などの）自身のデータを送信し、ＩｏＴへの自身のリンクとして機能してもよい。
バッテリーモジュール１０の無線送信機１８は、収集したデータをクラウドＣＬを介して送信し、データベース３０に保存してもよい。
【0038】
このように、データベース３０は、全てのバッテリーモジュール１０、それらに対応する受電装置ＰＤ－Ｖ、ＰＤおよび充電器ＣＸからのデータを保存してきている。
これまでに製造された各バッテリーモジュール１０が、対応するフィールドをデータベース３０内に有していることで、家庭用バッテリーバックアップシステム１は、集団内の全てのバッテリーモジュール１０とバッテリーモジュール１０に接続されている対応する装置とについての最新かつ詳細な情報を有してもよい。
これまでに製造された各バッテリーモジュール１０が、対応するフィールドをデータベース３０内に有していることで、家庭用バッテリーバックアップシステム１は、集団内の全てのバッテリーモジュール１０とバッテリーモジュール１０に接続されている対応する装置とについての最新かつ詳細な情報を有してもよい。
【0039】
また、家庭用バッテリーバックアップシステム１は、性能情報を含むデータの受信を含む、バッテリーモジュール１０またはデータベース３０との通信を行うリモートサーバー３２を含んでいてもよい。
すなわち、バッテリーモジュール１０は、自身の無線トランシーバ１８を用いることで性能情報を含むデータをクラウドＣＬに通信してもよく、クラウドＣＬに接続されているリモートサーバー３２も、性能情報を含むデータをバッテリーモジュール１０またはデータベース３０から直接受信してもよい。
すなわち、バッテリーモジュール１０は、自身の無線トランシーバ１８を用いることで性能情報を含むデータをクラウドＣＬに通信してもよく、クラウドＣＬに接続されているリモートサーバー３２も、性能情報を含むデータをバッテリーモジュール１０またはデータベース３０から直接受信してもよい。
【0040】
図２Ａを参照すると、受電装置ＰＤがデータポート２６に対応している独自のデータポートを有している場合、その接続を、受電装置ＰＤの性能情報を含むデータの取得に用いてもよい。
この接続は、バッテリーモジュール１０を介する受電装置ＰＤの制御に用いられてもよい。
例えば、エネルギー需要が、仮想情報網の供給能力を超える場合があり、潜在的に電圧低下または停電を引き起こす場合がある。
情報網運営者は、需要が供給を上回った際の消費電力量を減らすことで不均衡を補ってもよい。
リモートサーバー３２（または、後述するユーザーの計算装置ＣＤ）は、バッテリーモジュール１０を介して受電装置ＰＤと通信することで、受電装置ＰＤに対してそのような需要応答装置制御を実行してもよい。
この接続は、バッテリーモジュール１０を介する受電装置ＰＤの制御に用いられてもよい。
例えば、エネルギー需要が、仮想情報網の供給能力を超える場合があり、潜在的に電圧低下または停電を引き起こす場合がある。
情報網運営者は、需要が供給を上回った際の消費電力量を減らすことで不均衡を補ってもよい。
リモートサーバー３２（または、後述するユーザーの計算装置ＣＤ）は、バッテリーモジュール１０を介して受電装置ＰＤと通信することで、受電装置ＰＤに対してそのような需要応答装置制御を実行してもよい。
【0041】
受電装置ＰＤがデータポート２６に対応しているデータポートを有していない場合、図１の家庭用バッテリーバックアップシステム１は、受電装置ＰＤの特性を含むデータを、電力ポート２４で検出された電力消費の分析を介して取得してもよい。
この特性には、例えば、受電装置ＰＤの自己特性（装置の種類、モデルなど）、設定、電力消費などの性能特性、過電流や短絡などの状態異常を含む、電力ポート２４で検出された電力消費の分析からＢＭＳ１６が導出可能な全ての情報が含まれる。
この特性には、例えば、受電装置ＰＤの自己特性（装置の種類、モデルなど）、設定、電力消費などの性能特性、過電流や短絡などの状態異常を含む、電力ポート２４で検出された電力消費の分析からＢＭＳ１６が導出可能な全ての情報が含まれる。
【0042】
図１Ａおよび図１Ｂに戻ると、家庭用バッテリーバックアップシステム１は、従来技術の電力網のように有線電力網を介して電力を移動させる代わりにバッテリーモジュール１０の移動を可能にする、新規な家庭用バッテリーバックアップシステムである。
ＶＧは、バッテリーの受電装置ＰＤのデータを含むバッテリーモジュール１０のデータを収集する。
家庭用バッテリーバックアップシステム１は、バッテリー接続を革新することで、装置の複合システムである仮想情報網（ＶＧ）を作成する。
ＶＧは、全てのバッテリーおよびそれらのバッテリーに接続されている受電装置ＰＤの電源管理システムとして機能する。
家庭用バッテリーバックアップシステム１は、ＶＧユーザーにデータおよびフィードバックを提供してもよい。
これにより、ＶＧユーザーは、複合データだけでなく自身のデータを利用して、必要に応じて情報網の自身の領域を拡大および／または縮小可能になる。
ＶＧを使用すると、エンドユーザーまたは情報網が、それぞれのバッテリーの出力および充電を制御したり、診断情報などを報告したりすることができる。
ＶＧを使用すると、エンドユーザーまたは情報網が、特定のバッテリーモジュールだけでなく、対応する受電装置ＰＤや、特定のバッテリーモジュールの論理的に近くにある他のバッテリーや装置についても理解し、制御可能になる。
ＶＧは、バッテリーの受電装置ＰＤのデータを含むバッテリーモジュール１０のデータを収集する。
家庭用バッテリーバックアップシステム１は、バッテリー接続を革新することで、装置の複合システムである仮想情報網（ＶＧ）を作成する。
ＶＧは、全てのバッテリーおよびそれらのバッテリーに接続されている受電装置ＰＤの電源管理システムとして機能する。
家庭用バッテリーバックアップシステム１は、ＶＧユーザーにデータおよびフィードバックを提供してもよい。
これにより、ＶＧユーザーは、複合データだけでなく自身のデータを利用して、必要に応じて情報網の自身の領域を拡大および／または縮小可能になる。
ＶＧを使用すると、エンドユーザーまたは情報網が、それぞれのバッテリーの出力および充電を制御したり、診断情報などを報告したりすることができる。
ＶＧを使用すると、エンドユーザーまたは情報網が、特定のバッテリーモジュールだけでなく、対応する受電装置ＰＤや、特定のバッテリーモジュールの論理的に近くにある他のバッテリーや装置についても理解し、制御可能になる。
【0043】
バッテリーモジュール１０を広範に展開することで、様々な種類の装置間の相互通信が可能になり、仮想情報網としてのバッテリーおよび受電装置ＰＤの簡略化された集中制御および監視が可能になる。
バッテリーモジュール１０が展開可能な環境には、家庭用または商業用装置の電力貯蔵、装置の電力バックアップおよび車両の電力が含まれる。
バッテリーモジュール１０が展開可能な環境には、家庭用または商業用装置の電力貯蔵、装置の電力バックアップおよび車両の電力が含まれる。
【0044】
家庭用バッテリーバックアップシステム１は、過去の電力需要をマッピングし、特定の時刻における情報網の特定のノードにおける将来の電力需要の予測に用いてもよい。
また、家庭用バッテリーバックアップシステム１は、特定の場所、特定の時間における特定の受電装置の電力消費に反映される、個人および地域の傾向、習慣などの識別に用いられてもよい（例えば、ユーザーが何曜日の何時に特定の場所に通勤するか、ユーザーが何曜日の何時に衣服を洗濯するか、人々が何曜日の何時に衣服を洗濯するのが、最も一般的なのかなど）。
より具体的には、電力供給について、家庭用バッテリーバックアップシステム１は、データベース３０内のデータを活用することで、効率的な電力供給の保証に用いられてもよい。
また、家庭用バッテリーバックアップシステム１は、特定の場所、特定の時間における特定の受電装置の電力消費に反映される、個人および地域の傾向、習慣などの識別に用いられてもよい（例えば、ユーザーが何曜日の何時に特定の場所に通勤するか、ユーザーが何曜日の何時に衣服を洗濯するか、人々が何曜日の何時に衣服を洗濯するのが、最も一般的なのかなど）。
より具体的には、電力供給について、家庭用バッテリーバックアップシステム１は、データベース３０内のデータを活用することで、効率的な電力供給の保証に用いられてもよい。
【0045】
一実施形態では、計算装置ＣＤのユーザーインターフェースは、バッテリーモジュール１０の位置に関連付けられているバッテリーモジュール１０の性能情報を通信してもよく、ユーザーインターフェースを用いることで、ユーザーが家庭用バッテリーバックアップシステム１の独立したバッテリーモジュール１０のプロファイルを設定可能になってもよい。
【0046】
例えば、ユーザーインターフェースＣＤ－１（例えば、ウェブアプリ）を用いることで、ユーザーが、第１のバッテリーモジュール１０ａを第１の出力電力プロファイルに設定し、第２のバッテリーモジュール１０ｂを第１の出力電力プロファイルとは異なる第２の出力電力プロファイルに設定することが可能になってもよい。
ユーザーは、新たに消耗したバッテリーモジュール１０ｂを充電用の電力バスＰＢに接続してもよい。
ユーザーは、他のバッテリーモジュール１０ａおよび１０ｃのプロファイルを家庭用バックアップ用途のために充電および放電を行うように設定したままにしながら、新たに消耗したバッテリーモジュール１０ｂのプロファイルを充電のみを行うように設定してもよい。
ユーザーは、新たに消耗したバッテリーモジュール１０ｂを充電用の電力バスＰＢに接続してもよい。
ユーザーは、他のバッテリーモジュール１０ａおよび１０ｃのプロファイルを家庭用バックアップ用途のために充電および放電を行うように設定したままにしながら、新たに消耗したバッテリーモジュール１０ｂのプロファイルを充電のみを行うように設定してもよい。
【0047】
別の例では、ユーザーインターフェースＣＤ－２（例えば、電話アプリ）を用いることで、ユーザーは、その日の後の時間帯の自身の車両の移動のために、バッテリーモジュール１０ａを車両に差し込む準備状態にすることができるようにしてもよい。
ユーザーは、ユーザーインターフェースＣＤ－２を介して、他のバッテリーモジュール１０ｂ、１０ｃのプロファイルを共有モードのままにしながら、そのバッテリーモジュール１０ａのプロファイルをロックモードに設定してもよい。
ロックされたバッテリーモジュール１０ａは、充電のみを行うが、他のバッテリーモジュール１０ｂ、１０ｃは、家庭用電源バックアップのために必要に応じて自由に充電または放電可能である。
ユーザーは、ユーザーインターフェースＣＤ－２を介して、他のバッテリーモジュール１０ｂ、１０ｃのプロファイルを共有モードのままにしながら、そのバッテリーモジュール１０ａのプロファイルをロックモードに設定してもよい。
ロックされたバッテリーモジュール１０ａは、充電のみを行うが、他のバッテリーモジュール１０ｂ、１０ｃは、家庭用電源バックアップのために必要に応じて自由に充電または放電可能である。
【0048】
さらに、別の例では、バッテリーモジュール１０は、仮想情報網内の全てのバッテリーモジュールの充電状態をクラウドＣＬが認識していることで実現可能になる仮想情報網内で無線接続されているバッテリーモジュールの、より広範なバッテリーモジュール共有プログラムの一部であってもよい。
図１Ｂに示す家に住む、消耗したバッテリーモジュール１０ｃを有する第１のユーザーは、このバッテリーモジュール共有プログラムの一部として、消耗したバッテリーモジュール１０ｃを、現在隣の家にある充電されたバッテリーモジュールと交換してもよい。
このような充電バッテリーモジュールは、全てのバッテリーモジュールがクラウドＣＬおよびリモートサーバー３２に無線接続可能であり、全てのバッテリーモジュールが、その充電されたバッテリーモジュールの位置をそれぞれのプロセッサ１４と協働して正確に特定可能なＧＰＳ２８（または同様の地理位置情報機能）を有していることで、識別可能になっている。
しかし、この例では、第２のユーザー（つまり、隣人）は、その日の後の時間帯にその充電されたバッテリーモジュールを使用する予定がある場合がある（例えば、隣人は、後の時間帯の移動の際にそのバッテリーモジュールを自身の電気自動車に差し込む必要がある場合がある）。
第２のユーザーは、自身のユーザーインターフェースを使用して、充電されたバッテリーモジュールのプロファイルを「ロックモード」に設定してもよい。
このプロファイルモードは、隣人のバッテリーモジュールが現時点では共有できないことを家庭用バッテリーバックアップシステム１に示すものである。
図１Ｂに示す家に住む、消耗したバッテリーモジュール１０ｃを有する第１のユーザーは、このバッテリーモジュール共有プログラムの一部として、消耗したバッテリーモジュール１０ｃを、現在隣の家にある充電されたバッテリーモジュールと交換してもよい。
このような充電バッテリーモジュールは、全てのバッテリーモジュールがクラウドＣＬおよびリモートサーバー３２に無線接続可能であり、全てのバッテリーモジュールが、その充電されたバッテリーモジュールの位置をそれぞれのプロセッサ１４と協働して正確に特定可能なＧＰＳ２８（または同様の地理位置情報機能）を有していることで、識別可能になっている。
しかし、この例では、第２のユーザー（つまり、隣人）は、その日の後の時間帯にその充電されたバッテリーモジュールを使用する予定がある場合がある（例えば、隣人は、後の時間帯の移動の際にそのバッテリーモジュールを自身の電気自動車に差し込む必要がある場合がある）。
第２のユーザーは、自身のユーザーインターフェースを使用して、充電されたバッテリーモジュールのプロファイルを「ロックモード」に設定してもよい。
このプロファイルモードは、隣人のバッテリーモジュールが現時点では共有できないことを家庭用バッテリーバックアップシステム１に示すものである。
【0049】
バッテリーモジュールプロファイルは、ユーザー構成、システム構成、またはそれらの組み合わせにすることができる。
【0050】
組み合わせのプロファイルの一例では、ユーザーは、バッテリーモジュールが、第１の条件では特定の態様（例えば充電のみ）で動作し、第１の条件とは異なる第２の条件では異なる態様（例えば充電および放電）で動作するような、条件プロファイルを設定してもよい。
この条件には、日付、時刻、電力供給されている受電装置の自己特性、電力モジュールの場所などが含まれていてもよい。
この条件には、日付、時刻、電力供給されている受電装置の自己特性、電力モジュールの場所などが含まれていてもよい。
【0051】
このような条件は、公共電力網の状態に関連している場合もある。
したがって、ユーザーは、公共電力網の電力が低い間はバッテリーモジュールが充電専用に設定され、公共電力網の電力が正常である間は、充電および放電を行うように、条件付きプロファイルを設定してもよい。
したがって、ユーザーは、公共電力網の電力が低い間はバッテリーモジュールが充電専用に設定され、公共電力網の電力が正常である間は、充電および放電を行うように、条件付きプロファイルを設定してもよい。
【0052】
別の例では、バッテリーモジュール１０は、車両ＰＤ－Ｖで使用されていない間は充電のみを行うように設定され、車両ＰＤ－Ｖで使用されている間は充電（例えば、回生充電）または放電を行うように設定されているバッテリーモジュール１０に対応している車両専用電力プロファイルに設定されていてもよい。
【0053】
さらに、別の例では、この条件は、ＧＰＳ受信機２８によって決定されるバッテリーモジュール１０の位置に関連していてもよい。
この例として、第１のバッテリーモジュール１０ａが、第２のバッテリーモジュール１０ｅによって電力供給されている対応する車両ＰＤ－Ｖ１が第１のバッテリーモジュール１０ａから第１の距離（例えば、＞５マイル）だけ離れている間は、充電または放電を行い、第２のバッテリーモジュール１０ｅによって電力供給されているその対応する車両ＰＤ－Ｖ１が第１のバッテリーモジュール１０ａから第２の距離（例えば、＜５マイル）離れている際は、充電のみを行うように設定されることが挙げられる。
つまり、第１のバッテリーモジュール１０ａは、車両ＰＤ－Ｖ１が近くにある場合には、車両ＰＤ－Ｖ１で使用する「準備状態」であってもよい一方で、車両ＰＤ－Ｖ１が遠くにある場合には、他のバッテリーモジュールと同様に動作してもよい。
この例として、第１のバッテリーモジュール１０ａが、第２のバッテリーモジュール１０ｅによって電力供給されている対応する車両ＰＤ－Ｖ１が第１のバッテリーモジュール１０ａから第１の距離（例えば、＞５マイル）だけ離れている間は、充電または放電を行い、第２のバッテリーモジュール１０ｅによって電力供給されているその対応する車両ＰＤ－Ｖ１が第１のバッテリーモジュール１０ａから第２の距離（例えば、＜５マイル）離れている際は、充電のみを行うように設定されることが挙げられる。
つまり、第１のバッテリーモジュール１０ａは、車両ＰＤ－Ｖ１が近くにある場合には、車両ＰＤ－Ｖ１で使用する「準備状態」であってもよい一方で、車両ＰＤ－Ｖ１が遠くにある場合には、他のバッテリーモジュールと同様に動作してもよい。
【0054】
さらに別の例では、この条件は、受電車両ＰＤ－Ｖ２に差し込まれているバッテリーモジュール１０ｆに取り付けられたＧＰＳ受信機２８によって決定される、受電車両ＰＤ－Ｖ２の進行方向に関連してもよい。
この例として、第１のバッテリーモジュール１０ｂが、第２のバッテリーモジュール１０ｆによって電力供給されている対応する車両ＰＤ－Ｖ２が第１のバッテリーモジュール１０ｂから遠ざかっている間は、充電または放電を行い、第２のバッテリーモジュール１０ｆによって電力供給されているその対応する車両ＰＤ－Ｖ２が第１のバッテリーモジュール１０ｂに向かって移動している際は、充電のみを行うモードに設定されることが挙げられる。
つまり、第１のバッテリーモジュール１０ｂは、車両ＰＤ－Ｖ２が近づいているときは車両ＰＤ－Ｖ２で使用する「準備状態」であってもよいが、車両ＰＤ－Ｖ２が遠っているときは他のバッテリーモジュールと同様に動作（充電および放電）してもよい
この例として、第１のバッテリーモジュール１０ｂが、第２のバッテリーモジュール１０ｆによって電力供給されている対応する車両ＰＤ－Ｖ２が第１のバッテリーモジュール１０ｂから遠ざかっている間は、充電または放電を行い、第２のバッテリーモジュール１０ｆによって電力供給されているその対応する車両ＰＤ－Ｖ２が第１のバッテリーモジュール１０ｂに向かって移動している際は、充電のみを行うモードに設定されることが挙げられる。
つまり、第１のバッテリーモジュール１０ｂは、車両ＰＤ－Ｖ２が近づいているときは車両ＰＤ－Ｖ２で使用する「準備状態」であってもよいが、車両ＰＤ－Ｖ２が遠っているときは他のバッテリーモジュールと同様に動作（充電および放電）してもよい
【0055】
本発明の家庭用バッテリーバックアップシステム１の機能によって、これらおよび他の使用用途が可能である。
【0056】
例示的な方法が、図３のフロー図を参照すると、よりよく理解可能である。
説明を簡単にするために、図示された方法は、一連のブロックとして示され説明されているが、本方法はブロックの順序に限定されず、一部のブロックは、図および説明とは異なる順序で、または、他のブロックと同時に、実行される可能性がある。
さらに、図示されたブロックの全てが例示的な方法の実行に必要ではなくてもよい。
さらに、追加の方法、代替の方法、または、その両方が、不図示の追加のブロックを用いてもよい。
説明を簡単にするために、図示された方法は、一連のブロックとして示され説明されているが、本方法はブロックの順序に限定されず、一部のブロックは、図および説明とは異なる順序で、または、他のブロックと同時に、実行される可能性がある。
さらに、図示されたブロックの全てが例示的な方法の実行に必要ではなくてもよい。
さらに、追加の方法、代替の方法、または、その両方が、不図示の追加のブロックを用いてもよい。
【0057】
フロー図において、ブロックは、ロジックで実行可能な「処理ブロック」を示している。
処理ブロックは、方法ステップまたはその方法ステップを実行する装置の要素を表していてもよい。
フロー図は、特定のプログラミング言語、方法またはスタイル（手続き型、オブジェクト指向型など）の構文を示すものではない。
むしろ、フロー図は、当業者または人工知能（ＡＩ）が図示された処理を実行するロジックを開発するために使用可能な機能情報を図示している。
いくつかの実施例では、一時変数、ルーチンループなどのプログラム要素が示されていないことが理解されるであろう。
電子アプリケーションおよびソフトウェアアプリケーションが動的かつ柔軟なプロセスを含むことで、図示されたブロックが図示されたものとは異なる他のシーケンスで実行されていてもよく、また、ブロックが複数のコンポーネントに組み合わされまたは分離されていてもよい。
プロセスは、機械語、手続き型、オブジェクト指向、人工知能技術または機械学習技術などのさまざまなプログラミング手法を使用して実行可能であることが理解されるであろう。
処理ブロックは、方法ステップまたはその方法ステップを実行する装置の要素を表していてもよい。
フロー図は、特定のプログラミング言語、方法またはスタイル（手続き型、オブジェクト指向型など）の構文を示すものではない。
むしろ、フロー図は、当業者または人工知能（ＡＩ）が図示された処理を実行するロジックを開発するために使用可能な機能情報を図示している。
いくつかの実施例では、一時変数、ルーチンループなどのプログラム要素が示されていないことが理解されるであろう。
電子アプリケーションおよびソフトウェアアプリケーションが動的かつ柔軟なプロセスを含むことで、図示されたブロックが図示されたものとは異なる他のシーケンスで実行されていてもよく、また、ブロックが複数のコンポーネントに組み合わされまたは分離されていてもよい。
プロセスは、機械語、手続き型、オブジェクト指向、人工知能技術または機械学習技術などのさまざまなプログラミング手法を使用して実行可能であることが理解されるであろう。
【0058】
図３は、家庭用バッテリーバックアップシステムの方法３００のフロー図を示す。
３１０で、方法３００は、複数のバッテリーモジュールを家庭用バッテリーバックアップシステム内に展開することを含んでいる。
３２０で、方法３００は、ユーザーからバッテリーモジュール電力出力プロファイル設定を受信することを含んでいる。
例えば、ユーザーは、クラウドＣＬを介して家庭用バッテリーバックアップシステム１に接続されている計算装置ＣＤのユーザーインターフェースを使用してもよい。
３３０で、方法３００は、ユーザーが設定した電力出力プロファイルに従ってバッテリーモジュールの電力出力を設定することを含んでいる。
３４０で、方法３００は、電力出力設定に基づいて複数の電力モジュールのうちの他の電力モジュールとは異なる態様でバッテリーモジュールを動作させることを含んでいる。
３１０で、方法３００は、複数のバッテリーモジュールを家庭用バッテリーバックアップシステム内に展開することを含んでいる。
３２０で、方法３００は、ユーザーからバッテリーモジュール電力出力プロファイル設定を受信することを含んでいる。
例えば、ユーザーは、クラウドＣＬを介して家庭用バッテリーバックアップシステム１に接続されている計算装置ＣＤのユーザーインターフェースを使用してもよい。
３３０で、方法３００は、ユーザーが設定した電力出力プロファイルに従ってバッテリーモジュールの電力出力を設定することを含んでいる。
３４０で、方法３００は、電力出力設定に基づいて複数の電力モジュールのうちの他の電力モジュールとは異なる態様でバッテリーモジュールを動作させることを含んでいる。
【0059】
図４は、本発明のバッテリーモジュール１０またはリモートサーバー３２の展開に使用可能な計算環境４００のブロック図を示す。
計算環境４００は、プロセッサ４０２（例えば、プロセッサ１４）、メモリ４０４、およびバス４０８によって動作可能に接続されているＩ／Ｏポート４１０を含む。
計算環境４００は、データベース３０も含んでいてもよく、またはクラウドＣＬを介してデータベース３０と通信してもよい。
計算環境４００は、プロセッサ４０２（例えば、プロセッサ１４）、メモリ４０４、およびバス４０８によって動作可能に接続されているＩ／Ｏポート４１０を含む。
計算環境４００は、データベース３０も含んでいてもよく、またはクラウドＣＬを介してデータベース３０と通信してもよい。
【0060】
プロセッサ４０２（例えば、プロセッサ１４）は、デュアルマイクロプロセッサおよび他のマルチプロセッサアーキテクチャを含む様々なプロセッサであってもよい。
メモリ４０４は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリを含んでいてもよい。
不揮発性メモリには、ＲＯＭ、ＰＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭなどが含まれてもよいが、これらに限定されない。
揮発性メモリには、例えば、ＲＡＭ、同期ＲＡＭ（ＳＲＡＭ）、ダイナミックＲＡＭ（ＤＲＡＭ）、同期ＤＲＡＭ（ＳＤＲＡＭ）、ダブルデータレートＳＤＲＡＭ（ＤＤＲ ＳＤＲＡＭ）、およびダイレクトＲＡＭバスＲＡＭ（ＤＲＲＡＭ）が含まれてもよい。
メモリ４０４は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリを含んでいてもよい。
不揮発性メモリには、ＲＯＭ、ＰＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭなどが含まれてもよいが、これらに限定されない。
揮発性メモリには、例えば、ＲＡＭ、同期ＲＡＭ（ＳＲＡＭ）、ダイナミックＲＡＭ（ＤＲＡＭ）、同期ＤＲＡＭ（ＳＤＲＡＭ）、ダブルデータレートＳＤＲＡＭ（ＤＤＲ ＳＤＲＡＭ）、およびダイレクトＲＡＭバスＲＡＭ（ＤＲＲＡＭ）が含まれてもよい。
【0061】
ストレージ４０６は、例えば、Ｉ／Ｏインターフェース（例えば、カード、装置）４１８およびＩ／Ｏポート４１０を介して、計算環境４００に動作可能に接続されていてもよい。
ストレージ４０６は、磁気ディスクドライブ、ソリッドステートディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、テープドライブ、Ｚｉｐドライブ、フラッシュメモリカードまたはメモリスティックなどの装置を含んでいてもよいが、これらに限定されない。
さらに、ストレージ４０６は、ＣＤ－ＲＯＭ、ＣＤ記録可能ドライブ（ＣＤ－Ｒドライブ）、ＣＤ書き換え可能ドライブ（ＣＤ－ＲＷドライブ）またはデジタルビデオＲＯＭドライブ（ＤＶＤＲＯＭ）などの光学ドライブを含んでいてもよい。
メモリ４０４は、例えば、プロセス４１４またはデータ４１６を記憶可能である。
ストレージ４０６またはメモリ４０４は、計算環境４００のリソースを制御し割り当てる動作システムを格納可能である。
データベース３０が、ストレージ４０６内に存在していてもよい。
ストレージ４０６は、磁気ディスクドライブ、ソリッドステートディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、テープドライブ、Ｚｉｐドライブ、フラッシュメモリカードまたはメモリスティックなどの装置を含んでいてもよいが、これらに限定されない。
さらに、ストレージ４０６は、ＣＤ－ＲＯＭ、ＣＤ記録可能ドライブ（ＣＤ－Ｒドライブ）、ＣＤ書き換え可能ドライブ（ＣＤ－ＲＷドライブ）またはデジタルビデオＲＯＭドライブ（ＤＶＤＲＯＭ）などの光学ドライブを含んでいてもよい。
メモリ４０４は、例えば、プロセス４１４またはデータ４１６を記憶可能である。
ストレージ４０６またはメモリ４０４は、計算環境４００のリソースを制御し割り当てる動作システムを格納可能である。
データベース３０が、ストレージ４０６内に存在していてもよい。
【0062】
バス４０８は、単一の内部バス相互接続アーキテクチャ、または、他のバスもしくはメッシュアーキテクチャであってもよい。
単一のバスが図示されているが、計算環境４００は、不図示の他のバス（例えば、ＰＣＩＥ、ＳＡＴＡ、Ｉｎｆｉｎｉｂａｎｄ、１３９４、ＵＳＢ、イーサネット）を使用して、様々な装置、ロジックおよび周辺機器と通信してもよいことを理解されたい。
バス４０８は、メモリバスまたはメモリコントローラ、周辺バスまたは外部バス、クロスバースイッチまたはローカルバスを含む様々な種類のものであってもよいが、これらに限定されない。
ローカルバスは、工業規格アーキテクチャ（ＩＳＡ）バス、マイクロチャネルアーキテクチャ（ＭＣＡ）バス、拡張ＩＳＡ（ＥＩＳＡ）バス、ペリフェラルコンポーネントインターコネクト（ＰＣＩ）バス、ユニバーサルシリアル（ＵＳＢ）バス、および小型コンピュータシステムインターフェース（ＳＣＳＩ）バスなどを含む様々な種類のものであってもよいが、これらに限定されない。
単一のバスが図示されているが、計算環境４００は、不図示の他のバス（例えば、ＰＣＩＥ、ＳＡＴＡ、Ｉｎｆｉｎｉｂａｎｄ、１３９４、ＵＳＢ、イーサネット）を使用して、様々な装置、ロジックおよび周辺機器と通信してもよいことを理解されたい。
バス４０８は、メモリバスまたはメモリコントローラ、周辺バスまたは外部バス、クロスバースイッチまたはローカルバスを含む様々な種類のものであってもよいが、これらに限定されない。
ローカルバスは、工業規格アーキテクチャ（ＩＳＡ）バス、マイクロチャネルアーキテクチャ（ＭＣＡ）バス、拡張ＩＳＡ（ＥＩＳＡ）バス、ペリフェラルコンポーネントインターコネクト（ＰＣＩ）バス、ユニバーサルシリアル（ＵＳＢ）バス、および小型コンピュータシステムインターフェース（ＳＣＳＩ）バスなどを含む様々な種類のものであってもよいが、これらに限定されない。
【0063】
計算環境４００は、Ｉ／Ｏインターフェース４１８およびＩ／Ｏポート４１０を介して入出力装置と相互作用してもよい。
入出力装置には、キーボード、マイク、ポインティングおよび選択装置、カメラ、ビデオカード、ディスプレイ、ストレージ４０６、ネットワーク装置４２０などが含まれてもよいが、これらに限定されない。
Ｉ／Ｏポート４１０には、シリアルポート、パラレルポートおよびＵＳＢポートが含まれてもよいが、これらに限定されない。
入出力装置には、キーボード、マイク、ポインティングおよび選択装置、カメラ、ビデオカード、ディスプレイ、ストレージ４０６、ネットワーク装置４２０などが含まれてもよいが、これらに限定されない。
Ｉ／Ｏポート４１０には、シリアルポート、パラレルポートおよびＵＳＢポートが含まれてもよいが、これらに限定されない。
【0064】
計算環境４００（およびバッテリーモジュール１０）は、ネットワーク環境で動作可能であり、したがって、Ｉ／Ｏインターフェース４１８またはＩ／Ｏポート４１０を介してネットワーク装置４２０に接続されてもよい。
ネットワーク装置４２０を介して、計算環境４００は、インターネットまたはクラウドＣＬなどのネットワークと相互作用可能である。
ネットワークを介して、計算環境４００は、例えば、データベース３０をホストするネットワークコンピュータまたはファイルサーバーを含むリモートコンピュータに論理的に接続されてもよい。
計算環境４００が相互作用可能なネットワークには、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、ワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）およびその他のネットワークが含まれてもよいが、これらに限定されない。
ネットワーク装置４２０は、ファイバ分散データインターフェース（ＦＤＤＩ）、銅線分散データインターフェース（ＣＤＤＩ）、イーサネット（ＩＥＥＥ ８０２．３）、トークンリング（ＩＥＥＥ ８０２．５）、無線コンピュータ通信（ＩＥＥＥ ８０２．１１）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（ＩＥＥＥ ８０２．１５．１）、Ｚｉｇｂｅｅ（ＩＥＥＥ ８０２．１５．４）などを含むがこれらに限定されないＬＡＮ技術に接続可能である。
同様に、ネットワーク装置４２０は、２点間リンク、統合サービスデジタルネットワーク（ＩＳＤＮ）などの回線交換ネットワーク、パケット交換ネットワーク、衛星通信およびデジタル加入者線（ＤＳＬ）を含むがこれらに限定されないＷＡＮ技術に接続可能である。
個々のネットワークの種類が記載されているが、ネットワークを介した通信またはネットワーク上での通信には、通信の組み合わせが含まれてもよいことを理解されたい。
ネットワーク装置４２０を介して、計算環境４００は、インターネットまたはクラウドＣＬなどのネットワークと相互作用可能である。
ネットワークを介して、計算環境４００は、例えば、データベース３０をホストするネットワークコンピュータまたはファイルサーバーを含むリモートコンピュータに論理的に接続されてもよい。
計算環境４００が相互作用可能なネットワークには、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、ワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）およびその他のネットワークが含まれてもよいが、これらに限定されない。
ネットワーク装置４２０は、ファイバ分散データインターフェース（ＦＤＤＩ）、銅線分散データインターフェース（ＣＤＤＩ）、イーサネット（ＩＥＥＥ ８０２．３）、トークンリング（ＩＥＥＥ ８０２．５）、無線コンピュータ通信（ＩＥＥＥ ８０２．１１）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（ＩＥＥＥ ８０２．１５．１）、Ｚｉｇｂｅｅ（ＩＥＥＥ ８０２．１５．４）などを含むがこれらに限定されないＬＡＮ技術に接続可能である。
同様に、ネットワーク装置４２０は、２点間リンク、統合サービスデジタルネットワーク（ＩＳＤＮ）などの回線交換ネットワーク、パケット交換ネットワーク、衛星通信およびデジタル加入者線（ＤＳＬ）を含むがこれらに限定されないＷＡＮ技術に接続可能である。
個々のネットワークの種類が記載されているが、ネットワークを介した通信またはネットワーク上での通信には、通信の組み合わせが含まれてもよいことを理解されたい。
【定義】
【0065】
以下は、本明細書で選択的に使用された用語の定義である。
定義は、用語の範囲内で実行可能な構成要素の様々な例や形態を含んでいる。
これらの例は、限定することを意図していない。
用語に関して、単数形と複数形との両方が定義に含まれている場合がある。
定義は、用語の範囲内で実行可能な構成要素の様々な例や形態を含んでいる。
これらの例は、限定することを意図していない。
用語に関して、単数形と複数形との両方が定義に含まれている場合がある。
【0066】
「エネルギー」、「電力」および「充電」という用語は、本明細書では一般に同様の意味で使用されている。
【0067】
「動作可能な接続」、またはエンティティが「動作可能に接続される」接続とは、信号、物理的通信または論理的通信を送信または受信可能な接続である。
通常、動作可能な接続には、物理インターフェース、電気インターフェースまたはデータインターフェースが含まれるが、動作可能な接続には、動作可能な制御を可能にするのに充分なこれらの接続または他の種類の接続の様々な組み合わせが含まれてもよいことに留意されたい。
例えば、２つのエンティティは、直接、またはプロセッサ、オペレーティングシステム、ロジック、ソフトウェアもしくはその他のエンティティなどの１つ以上の中間エンティティを介して、信号を相互に通信可能にすることで、動作可能に接続できる。
論理的または物理的な通信チャネルを用いることで、動作可能な接続を作成可能である。
通常、動作可能な接続には、物理インターフェース、電気インターフェースまたはデータインターフェースが含まれるが、動作可能な接続には、動作可能な制御を可能にするのに充分なこれらの接続または他の種類の接続の様々な組み合わせが含まれてもよいことに留意されたい。
例えば、２つのエンティティは、直接、またはプロセッサ、オペレーティングシステム、ロジック、ソフトウェアもしくはその他のエンティティなどの１つ以上の中間エンティティを介して、信号を相互に通信可能にすることで、動作可能に接続できる。
論理的または物理的な通信チャネルを用いることで、動作可能な接続を作成可能である。
【0068】
「含む」という用語が詳細な説明または特許請求の範囲で使用されている場合、この用語は特許請求の範囲において移行用語として使用される際に解釈されるように、「備える」という用語と同様に包括的であることが意図されている。
さらに、詳細な説明または特許請求の範囲において「または」という用語が使用されている場合（例えば、ＡまたはＢ）、それは「ＡもしくはＢまたは両方」を意味することを意図している。
出願人が「ＡまたはＢのみで両方ではない」ことを示す意図がある場合は、「ＡまたはＢのみで両方ではない」という用語が使用される。
したがって、本明細書における「または」という用語の使用は包括的な使用であり、排他的な使用ではない。
ブライアンＡ．ガーナー著、『現代法法律慣用辞典』６２４（第２版、１９９５年）を参照されたい。
さらに、詳細な説明または特許請求の範囲において「または」という用語が使用されている場合（例えば、ＡまたはＢ）、それは「ＡもしくはＢまたは両方」を意味することを意図している。
出願人が「ＡまたはＢのみで両方ではない」ことを示す意図がある場合は、「ＡまたはＢのみで両方ではない」という用語が使用される。
したがって、本明細書における「または」という用語の使用は包括的な使用であり、排他的な使用ではない。
ブライアンＡ．ガーナー著、『現代法法律慣用辞典』６２４（第２版、１９９５年）を参照されたい。
【0069】
例示的なシステム、方法などが、実施例を記載することで説明され、その実施例は、非常に詳細に説明されているが、出願人の意図は、特許請求される範囲をそのような詳細な構成に限定したり、何らかの形で限定したりするものではない。
当然のことながら、本明細書に記載されるシステム、方法などを説明する目的で、構成要素または方法の考えられる全ての組み合わせを説明することは不可能である。
追加の利点および修正は、当業者には容易に明らかになっているであろう。
したがって、本発明は、図示され説明された特定の詳細事項、代表的な装置および例示的な実施例に限定されない。
したがって、本出願は、添付の特許請求の範囲に含まれる変更、修正および変形を包含することを意図している。
さらに、前述の説明は、本発明の範囲を限定することを意図していない。
むしろ、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲およびそれに均等なものによって決定されるものである。
当然のことながら、本明細書に記載されるシステム、方法などを説明する目的で、構成要素または方法の考えられる全ての組み合わせを説明することは不可能である。
追加の利点および修正は、当業者には容易に明らかになっているであろう。
したがって、本発明は、図示され説明された特定の詳細事項、代表的な装置および例示的な実施例に限定されない。
したがって、本出願は、添付の特許請求の範囲に含まれる変更、修正および変形を包含することを意図している。
さらに、前述の説明は、本発明の範囲を限定することを意図していない。
むしろ、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲およびそれに均等なものによって決定されるものである。
【図1A】
【図1B】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3】
【図4】
【国際調査報告】